令和 元年 12月
定例会(第5回)
令和元年第5回
杉戸町議会定例会 第20日
令和元年12月17日(火曜日) 議 事 日 程 (第6号) 1、開 議 1、諸般の報告 1、
総務建設常任委員会審査報告について 議案第83号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決 議案第84号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決 1、
教育厚生常任委員会審査報告について 議案第85号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決 議案第86号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決 議案第87号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決 1、議案第89号の質疑、採決 1、
意見書案第6号の上程、説明、採決 1、
意見書案第7号の上程、説明、採決 1、
意見書案第8号の上程、説明、採決 1,
議員派遣報告について 1、
議員派遣の件 1、閉会中の
継続調査の件 1、
町長挨拶 1、閉 会午前10時00分開議
出席議員(15名) 1番 上 田 聡 議員 2番 宮 田 雄 一 議員 3番 野 口 俊 彦 議員 4番 原 田 壽 々 子 議員 5番 仁 部 前 崇 議員 6番 大 橋 芳 久 議員 7番 平 川 忠 良 議員 8番 窪 田 裕 之 議員 9番 伊 藤 美 佐 子 議員 10番 坪 田 光 治 議員 11番 濵 田 章 一 議員 12番 石 川 敏 子 議員 13番 稲 葉 光 男 議員 14番 須 田 恒 男 議員 15番 森 山 哲 夫 議員
欠席議員(なし) 説明のための
出席者 古 谷 松 雄 町 長 竹 内 康 樹 副 町 長 大 島 康 夫 秘 書 広報 横 井 啓 至 政 策 財政 課 長 課 長 武 井 洋 樹 財 産 管理 門 脇 利 夫 総 務 課長 課 長 後 藤 和 広 人権・男女 伊 坂 泰 重 住 民 協働 共 同 参画 課 長 推 進 課長 荻 原 勝 典 くらし安全 伊 塚 武 史 町 民 課長 課 長 千 把 幸 夫 税 務 課長 小 松 晋 子 福 祉 課長 鈴 木 聡 子 育 て 山 下 雅 和 高 齢 介護 支 援 課長 課 長 知 久 伸 二 健 康 支援 小 野 寺 満 環 境 課長 課 長 千 葉 祥 都 市 施設 山 﨑 利 昭 上 下 水道 整 備 課長 課 長 ( 兼 )
東口通り線 整 備 推進 室 長 池 川 幸 一 建 築 課長 田 原 和 明 農 業 振興 課 長 ( 兼 )
農業委員会 事 務 局長 髙 橋 功 一 商 工 観光 伊 藤 美 由 紀 教 育 長 課 長 赤 石 二 郎 教 育 次長 丸 尾 環 学 校 教育 課 長 島 村 薫 社 会 教育 野 口 浩 之
会計管理者 課 長 ( 兼 ) 会 計 課長 斉 藤 浩 太 郎 選 挙 管理 委 員 会 書 記 長 ( 兼 )
公平委員会 事務局長・ 監 査 委員
事務局長・ 固 定 資産 評 価 審査
委員会書記 事務局職員出席者 中 島 宏 征 事 務 局長 川 口 真 也
事務局次長 門 井 和 美 書 記 梶 原 誠 二 書 記
△開議の宣告 (午前10時00分)
○
濵田章一議長 これより本日の会議を開きます。 ◇
△諸般の報告
○
濵田章一議長 日程第1、諸般の報告をいたします。 初めに、
総務建設常任委員会委員長及び
教育厚生常任委員会委員長から
委員会審査報告書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承ください。 次に、7番、
平川忠良議員外4名から
意見書案第6号 「
あおり運転」に対する
厳罰化とさらなる対策の強化を求める
意見書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。 次に、7番、
平川忠良議員外4名から
意見書案第7号
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。 次に、15番、
森山哲夫議員外4名から
意見書案第8号 選択的
夫婦別姓制度の導入を求める
意見書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。 次に、6番、
大橋芳久副議長から
議員派遣報告書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご報告をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。 次に、
議員派遣の件につきまして、本日お手元に配付しておきました。後刻、日程に従い、ご審議をお願いすることになりますので、あらかじめご了承願います。 次に、各
委員長から閉会中の
継続調査申し出がありましたので、閉会中における
継続調査一覧表を本日お手元に配付しておきました。 次に、1番、
上田聡議員、3番、
野口俊彦議員、4番、原田壽々子議員、5番、仁部前
崇議員、7番、
平川忠良議員、9番、
伊藤美佐子議員、14番、
須田恒男議員から
政務活動結果
報告書が提出されてまいりましたので、本日お手元に配付しておきました。 以上で諸般の報告を終わります。 ◇
△
総務建設常任委員会審査報告について
○
濵田章一議長 日程第2、
総務建設常任委員会審査報告についてを議題といたします。
総務建設常任委員会の審査の経過並びに結果について報告を求めます。
総務建設常任委員会委員長。 〔9番
伊藤美佐子議員登壇〕
◆9番(
伊藤美佐子議員)
総務建設常任委員会委員長の
伊藤美佐子です。
総務建設常任委員会審査報告を行います。 去る12月6日、本会議において付託を受けた議案について、12月10日に審査が終了しましたので、審査の経過と結果を報告いたします。 議案第83号 杉戸町
水道事業の
設置等に関する条例の一部を改正する条例。主な質疑、答弁として、問い、当町の
水道事業において、
負担つきの寄附または贈与を受けたものや、
損害賠償の額を決定したものは幾つあるのか。答え、
水道事業における
負担つきの寄附または贈与についてはありませんでした。
損害賠償につきましては、1件ありました。 問い、これまで
負担つきの寄附または贈与を受ける場合や、
損害賠償の額を決定しなければならない場合は金額にかかわらず議会の議決に付してきたのか。答え、
負担つき寄附または贈与につきましては、議会の議決に付したものはありませんが、
損害賠償の額については平成28年に1件のみ議会で議決されました。 問い、これまで条例で定めていなかったが、支障はなかったのか。答え、これまで支障はありませんでした。 問い、100万円とした判断は。答え、
近隣市町における同様の条例に記載されている金額を参考とし、100万円以上とする市町が多かったことから、当町でも同様に100万円としました。
反対討論なし、
賛成討論なし、
全員賛成にて可決いたしました。 議案第84号 杉戸町
下水道事業の
設置等に関する条例。主な質疑、答弁として、問い、
下水道事業において、
地方公営企業法の適用を進める背景として、施設の
老朽化があるが、当町の
下水道における
老朽化の現状と今後の見通しは。答え、昭和56年度に事業を開始し、
耐震化の観点から施設の改修、更新を推進しなければなりません。現在は内田4丁目内の
面整備工事を実施し、今後はむさし堤団地内を施工して、施設の整備は終了となります。 問い、第2条において、
地方公営企業法の
財務規定のみの一部適用とした理由は。答え、全部適用の場合、移行時における条例、規則の
改定等に係る
事務手続や、組織の再編が必要となり、移行後の
人事関係の事務など、相当量増加します。一部適用の場合は、全部適用の場合と同様に
企業会計により
財務諸表等を作成することから、
経理内容の
明確化や透明性の向上を図ることができ、より一層の経営の効率化と
健全化を推進することが可能となり、移行に要する事務を軽減し、
必要最小限の経費で
法適用の効果を得るため、一部適用としました。 問い、
官庁会計方式から
企業会計方式への移行により、
下水道事業に要する経費の
負担区分は変わらないのか。答え、
一般会計から
下水道事業へ
繰り出し基準は変わらないため、
負担区分は変わりません。 問い、
地方公営企業法適用を受け、
下水道使用料の改定は考えているのか。答え、早急に
審議会を開催するものではなく、
決算状況を再度シミュレーションし、来年度は
下水道事業の
経営戦略を策定する年度となっていますので、その中で審議してもらうことを考えています。
反対討論、本案は当町の
下水道事業に
地方公営企業法で規定する
財務規定等を適用することによって、
公共下水道整備にかかわる膨大な
建設資金も含めて、全て
利用者負担の原則で賄おうとする
仕組みを制度的に構築するものであります。こうした
仕組みのもとで
下水道事業の
健全化だけを追求していけば、
公共下水道に係る経費の全てが
利用者の負担にはね返り、際限のない料金の
引き上げを招くことになりかねないのであります。そもそも
下水道事業は、利潤の
創出機能を有していない
事業領域であり、憲法第25条第2項の
規定等に基づいて、国及び
地方自治体の責任において、
一般行政で行われるべきものであることを強調し、本案に対する
反対討論とします。
賛成討論なし、賛成多数にて可決いたしました。 以上です。
○
濵田章一議長 以上で
委員長の報告を終わります。 ◇
△議案第83号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決
○
濵田章一議長 初めに、議案第83号 杉戸町
水道事業の
設置等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより同議案についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案に対する
反対討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決です。 これより採決いたします。 議案第83号 杉戸町
水道事業の
設置等に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、議案第83号は原案のとおり可決されました。 ◇
△議案第84号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決
○
濵田章一議長 次に、議案第84号 杉戸町
下水道事業の
設置等に関する条例を議題といたします。 これより同議案についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 12番、
石川敏子議員。 〔12番
石川敏子議員登壇〕
◆12番(
石川敏子議員) 12番の石川です。ただいま
委員長報告がありましたが、この
委員長報告の中で、この
下水道に関して4点の問いがありますが、全体として何人の委員からどのぐらいの質疑があったのか、また質疑を行った委員の人数と質疑の総数を明らかにしていただきたいと思います。 2つ目には、質疑の内容について、先ほど3つ目の問いの
一般会計から
下水道事業への
繰り出し基準は変わらないため、
負担区分は変わらないという答弁があったということですが、現在
地方債の
元利償還金に充てる分として、
一般会計から
下水道事業への
繰り出ししている金額や、割合というのは今後どうなるのか、変わらないのかどうか、こういった質疑はあったのでしょうか。また、あったとすれば、その質疑に対する答弁の内容を明らかにしてください。 以上です。
○
濵田章一議長
総務建設常任委員会委員長の答弁を求めます。 その場で暫時休憩いたします。 休憩 午前10時15分 再開 午前10時17分
○
濵田章一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案第84号の質疑を続けます。 12番議員の質疑に対し、
総務建設常任委員会委員長の答弁を求めます。
総務建設常任委員会委員長。 〔9番
伊藤美佐子議員登壇〕
◆9番(
伊藤美佐子議員) お答えいたします。 審議した件数はまとめておりませんので、後日ご報告させていただきます。 それから、人数の件ですけれども、
常任委員会全員で審議をいたしました。 それから、
元金返還金の件でございますが、総額としては2億8,882万6,000円で、そのうち
元利金の合計としては2億2,110万7,000円として、率としては76.6%でございました。 それから、見通しの件でございますが、
企業会計に移行したとしても
金融機関が借りている元金が変わるわけではないので、利息も変わらない。直ちにそれがどうなるかというのも減少したり増大するということはございません。ただ、
元利金の
償還金につきましては、
借入額が近年
減少傾向を示しておりますので、その関係で減少するという事情がございますという答弁がございました。 以上です。
○
濵田章一議長 よろしいですか。 12番、
石川敏子議員。
◆12番(
石川敏子議員) まず、何人の委員から質疑の数を全部出すというのは大変だと思うのですが、何人の議員から質疑があったのか、
常任委員の方全てから質疑があったのかどうかについてはわかると思いますので、その1点をお尋ねをいたします。
○
濵田章一議長
総務建設常任委員会委員長。 〔9番
伊藤美佐子議員登壇〕
◆9番(
伊藤美佐子議員) 3名(後刻訂正)でございました。
○
濵田章一議長 ほかにありませんか。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案に対する
反対討論の発言を許可いたします。 15番、
森山哲夫議員。 〔15番
森山哲夫議員登壇〕
◆15番(
森山哲夫議員) 議案第84号 杉戸町
下水道事業の
設置等に関する条例について、
日本共産党議員団を代表して反対の立場から討論を行います。 本案は当町の
下水道事業に
地方公営企業法で定める
財務規定等を適用して、これまでの
特別会計から
公営企業会計へと
会計方式等の移行を図るためのものであります。
地方公営企業の
経営原則の柱は
独立採算制であります。また、
企業会計ではその収支を
損益取引と
資本取引に分けて取り扱うことにより、
収益的収支だけでなく、
資本収支も含めて事業の
独立採算制が追求されることになります。これは、
公共下水道整備にかかわる膨大な
建設資金、
下水道整備のために発行した
地方債の
元利償還金なども含め、その全てを
受益者負担や
利用者負担の原則で賄おうとする
仕組みを制度的に強化するものであります。町当局は
一般会計との
負担区分はこれまでどおりと説明しておりますが、将来的には使用料で賄うことも考えていると答弁しているとおり、こうした
会計制度のもとで
下水道事業の
健全化だけを追求していけば、
公共下水道に係る経費の全てが
利用者等の負担にはね返り、際限のない料金の
引き上げを招くことになりかねないのであります。そもそも
公共下水道事業は
公衆衛生の向上や、
公共用水域の
水質保全などを図るために行われるものであり、
利潤等の創出は前提としていない事業であります。こうした公共の利益、福祉の増進を図るために行われている
公共下水道事業は憲法第25条第2項の
規定等に基づいて、国及び
地方自治体の責任において、本来なら
一般行政として
応能的租税収入をもって行われるべきものであります。 以上の点を強調し、本案に対する
反対討論とします。
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
反対討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 これをもって討論を終結いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決です。 これより採決いたします。 議案第84号 杉戸町
下水道事業の
設置等に関する条例は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
濵田章一議長 起立多数であります。 よって、議案第84号は原案のとおり可決されました。 ◇
△
教育厚生常任委員会審査報告について
○
濵田章一議長 日程第3、
教育厚生常任委員会審査報告についてを議題といたします。
教育厚生常任委員会の審査の経過並びに結果について報告を求めます。
教育厚生常任委員会委員長。 〔8番
窪田裕之議員登壇〕
◆8番(
窪田裕之議員)
教育厚生常任委員会委員長の窪田でございます。
教育厚生常任委員会審査報告を行います。 去る12月6日、本会議において付託を受けた議案については、12月10日に審査が終了しましたので、審査の経過と結果を報告いたします。 議案第85号 杉戸町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例。主な質疑、答弁として、問い、今回の改正による
影響額と
世帯数は。答え、今回の改正による試算では、
医療分に関して、
限度額超過世帯数が現行56世帯、改正後48世帯となり、
差し引き8世帯の減少となります。現行の
限度超過額は4,149万2,904円、改正後は4,000万2,060円となりますので、
差し引き影響額は149万844円の増収となります。 問い、軽減の拡大について検討したのか。答え、今回の
地方税法の改正は、
賦課限度額の
引き上げと、
保険税軽減世帯の
軽減判定所得の
引き上げによる低
所得者への
保険税軽減措置の拡充がありました。
保険税軽減措置の拡充については、平成31年3月末に
専決処分を行い、既に今年度実施しています。また、当町では独自に
多子世帯減免も行っているところであり、さらなる
軽減拡大は考えていません。 問い、低
所得者に対して
メリットは何があるのか。答え、低
所得者の方への
保険税軽減措置の拡充は
実施済みであります。今回の
賦課限度額改正だけを見れば、低
所得者層の方への
メリットはありませんが、高
所得者層の方に負担をいただくことにより、
中間所得層及び低
所得者層の方にも配慮した税率の設定が可能となります。将来的には、
税率改正時において
中間所得層及び低
所得者層の方への負担を緩和できるものと考えています。
反対討論、
賦課限度額の
医療分を3万円
引き上げて、
後期高齢者、介護分を合わせると96万円にもなってしまいます。払い切れなくなっている
国民健康保険は
賦課限度額を
引き上げるのではなく、
全国知事会も提案している国の負担をふやし、
協会けんぽ並みの負担にすることが強く求められています。また、町が
一般会計から法定外の
繰り出しをこれまでどおり行えば
引き上げすることもなく、引き下げることも可能となります。
賦課限度額を上げるのではなく、引き下げを行うことを強く求め、反対とします。
賛成討論なし、賛成多数にて可決いたしました。 議案第86号 杉戸町
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例。主な質疑、答弁として、問い、申請のときに今までとの違いや
メリット、
デメリットは。答え、
重度心身障害者医療費助成金と
在宅重度心身障害者等手当について、現在では当町に他市町村から転入してきた方の場合、申請時に
所得証明書を提出する必要があるため、申請時に転入前の自治体で
証明書を取得する必要があります。
マイナンバーの
独自利用事務を導入することで、
証明書の取得がなくなります。
独自利用事務を導入する
メリットについては、
情報提供ネットワークシステムを使用して、他の
地方公共団体等が保有する
特定個人情報を取得することができるため、いわゆる
情報連携ができるため、
証明書の取得と提出が省略され、速やかに申請することができるようになります。
情報連携が可能になることによる
デメリットについては特にないと認識をしています。 問い、今までの
転入者の状況は。答え、
重度心身障害者医療費助成金の
転入者については、平成29年度中は12名、平成30年度中は9名、
令和元年10月末までは10名となっています。
在宅重度心身障害者等手当につきましては、平成29年度中は6名、平成30年度中は5名、
令和元年10月末までは6名となっています。 問い、情報漏えいの危険性、対応については。答え、
マイナンバー制度については、制度面とシステム面の両方から個人情報を保護するための厳格な安全対策を講じています。制度面としては、まず法律に規定があるもの以外への
マイナンバーの利用を禁止しています。 次に、個人情報保護委員会という第三者機関が、
マイナンバーが適切に管理されているか、監視、監督を行うなどの安全対策をとっています。システム面としては、まず個人情報を一元管理するのではなく、従来どおり年金の情報は年金事務所、地方税の情報は市区町村といったように分散して管理する方法をとっています。次に、
情報連携を行うときに、
マイナンバーを直接使わず、専用の符号を用いてやりとりを行っています。そして、システムにアクセスできる人を制限するとともに、通信の際には暗号化をして行うなどの安全対策をとっています。当町においても国の制度にのっとり、セキュリティーについては万全を期し、十分な対策を施しています。そのため、
独自利用事務の
情報連携によって
マイナンバーを使う機会が多くなったとしても法定事務と同様に情報漏えいが起こらないよう十分な対策が図られていると考えています。また、情報漏えいが起こってしまった場合は、町の
マイナンバー制度を所管している総務課が対処することとなります。関係課から総務課へ報告を行い、報告を受けた総務課は速やかに国の個人情報保護委員会へ報告を行います。その後国からの指示などを踏まえ、事案に対処していくことになります。
反対討論、町独自の重度心身障害者医療費助成や重度心身障害者手当の2つの事業について、町独自の
マイナンバー利用を図るものですが、そもそも県が重度心身障害者医療費助成や心身障害者手当に所得制限を持ち込んだことから
所得証明書の必要が発生したものです。
マイナンバーは、社会保障の給付制限のツールとして利用するためにあると言っても過言ではありません。
マイナンバーとは、国民全員に国が番号をつけ、その番号に税や社会保障に関する個人情報が読み込まれます。所得が幾ら、どんな福祉サービスを受けているか、健康状態など国民を管理するということが懸念される制度です。その上個人情報が万が一漏えいしてしまったら、取り返すことのできないリスクを伴う大変危険な制度です。どんなに厳重なセキュリティー対策を施しても100%安全が保障されるものではありません。
マイナンバーを独自に利用することがふえればふえるほど、個人情報漏えいのリスクが高まるということを指摘し、反対とします。
賛成討論なし、賛成多数にて可決いたしました。 議案第87号 杉戸町教育委員会の附属機関に関する条例の一部を改正する条例。主な質疑、答弁として、問い、適正規模・適正配置に関する基本方針とはどのような内容のものか。答え、文部科学省から出ている適正規模・適正配置に関する手引があり、こちらに基づいて作成をします。市町村によっては、具体的な統廃合の再編計画も含めた計画を作成しているところもありますが、当町においてはそこまで盛り込まず、当町の現状を把握して、当町にとって望ましい学校の規模や配置について検討する内容になると考えています。 問い、
審議会委員の数、構成、選任方法、任期、役割・権限、発足時期は。答え、新たに組織する
審議会は、委員として、公募による町民、小中学校長、小中学校PTAの代表、自治会等の代表、学識経験者の15名以内に委嘱することを想定しています。公募委員については、今後広報紙や町ホームページにて募集を行い、小中学校長、小中学校PTAの代表、自治会等の代表の委員は各団体から地域的なバランスを考慮しながら推薦をいただくことを考えています。委員の任期は2年間で、役割・権限は教育委員会の諮問に応じ、小中学校の適正な配置及び通学区域に関する基本的な事項を審議することです。
審議会の発足時期は改正条例の議決後に公募委員を含めた委員の選任の手続を進めるため、
審議会の最初の会議は来年5月ごろを予定しています。 問い、今後のスケジュールは。答え、改正条例の議決後に公募委員を含めた委員の選任の手続を進め、
審議会の最初の会議は来年5月ごろを予定しています。まずは、適正規模・適正配置に関する基本方針について検討していただく予定で、保護者及び教職員に対するアンケート調査を行うことを考えています。
審議会の進みぐあいについては、現時点では不透明ですが、基本方針が決定した場合には、その後の再編計画についても
審議会で検討していただく必要があると考えています。再編計画を作成する際には、地域住民への懇談会や説明会を開催することも必要だと考えています。
反対討論なし。
賛成討論、議案第87号 杉戸町教育委員会の附属機関に関する条例の一部を改正する条例案については、以下の点を強く求めて賛成します。1点目としては、児童生徒、保護者、地域住民、教職員の要望と利益が最大限保障できるよう、初めに統廃合ありきではなく、同
審議会委員を公正に選出し、
審議会の民主的な運営と地域の実情に応じた慎重かつ十分な検討を行うことを強く求めます。
審議会での議論や検討のあり方としては、とりわけ児童生徒の健やかな成長と学ぶ権利、そして気持ちを真ん中に置いた議論や検討とともに、公立小中学校が地域コミュニティーに果たす役割にも十分配慮した議論や検討を重視することを強く求めます。 2点目に、大規模校と小規模校の
メリット、
デメリットあるいは教育上の効果を比較する際には科学的な根拠に基づいた教育学的な観点から検討することを強く求めます。 以上をもって賛成の討論といたします。
全員賛成にて可決いたしました。 以上です。
○
濵田章一議長 以上で
委員長の報告を終わります。 ◇
△議案第85号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決
○
濵田章一議長 初めに、議案第85号 杉戸町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより同議案についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案に対する
反対討論の発言を許可いたします。 12番、
石川敏子議員。 〔12番
石川敏子議員登壇〕
◆12番(
石川敏子議員) 12番の石川です。議案第85号 杉戸町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例に対して、日本共産党を代表して反対の立場から討論を行います。
賦課限度額の
医療分を3万円
引き上げて、
後期高齢者医療介護分を合わせると96万円にもなります。これにより8世帯、また約150万円の増税となります。影響するのはそこです。そもそも
国民健康保険の加入者は非正規労働者や年金生活者などが多数を占めるなど、構造的な問題を抱えていることです。それを解決することなく毎年
賦課限度額を
引き上げ、保険料負担率は平均10.2%にもなっています。中には12.4%にもなってしまう世帯もあります。こうした問題を抜きに負担限度額を
引き上げることは到底認められません。払い切れなくなっている
国民健康保険は
賦課限度額を
引き上げるのではなく、
全国知事会も提案しているように、1兆円の国費を投入して、負担率7.5%の
協会けんぽ並みにすることです。また、これまでのように町が
一般会計から法定外の
繰り出しを行い、子どもの均等割も拡大することをすれば引き下げることも可能となります。
賦課限度額を上げるのではなく、保険料の引き下げを行うことを強く求めて反対といたします。 以上。
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
反対討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 これをもって討論を終結いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決です。 これより採決いたします。 議案第85号 杉戸町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
濵田章一議長 起立多数であります。 よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。 ◇
△議案第86号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決
○
濵田章一議長 次に、議案第86号 杉戸町
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより同議案についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案に対する
反対討論の発言を許可いたします。 12番、
石川敏子議員。 〔12番
石川敏子議員登壇〕
◆12番(
石川敏子議員) 議案第86号 杉戸町
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党を代表いたしまして私から
反対討論を行います。
重度心身障害者医療費助成金や
在宅重度心身障害者等手当の2つの事業について、町独自の
マイナンバー利用を図るものです。町にとって転居時の
所得証明書添付など省略でき、転入した方も書類を取り寄せなくてもいいということで利便性が向上するとしていますが、そもそも県が
重度心身障害者医療費助成金や心身障害者手当に所得制限を持ち込んだことから
所得証明書の必要が発生したものです。町の2019年度の
重度心身障害者医療費助成金から所得制限ではじかれた方は981人中、たった1人です。重度心身障害者等手当についても510人中6人がはじかれたことでしかないことから、そもそも所得制限はやめるべきです。所得制限を行っていない自治体もあります。
マイナンバーは、社会保障の給付制限のツールとして利用するためにあると言っても過言ではありません。
マイナンバーとは、国民全員に国が番号をつけ、その番号に税や社会保障に関する個人情報が読み込まれます。所得が幾ら、どんな福祉サービスを受けているのか、健康状態など、国民を管理するということが懸念される制度です。その上、個人情報が万が一漏えいしてしまったら、取り返すことができないリスクを伴う大変危険な制度です。どんなに厳重なセキュリティー対策を施しても100%安全が保障されるものではありません。
マイナンバーを独自に利用することがふえればふえるほど、個人情報漏えいのリスクが高まるということを強く指摘して反対といたします。 以上。
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
反対討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 これをもって討論を終結いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決です。 これより採決いたします。 議案第86号 杉戸町
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○
濵田章一議長 起立多数であります。 よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。 ◇
△議案第87号の
委員長報告に対する質疑、討論、採決
○
濵田章一議長 次に、議案第87号 杉戸町教育委員会の附属機関に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 これより同議案についての
委員長報告に対する質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 15番、
森山哲夫議員。 〔15番
森山哲夫議員登壇〕
◆15番(
森山哲夫議員) 議案第87号の
委員長報告について1点だけご質問させていただきます。
審議会の構成に関する質疑も交わされたということなのですが、この
審議会の委員として委嘱されることになります学識経験者の人選に関する質疑はなかったのでしょうか。学識経験者についてはどういう人選をしていくのか、どういう人を選んでいくのかと、こういった質疑はなかったのかどうか。あったのであれば、そうした質疑に対する答弁の内容についてご報告いただきたいと思います。 以上です。
○
濵田章一議長
教育厚生常任委員会委員長の答弁を求めます。
教育厚生常任委員会委員長。 〔8番
窪田裕之議員登壇〕
◆8番(
窪田裕之議員) お答えいたします。 学識経験者の人選についての質疑内容についてでございますが、質疑はございました。内容につきましては、新たな
審議会では基本的に学校の適正規模・適正配置に関する方針とか適正規模・適正配置に関しての議論をする
審議会ですので、できる限りそういったことを熟知している、または学校関係の知識をお持ちの方もしくは大学での教育関係の先生をできる限り人選していきたいというふうに考えていますが、都合というものもありますし、必ずしも人選できるかどうかは現時点では確約はできません。また、近隣自治体で
審議会をやっている学識経験者枠で委員になられている方などを参考にして人選していきたいというふうに考えておりますとの答弁がありました。 以上です。
○
濵田章一議長 ほかにありませんか。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 まず、原案に対する
反対討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 次に、
賛成討論の発言を許可いたします。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、討論を終結いたします。 本案に対する
委員長の報告は可決です。 これより採決いたします。 議案第87号 杉戸町教育委員会の附属機関に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、議案第87号は原案のとおり可決されました。 ◇
△議案第89号の質疑、採決
○
濵田章一議長 日程第4、議案第89号 杉戸町監査委員の選任についてを議題といたします。 これより質疑に入ります。 ご質疑ございましたら発言願います。 〔発言する人なし〕
○
濵田章一議長 発言がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は人事に関する議案でありますので、前例に従い討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、これより採決いたします。 議案第89号 杉戸町監査委員の選任についての件に賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、議案第89号は原案に同意することに決定いたしました。 ◇
△
意見書案第6号の上程、説明、採決
○
濵田章一議長 日程第5、
意見書案第6号 「
あおり運転」に対する
厳罰化とさらなる対策の強化を求める
意見書を議題といたします。 提出者の
平川忠良議員から趣旨説明を求めます。 7番、
平川忠良議員。 〔7番
平川忠良議員登壇〕
◆7番(
平川忠良議員) 7番議員の平川忠良でございます。
意見書案第6号 「
あおり運転」に対する
厳罰化とさらなる対策の強化を求める
意見書(案)についてご説明いたします。 本
意見書案は、仁部前
崇議員、坪田光治議員、
森山哲夫議員、
窪田裕之議員のご賛同をもって提出するものであります。 それでは、
意見書案の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。 「
あおり運転」に対する
厳罰化とさらなる対策の強化を求める
意見書(案) 本年8月、茨城県の常磐自動車道で、男性が執拗な
あおり運転を受けて車を停止させられ、容疑者から顔を殴られるという事件が発生した。また平成29年6月には、神奈川県内の東名高速道路において、
あおり運転を受けて停止した車にトラックが追突し、
夫婦が死亡している。こうした事件・事故が相次ぐ中、「
あおり運転」をはじめとした極めて悪質・危険な運転に対しては、厳正な対処を望む国民の声が高まっている。 警察庁は、平成30年1月16日に通達を出し、道路交通法違反のみならず、危険運転致死傷罪や暴行罪等のあらゆる法令を駆使して、厳正な取り締まりに取り組んでいるが、いわゆる「
あおり運転」に対する規定がなく、防止策の決め手となっていない。今後は、
あおり運転の
厳罰化に向けた法改正の検討や更新時講習などにおける教育のさらなる推進及び広報啓発活動の強化が求められるところである。 そこで政府におかれては、今や社会問題化している「
あおり運転」の根絶に向け、安全・安心な交通社会を構築するため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記 1 「
あおり運転」の規定を新たに設け、
厳罰化については、危険運転を行った場合のみでも道路交通法上、厳しく処罰される海外の事例なども参考としながら、実効性のある法改正となるよう、早急に検討を進めること。 2 運転免許更新時における講習については、これまでの交通教則による講習に加え、
あおり運転等の危険性やその行為が禁止されていること及びその違反行為に対しては取締まりが行われることについての講習も行うこと。また、更新時講習に使用する教本や資料などに、これらの事項を記載すること。 3 広報啓発活動については、
あおり運転等の行為が禁止されており、取締まりの対象となることや、「
あおり運転」を受けた場合の具体的な対処方法などについて、警察庁及び都道府県警察のホームページ、SNSや広報誌などを効果的に活用し、周知に努めること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年12月17日 埼玉県北葛飾郡杉戸町議会 内閣総理大臣 安倍 晋三 国家公安
委員長 武田 良太 あて 以上でございます。ぜひともご議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
濵田章一議長 以上で
意見書案に対する趣旨説明を終わります。 お諮りいたします。この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。
意見書案第6号 「
あおり運転」に対する
厳罰化とさらなる対策の強化を求める
意見書を議決し、関係行政庁に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり議決し、関係行政庁に
意見書を送付することに決定いたしました。 この際、暫時休憩いたします。 休憩 午前11時01分 再開 午前11時15分
○
濵田章一議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△発言の一部訂正
○
濵田章一議長 この際、報告いたします。
総務建設常任委員会委員長から先ほどの議案第84号、12番、
石川敏子議員の質疑に対する答弁を一部訂正したい旨の申し出がありましたので、これを許可いたします。
総務建設常任委員会委員長。 〔9番
伊藤美佐子議員登壇〕
◆9番(
伊藤美佐子議員)
総務建設常任委員会委員長の伊藤でございます。 議案第84号の議案に対しまして、質疑された人数でございますが、3名と答弁いたしましたが、2名に訂正させていただきます。 以上です。
△
意見書案第7号の上程、説明、採決
○
濵田章一議長 日程第6、
意見書案第7号
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書を議題といたします。 提出者の
平川忠良議員から趣旨説明を求めます。 7番、
平川忠良議員。 〔7番
平川忠良議員登壇〕
◆7番(
平川忠良議員) 7番議員の平川忠良でございます。
意見書案第7号
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書(案)についてご説明いたします。 本
意見書は、仁部前
崇議員、坪田光治議員、
森山哲夫議員、
窪田裕之議員のご賛同をもって提出するものであります。 それでは、
意見書案の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書(案) 東京・池袋で87歳の
高齢者が運転する車が暴走し、母子2人が亡くなった事故以降も高齢運転者による事故が続いている。 近年、交通事故の発生件数は
減少傾向にあるが、75歳以上の高齢運転者の死亡事故の割合は高まっており、単純ミスによる事故も目立つ。 警察庁は、昨年末時点で約563万人いる75歳以上の運転免許保有者が、2022年には100万人増えて663万人に膨らむと推計している。 こうした状況を踏まえ、国は17年施行の改正道路交通法で、75歳以上の免許保持者は違反時や免許更新時に認知機能検査を受けることを義務付けたが、いまや高齢運転者の安全対策及び
安全運転支援の取り組みは待ったなしの課題である。 また、過疎地域を中心に、未だ「生活の足」として車が欠かせない
高齢者も多い中、自主的に免許を返納した場合などの地域における
移動手段の確保も重要な取り組みである。 政府におかれては、
地方自治体や民間事業者とも連携しながら、総合的な事故防止策としての、高齢運転者の
安全運転支援と地域における
移動手段の確保を進めるため、下記の事項について早急に取り組むことを強く求める。 記 1 自動ブレーキやペダル踏み間違い時の急加速を防ぐ機能など、ドライバーの安全運転を支援する装置を搭載した「安全運転サポート車」(サポカーS)や後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の普及を一層加速させるとともに、
高齢者を対象とした購入支援策を検討すること。 2 高齢運転者による交通事故を減らすため、自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」(サポカーS)に限定した免許の創設や、走行できる場所や時間帯などを制限した条件付き運転免許の導入を検討すること。 3 免許を自主返納した
高齢者が日々の買い物や通院などに困らないよう、コミュニティバスやデマンド(予約)型乗合タクシーの導入など「地域公共交通ネットワーク」のさらなる充実を図ること。また、
地方自治体などが行う、免許の自主返納時における、タクシーや公共交通機関の割引制度などを支援すること。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年12月17日 埼玉県北葛飾郡杉戸町議会 内閣総理大臣 安倍 晋三 国土交通大臣 赤羽 一嘉 経済産業大臣 梶山 弘志 総務大臣 高市 早苗 国家公安
委員長 武田 良太 あて 以上でございます。ぜひともご議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
濵田章一議長 以上で
意見書案に対する趣旨説明を終わります。 お諮りいたします。この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。
意見書案第7号
高齢者の
安全運転支援と
移動手段の確保を求める
意見書を議決し、関係行政庁に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり議決し、関係行政庁に
意見書を送付することに決定いたしました。 ◇
△
意見書案第8号の上程、説明、採決
○
濵田章一議長 日程第7、
意見書案第8号 選択的
夫婦別姓制度の導入を求める
意見書を議題といたします。 提出者の
森山哲夫議員から趣旨説明を求めます。 15番、
森山哲夫議員。 〔15番
森山哲夫議員登壇〕
◆15番(
森山哲夫議員) 15番の森山でございます。
意見書案第8号についてご説明いたします。 本
意見書は、仁部前
崇議員、
平川忠良議員、坪田光治議員、
窪田裕之議員のご賛同をもって提出するものであります。 それでは、
意見書案の朗読をもちまして説明にかえさせていただきます。 選択的
夫婦別姓制度の導入を求める
意見書(案) 2018年2月に内閣府が発表した「家族の法制に関する世論調査」によると、選択的
夫婦別姓制度の導入に「賛成」・「容認」と答えた人は66.9%にも達し、「反対」の29.3%を大きく上回っている。特に、大勢の方が初婚を迎える30~39歳の年代では「賛成」・「容認」が84.4%にものぼっています。 また、同年3月20日に開かれた衆議院法務委員会では、法務省が、
夫婦同姓を義務づけている国は世界でただ一つ、我が国だけであることを、明らかにしました。 日本国憲法は、個人の尊厳と法の下の平等を基本とし、家族法を個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して制定しなければならないとしています。 しかしながら、現行民法は、婚姻にあたり
夫婦同姓を強制し、
夫婦のどちらかが改姓しなければ結婚できない制度となっています。このため、改姓に伴う煩雑な
事務手続きや望まない改姓による精神的苦痛、非婚化や少子化など様々な問題も生じているところです。 氏名は、個の表象であって、人格の重要な一部であり、価値観や生き方が多様化している今日、
別姓を望む
夫婦にまで同姓を強要する理由は存在しません。 我が国も批准している女性差別撤廃条約は、姓及び職業選択を含めて、夫及び妻に同一の個人的権利を保障することを締約国に求めており、こうした観点からも選択的
夫婦別姓制度の必要性があります。一方で、制度の導入が子どもに与える影響も想定されることから、制度を導入した先進諸外国の事例調査もあわせて行い、今後、導入すべきであると考えます。 よって国においては、民法改正案を国会に提出し、選択的
夫婦別姓制度の導入をはかるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
令和元年12月17日 埼玉県北葛飾郡杉戸町議会 衆議院議長 大島 理森 参議院議長 山東 昭子 内閣総理大臣 安倍 晋三 法務大臣 森 まさこ あて 以上でございます。ぜひともご議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○
濵田章一議長 以上で
意見書案に対する趣旨説明を終わります。 お諮りいたします。この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、この際、質疑、討論を省略し、直ちに採決することに決定いたしました。 これより採決いたします。
意見書案第8号 選択的
夫婦別姓制度の導入を求める
意見書を議決し、関係行政庁に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
濵田章一議長
起立全員であります。 よって、本案は原案のとおり議決し、関係行政庁に
意見書を送付することに決定いたしました。 ◇
△
議員派遣報告について
○
濵田章一議長 日程第8、
議員派遣報告についてを議題といたします。 派遣議員の代表者より報告を求めます。 6番、
大橋芳久副議長。 〔6番
大橋芳久議員登壇〕
◆6番(
大橋芳久議員) 6番議員の
大橋芳久です。
議員派遣報告を行います。お手元にあります
議員派遣報告書の朗読をもって報告とさせていただきます。
議員派遣報告書 令和元年12月17日 杉戸町議会議長 濵 田 章 一 様 派遣議員 代表者 副議長 大 橋 芳 久 平成元年9月
定例会において決定された
議員派遣について、下記のとおり報告する。 記 1 派遣件名
令和元年度埼玉県町村議会議員研修会 2 派遣期日 平成元年10月17日(木) 3 派遣場所 吉見町民会館「フレサよしみ」 4 派遣議員 上田聡 宮田雄一 野口俊彦 原田壽々子 仁部前崇
大橋芳久 平川忠良 窪田裕之
伊藤美佐子 坪田光治
濵田章一 石川敏子 稲葉光男 須田恒男 森山哲夫でございます。5 内 容 いすみ鉄道株式会社元代表取締役社長の鳥塚亮氏を講師に迎え、「危機を乗り越える夢と戦略~ローカル線と地域の活性化~」と題し、講演が行われた。講演の主な内容は次のとおりです。 鳥塚氏が昨年まで社長を務めたローカル線「いすみ鉄道」は、旧国鉄からJRに変わる時に特定地方交通線としてバス転換が適当とされた路線でしたが、第三セクターとして千葉県、沿線市町、地元の有力企業が株主となり、地元住民の協力のもと、運営している路線です。そのため、駅の掃除、花壇の手入れ、線路の草刈りは地元の人たちが率先して行っています。 鳥塚氏は平成21年6月に、「いすみ鉄道」の社長公募により、社長に就任し、その後、今までのやり方でお客さんを呼ぶことができないのであれば、同じやり方はしないと新しい方法を考え、最初に行ったのが女性をターゲットと考えた観光列車である「ムーミン列車」です。蒸気機関車や展望列車を導入すれば、お客さんが来てくれることはわかっていても、金銭的に余裕がない「いすみ鉄道」は、蒸気機関車や展望列車を導入することができず、列車にシールを張り、「ムーミン列車」としました。しかし、このシールを張っただけの列車が、今のSNS時代で全国に拡散され、たくさんの観光客や、テレビ、雑誌のメディアも来るようになりました。 その後、JRにより廃止するディーゼルカーを残存簿価で購入し、あえて昭和をアピールすることにより、旧車マニアの方が三輪自動車やボンネットバスに乗ってきて、ディーゼルカーと一緒に写真を撮り、それがまたSNSで拡散され、さらにたくさんの観光客や、テレビ、雑誌のメディアが来るという上昇スパイラルを生んでいます。 その後も、「レストラン列車」「お刺身列車」「カレー列車」などの列車が、なかなか予約が取れない人気の列車となり、「いすみ鉄道おせち」は、百貨店が「いすみ鉄道」の名前を付ければ売れるだろうと、「いすみ鉄道」とコラボレートした商品を販売するなど、「地域のブランド化」を行ってきました。その「いすみ鉄道」の影響もあり、いすみ市は常に移住してみたい街のランキングで5位以内に入っています。 「いすみ鉄道」の「ここには何もないがあります。」のポスターにより、田んぼの真ん中が季節を問わず1年を通して観光客が訪れる今の時代は、見る人のハートをわしづかみするポスターの写真を1枚撮れれば、どこの地域にもチャンスはある。今あるものを、どうやって有効活用して、地域の魅力を生かすか。日本の田舎には石ころなんて落ちていなくて、落ちているのはすべて宝石の原石です。ただし、磨き方がわからない、と鳥塚氏は講演されていましたが、今あるものを有効活用し、どうやって杉戸町をブランド化していくか考えさせられる研修となりました。 以上になります。
○
濵田章一議長 以上で
議員派遣報告についてを終わります。 ◇
△
議員派遣の件
○
濵田章一議長 日程第9、
議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。
議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり行いたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、
議員派遣の件は、お手元に配付いたしましたとおり決定いたしました。 ◇
△閉会中の
継続調査の件
○
濵田章一議長 日程第10、閉会中の
継続調査の件を議題といたします。 各
委員長からお手元に配付いたしました一覧表のとおり、閉会中の
継続調査の申し出がございます。 お諮りいたします。各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続調査として各委員会に付託することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
濵田章一議長 ご異議なしと認めます。 よって、各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続調査として各委員会に付託することに決定いたしました。 ◇
△
町長挨拶
○
濵田章一議長 次に、町長から挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。 町長。 〔古谷松雄町長登壇〕
◎古谷松雄町長 閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げたいと思います。 今
定例会におきましては、11月28日の開会より20日間にわたり、多数の重要案件につきまして熱心にご審議をいただいたところでございますが、議員各位におかれましては、諸議案のご議決を賜り、心より感謝申し上げる次第でございます。ご議決いただきました各案件につきましては、遺漏のないよう執行してまいりたいと存じます。 いよいよ厳寒の季節となりますことから、皆様方にはくれぐれもご自愛の上、ご多幸な新年を迎えられますようお祈りをいたしまして、御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。 ◇
△閉会の宣告
○
濵田章一議長 以上をもって、本
定例会に付議された案件の審議は全部終了いたしました。 これにて本日の会議を終了いたします。 これをもって
令和元年第5回
杉戸町議会定例会を閉会いたします。 お疲れさまでした。 閉会 午前11時36分...