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  1. 川越市議会 2017-09-21
    平成29年 産業建設常任委員会 会期中(第1日・9月21日)本文


    取得元: 川越市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-23
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件  議案第 五六号 平成二十八年度川越市水道事業の利益の処分について  議案第 五七号 平成二十八年度川越市公共下水道事業の利益の処分について  議案第 五八号 平成二十八年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所          管部分  議案第 六四号 平成二十八年度川越市川越駅東口公共地下駐車場事業特別会計          歳入歳出決算認定について  議案第 六五号 平成二十八年度川越市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算          認定について  議案第 六六号 平成二十八年度川越市水道事業会計決算認定について  議案第 六七号 平成二十八年度川越市公共下水道事業会計決算認定について  議案第 六八号 町の区域を新たに画することについて(町名地番整理)  議案第 七四号 田島橋拡幅工事請負契約について  議案第 七六号 川越市道路線の認定について  議案第 七七号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号)の所管部分  ─────────────────────────────────── △会場 市役所 第五委員会室  ─────────────────────────────────── △出席委員    委 員 長  中 村 文 明 議員  副委員長  小 高 浩 行 議員
       委  員  海 沼 秀 幸 議員  委  員  樋 口 直 喜 議員    委  員  池 浜 あけみ 議員  委  員  三 浦 邦 彦 議員    委  員  小 林   薫 議員  委  員  山 木 綾 子 議員    委  員  新 井 喜 一 議員  ─────────────────────────────────── △市議会議長    議  長  大 泉 一 夫 議員  ─────────────────────────────────── △説明のための出席者                        副市長 板 東 博 之                  上下水道事業管理者 福 田   司             【産業観光部】                         部長 大 岡   敦                   副部長兼農政課長 相 川   満                  参事兼雇用支援課長 高 木 康 行                     産業振興課長 粟生田 晃 一                       観光課長 松 本 秀 規             【都市計画部】                         部長 田 宮 庸 裕                 副部長兼交通政策課長 井 上 敏 秀                  参事兼建築指導課長 河 原 房 夫          参事兼川越駅西口まちづくり推進室長 野 口 幸 範          参事兼新河岸駅周辺地区整備事務所長 木 村 政 良                     都市計画課長 小 林   武                     都市景観課長 大 澤   健                     都市整備課長 山 崎   悟                     公園整備課長 小 林 孝 至                   公園管理事務所長 山 口 健 一                   建築指導課副参事 筋 野 泰 宏                     開発指導課長 刀 根 則 明           川越駅西口まちづくり推進室副参事 上 野 秀 人             【建設部】                         部長 宮 本 一 彦                        副部長 増 田 一 路                    参事兼用地課長 染 谷 経 夫                     建設管理課長 大 成 一 門                     道路街路課長 谷 澤   浩                 用地課用地担当副参事 皆 川 俊 行                   道路環境整備課長 前 島 清 孝                   道路管理事務所長 小谷野 博 之                       河川課長 松 本 康 一                     建築住宅課長 落 合 福 寿             【上下水道局】                         局長 石 井 隆 文               副局長兼給水サービス課長 円城寺   実                 副局長兼事業計画課長 桑 原 善 行                  参事兼総務企画課長 瀬 尾 幸 久                    参事兼財務課長 近 藤 正 広                       水道課長 小 林 一 秀                      下水道課長 橋 本 明 宏               上下水道管理センター所長 堅 木 和 美             【農業委員会事務局】                       事務局長 宇 津 克 巳                      副事務局長 忍 田 久 夫  ─────────────────────────────────── △事務局職員                      議事課主査 田 畑 和 臣                      議事課主査 関   俊一郎  ─────────────────────────────────── ○開  会  午前九時五十七分      (休  憩)      (再  開)      (傍聴希望者二人の傍聴を許可した)      (休  憩)      (傍聴人二人出席)      (再  開) ○議  題  議案第五六号 平成二十八年度川越市水道事業の利益の処分について ○提案理由の説明(上下水道局副局長兼給水サービス課長) ○質  疑 2 池浜あけみ委員 この未処分利益剰余金をそれぞれ三つに細かく組み入れることにした根拠を教えてください。 3 上下水道局参事兼財務課長 まず、それぞれ入れた根拠でございますが、基本的に二億円以上ある場合はそれぞれ案分しまして、一億円、一億円入れるような形になっております。今回は全部で積立金の資本金のほうに二億円入れてしまいますので、残りが四億四千七百九十五万四千百九十円になりますので、減債積立金のほうに二億四千七百九十五万四千円を、建設改良積立金のほうに二億円入れる形をとっております。 4 樋口直喜委員 今回の資本金への二億円の繰り入れというのは、積立金からの取り崩しがあったことに対する会計上の処理という理解でよろしいんでしょうか。 5 上下水道局参事兼財務課長 その分でございますが、決算資料のほうの十一ページを見ていただきますと、十一ページ下段の利益剰余金のところで積立金の取り崩しがそれぞれ減債積立金一億円、建設改良積立金の一億円がございまして、その二億円の部分がその他未処分利益剰余金変動額となりまして、これを資本金に入れるような形をとっております。 6 樋口直喜委員 ありがとうございます。理解させていただきました。  ちょっと基本的なことで恐縮なんですが、積立金から取り崩す場合、どういった場合に積立金から取り崩す必要が出てくるんでしょうか。 7 上下水道局参事兼財務課長 基本的にはある程度額がたまったところで減債積立金のほうですが、要はこれは借金の部分でございますので、その支払いのために使うような形になります。また、建設改良積立金のほうもある程度考慮しまして、その費用が多額になった場合に積立金を充てるような形をとっておりまして、その年度に様子を見ながら一億円とか二億円とか億単位で崩すような形をとっております。 8 樋口直喜委員 例えば積立金がゼロになった場合のリスクなどはどういったことが考えられるでしょうか。 9 上下水道局参事兼財務課長 積立金がゼロになった場合なんですけれども、そうしますと四条のほうの建設改良の予算で使用するお金となりますので、市債のほうを多く措置をしまして建設改良ができるような形をとっております。 10 樋口直喜委員 それでは起債で全て賄えなかった場合はどういった対応になるんでしょうか。 11 上下水道局参事兼財務課長 起債で賄えなかった場合は、ある程度起債で賄って、もし万が一起債で賄えなかった場合においては、工事をやる割合を落とすような形で、次年度に繰り越すような形で工事をしていくような形になります。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第五七号 平成二十八年度川越市公共下水道事業の利益の処分について ○提案理由の説明(上下水道局副局長兼給水サービス課長) ○質  疑 12 池浜あけみ委員 これも先ほどと同じようにこの金額にそれぞれ分けた理由をお聞かせください。 13 上下水道局参事兼財務課長 基本的には先ほどと同じなんですけれども、二億円以上がある場合は一億円を単位としましてそれぞれ案分するような形をとって、今回は未処分剰余金のほうが三億千二百三万八百七十円ございましたので、減債積立金のほうに二億千二百三万円、また建設改良積立金に一億円をそれぞれ積み立てるような形をとっております。 14 樋口直喜委員 こちらは先ほどと違い資本金への繰り入れがないということですが、こちらは積立金からの取り崩しがなかったという理解でよろしいでしょうか。 15 上下水道局参事兼財務課長 おっしゃるとおりでございまして、決算資料のほうの五十九ページのほうを見ていただきますと、下水道の会計がございますが、当年度の限度額におきまして積立金の取り崩しはゼロ円でございまして、取り崩しがなかったので資本金への積み立てはございません。 16 樋口直喜委員 参考までに減債積立金建設改良積立金の過去三年の残高を教えていただけませんでしょうか。 17 上下水道局参事兼財務課長 まず、減債積立金のほうの過去三年間の金額でございますが、まず平成二十八年度を申しますと四億九千九万七千円、二十七年度が二億九千二百四十万八千円、二十六年度が一億八千二百九十二万円でございます。  建設改良積立金のほうでございますが、平成二十八年度に初めて積み立てまして一億円でございます。 18 樋口直喜委員 建設改良積立金を初めて積み立てて一億という話ですが、先ほどの水道事業のほうで建設改良積立金は建設改良の際に起債等で賄えなかったときに使うような積立金だと理解させていただいたんですが、これがなかったことに対してこれまで先ほど言っていたような工事を繰り越すようなことが発生していたのでしょうか。 19 上下水道局参事兼財務課長 下水道に関しましては水道より起債のほうを多く起こしておりまして、事業を滞りなくやるような形を現在においてはとっております。 20 樋口直喜委員 それでは、新たに建設改良積立金を積み立てることにした理由はいかがでしょうか。 21 上下水道局参事兼財務課長 先ほどこちらのほうでお話ししましたように、未処分剰余金が二億円以上あった場合は減債積立金建設改良積立金をそれぞれ一億円ずつ按分するような形で積み立てる形をとっておりますので、今年度は二億円以上生じましたので建設改良積立金のほうにも一億円入れるような形をとっております。
    22 樋口直喜委員 二億円以上は按分ということは理解させていただきましたが、それは何か決まりがあることなんでしょうか。 23 上下水道局参事兼財務課長 やはり減債積立金のほうも、建設改良積立金のほうも重要な資金になりますので、これが二億円以上あれば、それぞれ按分して今後の運営に用いたほうがいいだろうということで、そのような形をとっております。 24 樋口直喜委員 そういった意味では、今までは二億円以上は出なかったため全て減債積立金に積み立ててきたという理解でよろしいですか。 25 上下水道局参事兼財務課長 おっしゃるとおりでございまして、下水道事業におきましては今まで二億円以上の剰余金が出ておりませんので、建設改良積立金のほうは積み立てられないような状況でございました。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第五八号 平成二十八年度川越市一般会計歳入歳出決算認定についての所管         部分 ○提案理由の説明(産業観光部副部長兼農政課長、都市計画部副部長兼交通政策課          長、建設部副部長、農業委員会事務局長)      (休  憩)      (再  開) ○質  疑 26 池浜あけみ委員 主要な施策の成果に関する説明書のほうでちょっとお聞きしたいと思います。  十九ページの鉄道等整備改善対策のところで、東武東上線川越ホームドア設置工事負担金のことがございます。これからいろんな駅で人が多いところではホームドアが必要になってくると思うんですけれども、この金額を市が一部負担したということですが、全体の工事自体、全体はどのくらいだったのかということを教えてください。 27 都市計画部副部長兼交通政策課長 東武東上線川越ホームドア設置工事負担金でございます。こちらにつきましては、平成二十七年度から二十九年度にかけて三カ年の継続事業として東武鉄道さんのほうが工事しております。そこにつきまして国及び地方自治体で補助ということでしておりまして、二十八年度部分については全体で予算額五千四百五十万円のうち執行額として三千九百四十七万九千円の部分を執行しております。  こちらにつきまして三カ年の全体といたしましては、工事の総額が十億二千万円を見込んでおります。市の負担額については六分の一ということで、負担額は総額で一億七千万円、三カ年での合計となっております。 28 池浜あけみ委員 六分の一が市の負担ということで、参考までにほかの割合はどのように負担されているのか教えてください。 29 都市計画部副部長兼交通政策課長 基本的に鉄道事業者が三分の一、国が三分の一、そして地方自治体が三分の一ということになりますので、自治体のうち県と市で半々ということですので、六分の一という負担割合になっております。 30 池浜あけみ委員 その負担割合はどのホームドアでも同じなんでしょうか。これはどのように決まっているのか教えてください。 31 都市計画部副部長兼交通政策課長 こちらにつきましては、国のほうで国土交通省と鉄道事業者のほうで構成されたホームドアの整備促進等に関する検討会、これがとりまとめました資料の中で、ホームにおける旅客の転落防止対策の進め方についてということで、その負担割合が鉄道事業者、国、そして地方公共団体の三分の一ずつという形にされております。  なお、ホームドア等の整備に当たりましては、一日当たりの利用客数が十万人以上というところが対象となっております。 32 池浜あけみ委員 わかりました。  次に、九十五ページ、農業費のことで農業経営基盤強化促進事業というのが芳野地域、古谷地域、名細地域が多いと認識しておりますが、この事業の状況や課題などがありましたら教えてください。 33 農業委員会事務局長 農業経営基盤強化促進事業は、農村における高齢化の進行等、担い手の減少、耕作放棄地の増加を防止するため、経営感覚にすぐれた効率的で安定的な農業経営を育成するために認定農業者等の育成支援をするため、地域農業及び農地の有効利用の保全を一体的に行おうとする事業でございます。  経緯や課題でございますが、今申し上げました高齢化とか、それに伴う担い手不足、耕作放棄地がやはり年々増加しておりますので、それに歯どめをかけるべく、農業委員さんとともに川越市内全域において事業を実施しているものでございます。 34 池浜あけみ委員 これは平成二十八年三月で百七十一件、四十六ヘクタールだったかと思いますけれども、ここに書いてある一年前は、申し出件数が百七十一件で四十六ヘクタールだったと記憶しているんですけれども、ここで件数が伸びていることについて、どのように考えていらっしゃるか教えてください。 35 農業委員会副事務局長 昨年度に比べて件数がふえている理由でございますが、昨年度実績としましては先ほど委員さんがおっしゃいましたように、特に名細地区で件数が多くふえているのが、原因の一つとなっていると考えております。 36 池浜あけみ委員 次に、九十七ページ、園芸特産振興のところですけれども、この中身につきまして農業者と商業者の異業種交流会を実施したりとか、大変意欲的な取り組みがされていると思うんですけれども、この内容を教えてください。 37 産業観光部副部長兼農政課長 川越産農作物の啓発といいますか、PRを含めまして農政課のほうでブランド化事業というのを主にやってございます。その中で昨年、行政でございますとその事業の範囲としては限界がございますので、民間の方々にお願いした中で川越産農産物ブランド化連絡会というのを立ち上げさせていただきました。  その中で今、委員さんのお話がありましたように、異業種交流会だとか、ウェスタ川越の広場で一日で約一万四千人ぐらい集めるような川越産農産物のイベントをやらせていただいております。そのような取り組みを始めたということでございます。 38 池浜あけみ委員 決算シートの取り組み状況調べのほうにも今のことが載っておりますけれども、農業者十八名、商業者二十名が参加ということで、周知も含め、それに取り組んでいる方たちの意欲の向上につながったのではないかというふうに感じてお聞きしました。  それと、二月二十日には意識調査の実施が書いてありまして、農業者百十三人、消費者三百五十人に実施したということですが、この内容について教えていただければと思います。 39 産業観光部副部長兼農政課長 伝統野菜ということで川越産農産物の中でそういった部分を知る意味で、本年の二月から三月にかけまして市内の直売所に納品している農業者とその直売所で野菜等を購入していただいている消費者の方を対象にアンケートを実施させていただきました。  結果的に川越の伝統野菜というものについてどういうものが連想されるかという内容でございまして、一位がベニアカとなっておりまして、次にサトイモという結果で、そういう意識でございました。 40 池浜あけみ委員 では、主要事業の取り組み状況調べのほうで、三十八番のほうで空き店舗対策事業というのがございます。下のほうに三年間の実績がございますが、平成二十八年度は五件ということで、この三年でだんだん減っているという状況があるんですが、これの課題はどのようなことというふうに思われるのかお聞きしたいと思います。 41 産業振興課長 この空き店舗対策補助事業につきましては、市内の空き店舗を地域の商店街の活力というか、そういう形につながってまいりますので、こちらのほうで新規に店舗をやっていただくための施策でございまして、今現在はまず川越市のホームページで空き店舗情報というのを発信するページがございまして、そちらのほうにまず御登録いただくということで、ここに空き店舗がありますということを広く周知させていただきまして、その掲載された空き店舗を活用して営業しようという方に対しまして改修費の補助、こちらは上限が補助率三分の一の四十万円、それにプラスしまして家賃が月額五万円が上限なんですが、最大一年、十二カ月分ということでやっております。  こちらにつきましては、年々数が減少しているということなんですが、そもそもの情報を発信するところのページの登録から始まる制度でございますので、まずはそちらに登録いただくということが必要になってまいります。市内の空き店舗の状況等については調査いたしまして、日ごろ呼びかけ等をやっているところなんですが、そういった強化を図っていく必要があるというふうに感じているところでございます。 42 池浜あけみ委員 今、呼びかけているということでしたけれども、どのくらいの数のところに呼びかけているのか教えてください。 43 産業振興課長 市内に今現在は四十二の商店街がございます。ここで二つ減りましたので平成二十八年度中は四十四という状況だったんですが、そちらのほうの商店街の会長さん等に御連絡を差し上げる際に、こういった制度の周知、PRを通して商店街への回覧等に努めてまいりましたので、商店街といたしましては全ての商店街という形になっております。 44 池浜あけみ委員 補助金の額など他市の同じような施策と比較して、川越の場合はいかがなんでしょうか。 45 産業振興課長 今、手元に他市と比較しました具体的な資料がございませんで、その金額が高い、安いといったところはすぐに回答できないような状況でございますが、空き店舗については川越市も地域差がありまして、中心市街地と周辺部の商店街ではやはり状況が違うというように、市町村、自治体によっても状況が変わってくると思います。  特に人口減少が激しい、あるいは高齢化が進んでいるような商店街においては、地方部になってくるかと思いますけれども、そこについてはこういったところの政策については手厚くというふうにやっている部分もございますので、そういった点で多少の差はあるかと思いますが、認識としましては家賃補助五万円、改修費用四十万円というのは妥当かと思いますが、平均的な数字かなと考えているところでございます。 46 池浜あけみ委員 では減っている、少ないのは周知がやっぱり問題、課題ということで、そういう認識でよろしいですか。 47 産業振興課長 周知の問題もございますが、やはりその空き家のオーナー様の考え方というのがあるかと思います。特に店舗併用住宅になっているようなところについては、住まいの一部を店舗として貸すという形になってくるようなケースが想定されますけれども、そういったものへの抵抗感があるかと思います。そういったところを今、リノベーション事業としてやっておりますので、いろんな事例をつくっていきながら紹介できるような形で進めてまいりたいと考えております。 48 池浜あけみ委員 例えばほかの店舗リフォーム事業などのほかの施策と組み合わせてもう少し使いやすくするとか、そういうことのお考えはいかがでしょうか。 49 産業振興課長 例えばの例でございましてまだ具体的な検討をしているわけではございませんが、ほかの自治体では、住宅の話ですが、少子化対策ということで地元にUターンされる方が、地元に戻ってきて住宅を購入するとか、あるいはリフォームするような場合に補助すると。例えばこれを商店の場合で考えますと、今、後継者不足といったところがございますので、後継者の方が地元に戻ってきてその店をつがれるとか、もしくは違う業態でやられるとかといった場合のリフォーム等について補助するといったようなことも考えられなくはないかなというふうに考えております。 50 池浜あけみ委員 やはり商店の方でもそこに住みながら商売されている方というのは、まちに対する愛着も強いと感じておりますので、今のようなことを組み合わせた、住みながらの商売ができるように進めていただきたいと思います。  次に、四十番の免税一括カウンター設置検討調査というところでお伺いしますけれども、これは設置検討調査のために四百七十万円を当初予算としましたけれども、これがゼロ円とまるまる残ってしまった経緯と理由をお聞きいたします。 51 産業振興課長 免税一括カウンター設置事業につきましては、当初制度改正がありまして、以前は各商店が自分のところで免税事務を行うというようなことで免税をやっていたわけなんですが、法改正によりましてこの事務を免税事業者、免税手続きの事務を別の方に委託できる制度が生まれたことから、こうした一括カウンターを設けて外国人観光客の方々がふえておりますので、そういった方のおもてなしということでやってはどうかということで、当初平成二十八年度にそのために必要な調査といたしまして商店街、あるいは外国人観光客の方へのアンケートですとか、そういったものを調査しようということで予算を計上したものでございます。  その後、これは民間の企業なんですが、ヤマト運輸さんのほうで既にそういった事業に取り組んでいる例がございまして、ぜひ川越でやりたいというようなことをおっしゃっていただくようなことがございまして、即事業化にいけるというふうな判断をしたものですから、こういったための委託事業費については使用をせずに具体的な検討に入ったということでございます。 52 池浜あけみ委員 では二十八年度は使っていないけれども、次に準備としてやるためにまるまるとっていたというふうな理解でいいのか、よく理解できなかったので、もう一度説明してください。 53 産業振興課長 調査費は予算として計上させていただいたんですが、ヤマト運輸さんの御協力をいただいて具体的な事業が始められそうな状況になったというような判断から、委託のほうは行われなかったということでございます。  そちらのヤマト運輸さんの動きなんですが、昨年、川越の一番街商店街と大正浪漫夢通り商店街を対象に、こういった事業をぜひどうだろうかということで説明会をさせていただきました。ただ、ヤマト運輸さんが少し社内の事情が変わってきたということでございまして、やはりある程度店舗数が集まらないと採算がとれないというような状況がございました。説明会をやった中ではその店舗数がまだ確保できない状況ということがございましたので、まだ実現には至っていないといった状況でございます。 54 池浜あけみ委員 それでは次に、生活道路のほうにいきたいと思うんですけれども、決算シートの四十五番ですが、市道の改良ということで測量や調査、工事に伴う補償などが十三件となっておりますが、市内で道路の改良などについての要望がかなり多いと思うんですが、実際にはどのくらいあるんでしょうか。主要な施策の成果のほうで言えば、百五ページの道路橋りょう費というところに当たると思います。そこでお答えください。 55 道路環境整備課長 年度別の要望ということでお答えさせていただきますと、工事の要望書ですとか、公聴課に出される意見箱ですとか、要望書の件数なんですけれども、総数といたしまして平成二十八年度が二百九十三件になっております。 56 池浜あけみ委員 では実際に行われた件数はどのくらいの割合になりますでしょうか。 57 道路環境整備課長 そのうち要望処理の件数といたしましては、平成二十八年度については百三十件となっております。 58 池浜あけみ委員 多分たくさんの道路に関する要望はあると思うんですが、これはもう少し予算をふやすというような要望はどのくらい行われていたのかお聞きします。 59 道路環境整備課長 予算の要望についてなんですけれども、こういった陳情、要望を受けまして、年度内に何とか処理できる分ということで要望はさせていただいているところなんですけれども、どうしても予算のほうの都合もございまして、予算要望はさせていただいております。 60 池浜あけみ委員 ぜひ市道の整備のほうに力を入れていただきたいと思います。  次に、都市景観課のほうの立門前通りの歴史的地区環境整備街路のところでお伺いします。こちらの整備の状況を改めてお伺いしたいと思います。 61 都市景観課長 立門前線の工事ということでございますが、特に平成二十八年度につきましては予備設計ということで、どのような道路が適切なのかといったことを地域の住民とワークショップを開く中で検討してまいったと、そういった状況になっております。 62 池浜あけみ委員 こちらは地元の自治体の方たちもかなり長い間、織物市場なども関係してきていまして、夜も放火の危険があったりするところを自治会の方たちが寝ずに番をして、織物市場のあたりを一生懸命に改善を目指していらしたと思います。ただ、やはり実際にそこにあったお店が火事で焼失されたということもあると存じておりますので、これを今後どういうふうに進めていくのかというところをお聞かせください。 63 都市景観課長 今後につきましてですが、旧川越織物市場、これは市の指定有形文化財になっていますが、こちらの整備がいよいよ始まるという状況でございます。この旧川越織物市場、立門前線、そういったものをあわせまして一つの立門前界隈と。最終的にはその界隈の活性化、まちづくりというところに結びつけることによって、現在、ちょっと商店街としては衰退してしまっているところを活性化していくと。そういった今後の課題の中でやっていきます。 64 池浜あけみ委員 続きまして、松江町一丁目交差点改良のことですけれども、こちらは決算額の執行率が八六%ということで認識しておりますが、改めて事業の進捗状況を教えてください。 65 建設部参事兼用地課長 用地の取得の状況でございますが、現在、松江町一丁目交差点は四件の物件調査等をした中で取得を進めているところで、四件のうち三件を今取得して、現況上は更地になっています。残りの一件については今交渉を進めているところで、取得に向けて努力しているところでございます。 66 池浜あけみ委員 今後の見通しとしますと、どのようなものか。 67 建設部参事兼用地課長 残りの一件の方につきましては、なかなか事業への協力そのものが厳しいということもございまして、粘り強く交渉に向けておるところですけれども、お会いする時間とか、家庭の事情、あるいは仕事の都合でなかなかお会いできない中でも、ここにきて何とかお会いできるタイミングをはかっているところですので、早急に交差点の渋滞解消、右折帯、歩道等の整備も含めまして進めたいと思っていますので、粘り強く交渉を進めていきたいと、このように思っております。 68 池浜あけみ委員 中心市街地にあって松江町一丁目交差点の渋滞は本当に厳しいものがあると思いますので、ぜひ粘り強く、できるだけ早く改善するようにお願いしたいと思います。  次に、市内循環線のアカシア通りのことについて伺います。  入札不調で三月補正なども行われてきたんですけれども、こちらのほうの進捗状況をお聞かせください。 69 建設部参事兼用地課長 市内循環線、こちらの場所につきましては、中央通り線とアカシア通り線との交差点の改良の中の一軒のところにマンションがございますけれども、今回の平成二十八年のものにつきましては、二十六年度にその沿道の地権者の方から先行取得ということで基金で購入させていただきました。そこのところを購入した中で、補正もさせていただいた内容については、当初予算よりマンションの交渉を進めておるんですけれども、三十九名の地権者というか所有者がいらっしゃいまして、その方と組合を通して話を進めているところですけれども、こちらについても交渉のほうが、なかなか話し合いが補償の内容等について難色を示しているところがありまして契約に至らずに、土地の購入費及び補償額を減額補正させていただいた内容でございます。 70 池浜あけみ委員 ここは電線、電柱の地中化ということも聞いておりますが、ぜひ街路というんですか、街路樹をそこにほしいという市民の方もいらっしゃいます。地権者との交渉がなかなか難航しているということもございますけれども、その時間にこの道の様子、好ましい緑のある街路にするような計画も含めて考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  最後に、小仙波地区内公園整備ということで、三月の議会のときにも、こちらの常任委員会のときでもうちの会派のほうでお聞きしたかと思うんですが、新斎場の環境整備に絡んで公園をつくったということで、当初その場所ですとか面積なども確定しないままに急に出された事業ということで、なぜこの公園が市内でもほかにもたくさんの公園の要望が出ている中で最優先に行われたのかということについては、ちょっと理解できない部分があったかと存じます。  この公園は地元の自治会から広場とかウオーキング走路、健康遊具を設置してほしいというような要望も出ているかと認識しておりますけれども、この公園の進捗状況を教えてください。 71 公園整備課長 小仙波地内の街区公園でございますが、平成二十八年度に用地測量を行いまして、用地取得が済みまして実施設計を行いました。今年度、二十九年度と三十年度の二カ年をかけまして公園整備を行う予定で、現在、発注は終わりまして現地工事を待っているような状況でございます。 72 池浜あけみ委員 では発注ということでまだ手がついていないということでよろしいですか。見に行ったときにはまだ草がいっぱい生い茂っている状態なので、いったいこれがどうなるのかなと、地域の方々の御心配の声もあるので、そこの今後の見通しを改めてお聞きします。 73 公園整備課長 周辺は田園地帯でございますので、工事のほうは十一月ぐらいから着手の予定で、年度末にかけて本年度分を施工する予定でございます。 74 池浜あけみ委員 周りに住宅もあまりまばらでございますし、市民が利用するというのにはちょっと場所的にどうなんでしょうかという疑問も残るところでございますけれども、安全に整備していただけるようにと思っております。 75 樋口直喜委員 まず初めに、主要な施策の成果に関する説明書の百二ページ、川越まつりについてユネスコの登録もありましたので伺いたいと思います。  ここ数年、例年の入り込み観光客数が百万人規模という状況になっていますが、こちらについて警備状況や職員体制についてはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。 76 観光課長 川越まつりの警備状況等でございますが、近年、委員さん御指摘のとおり、観光客の方が毎年増加傾向にあるということがございます。そこで、雑踏警備等も含めて警察、関係機関、警備会社等で雑踏警備について協議を進めております。ただ、職員につきましても雑踏警備ということで市内各所、重要な場所等については職員を配置して現在も行っているところでございます。 77 樋口直喜委員 今の御説明でいうと、例年ふえてきている中で警備体制も充実されてきたという理解でよろしいでしょうか。 78 観光課長 警備体制につきましては、例年、各山車保有町内の方からもかなり観光客の方が多くて、事故が起こるんではないかという懸念も多くございましたが、先ほども申し上げましたように、警察または警備会社等々、山車保有町内の方とも協議をいろいろ重ねまして、どういった形がいいのかということで、安全対策については協議を重ねているところでございます。 79 樋口直喜委員 確かに前のときには何か警備が過剰だというような年もあったかなと思いますので、その辺のバランスはよく協議していただければと思います。  また、過去には剣山の事件なんかもあったと思うんですが、二十八年については事件や事故等はどのような状況だったのでしょうか。 80 観光課長 平成二十八年度の川越まつりにつきましては、特に大きな事故等は伺っておりません。 81 樋口直喜委員 また、山車の修繕についてですが、これは文化財指定されていない山車に関しては協賛会のほうから補助が出ていると認識していますが、昨年の修繕状況はいかがでしょうか。 82 観光課長 平成二十八年度山車・屋台等の修理に関することでございます。山車・屋台については六町内の山車が修繕を行いました。また、山車保管庫につきましては一件修繕がございましたので、補助を実施してございます。 83 樋口直喜委員 ここ数年でかなり多くの町内で山車の不調が散見されるようになってきて、昨年も六件という今の御答弁があったと思いますが、この補助というのは壊れた場合には必ず出るという認識でよろしいでしょうか。それとも、将来的に計画をもう立てられていて、その計画にのっとって補助が出されているのか、どちらで理解したらよろしいでしょうか。 84 観光課長 こちらの補助につきましては、各山車保有町内様に御意見をいただきまして、各審議会、諮問機関がございますので、川越まつり協賛会の副会長、常任理事を審議委員とします審議会のほうで審議をしていただいて、その補助状況、屋台、山車、保管庫がどうなのかというのを審議させていただいて、補助を決定しているところでございます。 85 樋口直喜委員 理解させていただきました。  また、主要のほうの説明で全市的な祭りに発展させるということで、こちらについては川越まつり以外でも併催行事を多く開催していただいているということで理解させていただいていますが、併催行事に関してはどのぐらい今あるのかお示しいただけますでしょうか。 86 観光課長 川越まつりに伴います併催行事でございますが、平成二十八年度実績を申しますと三十八件でございます。 87 樋口直喜委員 その三十八件は、全市的な川越まつりの一環として補助等は出ているんでしょうか。 88 観光課長 中には併催事業として囃子連さん等が居囃子を実施する場合がございますので、そういう場合につきましては、川越市のほうから申請書をいただいた上で、補助を出させていただいているところでございます。
    89 樋口直喜委員 ちょっと今の御説明だと出る場合と出ない場合の違いが少し理解できないんですが、そちらのほうを詳しく御説明いただけるでしょうか。 90 観光課長 今、委員さん御指摘のとおり、併催事業につきましては各自治会さんで独自にやられているものもございまして、あとは今お話ししました保存会、囃子連合会の中の一つの団体とする囃子連さんが居囃子等を実施する場合がございます。御相談いただいた中で、こちらのほうで補助金と申しますか、そういう形でお出しさせていただくかどうか決めさせていただいております。 91 樋口直喜委員 地元のほうとしては川越まつりの一環というよりは、地元のお祭りだという認識でやられているところもあるかと思いますし、一方で市としては全市的な祭りとしては併催行事として位置づけているというような齟齬もあるのかなと思うところがあるので、そちらのほうは整理していただければと申し上げておきます。  また、山車の運行にかかわるところでは、電線類の地中化の問題がかなりかねてからいわれていると思いますが、二十八年度は何か進捗したところがあれば教えていただきたいと思います。 92 観光課長 今、委員さん御指摘のとおり、中央通り等で山車が通る際には、看板、信号等がかなり運行の支障になるというのがございますので、平成二十八年度につきましては本川越から連雀町までの交差点間、中央通りを電線の地中化ではないですが、今工事等を実施しているところでございますので、ここで道路標識の案内板について首振りにしていただくんですけれども、そちらの整備というのは関係課に調整を図っているところでございます。 93 樋口直喜委員 確かに連雀町のところの看板は、せっかく電柱がその後なくなるのによけなければいけないということだと思いますので、ぜひ検討を進めていただければと思います。  関連して、川越まつり会館運営管理のほうについてもお伺いしたいと思いますが、山車の入れかえについては平成二十七年度は十一月にも実施していたと思いますが、二十八年に関しては十一月が実施されていない理由についてお伺いしたいと思います。 94 観光課長 資料が手元にございませんので、その状況については調べてお伝えしたいと思います。 95 樋口直喜委員 わかりました。  理由については結構ですが、一回減っているという事実は認識されていますでしょうか。 96 観光課長 はい。 97 樋口直喜委員 その上で一回減っているということですが、この決算額としては平成二十七年のときよりも増加していると認識していますが、この搬出手数料等に係る費用にはどのようなものがあるんでしょうか。 98 観光課長 搬出に伴います費用でございますが、搬出するとき組み立てるのは町内でございますので、そちらのとび費用ですとか、そういう人件費が主なものでございます。 99 樋口直喜委員 その移動する際のとび費用ですとか、組み立て費用に関しては、一〇〇%補助されているという理解でよろしいですか。 100 観光課長 その件についてはこちらのほうで補助させていただいております。 101 樋口直喜委員 また、この山車の展示についてですが、こちらの持ち回りというのはどういった形で決められているのか教えていただけますでしょうか。 102 観光課長 山車の展示なんですが、当初に山車の展示のスケジュールを出させていただいて、こちらは山車保有町内のほうで御協議いただいて提供させていただいております。 103 樋口直喜委員 祭り当日の山車の出す出さないに関しても、かなり長期的に計画がなされていると思いますが、そちらにはなるべくぶつからないようにという御配慮はいただけるという理解でよろしいですか。 104 観光課長 山車の出す出さないというのは、年度当初に各町内さんのほうでアンケートをとりましてこちらに御意見をいただいて、そちらのほうでうまく合わないというものを調整させていただくことになります。 105 樋口直喜委員 また今回、川越まつり会館展示資料多言語化事業業務委託が計上されておりますが、平成二十七年度にはパンフレットの多言語化が行われていると思います。多言語化対応するといった中で、現在の外国人来館人数の推移はどのようになっているんでしょうか。 106 観光課長 その川越まつり会館入館者数につきましてはとってあるんでございますが、そこの中で外国人来館者数ということですと資料がございません。 107 樋口直喜委員 資料がないのであって、カウントはされているという理解でよろしいですか。 108 観光課長 こちらにつきましては外国人の方、日本人の方ということでカウントしていない状況でございます。 109 樋口直喜委員 せっかく多言語化を進めていただくということでございますので、それの評価をする意味でも今後は外国人の方をカウントしていくことも必要なのかなと思いますので、これも申し上げるにとどめておきます。  川越まつり関連に関しては以上とさせていただきまして、資料の九十六ページ、農政一般事務について蔵inガルテン川越について伺いたいと思います。  こちらに関しては、川越市まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられている事業だと認識していますが、その総合戦略の中でのスケジュール上では、平成二十七年から平成三十年に整備という形になって、平成三十一年には開設となっておるようですが、平成二十八年度でまだ整備手順等の整備という段階のようですが、こちらの進捗、実現可能性についてはどのように捉えていますでしょうか。 110 産業観光部副部長兼農政課長 蔵inガルテン川越でございます。  委員さん御指摘のとおり、まち・ひと・しごと創生総合戦略に位置づけられた事業でございまして、平成二十八年度につきましては事業計画で方針程度を決めさせていただいたということでございまして、本年度については農業体験や就農体験等の整備区域や拠点施設の改修等について検討するとともに、全体の概算工事費や管理運営手法等を整理しておるところでございます。  そして、平成三十年度につきましては拠点施設等の設計を進めるとともに、体験農園等で使用する農地等について水田等を畑地に改良するなどの土壌改良事業を実施してまいりたいと考えております。  それから、三十一年度につきましては拠点施設等の工事を進めて、年度中に一部完成するということができるよう目指してまいりたいと考えております。 111 樋口直喜委員 理解させていただきました。  また、この施設整備とあわせて周辺施設との連携に関しても、平成二十七年から平成三十年度にかけて調整企画が行われるというスケジュールになっていますが、こちらについての進捗はいかがでしょうか。 112 産業観光部副部長兼農政課長 昨年度の事業計画をつくる段階であっても、本年度に入りましても伊佐沼という非常に貴重な資産がございますので、それから伊佐沼公園であるとか、あるいは周辺の農地であるとかがございますので、関係部課長会議等を開催しまして今協議検討を重ねているところでございます。 113 樋口直喜委員 先ほどの施設整備のほうに戻ってしまうんですが、総合戦略上の農業ふれあいセンターの改修は理解しているんですが、宿泊可能な施設の併設というようなのも明記されていると思いますが、こちらに関しても検討は進んでいるんでしょうか。 114 産業観光部副部長兼農政課長 当然、まち・ひと・しごと創生総合戦略のほうにはそのようにうたわれておりますので、検討しておりますが、どういう形がよろしいのかというところを現在検討している最中でございます。 115 樋口直喜委員 そういう意味では、三十一年の開設というのは計画は全てスタートするよということではなくて、一部開設し始めて、追って充実していくという理解をすればよろしいでしょうか。 116 産業観光部副部長兼農政課長 委員さん、おっしゃるとおりでございます。 117 樋口直喜委員 またちょっと関連でグリーンツーリズムで宿泊といいますと、今回、民泊の一般質問もございましたが、グリーンツーリズムにおいては農山漁村余暇法における農林漁業体験民宿制度があろうかと思うんですが、こちらについては改正の法案で改正があったりして、それも十数年前だと理解しているんですが、その間に川越市内で登録したような実例はあるでしょうか。 118 産業観光部副部長兼農政課長 農政課としては確認しておりません。 119 樋口直喜委員 わかりました。ありがとうございます。  グリーンツーリズムのほうでもそういった制度があるということでありますし、また新たに民泊のほうの法案も変わってきておりますので、そちらを整理していただいて寄与できるような形で進めていただければと思います。  続きまして、九十七ページの先ほどもありました園芸特産振興のブランド化事業についてですが、こちらのブランド化事業における効果の測定というのはどういった形で行われているんでしょうか。 120 産業観光部副部長兼農政課長 川越産の農産物ブランド化事業ということでございますが、先ほど申し上げた形で昨年の六月に民間ベースで事務局は農政課でございますけれども、川越産農産物ブランド化連絡会というのを立ち上げさせていただきまして、川越産農産物のイベント等、異業種交流会、そういったものの事業を展開しているところでございますが、こちらにつきましては我々のほうとして民間ベースでできるものをまず整えて、これから始めていくという部分の中で、ブランド化連絡会としての評価というのは、その事業が終わるときには総括しておりますけれども、それは来年度に向けてどうしようかというところの部分でございます。 121 樋口直喜委員 これから始まるという意味では方向性について伺いたいんですが、ブランド化というとブランドがついた商品をたくさんふやしていくという方法と、ブランド価値を高めるために少ない商品数で磨き上げていくような方向性があると思うんですが、そういった意味ではどういった方向のブランド化というのを検討されているんでしょうか。 122 産業観光部副部長兼農政課長 まだ入りの段階という部分で申し上げたような話でございますけれども、今現在、ロゴマークのほうも作成しておりまして、ロゴマークというのは何かということでございますけれども、川越産農産物については一般的な市場価値も非常に高く、鮮度が高いといわれている中で、川越産であるかどうかというのをまず人がわかるようになっているかというところがございますので、それがちょっと今、認識できていないというところがございますので、そんなロゴマークについても川越産農産物であるというところをシールなんかで貼っていけるような、まさに今、ロゴマーク等もつくっておりまして、入りの段階で川越産農産物であるかどうかといったところを認識していただけるようなことを今現在考えている最中でございます。 123 樋口直喜委員 わかりました。理解させていただきました。  こちらのブランド化事業も、先ほどの蔵inガルテンと同じように総合戦略に位置づけられていると理解していますが、この蔵inガルテンとの連携予定の健康食レストランがあろうかと思うんですが、こちらの設置についての進捗のほうはいかがでしょうか。 124 産業振興課長 健康食レストランにつきましては、平成二十八年度に調査費を計上させていただきまして、市内の中心部、これを具体的に申しますと元町周辺エリアでいい物件がないかというようなことで幾つか候補を抽出して、その立地条件、あるいは商圏の調査というところをさせていただいたんですが、やはりそれぞれ今、更地として空いていて、市が自由に使える物件を所有していない関係から、何らかの関係の阻害要因といいますか、そういうところのある状況になっております。どの物件につきましても、こういったものを除去していく必要があるといったところが大きな課題となっておりまして、具体的な話し合い等に結果的には至っていないといった状況でございます。      (休  憩)      (傍聴人一人退席)      (再  開) 125 樋口直喜委員 午前中に健康食レストラン川越について御答弁いただきました。  こちらについては、本来平成二十八年度には場所の選定を終えて建設に入る予定がスケジューリングされていたと思いますが、御答弁をお伺いすると、おくれが出ているものと理解させていただきました。そちらについては今後、順調な進捗をお願いしたいと思います。  もう一点、主要な施策の成果に関する説明書でいうと百十一ページ、先ほども少し触れられていたかと思いますが、こちらも地方創生で川越織物市場に関しての事業がございます。こちらに関しては文化創造インキュベーション施設という位置づけだと理解しておりますが、こちらは都市景観課さんが管轄している中で文化インキュベーション施設ということですので、文化芸術振興課さんなどとの協議はどのようにされているのか、そういった進捗をお伺いしたいと思います。 126 都市景観課長 委員さんがおっしゃるとおり、文化創造インキュベーション施設ということで、検討している最中でございます。実際に昨年度、調査等を行う中で施設にどういう人達が入居しているのか、そういったところも調べてきたわけです。  現在、想定している入居者ということでありますけれども、若手の芸術家、そういったところを考えているところでございます。その芸術家といっても、例えば金工作家だとか、そういったところを想定しているわけなんですけれども、そういう中で委員さんがおっしゃるとおり、文化芸術振興課、産業振興課、そういったところとも交流調整が必要となってくるかというところで考えております。実際に産業振興課のほうとは調整等は行っている最中でございます。  ただ、調整といっても最終的にどういうふうな形にするかと、そういったところまでは煮つまっていない、どういった事業を展開していくのかを協議しております。 127 樋口直喜委員 今の御説明でいうと、まだ文化芸術振興課さんとは調整されていないということなのかなと理解させていただきました。建物を建てて、後は自由に使ってねということだと、うまくいかないかなと思いますので、今後は協議を進めていただければと思います。  最後にもう一点だけ。  説明書の九十五ページ、先ほども少し触れられておりましたが、農業経営基盤強化促進事業の推進に関しては、件数がふえているという御説明が先ほどありました。また、その上の農政広報活動の川越農委スポット情報に関しても、昨年は五千部だったものが六千五十部にふえているのかなと理解しておりますが、こちらのふえた理由についてお伺いしたいと思います。 128 農業委員会副事務局長 農委スポットの配布方法を昨年度から変更したことでございます。それ以前は市のほうから地域の農業班の班長さんという方にお願いして配布しておりましたが、個人情報の観点などからそれを取りやめまして、JAいるま野に一括でお願いして、いるま野支店のほうから農業者の方に配布することになりました。それに伴いまして、農協のほうで配布する世帯数にあわせたことによって発行部数がふえたものでございます。 129 樋口直喜委員 理解させていただきました。  で、こちらが両方ともふえているという状況の中で、決算額を見させていただくと、昨年度は五十六万千九百三十六円、二十八年度が三十万一千三十一円と、金額としては下がっているのかなと思うんですが、事業としてはふえているものの、金額としては下がっているといったところでは、どういったことが考えられるんでしょうか。 130 農業委員会副事務局長 額が減った主な理由でございますが、今申し上げました農業委員会のほうから各農業班長さんにお願いしている際の謝礼という形で出していたものを、農協に一括でお願いすることになりましたので、その分が減ったことによるものでございます。 131 池浜あけみ委員 先ほどちょっと聞き漏らした件が二つほどありますので、あわせてお聞きしたいと思います。  主要な施策の成果の説明書の百一ページ、観光案内のところです。みんなで支える観光基金の活用について、この事業の効果をお聞きしたいと思います。 132 観光課長 みんなで支える観光基金活用ということで、平成二十八年度につきましては主要な施策の百一ページに書いてある一部で、外国人観光ボランティアコーディネーター研修講師謝金から公衆無線LAN設備構築業務委託、観光地のリスクセミナー実施業務委託、多言語指さしコミュニケーションシートということで、こちらのほうを実施させていただきました。これにつきましても、コーディネーター事業については県の事業ということで実施させていただいた事業なんですけれども、約十五名の方が参加していただいて、外国人のボランティアが観光案内するための事業ということで、こちらのほうは受講されたようでございます。  公衆無線LANにつきましては、こちらは昨年度は鍛冶町広場に公共用のWi‐Fiの機器を設置させていただいてお知らせさせていただいております。  観光地におけるリスクセミナー実施業務委託につきましては、昨年度、観光地においていろいろな風水害またはテロ対策等、いろんな緊急事態がございますので、こちらは中心市街地の商店街の方を中心に御案内させていただいて、こちらは四十名程度のところに十五名の方に参加いただきまして、セミナーを実施させていただいたところでございます。  最後に、多言語指さしコミュニケーションシートにつきましては、外国人観光客の方が各商店に行った際に商店の方がスムーズに対応していただくようにということで作成させていただいたものでございまして、まだ配布については今年度からを計画させていただいているところでございます。 133 池浜あけみ委員 このところ本当に観光客の方がふえていて、これはうれしいことだと思うんですけれども、市役所近くの幸町ですとか、元町あたりの商店街から観光客に関する苦情ですとか要望とか、そのようなものがありましたら教えていただけますか。 134 観光課長 特に今、委員さん御指摘のとおり、中心市街地の観光客が多いものですから、主な観光客への周辺の方の苦情といたしましては、騒音といったら言い方が大変失礼かもしれませんけれども、観光客の話し声がうるさい、またはごみの問題がございます。やはり観光客の方が食べたものを町内の道端に捨ててしまうという御意見というのが多くございます。 135 池浜あけみ委員 今、食べながらというごみのお話もありましたけれども、最近できたお店でぱりっと割るせんべいみたいな、食べるとそのまま道に散らかってそのままになっている状況が大変困ると。あと食べ終わった紙ですとか、そういうのを家のポストにまで入れられることがあるということも聞きまして、それから手が油で汚れているもので別のお店に行って商品を触るとその商品が汚れてしまって困るとか、かなりいろいろな苦情があるようでございますので、ぜひマナーを喚起する意味でも市のほうからも、何か商店街とか観光客の方に向けて喚起していただけたらなと思います。  もう一点、百二ページのほうにいきまして、市庁舎来庁者用駐車場の管理業務というところでお聞きしたいと思うんですが、今こちらの駐車場は土日休日が有料になっていると思うんですが、駐車場料金収入はどのようになっているのか、どんな料金体系になっているのか教えてください。 136 観光課長 土日における来庁者駐車場でございますが、平成二十八年度収入でございますが千九百六十五万四千九百円でございます。また、料金体系につきましては、最初の一時間が二百円でございまして、以後三十分ごとに百円ずつということで料金体系をとっております。 137 池浜あけみ委員 これは営利を目的とした駐車場ではないと思うんですけれども、近隣のコインパーキングなどでもやはり上限が決まっているというんですか、千二百円ですとか、千五百円で頭打ちというのが決まっている中で、この市庁舎の駐車場は頭打ちがないということで、これはおかしいのではないかという声もあるんですが、このことに関するお考えはいかがでしょうか。 138 観光課長 今、委員さんから御指摘のとおりの料金なんですけれども、料金につきましては現行の川越市行政財産の使用料に関する条例に基づいて設定しているところでございまして、また具体的な金額は当初他の駐車場との整合を図りということで算定させていただくものなんですが、委員さんの御指摘もありますので、今後、料金体系についても検討してまいりたいと考えております。 139 池浜あけみ委員 ぜひ検討を願いたいと思います。 140 海沼秀幸委員 それぞれ質疑を申し上げます。  まず最初に、総務費の交通政策費に関してでございます。  決算書の附属書類の二の一なんですが、百三十九ページになります。  最初に、バス利用促進といった項目、事業がありますけれども、こちらは平成二十七年度を見させていただきますと七十万円。昨年度に関しましては四百十万八千円と、結構な金額の上昇が見られます。まず、こちらに関して詳細な内容をお尋ねいたします。 141 都市計画部副部長兼交通政策課長 バス利用促進の事業でございますけれども、こちらにつきましては川越市ノンステップバス導入促進事業費補助金並びに川越市路線バス利用促進事業費補助金、二つの補助金の要綱を定めて対応しているものでございまして、市内の走行している路線バスについて利用者の利便性、安全性を向上させるために補助金を活用して、そういった導入を促進しているというものでございます。  平成二十八年度につきましては四百十万八千円の支出済額となっておりまして、内訳といたしましてはバスのノンステップバスの導入の促進といたしまして、合計して八台分を二十八年度は支出しております。それが四百十万八千円でございまして、もう一つ路線バス利用促進事業費というのがあるんですけれども、こちらにつきましてはバス停における屋根、上屋等を設置する場合の補助でございますけれども、こちらについては二十八年度の支出はございませんでした。  それと、先ほど二十七年度は七十万円という御指摘がございましたけれども、二十七年度につきましては当初予定していた事業者のほうから、会社全体としてまとめて台数を購入することで今安くなるということで、次年度に送るということで二十七年度は台数が少なかったものでございます。 142 海沼秀幸委員 ノンステップバスのほうに関してはこれでオーケーです。  ちなみに、停留所の場所なんですけれども、屋根をつけたりという話に関しましては今回シャトルバスの改正もありましたが、地元要望として停留所付近の例えばベンチの整備をしたり、屋根整備といった要望は今上がっているんでしょうか。 143 都市計画部副部長兼交通政策課長 今、委員さん御指摘のバス停における要望ということでございますけれども、直接交通政策課なり、あるいは広聴課を通じて意見箱等で寄せられたといったところは記憶にはないかと思います。ただ、何回か直接お話を聞いたことがございまして、高齢者の方が特にベンチが必要だとか、あるいは雨の日等を考えると屋根が必要だというお話も聞いたことはありました。  ただ、この路線バスは補助の対象にしている交付要綱でございますけれども、こちらにつきましてはある一定の条件がございまして、その条件に該当した場合に補助金の請求を受けるということになっておりまして、そういった面で該当がなかったところのお話としてあったというふうには記憶しております。これにつきましては平成二十八年度は支出がございませんし、二十七年度についても支出はなかったものでございます。 144 海沼秀幸委員 大東地区の増形の停留所なんですけれども、こちらは実は三年ぐらい前からお話がありまして、バス停の停留所のコンクリートの部分、あれが田んぼのほうに倒れてしまったという話がありましたので、その辺も御意見として今後調整を図っていただければと思います。  次に、労働費に移ります。  主要な施策の成果に関する説明書なんですが、九十二ページになります。  まず、こちらは勤労者総合福祉推進に関しまして事業所の従業員定期健康診断の補助金があると思うんですが、二十七年度に比べますと事業者数も十二事業者減っていまして、この現状はどういった理由なのかお聞かせいただければと思います。 145 産業観光部参事兼雇用支援課長 事業所従業員の定期健康診断の補助金の関係でございますけれども、こちらのほうにつきましては交付制限がございまして、一年度に一回で通算三回までというふうに上限を決めさせていただいております。それで、年度によりましては三回受けたところが受けられなかったり、そういうことがございますので年度によって下がることがございます。 146 海沼秀幸委員 この事業の目的というのはどういったものなんですか。 147 産業観光部参事兼雇用支援課長 これにつきましては市内事業所に勤務されております勤労者の方の健康管理、それと労働安全衛生法に規定されております定期健康診断、これを実施していただくように企業のほうに補助を出させていただくものです。 148 海沼秀幸委員 こちらはほかの事業所数を見ましても圧倒的に数が少ないというか、三回目までという話なんですけれども、事業として予算的にもすごい減っている話でもあるので、今後の見通しというのはどういうものなのかお伺いさせていただきます。 149 産業観光部参事兼雇用支援課長 確かに毎年度、事業所の数としますと少ないんでございますが、この補助につきましては広報等でも周知させていただいておりますので、これからも周知等をさせていただいて努めていきたいと考えております。 150 海沼秀幸委員 結構でございます。  続きまして、労働一般事務におきまして決算のほうなんですけれども、委託料としまして今回新しく百七十六万四百円が浮上しているんですけれども、こちらの内訳を教えていただければと思います。
    151 産業観光部参事兼雇用支援課長 労働一般事務の委託料の関係でございます。この委託につきましては、四年に一度、労働基本調査というのを行っております。これを昨年度実施いたしました。この分の委託料でございます。 152 海沼秀幸委員 わかりました。  続きまして、就労支援事業に関しましてでございます。  施策のほうの九十四ページなんですが、まず今回の決算に関しまして約二百五十万円程度のお金が増になっていますが、こちらの増になった理由を教えていただければと思います。 153 産業観光部参事兼雇用支援課長 就労支援事業で増になった理由についてでございます。主だったところでございますけれども、平成二十七年度から若年就労者向けの支援事業というものを委託で行っております。こちらの二十七年度につきましては、対象が保護者の方というふうな形で実施したんですけれども、二十八年度につきましてはこの対象を保護者と本人に対象を広げまして、それぞれ個別相談とセミナー等を実施いたしました。この関係で増になっております。 154 海沼秀幸委員 こちらの話で何しろ二十七年度は保護者本人というふうに記載がなかったもので、今回、出前的な形でやられていると思うんですが、この保護者のほうの延べ人数と本人のほうの延べ人数というのは、本人のほうというのはその出前講座というか、出前で相談に行っているのですか。 155 産業観光部参事兼雇用支援課長 若年就労者の関係でございますが、保護者ともに出前での相談というのは行ってございません。就労支援センターのセミナー室のほうにおきまして、それぞれ保護者の方、それと御本人に来ていただいています。ただ、保護者の方、その子供さんたちが必ずしも来るというわけではございません。保護者の方だけ、本人だけということもございます。 156 海沼秀幸委員 同じような状況なんですけれども、このしごと支援センターの利用状況としまして、やはり二十七年度と比べますとセンター来所人数も千三百人減っておりまして、ハローワークコーナー窓口利用件数に関しましては半分になっているんですね。この現状というのはどういった状況なのかというのをお聞かせいただければと思います。 157 産業観光部参事兼雇用支援課長 来所者の関係でございますが、近年、有効求人倍率等が上がってまいりましたので、その関係でしごと支援センターのほうに足を運ばなくても、何らかの形で就労する機会がふえてきていると。そういった関係で来所者数が減っている状況にあるのではないかと考えております。 158 海沼秀幸委員 日ごろの皆さんのお力の成果もあるかと思いますが、その件についてはわかりました。  次に、就職面接会に関しまして今回新しく保育士就職面接会というのがこの施策のほうにのっておりますが、こちらは今後定期的に実行されていくということでよろしいですか。 159 産業観光部参事兼雇用支援課長 今、委員さんのおっしゃるとおりで、今後続けていきたいと考えております。 160 海沼秀幸委員 委員会としても保健福祉のほうなのかなと思いながらも、こちらに関しては今重要な話でもありますので、ぜひとも続けていただければと思います。  次に、農業振興費なんですけれども、担い手の育成確保といった事業がありますけれども、こちらは例年というか、二十七年度に比べまして倍の予算になっているという形になっておりまして、負担金補助のほうも見ますと倍以上という形になっているんですが、この内容を教えていただければと思います。 161 産業観光部副部長兼農政課長 倍ということで増加の主な原因でございますけれども、青年就労給付金が三百万円増ということで、この部分が大きいです。 162 海沼秀幸委員 それはどういった内容のものですか。 163 産業観光部副部長兼農政課長 主には国の予算から支出されるものでございますけれども、新規就農された方につきまして一年間一人当たり百五十万円を上限に支出されるものでございます。 164 海沼秀幸委員 それに関して昨年度、二十八年度の実績はどれほどでしょうか。 165 産業観光部副部長兼農政課長 昨年度の実績でございますけれども、先ほど申した形で百五十万円、一件当たりで二名でございます。 166 海沼秀幸委員 担い手の不足も特に問題点としてすごい大問題でありますので、国の予算という話ですけれども、継続的によろしくお願いいたします。  次です。次は、観光費に関してです。  施策のほうで百二ページなんですが、観光施設としまして旧山崎家別邸の話があります。こちらに関しまして、昨年度における運営上の収支はどのようなものかお伺いいたします。 167 観光課長 山崎家別邸における平成二十八年度収支の内訳でございます。入場収入でございますが、百八万千八百三十円の収入でございました。運営につきます維持管理についてでございますが、こちらにつきましては千八百三十八万七千五十三円ということでございます。 168 海沼秀幸委員 それにあわせまして、入場者に関して目標人数と実績、あと入場者数の動向はどのような形なのか、お聞かせいただければと思います。 169 観光課長 山崎家別邸の当初目標といたしましては五万六千人ということで見込んでいたんですが、実際には平成二十八年度、先ほどお答えさせていただいたとおり、一万五千八百八十七人という結果でございました。やはり現状では周知が私どもがなかなか不足しているのかなというところも感じられるところでございますので、今後、周知に向けまして入場される方を増加させるようなものを検討してまいりたいと考えております。 170 海沼秀幸委員 目標人数にとっても非常に厳しい状況かなと思うんですけれども、産業観光館や旧織物市場と同様、中心市街地のいろんな回遊性を含めまして、こちらの旧山崎家別邸の通りに関しても、いろんなしつらえをやっていただきたいと思っております。  今後の指定管理者の導入の話も以前、委員会のほうでもありましたけれども、その辺の導入に関してどのようにお考えなのか、お伺いさせていただきます。 171 観光課長 委員さん御指摘の指定管理者制度の山崎家別邸への導入についてでございますが、まず別邸に指定管理者制度を導入した場合の費用対効果、トータルに十分に調査研究させていただいて、効果的な運営等について研究してまいりたいと考えております。 172 海沼秀幸委員 最後に、河川総務費に関してお伺いさせていただきます。  準用河川のほうなんですけれども、久保川に関して今現段階の現状でよろしいのでお聞かせいただければと思います。 173 河川課長 準用河川の久保川の状況ですが、現在、詳細設計を進めております。昨年度の護岸計画の中の設計のほうを終了しまして、今年度は詳細設計を進めて、来年度の三十年度から工事の予定を進めていきます。 174 海沼秀幸委員 それは一般質問でやらせていただいたんですが、その際には狭山市との協議も必要であるというお話もあったんですけれども、狭山市との協議状況というのはどういった状況なのか、お聞かせいただければと思います。 175 河川課長 委員さん御指摘のとおり、上流区域の狭山市さんのほうが位置しておりまして、こちらにつきましても平成二十六年についてうちのほうで準用河川に指定した範囲で、狭山市さんのほうも補正に伴う協議を進めてまいりました。現在もまだ進めているところでございますけれども、状況としましては全体の中でのこともございましたので、役割についてこれからどのようにして進めていくのかという協議を今進めているところでございます。 176 海沼秀幸委員 わかりました。  昨年の台風九号におきましては、久保川自体が溢水という現象も起きていましたので、一日も早い改修のほうをよろしくお願いいたします。 177 山木綾子委員 不用額について何点かお伺いさせていただきます。  まず、決算附属書類の中の二百三十七ページ、農業振興費の中の不用額千九十五万五千二百三十四円。  続きまして、同じ不用額なので一緒にお聞きしたいと思います。  二百四十二ページの商工振興費の四千四百二十三万五千六百五十六円。  それともう一件、二百四十四ページ。観光費の九百七十五万九千四百九十八円。  この三件についてそれぞれ事業を組んだけれども、何らかの都合でできなかったのか。それとも、当初予定額よりも決算が安くあがったのか、御説明いただかなかったので、この辺の不用額についてそれぞれ御説明いただきたいと思います。      (休  憩)      (再  開) 178 農業委員会事務局長 農業振興費のうちの不用額の件でございますけれども、まず大きいところを申し上げたいと思うんですけれども、園芸特産振興につきまして県の補助事業の埼玉野菜産地強化整備事業補助金の不用額が三百万円生じてしまいました。それから、市の補助事業の環境保全型農業推進事業補助金の不用額が二百一万九千三百九十円生じてしまいました。  なお、この二つの内容でございますけれども、県の補助の埼玉野菜産地強化整備事業補助金につきましては、活用を見込んでいました農家さんが農家戸数の要件などがございまして、そちらの要件が満たせず申請を見合わせたことがございます。それから、もう一点の市の補助事業の環境保全型農業推進事業補助金についてでございますけれども、こちらのほうにつきましてはハードの対象である機械、施設及び資材の整備に該当する事業がなかったということで不用額が生じました。      (休  憩)      (再  開) 179 産業振興課長 先ほど御質問いただきました商工振興費の中に発生しております不用額の主な原因でございます。  一つは商店街振興対策補助ということで、商店街が設置しております街路灯の照明施設の電気料の補助を見込んでおりましたが、LED化に伴いまして電気料が減少したことから、その分の補助金が見込みより少なかったというものがございます。  また一点は、先ほど池浜委員より御質問をいただいたところでございますが、免税一括カウンターの業務委託料が執行しないで済んだ分がございました。  それともう一つは、制度融資でございますが、市内金融機関のほうに融資の原資として貸し付けをしております預託金のほうが、利用件数の減少に伴いまして預託金額の貸し付け金額が減少したといった内容のものでございます。 180 観光課長 先ほどの観光費におけます不用額の主なものでございます。  まず、観光案内でございまして、こちらにつきましては川越駅の観光案内所の移設に伴います移設工事の工事請負費が当初見込みよりも下回ったためでございます。あとは、あわせましてその使用料、もともとの川越駅の観光案内所の使用料が工事の開始の状況等により、アンテナ使用料が発生しなかったということが大きなものでございます。  またもう一点が、観光施設におけますこちらの使用料についてでございまして、こちらは市庁舎北側と南側の駐車場の徴収管理の機械の設備がございまして、そちらが当初の見込みより金額が抑えられたのが主なものでございます。 181 山木綾子委員 農業委員会のほうは、県の基準を満たさなかったために、当初予定していた予算を使わなかったということで大きな金額が残ったということのようです。理解いたしました。  それから、商工費のほうはLEDの電球がLED化に伴って各街路灯に予定していた金額が大きく余ったということと、免税のほうがヤマトさんのほうで引き受けていただいたということ。それから、貸付金の減少に伴って残が出たということで理解いたしました。  それと、もう一点の観光費、これはほとんど工事の関係と借家の賃料の関係で、多めにとっておいたというような感じの残のほうに思えます。  予算設定のときは大変厳しい予算をそれぞれの各課が立てるわけですから、できるだけ差異がないような予算を立てていただいて、不用額がないような形で臨んでいただきたいと思います。これは申し上げておきます。  それから、確認の意味でもう一度聞かせていただきたいんですけれども、先ほど池浜委員の質疑の中で、道路の関係、二十八年度というような言葉を使われて件数を教えていただいたかと思うんですけれども、二十八年度は二百九十三件あって、百三十件処理ができたというような御答弁だったんですが、これは二十八年度なんでしょうか。それとも累計の数字なんでしょうか。ここのところだけ確認させていただきたいんです。 182 道路環境整備課長 先ほど申し上げた数字につきましては、平成二十八年度の実績の数字です。 183 山木綾子委員 そうしますと、二十八年度は二百九十三件あって百三十件ということは、要望が出ている累計の数字はどのぐらいあるんでしょうか。 184 道路環境整備課長 平成十六年度から集計しておりまして、平成二十八年度までになるんですけれども、それまでの間で申し上げさせていただきますと、要望件数の総件数につきましては四千三十件でございます。そのうち処理済み件数につきましては二千四百七十九件になります。 185 山木綾子委員 これは市道ということで特に生活道路が主な道路になってきていると思うんですね。それで、十六年からあって、いまだに手がついていないような市道というのはどのぐらいあるんでしょうか。 186 道路環境整備課長 今の申し上げた数字で残っている残件数なんですけれども、千四百件近くになるかと思います。そのうちの中でもそもそも土地自体が問題になって工事ができないとか、そういったものが累計されておりますので、全く必ずしも着手できるわけではないということで御理解いただければと思います。 187 山木綾子委員 私どもも市民の方から受ける要望の中で、道路改良とか道路補修とかが多いんですけれども、そういう中で相手があって、用地を購入して道路を広げていくとかということは、やはり十六年あたりから残っているというのはそういうようなもので、直接すぐに工事ができないようなものなんだと思うんですね。ただ、通常、例えば通学路に当たる道路であるとか、昔からの農道がそのまま今の生活道路になってしまっていて、四メーターがやっとのような道路でも市道認定されている様なところに関しましては、できるだけ順番を上げるような形で今後、御検討いただきたいと思います。これは申し上げておきます。  あと、主要な施策の効果に関する説明書の百一ページ、商工費の中の小江戸川越観光推進協議会の中にあります大正浪漫夢通りのイルミネーション、たしか昨年から始まった事業のように思うんですね。これはどちらかというとこれから日没が早くなると、私どもが帰る五時には一番街の道路はもうシャッター通りというか、お店自体が五時になるとシャッターを閉めていくような状況が今あるように思っているんですね。夜の観光客の創出ということでこの事業は計画したと思うんですが、できましたら効果を聞かせていただけたらと思うんです。 188 観光課長 昨年二十八年に実施しましたイルミネーションの実施ということでございまして、観光のメインが今一番街となっているんですが、そちらにイルミネーションを今、委員さんが御指摘のとおり、夜の川越のにぎわいということを目的に開催しているものでございます。一番街については観光客の分散化というのも目的とさせていただいて、熊野神社や蓮馨寺に人の流れを周遊させていこうということで考えさせていただいているものでございます。  実際に効果を申しますと、昨年はちょうど同事業で川越リミックスというものも一緒にあわせて事業を行っていたんですが、その入れ込み数が約五万一千人、二日間でございました。平成二十七年度がそのリミックスで四万二千人ということでございましたので、ちょうどその大正浪漫通りのイルミネーションをやったおかげで、約九千人の方がそのイルミネーションを見に来たんじゃないかということで、効果としてはなかなかはかれないところがあるんですが、効果じゃないかなということでこちらの観光課のほうでは捉えさせていただいております。 189 山木綾子委員 人が出てくる、人が観光に来ていただくということだけでも、効果になるんであろうと思うんですね。結局、市内どこかから来るにしても、電車に乗ったり、バスに乗ったり、市外からはもちろん電車に乗ったり、車の方もいると思うんですが、川越に人が集まっていただけるということが、やはりその後にお金を落としていただけるということにつながっていくんだと思うので、ぜひ夜の観光、夜の川越のいいところを見ていただくというようなところでぜひ力を入れて、今後も続けていただけたらと思います。  それともう一つお聞きしたいのは、お正月の松飾りに関してときどき目にしていたんですけれども、松飾りに関しては観光課さんは何か協力とかをしているんでしょうか。 190 観光課長 そこら辺については現在、特に何かしておりません。 191 山木綾子委員 決算ですのでお金が出ていないことまで話していいかどうかわかりませんけれども、三、四年前より少し縮小したかなというふうに思うんですね、何かの機会に川越市が少し力を入れてやっていただけたらと思います。これは決算ですのでお金も出ていませんので、機会がありましたので申し添えておきます。 192 新井喜一委員 観光協会に言えばいいんだよ。 193 山木綾子委員 今、そういう御指摘をいただきましたので、当初松飾りが始まったころはすごくいろいろな形があって、これだけを見に来ても一月三日の御大師様のお祭りの来川客をこちらに回せるなと思っていたんですが、何かちょっとしぼんできたかなというので、その辺はぜひ御尽力いただきたいと思います。  それからもう一点、主要な施策に関する説明書の百ページ、川越市販路開拓事業、地方創生があるんですが、その中の「新たなウリ方セミナーの参加者」という事業があるんですけれども、このことについて御説明をいただきたいんです。 194 産業振興課長 こちらの販路開拓事業の中の新たなウリ方セミナーでございますが、こちらは川越市の補助金を商工会議所のほうに支出いたしまして、商工会議所が主体となってやっている事業でございます。具体的な内容につきましては、今回のウリ方セミナーとしては企業がいわゆる展示会に出展するための方法といいますか、うまい見せ方というか、そういったところの専門家を招いて講義を行い、これは七社の企業様が参加いただいたんですが、一番最後につきましては二月になりますが、さいたまスーパーアリーナで行われました彩の国ビジネスアリーナのほうに出展するといったところを、最後に締めくくりといった事業で実施したものでございます。 195 山木綾子委員 やはり川越市はものづくりの中小企業が多くて、ものづくりに随分力を入れているんですけれども、それをつくったら売るという作業もやはり大事な要素ではないかと思いますので、これは地味な事業だと思うんですね。成果物がこれというふうにあるわけではないんですが、こういうところにもぜひ力を入れて今後事業を進めていただきたいと思います。 196 小林 薫委員 何点かお尋ねいたします。  説明書の百一ページ、最初にみんなで支える観光基金の概要と目的をお願いいたします。 197 観光課長 みんなで支える観光基金の概要でございます。こちらは平成二十七年に策定いたしました菓子屋横丁の火災が発端でございました。平成二十七年六月の段階でこちらのほうの条例を上げさせていただきまして、二十八年度からということで考えさせていただきました。  当初、元金の積立金を三千万円ということでさせていただいて事業を行っているものでございます。条例を制定させていただく際に基金の運用計画というのを策定させていただきまして、二十八年度は先ほど申しましたようにリスクセミナーや環境整備に使わさせていただいて、来年度についてはこの事業の利用計画を定めさせていただいて、効率的に運営させていただきたいということで話をさせていただいております。 198 小林 薫委員 今現在の基金の残高は。 199 観光課長 ただいま手元に資料がないもんですから調べておきます。 200 小林 薫委員 後でまた休憩後でもいいです、もしわかったら。  じゃ次のもう一つ、先ほどお祭り会館の中で外国人観光客が何人来ているかわからないということだったんですけれども、ということは、どこの国の人が何人来ているかわからないということでよろしいですか。手元に資料があるかどうかじゃなくて。 201 観光課長 どこの国の方か、大変申しわけございませんでした、先ほど外国人の方の入れ込みというか、入館者数についてはデータがありましたので、そちらはお示しすることができます。ただ、どこの国の方が何名来たというところまでは、資料としては持っておりません。 202 小林 薫委員 どこの国の人が何名というのはあれだけれども、お祭り会館の中で多言語化事業業務というのをやっているじゃないですか。どこの国が来ているかわからないけれども、多言語だけつくっているのか。来る人がわからないけれども、多言語だけはやっているという解釈でよろしいですか。 203 観光課長 多言語化事業のことで今、委員さんが御指摘のとおりで、お祭り会館におきましては英語と中国語に対応することで、展示物については外国語に対応させていただいております。実際には来客されて解説員がおりますので、そちらのほうで実際にお話しさせていただいて、この言語、英語は当然でございますので、あとは台湾からのお客さんがそれまでに聞いて多いということがございましたので対応させていただいております。 204 小林 薫委員 少し詳細なデータをとって調べて、せっかくつくっても意味ないんじゃもったいないですから、どこの国の人でどういう言葉を話す方が来ているのか、データでも一回とってみてください。  先ほどの基金のことについては結構ですので。 205 観光課長 基金の残高でございますが二千三百三十四万七千円でございます。 206 小林 薫委員 今、基金の話が出て、先ほども山木委員のほうからお話があって、不用額が出ているということなので、不用額が出るんであれば基金を積み立てて、いろんな当該事業に役立てていただきたいということを申し上げておきます。  あと、先ほどの他の委員からもあったけれども、立門前通りの鶴川座の隣、ごらんになっているでしょう、皆さん。近隣の人から市長に直接どうにかしろという話がいっているはずなんですけれども、都市景観課でも観光課でもどこでもいいや、ごらんになってわかっていますでしょう。みんな地元の人がいるじゃない。部長は、大岡さん。 207 産業観光部長 空き家の関係ということで、大変老朽化が著しくて、若干景観上あるいは安全上問題があるかなというふうな認識は持ってございます。 208 小林 薫委員 市長のほうに直接市民の方から話がいって、市長が慌ててパーテーションで目隠しをしているような状態だけれども、上のほうはブルーシートで朽ち果てて、今でもムクドリやらネズミの巣になっているということで、立門前の活性化ということで先ほども答弁されているけれども、何とかあの辺のところの問題を解決していただきたいということを申し上げておきます。  それともう一つ、先ほどアカシア通りがあったけれども、アカシア通りの地中化というのはいつやるんですか、予定としては。 209 道路街路課長 アカシア通りの地中化の関係でございますけれども、現在、電線共同溝の関係の工事を進めているところでございます。一応電線共同溝関係の工事が終わりましたならば、電線類を沿道タッチ等に引き込みまして、その電線類がなくなりましてから電柱の抜柱を行い、歩道部分の美装化及び車道部分の舗装を考えております。それは来年度、平成三十年度を予定しております。 210 小林 薫委員 せっかく面整備が終わっても、電柱が立っていると景観も損なわれるし通行にも邪魔なので、ぜひ早めにやっていただきたいと思いますけれども、あと周りの幹線道路はいいんですけれども、一般的な生活道路で建築後退等で下がったりして、道の真ん中にL字溝が残っちゃったり、グレーチングが残っちゃったりとか、電柱はよけるけれども、縁石が残っちゃっているところがあるんですよね。  だから、なるべく拡幅が終わったところは、先ほどもいろいろ要望が出ているというけれども、特に夜道は危ないときがあるので、そういうところはぜひ調べて、住民のほうからも、市民の方からもいろいろと要望がきていると思うので、その辺のところをぜひやっていただきたいというふうに思います。  それと、先ほど樋口委員のほうから話がありましたけれども、警備員、川越はいろいろとイベントが多くて結構なんだけれども、イベントのたびに警備員の方が配置される。それは結構なんですよ。ところが、お酒を召し上がっている方があると、警察官でもないのになぜあなたに言われなくちゃいけないんだということで、ただ川越市と警察の許可をとってやっているわけだけれども、ちゃんとそこのところを市なり警察から委託されているというようなことで、警察なり川越市の看板を出してちゃんと警備に当たっていただきたい。
     それと、警備会社もイベントのときは緊急になれていない人も雇ったりするので、先ほども警備の不慣れという話もあったけれども、ぜひそこのところを事故のないようなイベントをしていただきたいと思いますのでお願いいたします。お言葉だけ。 211 産業観光部長 今回につきましては、川越まつりが直近では大変大きなイベントとして予定されておりますので、例年以上に警察と十分な協議を図りながら、警備員の体制についてもしっかりと対応してまいりたいと考えております。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  起立採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六四号 平成二十八年度川越市川越駅東口公共地下駐車場事業特別会計歳         入歳出決算認定について ○提案理由の説明(産業振興課長) ○質  疑 212 小林 薫委員 ちょっとお聞きしたかったんですけれども、料金体系を教えてください。 213 産業振興課長 東口公共地下駐車場の料金体系でございます。  まず、基本料金が三十分ごとに百二十円で基本となっております。それから、夜間料金というのがございまして、これは二十二時から翌朝八時までなんですが、この間ということで千二百九十円でございます。それと、定期券が一月につき一万八千三百円。  ほかにつづり券というのがございまして、三十分券が十一枚つづってあるのがございます。こちらが千二百九十円。また一時間券が十一枚つづってあるのがございまして、こちらが二千五百九十円。  そのほかにカード券がございます。こちらは三十分券が四十七枚相当のものになっておりますが、料金といたしましては五千百四十円という形になっております。 214 小林 薫委員 先ほど池浜委員のほうからお話があって、市役所の休日利用ということで最初が二百円、その後が百円。本会議場でも質疑が出ましたけれども、霞ケ関駅北口、あそこは一晩とめておくと九千何百円ということで、なぜそんな料金体系になっているのかというと、民間を圧迫するといけないので川越市としてはこういうのでやっているというような話を聞いたけれども、今の話を聞くと、三十分百二十円ということは一時間で二百四十円ということを考えると、民間は圧迫しなくはないですね、どう考えても民間よりも安くしているだから。ということは、片方では民間を圧迫しないようにということで料金を高くしている、片方ではこれは駅前の一等地で一時間二百四十円でとめられるという料金体系になっているわけですよ。  そうすると、同じ市の駐車場でありながら整合性がとれない。ここのところをぜひ精査していただきたい。こっちは特別会計でやっているんだと、片方は一般会計でやっているんだというのかもしれないけれども、もう少し川越市の駐車場の料金というのはこういう料金なんだというような料金体系をぜひ見直していただきたいと思いますが、今後検討できますか。 215 産業振興課長 私どもが所管しております東口公共地下駐車場に関しましては、周辺の駐車場とのバランスはもちろん民間駐車場もございますけれども、そのほかに市のほうで運営しています駐車場とも料金的なバランスあるいは料金体系のバランスをとった形の中で進めてまいりたいと考えております。 216 小林 薫委員 ぜひ考えていただきたいと思うし、それが今いろいろと料金について御説明いただきましたけれども、ここはここでわかりやすい料金体系になっていると思うので、結構だと思うんですけれども、ほかとの整合性をぜひとっていただきたいということだけ。いいです、それで。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六五号 平成二十八年度川越市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認         定について ○提案理由の説明(産業観光部副部長兼農政課長) ○質  疑 217 樋口直喜委員 過去の議事録を読ませていただくと、接続率について話題になることが多いのかなと思っておりますが、現在の鴨田地区、石田本郷地区の接続率についてお伺いしたいと思います。 218 産業観光部副部長兼農政課長 平成二十八年度末でお答えさせていただきますが、鴨田地区につきまして八七・二%、石田本郷地区につきまして六四・三%でございます。 219 樋口直喜委員 昨年の議事録を読ませていただくと、鴨田地区は八七%だったということで〇・二%の増加、あと石田本郷地区は六二%だったので二・三%の増加ということで理解させていただきました。  また、これは整備するに当たっては、国の採択を受けるに当たって地域住民の方の九〇%以上の同意がないと採択が受けられないということで理解させていただいておりますが、そもそも鴨田地区にしても、石田本郷地区にしても九〇%の賛同が得られて進んでいると理解していますが、これはなぜ九〇%まで達成できないのか、その要因についてどうお考えかお伺いいたします。 220 産業観光部副部長兼農政課長 詳細につきましては限られた情報で申し上げますけれども、鴨田地区と石田本郷地区とも地元の推進協議会を設立していただきまして、地元と役所のほうで一体となりまして事業を推進することができたということが大きな違いかと思っております。      (休  憩)      (再  開) 221 産業観光部副部長兼農政課長 接続に関しましてはその御家庭の状況により直ちに接続する場合もありますれば、接続を予定しているという部分で分家住宅とかができたあかつきで新たに接続するというような場合もございまして、このような状況かと思っております。 222 樋口直喜委員 そういう意味では九〇%賛同の意向はあるということで理解させていただきましたが、国の採択の条件として九〇%以上ということの中で、これは何年以内に九〇%を達成しなければならないとか、そういった規定はないんでしょうか。 223 産業観光部副部長兼農政課長 九〇%というものが実際地元様の総意ということで捉えておりますが、現行、土地改良事業ということになりますので、こちらの場合につきましては国のほうの事業採択の要件について現状は一〇〇%というような状況になってございます。それらを考えまして市としてはできるだけ多くの方が賛同していただいている事業について事業推進をしてまいりたいという考え方に立っております。 224 樋口直喜委員 理解させていただきました。  最後に、参考までに今後予定されている古谷地区、昨年の段階では賛同率六二%、下赤坂地区が昨年では七〇%で、今現状ではどういった状況でしょうか。 225 産業観光部副部長兼農政課長 委員さんがおっしゃられた部分のとおりでございますけれども、現状は古谷上ほか地区につきましては平成二十八年度にアンケート意向調査を実施させていただきまして、参加意向の方については五八・七%という状況でございます。それから、下赤坂地区につきましては、近年アンケート調査をしておりませんので、今年度また地元に入らせていただきまして、またアンケート等を行っていくことで考えております。 226 樋口直喜委員 すみません、下赤坂地区については調査していないと。これは恐らく地元からもう七〇%以上上がらない可能性が高いといったお話があったゆえかなと思っておりますが、古谷のほうに関しては例年下がっている状況にあろうかと思います。  そういった中で、もともとは下赤坂地区が次期候補だったものを優先順位を変更したという中で、古谷地区がどんどん下がっている状況の中で、先行きというか、そういった形はどういうふうに捉えていますか。 227 産業観光部副部長兼農政課長 委員さん御指摘のとおり、三回目のアンケートをするたびに徐々に参加意向が減っているという状況がありますので、それから埼玉県のほうからも長い期間、事業推進をしておりますので、県内三地区しか事業推進地区がないという状況でございまして、そのうちの二カ所が川越にあるということから、どうするのかということもいわれてございますので、どうするかについて至急対応していく必要があると考えております。 228 樋口直喜委員 ぜひ今後検討していただければと思います。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六六号 平成二十八年度川越市水道事業会計決算認定について ○提案理由の説明(上下水道局副局長兼給水サービス課長) ○質  疑 229 池浜あけみ委員 二十二ページで、最初に概況でお話しいただきました業務の状況について、給水状況については給水人口や給水戸数がふえているのにかかわらず配水量が減って、またその一方で有収水量はふえているというところの御説明をもう一度確認のためにお願いいたします。 230 上下水道局副局長兼給水サービス課長 給水人口戸数、これにつきましてはそれぞれ増加しております。数字のほうでございますが、前年度と比べますと年度末の給水人口は、平成二十八年度は二十七年度に比べまして千四百十人増加となっております。ちなみに、数字のほうですが、二十八年度は年度末給水人口が三十五万千八百四人、平成二十七年度は三十五万三百九十四人でございました。  それから、年度末給水戸数でございますけれども、平成二十八年度は十五万四千七百二十二戸で、平成二十七年度の十五万二千四百五十二戸に比べ二千二百七十戸の増加となっております。  また、年間の配水量は平成二十八年度が三千九百三十六万二千七百八十八立方メートルで、平成二十七年度の三千九百四十八万八千八百三十六立方メートルに比べ十二万六千四十八立方メートルのマイナスになってございます。  それから、年間の有収水量につきましては、平成二十八年度が三千七百三十八万七千九百六十三立方メートル、平成二十七年度は三千七百二十六万三百十八立方メートルで、前年度に比べて十二万七千六百四十五立方メートルの増となってございます。  これら全体を見ますと、年度末の給水人口また給水戸数は増加いたしましたが、それに伴いまして年間の有収水量、これは料金をいただくような水ですけれども、こちらについても増加いたしました。有収率については九五・〇%ということで、前年よりも九四・四%より〇・六ポイント増加しましたので、その分で配水量は減っているんですけれども、お金として代金をいただく水は増加した。結果として有収率が上昇したと。 231 池浜あけみ委員 最後のところがよく理解できなかったです。      (休  憩)      (再  開) 232 上下水道局副局長兼給水サービス課長 この年間配水量が減少した理由でございますけれども、一つは漏水の修繕を通して防止したこと。それからもう一つは、各家庭で節水器具が普及したために、使う水の量が総体的に減少するような傾向があることです。 233 池浜あけみ委員 その下の事業収入に関する事項のところですが、国庫補助金と他会計負担金というのが、二十七年度ゼロから二十八年度に大きく出ているんですが、そのような事業があったということでよろしいでしょうか。 234 上下水道局副局長兼事業計画課長 耐震化の関係で配水時の耐震補強をやった事業でございます。それが国庫補助金になっています。      (休  憩)      (再  開) 235 池浜あけみ委員 決算書のほうの二十四ページの職員に関する事項のところで、二十八年度中の増減を見ますと、副主幹の方が四名減って、水道主任の方が三名減ったと。また、主任、主事と三人ずつふえて、大きく変化したことがわかります。どうしてこのようになったのかをお聞きいたします。 236 上下水道局参事総務企画課長 二十四ページの職員に関する事項の人員につきましては、平成二十七年度末の人員と二十八年度末の人員を比較したものでございまして、二十八年度中の増減につきましては市といたしまして二十八年の四月一日に行われました人事異動に伴う職名の変更ですとか昇任ですとか、あるいは他部局への異動、他部局からの異動等をこの自由欄に書き込んでいるものでございます。 237 池浜あけみ委員 ここのところで近年、技能労務職の方の人数が減っている、少しずつ微減しているかと認識しておりましたけれども、仕事量が減っていると思えない中で、職員の方の仕事の状況がどうなのかということを伺いたいと思います。 238 上下水道局参事総務企画課長 技能労務職の職種につきましては、主に現場での管の補修作業ですとか、漏水修繕作業を行っております。現在はどちらかというとそういう作業については、業者への委託を徐々に拡大することによって事業を進めておりまして、技能労務職が減った分をなるべく行政職の技術職、事務職等の増へ振りかえるような形を考えております。 239 池浜あけみ委員 委託するという流れはあると思うんですけれども、やはり市としてそういうところをしっかり技能労務職の方の技術を引き継いでいくということも大変大切なことだと思いますので、ぜひそこのところは大事にしていただきたいと申し上げておきます。 240 樋口直喜委員 私は審査意見書のほうを参考にさせていただいて、十八ページ、経営分析表を見させていただくと、おおむね全国平均よりもよいポイントで経営状況が良好なのかなとも見てとれるんですが、(10)、(11)、(12)の説明のほうを読ませていただくと、この比率が高いほど企業の成績が良好、一〇〇%超えて高いほど経営状態が良好、一〇〇%超えて高いほど営業成績が良好といえるというような指標に関しては、全国平均よりも低く、また平成二十七年度よりも低下傾向にあるといった状況なんですが、ほかの指標と勘案したときにこれをどのように捉えていらっしゃるのか、その一点だけお伺いしたいと思います。 241 上下水道局参事兼財務課長 現状におきましてはこの指標にあるように、今現在においては特に問題ないと考えておりますけれども、先ほど出てきましたように、給水収益等を考えていくと今後収入のほうが減ってきますので、企業の運営としては難しくなる方向に向かうのではないかということを今苦慮しております。 242 小高浩行副委員長 企業会計の決算意見書の九ページです。供給単価と給水原価の比較表で差損が生じているんですけれども、二十七年度は差益だったんですが、その理由は何でしょうか。 243 上下水道局参事総務企画課長 差損が生じた理由といたしましては、給水原価が平成二十七年度と比較して四円五十九銭上がったためでございます。給水原価が上がった理由でございますけれども、給水原価の算出方法にはその下に式が書いてございますけれども、費用を年間有収水量で割ったものでございます。今年度は、二十七年度と比較しましてこの計算式での費用は約一億九千二百万円増加しております。  増加の内訳としましては、原水及び浄水費におきます修繕費が約一億七千四百万円、こちらは浄水場の整備事業での浄水場の修繕工事費でございます。それともう一つが、総係費の退職給付金が約八千三百万円増となっております。これは年度末に退職給付引当金に引き当てます要支給額に対して繰り入れます金額が、前年度と比較して八千三百万円増となったものでございまして、主としてこの二つの理由で費用がふえまして、給水原価が上がり、それによりまして差損となったものでございます。 244 小高浩行副委員長 修繕料と退職に伴う引当金というようなことなんですが、これは一時的なことなんですか。それとも、今後継続して起きることなんでしょうか。 245 上下水道局参事兼財務課長 現時点においては一時的なものと考えておりますけれども、ただ修繕費に関しましては今後また修繕が必要になってくる可能性もありますので、ちょっと何とも言いがたいところだと思います。 246 小高浩行副委員長 先ほどの給水、配水というか、有収量が落ちてきて、人口の問題とかもあると思うんですが、そういう中でやはり修繕とか経費が上がっていく、あるいは二十八年度同水準のものが出ていくと、非常に経営上厳しい状況になるのかなと思いますので、その辺はよく検討していただきたいと思います。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六七号 平成二十八年度川越市公共下水道事業会計決算認定について ○提案理由の説明(上下水道局副局長兼給水サービス課長) ○質  疑 247 池浜あけみ委員 決算審査意見書のほうの三十八ページを拝見いたしますと、性質別費用構成表の中で人件費、これが前年対比八四・一%と一番減っているわけですが、これはどのように考えるかをお答えください。 248 上下水道局参事総務企画課長 委員さん御指摘の性質別費用構成表によりますと、人件費は平成二十七年度と二十八年度で約七千四百万円ほど減少しております。  これの一番大きな原因につきましては、こちらの退職給付引当金でございまして、二十七年度までは退職手当については定年退職は一般会計等で在職した期間按分を行っておりましてけれども、二十八年度からはそれ以外の普通退職についても全ての退職について一般会計等で期間按分を行うことにいたしました。さらに、下水道事業につきましては、公営企業会計になりました平成十五年度以降の分を負担するという形になりまして、大幅に退職給付引当金へ引き当てるべき金額が減ったものでございます。  したがいまして、この特別損失で計上しておりました毎年八千七百六十四万円というものを、この年につきましては三千三百六万円ということで約五千四百万円ほどこの退職給付引当金の引当額が減少したものでございます。それが一番大きな理由でございます。 249 池浜あけみ委員 四十七ページ、四十八ページのほうを拝見いたしますと、業務実績表のほうに普及率、管渠延長もふえているということが、平成二十四年度から二十八年度にかけての変化が書いてあるんですけれども、ただ職員数はやはりここを見ますと、先ほどの話は退職金に引き当てる金額が大きくなったということでしたけれども、職員数を見ますと二十四年度に七十八人いたものが、二十八年度に六十七人ということでかなり大きく減っているということも見えます。仕事は多分減ってはいないと思うので、この人数で大丈夫なのかということをお聞きしたいです。 250 上下水道局参事総務企画課長 職員数がここ数年間で大幅に減少したことは確かでございます。私どもといたしましては本質的に委託化できるようなものにつきましては委託化を行ったり、あるいは平成二十八年度におきましては組織をそれまでの二部制から一部制にいたしまして、それまで比較的に現場の部門も水道と下水で分かれておりましたけれども、事業計画部門、維持管理を行います上下水道の管理センター、これを上下水道合わせた組織といたしました。そのような努力といいますか合理化を行いながら、職員数を減少してきたものでございます。  ただ、職員数につきましては、もう早々これが仕事をする上ではマンパワーが必要でございますので、仕事に必要な職員数は今後も確保してまいりたいというふうに考えております。 251 池浜あけみ委員 やはり水道というのは本当に人の命にかかわるものですし、今おっしゃったように人の目とか手とかそういうものが最終的に必要な分野と伺っておりますので、ぜひその人員確保に努めて頑張っていただきたいと思います。 252 樋口直喜委員 私も意見書の三十三ページで有収率について伺いたいんですが、こちらは二十七年度に比べて三・六ポイント増加しているということですが、こちらが増加した要因を御説明いただけますか。 253 上下水道局参事総務企画課長 この有収率につきましては下に表がございますけれども、年間処理水量、これは流域下水の県の施設で処理していただいている量でございますけれども、それを分母といたしまして年間有収水量、私どもが料金をいただいている水量を割り込んだものでございます。  平成二十七年度に比べまして二十八年度は三・六%上昇しております。端的に申しますと、これはお天気の関係が多いということでございます。川越は一つには合流地域がございまして、どうしてもこの年間処理水量のほうに合流地域では雨水が回ってきますので、雨が降ればこれがふえていきます。あるいは不明水といいますけれども、地中に埋まっている管のすき間から地下水が上がってきますとその中に水が入ってくる。雨が少ないとそういうことが少ない。
     したがいまして、二十七年度に比べまして二十八年度のほうは比較的に雨が少なかったために、そういう不明水、あるいは雨水の混入が少なくなって、有収率のポイントが上がったものと考えております。 254 樋口直喜委員 わかりました。  施設の更新等が原因なのかなと思ったんですが、そういうことであると理解させていただきました。  一方で、水道事業のほうの有収率を見させていただくと、考え方が違うのかもしれないですが、こちらは九五%ということでかなり高いのかなというふうに感じるんですが、この下水のほうの七三・七%というのは、他市町村と比べてどういった状況なんでしょうか。 255 上下水道局参事総務企画課長 現在、他市町村でも公表されておりますのは、平成二十七年度決算に基づく数値でございます。その二十七年度決算の数値でお答えいたします。  川越の有収率は七〇・一%でございまして、県内で公共下水道を公営企業化している団体は十六団体ございます。その十六団体中、七〇・一%という数字は一番低い数字でございます。 256 樋口直喜委員 先ほどの御説明ですと、天気によってかなり左右されるということは理解させていただいたんですが、七〇・一というポイントが一番低いということからすると、これを上昇させるためにはどういった取り組みが考えられるのでしょうか。 257 上下水道局長 今お話ししましたとおり、下水道の有収率については改善しなければならないと当然、認識をしております。こうした中で今お話があったとおり、不明水といわれる雨水が入ってきたりですとか、あとは誤って接続されている管なんかがございますので、そういう調査をさせていただきながら、なるべくそういう水が少なくなるような企業努力が必要かというふうに考えております。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 認  定  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第六八号 町の区域を新たに画することについて(町名地番整理) ○提案理由の説明(都市整備課長) ○質  疑 258 小林 薫委員 ここのところ議案で上がってくる町の区域を新たに画することについてという議案が上がってくると、地域でいうといわゆる大東地区がこのところ続けて非常に多いですね。何か理由はあるんですか。 259 都市整備課長 今までの実績などでいきますと昭和三十五年から町名地番をやっておりまして、古くは郭町、本庁地区が中心でやってまいりました。平成二十年以降、実際に実施されていないという地区の中で、大東・福原地区を進めさせていただいているような状況でございます。  また、今後につきましては、地元の自治会の方々と相談しながら、まだ実施されていない部分について進められればと考えております。 260 小林 薫委員 説明はよくわかったんですけれども、ほかの地域からは要望とか陳情等で上がってきていないのか。 261 都市整備課長 現在、御要望いただいている箇所につきましては、この豊田本が終わりますと一応一区切り終えてしまうというような形でございますけれども、今やはり町名地番という形の整理の中では、例えば新河岸駅周辺とか、今後展開されていきます南古谷など、そういうところについても町名地番の必要性というのは感じておりますので、引き続き提案させていただきたいと思っております。 262 小林 薫委員 地元から要望がなくても、行政主導でもって今後もこの事業を進めていくと、駅前等も含めてやっていくということでよろしいですか。 263 都市整備課長 現在も例えば名細地区とか霞ケ関北地区とか、そういう自治会を通して御提案はずっと続けているような状況でございます。ただ、やはり地元の御意向というのもかなり大切な部分でございますので、現在のところそういう進めてほしいという御要望が一つ途切れてしまうというような状況でございます。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第七四号 田島橋拡幅工事請負契約について ○提案理由の説明(道路街路課長) ○質  疑 264 池浜あけみ委員 工事をする場合、通行止めなどを伴うことがあると思うんですが、どのような手順で、どのくらいの期間で通行するように考えているのか教えてください。 265 道路街路課長 通行止め、交通規制でございますけれども、自動車につきましては県道川越日高線を利用して迂回していただく計画であるため、自治会を初め関係機関に十分に周知をさせていただいた上で工事を進めてまいる予定でございます。  期間につきましては、河川内の工事が十一月一日から五月三十一日までと制約がございますので、その期間に河川内の工事を行いますので、その期間につきましては車両については通行止めで考えております。歩行者に関しましては、歩道を仮設いたしまして通れるような形で対応したいと考えております。 266 池浜あけみ委員 歩行者のための橋はいつごろからかけ始めて、いつから使えるようになっていますか。 267 道路街路課長 予定といたしましては非出水期の工事となりますので、その前に仮設いたしまして、そういった使えるような形で考えております。 268 池浜あけみ委員 川の中のお話ですけれども、基礎はどのようなものを何メートルぐらい深く掘って入れるのか。 269 道路街路課長 既存の橋梁に歩道部分を付け足すため、七・五メートルの基礎ぐいを打つ予定で計画しております。 270 池浜あけみ委員 何本打つんですか。 271 道路街路課長 本数につきましては片側に六本予定しておりまして、左右で十二本になります。 272 池浜あけみ委員 わかりました。  このところ気候も大変激しくなっておりまして豪雨などもあることが懸念されるんですが、川の表から桁下空間というのは何メートルぐらいあるんでしょうか。      (休  憩)      (再  開) 273 道路街路課長 約五メーター弱でございます。 274 池浜あけみ委員 川越市内でこのような工事が必要な橋というのが幾つかあるのかどうかを伺っておきます。 275 建設部長 今、オリンピック関連という意味合いだとすると、この橋を架けかえると一応対応できると。そのほかの橋というのは、この間に議場で答弁したとおり、六百以上の市が管理している橋がある中で、耐震等に対応しなくちゃならないのが二十三橋あるということをお話ししたと思うんですが、そのほかも長寿命化等で老朽化の対策をしなくてはならない橋も多々ございます。  そういったところで、そのくくりでどこまでというのは難しいところでございますが、いずれにしても安全を確保するためには、これから長寿命化の計画を立てて計画的に修繕もしくは架けかえをしていく必要があると考えているところでございます。      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第七六号 川越市道路線の認定について ○提案理由の説明(建設管理課長) ○質  疑  な  し ○討  論  な  し ○採  決  簡易採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○議  題  議案第七七号 平成二十九年度川越市一般会計補正予算(第三号)の所管部分 ○提案理由の説明(産業振興課長) ○質  疑 276 海沼秀幸委員 補正予算に関しまして質疑を申し上げます。  今回の本会議におきましてもさまざまな御質疑がありました産業観光館昭和蔵の改修に関しまして何点かお聞きしますけれども、まず最初に、平成二十一年の十一月定例会におきまして川越市産業観光館の指定管理者の指定についての議案が提出されておりますが、その際に議会におきまして附帯決議が出されておりますが、その内容についてお伺いしたいと思います。 277 産業振興課長 平成二十一年当時の厚生常任委員会におきまして附帯決議を頂戴いたしたわけでございますが、その内容につきましては「本委員会において産業観光館の指定管理者の指定について種々質疑をしてきたが、今後本市にとって重要な観光拠点であり、これまで市から議会に対して十分な報告がされなかったことははなはだ遺憾である。今後、市及び指定管理者が連携をとりながら、市民及び観光客の期待に応える施設となるよう努力すべきである。」と、このような内容の附帯決議を頂戴しております。 278 海沼秀幸委員 今の附帯決議の中で報告をしなかったという話がありましたが、その後から今まで議会に対しましてどのような報告をされてきたのかお伺いさせていただきます。 279 産業振興課長 平成二十二年十月の開業までの準備といたしまして、平成二十二年六月の厚生常任委員協議会におきまして、川越市産業観光館の指定管理に向けての準備状況についての御報告をさせていただいております。また、同年九月の厚生常任委員協議会におきまして、川越市産業観光館の指定管理の状況についての御報告をさせていただきました。  また、平成二十二年十月開業した直後の状況の御報告といたしまして、二十二年十二月及び二十三年三月の厚生常任委員会において、小江戸蔵里の営業状況についてということで御報告させていただいたところでございます。  その後、開業以降の各年度ごとの御報告につきましては、行政改革推進課のほうで取りまとめております指定管理による公の施設の管理状況についての御報告ということで、指定管理を行っております他の公の施設とあわせまして運営状況について御報告させていただいております。  その他臨時的なものといたしましては、平成二十四年十二月に産業観光館の一部臨時休業について、また二十八年二月には指定管理者による管理運営に係る第三者モニタリングの評価結果ということで御報告させていただいているところでございます。 280 海沼秀幸委員 私も昨年見させていただきまして、指定管理者による公の施設の管理状況についてといった資料が多分定期的に毎年やられていると思うんですが、その公の施設の管理状況につきまして報告の話で、所管課評価と所管課の指示、指導事項という項目があるんですが、こちらをちょっと一回お答えいただければと思います。平成二十七年度で。 281 産業振興課長 平成二十七年度の所管課の評価でございます。  管理運営については利用者が増加傾向にあり、おおむね良好である。平成二十七年度は前年度に引き続き単年度黒字を達成することができた。蔵別の利用状況では、旅行代理店や地元バス会社との契約効果により、観光バスの来場件数が増加し、明治蔵、大正蔵については好調であったが、昭和蔵、展示蔵、ギャラリーと会議室の利用のほうでございますが、これについては年度目標を達成できなかった。昭和蔵については売り上げデータ等を検証し、早期に利用者増加策を講じる必要がある。また、開館から五年半が経過し、設備、機械等の修繕費が増加傾向にある。  このような評価を出しております。 282 海沼秀幸委員 まさにその所管の評価の中で昭和蔵のことについて触れられておりますが、この時点で今回の昭和蔵の改修事業の検討をしてきたのか。また、川越市観光振興計画第一次のほうですが、こちらはお酒の記載とかはないんですけれども、こちらの第二次川越市観光振興計画には地酒の話の表記が出てきております。それとの整合性を図ってきたのかなという感じに思うんですが、その辺はどうなのかお答えいただければと思います。 283 産業振興課長 先ほど所管課評価のほうにもございましたように、昭和蔵については利用者数が伸び悩んでいるという状況のほうは認識しておりまして、川越市としましても、指定管理者のまちづくり川越としましてもその打開策といいますか、利用者の集客増加を図るための施策を検討してきたんですが、抜本的な立案にはなかなか至らずということで、今回のこの昭和蔵リニューアルの件については、したがいましてこの平成二十七年度の所管課の評価を受けてといったところで出てきた内容でございます。  観光振興計画との整合性でございますが、まちづくり川越のほうから提案をいただいた後、市の施策との整合性ですとかといったところを検討する中で、施策上の位置づけを確認する中でこの第二次川越市観光振興計画との整合性についても考慮しながら、具体的な内容について検討してきたところでございます。 284 海沼秀幸委員 それについては理解させていただきました。  また最後に、今回の質疑で答弁のほうで既存の協定等と齟齬が生じることについて認識している旨の御答弁がありましたが、実際にその議会に提出する前に指定管理者と協定の見直しをしなかった理由についてお伺いしたいと思います。 285 産業振興課長 議会への上程前に協定の改定を行わなかった理由でございますが、今回御審議をお願いしているのが予算の議案ということもございまして、予算議案については金額はもちろんですが、その使い方といいますか、使い道についても御審議をいただくものかなというふうに考えておりまして、そういった御審議の結果をいただく前に、川越市が支出するといったような内容を定めた協定を先に締結してしまうことは適当ではないかというふうに考えた結果、このようにさせていただいたものでございます。 286 樋口直喜委員 海沼委員の質疑でおおむね理解させていただきましたが、幾つかお伺いしたいと思います。  当初、こちらのまちづくり川越が選定されたときには、地元自治会だったり、商店街、観光協会、商工会議所とは常に連絡を密にとっていく必要性から、その団体への加入が条件づけされていたと思うんですが、今回のリニューアルに当たってそういった関連団体との連絡はどのように行われていたのか、またどういった御意見があったのか、お伺いしたいと思います。 287 産業振興課長 今回のリニューアルに当たりましては、当初、そういった説明等をさせていただいた自治会、商店街のほうには、特段のそういった説明の場を設けることはいたしませんでした。ということで、この個別具体的な御意見については頂戴していない状況でございます。 288 樋口直喜委員 わかりました。  そういった意味では、そもそも常に連絡を密にとっていくために加入を条件づけたはずなのに、今回のような重要なときに連絡がとれていないというのはいかがかなと思うんですが、そのあたりのお考えをもう一度改めてお伺いしたいと思います。 289 産業振興課長 委員さん御指摘のとおりでございますので、事後的にはなってしまうかもしれませんが、また地域への説明にも努めてまいりたいというふうに考えております。 290 樋口直喜委員 あと、ちょっと細かいことなんですが、今現在でも蔵里では多くのイベントが開催されていると思うんですが、買い物をしないで立ち寄られている方というのはかなり多くいらっしゃるのかなと思うんですが、利用客のカウントにはこういった方は含まれているという理解でよろしいでしょうか。 291 産業振興課長 産業観光館の利用者としてカウントしている人数につきましては、いわゆるレジ通過数ということで利用者をカウントしておりますので、買い物をしない方については人数には含まれていないという考え方でございます。 292 樋口直喜委員 そちらは理解させていただきました。  最後にあと、クレアモールの通行量について平成二十一年時では二百四十万人という御答弁を拝見させていただいていますが、わかる範囲で直近だとどのぐらいになっていますか。      (休  憩)      (再  開) 293 産業振興課長 中心市街地活性化基本計画の中で集計しております通行量調査の数字の小江戸蔵里前の通行量から割り出した数字でお答えさせていただきますと、三百五十九万八千三百三十六人という集計結果になります。 294 樋口直喜委員 二百四十万人からかなり増加されていることを確認させていただきました。それに基づいて今回の来場者ですとか、売り上げの目標が立てられているものと理解させていただきました。こちらについて再度達成の見通しだけ御確認して終わらせていただきたいと思います。 295 産業振興課長 今回のこの計画につきましては、先ほどの通行量等をもとに来場者につきましては質疑のほうでも御答弁させていただきましたが、十一万七千六百人を見込んでおりまして、売り上げのほうも一億一千万円程度を見込んでいるところでございますが、周辺の地域の事例といたしましては、新潟駅にぽんしゅ館がございまして、両国には江戸NORENといったような類似施設があるんですが、そういったところのヒアリングも行った結果、こういった数字を出しておりますので、感触としては計画を達成できるのではないかというふうに考えておるところでございます。 296 山木綾子委員 この議案については産業観光館のみに特化して質問させていただきます。  本会議場でも民進党の片野が質疑に立たせていただきましたけれども、重複は避けたいと思いますけれども、確認をする意味でもしかしたら重なるところがあるかもしれませんけれども、お許しをいただきたいと思います。  まず、この昭和蔵の今現在の利用方法、収益が上がらないとかいろいろ出ていますけれども、あそこは通常的に物販をしていないので、利用方法で何をもって収益を上げようとしているのかお伺いいたします。 297 産業振興課長 今現在の昭和蔵はヤオコーが運営協力ということで入っておりまして、お惣菜とお弁当と、あと地域の野菜の販売をしておりまして、年間約七千万円の売り上げがあるところでございます。
    298 山木綾子委員 それと今回、まちづくり会社から御提案があったようですけれども、まちづくり会社からの御提案ということでよろしいでしょうか。 299 産業振興課長 日本酒をテーマにした事業をやってはどうかということで、指定管理者であるまちづくり川越から提案をいただきました。ただ、この三十五蔵という部分につきましては、その後業者で検討してまいるということでございます。 300 山木綾子委員 それを御提案いただいたのは、実際にはいつごろ御提案いただいたんでしょうか。 301 産業振興課長 平成二十八年の暮れごろ、十二月中旬以降というふうに記憶しております。 302 山木綾子委員 昨年の暮れごろだろうということで御提案があって、ここで三十五種の蔵元さんのお酒を置いてというようなことになったようでございますけれども、三十五種の蔵元が加盟する埼玉酒造組合というんですか、それと協議をしたのは確認の意味ですけれども、それは川越市でよろしいでしょうか。 303 産業振興課長 埼玉県酒造組合ということで、そこに加盟している酒蔵が三十五ということでございますが、川越市としても設置者という立場がございますので、当初、この酒造組合に挨拶に行くことで協力をいただきたいということのお願いには伺っております。  ただ、その後の具体的な協力内容につきましては、仕入れの関係ですとか、あるいは展示品ですとか、そういったところで御協力いただくことになるかと思うんですが、そういった具体的な部分については実際に事業を運営するまちづくり会社のほうがやる形になるということでございます。 304 山木綾子委員 大変細かいことで申しわけないんですが、御挨拶にはいつごろ行かれたんでしょうか。 305 産業振興課長 これも昨年の十二月末ということでございます。 306 山木綾子委員 それから、先ほどどなたかの御答弁の中に、本会議で協定書に齟齬があるということを御指摘させていただいて、それで提案した理由はという御答弁の中で、お金にかかわることが付随しているので、それを審議する前に協定書を新しく取り交わすのはよくないんではないかということで、今回は協定書には齟齬があるけれども、予算を提案したということでよろしいでしょうか。 307 産業振興課長 予算については先ほどの答弁でも少し触れさせていただきましたが、金額のみならず、その使い方についても御審議をいただくものというふうに考えておりましたので、今現在の協定では当然、指定管理者が負担するというところを今回は市が負担する形になりますので、そういったところについても御審議をいただいた上で御結論をいただいた上でなければ、その協定を締結することは好ましくないのではないかというふうに考えた結果でございます。 308 山木綾子委員 ただいま御答弁いただいたように、協定書を正式にかわす前に予算であるとか、事業内容であるとかということを議会に提案した事例というのはあるんでしょうか。 309 産業振興課長 あまり思い出せるものはないんですが、通常の契約行為等ですと、やはり予算の成立を御審議いただいて、成立してから当然契約の手続に入るというのが一般的でございますし、あとは例えば債務負担行為みたいなものについては、実際の支出、歳出予算なしにそういった行為といいますか、負担することを約することを認めるといった制度としてはあるかと思います。 310 山木綾子委員 今までの御答弁を伺いますと、当初から川越市としては協定書に齟齬はあるけれども、協定書を整える前に事業を議会へ上程するというのは、当初からわかっていたということでよろしいでしょうか。それがわかっていて、これを進めてきたということですか。 311 産業振興課長 具体的な事業を進めていまして、私のほうとしてはそのように認識しておりました。 312 山木綾子委員 わかりました。  議場でも御答弁をいただいたんですけれども、私ども議員としては協定書にかかわる内容に齟齬があるというものがわかりながら上程されて、それを採決しなければならないという……  このまま通していくと齟齬が生じる可能性があるということがわかりながら、私たち議員に採決を求めるという根拠を改めて聞かせてください。 313 産業振興課長 言葉は悪いですけれども、まさに卵と鶏、どちらが先かということになりますので、確かに協定を先にといったところで根拠を先につくってから御審議いただくべきだったという議論もあるかとは思います。ただ、私どもとしては先ほどお答えさせていただいたとおりに考えた結果、このようにさせていただいたということでございます。 314 小林 薫委員 いろいろと御意見が出ているけれども、御存じない方もいるかもしれないのでちょっとあれですけれども、平成二十一年にこのまちづくり会社に指定管理者をするという議案が提案されたときに、川合市長はこういうことを言っているんですよ。株式会社まちづくり川越がこの指定管理者のためにつくられた会社であると。もう既に随意契約でこの鏡山酒造跡地の管理運営を任されるんだと、こういううわさを聞いていると。こういうばかな答弁をしているんですよ。だから、今、山木委員がおっしゃったように、まちづくり川越ありきの議案なのかというようなことになっているわけですよ。  この指定管理者が平成三十二年に切れるわけですよね、十年契約で。例えばその後の指定管理者がどなたになるかわかりませんよ。わからないけれども、例えば三十五の酒蔵はやらないといったときにはどうするんですか。川越市として撤去するのか。 315 産業振興課長 今回、川越市が費用を負担するといった背景には、その残りの指定管理期間が二年半しかないといった部分がございまして、ここで指定管理者のほうに費用負担させて、これを整備しますと当然、次の期間の指定管理も約束したような形になってしまいますので、これは好ましくないだろうという部分がございまして、川越市のほうで費用負担するというふうになった経過もございますので、次の指定管理を募集する際には、この昭和蔵についてはこの三十五の酒蔵の事業を引き続き実施していただきたいというふうに考えておりますし、募集の際にはそのような形の仕様で募集をかけたいというふうに考えております。 316 小林 薫委員 次の指定管理者を指定する場合には、今の答弁ですとこの酒蔵を継続してやってくれる人を選考すると、条件つけるというような答弁でよろしいでしょうか。 317 産業振興課長 委員さんおっしゃるとおりでございます。 318 小林 薫委員 おわかりになる程度で結構なんですけれども、今の昭和蔵、いわゆるヤオコーが今入って食品の販売をいろいろお惣菜とか、お菓子類を販売していますけれども、ということは、この昭和蔵からヤオコーは撤退するということになりますよね。よろしいんですよね。 319 産業振興課長 ヤオコーは撤退という形になります。 320 小林 薫委員 これはまちづくり会社の中の話なんで、ヤオコーとどういう契約になって、どういう条件で、どういう形でヤオコーが撤退するのかわかりませんけれども、撤退と決まったんだろうけれども、この昭和蔵の中でヤオコーとのそういうような争いごとというのはないということでよろしいんでしょうね。川越市が勝手に酒蔵をやってきて追い出されたとか、そこでもって争いごとが起きて、市長の好きな告訴が始まったとか、そういうようなことはないんでしょうね。わかる範囲内で結構です。 321 産業振興課長 私のわかる範囲内で申しますれば、そのようなことは一切ないというふうに考えております。 322 山木綾子委員 すみません、一点だけ。  今、小林委員の御答弁にもありましたけれども、今後あと二年半たって指定管理者を新たに選定するときに、昭和蔵に関しては今のような事業を存続させてもらうということを一つのハードルにするというようなお話でしたけれども、そもそも指定管理者を指定したときに酒屋さんの名前を忘れてしまったんですが、要するにお酒を販売することをなりわいとしたようなところが指定管理者に手を挙げてきたと思うんですね。そのときのはずした内容の一つに、酒に特化し過ぎると、酒屋さんであると酒に特化し過ぎるというような御答弁があったと思うんです。そういう御答弁で出発した産業観光館が、今度は逆にここでは酒を扱ってくれよというような網をかけるというか、そういうことでいくという方針を今の段階では出しているんでしょうか。 323 産業振興課長 産業振興課としましては当時、七年か八年前という話になってくるのかもしれませんが、今現在、日本酒がどういう立場にあるかといったところを考えた場合に、例えば二〇一三年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されましたけれども、いわゆる食文化というものがそういった文化遺産になるといったところで、日本酒もこれと並ぶような日本の伝統の食文化の一つということで、大分見方が変わってきているのかなというのは感じています。  そのユネスコの話もそうですし、今、国税局のほうでもクールジャパン戦略ということで、非常に日本酒ですとか、日本産のワインというのを海外のほうにPRしているといった状況もございますし、あるいはそういったことも踏まえまして、外国人観光客の皆様にも日本酒というのが非常に喜ばれる存在になってきていると。  また、そういった意味で、産業政策の一つの商品としても成り立つ状況になっているということも踏まえまして、今はそういうふうになったということで、今回、このような提案をさせていただいたということでございます。 324 山木綾子委員 最後に、確認でございますけれども、要するにユネスコに和食が登録になって日本酒ブームも起きてきたので、川越市としてはそれまで産業観光館があまり酒に特化したものになるのはよくないと思っていたけれども、社会というか、世間の風潮が先ほど述べたように変わったので、ここでそういう方向を選ぶということでよろしいでしょうか。 325 産業振興課長 日本酒を扱うことによりまして、結果的には多くの外国人を含む観光客の皆様に喜んでいただける。その結果、非常に集客が望める施設になるというふうに考えておりますので、委員さんおっしゃるとおり、考えさせていただいたということでございます。 326 新井喜一委員 先ほど小林委員の質疑で昭和蔵の件、二年先に契約が切れて、それに対しての答弁がありました。少し答弁はいかがなものかと私は思っているのね。  そうすると、あれは二年半過ぎると、次の契約はまた議会に上程されてなくちゃいけないんだよね、部長。そういうことを踏まえて、議会に上程してという話の答弁だったらわかるんだよね。 327 山木綾子委員 もう決めている。 328 新井喜一委員 そう、もう言い切っちゃっているんだから。それは部長、修正しようよ。 329 産業観光部長 先ほど産業振興課長から御答弁申し上げたように、まだ指定管理の内容については確定的なものは持ってございません。今後、この後の状況等を踏まえて十分に検討した上で、指定管理の条件、選考については議会のほうにお諮りして、指定管理者については決めていきたいというふうに考えております。 330 新井喜一委員 課長さんが一生懸命だということはすごくよくわかるんです。でも、その前に二年半先になるとうちらはいないから、わからないから、そういうことを思って答弁されているかもわからないんだけれども、でもそれは冗談は冗談として、やはりその辺を踏まえて物事を進めてもらわないと、考えてもらわないと。それで、きょうはよくおさまったと思っているでしょう。その件についてはよろしくね。  それから、私は先ほど海沼委員が協定書について、また皆さんもお話ししておりましたけれども、ちょっと私としても腑に落ちないというか、私とちょっと考え方が違う部分が答弁に対してあるので、協定書の改定をして準備を進めていくというふうに、質疑は十一日でしたか、それとも七日の日でしたか。      (「十一日」と言う者がいる) 331 新井喜一委員 十一日に行われているので、そのときにそういうふうに板東副市長が答弁しているんですよ。ですので、板東副市長にちょっと再確認をしたい部分がありますので、出席を要求したいというふうに思うんですけれども。      (休  憩)      (再  開)      (出席要求)      (休  憩)      (板東副市長出席)      (傍聴人一人出席)      (再  開) 332 新井喜一委員 早速で時間が時間ですので、きょう、皆さんが株式会社まちづくり川越と川越市が川越市産業観光館の管理協定について御三方から御質疑なさっていたんですね。そして、本会議で十一日の質疑で板東副市長さんが答弁をしておりますので、そして先ほど卵が先か、鶏が先かという御答弁をいただいたんですけれども、私はやはり議会で可決されて、それから協定書を結ぶという御答弁なんですけれども、それについては私も少しいかがなものかなというふうに思う部分があるのね。それは卵が先か、鶏が先かではなくて、これは信頼感に成り立つんだと思うんだよね。  ですので、私はこの協定について板東副市長さんがまちづくり川越とはこの協定書について検討準備を進めてまいりますという答弁をなさっておりますので、それが十一日ですので、十一日から大分日にちがたっているんだよね、十日たっていますので、現在はどうであるか、再度改めてその辺で何かあれば、御答弁いただければ、お話しいただければというふうに思うんです。 333 板東副市長 ただいまの御質問に御答弁申し上げます。  十一日の日に片野議員さんの御質問で本会議場で、私ごとでそのまま言いますと、議会の意思を重く受けとめるべく議決を頂戴した上で、市としての支出の根拠が明確となった段階で、正式に協定の改定手続を行うほうが適切であるというふうに御答弁させていただきました。確かにいろんな考え方があろうかと思いますが、今まで川越市が蔵里の指定管理業務についてさまざま議会の皆様からの御意見をいただきながら進めてきている点を考えますと、議会の皆様の御意思も尊重させていただきまして、できるだけ速やかに協定の改定をさせていただきたいと考えております。  現在、今の協定はちょうど平成二十二年の指定管理をスタートする段階での協定でございまして、その段階ではまちづくり川越がみずからの責任と費用負担において改修を行うということの規定になっております。ですから、今回の補正予算の審議をいただいている内容は、それとは齟齬が生じるという状況でございます。  現在、まちづくり川越との協定書につきましては、改修工事の実施は指定管理者が行うと。ただし、工事の費用負担は市の負担で行うと。それから、財産の帰属は市が工事成果物を所有すると。さらに、酒の販売等の事業の運営は指定管理者が行うというようなことで、協定書の改定、それからその改定に伴います業務仕様書の改定を協議させていただいておるところでございます。できるだけ速やかにやるということで今お話を申し上げましたが、少し手続きがございますので、できるならば議会最終日までには改定させていただきまして、御報告させていただきたいというふうに考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 334 新井喜一委員 繰り返すようですけれども、今の予定ですと、議会の日程ですと今月の二十九日が最終日で、本会議で採決する日になっているんです。ですので、できれば私は前日が二十八日ですので、二十八日までには協定を結んでいただいて、それで二十八日に私に報告いただければよしとしたいなというふうに思っているんです。どうでしょうか。 335 板東副市長 今、委員さんのほうから御指摘がありましたとおり、二十八日木曜日までには協定を改定いたしまして、議会に報告させていただきたいというふうに考えております。      (休  憩)      (再  開)      (質疑終結) ○討  論  な  し ○採  決  起立採決 原案可決  ─────────────────────────────────── ○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査  とすることに決定した。 ○閉  会  午後四時五十分 Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...