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06月02日-02号

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  1. 越生町議会 2022-06-02
    06月02日-02号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    令和 4年  6月定例会(第2回)           令和4年第2回(6月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第2号)                            令和4年6月2日(木)午前9時30分開議日程第 1 一般質問                                      出席議員(11名)     1番   岩  田  眞  一  君      2番   長  根  弘  倫  君     3番   島  野  美 佳 子  君      5番   髙  橋  一  正  君     6番   関  根  真  一  君      7番   池  田  か つ 子  君     8番   金  子  公  司  君      9番   宮  﨑  さ よ 子  君    10番   木  村  好  美  君     11番   水  澤     努  君    12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  康  之  君   副 町 長   三  浦  道  弘  君  総 務 課長   町  田  和  久  君   企 画 財政   岩  沢     清  君                          課   長  会 計 課長   長  島  伸  子  君   税 務 課長   横  田  惠  嗣  君  町 民 課長   松  澤  義  幸  君   健 康 福祉   今  井  晴  美  君                          課   長  子育て支援   岩  﨑  貴 美 枝  君   産 業 観光   吉  田     正  君  課   長                   課   長  まちづくり   田  中     広  君   水 道 課長   戸  口  孝  史  君  整 備 課長  教 育 長   原  口     仁  君   学 務 課長   関  口     学  君  生 涯 学習   山  口  辰  仁  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   中  島  義  仁      書   記   福  田     実  書   記   新  井  琢  郎 △開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は11人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第2号のとおりです。 △一般質問 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に行いますので、ご了承願います。                                                     ◇ 木 村 好 美 君 ○議長(宮島サイ子君) 10番、木村好美君。          〔10番 木村好美君登壇〕 ◆10番(木村好美君) おはようございます。傍聴の皆様、お忙しいところ、早朝より足を運んでいただきましてありがとうございます。ご意見をお聞かせいただけたらうれしく思います。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をいたします。なお、正確な議会報告、オレンジ通信を発行するため、議長より録音の許可をいただいておりますので、ご了承ください。  まず初めに、この通告書を出したのは5月6日であり、今日までに3週間以上ございます。その間、いろいろな国の動きがありました。それを踏まえ、過去を振り返りながら、今後のことをお聞きいたします。  質問件名1、生徒、児童及び園児のコロナ感染関係全般について。新型コロナウイルス感染が始まり、3年目となった。そして、このコロナ禍の2年間で、私たちの生活は大きく変わってしまった。感染症対策においても、各自治体様々であり、それにおいても様々な動きがあります。越生町でも子どもの未来を考える会が発足し、若い皆様が子供たちの未来を心配し、活動が始まりました。そこで、生徒、児童、園児に対し、それぞれの町のお考えや対策等をお聞きいたします。  なお、今回の質問全て、発達によって回答が違うと思われるので、生徒、児童、園児、全部に対して各課にお聞きいたします。  (1)、マスク着用について。ア、越生町独自の子供たちに対する感染症予防ガイドラインはあるのか。あるとしたら、このガイドラインでは、子供たちの小中学校や園のマスク着用規定はどのようになっているのか。ないなら、なぜないのか。  イ、気候の状況等により、マスク着用により健康被害があったことはあるのか。あるなら何件、どのような健康被害があったのか。その際、どのような対処をしたのか。  ウ、特に夏や梅雨の熱中症は、命にも関わる危険もあり、コロナ同様怖い。どのようにこの2年間対処してきて、今夏はどのように指導していくのでしょうか。  エ、越生町並びに他市町村でも、マスク着用に苦しみ、学校、保育園、幼稚園に行けない子もいます。体格や平熱の違いでも、暑い、寒いと個人差もあります。マスクを着けていないと逆に不安な子や、着けなければならない子、またマスクがつらいと思っていても言えない子やマスクが着けられない子など様々であります。このような多様性を町はどのようにお考え、指導していますでしょうか。  オ、登下校、体育、部活、お散歩、お昼寝、外遊びなどのマスク指導はどのようにしておりますか。  (2)、コロナ感染症に伴う小中学校、園児の活動の制限についてをお聞きいたします。その時代はそのときしかありません。幾らコロナとはいえ、子供たちの活動を狭めてはならないと思います。そこで、子供たちの活動の変化をお聞きいたします。  ア、コロナ前とコロナ後で簡略したこと、中止したなど、町判断で活動の縮小や中止をしたことはありますか。また、部活動等の大会など、町ではなく、縮小や中止になった行事はどのぐらいありますか。そのときの町の対応(子供たちに対する説明)は、どのようにしていたのでしょうか。  イ、コロナ3年目で、コロナはまだ収束はしておりませんが、1年目や2年目と活動を少しずつ広げる気はありませんか。あるなら、どのような活動をどのように考えておりますでしょうか。King&Princeも東京ドームで初の3万人コンサートを開催したとのことです。川越祭りも開催され、越生町の規模とは大きく違います。あちこちで活動も再開されていることも鑑み、子供たちの今後の活動制限について、町の方針はいかがでしょうか。  ウ、コロナ時代で、行政に関わる子供たちに対するコロナ対策事業全てに対し、園児、児童、生徒の声を聞いておりますか。聞いているなら、どのように聞き、その声をどのように生かしているのか。例えばマスク着用の件、給食、部活、体育、お散歩、お昼寝等です。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) おはようございます。それでは、木村議員さんの質問件名1、生徒、児童及び園児のコロナ感染関係全般について、学務課から小学校、中学校の対応についてお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(1)のマスクの着用についてのアでございますが、「子どもたちに対する感染症予防ガイドライン」については、文部科学省より、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」といった学校の衛生管理に関する具体的な事項について作成されたマニュアルがございます。越生町独自で作成しているものはございませんが、各学校へは本マニュアルや埼玉県教育委員会からの通知、越生町教育委員会定例校長会にて説明している学校管理についてのお願いをする通知等に沿って、またそのときの越生町近隣の感染状況に応じて学校運営を行うようにお願いしております。  したがいまして、マスクの着用規定については、小学校、中学校それぞれこれらのマニュアルのとおり、「人との間隔が十分に取れない場合は着用する」、「十分な身体的距離が確保できる場合は、着用の必要はない」、「気温・湿度等が高い日には、熱中症などの健康被害が発生するおそれがあるため、マスクを外す」、「体育の授業においては、着用の必要はない。ただし十分な身体距離が取れない状況で、十分な呼吸ができなくなるリスクや熱中症になるリスクがない場合には、マスクを着用する」、「登下校において、気温、湿度等が高い日には、屋外で人と十分な距離を確保できる場合には、マスクを外すよう指導を行う」としております。  また、学校生活の場面で、「小学生など自分でマスクを外してよいかどうか判断が難しい年齢の子供へは、積極的に声をかけることが大切である」とされております。  越生町独自のガイドラインについては、先ほど申し上げましたとおり、文部科学省マニュアル、県の通知、越生町教育委員会の学校管理をお願いする通知等を受けて各学校が教育活動を行うことで十分であると判断し、作成はしておりません。  次に、イについてでございますが、小学校、中学校ともにございません。  次に、ウについてでございますが、小学校、中学校ともに、新型コロナウイルス感染症の実態についての情報が少なかった2年前から、気温や湿度等が高い日は、屋外で十分に人との距離が保てる場合には、登下校や体育の授業におけるマスクの着用はしなくてもよいと呼びかけておりました。また、屋内では、換気をしつつ、冷房のある教室等で学習するようにしておりました。この夏においても同様に、個別にも積極的に声をかけ、健康被害が起こらないように指導してまいります。  次に、エについてでございますが、小学校、中学校ともに、体格差や性格等様々な個人差がございます。先ほどから申し上げております、マニュアルの全てを守らせなければいけないということではなく、教育の基本に立ち返り、子供たち一人一人の悩みに寄り添った指導ができるよう、学校全体の教育相談体制を整えてまいります。  次に、オについてでございますが、先ほども申し上げましたが、登下校においては、小学校、中学校ともに、気温、湿度等が高い日で、屋外で人と十分な距離を確保できる場合には、マスクを外すよう指導しております。また、体育の授業においては、小学校、中学校ともにマスクを着用しなくてよいと指導しております。また、中学校の部活については、体育の授業と同様の指導をしております。  続いて、質問の要旨(2)、コロナ感染症に伴う活動の制限についてのアについてでございますが、国からの臨時休校の要請を受け、令和2年3月2日から越生町の小中学校が臨時休校となった後の状況でお答え申し上げます。  令和2年3月2日から3月22日までを臨時休校とし、3月23日、24日、25日を学年のまとめを行う登校日といたしました。この間の卒業式については、卒業生と教職員のみで行うなど、参加人数や式の時間を短縮して実施いたしました。3月26日からは春休みとなり、その後令和2年度を迎えましたが、国の非常事態宣言の発出に伴う埼玉県知事の要請を受け、5月6日まで休校が延長され、さらに再延長し、5月31日までが休校の期間となりました。  この間は、各学校では、子供たちへ課題を与えたり、学校施設を一部開放したりして、子供たち生活習慣等が乱れないように学校再開に向けた準備を行いました。6月1日より学校が再開されましたが、感染症対策による活動の縮小や行事の中止などを行いながら、教育活動を展開いたしました。  町や学校の判断で簡略、中止した主なものを申し上げますと、運動会や体育祭は参加人数の制限や時間の短縮を行い、小学校の修学旅行は日帰りといたしました。中学校の運動部の大会については、全国大会が中止となったことに伴い、予選会が中止されました。学校では、一生に一度となる行事が数多くありましたので、子供たちの心情に寄り添って、行事の内容の変更についての説明を行いました。  令和3年度より、国全体でのワクチン接種率の増加や感染予防の状況が明らかになってきたということ、学校においては、オンライン授業の体制が整ってきたことなどにより徐々に、基本的な感染症予防を徹底した上で、さらに陽性者が出た際の臨時休校の処置対応を徹底して、教育活動を実施する方向となってまいりました。  しかしながら、コロナ前のような規模での学校行事の実施の見合せや感染リスクの高い給食時の黙食を続けることなど、感染が広がったときのリスクも踏まえながら、その都度教育活動に関する内容は協議しております。  次に、イについてでございますが、小学校、中学校ともに先ほど申し上げましたとおり、子供たちの学びを止めないという考えの下、また子供たちにとって一生の思い出となる行事を実施したいという思いの下、その時々の感染状況を踏まえて、総合的に学校とともに判断してまいります。  次に、ウについてでございますが、コロナに特化したアンケートで子供たちの声を聞くことは現在行っておりませんが、各学校で子供たちに定期的に行っている生活アンケートや毎日の連絡帳等でのやり取りをうまく活用して、子供たちの今抱えている悩みを聞き取れる体制を整えてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) おはようございます。木村議員さんの質問件名1について、子育て支援課からお答え申し上げます。  ご質問の園児の状況として、越生保育園の状況についてお答え申し上げます。初めに、質問の要旨(1)のア、町独自の「子どもたちに対する感染症予防ガイドライン」についてでございますが、新型コロナウイルス感染症予防につきましては、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」、「保育所等における新型コロナウイルスへの対応にかかるQ&A」、埼玉県の「保育所等・放課後児童クラブの基本的な感染対策」のリーフレットに基づき、感染対策を行っており、町独自のガイドラインは定めておりません。マスクの着用につきましても、これらに基づき行っております。  内容としましては、「マスクの着用が無理なく可能と判断される子どもに限り、可能な範囲でマスクの着用を勧める」、「2歳未満の子どもには着用させない」、「マスクの着用を勧める場面としては、室内で子どもたちの密集が避けられないような場面が考えられ、子どもに目が行き届くような場面に限ってマスクの着用を勧める」などでございます。  町独自のガイドラインを定めていない理由につきましては、国のガイドライン及び埼玉県のリーフレットにおいて、感染症対策が具体的に細かい部分まで記載されており、現場の保育士が混乱なく対策を行うことができる状況であるためでございます。  次に、イのマスクの着用による健康被害についてでございますが、健康被害について把握しているものはございません。  次に、ウについてでございますが、夏や梅雨のマスク着用について、一昨年及び昨年は、子供たちの表情、顔色が見えにくいこと、また熱中症の危険性があることから、園児はマスクを着用しておりませんでした。  園児のマスクの着用につきましては、令和4年1月25日付の保護者宛て通知で、新型コロナウイルスオミクロン株)の感染力が高く、幼児への感染も増えてきていること、日中の気温が低く熱中症の危険性が低いことから、3歳以上児に可能な限りマスクの着用のご協力をお願いした経緯がございます。  今年の夏につきましては、気温や感染状況、また熱中症の危険も考慮し、園児の状況を常に把握しながら対応してまいります。  次に、エについてでございますが、3歳以上児のマスクの着用につきましては、強制ではなく、可能な範囲のお願いとなっております。感覚過敏など園児の体の状況から、マスクの着用が難しい場合など様々なケースがございますので、保護者と相談しながら、園児一人一人の状況に合わせ、対応してまいります。  また、町内の私立幼稚園及び私立保育園に現在のマスクの着用状況を確認しましたところ、各園とも3歳以上児は感染対策のためにマスクを着用しており、着用に当たっては、子供本人、保護者の意向に沿い、可能な範囲でお願いをしているとのことでございます。  マスクの着用につきましては、町から各園へ直接指導を行うことはございませんが、引き続き情報を共有しながら、効果的な感染対策を進めてまいります。  次に、オについてでございますが、登降園時は、保護者、園児ともにマスクの着用をお願いしております。保育時間中、3歳以上児は基本的にはマスクを着用しておりますが、戸外での運動、お昼寝時はマスクを外しています。昼寝時にマスクは着用しておりませんが、隣り合う園児の頭と足の向きを交互に配置し、工夫しながら感染対策を行っております。  保育士は、常に園児一人一人の状況を確認しながら、臨機応変にマスクを外す等の声かけを行っております。  次に、質問の要旨(2)のアについてでございますが、初めて新型コロナウイルス感染症の影響を受けた令和2年度は、情報も少ない中で、行動や活動の制限をし、行事なども中止せざるを得ない状況でございました。  プール遊びにつきましては、令和2年度から西門側に設置されているプールを使用しての実施はできておりませんが、園庭、テラス、砂場などで水遊びを行っている状況でございます。  行事につきましては、保護者会の意見を伺いながら、戸外で行う、少人数にする、子供たちの間隔を空けるなどの工夫をして、可能な限りコロナ以前と同じように行っております。  具体的には、保持者の保育士体験は、戸外で1時間程度とし、1日当たりの保護者数を少なくし、発表会、運動会はクラスごとに行い、保護者の参加人数を2名までに制限いたしました。  また、卒園式は、卒園児と保護者、職員のみで実施し、入園式は式として一同が会する形ではなく、各入園児親子が時間差で登園し、写真撮影やお祝いの言葉を受けました。いずれも保護者の参加人数は1名までとさせていただきました。  次に、イの活動を広げることについてでございますが、今年度は、感染状況を踏まえながら徐々に、保育園に外部の方を招いて行う研修などを実施してまいりたいと考えております。  次に、ウについてでございますが、コロナ禍にかかわらず、越生保育園では、主体性の保育、子供が主役の保育園になるよう、日々の生活、遊びや制作活動、行事に工夫しながら取り組んでおります。コロナ対策事業に対して、子供たちの声を聞き、反映できるように努めておりますが、難しいこともございます。今後も子供たちの様々な気持ちを受け止められるよう、努めてまいります。また、保護者会との連携を密にし、保護者の意見を伺いながら保育を行ってまいります。  今後も適切な感染対策を行いながら、子供たち保育園生活がより充実したものとなるよう、安全、安心な保育に努めてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) それでは、再質問させていただきます。  まず、健康被害がない、ありませんということに、すごく疑問を感じます。本当に頭が痛くなったり苦しくなった子はいないのですか。そこをきちっと子供たちの声を取るというのは、やはり大事なのではないでしょうか。  それはそれとして、小平市では、子どもの豊かな育ちのための会が発足し、保護者たちの悲痛な叫びの解消に立ち向かったそうです。小平市議会も、市立小中学生の健全な成長、発達のための教育活動を求めることについて、マスクが着けられない子供を認めてなどの内容の請願を出し、賛成全員で採択されております。マスクを着けられない子供を差別しないよう指導することなどを求めたものです。また、給食時の黙食やマスク会食についても、見直すよう求めております。令和3年の11月上旬より保護者が動き、署名をし、令和4年2月末に採択し、令和4年の4月からは実施しているそうです。  短期間での請願までの道のりは大変だったと聞いております。しかし、苦しんでいる子供たちにとっては、長い、長い時間だったことでしょう。今少しずつ学校に通えるようになったということでございます。大人が本気で考えなければならないことです。  昨年2月、マスク着用で5分間走の体育授業を受けていた小学校5年生の男子が、大阪で亡くなりました。学校側は、マスクを外してもいいが、心配なら着けていいよと指導していたそうです。これは、やはり国基準ですよね。今町基準はないというふうにどっちも言っていましたけれども。  これを受けてなのか、昨年の5月スポーツ庁は、体育でマスクは不要との通知を出したそうです。しかし、こうやって亡くなっているにもかかわらず、児童が希望する場合は否定しないという通知も出しております。  この大阪の死亡事故に関しては、学校事故調査委員会の報告書には、事故原因となり得る瑕疵は認められないという結果が出ております。ましてや事故調査委員会で医学的な検証は諮問内容に入れていないとのことでございます。ということは、亡くなった子供さんの責任ということなのでしょうか。  サッカーが大好きな元気な子で、疾患等もなかったそうです。この子の父親は、悲痛な叫びをしています。体育の授業中はマスクを外す指導の徹底が必要だ。子供に判断を委ねるべきではない。運動中のマスクの危険性を広く知ってもらいたいとのことです。  先に言っておきます。越生町でこんなことは絶対あってはならないのです。  今日、8時40分頃、私はこちらに向かってきました。全校生徒だと思います。外で何か運動をしていました。止まって見てみると、マスクをしている子、していない子が混在していました。外で言葉を発しなければ、距離を2メートル取れば、マスクを外していいのですよね。だったら、校庭は広いですから、互い違いにでもして、並ぶ工夫をして、2メートル離せばいいだけではないかなと思って見ておりました。  越生町の小学生に聞くと、体育でマスクの指示はないと思うけれども、マスクをしなくても何も言われないから外しています。曖昧でよく分からないとのことでした。  そこで、お聞きします。小さい学年の子供たちにも、どのクラスの子にも分かるように説明し、同時に保護者にも説明し、体育または運動時の、もちろん部活も含めます。マスクについて、しっかりと越生のスタンス、越生の指針を明確にすべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、木村議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  マスクの着用に関して、国の動きも大分、5月になってから、特に学校生活における児童生徒のマスク着用についてというような通知で、文科省のほうから、再度改めて、先ほど答弁で申し上げたとおり、身体的、対話の少ない場合についてはマスクは外していいというふうな状況になっております。  こちらにつきまして、各学校は保護者にしっかり説明をすることというふうな通知もございまして、やはり木村議員さんがおっしゃるとおり、家庭での指導というのは子供たちもございます。あると思いますので、こちらは共通認識が図れるようにしてまいりたいと思います。  先ほど越生町独自のというようなお話がございましたが、先ほどのガイドラインは作成していないというようなお話がありましたけれども、越生町独自で、校長会等で、学校管理についてのお願いをしている通知というのがございます。その中で、特に新型コロナウイルス感染症の対応について、例えば3点お願いをしているところです。  まず、陽性者を発見したら、初期対応をしっかりして、学校教育を継続してくださいというようなこと。また、マスクの着用についても、今後詳しく指示したいと思っているのですけれども、例えばマスクを着用していることによる熱中症のリスクとマスクを外すことによる感染症のリスク、こちらを踏まえながら適切に指導、また保護者にもしっかり周知をしてくださいというふうに具体的に指示をしたいと思っております。  いずれにしましても、子供たちの自由というか、マスクを外したくないという子も実際いますけれども、ただ一人一人見ていくと、そうは言っても、顔色とか学校の体育の授業の様子によっては、かなり激しい運動は、よく注視して見ていかないと、強制的に外すではないですけれども、そういった指導も実際必要になってくるかと思われます。それらも総合的に踏まえまして、学校に指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 最近文科省は、マスク着用に対する指針を各都道府県教育委員会に通知したということですよね。例えば体育、登校時もマスク不要。そして、2メートル以上距離を取れる場合、会話のある屋内ではマスク推奨、屋外は必要ありません。会話がない場合は、屋内、屋外、必要ないということになっております。また、2メートル以上距離が取れない場合で、会話のある場合は、屋内、屋外ともマスクを推奨、会話がない場合は必要なしとのことです。  こんなことしか国は言ってこないのです。国基準はいいのですけれども。これを見て町は判断し、子供たちに指導していくわけです。倒れなくても息苦しい子、頭が痛い子、頭の重い子などが、2メートル以内の会話のある授業をしていたらどうするのですか。  坂戸市のある先生は、苦しかったらマスクを外すよう子供たち全員に指導しているそうです。先日も、先生、頭が痛いと言ってきてくれたそうで、マスクを、では鼻マスクにすぐしなさいと指導したところ、だんだんその子は落ち着いてきたそうです。しかし、その先生はなぜ、自分のポリシーであるマスクを取れではなく、鼻マスクをするよう指導したのでしょうか。公立小学校の先生のストレスは、ここにあるのかと感じた瞬間でした。  このように言える子供さんはまだいいのですけれども、なかなか言い出せないで頑張ってしまう子、越生町にはたくさんいるということが今よく分かりました。言えない子に対しての対応も、しっかりとその子供の声を聞くことは必要だと思います。  先日、蒸し暑い日、町内の男の子が、一人で坂道を上り下校しておりました。今ランドセル自体の平均の重さは1.1キロから1.3キロ、またここ15年で教科書の重さは約2倍に増え、さらに小学生の3人に1人は全国的にもランドセル症候群になっているとのことです。  ランドセル症候群とは、体に合わない大きさや重さのランドセルを背負ったまま長時間歩き通学することで、心と体の不調を表す言葉です。筋肉痛や肩凝り、腰痛など、身体異常だけでなく、通学自体が憂鬱に感じ、行きたくないと気持ちの面まで影響を及ぼす状況を指します。  ランドセル症候群は、健全な発達を阻害するリスクもあるのではと言われております。ある企業の調査によると、小学校1年生から3年生とその保護者1,200人を対象に意識調査をしたところ、小学生の90.5%がランドセルが重いと感じていることが判明しました。そして、ランドセルの重さは、平均約4キロとのことです。  これを見てください。これは、5キロの米を1キロ抜いているから、これが4キロです。この4キロの米を背負って、そしてマスクして、それをあの坂道を上がっていたわけです。  それで、その子に、「なぜマスクをしているの。僕一人だから、何でマスクしているの。学校にマスクしてと言われたの」と声をかけたところ、ご家庭の方針だということが分かりました。子供たちはとても素直です。コロナになりたくなければマスクをしなさいと言われたら、どんな状況下でもこうやってするのです。  また、小学校1年生の子が、重くて、やっぱりこれをしょっているのです。水筒も入っているわけです。重くて、転んだときに手がつけなかったそうです、重過ぎて。やはり唇を縫う手前まで切ってしまったとか、そういうことが実際起きています。  とにかく保護者は今静かというか、子供たちが何もないと思っているというのではないのです。ちゃんとあるのです。それが、マスクを着用しているのか、ランドセルが重いのか、ただそこだけがうやむやになっているだけなのです。そもそも子供たちが、臨機応変という言葉、判断できますでしょうか。  もしこの男の子が、坂道を上る途中で具合が悪くなってうずくまったとしても、お母さんはマスク外しては駄目ですよなどと言いますかね。だから、やはり一人で下校しているわけなのです。まずは、そんなことは親も言わないと思います。もしかしたら保護者は、コロナ感染防止とともに、マスクを外すことに罪悪感があるのではないかなとも思います。  例えば様々な理由でマスクを着用しない、マスクができない、そのような人たちに対し、社会の同調圧力がノーマスク差別となって襲います。私たちもそうです。スーパーにしゃべりながら入りますか、一人で。しゃべりながら買物しますか。だけれども、マスクを着けていなければ、外から圧力がかかって、やっぱりマスクを着けて中に入ってくださいと言われてしまいます。  また、肌が敏感でマスクができない園児が、お友達のご家庭の指導により、そのお友達に、コロナになってしまうから、○○ちゃん、近づかないでと言われ傷ついたり、ある県外の高校生は、マスクが体質的になじまなかった。マスク着用ができなければ、コロナ感染対策が徹底できないという理由で教室から追い出し、別室で授業をしていました。そればかりか、学校幹部が全校生徒に向けて、高校生になっても分別がつかない生徒がいると糾弾をし、その生徒はいづらくなって自主退学したという事例もあるそうです。小さい子供さんから大きい子供さんまで、つらい思いをしている子がいるわけです。  そこで、お聞きいたします。子供たち、園児、児童、生徒の声、どのようにこれから拾いますか。もう一度確認させてください。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕
    ◎学務課長(関口学君) それでは、木村議員さんの再質問に学務課からお答え申し上げます。  先ほどから、子供たち、校庭でたくさんマスクしている、していない子もいたり、またすごく荷物が重い中、登下校して、それも外している子も外していない子もいて、また家庭の方針もあったりだとかして、とても子供たち自身では判断できないような状況があるというふうな状況でございます。こちらの通知というか、家庭全体、国民全体も、今話題となって、マスク着用については考えている時期になっているかなというふうに思っております。  こちらのマスクの着用の方針というのを、特に会話がない場面については着用する必要がないのだというような、その周知をしっかり家庭にする必要がまずはあるかなというふうに考えております。その上で、子供たち一人一人の悩みというか、黙食が嫌なのだとか、もっと楽しく食べたいのだとか、もっと行事やりたいのだとか、そういった声を聞けるような体制、まずは生活アンケート、様々な観点からのアンケートを定期的に行っております。  そちらに書けない低学年とか、そういうのもいるかなと思うのですけれども、そちらについては、担任の先生を中心に、しっかりまた聴取していくような体制というのですか、きめ細やかな指導ということで、幸いなことに越生の小学校低学年は、20名以下で各それぞれのクラスやっております。また、支援員さんも配置して、そういった部分もしっかり見取れるような体制、また中学校ですと、毎日生活記録を書いていたりとか。  学校に聞いたところ、本当に先生は、毎日その子たち一人一人の顔色ですかね、そういうのを見て、ああ、ちょっとおかしいなとか、そういったのも見取って声をかけているというようなこともございます。そういった視点で、今言った視点でしっかり、悩み、そういうものが聴取できる、そして相談に乗れる、そういう体制をぜひ整えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) 木村議員さんの再質問に子育て支援課からお答え申し上げます。  小学校就学前の児童のマスクの取扱いにつきましては、令和4年5月20日に厚生労働省のほうから通知がございまして、マスク着用の考え方及び小学校就学前の児童の取扱いという形で示されました。  2歳未満の乳幼児は、引き続きマスクの着用は勧めない。2歳以上の子供に対しては、オミクロン株対応策以前の対応に戻すとされています。  越生保育園でのオミクロン株以前の対応につきましては、当然2歳未満の乳幼児はマスクは着用しておりません。2歳以上児に対しましては、希望があれば保育中のマスクの着用も可能ですというご案内をしておりました。それにより、マスクを着用していたお子さんもいた状況でございます。  今、この戻すということで、保護者の方に通知を準備しているところでございますが、基本的には保育、現在も外遊びではマスクは着用しておりません。室内においてはマスクを着用している状況でございましたが、これにより、保護者の方からの要望で、マスクを着用する園児がいた場合には、やはりそこは慎重に園児の様子、体が熱くなっていないか、顔色を見たり、あとはお口が見えませんので、口の中に異物が、そういった呼吸が苦しくなっていないかというのは、より慎重に把握してまいります。  保育の中での園児の声につきましては、やはりかなえられることは園児の、小さい未満児だと難しいと思いますけれども、3歳、4歳、5歳ですと希望も言えると思います。もし言えない子がいる場合にも、保育士がそこは酌み取って、その子供たちに寄り添って、丁寧な対応ができるようにしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 今のご答弁、本当にそれを実施していただきたいと思います。  医学的見地から言うと、マスクを外すことを推奨しているとのことです。他人の目を過剰に気にし、同時に、他人への目が必要以上に厳しくなっているのが現状です。だが、少なくともしっかりと町の指針を分かりやすく周知し、保護者と子供たちがよく相談した上で、マスクに対する考え方の選択の自由は確かに常に認められるべきだと思います。しかし、マスク着用のリスク、ここの部分について、しっかりと伝えなければならないと思います。  例えばゼロ歳、1歳、2歳、そういう小さい子は、1歳くらいまでの時期の赤ちゃんとの接し方に、とにかく注意が必要だと言われております。この時期、1歳ぐらいまでの時期は、いろんな人の顔やその動きを見て表情を学ぶと言われております。そのとき重要なのは、目と鼻と口と言われております。そこから喜怒哀楽を学習し、そうして身につける顔と表情を区別する能力は、その後、相手の気持ちを理解する能力の土台となると京都大学の教授は言っております。赤ちゃんが表情に触れる機会を増やしていくことが大切とも先生はおっしゃっております。  赤ちゃんが表情に触れる機会について、町の見解をお聞かせください。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  木村議員さんがおっしゃいますとおり、ゼロ歳、1歳、2歳のお子さんは、マスクのついた保育士の顔しか知らないと思います。やはりマスクは目しか見えませんので、そこを、保育する際で、保育士たちは気持ちを言葉にして表したり、声のトーンを変えてみたりと工夫をして保育に当たっております。  やはり保育士がマスクを外して保育をするというのが、まだちょっとそこは踏み出せない状況がございます。ですので、少し離れたところでお顔を見せるなどということは考えられるのかなと思いますが、やはりご家庭でのコミュニケーションをよく取っていただくということが今は。また、感染状況によりまして、オミクロン株が非常に感染力が高かったということですので、こちらのほうの感染が落ち着いたときには、マスクを外して保育ができるような環境をどのようにすればつくれるのかというのも考えてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) ほかの保育園で、フェースシールドやマウスシールドをつけているところがあるのはご存じでしたか。もちろんそれにも同じようにリスクはあるのですけれども、そのように先生の顔を、マスクを取らなくても、違う形で先生の顔をちゃんと表現している園だってしっかりありますから、そういうことも含めて、何ができるか。例えば声を出さない保育士さんなんて、ほとんどいないと思いますけれども、例えばこの環境のときにはフェースシールドに切り替えるだとか何かできないですか。そういうことも含めて、一度お考えいただければと思います。  それと、再質問の2です。まず、プールです。プールをお聞きいたします。小学校、中学校、中学校なんかは修理したりなんかして、本当に前向きにいろいろと、コロナ前に戻そうというふうな、実は努力はすごく見えております。今回スキー教室なんかも、よくあの状況で行ったなと。よその市町村の保護者に言うと、感心していました。本当にそういうところは、やっぱりすごいなと思います。  それで、プール状況で、先ほどのご答弁で、越生保育園はプールの、西側に設置されているプールは使用しておりませんということだったのですが、なぜ使用していないのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  プール遊びでございますが、西側のプールを、コロナが始まってからは、プールの中は感染のリスクはないということでしたが、やはり着替えですとかプールサイドが密集してしまうということで、実施がされなかった状況だと聞いております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 例えば山吹保育園にお聞きすると、去年も今年もやっております。それは、今年なんかは、多分もうすぐだと思いますけれども、保護者に声をかけたところ二十何人も、プール掃除をするそうなのですけれども、今年も掃除をする。そして、二十何人も集まって、みんなで掃除しながら、子供たちのためにプールをするそうです。  みどり幼稚園さんも、去年はプールを買ったそうです。そのプールもビニールプールで、噴水がヒューッと、プールのところからヒューヒュー、ヒューヒュー出るようなのがあるらしいのですけれども、それを2つ買って、今年は通常どおりに戻すそうです。  それも今回、今の話だと、着替えがどうのこうのとか、そういうのも人がいないからできないということではないのですか。今まで等考えてみれば、それは言い訳で、子供たちにどうやったらそのプールを使ってプール遊びをさせられるかというふうに考えるのではなく、大人都合ではないかどうかお聞きいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  2年前のコロナの感染のときには、様々な行事を行っていなかったという状況で、利用しなかったという経緯があったようでございますので、おっしゃるとおり、大人の都合と言われれば、そうかと思いますが、保護者会の意見も聞いて、保護者の了解を得て実施をしなかった状況でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) ということは、今年も保護者会に聞いて、会長さんに聞いて、そして実施しないということでお間違いないですよね。  それと、そのプール、たしか梅園保育園もそうですけれども、プールには点検が必要だと思います。あそこは、たしか水を循環するような、学校と同じような機能がついていたと思います。その循環するような、そういう費用というのかな、点検費用というのかな、そういうものはしっかりと計上した上で、プールを実施しないということでよろしいのですね。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑貴美枝子育て支援課長。          〔子育て支援課長 岩﨑貴美枝君登壇〕 ◎子育て支援課長岩﨑貴美枝君) それでは、再質問にお答えいたします。  おっしゃるとおり、点検費用は必要になるものでございますが、点検費用のほうは計上されてはおりませんでした。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) ということは、もう去年の予算取りの段階で、プールはやらないというのが決まっていたということですね。そんなことはあり得ないではないですか。今年どうなっているか分からないわけですよね。子供のために何ができるか、何をしてあげるか、先に考えたらどうでしょうか。  時間がないので、先に行きますけれども、越生小学校、梅園小学校の小学生の声を拾ってきました。例えばマスクは息苦しいからしたくない。特に教室内、体育は、特に指示はないけれども、マスクは着用しなくても何も言われない。曖昧で本当によく分からない。社会科見学に行きたい。運動会の短縮や競技の縮小等ですごく寂しい。学校で大声を出したい。お祭りをやってもらいたい。そして、保護者は、応援合戦がすぐに終わってしまったので、何だか寂しかった。3年生以下は、マスク取りたい。お年頃の高学年は、マスクに慣れてしまったので、顔を出すのが恥ずかしい。暑い日のマスクは気持ち悪い。汗でマスクがぬれて、嫌だ。でも、コロナになるのは嫌だ。友達とマスクなしで話ししていいのかなと心配。保護者からは、運動会は、地域の皆様や来賓はコロナ対策で入れなかった。しかし、運動会のお昼御飯は親と一緒に食べることとなっていた。そして、都合のつかない保護者の子供さんは、お友達の家族と一緒に食べていた。梅小ですね、食べていたそうです。そういう……何がしたいのか分からない。  人は呼ばない。でも、御飯はみんなで食べていいよ。校庭で風通しがよく、広いとはいえ、お弁当を食べるときは、人と人との距離がまず近いです。人数制限がなかったので、別宅に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃん、いとこやお友達も招待してお弁当を食べていたということ。私は、コロナ前に戻ったみたいで、とてもいいことなのではないかなと実は思ってしまったのです。  反面、保護者は、競技以外はマスクは、子供たちが着用の義務化のようになっており、密ではないのに、距離が取れていてもマスクは着けるように指導しておりましたということです。まだ息がハアハアいって呼吸が整わなくても、マスクをする姿を保護者は見ていました。このような環境下の中で、感染予防を徹底していたのか。少しでも緩和していくのか。もう何が何だかよく分からないとのことでした。  昨日の教育長の行政報告では、感染対策をしっかりして運動会を行ったとのような報告だったと私は記憶しております。これは、もう保護者も混乱しています。ですので、ぜひここで一回整理しまして、ちゃんと分かりやすく保護者、子供さんに、どうやったら一番いいのかをやはりここはしっかりとまとめて、越生のガイドラインではないけれども、越生の指針をしっかりと見せていただきたいと思います。  そして最後に、お祭りやってほしい。これは悲痛な叫び。これは子供だけではないのです。大人もです。そこで、町長にお聞きいたします。  越生祭りは、ああいう理由で今回なくなりました。ほかにもこれから、灯籠流しさんはやるという方向で行っているそうです。これから梅園コミュニティー祭り、あと文化祭、産業祭等いろいろと、梅林とかあります。それに対し、小さなお祭り、大きいお祭り含めて、お祭りに関して町長の見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 木村議員さんのご質問はもっともだと思います。これは、皆さんの健康というか、子供の健康に関して、マスクしたほうがいいとか、臨機応変に取るとか、両方意見は一致しているのだと思います。一番重要なのは子供さんの健康と。コロナにかかってしまって後遺症が残ってしまったら大変だと、こういう考えもありますし、マスクをして健康被害が生じては大変だと。おっしゃることは、両方一致しているのではないかなというふうに思います。  お祭りの件なのですけれども、川越祭りは先ほどやると、こういうふうにおっしゃっていました。私も学校が川越ですので、知り合いがおります。聞いてみましたらば、川越は今年で市制100周年だと、こういうことで非常に燃えております。そういう関係で多分、多分ですが、川越祭りはやるのではないかなというふうに思っております。  新型コロナウイルス、これはパンデミックで、いまだかつて人類が経験したことのないものです。ですから、これはいろいろな治験等を積み上げて、後でまた総合的に判断して、こういう場合はこういうふうにすればいいのだと、こういう検証なり何なりを医学界においても、民間においてもすべきで、今後の指針が出てくるのではないかなと、こういうふうに思っております。  それで、そのときのコロナの変異ですね、相手も非常に変異してきますので、その変異が、感染力が強いけれども、重症化リスクはあまりないと、こういうのであれば、それなりの対応ができる。しかしながら、感染力が強くて、それから重症化リスクが高いと、こういう株が発生しますと、それに対する対応が非常に必要になる。サル痘とかという、また別なものも出てきているようですけれども、いろいろなことを慎重に判断する必要がある。  以上のことを前提としまして、小さなお祭りといいますか、そういうものは徐々に、ウィズコロナの時代ですので、私は初めから中止ありきではなくて、やっていく必要があるのではないかなと、こういうふうに思っております。  越生祭りにおきましても、初めから中止ということではなくて、何とかできないかなというふうにいろいろ検討をしておりました。7,100万円もの補助金をいただきまして、山車等を修理することができます。絶好の機会ですので、山車の修理、そのほかに獅子舞とか里神楽もあります。山車の幕のほうの新調というのもありますけれども、そういうものをする必要がある。  山車がない状態でのお祭りというのは、ちょっと考えられないというか、そういうこともありますし、警察のほうの交通規制と、そういう、山車がない状態でのことは交通規制はできないのだと。ですから、越生祭りという名を冠したお祭りというものはできないと、こういうことで、これは皆さんの、実行委員会を開いての委員さんの表決の結果の結論でございます。  小さなお祭りは、そのときの株の変異の状況を見ながら、何か月もの先のことを今これで決定するのは非常に難しいわけですけれども、そういうことを見ながら決定していきたいと。初めから中止ありきではありません。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで木村好美君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前10時37分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時50分) △発言の訂正 ○議長(宮島サイ子君) ただいま関口学学務課長より発言の訂正の申出がありましたので、これを許します。  関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、学務課より発言の訂正をさせていただきます。  先ほど木村議員さんの一般質問の中で、最初の答弁で、私は、「国の非常事態宣言の発出に伴う」というふうに発言しておりました。正しくは「国の緊急事態宣言の発出に伴う」ことでございます。おわびして訂正申し上げます。よろしくお願いいたします。                                                     ◇ 水 澤   努 君 ○議長(宮島サイ子君) 11番、水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 11番、水澤努。議長のお許しをいただきましたので、一般質問を行わせていただきます。傍聴の方におきましては、どうもご苦労さまです。  今回の一般質問につきましては、件名1つだけです。森林環境教育の企画をアースデー東京に出展したらどうかということです。基本的には、将来的なことばかりの話なので、ある幾つかの点について確認できるならば、大体私の一般質問も完了できると思います。  この一般質問をする基本的な、将来のことにわたってのお話なのですけれども、根拠というのは、この間、1人目の地域おこし協力隊で永島さん、活躍していると思うのですけれども、その地域おこし協力隊の私なりの総括があります。というのも、契約の形が委託契約という形で、自主性を重んじてやっている形になっていますけれども、そういう中で自分で越生町を知ってから何か見つけていくという形での、第1回目なので、やはりそれは、そういう形にはなっていったと思うのですけれども、何せ3年という短い期間なので、やはり最初から大枠のミッションというがぜひ必要であり、そういう中で当初からやっぱり遺憾なく能力を最大限活用できるような形での展開というのが必要だと思われますので、そうした点を鑑みて、将来にわたる話なのですけれども、質問を行っていきたいと思います。  (1)、町外を対象に行っている町や観光協会、特産物加工研究所など、町の関係団体が行うフライヤー、チラシですね、や販促品の配布等、越生町に関連する宣伝広報活動について伺いたいと思います。この間、コロナ禍によって中止せざるを得なかったわけですが、本来であるならば、年間何回、どのようなものがあるのでしょうか。  (2)、それぞれの活動に従事する人員、配布するフライヤーや販促品などの数量は。  (3)、宣伝広報活動の費用対効果などの検証は行ったことがあるでしょうか。昔からの前例踏襲でマンネリ化しているというようなことはないでしょうか。歴史的に廃止されたものや新規に採用されたものはないでしょうか。  (4)、こうした宣伝活動は、主に不特定多数の対象者に行うものであると認識していますが、ターゲットを絞った宣伝活動というものもあるでしょうか。  (5)、アースデー、これは正式な表記は、片仮名でやる場合は「アースデイ」になるみたいです。全部伸ばしてありますけれども、正式名称は「イ」です。  アースデイという環境保護を目指す世界的な記念日についてご存じでしょうか。また、これを祝するイベントが毎年4月に行われ、特にアースデイ東京は、コロナ禍以降の集客は2万人台に減ってしまいましたが、コロナ禍以前は、毎回10万人以上の人々が集まった大規模な企画であることをご存じでしょうか。  (6)、町有林をフィールドにした森林環境教育の事業を本年度より開始する予定ですが、アースデイ東京会場にブースを出して、この事業の宣伝を行ってはどうでしょうか。エコや環境についての意識を持った人たちばかりが集まる会場です。参加する企業もエコイメージを高めるために、さらに増加すると思います。しかもSDGsの関心が高まる今日において、ますますこの企画は焦点化していくはずです。こうした絶好の場所と機会をぜひとも活用し、ターゲットを絞ったピンポイントの宣伝広報活動を行うべきではないでしょうか。  (7)、こうした企画を町単独で行うのは難しいと思いますので、宣伝広報のキャリアと実績のある現地域おこし協力隊員や近く就任するであろう協力隊の新隊員にも提案し、実行委形式なものを民間を巻き込む形で組織を形成し、ブースの運営、フライヤーの作成、展示物の作成等を共同で行えば、訴求力のある企画が可能となると思います。今の時代、民間の企業や店舗も、こうした企画への参加、協力に関心を持つはずです。ひいては、エコの町、SDGsの町越生のブランディングにもつながると思いますが、いかがでしょうか。  (8)、これからは自治体サバイバルの時代となります。そうした時代に勝ち抜くためにも、前例踏襲と平等性の担保だけに常に目を奪われがちな役場職員が、こうしたマーケティングのセオリーに基づく全く別なスタイルの活動を経験することは必要だと思います。特に将来の越生町を担う若い職員に貴重な学びの場となると思いますが、どうでしょうか。  最後に、まだ次の協力隊員も決定していない段階で、なぜこのような先走った提案を行うかについて述べたいと思います。それは、地域おこし協力隊の赴任期間が極めて短く、3年間しかないからです。昨年採用された永島さんも、既にもう折り返し点になっています。これでは余裕を持った事業計画など立てようがありません。町にやっと慣れてきたと思ったら、期限切れです。  これについては、国の制度なので、町の手の入れようがないですが、少なくとも協力隊員の持っているポテンシャルを期間中に最大限に引き出し、まちおこしに還元するための町の努力は必要です。例えばアースデイ出展に彼女の能力を投入しようと考えた場合には、本年中に準備し、来年のアースデイ出展を目指す以外はありません。今回の一般質問は、そうしたタイムリミットから逆算して考えた提案です。今から森林環境教育事業の実現と、これを越生町のブランディングと結びつけるための宣伝広報戦略を考えておかないと間に合わないと思います。  町はどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) 水澤議員さんからのご質問のうち質問件名1の(1)から(4)につきまして、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、これまで実施してきた様々なイベントは、軒並み中止となり、現在に至るまで以前の状態には戻っておりません。  コロナ禍前に、例年開催、もしくは参加していた観光PRイベントの状況を申し上げますと、町と観光協会の共催により、東武池袋駅で開催する梅・ゆずキャンペーンのほか、川越都市圏まちづくり協議会、東武東上線沿線サミット、黒山自然公園観光連盟の構成団体や交流自治体などで開催されるイベントに観光PRを兼ねて参加しており、年間20回を超えておりました。  次に、(2)についてでございますが、イベントの規模や内容によって執務者の人数は異なり、産業観光課の職員数名で参加するものから、町職員に加え、越生町観光協会、越生町商工会、越生特産物加工研究所、越生自然休養村運営協議会、JAいるま野、金融機関などのご協力を得ながら実施するものもございます。  その中でも多くの人員を要していたのが梅・ゆずキャンペーンで、令和元年の梅キャンペーンでは41名、ゆずキャンペーンでは37名の方に参加していただいておりました。これらのキャンペーンでは、2,500人分の観光パンフレットと特産品などのノベルティーを配布するとともに、生梅や生柚子、それらの加工品などを販売しておりました。  次の(3)についてでございますが、イベントの参加の可否につきましては、現状でも集客数や経済効果などを勘案して決定しており、PR効果が期待できないイベントなどは、参加取りやめなども行っているところでございます。なお、コロナ禍においても、新たな取組として、昨年大河ドラマで注目を浴びた渋沢平九郎の関連で、深谷市の大河ドラマ館でのイベントに参加いたしました。  次に、(4)のターゲット層につきましては、主に東武鉄道やJRの沿線自治体などにお住まいの方をターゲットにこれまでPR活動を行ってまいりました。今後は、コロナ禍に適したPR方法として、SNSを活用するなど、年齢層や個人の趣味趣向に焦点を絞ったPR活動にも、観光協会と力を合わせて取り組んでまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 水澤議員さんのご質問のうち質問件名1の質問の要旨(5)から(9)につきまして、企画財政課からお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(5)でございますが、アースデイは、昭和45年にアメリカの上院議員が、4月22日を「地球の日」と宣言し、学生運動や市民運動が盛んな時代に、アースデイを通して環境の抱える問題について人々に関心を持ってもらおうと誕生したもので、全米への呼びかけにより広まったとのことでございます。日本では、平成2年に第1回目が開催され、今では全国に広まり、各地でイベントが開催されており、その中で最も大きなイベント会場となっているのがアースデイ東京であるようでございます。  私自身は、大変恐縮ではございますが、このイベントを存じておりませんでしたが、平成25年12月議会におきまして、水澤議員さんから、アースデイ東京への出展についてご提案をいただいた経緯がございましたので、当時職員が、代々木公園で開催されたアースデイ東京へ視察に赴き、主催者の方からお話を伺った記録がございました。  その記録によれば、出展団体につきましては、環境保護団体やNPOなどの団体が大半を占めており、動物保護団体や健康関連、子ども子育て関係の団体なども参加し、幅広い活動団体の出展があるとのことでございました。出展経費につきましては、参加の基本料金が約30万円に加え、その他に経費もかかるとの説明を受けております。  次に、質問の要旨(6)についてでございます。アースデイ東京への出展につきましては、平成25年当時の報告内容やホームページ等で把握できる情報を見る限り、現時点で町行政の事業としては、参加を判断できる状況にはないものと考えております。  また、町有林をフィールドとした森林環境教育に関する事業につきましては、現在新たに募集している地域おこし協力隊の隊員に担っていただきたいと考えております。新たな隊員には、森林環境教育を実践できる場の創出であったり、町民や都市住民に向けた体験プログラムの企画・運営のほか、SNS等を活用した情報発信や各種イベントを通じたPR活動など、SDGsにつながる活動を期待しておりますが、どこまで可能となるかは隊員の持つスキルによるところが大きいものと思っております。  次に、質問の要旨(7)でございます。質問の要旨(6)でご答弁させていただきましたとおり、町行政が先頭となり実行委員会を組織し、参加することについては、判断できる状況にないと考えております。しかし、地域おこし協力隊の隊員が、隊員自らの主体的な活動として、アースデイ東京への賛同者を募り出展することは、隊員の活動の一環と捉えており、そのため隊員に支給される活動費の利用を妨げるものではないものと考えております。  アースデイ東京に限らず、現隊員の持つノウハウと新隊員の持つスキルがシナジー効果を生むような活動となれば、分野を問わず、訴求力が高まるものと期待できますので、隊員同士が意見交換できる機会を提供してまいりたいと考えております。  次に、質問の要旨(8)でございますが、越生町のような小規模の自治体では、若手職員が即戦力となり、日常における業務を担当しながら、休日のイベントやボランティア活動などにも参加し、それらを通じて様々な住民ニーズを肌で感じているものと思っており、小規模であるがために、そのような経験値も他自治体に比べて多いものと考えております。学びの場は多いほうがよいことは分かりますが、町の事業としてアースデイ東京へ参加することは判断できかねますので、職務命令として若手職員を参加させることは難しいものと考えております。  最後に、質問の要旨(9)でございます。地域おこし協力隊の制度は、平成21年度から開始されたもので、令和3年度の隊員数は全国で約6,000名が活躍しております。越生町におきましては、本制度の地域要件が令和元年度に緩和されたことから、令和2年度に現在の隊員を委嘱し、昨年度は町勢要覧のデザイン・編集や今年度は女性・若者まちづくり会議のファシリテーターなど活躍いただいているところでございます。  以前、地域おこし協力隊OBで総務省地域おこし協力隊サポートデスク専門相談員の講演をお聞きしました。その中で、最大3年間の活動期間について、「1年目は、地域への関わりに奔走し、自分の抱いていた理想と現実のギャップを感じる期間」、「2年目は、自分探しから、やりたいことが見つかり高揚する期間」、「3年目は、任期終了後の見通しに不安を感じてブルーとなり、任期終了直前には吹っ切れてハイになる期間」との説明がなされました。自らも隊員として、また多くの隊員を見てきた専門相談員の言葉は、隊員の心模様を的確に捉えており、大変参考になりました。  隊員が越生町のことを全く知らない場合には、町を知ることから始まり、地域や行政などとコミュニケーションを取りながら、人とのつながりをつくり、町からのミッションとともに、自分のやりたい目標に向かって活動に取り組むこととなります。隊員の活動がスムーズに展開されることは大切なことだと考えますが、同時に、3年経過後のなりわいや地域定着を考えると、町が具体的なミッションを指示し、実行することより、隊員自らが目標を定め、行動していただくことが、3年経過後も自走しやすくなると考えております。  現在募集している隊員につきましては、町有林を活用した森林整備や森林教育を行っていただきたいと考えておりますので、活動にはある程度の林業の知識も必要で、危険を伴う作業もあろうかと思います。そのため、林業の経験であったり、林業教育の経験であったり、町の現状をよく知っていたりと、そういう方が応募していただければ、町としても大変ありがたく、円滑に活動を開始していただけるものと考えております。  地域おこし協力隊員には、様々なイベントに積極的に参加していただき、行政の枠にとらわれない活動を実践していただきたいと期待をしております。  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 再質問させていただきます。もうちょっと時間を取っておけばよかったなと今ちょっと反省しています。  まず、以前の全員協議会で質問して保留となっていた問題ですけれども、池田前企画財政課長の答弁で確認されていたことの再確認になりますけれども、地域おこし協力隊による森林環境教育においてですけれども、町有林の間伐作業には森林環境税は使えないということですが、イベントの事業などには使えることについては前回確認していますけれども、再度、この場で、やはりそうした確認は生き続けているかということについてお伺いしたいと思います。  そもそも森林環境税が、ほとんど名前がそのまんまの森林環境教育に使えないということは、当然あり得ないと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、水澤議員さんからの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  森林環境譲与税の使途ということでございます。以前から、町有林については、基本、原則使用できないということでお答えさせていただいていると思います。これは、整備が遅れている民有林を、森林経営管理制度のほうに移行して整備していくというのが、そもそものスタートということで聞いております。そういったことから、本来であれば、私有林の整備というのが原則になるわけでございますけれども、ただ公有林に関しましても、どうしても先にやらなければならない必要性、これは住民の方にきちんと理解できる内容であれば、それは不可能ではないというふうには聞いております。また、ご質問ありましたように、森林教育のフィールドづくり、こういったものにも活用できるものというふうに思っています。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) ということで、森林環境教育については、財源として活用できるという確認でよろしいですね。  もう一つあるのですけれども、町営花木葬墓園の収入を原資とする越生町教育及び子育て環境整備基金というのがありますけれども、やはりこれも使い道として、森林環境教育というのは教育の部門になるわけです。教育である以上、該当すると思われますけれども、いかがでしょうか、お伺いします。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、水澤議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  子ども子育て基金の関係でございますが、内容については子供の教育というものの関連性もございますので、そちらの各課と連携しながら活用できるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 事業というのは、やはり人があって金がないとできないわけです。その面で言うと、地域おこし協力隊員は、年間200万の活動資金というのが給料のほかに出るわけですけれども、それはやはり自分の道具とか住居とか、車を借りたり何なりいろいろ、必要経費としてかなり出てしまうというのが実際上の現状ではないかというふうに思われます。その点で、やはり事業を実現していく上では、その事業自体に係る経費について、これが財源があるかどうかで全然変わっていくと思います。  両方の財源が活用できるということで、人と金については、人についてはこれからですけれども、近々獲得できることをお願いしていますけれども、まず金と人が結合することにおいて事業というのは進みますので、よかったと思います。  ともあれ、この事業は、越生町も森林が7割あるわけですけれども、しかしながら林業はほとんど滅びている現状です。したがって、林業をネタに勝負というのは、とてもできないと思うのです。林業が盛んな長野県や北海道、九州、四国のようなところだったら、林業再生ということで、そこに直接投資によって、先端切り開かれると思うのですけれども、やはり林業については、埼玉県は最下位から数えたほうが早いぐらいな現状にあるわけです。そういう中で、林業に直接投資して勝負するというのは、あまりにも無謀だというふうに、というか現実無視の空論だというふうに思います。埼玉でしたら、秩父とかだったら、まだ可能性というのはあると思うのですけれども、その点では、やはりこの事業というのはあると思います。  そういう意味で、この森林環境教育ですけれども、やはり教育の本分というのは未来への投資ですよね。だから、その面で言うと、日本がやっぱり林業大国から、また林業が滅びて、再度ウッドショックという、林業の世界的な材木の価格高騰なんかがあって、日本の林業というのは、再建のめどというのは、もしかしたら立っていくかもしれないということも現状としてあると思うのです。  そういう中で、そうは言っても、九州や四国とか、あるいは東北とかと張り合って、埼玉県が林業で勝っていく道というのは、ましてや越生町だときついと思うので、そういうところではなくて、やはり教育という場面において投資することというのは非常に重要ではないかと思って、森林環境教育ということで調べてみました。  ネットで調べたら、秩父市と飯能市が、森林環境教育という言葉は出てきました。しかしながら、両方とも、財源の確保や人材の確保を含めて、しっかり機能する持続的なシステムとして立ち上げているというふうには全く読み取れませんでした。  その意味において、やはりこの事業というのは、ビジネスの点で言うとニッチビジネスのわけです。ニッチで、誰も実際上、手を出していないビジネスになるわけです。その点で言うと、本当にそこで先端を切り開くことというのが非常に大きな意義があると思います。  かつて「1位じゃなくちゃいけないんですか」という、蓮舫議員の有名なせりふがありましたけれども、少なくともニッチビジネスにとっては、1位であることは決定的に重要です。潜在的なマーケットをごっそり獲得することができるわけです。いわゆるビジネス用語で言うとブルーオーシャンですよね。2番手以降は、ニッチビジネスだと、マーケットを開くというのは、マーケットを切り取るという血なまぐさい、いわゆるレッドオーシャンの闘いにならざるを得なくなってくるわけです。ニッチビジネスというのは、すぐレッドオーシャンになってしまいます。  そういう意味において、この埼玉西部地区において、トップを取ることが絶対に必要な事業だというふうに私は思います。その辺の観点についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 水澤議員さんの再質問に企画財政課からお答えをさせていただきます。  今ありました、ニッチなビジネスというところでございますが、やはりその前に言われました、林業教育についてのところでございますが、林業教育に関しましては、秩父市さんの例というのが出ておりまして、秩父市さんの例でございますと、モデル林の整備と市民参加型の植林体験というのが例示されておりますので、その辺が森林環境教育というところにも結びついているものなのかなというような想像をしているところでございます。  さらに、山の深さということを考えますと、よく出てくるのが、岡山県の真庭市さんとかが先進事例として取り上げられているわけではございますが、秩父市さんもそうですけれども、やはり山の深さというものについては、越生町はさほど深くないというような状況かと思います。されども、やはり先般の全員協議会の中で、自伐型林業の必要性だとか、そういったことも議員さんからお話しいただきましたけれども、林業自体というものも非常に大事にしていかなければならないというような両面を持っているものではないかというふうに思ってございます。  こと地域おこし協力隊の隊員の活動につきましては、なかなか森林の間伐というのを第一義的に上げるというのは難しいところがあろうかと思いますので、今回森林環境教育というのを一番最初に上げて、活動をしていただきたいというふうに思っておりますので、そういった環境が整うような形で町としても支援をさせていただきたいというふうに思っているところでございます。  ニッチなビジネスというところで、隙間を探しながら、そこをピンポイントで当てていくということは、非常に注目も浴びるところでございます。そういったところの重要性というのは十分承知しております。ただ、もう一点、やはり知識と経験、こういったものに裏づけされた、本物であるという必要もあろうかと思います。  SDGsウオッシュという言葉が今、世間で言われているわけでございます。SDGsを語りながら、そこまで本物になっていないという中で、SDGsをずっと言い続けているのがSDGsウオッシュという言葉のようでございますので、やはり今度来られる隊員が、スキル、そういったものを持っていただいて、知識と経験に裏づけられた本物ということで活動実績を積んでいただいて、様々な場で活動していただけること、こういったことが我々希望しているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 本当に森林そのもので勝負すれば、越生町はなかなか難しいですけれども、実は森林を、林業という点では半端かもしれませんけれども、逆に言うと、東京に一番近い里山というところでは、森林環境教育にとってはすばらしい環境にあるというふうに考える地域だと思うのです。  以前も言いましたけれども、ビジネスが成功する、もともと戦争の言葉ですけれども、「天地人」です。天、チャンスですよね。SDGsのチャンスと地、地の利、これはもちろん今言ったところです。東京に一番近い里山です。人ですね、人。本当に今言ったプロとしてのスキルを持った人間が集まってくれば、やはり兵を起こせるわけです。  この西部においては、森林についていろいろやっている人がいるのです。みんないろいろいて、あるいはネットワークがあります。そこの中で、町がバックアップして、財源を確保して、ちゃんとシステムとして立ち上げるならば、そうしたリソースを全部ごっそり獲得していくというような力も、兵を起こすことができるのです。そういう点においても、ぜひこの事業について、あとスピードです。先を越されたら駄目なのです。先を越したら、こちらがリソースもマーケットも獲得することができるのです。そういう点において、ぜひともスピード感を持ってやっていただきたいなというふうに思っています。  その点で、また来たら、また話してからということだけではなくて、様々なメニューを提起しておく、持っている必要があるのではないかと思って、私はいろいろ、いろんなメニューについて言っています。  特にこういう事業については、先ほど本物と言いましたけれども、SDGsウオッシュとか言っていましたけれども、実際上そういうことで、どこでも、猫もしゃくしもSDGsの時代なのです。それに対して、説得力のあるSDGsの企画というのを、同時にコマーシャルが大切なわけです。やはり目立つこと、とんがること、マーケット用語で言えば差別化です。これは、やっぱり東京をはじめとする、エコを志向する人々が10万人以上集まるアースデイに対して、ぜひ、私も仕掛けますし、そうした人についても、新しく来た人についても、ぜひ動いていただいて、町もその一端をぜひ担っていただきたいというふうに思います。  決して町がやってほしいという、こういうのはあまり公務員のやる仕事ではないので、そういうことで私が期待しているわけではないのです。しかしながら、町が関与するかどうか、町の名がつくかどうかというのは非常に大きなことです。その点について、町は協力していただけるでしょうか。最後にそれをお聞きして質問を終わります。お願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 水澤議員さんの再質問に企画財政課からお答えをさせていただきます。  水澤議員さんのお話にありましたとおり、SNS、こういったものの情報発信であったり、その活動を実際外に向けてPRして知っていただくこと、こういったことも非常に重要だと思います。活動はしているけれども、それが広く伝わらないというような形では、なかなか世間の注目も浴びませんし、その人の評価というのも上がらないというふうに思います。  「人生の楽園」などでも、小さなことかもしれませんが、取り上げていただくことによって、非常に訴求力が出て、翌日からはお店なんか満員だというようなこともございます。そういったSNSの情報発信ということも非常に大事でございます。  今回隊員を募集するに当たって、森林環境教育という形で載せさせていただいていますが、その中にやはりSNSの情報発信であったり、各種イベントへの参加、こういったことで活動していただこうということをメニューに入れておりますので、そういった活動がしっかりしていただける方に隊員になっていただいて、まずは自ら主体的に動いていただいて活動をしていただくと。その活動が広がりを見せるようであれば、町としても、そういったところを支援していくと。さらにいいものになっていけばというふうに思っております。  まずは、隊員が今決まっていない、募集状態でございますので、それにふさわしい隊員が来てくれること、そしてまずは活動をスタートしていただくこと、そこからのお話になろうかと思います。我々としても、ぜひいい隊員が来てくれることを期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) ちょっと答弁漏れがあったと思うので。  その隊員とか、そうした活動を大きく、事業を大きく広めていく上で、やはりアースデイへの出展というのは、やはり仕事というのは、一つの目標をつくらないとなかなか動かないわけです。その点では、アースデイに出展するというのは、コマーシャルにおいて、一つの目標地点として非常に重要になると思うのですけれども、そこで町が旗を振る必要はあまりないかもしれませんけれども、最低でも町の名を冠しているかどうかというのは、それは信用性とやはり町のブランディングとの関係においても非常に重要なことだと思いますので、そのようなことになった流れの中で、町は関与して名前を出していただけないでしょうか、その辺を再度お聞きします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 水澤議員さんの再質問にお答えをさせていただきます。答弁漏れがあって大変恐縮でございます。  アースデイ東京への出展に関しましては、地域おこし協力隊の自主的な活動であれば、最初の答弁でも申し上げましたとおり、参加することはやぶさかでないというふうに考えております。  その際の町のスタンスということでございますが、アースデイ東京のホームページ等を拝見させていただきました。その中で、国の機関におきましても、環境省、それから東京都、渋谷区、文部科学省、農林水産省、こういったところが、このアースデイ東京の後援として名を連ねております。町としても、そういった活動というか出展がかなうというような形になれば、後援ということはやぶさかでないものと、できるものというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) これで水澤努君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時34分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分)                                                     ◇ 関 根 真 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 午前に続けて一般質問を行います。  6番、関根真一君。          〔6番 関根真一君登壇〕 ◆6番(関根真一君) 6番、関根真一です。議長より許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  傍聴の皆様には、暑い昼さなかご来場いただきまして、誠にありがとうございます。コロナ禍による傍聴者数の制限も、きっと今回が最後であって、次からはというふうに考えております。そうなりましたときにはまた、議会傍聴をしたことのない方もお誘い願いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  私の一般質問は、件名は1件でございます。「町からの情報」に関するアンケート調査について。質問の要旨です。広報おごせの4月号の記事を見ました。この関連では、令和3年6月の定例会で質問をしましたが、その後ヒアリングもなく実施されたことを見ると、以前より計画のあったものだと思います。その結果を去る3月18日の議会全員協議会の席で報告され、私も以前より気にしていることでしたから、アンケートの結果を興味深く聞きました。  担当は、総務課自治振興となっていますが、この手の調査は、複数回することは容易でなく、設問をつくる際は、相当な集中力と想像される回答を考えて引き出すものなのです。その点から、正直なところ、もう少し慎重な質問と深掘りをした質問をするべきで、そこに生活実感を知る設問を設けてもよかったのではないかと、せっかくの調査でありながらもったいないという感じがしました。  アンケート結果は、よくまとめられ、一部の情報は把握したようですが、大きな問題も残しているようです。それに関しては、今後のフォロー調査やその結果に沿った計画を立てているのでしょうが、これは、情報イコール町民の安全ですから、身を守る観点からは最優先されるべき問題だと考えます。台風シーズンは、もう既に直近まで来ています。  一方、行政としても、得た結果は、実践活動に欠かすことのできないものが見えたと想像できます。問題は、結果の詳細を分析し、裏回答も読み取り、確実に実施しなければならないものがあります。それらの質問の前に、数字の整合性の確認をさせていただき、その後に今後の展開をお尋ねします。  (1)、調査では、広報の配布世帯が4,496世帯となっています。以前から広報は、全戸配布と聞いていました。令和3年12月総戸数は5,073軒とホームページに掲載されています。その差577軒になりますが、この理由は何ですか。戸数の数値の捉え方をご教授いただきたい。  (2)、この分析は外注ですか。それとも、行政内の実務ですか。  (3)、これにかかった経費は幾らか。  (4)、行政中心の実施ですから、区長の協力もいただいたと思います。区長の反応がありましたか。協力、非協力の意見をお聞きしたい。  (5)、回答を基にどんなことに気づきましたか。また、今後の取組は考えていますか。あるとすれば、いつ、どんな手法で実施するのか。  (6)、アンケートにある声に対する回答はしますか。また、しましたか。その手段は。  (7)、今後その回答を広報に掲載しますか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんの質問件名1、「町からの情報」に関するアンケート調査について、総務課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、このアンケート調査は、昨年12月に広報配布と併せて実施いたしました。広報の配布世帯数4,496世帯につきましては、12月に広報を配布した世帯数で、ホームページに掲載している世帯数5,073世帯は、令和3年11月1日現在の住民基本台帳上の世帯数となっております。この差577世帯につきましては、町に住民登録があるものの、区に加入していないなどの理由から、広報が配布されていない世帯数となっております。  次に、(2)についてでございますが、アンケート調査の分析につきましては総務課職員が行っております。  次に、(3)についてでございますが、このアンケート調査にかかった費用につきましては、合計13万1,991円で、内訳といたしましては、返信用に添付した封筒代が1万716円と返信に要した郵送代が12万1,275円となっております。  次に、(4)についてでございますが、アンケート調査の実施に当たり、まず昨年10月15日に開催された区長会役員会において、10名の役員の区長さんに実施の協力をお願いしました。その席上では、何人かの区長さんから、配布物が多い月が重なっているので、実施時期をずらしてもらうとありがたいとのご意見をいただき、調整をいたしました。アンケート調査の実施については、十分な理解を示していただき、実施の協力にも承諾をいただきました。  調査の段階におきましては、各区長様宛ての依頼文書を添付して、調査への協力をお願いする方法で調査用紙を配布いたしましたが、役員以外の区長さんからも、調査に対し、非協力的な意見などはなく、全行政区の区長の皆様に快く同意していただき、その後の調査用紙配布及び回収等についてもスムーズに実施することができました。  次に、(5)についてお答え申し上げます。まず、アンケートの回収率についてでございますが、通常町が実施するアンケート調査の回収率は、おおむね50%程度となりますが、今回の回収率は35.4%にとどまりました。回収方法を複数設けるなど回収率の向上に努めましたが、想定していたほどの回収率までには届きませんでした。  次に、今回のアンケート調査の一番の目的は、町のホームページの利用状況を把握することで、特に現在ホームページを見ることができる家庭がどのくらいあるのかを確認したいと考えておりました。調査の結果では、75.5%の世帯からホームページを閲覧できるとの回答があり、非常に高い割合であると感じました。しかしながら、今回はあくまでも世帯単位での調査ですので、個人単位の詳しいデータは得られず、特に年代別の状況などを詳しく調査すると、今回の結果とは大きく異なることも十分に考えられます。  今後につきましては、今回の調査結果を補完・追加していくために、各課で実施するアンケート調査の機会を利用して、情報に関する設問を追加するなどの方法で、有効なデータを収集していけたらと考えているところでございます。  また、今回のアンケート調査においては、ご協力をいただいた町民の皆様から、様々なご意見やご要望をいただきました。中でも多かったのは、町ホームページに関するもので、「ホームページが見にくい」、「情報量が少ない」、「更新が遅い」など厳しいご意見をいただきました。  これらの意見を踏まえて、役場職員で組織する「町ホームページ運営委員会」でこれらの課題を解決し、町民の皆様に親しんでいただくため、ホームページの良好な管理及び運営に努めてまいります。さらに、「登録型メール配信サービス」や「防災行政無線テレホンサービス」など、ホームページ以外の情報発信につきましても、さらなる周知を図ってまいります。  次に、(6)についてでございますが、アンケートで町に寄せられたご意見につきましては、関連がある課にアンケート結果を報告し、対応が可能なご意見につきましては、それぞれの課で改善を図ってまいりたいと考えております。しかしながら、今回のアンケート調査は、無記名方式のため、直接回答を行うことは考えておりません。  最後に、(7)についてでございますが、アンケートのご意見に対する回答状況については、現在のところ広報紙へ掲載することは考えておりません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) ありがとうございました。また、大変ご苦労さまでした。今の回答をいただいたものを全て細かく読み取ることはなかなか難しいのですけれども、最後の(7)についてでございますが、アンケートのご意見に対する回答状況については、現在のところ広報紙へ掲載することは考えておりませんと出ております。再質問をしていく中で、やらざるを得ないような状況が生じるかと思います。それでは、少しお話しさせてもらいます。  アンケート調査は簡単にできそうですが、調べるだけでなく、集計数の予測から始まり、集計の結果の予測をして、結果分析、結果の公表、さらには仮説検証に進み、仮説構築を求めるところまで進みます。しかも同じ内容のアンケートはできません。やる場合は、長い空白期間を置く必要があります。そのため、回収率をどう上げるかは、アンケートの生命線となります。今回低かったようですけれども、この辺が大きなマイナスになっていると思います。  一件でも多く回収を得ることに全力を挙げるのですが、これも事前の計画にかかります。集計した数値の読みを間違えず公示することになります。そこには、世論調査や統計学の知識も必要となります。調査の目的を明確にして、設問作成に時間をかけて、何を聞き、何を知りたいかということを明確にしないと、調査しても実態の理解ができないばかりか、告知の仕方によっては、回答者に疑念を抱かせることになります。そして、アンケート結果の作成業務にも専門的知識が必要なのです。  それを基にお尋ねしますが、この調査の責任者は当然町長でしょうが、実行の責任者はどなたか、またはどの課がということになると思います。お聞かせください。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんの再質問に総務課からお答え申し上げます。  今回のアンケートでございますけれども、先ほど1回目の答弁で申したとおり、各区長様宛てに依頼文書というのを出しております。そちらの依頼文書につきましては、あくまでもこの事業につきましては、総務課主催ということで行いましたので、総務課長名で行っているものでございます。事業的に、責任者ということで申し上げると、担当課は総務課になりますので、総務課長の責任でやっております。  ただ、その調査を、実際の調査につきましては、総務課の当時は自治振興担当で行いました。そのため、実際の調査の実質的な仕切りを行っていたのは、自治振興担当の主幹で、今回のアンケート調査につきましては、特別な事業になりますので、1名の担当者を指名いたしまして、その担当者及びグループ長を中心に行ったものでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。そういうことだろうとは予測していましたけれども、実は課という単位でやりますと、色づけが弱くなって一般化してしまうことが常に起こります。そのために、代表は誰ということを決めて、リーダー的なもので活動していくことが望ましいのではないかなというふうに感じました。  2つ目の質問ですけれども、設問は非常に大事だということはお分かりいただいていると思います。それを決めるのに、方針または対策会議を何度くらい開きましたか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  今回のアンケート調査でございますけれども、先ほど申し上げたとおり、専任で担当者1名を決めました。設問の設定につきましては、基本的には担当者が原案をつくり、その当時自治振興担当はグループ長を含め5名で、私、課長を入れて6名で、その原案を、回数という話が出たのですけれども、回数はカウントはしていないのですけれども、複数回にわたり、最初の原案を実際に実施するまでにもんでいって、それで最終的な決定をしております。決定の際につきましては、当然課長から町長まで見ていただいて、実施に至ったところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。今回のアンケート結果は、広報4月号に設問の回答率と簡単な説明は載りました。ところが、町がつかんだと思われる仮説検証、世帯の実態を明確に打ち出していません。どんなことが分かり、弱点は何かつかんでいますか。それは、いつ、どこで、どんな形にして住民に知らせますか。それとも、その予定もないですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  アンケート結果の集計でございますけれども、まず数値的な集計というのを行って広報の4月号に、その前に議会の皆様には集計結果を報告して、4月号に掲載したところが現在のところといいますか、その時点の概要の集計になっております。  今回その集計までできたところで、総務課の担当のほうで考えているところが、まず今回のアンケート調査につきましては、昨年実際に新型コロナウイルスのインターネットの予約等で、かなりの問題というか、問題点というのが出てきたところで、実際にネット環境というのがどのくらい町内には普及しているのかというのを知りたいというのがあり、その関係でタイムリーな情報が欲しいということで、いち早く調査できる方法ということで、各区長さんにお願いして調査を行いました。そのため、あくまでも世帯単位での調査ということに結果がなっております。  実際にインターネットといいますか、ホームページに接続できるのは、70%以上になっているのですけれども、先ほども申したとおり、ストレートにこれが信じられるかというとなかなか、年代層ですとか、いろいろと家庭環境によって、また異なってくる。実際にその世帯にはネット環境があるけれども、同居されているお年寄りの方については、それは見られないとか、いろんな事情が出てくるかと考えられます。  そういうところを幾分……その後、今度は各課で、各課単位で毎年のように個人単位のアンケート調査とかを行っております。そういうものに、同じような調査内容といいますか、そういうところをかけて、このデータを補完していって、初めて実態というのが見えてくるのかなというふうに今考えているところですので、今そこのところは、今回の調査結果だけでかなり分析をして、それをもう一度載せるというのは、現在のところでは考えて、広報等の予定はないということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) これをいろいろ聞くに当たり、リハーサルしている時間が、そちらの持ち時間も限っているので、なるべく端的にお答えいただく、できないものは、できないと言っていただければ結構でございます。  これを取り組んでいる方が町内にいるでしょうから、一度その方とお会いして、どういう考え方だったかと聞いてみたいと。まるで近くにいるような気もするのですけれども、そういうことを聞いてみたいと思っています。  さて、今回の目的は、情報伝達と防災に関して調査をしています。アンケートでデータを求めることは、定量調査であり、仮説検証を目的にしたものだと考えます。ただ、今回は、今おっしゃったように、個人の生態が見えておりません。ただ、これでも取り方があったのだと思います。個人で書いた場合のところの項目に、例えば何々と書く項目を入れることも可能であったように私は考えております。  先に進みますけれども、ここで広報4月号に載せた設問と回答の仕方に関してお尋ねします。質問の問い1には、広報について聞いています。その回答の1は、「毎月読む」ですが、広報の掲載は、「毎日読む」と出ています。これは、皆さん御覧になっているからお分かりだと思いますけれども、毎日読むということを書いていますと、下の説明には……これは誤記載だと思います。下に書いた説明は、「毎月」となっていますが、上のグラフだけを見て、毎日読む方が76.5%もいるのだ。不思議だなと思う方がたくさんいたのではないかと思います。  私も、この点について、すぐご担当者のほうに電話を入れました。スタッフでした。そして、それは間違っているから訂正したほうがいいよということでお伝えしたのですが、5月号の訂正はなかったようです。重箱の隅をつつくような、くだらない質問とお考えの方もいるでしょうが、これは町、この広報というのは町の顔でございます。この広報紙に間違いがあってはいけない。そこに誤記載があっては絶対いけないというふうに思います。  もちろんあったときは直せばいいわけでして、実はお恥ずかしい話ですが、今月の越生議会だより、これは昨日からですか、各お宅に配っていただいています。私は、この議会だよりの、充て職とはいいましても委員長をやっておりまして、6ページに誤植というか、余計な文字が1つ入っていました。  それは、この校正をしていくのは議員ですから、その議員みんなで頭を寄せて考えながらやっていくのですけれども、先月の14日の段階で、ほぼ議員さんの皆さんの手を離れて、私と木村君と、それから局長で進めていました。14日の時点では書いてなかったこと。15日の、この写真を差し替えたときも書いてなかったこと。それが、最終の校正は、私もうかつでしたが、その文字が入ってしまっている、なかったことが、そこで出てきたのです。  6ページにありますから見ていただきたいのですけれども、しかしこれが、気がついたときは、もう訂正をしなければいけないのです。2日の今日でございます。今日ですけれども、越生議会だよりは、6ページにこのようなミスがございましたともうホームページに載っています。これは、局長が即動いてくれました。もちろん最終責任である私の責任ですけれども、そのように連携というのをしっかりしていかないと、もったいない、無駄になるということです。そういうことをひとつ覚えておいていただきたいと思います。  そして、続きまして……今の件の訂正は、する予定はありますか。あるかないかだけで結構です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  改めて、広報4月号に掲載したこのアンケート調査結果につきましては、問い1のこのグラフの凡例の部分になります。ご指摘のとおり、「毎日読む」、これは「毎月読む」の間違いでございますので、本来であれば、連絡をいただいて、その後の広報紙に訂正を載せるべきところですけれども、現在まで行われておりませんでした。こちらにつきましては、広報紙につきましては次号になりますけれども、訂正を入れさせたいただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 問い2があります。ホームページを見るためのインターネット環境について質問しています。その意見紹介で、「見られる」ではなく、ら抜き言葉の「見れません」と記載しています。これは原文を確認しないと分かりませんが、たとえそう書かれていても、町の広報で、ら抜き言葉を使用されました。ここに注意書き「(原文どおり)」の記載はありません。単純に今後使うまたは使ってもよいと判断しましたが、その件はいかがですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  広報紙に掲載した「主な意見」という欄でございますけれども、基本的には原文のとおりで載せているのですけれども、当然スペースも限られますので、内容につきましては要約している部分もあります。ですので、原文どおりということにはならない。ですので、先ほど指摘のありました「見られる」が正しくて、「見れる」になっている部分、一般的に言われるら抜き言葉というものですけれども、これは担当のほうで、ちょっと認識不足で、そのまま使ってしまったということなのですけれども、こちらにつきましては、今後もこの表記を使うということではなく、あくまでも現在では正しいのは、ら抜き言葉というのは、「見られる」というのが正しい言葉になると思いますので、そちらにつきましては今後気をつけて、正しい表記を使っていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) ありがとうございます。分かりました。それは理解しました。  それで、本当は皆さんの手元にそれがあるとよく分かるのでしょうけれども、問いの4には、偶然かもしれませんが、面白いアンケート技法が盛り込まれております。偶然できてしまったのだと思います。  その質問は、問い3で、「5、これまでに見たことないとお答えの方にお聞きします。越生町のホームページを見たことがないのはなぜですか」となっております。その回答の2に、「他の媒体(広報紙など)の情報で十分だから」という回答を載せています。他の媒体、いろいろあると思います。しかも、その回答は37.9%で最も高い数値を示しました。  これは、見たことのない方、つまりホームページを見たことがない方が回答しているのです。実は、アンケートのこの手法は、一種の暗示指標であり、ホームページはあまり重要でないということを回答させるときに使う手法なのです。全くこれは逆に至ったと思いますけれども、これはまさか確信犯ではないですよね。よろしいですか。はい、結構です。  ともかくこういう手法が自動的につくられ、いや、アンケートには幾らでもつくる手法があるのです。続けます。  さて、ポイントとなる回収率に関して質問します。今回の回収率35.4が低かったということは理解しました。この回収率は、出ているのですけれども、その残りの64.6%は、なぜこのアンケートは出てこなかったと想像しましたか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  アンケートの回収率でございますけれども、最初の答弁で申したとおり、想定していたものよりはかなり低い数字でございました。今回は、区長さんを通じて各戸に配るような方式で行ったのですけれども、実際に回収方法というのを3通り設けて、そのまま区長さんあるいは組長さん等で集めて回収していただく方法が1つ。それと、郵送で回答できるように、全てのアンケート用紙に返信用の封筒というのをつけて、封筒に入れて投函していただければ回答できるようにもした。あとは、窓口に持ってきていただいても結構ですということで、3通り設けたのですけれども、実際には郵送がほとんどで、区長さんのところに集まった部分というのは、2割程度で結構少なかったのです。  その辺がちょっと想定外ではあったところなのですけれども、現在はかなりプライバシーの問題とかもあって、アンケート調査とか、そういうものになりますと、やはり区長さんとかを通して出すという方法にはちょっと抵抗があるのかなと。その辺がちょっと変わったところかなとは感じております。  それとまた、世帯単位での調査で、全戸配布みたいな形での調査になりましたので、個人に郵送されてくるものと違って、若干やはりアンケートの重みといいますか、重要性みたいなのが、ちょっと低く取られてしまった部分もあるのかなというふうに感じているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。アンケートの回収が終わったとき、調査分析で区ごとの回収係数が分かっています。区ごとの回収率は把握していると思いますが、実は低い区は、越生東1の12.1%の回収です。2番目に低いのは大谷の16.7%、上野東の19.1%です。高い区は、西和田が何と50.5%、半数以上の方が参加しています。ところが、トップは上野2区の67.3%で、その差が5倍以上あることは、これはとても異常だと思います。  この追跡をしていく必要があったのでしょうけれども、それは次にも出てきますけれども、この人たちが書いた声もあるわけです。ですから、その地域が見えれば本当はよかったのでしょうけれども、今となっては足らないかと思います。  申し上げましたように、回答率の高さはアンケートの生命線です。つまり信憑性の確率が大きくなり、今後の調査にも生かせるのです。確認済みだと思いますが、そのアンケートの手法はお聞きになりましたか。上野2の回収方法です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  集計した後の区ごとに回収方法といいますか、そちらについては、携わっていただきました区長さんとかにも直接確認は、現在まだしておりません。ですので、また確認すれば、その辺の事情が若干分かるかとは思うのですけれども、配布する際に、役員会ではありますけれども、区長の皆様に、このアンケート調査についてのお話をしたときにも、区長さんの中でも、このアンケート調査について若干の温度差は確かに感じられました。そうなると、29まずありますので、全区の区長さんの中でも、積極的に回収に向いていただいた方と、また配るときも、こういうことだから協力してくれとか、一文をつけるとか、そういう区もあったかとは思いますので、またそちらのほうは検証させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) この回収の件数を見たときに、上野2区が163、西和田が140、そのほかは全部100以下です。これを見たらすぐに、あれっ、おかしいなというふうな発想ができなかったことがいけないと思います。  これは非公式の情報ですけれども、聞いた話、うわさと言ってもいいのですかね。上野2は、回収するときに、回した封筒に記載をして、それを封印して次のお宅に回していったようなことを聞いています。それは、発想しなければ絶対できないことなのです。だから、今回のは無記名です。たとえ中身を見られてもというのはあります。文字のあれもあるでしょうけれども、見る人もしません。封印します。それで積み重なっていったということをうわさで聞きましたけれども、ぜひ区長さんに教えていただいて、今後の参考、皆さんの区でも何かあったときは、そういう手法が取れるときは取ったほうがよろしいかと私は思います。  問題の10、新聞の定期購読数、購読紙の数を聞いています。これは何を調べたかったのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  新聞の、現在のうちで新聞の講読の割合につきましては、このアンケートを行っている前に、議会等でも少し話題になったことがあり、その配布数、購読数というのはかなり低くなっているという状況が話題になっておりましたので、その件についても、これを機会に聞いてみようということで設問を設けたものでございます。  設問の設定につきましては、ちょっと未熟な部分もあって、そういう部分が多分になったと思うのですけれども、新聞の講読につきましては、そのような理由で設問に加えたものでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 先ほどからお話ししているところの広報4月号のその一部に、その他の意見が出ています。これは延べ31件出ていますが、いただいた件数は総数で264件あります。貴重な意見には感謝しますが、ふざけているのかと思われる回答も散見しました。ひどいものでは、越生町は事件が少ないから警察は楽ですねと書いている人もいます。これはどういう意味か分かりません。寂しい人だなと思いました。一方、議会だよりが大変遅い。遅い情報は意味がないと叱責されています。これは私への当てつけかと思うのですけれども、いずれ犯人を探してみたいと思います。  その中で気になることがあります。防災行政無線に関する意見が最も多く、関心が高いことを示しています。総数では60件いただいています。その回答の中に、聞こえない、聞こえづらいというものが34件、つまり57%あります。大雨のとき、雨戸を閉め聞こえない、これは除きました。当たり前ですということです。そういうことも考えた中で、その件数があります。  また、新設してからも聞こえなくなったというものもあります。もちろん地形や環境によって、聞こえないところも出ることは避けられません。しかも、丁寧にメール配信サービスも案内をしていました。ただ、そこにも問題があります。メール配信サービスの受け方が分からないという投稿もあるのです。こうなると、それも駄目、これも駄目ということが続きます。この状態に至ると、最初に申し上げた訂正調査が必要になるわけです。  聞こえない人、操作が分からない人は誰だか分かりません。これは、回答はどのような形でするのですか。広報に大きく一覧で載せてもいいかと思いますが、どうですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  防災無線が聞こえないというご意見につきましては、このアンケートに限らず、直接総務課のほうにもかなり入っております。それで、昨年来から、総務課といたしますと、それを補完するものとして、メール配信サービス、それとテレホンサービス、この2つを積極的に広報するようには努めております。  昨年の途中からの広報を見ていただくと分かるのですけれども、広報のどこかのところに、何らかの形でこのメール配信サービスとテレホンサービスの案内を入れるように心がけております。3月号は、たしか記事がほかにいっぱいで載らなかったのですけれども、それ以外のところには載っているような形にしています。  それで、あとその中には、もし分からない方がいれば、役場のほうで設定のほうをということで、そういう案内もさせてもらっています。実際に数人ではありますけれども、役場の窓口のところに来て、分からないということで、職員が設定しているということもあります。最近は、携帯電話、スマートフォンのほうも設定がかなり難しくなっていて、本当に簡単に、QRコードというやつを読み込むと、普通のやつはいけるのですけれども、それがなかなか設定できない機種等もあるそうなので、そういうものについては、本当に持ってきてもらって、できるまでやっているような形ですので、そちらの広報のほうも、窓口のほうで対応いたしますという広報のほうも、また引き続き発信していきたいと考えております。  以上でございます。  追加させていただきます。役場の窓口以外にも、梅園地区ですと、梅園コミュニティ館でも対応できるということで情報を流してもおりますので、公民館等の窓口でも大丈夫ですし、職員のほうで対応いたしますので、お願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。いろいろありがとうございました。  お気をつけいただきたいのは、広報4月号の見出しの最後に、この結果を広報事業の参考とさせていただくと約束しています。放置すれば、意見の聞きっ放しとなり、あのアンケートは何だったのかと言われかねません。そこで問題となるのは、記入者は、自分の名前を記入していないということを忘れています。それでも、私が書いたことに返事をよこさないではないかと、こういう気持ちに至ってしまう。面倒なことが起きると思います。  町長にお伝えくださいとありました。町の要望や困ったことなど、直接伝えたいので、目安通信を希望していますということで、設けないほうがいいと思います。  もう一件あり、唐沢駅から1分以内の町道が砂利道で、雨のときなど困るという者が町長に訴えております。また、町長は、広報以外に、ご自身のブログ発信も希望するということも書かれていました。ご検討いただければと思います。  今回いろいろ調査の内容から詳細まで聞きました。一安心はしましたけれども、先ほど水澤議員も言われましたように、今までの流れだけでやっていくと、無駄な調査をすることもあり得るということも、あらゆる仕事がそうだと思います。全員、自分たちが与えられた地位に、今一番の責任者は私だという意識を持って、いじっていただいてよろしいのでないかと思います。  調査は本当にご苦労さまでした。行動を起こす際は慎重に臨んでいきたい気持ちから、このようなお話をさせていただきました。お聞きになっている執行部の皆さんも同じだと思います。皆さんが気になるところは、高齢者が多い、ネットは使えない、今後の情報は、通信は難しいということが頭の隅にきっとあると思います。しかし、これは変わりつつあります。  実は「ニュース経済」というもので、「60代と70代のSNS利用、前年から大幅増」、「外出自粛で子や孫との連絡手段に」ということで、この1年、コロナが害ばかりではなくて、実は通信上ですごく上がってきています。こういう記事が出ております。何とこれは、私が一生懸命質問しようとした5月27日に発表されているのですけれども、通信利用動向調査によると、その率が、60代、70代でも10ポイント以上上がっておりまして、非常に高い数字になります。  これが10年後にどうなるかといったら、もうほとんどみんなが使うことになるのです。ですから、皆さんのほうは、安心してホームページというものを活用したいただきたいのですけれども、さらにそれを見ていただくような努力をお願いしたいと思います。そして、この調査は、4万4,000人の郵送で行っております。そういうことですから、信用できるものだと思います。  その中に、SNSを利用していると回答した人に、目的を複数回答で聞いたところ、知人とのコミュニケーションはもちろんですが、それは88.6%と多く、それ次いで多いのが、知りたい情報を探すためとなっています。要は、このアンケートを取った、つまりそれそのものなのです。台風が来ているときに、音が聞こえなくても何とか見る手法がある、こういうことにならないといけないと思います。  この結果から、最後に住民対応ですが、問合せにはスタッフ全員が、あるいは職員全員が、回答の仕方の共有が必要でないかと感じます。違う人が、それぞれ違う回答をしては混乱を起こすだけです。それは、総務のほうから正確に出すべきと考えます。情報は、一人でも多くの住民が知ることができる最大値を今後も追求していただけることを願います。もちろん持ち合わせる知識が、私が少しでもあった場合には、惜しまずに提供します。  そして最後に、皆さん若いですから、切替えが必要だという、この回答が出ていました。実はラインですけれども、もうラインは、10代から30歳に至る方たちはずっと落ちてしまっています。一番使っているのが40代、50代。ラインができるよと言わないほうがいいと思います。こういう状況が、もう既に来ているのです。  では、子供たちは何かといったら、それは今皆さんが持っているところのユーチューブとか、そういうものに移っていきます。それから、画像だけに移っていきます。それを調べていくと、ラインは、既読スルー、未読スルー、平気でやるということを、ついこの間も高校生のアンケートでテレビでやっていました。  これらのことをいろいろ頭の中に置き換えまして、今後の調査のときは、ぜひ有効で、深く、深く使える、それで質問が多くとも回答がしっかりしなければならないもの、その前には事前調査として何件取らなければいけないのだとか、それとかこの回答率はどう上げるのか、そういう手法も全て変えていかないといけないと思います。  我々も議会改革というものをやっていきますと、ほかの町に出ていました。この頃増えてきましたけれども、性別、男、女、そのほかというのがあるのですね。こういう時代になりました。ですから、皆さんのところでも、何か形を残し、行政を活性化するためには、十分なご検討をお願いして質問とさせていただきました。ありがとうございました。 ○議長(宮島サイ子君) これで関根真一君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 2時22分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時40分)                                                     ◇ 長 根 弘 倫 君
    ○議長(宮島サイ子君) 2番、長根弘倫君。          〔2番 長根弘倫君登壇〕 ◆2番(長根弘倫君) 議席2番、長根弘倫です。よろしくお願いします。議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。  傍聴席の皆様におかれましては、お忙しい中ありがとうございます。なお、この模様は、録音の許可を取りましたので、録音させていただきます。先ほどの関根議員のように、うまく滑舌が回りませんので、ひとつよろしくお願いします。  質問件名は2つです。1、歴史的文化遺産について。長引く新型コロナウイルス感染症は、多くの人々に影響を与え、様々な活動が制約されました。ロシア軍によるウクライナ侵攻で世界を震撼させました。この侵攻で、子供を含む一般市民が犠牲になっております。一刻も早い平和的な終結を望みます。  長期計画の中で、越生町の歴史は古く、1万年以上前の旧石器時代に遡り、縄文式時代人骨や弥生式土器が発掘され、遺跡など、原始古代遺跡など4ないし5か所から発見されたとしている。  (1)、3月31日に、越生中学校の旧技術科室に保存されている民具やプラスチックトレーに入った土器等、所狭しと積み重ねられていました。そこで、質問です。  ア、古民具や土器は、いつぐらいから集めたものですか。  イ、古民具の数はどれぐらいありますか。  ウ、集められた古民具や土器は、これから先どのように保存しますか。  エ、この土器は、いつ発掘されたものですか。復元作業があると思いますが、この復元に要する時間や労力がかかると思います。復元は考えておりますか。  オ、学芸員は1人とお聞きしていますが、これから育てて人数を増やすことは考えていますか。  カ、古代の先輩が、先駆者が残してくれた古代遺跡や土器が、かつての町民の生活を支えていました。また、この農機具や民具たちが、ただ積み重ねられているだけでは、ここの旧技術科室は倉庫と同じです。寄贈された町民は、次世代に向けて公開してほしい願っているはずです。この民具たちを公開の予定はありますか。  2、郷土資料室について伺います。ア、郷土資料室にあると思われる古文書、記録簿等、文化遺産の数はどれぐらいありますか。  イ、その古文書を読み取れる方はいますか。  ウ、それらの資料の保存方法は、どのようにして保存されていますか。  エ、古文書たちがただ積み重ねられているだけでは、いつまでたっても日の目を見られません。いつの日か歴史資料館という表舞台を得て、越生町の宝を観光客や町民に披露してもらいたいものですが、歴史資料館はできますか。  質問件名2、高齢者福祉について。高齢者が生き生きと活動できる生きがいづくりを進めていますなど前期基本計画にのっていますが、計画での町の不足しているところのアンケートで一番悪いのは、買物の便が悪いでしたが、58.4%。そこで、質問です。  (1)、ア、タクシー券や公共バス利用券は、本年度の増額計上となったばかりですが、それぞれの利用者数を教えてください。  イ、バス利用券は、町内で1路線しか運行していないと思いますけれども、ほかの路線では使用できますか。  (2)、他市町村で主にシルバー人材センターにおいて、ワンコイン(500円)サービスを導入されているところがあります。「高齢者へのちょっとしたお手伝いをします」です。当町でも導入は可能ですか。  以上、ご回答をお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) それでは、長根議員さんのご質問のうち質問件名1について、生涯学習課からお答え申し上げます。  初めに、(1)、アの民具や土器の収集開始時期についてでございますが、民具の収集は、越生町文化財保護委員会の記録をたどると、昭和53年頃から開始しております。土器については、昭和37年1月の越生五領遺跡を最初とする、越生町教育委員会が主体となって実施してきた発掘調査による出土品で、一部が町民による採集品です。  イとウに関してでございますが、民具の点数については、正確な数は把握しておりませんが、台帳化しているものだけで約1,500点ありますので、総点数は倍程度はあるのではないかと思われます。これらの民具や出土品について、当分の間は現状のまま、越生中学校の旧技術科室に保管しておきたいと考えております。  次のエに関してでございますが、昭和37年以降の発掘調査で出土した土器は、発掘調査完了後、洗浄、注記、接合・復元作業を行っております。越生駅東特定土地区画整理事業に伴う緊急発掘調査の出土品の一部については、復元できた縄文土器、平安時代の土師器・須恵器等を含め、やまぶき公民館の一画で展示公開しております。  オについてでございますが、越生町役場には学芸員という職制はありませんが、現在、教育委員会生涯学習課文化財担当として、博物館法の規定による学芸員有資格者を2名配置しております。平成14年度以降、おおむね2名体制で推移しております。  次のカについてでございますが、前回の議会でお答えしたとおり、資料の適切な収集保存、展示公開は、文化財保護行政上の重要課題であると認識しております。昨年度、越生駅の道灌プラザで開催した「渋沢平九郎展」のような規模の展示を、既存施設のスペースを利用して企画してまいりたいと存じます。  次に、(2)、アの郷土資料室にある文化遺産の数についてでございますが、1枚、1冊を1点として数えると、10万点は下らない点数になると思われます。このうち約1万2,000点については、コンピューターで検索可能なデジタル目録化してございます。  イの古文書を読み取れる方についてでございますが、越生町には町史編さん事業実施時からご指導、ご協力をいただいている優れた歴史研究者がおられます。古文書の解読に関しても、高度な知識と豊富な経験をお持ちで、令和2年度から図書館で毎月、古文書解読講座の講師をお務めいただいております。  ウの資料の保存方法についてでございますが、郷土資料館には、ミカン箱大の段ボール600箱以上の古文書・記録類が保存してあります。これらのほとんどは、町民から寄贈、借用を受けたもので、受入れ後、ほこりや汚れを除去し、乾燥させ、防虫剤を入れて保管しております。  エの古文書や記録類のうち主立ったものは、町史編さん事業の成果として刊行した調査報告5冊、資料編3冊と通史編3冊から成る「越生の歴史」の中に取り上げてございます。例えばこれらの本の口絵に掲載した資料の中には、展示に適したものもありますので、今後企画展示などを行う際には、活用を図ってまいりたいと存じます。  また、歴史民俗資料館についての検討をいたしました。その結果、建設等に相当な費用も必要となることから、現状では難しいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 長根議員さんからのご質問のうち質問件名2の質問の要旨(1)について、企画財政課からお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(1)のアについてでございます。令和4年度のタクシー・バス利用券の登録者数でございますが、4月末現在で、タクシー利用券が505人、バス利用券が209人となっております。新年度の更新が済んでいない方もいらっしゃると思いますので、年間を通じて受付をしてまいります。  利用の実績でございますが、4月末現在で、タクシー利用券が2,276枚で113万8,000円、バス利用券が981枚で9万8,100円となっており、前年同月と比較して、タクシー利用券が420枚、21万円の増額、バス利用券が72枚、7,200円の増額となっております。利用者の皆様には、助成金額の拡充に伴い、本制度を有効に活用していただいているものと推察しております。  次に、質問の要旨(1)のイでございますが、本制度におけるバス利用券を活用できる路線は、現在3路線となっております。1路線目は、川越観光自動車が運営する黒山線で、越生駅西口から黒山まで運行しており、全線で利用が可能となっております。  2路線目は、ときがわ町の運営するときがわ町路線バスで、越生駅東口からときがわ町に向けて運行しておりますが、利用券は越生駅東口からチサン霊園前までの利用が可能となっております。  3路線目は、鳩山町の運営する鳩山町営路線バスで、越生駅東口から鳩山町に向けて運行しておりますが、利用券は越生駅東口から県立越生高校前までの利用が可能となっております。  地域交通対策事業につきましては、今年度から、申請の集中する年度初めの4月8日までの間、役場内の会議室の申請会場に加えて、新たに梅園コミュニティ館にも申請会場を設けて受付を行い、利用者の利便性の向上に努めております。  以上、答弁とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 今井晴美健康福祉課長。          〔健康福祉課長 今井晴美君登壇〕 ◎健康福祉課長(今井晴美君) 長根議員さんからのご質問のうち質問件名2、質問の要旨(2)について、健康福祉課からお答えいたします。  長根議員さんのご質問にありますとおり、全国のシルバー人材センターの中には、高齢者世帯や独り暮らしでお体に障害がある方を対象に、日常生活でのちょっとした困り事をワンコインで請け負っているところがございます。請負業務の内容は、日用品の買物、庭の草取り、電球の交換、朝のごみ出しといった簡易なもので、作業時間が30分や1時間以内のものとなっております。  越生町シルバー人材センターにおきましても、高齢者世帯などの日常生活を支えるサービスの必要性を認識しており、家事手伝いや留守番、買物などを請け負っておりますが、こうしたサービスの利用料金は、ほかの軽作業と同様の水準に設定してあります。高齢者世帯からの買物代行のニーズは高まっているものの、会員の請負体制や収益性などに課題があり、現状ではワンコイン制の導入は難しいものと伺っております。  高齢者世帯への買物弱者対策としましては、越生町社会福祉協議会が生活必需の買物を代行する有料ボランティアを派遣していますので、町としましては、こうした取組を活用していきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) それでは、土器のほうから質問させていただきます。  この土器は、いろんなところから発見されたと思うのですけれども、どの地内が一番多かったのか。それとも、そういうふうなことで、復元についてもなのですが、そちらのほうを復元したときに、即座にやらなかったのか。また、この中に人骨はなかったのかお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君に申し上げます。  質問は一問一答ですので、これからはちょっと注意して、重ねないようにしてください。  山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) それでは、長根議員さんからの再質問にお答えいたします。  まず、土器の発掘の時代ですか、どちらのものが多かったかといったことでございますが、まず先ほどもご答弁しましたけれども、五領遺跡というのですか、越生駅の東で土地区画整理をやった事業のときに発掘したものなのですけれども、そちらにつきましては、縄文式時代のもの、平安時代の出土品だったりしまして、縄文式時代のものが土師器と呼ばれる土器で、平安時代以降のものが須恵器といったようなものが多く発掘されたようです。そのものについては、調査後、即復元作業は行っております。  人骨についてでございますが、こちらは津久根にあります夫婦岩遺跡といったところで発掘された経緯がございます。  生涯学習課からは以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 民具の数は分かりましたけれども、同じ種類のものが結構あると思うのですが、記録は取ってありますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) それでは、長根議員さんの再質問にお答えいたします。  民具の記録に関してなのですが、台帳化しているものが、先ほどもお答えしましたけれども、1,500点ほどあります。その種類、分別につきましては、把握はちょっとできておりません。  私も同じ日に、一緒にあちらのほうで見させてもらいましたが、ちょっと答弁とはあまり関係ないかもしれませんが、私も農家の出身のもので、ありました稲作とか、それに使った農民具、農耕具、また養蚕に使ったもの等ございまして、懐かしく感じたところなのですが、重複してるものも結構多数ありましたので、そういったものが、今後分類されていければいいかなというふうには感じております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 3月議会で、町史編さん事業による古文書、記録類、寄贈された民具類など、資料は必ずしも展示、公開を目的としていないというふうなことでご回答をいただいたのですが、それはどういうことなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんからの再質問にお答えいたします。  その古民具、そういう古文書等につきましては、資料を収集し、調査研究ですか、そういった目的で集めさせていただいたもので、必ずしも展示をするといった目的でやったものではないので、目的としていないといったような答弁となっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) それでは、なぜ集めたのか。その調査だけ。町の人とか、そういうふうな方に見せることはできないのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  今現在展示公開のほうができるスペースがちょっとないというのが現状です。そんなことで、そういったところがないために、一部土器の展示等はしてありますけれども、そういう広く資料の展示等ができていないのが現状です。そんな関係で展示公開していないだけでありまして、資料を展示公開をしないといったような意味合いではございません。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) これも3月議会でお話しいただいたものですけれども、資料館の建設予定はありませんが、里の駅道灌プラザで公開については研究しますというふうなことを言っておりました。これは、どういうふうなことでそういうふうなことを言ったのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  展示する、そこの道灌プラザ等で資料を展示するに当たって、現在展示するものが調査研究中であるとか、また……それにふさわしいもの、今現在選別中といったところで、現在は展示のほうは行われていないのですけれども、そういったものが出れば、そういったスペースを活用して展示公開等はしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 恐らく今課長も言ったと思うのですけれども、中学校の旧技術科室へ見学に行った際なのですが、その物の多さには少しびっくりしたのです。これを展示するのは、大きな箱がなければ駄目だなというふうなところがありましたけれども、本当にいささか無理と思います。全部公開しなさいとは言いませんけれども、そういうふうなものをできるような、そういうふうな展示ができるようなところはありますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  議員さんがおっしゃるとおり、技術科室にある民具等を見ると、かなりの膨大な量でございます。あれを選別したにしろ、相当なスペースが必要といったことになると思います。現在その展示するスペースがないというのが正直なところで、今後そういった、物を選んでちょっと展示してみるとか、場所については、どこということはないのですけれども、例えば公民館内の一画とか、そういったことは今後検討できるのではないかというふうには考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 原口仁教育長。          〔教育長 原口 仁君登壇〕 ◎教育長(原口仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  まず、越生中学校の技術科室に置いてある、保存してある民具とか、それから出土品なのですが、ほとんどのものが、うちを壊すから捨ててしまうのだけれども、ほかにちょっと、歴史的に古いものだから、捨てるのには惜しいけれどもというところで、もしあれだったら預かってほしいといういきさつのものがほとんどです。  私のうちにも実は、住んでいたところを壊したときに、火鉢とか長持みたいなものがたくさん出ました。それについても、捨てようと思ったのですけれども、ちょっと捨てるにはというところで、あそこに保存してあります。  したがいまして、全てがすばらしく、この越生町の大発見につながるような古民具ばかりではなく、一般の方がほとんど戦後に使ったすきとかくわ、そういうものも含めて全て保存してあります。その中から大切なものを、あるいは歴史的価値のあるもの、それとか美術的にも非常に貴重なもの、そういうものがあるかもしれませんが、今の段階では、いろいろなものをあそこに一時保管をしておきまして、頃合いを見計らって、やはりその中から、いいものがもしありましたら、展示をしていきたいと思っております。  したがいまして、あそこにあるものは、いろんなものがありますので、取りあえず保存という形で置いてあるものでありまして、全部が展示に値するものではございません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 取りあえず理解はしました。次ですけれども、郷土資料室について再質問します。  越生にゆかりのある人物、例えば太田道灌、渋沢平九郎、佐佐木信綱、これは歌人なのですけれども、あと田山花袋というのかな、小説家、そういうふうな人物の古文書だとか記録があるでしょうか。お願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 質問をもう少し明確にお願いいたします。最後のところが聞き取れなかったのですが。 ◆2番(長根弘倫君) 今言った名前の方以外にも、ゆかりのある人物がおると思います。その人物の記録簿とか、そういうふうな古文書とか、そういうものはあるでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  今おっしゃったような人物に直接関わる資料等はないといったことです。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 今言ったのですけれども、この人物だけではなくて、ゆかりのある人物というふうなところなのですけれども、そういうふうな人物はないのですか。お願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 長根議員さんの再質問にお答えいたします。  大変申し訳ございませんが、把握ができておりません。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 把握をしていないならば、しようがないですね。  本来的にはバイパス沿いと思ったのですけれども、この間ちょうど上野地内の町有林を見学しました。また、まちおこし協力隊も募集して、そういうところをやらせようかなというふうな思いがあるみたいなのですけれども、空き町有林を利用して、植えてある木材を利用して、資料館とか、そういうものは可能でしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) この件に関して申し上げます。  答弁書にも明確に、建設に相当な費用が必要となるということで答弁をされているのですが、それでもさらに答弁を求めますか。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 長根議員さんの再質問に企画財政課からお答えをさせていただきます。  上野の町有林ということで、たしかゆうパークの手前のところを3月にご視察いただいた場所のことかと思います。あそこの木材を利用してということでございますが、あそこの木材は、そのほとんどが、たしか雑木といいますか、杉、ヒノキではない雑木が植わっているかと思います。そういった木材を材料にして建築材料というのは、なかなか適していないものだというふうに思っておりますし、さらに地形的に、黒山とか大満とか、そういった山とは傾斜が違いますけれども、やはり造成を伴わないと、建物を建てるような平地はないと思っておりますので、現状あの場所に資料館等を、あそこの木材を使ってというのは難しいものだというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) 今資料館の建設というふうなことですが、無理というふうなことで理解しました。  次に、高齢者福祉についてなのですが、基本計画によると、3年前の調査で、買物の便が悪いというふうなことで58.4%。3年経過したのですけれども、もう少しパーセントが上がっていると思います。  公共バス利用券、そちらのほうは3社があるというふうなことなのですが、1社は黒山まで、もう1社は霊園まで、もう一つが高校までというふうなことで、もうちょっと延ばすことはできないでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 長根議員さんの再質問に企画財政課からお答えをさせていただきます。  もう少し路線を延ばせないかというのは、鳩山町のほうに向かう県立越生高校までという路線のことでよろしいでしょうか。          〔「もう一つ、ときがわのほう」と呼ぶ者あり〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) ときがわのほうもということですね。ではまず最初に、ときがわに向かうバスについてご説明をさせていただければと思います。  ときがわに向かうバスの路線につきましては、越生駅の東口からチサン霊園の前まで利用できることになっておりますので、町内の部分については、その路線の全ての範囲を利用できるということでご理解をいただきたいと思います。  もう一つ、鳩山町が運営している町営路線バスの件なのですけれども、越生駅の東口を起点としまして、バイパスに出て、県立越生高校の前を通り、大谷の六地蔵から鳩山のほうに抜けていくという路線でございます。私どもも、鳩山町が越生町の東口にバスを乗り入れたいというようなお話をいただいたときに、どうしても大谷の方に利用していただきたいという中で、大谷の六地蔵、その前後、こういったところにバス停ができないかということで鳩山町にも申入れを行いました。鳩山町さんのほうで、なかなか警察の許可が出ないというようなお話を伺っております。  さらに、我々としても、西入間の警察のほうに話をさせていただきまして、我々越生町の職員が警察官立会いの下、六地蔵から、ちょっと直線になっておりますので、手前の釜久米菓さん、あの辺の前辺りにどうしても1か所つくりたいというような話もさせていただいたのですが、警察も持ち帰った結果、安全性が確保できない。あそこのところは、車がかなりスピードを出して走っていて、さらに直線なのですが、やはり若干くねっております。  そういったことでバス停を設けられないということで、本当に非常に残念でならないのですけれども、今諦めざるを得ない状況で、バス停が設置できていないという状況でございます。ご理解をいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) お隣の毛呂山町や鳩山、ときがわ、坂戸市、鶴ヶ島は、循環バスが走っております。越生では、上野だとか如意方面、全くバスが走らない。空白地帯。ほかにもあると思います。そういうところを網羅するために、循環バスというのが走らせられますか。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 長根議員さんの再質問に企画財政課からお答えをさせていただきます。  コミュニティーバスという、町内を循環するバスのご質問ということだと認識しております。お隣の毛呂山町、確かに鳩山町、そういった循環バスを、コミュニティーバスを導入しております。  コミュニティーバスの関係なのですけれども、町内を巡るようなバス停を設けて、時間を決めて、そこにバスを走らせるということで、時刻表がある、町内を循環するバスということでございます。そうなりますと、決まった時間にそこのバス停に出ていく必要がある。今お年寄り、年配の方が一番大変なのは、そこのバス停まで出ていくこと、これもやはりままならなかったりするという状況があろうかと思います。  それと、決まった時間に運行するというところから、よそのバスをちょっとよく見ていただきますと、なかなかお客さんが乗っていないというか、非常に少数しか乗っていなくて、よく我々の言葉で、空気を運んでいるというような状況が見受けられるかと思います。  我々は、そういったことのないように、今回バス、タクシーの利用券という独自の制度、よそにはなかなかないような制度で運用をさせていただいております。この制度にすることによって、乗りたい方が、乗りたいタイミングで、しかも玄関先までタクシーが来ていただけるというようなことで、この方法を選びました。  コミュニティーバスを導入するということもできようかと思いますけれども、その場合は、やはりどうしても限られた財源というのがございますので、現在のタクシー・バス利用券の制度を、そのコミュニティーバスの制度にのせ替える必要があろうかなと思います。今の制度もやりながら、さらにコミュニティーバスというとになりますと、非常に財源がかかります。確かに様々な制度を運用できればいいのですけれども、小さな自治体ですので、越生町は今タクシー、バスの利用券制度というのを導入して、さらに今年から充実をさせていただいて、対応させていただいているということでご理解をいただければと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) もう1問ありますけれども、飛ばします。  ワンコインサービス事業についてです。各地でワンコインサービスが行われております。私が調べたのでは、8のシルバー人材センター、それと酒々井町社会福祉協議会というふうなことで、ワンコインのほうを利用しております。こういうふうな簡単なものですけれども、100円でごみ出し、買物等あります。あと、500円で買物だとか資源物の仕分だとか、いろんな、本当に簡単なものです。本当に全然動けない人もいると思います。  導入は難しいというふうなところだったのですけれども、そういうふうな、もう少し突っ込んで、ちょっとやってみようという気持ちはないでしょうか。お願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 今井晴美健康福祉課長。          〔健康福祉課長 今井晴美君登壇〕 ◎健康福祉課長(今井晴美君) 長根議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  最初の答弁の中で、越生町シルバー人材センターでの導入は難しいと回答させていただいておりますが、もう少し踏み込んだ形で検討をしていただけないかというお話がございまして、越生町のシルバー人材センターのほうに、町の状況といたしまして、いろいろ確認をいたしましたところ、まずはサービスを担う会員の確保が難しいという返事がございました。  例えばシルバー人材センターのお給料というふうに言わせていただきますが、給料は、配分金ということで会員に支給をしております。実際現場までガソリン代などの交通費も、その支給する配分金に含まれておりますので、例えば買物支援につきまして、会員さんが家を出て買物を行い、買ったものを届けるとなったときのそのガソリン代等も、その配分金の中に含まれる形となっております。そのような状況の中で、なかなか仕事を受けていただける会員の確保が難しいというお話がまずはございました。  また、仕事を受けた際に、越生町のシルバー人材センターでもそうですが、配分金に対して10%程度の事務費というのを頂戴しております。その事務費というのは、会員さんに配分金を支払うときの振込料ですとか、いろいろな文書の通信運搬費ですとか、そういうもの等があるので、10%の事務費を頂戴しておるのですけれども、例えばワンコインサービスで500円を頂いたときに、その500円を配分金として会員の方に支払ったときに、その事務費用をどのような形で、支払い手数料とかをどのような形で負担していったらいいのかなど、そのような点が課題となるということで、現状では越生町シルバー人材センターでは難しいというような回答がございました。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長根弘倫君。 ◆2番(長根弘倫君) これは回答は要らないのですけれども、私もこの5月にシルバー人材センターのほうに伺って、こういうワンコインサービスがあるのですかということを聞きました。聞きました。もしやるのであれば、やってみましょうかとは言っていましたけれども、そういうふうな、今お聞きすると難しいというふうなところなので、致し方ないなと思います。  いずれにせよ、高齢者とか障害者の、本気になって考えていただければなというふうな思いがあります。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで長根弘倫君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 3時40分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 3時55分) △発言の訂正 ○議長(宮島サイ子君) ただいま山口辰仁生涯学習課長より発言の訂正の申出がありましたので、これを許します。  山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 先ほどの長根議員さんからの質問の中で、土器について、どの時代のものが多いかという問いに対しまして、「縄文式時代の土師器、平安時代の須恵器」と申し上げてしまったところなのですが、こちらが誤りです。正しくは、「縄文式時代のものと平安時代の土師器・須恵器」といったことになります。訂正しておわび申し上げます。                                                     ◇ 岩 田 眞 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 一般質問に移ります。  1番、岩田眞一君。          〔1番 岩田眞一君登壇〕 ◆1番(岩田眞一君) 1番、岩田眞一です。傍聴の皆様、本日、私で最後になります。傍聴いただき、ありがとうございます。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。私は3問の質問をします。マスク越しなものですから、ちょっと聞きづらい点がありましたら申し訳ありません。  まず、1点目、点字ブロックの補修です。町では、越生駅を中心に点字ブロックがありますが、一部ビニール製の箇所で、相当数のブロックが剥がれてしまっています。  (1)、これらの箇所は把握していますか。町ですから当然把握しているのですが、質問としてさせていただきました。  (2)、補修はどのようになっていますか。  (3)、今後の町の予定と補修の考え方を教えてください。実際利用されている方が、10枚ぐらい続けて…… ○議長(宮島サイ子君) 岩田議員、途中で大変申し訳ないのですが、(2)番でおっしゃった質問が通告書には載っていないようですが。 ◆1番(岩田眞一君) 失礼しました。2番はなかったので、すみません。恐れ入ります。ちょっと途中訂正して出した関係がありまして、すみません。古いものでした。  それで、10枚とか続けてブロックがないところがあったりしたものですから、利用される方が不便を感じたり困ったりと。町民の方が安全の確保が必要というところで質問させていただきました。  2番、山間部の火災対応。4月中旬に麦原地区で火災が発生しました。  (1)、埼玉県防災航空センター、ここではヘリコプターが3台、24時間待機しているということなので、そういうところに消火等を要請しましたか。  (2)、消火に時間がかかって、建物が全焼した模様ですが、より迅速な対応はできなかったか。今回の反省点はありますか。また、家庭用消火器の購入に対して町の補助はありますか。  ここでは、昨日町長の挨拶でも、火災のことはお話しされていました。罹災された方が一日も早く元の生活に戻れるようにと願っております。火災では、私も過去に身近で起こったことがありますが、目の前にすると冷静な判断ができなかったりします。町も高齢化が進んで、町の7割が山間部ということもありまして、そういう山間部に住んでいる方も多いと思います。いざというときの心構えや用具の備えも必要です。そういったところで質問させていただきます。  3番目として、株式会社越生特産物加工研究所に係る質問です。うめその梅の駅(越生自然休養村センター)、ここでは以降「梅の駅」と呼びます。は、公募により、株式会社越生特産物加工研究所、これも以降「加工所」と呼びます。に決定して、令和2年度から指定管理しています。今年度末に3年間の指定管理期間が終わり、更新の時期となります。  (1)、指定管理制度は、民間のノウハウを活用できる点で有効な制度ですので、この2年間の実績、指定管理の管理費用が軽減等できたのかを含めて説明ください。  (2)、販売商品については、越生町とほかの市町村でも販売していますが、具体的にどこで、どのような売上げとなっているか、指定管理者との関わりを含めて説明願います。  次のページですが、(3)、指定管理の上で利用者アンケートを実施していれば、その内容も説明ください。  (4)、町長に直接お答え願います。資本金のうち46%ほどを保有し、貸付金があって、職員も内部指導しており、町民も関心が強いので、この会社の財務諸表を継続的に公表する考えはありますか。町は、この会社が正常化した場合は支援をやめるのか、第三セクターをどのように考えていくのか教えてください。指定管理は、民間事業者等による民間のノウハウを活用しつつ、サービスの向上と経費の節減等を図ることを目的にしています。この質問で確認したいのは、サービスの向上があったのか、経費の節減が図られたのかを聞きたいというところです。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田議員に申し上げます。質問の確認を1件させてください。  一番最初の1の点字ブロックの補修なのですが、(1)のこれらの箇所は把握していますか。(2)、町の補修の考えと実施予定を教えてください。この2点で大丈夫でしょうか。 ◆1番(岩田眞一君) はい。 ○議長(宮島サイ子君) 分かりました。  田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんのご質問のうち質問件名1について、まちづくり整備課からお答え申し上げます。  いただきました質問の要旨でございますが、若干違いがございまして、このまま読み上げますと追っつかなくなるのかなと思いますけれども。  ブロックが貼られているのは、越生東の区画整理事業、ここの地区が、ご指摘のビニールで貼られたところでございます。上野東地区は一切壊れておりません。それが、この(1)の答えでございます。  質問の要旨(2)についてでございますが、今年度においては、交差点部を重点的に補修計画をしてまいります。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 岩田議員さんからのご質問のうち質問件名2について、総務課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、埼玉県防災航空隊の出動要請につきましては、地元消防本部から防災航空隊に応援要請するものとされております。そこで、西入間広域消防組合に、4月17日に麦原区で発生した建物火災の際の対応を確認したところ、防災航空隊への出動要請はしていないとの回答がございました。その理由として、防災航空隊による消火活動は、厳格な安全運航の観点から、日の出から日没までの間とされており、19時25分に通報を受けた今回の火災では、出動要請を行わなかったものでございます。  次に、(2)についてでございます。今回の火災の消火活動におきましては、西入間広域消防組合から消防車両8台、隊員43名、越生消防団から車両7台、団員59名が出動し、火災発生から鎮火に至るまで、夜間を通し10時間を超える懸命な消火活動を行いました。  初期消火は、西入間広域消防組合の先着隊が、火災現場南側の防火水槽から取水し、直ちに放水を行いました。消火活動の継続に当たっては、自然水利から防火水槽までの高低差のある約1,350メートルの距離を送水する必要があり、消防隊員及び消防団員は、悪条件の中、日頃の訓練の成果と技術を十分に発揮し、最善の消火活動を行っていただいたと認識しております。  最終的な活動終了までに時間を費やした要因につきましては、被災建物のほとんどが木造であり、消失した建物廃材が大量に蓄積されたため、鎮火から引き揚げまでの間、完全消火を図るための残火処理に時間を要したと西入間広域消防組合から報告を受けております。  今回の火災後、西入間広域消防組合では、現在、町内で今回の火災と同様の地域を調査しており、水利確保等の確認を行っております。越生消防団も検証会を実施し、速やかな中継体系の構築など検討を行いました。また、今月中に西入間広域消防組合と越生消防団が、合同で長距離送水訓練を実施する予定になっております。  また、ご質問の家庭用消火器の購入に対する補助金につきましては、現在町からの補助金はございません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) 岩田議員さんのご質問のうち質問件名3の(1)から(3)について、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、質問件名3の(1)についてでございますが、越生自然休養村センターは、施設の管理運営に民間ノウハウを活用しつつ、サービスの向上と経費節減等を図ることを目的に、令和2年4月に指定管理者制度を導入いたしました。  指定管理者制度の導入後は、町職員が施設の管理運営業務に直接的に関わる必要がなくなったことにより、業務軽減が図られたことや町が支出する指定管理料につきましても、指定管理期間の3年間は定額となっているため、新型コロナウイルス感染症による売上げへの影響や電気、ガス料金の高騰などの変動要因による影響にも、指定管理者の企業努力により、対応していただいているところでございます。  なお、2年間の実績について、延べ購買客数と売上額をご報告させていただきます。令和2年度は、延べ購買客数5万7,488人、売上額7,530万7,097円です。令和3年度は、延べ購買客数5万9,356人、売上額7,694万9,132円円でございます。  次に、(2)についてでございますが、株式会社越生特産物加工研究所の販売先につきましては、JAいるま野管内の農産物直売施設や秩父方面の道の駅などで販売していることは承知しておりますが、個々の販売先や売上高などは、会社の情報となりますので、指定管理施設以外のことについて、町でお答えすることはできませんので、ご了承願います。  次に、(3)についてでございますが、越生自然休養村センターの利用者に対するアンケート調査は実施しておりませんが、現在でも施設内に、よりよい施設とするためのお客様の声をお聞きする意見箱を設置しております。  ご利用者からいただいたご意見の中には、「梅商品の品ぞろえがよく、選びやすい」、「野菜の鮮度がよく、店員の雰囲気がとてもよい」といったお褒めの言葉もある一方で、「トイレの水回りの汚れが目立つ」などのご指摘もございます。また、「販売されている野菜の調理方法やユズ料理を教えてほしい」といったご意見もいただいておりますので、これらの貴重なご意見を踏まえて、利用しやすく、親しみを持ってもらえる環境づくりに、指定管理者である株式会社越生特産物加工研究所と取り組んでまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩澤清企画財政課長。          〔企画財政課長 岩澤 清君登壇〕 ◎企画財政課長(岩澤清君) 岩田議員さんからのご質問のうち質問件名3の質問の要旨(4)について、企画財政課からお答え申し上げます。  最初に、株式会社越生特産物加工研究所の財務諸表を継続的に公表する考えということでございますが、現在町が公表しているのは、正確に申し上げますと財務諸表ではなく、「第三セクター等経営健全化方針」でございます。この第三セクター等経営形成化方針の策定につきましては、総務省の通知において、一定の要件に該当した場合、当該第三セクター等と関係を有する地方公共団体に対して、経営健全化方針を策定し公表するよう要請がなされております。  策定要件につきましては、幾つかの要件に該当する法人とされており、例えば「自治体の出資割合25%以上で、債務超過の法人」など5つの基準が示されております。株式会社越生特産物加工研究所につきましては、基準の5つ目に記されている「その他、各地方公共団体において、経常収支など当該法人の経営状況等を勘案し、経営健全化の取組が必要であるとした法人」に当たると判断し、策定と公表を行っているものでございます。  令和元年に出資割合が約46%となり、町の関与が高まったため、令和2年度10月1日に第三セクター等経営健全化方針を策定し、公表いたしました。その後、令和2年決算を反映したものを令和3年9月1日に公表し、今般、令和3年決算を反映したものを令和4年6月1日に公表しております。  今後も、町として経営健全化の取組が必要なくなると判断するまでの間は、公表を続けていく考えでおります。  次に、会社が正常化した場合の援助ということでございますが、会社の経営状況が健全化し、運営が安定化すれば、特別な支援は必要なくなるものと考えております。  株式会社越生特産物加工研究所は、昭和62年の設立当時から、町の特産である「梅・ゆず」の商品化を通じて、原材料を供給いただく生産農家の支援を行い、それと同時に、商品を販売することで、「越生の梅・ゆず」のブランド力の維持向上に寄与しております。  このように町にとって大変重要な役割を担い続けている第三セクターでありますので、早期に会社運営が正常化し、安定的な経営となることを切に望んでいるところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 1番の点字ブロックのところで再質問させていただきます。  点字ブロックの延長は、コンクリートとビニールとプラスチックとあると思うのですが、全体で何メートルぐらいあるのか教えていただければと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんの質問にお答えいたします。  先ほど最初の答弁で申し上げました、ビニール製でできているものは、いわゆる越生駅東特定区画整理事業で造った、現在で越生東地区です。ここのところが、ほぼほぼビニール製で造られておりますが、ここの延長が2,500メートルございます。上野東地区につきましては、コンクリートブロック製といいますが、インターロッキングと呼んでおりますけれども、れんが、タイルが重なったものですが、2,520メートルでございます。それから、質問の要旨が一番最初に書いてありましたもの、議員からいただいた質問で、越生小学校という文字も入っておりましたが、越生小学校のところが320メートル、総延長で5,340メートルでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) コンクリートとビニールと、最近新しく、駅のところから川のところまでは、プラスチックみたいな形になっているみたいなのですが、それぞれ耐用年数というのは何年ぐらいなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  越生東地区の施行から現在考えますと、単年度で点字ブロックを敷いたわけではございませんが、今年で45年経過しております。私の経験といいますか、私の携わった中では、例えば平成10年前後から剥がれ始めて、度々補修を繰り返しながら現在いっています。昨年令和2年度の予算で、越生駅東口の開設に伴い、越生駅の東口から山吹大橋までの間、234メートルの打ち替えというのですか、全施工替えをやりました。これは、今埼玉県の中でもほとんどこの手法でやっている、非常にもちがいいというものでございまして、警察から紹介を受けて、この施工を取り入れております。上野東地区については、その次の時代の区画整理でございました。県からも国からも補助があり、インターロッキングを使った歩道の中で同じくできました。  寿命というのは、そのものの寿命というよりも、舗装の上に貼っていくわけでございますので、舗装の傷みやひび割れ、それから街路樹の根による凹凸、こういったものから剥がれにつながる。あとは、使っている接着剤の老朽化によるというものであったと思います。役場から越生小学校の区間、先ほど言った上野東地区については、焼き物を使っておる、またコンクリート製を使っておりますので、相当長い年月の耐久力があると思います。課題といたしましては、舗装上に貼りつけたビニールということです。  1次答弁の中でもお話をしましたけれども、今年の2月くらいに、大分冬の冷え込みが続いて、この貼ったビニールのインターロッキングが非常に多く剥がれました。1,100枚ほど急遽剥がしました。延長にすると330メートルぐらいの延長になるのですけれども、こういったところで急遽剥がして、本来安全であるべき、安全を導くべきものである誘導ブロックが剥がれたということで、急遽取ったわけです。  質問にはなかったかもしれませんけれども、歩車道境界、点字ブロックというお話でございますが、正式には視覚障害者誘導ブロック。この中にも2種類あります。線でできている誘導するためのもの、点でできている警告するもの。先ほど1次答弁で、交差点部分を重点的にとお話ししましたけれども、交差点部分は止まれということですので、点字のほうの警告ブロックです。この警告ブロックのほうを優先的に今年度は直していきたいと。全体を直すということは、まだ今計画にはないのですけれども、危ないところを見つけて直していこうと、そういう計画でございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 私もビニールのところは、300と言っているのですが、多分越生の駅の前のほうからやまぶき公民館の先、先ほど言った越生東地区、ここのところのビニールがかなり取れているというか、取ったということも含めてあると思うのですが、そうすると約600メートル近くあるような気がするのですが、いずれにしろ今年度においては、交差点部分は何か所ぐらい、どのぐらいの予算が確保されているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  事業立てをしての補修ではございません。生活関連事業の中の町道補修の中で行いますが、先ほど言いましたように、誘導ブロックだけを取り除いてつけるということではなく、舗装自体からそのまま直していく必要があります。昨年行った駅東口から山吹大橋までの間、メートル単価に直すと1メートル当たり6万5,000円かかっております。何か所というよりも、よく調査をして、どの程度破壊した後に直せるかというところですけれども、利用の多い、駅に近いような交差点部のところの段差を解消しつつ、直していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) ということは、予算額的なところは、まだ実際的には組んでいないというか、組める中ではなく、ある程度余剰とか余力でやるのかというところは、もう一度確認させていただければと思うのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答えいたします。  余った予算という考えはございません。生活関連ですので、危ないものについて直していきます。それが今回誘導ブロックであれば、それがそれでございますので、よく調査をしてですね。  先ほど申しましたように、今年度の予算の成立後に剥がれた、今年2月に剥がれたものです。予算には間に合いませんでした。駅に近いほう、よく調査して、安全確保という点で行っていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。
    ◆1番(岩田眞一君) 予算額については、そういうことで具体的なところは無理なのかもしれませんが、よく調べてやっていただければと思うのですが、途中、途中も、歯抜けではないのですが、かなりのところがなくなってしまっているというのは、やっぱりある程度手当てに相当時間がかかるというのだと、何となく町のイメージとして、点字ブロックはまた黄色なので、目立つ色というところもあって、それがいつまでもそのままというのも、ちょっとどうなのかなというところはありましたので。  あと、ここについては、具体的に何か苦情とかというのはあったのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  苦情がない……文書とか区長申請で上がっているということはないのですけれども、視覚障害者用の誘導ブロックがないために歩きづらいのでというよりも、めくれ上がって、つまずくのでというのがやっぱりあるのです。そんな関係から急遽剥がしました。  今、ぽつんぽつんと黄色いのがあるところも、少し意味が不明なように見られると思いますが、剥がしながら、交差点を重点的に、曲がり角ですとか警告ブロック、先ほども申しましたけれども、そちらをつけていきたいと今考えております。2,500メートルに、先ほど6万5,000円と言いましたけれども、仮に6万を掛けると、暗算するだけで1億5,000万になります。ここら辺も、必要なところを重点的にやっていきたいと考えております。  埼玉県のホームページでもトップページに、「点字ブロックは視覚障害者の命綱」と大きく出ています。これをよく踏まえて、きっちり整備をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 先ほどのビニールの箇所は、2,500全部でなくて、多分600メートルぐらいだと思うのですが、できる限り計画的に、またなるべく短い期間なりで対応していっていただかないと、何かもし事故があった場合の対応というのが求められていくのではないかと思いますので、よろしくお願いします。  では次に、2番目の質問なのですが、山間部の火災、先ほど言った県のほうのヘリコプターの要請は、夜だからしなかったということなのですが、でも24時間待機しているので、夜でも、何らかのというのはできなかったのかどうか、もう一度確認したいのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 岩田議員さんの再質問に総務課からお答え申し上げます。  先ほど1回目の答弁で述べたとおり、西入間広域消防組合では、今回の火災については、まず第1段階として、防災航空隊につきましては、夜間であるということで要請していない。  県の防災航空隊の規定といいますか、原則がうたってあるものを消防組合から頂いたのですけれども、24時間待機はしております。防災航空隊につきましては、夜間についてはサーチライトを使っての消火活動になります。こちらについては、飛行上、山間部はとにかく難しいということで、山間部の飛行については、昼間でもかなり危険が及ぶのです。ですので、特に山間部についての夜間の出動というのはまずない。今まで県の航空隊で夜間で出動したのは、平地の大きな工場ですかね、大きな建物の火災のときに1度だけあるという話で、それ以外、基本、原則として夜間は飛行しないということになっているそうです。  日中の火災でも、山間部については、山林ですね、主に山林火災の延焼の危険がある場合に、原則、そういう場合の出動というのを考えているという話がありました。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 確かに夜間で山間部で、今回は風もあまりなくて、周りへの延焼というのもなかったということで、そこは不幸中というところもあるのでしょうけれども、ただやはり照明とかがあったほうがいいとか、山間部は駄目と言いながら、樹木が比較的少ないところとか、山間部に住んでいる人もたくさんいらっしゃると思うのです。そういう点では、できる限りのというのは何かできないのかなと思ったのですが、全く要請しないのか、要請して上部からの手助けだけでも何とかできないかとか、そういうのは検討はいかがなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  西入間広域消防に確認したところ、今回の火災についても検討は行っております。出動要請の検討は行っております。それは、この間の麦原区の火災については建物火災だったのですけれども、それが山林に延焼するようであれば、そうすると夜間は当然要請できないのですけれども、山林に広がった場合には、それが翌朝まで延焼することが当然予想されるわけです。その想定を考えて、もし山林に少しでも延焼するようであれば、翌朝、明るくなってからになると思いますけれども、要請を考えていたという話は聞いております。ですので、まるっきり検討しなかったということではないということです。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) あと、今回は近くに防火水槽があったわけなのですが、あまりたくさんの量が使えなかったみたいなのですが、それはどのぐらいの時間使えたのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答え申し上げます。  麦原区に設置されていた防火水槽でございますけれども、基本的に容量は40トンの防火水槽になります。これが標準サイズといいますか、基本的に整備していくに当たって整備するサイズで、特に小さかったとか、そういうことではないです。  この防火水槽については、実は前年に若干水漏れといいますか、支障があり、修理をしておりましたけれども、今回の火災の時点では、もう修理は完了して、すっかり使える状態にはなっておりました。  時間なのですけれども、時間が正確に……何時間、何分使えたとかというのは、ちょっと確認していないので、そちらのほうは申し上げられないのですけれども、その防火水槽の容量は当然少なくなってくるわけですけれども、それに備えて、下の、実際には麦原川の堰堤の下のところの部分から水を吸い上げて、先ほど言ったとおり、距離にすると1キロ以上の距離を下から上に上げて、防火水槽を補充しながら消火活動を行ったような形を聞いています。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) あの火災に際しましては、変な話ですけれども、私はちょうどお風呂に入るつもりだったのです。そうしたら、サイレンが鳴りましたので、至急問い合わせましたところ、麦原が火事だということで、着物を着て、すぐ行った次第です。  それで、途中道が狭いので、私の車が入ると、消火活動に支障が生じますので、麦原の本道のほうですね、そちらのほうの、町の水道の施設があるのですけれども、そこに邪魔にならないように車を置いてしばらくいたのです。それで、携帯で連絡を取ったのですが、ちょっと携帯がつながらなかった。偶然瞬間的につながりましたので、私の知人にです。それで、これは大変だということで、それで歩いていきました。  それで、その間、消防団が何台もホースをつないでいるところでした。それで、先ほど課長が申し上げましたように、ちょうど防火水槽を直したところでした。ですから、間に合いました。それは40トンということですけれども。  それから、大きなタンクです。タンク車なのですが、タンク車はちょっと行けないということでしたけれども、それで消防団員が途中、赤衣川というのかな、川のところを掘って水を確保するようにしたのですけれども、それもすぐなくなってしまう。何回もやって試みたのですけれども、そういうふうに言っておりました。  私も歩いていったのですが、非常に長距離というか、結構な距離でして、急いで行きましたので、汗をかいてしまって、行ったらまた寒くなってしまってと、こういうようなこともありましたけれども、最終的には麦原川から何台もつないで、それで防火水槽の中に落として、圧がかかりませんので、あまりやると。それで、防火水槽の中に落としたやつを、それから一番近い消防車で水をかけた、こういう状態です。  それで、4軒うちがあるのですけれども、そのうち棟数は結構、5棟ぐらいあったのですけれども、2世帯の方の5棟でしたか、蔵も含めまして燃えてしまいました。  それで、1軒下のうちがあるのですけれども、そこのうちの延焼は食い止めて、もう1軒、向かって左側にうちがあるのですけれども、その延焼も食い止めて、それで後ろがすぐ山です。この山に移っては大変だなと思いました。消防隊員の方がいろいろ延焼のほうを食い止めて、落ちてくる火の粉等を消したりしてくれまして、あれが山に移ってしまったら大変なことになってしまったと。しかしながら、懸命な防火活動をしてもらいまして、そういう結果、山に対する延焼というのは食い止めたというところです。  それで、消防長とも話したのですけれども、今後こういうこのないように、いろいろ訓練等を重ねてください、こういうふうに要望しました。いろいろ地元の消防団とも、先ほど課長が申し上げましたように、訓練をすると。危険箇所等をよく確認して訓練をすると。打合せ等もします。そういうことにいたしました。消防長のほうも、そういうふうに答えてくれました。模様はそういうことなのです。  結構一時は大変な火が燃えまして、大変でしたけれども、一生懸命みんなやってくれたと、私はそういうふうに思っております。私も朝方までおりまして、副町長とか総務課長等もほぼ全部行ったと。それで、消防隊員の中には、役場の職員も結構おりまして、翌朝の6時頃鎮火というのでしょうか、なりました。翌日の勤務も休むことなく出てくれまして、寝ていなかったということではないかなというふうに思っております。そんな状態でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 町長から直接実況のお話、ありがとうございました。給水等大変だったというのはお聞きしておりまして、精いっぱいやっていただいたのだなと思います。ご苦労さまでした。  あと、消火器については、あることによって、各家庭で用意していただくということはやはり必要なのかなと。安全対策、今回のハザードマップでも火災の記事がありました。初期対応は大事で、ご近所の協力とかも大事なものですから、町のほうで、先ほども消防訓練とか、そういったことを働きかけていって、なるべく早い消火とか、そういうのに心がけていただければと思います。  以上で3番のほうに移らせていただきます。  先ほどの加工場の関係につきましては、あまり実態的なことは無理というのですけれども、指定管理部分については、別枠にして指定管理の中で、町が払っている指定管理料、それとそこでの収益、それによる損益勘定というのはちゃんと示せるのではないかと思うのですが、この辺はいかがなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  指定管理を行っている中のその収支のほうの計算、結果ということでご報告させていただきます。お答えいたします。越生自然休養村センターの指定管理でございますけれども、令和2年、令和3年と2年間指定管理の実績があるわけでございます。この2年間の収支の報告でございますが、これは毎年年度終了後、二月以内にその報告をいただくことになっておりまして、ここでちょうど令和3年度の分も上がってきたところでございます。  指定管理料が、毎年350万円をお支払いしているところでございますけれども、そのほか販売手数料や自主事業、こういった収入を得て、令和2年につきましては1,475万円の収入が合計であったということです。歳出についても、1,459万円ということで、差引き15万円の残が出たというふうに報告いただいております。令和3年度につきましては、同じく指定管理料は350万円でございますけれども、収入の総額が1,410万円です。歳出が1,404万円ということで、差引きが5万5,716円ということで報告をいただいております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) その前の段階の令和元年のときは、この梅の駅での収益というのはどういう状況になっていたのでしょうか。それと、委託料とかが分かりましたらお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、お答え申し上げます。  令和元年度までは町直営で行っていたわけでございます。歳出の中には、実際には町職員がその運営の中で、農家さんへの支払い、農家さんの売上金の支払いとか、そういった事務を職員が実際に行っておりました。そういった事務も含めて指定管理者のほうでやっていただいたということでございますので、その職員の人件費部分はこの中に含まれておりません。  比較してみて、非常勤の職員賃金で比較してみても、町直営のときに比べて、町直営のときには576万円かかっていたものが、令和2年度485万6,000円と、令和3年度は542万7,000円ということで、経費の節減に努めております。また、光熱水費につきましても、164万8,000円令和元年度かかっていたものが、令和2年度が121万3,000円、令和3年度が149万4,000円と、こういったところで大幅に削減していただいております。  トータルだと、その職員給与費分がありますので、一概に比較できないのですけれども……先ほど全てで申し上げましたけれども、職員給与費、租税公課、自主事業を除く金額ということで……すみません、暫時休憩をお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 4時50分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 4時52分) ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) どうも失礼いたしました。それでは、引き続きご答弁させていただきます。  指定管理者の経費のほうと比較させていただきます。先ほど途中まで申し上げましたけれども、職員給与、それから租税公課等を除く経費のほうを比較してみますと、令和元年度1,015万2,722円でございました。令和2年度は1,037万2,539円です。令和3年度は少し増えます。1,265万3,085円でございました。こういった経費等も増加している中でございますけれども、売上げ、こういったものはかなり大幅に伸びた関係で、本来であれば、町で直営していた場合でも経費が膨らむ可能性がある中で、企業努力の中で、歳入のほうを確保していただいて、事業を運営できたというふうに評価しているところでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) ここについては、後でいいのですけれども、具体的にもうちょっと金額については教えていただきたいのですけれども、やはり指定管理する前と後については、きちんとした金額想定がここはできていいと思うのです、指定管理料を町が払っているものですから。そこを明確にしていただいて、本当に加工場が努力して、本当にそういうふうに収入、収支がきちんとされているかどうか、きちんとチェックさせていただきたいのですが。  それと、加工場の民間的な利用という点では、具体的にPRとかというのは、ここの梅の駅のPRとかというのは具体的に何かしているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんの再質問にお答えいたします。  PRといいますか、宣伝広告、そういったものは特に聞いておりませんが、来たお客様に対して、商品をお買い求めいただきやすいような、そういった取組は常に考えていただいているようでございます。なかなか直営のときには気がつかなかったようなところが、やはり民間事業者が入ったことによりまして、様々なポップというのでしょうか、いろんな商品の説明等を加えた、そういった表示をしていただいています。そういったもので、お客様が実際に商品を手に取っていただけるような、そういうふうな取組を随分前からしていただいております。そういったことが売上げにつながっているのではないかと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 直売所では、隣町の直売所とか、そういうところでは、かなり新聞広告に入れたりしているところもあるものですから、やはり民間活力を有効にというのであれば、そういった費用をかけてもできるのではないかと思うのですが、この辺はいかがなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答えいたします。  議員さんおっしゃるように、ご質問のように、やはりPRするというのは重要なことだと思います。今の指定管理料の算定の中には、直営のときには、こういった広告等を町で直営していた頃はやっていませんでした。そういった関係で、指定管理料の算定の中に、広告宣伝のそういうPR料というのは実際に含まれてはおりません。そのような中で、先ほどからお話ししていますけれども、企業努力という話をさせてもらっていますけれども、そういった中で捻出していただければ、より効果があるものと思いますが、またそういったものも含めて、かなり費用のかかることだと思いますので、指定管理者のほうに、そういったことも効果があるのではないかということで話をしてみたいと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) ホームページを見ても、加工場のホームページには、梅園駅の部分のそういった宣伝というのはあまりないような感じがします。やっぱりそういうところも十分活用してやっていただくというのは、必要なのではないかと思いました。その辺も、今回は時間がないので、次回また引き続き質問させていただければと思っています。  あと一つは、この施設が十分活用されて、アンケートについてはできるなら取っていただいて、本当にこの施設が、皆さんに有効な活用がされているというところは確認できればと思うのですが、この部分は回答は要りませんので、また質問させていただきたいと思います。  私の質問は以上とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで岩田眞一君の一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会します。                                      (午後 4時56分)...