寄居町議会 2011-03-01
03月01日-01号
△諸報告
○
大久保博幸議長 日程第3、諸報告を行います。 最初に、各委員会で閉会中の特定事件として、所管の事務調査が行われておりますので、各委員長から報告を求めます。 最初に、
総務経済委員長、報告をお願いいたします。 佐野委員長。 〔
佐野千賀子総務経済常任委員長登壇〕
◆
佐野千賀子総務経済常任委員長 おはようございます。
総務経済常任委員会より、閉会中の特定事件について調査報告を行います。 委員長、佐野千賀子。 調査項目、公共交通について。 調査期日、平成23年1月27日。 調査場所並びに出席者、第1委員会室、
総務経済常任委員会委員全員、議長、局長、次長。 開会後、過去3回にわたり調査研究した内容をもとに、当町の公共交通についてどのように取り組み推進していったらよいか委員の意見を聞きました。 公共交通については町民の要望が強い。人口構成も変化し、交通弱者もふえ、きめ細かな交通体系への対応が求められている。財政面も含めて研究・検討し実施してもらいたい。 高齢社会で交通弱者・買い物難民もふえている。足の確保については、実現できるような提言を出したい。
町内タクシー業者の経営を圧迫することがないよう事前の協議が必要である。 公共交通については、観光面等ほかの角度からの見方もあってよい。 交通弱者の足の確保は十数年前から要望が出ている。高齢化に伴い、近年、
デマンド方式への要望に変わっている。採算が合わないからやらないのではなく、町民福祉という観点から取り組むことが必要である。 早急に検討委員会を立ち上げ、多くの人の意見を聞いて、一日も早く実現されるよう取り組みを検討されたい。
東秩父村営バスは
デマンドバスの導入に合わせて見直しを検討する必要がある。 既存の
県北都市間路線バスについては、引き続き利便性を図る運行を研究されたい等の意見がありました。 なお、本委員会では、
デマンドバス、
デマンドタクシーを中心に、
地域公共交通について調査研究を行ってきましたが、執行に対し、「平成23年度中に
デマンド交通の検討委員会を立ち上げて、24年度を目途に実施されたい」「観光・商業面も含めて町の活性化に寄与できる公共交通とされたい」との要望を付し、本件につきましては、今回をもちまして調査研究を終結することを決定いたしました。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 委員長に対し若干の質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 委員長さん、ご苦労さまでした。 次に、
文教厚生常任委員長、報告をお願いいたします。 佐藤委員長。 〔
佐藤理美文教厚生常任委員長登壇〕
◆
佐藤理美文教厚生常任委員長 閉会中の
特定事件調査報告を行います。
文教厚生常任委員会委員長、佐藤理美。 調査項目、
障害者支援対策について。 調査期日、平成23年1月31日。 調査場所並びに出席者、第1委員会室、
文教厚生常任委員会委員全員、局長、次長、書記、
健康福祉課長。 開会後、過去3回調査研究した内容をもとに、当町の
障害者支援対策についてどのように取り組み、推進していったらよいか委員の意見を聞きました。 町として施策が講じられていないところにスポットを当てるべきである。対象者が多ければ早く支援ができるが、少ない場合は町単独での支援は難しいと感じるので、広域で取り組む必要がある。 障害者も生まれ育った地域で生活したい人が大半だと思う。病院、施設に入っていない在宅の人を、地域、行政でどのようにサポートしていくかが問題である。引きこもり、閉じこもりがないよう相談を受けられるシステムや居場所を用意する必要がある。 各施設・作業所等は町内にも多くあるが、それでも施設が足りず入所できない現実がある。 三障害一緒に保健所跡地で活動できる
障害者交流センターとしたい。現在、かわせみ荘で行われているが、各階で利用目的が異なるので問題があると考える。
障害者支援対策を単独で行っているところと広域で行っているところがある。利用者が少ないのでは施設を建設しても意味がなくなってしまう。町だけの利用なのか共同利用なのかで規模が変わるので、関係団体と相談し決めていく必要がある。 政策として、
障害者交流センターを早期に建設してほしい。施設の規模、内容等については、関係団体と話し合って有効利用できる施設となるよう検討してほしい。 保健所跡地及び建物は
障害者交流センターとしては大き過ぎると考える。維持管理や耐震等の問題もあるので最適とは言いがたい。
障害者交流センターの建設を前向きに検討すると同時に、利用しやすい施設となるように検討してほしい。 町が先進的につくることにより、他団体の
利用申し込みがあると考える。先進的な施設建設を要望したい等の意見がありました。 なお、本委員会では、執行に対し、「
障害者交流センターの早期建設を実現されたい」「障害者団体の意見を聞き、現在の状況に合った利用しやすい施設を建設されたい」との要望を付し、本件については、今回をもって調査研究を終結することを決定いたしました。 以上です。
○
大久保博幸議長 委員長に対し若干の質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 1点、お尋ねします。 三障害一緒にということですが、その内容と、現在、どのような三障害の方たちは活動しているのかをお尋ねします。
○
大久保博幸議長 委員長。
◆
佐藤理美文教厚生常任委員長 田母神議員のご質問にお答えいたします。 三障害は、身体、精神、知的の三障害の方でございますが、かわせみ荘を現在利用して活動を行っている状況でございます。 以上です。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神で再質問させていただきます。 この3つの障害の人たちが一緒にやることによるメリットがあると思うのですよね。そういうことで、ぜひ一緒にできるような場所がほしいということだと思うのですけれども、その辺の内容について検討があったかお尋ねします。
○
大久保博幸議長 委員長。
◆
佐藤理美文教厚生常任委員長 田母神議員のご質問にお答えします。 現在、相談体制が3つともばらばらな箇所で行っている。その点がメリットと考えております。一緒にやることによって。一つのところに相談体制の窓口をつくるということでございます。 以上です。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 障害には、それ以外にもいろいろな障害ということで認定されている人たちもいるわけなので、幅広い人たちが気軽に意識しないで交流できるということと、健常者と交流するということが大事だと思うのですね。そういうことの中で、施設、保健所では広過ぎるのではないかという意見もあるようですけれども、
交流センターだけではない使い方の中ではいろいろな交流がされるような状況というのも生まれてくるので、障害者だけの関係というよりも、健常者の人たちの意向も聞き入れながらセンターは建設することが望ましいのではないかなというふうに考えますので、ぜひ、その辺のところを今後検討していただくことを希望して終わります。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 稲山議員。
◆9番(
稲山良文議員) 9番、稲山です。 保健所跡地及び建物は
障害者交流センターとしては大き過ぎると考える。維持管理や耐震等の問題もあるので最適とは言いがたいというふうに意見が述べられておりまして、あともう一つはその反対で、同じような関係で、町が先進的につくることにより、他団体の
利用申し込みがあると考えると。先進的な施設建設を要望したいというように、この委員会の中身を見せてもらうと、
保健所跡地分室等の建物を
交流センターとして使うよりも、新しいものをつくって大きな目的を達成したいというように私は感じているのですが、そういうような方向というのが文教委員会で見られたのでしょうかね。いかがでしょうか。ちょっとわかりにくいのでごめんなさい。
○
大久保博幸議長 委員長。
◆
佐藤理美文教厚生常任委員長 稲山議員さんのご質問にお答えいたします。 こちらはあくまでも意見でございます。まして、町長の所信表明が出る以前の段階での委員会でございますので、ご意見として承っておりますが。はい。
◆9番(
稲山良文議員) 了解。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 委員長さん、ご苦労さまでした。 次に、第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員会委員長、報告をお願いいたします。 原口委員長。 〔原口 昇第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員長登壇〕
◆原口昇第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員長 おはようございます。 閉会中の
特定事件調査報告を行います。 第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員会委員長、原口昇。 調査項目、三ヶ山地域の開発調査について。 調査期日、平成22年12月16日。 調査場所並びに出席者、
全員協議会室、第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員会委員全員、局長、次長、書記、町長、教育長、総務課長、財務課長、
生活環境課長、同課副課長、
企業誘致推進課長。 なお、今回は委員以外の議員にも立ち会いいただきました。 開会後、休憩に入り現地を視察した。再開後、質疑、意見等を聞いた。 県の企業募集の事業内容に関する町への報告について。 遊水池への放流の可能性について。 工業用地が緩衝緑地や残置森林を含め、線引きされている理由について。 最終処分場の堰堤の高さについて。 多くの人に関心を持ってもらい、施設の状況を知ってもらい、町民全体で解決していく体制をつくることが必要である。 県と協議し、今後問題が起こらないよう強く申し入れていただきたい。 日ごろの点検・整備を怠らないでほしい等の質疑、意見、要望があった。 協議の結果、本委員会では、今回の視察を踏まえ、第Ⅱ期事業に向けて引き続き調査研究することを決定いたしました。 以上です。 続けていいですか。
○
大久保博幸議長 続けて。
◆原口昇第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員長 では、引き続き、調査研究を報告いたします。 第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員会委員長、原口昇。 調査項目、三
ヶ山地域開発調査について。 調査期日、平成23年1月25日。 調査場所並びに出席者、
全員協議会室、第4次三
ヶ山地域開発調査特別委員会委員全員、局長、次長、町長、教育長、総務課長、財務課長、税務課長、
生活環境課長、
産業振興課長、
企業誘致推進課長、同課副課長、
まちづくり課長、
上下水道課長、生涯学習課長。 なお、今回は委員以外の議員全員の立ち会いをいただきました。 開会後、埼玉県
環境部資源循環推進課長から、彩の
国資源循環工場第Ⅱ期事業の進捗状況等について説明を受けた後、質疑、意見等を聞いた。 第3号埋立地の
埋め立て状況と第Ⅱ期事業への埋め立て時期について。 7号埋立地等の跡地利用について。 太陽光発電の活用について。 企業誘致における地元雇用の推進について。 誘致企業の選定委員会への地元住民の参画について。 募集企業の種類にする再資源化施設と既存の
資源循環工場の関係について。 第Ⅱ期事業地に埋め立てる内容物について。 侵出水、悪臭等の対応について。 第Ⅱ期事業造成における残土処理について。
工業団地造成地の面積及び誘致する企業数について。 誘致企業の募集時期について。 埋立地の運動公園化の検討について。 50年先も安心・安全が確保されるよう、五ノ坪地区の住民の声が届く検討をしていただきたい。 誘致する企業については幅広く募集をしていただきたい。 寄居町の発展につながるような優良企業を誘致していただきたい。 侵出水等の問題は今後も続いていく。
埋め立て処分場及び
資源循環工場両方の安心・安全を見守っていかなければならない。 第Ⅱ期事業も始まり、埋立地の跡地利用の検討や
企業誘致推進など重要課題も多い。今後も議会として全町的な見地から見て活動できるよう、第5次の特別委員会の設置を次期議会にも強く望みたい等の意見、要望がありました。 なお、本件については、今回をもって調査研究を終結することを決定いたしました。 以上です。
○
大久保博幸議長 委員長報告に対して質疑のある方は申し出を願います。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 委員長さん、ご苦労さまでした。 次に、陳情書が4通提出されておりますので、事務局長から朗読いたさせます。 〔
事務局長朗読〕
○
大久保博幸議長 次に、町長から行政報告の申し出がありましたので、報告を受けることにいたします。 町長、登壇して行ってください。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 まず、
寄附受け入れについて申し上げます。 次のとおり寄附の申し出があったので、受け入れるものといたします。 寄附の目的、
地域文化活動の向上のため。 物品、水彩画40号。 寄附者、寄居町大字富田3869番地9、清澤正孝様でございます。 次に、寄附の目的、社会福祉のため。 金額、10万円。 寄附者、匿名でございます。 次に、寄附の目的、町の有効利用に資するため。 土地、山林等457筆、140万7,538.02平米。 寄附者、東京都千代田区飯田橋三丁目13番1号、
大和ハウス工業株式会社東京支社支社長、沼田茂様でございます。 以上、ご報告申し上げます。 続きまして、行政報告を申し上げます。 はじめに、
指定管理者制度に基づき、寄居町
社会福祉協議会が管理運営を行っている、寄居町
総合社会福祉センターかわせみ荘食堂及び売店の
経営委託事業者の交代について、ご報告を申しあげます。 食堂及び売店の
経営委託事業者であった
有限会社喜楽弁当より、平成22年9月9日付けで、経営の採算性の確保が困難との理由から
委託契約解除の申し出があったことに伴い、寄居町広報等により後任の受託事業者を公募し、選考試験を行い、社会福祉法人はぐくむ会を後任の事業者に決定いたしました。 前委託事業者が本年2月24日をもって撤退し、現在、3月8日の新規開業を目指し、社会福祉法人はぐくむ会が準備を進めておりますが、
センター利用者への良質なサービス提供に努めるとともに、センターにおいて障害者の就労支援を推進することにより、障害者の社会参加と自立を支援してまいります。 以上、行政報告とさせていただきます。 次に、
高金利企業債の繰上償還について、ご報告を申しあげます。 国は、地方財政法を改正し、平成22年度から3年間の特例措置として、公的資金の過年度における
高金利企業債の繰上償還を認めることとなりました。 町では、
水道事業会計が対象となり、法律で定められた行政の簡素化等に関する計画を策定し、平成22年12月17日に総務大臣及び財務大臣から承認されたところであります。 これを受け、平成22・24年度の2年間で、繰上償還4,857万円を実施し、金利負担軽減の総額は、778万円となる見込みです。企業債の高金利に係る後年度の負担が軽減されることにより、より一層の健全経営が図られるものと考えております。 以上、行政報告とさせていただきます。 次に、寄居町教育サポートセンターの設置について、ご報告を申しあげます。 寄居町の教育の充実と振興を図り、寄居町の小・中学校の児童生徒の就学への不安や悩み、不登校などの課題を解消し、学校生活への適応を図ることを目的として、寄居町教育サポートセンターを教育委員会内に設置いたします。 当センターの業務は、町の小・中学校に在学している児童生徒及びその保護者を対象として、いじめ・不登校・就学に関する相談を親身になって行うことであり、具体的には、電話相談、来庁による相談や家庭訪問を行うことにより、学校への不適応を起こしている児童生徒への一日も早い学校への適応をより専門的な立場から行うものであります。 4月1日より業務を開始してまいりたいと考えております。 今後、詳細なことが決まり次第、広報誌や町公式ホームページ等により、町民の方々へ周知を図っていきたいと考えておりますので、議員各位のご理解とご協力をお願い申しあげ行政報告とさせていただきます。
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△議案の朗読の省略について
○
大久保博幸議長 これより議案の審議に入りますが、議案の朗読は省略させていただきますのでご了承願います。
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△議案第1号(専決処分の承認を求めることについて)の上程、説明、質疑、討論、採決
○
大久保博幸議長 日程第4、議案第1号 専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第1号 専決処分の承認を求めることについて、提案理由を申し上げます。 鉢形城址保存整備事業に係る経費について繰越明許費を設定するため、平成22年12月20日付で平成22年度寄居町
一般会計補正予算(専決第1号)を専決処分したので、地方自治法第179条第3項の規定により、この案を提出するものであります。 なお、詳細につきましては担当課長から説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げます。
○
大久保博幸議長 生涯学習課長。
◎大沢義憲生涯学習課長 専決処分につきましてご説明を申し上げます。 本年度の鉢形城跡公有化事業でございますけれども、土地の買い上げ、移転補償等につきまして地権者と交渉を進め、移転に際しましての建物の設計、それに関連する手続の早期着手等をお願いをしてまいりましたが、これらの交渉に期間を要したため、本年3月末までの移転、取り壊しの完了が見込めなくなったことから専決処分にて繰り越しを行ったものでございます。 なお、この事業につきましては国庫補助事業であることから、文化庁への変更申請を行い、12月9日付で期間の変更承認許可の決定の連絡が12月17日にございました。そのため、12月20日、専決処分を行い、本年5月31日の事業完了の内容にて契約を締結をしたものでございます。 以上、説明とさせていただきたいと思います。
○
大久保博幸議長 お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 予定された事業が大きくおくれるというのは今までなかったと思うのですけれども、この要因は何だったのかお尋ねします。
○
大久保博幸議長 生涯学習課長。
◎大沢義憲生涯学習課長 田母神議員さんのご質問にお答えをいたします。 この専決処分をした内容についての要因でございますけれども、地権者の移転先での家屋の建築の部分の調整関係でございました。 今年度の事業に伴いまして交渉を進めていく中で、先ほども申し上げましたとおり手続関係、早くやっていただきたいというふうなことで交渉等を進めてまいりましたけれども、地権者の方が、一般的なハウスメーカーの建物ではなくて在来工法、地元の大工さんを使って建築をしたいというふうな希望がございました。それに伴いまして、それでは関係する図面であるとか手続を早くやっていただきたいというふうなことを再三申し上げてきたところでございますけれども、最終的に、新家屋の図面の決定が10月末日でございました。それに基づいて建築確認申請を11月初め、許可が11月30日というふうなことの経過がございました。それから、大工さん等も含めましての調整を図ったところ、3月までにはとても移転、それと建物の取り壊しは無理だというふうな状況になったものでございます。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 再質問をさせていただきます。 もうこの工事は、本人も移転をするということを決めておりましたし、どこの場所というのも決まっていたわけなのですね。そういうことの中で、土地との交渉や農業委員会との許可がおりる問題だとか、もう少し指導がうまくいっていればというふうな思いを、周りの地域の人たちも懸念し、3月中にはというふうな思いで来たので、ぜひ、途中で担当課長さんも変わったということもありますし、今後の移転問題については、その辺について、ぜひ配慮して、気持ちよく、余分な作業や手続などの仕事をしなくてもスムーズに済むような方向で取り組んでいただきたいことを希望して終わります。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 反対論、賛成論を発表したい方は申し出を願います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 〔発言する人なし〕
○
大久保博幸議長 次に、原案に賛成者の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 では、討論を終結いたします。 これより本案を表決に付したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 本案に対して賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
大久保博幸議長 全員起立であります。 したがって、議案第1号 専決処分の承認を求めることについては原案を承認することに決定いたしました。
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△議案第2号(平成22年度寄居町
一般会計補正予算(第3号))の上程、説明、質疑、委員会付託
○
大久保博幸議長 日程第5、議案第2号 平成22年度寄居町
一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第2号 平成22年度寄居町
一般会計補正予算(第3号)を上程するに当たりまして、その要旨を申し上げ、提案理由とさせていただきます。 今回の補正予算は、歳入歳出予算及び地方債につきまして所要額の補正を行うとともに、繰越明許費を追加するものであります。 はじめに、第1表の歳入歳出予算補正でありますが、補正額は2,875万円の減額で、現計予算額106億3,453万7,000円に対し0.3%の減額補正となります。 主な補正要因といたしましては、1、国の緊急総合経済対策に基づくきめ細かな交付金、住民生活に光をそそぐ交付金を新規に計上し、地域の活性化に資するインフラの整備や学校図書館の整備に所要額を計上したこと。2、今後の安定した財政運営を見据え、財政調整基金に積立金を追加したこと。3、その他事務事業の確定等に伴い、事業費を追加、更正したことなどであります。 次に、第2表の繰越明許費補正は、国の補正予算の成立時期や年度途中での制度改正、さらには事業の見直し、再精査などにより、それぞれ5事業を翌年度に繰り越すものであります。 続いて、第3表の地方債補正は、財源調整として道路新設改良事業を更正するものであります。 それでは、歳入歳出補正予算の事項別明細書に従いまして、主なものをご説明いたします。 まず歳入ですが、3ページの地方交付税は、国の補正予算の成立により普通交付税を追加するものであります。 次に、国庫支出金のうち、5ページの無線システム普及支援事業補助金は、年度途中での制度改正により、国庫補助金を一部更正し、12ページの諸収入で新たに所要額を計上するものであります。 また、7ページ中段の子宮頸がん等予防ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金は、先ほどの地方交付税と同様、国の補正予算の成立により計上するものであります。 続きまして、歳出につきまして申し上げます。 最初に24ページの障害者自立支援給付費は、介護給付費や訓練等給付費の増加に伴い、年度末までの給付見込み額を勘案して追加するものであります。 次に、25ページの国民健康保険特別会計繰出金は、制度繰り出し分のみを追加するものであります。 次に、33ページの道路改良工事は、地域の活性化や景気浮揚に資するため、きめ細かな交付金を財源に、地元中小事業者が受注可能となるきめ細かなインフラ整備費を追加するものであります。 また、35ページの河川改修工事は、明神川の改修において親水性を持たせるなど水辺空間に配慮した工法に変更するため、その全額を更正するものであります。 最後に、39、40ページの小・中学校費における学校図書館用図書、備品及び桜沢小学校第2図書室エアコン設置工事等は、住民生活に光をそそぐ交付金を活用し、国の緊急総合経済対策の趣旨に沿った知の地域づくり事業を実施するため追加するものであります。 以上、歳入歳出につきまして主なものをご説明申し上げましたが、ご審議をいただく過程におきまして、ご質問により担当課長から説明をいたさせます。 なお、補正予算の審議用資料もお配りしてございますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げまして提案理由といたします。
○
大久保博幸議長 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 吉田議員。
◆16番(吉田正美議員) 16番、吉田です。 2点ほど、健全財政の視点から伺います。 今回の補正につきまして重立ったものは、3月の最終補正ということで、大変厳しい財政状況の中での補正でございますが、繰入金が台帳から1億の繰り入れをしないで繰り戻すということでございます。このねらいとかその意味合いを伺います。 それから、審議用資料の6ページなのですが経常収支比率、今までもいろいろ議論してまいりましたけれども、84.1が、補正後83.2、0.9ポイント下がってきております。これは望ましい方向だと思うのですが、この要因というか理由をお聞きします。 以上です。
○
大久保博幸議長 財務課長。
◎轟幸男財務課長 吉田議員の一般質問にお答えを申し上げます。 まず、財政調整基金1億円の繰り戻しでございますが、今回、事業等の確定、それから普通交付税の追加交付ということで歳入のほうが超過いたしました。これを、今後の、23年度以降の、安全的かつ持続可能な財政運営を考慮して1億円を繰り戻し、さらに1億円を積み立てをしたということでございます。 それから、2点目の経常収支比率でございますが、今回比率が下がりました要因といたしましては、普通交付税が4億2,000万円ほど追加交付されまして経常一般財源が増加したと。 一方で、一般財源の充当支出は物件費、補助費等約3,000万円減少いたしました。このことから比率が下がったということでございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 吉田議員。
◆16番(吉田正美議員) 繰り戻しが、新年度の、23年度の財政を見通した中で、それに備えるのだということでございます。そのとおりだと思うのですが。 22年度の9月補正で3億、当初予算で4億を取り崩す方向で、9月補正で3億を繰り戻し、今回で1億繰り戻してプラ・マイ・ゼロになって、21年度の決算が7、8億あったわけですよね。そうすると、この、新年度予算で3億5,000万また取り崩すという数字でよろしいのでしょうか。 それから、経常収支比率でございますが、いろいろな要因で、交付税とか分母が多くなって分子がまた下がった中でこういう結果ということでございますが、いずれにしても、かつては75%を超えると地方の自治体ではイエローカードということでございますが、過日の説明では90%以下におさまっていれば問題ないのだということでございますが、同僚議員のかつての質問もありましたけれども、ハードルが下がったからということでそれでいいのだという、あるいはまた、県内市町村の比較の中で低い--下から4番目でしたっけ。それでいいのだということではなくて、やはり執行の努力でもってできるだけ、できれば80%以下に持っていければ望ましい方向なのかなと思っているわけでございますがいかがでしょうか。
○
大久保博幸議長 財務課長。
◎轟幸男財務課長 お答えを申し上げます。 先ほど、1点訂正をさせていただきたいと思います。 普通交付税を4億というふうに申し上げたかと思うのですが、4,201万5,000円の誤りでございます。訂正させていただきたいと思います。 まず1点目の財調の考え方でございますが、議員のご指摘のとおりでございます。1億円を、当初、22年の当初で4億円を取り崩しまして9月補正で3億円を繰り戻しました。そして、今回1億円を繰り戻すということで、22年度の取り崩しはゼロになります。そして、さらに1億円を積み立てるということでございますので、平成22年度末の財調の基金につきましては8億8,547万7,000円でございます。そして、当初につきましては、これから3億5,000万円を取り崩す形で提案をさせていただいているところでございます。 それと、2点目の経常収支比率でございますが、確かに県内では、もうかなり低いほうでございます。時代が変わりまして90%以下でというような動きも出ておりますが、やはりこれは低く、低いにこしたことはございません。さらに、さまざまな努力を重ねて経費を落としていくと。さらに、歳入もふやしていく、こういう努力は続けていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 吉田議員。
◆16番(吉田正美議員) 繰入金の関係でございますが、今回の補正は新年度予算とリンクをした中で補正をなされたと思うのですよね。そういう中で新年度に備えるということで理解できると思います。 また、新町長が、昨年の選挙でマニフェストを町民の皆さんにいろいろな事業を約束をした中で、これから所信表明でそれらが発表なされると思うのですが、いずれにしても財源が、大きな財源が必要だと思います。そういう意味で、今回の最終補正で1億積み立てができたというのは、やはり堅実な財政運営が行われているなということで、私も評価できるのではないかなと思っております。 以上です。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 室岡議員。
◆15番(
室岡重雄議員) 15番、室岡です。 今回の議会でも寄附がありまして、町民の皆さんや、あるいは町外の方々から、寄居を思っての気持ちで、寄居町頑張れというふうなことで寄附をしてくれるのかなと思っております。本当にありがたいことだなと思っております。 特に、この大和ハウスさんの寄附は格別なものでありまして寄居町に140町歩、約10年前には花園ゴルフから60町歩をいただいて、寄居町とすると200町歩の山林をいただいたということになるかなと思うのですが、これらにつきましては、ホンダでも操業して町が落ちついて一段落したら、町民の憩いの場となるような考え方ででも活用していただければいいなと、そんなふうに考えているところであります。 寄附に関連しましてもう一つお尋ねしてみたいのですが、昨年12月の一般質問で松本勇議員から、前町長の津久井町長から町へ寄附願いが出されたというふうな質問がありました。というのは、こういうことからだと思うのですが、4年前の町長選のときに、退職金はいただきませんというふうなことを公言をし、出陣式で津久井さんが言ったと。しかも、それをまた活字にして全世帯へ配ったという事実があることからそういうことになったのかと思うのですが、私は、そのときには、津久井さんはいただかないと。でも、それを町へ寄附するとかというふうには受け取らなかったのですが、奥さんにくれるとか子どもにくれるとか、隣のだんご屋のおばさんにくれるとか、あるいは海外の難民の人にくれるとか、そういうふうにも、の範囲に、その中には町にもくれるというふうなことも含めた中で、いろいろな選択肢の中でいただきませんということを言ったのかなというふうに私は解釈をいたしました。 しかしながら12月の一般質問の中で、町へ寄附願いが出されて、しかもそれが沿道区画整理事業に使うという条件で寄附をするのだというふうなことのようでした。話の内容はね。 いただきませんというその退職金は、今どこにあるのかというふうなことをお尋ねをしたいと思いますが、わかりましたらお願いいたします。
○
大久保博幸議長 総務課長。
◎今村幸男総務課長 退職金につきましては、町の職員は特別職も含めて総合事務組合から直接支給をされることになっております。本人と組合とのやりとりでございますので、その金額がどこにあるかについては承知はしておりません。 以上です。
○
大久保博幸議長 室岡議員。
◆15番(
室岡重雄議員) 行方不明みたいな感じですけれども。 沿道区画整理事業をするためになら寄附をしますというふうな12月の内容でしたが、町長は、島田町長はそのことをどんなふうに考えているか、受けとめているかお聞きしたいと思いますがお願いします。
○
大久保博幸議長 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 室岡議員のご質問にお答えいたします。 先ほどの報告、寄附報告にありましたように、10万円が匿名で寄せていただいたということ。また、私がいろいろと着任してから1万円とか、本当に皆さんの真心のこもった思いで寄附をいただいていることに、本当に深く頭が下がる思いでその都度いただいてまいりました。それには、町民の皆さんの幸せを願うという思いで、特定の事業へ条件つきということは余り見受けられませんでした。 そういう意味におきまして、無条件で寄居町の発展のために、また、町民の皆さんの幸せのために寄附していただけるということであれば、私としては受け入れさせていただきたいと考えております。 以上でございます。
◆15番(
室岡重雄議員) わかりました。
○
大久保博幸議長 ほかに。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 何点かお尋ねします。 最初に、今回出された一般会計の補正で最後の補正になると思うのですけれども、22年度の決算は9月に行うわけですけれども、このままいきますと黒字決算で終わる状況なのか、その辺を1点と。 次に、この議案の資料の中で、24ページの障害者自立支援法で給付費が3,426万8,000円ということで増加されてきているわけなのですけれども、この内容と件数についてお尋ねします。 それと、29ページの大里広域市町村圏組合1,781万8,000円、負担金が減額と、ごみ収集事業で、これも1,853万6,000円という結構多額な減額が出されているのですけれども、その内容について。 それと最後に、34ページ、カーブミラーについてなのですが、カーブミラー必要なところに住民要求で設置していただいているわけなのですけれども、鉢形と折原の境に落合橋という橋がかかっているのですけれども、そこの丁字路といいますか住宅が、山の上にはあかつきがあるわけなのですが、そこから出てきたところでオートバイでの死亡事故があったりとか事故が何回かあってということの中で、住民の皆さんからは、曇らないカーブミラーをぜひつけていただいて見通しをよくしていただきたいという要望が出されて、何回かお話ししたのですけれども、その曇らないカーブミラーが、当初は25万ぐらいするということや、その後はもう40万ぐらいするというような、1基が結構な値段ということの中でなかなか設置してもらえないという状況がありまして、命との関係でどうなっているのかというふうな、住民の皆さんの意向があるわけなのですけれども。 すべてのところに曇らないカーブミラーをつけろということはないのですが、見通しが、特に高齢者で反対側に渡るときに、時間をかけて渡らなければならない人にとっては、もうとても不安でということで、もう外に出るのがおっくうになるというような状況の中でなかなか実現されない。 全体の額からすれば大した額ではないと思うのですけれども、そういうことについて、年度年度で何基という計画があるのですぐというわけにいかないのでしょうけれども、いつごろはつきますよという見通しぐらいは地域に出せないのかどうなのか。その辺について、1点お尋ねします。
○
大久保博幸議長 財務課長。
◎轟幸男財務課長 田母神議員さんのご質問にお答え申し上げます。 22年度の繰り越し等につきましては9月議会を、決算ということになりますけれども、例年ですと3億円から4億円の繰越金という形が出てございます。22年度につきましては4億円の繰り越しをさせていただいておりますけれども、今回、ある程度、現時点で更正できるものは更正をさせていただいております。ただ、扶助費ですとか補助金等ぎりぎりまで待つものもございますので、その結果で決算をさせていただきたい。例年よりは若干少なくなるかと思いますが、ある程度の繰越金は出るものだというふうに考えてございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 健康福祉課長。
◎鈴木隆
健康福祉課長 2点目の障害者自立支援関係の追加につきましてご説明申し上げます。 今回は、年度の年間ベースを踏まえたときに、障害者の介護給付費等です。 それから、その中で補装具ということで、車いすや座位保持車という金額の張るものがございます。こちらにつきましては年間、ことしの1月まで、10か月の中で14件出ている件数で約470万円というふうに出ております。そういったところを踏まえて、今回の補正予算で420万円ほどを追加をさせていただいてございます。 それから、もう一点大きな点は利用者の負担の問題でございます。 昨年の平成22年4月から、町民税非課税の方のサービス利用につきましては自己負担を取らないということで国のほうが制度を改めました。その関係で、そのサービスの関係の補装具も含めて利用者負担を無料にした金額、この部分につきまして町がそれを財政補てんをすると、そういう形になってございます。 月ベースで、約、毎月--月によっては差はございますけれども、ある1か月をとったとき、対象件数が約210件。これを年間ベースに置きかえますと約1,700万円程度の金額が、今まで個人負担でいただいたものが無料化になったもの。これを町の財政負担で補っている分を、今回、補正予算の中に組ませていただいてございます。以上が主な内容でございます。 以上です。
○
大久保博幸議長 生活環境課長。
◎福島裕史
生活環境課長 それでは、田母神議員の、29ページ、清掃費のご質問にお答え申し上げます。 はじめに、大里広域市町村圏組合負担金の更正でございますが、大里広域におきまして、可燃物、それから不燃物の処分を共同処理してございますけれども、その中の不燃物処理施設管理運営費、それから可燃物処理施設の管理運営費の部分につきまして更正額が出ております。 内容といたしましては、主に可燃物処理施設におきます燃料費、それから薬品材料費、それらにつきましてが主な更正原因となっております。 続きまして、ごみ収集運搬業務委託でございますけれども、こちらにつきましても、可燃物、それから不燃物の、こちらは収集運搬を川南、川北の2つに分けて民間委託を完全実施、22年度から、本年度から完全実施したところでございますが、廃棄物の処理基準、法律に基づいたいろいろ細かな決まりがございますけれども、それらを満たしていただいて、さらに企業努力をしていただいた結果の請け負い残というふうなことになります。よろしくお願いいたします。
○
大久保博幸議長 まちづくり課長。
◎坂本勝己
まちづくり課長 4点目のカーブミラーの件につきましてお答え申し上げます。 落合橋の手前のカーブミラーにつきましては、私も議員さんのほうからお話があって、すぐ現地のほうも確認させていただきました。 大きさについては800と600がついているのですが、特に寄居側、こちらについてが、角度が若干悪かったので、それは直させていただきました。 それと、ちょっとカーブミラーも掃除していないということもございまして、きれいに掃除もさせていただきました。その後、私も、朝、何度か確認をさせていただいたのですが、曇っている状況というのが、私が行った限りでは確認できなかったのですが、ほかのところでもかなり、川に面しているところについては、非常にそういった状況のあるところはございます。 したがいまして、金額も議員さんのほうからございましたが、非常に高いものでございまして、今後、設置についてはいつ約束するということはちょっと現状では言えませんが、研究をしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 以上です。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 再質問させていただきます。 最初の、全体の22年度の決算方向については赤字にはならない。前年よりも黒字の額は多くないだろうけれども良好に進められているという報告を受けて安心しているところなのですが、今回の中身の中で、最初の障害者については無料になったということで210件の方々が、本当に安心していろいろなことがやれるということと、車いすなどの必要なところに補助ができたということでは大変よかったなというふうに思っております。 不燃ごみ、可燃ごみ、大里広域関係なのですけれども、これは燃料関係が少なく済んだということは全体のごみか減ってきているのか、燃料をどういうふうな方向で調達して安くなってきているのか。ちょっと額が大きいのでその辺がどうなのかなということと、もう一度お願いしたいと思います。 それと、カーブミラーにつきましては、特に子どもや高齢者にとっては、自分が今度事故になるのではないかという、そういう不安の中で生活しているわけで、大分角度がよくなって見やすくなったということなのですけれども、あそこも川のところに立っていて、今はまだ曇るということはないのですけれども、夏場だとか雨季だとかというときにはやはり曇りが出ますので、ぜひその辺、安心・安全ということでは、遠くない時期に実現するような方向で検討していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。 では、ごみについてよろしくお願いします。
○
大久保博幸議長 生活環境課長。
◎福島裕史
生活環境課長 燃料費、それから薬剤、消臭剤とか大量にごみピット等で使っておりますけれども、可燃ごみの量につきましてはほぼ横ばい、減っている状況が残念ながらそれほど見られません。逆に微増という状況でございまして、その中で工夫をしながら焼却処分のほうをやっていただいているというようなことで理解しております。
○
大久保博幸議長 ほかに。 押田議員。
◆8番(
押田秀夫議員) 8番、押田です。 ちょっと細かいことになりますが、水道資料の5ページ、左側の一番下、農業集落排水事業特別会計繰出金の追加五百何万ありますが、大体、工事が終わると、年度の工事が終わると入札何かの関係でマイナスになることが多いのですが、この内容についてお聞きします。 それからもう一つは、右側の欄の寄居パーキング美里・深谷スマートインターチェンジ負担金の更正で500万円と。これはひょっとすると、工事ではなくて何もやっていないというか、で、あれなのかなというふうな感じがあるのですが、これの内容についてお伺いします。この2つについて。
○
大久保博幸議長 上下水道課長。
◎清水克樹
上下水道課長 押田議員のご質問にお答え申し上げます。 この後の農業集落排水の補正予算の関係でご審議もいただくわけでございますが、国の補助制度の活用の意向打診がございまして、財源確保、それから、速やかな事業の進捗を図るということから、12月17日に交付金の内示を受けまして、それで一般財源を投入をして、それで繰り越しをして年度内に完成できませんので、事業を実施するという繰り越しのための財源の一部で国庫補助金、それから地方債、それから一般財源を投入して事業を実施する。その分の財源でございます。 ですから、3,200万円の総事業費として補助対象事業、そのうちの2分の1、1,600万が補助金。その残りを財源等、一般財源等を活用しながら事業を実施するものでございます。総体の事業費としては3,971万ということで、一般財源771万2,000円つぎ込んで、翌年度に繰り越して農業集落排水の事業進捗を図るということから増額になっております。
○
大久保博幸議長 まちづくり課長。
◎坂本勝己
まちづくり課長 2点目のスマートインターの500万円の減額の内容についてお答え申し上げます。 このスマートインターの負担金につきましては、深谷市、それから美里町、それから寄居町、1市2町で今進めているものでございますが、美里町が事務局となって美里町で事業内容を実施していただいて、それに伴い、協定に基づき町が負担金を美里町に払っているものでございます。 当初計画ですと、スマートインターにつきましては、地区協議会をもっと早く立ち上げて詳細設計まで実施する計画でございました。ところが、国の方針等によりまして、協議会が過日、2月25日に協議会が設置した状況でございます。 したがいまして、実施計画書につきましては計画どおり委託実施できたのですが、道路詳細設計、これにつきまして実施できないということで、その内容が大きな減額の要因でございます。 以上でございます。
◆8番(
押田秀夫議員) 了解。
○
大久保博幸議長 ほかに。 稲山議員。
◆9番(
稲山良文議員) 9番、稲山良文です。 交通安全対策につきましてお聞きしますが、秩父鉄道の寄居駅と波久礼駅の間の末野地内で、踏切で、無人踏切で2名のとうとい命が失われて、その後、行政、警察、安全協会との協力によりまして警報遮断機がつきまして現在に至っているわけなのです。 それにつきまして、駅間の無人の踏切道を少しでも廃止できるようにというような話が地区のほうにございまして、地区でもいろいろ検討をした結果、あそこの日山の日山地区から140号を横断するほうに信号機を、横断歩道用の手押しボタンの信号機をつけていただければ、栗原建設のほうに行った新井さんちの横の踏切道を廃止に協力しますというような話がありまして、県のほうでも町のほうでも調査をしたり一生懸命、つける方向では努力しているという形が見えるのですが、その辺がなかなか進んでいないというように考えられます。その辺につきましての見通しが1点。 それから、おかげさまで本宿地内の道路が改良舗装されました。大変住民も喜んでおりまして感謝を申し上げますが、その先に、やはり踏切道が、無人がYの字に2個あるのですね。本宿のほうでもあそこが非常に、無人踏切ですので、その延長線上に踏切道を設けてくれるならば2つ廃止して1個新設ということになって、真っすぐになって見通しもついて非常に利便性も高まると。また、安全面上もよいというような形で来ているのですが、あそこの通学道路の関係もあり、いろいろな、条件も重なっていない面もありましてなかなかうまくいっていなかったということで、この辺の今後の踏切廃止に関連して、新しく改良舗装されました踏切、その道路上の延長線上の踏切対策につきましてのお考えがあったらお聞きしたいということで、2件ほどよろしくお願いします。
○
大久保博幸議長 生活環境課長。
◎福島裕史
生活環境課長 稲山議員の1点目の末野・竹原踏切付近に設置を地元から要望が出ております押しボタン信号の件かと存じますけれども、来年度の事業におきまして実施できるよう、関係機関と調整を進めているところでございますのでご理解をよろしくお願いいたします。
○
大久保博幸議長 まちづくり課長。
◎坂本勝己
まちづくり課長 2点目の本宿地内の2つあるところの踏切の廃止につきましてお答え申し上げます。 現在、議員さんおっしゃられたとおり、その南の道路については舗装残しで完了をいたしました。その線路隔てて北側に本宿通学道が計画されておりますが、そこがまだ現在、未実施でございます。 したがいまして、その本宿通学道の改良計画に合わせまして、今後、2つの踏切については研究していきたいと思いますのでよろしくお願いしたいと思います。 以上です。
◆9番(
稲山良文議員) 了解。
○
大久保博幸議長 ほかに。 〔発言する人なし〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 本案は担当の
総務経済常任委員会に付託して、さらに詳細にわたり審査させることにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は
総務経済常任委員会に付託いたします。よろしくご審査願います。 ここで休憩にしたいと思います。 再開は午前11時20分といたします。 休憩いたします。
△休憩 午前11時05分
△再開 午前11時20分
○
大久保博幸議長 再開いたします。
---------------------------------------
△議案第3号(平成22年度寄居町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号))の上程、説明、質疑、委員会付託
○
大久保博幸議長 日程第6、議案第3号 平成22年度寄居町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第3号 平成22年度寄居町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を上程するに当たりまして、その要旨を申し上げ、提案理由とさせていただきます。 今回の補正予算は、医療費の伸びに伴う保険給付費の追加のほか、高額医療費、共同事業及び保険財政共同安定化事業の交付金・拠出金の決定に基づき、歳入歳出予算につきまして所要額の補正を行うものであります。 はじめに、第1表の歳入歳出予算補正でありますが、補正額は1億9,037万4,000円の増額で、現計予算額38億2,877万円に対して5.0%の増額補正となります。 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書に従いまして、主なものをご説明いたします。 最初に歳入でありますが、3ページの国庫負担金及び国庫補助金につきましては、保険給付費の追加等に伴い補正するものであります。 4ページの療養給付費等交付金につきましては、本年度の実績を見込み更正するものであります。 5ページの財政調整交付金につきましては、保険給付費の追加に伴い補正するものであります。 また、共同事業交付金につきましては、本年度の決定に基づいて追加するものであります。 次に、歳出でありますが、7ページ及び8ページの保険給付費は、本年度の実績を見込み、追加、更正するものであります。 10ページから11ページの共同事業拠出金につきましては、本年度の決定に基づいて、追加、更正するものであります。 以上、歳入歳出の主なものにつきましてご説明申し上げましたが、ご審議をいただく過程におきまして、ご質問により担当課長から説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げまして提案理由といたします。
○
大久保博幸議長 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 坂本議員。
◆7番(
坂本建治議員) 7番、坂本建治です。 今回の補正、5%増ということで40億を超えるという予算になっております。医療費が伸びているということが原因というお話でございますが、大変、今年度、昨年度あたりから余計伸びているように見受けられます。特に今年度、最終の3月補正で1億9,000万の補正ということで、果たしてこれで間に合うのかということが、若干、危惧されるのですが。 というのは、昨年6月議会のときに専決処分というような形もございまして、繰り上げ充当するために専決処分を1億円ほどしたというふうな前例もございます。そのようなことで、現在、見通しとして、このままこの補正で間に合うのかどうか、1点お伺いいたします。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 お答えをいたします。 今回、今年度につきまして、初めて医療費関係の補正を計上させていただきました。 今年度につきましては、21年度の実績に比べますと9%台の全体の伸びが見込まれております。その積算としては、11月診療までということで3か月を残したものでございますが、それに基づきまして今回補正を計上してございます。 なお、決算時について、財源のほうがこれで足りるのかどうかというご質問だと思うのですけれども、今現在では、先ほど申し上げましたように、医療費の今後の動向等にもよります。あるいは、歳入面での税収等の状況、これらも、今後まだ不明な点があるわけでございますが、今回の3月補正時点、予算上では1億円台の半ば程度の赤字になってしまうかなというふうに、見通しでおります。 以上です。
○
大久保博幸議長 坂本議員。
◆7番(
坂本建治議員) 7番、坂本です。 再質問をさせていただきます。 大変厳しいような状況が考えられるわけでございます。国保につきましては構造的な財政状況ということで大変な状況にあるわけでございますが、いろいろとその辺も緊急の、職員を集めての緊急の会合等もあったというようなお話も聞いております。 一般財源から、いわゆる法定外の繰り入れをするということは、本来は好ましくないわけでございますが、国保の大変な状況から含めて、先ほど、一般会計の中で財調を1億円繰り戻しというようなこともございましたが、その辺は、財調のほうとすれば、いかが、国保の財政状況をかんがみたとき、財調の取り扱い等については、財務課としてはどのような判断をしているのか。 また、今後、この国保については大変な状況であるということで、もっともっと細かく取り上げて対応すべき問題だと思いますが、その辺を含めてご回答を願います。
○
大久保博幸議長 財務課長。
◎轟幸男財務課長 坂本議員のご質問にお答え申し上げます。 ご案内のとおり、22年度では国保のほうへ既に3億4,000万円の法定外の繰り入れを行っております。国保財政は大変厳しい状況にございます。 今、町民課長がお答え申し上げましたとおり、1月、2月診療、それから国保税の状況等についてはまだ確定はしてございません。ただ、国保の財源が不足されるということを想定しまして、現時点でこれ以上の繰り出しをするということは余り好ましいことではないというふうに考えてございます。 今後、医療費を抑制するための健康づくり、それから、調剤費用を落とすためのジェネリック医薬品の使用ですとか、それから重複受診、これらの抑制、こういうようなものをしていく中で、町も、また被保険者の方もさまざまな努力を行う中で最善の方向を見出していくのが、今、これからやらなくてはならないかなというふうに考えてございまして、今回、財調からの赤字を想定した繰り出しは行っていないという状況でございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 坂本議員。
◆7番(
坂本建治議員) 再々質問をさせていただきます。 ただいま財務課長からお話しございましたとおり、既に3億4,000万の法定外の繰り入れをしているということで、これ以上の繰り入れは難しいという判断だと思いますが、私も国保の運営協議会の委員として国保運営協議会に携わった中で、現在、大変な国保の財政状況、大変な状況にあるという点がございます。この点につきましては、もちろん税収の確保等もございますが、その他いろいろ諸施策を講じた中で、また、この、国保の健全財政へ向けての施策を講じるべきではないかと思っております。その点を再度、町民課長のほうで、今後の対応策等につきまして何かございましたらお願いをいたします。 それから、税収のほうについて、現在どのような状況になっているか、税務課長にもお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 前段のご質問にお答えいたします。 先ほど、財務課長のほうからもお話ししましたが、町としてできること、取り組めること、あるいは被保険者の方々にも取り組んでいただけること、そういったことを研究していく中で、いかにどうすれば健全化できるかということを研究していくとともに、国保の窮状につきましては広報等に掲載して町民全体の方にも知っていただくというふうな、そういった考えでおります。 以上です。
○
大久保博幸議長 税務課長。
◎古川定男税務課長 2番目の税収のほうについてご説明申し上げます。 1月末現在の収納状況でございますけれども、現年分につきまして、前年同期が69%となっておりますが、本年度につきましては70%ということで1%ほど向上してございます。 滞納繰り越し分につきましては、前年同期が7.6%のものが今年度8.7%ということで、こちらも1.1%ほど上昇してございます。 それと、現在も確定申告等で申告を受けているわけでございますけれども、還付のある方で滞納のある方等については、その還付金に対しましても差し押さえ等の行為を行いまして、できるだけ収納率の向上に努めているところでございます。 以上でございます。
◆7番(
坂本建治議員) 結構です。
○
大久保博幸議長 ほかに。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 何点かお尋ねします。 療養費が伸びているということなのですが、病気の中身についてはどんなふうに把握して、成人病が多いのか高額医療が多いのか、その辺の中身を1点と、国保加入者が6,096世帯。その中で年所得が200万円以下の方が何世帯いて、その200万円以下の方については、保険料が年どのくらいになっているのか、その点お尋ねします。お願いします。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 疾病の内容についてのご質問にお答えをさせていただきます。 昨年、21年度の上半期、それと今年度の上半期を比較しますと、大きく伸びておりますのが腎不全でございます。医療費ベースでございますが、約3,000万ほどふえております。また、新生物で1,000万、脂質異常で500万、糖尿病で500万と、そういったようなことで、生活習慣病に関連したもの、疾病がふえているという状況でございます。 以上です。
○
大久保博幸議長 税務課長。
◎古川定男税務課長 200万円以下の所得の方につきましてでございます。 大変申しわけございません。ちょっと手持ちに資料を持ってこなかったものですが、前に調べたときに4,000でしたか、ちょっとうろ覚えなので細かな数字等はわかりませんので、また改めて答弁させていただきたいと思いますがよろしくお願いいたします。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 再質問をさせていただきます。 成人病になるという、生活習慣病が中心なわけですけれども、年所得が200万円以下の生活の中で健全な生活というのは、本当に大変な状況だと思うのですね。約8割の人が200万円以下というふうに私は把握しているわけなのですけれども、そういう状況の中で、いかに病気にならないで元気で暮らせるかというのは、国保会計を健全にすればそうなるということではないと思うのですね。国保会計を健全にするということは、赤字が出ないような方向で持っていきないということにつながると思うのですけれども、本来、だれもが安心して医者にかかれるための皆保険、国民健康保険ということで、今でも資格証明書が寄居町でも発行されていますし、こういう状況をなくしていくというのが、本当に人に優しい国保、医療関係ということで、抜本的に考えて取り組んでいくということと、一番健全財政のやりやすいのは--本庄市で1世帯2万円からの値上げをしたという話を聞いておりますけれども、値上げをするということで帳じりを合わせるということは早い取り組みかもしれませんが、町民の生活実態や中身からすれば、それは大きなマイナスにつながって、より、また、国保会計を圧迫するような状況を生んでいくということですので、かえって、それは住民に対して負担を強いるということになりますので、この際、本当に町民の皆さんからも創意を出していただき、どうやったら健康で過ごせるような、病気にならないような生活ができるのかということとあわせて、どう所得を上げていくか。特に、寄居町の場合には大きな企業があるわけではないし、しっかりと月々の収入が保障されていないと、退職したときの年金が200万円以下ということにつながって、結局国保会計を圧迫するということになるわけなので、その辺のところとの関係をも突き詰めて考えていくということが、私は大事だと思いますので、特に大変な状況でどうにかというところに来ているときだけに、ここでしっかりとした考えを町民に知らせていき、町民からも意向を酌んで、町ぐるみで健康増進、医者にかからずに済むような状況をつくっていく取り組みが求められていると思いますので、この辺について私は町長の見解を聞いておきたいと思いますのでよろしくお願いします。
○
大久保博幸議長 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 田母神議員さんのご質問にお答えさせていただきます。 まことにすばらしい視点でのアドバイスは、国会の政治家の皆様にお聞きいただきたいほどの視点で、そういう視点を踏まえれば、もっと早くこの問題は解決していたのではないかなと思うところであります。 当町におきましても、昨年の秋、私が、この赤字の問題に非常に、重要な課題であると認識いたしまして、その原因究明、また、県・国の直接の担当課長に会いまして、寄居の現状に対しての今後のあり方についてご示唆をいただいたところであります。 そうした中におきまして、国保運営協議会がこの1月から新しい委員さんで構成されましたけれども、今後の対応について計画素案をご審議をいただき始め、今、田母神議員さんがおっしゃった視点を踏まえ、また、委員さんも同様なご意見をお持ちで、その制度設計の問題の解決はもとより、町民全体で健康づくりに向けた解決のためのさまざまな施策の展開を進めていくことが、やはり第一の重要な課題であるとの認識をいただいておるところでありまして、私も同様であります。 新年度から関係課が連携し、また、
社会福祉協議会の医療・福祉・介護、そういう部門とも連携を深めまして、町民の各団体の皆さんのご協力のもと、健康づくりは、ひいては家庭の幸せにつながることですので、積極的に取り組む考えでございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 再々質問といいますか、前向きな答弁をいただきましたので終わりたいと思います。
○
大久保博幸議長 ほかに。 石井議員。
◆5番(
石井康二議員) 5番、石井です。 1億9,000万円以上の補正ということで大変大きな問題だとは思うのですけれども、これは、医療に関することですので、実際にかかって必要であればやむを得ないという状況もあると思うのですよね。 ただその中で、先ほど財務課長がちらっと言いましたけれども、私も医者にかかるときに、できるだけこのカードを見せろというようなことで医者のほうに言っているのですけれども、実際に医者がジェネリックの薬を出しているのかどうかよくわからないわけですよね。医療側とすれば、医薬品会社との関係でどういうふうに考えているか。本当に予算のことを考えている医者であれば、こういう医薬品を考えてくれているとは思うのですが、そうでなければ、やはり通常の薬を出すというようなことになろうかと思うのですよね。 やはり、我々こういうカードはもらってはいますけれども、もうちょっとはっきり、ぜひジェネリック医薬品でというような状況を、何か方策がないのかなと思うのですよね。やはり、これはもう少し、医師会等もそうですし、運動を進めていく必要があるのではないかというふうに思うのですね。そうすると、やはり何%かの削減ができるのではないかというふうに思います。 それと、予防的な観点から言うと、今、田母神議員のほうからも話が出ましたけれども、もうちょっとやはり、健康で長生きする状況を町で考えていく必要があるのではないかというふうな気がします。このやり方はいろいろあるかと思うのですが、以前、提案したようなこともあるのですけれども、そういう考えがあるかどうか。 ジェネリックについての考え方と、町で予防していく方策があるかどうか、2点お願いします。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 お答えをいたします。 ジェネリック医薬品につきましては、一昨年から被保険者証を交付するときに全世帯へお配りしております。大分浸透はしてきているのかなというふうには思うのですけれども、まだまだその使用を促進することで医療費を抑制することもできると思います。それも1つの具体的な方法として、今後、PR、あるいは医師会等への働きかけ、そういったことに取り組んでいきたいというふうに思っております。 それから、病気の予防ということについてのご質問ですけれども、当然、そういったことについても、町でも関係課で知恵を絞りまして、具体的な方策を考えていきたいというふうに考えております。 以上です。
○
大久保博幸議長 石井議員。
◆5番(
石井康二議員) このジェネリックの、本当にこの、我々が医者に行ってもらってくる薬がそうなのかどうかというの全くわからない状況なのですよね。 それで、医師会との連携を図ってという話ですけれども、やはり医師会のほうで、積極的にジェネリックを提供しますというような表示でも何でもしてもらえればもっと違うとは思うのですが、今、大方のところが医療機関と薬局が異なっていますので、その辺も、我々受け身である患者のほうは、全くその状況がわからないで薬をもらってきているわけですけれども、ぜひその辺のところの改革を町を挙げて、あるいは地域を挙げてやってもらう必要があるのではないかと。そのことによっての削減をまず考えていただきたいと。 それから、いろいろ予防のほうについては考えるということなのですけれども、やはり寄居町の施設の中で、前にも提案しましたけれども、あいている施設があるのですよね。そういう施設を利用して、やはり、まず外へ出なくなれば、これは大変、もう重症な感じではないかなと。年をとって外に出て散歩でも何でもできる状況であれば、そんなに重い状態ではないと思うのですが、やはりそういう状況になる前に予防的に体を動かすことが健康を保つまず第一歩だと思うのですよね。だから、そういう状況を町で何かつくって、そういうところで無料で体を動かすことができる状況を、まず私はつくっていただきたいというふうな気がするのですが、その辺についてはどうでしょうか。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 前段のジェネリック医薬品の使用についてでございますけれども、後発医薬品を出されたのかどうかわからないというお話なのですが、処方せんですね、医師が書く処方せんに、下のほうですけれどもサインがしてあれば後発ではだめだという印でございまして、それがない場合については後発医薬品で大丈夫だという意味でございます。それを調剤薬局へ持っていきまして、そのときにまた改めてカードを出していただければ、ほとんどがジェネリック医薬品、その調剤薬局に置いていない場合もありますけれども、ジェネリックになるというふうに思われます。 後段につきましては
健康福祉課長のほうからお答えをいたします。
○
大久保博幸議長 健康福祉課長。
◎鈴木隆
健康福祉課長 医療費に関連しまして、元気な高齢者をつくる。そういう立場から、高齢者の活動の場を拡大するためには、1つは、今、老人クラブ等で活動していただいています。その活動の会員募集を、各対象区と会長さんの連盟等で行政も力を入れて会員の増大を図っていくというのが当面の措置でございます。 それから、各地区の集会所におきまして、高齢者のサロンとかそういった招集会のときに保健師等も出向いて、そこに健康体操、またはストレッチとか、そういったいろいろ体を動かすという状況もやっておりますので、これは、ご要望があれば、すぐそういうふうに設定をさせていただきますので、そういったところをぜひ大幅に活用していっていただきたい。 それから、また、生涯学習の中の健康に対する出前講座とか、こういった形の、それぞれ意識を持って活動していただく、そういった体験も必要であろうかと思いますので、そういったいろいろ各種施策あるものを情報提供をしながら、それぞれ、その場に合った形の事業を大幅に活用していただきたい。 それから、また、町長が進める公共施設の問題についても、そういった小グループで何か事業をやるということであるならば、任意の団体みたいな形の中で施設を利用して、同じ趣味を持った方の中の活動をしてもらうとか、そういった高齢者の方にも外に出ていろいろ活動をしてもらいたいという事業を進めていくような形も進めていければいいかなというふうに思っております。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 石井議員。
◆5番(
石井康二議員) 最後です。 要望ということでお話しするのですが、ジェネリックについては、やはり、今、課長のほうからの説明がありましたけれども、そうやって真剣になってこう見て、実際にジェネリック医薬品だったのかどうかというのがその場で、患者側としては余りやらないと思うのですよね。最後にこう見て、ああ、そうだったのか、違ったのかというのは確認すればわかると思うのですが、そういう状況ではなくて、やはり医師側、あるいは薬局側のほうで積極的にそういうのを使えますよという状況のPRをぜひ関係自治体を挙げてそういう運動をしていただきたいなというふうな気がします。要望です。 それから、今、
健康福祉課長のほうから話があった、いろいろなサークルがあるよというふうな状況もわかるのですが、結構年がいくと、そういうサークルで楽しくできる人もいるけれども、個人でではないとなかなか動けないという人もいるのですね。そういう人のほうが問題なのですよね。 ですから、そういう人にどうするかと言ったときに、やはり、町でここのところへ行ってやれば保健師さんもいるし安全に体を動かすことができますよというところを、私は1か所でもいいからつくっていただきたいなと思っているのですよね。 やはり、健康を保つのに、小鹿野の医療費が低いということでいろいろ視察が行くらしいですけれども、やはり小鹿野に比べて保健師さんが相当寄居町は少ないと。小鹿野に行ったときに、やはり保健師さんが多くて、いろいろ町で用意してあった状況の中で、保健師さんがついていろいろ体を動かすわけですよね。 ですので、そういう状況を寄居町もぜひつくっていただきたいということを要望しておきます。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 本間議員。
◆6番(
本間登志子議員) 6番、本間です。 石井議員の質問に絡んでなのですけれども、今のジェネリックの薬の件なのですけれども、寄居町では本当に使っている病院というのが少ないと思います。そして、そのジェネリック、今言われたように、町のほうで医療費の削減というふうなことで、優先的に使ってほしいというようなことがしっかりと行き届ければその辺になるのだと思いますけれども、薬をもらいに行ったときに、ほかの人たちがいたときにジェネリックという言葉を、もらいたくても言いづらいということがすごくあるのですね。 というのは、要するに、普通にして新しいお薬ではない再生というのではないのですけれども、そんなようなあれなので、ほかの人がいたときとか、だれもいないときであればそういうふうな言葉が自然に出るのだと思うのですけれども、非常にそれを言いにくいので、町のほうでもう少し、今、石井さんが言われたように進めていただければありがたいと思います。 それから、今、健康のことでちょっと出ましたけれども、やはり寄居町にプールがないので、足の悪い人とかというのは深谷のほうまで入りに、借りにというのですか、行くの本当に大変なので、そういうふうなことも健康にすごく役立つので、ぜひプールをというようなお話もかなり聞かれます。要望・意見です。お願いいたします。
○
大久保博幸議長 ほかに質疑ございますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 本案は担当の
文教厚生常任委員会に付託して、さらに詳細にわたり審査させることにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は
文教厚生常任委員会に付託いたします。よろしくご審査願います。 ここで、昼食休憩にしたいと思います。 再開は午後1時30分といたします。 休憩いたします。
△休憩 午前11時57分
△再開 午後1時29分
○
大久保博幸議長 再開いたします。 議長から申し上げます。 先ほど、
国民健康保険特別会計補正予算の中の審議の中で、田母神議員の質疑に対し答弁が保留になっておりましたが、税務課長から答弁の申し出がありましたので、受けることにいたします。 税務課長。
◎古川定男税務課長 田母神議員さんの、所得が200万円以下の世帯数の回答でございますけれども、23年度の当初予算ベースの試算でございますけれども約4,700世帯となっております。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 よろしいですか。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 200万円以下の場合には、国保税、年間お幾らになっているかその辺のところは。それもお尋ねしたわけなのですけれども。もう一点、済みません、お願いします。
○
大久保博幸議長 税務課長。
◎古川定男税務課長 お答え申し上げます。 200万円以下ですと、大体1割ちょっとぐらいのですから、約20万円前後の国保税の負担額なのかなというふうに思われます。 以上でございます。
◆14番(
田母神節子議員) ありがとうございました。
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△議案第4号(平成22年度寄居町
老人保健特別会計補正予算(第2号))の上程、説明、質疑、委員会付託
○
大久保博幸議長 それでは、日程第7、議案第4号 平成22年度寄居町
老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第4号 平成22年度寄居町
老人保健特別会計補正予算(第2号)を上程するに当たりまして、その要旨を申し上げ、提案理由とさせていただきます。 今回の補正予算は、平成22年度末で特別会計を廃止するに当たり、その収支を均衡させるため、歳入歳出予算つきまして所要額の補正を行うものであります。 はじめに、第1表の歳入歳出予算補正でありますが、総額は変更せず、歳入歳出それぞれの中身を組み替えるものであります。 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書に従いましてご説明いたします。 最初に歳入でありますが、3ページの国庫負担金及び県負担金につきましては、23年度に清算されるため更正するものであります。 4ページの一般会計繰入金につきましては、更正した国庫及び県負担金相当額につきまして追加計上するものであります。 次に、歳出でありますが、5ページの医療給付費につきましては、下段の一般会計繰出金を追加計上することに伴い更正するものであります。 以上、歳入歳出につきましてご説明申し上げましたが、ご審議をいただく過程におきまして、ご質問により担当課長からご説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げまして提案理由といたします。
○
大久保博幸議長 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 1点お尋ねします。 老人保健法で、70歳から74歳の高齢者の方、前期高齢者と言いますか、が、窓口負担が1割になっておりますが、今年度から2割というふうなお話がありますけれども、2割になるのか1割でいるのか、その辺についてどんなふうに情報が町のほうに入っているかお尋ねします。
○
大久保博幸議長 町民課長。
◎坂本賢蔵町民課長 お答えいたします。 70から74歳、国保の加入者でございますけれども、20年度に高齢者医療ができたとき、本来2割ということになっていたのですけれども、毎年、これは予算措置によりまして1割負担に凍結されております。23年度につきましても、国の補正予算によりまして1割で凍結されるということは決まっております。 以上です。
○
大久保博幸議長 いいですか。
◆14番(
田母神節子議員) ありがとうございました。
○
大久保博幸議長 ほかに。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 本案は担当の
文教厚生常任委員会に付託して、さらに詳細にわたり審査させることにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は
文教厚生常任委員会に付託いたします。よろしくご審査願います。
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△議案第5号(平成22年度寄居町
下水道事業特別会計補正予算(第3号))の上程、説明、質疑、委員会付託
○
大久保博幸議長 日程第8、議案第5号 平成22年度寄居町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第5号 平成22年度寄居町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を上程するに当たりまして、その要旨を申し上げ、提案理由とさせていただきます。 今回の補正予算は、事業費の確定及び流域下水道負担金の変更等に伴い、歳入歳出予算につきまして所要額の補正を行うものであります。 はじめに、第1表の歳入歳出予算補正でありますが、補正額は507万円の減額で、現計予算額6億5,139万5,000円に対し0.8%の減額補正となります。 次に、第2表の地方債補正は、流域下水道事業費の変更により更正するものであります。 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書に従いまして、主なものをご説明いたします。 まず歳入ですが、3ページの一般会計繰入金につきましては、事業費の確定により更正するものであります。 続きまして歳出ですが、4ページの下水道維持管理費は、汚水処理の増加に伴い追加するものであります。 また、5ページの公共下水道建設費は、事業費の確定により委託料を追加、更正し、流域下水道建設費は、流域下水道事業費の変更に伴い、建設負担金を更正するものであります。 以上、歳入歳出につきましてご説明申し上げましたが、ご審議をいただく過程におきまして、ご質問により担当課長から説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げまして提案理由といたします。
○
大久保博幸議長 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 本案は担当の
総務経済常任委員会に付託して、さらに詳細にわたり審査させることにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は
総務経済常任委員会に付託いたします。よろしくご審査をお願いいたします。
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△議案第6号(平成22年度寄居町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号))の上程、説明、質疑、委員会付託
○
大久保博幸議長 日程第9、議案第6号 平成22年度寄居町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 議案第6号 平成22年度寄居町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を上程するに当たりまして、その要旨を申し上げ、提案理由とさせていただきます。 今回の補正予算は、施設建設事業の追加等に伴い、歳入歳出予算につきまして所要額の補正を行うものであります。 はじめに、第1表の歳入歳出予算補正でありますが、補正額は3,727万9,000円の増額で、現計予算額3億3,361万4,000円に対し11.2%の増額補正となります。 次に、第2表の繰越明許費は、農山漁村地域整備交付金の追加交付が年度末となったため、事業費を翌年度に繰り越すものであります。 次に、第3表の地方債補正は、農業集落排水事業につきまして追加するものであります。 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書に従いまして、主なものをご説明いたします。 まず歳入ですが、3ページの受益者分担金及び農山漁村地域整備交付金、4ページの農業集落排水事業債は施設建設事業の追加に伴い補正するものであります。 続きまして歳出ですが、6ページの施設建設費も同様に、施設建設事業の追加に伴い委託料及び工事請負費を補正するものであります。 以上、歳入歳出につきましてご説明申し上げましたが、ご審議をいただく過程におきまして、ご質問により担当課長から説明をいたさせますので、よろしくご審議の上、ご協賛賜りますようお願い申し上げまして提案理由といたします。
○
大久保博幸議長 これより審議に入ります。 質疑を許しますから、質疑のある方は申し出を願います。 田母神議員。
◆14番(
田母神節子議員) 14番、田母神です。 1点お尋ねします。 6ページの工事請負費3,282万円なのですが、当初で組めないで補正でということだと思うのですけれども、この中身についてもう一度お願いします。
○
大久保博幸議長 上下水道課長。
◎清水克樹
上下水道課長 田母神議員の工事請負費の予算措置につきましてお答え申し上げます。 先ほど、町長のほうから提案理由の中で申し上げました農山漁村地域整備交付金が県から活用の意向打診がございまして、町長も、事業の速やかな進捗、財源の確保という観点から活用しようということで、この工事費につきましては23年度予定分を前倒しして実施をする工事でございますので工期はございませんので、繰り越しを全額させていただくものでございます。 以上でございます。
○
大久保博幸議長 ほかに。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 なければ、質疑を終結いたします。 本案は担当の
総務経済常任委員会に付託して、さらに詳細にわたり審査させることにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は
総務経済常任委員会に付託いたします。よろしくご審査願います。
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△議案第7号(平成23年度寄居町
一般会計予算)の上程、説明
○
大久保博幸議長 日程第10、議案第7号 平成23年度寄居町
一般会計予算を議題といたします。 本案につきまして提案理由の説明を聞くことにいたします。 町長の説明を求めます。 町長。 〔島田 誠町長登壇〕
◎島田誠町長 本日ここに、平成23年寄居町議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましてはご健勝にてご参集賜り、厚く御礼を申し上げます。 また、平素から、町政全般にわたるご支援、ご協力に対し、深く敬意を表するものであります。 平成23年度の一般会計及び各特別会計、
水道事業会計の予算案と関連する諸議案を提案するに当たり、新年度に臨む私の所信並びに施策の一端を申し述べ、議員各位をはじめ町民皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、昨年の8月、寄居町長に就任させていただいて以来、6か月余り、町民の皆様との対話を重視しつつ、寄居町政のさまざまな状況の中で、町長としての任務を遂行してまいりました。 この間、各分野における寄居町政の抱える現状と課題に理解を深めるとともに、積極的に外部の関連諸団体、企業等との情報交換を図りつつ、諸条件を見据え、今後の進むべき方向性を判断し、必要な対応を順次させていただいてまいりました。 おかげをもちまして、既に事業を展開しているものや、基礎固めが終わり動き出した諸施策、さらには、本年度予算に計上しご審議をお願いしているものなど、着実にその歩みを進めているものと考えております。 今後も、さらに、町民皆様との対話を進めるとともに、行政の各種情報をオープンにし、それに対して町民皆様がどう考え何を求めているのかを的確に把握し、町政運営に生かしてまいりたいと考えておりますので、議員各位と町民皆様の特段のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 それでは、町政運営に関する基本的な考え方と、平成23年度予算案の概要並びに施策のあらましについてご説明を申し上げたいと存じます。 1、町政運営に関する基本的な考え方。 我が国経済は、リーマンショック後の経済危機を克服し、外需や政策の需要創出・雇用の下支え効果により持ち直してきました。 しかしながら、急速な円高の進行や海外経済の減速懸念により、昨年夏以降、先行きの不透明感が強まり、また、雇用も依然厳しい状況となっています。 菅内閣は、こうした厳しい経済情勢の中、スピード感を重視して、主に年末から年明け以降の景気下振れリスクに先手を打って対応するため、3段構えの経済対策に基づき、予備費を活用したステップ1、補正予算によるステップ2を策定し、景気・雇用の両面から経済の下支えを図ってきたとしています。 そして今後は、これら経済対策の着実な推進を図るとともに、成長と雇用に重点を置いた平成23年度の予算・税制等からなるステップ3に切目なくつなぎ、新成長戦略が目指すデフレ脱却と、雇用を起点とした経済成長の実現を確かなものとしていくとしています。 こうした中、寄居町を取り巻く財政環境は、長引く景気低迷に伴う税収入の減少に加え、加速する少子・高齢化の進展による社会保障費の増大など、大変厳しい状況下にあります。 さらに、多様化する住民ニーズへの適切な対応はもとより、子育て・福祉・医療・教育・産業など多くの分野で、今取り組まなければならない課題が山積しております。 私は、こうした厳しい状況下であればこそ、経済情勢や国の動向を見極めつつ、「親身」な優しさをもって町政運営に全力で当たっていかなければならないと改めて実感しているところであります。 これらを踏まえ、平成23年度の町政運営は、本年度が最終年度となります第5次寄居町総合振興計画基本構想・前期基本計画に掲げた諸施策の集大成を図るとともに、税財源の確保を図り、規律ある財政運営を堅持しながら、私が町民の皆様に約束した政策の実現に向けた取り組みを進め、町民の皆様の幸せが少しでもふえるよう最善の努力を傾注してまいる所存であります。 2、予算編成の基本的な考え方。 就任後初の本格的予算となります平成23年度の予算案につきましては、以上申し述べました町政運営の基本的な考えに立って編成を行ったものであります。 国では、これまで先送りされてきた重要政策課題に着手し、解決していくための出発点とするため、経済成長・財政健全化・社会保障改革を一体的に実現し、元気な日本を復活させるための礎を築く必要があるとしています。 その結果、国の
一般会計予算は92兆4,116億円、前年度比0.1%増で、過去最大の予算となっております。 また、地方財政計画の規模は0.5%増の82兆5,054億円で、3年ぶりに増加しました。地方交付税は企業業績の回復基調を受け、所得税や法人税など5税分の法定率分の増額や別枠加算などにより、前年度より4,799億円増の総額17兆3,734億円、前年度比2.8%増の見積もりとなったところであります。 埼玉県の
一般会計予算は、本年度が最終年度に当たる「ゆとりとチャンスの埼玉プラン」への取り組みなど3つの基本方針を踏まえた予算編成を行った結果、1兆6,899億円で、前年度比0.8%の増額となりました。 本町の予算は、町税につきまして、法人税に増収が見込まれますが、景気低迷の影響で個人町民税や固定資産税が大幅に落ち込み、町税全体では3.2%の減収が見込まれます。 また、地方交付税の総額が増加される一方で、歳出では、子ども手当給付費やこども医療費給付費などの扶助費、ヒブワクチンや小児用肺炎球菌ワクチンなどの予防接種費用、さらには、財政悪化を続ける国民健康保険特別会計への繰出金等に多額の財政需要が見込まれ、引き続き厳しい財政状況でありますが、私が町民の皆様に約束した諸施策実現に向け、財源を重点的に配分するとともに、多様化する町民ニーズへの的確な対応をはじめ、景気対策やまちづくり事業を積極的に展開するための編成を行ったところであります。 以上、申し述べました考え方に立ちまして、平成23年度予算案は、 (1)寄居に満足して住めるまちづくり (2)親身になって応援・協力 (3)ひかり輝く、観光・ブランドタウンの実現 を最重点施策として、町民生活の安定と福祉の向上のため、全力で取り組むこととした次第であります。 3、平成23年度予算案の概要。 その結果、一般会計99億2,313万5,000円、前年比3.2%減。国民健康保険特別会計39億2,130万円、前年度比5.4%増。後期高齢者医療特別会計2億7,929万円、前年度比6.7%減。下水道事業特別会計4億7,376万4,000円、前年度比26.7%減。農業集落排水事業特別会計2億9,756万8,000円、前年度比10.4%減。
水道事業会計14億2,806万5,000円、前年度比1.4%増となるものです。 これら6つの会計を合わせました予算規模は163億2,312万2,000円で、前年度比2.1%の減額予算となったところであります。 それでは、主要施策につきまして、第5次寄居町総合振興計画基本構想の体系に沿ってご説明申し上げます。 (1)豊かな自然と歴史の中、こころときめくまち「魅力」 はじめに、選ばれる寄居のまちづくりについてでありますが、寄居町をより活性化するためには、町の特徴を生かした自然や物産・イベントを磨き、寄居の魅力とブランドをふやし、寄居に来て買い物をする人をもっとふやさなければなりません。 このため、既存の観光資源の調査分析による課題整理を行い、寄居名物やブランド商品の開発、各種祭りの拡充、寄居ふるさと物産館や農産物加工施設などを視野に入れた、新たな観光振興策を体系化する寄居町観光再生調査を業務委託し、既に、その策定に向けて歩みを進めているところであります。 今後は、調査結果をもとにさまざまな施策を展開していく考えでありますが、本年度は、その試金石として、農産物に新たな付加価値を生み出し、地域農産物の消費拡大と地域の活性化を目的とする農産物加工施設の建設に向けた設計業務委託料を予算計上いたしたところであります。 さらに、特産品の加工研究会や健康活性農場への補助を引き続き行うほか、新たに町民自主研修費補助事業を展開し、特産品等を開発するための指導的・実践的な役割を担う人材の育成に努めることといたしました。 観光施設の整備につきましては、風のみち再生計画に基づき、風のみち修繕工事と旧高柿橋再建に向けた測量設計業務を進めてまいる考えであります。 次に、歴史に親しみ、文化をはぐくむまちづくりについてでありますが、ことし、記念すべき50回目を迎える「寄居北條まつり」は、メーン会場を玉淀河原に移し、「祭」・「交流」・「食」の3つをテーマに、前夜祭の開催をはじめ、大福御膳の生涯を弾き語る琵琶演奏や大将同士の一騎打ちなど新たな演出を加え、壮大な歴史絵巻を再現します。 また、観光ボランティアの育成や手づくり甲冑教室の開催、武者隊参加者の公募等により交流機会の創出を図ります。 さらに、北條「食の陣」と題し、北條ゆかりの地からのご当地グルメや特産品を集結し、誘客の増大を図るなど、寄居北條まつりをきっかけに、町の潜在的な地域資源を掘り起こし、地域力のアップにつなげてまいりたいと考えております。 また、8月に行われる関東一の水祭り「寄居玉淀水天宮祭」につきましても、地域の活性化につながる取り組みを演出してまいりたいと考え、各地から募ったホンダのクラシックカーによるパレードなどを行い、2013年のホンダ寄居新工場稼働に向け町全体で支援し、町の発展につなげていく気運を高めてまいる所存であります。 (2)安らぎとあたたかなふれあいを育むまち「安心」 はじめに、子育てが楽しいと実感できるまちづくりについてでありますが、私は、公約であります保護者の経済的負担を軽減し、安心して子どもを産み、育てやすい環境づくりを実践するため、新たに、子ども医療費無料化の拡大と保育料の第3子完全無料化、子どものショートステイ事業の導入を行うこととし、それぞれの所要額を予算計上いたしたところであります。 1つ目の子ども医療費無料化の拡大では、通院の対象年齢を小学校6年生から中学校3年生までに拡大いたします。 2つ目の保育料の第3子完全無料化では、子どもを3人以上扶養している世帯に対して、第3子以降の児童に係る保育料を無料にいたします。 3つ目の子どものショートステイ事業は、保護者が社会的事由により、子どもの養育が一時的に困難になった場合、町が委託する施設で一時的に預かる制度で、各家庭の状況に応じた親身な対応ができるものと考えております。 子ども手当につきましては、3歳未満の子ども1人につき7,000円が増額され、月額2万円が支給されることになりますが、依然として、児童手当分の地方負担が残る形となりますことから、それぞれの所要額を予算計上いたしたところであります。 子育て施設の充実では、老朽化の著しい用土保育所の改修や城南保育所の床の張りかえ等の予算措置を行うほか、児童の保育を委託する民間保育所への運営費補助はもとより、仕事と子育ての両立支援や健全育成対策として重要な役割を担っている放課後児童クラブへの支援につきましても、引き続き行ってまいります。 なお、総合的な子育て支援につきましては、次世代育成支援対策行動計画後期実施計画に基づく取り組みを推進し、安心して子どもを産み育てられるまちづくりの実現に努めてまいる所存であります。 次に、学校教育についてでありますが、私は、教育の現場に何度も足を運び、自分の目で現実をとらえ、子どもたちの笑顔と出会い、保護者や教職員との対話の中で、教育のあり方や課題、これからの学校運営などを整理してきました。 そして、今の学校に必要なものは、教育内容を充実し、家庭や地域との連携を図り、学力はもとより、心優しい人づくりと健やかな体づくりの積極的な推進であることを改めて認識したところであります。 これらを踏まえ、各学校が創意工夫して行う特色ある学校づくりを積極的に進め、自然体験・社会体験を通じて、生きる力や豊かな心を育て、自然を愛し、ボランティア活動に熱心に取り組む子どもたちをはぐくんでまいりたいと考えております。そして、確かな学力と豊かな人間性を育てるため、基礎基本の徹底と個に応じたきめ細やかな指導の充実を図ってまいります。 さらに、小学校における英語活動の推進や、AETによる英語指導、さわやか相談員や学校サポーターの配置などを引き続き実施してまいります。 特に本年度は、新たに教育サポートセンターを設置し、学校生活に適応できない児童・生徒への支援の強化や、家庭訪問による不登校の解消、個別の教育相談の充実など、親身になって応援してまいる所存であります。 次に、心優しい人づくりにつきましては、児童・生徒はもとより教職員の人権感覚を高め、規律ある態度や道徳的実践力の育成を推進してまいります。 健やかな身体づくりにつきましては、体力向上推進委員会で調査研究を進め、児童・生徒が将来にわたって継続的に運動し、心身ともに健康で明るく、活力ある生活を営むことができるよう支援してまいります。 学校・家庭・地域社会が一体となり、子どもの育成に取り組む体制づくりに欠くことのできない学校応援団は、登録者が1,200名を超え、家庭科などの学習支援や校舎内外の環境整備、登下校時の安全パトロールなど、さまざまな活動を通じて応援をいただき、心から感謝申し上げる次第であります。今後も、引き続き学校応援をお願い申し上げますとともに、生徒による地域貢献ボランティア活動を通じて、地域との信頼関係や連携を深めてまいりたいと考えております。 新学習指導要領につきましては、これまで、移行に向けて準備を進めてまいりましたが、小学校が本年度から全面実施となりますことから、新しくなる指導書及び指導教材に係る所要額を予算措置いたしたところであります。 次に、教育環境の整備につきましては、リース期間満了に伴うパソコン教室や教職員のICT機器、学校のLAN環境の更新とともに、小学校用テレビのデジタル化に係る所要額を予算計上いたしました。 教職員がICT機器や放送メディアを有効に活用して、さらに魅力的な授業を展開し、児童・生徒の情報教育の一層の充実が図られるよう努めてまいる所存であります。 次に、安心・安全な教育環境づくりにつきましては、平成22年度で折原小学校体育館耐震補強工事が完了し、すべての小・中学校の耐震化が図られました。このため、本年度は、児童・生徒が安心して学習し、快適で安全な学校生活が送れるよう、寄居小学校グラウンド整備工事、桜沢小学校屋根防水工事、折原小学校門扉設置工事・スロープ設置工事、鉢形小学校体育館防水補修工事、男衾小学校校庭整地工事、寄居中学校FF式石油ストーブ交換工事等について予算を措置いたしたところであります。 学校給食センターにつきましては、安全で新鮮な食材と徹底した衛生管理による給食の提供はもとより、温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいまま食べられるよう、保温・保冷能力の高い断熱食缶の整備や、スピーディーな配送を行うための配送車購入費と、その運転業務に係る委託料を予算計上し、安全・安心で愛情の感じられる学校給食の提供に努めることとした次第であります。 また、食育学習の新たな試みとして、6月15日と10月5日を学校給食を行わない「お弁当の日」に定め、子どもたちと家族がお弁当づくりを通じて食の大切さを話し合うとともに、学校で学んだことを実践する機会を創出したいと考えております。 なお、これまで、焼却処分していた給食の残渣につきましては、本年度から
資源循環工場内の企業に委託し、堆肥化リサイクルを実施することといたしました。 次に、心身ともに豊かに暮らせるまちづくりについてでありますが、近年、高齢者への虐待や孤独死、所在不明事件など地域のつながりの希薄が表面化し、その再生・強化の必要性が叫ばれる中、町では、これまで福祉委員等による地域支え合い活動など独自の施策を展開してまいりました。 しかし、今後、ますます増大する生活・福祉課題への対応は、行政サービスのみでの解決は困難であり、地域のつながりを基調とした、より強固な共助の仕組みづくりが重要であると考えております。 このため、従来の活動をさらにステップアップした地域支え合い活動活性化プランを作成し、同時に、モデル事業の展開による検証を重ねながら、心の通う地域づくり・まちづくりを推進してまいる所存であります。 また、在宅介護支援センターの機能を、地域包括支援センターに集約し、地域で暮らす高齢者を介護・福祉・医療の連携により総合的に支え、充実した福祉を実現してまいります。 さらに、高齢者が元気で過ごせるよう、新たに、高齢者の移動手段の確保や外出支援、緊急時にも確実に対応できる安全・安心の確保を目指した事業を展開することといたしました。 1つ目の高齢者福祉タクシー事業では、町民税非課税で75歳以上のひとり暮らし及び高齢者のみの世帯の要介護認定者、65歳以上で運転免許証を自主返納した人を対象に福祉タクシーの利用券を交付し、移動手段の拡大と外出支援を行ってまいります。利用券の交付は年間36枚とし、1枚につき初乗り運賃相当額を援助するものです。 2つ目の救急医療情報キット整備事業では、高齢者の緊急時の連絡先や持病、服薬情報、診察券や健康保険証の情報などを専用の容器に入れ、自宅の冷蔵庫などのわかりやすいところに保管し、万一の緊急時への素早い対応を可能にしてまいりたいと考えております。 今後、寄居町
社会福祉協議会との連携により計画的に事業を進め、高齢者の安全・安心の確保に努めてまいる所存であります。 次に、高齢社会に総合的に対応するまちづくりや、町民活動との連携の指針となる寄居町高齢者保健福祉計画は、本年度で計画期間満了となりますことから、新たに3年間の計画を策定するための策定業務委託料を予算措置いたしたところであります。 また、高齢者が生きがいを持って元気に暮らし続けられるよう、老人クラブや寄居町シルバー人材センターへの補助を引き続き行うほか、高齢者インフルエンザや肺炎球菌ワクチンの予防接種につきましても引き続き補助を行い、予防と重症化の緩和を推進し、元気なお年寄りをふやしてまいりたいと考えております。 なお、かんぽの宿寄居の日帰り入浴利用料助成事業につきましては、事業開始から4年が経過し大勢の利用者がありましたが、社会経済情勢の変化や負担の公平性などを踏まえ、4月からの助成券発行を取りやめ、6か月の経過措置期間を経て廃止することとした次第であります。 次に、地域の中でともに暮らし、活動できるまちづくりの分野では、日常生活用具給付事業などの地域生活支援事業を引き続き実施するほか、新たに、障害者の自立支援と就業支援を目的に、老人福祉センターかわせみ荘の食堂経営を社会福祉法人はぐくむ会に委託することといたしました。 また、平成22年3月をもって廃止された旧熊谷保健所寄居分室の施設を埼玉県から取得し、その一部を(仮称)
障害者交流センターとして活用するため、財産購入費と修繕工事費を予算計上したところであります。今後、埼玉県と取得に向けた協議を進めるとともに、関係団体等からの意見・要望を聞き、施設の果たす役割や機能を踏まえ、利用方法を検討してまいりたいと考えております。 なお、障害者施策の推進目標を定めた寄居町障害者計画前期基本計画が、本年度で計画期間満了となりますことから、今後5年間を計画期間とする後期基本計画を策定してまいる所存であります。 次に、健康で安心して暮らせるまちづくりの保健事業では、寄居町のあしたを担う子どもたちを感染症から守り、健やかにはぐくむためのポリオ、BCG、三種混合等定期の予防接種や子宮頸がん予防ワクチン接種補助などを引き続き実施するとともに、新たに、乳幼児の感染症を予防するため、ゼロ歳から4歳の乳幼児を対象に、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンの接種事業を、国庫補助金を活用し実施することといたしました。 また、昨年8月に日本脳炎未接種者に対する救済措置を考慮した法改正が行われ、日本脳炎1期・3回接種が完了していない人は、日本脳炎2期の接種期間に残りの回数を公費で接種することが可能になりましたことから、所要額を予算措置したところであります。 健診関係では、妊婦健康診査での公費による検査項目の追加や、乳幼児健診などでの歯科衛生士の配置、各種がん検診ではクーポン券の発行やセット健診などにより受診者の増加を図り、母体の健康保持と胎児の発育、乳幼児の健やかな成長と成人の健康づくりを推進してまいる所存であります。 次に、国民健康保険につきましては、平成20年度の制度改正により一時的な改善は見られましたが、医療費が年々増加する一方で、低所得者の増加等による保険税収入の伸び悩み等、収支両面で悪化の一途をたどり、まさに危機的な財政状況にあります。 このため、私は、国・県に直接赴き、寄居町国民健康保険の窮状を説明し、町への特段の支援などを訴えてまいりました。 また、町職員が国保財政の現状と医療費抑制への取り組みの重要性などについて共通認識を持つよう、主査以上の職員に対する研修を行ったところであります。 さらに、医療費の増加要因の分析やそれに対する対策、保険税のあり方など、町民が受ける医療給付と負担の公平性の確保を目指す国民健康保険財政健全化計画を策定し、町の大きな課題の1つとして、国保財政の健全化に努めていく所存であります。 後期高齢者医療につきましては、被保険者の相談に親身に対応するとともに、健康診査の実施と人間ドックに係る費用助成を行ってまいります。 なお、老人保健につきましては、平成22年度をもって特別会計を廃止し、本年度は一般会計に医療給付に係る所要額を予算措置いたしたところであります。 次に、介護保険につきましては、第4期介護保険事業計画が本年度で最終年度となりますことから、これまでの成果と課題を踏まえ、引き続き大里広域市町村圏組合との連携を図りながら、保険料の賦課・徴収、認定調査、給付管理等の事務効率化と被保険者への情報提供に努めてまいります。 また、介護予防事業を推進するため、認知症予防教室、口腔機能向上教室、栄養改善教室の開催や運動訓練、ふるさと健康体操の普及を図り、自発的に介護予防に取り組む高齢者をふやし、介護予防に努めてまいりたいと考えております。 なお、これまで65歳以上を対象に、大里広域市町村圏組合の委託事業として毎年実施してきた生活機能評価につきましては、国の制度改正により3年に1度の割合に変更し、基本チェックリストにより該当者を選定し、二次予防事業を行うことにしたいと考えております。 次に、お互いを尊重し、心と心の通うまちづくりについてでありますが、基本的人権は、だれにも侵すとこのできない永久の権利として日本国憲法で保障されています。しかし、日本固有の人権問題である同和問題をはじめ、女性や子ども、障害者の人権等、ややもすれば侵害される事案の発生も懸念されます。このため、学校や地域におけるさまざまな研修や啓発活動を通じて人権意識を高揚し、だれもが平等で人権が守られる町の実現を目指してまいります。 また、男女共同参画推進プラン2010に基づいた各種施策を実施するとともに、年々増加するDV被害に的確に対応するため、新たに、DV対策庁内連絡会議を設置し、被害者への適切な支援とDV被害の根絶に取り組み、男女がともに等しく暮らせる社会の実現を目指してまいる所存であります。 (3)心地よい生活が実感できるまち「快適」 はじめに、生き生きと学び活動できるまちづくりについてでありますが、町民の生涯学習ニーズは、国際化や情報化の進展、少子・高齢化や余暇時間の増大などにより、多種多様化に加え高度化しており、これらのニーズに対応する、より魅力的な講座メニューの開発や充実が求められております。また、学習機会の拡充と活動成果の発表の場の提供も求められております。 このため、町民の学習ニーズの把握はもとより、私の公約であります、中央公民館をはじめとする公共施設の使用料免除範囲を大幅に拡大し、町民の負担軽減を図るとともに、学習機会と発表の場の提供を拡充し、町民の社会教育活動を応援してまいることといたしました。 図書館につきましては、利用者の拡大と利便性を高めるため、本年度から平日の開館時間をさらに1時間延長し午後7時まで利用できることといたします。 また、図書館の会議室等につきましても、広く活動の場として提供することとし、町民の社会教育活動を応援してまいる所存であります。 蔵書につきましては、多様化する町民要望にこたえられるよう構築を進めてまいります。 中央公民館は、昭和56年の開館から30年を迎えますことから、地域公民館の活動や生涯学習の歴史など30年間の歩みをまとめた記念誌を刊行してまいりたいと考えております。 次に、スポーツを楽しめる環境づくりについてでありますが、箱根駅伝第87回大会には、男衾中学校出身の宇野博之・設楽啓太・設楽悠太の3選手が出場し、東洋大学準優勝の原動力となりました。3選手は、55回の歴史を持つ寄居町駅伝競争大会でも大活躍し、その後さらに力をつけた実力の持ち主であります。寄居町出身の選手の活躍は、私だけでなく、皆様にとりましても誇りであり、うれしい話題の1つであろうかと存じます。今後のますますの活躍を期待し応援するとともに、第2、第3のスーパースターの誕生を願い、本年度においても多数のチームが参加し盛大な大会が実施できますよう、自動記録集計システム導入に係る委託料を予算計上いたしたところであります。 パティオへの入場を無料とする町民健康増進ウィーク推進事業につきましては、引き続き16日間の利用期間とし、町民の健康保持と増進に努めてまいります。 次に、生活環境の快適性を高めるまちづくりの分野での道路整備につきましては、道路整備計画に基づき、新規路線5本、継続路線13本の合計18路線について積極的に整備を進めまいります。 また、「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」におけるきめ細かな交付金の活用につきましては、舗装新設など8路線を選定し、実施計画を提出しておりますことから、その整備に係る所要額を平成22年度補正予算(第3号)に予算計上し、全額を明許繰り越したく議案を上程しておりますので、よろしくご審議をお願い申し上げる次第であります。 水路整備の明神川河川改修事業につきましては、下流域約180メートルの整備が完了いたしましたが、残る部分約400メートルは、男衾駅周辺地区整備の一環として親水性を持たせるなど、水辺空間に配慮した工法に変更するため、それに係る用地費や物件補償費などの所要額を予算措置したところであります。 次に、水道料金につきましては、町民の皆様に約束したとおり基本料金の10%を値下げし、町民皆様の生活を支援してまいりたいと思います。水道施設等の整備につきましては、彩の国の
資源循環工場第Ⅱ期事業に向けた加圧ポンプ場の用地取得と、平成23年度、24年度の継続事業としてポンプ場建設を進めてまいりたいと考えております。 なお、公共工事の影響に伴う配水管布設がえ工事及び老朽配水管の更新を進め、安定給水に努めてまいる所存であります。 公共下水道につきましては、寄居第1処理分区寄居駅南地区の面整備に着手するための実施設計業務委託料及び、寄居第2処理分区男衾駅周辺の面整備工事に係る所要額を予算計上いたしたところであります。 折原地区農業集落排水整備事業につきましては、平成24年度の供用開始に向け、引き続き管路施設工事を推進するとともに、処理施設の建設を進めてまいります。 なお、公共下水道・農業集落排水事業では、施設の適正な維持管理を行うとともに、未接続の家庭に対して接続を促し、水洗化率の向上に努めてまいります。 合併処理浄化槽設置の助成につきましては引き続き実施してまいりますが、くみ取り槽や単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を促進するため、新設に係る補助は一律12万円に引き下げ、逆に、転換に対する補助を増額することといたしました。これにより、生活雑排水による公共用水域の汚濁を防ぎ、快適な生活環境の推進がさらに図られるものと考えております。 汚泥再生処理センターにつきましては、本稼働から間もなく5年が経過することから、将来を見越した計画的な修繕と維持管理を行い、安全な運営に努めてまいります。 次に、良好な市街地環境の充実と居住の推進についてでありますが、寄居駅南地区につきましては、土地区画整理事業自体をさまざまな面から検証し、あわせて、寄居駅南の市街地整備として、最も有効かつ効果的、さらに、実現性の高い手法を多角的に検討していくことといたしました。 男衾駅等周辺地区につきましては、男衾駅等周辺まちづくり整備計画を策定し整備を進めてまいります。この計画は、男衾駅西口の開設を目標に、現道と東武鉄道株式会社社有地を中心とした駅前広場と橋上駅の暫定整備を柱とするもので、策定に当たっては、男衾駅周辺地区まちづくり協議会はもとより、東武鉄道株式会社や関係機関との十分な協議を行い、最も実現性の高い整備手法を検討してまいりたいと考えております。あわせて、老朽化の著しい男衾駅構内トイレの新築に係る補助金を予算措置いたしたところであります。 バリアフリーの推進についてでありますが、町が設置する寄居駅自由通路南・北口エレベーターと、東武鉄道及び秩父鉄道が行う寄居駅構内エレベーター設置工事は平成22年度で完成いたしますことから、本年度はJRの構内エレベーター設置に係る補助を行ってまいりたいと考えております。 次に、交通の安全と利便性を高めるまちづくりにつきましては、新たにJR用土駅舎の設計業務委託料を予算措置いたしました。用土駅舎の建設につきましては、平成22年度にデザイン募集を行い、全国各地から寄せられた80件余りのアイデアの中から、用土駅に最もふさわしいデザインを選定したところであります。詳細設計が完了次第、補正予算にJR東日本旅客鉄道株式会社への建設業務委託料を上程し、本年度内の完成を目指す所存であります。 公共交通への対応につきましては、引き続き、各期成同盟会等を通じて、利便性の向上と安全性の確保を働きかけていくと同時に、町民の足の確保につきましても具体的な検討をしてまいる所存であります。 広域的な道路網の整備では、町道227号線(仮称)寄居・小川地区道路の早期整備を目指し、本年度は、地権者のご協力をいただきながら用地購入を進めるとともに、国・県道の整備につきましても、期成同盟会による国・県への要請活動を粘り強く展開してまいります。 関越自動車道寄居パーキングエリア美里・深谷スマートインターチェンジにつきましては、地区協議会を設立し、国土交通省への連結許可申請などの諸手続も整い、いよいよ設置に向け本格的に動き出しますことから、アクセス道路整備等に係る委託料について、寄居町、深谷市、美里町、3市町それぞれの負担割合により所要額を計上したところであります。 次に、交通安全対策の推進についてでありますが、悲惨な交通事故を防ぐためには、町民一人一人の交通安全意識を高めることが重要であります。このため、交通安全教室の開催や反射材の活用など、幼児から高齢者に至る各年代に合った交通安全の啓発活動を、交通指導員や交通安全母の会などと協力しながら積極的に進めてまいります。また、信号機や規制標識の設置につきましても、引き続き関係機関に要望してまいります。 次に、心安らかに暮らせるまちづくりの分野の防犯対策につきましては、寄居町防犯推進条例に掲げる基本理念に基づき、町・町民・事業者の協働による防犯意識の高揚を図るとともに、地域防犯推進委員による街頭キャンペーンや防犯パトロールを強化し、防犯意識の高揚と犯罪の未然防止に努めてまいる所存であります。 特に、地域が一つとなって防犯活動を推進する自主防犯組織の設立に向けた検討も進める考えであります。また、夜間の安全確保を図るため、引き続き、防犯灯の設置と電気料金の補助を行ってまいりますが、本年度は新たにLED防犯灯を男衾地区に試験的に導入し、防犯と環境への負荷の軽減の両面から施策を進めてまいる所存であります。 次に、防災対策についてでありますが、自然災害はいつどのように発生するか予測が不可能であり、万一に備えた体制と対応が重要であります。このため、災害時用物資の備蓄を進めるほか、本年度は防災訓練を実施したいと考えております。この訓練は、埼玉県北部の大規模地震を想定した実戦的なもので、町の災害対応能力の向上や防災関係機関との連携強化、地域住民の防災意識の高揚が図られるものと考えております。 また、現在、花園署に設置している防災行政無線の遠隔制御装置を本部に移設する費用を予算措置いたしました。この移設により、花園署における業務軽減が図られ、消防本来の体制充実により、消防力の強化を図ることができると考えております。 次に、人に町に地球に優しいまちづくりについてでありますが、町では、これまでごみの減量化とリサイクルに対する意識の高揚を図るため、分別収集の徹底やリサイクル活動登録団体への活動推進奨励金を交付してまいりました。しかし、可燃ごみの中にペットボトルや空き缶などの資源ごみが混入している事例もあることから、引き続き、分別収集の徹底を図るとともに啓発活動を推進してまいります。 また、不法投棄を防止し美しい寄居町を次の世代に受け継ぐため、不法投棄監視員による巡回・監視活動を強化するとともに、清掃や除草など、地域が一体となって取り組む環境美化活動を応援するため、「わがまちは美しく事業」につきましても、引き続き推進してまいる所存であります。 (4)活発な交流の中、はつらつとチャレンジするまち「活力」 はじめに、時代をリードする資源循環のまちづくりの分野についてでありますが、最先端技術を有する民間リサイクル企業を集積した彩の
国資源循環工場は、効率的で効果的な資源再生と技術開発に取り組む公共関与による、全国初めての総合的な「資源循環モデル施設」として、資源循環事業をリードしています。引き続き、透明性の高い住民合意システムの趣旨に基づき、各施設において廃棄物が適正に処理されているか監視等に努めてまいります。 隣接する彩の
国資源循環工場第Ⅱ期事業につきましては、埼玉県の実施設計が完了し、平成25年度末の完成を目指して、工場用地造成工事や最終処分場建設工事、国道254号から五ノ坪中央道までの道路や調整池などの整備が進められます。 また、本年度から立地企業の募集が開始されますことから、環境分野をリードする先端技術産業などの優良企業が誘致され、地元雇用の創出が図られるよう、議会のご支援とご協力をいただきながら、引き続き埼玉県と連携し事業の推進を図ってまいる所存であります。 次に、活力ある産業が育つまちづくりの分野の農業振興についてでありますが、町の農業を取り巻く状況は、従事者の高齢化と担い手不足の深刻化、それに伴う農地の荒廃化など大変厳しい状況にあります。このため、子どものころから土に親しみ農業への関心を高める学校ファーム授業や図画コンクールの実施、農業体験や新規就農を目指すための農業ふれあい講座の開催などにより、農業後継者の育成と確保に努めてまいります。 また、農地の荒廃を防ぎ有効利用を図るために、認定農業者や水田農業の担い手に対する農用地賃借料一部助成整備をはじめ、遊休桑園等活用事業及び農業近代化資金の利子補給等を引き続き行い、農地の流動化・集積を促進するとともに、遊休農地の解消を図ってまいります。 次に、商工業の振興についてでありますが、寄居町の商工業の振興に商工会の果たす役割は大きなものがありますことから、職員人件費等に係る補助を増額することといたしました。 寄居町チャレンジ資金につきましては、平成21・22年度で8億2,000万円余りを融資し、中小企業者の経営安定に大きく寄与するとともに、商工業の振興とやる気を応援することができました。本年度は、2年間の融資に対する利子補助を予算計上いたしたところであります。 また、新たに住宅リフォームに係る補助制度を取り入れることといたしました。この制度は、町内の施工業者に委託して自宅を改修する場合に、その改修費用の一部を補助することで、町民の経済支援と居住環境の改善、地域経済の活性化が図られるものと考えております。 なお、寄居町勤労福祉センターの利用環境の向上を図るため、3階スポーツ・レクリエーション室への空調設備設置に係る工事費を予算措置いたしたところであります。 次に、
企業誘致推進事業のホンダ寄居新工場の建設につきましては、世界経済の情勢や今後の事業展開を見定める中で工事を一時中断しておりましたが、2013年の生産開始を目指して稼働準備を再開することが発表されたところであります。新工場への取りつけ道路や上下水道などのインフラ整備は既に完了しておりますが、今後も計画どおり事業が進捗するよう、引き続き最大限の支援をしてまいる所存であります。特に、交通渋滞の解消に向けた(仮称)寄居・小川地区道路の整備につきましては、積極的に推進してまいりたいと考えております。 次に、多彩な地域活動が育ち、人々が交流するまちづくりでは、行事やイベントの充実を通じて、地域・世代を超えた交流を活発化させて、相互の理解を深め、お互いに支え合える信頼関係を築いてまいります。 また、多様なボランティアの力を一層生かしていけるよう、それぞれの活動を支援するとともに、寄居町
社会福祉協議会との連携を図り、さまざまなボランティア活動のすそ野を広げてまいります。 青少年の健全育成につきましては、青少年健全育成町民会議が中心となって、警察や地区協議会との連携を図りながら、環境の浄化や非行防止対策、地域で子どもを見守る活動を推進し、地域ぐるみで青少年の健全育成に取り組んでまいります。 また、子どもたちが協力し合って新記録に挑む寄居町こどもギネス大会や、町を知り町を愛する子どもたちをはぐくむ寄居子ども博士認定事業につきましても引き続き開催してまいります。 なお、中学生海外研修派遣事業につきましては、平成9年度から214名を派遣してまいりましたが、所期の目的は達成できたと考えられることから、これまでの研修派遣で得た貴重な財産を今後のまちづくりに生かしていただくことを期待し、事業を完了したいと考えております。 (5)明日を見つめ、互いに力をあわせるまち「協働」 はじめに、町民や企業と行政がともに考え実行する協働のまちづくりの分野における、参加しやすい環境づくりについてでありますが、親身な町政実現の第一歩として、町の予算や制度、その他、町の行政全般のあり方を刷新するとともに、町及び町民の役割のあり方の見直しを行うため、平成22年度に、現在、町政刷新会議の設置を進めており、本年度はその運営を行ってまいります。 また、町民のさまざまな意見を直接聞いて集約するタウンミーティングにつきましては、平成22年度に、観光ビジョンをテーマに実施したところでありますが、今後も必要に応じテーマを定めて実施してまいる所存であります。 なお、町民の意見や要望につきましては、引き続き、各種審議会や委員会の開催、町長への手紙、ファクス・Eメールなどを通じて広く把握するとともに、町の計画・事業に対する意見を事前に聴取し、その結果を施策に反映させるパブリックコメント制度も活用し、町民の声を町政に反映させてまいります。 役場庁舎をはじめ町内公共施設等の有効活用につきましては、公共施設有効活用検討委員会を設置し検討を重ねておりますが、中間報告を受けて、庁舎ロビーの余裕空間を利用したミニコンサートと文化ギャラリーを開催することといたしました。生涯学習の発表の場として大勢の町民に活用していただくことを期待するとともに、今後も、公共施設の余裕空間の活用について、引き続き検討してまいる所存であります。 次に、開かれた町政を推進するまちづくりにつきましては、新たに新地方公会計制度に基づく財務諸表を作成し公開するとともに、引き続き、財政健全化判断比率の公開も行ってまいります。 効率的・効果的な行財政運営では、私の掲げている政策を実現し、町政を取り囲む政策課題に機能的に対応するため、新たに、すぐやる課の設置など、現在15課1班1局ある組織を20課1班1局に再編し、一層の組織強化を図ってまいる考えであります。 また、業務改善に向け職員一人一人が個々の能力を十分発揮し、全庁的な住民サービスの向上と業務の効率化が図られるよう研修を実施してまいります。 さらに、労働安全衛生法に基づき、産業医を委員とする衛生委員会を設置し、職員の健康と安全の確保、快適な職場環境の形成に努めてまいる所存であります。 次に、課税・収納業務の効率化についてでありますが、納め忘れのない口座振替は、納税者はもとより、町にとりましても安全かつ効率的でありますことから、新たな試みとして、新規口座振替申込者の中から抽せんで記念品を贈るキャンペーンを展開し、収納率の向上を図ってまいる所存であります。 また、町税のコンビニエンスストアでの納付も増加しておりますことから、収納業務に係る委託料を予算計上いたしました。納税者が昼夜を問わず納付できる利便性と収納率の向上が図られるものと期待しているところであります。 なお、納税電話催告委託料につきましても、引き続き予算措置いたした次第であります。 次に、第5次寄居町総合振興計画基本構想・前期基本計画は、本年度が最終年度となりますことから、後期基本計画に係る策定業務委託料を予算措置いたしたところであります。本年度は、前期基本計画に掲げた諸施策の達成状況を随時適切に把握しながら、前期基本計画の点検評価を行うとともに、その結果を踏まえて前期基本計画の見直しを行い、私が進めるまちづくりに向けて後期基本計画を策定してまいる所存であります。 以上、第5次寄居町総合振興計画基本構想の施策に沿って概要を申し述べましたが、最後に、歳入の主なものについてご説明申し上げます。 町税につきましては、法人町民税が企業業績の回復基調を受け増収が見込まれる一方で、個人町民税が現下の経済情勢の影響を受け大幅な減少が見込まれるほか、固定資産税及び町たばこ税にも減少が予想されますことから、町税全体では、前年度比3.2%減の予算を計上いたしたところであります。 地方交付税の普通交付税につきましては、企業業績の回復基調を受け、交付税の原資なる国税5税の法定率分の増額や別枠加算などにより、前年度より1億2,000万円増額し14億5,000万円を予算計上いたしたところであります。 また、特別交付税につきましては、交付率の減少に伴い、本年度につきましては8,000万円を当初計上いたした次第であります。 国・県支出金につきましては、子ども手当交付金や社会資本総合整備交付金を計上したほか、緊急雇用創出基金市町村事業補助金やみんなに親しまれる駅づくり事業補助金など、効果的な事務事業の選択を行い、それぞれの負担率・補助率により予算計上いたしたところであります。 町債につきましては、適債事業を厳選したほか、臨時財政対策債の発行を措置いたしたところであります。 このように、主要な財源につきましては、可能な限り予算計上いたしましたが、なお、財源不足となりますことから、財政調整基金を3億5,000万円繰り入れ、私が掲げる3つの最重点施策を中心に、積極的に事業展開を図っていくこととした次第であります。 議員各位並びに町民皆様におかれましては、現下の厳しい財政状況をご理解いただくとともに、私の意をお酌み取りいただき、寄居町政の推進に一層のご支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げ、私の所信表明とさせていただきます。 以上でございます。
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大久保博幸議長 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程につきましてお諮りいたします。本案の質疑につきましては、議案の精読期間を考慮して、3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。 議員各位には、議案の精読を十分にされまして、内容の濃い質疑が効率的にできますよう、特段のご協力をお願い申し上げます。 ここで休憩したいと思います。 再開は午後3時20分といたします。 休憩いたします。
△休憩 午後3時04分
△再開 午後3時20分
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大久保博幸議長 再開いたします。
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△議案第8号(平成23年度寄居町
国民健康保険特別会計予算)の上程、説明
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大久保博幸議長 日程第11、議案第8号 平成23年度寄居町
国民健康保険特別会計予算を議題といたします。 本案の提案理由の説明につきましては、先ほどの所信表明の中で聞いておりますので省略いたします。 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程についてお諮りいたします。本案の質疑につきましても、議案の精読期間を考慮して3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては、3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。
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△議案第9号(平成23年度寄居町
後期高齢者医療特別会計予算)の上程、説明
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大久保博幸議長 日程第12、議案第9号 平成23年度寄居町
後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。 本案の提案理由の説明につきましても、先ほど所信表明の中で聞いておりますので省略いたします。 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程につきましてお諮りいたします。本案の質疑につきましても、議案の精読期間を考慮して3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては、3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。
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△議案第10号(平成23年度寄居町
下水道事業特別会計予算)の上程、説明
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大久保博幸議長 日程第13、議案第10号 平成23年度寄居町
下水道事業特別会計予算を議題といたします。 本案の提案理由の説明につきましても、先ほどの所信表明の中で聞いておりますので省略いたします。 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程についてお諮りいたします。本案の質疑につきましても、議案の精読期間を考慮して3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては、3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。
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△議案第11号(平成23年度寄居町
農業集落排水事業特別会計予算)の上程、説明
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大久保博幸議長 日程第14、議案第11号 平成23年度寄居町
農業集落排水事業特別会計予算を議題といたします。 本案の提案理由の説明につきましても、先ほど所信表明の中で聞いておりますので省略いたします。 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程につきましてお諮りいたします。本案の質疑につきましても、議案の精読期間を考慮して3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては、3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。
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△議案第12号(平成23年度寄居町
水道事業会計予算)の上程、説明
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大久保博幸議長 日程第15、議案第12号 平成23年度寄居町
水道事業会計予算を議題といたします。 本案の提案理由の説明につきましても、先ほど所信表明の中で聞いておりますので省略いたします。 お諮りいたします。本案は会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、本案の質疑の日程につきましてお諮りいたします。本案の質疑につきましても、議案の精読期間を考慮して3月9日と10日の両日で行うことにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
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大久保博幸議長 ご異議なしと認めます。 よって、本案の質疑につきましては、3月9日と10日の両日で行うことに決定いたしました。
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△次会日程の報告
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大久保博幸議長 以上をもちまして、本日の日程はすべて終了いたしました。 次の本会議は明日3月2日午前9時30分から開かれますので、定刻までにご参集願います。 なお、一般質問は本会議第5日目の3月11日、第6日目の3月14日に行いますが、一般質問の発言通告書の提出期限は3月3日午後5時までとなっております。一般質問される方は発言通告書を定刻までに提出願います。
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△散会の宣告
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大久保博幸議長 では、これにて散会いたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午後3時27分 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。 議長 大久保博幸 署名議員 原口 昇 署名議員 岡本安明 署名議員 石井康二...