令和 2年 6月 定例会(第2回) 令和2年第2回
美里町議会定例会議事日程第2号 6月11日午前9時開議 開 議
議事日程の報告 第 1
一般質問 出席議員 12名 1番 田 島 國 利 議員 2番 新 井 英 行 議員 3番 堀 越 賢 司 議員 5番 櫻 澤 明 議員 6番 柳 沢 章 議員 7番 塩 原 浩 議員 8番 櫻 沢 保 議員 9番 大 島 輝 雄 議員 10番 田 端 恵 美 子 議員 11番 内 田 三 郎 議員 12番 櫻 沢 克 幸 議員 13番 橋 場 倖 男
議員欠席議員 なし説明のため出席した者 町 長 原 田 信 次 参 事 兼 阿 部 泰 久
総合政策課長 総務税務課長 上 田 博 士
住民福祉課長 齊 藤 万 寿 彦 兼
会計管理者 保 健 黒 田 真 理 子
農林商工課長 木 村 利 雄 セ ン ター長
建設水道課長 原 田 祐 司 教 育 長 南 幹 生 教 育 委員会 丸 山 陽 一 農 業 委員会 木 村 利 雄 事 務 局 長 事 務 局 長
事務局職員出席者 事 務 局 長 下 山 繁 一 事 務 局主査 塩 原 さ や か
△開議の宣告 (午前9時00分)
○
橋場倖男議長 皆さん、おはようございます。ただいまの
出席議員は12名です。定足数に達したので、議会が成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。
△
議事日程の報告
○
橋場倖男議長 事務局長をして
議事日程の朗読をいたさせます。
事務局長。 〔
事務局長朗読〕
△
一般質問
○
橋場倖男議長 日程第1、
一般質問を行います。 通告順に質問を許します。
△
櫻沢克幸議員
○
橋場倖男議長 12番、
櫻沢克幸議員。 〔12番
櫻沢克幸議員登壇〕
◆12番(
櫻沢克幸議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より
一般質問の許可を頂きました12番議員の
櫻沢克幸でございます。
一般質問通告書に基づき質問をいたします。また、本日は、早朝よりご多忙中の中、議会傍聴に来ていただきました皆様に心よりお礼と感謝を申し上げる次第でございます。誠にありがとうございます。 さて、
新型コロナウイルス感染症の
パンデミック、世界大流行により、日本国内においても多くの感染者や死亡者が出ております。亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げる次第でございます。また、感染症により、いまだにご回復されていない方には、一日も早いご快癒をお祈りいたします。国をはじめ都道府県、市区町村、職員各位、さらに医療現場の最前線で
コロナウイルスと闘っている
医療従事者の皆さんに対し、心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。 また、国は、3月の全
国公立学校の一斉休校要請、そして4月7日の7都府県を対象に、その後
緊急事態宣言を発令。5月25日に
緊急事態宣言解除の日まで約3か月間、国難として、国民各位も対応、対処してまいりました。また、報道によりますと、WHO、
世界保健機関は、日本の
コロナ対策に最大限の評価をいたしました。国民が
緊急事態宣言を遵守した結果であると思います。国の
専門家会議の報道では終息の傾向ですが、安心は禁物。第2波、第3波にも備えることが必要と発表しております。引き続きの3密、密集、密閉、密接の継続や検温、マスクの着用、手洗い、消毒、うがい等の実施、そして自己認識と自己防衛の徹底が重要であると思います。
生活様式も一変したわけでありますが、皆様とともに最善を尽くしたいと思いますので、どうぞよろしくご協力のほどお願いいたします。 さて、これより順次質問に入りますが、第1項目めとしまして、
新型コロナウイルス禍による
小中学校休校長期化での今後の
教育環境と
教育行政について質問をいたします。3か月余りの長期休暇で
児童生徒の皆さんは大変な思いをし、また
保護者各位におかれましては日常生活の大変化の中でのご苦労がたくさんあったとお聞きしております。子育て中の皆様のその努力に対し、心より敬意と感謝を表する次第であります。子どもの命を守ること、最優先の事業、今後も原田町長はじめ執行部には提案させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 1番目の質問に入りますが、
自宅待機児童生徒の3月、4月、5月の
学習支援についてお聞きします。 2番目として、緊急時の
家庭学習授業等について、内容や効果についてお聞きします。 3番目として、開校に向けての各
小中学校の
感染予防対策等についてお聞きいたします。 4番目として、
夏季休暇と
熱中症対策及び学習時間の遅れ対策や
補習授業等についてお聞きいたします。 5番目として、今後の
学校内外の児童・生徒の参加予定の
各種行事等についてお聞きいたします。 6番目として、パソコン、
タブレット端末1人1台、
GIGAスクール構想の前倒しの
早期実現と児童・生徒の自宅の
ネット環境整備について迅速に検討すべき事業と考えますが、答弁を求めます。 7番目として、緊急事態が発生しましたが、
ICT教育の在り方と緊急発生時の教職員の
ICT指導力強化対策等についてお聞きいたします。 1項目めの最後の質問になりますが、
町教育委員会の
新型コロナウイルス感染症に対する児童・生徒への教育・啓発等についてお聞きします。
保健体育授業でも取り上げることが重要と思いますが、併せて答弁を求めるものであります。 次に、第2項目めの質問に入ります。現在、
コロナ禍の中で、
新型コロナウイルスの
感染拡大で休校していた学校の本格的な再開に向けて、5月に
文部科学省は感染予防しながら
学校生活を送るための運用指針を策定し、全国の
教育委員会に通知したとの報道がありました。
感染状況に応じて、
身体的距離、
授業内容、部活動、給食などの対応を明示し、
教育委員会や学校に対し目安にするよう求めております。指針では、政府の
専門家会議が示した特定警戒などの3区分を参考に、
児童生徒たちの生活圏について
感染状況を見極め、学校の
感染リスクの高い順からレベル3、2、1で判断するよう求めております。そのため、1教室には20人程度しか入れないため、分散登校などの工夫が必要となります。また、給食でも、レベル3は配膳が不要、品数を減らした弁当やパンと牛乳だけの簡易型になるとのことであります。レベル2で徐々に通常に近づけ、レベル1で通常の給食が可能となるわけであります。
文部科学省は、
感染拡大を防ぐという観点で対応し、
学校生活を送ってもらいたいとしております。また、急速な情報化や科学と技術の発展、地球環境、
グローバル化などにより、この10年から20年の間に社会は大きく変わりました。その変化に対応し、
小中学校の教育の充実を図ることが重要と説いております。
子どもたちの生きる力の育成であります。今、私たちは国難であるコロナと闘っておりますが、宝物である
子どもたちのために命を守ること、安全、安心の確保、そして最大限の
子育て支援対策が必要であると強く感じています。 第2項目めの現在の美里町
学校給食費補助制度及び
町長公約である
給食費無償化について質問をいたします。 1番目として、児童・生徒の
栄養管理面や
衛生管理面からも含めて、現在の
給食費補助制度について詳細内容をお聞きします。 2番目として、町内生産の野菜や特産品の地産地消について現状をお聞かせください。また、今後、町内で生産している野菜等の消費拡大のための
検討課題等についてもお答えください。 最後になりますが、
町長公約である
給食費無償化について、令和3年1月より実施可能かどうか、お聞きします。
コロナ禍の中で、保護者の皆さんは
生活様式も大幅な変更を余儀なくされております。有事のときこそ迅速な対応を強く求めるものであります。 先手必勝の精神ここにあり、町長の力強い答弁を求め、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 おはようございます。12番、
櫻沢克幸議員の
新型コロナウイルス禍による
休校長期化での今後の
教育環境と
教育行政及び現在の
給食費補助制度のご質問につきましては、教育長から答弁をいたさせます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、今後も続くものというふうに思います。第2波、第3波とも言われておりますが、これに当たりまして、国、県の支援策、また町の独自策も含めまして感染の予防に努め、困っている人たちへの迅速な対応をしていきたいと思いますので、今後とも
議員皆様方のご指導を賜りますようによろしくお願いをいたします。 私からは、質問事項のうち、
町長公約であります
給食費無償化につきましてのご質問にお答えをいたします。
給食費無償化につきましては、令和3年度を目標に実施したいと考えております。しかし、今後の
新型コロナウイルス感染症の影響ですとか、近く県が示す1,000年に1度の雨量による
浸水想定区域の状況、
GIGAスクールや
統合型校務支援システムの導入、さらには3小学校の統合等の状況を見ながら、令和3年度予算編成の中で判断をし、早期に実現できるように努力をしたいと思いますので、ご指導のほどよろしくお願いをいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 教育長、答弁願います。
◎
南幹生教育長 12番、
櫻沢克幸議員の
新型コロナウイルス禍における
休校長期化での今後の
教育環境と
教育行政につきましてのご質問にお答えをいたします。 初めに、
自宅待機児童生徒の
学習支援についてお答えをいたします。
文部科学省からの通達を受け、本町では適切な課題を各
児童生徒へ配付するとともに、今後の
オンライン授業を見据え、各学校の
ホームページに
家庭学習支援サイトを掲載し、必要な情報が取れるように、
ホームページの充実を図りました。
児童生徒に対しては、
指導計画等を踏まえながら、主たる教材である教科書に基づく家庭学習を課すことが求められていることから、3月は令和元年度2月までに学習した内容を基に、プリントやワーク等による
学習支援を行いました。4月は、令和元年度の
学習内容のほか、新出漢字の練習等、今年度の指導内容を含めた学習の提示を行いました。学校によっては1日3教科の課題を提示して、学習意欲の持続化を図りました。5月には、実際の授業と比べれば十分とは言えませんが、まずはできることから始めようと、各校とも学校の
ホームページにて自作の
学習動画等の配信を行いました。パスワードを入力することで、各学年に応じた
学習内容を視聴することができます。定着の見届けにつきましては、
児童生徒が提出した課題を担任中心に添削をし、
学習状況の把握、改善を行ってまいりました。 続きまして、緊急時の
家庭学習授業等についてお答えいたします。先ほど申し上げたとおり、各校の
ホームページに学年に応じた内容の自作の
学習動画等を掲載しております。教科についても、各学校で工夫し、
子どもたちの学びの支援のため、取り組んでおります。動画等を視聴するための家庭環境につきましては、
ネット環境についての調査を各校の「
まちコミメール」を利用して、5月18日月曜日から22日金曜日の間で行いました。
有効回答率は80.18%であり、その
有効回答率の約6%が家庭での
インターネット接続環境未整備との結果でございました。未回答を含めると、
ネット環境未整備率は全体で10から15%あるのではないかと推測できます。 続きまして、開校に向けての各
小中学校の対策等についてお答えをいたします。5月25日、埼玉県において
緊急事態宣言が解除され、埼玉県
教育委員会が
市町村立学校の6月以降の段階的な
学校再開について要請したことから、本町は3つの密に配慮し、人と人との距離を確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生などの基本的な
感染対策を講じた上で、学校を段階的に再開させると判断をいたしました。現在は、学級を20人以下、もしくは半分程度に分けて、毎日3時間程度授業を行っております。そして、6月15日からは通常の授業を行います。
学校再開に当たっては、学校が行っている対策を具体的に明記した
新型コロナウイルス感染症感染予防対策安心宣言、例えば3密の回避、
ウイルスの拡散防止、
児童生徒の体調確認、
教職員自身の体調管理、いじめ、差別は許しません等を配布し、家庭と同一歩調で新しい
生活様式を踏まえた取組を行っております。 続きまして、
夏季休暇と
熱中症対策及び学習時間の確保についてお答えをいたします。
文部科学省初等中等教育局通知で、災害や
流行性疾患による
学級閉鎖等の不測の事態により
当該授業時数を下回った場合、下回ったことのみをもって
学校教育法施行規則に反するものではないとされておりますが、一定程度の授業時数を確保することが必要なことから、美里町は
夏季休業日を8月1日土曜日から8月16日日曜日までの16日間とし、例年よりも20日ほど短くしました。
冬季休業日も少し短くする予定で、全体として授業日数は194日を確保する予定でございます。
夏季休業期間は、進路を控えた中学3年生にとっては重要な時期ですので、例年8月後半に実施していた
ミムリン学習塾を8月3日月曜日から8月7日金曜日までに日程を変更し、3年生の希望する進路の実現に向け、後押ししてまいります。家庭における課題につきましては、各校において内容、分量を考慮して、適切に配布できるようにしてまいります。 また、
熱中症対策については、例年と異なり暑い時期に授業日を設定することから、校長会と連携をし、登下校時の対策の準備を進めております。 続きまして、今後の
学校内外の
児童生徒の
参加予定各種行事等についてお答えをします。
新型コロナウイルス感染防止対策としまして、今年度は
小学校全校で実施しております
芸術鑑賞会、小学校6年生が実施しております
スポーツ交流会は見合わせることといたしました。
子どもたちの豊かな感性を育むための授業の中止は大変残念なことでございますが、
子どもたちの命、安全を第一に考え、苦渋の決断をいたしました。 修学旅行につきましては、その教育的な意義や
児童生徒の心情等に配慮し、中止ではなく延期の方向で調整することが国から求められております。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、旅行先や実施時期、日帰りでの実施も視野に含め、現在各校で検討中でございます。また、その他、秋の
体育祭練習参加等についても検討中でございます。 続きまして、
パソコン端末タブレット、1人1台の前倒しの
早期実現と各児童・生徒の
自宅ネット環境等についてお答えします。4月30日の国の
補正予算成立で、当初令和5年度までに段階的に調達するとされていたものが今年度中に全
児童生徒分の端末を整備することとされました。今回の補正予算で
GIGAスクール構想の実施に伴うネットワークの整備に約4,000万円、
児童生徒、
教師用端末の購入に約5,500万円を計上しております。町として実現のためには端末の早期調達が喫緊の課題と認識しておりますので、
早期実現に向け尽力してまいります。また、
ネット環境につきましては、先ほど回答したとおり、未整備率は10から15%と推測されます。 続きまして、
ICT教育の在り方と
小中学校教職員の
ICT指導力強化対策等についてお答えをいたします。社会の情報化が急速に進歩している状況下において、
児童生徒が情報社会に主体的に対応できる
情報活用能力を身につけることの重要性がますます高まっています。また、分かる授業の実現や確かな学力の定着に資するため、教員がICTを活用した授業を展開することも極めて重要であると考えております。本年度より小学校の新しい
学習指導要領が完全実施となり、
プログラミング教育が位置づけられたことから、その実施に当たっては、教職員の
ICT指導力は欠かせません。
小中学校教職員の
ICT指導力の強化策についてですが、
町プログラミング教育担当者会を中心として、効果的な教材の活用方法を見出すとともに、
各種研修会への積極的な参加を促していきたいと考えています。 また、今回の臨時休業中に一部の学校においては
オンラインの会議を試みたり、また各校での
自作動画等の作成により、町内の教員の
ICT活用能力は向上しております。また、さらに向上させるために、
外部指導者の活用についても前向きに検討していきたいと考えております。 続きまして、
町教育委員会の
新型コロナウイルス感染症に対する児童・生徒への教育・啓発等についてお答えします。
新型コロナウイルス感染症が全国に
感染拡大する中、
子どもたちが健康で安全な生活を送れるよう各学校において指導の充実を図ることが求められております。美里町では、
子どもたちが
新型コロナウイルス感染症の予防について正しく理解し、適切な行動が取れるよう、
文部科学省が示した資料を用いて日常の指導を行うように指示しております。各学校においては、それぞれの
子どもたちの発達段階を踏まえた指導を工夫し、感染症の予防や正しい情報の収集、
新型コロナウイルス感染症に関連する差別や偏見をなくす指導を行います。なお、
新型コロナウイルス感染症については、いまだ感染源や
感染経路などがはっきりしていないこともあるため、その時点の最新の知見に基づき指導するように配慮させております。 また、
新型コロナウイルスに直接関係した内容は現在使用している教科書にはありませんが、一般的な感染症の予防につきましては保健の学習で、小学校3年生は体のせいけつ、6年生は病気の起こり方、感染症の予防、中学校2年生は
衛生管理、3年生は感染症の原因・広がり方・予防で学習しております。今後は、そのような学習の単元の中で
新型コロナウイルス感染症の学習も進められるということでございます。 また、
新型コロナウイルス感染症予防のためには、日々学校や家庭、社会で取り組んでいる様々なことが
児童生徒にとってまさに生きた教育・啓発であると考えております。 次に、現在の
給食費補助制度につきましてのご質問にお答えします。初めに、現在の
給食費補助制度についてお答えします。給食費については、
給食運営委員会において、経済状況や物価変動を勘案する中で設定をしております。令和元年度から、小学校は月額4,200円、中学校は月額4,900円としています。このうち、月額400円を
給食運営事業補助金として町が補助しておりますので、
保護者負担額は平成9年度の消費税率5%当時から据え置いたまま、小学校が月額3,800円、中学校が月額4,500円となります。
衛生管理面としては、諸検査委託による食材の細菌類、残留農薬、
食品添加物の検査、
学校給食放射能測定検査委託による
放射能検査を実施しております。なお、検査のため、保存または使用する給食については、
学校給食検査食補助金及び
放射能測定検査用検査食補助金により、全額補助を実施しております。
栄養管理面については、県費負担の栄養教諭を配置して対応をしております。加えて、
給食調理業務委託を実施する中で、栄養士を配置し、
文部科学省の
学校給食衛生管理基準や
厚生労働省の
大量調理施設衛生管理マニュアルに沿った
給食調理業務を実施しております。 続きまして、町内生産の野菜や特産品の地産地消等についてお答えをします。平成27年12月、美里町総合戦略、施策3、郷土愛を育む学びの場づくりの中での
重要業績評価指数で、令和2年度の給食における目標値を地産率10%を目指して取り組んでまいりました。金額で出すことは難しいのですが、食材数に着目すると、平成27年6月の調査では6.6%だった美里産の
食材使用率は、令和元年11月の調査では12.1%まで上昇いたしました。11月調査における食材は、サツマイモ、大根、ネギ、里芋、キュウリ、白菜、
シイタケ等の野菜が使用されております。 以上でございます。
○
橋場倖男議長 12番、
櫻沢克幸議員、2回目の質問を許します。
◆12番(
櫻沢克幸議員) 教育長には大変丁寧に分かりやすく説明していただいたので、理解させてもらいました。そこで一番心配しているのが、
夏季休暇がいずれにしろ短縮されるということでございます。そうしますと、暑い中、当然登下校するわけです。そういうときの見守りボランティアの皆さんも当然出られるのだろうと。その対策も必要ではないかということと、どういうものを暑さ対策に購入予定しているのか。
子どもたちに冷たいものを巻くようなものだとか、いろいろ物はあると思うのです。そういう中で、購入品というのがある程度予測しているのであれば、そういうものを早めに手配して、非常に今年は暑さが早めに来るという
天気予報士の発言もあります。当然非接触式の体温計だとかマスク、場合によっては
フェースガードなんかも先生方、それから書籍類の消毒するとか、
体育館等災害場所でもあるから、そういうところの
衛生管理等々広く検討する必要があると思うのです。そういうところを検討しているのかどうか、それをまずお答えください。 それと、マスクを着用して登下校するのがいいのかどうか、非常に今文科省でも、またいろいろな報道機関でも、マスクは3密でなければ外してもいいのではないかという議論が大分沸き立っていまして、高齢者もそうなのですが、
子どもたちは非常に暑さに対する反応が子どもなりに厳しい。ですから、熱中症に逆になりやすいのではないかというお医者さん方もいるのです。そういうものに対しては、
教育長見解、または町長見解としてはどのような考え方を持っているのか。例えば日傘であると、今日の朝の報道でも2メートルぐらいの大きい日傘が売れているというような報道もあったのですけれども、そういうもので登校するというようなことも一案かなとも思うのですけれども、その辺の購入のもの、熱中症に適応する
子どもたちのためにはどのようなものを考えているかということも、あっという間に夏休み、また
補習授業等も、夏休みの授業等も始まりますので、そういう対策等を考えているのか見解、また品目が分かれば教えていただきたいなと思います。 それから、町長のほうでも無償化を令和3年度4月1日を予測というような表現を私は理解したのですけれども、私は質問では令和3年の1月からスタートしたらどうですかと。今まで教育長のほうでも小まめにお答えいただきました。今、児童数が、小学生が518名、5月1日現在。大体これで1人3,800円の補助が400円で、4,200円で2,175万円かかる。中学生に関しては、249名今在校生おります。5月1日現在。そうすると、4,500円プラス400円で1人4,900円の249名、これが1,220万。トータルだと3,395万円前後ぐらいになるのです。こういうものを早めに手配する。そして、
子どもたちのために手配するというのが私は執行部、町長としての役目ではないかと。特に私は有事の中ではできるものは先にやると。そして、負担を軽くすると。ある
郡内市町村なんかでもいろいろな対策はやっているようですけれども、県内でも水道料を半年間無料にするとか1年間無料にするとかという自治体もありますし、いろいろな対策を今打たないといけないのではないかと。今は有事ですから。国難ですから。そういう点からもう一度ご答弁願いたいと思います。 以上です。
○
橋場倖男議長 それでは、町長、2点、マスク、給食費に対して答弁願います。
◎
原田信次町長 まず、給食の無償化のスタート時期についてのご質問ですけれども、今回の議会の専決処分でも提案させていただきましたが、特別定額給付金につきましては既に各世帯、ほぼ95%以上、残りが300世帯弱というふうに聞いておりますが、かなりの方に申請をいただけています。それから、児童扶養手当受給者につきましては、町独自で1人3万円の給付をしようということで専決処分をさせていただきました。国が1万円をプラスしますので、児童扶養手当受給者の世帯には1人当たり4万円がプラスされて、恐らく8月中には給付ができるものというふうに思いますが、自動的に申請なしで給付をできるようにすることになります。さらに、ひとり親家庭につきましては、明日成立が見込まれるようですが、政府の2次補正予算におきまして手当がされるというふうに報道等では聞いております。ですから、本年度分につきましては、そういったものである程度対応ができるのではないかというふうにまず考えております。 1回目の答弁でもお話をさせていただきましたが、実は国のいろいろな政策、町でも専決処分をさせていただきましたが、徴収猶予が既に始まっております。町にもちらほら大手企業さんを含めて固定資産税、住民税、それから急に無職になられた方の住民税の猶予等が出始めてきました。今後どれだけ税収の減少が起こるのかちょっと分からない状況でございます。また、それに当たって国がどれだけ補填をしてくれるのかというところも少し見定めていく必要があるのだろう。 さらには、当初でもお話をさせていただきましたが、1,000年に1度の
浸水想定区域が5月というふうに聞いていたのですが、まだ示されていません。もう少しで出てくると思いますが、ハザードマップをするに当たって改定をいたします。一番悩ましいのが、水道の第2水源が今でも50センチ以下の
浸水想定区域になっているのですけれども、ここが大きな地図で見ていきますと3メートル以下に入るのかなという状況になります。そうしますと、ここどうするのだという問題がこれから出てまいります。示された段階で、町として擁壁を組んで浸水が防げるならばそれも一つの方法でしょうが、ただ考えられるのは、浸水をしました、使えませんということが想定をされる以上、そこが完全に使用できる状態が見込まれない限りは難しいだろうと。では、それをどうするのだという問題が出てまいります。あわせて、天神川、志戸川につきましても、
浸水想定区域が今後なかったものが示されてまいります。そういった対策をどうするかというのは、今年度恐らく大きな課題なのだろうというふうに思いますので、その辺の状況も見ながら最終的に判断をしていかなければいけないだろうというふうに考えております。 あわせて、予算には今出ていませんが、
統合型校務支援システムを実は来年の4月をめどに本格導入をしたいということで動いております。現在のところは
GIGAスクールも含めてなのですけれども、できればまとまった町村で共同調達をすることが今後のことも含めて安価で入れられる可能性が高いので、私が今中心になって調整をしているところでございますが、そういったものもまた出てくる予定がございます。そういったもろもろのものを見ながら判断をしていきたいと思いますので、ご理解をお願いをしたいと思います。 教育課程の問題につきましては、教育長より答弁をいたさせますので、よろしくお願いをいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 教育長、答弁願います。
◎
南幹生教育長 夏季休業中、またはそれを含む暑さ対策につきましてお答えをいたします。 議員さんご指摘のとおり、今年の夏は例年になく暑いというような長期予報がされております。例年も家庭からの水筒、水筒の水がなくなれば学校での補水、これは例年どおりやりますけれども、冷房につきましては、休み時間等の換気は、これはどうしても感染症対策で必要ですので、授業中は感染症にならないように冷房を当然使うと。ただし、休み時間は換気のほうをぜひお願いしたいというような、そんな指示もしております。 それと、これは予算に応じて今後検討されることだというふうに思いますが、
教育委員会といたしましては、今後首に巻く暑さ対策で、涼しくなると言っては変ですけれども、熱中症予防のタオルみたいな、冷感タオルみたいな、そういうものを購入の要望のほうをしていく予定でございますし、どうしても外での体育を考えますと、体育館での体育も当然想定されることから、業務用の大きな扇風機も購入していかなくてはかなというような、そんな考えでもおります。 それと、これは先ほど議員さんがおっしゃったことですけれども、傘、日傘、雨傘登校につきましては、実は6月の頭に
教育委員会の職員がネットで、愛知県豊田市でマスク着用につきましてはちょっと危険がこれから伴うということで、雨傘、日傘登校している学校のニュースがありましたので、6月当初の校長会にはその情報を伝え、
教育委員会としてはぜひ検討してほしいと、各学校で。現在、その結果、試験的に、恐らく昼間登校している
子どもたち、美里町内も傘差している子も多いと思うのですが、それにつきましては傘を差してマスクをしている子もいます。傘を差してマスクをしていない子もいます。ただ、傘差しの場合のマスク着用については保護者の判断でお願いしますというような、そんな通知の内容を保護者のほうに伝えているのかなというふうに思います。保護者によっては、そうはいってもマスクは必要だと考える保護者もおりますし、今後どんどん、どんどん気温が上がっていきますと、やっぱり傘を差すことによってソーシャルディスタンスが保たれるのですから必要ないかなというような、そんな判断する保護者も増えてくるのかなというふうに思いますけれども、 いずれにしましても
新型コロナウイルス感染症予防とともに、
子どもたちの熱中症予防につきまして、
教育委員会と学校では十分考え、対策を今後取っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長。
◎
原田信次町長 すみません、答弁の一部修正をお願いします。 「児童扶養手当」と私申し上げてしまったみたいです。「児童手当」の間違いでございますので、訂正をしていただきたいのと、それから国の1万円と町の3万円の給付につきましては6月中でございます。ひとり親家庭についてが8月というふうに聞いておりますので、すみません、訂正をさせてください。 以上です。
○
橋場倖男議長 12番、
櫻沢克幸議員、3回目の質問を許します。
◆12番(
櫻沢克幸議員) 3回目ということで、非常に町長からもいずれにしろ前向きな答弁がありました。また、多くの施策を、我々も先に同意をして専決処分もして、その対応に当たっていただいているということでございます。給食費の問題は、令和3年度からということで、非常にありがたく、また町民の皆さんにはお伝えしたいと思います。ぜひ
子どもたちのためによろしくお願いしたいと思います。 各種対策に対しても、各市町村と比較しても美里町の場合は大変先手先手で、一律10万円等も非常に早く各町民の皆さんにお配りができたということも情報を得ておりますので、大変ありがたいことだと思います。先ほど教育長さん言われたように、冷感タオルなんていうのは非常にいいみたいです。児玉本庄郡市等でも、県内でもそういう検討をしているということと、先ほど答弁漏れではないかと思うのだけれども、見守りボランティアさんに対してはどのような対応をするのですかという話もしたつもりなのですけれども、特に高齢者の方が多いのではないかというふうに推測しているものですから、その人たちへの
熱中症対策、当然休みのときにボランティアで出る方々もかなりおられるのではないかなと思うので、その辺の検討というのが分かったら教えていただきたいなと思います。 それと、先ほど家庭環境の中で
GIGAスクール、5か年で文科省はそういうことをやっていくわけですけれども、
GIGAスクールの内容というのは、やはり教職員の働き方改革というのも非常に含まれているのです。そういうものをレベルアップすることによって、教員のいろいろな事務手続だとかが一括で、今高速ネットというのですが、そういうシステムを配置することによっていろいろなものを管理できる。例えば学籍までいろんなものも、教務、そういうものも全部一括で管理できるようなところまで持っていこうと。そして、教員の準備だとか、学校の授業に対するものに集中してもらおうというようなことでの
GIGAスクールの大きなポイントがあるようです。それにはかなりの費用もかかる。それには自治体が当然協力していかないと、各家庭のネットワーク化ができない。そういうものは今から早急に検討して、最終的には先生が一緒にこういう有事のときにでも双方向型で動画なんかで
オンラインができる。埼玉県内では久喜市が一番最初に4月から導入しているのです。双方向型の
オンラインです。例えば8足す2は幾つですか。
子どもたちが10、こういうふうに答える。こういう授業ができるわけです。そこまでなかなか県内でも11自治体がやっているようですけれども、美里地区に関しても早めにそういうところへいくような家庭環境、先ほど10%から15%はまだ家庭的にそういう準備がされていないと。全国平均では6%と言われているのです。そうすると、美里は遅いのです。教育に対する格差が出てしまう。やはり教育は平等に受けることができるということでありますので、そういうものの準備はお金もかかりますが、自治体と一緒に
教育委員会がやっていかないとできないことでありますので、その辺も含めて最後に町長見解も教えていただきたいと。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 GIGAスクールと
統合型校務支援システムのお話だと思います。
統合型校務支援システムは、先生方の働き方改革も含めて事務をICT化しようという動きになろうかと思いますが、実は昨年度から県の町村会で共同調達をしようといって、ずっと準備をしてきて、今年度からやりたいということで進めてきていたのですけれども、一部温度差があって動かなくなってしまったのです。そのために、私がシステムの副会長だったものですから、取りあえず選挙終わってから、どこも動かなければ私が動きますということで、今私の名前で県内の町村に呼びかけをして、
統合型校務支援システムのクラウド型での共同調達、それからうまくいけば
GIGAスクールにつきましても共同調達ができないだろうかということで、今ようやく動き始めています。既にもう半年以上遅れているのですけれども、できればそれを実現をしていきたいなというふうに考えておりますが、ただやっぱりネットワーク環境に当たってのセキュリティーのレベルをどこにするのかということで、かなり金額が違ってまいります。文部省の推奨するセキュリティーレベルをまず最低限でも確保するという形でまず進めて、最終的には例えば
統合型校務支援システムでもテレワークができるような環境まで持っていくとすると最高レベルのセキュリティーを確保しなければいけないので、かなり高額になってくると思うのですけれども、最終的にはそこになってくるのだろうなというふうに思います。それに当たって、できれば共同調達をすることによって少しでも安くみんなにメリットがあるような形になればいいなということで今考えているところでございます。いずれにしても、実現はさせたいという方向で動いておりますので、ご理解をお願いをしたいと思います。 見守りボランティアさんの関係につきましては、教育長から答弁をいたさせますので、よろしくお願いいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 教育長、答弁願います。
◎
南幹生教育長 それでは、見守りボランティアさんの
熱中症対策についてお答えいたします。 現在、見守りボランティアさん、ここ一、二週間は分散登校の関係で一番暑い日中も出てくれているような状況がございますけれども、今後通常登校になります。朝と夕というのが基本となります。ただ、非常に暑い時期ですので、無理をしないでぜひやっていただきたいということと、恐らく、ボランティアさんにはできるときでいいのですよとこちらのほうは言いながらも、責任感のある方たちばかりですので、無理をしないでぜひ
熱中症対策について、熱中症にならないようにというお声がけ等はもちろんしていきたいと思いますが、今後について検討のほうをさせていただければと思います。すぐに答弁できなくて大変申し訳ありません。 また、
GIGAスクールにつきましては、先ほど町長が申し上げたとおり、早期の実現に向け努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
△櫻沢 保議員
○
橋場倖男議長 8番、櫻沢保議員、質問を許します。 〔8番 櫻沢 保議員登壇〕
◆8番(櫻沢保議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より質問の許可を頂きました8番議員の櫻沢保です。よろしくお願い申し上げます。 本日は、いろいろとお忙しい中、また朝早くから傍聴においでいただきまして、心から敬意と感謝を申し上げます。 それでは、僣越ではありますが、町民を代表させていただきまして、
一般質問通告書に基づき、美里町の道路整備の方針とその課題について質問させていただきます。美里町は、第5次美里町総合振興計画において、役場、松久駅及び寄居スマートインターエリアをまちづくり拠点地区として、町の基幹産業である農業を軸に、活力あるまちづくりを推進するため、地域活性化施設、(仮称)道の駅の設置の必要性を掲げております。また、美里町農業振興審議会は、町からの諮問を受けて、令和2年3月26日に地域活性化に向けた取組についてに関する答申を行っているところです。この答申の中で、町の核となる地域活性化施設は、美里町の資源を活用して町の魅力を発信し、町民はもとより、町内外の利用者が集うにぎわいのある施設として整備することを目指してほしい旨、答申しております。施設の整備方針、内容等については、今後具体的にいろいろと議論、検討が行われていくものと期待しておりますが、施設の整備と併せて地域資源を活用した交流人口の増加に向けた取組も必要かと思います。交流人口の増加のためには、近くの工場見学や温泉施設の利用の促進、神社、仏閣の観光等、児玉郡市等の地域を周遊する観点からの道路整備も大いに求められるところと考えます。美里町の地域活性化施設のみ、単独での集客には限界があるものと考えます。 そこで、地域活性化施設の設置との関連、町の今後の発展の促進等の観点から、町内の道路整備に関しまして2点お尋ねいたします。 1点目といたしまして、町道の整備について質問いたします。現在、町道1級10号線は、スマートインターから東西に走り、県道本庄寄居線で終了しています。その先、西方面については町道660号線がありますが、道幅も狭く、諸事情等から現在閉鎖されており、町道1級10号線及び県道からの進行、通行はできない状況となっております。このようなことから、町道1級10号線をさらに西に延伸させる等とし、国道254号に連結させる計画が必要ではないかとする町民の声もあります。町道の整備について町長はどのようにお考えか、答弁を求めます。 2点目としまして、県道広木折原線の道路改良の進捗状況及び今後の工事予定等について質問いたします。県道広木折原線は、町内を走る一般国道254号と寄居町内の一般国道140号、皆野寄居バイパスとを結ぶ重要な路線となっております。しかし、美里町円良田地区と寄居町末野地区にまたがり位置する円良田湖周辺の約2キロは、道路が狭隘で曲がりくねっており、普通車の通行にも支障があり、大型車の通行は困難な状況が見られます。円良田地区は、自然豊かな環境を活用したウオーキングコースの整備やカタクリ群生地等の観光、新たな町の特産品であるエゴマの栽培や加工販売にも力を入れている地域でありますが、交通の便が十分ではなく、また大型の観光バス等の通行も困難であることから、県道広木折原線の改良工事の進展が大いに要望されているところです。また、当該県道が整備されることにより、美里町から秩父地域へのアクセスも大いに改善され、児玉郡市、秩父地域を含む県北地域全体の発展にも大きく寄与するものと期待されております。県においては、当町等の要望に基づき、未改良工区について土地測量、用地買収等に鋭意取り組んでいるところとお聞きしておりますが、現在の進捗状況及び今後の工事予定、見通し等について町長の答弁を求めます。 以上です。よろしく答弁お願いいたします。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 8番、櫻沢保議員の美里町の今後の道路整備の方針とその課題につきましてのご質問にお答えをいたします。 寄居スマートインターチェンジの上下線開通が令和2年度中に見込まれる中、役場と松久駅から300メートル内の農地に地権者の同意を得て、町の核となる地域活性化施設を整備し、町の経済循環を促進できる仕組みの検討を進めております。このような中、寄居スマートインターチェンジや予定される地域活性化施設へのアクセス性を高めるため、寄居スマートインターチェンジのアクセス道路として整備した町道1級10号線と、国道254号線や県道広木折原線を連結するような道路ネットワークの整備が求められております。しかし、美里町が単独で道路をつくる場合、今のアクセス道路を基準にして概算で金額を出しますと約12億円の財政負担が必要になるというふうに試算をしておりますが、大変財政負担が大きいことから、県道広木折原線を延伸し、町道1級10号線へ接続する新設道路を県に建設していただけるよう、埼玉県に対し令和元年度から要望活動を行っているところでございます。 続きまして、県道広木折原線の道路改良の進捗状況及び今後の工事予定等についてでございます。県道広木折原線の円良田湖付近では、議員ご指摘のとおり、幅員が狭く、連続するカーブで見通しが悪いため、車両の通行に支障を来しております。このため、県道広木折原線整備促進期成同盟会を、寄居町並びに美里町、関係する県議会議員さん、出先機関の長の皆さんで組織をし、毎年要望活動を行っているところでございます。進捗状況を確認したところ、埼玉県本庄県土整備事務所管轄の美里町分では、平成29年度に路線測量、詳細設計、地質調査、平成30年度に用地測量、令和元年度に物件調査を行い、その後用地買収に着手し、現在およそ4分の1の用地買収が完了しております。また、令和2年度以降も残りの用地買収を進め、用地買収の状況を見ながら工事着手を判断していくとのことでございます。熊谷県土整備事務所管轄の寄居町分では、平成30年度に概略設計、令和元年度に地質調査、令和2年度に予備設計、路線測量を実施するとのことでございます。町といたしましても、円良田湖周辺区間における拡幅整備の早期完成に向け、引き続き寄居町と要望活動を行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 8番、櫻沢保議員、2回目の質問を許します。
◆8番(櫻沢保議員) ただいまの答弁だと県道を延伸してというお話がありました。県道を延伸する具体的な道路の道筋が私自身十分理解できていないのですけれども、町道の整備に当たっては、目指すべき美里町の将来構想への対応と歩調を合わせる必要があると思います。また、広域的に道路を整備するに当たっては、国、県及び近隣の市町等との協議調整も必要かと思います。さらには、他の関連する計画事業との調整も必要になると思います。そして、主たる課題は町民の理解だと思います。関係機関との調整や地元地権者との合意形成も必要だと思います。道路整備に当たっては、町の地域活性化施設、いわゆる仮称の道の駅のまちづくりとセットで行うことが私は大切ではないかと思います。 そこで、再度お聞きいたします。以前町道の拡幅において、特に町道を延伸して、例えば254号線に接続するに当たっては、踏切工事がなかなか大変だということを私はお聞きした記憶があります。大きな課題の一つとして、町長はJRの踏切工事を挙げておったと思います。今回は直接触れておられませんでしたけれども、私は以前踏切工事の関係で、県南においてJRと交渉した経験があります。踏切の工事というのはなかなかお金もかかるし、大変なところがありますけれども、そういった経験を踏まえて少しお話しさせていただきたいと思いますが、JRは基本的には踏切の数を減らしたい意向があります。踏切があると事故の元、原因になります。また、警報器や遮断機の設置、維持管理に多額の費用がかかっています。八高線を見ますと非常に多くの踏切があります。私ざっと一応踏査してみたのですけれども、町内には10か所ほど踏切があります。美里町の最も東の小栗の踏切から小山川まで約3キロか4キロか、それは実測はしておりませんので、正確には測っておりませんが、小栗の踏切から甘粕踏切、天神川踏切、本庄街道踏切、これは松久駅のすぐ東側の踏切をそう言うわけですけれども、それから木部踏切、駒衣には3か所踏切があります。広木には2か所踏切があります。合計10か所の踏切があります。場合によってですけれども、これらの踏切を集約することをJRに提案して、その一方で大きな幅のメインとなる踏切をJRとで共同でつくることの交渉、そういったことも私は事実上必要なのだと思うのです。道路を拡幅したり、また踏切の改良工事を実施するに当たっては、JRとの交渉過程において、場合によったら一部の踏切をやむを得ず閉鎖することも私は考えられると思います。住民に事業の内容、必要性等を十分に理解していただき、合意形成に努力していただきたいと思います。また、国、県等の指導、助言を積極的に受けながら、美里町の取組が加速化されますよう、さらにより一層ご努力をお願いしたいと思います。踏切工事について、町長の見解と取組姿勢を再度の答弁の中でお答えいただきたいと思います。 2点目としまして、町道の整備、拡幅については、町道1級10号線の西方面の延伸について、いま一度お聞きしたいと思います。既存の道路、例えば町道660号線の改良工事を実施し、どこかの地点で八高線を横切る計画を私はつくられたらどうかなというふうに思います。そして、さらに、西方面には東西に真っすぐ延びております町道を利用して、町の第1浄水場、あるいはうめだクリニックさんの南側を通り、国道254号に連結させる等の道路計画を立ててみてはいかがでしょうか。完成までには多少の時間もかかると思います。スマートインターを利用して、美里の道の駅を楽しみ、またとても人気のあるガリガリ君の工場見学。正式には、赤城乳業本庄千本さくら「5S」工場というそうです。そういった工場見学もスムーズに行えると思います。人家等が入り組んでいる市街化された区域に比べて、農地が多い我が町の町道沿線部においては比較的用地買収等も理解が得やすいのではないかと思います。人家が建設される前に道路の建設計画を立てて、将来構想を明確に町民に示していただき、合意形成に町長のご尽力をいただきたいと思います。町道1級10号線の延伸等、先ほどの県道の延伸等々の関係もあると思いますが、町長の再度の答弁を求めます。 3点目としまして、県道広木折原線の道路改良の進捗状況及び今後の工事予定についてですが、国、県及び近隣市町との協議調整も引き続き必要かと思います。また、これら関係機関のお力もお借りして、引き続き町長に大いに頑張っていただき、早期の工事完成に努力していただきたいと思います。再度決意のほどをお聞かせいただきたいと思います。 以上で2回目の質問を終了します。町長の答弁を求めます。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 少し過去の経緯を触れさせていただきたいのですけれども、広木折原線をしばらく前、美里町、本庄市、寄居町で期成同盟会をつくりまして、円良田湖の拡幅も含めてなのですけれども、本庄まで延伸をするという形で、県にその道路の建設も含めて要望活動を実施したことがあります。県の回答は、本庄寄居線と並行して県道をつくるということに関してはできませんということで、それに関しては本庄市もおりたいということで断念をし、その後寄居町と美里町で期成同盟会をつくりました。過去いろいろな形で拡幅のお願いをしてきたところですが、寄居町分に当たっていろいろな課題があるということをお聞きしておりまして、それによって事業化ができなかったということを聞いております。今回地元の県議さんたちが頑張っていただきまして、調査から入り、何とか美里町分に関しては課題があるというお話は聞いておりませんので、拡幅に向けて進むものと思います。寄居町分につきましては、具体的な課題が何なんだということは詳しく聞いてはいないのですけれども、それを回避するか、または対策、対応して拡幅をするという判断を県がしていただいたものというふうに思っておりますので、課題を克服して、いずれは大型バスが通れるような形になるのかなというふうに思っております。 あわせて、広木折原線は254号線のみか神社のところの交差点で終わっておりますので、これを1級10号線の寄居スマートインターチェンジのアクセス道まで連結をさせられないかということを今検討してお願いをしているところでございます。1回目の答弁でお話をいたしました12億円には踏切の概算費も実は含まれております。ご指摘のとおり、私も国会議員の秘書の時代に別の町で、踏切の新たな新設に関しては、JRからは前後の踏切の統廃合なしには応じないという話は聞いておりましたので、ここでやる場合には恐らく統廃合が当然求められるだろうということは承知はしておりますので、実際に具体化してやるということになればそういったお願いをせざるを得ないだろうというふうに思っておりますが、いかんせん建設費だけで町が概算をして12億かかりますので、仮に国から補助金をもらったとしても、現状40%程度しか補助金がつかないような状況がありますので、だとすると年数もかかりますし、町の負担もこれからかなり大きくなるということが考えられますので、まずは県にお願いをすればほぼ町の負担がなしにアクセス道ができますので、ましてやインターチェンジに連結する県道が一本もありませんので、ぜひインターチェンジまで連結する県道をつくってほしいということを関係する県議さんにお願いをしながら、引き続き要望活動を行ってまいりたいなというふうに思います。仮にもしそれがかなわなかったということになりますれば、将来の町の財政状況も考えながら、現状でも点線で基本構想の中には示してあるのですが、どこかの時点でしっかりした計画として位置づけられればいいなと。また、しなければいけないのだろうなというふうに思っています。ただし、今後の町の財政状況を考えたときに、できるかどうかということは別物として、計画だけはぜひつくるべきかなというふうに考えております。 以上です。
○
橋場倖男議長 8番、櫻沢保議員、3回目の質問を許します。
◆8番(櫻沢保議員) 答弁大変ありがとうございました。私は、計画をつくることが非常に大切だという認識を持っています。計画をつくれば、公務員の場合は必ず実現させます。ですから、計画をつくることが一番大切だというふうにご指摘させていただきたいと思います。道をつくるということは、なかなか大変なことだと思いますが、引き続き関係機関との協議調整、そして強く県等の関係機関に要望する等していただき、早期の実現を目指していただきたいと思います。3回目の答弁は特段必要ありません。ありがとうございました。よろしくお願い申し上げます。 以上です。
△田端恵美子議員
○
橋場倖男議長 10番、田端恵美子議員、質問を許します。 〔10番 田端恵美子議員登壇〕
◆10番(田端恵美子議員) 皆様、こんにちは。10番、田端恵美子でございます。本日は、大勢の皆様の傍聴、本当にありがとうございます。 それでは、1問質問させていただきます。
GIGAスクール構想と教育ICTについて。施政方針の中で、「国の第3期教育振興基本計画では、目指すべき姿として、自立した人間として自主的に判断し、多様な人々と協働しながら新たな価値を創造する人材の育成と、一人一人が活躍し、豊かで安心して暮らせる社会の実現及び持続的な成長と発展を掲げています」ということで、「美里町においても、教育施策に関する基本的な方針として、新たに令和3年度から令和7年度まで5年間を計画期間とする教育振興基本計画を策定しています」とあります。 そこで、今年度より新規事業として
文部科学省が進める
GIGAスクール構想と教育ICTについて伺いますとともに、
コロナ禍の関係で6月より学校が開始しましたが、2か月のお休みをどのように取り戻していくのか、町長にもお聞きしたいと思います。 以上でございます。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 10番、田端恵美子議員の
GIGAスクール構想と教育ICTのご質問につきましては、教育長から答弁をいたさせますので、よろしくお願いをいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 教育長、答弁願います。
◎
南幹生教育長 10番、田端恵美子議員の
GIGAスクール構想と教育ICTにつきましてのご質問にお答えをします。 Society5.0時代に生きる
子どもたちにとって、パソコン端末は鉛筆やノートと並ぶマストアイテムでございます。今や仕事でも家庭でも社会のあらゆる場所でICTの活用が日常のものとなっております。社会を生き抜く力を育み、
子どもたちの可能性を広げ、多様な
子どもたちを誰一人取り残すことのない学びや創造性を育む学びにも寄与する
GIGAスクール事業は、全国ほぼ全ての市町村が推進する事業でございます。ネットワーク整備及び端末整備につきましては、今年度中に事業完了を目指しております。端末整備後は、ネットワークを利用した効果的な授業、例えば体育館等の教室以外でもインターネットの検索による調べ学習ができるほか、災害や感染症発生等における学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTの活用により、
子どもたちの学びに活用することが可能となります。また、国は、2年、3年かけて学習の遅れを取り戻すと発表しましたが、美里町は
夏季休業日等を短縮するとともに、学校行事の精選や見直しによって一定程度の授業時間を確保し、学習の遅れを取り戻す計画でございます。そして、先ほど
櫻沢克幸議員さんの質問でお答えしましたが、194日の授業日を確保する予定でございます。ICTを活用した充実した教育を行うために、
GIGAスクール構想の
早期実現に向け、今後尽力してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○
橋場倖男議長 10番、田端恵美子議員、2回目の質問を許します。
◆10番(田端恵美子議員) 教育長からの今答弁をいただきましたが、
コロナウイルス禍について、本当に学校、
子どもたちも大変な中を送っているわけですが、6月から授業も開始し、お勉強を進めていただいているかなと思う中で、
GIGAスクール、教育ICTという授業がこれから新規として始まっていくわけですけれども、私たちもなかなか年代的なこともあり、ICT化も厳しい中やっているわけなのですけれども、昨日の夕方、ソフトバンクの創立者でもある孫さんがテレビで何か言っていたのですけれども、日本は全て先進国と言いながら進んでいたけれども、ICTについては本当に世界の中でも遅れを取っているということを話していたのをちょっと耳にして、そうなのだなと。そういう中で、美里町も本当にそういった中でこれからの次世代を担う
子どもたちについてしっかり進めていっていただかないといけないのだなと。
子どもたちが社会に出て困ってしまうのだなということを痛感して、今日この言葉を入れさせていただいたのですけれども、
櫻沢克幸議員のほうからもしっかり
GIGAスクール構想についても説明を先ほど丁寧にしていただきましたので、私からは余り質問をしないで今回は理解できましたので、しっかり教育長を中心として、これから未来ある
子どもたちのために
GIGAスクール、
ICT教育をしっかり子どもに受けさせていただきたいなと。その1点をお願いして、終わりにさせていただきたいと思います。答弁のほうはいいと思います。ありがとうございます。
○
橋場倖男議長 ここで暫時休憩をいたします。 休憩 午前10時32分 再開 午前11時05分
○
橋場倖男議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。
△内田三郎議員
○
橋場倖男議長 11番、内田三郎議員の
一般質問を許可します。 〔11番 内田三郎議員登壇〕
◆11番(内田三郎議員) 11番、内田三郎です。議長の許可を得ましたので、
一般質問通告書に基づき、
一般質問を行います。 質問事項、令和2年2月19日開札の一般廃棄物収集運搬業務委託について。質問趣旨、「広報みさと」の4月号で有限会社クリーントレイディング赤城産業が279万円で落札したと掲載された。しかし、「広報みさと」5月号12ページにおいて、落札者の赤城産業は契約を辞退し、次点の児玉清掃株式会社と880万円で契約とのお知らせがありました。不審に思う町民が多いので、内容の説明を求めます。 (1)、赤城産業の落札価格を見ると、大赤字覚悟の入札であったと思うが、辞退の理由、その期日はいつなのか。(4月号には間に合わなかったのか)。 (2)、落札者の辞退は珍しく、ルール違反であり、当然ペナルティーは科せられるべきと思うが、どのような対処がなされたか、お聞きします。 2番目、令和2年4月23日開札の旧就業改善センター解体工事について。 (1)、
新型コロナウイルス対策の最盛期、また町長選挙の真っ最中、そのような時期になぜ入札を行ったのか。 (2)、入札対象額の積算については、どなたが行っているのか。また、チェックはしているのか。今回の物件では、アスベストにより高額とのことだが、その量と処理金額は幾らなのか。 (3)、8,000万円近い工事なのに、入札業者は2社であったのはあまりにも少な過ぎる。他に希望者がなかったとのことだが、その原因はコロナの影響、また、入札に参加しても無駄であると判断した会社もあるように思うが、どうか。 以上についてお聞きいたします。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 11番、内田三郎議員の令和2年2月19日開札の一般廃棄物収集運搬業務委託につきましてのご質問にお答えをいたします。 まず、辞退の理由とその期日についてお答えをいたします。ご質問の入札結果につきましては、広報4月号に掲載したとおりでございますが、開札日当日に有限会社クリーントレイディング赤城産業に落札した旨の連絡をしたところ、入札書記載の入札金額に誤りがあったことを町担当職員が確認をいたしました。その後、契約の辞退届を2月の25日に受理したため、地方自治法施行令第167条の2第1項第9号の落札者が契約を締結しないとき並びに同条第3項の随意契約による場合は落札金額の範囲内でこれを行うとした規定に基づきまして、次点の児玉清掃株式会社と入札額で契約することに合意ができましたため、随意契約を締結したところでございます。 なお、広報4月号の原稿締切りまでに本入札案件が契約に至らなかったため、広報4月号への契約額の掲載が間に合わず、入札結果のみをお知らせし、随意契約の締結後に改めて広報5月号でお知らせをしたところでございます。 次に、辞退者にどのような対処をしたかについてお答えをいたします。入札落札後に契約締結を辞退した有限会社クリーントレイディング赤城産業に対しましては、不誠実な行為であると判断し、令和2年2月25日から3月24日までの1か月間、美里町建設工事等の契約に関する指名停止等措置要綱に基づき指名停止を行いました。 次に、令和2年4月23日開札の旧就業改善センター解体工事につきましてのご質問にお答えをいたします。まず、旧就業改善センター解体工事の入札時期ですが、本事業は令和元年9月定例会において、令和元年度から令和2年度の継続費としてご議決をいただき、その後設計段階において想定以上のアスベスト処理が必要となることが分かったことから、令和2年3月定例会で補正予算をご議決いただきました。今年度末までに旧就業改善センターを解体するとともに、跡地に消防団第5分団車庫、詰所の建設をする必要がありましたので、速やかに旧就業改善センターの解体工事を行うため、4月の6日に一般競争入札を行う旨の告示をし、4月23日に開札したところでございます。 次に、入札対象額の積算につきましては、令和元年10月30日に契約を締結した旧美里町就業改善センター解体工事設計監理業務委託において、旧就業改善センターの建設時の資料や現地確認を基に設計を行っております。この業務で作成した設計書等は、担当係においてチェックを行っております。 次に、アスベストの量についてのご質問ですが、外壁材に使用されているものが525平方メートル、煙突部の断熱材、そのほか軒や天井部で石綿板が使用されており、処分量としては、特別管理型産業廃棄物として搬出する量が12立方メートル、石綿含有運搬処分として、安定型及び管理型、それぞれ8立方メートルを想定しております。 なお、処理金額は、設計金額をベースに算定いたしますと、消費税を除く額ですが、直接工事費が5,416万700円、このうち3,519万5,790円と、約64%がアスベスト処理に係る費用となります。 次に、入札結果についてのご質問にお答えをいたします。今回の工事は、地方自治法施行令及び美里町建設工事一般競争入札実施基準に基づき一般競争入札を行いました。4月23日に開札を行った電子入札につきましては適切に実施されたものと判断をし、今回の議会定例会に工事請負契約の締結を議案として上程させていただいたところでございます。 議員ご質問の応札した2社以外の入札に参加しなかった理由につきましては、町では分かりかねますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上でございます。
○
橋場倖男議長 11番、内田三郎議員、2回目の質問を許します。
◆11番(内田三郎議員) 2回目行います。 就業改善センター解体工事でなく、
新型コロナウイルス対策及び防災対策などに予算を使用してほしいとの住民の意見です。そして、地元大仏の方々の意見を聞くと、美里町消防団第5分団車庫移転の話が始まっていて、新築する場所に、羽黒山の上で旧就業改善センターを解体した跡地につくるという話に驚きました。就業改善センターはずっと放っておいた建物で、今急に行う必要はなく、ゆっくり検討して行うべきであろう。 それから、羽黒山の上に消防小屋をつくることについては、住民の方も大変な意見があります。あそこは山の上なので、消防車が冬の雪のあるときとか凍ったときに下った場合に事故が起きるのではないか。人の命を守る消防士がけがをするようでは大変困るという意見がありました。そのようなことに町長はどのように対処していくのでしょうか。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 旧就業改善センターの解体につきましては、今回いろいろな設計をして調べた結果、アスベストが出てきたことが分かりました。アスベストの処理につきましては、もっと安くできるのではないかというご指摘をされている議員さんもおられましたが、年々法律が厳しくなってきておりまして、既に今年度も改正をされ、今まで処理が必要なかったものまで入るようになってきている状況でございます。今回この解体ができなかった場合には、さらにお金がかかることが想定されます。また、今回こういった形で就業改善センターの解体と第5分団車庫建設をする一つの理由として、起債の活用ができる。いわゆるこの就業改善センター解体に当たって何か補助事業はないだろうか、ずっと調べていた経緯がございます。その中で、こういう方法ならば起債が使えるだろうという考え方の基に、地元にも説明をし、消防団にも説明をし、議員の皆様方にも説明をし、現在に至ってきております。内田議員さんがおっしゃることは、大変申し訳ないのですけれども、今まで進めてきた経緯の中でぜひお話ししていただきたかった。ですから、最初の段階で、いや、そうではないだろうということであれば、それぞれのまたいろんな人たちのご意見を聞いて判断をすることもできるでしょうが、現在は我々としてはお話を聞かなければいけない方々にはお話をし、理解を得て現在進めてきたという経緯がございますので、ぜひご理解いただきたいと思います。 また、消防車は現在四輪駆動でございますので、多少のことは十分対応できると思いますし、また当然そういうことがもし想定をされるのであれば事前に塩カルをまくという行為は当然できる行為だと思いますので、十分それには対応していけるものというふうに思います。 また、消防団についても、こういう考え方だけれども大丈夫だろうかということは、何度も申し上げておりますように、事前にご相談を申し上げてここまで来ているということをご理解をいただきたいと思います。 それから、アスベストについての処理が後になって分かってきて何回も修正をしたということに関しましては、私自身も何でこうなったのだろうという思いもありますが、結果として調査をしないと分からなかったということがあって、さらにアスベストの処理につきましても、例えば何かに使ってある部材、それ自体を取り外せばそれで済むというものであれば多分もっと安くなったのだと思います。しかしながら、今回の場合には外壁の吹きつけ塗料の中に入っていたがために、国の基準に基づいて、全面を外に飛散をしないように覆いをして、さらにそれをはがすというほぼ人力での作業になってしまいますので、残念ながらかなりの高額の費用がかかってしまうということになります。恐らくこれを数年放置をしておいたということになると、むしろこれが外部に、空気中に浮遊することを考えますと、現在やっておくべき案件なのだろうというふうに思っております。 また、
コロナ対策につきましては、町も今まで基金等もかなり積んでまいりましたので、当然必要な基金は放出をして、必要な対応はしていかなければいけないのだろうというふうに思っておりますので、多少基金が減ることもやむなしという考え方の基に私は考えているつもりでございますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。 以上です。
○
橋場倖男議長 11番、内田三郎議員、3回目の質問を許します。
◆11番(内田三郎議員) 第5分団の車庫の移転という話がありましたけれども、第5分団の場所についてはそんなに場所的には悪くないと思います。それよりも、気になると言われているのは第4分団です。第4分団の車庫の場所は、現在駐車場がなくて第4自体は困っていると思うのです。ずっと前からそんな話が出ているのですけれども、町のほうとしてはそのようなことに対処は、考えているという話は聞いたことはあるけれども、内容が違いますけれども、一応分団の移転の問題なので、よろしくお願いします。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 第4分団、第5分団の車庫につきましては、町所有、または公の形で使える土地は残念ながらありませんでした。ですから、私が就任をしたとき駐車場がないということで、第4分団につきましては裏の、現在は閉鎖をされておりますが、古い飼育場の会社にお願いをし、止めていただくご理解をいただいてずっといましたが、今会社が閉鎖をしているということで、今後移転も含めて検討をしているところでございますので、またいい候補地が見つかれば速やかに建築をしていきたいというふうに思っております。 5分団につきましても、反対側の民地を現在はお借りをしている状態でございますが、やはり消防車も年々大きくなってきたり、それから民地ですので、やはりどこか考えなければいけないというふうに思っております。そのときに、旧就業改善センターについては、当初は外部の企業等に売却をしていくということで進めていたのですが、実際に、土地家屋調査士だったでしょうか、外部の専門家の方に調査をしていただいたところ、崖地であったり、それから取付道路が狭くて基本的に開発をするには多額の費用がかかって、むしろ売却益よりも町が補填をしない限り買い手がないだろうということが分かりましたので、やむなく有効活用する方法を逆に考えようという判断に立っていたやさきに消防団の車庫を跡地につくるということであれば起債が使えるだろうということでスタートした経緯がございます。その旨議員の皆様方にもお話をし、今までずっとその都度ご説明をし、ご理解を得て進めてきたものというふうに考えておりますので、今から申し上げても仕方がないのですけれども、その都度ご説明をしているときにご指摘をいただきますようにこれからもお願いできればというふうに思います。 以上です。
△堀越賢司議員
○
橋場倖男議長 3番、堀越賢司議員の
一般質問を許します。 〔3番 堀越賢司議員登壇〕
◆3番(堀越賢司議員) 日本共産党、堀越賢司。通告に基づいて
一般質問を行います。
コロナ禍で苦しむ全ての事業者に持続化給付金を届けたい。町長に5月18日、
コロナウイルス感染症対策に関する要望書を手渡し、要望書8項目に対する懇談をする中で、切り花農家までも
コロナ禍に見舞われていることを伝えました。切り花農家へ伺い、少しでも喜んでもらえたらと、個人事業者支援給付金10万円が支給対象になるかもしれないと奥さんに伝えると、10万円かと大きなため息をつきました。大きなため息の中に桁違いの赤字を抱えていることを感じ、かみしめながら帰宅しました。このことを町長に伝えたとき、持続化給付金が当てはまるのではと提言をいただき、持続化給付金に関するお知らせのチラシを預かりました。その足で切り花農家へ向かい、持続化給付金が対象になるかもしれないと伝え、申請を促しました。それからというもの、対象になる、ならないはともかく、持続化給付金に関するお知らせを個人事業者の方へ様子を聞きながら手渡しを続け、現在110件くらいになります。 現場で聞いたコロナブルーをお話しいたします。床屋さんでは、3月からぴたりとお客さんが来なくなった。畜産農家では、食肉用向けの子牛を増やして売っているが、春から相場が3分の2に下がった。食肉用牛の出荷の価格が例年の60%に下がり、仕入れたときの子牛の金額で売りに出している。だから、えさ代は赤字だ。給食用の牛乳は1割程度。残った牛乳は加工用に回している。園芸農家さんでは、市場に鉢物を出しているが、半額に下がり、出すだけ赤字が増える。ハウス農家では、レタスが全くお金にならなかった。車の修理屋さんは、仕事が全く来ない。肉の卸しをしているお店では、飲食店への出荷はかなり減った。しかし、スーパーへの出荷は逆に増えた。食堂では、毎日暇です。高齢なので、今から仕事を替えることはできない。人件費が出ません。家賃支援給付金だが、うちは店ごと買ってしまい、住宅ローンなので、対象になるのか。宴会を専門とした店では、3月唯一の宴会3件キャンセルになり、その日から宴会は全くなし。ウエルカムボードにキャンセルされた団体名がそのまま残っていたのが印象的でした。観光レンタカー屋さんは、仕事が全くなし。人件費、バスと店舗の維持費が命取りになっている。ゴルフの練習場、埼玉県中小企業支援金は申請が完了したが、持続化給付金は記載の修正を求めるメールが届いたが、修正箇所の記載がなく、どこを直せばよいのか分からない。以上が美里町のほんの少しの例になります。話を伺った結果、気づいたことがあります。会計事務所等が会計を管理する事業所は、無事持続化給付金申請済みのようです。しかしながら、自己申告の方の中には持続化給付金のことを知らない。また、数名から、自分の業種が
コロナ禍の影響で低迷していることを証明ができないと共通の言葉を聞きました。すぐに幅広い業種が対象になりますと付け加えましたが、納得はいっていないようです。役場近くの飲食店を訪ねたときの話です。役場の人が食事に来てくれたときに持続化給付金の話をしてくださり、売上げを記したメモをお渡ししてありますとのこと。うれしかったです。これだ、これだと私は気づきました。持続化給付金を知らない人がもらえないことを避けたい。役場で相談手続に来られる方を待つのではなく、話を聞きに行くことができないでしょうか。一歩踏み出して、対象者の方へ電話作戦や聞き取り調査を計画できないでしょうか、伺います。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 3番、堀越賢司議員の
コロナ禍で苦しむ全ての事業者に持続化給付金を届けたいにつきましてのご質問にお答えをいたします。 最初の質問でも、かなり多くの困っている事業者の皆様方がいらっしゃるということがお話がございました。町でできることをこれからしていかなければいけないということは十分承知はしておりますが、国がやっているものにつきましては電子申請を基準にしているということで、なかなか町に情報がおりてこないものは結構ございます。そのために、今少しずつそれに対する対応が始まってきているかなというふうに思っております。 まず、お話を伺った花農家につきましては農林商工課の職員から連絡をさせまして、国の持続化給付金のご紹介をさせていただきました。今回、町独自の支援策、美里町中小企業・個人事業者支援給付金につきましては、給付対象業種を製造業、建設業、運輸業、卸売業、小売業、サービス業というふうに取りあえず規定をさせていただきました。この制度を設計するときに、どの業種が救済できるのか非常に苦慮するところでしたが、まずはさきに述べた業種に対し、町独自支援策を行いたいと考えております。 なお、国の持続化給付金につきましては、美里町中小企業・個人事業者支援給付金の対象業種に加え、農業者の方も対象となっております。この給付金は、来年の1月15日が申請期限となっており、町の事業所からは今後の決算状況で申請する場合もあると伺っております。サポートとして、本庄商工会議所に申請サポート会場を設けておりますので、まずはここの場所をご活用、ご相談していただければと思います。 その他、農業者の中には既に影響が出ている方がおりますが、今後の収穫物の価格動向等により、さらに影響が出る可能性もございます。そのような農業者に対しては、埼玉ひびきの農協の本店に相談窓口が設けられております。町といたしましては、困っている方に各種支援を漏れなく周知することが大事であると感じており、国の持続化給付金以外にも、融資制度、休業補償、雇用関係など、今後見込まれる政府の2次補正予算の成立も含めて支援策を把握し、困っている方に支援が行き届くよう、速やかに
ホームページや広報等でお知らせをしていきたいと思います。 議員ご提案の電話や聞き取りはよいことであることは重々承知しておりますが、全ての方に多種多様な制度を伝えるのは、残念ながら困難な作業でございます。一旦は
ホームページの
新型コロナウイルス対策の特集ページを御覧いただき、各種制度を確認していただければというふうに思います。なお、
ホームページには次々と新たな情報が更新されておりまして、見る環境が整っていない方もいると思います。不明な点等ございましたらお問い合わせをいただければありがたいと思います。堀越議員におかれましても、引き続き困っている方にご案内いただきますように、ご協力をお願いをしたいと思います。 なお、特に農業者の相談窓口につきましては、何らかの形で、今農協にも窓口がございますけれども、いろいろな制度を恐らく町でも紹介がしにくいと思いますので、ある程度の紹介ができるような、また直接給付に結びつけられるような相談機関というのはまた考えていきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上です。
○
橋場倖男議長 3番、堀越賢司議員、2回目の質問を許します。
◆3番(堀越賢司議員)
コロナ禍で収入の少なくなった美里町の住民全員に持続化給付金を届けたい思いで、農業も心配になり、蛭川にある出荷場へ様子を聞きに行きました。春レタスとタマネギが
コロナ禍の影響を受けていると伺いました。幸い春レタスとタマネギの出荷は美里ではないとのことで、ほっとしました。しかし、帰り際に最後に言われたのですが、夏野菜のナスとブルーベリーがコロナの影響を受けるかもしれないという言葉をいただきました。町長に今から策を練っていただき、美里町の中で一人も倒産する人を出さないような決意をぜひ述べていただきたいと思います。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 いずれにいたしましても、このコロナの影響は我々の想像を超えるものがこれから始まる可能性も十分あります。2次補正が恐らく明日には成立をすると思いますが、私も期待していたのですけれども、農業者への直接補助金、いわゆる給付金は今現在では入っていないのです。ですから、また地方創生臨時交付金、町独自の支援策に対する補助もまだ幾ら来るかも分かっていないので、その状況に応じてですけれども、農家の皆さんにも町独自の支援策をまた検討していかなければいけないなというふうに思います。 それから、先ほど申し上げましたとおり、相談機関、実は私もつくりたいのはやまやまなのですが、具体的に町の職員は受けても受けるだけになってしまうので、それではどうしようもないので、やはり受けたからにはそれをしっかりどこかにつなぐ、またはそれに対応できるということが必要になりますので、早くそういう形の仕掛けを、少なくとも町独自ではなくて圏域全体で対応すべき案件かもしれませんので、農協も含めてですけれども、いろいろなところと協議をしながら、そういった相談ができる場所というのをできるだけ早くつくりたいなというふうに考えております。 また、倒産をすることのないように、既に、まだ1件だけでしたけれども、コロナの影響で退職を余儀なくされたので、町民税の延納を申し出ている方も既にいましたので、そういう方が恐らくこれから出てくる可能性は十分あります。そういったことも十分考慮に入れながら、大変厳しいリーマンショック以上のものがこれから来るのだろうという想定の下に、皆さんが困らないように行政ができることが何なのか。また、ほかの市町の支援策の中でもこれはいいというものがあれば町独自でもやっていきたいというふうに思っておりますので、また堀越議員さん含めた各
議員皆様方のご指導を賜りますようにお願いをしたいと思います。 以上です。
△新井英行議員
○
橋場倖男議長 2番、新井英行議員、質問を許します。 〔2番 新井英行議員登壇〕
◆2番(新井英行議員) こんにちは。2番、新井英行です。議長の許可を頂いたので、通告に従い質問させていただきます。 傍聴者の皆様におかれましては、お忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。 そして、原田町長におかれましては、4期目の美里町町長選のご当選とご就任、謹んでお祝い申し上げます。おめでとうございます。今後、コロナのより一層難しいかじ取りになると思われますが、これから4年間よろしくお願いいたします。並びに美里町職員の皆様におかれましては、特別定額給付金の迅速な事務手続のご苦労、お察し申し上げます。そのご苦労のかいもあり、近隣地域では早い給付が行われたと思っております。ありがとうございました。 それでは、質問させていただきます。ウイズコロナの町政、教育、医療、エネルギー等の社会の在り方が根本的に変わるような都市設計の動きが急速に進んでいくと思われます。今後、内閣府が取りまとめている第4次産業革命と体現する世界最先端のスーパーシティ構想の実装が急速に進むと思われます。昨今、スーパーシティ構想の実現に向けた制度の整備、地域限定型規制のサンドボックス制度の創設、特区民泊における欠格事由、その中には暴力団排除規定等も入ります。その整備を盛り込んだ国家戦略特別区域法の一部を改正する法律が令和2年5月27日に政府提出のとおり成立し、令和2年6月3日に法律第34号として公布されました。内閣府では、第4次産業革命における最先端技術と大胆な規制緩和により、未来社会を先行実現するスーパーシティ構想を推進しています。令和元年9月9日以降、スーパーシティ構想の検討を進めている自治体等から幅広く検討中のアイデアを募集しており、55の自治体等から提案があったようです。引き続き内閣ではアイデアの募集を行っておりますが、今後美里町のためにもスーパーシティ構想を先に取り入れていくことが最善だと思われておりますが、美里町でもこのような新たな政策を取り入れ、今後は未来型の条例等や事案が増えてくると思いますが、今後の町長のビジョンと見解を伺います。 第2の質問になります。このスーパーシティ構想は、
GIGAスクール構想も入っていると思われますが、パソコン、タブレット等のハードやソフトの問題よりも通信インフラのほうが重要だと思っております。これは町政の、今
コロナ禍で分散労働などもあると思いますが、働き方改革のリモートワークにも関わることだと思います。美里町の学校や役場内だけでなく、町全域のフリーWi―Fi化も視野に入れてデジタルな町を目指して、新しい働き方の人にも町に住んでもらい、過疎化や少子高齢化の歯止めになると思われます。一朝一夕でできることではありませんが、
GIGAスクール構想の通信問題もありますので、今後の情報通信網のインフラについて町長の見解をお伺いいたします。 そして、最後に、これで3回目になりますが、前回町長選もありました。選挙後、選挙公報のネット公開を消去すると公約や政策の検討ができないので、選挙公報をネット公開し続けるべきと思われますが、町長の見解を伺います。よろしくお願いします。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 2番、新井英行議員のスーパーシティ構想につきましてのご質問にお答えをいたします。 スーパーシティ構想の実現に向けた有識者懇談会が平成31年2月14日に発表した最終報告書によりますと、スーパーシティは、最先端技術を活用し、第4次産業革命後に国民が住みたいと思うよりよい未来社会を包括的に先行実現するショーケースを目指すとされています。具体的には、AIやビッグデータを活用し、自動運転、行政手続、キャッシュレス、遠隔医療、遠隔教育など、暮らしを支える様々な最先端のサービスを実装した都市をつくるものと理解をしております。議員ご提案のこの取組は、町単独で実施できるものではなく、民間事業者をはじめとする多くの関係者の合意形成があって初めて実現できるものと思われます。美里町においてこのような取組が実現可能であるか、また全域のフリーWi―Fi化も含めてですけれども、第4次産業革命は時代の流れだろうと思います。私も大変興味を持っておりますので、今後実現できるかどうかも含めてですけれども、いずれは実現するのでしょうけれども、早急に実現できるかどうかも含めて検討してまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願いをしたいと思います。 次に、選挙公報の常時掲載についてのご質問にお答えをいたします。選挙公報を発行する目的でございますが、投票の参考及び投票率の向上を図ることを目的として、平成31年4月21日に執行の美里町議会議員一般選挙から発行をされております。選挙公報の選挙管理委員会の
ホームページへの掲載については、公職選挙法第6条の規定に基づき、有権者に対する啓発、周知活動の一環として行っており、このたびの美里町長選挙及び美里町議会議員補欠選挙における選挙公報の
ホームページへの掲載は、告示日翌日の4月22日から掲載をし、掲載の削除は、総務省の通知に掲載期間は投票日当日までとすることが適当であるとありますが、5月13日まで掲載をしました。 議員ご質問の選挙公報の常時掲載についてでございますが、総務省は掲載期間は投票日当日までとすることが適当であると答える一方で、過去の選挙に関する記録として、投票日の翌日以降、選挙公報を選挙管理委員会の記録用の
ホームページに掲載することについては、次回以降の選挙に係る選挙公報と混同されたり、選挙の公平を害するおそれのない形式で行われるものである限り差し支えないものと考えると答えております。しかしながら、町が実施する選挙公報は、当初の目的に沿って、投票の参考及び投票率の向上を図るため、有権者に対する啓発、周知活動の一環として実施したもので、選挙を終えた時点でその目的を果たしたものであり、選挙公報により、立候補者の選挙公約を包括的に管理するものではないと考えております。今後、
ホームページへ選挙公報を掲載し続けることについては、総務省の見解も踏まえ、記録用として掲載をし、公開をするのであれば引き続き議会の調整を続けながら、次回以降の選挙での公平を害さない形式等の整理を経た上で実施することが望ましいと考えております。 なお、町長としての公約や施策については、まちづくりの基本理念と町の目指す姿を示す美里町総合振興計画が町長としての町の将来構想を示す一番の計画であり、政策そのものでございます。この美里町総合振興計画は
ホームページでも確認することができることから、町長は常に町民全体に施策を検証していただけるものと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上です。
○
橋場倖男議長 2番、新井英行議員、2回目の質問を許します。
◆2番(新井英行議員) このスーパーシティ構想の規制改革メニューという中に、近未来技術、サンドボックスという項目があります。これはほかに農業とか医療とかいろんなメニューがあるのですが、その中にあるのが近未来技術、サンドボックスというものです。人口減少局面において持続可能な経済成長を図るために、国内外の新技術を呼び込み、新たな商品やサービスに関するイノベーションを一層喚起させる拠点形成が求められております。現在、自動車の自動運転や小型無人機を活用した荷物の配送などの実証実験が行われておりますが、国家戦略特区では近未来技術に関し、迅速、円滑な実験実証を実現する環境整備に取り組んでおります。これで、美里町は今後少子高齢化は避けられないものと考えており、自動運転や小型無人機の項目は親和性が高いと思っております。現在、内閣府地方創生推進事務局では規制改革事項の提案募集というのを行っております。要は、提案の主体は地方公共団体や民間企業から募集し、なお単独での提案だけではなく、複数の主体による共同での提案も募集しております。要は企業と美里町のコラボみたいなのもできるということだと思います。企業のコラボでも提案できるみたいですが、このような新しい、今日見たニュースなのですが、昨日10日にエントリーする改革が9月まで期限があって、今年中に特区の選定をするというのがありました。もし美里町でやる気があるならぜひこういうものを、特区申請を企画として出してみたらどうかと思っておりますが、町長の見解をお伺いします。 あと、
GIGAスクール構想の質問で出させてもらったのですが、以前に筑波大学の落合陽一先生が、これからの教育は、パソコンや機材のスペックや通信インフラのスピードによって、要は最新かそうでないかということで学力に差が出てくると言っております。今現在での美里町の全国学力ランキングでは、小学校では何とか全国レベルの平均を保っておりますが、中学校では全て下回っており、特に数学は、あえて数値は言いませんが、相当下回っております。今までも少なからず学校教育においては力の入れ方が足りなかったのではないかと思っております。今後の
GIGAスクールを足がかりに改革的な教育に取り組んでいただければと思っておりますが、町長の見解をお伺いしたいと思います。 以上です。
○
橋場倖男議長 町長、答弁願います。
◎
原田信次町長 令和2年度、小学校の適正規模検討委員会が始まります。私が本来申し上げてはいけないのかもしれないのですけれども、今後の人口構成を見ていきますと、少人数で2クラスという状況が将来的に見込まれます。あわせて、学校の改築が少なくともこの10年の間に結論を出さなければいけない時期が参ります。そういったことを考えると、いずれは小学校の統合をするということになると、当然そのときにスクールバスを出すことになります。スクールバスを私自身は自動運転でできればこれはいいのかなというふうにも考えています。また、電気自動車を使って普通免許で運転するということも可能ですので、いずれにいたしましてもスクールバスをうまく活用するということはどうしても避けられないことになるのかなというふうに思いますので、できれば自動運転というものはぜひ検討すべきものかなというふうに思っています。 それから、教育ということについて考えたとき、これからの町の少子化の状況を見たときに、毎年5歳刻みで入ってくる人、出る人、転入、転出の状況を見ているのですけれども、昨年は小学校上がる前の子、それから親の世代が、あちこち分譲住宅等もできた関係があるのだと思うのですけれども、例年よりも少し大きかった。トータル、その前後が少し抜けていますので、実際には急に増えたわけではないのですけれども、そういう傾向が見られます。そういう人たちにこの町を選んでもらう一つの考え方として、やはり子育てと教育の充実、少なくとも中学校までの間はこの町に住んだほうがいいのではないか。環境も豊かだし、人との結びつきもいいし、学校も充実しているということは、条件としてつくっておくべきなのだろう。また、近隣の市町には、私立高校も含めてですけれども、大学等を見据えた中での学力を培うための高校等もありますので、そういうところに望めば行けるような
教育環境というのはまちづくりにとってぜひ必要だろうというふうに思っておりますので、
GIGAスクールも含めてですけれども、できるだけ早く実現をしていきたいなというふうに考えています。 以上です。
○
橋場倖男議長 これをもって
一般質問を終わります。
△散会の宣告
○
橋場倖男議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 (正 午)...