越生町議会 > 2021-09-09 >
09月09日-04号

  • 滑川町議会(/)
ツイート シェア
  1. 越生町議会 2021-09-09
    09月09日-04号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    令和 3年  9月定例会(第3回)           令和3年第3回(9月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第4号)                            令和3年9月9日(木)午前9時30分開議日程第 1 一般質問出席議員(11名)     1番   岩  田  眞  一  君      2番   長  根  弘  倫  君     3番   島  野  美 佳 子  君      5番   髙  橋  一  正  君     6番   関  根  真  一  君      7番   池  田  か つ 子  君     8番   金  子  公  司  君      9番   宮  﨑  さ よ 子  君    10番   木  村  好  美  君     11番   水  澤     努  君    12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  康  之  君   副 町 長   三  浦  道  弘  君  総 務 課長   町  田  和  久  君   企 画 財政   池  田  好  雄  君                          課   長  会 計 課長   松  本  和  彦  君   税 務 課長   横  田  惠  嗣  君  町 民 課長   岩  沢     清  君   健 康 福祉   奥  泉  隆  雄  君                          課   長  子育て支援   長  島  伸  子  君   産 業 観光   吉  田     正  君  課   長                   課   長  まちづくり   田  中     広  君   水 道 課長   戸  口  孝  史  君  整 備 課長  教 育 長   吉  澤     勝  君   学 務 課長   関  口     学  君  生 涯 学習   山  口  辰  仁  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   中  島  義  仁      書   記   福  田     実  書   記   松  澤  義  幸 △開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は11人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第4号のとおりです。 △一般質問 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に行いますので、ご了承願います。                                                     ◇ 宮 﨑 さよ子 君 ○議長(宮島サイ子君) 9番、宮﨑さよ子君。          〔9番 宮﨑さよ子君登壇〕 ◆9番(宮﨑さよ子君) おはようございます。傍聴の皆様には早朝より、また足元の悪い中、大変ご苦労さまでございます。9番、宮﨑さよ子です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  質問件名1、外郭団体への補助金及び委託料について。私は、前回の一般質問で、行政の効率的運用について質問をさせていただきました。その中で、負担金、補助金について触れさせていただきましたが、今回はそれに関連して、外郭団体への補助金や委託料について質問をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ2年間、町事業の多くが中止となり、また委託による外郭団体の事業も中止となっている状況だと思います。外郭団体に対しては、補助金と委託料の両方が出ているところもあり、その執行状況は、適正に管理、監督されてるいるべきものと考えます。中でも、人件費補助をしている団体と、その団体への委託料については、より明確にしなければならないと思います。そこで、幾つか質問をさせていただきます。  (1)、前回6月の一般質問で、人件費補助を出している団体は、越生町観光協会、越生町社会福祉協議会、そしてシルバー人材センターの3団体という答弁をいただきました。その3団体への補助金額ですが、過去5年間の推移はどのようになっているでしょうか。  (2)、人件費補助を出している団体への委託料を含めた金額と、その委託内容についてお聞きいたします。これにつきましては、令和2年度決算額でお願いいたします。  (3)、また、令和3年度で新たに委託等を行ったものがあれば、その金額と委託内容についてお聞きします。  (4)、人件費補助を出している外郭団体にはどのような役割を期待しているのでしょうか。具体的にお願いいたします。  (5)、特に町との関係において、費用対効果をどのように見ていますか。  以上、明快なご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) おはようございます。宮﨑議員さんのご質問のうち越生町観光協会について、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、人件費に対する補助金は、正職員1名と非常勤職員1名の給与や賃金、社会保険料などに要する費用で、観光協会からの申請に基づき補助金を交付し、実績に応じて当該年度内もしくは翌年度に精算をしております。  それでは、各年度の決算額に基づき、過去5年間の観光協会に対する補助金の額について申し上げます。平成28年度は885万5,000円、平成29年度は745万円、平成30年度は537万6,259円、令和元年度は658万8,000円、令和2年度は655万5,000円でございます。  次に、(2)についてでございますが、令和2年度の観光協会への委託料につきましては、越生駅西口総合案内所竣工式設営事業委託料の14万9,600円と越生町インフォメーションセンターの指定管理料634万円で、補助金と委託料の総額は1,304万4,600円でございます。  次に、(3)についてでございますが、令和3年4月から越生駅西口総合案内所における窓口業務を委託させていただいております。業務内容につきましては、来訪者に対する観光案内をはじめ駅利用案内などのほか、移住定住相談行政サービスの取次ぎ業務の補助などを行っていただいており、委託金額は310万2,500円でございます。  次に、(4)についてでございますが、観光協会は、長きにわたって、町とともに観光資源を活用した観光事業に取り組んでまいりました。平成27年10月1日には、会員自らの英知と活力を存分に発揮する環境を整備し、多様化する観光客のニーズに迅速かつ臨機応変に対応するため、一般社団法人化いたしました。しかしながら、観光協会の実情は、一部の観光協会を除き、自主財源に乏しく、自治体から人件費などの補助を受けながら観光事業を展開しているところが多い状況です。越生町観光協会も同様で、主な自主財源としては、越生梅林梅まつりにおける収入となっております。  このようなことから、町といたしましては、人件費補助のほか必要な人材の派遣などを行い、観光協会が事業に注力できる環境をつくっていく必要があるものと認識しております。その上で、観光協会には、町とは独立した一般社団法人である以上、有能な人材や自主財源の確保にも積極的に努めていただきたいと考えております。  今後は、町が直接行っている様々な観光事業を精査して、観光協会に移管できる事業を洗い出し、自主財源の確保にもつながるような方策を模索してまいりたいと存じます。  最後に、(5)についてでございますが、まず令和2年4月から、指定管理者として、観光案内所OTICの管理運営を行っていただいておりますが、コロナ禍による外出自粛などの影響も懸念される中において、売上げ、来訪者数ともに前年度を上回っております。また、越生駅西口総合案内所の窓口業務につきましては、開設当初、管理職の職員が交代で業務に携わっておりましたが、観光案内や駅利用案内などが主であったことなどから、今年度から観光協会に業務を委託させていただいたところでございます。  令和3年4月1日時点の越生町一般行政職員平均給与月額は、当初予算ベースで30万9,069円となっており、365日の勤務に換算すると、年間で約556万円となります。今回の委託料は、年間310万2,500円で、単純比較すると245万7,500円の削減となり、これに諸手当や社会保険料などに要する費用が加わってまいりますので、さらに費用対効果は大きくなってまいります。  今後につきましても、観光協会に必要な支援を行いつつ、観光協会のノウハウを生かして、魅力ある観光のまちづくりを協力連携して行ってまいります。  以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) おはようございます。宮﨑議員さんのご質問件のうち越生町社会福祉協議会シルバー人材センターについて、健康福祉課からお答え申し上げます。  初めに、社会福祉協議会の(1)、人件費補助金につきましては、観光協会と同様に、職員の給与や社会保険料などに要する費用で、社会福祉協議会からの申請に基づき補助金を交付し、実績に応じて精算をしております。過去5年間の補助金の額につきましては、平成28年度は3,377万4,995円、平成29年度は3,146万3,445円、平成30年度は3,128万2,628円、令和元年度は3,191万4,397円、令和2年度は2,376万8,674円でございます。  次に、(2)についてでございますが、令和2年度の社会福祉協議会への事業費補助金と委託料につきましては、地域支え合いサービス事業補助金191万3,907円、福祉のまちづくり推進事業業務委託料335万7,793円、市民後見人養成事業委託料1万332円、成年後見センター事業業務委託料121万8,905円、給食サービス事業委託料4万6,310円、生活支援体制整備事業業務委託料422万8,280円で、補助金と委託料の総額は1,077万5,527円でございます。  次に、(3)についてでございますが、令和3年度における社会福祉協議会への新規委託事業は、現在のところありません。   次に、(4)についてでございますが、社会福祉協議会は、社会福祉法第109条に基づき、地域福祉の推進を図ることを目的として、都道府県と市町村に設置されている民間団体でございます。  越生町社会福祉協議会は、昭和39年に任意団体として設置され、高齢者や障害者を対象として、在宅福祉サービスの提供を中心に社会福祉事業を展開し、平成3年に社会福祉法人として埼玉県から認可を受け、法人化されました。現在は、地区サロン事業やふれあいルームの運営、地域支え合いサービス事業など、地域のボランティアの方々のご協力をいただきながら、地域福祉の推進役としての役割を担っていただいております。  今後におきましても、社会福祉協議会には、これまでの活動経験や職員の専門的な知識を生かした、行政の手が届かないような、きめ細やかで質の高い地域福祉策に取り組んでいただきたいと考えております。  最後に、(5)についてでございますが、令和2年4月1日から、ゆうがく館内に越生町成年後見センターを設置し、社会福祉協議会に運営を委託しております。委託内容につきましては、成年後見制度普及啓発業務をはじめ制度の利用等に関する相談業務、市民後見人育成業務等で、委託料は令和2年度実績で121万8,905円でございます。  具体的には、社協だよりに制度内容及び利用手続に関するご案内の掲載や、社会福祉士の資格を有した職員による相談及び後見人等申立て支援など専門性の高い業務を担っていただいております。これを町直営で実施する場合は、社会福祉士等の専門的知識を有した職員を採用する必要がございます。相談員は、現任職員が併任しており、委託料に含まれる人件費は(1)でお答えいたしました人件費補助金と相殺されており、新たな人件費負担は生じておりませんので、本業務を含め、専門性の高い業務を委託することで費用対効果が高まるものと考えております。  次に、シルバー人材センターの(1)についてでございますが、高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第36条に、国及び地方公共団体の講ずる措置として、「国及び地方公共団体は、定年退職者、その他の高年齢退職者の職業生活の充実、その他の福祉の増進に資するために、必要な措置を講ずるように努めるものとする」とあります。この条文に基づく国の補助事業である「高年齢者就業機会確保事業費補助金」の交付要綱により、算出した国補助金の額と同額を町からの補助金として交付しております。  なお、過去5年間の補助金の額につきましては、平成28年度は417万4,000円、平成29年度は431万4,000円、平成30年度は432万2,000円、令和元年度は412万2,000円、令和2年度は552万2,000円でございます。補助金は、事務局長、事務局次長をはじめ非常勤職員3名の給料手当や賃金などの人件費のほか、管理費に充てております。  次に、(2)についてでございますが、令和2年度のシルバー人材センターへの委託料につきましては、計21件、総額で533万9,404円でございます。主な内容といたしましては、町道維持管理事業における除草業務のほか、廃棄物処理事業で不法投棄・施設箇所パトロール業務町有林維持管理事業で里山・平地林整備業務などでございます。  次に、(3)についてでございますが、令和3年度にシルバー人材センターに新たに委託を行ったものは2件で、委託金額は33万円でございます。内容は、河川整備事業における芝刈りや草刈り業務でございます。  次に、(4)についてでございますが、シルバー人材センターは、平成5年4月1日に「生きがい事業団」として発足し、平成26年10月1日に、現在の「一般社団法人越生シルバー人材センター」として法人化されました。高年齢者等の雇用の安定等に関する法律第37条に基づき、「高年齢者に対して組織的に就業を援助し、高年齢者の方々の福祉の増進に資することを役割とする」法人でございます。少子高齢化が進む中、働く意欲のある高齢者が、豊富な人生経験や社会経験を生かし、その能力を十分に発揮できる場所であると考えております。また、会員の自主性、創意的な活動が十分に生かされるような形のセンター運営を期待しております。  最後に、(5)についてでございますが、シルバー人材センター事業の基本理念である「自主・自立、共働・共助」という言葉には、第1に、地域の高齢者が、自主的に、その生活をしている地域で連帯して共に働き、共に助け合っていくこと。第2に、高齢者就業を促進することで、高齢者自身の活動的な生活能力が高まり、その家族や地域に活力が生じ、地域社会の活性化につなげられること。第3に、働く意欲がある高齢者であれば誰でも参加でき、労働能力を発揮することで、豊かで積極的な高齢期の生活と社会参加による生きがいの充実が図られることを目的に運営しております。  越生町においては、約20年後の2040年には、65歳以上の人口が51.5%と、人口の2人に1人は65歳以上となる統計が出ております。町の施策として、地域住民による支え合いを進めながら、「支える側」、「支えられる側」という従来の関係を超えて、人と人、人と社会のつながり、一人一人が生きがいや役割を持ち、助け合いながら暮らしていくことのできる地域共生社会づくりを進める上で、シルバー人材センターの活動の充実は必要不可欠であると考えております。  以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) それでは、外郭団体への補助金及び委託料について再質問させていただきます。  まず初めに、確認を兼ねてですが、観光協会の補助金は、正職員1名と非常勤職員1名分の合計2名の人件費ということで間違いないですね。大丈夫ですよね。  それでは、社会福祉協議会の人件費の人数はどのようになっているでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 宮﨑議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  会長と正職員4名、合計5名の人件費でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 次に、この正職員の給料なのですけれども、どういう基準で支払われているのでしょうか。各団体についてお答え願います。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕
    産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんの再質問に、観光協会の関係につきまして産業観光課からお答え申し上げます。  観光協会の正職員の人件費でございますけれども、これは一般社団法人化されたときに、給与の規定、こちらのほうを整備したわけでございますが、これにより算出したものでございます。給料表については、町職員の給料表に準じて定められているものでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  社協に関しましては、観光協会と同様になるのかと思いますけれども、越生町職員の給与に関する条例等に準じて支給されておるもので、社協の規定にのっとっております。  シルバー人材センターに関しましては、事務局長の月額のお給料が18万円、事務局次長の月額のお給料が16万円、これに関しましては、シルバー人材センター職員給与規定に基づいて設定されているものでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) シルバー人材センターについては、シルバーの規定に基づくということですね。  それから、非常勤職員の給料は町の非常勤職員と同じですか。もし同じでないならば、その理由は何でしょうか。それぞれお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんの再質問に、観光協会に関する部分につきまして産業観光課からお答え申し上げます。  まず、非常勤職員の賃金の算出方法でございますが、町の会計年度任用職員の時間単価を参考に、それとあと労働基準法で定められております範囲内で支給しているというものでございます。これは、あくまでも観光協会におきましては、非常勤職員ということで賃金を支給している関係で、町とは現在では若干乖離があるというふうに認識しております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 宮﨑議員さんの再質問に、社協とシルバー人材センターの件について健康福祉課からお答え申し上げます。  非常勤さんの賃金等につきましては、まず社会福祉協議会なのですけれども、町の会計年度任用職員には報酬と期末手当が支給されていますけれども、社協の非常勤職員は賃金のみで、期末手当は支給されないというふうに聞いています。  それと、それぞれの単価につきましては、吉田課長のお話と同様に、最低賃金等を勘案しながら決められているということですけれども、また社会福祉協議会の時給の単価930円、シルバー人材センターの時給単価950円というふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) それぞれの団体で同じような仕事をしているのであれば、同じ待遇にすべきと思いますが、これは答えられますでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  同じ団体で、同一の団体で同一の労働である場合には、同一単価が原則になろうかと思います。このそれぞれの法人等の場合、団体も異なります。また、業務の内容も異なりますので、これにつきましては待遇が異なることも当然考えられるというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) それでは、それぞれの団体についてお聞きします。  まず、越生町観光協会について、補助金では正職員1名と非常勤職員1名分、それから町から1名派遣ということで大沢さんが行っていると思います。それは町からの賃金ということになりますけれども、それ以外に観光協会にも人はおります。そして、越生駅の西口総合案内所の委託料もあります。結局観光協会には今、全部で何人の人がいるのでしょうか。人数をお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんの再質問にお答え申し上げます。  観光協会の職員の現在の体制でございますけれども、ご質問のありましたように、事務局長が町からの派遣ということで1名行っております。それとあと、正職員が1名、それとあと事務局の職員として、観光協会のパートさんが2名おります。これは、町からの補助金はあくまでも1名分ということで、5日分で積算した金額で出しておりますが、実際の運用とすると2名の方でそれを回している、5日分の賃金を2名で回しているというような考え方だと思います。  それから、西口総合案内所のパートさんでございますが、こちらで2名です。それと、インフォメーションセンターOTIC、こちらには4名で、土日も含めて販売のほうを回していただいている状況です。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) トータル10名ということになりますかね。  それで、法人化の前は産業観光課で担当していたと思うのです。観光協会の事務をやっていたと思います。そのときは何人でやっていたのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんの再質問にお答え申し上げます。  法人化になる前は5名体制で、産業観光課の観光商工のほうを回しておりました。現在は3名でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 産業観光課の担当は、5人から3人に変わったということですね。観光協会の人数というのは大きく増えております。何が変わったのでしょうか。具体的に変わったことをお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、宮﨑議員さんからの再質問にお答え申し上げます。  法人設立前は、越生梅林梅まつりであったり、あと各種キャンペーン事業等、様々な観光イベント、観光協会から支出している職員もおりましたけれども、町の職員もかなり携わっていたわけでございます。そういったものが、法人設立して事務局長が配置され、体制が整ってまいりました。それ以降、梅まつりに関しましても、梅やユズのキャンペーンにつきましても、梅オーナーにつきましても、そのほかにも各種事業、そういったものを全て観光協会主体で動いていただくようになったのが、まず第一と思います。  それから、これは指定管理料も発生しておりますけれども、町が直接管理運営しておりましたOTIC、こちらの施設も全て、農家さんの代金の支払いとか、そういったものを含めて、全て観光協会のほうにしていただいております。また、西口総合案内所につきましても、町職員が毎日行っていたわけでございますけれども、そういったものも観光協会の職員で回していただけるようになりましたので、かなり観光協会の業務が増えているものと思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) まず、最初の答弁で、町が直接行っている様々な観光事業を精査して、観光協会に移管できる事業を洗い出したいと答弁いただいているのですけれども、ちょっと納得できないのです。法人化しても、観光協会の役割と産業観光課の役割の違いがはっきりしないように思うのです。それで人数だけが増えて、お金がかかっているように思います。  以上で観光協会については終わりにします。  次に、社会福祉協議会について再質問いたします。補助金での人数をお聞きしました。観光協会と同様に、全部で何人いるのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  社会福祉協議会の人数でございますが、会長1名、正職員5名、非常勤職員4名、それと町保健センター内にございます、地域包括支援センターへの派遣職員2名ということで、合計12名でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 全部で12名ということですね。以前は、ヘルパー事業とか、今町が行っている包括支援センターなどを行っていましたが、現在はやっていないと思います。  それで、先ほどの答弁の中で、委託料について、地域支え合いサービス事業補助金、それから福祉のまちづくり推進事業業務委託料生活支援体制整備事業業務委託料、この3つの委託料の金額が多かったと思いますが、この委託事業なのですけれども、コロナ禍でも行われていたのでしょうか。もしやっていないのであれば、委託料を返還してもらっているのでしょうか、お聞きします。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 宮﨑議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  まず、地域支え合いサービス事業でございますけれども、やはりそれぞれコロナの影響は受けておりまして、通常どおりの業務はできておらない状況でございます。地域支え合いサービスでまいりますと、通常ですと、サービス内容については、病院等への外出付添い、お掃除等あるわけですけれども、感染リスクを回避するために、外出の付添いサービスの提供はやめているというようなこと。それと、福祉のまちづくり推進事業に関しましては、ふれあいルームの運営をしておりますけれども、これも通常よりも開催させていただく日にち等を減らざるを得ない。それと、やはり緊急事態宣言中は、お休みをさせていただいていたという状況がございます。  生活支援体制整備事業に関しましては、こちらもやはり通常どおり行うことは、ままならない状況もございまして、それぞれの事業で委託料につきましては精算をさせていただいておりますので、結果として余計に支出しているという認識は全くございませんが、業務のほうが十分に全うできたかという点では、お互いに不満足な状況で推移しているという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 次に、やはり先ほどの答弁の中で、行政の手が届かないような、きめ細やかで質の高い地域福祉施策という言葉がございましたが、具体的にはどんな施策を想定しているのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  やはり決定的な違いは、町の職員と社会福祉協議会の職員、社会福祉協議会には社会福祉士等の資格を持っている職員が採用されています。専門性の高いというような表現を何度かさせていただいていると思いますけれども、成年後見制度のその部分の専門的知識によって、様々導いていただくというようなことと、あとは常に思っていますのは、役場よりも、地域にきめ細かな点で福祉を推進していっていただくということで考えております。  いずれにいたしましても、どちらかといいますと社会福祉協議会には、より一層地域に根差してもらって、現場により近いといいますか、そんなことで、町の業務といたしますと窓口の事務処理的なところを主に、もちろん法律に基づいておりますけれども、そんなことで考えています。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 社会福祉協議会の行っている事業が、町の委託事業に見えてこないのです。やはり先ほどの答弁で、町の直営の話がありましたが、町職員に準じている給料ならば、町がやっても同じですよね。社会福祉協議会の在り方については、ぜひ方針を打ち出していただきたいと思います。  最後に、シルバー人材センターについての再質問を行います。先ほどの答弁にもありましたけれども、令和元年度の補助金より令和2年度は140万円増えています。国補助金と同額ということですので、シルバーの資料がありますけれども、国からも140万出ておりますので、トータル280万円増えていることになりますが、何でこんなに増えたのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 宮﨑議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  令和元年度が412万2,000円、令和2年度が552万2,000円というようなことでございます。法人化されておりましてから、国庫補助と同額を町も負担するといったような方針を行ってまいりました。これに関しましては、実は会員数を増やしていただいているといったような状況の中で、国庫補助のプラス加算がございまして、助成の部分も増えるというところのまたプラス加算もございまして、会員数の増加に関しましてはプラス90万円、助成の部分のプラスに関しましては40万円というふうなことで、合わせて140万円のプラスの。  会員数につきましてのその側面というのは、結局シルバー人材センターで従事される方の数を増やしていくというようなことは、やはり活動にも魅力を感じてもらうという点で、そういったPRも進めていただいている結果だというふうに思っておりますけれども、会員数を伸ばしていただいている結果が国庫補助の増額につながり、同様に町の補助金もプラスさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 基準額が増えたということは分かりました。そうしたら、その増えた280万、これは何に使われたのでしょうか、お聞きします。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  最初の答弁でも申し上げましたとおりで、人件費と事務局を運営していく上での必要となる管理費ということで、これにつきましてはパソコンやらコピー機やらといったようなことの一般的な事務の管理費に充当されているということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) その補助金が増えることによって、そういうものということは分かりましたけれども、それによって何か変わったことというのはあるのでしょうか。補助金ですので、増えた事による効果というのがあってもいいかと思うのです。ただ人件費だとか物を買ったということについて、結局はどういうふうになったのか、その辺をちょっとお聞きしたいのですけれども。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  もともと人件費につきましても、事務局の一般管理的なところの費用につきましても、町の補助金を除いた状態で満額を賄えていたというところではなかった中で、その部分、幾らか余裕ができているのかなというふうには思いますけれども、先ほども申し上げましたとおりで、魅力的な事業を展開して、高齢者の方々、やりがいがあるという環境をつくるという点で、そこのところに一番努力していただいているというふうに思っています。それに基づいて、会員さんの数も増えてきているというところで、自分としては、効果の点はそこに感じ取っています。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 何でこうしたことをお聞きするかといいますと、1回目の答弁で、生きがい事業団のお名前が挙がりました。法人化前の名称ですよね。その法人化前の補助金というのは150万円だったと思うのです。法人化されて補助金額総額は、先ほどの答弁で、越生町から552万2,000円、国の補助金も同額の552万2,000円、国と合わせると1,104万4,000円です。こんなに補助金が増えて、法人化されたことにより何が変わったのでしょうか。先ほどの答弁と同じような答弁になるかと思うのですけれども、金額があまりにも大きいので、またお答えください。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 宮﨑議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  県内で法人化されていないシルバー人材センターを見ますと、東秩父村さんが唯一法人化されていないといったような状況で認識しております。法人化されて運営していくという点では、責任の重さですとか、より基盤強固に事務局にしていただいて、会員さんの、まず安全だと思いますが、そういった面もきちんと図っていくというようなところがあるのだと思います。やはり先ほど来から申し上げておりますとおり、皆さんが明るく、楽しく、そこで仕事を請け負って、現場に反映できるという環境づくりという点では、私も何度も事務室のほうを訪れさせていただいて、立ち寄っていただくグループの班長さん等の様子を拝見させていただいても、皆さん非常にやりがいを持って業務をやっていただいているという様子がうかがえます。  そんな中で、確かに金額についてどうかというと、非常に増えているわけではございますけれども、決して運営が余裕のある運営ということではなくて、県の監査等も定期的に受け、税理士さん等の目も通っております。引き続いて会員の皆さんがやりがいを持って、明るくできる環境づくりに努めていってもらいたいなというふうに思っております。金額についての点では、決して余裕がある状況ではないというところもご認識いただければ幸いです。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆9番(宮﨑さよ子君) 私が申し上げたいのは、社会福祉協議会も観光協会もそうです。そして、このシルバー人材センターもそうですが、補助金の内容は人件費です。これだけの人件費が支払われて、その効果がどのように上がっているのか、きちんと確認していかなければならないと思います。そして、補助金が有効に使われているのかどうか。補助金を出すに当たってきちんと審査をお願いしたいと思います。今後もこれらの補助金については確認をしていきたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(宮島サイ子君) これで宮﨑さよ子君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前10時25分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時40分)                                                     ◇ 岩 田 眞 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 1番、岩田眞一君。          〔1番 岩田眞一君登壇〕 ◆1番(岩田眞一君) 1番、岩田眞一です。傍聴の皆様には、雨の中お越しいただき、ありがとうございます。議長のお許しを得ましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。私は、大きく分けて4点質問させていただきます。  1番目が土砂災害についてです。7月初めの熱海の土砂災害は、建物までもが流されて、甚大な被害となりました。最近では、2019年の10月12日、これは台風第19号だったのですが、それと今年の7月14日、町で発せられた土砂災害警戒情報等につきまして質問します。  (1)、警戒情報の発信はどのような流れで行われていますか。  (2)、町は、どこの部署が担当ですか。  (3)、町は、警戒情報に対してどのような考え方をしていますか。  (4)、2回の町長の判断は、どういう方向だったのですか。  (5)、安全安心情報は、何人の方が見ていますか。  (6)、安全安心情報以外にも周知はしていますか。  (7)、年寄りや情報が見られない方は、聞き逃した場合の対処方法はありますか。  (8)、指定避難場所、一時的な緊急避難場所での受入れ態勢はいつもできていますか。土日、夜、鍵は。  (9)、地図で見ると熱海の発生した箇所は、何もない箇所から発生しています。如意地区はハザードマップ上では危険箇所はないのですが、町は大丈夫と考えていますか。  (10)、如意地区の指定避難場所は県立越生高等学校で、指定緊急避難場所は武蔵越生高等学校となっていますが、遠いので、公的な集会所や保育園施設を指定することはできないですか。  (11)、今年見直しをとの話ですが、いつ頃になりますか。これから台風の季節となりますが、間に合いますか。  (12)、熱海市では、太陽光発電の開発により、雨水がまとまって流れないで、産廃を含んだ盛土が崩壊しています。これと同じような土盛りした場所を町では把握していますか。  (13)、産廃の不法投棄に対する町の考えは。そのような箇所に対する具体的な対策はどのようにしていますか。  2番です。収入未済金等の扱いにつきまして、歳入の収入未済金などについて質問します。  (1)、町の歳入の収入未済額、不納欠損額は、近隣の市や町と比べて額的に少なく、徴収に努力していると思いますが、町の体制は何名で対応して、どのように解消していますか。  (2)、計画的に目標設定等していますか。  (3)、不納欠損金(町民税、固定資産税、軽自動車税)は、どのように発生して、どのように処理していますか。  (4)、コロナ禍において、町民の方で収入が突然減ったりして税金が払えなくなった場合に、税制面で特典等はありますか。  3番目の質問です。武州唐沢駅の周辺について、町長は公約で、武州唐沢駅及び周辺の整備事業に取り組みますと掲げています。町長から直接、公約の実現に向け、具体的な説明をお聞きしたいです。  4番目、道路の安全確保について。6月の定例議会で質問した如意の信号機について、その後の進展を確認します。  (1)、県からの回答があると思うのですが、具体的に説明してほしいです。  (2)、回答に対する町の対応はどのように考えていますか。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) すみません、議長よりお聞きします。  ただいまの発言の中で、12番目なのですが、熱海市の太陽光発電ということで限定をしていますけれども、産廃については、それは公表されたものだったのでしょうか。 ◆1番(岩田眞一君) ここは、すみません、私のほうの書き間違いがありました。これは、太陽光のところは消していただきたいと思います。開発によりでした。 ○議長(宮島サイ子君) 重大なことで、発表にはなっていないと思いますので。 ◆1番(岩田眞一君) 申し訳ありません。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 岩田議員さんのご質問のうち、質問件名1の質問の要旨(1)から(11)及び質問件名4について総務課からお答え申し上げます。  初めに、(1)の警戒情報の発信についてでございますが、土砂災害警戒情報は、大雨警報の発表後、命に危険を及ぼす土砂災害がいつ発生してもおかしくない状況となったときに、市町村長の避難指示発出の判断や住民の自主避難の判断を支援するよう、対象となる市町村を特定して警戒を呼びかける情報で、都道府県と気象庁が共同で発表しているものでございます。  次に、(2)の町の担当部署についてでございますが、防災及び災害対策については、総務課自治振興担当が所管しております。  次に、(3)の町の警戒情報に対する考え方でございますが、気象庁から発表された大雨警報は、町が発信する避難情報のうち警戒レベル3相当の「高齢者避難」に当たり、土砂災害警戒情報は、警戒レベル4相当の「避難指示」を発信するための重要な基準となっております。町は、これらの気象情報を参考に、状況を総合的に判断し、空振りを恐れることなく、避難情報を的確、迅速に発信することができるように考えております。  次に、(4)についてでございますが、まず2019年10月の台風19号の際の対応は、10月12日午前8時30分の土砂災害警戒情報の発令により、災害対策本部を立ち上げ、午前9時15分に避難準備・高齢者等避難開始を発出するとともに、中央公民館及び梅園小学校を避難所として開設いたしました。さらに、午前10時50分及び午後零時15分の2回にわたり避難勧告を発出。午後4時55分には避難指示を発出して、ニューサンピア埼玉越生を含む7か所の避難所を開設いたしました。なお、当日に避難された方は898人でございました。  次に、今年7月14日の大雨の対応は、午後7時25分の大雨警報に続き、午後7時45分に土砂災害警戒情報が発表されたため、午後7時50分に災害対策本部を立ち上げました。その時点では、既に雨のピークは越えておりましたが、万一に備え、午後8時20分に中央公民館、午後8時40分には梅園コミュニティ館を避難所として開設いたしました。なお、避難された方はおりませんでした。  次に、(5)の安全安心情報についてでございますが、安全安心情報は、越生町メール配信サービスに登録いただいている方に対し、町から配信しているメールでございます。8月2日現在の登録者数は909件となっております。  次に、(6)の安全安心情報以外の周知方法でございますが、避難情報については、まず防災行政無線を放送し、ホームページに掲載するほか、災害情報共有システム・Lアラートに情報を入力します。Lアラートに登録された情報は、テレビやラジオといった各メディアに情報配信され、NHKをはじめとする放送各局やテレビ埼玉のデータ放送などで流れます。そのほか携帯電話には、緊急速報エリアメールが配信されます。  次に、(7)のお年寄りや情報が見られない方が聞き逃した場合の対処方法でございますが、「防災行政無線テレホンサービス」に電話をおかけいただくと、防災行政無線の放送内容を音声により確認することができます。なお、広報9月号には、この放送内容を確認していただく方法の記事を掲載いたしましたので、ぜひ御覧いただきたいと存じます。  次に、(8)の指定避難所、指定緊急避難場所での受入れ態勢でございますが、土日、夜を問わず、災害発生時には、適切に対応できるように職員の配置や連絡体制などを整備してございます。また、各避難所には防災倉庫を設置しており、食料をはじめ毛布、衛生用品、新型コロナウイルス感染症対策物資として、非接触型温度計、手指消毒ジェル、マスク、パーティションなどを備蓄しております。  なお、オーパークを除く各指定避難所の鍵については、災害発生時に、いつでも開設できるように準備しております。  次に、(9)についてでございますが、土砂災害ハザードマップでは、しらさぎ団地西側の如意地区と西和田地区との境界周辺に、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域が指定されておりますが、警戒区域等の指定については、あくまで定められた基準や条件等によるものであり、それ以外の区域についても十分に注意する必要があると考えております。  次に、(10)の如意地区の指定避難場所に公的な集会所や保育園施設を指定することについてでございますが、長根議員さんのご質問にもお答えしたとおり、地区の集会所の使用は、新型コロナウイルス感染症に配慮して、避難した際の密状態を避けるため、一つでも多くの避難場所を確保する目的で、立地場所等が安全と区長さんが判断された場合に使用することになっており、如意地区の集会所については、如意区としらさぎ区には使用する旨の回答をいただいております。  また、如意地区に近い保育園施設は、山吹保育園になるかと存じますが、県が作成した水害リスク情報図では、想定最大規模で浸水が予想される地域に位置しておりますので、大雨が起因する土砂災害に対する指定はできないものと考えております。  次に、(11)のハザードマップの見直しについてでございますが、こちらも長根議員さんのご質問でお答えいたしましたが、本年度の防災対策事業の当初予算にハザードマップ作成費用を計上し、具体的には土砂災害ハザードマップ、地震ハザードマップ及び水害リスク情報図を住宅地図に重ねて、より分かりやすいものにして、一つにまとめた冊子にしたいと考えております。  事業の進捗状況でございますが、7月に入札を実施し、委託業者が決定いたしました。現在委託先との打合せに入っており、来年2月に完成予定ですので、本年度末には全戸配布させていただきたいと存じます。  次に、質問件名4の(1)についてでございますが、要望の可否を決定する県警本部交通規制課からの正式な文書による回答はございません。本年度の要望に対しましては、7月上旬に西入間警察署の担当から電話連絡による回答があり、「当該交差点に信号機の設置を希望するということであれば、進入する町道側の拡幅工事を先に行っていただく必要がある。ただし、進入路の幅員は、信号機設置の際の一つの判断要素であり、その他の各種要素も勘案して決定することから、拡幅工事を行った場合においても、警察として設置を約束できるものではないので、慎重に判断していただきたい」との内容でございました。  次に、(2)についてでございますが、さきに述べた県からの回答を踏まえると、当該箇所に信号機を設置するためには、いずれにしても交差点の改修、改良が必要となります。そのためには、用地の確保や改修工事の費用など相当規模の予算額が想定されることに加え、仮に交差点の改修を行った場合でも、信号機の設置が確約されているということではないという状況もございます。町といたしましては、今後そのような状況を総合的に判断して、関係各課と協議しながら検討していきたいと考えております。  しかしながら、当該箇所の問題については、以前から度々指摘されているところでもありますので、現状で可能な対応策といたしまして、町道側からバイパスへの進入時に、左右の見通しが確保できるように、歩道の植え込みにある樹木の伐採や植樹帯の撤去などについて、飯能県土整備事務所と調整を行っているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんのご質問のうち、質問件名1の質問要旨(12)、(13)及び質問件名3につきまして、まちづくり整備課からお答え申し上げます。  まず、質問要旨(12)でございますが、住民生活に危険を及ぼすような埋立ては、現在のところ確認されておりません。また、町内には数か所の太陽光発電設備が設置されておりますが、設備の下方について、土盛りしたという事実は把握しておりません。  次に、(13)についてでございますが、不法投棄は、自然や住環境を壊すだけでなく、薬品や毒物などの人間や動植物に害を与えることも心配されます。町では、職員や委託業者によるパトロールを定期的に行っております。また、住民の方などからの通報により、適宜処分しているところです。  対応については、抑止的な部分では、看板や監視カメラの設置、処理及び再発については埼玉県環境管理事務所、特に犯罪性が強いと思われる不法行為が発見された場合には警察に通報するなどの措置を取っております。  次に、質問件名3についてでございますが、まずは一般県道川越越生線の歩道整備の促進でございます。東武越生線武州唐沢駅前の第67号踏切から県道飯能寄居線の上野交差点までの270メートルについて、東武越生線武州唐沢駅が隣接し、通勤・通学として利用されております。また、同駅は、高等学校の最寄りの駅として利用されており、利用者からは安全対策の要望が寄せられております。  県道ということもあることから、令和4年度の埼玉県の予算に反映していただくよう、自民党県議団を通して県に要望したところです。また、令和3年3月議会でも答弁いたしましたが、埼玉県と沿線5市町で構成される「新川越越生線建設促進期成同盟会」においても、周囲の早期歩道整備について引き続き要望してまいります。さらに、先般、埼玉県県土整備事務所に訪問し、改めて安全対策について要望してまいりました。  武州唐沢駅の整備事業として、今年度は武州唐沢駅に新たに多機能型のトレイを設置することが決定いたしました。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 横田惠嗣税務課長。          〔税務課長 横田惠嗣君登壇〕 ◎税務課長(横田惠嗣君) 岩田議員さんのご質問のうち、質問件名2について税務課からお答え申し上げます。  初めに、(1)の町税の収入未済額の解消についてですが、主たる徴収業務は、収税担当3名が対応しており、税目ごとに、納期限が過ぎますと、未納者に対しまして督促状を発送し、期限内に納付あるいは折衝ができない場合には、催告書を発送しております。それでも、なお納付や納税相談がない場合には、差押え予告書を発送し、財産の差押えを行っております。最終的には、差押え財産の換価の手続に入るわけですが、そこまでに至らぬよう、特に現年度課税分については、早期に電話による催告や訪問により、滞納を圧縮する努力を行っております。  次に、(2)の滞納整理の目標設定でございますが、年度当初に滞納者ごとの対象を検討し、今後の滞納整理の方針を定め、実行するとともに、一度に全額納付が困難な方には、収入状況や納付できない理由などを細かく聴取し、分割納税など計画的に滞納額を圧縮できるよう納税を促しております。しかしながら、納税意思がない方や連絡が取れない滞納者の場合は、財産調査を強化し、財産の差押えを執行し、完納を目指しております。  次に、(3)の不納欠損金の仕組みでございますが、地方税法では、1つ目に、滞納処分をする財産がないとき、2つ目に、滞納処分をすることで、その生活を著しく窮迫させるおそれがあるとき、3つ目に、その所在及び財産が不明の場合のいずれかに該当する場合は、滞納処分の執行を停止することができる定めとなっており、その後、執行停止理由の現状が3年間変わらない場合には、納税義務が消滅することとなり、不納欠損金として処理をしております。  そのほか、法定納期限の翌日から起算して5年間滞納処分を執行しなかった場合の時効や相続人全てが相続放棄をした場合や、会社が倒産し、清算人がいない場合につきましても、直ちに消滅させることができる定めとなっており、同様に不納欠損処理を執行しております。  いずれにいたしましても、まずは滞納者の勤務先調査や不動産、預貯金などの財産調査を実施し、滞納処分を優先で行い、最終的な手段として、法令等に基づき不納欠損金とさせていただいております。  最後に、(4)のコロナ禍において、納税困難者に対する税制面での対応でございますが、地方税法が改正され、徴収猶予の特例の創設により、令和2年2月から納期限までの一定期間におきまして、前年同期比でおおむね20%以上の収入減少が生じた場合は、申請により1年間の納税を猶予することができ、令和2年度分課税におきまして徴収猶予を実施しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) それでは、1番のほうから順次再質問させていただきたいと思いますが、2019年の台風のときにつきましては、警戒情報として、最初気象台の発表では4だったのですけれども、町は3というような扱いで発表しています。この辺は、何か理由があったのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) それでは、岩田議員さんの再質問に総務課からお答え申し上げます。  先ほども申し上げましたとおり、町の動きとしますと、8時30分に、台風により、気象庁からは土砂災害警戒情報が発令されておりますけれども、町としますと、その最初の段階で災害対策本部を立ち上げた後、順にレベル3、その当時は避難準備・高齢者等避難開始という形で、本年度の5月で若干改正されておりますので、これは19号のときは、まだ改正前の状況が適用になりますけれども、警戒レベル3相当のものを9時15分に出したということになりますけれども、今年の7月14日のときにもそうなのですけれども、立て続けに、続けて出ますので、そちらについては順を追って3、4と出せる場合と、そうでない場合とあると思います。19号のときには、台風の接近はもう前から予想されておりまして、朝一番で災害対策本部の会議を行っているのですけれども、当時は予想以上に早く雨が来たというような記憶があります。一応町の避難情報としては、順番に、まず高齢者等の避難を出して、その後すぐに警戒レベル4に移るというような考え方で、最初は警戒レベル3を発令したというような形になっていると思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 時間を追って、50分ぐらいたってから、さらに1時間半ぐらいたってから3から4にだんだん修正されているということと、あと避難場所もオーパークとか、さらに増やしていると。こういうことはいいのですけれども、こういう時間的な問題というのは非常に確かに大事かなと思います。今回につきましても、今回というのは、7月のものは夜だったものですから、夜についてはなるべく早くこれを、夜の8時過ぎだったので、夜ですから寝てしまっている人もいますので、もうちょっと早く夜とかはできるような方法は、検討はいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答えいたします。  避難情報の発令については、町といたしましても、できる限り迅速に動くような形で考えてはおります。先ほど1回目の答弁のときにも、あえて入れさせていただきましたけれども、空振りを恐れることなくという形で、本年度避難情報が改正され、より明確にといいますか、段階的にも少なくなって、より分かりやすく避難情報が改正されております。そういう点も考慮いたしまして、今後につきましても早め、早めの判断で避難情報を出していければと考えております。  7月14日の際のお話ですけれども、7月14日の際には、本当に短時間で集中的に雨が降った形になっておりましたので、大雨警報が出されてから土砂災害の警戒情報が出されるまで非常に短時間でした。なおかつ雲の流れを見ると、塊もそんなには、7月14日のときには線状になるようではなく、本当に短期間で過ぎていくような形状の気象状況になっておりました。ですので、気象庁のほうから、土砂災害の警戒情報が出されて、町で対策を検討している段階においては、雨のピークはもう既に超えていたような状況だったのです。ただ、越生町の場合には、山を抱えておりますので、土砂災害の危険性というのは、雨がやんでも当然継続しますから、それを考えまして、避難できるような形を整えたという形で、2か所の避難所を開けさせていただいたという状況になっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 町のほうでは、高齢者のところをちょっと書かせていただいたのですが、高齢者の方だと、必ずしもホームページとか、放送もちょっと聞きづらかったりとかいろいろあると思うのですが、その方策は書いているのですけれども、このほかに町のほうでは、越生町災害時避難行動要支援者登録制度で、そういった制度で周りの方が支援するという制度があるみたいなのですけれども、そういった活用というのは、私の質問の当初になかったのですが、分かったら、何人ぐらいの方が登録されて、活用みたいなのが、これはそういう制度があるということをもうちょっと周知してもらって、周りの人がやるということを支援、もうちょっと広くできないかと思いますが、いかがですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) それでは、再質問にお答えいたします。  要支援者とか要配慮者につきましては、健康福祉課と協働しながら名簿のほうは作成しております。そちらにつきましては、毎年度区長さんとかに確認していただいて、現在そちらの名簿によりますと、支援者の登録されている方につきましては102名の方がいらっしゃいます。名簿につきましては毎年確認して、こちらにつきましては、この支援者一人一人につきまして避難計画というのを出していただいています。それによって、誰が支援するというような形が決まっておるわけですけれども、そういう形で毎年更新といいますか、確認をしながら、こちらの登録された方につきましては、避難計画というのを作成しているところでございます。ですので、地域でもし不安な方がいらっしゃる場合には、こちらの制度を活用していただくことが、そういう方の避難が遅れるというような、そういうことを防ぐことになると考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) それと、今月、7月のときは、安全情報には出ていたのですが、ホームページのほうには出てこなかったような気もするのですが、これはそういう周知については広くやっていただきたいなという点と、一番気になったのは、町の安全情報の中の最後では、自らの判断で避難をしてくださいみたいな締めになっているのですけれども、やはり判断がつかない人もいるし、その辺の表現的な話ですが、この辺はもうちょっと工夫されたらいかがかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答えいたします。  避難なのですけれども、先日の長根議員さんのご質問のときにも、若干答弁書にも書かせていただきましたけれども、台風19号で大きな被害が出たりして、現在いろんな自然災害が改めて見直されておりますけれども、避難所に向かうことが一番安全かどうかというところもございます。ですので、避難行動のまず第一は、自分でその状況を判断していただいて、今どういう行動を取るのが一番安全かというのを判断していくのが基本だとは考えております。大雨等によりましても、あえて大雨が、最近の雨ですとかなりの雨量を記録しますので、その中を押して高齢者等が避難するよりも、ご自分のご家庭で、なるべく階の上の2階等の階上に避難していただくのが安全な場合もございますから、そういうことで、町としては避難所を迅速に開設したり、そういう準備を整えるということは万全を期したいと考えておりますけれども、避難行動のまず第一は、自分でまずその状況を判断していただくのが基本ということで、あえてそういうことをうたわせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 確かにこの言葉は最終的な言葉ではあろうかと思うのですけれども、やはりもうちょっと町としては、こういうこととこういうことを用意して、こういう流れの中ではこういうこともというふうな、もうちょっと前段的な説明もされてはどうかなとちょっと思ったところがあるのですが、そこはいかがですか。ほかの市町村もさすがに見てはいないのですけれども、注意して早期避難の判断してくださいというふうなところも言葉に盛るとか、そういうふうなところなのですが、いかがですか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答えいたします。  岩田議員さんには、いろいろとご提言をいただきましてありがとうございます。町から発信している、そういういろいろなものについても、そのような意見を参考にしながら、今後改善といいますか、直すべきところがあれば、そちらのほうはまた見直しを随時していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 1番については以上です。  では、2番のほうの関係なのですけれども、収入未済金等なのですけれども、ここでは一応手順を丁寧に説明していただいているので、分かるのですけれども、実際その件数的に3つの処理方法があると思うのですが、それは何件ぐらい処理しているのか確認できればと思ったのですが、2年度におきまして何件、多分時効によるのと差押えのと、あと消滅というふうな理由があると思うのですが、その辺の件数を教えていただければと思うのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 横田惠嗣税務課長。          〔税務課長 横田惠嗣君登壇〕 ◎税務課長(横田惠嗣君) 岩田議員さんの再質問に税務課からお答えします。  不納欠損の件数でございますが、令和2年度におきましては、ちょっと税目ごとで説明させていただきますが、個人の町民税、こちらにつきましては執行停止、3年後の欠損で3件、それから無財産、行方不明等はございません。時効5年が1件の計4件です。法人町民税につきましては、一切ございません。固定資産税につきましては、執行停止3年経過が5件、それから無財産と行方不明が5件、5年時効が4件、計14件でございます。軽自動車につきましては、執行停止後3年経過が2件、行方不明、無財産はゼロ件、5年時効もゼロ件でございまして、合わせると執行停止中の3年経過が10件、執行停止中の行方不明、無財産が5件、時効が5件、計20件でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 我が町につきましては、本当に件数、金額とも少ないと思うのですが、この中で5年の、具体的な形で分かる範囲で、5年というのはどんな形で時効になったのかを教えていただければと思うのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 横田惠嗣税務課長。          〔税務課長 横田惠嗣君登壇〕 ◎税務課長(横田惠嗣君) 岩田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  具体的に5年ということなのですが、こちらの内容につきましては、時効は、地方税法の中の定めでは、滞納者の破産だとか死亡、行方不明で、追って5年間その状態が変わらないとき、我々徴収員が5年間同じような調査をして、5年たっても見つからない。逆を返せば、滞納処分ができない場合、そういった場合が時効で、我々徴収員とすると、時効は一番あってはならないことなのですが、最善を尽くしても、また財産調査、預金調査、多種の調査をさせていただいても、滞納処分するものがない場合には、残念ながら5年経過となった場合には、法にのっとり、その部分につきましては不納欠損処理をさせていただいてございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 時効につきましては、私は直接徴収の関係、こういう債権関係はしてはいないのですけれども、お金を滞納されている人のところに行って直接というのは大変なことで、私の知り合いなんかは、結構昔でしたので、相手の人に脅かされたりとかお酒を飲んでいらっしゃるとか、いろいろな大変な状況があると思いますが、今お聞きした、特に時効なんかで、時効というのは本来はあり得ない部分が強いと思うのですが、亡くなっていたり、そういう状況の中では自然発生的に起こったということだと思います。そういうふうに、町ではきちんと会計処理をされているのだなというところで思っております。今後とも大変だと思うのですけれども、税務関係はよろしくお願いしたいと思います。  あと、税務以外で、すみません、さっき最後に聞いた、町民の方が払えないというときに、税のほうでは1年間の余裕、これについてはまた延長も、1年駄目で、2年目も駄目みたいなことも起こる可能性はあるのですが、そういうのはどうなってしまうのか、できれば教えていただければと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 横田惠嗣税務課長。          〔税務課長 横田惠嗣君登壇〕
    ◎税務課長(横田惠嗣君) 再質問に対しまして税務課からお答え申し上げます。  このコロナ猶予、地方税法等では、今までも納税猶予という制度は設けてございましたが、今回特にコロナに関する特例法ということで、令和2年、条例改正によりまして新たに設けさせてもらったのが、コロナ猶予という1年間の猶予でございます。こちらにつきましては、当初から、令和2年の2月1日から令和3年1月31日までの間の納期限についてのみの法令でございまして、今のところ令和3年度に対して、これをそのまま期限延長だとか、拡大解釈で適用していいよという通知はございません。しかしながら、今現在これだけコロナが終息に至っていないということで、国、県等からは柔軟な対応で、ひとしくというわけではございませんが、慎重に納税については相談してほしいという通知もいただいておりますので、その辺、収入状況等困難な方がいらっしゃいましたら、お電話、来庁では懇切丁寧に納付の方法についてどのような方法があるか、もしくは新たな方法がないかとご相談はさせていただいている状況でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) そういう相談なり、実際にこれが行われた件数というのは何件ぐらいあるのか教えていただければと思いますが。 ○議長(宮島サイ子君) 横田惠嗣税務課長。          〔税務課長 横田惠嗣君登壇〕 ◎税務課長(横田惠嗣君) 再質問にお答えします。  令和2年の新型コロナウイルスの徴収猶予の特例ですが、実際の件数でございますが、住民税が4件、それから法人町民税が1件、それから固定資産税が10件。参考までに、国民健康保険税は3件でございます。合わせまして18件、12名、総額で1,874万2,800円、そのような状態でございまして、参考ながら、こちらが収納額の減につながるような内容にもなってございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 税務関係、2番につきましては以上です。  3番目の武州唐沢駅周辺の整備につきましては、周辺というところではあるのですけれども、駅の部分についての具体的な部分の整備計画というのが先ほどの状況で、駅自体は、整備するとか、そういう計画はないのか確認したかったのですが。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 岩田議員さんの再質問にお答えいたします。  駅そのものの動線というのですか、そういったものの改修はございません。先ほどの答弁の中で、多機能トイレを1基造るということで現在進んでおります。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 町長の公約だったので、町長の直接のお言葉も聞きたかったのですが、これにつきましては以上です。  最後、4番目の信号機の件につきましては、町のほうには県のほうから、あそこについては町道側を広げないとできないということで言っている部分だけで、不確定要素だよという電話連絡だけで、文書は来ていないということですが、私もちょっと県のほうには照会したのですが、確かに県は文書は出さない、口頭説明だよということはお聞きしました。ただ、交通量とか、そこの事故の発生状況からすると、あそこについては信号機を作ってもいいのではないかというようなご担当者の話もあったので、ちょっとその辺はもう一度確認させていただきたいのですが、こういう趣旨なのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答えいたします。  ここの部分の信号機の回答につきましては、先ほども述べたのですけれども、信号機設置の際のいろいろな判断基準がございます。バイパスの交通量については、信号機設置する判断基準は満たしております。それは以前からも言われておりました。  今回回答で言われたのが、まず一つは、今回要望したのが、感知式、感応式の信号機でしたけれども、まずこの感知式の信号機については、これは県としてもそれほど積極的に設置はしていないと。今は、どちらかというと感知式のものはなるべくつけないような形の方向に動いている話は一つありました。  そのようなほかに、あそこの今回の要望箇所につきましては、先ほどもお話ししたとおり、進入してくる町道側の改良がどうしても必要になる。その改良をした上で、信号機を、感知式でない普通の定周期ですか、のものにするとかというような形の、今度要望を変えるような形になるのかとは思うのですけれども、それについては前回の6月ですか、の議会のときにも申し上げましたけれども、信号機の要望につきましては、県内でかなりの数の要望があり、その中から交通量ですとか、また事故の発生ですとか、そういうものを勘案して、年間でもかなり設置される数は少ないのですけれども、そちらもありますので、県のほうも、県及び西入間警察のほうも、越生町のほうで、あそこの場所の交差点改良を行って申請の形を変えたからといって、必ずつくという保証はできないということだけは念を押されました。  ですので、慎重にということですので、そちらについては今回の回答を踏まえた上で、今町全体で当然道路改修、交差点の改良に合わせて道路改修が必要になるわけですけれども、そちらに要する費用、そういうものとかを総合的に判断して、どういう形にするのかを進めていきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 地元としては、その信号機が半感応云々というところよりは、早く設置というところだろうと思います。それで、信号機の種類を変えてやらないとできないということでなければ、あくまでやっぱり半感応でもいいから早く設置ということ、その条件を整えていければ、取りあえず地元としての意見はいいのではないかと思うのですが、どうも今設置していないのならしようがないけれども、設置の可能性があるのなら、なるべく早く設置というのを考えてもいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 再質問にお答えいたします。  当該箇所の如意のところにつきましては、以前からいろんな方、議員さんもおりましたし、地元のほうからもいろいろと要望をいただいて、町としても何とかということで毎年要望はしております。ですので、今後もそちらのほうをしないということではなく、何が一番いいのかを総合的に本当に判断しながら、また西入間警察ですとか県警のほうとも相談しながら進めていきたいと考えておりますので、ご理解のほうをよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) その件につきましては、私も議員になってすぐに町のほうに要望いたしました。そうしたら、先ほどの課長の答弁のとおり、私はそのとき議員だったのですけれども、埼玉県全体で非常に多いということで、要望はしているのだけれども、なかなか順番が回ってこないということでした。  それではということで、強く要望して、一般質問はしなかったのですが、植え込み等があって、ちょっと見づらい状態だったのです。それを飯能県土等の許可を得て、植え込みを刈ったりいろいろして、見やすい状態にするのが一番だと、現実におきましては、そういうのが一番だと思いまして、そういうことをいたしました。  それで、その後、今日も傍聴においでになっております木村議員も一般質問をされました。これは、何回も、何回もしているのですけれども、岩田議員もご心配で、そういうふうに質問されているのは非常によく分かりますので、今後も強く要望するだけで、いろいろ要件がありますけれども、町のほうの要件を満たしたからといって必ず信号機ができると、こういう状態ではないので、その点十分ご理解をいただければというふうに思っております。一生懸命やっておりますので、よろしくどうぞご理解いただきますようお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩田眞一君。 ◆1番(岩田眞一君) 町長自らご答弁いただきまして、この案件が早く進むのを切に望むところです。  以上、ありがとうございました。あとは、私、最初読み間違えて申し訳ありませんでした。ありがとうございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで岩田眞一君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時40分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分)                                                     ◇ 島 野 美佳子 君 ○議長(宮島サイ子君) 3番、島野美佳子君。          〔3番 島野美佳子君登壇〕 ◆3番(島野美佳子君) 議席番号3番、島野美佳子です。傍聴の皆様には、天候不順にもかかわらず、ご来庁いただき、誠にありがとうございます。議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。  質問件名1、クラスターを防ぐために。新型コロナウイルス感染症の第5波と呼ばれる感染の波が、今まさに町に押し寄せています。感染力の強いデルタ株の流行で感染者は急増し、保健所と医療機関への負担は増すばかりで、自宅療養を余儀なくされる市民が国中にあふれています。町の対応について伺います。  (1)、県は7月20日、自宅療養の手引を作成。日々の健康観察については、保健所や埼玉県宿泊自宅療養者支援センターまたは地域の医療機関からの電話により行いますとしましたが、現実には日々の健康観察はなく、変わったことがあれば、感染者自身から連絡をするということになっているようです。また、療養期間中の食事については、一定期間常温で保存可能な食事セットを県がご自宅までお届けする配食サービスを実施しますとしていますが、現実にはサービスが受けられなかったという声がありました。この実情を鑑みて、町は、希望する感染者、濃厚接触者に対して食料提供をすべきと考えますが、いかがでしょうか。  (2)、提供する場合、そのサービスの周知はどのようにしますか。  (3)、提供しない場合、感染者と濃厚接触者のその後2週間ほどの暮らしはどのようになると考えますか。  (4)、台風シーズンを迎えるに当たり、感染者と濃厚接触者の避難についてはどのように考えますか。  (5)、避難所を開設した場合、感染防止のためにどのような対策をしますか。  (6)、現在、避難所に備品としてある感染症対策グッズの種類と量は。それは十分ですか。  質問件名2、SDGsと越生町その2。前回の定例会に引き続き、SDGsの実現に向けた町の課題と取組について伺います。今定例会では、15番目の陸の豊かさも守ろうを中心に質問いたします。  (1)、山を守る。  ア、7月に熱海市で発生した土石流に関連して伺います。越生町では、これまでに、山林への残土埋立て、もしくは埋立ての計画がありましたか。あったならば、それはどのような経過をたどりましたか。  イ、町には、残土の投棄を規制する条例はありますか。  ウ、山林の利活用の一つとして太陽光発電が広まりつつありますが、傾斜地への導入は、その安全性において大いに懸念されます。脱炭素社会の実現に向けて、町のゾーニングを再編し、改正地球温暖化対策推進法に基づいて、再エネ導入に区域設定をする必要があるのではありませんか。町の考えを伺います。  (2)、山を育て活用する。  ア、町の林業について伺います。林業経営者並びに林業従事者の数は。  イ、不在村者の森林面積の割合は、全国で24%となっていますが、町ではどのくらいですか。  ウ、林業への興味関心を呼び起こすような町独自の教育は。  エ、町の子供が林業に従事することを希望した場合、どのようなアドバイスができますか。  オ、林業者育成のために、国にはどのような制度がありますか。  カ、林業者育成について、町の考えは。  キ、交流都市との連携で、森づくりやリフレッシュに森林を活用する考えはありませんか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 島野議員さんからのご質問のうち質問件名1の質問の要旨(1)から(3)について、健康福祉課からお答えいたします。  まず、(1)の食料提供に関してでございますが、埼玉県の対応について坂戸保健所に確認しましたところ、島野議員さんのご質問のとおり、8月上旬に感染者が爆発的に増加し始めた時点で、準備していた食事セットが枯渇してしまい、希望された感染者の方へ提供できずに時間が経過してしまった事例があったそうです。ただし、現在は、おおむね通常の状態に戻っているそうです。  越生町といたしましては、町民の方々の命を守るという点では、新型コロナウイルスに感染したという影響で、食料や生活必需品の調達ができない方には、積極的に支援できる体制を早期に実現したいと考えております。  なお、埼玉県では、新型コロナウイルス感染症の患者さんを対象としておりますので、町では原則として濃厚接触者の方に対する支援を考えていきたいと思いますという答弁を考えていたのですけれども、状況の変化がありまして、濃厚接触者の方だけでなくて、感染された方にも支援をしていくという方針でおります。  次に、(2)のサービスの周知方法についてでございますが、広報おごせの紙面や全戸配布の印刷物、町のホームページなどを活用したいと考えております。  次の(3)に関しましては、とてもつらい、極限の状況を想像するわけですが、残念なことに町は、感染者の方や濃厚接触者となった方の情報を一切持ち合わせておりません。困ったときには、その原因が何であれ、SOSを発信していただくことで、その都度、様々な対応をしてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 島野議員さんのご質問のうち、質問件名1の質問の要旨(4)から(6)について総務課からお答え申し上げます。  初めに、(4)の感染者と濃厚接触者の避難でございますが、感染者の方につきましては、県の自宅療養の手引に記載されているとおり、原則として県が用意している宿泊療養施設に避難されることが基本と考えております。  次に、濃厚接触者の方につきましては、災害発生時には、町の避難所に避難されることが想定されます。その場合には、他の避難者とは接触しないよう、配慮が必要であると考えております。避難所につきましては、発熱などの体調不良の方に対応するために、複数の避難スペースを設けられるように考えておりますので、状況に応じて対応してまいりたいと存じます。  次に、(5)の避難所を開設した場合の感染防止対策についてでございますが、まず避難されてきた方の健康管理として、受付時の問診や検温の実施、その後の健康状態の継続確認などを行います。  次に、避難所の衛生管理として、マスク、消毒液などを用意し、感染予防対策を徹底したいと存じます。また、避難所においては、テープ、パーティション、テントなどを利用し、区画による避難者スペースの十分な確保を行い、発熱者等への対応としては、専用スペース、他の避難者と区分した動線、専用トイレの確保などをしてまいりたいと考えております。  次に、(6)の避難所に備品としてある感染症対策グッズの種類と量でございます。町で準備している主なものといたしまして、非接触型電子温度計40個、パルスオキシメーター15個、アルコールハンドジェル240本、マスク50枚入り400箱、子供用マスク50枚入り40箱、ディスポ手袋100枚入り125箱、フェースシールド500枚、除菌剤100本、防護服20着、簡易飛沫予防衣100着、パーティション214張り、段ボール間仕切り250個、段ボールベッド100個、換気用大型扇風機44台などを備蓄しております。  なお、種類と数量につきましては、風水害や地震といった災害の種類によって、避難者と避難される期間も異なりますので、必ずしも十分な量とは言えませんが、昨年度には国の新型コロナウイルス対応地方創成臨時交付金を活用し、相当数を確保することができたところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 島野議員さんのご質問のうち、質問件名2の質問要旨(1)について、まちづくり整備課からお答え申し上げます。  初めに、アの山林への埋立てでございますが、住民生活に危険を及ぼすような埋立て及び計画は、現在のところありません。  次に、イの条例でございますが、「越生町土砂のたい積の規制に関する条例」が平成16年に制定されております。  次に、ウについてでございますが、国は、地域の環境保全や地域の課題解決に貢献し、再生エネルギーを活用した地域脱炭素化促進事業を推進する仕組みを創設し、地域の合意形成を円滑化しつつ、地域の脱炭素化を促進するとのことでございます。しかし、髙橋議員さんの質問でもお答えいたしましたが、地域との合意形成が課題となっております。今後、国の動向を注視してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) 島野議員さんの質問件名2の(2)につきまして、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、アについてでございますが、2020年に行われた農林業センサスでは、越生町で林業経営されている事業所は3社で、林業従事者数は8人となっております。  次に、イについてでございますが、森林の不在村者に関する統計調査は、2005年に行われた農林業センサスが最新で、不在村者の森林面積は全国で24%となっておりますが、ご質問の町の割合につきましては、公表データはございません。町の森林台帳を基に集計したところでは、約3割程度となっております。  次に、ウについてでございますが、梅園小学校の5年生、6年生による「梅の里緑の少年団」の活動で、川越農林振興センター林業部職員と森林サポータークラブの皆さんに講師となっていただき、間伐、植樹体験を実施しております。間伐体験や植樹体験などの森林体験学習を行うことで、循環型資源の森林について学ぶとともに、森林内での様々な体験活動を通じて、森林と人々の生活や環境との関係について学んでいただいております。  次に、エについてでございますが、子供たちが将来、林業に従事することを希望した場合には、全国森林組合連合会が実施している「森林の仕事ガイダンス」の紹介や埼玉県林業労働力確保支援センターでの就業相談のあっせんなどが考えられます。また、県が行っている「埼玉県林業技術者育成研修」という技術研修を紹介するなど、林業を希望する方にアドバイスさせていただきます。  次に、オについてでございますが、国では「緑の雇用」新規就業者育成推進事業や「緑の青年就業準備給付金事業」など、新規就業者が必要な知識と技術を習得するための支援制度により、林業者の育成を行っています。  次に、カについてでございますが、林業者育成、担い手の確保のためには、林業者の仕事が少しでも増えるよう、森林環境譲与税を活用し、間伐などの森林整備を推進することが必要だと考えております。また、都市部の自治体における森林環境譲与税の使途として、木材利用の促進や山間部の地域の山林での活動などに積極的に活用していただくことも、林業従事者育成につながるものと考えております。  次に、キについてでございますが、金子議員さんからの一般質問でもご答弁申し上げましたように、民間事業者や県において検討が始まっている、都市部と山間部の自治体による林業体験や森林学習などの交流促進事業等を活用し、交流都市との連携について検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) それでは、再質問させていただきます。  まず、新型コロナウイルス感染症への対応ですけれども、初めに食料提供を用意していただいてありがとうございます。少し詳しくお聞きしたいと思います。この感染者並びに濃厚接触者に対しての食料提供は、いつから始まっていますか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 島野議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  そのこと、昨日ホームページに、内容について情報をアップさせていただきました。制度の構築につきましては、担当内で様々情報等も収集させていただきながら、現在のところ保健センターでは、それこそワクチン接種のほうが必死になってやっている関係では、福祉担当のほうで、このところの部分を担ってもらうようなことで準備をさせていただき、昨日アップさせていただき、現在のところ3セット現物を事務所のほうに用意してございます。お問い合わせがある都度、準備をさせていただきながらお配りしたいというふうなことで考えています。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 昨日9月8日のホームページの新着情報に載っているわけなので、これからなのだというふうに思いますけれども、その周知、そういったサービスを町が提供するという周知についてなのですが、最初のご答弁では、広報おごせの紙面や全戸配布の印刷物、町のホームページは分かったからいいとしまして、広報おごせの紙面というのは、9月には載っていないということかと思いますが、10月1日配布ですね、ちょっと遅いかと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 島野議員さんの再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  おっしゃるとおりというふうなことは非常に重く受け止めているわけなのですけれども、何とか昨日準備を整えたというようなことで、広報のほうは、広報担当のほうと調整させていただきながら、10月号の広報には記事を掲載させていただくように準備しております。  それと、ここのところ毎月ワクチンの接種がメインになるわけですけれども、保健センターのほうから発信をさせていただいている印刷物があるわけなのですけれども、今回について、またその中でも触れさせていただけるような状況にしたいというふうにも考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) はっきり申し上げて非常に遅いと思いますので、今後このようなことがないように。お隣のときがわ町では、もう半年も前からこういったサービスを提供していまして、その情報は早い段階で私も提供しましたので、そのときにすぐ動いてくだされば、広報の9月号に間に合ったのではないかなというふうに思いますので。スピードが大切です。もう各地で犠牲者も相次いでおりますし、自宅療養を余儀なくされている方が本当に多いですので、医療の提供は町はできませんけれども、健康状態を支える一助となる食料の提供については、町が十分できる仕事ですので、ぜひ早い決断と、また早い情報提供をお願いしたいというふうに思います。  関連しまして、ご答弁の中にありましたけれども、「感染者の方や濃厚接触者となった方の情報を一切持ち合わせておりません」。これは、当初からずっとこれが繰り返されていて、それが現状なのだというふうに認識はしていますけれども、このままではまずいのではないかという認識も広がってきてはいるかと思いますが、県と自治体間での、何とか命を失わないための情報交換などの進捗は一切ないのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問にお答え申し上げます。  坂戸保健所とのやり取りで、実際にこの食料支援に関しても、困った方がいらっしゃった場合に、越生町ではこういう形で支援をするそうですよといったような情報もご提供いただけますかといったような話もさせていただきましたところ、現在のところ一切考えていませんと。どこの構成団体といいますか、坂戸、鶴ヶ島、毛呂山、そして越生町からの話が、これで4件目なのですがといったような話もございましたけれども、その時点で、先週の金曜日だったのですが、その情報提供はいただけないといったような話もございました。  ところが、本日、読売新聞に「自宅療養者情報を県提供へ」といったような記事がございまして、どうも埼玉県は、協定を市町村と締結することで、市町村へ支援を希望する自宅療養者の情報を提供するといったようなことが記事となっておりました。実際にその協定の内容も確認してみないと分からないのですけれども、町とすれば、そういった情報をいただいて、何とか支援につなげられるのであればというふうに思っております。  様々状況の変化があります。先ほどちょっと答弁のほうでお断りもさせていただきましたけれども、自宅療養されている感染された方には、食料提供するのだというのが大前提で県は対応しておりましたけれども、その後、また今日の日を迎えるまでに、一人世帯の方のみに提供するといったような変化もあったようで、急遽一応町とすれば、感染された方にも、そういったことで食料支援をしなければいけないのだというふうなことで対応させていただくこととしました。  今まで一切ないというのが正直なところです。ただ、今後につきましては、そういった情報も提供させていただきながら対応も考えていきたいといったようなことを今考えています。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 事は命に関わることですので、ぜひとも早急な対応を、また必要であれば協定を結ぶなど検討していただきたいと思います。  ホームページを確認しましたけれども、食料と感染症対策の消毒等になっていますが、後で出てきましたけれども、例えばパルスオキシメーターの貸与を希望された場合に、町の防災の備品のパルスオキシメーターをレンタルするということは可能なのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 島野議員さんの再質問に総務課からお答え申し上げます。  現在町で確保していますパルスオキシメーターは、先ほどの答弁で申し上げたとおり、防災用で購入しております15個に限られます。今後ですけれども、県から感染者の情報等が入手できるとして、そういう方にそういうものが不足しているという情報がもしあった場合であれば、貸し出すことは可能ですけれども、何分にも個数には、現在越生町で確保しているのは15個しかありませんので、その辺につきましてはその範囲内でということになると思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 感染すると県が対応するわけですけれども、パルスオキシメーターは県が貸与するのですが、連絡して数日後にポストにゆうパックで届くということになっているそうで、やはり非常に不安ですし、ご本人はもちろん、それを看病するご家族も非常に不安な中にありますので、もしも食料提供の際に、県からのパルスオキシメーターが届く前の、その何日かの間に貸してほしいという話があったら、ぜひ対応をお願いしたいというふうに思います。15個ということですけれども、越生町の感染者数の推移から見ましたら、15個で何とかなるのではないかなというふうに考えます。  それから、10月号の広報には、食料提供についても情報提供するということですが、これはまたお隣のときがわ町の話ですけれども、広報が非常に見やすくなっていまして、新型コロナウイルスに関連する支援内容というページが必ず毎月載っています。住民の方へはこういったサービス、事業者の方へはこういったサービスというのが、毎月決まったフォームで情報提供がされています。広報おごせにも、こういった広報に載せるコロナウイルスの支援内容のページが必要だと思いますけれども、この際見直すお考えはありませんか。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 2時02分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時03分) ○議長(宮島サイ子君) 奥泉隆雄健康福祉課長。          〔健康福祉課長 奥泉隆雄君登壇〕 ◎健康福祉課長(奥泉隆雄君) 再質問に健康福祉課からお答え申し上げます。  現在のところ、越生町ではご存じのとおりで、印刷物を別紙として入れさせていただいて全戸配布を行っています。これに関しましては、主にワクチンの接種に関すること、それと感染症対策といったようなことの内容になっています。特に町長が常に気にしているのは、できるだけ広報の締切りに左右されない生の情報を発信するといったようなところを第一に、そういった対応をしてまいりました。島野議員さんのおっしゃられるサービス提供等の部分についてということでございますので、今後その点もちょっと検討させていただきながら、実際の広報の紙面の中で、そういった部分でコーナーをつくっていくのかどうかという点も考えさせていただきながら、対応していきたいというふうに考えています。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) これは、実際に町内で感染された方からお聞きしましたけれども、本当に苦しく、自宅療養を余儀なくされている中で、広報が届き、目を皿のようにして見ましたと。しかし、私が必要な情報はそこにはなかったと、そういうふうにおっしゃっていましたので、誰が見ても分かりやすく、そして町が継続して、そういった寄り添った対応をしているというのが分かるページづくりを検討していただければと思います。  避難に関して一つお聞きします。ご答弁の中に、感染者の避難については、原則として県が用意している宿泊療養施設に避難されることが基本ということなのですが、自宅療養者がこれだけあふれているということは、県が用意する宿泊療養施設は足りていないのではないでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 島野議員さんの再質問にお答え申し上げます。  1回目の答弁で申し上げましたとおり、感染者につきましては、島野議員さんもご提示のとおりの自宅療養の手引に、避難に関しては、県が用意した宿泊療養施設にということで明記されているところでございます。  現状において、この宿泊療養施設が、災害が発生したときに足りるのかどうかという確認は、申し訳ないのですけれども、取れておりません。これとは別に、県が、避難所の運営に関する指針というのを令和2年5月で、避難所の運営に関しての件で出しております。その中にも、感染者の避難のことについてうたってありまして、それについては、一時的に県が受け入れ施設ができない場合には、市町村の避難所に行く可能性もあるというようなことはうたわれてはおります。その際には、完全に個室がベストということで定義もされております。  その状態が、実際の避難の状況で、越生町で準備できるかどうかという点については、またそのときの状況にもよるとは思いますけれども、基本としますと、やはり感染者ですと、医療面での保護というのも当然必要になってきますので、そういう面がどうしても市町村の避難所では十分確保できないと考えますので、その点においては、できる限り県の宿泊療養施設が確保できるものを基本としていただきたいなと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 宿泊療養施設が確保できそうであれば、何もこんな心配はしないわけでありますから、最悪の状況も想定しながら、もちろん医療面での保護ができればいいですけれども、それができなくて、皆さん自宅療養されているわけなので、例えば町営住宅の空いている部屋を一時利用するとか、想定されることは全て考えて、シミュレーションしておく必要があるかと思います。  関連して、一つお伺いします。今定例会の初日に木村好美議員が、住民からの声として、町長が自ら防災行政無線でコロナ対策への呼びかけをしたらどうかというようなご提案がありました。そのとき、町長は、今はまだ町長の出るタイミングではないといったような答弁をされたかと思うのですけれども、今日また緊急事態宣言が延長されることが決まりました。こういった状況の変化に応じて、自治体によっては市長が自ら、宣言発出に伴う市長メッセージですとか、住民に呼びかける、また協力を呼びかけるような広報の仕方がいろいろあるようです。  いかかでしょう、町長は、例えばこういったタイミングで、延長になったけれども、もうしばらく皆さんで頑張りましょうといった意味合いから、感染症対策を徹底しましょうといった内容の防災行政無線を入れるというようなお考えはありませんでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) 越生町の発生状況とか埼玉県、日本国全部の発生状況を見ながら、具体的に考えていきますが、出す手を全部出してしまうと、効かないという点もあるわけです。ですから、その点も考えて、私自身、防災無線を活用したいというふうに考えております。越生町もプラス1とかになっておりますけれども、一時は非常に多くなりましたので、検討はいたしました。やるべきかなと思ったのですが、また減少してまいりましたので、どこが一番効果的かということを考えて防災行政無線のほうも活用したいと、こういうふうに考えております。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 防災行政無線で特別なメッセージが欲しいというわけではありません。今、毎日女性の声でそれが伝えられますけれども、同じ原稿の内容で構いません。町長の声で、こういった、今しばらく我慢が必要なのだといった思いを込めて、同じ文面で構いませんから、その呼びかけが時にはあってもいいのではないかと私は思います。  では、質問件名2のほうに移ります。まず、山林への埋立てについて質問しました。ご答弁の中に、「住民生活に危険を及ぼすような埋立て及び計画は、現在のところありません」ということです。現在のところというのは、過去にはそのような話があったかどうかについてお聞かせください。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 島野議員さんの再質問にお答えいたします。  過去には、私が調べたものの中では3件ほどございました。やはり不適切なことが発見され、結果的にそれを是正させたと。法律に基づいた盛土として成形されたという処理になっておりました。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 過去に3件ほどあり、それが是正されたということでよかったと思いますけれども、その過去のケースなのですが、それを発見するのは町ですか、それとも住民の方ですか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 再質問にお答えいたします。  これはケース・バイ・ケースで、例えば夜中大型ダンプがあるという通報が警察に入るとか、ご近所の方、それから町のパトロールにより発見されるという方、こういうことが起こると、1件ではなく、他方から、数日間にもいろんな情報が入るというのが現実でございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 分かりました。住民の目が本当に大切だなということがよく分かります。  続きまして、太陽光発電に絡むことですけれども、自治体によっては、トラブル回避のために、区域設定をあらかじめ検討するという自治体もあるようです。住民の合意がもちろん大切なのですが、やはり今後の動きを考えると、そういったことも常に考えておかなければいけないかなというふうに思いますけれども、そういった必要についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 島野議員の再質問にお答えいたします。  促進地域というものをいずれ国から示され、そこを決めていくときが来るのかなという気がしますけれども、国の今の考え、脱炭素ロードマップに書かれている今の部分ですと、具体策3というところに書かれておりますが、ちょっと読ませていただきます。「屋根置き太陽光も含む地域の未利用ポテンシャルを最大限生かす観点から、再エネ導入の数値目標やそれを踏まえた具体的な促進区域の設定、いわゆるポジティブゾーンを環境保全や円滑な地域合意形成を図りつつ、国と自治体が連携して積極的に取り組む」と。国と自治体が連携するというのと、地域の合意形成が必要なのだというところでございます。時期が来れば、国から新しいものが示され、それに町は検討に入るということでございます。  今越生町は、昨日、今日質問も出ておりますけれども、条例をつくっております。この条例自体の題名が、「越生町太陽光発電設備の適正な設置等に関する条例」なのです。ここを大切に、無秩序な、いろんな環境破壊するとか、そういうこともないようにやっていくという考えでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 太陽光に関しては分かりました。  続いて、林業なのですけれども、梅園小学校の5年生、6年生が間伐や植樹体験をしているということで、これは梅園小学校に限っているように見えるのですが、越生小学校についてはどうでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、島野議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  梅園小学校のほうで間伐体験を行っているということでございます。越生小学校では行っていないということでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 林業については、戦後たくさん植えられたものが、今まさに活用されるという時代に入りつつあって、従来の林業とはまた違ったステージに入っているというふうに思います。林業の従事者が、ご答弁にありましたけれども、事業所が3社で林業従業者は8人ということで、7割が山林の町としては少し寂しいかという気もします。  そこで、町の子供たちに、まずは林業を、また山の魅力に触れていただくために、何かしら教育的な働きかけが必要だというふうに思いますけれども、ここでちょっと吉澤教育長にお聞きしてみたいのですが、これまでに教育長が越生町の子供たちに関わった中で、林業を志すとか林業に関心があるといった子供に出会われたことはありましたか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) 教育長の私のほうからお答え申し上げますが、私が教えた生徒や、また校長のときには、そういった生徒は、林業に関わっている児童生徒はおりませんでした。  ちょっと余談ですが、私の家は祖父が農林業で、山等もやっておりました。子供の頃、よく手伝った記憶もあります。現実に今現在、私の近くの山持ちの家等も、なかなか手が入らないで、かなり厳しい状況でございます。なかなか木が売れない。私が小学生や中学生の頃は、山の木がたくさん高値で売れましたので、私の祖父などは子供たちを大学まで出すことができました。今そういった、経済的にも、山を育ててもなかなか売れないので、そういう従事者になるような子孫がなかなかいないのが現状ではないかというふうに思います。ちょっと答えになっていませんが。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 林業を専業でやるのが大変厳しいというのは、私も薄々感じていますけれども。でも、とにかく触れる機会がなければ選択肢にも入らないわけです。  聞きますと、飯能市では、ある中学校で1人1本間伐体験をすると、そういった教育プログラムがあるそうです。同じく山林に恵まれた越生町でも、まずは子供たちの将来の選択肢に、また生活の一部として、山に関わるといった関係性を築くことが、越生町の特色ある教育の一つに、一面になり得るのではないかと思いますけれども、そういったことを町の特色として考えてみるようなお考えはありませんか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、島野議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  越生町において特色のある教育活動ということで、こちらの林業、森に関してとか、そういったものに興味があるというような子供たちの実態とを照らし合わせながら、学校にこれらのことは情報提供させていただきまして、学校のほうと進めていきたいなというふうに思っております。また、学校がこのような体験をしたいとか、こういう情報をいただきたいというものについては、積極的にこちらとしても情報提供をしてまいりたいと考えております。 ○議長(宮島サイ子君) 吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) 先ほどの答えではちょっと寂しいので、少し付け加えさせていただきます。  平成二十五、六年……育樹祭が熊谷で実施されたときに、育樹祭で梅園小学校の児童が、現在の天皇陛下をエスコートして、ちょうど壇上まで陛下をお連れしたのです。そのときの児童は、梅園小学校の児童が2名おりました。やはり間伐体験とかいろんな、龍ヶ谷にそういった方がおられましたので、今はもう引退されて、なかなかご指導いただけないのですけれども、間伐体験とかシイタケ作りとか、いろんなことを教えていただいたのです。その子供たちももう20歳を過ぎて、そのエスコートしたお父さんは、ご商売は家具屋さんをやっておられます。息子さんも、きっとそういったまた仕事に就かれるのではないかというふうに思います。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) まずは、手をつけやすいところからすれば、梅園小学校だけでなく、越生小学校の児童にも、そういった、森に入ったり、林業の一端に触れるような体験が必要なのではないかなと思いますので、検討していただければと思います。  今回の定例会で非常に興味深いことがありました。昨日の金子議員の質疑の中で、森林環境譲与税の活用という話から、産業観光課の課長の答弁の中に、鉄道会社から問合せがあったというようなお話がありましたけれども、そのことを少し聞かせていただきたいのですけれども、その問合せに対して、越生町としてはどのような反応、お返事というか対応をされたのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、島野議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  昨日ご答弁させていただいたのと全く同じなのですけれども、東武系列の旅行会社さんのほうから、この東武鉄道の沿線の山林のある、山村地域のある自治体に対して今働きかけているということで話がありました。内容というのが、東京都内の各区、そういったところから要望が幾らか来ていると。また、これからもそういったところに、またいろいろ話を持っていきたいということで越生町のほうに話がありました。内容は、都内の子供たちに、その区の森林環境譲与税を使って、東武の鉄道沿線の自治体の山林をフィールドに森林教育の体験を、そういった事業を展開したいというお話でございました。  内容を一応お話を聞きまして、まず1回目のお話だったもので、この後またいろいろな内容を詰めていくのだと思うのですけれども、お聞きしまして、町長にも報告をさせていただきました。町長も非常に前向きというか、いい取組だろうということで、前向きな回答のほうをさせていただいたところでございます。先日その会社の方とお話しする機会がありまして、その後どうでしょうかという話をしましたら、感触的には越生町さんが一番よかったというふうな回答をいただきました。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) ただいま産業観光課長が答弁いたしましたように、私のところに相談が来ました。これは非常にいいプランだということで、ぜひ進めるようにということを指示いたしました。それで、私の友人も、友達も台東区の区長とかほかの区長もしております。東京都の区長です。そういうところに働きかけて、やりたいと思います。また、県内の事業に関しましても、朝霞市とか、宮代はどうなのでしょうか。宮代も働きかけてみたいと思いますけれども、そういう関係するところに働きかけて、ぜひ越生町で林業体験をできるようにしたいと、こういうふうに思っております。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆3番(島野美佳子君) 先ほども申し上げましたけれども、林業専業というのはなかなか厳しい時代ですが、企業などがそれに社会的貢献として関わると、また話は変わってきます。トヨタ自動車はトヨタの森、サントリーも奥多摩にサントリーの森を持って、社会的な責任を果たしながら脱炭素社会へ向けた働きをしていますので、越生町としても、東武系列の旅行会社さんですか、そういった企業とタイアップして、ぜひ進めていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで島野美佳子君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                                      (午後 2時31分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時45分)                                                     ◇ 池 田 かつ子 君 ○議長(宮島サイ子君) 7番、池田かつ子君。          〔7番 池田かつ子君登壇〕
    ◆7番(池田かつ子君) 7番、池田かつ子です。外の天気は、雨が上がって、足元が少しはまだぬかっているでしょうか。晴れてきましたので、よかったと思いながら自分の番を迎えています。傍聴に来ていただいている皆さん、ありがとうございます。議長の許可をいただきましたので、一般質問させていただきます。  質問件名1、学校教育と検定。国際化が進む今般、学校の英語教育の重要性が高まっています。新しい学習指導要領改訂において、英語教育改革は最大の目玉であると言われており、今後小中学校での英語科目がますます重視されていくものと思われます。  越生町には平成30年に開始した英語検定料を助成する事業があり、以前より英語教育に力を入れてきた町の取組は高く評価できます。一方で、児童生徒の個性伸長を考えた場合、英語以外の国語や算数、数学、その他の教科の力をつけたい、伸ばしたいと望む児童生徒はいるはずで、町はその思いに応えるべく、将来に生かすことができる検定資格取得の選択の幅を広げるような環境整備に力を尽くすべきだと考えます。社会の価値観が多様化している昨今であるからこそ、教育の町越生として、町独自の施策のさらなる強化に取り組むべきではないでしょうか。そこで、お聞きします。  (1)、英語検定について。  ア、英検導入と助成開始のいきさつは。  イ、開始してからの受検者の推移は。  ウ、開始後から令和2年度までの年度ごとの実人数は。  エ、検定の成果と活用は。  (2)、児童生徒の個性伸長の観点から捉え、検定科目を拡充することについてのお考えは。  (3)、今後小さい町の特色ある教育を進めていくため、授業時数特例校制度を取り入れる考えは。  質問件名2、地域交通対策事業の見直しと改善。地域交通対策事業は、平成29年7月1日に開始した事業です。70歳以上の運転免許証自主返納対策と高齢者の交通手段の確保並びに公共交通の利用促進を図ることを目的としています。対象となる方から、この事業が開始したことで、足を止めることなく、いつものように生活することができると感想を聞くことができました。  一方、事業が開始して3年がたち、サービス利用に対するお声を幾つもいただいています。今後越生町は、ますます高齢化の一途をたどります。高齢者の足の確保にしっかり取り組んでいくことで、笑顔と活気に満ちた明るい町越生であり続けることができると確信しています。そこで、お聞きします。  (1)、越生町の70歳以上の方は何人ですか。  (2)、令和2年度のバス券、タクシー券の利用実績枚数、返却枚数、また令和3年度これまでの申請数は。  (3)、利用者からの声にはどのような内容がありますか。  (4)、さらに高齢化が進む中で、3、5、10年後の申請者の増加と、それに伴う助成額はどのくらいになると推測されますか。  (5)、制度内容の拡充について。  ア、助成額の拡大は。  イ、利用範囲の拡充は。  (6)、その他の交通機関の拡充について。  ア、小型乗合自動車を採用する考えは。  イ、今後AIやICTを活用した交通対策の予定は。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) 池田議員さんの質問件名1、学校教育と検定について学務課からお答え申し上げます。  まず、質問の要旨(1)の検定についてのアでございますが、小学校で令和2年度より完全実施となった新学習指導要領では、小学校の3年生、4年生が週1時間、5年生、6年生が週2時間の外国語に関する授業が新設され、より英語教育が充実されるカリキュラムとなりました。越生町では、この新学習指導要領への対応やグローバル化が進む社会で生き抜く人材を育成するために、完全実施となる前の平成30年度より、授業時数を確保して、小学校3年生から小学校6年生の増加した分の授業を実施したり、各校のALTを増員したりして学習環境の充実を図ってまいりました。  英語検定の助成につきましては、議会でもご提案をいただき、越生町の小中学生誰もが目標を持って英語学習に取り組むことができるよう、平成30年度から、年間1回分の検定料の半額を補助することといたしました。対象学年は、平成30年度は小学校5年生から中学校3年生とし、令和元年度からは小学校3年生から中学校3年生と対象学年を拡充いたしました。  次に、イとウにつきましては、英検の助成を始めた平成30年度からの受検者は、年々増加しております。それぞれの年度における受検者の総数は、平成30年度が96人、令和元年度が107人、令和2年度が117人となっております。また、このうち年1回分の半額を助成しておりますので、助成の対象となった人数と助成額につきましては、平成30年度が76人で11万1,450円、令和元年度が87人で13万7,100円、令和2年度が95人で15万6,300円となっております。  次に、エの成果につきましては、多くの子供たちが具体的な目標を持って取り組むことができるようになっていることや、教員が子供たちに身についた英語力を把握して指導を行うことができることが挙げられます。また、年々受検者数が増加してきていることにより、英語に関する関心が高まってきており、今後も増加していくものと予想されます。また、活用につきましては、子供たちの英語学習を行う上での目標設定や、高校入試や就職する際の資格証明にも活用できるものと考えております。  次に、(2)についてでございますが、現在各学校で募集し、実施している検定は、英語検定のほかに漢字検定や数学検定などがあります。英語検定の助成は、先ほども申し上げましたとおり、新学習指導要領の、より英語教育を重視する方針に対応していくために開始したものでございます。そのほかの検定教科の拡充につきましては、学校の実態や学校の考えを踏まえて判断してまいりたいと存じます。  次に、(3)についてでございますが、この制度は各学校や地域の実態に合わせて、文部科学省が、教科等の授業時数の配分の変更による特別の教育課程を編成して教育を実施できる学校を指定する制度でございます。越生町の教育振興基本計画では、子供たちに知徳体のバランスの取れた9年間の一貫性のある教育を行うことを第一の目標に掲げております。議員さんご指摘の越生町独自の施策ができたらすばらしいと考えております。この制度に関する資料は学校に配布してありますので、教育課程を編成する学校の考えを中心に進めていきたいと考えております。  教育委員会といたしましては、今後とも特色のある教育が進められるよう、各校の取組を支援・アドバイスしてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 池田議員さんのご質問のうち質問件名2について、企画財政課からお答え申し上げます。  町の地域交通対策事業である越生町地域交通タクシー・バス利用料金助成事業は、平成29年7月1日から試験運用を始め、平成30年4月1日から本格的に運用を開始いたしました。令和2年4月1日からは、町外で乗降できる場所として、毛呂山町の埼玉医科大学病院に加えて、新たにくらしワンストップMORO HAPPINESS館を追加し、現在の制度となっております。  最初に、質問の要旨(1)でございますが、令和3年8月1日現在の越生町の70歳以上の住民基本台帳人口は3,159人でございます。総人口が1万1,280人でございますので、その人口比率は27.7%となっております。  次に、質問の要旨(2)でございます。まず、バス利用券の令和2年度の実績でございますが、使用枚数は8,049枚でございます。利用券の発行枚数が4万2,100枚でございますので、使用率は19.1%となっております。  次に、タクシー利用券でございますが、使用枚数は1万7,698枚でございます。利用券の発行枚数は3万8,175枚で、使用率は46.4%となっています。令和2年度の使用枚数は前年度と比べて大幅に減少しており、コロナ禍の影響を受けているものと思われます。  次に、令和3年度の申請数でございますが、令和3年7月31日現在で545人となっております。  続きまして、質問の要旨(3)の利用者の声でございますが、最も多い声といたしまして、「生活を送る上で必要であったタクシー・バスの使用に経済的な支援をいただき、大変助かる」などの感謝のお言葉でございます。  要望といたしましては、「助成金額を多くしてほしい」、「1回の乗車で利用できる金額を多くしてほしい」、「埼玉医科大学病院以外の町外の医療機関の通院で使用できるようにしてほしい」、「町外の商業施設への買物で使用できるようにしてほしい」、「本人が来庁することなく登録できるようにしてほしい」など、助成金額の拡充、利用範囲の拡充、申請手続の見直しなど様々な声をいただいているところでございます。  次に、質問の要旨(4)の今後の助成額の推測でございますが、平成30年の国立社会保障・人口問題研究所、いわゆる社人研の推計によると、越生町の70歳以上の人口は、4年後の令和7年には3,212人、9年後の令和12年には3,219人と増加を続け、14年後の令和17年からは減少に転じ、以降も減少を続けるものと推計されています。一方、人口比率は、令和7年には32.3%、令和12年には35.6%、令和17年には38.2%になるとされており、その後も一環して上昇を続けるものと推計されています。  また、実績につきましても、制度開始から令和2年度までの登録者数は、利用対象者の増加と本制度の定着・浸透によりまして、年々増加している状況でございます。しかしながら、利用券の使用枚数は、ほぼ横ばいから微増となっており、決算額につきましても1,000万円前後で推移しております。  また、今後は健康寿命の延伸に伴い、健康なお年寄りが増えることで、ご自分で自動車を運転される方も多くなっているのではないかと考えられますので、今後の助成額につきましても、横ばいから微増で推移するものと予想しているところでございます。  次に、質問の要旨(5)でございます。制度内容の見直しにつきましては、検討支出いるところでございます。先ほど質問の要旨(3)で申し上げましたような利用者からの要望を踏まえながら、今後の町の財政的負担、町内の医療機関や商業施設の振興などの課題を考慮しながら検討を進めてまいります。  次に、質問の要旨(6)のアでございますが、町内の主要な交通機関である鉄道、バス、タクシーは、いずれも民間事業者が運行を行っております。現在の制度は、このような事業者支援も兼ねた制度となっており、制度開始から4年目を迎え、制度の拡充も検討しているところでございます。当分の間は、現在の制度を継続していきたいと考えておりますので、町運営の乗合自動車の運行は考えておりません。  最後に、質問の要旨(6)のイでございますが、全国的にAI(人工知能)やICT(情報通信技術)を活用した交通対策の取組が始まっているところでございます。観光の渋滞対策や大型バスの自動運転、複数の公共交通機関や移動サービスを組み合わせて、検索・予約・決済等を一括で行えるMaaS(マース、mobility as a service)などの先進的な実証実験がされております。県内においても実証実験をされている自治体や企業もございますので、動向を注視し、情報を収集してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) それでは、英検のほうから再質問をさせていただきます。  1つ目、ご答弁の中で、高校入試や就職する際の資格証明にも活用できるということがありましたが、高校入試の場合の具体的な様子を教えてください。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  先ほど答弁で英検の活用についてということで、高校入試の際とか、それから就職の際のという話をさせていただきました。高校入試につきましては、各学校に提出する調査書と呼ばれるもの、そこの中の記述に、調査書の内容は各評価の、5段階評価の点数とか、それから出席日数とか学校の様子などが書かれるのですけれども、その中にその他の項目というところがございまして、そこに検定試験の取得の級を書くような欄がございます。そちらの欄について、その個人それぞれが持っている取得の級を書いて学校に提出するものでございます。そちらの各学校でそれぞれ、検定試験の何級を持っていれば評価しますよとか、そういった細かい規定も、選抜基準というものもございますので、それらを参考に学校のほうが記入して、そのように高校のほうに送っていると、そういう状況でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) それでは、漢検と数検もあるというお話を聞いたのですけれども、それらの受検状況、学校でやっているのですよね。学校での受検状況を教えてください。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  学校のほうで行っている検定ということで、英語検定のお話はさせていただいたのですけれども、漢字検定、それから数学検定については、越生中学校で行っております。また、小学校については、梅園小学校においては漢字検定を行っているということでございます。  それらの中から越生中学校の様子をお話し申し上げますと、昨年度、令和2年度の状況でよろしいでしょうか。数学検定の受検者、令和2年度については10名、漢字検定につきましては46名となっております。また、梅園小学校における受検者数でございますが、令和2年度は11名となっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 子供たちは、英語検定のほかに漢字検定とか、それから数学検定とかに関心を持っている子がいるという実態が分かりました。  今回、今年は、中学校の学習指導要領の改訂、昨年度は小学校の学習指導要領の改訂がありました。その中、新しくなった学習指導要領の一番大切にするというか、そこで何の力をつけるかということが示されていますが、それは何でしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問に学務課よりお答え申し上げます。  新学習指導要領につきましては、今年度、令和3年度、中学校で完全実施、令和2年度は小学校で完全実施ということでございます。こちらの学習指導要領、総則から各教科、いろいろな部分で、いろいろな文言が書いてあります。一つということでございますと、社会に開かれた教育課程ということで、地域それぞれ一体となって教育を行っていく、そういったところでございます。もちろんその中には、地域の実態ということもございますが、細かく見ていきますと、小学校においては英語教育の充実、それも入っているというふうな理解でございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 小学校も中学校も、どちらも育成を目指す資質、能力の3つの柱というのが今回の学習指導要領では掲げられています。一つは、生きて働く知識及び技能の習得。この知識とか技能はずっと、私が現場で働いていた10年前も20年前も、その文言が入っていました。  それから、2つ目としては、これからの子供たちの未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力ということで挙がっています。この表現力というのは、今回の平成2年の教育委員会の評価・点検カードの中に、越生町の子供たちが自分で、何が不得手なのと挙げたところの部分が、この表現力のところに重なるのですけれども、これは課題ということです。  ちょっと横道にそれましたが、3つ目は、学びを人生や社会に生かそうとする、学びに向かう力、人間性の涵養ということで挙げられています。まさに文科省が出している生きる力というのを、小学校も中学校も学習指導要領の改訂の中で目指しているところです。  いかに小学校、中学校で学んだことを、社会に出たときに、自分の力になり、生きる糧とするのかというところなのだと思うのですけれども、そういったことを考えると、英語が今グローバル化されて、脚光を浴びていますので、確かに英語は大切ですが、今のような小学校、中学校、高校は今後22年度に学習指導要領を改訂していくわけなのですけれども、英語だけではないということを私は強調したいと思います。  そういった意味で、相互補完するという、各教科領域が相互補完しながら子供たちの学習が成り立っているのだというような解釈を私はしているのですけれども、英語だけではなくて、その他の検定科目、さっき、漢検を受ける子もいました。数検受ける子もいました。そして、ほかのアクティブラーニングとかが学習の中に入っていますので、そういうことも含めて、どんなことに子供たちの興味、関心が広がっていくかということを考えると、やっぱり英語だけでなく、その他の検定科目も含め、1人1教科、年1回の補助の拡大を提案したいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  先ほど答弁のほうでお話しさせていただいたところでございますが、これらの実績で令和2年度、その前ですね、最近コロナ禍ということで学校のほうも、その他の検定についての実績が、ふだんどおりに上がってきていない部分もございます。数学検定、それから漢検の状況を見たり、またその他の検定にも興味がある、そういった子供たちもいるというふうに考えております。  これらの推移と、それから学校の実態を踏まえて、いろいろ判断していかなければいけないというふうに思っています。今回の英語検定の助成については、先ほど議員さんのおっしゃった新学習指導要領の流れの中で、特に英語教育というようなことが叫ばれておりましたので、そういうふうにさせていただきました。それらの子供たちの実態も含めて、あと学校の実態、そちらを踏まえて判断してまいりたいと思っております。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) ぜひ考えていただくということで、もう少し述べさせていただきたいと思うのですけれども、9月3日には中学校のほうの漢検が、金曜日の放課後ありましたし、中1で近所の子なのですけれども、中2になっているのですが、中1のとき数検を受けた子が私の周りにいます。どんなふうに使っているのかなと聞いたら、その子は塾に行っていないので、1年間のまとめがそういう、数検を受けたことで、どこが強くて、どこが弱いのかが、自分、家族中で分析ができて、次の目標に迎えるという話をしていました。  それとあと、すごいなとお母さんに思った、そのお母さんではない方なのですけれども、思ったのですけれども、合否は別として、受けることで自信がついて、その他の学習やほかの、例えば部活でもそうですし、友達関係でもそうですし、いろんな、子供たちの学校生活が多岐にわたるわけなのですけれども、そういった意欲につながる。だから、それは受けたからには合格してほしいけれども、その合否は別に、それをきっかけにして学習に対する意欲が出てくるといいなというのは、1人だけでなくて複数いました。ですので、そういう声とかがあります。  それから、英検に関心を持っている子たちに関しては、さらに気軽にチャレンジできるのではないかなと期待していますが、やる気のある子にとって、すばらしい制度ではありますので、この子たちも生かしながら、ちょっと英検はどうなのかなと思っている子や全く考えていない子にとっても、そういうチャンスを与えるのは必要かと思うので、ぜひそれも考えていただければいいなということを思っていますが、いかがですか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  先ほど目標を持って受検をして、合格するというのではなく、まず受けたことが自信になるというようなお話がございました。このような子供たち一人一人のいろいろな成就感というのですか、そういったものを育むためにも、一つの目標設定として、このような検定があるのかなというふうに思っています。  各学校については、それぞれ学校のグランドデザインというか、そういった中に、英語教育を充実させたいとか、梅園小学校には、ホームページでもありますけれども、楽しく英語を学べるようにやっていきますとか、また中学校については、さらに具体的に全員受検を目指しています。中学校3年生を卒業するまでに、3級以上を50%を目指したいというふうに明文化して、学校一丸となって取り組んでおります。教育委員会といたしましては、このような取組をぜひ応援していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 新井町長が教育に対して掲げていることがあります。「今後も将来の郷土を担い、世界に通用する人材を」というところが、そこの英検も1教科の中の一つにありますよね。それだけではないというのを私は主張したいと思いますし、学びの機会を確保して、質の高い教育の環境の実現を目指していくというのが町長の考えでありますので、ぜひ1人1年1教科、どの教科でも受けて、半額助成するよということになると、子供たちの意欲が広がっていくと確信しますので、ぜひ実践をするようにお願いしたいと思います。  それから、次の授業時数特例校。特例校というのは2つありまして、もう既に教育課程特例校というのは始まっていますが、今年から始まって来年から実践ができるという、今年の12月31日までに申請すると来年の4月1日からできるという制度が授業時数特例校ということなのですけれども、本当に私としては、授業時数特例校、いいのができたな。私が現場にいる頃にできたらすごく、カリキュラムマネジメントというのがあるのですけれども、先生たちが自分たちで考えてカリキュラムをつくっていくということで、学校の裁量を生かすことができるのです。拡大することができるのです。  そして、1割を上限に、子供たちが1年間に、例えば6年生は総時間数が1,015時間なのですが、それを1割下回ったものを、1割を上限に標準時間数を違う教科に使えるというのがあるのです。さっき島野議員さんの特色あるのに林業の体験を、子供たちからこそ、小さいときからこそ触れさせたらどうなのかしらというお話がありましたが、まさに島野議員さんの話を聞きながら私は、ああ、こういう授業時数特例校を使ってできるのではないかな、それがやっぱり大切な教育の部分でもあり、越生の課題でもあるのかなと思っています。  それから、越生は特色ある教育をしている町だと我々も発信していますし、かなり長い時間発信しているので、外からもそういう声が聞こえますけれども、越生の特色ある教育というのは、一言では言えないと思うのですが、どういう教育を言うのですか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  越生町の特色ある活動ということで、一つでは言えないということの話ですけれども、まずは地域とともにというところがキーワードになるかというふうに思っております。まず、地域といいまして、体験活動でしたら梅もぎ体験とか、そういった部分も、広大な自然がございますので、そういった体験活動を充実させることができると思います。また、地域の人材を生かすといった部分では、例えば越生中学校の光耀祭といいまして、いろいろな、手芸も含めて、着つけ体験、様々な体験がありますけれども、それらを、地域の指導者を呼んで、そういった体験ができるというふうな事例もございます。そういった、このような特色あるということについては越生町の地域、こちらを生かす、そういった活動になるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 私も、この質問をするに当たって、振り返ってみました、何が特色なのかなと。今課長がおっしゃったようなことを、体験学習だとか、それから70%ある森林だとか自然だとか、観光スポットとかもそうだな、教育に全部取り入れられるなと思ったのです。少人数指導をはじめ文化の継承だったり、それから今地域の人材がという話もしましたけれども、それと小々連携で、9年間一貫教育を行っているとか、本当にたくさんのことをやっているわけなのです。  それで、越生は、このところコミュニティー制度とかを導入してきました。それで、学校運営協議会が各学校に設置されていますし、そういうことでも、さらに今までやってきた特色ある教育をもう一度見直して、いいところは続けていくし、そうでないところは、みんなでもう一回見直しつつ、さらに特色ある教育の町としていくには、さっき言ったように、コミュニティースクールを導入されていますので、そういうところを活用するのも一つだと思います。  コミュニティースクールの特徴というのは、やっぱり学校だけが子供を育てるのではなくて、保護者はもちろんそうですけれども、地域の人たちの意見を吸い上げて、我らが越生の教育、子供たちをどんなふうにしたいのだ、育てていきたいのだ、後押しをしたいのだといって育てていくのだと思います。  ですので、ここで今年から授業時数特例校が始まります。8月から始まって、締切りが12月31日で、この後も続きます。これからさらに特色ある越生の教育をするのに、そういうことを、この授業時数特例校というのを一つの方法として考えてみることはできますか。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、池田議員さんの再質問にお答え申し上げます。  授業時数特例校については、今年度、この夏ですね、紹介がありまして、学校のほうに知らせたところでございます。議員さんのおっしゃった内容が、いろいろ弾力的に授業時数が組めるということで、特色も出せるのではないかというふうなお話をいただいております。  この教育課程については、まず第一に学校、こちらが大事であるというふうに考えております。こちらの学校の考えというものを置き去りにせず、学校を中心に、このような内容は進めてまいりたいなというふうに思っております。  こちらの授業時数については、越生町としましては、今まで2学期制や、それから土曜日授業等を行いながら、授業時数のほうを確保してまいりました。その確保した時間でいろいろなことができるわけでございますが、その中の一つに、このような体験活動はなくさないでいこうというような方針で今まで来てございます。そうした今までの活動も合わせながら、今後このように特色のある教育活動が、越生がPRできるというか、今後も継続できるように頑張ってまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) どこかの自治体をまねすることではなく、どこかの自治体の様子を見ながら進んでいきましょうということではなく、ぜひ人口減少、本当に人口が減っています。町の特色を出すには教育を、ちょっと語弊があるかもしれないですけれども、売りにしていくというか、のも、今までの実績がありますので、これは先駆けられるぞと私は思いますので、学校に授業時数特例校のことをぜひ教育委員会からお話しをしていただきまして、先生方の考えを、子供に合わせて先生方の考えがやっぱり主ではないと学校教育はできませんので、それだけではなく、さっき言ったように、もちろん保護者や地域とかの声も聞くことも大事です。そういう制度がありますので、ぜひ教育委員会から学校へ発信してください。  それでは、地域交通対策事業について質問させていただきます。利用者の声をたくさん聞きます。今課長さんから、バス券、タクシー券に関するお話をいただきまして、それで利用者の方の声も聞きました。本当に様々な利用者の意見がありました。感想がありました。課長の答弁の一番最初に出てきた、感謝をしていると、この事業に感謝をしているという方に何人も私も出くわしました。逆に、やっぱりもう少しこんなことを改善してくれないかということで、すごくこの事業自体によって、足の代わりになってくれるのだけれども、事業者さんとの、運転手さんとのトラブルがあって、かなり厳しい気持ちで、不快な気持ちでタクシーに乗るよという話も聞いていますが、その辺はいかがですか。聞いていますか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 池田議員さんの再質問に企画財政課からお答え申し上げます。  運転手さんのトラブル、一方的なといったら失礼なのですけれども、例えばこれはタクシー業者さんから聞いた話もございます。それは何かといいますと、例えば今の制度の中では、町内と、町外ですと病院のみです。そういう中で、毛呂山の例えばスーパーだったり何だったりに下ろしてほしいと。それに対して、うちのほうから、あくまで外部については中に対して、外への移動というのは認めておりませんので、タクシー業者さんには、越生までしか駄目ですよと。途中での降車、その他についてはタクシー券の利用はできませんという指導をしていますので、タクシー運転手さんはお断りするわけなのです。そうすると、融通が利かないというようなお話が出ているということはちょっと聞きます。  タクシー業者さんにすれば、町の指導に従ってやっている。でも、利用者さんにすると、ちょっと融通を利かせてほしいというような思いがあるというのも承知しております。そういったところで、利害ということはないのですけれども、こういう制度ができて、使い勝手の問題というところは、利用者にしてみれば、より広い範囲で使いたいという思いが出てくるというのも承知しております。  そういう中で、この交通制度が始まった範囲というのは、公共機関であったり買物であったり、公共施設だったり金融機関の利用を図っていくということの中では、町内、主体は町内移動をベースにした制度であるというところがございますので、そういったところを踏まえていただいた上でのそういったお声というのは承知しておりますので、それをこれからの制度運用についてどうしていくかというのが一つの課題になっていくだろうというふうには考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) この事業があってよかったなという声もあり、逆の声もあるというお話をしたのですが、私が今回利用補助の拡充と、それから利用範囲の拡充というのはありましたよね。課長さんのご答弁の中にも、本当に分かっていただいている答弁だったのですけれども、この事業の目的が、越生町での地域交通対策事業として始まったと。タクシー及びバスの利用料金の助成を開始したと。この事業で何が目的かというと、運転免許の自主返納を促進し、高齢者の足の確保、それから日常生活で必要とされる医療機関等への通院、買物や公共施設または金融機関等の利用に関わる公共交通利用者の負担軽減及び交通弱者への交通手段の確保を図るとともに、公共交通の利用促進を図ることを目的としているというようなことが目的のわけなのですけれども、そうすると制限があり過ぎるのではないかなと思うわけです、この目的を読んでいくと。読むことと、それから利用者さんの声を聞いていると、まだまだ目的に合っていない、有効活用していないのではないか。  手元に、申請すれば72枚のタクシー券と、それから川越観光バスが走っているところは、100円券が100枚綴りが2冊来るわけです。もらえるわけです、最大。それを有効活用していないのではないかな。その理由は、制限、利用範囲が、使いたいと思うのとは合致しないのではないかなというところが、多分利用者さんの声だと思うのです。  今後改善していくということなのですが、私は町長さんにお話を聞きたいと思うのですけれども、町長さんの施政方針、マニフェストの中に、現在のタクシー、バスの利用補助を拡充しますということを掲げているわけなのですけれども、私が言った地域交通対策事業に対する町長さんの見解をお聞かせください。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之町長。          〔町長 新井康之君登壇〕 ◎町長(新井康之君) それにつきましては、庁内で対策を今進めているところです。ちょっといろんな問題があって、それをどう価値判断でしていくかということもありますので、なかなか、こちらを取ればあちらが立たずということにもなってしまうかなと思いますけれども、今検討しているところでございますので、ご理解をいただければというふうに思います。少なくとも来年度からは、はっきりできるようにしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 庁内で検討なさっていただいていてご苦労が、あっちを立てればこっちが立たずという、今おっしゃいましたが、本当に苦労だと思います。本当に人物が、違う方、それぞれがそれぞれの意見を言いますので、ですから多分一本にはなかなかまとまらないのかなというようなことは思っていますが、今の町長の、来年度当初には何とかというのですけれども、今話合われているところの様子でどういうことが、話せる部分、池田課長、話してもらえますか。何が問題なのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 池田議員さんの再質問に企画財政課からお答え申し上げます。  課題として考えなくてはいけない部分と申し上げますと、今先ほど町内の移動手段ということで、町内業者さん、当然町外を認めるということになりますと、例えば買物にしても医療機関にしても町外にかかるというお話になってきます。特に商店さんなんかの考え方で言えば、もちろん車を持っている方は町外に買いに行っているというご意見もあるのは当然承知していますけれども、それを町の交通政策の中で全部町外オーケーという形になりますと、町内のそういう商業業者さんとかというのをないがしろにする話になりかねない、それが一つ出てくると思います。  それから、今先ほどタクシー等の利用者の数のお話でちょっと数字を申し上げました。29年度は試行期間ですので、30年度から数字を申し上げますと、タクシーの登録人数というのは、平成30年が538人、元年度が553人、令和2年度は567人です。70歳以上の人口というのは、それぞれやっていきますと、大体このタクシーの、いわゆる登録されている率といいますと、全体で大体18%ちょっとなのです。残りの8割ちょっとの方というのは、運転免許を持っていらして、恐らくですけれども、車を所有されている。  経済的援助の部分で考えますと、車を持っている方というのは車を購入していますし、強制保険も入っているし任意保険も入っているし、当然ガソリン代も負担しています。そうすると、1年間でどのくらい負担されていますかと。やっぱりそれは町民の方ですので、同じ、バランスの問題というのが非常にやっぱり大きいのだろうというふうに思います。そういうものを考慮していったときに、助成額をどのくらいにするのが適切なのか。  一方で、今言ったように運転免許のない方というのは非常に移動制限をされて、年間3万6,000円とはいえ、月の金額にしますと、そんなに大きい金額ではございませんので、では一回一回、特に例えば梅園のほうの奥の方が越生に出てこようとすると、非常に金額的にも張ってしまう。1回出てこられるかどうかという話になって、自己負担が増えていくいう課題もあります。一方で、町内の方がタクシー券を利用されるときという形になると、距離も短くて済むというところもありますので、そういったところのバランスのところをどう考えていくか。  それから、今先ほど車に乗っているところの援助の話で考えますと、福祉のほうでも、いわゆる有償運送という制度があったりとか、社会福祉協議会のほうで、ふれあいサービスとかというサービスの中で、交通の援助ではなくて、介助の部分の援助というところで考えられている部分がございます。そういった制度の制度間利用ではないのですけれども、その辺のバランスを、知られていない部分もあるのであれば、もっと活用してもらうような形とかというのも考えながら、それらのバランスをどう取っていくかというところで今詰めておりますので、来年度に向けて何とか実施のほうに向けて頑張っていきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田かつ子君。 ◆7番(池田かつ子君) 私も何年か後には、事故を起こす前、事故を誰も起こしたくないのですけれども、自分の体のことは自分で分かりますので、自主返納をしたほうがいいのかなということを本当に考えるようになりました、これを取り上げて。池袋の事件がありました。90歳で、それで都会を暴走してしまったのです。被害者になった男の方、松永さんでしたか、あの人の手記を読んだときに、私はその場ですぐに自主返納をしたいと思ったのです。それほどやっぱりこの越生でやっている事業はすごく、年齢の高い方にとって、今後返納しよう、だけれども、足の確保はしてもらえるのかしらと不安に思っている人たちがいますので、それもよく考えていただいて、時間かけてもんでいただいて、来年当初からは、またさらにいい事業になっていただければいいなと。  最後に、町の商店の活性化と、この事業はどうしても、やっぱり結びはどう考えてもつかないので、別に考えていただくということを望みます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで池田かつ子君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 3時46分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 4時00分)                                                     ◇ 関 根 真 一 君 ○議長(宮島サイ子君) 6番、関根真一君。          〔6番 関根真一君登壇〕 ◆6番(関根真一君) 議席ナンバー6番、関根真一です。傍聴の皆様には、最後の質問者までお残りいただきましてありがとうございました。行いがいいのでしょうけれども、足元は完全に晴れておりますので。  議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして質問させていただきます。私の質問は2件あります。  質問件名1、危険情報伝達手段の確立を目的に、前回定例会に続き確認します。日本では、自然災害が原因で人命が失われる事故が数多く起きています。今年も7月3日に発生した熱海市の土砂崩れは、大きな土石流となり、多数の人命を失いました。亡くなった方は、想像できないだけに無念だったことでしょう。その後、静岡県副知事の発言として、違法な土盛りが原因と発表しています。これは、自然災害ではなく、人災になります。結果として、行政の管理機能が厳しく問われることになります。  本町では、少なくともこのような事故は未然に防ぎたく、災害時、緊急時に危険な地区に住む住民全員に、何らかの手段で連絡することができる連絡網を作成しておく必要があると考えます。  この問題は、前定例会でも質問しましたが、その時点での回答では、住民の安全確保の伝達が確立されていません。その継続質問です。私は、災害の被害者が出てからでは遅いと考えるからする質問です。  まずは、前定例会で、広報手段により情報認知に不平等があることを指摘しました。その関連から次の質問をいたします。  (1)、行政直接の責任とは考えませんが、情報を受けるのは税金を納めた住民です。行政と(協)、協力の「協」です。越生スタンプ会の連携はどのような形になっているのか教えてください。  (2)、そこへは補助金が出ていると思いますが、教えてください。  (3)、去る7月15日の朝刊に、その(協)越生スタンプ会のチラシが新聞に折り込まれました。新聞折り込みでの住民への情報伝達率は50%強で、未購読者が知るにはフォローが必要と伝えました。チラシの内容からして、何らかのフォローが必要だと思いますが、フォローはしたのでしょうか、それともさせましたか。  (4)、情報伝達の有効性確認手段として、前回の定例会の回答で、コロナワクチン接種の予約問題と併せてアンケート調査を実施したいと回答をいただいております。その場では、9月までにはできない可能性の発言もありました。住民の広報(情報)認知手段をアンケートで調べ、危機管理にも応用する回答をいただいています。そこで、現在の進捗、今後の計画を教えてください。  (5)、前定例会で情報伝達手段が9つ示されています。その中で、緊急時に使えて高齢者にも伝わる防災無線と電話、広報車がかろうじてという状態だと分かりました。しかし、防災無線は、風雨が強い場合、どこまで役に立つのか不明です。その際は、万事休すだと思います。被害に遭うまで知らなかったという最悪事態を招かないために、それ以外の補助策をシステム化するべきと考えます。お考えはありますか。  (6)、別件ホームページの解読率(人口比、戸数比)を調べておくことは、今後の対策としても重要なポイントになると思います。あわせて、アンケート調査依頼をお願いします。  (7)、並行して、ホームページの閲覧講座を広報に載せたらどうでしょう。  質問件名2、株式会社越生特産物加工研究所に関して。昨年の6月の定例会で、「(株)越生特産物加工研究所」への貸付金が決定し、その返済は1年10か月、この時点では10か月でしたけれども、既に1年8か月後から始まります。返済の可能性を確定するには、少し難があるかもしれませんが、「その頃分からなかった」では済まない問題です。特産物加工研究所の経営状況をお尋ねします。  (1)、令和2年度の決算は、コロナの影響もあり、読み取りが難しいことではあるでしょうが、返済開始時の予測ができますか。  (2)、経営が困難になった場合に、企業売却も現実となります。もちろんないことを望みます。仮に売却に至った場合、障害があるとすれば、どのようなものが想像できますか。  (3)、運営関係者は、経営者、企業役員、関連執行部の課長、議員となりますが、完済になるこの先12年の間には、人の変化が大きく起こります。やがて責任の所在さえ不明確になる可能性があります。それでは税金を投入した責任を負うことができません。それを防ぐには、貸付金の経緯を詳細に示した流れを時系列で記録しておくことの必要性を感じます。分散している資料を1冊にまとめておくべきかと考えますが、そのようなお考えはありますか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) 関根議員さんの質問件名1の(1)から(3)について、産業観光課からお答え申し上げます。  初めに、(1)についてでございますが、越生スタンプ会は、組合員の自主的な経済活動を促進し、経済的地位を向上させることを目的に設立された協同組合で、現在町民に親しまれている夢カードの発行や商品券の販売、大売り出しなどの販売促進事業を展開しております。  町との関わりといたしましては、これまでも健康マイレージ事業において、ステージをクリアされた方に商品券を贈呈しているほか、満点夢カードを納税にも利用できるようにするなど、様々な形で協力連携しているところでございます。  次に、(2)についてでございますが、越生スタンプ会の活動は、会費や手数料など会員相互のご負担により賄われており、町からの定例的な補助は行っておりません。しかしながら、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、売上げが落ち込んだ事業者を支援するため、国の臨時交付金を財源に、町から補助金を交付してプレミアム付商品券の販売を実施していただきました。影響を受けている事業者への支援が急務とされる中にあって、早期に事業を開始することができたのも、越生スタンプ会の皆様の多大なるご協力のたまものであり、深く感謝しているところでございます。  次に、(3)についてでございますが、今回の7月15日の朝刊に折り込まれたチラシにつきましては、越生スタンプ会が定例的に行っている独自の取組であり、周知方法などに関して事前に相談はございませんでした。また、会独自の取組であるため、町の広報紙やホームページなどの活用は難しいものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんのご質問のうち質問件名1の質問の要旨(4)から(7)について、総務課からお答え申し上げます。  初めに、(4)の前回の定例会でご質問をいただいたアンケート調査についてでございますが、調査につきましては現在実施に向けて考えております。調査方法といたしましては、広報等の配布時に各区を通じて調査用紙を配り、原則各区で回収してもらうほか、郵送や窓口提出も可能とする方法を想定しております。  実施の時期といたしましては、まず協力をお願いすることになる各区長さんに、調査の趣旨や調査方法などを理解していただくように説明を行い、その後、広報配布の機会を利用して、アンケート用紙の配布と回収をする形で実施したいと考えております。  次に、(5)についてでございますが、防災行政無線につきましては、聞こえにくい場合などのために、放送した内容が携帯電話のメールに送信される「登録型メール配信」と放送内容そのものを聞くことができる「防災無線テレフォンサービス」が利用できます。現在のところは、これらのサービスを一人でも多くの方に知ってもらうことが一番重要だと考えており、今後は様々な手段を使って周知を進めてまいりたいと存じます。なお、広報9月号には、防災行政無線の放送内容を確認していただく方法の記事を掲載いたしました。これからも定期的に掲載するなど、一層の普及に努めてまいります。  次に、(6)についてでございますが、今後の広報事業を推進する上で、関根議員さんがご指摘のように、重要なポイントになるかと存じますので、実施を予定しているアンケート調査の設問に加えたいと考えております。  次に、(7)についてでございますが、ホームページ閲覧数を増大することは、広報事業にとりまして重要な課題と考えております。ご提案いただきましたホームページの閲覧講座につきましては、広報掲載について検討してまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 質問件名2の株式会社越生特産物加工研究所に関して企画財政課からお答え申し上げます。  まず、(1)でございます。株式会社越生特産物加工研究所とは、令和2年6月2日付で金銭消費貸借契約締結し、その中で、令和5年6月から毎月月末までに25万円を返却することになっております。  関根議員さんご指摘の令和2年の株式会社越生特産物加工研究所の決算は、黒字決算となりました。今新型コロナウイルス感染症の拡大により、営業状況は決してよい状況ではないようですが、町としては契約書どおり、令和5年6月から返済を開始いただけるものと考えております。  次に、(2)でございますが、一般的に株式会社の企業売却は、株式の譲渡になります。その上で、形態としては様々考えられますが、今の株式の保有状況は、株主が93人、町を含めてですが、株式数1,420株、このうち町が653株で、全株式の約46%です。残りの767株を、会社を含めますが、92人の方が持っております。関根議員さんもご承知だと思いますが、総株式の50%を超える株を持つことで、あるいは50%を超える株を持つ方々で会社を経営することは可能となってまいります。したがいまして、この株の保有状況により会社のありようは変わるものと考えております。  関根議員さんがお考えになる企業売却というのが、町が株を売却することを想定してなのかが分かりませんが、今の会社の状況を踏まえて、1株を幾らで売るかということになります。また、町はお金を貸しておりますので、その返却を前提に考えなければならないことや、一般的に経営難の会社を買われる方は、その会社に価値を見出すことができる方となります。もし町が株を売るとなりますと、価格の問題もあり、簡単ではないと思います。  その上で、障害については、今申し上げたことなどや、さらに町の事情は、以前に申し上げた国の交付金のことなどもございますので、非常に難しいことは想像できます。  次に、(3)でございますが、運営関係者については、あくまで取締役会が会社の運営者でありますので、役場の課長職などは部外者であります。企画財政課が関わるのは貸付金の問題があるからであり、産業観光課は出資金等の関係があるからで、取締役会への参加も、あくまで傍聴という立場でございます。  会社の動向への注視については、町では、第三セクター等経営健全化方針を令和2年10月1日に策定し、ホームページで公表しております。その中は、1、作成年月日及び作成担当部署、2、第三セクターの概要、3、経営状況、財政的なリスクの現状及びこれまでの地方公共団体の関与、4、抜本的改革を含む経営健全化の取組に係る検討、5、抜本的改革を含む経営健全化のための具体的な対応、6、法人の財務状況から成り、3の経営状況、財政的なリスクの現状及びこれまでの地方公共団体の関与の中では、法人の成り立ち、法人の経過、地方公共団体としての財政支援等、財政的リスクの現状の4項目について記載をしております。これを継続することで記録を継続できるものと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 全部の案件が滑ってしまったような気がするのですけれども、続けて質問してまいります。  まず、再質問いたしますけれども、その前に少しお話をさせていただかなければならないと思います。スタンプ会の新聞折り込みチラシの質問をしたのは、情報伝達の効果と伝達が、情報が届かない不公平が生じることを知っていただくものです。そして、伝えたつもりでいても、住民の中には知らない人がいる。つまり半分の人は知らないわけです。ここに書かれていることは、非常に大事なことが書かれておりまして、7月15日にチラシが入り、15日から18日までは5倍ポイントになりますというのが住民の半分にしか伝わらないということです。さらに、このチラシには5件の新しい店舗というのが入っていました。それも知らないままポイントカードを使っている方は、そこのお店で出さない可能性さえあります。  今全国の新聞の講読率は61%と低いものがあり、東京全体では50%、そして越生が51か2だと思います。高いところでは90%、92%を超えている福井とか、地方が多いのですが、これは皆さんご存じだと思いますけれども、新聞に「お悔やみ」という欄がございまして、それが載っているのです。個人情報があるとはいえ、いまだにそれは生きております。低いところでは鹿児島の44%という低いものもございますけれども、このような状況があるので、この越生スタンプ会のチラシというのは少し気をつけていただきたいと思いました。  ただ、スタンプ会には行政が関わっていないことで、それは大変失礼いたしましたけれども、よかったと思っています。しかし、昨年のプレミアム商品券販売には関係があったということで、今後は一人でも多くの住民に伝わる策をお取りいただくよう申入れをしていただきたいと思います。  さて、このチラシなのですけれども、実はこのチラシには、珍しいことに広告主名と据置き電話の連絡先の記載がありません。つまりどこの誰が出したか分からないことなのです。これは、新聞屋さんが違反を問われる問題なのです。新聞屋は、これを広報に出してはいけないのです。チラシに入れてはいけないのです。それを出すということはお金になるから。コロナの中で苦しいのかもしれませんけれども、ありません。  そして、もう一つお願いがありまして、もう一つの点は、新聞折り込みに限らず、実は越生スタンプ会をインターネットで調べたけれども、全く正体不明の会社になっています。何も分かりません。つまりこれは、何か会社でない会社ということが分かるのではないかと思います。皆さんも引いていただければすぐ分かります。  今回行政は関係ないことは知ったのですが、広告主の表記がない、そのチラシにうめりんが大きく出ています。これは越生町が知らせているという、あるいは広報していると取られても仕方がない。そして、ポイントカードが2枚も印刷されている。つまりうめりんが3つも出ているのです。これの提出先がないよということ、連絡先がないよといったら、間違いなく越生町に来ると思います。こんなチラシを出して、私は知らなかったと言われたときに、本当に大きな事件にはなりませんけれども、その非難が来る可能性があります。少なくとも関係のある部署からは、告知に関してそのような訂正だけは申入れをしておいていただきたいと思います。この件については、もう何も言うことはございません。  続いて、総務課の危機管理、回答ありがとうございました。やりづらいことに、最後になりますと、岩田議員とか長根議員の質問で回答されてしまっていて困ってしまったところがあるのですけれども、実際には前回お話しした3か月前のことを非常によく酌んでいただいていまして、その点が改善され、今後に生かされるということで安心しました。  実は私も、区長さんにお手伝いをいただくということが、最後の人軸、人の関連、人軸体制で、行政本部が幾ら気遣っても、現地に行けば、土地勘や住民事情までは分かりかねるのです。ぜひこの計画を区長さんに丁寧にお願いし、お手伝いをいただけるようになれば、そしてそれをシステムにしていただければ非常よい方向に向くと思います。  現在指定避難所は9か所ありますが、指定避難場所は行政職員が開場すると聞いております。そこに避難してきた人の情報を、行政の職員の方が見ても、誰が誰だかきっと分からないと思います。ところが、そのときに区長さんを知っていれば、区長さんですかということを確認した場合に、この連携がなれば、私は逆情報が取れると思っているのです。つまりこれこれこういう人とこういう人とこういう人がもう避難所に来ていますということを伝えていただければ、こちらは安心をする。つまり本部は安心をすることができるのだろうというふうにも考えます。ともかく土地勘は非常に大事でして、民生委員の方の行動に足り、安全の維持をしていただければ、これはいい結果を招くと思います。  私の一昨年までの実例ですけれども、台風のときに、民生委員と連動して、5人の避難を支援する方に電話を入れました。でも、あまり考えることもないのです。実は、そんな状況のときには、すみません、ありがとうございますとは言いながらも、娘が東京から来てくれていますとか、そういう方が2名いました。そして、あとの3名とも連絡がついて、いつでもこの携帯電話に電話くださいねということを声にかけてそのままになっています。黒岩区とすれば、土砂崩れは一部危ないところが、あの辺と分かると思いますけれども、そういうことがあって済みました。うれしかったのは、その翌日、お昼頃、その1人の方からお礼の電話が入りました、電話番号を教えておいて。「昨日は心強かったです」。そのときは、やっぱり電話してよかったなと思った次第です。  総務課のほうにいろいろお願いしましたけれども、質問もございます。アンケート調査の実施に向けて考えているとのことですが、その実施時期の決定です、やるのではなくて、決定はいつ頃になりますかということで、軟らかい質問をさせていただきたいと思います。アンケート調査を実施に向けている、その実施の時期の決定、やるよという決定はいつ頃になるのでしょう。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久総務課長。          〔総務課長 町田和久君登壇〕 ◎総務課長(町田和久君) 関根議員さんの再質問に総務課からお答え申し上げます。  前段の避難所等の関係につきましては、今後、災害がいつ起こるか分かりませんので、災害時等、非常時等の参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございました。  実際に1回目の答弁でお答えしましたアンケート調査ですけれども、この後、何らかの形で、区長さん、まず最初に区長会の役員さん等と相談をしながら、アンケート調査のやり方と方法を説明して、調査のほうを実施に向けていきたいと考えております。  おおむねの見込みといたしましては、何とか10月中にはその辺を終わらせて、10月の下旬に11月号の広報を出す機会があります。そのときに何とか間に合えば、そのタイミングで調査のほうの実施をできたらと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) ありがとうございました。ぜひ順調にお話が進むことをお願いすると同時に、先ほども言いましたけれども、区長さんにはくれぐれも気を使って、お手伝いを願うということをお伝えいただければと思います。  もう一点、情報の伝達では、執行部の皆さんは、ホームページ、ホームページとよく言うのですけれども、どのくらいの人が見ているかは分かっていないわけです。これも、実はホームページの件数を見ると何十万件とやっぱり出ています。それは累計ですから、そういうこともあるのですが。  また、ホームページというのは、中に知らせるのでなくて外向けというのも大きな要素を占めております。つまり越生町の人ではないという。その中の一部を利用しているのが我々も知れることができる。今日のコロナの食事の配布などというのも出ていましたけれども、昨日出たのですかね、触ったら温かかったので、そうかと思いますけれども、そのホームページの案内ですが、これを知っておく、つまり見てくれる人間の数が何人いるか、住人の数が何人いるかということが分かれば、攻め方は変わると思うのです。  私が想像するに、越生町の人でホームページを見えるのは、3割から4割かなと思いますけれども、そんな気がするのです。でも、皆さんはホームページに載せたと。載せたのでは、実は探せないのです。大変なところでして、検索の仕方を知らせないと大変で、載っていないよということになってしまうことがあるのです。それも一度併せて調べていただきまして、そして広報に丁寧にお載せいただくことがいいと思います。  今高齢者が非常に増えてきましたけれども、携帯電話も全てスマホになってきます。そうすると、それを見ることは高齢者でもできます。ですから、そういう時代が来るのですから、全部ホームページというのも、毎月の広報に載せていただきたいと思います。  私もこれを質問するに当たり、いろいろな資料を見せていただきました。ハザードマップなども実は本当に細かくできていて、私も感心したところがあるくらいです。それでここに住んでいてはいけないのかなという気にもなってしまうと思うのですけれども、そういうところがやはり詳しく出ている。それを先ほどの、先ほどといっても私への答弁ではないのですけれども、町田課長の答弁は、やがて各家庭にも印刷したものが配られるようにしたいということで感謝いたします。  以上、2点については、これで終わりにします。  続いて、特産物に関して再質問をします。まず、質問です。1、令和2年度の成果から令和5年6月の返済は可能とする予測の判断は、現時点での町の判断ということでよろしいですか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 関根議員の再質問にお答え申し上げます。  現時点の判断ということではなくて、契約書が5年の6月からの返済ということになっているということでございます。契約書どおりに返済をしていただくという考え方でおります。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。読み取るのは難しいでしょうということを書いていますので、また一月、二月、三月たったときに、また改めてご質問をしたいと思います。  昨年の6月の定例会では、木村正美議員が貸付けに対し、無返済貸付期間の3年間で会社の再建に見通しをつけて、利益が出るよう積極的な指導をしていただきたいと申入れをしています。さらに、常にPDCAサイクルの実践をチェックしていただきたいとも申入れ、最後に議会から附帯決議が提出され、原案どおり賛成全員で可決したのが経緯です。  現在は社長も代わり、大変でしょうが、現実に返済不納となったときは、住民の不満と貸付けが正しかったのかを主張してくるものと予測されます。また、メディアもそれを捉えると、攻撃が始まります。メディアの手法というのは汚い手法を使います。過去の不始末を徹底してぶり返し、悪いと印象づけて広報しますので、過去の産地偽装表示まで持ち出すことは必至でしょう。そのため、常に的確な進捗状況を住民に知らせておくことは重要なことと考えます。そのため、今後も毎回定例会では現状の確認をしてまいりたいと思います。今後は、常に全協や定例会を通じ報告をいただき、最悪の事態に至らないよう、私どももできる範囲の協力をしてまいりたいと思っています。  そこで、昨年6月の定例会で、当時の社長の発言の進捗度を確認します。何事も初期計画は非常に大切です。昨年貸付金を決める裏づけとなった計画の確認をさせていただきます。  1つ、1件です。5件の借入れ先があり、その時点で総借入金残高が3,500万円、そのうち2本を全額返済したいと言っていましたが、その結果を教えてください。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘副町長。          〔副町長 三浦道弘君登壇〕 ◎副町長(三浦道弘君) それでは、特産物加工研究所の取締役を兼ねておりますので、私のほうからお答えをさせていただきます。  昨年6月の議会で補正予算を認めていただきまして、3,000万円の貸付金をいただくことができました。その使途についてなのでございますけれども、当時お話をさせていただいたとおり、5本の借入金が当時ございました。3,000万円を借り入れられたということで、6月から8月にかけて、そのうちの埼玉県信用金庫さんから3本貸付金がありましたので、それを一括で返済をさせていただきました。金額にいたしますと1,184万6,000円、これを返済いたしております。それと同時に、エアコンの関係のローンがありましたので、それが85万円ほどございましたので、こちらも合わせまして一括返済ということで活用させていただいております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) その時点で、年間で700万円の人件費を削減したと明言していますが、これは大きな功績だと思います。その後、人件費は予定どおりですか。町民が理解できるような説明をお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘副町長。          〔副町長 三浦道弘君登壇〕 ◎副町長(三浦道弘君) それでは、再質問にお答えいたします。  人件費の関係でございますけれども、約700万円ほど削減が見込めるというようなお話をしていると思います。事実なのですけれども、昨年の6月の給料、6月分が、加工所から払ったのが、239万円ほど給料として支払っております。今年の8月なのですけれども、この8月分が172万円、今年の4月以降は大体170万円台に推移しております。そうしますと、ざっと昨年の6月の239万4,000円から今年の8月分の172万円を引くと、その差が67万円ほどございます。これは、1年分にすると約800万円ほどになるのですけれども、その間の時間外とかがある時期もありますので、800万丸々削減できたかというと、そこまではいかないですけれども、約700万の削減というのは実現をできているというのが実績となっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 当時社長職を3年7か月を経過した時点で、特産物が当初グレー、ブラック企業だったと申しておりました。その改善策として、貸付金を借りるためには、以下の改革を公約していました。1つ目は、川越市のU PLACE、2つ目は、JA秩父の直売所、これは予定どおり昨年6月3日から商品展開が始まっているのでしょうか。また、その実績があればお知らせいただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘副町長。          〔副町長 三浦道弘君登壇〕 ◎副町長(三浦道弘君) それでは、お答えいたします。  今ご質問にありましたU PLACE、これは川越市にある施設でございますけれども、埼玉県の観光物産協会の関係で、ここに入ることができたようでございます。こちらの実績なのですけれども、昨年4月から今年の8月にかけまして、大体25万ぐらいの商いが行われているようでございます。また、この埼玉県の観光物産協会の関係で、今年の4月からメッツァビレッジという、飯能にありますムーミンのテーマパークですけれども、そちらのほうにも加工所の商品を卸させていただいているというようなことでございます。  それから、JA秩父の関係でございますけれども、JA秩父の直売所のほかにも、時を同じくして、道の駅みなのあるいは道の駅ちちぶと、あとJAの横瀬直売所、秩父のほうで4つ新しく商品を置かせていただいたようでございます。秩父のほうは結構観光が盛んでございますので、1月から7月の間では、4つを合わせて90万円ほどの売上げがあったというふうにお聞きをしております。  それ以外で、営業の方にいろいろ熱心に活動していただきまして、JAの滑川さんだとか、まるひろの飯能店、こういったところにも新たに出店ができたということを聞いております。  それ以外なのですけれども、実は越生町の長島商工会長さんのお力添えをいただきまして、埼玉県商工会連合会が実施しております、商工貯蓄共済の満期記念品というものがあるそうでございます。こちらの記念品に、加工所の製品であります、元気百梅の10本入り、これを記念品として配るということが採択されたようでございます。これは9月と12月にかけて、2回に分けてなのですけれども、合計で890セット、8,900本の受注をいただいたところでございます。  それ以外にも、実際またこれも商工会さんのご紹介なのですけれども、全国商工会連合会という全国組織が、今年の10月31日から12月の23日まで、大丸松坂屋オンラインショッピング事業というものを始めるようでございます。これに当たりましては、最大で100商品を販売するということで、これにエントリーしたらどうかというようなアドバイスをいただいたところでございます。このお話を受けまして、商工会からこういうお話があるけれども、どうだというようなことで、加工所のほうと相談した結果、取りあえずこれにエントリーすることになりました。その結果が先日届いたのですけれども、これが採択されましたので、一応これは元気百梅ですとか、飲料の3種類の、元気百梅とゆず之介とうめ娘、これの3種類を、全部で12本入ったギフトセットなのですけれども、これを商品としてノミネートというか採択していただくことになりました。  大丸松坂屋さん、大きな百貨店でございますので、非常にブランドがありますので、これでどのくらい発注があるかどうか分かりませんけれども、一応そういう大きなところに商品を置かせていただいたということは、これからプラスに働くのではないかなというふうに思います。  以上、昨年のお話もございましたけれども、それについては順調に進んでいるというようなところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) ありがとうございました。あまり全部言ってしまわないほうがよかった。またこれを裏を取って調べる。非常にうれしいニュースだと思います。本当にこのように形を作っていただければ、また大丸松坂屋のオンラインなどというのは、当たれば、また次が必ず来ます。だから、次回、たった一月とか考えないで、真剣に、粗相がないように続けていただいたら早いと思います。そうすると常駐されることになります。  ただ、こちらに、いろいろ売れているために、今までの扱っている業者さんのところに欠品が出ているというとがないように、それは十分な注意をしていただかないと、えらいところで損害が出るということにもなると思います。2つを聞いたのに8つぐらい答えていただいたので、大変助かりました。  企画財政課長から会社株のご説明を丁寧にいただき、ありがとうございました。私は疎いもので、目が覚めました。でも、会社の経営がおかしくなれば、株主の判断以前に、賃金の未払いなどで企業は崩壊します。危険が迫れば、それが自然の姿なのです。  そんな中で、今後の社員の的確な管理は、執行部の課長では手が出せないとのことですから、経営責任者である社長兼町長に委託したいと思います。社長の業務として稟議書の確認、頻繁な巡回、現金管理、商品購入、商品チェック、販売先の見直し、拡大、そして指示を出すがあります。これは、前社長がお話をしていた内容です。  そこで、質問ですが、全協で経営指標が副町長から示されました。通常会計士がこれを出す際に、現状分析を企業に伝えます。それは、決算質問の関連で副町長から、先ほど言いましたように聞くことができましたが、町が考えるように、副町長が会計士の話を聞き、大変深刻そうに答えていました。今のたくさんの販売所を見ると、そうかなとも思う点がある。そうではないのではないかなと思う点もあるのですが。  会計士の報告は4つあったと記憶しています。1、業種転換は、これは意味がないと思います。2、自主廃業、こんなことはできるわけがなくて、会計士の判断、現実の背景を知らないから、いや、知っていても畳んだほうが早いだろうということを会計士は言います。3、M&A、これは話にも出ていましたけれども、安売り以外ない。また、第三セクターを安易に売買することはできるのかというのも、ネットでも難しいという点も出ています。さらに、4で、最後は、自立の再生と判定しています。これができるくらいだったら、最初にこんなことを考える必要もないのですけれども。  この回答から、代表者の今後の判断というのは、あるいは見通しというのがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘副町長。          〔副町長 三浦道弘君登壇〕 ◎副町長(三浦道弘君) それでは、お答えさせていただきます。  これは、過日の議会の決算の質疑のときにも、ちょっとお話をさせていただいたと思うのですけれども、6月の8日だったと思います。新しい執行部になって、顧問の税理士さん、会計士さんのところに行きまして、いろいろお話をいただきました。その中で言われた、この間もちょっとお話ししましたけれども、かなり経営的には厳しいという状況だという話をまず先方からは言われまして、その中でも、3,000万さっきお借りしたという話があって、その返済が始まる令和5年の6月というのが一つのターニングポイントになるのではないかというようなともお話をいただいております。  その中で、自立、再生をしていくということで今頑張っているのですけれども、この間の全員協議会の中で、1月から6月の決算、経営状況を報告をさせていただきました。その中で、議員さんのほうもお分かりになったと思うのですけれども、損益計算書の中で、売上総利益というものがございます。いわゆる粗利と言われているやつですけれども、そこのところが29.1%ということで、製造業にとっては異常値。最低でも5割ぐらいないとまずいのではないかと言われているようですけれども、ここがもう決定的に悪いと。これは、何か構造的な問題があるのではないかということで、これもこの間の全協でお話ししたとおり、今の取締役の浅野さんが、週に何回か向こうに顔を出して、いろいろとお手伝いをしていただいております。  浅野氏は、会社経営しておりますし、またこういう経理も非常に詳しいわけでございまして、こういう数値を現場の社員と一緒に勉強しながら指導して、この間も、これから、8月末頃から週1回、金曜日の夕方に出られる社員が集まって、情報共有をするというミーティングを行っているようです。そこに浅野さんにも出ていただいて、これは9月3日のミーティングの報告なのですけれども、「損益計算の粗利の29.1%の向上を」というテーマで、いろいろと社員の中からも提言をしていただきながら改善を図っていくというようなことも行っております。  いずれにいたしましても、先ほど関根議員さんもおっしゃられましたけれども、1年8か月後ですか、支払いが始まりますので、滞ることのないよう、時間も余りありませんけれども、それまでに何とか高利率というか、効率のいい経営ができるよう、社員一同頑張っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) ただいま粗利の問題がやはり出ましたけれども、これはちょっと改善といっても難しくて、食品の場合は、まず仕切り値が5割、4割ぐらいから動かないと、まず商売になりません。今の現状を見ますと、相当高い値入れ率になっていると思いますので、根本的なものを変えていかなければならない。それには、品物を絞って大量販売をしていくということになるのです。だから、多くの品物を持つのではなくて、それは在庫になったり処分品になりますから、それがマイナスになるということで、よく見極めていただければ。経営のプロがたくさんいるので、分かると思います。  小さな問題で失礼なのですけれども、前社長の強烈な推薦で入社してくださった比留間統括が8月で退社したと聞いております。これに対し、その対策、その代わりの人たちに、今お話が出たように、現役員、あとは監査役が、管理と製造面でご尽力をいただくことは大変ありがたいことですが、同じ企業の役員の有償採用ということが可能なのでしょうか。これは一般企業ではあり得ないようですが、その処遇がどうなっているのかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 関根議員さんの再質問に企画財政課からお答え申し上げます。  以前にも役員さんの報酬に関しましては、株主総会の議決が必要だというお話をさせていただいたかと思います。今回のケースに関しましては、そのほかに役員さんの場合ですと、今の株主総会で決定しているものにつきましては、役員報酬として日額報酬という支払いの仕方になっております。日額3,000円という形でございます。あくまで今回行っていただいているのは、そういった就労とか労務の提供という概念ではございません。役員の方が善意で行って見ているという感覚でやっていただいているということで、そういったものについては、謝礼、お礼というスタンスでの支払いというかお礼です。お礼的な形でお支払いをしているというふうに聞いております。ですから、別に時給幾らとか、そういうことではなくて、あくまでお礼の範囲でやっているということでご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆6番(関根真一君) 分かりました。難しい答弁だったと思いますけれども、後に何か残らないように十分な対応をしていただきたいと思います。  まだ細かい点からたくさんあるのですけれども、私はこの問題に関して、毎回、毎回質問し、公表をしていかないと思っています。町のほうの姿勢も、しっかりしたものを出してくれないと困ることになります。最後、大事件になった、あるいはまずい結果になったときは、町長一人が矢面になって、刺されるような形になる可能性は大でございます。そうなったときに、一番困るのは、住民が、今まで知りもしない、何も関知もしていなかった人たちが一斉に非難してくるということです。我々議会としても、本音、やはり附帯決議はつけたものの、賛同しているということは、責任を感じているわけですから、我々も十分な協力はさせていただきますけれども、ぜひこれからも細かい点を一つ一つ確認してまいりますが、前向きな回答をしていただき、我々とは一緒に歩んでいただきたいと思います。  この件は以上で終わりにします。以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これで関根真一君の一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会いたします。                                      (午後 4時58分)...