美里町議会 > 2011-09-20 >
09月20日-委員長報告・討論・採決-04号

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  1. 美里町議会 2011-09-20
    09月20日-委員長報告・討論・採決-04号


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    最終取得日: 2021-05-04
    平成23年  9月 定例会(第3回)             平成23年第3回美里町議会定例会議事日程第4号                           9月20日午後5時30分開議    開  議                                            議事日程の報告                                     第 1 第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について                第 2 第13号議案 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算認定について          第 3 第14号議案 平成22年度美里町老人保健特別会計決算認定について            第 4 第15号議案 平成22年度美里町住宅資金貸付事業特別会計決算認定について        第 5 第16号議案 平成22年度美里町下水道事業特別会計決算認定について           第 6 第17号議案 平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定について      第 7 第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算認定について            第 8 第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算認定について         第 9 第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について              出席議員 12名    1番   大  島  輝  雄  議員     2番   田  端  恵 美 子  議員    3番   橋  場  倖  男  議員     5番   中  嶋  敬  子  議員    6番   櫻  沢  克  幸  議員     7番   柳  瀬  忠  作  議員    8番   岡  田  和  己  議員     9番   原  田  敏  夫  議員   10番   角  田  朝  枝  議員    11番   根  本  孝  代  議員   12番   笹  井     均  議員    13番   清  水  貞  夫  議員欠席議員 なし説明のため出席した者   町    長   原  田  信  次     副  町  長   田  島  省  二   参  事  兼   田  島  尚  男     総 務 課 長   清  水  美  廣   総合政策課長   税 務 課 長   中  兼  勝  美     住民福祉課長   三  澤  隆  司   保険健康課長   徳  世  孝  夫     農林商工課長   江  黒  敏  憲   建設環境課長   細  田  英  之     上下水道課長   島  村  和  幸   会計管理者兼   岡  本  幸  男     教  育  長   高  橋  敏  夫   会 計 課 長   学校教育課長   飯  島     一     生涯学習課長   加  藤  克  幸   農 業 委員会   江  黒  敏  憲   事 務 局 長                                     事務局職員出席者   事 務 局 長   遠  藤  則  昭     事 務 局主任   井  田  美 智 子 △開議の宣告                                        (午後5時30分) ○清水貞夫議長 皆さん、こんばんは。ただいまの出席議員は12名です。定足数に達したので、議会が成立いたしました。  直ちに本日の会議を開きます。 △議事日程の報告 ○清水貞夫議長 事務局長をして議事日程の朗読をいたさせます。  事務局長。          〔事務局長朗読〕 △第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について~第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について ○清水貞夫議長 日程第1、第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定についてから日程第9、第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定についてまでは、決算特別委員会並びに各所管の常任委員会に付託中の議案であります。以上の9議案を一括議題といたします。  各委員長より委員長報告書が提出されております。最初に、決算特別委員会委員長より、第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  決算特別委員会委員長橋場倖男議員。          〔橋場倖男決算特別委員長登壇〕 ◎橋場倖男決算特別委員長 報告いたします。  決算特別委員会委員長報告。第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について、その審査の経過と結果について報告いたします。  1、事件名。第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について。  2、事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書。  3、審査の経過。9月1日、町長の行政報告並びに監査委員の決算審査の結果報告を踏まえ、質疑に入った後、決算特別委員会の中の分科会を9月6日、7日、8日の3日間開催いたしました。  所管課長より決算内容について詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った各分科会の審査報告を20日に受けて、当委員会の結論を得ました。  4、決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、賛成多数による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  美里町議会決算特別委員会委員長、橋場倖男。  以上です。 ○清水貞夫議長 ただいまの委員長報告に対しての質疑は省略させていただきます。  これより討論に入ります。討論ありませんか。          〔「反対です」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 反対討論から許します。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 平成22年度美里町一般会計決算に反対いたします。  3月11日に日本を襲った東日本大震災は、地震と大津波によって大勢の人たちが犠牲になりました。それに加えて、福島県の原発の故障は、半年もたつのに修復せず、ふるさとを離れて避難をして、いつ帰れるかわからない人たちがたくさんいます。想定外と言いますが、地震国の日本に54基もの原発があることこそがおかしいことであり、もうかることなら国民の命のことなど考えずに来た自民党や公明党の政治のツケが公約破りの民主党によって隠し切れなくなってきました。それは2年間に3人もの首相が入れかわるということでも実証できるのではないでしょうか。国民は何しろ政治を変えたかったのです。  2大政党の夢も変わっているところはなく、同じか、もっと悪いかを競っているような状況です。そんな中で、美里町一般会計決算は、町税や法人税が減額になり、収入未済額が多額になりました。不納欠損もふえて、これからの美里町の先が見えません。国の補助金を利用しての中学校建設や各小学校の耐震改修、役場庁舎の改修などありますが、学校教育も社会教育も人権教育に名をかりた同和事業を打ち切ることができません。学校人権教育は、1団体への学習会に教師が参加したり、部落解放同盟の総会や旗開きに教師を参加させています。学校同和教育と言っていたときと中身は何ら変わりません。ボランティア相談員さんが各小学校にいたのに、1人になって、さわやか相談員さんの補助員になってしまいました。保護者や子どもたちと学校をつなぐ役割をできているのでしょうか、心配です。社会教育は、そのほとんどが人権教育、同和教育と言っても過言ではありません。お金の使い方も変わりません。集会所の浄化槽、電話代からテレビ代まで町負担です。公民館でできる事業を集会所事業にしなければならないのでしょうか。解放子ども会は教師も参加しての取り組みです。なぜ特別にお金をかけたり、差別があるとして特別な取り組みをしなければならないのでしょうか。  税収は国の政策のまずさもありますが、仕事を失ったり、退職世代がふえての税収です。美里町の根幹である農業も観光果樹園もいまいち生かされず、低迷しています。ブルーベリーはジュースやジャム、ソースへと品物はふえてはいますが、加工場があるわけではなく、農家の人たちが個々の努力をしています。公営の加工場があれば、雇用の希望も持てて、若い人も育つのではないでしょうか。  町民祭もコミュニティまつり公民館まつりも一緒の取り組みになったので、コスモスまつりなどの地域の人たちの邪魔になっていないでしょうか。22年度は台風の影響で中止になってしまいました。お祭りがみんな中止になってしまい、そのために準備してきた人たちは1年の楽しみがなくなってしまいました。  図書館はまだまだ蔵書数が足らず、専門的に調べ物をしたいときなどは、分野別の本がなくて、できないと聞きます。ほかの図書館を見に行ったりして、研究する必要があるのではないでしょうか。  美里町は「埼玉の飛鳥」と呼ばれています。遺跡がたくさん出ています。昔の人がどんな暮らしをしていたのかを想像するだけでロマンを感じます。遺跡の森総合公園もあり、スポーツを楽しみ、遺跡の森館では、歌や映画など楽しめます。もっと町おこしに使うことはできないでしょうか。  学校給食は自校方式でつくる人の顔が見えて、理想ですが、正職の調理員さんがあと1人になり、全員が派遣の調理員さんになります。まだ元正職だった人がいる間はいいものの、全くいなくなったら大変になるのではないでしょうか。派遣会社に払うのも、基準の単価ではなく、安ければいいのだそうです。働いている人たちがどんな人で、どんな労働条件で働いているか、町には関係ありません。子どもの命に町が責任を持っていません。  奨学金はこんな大変なときなのに、借りている人がふえません。思い切って枠を広げることはできないでしょうか。  以上、税金がすべての町民に十分使われていない決算であり、反対といたします。 ○清水貞夫議長 ほかにありませんか。  1番、大島輝雄議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆1番(大島輝雄議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆1番(大島輝雄議員) 議員番号1番、大島輝雄です。第12号議案 平成22年度美里町一般会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論を行います。  決算認定の審査に当たり、予算執行が目的達成に向け適正かつ効果的になされたか、それによりどのような行政効果があったかなどに着目しました。アメリカの金融危機に端を発した経済情勢の悪化が回復軌道に乗らず、デフレ状態が続き、雇用の環境が厳しく、所得も改善されない状況が続いております。  政権交代により誕生した民主党政権下で3月11日に発生した大地震、津波、そして福島第一原子力発電所の放射能問題に対しての政府の対応等が取りざたされておりますが、震災対策については、長い期間がかかると思われます。また、子ども手当等についても、3党合意により、一応の方向性が示されております。  こうした経済状況の中、町でも町民税、法人税を中心とした町税の落ち込みが懸念されるところであります。地方交付税各種交付金も減少し、町の財政は引き続き厳しい状況にあります。行財政基盤の強化に向け、事務事業の見直し、職員の定数管理及び給与の適正化、単独普通建設事業費の抑制に引き続き取り組んでおります。  主な事業の実施状況ですが、地域活性化経済危機対策臨時交付金を活用した施設整備などを実施するとともに、安全・安心な学校づくり交付金による美里中学校校舎改築工事体育館耐震補強工事緊急雇用創出基金による道路改良、舗装修繕、調査測量に取り組みました。  児童福祉関係では、赤ちゃんの駅設置やインフルエンザの予防対策として、加湿空気清浄機の導入、保健健康関係では、ワクチン接種や妊婦健診の拡充、諸施策の実施にも取り組んでおります。  平成22年度の普通会計決算の歳入は60億9,833万1,000円、歳出は55億7,906万円で、前年度に比べ歳入は8億9,620万7,000円、17.2%増、歳出は11億5,767万1,000円、26.2%増となっています。歳入の主な前年度に対する増減内容は、地域活性化公共投資臨時交付金や安全・安心な学校づくり交付金等による国庫支出金4億1,695万円の増や地方債4億7,954万5,000円の増、町税2億5,107万3,000円の減、普通交付税1億3,387万1,000円の減、ゴルフ場利用税交付金などの各種交付金3,420万9,000円の減などであります。  また、歳出の主な増減内容は、臨時交付金を活用した道路や施設整備、小学校の耐震補強工事などの普通建設事業費11億3,811万6,000円の増、扶助費の増1億3,399万9,000円、特別会計などへの繰出金7,812万1,000円の増、補助費等で補助金、負担金など補助金等2億1,765万6,000円減、人件費3,049万7,000円の減などであります。経常収支比率は85.1%と、前年度に比べて急激に増加し、13.8%の増となっておりますが、財政の健全化に向け実施事業の選択、既存事業の見直しを行うなど、さらに取り組んでいく必要があり、町民が安全で安心して暮らせる町の実現のため、住民ニーズを的確に把握することが重要であると考えます。明るく豊かで活力あるまちづくりを目指すとともに、執行者のさらなる努力を期待し、平成22年度一般会計歳入歳出決算認定に賛成討論といたします。 ○清水貞夫議長 他にありませんか。  12番、笹井均議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆12番(笹井均議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論を許します。 ◆12番(笹井均議員) 第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について、反対の討論をいたします。  政府・与党の社会保障改革検討本部が6月30日に決定した社会保障・税一体改革案では、社会保障財源に充てることを口実に、2010年代半ばにまで段階的に消費税を10%にまで引き上げることを明記しました。しかし、この案は医療費のさらなる負担増、年金支給開始年齢の引き上げ、生活保護制度の支給額の見直しなどの大改悪がその内容となっています。これでは社会保障の拡充どころか、終わってみれば社会保障の大改悪と消費税の増税だけが残ることになりかねません。  震災を口実にした大企業による新たな派遣切り、非正規切り、賃下げが被災地のみならず、全国各地で広がっています。復興財源を名目に国家公務員の給与を10%削減するという無法な攻撃は、現行法も人事院勧告も無視した全く道理のないものであります。同時に、公務員攻撃が国民全体に対する攻撃であることは明白です。これまでもアメリカ言いなりの新自由主義、構造改革によって、大企業の大もうけだけを応援し、庶民の暮らしを痛め、社会保障の切り捨てや増税が庶民に押しつけられてきました。大企業、大資産家には大減税が進められました。地方自治体には地方分権と言いながら、小さい自治体をつぶし、地方自治を縮小する合併を推進し、土木、福祉や教育の予算と補助金の削減をし、地方自治体と国民負担を増大させ、国の財政と町民生活を圧迫しています。そうしたときに、地方自治の本旨である農業を守り、発展させ、中小企業や商店が安心して仕事ができ、暮らしと生活を守り、町民の福祉の向上と健康で心豊かな町民生活を守ることが町の仕事ですが、22年度決算はそうした施策が不十分であり、昨年同様に監査委員さんから税の収納率の向上に対しては、なお一層の努力を要望するものであるとの指摘がされている決算であることを最初に指摘をしておきます。  本決算は、町税が予算現額18億8,461万5,000円に対し、収入済額20億7,860万8,336円と、20億円を超えたものの、前年度比22億5,107万3,000円、10.8%減となりました。当初予算額は40億5,612万8,000円でしたが、予算現額61億8,162万9,000円、歳入では60億9,891万8,000円となり、歳出は55億7,494万9,902円となりました。財政が厳しいと言いながら、20億も増額をし、不用額が1億5,555万3,098円であり、歳入歳出差額が5億1,896万8,447円は適当な執行と言えないものであります。  具体的に何点か指摘をしておきます。町長・議長交際費は、昨年の不用額を考慮せず予算を確保したため、昨年同様に不用額を計上しております。  職員の福利厚生費は、職員の生活の向上を図り、意欲を持って職務に専念できる体制を確保しなければならないと言いながら、健康診断と部活動補助しか執行せず、休暇の取得も平均7.8日と少ないものであり、福利厚生を軽視したものです。  また、定員管理に当たっては、退職による原因を考慮しながら、美里町定員適正化計画で進める目標値に向けた定員管理を行っていくと言いながら、臨時職員の採用で賄ったり、安ければ安いと言って、人材派遣会社から派遣の職員を採用し、有給休暇もとりにくい状況で、働くルールを踏みにじる結果になっています。  事業費で1,368万8,937円と多額の不用額と7,133万7,000円の繰越明許費を計上し、計画どおりの事業が実施できませんでした。  今後の住宅政策も持たないまま、今ある町営住宅を撤去してしまいました。  環境対策も不法投棄を防止したり、地域環境を守ることは重要な事業ですが、環境衛生委員さんや区長任せで、町の指針がありません。環境対策は、不法投棄を防止したり、地域環境を守ることであり、重要な事業であります。  情報公開審査会や審議会、オンブズマン制度は、制度をつくっただけで有効な活用がされず、開かれた町政を実現できませんでした。  消防費では、防災対策の重要性が言われていますが、避難所の耐震対策もなく、自治防災組織も育成されず、住民の生命と財産を守るための美里町地域防災計画に基づく計画が、計画的な施策がありませんでした。  人権政策は、同和対策事業の名称を人権政策と変更しただけで、同和対策事業を続けています。近隣の市町村は事業を廃止しているにもかかわらず、本町では差別や偏見が日常生活の中に根強くあると言って解決の展望を持たず、集会所事業や同和教育など従来の事業を継続し、人権対策ではなく、解放同盟対策を行っているものであります。また、解放同盟が主催する事業に職員を派遣しています。生活相談員さんは法的根拠もない対象地区を対象に行っております。特別法が廃止されており、一般対策によって行うべきものであります。組織人員30人の解放同盟の補助金360万円と多額であり、解放同盟は補助金を山分けし、活動費や行動費すべてを補助金で賄っています。これは解放同盟の運動方針にも掲げてあるように、行政には同和問題を解決する責任があるとして、補助金で運営することを当然であるとの認識によるものであり、行政がそれに従っているものと言わざるを得ません。  不用額には賃金、旅費などを初め前年度決算で指摘した不要な予算が計上され、不用額を出すなど当初予算が適切な計上でなかったものであります。  防災対策は、住民の生命と財産を守る重要な施策ですが、消防費で防火水槽の修繕はありますが、新設はなく、消防ホースや標識と消火栓設置や非常食の備蓄の費用は執行しましたが、避難所の耐震対策もなく、自治防災組織も育成されず、住民の生命と財産を守るためのものがありませんでした。  衛生関係では、クリーン美里などの実施で、町内清掃の運動が定着してきましたが、不法投棄や産業廃棄物が含まれていると言われる残土の山積み放置など問題が多くあると指摘をしてきましたが、解決しませんでした。多額の繰越金を計上し、不用額には前年度の予算等々の指摘を無視したものであります。衛生費は、地域環境整備を進め、住民の健康を守る上で大切な費用ですが、不用額を多額に計上し、各種検診を充実させ、住民の命と健康を守る施策になっていません。  農林水産業関係でも、不用額を多額に出しております。農林振興を進めるために、生産性の高い産地づくりの推進と農産物の供給基地としての確立に取り組むことです。そして、遊休農地の解消に向けて農地の流動化対策を講じ、次代の担い手を確保し、食料の安定供給を図っていくことがますます重要な課題でありますが、本町の経営形態の主要である家族経営や中小農家を切り捨てる国の政策をそのまま進めた結果、農業経営に展望が見えて後継者がふえるような農業施策ができませんでした。観光果樹園関係では、果樹の出荷が本格化している観光農園は、29から31農園が開園しましたが、来園者6,268人、市場出荷の販売数量と販売金額は、前年度より減少しております。作付したままで手入れのされていない圃場や、つぶされている圃場が見受けられるようになっており、販売、加工、観光に対する施策ができませんでした。農地違反転用の解消ができませんでした。1万7,854平米、8件もあります。荒廃農地管理委託料も未執行であり、農地を守る施策が不十分です。原田町長の農業施策が見えていないものであります。  教育関係では、児童生徒の個性を伸ばし、生きる力を育成するため、豊かな人間性をはぐくむ心の教育が必要ですが、ゆとりのないテストを目的とした教育で、生徒間、学校間で競争をあおる結果となりました。  生涯学習は、充実した人生を築く生涯学習社会を構築し、すべての町民が健康で生きがいのある生活をする上で大切な事業ですが、生涯学習推進委員さんも公民館運営審議委員さんもこの間廃止をして、社会教育委員会一本にしましたが、生涯学習振興のための環境整備や町民の多様な学習機会の充実をすることはできませんでした。町民にも理解されない同和事業を実施し、学校の中に解放同盟の方針を持ち込み、学校人権教育推進協議会から教師が町の補助金で運営している解放同盟の旗開きや研修会に参加するための負担金が出されております。集会所事業には多額の予算を使い、解放子ども会の行事に教師が参加をしています。行事参加者には特別に傷害保険を掛けたり、講師を費用をかけて呼んだり、特別な事業を実施しております。教育費で4,689万3,955円と多額の不用額を出しておりますが、これだけ費用があれば、学校の環境整備や学習意欲を向上させる施策ができるものであります。  学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ児童生徒の食に関する正しい理解と判断力を養う上で、重要な役割を果たすものであると言っておりますが、学校給食調理員さんの委託化が進み、費用が安いからといって、派遣社員に移行しようとしております。子どもたちの給食に町が責任を持たないものであります。  図書館事業ですが、図書館業務協力員2名で実施をし、図書代も149万2,709円で、貸し出し人数、貸し出しも冊数とも減少しています。図書館については、資料と施設を提供するということから、蔵書の整備に努めたと言っていますが、資料と施設を提供するだけで、図書館にふさわしい図書の充実を図り、知的文化の発展、発信拠点として、情報化社会に対応できる図書館サービスの充実に努める事業ができるような人員配置と蔵書が必要と指摘してきましたが、できませんでした。  総合公園事業では、利用する当てのない臨時駐車場用地借用料29万8,093円支払っています。遺跡の森館事業も各施設とも利用者が減少し、有効活用をできませんでした。  以上、不要で見直すべきところを改善し、必要なところに予算と人材を配置して、町民が安心・安全に暮らせるまちづくりを進めることを要望して、本案に反対討論といたします。 ○清水貞夫議長 他にありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕
    清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第12号議案 平成22年度美里町一般会計決算認定について、本案に対する決算特別委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、文教民生経済常任委員会委員長より、第13号議案 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。          〔櫻沢克幸文教民生経済常任委員長登壇〕 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 それでは、第13号議案 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算認定についてご報告いたします。  事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書決算附属資料中実質収支に関する調書、決算附属資料中財産に関する調書。  審査の経過。当委員会は、9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行いました。  主な質疑内容を報告を申し上げます。出席委員は6名でありまして、説明及び記録のために出席した方々は原田町長、田島副町長、徳世課長、持田主幹、原田主査であります。  主な内容は、国保税不納欠損金額244万1,900円の内容についてどのようなものか、また収納未済額7,091万2,181円の実態はどのようになっているのかお聞かせくださいということで、課長答弁は、不納欠損の内容は、財産調査を行っても、差し押さえる財産がない。居所不明者、生活困窮者等の16件であり、国税徴収法等の法律に基づき対応したところで、収納済みの実態は、休日を含む臨宅徴収や短期保険証の更新時に納税相談の機会を設けて、少しでも滞納を減らすよう努力しています。収納未済額を減少させる最終的な手段としては、税務課と連携して資格証明書の発行や財産差し押え等を視野に入れなければならないと考えていると。  また、人間ドックの申請件数についてお聞きします。答弁では、申請件数は47件であり、申請がふえるよう今後もPRしていきたいと。  また、レセプト点検の効果はどれくらいあったのか。成果として1,350万9,000円の費用対効果を生んでいると。  平成21年度において短期保険証の交付は75人程度であったが、うち13人の方と接触できなかったと聞いているが、心配している。その後その内容を聞きたい。短期保険証の交付にかかわる呼び出しは、納税相談の機会をふやす目的で実施しており、日曜日を含む9月下旬及び3月下旬に実施している。接触できなかった方については、最終的に郵送したところであると。  また、保険給付費の不用額が3,083万6,061円あるが、説明をお聞きしたい。答弁といたしまして、保険給付費の支出済額8億3,762万6,939円を12カ月で割り、1カ月当たりの金額を算出すると約7,000万円であります。したがいまして、不用額は半月未満の金額となりますので、ご理解をお願いしたいというご回答でありました。  また、特定健診の受診率が50%に届かない。以前は町民だれでも受診できたが、現在社保加入者は受けられない。理由をお聞かせください。答弁といたしまして、平成19年度までは市町村が責任を持って実施していたが、平成20年度からは保険者と町国保が主体となって実施しているためです。受診率は36.6%であり、前年比で若干伸びていると。  また、国保に加入している農業及び自営業の方々は、一般会計から国保特別会計に繰り入れがあり、優遇されているにもかかわらず、滞納や不納欠損がある。国保に加入していない町民への説明をしていただきたい。また、今後の国保財政について見通しをお聞かせください。答弁といたしまして、納付率100%は非常に厳しいが、滞納者や不納欠損が出ないよう税務課と連携して収納業務に努めていきたい。  また、はり・きゅうは国保に該当するのか。答弁といたしましては、療養費に該当します。しかしながら、美里町においては、はり・きゅうの請求は近年請求がありません。療養費で申請が多いのは、柔道整復であります。  以上のような内容であります。  決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸。  以上のとおりであります。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  12番、笹井均議員。 ◆12番(笹井均議員) 何点かお尋ねをいたします。  国保の財源は、税収でありますけれども、収納率がこの間下がり続けているという現状があります。現年度分でも若干下がるということで、調定額に対する収納額ということでありますので、滞納者がふえているということになろうかと思います。収納対策としてご審議をされたということでありますけれども、収納未済が7,091万、それから不納欠損が244万ということで出されているということで、先ほどのご報告の中で収納率向上のために資格証明書を発行も検討しなければならないという方向をご承認されたということなのですけれども、資格証明書は保険証を取り上げるということで、医者にかかるにも全額払わなければいけないということで、医者にかかる権利、また命を守るという、そういう町の使命を放棄するということになるかというふうに思います。町が主体である国民健康保険加入世帯の世帯員が安心して医者にかかれる制度にすべきだというふうに思いますけれども、そういった点でのご審議はされたのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。  また、不納欠損処分については、法に基づいて適切に執行されたという報告がありました。居所不明ということで、居所がわからないという方がおられるというのですけれども、常時監視をしているわけではないわけですけれども、町に籍があれば当然その方には納税の義務が発するということで、その時点も含めて適切な対応がされていれば、こうした収納未済や不納欠損等に至らないのではないかというふうに思いますけれども、そうした手続や対策等々はとられてきたということでご審議をされたのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、現実に短期保険証の発行がされているということで、55世帯というふうに総括の中ではお聞きしたような気がするのですが、短期保険証につきましても、収納率向上の一環だというふうに言われておりますけれども、いろいろなところで保険証が発行、普通に使えるわけですけれども、半分、期限つきの発行ということで、人権の侵害になるのではないかというようなこともご指摘をしてきたのですけれども、短期保険証の発行についても是非についてご審議をされたのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、特定健康診査の関係で、100%というのは難しい。受診率が36.6%ということで、近隣の市町村から比べてもいいほうだというようなお話がありました。特定健診につきましては、検査項目の充実を含め、町民が健康で安心して暮らせるというような意味で、受診率の向上を図るということが必要だろうというふうに思いますが、それらの対策が十分にされた決算というふうに認定をされたのかどうか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  それから、国保の事業として実施をされている人間ドックの関係ですけれども、47人、117万5,000円ということで予算執行がされております。多くの方が人間ドックを受けていただく、それが早期発見、早期治療ということで、医療費の軽減にもなるというふうにご指摘をしてきたのですけれども、人間ドックを多くの方に受けていただく、そういう対策もされてきたのかどうか、そのことについてどのように審議をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 笹井議員さんにお答えしたいと思います。  非常にこの国民健康保険に関しては、皆保険体制の基盤をなす制度として、地域住民の医療の確保と保健の保持増進という重要な役割を担っている。半世紀に及んでいるわけですけれども、今後さらに高齢化の進展と、また医療制度の抜本的な改革ということで、老人保健制度にかわり、長寿、後期高齢者医療制度が制定され、75歳以上の被保険者は新しい制度に移行したわけです。また同時に、65歳以上74歳の被保険者は前期高齢者として保険者、国保被用者保険間で費用負担の調整を行う制度を創設し、退職者医療制度は、平成26年度までの経過措置を残して、その後廃止となる予定だということであります。非常にこの国民健康保険自体がこの地域でやるということが非常に厳しいと言われている中で、今、笹井議員が言われた収納率が減少しているということで、特に滞納者対策ということで、非常に課長以下奮闘しているようであります。  また、その先ほどご報告した中で、非常にその滞納者対策ということで、最終的な手段というのは税務課との連携ということで、資格証明書の発行や財産の差し押さえ等を視野に入れるということをしていますが、現実には非常に厳しいことは今のところ手段をとっていないという報告を受けています。  また、非常にこの経済状況は厳しい中で、さらに滞納者対策を強化していかなければ、この問題はどうしてもふえていくというような審議の内容でありました。連携して特にこれから強化してまいりたいと。それと並行して強化、厳しい対策をとらなければならないということになると、先ほどの証明書だとかの問題に発展してしまうので、非常に人命、命を守るという考え方からすると、個人的には相反するものがあるのだなというふうに審議をして聞いておりました。そういう質問もございました。ぜひ不納欠損に対しては、居住者不明等の対応をさらに郵送、また手続等を強化していくというご回答でありました。  また、55人の短期保険証についてでありますが、やはり短期保険証というのは、非常にある面では滞納3カ月とか、一つの規定の中でやるわけですが、できればこういうものはないほうがいいに決まっています。しかし、税金を納める条件的な考え方をすると、先ほどご報告したように、国民健康保険に加入している人たちは約3分の1、そのほかの厚生年金や共済年金の人たちが助成しているわけです。そうすると平等性の面において果たしてどうなのだろうかという審議がございました。また、報告が説明がございました。そういう中での考え方というものを考えた中で認定した次第です。  また、特定健康診査の36.6%については、担当課長も広報紙、PR等を大変努力をしてPRしているのだけれども、なかなか目標の60%の大目標にいかないと。しかし、近隣の市町の中ではいいほうだというような答弁がございまして、そのような審議をしましたけれども、なおかつさらなる努力をしてくれというお話は申し入れをした次第です。ただし、現状では認定した次第でございます。  また、人間ドックの47人、117万5,000円の執行でございます。確かに人間ドックをたくさんの方に受診してもらうということは非常に大事なことでありまして、その件に関しては先ほど報告したとおりであります。  以上です。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。  12番、笹井均議員。 ◆12番(笹井均議員) 収納率の関係と保険証の取り上げ、資格証明書の発行等々について個人的にも相反するものがあるというお答えがありました。適切な執行という意味では、担税能力がある方、そういう方に対してはきちっと納めていただくという努力をする一方、負担能力がない方々に対する減免措置や、そういったものも適切にすることによって不納欠損にならず、また収納未済にもならないというような方もふえてくるのではないかというふうに思います。年々高齢化していく中で、核家族化もしています。お年寄り世帯だけの世帯等々もふえてきます。また、若者にしても、ワーキングプアと言われる所得が200万円以下の人たちがふえていると、社会問題にもなっております。そうした人たちが社会保険にも入れない、そういう状況に置かれる中で、国民健康保険が受け皿にならざるを得ない。そうしますと、結局収入や所得が少なくなる方々がふえてくるわけです。国保の構造的な宿命ともいう状況があるわけですけれども、本来これは国の責任で国民の健康を守らなければいけないということで、国や県、市町村の責任も明確にしている国民健康保険法に基づいて実施をされているわけであります。ですから、当然被用者等の負担も必要ですけれども、町が責任を持って町民の健康を守る、命を守るという施策がされなければならないものだというふうに思うのですが、そういった点で考えると、短期保険証や資格証明書を発行する。これでなければ収納率の向上にはつながらないという短絡的な話にはならないのだろうというふうに思います。町民の健康状況、また生活状況、所得状況、そういったものをきちっと把握する中で適正な対応をする必要があるのではないかというふうに思いますけれども、そうした審議はされたのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、人間ドックの助成についても、町の人間ドックの助成制度というのは、非常に皆さん、住民にとっては優遇されている制度だなというふうに私は感じています。そうしたことも含めて多くの方が健康意識を持っていただく。健康大学等々も実施するような話も聞いておりますが、そうした住民に対する健康意識を持っていただく、そういう啓発も進める必要があるのではないかということで、運営協議会等々でも話をしているところなのですけれども、自主的にそうした対応がされない。大いにアピールする人間ドックや特定健診等々を受診する、そのことの意義をアピールする場所はたくさんあるのではないかというふうに思いますが、そうしたことがされてこなかったのではないかというふうに思います。いきいき対策事業や、お年寄りが集まる場所、また若者が集まる場所、そういう会議等々についても大いに自分たちの健康を守っていく、その町の施策について提案していくべきではなかったかというふうに思いますけれども、そうした審議は行ったのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 笹井議員に2度目の質問をいただきました。確かに大震災で日本の約二十数%の経済、財産が失われ、また多くの生命、財産が失われたわけであります。確かにこれからの復旧・復興については、5年、10年、何十年かかるかもしれませんし、なおかつ原発事故の収束が完了を見ない、こういう大きな状態の経済状況の中で、若者たちが200万以下の所得であえいでいる。この姿は現実に私も見ています。大変な状況がますますこれから生まれるのであろう、ふえるのであろうという考え方とともに、先ほど笹井議員が言われましたように、少子高齢化というものが早急に迫っている。美里町も24.3%の高齢化率ということの中で、その対応をしているのは事実であります。そして、この弱者救済、弱いものを助ける、これは行政の基本です。私たちもそのことは決して曲げることはできません。ですから、そういう中での議論をしたつもりでおります。その中でのやむを得ずある面では苦渋の選択の認定の部分もあったと思います。そういう中でご理解をいただきたいと。  また、短期保険証についても非常に角田委員からも大変貴重な質疑がなされたわけです。その部分が1つはあるのですけれども、最終的な手段として、資格証明書を発行すると、保険健康課長より発言があったけれども、何とか発行しないでほしいと強い要請があったわけです。しかし、課長答弁の中では、最悪の場合という条件をつけて発言をされています。ルールというものがやはりそこに、保険者としては仕方のないルールがあるのだと、やっぱりそこをどのように考えるかということはこれからの税務課サイドとして考えながら、連携しながら、税務課との考え方をしながら差し押さえを執行することというのは、どうしても最終的なそういう手段を選ばなければならないだろうと、これが公平、税を納める立場の考え方であろうという形の中で認定をしたわけで、善良な納税者との不公平感の解消はできないというような考え方が一部当然ありますけれども、税の平等性、それから公平性ということを考えた質疑、答弁であったので、認定した次第です。  また、人間ドック助成制度については、大変すばらしい制度であります。美里町でも117万5,000円もの執行措置をしているわけで、ぜひ我々もそういうものを受けさせていただきたいと思っている一人でありますけれども、広報紙だとか、ホームページだとか、また今、月に1回出している、中間的に出している連絡ノートというのですか、連絡票というのですか、ああいうものにも検討して、なるべく広く町民の皆さんに広報していくという回答を得ているわけであります。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  反対ですか、賛成ですか。          〔「反対です」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 反対討論から許します。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算に反対いたします。  国民皆保険は、国民が安心してかかれる医療保険として生まれました。その多くは、農家の人や商売をしている人たちが入っています。最近は、退職者や失業者が入ってきています。不納欠損244万1,900円、収入未済が7,091万2,181円、収納率94.2%、収入未済が昨年より大分ふえています。未収対策で短期保険証を発行しています。短期保険証の発行は、22年度は55通です。導入してから毎年70とか80通でした。全員とは会えなかったけれども、保険証は全員に渡しました。滞納している人のことをよく調べて当たっていくことが必要です。本当に払えない人もいるはずです。減免の基準もつくり、相談に来られるようにするべきです。きちんと集金できていれば、保険料の値上げなど考えなくて済むのです。  憲法25条では、生存権、国の社会的使命として、「1、すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2、国はすべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」とあります。そうなっていない国民健康保険であり、反対といたします。 ○清水貞夫議長 他にありませんか。  11番、根本孝代議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆11番(根本孝代議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆11番(根本孝代議員) 第13号議案 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算認定について、賛成の討論をいたします。  国民皆保険制度の基盤をなす制度として定着している国民健康保険は、地域住民の医療の確保と健康の保持増進という重要な役割を担っております。今後さらに高齢化の進展により、高齢者医療費の増加が見込まれます。また、疾病の多様化、医療技術の高度化、また保険税負担力の低下等に伴い、国保財政の見通しは極めて厳しい状況であります。経営基盤が不安定な状態にあるため、一般会計からの繰り入れを余儀なくしています。医療費全体では1.6%の増でありましたが、今後も疾病の多様化、医療技術の高度化に伴い、医療費の増加が見込まれます。国保財政の見通しは極めて厳しい状況でありますが、保健事業の取り組みを初め保険者のたゆみない努力、姿勢が見られますので、適切な決算であると申し上げまして、平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算についての賛成討論といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第13号議案 平成22年度美里町国民健康保険特別会計決算認定について、本案に対する文教民生経済常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、文教民生経済常任委員会委員長より、第14号議案 平成22年度美里町老人保健特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。          〔櫻沢克幸文教民生経済常任委員長登壇〕 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 それでは、事件名、第14議案 平成22年度美里町老人保健特別会計決算認定についてご報告いたします。  事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書決算附属資料中実質収支に関する調書。  審査の経過。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行いました。出席委員は6人全員でありました。質疑に対してはありませんでした。これは平成20年4月より後期高齢者医療保険のほうに移行した保険でございまして、3年間請求が生きているということで、22年度に制度が廃止されたものでございます。  決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、全員の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸。  以上のとおりであります。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 質疑の発言がありませんので、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 討論の発言がありませんので、討論終結いたします。  第14号議案 平成22年度美里町老人保健特別会計決算認定について、本案に対する文教民生経済常任委員会委員長の報告は原案認定であります。  本案は委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立全員であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  それでは、ここで暫時休憩したいと思います。では50分から再開したいと思います。          休憩 午後6時38分          再開 午後6時50分 ○清水貞夫議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。  大島議員から早退の申し出がありましたので、報告いたします。よろしくお願いします。  引き続き、総務建設常任委員会委員長より第15号議案 平成22年度美里町宅資金貸付事業特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員。          〔橋場倖男総務建設常任委員長登壇〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 それでは、1、事件名。第15号議案 平成22年度美里町住宅資金貸付事業特別会計決算認定について。  2、事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書。  3、審査の経過。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った。  審議内容。9月8日2時3分から協議会室で行いました。出席議員は6名でございました。参加していだいたのは、町長と副町長、総務課長、人権担当、中島主査でございます。  それで、審議の内容といたしましては、歳入予算の部分で、予算現額と調定額に多額の差異があるということで、滞納されている方々の状況、また保証人や解放同盟のかかわりについて説明してほしいと、ずさんな貸し付けではないかということにつきましては、適正な予算ではないのではと指摘ですが、返済の実績を判断する中で、予算編成をしたところでございます。回収に当たっては、臨宅徴収や督促状を継続して送付したりしております。本人や運動団体の直接のかかわりは言い出せませんが、生活相談員には協力をお願いしているということでございます。また、まだ未納者2名の残金がどのぐらいかということで、金額とすると元利合計で182万9,904円の方と546万5,882円の方でございます。また、滞納者8名のうち一番少ない方は202万4,645円の方でございます。逆に一番多い人は546万3,040円、収納の努力を今後もしていくということでございます。また、この事業も国の償還は平成29年で終了してしまいますが、それまで継続して最後まで収納に向かっていきたいということでございました。  それで、反対討論が笹井委員からございました。賛成討論が岡田委員からありました。  4番、決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成によるでございます。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定しましたので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 今、委員長の報告によると、いろんな努力をされてきているのだなとわかりました。でも、何点かお尋ねいたします。  その先ほどの努力ですけれども、毎月取りに行っているのだとか、電話をして話に行っているとか、いろいろあったりすると思うのですけれども、どのような努力をしているのかお聞かせください。現在何人の人が借りているのか。さっき報告があったのは、2人の方の滞納の分かなというふうに思うのですけれども、滞納している方がもうちょっといるような気がするのですけれども、そのこともあわせてお聞かせください。  それで、運動団体には関係ないけれども、生活相談員の方にはお願いしているというようなことなのですけれども、その辺は集金とかしてきていただいているのかどうか、その辺もお聞かせください。  以上です。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 努力をどのようにしているかということですけれども、この事業につきましては、先ほども努力というのは回収かなということだと私は思っております。それに関しましては、先ほども申し上げましたけれども、督促状や臨宅徴収、おうちのほうまでお伺いして、お返ししていただきたいというようなことで動いている。これもお金ですので、取りに行くほうも、返済するまでの時期的にはあるとは思うのですけれども、本当に毎月毎月一生懸命徴収に向けてやっているのかなと思っています。  また、何人いるのかなというあれですけれども、今8名が返還はしていて、先ほど私がちょっと言葉足りなかったのですけれども、2名の方というのは、ちょっと未納になっていたということでございまして、8名の方は多少なりとも生活しながら一生懸命返還に向けて取り組んでいるということでございます。  また、運動団体の方で生活相談員かな、生活相談員の方にでも努力をお願いしているところでございます。ずさんな貸し付けの指摘については、その当時の環境の中で適切に対応したものであると考えているということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。  10番、角田朝枝議員、2回目の質問を許します。 ◆10番(角田朝枝議員) 一般会計からもう1,000万を超える金額が入っているわけなのですけれども、これは22年度で幾らぐらいになるのかお聞かせください。  それから、幾らぐらいがその1回につき集金しているのかというのがわかれば教えていただきたいというふうに思うのですけれども、さっき未納者2名というのであったのですけれども、1年でさっき五千四百幾らと言ったような気がするのだけれども、それも払えないぐらい大変な生活をしているのか、保証人なんかがいないのかとか、いろいろ考えるのですけれども、貸してあるものですから、借りているものですから、やはり返すのは当たり前ではないかなというふうに思いますので、その辺でどんな論議がされたのかお聞かせください。  以上です。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 一般会計から163万9,000円ですか、これは償還の不足分ということで一般会計のほうから繰り入れされていただいているのですけれども、1カ月どのぐらい払っているかということになりますと、私もちょっと言いづらいのですけれども、22年度で多い方で年間24万円、少ない方が年間3万円程度ということで、先ほど申しましたけれども、29年までにはできる限り回収に向けて努力、また継続しているということでございます。また、その2名なのですけれども、居所不明というか、いないというか、居所不明だからいないのですけれども、そういった感じで、それに関しては生活相談員、また運動団体の方にできるだけ早期に納めていただけるよう協力を仰いでいる次第でございます。  以上でございます。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  12番、笹井均議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆12番(笹井均議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論を許します。 ◆12番(笹井均議員) 第15号議案、2010年度美里町住宅資金貸付事業特別会計決算認定について、反対の討論をいたします。  美里町住宅資金貸付事業特別会計の貸付事業は既に終了し、貸付金の回収と町が借り入れた資金の返済があるだけであります。監査委員の意見にも住宅資金元利収入の収入未済の収納については、引き続き努力をお願いするものであると毎年指摘をされているように、職員の努力にもかかわらず、収入未済は減年度分で178万1,202円、滞納分で3,205万7,991円と年々増加しています。貸付金元利収入、調定額3,481万1,191円に対し、収入済額275万3,200円、一般会計繰入金が163万9,000円です。貸付金の回収は275万3,200円、収入未済は3,205万7,991円、貸し付けが16名、16名中、通常償還が6名、分納者が8名、未納が2名という状況であります。これは特別会計としては異常であります。よって、委員長報告どおり決することに反対をいたします。 ○清水貞夫議長 ほかにありませんか。  8番、岡田和己議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆8番(岡田和己議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆8番(岡田和己議員) 第15号議案 平成22年度美里町住宅資金貸付事業特別会計決算認定について、賛成の討論をいたします。  この事業は、歴史的、社会的理由により、生活環境等の安定向上が阻害されている地域の住宅環境の整備改善を図ることを目的に、住宅の新築または不良住宅の改修をしようとする者に対して、必要な資金の貸し付けを行ってきた事業であります。平成9年から貸し付け制度がなくなり、現在は償還のみとなっています。予算額は412万3,000円であり、この予算に対して収入済額は441万2,000円であります。貸付金元利収入未済額の収納については、一層の努力を要望するものであります。  歳出予算の執行状況は支出済額411万円、執行率は99.69%となり、適切な予算執行であり、滞納者の収納に向けてさらなる努力を要望して、賛成討論といたします。  以上です。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第15号議案 平成22年度美里町住宅貸付資金事業特別会計決算認定について、本案に対する総務建設常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、総務建設常任委員会委員長より、第16号議案 平成22年度美里町下水道事業特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員。          〔橋場倖男総務建設常任委員長登壇〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 1、事件名。第16号議案 平成22年度美里町下水道事業特別会計決算認定について。  2、事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書。  3、審査の経過。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った。  出席委員は6名でございました。また、出席していただいた上下水道課長、島村課長と田島主幹、また持田主幹、上下水道担当主査の斎藤さんでございます。工事の削減補正をしているとあるが、当初の工事ができたのかということについて、6,572万5,000円の補正内容を教えてくださいということで、財政状況を考慮し、効率のよい事業を検討する中で、当初2路線あったものを1路線に見直して実施してきたと。また、流域下水道の負担金は前年度と比較する200万円と低額だが、流域の関係自治体も余り費用がかからないよう整備を実施しているのかということに対して、流域下水は4市町で運営し、美里の負担率は8.54%、平成22年度実施の耐震工事、また各幹線の流量設計値等の工事を行ったと、年度ごとの事業実施量に負担金が変わりますということでございます。  また、県の事業の進捗状況は、関係市町村の、市町村というか、市町と計画量に応じて少なくなることはあるのかということにつきましては、各市町の計画量等に応じて変わってくると。  また、あと、今後供用開始に向けて見通し、いつごろ供用開始をする予定なのかということにつきましては、平成22年に負担金、また使用料金等の答申を行いました。今後は条例の整備を行い、平成24年に地元説明会、また25年には供用開始に向けて事務を進めていっているというところでございます。  また、決算書の97と行政報告書の113ページの基金積立金の差額83万円は何かということでございますけれども、行政報告書は今年度積み立てた基金利子と積立金の388万円の合計額に基本残高を加えた額だということでございました。  あとは、総事業費はどのぐらいかかるのかということに関しては、29億4,340万円が認可区域の事業費だと、負担金を払っている下水道事業はどこにあるかと、それは日本下水道協会埼玉県支部は、さいたま市が幹事市町になっており、下水道推進協議会埼玉支部は滑川町が幹事市町であると。また、日本下水道協会は、東京都の千代田区にありますといったこと等々が議論なされました。  それで、反対討論が笹井委員から、また賛成討論が中島委員からありました。  4番の決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男。  以上です。よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 負担金とか料金というのが22年に決まったというふうに認識していいのか。  それから、24年には開始をしたいということで、いわゆる説明だとか、そういうのを地元の人たちにするのは24年度から始めるということでいいのか。  工事ですけれども、工事は今どこまで進んでいるのか。それで、24年からは開始したいと言うのだから、それまでにはできるとは思うのですけれども、具体的にいつ完成するのかお聞かせください。  その負担金とか料金とか、決まったのであれば、それをお聞かせ願いたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 まず初めに、22年、25年までに始めたいということですけれども、それについては、どこまでつながっているかということですけれども、ちょっと議長、暫時休憩いいですか。 ○清水貞夫議長 暫時休憩します。          休憩 午後7時18分          再開 午後7時19分 ○清水貞夫議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 行政報告書の109ページなのですけれども、一番下の欄なのですけれども、公共水道事業で、小茂田、阿那志地区の管路工事を実施したというあれなのですけれども、場所は黒澤商店のところまででございます。それでまた、料金のほうを言われたのですけれども、料金のほうはまだ設定していないので、申しわけございませんけれども、お答えできないのですけれども。          〔「もうつくったと言っていたから」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 いや、つくっていない。申しわけございません。つくっていないので、まだちょっとごめんなさい。そういったことでございます。  以上でございます。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  12番、笹井均議員、反対ですか、賛成ですか。 ◆12番(笹井均議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論を許します。 ◆12番(笹井均議員) 第16号議案、2010年度美里町下水道事業特別会計決算認定について、反対討論を行います。  行政報告には、家庭から排出される排水量の増加と多様化は、用排水路や河川の水質を汚濁するとともに、生活環境を著しく悪化させている状況で、その対策が強く望まれているところである。下水道整備基本構想を進めるには多くの資金を要するとともに、町民の合意づくりが必要となる。したがって、計画的に事業を推進し、良好な生活環境の整備と地域環境の保全を図り、健康で住みよいまちづくりを進めるものであると言っておりますが、今年度の決算を見ますと、事業実績では小茂田、阿那志地区管路築造工事548.1メートル、2,719万5,000円であります。当初計画を見直し、効率のよい事業を進めると、2路線計画したものを1路線中止をしてしまいました。  歳入は、国庫支出金と一般会計からの繰り入れが主なものであります。一般会計から2,854万5,000円を繰り入れております。整備費を見ますと3,383万円、不用額が188万8,945円、流域下水道建設負担金は201万5,055円となっています。町財政が厳しい中で、下水道計画の進捗は遅々としたものであります。下水道整備基本構想を進めるには多くの資金を要するとともに、町民の合意づくりが必要となると言っておりますが、町民の合意づくりも不十分であります。  よって、本決算の認定に反対をいたします。 ○清水貞夫議長 ほかに討論ありませんか。  5番、中嶋敬子議員、反対ですか、賛成ですか。 ◆5番(中嶋敬子議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆5番(中嶋敬子議員) 第16号議案 平成22年度美里町下水道事業特別会計決算認定について、賛成の討論いたします。  下水道整備基本構想は、快適な生活環境の整備と地域環境の保全を図るため、家庭雑排水やし尿を処理する下水道計画について、その構想を施策したものであります。この計画を推進することは、多くの資金を要するとともに、町民の合意が必要となります。計画的に事業を推進することにより、良好な生活環境の整備と地域環境の保全を図り、健康で住みよいまちづくりを進めることができます。22年度は小茂田、阿那志地区の下水道築造工事548.1メートルを実施いたしました。また、上下水道事業審議会が6回開催され、条例の整備予定地域の見直し等順次行う旨報告がありました。歩みは遅いものの、供用に向けて努力がなされております。  本会計の予算額は6,353万5,000円であり、この予算に対し、収入済額は6,362万7,863円となっています。歳出予算の執行状況は、支出済額5,998万1,303円で、国や県の動向を見ながらの厳しい予算ではありましたけれども、執行率94.41%となり、適切な予算執行であると申し上げ、賛成討論といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第16号議案 平成22年度美里町下水道事業特別会計決算認定について、本案に対する総務建設常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、総務建設常任委員会委員長より、第17号議案 平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員。          〔橋場倖男総務建設常任委員長登壇〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 1、事件名。第17号議案 平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定について。  2、事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書。  3、審査の経過。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った。  審議内容でございますけれども、出席をしていただいた方が町長と副町長、先ほどの上下水道課長、また主査の持田さん、主幹の田島さんと、上下水道担当主査の斎藤さんでございます。  この事業が平成7年から供用開始して、6処理区から7処理区の一部が供用開始になるが、今後の計画はどのような感じでいくのかということについては、平成25年度までに南部中央処理区の完了を目指していると、今後は町の生活雑排水の処理の計画のとおり整備を進めていく予定であると。  また、浄化槽整備については、補助金を設けて実施していく予定で考えていると。  また、供用率を上げるための対策といたしましては、説明会等を開き、地域ぐるみで加入してもらえるよう推進していきたいと。また、業者についても加入推進を依頼していきたいという方向でございます。  また、使用料、また負担金、収入未済があるが、理由は何かと。収入未済の対策はどのように考えているのかと。それにつきましては、未納者は少なくなっていますが、今後も引き続き納めてもらえるよう推進していきたいと。  また、103ページの施設管理費の不用額が800万円出ていると、適切かということに関しては、失礼しました。需用費内での不用額が多く、電気料、修繕料、汚泥のくみ取り手数料などがあり、節減を心がけているので不用ではないということでございました。  また、104ページの町債残高が22億と大きいが、財政を圧迫する要因ではないかということに関しては、償還額のピークは平成28年から29年ごろになると思われるということで、1億5,000万円ぐらいになり、先なのですけれども、平成48年に償還が終わるということでございます。  また、農業集落排水事業は、用水と排水との分離が目的で、本来は国が50%、県が25%を出さなければならないのに出していないと、知事のほうにも訴えてほしいと。また、これにつきましては、ご意見、そのことにつきましては同感であると。町も言葉はあれなのですけれども、だまされたような気持ちでいると。また、国等の補助金があるうちに、早目に整備を進めていきたいと。  103ページのくみ取り手数料どのぐらいか。くみ取り手数料、1立米今幾らぐらいかということですと、消費税を入れて1立米1万2,000円かかると。  また、その下に引き続いて、水質の検査は年何回ぐらい行っているのかということに関しますれば、各処理場年4回、6項目の水質検査を行っているというようなことでございました。  こんなような感じで審査をいたしまして、4番目の決定及びその理由でございますけれども、反対討論が笹井委員からありまして、賛成討論が岡田委員からありました。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 去年よりも供用率がふえているのですけれども、駒衣とどこだったかな、ですけれども、その状況はどうなのか、わかれば教えてください。  それから、あとはつなぎ込みなど説明会を開き、皆さんに説明するというようなことなのですけれども、実際にそれはできるのでしょうか。例えばですけれども、「町長と語る会」があるとか、そういうところで話すとか、何かあったときに人が集まるところでお願いをするとか、そういうふうにしていくと、また違うのではないかなというふうに思うのですけれども、どうなのかなというふうに思います。つなぐ人がふえれば、お金も入ってきてというふうにあると思うのですけれども、そこのところが一番肝心かなめかなというふうに思うのですけれども、どうなのでしょうか。  それから、ちょっと聞き損なったのですけれども、償還が終わるのは何年だったか、もう一度お聞かせください。  それから、あと南部中央は一部つなぎ込み用という、23年度というのでありますけれども、もうつなぎ始めているのでしょうか。  あとは、使用料の収入未済はどのように考えているかというので質問があったということなのですけれども、もう一度そのことをお聞かせください。ちょっと聞こえなかったので、お願いします。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 ちょっと先に出てしまって申しわけないのですけれども、ちょっと聞きそびれたということで、償還のピークは平成28年から29年ごろになるということでございます。          〔何事か言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 それが48年、平成48年に償還が終わる。ちょっと昭和48年というと、まだまだ。          〔「平成」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 平成、昭和ではなくて平成、ごめんなさい。済みません。平成48年でございます。          〔「駒衣」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 駒衣、どこでしたっけ。南部中央。駒衣、60ですよね。これはふえたかどうかというのは、ちょっと申しわけございません。          〔「その前が62.7」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 駒衣、住宅が新しいアパートでしたっけ。あれ、アパートだっけ。アパートだったと思うのですけれども、ふえたので、供用率が……          〔「あれことしだよ」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 アパートふえたのではなかったっけ。          〔「駒衣はアパートはことしです、できたの」「駒衣は水道だよ、水道」と言            う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 ああ、水道か、そうか、水道か。新しいうちが……          〔何事か言う人あり〕 ○清水貞夫議長 暫時休憩します。          休憩 午後7時39分          再開 午後7時40分 ○清水貞夫議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 済みません、議長。供用率が駒衣のほうが上がったというのは、人口の少ないところが供用すると数値が急に上がってしまうということなので、パーセンテージがどんと上がったということでございます。ご理解していただけますか。  以上でございます。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。  10番、角田朝枝議員、2回目の質問を許します。 ◆10番(角田朝枝議員) 答えてもらっていない部分がありまして、南部中央は一部供用開始とかとあるような気がするのですが、もうつなぎ始めているのかというのと、その説明会をわざわざとかではなくて、いろんなところでやったらどうかという提案したのですけれども、どうでしょうか。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 南部中央、白石地区ですけれども、今年度だと、つなぎ込み。申しわけございませんけれども、よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 よろしいですか。 ◆10番(角田朝枝議員) はい。 ○清水貞夫議長 では、これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  12番、笹井均議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆12番(笹井均議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論から許します。 ◆12番(笹井均議員) 第17号議案、2010年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定について、反対の討論をいたします。  行政報告を見ますと、農業集落排水処理事業は、集落から排水される汚水等を処理するための施設を整備し、農村地域の清潔な生活、自然環境などを総合的に保持することを目的と、目指すものであると言っていますが、整備構想の完成目標を過ぎていますが、住民に平等で快適な生活環境の整備には至っておりません。また、この計画を進めるには、町民の合意づくりが必要であると言っておりますが、供用開始をしている6処理区の供用率は73%で、前年より0.9%アップの微増であり、町民の理解と協力が得られていないものであります。分担金の収入未済が47万2,000円、使用料の未収金が9万7,130円あり、町民の合意づくりができず、せっかく大金を投入してつくった施設を有効に活用し切れていないものであります。施設使用料は4,115万1,560円、施設管理費は3,894万341円、不用額が800万8,659円を計上している決算であります。一般会計繰入金が今年度だけで1億9,715万円もありながら、住民の期待と要望にこたえられる整備構想の実現ができていない決算であります。  よって、第17号議案、2010年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定に反対の討論といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。  8番、岡田和己議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆8番(岡田和己議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆8番(岡田和己議員) 第17号議案 平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定についての賛成の討論を行います。  近年、農業と他産業従事者との混住化が進み、生活様式も大きく変わる中、家庭から排出される汚水量の増加と多様化は、用排水路や河川の水質を汚濁し、生活環境を著しく悪化させているため、その対策が強く望まれています。この事業は、集落から排水される汚水等を処理するための施設を整備し、農村地域の生活、自然環境などを総合的に維持、保持することを目的としているものであります。したがって、計画的に事業を推進し、良好な生活環境の整備や地域の環境の保全を図り、健康で住みよいまちづくりを進めるものであります。十条、小栗、広木、沼上、円良田、駒衣の6処理場では供用稼働しており、平均供用率は37%であります。南部中央処理施設も外構工事及び一部供用開始に向けた管路施設工事を実施しております。  歳入予算現額4億5,706万8,000円に対し、収入済額4億2,571万2,000円であります。受益者分担金等の収入未済額56万9,000円については、その解消に向け継続的に努力をお願いし、歳出額は4億1,558万7,000円に対して、予算執行率は90.92%であり、執行状況は適切であります。今後も厳しい財政状況の中ではありますが、財源を効率よく運用し、良好な生活環境の整備と地域環境の保全を図り、健康で住みよいまちづくりを進めるとともに、町民皆様の要望にこたえられるようさらなる努力をお願い申し上げまして、平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定についての賛成討論といたします。  以上です。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第17号議案 平成22年度美里町農業集落排水処理事業特別会計決算認定について、本案に対する総務建設常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕
    清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、文教民生経済常任委員会委員長より、第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。          〔櫻沢克幸文教民生経済常任委員長登壇〕 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 それでは、ご報告申し上げます。  事件名。第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算認定について、ご報告いたします。  事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書決算附属資料中実質収支に関する調書、決算附属資料中財産に関する調書であります。  審査の経過を申し上げます。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行いました。  その審議内容を申し上げます。出席委員は6名全員であります。説明及び記録のために出席した方々は、原田町長、田島副町長、徳世課長、持田主幹、大沢主幹、原田主査、中島主査であります。  内容を申し上げます。すべてで10点の質問がございました。まず初めに、介護保険の見直しはどのようにしていくのかということで、課長答弁は、平成24年から26年の事業計画見直しの年であります。7月、8月の段階で、一般400名、要支援、要介護認定者400名にアンケートをとり、集計中とのことであります。どのような意見を持っているか等を知るための調査であります。これをもとに介護保険料への算定等の資料として、介護保険運営協議会で審議していただきたく進めてまいる所存でありますと。  また、介護認定者は何人ですかという質問に対して、課長答弁は介護認定者については、行政報告72、73ページを参照にしてくださいと言われましたが、事例として言いますと、平成22年度で申請者状況が638人、そのうち要支援1・2、1が12人、2が29人、介護度1、64人、2、109人、3、118人、4、87人、5、42人、合計461人であります。  次に、施設入所者について、町外入所者が多いので、町内者が入れないという状況を聞いているが、受け入れ態勢が心配であるが、どのようになっているかということで、課長答弁は、待機者の入所の緊急度の高い方から優先して入所しているという答弁であります。  また、介護保険法の改正で、介護支援者のサービスが低下または受け入れられなくなるのではないかと心配しているが、どのようになるかと。課長答弁では、要支援者の介護サービスが受けられないのではとの質問ですが、現在受けているサービスを今後も同様に実施していきたいと考えているという答弁であります。  また、行政報告73ページの認定審査会では、月平均52件と判定件数が多く、判定は大丈夫なのか、審査委員7人がそろって審査しているのですか、状況をお聞かせくださいと。課長答弁は、平成22年度はこういう結果でしたが、平成23年度は改善し、4月を除いた偶数月3回と回数をふやし、5人で開催しているとの答弁であります。  また、不納欠損については、ことしは少ないが、制度開始以来、かなり欠損していると思うが、どのような状況であるかと。課長答弁といたしまして、特別徴収100%、普通徴収は100%はならなかったが、今後も税務課と連携をとってまいりたいということであります。  また、審査会の委員を5人にしたのは、委員さんの出席が少ないためなのかどうかお聞きしたいと。答弁としては、審査会ですが、委員さんがそろわないのではなく、1回当たりの審査件数を適正にするためという答弁であります。  また、契約の見直しで、サービスは受けられるか、保険料を上げるということか、どのようなことかお話聞かせていただきたいということで、課長答弁は、運営協議会で審議していただき、決定してまいります。決して値上げを前提としているわけではないという答弁であります。  また、グループホームの数はと。現在5件ですと。  また、入所者は重度の方が入所しているのかという質問でございましたが、答弁は、入所待ちは多いが、緊急性の高い方を優先して入所してほしいとお願いしている次第でありますということの答弁でありました。  角田委員が反対討論がございまして、賛成は大島委員が賛成討論でありました。  決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものであると。理由、採決の結果、委員多数の賛成によると。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸。  以上であります。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  12番、笹井均議員。 ◆12番(笹井均議員) 介護保険の特別会計ですけれども、まず徴収の関係で、普通徴収と特別徴収ということで、普通徴収のところで未納があるということなのですけれども、この特別徴収というのは、年金から天引きをしてしまうということで、100%徴収になるのではないかというふうに思いますが、普通徴収の関係については、滞納繰り越し分もふえてきていますし、未納が394万7,330円ということで、未納がふえてきております。不納欠損についても、ここ数年せざるを得ないような状況がなっているわけですけれども、介護保険料の徴収または賦課について、適切な賦課がされているのかどうか、納められない状況の方の賦課がされているのではないかというふうに思うのですけれども、そうした点の適切な徴収賦課がされているのかどうか、それについてご審議をされているのかどうか、それについてご審議をされたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。  また、普通徴収をされている中でも、介護保険そのものの制度が十分に利用されていない、利用できない実態があるという指摘をしてきました。介護保険料を払っても、介護が必要になったときに、また望むサービスを受けられないというのが現状だろうというふうに思いますけれども、その辺の状況についてどう審議をされたのか。  先ほどの入所待ちの関係についてもご審議をされたようでありますけれども、入所待ちだけではなく、個人の負担割合が年々ふえてきているという中で、介護の利用をみずから制限をしなければいけないというような状況もふえてきているのではないかというふうに思いますけれども、そうした点で介護保険制度そのものが介護の必要な人に満遍なく行き渡るような制度になっているのかどうかということについてどう審議をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。  また、介護認定についても、認定制度を改正がされて、介護度が変更されるという中で、今まで受けられていた介護が受けられないような状況にもなっているということも聞いているわけですけれども、認定に当たっての審査が十分適切な対応がされているのかどうかということもご審議されたのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、地域支援事業の関係で、不用額が348万5,600円ということで出されております。介護予防事業、包括的支援事業、任意事業など予定していた事業が実施をできなかった結果ということなのか。高齢者介護者手当等々の不用額が出たのかどうか。そうした制度が住民の皆さんにご理解をしていただくという努力をされたのかどうか、そのことについてもお聞かせをいただきたいというふうに思います。  行政報告で介護する人や介護される人が安心して暮らせるよう介護予防の地域支援事業及び介護サービスの質の向上並びにサービスに対する利用者の理解の促進などを図り、介護事業の円滑な運営に努めたというふうに言っていますけれども、そのような状況になっていると審議されたのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 笹井議員の質問に答弁いたしますが、総括質疑で、笹井議員さんが大分この108ページ等質疑されております。それで、当委員会では、今私が述べた10点だけで審議が終わったわけなのです。ですから、今いろいろな笹井議員さんが質疑をされたのですが、基本的には今私が言っただけの審議で、あとの審議は基本的にはしていないということを申し上げたいと思います。  そういう中で、総括質疑でかなりの議員さんたちが理解していただいたので、審議が少なかったのかなという判断をしたわけでございますので、今の審議に不納欠損、また入所待ち等に対して、また介護の変更等について、また審査は適正であったかどうかと、介護予防についてというようなこともいろいろ言われたのですが、基本的には私が先ほど報告したとおりの審査だけであったということでご理解いただきたいと思います。実際幾らか言いたい、個人的には言いたいことも幾つかあるのですが、審議はしていなかったのでということでご理解いただきたいと思います。 ○清水貞夫議長 ほかに質疑はありませんか。  12番、笹井均議員、2回目の質疑を許します。 ◆12番(笹井均議員) 先ほどご指摘をしたことについては、審議をしていないということでありますけれども、報告の中で入所待ちの件については、ご審議をされたということでありました。だから、入所したくても施設入所ができないというお話も聞いておりますし、総括の中でも報告がされております。78名、ももよの丘で78名ということで、入所待ちが町内では19人、それから敬愛ホームで66人、それから美里の住民が29人入所待ちをしていると、合わせて144人も入所待ちをしているということで、在宅の介護サービスを受けている、また入院されていることで困っている方はいないというような報告があったような気がするのですけれども、介護保険料は徴収されるのですよね、こういう方にも。保険料は徴収されるけれども、入所を希望しても入所されない、また認定をされても、その認定をされているサービスを受けられないという方がいるということは、サービスは受けられないけれども、料金は取るよという矛盾したものになっているのではないかというふうに思うのですけれども、今後高齢者がふえる、また核家族化が進む、そういう意味でホーム、施設入所希望者も当然ふえてくるだろうと、それに対する対応等々についても、制度の内容を変更して、介護度を今までの同じ状態でも介護度を低くするということで、サービスを受けられなくするような方向でその制度を維持していこうというような動きも見えるわけなのですけれども、そうしたことでは住民の安心した介護制度を利用する、サービスを受けるということができないのではないかなというふうに思うのですが、そういった点でのご審議をされたのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 笹井議員さんのお話はよくわかりますし、また総括でも敬愛とか、ももよの丘等で入居している方の人数等も言われました。確かに説明の中では担当課長から説明がありまして、先ほどお話のように、緊急度の高い方からということで、在宅ケア、在宅サービスというのはやっている。そこにかなり力を入れているという説明はあったと記憶しておりますので、そのような対応をしているということで我々は理解したという考え方を持っています。  以上です。 ○清水貞夫議長 他にありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  10番、角田朝枝議員、反対ですか、賛成ですか。 ◆10番(角田朝枝議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論から許します。 ◆10番(角田朝枝議員) 第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算に反対いたします。  介護保険が始まって10年たちました。介護保険料が上がり2年目、また見直しの時期が来ています。65歳から年金から保険料天引きです。不納欠損12万8,570円、2人分、自分で支払いに来れないのではと悲しくなります。収入未済394万7,330円、普通徴収の方29人分です。改めてひどい制度だと思います。滞納繰り越しが314万6,630円、33名です。入所待ちの方が町内外合わせて144名です。介護保険を払っても介護なしと言われています。今のお年寄りは戦争で苦労してきました。ですから、老後ぐらいは安心して介護を受けたり、ゆっくりと過ごしてほしいと思いますが、そうなっていない介護保険であり、反対といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。  7番、柳瀬忠作議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆7番(柳瀬忠作議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆7番(柳瀬忠作議員) 第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算について、賛成の討論をいたします。  介護保険制度による介護サービスの利用は、年々増加している状況で、高齢化率は24.3%となっております。財政の見通しは極めて厳しく、一般会計からの繰り入れを余儀なくしていますが、このような状況の中、介護する人や介護される人が安心して暮らせるよう包括支援センターを活用し、地域支援事業及び介護サービスの質の向上及びサービスに対する利用者の理解の促進を図るため、介護保険事業の円滑な運営に対する予算執行となっております。今後も厳しい財政事情の中、限られた財源を効率よく運用し、町民の皆様の要望にこたえられるよう、さらなる努力をお願い申し上げまして、平成22年度美里町介護保険特別会計決算についての賛成討論といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第18号議案 平成22年度美里町介護保険特別会計決算認定について、本案に対する文教民生経済常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、文教民生経済常任委員会委員長より、第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。          〔櫻沢克幸文教民生経済常任委員長登壇〕 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 それでは、事件名。第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算認定について、ご報告いたします。  事件の内容。歳入歳出決算決算附属資料歳入歳出事項別明細書決算附属資料中実質収支に関する調書。  審査の経過を申し上げます。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行いました。出席委員は6名で、記録、説明のために出席した方は、原田町長、田島副町長、徳世課長、持田主幹、大沢主幹、原田主査、中沢主査ということで、先ほどと同じであります。  審議内容を申し上げます。これも全部で8点出ましたので、一応申し上げたいと思います。まず、後期高齢者制度では、未収金額があると医療が受けられなくなるのではないかということですが、それに対しての説明をお願いしたいということで、担当課長答弁では、広域連合は短期保険者証及び資格証明書は発行しておりませんので、現時点では心配ありませんと。また、埼玉県は保険料が高いので、その分県が安くしてきたと思いますがという質問でありました。課長答弁は、広域連合に基金等の繰越金があったので、それで対応したということであります。  また、後期高齢者医療制度は広域連合で運営しているので、なかなか町からの意見が言えないのではないでしょうかという質問であります。課長答弁は、保険料の軽減については、2割軽減が52人、5割軽減が52人、7割軽減が788人、被扶養者軽減が249人の、合計1,144人が軽減措置をされておりますと。  また、前期高齢者の対象者数は何人ですかという質問に対して、平成21年度末現在1,542人、平成22年度末現在1,520人という回答であります。  また、収納未済額の中で特別徴収の方はおりますかという質問でありますが、一人もいないということであります。  また、後期高齢者医療制度は民主党政権が創設したものであるが、平成23年度か平成24年度に制度が廃止になるということであるが、どういう状況かということで、担当課長答弁は平成26年度で制度が廃止になるとお聞きしております、私見ですがと。恐らく国保加入者だった方は国保に戻り、社保加入者だった方は社保に戻ると思いますというご発言でございました。  今後短期保険証や資格証明書を発行する方向ですかというご質問に対して、答弁では、決まりでは滞納が1年経過すると資格証明書を発行することになっていますと。  また、滞納者が普通徴収の方だけということは、かなりの低所得者の方ではありませんかという質問でありました。課長答弁では、現年度未納者の状況ですが、年金からの天引きの対象者である方の中で、制度運営上、所得の構成等で本来特別徴収であった方の保険料が普通徴収となってしまって、年金から引かれているものと思って未納となってしまっている方もおられるという答弁でございました。  その後終結し、討論に入りました。反対討論が角田委員、また賛成討論が田端委員でございました。  決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告します。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸。  以上のとおりであります。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  12番、笹井均議員。 ◆12番(笹井均議員) 後期高齢者の医療保険料の関係ですけれども、調定額が4,730万4,910円、当初5,198万9,000円ということでありました。収入済額が4,713万8,500円、マイナス補正をしまして458万5,000円ということで決算を見ているわけですけれども、介護保険制度そのものの見直し等が議論をされている。先ほどの報告の中でも26年度廃止されるのではないかということが私案としてということで担当の職員の中には情報として入っているということであります。後期高齢者医療制度そのものが75歳以上を特別な枠に入れた保険制度にするということで、国民から反対の声もあり、特別に保険を所得の少ないそうした年齢層だけを囲って、医療そのものも高額な医療は受けられない、そういう制度であるというようなことがずっと言われてきました。  そうした中で、今年度の決算を見ますと、本町でも対象者が1,500人以上いるということで、今後ますますふえていくだろうという中で、後期高齢者医療制度のあり方が問われているということであります。今回の後期高齢者医療制度の決算を見まして、一般会計からの繰り入れを見ますと、4,268万5,000円ということで当初計上しておりました。調定額が4,151万9,218円ということで調定額になったわけですけれども、一般会計からの繰り入れの基準や町からの負担金個人の納入、それらについて広域連合への納付が高いということで、基金があるということで、収納に対して、未収金に対して滞納処分や保険者証の据え置き、そういうものをしないということで報告はされましたけれども、後期高齢者医療制度が今後どうなるのかということも含めてどのように議論をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。  以上です。 ○清水貞夫議長 文教民生経済常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。 ◎櫻沢克幸文教民生経済常任委員長 笹井議員の質問に対してお答えしたいと思います。  確かにこの75歳以上の後期高齢者医療、非常に問題があった。当時を振り返ってみますと、もうご老人の皆さんが非常に感情的になったことを思い出します。先ほどのご報告の中で、私見的な意見で答弁されたのだと思うのですけれども、非常に担当課長が場合によっては26年度に国保は国保、社保は社保にというような答弁だったと思うのですけれども、今の制度自体に問題はあると私も個人的には思っています。特にこの後期高齢者医療に対しては非常に平成18年国の医療制度改革の一環として、これ老人保健法から高齢者の医療の確保に関するこっちに変更されたもので、既に数年たっているわけでございますが、その内容を全面的に改正して、老人保健制度、先ほどの14号議案だったでしょうかね、後期高齢者医療制度に改められて、この平成20年4月から実施されたというものでございます。  確かに高齢化の進展等によって財政負担の増加に対応するため、国民皆保険制度の維持存続のため、都道府県を単位として広域連合で後期高齢者医療連合というものをつくり、保険者として独立した保険制度であるわけです。確かに美里町のこの収入未済額16万6,410円、10人分という総括質疑でもありまして、収納率も99.65%というようなことを、また滞納繰越金が6人分で6万3,250円の収入未済額が出たというお答え等も聞いてきて、かなりこの内容については、各議員さん方も非常に理解していたのではなかろうかと、我々の分科会でも非常にこの分野では質疑の中でも出ておりまして、先ほどの報告の中でも非常に心配する委員さんが複数おりました。そういう形の中で、これからのこの医療制度は、これも非常に我々にしてみますと、苦渋の選択で、26年に本当に変わればいいなという希望も持っての認定をしたわけであります。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 他に質疑ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  10番、角田朝枝議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆10番(角田朝枝議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論を許します。 ◆10番(角田朝枝議員) 第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算に反対いたします。  民主党の公約が守られていれば、やめるはずの医療制度でした。本来長生きは喜ぶべきことです。喜べないのがこの後期高齢者医療です。75歳からのお年寄りを年齢で区別して、今まで扶養になっていた方たちも全部後期高齢者医療に入らなければなりません。保険料は介護保険と同じ、年金から天引きです。収入未済16万6,410円、10人分です。今の予定では平成26年で終わって、新しい保険をつくる予定です。つくるのにまた税金を使うのだと思いますが、そういう税金は使えても、お年寄りが安心してかかれるように税金を使いません。怒り心頭です。  以上、反対といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。  2番、田端恵美子議員。 ◆2番(田端恵美子議員) 第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算について、賛成の討論をいたします。  老人医療については、急速な老人人口の増加や医療技術の高度化等により、保険者の医療費適正化の努力にもかかわらず、増加の傾向があり、町の人口に対する75歳以上の老人の占める割合は増加の一途をたどっております。後期高齢者医療制度には、国の医療制度改革の一環として、老人保健法が高齢者の医療の確保に関する法律に変更され、その内容も全面的に見直され、老人保健制度から後期高齢者医療制度に移行しました。また、国民皆保険制度の維持、存続のため、都道府県を単位とし、後期高齢者医療広域連合を保険者とする独立した保険制度であります。新制度となっても、法の趣旨は国民の老後における健康の維持と適切な医療の確保を図り、疾病の予防、治療、機能訓練等の保健事業を総合的に実施し、国民保健の向上及び老人福祉の増加を目的とするものであり、そのように実施されています。一般会計から法定繰り入れ等を行っております。高齢者が安心して医療を受けられるよう今後も保険者の努力をお願いし、適切な決算であると申し上げ、平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算について賛成の討論といたします。  以上です。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第19号議案 平成22年度美里町後期高齢者医療特別会計決算認定について、本案に対する文教民生経済常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。  次に、総務建設常任委員会委員長より、第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について、その審査の経過及び結果を報告願います。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員。          〔橋場倖男総務建設常任委員長登壇〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 1、事件名。第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について。  2、事件の内容。収益的収入及び支出、資本的収入及び支出、損益計算書、貸借対照表、余剰金計算書、決算附属資料。  3、審査の経過。当委員会を9月8日に開催し、所管課長より決算内容につき詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った。  説明に出席いただいた町長、副町長、上下水道課長、島村課長、主幹、田島主幹と持田主幹、上下水道課主査、斎藤さんでございます。  審議の内容といたしましては、原発事故での対応で、今後水質検査体制をお聞きしたい。また、水質検査は7月には4回、8月は2回、9月は2回実施していると。月最低でも1回は実施していきたいと考えているということでございます。  また、計画停電により、また発電機、それはどれぐらい時間が確保できるのかということで、発電機の運転により、三、四時間は確保できるのではないかということでございました。  また、今年度の有収率につきましては、85.8%について、適切かどうかということに対しまして、有収率については、漏水、火災等で使用していますので、100%は難しい。できる限り有収率を上げていきたいと、努力していきたいという報告でございました。  また、給水人口と給水戸数については、人口は減になっているのに、戸数はふえていることについてどういうわけだということでありますけれども、先ほど給水戸数はふえるのは、アパートがふえたためであるということでございました。  また、未収金について、滞納処分は適切であるかどうかということですけれども、不納欠損は19件、内訳は倒産が2件、死亡が4件、職権抹消2件、時効が11件だそうです。  それと、給水費について原価をお聞きしたいということですけれども、県水のほうの単価が61.78円であると。  ほかに、また職員が4名で頑張っているのですけれども、職員の数についてはどうなのだということですけれども、職員は努力して協力して4人でどうにか仕事をこなしているということでございました。  また、防災訓練等で消火栓を使用すると有収率が下がるという、防災目的で使用できるのか聞きたいということで、有収率よりも防火のほうが優先されるので、それは仕方ないということです。  また、漏水件数ですけれども、36件あると聞いたが、毎年どのぐらい、何回ぐらいあるかということでございましたけれども、年大体30件ぐらいは漏水があるのではなかろうかということでございました。  そういったような審議内容でございました。  笹井委員から反対の討論がございました。また、賛成の討論が原田委員のほうからありました。  4番の決定及びその理由。決定、原案どおり認定すべきものである。理由、採決の結果、委員多数の賛成による。  本委員会においては、審査の結果、上記のとおり認定すべきものと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  平成23年9月20日。美里町議会議長、清水貞夫様。  総務建設常任委員会委員長、橋場倖男。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に質疑のある方は順次発言を許します。  6番、櫻沢克幸議員。 ◆6番(櫻沢克幸議員) 3点お伺いいたします。  まず、簡潔にいきますからね。これは3ページ、平成22年度美里町水道事業会計損益計算書の中で、特に特別損失、4ページ、2億768万3,611円累積赤字があるわけです。これに対しての審議、またどのようにしたか、またこの累積赤字をどのように今後消していくのかということをお答えください。  それと、2ページ、これはちょっと前後しますが、収益的収入及び支出という中で、第4項に国庫支出金540万ということで、これは配水管整備ということで総括のときにお話があったように記憶しています。この配水管整備のこれからの計画について審議をされたかどうかお聞きしたいと思います。  それと、これには載っていないのですが、老朽化対策ということで、第1・第2・第3浄水場等の老朽化対策についてはどのような審議をなされたかお聞かせください。  以上、3点です。よろしくお願いいたします。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 1ページでよかったかな。1ページ。          〔「ううん、最初は4ページね。どっちから言うの」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 どれと言ったのですか。          〔「540万から言うよ、配水管整備の」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 540万。          〔何事か言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 ちょっと先に漏水のほういいですか。          〔「はい」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 漏水することに関しては、漏水を……          〔「老朽化」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 老朽か、漏水ではなくて、老朽か。          〔「老朽化対策」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 漏水。          〔「審議しなかったら、審議しないで」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 漏水だよね。          〔「老朽化」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 老朽化、ぼけてきてしまった。漏水。          〔何事か言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 ちょっと暫時休憩いいですか。          〔何事か言う人あり〕 ○清水貞夫議長 暫時休憩します。          休憩 午後8時38分          再開 午後8時39分 ○清水貞夫議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 老朽化に関しては、建設改良費について計画的な布設工事かどうかお聞きしたいということで、計画に基づいて行っているということでございます。  また、計画的に行った工事について、甘粕地内の県道本庄寄居線のほうの布設工事を行ったということでございます。  そのほかの2点につきましては、ちょっと申しわけございませんけれども、審議がなかったということで、よろしくお願いします。 ○清水貞夫議長 他に質疑はありませんか。  10番、角田朝枝議員。 ◆10番(角田朝枝議員) 22年度は水は目標どおり売れたという認識でよろしいでしょうか。  以上です。 ○清水貞夫議長 総務建設常任委員会委員長、橋場倖男議員、答弁願います。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 売れたかどうだかはちょっと申しわけございませんけれども、それも売れたかどうかも、この私の考え、この有収率と言うのかな。          〔「有収率、100%にはならないのでしょう」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 そう、そうです。85.……          〔「それ売れたということ」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 85.8%だから、売れないですね、全部は。          〔「売れないの、全部では、全部は売れないです」と言う人あり〕 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 ちょっと違う。ちょっともう一回暫時休憩お願いします。 ○清水貞夫議長 暫時休憩いたします。          休憩 午後8時41分          再開 午後8時43分 ○清水貞夫議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 ◎橋場倖男総務建設常任委員長 議長、済みません。1ページの第1項の営業収益のほうを見ていただいて、2億3,523万1,000円、それで決算額のほうが2億3,403万7,220円ですので、私とするとよろしいのではないかなと思うのですけれども、よろしいですか。こんな感じでございました。  以上でございます。 ○清水貞夫議長 ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論ありませんか。  12番、笹井均議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆12番(笹井均議員) 反対です。 ○清水貞夫議長 反対討論から許します。 ◆12番(笹井均議員) 第20号議案、2011年度美里町水道事業会計決算認定について、反対討論をいたします。  水道事業は、財政が厳しい中、町民の負担軽減のため、一般会計からの繰り入れなどして料金を据え置きしてきたものと評価をしてきましたが、23年度から料金の値上げがされます。経済が低迷している状況の中で、町民負担をふやすことになります。また、緊急の場合の発電機の利用時間は、3時間から4時間しか対応していないということで、安定供給をするということができない状況があります。  建設改良費で前年度比1,991万8,000円増の6,386万円で、不用額が1,065万8,610円を計上いたしました。未収金は27万1,090円、特別損失、不納欠損が19件で31万6,153円もあります。年間有収率は85.8%にとどまっております。企業債年度末残高13億3,501万4,517円に上っております。企業債の繰り上げ償還ということで、高金利の企業債を抱えていたということでありますが、資金管理を指摘をする中で、高金利の繰り上げ償還等々も実施をしてきたところでありますけれども、監査報告書には今後も受水費、減価償却費、企業債償還金等多額の経費が見込まれることから、経営健全化を図り、有収率の向上、水道料金の未納防止、また滞納整理を迅速に行い、収納率の向上に努めることと指摘等もつけ加え、反対討論といたします。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。  9番、原田敏夫議員、賛成ですか、反対ですか。 ◆9番(原田敏夫議員) 賛成です。 ○清水貞夫議長 賛成討論を許します。 ◆9番(原田敏夫議員) 第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について、賛成の討論をいたします。  昭和51年に簡易水道を統合して、上水道事業を発足して以来、常に清浄な水を安定して供給するため、水源の確保や県水の導入及び施設の整備拡張を積極的に推進してきたため、今日では需要に見合う施設能力を備えておりますが、水道に対する町民の期待は、安全でおいしい水の供給や質の高いサービスを求めております。今年度は主として白石、阿那志、古郡、甘粕地内の配水管の整備や消火栓設置等が行われました。配水管布設工事費2,964万5,700円、配水管布設工事費2,279万5,500円、消火栓設置工事286万2,300円等であります。  本年度の給水戸数の増加は41戸であります。年度末給水戸数は4,118戸となり、給水人口は1万1,662人となっております。計画給水人口1万3,750人に対しまして84.8%であります。  本年度の経営収支は578万9,000円の不足が生じました。今後は受水費、減価償却費、企業債償還金等多額の経費が含まれることから、経営の健全化を図るとともに、有収率向上、水道料金の未納防止や滞納整理等迅速に対応していただくとともに、今後も安全・安心の水の供給にこたえられるよう施設整備、給水普及にさらなる努力をお願い申し上げまして、平成22年度美里町水道事業会計決算認定についての賛成といたします。  以上です。 ○清水貞夫議長 他に討論ありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○清水貞夫議長 これをもって討論を終結いたします。  第20号議案 平成22年度美里町水道事業会計決算認定について、本案に対する総務建設常任委員会委員長の報告は原案認定であります。本案は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○清水貞夫議長 起立多数であります。  よって、本案は原案のとおり認定することに決しました。 △散会の宣告 ○清水貞夫議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  大変ご苦労さまでした。                                       (午後8時50分)...