令和 6年 3月 定例会(第1回) 令和6年第1回
宮代町議会定例会 第30日
議事日程(第8号) 令和6年3月29日(金)午前10時00分開議 開議
議事日程の報告日程第1
会議録署名議員の指名について●議案の
委員長報告、委員長の報告に対する質疑、討論、採決日程第2 議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算について日程第3 議案第21号 令和6年度宮代町
国民健康保険特別会計予算について日程第4 議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算について日程第5 議案第23号 令和6年度宮代町
後期高齢者医療特別会計予算について日程第6 議案第24号 令和6年度宮代町
水道事業会計予算について日程第7 議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算について●請願審査の
委員長報告、質疑、討論、採決日程第8 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」●
議会運営委員会の閉会中の
継続調査の申出日程第9
議会運営委員会の閉会中の
継続調査について●
議会広報委員会の閉会中の
継続調査の申出日程第10
議会広報委員会の閉会中の
継続調査について●
議員派遣日程第11 議員派遣について 閉議
閉会出席議員(14名) 1番 佐藤将行君 2番 丸藤栄一君 3番 丸山妙子君 4番 福澤和美君 5番 野原洋子君 6番
金子正志君 7番
小島あけみ君 8番 泉 伸一郎君 9番 鈴木次男君 10番 合川泰治君 11番 塚村香織君 12番
土渕保美君 13番 川野武志君 14番
田島正徳君欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 新井康之君 副町長 渋谷龍弘君 教育長 中村敏明君 総務課長 福田拓也君
企画財政課長 菅原隆行君 住民課長 草野公浩君 税務課長 伊東高幹君
町民生活課長 吉永吉正君
環境資源課長 大場崇明君 福祉課長 鈴木淳史君
子育て支援課長 横内宏巳君
健康介護課長 井上正己君
産業観光課長 小川英一郎君
まちづくり建設課長 成田雅彦君
会計管理者兼会計室長
教育推進課長 田中啓之君 宮野輝彦君本会議に出席した
事務局職員 議会事務局長 押田昭浩 書記 青木 豊 書記 金子尚子
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(
田島正徳君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△
議事日程の報告
○議長(
田島正徳君) 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
田島正徳君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、1番、
佐藤将行議員、2番、丸藤栄一議員を指名いたします。
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△議案第20号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第2、議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算について、本件は採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席2番議員の丸藤でございます。 議案第20号 令和6年度
一般会計予算について、
日本共産党を代表して反対の立場から討論を行います。 まず初めに、町予算は国と密接な関係がありますので、2024年度の
政府予算についての特徴から述べます。 昨日、2024年度の
政府予算が国会を通りました。岸田政権の2024年度の
政府予算は、野党の反対を押し切り、自民・公明両党の賛成で成立しました。
戦争国家づくりに向け、10年連続で過去最大となった軍事費や大企業への
大盤振る舞いの一方で、国民の暮らしを切り捨てる中身となっております。 自公政権は、日本が開発、輸出した戦闘機が将来的に戦闘に使われ、他国民にミサイルを撃ち込む道を開き、国民の知る権利とプライバシーを侵害する
経済秘密保護法案を今国会で通そうとするなど、死の承認国家、戦争する国に向けて暴走しています。 中国を抑え込むアメリカの軍事戦略の一翼を担うために、米軍と自衛隊の一体化を進め、憲法違反の
敵基地攻撃に使う長
射程ミサイルの取得、開発、量産などに巨費を投じ、約8兆円の軍事費を盛り込みました。23年度当初予算と比べ1.1兆円の増額です。政府は、2兆円あれば
大学無償化ができるとしています。なぜそちらに予算を向けないのでしょうか。
日本共産党の論戦で、雇用を維持するための
雇用調整助成金の
コロナ対応時の残りを
能登半島地震の被災者に使わず、軍拡財源に充てることや
軍拡財源確保のために
子育て支援の財源を国民の負担で賄うことが明らかになりました。安全保障を言い募りながら国民の暮らしの安全・安心に背を向けています。 巨額の
軍事ローンを国民に背負わせるいびつな国家財政も深刻化させます。
米国製武器の爆買いなど安保3文書に基づく軍拡計画の下で、24年度予算で計画されている外国からの
武器輸入契約額の約9割が新たな
軍事ローンです。
軍事ローンは、過去2年間で倍増し、総額約13兆7,500億円に膨らみ、後々まで国民にのしかかります。軍事費を特例扱いして侵略戦争に突き進んだ戦前の反省から、戦後予算の単年度主義がとられてきました。それを形骸化させています。 大企業への
大盤振る舞いも際立ちます。
半導体メーカーの
台湾積体電路製造に計1.2兆円超えの補助金を投入します。これは、24年度の
中小企業対策費1,693億円の7倍以上です。特定分野に10年間減税する制度なども創設、大企業を中心に年間2,500億円近い減税と見込まれます。 一方、
中小企業対策費は、23年度当初予算から11億円減らされました。
インボイス制度の導入で増税を強いられ、フリーランスや雇用の7割を占める中小企業は、廃業の危機に立たされています。社会保障は、高齢化などによる自然増を1,400億円圧縮し、医療、介護、年金を切り詰めます。教育費は
実質横ばいで、国立大学の
運営費交付金は、物価高の中、実質減額です。
食料安定供給の予算も減らしています。 アメリカと
財界言いなりで暮らしを押しつぶす予算を続けていては、
少子化対策を言っても国民には響かず、日本経済の30年の停滞からの脱却もできません。裏金問題で明らかになったように、財界からの金の力で動く
自民党政治は、もはや現状を転換する方策を持たず、行き詰まっています。 こうした
政府予算の中で、宮代町の2024年度
一般会計予算案の総額は129億7,800万円となり、前年度と比べて14億5,800万円、率で12.7%の増額となっております。 まず、2024年度予算で評価できる施策については、1つ、
指定避難所でもあり、
児童生徒の学びの場でもある全
小中学校体育館にエアコンを設置。2つ、
こども医療費の18歳通院まで拡大。3つ、
こども家庭センターの設置。4つ、
役場本庁舎への
太陽光発電設備の導入。5つ、
地球温暖化対策実行計画。これは
区域施策編ですが、の策定。6つ、
帯状疱疹ワクチン接種への助成。7つ、妊婦無料歯科健診の実施。8つ、
岸辺遊歩道の整備などについては、町民の願いを実現するための予算措置であり、評価いたします。 しかし、当初予算案を審議する中で、物価高で苦しむ町民の暮らしと営業を守る内容となっていないことを指摘せざるを得ません。 第1は、
物価高騰から町民の暮らしを守り、少子化を克服して、持続可能な宮代町づくりを進めるべきです。41年ぶりの上昇率のあった
消費者物価指数は、町民の暮らしを直撃しています。異常な
物価高騰の背景には、日本経済の構造的なゆがみがあります。 そうした中で、残念ながら
物価高騰から町民の暮らし、営業を守る予算がありません。その1つに、教育費の
学校給食費の負担軽減として、
学校給食費の無償化を実施するべきです。できないのなら、せめて第2子は半額に軽減し、第3子以降は全額無料にすべきです。既に、近隣では春日部市や幸手市、行田市などで実施されています。しかも、政府は
コロナ対応の
地方創生臨時交付金については、昨年度水道の基本料金を2か月免除に活用されましたが、
学校給食費の負担軽減については、この間、ずっと使っていません。 第2は、
物価高騰の下で町民の所得が上がっていないにもかかわらず、
都市計画税などの町民負担は重くなっており、財政悪化の原因となる
まちづくりは見直すべきです。町民の所得は増えないままで、
都市計画税は1億8,472万円となっており、相変わらず町民への重い負担となっています。この
都市計画税を財源として、
東武動物公園駅東口・西口の
整備事業などに使われますが、特に
東武動物公園東口については、町の財政規模に見合った駅前広場にすべきで、町の財政を悪化させる駅東口の開発計画や
中心市街地の創出については、見直す必要があります。 また、
東武動物公園駅西口から新しい村までの間を
東武動物公園西口わくわく
ロード事業として道路整備を実施するということですが、前年度に比べ1,125万円減額したとはいえ、財政が厳しいと言うのであるならば、その分の予算833万円は一般の生活道路の整備に回すべきではないでしようか。 第3は、ジェンダー平等が求められている中、宮代町の
女性幹部職員の比率が18%と前年度に比べ3ポイント増えましたが、まだまだ少なく、倍化が求められています。この問題では、これまでも改善を図るよう求めてまいりました。 しかし、現在、課長級で0%、副課長級で11.1%、主幹級で16.6%、主査級で30.3%、全体で17.9%、約18%であります。主査級が幹部職員と言えるのかどうか分かりませんが、これでは庁舎内で女性の声が反映されているとは言えないのではないでしょうか。女性がもっと社会進出すべきと言われる中、宮代町の
女性幹部職員の比率で現在の倍以上は必要です。 第4は、自主的に避難できない
避難行動要支援者を把握し、早く
避難援助体制を作るべきです。自主的に避難できない
避難行動要支援者、これは介助の必要な高齢者や障がい者、乳幼児などを把握するべきであります。
避難行動要支援者の名簿はきちっと作成されているとは言えません。 また、風水害に限らず、震災時の場合も同様であります。町が責任を持って必要な
避難援助体制を作るべきです。 第5は、防犯灯や
カーブミラーの設置状況が悪くなっております。特に、
カーブミラーの設置状況が悪くなっております。それは、実際
要望箇所数と設置数とに大きな隔たり、乖離があるからです。予算審議では、いつも専門部会の答申を受けて設置しているということですが、設置については専門部会が
ブレーキ役になっているので、町職員の判断で設置していくよう改善が必要です。 また、防犯灯が必要な箇所も見受けられますので、対応が急がれております。 第6は、
小中学校の統廃合、適正配置の問題です。このことについて、文科省の手引きでは、学校規模の適正化や適正配置の具体的な検討については、行政が一方的に進める性格のものではないことは言うまでもありませんと指摘しております。そして、
学校教育の直接の受益者である
児童生徒の保護者や将来の受益者である就学前の子供の保護者の声を重視しつつ、地域住民の十分な理解と協力を得るなど、地域と共にある
学校づくりの視点を踏まえた丁寧な議論を行うこと。基準を機械的に適用しないよう注意喚起をしています。そのとおりではないでしょうか。 そこで、今回の
須賀小学校の建設に当たり、まだはっきり決まったわけではありませんが、学校施設にPFIを用いることのないよう、その問題点として次のような点が挙げられます。 第1に、企業は利潤追求のために事業を行うものであり、公共性の実現とは対立する性格を持っています。また、専門性、科学性、
人権保障等法令遵守、
実質的平等性、民主性、安定性を挙げています。特に、学校建設における利潤追求は、教育の住民自治の実現とは真っ向から対立してきます。 第2に、公立学校は、平等な
公共サービスを提供するものではありますが、歴史的に
地域コミュニティーと結びついて形成されてきたそれぞれ独自の文化や伝統を持っています。特色ある教育内容や方法、避難拠点としての在り方、統廃合には一瞬でそれらを失わせるリスクがありますが、民営化はそのリスクを決定的に高める、こういうふうに思います。
小中学校は、
児童生徒の教育のための施設であるだけでなく、先ほども言いましたように、各地域の
コミュニティーの核としての性格を有することが多く、防災保育、地域の交流の場など様々な機能を併せて持っています。また、
学校教育は、地域の未来の担い手である子供たちを育む営みでもあり、
まちづくりの在り方と密接不可分であるという性格を持っています。 そういった意味でもPFIを採用しないよう強く申し上げます。 以上、2024年度
一般会計予算案について、容認できない6項目の基本的な問題について指摘しておきます。 今、厳しい
社会経済情勢の下で、
物価高騰から町民の命と暮らしを守り、子育てを一層支援し、気候変動や風水害や地震など自然災害から町民の命、財産を守ることが町政が直面する最大の課題ではないでしょうか。 私ども
日本共産党は、町民の命と暮らし、営業を守るため、2024年度も引き続いて広範な町民と協力・協働して取り組み、安心・安全な
まちづくりに全力を尽くすことを表明し、反対討論を終わります。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 泉議員。
◆8番(泉伸一郎君) 議席番号8番、泉伸一郎でございます。 議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。 令和6年度の
一般会計は129億7,800万円で、前年度と比べて14億5,800万円、率にして12.7%の増となっています。 歳入については、基幹財源である町税として
個人町民税において定額減税の影響から7,761万7,000円の減額となり、
固定資産税では
新築家屋数の増加等により5,411万5,000円の増額となることにより、町税全体では前年度よりも828万7,000円の減額となる見込みです。また、もう一つの主要財源の
地方交付税は、
地方財政対策を踏まえ25億8,800万円で、前年度に比べて7,190万円の増、
臨時財政対策債は5,390万円減の2,800万円となっています。 歳出については、高齢化による福祉や国保、介護、
後期高齢者医療などの
社会保障関連経費での支出が増額になり、
子育て関連では
こども医療費の対象拡大や
民間保育所の委託費が増額になっています。また、今年度は防災力の強化と
教育環境の改善を目指し、
小中学校の体育館などへの
エアコン設置、行政の
デジタル化推進、ゼロカーボンに向けた取組、
須賀小学校の再整備、町直営での
ごみ収集体制への移行など新たな行政に対応する経費を予算化しています。 評価するところは、まず
小中学校体育館及び
総合運動公園のアリーナへの
空調設備設置事業です。体育館への
エアコン設置に関しましては、私も一般質問や質疑において要望させていただきました。国による
緊急防災減災事業債を活用することにより、予算の削減を図るとともに、体育館の避難所としての機能が強化されます。また、発電機が須賀中、前原中、進修館、
総合運動公園の4施設に設置されます。さらには、猛暑や寒さ対策として
児童生徒の体調に配慮することになり、
教育環境が改善されます。
子育て支援としては、
こども医療費の拡大があります。これまで15歳までだった通院にかかる通院費の助成を18歳までに拡大することにより、子育てにかかる
経済的負担が大幅に軽減されます。近隣市町より進んでおり、大変すばらしいと思います。
こども家庭センターの設置により、妊産婦、
子育て世帯などの家庭の状況に応じた切れ目のない
相談支援体制が整備され、安心して子育てできる環境整備が進められます。産前産後
家事育児サービス利用支援事業では、
家事育児支援サービス利用補助金のほかに産後
ドゥーラ育児支援者育成補助金が新設されました。
近隣自治体に先駆けた支援体制はとてもありがたいと思います。 多様化する
福祉ニーズへの対応として、
帯状疱疹ワクチン接種への助成が実施されます。50歳を超えると発症のリスクが増加すると言われ、町内でも帯状疱疹になる方が多くなり、私も一般質問や質疑などで助成を要望してまいりました。実施に向けて感謝いたします。また、妊婦無料歯科健診やがん患者へのウィッグ、
胸部補正具等の購入補助も併せて実施されることも経済的、心理的な負担の軽減になり、高く評価されます。
デジタル化推進として、戸籍証明の
コンビニ交付が開始されます。今までは、住民票や印鑑証明しか利用できませんでしたが、コンビニで戸籍証明を取得できるようになります。
戸籍所在地に問い合わせる必要もなくなり、ありがたいことと思います。また、
町公式LINEを活用した
双方向やり取りも進められます。防災や子育てなどの行政情報の発信に加え、住民と双方向でやり取りできる環境が整備され、事務の効率化も図られます。
ゼロカーボンシティの実現に向けた取組として、
役場本庁舎への
太陽光発電設備導入については、
物価高騰で電気料が大幅にアップする中、
自然エネルギーで賄い、同時にCO2の削減を図るものとしています。国の補助金を活用して町の実負担を少なくし、電気料金の削減と非常時の電源確保を考慮したものと評価いたします。 しかし、
ゼロカーボンシティの実現に向けた
地球温暖化対策実行計画の策定における公共施設への
再生可能エネルギーの導入については、脱炭素に向けた取組であったとしても経費が大変大きくなるものであり、より慎重な検討がなされるよう要望いたします。
東武動物公園東口周辺整備事業では、杉戸町との協力の下、完成を目指し用地交渉や
用地買収を着実に進めていると思います。今後も駅前広場の整備と
東口通り線の整備の早期実現を願います。
都市計画道路整備事業においては、
春日部久喜線、町道12号線の整備が順調に進められ、また
用地買収や物件補償も少しずつ進められます。町道252号線も春日部市との連携を強化し、延伸に向けた橋梁と道路の詳細設計を実施するなど、早期完成を目指して用地交渉と
用地買収が着実に進められていくと思います。
岸辺遊歩道整備事業では、備前堀川などの整備が進められていますが、景観整備として老朽化した
ネットフェンスの更新工事が行われます。地域に親しまれる遊歩道が整備されるのはうれしいものです。 集落で支え合う営農事業では、次世代の担い手にとって魅力ある産業としていくため、農地の集積化と基盤整備が行われます。宮東、中島地区において約50ヘクタールの圃場整備に向けた実施設計及び用地測量が進められます。
農地集約化のモデルケースとして期待いたします。
小中学校適正配置事業では、老朽化が進んだ
須賀小学校の再整備が進められます。
地域拠点施設としての基本計画に基づき、基本設計と実施設計が行われます。国の補助金を活用し、無理のない予算により安全性を考慮した新たな
地域拠点施設となるよう要望いたします。 以上により、
一般会計予算に賛成いたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 佐藤議員。
◆1番(佐藤将行君) 議席番号1番、佐藤でございます。 本件に対して反対の意見を述べさせていただきたいと思います。 まず、「宮代町~首都圏でいちばん人が輝く町~」というふうなキャッチフレーズで、特に新井町長になってからはPRをしているようですが、この実態がどのようなものなのか、もうかなりの時間がたちますが、町民の方に聞いてもいまだに分からないという意見があります。 人口の問題をまず挙げていきたいと思います。 第5次
総合計画では、令和12年に目標人口を3万4,000人というふうに掲げておりますが、実態は年々ここのところ減っている状況で、広報みやしろ4月号の人口で言いますと、3月1日現在で3万3,341名というふうな形になっていて、年々減っているのは明らかです。 また、これは宮代町だけではないですが、出生者数もどんどん減っております。今年の2月27日、先月になりますが、国のレベルで75万8,000人ぐらい、10年分ぐらい前倒しになってしまった。では、宮代町は一体今年度どのくらいの出生数であったのか、住民課のほうに当日聞いてみたところ、即答できる職員がいない。つまり職員の意識も低いということで、調べてもらって186名という形の人数を教えていただきました。 人口問題1つ取っても第5次
総合計画、これ10年の計画になっております、前期、後期と。これが達成できる見込みがかなり厳しいというところをまず指摘させていただきたいと思います。 また、町民の意見を聞くという基本的なところがなされていないところも指摘させていただきたいと思います。 昨年、杉戸町との合併に関する
アンケートを求める請願というものが行われました。これ
アンケートを求める請願でありながら合併を求めるような議論になっていることもあり、反対になりましたが、
新井町長就任以来、
アンケートも含め町民の意見を聞く場が私の記憶ではほとんどないのではないかと思っております。 以前、
チャブ台トークというものがございました。これ2年でたしか打ち切りになったと思います。1年目は自由な意見が言えました。ところが2年目は前向きな意見しか認めない、ネガティブな意見は禁止という形で、聞きようによっては自分に都合のいいものしか耳に入れたくないというふうな形に取られるようなものもありました。 また、町の問題として、町民からよく上がっている前段の議員さんもおっしゃられた
小中学校の適正化。これに関しましても審議会のほうでもきちんと意見交換がされたような状況ではなく、また中学校を1校にするという町の執行部の方針が出てはおりますが、そのこともきちんと議論された状況ではないという形になっている。それをないがしろにして、例えば
須賀小学校の建築の問題というのを行うというのは、ちょっともう少し検討が必要なのではないかと思います。 いろいろな町のほうの事業があります。来年度に向けて体育館の空調の設備、これは私もいいものではないかと思いますが、この町の規模で来年度129億7,800万円、かなりの増額になっております。 調べてみたところ、新井町長になってから33億円ばかり就任から予算が拡大しているというふうな状況になっております。就任時は96億円からスタートしたんですが、毎年毎年、令和3年度を除いて増えております。特に、今年すごい心配していたんですよ。選挙のある年で議員が替わる。前回の令和2年度も一気に6億5,100万円増額、今年度は14億5,800万円、前段の議員がおっしゃられていました。 予算はどんどん増える、住民の負担はどんどん多くなる、人口は増えない、このような形では町の根本的なところを見直さなければならないんではないかと考えております。特に、先ほどご指摘しました第5次
総合計画、行田市はこれを……。
○議長(
田島正徳君) 佐藤議員。令和6年度の宮代町
一般会計予算についての反対討論をお願いします。
◆1番(佐藤将行君) はい、分かります、分かります。 この見直しの案が入っているのかと思ったら、入っておりませんでした。行田市は、一旦これを廃止したというふうに聞いております。 来年度の予算のほう、ご指摘ありましたので、そちらのほうに入っていきます。 庶務管理システム604万円、文書管理システム331万円、このようなシステムを新たに導入することで、超過勤務と職員の負担を減らすというのが主な目的と聞いております。 ところが、当初予算で超過勤務手当が昨年度よりも157万7,000円もアップする1,281万9,000円となっております。事務効率向上のシステムも導入して、また職員数もアップしているにもかかわらず超過勤務手当が増えているというのは、どのような考えでこのような予算を組んでいるのか首を傾げざるを得ないと思っております。 また、これは私も一般質問で指摘したふじ児童クラブ、所長があのような近いところに2人、同じ委託先のアンフィニですから、全部の学童を1人の所長でもいいんではないかと。そういうところを事業一つ一つを検証することで予算を圧縮し、また大事なところに投入するという形をぜひ意識してやっていただきたいと思いますが、それがいまだになされておりません。 まだまだいろいろと言いたいことはあるのですが、このような観点から来年度の予算に関しまして、私としては到底納得ができないので反対の討論とさせていただきたいと思います。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 野原議員。
◆5番(野原洋子君) 議席番号5番、幸福実現党、野原洋子でございます。 令和6年度
一般会計予算に賛成の立場で討論させていただきます。 まず、新しい村魅力アップ事業でございます。新しい村を整備して20年、いよいよトイレの移転なども考慮された改善を含んだ事業に期待いたします。 次に、
東武動物公園駅東口にぎわい
ロード事業。
東武動物公園西口わくわく
ロード事業でございます。駅前は町の顔です。東口は5年後に完成予定とのこと。現在の狭いロータリーがもっと安全に便利になり、駅前がにぎわっていくことを願っております。西口わくわく
ロード事業は、
東武動物公園までの道のりを市民参加で宮代町らしいおもてなし感のあるものになることを期待しております。 そして、姫宮駅西側周辺活性化事業でございます。姫宮駅は、北春日部駅開発に伴い、
春日部久喜線の延伸によりこれからますます発展していける可能性を秘めております。民間企業誘致などにもつながり、評価いたします。 そして、みんなで備える防災力強化促進事業でございますが、こちらは自助、共助、公助の共助に当たりますが、過去の災害からもご近所の助け合いの精神が大切なことが分かっております。町としても防災力の強化を願います。 広域道路ネットワークの整備でございますが、いよいよ
春日部久喜線が北春日部までつながり、16号にも抜けやすく、町民の皆様にとっても利便性が高まります。春日部方面からの交通量も増えることから、町の発展にもつながると期待が持てます。 そして、空き家対策事業でございますが、かねてより町民の皆様からご要望のあった空き家対策でございます。ぜひとも早急に着手していただきたいと思います。 環境推進事業の
地球温暖化対策実行計画(
区域施策編)の策定でございますが、こちらは国からの要請もあるとは思うのですが、安易にソーラーパネルを並べることを考えてほしくはありません。全国で太陽光パネルの普及が推進されていますが、
能登半島地震の被災地にあるメガソーラーでは、少なくとも3か所が斜面崩落などの被害を受けました。 さらに、太陽光パネルは、破損しても日光が当たると発電することがあり、感電の危険があります。1月15日の和歌山県の山火事では、消防士は感電の危険に遭いながら消火活動に当たったとされています。昨日も鹿児島県でメガソーラーの爆発事故が起こりました。もしも宮代町でこのようなことが起こった場合やメガソーラーが故障してもしも業者がそのまま放置したら、今問題になっている和戸駅西側の残土の山どころではない状況になりかねません。そちらを重々注意して策定していただきたいと思います。 おおむねこの度の予算には賛成でございます。ただ、
一般会計の民生費が町税を超えております。こちらは全国的に同じ傾向ではあるものの、このままでいいのか大いに懸念されるところでございます。 今後、少子高齢化は一層深刻化し、民生費はさらに増大していくことが予想されます。さらには、国の借金が1,200兆円を超す中、日銀はマイナス金利を終了し、次の利上げも議論されています。金利が上がれば上がるほど借金頼みの財政出動は難しくなります。自治体の財政構造は、国からの
地方交付税などに頼るものであり、こうした情勢下では今後一層厳しい財政運営となることは想像に難くありません。 一方で、高度成長期以降に集中的に整備したインフラが一斉に老朽化しつつあります。このたびの能登地方の震災では、道路や水道管といったインフラの老朽化が被害を大きくしたことが指摘されています。
能登半島地震による断水は、発生から2か月後も約1万9,000戸に上り、長期化しています。その原因として、水道管の耐震化の遅れが挙げられます。例えば、石川県の耐震化率は全国平均を下回る36.8%でした。石川県の馳知事は、配管などの耐震化の遅れが今回のダメージの大きさに直結していると述べています。 ちなみに、宮代は14.1%だそうです。 多くのインフラは、地方自治体によって管理されています。しかし、財源不足などによって整備が不十分となっていることが今回の震災において浮き彫りになりました。 財源不足の原因の1つは、社会保障費の増大などによって、インフラ補修のための財源が不足していたことにあります。昨今の市町村における土木費と民生費の推移ですが、平成5年から令和3年までに土木費は約半分に、民生費は約3倍になっております。当町においては、土木費が3分の1、民生費は4倍です。
能登半島地震後も毎日どこかで地震があるような状態ですが、本当にこのような歳出の在り方でいいのでしょうか。 かつて政権交代がなされた際、「コンクリートから人へ」というキャッチコピーで、子ども手当などを目玉として社会保障費を増大させるために公共事業費を削減するということで、間もなく完成するダム建設を中止させたことがありました。しかし、コンクリートは人の命を守ることができるという側面があります。 東日本大震災では、多くの尊い命が津波によって失われましたが、もしスーパー堤防などが整備されていれば、状況は変わっていたかもしれません。東日本大震災の後も全国で大きな災害が相次いでいるのは、皆様もご存じのとおりです。 我が宮代町とも関係する話では、2019年の台風19号があります。このとき宮代町は、大きな水害から免れていますが、背景には、一度建設が取りやめになっていた八ッ場ダムがぎりぎりで完成し、首都圏外郭放水路と長年少しずつ建設されてきた防災設備が整備されてきたことがあります。コンクリートは人を守ることが実証された事例と言えます。 町の最も重要な役割は、町民の生命、安全、財産を守ることではないでしょうか。今こそ本当に必要な仕事に集中すべきだと思います。補助金などの社会保障費は一見喜ばれるように思うかもしれませんが、物の値段が上がるインフレの時代に補助金などの財政出動が増えれば、むしろインフレを深刻化させます。 また、ソ連の社会主義計画経済が実証したように、補助金で経済成長を持続させることはできません。不況期の財政出動の重要性を説いた人に有名な経済学者のケインズがいました。しかし、ケインズでさえも成長の原動力としてのアニマルスピリッツの大切さを指摘しています。アニマルスピリッツとは、野性味あふれる人間の力強さや意思のことであり、こうした予測できない人間の魂の力こそが成長の源泉なのです。 しかし、国が全て面倒を見てくれるようになれば、こうしたアニマルスピリッツは失われていくことになります。もちろん、本当に困っている方に手を差し伸べること、そうしたセーフティーネットは必要ですが、行き過ぎたやさしさは本来人が持っているやる気や克己心を奪います。もらう側からしたら、一見これは天国に見えることもあろうかと思います。ですが、天国への道はいばらの道だが、地獄への道は善意で舗装されているという言葉を忘れてはいけません。一見優しさに見える補助金は、税金か借金かで賄われています。借金とは、つまり将来の税金です。ですから、国民の血税をばらまいた後やってくるものは大増税という地獄になります。 幸福実現党は、健全財政は国家繁栄と存続の基礎であり、国民の自助努力の繁栄が共産主義、社会主義、福祉国家の理想を超えるべく道を開くべきであると考えます。 社会保障費は、できるだけ抑制し、子孫の世代にツケを回さないようにしていただきたい。これはこれからの私の要望ですが、ゆめゆめ
近隣自治体が給食を無償化するからなどと迎合しないでいただきたい。そもそも無償化というものは、世界に存在せず、あるのは税負担化のみです。給食無償化ではなく、給食の税負担化ということです。そして、これを負担するのは現役世代の方々の血税です。国民負担率は既に5公5民と言われるほど重く重くなり、住民にのしかかっております。ですから、安易に増税につながる政策よりも住民の負担を引き下げることを考えていくべきです。政治が考えるべきことは、給食を無償化にすることよりも、無償化しなくても全く問題がないくらい住民の暮らしを豊かにする仕事を創造したり、税や社会保障の負担を引き下げて住民の生活を少しでも楽にすることだと考えます。 その意味でも、フードドライブのようなお金のかからない福祉、宮代町らしい市民参加の
東武動物公園西口わくわくロード、オリジナルパーク、いいじゃないですか、潔くよそはよそ、うちはうち、足ることを知る、自助努力の精神で健全財政を願います。その道こそが宮代町繁栄と存続の基礎となると私は信じております。 以上、様々に述べてきましたが、宮代町の将来について、今こそ本気で考える時期だと思っております。令和6年度
一般会計予算は、未来への建設的な事業も含まれることをもって、賛成とさせていただきます。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 金子議員。
◆6番(
金子正志君) 議席番号6番、金子正志です。 今、健全財政について国会議員みたいな討論がありましたけれども、それも参考にして令和6年度宮代町
一般会計予算に対する考えを述べさせていただきます。 まず、予算、この10年間を見ますと、町民税はあまり伸びていないのに、人件費がものすごく伸びています。榎本町長時代は、人件費は15億円台でした。それが町長が代わり、この6年間16億、17億、18億、19億と伸びまして、今年は21億ぐらいだったと思います。5億円も伸びているんです。コロナで大変でしたから、いろいろな事業がありまして、人件費がかかった、それは分かります。ただ、5類に戻りまして、コロナは解決というか終わった話になったわけです。ですから、人件費も今年度からは元に戻してもいいんじゃないのかな。元に戻す第一歩であっていいはずなんです。ですから、19億、18億と戻していくべきなのに21億。これはおかしいなと思います。改善していただきたいと思います。 次に、改善が1点、追加が1点なんですけれども、一番大事なことが抜けています。合併に関する意識調査、わずか35億円、これが抜けている。22日予算委員会が終わったわけですけれども、そのとき私は賛成していました。この1週間でいろいろなことがありまして、ちょっと考えたんですけれども、まず結論から言いますと、合併に関する意識調査の補正予算で組んでほしいということをお願いして賛成いたします。 その背景ですけれども、まず3月28日、国の
一般会計予算成立、過去2番目112兆5,717億円。これ箇条書きでちょっと申しますと、医療、介護、年金など過去最大37兆円。借金の返済、過去最大27兆円、金利は1.1%から1.9%引き上げた想定でやっています。それで27兆円という借金返済ですけれども、これは112兆円に対して4分の1というものすごい莫大な金額なんです。今後、金利が上がると想定されますので、金利を2.4%と想定すると、借金返済は33兆4,000億円なんです。これは総予算の3分の1。ものすごい金額です。借金返済に3分の1。こういういびつな予算構成になってしまうんです。これが国。 じゃ、都道府県、市町村は大丈夫かというと、国に倣えですよ。これから大変な時代になってくるんです。高度成長期が終わって横ばいが続いた。今の75歳以上、後期高齢者の方たちが現役だったのは15年以上前。ですから、それを境に日本の国は弱まっていく方向に向かっているんです。ですから、予算はぎゅっと厳しくしなくちゃいけないんですよ。人件費が5億円も伸びるなんてことはやってはいけない。 それから、3月22日なんですけれども、大阪府、おもしろいことを決めたんです。都道府県の条例としては初めて市町村合併の必要性を明記した。その理由は、人口減少に歯止めがかからないことなどから、近年は大阪府内で合併の必要性を訴える声が住民や一部の府議会議員から上がり始めていた。財政収支などの将来予測を市町村が行えるように支援するほか、市町村の機能を強化するための施策を検討する。 これは、大阪に限らず、大阪は平成の大合併のときにあまり合併が進まなかったんだそうです。埼玉県もあまり進まなかった方に入っているんです。東武沿線ですと、杉戸、宮代だけです、残っているのは。 3月24日に
東武動物公園東口通り線の古利根川に架かる古川橋、その両側に側道橋をつけるという工事説明会がありました。午前中は宮代町で行われて、午後は同じ内容を杉戸町で行いました。町が1つでしたら1回で済むことを別々にやったわけです。 簡単に説明しますと、駅から国道4号線に向かう本陣跡地、三井住友信託銀行です。の390メートルの区間を埼玉県の事業として拡幅工事を行います。その1つとして側道橋の設置。現在架かっている古川橋は、自動車のみ通行するようになります。両側に造る側道橋には、歩行者や自転車が通れるようになります。工事期間は最短で令和6年11月から令和7年9月までを予定しています。これが出来上がると、杉戸町、宮代町の一体化が町民皆さんに分かるようになるんです。目に見えてくるんです。この詳しい資料はここにあるんですけれども、県に皆さんの分を頂きに上がりましたら、既に宮代町には渡してあるということですので、後で課長さんから皆さんに配ってください。よろしくお願いいたします。 結論をもう一度述べさせていただきます。 生産年齢層の減少、財政が厳しくなることが予想される中、住民サービスの維持のため、町はどうあるべきでしょうか。その方針を町民と共に考えるために、合併に関する意識調査を実施することが求められています。合併に関する意識調査の補正予算を組むことをお願いして、本年度予算に賛成いたします。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。 前段議員からも各項目が述べられておりますので、私は一番強く感じたところを述べさせていただきます。 令和6年度宮代町
一般会計予算の総額が129億7,800万円です。私が議員になったとき、平成28年度は108億でございました。その当時、質問をいたしますと、財政厳しき折ということが大変多かったんですけれども、この8年間でかなり増えて、そしていろいろな活動がしてできている。環境のため、そして子供たちの安全のための防災力強化、
教育環境の改善ということで、やっとエアコンが防災ということで体育館に実現いたしました。 そして、先ほどからも出ておりますが、環境のためにということで、今回、庁舎屋上に4,000万で太陽光が設置されます。ちょうど替える時期ということと、町民の皆様に本当にCO2を減らすということでアピールにはとてもいいことだと思っております。ただ、長く太陽光をしていくのか、この先の予算についてはしっかりと検討をしていっていただきたいと思います。 そして、新たな行政需要ということで町独自のものがございます。多様化、複雑化する
福祉ニーズの対応ということで、
帯状疱疹ワクチン接種の助成です。こちらは何人かの議員の皆さんは一般質問に出していたときに、助成ができたらいいのになと人ごとのように考えておりましたが、私自身がこのものにかかったときに本当に大変な思いをして、二度となりたくないと思いました。これが9月接種からワクチン対象ということで5,000円助成されるということで、本当にありがたく、そして皆さんは健康のために打っていただきたいと思います。 そして、妊婦無料歯科健診の実施でございます。こちらはどうしてもつわりのときとか具合が悪いと食べられない、そして口の中の衛生ということはとても大切ですので、こちらの公費負担4,400円というのは本当にありがたく、しっかり周知をしていただきたいと思います。 そして、心に寄り添ったがん患者へのウィッグ、胸部補正具などの購入というものは、本当に皆様方、私の周りにも女性のがんにかかった方がたくさんいるんですが、やはり髪が抜ける、そして温泉に行けない、大変な悩みを持っている人が周りにいて、そのことにまだ県内では少ない自治体の補助だと思うんですが、こういうところに目を向けてくれて補助ができたということは、本当に私は女性としてありがたいと思っております。 全ての面で予算については評価させていただきますが、特に先ほど申し上げました防災力強化でエアコンがついたこと、そしてCO2削減、そして町民の皆さんにもしっかり協力していただけるようにアピールすること、太陽光発電を庁舎屋上につけることなど、そして心に寄り添った町独自の行政需要に関しまして、本当に評価させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。 ここで休憩いたします。
△休憩 午前11時03分
△再開 午前11時20分
○議長(
田島正徳君) 再開いたします。
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△発言の訂正
○議長(
田島正徳君) 金子議員より、先ほどの議案第20号 令和6年度宮代町
一般会計予算についての賛成討論における発言について、訂正したい旨の申出がありましたので、これを認めます。 金子議員。
◆6番(
金子正志君) 議席番号6番、金子正志です。 先ほどの討論の中で、合併に関する意識調査の費用を35万円のところ、35億円と発言してしまったようです。35万円に訂正いたします。大変申し訳ありませんでした。
○議長(
田島正徳君) 金子議員の発言の訂正は申出のとおりとします。
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△議案第21号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第3、議案第21号 令和6年度宮代町
国民健康保険特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第21号 令和6年度宮代町
国民健康保険特別会計予算について、本件は採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席番号2番の丸藤でございます。 議案第21号 令和6年度宮代町国民健康保険特別会予算について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。 本案に反対する最大の理由は、2024年度予算は、一昨年の12月議会で行われた税率改定を受けて引き続き編成されたものであり、加入者にとっては多額の負担が押しつけられる予算になっているという点であります。 今回の税率改定により、2024年度の国保税は、医療分の所得割で6.98%、均等割で3万2,000円、後期支援分の所得割で2.09%、均等割で1万1,400円、介護分の所得割で2.10%、所得割で1万4,600円となっています。国保加入者1世帯当たりの保険税は、基準総所得金額による影響等もありますが、2022年度当初予算時の税額と比べ8,700円、約14万円となります。深刻な
物価高騰で苦しむ国保加入者や
子育て世帯にその負担能力を無視してさらなる負担増を押しつけることは、到底許されるものではありません。 町が行うべきことは、負担能力の乏しい加入者にさらなる負担増を押しつけることではありません。
一般会計からの公費投入、法定外繰入などを実施することなどによって、加入者が支払える国保税にしていくことこそ求められているのです。 国保の加入者は、自営業者やフリーランス、年金生活者、非正規雇用者の労働者などです。ですから、宮代町の国保加入世帯は、全世帯の約3割にも上りますが、国保加入世帯の約8割は年間所得200万円以下なのであります。こうした方々にさらなる負担増を押しつけることは、きっぱりと中止すべきなのです。 以上の点を指摘し、本予算案の反対討論とします。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第21号 令和6年度宮代町
国民健康保険特別会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第22号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第4、議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算について、本件は採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席番号2番の丸藤でございます。 議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。 介護保険がスタートして25年になります。歴代政権の社会保障費削減の下、介護保険制度は、平均保険料が制度開始の2000年と比べて2倍以上になり、介護施設は慢性的に不足し、介護離職が社会問題化するなど、課題が山積しています。 さらに、来年度から訪問介護基本報酬を引き下げることに、関係者の怒りが沸き起こっています。しかも、岸田政権は、利用料の原則1割負担から2割負担への引き上げ、要介護1、2の在宅サービスの保険給付外し、ケアプラン作成の有料化などの制度改変を2026年から27年をめどに検討し、具体化に動き出すとしています。引き続き保険料の引下げをはじめ、訪問介護基本報酬の引下げ、撤回、職員の処遇改善、介護事業所への支援、公的給付の拡充など制度改善を求めます。 そこで、今、町に求められているのは、
物価高騰を踏まえ、令和5年度末準備基金残高2億4,574万円、これを2億円の取崩しをもっと取崩しを行い、
一般会計からの繰入れを行うなど、介護保険料をこれ以上引き上げないことです。 しかし、24年4月からの第9期介護保険事業計画では、第9期介護保険料は、保険料基準額で月額5,489円、年額で6万5,800円とし、第8期との比較で10.2%、6,100円もの引上げとなっています。しかも、介護保険料の所得段階を11段階から13段階へと高所得者の段階数を細分化し増えることになったにもかかわらず、全ての段階で保険料が引き上げることになることが明らかになりました。 多くの町民にとっては、耐えられない引上げです。公的年金の支給額は、2024年度から2.7%の引上げとなりますが、物価の上昇はすさまじく、実質的な削減です。賃金上昇も物価上昇に追いつかない状況です。こうした中での大幅な引上げは認めるわけにはいきません。 以上の理由により、本予算案に反対いたします。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 塚村議員。
◆11番(塚村香織君) 議席番号11番、塚村香織でございます。 議案第22号 令和6年度
介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。 令和6年度は、総額34億17万7,000円となり、前年度より1億2,140万円の増額となりました。 介護保険制度は、今から24年前の2000年から始まりました。介護保険制度が始まる前は、家族が介護をするのが当たり前でした。また、施設への入所としては、低所得者の方を中心とした社会福祉制度としてサービスは公費で賄われた関係で、利用者の心理的抵抗もある上に、画一的なサービスで決してよい環境とは言えない状況であったと聞いております。 2000年に介護保険制度が開始されてからは、被保険者が保険料を公平に負担することで心理的抵抗が少なく、サービスが必要な方は誰でも利用できることになったという経緯がございます。 介護を取り巻く環境は、時代の変化や高齢化の状況を踏まえて3年ごとに見直しを行い、今年度は介護保険事業計画第9期が開始されることとなります。 当町におきましても、要支援・要介護認定者の増加を見込んで介護給付費の確保、新施設の整備計画などに伴いまして、今回、第1号被保険者の保険料が引き上げられる介護保険条例の一部を改正する条例も可決されたところでございます。 令和6年度の予算の中では、特に地域支援事業費といたしまして、町民の方々が地域で介護、フレイル予防活動に参加しやすい講座の実施や啓発活動費約820万円として、介護給付費の抑制につながる事業が多数ありました。 介護従事者の環境改善ということでは、デジタル化によるタブレット購入費約390万円で負担軽減につながり、介護家族と言われるケアラー支援や地域で支える支援事業など約1,060万円で、介護する側、される側への環境整備の推進事業もございます。 コロナ禍を経た体調の変化や状況の変化、老老介護や介護従事者の人手不足など、高齢者福祉の課題はございますが、一つ一つ丁寧に事業を継続し、誰もが地域で安心して暮らせる地域福祉、高齢者福祉を推進する内容となっていることを評価いたしまして、賛成といたします。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 福澤議員。
◆4番(福澤和美君) 議席番号4番、福澤和美でございます。 議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算について、反対の立場から討論いたします。 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算は、第9期介護保険事業計画に基づき、総事業費34億18万円で、その財源は介護保険料7億5,823万円、国・県合わせて11億864万円、支払基金交付金8億6,141万円、町一般財源5億7,637万円、その他各種繰入金等で9,553万円となっています。 75歳以上の後期高齢者の人口は毎年増加しており、今後、介護保険給付費も増加することが見込まれている中で、介護保険料の改定はある程度いたし方ないこととは思います。 しかし、物価高が続いている中で、年金で生活している高齢者の方々にとっての今回の保険料改正は、負担が大きいと思われます。 そこで、第8期のように基準額に対する割合を下げたり、町の何らかの工夫で引上額を下げることはできないか、問題提起のために反対させていただきます。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第22号 令和6年度宮代町
介護保険特別会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第23号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第5、議案第23号 令和6年度宮代町
後期高齢者医療特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第23号 令和6年度宮代町
後期高齢者医療特別会計予算について、本件は採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席番号2番の丸藤でございます。 議案第23号 令和6年度宮代町
後期高齢者医療特別会計予算について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度の保険料は2年ごとに改定され、保険料は都道府県ごとに決められます。2024年度、2025年度の保険料率について、県
後期高齢者医療広域連合会において、均等割額が4万5,930円、所得割率は9.03%としました。これらは、2022年度、2023年度と比較して、均等割額が1,760円の引上げ、所得割率は0.65%の引上げが行われました。 特に、均等割額については、前回の2,470円の引上げ分と足せば、4年間で4,230円もの増額となります。賦課限度額も2022年、2023年度の66万円から2024年度、2025年度は80万円となります。ただし、2024年度は激変緩和措置として73万円とのことです。 保険料は、公的年金収入240万円のみの方の場合、2024年度の保険料は12万4,400円となり、前年度に比べ7,400円もの負担増となります。平均保険料額軽減後は、2024年度で8万4,998円となり、前年度に比べ6,225円の引上げとなります。 また、ジェネリック医薬品希望シールを廃止するとのことです。薬手帳に張ればジェネリックを希望する意思が示されますが、シールがなくなればうっかり先発薬を買うことになりかねません。年金も引き下げられ、収入が増えることのない高齢者に対し、このような負担増を押しつけることは到底認められるものではありません。 そもそも、
後期高齢者医療保険は、75歳以上の高齢者を強制的に別枠の保険に移して、医療費とリンクして負担を強いるものであり、こうした制度は廃止し、誰もが安心して医療が受けられる制度とするよう強く求めて、本予算案の反対討論とします。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第23号 令和6年度宮代町
後期高齢者医療特別会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。
---------------------------------------
△議案第24号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第6、議案第24号 令和6年度宮代町
水道事業会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第24号 令和6年度宮代町
水道事業会計予算について、本件は採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席2番の丸藤でございます。 議案第24号 令和6年度宮代町
水道事業会計予算について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。 本案に反対する最も大きな理由は、高過ぎる水道料金の問題です。埼玉県の水道、令和4年度版によりますと、家庭用1か月当たり口径13ミリで10立方メートル使用した場合、55事業体中高いほうから6番目で、20立方メートル使用した場合に10番目です。また、一般家庭で多く使われている口径20ミリでは、10立方メートルを使用した場合に15番目で、20立方メートル使用した場合には14番目です。このように宮代町の水道料金は、県内でもトップクラスの高さです。
日本共産党議員団は、これまで議会で何度も引き下げるよう求めてきました。町民からも引下げの請願も出されています。 水道事業会計では、2022年度末の利益剰余金合計額は約11億7,000万円にも達しているのです。こうした財源も活用して高過ぎる宮代町の水道料金は、せめて県平均並みに引き下げていくようにすべきです。 以上の点を指摘し、本予算案に反対をいたします。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 野原議員。
◆5番(野原洋子君) 議席番号5番、幸福実現党の野原洋子でございます。 それでは、令和6年度宮代町
水道事業会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。 まず、配水管
整備事業ですが、来年度は老朽化した配水管を耐震性能の高い管に替えていく工事で、長さにして1.2キロメートルほどと伺いました。そして、町内の全ての配水管は全町147キロメートルとのこと。この長さは、当町から那須までの距離に匹敵します。耐震化率は、先ほども
一般会計予算のときに触れましたが、14.1%。全国的に水道事業は破綻寸前と言われています。ゆゆしき事態ですが、宮代町は年間老朽管更新率が1.35%であり、こちらは近隣の杉戸町0.68%、白岡市0.79%、久喜市0.54%、春日部市0.72%と年間の更新率では他事業体を大きく上回っているとお聞きしました。昨今の頻発する災害を考えますと、早急に進めなければいけない事業と考えます。 そして、浄配水施設
整備事業でございますが、こちらも安全で安心な水道水の安定供給を行うためには必須のものであり、かなりの予算額となっておりますけれども、令和7年度の完成まで事故などないよう進めていただきたいと思います。 蛇口をひねればすぐに飲める水が出るということは当たり前のことではありません。命の源である水、水道施設は町の財産であり、未来への投資であると考えます。大きな事業でありますが、決して多くない職員で執行されていますことを敬意を表しております。 よって、令和6年度
水道事業会計予算に賛成いたします。 以上でございます。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 川野議員。
◆13番(川野武志君) 議席番号13番、川野でございます。 議案第24号 令和6年度
水道事業会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。 令和6年度宮代町
水道事業会計予算は、収益的収入の予定額を8億5,834万6,000円とし、収益的支出の予定額を8億979万円とするものです。また、資本的収入及び支出のうち資本的収入の予定額を7億8,499万円とし、資本的支出の予定額を10億3,230万9,000円とするものです。 資本的支出の主な事業内容としては、配水管
整備事業では、水道水の安定供給を行うため、老朽管更新計画に基づき、老朽化した配水管を耐久性能の高い管に8工区を予定箇所に組み込まれており、耐震化率向上に向け予算計上されています。 また、前年度に始まった宮東配水場第2配水池の築造工事が進められ、令和7年度の完成予定を目指しています。また、第2浄水場の老朽化した設備の更新工事も予定になっています。 以上、令和6年度も水道施設の老朽化対策や耐震化率向上のための支出が組み込まれていることが確認できましたので、賛成といたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第24号 令和6年度宮代町
水道事業会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。
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△議案第25号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第7、議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。
土渕予算特別委員会委員長。 〔
予算特別委員長 土渕保美君登壇〕
◆
予算特別委員長(
土渕保美君)
予算特別委員会委員長の
土渕保美でございます。 それでは、
予算特別委員会の審議結果を報告いたします。 本委員会に付託されました議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算について、本件は採決の結果、全員賛成により原案のとおり可決されましたので、ご報告申し上げます。
○議長(
田島正徳君) これをもって委員長の報告を終了いたします。 これより質疑に入ります。 委員長の報告に対する質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席番号2番の丸藤でございます。 議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算について、
日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。 本案に反対する理由は、公営企業法が適用されているからであります。公営企業法の適用化は、下水道整備に関わる膨大な建設資金も含めて、その全てを受益者負担、利用者負担の原則で賄おうとする仕組みを構築するものであり、今後は際限のない料金引上げの体系をつくることにつながりかねないわけであります。 そもそも公共下水道事業は、公衆衛生の向上や公共用水域の水質保全などを図るために行われるもので、利潤などの創出は前提としていない事業であります。事業の運営に関わる費用については、町民への負担増で対応するのではなく、国や町の負担、公費拡充によって賄うべきものであります。 以上の点を申し上げて、本予算案の反対討論といたします。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 川野議員。
◆13番(川野武志君) 議席番号13番、川野です。 議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算について、賛成の立場で討論させていただきます。 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算は、収益的収入の予定額を11億4,205万7,000円とし、収益的支出の予定額を11億727万1,000円とするものです。また、資本的収入及び支出のうち資本的収入の予定額を4億553万1,000円とし、資本的支出の予定額を5億4,033万8,000円とするものです。 資本的支出の主な事業内容としては、快適な生活環境の向上と河川等の水質保全のため、下水道施設の適切な維持管理のための予算計上がなされています。また、老朽化する下水道施設においては、ストックマネジメント計画に基づき、更新を行う予算計上がなされています。 農業集落排水事業では、農業集落排水施設の適切な維持管理を行い、農業用水排水の水質保全と生活環境の向上に努めるとともに、経営を開始してから19年が経過し、法的耐用年数を経過した設備が増えてきたことから、適切に施設の更新を行いつつ、公共下水道の接続について関係機関との調整に必要な要件の整理を行うことも事業計画に組み込まれています。 以上、令和6年度の予算において、将来を見つめた事業が確認できたので、賛成といたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 反対討論なしと認めます。 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○議長(
田島正徳君) 賛成討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより、議案第25号 令和6年度宮代町
下水道事業会計予算についての件を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は可決であります。 本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立多数〕
○議長(
田島正徳君) 起立多数であります。 よって、本件は
委員長報告のとおり可決されました。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後0時00分
△再開 午後1時00分
○議長(
田島正徳君) 再開いたします。
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△請願第1号の
委員長報告、質疑、討論、採決
○議長(
田島正徳君) 日程第8、請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」の件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。 丸山総務文教委員会委員長。 〔総務文教委員長 丸山妙子君登壇〕
◆総務文教委員長(丸山妙子君) 総務文教委員会委員長丸山でございます。 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」について、3月1日本会議において議長から付託され、3月6日水曜日、議会室にて総務文教委員会の請願審議が行われました。 審議の内容について
委員長報告を申し上げます。 まず最初に、請願趣旨について読み上げます。 私たち市民として、宮代町の福祉の向上と地域社会の発展に寄与したいと考えております。 現在の宮代町
市民参加条例(第23条、第24条)の中に、市民参加の実施に関しての、提案となっていますが、市民提案の範囲が限定されているなど、市民から積極的な意見や提案などができるようになっていません。 一方で、近隣の自治体では、みんなでつくる
まちづくり支援制度、杉戸町。5人以上の市民が具体的な施策を提案できる
市民参加条例、白岡市。市民活動及び協働の推進条例、さいたま市。があり、市民の提案による参画と協働の
まちづくりが進んでいます。 宮代町の発展に向けて多くの市民の声を反映させるため並びに
近隣自治体の住民との機会平等を確保するために、宮代町
市民参加条例において市民から提案ができるよう求めるものです。 請願項目としまして、
市民参加条例第24条第1項の市民提案をイベント等の実施や行政の調整、具体的施策などができるように拡充することということで、5名のお名前が添えてあって、請願されております。 委員会は、出席人数は6名でございました。議事の正確性を期するため、請願人を当委員会に参考人として出席を求め、異議なしで出席を許可いたしました。請願人は、あくまでも参考人として招致、質疑の答弁をすることを確認いたしました。紹介議員からの資料、白岡市などを配付後、審議に入り、出席されている紹介議員から請願趣旨を話していただきました。 次のような質疑がありました。 委員から、条例が拡大できたとしたら、どのようなことができるのか。参考人の方から、今の条例の内容であると、具体的な施策や課題の提案ができないのが現実である。具体的な提案ができるような形にしていただきたい。拡充されたらぜひやりたいことはたくさんある。町でやろうとすると非常に制約があるので、わざわざほかの自治体に行っていると事例が話されました。イベントではなく行政の課題に取り組んでいただけるものがあればありがたい。条例の中で拡充していただくほうがよいとのことでした。 また、委員から、23条、24条の解釈の状況を変えたいとなると、第1条の目的から変えないといけない。
市民参加条例自体は、行政活動に対して市民参加を募ってそのやり方を定める条例である。請願人がやりたいとおっしゃることは、ほかの別の条例を別立てで制定されたほうがよいのではないか。作るべきである。との意見がありました。 また、紹介議員からは、この
市民参加条例は、行政活動における市民の参加を権利として保障するもので、行政活動である。市民活動ではないので、すごく考えた。違う条例を作ってもいいのではないかとの考えもある。市民の提案を吸い上げていくにはどうしたらよいか。第23条、第24条を拡大する方向でできないのかということで話し合いました。限られた条例の中でどのように市民提案を広げていくか、こういうところにあるのではないかと提案をしたそうです。 また、委員から、早く活動するための根拠がほしいというところが質問の回答の趣旨だと思うが、いかがか。参考人の方から、私自身、市民1人の意見としては、早く制度があったほうがありがたい。 また、委員から、資料の白岡市の
市民参加条例のことや町長の手紙が機能していないとのご意見がありました。
市民参加条例において、市民から提案をできるようになっていない。 また、委員から、イベントは町を活性化するためには必要である。というようなことです。 そして、参考人から、いろいろ実行手続を考えると、ほかの行政区域でやったほうが早いとのことがありました。 全員の審議が終わったところで採決になりましたが、反対討論はありませんでした。賛成討論については、お一人から、住民の声を幅広く聞くことは非常に大事なこと。違うアイデアがたくさん出てくると思うので、それを防ぐ理由はない。 もう一人からは、同じようなご意見と、ほかの条例以外の制度がない以上、いろいろな意見が出てくると思うので、賛成していきたいとのことでした。 総務文教委員会で審議されました請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」についての採決は、起立多数で可決されました。 以上です。
○議長(
田島正徳君) 丸山議員、採択。
◆総務文教委員長(丸山妙子君) 間違えました。採択でお願いします。
○議長(
田島正徳君) これをもって
委員長報告を終わります。 これより
委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
田島正徳君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本件に対する反対討論の発言を許します。 合川議員。
◆10番(合川泰治君) 10番の合川でございます。 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」について、反対の立場から討論をさせていただきます。 本請願の趣旨及び項目は、現在の宮代町
市民参加条例第23条、第24条の中に、市民参加の実施に関しての提案等となっているが、市民提案の範囲が限定されているなど、市民から積極的な意見や提案などができるようになっていないとして、
市民参加条例第24条第1項の市民提案をイベント等の実施や行政の課題、具体的施策などができるように拡充することであります。 まず、本条例は、第1条にあるとおり、市民参加に関し基本的な事項を定めることにより、行政活動における市民の参加を権利として保障することを目的としています。これは、町が指揮権者、関係機関などと決めていたことに市民にも直接参加をいただき、検討過程や充実実施の場にも参加してもらえるよう市民の権利として保障し、その声や考えを事業に反映させていこうというものであり、あくまでも行政活動への市民の参加を定めたものであります。 市民参加手法の実績としては、令和4年度審議会等22件、パブリックコメント5件、意識調査7件、ワークショップ2件、その他10件と合計46件において実施されており、公募実績も募集人数38人に対して応募人数41人で、応募率107.9%と、本条例の成果が見受けられます。 そして、本条例の第24条1項には、「市民はこの条例に基づく市民参加の実施に関しての提案等を町に提出することができます」とあります。この第24条の考え方については、第6条市民参加の実施における優先性に規定するように、市民参加を実施する事業等の優先度を町が行うことになると、市民サイドから見て運用面に不安を感じる可能性もあります。 こうした点を踏まえ、市民参加に関しての市民からの提案や意見の提出を可能とする制度の位置づけが必要となることから規定されているものであり、市民参加に関する以外の提案や意見までは想定していません。 第1項において「想定される提案等」とは、例えば公募枠が設定されていない審議会等において公募枠を設定するべきといった意見や、市民参加で実施されている事業の経過の公表がされていないものについて、その公表を求める意見。審議会等の参加手法が設定されているが、市民サイドから見てより多くの市民の意見を把握するため、パブリックコメントを実施するべきではないかといった提案など、市民参加全般に関する提案等が挙げられます。 また、請願趣旨の中で、さいたま市、杉戸町、白岡市といった他自治体の取組を例に挙げておりますので、その点についても触れたいと思います。 まず、さいたま市の市民活動及び協働の推進条例ですが、これは協働の原則と役割を規定したものであり、具体的な行動については示されておりません。ゆえに、どう参考にすべきか苦慮するところであります。 次に、杉戸町のみんなでつくる
まちづくり支援制度でありますが、これは以前に宮代町でも実施していた公募制補助金交付制度と同様のものかと思われます。宮代町における公募制補助金交付制度は、公共改革の中でカットされた経緯がありますが、これを復活させたいということであれば議論の余地がありますが、
市民参加条例を改定する必要が見出せません。 最後に、白岡市の
市民参加条例では、第5条において、「年齢満16年以上の市民は、その市民の5人以上の連署をもって、その代表から市長に対して参画と協働の
まちづくりを推進するための具体的な施策等を提案できるものとする」とあるため、参考にする余地があります。 しかし、宮代町には、誰でも意見や提案を執行部に対して行える町長への手紙という制度もあり、回答が必要であれば回答をもらうこともできるようになっています。16歳以上であることや5人以上の連署といった要件を必要としないため、より利便性は高いものと考えます。 これらを踏まえ、請願項目を検討してみますと、本条例は、そもそもイベントなど思いついたアイデアや行政の課題、施策、提案を求める条例ではないこと。本条例は、行政活動の中に定着し、当初の目的にとおり機能していること。請願項目のとおり拡充するには、本条例の大前提である第1条の目的から改める必要があり、別の目的を持つ別の条例となってしまい、本条例の意義が失われてしまうこと。
まちづくりへのアイデアやご意見、ご提案は、町長への手紙で可能なこと。 以上のことから、本案について反対といたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 議席2番議員の丸藤でございます。 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願」について、賛成の立場から討論を行います。 私は、今回のこの請願について、請願の中に書いてありますように、現在の宮代町
市民参加条例第23条、24条の中に、「市民参加の実施に関しての提案等」となっていますが、市民提案の範囲が限定されているなど、市民から積極的な意見や提案などができるようになっていません。 しかし、その一方で、請願にも書かれておりますように、白岡市では、平成24年度から市内地域活動を行う団体や市民団体などが協働事業を自ら企画、提案、実施するものに対して、審査の上、予算の範囲内で補助金をする協働の
まちづくりモデル事業があり、実際に多くの案件が上がってきているとのことであります。 白岡市は、協働の
まちづくりモデル事業に中で、市民提案の案件を評価、推進しており、これは同じく請願の中にも書かれておりますように、杉戸町のみんなでつくる
まちづくり支援制度と類似したやり方になっております。 いずれにしましても、請願者は、こうした形で
市民参加条例の市民提案をこうした中で募っていきたい、それが趣旨でございます。そういった意味では、もし無理なようであれば別の形での条例制定なども考えられるのであれば、これはこれとして趣旨採択もできる内容だと思います。 先ほど言われているような町長への手紙は、どこの自治体でもやっております。ですから、そうした内容とはまた違ったものでありますので、できるのならば宮代町の
市民参加条例の市民提案をもう少し拡充するような形でお願いしたい。それが請願者の願意だと思います。 それを私は酌んで、賛成するものでございます。 以上。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 泉議員。
◆8番(泉伸一郎君) 議席番号8番、泉でございます。 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願書」について、反対の立場で討論いたします。 宮代町
市民参加条例は、行政活動への市民の参加を定めたものです。行政が行う事業活動の中で、市民の参加が可能なもの、活躍できるものに参加していただき、事業に反映させていこうというものです。市民がイベントなど思いついたアイデアを施策として提案する条例ではありません。また、この条例にはルールがあり、できることの定めがあります。 そもそも請願にあるような市民提案制度とは目的が違う条例になっています。この条例は、行政活動における市民参加を権利として保障することを目的としているものであり、この条例の市民参加とは、町が市民の参加を保障すべき行政活動において市民と町との協働を実現することとしています。 請願にある市民提案の拡充による改正では、目的が異なる別の条例になってしまいます。アイデアや提案で
まちづくりの活動に参加したいというお気持ちは理解できますが、この条例を改正する必要はないと考えます。 以上により反対討論といたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 佐藤議員。
◆1番(佐藤将行君) 議席番号1番、佐藤でございます。 賛成の立場から意見を申し上げます。 先ほど、前段の丸藤議員のお考えが私も賛同できるところでありますので、それに付加する形でひとつ先ほど合川議員からも出ました町長への手紙についてちょっと触れさせていただきたいと思います。 確かに、町長への手紙という制度はありますし、丸藤議員のおっしゃるように、どこの自治体でもあるというのもほとんどあるんでしょうけれども、では実際、宮代町の町長への手紙というのがどのように運用されているかということを皆さんあまりご存じないとは思いますが、私の友達が以前出しました町長への手紙、ちゃんとホームページ等も出していいよと言っておりましたが、町長及び町の執行部にとって内容が都合が悪いことだったというのもあったんだとは思いますが、分かりやすく言うと、握りつぶされたという形で、町長もしくは執行部の恣意的な運用をされてしまっているというのが実際の町長への手紙というものだというふうな実態をまずご理解いただきたいと思います。 したがいまして、代替案的な形で合川議員がおっしゃったんでしょうけれども、町長への手紙というのが請願人の希望するような、また望むような制度の代わりになるものではないおよそ当たらないというところはきちんと指摘していきたいと思います。 また、もう一つ、この条例なんですけれども、実は数年前まではストップしていたというか、執行部のほうがきちんと募集等も積極的に行わないことから、市民参加の実態がなされていなかったということもあります。推進評価委員会というのが数年止まっていました。 これが推進評価委員会のほう、23条、24条等に書かれておりますが、町の行ったことについて、やはり意見を求めたりとかするという町にとってのハードルがあることから、町にとって都合のいい制度ではないというふうなところがあるのではないかと思います。 そうなってくると、反射的に町民にとっては町が都合がいいように運用するということは、町民にとっては使い勝手が悪いというか、市民参加ということが行えない、行いづらいという形になりますので、でき得る限り宮代町の憲法である
まちづくり基本条例の趣旨から言いましても、町民・市民参加をでき得る限り拡充するという方向で議論をすべきだと思います。 この点に関しては、会派とか関係なく、少なくても趣旨に関しては賛同できるんではないかと思います。 以上のことから、私は、この請願に関しまして賛成したいと思います。 以上でございます。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する反対討論の発言を許します。 川野議員。
◆13番(川野武志君) 議席番号13番、川野です。 請願第1号 「宮代町
市民参加条例の市民提案の拡充を求める請願」について、反対の立場で討論させていただきます。 私たちは、日々の生活の中で、いろいろな問題に出合い、その多くは自分たちで解決していますが、それが町や県、国などのことで、どうしても自分たちだけでは解決できない問題に出合うことがあります。 そこで、町民が町政などについて直接町議会に意見や要望を言うことができる制度、これが請願だと思います。地方議会に対する請願は、町、県、国が行う仕事に関係することについて、国民が直接意見や希望を述べることです。請願は、日本国憲法第16条に定められた基本的人権の1つです。 本請願の趣旨には、現在の宮代町
市民参加条例(第23条、24条)の中に、「市民参加の実施に関しての提案等」となっていますが、市民提案の範囲が限定されているなど、市民からの積極的な意見や提案などがなっていないとのことです。 宮代町議会は、直接選挙で選ばれた町長と共に宮代町の代表機関を構成する。町長には執行権が、議会には議決権が与えられています。この2つの代表機関は、「町民の信託を受けて町全体の福祉向上と地域社会の発展のために活動する」と宮代町議会基本条例に示されています。 町では、宮代町
市民参加条例の目的の下、
まちづくりのアイデアやご意見やご提案は、町長の手紙、メールでお受けをしています。これは機能されていると私は認識しております。また、議会においても、宮代町議会基本条例の下、市民の意向を把握し、もって議会活動に反映することができるよう、市民の議会活動に参加する機会の確保に努めるため、議会懇談会等を開いています。 そのようなことから、市民からの積極的な意見や提案などの窓口は十分になされていると思います。 結論として、現在の状況の中で、町に何をしてもらうかではなく、何ができるかという思いを心にする一般的な市民は、行政活動に十分参加していると判断をし、反対といたします。
○議長(
田島正徳君) 次に、本件に対する賛成討論の発言を許します。 〔発言する人なし〕