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03月02日-02号

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  1. 越生町議会 2022-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    令和 4年  3月定例会(第1回)           令和4年第1回(3月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第2号)                            令和4年3月2日(水)午前9時30分開議日程第 1 議案第18号 令和4年度越生町一般会計予算                     日程第 2 議案第19号 令和4年度越生町、毛呂山町外4組合公平委員会特別会計予算       日程第 3 議案第20号 令和4年度越生町農業集落排水事業特別会計予算             日程第 4 議案第21号 令和4年度越生町国民健康保険特別会計予算               日程第 5 議案第22号 令和4年度越生町介護保険事業特別会計予算               日程第 6 議案第23号 令和4年度越生町後期高齢者医療特別会計予算              日程第 7 議案第24号 令和4年度越生町水道事業会計予算                   日程第 8 施政方針に対する質問                                出席議員(11名)     1番   岩  田  眞  一  君      2番   長  根  弘  倫  君     3番   島  野  美 佳 子  君      5番   髙  橋  一  正  君     6番   関  根  真  一  君      7番   池  田  か つ 子  君     8番   金  子  公  司  君      9番   宮  﨑  さ よ 子  君    10番   木  村  好  美  君     11番   水  澤     努  君    12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  康  之  君   副 町 長   三  浦  道  弘  君  総 務 課長   町  田  和  久  君   企 画 財政   池  田  好  雄  君                          課   長  会 計 課長   松  本  和  彦  君   税 務 課長   横  田  惠  嗣  君  町 民 課長   岩  沢     清  君   健 康 福祉   奥  泉  隆  雄  君                          課   長  子育て支援   長  島  伸  子  君   産 業 観光   吉  田     正  君  課   長                   課   長  まちづくり   田  中     広  君   水 道 課長   戸  口  孝  史  君  整 備 課長  教 育 長   原  口     仁  君   学 務 課長   関  口     学  君  生 涯 学習   山  口  辰  仁  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   中  島  義  仁      書   記   福  田     実  書   記   松  澤  義  幸 △開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は11人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第2号のとおりです。 △議案の一括上程 ○議長(宮島サイ子君) お諮りします。  日程第1、議案第18号から日程第7、議案第24号までを一括上程いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  よって、一括上程といたします。 △議案第18号 令和4年度越生町一般会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、議案第18号 令和4年度越生町一般会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) おはようございます。それでは、令和4年度施政方針と、議案第18号、越生町一般会計予算の提案理由のご説明を申し上げます。  私が昨年の2月、町長に就任させていただいてから1年が経過し、議員の皆様や町民の皆様のご協力の下、全力で町政に取り組んでおります。一方、新型コロナウイルスは昨年も猛威を振るい、世界規模で感染が拡大し、私たちはかつてない経験をしています。このような状況の中、新型コロナウイルス感染症対策に重点を置いてまいりました。今後もこの方針を堅持してまいります。  そして、新型コロナウイルス感染症のために闘っていただいている医療従事者の皆様や、社会のインフラを支えていただいている全ての皆様に重ねて感謝と敬意を表させていただきます。  それでは、令和4年度一般会計予算を提案するに当たり、町政運営と主要施策について、施政方針を申し上げます。  国が発表した地方財政対策では、令和4年度においては、社会保障関係費の増加が見込まれる中、地方が地域社会のデジタル化や公共施設の脱炭素化の取組等の推進、消防・防災力の一層の強化等に取り組みつつ、交付団体をはじめ地方が安定的な財政運営を行うために必要となる一般財源総額について、令和3年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保することを基本として地方財政対策を講ずることとしております。  その内容を踏まえた地方財政計画の規模は、総額90兆5,700億円、前年度と比較して0.9%の増加となっております。歳入では、地方税8.3%、地方譲与税42.6%の増加見込みとなっております。また、地方交付税についても3.5%の増加となっていることから、赤字補填債である臨時財政対策債は67.5%の大幅な減少となっているところでございます。  町の財政は、個人所得の回復が見込まれるものの、固定資産税については減少を見込んでおります。また、地方譲与税地方交付税については増加を見込んでおります。しかしながら、社会保障費及び経常経費の増加などから、依然として厳しい状況が続いております。  そうした中、限られた財源を有効確認し、マニフェストに掲げております「安心元気な越生町」を目指した様々な施策、事業を実施してまいる所存でございます。  1、誰もが安心して住める越生町を創ります。  新型コロナウイルスワクチン接種につきまして、地区医師会及び関係医療機関の協力により、3回目の接種について令和3年12月から医療従事者等を、令和4年1月から集団接種を開始いたしました。3回目接種及び5歳から11歳までの子供の接種がスムーズに進むよう、関係機関と連携を密にし実施してまいります。  生活関係では、通学路となっている大字成瀬地内の町道1―7号線改良事業をはじめ、生活道の整備補修を実施してまいります。また、昨日ご議決いただき成立しました越生町太陽光発電設備の適正な設置等に関する条例は、早速昨日公布いたしました。そして、4月1日に施行されますので、太陽光発電設備の設置に関しては、この条例を活用してまいります。  2、お年寄り、障がい者の生活を守ります。  交通手段を持たない高齢者等を対象に助成している、タクシー、バスの利用券の助成限度額を拡大し、利用者の経済的負担の軽減を図ります。また、商工会、社会福祉協議会と連携し、地域ケアの充実を図ってまいります。  3、町民目線の役場改革を行います。  町民の目線に立ち、窓口対応について、今まで以上に丁寧な対応を徹底してまいります。  マイナンバーカードの取得率向上を目指すとともに、デジタル技術を活用し、町民の利便性の向上に努めてまいります。また、自治体デジタルトランスフォーメーションの推進を含めた情報システムに関する担当部門を設置し、庁内における情報システムセキュリティー等の管理を一元化するとともに、情報システムの効率化的な運用を図り、ICTの有効な活用を進めてまいります。  4、女性・若者の活躍を応援します。  女性・若者まちづくり会議を設置し、女性や若者の視点からの意見等を町政に反映させてまいります。また、多子世帯の住宅取得を支援するための制度を創設するとともに、妊婦タクシーの利用助成を拡充いたします。  5、教育重視・未来に向けた人材を育成します。  学校教育において、町費学習支援員等の配置や、町独自の35人学級を生かし、きめ細やかな指導を展開してまいります。また、ICT支援員及び外国語指導助手を有効に活用し、質の高い教育を目指してまいります。  6、産業振興と観光の町を発信します。  観光協会と連携しながら、町のPRを展開し、町の観光、特産品等の魅力を発信していきます。  以上、6つの方針を基に、令和4年度一般会計予算を編成いたしました。  それでは、令和4年度一般会計予算当初予算の主要な施策についてご説明いたします。  一般会計の予算総額は42億7,400万円で、令和3年度の予算と比較いたしまして1億8,100万円、4.4%の増額予算となりました。  まず、歳入でございますが、歳入の根幹であります町税は、全体で12億9,768万7,000円、前年度と比較して744万1,000円、0.6%の減額となっております。主な税目では、町民税が5億7,824万円、前年度と比較して1,567万6,000円、2.8%の増額、固定資産税が6億2,977万9,000円、前年度と比較して2,512万4,000円、3.8%の減額、軽自動車税が3,916万4,000円、前年度と比較して43万4,000円、1.1%の増額となっております。  地方交付税につきましては、令和3年度の実績及び国が示す地方財政計画を考慮し、13億4,000万円、前年度と比較して1億4,000万円、11.7%の増額、また地方交付税財源不足分を補う臨時財政対策債につきましては、1億3,000万円の減額の7,000万円となっております。  次に、歳出でございますが、安心な越生町を目指し、町民生活に直結する道水路整備に関連する事業に力を入れてまいります。  まずは、令和2年度から継続しております町道1―7号線道路改良事業は、今年度が最終年度となり、起点、終点の交差点改良等を実施いたします。そのほかにも土砂等が堆積している水路の浚渫、改良等を実施してまいります。また、子供たちの遊び場となっている上谷農村公園の遊具を更新してまいります。  続きまして、各費目の主要な施策についてご説明いたします。  総務費関係では、地域おこし協力隊員を1名から2名に増員し、新しい地域おこし協力隊員とともに、町有林をはじめとした森林の活用など、豊かな自然を利用した町の活性化につながる施策の検討に取り組んでまいります。女性・若者まちづくり会議を設置し、様々な皆様からの声をお聞きしながら、町の活性化とPR活動に努めてまいります。  また、高齢者等に対してタクシー、バス利用料金を助成している地域交通対策事業を拡充し、タクシー利用券の上限額を4万2,000円に、バス利用券の上限額を3万円にそれぞれ増額いたします。  児童福祉関係の施策といたしましては、町独自として実施してまいりました第3子以降の保育料無料化、18歳までのこどもの医療費の窓口無料化をはじめとする施策を継続して行ってまいります。また、多子世帯の住宅取得に対する支援制度を創設し、安心して子育てできる環境を整備してまいります。  高齢者福祉関係では、地域包括支援センターを中心に、社会福祉協議会と連携し、地域ネットワークの充実を図りながら、高齢者の支援、介護保険事業の円滑化に努めてまいります。  保健予防関係では、新型コロナウイルスワクチン接種を第一に考え、地区医師会及び関係機関と連携を密にし、3回目接種及び5歳から11歳までの子供の接種を速やかに進め、接種率の向上を図るとともに、感染拡大防止に努めてまいります。  また、これまでも実施してきた各種検診、予防接種、不妊治療等に係る助成制度を継続してまいります。なお、妊婦タクシー利用料金助成を増額し、利便性の向上を図ってまいります。  環境関係では、循環型社会形成を推進していくため、再生可能エネルギー設備等の設置に対する補助金と、集団資源回収事業への助成等を継続してまいります。  農業関係では、越生固有品種である「べに梅」のさらなるブランド化を進めるとともに、果樹経営支援対策として、梅・ユズ等の新植・改植に対する助成を実施してまいります。また、令和3年度に引き続き、県補助金を活用した成瀬用水路の改修を実施するとともに、子供たちの遊び場でもある上谷農村公園の遊具等を改修してまいります。  林業関係では、県補助金を活用した水源地域森づくり事業、里山・平地林整備事業を令和3年度に引き続き実施するとともに、間伐、下草刈りに対する補助を継続し、森林の保全整備に関する取組を実施してまいります。  観光及び産業振興関係では、ウィズコロナアフターコロナを見据え、観光協会と連携しながら、町のPRを展開し、越生梅林、黒山三滝などの恵まれた自然や歴史文化遺産等の魅力を発信していきます。また、商工会と連携を図り、町の産業振興を推進してまいります。  土木関係では、継続して実施してきた町道1―7号線道路改良事業のほか、生活用道水路の整備、浚渫等を行い、安全性、利便性の向上を図るための整備を進めてまいります。  学校教育関係では、35人学級の維持や、パソコン端末等のICTを活用した質の高い教育環境への取組を引き続き実施してまいります。また、多子世帯応援施策として、義務教育段階に在籍する第3子以降の給食費について半額補助を継続いたします。  英語教育については、外国語指導助手を活用したり、英語検定の受験など具体的な目標を持たせることで、学習意欲の向上に努めてまいります。また、英語検定受験料の補助率について、中学3年生は全額補助に拡充してまいります。  社会教育関係では、町民の方々が生き生きと生きがいを持って有意義な人生が送れるよう、町全体で生涯学習活動、健康づくり活動を推進してまいります。  文化財関係では、伝統文化の保存・継承に努めるとともに、郷土にゆかりのある歴史上の人物を生かしたPR等を実施してまいります。  以上、令和4年度一般会計当初予算の主要な施策を申し上げました。  これら主要となる事業のほかにも、様々な事業を通して、職員一丸となって「安心元気な越生町」の実現のために取り組んでまいります。  議員各位におかれましても、引き続き町政発展のためにご支援を賜りますようお願いを申し上げ、私の施政方針といたします。  なお、予算書の詳細な内容につきましては、担当の課長からご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) おはようございます。それでは、ご説明申し上げます。  予算書及び予算書附属説明資料を御覧いただきたいと存じます。ここでの説明は、主要なもの及び前年度と比較して大きく変更となっているものなどを申し上げます。  また、この説明の中では、令和4年度を「本年度」、令和3年度を「前年度」と申し上げますので、あらかじめご了承いただきたいと存じます。  初めに、予算書の7ページ、第2表、地方債は、令和4年度発行予定の起債の目的、限度額及び限度利率などを定めるものでございます。  続きまして、予算書の12ページ、附属説明資料では3ページの歳入についてご説明申し上げます。  まず、町税でございますが、町税全体の総額は12億9,768万7,000円で、前年度と比較して744万1,000円、率にして0.6%の減額で計上しております。  その内訳といたしましては、町民税が前年度と比較して1,567万6,000円、率にして2.8%の増、固定資産税が2,512万4,000円、3.8%の減、軽自動車税が43万4,000円、1.1%の増、町たばこ税が43万3,000円、0.9%の増となっております。  また、入湯税が114万円、380%と大幅な増となっております。これは、入浴客数が伸びたことによるものでございます。  次の地方譲与税につきましては、国税として徴収されたものが一定の基準により国から譲与されるもので、地方揮発油譲与税自動車重量譲与税及び森林環境譲与税が交付されます。予算額につきましては、交付実績等を参考にして、前年度と比較して、地方揮発油譲与税は200万円の増額、自動車重量譲与税は1,200万円の増額、森林環境譲与税は190万円の増額で計上しております。  続きまして、14ページ、利子割交付金から15ページの環境性能割交付金までは、県税として納入されたものが一定の基準により配分される交付金で、予算額は前年度の交付実績及び県の見込額などを参考にして計上しております。このうち、利子割交付金配当割交付金株式等譲渡所得割交付金は、前年度と同額、法人事業税交付金は50万円の増額で見込んでおります。  次の地方消費税交付金につきましては、地方財政計画や前年度の交付実績などにより1,800万円の減額で見込んでおります。  次のゴルフ場利用税交付金につきましては、前年度の交付実績、県の見込額などを参考に300万円の増額で見込んでおります。  続きまして、15ページの自動車取得税交付金は、科目設定でございます。  次の環境性能割交付金は、前年度の交付実績、県の見込額などを参考に200万円の減額で見込んでおります。  次の地方特例交付金につきましては、国の制度変更等により地方自治体の負担増や収入減などがあった場合に交付されるものでございます。本年度は、環境性能割の税率の臨時的軽減に対する自動車税減収補填特例交付金及び軽自動車税減収補填特例交付金が廃止となったことから、850万円の減額となっております。  次の地方交付税につきましては、行政サービスの一定水準を確保し、地方自治体間の財政的不均衡を是正することを目的として国から交付されるもので、本年度の予算額につきましては、地方財政計画の動向や前年度の交付実績などを勘案して1億4,000万円の増額で計上しております。  次の交通安全対策特別交付金につきましても、前年度の交付実績などにより同額で計上しております。  次に、16ページ、分担金及び負担金につきましては、民生費負担金が154万2,000円の減額となっております。その要因は、入所児童数の減少による学童保育室保護者負担金の減でございます。  次の使用料及び手数料につきましては、町営樹木葬墓苑使用料を1,775万円、前年度と比較して275万円の増額で計上しております。使用料全体で前年度と比較して251万1,000円、率にして5.8%の増となっております。  また、17ページ、手数料につきましては17万円、3.4%の減額となっております。  次の国庫支出金につきましては、障害者自立支援給付費負担金新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金等が増額となっていることなどにより、国庫支出金総額で7,320万1,000円、19.5%の増となっております。  次に、19ページからの県支出金につきましては、国庫同様に障害者自立支援給付費負担金の増額に加え、参議院議員選挙費委託金県議会議員選挙費委託金の増額により、県支出金総額で1,332万2,000円、4.9%の増となっております。  続きまして、22ページ、財産収入及び23ページ、寄附金につきましては、ほぼ前年度と同様になっております。  次の繰入金につきましては、財政調整基金から1億3,400万円、減債基金から2,000万円、公共施設整備基金から1億円、魅力あるまちづくり基金から1,000万円の繰入金を計上しております。  続きまして、24ページ、繰越金は前年度と同額の1億円で計上しております。  次の諸収入、受託事業収入一体的実施事業委託金及び雑入の埼玉県後期高齢者医療広域連合派遣職員給与費等負担金の増額により、諸収入総額で775万8,000円、19.7%の増となっております。  続きまして、26ページの町債についてでございますが、普通交付税の不足分に対処するために借り入れする臨時財政対策債は、後年度に発生する元利償還金に対して、その全額が交付税に算入される起債で、地方財政計画等を考慮して7,000万円で計上しております。  以上、歳入の説明とさせていただきます。  続きまして、28ページからの歳出についてご説明申し上げます。附属説明資料は31ページからでございます。  初めに、議会費では、職員の人事異動により職員給与費が減少し、議会費総額で189万1,000円の減額となっております。  次に、29ページからの総務費でございます。まず、31ページの文書広報費の広報事業でございますが、町ホームページの更新業務を計上しております。  続きまして、32ページ、財産管理費普通財産管理費に、旧ふれあい健康センター鑑定評価業務を計上しております。  続きまして、33ページからの企画費でございます。まず34ページの地域交通対策事業は、タクシー、バスの利用券上限額を増額したことにより、221万3,000円の増額となっております。  また、35ページの地域おこし協力隊推進事業につきましても、1名増員し、2名分で計上しております。  続きまして、36ページからの防災費でございます。ハザードマップ及び国土強靱化地域計画策定業務が完了したことにより、防災費全体で1,056万6,000円の減額となっております。  次に、37ページ、徴税費の土地家屋評価替え業務が609万2,000円の増額となっております。これは、前年度が固定資産税の評価替えの年であり、本年度は次回、令和6年度の評価替えのための基礎資料の作成及び標準宅地鑑定評価業務委託料等を計上したためでございます。  次に、38ページからの戸籍住民基本台帳費では、戸籍法改正によるシステム改修費用を増額で計上しておりますが、人事異動により職員給与費が減少し、全体で304万4,000円の減額となっております。  次に、39ページからの選挙費では、参議院議員選挙費県議会議員選挙費を計上しております。  次に、42ページからの民生費へと移ります。まず、43ページ、障害者自立支援給付費事業が3億2,102万6,000円で、前年度に比べ6,593万1,000円の増額となっております。ここ数年増加傾向にありますが、前年度においても12月補正で増額しております。  次に、44ページ、社会福祉協議会運営費補助事業2,801万6,000円は、社会福祉協議会への人件費補助でございます。  次に、46ページからの国民健康保険事業費介護保険事業費及び後期高齢者医療事業費の3つの保健医療特別会計に関連する予算につきましては、一般会計からの繰出金等でございます。国民健康保険特別会計繰出金は135万1,000円の増額、介護保険特別会計繰出金は310万6,000円の増額、後期高齢者医療特別会計繰出金は382万1,000円の増額と、いずれも増加となっております。  続きまして、47ページからの児童福祉費関係でございますが、48ページ、こどもの医療費支給事業につきましては、実績等を踏まえ前年度と比較して188万4,000円の増額で計上しております。  次に、49ページ、児童措置費の特定教育・保育施設等給付費事業につきましては、保育園等への入園見込み者数により計上しております。  次の児童手当支給事業につきましては、支給対象者の減少により504万円の減額となっております。  次に、50ページ、保育費につきましては、職員派遣による業務委託料等の増加により、1,068万7,000円の増額となっております。  次に、51ページ、学童保育事業につきましても、会計年度任用職員報酬、期末手当等の増加により、312万3,000円の増額となっております。  次に、52ページからの衛生費に移ります。まず、子育て世帯支援策として、妊婦タクシー利用助成を見直し、利用料金を増額したことにより、母子保健子育て包括支援事業が132万4,000円の増額となっております。  次に、53ページ、予防費につきまして、新型コロナウイルスワクチン接種事業を追加したことにより、予防費全体で3,323万6,000円の増額となっております。  次に、55ページの墓苑費につきましては、前年度に山車小屋建築に対する補助金を地元対策費として計上していたことにより、1,551万1,000円と大幅な減額となりました。  次に、56ページ、清掃費につきましては、埼玉西部環境保全組合負担金の減額により、全体で885万7,000円の減額となっております。  次に、労働費については、前年度と同額でございます。  続きまして、農林水産業費でございます。57ページからの農業総務費全体で3,118万6,000円の増額となっております。これは、58ページの農村公園等維持管理費において、上谷農村公園の遊具改修工事、さらに農道等維持管理費において、農道1号線改良工事を計上したことによるものでございます。  次に、59ページ、県単独土地改良事業335万1,000円は、前年度に引き続き、県補助金を活用し、成瀬用水路改修工事を実施するものでございます。  次に、60ページからの林業費では、森林整備事業1,756万9,000円は、県補助金を活用し、水源地域森づくり事業、里山・平地林整備事業等を実施するものでございます。  次に、61ページからの商工費でございます。まず、個人住宅等リフォーム補助事業は、前年度の実績を勘案して100万円の計上となっております。また、観光費では、3年ぶりの開催に備え、越生まつり開催補助事業を60万円増額し、400万円を計上しております。  次に、63ページからの土木費でございます。64ページ、道路橋梁費の橋梁長寿命化耐震補修事業は、橋梁長寿命化修繕計画策定及び橋梁補修設計を実施するものでございます。  次に、65ページの道路新設改良費では、継続して実施してきた成瀬地内の町道1―7号線道路改良事業5,701万8,000円を計上しております。今年度中の完成を予定しております。町道1―7号線道路改良事業の減額及び町道3―2369号線道路改良事業の完了により、道路新設改良費全体で7,215万7,000円の減額となっております。  次に、66ページからの都市計画費は、全体で3,178万6,000円の増額となっております。これは、西和田・河原山土地区画整理組合補助事業4,577万円を計上したことによるものでございます。  次に、67ページの住宅費は、全体で1,929万7,000円の減額となっております。これは、前年度に計上していた町営住宅営繕費の町営上野第3住宅の給水管ガス管改修工事等の減額によるものでございます。  次に、68ページ、消防費でございますが、前年度と比較して523万6,000円の増額となっております。主に西入間広域消防組合への負担金でございます。  続きまして、教育費に移ります。69ページの就学指導事業は、前年度と比較して600万円の増額となっております。町独自の35人学級編制のための臨時講師報酬や、利用者の増加によるスクールワゴン業務委託料などを増額したものでございます。  次に、71ページからの小学校費につきましては、小学校2校の体育館照明LED化を計上しております。  次に、74ページからの中学校費でございますが、小学校同様、体育館照明LED化を計上しております。  また、前年度に学習指導要領の改訂に伴う教師用指導書を購入したため、中学校教育教材整備費は、前年度と比較して503万円の減額となっております。  次に、76ページからの社会教育費でございます。77ページ、公民館費の公民館等維持管理費では、視聴覚ホール・図書館屋上防水改修工事、梅園コミュニティ館スロープ設置工事等を計上したことにより、前年度と比較して722万2,000円の増額となっております。  次に、79ページ、文化財保護費は、前年度と比較して817万5,000円の減額となっております。これは、上谷の大クス倒伏対策及び黒岩区山車小屋建設補助金の減額によるものでございます。  続きまして、81ページからの災害復旧費につきましては、科目設定でございます。  次に、82ページ、公債費でございますが、平成30年度、公共事業等債、令和元年度、緊急防災・減災事業債の元金償還が開始することなどにより、公債元金償還費が前年度と比較して5,949万2,000円の増額となっております。  次に、諸支出金につきましては、科目設定でございます。  最後に、84ページ、予備費につきましては、前年度と同額の700万円で計上しております。  以上で、一般会計予算の説明とさせていただきます。 △議案第19号 令和4年度越生町、毛呂山町外4組合公平委員会特別会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第2、議案第19号 令和4年度越生町、毛呂山町外4組合公平委員会特別会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第19号 令和4年度越生町、毛呂山町外4組合公平委員会特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、8ページの歳入についてですが、均等割及び職員数割を根拠とする各構成団体からの負担金として、越生町が前年度から1,000円減の4万2,000円、毛呂山町が2,000円増の8万3,000円、西入間広域消防組合が1,000円増の4万2,000円、埼玉西部環境保全組合が1,000円増の1万2,000円、毛呂山・越生・鳩山公共下水道組合が前年度と同額の1万2,000円、広域静苑組合が前年度から1,000円増の8,000円となり、負担金の合計は、前年度から4,000円増の19万9,000円でございます。  そのほかの歳入は、前年度からの繰越金8万8,000円でございます。  9ページの歳出につきましては、委員3名分の報酬、研修会等の旅費及び全国公平委員会連合会など関係団体への負担金、これに予備費1万円が主なもので、歳入歳出総額をそれぞれ28万7,000円とするものでございます。  以上、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 △議案第20号 令和4年度越生町農業集落排水事業特別会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第3、議案第20号 令和4年度越生町農業集落排水事業特別会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第20号 令和4年度越生町農業集落排水事業特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  令和4年度の当初予算の総額は、歳入歳出それぞれ2,571万6,000円を計上するものでございます。  それでは、予算書の8ページ、歳入からご説明を申し上げます。  分担金及び負担金につきましては、新規取り出し1件分の受益者分担金として8万円を計上し、次の使用料及び手数料につきましては、供用開始している7地区の施設使用料1,225万5,000円を計上するものでございます。  繰入金につきましては、一般会計からの繰入金で前年度と比較して19万6,000円減額の1,238万円を、次の繰越金につきましては、前年度と同額の100万円を計上するものでございます。  雑入につきましては、消費税及び地方消費税の還付金を科目設定するものでございます。  続きまして、9ページの歳出でございますが、農業集落排水維持管理費につきましては、7地区の処理施設の維持管理に要する費用で、前年度より12万円減額の2,367万9,000円を計上するものでございます。  主なものでございますが、光熱水費の680万円は、浄水センター等の電気料金、水道料金でございます。  修繕料の500万円は、経年劣化などによる機械故障などの修繕に備えて計上するもので、手数料の390万8,000円は、主に各施設の汚泥引抜料を前年度の実績等に基づき計上するものでございます。  施設管理委託料の748万円は、浄水センターなどの施設維持管理委託料と水質検査委託料でございます。  次の一般事務費のうち業務委託料は、水道料金と集落排水使用料の同時徴収に係る費用として96万4,000円を計上するものでございます。  次の予備費につきましては、前年度と同額の100万円を計上するものでございます。  以上、ご説明申し上げました。慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午前10時25分)
    ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時40分) △議案第21号 令和4年度越生町国民健康保険特別会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第4、議案第21号 令和4年度越生町国民健康保険特別会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第21号 令和4年度越生町国民健康保険特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  国民健康保険制度は、県が財政運営の主体となり、市町村と共同で運営を行っております。被保険者数は年々減少しており、高齢化の進展や医療技術の高度化などに伴い、1人当たりの医療費は増加傾向にあり、大変厳しい財政運営を強いられております。  そのような中、令和4年度の予算総額は15億630万円で、前年度と比べて4,870万円の減額となっております。  歳入につきましては、国民健康保険税が前年度と比べて211万8,000円、保険給付費等交付金が、県の試算により6,093万3,000円、それぞれ減額となっております。  次に、歳出でございますが、保険給付費は、県の試算を基に総額11億613万1,000円を計上しており、前年度と比べて5,312万円の減額となっております。  県に納付する国民健康保険事業費納付金は、総額3億6,922万3,000円で、前年度と比べて355万8,000円の増額でございます。  今後につきましても、医療費の適正化に努めるとともに、被保険者の皆様の健康保持、増進を図るため、効果的な保健事業を展開してまいります。  詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩沢清町民課長。          〔町民課長 岩沢 清君登壇〕 ◎町民課長(岩沢清君) それでは、8ページの歳入からご説明申し上げます。  初めに、国民健康保険税の税率につきましては、令和4年度も国民健康保険財政調整基金を活用することにより、財源不足を賄うことができる見込みであるため、税率を改正せず据え置くことといたしました。  国民健康保険税の総額は2億4,519万2,000円で、被保険者数の減少などに伴い、前年度に比べて0.9%の減額となっております。  このうち、一般被保険者分の現年度課税分が242万9,000円の減額、滞納繰越分が35万1,000円の増額でございます。  なお、退職被保険者分については、現年度の課税対象者がいないため、滞納繰越分のみ4万1,000円を計上いたしました。  次に、県支出金、保険給付費等交付金は、県の試算を基に総額11億2,776万5,000円を計上し、前年度と比べて5.1%の減額となっております。  このうち普通交付金は、前年度と比べて5,312万4,000円の減額となりました。  次に、特別交付金は、保険者努力支援分が29万3,000円の減額、特別調整交付金市町村分が7万5,000円の減額、県繰入金2号分が684万9,000円の減額、特定健康診査等負担金が59万2,000円の減額で、総額では、前年度に比べて780万9,000円の減額となっております。  次の財産収入と寄附金につきましては、科目設定でございます。  次に、9ページの繰入金、一般会計繰入金でございますが、総額は8,382万8,000円で、前年度と比べて135万1,000円の増額でございます。  内訳につきましては、国の基準に従い、事務費、出産育児一時金、財政安定化支援事業及び保険基盤安定分を計上したほか、その他分として、交付金などによる財源充当額を差し引いた保健事業相当分を計上しております。  次に、基金繰入金につきましては、財源不足に対する補填措置として、国民健康保険財政調整基金から4,200万円を繰り入れるものでございます。  次の繰越金は750万円を計上し、次の諸収入は科目設定でございます。  続きまして、11ページからの歳出についてご説明申し上げます。初めに、総務費でございますが、一般管理費から、12ページの趣旨普及費までは経常経費で、総額が881万9,000円、前年度と比べて82万8,000円増額しております。  次に、保険給付費につきましては、県が算定した見込額を前年度の実績に基づき配分するもので、総額は11億613万1,000円で、前年度と比較して4.6%の減額となっております。  内訳につきましては、療養諸費が3,612万円の減額、13ページの高額療養費が1,700万円の減額でございます。  次の出産育児一時金は6件分、14ページの葬祭費は30件分で、前年度と同額を計上しております。  次の移送費と傷病手当金につきましては、科目設定でございます。  次に、国民健康保険事業費納付金は、県の算定を基に計上しているもので、総額は3億6,922万3,000円で、前年度と比較して1%の増額となっております。  内訳といたしましては、医療給付費分が813万3,000円の増額、15ページの後期高齢者支援金等分が161万円の減額、次の介護納付金分が296万5,000円の減額でございます。  次に、共同事業拠出金の退職者医療共同事業は、埼玉県国保連合会への拠出金でございます。  次に、16ページにかけての保健事業費、特定健康診査等事業費は、特定健康診査や特定保健指導に要する費用と、糖尿病性腎症重症化予防対策事業に係る負担金で、前年度と比較して4万4,000円の増額でございます。  令和3年度の特定健康診査の受診率は、本年1月末時点で17.3%と低く、令和2年度と同様に新型コロナウイルス感染症の影響を受け、低迷している状況でございます。  令和4年度の事業実施に際しても、受診する方が安心して受診できるよう感染予防対策を十分に講じた上で、受診率の向上に努めてまいります。  次の保健衛生普及費は、医療費通知、ジェネリック医薬品差額通知、レセプト点検委託事業の経費でございます。  次の疾病予防費は、人間ドック及び脳ドック、併診ドックを受診した際の利用補助でございます。  次の基金積立金は科目設定で、17ページの諸支出金、償還金及び還付加算金につきましては、還付金や前年度に交付された交付金などの返還が発生した場合に備え、計上したものでございます。  次の延滞金は科目設定で、予備費につきましては100万円を計上いたしました。  以上、説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 △議案第22号 令和4年度越生町介護保険事業特別会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第5、議案第22号 令和4年度越生町介護保険事業特別会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第22号 令和4年度越生町介護保険事業特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  本年度予算は、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画に定める保険給付費等の見込みに基づき、各費用負担として公費50%、被保険者負担では、40歳から64歳までの第2号被保険者は27%、65歳以上の第1号被保険者につきましては23%のご負担をお願いし、運営するものでございます。  歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ12億3,443万6,000円とするもので、前年度対比は2,921万4,000円、2.4%の増額となり、そのうち保険給付費につきましては11億5,706万3,000円で、前年度対比2,623万6,000円、2.3%の増額で計上するものでございます。  今後につきましても、地域包括ケアシステムの深化・推進、生きがいづくりから介護予防までの総合的な施策を展開するために、地域包括支援センターを中心に、社会福祉協議会等、関係機関との連携をより一層強化し、地域ネットワークの充実を図りながら、介護保険事業の健全な運営と充実に努めてまいりたいと考えております。  以上、概要を申し上げました。  なお、詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) ご説明申し上げます。  8ページの歳入、保険料から申し上げます。介護保険料の第1号被保険者保険料のうち、特別徴収保険料は全体の約90%を、普通徴収保険料は約10%を見込んでおります。また、滞納繰越分につきましては、普通徴収滞納保険料分として計上いたすものでございます。  次の分担金及び負担金、使用料及び手数料につきましては、科目設定でございます。  次の国庫支出金の国庫負担金でございますが、介護給付費に対する国負担金で2億532万2,000円を見込んでおります。  なお、交付基準につきましては、予算書附属説明資料81ページから86ページの交付基準(補助率)の欄をご参照いただきたいと存じます。  次の国庫支出金、国庫補助金は4,206万4,000円で、現年度分普通調整交付金が主なものでございますが、交付金の減額は交付割合の見直しによるものでございます。  次に、予算書9ページの支払基金交付金は3億1,970万円で、現年度分介護給付費交付金が主なものでございます。  次の県支出金の県負担金でございますが、介護給付費負担金で1億7,031万4,000円でございます。  10ページになりますが、県支出金の県補助金の計は873万9,000円で、地域支援事業交付金(介護予防・日常生活支援総合事業以外)が主なものでございます。  次の財産収入につきましては、科目設定でございます。  次の繰入金の一般会計繰入金は、介護給付費に対する町の負担分で1億8,476万円でございます。主なものは、現年度介護給付費繰入金でございます。  11ページ、繰入金、基金繰入金は、介護給付費準備基金繰入金で2,964万1,000円でございます。  次の諸収入の延滞金、加算金及び過料から次の預金利子、次の雑入までは、科目設定でございます。  次の繰越金は、前年度と同額の500万円を計上しております。  続きまして、13ページからの歳出についてご説明申し上げます。総務費、総務管理費の電算システム維持管理及び一般事務費につきましては、経常的な経費でございます。  次の徴収費の賦課徴収費は、保険料賦課徴収に伴う納付書発送等に係る経常的な経費でございます。  次の介護認定審査会費は、毛呂山町・越生町・鳩山町で共同設置しております介護認定審査会運営費の負担金で、次の認定調査等費は、14ページの認定調査に伴う会計年度任用職員報酬が主なものでございます。  次に、趣旨普及費は、介護保険事業制度に関するパンフレットの購入費でございます。  次の計画策定委員会費は、会議出席謝金を計上しております。  次に、保険給付費の介護サービス等諸費については、要介護1から要介護5までの方が利用する介護サービスの給付費となっております。御覧いただいておりますページから16ページにかけて、それぞれのサービスを記載しておりますが、主なサービスとしては、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費がございます。前年度比2.2%増で、給付費計は16ページの10億7,086万6,000円を見込んでおります。  次に、介護予防サービス等諸費でございますが、要支援1・要支援2と認定された方のサービスの給付費となります。前年度比27.1%増で、給付費計は17ページの2,555万4,000円を見込んでおります。  次のその他諸費、介護給付費審査支払手数料は、介護給付費に係る審査を埼玉県国民健康保険団体連合会に委託するものでございます。  次の高額介護サービス等費の負担金は、1か月の利用者負担額が一定額を超えると、その超えた分が高額介護サービス費、高額介護予防サービス費として後から支給されるものでございます。各世帯の所得により、自己負担額の上限が異なります。  次に、18ページの高額医療合算介護サービス等費の高額医療合算介護サービス費負担金は、医療と介護の一部負担金の年間合計額が一定の額を超えた場合に支給されるものでございます。高額医療合算介護予防サービス費負担金も同様の場合に支給されるものでございます。  次に、市町村特別給付費につきましては、在宅で寝たきり状態にある方への紙おむつの支給に係る事業費でございます。  次の特定入所者介護サービス等費、特定入所者介護サービス費負担金は、要介護1から要介護5までの低所得者の方が施設系サービスを利用した際に、居住費及び食費を補足給付するものでございます。なお、次の特定入所者介護予防サービス費負担金につきましては、要支援1・要支援2の方への補足給付でございます。  次に、19ページの地域支援事業、介護予防・生活支援サービス事業費ですが、要介護状態となるおそれのある高齢者への介護予防事業や訪問介護、通所介護の実施に係る負担金等で、次の介護予防ケアマネジメント事業費は、要支援者等に対しケアプランを作成する経費でございます。  次に、一般介護予防事業費は、20ページになりますが、介護予防講演会や介護予防運動サポーターの指導者育成、第1号被保険者を対象とした介護予防教室の開催に係る経費を計上しております。  また、現在、旧NTT事務棟内で実施しているふれあいルームを令和4年度から梅園コミュニティ館内で運営をいたしますが、この事業が地域支援事業の交付金対象となることから、一般会計から特別会計に移行し、計上をいたしております。  次の包括的支援事業・任意事業費の主なものとしては、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業で、包括支援センターが実施する介護予防ケアマネジメントに係る会計年度任用職員看護師の報酬や、社会福祉協議会への社会福祉士、主任介護支援専門員の人件費に係る負担金でございます。  21ページの任意事業費は、認知症サポーター養成講座や後見センターの設置委託料でございます。また、次の在宅医療・介護連携推進事業は、在宅医療と介護サービスを一体的に提供する支援体制を毛呂山町と共同で社会福祉法人埼玉医療福祉会へ業務委託するものでございます。  次の生活支援体制整備事業は、ボランティア育成のための事業や生活支援コーディネーターの配置、地域における多様なサービス提供に向けた地域の情報共有を行う協議会開催等を業務委託するものでございます。  22ページのその他諸費、審査支払手数料は、介護予防・生活支援サービス事業費に係る審査を埼玉県国民健康保険団体連合会に委託するものでございます。  基金積立金につきましては科目設定で、次の諸支出金、償還金及び還付加算金の第1号被保険者還付加算金は、第1号被保険者還付金が主なものでございます。  23ページの延滞金は科目設定で、次の予備費につきましては、前年度と同額の500万円を計上いたしました。  以上、ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 △議案第23号 令和4年度越生町後期高齢者医療特別会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第6、議案第23号 令和4年度越生町後期高齢者医療特別会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第23号 令和4年度越生町後期高齢者医療特別会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  後期高齢者医療制度は、医療給付や保険料の決定などの事務を県内全ての市町村が加入している埼玉県後期高齢者医療広域連合が行っておりますが、各種申請の受付や保険料の徴収などは市町村の事務とされているため、特別会計として予算を編成するものでございます。  予算の編成に当たりましては、広域連合で試算した額を基に計上しており、令和4年度の予算総額は1億8,005万円で、前年度と比べ1,225万円の増額でございます。  なお、詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩沢清町民課長。          〔町民課長 岩沢 清君登壇〕 ◎町民課長(岩沢清君) それでは、8ページの歳入からご説明申し上げます。  初めに、後期高齢者医療保険料でございます。後期高齢者医療では、2年ごとに保険料率の見直しを行っており、本年2月16日に開催された埼玉県後期高齢者医療広域連合議会において、令和4年度から令和5年度までの保険料率が改定されました。保険料率につきましては、所得割が7.96%から8.38%に、均等割が4万1,700円から4万4,170円に、賦課限度額が64万円から66万円に引き上げられることとなりました。  本予算では、対象者を2,046人と見込み、保険料総額は1億3,401万3,000円を計上しております。  次に、繰入金、一般会計繰入金の4,553万2,000円は、特別会計の事務費分と広域連合への共通経費負担金を合わせた事務費繰入金の1,141万3,000円と、低所得者に対する保険料の均等割軽減相当額の保険基盤安定繰入金3,411万9,000円を計上するものでございます。  次の、繰越金から9ページの諸収入、滞納処分費は科目設定で、次の雑入につきましては、過年度の保険料を町が被保険者に還付したときに広域連合から同額が返金されるもので、50万円を計上しております。  続きまして、10ページの歳出についてご説明申し上げます。初めに、総務費、一般管理費の237万6,000円は、事務的経費で電算機器の維持管理費及び保険証の郵送料などが主なものでございます。  次に、賦課徴収費の80万9,000円は、普通徴収納付書、特別徴収通知書、督促状等の作成費や郵送料などの経費で、次の滞納処分費は、科目設定でございます。  次に、後期高齢者医療広域連合納付金は、広域連合の事務費を負担する後期高齢者医療広域連合市町村負担金と、保険基盤安定負担金、後期高齢者医療保険料で、総額1億7,436万4,000円でございます。  次に、11ページの諸支出金、還付金は、過年度保険料の還付金で、50万円を計上しております。  最後に、予備費につきましては、前年度と同額の200万円でございます。  以上、説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 △議案第24号 令和4年度越生町水道事業会計予算 ○議長(宮島サイ子君) 日程第7、議案第24号 令和4年度越生町水道事業会計予算について、提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第24号 令和4年度越生町水道事業会計予算について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、予算書の1ページ、第1条につきましては総則でございます。  第2条の業務の予定量につきましては、給水戸数を5,327戸、年間総給水量を114万3,687立方メートル、1日平均給水量を3,133立方メートルと見込み、主要な建設事業の概要は、老朽管更新工事などの改良事業費6,741万1,000円を予定し、1年間の事業を計画しております。  第3条の収益的収入及び支出でございますが、水道事業収益は3億375万6,000円、これに対して水道事業費用は2億9,369万6,000円を計上し、これを差し引きした収益的収支につきましては、1,006万円の黒字となる見込みでございます。  第4条の資本的収入及び支出につきましては、資本的収入の230万円に対し、資本的支出は8,856万9,000円を計上しております。不足する額8,626万9,000円は、過年度損益勘定留保資金で補填いたします。  続きまして、予算書の2ページ、第5条につきましては、一時借入金の限度額でございます。  第6条につきましては、予定支出の各項の経費の金額の流用でございます。  第7条につきましては、議会の議決を経なければ流用することのできない経費でございます。  第8条につきましては、他会計からの補助金を77万4,000円とするものでございます。  第9条につきましては、棚卸資産購入限度額でございます。  水道事業につきましては、今後も人口減少による水需要の減少、水道施設の更新、耐震化への対応など、厳しい経営環境が見込まれます。将来にわたって持続可能なものとなるよう、引き続き安心安全な水道水を供給し、安定した事業経営に努めてまいります。  なお、詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 戸口孝史水道課長。          〔水道課長 戸口孝史君登壇〕 ◎水道課長(戸口孝史君) それでは、ご説明申し上げます。  初めに、予算書3ページ、4ページは、実施計画でございます。内容については、後ほど予算説明書においてご説明させていただきます。  次に、5ページの令和3年度予定損益計算書及び6ページから7ページの令和3年度予定貸借対照表でございますが、前年度分でありますので、説明を省略させていただきます。  次の8ページ、9ページにつきましては、令和4年度の予定貸借対照表でございます。企業の財政状況を明らかにするため、一定時点においてどれだけの資産、負債、資本があるかを総括的に表示したものでございます。  次に、10ページは、令和4年度の予定キャッシュフロー計算書でございます。期首と期末の現金預金の増減を示したものでございます。  次の11ページは、水道事業会計に関する書類の注記でございます。  続きまして、予算説明書になります。予算書12ページをお開き願います。収益的収入及び支出からご説明いたします。  初めに、水道事業収益は3億375万6,000円で、前年度に比べ213万5,000円、0.7%の減少でございます。営業収益の柱である給水収益につきましては、給水人口の減少傾向から、給水量も減少を見込んだ水道料金で、前年度に比べ117万7,000円、0.4%減少の2億8,621万3,000円でございます。  次の受託工事収益は、当初予算では特定の受託工事を予定していないため、前年度と同額の51万2,000円でございます。  次のその他営業収益につきましては、新たに水道を利用するための水道加入金のほか、公共下水道及び集落排水使用料の徴収事務委託料などで、前年度に比べ97万3,000円、7.8%減少の1,145万4,000円でございます。  次に、13ページの営業外収益につきましては、企業債利息分を一般会計から繰り入れる他会計補助金や、資産の減価償却費に含まれる補助金等相当額を収益化する長期前受金戻入などで、前年度に比べ1万5,000円、0.3%増加の557万4,000円でございます。  次の特別利益は、項目設定でございます。  続きまして、14ページからの水道事業費用2億9,369万6,000円は、前年度に比べ711万円、2.4%減少でございます。  初めに、営業費用のうち原水及び浄水費は、浄水場の管理運営に係る費用で、人件費のほか、夜間休日の浄水場の運転管理業務、施設の計測機器設備の点検業務などの委託料、原水や浄水の水質検査手数料、浄水場及び受水場の動力機器を稼働させるための動力費、水処理に使用する薬品費、県の供給水を購入する受水費などで、前年度に比べ698万2,000円、5.5%減少の1億2,111万3,000円でございます。減少の主な要因としては、人件費1名の減少によるものでございます。  次に、15ページから16ページにかけての配水及び給水費は、管路の維持管理などに係る費用で、人件費のほか有収率の向上を図るための漏水調査業務や工事及び給水装置の新設に伴い、埋設管の管理システムの更新業務などの委託料、検定期間満了を迎える水道メーターの交換手数料、漏水復旧工事などの修繕費、山間地に点在する20か所の増圧、加圧施設の動力費、漏水修理に使用する材料費などで、前年度に比べ279万6,000円、5.6%増加の5,240万9,000円でございます。増加の主な要因としては、水道施設台帳データ作成業務や水管橋点検業務の委託料、検定期間満了を迎える量水器の交換個数の増加による手数料でございます。  次に、17ページ、受託工事費は51万2,000円で、特定の受託工事を予定していないため、同額でございます。  次の総係費は、水道事業の全般に関係する事務的な経費や料金の調停、集金、人件費でございます。  次に、18ページから19ページでございますが、帳票類の印刷製本費、水道使用量の検針業務や水道料金システム機器及び公営企業会計システム機器の保守業務の委託料、口座振替などの手数料、料金と会計システムの電子計算機などの賃借料、その他通信運搬費、車両の維持管理費、光熱水費などで、前年度に比べ66万5,000円、1.5%減少の4,276万6,000円でございます。減少の主な要因としては、公営企業会計システムの使用料の更新に伴う賃借料の減少でございます。  次に、20ページの減価償却費は、固定資産に係る減価償却費で、前年度に比べ32万3,000円、0.5%増加の6,478万9,000円でございます。  次に、営業外費用でございますが、主なものは企業債4件の利息と消費税納付で、前年度に比べ258万2,000円、22.7%減少の877万9,000円でございます。  次に、21ページの特別損失は、項目設定でございます。  次の予備費は、前年度と同額の200万円でございます。これによる収益的収支は、1,006万円の黒字予算の見込みでございます。  なお、累積欠損金は解消してございます。  続きまして、22ページからの資本的収入及び支出についてご説明申し上げます。初めに、資本的収入でございますが、工事負担金として消火栓を新設する場合に係る工事費40万円、補助金として水道管路耐震化等推進事業を活用した事業費の3分の1の国庫補助金190万円でございます。  続きまして、23ページの資本的支出のうち、建設改良費は前年度に比べ126万6,000円、1.5%減少の8,182万2,000円でございます。  主な事業といたしましては、事務費では、国庫補助金事業を活用した大字上野及び古池地内の石綿管更新実施設計業務を委託するものでございます。これにつきましては、令和3年度事業として工事を計画しておりましたが、補助金事業に見直したことで工事が先延ばしという結果になりますが、今後事業申請を行い、順次工事を進めてまいります。  次に、改良事業費の浄水施設費では、大満配水池の経年化した配水流量計2台の更新工事、膜ろ過施設自動弁更新工事、大字鹿下地内の県水受水場や大字小杉及び龍ヶ谷地内のポンプ更新工事、大字如意地内などにあるポンプ設備を格納した建屋の屋上防水工事を計画しております。  次に、配水施設費では、大字上野、如意、古池、大谷地内の老朽管更新工事や民地内に埋設されている配水管の解消工事及び連合線改良工事のほか、路面復旧費として、道路に水道管を埋設し、舗装の仮復旧状態である大字上野、津久根地内の舗装本復旧工事を計画しております。  次の固定資産購入費は、公営企業会計システムに使用するパソコン等のハードウエア一式と検定期間満了及び新規に設置する量水器の購入を予定しております。  次の企業債償還金は、前年度に比べ1,082万5,000円、61.6%減少の674万7,000円で、平成9年度及び平成23年度企業債4件の元金返済でございます。これにより、翌年度以降の企業債の元金残高につきましては、3,083万5,335円となります。  なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額の8,626万9,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。  最後になりますが、24ページ以降は、職員の給与費明細書でございます。  以上、ご説明とさせていただきます。何とぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午前11時36分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分) △施政方針に対する質問 ○議長(宮島サイ子君) 日程第8、施政方針に対する質問を行います。  通告順に行いますので、ご了承願います。                                                     ◇ 髙 橋 一 正 君 ○議長(宮島サイ子君) 5番、髙橋一正君。          〔5番 髙橋一正君登壇〕 ◆5番(髙橋一正君) 5番、髙橋一正です。町長の施政方針に対する質問をさせていただきます。傍聴の皆さんには、午前中に引き続き、大変ご苦労さまでございます。  質問件数は3点であります。第1点、「お年寄り、障がい者の生活を守ります」という項目についてであります。高齢者に対する施策としてのタクシーやバスによる公共交通の利用助成は、大いに助かっていると声を聞きます。タクシー・バスの利用券の補助拡大については大賛成です。しかし、路線バスの通っていない地域から循環バスや乗り合いタクシーなどの要望も出されています。  また、高齢による免許返納者に対する施策は、利用券だけでなく日常的に地域で暮らすための交通の場となるような拠点づくりが必要かと思います。隣のときがわ町では、食堂、売店などといった施設が点在をしています。そして、そこに観光客も訪れているということで、地域の励みにもなっていると思います。地域の日常的な結びつきも兼ねて、施設づくりなどはどのようにお考えでしょうか。  質問件名2点目であります。「女性・若者の活躍を応援します」の項目についてであります。多子世帯の住宅取得を支援するための制度を創設とありますが、どのような施策でしょうか。教育、子育てともにすばらしい施策を行っていることに感謝申し上げます。特に子育て施策として実施している18歳までの医療費無料化と医療機関での窓口支払いの廃止につきましては、全県をリードしてきましたが、今では63自治体中32の市町村で実施をされ、中学までは全ての自治体となりました。  そこで、学童保育室保育料の補助の拡充、学校給食費の補助の拡充、国保税の均等割における未就学児などに対するさらなる補助など、子育てに優しい越生町の実現のための考えはありませんか。特に若者の定住促進では、子育てしやすい環境とともに空き家バンクの活用、住宅リフォーム助成の活用、家賃補助などで定住の促進を図っていくお考えはありませんか。  質問件名の3つ目であります。「地域おこし協力隊」についてです。地域おこし協力隊を2名に増員し、森林の活用など豊かな自然を利用した町の活性化につながる施策の検討とありますが、どのようなことを考えていますか。中山間地としての越生町の魅力を発信できるような施策を望むとともに、森林環境譲与税の活用についてのお考えも併せてお聞かせください。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 髙橋議員さんの施政方針に対する質問についてお答え申し上げます。  初めに、質問件名1、「お年寄り、障がい者の生活を守ります」の項についてですが、地域交通対策事業は、令和4年度から助成額の拡充を行います。具体的には、タクシー利用料金の助成額を1人当たり現行の年3万6,000円から6,000円増額して年4万2,000円に、バスにつきましては現行の年2万円から1万円増額して年3万円を上限といたします。この改正により、利用者の皆様の経済的負担はより軽減されるものと考えております。  また、本制度の利用申請は、毎年、年度の新しくなる4月第1週に集中しており、待ち時間が長くなってしまっている現状がございますので、令和4年4月1日から8日までの1週間は、梅園コミュニティ館でも申請を受け付けることといたしました。  巡回バスや乗り合いタクシーでございますが、町内の主要な交通機関である鉄道、バス、タクシーは、いずれも民間事業者が運行を行っており、本制度はこのような事業者支援も兼ねた制度となっております。当分の間は、現在の利用を継続していきたいと考えておりますので、町運営の巡回バスや乗り合いタクシーの運行は考えておりません。  次に、日常的に地域で暮らすための交流の場となるような拠点づくりでございますが、介護予防事業の一つとして、高齢者が住み慣れた地域で生き生きと過ごすことができるように、高齢者が集い、通う場所として高齢者サロン事業がございます。この地区サロンは、地域住民が主体となって運営を行い、高齢者であれば誰でも参加できる地域交流の場です。コロナ禍において活動を中止する地区が現在もありますが、外で行う活動や感染対策を講じながら活動している地区もあります。  また、ボランティアの協力の下、旧NTT棟で行っているミニデイサービス形式のふれあいルームがございます。4月からは、場所を梅園コミュニティ館に移し、実施してまいります。地域で暮らしていく中で、地域の方と楽しくお話をしたり、体を動かしたりすることは大切なことと考えます。引き続き、地域の交流の場が分かるマップ「越生町集いの場まるわかりマップ」を活用して事業の周知を図ってまいります。今後も地域で長く暮らしていけるような交流の場づくりを支援してまいります。  次に、質問件名2、「女性・若者の活躍を応援します」の項についてでございます。多子世帯の住宅取得を支援するための制度の内容についてでございますが、コロナ禍において将来に不安を抱える子育て世帯に対して、多子世帯における子育てしやすい住環境の整備を促進することにより、希望する数の子供が持てる環境づくりを図ることを目的に実施するものでございます。この事業の対象者は、夫婦ともに45歳未満の転入者及び在住者で、子供が3人以上の世帯または子供が2人で3人目の母子手帳の交付を受けている世帯となっております。  具体的な内容といたしましては、対象の方が町内において住宅を購入する際に、定額分として、新築住宅で50万円、中古住宅で30万円を、また加算分として、同じ世帯にいる子供1人につき5万円を補助するものでございます。事業の実施期間は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、令和4年4月から令和5年3月まで実施するものでございます。令和5年度以降につきましては、町単独費用となりますが、継続してまいります。  次に、学童保育室保育料についてでございますが、平成29年度から生活保護世帯、前年度市町村民税非課税世帯、独り親世帯、同時に2人以上の入室などのお子さんについて減額制度を実施しておりますので、現在のところ、保育料の補助の拡充についての予定はございません。  次に、学校給食費の補助の拡充についてでございますが、学校給食費の補助として、平成30年度より、町内小中学校に通う第3子以降の給食費の半額補助を行っております。この制度を始めて、令和3年度が3回目の補助となりますので、当面は今後の推移を見てまいりたいと考えております。  次に、未就学児に係る国民健康保険税の均等割額につきましては、国の制度として令和4年度から所得制限を設けず、一律に5割を軽減する制度が実施されることとなりました。町独自のさらなる制度拡充は、厳しい国保財政や県全体での保険税水準の統一への取組などを考慮すると、難しい状況ではございますが、少子化対策は国が最優先に取り組むべき全国統一の課題であるため、子供の均等割について対象年齢や軽減割合を拡充するよう、引き続き県内の保険者が連携して国への要望を続けてまいります。  次に、若者の定住促進につきましては、空き家バンクを利用した若者世代が子育てしやすい住環境をつくるための空き家バンク改修補助金を引き続き交付してまいります。空き家バンクの成約数は、近年好調でございますので、空き家バンク制度の周知と町の魅力を広くPRし、定住の促進に努めてまいります。  最後に、質問件名3、「地域おこし協力隊」についてでございますが、地域おこし協力隊員を増員し、新たに委嘱する隊員には、町の森林活用や森林教育などを通じて、町外の方々とどのような交流や関係を築けるかについての計画の策定等をお願いしたいと考えております。特に町有林を活用し、町の活性化につながるような事業を計画していただけないかと考えておりますが、具体的な内容につきましては、採用された方との協議により決めてまいりたいと考えております。  また、森林環境譲与税の活用につきましては、令和4年度に私有林の間伐に活用することとしており、今後も計画的な活用が図れるよう検討を進めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで髙橋一正君の質問を終わります。                                                     ◇ 長 根 弘 倫 君 ○議長(宮島サイ子君) 2番、長根弘倫君。          〔2番 長根弘倫君登壇〕 ◆2番(長根弘倫君) 2番、長根弘倫と申します。よろしくお願いします。議長のお許しが出ましたので、施政方針に対する質問をしていきます。傍聴者の皆様に関しては、お忙しい中、傍聴ありがとうございます。最後までよろしくお願いいたします。  私の件名、2点あります。1件目、既成にとらわれない越生町の政策について。新型コロナが2年以上猛威を振るっています。この1月より、越生にも新型コロナウイルスがすごい勢いで浸透してきております。重症化にならないとは言われておりますけれども、町民の皆様には基本的な感染対策をお願いいたします。  それでは、ここで質問に入ります。町長の施政方針を聞いて、また読んでみると、ほとんどが行っている事例に対して、何々を図ってまいりますや推進してまいりますといった言葉が多い。これもいいのですが、町長としてのカラーがないように思えます。多少のリスクがあるかもしれませんけれども、新しい企画、挑戦のお考えはありますか。この新しい企画というのは、越生町の発展のための前向きの姿勢、政策です。  2件目、忘れていないですか、越生町の目玉「ハイキング」について。林業については、間伐、下草刈りに対する補助を継続し、林業の保全に関する取組も実施してまいりますや、町のPRを展開し、越生梅林、黒山三滝など、恵まれた自然や歴史的遺産の魅力を発信や、文化財関係は伝統文化の保存、継続に努めてまいります。郷土にゆかりのある歴史的人物を生かしたPR等に令和4年度一般会計の予算に申し上げましたとありますが、越生町の目玉である「ハイキングのまち」のコースのことは描かれていないが、整備や修繕が先ではないのですか。「ハイキングのまち」を宣言した越生町は、整備され、準備万全でお客様を迎えるのが当町のすべきことではないのでしょうか。  以上、ご回答をお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 長根議員さんの施政方針に対する質問についてお答え申し上げます。  初めに、質問件名1、既成にとらわれない越生町の政策についてお答え申し上げます。昨年2月に町長に就任して1年が経過し、その間、議員の皆様をはじめ関係各位には、多大なるご協力をいただき感謝申し上げます。町政を担っていくという重責を改めて考えてみても、身の引き締まる思いですが、選挙公約で掲げました主要施策を実現すべく、鋭意努力しているところでございます。  令和4年度施政方針におきましては、選挙公約にも掲げました「誰もが安心して住める越生町を創る」、「お年寄り、障がい者の生活を守る」、「町民目線の役場改革」、「女性・若者の活躍の応援」、「教育重視・未来に向けた人材の育成」、「産業振興と観光の町の発信」、この6つを柱に据え、私が目指す、いわば「まちづくりの方針」を示したものでございます。  本議会に上程いたしました令和4年度予算案は、私が根本からまとめた最初の予算であり、選挙公約に掲げた私の考えを反映させたもので、費用対効果を十分踏まえながら、めり張りの利いた、まさに町民のための予算にまとまったと自負しております。この予算を実現すべく、鋭意行動に移し、「皆様とともに考え、ともに働き、ともに創る、安心元気な越生町」の実現に邁進してまいりますので、議員各位にも何とぞご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  次に、質問件名2、忘れていないですか、越生町の目玉「ハイキング」についてお答え申し上げます。平成28年4月29日の「ハイキングまち宣言」を契機として、自然豊かな越生の里山を堪能するため、年間を通じて多くの方々がハイキングに訪れています。  これまでも、安全で快適にハイキングをお楽しみいただくため、コース上の倒木の撤去や必要なコースの整備などを適宜行ってまいりましたが、補修が必要な箇所は、まだ数多く見受けられるため、令和4年度当初予算におきまして、ハイキングのまち事業の修繕料を増額計上させていただきました。今後におきましても、必要な整備を順次行い、安全安心なハイキングのまち実現のために注力していく所存でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで長根弘倫君の質問を終わります。                                                     ◇ 島 野 美佳子 君 ○議長(宮島サイ子君) 3番、島野美佳子君。          〔3番 島野美佳子君登壇〕 ◆3番(島野美佳子君) 議席番号3番、島野美佳子です。施政方針に対する質問をさせていただきます。  質問件名1、事業拡大による財政への影響は。住民の福祉向上のため、サービスが拡充されることを歓迎します。以下について、財政面での影響額をお知らせください。  (1)、タクシー・バス利用券の助成上限額の拡大。  (2)、多子世帯の住宅取得支援制度の新設。  (3)、妊婦タクシーの利用助成の拡充。  (4)、英語検定受験料補助率の見直し。  質問件名2、女性・若者まちづくり会議について。  (1)、応募状況をお知らせください。  (2)、メンバー構成をお知らせください。  (3)、進め方をお知らせください。  質問件名3、多子世帯の住宅取得を支援するための制度について。  (1)、多子世帯に該当する子供の人数は。  (2)、制度の内容をお知らせください。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 島野議員さんの施政方針に対する質問についてお答え申し上げます。  最初に、質問件名1、事業拡大による財政への影響についてお答え申し上げます。まず、質問の要旨(1)ですが、タクシー利用券の上限額を年72枚、3万6,000円から84枚、4万2,000円に、バス利用券を年間200枚、2万円を300枚、3万円に増額いたします。利用率等を勘案し、221万3,000円の増額となっております。  次に、質問の要旨(2)についてでございますが、令和3年度3月補正で予算計上し、令和4年度に繰越明許にて実施する事業で、事業費300万円でございます。  次に、質問の要旨(3)でございますが、既存の助成制度は、タクシー初乗り運賃利用券28枚を配布しておりました。これを500円券84枚、4万2,000円の配布に変更するものでございます。また、1回の利用限度額を6枚、3,000円とすることで、利便性の向上を図るものでございます。利用券の印刷製本費等を含め、96万4,000円でございます。  次に、質問の要旨(4)でございますが、中学3年生について1回分を全額補助にいたしますと24万円の増額でございます。  次に、質問件名2の女性・若者まちづくり会議についての質問要旨(1)、応募状況についてです。女性・若者まちづくり会議の委員公募は11月に行い、2名の方から応募いただきました。  次に、質問の要旨(2)、メンバー構成でございますが、町内に在住または在勤、在学する満18歳以上の女性及び町内に在住または在勤、在学する満18歳以上満40歳以下の若者を中心に委員となっていただいております。公募に対して応募いただいた2名のほか、農業従事者、商業従事者、小中学校PTA本部役員、商工会青年部、移住者、地域おこし協力隊員など、現在20名の方々に委員をお願いしております。  次に、質問の要旨(3)、会議の進め方でございますが、第1回会議で町政に対する意見を委員の皆様からお聞きし、出された意見を参考に3つ程度のテーマを決定していただき、2回目以降の会議で各テーマに関する意見を委員から聴取し、最終的には委員の皆様の意見を取りまとめ、報告書の提出をお願いしたいと考えています。今年2月から会議を始めたいと思っておりましたが、新型コロナウイルス感染症の再拡大がありましたので、開催時期を見極めているところでございます。女性と若者にターゲットを絞った会議は初めての試みになりますので、有意義な会議となることを期待しております。  最後に、質問件名3についてでございます。まず、質問の要旨(1)、多子世帯に該当する子供の人数についてでございますが、この事業の対象者は、夫婦ともに45歳未満の転入者及び在住者で、子供が3人以上の世帯、または子供が2人で3人目の母子手帳の交付を受けている世帯となっております。  次に、質問の要旨(2)の制度の内容についてでございますが、コロナ禍において将来に不安を抱える子育て世帯に対して、多子世帯における子育てしやすい住環境の整備を促進することにより、希望する数の子供が持てる環境づくりを図ることを目的にしております。  具体的な内容といたしましては、対象の方が町内において住宅を購入する際に、定額分として新築住宅で50万円、中古住宅で30万円を、また加算分として、同じ世帯にいる子供1人につき5万円を補助するものでございます。事業の実施期間は、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、令和4年4月から令和5年3月まで実施するものでございます。令和5年度以降につきましては、町単独費用となりますが、継続してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで島野美佳子君の質問を終わります。                                                     ◇ 岩 田 眞 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 1番、岩田眞一君。          〔1番 岩田眞一君登壇〕 ◆1番(岩田眞一君) 1番、岩田眞一です。傍聴の皆様には、お忙しい中お越しいただき、ありがとうございます。施政方針の質問をいたします。  1番、タクシー券なのですが、これは地域交流対策事業のところだと思います。タクシー券の約2割増額により月4,000円ほどになって、町の中心から埼玉医大へ月2回ほど行けるぐらいとなり、町民の方の要望に近づいたと思います。私もこれはやっていただきたい事業でした。できるならば、より効果的な、複数の方での利用できる乗り合いタクシー、システム導入も検討できないかというところなのですが、先ほどの町長の話だと、こういうものはちょっと導入を考えていないというところはあるのですが、隣町では、幸福度ランキング1位というようなこともあって、交通網もしっかりしているとか、町でも協議会をつくって長期的に交通網を考えていっているという点があって、国庫補助も2分の1が出るようですので、町もあまりこういう予算はかけなくてもいいから、そういった交通網の整備というのも協議会みたいなものをつくっていけたらどうですかということなのですが、1つ目、高齢者の方の足の不自由な方がかなりたくさんいて、そういう方の利便も考えていただきたいと。  2番目は、梅・ユズ等の新植・改植に対する助成ということで、恐らくこれは特産果樹産地育成対策費80万ほどのことかと思うのですが、農業関係の梅・ユズ等の新植・改植に対する助成は、具体的にどのように実施するのですか。町では花の助成もあるようですが、梅・ユズの苗も値段的に、例えばお店では1,000円以上2,000円ぐらいするのかなというのもあるのですが、具体的な額というのがありましたらということです。町の特産物である梅・ユズが少しでも多く生産され、町の農業発展、育成を期待します。  3番目なのですが、地域おこし協力隊、町の活性化につながる施策は、地域おこし協力隊2名に増員して、新しい隊員と検討と書いてあるのですけれども、隊員の方が活躍してもらうために、具体的にどのようなことを考えているのか。施策では検討がメインのような書きぶりなのですが、新たな隊員の方にも大いに活躍をしていただきたいので、町が持っている隊員に対するビジョン、こういったものを聞いていければと思います。採用する方の能力を思い切り活用していただいて、町の発展に努めていただければと思います。  4番目として、歴史上の人物を生かしたPR、郷土にゆかりのある歴史上の人物を生かしたPRは、昨年では渋沢平九郎を取り上げて大変好評でした。具体的な構想があるのか伺いたいです。今後も町の歴史的な著名な方を広めていただければと思っています。  最後の質問は、生活用道水路の整備ということで、水路が土砂で埋まっているような場所はたくさんあるのか。それと、生活用道水路の整備箇所は具体的な地区等が決まっているのか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 岩田議員さんの施政方針に対する質問についてお答え申し上げます。  最初に、質問件名1のタクシー券についてですが、地域交通対策事業につきましては、令和4年度から助成額の拡充を行い、タクシー利用料金の助成額を1人当たり、現行の年3万6,000円から6,000円増額し、年4万2,000円に増額いたしますので、利用者の皆様の経済的負担は、より軽減されるものと考えております。  乗り合いタクシーのシステムでございますが、現在は町として導入することは考えておりません。ただ、現行の制度でも、例えば近所の方等と待ち合わせて乗り合わせることにより、1回の利用限度額1,500円を、2人で乗り合わせることで3,000円にすることができますので、ぜひ活用していただければと思います。  次に、質問件名2の梅・ユズ等の新植・改植に対する助成でございますが、町内の農家さんが果樹生産を目的に購入した梅・ユズなど果樹の苗木を対象に、購入費用の2分の1、べに梅の場合には3分の2以内の額で2万円を限度として補助金を交付するものでございます。また、梅限定の事業として、優良品目・品種への改植・新植及びそれに伴う未収益期間における幼木の管理の取組に要する経費を国の基準により補助金を交付するものでございます。  次に、質問件名3の地域おこし協力隊でございますが、新しい地域おこし協力隊員につきましては、町の森林活用や森林教育などを通じて、町外の方々とどのような交流や関係を築けるかについての計画の策定等をお願いしたいと考えており、特に町有林を活用して、町の活性化につながるような事業を計画していただけないかと考えております。具体的な内容については、採用された方との協議により決めてまいりたいと考えております。  次に、質問件名4、郷土にゆかりのある歴史上の人物を生かしたPRについてでございます。越生町にゆかりのある歴史上の人物といえば、まず太田道灌が挙げられます。平成30年9月の越生町議会で決議された「太田道灌を主人公にしたNHK大河ドラマ誘致についての決議」の決議文中にも、「町民の郷土意識を醸成する上でも、太田道灌の存在は大きな役割を果たしている」とうたわれております。一昨年には、越生駅西口駅前にシンボルとなる太田道灌の銅像を建立し、またこれまでには埼玉県指定旧跡の山吹の里、太田道真退隠地をはじめとする史跡や文化財の整備、解説板の設置、パンフレットの刊行などを行ってまいりました。今後につきましては、これまでに進めてまいりました事業を継続、発展させ、PRと活用に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、道真・道灌親子と同時代の偉人に田代三喜がおります。古河公方の侍医を務め、民間の医療にも尽くした名医で、生地と伝わる大字古池の田代は、県の旧跡に指定されております。医聖と仰がれるこの人物についても、町の内外に発信していきたいと考えております。  また、昨年のNHK大河ドラマ「晴天を衝け」で話題となった渋沢平九郎につきましては、終焉の地となった黒山に自決の地とお墓があり、駅前の法恩寺には、埋首の碑が建てられています。今後につきましても、悲運の志士をめぐる史実を後世に伝えるため、地元の皆さんやお寺と協力し、ゆかりの史跡の維持管理と紹介に努めてまいります。  最後に、質問件名5、生活用道水路の整備についてでございます。まず、質問の要旨(1)でございますが、水路に土砂が流入し、水流に支障がある箇所については、即時除去を行っております。令和3年度には、12か所の作業を実施しました。令和4年度におきましても、令和3年度と同様の対応ができるよう予算を計上するとともに、特に堆積が多い成瀬地内の渋沢川と越辺川の合流付近を計画しております。  次に、質問の要旨(2)についてでございますが、生活用道水路の具体的な整備地区でございますが、成瀬地内町道1―7号線及び周辺の道水路整備工事、上台地内の側溝整備工事、小杉地内狭隘道路整備工事のほか、突発的に生ずる破損箇所の修繕を進めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで岩田眞一君の質問を終わります。                                                     ◇ 池 田 かつ子 君 ○議長(宮島サイ子君) 7番、池田かつ子君。          〔7番 池田かつ子君登壇〕 ◆7番(池田かつ子君) 7番、池田かつ子です。傍聴の皆様には、引き続き傍聴のほうをよろしくお願いいたします。町長の施政方針に対する質問をさせていただきます。  質問件名1、お年寄り、障がい者の生活を守ります。(1)、地域交通対策事業の拡充。令和4年度からタクシー券とバス券が増額となっています。対象の高齢者にとって吉報であります。一方、利用範囲の拡大を求める利用者の声に町はどう応えていくのでしょうか。令和3年9月議会の一般質問で、利用拡大について来年度実施に向け検討中であり、他の福祉サービス等との制度間バランスも含め、内容を詰めているところという答弁がありました。地域交通対策事業拡充のための今回の見直しでは、利用者の声が反映されたと言えるのでしょうか。決定までのいきさつを伺います。  ア、利用範囲を認めることについてどのようなことを検討しましたか。  イ、町内の商業事業者への配慮、免許返納の観点、住んでいる場所によるタクシー利用距離など、全体としてバランスをどのように取っていくかについての協議内容をお聞かせください。  ウ、福祉サービス等との制度間バランスについての協議内容は。  エ、高齢者数がピークになる(令和7年度)頃の移動手段や方法はどのようにあるべきか、その見解は。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 池田議員さんの施政方針に対する質問についてお答え申し上げます。  初めに、質問件名1の質問の要旨(1)、アの利用範囲を認める検討でございます。検討した内容でございますが、利用範囲を町外の商業施設で乗り降りできるようにできないか、埼玉医科大学病院以外の町外の医療機関で乗降できるようにできないかなどを検討いたしました。しかしながら、町内の商業施設などの産業振興や地域医療の維持、活性化を考慮すると、町からの助成金によって町外施設の利用を促進することは適当ではなく、町内の移動を原則としている現行制度を維持することといたしました。利用者からの要望も少なからずあり、検討を重ねた結果の判断でございますので、ご理解をお願いいたします。  次に、イの商業事業者への配慮でございますが、これは先ほど申し上げましたとおりでございますが、利用者の皆様に対しましては、町からの助成金を活用して町内の商業施設等の利用を引き続きお願いしたいと考えております。  また、住んでいる場所によるタクシー利用距離につきましては、お住まいの地域によって助成額に差をつけることはできませんので、一律で増額することとしております。増額することにより、利用回数も増えますので、免許返納を考えている方のきっかけになればと思います。  次に、ウでございますが、福祉サービスといたしましては、例えば障害者に対する福祉タクシー利用料金の助成がございます。この制度は、心身の障害のある方が生活生活圏の拡大を図り、その福祉を増進することを目的としているため、町外への利用も可能で、助成額は初乗り運賃相当額となっております。このほかにも生活サポート事業や社会福祉協議会が実施している地域支え合いサービス事業の制度がございますが、制度間での目的や内容が重複しないようにバランスを考えながら、限りある財源を効果的に活用できるよう検討を重ねてまいりました。  最後に、エでございますが、今後は健康寿命の延伸に伴い、健康なお年寄りが増えることで、ご自分で自動車を運転する方も多くなっているのではないかと考えられます。本制度の利用につきましては、横ばいから微増で推移するものと予想しておりますので、当分の間は現行制度を維持してまいりたいと考えています。  以上、答弁させていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで池田かつ子君の質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会いたします。                                      (午後 2時28分)...