越生町議会 > 2021-11-30 >
11月30日-01号

  • 632(/)
ツイート シェア
  1. 越生町議会 2021-11-30
    11月30日-01号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    令和 3年 12月定例会(第4回)           令和3年第4回(12月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第1号)                          令和3年11月30日(火)午前9時30分開会日程第 1 会議録署名議員の指名                                日程第 2 会期の決定                                     日程第 3 諸般の報告                                     日程第 4 行政報告                                      日程第 5 議案第31号 越生町国民健康保険税条例の一部を改正する条例             日程第 6 議案第32号 西入間広域消防組合の規約変更について                 日程第 7 議案第33号 令和3年度越生町一般会計補正予算(第4号)              日程第 8 議案第34号 令和3年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)        追加日程第1 議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等              に関する条例の一部を改正する条例                  追加日程第2 議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部              を改正する条例                           日程第 9 請願第 2号 「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見             書」の提出を求める請願                        日程第10 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて                  出席議員(11名)     1番   岩  田  眞  一  君      2番   長  根  弘  倫  君     3番   島  野  美 佳 子  君      5番   髙  橋  一  正  君     6番   関  根  真  一  君      7番   池  田  か つ 子  君     8番   金  子  公  司  君      9番   宮  﨑  さ よ 子  君    10番   木  村  好  美  君     11番   水  澤     努  君    12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  康  之  君   副 町 長   三  浦  道  弘  君  総 務 課長   町  田  和  久  君   企 画 財政   池  田  好  雄  君                          課   長  会 計 課長   松  本  和  彦  君   税 務 課長   横  田  惠  嗣  君  町 民 課長   岩  沢     清  君   健 康 福祉   奥  泉  隆  雄  君                          課   長  子育て支援   長  島  伸  子  君   産 業 観光   吉  田     正  君  課   長                   課   長  まちづくり   田  中     広  君   水 道 課長   戸  口  孝  史  君  整 備 課長  教 育 長   原  口     仁  君   学 務 課長   関  口     学  君  生 涯 学習   山  口  辰  仁  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   中  島  義  仁      書   記   福  田     実  書   記   松  澤  義  幸 △開会及び開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は11人です。定足数に達していますので、令和3年第4回越生町議会定例会を開会いたします。  これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第1号のとおりです。 △会議録署名議員の指名 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において     3番  島 野 美佳子 君     5番  髙 橋 一 正 君     6番  関 根 真 一 君 を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(宮島サイ子君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。  それでは、閉会中の調査及び審査となっておりました今期定例会の議会運営委員会が去る11月22日に開催されておりますので、その報告を求めます。  宮﨑さよ子議会運営委員長。          〔議会運営委員長 宮﨑さよ子君登壇〕 ◎議会運営委員長(宮﨑さよ子君) おはようございます。それでは、議会運営委員会の報告を申し上げます。  去る11月22日午前9時30分より、委員会室におきまして、委員全員の出席をいただき、12月定例議会の会期日程及び議事日程を審議するため委員会を開催いたしました。その経過と結果について報告を申し上げます。  閉会中の調査及び審査となりました12月議会の運営について審議するため、執行部側より総務課長の出席を願い、令和3年第4回定例議会に提出される議案等についてそれぞれ説明を求め、会期及び議事日程を慎重に審議いたしました。  今定例議会は、配付してあります会期日程表のとおり、11月30日から12月3日までの4日間と決定いたしました。  11月30日には、議案第31号から第34号の議案説明、質疑、討論、採決を行い、その後請願1件、人権擁護委員の推薦に対する議会の意見を議題とすることといたしました。  なお、12月1日は休会とし、12月2日に5名、3日に5名の一般質問を行い、全日程を終了し、閉会することといたしました。  なお、議会傍聴につきましては、新型コロナウイルス感染者が減少していることから、議場内は前回の10名から緩和し、20名までとさせていただくことといたしました。  以上、令和3年第4回定例議会の会期及び議事日程等を全員異議なく決定した次第であります。  以上で議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(宮島サイ子君) お諮りします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員長の報告のとおり、本日から12月3日までの4日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、会期は本日から12月3日までの4日間と決定いたしました。 △諸般の報告 ○議長(宮島サイ子君) 日程第3、諸般の報告を行います。  まず、今期定例会に説明員として出席通知のあった者の職氏名の一覧表をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。  越生町監査委員から令和3年8月、9月、10月分に関する例月出納検査結果の報告があり、議会事務局に保管してありますので、ご了承願います。  次に、町長から議案4件の提出がありました。  次に、9月定例会以降の主な会議等の状況を報告いたします。  新型コロナウイルス感染者数が減少している状況ですが、再拡大防止のため、この時期に予定されていた研修会や会議も中止、規模の縮小、延期となりました。  このような中、10月26日には、県民健康センターで埼玉県町村議会議長会の役員会が開催され、出席いたしました。  また、11月11日には、入間郡町村議会議長会が毛呂山で開催され、出席いたしました。  11月14日には、視聴覚ホールで開催されました七つの祝い式典に出席いたしました。  11月19日には、さいたま市で開催されました地方行政懇談会に出席し、北海道ニセコ町の片山町長による講演を拝聴してまいりました。  11月26日には、第65回町村議会議長全国大会が港区の明治記念館で開催され、出席いたしました。  以上で諸般の報告を終わります。 △行政報告 ○議長(宮島サイ子君) 日程第4、行政報告を行います。  町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 皆さん、おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶と行政報告を申し上げます。  去る10月4日に招集された臨時国会で、第100代内閣総理大臣として岸田文雄氏が指名され、第1次岸田内閣が発足しました。岸田新総理は就任した記者会見で、任期満了を目前に控えた衆議院を解散して、同月31日に総選挙を実施する方針を表明いたしました。解散から投開票まで僅か17日と、現行憲法下では最も短い期間での衆議院総選挙となり、またコロナ禍で全国的に行われる初めての選挙となりました。コロナ対策やコロナによる経済対策などを主な争点として行われた選挙の結果は、自民党が単独で過半数の議席を維持し、公明党との連立政権が継続されるなど、与党の勝利という結果となったことは既にご存じのとおりです。その後、11月10日に第2次岸田内閣が発足したところでございます。  こうした中、新型コロナウイルスの感染者は全国的に減少傾向となり、10月25日、埼玉県を含む1都3県は、飲食店の営業時間短縮要請が昨年12月3日以来、約11か月ぶりに全面的に解除されました。また、町でも10月31日をもって、新型コロナウイルスの集団接種を終了することとしました。これまで町民の方々の協力によって、着実に接種も進めることができましたことは、感染者減少の要因にもつながるものであり、改めてこの場をお借りして感謝を申し上げたいと存じます。  コロナ感染は、現在下火にはなっているものの、いつ再拡大するか分かりません。これからも緊張感を持って第6波に即応できる医療体制を整えておくことが重要であり、再び感染者が急激に増加しないよう感染防止対策の継続を進めてまいりますので、町民の方々をはじめ、議員各位にも引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。  さて、本日ここに、令和3年第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご多用中のところご健勝にてご参集を賜り、重要案件についてご審議いただきますことは、町政発展のため誠にご同慶の至りに存じます。  本定例会にご提案申し上げます案件は、条例改正1件、規約の変更1件、補正予算2件の合計4件でございます。慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。  それでは、議事に先立ちまして、9月の第3回定例会以降の町政の主なものと、私が参加した研修会等についてご報告申し上げます。  初めに、10月19日に新川越越生線建設促進期成同盟の要望活動で埼玉県知事公館を訪問し、大野元裕知事へ早期実現の要望を行ってきたところでございます。   21日、内外情勢調査会全国懇談会が都内のグランドプリンスホテル新高輪で開催され、世界的デザイナーコシノジュンコ氏による講演を拝聴してまいりました。  24日、西入間青年会議所主催エコツーリズム体験会を視察してまいりました。黒山三滝をはじめ、町内の有名な店舗を巡るというイベントで、参加された方々が楽しまれている様子を見ることができました。  27日、埼玉県民健康センターで行われた新型コロナウイルス感染症の自宅療養者に係る連携事業の覚書締結式に出席してまいりました。締結式では、今後も県と町が連携してコロナ対策に取り組んでいくよう、大野知事と確認をし合ってきたところでございます。  11月に入りまして、7日、朝霞駅前商店会等が主催した新しい生活様式によるイベント、「アサカストリートテラス2021」が開催され、朝霞市を訪問いたしました。当日は、交流自治体を代表して挨拶を申し上げさせていただいたところでございます。  11日、林業対策協議会の知事要望で埼玉県庁及び議会議事堂を訪問してまいりました。林業の普及に関する要望書を、西川地域林業対策協議会の副会長として大野知事や梅澤県議会議長などへ直接提出してきたところでございます。  14日、中央公民館視聴覚ホールにて七つの祝いが開催され、式典に出席をいたしました。コロナ禍のため、マスクを着用しての式典となりましたが、子供たちの成長や、それを見る親御さんのうれしそうな顔を見て、会場全体が終始和やかな雰囲気に包まれていたように感じたところでございます。  19日、ロイヤルパインズホテルにて開催された地方行政懇談会に出席してまいりました。当日は、北海道ニセコ町長、片山健也氏による「SDGs未来都市ニセコ町の取組み」と題した講演が行われ、拝聴してまいりました。ニセコ町まちづくり基本条例の基本原則である「情報共有」と「住民参加」の取組等について、大変興味深く聞くことができました。  次に、町政の主なものについて、各課からご報告申し上げます。  初めに、総務課からですが、9月19日に職員採用試験を実施しました。試験当日は4名が受験し、そのうち2名が一次試験を通過しました。最終試験を実施した結果、1名の受験生に内定の結果を通知したところでございます。  また、私と同姓同名が縁となり、定期的に情報交換を行っている新井康之宮代町長が、11月12日に来町されました。新井町長は、10月3日の任期満了に伴う町長選挙で再選を果たされたところで、今後も両町でできることから少しずつ交流を進めていくことを確認し合ったところでございます。  次に、健康福祉課からご報告申し上げます。  保健予防担当では、5月9日から中央公民館を会場として開始した新型コロナウイルスワクチン集団接種は、10月31日をもって終了し、現在は医療機関での接種のみ実施しています。11月24日現在、2回目の接種を完了された方の接種率は86.6%となっています。  なお、11月1日、第14回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、第3回目の接種に向けて準備を開始いたしました。  次に、福祉担当では、12月3日から5日まで、里の駅おごせにおいて「障害者アート展inおごせ」を開催いたします。これは、コロナ禍で創作活動の発表の機会が失われている中、障害のある方に作品発表の機会を提供することで、芸術文化作品を社会に発信し、自己表現をする喜びを体験していただくことを目的として開催するものです。当日は、創意工夫を凝らした約30点の作品が展示される予定ですので、ぜひお越しいただきたいと存じます。  次に、子育て支援課からご報告申し上げます。  越生保育園の運動会は、10月に新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で実施いたしました。3歳児以上の園児については、園庭でクラスごとに日時を分けて開催いたしました。子供たちは元気よく駆けっこ、お遊戯など、日頃から取り組んでいる運動遊びの成果を披露し、保護者の方々と一緒に楽しむことができました。その翌週には、園庭において、3歳児未満の園児と保育士で駆けっこ、ダンスなどを楽しみました。  次に、産業観光課からご報告申し上げます。  初めに、商工関係でございますが、新型コロナウイルス感染症対策事業者支援分として、アフターコロナを見据えた設備投資補助金雇用確保奨励金中小企業セーフティネット保証融資支援金の受付を11月1日から開始いたしました。  次に、観光関係でございますが、11月7日の日曜日に朝霞市で行われた「アサカストリートテラス2021」の交流ブースにおいて、観光協会と越生特産物加工研究所と共に観光PRや特産品等の物販を行いました。  また、11月13日の土曜日と14日の日曜日の2日間、深谷市の深谷大河ドラマ館で行われた「渋沢栄一の郷 深谷博覧会in深谷大河ドラマ館渋沢栄一ゆかりの自治体を集めた物産展」に観光協会と参加して、飯能市と奥むさし飯能観光協会との共同ブースにおいて、観光PRや渋沢平九郎関連グッズ、特産品等の物販を行いました。  今後の予定でございますが、年明けの「武蔵越生七福神めぐり」につきましては、ルートの分散を図るなど感染症対策を講じて、1月4日の火曜日に開催する予定でございます。  続きまして、観光協会主催による事業でございますが、黒山三滝の紅葉ライトアップを11月19日から11月28日まで実施いたしました。  また、新規事業として、レンタサイクルや太田道灌・渋沢平九郎歴史スタンプラリー、投票により決定する越生10名山の指定のほか、奥むさし飯能観光協会との共催による飯能・越生をめぐる平九郎スタンプラリーなども実施しております。  なお、今年度の越生梅林梅まつりにつきましては、2月11日の建国記念の日から3月21日の春分の日までの期間で開催し、日頃見ることができない夜の梅を観賞していただく梅の花ライトアップも新たに実施する予定でございます。  次に、まちづくり整備課からご報告申し上げます。  はじめに、建設事業の発注状況でございますが、町道1―7号線道路改良工事2工区、3,836万8,000円と、町道1―30号線舗装改修工事、2,288万円を株式会社深田土建と契約するとともに、町道3―2369号線道路改良工事を1,309万円で柿沼土木株式会社と、上台地内側溝改良工事を313万5,000円で有限会社原田建設と契約いたしました。  次に、太陽光発電設備の適正な設置等に関する条例の素案について、7月30日から8月28日まで実施したパブリックコメントでは、30名の方々から様々な意見が寄せられ、最終的には207件の意見、要望が提出されました。その意見や要望を真摯に受け止め、今後の条例策定に生かしてまいりたいと考えております。  なお、寄せられた意見、要望への回答は、12月1日から回覧及びホームページ並びにまちづくり整備課窓口において公表いたします。  以上、町長部局からの行政報告とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 町長の行政報告が終わりました。  次に、教育長から教育行政報告の申出がありましたので、これを許します。  原口仁教育長。          〔教育長 原口 仁君登壇〕 ◎教育長(原口仁君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶と教育委員会から行政報告を申し上げます。  去る9月2日の令和3年第3回定例会においてご同意いただき、10月1日より越生町教育委員会教育長に就任いたしました原口仁でございます。越生町の教育行政の充実及び発展のために、全身全霊で務めてまいりますので、議員の皆様にはお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  それでは、9月定例会以降の教育行政に関わる報告を申し上げます。  初めに、学務課関連の事業につきましてご報告させていただきます。  まずは、各学校の新型コロナウイルスに係る対応についてでございますが、9月30日をもって緊急事態宣言が解除されましたが、再度の感染拡大の防止を図るため、今後も学習形態や行事の実施方法を工夫し、感染防止対策を強化して教育活動を展開してまいります。  続いて、学校に関する事業等につきましてご報告させていただきます。  まず、英語検定についてでございますが、10月1日に越生小学校と越生中学校を会場に実施いたしました。小学生が14名、中学生が126名の合計140名が受検いたしました。昨年の同時期は、合計50名の受検でしたので、大幅に受検数が増えました。3回目の検定は、1月15日を予定しておりますので、今後も一人でも多くの子供たちが英語に興味を持ち、英検にチャレンジしてほしいと思います。  次に、来年度の小学校入学予定者を対象とする就学時健康診断についてでございますが、10月22日に、学校医の健診については越生小学校で、発達検査などについては各小学校で実施いたしました。対象児童数は、越生小学校が46名、梅園小学校が10名でした。子供たちが受診している間は、保護者の皆様を対象に子育て講座を実施いたしました。それぞれの学校長が学校の様子をお知らせするとともに、家庭の役割や子供たちに身につけさせたいことなどを一緒に考えながら話を進めておりました。  次に、越生町子ども議会についてでございますが、新型コロナウイルス感染症防止の観点や、小学校の行事の組替えに伴う準備時間の確保を考慮して、今年度も中止とさせていただきました。子ども議会は中止となりましたが、今後とも学校で行われる主権者教育の中で、町議会の仕組みやまちづくりへの関心を高めさせるよう努めてまいります。  続いて、各学校の行事についてご報告させていただきます。  まず、中学校の合唱コンクール、小学校の音楽会についてでございますが、10月30日に越生中学校で、11月6日には越生小学校、梅園小学校で実施いたしました。コロナ禍での合唱練習は制限も多く、思いどおりに練習ができなかったと思われますが、それぞれの学年が昨年との成長を感じさせる心に響くすばらしい合唱をつくり上げていました。また、保護者の皆様にとっては、これまでコロナ禍で校内参観が制限されていた中でございましたので、お子様の活躍を参観できる貴重な機会となりました。  次に、小学校5年生の小川元気プラザで行う1泊2日の宿泊学習についてでございますが、11月25日、26日の1泊2日で実施いたしました。昨年度は新型コロナウイルス感染症予防の観点から中止いたしましたが、今年度は例年の電車移動からバス移動に変更し、さらに9月議会の補正予算で議決をいただき、バスの台数を1台増やすなどの対策を取って実施することができました。  小学校6年生の修学旅行については、例年9月に実施しておりましたが、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、日程を延期し、日光方面へ12月16、17日の1泊2日で実施する予定になっております。こちらも移動の際には、バスの台数を1台増やすなどの感染防止対策を徹底し、実施してまいりたいと考えております。  続いて、中学校の部活動関係の様子をご報告させていただきます。  夏休み前から学校全体で取り組んでいる駅伝では、10月20日に行われた県駅伝入間郡予選会で女子が優勝し、11月6日に埼玉県駅伝競走大会に出場いたしました。  また、例年9月に実施していた入間北部新人体育大会ですが、新型コロナウイルス感染症予防の観点から県大会の中止が決定されたことにより、12月末を中心に入間北部大会の代わりとなる大会をそれぞれの競技の専門部で計画し、実施することになっております。  続いて、生涯学習関係についてご報告いたします。  各事業に関しましては、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が減少傾向にあるものの、依然として感染リスクを払拭できない中で、ソーシャルディスタンスを保つなどの対策を講じながら実施してまいりました。  それでは、社会教育推進事業からご報告いたします。  11月14日に七つの祝いの式典を中央公民館視聴覚ホールで開催いたしました。来賓として、宮島議長さん、木村文教福祉常任委員長さん、越生小学校の千装校長先生にご臨席いただき、保護者は新型コロナウイルス感染症対策として各家庭1名の入場とさせていただきました。来春入学を迎える新1年生56名のうち45名の子供たちが出席し、中央公民館前の外階段で記念撮影を行いました。  次に、公民館事業についてご報告いたします。  例年ですと、10月、11月に芸能文化のイベントである文化祭やおごせ梅の里コンサート、粋生学級などを開催しておりますが、実行委員さんや役員の方々にご意見を伺い、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から、残念ながら今年も中止とさせていただきました。  また、公民館施設等の利用制限につきましては、今後も新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、引き続き継続してまいります。  越生町中央公民館耐震化・環境改善工事につきましては、体育館内の天井材等の撤去が完了し、11月からは中央公民館内のトイレ改修にも着手されており、来年3月の完成に向け順調に進んでおります。  次に、図書館事業についてご報告いたします。  図書館では、秋の読書シーズンを迎え、一般書や児童書、視聴覚資料の充実を図るとともに、埼玉県の推奨図書や文学賞を受賞した作家の特設コーナーなどを設置して読書推進に努めております。  図書館主催事業につきましては、緊急事態宣言の発出により本年8月から10月まで全ての講座を休講しておりましたが、11月から再開したところでございます。  また、12月4日には、図書館で保存期間が満了となった古い雑誌を利用者の皆さんに無料で進呈するリサイクルデイを行います。  図書館子どもまつりにつきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、今年度も中止とさせていただきました。  また、現在、各小中学校図書室に毎月50冊程度配本し、貸出しを行っております。今後も定期的に図書の入替えを行い、図書館の蔵書の有効活用を図ってまいります。  梅園分室につきましては、図書の冊数と種類を徐々に増やすなど、利用促進に努めております。  また、越生駅西口総合案内所では、リサイクル図書コーナーと図書の返却の受付業務を行っており、駅を利用する方々に引き続きご利用いただいております。今後におきましても、図書館資料の充実とサービスの向上に努めてまいります。  次に、文化財保護事業についてご報告いたします。  産業観光課や観光協会と協力して進めている渋沢平九郎の紹介事業に関しましては、法恩寺の渋沢平九郎埋首之碑に解説板を設置いたしました。  また、越生駅西口道灌おもてなしプラザで開催中の「渋沢平九郎展」の展示に関しましては、渋沢栄一が建立した平九郎慰霊碑に刻まれている平九郎の辞世の拓本を加えました。  また、工事関係につきましては、郷土資料室脇に土留め柵を設置し、これに合わせて石碑「甘薯の碑」を岡崎薬師前に移設いたしました。  次に、社会体育事業についてご報告いたします。  10月3日に予定しておりました第65回越生町体育祭と12月5日に予定しておりました第55回黒山・鎌北湖駅伝大会は、関係役員の方々と協議の結果、新型コロナウイルス感染症拡大予防の観点から、残念ながら中止となりました。これらの中止となってしまった大会につきましては、来年度以降の開催に向けて、多くの方々に参加していただけるよう準備を進めてまいります。  以上で、教育委員会の行政報告とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで行政報告は終わりました。
    △議案第31号 越生町国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 日程第5、議案第31号 越生町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第31号 越生町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律が、本年6月11日に公布され、地方税法の一部が改正されました。これに伴い、令和4年度から未就学児に係る国民健康保険税の被保険者均等割額の減額措置が導入されるため、所要の改正を行うものでございます。  詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩沢清町民課長。          〔町民課長 岩沢 清君登壇〕 ◎町民課長(岩沢清君) おはようございます。それでは、主な改正内容につきましてご説明申し上げます。  今回の改正については、子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児に係る国民健康保険税の均等割額を5割減額し、その減額相当分を公費で支援する制度が創設されたことにより、本条例を改めるものでございます。  新旧対照表を御覧いただきたいと存じます。初めに、1ページから2ページにかけましての第2条、第3条、第5条、第6条、第7条、第10条については、規定を明確化するために文言の整理を行うものでございます。  次に、第21条についてですが、第1項は法改正に合わせた項ずれの修正及び文言の整理を行うものでございます。  第2項は、新たに未就学児の被保険者均等割額の減額に係る規定を設けるもので、第1号で基礎課税額、第2号で後期高齢者支援金等課税額の未就学児1人当たりの軽減額を、それぞれの世帯区分に応じて定めるものでございます。  次に、6ページの第21条の2、7ページからの附則第2項から第4項及び第6項から第13項までについては、法改正に合わせた項ずれの修正及び文言の整理を行うものでございます。  最後に、改正附則の関係ですが、附則第1項において、施行期日を公布の日としておりますが、第10条第1項、第21条及び第21条の2の改正規定と、附則第2項から第4項まで及び第6項から第13項までの改正規定については、令和4年4月1日が施行期日となります。  第2項では、前項のただし書に規定する改正規定に限り、改正後の越生町国民健康保険税条例の規定を令和4年度分からの国民健康保険税について適用し、令和3年度分までの国民健康保険税は、従前の例によることを規定するものでございます。  以上、説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第31号を採決します。  議案第31号 越生町国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第31号は原案のとおり可決されました。 △議案第32号 西入間広域消防組合の規約変更について ○議長(宮島サイ子君) 日程第6、議案第32号 西入間広域消防組合の規約変更についてを議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第32号 西入間広域消防組合の規約変更について、提案理由のご説明を申し上げます。  本議案は、西入間広域消防組合の構成団体の負担金算定に係る基準財政需要額を、当該年度から前年度に変更することに伴う規約変更について議決を求めるものでございます。これまでは、前年度の基準財政需要額により算出した額を当初予算に計上し、当該年度の基準財政需要額の決定を受け、負担金を変更しておりましたが、今回の規約変更により、当初予算額で負担金を見込むことができるようになるものでございます。  以上、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第32号を採決します。  議案第32号 西入間広域消防組合の規約変更については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第32号は原案のとおり可決されました。 △議案第33号 令和3年度越生町一般会計補正予算(第4号) ○議長(宮島サイ子君) 日程第7、議案第33号 令和3年度越生町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第33号 令和3年度越生町一般会計補正予算(第4号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の補正は、既定の予算に歳入歳出それぞれ2億882万9,000円を増額し、総額を45億5,341万9,000円といたすものでございます。  それでは、予算書3ページ、第1表、歳入歳出予算補正により概要を申し上げます。  初めに、歳入でございますが、町税は新型コロナウイルス感染症の影響による特例措置分について、固定資産税を減額するものでございます。  次の国庫支出金は、障害者自立支援給付費負担金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を増額するものでございます。  次の県支出金は、国庫支出金同様に障害者自立支援給付費負担金等を増額するものでございます。  次の繰越金は、前年度繰越金でございます。  次の諸収入は、令和2年度の事業費の確定による国、県からの負担金を過年度収入として計上いたしております。  続きまして、4ページからの歳出についてご説明を申し上げます。今回の補正予算では、歳出全般にわたって人件費の増減を計上しております。以後の説明につきましては、人件費を除いた主な内容をご説明申し上げます。  初めに、総務費では、人事異動等による人件費を減額するほか、公共施設等総合管理計画改訂後、IT推進事業を増額するものでございます。  次の民生費では、障害者自立支援給付費事業等を増額するものでございます。  次の衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種事業を増額するものでございます。  次に、土木費では、河川整備事業を増額するものでございます。  次の消防費は、西入間広域消防組合負担金等を増額するものでございます。  次の教育費では、小学校給食施設維持管理費、公民館等維持管理費等を増額するものでございます。  次の諸支出金は、各基金への積立金を増額するものでございます。  以上、概要を申し上げまして、一般会計補正予算の提案理由の説明といたします。  なお、詳細につきましては、担当の課長が説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) それでは、詳細につきまして、10ページからご説明を申し上げます。  初めに、町税、固定資産税の家屋1,559万円と償却資産375万8,000円は、新型コロナウイルス感染症の影響による特例措置分を減額するものでございます。  次の国庫支出金、国庫負担金の障害者医療費負担金249万7,000円と障害者自立支援給付費負担金1,666万9,000円と障害児入所給付費等負担金870万円は、いずれも事業費の実績見込みに基づくものでございます。  次の新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金350万円は、新型コロナウイルスワクチン接種費用に対する負担金でございます。  次の国庫補助金の子ども・子育て支援交付金4万2,000円は、地域子育て支援拠点事業の交付基準が変更されたことに伴い、国の交付金が追加交付されるものでございます。  次の子ども・子育て支援事業費補助金149万6,000円は、児童手当システム改修に対するもので、補助率10分の10でございます。  次の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金1,403万2,000円は、新型コロナウイルスワクチン接種費用に対するものでございます。  次の健診結果の利活用に向けた情報標準化整備事業補助金76万2,000円と、新型インフル等特措法に基づく住民接種システム改修事業補助金24万2,000円は、システム改修に対するものでございます。  次の県支出金、県負担金の障害者医療費負担金124万8,000円と障害者自立支援給付費負担金833万4,000円と障害児入所給付費等負担金435万円は、国庫負担金と同様に事業費の実績見込みに基づくものでございます。  次に、11ページ、県補助金の子ども・子育て支援交付金4万2,000円は、国庫補助金と同様地域子育て支援拠点事業の交付基準が変更されたことに伴い、県の補助金が追加交付されるものでございます。  次の繰越金1億5,055万6,000円は、前年度の繰越金でございます。  次の諸収入、雑入の障害者自立支援給付費国庫負担金458万2,000円、埼玉県障害者自立支援給付費負担金229万1,000円、障害児入所給付費等国庫負担金及び障害児入所医療費等国庫負担金202万3,000円、埼玉県障害児入所給付費等負担金及び障害児入所医療費等負担金101万1,000円は、令和2年度の事業費確定に伴う国、県からの追加交付でございます。  次の埼玉県後期高齢者医療広域連合派遣職員給与費等負担金580万円は、広域連合に派遣している職員1名分の給与等に対する負担金でございます。以上、歳入の説明といたします。  続きまして、12ページからの歳出についてご説明を申し上げます。  初めに、今回の補正予算では、歳出全般にわたって人件費の増減を計上しております。これは、当初予算で見込めなかった職員の人事異動等による増減分を歳出科目全般にわたり計上するものでございます。なお、この人件費に係る補正額の総額は2,200万5,000円の減額となっております。  それでは、職員の人件費以外の内容についてご説明申し上げます。まず、12ページ、総務費、総務管理費の一般事務費168万2,000円は、会計年度任用職員の報酬、期末手当、費用弁償を増額するものでございます。  次の公共施設等総合管理計画改訂事業205万7,000円は、平成28年3月に策定した計画の改訂に係る業務委託料を計上するものでございます。  次に、13ページ、IT推進事業343万1,000円は、サーバー更改業務に対する委託料を増額し、電子計算機器等使用料を減額するものでございます。  次の一般事務費2万3,000円は、女性・若者まちづくり会議開催に対する報償金でございます。  次に、14ページ、民生費、社会福祉費の障害者医療費事業499万4,000円と障害者自立支援給付費事業5,001万3,000円は、今年度の実績見込みにより増額するものでございます。  次の一般事務費186万9,000円は、令和2年度の事業確定に伴い、国庫、県費の精算返還金を計上するものでございます。  次に、15ページ、一般事務費1万3,000円は、会計年度任用職員期末手当を増額するものでございます。  次に、児童福祉費の出生祝金支給事業30万円は、今年度の実績見込みにより増額するものでございます。  次の子育て支援センター事業12万8,000円は、地域子育て支援拠点事業の交付基準が変更されたことに伴い、委託料を増額するものでございます。  次の児童手当支給事務費149万6,000円は、制度改正に対応するためのシステム改修費用を増額するものでございます。  次の一般事務費67万円は、令和2年度の事業確定に伴い、国庫、県費の精算返還金を計上するものでございます。  次に、16ページの保育費4万9,000円は、会計年度任用職員費用弁償を増額するものでございます。  次に、衛生費、保健衛生費の一般事務費177万7,000円は、健診結果等の標準化整備に対応するためのシステム改修費用を増額するものでございます。  次の新型コロナウイルスワクチン接種事業1,753万2,000円は、3回目接種に要する費用を増額するものでございます。  次に、17ページ、墓苑運営管理費220万円は、フェンス設置費用を増額するものでございます。  次に、18ページ、土木費、道路橋梁費の町道1―7号線道路改良事業は、予算を組み替えるものでございます。  次の河川費の河川整備事業125万円は、河川内に堆積している土砂しゅんせつの費用を増額するものでございます。  次に、19ページ、消防費の西入間広域消防組合負担金1,110万2,000円は、常備消防費負担金が確定したことにより増額するものでございます。  次の消防団支援事業20万円は、消防団員の中型・準中型免許取得に対する補助金を実績見込みにより増額するものでございます。  次に、教育費、教育総務費の教育委員会運営費4万5,000円は、二学期制継続検証委員会開催に対する報償金でございます。  次に、一般事務費13万2,000円は、会計年度任用職員の報酬、期末手当を増額するものでございます。  次に、20ページ、小学校費の小学校給食施設維持管理費35万4,000円は、保管用冷凍庫を買い換えるものでございます。  次の中学校費の一般事務費28万5,000円は、3密対策として修学旅行のバス借上料等を増額するものでございます。  次に、社会教育費の公民館等維持管理費180万6,000円は、中央公民館耐震化環境改善工事費用を増額するものでございます。  次に、21ページ、一般事務費52万2,000円は、会計年度任用職員報酬を増額するものでございます。  次の文化財保護費5万7,000円は、河原町区の山車収蔵施設の改修に対する補助金を増額するものでございます。  次に、諸支出金、基金費、財政調整基金積立342万3,000円と公共施設整備基金積立8,500万円は、令和2年度の剰余金と今回の補正予算の余剰分を基金に積み立てるものでございます。  次の魅力あるまちづくり基金積立1,116万4,000円は、令和2年度にふるさと納税として寄附を受けた魅力あるまちづくり給付金と、令和2年度の取崩し精算分を基金へ積み立てるものでございます。  次に、22ページ、町営樹木葬墓苑管理基金積立2,000万円は、町営樹木葬墓苑に関する令和2年度決算における余剰分を基金に積み立てるものでございます。  次の教育及び子育て環境整備基金積立1,000万円は、町営樹木葬墓苑に関する令和2年度決算における余剰分と、今回の補正予算の余剰分を合わせて基金に積み立てるものでございます。  以上で補正予算の説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第33号を採決します。  議案第33号 令和3年度越生町一般会計補正予算(第4号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第33号は原案のとおり可決されました。  この際、暫時休憩します。                                      (午前10時43分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前11時00分) △議案第34号 令和3年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(宮島サイ子君) 日程第8、議案第34号 令和3年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第34号 令和3年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の補正につきましては、歳入歳出にそれぞれ2,602万2,000円を追加し、総額を15億8,102万2,000円とするものでございます。  主な内容は、令和2年度の繰越金を事業費の確定に伴う県への返還金に充当し、その余剰分を財政調整基金に積み立てるものでございます。  初めに、8ページの歳入でございますが、繰越金2,602万2,000円の増額は、前年度の繰越金でございます。  続きまして、9ページの歳出についてご説明申し上げます。まず、基金積立金の財政調整基金積立金1,201万1,000円の増額は、前年度の繰越金のうち、県への返還金を差し引いた額を基金に積み立てるものでございます。  次に、諸支出金の保険給付費等交付金返還金1,401万1,000円の増額は、保険給付費等交付金の過年度分の返還金でございます。  以上、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第34号を採決します。  議案第34号 令和3年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第34号は原案のとおり可決されました。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時04分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前11時06分) △日程の追加 ○議長(宮島サイ子君) お諮りします。  ただいま町長から議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として、日程の順序を変更し、直ちに議題にしたいと思います。ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例、議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例を日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 △議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 追加日程第1、議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告の内容を踏まえ、町長、副町長及び教育長の令和3年度の期末手当の年間支給率を4.05月分から0.15月分引き下げて3.9月分に改正するものでございます。  また、令和4年度から6月支給分、12月支給分ともに1.95月分とし、年間支給率を合わせて3.9月分に改正するものでございます。  なお、今回の改正による影響額は、三役合計で29万6,545円の減額でございます。  以上、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。  11番、水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 11番、水澤努です。1点質疑させてください。  今月11月24日の閣議決定で、人事院勧告については来年度に先送りして、来年度でこの引下げ分については減額するというようなことが閣議決定されております。そういう中で、各自治体についてはこれに従うのか、それとも人事院勧告のとおり、年度内に行うのかということで判断が分かれているというのを伺っております。越生町は、この12月で調整するということで判断したということだと思うのですけれども、政府が閣議決定したことの根拠というのは非常に分かりやすくて、こういうコロナ禍の中でアフターコロナを見据えて経済対策をやっているということの中で、今の時期にこれを実施することが、そういうのに対して水を差すということで、今の時期ではなくて来年度にずらすというような判断がなされて、一応合理的な理由が分かるのですけれども、今これを行うということの判断基準について合理的な理由が分からないので、ご説明していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 水澤議員さんの質疑に総務課からお答え申し上げます。  本議会前の全員協議会でも概要を説明させていただきましたけれども、今回の条例改正案の提出につきましては、11月24日の政府の給与関係の閣僚会議の閣議決定の内容を、最終的にまで一応待っておりました。そこのところで判断をしたところなのですけれども、確かに水澤議員さんのおっしゃるとおり、今回国家公務員が12月で改定を行わずに、来年の6月に時期をずらすという目的といたしますと、政府のここで発出されました経済対策等への影響ということが挙げられてはおります。  今回、町のほうで本案を提出した経緯でございますけれども、そちらの国のほうの方針というのは、確かに理解できるところではあるのですけれども、もともと給与改定につきましては、人事院勧告に基づいて、当該年度中のところで調整することが原則になっております。本年も既に人事院勧告はされており、埼玉県におきましては、県の人事委員会についても同じような人事院勧告に沿った勧告が決定され、埼玉県においては、既に前の議会で議決をいただいて、12月からの改定が決まっております。国家公務員の給与の方針というのに合わせることも大切なのですけれども、地方公務員の給与に関しましては、近隣ですとか、関係する市町村、そういうところと均衡を取るということも配慮が必要になってきますので、県内の状況等を確認しておりました。  県が調査したのは、まだ24日の閣議決定が出る前の19日の時点で、埼玉県内でも調査しておりまして、県内の団体でも半分以上の団体については、今回12月の改定を行うという方針で動いている状況が、その時点でございました。最終的に近隣を確認したところ、隣接します毛呂山町、鳩山町及びときがわ町、近隣ですと、さらに市まで含めますと飯能、日高、川越については、今回条例改正案を提出するということを確認しております。ここのところで、既に議会が行われておりますので、飯能と毛呂山については本日議会なのですけれども、条例のほうが可決されたという情報が入りました。このような状況を考えて、越生町につきましても、人事院勧告に従って給与改定を12月で行うのが適正だろうということを考え、今回条例改正案の提出に至ったところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 周りに付き合うということは分かったのですけれども、合理的な根拠についてちょっと分からなかった点が、私は反対したいわけではないですけれども、物事を決める上で合理的な根拠がないとすっきりしない人間なので、その辺がどうなのかなと思ってお聞きしたのですけれども、合理的な根拠についてはあまり出てこなかったような気がします。というのも、一部組合に属している。坂戸のほうは、坂戸の一部組合、組合の名前何でしたっけ。          〔「衛生組合」と呼ぶ者あり〕 ◆11番(水澤努君) そう、衛生組合です。単語を忘れました。衛生組合、そちらのほうは結局坂戸がしないので、この閣議決定のとおりに従うという形で、鶴ケ島のほうもそうみたいです。ということで、一部組合の中では割れているので、周りに合わせているという根拠もあまり分からなかった気がしたのですけれども、いずれにせよ大きな自治体でなければあれなのですけれども、大きな自治体がこれをやると、景気対策に対して水を差すようなことにもなりかねないので、私としては大きな自治体は、やはり来年度にずらしてほしいという気持ちはあります。越生町は、越生町がやることにおいて、国の経済に対する影響というのはないと思いますので、特に反対するつもりはありません。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 答弁は。 ◆11番(水澤努君) いいです。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  6番、関根真一君。          〔6番 関根真一君登壇〕 ◆6番(関根真一君) 6番、関根です。  ただいま説明を聞いた中で、水澤議員が質問してくださって、ほとんど内容が同じなのですけれども、その説明を今度は課長のほうから受けたときに、県がやっている事業あるいは県議がということで、県が先に動いているということを言われました。現実問題、県がやっている事業というのは、私は予算の配分だと思っています。そして、大きな事業の監視はするかもしれません。では、県議がやっていることはといったら、やはり同じような状況で、それぞれの市町村からの声を吸い上げて上に投げている。その環境だと思います。県が下げるのと、この町、本町が下げるものは全然違うと思います。本町のやっている仕事というのは、もちろん現場がやってくれていますけれども、それに対して、それを監視してくださっている方々が上にいるわけで、そういう形からしたときに、取り巻く環境もあるのですが、取り巻く環境で越生町は三役も高いのでしょうか、給与が。その辺まで含めて、活動している手当としては、私は下げるべきではないと思います。  そして、本問題をまた町長が出すことは、立場上しようがないのかもしれませんけれども、これに対しても疑問があります。これは、総務課長あたりから下げろと言ってくれれば、よく分かるのですけれども、そうもいかないのだと思います。  また、最後に1つ気になるところは、この次の議案にあるところで、我々も下げたのだからということが、話を混ぜられると困ると思います。全体的なもので、最後に水澤議員も言ってくださいましたけれども、何でということが私も納得できません。もう一度ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんの質疑に総務課からお答え申し上げます。  今回、12月の給与改定の条例案を提出した理由なのですけれども、大きなところにつきましては、近隣市町の均衡を考えながら提出したところがございますけれども、それと同時に今回は期末手当の引下げの改定になります。先ほどから申しているとおり、近隣等を考えたときに、近隣の市町村が国の方針とは違って12月で、ここで人事院の勧告に従って下げるといったときに、越生が、越生はそれを行わずに国家公務員に合わせるとなったときに、住民の方たちの感情等を考えたときに、越生は下げないのかという形にもとらわれかねないという部分も生じてまいりますので、そういうところの部分から、近隣との均衡というのは先ほどから申し上げておりますけれども、そちらに歩調を合わせて今動いたという形になっております。  本日の本議会の前に説明したとおり、下げる時期が異なるというのが今回の違いで、実質的には今回下げなくても、6月にはまた調整がかかって下がって、その時点では同じになるのですけれども、考えられるところで、今回調整を行うことが正規の動きになりますから、6月に下げる調整を行うということになりますと、若干また違った部分も出てくるのかなという、その辺はどう調整するのかというのが、まだ国からははっきりと明確にはされておりません。そういうこともありまして、今回例年どおり、人事院勧告に合わせ改定を行ったほうがよいのではないかと判断したところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 今日が12月の決定の末尾だと思うのです。今日通すと、あしたになると何もできないのが日時ですから。埼玉県63市町村あって、今、周りがあるいは隣がとか言っていますけれども、議案に上がっているところは何件あるかも分からない。さらに、議案に上がったとしても、通過するかしないかも分からない。終わってみたら、何だ、通過したほうが少なかったと。隣組あるいは近所と外れていると逆に思われる。今、越生町はなぜ下げないのだと言われる可能性が出ているかもしれませんけれども、議員がどこまでこの問題に取り組むか。次の問題で、36号議案では一般職に回るわけです。そういうところまで考えたときに、私は安易に周りの環境あるいは住民の声を拾うべきかどうかというのも考える必要があると思います。  もう一つ、36号のところでも、また今現実に越生町の事業の活性化がどの程度進んでいるかということもお話はしますけれども、もう一度この議案に対しても今やる必要があるかないか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  本日の本会議の前からご説明しているとおり、町ではいろいろな情報を入れながら、国のほうの11月24日の閣議決定を最終的に待って、その他の面を、様々な面を検討した結果、本日追加議案で提出することを決定したものでございます。ですので、提出する以上、今回の本年度の給与改定につきましては、12月で行ったほうがよいということで町では判断して、議案のほうは提出させていただいております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありますか。  1番、岩田眞一君。          〔1番 岩田眞一君登壇〕 ◆1番(岩田眞一君) 1番、岩田眞一です。  私のほうからは、先ほどの総務課長の話では、周りの市町村が同じように提出して可決されたというふうにちょっと聞いたのですが、本当に可決されたところが毛呂山と2つだけなのか、否決のところがあるのかどうかを確認させていただければと思ったのと。  あと、今日、先ほどの説明の中で総務課長は、国のほうの方針として、地域の実情を踏まえつつ対応するというふうには読んでいるのですけれども、ここでは国家公務員の取扱いを基本としてというふうに文言を書いてあるのですが、その部分は読まれていなかったものですから、基本はやはり国家公務員の取扱いを基本にしてほしいということがあると思います。それは、やはり経済的なところで、12月はボーナスをもらうと、クリスマスとかイベントがたくさんあるのですけれども、6月はあまりイベントがない部分で、12月のほうがやはり支出が多いと思うのです。だから、12月に下げてしまうと、やはり経済的な効果というのは大きいのではないかなと。そこの部分が一番大事かなと思うので、国は国の方針を基本というところを強く言っているのかなと思いますので、そこをもう一度確認させていただければと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 岩田議員さんの質疑に総務課からお答え申し上げます。  初めに、近隣の状況となっていますが、他団体の状況につきましては、先ほど関根議員さんもおっしゃったのですけれども、今回のこの議案が12月にかかってしまいますと、12月1日が基準日ですから、それよりも前に決める必要がありますので、どの団体もぎりぎりで、本日がぎりぎりになるのですけれども、町村等ですと、本日議会が開かれていることが多いと思います。そうしますと、状況は最終的に本当に可決されたのかどうかというのは、なかなかすぐには情報としては入りません。今のところ確認できているのは、飯能と毛呂の話は先ほど話したとおりです。  その前に、県が11月19日時点で調査したものですと、その時点では条例改正案も、かなり提出するつもりで進んでいたところが多かったと思いますので、その時点ではそのまま出しますという形で県に回答しているのは、半分以上の団体はそういう形で回答はしておりました。その後、12月24日の閣議決定を受けて、また変わったかどうかという状況までは確認しておりません。  それと、閣議決定の内容の中で地方公務員の給与改定に関する扱いということで、確かに岩田議員さんおっしゃるとおり、大前提に国家公務員の給与に合わせる、取扱いに合わせるのを基本としてということは書かれております。ただし、それとともにそれぞれの市町村での地域の実情も踏まえつつということも併せてありますので、今回決定した中では、そういうものを総合的に判断して、今回出したほうがよいということで提出しているものでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 続けてという質問ではないのですが、地域の実情というところを言うのかなというところであれば、地域の実情をもう一度確認したいのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 岩田議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  地域の実情というのが、先ほど来からお話ししております近隣市町村との均衡というものを、十分配慮してというところで考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。  6番、関根真一君。          〔6番 関根真一君登壇〕 ◆6番(関根真一君) 6番、関根真一です。反対討論を行います。  いろいろ話をお聞きしている中で、不明な点が多々あります。それでは、その三役が活躍していないのですか。そういう問題を私は考えたいと思います。まだ教育長は実力を見せてくれていないようですけれども、2人の方は十分にやってくださっていると思います。そして、その総額が29万6,545円、このくらい町の寛容さがあっていいと思います。  私は、よってこの案に対しては反対をいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 本案に対する賛成討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで討論を終わります。  これから議案第35号を採決します。  議案第35号 町長及び副町長の給与等に関する条例及び越生町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立多数〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成多数です。  したがいまして、議案第35号は原案のとおり可決されました。 △議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 追加日程第2、議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の改正は、人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告の内容を踏まえ、一般職員の給与と民間給与の格差を是正するため、期末勤勉手当の年間支給率を4.45月分から4.3月分に改正するものでございます。  また、会計年度任用職員の期末手当の支給率についても、一般職員の期末手当と同様に年間支給率を2.55月分から2.4月分に改正するものでございます。  詳細につきましては、担当の課長がご説明申し上げますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) それでは、ご説明申し上げます。  初めに、新旧対照表の1ページ、第1条関係は、職員の給与に関する条例に関するもので、第18条第2項は、一般職員の期末手当の支給率を「100分の127.5」から「100分の112.5」に改正し、期末手当の年間支給率を現在の2.55月分から0.15月分引き下げ、2.4月分に改めるものでございます。  また、第3項は再任用職員の期末手当に関する規定で、一般職員の期末手当の支給率の改正と同様に、期末手当の支給率を「100分の72.5」から「100分の62.5」に改正し、期末手当の年間支給率を現在の2.35月分から0.1月分引き下げ、2.25月分に改めるものでございます。  次に、新旧対照表の2ページの第2条関係ですが、第18条第2項は、一般職員の期末手当の支給率について、6月支給分、12月支給分ともに「100分の112.5」から「100分の120」に改正するもので、令和3年度と令和4年度の年間支給率を同率にするものでございます。  第3項の再任用職員の期末手当につきましても同様に、6月支給分、12月支給分ともに「100分の62.5」から「100分の67.5」に改正するもので、令和3年度と令和4年度の年間支給率を同率にするものでございます。  次に、新旧対照表の3ページ、第3条関係は、会計年度任用職員の報酬に関する条例に係るもので、第2条第9項は、一般職員の期末手当支給率の改正と同様、年間の支給率を「100分の127.5」から「100分の112.5」に改正し、年間支給率を2.55月分から0.15月分引き下げ、2.4月分に改めるものでございます。  附則の第3条は、一般職員の期末手当の支給率の改正に合わせて改めるものですが、会計年度任用職員の期末手当は経過措置として、令和4年度までに一般職員と同率となるよう段階的に引き上げることになっており、今回は支給率に変更がないことから、改正に伴う影響はございません。  次に、新旧対照表の4ページ、第4条関係は、一般職員の期末手当と同様、6月支給分、12月支給分ともに「100分の112.5」から「100分の120」に改正するもので、令和3年度と令和4年度の年間支給率を同率にするものでございます。  今回の改正につきましては、改正条例の附則にありますとおり、第1条及び第3条の規定は公布の日から、第2条及び第4条の規定は令和4年4月1日から適用するものでございます。  なお、今回の改正に伴う一般職員分の影響額は、期末手当で520万2,711円となります。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。  8番、金子公司君。          〔8番 金子公司君登壇〕 ◆8番(金子公司君) 議席番号8番、金子公司です。議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例について質疑いたします。  先ほど、全員協議会の中で資料配付していただきました。地方公務員の給与改定等に関する取扱い及び給与情報第11号について(通知)という埼玉県企画財政部市町村課長から出ている文書を配付していただきました。その中で2枚めくっていただいて、上のほうにあるのですが、令和3年度の引下げに相当する額については、令和4年6月の期末手当から減額することで調整を行うこととしたところであると。これに準ずる質問なのですが、令和4年6月ということになりますと、退職する方もいらっしゃると思います。そういう方の扱いについてはどうなっているでしょうか。  また、当然4月になると給与も上がると思います。ボーナスの支給基準の基準額が上がってくると思います。そうすると、今より多少なりとも支給額が上がってくると思います。そうすると、多少なり減額の幅も増えるのではないかと思います。そういう方のどう処遇を考えるのかということをお伺いします。  先ほどの文書の中で一番最初のところに、当該通知等の趣旨を踏まえ適切に対処されるとともに、不適正な制度及び運用を見直す等、必要な是正措置を講じていただくようお願いしますとありますけれども、これにも該当するのではないかと思いますが、どうお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 金子議員さんの質疑に総務課からお答え申し上げます。  議員さんの指摘のとおり、地方公務員の給与改定の扱いについてということで、国家公務員に準ずるのですけれども、令和3年度の引下げに相当する額については、令和4年6月の期末手当から減額することで調整を行う。今回、国家公務員の給与の改定が見送られたことによりまして、調整する場合には、こういう形で調整が行われますというのが、この間の閣議決定の内容でございます。それに伴いまして、確かに今回12月で改定を行うところと、国家公務員に従って、今度6月まで見送るところにつきましては、細かい点につきましては確かに退職してしまう人でありますとか、昇給の関係でありますとかが、その辺の扱いがどうなるかというのは、確かにまだ明確には決まっておりません。  ただ、退職者につきましては、令和4年6月の期末手当で調整するということになりますと、実際に事実上そこの時点で退職していませんので、この調整はかからないことになります。ですので、12月で改定されなければ、そのまま退職になるというふうな形になることが予想されます。  それと、あと昇給の関係もあるのですけれども、確かにその間に昇給等がありますと、基準が変わりますので、越生の場合ですと、1月に昇給月になっていますので、確かにその間をまたぐのです。そうしますと、今回改定を行うのが人事院勧告に沿った正規のやり方ですので、今回改定を行えば、今年度中に人事院が言っているとおり、期末手当の調整は完了するわけです。その後、1月に昇給になりますから、そうした場合には正規の形で行けることが予想されます。逆に見送ってしまいますと、1月に昇給を迎えて、その分の調整はどうするのかというのは、担当のほうでもどうなるのかなという形で考えているところでありますけれども、その辺の細かいことについては、国のほうでどういうふうに調整するという具体的な形は来ておりません。  ただ、国のほうが今申しているのは、令和3年度の引下げに相当する額、今回引き下げた場合に、このくらい下がりますという額を6月で調整するということを言っていますので、その辺のところは細かい調整がかかるのかどうかというのは明確ではないのですけれども、確かに今回国は臨時的に見送るような形になっておりますので、どちらかというと見送った形、今回やらずに見送った場合のほうが、いろいろと細かい部分の相違点みたいなものが出てくるのかなというのは予想されるところではあります。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 金子公司君。 ◆8番(金子公司君) 再質疑させていただきます。  そういう手続上で非常に煩雑になるということで、よく分からないところなのでしょうけれども、平等になるようなことは、町としてはどう考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 金子議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  今回、改定が見送られた関係、国家公務員が基本になっておりますけれども、見送った分につきましては、6月で明らかに引き下げ、今回に相当する額を調整するという形にされておりますので、地方公務員、地方公共団体においては対応が分かれておりますけれども、今回条例改正を行って改定するところと、次に6月に改定するところ、基本的にはこの差がないように調整されるものと思われますので、これは時期的な、今回はどの時期に改定を行うかということの違いだけで、実質的にその辺のところの違いが生じるということではないと考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありますか。  7番、池田かつ子君。          〔7番 池田かつ子君登壇〕 ◆7番(池田かつ子君) 7番、池田かつ子です。議案第36号について質疑させていただきます。  2回目の期末勤勉手当の引下げに、2回目なので声を上げないわけにはいかないので、質疑させていただきます。職員は2年近く、町の様子を見ますと、通常業務を遂行しながら新型コロナウイルス感染症予防対策のために奔走しているわけです。今回の期末手当引下げは、地方公務員である町職員、それから病院、学校勤務している人も該当します。この人たちは、まさに感染症対策の最前線で働いてきている人たちです。今回の人事院勧告を国が受け入れたことは、新型コロナウイルス感染の減少傾向が続き、消費の拡大に期待するためであるとは思いますが、働く現場の現状とのギャップをとても感じて、この案になかなか自分自身が納得しません。  今回、国が受け入れてしまった以上、引下げにストップをかけられないとは思うのですが、これ以上働く人々の生活を脅かすことには反対です。今回のこの勧告を私自身なかなか受け止められないのですけれども、どのように受け止めたらいいのでしょうか、ご答弁お願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 池田議員さんの質疑にお答え申し上げます。  大本になっています人事院勧告でございますけれども、こちらにつきましては国家公務員の給与が前提になるわけですけれども、国家公務員の給与を民間の給与水準と合わせるために調整されるものでございます。本年度につきましては、人事院のほうが民間と合わせるためには国家公務員の、ただ基本給については、今回変更改定はかかっておりません。基本給は下げるべきではないというところで言っていると思うのですけれども、ただ期末手当については、今回の内容が示されたとおり、改定で引下げの決定がされております。  これにつきましては、国も今回人事院勧告は妥当ということで、国家公務員の給与改定につきましても、期末手当の引上げというのは決定になっているわけでございます。先ほど来から説明しているとおり、今回については国家公務員は12月で行わずに、6月での調整を行うということですので、あくまで本年度の人事院勧告に反対しているという、そういうことではないので、それに従うのは当然地方公共団体についても、それに従って改定のほうを行うということで考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) ご答弁いただいている内容とか、今回の人事院勧告のことはよく分かるのですけれども、自分の身近に働いている町職員のことを思うと、別問題のところが確かにあるのですけれども、国から下りてきて、県に下りてきて、地方議会の議員として町職員のことをどう考えたらいいのかなということで、率直な質問させていただいたのですけれども、本当に今回は、さっきのも質問の中で言ったように、町職員はふだんの通常業務と状況も変わってきていましたし、そういうことで何とか考えてあげられないものかなということで、我々町民、議員にはなかなかコロナ対応のことが、大変さが想像はできるのですけれども、実際にどれだけ大変なものだったかという想像を超えているので、今回はぜひ声を上げさせていただいて、そこに光を当てるというか、注目したいなということがありましたので、声を上げさせていただきました。答弁は結構です。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありますか。  5番、髙橋一正君。          〔5番 髙橋一正君登壇〕 ◆5番(髙橋一正君) 5番、髙橋一正です。議案第36号に対して質疑をさせていただきます。  このたび、期末手当の減額が提案されましたが、若干の質問させていただきます。なお、期末手当とは直接関係ありませんけれども、職員の給与に関わる問題ですので、関連として質問をさせていただきます。今年の人事院勧告が出されたとき、全労連の声明の中で、国の公務員給与における高卒初任給が最低賃金以下であるとの文言を目にいたしました。そのとき、大きな疑問が生じました。埼玉県においても同じような状況かと調べたところ、同じでした。そこで、県に問い合わせたところ、基本給と地域手当を足すと最賃以上になるので、問題ないとの返事でした。  ここで、2つの問題について質問をいたします。1つ、越生町の高卒初任給は国と同額で15万600円となっています。この金額が最賃以下であるとの認識はありますか。国の金額と同額の自治体は、市では秩父市だけです。町村では、越生町、滑川町、小川町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、杉戸町、東秩父村の8町村のみです。町では、引上げのお考えはありますか。  2つ目、地域手当はどのような性格の手当ですか。県内40市中、秩父市と本庄市のみがゼロ%となっています。町村では、23町村のうち15町村がゼロ%となっています。賃金では、毛呂山町、鳩山町、滑川町などでは3から6%が出ています。どのような基準で出されているものでしょうか。町では、出すお考えはありますか、ご答弁いただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 髙橋議員さんの質疑に総務課からお答え申し上げます。  今回の条例改正案とは直接関わらない部分ではございますけれども、越生町の高卒の初任給についてですけれども、町では国、県と同一の給料表というのを使っております。その給料表を使っておりますので、高卒の初任給というのは、国と同額の月額で15万600円という金額になっております。この金額が最低賃金以下であるというご指摘なのですけれども、おっしゃるとおり基本給のみになりますけれども、この基本給を勤務月数と、それから1日の勤務時間、これで単純に割り返すと941円という金額になりますから、現在埼玉県の最低賃金956円だと思いますので、そちらの金額と比較すると、確かに低い金額になっていることは事実でございます。  この額の引上げですけれども、基本的に地方公務員の給与、これは国、県に準ずるような形であるのが基本ということで、越生につきましても従来から国、県と同様のものを適用しております。引上げについてのお考えということですけれども、あくまで国、県等で今後こちらの見直しが行われない限りは、現行ではこのままでの同等の基準を使っていきたいと考えているところでございます。  2点目の質問の地域手当でございますけれども、地域手当につきましては、今言ったとおり給料表というのは全国共通の形で基本が決められております。この給料表につきまして、国家公務員を基本とするのですけれども、民間賃金の地域間格差というのがそれぞれの地域であります。その実情に応じて給料表を補正するという意味で調整する手当、これが地域手当というような形になります。地域の民間賃金水準というのを的確に反映させる目的で設けられておりますので、その地域ごとに決められている形になっております。国の人事院規則というものに基づいて決められているものですので、越生町につきましては、この地域手当はゼロ%で出ないということになっております。取りあえず、こちらにつきましては、あくまでも国が定めている基準になっておりますので、現在のところでは、町でこれを出すということは考えてはおりません。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) まず、高卒の関係、若干論議したいというふうに思います。  高卒の関係では、市の関係では秩父市だけが国の基準どおりということになっていて、そのほかの自治体、市はほとんど2号給、3号給、4号給ぐらいまで号給を上げているという状況であります。町村に関しては、23のうち8つがゼロということで、その中に越生町も含まれているわけですけれども、逆に言えば、15のところは引上げをしていると。ですから、そういう意味では、そういう認識があるのだとすれば、やはり早急にここは号給を引き上げていただきたいというふうに思っていて、この時期に決断するということが非常に大事だというふうに思いますし、やはり職員さんをそういう意味では思うという意味では、まずほかの市町村でやっていることですから、ぜひとも越生町でも決断をしてほしいというふうに思っていますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 髙橋議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  議員さんのご指摘のとおり、高卒の初任給で越生町と同じ国と同額の基準を持ってやっているところは、町村ですと8団体ほどになりますけれども、それは町のほうでも状況は把握しております。今後、こちらの引上げにつきましてですけれども、検討は、ほかの市町村でそれを上げているところも当然ありますので、検討課題としては持っていきたいとは思いますけれども、今回の条例改正でそれができるわけではありませんので、またそれは今後の検討とさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆5番(髙橋一正君) ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  やはり、職員さんを思うということは、こういうところにも現れるなというふうに思いますし、そういう意味では最賃以下になるというのは非常に残念だというふうに思いますので、改善してほしいというふうに思います。要望しておきます。  地域手当の関係です。本当にこれはよく分かりません。こういう給与、給与とは言わないですけれども、手当ですから。ただ、出しているところ、例えば三芳町なんかは、国が6%のところを三芳町は7%というふうにしている。このところが、どういうふうに考えるかというところもあろうかというふうに思います。もともとゼロだというところを、そこを上げていくというのは大変かもしれませんが、そういうふうに国が示された基準以上に出しているというところもあるわけですから、そういうところからいろんな示唆がないでしょうか。その辺お聞きしたいと思います。
    ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 髙橋議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  地域手当につきましては、最初に説明したとおり、基本的にはこれは国が決めている率になっておりますので、越生町については、近隣で出ているところはありますけれども、今のところはゼロ%になっておりますので、地域手当のほうは取りあえず出ておりません。  先ほど、三芳町の例も出ましたけれども、財政力の違い等も当然各市町村間でありますので、三芳町につきましては皆さんご存じのとおり、不交付団体になったりとかという形で、もともとの基礎財政力というのもかなり違いますので、なかなかそれに合わせて状況を変えていくというのも難しいところではあるのですけれども、その辺も踏まえまして、基本的にはやはり国のほうの基準に従うところが基本だと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 髙橋議員さんの質疑に企画財政課から追加でご答弁させていただきます。  地域手当に関しまして、例えば国の定めている基準に対して、それを上回って市町村が交付した場合、特別交付税等で減額をされます。昔、調整手当と言われた時代に越生町も出ていた時期があったのですが、国の改定に伴いまして引下げを行いました。そのときも、やはり近隣町村出ていたのですが、越生がこれを出しますと、その当時3%、5%とかって出しますと、2,000万近く特別交付税が減額されるというようなお話がございまして、国の基準に合わせてこれは行うということで方針を定めまして、これまでに至っているという状況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。  5番、髙橋一正君。          〔5番 髙橋一正君登壇〕 ◆5番(髙橋一正君) 5番、髙橋一正です。期末手当減額に対する反対討論を行いたいと思います。  埼玉県の最低賃金は今年から28円引き上がり、956円となりました。昨年は全国平均1円の引上げでしたから、今年は大きく引き上がったことになります。しかし、それでもまだ全国平均は930円にすぎません。特に国民生活を支えるエッセンシャルワーカーのための大幅な引上げを求めています。  今回の人事院勧告では、期末手当を0.15か月引き下げるとのことですが、基本給を含めて期末手当やその他の手当といっても生活給になっていて、年収における大きな要素となっています。一昨年からコロナ禍という非常事態の下で働く公務労働者の奮闘と役割に対する期待は、大きなものがあったと思います。ケア労働と言われる住民の日常生活に欠かせない大切な役割を担っているのが、公務員であります。憲法15条では、「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」とし、公務員を全体の奉仕者としての理念をうたっています。今、求められていたのはマンパワーだというふうに思います。  賃金の引下げは、コロナ禍の下で奮闘した職員に対して、あまりに冷たい仕打ちではないでしょうか。トリクルダウンを標榜しても、大企業、大金持ちにますます利益が集中し、末端の労働者には回ってきませんでした。その循環を断ち切る意味でも、ここで引上げの波をつくるべきと考えています。そもそも人事院勧告は、公務員の労働基準権を制限する代替措置であり、引下げ勧告などあり得ないものと考えます。期末手当の引下げは、経済活性化に背を向けるものです。賃金を引き上げていく原動力の一つに、公務員の賃金引上げがあります。過去の労働運動がその実例を示していると同時に、企業側にとっては大きな脅威となっていました。期末手当引下げには反対との意見を表明いたします。  もう一つ、大きな問題として高卒初任給、越生町も国との同額の15万600円ですが、この金額に問題があります。これを時間単価に直すと941円となります。最賃以下の金額となります。今年、特に大きく最賃が引き上げられたことによって、その差がさらに大きくなりました。基本給が最賃を下回るということは、直ちに是正すべきだと思いますが、国も県も町もそのことを是正しようとの動きがありません。直ちに改善していただくことを要望しておきます。  高卒初任給では、国の金額と同額の自治体は、市では秩父市だけです。町村では、越生町、滑川町、小川町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、杉戸町、東秩父村の8町村のみです。初任給の引上げを望みます。そのことで県に問い合わせたところ、基本給と地域手当を合算すれば、最賃を上回るので問題ないとしていますが、基本給は一時金にも退職金にも響く大本の賃金です。  そして、地域手当の問題では、市段階では秩父市と本庄市のみがゼロ%で、町では伊奈町、三芳町、毛呂山町、滑川町、鳩山町、宮代町、杉戸町、松伏町の8町のみが3から7%の支給がされています。越生町は地域手当も出ていませんので、さらなる改善を早急に望むところです。さらなる改善を要望し、期末手当の引下げに反対することを表明して討論を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 本案に対する賛成討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成討論なしと認めます。  これで討論を終わり……          〔「すみません、議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 大変申し訳ありません。すみませんでした。          〔「賛成討論と反対討論ってあるんですけど、これは議員必携から            見ていても書いてあることは、反対がいて、賛成がいて、反対            がいる場合には、それはあるんですけど、反対と反対が続いて            も、なるべくということの表現で書いてあるんです。私も反対            討論したいんですけど、賛成がいないとなると反対討論はでき            ないんですか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 一応、それはできないようにしておりますけれども。          〔「それは、越生町のルールで決まっているということですか。決            めたという……」「暫時休憩お願いします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) すみません。質問の途中で申し訳ない。  この際、暫時休憩いたします。                                      (午後 零時21分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 零時24分) ○議長(宮島サイ子君) 本案に対する反対討論はありますか。  6番、関根真一君。          〔6番 関根真一君登壇〕 ◆6番(関根真一君) 6番、関根真一です。議案第36号に対して反対をいたします。  髙橋議員のように詳しい内容までは追及できておりませんけれども、この法案が通らなかった理由というのが実はありまして、給与の給与法改正案は例年11月末までに審議され、自治体に発信されます。しかし、今年は衆議院解散、総選挙の影響で、臨時国会の召集が12月にずれ込む見通しです。そのために11月に通達が出せないということがあったのですけれども、実際にこれは国がやろうとするならば、できたことだと思います。ただ、大きな問題は、そこに今回コロナの影響がもしもあるならば、国家公務員の中には医師や看護師がいて、それが動けなかったという理由にもなっているようです。政府は、そのように判断したのではないかと思います。  総務省は去る24日、自治体に対して、地方公務員についても国と同様の対応を基本とするよう求める通知を出してきました。ただ、今回来ている書類は内閣官房長官談話となっていまして、若干語彙が変わっているようにも感じられます。この時点で、夏から正式にという通知が来ているのに、本町がそのまま議案にすることは仕方がないのかと思いますが、それはその後変更があっても、期間があるから修正できます。つまり、6月にすれば修正ができるということもあったと思いますし、実は疑っているのは国家公務員が果たして本気でやるのか、やらないのかというところも疑っています。しかし、本町は通告どおりではなく、12月に変更します。変更する意味がちょっと理解できません。  本日の議案は、本町の受け方が異常判断であると思います。職員間の不公平が生じます。それは、6月を待たずに、先ほど金子議員も言ってくださいましたけれども、平等がない。定年を迎える方または離職予定のある方、ここで国家公務員や他の地方公務員とは処遇差による収入に差が生じます。町の判断で、個人収入に差が出ることは問題ではないでしょうか。それとも、越生町の職員は何か引き下げられるような失態がありましたか。言いにくいのですが、公務員は確かに一般企業と比べると面白さがないと思います。しかし、少し楽だと思います。ただ、なくてはならない仕事を真剣に取り組んでいます。この職を選択した以上、続けていただきたいと思います。  さて、この1年何をやりましたか。人が集まる行事は何もやっていません。実は、それもできなかったのです。しかし、できたことがあります。それは、じっと我慢すること。そして、耐えることでした。これは、議員も全く同じです。初めての事象、コロナ災害において様々な批判を受けました。その批判の対象となる行動は、当事者の職員が初めて経験することであって、間違いも失敗もあったでしょう。しかし、町はこの職員の努力でオーバーシュートもなく、クラスターも防ぎました。その現場で働いた職員の給与を、国家公務員より先に下げる理由は全くないと思います。  コロナが収まっても、この先は楽な方向はなく、経済の再生を本気で取り組むことを行政は求められます。この復活には行政力が問われます。現状を見てください。居酒屋は少し回復しました。しかし、小料理屋、部屋をお持ちの割烹等はいまだ忘年会の予約もなく、通常の2掛けにも足りない状態です。また、道路沿いにある大型の飲食チェーン店を見たことありますか。7時の時点でほとんどがらがらです。夕食時には全くお客さんが入っていません。そこへ、今、話題はオミクロンが来そうだということです。ここでオーバーシュートになったら、その波を乗り越えられる保証はないのです。そんな町に活気を取り戻すのに、職員の努力が功を生むことが求められています。どうかこの議案を通達どおりに取り組んでいただきたいと思います。私は、職員の努力とこれからの活性のためにも、この案には反対をいたします。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで討論を終わります。  これから議案第36号を採決します。          〔「議長、退席の申出をします」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君の退席を許します。          〔7番 池田かつ子君退場〕 ○議長(宮島サイ子君) 議案第36号 職員の給与に関する条例及び会計年度任用職員の報酬等に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立少数〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成少数です。  したがいまして、議案第36号は否決されました。  池田かつ子君の入室を認めます。          〔7番 池田かつ子君入場〕 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩いたします。                                      (午後 零時32分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時00分) △請願第2号 「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願 ○議長(宮島サイ子君) 日程第9、請願第2号 「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願を議題といたします。  請願第2号については、越生町議会会議規則第92条の第2項の規定によって、委員会の付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、請願第2号については、委員会の付託を省略することに決定いたしました。  本案について紹介議員の説明を求めます。  11番、水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 11番、水澤努。請願について発言します。  請願につきましては、件名が「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願であります。  請願の提出者は、越生町九条の会、世話人代表の柳川脩治様です。私が紹介議員として紹介しております。  請願の要旨につきましては、沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書を国に提出してください。  請願事項につきましては、(1)、沖縄戦の戦没者の遺骨等が混入した土砂を埋立てに使用しないこと。(2)、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により、国が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること。  請願の理由。  先の戦争における沖縄戦では一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの尊い命が失われた。糸満市摩文仁の平和祈念公園にある「平和の礎」には、国籍、軍人、民間人の区別なく、埼玉県出身者も含め沖縄戦などで亡くなられた24万1,632名の氏名が刻銘されている。  埼玉県は、昭和41年11月に、平和祈念公園内に本県出身者で沖縄をはじめ南方地域で戦没された方々の慰霊をするために「埼玉の塔」を建立して、戦没者の霊を弔ってきた。  糸満市摩文仁を中心に広がる沖縄本島南部地域では、沖縄戦で亡くなった兵士や沖縄県民の遺骨が今なお残されており、戦後76年が経過した現在でも戦没者の遺骨収集が行われている。先の戦争で犠牲になった人々の遺骨が入った土砂を埋立てに使用することは人道上許されるものではない。  よって、国においては、戦没者の遺骨収集を着実に推進するため、上記の事項を速やかに実施するよう強く要望します。  以上、地方自治法第124条の規定により請願いたしますということが請願理由となっております。  紹介者のほうから一言付け加えさせていただきます。  戦没者の遺骨が安置されている世界無名戦士之墓を擁する越生町の議会が、遺骨を含む土砂を埋立てに使うというような人の道に反することを、決して見過ごしてはならないというふうに思います。というか、声を上げることは、そうした町の責務でさえあると考えております。世界無名戦士之墓に眠る戦没者の霊の名において、そして戦禍に散った世界無名戦士の名において、越生町議会はこれを中止するための意思表示を行うべきだというふうに考えます。  なお、国が主体となって戦没者の遺骨収集を実施するということですけれども、日本人は非常に先祖を大事にして、霊を大事にする国民なのですけれども、現実どうなっているかといいますと、アメリカでは米軍墓地登録部隊(AGRS)というのが存在して、この部隊が草の根をかき分けても、どんな場所に出向いてでも遺体を収集し、遺骨を集めてくる。これを専門にしている部隊がいるわけです。今日もずっと、かつての戦争でまだ見つからない人たちを探しています。沖縄戦においても、2万名近くの米軍の戦死者がいたみたいですけれども、今、まだ見つからないのは百何人かという形で、ほとんどの遺骨をアメリカのAGRSは収集しております。  こうした中で、先祖の霊を最も大事にするような国民の我が国において、このような恥ずかしいことをやっておいては、国際的に恥ずかしい国と言われても仕方がないのではないかというふうに思われます。合理主義者で人の霊なんか信じないと思われるようなアメリカ人が、実はかなり宗教的な国民なのですけれども、ここまでやっているのに対して、日本人が、日本の国民がこのような先祖の遺骨をないがしろにすることをやってはならないと思います。  沖縄では、軍人、また住民を含んだ12万人の方が戦死しております。ほぼ9万人が住民で、3万人ぐらいが軍人というふうになっていると思います。当時の人口が48万人ぐらいですから、4人に1人は犠牲となっているわけです。当時の家族は4人以上、本当に大家族の時代ですから、4人に1人ということは、少なくとも家族で1人か2人は戦没者がいるという、そうした状態なのです。  そういう中で、自分の身になってぜひ皆さんも考えていただきたいと思います。家族の遺骨を、戦場に散った遺骨を土砂に使われていいのかどうなのか、よく考えていただきたいと思います。そして、越生町の良心を、世界無名戦士之墓の存在する越生町のアイデンティティーを全国に知らしめていきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) これから紹介議員に対する質疑を行います。  質疑ありますか。  9番、宮﨑さよ子君。          〔9番 宮﨑さよ子君登壇〕 ◆9番(宮﨑さよ子君) 9番、宮﨑さよ子です。「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願について質疑いたします。  まず、沖縄戦戦没者のご慰霊に謹んでご冥福をお祈りすると同時に、日本国の恒久平和を祈念させていただきます。  紹介議員の水澤様に質問です。本意見書について、このたびの紹介議員となりました経緯について伺いたいと思いますが、沖縄戦戦没者のご遺族の皆様方のお気持ちをしのぶと、沖縄での戦争を私たち越生町民も他人事とは考えてはならないことだと思います。我々みんなで日本の平和を真剣に考えなければなりません。  そこで、このたびの紹介議員になられたことは、沖縄戦のご遺族を代弁することとも取れますが、水澤議員におかれましては、沖縄戦のご遺族とはお話しされましたでしょうか。もしくは、請願者を通じてお話を聞いて、どのように感じられましたか。まず1点です。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) ご質問にお答えしたいと思います。  まず、紹介議員をお願いしていただいたのは九条の会の方です。私もその際、この土砂を埋める場所は辺野古基地になるわけです。ただし、基地問題に関して問題にしないということを前提で、この紹介者になったものであります。実際、埼玉県議会も、これにつきましては意見書の決議を出しております。恐らく左右関係なく、やはり先祖の霊、先祖の遺骨を大事にするという方が同意して決議されたものだというふうに推測しております。そういう経緯があります。  あと、沖縄の遺族の方を代弁するようなこと、私はそのような大それたことを考えているわけではないです。沖縄の方については、実は私の女房は沖縄出身なので、関係者は戦没者だらけが先祖にいます。そういう関係者とも話したことももちろんあります。沖縄にいればそこらじゅうにいますから、それは戦争犠牲者の子孫だらけです。何せ4人に1人は、どこかの家族は必ず戦死者がいるわけですから、その子孫は必ず戦争犠牲者の子孫に当たるわけです。そういう点で、決して沖縄の問題について理屈だけの考えではありません。そうはいっても、私も沖縄出身ではないので、沖縄の遺族の方を代弁するというような大それたことではなくて、やはり越生町の町民ですので、少なくとも越生町の無名戦士之墓で眠る戦士たち、この平和に向けた願いは代弁すべきではないか。それが町民の声を代弁する議員の使命ではないか、そのように考えております。  なお、さっき紹介を忘れてしまったのですけれども、請願書に署名が、先ほど出されたのですけれども、合計で417名集まったそうです。越生町から107名、県内の方が188名、県外122名で、これは皆、越生町への請願ということに賛成された方だそうです。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) それでは、続いての質疑です。  もちろん、沖縄戦戦没者の遺骨に対して不遜な対応をすべきだとは当然思いません。我が国の成り立ちは、いつの時代も先達の皆様方のご苦労があり、後世に引き継がれた文化、歴史、郷土に至る考えられる全ての事象が、今日の日本国の礎となり、我々が平和な生活を送ることができていると思います。私たち越生町民も同じです。国籍や出身地、位階を問わず、越生町にはさきの大戦で亡くなられた全ての英霊に対して感謝の意と敬意を込めて、世界無名戦士之墓を建立して毎年追悼式を行っています。また、越生町の発展に寄与された全ての先達の皆様方に対しても同じ気持ちです。こうして豊かな生活環境を享受できるのも、先達の皆様方のおかげであると思います。  その上でお考えを尋ねたいのですが、沖縄戦戦没者のみならず、越生町民であれば、全て祖国のために命を賭して活躍された世界中の方々のご英霊に感謝の意と敬意を表したいと思いますが、なぜ沖縄戦に限定されているのでしょうか。また、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律については、戦没者遺骨収集を推進する本邦の地域を沖縄だけでなく、東京都小笠原村、硫黄島や樺太、千島も指定しています。さらに、請願の理由にも記されていますが、平和祈念公園内に建立されている埼玉の塔は、沖縄戦戦没者1,040柱、南方諸地域戦没者2万6,991柱であり、南方諸地域の戦没者の柱のほうが圧倒的に多く、さきの大戦での戦没者全体に占める沖縄戦戦没者数は3.7%です。請願の理由を読み込めば読み込むほど、太平洋戦争という大きな戦争の中の一部分の沖縄戦にのみ限定している意味が分かりません。なぜ沖縄戦だけなのかを教えてください。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 沖縄戦だけに限定しているわけではありません。国がやろうとしている遺骨を含んだ土砂を埋め立てる場所が沖縄の辺野古の場所であり、なおかつそこの土砂の採取場所として、南部の戦場だった地域を指定したということで沖縄が問題にされているだけであって、決して沖縄戦だけを問題にしているのではなくて、土砂埋立てとの関係で沖縄という場所が出てきているだけです。私、母親は東京大空襲の真っただ中で生きてきて、何とかからがら越生に疎開してきた者なのですけれども、そういう者の子孫なのですけれども、東京で例えば遺骨が見つかるというようなところがあって、そこをやはりどこかの埋立てに使うというふうなことがありましたら、私は進んで反対していきたいと思っております。  なおかつ、この問題は、請願事項の2番目を読んでいただけば分かると思うのですけれども、沖縄戦に限らず、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律というのは日本にあるのです。この法律に基づいて、国が主体となって戦没者の遺骨収集を実施することということで、これは別に(2)の事項につきましては、沖縄に限ったことではありません。それこそ宮﨑議員が指摘した様々な戦場で遺骨は眠っております。そうした遺骨の収集も含めて、国がやるべきだということだと思います。アメリカは、国が先頭に立ってやっているのです。日本の場合は、そういうほじくり返すときに業者に投げて、業者がベルトコンベヤーで選別するみたいなのですけれども、そんなふうな形でやるだけではなくて、国が主体となってそうした貴重な崇高な遺骨については収集するべきだと、私も宮﨑議員と同じような気持ちでおります。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 続いて、最後の質疑です。  まず、請願書には辺野古や新基地に触れていませんが、先日、請願してくださいという形で、参考資料、こちらをいただいております。この参考資料を読みますと、辺野古新基地と記載されていますが、この請願の本質は辺野古新基地開発反対だと思いますが、なぜ請願書では避けて、まだ決まってもいない沖縄南部地区の土砂を利用しての埋立てに反対の意を唱えようとしているのでしょうか。可能性だけで声を上げるには時期尚早ではないですか。全容が分からないうちに議論をしても、全く徒労になる可能性があります。しかも、今回の請願のように辺野古や新基地建設に触れずに、目的をぼかした曖昧な議論をしようとすることは、議論を歪曲化するだけでなく、だまし討ちのように取られかねない話で、越生町議会の信用を損ねるだけだと思いますが、なぜ辺野古基地反対と直接言わないのかをお尋ねいたします。  それから、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律により、遺骨収集を推進するために必要な措置についてですが、政府は基本計画をまとめ、関係行政機関と連携協力を行って遺骨収集を行っていますが、越生町から声を上げる意義をより明確化していくためにも伺いますが、請願者の方は沖縄戦戦没者遺族の方々の声を聞いたり、遺骨収集のボランティアスタッフの方々と通じているからだと思いますが、具体的にどのような措置を講じてほしいのかを詳細にお聞かせください。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 私は、請願者本人ではないので、どういう形で意図があるのか、どういう願いがあるのか、その本質は何なのか、それについては知るよしもありません。推測はできますけれども。ただし、だから決議するのは、ここに書いてある内容だけなのです。それを抜きに話していくと、逆に推論だけの話になって空中戦になっていくしかないと思うわけです。例えば、県議会が決議していますけれども、その決議も、では軽はずみな決議だったのでしょうか。私は、決してそうは思いません。それこそ精霊としてあがめる立場からも、遺骨をないがしろにする行為というのは、恐らく許せないと思うのです。  沖縄の戦場の中で、何であんなすごい住民を巻き込んでああなったのかといったら、実際は本土決戦の前なのです。本土決戦では、日本はゲリラ戦で戦おうとしたわけです。そのモデルケースを沖縄戦でやっているのです。実際上は私たち本土の人間も、あのまま本土決戦になだれ込んでいったら、同じことが起こったのです。そういう中で先頭で戦って、英霊という意味で言ったら、本当に英雄的な果敢な戦いがあった方々に対して、遺骨を、それがどこの基地であろうが何であろうが、どこに埋めるかとか関係ないと思うのです。もちろん、左翼の人は、ここを埋めるのが基地だから、基地反対に利用できるぞ、それはあると思います。いいではないですか。問題なのは、右であれ、左であれ、この埋立てに遺骨を使ってはいけないということだと思うのです。それは、立場を超えた問題だと思います。それをどう利用するかは、私は勝手だと思います。右の人が利用できないのだったら、それは利用の仕方が下手なのではないでしょうか。  私は、右であれ、左であれ、それは無名戦士之墓もそうです。慰霊大祭を行います。慰霊大祭には、右の立場の人も左の立場の人も入っております。だからいいのです。だから、慰霊大祭はすばらしいのです。私は、コロナで残念ながらピースフェスティバルできていませんけれども、フェスティバルにおいても、絶対政治的立場を表明することはやらないということを確認しておりました。ただし、どっちの立場であれ、それを利用することは大いに利用して、人がいっぱい集まってほしいとは思っています。それは、利用する人の勝手です。ただ、ルールは守ってほしいということです。  その点で言うと、この請願につきましては、そうした色のついた請願には全くなっていません。これをどう解釈して批判をするかというのは、それも含めて自由ですけれども、少なくともここでの合意は右も左も、基地賛成、反対もありません。基地大賛成で、基地こそが戦争を食い止めるのだという人も必ずいるはずです。それについても合理的な根拠はあります。しかしながら、そういう人も含めて、遺骨の混ざっている土砂はこんなところに使わなくてもいいのではないかということは、大いに根拠のある主張だと思いますので、そこのところだけを評価していただければいいのではないかと思われます。それ以外の言外の言まで評価されていくとなると、全ての合意とか、全ての決議とかいうのはできなくなってしまうと思います。人なんて十人十色ですから、心の中は何を考えているか分かりやしないです、人は。そんなことを問題にしたら、世の中は成り立ちません。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  11番、水澤努君、自席へお戻りください。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。  9番、宮﨑さよ子君。          〔9番 宮﨑さよ子君登壇〕 ◆9番(宮﨑さよ子君) 9番、宮﨑さよ子です。「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願について、反対討論をさせていただきます。  沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書について質疑の結果、戦没者遺族を代弁するわけでもなく、ほかの地域でも提出されているからと、右へ倣えという形式で提出されており、請願者の心情が全く感じ取れません。  また、直接言及せずに辺野古基地反対につなげようとするだまし討ちのような手法で、自分の思想や考えを広めようとする政治活動の一環としても見受けられる内容であり、遺族のお気持ちを政争の具にしようとしています。私たち越生町を代表する議員としては、到底まかり通りません。  我が町が有する世界無名戦士之墓の意義をもう一度議会で勉強して、越生町にふさわしい活動を通じて崇高な代償と貴い犠牲を払った戦没者の勇気と献身をたたえ、遺族の皆様方に寄り添えるよう平和な越生町を目指すべきと考えます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 本案に対する賛成討論はありますか。  5番、髙橋一正君。          〔5番 髙橋一正君登壇〕 ◆5番(髙橋一正君) 5番、髙橋一正です。「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願についての賛成討論を行いたいと思います。  さきの戦争における沖縄戦では、一般住民を巻き込んだ悲惨な地上戦が行われ、多くの貴い命が失われました。糸満市摩文仁の平和祈念公園内にある平和の礎には、国籍、軍人、民間人の区別なく、埼玉県出身者も含め、沖縄戦などで亡くなられた24万1,632人の氏名が刻銘されています。埼玉県では、昭和41年11月に平和祈念公園内に、本県出身者で沖縄をはじめ、南方地域で戦没された方々の慰霊をするために、埼玉の塔を建立して戦没者の霊を弔ってきました。  糸満市摩文仁を中心に広がる沖縄本島南部地域では、沖縄戦で亡くなった日本全国から徴兵された兵士たち、4人に1人が亡くなったという沖縄の住民、朝鮮半島から連れてこられた人たちや戦死したアメリカ人も含め、立場、国籍を問わず、多くの遺骨が沖縄独自の石灰岩と混じる形で存在をし、南部は沖縄にとって慰霊の地となっています。兵士や沖縄県民の遺骨が今なお残されており、戦後76年が経過した現在でも戦没者の遺骨収集が行われています。  さきの戦争で犠牲になった人々の遺骨が入った土砂を埋立てに使用することは、人道上許されるものではありません。悲惨な沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂を埋立てに使用しない。日本で唯一住民を巻き込んだ苛烈な地上戦であった沖縄の事情に鑑み、戦没者の遺骨収集の推進に関する法律に基づき、日本政府が主体となって戦没者の遺骨収集を実施すること、これを求めています。  越生町には、世界無名戦士之墓があります。昭和30年に完成をし、264人の戦死者の遺骨が納められています。その理念は、位階を超越し、一切無名平等にお参りすることからつけられた名前であり、戦後に埼玉県庁に安置されていたご遺骨を慰霊するための霊廟であります。越生町からこの意見書を上げることは、先人の教えを継承することにもなり、大きな意義のあることと思います。  なお、埼玉県議会においても、10月14日に意見書が採択されました。  よって、越生町議会の皆さんの賛同を得まして成立することを切に願うものであります。  以上、賛成討論といたします。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに討論ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで討論を終わります。  これから請願第2号を採決します。  請願第2号 「沖縄戦戦没者の遺骨を含む土砂を埋め立てに使用しないこと等を求める意見書」の提出を求める請願を採択することに賛成の方は起立願います。          〔起立多数〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成多数です。  したがいまして、請願第2号は採択とすることに決定いたしました。 △人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(宮島サイ子君) 日程第10、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。  お諮りします。本案はお手元に配付しました意見のとおり決定したいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、お手元に配付いたしました意見のとおり決定いたしました。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  12月1日は休会とし、2日は午前9時30分より本会議を開き、一般質問を行います。  本日はこれで散会いたします。                                      (午後 2時35分)...