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  1. 北海道議会 2018-09-05
    平成30年第11回少子・高齢社会対策特別委員会会議録-09月05日-01号


    取得元: 北海道議会公式サイト
    最終取得日: 2021-02-13
    平成30年第11回少子高齢社会対策特別委員会会議録-09月05日-01号平成30年第11回少子高齢社会対策特別委員会会議録 平成30年9月5日(水曜日) 於 第7委員会室 出席委員  委員長   広田まゆみ  副委員長   吉川隆雅  委員   大越農子   小岩 均   中野渡志穂   船橋賢二   宮川 潤   野原 薫   山崎 泉   大河昭彦   角谷隆司   須田靖子
      長尾信秀   岩本剛人   伊藤条一   平出陽子 出席説明員  保健福祉部   保健福祉部      粟井是臣   少子高齢化対策監   保健福祉部次長    関下秀明   福祉局長       京谷栄一   高齢者支援局長    鈴木隆浩   子ども未来推進局長  花岡祐志   保健福祉部技監    竹内德男   総務課長       道場 満   総務課政策調整    佐賀井祐一   担当課長   施設運営指導課長   篁 俊彦   高齢者保健福祉課長  野崎耕二   高齢者保健福祉課   後藤琢康   地域包括ケア担当課長   子ども子育て支援課長 鈴木一博   子ども子育て支援課  森本秀樹   自立支援担当課長 議会事務局職員出席者   議事課主査      小野寺輝彦会議事件 1.「施設における高齢者・障がい者虐待防止に向けた  利用者等実態調査及び施設従事者実態調査」に関する報告聴取の件   午前10時7分開議開議 ○(広田委員長) 開議を宣し、会議録署名委員大越農子委員宮川潤委員指名し、本日の議事は、  1.「施設における高齢者・障がい者虐待防止に向けた    利用者等実態調査及び施設従事者実態調査」に関する報告聴取の件 である旨を述べ、本件に関し、理事者から報告を求めることとし、京谷福祉局長指名。 ◎(京谷福祉局長) 道が毎年実施しております施設における高齢者・障がい者虐待防止に向けた利用者等実態調査及び施設従事者実態調査の結果について、御報告申し上げます。  お手元に、結果報告書の冊子と概要版を配付させていただいておりますが、本日は当委員会が所管しております「介護老人福祉施設」に関する調査結果につきまして、資料1-1の概要版で説明させていただきます。  1ページをごらんください。  まず、調査概要ですが、この調査は①のとおり、施設職員による虐待事案未然に防止するため、施設利用者本人とその家族日常サービスなどに関する意見を聴取いたしますとともに、現場介護職員などには、虐待防止意識を高めてもらうことも兼ねまして、回答をいただいたところでございます。  調査対象は、②のとおり、無作為に抽出した道内の「介護老人福祉施設」30施設と「障害者支援施設」20施設利用者本人及び御家族施設従事者をそれぞれ10人ずつ、合計1500人に対しまして、調査を実施しました。  調査方法期間調査項目につきましては③、④、⑤のとおりとなってございます。  回収数は、⑥のとおり、「介護老人福祉施設」では694人で回収率が77.1%となっております。  2ページをごらんください。  まず、(1)の施設職員対応に関してでありますが、利用者本人からの回答では、職員を呼んでもすぐに来てくれないが最も多く26人、介護が丁寧でなく投げやりに感じるが22人などとなってございます。  また、御家族からは、介護が丁寧でなく投げやりに感じるが11人、心ない言葉で不愉快な思いをしたが10人などとなってございます。  下段の黒四角は、全回答者に占める割合でありますが、職員対応に何らかの不満を感じたことがあると回答した方は、御本人、御家族合わせて87人で全体の18.5%となっております。  次に、3ページをごらんください。  施設職員から、中段の棒グラフに例示していることをされたことがあるかという問いに対しましては、御本人、御家族合わせた全体で、介助されずに長時間放置が最も多く7人、次いで、どなられる、悪口を言われるが3人などとなっております。  また、下段の黒四角になりますが、こうしたことが「ある」と回答した方は、御本人、御家族合わせて18人で、全体の3.8%となっております。  次に、4ページをごらんください。  (3)は、こうした施設職員の不適切な対応に関しまして、どこに相談したかという質問でございますが、ただいま、例示したような経験があると回答した方105人のうち、相談しなかった方が35人で33.3%、相談した方が50人で47.6%などとなってございます。  また、下段の黒四角は、誰に相談したかという質問ですが、御本人では、施設職員が14人、次いで、家族知人が7人、御家族は、施設職員が12人、家族知人が4人となっており、市町村や道に相談した方はいらっしゃいませんでした。  5ページをお開きください。  相談しなかった方の理由についてでありますが、御本人では、相談先がわからなかったが9人、相談しにくい雰囲気があるが5人、御家族では、相談したことで立場が悪くなるおそれがあるが7人などとなってございます。  以上が御本人や御家族認識などについてでありまして、全体を通じて、昨年度とほぼ同様の傾向でございました。  また、今回、御本人や御家族から寄せられた回答の中で、虐待が疑われると判断した案件につきましては、既に所管する振興局が緊急に施設に立ち入り、事実確認を行っておりまして、結果として虐待と認定すべき案件はありませんでした。  次に、6ページをごらんください。  ここからは、施設職員に対する意識調査となります。  まず、(1)の職場環境についてでありますが、一つ目の黒四角の業務に対する負担感では、感じているが146人で65.2%、次の仕事上の相談相手については、「いる」が184人で82.1%、利用者から性的な嫌がらせ暴力行為などのいわゆるクライアントハラスメント経験がある職員は、121人で54.0%という結果でございました。  次に、(2)の高齢者虐待に関する認識でございますが、日常ケアを行う中で、虐待に該当する行為ではないかとみずから思ったことのある職員は、78人で全体の34.8%、そのきっかけといたしましては、ついやってしまったが33人、ストレスがたまっていたからが18人、次いでセクハラ暴力を受けたからが17人などとなってございます。  7ページは、虐待と思われる行為や不適切な行為をしそうになった経験の有無について、全部で224人の職員のうち、117人、52.2%の職員がしそうになったと回答しておりまして、そのきっかけといたしましては、ついやってしまいそうになったが45人、相手が言うことを聞かなかったからが37人、セクハラ暴力を受けたからが33人などとなってございます。  概要につきましては以上でございますが、本編にはこのほか職場環境や悩みなどに関する自由記載についても載せてありますので、後ほどごらんいただきたいと思います。  道といたしましては、このたびの調査結果をホームページで公開するとともに、施設に対する集団指導や個別の実地指導の際に周知し、虐待防止徹底職場環境改善など適切な施設運営に活用していただくこととしております。  また、この調査につきましては、ことしで3年目となりますことから、これまでの調査結果を踏まえて、調査方法などの見直しを行ってまいりたいと考えておりまして、道といたしましては、今後とも、虐待未然防止に万全を期してまいりますので、広田委員長吉川委員長を初め、各委員の皆様の御指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(広田委員長) 本件に関し質疑等を求めたところ、宮川潤委員から発言を求められ、同委員指名。 ◆(宮川委員) 質問に先立ちまして、台風被害に遭われた方々に対して改めてお見舞いを申し上げまして、質問をさせていただきます。  ただいま報告がありましたこの調査は、2016年度から行ってきておりますが、3年間の虐待等施設職員対応に対する利用者認識はどのように推移してきているのか、特徴的なことがあるのか、まずお示しください。 ○(広田委員長) 施設運営指導課長篁俊彦君。 ◎(篁施設運営指導課長) 平成28年度からの調査結果についてでございますが、利用者とその家族からは、3年間を通じて1から2割弱の方が、職員を呼んでもすぐに来てくれない、心ない言葉で不愉快などと感じていると回答しているほか、実際に介助されずに長時間放置された、どなられた、悪口を言われたと回答した方が、1から3%台で推移している状況となっています。  また、平成29年度から追加した施設従事者に対する調査においては、業務負担を感じると回答した方が6から7割程度、自身の行為虐待に該当するのではないかと思ったことがあると回答した方は3割強。  また、虐待と思われる行為などをしそうになったことがあると回答した方は5割程度と、各年とも、同程度割合となっているところでございます。 ◆(宮川委員) 施設職員対応に対する認識、感じたこととして、ほぼ3年間通じて職員を呼んでもすぐに来てくれないことが多い、介護が丁寧でなく投げやりに感じることがある、それから、心ない言葉で不愉快な思いをしたことがあるということでありました。 また、施設職員対応に対する認識、されたこととしては、これも3年間を通じて介助されずに長時間放置されるが最も多くなっている。  これまで3年間という限られた期間調査ではありますが、率直なところ、ほとんど変化がないように感じます。  調査結果が、その後の対策に生かされていないのではないかと思われます。  これまでの調査結果をどのように活用してきたのか伺います。 ◎(篁施設運営指導課長) 調査結果の活用についてでございますが、道では、調査結果を通じて把握した利用者サービスに対する意向や施設職員意識などについて、施設に対する集団指導や個別の実地指導の際に情報提供し、虐待防止徹底職場環境改善などについて、指導を行うとともに、ホームページで公開し、広く利用者や御家族などにも周知することで、虐待防止に向けた意識啓発にも取り組んできたところでございます。  また、御本人と御家族回答の中では、虐待が疑われると判断した案件につきましては、所管する振興局が緊急に施設に立ち入り、事実確認を行うことで、施設に対する注意喚起虐待早期発見にも活用しているところでございます。 ◆(宮川委員) 施設利用者虐待に遭っている認識があっても、その改善には職員体制介護についての基本的な考え方、人権意識も含めてさまざまな要素が必要になると考えるところであります。  施設職員対応についての調査を行った以上は、それをホームページで公開するということは、私は別に悪いとは思いませんけれども、それにとどまることなく、現場に具体的にフィードバックさせて、虐待減少に結びつけていくことが必要ではないかと考えますが、いかがか伺います。 ◎(篁施設運営指導課長) 実態調査についてでございますが、道内特別養護老人ホームにおける虐待発生件数は、平成26年度が8件、27年度が5件、28年度が4件と、1桁台で推移しておりますが、サービス利用者に対する虐待はあってはならないことですから、施設利用者本人とその家族日常サービスに関する意見を聴取するとともに、現場介護職員などには、虐待防止意識を高めてもらうことを兼ねて調査を実施しているところでございます。  道としては、調査を通じて、把握した実態等をもとに虐待防止徹底職場環境改善など、一層の適切な施設運営に努めていただくこととしているところでございます。 ◆(宮川委員) ただいま答弁で、虐待防止意識を高めてもらうということがありましたので、それは結構なことで、大いに進めていただきたいと思いますが、現実には、虐待件数減少が見られないまま推移しているということでありますので、なぜ、虐待が起こるのか、職員体制の厳しさの反映なのか、職場経験、知識の交流や伝達の不十分さということなのか、人権意識の問題なのか、研修の不足なのか、多角的に検討していく必要があると考えます。  先ほどの答弁で、全体的な傾向を一般的に周知しているという印象を持ちましたけれども、虐待の問題というのは深刻で具体的であります。個別の対応も必要であります。  道として、虐待をなくすべく、調査結果をどう生かして今後どういう取り組みを行うのか伺います。 ◎(篁施設運営指導課長) 虐待防止に向けた今後の取り組みについてでございますが、施設等における虐待は、利用されている方々の尊厳を傷つけ、権利利益を損なうものでございまして、決してあってはならないものと認識しております。  道としては、今後とも集団指導において、虐待未然防止発生時における速やかな報告等について徹底するとともに、今回御報告した調査や個別の実地指導などを通じ、各事業所虐待防止に関する取り組み確認を行うほか、施設従事者市町村職員などを対象とする研修会開催し、資質の向上にも取り組むこととしております。  また、利用される方々虐待についての理解を深めてもらうため、パンフレットの作成配布やフォーラムの開催などの意識啓発にも取り組んでおり、今後は、この調査方法見直しなど、工夫を加えながら、虐待の根絶に向けて努めてまいる考えでございます。 ◆(宮川委員) 今後の取り組みについて、答弁を頂戴いたしました。今後は調査方法見直しなど、工夫を加えながらということでありました。  私は、調査方法にとどまることなく、調査後の指導に力を入れて対応することの重要性について、指摘をしておきたいと思います。  次に、介護職員職場環境クライアントハラスメントについて、つまり利用者からの職員に対する性的嫌がらせや、暴力行為等についてでありますけれども、受けたことがあるという答えが、過半数の54%に達していると、しかも前年の調査よりもふえてきているということで、深刻な事態だと思います。  この問題は、全国的にも取り上げられておりまして、兵庫県では、セクハラ暴力リスクのある利用者介護職看護職が2人で訪問するようにし、当然人件費もかかりますので、2人で訪問したときの費用補助を始めたそうであります。  道として、介護事業所や団体から聞き取りを行うことや、先進県調査など、実態取り組みについて開始すべきではないかと考えるところですが、いかがですか。  また、今後の施設職員職場環境改善について、どう取り組むのか対策監に伺います。○(広田委員長) 少子高齢化対策監粟井是臣君。 ◎(粟井少子高齢化対策監) 利用者からのハラスメント対策についてでありますが、介護現場でのセクハラ暴力行為などについては、道の調査においても、約半数の職員から利用者からのハラスメントを受けたことがあると回答があったところでございます。  道におきましては、これまでも介護職員の良好な職場環境の確保を図るため、上司からのパワハラなどについて、職員からの相談があれば、施設に対し必要な改善指導してきたところであり、利用者からのハラスメントに関する相談につきましても、同様に対応することとしております。  また、厚生労働省では、利用者やその家族からの暴言や性的な嫌がらせといった職員へのハラスメント被害対応するために、今年度、実態調査の実施を検討しているものと承知をしており、道といたしましては、こうした国の動きも踏まえつつ、今後とも施設に対する指導はもとより、利用者家族への意識啓発に取り組むなど、職場環境改善に努めてまいる考えでございます。 ◆(宮川委員) クライアントハラスメントも、利用者虐待についても、これまでの延長線上の取り組みでは改善できない、そう思います。
     変化をつくる取り組みの強化ということを改めて求めて、質問を終わります。 ○(広田委員長) 他に質疑等を求めたが特になく、本件はこの程度にとどめる旨を述べ、本日の予定議事は以上であるが、他に発言を求めたが特になく、本日の議事はこの程度にとどめる旨を諮り、異議なく決定。  次回委員会開催については、理事会の協議により決定したいので、委員長に一任願う旨を告げ、散会を宣した。   午前10時28分散会...