小川町議会 > 2013-09-03 >
09月03日-一般質問-01号

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  1. 小川町議会 2013-09-03
    09月03日-一般質問-01号


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    平成25年  9月 定例会(第3回)         平成25年第3回小川町議会定例会議 事 日 程(第1号)                        平成25年9月3日(火曜日)午前10時開会    開会及び開議第 1 会議録署名議員の指名第 2 会期の決定第 3 諸報告第 4 町長の挨拶並びに行政報告第 5 一般質問    散  会 出席議員(16名)  1番  柳  田  多 恵 子  議員    2番  井  口  亮  一  議員  3番  髙  瀬     勉  議員    4番  島  﨑  隆  夫  議員  5番  柴  崎     勝  議員    6番  山  口  勝  士  議員  7番  髙  橋  さ ゆ り  議員    8番  大  戸  久  一  議員  9番  金  子  美  登  議員   10番  松  葉  幸  雄  議員 11番  宮  澤  幹  雄  議員   12番  根  岸  成  美  議員 13番  小  林  一  雄  議員   14番  大  塚  司  朗  議員 15番  戸  口     勝  議員   16番  松  本  修  三  議員 欠席議員(なし)                                            地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  笠  原  喜  平  町  長      影  沢  政  司  副 町 長  安  藤  正  幸  総務課長      福  田  一  夫  政策推進                                    課  長  山  﨑  浩  司  税務課長      島  田  洋  一  町民生活                                    課  長  矢  島  郁  由  健康増進      鷹  野  啓  文  福祉介護              課  長                  課  長  田  口  と し 江  子 育 て      尾  﨑  俊  昭  環境保全              支援課長                  課  長  飯  野  豊  司  産業観光      加  藤  正  見  建設課長              課  長  新  井  邦  男  水道課長      武  川  和  彦  会  計                                    管 理 者  関  根  則  夫  教 育 長      平     博  之  学校教育                                    課  長  小  澤     孝  生涯学習              課  長                                            本会議に出席した事務局職員  内  野  幸  一  事務局長      山  本  嘉  彦  書  記 △開会及び開議の宣告 ○松本修三議長 おはようございます。  ただいまの出席議員は全員であります。よって平成25年第3回小川町議会定例会は成立いたしますので、開会いたします。  これより本日の会議を開きます。                                   (午前10時00分) ○松本修三議長 ここで一言申し上げます。  小川町議会では、地球温暖化防止策の一環として、また節電の取り組みとして、夏の軽装化活動「クールビズ」を実施しております。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。  また、報道関係者から写真撮影の許可を求められておりますので、これを今会期中許可いたします。  議場内では私語を慎み、携帯電話の電源はお切りいただきますよう、ご協力をお願い申し上げます。 △会議録署名議員の指名 ○松本修三議長 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。  会議規則第126条の規定により、議長より7番、髙橋さゆり議員、8番、大戸久一議員、9番、金子美登議員を指名いたします。 △会期の決定 ○松本修三議長 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。  本件につきましては、閉会中の所管事務調査として議会運営委員会において審査をいただいておりますので、議会運営委員長よりその結果についてご報告をお願いいたします。  議会運営委員長、戸口勝議員。          〔戸口 勝議会運営委員長登壇〕 ◆戸口勝議会運営委員長 15番、戸口勝です。議長の命によりまして、議会運営委員会の審査結果についてご報告を申し上げます。  議会運営委員会は、去る8月27日午前10時から議会第1委員会室において開催し、本定例会の議会運営について審査いたしました。  会期でありますが、一般質問10名、長提出議案14件について検討した結果、本日から9月20日までの18日間とし、議事終了次第、閉会とすることに決定いたしました。  なお、提出議案、会期予定、議事日程等の細部につきましては、お手元に配付いたしました書類をご参照願います。  議会運営につきましては、ご協力のほどお願いを申し上げ、議会運営委員会の報告といたします。          〔何事か言う人あり〕 ◆戸口勝議会運営委員長 大変申しわけございません。訂正をさせていただきます。  長提出議案19件ということで、よろしくお願いいたします。 ○松本修三議長 お諮りいたします。  ただいまの議会運営委員長の報告のとおり、本定例会の会期を決定したいと思いますが、ご異議ございませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○松本修三議長 ご異議なしと認め、議会運営委員長の報告のとおり、会期を本日から9月20日までの18日間とすることに決定いたしました。 △諸報告 ○松本修三議長 日程第3、諸報告を申し上げます。  本定例会の議事に関する事項、議案、報告書等につきましては、お手元に配付しましたとおりであります。  また、議長が出席しました会議、研修並びに連絡事項につきましても、ご送付してあります報告書によりご了承願いたいと存じます。  次に、町長から一般会計、各特別会計及び水道事業の決算の認定に係る関係書類の提出がありましたので、配付してございます。  また、同じく、町長から健全化判断比率、資金不足比率に関する報告書の提出がありましたので、こちらも配付してございます。  また、同じく、町長から小川町文化協会の経営状況の説明資料の提出がありましたので、配付してございます。  以上、ご了承願います。  なお、本定例会に提案されました議案等の説明あるいは記録のため出席を求めた者は、執行部の町長、副町長、教育長、監査委員、会計管理者、関係課長と議会事務局長並びに議会事務局の職員であります。  以上、諸報告といたします。 △町長の挨拶並びに行政報告 ○松本修三議長 日程第4、町長の挨拶並びに行政報告に入ります。  町長から挨拶並びに行政報告のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。  笠原町長。          〔笠原喜平町長登壇〕 ◎笠原喜平町長 おはようございます。議長から発言のお許しをいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。  本日ここに、平成25年第3回議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参会を賜り、補正予算を初め、当面する町行政の重要課題につきましてご審議いただきますことに、心から感謝を申し上げます。  さて、町政運営の事務報告につきましては、お手元にご配付申し上げてありますが、近況について何点か報告させていただきます。  初めに、武蔵の小京都おがわの夏を彩る第65回小川町七夕まつりが、7月27、28日の両日、盛大に開催されました。雨により打ち上げ花火が2日目に順延となったほかは、竹飾りコンクールを中心に数多くのイベントが行われ、延べ15万5,000人余りの人出でにぎわいました。ここに、ご協力を賜りました全ての町民皆様方に感謝を申し上げますとともに、今回も竹飾りや灯篭、さらにご当地ゆるキャラを用いたイベント等にご協力いただきました議員皆様方に改めて感謝申し上げます。  次に、7月10日、靭負地内に日本梱包運輸倉庫株式会社小川営業所が開設されました。ホンダ関連自動車部品や完成車などの集荷及び納入拠点として、当町の経済発展や雇用創出に好影響を与えると予測されるものであり、今後の事業展開にご期待申し上げる次第です。  次に、平成22年度から埼玉県が取り組んでいる中山間地域活性化プロジェクトふるさと支援隊」事業ですが、本年度は、新たに獨協大学経済学部の学生が腰中区を訪問し、地域活性化に向けた取り組みを行っております。7月14日には、地区住民およそ70人と共同で、地区で育てているマンジュシャゲを保護するための作業を行いました。また、事業が4年目を迎えた木呂子区におきましても、8月17日に、立教大学コミュニティ福祉学部の学生54名が地元住民と共催して納涼祭を開催いたしました。今後さらなる地域活性化が期待されるところであります。  次に、7月21日、ことしも町指定無形民俗文化財である「下里ささら獅子舞」が奉納され、地域の児童による獅子舞が披露されました。これまでの地元保存会皆様のご努力に改めて敬意を表するものであります。  次に、8月6日、埼玉県社会福祉協議会並びに小川町社会福祉協議会主催の「孤立防止フォーラムinおがわ」がパトリアおがわで開催されました。当町では、高齢化の進展と単身世帯増加などに伴い孤立者がふえ、地域のつながりの再構築が求められております。フォーラムでは、県内における孤立の実態と課題についての基調説明のほか、小川町、嵐山町、東松山市における孤立防止の実践報告が行われ、参加した地域福祉活動に携わる232名の方々から、今後の活動方策を考えるよい機会になったと大変好評でした。  次に、ことしも町内の中学生が各種スポーツ大会で大活躍いたしました。東中学校の陸上男子200メートル及び女子100メートルハードル、西中学校の卓球部男子団体がそれぞれ全国大会へ出場したほか、東中学校男子ソフト部団体及び個人、女子硬式テニスダブルス西中学校卓球部女子シングルスが関東大会へ出場いたしました。生徒皆さんの今後ますますの活躍をご期待申し上げます。  次に、小川赤十字病院建てかえ支援につきまして申し上げます。平成24年10月に関係市町村から成る建てかえ整備計画促進協議会を発足し、支援の考え方について意見交換や調整を行ってまいりましたが、8月20日の会議において、最終的に協議会には12市町村が参加することになりました。今後、当町といたしましても、地元として最大限の支援に努めてまいります。  さて、本年度の予算執行につきましては、鋭意その執行に取り組んでおりますが、主な事業の状況につきましてご報告申し上げます。  初めに、平和推進事業の一環として、ことしも8月6日に開催された広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に、町内各中学校から選ばれた2年生8名を派遣いたしました。生徒たちは式典参列のほか、原爆死没者慰霊碑に献花を行うとともに、原爆ドームや平和記念資料館を訪れ、核兵器の恐ろしさや平和のとうとさについて理解を深めたことと思います。  また、9月10日から16日まで7日間、町立図書館において、「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真パネル展」や町史の資料を活用した「小川の和紙と戦争」展を行います。  次に、地震発生時における家具転倒による事故を未然に防ぐため、9月1日から家具転倒防止器具設置事業を開始いたしました。L字型金具を使用し、タンスや本棚、食器棚等を壁と直接固定するもので、作業は小川町シルバー人材センターに依頼いたしました。主に65歳以上のひとり暮らし世帯や65歳以上の方のみの世帯、身体障害者手帳、療育手帳、または精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方が世帯を対象とし、取りつけ費用を助成するものであります。  次に、防災意識の高まりの中、9月15日に、旭町、栄町、池田区住民を対象とした合同防災訓練を実施いたします。地域住民に小川高校体育館を避難所として確認していただくための避難訓練を初め、初期消火訓練や炊き出し訓練などを予定しております。  次に、集団がん検診受診者の大幅増加に対応するため、所要の措置を行いました。これは、例年800人前後であった受診者数が約1.5倍の1,186名となったことに対応するものであります。各行政区長や商店街に対しポスター掲示などの啓発を初め、医療機関や幼稚園、保育園、保護者へのPR効果があらわれたものと考えられ、町民の健康づくりとともに医療費減少への波及が期待されるところであります。  次に、西中学校改築工事ですが、8月中に校舎解体工事が完了し、基礎工事に着手いたしました。プレハブ校舎で学ぶ生徒及び教職員の安全に十分配意しながら、年度内完工に向け、鋭意工事を進めてまいります。  次に、第22回全国重要無形文化財保持団体協議会小川・東秩父大会につきまして申し上げます。同大会は、全国14の重要無形文化財保持団体と22の関係市町村関係者が全国から一堂に集い、重要無形文化財保持に関する調査研究及びその具体的方策の推進を図るものであります。毎年各担当市町村の輪番制で開催されておりますが、今回は10月3、4日の両日、当町が13年ぶり2回目の幹事となり、リリックおがわを主会場に開催する予定でございます。  あわせて、同協議会主催の重要無形文化財保持団体秀作展、第21回「日本の伝統の美と技の世界」が、10月1日から27日まで埼玉伝統工芸会館において開催されます。全国の無形文化財保持団体の作品を一堂に展示いたしますので、この機会に、ぜひ足をお運びくださるようお願い申し上げます。  さて、政府が発表した8月の月例経済報告では、「景気は着実に持ち直しており、自律的回復に向けた動きも見られる」と基調判断しております。先行きについては、「輸出が持ち直し、各種施策の効果が発現する中で、企業収益の改善が家計所得や投資の増加につながり、景気回復へ向かうことが期待される。ただし、海外景気の下振れが、引き続き我が国の景気を下押しするリスクとなっている」としています。景気の先行きに明るい兆しが見えてきたものの、町財政を取り巻く経済環境は依然として厳しい状況にあると考えられます。引き続き行財政改革に取り組むとともに、町内外の状況の変化に的確に対応できるよう、皆様のお知恵をおかりしながら、明るく元気なまちづくりに真摯に取り組んでまいりたいと存じます。  さて、今次定例会にご提案申し上げました案件は、条例の制定1件、条例の一部改正4件、平成25年度の各会計補正予算6件、平成24年度の各会計歳入歳出決算の認定7件、人事案件1件でございます。それぞれ議案の詳細につきましては、日程に従いまして、提案の都度ご説明申し上げますが、何とぞ十分なるご審議をいただきまして、いずれも原案のとおりご議決賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶といたします。  ありがとうございました。 △一般質問 ○松本修三議長 日程第5、一般質問に入ります。  本定例会に発言通告のあった者は、お手元に配付いたしました一覧表のとおりであります。  順次発言を許可いたします。                                                    ◇ 戸 口   勝 議員 ○松本修三議長 発言番号1番、議席番号15番、戸口勝議員。          〔15番 戸口 勝議員登壇〕
    ◆15番(戸口勝議員) 発言番号1番、議席番号15番、戸口勝でございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問を始めさせていただきます。  質問事項1、災害時の井戸協力について。私が生まれた緑町には井戸が多数存在しており、以前はその水を飲んだり、果物を冷やしたり、洗濯物を洗うなどの水として使っておりました。現在ではその用途は減少しているものの、いざ有事の断水の際の水利用については、大変有効的で力強い存在であると考えます。  そこで、町として、大規模地震等の災害による長期間の断水が発生した場合に、飲料水以外に利用する水として、井戸周辺の皆さんに無償提供できる個人、会社等が所有・管理する井戸の協力の実現についてお伺いいたします。  (1)、現在小川町に存在する井戸の数を把握しておりますか。  (2)、停電になった場合、小川町が住民に提供できる飲料水は何日間で、どのような方法となりますか。  (3)、ライフラインが全て機能を失った場合、小川町が住民に提供できる飲料水は何日間で、どのような方法となりますか。  (4)、有事の際にもし協力できる井戸があるならば、各行政区、自主防災組織と住民の連携が素早く対応でき、また大きな安心につながると考えますが、ご見解を伺います。  質問事項2、町有建築物・土地の利用方針について。小川町では、昭和40年代以降のインフラ整備や人口増加に伴い、学校や役場、公民館など多くの建物を整備してまいりました。しかし、これらの町有建築物の多くは建築後相当の年数が経過していることから、現在経年劣化への対応として大規模な改修等が集中的に発生することが予想されています。また、国の経済に目を向けると、バブル期の右肩上がりの成長が終えんをしてから約25年が経過し、さらには平成20年秋以降、世界規模での不況の波が押し寄せる中、国を初め、当町においても大変厳しい財政状況が続いております。このような状況の中、本町では、老朽化が懸念される町有建築物について、その安全性及び機能性を維持し、延命化を図るとともに、維持・補修等にかかわる経費の将来見通しを把握し、財政負担の平準化を図りながら、計画的な改修等を進めることが求められております。同時に、町有地の利用についても今後のあり方が問われております。  そこで、お伺いいたします。(1)、懸案であった町内の小中学校については全て耐震化に着手をされ、まずは感謝であります。これにより、町有特定建築物で現在耐震化されていない建築物は、役場庁舎が本年度中に対応するとのことなので、残りは町民会館だけとなりました。その他、特定外の町有建築物の耐震化の状況としては、総数118棟のうち、新耐震基準建築物は37棟、旧耐震基準建築物が81棟であります。旧耐震基準建築物のうち,改修済み及び耐震性のあるものが7棟で、耐震性のないもの及び耐震性の確認していない建築物は74棟であるということが、昨年の一般質問にてご報告を受けております。現在、この内容の報告はどのようになっておりますでしょうか。  (2)、長寿命化についての考え方は、一般的に建築物は、約30年を経過すると建築部材や設備機器類が機能低下や機能不全を起こし、劣化が進行すると言われております。当町としても、劣化の進む既存施設に対して計画的な維持管理や予防保全を行うことで、公共施設の長寿命化が可能になるとの答弁でありましたが、あれから1年が経過し、町有建築物の計画的な維持管理や予防保全については前進したのでしょうか。  (3)、旧上野台中学、また旧下里分校の活用についての検討チームが職員等で立ち上がり、話し合いが持たれたことと思いますが、その方向性と具体的なスケジュールと具体案をお示しください。  (4)、消防署跡地を初め、その他町有地の利用についてですが、企業進出や町での利用の具体案が話し合われているならば、お聞かせください。  質問事項3、財政健全化について。平成24年の当初予算に向けて財政健全化検討チームが庁内に発足し、その中間提言を受けて、平成26年度までの3年間を当面のめどに、自主財源の確保、歳出削減に力を入れることとなりました。今議会では、その1年目に当たる24年度決算が審議となり、26年度をめどとするちょうど折り返し地点でもありますが、これを機に、当町の財政健全化は進んでいるのか。24年度、25年度と、そして将来の財政状況について伺います。  (1)、自主財源の確保については、まず23年度の収納体制の見直しを初め、債権回収困難事案の整理等、どのような健全化に向けた取り組みが24年度、25年度行われたのか。  (2)、不要な町有地の売却、貸し出し事業の有効活用は24年度、25年度なされたのか。  (3)、歳出削減方策として10項目が挙げられておりましたが、24年度、25年度に何を実行し、どの項目がどれほどの金額で削減実行となってきたのか。  (4)、この9月で計画の折り返し地点を迎えます。小川町の財政状況は、24年度以前と比較をしてどのような変化が見られるのか、中間報告をお聞きいたします。  (5)、中間提言を受け、財政健全化が進められておりますが、現在の小川町はどのような健全な状態となっているのか。また、23年度と24年度決算時を比較した場合、財政健全度はどのように変化しているのでしょうか。さらに、現在の小川町の状況を鑑みて、将来はどのような財政状況が推測されますでしょうか。  質問事項4、町民会館の指定管理契約について。平成23年12月定例議会の中で、小川町民会館の指定管理者の指定について審議がなされ、指定管理者制度の当初の目的でもある経費削減とサービスが6年間の実績と経験の中でどのように向上し、住民に愛されてきたのかという内容が中心に話し合われてまいりました。その中の答弁にもあったように、町民会館の利用者から、また出入り業者からさまざまな苦情があり、町長みずから再三職員を呼んで指導しているにもかかわらず、まだ残念ながら完全なものになっていないとのことでありました。そこで、本来ならば3年間の契約となるものが現在では2年間の契約となり、その運営を含め、会館の位置づけを検討するとの結論でありました。  そこで、お伺いいたします。(1)、町民会館のサービスと指定管理者のサービスについて、総括をお願いします。  (2)、指定管理の契約を可決されてから1年9カ月が経過しましたが、今後どのような運営となるのでしょうか。また、町民会館の位置づけはどのようなものになるのでしょうか。  以上、質問事項4問となります。どうぞ明快なる答弁をよろしくお願いいたします。 ○松本修三議長 戸口勝議員の質問に対して答弁を求めます。  1点目について安藤総務課長、2点目について加藤建設課長、3点目、4点目について福田政策推進課長、順次答弁願います。  1点目について、安藤総務課長。          〔安藤正幸総務課長登壇〕 ◎安藤正幸総務課長 質問事項1についてご答弁申し上げます。  まず(1)、小川町に存在する井戸の数に関するご質問ですが、過去のデータとなりますが、平成11年2月に環境衛生課、現在の環境保全課において、井戸所有の有無、飲料水として使用しているか等のアンケート調査を実施いたしました。集計の結果、井戸の本数は1,927本、うち飲料水として使用しているのは623本でございましたが、その後廃止した家庭も相当数あると思われます。  次に、(2)の停電の際に住民に提供できる飲料水についてのご質問ですが、水道施設の青山浄水場や円光寺など5カ所の配水タンクは、直接給水車などに供給する設備を備え、最大貯水量は1万4,000立方メートルでございます。小川町地域防災計画の必要水量をもとに計算いたしますと、この水量は、災害時の給水対策として12日分を確保できるものとなります。  次に、(3)、ライフラインが全て機能を失った場合のご質問ですが、1人当たりの給水基準では、災害発生時から3日間、生命維持に最小限必要な飲料水を1日最低3リットル、4日から10日、炊事、洗面、トイレ等最低生活水準を維持するために必要な飲料水、生活用水までを1日20リットル、11日から15日までを1日100リットル、通常の生活レベルは維持できないが、生活可能な飲料水、生活用水とされております。小川町地域防災計画では、避難者数及び断水人口に町外から来訪者等の一時的な避難者も考慮して、1万8,000人程度が3日間対応できる飲料水を確保することが必要となり、1人1日3リットルを目途とし、町が備蓄する飲料水の目標値を16万2,000リットルとしております。なお、現在の備蓄量は1.2リットルのペットボトルで2,200本、容量にして2,640リットルでございますので、年次計画により目標値に近づけてまいりたいと思います。  次に、(4)、有事の際の井戸利用についてのご質問ですが、現在水源として利用している井戸は、増尾、古寺、青山の3カ所でございます。また、生活用水としては、防火水槽、プール、ため池等の利用も考えております。議員ご指摘の個人所有の井戸を行政区や自主防災組織単位で利用が可能となれば、生活用水の確保を図る上で大変有意義なものとなると考えますが、災害指定井戸として、飲料及び生活用水としての水質検査が必要となります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 2点目について、加藤建設課長。          〔加藤正見建設課長登壇〕 ◎加藤正見建設課長 戸口議員の質問事項2についてご答弁申し上げます。  まず、(1)でございますが、耐震性のないもの及び耐震性を確認していない建築物74棟のうち、1棟除却しております。今後も、小川町建築物耐震改修促進計画に基づき、町有特定建築物は平成27年度までには耐震化率100%、町有特定建築物を除く町有建築物についても耐震化を進めてまいります。  次に、(2)についてご答弁申し上げます。町有施設の長寿命化につきましては、現在具体的に進んでいるものとしましては、平成23年度に町営住宅長寿命化計画を初め、今年度は庁舎の大規模修繕を進めているところでございます。当町の厳しい財政状況の中、老朽化の波は避けられない問題として確実に押し寄せてきております。町有建築物の全体的な維持管理計画につきましては、限られた財源を無駄なく効率的に維持管理へ投資するためには、それぞれの課が所管する施設ごとの管理ではなく、町全体のアセットマネジメントとして捉え、課を超えた横断的な計画を策定する必要があると考えております。今後も検討してまいります。  次に、(3)についてご答弁申し上げます。旧上野台中学校用地の活用については、地元での小川町メガソーラー事業説明会を実施した後、7月に行政区において東小川の方々にアンケートを実施、回収、現在は集計作業に入っているところと伺っております。その結果を踏まえ、メガソーラーの是非とともに、地域の方々の理解を得た事業を進めることが前提であると考えております。したがいまして、方向性、スケジュールなどは、このアンケート結果に基づき、町民ニーズとアセットマネジメントを考慮しながら再度時間をかけて検討し、地域の皆様とともに、最適な活用方法を考えてまいりたいと思います。しかしながら、平成23年3月に廃校になり、約1年半、施設は有効に活用されておらず、老朽化が進むばかりでございます。方向性が確定されるまでの間、体育館などで町主催の事業を展開するなど、施設の有効活用も検討しております。  旧下里分校につきましては、検討チームから提言を受け、地域との調和を図れる活用であること、地域の方が利用できる活用であること、地域活性化が望める活用であることを条件に活用団体を公募する予定でございます。しかしながら、実際作業を進めていく中で、消防法、都市計画法上の用途変更のほか、建築基準法の用途変更に伴う建築確認申請などにより、当初予定していた内容より大規模な改修が必要となり、財政面から再度検討する必要が生じてまいりました。また、改修した場合、現在の木造校舎の雰囲気を残すことができない状態となります。そのため、スケジュールは白紙に戻すことが最善と考えております。検討チームは既に解散しており、今後は政策会議、関係担当課、地元などと方向性を探っていきたいと考えております。  次に、(4)についてご答弁申し上げます。消防署跡地を初め、その他町有地の利用については、正式な場所での具体案は話し合っておりません。町としては、できるだけ早い時期に町有地の利用について、中長期的な視野にも立った上で検討を進めなければならないと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 3点目、4点目について、福田政策推進課長。          〔福田一夫政策推進課長登壇〕 ◎福田一夫政策推進課長 質問事項3、財政健全化についての(1)についてご答弁申し上げます。自主財源確保に向けた取り組みについてでございますが、平成24年度におきましては、税務課に特別収納対策室を設置、公民館や図書館などの公共施設の自動販売機の公募制の試行的導入、不用な町有地の売却やピアノや自動車などの不用物品の売却を実施してきました。平成25年度は、特別収納対策室へ滞納整理嘱託員を配置するとともに、自動販売機の公募制を拡大し、役場庁舎や栃本親水公園で実施しております。また、町有地等の売却も、引き続き行っているところでございます。  次に、(2)についてご答弁申し上げます。公共的に利用計画のない町有地(普通財産)につきましては、売却あるいは貸し出しという形等で有効活用を図っております。24年度中の売却件数は、3件の応募のうち2件であり、1,415万円の歳入となりました。貸し出しにつきましても、各行政区の管理運営に係る土地貸し出しのほか、公共工事事業等に伴う業者への賃貸借では、24年度中5件で30万6,000円の歳入がありました。25年度も引き続き町有地の見直しを行い、売却を進めるとともに、貸し出しにつきましても、現在既に3件の貸し出しを承諾しているところでございます。今後も町の財産の確保と町有地の有効活用に向け、状況に応じた対応を図っていきたいと思っております。  次に、(3)についてご答弁申し上げます。歳出削減方策として、平成24年度、25年度に実施いたしましたものは、おがわ国際ふれあい館の廃止、西中学校改築の財源としての補正予算債の活用、繰越金が多い団体への補助金の減額、市町村交通災害共済掛金補助の廃止、地籍調査グループと下水道グループの人員削減、和紙マラソン大会への補助金削減、職員給与の現給保障制度の廃止に向けた引き下げ、総合福祉センターの風呂・プールの営業時間の見直し、新規建設事業の見合わせでございます。おのおのの削減額として算出できるものとしては、おがわ国際ふれあい館の廃止、年14万円、団体への補助金の見直しが2年で229万円、市町村交通災害共済掛金補助の廃止、年107万円、地籍調査グループと下水道グループの職員2名の減員は、職員の平均人件費で計算して年1,600万円、和紙マラソン大会への補助金削減は年100万円、職員給与の現給保障制度の廃止に向けた引き下げが2年で607万円、総合福祉センターの風呂・プールの営業時間の見直しで年173万円となっております。  次に、(4)についてご答弁申し上げます。財政状況の変化についてでございますが、ただいまご答弁申し上げましたとおり、自主財源確保や歳出削減方策は確実にその効果を上げているところでございますが、税収の伸び悩みや社会保障関連経費の増大、新たな行政需要への対応等により、以前にも増して厳しい状況となっております。  次に、(5)についてご答弁申し上げます。財政健全化の指標として、地方公共団体の財政の健全化に関する法律による財政健全化判断比率がございます。この比率は、数値が大きいほど財政状況がよくないことをあらわしておりますが、収支の赤字を示す実質赤字比率、連結実質赤字比率、企業会計の資金不足比率は、平成23年度、平成24年度ともに赤字ではなかったため、数値の計上はありませんでした。また、借入金の各年度の返済額の大きさを示す実質公債費比率は、国の監視のもとで財政健全化に向けて計画的に取り組まなければならなくなり、事実上資金の使い方が制限される早期健全化基準が25%以上となっているところ、小川町は、平成23年度が6.1%、平成24年度が5.1%となっております。次に、借入金等の今後支払わなければならないものの大きさを示す将来負担比率は、早期健全化基準が350%以上となっているところ、小川町は、平成23年度が64.2%、平成24年度が64.3%となっております。ほかの財務指標といたしましては、経常収支比率が平成23年度92.7%、平成24年度90.5%となっております。  これらの指標はおおむね健全化の傾向を示すものとなっておりますが、地価の下落傾向が続いていることによる固定資産税の減少や昨今の社会経済状況により、町民税が個人、法人ともに低迷傾向にあるなど、自主財源確保は難しくなっている一方、社会保障関係経費は増加の一途をたどり、財政運営は極めて厳しい状況にあります。  今後引き続き社会保障関係経費は増加していくと考えられる中、小川赤十字病院建てかえに係る支援、公共施設の老朽化に伴う改修、小中学校へのエアコン導入、防災行政無線のデジタル化、電算システム共同化などの課題もあり、本田技研工業小川工場の本格操業や関連企業の進出などに伴う明るい兆しも見えるものの、引き続き厳しい財政運営を強いられるものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。  続いて、質問事項4、町民会館の指定管理契約についての(1)についてご答弁申し上げます。小川町民会館は、町民の文化的向上と福祉増進を図るため、昭和57年4月に設立され、町直営にて文化協会に委託をし、結婚式会場を兼ね備えた施設としてさまざまな事業に取り組んでまいりました。しかし、時代の変化に伴い、徐々に結婚式会場としての利用が減少し、現在では行われておりません。町では、平成18年度より指定管理者制度の導入に伴い、文化協会に指定をし、今日まで至っております。文化協会の選定に当たっては、町民会館の設置目的、利用状況、管理運営状況、町民文化振興の重要性、当該法人の設立経過など検討した結果、公募によるものではなく、随意による指定のほうが適切であると判断したものでございます。  町は、財政面において、指定管理を行う以前、つまり17年度ベースでは、委託料、修繕費を合わせて約5,660万円を文化協会への委託料としておりましたが、指定管理を行った平成18年度から平成23年度までの間の管理委託料は年間5,270万円、さらに平成24年度、25年度につきましては年間4,970万円となっております。こうした中、減額に伴うサービスの低下が懸念されたところでございますが、町民サービス(集客力の向上)という観点から申しますと、会館の利用者は平成22年度及び23年度については東日本大震災の影響で減少したものの、昨年度は、指定管理に移行してからの利用件数及び利用人数につきましては最高の数字となりました。このように、町といたしましては、指定管理者としてのサービスについてはある一定の効果は上げられたものと考えております。  次に、(2)についてご答弁申し上げます。町民会館は、町の文化の拠点という位置づけで考えており、現在のサービスを落とすことなく、今後も運営していく必要があると考えております。また、文化協会の指定管理期間につきましては、平成24年4月から平成26年3月までの2年間となっており、今年度期間が終了となります。今後の町民会館の運営については、現在さまざまな角度から検討を進めているところでございまして、近々に方針を決定してまいる所存でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 再質問を許可いたします。  戸口勝議員。 ◆15番(戸口勝議員) 再質問をさせていただきます。  まず、災害時の井戸協力についてでございますけれども、以前、平成11年2月に、環境衛生課、現行の環境保全課がアンケート調査を行ったとのことであります。そのアンケートというのは、どのような目的でアンケートをとったものなのか、お伺いできればなと思います。 ○松本修三議長 答弁願います。  尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 お答えいたします。  平成11年度、ちょっと保存年限がもう切れているもので確実なことではないのですけれども、これは埼玉県のほうが毎年公共用水域及び地下水、井戸水ですね、その水質測定調査をしております。そこで、順番でこの区域から井戸を紹介してくれと、県がやるので紹介してもらいたいという、県は平成23年度は139カ所ぐらいやっていると思うのですけれども、そういうときに水質調査が始まるということで、そういうときに対応できるように、井戸をどこに保有しているかというのを調査したように伺っております。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) そうしますと、これは県主導ということのアンケートでよろしかったのですね、はい。  現実的に今、小川町でどれほどの井戸が使われているのか、そして現存しているのかといえば、未知数というか、全くわからない。この数の半分かもしれないし、その辺もわからないということでよろしいわけですね。  となったとき、課長答弁があった内容の中で、「生活用水の確保を図る上で大変有意義なものである」という言葉をいただきました。しかしながら、その指定井戸にするには、「飲料及び生活用水としての水質検査が必要です」ということで締めくくられておりました。現実的に今、小川町に保存されている飲料水の数が2,640リットル。しかし、全てのライフラインがとまったときに必要な目標値は16万2,000リットルということで、大きな大きな差があるということもあります。これは目標として随時補充をしていくという目標があるということなのですけれども、現実的にいざ何が起こるかわかりません。小川町に存在する井戸の調査をするということも同時進行ですることを私はお勧めしたいと思います。それが将来どれだけの宝になるのかということも、十分検討していただければありがたいなというふうに思います。  近隣の町村では、このようなことをやっている町村もあるというふうには聞いております。現在では、小川町自体が、私自身、個人所有ということだけではなくて、会社の所有する井戸までもぜひちょっと伺っていただきたい。その水質調査をしていただいて、有事の際のための安心・安全、小川町は何があっても水は確保できていますよ、同時に自然災害の少ない場所ですから、どうぞどうぞ皆さん、この小川町に来てください、安心・安全の町、小川町ですよということがうたっていけるのではなかろうかなと思います。小川町の地域防災計画が新たに策定されて、このような内容がなかなか前に進まないということを私も危惧しております。ぜひ今後検討されることを要望していきたいと思います。  状況の中で、この井戸水というものが今後利用価値というものはどんどん、どんどんふえるかと思いますけれども、現時点、この役場の敷地内にも井戸が以前はあったかと思いました。その利用方法についてもぜひ考えていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えいたします。  井戸の利用ということでございますが、現在小川町でも、区長さんのご協力、またご理解をいただきまして、75の行政区がございます。うち34の行政区がこの自主防災組織を結成していただきました。個人井戸の利用につきましては、正直なところ、東小川、あるいはみどりが丘といったところ、あるいはホーユウパレスとかコスモ小川もそうでございますけれども、井戸についてはないというふうに思われます。そういった面で、水の確保というのは大変重要であるということは考えてございますので、各行政区、そしてまた自主防災組織の防災訓練がございますけれども、訓練を通じて、水の確保については住民の皆さんと一緒に考えてまいりたいというふうに考えてございます。また、町の井戸についても同様に、有事の際の利用について改めて確認をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) ぜひ町民が安心して暮らせるこの小川町、実行に移していただいて、その井戸、水の確保というものを早期に実現していただければありがたいと思います。  それでは、次の質問に移りたいと思います。質問事項2、町有建築物、土地の利用方針についてですけれども、町有建築物の管理方法、体制については、耐震化や大規模改修工事の実施が将来において短期間に集中する、そんな答弁もありました。私も、そしてここにいる議場の中の議員全ての皆さんが、今後の財政負担が大きくなるということを懸念していると思います。1年前の答弁の中で、機能が停止し、施設運営を阻害するおそれがあるものであったり、防災衛生上必要なもの、そんなものに重点を置いた施設等の劣化状況調査を実施するとの答弁がありましたけれども、この1年間でその状況がどうであったのか、答弁にありませんでしたけれども、どうだったでしょうか。 ○松本修三議長 暫時休憩します。                                   (午前10時52分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午前10時54分) ○松本修三議長 答弁願います。  福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 答弁申し上げます。  個々の劣化状況についてということでございますけれども、劣化状況につきましては、データとしては手元のほうにはございません。今後は必要に応じてアセットマネジメントの立場から、こういったことも当然含んだ形で計画をつくっていかなくてはならないかと考えております。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) それでは、1年間で補修件数がどれだけあったのか。全体的に相当数の町有建築物があるわけですけれども、どれくらいの件数を補修して、どれぐらいの金額が全体でかかったのかということがわかるようであったら、お答えいただきたいと思います。 ○松本修三議長 では、ここで10分間休憩いたします。                                   (午前10時55分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午前11時05分) ○松本修三議長 答弁願います。  福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 特定建築物につきましては、先ほど加藤建設課長のほうから答弁申し上げましたとおりでございまして、役場と町民会館。町民会館につきましては、今年度耐震の委託につきまして、予算的には耐震診断の委託は810万円を予定していたかと存じます。ほかの町有建築物につきましては、改修等の内容についてはそれぞれの所管が行っておりまして、全体的には把握をしておりません。  以上でございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) まさしく課長が何回か「アセットマネジメント」という言葉を使っていたとおりのことが、できていないということになるのかなと思います。ぜひ町有建築物、または町有所有物について、しっかりと統括的な管理ができるような体制を整えていただければなというふうに思います。  次に移ります。課長答弁の中で、喫緊の課題になっている建築物のみを調査するということで当初答弁がありました。財政負担の平準化を図りたい、また全ての町有建築物を長期間にわたり有効に活用したい、そんな思いも伝わってまいりました。であった場合に、どの時期にどの建物に財政を投入していくのか、その考え方や整備計画が必要かと思いますけれども、その辺について、課長はどう思われますでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 まさにその改修の時期、またいつ整備していくか、そういった点を踏まえた上で、今後のアセットマネジメントとして捉えて、課を超えた横断的な計画を策定していきたいという考えでございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) ぜひ早急な対応に着手願いたいと思います。先ほども旧上野台中学校、旧下里分校の活用についても、なかなか前に進まないという状況もあります。その辺について、先ほど旧上野台中学については、アンケートをとった結果をもって住民の皆さんと話し合いをするということでよろしいわけですよね。同時に、旧下里分校については、意思としては白紙にしたいということでいいのか、その確認をさせていただきたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 旧上野台中学校の活用につきましては、間もなく地元でとったアンケート結果が出るかと思います。そのアンケート結果を見て、まず、メガソーラーについてはやるかやらないかについて判断し、それから、その後の活用については、その中で住民の意思を十分反映した形で、町としてはどんな活用方法がいいかということで一緒に検討していきたいと考えております。  旧下里分校につきましては、用途は集会所的な用途で使用するについては、どうも消防法といいますか、建築基準法の中で、中の木質の状態である校舎の中、それを準不燃材を使用しなければならないということで、中の雰囲気が全く今の分校、外は分校の形が残っても中が旧下里分校の今までの木質のよさといいましょうか、それがなくなってしまうということになってしまうということで、改めてどんな形で旧下里分校を活用していったらいいかということを、また検討していきたいというところでございます。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 東小川の旧上野台中学校の問題については、住民不在のままの提案ということになったことが大きな問題になってしまったのかなというふうに思っております。ぜひ新たなる計画をつくる場合、しっかりと住民の目線と思いを酌んだ内容にしていただければありがたいと思います。  同時に、旧下里分校の件については、今ある風情を残したままというとなると、公共のままの状況では財政出動が多大になるということでいいのだろうと思うのですね。そうした場合には、それを民間に委ねた場合はどうなるのかということをぜひ考えていただいて、地域住民の皆さん等取り込んで、いろんな話し合いをしていただければありがたいなと思います。  それでは、次に移ります。町有地の利用については、市街化区域、調整区域等さまざまな利用方法、検討がされるべきであると私は思っております。世界のホンダが寄居工場のフル稼働を受けて、たくさんの方々が工場の関係者が視察研修に来ている状況があります。にもかかわらず、まとまった数のホテル、またシングルユースの宿泊施設がないために、町外に流れているというのを私はこの目にしております。ぜひ町内にホテルがあったらななんていう思いがあります。現在では、まだまだ企業誘致への庁内ワンストップ化が確立しておりませんけれども、その体制づくりもさることながら、積極的な町の体制、姿勢が、誘致展開をもたらすと私は思っております。前回は福田課長からその辺についてお伺いいたしましたが、今回は担当課の飯野課長がおられますので、担当の飯野課長、ぜひその企業誘致について、町有地のあるべき姿、どういったほうがいいのかということについてお伺いしたいと思います。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答えいたします。  産業観光課、企業誘致の一端を担う主管課としてやっていますが、土地等については、町有地のみならず、企業ができるだけ立地がいいというようなところについて積極的な対応というのですかね、情報収集をしながら、企業が現実的に具現化できるような方策に持っていければと思っています。今現在そういうような形のものはございませんけれども、できるだけそういう機会を捉えて、早い段階で皆さんに明るいニュースとしてお知らせができるような努力をしてまいりたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) ぜひ明るいニュースを、この小川町に何件も何件も来ていただけるようなサプライズもつくっていただきたいと思います。  町有地の利用ということで、以前から約束がされているようでされていない町民体育館の建築であったり、さらには町民体育館の建築後と言われ続けております野球場、さらには会員500人を超える団体でありながらも、なかなか芝生敷きの専用グラウンドがなく、高齢者の健康増進にもつながるにもかかわらず、その対応がおくれているグラウンドゴルフ場、これらのことについても前向きに検討していただきたいと思うのですが、これは、聞いてもなかなか答えが出ないだろうと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答えします。  芝生グラウンドですね、グラウンドゴルフ場等の要望があるということも承知しておりますけれども、現時点で具体的な計画は持っておりません。今後の町の町有地の土地活用の中で検討する機会があれば、グラウンドゴルフ場その他、スポーツ施設に関して考えていきたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) ぜひ課長、検討する機会があればということではなくて、自分からつくっていただいて、町民の皆様方に、500人を超える会員がいる団体というのもなかなかないだろうと思います。それが健康増進につながるということであるならば、小川町の福祉政策にも大きな大きな躍進を遂げる一助になろうかと思います。ぜひにぜひによろしくお願いしたいと思います。  それでは、質問事項2の総括として、公共事業の特定建築物とそれ以外を分けて、耐震対応に序列をつける国の方針には、利用者の一人として、また人命のとうとさから、さらには当町における利用頻度からも理解ができないところであります。これはこの議会の中で言っても仕方ありませんので、では、その特定建築物以外のRC工法、町内最古の建築物、前回お話がありました。築48年となる小川公民館、今後の長寿命化はあるのかどうか。はたまた昭和11年建築の町有建築物最古の小川和紙体験センター、さらには高温多湿の状況下に年中さらされている給食センター、また方々が腐食しているその給食センター。先ほどの答弁にもありましたとおり、目的を終えた企業が国際ふれあい館、稼働率の悪い古くなった町営住宅、児童生徒数の減少に伴う学校施設の現状など、例を上げれば枚挙にいとまがありません。今後、全町的な町有建築物の新設、長寿命化、利用転用、統合、廃止、更地化等々、あらゆることを考えていってもらいたいと思います。同時に、人口の減少、少子高齢化が進行する中で、さらには財政状況の好転のない現時点、今後その部局部局、といっても分かれることなく総力を挙げて、町長部局、教育部局が力を出し合って、その整備計画をつくっていただければありがたいなというふうに思います。ぜひにぜひに、これは町民のその思いの一端にもつながるだろうと思いますし、どうあるべきか、将来の小川町がどんな形になるのかということを、しっかりと町民に示していただければありがたいと思います。  それでは、3点目の質問に移りたいと思いますが、よろしいでしょうか。財政健全化についての再質問となります。  自主財源確保方策として、その成果の裏づけとは、まさしく先ほど課長答弁にもありましたとおり、方法論での対応はなされていることは十分わかります。しかし、その成果の裏づけというものに対しては、どれだけお金が残されたのか、確保できたのかということにほかなりません。どのような状況でその自主財源確保方策が実を結んでいるのか、ご答弁をいただきたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 財政健全化検討チームを発足して、その後、24年度、今年度が中間にさしかかっておりますけれども、財源確保ですか、そういった方策ができてきたのかということで、果たしてこれを判断材料にまだ中途の段階で出していいものかどうか、ちょっと悩むところではありますけれども、そもそも財政健全化検討チームが発足したいわれといいましょうか、それは、このままの運営を進めていくと、財政調整基金、この辺が24、25、26年度末にはほとんど底をついてしまうのではないかと、そういったシミュレーションの想定がありまして、そうにならないように、町長の命を受けて、財政健全化方策を一生懸命練ってくれということでチームが発足したわけでございます。  そんな中で、23年度発足で、実際に数値としてあらわれてきたのが24年度決算の中での基金の状況でございます。23年度末の基金残高、これは財調の補完にもその他の目的の基金全てを入れた総額でございますけれども、23年度末が約10億6,000万円、これが24年度決算、この中で10億700万円と、10億円台を何とか確保できたという状況でございます。当初シミュレーションで示した金額の中ではこの10億700万円が残りましたけれども、5億7,000万円程度、これがシミュレートしていた数字だったものが、今回24年度の中では改善されたといいましょうか、ある意味でいい結果が出てきたのではないかなと判断しております。  以上でございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 結果的に確保された金額というのは大きなものがあった、成果があったということの答弁でありました。24年度はこのような状況であった、その目途が26年度で終わってしまうのも私は心配でございます。小川町はこのままあり続ける、住民は心配をし続ける状況にあるならば、それを排除していくのが町であろうと思います。ぜひにそういったものに対しては、検討チームが解散されたというような答弁もございましたけれども、ぜひ再度、この町が存続する限りそのような対応があったり、検討チームを再度招集をして対応を練ったりということが必要かなというふうに思っています。  歳出削減の方策として、先ほど10項目のうちの6項目が実行していますというような話がありました。現実的に総額はちょっと計算していないのですけれども、6項目での歳出削減方策を実施しているということが答弁でわかりました。しかし、どの程度の金額を歳出計算しているのか、まだまだ未開拓な部分であったり、残り4項目が進んでいない部分もあります。ぜひその辺については、検討チームが解散されておりますけれども、より細かい計算をしながら、前に進んでいきたいと思っております。ぜひそういったことについても、小川町議会として、また個人の議員として支えていけたらと思いますので、ぜひに頑張っていただきたいと思います。  ここで、歳出削減の方策の一つでもある人件費について少々触れていきたいと思います。これ、ひょんなことから話を聞いたのですけれども、区長の報償費について細かい内容まで現在進行形で話し合いが持たれているということが私の耳に入りました。その内容が現状どのような話で回っているのか、お伺いしたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 区長の報酬の関係ですけれども、今現在報償費で支払われております。これを、まず条例化をして、それとともに近隣の市や町、この辺の報償の額と余り違い過ぎないような、その辺の額でぜひお願いしたいということで、今、各地区ごとの区長会の中でお願いをしているところでございます。ちなみに、本日小川地区、ほかの地区はもう既に終わっておりまして、小川地区の区長会、ここでまたお願いしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) その話し合いの中で、小川地区なのでしょうか、ちょっとわかりませんけれども、区長より報償費の減額に大きな反発があったというふうにも聞いております。そんな中で、行政区の再編や4地区の枠組みの撤廃などが提案されたということもお聞きしました。財政健全化のためには、さきに報償費の減額提案よりも、このような前進した枠組みの提案が区長が提案されたことについて、私にはその実態運営、現実的な大変さが伝わってまいります。この区長からの提案について、どのように考えておられますでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 地区の再編ということも、この区長報償の関係で話をする中で、確かに出てまいりました。これにつきましては、過去にも再編についての検討と申しましょうか、再編する方向でいろいろ考えていただいたようですけれども、町も考えましたし、地区のほうで考えましたときに、やはりそれぞれの地区の事情がありまして再編に至るところがなかったという、そんなことで私は理解しているところなのですけれども。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 町側の考え方と区長本人の考え方には大きな差もないだろうと思います。ぜひ、まずは報償費を下げるということも考えなければいけないのですけれども、まず地区の枠組みであったり、本来もっと考えなければいけない、その大きかったり小さかったりという行政区のあり方を考えなければならないのではないかなと思います。  次に、本年6月8日に発行されました週刊ダイヤモンドの特集の中に、「あなたの町が貧しくなる。2040年度全国市町村貧乏度ランキング」なるものが掲載されました。その中の人口1万人以上5万人未満の都市のランキングの4位に小川町がランクインをしております。この貧乏度ランキングは、国立社会保障人口問題研究所の2010年から2040年までの人口推計をもとに財政シミュレーションをし、人口規模別に貧乏度の高い自治体を順位づけしたものであります。この調査結果を見て率直な感想をお伺いしたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 ご答弁申し上げます。  このデータにつきましては、平成22年度の財政力指数から経常収支比率等を算定に加え、2040年の人口推計をもとに将来の財政状況を試算し、緊急度を算出したものと理解しております。この全国4位ということで載ったことに関しましては、こういうことに絶対ならないように、町としては努力していかなければならないと考えております。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) この結果の算出方法は、皆さんのお手元に配付いたしましたその資料のとおりでございます。ただ現在、この資料の調査が行われた2010年の小川町の状況と平成24年度現在の状況を比べると、必ずしも財政状況が好転しているわけではないと思います。さらには、人口減少は著しく進み、高齢化率は上昇し、少子化は進行している。このことからも、人口動態から見る財政の影響は悪化をしているということを言わざるを得ません。この状況を打開できる方策として、検討チームの提言に含まれないものを私は幾つか提言していきたいと思います。  まず、健康寿命を伸ばす介護事業による歳出の削減、さらには小川町の自然状況、または気象条件を生かして、これらの安全と安心を求める人、そんな人の定住促進、さらには企業誘致等による自主財源確保が方策であると私は考えております。町も同じような考え方がある、そういうふうに思っております。しかし、具体的にそれが形となり、金額となり、出ているものとすれば、なかなかないのが現状であります。ホンダ一つに委ねる、その思いを委ねるというのは、少々気が重い気がいたします。ぜひ、現在私たちの町にワースト4位という汚名が着せられてている状況を、一つでも一日でも早くひっくり返すような可能性を探っていただきたい、そんなふうに思います。ぜひによろしくお願い申し上げて、次の最後の質問に移ってまいりたいと思います。  4点目、町民会館の指定管理契約についてであります。昨年実施された仙元山見晴らしの丘公園や八和田学童クラブの指定管理者については、一般公募が行われました。その募集内容は、10月号の小川町広報並びにホームページにて掲載、告知がなされておりました。この状況を考えたときに、広報掲載の約束事から考えると、一般公募はなかろうというのが今回わかるだろうと思います。現実的に一般公募はないということでお伺いしてもよろしいのでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 戸口議員ご指摘のとおり、これから一般公募をかけるという予定は今のところありません。違った形で今、検討しているところでございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 違った形でということで、これは、正式に決定してこない限り我々には報告はできないということだろうと思います。しかし、その方向性というものが我々も知らなければならない。12月に提案する間に3回の指定管理者の検討会議が行われる予定だろうと思います。その中でも、指定管理者になるのか、それともほかの形を模索するのか、その辺についてご答弁いただければと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 一般公募の可能性がないとなりますと、可能性といたしますと、直営か指定管理継続、どちらかになろうかと思います。そういった面で、あらゆる角度から今、検討しているところでございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 前回の私の質問の中で、町長の答弁にもありましたとおり、なかなか改善がなされないというような話もありました。この2年間で大きな躍進をサービス面でしたのか。来場者の人数を考えたときには大きな躍進があったようには感じますが、そのサービスについてはどのようになったのか、改めてお伺いしていきたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 サービス面につきましては、前回並みと申しましょうか、下げることなく、サービスのほうはできたのではないかと私どものほうでは認識しております。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 前回並みということでございます。民間であるならば、前回並みという言葉は使えないのですね。やはり、昨年度よりもよりよいサービスを心がけるということにつながるだろうと思います。協会のことを悪く言うわけでございません。やはりそういった気持ちを持って取り組んでいただきたい。同時に、町民の皆様方はそんな思いの中で、サービスは町がやっていることだから決して悪くないだろうというふうに思っています。しかしながら、苦情申し立てを出す町民の方々、後を絶たないように私も思います。1度あると、大口の業者も、大口の業者というか、大口で借りている方々も、一気に町民会館から離れてしまうのが現実的に起こっています。もう取り戻すということは大変厳しいだろうと思いますけれども、そんな大口の場所にもぜひもう一度お声をかけていただき、うちで宴会してください、うちのこの貸し館を借りてくださいという対応もしていただければありがたいなと思います。それこそが民間たる、民間であるならばやらなければいけないことなのですね。営業努力というものです。営業努力なくしてサービスの向上、そして業績の好転はないのです。その辺について伺いたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 当然、町民会館としてもその辺の営業努力と申しましょうか、そういった努力は引き続き行っていかなくてはならないと、私も承知しております。宴会事業につきましても、以前より数値は伸びてきているという状況の中から、満足をしているがゆえにふえてきたのではないかと私は推測しているところでございます。  以上です。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 課長答弁の中にありました指定管理料も、どんどん、どんどん減ってきているという現状があります。これは、人件費比率、例えば事業費比率で考えた場合に、どのような変化で下がってきたのかということ、わかる限りで結構でございます、答弁いただきたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 指定管理料が下がってきている中で、サービスを落とさずに行うという努力をどうしたかということですけれども、やはり宴会事業、この辺のところで収益を多く上げて、それと、あと業者数が多くなったということで、使用料のほうも当然上がってきたかと思います。そういったところで何とか賄ってやってきているものと思っております。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 人件費比率とか事業費比率の話を聞いたのですけれども、答弁がありませんでしたが、現実的に今回、6月臨時議会の中で、役場職員の皆さん、そして議会双方、給与であったり報酬を下げてきた状況があります。以前からすれば、町の出先機関である協会のほうも、それに準じているというのが例年、通年のならわしというか、形であったかと思うのですけれども、今回は小川町、協会のほうについてはなかなかその手だてをしていないということなのですけれども、その辺についてはどのようなことなのでしょうか。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えいたします。  今回の給与削減につきましては、議員ご承知のように、一つの大きな交付税ということで、本来の人件費の引き上げ、また引き下げといいましょうか、そういった本来の形ではないといいましょうか、簡単に言うと、イレギュラーな部分での今回の一般職の減額ということになりました。したがいまして、これを指定管理者といいましょうか、他の団体にそろえるということは、人事担当の課長としては、これは控えるべきではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ○松本修三議長 戸口議員。 ◆15番(戸口勝議員) 以前から役場の職員の給与の下げ幅に合わせてきたという実例がありました。それが今回ということもあるのですけれども、ぜひ、こういったことも削減の一助につながることだろうと思います。そして、次、指定管理を受けたいと思うならば、そういったことをみずから声を上げてしていくのもありなのかなというふうに思います。ぜひに小川町、今の現状を考えた場合に、財政は決して豊かであるとは思いません。そして、今後もこのランキングの中でワースト4位というものからどの辺まで回復できるのか、私たちの腕の見せどころだと思います。ぜひに私たち、この議場にいる全ての皆さんが手を取り合って、1つの目的、小川町のさらなる発展のために力を合わせることが肝要であろうと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げて、一般質問を終了とさせていただきます。ありがとうございました。                                                    ◇ 髙 橋 さゆり 議員 ○松本修三議長 一般質問を続けます。  発言番号2番、議席番号7番、髙橋さゆり議員。          〔7番 髙橋さゆり議員登壇〕 ◆7番(髙橋さゆり議員) 発言番号2、議席番号7、髙橋さゆり。議長の許可をいただきましたので、発言通告に従い一般質問いたします。  質問事項1、宿泊施設の誘致について。質問の要旨、町を回っていますと、さまざまな方からの要望をいただきます。和紙マラソンの参加者、ホンダ関連の出張者の方から、小川町には宿泊施設が少ないので、何とかならないものかとか、住民の方からも、親戚が来るのに宿泊施設が少なくて困っているとの声をたくさんお聞きします。そこで伺います。  (1)、町に宿泊施設をつくりたいとの企業の問い合わせはあるのでしょうか。  (2)、町は宿泊施設が少ない現状をどのように考えているのか、教えてください。  質問事項2、みどりが丘中央公園について。質問の要旨、みどりが丘中央公園には健康遊具も整備されて、住民の方々から喜びの声も伺っております。しかし、公園にはトイレがありません。隣のグラウンドは現在5団体が使用していると伺っています。そこで伺います。  (1)、人が集まるところにはトイレが必要だと思いますが、どのように考えていますか。  (2)、災害時に公園はさまざまな利用ができる場所でもあります。町としてどのように考えていますか。  質問事項3、子供の命を守る。質問の要旨、3月議会で質問いたしましたが、学校生活の中でアレルギーなどの突発的な事故が起こった場合に、子供たちの個人情報はどのように管理され、把握をしているのでしょうか。それを踏まえて伺います。  (1)、学校ではアレルギーに対する研修、対応は、どのように取り組んでいるのでしょうか。  (2)、「子ども安心カード」導入について、検討はしているのでしょうか。  以上、よろしくお願いいたします。 ○松本修三議長 髙橋さゆり議員の質問に対して答弁を求めます。  1点目について飯野産業観光課長、2点目について加藤建設課長、3点目について平学校教育課長、順次答弁願います。  1点目について、飯野産業観光課長。          〔飯野豊司産業観光課長登壇〕 ◎飯野豊司産業観光課長 質問事項1の(1)と(2)は関連がございますので、一括してご答弁申し上げます。  初めに、小川町には、現在4軒の宿泊施設と目的が異なる「小川げんきプラザ」がありますが、小川町に商用で訪れる方々は、1時間弱で行ける熊谷市や東松山市、さらに寄居町などの近隣のビジネスホテルを利用しているものと考えられます。議員ご承知のとおり、平成18年5月17日に本田技研工業株式会社が、寄居町に30年ぶりとなる国内新工場を建設すると発表しました。以降、隣接する町として、この機を捉え、関連企業等の誘致を図るべく全力を挙げてまいりました。その結果が実を結び、平成18年12月19日に、本田技研工業株式会社が寄居新工場から分離する形で、小川町ひばりが丘にエンジン工場を建設する旨の発表がなされました。その小川エンジン工場は、平成19年8月23日に敷地造成工事を着工し、平成20年4月には建築工事を着工、平成21年3月には全ての工事が完了し、同年4月10日に竣工式を迎えたことは記憶に新しいところであります。町では、小川町ひばりが丘へのエンジン工場建設の発表がなされた以降、本田技研工業の関連会社が狭山の埼玉製作所に近い西武池袋線新狭山駅前でビジネスホテルを経営していることもあり、町内に独身寮とビジネスホテルの立地について要望を重ねてまいりました。小川町といたしましては、ホンダ独身寮の建築工事も始まり、この秋には小川工場及び寄居工場が本格稼働することから、各国にある工場などからの視察や研修、商談等、さらに関連企業にも商用で多くの方々が訪れるものと考えております。このような中で、宿泊施設の立地・誘致は、中心市街地や商店街の活性化が図れるものと考え、今後も積極的に本田技研工業や東武鉄道等に要望してまいりたいと思っています。  議員ご質問の、宿泊施設をつくりたいとの企業の問い合わせについては、現時点において宿泊施設立地の相談はありません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 2点目について、加藤建設課長。          〔加藤正見建設課長登壇〕 ◎加藤正見建設課長 髙橋議員の質問事項2についてご答弁申し上げます。  まず、(1)でございますが、公園の利用等にもよりますが、人が集まる使用頻度のある公園についてはトイレが必要だと思います。しかし、みどりが丘中央公園については、今までも隣接するみどりが丘自治会館のトイレを使用させていただいておりますので、現段階でトイレを設置する考えはございません。  次に、(2)の災害時における公園利用の考えですが、現在、町が管理している公園等の数は58カ所、面積にして10万3,406平米でございます。平常時には子供たちの遊び場やレクレーションの場、また都市景観の構成要素として町民に潤いを与え、災害時には避難地、あるいは仮設住宅用地として防災上重要な役割を果たすものと思われます。避難誘導は避難措置の上で最も重要な部分であり、避難経路及び避難場所は1カ所だけでなく、第1、第2の避難経路及び避難場所を確保する上で、公園は一時避難場所、身近な空き地として有効なものと考えております。しかしながら、地域防災計画上の公園の位置づけでは、災害時を想定した水の確保や夜間照明の設置等、防災対策を兼ね備えた整備が求められることになります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 3点目について、平学校教育課長。          〔平 博之学校教育課長登壇〕 ◎平博之学校教育課長 髙橋議員の質問事項3について答弁申し上げます。  3月議会では、アレルギー疾患に対する取り組みについて質問をいただきました。各学校では、その機会に緊急対応や応急処置について再度確認を行ったところです。  初めに、(1)、アレルギー疾患に対する研修や対応についてお答えします。毎年4月、最初の職員会議において、全職員がアレルギー疾患を持つ児童生徒を確認しています。その資料は、緊急連絡カード、保健調査票や前年度からの引き継ぎ資料をもとに、養護教諭が作成します。また、緊急時の対応マニュアルを確認します。特に配慮を要する児童生徒には、関係職員が保護者と面談を行い、個別の対応マニュアルを作成しています。アドレナリン自己注射薬「エピペン」を所持する児童が在籍した学校においては、適切な対応ができるように、職員がエピペンの使用手順を実習した例もあります。  次に、(2)、「子ども安心カード」の導入についてお答えします。現在町内小中学校においては、緊急連絡カード・保健調査票(表裏)を保護者に提出してもらい、緊急事態に備えています。救急隊員や医師への速やかで適切な引き渡しや対応が行われるように、緊急連絡カード、保健調査票に記載された事項を養護教諭が必要に応じて救急隊員や医師に伝えています。養護教諭不在時は、他の職員がかわります。また、カードは、秘密書類として鍵のかかる戸棚等に保管しています。児童生徒の卒業時には、返却するか、同意を得て処分するようにしています。  「子ども安心カード」の導入については、個人情報の保護という観点から、渋川市の子ども安心カード使用マニュアルや個人情報外部提供同意書を参考に検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 再質問を許可いたします。髙橋さゆり議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) では、随時再質問をさせていただきます。  1点目なのですけれども、宿泊施設をつくりたいとの企業の相談がないということは、がっかりしました。朝晩に道路もかなり渋滞していて、町民の皆様も「さすが世界のホンダが来ると道がこんなに混むんだね」とかいろいろな話を伺っていて、私が町を回って、宿泊施設が欲しいという要望もホンダ関連の方からもかなり多くいただいているのにもかかわらず、そういうものがないというのは本当に残念な気持ちでいっぱいです。しかし、気持ちを切りかえて、現在4軒の宿泊施設があると答弁されましたが、どれくらいの収容人数なのでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答えします。  4軒の宿泊施設の合計は、123名でございます。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 123名ということで、小川町は、和紙マラソンや七夕まつり、今回も15万5,000人というふうな数字も出ていましたけれども、そういう人たちが来て、やっぱり123というのは非常に少ないのではないかなというふうに思います。それで、ある一部の人は、宿泊施設もどんどん、どんどん減少をしていくということは、それなりにニーズがないからということをちゃんと受けとめたほうがいいという方もいらっしゃいましたが、でも、そのときの状況と今ホンダの寄居小川工場がフル稼働するというときの現状というのは異なると思いますが、いかがでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。
    ◎飯野豊司産業観光課長 今のお話の中ですけれども、注釈としてですけれども、この中の1軒そのものがもうお客様も来ないということで休業状態の中でのことでございます。その分が30名ありますから、約100名ぐらいが今受け入れる部分があります。議員おっしゃるとおり、七夕とか和紙マラソンとか、1年中そういうような形の要望とかそういう人が来るということであれば、当然ビジネスですから、営業利益を追う形のもの、当然なされると思います。しかしながら、小川町に来る観光客、入り会いの人数等、平成23年度の集約ですけれども、1年間で1万4,800人程度、日帰りが62万8,800人、圧倒的に日帰りのものでございます。実績、この宿泊というのは、個々の宿泊人、うちのほうの事務局から問い合わせをして回答いただいた集計でございますので、全体では2.3%の方が町に泊まると。これは埼玉県のデータも見ますと、埼玉県は平均すると2.2%、ほとんどが日帰りの状況であると。全体的に高速道路や東上線の利便性が向上した、そのことも影響しているのではないかなと思います。そういうところの中で、公営的な施設ということは当然考えてございませんので、民間企業として、その営業が成り立つかどうかということが判断材料になるかと思います。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 答弁の中に、目的が異なる小川げんきプラザとありましたが、具体的には一般の町民の方も、町民というか、一般市民も泊まることは可能なのでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 はい、小中学生の学習の期間を除く形で宿泊はできます。これについては、昨年度の広報2月号に両面でそのものについて町民にもお知らせをしております。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) それを読んだ町民の方からは、何か問い合わせとかはありませんでしたか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 こちらの広報に載せたことにつきましては、広報のほうとげんきプラザのほうでのやりとりで、問い合わせ等につきましてはげんきプラザのほうに行くという形でお知らせをしておりますので、私どものほうには問い合わせはございませんが、ただ、ちょっとした別での団体とか、旅行に行きたいというような社会教育的な団体のところですけれども、そういうところにはげんきプラザや何かを紹介はしていると。ただ、実際そこに泊まっているかどうかわかりませんけれども、ただ平均的に、げんきプラザもそういう一般の方々を受け入れたことによって入館者がふえているような話は聞きます。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 熊谷市や東松山市、寄居町近隣の、ほかの人たちはビジネスホテルを利用しているのではないかというふうな答弁もありましたが、私は、非常にもったいないというふうに思いました。やっぱり1時間ぐらいをかけて熊谷市から小川町に、東松山市から小川町、寄居町から小川町という、今はないからこのような状況ではないのかなというふうに思いますが、課長としては今の答弁のように、利用する人が少ない、採算性が合わないということで、小川町にはホテルはできないというふうな、そういう解釈をしてよろしいのでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 現状の部分のところを先ほど述べました。確かに、東松山市、熊谷市、寄居町、そこでビジネスホテルが約10軒あります。余りにも近いところもあります。ただ、ホンダが本格稼働する。そうなってくると、寄居町に寄居工場あるにしても、南部、小川に隣接しているところ、一番近い交通機関といえば東武竹沢の駅というような形にもなろうかと思います。そういう中で、長期的ににらんで、本田技研の関連会社や東武鉄道、東武鉄道についてはでかい敷地を持っていますので、そういう中で考えることはできないだろうかというところで、町としては主体的にいきたいと思います。ほかの民間企業等から照会等があれば、またこれについても誠心誠意対応して、できるだけ明るいニュースとしてできるような努力はしていきたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 1点目、まだいきます、ありますか。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 少し。 ○松本修三議長 続くようでしたら、ここで休憩入れたいのですけれども。 ◆7番(髙橋さゆり議員) はい、わかりました。 ○松本修三議長 暫時休憩します。  午後の再開は1時といたします。                                   (午後 零時02分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午後 1時00分) ○松本修三議長 午前中に続きまして、髙橋議員の再質問を続けます。  許可いたします。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 答弁には、町内に独身寮とビジネスホテルの立地について要望を重ねてきたとのことですが、独身寮は着工が始まりました。ビジネスホテルはやはり、ここにこういう土地がありますのでどうですかというくらいではないと、なかなかホテルというのも進むものも進まないのではないかなというふうに考えますが、どのようにお考えですか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 議員ご指摘のとおり、一画広範囲な土地そのものがあるとなれば、これは当然、名義はともかく、一つの案としてどうでしょうかということは提案できると思います。現在小川町の持っている土地、当然駅の北側もございます。極論から言えば、町民会館であり、役場の敷地であり、そういうようなところもあると思います。全体的にどういう方向がいいのかということは、当然そういうところで照会があった業者や何かと話をしていくことが必要であると思いますけれども、一部局ではなく、町全体としてこれをどういうふうにしていくかということが課題だと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 本当に今おっしゃったとおりだと思いまして、町民の皆様も、ここは、役場がありリリックがある土地は小川町にとっては一等地であると。やっぱり小川町のことを今後考えたときに、どうしても駅前周辺に広い土地が欲しいという要望があったときには、町として庁舎をどこかに移動して、ここを本当に処分して、税金の入る建物を建てていただくとか、いろいろな長期的なことをしたほうがいいのではないかと町民の皆さんもおっしゃっていますが、町としてはどのようにお考えになりますか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 町の建物、また町有地、こういったものに関しましては、いずれにしましても、近いできるだけ早い時期に中長期的な計画を立てた後に、そういった総合的な計画を考えていきたいと思っております。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 大変だとは思いますけれども、目先のことだけではなく、やっぱり中長期的な視点に立って、今後小川町がどういうようにやっていけば一番いいのかということを、また皆さんで知恵を出しながら考えていきたいと思います。  そして、宿泊施設が必要だとおっしゃっているのはホンダ関連だけではありません。小川町には世界でも活躍する企業もありますし、高齢化に伴い、今まで日帰りされていた方もゆっくりしたいという話も伺いました。核家族化が進む中、生活形態の変化から、実家に泊まりたいが泊まれないとか、実家にしてみれば部屋が狭くて泊めることができないとか、あと、高齢なのでおもてなしができないとの切実な声も寄せられております。小川町に少しでもゆっくりしていただき、お金を落としていただきたいとの商店街の声もありました。小川町で生まれ育った方は、基本的には小川町が大好きです。東京に行こうが、大阪に行こうが、昔食べたあのお菓子が食べたいだったり、うどんだったり、焼き鳥だって、済みません、食べ物ばっかりで。これを挙げたのは、ほかのもしお酒とか何か、送れるものは送れるのですけれども、やっぱり焼き鳥とかうどんだったりとかお菓子だったりというのは生ものなので小川町に来ないと食べられない。小川町に行きたい、でも泊まれないという、そういう小川町が大好きな、今まで育ててくれた小川町、皆さん、ふるさとってそういうようには思うのですけれども、一人でも小川町に行こう、あのものを食べに行こうって、1人の人が来た、そしてまた2人の人が来たって、その積み重ねだと思うのですよね。そして、日帰りでは六十何万人来ているとかというのではないのですけれども、でも、小川町にお金を落としてくれる確実な人を一人一人ふやしていくのも一つの視点ではないかと思いますので、どうか小川の町民の皆さんが元気になるような方向性で進めていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答えします。  議員今述べられたとおりだと思います。しかし、ここのところのものについて、先ほど述べましたが、ビジネス的なもの、その要件を強調しながら、ぜひ実現をしてまいりたいと思います。ただ、やはりこれは民間企業にお願いをするということで、膨大な赤字を出しながら設置するということはまずあり得ないと思いますので、できるだけそういうところを、町としてもいろいろなことを考えながら、アイデアを出して対応していければと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) では、質問事項2のほうに進みます。  質問事項2の(1)ですが、答弁で、必要だと思うが、みどりが丘自治会館のトイレを使用させていただいているとありました。みどりが丘の方以外でも使用が可能ということですか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 はい、みどりが丘の方以外でも使用してもいいということで自治会のほうからお話を受けていますので。  以上でございます。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) では、みどりが丘以外の方でもということなのですけれども、24時間開放されているのでしょうか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 24時間開放ということはなく、自治会館の職員の方がおられるときにお貸しできるということで話を聞いております。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) ちょっと確認なのですけれども、みどりが丘中央公園は、みどりが丘に住んでいる方だけの公園として思っていいのですか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 小川町にある公園は、小川町以外の方どの方でも万人の方が使用していいものであって、みどりが丘の人たちのためだけにある公園ではございません。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 特に健康遊具や子供の遊具もあり、朝や夕方に散歩をしている方もたくさんいらっしゃいます。子供から高齢者までさまざまな方が利用しております。高齢者はトイレが、やはり皆さんまだ若いからわからないとは思いますが、トイレが近いのですよね。やっぱり人が行くところにはトイレが必ず必要ではないかと思いますし、高齢者が気軽に外出できる環境づくりというのは大切ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 おっしゃるとおりでございます。では、みどりが丘のご年配の方が歩いているということで、ご近所の方という形で、1時間ぐらいはトイレのほう我慢できるかなという考えでおりますけれども。  以上でございます。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) みどりが丘の方はそれでもいいのですけれども、今は角山のほうからみどりが丘のほうに行ったり、日赤の裏のほうから、もう本当に今健康ブームでウオーキングされている方がいらっしゃるのですよ。それで、24時間開放されていないということなので、朝なんかあそこ歩きますと、かなりの人が歩いております。そういうことを踏まえて、どうお考えですか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 トイレは公園だけでございませんですし、観光トイレ等もございます。あとはコンビニ等もありますし、コンビニでも今ではトイレを貸していただけるような形で、随分コンビニもたくさん小川町にもございます。そういうのを利用していただければと思っております。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 現在、グラウンドのほうは5団体、約100名が利用していると伺いました。15年前にもうソフトボールクラブが町長と懇談し要望しましたが、予算がないとそのままになっているとのことでした。15年前とは状況も変わってきていますが、状況が変わっても予算はないというのは同じ考え方でよろしいのでしょうか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 確かに予算関係もそうでしょうが、今現在、自治会館のトイレを使用しています。それなので、その自治会館のトイレの関係のものが基本的には自治会館で町のものではございません。それが町で使えなくなるような形になりましたら考えなくてはいけないと思います。現在は今、自治会館のトイレを使用させていただいているということで、ご理解いただければと思います。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) わかりました。では、高齢者には、とにかくトイレが近くならないような健康運動をもっと積極的にしていただきたいとは思いますが、よろしくお願いします。  では、(2)の、災害の避難所には中央公園は指定されてはいませんが、万が一の災害の場合、2丁目、3丁目の近隣の方々は一時避難場所として駆け込む場所でもあると思います。隣の自治会館には非常用備蓄も置いてあると聞いています。県では、公営公園に防災機能をとのことで、ベンチがかまど、マンホールが簡易トイレとの埼玉新聞のこのような、「所沢空港記念公園で第1弾」ということで、このような見出しで、「ベンチがかまど、マンホールが簡易トイレ」という記事も読みました。私は、静岡の防災センターに行って、HUG、図上訓練をしてきましたが、平成23年12月議会で山口議員の質問に対しての答弁で、町としてHUGの講習とか検討したいというふうな答弁があったと思うのですけれども、町の職員はHUGの研修は行いましたか。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えをいたします。  職員のそういう訓練については特に行ってございません。  以上でございます。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 図上訓練なので、HUGを行っていただくと、一番感じることはトイレの重要性です。昨日も越谷で竜巻が発生しましたけれども、高橋市長は、「こんな被害が起こるとは思ってもいなかった。こういうこともあることを肝に銘じたい」と、そのようなコメントもありましたけれども、何が起こるかわからない、そういうときに、HUGの図上訓練でまず最初に、いろんな人が来る中で、公園とかにまずはトイレの穴を掘らなければだめなのですよ。人が集まるところにトイレがないというふうな感じ、一番最初はやっぱり、人が来るということでトイレなのですけれども、その点で、この中央公園は重要な役割をするのではないのかなと思うのですが、小川町でマンホールを簡易トイレとして考えたときに、下水道に直結したマンホール用意をするとしたら、小川町に58カ所の公園があると答弁にいただきましたけれども、下水道に直結したマンホールをもし用意するとしたら、どことどことどこの公園が候補に上がりますか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 お答えします。  公共下水で計画があるということの公園ならば、可能だと思います。例えばどこだというと、東小川の団地の中の公園、それと今言ったみどりが丘の公園、それと市街化区域の中の今回春日公園、あとは鶴巻公園ですかね、そういうところの公園、市街化区域内の公園なら可能だと思います。あとは農業集落排水後伊と、あとは上横田、中爪、下横田、あとは奈良梨でやっています。そこのところにある公園でしたら、可能だと思います。ただ、費用関係は大変かかると思います。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 県のほうでは、公営の公園にこういう防災機能もということなのですけれども、やっぱり町としても、最低1カ所はこのような公園が必要ではないのかなと。県の規模はかなり大きな規模なのですけれども、うちの腰越のほうにやりたいと言ったって下水道が通っているわけではないので、残念ながらこういうことはできない。そういう点、みどりが丘は下水道も通っているので、こういうものも設置しよう、費用の面は別にしてそういうこともできるのではないかなと思いますが、どのようにお考えですか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 お答えします。  現在の中央公園につきましては、当初から防災公園としての整備がされておりません。ですから、それなりの経費関係もかかると思いますし、またレイアウトも考えないといけないと思いますので、時間と費用が随分かかるのではないかなと思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 9月は防災の月でもありますので、答弁に、「地域防災計画上の公園の位置づけは、災害時を想定した水の確保や夜間照明の設置等防火対策を兼ね備えた整備が求められます」とありましたが、そういう方向に持っていくという可能性は考えられないのですか。 ○松本修三議長 安藤総務課長、答弁願います。 ◎安藤正幸総務課長 お答えをいたします。  公園の規模、また先ほど申し上げた条件によって変わってくると思います。私のお答えする防災上の件につきましては、やはり公園の利用というのは、避難所に行く一つの中継といいましょうか、一時的な避難の場所としての利用というのをまず第一に考えていきたいと思っております。具体的には、高齢者、あるいは子供たちにとって避難が容易な場所、また自主防災活動を行うための集合場所と、そういったものをまず優先に考えていきたいと思います。議員ご質問の内容につきましては、広さ、あるいは規模、また条件によって変わってくると思いますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。  以上でございます。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) もう本当にあそこの公園はグラウンドもありますし、もし何かあった場合にはテントも、仮設住宅がつくれたり、そのようなところが下水道があるところでもう限られて……東小川にもあるとおっしゃいましたけれども、やっぱり狭い。仮設住宅をもしつくって、では炊き出しをする場合には、自治会館には非常用のそういう食料もあると。そういう部分で一番使い勝手がいいところではないかなと思いますので、予算もかかるということですが、前向きに検討していっていただきたいと思います。以上です。  では、次の質問事項3の(1)ですが、アナフィラキシーの原因として知られているものは食べ物だけではありません。虫刺され、ラテックス(天然ゴム)、ハムスター、花粉等がありますが、このような想定はされておりますか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 さまざまなアレルギー疾患に対し、そのアナフィラキシー状態ですか、を想定した対応を各学校で検討しております。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) では、エピペンを持参している生徒は、全体でいいのですけれども、何人かいらっしゃいますか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 はい、おります。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 人数はわかる……人数だけでも、だめですかね。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 1名おります。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) あと、では、公立の保育園ではエピペンを持ってきている子っていらっしゃいますか。 ○松本修三議長 田口子育て支援課長。 ◎田口とし江子育て支援課長 保育園には、エピペンを使用している方はございません。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 私は、現場の先生からのお話も伺いました。現場の先生方は皆さん不安だとおっしゃっていました。症状を判断できる自信がないとも伺いましたし、本当に不安に思っていましたが、そういうことに対してどう思われますか。学校の現場の先生。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 そういった緊急時には、職員も動揺があるものと思います。また、そういうことを想定した訓練等を行っているという報告を受けています。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) エピペンの使用手順を実習した例もあると答弁でおっしゃっていましたが、1人の先生や数人の先生だけではなく、先生方が負担にならないように、全体的な視点に立ってエピペンの講習会とか予定されておりますか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 エピペンを持参する生徒が登校する学校においては、全職員がエピペントレーナーで、その注射を打つ実習、体験をしております。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 今は1人の方とおっしゃいましたけれども、やはり蜂とかそういう、この子は、食物アレルギーの場合は大体想定ができます。何か食べてしまったからこうなったとか。でも、アレルギーというのはそういうものではなくて、突然いろんな場面でそういう症状が出たりするので、うちの学校にはいないからいいとかというふうな、そういうものではなく、全体の先生方にこういう講習会とかはやっているのでしょうか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 養護教諭を中心に毎年研修会をしております。その養護教諭が各学校で具体的に伝えているという状況です。 ○松本修三議長 髙橋議員。
    ◆7番(髙橋さゆり議員) こういう事故は必ずしも担任の先生の前で起きたりするとは決まっていません。組織だった行動が重要だと新聞にも載っていました。最低でも担任、副担任、学年主任、教頭、校長というような、それで養護の先生という、そのような全体的な体制をきっちりとっていかないと、やはり子供の命は守れない。だから、その1人の子が持ってきているという、それだけではなくて、アレルギーというのは突然あらわれる場合があるのです、アレルギー症状というのはね。だから、そういう部分で、やはり現場はいざというときはパニック状態になります。そして、自分自身では冷静な判断ができないような、そういう状況も本当に想定されますので、ぜひともこういうエピペンの講習会、全員の先生にしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 該当生徒が通う学校においては全職員が行うように、また実際そのようにしております。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) いるところだけではなくて、先生だっていつ異動するかはわからないわけですから、そういうやっぱり全体で共有する必要があると思いますが、どうですか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 失礼しました。ご指摘のとおりだと思います。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) ぜひとも全体観に立って、うちの学校はいないからとか、だから、突然やってくるのですよ、こういうことは。ですから、本当に皆さんがやっぱりエピペンの講習会、私もやりましたけれども、エピペンの容器がどっちが針を刺すほうなのかがまず一番最初見たときわからない。それから、どのくらいのかげんで打ったらいいのかがわからない。そういう部分がありますので、ぜひともいろんなそういう講習を皆さん、1人の先生だけに負担を負わせるというのではなくて全員で、いつ何が起こってもとっさの判断ができるような、そういう体制に持っていっていただきたいなと思います。  では、次に移ります。(2)番の「子ども安心カード」なのですけれども、答弁で、渋川市を参考に検討していきますと前向きな答弁、ありがとうございます。それで、皆さんもちょっとわからないと思いましたので、渋川市が救急の渋川市子ども安心カードという、このようなものもつくりました。これは、救命救急士から、学校にいざ行ったときに、なかなか個人情報ということでカードをコピーもしてもらえないところもあるという、そういう話からのこの子ども安心カードなのですけれども、答弁のほうでは、緊急連絡カードを保護者に提出してもらい、救急隊や医師への速やかで適切な引き渡しや対応が行われるように、緊急連絡カードに記載された事項を養護教諭が必要に応じて救急隊員や医師に伝えていますというふうにありましたけれども、個人情報の観点からこれを見せてもらえない。やっぱりいざというときに、このアレルギーだけではないのですよ、突発的な事故というのは何が起こるかわからないのですけれども、中には心臓でいつも病院にかかっているとか、腎臓病の方もいらっしゃるし、いろいろな方がいて、緊急時に何かあったときに現場の先生は大混乱しています。それで、救急隊というのは、もう病院に運ぶために正確な情報を医師に伝えなければいけないというふうな、そういう状況にあります。先生は慌てている、うまく情報が伝えてもらえない。そして、緊急カードを見せてくれと言っても、いろんなことが書いてあるので、救急隊の方がそれを全部メモしていると、やっぱり1分、2分、3分たってしまうというのですね。そういうこと、命にかかわるときは、その1秒でも1分でもというその時間が大変必要になってくると伺いましたが、こういう緊急の場合は、では、この緊急連絡カードを学校側として救急隊にコピーするなり、そういうこともできるカードということで緊急カードというのはできますか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 この緊急連絡カードには、次のような文が載せてあります。「このカードは、生徒の安全確保、傷病等での緊急連絡に使用します。変更のあった場合は速やかにご連絡ください。なお、この緊急連絡カードは、上記の目的以外には使用いたしません」ということで記入し、年度当初提出していただいております。実際救急搬送を依頼した場面においては、保護者にも連絡をします。大抵の場合、救急隊が出発する前に保護者が到着しております。その保護者が個人情報の伝達を行っております。保護者が来られないときには、養護教諭が必要とあらばその中身を伝えるというような状況であります。そのときは必ず管理職も横にいますので、複数で判断して対応しているというのが今までの状況です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 私も救急救命士の方にお話を伺ったところ、やはりこういうものがあると非常に救急のときには有効的だというふうなお話も伺いました。もう一点のほうの個人情報、外部提供同意書というのをつけて、これがセットでなっているのですけれども、こういうのがやっぱりあると、親御さんからも安心して任せられるというふうな、そういう話も聞きましたし、救急隊の方も、小川町はどういうふうにしたかわかりませんけれども、個人情報だからって救急隊が来ても口頭で伝える。そして、口頭でいろんなことを伝えるということは間違いも多いという、そういう部分があるので、こういうものを活用していただきたいなと思いますが、いかがですか。 ○松本修三議長 平学校教育課長。 ◎平博之学校教育課長 いざというとき、救急隊にたくさんのことを伝えなくてはならない児童生徒につきましては、年度当初、個別のフローチャート的なものをつくっております。個別の対応マニュアルを。A君に対してはこういう症状が起きたときは、何々大学病院の何という先生にこういう状況を伝え、搬送を依頼する。もし時間がかかる場合には次の病院はここですということで、その子に応じた対応計画をつくり、いざというときにはそのカードを持って誰もが対応できるようにしております。ですので、今までの小川町において、こういったカードはなくても、きちんとした対応はできていたというふうに思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) 救命救急士の方からは、やはり個人情報のこととかあるので、やっぱり提供同意書とか、そういうことできっちりと救急隊の、こちらの教育委員会と広域消防署のこういうものがあるということは、すごく安心につながるというようなお話も伺いました。それで、私が小川消防署に話を伺いに行って、それでもう次の日に小川消防署長から広域の消防のほうに連絡が行って、教育委員会が何かというときには私たちは協力をしていきたいと、そのようなお話も伺っていますので、本当に大切な1人の命です。何が起こるかわかりません。  それで、これは余談になりますけれども、もうすごい暑い中、年寄り夫婦が歩いていたそうなのです。そこに子供が駆け寄ってきて、「おじいちゃん、おばあちゃん、熱中症にならないでね。ちゃんと水を飲むんだよ」って。その言われた方は本当にうれしくて「何年生」と聞いたら、5年生だって。小川町は本当にそういういい子がたくさんいるのですよ。だから、そういう子の命を必ず私たちは守っていかなければいけないと思いますので、どうか子供たちのためにこの安心カード、前向きに検討していっていただきたいなと思いますが、教育長、いかがですか。 ○松本修三議長 関根教育長。 ◎関根則夫教育長 お答え申し上げます。  先ほど来課長のほうで答弁しておりますけれども、どこの学校、どこの……この辺どこって、大体日本中そうだと思うのですけれども、子供の命を守るというようなことでこういうふうな組織的なものというのはできているのです。それぞれの、だから、今示されています渋川の例だと思うのですけれども、渋川の例を見ながらこれから検討していくと言ったのは、先ほどの教育委員会と消防署の本部のほうで結んでいる個人情報の外部提供同意書と、これについてはやっぱり少し研究しようと。そのことについては、もう私も伺っていますので、やっていくつもりでおります。ただ、小川町の場合も、先ほど課長が言いましたように、生徒の安全確保、疾病等の緊急連絡に使用しますというようなことで、この項目に書き入れれば、今と同じように消防署と教育委員会の名前で書き入れれば、すぐにでき上がるものはあるのです。このほかにまだ、先ほど課長が言われているような細かい、特別な子に関しては、そのマニュアルが全部できていると、そういう体制はとっていますので、先ほど参考にさせていただくというのは個人情報について。ただ、命ですから、まずは命。そのことで緊急、人権のあれがあるからだめだとかとなかなか言えないと思いますし、まずは命を助けることを最優先して、そのほかにもこういうふうな確実なものがありますよというふうな整備は確実にしていきたいと、このように考えています。  以上です。 ○松本修三議長 髙橋議員。 ◆7番(髙橋さゆり議員) では、本当に子供の命をみんなでまた守っていきたいと思います。  以上で終わります。                                                    ◇ 髙 瀬   勉 議員 ○松本修三議長 発言番号3番、議席番号3番、髙瀬勉議員。          〔3番 髙瀬 勉議員登壇〕 ◆3番(髙瀬勉議員) 発言番号3番、議席番号3番、髙瀬勉でございます。議長のお許しをいただきました。発言通告に従いまして、一般質問を進めさせていただきます。  質問事項1、2大イベントから見る町の姿勢と展望は。①、七夕まつり。要旨、去る7月27、28日、節目となった第65回七夕まつりが開催されました。第65回の記念事業として相生町商店街駐車場を会場に、岩本公水さんによる歌謡ショーや町内太鼓団体の演奏、舞踊小川七夕踊りが新たに企画、実施されました。また、竹飾りコンクールやよさこい踊り等、例年どおりのさまざまなイベントも各所で行われ、実行委員会を中心かつ筆頭に、各種団体の皆様の熱意が伝わってくるお祭りとなりました。七夕まつりを終えての率直なご感想と評価、あわせて今後の展望を以下お伺いいたします。  (1)、主催者である実行委員会の組織母体の一つ、町観光協会のあり方は。  (2)、初日の夕刻はあいにくの雨に見舞われてしまいました。雨プログラム、雨対策のお考えは。  (3)、獨協大学と十文字大学の学生、小川高校の生徒の皆様にもボランティアとして各種イベントを支えていただきました。実際に参加しての感想、反省や意見交換会、その集約の場、機会の設定は。また、次につなげていく手だては。  (4)、議会としての参加は、試行的だった昨年と比べて、ことしは内容も大幅にグレードアップいたしました。来場者参加型の「星に願いを」や「星夢ちゃんの縁結び神社」、「ゆるキャラ大集合」を新たなイベントと位置づけて、予想以上の反響をいただきました。さきの学生ボランティアの活用も含めて、事前に新たなイベントや事業のアイデアはどのような機械……漢字が違いますね、失礼しました。チャンスのほうの「機会」ですね。どのような機会でどの程度出されていたのか、その経過をお伺いいたします。  質問事項2、2大イベントから見る町の姿勢と展望は。②、和紙マラソン。要旨、ことしで第21回を数える小川和紙マラソン大会、長年ランニング100選に選出をいただいている同大会は、主催者を初め、多くのボランティアの皆様や沿道で声援をされる住民の方々、何より町内外から出走をいただく選手の皆様に支えられて現在に至ります。私自身も小学生の時分から数多く参加をする中で、大変思い入れのある自慢の大会です。さて、本大会からナンバーカード、計測チップを事前送付するとのご案内をいただきました。以下、変更に伴っての影響と対策を確認させてください。  (1)、変更に至った経緯と経過は。  (2)、具体の周知と対応は。  (3)、要する経費と前回までの差異は。また、当初予算で賄うことは可能なのか。  (4)、前回大会まで受け付け手続に要していた人員、各種団体、ボランティアの皆様の役割分担の再考は。  以上、大きく2点です。よろしくお願いいたします。 ○松本修三議長 髙瀬勉議員の質問に対して答弁を求めます。  1点目の1について飯野産業観光課長、1点目の2について小澤生涯学習課長、順次答弁願います。  1点目について、飯野産業観光課長。          〔飯野豊司産業観光課長登壇〕 ◎飯野豊司産業観光課長 初めに、質問事項1の(1)についてご答弁申し上げます。小川町観光協会は、昭和62年3月5日に設立された任意団体であります。組織は、会長を小川町町長、副会長を町議会議長、商工会長、和紙商の代表が就任し、会員は各種商業者や工業者、地域団体または個人で構成され、事務局を産業観光課内に置いて、七夕まつりの共催や小川町域の観光振興を目的に、各種メディアへの情報提供、自主的な観光誘致活動、観光目的に来町する方々を対象に観光案内所「楽市おがわ」の運営を行っています。しかしながら、会員以外の観光案内、宿泊施設の紹介などに制約もあり、今後さらに会員の勧誘を強化し、小規模ながらも主体的に運営ができる団体として構成団体などと議論してまいりたいと思います。  続いて、(2)についてご答弁申し上げます。小川町七夕まつりでは、実行委員会を初め、各部会等、事前に降雨対策としてのプログラムや対策は特に考えておりません。ただし、各部会とも、2日間プログラムされた事業が雨の中で実施できるか判断の上、通常どおりの実施または繰り上げ、縮小しての実施または中止の判断を行っており、その決定は速やかに実行委員会本部に連絡をしていただける体制になっております。しかしながら、いつ何時に降雨が発生するか、まつり当日まで予想がつかないのが現状であります。来客者への安全を考え、役場庁舎を含む中心市街地にある公共施設の開放について要請を行いました。また、降雨時には速やかに避難するよう、放送で周知しております。幸いにして初日の27日夕刻の降雨時には、多くの来客者を公共施設に収容することができました。今後も七夕まつり来客者の安全を第一に考え、来客者などの避難対策、風水害や停電等の対応を、これからの会議の中で協議、検討して考えてまいりたいと思います。  続いて、(3)についてご答弁申し上げます。獨協大学や十文字学園女子大学の学生の皆様、小川高等学校の生徒の皆様には、商工会青年部のイベントや65周年記念事業のイベント、さらに議員クラブのイベント等に積極的に参加していただき、大変感謝しております。今後、実行委員会として、学生ボランティアに携わっていただいた方々に七夕まつりの感想やご意見を伺う機会を設け、今後の参考にしてまいりたいと思います。  続いて、(4)についてご答弁申し上げます。小川町七夕まつりは、各部会の協力によって運営されており、実行委員会の席上、各部会及び委員の方から出されたさまざまな意見を伺いながら、2日間のスケジュールを決定しております。議員ご質問の新たなイベントについては、去る4月26日の七夕まつり実行委員会において、事務局から65周年記念事業として屋台の演出と太鼓の演出、さらに灯篭を利用したにぎわいを加える演出を提案して、承認を受けました。しかしながら、既に各団体がさまざまな取り組みを計画していることもあり、難しい状況と判断して、新たな団体を取り込んでいくことになりました。そこで、商工会青年部のイベントに参加している十文字学園女子大学の方々に灯篭イベントに参加できないか打診をしたところ、快諾していただき、またその打ち合わせ会議を行う中、腰中地区で「ふるさと支援隊」活動を行っている獨協大学の方々からもご協力いただけることができました。その後、議員クラブの方々からイベントの話を伺っていく中で、議員クラブと十文字学園女子大学及び獨協大学の学生ボランティアの方々、小川高等学校の生徒の方々によって、灯篭イベントが実施できる運びとなりました。さらに、事務局では、各太鼓団体との打ち合わせ会議を持つ一方、65周年記念事業の会場となる屋台の設置についても協議を重ね、相生町の主体的な取り組みとして区長を初め区民の方々のご協力をいただき、相生町地内に会場を設営して開催しました。  以上のように、実行委員会会議の中で決定した65周年記念事業は、27日夕刻に降雨に見舞われたとはいえ、各種団体の方々の献身的なご理解とご協力を賜り、無事に開催されたと思っております。今回の記念事業を踏まえ、今後の七夕まつり構成団体や参加する方々が、主体的に企画・立案・運営できるような取り組みと体制づくりを構築していければと思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 2点目について、小澤生涯学習課長。          〔小澤 孝生涯学習課長登壇〕 ◎小澤孝生涯学習課長 質問事項2について、順次ご答弁申し上げます。  (1)のナンバーカード及び計測チップの事前送付につきましては、スタート前の受付の混雑緩和、受け付け窓口の人員削減、ナンバーカードの配布誤りの解消といったメリットがあることから、事務局内ではこの方法について以前から話をしておりました。今回、実行委員会前に事務局内で大会運営について検討する中で、受け付け方法については、先進事例もある事前送付がよいと判断し、実行委員会に提案し、承認されたところです。  次に、(2)でございますが、大会パンフレット、ポスター及び町ホームページに事前送付する旨を掲載し、大会開催の約3週間前に大会参加者へナンバーカードと計測チップを送付する際、大会参加に関する案内の冊子も同封し、周知する予定です。  次に、(3)でございますが、大会予算につきましては、委託費が前回決算額に対し約70万円の増となっていますが、委託費以外の支出を見直すなどの工夫で予算の見通しが立ったことから、実行委員会において承認されております。  最後に、(4)でございますが、前回の受付役員の人数は94人でございましたが、今年度の受付はナンバーカードの配布がなくなり、参加賞の配布が主な業務となるため、40人程度で実施したいと考えております。前回と同様の人員が確保できた場合は、その差の約50人について、その役割分担、人数の割り振りについて、また大会業務の可能性について検討してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 再質問を許可します。髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) それでは、順次再質問を進めさせていただきます。  まず、大きく質問事項の1番、七夕まつりについてでございます。課長から大変丁寧にご答弁をいただきました。実行委員会制でやっておりますので、なかなかその担当課長レベルといいましょうか、でのご答弁となると、制限があるのかなというところも承知をしておりますが、できる範囲で結構ですので、ご答弁をいただきたいなと思います。私なりにも再質問をまとめてまいりました。簡潔に進めさせていただきたいと思います。  (1)番、町観光協会のあり方はということで、この七夕まつりに関して観光協会のあり方を問うのは少し乱暴かなというのが正直個人的にも考えておったところだったのですが、やはり町のイベントとしては和紙マラソンとあわせて2大事業、それでも本日、町長からの冒頭の挨拶にもございましたが、15万5,000人の方が来場いただいた大きな大きなお祭りでございます。そういったことも含めて、観光協会のあり方、それを支えるといいましょうか、町観光協会のあり方はどうなのかなというところで、幾つか再質問させていただきたいと思います。  総会資料をいただいて、今年度、25年度の予算の中で、事業基金でしょうか、を使い切ったという形でご説明をいただいたのですが、今後七夕まつりだけではないとは思いますけれども、町観光協会、このまま進んでいく中で、大丈夫なのかなというのが率直に思ったところですが、いかがお考えでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 髙瀬議員、心配いただきまして大変ありがとうございます。同意というか、産業観光課、または観光協会の事務局という、どちらというか、本当に答弁に苦するところあるのですけれども、今1つの事業の中で、観光協会ですけれども、楽市おがわにつきましては、23年から24年に対してですけれども、金額はわずかですけれども、売り上げも149%と前年比ふえております。また、そこから生まれる手数料も154.1%と。レンタサイクル、わずかですけれども、全体の収益そのものは108%から109%ということで、順調というぐらいのことでいいかとは思うのですけれども、推移しております。ですから、1つの事業の部分は何とか改善もできていけるのかと。今回、その予算のところできつい厳しい状況になったということは、その前年に観光ルートのハイキングコース等が台風で支障が起きました。その中で、町の産業観光課の予算の中でも十分補修はしたのですけれども、なかなかその分まで追いつかないというところで、観光協会としても主になるルートを修繕するということで、予算のほう大分使わせていただきました。そういうようなことから、今年度、また次年度等踏まえてですけれども、財政ともいろいろ話をしながら、何とか対応できていけるように、もちろんその分については、支出や何か見直しもしていかなくてはだと思います。  ただ、このまま、近隣の市町村等見ますと、やはりある程度独立性を持った組織に変えていかなければならないものかなと。しかしながら、今現在、その分の財源というものが生まれてこないというところもあります。そういう中で、できるだけ主体的になるものにやっていける、それなりの形の予算も組めるように、また努力していければと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) ちょっと質問のほうが端的だったのですけれども、大変詳しくご答弁をいただきました。ありがとうございます。  ご答弁にもございました、観光協会の今後の展望を考えたときには、やはりそういった形が理想なのかなと私自身も考えております。観光協会について質問する上で、大変、冒頭でお話しするのを忘れてしまって申しわけなかったのですけれども、副会長に私たち議会の長もお世話になっています。また、理事として経済委員長もお世話になっています。そういった形の中で、一議員としてこういう質問をさせていただくこと自体がどうなのかなというのも正直あるのですけれども、その辺はご容赦をいただきたいなと思います。観光協会、これから、課長のご答弁にもございましたけれども、私もどういった形がやっぱりいいのかな、また近隣の特に嵐山町なんかは、潤沢な資金をお持ちで、事業展開も随分されているというふうなお話も伺っておりますので、また私もいろいろ勉強させていただきながら、頑張っていきたいかなと思います。  (2)番に移らせていただきます。雨プログラムということで、雨対策、答弁をいただいた中では、やはり防災といいましょうか、という部分のご答弁をいただきました。私が意図していた部分は、その事業自体どうなのかなというところを実は考えていまして、私の記憶が確かならばといいましょうか、私もこの町に生まれ育って、小さいころから七夕まつり、夏休みの最初のほうですけれども、すごく楽しみにしてきました。やはり記憶をたどってみると、雨が降りますよね。何か雨が降っているイメージが、何か雨が降るのが小川の七夕まつりは当たり前だというような感覚を、正直、半分ぐらい持っている中でいて、今年度の七夕まつりも残念ながら初日の花火の前だったので、まだ花火の延期がかないましたのでよかったかなとは思ったのですけれども、そんなタイミングで雨に見舞われてしまいました。課長のほうからは、正直、自然相手のことですのでこれはどういう手だても立てられないと。確かに規模的にも、来場いただいている皆さんを別の会場へ移して、雨プログラムという形で、雨が降った場合はこういう企画をやりましょう、イベントをやりましょうということは不可能に近い、これは私も正直感じております。ただ、私もいろんなところで、ボランティアのことも含めてですけれども、事業展開をさせていただくときに、雨が降ったらどうしようかなというのをまず一番最初に考えます。というのは、やはり楽しみに来ていただいている方がたくさんいる中で、雨が降ってしまうと、そうするとまたなかなか人出が少なくなってしまう中で、雨が降ったときにはどうしようかなというのをいつも考えて、対策といいましょうか、雨が降ったらこういうことをやろうということを考えていろいろ展開をしているのですが、正直これを提案させていただいた中でずっと私もこの一月考えていたのですけれども、10万近くの来場者をどういう形で雨が降ったら楽しませられるかなということを考えたら、正直何も出ませんでした。雨の中みんなで踊っても、これなかなか、ちょっとおかしいなとかと思ったりだとか、いろいろ出たのですけれども、そういった事前に、実行委員会もそうですけれども、事務局間でもそうですけれども、雨が降ったらどうしようかとかという考えは、もう全く話の経過の中では検討はなされていないのでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 申し上げます。  ちょっとことしの部分は、詳しい、途中での会議不在でしたもので何とも言えませんけれども、昨年等踏まえてですけれども、やはり不謹慎な言葉というわけではないのですけれども、皆晴れ男だと思って活動している人たちがおります。晴れ女と思って活動している人たちもいます。そういう中で、雨を前提とした場合には、祭り、物事、ほとんど進まないのではないかなと思います。仙台とか平塚みたいにアーケードの中で飾りつけをするのであるならばいいですけれども、そういう場所もない。強いてそういうことでやるようでしたら、全体を縮小して、そこのところでにぎやかさを出すというような形も一つの案かと思いますけれども、やはり全町挙げての七夕まつりということを考えますと、そういう方向には至っていかないのではないかなと思います。できるだけ、ことしもそうでしたが、防災等のシステムの画像等、1時間、2時間後までのものを逐次情報、または携帯からの情報も加味しながら、できるだけそういうところでの災害というのではないのですけれども、被害に遭わないような形のものに努めていくということを最優先に考えていきたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) よくわかりました。これは一つ余談といいましょうか、提案といいましょうか、この七夕まつりに関して本当に地域の方々ももちろんそうですし、同僚議員の仲間ともいろんな意見交換また集約をさせていただいた中で、どうもやはり、先ほど来の話ですけれども、私の記憶の中では、やっぱり7月の最終の土日というのが小川町の七夕まつりでほぼ決まっておる開催時期なのかなということで理解をしているのですけれども、やはり梅雨が、ことしの場合はちょっと梅雨明けが早かったですけれども、梅雨が明けてすぐだったり梅雨中だったりだとかという中で、気候的にやはり変動というか不安定な、ちょうど時期なのかなというのを正直思いました。1週後にずらして8月の1週にやるだけでも随分と雨が降る確率は回避できるのかなというところで、ちょっと考えがあったのですけれども、その辺のお考えというのはいかがでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 正直言って答えにくいことなのですけれども、やはり小川の七夕まつり、昭和45年からですか、上小川神社の祇園祭と一緒になって、祇園のお祭りの日に約1週間前倒しして重ねてやるようになったという経過があって、それからずっと続いています。そういう中で、近隣の市町村の祭りもそういうところから、影響というのではないのですけれども、常に8月6日、7日で行っていた小川の七夕のところに寄居の水天宮が来るというような形ではないかとか、また各ほかの市町村も小川からずらすような形をとってきております。他の市町村の祭りそのものを考慮する必要はないということもあるのですけれども、ただいかんせん、その部分の2つの祭り、このものについて開催期日を延べるには、やはり実行委員会の中で議論していただければと思います。  以上です。 ○松本修三議長 ここで10分間休憩します。                                   (午後 2時03分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午後 2時13分) ○松本修三議長 髙瀬議員の再質問を続けます。 ◆3番(髙瀬勉議員) 課長から、近隣の自治体とのお祭りのバッティングというようなお話もいただきました。ご答弁いただいて、その各自治会の開催しているお祭り、その発祥だったり、伝統だったり、歴史だったりというものの差異はもちろんあるでしょうし、その開催時期の部分も差異があると思います。しかしながら、今ちょっと聞いていて思ったのですけれども、逆に近隣の市町村、自治体のお祭りと逆に抱き合わせたりなんかして、比企地域のお祭り、同じ時期に開催をしていろいろ回っていただけるような、その中で、小川町の七夕まつりはここは特色ですといったような当町の独自のお祭りというか、そういった色を出せば、近隣の自治体のお祭りとの集客を分け合ったりだとか、逆に相乗効果だったりだとかという部分が生まれてくるのかなと。そうすると、何かもっと広く考えられるかなとふと思ったのですが、思いつきのままの質問です。そういったお考えはいかがでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 ご答弁申し上げます。  なかなか厳しい内容だと思います。それぞれの歴史があり、これがまた神社仏閣等がかかわったものの祭りも多々あります。そういう中で、それぞれの地域の人と町村を超えての話というのは難しいのかなと。ただ、比企地域、何も連携をしていないというわけではなく、これは各市町村が連携をする中で広まるのですけれども、げんきアップ事業とか、あとは青少年の夢の架け橋とか、そういうような形で多くの人に比企を一周してもらう、市町村の職員またはそこに携わる観光協会も部分的には入りますが、そういう人たちが連携をしてやっていくというような形もありますので、そちらのほうで進めさせていただければと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 思いつくままの質問だったので、ありがとうございます。  では、大変失礼しました。そういったことで、雨プログラム、雨対策ということで、自然相手のことですので、なかなか厳しいもの、難しいものがあるとは思います。また、少し私も考えてみたいなと思います。  (3)番、あわせて(4)番、関連する部分がありますので、一括して再質問を進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  65周年という節目の開催だったわけでございます。あわせて各部、学生の皆様のご協力もいただいた中で、どういった記念事業、65回目の記念事業と銘打ってやられるのかなというのを正直楽しみにしていた部分があります。というのは、昨年同じように9月議会で七夕まつりの反省と、「来年は65回なのですけれども、どうするんですか」というようなことも含めて質問させていただいた経過もありましたので、楽しみにしていた部分がありました。ただ、実際、正直な私の印象からすると、例年どおりだったかなと。逆に例年どおり維持することも大変な体制になってきているというのも正直理解をしておりましたので、致し方ないのかなと思いました。ただ、65回の記念事業ということで、通告にも載せさせていただきましたけれども、相生町の商店街の駐車場を会場に相生町の区民の皆さんにご尽力、お骨折りをいただきまして、あのような立派な山車のもとでいろいろイベントをされたこと、その盛り上がりもよく承知しております。この65回記念の記念事業、事務局内で幾らかアイデアが出て実行委員会に持っていった、それで了承いただいたというような経過、ご答弁にございましたけれども、事務局内ではほかにはといいましょうか、65回だからこういうことやろう、ああいうことやろうというようなアイデアのようなものは幾つかおありだったのでしょうか。課長がもしかしたら不在だった時期なのかもわかりませんけれども、情報が入っていたら教えていただきたいかと思います。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答え申し上げます。  確かに、いろんな会議等中心的に節目になるのが、ちょうどその時期に当たるところもあったと思います。ただ、その前にいろいろと中でもそうですけれども、雑談の中でですけれども、広く七夕のいわれを考えた場合には、ねぷたみたいなものをつくってもいいのだろうか、ずっと大関町のところ、よさこいの後あいている、そういうところにそういうものをつるしてもいいのだろうかとか、いろんなのが事務的なところでかんかんがくがくやっておりました。しかし、なかなかそこのところも協力してくれる団体がないとできません。そういう中では、計画倒れになってしまったということが、また事務局の中でもまことに残念でならないのですけれども、次回はまた節目というわけでなく、その都度中で見直し、見直しということができるようなところであれば、また闊達な意見を交わしながら、新たな66回目の七夕を迎えられればと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 図らずも課長からご答弁をいただいた中に、やはりやってくれる方、団体がいないのではないかなという不安が多分にあったので、どうしてもその人的な部分で諦めざるを得なかったというようなアイデアがあったように私は感じたのですけれども、まさにそこなのかなと。昨年からも引き続いてそうなのですけれども、いかにその巻き込み方といいましょうか、というところなのかなというのを、また今の答弁をお伺いして感じたところでございます。  65周年ということで、実際にはそういう意味では、たまたまというのは大変申しわけないのですが、岩本公水さんとのタイミングが合致したのでお願いをした部分もあったのかなと思います。埼玉伝統工芸会館のPR大使でしょうか、就任されたというような新聞記事も拝読させていただいた中で、岩本公水さんのお話が65周年記念事業ということで出てまいりましたので、ああ、そうなのかなということで感じたところでございます。ただ、課長、先ほど来お話をされているこの小川町の七夕まつりの歴史、発祥から含めていろいろ経過がある中で、65回を数えたこの七夕まつりですが、その七夕まつりの記念事業としては、正直適当だったのかどうか。率直なご評価といいましょうか、大成功だったのか、それだけの思い入れがあって行った記念事業だったのか、その辺をもう少しお伺いしたいと思います。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 ご答弁申し上げます。  個々の感想ということはこの場では控えさせていただきます。いずれにしても、この65回の七夕まつり、これから開かれる実行委員会の中で総括をしていただければいいかなと思っています。事務局としては、できるだけいろんなかかわった資料等は提供して、その中で闊達な意見をしていただければと思っています。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) そんな実行委員会でというお話なのですけれども、なかなか実行委員会内で活発な議論だったりだとか、意見の交換だったりだとか、それこそ集約だったりだとか、それに至るまでの経過というのを、実行委員会に参加している同僚議員もいらっしゃるのですけれども、そんなとこから情報なんか聞いていると、なかなか、「形式的」という表現が適当かわかりませんけれども、そういう正直な話、腹を割っての議論というのがなかなかないというようなイメージを伺っています。正直、各種団体の皆さんが主導でいろんなイベントを展開されている。この団体はここで、私たちはこれをやります、私たちはこれをやります。何かそういう単発といいましょうか、点と点がなかなか線で結ばれてこないような、何か七夕全体を見るとそういうイメージを持っているのは私だけなのか、ちょっとわかりませんけれども、何か全体で一緒に輪になって盛り上がろうというようなイメージが、正直持てていません。今回の記念事業も、何かとってつけたような感覚で、正直相生町の商店街をお借りしてあれだけ立派な山車を、数日前から組み立てている姿から私もちょっと拝見させていただいていたのですけれども、あれだけの設備を活用し切れたのかなというのが正直なところです。もちろん、あいにくの雨にも見舞われました。でも、あわせて議会としてもあの会場を使用させていただいて、2日目はイベントの展開をさせていただきました。おかげさまで、手前みそですけれども、反響が大変あったのでよかったかなと思っているのですが、その点はいかがでしょうか。相生町の皆さんの思いだとか、区長中心にあるかと思いますけれども、その辺の事前の打ち合わせというか、話し合いの中で、どういった形であの場所を盛り上げていこう、そういったお話し合いというか、意見の交換、集約というのはあったのでしょうか。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 詳細については私も全部把握しているわけではございませんけれども、どうしてもいろんな形で何か違ったイベントを立ち上げなければ、その節目の七夕まつりではないというところから、いろんな団体、または行政区等々にお話をしたところ、快く相生町のほうが場所と、それと屋台も出してくれるというところと、では、そこのところをどういうふうにして盛り上げていくか。そういう中で、伝統工芸会館の友の会ではないのですけれども、それに近いような形の方々の応援をいただきながら、開催できたのだろうと思います。場所等につきまして、私、ずっと本部のところから、トイレと飯以外は全部、あいている間に皆さんのところにお伺いをしたというぐらいで、全体把握というか、どういう状況というものを見る機会、今回についてもなかったのですけれども、ただ、話し合いの中から言えば、何とかそういう面ではできたのではないかというような話は耳にしています。総論からいえば、無事にまつりができたのかなということで考えています。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 課長が大変大事なお役目の中で、大変お忙しい中で、なかなか全部のイベント、企画、見て回ることができなかった。まさに反省はそこにあるのかなと正直思います。課長のお立場でやはり全体見て回っていただいて、ここはよかった、いや、ここはもうちょっとだったな、そういった部分をやっぱり踏まえないと、反省だったりとか評価というのはなかなかかなわないのかなと思います。別に課長個人を責めているわけではなくて、それだけ課長に課せられた役といいましょうか、お仕事が大変たくさんある。この七夕まつりだけに限ったことではないのですけれども、年間通して、先ほどお話しさせていただいた観光協会の事務ごとだったりだとか、たくさんそういったお仕事がある中で、職員の体制という部分を含めて、本当に産業観光課の職員の人たちとも今回いろいろお話をさせてもらった中で、「髙瀬さん、本当に大変なんだよ」と。「七夕、開催は2日間だけなんだけど、それに伴った準備、また後片づけから何から全て、会計から何から本当に、1年通してずっと本当は動いているんだよ」と。「なかなか皆さんには評価してもらえない、見えない部分なんだけども、これだけたくさん仕事があるんですよ」と。本当に大変な思いを切実に私も伺って、そういった中で、何か七夕まつりも、何か観光協会のお仕事も、その他もろもろたくさんある中で、全てが完璧というのは難しいかもわからないのですけれども、大変能力のある職員の人たちが集まっているにもかかわらず、中途半端に感じてしまうというのは、やはりそれだけの職員の皆さんに課せられたお仕事がたくさんあるのだと思います。そういった職員体制の部分、七夕まつりをちょっと今回は一番にお話をさせていただいていますけれども、産業観光課の職員の皆さんの人事配置だったりだとかという部分は、現状、課長のお立場からはいかがでしょうかね。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答え申し上げます。  今髙瀬議員が言われたとおり、七夕まつりについては、2月にまず日にち等決定します。それから準備に入って、もちろん当日2日間だけでなく、まだ会計の処理も終わっていませんし、11月3日の写真の発表と表彰、それを受けて、また大体会計が閉まるのが12月の中ごろになります。その間、七夕、それと先ほど出ました観光協会の事務局も兼ねております。その事業を推進していくというような形のもので、中について主幹を含めて4名ですけれども、土日中心にフル回転で出ていると。さっき言ったような川越・比企地域振興センターなんか、これ政策推進等も共同ですけれども、そういうような形での町の宣伝イベントや何かも、時々星夢ちゃんも借りていくというような形のも、全て対応しながらのものでございますので、町独自の、では、観光をどういうふうにするかというのは、なかなか現状からいえば、その2つの団体のをやり遂げるということがまず最優先事業になると思います。今後組織的な形のものについては、ちょっとここで私からは言えませんけれども、長い目で見たときにどういうふうに対応するかは考えていってもいいのではないかなと思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) まさに職員の方たちが今とりあえず七夕まつり盛大に開催することを目標に、本当に必死に1年間頑張られているのだなというのは、昨年私たちも試行的にお世話になったところも含めて、ことしはまたもう少し、1歩踏み込んで、2歩踏み込んで、本格的にやらせていただいた中で、職員の皆さんとのおつき合いの中でよく感じました。今、課長もおっしゃったのですけれども、正直やっている私たちが楽しむ余裕がないと思ったのです。そうすると、やっぱり来場していただく方には、どうもやっぱり言葉ではないのですけれども、その姿勢が伝わるようで、私が多分一体感感じないというのは多分その辺にもあるのかなと。職員の皆さんの苦労よくよくわかっているつもりでいますので、大変何か疲れてしまっているなというのを正直、七夕のそれこそ2日間だけ表に出るのですけれども、そういう機会に行き会うことがことしは特に多かったので、その職員人事というか、体制の部分は、もう少し改めたほうがよろしいのかなと思ったのですけれども、総務課長に少しお話を伺ってもよろしいですか。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えをいたします。  まさに七夕は町の一大のイベントでございます。それもそうでございますけれども、職員の体制という話でございます。当然、所管課が中心になって早いころから準備をしていただきます。その中で、各課の応援といいましょうか、それぞれの部門ごとに分かれて行ってまいりますので、思いは一緒でございます。そういった面で、少しでも改善をしていくような形で協力をしていくという体制は変わりません。  以上でございます。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 本当に実働部隊というところを含めて、ふるさと支援隊でお世話になっています獨協大学の学生の皆さん、またそのほかにも十文字大学の女子学生の皆さん、また小川高校の生徒の皆さん、学生の皆さんにも本当に若い力ということで、ゆるキャラの中にも入っていただきましたし、本当に汗をかいていただきました。本当に感謝しています。実質職員の皆さんだけでは、体制の問題だけではないと思います。どうやって本当たくさんの人を、また若い力をまとめていくかという話の中では、やはり今回お世話になった学生の皆さんの意見の集約だったり、感じた部分、また次につなげていく手だてというのも必要かと思います。今後、そんな会を予定していただけているというようなことなのですけれども、具体の部分では幾らか進んでいる部分があるのでしょうか。いついつにこんな形で、決まっている部分があったらお話しいただきたいと思います。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答えします。  今時点、まだ期日的には決まっていません。ただ、9月に入って、ふるさと支援隊に腰中に来ている獨協大学の方々、腰中地区とのいろんなさまざまなやりとりで来町いたします。そういうところの事前に日程等を聞きながら、そういう方を中心に、また意見を集約する場をとっていければと思っています。幸いにしてふるさと支援隊については農政担当のほうが町の窓口としてやっていますので、同じ課の中ですので、連絡を密にとりながら進めていきたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) ぜひ今回限りではなくて次につながっていけるように、またことしの反省を踏まえて、来年もまたもっともっとたくさんの学生の人たちにもお手伝いをいただけるような体制をとっていただければありがたいかなと思います。  あわせて、これは私の提案なのですけれども、今年度も4月入庁いただいた新人の職員ですか、いらっしゃいます。何か各課でそれぞれお忙しい中で、その教育という部分も含めてやられているのかなというのはよくよく承知をしておるところなのですが、ある部分町の大きな事業である七夕まつり、この何か新人の職員を、課を隔てるわけではなくて本当に全部一緒で集めて、七夕まつりで何か1つ大きなプログラムだったりだとか、事業展開だとか、そういう部分、本当にゼロから、ゼロか1かわからないのですけれども、アイデアから集約をさせてもらって、何か職員の人にやってもらうような形が何かとれれば、七夕まつりももちろん盛り上がりますし、役場内での仕事への活力だったりだとかやる気、やる気でももちろんあるのでしょうけれども、何か1つやりがいといいましょうかね、ああ、こういうプロセスを踏んでやっていけばうまくいくのだな、何かそういった部分もいろんな芽が出てくるのかなと思ったのですけれども、その辺の新入職員の皆さんのこの七夕まつりへの活用、いかがでしょうか。どちらへ聞いていいのかわかりませんが、いかがでしょう。 ○松本修三議長 飯野産業観光課長。 ◎飯野豊司産業観光課長 お答えします。  今のアイデア、大変参考になるかと思うのですけれども、今、町、この七夕まつりの中で70団体を超える人たちの協力を得て進んでいます。それのサポートで各課で全部分担をしながら、2日間、または1日というような形で出ています。そういう中で、新人の職員についても携わって、それぞれの町内の人と交流を深めているというところは現状でございます。今現在というか、この状況の中では、単独でやるとなると、それぞれの課のところちょっときついところもあるかと思いますので、ご理解いただければと思います。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 体制的には大変厳しいというのはよくわかっています。ただ、やっぱり若い方のアイデアというのはすごく参考になるのかなと思いました。  余談なのですけれども、議会としての参加、2年目で、山口副議長を中心に、私も2度でしたからね、いろいろ何やろうかというところから、本当にゼロの部分から始めて、ああ、これはいいよね、あれやろうか、これやろうかと、いろんなアイデアが本当に短時間の間にいっぱい出たのです。多分作業としては同じ流れで、でも、これをやるには何が必要かなというところから始まって、ふるいにかかっていった部分。残った中で、では、予算的にはどうかな、これはちょっとだめかな、厳しいかな、どうだろう、いろんなそういう経過の中で、最終的に残ったのが先ほど通告させていただいた部分のイベント事業だったのです。正直な話、自分でやっぱり考えてやってみようのところから始まっていますので、どうせやるなら最後までやり抜こう、やっぱりその姿勢だというのは、姿勢とか思いだとか熱意だというのは、やっぱり最終最後までつながりました。おかげさまで、やっぱりそうやって本当に私もいろいろつくらせてもらったので、結局張りぼてで、そんなにいい作品ではなかったのですけれども、やっぱり一生懸命というのは伝わるのかなというのは正直感じたところで、そういう姿勢を七夕まつりにだけ合わせて話しするわけではないのですけれども、新しく入庁していただいた希望に満ちあふれた新人職員の皆さんにも、そういう部分を、入庁して役場の職員として一日でも早くそういうやりがいだとか、達成感だとか、そういったものを実感できるようなことが早いうちに経験できれば、もっともっと町の将来のために、また町民のためにつながっていくのかなと思ったので、提案をさせていただいた次第でございます。七夕まつり、引き続き私も一町民として盛り上げていきたいなと。来年は、間違いがなければ、議会としても参加できるかなとまた思っていますので、今回の反省をしっかりと踏まえて、もっともっと盛り上げていけるように頑張りたいなと思いますので、またご指導よろしくお願いしたいと思います。  それでは、大きく質問事項2番、町の2大イベントということで銘打ちました和紙マラソンについてでございます。早いものでもう数カ月後には、12月8日でしたか、開催されます。もう既に募集も始まっておる中で、私も既に応募をさせていただいたわけでございます。今年度からナンバーカード、計測チップ事前送付ということでご案内をいただいております。課長答弁の中にも、その理由づけとして、スタート前の受付の混雑の緩和、また人員の削減、ナンバーカードの配布の誤りの解消等のメリットということでご答弁をいただきました。事務局内では、事前に、どれぐらいの以前からのお話だったのかわからないのですけれども、ということは、こういったことが問題としてこの20回経過してきた中であったのか。参加者のほうからご指摘があったのか。また、協力をいただいているボランティアの方だったりとか役員の方たちから、そういったお話、意見があったのか。そこら辺の経過をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答え申し上げます。  以前から検討という答弁をいたしましたけれども、いつからといいますと、19回、前々回大会以降、節目の20回大会に向けて何か改善点はないかということで、事務局内でいろいろ検討した中の1つでございます。そのほかには、スタート時後に並んでいてもスタート地点を通過したところからタイムはかれるネットタイムの導入でありますとか、5キロの遅い走者がハーフマラソンのスタートと交錯するようなことがありましたのでそのコース変更、それから、60歳以上の方の参加が非常にふえてきているということでそちらのほうの部門の追加とか、そのほかにもいろいろあるのですが、そういったことについて事務局内で検討する中で、20回大会は、まず選手からの要望も多かったネットタイムと、危険を少なくするということで5キロメートルのコース変更、この2つを主な変更として改善として行いました。今回の21回大会に向けては、60歳以上の部門の追加ですね。ハーフマラソンと10キロの男子ですけれども、2つの部門、60歳以上の追加。それと、県内でも他の大会で導入が進んでおりますナンバーカードの事前送付のメリットを考慮して、今回この2つの点を導入していこうということになった次第でございます。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) ありがとうございます。パンフレットのほうでそんな案内をいただいておる中で……失礼しました、チップ、ナンバーカードの事前送付で、どちらか一方お忘れの方、再発行に1,500円かかりますと。こういったことも考えられる事例かなと思います。その他、これに対応する人員の部分は、既にお考えがあるのかなとは承知をしておるのですけれども、それ以外、何か今回、前回からの変更に伴って予想される混乱等、何かお考えをお持ちの部分があったら教えていただきたいと思います。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答えします。  まず、ナンバーカードを事前配布して忘れる方というのを、委託業者アールビズにどのくらいあるのかと確認しましたところ、1万人規模の大会で20人ほどだということでございます。したがって、小川町では、和紙マラソンでは10名程度なのかなと考えております。これまでナンバーカードの引きかえとなるはがきを発送しておりましたが、そのはがきを忘れる方が約100人程度これまでありました。それが10人程度に減るという、まだわかりませんが、そういうことで考えております。そういった方たちはトラブルコーナーで対応いたしますけれども、件数的にはこれまでより対応する件数は減ると考えております。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 済みません、その100分の1が実は去年、私だったのですけれども、親切丁寧にご案内とか対応をいただきましたので、無事に私も出走することができました。大変申しわけなかったです。そういう意味では、やはりはがきよりは、ゼッケンですから、確かに意識としては忘れづらいのかなというところで、統計的にもそういう数が示されておるということですので、そのトラブルコーナーでその対応もしていただけるということで、万全な体制で臨めるのかなというところで、了解をさせていただきました。  昨年も見たのですけれども、和紙マラソン、おかげさまでランニング100選、随分と連続で選出されている、本当に自慢の大会です。LANネットのほうからも、いつも私その評価が得点に出ていますので、いつも確認をさせていただいていて、本当つい昨日また再確認をさせていただいたら、50名以上の評価がないと点数が出てこないのですけれども、おかげさまで82名でしたかね、私が見た時点では。評価をいただいて、総合得点が88.7点、すばらしいなと思いました。いろいろその参加者によって、もちろん市民ランナー、市民ランナーって皆さん市民なのですね、記録を本当に追い求めている方、本当に専門的に陸上競技に励んでいる方、またこの健康ブーム、ランニングブームで始めた方、さまざまいらっしゃる中で、さまざまな方のご意見ですので、これが一概にああだこうだという評価はなかなかしづらいかなと思いました。でも、やはり自慢の大会で、どの辺が逆にいいところなのかなというと、やはり豊かな自然を感じられるコース、それで沿道で声援をしていただける、本当に老若男女の住民の方々、温かい声援の方たくさんいらっしゃる。それでまた、役員の方も含めて、これはもう本当に職員の方だったりだとか、ボランティアの方だったり、本当に分け隔てなく皆さんが本当に親切丁寧に対応していただく。私が先ほどはがき忘れた事例も全くそのとおりなのですけれども、そういったところの「人の温かさを感じる大会だ」という意見が大変多く書き込みがございました。あわせて、やはり豚汁ですね、終わった後の豚汁。「何と言ってもおかわり自由なのがいいよ」というような意見もたくさんありました。本当に小川町の給食は、いつか髙橋議員でしたかね、おっしゃいましたけれども、おいしい給食で自慢の給食ですので、そういう意味では本当に皆さんから好評なのだな、そんな大会なのだなと、よく感じました。ちなみに、課長はもちろんなのですけれども、事務局のほうでは、このLANネットの評価だったりだとかという部分は確認はされておるのでしょうか。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答えします。  毎回、大会終了後、2月に体育会各部署の主任に集まっていただいて反省会を行っておりますけれども、その際に、その時点での口コミの評価を印刷して事務局でも見ながら、またそこで主任方に配付して、主なところを説明させていただいております。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) では、その経過をたどったときに、では、来年度はこうしようというような、そういった意見の交換も含めてやられているのでしょうか。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 はい。そのところで意見交換といいますか、反省会の中で主任から、反省会の後に慰労会も行うのですけれども、そこの中を通じて意見はお聞きしております。また、反省会に対して、改善策を主任から事前にご提案いただいております。その中から、改善できるもの等を採用していくという方法をとっております。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 変更に伴って混乱がないように、また本当に出走される方、また応援にいらっしゃる方、広い意味で和紙マラソンに参加をしていただける方が本当に快く、1日限りかもわかりませんけれども、それに向けた練習等も含めて、皆さんが気分よく和紙マラソンを経験していただけることが一番かなと思いますので、変わらずのご配慮をよろしくお願いしたいと思います。  (3)番、よろしいでしょうか。予算の関係、そんなに深く突っ込む話ではないのかと思うのですけれども、70万円の差異が出たという部分で、この増に伴って見通しが立ったというようなご答弁をいただきました。具体的にはどの辺を削減されて、この70万円の増額の部分でしょうか、対応されたのか、お答えいただける範囲で結構ですので、お願いします。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答えします。  経費の関係ですが、消耗品とか入賞賞品その他で調整しております。今回、60歳以上の部門を2つ追加しましたけれども、その結果、23部門になるのですが、入賞を10位から8位までというふうにいたしました。その結果、入賞者の数でいうと26名減ることになります。そのほか、先ほど申し上げました消耗品関係等、そのほか、あと特別賞関係、そういったものを見直しまして、予算を調整したというところでございます。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) 今までは1位の方から10位の方まで入賞枠があった中を、上限を8位までということで削減をさせたというお話で、70万円の部分をということでお話をいただきました。そうすると、入賞賞品、賞品の部分、副賞の部分は、これは内容変更があったのかなというのはちょっと今考えたところだったのですけれども、例年ですと、やはり特産の和紙を活用した副賞といいましょうか、招き猫だったり、折り紙だったり、そういった和紙関係のものをいただいていたように記憶しておるのですけれども、その辺の内容変更等はあるのでしょうか。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 内容変更はございます。若干単価の低いものに変更、3位以下ですかね、変更になっております。ただ、物としては和紙関係の商品ということで統一しております。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) ユネスコの関係も含めて、やっぱりタイミング的には、「和紙」と銘打ったマラソン大会は私たち当町だけかなと記憶しています。そういう中で、やはり小川和紙と細川紙というと同じなのでしょうけれども、違って……詳しいところはちょっと控えますけれども、そういった中で、小川和紙の普及と和紙のふるさと小川町のPRという部分では、やはり大事な部分になってくるのかなと思います。先ほどのLANネットの評価のお話もそうなのですけれども、それ以外にも結構マラソンを趣味でやられている方のブログだったりだとか、いろんなものに私も目を通させてもらいました。「和紙マラソン」というようなキーワード入れてみたりだとかすると、やっぱりその辺の副賞というか、賞品の部分もすごく魅力的。かつ伝統工芸会館を会場としていますので、併設したお土産屋といいましょうか、の部分で、やはり和紙関係の商品を購入するのを楽しみにしている。また、和紙だけではないです、小川の特産。お酒だったりだとか、木工を活用したものだったりだとかというのをすごく楽しみにされている方もいるという反響をいただいておりますので、ぜひその皆さんの期待にも応えられるような副賞。あわせて、あとは参加賞は、またTシャツなのかなとは記憶しているのですけれども、ぜひデザインの部分も含めて、これも賛否両論あるかと思いますけれども、何とか小川町らしさといいましょうか、PRするためのものであってほしいなという部分を考えておりますので、ぜひお考えいただきたいなと思います。結構小川和紙マラソンの参加賞のTシャツを着てトレーニングされている方、近隣でも随分います。えっ、こんなところでというところでも見ることがあるので、そういう意味ではある部分チャンスなのかなというのも正直感じたので、ぜひそういった部分。今大会に関してはもう既に進んでいる部分があるかと思いますので、また今後その辺も検討していただければありがたいのかなと、そんなふうに感じています。  済みません、それでは、(4)番の最後の部分です。ご答弁では、変更に伴って約50名の方が代替業務の可能性があるということでお答えをいただいたのですが、具体的には、代替という部分で何をしていただこうとお考えなのか。逆に、同じ規模が集まったらという前提でのご答弁だったのですけれども、今までお願いをしていた方たちに逆にお願いを今度はしなくなってしまうとかという可能性もあるのかどうか、その辺の役員とかボランティアの募集の部分、具体の部分でお話をいただきたいと思います。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。
    ◎小澤孝生涯学習課長 受付で削減できる人数の代替業務への割り振りの関係ですが、現在検討しているところでございますが、先ほどお話しいたしました大会の反省会、そのときに主任から上がってきている改善策等の中で、人数の要望の出ているような場所等がまず考えられるかと思います。それから、現在、役員の依頼で先行して走路観察関係の方を先に現在依頼しているところですけれども、そちらの確保ぐあい等も考慮しながら、基本的には総体として前回規模の役員の人数になることを想定して準備しているところでございます。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) では、まだ、あと3カ月弱ありますけれども、その中でまた決まっていくということでよろしいのでしょうかね。いずれにしましても、変更に伴って、もちろん役員、内側の部分もそうですけれども、出走される、参加される方たちへの配慮だったりだとか、その辺も、確かにやってみないとわからないという部分があると思います。統計的に出てきている数字が全てではないとも思いますので、ぜひ、またこれ感想の話になってしまうのですけれども、リピーター率がすごく高いのですね、和紙マラソン。あわせて評価が高い中で、いろんなランナー仲間にすごい話をしていただいて、その仲間同士でまた参加したりだとかという、そういうのが随分あるように私も感じていますので、ぜひ今まで来ていただいているリピーターの方たちが、またそんな変更も伴って、なおよくなって和紙マラソンという形になればいいかなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。  最後に、余談になりますが、本当たまたまとってつけて大変申しわけないのですけれども、けさの新聞、これ埼玉新聞なのですけれども、朝見ていましたら、ああ、これはちょうどいいから聞いてみようと思ったのですけれども、最後の16面の「川内さん構想提唱」と、この記事ごらんになった方もたくさんいるかなと思いますけれども、たまたま昨日ですか、この川内さん、本当市民ランナーの星ですね、公務員ランナー川内優輝さんが、県また市町村のイメージアップにつながる埼玉マラソングランドスラムということを提唱されて、お話があったようでございます。ちなみに、これには当町の職員の方というのは参加されたのでしょうか。 ○松本修三議長 小澤生涯学習課長。 ◎小澤孝生涯学習課長 お答えします。  生涯学習課の職員2名が昨日の会議に参加しております。これから資料を検討していきたいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 髙瀬議員。 ◆3番(髙瀬勉議員) ありがとうございます。本当に空前のマラソンブームと言ってもいいぐらい、まさにこの川内さんなんか、やっぱり見ていると自然と応援したいなというような気分になると思うのですよね。そういう意味で、あわせて県、あわせて市町村、タッグを組んで、このマラソンブーム、何とかもっともっと盛り上げていこうと。地元の経済活性化にもつながってくるようなお話かなとも思いますし、ぜひ、これもまた1つチャンスなのかなと思いますので、何とか2名の職員の方が出席をされたということですので、ぜひ課内だけではなくて皆さんで共有をしていただいて、川内さんにゲストランナーで走ってもらいたいなとかという個人的な思いはありますけれども、いろんなところでつながっていくような形がとれればいいかなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  今回は、①番、②番ということで、町の2大事業ということで質問させていただきました。いろいろお話を聞いている中で、また自分が質問させてもらう中で、勉強させてもらう中で、やっぱり感じたのは、いろんな団体で悩みの種は、多分やはり高齢化と慢性化なのかな、そんな感じがしました。やっぱりやっている自分がどうやったら楽しめるかという部分が根底にないと、なかなか集まってきてくれる人も集まらない、また楽しめない、そういったことがすごく今回また勉強させていただいて感じた部分です。七夕まつりもそうですけれども、和紙マラソンも、私も一町民として参加をさせていただいている思い出ある事業ですので、また引き続き盛り上げられるよう頑張っていきたいかなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。終わります。ありがとうございました。 ○松本修三議長 ここで10分間休憩します。                                   (午後 2時59分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午後 3時08分)                                                    ◇ 井 口 亮 一 議員 ○松本修三議長 発言番号4、議席番号2番、井口亮一議員。          〔2番 井口亮一議員登壇〕 ◆2番(井口亮一議員) 発言番号4番、議席番号2番、井口亮一です。議長のお許しをいただいて一般質問をします。  質問事項1、充電インフラの整備ビジョンについて。要旨、埼玉県は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など次世代自動車の普及に向け、平成24年度補正予算を活用した次世代自動車充電インフラ整備ビジョンを策定し、充電インフラの整備を促進させることを発表し、6月24日に説明会を開催しました。県温暖化対策課は、「自動車からの二酸化炭素の排出を抑えるためにEVとPHVの普及が求められている。そのためには充電器のない空白地帯をなくし、県内全域にくまなく配置したい」と話しています。さらに県は、「EV走行中の電欠を防ぎ、次世代自動車の快適な走行環境づくりに役立てるため、充電インフラの戦略的な整備計画を策定した」としています。町は、この県のビジョンについてどう受けとめているのか、見解を伺います。  (1)、町はこの説明会に出席しましたか。  (2)、町は県のこのビジョンについてどのように評価していますか。  (3)、このビジョンの持つ優位性をチャンスと受けとめ、町の充電インフラ整備構想にどう活用しますか。  (4)、県がビジョンリストに示す設置場所に町はどの程度の整備申請を考えていますか。  質問事項2、高齢者など送迎サービスの市町村への移管について。要旨、国土交通省は7月17日、NPO法人などが自家用車で高齢者などを有料送迎する自家用有償旅客運送制度の事務や権限を希望する市町村に移す方針を決めました。住民に身近な市町村が公共交通行政を担うことで、地域の要望や課題に迅速に対応できる効果も期待されていると報道されています。同制度は、移動サービスとも呼ばれ、自家用車が運賃を得る白タク行為の例外として2006年法制化され、買い物や通院が困難な高齢者がふえる中で、バスやタクシーがない交通空白地域でNPO法人や社会福祉法人などがサービスを提供しています。現在、国交省の地方運輸支局が事業者の登録審査や利用者の安全確保のための監督をしていますが、これを市町村に委ねることになります。二重行政などの無駄を解消し、地方でやれることは地方が担い、住民に最も近い公共団体がきめ細かいサービスを提供することが地方分権の理念です。そこで、3点について伺います。  (1)、この「国の出先機関改革」について、町はどう受けとめていますか。  (2)、国民にひとしく与えられた基本的人権としての移動権の考え方について、どう考えていますか。  (3)、町の活性化や高齢者の元気につながる地域公共交通行政を町が担うことになるチャンスと受けとめ、権限移譲の希望を示すべきと考えますが、町の見解を伺います。  以上2点、よろしくお願いします。 ○松本修三議長 井口亮一議員の質問に対して答弁を求めます。  1点目について尾﨑環境保全課長、2点目について福田政策推進課長、順次答弁願います。  1点目について、尾﨑環境保全課長。          〔尾﨑環境保全課長登壇〕 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 質問事項1、充電インフラの整備ビジョンについて、井口議員の質問にお答えいたします。  まず、(1)の説明会に出席したかというご質問ですが、これは出席しておりません。  次に、(2)の町はこのビジョンについてどのように評価しているかというご質問ですが、確かにビジョンを作成した県が言うとおり、自動車からの二酸化炭素の排出を抑えるためにも、電気自動車とプラグインハイブリッドの普及が求められていて、そのためには充電器のない空白地帯をなくし、県内全域にくまなく設置することが必要だと考えています。しかしながら、このビジョンの策定の背景には、国が設備投資等を喚起するとともに、次世代自動車のさらなる普及を促進するために、平成24年度の補正予算で組んだ次世代自動車充電インフラ整備促進事業の補助金に対応するために作成されたという側面を持っているとも考えられます。これは、充電器設備の補助率は通常2分の1のところ、都道府県等が策定したビジョンに基づいて充電器等を設置する場合には、設置工事費等を含め3分の2を補助するというものです。この補正予算が成立した時点では、埼玉県ではビジョンが策定されていなかったため、急遽策定したという経緯があり、その策定に当たっては、充電器を設置する場合には3分の2の補助が受けられるようにと、できるだけ多くの場所をビジョンリストに載せたものと認識しています。  次に、(3)の、このビジョンの優位性をチャンスと受けとめ、町の充電インフラ整備構想にどう活用するかというご質問ですが、このビジョンの優位性は、先ほどお答えしたとおりで、国の補助金の補助率が3分の2になるということですので、この3分の2の補助率が適用される期間内に幾つかの整備を行っていきたいと考えています。  最後に、(4)の、ビジョンリストに示された設置場所に町はどの程度の整備申請を考えているかというご質問ですが、ビジョンでは、道の駅である埼玉伝統工芸会館、小川町役場、総合福祉センターの3施設と国道254バイパス沿い、関越自動車道嵐山小川インターから3キロ以内の地域がリストアップされています。町といたしましては、今回の事業では、埼玉伝統工芸会館と小川町役場の2施設に急速充電器の整備を行っていきたいと考えています。  以上です。 ○松本修三議長 2点目について、福田政策推進課長。          〔福田一夫政策推進課長登壇〕 ◎福田一夫政策推進課長 質問事項2の(1)についてご答弁申し上げます。国の出先機関改革は、多様化、高度化する住民ニーズに対応し、みずからの責任と判断による行政運営が求められる市町村にとって歓迎すべきことと考えますが、地方への移管を一斉に実施するのではなく、地域の実情に合わせて手挙げ方式や特区制度などの検討や、国、都道府県、市町村の役割分担と補完性の検討も必要であり、そのための法律や制度の受け皿をつくることも重要と考えます。  次に、(2)についてご答弁申し上げます。移動権については、平成23年2月、交通政策審議会の交通基本法案検討小委員会において、交通基本法案立案における基本的な論点について取りまとめが行われ、交通基本法案に移動権を規定することは、現時点では時期尚早とされたところでございます。町としては、今後の動向を注視してまいりたいと存じます。  次に、(3)についてご答弁申し上げます。自家用有償旅客運送制度は、過疎化の進行等による路線バスの撤退や高齢化の進展等による移動制約者に対する個別運送サービスの需要が急増したことにより、平成18年の道路運送法改正により、例外的に自家用車による有償運送が認められ、以後ニーズの増加に伴い、例外的な許可が急増し常態化していることから、今回、過疎地域の移動手段、介護等福祉を支える輸送といった地域住民の生活維持に必要な自家用有償旅客運送に関する事務・権限について、地域で判断できる裁量を拡大するため、希望する市町村に移譲するとした方針が出されたものです。  具体的な事務・権限の内容は、1、新規登録・更新登録・変更登録等、2、報告徴収、監査等、3、輸送の安全または旅客の利便の確保のための是正措置命令、4、事故報告に係る届け出の受理、5、業務の廃止に係る届け出の受理、6、業務の停止命令及び登録の取り消し、7、有効期間の満了、業務の廃止届け出または登録の取り消しによる登録の抹消の7項目です。  これら7項目の移譲に当たり、地方分権改革有識者会議地方交通部会において、法令、ガイドライン以上に厳しいと言われるローカルルールの問題、バス・タクシーなど地域の公共交通機関の確保や安全性の監査などについて現在協議が進められている段階でありますので、この結論を見きわめてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 再質問を許可いたします。  井口亮一議員。 ◆2番(井口亮一議員) 順次再質問をさせていただきます。  まず、県が行った説明会に町は出席をしなかったということですけれども、答弁を聞いていて、大変この政策についてよく研究しているなという感じを受けています。特に、私も質問の要旨で触れていますけれども、国の24年度の補正予算、13兆1,000億円、これを有効に活用した事業なのですね。私はかねてより議会での一般質問で、24年度の補正予算、この13兆1,000億円をどう有効に使うか、そのためにしっかり政策研究をして手を挙げていく必要性について訴えてきているところです。(2)の部分で、町は答弁として、前段で、環境問題として二酸化炭素の排出を抑えるための措置として考えられている使用については十分理解ができると。「しかしながら」というふうに結んでおりますけれども、これは、必要性は理解しているけれども、しかしながらと逆説的な結びではなく、考えていることがほかにもあるだろうという意味だと思うのです。これについて、私が質問の要旨の中でも触れていますけれども、県がどのように表現しているのかということになると、県はこのことについて「戦略的な整備計画を立てた」と。この戦略性の部分なのですよね。この戦略性の部分について、答弁は「しかしながら」と結んでいますけれども、これは、「しかしながら」の後段の部分が評価できないと、そういうことではないですよね。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 井口議員おっしゃるとおりで、私どもちょっと表現が悪かったというふうに反省しております。大変失礼いたしました。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) いずれにしても、後段の政府が行おうとしている24年度の補正予算、25年度の予算と、いわゆる予算を連続的に切れ目なく執行して経済を再生するという、こういった意図が物すごく強いわけですよね。そのために、補正予算が大型になっていると。この予算の意図が投資を誘導するということになっていて、もちろん公共的な投資も誘導するけれども、民間の投資も誘導するという二面性を持っていますけれども、今回、公共投資の中で次世代自動車充電インフラを整備することによって、投資を誘導しようとしている意図がここに十分あると。ご指摘のように、今回のビジョンで示されている以外の、町が申請すれば国は2分の1しか補助しないけれども、今回のビジョンで示されている箇所に整備をしようとすると、3分の2の補助率をもって補助するということがこの誘導の意味を指している、そのように受けとめていいですか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 それは井口議員のおっしゃるとおりだと思っています。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) そういうことになると、大変町にも大きなチャンスをもたらす県の整備計画だというふうに理解をしているということが、私にもよくわかります。答弁で示すように、町もこの計画をしっかり評価をしていますので、(3)の部分のこのビジョンの優位性については、ふだんは国が補助しない補助率をもって補助をするなどのほかにも、このビジョンの持っている優位性というのはありますか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 お答えいたします。  優位性は、基本的にはこの3分の2、工事費も含めて3分の2ということで、ふだんの補助というのは充電器の2分の1。今回の場合については、工事費とか回りの整備、駐車のスペースの整備とか、そういう充電器に係る全ての整備に係っての3分の2ということが大きな優位性だというふうに考えております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) そうですよね。今回、補助の対象の枠も非常に広いのですよね。私は、今回のこの整備計画について、次世代自動車のさらなる普及を促進するという側面と同時に、日本経済の下支えを図るという、こういう経済的な戦略性を持っているということがかなり評価できる部分だと思っているのです。そういう意味では、この際まだまだアベノミクス、十分な効果を発揮していなくて、国民の評価もまだまだ私たちの生活に大きな影響を与えるところまで来ていませんよと。とりわけ埼玉県内の中小企業を見ても、経済が好転をしてきているという反応を全然示していないわけですよね。そういう意味では、民間がまだ投資をするまで至っていません。したがって、公が公共投資によってもっともっと誘導していかなくてはならないのだという意味で、24年度の補正予算を大いに有効に使うことはいいことだと思うのですが、特に今回の、課長ご指摘のように、充電器があって、この充電器について3分の2補助しますよだけではなくて、手前から来るのですね。まず、電柱から電気を引く、まずキュービクルに引く、そのキュービクルで電源を受けて、それを充電に必要、とりわけ高速充電に必要な電気的な環境を整えるということをキュービクルで行った上で、安全な形で充電器に電気を供給する。これらのところまで全て補助対象になっている。そういう意味では、申請者である県内市町村には非常にありがたいというふうに考えるべきだと思うのですが、そういう意味では町がチャンスと受けとめて、これを何とか生かしたいというふうに考えるという点では、そのとおりというふうに考えてよろしいですか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 国のほうの補助金の次世代自動車充電インフラ整備促進事業というのがあるのですが、それのほうの目的というと、「次世代自動車のさらなる普及を促進し、日本経済の下支えを図ることを目的とする」と、そのような表現もありますので、議員おっしゃるとおり、そういうものに乗っかって、町もやれることはやったほうがいいかなというふうに考えております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) それでは、この県が示すビジョン、県はビジョンリストの中で160カ所を示していますよね。そういう意味では壮大なビジョンでありますし、県内をまさに戦略的にくまなく考えていることがよくわかるのですが、答弁でも指摘しているように、リストには4カ所ありますよ、町内にも。その中で、町が役場、それから伝統工芸会館、この2カ所を選定した理由について、もう少し細かくお知らせいただけますか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 この件につきましては、まず7月22日に政策会議を開きました。その中で、この充電インフラをどうするか、利用するのかしないのかというようなことも含めて会議をしたところ、この充電インフラを利用していこうという方針が決定しました。具体的な、では、どこに何基つけるかという具体的な話についてはその場では出ないで、政策推進課と環境保全課、それにビジョンに載っている3カ所の施設を管理している総務課、産業観光課、健康増進課、この5課で具体的な協議を進めました。その中で出たのが優先順位というか、3分の1は町が出すわけですから100%ではないので、やればやったほうがいいという意見もあるのですけれども、3分の1は町の負担、できた後の維持管理もずっと町の負担、当然負担になります。また、充電の電気なども原則としては無料でするというような考えをすると、町の持ち出しもある程度あると。そういうことを考えた中で、優先順位としまして、第1番目は道の駅ということもありますので埼玉伝統工芸会館、2番目に小川町役場、3番目に総合福祉センターと、こういうような優先順位をつけて、どこまでが一番有効なのか、有効なのかという言い方はちょっとないですか、一番効果的なのかというのを考えて、2カ所、埼玉伝統工芸会館と小川町役場にはこれを整備していこうというふうに話し合いで、話し合いというか、会議で決定したところでございます。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) そのようにして2カ所に整備をするということになった場合、要件になっている公共性の部分ですけれども、公道に面した入り口から誰でも自由にできるとか、あるいは充電器の利用者を限定しないとか、あるいは利用をする場合に他のサービスの利用など、あるいはその物品を購入するなど条件をつけない。あるいは、充電器の場所を示すいわゆる共通の掲示をするとか、こういう部分については守られるというふうに考えてよろしいですか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 道の駅と伝統工芸会館、小川町役場については公道に面しているということで、それは守られています。あと、経費の関係ですけれども、充電器は原則無料という、原則無料、維持管理費に必要な分については取ってもいいよというようなたしか内容があったと思うのですけれども、その中で、とりあえずは無料でいこうというふうに、将来にわたってはどのくらいの負担率とかわかりませんけれども、始めたときは無料でいこうという話をしております。当然、役場ですとか、工芸会館ですとかは、サービスといっても何々こうしなければいけない、使わなくてはいけないという条件にもならないと思いますので、その辺の条件はクリアするというふうに考えております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) 大変積極的だと思うのですよ。今回利用に当たって、この補助金の制度は利用者に最低の実費ぐらい付加してもいいよと言っているのですよね。それに対して、町は、当面施設ができて、利用を開始して、当面の間はただでいいよというふうに考えている。そういう点では非常に積極的だと思うのですが、そのとおりでいいですか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 そのとおりです。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) その設置の際に、この制度は、短時間で充電できる高速充電施設と、ちょっと時間はかかってしまうのだけれども一般的な充電施設と、このセットで設置するようにということを示していますけれども、この2カ所についてどのように設置をしようというふうに考えていらっしゃいますか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 今現在のところは、高速充電器を1台ずつ、伝統工芸会館に1台、役場に1台というふうに考えております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) 今回は、非常に長期的に考えたら、インフラとしては先駆けてかなり誘導する意味の施策というふうに考えられますけれども、設置するキュービクルの容量だとか、あるいは周辺のことを考えたときに、充電器を将来ふやすと。例えば、周辺の東松山あたりの充電器の数を見ても1台ではないですよね。そういう意味では、これからふやす可能性があることを前提として考えておく必要があると思いますけれども、その辺はいかがですか。 ○松本修三議長 尾﨑環境保全課長。 ◎尾﨑俊昭環境保全課長 具体的な設計というのはちょっと私どもわからないので、どのくらいの電力があればどのくらいの充電器が何台設置できるかというような、その辺の技術的な話はちょっと私、持ち合わせておりませんけれども、恐らく役場のほう1台は今の電源で大丈夫ではないかというふうに考えております。伝統工芸会館についてはちょっと厳しいのではないかということで、これ設計するときにキュービクルを新しく別のところにつくる……何というのですか、新しい電源を用意するということになれば、2台目はそんなに、もし後日1台ふやすとなるような、どうせ新しくキュービクルをつくるのであれば、そのぐらいの容量をしていただければありがたいなというふうに考えております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) 仮に今回設置をする場合の工事例について、キュービクルからオーケーだよというふうに私話したのですけれども、例えば既設の伝統工芸会館など電源施設を持っていますので、そこを診断して、そこからとることができれば、それらについても設計から工事費用まで全て補助されるのですね。いずれにしても、将来を考えたときに、増設が可能だというふうにぜひ考えていただきたいというふうに思います。まだまだのことで、とりあえず期限内に申請をするということですので、ぜひその辺を十分考慮いただきたいと思います。  質問事項2に移りたいと思いますが。 ○松本修三議長 どうぞ。 ◆2番(井口亮一議員) 質問事項2について、高齢者などの送迎サービスの市町村への権限の移管ですけれども、これについても、例えば新聞の報道は本当に小さな報道だったのですね。中身がとてもわかるような状況ではありませんでした。この項目についても、非常に細かく施策的に研究をされて、小川町の自分自身の問題として受けとめてかなり細かく研究をされていて、答弁がすごく丁寧でしっかりした答弁だなというふうに受けとめたところですけれども、この間やはり、答弁にもあるように、住民のニーズが高度で多様化しているという、そういう現象があって、やはり出先機関の改革も進めていかなくてはいけないなというふうに考えられて、この間も出先機関の改革などについては取り組まれていますよね。この間、例えば寄居町が先駆けて手を挙げて、出先機関改革の問題ではハローワークの改革にいち早く手を挙げられたと。それで、昨年9月3日から寄居町ではよりいジョブセンターというのを町役場の2階にオープンして、それで職業相談だとか、あるいは職業紹介、内職の相談、若年者39歳以下を対象とした合同面接会だとか、女性が働き始めるためのセミナーの開催だとか、あるいはハローワークにあるものと同じ求人検索機を設置したり、障害者対象の就労支援なども行っていると。これらが、早くみずから手を挙げて受け入れて「やりたい」と言ったことによって実現したということも紹介しながら、当町でも政策研究をしっかりやって、早く手を挙げるべきだというふうにお願いをしてきたところです。この辺について、答弁は、手挙げ方式特区制度、あるいはそれぞれ国や都道府県、市町村の役割を補完し合う制度だとかいろんな側面で捉えていて、まさに今回のものは手挙げ方式ですよね。この手挙げ方式は、早くから手を挙げたところに優先してそうした権限が移譲されるということの理解でよろしいですか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 井口議員おっしゃるとおり、手を挙げたところからこういった町の権限が移譲されるものと現時点では理解しております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) そういう意味では、以前から申し上げているように、早く手を挙げてほしいなという思いがあります。  一方では、この間交通政策の部分では、政権も細かくかわったり、担う政党の構成が変わったりして、例えば自民党、公明党の政権時代に、交通施策について超党派で交通基本法という考え方で、国民が移動する権利について基本的な人権の一つとして考えて、文化的で健康的な生活を送るためには、便利なところも不便な田舎も、公共交通が走っているところも走っていないところも、みんなひとしく移動する権利があるのだという考え方を中心に、交通政策を考えようとしていた事実があったと。答弁の中でも、それらの経過に沿っていろいろ政治をつかさどる仕組みが変わったことによって、平成23年2月には交通政策審議会と交通基本法案検討小委員会において、そうした考え方は現時点ではちょっと時期尚早だというような、今のところ判断だよと。したがって、町は、今後の動向を注視していきたいというふうにお答えになっておりますけれども、まさに今、注視していく必要のある、この目まぐるしく変わっているので、どう捉えていいのか、どういうふうに考えておくと交通行政について道を迷わずに進めるのかと、難しいところだと思うので、ぜひ私の質問項目の(2)のところの移動権の考え方については、ぜひこのまま町はその姿勢を維持して、今後もしっかり動向を見守り続けていただきたいというふうに思います。  (3)番目に行きますけれども、そうは言っても、町も公共交通について一定の現状はありますと。バスも走っているし、鉄道も走っているし、タクシーの事業者も経営を維持しながら経済活動を行っていますよと。それらは置いておいて、高齢者の高齢化の一層の進展等によって、移動制約者がますますふえてきている実情にあると。そういう中で、例外的な許可が急増していると。つまり、今までのルールだけでは判断できない。地域の実情に合ったローカルルールによって判断をしなくてはならないような、そういう実情が全国的にどんどん広がっていますよということを言っているのですよね。したがって、その実情に即して、それらの許認可を中心とした権限を市町村に移すことがいいのではないかというのは、今回の発想だというふうに答弁されています。そういうことでよろしいですか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 現在議論されているこの内容は、そういった、先ほど前置き、ここは後へ置いてと井口議員おっしゃいましたけれども、既存のタクシー業者との兼ね合い、この辺のところが町としては一番心配しているところでございまして、この方針といいますか、考え方は、非常にいい考え方だなと思っております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) 前段の部分を私が「置いておいて」と言ったのですけれども、やはりその懸案の事項について気になっていらっしゃるから、先にそこが一番問題なのだよと言われていますけれども、最終的にそこに行きますけれども、その前に、そうした状況の中で、過疎地域の移動手段だとか、介護等福祉を支える輸送だとか、あるいは地域住民の生活維持に必要な有償運送だとか、それらの事務権限について地域で判断する裁量を拡大するために今回のことを考えているのだと。今回、町に委ねてくださいと手を挙げた場合に、今まで運輸支局が判断しているよりも裁量権を町に広げますよという考え方を持っている、ここは大事だと思うのですが、いかがですか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 井口議員がおっしゃるとおり、非常に今回のこの自家用有償旅客運送、これの町への権限、この辺は大変有効な手段だと認識しております。既に当町でも福祉有償運送、これはもう既に実施しておるわけでございまして、こういった輸送に関してのそういったナンバー登録、そういったところが今度は町の権限でできるというようなことになるかと思いますので、そういった面も含めまして、有効な手段になるかなとは思っております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) そうだと思うのですよね、大変有効だと思うのです。今後やはり、小川町にとって、小川町に合った公共交通のあり方についてどうなのだと言ったときに、それぞれ担う役割がいろいろあって、多様化する、あるいは高度化する。こういう部分にどういうふうに対応するかということが、今まで簡単に言えばお上頼みだったのに、自分のところで判断できるよと。その場合、裁量権もふえてローカルルールを適用することもできるとなったら、やはり小川町の今後を考えたときに、このことについては手を挙げておく必要があるというふうに思うのですね。結びの部分で、「現在協議が進められている段階でありますので、結論を見きわめてまいりたい」と。ぜひ結論を見きわめていただきたいと思いますけれども、先ほど確認をしましたけれども、手挙げ方式は早いほうがいいのですよね。時期を失ってしまったら手を挙げても意味がないのですよ。この見きわめていくという町の慎重な部分と、タイミングを逸しても見ているという意味とは違うと思うのですね。これは、見ていたらタイミングを逸してしまっていましたよではなく、チャンスをチャンスとしてしっかり受けとめながら、しかるべきところまでは見きわめる、その上は手を挙げるのだという方向で見きわめると考えていいですか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 答弁の中で最後のところで申し上げたとおり、協議が最終的な段階でどんな形でその手挙げ方式が、今井口議員が質問されたとおり、1回こっきりの手挙げ方式で終わってしまうのかとか、その辺のところの判断、その辺の最終的な報告になるのでしょうけれども、報告が出された段階で、その辺で判断してまいりたいと思います。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) 政策会議で議論をして最終的に決まっていくと思うのです。その辺では、非常にいい流れなので、ぜひタイミングを失わないということが大事ですよね。これが、例えば1回こっきりで終わってしまうのかどうかについて、今手を挙げようと思ったのだけれども、恐らくまたあるよって思ったら、みんなが手を挙げてしまって1回で終わってしまうということなどありますよね。そういう部分など広く情報をとったり、県を通して周辺の動向をしっかりつかんだりすることもできる、副町長はそうしたチャンスを失わないように、それぞれの担当についてアドバイスをしてほしいと思いますが、その辺いかがですか。 ○松本修三議長 影沢副町長。 ◎影沢政司副町長 この移動サービスの権限移譲の関係でございますけれども、今の検討を国のほうで進められておって、これも県へ報告がありますと、法整備に向けてもまた詳細の検討という部分が進められると思いますので、そういった逐一状況を確認しながら、また県のほうからも情報提供を積極的にいただきながら、タイミングを逸しないように検討してまいりたいと思っております。 ○松本修三議長 井口議員。 ◆2番(井口亮一議員) ありがとうございました。  以上、一般質問を終わります。                                                    ◇ 柴 崎   勝 議員 ○松本修三議長 一般質問を続けます。  発言番号5、議席番号5番、柴崎勝議員。          〔5番 柴崎 勝議員登壇〕 ◆5番(柴崎勝議員) 発言番号5番、議席番号5番、柴崎勝です。議長のお許しをいただきましたので、順次質問をさせていただきます。  質問事項1、旧小川町立上野台中学校用地活用について。質問の要旨、旧上野台中学校は、平成23年3月をもって廃校になりました。廃校後の活用については、役場職員による活用検討チームを設置し、検討を進め、職員のアイデアを参考に活用、転用、賃貸、売却等の案も検討されたようです。自治体における太陽光発電施設の取り組みが全国的に広がり、小川町においても、太陽光発電施設は現在の社会・経済状況を踏まえた公益性の高い事業であり、公共の福祉に寄与する事業であると考え、取り組みを計画されたようですが、その後の進捗状況について伺います。  (1)、小川町メガソーラー事業についての説明会が開催されたようですが、その内容と結果について。  (2)、その後、町ではどのような対策をし、どのような計画をしていますか。  質問事項2、県、町で進めている県道本田小川線、町道228号線改良事業について。質問の要旨、ホンダ小川工場、寄居工場及び関連企業の操業に伴い、朝夕の交通量が増加し、国道254号線のバイパス等の交通渋滞が発生しています。一日も早い道路改良が望まれているところであります。既に228号線の一部工事は片側歩道で終了していますが、聞くところによりますと、寄居町では県道と同じ両歩道で計画されているとのことです。当町でも、寄居と同じように両歩道で変更する考えはあるか、次のことについて伺います。  (1)、県道と町道で同じ幅員なのに、小川町だけなぜ両歩道にできないのか。  (2)、このままですと、両歩道から片歩道になり、交通の利便性が悪く、住民の安全が保たれますか。  (3)、地元住民はこのことを知っていますか。今後、県や町ではこのことについて住民説明を行う予定はありますか。  質問事項3、町の選挙管理委員会で設置する選挙用ポスター掲示板の設置場所について。質問の要旨、前々回の総務委員会で、選挙用掲示板の設置場所が国道に面しており、非常に危険な場所があるので、住民の安全面を考え、場所の変更を提案させていただきました。町から考慮するとのお話をいただきましたが、今回の参議院選挙でも改善されていませんでした。私は、この委員会のあり方に疑問を持ちました。町はどう考えているのか伺います。  (1)、委員会の中で懸案事項はどのように実行されていますか。  (2)、今回なぜ実行できなかったのですか。  以上、3点について質問をさせていただきます。最後になりますので、簡潔な意見で早く終わりにしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○松本修三議長 柴崎勝議員の質問に対して答弁を求めます。  1点目について福田政策推進課長、2点目について加藤建設課長、3点目について安藤総務課長、順次答弁願います。  1点目について、福田政策推進課長。          〔福田一夫政策推進課長登壇〕 ◎福田一夫政策推進課長 柴崎議員質問事項1の(1)についてご答弁申し上げます。5月8日、東小川区長6名のほか、近隣町民の皆さん40名にご参加いただき、東小川自治会館で説明会を開催いたしました。その内容は、旧上野台中学校用地に1.3メガワットの太陽光発電設備(メガソーラー)を整備するというもので、事業規模10億円、年間発電量143万キロワット・アワー、太陽光パネル5,400枚を設置するという計画でございます。設置に伴い、校舎棟、プールなどは全て解体し、パネルを敷き詰める。体育館は改修し、スポーツ活動の推進はもとより、災害時の避難場所として防災設備の充実を図る。見学スペースや駐車場の整備をする。その財源は地域の元気臨時交付金を活用し、ランニングコストは売電費用で賄っていくという内容でございます。  説明会では、再生エネルギーの中でも環境負荷の少ないとされております太陽光発電でございますが、住宅のすぐ隣に設置するとなると健康被害への不安が強く、急速に普及した中、町でも不安を解くデータ材料が乏しく、皆さんの不安を解消するまでには至りませんでした。また、校舎の解体に関する反対意見も多く、参加された皆さんの賛同を得ることができませんでした。さらに、参加された人数も40人と少なく、地元でも東小川全体にアンケートをとって町へ要望したいとの意向もございました。  説明会実施後、7月に行政区において東小川の方々にアンケートを実施、回収、現在は集計作業に入っているところと伺っております。その結果を踏まえ、メガソーラーの是非とともに、地域の方々の理解を得た事業を進めてまいりたいと思います。  次に、(2)についてご答弁申し上げます。戸口議員への答弁と重複いたしますが、アンケート結果に基づき、再度検討していきたいと考えております。方向性が決定されるまでの間の施設も、有効活用を図っていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 2点目について、加藤建設課長。          〔加藤正見建設課長登壇〕 ◎加藤正見建設課長 柴崎議員の質問事項2についてご答弁申し上げます。  まず、(1)でございますが、小川町が施工している区域は、片側が河川であり、沿道で土地利用の可能性が低いため、また貴重な優良農地であり、必要最小限の影響にとどめるため、片側歩道で事業を進めております。平成26年度に完成予定であります。  次に、(2)でございますが、道路の設計段階より警察協議を行っており、今後も利用者が安全に通行できるように、警察との協議を行ってまいります。  次に、(3)でございますが、説明会の中で、片側歩道について質問があり、歩行者の利用及び事業用地の面積等の説明をし、出席地権者の賛成を得て事業を行っており、当初の設計から変更がありませんので、住民説明会を行う予定はございません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 3点目について、安藤総務課長。          〔安藤正幸総務課長登壇〕 ◎安藤正幸総務課長 質問事項3についてご答弁申し上げます。  まず、(1)、選挙管理委員会の中での懸案事項に関する質問ですが、選挙の管理、執行につきましては、厳正かつ公平を旨とし、緊張感を持って職務に臨み、一つ一つの作業を確実に実施するとともに、節目節目において十分に検討を行った上で、適正な管理、執行に努めております。  次に、(2)、ポスター掲示場の設置場所変更についてのご質問ですが、ポスター掲示場の設置及び管理につきましては、選挙の期間中に豪雨、強風等も予想されますので、設置場所、方法等あらかじめ十分検討の上、その管理に万全を期し、倒壊、破損等の事態が生じたときは速やかにその復旧を行います。特に、町議会議員選挙におけるポスター掲示場は規模が大きくなるため、維持管理には十分留意しております。議員ご指摘の、国道に面し非常に危険な場所にある掲示場につきましては、町内134カ所ある設置場所を改めて確認し、道路事情や住宅環境の変化により変更が必要な箇所については、次の選挙に向けて適宜変更してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  なお、設置に当たっては、業者任せにすることなく、必ず職員が指定された場所にポスター掲示場が設置されているか現地確認を行っておりますので、その際に、設置場所における周辺状況の確認をより詳細に行うことといたします。  以上、答弁とさせていただきます。 ○松本修三議長 再質問を許可いたします。  柴崎勝議員。 ◆5番(柴崎勝議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  上野台のメガソーラー事業についてですが、町でも検討委員会を開いて、このメガソーラー事業ということで説明会に臨んだものと思いますが、その1回の説明会で、何かそのメガソーラー事業がどこかすっ飛んだのではないかなと思うのですけれども、私、ずばりお尋ねしますが、この事業は十分検討して取り組んだと思うのですが、1回の説明会で、参加人数も40人と少ないところにありますが、もっと多くの皆様に説明する努力はしなかったのでしょうかね。また、この事業も、聞くところによると、打ち切りのような話も聞いていますが、その辺のところもお尋ねしたいと思います。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 当日の説明会では40名ということで、全体では1,300からの世帯数だったと思いますけれども、そのうちの40世帯ということでは、本当に東小川住民の総意というものがどこにあるのかということがわかりませんので、それで東小川自治会のほうで、全体の総意といいますか、意見をアンケートでとっていただいたということでございます。  それから、1回目でこの事業はということに対してですけれども、この時点では、いずれにしましても、このメガソーラー事業、この説明会が終わった後もまだ東小川住民の総意というものがわかりませんので、いずれにしましても、進めていく方向ではやってきたところではございます。  以上でございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) そうすると、まだメガソーラー事業は続くということでよろしいでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 今回の、間もなく東小川地区のほうからアンケート結果が集計されたものが町のほうにもいただけると思いますので、その結果を見て判断したいと考えております。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) 私は、もう既にアンケート結果を持っています。もう結果は出ましたですよ。町もこれだけ東小川の住民にアンケート結果を重視して町はそういうのをやるのでしたらば、もう少し早く対応したらいかがでしょうと思うのですが、もう東小川の方から私はいただいて、これはここに出してもいいということになっておりますが、町のほうには全然何もないのでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 正式なものとしては、まだ頂戴しておりません。ただ、概要は、こんな結果になりそうだという話は、区長のほうから頂戴したところではございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) いや、私が言っているのはそうではないのですよ。だから、町は、東小川のアンケート結果によって決めるということなのでしょう。ですから、それなのにどうして、このアンケート結果だってもう待っているのではなくて、こっちから行ってアンケート結果を見るぐらいのことはなかったのですかということを聞きたかったのです。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 アンケートを出したとき、こういうアンケートを出しますということは私ども承知しております。アンケート結果、公表というのが9月上旬ということになっておりましたので、それを上旬ということで間もなくいただけるものと思っております。 ○松本修三議長 柴崎議員。
    ◆5番(柴崎勝議員) はい、わかりました。アンケート結果って、もうここで出してしまうと、町は多分そうすると、東小川のアンケート結果によりますと、51.2%というアンケート結果の中の、自治会役員で協議し町へ提案するというのが、内容についてですね、それが51.2%というのが出ていますね。それから、公募で検討チームを結成し、活用方法を検討し、町へ提案するという2つのほうが21と51と出ていますので、結局これだと、実際メガソーラー事業はもうこれで打ち切るのではないかと思われるのですが、この結果が、アンケートは、私は思うのですけれども、東小川だけのアンケートではなくて、これ小川町メガソーラー事業のものですから、小川町全体で、町が主体となってアンケートをとる考えはないですか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 東小川地区だけでなくてという質問ではございますけれども、今回の5月8日の説明会では、やはり地域住民の意見をとにかく取り入れてもらいたいと。町だけの主導で持っていくにはちょっと無理があると、そういった内容でありましたので、とにかく東小川住民の意思を尊重するという意味でも、自治会のほうで主体になってアンケートをとっていただいたという経過がございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) はい、わかりました。そうすると、アンケート調査の結果によると、町の方向性はどういうふうになりますか。結果によって方向性が決まるのでしょう。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 結果によって、そのメガソーラーの是非についても決定していかなくてはなりませんし、その後の活用計画につきましても、十分東小川住民の意向に沿った形でできるように検討していきたいと考えております。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) わかりました。そうすると、今までもそうなのですけれども、廃校以来もう1年何カ月たっているのですよね。そうすると、また方向性が決まるまでというと、例えば体育館だとか、今あいているところを利用するのに、また長い間待たなくてはならないと思うのですよ。そういう活用方法の、町もそのまま置かないで、まずはこの方向性が決まるまでは1年とか2年とかかかってしまうと思うのですよ。すぐということができないと思うので、その間でも、利用計画とか体育館を使う場合の計画表とかというのを早期に住民に知らせて、昼間使えるように考えていただきたいのですが、その辺はいかがでしょうか。 ○松本修三議長 福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 答弁でも申し上げましたが、具体的なことは答弁で申し上げなかったのですけれども、町主催事業として当面決定するまでの間、何らかの形で利用したほうがいいだろうということで、ちょっと具体的には10月、11月にかけて健康づくりの事業だとか、それからグラウンドで子育て支援課によりますお出かけ広場、雨の場合は体育館を利用したいというような希望もございます。また、体育館においては、高齢者の交通安全教室、この辺のところも体育館を利用する予定で今、町の主催事業として考えているところでございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) それは決まっていることであって、そうではないのですよ、私言うのは。方向性が決まるまでまだ時間がかかるのでしょう、1年とか。前もそうでしょう、私なんか体育館なんかも昼間使わせるのがいいかなと思っていたのですけれども、なかなか使用はできないと。もう1年何カ月もたって、今度はメガソーラーので、体育館は一応改修してみんなに使わせるという格好でも載っていますよね。そういう感じの方向性が決まるまでの間、そういう計画表みたいなのをつくってやる考えはあるかということをお尋ねしているのですが。町の事業でこういうのいつ使うというのを聞いているのではありません。 ○松本修三議長 ちょっと暫時休憩します。  ここで10分間休憩します。                                   (午後 4時15分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午後 4時24分) ○松本修三議長 答弁願います。  福田政策推進課長。 ◎福田一夫政策推進課長 答弁申し上げます。  次の利用が決定するまでの間、期限を付して広く貸し出すことなど、政策会議でこの後利用方法についても協議し、決めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) ありがとうございます。その言葉が出れば、また順次皆さん使っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、このアンケート結果を町のほうも重視しているということで、東小川の住民の方と話し合って、よりよい方向にこの事業を進めていっていただければと思いますので、この上野台の活用については、次に移らせていただきたいと思います。  質問事項2に移ってよろしいでしょうか。 ○松本修三議長 どうぞ。 ◆5番(柴崎勝議員) 先ほど加藤課長のほうから、228号線は片側は河川であり、沿道での土地の利用がまずないと、低いということで、片側で小川町はやってきたということでお話がありました。これはそうだったのですね、最初は町道部分は片側歩道、県道は両側2.5メートルということで進めてきた事業だと思うのですが、聞くところというか、寄居分は、うちのほうは同じ谷津みたいなものなのですよ。あそこは山越といいまして、谷でずっと寄居まで抜けています。それで、寄居分も片側だということで、では、山越も1個かということでみんなそういうふうに思っていました。ところが、地権者には話が行っているのですが、一般に使う我々は全然、地権者以外の人は、まだ寄居町も片側でやっているのではないかというふうに思っております。ところが、もう地権者には話してあるという先ほど加藤課長のお話ですが、そうすると、説明会も一回もしないということですが、その日常歩道を利用する人の意見とかというのは全然聞いていないのですけれども、その辺のところはどうなのですか、お聞きいたします。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 現在の歩道を歩く人たち、歩く人数なのですが、基本的にはほとんど今歩道というか、歩いている方はいません。今回設計したからといって、では、実際には100人以上でないと両側歩道という形のものはないと思いますが、実情に合わせて一応片側歩道ということで考えておりますので。利用する人といっても、実際、では、どなたに話をすればということなのでしょうけれども、基本的には地権者の協力がないと道路改良もできませんので、一応地権者の了解をもらってということで町のほうは考えて進めております。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) 先ほど言いましたけれども、住民には、ですから、土地の地権者だけで住民には話はしていないということですね。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 はい、改めて地域の住民の方には説明はしておりません。地権者に対しての説明をしています。今まで町が町道改良をやるときも、地権者だけの説明で今までも同じような形で説明をやっております。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) そうしますと、この228号線、県道本田小川、これは228行って、寄居の道路の中で、この道は小川町部分だけが片側なのですよね。あとは全部両側2.5の道になるのですよ。将来性を考えても、これでは私はうまくないと思うのですけれどもね。確かに利用度、河川に面しているところは河川部分ですから、歩道をつくっても利用度がないということにはなるかと思うのですけれども、この道、後伊地区のも全部が片側河川ではありません。半分から上は、寄居に寄ったほうは、優良農地でもあるのですけれども、河川ではありませんので、利用から考えれば、そちらのほうだけでも両側にするという考えはありますか、お伺いします。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 お答えします。  現在は両側歩道という考えはございませんが、社会情勢によって、その地域も土地の利用の見直し、それは地域の方の民意にもよりますが、場合によっては今の農振農用地指定を外して土地利用を考える可能性はあると思います。現時点ではありません。それで、今近々にはそういう形の予定はございませんが、道路ができることによって、12メートルの道路は土地計画上建築開発ができる道路でございますので、そういう形の土地の見直しも、今後将来において考える必要があると思います。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) 先ほどからくどく言っているのですけれども、そこだけが片側ということになりますよね。それで、実際に228号線も、まだ26年度に完成予定と言っておりますが、その片側歩道の部分でまだ未改修の部分もあるし、土地も買っていないところもありますよね。そうすると、このままですと、その方が、地主ね、寄居なんかに聞くと、地主の強い要望で片側だったのを両側にしたというお話も聞いておりますが、まだ、では小川町もその可能性はありますか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 基本的にはございません。国の補助金をもらった寄居町、小川町、松山県土という形で中心線の道路線はもう1本で決まっています。それに両側歩道つくかつかないかということで、町としては、地域的なもの、地形的なもので、たまたま道路の脇が川ということでそちら側には歩道はつかないということで、でも、実際には路肩分が1メートル25あります。将来にわたっては、それをうまく活用できる可能性としてはございます。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) わかりました。そうすると、今のところ考えはないということでよろしいかと思いますが。そうすると、これからつくるところ、まだ、さっき私が言ったように、26年度までできるかできないかちょっとわからないのですけれども、例えばうちの前から400メートルぐらいは片側で今できていますよね、県道から。その先はまだ全然、土地は半分ぐらい買ってあるのだか買っていないのだか、ちょっと、まだ買収もなっていないところもあるのですよ。だから、そのところはやらないで片側でやるのですよということなのですけれども、では、その地権者が、先ほど言ったように「両側にしなくちゃ売らねえ」と言ったらどうなるのですか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 基本的にはお願いして、譲っていただくように努力したいと思います。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) わかりました。では、町の方針とすると、片側ということで考えているようですね。そして、先ほど質問事項2のところで、初め警察とも協議して片側で十分だというのですけれども、あそこ400メートルぐらい行くと、今度は右から左に行くのですよね、片側歩道が。それでも警察、警察が危なくないと言うのならいいのでしょうけれども、そこに信号はつけたり、例のうちのほうの人で反対者がいるのは、信号問題で反対になっているのですよね。町は信号については確約は多分できないということでなっています。そこのところから右から今度は左に、信号がなければ、最もそこの道を歩道で使う場合には右から左に渡らなくてはならないのですけれども、そういう場所もあります。ですから、警察と十分協議して、初めから大丈夫だと、安全確保と言っておりますが、その辺もお伺いしたいと思いますが。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 警察では、そこに絶対つきますという形のものはほとんど言いません。ただ、こういう形で、ここは横断歩道描いて信号をつけてほしいということで町は強く要望していますので、基本的にはつくとは思いますが、ここで絶対つくという話には私どもでつくるのではないので、町がつけるのでしたら町でつけますと話ができるのですが、これはどうしても公安委員会のほうでつけますので、このところでは、つけますということで要望はしていますということしかお答えのほうができません。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) いや、ですからね、それはわかるのですよ。だから、県がつけるということですよね、信号については。公安委員会ですか。でも、住民の安全からして、課長はそれでも、右から左でも、もし信号がなくても渡れるかと思いますか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 交通量にはよりますが、基本的には危ないとは思います。ただ、今信号つく、つかない等の話なのですが、強く要望しているので、町としては信号がつくことを期待しております。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) 聞いているのは、信号がなくても年寄りも子供も、そこのところはうちのほうも通学の、今度はそのいい道ができればその道を使って、今清水山というところなのですけれども、よく不審者が出たりするので、年中子供を大人が朝もずっと送っているのですよね。今度は歩道ができて、上横田、あの駐在さんのところまで行ければいいなというのはみんな住民は思っております。それが2つに分かれて、そこのところで右左長くて、うちの前までは右で来て、今度はそこから両歩道になりますから、その上はいいです。400メートルすると、また左に行って右行ってという形になります。ですから、将来のことも考えて、私は歩道だけはどうにかしてというふうに思っているのですけれども、安全面からしても思うのですが、再度お聞きいたしますが、どうしてもだめということでありますか。 ○松本修三議長 加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 地権者説明会でもいろいろ説明して、片側歩道ではなくて両側という話もいろいろありましたが、地権の方の了解いただいて、現在もう事業が進行中でございます。これを後戻りで、また両側歩道という形で、また中心線もずれてきます。そうすると、県、寄居町にも迷惑かけます。今ここで変更ということは考えられませんので、よろしくご理解のほうお願いしたいと思います。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) やっぱり町道というのは町民のものですよね。ですから、町民の人の意見というのを聞いて、もう小川町は断固片側でいくというのはいかがなものかと思いますね。やっぱり町民が使うものですから町民が使いよいようにやっていただかないと、地権者の意見で道ができてしまうのだと、ちょっと納得いかないと思うのですよ。今の話だと、町民説明はしないと。それで、地権者の意見でつくるのだというお話ですよね。 ○松本修三議長 暫時休憩します。                                   (午後 4時37分) ○松本修三議長 再開いたします。                                   (午後 4時39分) ○松本修三議長 答弁願います。  加藤建設課長。 ◎加藤正見建設課長 現在、小川町の分はもう2カ年工事も進んでいます。それで、道路も今ある程度できています。そこで中心線、中心線がずれることになります。片側に2メートル50つくと。そうすると今、県のほうでも今事業を進めています。それと、あと寄居町でも今事業を開始して工事のほう取りかかっております。そうすると、町が1メートル中心線がずれてしまうと、寄居町、松山県土にもご迷惑かけて、基本的には今の段階ではもうそれを戻すという形のもので両側歩道ということは、基本的にはできません。  以上です。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) このまま押し問答してもしようがありませんので。そうですね、うちのほうも寄居町がそのようにやったようにならないということだと思います。寄居は多分地権者の要望でそういうふうになったという話を聞いていますので、まだまだうちのほうも土地を全部売ったというふうにはなっておりませんので、その辺は皆さんと、住民と地権者と話をして、また検討したいと思いますので、このことについてはこれで終わりにします。  次の、では、質問事項3に移ります。これは、ここに冒頭ありますが、私が総務委員会でポスター張っていたり見ていたりすると、大変危険だということで前々回のときにしたのですが、まだいまだに直っていないということですが、ここに皆さんのところにも行っていると思うのですが、国道254沿いの写真を見るとわかると思うのですが、これでこの看板が見られますか。後取られてしまいますよ。ですから、この話をしたのですよ。そしたら、今回はもう直っていると思いましたら、また直っていないのですよね。もう前々回の選挙のときのことで話したのですけれども、町は全然、だから、その話は聞いていなかったのだと思うのですよ。ただ、総務委員会ではちゃんと話しております。この辺、どういうふうになっていたのだか、お聞きしたいと思います。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えをいたします。  総務委員会の話でございましたので、前任者から申し送りはありました。この機会に掲示を全て見直すということではどうかということで、去る7月21日執行の参議院選挙の通常選挙には、新たな設置場所の選定までは至らなかったということでございます。  以上でございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) いや、ここに、答弁には、設置に当たっては業者任せではなく調べるということでありますよね。やったということであります。それをやって、これは多分そこでは見逃したのだと思います。この2つのところはね。そのほかにも見て何か気がついたようなものは上がってきませんでしたか。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 お答えをいたします。  角山地内で住民の方にお借りした部分がございました。駐車場等の少し変更がございましたので、少し移動したという経過がございます。  以上でございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) ですから、私が総務委員会で話したことというのは全然、聞いていたという今お話なのですけれども、検討は全然していませんよね。ここもそうだし、実際に私も小川町にこれを言って直っていないということで、衆議院選挙のときにずっと見ました。そしたら、あるところが、歩道のところとか歩道の前に、町で花いっぱいか何かでやっている花を踏まなくては張れないようなところがいっぱいありますよ。だから、そういうのを見ないで見たようなことを言っているのですけれども、やっぱりちゃんと選挙、住民に選挙してもらって、ポスターを選管でやるのだったらば、そこまで考えてやってくださいよ。ただ、このまま、またやりますと言ってやっていないのでは困りますので、角山地内が1つ、それは確かに個人の家のものであれば向こうから言ってきますけれども、こっちから安全面とかというのでは、だから、やっていなかったのだと思うのですが。 ○松本修三議長 安藤総務課長。 ◎安藤正幸総務課長 議員ご指摘の点につきましては、改めて点検をし、また確認をさせていただきます。  以上でございます。 ○松本修三議長 柴崎議員。 ◆5番(柴崎勝議員) ありがとうございます。選挙のポスター掲示場所というのは、確かに見ますと、町の土地につけなくてはなので、そういう場所がいっぱいあるのかと思うのですけれども、ちょっと工夫すれば、特にこの東小川のところなんかも、ポスターを国道のほうに向けてやったのでは見る人は全然見られませんよ。ところが、逆に、裏をちょっと歩道のほうに向けるだけでも、見る人は安全に見られると思うのですよね。だから、そういう配慮をしていただいて、これからもやっていただければと思います。  この質問というか、みんなそうなのですよね。メガソーラーについてもそうなのですけれども、町はやると言っておいて、あと、そのほかのフォローというのですか、こういうふうになりましたというのが少なかったものですから、私も今回この質問3つをさせていただきました。これからも選挙ポスターについては本当によく考えて張って、張ってというか、つくっていただきたいと思います。これで質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 △散会の宣告 ○松本修三議長 本日はこれにて散会といたします。  大変お疲れさまでした。                                   (午後 4時46分)...