札幌市議会 2016-04-22
平成28年(常任)建設委員会−04月22日-記録
平成28年(常任)
建設委員会−04月22日-
記録平成28年(常任)
建設委員会
札幌市議会建設委員会記録
平成28年4月22日(金曜日)
────────────────────────
開 会 午前9時59分
――――――――――――――
○
飯島弘之 委員長 ただいまから、
建設委員会を開会いたします。
報告事項は、特にございません。
それでは、議事に先立ちまして、一言、ご挨拶を申し上げたいと思います。
さきの本会議において本委員会の
委員長に選任いただきました
飯島弘之でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
まずは、今月14日から発生しております熊本県を中心とした地震によって多くのとうとい人命が失われております。お亡くなりになられた方々に対してご冥福をお祈り申し上げますとともに、残されたご遺族の皆様方にお悔やみを申し上げたいと思います。あわせて、現在もなお、およそ10万人に上る方々が
避難生活を余儀なくされているということでございまして、お見舞いを申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げたいというふうに存じます。
さて、今回の災害、被災地の状況を目の当たりにいたしまして、安全・安心な
まちづくり、そして災害に強い
まちづくりに対する思いを改めて強くしているところだと思います。また、市民の期待も一層高まっているのではないかと思います。本市の
建設行政は、問題が山積し、課題は多いというふうに思いますけれども、皆様におかれましては、本
市政発展のために、本委員会における議論を通じて
課題解決に向けてご尽力をいただきたいというふうに思います。また、私も、甚だ微力でありますけれども、これから選任されます副
委員長、委員の皆様、そして理事者の皆様のご協力をいただいて、実りある議論がされますよう、委員会の運営に努めてまいりたいと思いますので、皆様方のご協力をお願い申し上げまして、就任のご挨拶とさせていただきたいと思います。
今後1年、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
――――――――――――――
○
飯島弘之 委員長 それでは、議事に入ります。
最初に、副
委員長の互選についてお諮りいたします。
ご発言はございませんか。
(
村山委員「
委員長」と呼び、発言の許可を求む)
◆
村山拓司 委員 副
委員長指名推選の動議を提出いたします。
副
委員長には、
松原淳二委員を推薦することの動議であります。
○
飯島弘之 委員長 ただいまの動議のとおり、
松原淳二委員を副
委員長とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
飯島弘之 委員長 異議なしと認め、副
委員長には
松原淳二委員が選任されました。
それでは、松原副
委員長、ご着席の上、就任のご挨拶をお願いいたします。
○
松原淳二 副
委員長 ただいま副
委員長に選任いただきました
松原淳二でございます。
一言、ご挨拶をさせていただきます。
冒頭、
飯島委員長からもお話がございましたが、私の立場からも、今回の熊本の大地震で被害に遭われた方、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。一日も早い復興と、被害がこれ以上広がらないことを切に願いたいと思っております。
さて、私は、まだまだ
経験不足、
知識不足ではございますが、
飯島委員長を全力でお支えさせていただきながら、頑張らせていただく所存でございます。各委員の皆様、理事者の皆様のご理解、ご協力を賜りますことをお願い申し上げまして、私からのご挨拶とさせていただきます。
本年1年、よろしくお願いいたします。(拍手)
○
飯島弘之 委員長 次に、
関係理事者の紹介及び
所管事務概要の
説明聴取を議題といたします。
最初に、
下水道河川局からお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介していただいた後に、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎高松
下水道河川局長 まず、委員の皆様には、日ごろから
下水道事業、そして
河川事業に格別のご理解とご協力をいただいているところでございます。この場をおかりして、厚く御礼を申し上げたいというふうに思います。
平成28年度の
機構改変によりまして、
下水道河川局が新設されました。これまでの
建設局下水道河川部並びに
下水道施設部が、
下水道河川局総務部並びに
下水道施設部となったところでございます。
それでは、
下水道河川局の各部長から
自己紹介させていただきたいと思います。
(
理事者自己紹介)
◎高松
下水道河川局長 続きまして、
所管事業概要のご説明に関連して、1件、ご報告がございます。
熊本県、大分県で発生しております
地震災害につきまして、
下水道河川局といたしましても、大都市の
災害支援協定に基づく
熊本市長からの
支援要請によって、職員を派遣することとしたところでございます。
支援の内容といたしましては、
下水道管路の
被害状況調査となっているところでございます。第1班といたしましては4月19日火曜日から4月26日火曜日に4名、第2班といたしまして4月25日月曜日から5月2日月曜日まで4名の予定でございます。今も
余震活動が活発に続く中、一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げるところでございます。
それでは、お手元の資料に沿って、順次、説明させていただきます。
まず、1ページから3ページは、
下水道河川局の機構及び
役職者名が一覧できる機構図となっております。
2部3担当部15課体制でございまして、定数は前年度より5名増の546名となっているところでございます。
以降、各部長から、
一般会計及び
下水道事業会計についてご説明させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
◎高川
総務部長 下水道河川局は、
一般会計の
河川事業と
企業会計の
下水道事業を所管しています。
お手元の資料の4ページ、平成28年度
下水道河川局予算総括表をごらんいただきたいと思います。
まず、
一般会計ですが、平成28年度予算として27億700万円を計上し、前年度との比較では3億1,300万円、率にして13.1%の増となっています。
下水道事業会計は、平成28年度予算として848億7,800万円を計上しておりまして、前年度との比較では30億8,400万円、率で3.5%の減となりました。
続きまして、
総務部所管の主な事業についてご説明いたします。
5ページをお開きください。
まず、
河川維持管理費ですが、これは、本市が管理しております420河川、延長581キロメートルの草刈り、しゅんせつ、
護岸補修などの
維持管理を行うものであり、7億2,100万円を計上しております。
次に、
河川整備費ですが、
モエレ中野川など8河川の
河道拡幅、
護岸整備などを行うもので、19億8,600万円を計上しております。
一般会計につきましては以上です。
次に、
下水道事業会計です。
こちらは、6ページの
予算総括表をごらんください。
まず、
収益的収入及び支出ですが、表中の1に記載のとおり、収入は526億9,100万円、支出は2のとおり496億6,800万円を計上しており、
差し引きでは3のとおり30億2,300万円の残額となっています。また、
資本的収入及び支出でございますが、収入は4のとおり171億5,200万円、支出は5のとおり352億1,000万円を計上しておりまして、
差し引きは6のとおり180億5,800万円の不足額となっています。ただし、この不足額につきましては、先ほどの3の
収益的収支の残額、
減価償却費など、
当年度分損益勘定留保資金及び
過年度分内部留保資金により補填するため、平成28年度末の資金残は、一番右下の7に記載のとおり、40億5,400万円となります。
続きまして、
整備状況の概要でございますが、7ページの表の右から2列目、平成27年度末の見込みでございます。
上から3番目の
管路延長が8,244キロメートル、二つ下の
処理面積が2万4,734ヘクタールとなっており、下から2番目の
処理人口普及率は99.8%の水準に達しています。
次に、8ページでございます。
建設事業の概要ですが、事業の合計として169億9,700万円を計上しております。
(1)の表に記載のとおり、施策別の主な
事業内容ですが、まず、
下水道施設の再構築に総事業費の約6割を占める101億5,600万円を計上しております。老朽化した管路、
ポンプ場、
水再生プラザの設備の改築を行います。
下水道施設の
災害対策では、近年の
集中豪雨を踏まえた
雨水拡充管の整備や
東雁来雨水ポンプ場の整備を行うほか、
地震対策として、
水再生プラザの管を結ぶ
汚泥圧送管の
ループ化などを行います。また、
下水道整備と
水質改善等につきましては、記載のとおりでございます。
なお、この事業費の施設別の内訳につきましては、(2)の表に記載のとおりとなってございます。
◎坂倉
下水道施設部長 私から、
維持管理の概要につきましてご説明させていただきます。
資料の9ページの(1)の表をごらんください。
管路施設の
維持管理につきましては、
東西二つの
下水管理センターで、総延長約8,200キロメートルの
点検調査、修繕、清掃などの
維持管理を行っております。
次に、表(2)の
水再生プラザ、
ポンプ場の
運転管理でございますが、10カ所の
水再生プラザ、17カ所の
ポンプ場で1日当たり119万8,000立法メートルの
汚水処理能力を有しており、これらの施設では、汚水を処理するとともに、台風などの大雨のときに浸水を防ぐ役割を担っております。
続きまして、10ページの(3)をごらんください。
水処理に伴い発生する汚泥などを処理する施設の一覧ですが、汚泥の脱水、焼却は
東西二つの
スラッジセンターで行っております。
これらの
下水道施設の
維持管理にかかわる経費といたしましては、(4)に記載のとおり、平成28年度予算額で189億1,600万円を計上しております。
○
飯島弘之 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
飯島弘之 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時13分
再 開 午前10時14分
――――――――――――――
○
飯島弘之 委員長 委員会を再開いたします。
次に、水道局の理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介していただいた後に、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎岸
水道事業管理者 部長職につきましては、それぞれ
自己紹介させていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎岸
水道事業管理者 続きまして、皆様のお手元にお配りしております札幌市の
水道事業に沿いまして、
所管事務の概要を
総務部長からご説明申し上げます。
◎中川
総務部長 それでは、お手元の資料に沿いましてご説明させていただきます。
1ページをごらんください。
まず、
水道事業の沿革でございますが、昭和12年に
藻岩浄水場の通水により給水を開始してから、来年で80周年を迎えるところでございます。水道局では、利用者の視点に立つという
基本理念のもと、平成27年に
札幌水道ビジョンを策定し、計画的に事業を進めているところでございます。
次に、2ページに記載しております2の業務量についてでございます。
給水人口は、平成27年10月1日現在で194万6,171人、普及率は99.9%に達しており、
水道事業は、
市民生活及び
都市活動を支える重要なライフラインとなっております。
次に、2ページ中段にある3の
水源状況と
給水能力についてでございます。
札幌市は、これまで、昭和47年に完成した
豊平峡ダム、
平成元年に完成した
定山渓ダムを主要な水源として
給水需要に応えてまいりました。
給水能力は、表の右下にありますとおり、五つの浄水場により1日当たり83万5,200立方メートルでございます。
次に、4の
執行体制でございますが、お手元の資料の3ページから6ページにかけて記載しておりますとおり、総務部と給水部の2部体制をとっており、4月1日現在の
職員定数は623名となっております。
次に、7ページをごらんください。
5の平成28年度事業の概要についてであります。
まず、(1)の予算でございます。金額につきましては、100万円単位で申し上げます。表の上段の
収益的収入及び支出につきましては、
収益的収入が1のとおり449億1,400万円、
収益的支出が2のとおり359億8,100万円で、
差し引きが3のとおり89億3,300万円となり、
経営成績をあらわす税抜きの当年度純利益は、矢印の下にありますとおり73億6,600万円で、欄外の注1に記載している
資本的収支に充当する
予定処分額58億6,000万円を除くと、実質的な純利益は、右側に戻りまして、さらに矢印の下にあるとおり15億600万円となります。
表中段の
資本的収入及び支出につきましては、
資本的収入が4のとおり74億100万円、
資本的支出が5のとおり355億4,000万円で、
差し引きは6のとおり281億3,900万円の
収支不足となりますが、
当年度分損益勘定留保資金等及び
収益的収支差し引きから充当いたしまして、
過年度分内部留保資金を加えますと、表下段の総計欄の右側の7のとおり、年度末の
資金残高は31億6,200万円となります。
次に、(2)の
主要事業の
施設整備事業につきまして、
給水部長からご説明させていただきます。
◎阪
給水部長 私から、
施設整備事業についてご説明申し上げます。
資料の8ページをごらんください。
まず、アの導・
浄水施設についてでございます。
豊平川水道水源水質保全事業につきましては、
豊平川上流域における水質が悪化する要因を取り除き、より安全で良質な原水を確保することを目的としております。前年度までに、定山渓にて、水管橋の下部工及び上部工を完了しております。今年度は、平成26年度に着手いたしました
導水路工事を引き続き進める予定でございます。
次に、
白川浄水場の
改修事業についてですが、本浄水場は、札幌市の給水量の約8割を担っておりまして、平成30年度から順に新たな浄水場や取水・
導水施設の整備に着手する予定でございます。今年度は、これらの整備に向けた調査、設計を進めていく予定でございます。
次に、イの送・
配水施設でございます。
まずは、白川第3送水管の
新設事業ですが、
白川浄水場と
清田配水池を結ぶ約17キロメートルの送水管を新設し、
送水ルートの多重化と耐震化を目的としてございます。これまでに、既に13.5キロメートルを整備いたしました。今年度は、新たに1.6キロメートルを整備する予定でございます。
続いて、
水道施設耐震化事業については、地震による被害を最小限に抑えることを目的としております。今年度は、北ノ沢第3配水池などの耐震化を進める予定です。
次に、
緊急貯水槽整備事業ですが、
災害発生時の飲料水を確保するために、これまで39カ所に
緊急貯水槽を設置してまいりました。今年度は、新たに3カ所の整備を行う予定でございます。
最後に、ウの配水管でございますが、口径400ミリ以上の幹線2.9キロメートルについて新設や耐震化を行い、また、枝線78キロメートルについては更新や新設を行います。これによりまして、平成28年度末には総延長が約5,980キロメートルとなる見込みでございます。
◎岸
水道事業管理者 以上、
水道局所管の
事務事業の概要について、簡単ではございますが、ご説明を申し上げました。
先日発生いたしました熊本県を中心とする
九州地方の地震による
水道施設の被害も大きく報道されておりますが、私
ども札幌市水道局といたしましても、引き続き安全・
安定給水の確保に万全を期すとともに、経営の効率的な執行を図って
市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
○
飯島弘之 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆松浦忠 委員
災害対策基本法に基づいて、
熊本地震に対して、一番最初に水道局が
救助支援に対応されておりますが、現地での宿泊や食事など、どういうような体制になっていますか。
◎岸
水道事業管理者 松浦委員のお話の中で、ちょっとそごがあるかと思いますが、
下水道河川局は職員を派遣しておりますけれども、水道局は、
日本水道協会が全国の窓口になって
災害支援の調整をしております。現状は、
西日本地区の自治体から相当応援に入っておりますが、私どもには応援の要請がございませんので、職員の派遣等はまだ行っていないという状況でございます。
○
飯島弘之 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
飯島弘之 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前10時23分
再 開 午前10時25分
――――――――――――――
○
飯島弘之 委員長 委員会を再開いたします。
次に、建設局の理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介をしていただいた後、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎若松
建設局長 委員の皆様におかれましては、日ごろから
建設行政にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
それでは、建設局の各部長から
自己紹介させていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎若松
建設局長 続きまして、お手元に配付の資料に基づきまして、
所管部長から
事業概要の説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
◎元木
総務部長 それでは、お手元の
主要事業概要に沿ってご説明させていただきます。
まず、1ページ目から3ページ目でございますが、建設局の機構図となっております。
建設局の機構につきましては、今年度、
下水道河川局を新設いたしました。その一方で、環境局からみどりの推進部が移管されましたことにより、総務部、土木部、みどりの推進部の3部体制となってございます。また、定数につきましては、前年度は877名でございましたが、
下水道河川局の新設によって545名が減少いたしました一方で、みどりの推進部の移管によって64名が増加いたしましたので、
差し引きで396名となってございます。
次に、4ページ目以降につきましては、建設局の予算及び
事業概要となってございます。
それでは、4ページ目の平成28年度
建設局予算総括表をごらんいただきたいと思います。
まず、
一般会計でございますが、下段の網かけの合計欄をごらんください。
平成28年度予算として732億3,100万円を計上してございまして、前年度との比較では32億9,700万円、率にして4.7%の増となっております。
なお、金額につきましては、100万円未満を切り捨てさせていただいております。
次に、各部の予算でございますが、総務部が33億400万円で前年度比27.0%の増、土木部では607億8,800万円で前年度比3.8%の増、みどりの推進部では91億3,700万円で前年度比4.3%の増となっております。
次に、その下の表の
特別会計でございますが、
駐車場会計のうち、
建設局関係分の札幌駅
北口地下駐車場に係る経費として2億4,500万円を計上しておりまして、前年度比4.3%の増となっております。
続きまして、
各部所管の主な事業につきましてご説明させていただきます。
5ページをごらんください。
最初に、総務部の主な事業でございます。
まず、上から2項目めの
道路管理費ですが、道路、橋梁、
附属施設等の管理などに係る費用として5億900万円を計上してございます。
次に、1枚おめくりいただきまして、6ページをごらんください。
一番上の項目の
自転車等駐車場費として、
自転車等駐車場の
維持管理費用のほか、都心部におけます駐輪場の整備などに係る経費として合わせて19億1,000万円を計上してございます。
次に、上から2項目めでございますが、
土木センター維持管理費として、各
土木センターの
維持管理費用のほか、豊平区
土木センター改築に向けた新庁舎の設計などに係る費用として合わせて2億2,800万円を計上してございます。
◎小林
土木部長 続きまして、
土木部予算の概要につきましてご説明させていただきます。
引き続き、資料の6ページの土木部の欄をごらんください。
土木部予算の3項目めの
道路橋りょう維持関係費についてでございます。本市が管理しております道路や橋梁などを
維持管理する経費として57億3,700万円を計上しております。
続きまして、7ページをごらんください。
ゴシックの上から2項目めの
舗装等整備費についてでございます。幹線や
補助幹線などのオーバーレイや
道路防災対策箇所の調査、補修に係る経費といたしまして34億8,200万円を計上しております。
続きまして、8ページをごらんください。
上から4項目めの
道路除雪費についてでございます。車道や歩道の除排雪のほか、今シーズンに引き続きまして、
交差点排雪の強化などに要する経費として146億3,300万円を計上しております。
続きまして、9ページをごらんください。
9ページの
ゴシックの一番下の
交通安全施設整備費についてでございます。
都心地区など15地区における歩道の
バリアフリー化や
歩道改良などに要する経費といたしまして27億7,500万円を計上しております。
続きまして、10ページをごらんください。
一番上の項目の
道路改良費についてでございます。
西野真駒内清田線の
トンネル工事など5路線の
道路改良や、
札幌環状線など3路線の
電線類地中化のほか、
生活道路155路線の整備などに要する経費といたしまして69億4,600万円を計上しております。
続きまして、その下の2項目めの
道路橋りょう整備費についてでございます。
澄川高架橋など6橋の
橋梁耐震補強、あいの里・
福移跨線橋など33橋の
橋梁長寿命化などに要する経費といたしまして45億5,000万円を計上しております。
次に、4項目めの
街路改良費についてでございます。屯田・茨戸通など16路線の改良や、西5丁目・樽川通など9路線の
電線類地中化のほか、
生活道路56路線の整備などに要する経費といたしまして119億9,800万円を計上しております。
◎北原 みどりの
推進部長 続きまして、みどりの推進部の主な
事業概要につきましてご説明いたします。
資料の11ページをごらんください。
1項目めの
公園維持管理費でございますが、
指定管理及び
公園総合維持管理業務を行うための経費として30億7,800万円を計上しております。
次に、3項目めの
公園造成費でございますが、平成28年度は、街区公園7カ所、
都市緑地4カ所、
総合公園2カ所の造成を予定しており、その経費といたしまして18億2,600万円を計上しております。
次に、4項目めの地域と創る公園再整備費でございますが、地域の方々との
意見交換等により、ニーズを十分に取り入れた全面再整備や、公園の
配置状況等から機能の見直しを行い、施設の簡素化を含めた再整備を行うものであり、その経費として10億2,000万円を計上しております。
次に、5項目めの
既設公園等整備費でございますが、
既設公園の補修、改修を行うとともに、老朽化した遊具など施設の更新や、トイレ、園路等の
バリアフリー化などを行うもので、17億8,900万円を計上しております。
○
飯島弘之 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆松浦忠 委員 まず、総務部が所管だと思いますが、看板落下事故がありました。その後、事故に遭われた方の現在の状況はどうなっているか、把握されておりますか。わかりましたら報告してください。
二つ目ですが、地域あるいは町内会への貸し出しトラックの制度があります。積み込みのトラックについて、札幌市では、無償で協力するいわゆるボランティア協力について制限しています。いろいろな人から、制限しているのはおかしいじゃないか、いろいろな人が協力するよと言ったら、それは協力を受けていいじゃないか、こういう意見が多く寄せられております。
これに対してどのような見解を持っておられるか、お聞かせください。これが二つ目です。
それから、三つ目は、グレーダー路線についてです。
札幌市が貸与するグレーダーで全体の路線の何キロに対応できて、民間が用意するグレーダーで何キロに対応するのか。用意するグレーダーのうち、平成26年から27年の冬にかけての実績で、会社が所有しているものと借りて使っているものの台数の割合はどうなっているのか、以上についてお尋ねいたします。
◎元木
総務部長 ただいまご質問がございました広告物落下事故による被害者の状況でございますが、いまだ意識不明の状態であると伺っております。
◎添田 雪対策室長 まず、助成トラックの積み込みについてでございます。
こちらにつきましては、その地域のマルチを担当している業者が協力することになると、私どもが実際に排雪作業をしているものとの区別がつかなくなる関係がございますので、そういった業者については無償でかかわることを制限しております。しかし、それ以外に地域のボランティアでやる業者については、特段、排除しているということはございません。
また、グレーダーの路線についてのお話がございました。白石区ですと、二つのマルチがございますけれども、札幌市が貸与しているグレーダーは12台、業者が持っているグレーダーは12台でグレーダー路線の除雪を担当しているところでございます。
○
飯島弘之 委員長 路線の延長キロ数についての質問がありましたが、その答弁はありますか。
◎添田 雪対策室長 路線につきましては、手元に資料がございませんので、改めてお知らせしたいと思います。
◆松浦忠 委員 まず、看板事故の件だけれども、現状はどういう形で治療されているのか、把握されておりますか、お尋ねいたします。
それから、貸し出しトラックについてですが、最初は、積み込みはどなたが無償でやろうと規制がなかったのです。ところが、平成11年の冬に、当時の桂市長が、ボランティアはだめだ、有償でなければという規則をつくったのです。それが今は全くなくなっているのかどうなのか。
今、室長から、町内会に貸し出したトラックに請け負っている除雪業者が積み込むことについては区別がという話がありましたが、それはそれとして、それ以外に、一般の除雪団体なり町内会などの団体がトラックを借りて積み込むときに、例えば、北区の一番東にはこまどり団地があります。ここが貸し出しトラックを借ります。そして、西の手稲にたまたま親戚がいて、じゃ、俺が行って積み込んでやるよということに対して、平成11年に規則をつくったときには、それはだめだということにしたのです。無償はだめだと。地域の中に持っている人がいて、その人が無償で積み込むことについてはいいよということだったのです。それに対して、いろいろな人から、無償で協力してくれるものにだめだと言うのは変ではないかという意見が多く寄せられております。
そこで、平成11年につくった規則は、今、廃止されているのかどうか、それを聞いているのです。
◎元木
総務部長 1点目の広告物の現在の管理状況……
◆松浦忠 委員 そうではなくて、被災された方は現在どういうふうな状況で治療を継続されているかを聞きたいのです。
◎元木
総務部長 申しわけございません。治療の詳しい内容までは把握してございません。
◆松浦忠 委員 この1点について話をしますと、実は、私が何人かから耳にしたことで気になることがあります。
被災された人は、在宅で介護をされているということでした。この話は、私は確認していませんよ。私が話しかけられて、私はわかりませんと言って聞いただけです。何を言っているかといったら、普通は受けられないような過剰介護を要求しているのではないかというような批判的な声があったのです。それで、私は、わからないから、何にしても、事故で被災すれば、家庭で介護をしようと病院で介護をしようと、本人が生存するのに必要な介護はきちんとしなきゃいかんのですよというふうに答えたのです。
そんな話を一部で耳にするものですから、そういうことは正確に市民に伝えなければいけない。また、事故に遭ったときにはきちんとしたことがされるのは当然だし、札幌市としては、市民がそういう事故に遭わないように看板の管理を業者にきちんと義務づけるようにしないと、また起きますよということなのです。
したがって、これは、調べて、後で報告してください。
それから、先ほどの貸し出しトラックについて、まずは規則がどうなっているか、一つずつ整理します。
◎添田 雪対策室長 札幌市から除排雪業務を受託した事業者が積み込みをすることは禁止になっております。それから、原則として、町内会等の知り合いとその地域に存在する業者などがボランティア等で実施することについては認めておりますけれども、先ほども言ったように、その業者が仮にマルチの業務を担っていればだめです。ただ、それを担っていない地域の業者がボランティアですることについては問題ございません。
◆松浦忠 委員 大体、この規則そのものがおかしいのですよ。善意で無償で協力してあげるという人を何で行政が制限するのですか。そうでしょう。例えば、先ほど言ったように、東の果てのこまどり団地で、西の銭函との境界の手稲のほうに知り合いがいた、そうしたら俺が行って積んでやろうと言って無償ですることについて、何で札幌市が制限しなきゃいかんのですか。制限する理由は何ですか。
◎添田 雪対策室長 過去に、業者がダンプトラックを用意する関係と積み込み費用を負担することでいろいろ問題があったので、こういうような規定になったと承知してございます。
◆松浦忠 委員 例えば、地域が困っていて、業者が、うちのほうで無償で積んであげる、協力してあげるということについて、札幌市は何か損害をこうむるのですか。
◎添田 雪対策室長 札幌市が損害云々ということはないのかもしれませんが、業者が無償で積み込みをすることに対して、逆に、ダンプトラックや物の確保など、何がしかお金のやりとりが出てくることによる弊害が過去には一部であったと聞いております。そういったことがなければ問題はないかと思いますが、その辺をきちんと整理する必要があるというふうに思っております。
◆松浦忠 委員 過去にお金のやりとりがあったということは、具体にどういうことですか。
◎添田 雪対策室長 具体的な例は承知しておりませんが、そのように聞いておりますので、改めてその辺を確認してご説明したいと思います。
◆松浦忠 委員 じゃ、私から説明してあげよう。
過去にあったのは、業者が町内会に、うちの会社を使ってくださいと言ってトラック会社の指名をしてもらう、それに対して町内会の役員に何がしかの謝礼をする、このことが問題になったのです。このことが問題になって、新聞にも出ましたし、議会でも取り上げられて大分問題になりました。これは北区でありました。
平成11年に規則をつくったときとは全く違うのです。したがって、今のようなことがあったとしても、少なくとも札幌市に損害がなければ、これは市が規制するようなことではないのですよ。民間の会社は営利行為でやるわけですから、その営利行為の中で、100円もうけるところを90円にしてやるよというのも自由だし、85円にしてやるのも自由です。したがって、地方自治法の精神からいったら、あるいは、住民自治、または会社法などを含めた民法上の契約の自由ということからいっても、札幌市が規制していること自体が法に触れると私は解釈しています。
したがって、今、
建設局長以下、このことについて詳しくわかる人がいないようですから、後ほどよく調べて、報告を求めて、さらにその中で整理するようにしていきたいと思います。したがって、これについてはこれで終わります。
そこで、先ほどのグレーダーの話ですが、業者がだんだん減っていって、グレーダーを保有している会社も少なくなっております。新たにグレーダー路線を担当するとしたら、グレーダーを買わなければならないのではないかと心配している関係の業者もいらっしゃいます。
そこで、早急に実態をきちんと調査して、現在、会社が保有しているグレーダーと札幌市が保有しているグレーダーで総延長路線を賄えないとしたら、民間の貸し出し会社、いわゆるリース会社がどの程度のグレーダーを持っていれば対応できるのか、あるいは、できないのか、こういうことも早急に調査して、足りなければ札幌市がグレーダーの必要台数を確保して、そして、貸与して除雪に当たることが必要だと思います。
このことについて、ぜひそういう方法で調査してやっていただくことを求めたいのですが、いかがでしょうか。
◎添田 雪対策室長 グレーダーにつきましては、今シーズン、各マルチ業者に対して、保有機械の状況等について調査を進めているところでございます。また、札幌市が保有しているグレーダーについても、今後、計画的に購入を進めていきたいというふうに考えております。
◆松浦忠 委員 なぜ私が言うかといったら、今度迎える冬は、グレーダーを保有している業者の受け持ち区域変更なんかも一部でありそうだという中で、今やっている民間の業者間においてグレーダーを保有する人はいないかというような話が交わされていることを私は耳にしたのです。
そこで、グレーダーは、今、新品で買うと幾らするのですか。中古だったら大体幾らですか。ちょっと教えてください。
◎添田 雪対策室長 新品では5,000万円程度を要するものと承知しておりますけれども、中古が幾らかということまでは把握しておりません。
◆松浦忠 委員 中古でも、恐らく1,000万円近い値段はするのではないかと思います。200〜300万円で買えるようなことはないと思います。そうすると、今、除雪をやっている会社の経営規模からいったら、中古品であっても、グレーダーを持つということは、冬のわずかな期間ですから1台当たりの収入からしたらなかなか大変ではないかと思います。
したがって、例えば前シーズンでは、グレーダー1台当たりにどれぐらいの費用を支払ったか、そういうデータを持っていれば示していただければと思います。
◎添田 雪対策室長 今、手元に資料がございません。
◆松浦忠 委員 では、先ほど私が指摘したような実態がありますから、これらについては後ほど早急に調べてください。経営規模的に大変厳しいですから、業者に資本的な負担をかけるようなことがない中で除雪体制をきちんと確立することが必要だと思うので、ぜひ、そういう方向で調査し、対応するように求めておきます。
最後になりますが、
委員長に一つ要請があります。
実は、ことしの除雪でも、一昨年の除雪でも、死亡事故がありました。死亡事故があったときに、行政側は警察が捜査中だと言うのですが、これは、道路交通法に基づく刑事処罰の関係で捜査しているわけで、札幌市は、当然、発注者としての責任があります。ですから、委員会として速やかに現地を調査し、その原因が何であったか、行政機関の委員会として、行政機関と言う意味合いは、札幌市という行政機関の中にある議会ということですが、その議会として可能な限り調査して、市長に対して即座に対応を求めることが議員として、議会としての当然の役割だと思います。
ことしの冬と一昨年の冬の事故に対して、私は委員会の開催などを求めたのですが、残念ながら開催されませんでした。これは、やはり人の命ですから、ことしは迅速な対応をするような委員会の運営をしていただくことを
委員長に求めたいのですが、いかがでございましょうか。
○
飯島弘之 委員長 ただいま、
松浦委員からの除雪の死亡事故に係る原因究明のための現地調査についてのご発言は、意見として承りました。この件につきましては、正副委員長で検討、協議させていただいて、判断させていただきたいと思います。よろしいですか。
◆松浦忠 委員 実は、何年か前に、西野のほうで下水道工事の死亡事故がありました。そんなに深くないところを掘削していて、どうして死んだのかなと思うぐらいのところが崩れて、圧迫死しました。私たちが1983年に選挙に出たころは、札幌市が行った土木なり下水なり、あるいは発注した工事で死亡事故があると、必ず所管の委員会が開かれて、現地調査をしたのです。そして、場合によっては、当時は即座に指名回避ということをやりました。まず、原因がはっきりして処分を出すまでは指名回避、そして、処分を出したら指名停止という措置をとっていました。
しかし、このごろは全くそういうことが行われていなくて、我々議員、議会も含めて、市長のほうの行政機関も、人命に対する甘さというか、人命を軽視しているということが続いております。そういうことについて、我々はちゃんと対応することが大事なので、そのことをしっかりと委員長に伝えておきます。
委員会の指揮は
委員長にありますから、これは正副
委員長で相談することではありません。したがって、私は、
委員長にそのことを強く求めておきます。返事は結構です。
○
飯島弘之 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
飯島弘之 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
ここで、
理事者交代のため、委員会を暫時休憩いたします。
――――――――――――――
休 憩 午前11時
再 開 午前11時1分
――――――――――――――
○
飯島弘之 委員長 委員会を再開いたします。
最後に、都市局の理事者の紹介及び
所管事務概要の説明をお願いいたします。
なお、個々にご指名はいたしませんので、順次、
自己紹介していただいた後に、引き続き、
所管事務概要の説明をお願いいたします。
◎大場 都市局長
事業概要のご説明の前に、各部長から
自己紹介させていただきます。
(
理事者自己紹介)
◎大場 都市局長 続きまして、都市局の
事業概要のご説明に関連いたしまして、熊本県、大分県で発生している
地震災害の対応について、まず、ご報告させていただきます。
職員の派遣につきましては、国土交通省からの
支援要請に基づき、被災した建築物の危険性を調査する資格を持った職員をまずは派遣いたします。4月23日土曜日から25日月曜日に従事する第1班6名と4月26日から28日に従事する第2班6名の計12名の予定でございます。また、被災した宅地の危険度を判定する資格を持った職員についても、派遣可能人数等の打診が来ておりますので、正式な派遣要請に備えて6名程度の派遣を準備しております。
次に、市営住宅への被災者の受け入れにつきまして、本日4月22日から来年3月31日までの期間、厚別区のもみじ台団地80戸を無償供与することといたしました。本日、報道機関への情報提供を行うほか、ホームページを更新する予定でございます。
被災地の皆様が心穏やかに過ごせる日が早く来ることを心よりお祈りしております。
それでは、お手元の資料に沿ってご説明させていただきます。
まず、機構についてでございますが、お手元の資料の1ページから3ページにかけて記載しておりますとおり、市街地整備部、建築部、建築指導部の3部で構成されており、
職員定数は275名となっております。
続きまして、部ごとの組織、担当事務についてですが、まず、市街地整備部は、市街地整備部長、住宅担当部長と5課2担当課から構成されておりまして、団地関連の土地分譲及び管理、開発行為等にかかわる許可、土地区画整理事業、市営住宅の計画、調査、管理、住宅関連資金の貸し付けなどを所管しております。また、一般財団法人札幌市住宅管理公社に3名の職員を派遣しております。建築部は、建築部長、設備担当部長と4課1担当課から構成されており、本市の公共建築物のうち、
企業会計を除いた建築工事、設備工事全般の施工及び市有施設の保全業務を所管しております。建築指導部は、建築指導部長、建築安全担当部長と3課2担当課から構成されており、建築確認申請の審査、違反建築物の是正指導、中高層建築物にかかわる紛争調整及び空き家対策に関する業務を所管しております。
次に、資料4ページの平成28年度予算でございますが、
一般会計が168億1,300万円、
特別会計が30億4,500万円、合計198億5,800万円となっております。
それでは、各部の
主要事業につきまして、各部長からご説明を申し上げます。
◎鈴木 市街地整備部長 私から、市街地整備部の
主要事業の概要についてご説明申し上げます。
お手元の資料の5ページ目をお開きください。
市街地整備部の平成28年度歳出予算額は105億4,600万円でありまして、前年度予算額の110億3,100万円と比較いたしますと4億8,500万円の減額となっております。この理由でございますが、市営住宅光星団地4号棟の全面的改善、耐震改修工事の終了によるものでございます。
続いて、各事業についてご説明いたします。
金額は資料に記載のとおりでございますので、省略させていただきます。
まず最初に、上から三つ目の市営住宅
維持管理費でございますが、平成27年度に引き続き、一般財団法人札幌市住宅管理公社等
指定管理者に対して市営住宅管理業務の委託などを行うものでございます。
次に、民間住宅費のうち、二つ目のエコリフォーム促進事業費と三つ目の高断熱・高気密住宅普及促進事業費につきましては、昨年度と同様、補助事業を継続していくものでございます。
続いて、3項目下にございます市営住宅整備費ですが、市営住宅の外部改修等を行う単年度の事業と、次のページになりますけれども、平成28年度から2カ年で行う光星団地2号棟の全面的改善、耐震
改修事業でございます。
次に、融資住宅建設資金貸付金等についてでございますが、近年、申し込み件数、融資の実行件数がともに減少しておりまして、事業としての一定の役割を終えたと考えられるため、新規の受け付けにつきましては平成28年度をもって終了したいと考えているところでございます。
続いて、市営住宅建設費ですが、単年度事業と事業年度ごとの事業の合計三つの事業費に分かれております。これら3事業の建設住宅戸数につきましては、建てかえ分が月寒団地と発寒団地で合計4棟、114戸、それから、新設が東雁来団地の子育て支援住宅で1棟、40戸となっております。
続いて、土地区画整理会計の
事業概要についてご説明いたします。
8ページをお開きください。
土地区画整理会計における平成28年度の予算額は30億4,500万円でありまして、前年度の32億6,700万円と比較いたしますと2億2,200万円の減額となっております。主な要因は、工事費の減少によるものでございます。本市で施工している東雁来第2地区土地区画整理事業につきましては、平成29年度の事業終了に向けて工事と補償を進めているところでございます。
◎大島 建築部長 私から、建築部の平成28年度予算の概要についてご説明いたします。
お手元の資料の6ページをごらんください。
建築部の当初予算についてでありますが、平成28年度の予算額は57億1,300万円でありまして、前年度の予算額70億5,800万円と比較いたしますと、13億4,400万円の減額となっております。減額となりました主な要因は、保全推進事業におきまして、札幌コンサートホールの大規模改修が終了したことによるものであります。
続きまして、主な事業の概要についてご説明いたします。
まず、7ページの一番上にあります保全推進事業についてですが、この事業は、市有建築物の計画的な保全を実施する事業で、
一般部局が所管する477施設を対象としております。
なお、この事業の中では、環境負荷低減の取り組みによる新エネ・省エネ技術の導入及びバリアフリー改善につきましても実施することとしております。
次に、市有建築物特定天井対策事業についてですが、この事業は、建築基準法の改正により、人が日常立ち入る場所で6メートルを超える高さにある面積が200平方メートルを超えるつり天井の基準が強化されたことを踏まえて、既存の一般施設について対策を行うものです。事業費は1億4,000万円で、工事1施設、設計8施設を予定しております。
次に、資料の9ページをごらんください。
保全推進事業費の概要についてご説明いたします。
項目1に記載のとおり、予算額は55億4,000万円であり、前年度比78.9%となっております。内訳は、項目2から項目4に記載のとおりです。
なお、この事業の一部につきましては、札幌市住宅管理公社へ委託して実施しており、平成28年度は55億4,000万円のうち31億円程度を予定しております。
続きまして、平成28年度の受託事業の概要についてご説明いたします。
資料の10ページをごらんください。
工事発注予定は、項目1に記載のとおりであり、前年度比は、件数で95.2%、金額で103.8%となっております。主な工事は、項目2、項目3に記載のとおりであります。また、委託業務につきましては、項目4、項目5に記載のとおりであります。
◎高鶴 建築指導部長 私から、建築指導部の
事業概要について説明いたします。
お手元の資料の7ページをごらんください。
平成28年度の予算額は5億5,300万円となっており、前年度の予算額5億円と比較いたしますと約5,300万円の増額となっております。増額の主な要因といたしましては、民間建築物の耐震改修に対する補助金の増額によるものであります。
続きまして、主な事業の概要について説明いたします。
まず、建築確認及び相談指導費につきましては、建築物の審査、確認、違反是正、許認可などの業務を行う経費であります。
次に、民間建築物耐震化促進事業費につきましては、民間建築物の耐震化を促進するため、耐震診断、耐震設計、耐震改修工事費に対する補助及び耐震化に関する啓発等を行う経費であります。
平成28年度からは、木造住宅については耐震診断費用を無料化するなど、また、木造住宅以外の施設については不特定多数の者が利用する施設の補助対象用途を拡大するなど、補助制度を拡充いたします。
最後に、一番下にあります空き家対策事業費につきましては、適切に管理されていない空き家の問題について対処するため、平成27年度から危険な空き家の除却に対する補助を開始したものであります。
平成28年度も引き続き除却補助等の事業を実施するとともに、空き家等の流通を促進するため、不動産事業者団体との協定締結を行う予定です。
○
飯島弘之 委員長 ただいまの説明に対して、質疑はございませんか。
◆松浦忠 委員
災害支援に行かれる職員の皆さんは、向こうでの宿泊や食事はどういう段取りでやることになっているのですか。
◎高鶴 建築指導部長 宿泊については、国交省で手配していただいております。
食料については、自前であり、コンビニ等があればそこで買います。ただ、ないこともありますので、6名はもう出発しましたけれども、非常食を幾つか持って入っております。
◆松浦忠 委員 行かれるのは短期間ですよね。現地は道路事情も悪くて販売店にも十分な食べ物が置かれていないという状況もありますので、非常食などを含めてできるだけ食料持参で行って、向こうに手間をかけないという形の支援が今は肝要だと思います。行かれる職員の皆さんはご苦労ですけれども、出す側の皆さんはそういうような段取りをして出してあげていただきたいなということを求めておきます。
それから、学校トイレの改修ですが、できるだけ夏休みに終わるような段取りでやるべきではないかと思います。
まず、私の記憶ではことしの学校のトイレ改修は11カ所ぐらいあったと思いますが、箇所数と段取りがどうなっているか、示してください。
◎大島 建築部長 ことしの学校の便所改修につきましては、12校を予定しております。
段取りにつきましては、ご指摘のとおり、学校の使用に極力影響を与えないように、休み期間を中心にしながら工事を行うように考えております。
◆松浦忠 委員 最後に、プールの関係ですが、ことしのプールの改修は、受託を含めてどういう状況になっているのか。学校プールは使用期間以外に改修工事をすると思いますが、特に区に1カ所あるプールについては、何カ所あって、どういう段取りでやろうとしているか、示してください。
◎大島 建築部長 学校以外の区民が利用するようなプールについては、アクションプランの期間内では幾つか挙げておりますが、今年度に予定しているのは白石プールでございます。
工事につきましては、8月以降の発注を考えております。
◆松浦忠 委員 これについて、平成27年度に行った豊平区のプール、それから、職員会館、外務省の外郭団体が入っていて、研修施設などもある白石本通16丁目のリフレのプールですが、とりわけリフレのプールについては、156日間という休館に対して、市民から非常に強い疑問の声と怒りの声がありました。結果的に、指摘して、今月のできるだけ早くにということで、28日にオープン、さらに何日かでも前倒しできるかという状況に今なっております。
そこでまず、白石プールについて、どういうようなことをしようとしているのか、内容について説明していただきたいと思います。
◎大島 建築部長 白石プールの改修工事につきましては、建築工事と設備工事がありますが、主に建築では天井の改修工事になります。また、設備工事につきましては、プールの施設に必要な各種の設備機器の改修等になります。
◆松浦忠 委員 リフレのときには、空調機器をめぐっていろいろあったのですが、ここの空調機器はどうするのですか。
◎佐藤 設備担当部長 白石には大型の空調機が2台ありまして、実施設計が終わっていますが、今の予定ではそれをオーバーホールして使うことを考えております。
◆松浦忠 委員 そのオーバーホールですが、綿密にきちんと計画を立てて、分解、点検、清掃の期間をできるだけ短くして、前後の工事などを含めて休館期間を最短にすることをきちんとやっていただきたい。
2度も3度も同じことをしたのでは市民も堪忍袋の緒を切らしますから、そのことをきちんと肝に銘じてやっていただきたいということを申し上げて、終わります。
○
飯島弘之 委員長 ほかに質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
飯島弘之 委員長 なければ、質疑を終了いたします。
以上で、委員会を閉会いたします。
――――――――――――――
閉 会 午前11時20分...