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12月02日-02号

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  1. 越生町議会 2021-12-02
    12月02日-02号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    令和 3年 12月定例会(第4回)           令和3年第4回(12月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第2号)                           令和3年12月2日(木)午前9時30分開議日程第 1 一般質問出席議員(11名)     1番   岩  田  眞  一  君      2番   長  根  弘  倫  君     3番   島  野  美 佳 子  君      5番   髙  橋  一  正  君     6番   関  根  真  一  君      7番   池  田  か つ 子  君     8番   金  子  公  司  君      9番   宮  﨑  さ よ 子  君    10番   木  村  好  美  君     11番   水  澤     努  君    12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  康  之  君   副 町 長   三  浦  道  弘  君  総 務 課長   町  田  和  久  君   企 画 財政   池  田  好  雄  君                          課   長  会 計 課長   松  本  和  彦  君   税 務 課長   横  田  惠  嗣  君  町 民 課長   岩  沢     清  君   健 康 福祉   奥  泉  隆  雄  君                          課   長  子育て支援   長  島  伸  子  君   産 業 観光   吉  田     正  君  課   長                   課   長  まちづくり   田  中     広  君   水 道 課長   戸  口  孝  史  君  整 備 課長  教 育 長   原  口     仁  君   学 務 課長   関  口     学  君  生 涯 学習   山  口  辰  仁  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   中  島  義  仁      書   記   福  田     実  書   記   松  澤  義  幸 △開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は11人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第2号のとおりです。 △一般質問 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に行いますので、ご了承願います。                                                     ◇ 水 澤   努 君 ○議長(宮島サイ子君) 11番、水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 11番、水澤努。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。傍聴の方におかれましては、寒い中、どうもご苦労さまです。ありがとうございます。  私の質問につきましては、大きく2つあります。質問件名1つ目から行いたいと思います。  1、越生町を森林環境教育のフィールドに。質問の要旨(1)、現在の越生町における林業事業所数及び従業者数は。後継者問題などを考えた場合、産業としての持続可能性について町はどのように考えているか。また、持続可能とするために何を行っているのか。  (2)、今後町に森林環境譲与税の収入が期待できるが、これを財源にした林業の再生を課題とする新規事業の予定はあるか。また、その必要性は感じないか。  (3)、ただし、その場合、林業の再生を直接課題とする事業の立ち上げというのは、現状ではかなり困難だと思います。しかしながら、都市生活者に対する、もちろん地元の人々に対しても森林環境教育といった視点からアプローチした場合、越生町は非常に有利な条件を備えています。町の7割を森林が占める里山地域であるにもかかわらず、東京をはじめとする大都市からのアクセスは極めていいからです。このような立地条件の町はめったにありません。教育は、国家百年の計と言われます。越生町の林業再生百年の計として、まず森林環境教育から始めるべきではないでしょうか。町はどのように考えるでしょうか。  (4)、現在林野庁は、森林ESD、エデュケーション・フォー・サステーナブル・ディベロップメントの略です。持続可能な開発のための教育の推進を訴えています。また、ESDはSDGsを構成する重要な部門であることが国連でも承認され、SDGsの一環として世界的に推進されています。このESDを提唱したのは、我が国日本であります。この森林ESDについて、町はどのように考えるでしょうか。  ちなみに、SDGsの第4目標として「質の高い教育をみんなに」というのがあるのですけれども、これは主に教育を受けられない子供たちとか貧困や、あるいは働かされているとか、戦場に駆り出されるとか、そういう子供たちに対してやはり質の高い教育を与えようというような趣旨のものなので、この持続可能な開発のための教育というのは、SDGs全般に対して適用できるものだという形で国連のほうでは了解されているようです。  (5)、越生町におけるSDGsの推進の目玉として、越生町だからできるユニークな事業としてこの森林ESDを位置づけ、町有林をフィールドとした体験型森林ESD事業を立ち上げる考えはないでしょうか。SDGsは、今日全ての自治体の課題とされ、進められていますが、どこを切っても金太郎あめ的な現状は否定できません。これ昭和の人ではないと分からないと思うのですけれども。以前の一般質問でも訴えましたが、この時代の要請に応える他の自治体から差別化できるようなユニークな事業の展開は、まちおこし、町のブランド化につながるはずです。越生町は、そうしたものを目指すべきではないでしょうか。  (6)、その場合、越生子ども未来大学における事業とリンクさせれば立ち上げやすいのではないでしょうか。国や自治体の事業は、あれはあれ、これはこれというような有機的な連携のないものになりがちですが、この企画はセクションを超え、縦割りを横断する企画となります。そのことが越生子ども未来大学も、SDGsを意識したものにシフトしていくための推進力となるはずです。こうしたことを通じて、時代の先端にチャレンジする教育のまち越生のブランディングを目指すべきだと考えますが、どうでしょうか。  質問件名2、森林環境教育推進目指す地域おこし協力隊の増強を。(1)、地域おこし協力隊員を採用してから1年近く経過しましたが、これまでの活動の報告と中間総括、今後のミッションについてお伺いしたいと思います。  (2)、現在彼女のキャリアにふさわしい適材適所の配置が与えられており、費用対効果が期待できるミッションが与えられていると考えるでしょうか。そうした経営面での自己評価は。特に効果に関する評価を伺いたいと思います。  (3)、越生町長は、3月議会での私の一般質問に答え、来年度予算での地域おこし協力隊の増強を約束しました。この中身として、質問件名1で先ほどの事業を実現するための森林関係の活動を担える人材とすべきではないでしょうか。  (4)、なお、この事業は越生町におけるユニークなSDGs事業としての中身を持たせていく上で物語づくり、つまり物語づくりというのはブランド化ブランド化ってよく言われますけれども、ブランディングにおいてはこの物語づくりというのは核心をなすわけですけれども、この物語づくりが必要となります。幸い越生町で現在活動している永島さんは、ブランディングのエキスパートであります。そこで、この事業に彼女を投入していくことはぜひとも必要だと考えますが、いかがでしょうか。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) おはようございます。それでは、水澤議員さんの質問件名1の(1)から(5)につきまして、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、2020年に行われた農林業センサスでは越生町で林業経営されている事業所は3社で、林業従事者数は8人となっております。  産業として持続可能とするための取組でございますが、林業者の仕事が少しでも増えるよう森林環境譲与税や県補助金を活用し、間伐などの森林整備を推進することが必要であると考えております。そのため、今年度から森林整備を拡大して進めているところでございます。  次に、(2)についてでございますが、今年度から林業再生のための新規事業といたしまして、森林環境譲与税を活用した森林整備事業を実施しているところでございます。また、山林所有者や造林者を対象にした間伐等の一般造林補助事業の拡大見直しなども今後検討してまいりたいと考えております。  次に、(3)についてでございますが、東武系列の旅行業者から東武東上線沿線で東京都の区民を対象に、林業体験ができる場所を探しているという相談を受けております。また、県も同様に森林環境譲与税の使途に関して、都市部と山間部の自治体をつなぐ事業である埼玉県山とまちをつなぐサポートセンターを設置し、市町村の意向調査が行われたところでございます。そのため、町の山林を活用し、森林環境教育や交流人口の拡大が図れるこれらの事業について、事業者や県と協議してまいりたいと考えております。  次に、(4)についてでございますが、間伐体験や植樹体験などの森林体験学習を行うことで、循環型資源の森林について学ぶとともに、森林内での様々な体験活動を通じて、森林と人々の生活や環境との関係について学ぶことは大変意義のあることと考えております。町では既に梅園小学校の5年生、6年生による梅の里緑の少年団の活動で、間伐、植樹体験を実施しているところでございます。  次に、(5)についてでございますが、今後も県や森林サポータークラブの皆様とともに、梅の里緑の少年団の活動を積極的に支援してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) おはようございます。水澤議員さんの質問件名1の(6)について、学務課からお答え申し上げます。  越生子ども未来大学の開校当初からのコンセプトは、「子どもの好奇心」を刺激し、学ぶ意欲を引き出す。「教育のまち越生」を実践し、地域の教育力を活用する。「越生町ブランド」を確立し、魅力的な取組を創り上げるでございます。その中で、参加する子供たちに学んでもらいたい具体的内容は、「知る・感じる・体験する学び」や「ふるさと越生を好きになる学び」、そして「未来の夢や希望につながる学び」でございます。この中の「未来の夢やつながる学び」に関しては、特に今後SDGsの推進を行い、持続可能な社会づくりを目指していく子供たちの学びの姿であると考えております。  水澤議員さんのご提案のSDGsを意識したものへのシフトについてでございますが、このように開校当初からのコンセプトを変えることなく取り組むことが可能と考えておりますので、今年度は講座の実施はできませんでしたが、今後SDGsを意識した講座について実行委員や、講座担当者の皆様とどのような内容を取り組めることが可能なのかを検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) おはようございます。水澤議員さんのご質問のうち質問件名2について、企画財政課からお答え申し上げます。  最初に、質問の要旨(1)でございますが、現在の地域おこし協力隊員は令和3年1月から活動を開始しており、約1年が経過しようとしています。この間、町のことをよく知るために地域の皆様や企業、農家の方々など関係者との人脈づくりを進めるとともに、観光地や飲食店、梅まつりや町内各所を訪問し、現地踏査を重ねてまいりました。こうして得られた情報をインスタグラムなどのSNSを通じて、随時情報発信をしているところでございます。  このような活動を続けながら、5月からは町からのミッションとして町職員とともに町勢要覧の策定を開始しております。町勢要覧の制作に関する企画、構成、ページ割りや取材インタビュー、文章執筆、写真撮影など、全般にわたって総合的なプロデュースを行っており、今年度末の完成に向けて取り組んでいるところでございます。  また、12月に行われるユズ販売会のチラシや空き家バンクのチラシなど、今まで職員がデザインしていたものを一から見直し、分かりやすく人目を引くようなデザインに一新しているところでございます。  今後の取組といたしまして、アフターコロナに向けて人の流れも増してくることが予想されますので、引き続き町の情報発信を主に取り組んでいただき、チラシ等のデザインの監修にも積極的に関わっていただきたいと考えております。また、隊員の持つノウハウを絶やすことなく継続していけるように職員等に伝えていくことも今後は必要であると考えています。  地域おこし協力隊制度は、都市地域から移住して地域協力活動を行いながら、その地域への定住、定着を図る取組でございます。隊員としての3年間で地域活性化策に取り組みながら、3年経過後も引き続き定住できるような環境を整えることが重要となっております。そのためにも町からのミッションのみならず、隊員自らが企画、運営するミッションについても重要な取組であると考えております。  次に、質問の要旨(2)でございます。今年度の町の大きなミッションとして、町勢要覧の策定を町の職員とともに行っておりますが、町勢要覧は町の概要や魅力を紹介するために写真や文章で分かりやすくまとめ、町の内外に広くPRする際に活用するものでございます。この冊子を見ていただくことにより、町のイメージが伝わるものでございますので、隊員の得意とする企画力、デザイン力、文章力が十分に発揮されるものと考えております。この町勢要覧に関する企画、制作を今までのように単に業者に発注するだけでなく、地域活動を経験し、人脈をつくり、町を知った隊員が自ら制作に携わることで今までとは違ったものが完成するものと確信しておりますので、効果は十分にあるものと考えております。  次に、質問の要旨(3)の地域おこし協力隊の増員でございますが、現在新たに林業振興や町有林の有効活用に関すること等を行っていただく隊員を募集するために準備を進めているところでございます。令和4年度当初予算に計上し、募集を開始したいと考えております。  最後に、質問の要旨(4)でございますが、現在活動している隊員の得意分野は企画、デザイン、執筆等でございますので、町の実施する事業について協力できるものがあれば可能な範囲で協力をお願いしたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 再質問をさせていただきます。  まず、越生町の森林というのは大体町の7割あるということで、その点でいいますと日本の全国の森林率というのも大体67%ということで、ほぼ日本の全体の平均と同じような森林率だというふうに思います。ちなみに、世界の1位の森林率はフィンランドで、第2位が日本なのです。第3がスウェーデンになりますけれども、フィンランドスウェーデンというのは林業大国なのですけれども、なおかつ日本以上のある意味先進工業国と今現在ではなっていますけれども、間に挟まれた日本は残念ながら林業が完全に衰退しているという残念な現状があります。  ちなみに、越生町の人工林の比率というのは森林の中のさらにどのくらいの割合なのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、水澤議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  町の人工林の割合ですけれども、まず森林全体が2,700ヘクタールございます。そのうち約2,200ヘクタールが人工林ということで、約82%が人工林の割合ということでカウントしております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。
    ◆11番(水澤努君) 日本全体だと4割ということですから、越生町は極めて人工林の比率が全国の平均よりも2倍以上あるという現状のようです。そことの関係で考えますと、やはり人工林の手入れがどの程度なっているかということが、越生町の森林の将来がどうなるのかということと非常に密接につながっているというふうに考えます。  ちなみに、森林の現状の荒廃を指す言葉として、緑の砂漠という言葉がありますけれども、これについてご存じでしょうか。ご存じのようでしたら、説明お願いできたらと思いますけれども。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、水澤議員さんの再質問にお答え申し上げます。  緑の砂漠、自治体等で特に正式に使っている用語ではありませんけれども、聞いたことあります。一般的に杉やヒノキの人工林で手入れが行き届いていない、地表に日の光が当たらないような森林、こういったところを主に言うようでございます。また、よく言われているのが、またさらに杉よりもヒノキのほうが葉の面積が広がっている関係で、さらに地表に日が当たりにくくなっているという話まで聞いております。しっかりと管理ができていない、手入れの行き届いていない森林というふうな意味で認識しております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 林業の面でもそうした手入れが行き届かない人工林というのは、商品価値がどんどん低くなっていくということでもあると思うのですけれども、それ以上に防災ということを考える上で、そうした緑の砂漠というような呼ばれる状態に森林がどんどんなっていくということは、やはり大きな問題もあるとは思うのですけれども、それについてはどうでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  先ほど地表に日が当たらない森林というふうにお答えさせていただきましたが、ということはやはり下草が全く生えずに山に降った雨が地表に届くとすぐ流れると、全く保水力がない山というふうに考えられますので、当然降った雨が全て川に流れる、災害につながる可能性というのは非常に大きいというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 越生町で大体そういう形で下草が生えなくなるぐらいまで手入れが行き届かなくなって、森林がぼうぼう生えてしまっているというか、そういう状態になっているところというのはどのくらい、要するに完全に放置されている状態ですね、そういう状態のところは大体どのくらいあるというのは認識はされているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  全ての町内の森林歩いているわけでないので、把握ができていないというのが現状です。実際林道等を回っていまして、それでも林道付近でかなり込み入った森林も実際にはございますので、そこから中に入ったところもそういった場所はかなり多くあるのではないかというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩いたします。                                      (午前 9時56分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前 9時57分) ◎産業観光課長(吉田正君) すみません。追加させて答弁させていただきたいと思います。  通常の人工林の杉、ヒノキと比較しまして、やはり自然林、広葉樹は葉が落ちてしっかりと山に葉が堆積して、保水力も増すわけでございます。そういった環境になるように、現在森林環境譲与税や県の補助金を活用して、今間伐を随時進めているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 82%人工林ということで、それ全部新しく植えたのは基本的には針葉樹で、下草を隠すだけの木ですけれども、そういう広葉樹林、昔からあった植生につきましては葉が落ちて、また肥料になって、森が生き返るということで、そういうところが増えていくということはすばらしいことですし、あとだからやっぱり人工林についても、そもそもそれは林業のために植えたものなので、林業としての再生ということも同時に図っていくということが必要だと思うのですけれども、いずれにせよこれは町で簡単にできることではない。本当に国家百年の大計であるとは思うのですけれども、いずれにせよ日本というのは戦後あらゆる産業が大量生産、大量消費で、その中のシステムに組み込まれてつくっていったので、林業自体もそのサイクルから抜け出したもっと付加価値の高い製品としてシステムを構築していかないと駄目だと思うので、その辺はいずれにせよ町でどうこうできる話ではないとは思います。  その点でいうと、越生町は林業が特に盛んな町ではない、あるいはかなり厳しいという状況がありますので、森林環境税を財源にした森林をテーマにする活動ということにつきましては、例えばSDGsの15番目、陸の豊かさも大切にしようってあるのですけれども、これに該当するようなのが森林の保全なんかになっていくのですけれども、そういうところに直接関与できるような形での事業というのは相当難しいと思うのです。なおかつもうもっと森林があって、森林でかなりまだ産業が継続されている場所というのは日本にはかなりあります。そうしたところとやはり張り合いながら林業を興すということで、森林環境税を財源にしたSDGsを構築するというのは、ほぼ勝ち目がないと思うのです。  その辺で考えていくと、やはり森林環境教育というところで勝負するというのは、越生町というのは非常に勝ち目がある戦いではないかというふうに思っております。やはりまずそうした国家百年の大計を実現するためには、そうした産業構造自体を刷新するというのはそんな簡単なことではないです。それは、とにかく明治維新にしてもそうですけれども、最初あるのはやはり国民の教育なわけです。教育においてやはりそうした人材が輩出されて、そうした力が礎となって産業構造というのは転換していくしかないと思うのですけれども、その場合森林環境教育を行う絶好の場所だというふうに私は思います。  よく天地人って言われますけれども、10年前にそういう大河ドラマがありまして、天地人、上杉謙信の言葉だというふうにその中では出てきましたけれども、実際上は上杉謙信ではなくて、天地人は紀元前の中国の孟子の言葉なのです。要するに「天」というのはチャンスです。「地」というのは地の利です。「人」というのは人の和、人の和というのも単にみんなが和を持てばいいということではなくて、人事です。どのような形でシステムを、人的資源を構築していくのかという問題になると思うのですけれども、その点でいうとやはり越生町はこのチャンス、SDGsというのは世界の流れです。日本においても、SDGs抜きにして産業も前に進めませんし、同時に自治体も前に進めないようになっています。しかしながら、自治体というのは一番やはり右へ倣えで差別化が下手なところなのです。その点で考えた場合、天地人を考えた、チャンスはSDGsです。地の利、これは山を持っていたとしても都市が近くないと、そういう企画を実現しようとしても人集め大変なのです。越生町だったら東京から簡単にやってこれます。そういう森林環境教育は、もう世の中恐らくSDGsのはやりの中でいろいろ宣伝されると思うのです。学校教育なんかでも、そういう問題がいろいろ取り沙汰されると思います。そういう意味で、非常に地の利を得たところで、なおかつ7割の森林があるということで、非常にその点では地の利があるまれな場所だと思います。あとはやはり人なのです。人の形成というのが一番大切で、これがないとやはりせっかくのチャンスも物にすることはできないわけです。  ちなみに、やはり紀元前の中国の有名な軍人ですけれども、孫武という人がいました。「孫子の兵法」、孫子というのは人の名前ではないです。本の名前で、書いた人は孫武ですけれども、非常に有名な言葉で、有名な言葉というか、普通に使われている一点突破、全面展開という言葉、あるいは企業ではかなり必読書にされるような第1次大戦の軍事論である「ランチェスターの法則」というのあります。これは、公務員は読まないと思いますけれども、企業人はかなり読まれている本というか、解説書がいっぱいあると思います。そこで言っているのが、要するに弱者の戦法、もちろん強者の戦法も書いてあるのですけれども、弱者の戦法でどういうことで弱者は強者に勝てるのか。越生町は明らかに弱者なのです。しかしながら、勝つ戦法はあるわけです。それは、資源の集中なのです。一点突破、全面展開というのは、やはり強大な敵に対して弱点に全ての資源を投入して戦う戦い方です。もちろんこの地方創生とか、あるいはSDGs、戦いではないのですけれども、やはりだからそれを産業とかマーケティングに応用したのが、ランチェスターなんかよく応用されるわけですけれども、ニッチへの資源の投入なのです。ニッチへの資源の投入ということで考えた場合、やはり越生町の様々な人的、あるいは様々な資源をこの天地の条件を全展して注ぎ込むということであるならば、越生町というのは勝ち目があると私は思います。  なおかつそういう中で、3月でしたか、海兵隊の組織論について話したことありましたけれども、野中郁次郎が、経営学者の日本の神様みたいな人ですけれども、海兵隊論について書いているのですけれども、要するにお役所組織というのは縦割りですから、自由度がないのです。そういう一点突破をするための投入というのはなかなかできない。それをアメリカの海兵隊の組織というのは自由度を与えて、全てのジャンルに対しての自由度を持った地方直轄の組織なのです。これが、この自由度がアメリカの強さだという、かなりそういう形で海兵隊の分析をしている野中郁次郎という人がいるのですけれども、それ3月に言いましたけれども、そうした総合的なことを考えた場合、やはり一般的に様々な補助金が下りてくるのに対して、決まり切った使い方をしているのでは絶対近隣の大きな都市には勝てないし、森林がしっかりあって、そうした林業がまだ存続しているところと張り合っても勝てません。しかしながら、越生町のこのSDGsというチャンスと地の利、都市にすぐ隣接している、この利を生かしたならば、そこに対して資源を集中していくという戦い方をやるならば私は展望が開けるというふうに考えております。  かなり抽象的な質問になりましたけれども、それは地域おこし協力隊の組織づくりともつながるとは思うのですけれども、その辺について質問はちょっと抽象的になりましたけれども、どのようにお考えでしょうか。組織論になってしまう。          〔「地域おこし協力隊ということなんですけど」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(水澤努君) では、別の質問します。  そういうことで、教育面に資源を投入するということあると思うのです。その際、梅の里緑の少年団等についても事前にそういう活動している団体、あるいはセクションあると思うのですけれども、つまりそうしたものを全てリンクさせていく形での組織のつくり方、事業のつくり方というのは考えられないでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、水澤議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  緑の少年団の活動ということでお話がございましたが、先ほど第1答弁で産業観光課長から申し上げたとおり、梅園小学校では小学校5年生、6年生等も中心に緑の少年団というような組織を登録して、その中で間伐体験や、それから植樹の体験を行っているところでございます。このような緑の少年団というような組織というものがこの梅園小学校にはございますけれども、こちらを町全体といいますか、子供たちの生涯学習も含めてですけれども、そういった組織に広げるということは、こちらの森林教育にもつながっていくのかなというふうに考えております。  また、学校教育で申し上げますと、これほど森林に恵まれた地域ということでございますので、校外活動の中で、昨年度はコロナの関係もございましたが、中学校のほうでハイキングですか、そういったものを行ったりとか、それから近くの大クスとか、そういったところに遠足に行ったりとか、そういったフィールドワークができるような、そういうような活動は学校行事としてございます。こちらも教育課程の中で学校教育を計画していくことによって、また来年も再来年もということで、子供たちが同じような学び、これが直接森林の豊かさとか、そういったものにつながるような教育的な意図を持って継続的に行えるような事業を起こす必要が出てくるかと思います。  また、1次答弁で学務課のほうから子ども未来大学というようなお話がございましたけれども、そういった学校教育以外、社会教育も含めてのそういった講座を何年も開き続けることによってこのようなSDGsにつながる、森の豊かさを守ろうというような、そういった活動につながっていくのかなというふうに思っています。  いずれにしましても、こちらの組織というものを充実させることによって森林教育、こちらが継続的に持続可能に学べる機会になっていくと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 実は最近読んだ本で「SDGsの実践」という本がありまして、これ自治体・地域活性化編というやつで、事業構想大学院大学という私立の大学ですけれども、そこが出しているやつなのですけれども、その初めに、要するにこれ地域とか自治体でやる場合でのSDGsをどういう形で具現化していくかというテーマなのですけれども、ちょっと読みます。「SDGsは、グローバルスケールの社会変革に向けた高邁な理想を掲げたもので、持続可能な社会構築のための目標として多くのゴール、ターゲットが掲げられている。しかし、これらは既存の自治体行政にとってなじみやすいものではない。SDGs自体は、目標を並べたもので、そこに地方創生のシナリオが示されているわけではない。自治体関係者からSDGsの重要性は理解できても、その導入の具体的方法が分からないという声を聞くことが多いのはこのためである。しかしながら、持続可能性、持続可能社会構築の新たな行動規範としてのSDGsの理念、枠組みを自治体行政に導入することができれば、活性化に向けた自治体行政のパラダイムシフトをもたらすことになる。大きな波及効果を考慮すれば、チャレンジに値する取組である」というようなことで、初めにというところに書いてあるのですけれども、私もこのとおりだと思うのです。やはりなかなかこういう課題というのは、上からかくかくしかじかの事業を行って、それにはこれだけの財源与えますよという補助金のシステムで動くというのが基本的に自治体なので、そういう仕事の仕方とは全く違う仕事の仕方になるので、とてもやりづらい仕事だというふうには思います。  そうなってくると、省エネと同じような形で何か目標をつくって一つ一つやって、これだけプラスチック出さないようにしましたよとかいうような話に大体終わると思うのですけれども、それは大切なのです。大切なのですけれども、これだけ社会が注目している中で、やはりここにも書いてあるように、これをうまい具合に利用してやっていけば非常に大きな波及効果を生み出すという、自治体の1つの活性化と地方創生にとって非常に重要なツールになるというふうなことだと思うのですけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午前10時15分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時16分) ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 水澤議員さんの再質問に企画財政課からお答え申し上げます。  SDGsにつきましては、観念的で町のほうで進めるってなかなか具体的には非常に難しい部分があるかなというふうには思っております。  そうした中で、産業観光のほうでやっています町有林の間伐であったり、民間に対して間伐補助とか下草刈り補助というのを通じて行っております。だから、そういったものをもともと越生町において森林所有者に関してはかなり自分たちで間伐だったり、下草刈りだったりというのをずっと続けてきてくださっていると思うのです。確かに荒れているところも出てきました。でも、私、子供の頃の話をして申し訳ないのですけれども、山を好きな方が越生にはたくさんやっぱり今でもいらっしゃって、身銭を切ってという言い方は失礼ですけれども、身銭を切って林業者の方を頼んで枝切りとか、下草刈りとかというのを続けてきております。今も毎年毎年やっぱり森林所有者の方が町の2分の1の補助を使った間伐をやってくださっております。林業者の方が森林所有者に対して、こういう町の補助制度があるから、やってくださいという形の声がけもしてくださっていて、毎年必ずやっていっていただいている。ただ、これだけをやっていったのではやっぱり森林保持できない、当然なっていきますので、これから森林環境税をうまく使いながら、また森林に関しては町が一番の森林所有者です。これを、やっぱり町有林というのを上手に使っていかなくてはいけない。  水澤議員さんもご提案ありましたけれども、どういう形で外の方にもこの越生町の森林を活用していただいたり、あるいは越生町の森林を上手に使っていただける方をうまく連れてくることができれば、さらによくなっていくかなという思いはありますので、直接ご答弁になるかどうか分かりませんけれども、私も先日「神宮の森」というちょっとテレビでやっていた百年の大計に立った形での森林植栽という話を、明治神宮の森をつくるとき、あの神宮を建てるときにそういう考えた植栽があそこは行われているという話がございました。理想ですけれども、越生の町有林の一部にそういった皆伐をしてやれるようなことができれば本当はすばらしいな。そうしたら、逆に人の手が入らなくても森林自体がそれを再生していくというような取組のお話でした。  これから地域おこし協力隊のお話もございますが、そういったこともできるような形ができれば一番いいのですけれども、そういったことも含めまして、ご提案のありました地域おこし協力隊とどういう活用の仕方があるかを考えながらSDGsの実践に向けて取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) ただいまのご質問ですけれども、多少関係しますので、お答え申し上げます。  私の友達が台東区の区長をしておりまして、先日、10月、越生町のほうに来ました。ちょっとあまり時間がなかったのですけれども、そのときに台東区の子供たちを越生町の森林で体験させたいということも申し入れました。しかし、台東区のほうは、越生町の教育委員会は非常に近くて話がツーカー行きますけれども、組織が大きいですので、教育委員会、教育委員会というと結構独立しておりますので、そううまく話が進むかどうか分かりませんけれども、そういうことは申し入れました。  それで、先日越生町、ほかのと言ってはまずいのでしょうけれども、ほかの自治体の子供たちを先にさせておいて、地元をさせないのはちょっとうまくないといいますか、地元の子供たちのほうを優先させるべきではないか。一緒に行動をさせてもいいのですけれども、そういうことがありまして、梅園小学校の間伐体験、小学生ですね、11月30日に無名戦士の墓の中段のところのちょっと西のほうですか、ちょっと斜面のところがありますよね。そこで12名が参加して、間伐体験等をしました。あまり多くしますと目が行き届かなくなってちょっと危ないですので、木を切り倒す場合、抽象的に言いますと非常に間伐体験はいいかなと思うのですけれども、具体的にやってみますと非常に危ないです。それで、時期によっても違うのですけれども、中には蛇もいたり、スズメバチもいたり、具体的にはそういうことがあります。木が自分で倒そうと思ったほうに倒れないで逆に来てしまう場合もあります。風向きとか、木の枝の張り具合とか、そういうことがあります。私自身もそういう体験をしたことありますので、そういうところを注意しながらやらないといけないというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 越生の森を好きな人がいっぱいいて、いろいろ山に入ってやっているということですけれども、やはりそういう方だけではなくて、また役場の中でもSDGsに対して、特に若い人なんかでもこういうふうにやれば、森林とかの関係で何かやれるのではないか、あるいは自分も動けるのではないかというようなことを考えているような人もいると思うのです。最近横瀬町の役場の職員で、非常に地域おこしで、地域おこし協力隊なんかも多く集めて一緒に頑張っている方と話し合える場がちょっとあったのですけれども、そんなところでも考えたことですけれども、職員の中でも、あるいは山がこれだけ荒廃しているといっても、やはりそれを何とかしたいという人がいると思うので、それを補助金でやっていくというのが基本的にあるとは思うのですけれども、そうした人たちを何とか統合して、統合するというか、力を合わせてできるような森林教育の企画というのを間伐なども含めて、子供たちも巻き込んでやっていくということが今後のやはり大きな1つの越生町のまちおこしにとっても目玉として考えられるのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、水澤議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  職員の中にも確かに森林の整備、そういったものを非常に気にしている職員もいるわけでございます。ただ、山の森林の作業というのはかなり危険な作業ということで、いろんな業種あるわけでございますけれども、その中でも多分トップクラスの危険な作業というふうに認識しております。そういった体験という程度であれば、そういった組織化してするということもよろしいかと思いますけれども、実際にその整備を目的としてするというのは非常にまた違う形の体制で取り組まなければならないというふうには思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 私も先ほど言いましたように、林業そのものを課題とするという形ではなかなか困難なところがあると思うので、森林環境教育ということでやるということであるならば、やっぱり町有林の危なくないところで、それは森林の保全という点では実効力はないかもしれませんけれども、森林環境教育のフィールドとして立ち上げることはできるのではないか。  先ほど観光課長も、東武などもそういうものについて求めているというお話ありましたけれども、では東武やってくれと言ってもやりっこないわけで、いいところがあったらそれは利用したいというのが基本的には腹だと思うので、そのいいところを一番早くつくるというのがやはり東武を呼び込めるかどうかの鍵を握ると思うのです。そうした官民の協働体制というのをつくるためにも、その先端工房というのを切り開く、誰がどこで一番先に切り開くのかという勝負だと思うのです。その点で、このままだとやはりすごく強力な職員と地域協力隊がいる横瀬町なんかに先越されてしまうということがあると思うのです。やっぱり先を取ったほうが勝ちですから、こういうのは。ニッチ産業というのは、突破するところで出る価値を取って、あとついてきたら大体もう価値はもうなくなってしまうのです。その突破するところをぜひ越生町が突破者としてやっていただきたいなというふうに思うし、そのための提案なのです。  ただし、だからそのことについて森林作業を課題とした地域おこし協力隊を来年度予算においては要望して、雇っていくということは確認していただいたので、本来であればここでの私の質問は、それが通るようでしたら60分一本勝負でその段階で終わったのですけれども、それで終わってしまってもなんなので、いろいろお聞きしました。珍しい、ここで地域おこし協力隊が森林を課題とした人材を応募するということで、ぜひいい人材が獲得できたらと思います。それを核として、森林環境教育で越生町が先端工房を切り開くならば、越生町はやはり森林のまちですから、それでなおかつ東京に一番近い里山でもありますし、そうした越生町ならではの在り方というのを、まちおこしというのを実現できる1つの重要な柱にもなっていくと思いますので、ぜひそのような方向でよろしくお願いしたいと思いますけれども、町長、最後一言何かお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 水澤議員の貴重なご提案ありがとうございます。越生町の、今議場からも見ますと山が見えます。この山を非常に大切にしていきたいと思います。それには子供たちに森林体験をさせて、教育をさせたほうがいいのではないかというふうに思っております。そういう指導者がぜひ必要ですので、そういう意味で地域おこし協力隊員を来年度募集いたしまして、そういうことをサポートさせたい、それからフィールドもつくりたいと、こういうふうに思っていますので、よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) これで水澤努君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前10時30分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                     ◇ 池 田 かつ子 君 ○議長(宮島サイ子君) 一般質問を続けます。  7番、池田かつ子君。          〔7番 池田かつ子君登壇〕 ◆7番(池田かつ子君) おはようございます。7番、池田かつ子です。師走のご多用の中、傍聴に来ていただきまして、大変ありがとうございます。議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。  質問件名1、高齢者保健福祉及び介護予防事業。高齢になり、病気や介護のことを心配するのは誰も同じだと思います。第六次越生町長期総合計画第2節、「健康で心豊かに安心して暮らせるまち」によると、令和2年(2020年)10月現在の65歳以上人口は4,110人で、総人口の36.1%を占めています。高齢者数は、団塊の世代が75歳以上となる令和7年(2025年)をピークに減少に転じるものの、介護ニーズの高い85歳以上人口は令和22年(2040年)まで増加することが予測されるとあります。高齢者が高齢期をどのように迎え、過ごしていくかという課題への対策とともに、今後はコロナウイルス感染症対策を含めた対応が求められます。そこで、お聞きします。  (1)、第7期計画(越生町高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画)の成果と課題は。  (2)、第7期の課題が第8期にどのように生かされているか。  (3)、7期の最終年にコロナウイルス感染症が流行したが、計画にどのような支障が出たか。  ア、支障は。  イ、コロナウイルス感染症によって変更した計画は。  (4)、第2号被保険者(40から64歳)で支援を受けている人数は。  (5)、第2号被保険者の健康維持対策は。  (6)、第1号被保険者(65歳以上)の要介護、要支援認定者となっていない高齢者の健康維持について。  ア、認定者となっていない高齢者数は。  イ、今後も元気でいられるため(健康維持)の具体的施策は。  (7)、コロナ禍で傷んだ心身のケア対策は。  (8)、コロナ禍で滞ってしまった高齢者の活動は。  ア、どのような活動が停止したか。  イ、今後の再開予定とどのような形での開催予定か。  質問件名2、越生保育園・学校給食の現状と地場産食材の活用。2年にわたるコロナウイルス感染症の影響下の保育園や学校生活において、給食の時間は特に慎重な対応を必要とする時間であり、給食業務調理に関わる衛生管理に対する栄養士、調理員さん、運搬業者さんの日々の緊張は察するに余りあると感じています。それでも、子供たちにとって保育園や学校の給食は身体の成長はもちろんのこと、心の安定につながる非常に大切な時間であり、改めてここに給食に携わる皆様へ敬意を表したいと思います。私も議員として、越生の子供たちの育ちに協力してまいりたいという思いをさらに強くしております。そこで、お聞きします。  (1)、コロナ禍の状況。  ア、特に留意している給食業務は。  イ、越生保育園、各学校の給食の進め方で変更した点は。  (2)、給食施設の環境。  ア、給食従事者のトイレと手洗い場施設の状況。  (3)、給食全般について。  ア、食材調達状況。  イ、越生保育園、学校給食の食材選定へのこだわりは。  ウ、毎月の米飯平均回数。  エ、残飯、残菜の量。  オ、アレルギー対応。  (4)、地場産食材の活用。  ア、学校ファームの活用状況。  イ、越生産米の活用の回数と量の確保状況。  ウ、郷土食の工夫。  以上、よろしくご答弁お願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 池田議員さんからのご質問のうち質問件名1について、健康福祉課からお答えいたします。  まず、質問の要旨(1)についてお答えいたします。平成30年度から令和2年度を計画期間とする第7期計画における重点課題は、①、自立支援・重度化防止に向けた保険者機能の強化、②、認知症施策の推進、③、総合的な介護予防・生活支援事業の推進の3点でありました。その成果としては、重点課題①では自立支援・重度化防止を図るために地域全体のケアマネジメント力の向上と薬剤師、管理栄養士、理学療法士などの多職種との連携の構築を行いました。課題②では、様々な認知症事業の充実と認知症高齢者などの権利擁護体制の強化を図りました。そして、課題③では、住民主体による身近な居場所づくりや介護予防活動の普及を実現することができたと考えております。  また、その一方で、課題といたしましては第7期計画期間中に作成した第8期計画における具体的な事業計画の目標値の達成がコロナ禍においてどの程度実行できるのか。そして、団塊の世代が75歳以上となる令和7年度、介護ニーズの高い85歳以上の方が増加し続ける令和22年度、この長期間にわたる持続可能な支援体制を構築することが重要であり、そのためには公助、共助のほか、互助である住民が共に支え合う地域づくりの体制をどのように広めていくのか考えていかなければならないと思っています。  次の質問の要旨(2)につきましては、令和3年度から令和5年度を計画期間とする第8期計画での重点課題は3つの柱から成っております。1つ目に認知症施策の推進、2つ目に介護予防と生きがいづくりの推進、3つ目が感染症対策や防災体制に係る整備です。1つ目の重点課題、認知症施策の推進は第7期計画でも重点課題とした施策であります。本計画において、85歳以上人口は2040年まで一貫して増加し続けます。認知症の割合は、高齢になるにつれ増加すると予想され、85歳以上では55%以上の方が認知症になると言われています。そのことから、第7期計画で実施した事業を継続し、そこで培うことができた認知症専門医など多職種との連携、また各事業に協力いただいたボランティアとの連携をさらに生かし、第8期計画では新たな講座の開催等に向けて事業の充実を図ってまいります。  2つ目の重点課題、介護予防と生きがいづくりの推進では、第7期計画において介護予防の活動方法を習得できる講座の実施により、運動サポーターの育成を行いました。第8期計画では、その運動サポーターの方々に各地域において自発的に介護予防活動を行っていただき、その技術を広めていただけるよう支援を行ってまいります。また、住民主体の身近な通いの場所である地区サロン事業では、第7期計画で開催地区を増やすことができたことから、そのノウハウを生かして第8期計画でもさらに開催地区が広がるよう、各地区へのアプローチを行ってまいります。  3つ目の重点課題の感染症対策や防災体制に係る整備では、第7期計画の最終年である令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中の事業を中止せざるを得ない状況でした。コロナ禍における高齢者の活動の在り方や相談支援体制の強化を図るとともに、第8期計画においては感染拡大防止に配慮した講座等の在り方を近隣市町村の状況等を研究しながら工夫して実施してまいります。そして、防災体制に係る整備では、近年発生している災害に対して要支援高齢者等が安心して生活できる防災強化が求められています。災害発生時における安否確認や救助を円滑に行うために、第8期計画においても介護保険サービス関係者専門部会や介護支援専門員等に災害発生時の備えとして、支援を必要とする方に対する避難行動要支援者制度の周知を引き続き行ってまいります。  次の質問の要旨(3)につきましては、新型コロナウイルスの緊急事態宣言を受け、感染拡大防止のため、宣言期間中の事業を中止いたしました。そのことから、体操教室等の様々な講座や研修で計画していた事業の開催回数を実施することができませんでした。一部の体操教室では、参加予定者に自宅で行える体操として冊子を配付し、自宅での状況を電話で個々に確認する方法に変更いたしました。また、研修会においては、研修内容のDVDを作成し配付する方法やホームページにユーチューブで動画を上げるなど、コロナ禍においても事業を中止せず実施できる方法に計画変更をして事業を実施してまいりました。  次の質問の要旨(4)につきましては、令和3年11月1日現在、第2号被保険者の介護認定者数は15名です。第2号被保険者の方が介護保険サービスを利用する際は、対象となる病気、特定疾病が原因で介護認定を受ける必要があります。医師が医学的見地に基づき指定された16種類の特定疾病であること、そして回復の見込みがない状態に至ったと判断した場合に介護認定が受けられます。  次の質問の要旨(5)につきましては、健康教育と健康診査の充実に努めてまいります。健康教育の充実では、健康寿命の延伸、疾病予防及び重度化予防の観点から、年間を通して健康づくりに取り組むためにハイキングのまちおごせ健康長寿プロジェクト事業があります。具体的には栄養、運動、こころ、歯科に関する健康長寿講座の開催や腎臓にやさしい食事教室及びフォローアップ教室を実施してまいります。また、健康診査の充実では、特定健康診査や5つのがん検診の周知度向上と未受診者へのはがきや電話での受診勧奨を継続して実施してまいります。高齢期に至る前の壮年期からの健康維持対策が高齢期における介護予防につながることから、重要な事業であると考えております。  次の質問の要旨(6)につきましては、令和3年11月1日現在の65歳以上の人口は4,178人です。同時期の要介護認定者数は655人ですので、65歳以上人口から要介護認定者を差引きした人数の3,523人でございます。  次のイにつきましては、高齢者が元気で生き生きとした健康長寿を目指すための介護予防事業の充実です。介護予防講演会や運動サポーターによるリフレッシュ体操では、運動サポーターになるための養成講座を継続して行います。そして、講座を修了した方が各地域でこの体操を広められるよう、運動サポーターフォローアップ研修会を定期的に行います。そこから住民の方々が主体となって自発的に介護予防活動が行え、通いの場となるよう担い手の育成と支援に努めてまいります。そして、介護予防の機能強化が図れる活動の場になるよう、理学療法士等の専門職の派遣を検討してまいります。  そのほか、うめりんお達者倶楽部事業では、町内の登録店舗で買物をした際や公共施設に来所した際にカードに押印し、特典の提供を受けられ、閉じ籠もりを防止するためのきっかけづくりとして実施しています。  次の質問の要旨(7)につきましては、これまでの日常とは違う生活リズムになり、高齢者に限らず心と体に疲れがたまっている人が増えています。つらい話を誰かに話す、相談することで心が軽くなるなどのきっかけになるかもしれません。包括支援センターをはじめとする相談支援体制の周知などを広報やホームページで引き続き行ってまいります。  次の質問の要旨(8)につきましては、たかとりクラブ連合会では町内の各老人クラブを集めて行うグラウンドゴルフ大会やペタンク大会を、密の状態を避けるため、中止といたしました。その代わりとして、地区ごとの活動を止めないために各老人クラブで行った大会に助成をいたしました。また、各老人クラブ用にアルコール消毒液を配付して、感染症対策の徹底を呼びかけました。現在各地区での外で行う活動につきましてはほぼ再開しており、連合会が行う事業につきましてはこれからの感染状況を見ながら開催時期等を検討してまいります。  また、高齢者の孤立防止を目的とした住民主体の高齢者サロン事業では、活動を中止する地区が現在もあります。その一方で、感染対策を講じながら外で行う活動などを再開している地区もあります。活動再開の参考事例として活動地区の取組を紹介する冊子を作成し、各サロンの代表に送付し、現在活動の呼びかけを行っています。  最後に、ボランティアの協力の下、旧NTT棟で行っているミニデイサービス形式のふれあいルームは、1回目の緊急事態宣言期間中に運営を停止しましたが、2回目の宣言期間中の令和3年2月から再開をしています。1日の利用人数を減らし、予約制とすることで、緊急事態宣言中も町内の高齢者が集まれる場所として運営し、現在は従前どおりの事業を行っています。  各地区で行っている高齢者の活動につきましては、高齢者の生きがい、介護予防の効果が期待できる重要なものとなっていることから、地域の方々とともに活動の再開と継続実施ができるよう考えてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 池田議員さんの質問件名2、越生保育園・学校給食の現状と地場産食材の活用について、越生保育園に関わる内容について子育て支援課からお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(1)のコロナ禍の状況のアでございますが、保育園の給食業務は児童福祉法やその他関係法令に基づき実施しております。コロナ禍の現在では、給食調理員は感染拡大防止のため、体温測定などの基本項目のほか、休憩時間や食事の時間をずらして取るなどの工夫をしております。また、手袋は加熱前の食品を切るときは異物混入を防ぐ観点から素手で行い、加熱後の食品とフルーツを扱うときなどは手袋を着用するなど、作業に適した手袋の着用、交換を徹底しております。  次に、イでございますが、新型コロナウイルス関連の補助金の活用により、園児用の机を購入させていただき、1つの机を使用する園児の数を減らし、座る向きを工夫してソーシャルディスタンスが保てるようにしております。飛沫感染に関しては、年齢に応じておしゃべりをしない黙食を伝えております。最近では、子供たち自身で意識して黙食に取り組めるようになってきました。  次の質問の要旨(2)、給食施設の環境のアについてですが、給食委託会社の決まり事で給食調理員は衛生面から園児と同じトイレは避けて2階職員室内の職員専用のトイレを使用しており、使用後は触れた場所を全て消毒し、衛生管理を徹底しております。また、手洗い場につきましては、給食室内に自動水栓の手洗い場が完備されております。  次の質問の要旨(3)、給食全般についてのアでございますが、食材の調達につきましては学校給食と同様の登録納入業者から購入しております。  次に、イでございますが、食材につきましては安全安心なものの中から旬の食材を中心に、より新鮮なものを納品していただくようお願いしております。  次に、ウの毎月の米飯平均回数でございますが、3歳未満児は20日程度でございます。3歳児以上は、主食を持参しておりますので、園から提供する給食5回のうち米飯は3回程度でございます。さらに全体ではワカメ御飯をおにぎりにするなど、おやつとして1から2回程度となっております。  次に、エでございますが、園児の中には食の細い子、偏食がある子もおり、また初めてのメニューに対して手をつけづらく残しがちな傾向がありますが、保育士の援助やみんなで食べることから、給食に慣れてきた現在では4月当初に比べ残菜が減ってきている状況でございます。フードロスができるだけないよう、月1回の給食会議で話し合い、工夫しながら進めております。  次に、オでございますが、保育園独自の対応マニュアルに基づき実施しております。アレルギーをお持ちのお子様につきましては、安全に給食が提供できるように保護者から給食除去食申請書などの関係書類を提出いただき、それを基に保護者、栄養士、園長、担任で面接を実施しております。また、誤食を防ぐために個別のトレーに名前をつけて配膳する、直前に栄養士と担任で再度確認してから提供するなど、事故防止を徹底しております。  次に、質問の要旨(4)、地場産食材の活用のアについてですが、越生保育園に学校ファームはございませんが、園の行事として町内のご協力者の方の農園でタケノコやジャガイモ、サツマイモなどを植えたり、収穫したりするダイナミックな体験や、園内にある小さな畑やプランターを利用して野菜の苗を植えたり、成長を見たり、収穫する体験を行っています。現在は、収穫した食材は各ご家庭に持ち帰りいただいております。  次に、イでございますが、現在保育園では県外産のあきたこまちを使用しております。使用するお米の銘柄につきましては、給食設備を熟知した栄養士が越生産米や埼玉県産米を含め、様々な銘柄を試行錯誤した結果、炊き込み御飯や混ぜ御飯の仕上がりがよいあきたこまちを使用している経緯がございます。  次に、ウでございますが、栄養士が越生町の特産品である梅やユズを取り入れた献立を考え、提供しております。具体的には御飯やドレッシングに梅を細かく刻んで混ぜたり、ユズの絞り汁を入れた調味液に魚を漬け込み焼いたものなどがございます。今までは、園児に郷土食であるひもかわうどんなどの太い麺類は安全面の観点から提供しておりませんでしたが、今後提供が可能かどうかも含め、給食会議の中で検討してまいります。今後もさらにメニューを増やし、幼少期から特産品等を身近なものとして親しめる給食づくりに努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) 池田議員さんの質問件名2、越生保育園・学校給食の現状と地場産食材の活用について、小中学校に関わる内容について学務課からお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(1)のコロナ禍の状況のアでございますが、給食業務は学校給食衛生管理基準に基づき実施しており、ふだんから十分な対策を講じております。コロナ禍の現在では、これまで以上に衛生管理に気を配り、特に調理員や調理員の家族の体調管理、調理前、調理中の小まめな手指消毒などを徹底し、細心の注意を払って実施しております。  次に、イでございますが、一斉の臨時休校明け直後など、配膳における感染対策に慣れていなかった時期には教員が配膳を手伝っておりましたが、現在では子供たちが感染防止対策を徹底して配膳しております。また、感染拡大の例として、会食での場面が非常に多く報告されていたことから、黙食及び机をお互い離して、前向きで食べるなどの対策を取るようになりました。  次に、質問の要旨(2)の給食施設の環境のアでございますが、給食調理員のトイレと手洗い場は越生小学校、越生中学校の調理場ともに調理員専用の個室トイレが完備されており、衛生管理に配慮しております。  次に、質問の要旨(3)の給食全般についてのアでございますが、食材の調達につきましては越生町学校給食運営委員会と学校給食用物資売買契約を締結した業者から給食食材を納品していただいております。コロナ禍ということもあり、一部価格の高騰している食材もございますが、栄養教諭の工夫を凝らした献立により学校給食摂取基準に基づく栄養基準を満たした安全安心な給食を提供しております。  次に、イでございますが、まずは子供たちにとって安全安心な食材であること、また子供たちに食の関心を持ってもらえるよう、越生町の特産品である梅、ユズのほか、地域で取れる旬の食材や国産のものをなるべく使用できるよう選定しております。  次に、ウでございますが、米飯は週3回を基本とし、月平均にすると12回程度となっております。  次に、エでございますが、子供の苦手な魚や野菜サラダなどが残菜として残ることがありますが、各校とも残飯、残菜は非常に少ないと聞いております。  次に、オでございますが、学校給食におけるアレルギー対応は完全除去を基本としており、調理場で取り除ける食材については除去食として別に調理し、他の児童生徒の給食とは別に管理して配膳しております。給食に関するアレルギー対応をはじめ、アレルギーを持った子供が学校生活を行う上で必要な対応については、管理職と養護教諭が保護者に聞き取りを行い、学校における配慮事項や方向性を定めており、細心の注意を払っております。  次に、質問の要旨(4)、地場産食材の活用のアでございますが、越生小学校、梅園小学校、越生中学校の学校ファームでは、ジャガイモ、ナス、ピーマンなど、季節の野菜を育てております。苗の植え付け、草むしりなど畑の管理、野菜の観察、収穫などを通じて自然環境や食物に対する理解を深める貴重な体験活動の場となっております。収穫した野菜の一部は、給食の食材としても活用しております。  次に、イでございますが、週3回の米飯給食では越生産及びいるま野産の「彩のきずな」を使用しております。毎年、公益財団法人埼玉県学校給食会に年間の需要数を報告しており、学校給食で必要とする量を確保しております。  次に、ウでございますが、代表的な工夫の例を挙げますと、郷土食のひもかわうどんを子供たちが好きなカレー味にしたり、ラザニアの具材にしたりするなど、味付けや調理に工夫をして郷土食に親しみを持てるよう献立を考えております。  また、越生町の特産品である梅やユズを使った越生ふるさと献立や、東京オリンピック、埼玉ゆかりの偉人にちなんだ献立などを栄養教諭が考案し、給食を通じて自分たちの地域やふるさとに愛着を持ち、社会の話題に興味関心を持ってもらえるよう取り組んでおります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) それでは、再質問させていただきます。  まずは、高齢者のほうの保健福祉のほうと介護予防事業についてお尋ねします。7期の重点課題の③について質問させていただきたいと思います。コロナ禍に高齢者の方とお話をする機会が減りつつも、ちょっとしたところでお会いしたときにお話をする機会がございます。お話ししたときに、皆さんから特に感じた共通点は、人と会えない、交流できないことで元気がなくなっているということをとても強く感じました。会いたいのに会えないのは残念というか、悲しいことです。コロナ禍で皆さん自粛しなければならない状況ですし、ここでまた11月の最後のほうに変異株が出たということで、しっかりと情報を把握して感染対策を続けていかなければならない状況なのかなと思いつつも、高齢者の方の健康が、人と会えないこと、交流できないことで閉じ籠もりになってしまって、健康を左右していくこととつながるので、改めてその辺をどうにかしなければいけないのかなと思って痛感しております。  それで、どんな形で高齢者の方を支援していくかということで、お答えの中に公助、共助等の支援の話が出たのですけれども、いろんなところでいろんな人が関わっているわけなのですけれども、町で委託している社協に生活支援コーディネーターというものがあります。現在今1人おりますけれども、このことについてちょっとお尋ねしたいと思います。生活支援コーディネーターの役割というのは、今こそ大事なのかなと思うのですが、役割とコーディネーターの現在進行中の活動にはどんなものがあるでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 池田議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  池田議員さんおっしゃるとおり、生活支援コーディネーター、社協に1名お願いしておりますけれども、重要性、重要度、本当に高まっているというふうに自分も認識しています。お話しのとおり、やはり高齢者の方だけでなく、皆さんこのコロナの状況の中で外出を控えるような状況の生活が続いているというところの中では、お話しのとおり人と会いたくても会えなくて、体の健康ももちろんそうですし、心の健康もというようなことを心配するようなことになっています。  そんな中、従前どおりの生活が送れている中での生活支援コーディネーターの仕事、それぞれの地区に出向いていろいろなニーズを把握しながら地域の方々の取組を推進する、アイデアを出しながら、またアイデアをいただきながら、そんなことで各地区に合った高齢者の方々へのサービス提供等も含めて検討していっているような状況が徐々に推進されていた状況だったのですが、結局コロナの影響で非常に足止めを食らってしまったといいますか、立ち止まざるを得ないような状況になってしまったわけです。うまく地域ごとのサロン事業等も推進できていたような経緯もある中で、ちょっとやはりブレーキがかかってしまったというのは高齢者の方々に対する事業のみならず、いろいろな事業でそのようなことが起こったというところ、致し方ないのかなというふうには思いますけれども、そのような中でまたちょっと感染の状況が落ち着いてきた中では、改めて地区に出向いて高齢者の方々の支援のニーズ等を把握するために活動を進めてもらっています。訪問等を行ってもらっています。  それと、地域包括支援センターとの連携、関係者とのネットワークをさらに深めていくという形で、内部ではコミュニケーションも高めているところです。  それと、また支援の重要なポイントとなりますボランティアの方々、これ非常にやはり何の事業に対しましても大切なのですけれども、ボランティアの方々等の育成の部分も担ってもらっているような状況のある中で、またその点にもポイントを置きながら事業を推進してもらっているというようなところが実情でございます。これからも何とかこの時期、次の感染拡大がないことを祈りつつ、地域における場所ごとによってそれなりのニーズがやはり違ってまいりますので、そこに見合ったサービスの提供なり、いろいろなところ、ボランティアの方々も含めての活動が推進できるようにコーディネーターには大きな期待も持っておりますし、本人も常にやる気を持って取り組んでくれておりますので、また大いに推進できるようにしてまいりたいというふうに考えています。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 確かに今の担当の方は積極的で明るくて、どんどん担当の方はいろんなことで入り込めるのですけれども、日常生活圏域というものがあるみたいなのですが、日常生活圏域というのは中学校区とか、そういうものでくくられているのですけれども、第1層のコーディネーターとして狭い地区だけではなくて町全体で取り組んでいかなければならないものだから、先ほどおっしゃったボランティアとかにもやっぱり頼ったりとか、そのほか民生委員の方とか、いろんな方が町の担当課以外のところでも関わっていかなければならない状況なのかなというふうに思っていますが、それで何を高齢者が望んでいるのかという、どんなサービスが必要なのかということで地域の支援ニーズとサービス提供主体のマッチングもするのがこの生活支援の仕事なのです。ですから、先ほど課長さんがご答弁いただいたように、いろんなところと連携を深めていっていただいて、実際に出向いているというお話もありましたが、出向いていただいて、よりよいその方に合ったサービスをしてほしいということを思っています。  それと、ボランティア、民生委員というお話が出ましたけれども、民生委員の方にはどのような活動を期待しているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 池田議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  常に健康福祉課のみならず、行政としては何かと区長さん同様に民生委員さん非常に頼らさせていただいて、常に様々な事業にご協力をいただいておりますことは周知の事実だと思いますけれども、いろいろなことをお願いするのはもちろんなのですが、民生委員さん自らやはりそういう責任感を持って取り組んでくれているというのを日々もう感謝しかないなというふうなところで思っています。  さらに、このコロナの状況の中で、いろいろな人に声をかけられない、それが苦しいなんていうふうに言っていただいております中では、やはりそういった状況を何とか早めに解消できるような時期が来ればいいなというふうには思うのですが、例年敬老会等を開催してきたわけですけれども、この2年間それも開催できない中で、高齢者の方に対しては民生委員さんの方から敬老祝品を配付していただいて、それでお声がけをいただいてというような活動は継続してやっていただきました。やはりそこのところで、ご高齢の方にお会いして声をかけられるのがうれしいといったような声を大分耳にしました。本来のもっと手を差し伸べたいといったようなお気持ちでいる中、そのチャンス、機会等が減っている中では敬老祝品の配付等については継続させていただいてよかったなといいますか、民生委員さん自身もそれを望まれていたということで継続してきた経緯もあります。  当然民生委員さん、高齢者の方についてのみというようなことではございません。やはりいろいろなことで問題を抱えるご家庭がありますので、地域の困ったというようなことの相談もいろいろ持ちかけられているというふうに思います。若い世代の方の子育てやら、全ての世代にわたっての問題を拾い上げていただくというか、気にしていただくような状況での民生委員さんの立場ということになっておりますので、本当に重要な責務をボランティアでやっていただいているところには本当に感謝しかないわけですけれども、これからも行政といたしますと様々な活動でご協力いただくということの中では、とにかく皆さんにご健康でいていただきながら、日々の活動を続けていただきたいというふうなことを願っているというのが本心でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 計画でいえば7期の後半にコロナ禍が流行してしまったので、動きも変わってきたということで、たくさんの支援が必要だなということをとても感じています。公助、共助のほかに支え合うって、お互いに支え合うということがとても大切だなということを思いました。互助ということですよね。ですので、見てあげる人が見てもらうというようなことで大切かなと思いますので、ぜひいろんな人の支援をお願いして、高齢者の方々がこの町に住んで、ずっと元気で安心して暮らせるということで過ごせればいいかなと思います。子供たちと高齢者がとても楽しそうに、幸せそうにしている町は本当に町全体が幸せなのかなという考えは変わらないのですけれども、ぜひそちらのほうに向けてやってほしいなと思います。  高齢者の健康福祉課に1つ最後に質問したいのですけれども、うめりんお達者倶楽部というのが話が出たのですけれども、これがどんどん減ってしまっているのです。10回外に出て、関係のところに行ったらそれで1回判こを押してもらうという制度なのですけれども、前は、それがいいご褒美なのかどうか分からないのですけれども、元気100倍、10回で100倍、それが最近になっては20回ポイントを判こ押してもらわないとトイレットペーパー1個というのをもらえなくなったのですけれども、ああいうのって結構認定されていない方々にとってもすごく励みなのです。私の周りではよくピンクのカード、皆さんご存じですか。ピンクのカードを持ってやっていますので、それ今後手厚くなるかならないか、ちょっと時間の都合でなかなか長いご答弁だと困るので、申し訳ありません。聞きながら、その制度が今後手厚くなる可能性があるのかないのかだけお聞かせ願えれば。すみません。お願いします。          〔「私持っています」と呼ぶ者あり〕 ◆7番(池田かつ子君) 町長さん持っているの初めて見ました、私。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 池田議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  大変恐縮です。現在のところ来年度予算同額の要求を考えておりましたので、中身を変えたりとかというような工夫もちょっと考えていませんでした。若干検討しながら進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 今町長さんもポケットから出していただいたのですが、ご存じない方がたくさんいたかと思うのですけれども、すごく私の周りでは楽しみにしていて、閉じ籠もりなく外に出る目標のカードになっているのです。ですので、来年はぜひここにいる課長さんたちもよく聞いていただいて、来年こそはちょっともう少し手厚いご褒美にカムバックできるように、来年度のその次の予算のときにはぜひ検討を願えればありがたいなと思います。  それでは次に、保育園と学校のほうに再質問させていただきたいと思います。学校では食に関する指導というのがありまして、それで同じような全体計画が保育園のほうにもあるのですよね。その中で、子育て支援課の課長さんの中でご答弁があったように、地場産という項目はないのですけれども、そういうことは苗を植えたりの体験学習とか体験はしているというお話だったのですが、学校のほうに質問したいと思います。  この地場産物の学校で使用する意義とかよさというのは、どういうことなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  地場産物を使うことについての意義ということでございますが、食育、全体的な食に関する指導の中で食べるもの、食物の大切さとか、ひいては命の大切さ、その食育の計画の指導の目標に沿った内容がこちら郷土食とか地場産物を育てたり、食べる、献立に入れる、そういった内容に大変意義があると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) そのとおりだと思います。子供たちは、本当にこれから将来があります。ですので、食べ物を通して体はもちろんですけれども、心も育っていくわけですので、ぜひ地場産を活用してほしいなということを思っています。  それで、このところ10月の広報でしょうか、新規就農者という方が2人紹介されました。それで、今ブームがそんな新しい人たちを町に入れて農業を活性化し、農業で人をつくっていこうって、人を育てていこうというので、育てていくという対象としてはやっぱり子供たちも入ると思うのですけれども、私、島野議員さんの紹介で吉川さんという方のサツマイモを掘りに行かせていただいたのです。それで、私は梅の駅の近所に住んでいますので、梅の駅に野菜を買いに行くとそこに納品に来るのです、その方が。こういう若いパワーを越生にずっとつなぐためにはやっぱり応援していかなければいけないし、学校や保育園につながる食材、そういうものを作ることを担っているわけですから、今後新規就農者と協働、連携して学校給食にその方々が作ったものを取り入れられないだろうかというふうに考えています。確かにいろんな問題があるのだと思うのです。できるはずの量ができなかっただとか、思うような形にならなかったとか、いろんなことがあると思うのですけれども、そういう人を、町に入ってきたやる気のある人たちをやっぱり支援をするって、やっていかなければいけないと思うのです。そういう点で、食材としてそれは学校や保育園で使えるのかどうかということをお答え願います。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  先ほど農家の方の食材をということで、学校給食に取り入れることについて、おっしゃるとおり郷土食、それから地場産のものと、まさに地場産のものということで子供たちもぜひ給食に興味を持ったり、そういった食育の教育が進むと考えております。  ただ、先ほど池田議員さんがご懸念されていたとおり、幾つか課題が出てまいると思います。内容としては、どんな時期にどの量を生産しているのかとか、それから栽培方法とか、例えば消毒の使い方とか、そういうのも含めてですけれども、また品質、形質とかというのがそろっていないとなかなか大量調理には向いていないとか、そういったいろんなばらつき等があるかと思います。そういった中で、今までなかなか農家と個別の契約というのが、登録というのはしてもらわなかったところだと思います。今後は、そういった課題も検討しながら、クリアするために農家さんを中継してもらえるような、そういうような業者等が現れてくると考えやすいかなとも考えております。いずれにいたしましても、このような地場産、地域のものを取り入れるということについては大変意義があると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 学務課長さんのご答弁のように、問題はたくさんあるかと思います。問題があるからこそどうしたらクリアできるのかって今いいお返事をいただきましたが、ご答弁だけでなく実際にそういう話合いを進めていっていただいて、新規就農者の作る野菜が子供たちのところに、教室、保育室に届くようにということを願っています。  たまたま、最後に一言なのですが、給食に関してお話をしたいと思いますが、11月の12日の日に学務課長さんのほうにお願いして、越生小学校の渋沢平九郎の給食献立ありましたよね。あのときに行って、ちょうどNHKが取材に来ていたのでしょうか、小林栄養士さんの。それで、越生町は本当に給食に関していろんな方が関わっているのだなということをそのときも、小林先生、甲子園のことで優勝したときにも覚えていましたけれども、何か今回12月号は栄一さんの衣装を着てですか、広報に、皆さん読んだと思うのですけれども、載っています。本当に町を挙げてやっていますので、いろんなところでいろんな人が学校、保育園のために関わっていっていただいて、できないのではない、無理ではないではなくて、できるため、やるためにはどうしたらいいかという話合いをぜひやっていただいて、給食のほうに限らずいろんなことがそうなのですが、特に越生の給食のレベルは高いですので、ぜひ今後も頑張っていただければいいかなというような期待をしています。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで池田かつ子君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時47分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分)                                                     ◇ 木 村 好 美 君 ○議長(宮島サイ子君) 一般質問を行います。  10番、木村好美君。          〔10番 木村好美君登壇〕 ◆10番(木村好美君) それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問いたします。傍聴の皆様、お忙しいところありがとうございます。今回は、新町長へ長期総合計画の一部をお聞きいたしますが、町の未来を皆様とともに考えていきたいと思います。ご意見をお聞かせいただければうれしく思います。なお、正確な議会報告をするため、議長より録音の許可をいただいておりますので、ご了承ください。  質問件名1、第六次越生町長期総合計画に関する全てのことについて。令和3年度から令和12年度までの長期総合計画の冊子が配付されました。また、令和3年から令和5年度の計画も同じように新井康之町長名で各議員へ6月1日付で配付されております。たくさんの委員さんがたくさんの会議を開き、このような町の未来を想像するとわくわくする長期総合計画ができましたことを感謝申し上げます。たくさんありますが、その中の幾つかを予算編成前の今、町長にお聞きいたします。  (1)、間もなく予算編成の時期が来ると思いますが、この長期総合計画に伴い、1期4年の間に特にどこに力を入れ、新町長カラーの予算を組んでいくのでしょうか。  (2)、長期総合計画では「家庭・社会の基本である「あいさつ」ができるように、学校や地域、ボランティア組織と連携して「あいさつ運動」を展開し、世代を超えたコミュニティづくりを進める」とあります。挨拶は費用がかからない、観光等にも関わるすぐに取り組むべき大切なことです。そこで、お聞きいたします。  ア、上記のあいさつ運動を展開する計画はありますか。計画があるならその詳細を、計画がないならいつどのように計画をする予定なのか、お聞きいたします。  イ、役場庁舎内では挨拶についてどのように考え、どのように取り組んでおりますでしょうか。  (3)、長期総合計画では越生町の知名度向上の取組、シティプロモーションの推進をうたっています。町職員のプロが作成するのもとてもよいと思います。ですが、町民参加型で、例えばPR動画コンクールでアイデアを募るとか、今は子供たちも本当にパソコンの時代で、携帯なんかいじるのもとても上手です。学校の夏休みの自由研究等で子供たちにも考えてもらうなど、町の魅力をいろいろな角度で考えてみませんか。  (4)、長期総合計画の令和7年度の合計特殊出生率の目標値は1.20となっており、平成30年度の越生町合計特殊出生率は0.95と、1を割っている状態です。越生町の出生祝金は第1子1万円、第2子3万円、第3子以降が10万円でありますが、第1子がいるから第2子、第3子となるわけで、まずは第1子が生まれることに対しても手厚くすべきだと思いますが、いかがでしょうか。もちろん少子化の原因は、出生祝金の問題だけではない。国にも子育てするのにいろいろな問題があるのは承知しておりますが、その中でも起爆剤の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。  (5)、長期総合計画には自然災害等の公助、自助、共助、先ほどは互助という言葉も出てまいりましたが、について書かれております。どれも大切だが、共助、互助についての個人情報の提供についてはどのようにお考えでしょうか。例えば台風で避難を考えた町民が隣の一人暮らしの方に声をかけてよいのかと思い悩んだとのことです。特に民生委員さんのいない行政区は、区長さんにある程度情報提供しているとのことだが、情報を提供しないことでご近所の町民が悩んでおります。情報を知り得る行政が入り、もう少し分かりやすい仕組みにはできないのでしょうか。  また、区長さん一人が民生委員の仕事を兼務するのに無理はないのでしょうか。最低限度の情報開示は必要ではないのでしょうか。これは近所に対してです。これでは共助を推進しようと思っている方に対し、私は説明ができませんでした。町の見解をお聞かせください。  (6)、長期総合計画の郷土文化の振興と伝承の中に伝統民俗行事、民俗芸能の保存と継承とありますが、祭り、おはやし、獅子舞について町はどのように継承と発展を考えていますでしょうか。例えば小杉地区には梅園神社で獅子舞が行われていますが、少子化もあり、獅子舞等を踊ってくれる子供さんがいないことを危惧している現状があります。  質問件名2、公立保育園の安全管理について。令和3年11月9日に起きた宮城県登米市の不審者侵入事件は、まさしく私が懸念したことでありました。この事件は、複数の職員が取り押さえ、一人もけがもなく犯人が逮捕されたことに涙が出ました。なぜならば、越生町は国基準の最低限の人数で運営しており、本当にこれから大丈夫なのかととても心配しております。そこで、お聞きいたします。  (1)、私が先日も、先日というのはこの通告書を出す前、11月8日なのですけれども、担当課長のところに行き、様々なことを提言しております。この事件を見て、改めて保育園の安全管理をどのように思いますか。  (2)、町長は保育園の安全管理も含む人事、設備等、来年度の予算に組み込むお考えはありますでしょうか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 木村議員さんからの質問件名1の(1)及び(3)について、企画財政課からお答え申し上げます。  まず、(1)でございますが、木村議員さんご指摘のとおり、現在来年度の予算編成作業を進めているところでございます。新井新町長となり、初めての予算編成となります。2月に就任後、選挙公約に掲げている中で費用をかけずに直ちに行えるものは随時実施してまいりました。  来年度の予算編成につきましては、選挙公約の実施に向け、各課において事業内容の検討を行っているところでございます。また、今後予算査定を行っていく中で、安心元気な越生町を目指し、安心な町への取組、元気な町への取組の実施に向け、予算編成を進めてまいります。  次に、(3)でございます。町のPR動画につきましては、令和元年度に「充実した移住定住生活」、「多彩な子育て支援策」、「豊かな自然環境・お祭り」をテーマとした動画3本とこれらの概要版の動画1本の計4本を県のふるさと創造資金を活用して制作したところでございます。令和2年度からは、道灌おもてなしプラザの待合室で動画を放映するとともに、町のホームページにも掲載しているところですが、コンテンツの充実を検討しているところでございます。充実策の一つといたしまして、まずは入庁10年目までの若手役場職員で構成するプロジェクトチームを立ち上げ、職員の手による動画制作を開始したいと考えております。  木村議員さんからご提案のありました町民参加型のPR動画コンクール等で、町民を対象に町のPR動画を公募する取組は、町民の皆様が動画を制作するに当たって町の魅力を再発見していただくことでシビックプライドの醸成につながり、また完成した動画を公開し、広く町の魅力を発信することでシティプロモーションにつながるものと考えられますので、実施に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。  町の魅力を様々な視点から様々な情報の動画を掲載し、町内外の多くの皆様に効果的に情報発信ができるように努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 木村議員さんの質問件名1の(2)のア及び(6)につきまして、生涯学習課からお答えいたします。  まず、質問件名1の(2)のアについてでございますが、平成14年度に梅の里おごせ子どもサポート協議会が中心となり、地域と人とのコミュニケーションの基礎となる挨拶を身につけるためにあいさつ運動が始まりました。毎年長期休み明けの1週間をあいさつ運動強化週間と位置づけており、各小中学校及び各PTAの協力の下、登校時の児童生徒に声がけを行っています。今後は、地域住民の方々にも協力していただくために「広報おごせ」などで周知をしていきたいと考えております。  次に、(6)でございますが、ご質問いただいた祭礼、おはやし、獅子舞などは関係各位の熱意と努力によって保存継承されているものです。これまで町の有形民俗文化財に指定されております山車やみこしの修理の際には補助金を支出し、無形民俗文化財の獅子舞保存会に対しましては毎年補助金を交付しております。囃子連には用具や衣装に係る財団などからの交付金や助成金をあっせん、紹介するなど可能な支援をしてまいりました。今後におきましても、同様にハード面の下支えは継続してまいりたいと考えております。  しかし、一番の課題は少子化による子供や若年層の減少による担い手不足です。獅子舞の挙行には小学生から高校生ぐらいまでの最低十数人の子供や若者が必要となりますが、塾通いや部活との両立も考慮しなければならないため、各保存会とも人数の確保に苦慮しているのが現状です。  また、子どもおはやし大会が定着しているおはやしについても少子化の進行は同様で、安閑としてはいられない状況です。小さな町内では山車の維持管理や曳行も大変な状況にあり、コロナ禍で祭礼が縮小、中断となった2年間の空白も大きな不安材料となっております。  有効な少子高齢化対策が見いだせない中ではありますが、広報紙やホームページなどを活用して、町内外におはやしや獅子舞を積極的に発信してまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 木村議員さんのご質問のうち質問件名1の(2)のイについて、総務課からお答え申し上げます。  ご質問の挨拶については、良好な人間関係を築くためには欠かすことのできないとても重要なものであると考えております。おはようございます、こんにちは、お疲れさまです、ご苦労さまですなど、挨拶は人間関係を良好に保つツールであることはもちろん、行政サービスを提供する役所という組織においても、信頼を得るために欠かすことのできない重要なものと言えます。  新井町長もかねてから来客があった際には座ってではなく、立って挨拶をするようおっしゃられています。礼儀正しく挨拶されて不快に思う方はおりません。職員には日頃から庁舎内で困っている方などを見かけたら挨拶とともに気軽に話しかけるなど、常に親しみやすい職場環境をつくるように指導しています。  また、毎年4月に行う新採用職員を対象とする研修では、服装や身だしなみ、言葉遣い、挨拶など、職員として身につけておくべき基本的なマナー等を必ず説明していますが、中でも挨拶では相手を気遣う心で、自分から先に、大きな声で気持ちよくと3つのポイントを強調して、これらが当たり前にできるように指導しているところです。職員の応対一つで町のイメージが決まることもありますので、町の顔とも言える職員が率先して挨拶ができるよう今後も指導するとともに、何よりも子供たちのよいお手本となるようさらに周知徹底を図ってまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんのご質問のうち質問件名1の(4)及び質問件名2について、子育て支援課からお答え申し上げます。  初めに、質問件名1の(4)の出生祝金でございますが、ご指摘のとおり越生町の合計特殊出生率は令和元年度において0.78となっており、全国の1.36、埼玉県の1.27と比べますと低い値となっております。出生祝金は、平成27年4月に改正を行い、第1子は1万円、第2子は3万円、第3子以降は10万円としております。一人でも多く出産してくださることを期待して金額に差をつけているところです。令和2年度における実績では、第1子が20人、第2子が10人、第3子以降が5人であり、前年と比較しますと全体の人数は少ない状況でしたが、第1子につきましては令和元年度と比べ5名ほど増加しております。  金額の検討につきましては、様々なご意見をいただいているところですが、町では子育て支援事業としてチャイルドシート購入補助事業、ベビーベッド貸出事業、第3子保育料無料化などを実施しており、またこどもの医療費を18歳の年度末まで無料にしております。これらの出生後の子育て支援事業は、他の市町村に比べ、充実した内容となっております。このような事業を実施していることから、第1子の出生祝金の金額を引き上げることは現在のところ考えておりません。  次に、質問件名の2の(1)でございますが、この認定こども園の事件は人ごとではない、どこにでも起こり得る事件と認識しております。先日木村議員さんから提言いただきました保育園の安全管理につきましては、園長と話し合い、園長が研修など不在になる場合には子育て支援課職員が保育園に常駐するよう考えております。  また、保育園では危機管理マニュアルの中に「不審者侵入時における予防と対応」の項目があり、年間計画として5月、9月、1月に訓練を行っております。今後も引き続き安全管理に努めてまいります。  次に、(2)でございますが、今回の事件を受け、保護者の方からも安全管理に関して心配な声をいただいております。不審者侵入時に使用する消耗品につきましては、今年度中にすぐに購入したいと考えております。防犯上必要な備品につきましては、令和4年度当初予算に盛り込みたいと考えております。今後も安全安心な保育所運営に努めてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 木村議員さんからのご質問のうち質問件名1の質問の要旨(5)について、健康福祉課からお答えいたします。  令和元年東日本台風をはじめ、近年大規模な自然災害が頻発しており、災害が発生したときに自力で安全な場所に避難することが困難な高齢者や障害者などの避難行動要支援者への対応が課題となっております。  越生町においても、災害対策基本法に基づき避難行動要支援者名簿を作成しております。その名簿情報につきましては、本人や家族の同意が得られない方の個人情報は提供することができませんが、同意が得られた方につきましては個別避難計画を作成し、西入間広域消防組合、西入間警察署、民生委員、越生町社会福祉協議会及び各区自主防災組織に提供しております。今後も災害対策基本法及び個人情報保護条例等の法令を遵守し、個人情報の保護及び名簿の適正な管理に努めてまいります。  また、自然災害等の発生時においては、木村議員さんのご指摘のとおり公助、自助、共助が大切であり、特に自主防災組織や隣近所などの助け合いによる共助が重要であると認識しております。そのため、避難支援が必要な方がいる場合は、避難行動要支援者制度への登録の有無にかかわらず、ご近所同士ちゅうちょなく声をかけ合い、適切な避難行動を取っていただければと思います。  なお、木村議員さんのお知り合いの方で災害時における避難支援が必要と思われる方がいらっしゃいましたら、健康福祉課にご相談いただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) それでは、再質問させていただきます。  質問件名2のほうから先に行います。今ご答弁いただきました公立保育園の安全管理についてなのですが、「不審者侵入時に使用する消耗品につきましては」とか、「防犯上必要な備品につきましては」という言葉で今ご答弁いただいております。この消耗品と備品は何なのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの再質問に子育て支援課からお答え申し上げます。  現在、越生保育園では消耗品としてカラーボールを2つ設置しております。そのほかは、侵入者のために竹ぼうきですとか熊手を職員室の外、それと正門近くに配置しております。こういったもので相手の動きを封じて、少しでも時間を稼げるようにということでございます。ただ、これだけでは不足だと思いますので、さすまたを今のところ考えているところでございます。  あとは、備品につきましては、現在のところ備品はありませんので、例えば防犯カメラですとか人が通るとセンサーがつくようなもの、そういったものを考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 今のご答弁ですと、カラーボール2個あるから防犯いいと思っていたのか、または先日仲間が越生保育園の園長先生はいつもほうき持っているよねっておっしゃっていましたけれども、ほうきがあればよかった、防犯になったのかというような感覚しかなかったということでお間違いないですか。  それと、防犯カメラまたはセンサーっておっしゃいましたけれども、今までなくて当たり前、私がこうやってうるさく、例えば言うからつけるのですか、そこを聞かせてください。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。  現在のところ先ほど申し上げたような消耗品でしたが、保育園の職員につきましては全てが女性の職員であるということ、1人が男性の職員であるということ、その辺から不審者が侵入した場合にはまずは園長が対応することになっております。一番には子供の安全確保になりますので、安全が確保できてから数名で加勢することになっております。その中で、やはり身近にあるもので使いこなせるものといいますか、女性の力ですと負けてしまうところもございますので、ふだん使い慣れているものですとか、例えば園芸用の緑の棒ですとか、そういったものを常備しておりました。  今回木村議員さんからもご指摘をいただいたり、今回のこども園の侵入事件のことも考慮しまして、必要だということで判断させていただいたところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) そうですよね。カラーボールでどうやってやっつけるのですか。今たまたま私の周りには、うちの息子の同級生が保護者なのです。大事な子供さん預かっているのではないですか。やはりここはもう一刻も早く防犯カメラの設置を保護者は願っています。今ここにはお仕事で来れませんけれども、心の底から願っています。1人、2人ではないのです。ですので、ぜひ防犯カメラも抑止力になりますので、そういうことも含めて現場と話し合って、男の先生が1人いる、ほとんどの女の先生、男の先生は、例えば担任持っていて、何かあったときに園長が対応って、でも園長先生だって今保育入っているのでしょう。入っているのだったら、もう誰というよりまずはその悪いやつを誰かが押さえ込まなければいけない。それが男の先生だったら、例えばさすまたあったほうがよくないですか。例えば私が犯人で、私を竹ぼうきでひっぱたいたって竹ぼうき割れますよ。だから、やっぱりそこをよく考えてください。子供をどうやって守るのか、本気で考えてほしいと思います。これは保護者の願いです。ぜひ早急に設置してください。当初予算ということなので、それで結構です。  ただ、つい先週なのですけれども、土曜日なのですけれども、実は私自分の車屋さんに預けていたスタッドレスタイヤが全部盗まれていました。それで、それを土曜日に私車屋さんから聞いて、取りあえず行ってみました。そのときに実はって、あそこはすごく防犯カメラいっぱいついているのです。それは知っていたのです。なのに、どうしてこんなに盗まれてしまったのって、ほとんどのタイヤ、半分以上持っていかれてしまったので。すごい数あったのです。それがもう本当にちょびっとしかなかったので、どうしてって聞いたときに、まず下見をしました。そして、その防犯カメラを何か棒で1回ひっぱたいて真下へ向けて、そうしたら結局そこから始まって、柵を全部壊して、そしてみんな持っていかれてしまったという、そういう本当にちょっとしたことなのですけれども、そういう形で私のタイヤも含めて盗まれたそうです。ですので、設置するにしてもそういうことも含めて、そういうことも考えていただいて、やはり取り付けていただきたいと思います。その点についてどう思いますか。ただついていればいい、後でつけたのだけれども、壊されてしまいましたって言われたくないので、再度お聞きいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの再質問にお答えいたします。  確かに防犯カメラにつきましては、犯人を特定するための有効な手段でありますので、壊されてしまったらそれまでだと思うのですが、今回宮城県の事件ですとか、ほかにも事件が起きた場合には警察官のパトロールが強化されます。巡回パトロールという形でパトカーに来ていただいて、警察官がポストに巡回しました、何月何日何時頃来ましたというように巡回を強化していただいております。  それと、社会福祉協議会でも見守りボランティアによる登下校の見守りを行っております。そのほかにも町職員による下校時の防犯パトロールがあります。こういった警察ですとか、皆さんボランティア、こういった方々と連携しながら、強化しながら、それと越生保育園でのこの訓練、やはり宮城県の事件につきましても不審者対応の訓練を実施されていた。市は、その成果が生かされたというコメントが流れておりましたので、訓練を実際に多くやっていくということも必要かと思っています。ですから、保育園の訓練、それと地域のお力、連携をいただきながら保育園の安全に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 学校は、逃げろって先生が言えば逃げれますよね。ゼロ、1、2歳、逃げろって言って逃げれます。ですよね。考えていただければ分かることですけれども。だから、やはりもちろん今課長がおっしゃったのもそのとおりだと思います。だけれども、性質が違う部署というか、ですので、そこのところも深く考えていただいて、やはり備品を設置する、そして消耗品を設置するにしてもよく考えていただきたいと思います。  今回調べていく中で、やはり埼玉県警よりご提案がなされました。それは、訓練、訓練って今おっしゃっていて、本当にそのとおりだと思いますけれども、私たち、そして保護者たちが心配していることを埼玉県警が要はご理解してくれた上で、ぜひ防犯指導班「ひまわり」を招いて、そして保育園の先生、園児たちと一緒に防犯教室を行ったらいかがですかというご提案をいただきました。私も子供たち対象の交通安全教室は長年行っていますが、防犯教室というのがあるのを初めて知りました。警察官が現地で指導していただけるというチャンスなのです。防犯再確認のためにも、防犯教室を取り入れるというお考えはありますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。  先ほど訓練の話をさせていただきましたが、もう少しちょっと補足をさせていただきたいと思います。やはりゼロ歳、1歳、小さいお子さんたちですので、逃げろと言っても理解してくれているかどうかというところで、一応非常ベルを鳴らしております。この非常ベルというのは、不審者が来たから逃げるということではなくて、非常ベルが鳴ったら保育士の近くに集まるのだよということで認識というか、周知をさせていただいております。その中で、保育園の中には栄養士、調理員もいます。合わせて3名いますが、その栄養士、調理員も、もし不審者が侵入した場合にはゼロ、1、やはり小さいお子さんのところに配置されるような予定になっております。  先ほどご提案いただきました防犯教室でございますが、機会がありましたらこちらでお調べさせていただきたいと思いますので、木村議員さんから教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 確かにおっしゃるとおり、防犯教室非常に重要なので、取り入れていきたいというふうに思っております。  私は、駅前防犯パトロール隊の隊長を何年もやらせていただきました。そこで、隊員としても結構長くやらせていただきました。そこで皆さんと一緒に見せる、防犯をしているぞということを見せるように、もし先ほどのお話のとおり下見をしに来た人とか、そういう人がいたら越生町はこんなに一生懸命防犯活動しているのだということを見せるようになるべく意識してまいりました。そして、小杉の駐在所の方も一緒になってわざと見えるようにパトロールをしていただきました。最近は、ちょっとコロナで休止しているのですけれども、また再開していただきました。私は、もちろん町長になったので、ちょっとここは次の方に隊長を譲らせていただきましたけれども。  それから、隊長のときに越生町の各防犯活動をしている方の会議を開きまして、いろいろ調整を図ったところです。そして、今やっておられるかどうか分かりませんけれども、上台とか、新宿とか、いろんな方に防犯活動をしていただいております。非常に多くの方にしていただいて、感謝申し上げる次第ですけれども、そういうような活動もしてまいりました。なるべく相手がひるむようにしたいというふうに思って、そしてそのときにまた西入間警察署の生活安全課の刑事さんですか、にいろいろ講習をしていただきましたので、そういうことを申し添えておきます。よろしくお願いします。
    ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 今の町長の見解も課長のお話もよく分かりました。ぜひ抑止力にもなりますので、防犯カメラ等、とにかく防犯に関しては徹底していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  それでは、1つ目からスタートしていきます。まず、町長カラーの件なのですけれども、(1)のこれから予算編成するということで、先日意外な町内企業の町民の方より「新町長はどうですか、何をやっているのですか」って私突然聞かれました。「えっ、いろいろ取り組んでいますよ、とても頑張っていると思いますが」と私は言いました。そうすると、「そうですか。見えないですね」ってぼそっと言われてしまい、びっくりしてしまいました。やはりこの第六次長期総合計画は、たくさんの委員さんが本当に町の未来を描いて方向性を示していただいたものでありまして、町長のこの冒頭の挨拶にも本当にあるとおりだと思います。1期4年はあっという間に過ぎてしまいます。そして、これから町長の初めての、もちろん町長カラーとはいえ、どこに町長が予算を組んでいくかということに関しては、今回私が一般質問している部分も含まれていると思いますので、やはりそういうことも含めて町長カラーを発揮していただきたいと思います。  その中であいさつ運動でございます。今、生涯学習課と総務課と両方に、2か所から挨拶のお話でご答弁いただきました。それで、先日越生町民で結成された地域活性化研究会のメンバーで、県北のあるまちのキャンペーン事業に行ってきました。地域活性化研究会とは、越生が大好きでとにかく何とかしたいが、どうしたらいいか分からないというメンバーが集まったただの任意団体です。まずは、越生町を知る、そして他の自治体を見ることから始めています。生まれ育っても越生町の知らない部分がたくさんあるからです。このキャンペーンというのは、活性化対策です。その際、待ち時間に道端で話をしていましたら、体験授業、藍染め体験らしいのですけれども、を終えて学校に戻る地元の小学3年生が歩いてきました。私たちのそばを通過する際、元気よく「こんにちは、こんにちは」って男の子、女の子、そして先生まで大きな声で挨拶してくれるのです。ただただ感動しました。それもきっかけで、来年年明け早々また行こうと決まりました。何でだろう、越生の子供たちもとてもよい子なのに、でも何でこんなに感動しているのだろうという自分に何となく疑問を持って、あっ、観光に力入れているまちだからかななんて思いました。そして、やっぱり気になったので、再度一人で行ってみました。そして、そのまちの観光案内所、直売所、そして役場1階でいろいろとお聞きしたのですけれども、特に越生町と変わりがないような気がします。しかし、2階で教育委員会の位置を確認していましたら、すぐにどちら行かれますかと職員さんに声をかけていただき、丁寧に案内されました。教育委員会に「なぜ子供たちは、地元ならまだしも、観光客にも元気よく挨拶できるのですか、挨拶運動あるのですか」とお聞きすると、「実は僕もその学校に赴任したのですが、全く同じことを感じました。多分地域の皆さんが小学校も中学校も1つしかないので、学校を大切にしてくれるからだと思います。挨拶は競争です。地域の人が先に言うのか、子供たちが先に言うのかという感じなのです」とのお答えをいただき、あっ、そのような文化があった結果、子供たちから当たり前のように挨拶してきたのかなと納得しました。このような会話を教育委員会の先生としていました。そうすると、そばを通る職員さんが擦れ違いざまに「こんにちは、こんにちは」って挨拶していきます。「先生、また挨拶されましたよ」って言うと、「本当ですね。改めて言われて気づきましたが、気にしたことがなかったです」と答えていました。今回この質問をするに当たり、あちこちの市役所、役場、県庁内に行き研究してまいりました。声をかければにらむように出てくる職員さんもいれば、爽やかな対応で応じてくれる職員さんもいれば、こちらから声をかけなくてもどうしましたかと声をかけてくれ、親切に案内してくれる職員さんと、その対応は大きく違い、そのような態度で受ける自治体の印象も大きく変わりました。  先日全協で、観光協会への委託の件で産業観光課より説明があった際、たくさんの議員さんが観光協会職員さんの対応に対しご批判をされていましたが、事務所の彼女たちとはボランティア活動でご一緒しており、サービス精神旺盛で明るく優しい丁寧な人たちであり、ご指摘いただいたことに終始疑問に思っておりました。それなら、私も含めこちらから率先して挨拶すればいいはずです。観光にも関わってくる挨拶です。まずは、長期総合計画にもある魅力ある観光の振興にも関わる大事な内容であるため、町全体でのあいさつ運動というのは必要ではないのでしょうか。町民みんな一人一人が町の窓口になるような観光客のおもてなしの第一歩にはなりませんか。大人の行動から子供たちが学ぶのも大きいはずです。  長野県では、平成26年4月からあいさつは大人から!~「信州あいさつ運動」を行っています。挨拶は大人からについて、どう思いますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) それでは、木村議員さんの再質問に生涯学習課からお答えしたいと思います。  こちらの長期総合計画に掲げておりますあいさつ運動、家庭、社会基本である挨拶ができるよう、学校、地域、ボランティア組織と連携してあいさつ運動を展開し、世代を超えたコミュニティづくりを進めますといったところなのですけれども、基本的にこちらについては子供さんを対象とした内容となっておりました。こちらの子供さんに挨拶を身につけるといったところから、それが行く行くは成人になって、そういう挨拶ができるまちというものにつながるものではないかと私は思います。  生涯学習課からは以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 確かに挨拶は非常に重要であるというふうに思っております。私は、町長になって職員に対する初めての訓示で挨拶をするようにというふうに訓示いたしました。ちょっとまだまだできていないかも分かりませんけれども、職員に対しては挨拶をするようにということを徹底してまいります。  それと、挨拶は大人からなのですけれども、確かにそうかも分かりません。ちょっとうがった考えをしますと、最近誘拐とかなんとかということありますけれども、あまり挨拶は、ほかの方に言ったら、し過ぎると何かちょっと疑われるのだよなというふうなことも言われました。中学校の近所の通学路、あいさつロードというのありますけれども、あれは非常にいいのですけれども、その近所の方に言ったらそういうふうに言われたことも事実でございます。  それで、中学生なのですけれども、中学校に行きますと中学生はきちっと向こうのほうから挨拶をしてくれます。こちらが言う前にこんにちはとか、いろいろ挨拶をしてくれます。非常に心が触れ合う、挨拶は心の触れ合いというふうに思います。これからも挨拶を率先してするようにいたしますので、よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 私挨拶のまち越生にする気はないかという意味で言ったのですけれども、私も気をつけていきたいなと思います。ちょっと時間がないので、次行きます。  次に、シティプロモーションなのですけれども、早速いろいろと作成していただいているみたいで、ほかのところはちょっと見たのですけれども、ごめんなさい、まだ越生見ていなかったので、大変申し訳ないのですが、やはりいろんなところから発想を持ってくるというのはとても面白いのではないかなと思います。それで、やはりちょっと挑戦してみたいという人もいますので、ぜひこれはご答弁にもありましたようにご検討いただければと思います。いろんな角度で越生町のいいところ、そして面白おかしく言うかもしれませんけれども、それもとても楽しいものになると思いますので、ぜひこれは実行してみてください。  それと、合計特殊出生率、これなのですが、確かにいろんな、本当に私も子育て支援に関しては一生懸命やっていると思います。本当に越生頑張っていると思います、すごく。ある不動産会社の「子育てに優しい自治体はここ!勝手にBEST3~妊娠&出産編~」というネット記事をたまたま偶然見たのです。妊婦さんに優しいまちの第1位が戸田市、第2位が千葉県栄町、そして第3位を見るとなぜか埼玉県越生町と書いてあるのです。私も何度も見てしまいました、「えっ」て。でも、何だか分からないのですよ、勝手につけたから。この会社の担当の方が勝手に決めたとしても、たくさんある自治体の中で越生町に目を向けてくれたということはとてもうれしく思いました。このように今ネット時代です。まさに情報発信の大切さというのを感じました。そこで、お聞きします。  先ほど以来、第1子このまま行きます、このまま行きます、ほかのをやっているからこのまま行きますというふうに何度もおっしゃっていましたけれども、以前もずっとその答弁で、多分そういうふうに返ってくるとも思いますけれども、何で第1子の出生祝金を見直そうと思わないのですか。第1子も第2子も第3子も同じように、例えば5万円ずつ、3万円ずつというふうに出しているところもあるのです。川島町もそうですし、本庄市、八潮市もそうですし。ですので、本当に子供さんを何か大事にというか、しているところでは、例えば矢祭町なんかは第4子100万円、第5子150万円とか、そういうもうとにかく、「えっ」というところもあれば、やはりそういう何か、横瀬町なんかは第1子が3万円、第2子、第3子5万円、10万円というふうになっている、そういう流れの中で、うちの第1子の1万円というこの1万円の根拠を教えてください。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの再質問にお答え申し上げます。  出生祝金支給事業につきましては、答弁の中でもお話しさせていただいたように、平成27年4月に改正をいたしました。もともとは第1子、第2子、第3子以降は一律1万円で支給しておりました。そこで改正したのが多子、多くお子さんを産み育ててほしいという願いから、差をつけたものでございます。ひいては、子育て世帯に定住していただくということも含まれているかと思いますが、出生祝金を多子、多く出産してくださる方に多く支給するという祝金を拡充したものでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) まず、第1子が生まれてこなければ第2子、第3子ということにもならないので、これ本当に出生祝金の見直しというまずきっかけですぐネット配信とかすれば、やはりいろいろと広がるのではないですか。要は第1子、第2子、第3子オール1万円だったのが2子、3子って増やしてみましたという感じだけれども、第1子が今本当に少ないわけで、先ほどの答弁だと5人増えたとかなんとかって言っていましたけれども、どこを基準だかもよく分からないのですけれども、いずれにしてもやはりこれはもう一度検討いただきたいと思います。  次に、(5)なのですが、これ答弁漏れかもしれませんけれども、民生委員さんがいない行政区はというふうに私言っているのですけれども、民生委員さんがいない場合は前回区長さんがという言葉があったので、民生委員さんがいないところはどういうふうにされているのですか、ご答弁お願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 木村議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  民生委員さんのいらっしゃらない行政区に関しましては、結果として各区の自主防災組織の方にお伝えをしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 各区の自主防災組織というふうに今お答えいただきましたけれども、これって例えば民生委員さんの代わりをその区の自主防災組織の方たちが情報を知り得るということですか。どういうことなのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  自主防災組織の方が、全ての区に一応自主防災組織設置していただいておりますけれども、区長さん等をはじめ、組長さん、班長さん等で組織されているかと思いますけれども、そこの皆さんにお伝えをしているということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 確認です。区長さん、組長さん、班長さんが民生委員さんの代わりをやっているということで間違いないですか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  事この避難行動要支援者名簿のことに関しましては、そういったことに携わっていただいているということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 名簿を、だから要は情報を開示しているのが今言ったところということで、民生委員さんがいないところは個人情報がどんどん、どんどん広がっているということで間違いないですか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  民生委員さんのいらっしゃるところに関しましては、当然民生委員さんもこの情報をご理解いただいておりますし、併せて自主防災組織の皆さんにもお伝えしているところでございますので、結果として民生委員さんいらっしゃらない地区に関しましては、自主防災組織の方々に情報が伝わっているということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 情報の開示は、自主防災組織の人たちに開示しているということで分かったのですけれども、民生委員さんの代わりの仕事は誰がやっていらっしゃるのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  例えば先ほど午前中に敬老祝品の配付の件についてちょっとお話しさせていただきましたけれども、民生委員さんいらっしゃらないところには区長さん等にもお願いしているというような実情もございます。ほかにも、民生委員さんの代わりを区長さん等に代表して担っていただいているようなところがございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村好美君。 ◆10番(木村好美君) 例えば鳩山町の民生委員さんを担当している課、あと東松山市の民生委員さんを担当している課にお聞きしたところ、民生委員さんというのは厚労大臣から委嘱されているものであって、専門的な県の研修等も受けている特殊なものなので、民生委員さんと同じ権限で区長さんは活動できない、自主防災組織では活動できないというふうなご回答です。どこまでお願いしているのか、時間がないので、それは法に触れないのか。とにかく線引きが全く分かりません。厚生労働省の調査室のほうからの資料では、やはり不明瞭な職務内容だとか、民生委員は。あと、活動が複雑化しているとか、一方社会状況の変化により十分な活動を行うことが困難な場合とか、いろいろと課題抱えているのです。  それで、何となく区長さんに頼んだからいいやみたいなふうに私は聞こえてしまうのですけれども、やはりどこもそこのところを苦慮していまして、一生懸命そこを深く捉えていたのです、よその市町は。ですので、これに関してはなあなあにしないで、やはりきちっとした隣近所、私ではなくて町民の皆さんにきちっと周知するような形にしてください。  それと、6の郷土文化振興の伝承なのですけれども、これというのは私もこの前悲しそうにご相談受けて、本当に正直言って私もよく分からないです。どうしたらいいのだろうって、同じように本当に頭痛いところです。  「広報おごせ」の11月号の編集後記にも書いてあるように、町長がお住まいの津久根地区も同じ悩みがあるということを改めて知りました。いろいろとそういうこともあって時代は変わっていくものですから、やはりこういうものって消えてしまったらもう戻れないかもしれない。でも、うちの近所の方は消えてしまうかもしれないというふうに懸念しておりました。この伝承を掲げるという、長期総合計画に掲げるのであるならば、やはり共通の悩みを持つ団体とかで今から話し合う、そういう気持ちとかもないでしょうか。これだけご答弁お願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) ただいま町長の地元の津久根地区というふうに、そういうご発言がありましたので、この件についてご答弁申し上げます。  津久根区は、ほかのまち、ほかの区に嫁がれた方とか、分家された方とか、そういう方のお子さんもぜひ参加していただいて、獅子舞をやっていただいております。現に今、昨年と今年は、獅子舞はコロナの関係で行うことはできませんでしたけれども、毛呂山町から練習に来ていただいて、お祭りのときにはやっていただいたり、こういうことでいろんなことを考えながら伝承をしていると。  それから、緊急事態宣言が解除されましたので、11月の18日でしたか、土曜日に毎月1度、忘れてしまうといけないので、集会所で練習をすると。もちろん獅子頭はかぶらないで、コロナ対策を十分取りながらやりました。笛とか、それから太鼓とか、獅子舞の何回やったらこうやるのだと、こういうこともやりました。それで、本当にうれしいことに他の市町から津久根に空き家バンクで移住された方、音楽家の方おりました。それから、音楽家でない人もおりましたけれども、そういう方が積極的に笛を練習しておりました。音楽家の方はさすが音楽家で、笛のほうも大分第1回目で感覚を得ていただいたように私は見受けられました。そういうことで、一生懸命取り組んでおります。  それから、11月23日には上野の東山神社で宮参りというのですか、獅子頭をかぶって式典をしているときに神社の周りを3周された。それから、午後1時から獅子頭をかぶってやられたと、こういう経緯もございます。いろいろ皆さん工夫しながらやっておられますので、その点を申し添えます。 ○議長(宮島サイ子君) これで木村好美君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 2時35分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時50分)                                                     ◇ 髙 橋 一 正 君 ○議長(宮島サイ子君) 一般質問を続けます。  5番、髙橋一正君。          〔5番 髙橋一正君登壇〕 ◆5番(髙橋一正君) 5番、髙橋一正です。傍聴の皆さんには、引き続きご参加ありがとうございます。お疲れさまでございます。質問件名が3点あります。  まず、1点、小杉地区ソーラー開発現場について。今年10月1日、日本共産党の柳下礼子県議(所沢市選出)が埼玉県議会における一般質問において、土砂災害防止営農型太陽光発電推進について取り上げました。今年7月に発生した熱海市での土砂崩落による大災害をきっかけに、国は都道府県に対し、盛土による災害防止のための総点検のための調査を命じましたが、越生町の太陽光発電施設と小川町の太陽光予定地は盛土でないからと今回の点検に入っていないことを指摘しながら、見るからに危険なこの2か所について県として独自に調査すべきと質問いたしました。県の小池要子環境部長は、「土砂崩落が危惧されている施設については現地確認の上、状況を把握し、地元市町村と情報を共有するとともに、指導権限を有する資源エネルギー庁への通報を行っております」との答弁がありました。9月29日には、大橋良輔経済産業省関東経済産業局資源エネルギー環境部長、矢吹佑樹同部新エネルギー対策課課長補佐が現地を視察しました。10月13日には、橋本雅道副知事、小池環境部長、石塚智弘エネルギー環境課長ほか6名の担当部関係職員が現地を視察しました。指導権限者である経済産業省と埼玉県の担当部署が直接現地を見ていただきました。この現場の安全対策は待ったなしです。9月議会でも現場の状況が述べられていますが、その後の動きがないように思われます。大変危険な状況が放置されています。早急な対応が必要かと思います。そこで、お尋ねします。  (1)、経済産業省関東経済産業局では、視察後はどのような見解だったでしょうか。  (2)、埼玉県では、視察後はどのような見解でしょうか。また、盛土だけでなく、削ってしまった箇所についても危険箇所としての認識をお持ちになったでしょうか。  (3)、現場の安全対策はどのように進むでしょうか。  (4)、緊急連絡系統図なるものの掲示がいまだにありません。最優先ですべきと思いますが、やる気がないのでしょうか。  2番、越生町太陽光発電設備の条例に関して。(1)、パブリックコメントに対する回答状況はどのようになっていますか。条例制定までの進め方はどのようになりますか。  (2)、特に事業用の発電設備で1,000平米以下の敷地においても、隣地する地域住民が受ける影響は大きなものがあると思います。むしろ直接的なもので、十分な配慮が必要かと思いますので、平米だけの問題でなく、発電規模に対する配慮も必要かと思いますが、いかがお考えですか。  質問件名3番、越生町の子育て応援について。新年度予算の編成時期になりました。新町長として計画する令和4年度予算となりますので、公約実現の問題も踏まえて、子育て応援、多子家庭応援につながる幾つかの問題を質問いたします。  (1)、30人学級を目指すお考えは。国は、やっと重い腰を上げて5年かけて小学校6年までの35人学級の実施に踏み切りましたが、既に越生町においては中学校まで実施をされています。そこで、1年送りでもよいですから、30人学級を目指すお考えはありませんか。  (2)、18歳までの医療費無料化の継続を。今や埼玉県63自治体中、高校卒業までは32自治体まで広がり、残りの自治体も中学までとなっていて、全国でも先進を切っています。ぜひ継続していただきたいと思います。しかし、この問題では窓口払い無償化(現物給付)や重度心身障害者医療支援事業などにおける現物給付などで、地方は単独事業減額調整額の対象となり、令和2年度決算では460万1,350円もの減額がされています。せっかく町民のためによい制度なのに、減額とはひど過ぎると思いますが、いかがお考えですか。  (3)、学校給食費補助について。憲法26条は、義務教育は無償とするとうたっています。文字どおり実施していただければと思います。現在の第3子以降半額補助からせめて全額補助にするお考えはありませんか。  (4)、国民健康保険税の均等割(家族割)補助について。国は、来年度から未就学児の半額補助を実施するとのことです。全国知事会も国保税の均等割廃止を要求しています。社会保険では所得割のみで家族割はありません。そこで、お尋ねいたします。  ア、未就学児の対象人数は。  イ、補助金額は幾らですか。町の持ち出しはありますか。  ウ、越生町としてさらに踏み込んで、全額補助にするお考えはありませんか。  エ、さらに第3子以降の補助など、拡充を図るお考えはありませんか。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 髙橋議員さんのご質問の1、質問件名1及び質問件名2について、まちづくり整備課からお答え申し上げます。  初めに、質問件名1の質問要旨(1)についてでございますが、視察された経済産業省関東経済産業局の職員は、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に係る不適切な状況を認識し、後日事業者である環境エネルギー株式会社を直接同局に来庁させ、必要な指導を行ったと伺っております。  また、経済産業大臣名にて、事業者である環境エネルギー株式会社に対し、電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づく文書指導を行っていることを伺っております。  次に、(2)についてでございます。埼玉県の視察後の見解について担当課に確認したところ、当地については造成の段階で岩の落下や土砂の流出などがあり、要注意箇所として認識していたが、現地を確認し、当初聞いていた調整池の設置がなされておらず、改めて危険性について認識したとのことでした。現在、県では当町の小杉地内太陽光発電現場を一つの事例とし、県として今後の太陽光発電設備の設置に関する対応について、副知事を筆頭にした検討会議を実施しているとのことでございます。  次に、(3)についてでございますが、11月11日に再三にわたる要求の下、ようやく事業者である環境エネルギー株式会社から越生町開発等指導要綱に基づく変更の事前協議申出が提出され、擁壁や雨水排水対策などの安全対策工事について打合せを行っているところです。  次に、(4)についてでございます。電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づく看板について、9月中旬に事業者の新たな連絡先を記載した看板に設置し直しました。  なお、緊急連絡系統図は工事期間中の施工業者間での確認用看板であることから、現在工事が行われていないため、設置されておりません。  次に、質問件名2の質問要旨(1)についてでございますが、11月17日に議員の皆様に回答をお配りさせていただきました。30名の方々から最終的には207件の意見、要望が提出され、183件の回答を作成したところでございます。回答の公開については、町ホームページ及びまちづくり整備課窓口で閲覧することができる旨、12月1日の回覧でお知らせいたしました。今回の皆様からの貴重なご意見を反映し、越生町に最適な条例となるよう見直してまいりたいと考えております。  なお、今後は修正後の条例案につきましても公開したいと考えております。  制定については、令和4年3月定例議会に上程し、令和4年4月1日施行を目指しているところでございます。  次に、(2)の発電規模に対する配慮についてでございますが、パブリックコメントでもこのようなご意見を多数いただきました。町では様々な自治体の事例などを調査し、慎重に再検討した結果、都市計画区域については10キロワット以上、都市計画区域外については50キロワット以上を対象としたいと考えております。  なお、都市計画区域外の10キロワット以上50キロワット未満については、越生町開発等指導要綱において条例でも規定することとなる柵、塀の設置や隣接地の同意、さらには事前協議前の事前相談の届出などの基準を設けて指導してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) 髙橋議員さんの質問件名3、越生町の子育て応援についてのうち質問の要旨(1)、(3)について、学務課からお答え申し上げます。  まず、(1)の30人学級を目指す考えについてでございますが、越生町では平成24年度より小学校1年生から小学校6年生、全ての学年で35人学級を実施しております。この取組は、1学級当たりの人数を35人以下にする町独自の取組でございます。今年度は、越生中学校の1年生、2年生、3年生が対象となっており、国や県の基準では2学級ずつの編制であるものが、35人学級の実施により3学級ずつの編制となっております。越生町独自で行っている35人学級は、国や県の基準ではないため、増加した分の学級の指導に当たる教員の配置は県費の教員ではなく、町費の教員を配置しており、就学指導事業費として予算に計上しております。これまで35人学級の取組を継続して実施しているところではございますが、人材の確保については会計年度任用職員の募集に頼っているため、毎年度課題となっております。  30人学級を目指すに当たりましては、国や県の動向やこれまでの課題を勘案しながら検討していく必要があると考えております。  次に、(3)の学校給食費補助についてでございますが、越生町では平成30年度より町内小中学校に通う第3子以降の給食費の半額補助を行っております。平成30年度は25家庭が該当し、60万円、令和元年度は22家庭が該当し、48万4,000円を補助させていただきました。令和2年度は、全ての家庭に全額補助を行ったため、第3子以降の補助の対象がありませんでした。今年度は、全ての家庭に六月分の給食費の補助を行いましたので、第3子以降の給食費の補助といたしましては、残りの六月分の半額補助を行います。該当する家庭は37家庭で、44万4,000円の補助を行う予定でございます。  髙橋議員さんご提案の第3子以降の給食費を全額補助することについての考えでございますが、第3子以降の給食費の半額補助を始めてまだ3回目ですので、当面は今後の推移を見てまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩沢清町民課長。          〔町民課長 岩沢 清君登壇〕 ◎町民課長(岩沢清君) 髙橋議員さんのご質問のうち質問件名3の質問の要旨(2)及び(4)について、町民課からお答え申し上げます。  初めに、(2)でございますが、こどもの医療費支給事業につきましては、これまで子育て世帯への経済的負担の軽減や安心して子供を産み育てることができる環境の構築に寄与してきた事業であり、町長の公約の中において今後も継続していく事業として掲げられております。  しかしながら、国民健康保険制度の中において、国は市町村が独自で行っている医療費助成制度に対して、国庫負担金等の減額調整措置を行っている状況でございます。この地方単独事業に係る減額調整措置、いわゆるペナルティーにつきましては市町村が独自の医療費助成を行い、このうち現物給付方式で助成する場合、医療機関を受診する方が増えるという波及増の考えの下、増えた医療費分についてはその性格上当該市町村が負担すべきものとされ、国庫負担金を減額するという仕組みになっております。本町では、こどもの医療費支給事業と重度心身障害者医療費支給事業が地方単独事業に該当し、県に納付する国民健康保険事業費納付金の中に地方単独事業減額調整額として含まれております。  これまで全国知事会、全国市長会、全国町村会などの地方団体が国に対し、減額調整措置の廃止などの要望を重ねた結果、平成30年4月に未就学児の医療費助成分について、この減額措置が廃止されましたが、依然として国民健康保険財政にとって大きな負担となっている状況でございます。  このようなことから、各市町村の国民健康保険運営協議会の会長で組織している埼玉県国保協議会を通じて、引き続き国に対し減額調整措置の廃止を要望しているところでございます。  次に、(4)についてお答え申し上げます。本年6月11日に全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が公布され、令和4年度から未就学児に係る国民健康保険税の均等割額を所得制限を設けず一律に5割軽減し、その減額相当分を国が2分の1、県が4分の1、市町村が4分の1、それぞれ負担することとなりました。  それでは、アの未就学児の対象人数でございますが、本年11月1日現在で未就学児は37人、世帯数として29世帯が対象と見込んでおります。  次に、イについてですが、11月1日現在の対象者37人で試算すると、11万8,400円を町が新たに負担することとなります。  次に、ウとエについてお答え申し上げます。国保税の均等割の全額免除や減額措置の拡充については、国保財政が大変厳しい状況にあり、さらに県全体での保険税水準の統一に向けた取組が進められていることもありますので、現状では新たに町独自の減免制度を設けることは難しいものと考えております。その上で、少子化対策は国が最優先に取り組むべき全国統一の課題であるため、子供の均等割軽減について対象年齢や軽減割合を拡充するよう、先ほども申し上げました埼玉県国保協議会を通じて国への要望活動を続けてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 最初に、小杉地区のソーラー現場についてお伺いをします。  ご回答いただいた中に、経済産業省関東経済産業局が後日事業者である環境エネルギー株式会社を直接同局に来庁させたというふうになっているのですが、9月のご回答の中では安全対策工事の施工業者はエコライフエンジニアリングだというふうに聞いたのですが、この関係はどのようになりますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質疑にお答えいたします。  9月議会以降、権利承継手続がございまして、エコライフエンジニアリングは引き、環境エネルギーが継承しておりますので、現在の施工事業者は環境エネルギーとなっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) そうしますと、発電事業と、このいわゆる施工に関わる問題というのを兼ね備えているという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質疑にお答えいたします。  いずれにしても、大きい会社でございます。ワイ・ジャスト系列の関東ルーフ、そして環境エネルギーでございますので、もちろん工事部隊というものを持っているかどうか分かりませんが、資金を利用して施工会社に発注するということは通常行われることでございますので、施工は可能だと考えております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 分かりました。  そうしますと、次にこの環境エネルギーに対しての電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に基づく文書指導というふうにご回答いただいているのですけれども、この文書指導というのはどの程度のものなのでしょうか。何か入手をしているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  先ほど読み上げましたとおりに、現在事業者に対し指導を行っているということを答弁させていただきましたが、経済産業省のほうで現在この環境エネルギーと協議中でございまして、その内容については個人情報になるため、明かすことはできないと聞いておりますが、内容につきましては議員さん指摘のとおり安全対策を行われていない箇所たくさんございます。そういったことを指導していただいております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) そうしましたら、次の質問にあるこの県の対応、副知事を筆頭に検討会議を実施しているというふうにありますが、これは開かれたのでしょうか、開かれてはいないのでしょうか。いつ頃開く予定なのでしょうか。お聞きしていればお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  読み上げさせていただいたとおりなのですけれども、文面のとおりです。検討をしているという返答をいただいています。内容についてはまだ知らされておりません。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) そうしますと、その次に(3)についてなのですが、11月11日に再三にわたる要求の下ようやくって、こう書いてありまして、越生町開発指導要綱に基づく変更の事前協議申出が提出をされというふうになっていますが、この打合せについてはどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  道路上から見えます擁壁、崩れかかっているもの、そこへの対応、それから雨水施設、それから必要なところへのフェンス、これをなされていない旨の実行に対する工程ですとか、もちろん費用もそうでございますけれども、それを行う事業者、会社、施工者、そういったところの選定を厳しくお願いいたしました。ちょっと今までのような施工の体系を取られますと、なかなか住民に対していい返答できませんので、実績のある業者ということで、計画をもう一度立て直してくれということでお願いをいたしました。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 大変心配であります。生活している人はもっと心配だという、日々心配なところだというふうに思いますが、今課長の言われているところの新しい事業者ということですか、それができる事業者って意味でしょうか。環境エネルギーというのは、どのようにそこに関わるのでしょうか、ご回答いただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  事業者は、関東エネルギーでございます。そこが工事を施工する建設会社の選定について、実績のある業者をお願いしているというところで、実際に仮契約できた業者が町にいらっしゃいまして、その実績等、経歴等十分なものであるというふうな認識をいたしました。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) そうしますと、このエコライフエンジニアリングが、いわゆる施工したわけですけれども、こことの関係というのは一切なくなってしまうということでしょうか。新たな施工業者という意味ですよね。その辺はどうなのでしょうか。エコライフエンジニアリングに頼んだほうがストレートで素直なのだというふうに思うのですけれども、その辺はどのように課長お考えでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質疑にお答えいたします。  エコライフエンジニアリングとは5年以上、もっとですか、町の職員も携わり、いろんな計画を出してもらいながらやってきましたが、町の要求水準まで達しておりません。その指導をしたところ、エコライフを外し、違う工事会社を選定していただいたという意味でございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 分かりましたが、何となく腑には落ちません。向こうが決めることだから、こっちは何とも言えないというのはあると思うのですが、しかしその状態の中でも安全がほったらかしという意味が非常に大きいというふうに思います。早急にお願いしたいと思います。  あわせて、これ4番目の、いわゆる看板の設置です。この点については、今工事は行われていないから、設置はしていないのだという言い方はちょっと駄目なのではないでしょうか。というのは、工事はまだ終わっていないという認識だというふうに思うのですが、その辺では業者が替わったからというのはあったとしても、でもそういうものをちゃんとあそこには貼り出すべきだと思いますが、課長お考えどうでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  以前貼ってありました連絡先の系統図というのは、請け負った会社が何があった場合どこに連絡をするか、それは会社のもちろん組織内が入ったり、会社が契約している警備会社があったりとかいうことございます。埼玉医大でそこも入っていました。そういうの変わらないと思いますけれども、いわゆる請け負った会社がどういう系統で連絡を取っていくのか、それを工事をやりながら事故が起こった場合に直ちにどこに連絡すべきなのかという工事内での確認事項の看板でございますので、今工事が行われておりませんので、今書いてある環境エネルギーの電話入っておりますので、今の連絡先はそこということでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) だんだん時間がなくなりましたので、これだけやっているわけにいかないのですが、しかしちょっと最後にこの件についての以前環境エネルギーに問合せをしたというところ、うちは関係ないというふうに答えがあったのです。その関係ないというのは、要するにその当時はエコライフエンジニアリングだったのかなと思うのですけれども、現在はそんな返答はないという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 以前エコライフエンジニアリングが工事現場を仕切り、様々な手配をし、現場が動いておりました。今ここが外れております。次に、今これから決まるであろう信頼の置ける業者に替わるという時期が来るわけです。そこのまだ選定ができていないということです。環境エネルギー自体には工事の母体を持たない会社でございますので、出資して施工する会社を見つけ、そこが施工する。そこの施工が決まれば、そこの施工主が代表となって我々とやり取りをする。現場代理人通知、委任状が出てくれば我々は新しい建設会社と交渉しながら工事を進めるという段取りになります。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 課長、早急にお願いしたいというふうに思いますし、その業者が決まったらばぜひその看板を設置できるように指導をお願いしたいなというふうに思います。これはお願いであります。  この小杉の現場についてもう一つお尋ねしたいのがあります。現場に向かって左側の沢の上部なのですけれども、前回の9月の一般質問の中で一応の崩落しないようにということで8月に対応したというふうに聞きましたので、現地に住んでいる方と一緒に見てきました。そうしましたところ、下側のほうは若干の処置はしてあるのですけれども、しかし本当の上のほう、脇から上っていくと上に行けますけれども、その上のほうの丸太というのは本当にそのままになっています。それで、ひどいのはその丸太の隙間に苗木が植林されているのです。その住民の方に言わせれば、もう片す気はないのではないのと、この丸太が崩れたらとんでもないことになるねというふうに認識を聞いたのですが、課長さん、この上の状態というのは見たことがあるでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  見ております。前回片づけたものは、町の水路敷に入ってしまっているもの、これを片づけてもらいましたが、今回11月11日に協議をしたとありますが、それ以降も数回協議をしております。もちろんこの敷地内にある丸太も敷地内だからといっても崩れる危険性があるのかないのか、きっちりした説明を聞くようにというものを事業主に申し出ております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) では、早急にその不安を取り除くという方向でよろしくお願いしたいというふうに思います。現状ではとにかく不安だらけというのが、またあんな台風が来たら俺んち崩れてしまうよというふうに言っていますので、その辺をきちっと早急にしてほしいなというふうに思います。では、その程度にしておきます。  太陽光の条例に関してちょっとご質問を幾つかしたいというふうに思います。大変丁寧な返答をいただいて、誠にありがとうございます。大変だったろうというふうに思います。また、回答も非常に丁寧な回答いただきましたので、ご心労については大変だったというふうに察しをいたします。  では、再質問の中で1つ、太陽光設備の定義についてです。特別措置法からの定義で全てが網羅できるのか、大変これ疑問に思っています。1つ、もともと自家消費を目的としたらどうなるか、お答えいただけますか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  前回議会と、それから今回のパブリックコメントでもこの質問いただいておりますので、そこからなのですけれども、埼玉県のエネルギー環境課、あるいは法令等については埼玉県の文書課にも内容確認し、問題ありませんとの回答をいただいたところでございます。  また、条例案の太陽光発電設備の定義ですが、あくまでも電気事業者による再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法から定義づけをしたもので、再生エネルギー発電設備とは再生可能エネルギー源を電気に変換する設備及び附属設備を言い、またその再生可能エネルギー源とは太陽光であるといったことを定義づけしたものであり、あくまでも用語の定義を準用したものでございます。こういった見解が取れました。こういった経産省の職員ですとか、いろんなところに聞きながら、こういうふうにまとまりました。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) ちょっと私も分かりにくいところがあるのですが、この太陽光のパネルに関してはリプレースといってパネルの交換後はこの特別措置法から外れるというふうになっているのです。これは、風力や水力、地熱とはまた違うという扱いをしているというふうに、私も経済産業省のほう行ってパンフをもらって、そんなことも聞いてきたところでありますけれども、そういう設備というかな、これから5年、10年、20年たっていけば、いわゆるパネルの張りかえという問題も起こってくるだろう。そういうときにはこの特別措置法は外れるのだよということも言っているわけですので、FIT支援が受けられないというふうになっていますので、その辺の考え方というのはやはり、どうなのでしょう。今言われたところで全てが網羅できるものなのでしょうか。  また、もう一つは買取り期間終了後の、いわゆるこの設備ですね。こういうものの扱いなんかもそういうところで同じように扱えられるのでしょうか。その辺ちょっともう一回ご返答いただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  太陽光発電のリプレース後の取扱いということでございますけれども、特措法の設備認定を受けた発電設備については、当該発電設備の状態や交換するパネル等に係る変更内容に応じて特措法に基づく変更手続が必要となります。買取り価格などの変更が生じる場合もございます。例えばパネル改修や更新などにより、能力に変更があった場合には変更認定の手続が必要となり、買取り価格の変更が生じる可能性があります。当然再エネ特措法では、20年後にFITの再認定は認められておりません。町条例20条では、計画を変更しようとするときは、あらかじめ届出を規定しております。最終的に20年たったものが売電できなくなりといったまた別の考えからいたしますと、事業系の廃棄物として扱われることになりますれば、FIT法に廃棄物の取扱いが書いていなかったとしても、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、これに当てはまります。  それから、撤去するために非常に費用がかかると思いますけれども、2020年の6月にエネルギー供給強靱化法が成立をしております。エネルギー供給強靱化法に含まれる再エネ促進法、廃棄等費用確定が確実な積立てを担保する制度であります。認定業者は、解体等に充てるため、金銭を解体等積立金として推進機関に積み立てなければならないというのが第15条に規定されておりますので、その意味でも廃棄物、それから費用のことは心配ないと考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) ここだけちょっとやっているわけにはいきませんので、ただこの撤去費用についてもざる法みたいなもので、本当にちゃんと積み立てているのかというふうにもっと踏み込めるかどうかという問題が片っぽにあるなというふうに思っているのですけれども、これについて何か見解ありますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  売電価格の一部を、いわゆる推進する機関まだ決まっていないそうですけれども、そこが天引きするということでございますので、自動的にたまるという仕組みだそうでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 分かりました。ちょっと経過を見たいと思います。  ちょっと2つ目の質問をさせていただきます。太陽光発電事業について適用範囲を都市計画区域10キロワット以上、それ以外の区域は50キロワット以上とするというふうになっています。現在20キロワット以上が84か所あるというふうに聞いていますが、その内訳で現在都市計画区域内に何か所あるかお答えいただけますか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 84か所ということで、令和3年7月31日現在での経産省の公表している数が86か所です。そのうち都市計画区域内は43か所ございます。ちなみに、都市計画区域外は36、不明が7でございます。  以上です。
    ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 課長、すみません。不明の7って何ですか、これ。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 経済産業省が公表している再生可能エネルギー発電事業計画の認定情報というホームページから見たときに、不明というものがあります。昨日も不明な箇所についてお尋ねいたしました。分かりませんということです。事業者電話番号載っております。事業者に電話をしても、分かりませんということです。ここら辺も併せて、我々としては県や国にこういったところの不明なところを申し入れないと、この7つについてどこに出てくるのか非常に不安です。そういった申入れも今後していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 本当に不安でしようがないですね。これ条例をつくることに当たっては、やはりそういうことも全て網羅できるようなことをお願いしたいというふうに思っています。  もう一つの問題をちょっと提起したいというふうに思います。事前説明会と、いわゆる住民との合意、同意形成についてですけれども、小杉で起きている問題で合意形成とはどのようなことなのかを考えてみたときに、開発途中でもその工事を止めることができるようなシステムがあれば最小限の被害、損害で済むというふうに思っています。合意形成をその都度行うような方法が取れないのでしょうか。  また、小杉の現場はこれから調整池、擁壁、門扉など安全対策が行われることになりますけれども、この事前の説明会を経てから行われるという必要が私はあろうかと思うのですが、その辺のお考えは課長、どうでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  合意形成なり、小杉の例にかかわらず今後条例どおりに物が進み、現場に着手する、もちろんその前には協定や地元の合意形成がある。行われている中、違ったものを造り始められたとなれば、条例で我々立ち入ることができますので、すぐ工事を中止させて元の形に直す、そこでまた不安があれば合意形成という形で地元にも説明したり、出直すということはできますので、考えていきたいと思います。  それから、小杉の今のこれから行われる擁壁や水対策等、それらについてきちっと工程が出てきましたら、まず手順としては自治会なりご近所の方、そういうところに話に行きます。もちろんその段階で区長さんが説明会をと言えば、それはもう行わせたいと思っております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) ありがとうございます。そういう方向でぜひ進めていただければというふうに思います。  この問題で、合意形成でもう一つ、事業者との締結について自治会などとは可能だというふうに書いてあるのですが、直接的に関係する方々との話合いによって確認できたことを参加者の代表を決めて締結するということは可能だと思いますが、どうでしょうか。  あと、この自治会といっても責任を取れるような体制にはないというふうに思います。むしろその場で確認できたことのみをその場の参加者によって、選ばれた代表によって合意を図るということはできないでしょうか。課長のご答弁お願いしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  事業の説明を事業者が説明会を開いて地元で行います。そこには自治会も出てきますし、今度ホームページでこういった説明会いつ開かれますというのも公表いたします。それ見られた方もお集まりになるでしょう。その中で1つの合意体ができるのかどうなのか、合意形成を示す団体ができるのかどうなのかってなったときに、それぞれ出ていらっしゃって、その時間の中で1つにまとめることは非常に不可能ではないかなと思います。ですが、自治会が参加するということは、もし区長が先頭立って、責任を持って参加した場合に区長の意思で物を決めることができるので、自治会対事業者の間には合意形成、協定を結ぶことは私は可能だと思っています。ですが、自治会と事業者が協定を結んで何十億円という工事が何年にもわたって行われている中、本当に自治会がそれを監視できるのかどうなのか、こういった問題があります。地元から出た意見というのが合理的なものであれば、それを吸い上げて町が事業者と結ぶ協定に盛り込むという事例はほかでもございます。よくその内容を精査して、地元とも話し合いながら、安全かつ合意形成が取れた中での施工ができればというふうに今回のこの以降の条例で考えております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) 小杉での話合いの中で私も感じたのですけれども、それぞれの人たちが集まってきて、私ももちろん参加してという、そういう中であそこでの確認は、例えば何月何日までに、工程表がありましたから、それに基づいてちゃんとやろうではないかという確認だとか、あとは安全対策として下に指導員をちゃんと置こうではないかと、あの当時の町長もちゃんと指導員置いてやるよというふうにしまして、ただしそのこともはっきりと施行されていないのです。やったことはやったのですけれども、住民が要求するような方向で本当にやったのかってなると、これはその場の合意がちゃんとされているはずなのですけれども、しかし文書でも何でもないから、やりますというだけの話で、実際上はやっていなかったというのがあるかなというふうに思います。そういう意味で、その場で簡単にできるようなことは、何か文書を作るということの方向は出せないものでしょうか。そんな難しい話ではなくて、いつまでにやるのだとか、こういうことをやるのだとか、そういうことを事業者とそこに参加している人たちが単純な合意ということは結べるのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  地域と事業者が覚書なり協定を結ぶことができないかというお話になれば、これできると思います。ただし、地域が長年にわたり事業者と約束事を守らせたり、監督したり、指導したりというのは非常に地域にとって負担が大きいものだと思うのです。それが道路交通法であれば道路交通法、宅地造成法であれば宅地造成法、治水、それから森林法なら森林法、何に違反しているのかってなればそれは法律が解決してくれますので、通常行わなくていいものを地域合成の中で地域が事業者とした場合には、それはやっぱり地域で言っていただくというのがあります。環境の配慮、いろんな精神的な部分の配慮の面についてはなかなか町と事業者で結ぶことができませんので、地域と事業者で結んでいただいて結構だと思いますが、安全対策のことについては、これはやはり町が受け持つものだと私は思っております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) ありがとうございます。これ以上突っ込んだ話ができる時間がなくなりました。  子育て応援に関してだけ触れさせていただきます。今、越生町35人学級をずっと実施しているわけでありますけれども、ここでも踏み込んで30人学級ということもぜひご検討をいただきたいなというふうに思っています。ただ、町費で雇われた先生については、いわゆるクラス担任が持てないという、そういう話もお聞きしておりまして、その辺は実施したはいいけれども、非常に大変だということはあろうかというふうに思います。そういうことを考慮しながら、ぜひとも1年送りでもいいですから、30人学級というのは、それは非常に大きな要求だというふうに思いますので、お願いしたいというふうに思っています。  もう一つは、18歳までの医療費無料化の関係です。これまさしく国にご一緒に意見を上げていきたいというふうに思っています。ただ、ちょっと時間がないので、聞きたいことも聞けないのですけれども、ぜひお願いしたいなというふうに思います。県にも国にもこの件は、減額調整なんかやるなというふうに私もお願いしたいというふうに思っています。  3番目の学校給食の関係では、やはりぜひともこれも踏み込んでお願いしたいなというふうに思っています。埼玉県での完全無償化というのは小鹿野町、滑川町、神川町、東秩父村、この4町村です。一部補助は越生をはじめ13市町、第3子以降半額という自治体が多いですけれども、横瀬町は第2子以降全額、幸手市は第2子が半額、第3子以降全額、久喜市は第3子以降全額、こういうふうになっております。ぜひともそういう意味ではぜひ踏み込んでいただきたいなというふうに思っています。お隣の群馬県では8割の自治体が無料または補助を行っているという実績があります。ぜひとも全体の実施では、どの自治体も大体予算規模は1%あればできるというふうに試算をされていますから、ぜひお願いしたいと思います。  最後に、健康保険の関係です。これも国はやっと踏み込んでくれましたので、町でもぜひ踏み込んでいただきたいというふうに思いますし、そういう意味では踏み込める金額だというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(宮島サイ子君) これで髙橋一正君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 3時52分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 4時05分) △会議時間の延長 ○議長(宮島サイ子君) 申し上げます。  会議規則第9条第2項により、議長において、本日の会議時間は議事の都合によってあらかじめ延長いたします。ご了承願います。                                                     ◇ 岩 田 眞 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 一般質問を続けます。  1番、岩田眞一君。          〔1番 岩田眞一君登壇〕 ◆1番(岩田眞一君) 1番、岩田眞一です。傍聴の皆様には、年末のお忙しい中お越しいただきまして、また本日最後の質問までありがとうございます。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。私は、3点質問いたします。  1番目が上谷の大クスについてです。上谷の大クスの木は、埼玉県で一番の巨木で、県の指定天然記念物を受けています。また、パワースポットとして若者に人気があって、町でもハイキングコースに取り入れて観光の上位3番目に挙げています。観光面とアクセス面について質問します。  (1)、年間何人が訪れていますか。それは、町全体ではどのぐらいの割合ですか。  (2)、過去3年間のおのおの管理費は幾ら使っていますか。  (3)、ア、大クスは2年前の台風で枝が折れて、ロープで補強していますが、立入禁止の解除はできますか。  イ、専門の樹医等に診断されたことはありますか。  ウ、東側からの竹が増えていますが、対応は。  エ、大クス周辺や駐車場の整備はどうなっていますか。  (4)、サイクリストが多くなっていますので、危険防止のため、看板等を設置できないですか。  (5)、大クスへのアクセス林道は、整備があまりされていないです。大きい車では行き来が大変ですので、待避箇所の増設、既存箇所の整備は。また、ガードレールは老朽化やないところもあります。傾斜地で雨の日は特に危険ですので、ガードレールの補強、整備はできないですか。  質問2、空き家対策です。町は、平成29年3月に越生町空家等対策計画を策定して、悪影響として近隣への屋根材の飛散、倒壊、防災、防犯などを想定しています。町が行っている対策とその後の状況をお聞きします。  (1)、空き家の把握状況。平成28年の空家対策法上の空き家率は5%ほどでしたが、直近ではどのぐらいになっていますか。  (2)、人口、戸数の変化は。  (3)、悪影響の考えられる特定空室等の数は。調査後は計画的に再調査を行っていますか。  (4)、特定空き家等の措置で勧告を行った件数はありますか。  (5)、苦情対策です。草刈りの苦情、年間何件、件数、予算措置は。所有者がやらない場合の対応は。次に空き家の苦情です。年間件数、予算措置は。所有者がやらない場合の対応は。  また、屋根が飛んでしまった箇所を把握していますか。その場合、建物崩壊または見込んで対応を検討していますか。計画では、町が行政代執行もできるようになっています。そのような案件はありますか。  (6)、町の計画は令和3年までの5年間ですが、今後の見直しはいかがですか。  3番目の質問です。町の指定管理につきまして、指定管理制度は相手方の特定方法は基本的に公募となっています。しかし、越生駅西口総合案内所の指定管理は随意契約との説明を受けました。  (1)、観光協会が西口総合案内所に入った経緯は。  (2)、観光協会と随意契約する根拠は。公募できない理由。  (3)、自販機以外の特産物等販売を任せられないですか。  (4)、ボランティアが行っている駅周辺の管理、駅前花壇、駅周辺の防犯、交通安全パトロール、清掃も任せられないですか。  (5)、地元がハイキングによるごみ等で苦慮しています。そのため、案内所内に清掃等を補助する内容を説明した募金箱の設置はできないですか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) 岩田議員さんの質問件名1の(1)、(2)、(3)のエ、(4)、(5)及び質問件名3について、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、質問件名1の(1)についてでございますが、埼玉県が公表している令和2年1月から12月までの越生町全体の観光入込客数は46万5,489人で、このうち上谷の大クスに訪れた方の人数として集計されているのは8,525人、割合とすると全体の1.8%でございます。  次に、(2)についてでございますが、産業観光課で所管している管理費といたしましては、木道及び案内板設置場所の土地賃借料と観光トイレの土地賃借料及び維持管理に係る費用となっております。  過去3年間の管理に要した費用を年度別に申し上げますと、平成30年度は19万8,625円、令和元年度は19万5,845円、令和2年度は19万6,225円でございます。  次に、(3)のエについてでございますが、大クス周辺は林道部分を除きほとんどが民地で、地権者の方々のご意向により土地をお借りして、大クスを見に訪れた方に開放していただいております。  周辺の草刈り等につきましては、職員のほか地域の方々にもご協力をいただいているところでございます。  また、駐車場につきましては、平成28年度に舗装の駐車場を整備いたしました。現状で十分とは考えておりませんが、今後につきましても地権者の方々や地域の方々のご協力をいただきながら、多くの皆様に大クスを御覧いただけるよう必要な整備を行ってまいりたいと存じます。  次に、(4)についてでございますが、大クスまでのアクセス道路は森林整備や保全を目的に整備した林道でございますが、大クス周辺には集落もあり、生活道路としても利用されています。また、近年はハイキングやサイクリストなども利用しておりますので、今後必要に応じて注意看板等を設置してまいりたいと考えております。  次に、(5)についてでございますが、待避場所の設置などの要望は地域住民の意見を集約し、区長さんから申請いただいているところでございます。申請後現地調査を行い、用地確保などにつきましても地域の皆様のご協力をいただきながら進めているところでございます。そのため、区長さんからの要望があれば検討してまいりたいと考えております。  また、町内の林道にはガードレールが未設置の箇所のほか、路肩の修繕、道路側溝の清掃、舗装の段差解消などが必要な箇所も数多くありますので、予算の範囲内で優先順位を定め、必要に応じた安全対策を進めてまいりたいと考えております。  次に、質問件名3の(1)についてお答え申し上げます。越生駅西口総合案内所は、JR越生駅舎の老朽化の進行や駅東口の開設に伴い、駅舎が無人化になることにより観光客など駅利用者へのサービスの低下を招かないよう整備された施設でございます。この施設を整備するに当たっては、知識経験を有する方々とともにJR越生駅舎活用検討委員会を組織し、駅舎の今後の利活用や整備方法等について協議検討を重ね、老朽化した駅舎を取り壊し、新たに町の顔としておもてなし拠点となるよう待合機能を併せ持った観光案内施設を新規に整備することに加え、施設の運営管理は観光協会が当たることが適当であるとの協議結果を踏まえ、観光協会の事務所が入ることを前提に整備が進められ、現在に至っております。  次に、(2)についてでございますが、指定管理者制度は民間のノウハウを活用することによって、公の施設の効率的かつ効果的な管理と住民サービスの向上を実現することを目的に、平成15年の地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴い導入された制度でございます。  指定管理者を選定する際は、越生町公の施設指定管理者選定委員会設置要綱に基づき、行財政改革所管課である企画財政課が事務局となり、指定管理者選定委員会を設置して候補者の選定に関すること等を審議しております。指定管理者の選定方法につきましては、明確な基準は設けられていないため、個々の施設の実情に応じて決定しております。  今回随意指定の方向で検討させていただいておりますのは、現に観光協会の事務所が入り、情報発信や来訪者へのお問合せの対応等に当たっていること、他の企業が指定管理者となった場合は観光協会の事務所を移転しなければならず、環境を整えるのに時間を要することなどから、地方自治法施行令第167条の2第1項第6号の競争入札に付すことが不利と認められるときに当たるものと判断したためでございます。  次に、(3)についてでございますが、越生駅西口総合案内所条例では地場産業の振興に資する事業を行うことも目的の一つに盛り込まれております。そのため、指定管理者による管理に移行した際に指定管理者の自主事業として、特産物等の販売を行っていただくことは可能であると考えております。  次に、(4)についてでございますが、指定管理者に行っていただく管理業務には越生駅西口総合案内所の施設と通路等の屋外施設を想定しておりますので、駅周辺の管理まで指定管理者の業務に盛り込むことは考えておりません。  次に、(5)についてでございますが、日頃より地域の方々やハイキング団体の方々にはハイキングコースをはじめ、町内の美化清掃活動にご協力いただき、感謝申し上げます。ハイキングに訪れる方の多くは、自分のごみは持ち帰り、自然豊かな越生の里山をきれいに保つようご協力いただいているものと認識しております。しかしながら、ハイキングコースにごみが落ちていることも見受けられるため、職員がコースの点検等に行った際には落ちているごみを回収して、気持ちよくハイキングしていただけるよう努めているところでございます。  現時点では、越生駅西口総合案内所内に清掃活動等を補助する目的で募金箱を設置する予定はございませんが、今後ともチラシやポスター等を通じて、ごみは持ち帰っていただくよう必要な注意喚起を行ってまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 岩田議員さんの質問件名1の(3)、ア、イ、ウについて、生涯学習課からお答えいたします。  まず、(3)のアとイについてでございますが、令和元年8月5日の午後、近隣住民から埼玉県指定天然記念物上谷の大クスが倒れているとの連絡がありました。直ちに現場に赴き、東西に分立する大クスの西株の幹が1本倒伏している状況を確認し、県文化資源課に報告いたしました。その後、再倒伏や落枝の危険性及び樹体の保護を考慮し、直ちに立入禁止の措置を取りました。  あわせて、樹木医に現地確認を要請し、事後の保護策についての指導、助言を得て、県の担当職員を交えて協議に入りました。  事態の緊急性から県費補助金の交付を受けられることとなり、令和元年度には折損幹、倒れた木なのですが、の撤去及び外観診断と精密診断を実施いたしました。令和2年度には診断結果を受けて樹脂製ロープによる倒伏対策を施工し、今年度中には鉄柱を立てて倒伏が危惧される西側の樹体を支える工事を行い、3か年の倒伏対策工事を終える予定でございます。一連の保護事業終了後、経過観察を経て立入禁止措置の解除を見込んでおります。  ウの竹については、侵入した根や伸長した枝葉が大クスに影響を与えるようであれば、土地所有者の許諾の下、伐採、抜根する必要があると考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんのご質問のうち質問件名2につきまして、まちづくり整備課からお答え申し上げます。  まず、質問要旨(1)の空き家の把握状況でございますが、平成28年度に越生町空家等対策計画を策定するために町独自で業務委託により実施した空き家の実態調査では、空き家率が5.3%の結果でした。それ以降の実施はございません。  次に、質問要旨(2)についてでございますが、平成29年3月に実施した越生町空家等対策計画策定時に比べ、人口は741人の減、住宅数は42戸の増となっております。  次に、質問要旨(3)についてでございます。越生町では、現在特定空き家に該当している空き家はございませんが、平成28年度の空き家調査を行った際に管理不全空き家として15棟を確認しました。この管理不全空き家については、毎年調査や指導を行っており、このうち9棟については令和3年10月までに取壊し等が改善されております。  次に、質問要旨(4)の勧告を行った件数はございません。  次に、質問要旨(5)の空き家への草刈りの苦情でございますが、令和元年度が9件、令和2年度が8件、令和3年度は現在までで10件ございました。  予算措置については、民有地の除草費となるため、計上してございません。  対応については、個々について全て現地調査を行い、権利者が近くにお住まいの方は本人に直接内容を伝え、遠方の方には通知にて対応しています。  また、空き家の苦情は令和元年度が3件、令和2年度が1件、令和3年度は現在まで1件ございました。  予算措置については、草刈り同様に民有地であるために計上してございません。  次に、所有者が対応しない場所には再度通知を行ったり、空き地の利用促進を図るため、空き家バンク制度の案内をするなどの対応を行っております。  また、屋根が抜けてしまっている家屋につきましては2棟あり、昨年中に1棟取壊しが完成したところでございます。  なお、行政代執行を行う予定の家屋は今のところございません。  最後に、質問要旨(6)の越生町空家等対策計画の期間は令和3年度までとなっておりますが、国、県の法令改正を注視し、検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) それでは、最初の1番のほうから質問させていただきたいのですけれども、1番の(1)につきましては8,500人が訪れているということなのですが、前に議会でやはり1度質問されていまして、そのときは6,000人ぐらいだったものですから、10年ぐらい前なのですが、そんなには増えていない、もっと増えているかと思ったのですけれども、そんなに増えていないという状況もあるみたいなのですが、この辺もっと町として増やすとか、そういうふうな考えはあるのか、お聞きしたいのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  入込客数のこの集計ですけれども、いろんな集計方法があります。実際にカウントして数を数える方法、それとそれができない場合には前年を基に大体どのくらいの伸びがあるかということで協議して、その数値を算出するという方法、この2通りあります。実はこの大クスは、ウッドデッキに上る、細い左側の上る坂道ですけれども、そこにカウンターが設置してあったわけなのですけれども、今まではそのカウンターで人数のほうを把握していたのがこの六千幾つの人数だと思います。その後、今そこ通行できないようになっております。そのため、その後昨年大クスが県内一の巨木というあったり、そういったいろんな様々な要因を基に大体何%上昇しているだろうというものを協議して出したのが、実はこの8,500人という数字で、これはですからカウントした数字ではないということだけはご理解いただきたいと思います。  それから、ご質問にありました増やしたいかどうかというところですけれども、観光を振興している所管課でございますので、一人でも多くの方に見に来ていただきたいというのは当然考えとしては持っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 当然観光を町はメインにしていくという考えあると思いますので、もうちょっと具体的な検討もしていっていただきたいなというところあります。  2番のほうですが、管理費として20万程度が出されているのですが、あそこウッドデッキも何か最近直したというか、設置したのは過去3年以内ではなかったのかなとは思っていたのですが、これだとトイレぐらいしか費用をかけていないような感じなのですが、そういった費用系についてももうちょっと整備として看板とか、そういうのも順次整備するような計画はないのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問にお答えいたします。  まず、1点目の先ほどご質問にありましたウッドデッキですけれども、実はこれ平成24年に造ったものです。実は、確かにそこで急にきれいになったと思うのですけれども、今年だったでしょうか、うちの職員で、かなり落ち葉とか堆積して汚くなっていて、そのままだと腐植するおそれがあるということで、高圧洗浄機というのですか、それをエンジン式のものを持ってウッドデッキのところ全てきれいに洗って、洗浄してきれいに見えて、新しいように見えたのかなというふうにも感じたところでございますが、看板等もできれば設置したいところなのですけれども、昨年大クスが巨樹ランキングで東の横綱受賞になったということで、いろいろな問合せ来るようになりました。その関係で、梅林入口のところに大クスの入り口と言えばいいか、案内板のほうはつけさせてもらいました。また、予算の範囲内でまたできればそういったものも整備できればというふうに思っております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) ぜひあそこについては、看板とかもちょっと雨露で見にくくなったりすぐしてしまうものですから、やはり行った人が分かりやすいというか、そういうのは充実してほしいなと思っています。その辺でやはりきちんとした予算立てとか計画立てをしてほしいと思っています。そこの辺は、答弁の中でいま一つはっきりと何か確認取れないのですけれども、本当にそういった予算措置がないとなかなかものというのを整備して、維持管理というのは大変だろうと思います。そこの辺はやはり予算を確保していけないのかなと思っておるのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  先ほど看板、梅林入口のところに設置したという話をしたのですけれども、たしか黒岩の三叉路のところにも新しくきれいな看板をつけたと思います。それは、後ほどまた確認いただければと思います。  また、現場のほうの看板等なのですけれども、越生町には観光資源豊富でございます。黒山三滝、越生梅林、それから大クス、そのほかにもハイキングコース多々あります。そういった中で、かなり老朽化したところは多くございます。そういった中で、必要な部分から優先順位をつけまして、順次整備はしてまいりたいと考えています。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) その辺では、計画性とやはりそういう観光をメインにするというところでは案内板等は新しく、誰がいつ見ても分かりやすいものにしていただければと思います。  それで、あわせて先ほどの自転車、サイクリストたちのための注意看板というのも計画しているということなのですが、この辺は具体的にいつ頃どんなものができるみたいなものがありましたら教えていただければと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  注意看板ということで、今回岩田議員さんからご質問いただきまして、この林道何回か見に行ってみました。実際どの辺が危険なのかなというところで気にしながら見ていたのですけれども、なかなかちょっと場所の特定とか、そういったものも難しかった。そういったこともありまして、今後地域、地元にお住まいの方であったり、区長さんであったり、そういった方からお話を聞いて、必要な対策は講じていきたいというふうに思います。しっかりした大きな多額の看板等はできないのですけれども、簡易なものになろうかと思いますが、そういった表示のほうは検討してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 私が行ったときも10人ぐらいの自転車が一遍に走っているのです。そういうところに車で行ったり、行き違えたときとかとなるとやはり危険性はかなりあると思うのです。そういったところもありますので、やはり看板等はきちんとしたものがあってほしいなと思いました。  それと、竹のあそこについては、大クスについては東側から竹がかなり浸食してきていまして、大クスが少し元気ないのは竹が来たせいもあるのではないかみたいな発言も、そういう意見もお聞きしたものですから、竹については費用もかかる部分ではあろうかと思うのですが、ここも計画的に用意はできるのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁生涯学習課長。          〔生涯学習課長 山口辰仁君登壇〕 ◎生涯学習課長(山口辰仁君) 岩田議員さんの再質問に生涯学習課からお答えしたいと思います。  竹の件なのですけれども、1次答弁のほうでもちょっと申し上げさせてもらったのですが、今のところ竹による影響というのははっきりとは受けていないのではないか。どのくらいというのははっきり分からないのですけれども、今後枝葉とか根がどんどん伸びていって、大クスの樹勢が衰えるというような状況でも見えたときにはそれなりの対策はやっぱり必要だと思いますし、またもともと竹の所有者もいらっしゃいますので、そういった方に許可を得て伐採等は実施する必要があるかと思います。そういったときには予算立てとか、そういったことも必要になると思いますので、そういった対応はしていきたいかと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 竹の件については、以前所有者の承諾得て切ったと思います。私の記憶に間違いがなければ切りまして、おっしゃるとおり元気になりました。非常に見栄えもよくなったのです。以前はもっと竹が大クスのほうに来ておりまして、周辺を切らせていただきました。ひどくなるようでしたら、また切らせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 草刈り等職員の方が対応しているとか、そういう対応もしているということは十分分かりましたので、ありがとうございます。  ただ、ここへアクセス関係、あそこは林道ということで、先ほども私なんかが行ったときはちょうど雨の日で真っ暗になりつつあるときでしたので、非常に何かガードレールもちょっと傾いていたり、あと待避所というのがあそこ自体に1か所、2か所、ちょっと広いところあるのですが、待避所というイメージではなくて、広くなっているか、土のところなので、ああいったところはきちんともうちょっと整備ができないかなという感じは本当にしたのですが、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問にお答え申し上げます。  林道の修繕関係ということだと思うのですけれども、1回目のご答弁でも申し上げさせていただきました。なかなか林道というのは、どこも危険な箇所、実は多いです。段差がまだ残っていたり、あと路肩が幾らか崩れかけていたりとか、あとしっかりとした舗装が幾らか剥がれかけているようなところとか、当然ガードレールがないところも多々あります。これは、林業者の方々の作業用の道路ということで位置づけて整備した道でございます。  また、道路の構造上も一般の道路と違って、やはりそこまでしっかりとできている道ではないのが現状です。そういったところから、限られた予算の中で林道パトロールしながら、必要な箇所から順次行っているところでございます。  先ほどもお話ししましたが、楠線のところに行くまでの林道、車で何度かやっぱり走ってみました。どこが危険、確かにガードレールないところありますけれども、実を言いますとそれよりもさらにもっと高さのあるようなところでガードレールがついていないところも実は林道の中にあります。そういったことから、必要性、そういったところから順次予算の範囲内で順番に整備のほうをしてまいりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 地元の人に聞くとあそこに観光バスが3台ほど入ったことがあるのですが、そういう広さの道路ではないので、何か地元の人もバスの運行に大変協力するというか、大変だったという話も聞きます。やはり観光地としての目的というのも、林道ではあるのですけれども、考慮した部分もあって、もうちょっと道路自体を整備というのを大々的に検討してもいいのではないかと思うのですが、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答えします。  もしこれ大型の観光バスを大クスまで入れるような道路を造るとなりますと、恐らく堂山の集落のところからまず何とかしなくてはならないと思います。そうなると、道路整備だけでも、すみません、私も想像つかないのですけれども、莫大な費用がかかってくるのではないかというふうに思います。安全対策は必要ではありますけれども、できればあれだけの越生町の財産ですので、多くの人に見ていただきたいのはありますけれども、そこまでのお金を、町民の皆様にもいろいろと厳しい財政の中で、いろんな事業、予算の中で対応していただいている中で、観光客のほうに莫大なお金をそれだけ投資するというのはなかなか現実的でないというのもあると思います。  そういったところも含めまして、少しずつではありますけれども、林道の補修等については先ほどお話ししましたが、優先順位定めまして、整備のほう進めてまいりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 4時45分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 4時46分) ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 莫大な費用というのは、確かにすぐに用立てることもできないでしょうし、検討として難しいというところあるかもしれませんが、ただパンフレット等でここの道は非常に狭いとか、そういうところはパンフレット等をきちんともうちょっと整備していく必要があるのではないかとも思っていますので、そこはいかがですか。やっぱり観光は一応あることはあるわけなので、その目的もそこに大クスという目的物があるものですから、そこへのアクセスというのはきちんとしたものを観光客に示していく必要あろうかと思います。そこの辺はきちんとしてほしいなというところですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  ご質問のように、町や観光協会にやはり多くの問合せがありました。そういった際には、やはり大きな車はちょっと入れないですということではっきりとご説明のほうはさせていただいております。  今後、パンフレット等を作る際には、議員さんからのご指摘、そういったものも含めて検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 1番については、以上とさせていただきます。  2番のほうについては、空き家対策の関係なのですけれども、確認したい点としては28年度以降5.3%、それ以降の空き家の状況は調べていないということ、実際はただやはり人口は減っているのですが、建物は増えているというふうな状況下ではあるのですが、実際人口が減っているということは空き家も増えているのかなという気もしないではないのですが、その流れの中で一応15棟を管理、空き家として確認していて、そのうち9戸が取り壊されて、6戸が残っているというのですが、この辺の状況については調査は時々されているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんの再質問にお答えいたします。  28年に行った越生町空家等対策計画に基づく調査、委託で出しましたと答弁させていただきましたが、これに基づいた調査というのを行って、以降やっておりませんと答えました。実際にはこれに基づかなくても、我々日常的に町なかの情報を得たりしております。この15件以外にも不全となっている空き家に対しての庭木が出ているとか、樋が道路に落ちているとか、そういった対応、日常的にしております。5年の更新なのですけれども、今のところは以前のままで計画いけるのかと思っております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 空き家で放置しますと、建物崩壊とか見苦しい状態、町のイメージ低下につながると思うのです。こういうものを把握して、その所有者の人に適切な措置というのは当然取っていただいているのだろうと思いますけれども、ここの流れの中からすると草刈り等の苦情件数は割と少ないみたいなのですが、空き家のほうは本当に3件、1件ぐらいしかないということではあるのですが、それで予算関係は、草刈りも建物の関係も予算は措置していないということなのですが、実際全て地主さんが全部やってくれているのかどうか。何か聞いたところでは、草刈りもしてくれない人もいるみたいだということで聞いているのですが、この辺の管理関係等はいかがなのでしょうか。実際に草刈りをやってくれない人もいるのではないかと思うのですが、そういう苦情はなかったのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  文書ですとかファクス、メール、きちっとした苦情というのはちょっと言い方おかしいのですけれども、そういったものに基づく件数をお話ししました。私たち現地職員が行っている中で、近所に行くとそういった方からやっぱりお話聞きます。それを1つの苦情としてカウントしていないこと多いのですけれども、連絡取ってやっていただいたりとか、もうこれどうしようもない、道路に出てしまっている分については、道路に出ている部分は子供たちとか通学する安全上、我々が刈ることがありますが、基本的には通知をしたり、またシルバー人材センターを紹介したりとかしてやっていただいているというのが現状です。民地に費用を計上して作業を行うということはございません。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) たまたま私がお聞きした案件で1か所、1年間にほとんど草を刈っていなくて、2メートルぐらいの草があるお宅があったのですけれども、所有者はいるらしかったのですが、なかなかやってくれなかったという現状があったというふうに聞いておるのですけれども、この辺は町としてはそういうところは把握していないし、町としてはやっていないということではあるということなのですが、実際そういうふうな苦情が寄せられたというところはあるということはご了解いただければと思います。  住んでいる方からすれば隣のところが空き家になっていて、草が生えたままの状態というのは非常に困ると、種も飛んでくるしというところは、やはり町としてその方に対してきちんとした対応が図れればいいのですが、図れないということも起こり得るのではないかと思うのですが、それで次の空き家のほうですが、1件は壊して、あと1件だけは残っているのですが、この1件の状況についてはいかがなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) お答え申し上げます。  2棟あり、1件壊したと話しましたが、残るは1件です。特定な場所、個人のもの特定したものは議場で答えられないのですけれども、鋭意交渉しております。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) そこの1件についてどこということを聞いているのではなくて、そこのところはお隣からするとかなりな脅威だと思うのです。屋根がなくなっていて、中に雨が入り込んで、屋根がさらに飛んできたりとか、壁が崩れて隣にとか、そういう脅威についてはやはり町としても最大限努力して対応していただければというところがあります。  空き家につきましては、以上にさせていただきます。  次の指定管理のことについては、まず確認したいのは西口の案内所につきましては観光協会が入ったということなのですが、観光協会が行っている業務については、もう一度説明していただければと、どんな目的を持って、どういう観光協会が業務をしているか、実際どんなことが行われているかというのをもし分かる範囲内で説明できたらお願いしたいと思うのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  そもそも観光協会の業務ということでよろしいですね。観光協会は、町内の200弱ぐらいでしょうか、いろんな会員さんが所属している団体でございます。町内の観光産業を営む方々、また個人の方もいらっしゃいますけれども、多くの方が加入している観光協会ということになっています。具体的な事業とすると、当然会員さん方の利益に直結するような、そういった事業ということで多くのお客さんを呼び込む事業、こういったものを中心に考えていらっしゃる団体でございます。  近年というか、今年もまた新たに様々な事業を展開しているところですけれども、越生町の魅力的なところ、そういったところを町外の方に多く発信して、少しでも多くの方に越生町に来ていただくような取組を一生懸命やっているところでございます。それがひいては町内の会員さん方、100以上の事業者さんのほうに還元されていくというふうな、そういった事業活動を展開しているというふうな団体というふうになっています。  今西口総合案内所の中で事務所を構えているわけですけれども、また町からは業務委託ということで窓口のほうを今やっていただいているというところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 観光協会につきましては、ホームページ等見ると清掃とか、そういうのも含めてやっていらっしゃると思うのですが、今回の西口のところには町のホームページでは事務所があそこの中に入っていますということで書いてあるのですけれども、そういった周りの清掃とか、そういうことは業務として任せる予定はないというふうな書きぶりなのですが、実際そういう清掃とか、そういうことはおもてなしの一環ではないのですけれども、そういう周りへのアクセスというか、きれいにするというか、そういうことはやらないのでしょうか、本当に。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  先ほど指定管理の業務の中にそういった駅の周りの清掃とかいうお話もあったかと思います。あくまでも指定管理といいますのは、設置条例に基づく西口総合案内所を管理していただくというのが指定管理の正確な業務ということになりますので、その条例に位置づけられている施設を管理していただくというのが指定管理になります。  しかしながら、当然駅前に事務所を構えているということで、これは業務とは別に観光協会の職員は、毎日町民の方が利用される駅を少しでも気持ちよくということで、夕方になる、時間、すみません、私もあれなのですけれども、定期的に総合案内所の周りのところの清掃とか、当然施設内もそうですけれども、そういったところに取り組んでいただいております。   以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) この業務的には任せられないというのは、管理エリアとの関係はあるのでしょうけれども、でもやはり町としてあそこのポジション的に、あそことあの周りというのは一体化部分もあるのではないかと思うのですが、そういうことまで任せられないのかとかいうことではないのですが、そこの協定でそういうことも結ぶことも可能ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、再質問にお答え申し上げます。  先ほども申し上げましたように、指定管理に出すためには条例の位置づけがやはり必要になってきます。その条例に基づいて、その施設に対して指定管理者を指定するというふうな指定管理議案を提出して、議員の皆様に賛成いただいて、指定管理者ということになるわけでございますので、それ以外の施設も併せて管理してほしいということで指定管理に出すことは、これちょっと難しいというふうに思っています。あくまでも西口総合案内所は、指定管理を出すことができるような条例を整備させていただいておりますので、そこの施設に関しましては今回ここで出させていただきたいということで、先日ご説明をさせていただいたところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 施設管理については以上、その部分というところではやむを得ない部分なのかもしれませんが、あと町民の意見的な、ちょっとご紹介すると町民視点で見ている限りでは、建物内に事務所ですから、いらっしゃる事務方の方がいるのですが、観光客等に対しておもてなし業務している的な、中の人は事務的なことしかやっていないのではないかみたいなところがある、そういう町民の方の意見もあるのですが、この辺についていかがでしょうか。前に聞いたときには、多少やはり窓口的なところを向きを変えたりとかいう話もちょっとは聞いたのですが、それ以上の考えはいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、岩田議員さんからの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  観光協会の職員、本当に一生懸命やっています。実は先日全員協議会で議員の皆様から非常に厳しいご意見をいただきまして、そのことを会長さんはじめ、職員にも伝えました。非常にがっかりしていました。一生懸命これだけやっていて、何でそこまで言われてしまうのだろうということを、説明した私も本当に申し訳なかったぐらいだったです。本当に懇切丁寧に対応しております。そういったところを、今後また協会の一生懸命取り組んでいる姿を広報等で、町民の皆様にもしっかりとお伝えできるような方法を今後とも考えてまいりますので、岩田議員さんのほうも観光協会よくやっているぞということをぜひとも町民の皆様にそういったお伝えいただければありがたく思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 5時03分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 5時04分) ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 私も今回の中で指定管理については公募が基本で、これについては絶対公募以外は駄目ということではないのですが、非公募を埼玉県も認めている部分はあります。ただ、それが非公募をやる基準とか、そういったものは議会なりでもこういうものについては非公募にしますとか、そういうところはもうちょっと詰めてやっていただく必要があるのではないかと思っています。OTICも指定管理ですが、あれも多分公募でなくやったと思うのですけれども、こういったところはもうちょっと公募、非公募、こういったことをきちんと整備する必要があると思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 岩田議員さんの再質問に企画財政課からお答え申し上げます。  今回指定管理の関係で観光協会というお話をさせていただいた背景には、観光協会には町から補助金が出ております。職員も派遣されております。仮に、例えば西口施設を一般公募したときに今もう委託料で払っていますが、あの金額で受ける業者さんって多分いらっしゃらないと思います。1人であそこで管理できるかといったら、事実上もう管理できない。では、2人置け、倍以上のお金がかかってくる。観光協会、補助金出していますから、はっきり申し上げて、そこの部分しかうちらは委託料として見ていません。ですから、観光協会に対してうちのほうとすると、例えば指定管理料を算定するときにあそこに何人必要か、その中で補助金うちのほうは出していますので、申し訳ないですけれども、指定管理料が上がればうちのほうは補助金額を下げたい。できるだけ安い費用であそこの管理をしていきたいというのが我々の考え方です。これは、OTICも同様で、以前あそこに観光協会の事務所は入っていました。あそこで配置されている非常勤職員2名分しか見ていませんし、間に例えば食事休憩とか入るときに入りますけれども、観光協会の職員がいれば1名でも対応できてくるのです。そういったところの費用換算を考えたときに、どれが一番効率的かということで、選ばさせていただいたということでご理解いただきたいというふうに思います。  以上です。
    ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 私も特に反対ということを常々言っているのではなくて、そういう理由があるとかいうのであれば議会にもそういったところももうちょっと丁寧に説明していただきたいなという意向があるということだということです。  これについてはちょっと時間もなくなりましたので、ただ最後に募金箱については、地元の役割としてごみの啓蒙等を含めて何かやっぱりそういったものを観光案内所の中に置いていただいて、啓蒙していただければと思うのですが、お金が欲しいとかいうことではなくて、あくまでそういうごみの持ち帰りとか、そういうのをもうちょっと徹底するための募金箱だったらみんな見てもらえるのかなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 答弁はいいのですか。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで岩田眞一君の一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会いたします。                                      (午後 5時08分)...