平成22年 3月 定例会(第1回) 平成22年第1回
美里町議会定例会議事日程第5号 3月19日午後4時10分開議 開 議 議事日程の報告第 1 第32号議案 美里町副町長の選任について第 2 第 1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算第 3 第 2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算第 4 第 3号議案 平成22年度美里町
老人保健特別会計予算第 5 第 4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算第 6 第 5号議案 平成22年度美里町
下水道事業特別会計予算第 7 第 6号議案 平成22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算第 8 第 7号議案 平成22年度美里町
介護保険特別会計予算第 9 第 8号議案 平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算第10 第 9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算出席議員 14名 1番 橋 場 倖 男 議員 2番 中 嶋 敬 子 議員 3番 櫻 沢 克 幸 議員 5番 柳 瀬 忠 作 議員 6番 岡 田 和 己 議員 7番 原 田 敏 夫 議員 8番 清 水 貞 夫 議員 9番 角 田 朝 枝 議員 10番 中 沢 貞 夫 議員 11番 中 島 邦 宜 議員 12番 茂 木 勝 男 議員 13番 笹 井 均 議員 14番 篠 原 進 議員 15番 根 本 孝 代
議員欠席議員 なし説明のため出席した者 町 長 原 田 信 次 副 町 長 田 島 尚 男
総合政策課長 参 事 田 島 省 二 自 治 防 災 清 水 美 廣
町民生活課長 遠 藤 則 昭 振 興 課 長
健康福祉課長 塚 本 稔
農林商工課長 江 黒 敏 憲
地域環境整備 高 橋 英 樹
上下水道課長 大 塚 一 男 課 長 教 育 長 高 橋 敏 夫 教 育 委員会 加 藤 克 幸 事 務 局 長
会計管理者兼 岡 本 幸 男 農 業 委員会 江 黒 敏 憲 出 納 室 長 事 務 局 長
事務局職員出席者 事 務 局 長 中 沢 秀 樹 事 務 局主任 井 田 美 智 子
△開議の宣告 (午後4時10分)
○
根本孝代議長 ただいまの出席議員は14名です。定足数に達したので、議会が成立しました。 直ちに本日の会議を開きます。
△議事日程の報告
○
根本孝代議長 事務局長をして議事日程の朗読をいたさせます。 事務局長。 〔
事務局長朗読〕
△第32号議案 美里町副町長の選任について
○
根本孝代議長 日程第1、第32号議案 美里町副町長の選任についてを議題といたします。 なお、質疑、討論、採決については後日といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 ご異議なしと認めます。 提案者から提案理由の説明を求めます。 町長。 〔
原田信次町長登壇〕
◎
原田信次町長 第32号議案について提案理由を申し上げます。 副町長として、田島省二を選任することについて同意を得たいので、地方自治法第162条の規定により、本案を提出するものでございます。 慎重審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。
△第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算~第9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算
○
根本孝代議長 次に、日程第2、第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算から日程第10、第9号議案平成22年度美里町
水道事業会計予算については、
予算特別委員会並びに各所管の
常任委員会に付託中の議案であります。以上の9議案を一括議題といたします。 各委員会より
委員長報告が提出されております。 最初に、
予算特別委員会委員長より第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。
予算特別委員会委員長、
中嶋敬子議員。 〔
中嶋敬子予算特別委員長登壇〕
◎
中嶋敬子予算特別委員長 予算特別委員会委員長報告を申し上げます。 第1号議案について、その審査の経過と結果について報告いたします。 審査の経過。3月4日、町長の施政方針並びに予算概要の説明等を踏まえ、質疑を行った後、
予算特別委員会の中の分科会を3月9日、10日、11日の3日間開催いたしました。所管課長より予算内容について詳細なる説明を求め、慎重に審査を行った各分科会の審査報告を19日に受けて、当委員会の結論を得ました。 決定及びその理由。決定、原案どおり可決するべきものである。理由、採決の結果、賛成者多数による。 本委員会においては、審査の結果、上記のとおり可決すべきものと決定したので、報告いたします。 以上です。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対しての質疑は省略させていただきます。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 9番、
角田朝枝議員、賛成でしょうか、反対ですか。
◆9番(
角田朝枝議員) 反対です。
○
根本孝代議長 反対討論を許します。
◆9番(
角田朝枝議員) 第2号議案…… 〔「1号です」と言う人あり〕
◆9番(
角田朝枝議員) 済みません。第1号議案 2010年度美里町
一般会計予算に反対の討論をいたします。 去年9月に民主党政権が誕生して、国民の暮らしが少しはよくなるかと期待しましたが、金権政治がまかり通り、この半年くらいで右往左往している状況であります。当たり前に生きていけると思ったのは、ほんの一瞬でした。 美里町においては、
一般会計予算は、21年度よりも1億8,207万9,000円、前年度対比4.5%の増額といいます。三郷中学校の建設や松久小学校の
体育館補強事業などがありますが、財政が大変といいながら、人権教育に名をかりた同和事業を継続しています。学校教育の中でも、一部の団体の研修会や旗開きに教師が参加をしています。解放子供会なども教師が駆り出されています。毎年人権研究と称して、各学校が持ち回りで研究しています。ほかに研究することはないのでしょうか。
子どもたちがどんなとき生き生きしたとか、こう成長したとか、もっと
子どもたちのことを語り合えるような場を持つほうが、毎日実証していることが自分たちにも見えてくるのではないでしょうか。 社会教育も
集会所事業が多いこと、公民館の予算と比べても大きな差があります。なぜ同じような事業を集会所でやらなくてはならないのでしょうか。カルチャーとは違うといいますが、
公民館事業も教育ではないでしょうか。
集会所指導員が欠員でしたが、復活してしまいました。生涯学習も
公民館運営委員会も廃止して、
社会教育委員会ですべてをやることになりました。住民がかかわるものが、また一つなくなりました。 地区館も、すべて館長が責任を持つようにしますが、決まった曜日にいるとは限らないようです。今までより不便になりそうな気がいたします。
子どもたちの給食をつくる調理員さんも、正職が3人になり、あとは派遣調理員さんです。この間の中学校の卒業式の答辞の中で
子どもたちは、「調理員さん、おいしい給食をありがとう」と言っていました。でも、その調理員さんはいなかったように思います。行事のときにも前は、派遣の人もいたように思います。給食費を削るということなのでしょうか。食事も教育ではないでしょうか。町で
子どもたちの給食に責任を持っていないことになります。行事のとき、調理員さんを来賓として招待してあげたらいかがでしょうか。 町民の健康を守る保健婦さんも少なく、専門分野も持てず飛び回っています。町の栄養士もいなくて、きめ細かな指導もできないでいます。専門家をもっと生かせるようにすべきであります。 農業予算の寂しいこと。美里町にとっては大切な農業のはずですが、先が見えません。地味な仕事ですが、農業を生かせる施策が必要です。 商工会や観光協会に多額の補助金を出しています。商工会は、補助金をどのように使っているのでしょうか。町の商店がもっと活性化するためには、どうすればいいのか考えているでしょうか。ポピー祭り、
コスモス祭りなど、お客さんが減ってきているといいますが、町も含めて、商工会などでも独自の工夫が必要なのではないでしょうか。町からのPRは今までのようにしているのでしょうか。 町税は、去年よりも6,263万6,000円ふえる予算です。滞納金額が1億を超えています。
町税徴収嘱託員を雇って徴収しています。去年の不況の中で、払いたくても払えない人たちのことを考えると、人ごとではありません。同和減免が21年度で終わりました。当事者の人たちが嫌がっていた予算です。終わったことでほっとしているのではないでしょうか。 保育園はすべて民間任せです。一部の補助金が該当しない保育園もあります。たとえわずかでも大変かなと思います。県の補助金がなくなって、町の補助金は継続をしていますが、県の分も出してあげてもいいのではないでしょうか。 生活保護の人たちがふえています。要保護、準要保護の
子どもたちもふえています。生活保護の相談の電話が頻繁にかかってくるようになったといいます。受ける人が受け始めると、なかなか働くことをしないといいますが、仕事がないこともその一つの原因ではないでしょうか。 奨学金は、本当に困った人のためになっているでしょうか。余りに借りる人が少ないので、心配です。 道路事業は、どんなふうに順番を決めているのでしょうか。つくってほしかったり、直してほしい箇所がたくさんあります。 図書館は、発信する図書館になっていません。本をふやして借りやすくするべきであります。 そうなっていない2010年の予算であり、反対といたします。 以上です。
○
根本孝代議長 次に、賛成討論ありませんか。 5番、
柳瀬忠作議員、賛成討論を許します。
◆5番(
柳瀬忠作議員) 第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算について賛成の討論をいたします。 現在の経済環境は、いろいろなところでデフレの影響があらわれ、成長力を低下させております。国の財政状況においては、戦後初めて国債発行が税収を上回るなど、大変厳しい財政運営を余儀なくされており、予断を許されない状況になっておりますが、町では、このような状況下にあって、確実な行政運営に心がけ、既に事務事業の見直し、
起債借り入れを抑えた財政健全化に取り組んでいるとの施政方針がありました。 そうした中、今後の行政基盤の確立を図るため、引き続き経費の削減として、
特別職給料カットや職員給料、諸手当の削減、抑制を行い、健全財政の確立に向けた努力が盛り込まれた主要施策で、
社会インフラと安全、安心な環境整備として、
美里中学校校舎改築事業の推進と
中学校体育館、
松久小学校体育館の
耐震改修工事を実施し、
子どもたちが夢と誇りを持って学べる施設整備を着々と進行しております。 また、企業誘致と土地の有効利用、子育て支援、高齢者の
生きがい対策など、各種事業を積極的に充実し、かつ防災、防犯、
交通安全対策に力を置いております。 農林業関係については、農地法の改正や農業に対する
戸別所得補償制度などの農政の大転換を図る国の政策に沿い、これからの課題に取り組み、農業に魅力が持てるような施策を推進するとの決意が述べられました。 建設関係では、快適な
安全住環境基盤の整備を図るため、町道路線の改良工事が予算化されました。 福祉関係では、児童、母子対策については、
すこやか広場の開設や育児学級など、次代を担う
子どもたちが健やかに生まれ育つ環境の整備を推進し、また
青少年協議会におけるネットワークの強化。保育所関係では、民間保育所の
子育て支援センターを充実や、子育て家庭への経済支援として、国の新施策である子ども手当の給付事務が円滑に進む配慮が感じられます。 教育関係といたしましては、各小学校、中学校の施設整備については、
美里中学校校舎改築工事を引き続き推進するとともに、
耐震化年次計画を前倒しして
美里中学校体育館耐震補強工事並びに
松久小学校体育館の
耐震改修工事に着手するほか、
大沢小学校プール補修工事や光通信網の整備など施設整備にも努める予算であります。 また、スポーツ、演芸、文化全般にかかわる活動や趣味、
ボランティア等、町民のだれもが一生涯にわたって必要な学習活動が受けられるよう、各種講座が開催されます。 以上、いろいろ申し上げましたが、厳しい財政状況の中で適切な予算であると申し上げまして、平成22年度美里町
一般会計予算についての賛成討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 13番、笹井議員、反対でしょうか。
◆13番(
笹井均議員) 反対です。
○
根本孝代議長 反対討論を許します。
◆13番(
笹井均議員) 第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算、予算特別
委員長報告どおり決することに反対の討論を行います。 22年度予算編成についての施政方針で、「社会環境の急激な変化や、町民の皆様のニーズにこたえるべく、限られた財源で、より効率的な予算執行が図られるよう中長期的な視野に立って予算編成をした。今後も将来に極力負担を残さない、持続可能な財政運営に努める」と言っています。しかし、将来に負担を残す予算であり、国の悪政を町民に押しつける予算であると指摘をしておきます。 パートや派遣など不安定雇用が増大する中、賃金低下や職場を失うなど、働く人の環境は年々悪くなっております。臨時職員の採用についても、町にも求められているものでありますけれども、雇用対策のないものであります。
人権政策事業は、
同和対策事業の名を変えただけで、事業の見直しもせず、従前の事業を今年度も計上しております。国が根拠となる法が終了しても、なお特別対策を継続する自治体には住民に対する説明責任があると言っているにもかかわらず、
同和対策事業を進めるための具体的な事実も明らかにできず、事業を終結する展望もなく、人の心に踏み込むような啓発を行うと言っております。人権侵害の具体的事実の把握もしない、解決法も持つこともせず行政を行うなど、町民に理解されるどころか、区別、選別の行政と言わざるを得ません。運動団体の推薦によって選ばれ、
地域改善対策対象地域住民を対象とした
同和対策生活相談員や
集会所指導員は、置く根拠も必要性もなく、差別を解消することにはつながらないものであります。補助の根拠も示さない
部落解放同盟美里地区協議会に、40万円の減額はしたものの360万円と、依然として1戸当たり8万円も出されております。解放同盟の運動に学び、ともに闘うという全国にも例がない同
対審共闘会議に9万円の予算を計上しております。貸付金の返済が滞っている
住宅資金貸付事業特別会計に、昨年より増額の163万9,000円も一般会計から繰り出しているものであります。人権対策ではなく、
解放同盟対策であります。
同和対策関係の予算は、行政が差別意識を持って予算を計上したと言わざるを得ません。
学校建築改修関係の補助金はありますが、繰越明許費が14億7,200万円で、21年度予算40億5,612万円と合わせて55億2,000万円の予算となります。普通建設費は3億2,368万6,000円ですが、補助事業はゼロであります。 循環バスは、お年寄りの貴重な生活の足ですが、05年に1台に削減したままで、本年も継続をするという予算であります。
オンブズマン制度や情報公開、
職員昇進試験などの制度も、有効な活用ができていない予算であるとも指摘しておきます。 各
字自治振興交付金は
町づくり助成金と改め、新しい公共空間を創造するとしていますが、1,518万4,000円の計上です。 経費削減といって
ダイヤルインを実行したにもかかわらず、今後も
電話交換業務を置いていくとしております。 町民号は、町として廃止すると言っておりながら、
実行委員会補助金はなくしても、
保養所施設利用補助金など他会計からの予算執行をしようとしているものであります。 子ども議会や
中学校海外体験学習の廃止に伴う、それにかわる事業を実施すると言っておりましたが、そうした事業の予算がありません。 今後不確実な10年間の町の財政見通しを示し、町民の負担増を求めながら、不要な補助金をそのままにし、大規模な事業を優先し、町民の楽しみや暮らしを圧迫する施策を進めようとしております。景気低迷の中、町税は個人、法人とも増で6,263万6,000円の予算でありますが、
町税徴収員報酬は、基本報酬を引き上げ178万円を計上しています。収納率が下がると見ているものであります。町民と協働の町づくりを進めるために、町民と行政の信頼関係が重要であり、本来職員が行うべき収税を、昨年に続き
町税等徴収員に任せることになります。そのことが町の職員の税に対する認識と町民との接触の機会を奪うものと指摘をしておきます。
妊婦健康診査等の業務委託は14回にふやしましたが、
保健センター運営事業費は1,780万5,000円で、診療所の廃止をカバーするため予防医療を充実するということを言っておりましたが、そうした予算がありません。
健康福祉関係の予算は町民の健康を守る予算ですが、住民負担が多くなり、金がなければ健康が守れない、住みにくい町になってしまいます。 町長は、農業従事者の減少、高齢化、耕作放棄地の拡大問題など大きな課題となっていると言っております。また、農産物の特色を打ち出した産地づくりと地産地消の推進に努めると言っておりますが、美里町の農業はますます後継者が育たない状況になっています。家族経営を援助し、認定農業者など、担い手を育成、確保する取り組みが不十分です。安心して食べられる食料の確保と農業経営が安心して継続できることが町民の願いです。また、
後継者対策を進めるといいながら、後継者育成のための
就農援助金制度とか
営農補助金制度などもなく、町の農業、商業を守り育てる施策、また観光対策に必要な
農業生産法人の育成、みのりの補助金などもなくしたままであります。駐車場などの建設や加工、販路の確保など、
観光果樹園構想には重要な事業がありますが、そうした予算も計上されておりません。 道路行政については、町長は、「道路は町民生活や経済活動を支える重要な社会資本であり、安心で安全、快適な交通環境を確保するために、必要不可欠なものです。このために道路整備につきましては、緊急性や整備効果などを考慮しながら積極的に取り組んでいく」と施政方針で言っておりますが、21年度事業に前倒しした事業もありますが、
新設改良工事3路線、路線測量5路線であります。 環境関係では、不法投棄、農地の不法転用、悪臭、ばい煙など、
生活環境対策が不十分であります。 教育行政では、豊かさを実現した反面、社会全体がゆとりを失い、地域社会もその連帯意識を希薄にしてきた。さらに、
子どもたちの生活の現状では、大人社会と同様に、ゆとりを失っている実態や社会性の不足、倫理観の低下、自立のおくれなどが指摘をされていると言っておりますが、それに対応する予算がないだけではなく、そうした事態の原因は、国の推し進める
全国学力テストの実施など、競争教育、思想教育をも踏みにじる日の丸や君が代などを初めとする
押しつけ強制教育や、新指導要領により先生も生徒もゆとりのない教育が原因でありますが、今年度予算はこの路線を一層進めるものであります。 また、
就学援助制度の実施の不十分なことなどにより、保護者負担が年々ふえ、教育の機会均等を踏みにじるものになっております。ことしも人権教育の予算を計上しておりますが、
学校教育そのものが人権教育であり、学校で改めて人権教育をする予算を計上しているのは、同和教育をそのまま名称を変更して実施しているからであると指摘をしておきます。 児童生徒の読書の必要性を強調しておりますが、図書の充足率は基準に達していないものであります。
社会教育費は、
集会所事業など
同和対策事業がほとんどであります。
公民館事業は、
地区公民館協力員を廃止し、館長に任せる週3日の開館にし、地域の学習の拠点としての公民館本来の事業ができる予算となっておりません。
公民館事業は見直しをしましたが、
同和対策事業として行ってきたときと同じ集会所で、
集会所事業は一切変更がありません。基本的人権を尊重し、同和問題を初めあらゆる人権問題を解決するために、住民の教養の向上、健康の増進、生活文化の振興を図り、もって
人権教育推進の場とし、設置すると言っておりますが、特定地域の住民を対象とした事業を行うだけで、設置の目的を達成できないものであります。全町民を対象とした公民館の
講座講師謝金は149万円ですが、
集会所事業講師謝金は135万となっております。 図書費は924万6,000円と減額の予算で、それなりに管理できていると言っておりますが、図書館からの情報の発信がなく、図書館としての本来の機能を果たしているとは言えないものであります。図書代は昨年同様の150万円で、町民の要望にこたえられていないものであります。
解放子ども会、
スポーツ交流会や
集会所事業は、一般対策でできるものであります。
運動体の方針に追随するのでなく、行政は行政として、法の趣旨を尊重し、公正、中立の立場に立って、同和問題を初め町民が本音で町政を話し合える教育環境、社会環境をつくらなければ、町長の言う公平公正な美里町をつくることはできないと指摘をしておきます。 遺跡の
森館自主事業実行委員会補助金や美里町で誇れる事業である
ピアノコンクールの補助金を削減するのではなく、町を挙げてイベントにするくらいの姿勢が必要であります。町民の文化向上や芸術に触れる機会をなくしてしまい、町の文化的水準を高める予算がありません。 新たに
教育資金利子補給制度を創設しましたが、奨学金は252万円の予算であります。保護者のリストラなどによる失業がふえたり、国が育英資金を廃止するなど、就学機会が奪われることになります。美里町を支えていく人材を育成するためにも、所得制限を撤廃することで希望者全員に貸し付けることが必要であります。 以上の点を指摘し、地方自治の本旨に沿って町民の暮らしや生活を守る立場に立って、町民本位の町政を進めるという町民ニーズにこたえられていない予算であり、不要な予算を残し、町民の必要とする予算が削られている予算でありますので、第1号議案 平成22年度
一般会計予算を
委員長報告どおり決することに反対をいたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第1号議案 平成22年度美里町
一般会計予算について、本案に対する
予算特別委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
△会議時間の延長
○
根本孝代議長 会議規則第9条第2項の規定により、この際、会議時間を延長しておきたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 ご異議なしと認めます。 よって、延長することに決しました。
○
根本孝代議長 ここで皆様にご報告申し上げます。 14番、篠原進議員から早退の届け出がありましたので、ご報告いたします。 ここで暫時休憩いたします。 休憩 午後4時41分 再開 午後4時42分
○
根本孝代議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 次に、文教民生経済
常任委員会委員長より、第2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員。 〔中嶋敬子文教民生経済常任委員長登壇〕
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 文教民生経済
常任委員会に付託されました第2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算認定について、その審査の経過と結果についてご報告いたします。 事件名。第2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算。 事件の内容。歳入歳出予算、一時借入金、歳出予算の流用、予算に関する説明書。 審査の経過。3月11日午後2時より文教民生委員会室において、委員全員出席のもと、
町民生活課長ほか担当職員の出席を求め、所管に属する部分の説明を聞き、その後、質疑に入りました。 委員から出された主な質疑は、次のとおりです。まず、国保運営協議会が開催されたということですが、審議内容をお聞きしたい。国保の運営協議会議事録がございますが、主な内容としますと、特定健康診査について、それからその実績、21年度の受診率、目標値と実績の説明がございました。また、国保税率の見直しを町長が諮問しているところで、現在継続審議中でありますというお答えでございました。 次に、事業勘定基金の残高が70万円になることについて、どのようなことかという質問がございました。平成21年度で2,500万円、平成22年度で2,500万円を取り崩し、来年度利息が6万8,000円の見込みで、71万2,000円程度残る予定です。基金はほぼないに等しいので、医療費が減らない限り、町からの持ち出しがふえることになれば、税率の改正をお願いしなければならないということで、これは国保運営審議会のほうで慎重審議をお願いしたいところでございます。 それから、審査支払委託料についてということで、レセプトについての質問がございました。 それから、短期被保険者証を発行したかどうかという質問がございました。滞納したからすぐに交付するのではなく、督促、納税、催告、電話催告等を実施して、それでも納めていただけない場合や、分納誓約を結んだ方が履行されない場合などを対象に交付しているということでございます。また、
子どもたちのいる家庭には、
子どもたちの分だけの保険者証は発行しているということでございます。 それから、特定健診を予約制にするということについて、受けづらくなるのではないかという質問がございました。昨年までは、根木は何日というように各字の日程を組んでおりましたけれども、予約制により、受診者が都合のよい日を選べること、特に今回は休日が1日入っておりますので、13日間、送迎も行うということで、受診率の向上が図られると考えているという答弁がございました。 質疑の主なものは以上です。 これらの質疑の経過を踏まえ、討論に入りました。角田委員より反対の討論がありました。また、柳瀬委員から賛成討論がありました。 結果をご報告いたします。採決の結果、賛成多数であり、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上報告いたします。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は、順次発言を許します。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 今報告をいただきましたけれども、国保財政については非常に厳しいということで、財政の運営に当たって税収等の変更の見直しを諮問しているということでご審議をされたようであります。今回の予算につきましても、税収は2億3,000万ほどであります。しかし、789万円の増という税の増収を見込んでいるのですけれども、国保制度そのものが、高齢者医療だとか、後期高齢者だとかいろいろあるわけですけれども、税が高齢者、所得の少ない方々が構造的に多いわけですけれども、また経済的に非常に厳しい状況の中で、今年度は前年度から比べて増の予算を組んだということについてはどう審議をされたのか。収納率等についても、どのくらいを見込んだということでいつも検討されているのではないかというふうに思いますけれども、この収納率が年々下がってきている理由の中に、国民健康保険税が高過ぎて払えないというのが多くの町民の声であります。そうした中で税収を上げる、収納率が下がる一方で税収は上がっていくという予算になっているのですけれども、どのように審議をされたのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、国保も町税と同じように、滞納が年々増加の一途をたどっているということでありますけれども、滞納分の精査、また徴収、そういう点で一層の努力をしなければいけないというふうには思っているのですが、滞納繰り越し分の調定額の16%程度しか収納が見込めないということだというふうに思うのですが、そうしたことに対して、当委員会としてどう審査をされたのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、国庫支出金の関係ですけれども、特定健康診査の負担金をここで支出金として計上しております。特定健診も健診目標、計画が、国のほうからも計画を出せということで出されているわけですけれども、特定健診受診率を高めるということで予算計上されているのではないかというふうに思うのですが、予防健診等の充実は国保の財政にも非常に大きな影響を与えるということで、予防健診が必要なのだろうというふうに思うのですが、やっぱり多くの方に受けていただく形にしないとならないのではないか、財政負担も厳しくなるということでありますけれども、どのように審査をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。 それから、普通調整交付金というのが6,867万1,000円ということで、医療費の給付割合によって交付されるものでありますけれども、負担率がこの間変更されてきています。そうした中で、町の財政を圧迫してきている部分があるのですけれども、そうしたことに対してどのようにご審議をされたのかお聞かせをいただきたい。政権がかわり、いろいろな補助金や負担金等々が見通しができないという部分もあるかというふうに思うのですが、そうした中で国保財政をどう運営していくのかということで非常に苦慮する部分だというふうに思うのですが、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、121ページですが、前期高齢者交付金ということで前期高齢者分も計上されております。後期高齢者と前期高齢者と今後一体化していくような方向で検討されるというようなことも言われております。そうした中で、この前期高齢者の加入率については、どのように検討されたのかお聞かせをいただければというふうに思います。 それから、保険財政共同安定化事業交付金ということで1億3,100万ほど予算計上されております。安定基金からの安定化事業の交付金ということで交付をされるわけですけれども、国保連等々の負担になるかというふうに思うのですが、事業運営に当たって共同事業の交付金が見込まれるということでありますけれども、このことについて、適切な計上ということでご審議をされたのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それと、130ページの出産一時金の関係ですが、10人分の出産見込みということで予算計上されております。出産育児一時金については、現状に合わせてということでしょうけれども、子どもを産める環境がなかなかない状況があらわれているのではないかなというふう思うのですが、やはり出産一時金がどんどんふえていくような町の施策というのが、子育て支援とか育児支援、そういうものも含めて必要なのではないかというふうに思うのですが、ただ祝金を、出産一時金を出すというだけでなく、そうした事業的な施策というのが国保の中でも必要なのだろうというふうに思うのですが、そういうことについてはご審議をされなかったのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。 先ほど歳入のところでお尋ねをいたしましたが、133ページに特定健康診査事業費ということで93万4,000円ということで出されております。受診率の向上と保健指導を積極的に行うということで町長が施政方針でも述べていましたけれども、そうしたことが十分賄えるような、そうした事業費を計上したということでご審議をされたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、負担金についてでありますけれども、特定健康診査の負担金でありますけれども、970万7,000円ということで前年よりはふえております。受診率の目標が21年45%というふうに言われていましたけれども、22年は55%ぐらいが目標になるのではないか。それに伴う予算が適切に計上されたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、134ページ、人間ドックの助成金でありますけれども、高齢者ドックの関係もありましたけれども、60人ということは20名増ということで今年度予算計上しました。人間ドックにつきましては、1人2万5,000円の補助ということで、非常に受けやすい制度にはなっているのかなというふうに思いますけれども、やはり早期発見、早期治療という意味からすると、もっともっと多くの方、町民全体を対象とするということになれば多くの方に受けてもらえると思うのですが、そうした予算になっていないわけでありますけれども、その辺についてどのように審議をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。 それから、先ほど報告がありましたけれども、短期保険証を発行したということですけれども、その効果と今後の対策ということについてご審議をされたということであります。こういう短期のペナルティーをつけた保険証を発行するということは、人権問題にもかかわる問題ではないかなというふうに思うのですけれども、そういった点でのご審議はされたのか。ここ数年70世帯程度を見越した事業になっているというふうに思いますけれども、その本来の目的が達成されたのかどうか。年々その効果があらわれているのであれば、滞納も少なくなり、収納率も上がってくるというふうに思うのですが、そういうことをしているにもかかわらず収納率も下がってきている、そういう状況になっているのが現状だろうというふうに思いますけれども、その必要性についてどのようにご審議をされたのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、診療所事業会計としてあったものが、廃止されて3年ほどになりますけれども、診療所を廃止するときに、やはり診療所の果たす役割というのは非常に重要なものがあったのではないかということで、それにかわる施策を進めるということで提起をしてきたのですけれども、削るものは削っただけで、新しい事業がなかなか見つからないということで、やる意思のない予算の計上ではないかなというふうに思うのですが、そのことについてもご審議されたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 以上です。
○
根本孝代議長 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員、答弁願います。
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 まず、789万円増になっている税額なのですけれども、理由についてということですが、それについては特に審議はしておりません。 収納率については、総括のときに、その前の課長から説明があったとおりでございます。 それから、滞納についての審査ですけれども、徴収率が低いというご指摘でございますが、それについての審査も特には行っておりません。 それから、特定健診を受けてもらうための施策はということで、先ほど申し上げましたように、今度は1日祭日を含めた、どの日でも受けられるという、13日間を設けるということが新しく試されております。 それから、国保財政を運営していくことについて苦慮しているのではないか、その対策についてということですけれども、そのような審議も当委員会では特になかったと思いますが、それに関連いたしまして、先ほども申し上げましたけれども、事業勘定基金が残り少なくなるということで大変苦しくなっていると思われます。税率の改正は、やむを得ないのではないかというような当委員会の見解でございます。 それから、その後の質問を私、書き損じてしまったかもしれません。2度目でお願いいたします。 前期高齢者の加入率についてということなのですけれども、その辺も審議はなされていなかったと思います。 〔何事か言う人あり〕
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 報告はあったかな……書き落としているかもしれません。済みません。私のほうには見当たりません。申しわけありません。 保険対策安定化事業、これが適切かということなのですけれども、適切な予算であるかということでしたね。それについても特になかったと思います。 それから、出産一時金支給事業なのですけれども、これについても当委員会では特に質疑はありませんでした。 なお、産める環境がない、子育て支援の観点からも一時金を上げていく方向の検討はしたのかということなのですけれども、それもございませんでした。 それから、特定健診事業のこの予算なのですけれども、十分賄える予算であるかというご指摘でございます。全体としてやったわけではなく、業務委託料のところで少し質疑がございましたが、これは多分先ほど申し上げたような、予約制にするというような部分であったと思われます。目標というお話でしたけれども、対象者が2,300人いて1,035人分、目標は55%だったのですが、今までの実績を見まして、平成21年度は34.9%だったそうです。それによって、今度の予算では45%の数字を計上してあると聞いたと思います。 それから、人間ドックについてです。これについては特に質疑はありませんでした。 それから、短期被保険者証について、収納率の低下において効果が上がっているのか。上がらないのだとしたら、その必要性はどうかということなのですけれども、それについては必要性という観点では特に審議をいたしませんでしたけれども、先ほど笹井議員がおっしゃった70件、私が申し上げましたように、滞納したからすぐに交付するのではなく、いろんな手段を当然、分納誓約ということもありますので、話し合いをする中で短期被保険者証を発行しているそうです。 それから、中学生以下のいる家庭につきましては、70世帯のうち10世帯、18人の児童生徒等に交付しております。また、なかなか取りに来てくださらない家庭が何件かあるのですけれども、そのおうちの中には、何度お手紙を出しても返ってきてしまう家庭とか、相談についても、ふだん役場があいている時間以外にも職員が対応しているという話を伺いました。 それから、収納率が上がっているかどうかという点については、特に審議はいたしませんでした。 それと、診療所の関係なのですけれども、当委員会では診療所についての質疑はございませんでした。 以上です。
○
根本孝代議長 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) お答えいただいたのですけれども、今回の税収の問題、それから歳出の問題、この予算で適切だというふうにご判断をされたということなのですけれども、今町長から出されているのは、もうちょっと税収を引き上げろということで諮問がされている部分があります。そうしたことについて、議会のほうとしてどのように審議をされたのか。 当然国保運営協議会に諮問されている問題ですけれども、国保の運営、財政問題、それから診療の問題、医療費の問題、そういう問題も含めて国保の委員の皆さんの中で十分議論をしていただいて、適切であるか適切でないか、収納の関係についても、課税の関係についてもご議論がされたのではないかというふうに思うのですけれども、そうしたことが余り議論されないのかどうか。国保の財政が大変だというふうに言われている中で、今年度の予算が示されたわけです。保険者と被保険者の健康を守る、そういう姿勢が当然出てくるのが、国保法に基づいて執行されれば、そういうことになるのですけれども、健全財政だけ、運営者の方針だけでいろいろ事業を考えていくということになると、やはり加入者が、被保険者が負担をしなければならない、その部分が大きくふえていくということにならざるを得ないのですけれども、そうした点で適正な予算計上であるかどうかということが審議の対象になるべきだというふうに思うのですけれども、そういう点での審議はなかったのかどうか。これでいいということであれば、税収も含め、議会のほうの意見を尊重するという立場に立つと、私も運協の会長としてお世話になっている中で審議をしているわけですけれども、税の改定については、こういう方向で、現状のままでいいという結論を出ざるを得ないような気がするのですけれども、そうした点でのご審議がされたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、滞納の分についても16.5%という調定額が出されております。いろいろな状況があって滞納が回収できないという部分があるのではないかというふうに思いますけれども、そうした点についてもご検討されたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 以上です。
○
根本孝代議長 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員、答弁願います。
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 先に滞納の分についてお答えしたいと思います。 当委員会では、先ほど申し上げましたように、滞納の分についての議論というのは特にしなかったと思います。ただ、ほかの会計でもそうなのですけれども、収納委員さんでありますとか、徴収員さんでありますとか、職員の方たちが、最終的には自宅までお伺いして話し合いの上で、それでも払えないという方がいらっしゃる、その状況を踏まえたこの16.5%という数字であろうと考えます。 それから、もう一つの質問なのですけれども、議会としての見解ということでおっしゃいましたけれども、私どもの分科会で、水かけ論になりそうな気がするのですけれども、委員会といたしましては、国保運営協議会の意向、それを見たいと言ったらおかしいのですけれども、この予算でいいのかと言われたときに、基金が70万しか残らない、それでは税率を変えていくしかないだろうという見解は共通したものがあると思います。ただ、そのやり方ですとか、金額の大きさですとか、その辺というのは運営委員会のほうで十分議論していただいて、その後にまた審査をしたいと思っております。 以上です。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論ありませんか。 反対の方いますか。 9番、
角田朝枝議員、反対討論を許します。
◆9番(
角田朝枝議員) 第2号議案 2010年美里町国民健康保険特別会計に反対の討論をいたします。 日本国憲法第25条では、生存権、国の社会的使命として、「1、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。2、国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」というふうにしています。この間、東京の29歳の若者が、国保料滞納で毎月のように督促状が届き、差し押さえもあり得ると、そういう内容で保険証のかわりに資格証明書が送られてきた。1カ月後にみずから命を絶ったということを知りました。300万円の収入に40万円の税金だったそうです。 美里町も、収納相談といいますが、短期証明書を70人に21年度発行しています。
子どもたちには送ってあるということですが、まだ取りに来ていない人もいるということであります。何回もお知らせを出しているといいますが、悪質な人が残っているということであります。来ないなら、行って話す機会をつくるべきではないでしょうか。さいたま市では、医療を受けさせるのを優先に、滞納者にはすべて会って相談しているそうであります。町民に対しての姿勢が問われる国民健康保険会計ではないでしょうか。 以上、反対といたします。
○
根本孝代議長 5番、
柳瀬忠作議員、賛成討論を許します。
◆5番(
柳瀬忠作議員) 第2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算について、賛成の討論をいたします。 国民皆保険制度の基盤をなす制度として定着している国民健康保険は、地域住民の医療の確保と保健の保持増進という重要な役割を担っている。疾病の多様化、医療技術の高度化に伴い、国保財政の見通しは極めて厳しい状況であり、経営基盤が不安定な状況にあるため、一般会計から繰り入れを余儀なくしています。今後保険給付費の増加が予想されるため、国保税のあり方に大きな課題が残されております。しかしながら、医療費適正化対策等保険者のたゆみない努力姿勢が見られますので、厳しい財政状況の中でありますが、適正な予算と申し上げまして、平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算について賛成討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第2号議案 平成22年度美里町
国民健康保険特別会計予算について、本案に対する文教民生経済
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。 休憩 午後5時15分 再開 午後5時25分
○
根本孝代議長 休憩を閉じ会議を再開いたします。 次に、文教民生経済
常任委員会委員長より、第3号議案 平成22年度美里町
老人保健特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員。 〔中嶋敬子文教民生経済常任委員長登壇〕
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 文教民生経済
常任委員会に付託されました、第3号議案 平成22年度美里町
老人保健特別会計予算について、審査の経過と結果について報告いたします。 事件名。第3号議案 平成22年度美里町
老人保健特別会計予算。 事件の内容。歳入歳出予算、予算に関する説明書。 審査の経過。3月11日午後3時35分より、文教民生
常任委員会室において委員全員出席のもと、
町民生活課長ほか担当職員の出席を求め、所管に属する部分の説明を聞きました。本会計は、既に終了しているものであり、今回の予算もそれに伴う残務整理であるとのことから、委員からの発言はありませんでした。 結果をご報告いたします。採決の結果、賛成多数であり、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、ご報告いたします。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 償還金のことについてですけれども、この事業は既に終わって2年がたつのですけれども、償還金について前年度200万、今年度43万3,000円ということで、156万7,000円の減の歳出ということになっておりますが、これの見込み、どのくらいの、どういうことでこういう43万3,000円という償還金の計上をされたということでご審議をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。
○
根本孝代議長 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員、答弁願います。
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 ご期待に沿えなくて申しわけございません。先ほど申し上げましたとおり審議はいたしませんでした。 以上です。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 質疑の発言がありませんので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。
角田朝枝議員、賛成ですか。
◆9番(
角田朝枝議員) 反対です。
○
根本孝代議長 反対討論を許します。
◆9番(
角田朝枝議員) 第3号議案 2010年度美里町老人保健特別会計に反対の討論をいたします。 この老人保健は、今年度をもって終了します。初めは70歳からのお年寄りが入っていましたが、1年ずつ年齢を上げて75歳からにしました。そして、そのお年寄りの負担をふやし続けました。その後、後期高齢者医療制度をつくり、年金から保険料を天引きをして、今お年寄りを苦しめています。残務整理だけの会計ですが、許すことはできません。 以上、反対といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第3号議案 平成22年度美里町
老人保健特別会計予算について、本案に対する文教民生経済
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、総務建設
常任委員会委員長より、第4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。 〔櫻沢克幸総務建設常任委員長登壇〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 報告いたします。 第4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算。 私たち総務建設
常任委員会に付託されました第4号議案でございますが、平成22年3月11日午後1時15分より開会いたしました。出席委員は7名であります。町長、自治防災振興課長、人権政策室長の出席をいただき、課長より説明がございました。その後、質疑に入り、内容を要約します。 住宅資金貸し付け事業の目的は何か。また、今後の課題としてはどういうことが考えられるか。連帯保証人、抵当権の設定はしたのか。 次に、償還者の内訳についての質疑がございました。一般会計からの繰出金が多くなると、その分事業に影響するのではないか等々の質疑がございました。また、会計のあり方等につきましての質疑もございました。 その後、質疑を終結し、討論に入りました。 そこで、事件名として、第4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算。 事件の内容は、歳入歳出予算、予算に関する説明書。 審査の経過は、今申し上げましたとおりでございます。 決定及びその理由。決定。原案どおり可決すべきものである。理由。採決の結果、出席委員多数の賛成による。 本委員会においては、上記のとおり定めることを適当と認める旨、決定したので、報告いたします。 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸。美里町議会議長、根本孝代様。 よろしくお願いいたします。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 何点かお尋ねいたします。 9年目で、町のほうから出していただいた資料を見ますと1,500万円を超えているのです。22年度を入れると、もっとこれが膨らむなというふうに今見ているのですけれども、こういうことをして返す見通しなどはあるのでしょうか。先ほど会計のあり方などを審議したというふうなお話だったのですけれども、どんなふうに町としてはしていこうとしているのか、その辺を審議されたのかどうか、そして方向性が出ているのかどうかお聞かせください。 それから、総括の中でも聞いたのですけれども、分納計画をしている方が今は8名で、そのうち滞納している方が2名というふうに聞いているのですけれども、分納計画をしている方は、どんなふうな返し方をしているのでしょうか。いわゆる幾らぐらいずつ返しているのか。また、滞納の人たちも、たまには幾らとかというふうに入れたりしているのか、その辺もお聞かせください。 それで、これで一般財源を入れるときのころだと思うのですが、解放同盟を通して貸し付けているというふうにずっと聞いているのです。解放同盟には多額な補助金を出してあるわけですし、責任をとってもらえないのかとか、あと保証人にきちんと話すべきではないかとか、いろいろ議会としては案を出してきたというふうに思うのですけれども、そういう努力などはされているのかどうか。 それからあとは、生活指導員でしたか、相談員は、生活相談に乗っているということなのですけれども、こういう方たちの相談に乗っているのでしょうか。こういう人たちの相談に乗らなければ、何のための相談員なのか本当にわからないなというふうに思うのですけれども、その辺お聞かせください。 それから、あと残金としては幾らあるのかというのと、何年までに払わなくてはならないのかというのと、それから町の姿勢としてどういうふうにこれをしていきたいのか。そのままじゃんじゃん入れていくのか、その辺をお聞かせください。 以上です。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 今角田議員からいろいろなご質問がありました。調定額としては3,000万ぐらいあるというような話でやっているようですけれども、いずれにしろ29年まで返済があるというような話を聞いております。 また、2名の住居不明者が現実におりまして、毎回その件は清水課長にもお話しておるわけなのですが、なかなかどこにいるかわからない、行方不明というようなことで非常に厳しいと。16名の中で通常償還が6名、滞納者が10名で、そのうち8名が分納償還しているというようなことで、返済だけなのですけれども、確かにこのことは当時同和地区の生活環境の整備改善を図るという目的で、住宅の新築または改修の資金を貸し出したということで、非常に町としても毎回、毎回努力、苦慮されていると思うのですけれども、実際に一般会計からは繰出金が多くなるということは、確かにほかの事業に差しさわりが出るというのは一目瞭然であります。そういう形の中でもう一歩、指導とともに努力をして、償還を、早く回収するという努力は今後も当然続けていただくということは強く切望した次第です。 また、連帯保証人云々ということで、解放同盟の方の問題だとか、抵当権は設定してなかったという話を聞いていますので、生活相談員も当然相談には乗っているけれども、分納すらなかなか大変な家庭も実際にあるということを聞いております。よろしくお願いいたします。
○
根本孝代議長 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) ただ、行方不明というのもずっと聞いていたりとかするのですけれども、それでも分納計画を立ててとか、通常返還の中で返している方なんかもいらっしゃると思うのです。そういうのでは、やはりきちんと言っていくとか、そういうふうにしないとだめなのではないかなというふうに思うのですけれども、前解放同盟を通して貸しているのだからというので、私質問したことがあるのですが、解放同盟には関係ないというふうに以後言われたりとかしているのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。審議の中にそういう話は出てこなかったでしょうか。 それから、生活相談員は回っていないという話も聞いたのですけれども、最近は回っているという、そういう認識でよかったのでしょうか。 先ほども聞いたのですけれども、保証人だとか、そういうので提案は議会としてはしてきたのだけれども、それがどんなふうに進んでいるとか、この間の特別会計予算の審議の中では全く話にできなかったのか、具体的になかったのか、その辺をもうちょっと、具体的な審議はされなかったのかどうかお聞かせください。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 分納している8名の方、金額、だれが、Aさんが幾らということまでは、当然個人情報の問題等もあるので、金額は出ていません。さらなる努力をして早く回収したいというようなことで、当然保証人になっている、保証人の方もつけてあるようですから、その方に対しては、町のほうから当然交渉、徴収の問題は日夜努力しているということなのですが、いずれにしろそれ以上の進展はございません。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 反対討論ありますか。 13番、
笹井均議員、反対討論を許します。
◆13番(
笹井均議員) 第4号議案 22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算について、
委員長報告どおり決することに反対の討論をいたします。 住宅資金貸付事業は、同和地区の劣悪な住宅事情を解消し、差別の解決に重要な役割を果たしてきましたが、そうした格差が解消したのに伴い、貸付事業は終了し、返済だけが残っているものであります。本予算では、歳出は地方債借入金の返済411万1,000円であります。これに対する歳入は、貸付金を受けた人からの返還金は、調定額で3,000万を超えているのに、昨年より24万円減の247万1,000円であり、残り163万9,000円を一般会計からの繰入金で賄っています。 現在貸付者が16名で、定額返済が6名、滞納が10名のうち分納8名、未納者が2名となっております。決算認定のときに監査委員の意見にも毎回出されますが、「住宅資金元金収入の収入未済の収納については、引き続き努力をお願いするものである」と毎年指摘されておりますが、今年度も返還金は調定予想額の1割以下しか見込んでいません。返済の完納分の見通しも立っていないものであります。 貸付事業会計であるにもかかわらず貸付金の回収をあきらめたのでは、本来の目的である差別解消にならないものであります。こうしたことが進められていることが、差別解消をしようという町の事業にも影響してくるものだと指摘をしておきます。住民の税金である一般会計からの繰入金を当てにしている予算であり、会計として成り立たない予算であるとして反対討論といたします。
○
根本孝代議長 次に、8番、清水貞夫議員、賛成討論を許します。
◆8番(清水貞夫議員) 第14号議案 平成22年度美里町住宅貸付資金、間違いました。資金貸付事業…… 〔「第4号議案」と言う人あり〕
◆8番(清水貞夫議員) 言わなかったですか。 〔「14号……」と言う人あり〕
◆8番(清水貞夫議員) 訂正いたします。第4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算について、賛成の討論をいたします。 この事業は、歴史的、社会的理由により、生活環境等の安定向上が阻害されるため、地域の住宅環境の整備改善を図るものを目指して、住宅資金の新築または不良住宅の改善に使用することについての貸し付けでありまして、必要な資金なので貸し付けを行ってきた事業でありますので、平成9年度から貸付制度はなくなり、現在は償還のみとなっております。ぎりぎりの予算であるので、申し上げますので、平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算について賛成討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第4号議案 平成22年度美里町
住宅資金貸付事業特別会計予算について、本案に対する総務建設
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、総務建設
常任委員会委員長より、第5号議案 平成22年度美里町
下水道事業特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。 〔櫻沢克幸総務建設常任委員長登壇〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 報告いたします。 事件名。第5号議案 平成22年度美里町
下水道事業特別会計予算。 事件の内容。歳入歳出予算、地方債、一時借入金、予算に関する説明書等であります。 審査の内容、経過を説明申し上げます。平成22年3月11日、出席委員は7名でございます。午後2時より、町長、参事、
上下水道課長並びに3名の事務官の紹介があり、説明が行われました。 その後、質疑に入り、主な内容を申し上げますと、国庫補助金が2分の1補助で3,500万円計上され、事業が本格的に始まるとの説明であるが、本管につなぎ込み、本格利用はいつごろか。また、一般会計繰入金は6,100万円であるが、これまでの繰入金額は幾らぐらいになるのか。 次に、交付金や補助金等の見通しや町債、整備費、流域下水道負担金等の質疑がございました。また、今年度整備工事の実質面積や維持管理費の水質検査等の質疑もございました。小茂田地区の管路工事内容説明や上下水道審議会開催等の質疑もなされました。 その後、討論に入り、反対討論は笹井均委員より、また賛成討論は橋場倖男委員よりございました。 討論を終結し、採決の結果、決定を見ましたので、その決定及びその理由を申し上げます。 決定。原案どおり可決すべきものである。理由。採決の結果、出席委員多数の賛成による。 本委員会においては、上記のとおり定めることを適当と認める旨、決定したので、報告いたします。 平成22年3月19日。美里町議会議長、根本孝代様。総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸。 以上であります。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 11番、中島邦宜議員。
◆11番(中島邦宜議員) ただいまの
委員長報告でありますが、質疑したということはわかったのですが、質疑の内容には一切触れておりませんので、お伺いいたします。 行政報告の中でも下水道関係では、健康で文化的な生活環境を維持する上で重要な社会資本であるということが載っておりますが、その点についてはどのような審議がなされたか。また、小茂田地区の管路工事を引き続き実施いたしますとしておりますが、今後の進捗状況についてどのような審議がなされたか。また、供用開始の時期とそのときの対象規模ですか、それとその準備に関する質疑はどのようになされたかお伺いいたします。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 ただいまの中島議員さんの質問に対してお答えいたします。 当然水の確保、水の安全、生命を守るということは、委員全員がまず基本的には理解して、この事業があるということは、建設…… 〔何事か言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 下水のほうは、いずれにしろそういうことで…… 〔「そういうことじゃない……」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 失礼しました。下水のほうは、先ほど言われたように当然、下水のほうも同じように環境保全、安全を守るということで認識を持って委員会に参加されたと感じております。 それと、事業関係でございますけれども、現在やっているところが、小茂田地区の旧フジマートのところまで来まして、これからやるのが旧荒川商店から県道までの620メートル、これに対する工事が予算化されているということで、全体では190ヘクタールのうちの9.数%ということになるだろうということでございました。補助金等もございますが、2分の1の事業ですけれども、全体の190ヘクタールの中から見ると、非常に事業としては大変な時間と日数がこれからかかるだろうということでございます。 それともう一つは…… 〔「供用開始の」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 供用開始については、今のところ国の予算等が非常に不安定な面もあるのですが、特に下水道に関しては来年度、再来年度ということを予定しているようでございますが、供用開始の話は基本的にはなかったかなと思うのです。 〔何事か言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 そこまでいつからというのはなかったような気がします。ただ、各市町村等の問題で、管路の負担金等が4市町で4,450万ぐらいやっているということで、そのうちの8.54%が美里の、380万ですか、が負担だということで、これからその関係のところの話が進んでくるだろうというお話でございました。
○
根本孝代議長 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 小茂田の旧フジマートのところまで来ているということなのですけれども、これからもうちょっと延長していくということですけれども、実際に小茂田の人たちがきちんとそういう状況を、話なんかがされているのかどうか。17年度から始めているから、もう五、六年たっているわけなのです。そうすると、供用開始もまだ決まっていないような話というか報告があったのですけれども、そういう状況の中で、たとえお金を出してつくったとしても、ちゃんとそれにつなぎ込む人がいるのかどうか非常に心配なのですけれども、そういう中で町債なんかはかなりふえたりとかしているのですけれども、町債の返済などはいつから始めるのか。あとは、始めてしまってお金はかかったりとかしていますけれども、美里町は集落排水とかというのでいろいろつくってきたりとかしていますけれども、そういうのにかわることはできないかというか、やめることはできないのでしょうか。そのほうがお金がかからなくていいのではないかなというふうに思うのですけれども、そういうのはなかったでしょうか。私はいつも、やめたほうがいいのではないかというふうに言ってきているのですけれども、その辺はどうだったのかお聞かせください。 それから、あとは一般会計からの繰り入れがやはり多額で6,100万という、そういう多額なお金を入れているわけですけれども、いつも介護保険だとか、それから後期高齢者とかというので、よく町では言いますけれども、やはりいろんなところに使っている、一般財源を入れているのだなというふうに思うのですけれども、これが何年度できるのでしたっけ、何年ぐらいにできる見込みなのか、その辺もお聞かせください。 それから、町債がふえているという話をしたのですが、返済はいつごろからやるのでしょうか。その辺どんな審議をされたのかお聞かせください。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 先に供用の場合、仮に22年度から開始ができるかもわかりませんけれども、小茂田地区の問題がありまして、説明は終わったのですけれども、これから工事が始まるということで、その工事が進まないと、いずれにしろつなぎ込みができないということと、非常に強烈なご意見で、やめられないのかというようなお話なのですが、下水道管が小山川の下をぐうんと、税金でつくっているわけです、終末まで。そうすると、私も詳しくは知らないのだけれども、恐らく何十億か何億か、仮に県から返せなんて言われたとき、非常に厄介なことに、大変なことになるのではないかなという考え方を一つ持っているのです。ですから、県のほうの税金と国の、政権がかわりましたので、非常に不安な要素もまた、不確定な要素があるので、なかなか課長も答えづらい面もかなりあったのですけれども、いずれにしろ段階的に、先ほど言ったように、9.何%かのところまで何とか22年でやるということでございます。よろしくお願いいたします。
○
根本孝代議長 10番、中沢貞夫議員。
◆10番(中沢貞夫議員) 下水道面についてですが、ごみや河川の水質汚濁や悪臭などを防止するという面から、非常に効果的で、町の環境にも大いに貢献するのではないかと思います。 そこで、お尋ねいたします。この下水道が完成するのには相当長い時間かかるわけですけれども、そのほかの対象地域でないところにはどのような審議がなされたのかお伺いいたします。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 いずれにしろ、先日の審査では、本庄寄居線の県道沿いをずっと寄居に向かって、阿那志地区ですかね、そこまでの考え方は課長は示しました。また、下児玉地区に関しても、当然やらなくてはならないという考え方でございました。ただ、今言ったように不確定要素がまだありまして、ではいつのときにここまで、ここまでという精密な計画は一切今のところなくて、非常に時間的には相当要すだろうな、これは大変だろうなというのが実感でございました。よろしくお願いいたします。 〔「ですから、その対象、それは大体やるということはわかった……それ 以外の地域」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 例えば。 〔「例えば私どもずっと岡部寄り」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 だから、関とか。 〔「うん、そう」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 それよりかはもっと遅くなるという考え方ですよね。だから、今までこれだけの年月かかっても、実際今のところ7.2%が今度9.8%に仮になるという、時間がかかるわけですから、それを早急にはやれない。また、予算的にも限度がある。そうすると、極端に言うと、こういう言い方はまずいのですけれども、関の場合、15年も20年も場合によってはかかってしまうのではないかという不安があるわけです、私たちにも。それを何とか早く予算をいただいてやれればいいなという……。 〔「国はですね……」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 10番、中沢貞夫議員。
◆10番(中沢貞夫議員) 国は、そういう地域以外のところは簡易浄化槽、これを…… 〔何事か言う人あり〕
◆10番(中沢貞夫議員) 合併浄化槽、これを薦めているようですので、それはもし議題に出たかなと思って今お尋ねしたわけなのです。 以上です。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 だから今の件は、次の集落排水事業でばっちり出ますから、そのときお願いしたいと思います。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 反対討論ありますか。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 第5号議案 22年度美里町
下水道事業特別会計予算に
委員長報告どおり決することに反対をいたします。 施政方針で、健康で文化的な生活環境を維持する上で重要な社会資本である下水道事業ですが、平成17年度から着工してきたものであります。公共下水道事業は、小茂田地区の管路工事を引き続き実施すると言っておりますけれども、22年度の予算は施設整備費で1億144万4,000円で、8,960万4,000円の増の予算であります。事業として、工事請負費、管路工事は620メートルしかありません。計画面積は190ヘクタールですので、年2ヘクタールということで考えても10年以上かかるものであります。5年間、この間普通であれば5ヘクタールいくところですけれども、今年度の事業計画でも9.34ヘクタールということであります。この事業の歳入は、国庫支出金と一般会計からの繰り入れが主なものでありますが、一般会計から6,100万繰り入れていますが、整備費は1億144万4,000円であり、流域下水道建設負担金380万1,000円であります。 町の財政が厳しい中ですが、下水道計画の進捗は遅々としたものであります。下水道整備基本構想を進めるには、多くの資金を要するとともに、町民の合意づくりが必要となると言っておりますが、まだ地域でも料金の体系も示されておらず、これからの事業が進む上においても、町民の合意ができなければつなぎ込みも滞ってしまうというものであります。 よって、第5号議案 22年度美里町
下水道事業特別会計予算に
委員長報告どおり決することに反対をいたします。
○
根本孝代議長 次に、1番、橋場倖男議員、賛成討論を許します。
◆1番(橋場倖男議員) 第5号議案 平成22年度
下水道事業特別会計予算に賛成の討論をいたします。 下水道事業特別会計は、美里町北部の地域のし尿や生活雑排水等汚水の処理をし、適切な生活環境の整備と地域の環境の保全を図るためのものです。 平成22年度予算総額は1億3,471万4,000円です。前年度対比206.1%、6,935万5,000円の増であります。歳入については、事業を賄う財源として国庫支出金の3,500万円、繰入金6,250万1,000円、町債3,520万円であります。前年度対比は、国庫支出金3,500万円、繰入金3,000万円の増、町債3,520万円であります。歳出については、測量試験設計、管路工事等を計画し、管理費2,653万円、整備費1億144万4,000円、公債費5,730万円を確保し、この事業推進を図っております。前年度対比は、管理費56.8%、2,020万2,000円の減、設備費859.7%、8,964万4,000円の増、公債費1.2%、7万1,000円の減であります。 町民の快適な生活環境と地域環境の保全を図ることから、17年度より全事業190ヘクタール、全面積の数%の実施状況でありますが、流域下水小茂田地区の管路工事等、継続事業の設備整備費用所要の予算計上となっております。国の動きを見ながら、さらなる努力をしていただくことを強く要望し、賛成の討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第5号議案 平成22年度美里町
下水道事業特別会計予算について、本案に対する総務建設
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、総務建設
常任委員会委員長より、第6号議案 平成22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。 〔櫻沢克幸総務建設常任委員長登壇〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 それでは、報告いたします。 事件名。第6号議案 平成22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算。 事件の内容。歳入歳出予算、地方債、一時借入金、予算に関する説明書等でございます。 審査の経過。主な内容説明を申し上げます。
上下水道課長より説明がなされまして、その後質疑が行われました。主な内容を申し上げますと、現在進行中の南部中央処理区の供用開始、これが23年の4月1日予定であります。また、分担金等の内容についての質疑、また平成23年度で終わる南部中央処理区についての質疑もございました。また、一般会計繰入金の増額について及び町債の償還見通し、償還金の交付税算入等についての質疑もございました。維持管理費の増額や内容についての質疑もございました。汚泥の農地還元や量、手数料、水道管の補償費等についての質疑もなされました。消耗品、防食調査内容等の質疑もあり、供用開始率や老朽化対策、合併処理と集落排水処理との比較でございます、これの質疑もございました。今後の検討課題等についての14項目の質疑があり、終結しました。 その後、討論に入り、笹井均委員より反対の討論の発言がございました。また、岡田委員より賛成討論の発言がございました。その後採決に入りました。 決定及びその理由。決定。原案どおり可決すべきものである。理由。採決の結果、出席委員多数の賛成によるものです。 本委員会においては、上記のとおり定めることを適当と認める旨、決定したので、報告いたします。 平成22年3月19日。美里議会議長、根本孝代様。総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸。 以上の報告であります。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 11番、中島邦宜議員。
◆11番(中島邦宜議員) 施政方針で南部中央処理区については、「平成23年度の一部供用開始を目指し、引き続き管路工事を実施します」とされていますが、この一部とは全体の何%ぐらいなのか、どのような審議がなされたかお聞かせ願いたい。また、全体が供用可能になるのはいつごろなのか、審議なされたかお聞かせ願いたいと思います。 それから、南部中央区の事業が終了した後の、次の予定地域等についての審議はなされなかったのかお聞かせ願いたいと思います。 また、177ページですか、使用料及び手数料の関係で使用料が161万3,000円の増を見込んでおりますが、これはつなぎ込みの増によるものか、もしそうであるならば何件ぐらいの増を見込んでいるのか、どう審議なされたかをお聞かせ願いたいと思います。 それから、処理施設の使用料の収入4,194万5,000円、また維持管理費の支出が4,680万1,000円であります。差し引き593万6,000円ばかり赤字になるわけですけれども、この関係についてはどのような審議がなされたかお聞かせ願いたいと思います。 それから、181ページですけれども、施設整備費の補償金、水道管移設補償料として5,302万円が計上されておりますが、これは水道事業への補償金であるわけですけれども、その補償内容についてはどのような審議がなされたかお聞かせ願いたいと思います。 以上です。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 中島議員にお答えいたします。 南中央処理区の関係でございますが、来年の4月1日に供用に向けて、ことしの12月ごろからある程度の進展を開始しないと、いずれにしろ23年の4月1日の供用開始には間に合わないというお話をいただいております。何%かという質問ですが、パーセンテージのお話はありませんでした。25年度で3年間で完了という工事ですから、まだこれから相当数工事が進められるということで、そんなに多くの、全部のことではなくて、一部の供用というような発言をされておりました。パーセンテージは後でお聞きしておきます。 それと、施設使用料だったですかね。 〔「南部中央が終えた後……」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 終えた後は、基本的には順次、木部だとか古郡等の段階になるということであるが、まだ非常に未確定な部分がある。ただ、先ほどの質問にも、中沢議員さんのほうからあったのですが、いろいろな問題が絡んでくるのだろうと思うのですが、当然次の段階を迎えるということですが、現状ではいつからという話はありませんでした。 それと…… 〔「使用料……」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 使用料ですね。177ページの使用料の関係でございます。この使用料が約4%アップしたということですね、前年対比。やはり全体的に、どちらかというと老朽化等の問題もありまして、非常にそういう施設使用料というのは、いずれにしろ6地区今やっていまして、老朽化が進んでおりまして、そういうところにどうしても、いろんな部品等の…… 〔「161万多くなった……」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 161万多くなったというのは、これは供用して、その加入者がやっぱり、前沼上が50%ぐらいだったのが、現状では61.何%になっているというお話がありましたので、やはり町の努力で加入者を随時ふやしているという考え方があるようです。 〔「何件ぐらい……」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 件数は、パーセンテージは71.3%なのですけれども、件数はわからないのですけれども、いずれにしろ沼上が10%以上上がったという考え方でございます。 それと、181ページの施設整備費関係なのですが、先ほどちょっと申したように、6処理場が、十条地区から始まりまして、小栗、それから広木、沼上等々ございまして、特に十条の施設がもう14年目を迎えるということで、一部非常に老朽化ということで、この整備費がかなりかかってくる。当然水道管の移設等も含めて、農地還元、その他管路工事というのが、平成22年、23年、24年の事業ということで、これからあるという話は聞いておるのですけれども、非常に劣化している部分があるということで、どうしてもこういう部分が多くなってきてしまうということは、今後南中央処理区から先へ行くのが当然なのですが、逆にそういう老朽化対策というのでも、恐らく数億円はかかるだろうという考え方をされておりました。 あとは何かございましたか。 〔何事か言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 以上でよろしいですか。 〔何事か言う人あり〕
○
根本孝代議長 11番、中島邦宜議員。
◆11番(中島邦宜議員) 質問した部分でお答えがいただけなかった部分について、再質問させていただきます。 処理施設使用料収入と維持管理費、それが赤字で、マイナス593万6,000円の早く言えば赤字になるわけですけれども、その辺のところは審議はどうなされたかお聞かせ願いたいと思います。 それと、先ほどもしたわけですけれども、施設整備費の関係で補償金というのがあると思うのです。水道管移設補償料5,302万円ですか、これは水道事業でも補償金であるわけですけれども、補償内容、例えばこれはすべて新しい材料とか、そういうもので補償するのか、現状であったものを、使えるものは使った形で補償するのか、その内容について審議がなされたかどうかお伺いいたします。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 今の181ページの水道移設に関しての、どういうような形でやっていくかということはありませんでした。この部分では農地還元という質問がございまして、有効利用していくという話があったのですが、生活排水関係を実際に、いろんな問題があるのだけれども、なるべくそういうふうな形で努力していくということと、水道管の補償費等の問題もあったのですが、予算的に算出が、非常に見込んだということで、予測が難しいのだけれども、ある程度そういうものを見込んだ数字だというお話はされていましたが、いずれにしろ政府の関係の予算的な問題がはっきりしないので、非常にお答えしにくい場面が多数あったなというふうに見受けられました。 以上です。
○
根本孝代議長 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 中島議員の質問とダブるかもしれないのですけれども、南部中央処理区が23年度の4月1日からということなのですけれども、供用開始をするということですけれども、どの辺までというか、何軒ぐらいと言ったらいいのでしょうか、その辺がわかるのでしょうか。 〔「わかんない」と言う人あり〕
◆9番(
角田朝枝議員) さっきだめだと言ったのだね。ごめんなさい。 あと、6処理区の状況なのですけれども、その辺の状況は話がされたのかどうか、ちょっとお聞きしたいなというふうに思います。先ほどの委員長の話では、十条などが古くなって整備費がかかってくるとかというふうにあるのですけれども、私なんかは、そういう機械の故障など最近聞いていなかったりするものですから、うまくいっているのかなというふうに思うのですけれども、十条だけでなくて、ほかもとか、そういうのが出されたのかどうか、そこの辺お聞かせください。 以上です。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 先ほどのパーセンテージだとかどこまでというのは、まだ私もわかりませんで、申しわけございません。 6地区の老朽化問題、特に広木等は以前委員から質疑があったのですけれども、広木地区の施設でも非常に、異物が入ったなんていうことが何度かあったということで、そういう説明もありましたが、現在のところは広木の施設はないという結論をこの間いただきました。 また、汚泥等のくみ取りというのも130万見込んでおられますけれども、非常に…… 〔「1,300万」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 1,300万ですか、ごめんなさい。見込んでおるようですけれども、1,300立方メートルぐらいの量だと。量的にはそのぐらいで1,300万、1立方大体そのくらいの金額がかかるのだということを感じるのですけれども、先ほども言ったのですけれども、全体の6地区で今のところ72%近くの加入率があって、当然積立金等もしているわけです。そうすると、先ほど中沢議員さんが言われたように、合併槽等の問題というのが、施設の問題も質疑もございまして、これから集排と合併槽との問題等は、町の一つのこれからの、そういう計画を変更せざるを得ないのか、またこのまま続けるのかというのは、執行部、町長判断、またそういう大きな積み立てもみんなしているわけですから、非常に大きな問題、課題になるのではないかなと予想されます。いいでしょうか。
○
根本孝代議長 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 6処理場がありますよね。それの今の段階の供用率というか、使っている人たちの状況ですか、それがわかりましたら、わからなくても教えていただきたいのですけれども、それぞれがいいです。駒衣なんかどうなのかなとか、いろいろありますので、ふえているのかどうかとか、その辺もお聞かせください。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 資料はないのですけれども、今までの数字があるのですけれども、十条地区が80%を超えているのですけれども、先ほど言ったように、沼上が51%だったのが61.3%になったということで、全体では6地区の平均が71.3%、加入率、それをもっと上げると。目標はやはり75から80という考え方であろうと思うのですけれども、その目標のパーセンテージは課長は言いませんでしたけれども、私の独断で今数字を言ったわけですけれども、そんなに狂っていないのではないかなと思っています。
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 反対討論から許します。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 第6号議案 22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算に
委員長報告どおり決することに反対の討論をいたします。 施政方針で、「供用開始している6処理区の維持管理についても適切な維持管理を行い、よりよい水環境の創造に努めてまいります」と言っておりますが、整備構想の完成目標年次はとうに過ぎておりますが、町民に平等で快適な生活環境の整備には至っておりません。また、この計画を進めるには、下水道と同じように、町民の合意づくりが必要というふうにみずから言っておりますけれども、供用開始をしている処理区の供用率は72.1%、最低のところで60.5%を超えたというところの処理区があります。町民の合意づくりができないで、多額の大金を投入してつくった施設が有効に活用されていないものであります。 22年度予算は昨年と同様に、施設使用料が4,194万5,000円で施設整備費が4,688万1,000円と、先ほど指摘がありましたように、管理費が使用料を上回り、収支採算がとれず、一般会計の繰り入れで賄っているものであります。歳出の不足額を2億2,040万円、一般会計からの繰り入れであります。 環境保全や衛生管理においても、対象地域住民の要求でもあり、早期全面実施は全町民の願いであります。そうした住民の要求にこたえられる整備構想の実現できない予算編成でありますので、第6号議案 22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算に
委員長報告どおり決することに反対をいたします。
○
根本孝代議長 次に、6番、岡田和己議員、賛成討論を許します。
◆6番(岡田和己議員) 第6号議案 平成22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算について、賛成の討論をいたします。 農業集落排水事業特別会計は、し尿や生活雑排水等の汚水を処理し、快適な生活環境の整備と地域環境の保全を図るためのものです。平成22年度予算総額は4億6,876万8,000円です。対前年度比14.6%、8,005万8,000円の減額です。 歳入については、事業を賄う財源として、受益者分担金2,025万5,000円、施設使用料4,194万5,000円、県支出金6,565万円、繰入金2億3,015万8,000円、町債1億840万円であります。前年度対比は、受益者分担金1.4%、28万5,000円の増、施設使用料4%、161万3,000円の増、県支出金59.1%、9,499万8,000円の減、繰入金21.1%、4,167万4,000円の増、町債20.3%、2,760万円の減額であります。 歳出については、南部中央処理区の処理施設の外構工と管路工事等を計画し、管理費2,737万7,000円、整備費2億5,162万円、公債費1億4,383万2,000円を計上しました。また、十条、小栗、広木、沼上、円良田、駒衣の6処理区施設の維持管理費として4,688万1,000円が計上されています。対前年度比は、一般加入費21.3%、687万3,000円の減、維持管理費8.8%、412万1,000円の増、施設整備費24.2%、8,033万円の減、公債費2.4%、335万6,000円の増であります。一般会計より2億2,040万円の繰入金を繰り入れ、また基金繰入金975万8,000円でありますが、万全の予算計上であります。 今後さらなる供用率向上と予定地域の早期実現、完成を目指し、快適な生活環境整備と地域環境の保全を図るため、さらなる努力を要請し、賛成の討論といたします。 以上。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第6号議案 平成22年度美里町
農業集落排水処理事業特別会計予算について、本案に対する総務建設
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、文教民生経済
常任委員会委員長より、第7号議案 平成22年度美里町
介護保険特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員。 〔中嶋敬子文教民生経済常任委員長登壇〕
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 報告いたします。 1、事件名。第7号議案 平成22年度美里町
介護保険特別会計予算。 2、事件の内容。歳入歳出予算、一時借入金、予算に関する説明書。 審査の経過と結果についてご報告いたします。3月11日午後4時15分より、文教民生
常任委員会室において委員全員出席のもと、
健康福祉課長ほか担当職員の出席を求め、所管に属する部分の説明を聞き、その後質疑に入りました。委員から出された主な質疑は次のとおりです。 第1号被保険者保険料の滞納繰り越し分について、金額、人数と保険料段階について。それについては細かい資料をいただきました。20年度延べ人数が300人だそうです。実人数は37人。内容といたしましては、普通徴収の方だそうです。 保険料滞納者の中に介護サービス利用者はいるのか。現在サービスを利用している方はいないそうです。 介護保険運営協議会委員の報酬の減額について。20年度は料金改定等の関連により年3回の議会でしたけれども、22年度は2回以内の予定のため、2回分を計上してあるそうです。 認定審査会委員7人は、24回常にそろっているのかという質問ですが、7人は医師、保健師、施設の代表によって構成されていますが、都合により欠席もあるそうです。月2回の開催。第2、第4火曜日だそうです。 パソコンの購入費は、ほかの職員のパソコンと一緒に購入できなかったのかという質問がありました。そのパソコンについては、介護保険専用のもので今回計上したそうです。 それから、居宅介護サービスの減額、地域密着型介護サービス、施設介護サービスの増額について、また地域密着型の施設は幾つあるのかという質問がございました。増額、減額は、実績に基づく積算だそうです。地域密着型グループホームは全部で5カ所あり、9人が4カ所、18人が1カ所です。利用総数は54人、町内利用の人は20人から25人だという回答がございました。 それから、福祉用具、住宅改修費の改修内容についてという質問がございました。福祉用具についてはポータブルトイレ、浴槽のいす、つえなどがあり、住宅改修は廊下やトイレの手すり、また段差解消のためのスロープなどだそうです。 それから、社会福祉士派遣業務委託の関係なのですけれども、どんな人かということですけれども、包括支援センターの設置については、保健師や社会福祉士の配置が義務づけられていますけれども、社会福祉士については社会福祉協議会からの派遣となっているそうです。また、長い間勤めていただけると思っているそうでございます。 以上の経過を踏まえ、討論に入りました。角田委員より反対の討論があり、また柳瀬委員から賛成討論がありました。 結果をご報告いたします。採決の結果、賛成多数であり、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上ご報告申し上げます。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 町長は、「地域包括支援センターを中心に、地域支援事業として介護予防事業を積極的に推進し、高齢者が自立した生活が送れるよう充実を図る。介護予防事業の推進と介護が必要な状態にならないための施策を展開していく」ということで施政方針で述べております。そうした事業を実施するのに必要なのが介護予防事業、包括支援事業という形になるかというふうに思いますが、これは205ページに地域支援事業ということでありますけれども、22年から104.6%、給与費がここの事業別会計という形で入ってきております。しかし、予防事業の費用とすると減額になっているものでありますけれども、地域支援事業を充実させるという意味での予算計上はされているというふうに審議をされたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、194ページに戻りますけれども、21年に介護保険料が引き上げ改定して増額になりました。そうした状況の中で、少なくなった年金から保険料を引かれたり、介護保険料の負担が町民に重くのしかかっているのではないかというふうに思いますけれども、介護保険料の改定ということで引き上げたことについて、その影響、また収納率に関する影響も出てきているのではないか。先ほどありましたけれども、滞納がふえてきているという報告もありましたけれども、そうしたことに対してどう審議をされたのかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 それから、一般会計の繰り入れの件ですけれども、196ページのその他繰入金ということで、介護保険にも6,495万4,000円ということで計上しております。前年比で倍にふえているのではないかというふうに思いますけれども、職員の関係のここの計上をされたということになろうかというふうに思うのですが、一般会計からの繰り入れの費用についても、職員の負担分は一般会計からの繰り入れで間に合うということで審議をされたのかどうか。 また、保険料の軽減等々があるということでありますけれども、保険料の軽減分、また法定分、実質不足分、補てん分等があろうかと思いますけれども、ご審議をされたのかどうか。ご審議をされたのであれば、その内容についてお聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、介護保険の申請件数があろうかと思います。介護認定についても、認定委員会等で審査をされ、計上されているというふうに思います。それらの報告もされているというふうに思いますけれども、おわかりでしたらお聞かせをいただければというふうに思います。そのことについて、どう審議をされたのか。適切な認定、認定者数に応じた介護保険が適切に執行されているかということについても、ご議論されているのではないかというふうに思いますので、お聞かせをいただきたいと思います。 200ページの地域密着型介護サービス給付費ですけれども、地域密着型介護サービスが前年に比べて108%ふえているということであります。これらの施策が国の施策にのっとった形で進められてきているのではないかというふうに思いますけれども、適切、本町において十分な介護サービスが見込めるということであるというふうに認定をされたのかどうかお聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、201ページの施設介護サービス給付費ということで、3億1,941万円ということで計上されております。施設が町内にあるわけですけれども、施設ごとの内容等の報告があり、また配分の基準等が示されているのではないかというふうに思いますけれども、どのような形でなっているのか、その辺の報告があったというふうに思いますけれども、お聞かせをいただきたいというふうに思います。 また、そのことについて、介護住宅サービス事業ということで先ほど報告がありました。介護住宅、居宅介護についての住宅改修でありますけれども、実績や改修がどれくらい見込まれるということで、先ほど廊下の改修だとかスロープ、バリアフリーにするというようなことや、つえのことも言われましたけれども、居宅介護ということで、重視されている中で、この施策が十分な機能を持った形で事業を実施できると認定されたのかどうか、その辺についてもお聞かせをいただきたいと思います。 それから、施設入居の待機者がいるということで常々言われております。そうした中で、待機者に対する対応というのが求められるのではないか。同じ介護保険料を払っていて、必要と言われる人が入所できないでいるというのは、問題があるのではないかというふうに思います。所得の制限や、所得階層によっていろいろ状況も変わってくるというような話も聞いております。50名から60名の待機者がいるというような報告も聞いておるわけですけれども、それらに対する対応が、同じ介護保険料を払っている介護者の中で、受けられない者がいるということは問題ではないかというふうにご指摘をしてきたところですけれども、どのようにご審議をされたのかお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。
○
根本孝代議長 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員、答弁願います。
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 予防についてということでまずご質問があったと思うのですけれども、包括支援センターができる前と後ということで、ほかのところで私答弁したような気もするのですけれども、予防医療については充実してきているというお話でございました。 介護保険料の改定について、それによる影響で滞納がふえているのではないかという、ご審議はしたのかということでございますけれども、それについては、特に滞納についてはしていないと思います。 それから、196ページの軽減でありますとか、法定不足分の繰入金についてのご質問でございましたけれども……特にこれは委員会のほうでは審議なされていません。なぜかといいますと、これは総括で笹井さんなさっていましたよね。その後でこの部分については、課長のほうからまた改めて説明があったと思うのですけれども、審議としてはしてございません。 それから、申請件数についてなのですけれども……申請については、認定審査会の委員の報酬についての質疑はかなりあったのですけれども、申請件数についての質疑はありませんでした。 それから、地域密着型のグループホームのことについてなのですけれども、108%、適切に運営されるような予算であるか、また認定のことについてもご質問がありましたけれども、地域密着型介護サービスについては、何点か質問をいたしました。介護予防サービスについて、地域密着型予防サービスについては、要支援2の方が短期入所を30日間する積算になっているそうです。 それから、先ほど申し上げました人数の件なのですけれども、何人利用できるのかという質問もございました。町内利用の方は20人から25人だそうです。108%見込みということで、適切に執行される予算であると認定させていただきました。 201ページになりますけれども、施設介護のサービス給付費のこと、これはかなり大きな金額ということで、内訳といたしましては、ももよと敬愛がありまして、108%の見込みでございます。 それから、居宅介護住宅の改修費なのですけれども、これにつきましては……どのくらいの見込みかというお話でしたが、これはたしか総括のときにお答えがあったのかなと思うのですが、昨年と同様で20件、18万円を限度ということで補助する予定だということで、十分かと言われますと、全額補助するわけではございませんので、去年と同様ということで適切な予算であると認定させていただきました。 それから、待機者についてなのですけれども、対応はということなのですが、待っている人がいるのは本来の姿ではないのではないかというお話なのですけれども、ここに待機者数の22年3月1日現在のものがございますので、ちょっと数字を読ませていただきます。待機者数が美里敬愛ホーム、町内21人、町外27人、計48人になります。ももよの丘が町内11人、町外61人、計72人です。春先になりまして、入れかわりがかなりあったそうで、待機者の数ももしかしたら減っているのではないかなと推測をいたします。入所者数なのですけれども、敬愛ホームには町内から45人、ももよの丘には31人、合計76人、これは先ほども言いましたとおり、22年3月1日の分でございます。 以上です。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 角田議員、賛成ですか。
◆9番(
角田朝枝議員) 反対です。
○
根本孝代議長 反対討論から許します。
◆9番(
角田朝枝議員) 第7号議案 2010年度美里町
介護保険特別会計予算に反対の討論をいたします。 介護保険は、保険料が上がってから2年目になります。保険料の滞納も、延べですが、20年度では37人、300万円近くと聞きます。施設に入所できず、待機待ちも相変わらずいます。保険料は生活保護の人にも負担があります。グループホームに入るとすると、1カ月個人負担が16万円、それで特養に入ると30万円はかかるそうであります。人はだれでも年をとります。介護が必要になったとき、安心して受けられる保険であるべきであります。包括支援センターも、保健師が産休に入ったりで、派遣の社会福祉士とパート保健師でやらなければなりません。包括は自立支援ですが、安心して介護を受けるには、介護する人も安心して働く身分保障が必要であると思います。そうなっていない介護保険であり、反対といたします。 以上です。
○
根本孝代議長 賛成討論ありませんか。 5番、
柳瀬忠作議員、賛成討論を許します。
◆5番(
柳瀬忠作議員) 第7号議案 平成22年度美里町
介護保険特別会計予算について、賛成討論をいたします。 介護保険制度による介護サービスの利用者は年々増加している現状で、高齢化率は24.3%となっております。財政の見通しは極めて厳しく、一般会計からの繰り入れを余儀なくしていますが、このような状況の中、介護する人、介護される人が安心して暮らせるよう、包括支援センターを充実するほか、サービスの質及びサービスに対する利用者の理解の促進などを図り、介護保険事業の円滑な運営に対する予算編成となっております。今後厳しい財政事情の中で、限られた財源をより効率よく運用し、町民の皆様の要望にこたえられるよう、さらなる努力をお願い申し上げまして、平成22年度美里町
介護保険特別会計予算についての賛成の討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論ありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第7号議案 平成22年度美里町
介護保険特別会計予算について、本案に対する文教民生経済
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、文教民生経済
常任委員会委員長より、第8号議案 平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員。 〔中嶋敬子文教民生経済常任委員長登壇〕
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 報告いたします。 事件名。第8号議案 平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算。 2、事件の内容。歳入歳出予算、予算に関する説明書。 審査の経過と結果についてご説明申し上げます。3月11日3時45分より文教民生経済
常任委員会室において委員全員出席のもと、
町民生活課長ほか担当職員の出席を求め、所管に属する部分の説明を聞き、その後質疑に入りました。 委員から出された質疑は、まず保険料のことです。1人幾らの保険料になりますかという質問がございました。保険料については、平成20年度の保険料剰余金、平成21年度の保険給付費充当金の基金積立金約89億円を活用することにより、平成22、23年度の2年間は均等割4万300円、所得割7.75%。なお、1人当たりの保険料は、平成20、21年度については7万4,230円だったので、平成22年度については若干下がると見込んでおるそうです。 それから、収納率については、平成20年度埼玉県の実績では98.6%。 また、資格証明書は、美里町では平成20年度滞納が5人、そのうち2人が完納しており、また3人は分割で納入しておりますので、該当者はないという説明でございました。 質疑はこれですべてでございます。 その後、反対討論が角田朝枝委員からございました。また、賛成討論は柳瀬委員からありました。 結果をご報告いたします。採決の結果、賛成多数であり、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告いたします。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) ただいま報告がありましたけれども、保険料が22年度は下がるという見込みでありますけれども、この下がるということについては、県の後期高齢者連合の中でいろいろ議論をされた結果というふうに聞いておりますが、今まで高く取り過ぎていたというか、繰越金が多額に出るということになったのだろうというふうに思うのですが、その辺についての議論がされたのかどうか、経過も含めてお聞かせをいただければと。 また、滞納の関係については5人おられるということで、収納率については県が98.6%ということですけれども、当然特別徴収という形で、年金から差し引かれるという方がほとんどでありますけれども、年金をもらえていない方が一般徴収されているのだろうというふうに思いますが、そういう中で後期高齢者医療が5人が未納になったと、滞納になったということについてはどのように審議をされたのか。分納なり、後で納めたということで進めるということでありますけれども、今後、行方が、今の政権では後期高齢者医療制度が廃止になるという方ような向も含め、検討がされているようでありますけれども、そうした形での影響が今年度出てくるのも確実だろうというふうに思うのですが、そういった点でのご議論がされたのかどうかお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。
○
根本孝代議長 文教民生経済
常任委員会委員長、
中嶋敬子議員、答弁願います。
◎中嶋敬子文教民生経済常任委員長 まず、保険料をもらい過ぎていたのではないかということなのですけれども、お金が残っているということは議員のおっしゃるとおりだとは思いますけれども、特に委員会としてはその議論はなされませんでした。 それから、次の5人の滞納者がいたということで、またその理由ということなのですけれども、そこまでの審査はなされませんでした。 以上です。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 反対討論から許します。 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 第8号議案 2010年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算に反対の討論をいたします。 75歳からのお年寄りを区別して、扶養になっていた方までから、保険料を年金から徴収する保険であります。2年間で89億円の保険料の剰余金などを使って、埼玉県の保険料が4月から下がることになりました。埼玉広域連合議会には、日本共産党のさいたま市の加川市議と新座市の工藤市議が議員として入っていますが、お年寄りを初めとする多くの人たちの声を議会に届け続けた結果であります。それでも保険料は7万4,230円。これは確定ではないそうです。新聞などではもうちょっと低かったかなというふうに思います。 美里町でも保険料を払えない方がいらっしゃいます。分納などをして払ってもらっているというので、先ほど委員長からお話がありましたが、1人の方はまだそのままだということであります。後期高齢者の場合は、1年間とか保険料を納めないと保険証が取り上げになるのではないかという、そういう心配をいたしましたが、悪質ではないということで保険証取り上げはなさそうですが、滞納がふえていくということになるのではないかなと思います。 あと2年間でなくなるというふうになっている保険なのですが、またほかの保険制度をつくると言っています。政権交代で、お年寄りが本当に猛烈に怒ったこの医療保険は廃止になるはずでした。本来長生きは喜ばれることでした。あの戦争をくぐり抜けて、この美里町や日本をつくってきた方たちであります。老後ぐらいは安心して暮らしてほしいと思います。そうなっていない後期高齢者医療特別会計に反対といたします。
○
根本孝代議長 次に、5番、
柳瀬忠作議員、賛成討論を許します。
◆5番(
柳瀬忠作議員) 第8号議案 平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算について、賛成の討論をいたします。 老人医療費については、急速な老人人口の増加や医療技術の高度化等により、保険者の医療適正化の努力にもかかわらず増加の傾向にあり、町の人口に対する75歳以上の老人の占める割合は増加の一途をたどっております。老人保健法では、国民の老後における健康の保持と適切な医療の確保を図り、疾病の予防、治療、機能訓練等の保健事業を総合的に実施し、国民保健の向上を及び老人福祉の増進を目的とし、実施されています。新制度となっても財政状況は極めて厳しい状況であり、一般会計からの繰り入れを余儀なくしていますが、疾病率の高い高齢者が安心して医療を受けられるような制度の充実が必要です。 今後も紆余曲折が予想されますが、保険者の努力が見られる厳しい財政状況の中でありますが、適切な予算であると申し上げ、平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算についての賛成討論といたします。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第8号議案 平成22年度美里町
後期高齢者医療特別会計予算について、本案に対する文教民生経済
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。 次に、総務建設
常任委員会委員長より、第9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算について、その審査の経過及び結果を報告願います。 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員。 〔櫻沢克幸総務建設常任委員長登壇〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 報告いたします。 事件名。第9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算。 事件の内容。業務の予定量、収益的収入及び支出、資本的収入及び支出、一時借入金、議会の議決を経なければ流用することができない経費、他会計からの補助金、棚卸資産の購入限度額、予算に関する説明書でございます。 午後4時から第9号議案の説明に入り、
上下水道課長より説明がございました。その後、質疑に入りました。主な質疑内容を申し上げます。 1つ、県水受水費が増額になっているが、どのような理由か。委託料と監督資格者についての質疑がございました。赤城乳業と地下水の影響等について、また第2浄水場と県水についての質疑がございました。配水管整備と給水収益と料金改定についての質疑がございました。受水費3,000トンについて、また1立方メートルの金額、中央監視装置リース料について。これは350万が6年リースということでございました。配水管の定期的な維持管理と石綿管取りかえ契約について、約2億円についての質疑がございました。償還金の増額についての説明等もあり、合計13項目の質疑がございました。 その後、討論に入り、笹井均委員より反対討論の発言が、また原田敏夫委員より賛成討論の発言がございました。その後採決を行いました。 決定及びその理由。決定。原案どおり可決すべきものである。理由。採決の結果、出席委員多数の賛成による。 本委員会においては、上記のおとり定めることを適当と認める旨、決定したので、報告いたします。 平成22年3月19日。美里町議会議長、根本孝代様。総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸。 以上の報告であります。よろしくお願いいたします。
○
根本孝代議長 ただいまの
委員長報告に対して質疑のある方は順次発言を許します。 11番、中島邦宜議員。
◆11番(中島邦宜議員) ただいま報告いただきましたけれども、報告の中にもありました部分でありますけれども、県水を日量2,900立方メートルの受水量を確保しているわけでございますけれども、2,900立方の必要性についてはどのような審議がなされたか。 また、やっぱり報告がありましたけれども、赤城乳業の進出により、水源での水量の心配が議論もされて問題になったことがあるのですけれども、その辺の審議内容についてお聞かせ願いたいと思います。 それから、営業利益についてでありますけれども、21年度でもマイナス7,660万、22年度では7,521万4,000円ということでありますけれども、この辺のところの審査内容をお聞かせ願いたいと思います。 それから、営業収益を上げるには、有収率の向上が大いに関係してくるわけでございますけれども、きのうも一般質問のところであったわけでございますけれども、有収率の向上には漏水の防止対策が必要と思われるのですけれども、その辺についての審査内容をお願いいたします。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 中島邦宜議員の質問に対してお答え申し上げます。 2,900トン、実際は契約は3,000トンということでお聞きしております。それで十分今のところ間に合うというお話を聞いております。 それと、次の赤城乳業に関しては、非常に心配したところでありますが、赤城乳業が1日大体1,650トン使うということで、2本の井戸を掘ったようですけれども、一切水脈が美里の浄水場とは違うということで、何ら関係はないというお話でございました。 それと、現実に1億円一般会計から入っているわけですが、トータルではもう、今年度ですか、予算でいきますと、単年度では2,000万の赤字、累計では2億を超えるということで、漏水等いろいろ、きのうの質問もございましたが、調べるだけで数百万からかかるというような話も以前聞いたものですから、そういう点で有収率というのですか、そういうもののチェックはなかなかできないというのが現状だと思います。 以上でございます。
○
根本孝代議長 11番、中島邦宜議員。
◆11番(中島邦宜議員) 質問の内容とちょっと違った答弁であった部分がありますので、再質問させていただきますけれども、平成21年度では営業収益が2億2,267万円余りです。そして、営業費用が2億9,927万円ということで、企業とすれば赤字、7,660万ばかり赤字です。それで、22年度でもまた、それを差し引きをしますと7,521万4,000円の赤字ということなのですけれども、この辺についての審議がなされたかどうかお伺いしているので、ひとつよろしくお願いします。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 お答えします。 要するに高い受水で、購入して、安くお入れしているということで、収益格差というのですか、収入と支出の格差が56円と何円かあるわけです。そのものが必ず赤字に単年度でなるというような形の中で、約2,000万ぐらい赤字が毎年累積していくということで、高いものを買って安く売るという考え方ですから、料金改定という問題も今審議会に答申されているようですけれども、その辺も含めて、毎年、毎年赤字で、当然1億円の一般会計を入れていかなければ、それでもなおかつ赤字になるという考え方だと思いますが、よろしくお願いします。
○
根本孝代議長 9番、
角田朝枝議員。
◆9番(
角田朝枝議員) 先ほど料金改定というので質問が出たかもしれないのですが、どんな論議をされたのかお聞かせください。 それからあと、高い県水を買っている、それで安くやっているということで、改定が必要だというような論議になったのかなというふうに思うのですけれども、県水は買わなくてもいいのではないかというような話を聞いたことがあるのですけれども、それは昔のことなのか、今は買わないとだめなのか。美里の水は、今もおいしいはおいしいですけれども、前のほうがやっぱりずっとおいしかったというふうな話なんかも聞いたりするのですけれども、その辺をお聞かせください。 それから、企業の償還金、それは残金は幾らなのかお聞かせください。 以上です。
○
根本孝代議長 総務建設
常任委員会委員長、櫻沢克幸議員、答弁願います。
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 償還金は、293万円を償還しているということでありました。 それと、浄水場は、第1、第2、十条、下児玉等にもあるのですけれども、委員の質問の中にも、県水が余っているとすれば、第2浄水場あたりは要らないのではないかというような質疑もあったのですけれども、現実には第2浄水場で東児玉地区を全部網羅して、買わなければ間に合わないというようなお話でございました。 それとあとは、買わなくてもいいという話だったのですけれども、いずれにしろ契約は3,000トンまでということで、それを買わないと、いずれにしろ今の状態では、契約は県としていますので、当然全部今ぎりぎりではないのでしょうけれども、そういう状況だそうでございます。 それ以上の議論はありませんでした。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「料金改定については」と言う人あり〕
◎櫻沢克幸総務建設常任委員長 料金改定は、正式に出たわけではなくて、課長の説明ですと、児玉町、本庄市の合併によって、児玉町の料金が非常に値下がりしたというようなことが言われました。ですから、現状を見ると、そんなには大きな格差はないのだろうと。ただ、工業関係、法人関係の価格が、かなり美里のほうが安いという考え方がございました。それなので、そういう分野も含めて、これからの審議会でも当然検討に入るのでしょうけれども、まだ審議会は開かれておりません。答申はされております。 以上です。
○
根本孝代議長 他に質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。討論のある方は順次発言を許します。 反対ですか。 13番、
笹井均議員。
◆13番(
笹井均議員) 第9号議案 22年度美里町
水道事業会計予算に
委員長報告どおり決することに反対をいたします。 町長は、「安定した水の供給に向けて県水の受水量を確保し、配水管の布設や施設整備を計画的に進め、安全で安心した水の供給に努めてまいります」と言っております。水道事業は、財政が厳しい中、町民の負担軽減のため、一般会計からの繰り入れ、法定1,000万円、その他繰り出し9,000万円を出して水道料金の値上げをしないでいることについては評価いたしますが、給水収益は2億3,499万円で22万円の自然増の予算であります。受水費は6,866万、118万円の増ということで、50トン増の290トンを受け入れるという予算を計上しております。配水管整備等の整備費については、改良費は1億1,098万6,000円でありますが、増は集落排水処理事業からの受託事業が主なものであります。 以前から指摘をしてきた石綿管については、737メートルが使用されているということについての指摘についても、まだそのまま放置をされております。また、老朽化している配水管の計画的な整備が進められていないというものであります。企業債償還金8,790万3,000円と298万7,000円の増ということになっております。企業債借り入れ資本は13億8,549万7,000円であり、借りかえや繰上償還などがされず、高金利の企業債を抱えているものであり、資金管理も不適切であります。 よって、第9号議案 22年度美里町
水道事業会計予算に
委員長報告どおり決することに反対をいたします。
○
根本孝代議長 次に、7番、原田敏夫議員、賛成討論を許します。
◆7番(原田敏夫議員) それでは、第9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算について、賛成討論をいたします。 清浄にて低価格な水の供給を図り、その適正かつ能率的な運営に努力していることと評価し、また公衆衛生のさらなる向上と生活環境の改善等に努めていただいております。予算の収益的支出では、受水費用として約1億561万8,000円の予算を計上し、1日当たり6,413立方メートルの受水量を確保しております。予算の資本的支出では、建設改良費用として1億769万3,000円の計上であり、より安定した水の供給を図っておるとともに、漏水の早期発見、防止と有収率の向上を図り、町民に直接関係する水道料金を値上げせずに、一般会計より1億円の繰り入れの計上をしております。今後の上下水道事業審議会の各審議等により、特別会計の大前提に基づく改革が期待されるところであります。厳しい行財政運営の中、未納水道料金の回収とさらなる努力と、最小限の経費で最大の効果を上げるよう、さらなる努力と単独事業の基本的経営とさらに精査していただくことを願いまして賛成討論といたします。 以上です。
○
根本孝代議長 他に討論はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
根本孝代議長 これをもって討論を終結いたします。 これより採決を行います。 第9号議案 平成22年度美里町
水道事業会計予算について、本案に対する総務建設
常任委員会委員長の報告は原案可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
根本孝代議長 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決されました。
△散会の宣告
○
根本孝代議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。長時間にわたりご苦労さまでした。 (午後7時19分)...