越生町議会 > 2020-06-02 >
06月02日-01号

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  1. 越生町議会 2020-06-02
    06月02日-01号


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    最終取得日: 2022-11-25
    令和 2年  6月定例会(第2回)           令和2年第2回(6月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第1号)                            令和2年6月2日(火)午前9時30分開会日程第 1 会議録署名議員の指名                                日程第 2 会期の決定                                     日程第 3 諸般の報告                                     日程第 4 行政報告                                      日程第 5 承認第 4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度越生町一般会計補正予算             (第1号))                              日程第 6 議案第21号 越生町税条例の一部を改正する条例                   日程第 7 議案第22号 越生町手数料条例の一部を改正する条例                 日程第 8 議案第23号 越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例              日程第 9 議案第24号 越生町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例         日程第10 議案第25号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について              日程第11 議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)              追加日程第1 発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議日程第12 議案第27号 令和2年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)        日程第13 議案第28号 令和2年度越生町水道事業会計補正予算(第1号)            出席議員(10名)     1番   島  野  美 佳 子  君      2番   髙  橋  一  正  君     3番   関  根  真  一  君      5番   池  田  か つ 子  君     6番   金  子  公  司  君      7番   木  村  正  美  君     8番   宮  﨑  さ よ 子  君      9番   新  井  康  之  君    11番   水  澤     努  君     12番   宮  島  サ イ 子  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  雄  啓  君   副 町 長   岩  﨑  鉄  也  君  総 務 課長   三  浦  道  弘  君   企 画 財政   池  田  好  雄  君                          課   長  税 務 課長   山  口  博  正  君   町 民 課長   町  田  和  久  君  健 康 福祉   奥  泉  隆  雄  君   子育て支援   長  島  伸  子  君  課   長                   課   長  産 業 観光   吉  田     正  君   まちづくり   田  中     広  君  課   長                   整 備 課長  水 道 課長   山  口  辰  仁  君   教 育 長   吉  澤     勝  君  学 務 課長   関  口     学  君   生 涯 学習   中  島  義  仁  君                          課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   浅  野  浩  志      書   記   福  田     実  書   記   松  澤  義  幸 △開会及び開議の宣告 ○議長(宮島サイ子君) ただいまの出席議員数は10人です。定足数に達していますので、令和2年第2回越生町議会定例会を開会いたします。  これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(宮島サイ子君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第1号のとおりです。 △会議録署名議員の指名 ○議長(宮島サイ子君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において     8番  宮 﨑 さよ子 君     9番  新 井 康 之 君    11番  水 澤   努 君 を指名いたします。 △会期の決定 ○議長(宮島サイ子君) 日程第2、会期の決定の件を議題といたします。  それでは、閉会中の調査及び審査となっておりました今期定例会の議会運営委員会が去る5月26日に開催されておりますので、その報告を求めます。  新井康之議会運営委員長。          〔議会運営委員長 新井康之君登壇〕 ◆議会運営委員長(新井康之君) 皆さん、おはようございます。それでは、議会運営委員会の報告を申し上げます。  去る5月26日午前9時30分より、委員会室におきまして、委員全員の出席をいただき、6月定例議会の会期日程及び議事日程等を審議するため委員会を開催いたしました。その経過と結果について報告を申し上げます。  閉会中の調査及び審査となりました6月議会の運営について審議するため、執行部側より総務課長の出席を願い、令和2年第2回定例議会に提出される議案についてそれぞれ説明を求め、会期及び議事日程等を慎重に審議いたしました。  今定例会は、配付してあります会期日程表のとおり、6月2日から6月3日までの2日間と決定いたしました。  6月2日には、承認第4号、議案第21号から第28号の提案説明、質疑、討論、採決を行います。  6月3日は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議会を代表して1名が一般質問を行い、全日程を終了し、閉会することといたしました。  なお、同じく新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、傍聴もご遠慮いただくことにいたしました。  以上、令和2年第2回定例議会の会期、議事日程等を全員異議なく決定した次第であります。  以上で議会運営委員長報告を終わります。 ○議長(宮島サイ子君) お諮りします。  今期定例会の会期は、ただいま議会運営委員長の報告のとおり、本日から6月3日までの2日間といたしたいと思います。これに異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、会期は本日から6月3日までの2日間と決定いたしました。 △諸般の報告 ○議長(宮島サイ子君) 日程第3、諸般の報告を行います。  まず、今期定例会に説明員として出席通知のあった者の職氏名の一覧表をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。  また、越生町監査委員から令和2年2月、3月、4月分に関する例月出納検査結果の報告があり、議会事務局に保管してありますので、ご了承願います。  次に、町長から承認1件、議案8件の提出がありました。  また、令和元年度越生町一般会計繰越明許費繰越計算書について、令和元年度越生町一般会計事故繰越し繰越計算書について、令和元年度越生町一般会計継続費繰越計算書について、令和元年度越生町水道事業会計予算繰越明許費繰越計算書について報告があり、お手元に配付いたしましたので、ご了承願います。  次に、3月議会以降の主な会議等の状況を報告します。  例年、この時期につきましては、卒業式や入学式にお招きをいただき、出席しているところでございますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大幅に規模を縮小した実施となり、参列はありませんでした。また、各種総会につきましても、そのほとんどが中止や書面による開催となるほか、全国町村議会議長会、埼玉県町村議会議長会及び入間郡町村議会議長会等の主催による会議、研修会も中止となっており、出席はありませんでした。  5月9日には、規模を縮小して執り行われた、世界無名戦士の墓慰霊大祭並びに越生町戦没者追悼式に参列し、献花を行いました。  以上で諸般の報告を終わります。 △行政報告 ○議長(宮島サイ子君) 日程第4、行政報告を行います。  町長から行政報告の申出がありましたので、これを許します。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、ご挨拶と行政報告を申し上げます。  オリンピックを東京で迎える、この令和2年という年が明けたとき、誰がこうした日本、世界を想像したでしょうか。中国の武漢、政府が未知の感染症の存在を公表したのが12月31日、それから僅か5か月で、世界で550万人以上が新型コロナウイルスに感染し、34万人以上が死亡するまでに至りました。世界中に蔓延した、この見えない敵との、いわば戦争とも呼べる闘いの日々が現在も続いています。人々は、このウイルス感染におびえ、社会は身動きできず、経済は沈み込んでいます。世界大恐慌以来、最悪の景気後退を経験する可能性が非常に高いとも言われるこの危機を、どう乗り越えていくかが、人間の英知が試されていると言えましょう。  この新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、国では4月7日に「緊急事態宣言」を発令しました。この宣言とともに政府が打ち出した緊急経済対策は、過去最大の事業規模で、感染拡大防止策や医療供給体制の整備、治療薬の開発などを盛り込んだ補正予算も組まれました。国民の生活を支えるための措置で、国の危機感の表れと言ってもいいものです。この見えない敵との戦いを、国と地方が力を合わせて取り組んでいくことが必要であり、町民の皆様にも冷静な対応で、引き続き感染防止への協力をお願いするとともに、医療現場が逼迫する中、我々一人一人の意思と忍耐力で、共に「医療」を守っていかなければならないと思います。  我が国は、阪神、東日本それぞれの大震災をはじめ、たび重なる厳しい災害を経験してまいりました。今回のこのことは、経済や社会においては、震災以上に大きな影響を受けるかもしれません。今は戦争ではありませんが、平時であるとも言えないと思います。今や国民一体となって毅然としてこの危機と戦い、一日も早い収束を目指さなければならないと考えているところでございます。  さて、周囲に目を向けてみますと、初夏を迎え、山々の緑もいよいよ色濃くなってまいりました。そうした中、本日ここに令和2年6月の議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参集を賜り、重要案件についてご審議いただきますことは、誠にご同慶の至りに存じます。  本定例会におきまして、ご提案申し上げます案件は、承認1件、条例改正4件、規約の変更1件、補正予算3件の合計9件でございます。  何とぞ慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。  それでは、議事に先立ちまして、3月定例会以降の主な行事等についてご報告を申し上げます。  例年この時期には、多くの式典、とりわけ町内小中学校、高等学校の卒業式や入学式など厳粛な式典に出席し、節目の行事を肌で感じているところでございますが、本年は新型コロナウイルスの感染拡大によって、そのほとんどが規模を縮小しての実施のため、参列はありませんでした。また、各種総会、研修会、意見交換会などといった多くのイベントもほとんどが中止や書面参加となるなど、新型コロナウイルスの感染拡大は、様々なところまで影響を及ぼしていることを痛感したところでございます。  それでは、町政の主なものについてご報告申し上げます。  まず、総務課でございますが、職員関係では、3月31日をもって定年退職により1名減となりましたが、4月に4名の新採用職員を迎え、総勢118名で新年度をスタートいたしました。そうした中で5月3日、まちづくり整備課の髙坂道明主査が事故により逝去したため、117名となりました。突然の訃報で、残されたご家族のことを思うと言葉も見つかりませんが、故人の冥福を心からお祈り申し上げる次第でございます。  新年度早々、4月7日に新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「国の緊急事態宣言」が発令されました。これを受けて、町では、役場内の各課の職員を2グループに分けての「分散勤務」を4月20日から開始したところでございます。このことによって町民の皆様には、窓口の待ち時間が増えるなど、ご不便をおかけしたところでございますが、町民生活に甚大な影響を及ぼすことのないよう、職員や来庁者等の感染のリスクを極力抑えることに加え、町民の生活を支える行政サービスの継続性を図るために苦渋の決断をさせていただいたものでございます。何とぞご理解を賜りたいと存じます。  次に、自治振興担当関係ですが、年度当初に予定していた第1回区長会について、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、やむなく中止とさせていただきました。新役員の報告や、各課からの連絡事項などを直接お伝えすることができず、書面によって依頼等になりましたが、今後も各区長さんと連携を密にしながら、町民の皆様の声を町政に反映できるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。また、毎年実施している土砂災害全国統一防災訓練につきましても、本年は中止となりましたが、今後も引き続き、国・県・町が連携しての防災活動に取り組んでいかなければならないと考えているところでございます。  次に、企画財政課からご報告申し上げます。特別定額給付金事業につきましては、マイナンバーによる電子申請の受付を5月13日から開始いたしました。また、5月18日には全世帯に対して申請書を郵送いたしました。給付対象は5,029世帯、1万1,436人で、5月22日に最初の口座振込を行い、6月1日までに3,860世帯へ9億910万円、全体の79.5%の給付済みでございます。  次に、健康福祉課からご報告申し上げます。福祉担当では、5月9日に世界無名戦士之墓慰霊大祭並びに越生町戦没者追悼式を挙行いたしました。今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、内容を大幅に縮小し、花火大会や稚児行列などを中止し、主催者のみでの開催となりました。  また、高齢者介護担当では、本年度は高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画第8期の策定年度となります。計画の策定に当たり、事前調査を実施いたしましたので、本日、議員の皆様に結果報告書を配付させていただきましたので、後ほど御覧いただきたいと存じます。  次に、子育て支援課からご報告申し上げます。令和2年4月1日現在の各保育所等の園児数は、町立越生保育園57名、私立山吹保育園79名、越生みどり幼稚園48名、町外の保育園等が18名となっております。学童保育室の入室児童数は、越生学童保育室に49名、越生小学校2階の分室に31名、梅園学童保育室には21名が入室決定となりました。越生学童保育室では、定員を超える入室希望があり、8名を入室保留とさせていただきました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、小学校が臨時休校となったことにより、学童保育室では対象者を限定し、規模を縮小して実施いたしました。また、保育園においても保護者の皆様に登園自粛の協力をお願いいたしました。多くの保護者の皆様のご理解、ご協力に対し、厚く御礼を申し上げなければならないと思います。今後も、適切な感染症対策を講じた上で開所し、安全、安心な子育て支援に努めてまいります。  次に、産業観光課からご報告申し上げます。初めに、観光商工担当関係でございます。まず、商工関係でございますが、新型コロナウイルスの影響により、安定した経営に支障が生じている町内の事業者からセーフティネット保証制度の問合せが増加しております。そのため、町内金融機関や商工会と連携を図り、ゴールデンウイーク中の5月2日から6日までの間、認定申請受付窓口を開設いたしました。今後におきましても、懇切丁寧に対応し、遅滞なく認定書を発行できるよう取り組んでまいります。  次に、4月1日から指定管理者制度を導入した越生町インフォメーションセンターと越生自然休養村センターにつきましては、順調に移行することができましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、営業時間の短縮などの対応策を実施いたしました。  令和2年の越生まつりは、第1回の越生まつり実行委員会を書面にて開催し、例年とは異なり、9月12日の土曜日と13日の日曜日に開催する予定で準備を進めることといたしました。  次に、観光協会主催による事業でございますが、今年の越生梅林梅まつりは2月15日の土曜日から3月22日の日曜日までの予定で開催いたしましたが、梅の開花が早かったことや新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、3月15日をもって中止いたしました。このような中でも3万3,914人の方にご来園いただきました。  続きまして、農林担当関係でございますが、越生猟友会にご協力をいただき、3月16日から11月14日まで有害鳥獣捕獲を町内全域で実施しております。捕獲状況でございますが、5月15日現在でイノシシ3頭、ニホンジカ5頭、ハクビシン2頭、アライグマ18頭、アナグマ1頭を捕獲しております。  次に、まちづくり整備課からご報告申し上げます。初めに、町営樹木葬墓苑事業でございますが、今年度の申込み状況は、4月30日現在で町内の方7件、町外の方17件、合計24件、45名から申込みがあり、使用料収入は790万円を見込んでおります。  なお、昨年度の4月1日からの申込みは、町内93件、町外206件、合計299件、538名となり、使用料収入の合計では9,845万円となる見込みでございます。  なお、5月末時点において、樹木葬では38区画44名を、樹林葬では10名分の遺骨を埋蔵し、順調に運営されているところでございます。  次に、工事の発注状況でございますが、越生地内の越生駅すてきな交流拠点新築工事を4,708万円で株式会社丸勝越生支店と、麦原地内の町道2―32号線麦原字芝山地内路肩崩壊補修工事を184万8,000円で柿沼土木株式会社と、黒岩地内の水路堆積土砂撤去工事を現在埼玉県飯能県土整備事務所発注河川遊歩道整備工事の施工時期に合わせ、129万8,000円で毛呂山町の浅見興業株式会社と契約いたしました。  次に、委託業務の発注状況でございますが、越生町都市計画マスタープラン改定業務委託を418万円で東日本総合計画株式会社関東支店と契約いたしました。  以上で首長部局からの行政報告とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 町長の行政報告が終わりました。  次に、教育長から教育行政報告の申出がありましたので、これを許します。  吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、教育委員会から行政報告を申し上げます。  初めに、ご心配をおかけしております、新型コロナウイルスに係る対応についてです。国の緊急事態宣言に伴う臨時休業要請を受け、当初5月6日、さらに5月31日までを臨時休校といたしました。  なお、この間、各学校では、児童生徒の生活リズムや家庭学習の定着を図るため、学校開放日を設定し、児童生徒の課題への取組などの見届けに取り組んでまいりました。  各学校には、授業再開日が新年度の新たなスタートとして、児童生徒が学校生活の基本をしっかりと身につけるよう指導をお願いいたしました。今後は、臨時休校中に指導できなかった内容は、夏休みの短縮など、様々な方法を検討し、補ってまいります。  それでは、令和2年度の教育行政について報告申し上げます。  まず、令和2年度越生町教育行政重点施策についてでございます。今年で2年目を迎えました、第3次越生町教育振興基本計画の基本理念である「人を育て文化を育む越生教育」を引き続き根幹に据え、「学校教育の充実」、「家庭・地域の教育力の向上」、「生涯学習の推進」の3点を基本方針として教育行政を一層推進してまいります。  次に、小中学校の様子についてご報告申し上げます。  まず、教職員の人事異動と学級編制についてです。越生小学校は、竹田校長を含め6名が転出し、千装校長を含め6名が転入いたしました。梅園小学校は、滝教諭、田邊教諭が定年退職し、そのまま再任用されました。そのほか2名が転出し、3名が転入いたしました。越生中学校は、岩澤教諭が定年退職、小峰教頭を含め6名が転出し、日向野教頭を含め7名が転入いたしました。  町費負担の臨時講師及び学習支援員は、小学校に5名、中学校に4名を配置いたしました。本年度は、梅園小学校の4年生の通常学級の児童が11名、5年生の通常学級の児童が3名ですので、本来ならば埼玉県市町村立小・中学校学級編制基準に準じ、4、5年生で1クラスとなるべきところですが、学習内容や発達の段階を考慮し、町費負担の職員を配置し、4年生、5年生を単独のクラスといたしました。また、越生中学校は、2年生の通常学級の生徒が76名ですので、県の基準では本来2クラスとなるべきところですが、越生町の35人以下学級で3クラス編制といたしました。越生町の児童生徒一人一人の学力が確実に向上するよう、引き続ききめ細やかな教育に努めてまいります。また、保護者や地域の方とも連携して、学校と教育委員会で作成している「家庭生活・家庭学習のすすめ」リーフレットや「より良い学習の進め方」リーフレットを有効に活用してまいります。  次に、児童生徒の様子についてです。入学式については、4月8日に3密を控え、新入生、保護者、職員のみで入学式を行いました。始業式については実施せずに、放送により校長先生の話を教室にいる進級した在校児童生徒へ届けました。  新入生は、越生小学校は54名、梅園小学校は12名、越生中学校は70名、令和2年度当初の全校児童生徒数は、越生小学校が365名、梅園小学校が67名、越生中学校が236名となり、昨年度よりも小学校が3名、中学校が19名減少いたしました。  次に、学校に関する行事や授業についてご報告申し上げます。  まず、学力・学習状況調査関係についてです。今年度は、新型コロナウイルスに係る対応で埼玉県学力・学習状況調査は延期、全国学力・学習状況調査は中止となりました。  次に、越生中学校の体育祭については5月23日、小学校の運動会については5月30日を予定しておりましたが、学校再開後に実施の可否、時期、内容を検討しております。また、PTA総会については、小中学校とも中止といたしました。  次に、中学校の運動部活動の大会ですが、6月中旬から入間北部予選会が開催される予定でしたが、全国、県の中体連の大会中止を受け、入間北部の中体連の大会も中止となりました。  次に、今年度の越生中学校を会場とする実用英語技能検定「英検」ですが、新型コロナウイルスに係る対応で、1回目が5月29日から7月18日に延期となりました。2回目は10月3日、3回目は1月23日に行う予定です。  次に、里山ふれあい留学についてですが、本年度の1日体験は、新型コロナウイルスに係る対応で予定していた6月13日を中止とし、8月22日、11月14日の2日間を予定しております。朝霞市、台東区、豊島区などとも連携を図りながら進めてまいります。また、ホームページからも申込みをできるようにしておりますので、一人でも多くの方に関心を持っていただき、参加していただきたいと思っています。  次に、毎年夏休みを中心に実施している、「越生子ども未来大学」・「サマースクール」についてです。新型コロナウイルスに係る対応で、冒頭でも報告いたしましたが、夏休みを短縮して授業の実施を検討しております。各講座の責任者、学長とも相談し、本年度は中止とすることといたしました。  次に、4月28日の臨時議会にてご議決いただき、現在進めております、越生小学校トイレ大規模改造事業についてですが、現在大きな問題もなく計画どおり進捗しております。工期は10月15日までですが、夏休みを中心に工事を行います。新型コロナウイルスに係る対応で、夏休み中も授業を実施しますので、越生小学校の児童は、1年生、2年生、3年生、特別支援学級は梅園小学校へ、4年生、5年生、6年生は越生中学校へ移動して授業を実施いたします。各学校への移動手段は、町内でバスを所有している事業所等にご協力をいただき、バスでの送迎を考えております。  次に、生涯学習関係についてご報告いたします。  初めに、施設の状況でございますが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための県の要請等により、これまで3月22日、4月7日、5月6日、5月10日と、期限を段階的に設け、利用期限または停止を行い、利用団体の皆様への細かい対応をさせていただきましたが、現在は5月25日の緊急事態宣言の解除により、6月1日から運動公園野球場、運動公園テニスコート、いこいの広場等の屋外体育施設の貸出しを町内の方に限定し、再開いたしました。  また、体育館、中央公民館、やまぶき公民館、梅園コミュニティ館、図書館等の屋内施設の再開につきましては、6月3日に町の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で決定する予定です。  イベントにつきましては、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、5月17日に予定しておりました第33回子どもフェスティバル、5月24日に予定しておりました第31回子どもおはやし大会は、実行委員会での協議の結果、今年は中止となりました。  また、6月20日に予定しておりましたラジオ体操実践教室は、講師派遣が中止となったことや、室内での開催となることから、今年度は開催を見送りました。  また、体育関係の事業では、4月に予定しておりました第6回町民親善グラウンドゴルフ大会、第104回春季女性バレーボール大会、第106回春季ソフトボール大会、5月に予定しておりました第41回越生町交流ゴルフ大会、6月に予定しておりました第61回町民親善軟式野球大会、第37回越生町近隣市町親善女性バレーボール大会、あれこれチャレンジ教室、ラケットテニス教室及びラケットテニスミニ大会が中止となりました。  今後も感染の収束状況や、県や庁内会議の方向を受け、各種イベントや大会の実施について検討していきたいと考えております。  図書館関係では、公民館等の休館期限に合わせ、閲覧室の利用、図書館内での閲覧を禁止し、電話やインターネットによる町内の方への貸出しのみに対応しております。  本年6月からは、蔵書の有効活用と小中学校の児童生徒の読書環境の整備を図るため、蔵書の一部を各小中学校図書室に配本して貸出しを開始いたしました。今後は、児童生徒からのリクエストも受け付けし、町立図書館と学校図書館との連携を強化してまいります。  また、ご好評をいただいております「越生を知り 越生を楽しむ」コーナーを引き続き図書館入り口付近に常設しております。このコーナーは、越生町を題材に取り上げたものや、越生町出身の方の著作など、少しでも越生町に関わりがある図書を集めたコーナーです。この数年、太田道灌の小説や寺社めぐりをはじめ植物や昆虫、スポーツや健康づくり、さらには絵本など、様々な分野で越生町に関係する図書の出版が相次ぎ、読み物としても興味深い図書を増やしてまいりました。このコーナーの図書は、毎月「広報おごせ」で紹介しております。今後も通常の開館に向け、積極的にこのような図書を収集し、利用の促進を図ってまいります。  梅園コミュニティ館の越生町立図書館梅園分室につきましても、絵本や紙芝居など児童図書を約1,000冊配本しておりますが、本館と同様、通常の開館に向け、魅力ある図書の種類と冊数を増やし、梅園地域の読書環境の整備と読書普及に努めてまいりたいと存じます。  なお、梅園コミュニティ館の駐車場整備を5月13日から開始しました。十数台の車が駐車できるスペースとなりました。今後も地域の交流の場として、より活動しやすい施設となるよう努めてまいります。  次に、文化財関係でございますが、令和2年3月から4月にかけて、昭和57・58年度に埼玉県が設置した「ふるさと歩道」解説板、計15基の銘板の取替え修繕を実施いたしました。アクリル製のものを耐久性の高いステンレス板に交換し、記載内容も一部改訂いたしました。今後も既設の解説板や標柱の維持管理に努め、必要に応じて新設してまいります。  また、4月3日付で、昨年11月の国の文化審議会答申を受けて、「星野家住宅」と「世界無名戦士之墓」が登録文化財に登録されることが告示されました。「岡野家住宅」の店蔵と土蔵、「金子家住宅」と合わせて越生町の登録有形文化財は計5件になりました。引き続き町のランドマーク、シンボルとして必要な保存活用策を講じてまいりたいと存じます。  以上、教育委員会の行政報告とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これで行政報告は終わりました。
    △承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度越生町一般会計補正予算(第1号)) ○議長(宮島サイ子君) 日程第5、承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度越生町一般会計補正予算(第1号))を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 承認第4号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  本件につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、特別定額給付金の給付及び学校給食の補助に係る費用が緊急に必要となったことから、5月11日にこの補正予算を専決処分したものでございます。  今回の補正予算の内容につきましては、既定の予算に歳入歳出それぞれ11億7,504万円を増額し、総額を54億5,504万円としたものでございます。  詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) それでは、予算書の9ページ、歳入からご説明を申し上げます。  初めに、国庫支出金・国庫補助金の特別定額給付金事業補助金につきましては、特別定額給付金10万円一律給付に対する事業費及び事務費に対する補助金で、補助率10分の10でございます。  次の繰入金・基金繰入金につきましては、学校給食費の5月から10月の半年分を補助するための財源として、財政調整基金からの繰入額を1,404万円増額したものでございます。  続きまして、10ページの歳出についてご説明を申し上げます。初めに、総務費・総務管理費の特別定額給付金事業は、1人当たり一律10万円の給付に係る費用で11億6,100万円を計上しております。  補助金につきましては、4月1日現在の住民基本台帳に登録されている人口を基に11億4,900万円を計上しております。また、事務費につきましては、申請書類の印刷発送及び受付交付等に係る費用として1,200万円を計上しております。  次の教育費・小学校費の小学校就学援助・奨励費840万円は、越生小学校、梅園小学校の児童432名分の給食費半年分を計上しております。  続きまして、11ページ、中学校費の中学校就学援助・奨励費564万円は、越生中学校の生徒236名分の給食費半年分を計上しております。  以上で補正予算の説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  7番、木村正美君。          〔7番 木村正美君登壇〕 ◆7番(木村正美君) 7番、木村正美でございます。まずは、おはようございます。承認第4号 専決処分の承認を求めることについてお伺いをさせていただきます。  特別定額給付金については、スピード感を持ってとお願いをしておりましたが、当初示された予定よりやや早く郵送していただき、支給については、5月下旬頃から迅速に振込を開始いただきまして、誠にありがとうございました。小さな町だからこそできる、小回りの施策だと評価し、御礼を申し上げます。  それでは、4点ほど確認を含めて質疑をさせていただきます。1点目は、コロナで人と会う機会が少ない中で2人の方から特別定額給付金の申請書が届かないという話を聞きました。25日以降のことです。郵便局は、配り終えるまで3日が必要と言っていると伝えましたが、既にその期限は過ぎていたので、役場に問合せしてくださいと伝えました。ホームページにも21日には配達完了と載っていますが、そのような問合せはなかったでしょうか。また、その原因については承知をされておりますか。  2点目は、申請書に本人確認でコピーを添付するのですが、健康保険証と免許証は裏面も添付するようにという指示になっています。裏面で共通するのは臓器提供の項目ですが、国、あるいは町は、このことについて統計とか、調査をしようという意図があるのでしょうか。  3点目は、実は私の同居している義理の母なのですけれども、申告書が届いて、早速に翌日コピーをしてくれということで、頼まれまして、コピーを貼り付けるついでに中身の確認をしたのですが、ちょっと間違っているところがありまして、勘違いをしていたのだと思うのですけれども、訂正をして私が、これでいいですよということで、封書に入れて出せるようにしてやった経緯があるのですけれども、高齢者が、申請が、先ほど届かなかったという方もあるのですけれども、気がつかなかったりとか、それからこの書き方が分からないというようなことがあって、先ほどの行政報告でも79.何%、もう8割方の方が、給付が終わっているようなことですけれども、逆にこれからなかなか来ない方というのは、もしかしてそういう方がいるのではないかというふうに思っているのですけれども、8月24日でしたか、締切りが。それをぎりぎりになる前に申請のない方、特に高齢者の方が、何かそういった事情があって届かない、それから書き方が分からない、そういうことになっていないかということに対して、町として何か支援方法を考えておられるのか、3点目お聞きしたいと思います。  4点目ですけれども、締め切った時点で、中には給付金、チェックをして、要らないという方も中にはおりましょうし、それから先ほどのようなことで、結局申請まで間に合わなかったという方も中には出てきてしまう可能性もありますが、もしそういうものが残った場合は、国庫のほうに返金をすると、精算して返還するということになるのでしょうか、最後にその点をお聞きしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) それでは、木村議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  初めに1点目、郵送が届かないという方に関しましてでございます。通常ですと、宛先不明とか、そういった形の方につきましては、役場のほうに郵便物が返ってまいります。それ以外のケースで届かないという方が二、三件ございました。その方につきましては、再発行をしますということで手続を、うちのほうへ来ていただくなりしてやっていただいたケースがございます。  もう一点、人によってなのですけれども、転送されている方がいらっしゃるのです。例えば同居されている高齢者の分だけを別に転送しているケースがございまして、その同居の方は知らなかったケースというのがありまして、実際は届いていたのですけれども、別の方に行っていたというようなケースもございます。これは家庭の事情で様々ですので、今申し上げた原因ということに関しましては、転送をかけたりとかというのは、うちのほうは承知しておりませんので、なかなかそこまでは把握できないということもございます。実際に、後からも出てくるのですけれども、1枚に、ビニールの透明袋に入れてお送りさせていただいているので、普通の勧誘のチラシと勘違いされたような方もいらっしゃったようでございます。  それから、2点目でございます。身分証明書のコピーの関係でございます。免許証は、住所が変更されている場合には、裏書きで住所変更のところで、越生町に転入されている方ですと、そこに入ってまいります。ですので、免許証の表書きですと、越生町ではない住所が入っている方もいらっしゃいますので、そういう意味で裏面のコピーをお願いしているということでございます。特にそういったことがなければ、別になくても大丈夫なのですけれども、あくまで住所確認という意味での身分証明ということで、認識しておりますので、調査云々ということは全く予定をしておりませんので、ご承知おきいただきたいというふうに思います。  それから、3点目の書き方が分からない方の関係でございます。うちのほうで問合せ先を入れさせていただいたり、窓口で受付をさせていただいている、コロナ対策ということで、なるべく高齢者の方と身近に会わないほうがよろしいかなという側面もあるのですけれども、分からない方に対しては、うちのほうへ来ていただいて、説明をしながらやっていただけるような体制ということで、窓口受付も結構やらせていただいております。そういう意味での支援という形で考えてございます。  通知の関係ですが、今8割近くの方が、ほぼ支給が終わっているわけなのですけれども、これから6月末ぐらいをめどに、出ていらっしゃらない方に再度通知なりをちょっと出させていただこうというふうに考えております。まだ申請をいただいておりませんがということで、通知のほうを出させていただきたいというふうな形で、ご支援のほうをさせていただきたいというふうに思っております。また、先ほど申し上げたように、ご自分でなかなか分からない方につきましては、電話でも何でもうちのほうに入れていただければ、こういったものを持ってうちのほうへおいでいただければ、うちのほうで対応させていただきますという形で、やらせていただきたいというふうに考えております。そういった形での支援ということを考えてございます。  それから、4点目の要らない方ということでございますが、実は脇に、テレビ報道等でご存じだと思いますが、要らない方はチェックをしていただくような形になっております。1件だけチェックが入ったものがございましたので、電話で直接確認をさせていただいております。間違って入れているかどうかということで、させていただいたケースがございますが、やはり勘違いでチェックを入れたというケースが1件だけございました。それ以外につきましては、そういったことはございませんので、順調に処理をさせていただいているというふうに思っております。精算の関係ですけれども、締め切りが終わった時点で、事務費も含めて精算して、残金に対しては国のほうにお返しするという手続になろうかと思います。  以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) すみません。追加で、特別定額給付金についてのお知らせということで、郵送申請、それから窓口申請につきましての記載をさせていただいたもの、これをお配りさせていただいておりますので、そういったことで、ご理解をいただければというふうに思っております。  すみません。それと、振込の関係も、振込をさせていただくときには通知を出させていただいておりますので、そういったもので、振込につきましても確認をいただいているものというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村正美君。 ◆7番(木村正美君) 1点だけ再質疑をさせていただきます。  3番目の件なのですけれども、申請がなかった方、6月末ぐらいをめどに再チェックして、そういう方には通知をしていただけるということなのですけれども、私一番心配しているのは、そういった通知さえも分からないようなひとり暮らしの方とか、そういった方がいらっしゃるのではないかと思うのです。ですから、そういう方に対して、どこまで支援ができるのかというのは、なかなか難しいことかもしれませんけれども、その6月末までに申請されない方というのは、何かで、例えばこの方は高齢の方だとか、この方はちょっと問題というか、いろいろ身体的とか、認知症が進んでいる方とか、そういうのは、なかなか分からないでしょうけれども、何か問題があって申請されないのかなということを把握することは、町ではできるのですか。年齢的には多分データベースで拾えば出てくると思うのですけれども、最終的にそういう最後のところの漏れがないように、本人が要らないというのならいいのだけれども、欲しかったけれども、何か分からないうちに期限が終わってしまったということがないようにするにはどうしたらいいのかなと考えているわけなのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 木村議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  今回郵送させていただく中で、いわゆる成年後見の方とか、そういった方々につきましては、社会福祉協議会等にも確認をちょっとさせていただいております。確実にそういった方々に対しても申請行為ができるような形というのもうちのほうは考えてございます。これからちょっと最終的に申請されていない方、どこまでうちのほうが、これを見ていいのかという部分もございますので、プライバシーの問題とかありますので、踏み込めるかという側面はあるのですけれども、なるべく申請をしていただけるように、今申し上げたようなひとり暮らしであったり、ちょっと民生委員さんが、今コロナの関係で、なかなかご訪問が難しい状況に、通常であったら、これは民生委員さんにお願いして、ひとり暮らしの方なんかどうだろうかということで、回っていただくことも可能なのかなというふうに思っていますが、プライバシーの問題、例えばうちのほうは、そういった情報を、この方は申請している、申請していないということを、なかなかちょっと申し上げることができませんので、一般論として、出ていない方については、ぜひお出しくださいというような呼びかけを、どういった形でお願いできるかどうか分かりませんが、そういった努力もしてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  2番、髙橋一正君。          〔2番 髙橋一正君登壇〕 ◆2番(髙橋一正君) 2番、髙橋一正です。  今の特別定額給付金の件と、それから教育費の関係で、それぞれ質問したいと思っていますが、今、木村議員さんのほうからもありまして、要らないというチェックをした方から実は連絡があったのです。それで、町からもちゃんと連絡があったよということで、申し訳なかったと本人は言っていまして、ただ今の話で、たった1人だというから、いや、その方だけかなと思って、今びっくりしたところであります。  そういう意味では、ちゃんと皆さん、正確に読んでいらっしゃるということが伝わるかなと思ったのですが、そういう意味で申請をする、しないということからいうと、最後のところで、この人は申請するのかしないのか分からないということが起こるので、そういう意味では、通常の申請書だと、申請をします、しませんという項目がありますので、そういうことで、これは返事をちゃんともらうということのほうが、町としては押さえがしやすいのかなというふうに思って、そのことを一つ申し上げようかなと思っていたところであります。  あわせて、私ごとですが、私は返信した中に金融機関名を書いていなかったのです。髙橋議員さん、何ですかと言われて、というのは、口座の引き落としをされている方はチェックをしてください。コピーは要りませんと書いてあった。だから、口座名も要らないのかなというふうに思ったところであります。私の理解不足がありましたけれども、そういう点で、ちょっと分かりにくかった、私だけなのかな。分かりにくかったかなというふうに思っていて、申請書に関しては、そういう意味では、まさしくする、しないというのを、一人一人をはっきりさせたほうがよかったなというふうに思っています。その点が1つです。次回、次回ということはないかな。何かあったときには、そういうふうにする、しないということだけのチェックではなくて、する、しないというふうにチェックを通常した、いわゆるチェックをちゃんとするということのほうがいいかなと思います。  2点目、教育費の教育振興費に関しての質疑であります。財政調整基金より学校給食費6か月分の補助として1,404万円計上しましたが、今回の地方創生臨時交付金を使って全額補助というお考えはないでしょうか。特に新型コロナウイルスの影響、子育て中の若い世代にとっても大きなものがあろうかというふうに思います。負担を少しでも軽くする意味で、今回の交付金を使って全額補助への思い切った拡大をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 髙橋議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  まず1点目に、申請する、しないというところで、先ほどちょっと木村議員さんのところで申し上げればよかったのですけれども、うちのほう申請書、ご存じだと思いますけれども、圧着で剥がすようになっておりました。これは近隣、ほかの市町村、同じようにTKCという会社で圧着のやつを作られていて、そのまま出しているところがほとんどだったと思います。うちのほうは、ちょっと相談しまして、なるべく分かりやすいようにということで、1枚なのですけれども、書き方の説明書を、そのために透明な封筒に入れて配布をさせていただいております。その影響もあって問合せというか、分からないという方が少なかったのかなというふうに思っております。ほかの市町村に聞きますと、かなりの数、書き方が分からないという苦情がかなりあったようなのですけれども、うちのほうは比較的少なくて、そういった部分ではよかったかなというふうに思っております。  髙橋議員さんがおっしゃっておりました、その申請する、しないという部分でいきますと、やはり権利の行使の話になってしまいますので、うちのほうは送ってもらう、先ほどもチェックの話がございましたが、送っていただけるということは、逆に言うと、申請する意思があるというふうに捉えられるので、しない、要りませんというところにチェックをしたのは、多分間違いなのだろうという認識が立つわけなのですけれども、全く申請をしない方について、うちのほうが、そこをどういうふうに酌み取るかというのは非常に難しい部分がございますので、その点はちょっとご理解をいただきたいと思っています。ですから、先ほど申し上げたように通知を再度出させていただいて、申請を促すという形で対応を進めさせていただきたいというふうに思っております。  それから、2点目の給食費の関係でございます。これから約7,300万円の申請行為をするわけなのですけれども、専決処分では、まだ一般財源になっているのですが、こちらのほうも国のほうの臨時交付金のほうの申請の中には入れさせていただく予定です。総額でいきますと、大体1億円ぐらい、7,300万円なのですけれども、対象外になる可能性もありますので、1億円近くの、1億円を超えた感じでの申請を考えてございます。この一般財源化になっているところは、当然その交付金の対象という形で申請を出させていただくことは、まずご理解をいただきたいと思います。その上で、今、国のほうで二次補正ということで、追加の交付金の話が出てまいっております。取りあえず今回半年分ということでやらせていただきましたが、その補正分の交付金の中身というか、金額とか、そういったものを勘案させていただいて、その金額が確定した段階で対象事業というのもまたはっきりしてまいると思いますので、町長等とご相談させていただいて、給食費の拡大ということにつきましても検討をさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これから承認第4号を採決します。  承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度越生町一般会計補正予算(第1号))は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、承認第4号は承認することに決定しました。  この際、暫時休憩いたします。                                      (午前10時41分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時55分) △議案第21号 越生町税条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 日程第6、議案第21号 越生町税条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第21号 越生町税条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  本案件は、地方税法等の一部を改正する法律が令和2年3月31日及び4月30日に公布されたことに伴い、越生町税条例の一部を改正する必要がありますので、この案を提出するものでございます。  詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 山口博正税務課長。          〔税務課長 山口博正君登壇〕 ◎税務課長(山口博正君) それでは、主な改正内容につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。  初めに、1ページからの第1条による改正でございますが、第24条の改正は、個人の町民税の非課税の範囲の規定で、全てのひとり親家庭に対して公平な税制を実現する観点から、婚姻歴の有無による不公平と男性のひとり親と女性のひとり親の不公平を同時に解消するため、非課税措置について、寡夫を対象から除き、ひとり親を対象に追加するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、第34条の2の改正は、所得控除についても寡夫を削り、ひとり親控除として項ずれを整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、2ページの第36条の2の改正は、町民税の申告の規定で、法律の改正に伴い、項ずれを整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、3ページの第54条の改正は、固定資産税の納税義務者等の規定で、まず第2項は文言を整備するもので、第4項は固定資産の使用者を所有者とみなし、固定資産課税台帳に登録する場合には、あらかじめ使用者へ通知する規定を追加するものでございます。第5項は、固定資産の所有者の存在が不明で、調査を尽くしても明らかとならない資産について、使用者がいる場合には、使用者を所有者とみなし、固定資産課税台帳に登録することができる規定を新たに設けるものでございます。第6項から5ページの第8項までの改正は、項ずれ及び文言を整備するものでございます。いずれも施行期日は令和2年10月1日でございます。  次の第74条の3の改正は、現所有者の申告の規定で、登記簿上の所有者が死亡し、相続登記がされるまでの間における現所有者、こちらは相続人等になるかと思いますが、は、氏名・住所等必要な事項を記載した申告書を提出しなければならない規定を追加するもので、施行期日は令和2年10月1日でございます。  次に、6ページの第75条の改正は、固定資産に係る不申告に関する過料の規定で、第74条の3の改正に伴う所要の規定を整備するもので、施行期日は令和2年10月1日でございます。  次に、第94条の改正は、たばこ税の課税標準の規定で、国のたばこ税と同様に軽量葉巻たばこを換算する方法を追加するもので、1本当たりの重量が0.7グラム未満の葉巻たばこの本数の算定については、1本をもって紙巻きたばこ0.7本に換算するものでございます。施行期日は令和2年10月1日でございます。  次に、7ページの第131条の改正は、特別土地保有税の納税義務者等の規定で、第54条の改正に伴う項ずれを整備するもので、施行期日は令和2年10月1日でございます。  次に、附則第3条の2の改正は、延滞金の割合等の特例の規定で、租税特別措置法の延滞金等の特例の規定の改正に伴い整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、附則第4条の改正は、納期限の延長に係る延滞金の特例の規定で、租税特別措置法の延滞金等の特例規定の改正に伴い、特例基準割合を加算した割合に整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、9ページの附則第10条の改正は、法律改正に伴う固定資産税の課税標準の特例に係る読替規定を整備するもので、施行期日は公布の日でございます。  次に、10ページの附則第10条の2の改正は、法附則第62条に規定する新型コロナウイルス感染症等に係る先端設備等に該当する家屋及び構築物に対する固定資産税の課税標準の特例を定めるもので、中小事業者等が生産性向上特別措置法に規定する認定先端設備等導入計画に従って取得した先端設備等に該当する一定の家屋及び構築物について、固定資産税の課税標準の特例措置として特例率を零とするものでございます。施行期日は公布の日でございます。  次に、附則第15条の2の改正は、軽自動車税の環境性能割の非課税措置及び税率の特例措置の適用期限を6か月延長し、令和3年3月31日までに取得したものを対象とするもので、施行期日は公布の日でございます。  次に、附則第17条の改正は、長期譲渡所得に係る個人の町民税の課税の特例として租税特別措置法第35条の3第1項に定める低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除を追加するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、11ページの第17条の2の改正は、優良住宅地の造成のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る町民税の課税の特例で、第17条の改正に伴い規定を整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、附則第24条の改正は、地方税法の規定において条例に委任している新型コロナウイルス感染症等に係る徴収猶予の特例に係る手続等の事項の細目を定めるもので、施行期日は公布の日でございます。  次に、13ページからの第2条による改正でございますが、第19条の改正は、納期限に納付し、または納入する税金または納入金に係る延滞金の規定で、法改正に伴う規定条項及び文言等の整備をするものでございます。施行期日は令和4年4月1日でございます。  次に、14ページの第20条の改正は、年当たりの割合の基礎となる日数の規定で、第52条の改正に伴う規定条項を整備するもので、施行期日は令和4年4月1日でございます。  次に、第23条の改正は、町民税の納税義務者等の規定で、第31条及び第48条の改正に伴う所要の規定を整備するもので、施行期日は令和4年4月1日でございます。  次に、15ページの第31条の均等割の税率、16ページの第48条の法人の町民税の申告納付、21ページの第50条の法人の町民税に係る不足税額の納付の手続及び23ページの第52条の法人の町民税に係る納期限の延長の改正は、法人税において連結納税が廃止され、通算法人ごとに申告等を行うこととする改正に伴い規定の整備等をするもので、施行期日は令和4年4月1日でございます。  次に、24ページの第94条の改正は、国のたばこ税と同様、1本当たりの重量が1グラム未満の葉巻たばこの本数の算定について、葉巻たばこの1本をもって紙巻きたばこ1本に換算する方法とするもので、施行期日は令和3年10月1日でございます。  次に、25ページの附則第3条の2の改正は、延滞金の割合等の特例の規定で、第52条の改正に伴い規定を整備するもので、施行期日は令和4年1月1日でございます。  次に、附則第10条の読替規定及び附則第10条の2の法附則第15条第2項第1号等の条例で定める割合の改正は、法律改正に伴う条ずれを整備するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  次に、26ページの附則第25条の改正は、新たに新型コロナウイルス感染症等に係る寄附金税額控除の特例を定めるもので、新型コロナウイルス感染症等の影響により、イベントを中止等した主催者に対する払戻し請求権を放棄した者の寄附金控除の適用についての規定を追加するもので、施行期日は令和3年1月1日でございます。  附則第26条の改正は、新型コロナウイルス感染症等に係る住宅借入金等特別税額控除の特例を定めるもので、新型コロナウイルス感染症の影響等により家屋を住宅の用に供することができなかった場合に住宅ローン控除の適用要件を弾力化し、令和16年度分まで延長するものでございます。施行期日は令和3年1月1日でございます。  最後に、改め文5ページからの附則については、第1条で施行期日を、第2条で延滞金に関する経過措置を、第3条、第4条で町民税に関する経過措置を、第5条で固定資産税に関する経過措置を、第6条、第7条で町たばこ税に関する経過措置を定めるものでございます。  以上、ご説明申し上げました。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありませんか。  9番、新井康之君。          〔9番 新井康之君登壇〕 ◆9番(新井康之君) 9番、新井康之です。  1点だけちょっと確認をしたいのですが、第54条と第74条の3の関係で、越生町においては、調査をしても不明者、土地等の所有権の不明者というのはどのくらいの筆数といいますか、割合があるのでしょうか、その点についてお伺いをいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 山口博正税務課長。          〔税務課長 山口博正君登壇〕 ◎税務課長(山口博正君) それでは、新井議員さんの質疑に対しまして税務課のほうからお答えさせていただきたいと思います。  今回第54条等を改正し、固定資産の所有者の関係の規定が新たに設けられた部分もございます。ご質疑の中の越生町における、いわゆる所有者不明土地の関係の割合ということでございますが、越生町におきましては、以前にもご質問を受けた部分がありますけれども、お亡くなりになった場合につきまして、相続人等の指定の届出を窓口等で行っています。その関係もございまして、その部分で課税がされないという部分については、ごく少量の部分に限られたような状況になっております。  議員さんがご質疑なされました、所有者不明の土地の関係につきましては、以前にも一般質問にお答えをさせていただいた経緯がございますので、課税保留という形で、その部分が不明だという形で、課税がなされていない件数というと7件で、ご報告をさせていただいた経緯がございます。その数字につきましては、現在も変わりはございませんので、7件ということで、ご了承していただきたいと思います。  なお、この7件につきましては、前提といたしまして、固定資産税の免税点以下の部分については、その部分には、課税をする税務課としては把握はしておりませんので、その部分については、ご了承していただきたいと思います。大変申し訳ございません。私7件と申し上げましたが、訂正をさせていただきたいと思います。6件で6筆ということで、ご了解していただければと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之君。 ◆9番(新井康之君) ありがとうございました。6件で6筆ということなのですが、それは結局どうやって調べるのでしょうか。登記簿を全部調べて、それと課税台帳を突き合わせて調べて、そういう数字が出ているのでしょうか。  そして、免税点以下、安い山林なんか入ってこないのかも分かりませんけれども、大体免税点以下というのはどのくらいの数字か分かるのでしょうか。その2点についてお伺いします。 ○議長(宮島サイ子君) 山口博正税務課長。          〔税務課長 山口博正君登壇〕 ◎税務課長(山口博正君) それでは、新井議員さんの再質疑に対しまして税務課のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  まず、所有者不明の土地に至るまでの経緯でございますが、所有者のほうが死亡してというところから相続のほうが発生するわけでございますが、町につきましては、その辺が明確になっていない部分につきましては、戸籍等様々な形で調査のほうをかけさせていただきます。最終的に所有者からの相続が明確になって、その部分が課税に至る場合があればよろしいのでしょうけれども、なかなかその部分につきましては、不明に終わるということもございます。そういった調査を基にして、今後課税をする方の特定をしていくわけですけれども、その調査を尽くしても、明確にならなかったという部分が、先ほどの6件という形になります。  免税点の関係の質疑もございましたので、免税点につきましても、ご説明させていただきたいと思いますけれども、土地につきましては30万円、それから建物につきましては20万円、消却資産につきましては150万円ということで、トータルで、その金額に達しないということになりますと、免税点未満で課税がなされないという形になりますので、その部分についての土地等の資産につきましては、町のほうでは把握ができておりません。今後につきましては、いずれにしても今回申告書のほうを提出していただくような形になりますので、その部分について、免税点になるのかならないのかというのは、申告書のほうをもって改めての課税の関係になってきますので、その部分も含めて、今後対応していく予定になっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 新井康之君。 ◆9番(新井康之君) 分かりました。そのほかに前に水澤議員が一般質問でしていたと思いますけれども、こういう件に関しましてですね。この課税云々より、要するに所有者不明の土地が、越生町はどの程度あるか、それをちょっとお伺いしたかったのですけれども、それを調査するのは課税絡みでないと、ちょっと大変だと思いますけれども、そういう実態を課税とは別に所有者不明の土地ですね、土地の登記はされているけれども、相続登記が長い間されないで、ほっておかれて、実際には登記をするのが非常に困難という土地があると思いますので、そういう点は把握できましたらば、そういう点をまとめて把握していただければ、いろいろなことが起こった場合、対応できるのかなと思いまして質疑させていただきました。ありがとうございました。 ○議長(宮島サイ子君) 答弁は。 ◆9番(新井康之君) 要らないです。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第21号を採決します。  議案第21号 越生町税条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第21号は原案のとおり可決されました。 △議案第22号 越生町手数料条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 日程第7、議案第22号 越生町手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第22号 越生町手数料条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  令和元年5月31日に公布された「情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律」の一部改正に伴い、越生町手数料条例を改正する必要が生じたため、本案を上程するものでございます。  なお、詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久町民課長。          〔町民課長 町田和久君登壇〕 ◎町民課長(町田和久君) それでは、ご説明申し上げます。  越生町手数料条例新旧対照表を御覧いただきたいと存じます。  初めに、第2条第18号及び第19号につきましては、住民票の除票の写し及び戸籍の付票の除票の写しの交付が制度化されたため、それぞれの除票に係る手数料を加えるものでございます。また、第23号につきましては、社会保障・税番号制度の個人番号が記載されている通知カードの廃止に伴い、削除するものでございます。  なお、施行期日は、公布の日とするものでございます。  以上、説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第22号を採決します。  議案第22号 越生町手数料条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第22号は原案のとおり可決されました。 △議案第23号 越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 日程第8、議案第23号 越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第23号 越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  令和2年3月10日に、国の新型コロナウイルス感染症対策本部が決定した「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策」の中で、国民健康保険において、感染するなどした被用者に傷病手当金を支給する市区町村等に対して支給額の全額を国が特例的に交付金として交付する内容が盛り込まれたことから、本条例を改正するものでございます。  また、児童福祉法及び診療報酬の算定方法を定める厚生労働省の告示の改正に伴う一部改正につきましても、併せて行うものでございます。  詳細につきましては、担当の課長がご説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久町民課長。          〔町民課長 町田和久君登壇〕 ◎町民課長(町田和久君) それでは、ご説明申し上げます。  越生町国民健康保険条例新旧対照表を御覧いただきたいと存じます。  まず、目次及び本則の第3章についてでございますが、国民健康保険の被保険者の適用除外を第4条に規定するため、第3章の章名を「被保険者(第4条)」とするものでございます。  次に、第4条につきましては、児童福祉法の規定により児童福祉施設に入所している児童や里親に委託されている児童などで、民法の規定による扶養義務者のない者を国民健康保険の被保険者から適用除外と規定するものでございます。  次に、第5条は、診療報酬の算定方法を定める厚生労働省告示の改正に伴う項中のずれを改めるものでございます。  次に、附則についてでございますが、附則第1項は傷病手当金の支給に係る条文を加えるため、附則第1条に改めるものでございます。  次に、附則第2条につきましては、第1項で傷病手当金の支給対象となる被保険者と支給対象となる日数を規定し、第2項で傷病手当金の支給額について規定しております。また、第3項は、傷病手当金の支給期間を定めるものでございます。  次に、附則第3条につきましては、新型コロナウイルス感染症に感染した場合等においても、事業主から給与等が支払われる場合は、傷病手当金を支給しないことを規定するものでございます。  次に、附則第4条につきましては、第1項で、附則第3条に規定する者が受け取ることが可能であった給与等の全部または一部を、事業主の都合により受け取ることができなかった場合の措置を規定しており、第2項は、第1項の規定で支給した額を町が事業主から徴収できることを規定したものでございます。  なお、本条例の施行日は、公布の日でございますが、附則第2条から第4条までの規定につきましては、令和2年1月1日に遡って適用するものでございます。  以上、説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  2番、髙橋一正君。          〔2番 髙橋一正君登壇〕 ◆2番(髙橋一正君) 2番、髙橋一正です。越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例の傷病手当金について質疑をいたします。  被用者が新型コロナウイルスに感染、またはその疑いがあると、労務に服することができないときとありますけれども、この労働者だけでなく、その枠を超えて給付をする、これは市町村長が認めればできるというふうに国でも返答がありますので、そのお考えがないかということをお尋ねしたいと思います。特に今回のようにご夫婦でかかった、またはご家族ということも、いわゆる身近な人が感染するリスクは非常に高いわけですから、ぜひとも枠を広げて考えておくということは必要かと思いますが、いかがでしょうか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久町民課長。          〔町民課長 町田和久君登壇〕 ◎町民課長(町田和久君) 髙橋議員さんの質疑に町民課からお答え申し上げます。  ただいまのご質疑の被用者以外、今回の制度、国民健康保険被保険者のうち被用者に対する傷病手当金の設定でございますけれども、この被用者以外の制度拡大ということについてご回答申し上げます。  まずは、国の見解といたしますと、被用者以外のところまで今回制度を拡大することについては、あくまでも市町村の判断だという基準はされております。ただし、条件がついておりまして、そこまで拡大する場合には、国の財政支援の交付対象にはならないということが規定されているというようなことで通達は来ております。  もともとこの傷病手当金、まずこの傷病手当金の制度でございますけれども、この制度につきましては、国民健康保険においては、通常時は設定されていない制度になっております。これと比較して一般的な社会保険等におきましては、制度として通常時から傷病手当金というのは設定されているような形、これを用語でいいますと、法定給付というような形で位置づけられているものでございます。  それに対して国民健康保険においては、あくまでも任意給付という扱いになっておりまして、そちらの規定等では、保険財政上に余裕がある保険者のみが行うことができるものとされておりまして、現在のところ、全国的に見ましても市町村で運営しております、今は県が広域連合で運営しておりますけれども、この公的な国民健康保険においては、通常時、この傷病手当金を設定している保険者は一市町村もありません。  今回につきましては、国のほうの対策といたしまして、新型コロナウイルス感染症という、この未曽有の事態を受けまして、特殊事情を踏まえて、その対策の中の施策の一つとして、国のほうで市町村の国保でも、この傷病手当金を設定する場合には特別調整交付金で手当をするということが通達されました。これを受けて全国の市町村でも動きといたしまして、傷病手当金の設定をするというようなことで、動きがなっております。  このような経緯から、越生町の国民健康保険でも検討した結果、まず財政的に国民健康保険は通常時からかなり厳しい状況が続いております。この状況と、あと今回の傷病手当金については、あくまでも国のほうも特例的、また時限的な措置ということで通達されておりますので、今回越生町の国民健康保険におきましては、あくまでも国の交付基準に沿った形での制度を創設した経緯がございます。その辺のところをご理解いただければと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆2番(髙橋一正君) ありがとうございます。確かに財政が大変というのは、そのとおりだというふうに思いますし、私もそう無理をお願いしているというわけではないのですけれども、ただやはり今回のようにご夫婦でかかられるということもあろうかと、現実に起こったわけですから、そういう意味での町としての保障というのかな、対応というのか、そういうのがやはり町の人たちに聞こえていくほうが大事だというふうに思いますので、例えば国が二次補正を、これから組むというふうにありますので、例えばそういう中で、町として、こう使おうではないかみたいな話がないでしょうか。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 町田和久町民課長。          〔町民課長 町田和久君登壇〕 ◎町民課長(町田和久君) 髙橋議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  議員さんから言われたとおり、国民健康保険の場合につきましては、被保険者、個人事業主の方が結構、かなり大半を占めております。そのような条件で見たときに、今回定めました傷病手当金については、個人事業主でも所得税法で専従者控除というような形で、給与をもらわれている家族の方に対しては対象となります。ただ、個人事業主本人は、あくまでも対象にはならない。ですので、先ほどみたいに夫婦でといったときには、給与をもらわれている奥さんについては、この傷病手当金の対象になりますけれども、その事業主さんは対象にならないと考えております。  ただ、傷病手当金につきましては、あくまでも限定された制度でありまして、もともと病気、今回であれば新型コロナウイルスに感染、あるいは拡大して感染の疑いがある場合にも対象になるのですけれども、それを原因とした、あくまでも医療保険の中の保険給付になります。今回かなり個人事業主さんとかが新型コロナウイルスの影響を受けたりしている場合ですけれども、これは国の休業要請ですとか、そういうものに応じたことによりまして収入が減ってしまったとか、そういう場合もかなりあると思います。  そういう面につきましては、あくまでも国民健康保険の被保険者のみを対象とした傷病手当金で根本的なものを考えていくのではなく、町の政策として大きな広い制度的なもので、政策面でいいますと、労働関係の政策ですとか、産業振興の政策ですとか、そういうもので総体的に考えていかなくてはならないものではないかなというふうには考えているところなのですけれども、ですので、あくまで国民健康保険の傷病手当金については、基準に沿った一般的な制度として創設して、今後臨時交付金等でもいろいろと事業主さんに対する政策のほうも設定しております。そういうもので総体的に救済措置というのを考えていくべきものなのかなというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第23号を採決します。  議案第23号 越生町国民健康保険条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第23号は原案のとおり可決されました。 △議案第24号 越生町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(宮島サイ子君) 日程第9、議案第24号 越生町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第24号 越生町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、埼玉県後期高齢者医療広域連合において、後期高齢者医療被保険者に対し傷病手当金を支給するため、埼玉県後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例が改正されました。  これに伴い、傷病手当金の支給に係る申請書の受付の事務が、町の事務として新たに加わるため、本条例を改正するものでございます。  慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これから議案第24号を採決します。  議案第24号 越生町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第24号は原案のとおり可決されました。 △議案第25号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について ○議長(宮島サイ子君) 日程第10、議案第25号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてを議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第25号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の変更につきましては、令和2年4月1日から「鴻巣行田北本環境資源組合」が「彩北広域清掃組合」に名称変更されることに伴い、埼玉県市町村総合事務組合規約を別表第1及び第2のとおり改正することについて議決を求めるものでございます。  慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これから議案第25号を採決します。  議案第25号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更については、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第25号は原案のとおり可決されました。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時48分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分) △議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号) ○議長(宮島サイ子君) 日程第11、議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の補正は、既定の予算に歳入歳出それぞれ1億4,078万5,000円を増額し、総額を55億9,582万5,000円とするものでございます。  それでは、予算書の2ページ、歳入から概要を申し上げます。  初めに、国庫支出金は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、子育て世帯臨時特別給付金給付事業費補助金等を増額するものでございます。  次の繰入金は、財政調整基金繰入金を増額するものでございます。  続きまして、3ページの歳出について、主な内容をご説明申し上げます。  初めに、各費目について、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に対応した費用を計上するものでございます。  交付金以外では、民生費において、子育て世帯臨時特別給付金に係る費用を計上するものでございます。  農林水産業費では、越生特産物加工研究所貸付金を新たに計上するものでございます。  以上、概要を申し上げまして、一般会計補正予算の提案理由の説明といたします。  なお、詳細につきましては、担当の課長が説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) それでは、詳細につきまして、8ページからご説明申し上げます。  初めに、国庫支出金、国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金7,392万9,000円は、国から示された交付限度額を計上するものでございます。  次の子ども・子育て支援事業費補助金21万8,000円は、児童手当に係るマイナンバー情報連携体制整備に伴うシステム改修に対する補助金で補助率3分の2でございます。  次の子育て世帯臨時特別給付金給付事業費補助金と子育て世帯臨時特別給付金給付事務費補助金は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取組の一つとして、児童手当を受給する世帯に対する臨時特別給付金の財源として交付されるもので、補助率10分の10でございます。  次の公立学校情報機器整備費補助金2,076万円は、児童生徒分のタブレット端末購入に対する補助金でございます。  次の繰入金、基金繰入金の財政調整基金繰入金3,437万8,000円は、今回の補正予算の歳出総額に対する不足分を計上するものでございます。  続きまして、9ページからの歳出についてご説明申し上げます。  初めに、総務費、総務管理費の防災対策事業514万2,000円は、避難所開設時に感染症対策に必要な物資を備蓄するための経費を計上するものでございます。  次の民生費、児童福祉費の児童手当支給事務費32万8,000円は、児童手当に係るマイナンバー情報連携体制整備に伴うシステム改修経費を計上するものでございます。  次の子育て世帯臨時特別給付金給付事業1,150万円は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取組の一つとして、児童手当を受給する世帯に対する臨時特別給付金1万円の1,000人分を見込んだ1,000万円と事務費150万円を計上するものでございます。  次の衛生費、保健衛生費の感染拡大防止事業146万7,000円は、学校、公民館、公共施設等において、感染拡大を防止するためのマスク、消毒液等を購入するための経費を計上するものでございます。  次の農林水産業費、農業費の一般事務費3,000万円は、株式会社越生特産物加工研究所に対する貸付金で、3年据置きの10年償還を見込んでおります。  続きまして、10ページの果樹経営支援対策事業200万円は、新型コロナウイルス感染症の影響により、特産品である梅・ユズの販売が減少することが見込まれる町内の農家が、株式会社越生特産物加工研究所に梅・ユズを出荷した場合に、その購入金額の2分の1を町から越生町の特産果樹生産奨励金として交付するものでございます。  次の農業振興費負担金等240万円は、株式会社越生特産物加工研究所に対して、特産である梅・ユズを使った、おごせ土産などの新商品開発やPRを展開するための補助金を計上するものでございます。  次の商工費の小規模事業者支援金給付事業1,550万円は、新型コロナウイルス感染症の影響により、収入が前年同月に比べ20%以上50%未満減少し、国の持続化給付金の対象外となっている小規模事業者に対し、商工会と連携し、10万円を給付するものでございます。  次の越生町飲食店応援事業100万円は、テークアウト・デリバリーに対応している飲食店のPR及び参加店舗専用の「またのお越しを!チケット」3,000円分を2,000円で販売する差額分など、商工会が主体となって実施する事業に対して町が補助するものでございます。  次の越生町商店等応援事業1,005万6,000円は、越生町スタンプ会商品券5,000円分を3,000円で販売し、その差額分等を町がスタンプ会に対して補助するものでございます。  次の土木費、都市計画費の公園施設等維持管理費260万円は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、五大尊つつじ祭りを中止したことにより、指定管理者である越生町シルバー人材センターに対する維持管理経費相当額を計上するものでございます。  次の教育費、教育総務費のGIGAスクールタブレット端末購入事業5,601万2,000円は、町内小中学校に通う児童生徒全員分と教職員用のタブレット端末の購入費用等を計上するものでございます。  続きまして、11ページ、小学校費の一般事務費148万2,000円は、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う学校休校の影響により、夏季休業期間が減少することにより、越生小学校トイレ大規模改造工事期間中、越生小学校の児童を越生中学校及び梅園小学校に移動させるためのバス借上料でございます。  次の中学校費の中学校給食事業106万8,000円と、次の中学校給食施設維持管理費23万円は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の影響により、夏季休業期間が減少することにより、越生小学校トイレ大規模改造工事期間中の給食を越生中学校で行うための食缶、食器等の購入費用を計上するものでございます。  以上で補正予算の説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありませんか。  7番、木村正美君。          〔7番 木村正美君登壇〕 ◆7番(木村正美君) 議席番号7番、木村正美でございます。皆さんも多分たくさん質疑があると思いますけれども、先陣を切ってやらせていただきます。  議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)について質疑をさせていただきます。項目ごとに6点ほど質疑させていただきたいと思います。  まず、1点目ですが、9ページの防災費でございます。今まで備蓄になかった感染症予防対策のマスクや消毒液を購入するということでございますけれども、この状況下でマスクも消毒液も大変品薄というか、当然それに伴って、かなり値段が、値段よりも品物を手に入れるほうが重要だというようなときもあったのですけれども、最近マスクは若干出回ってきているようだと思うのですけれども、通常の今までの、平時の価格からすると、かなり相当高い価格になっているなと。当然予算もそれに伴って、そういう予算を組んでいるのだと思いますけれども、こういう状況の中で、できるだけ節約できるような、何か効率いい購入方法、何か工夫をされるおつもりはあるのかどうか、まず1点目でお聞きしたいと思います。  2点目、同じく9ページ、児童福祉総務費の児童手当の臨時給付金1万円ずつ加算をして支払われると、支給されるということなのですけれども、この経費というか、内容を見ますと、通常児童手当というのは4か月分をまとめて1回、ですから年3回、振込をいただいております。今回のこの臨時特別給付金なのですけれども、単独で1万円だけを多分、経費項目を見ると、通常に支給している分とは別に単独でやられるような予算内容なのかなと思うのですけれども、これを4か月に1回の、ですからすぐには支給できないかもしれませんけれども、これを一緒にして経費削減をすると、そういうご理解を、支給される方々にいただくことはできないものかということで、2点目質疑したいと思います。  3点目、これも同じページでございますけれども、農業総務費の越生特産物加工研究所に対する貸付けについて、小分けして3つ質疑をさせていただきたいと思います。1つ目は、持ち株の多い株主であるJAさんをはじめ民間金融機関からも借りられる状態ではないということで、コロナの影響もあるということで、町が出すということなのですけれども、コロナの影響で5%から売り上げが落ちたところについては、国のいろいろな救済措置が予定されていまして、無利息無担保とか、そんな条件のいいのはあるかどうか分かりませんけれども、日本政策金融公庫などの融資も考えられると思いますけれども、そういったことはお考えになかったのか、1点目でお聞きしたいと思います。  2点目は、この貸付金が完済されるのは13年後、当然そうなのですけれども、3年据置きの10年の償還ということですから、13年後に全部返していただけるということなのですけれども、とはいえ大変失礼ですけれども、13年後、それを見届けられる方がここに何人おりましょうかということでございます。コロナが影を落としている間は厳しい状況が続くことも確実でございます。本当にきちんと返していただけるのか、非常に心配をしているところでございますけれども、もし返していただけないときには、これは町としては欠損金になってしまうのでしょうか。それとも多分担保もないということは保証も取れないと思うのですけれども、その辺のところについてお伺いをいたしたいと思います。  それと、3つ目なのですけれども、町が、こういうある程度有利な貸付けをするというと、町内業者さんも結構苦しんでいる方がいらっしゃいます。いろいろスマホでとか、パソコンで申請をしたり、あと民間業者さんに融資の相談を持ちかけているという話も聞いております。こういうことを町でやってもらえたらありがたいというふうに思う方はきっと多いと思うのですけれども、そういった同じコロナで苦しんでいる方もいないわけではなくて、町内業者さんの中にも数多くいらっしゃると思います。そういう意味から、公平性を担保するということについてはどのように説明をされていくのか、お伺いをしたいと思います。  4点目になります。10ページの農業振興費、農業振興費負担金等補助金の240万円です。これは全協でも説明がございまして、このうち40万円はアドバイザー料というか、そういう方が決まっているということでございました。残りはいろいろパソコンや何かに秀でている方にPRとか、いろいろなことをやっていただきたいということで、1か月の給料ですね、20万円掛ける10か月分を計上しているものだというふうに説明は事前に聞いておるのですけれども、この点についてアドバイザーは、もう既に決まったということで聞いておりますけれども、この予算が通った場合、目ぼしい方がいるというか、当てにするような方が既にいらっしゃるのか、その辺をお聞きしたいと思います。  5点目でございます。同じページで、公園費のつつじ祭りが中止になったことで、草刈り等の管理料をシルバー人材センターにお願いするということでございます。これは仕方のないことだと私も思っておりますけれども、今回の説明でなくて前回議運のときでしたか、総務課長から、ちょっと担当外だから、もしかして勘違いされて、そういうふうに言ったのかどうか分かりませんけれども、地方創生臨時交付金の中にシルバー人材センターに対する支払い、予定している金額は含まれないというようなことをお聞きしたということで、私メモをしております。これは、まさしくコロナの影響で中止になったわけですから、これこそそれに入れるべきではないかと思うのですけれども、それはどういうことなのか。私の勘違いかもしれませんけれども、それはどういうことなのか、ご回答をお願いしたいと思います。  最後、6点目でございます。11ページの教育費の越生小学校管理費と越生中学校給食費の2つのことについてでございますけれども、これは金額についてとかということではなくて、考え方についてお聞きをしたいと思います。これは一般質問でも出したのですけれども、今回再質問ができないということで、この議案の中で、ちょっと聞かせていただきたいと思います。越生小学校のトイレの大改造工事で、バスを使って登下校するということでございます。それから、中学校の給食室で3校分の調理を賄うということでございます。こういった、めったにないことが発生するわけなので、ただ予算を当然使わなくてはいけないのですけれども、これから将来のことを考えると、いろいろなことが、ここから見えてくるのかなというふうに私は思っております。バス一つを利用するにしても、今は一部、越生から梅小のほうへ行っている児童さんにマイクロが出たりしていますけれども、将来小学校を1つにしなくてはならないということが起きたときには、やはりこれはどうしても足の問題でバスが必要になってくると思うのです。ですから、そのバスを今回たまたま運行するということであれば、それについて、やはり考えるべきであるというふうに思っております。  そして、今年の2月ぐらいでしたか、議員が教育委員さんと一緒に越生中学校へ行って給食の試食をさせていただきました。そのときのメニューは何だったか、あまりよく覚えていないですけれども、とにかく小学校、中学校が、同じ給食の内容で、量は当然中学生と小学生は違いますので、量の調整をしているというご説明をいただきました。今回、私、中学校で3校分全部賄えるほど生徒や児童が減ったのかというふうに逆に驚いたのですけれども、給食が1か所で間に合うのであれば、今、越生小学校と2か所でやっていますけれども、メニューの内容も小学校、中学校で違うのであれば、これは一緒にやることは、まず無理だと思うのですけれども、同じメニューを出しているのであれば、2か所が1か所でできるのであれば、これは1か所に集約して、そうすれば費用も浮くだろうと。その浮いた費用を全額補助にはならないにしても、ほかのことに使えないかということも、これはそうしなさいということではなくて、こういう機会に、そういうことも含めて、いろいろなことをお考えになったほうがいいのではないかという意味から、今回のめったにない、小学生が、一貫教育のこともあるのですけれども、中学へ行って一緒に勉強するとか、バスで移動して、梅小に行って一緒に学習するとか、そういうめったにない機会なので、ぜひ将来も考えて、大局的な見地から、どう考えるかというところのお考えを6点目はお伺いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘総務課長。          〔総務課長 三浦道弘君登壇〕 ◎総務課長(三浦道弘君) それでは、木村議員さんのご質疑のうち1点目の防災費について総務課からお答え申し上げます。  今回の補正予算で防災対策事業ということで、514万2,000円を計上させていただきました。こちらにつきましては、避難所開設時の新型コロナウイルスの感染症対策ということで、マスクですとか、非接触型の体温計ですとか、先ほども話にありました消毒液ですとか、全部で10品目を購入する予定でございます。  木村議員さんのお話の中にもありましたようにマスク等が非常に品薄状態だったということで、現在では随分改善はしているのですけれども、まず商品、品物の確保というのも非常に大事だと思います。そればかりではなく、やはり行政が行うものでございますので、効率性というか、費用対効果というのも非常に重要になると思います。  そういったことで、これは町の契約というのは、全てそうなのですけれども、当然競争原理が働くような形で見積り入札ですとか、そういった形で1社の限られた業者から言い値で買うということではなくて、競争原理を働かせた中で商品のチョイスをして、どの業者から何を買うかということをやっていきたいというふうに考えております。そういったことで、金額的にも一時マスクも一箱5,000円とかしたようでございますけれども、そういった金額で買うのではなくて、もう少し競争原理を働かせた中で安いものを買っていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの子育て世帯臨時特別給付金の質疑に子育て支援課からお答え申し上げます。  木村議員さんのおっしゃったとおり児童手当は年3回支払いをいたします。2月、3月、4月、5月分の4か月分を例年どおりですと、この6月5日に振り込む予定でございます。この子育て世帯臨時特別給付金につきましては、この補正予算成立後に速やかに皆様にお知らせを通知し、給付金を辞退される届出の締切りを6月15日まで1週間程度設定し、この期間までに辞退の連絡がないことをもって本人の受給の意思を確認することで、子育て世帯臨時特別給付金の支給において、改めて申請を要しないこととしております。  この6月15日の締切りの後に、6月29日に支給できるよう準備を進めてまいりたいと存じます。また、こちらの説明をしましたのは、一般支給対象者でございますが、公務員につきましては、所属長から支給対象者の証明を受けて、ご本人が居住する市町村に申請し、受付後、随時支給してまいります。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 木村議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  初めに、加工所の貸付金の関係でございます。民間からの借入についてのご質疑をいただきました。全く民間からの貸付けが受けられないかというと、そういうわけでもないです。ただ、金額的には非常に厳しい、大きくは借りられないということです。今回挙げさせていただいたような金額は、まず難しいだろうということでございます。  その上で、今回町が貸し付けることによる、失礼な話、万が一のときのことも当然想定はさせていただいております。そうした中で、今ある資産を各金融機関が押さえられてしまうということも念頭にあった中で、町が持っている部分というのがあることによって、その部分を町が押さえることも可能になってくる可能性があるということで、これは実際にならないと、こういった協議というのは、なかなかできませんので、それらを含んでの町の貸付金ということで、ご理解をいただきたいというふうに思っております。  それから、13年後の関係でございます。前の部分と絡んでくる部分もあるのですけれども、民間の貸付金のほうが、町より早くにその期限を迎えることができます。どこまでやるかというのがあるのですけれども、一番最後まで残るのが、今の状況でいえば、町の貸付金が一番最後まで残るという形になろうかと思っています。うちのほうとしては13年後もこの会社が存続して、なおかつこれを返し終わるということを期待しておるわけでございますので、その経過は考えたくありませんが、万が一、例えば遅くなって7年後とかということであれば、もう貸主は町だけになっている、そういった形になれば、残余財産の関係もございますが、町だけの借入金で取扱いが可能であろうというところも見てございます。ただ、とにかく13年後まで続いていただいて、返していただくということを考えております。少なくともこの会社は、もう30年以上営業しているわけですので、これからもあり続けるように協力し合って進めていきたいということでございます。  それから、貸付けについて、ほかの事業者との関係で、公平性の担保というお話をいただきました。今回のコロナ対策の貸付金につきましては、国のほうから日本政策金融公庫であったり、そのほか商工会の関係のところの貸付けであったりとか、幾つも貸付金事業が提示されております。その中で全協でもお答えさせていただきましたが、例えば貸付金の中で利子を下げるというのがございます。今回のコロナ関係での貸付金の場合ですと、例えば1.3%の貸付率だったものを今回0.9%に引き下げて、残りが0.4%になる。その0.4%を利子補給という形で補助金を設けて、その利子分を補助するというような形で、実質利率がゼロというような形のものを3年間続けるというような施策が出されております。それで、そういったものを考えれば、民間もゼロで借受けはできるということにはなります。  その上で前提として、ここは、株式会社越生特産物加工研究所というのは第三セクターである。これは何度かご説明をさせていただいておりますが、この会社の株式を、決算書を見ていただければ分かるのですけれども、決算書のほうに町が持っている株式関係、投資先の一覧が出ていると思いますけれども、そこの中に株式が、3,000万円以上の投資をしているわけです。これがなくなってしまう、単純に貸付金だけの問題ではなくて、その投資している分もなくなってしまうということが背景にはあるということをご理解いただきたいと思います。会社が続いていけば、この投資金がなくなるわけではございませんで、だからこそ逆に言いますと、以前にもご説明させていただいた、配当金等をいただいているわけなのは、その株式を持っているから配当金をいただいているわけですので、その部分も考えていただければ、公平性という部分のところで言えば、全くの民間会社とやはり第三セクターとは違うということは、ご理解をいただきたいというふうに思います。  それから、補助金の関係です。240万円の関係の補助金で、全協のほうで説明させていただきました、20万円の10か月分という中では、今いる職員の部分で考えております。というのは、協力していただく、委託して商品開発をしていただく方と、加工所の職員とで連携して新しいお土産品を作っていただかなくてはなりません。全く新しい人を新たに雇い上げるというのは、これはなかなか難しい、こういう状況の中では難しい話ですので、今いる職員にそれを当たらせて、新しい商品開発をしていただくという考え方でおります。それの10か月分ということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。  それから、もう一点、公園の関係でございます。実は臨時交付金の、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についての事務連絡がうちのほうへ入っております。その中に交付対象事業のうち地方単独事業に関する留意点というところがございまして、その中に事業者等への損失補償という項目がございます。この中に事業者等に対する施設の使用の制限、催し物の開催の制限等の要請、指示に伴い生じる損失を補償する目的で行う支出経費には交付金を充当しないことという一文がございまして、うちのほうとしては、どんなものでも交付金対象のものになるのであれば、これは当然国のほうに対して要求をしていきたいというふうに思っていますが、この文書があるために今回のところは出させていただいておりません。ただ、国のほうもいろいろ考え方は多少変わったりとかしておりますので、これから二次の交付金関係の話もございますが、そうした中で、またこういうのが対象になるということであれば、申請のほうを出させていただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、木村議員さんの質疑に学務課からお答えいたします。  今回のコロナの関係で、越生小学校のトイレの工事に伴って越生小学校の児童が梅園小学校、越生中学校で学習することについて、これを機に、将来のことも見据えて考えるということについてですが、今現在小学校を1つにするということについては考えておりませんが、今回の取組については、木村議員さんのおっしゃるとおり参考となる取組になると思います。充実した内容になるよう取り組んでまいりたいと思っております。  また、3校で給食を行うことについてですが、こちらもただいま実施に向けて課題等を確認しております。今現在では、3校の児童生徒を越生中学校の調理室で給食を行うことについて、やはり食器の保管庫だとか、そういったもののキャパシティーが足りないということもあり、今回夏休みに予定しております給食については、献立を工夫しながら、例えば配膳などが簡単なもの、お皿を1つで済ませるようなもの、そういった献立を考えております。そのような形で、これからいろいろと給食の委託業者とも含めて検討してまいりたいなというふうに思っております。  以上です。
    ○議長(宮島サイ子君) 吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) 教育長のほうから補足させていただきます。  ご質疑では、小学校の統合、小中一貫教育の問題として、それを試金石として調査研究してはいかがだろうかというご質疑でした。それに対して、そういう意味合いではなくというようなことを1度目の、議員の皆様にお配りした中ではあったかと思いますが、今、関口課長がお答えしたように、そういう統合とかは本当に考えておりませんでしたので、ただ今後調査研究の対象には、参考にはなっていくだろうというふうに今答弁したとおりでございます。  当初コロナウイルスの関係とトイレ改修がぶつかるとは当然思ってもみない出来事でしたので、とにかくトイレ改修も、何としてもここはやっていただかなくてはならない。そして、子供たちの授業の保障もきちっとしていかなくてはならない。そこの中で急遽生まれたのが半分に、越生小学校から梅園小と越生中の空いている教室に持っていこうと。そういう中で給食のほうも無理を言って、東洋食品に業者委託しておりますので、東洋食品と栄養教諭と教育委員会で話合いまして、何とかこの急場をしのいでもらいたい。食器の数とか、いろいろな部分も、運ぶものも不足しているので、それから両方の人数の、東洋食品の、2つの小学校から人も、両方が行かなくてはならないけれども、それだと入り切らないし、調理もできないので、いろいろな課題が出て、その中でやっているものですから、先ほど来3校の1つでという案もございますが、今の現状では、なかなかメニュー等も、18日間、今、給食甲子園で優勝するような調理をしておりますが、なかなかそこまでの、少し今までとは、ちょっとメニューの内容等も変わってくると、そういうような状況になってしまいます。  ですから、子供の数がもう少し減ったりとかすれば、先ほど来から将来的な研究をしてみてはどうかということにはなっていくかと思いますが、現段階で、そういう形では、今回はとにかく越生小学校のトイレ改修等事業を何としてでもやるという形から生まれたものでございます。ちょっと補足になったかどうか分かりませんが、以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 木村正美君。 ◆7番(木村正美君) それでは、何点か再質疑をさせていただきます。  今ご答弁いただきました。競争原理をぜひ活用してということなのですけれども、町内にこういうものを扱っている業者さんが、ウエルシアとか、ああいうところへ行けば、多分ドラッグストアへ行けば扱っていると思うのですけれども、町内業者でどのくらい扱っているか分かりませんけれども、その入札に加わることさえできないかもしれませんけれども、いろいろなことで、我々もこれからスタンプ会で出すものとかというのをできるだけ購入して、10万円頂くわけですから、それでできるだけ地元で消費するようなことを考えていきたいなというふうに思っているのですけれども、やはり町においても、それに対応できる業者がいないということであれば、どうしようもないのですけれども、確かに入札で安くというのも一つはあれなのですけれども、ほぼ変わらないぐらいであれば、できるだけ地元の業者さんとか、どこも苦しんでいるわけですから、そういった配慮があってもいいのかなというふうに思うわけですけれども、その辺のお考えをちょっとお聞きできればというふうに思います。  2点目の児童手当の、特別給付の部分なのですけれども、これは国から、そうせいという指示つきで、補助金というか、それが交付されるというふうに理解をすべきことなのでしょうか。町でどうこうできるのではなくて、国でそうしなさいという指示であるわけでしょう。その辺をちょっと確認させていただきたいと思います。  それと3点目が、越生特産物加工研究所のことなのですけれども、1点、国のいろいろな融資制度もあるのだけれども、それも検討したような話はされているのですけれども、とにかくできれば、町民の税金を積み立てた基金や何かから出さないで、公明正大なところでやっていただいたほうがいいのかなというふうには思ってはいるのですけれども、貸付金というのは、私も議員を9年目やらせてもらっているのですけれども、今まであったかなというふうに思うのですけれども、貸付金というのは、今までどんな場合に町が出していたものなのですか、ちょっと教えていただければというふうに思います。  それと、つつじ公園、これの資料が、突然言ったのであれなのですけれども、去年から過去3年間、遡って3年間、シルバーの収入というのは、入園料と駐車料金だと思うのですけれども、それが幾らぐらいあったのか、もし資料があったら、その金額を教えていただきたいというふうに思います。  最後の学校の問題ですけれども、これは先ほど最初の質疑でも言いましたけれども、2年先、3年先にどうこうせいということは、私全然言っていないのです。統合の問題についても、今、学校に通っている生徒が、今度は違うところに行くのだよというのは、これはかなり抵抗があることだと思うのです。ですから、まだおなかにも宿っていない、これから生まれてくるかもしれない子供たちが小学校へ行く頃はそうなるのだよという、そういう長いスパンで物を考えてどうかということで、今お話をしているところなのです。  具体的に越生小学校の給食室が、多分20年、大改造、半年間、やはりうちの上の子供が小学校1年生のとき、それに当たりまして、たしか給食がなかったという経験をしました。その息子が27になりましたので、多分20年になると思います。これは一生使えるわけではなくて、どこかで更新しなくてはなりません。その更新の時期というか、タイミングはいつぐらいになるのかということ、それを1点お聞きします。  それと、これは町長の決断でエアコンを全小中学校につけてくれた。3校しかないから、越生あたりはやりやすいと言えばやりやすいのでしょうけれども、努力していただいて、それがあるから、この夏休みも、こういう計画が立てられるということで、今となっては大変ありがたいというふうに思っているのですけれども、ただこのエアコンだって機械物ですから、やはり耐用年数はあるし、ある程度のときには、きっとまた更新をしなくてはならない。そうすると、またかなり大がかりな費用を要するということになります。  ですから、そういうときを見計らって物事を変えていく、そういうのは事前に準備しないと、来年やるのに、急にどうしよう、こうしようということは、なかなかできない。だから、そういう将来を、長いスパンで物を見て、こういうことがあったときに、ではそういうふうにしていこうと。今から準備しようと。そういういろいろなことを考える意味で、今回はいい勉強になる機会ではないかなということで、私も質疑しているわけなのです。取りあえず小学校の給食室、あと何年ぐらいもつのか。それから、エアコンは更新するとすれば、何年後に、これは分からないですけれども、機械物だから。何年後に、一般的にどのくらいたったら更新しなくてはならないのかというのが分かったらお教え願いたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 三浦道弘総務課長。          〔総務課長 三浦道弘君登壇〕 ◎総務課長(三浦道弘君) それでは、木村議員さんの再質疑にお答えいたします。  1点目の防災対策事業の関係でございます。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、今回この予算の中では10品目を想定しております。中には当然町内の業者でも納入可能なものがあると思いますので、そういったものであれば、恐らく見積り入札になるかなと思うのですけれども、そういった制度に参加をさせていただくということは当然考慮していきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 長島伸子子育て支援課長。          〔子育て支援課長 長島伸子君登壇〕 ◎子育て支援課長(長島伸子君) 木村議員さんの子育て世帯臨時特別給付金の再質疑に子育て支援課からお答え申し上げます。  こちらの子育て世帯の臨時特別給付金は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた子育て世帯を支援する取組の一つとして低所得者層に限定せずに、中間所得者層も含めた児童手当世帯に臨時、特別の一時金を支給するものでございます。先ほどもお話しさせていただきましたが、児童手当情報を活用することを想定しておりますので、対象児童や口座情報の情報は既に市町村が持っているわけでございますので、国からは事前に子育て特別給付金が不要である場合は銀行口座等、情報等変更、廃止した場合は届けてもらうことを前提に、越生町で定めた期限までに辞退の連絡がないことをもって本人の受給の意思を確認することで支給ができるということで、国からの通知にもございます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 木村議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  貸付金の関係でございます。過去に直接町が貸付けをしたケースというのは、私の記憶の中では多分ないと思います。ただ、皆様も多分決算書等でご存じだと思いますが、預託という形で労働金庫に、例えば住宅貸付けなど行っていると思いますが、ああいった形は金融機関に預託をして金融機関が貸すという間接みたいな形になっていますが、そういったことはございますが、直接というのはないというふうに認識しております。  それから、学校のほうの更新計画の関係だけ、ちょっと概略だけ申し上げます。公共施設管理計画という総体的なやつを企画財政課でつくらせていただきました。今年、個別管理計画というのをつくる予定でおります。どのぐらいで耐用年数が来て、どういった改修が必要になるか。ご承知のとおり全ての公共施設を直すという形になりますと、物すごい金額になっていくと。そういう中で取捨選択をしていかなくてはならないわけでございますけれども、個別のものについて、いつ頃改修が必要かということを各施設ごとに今年度計画を立てたいと思っておりますので、その中で、そうした年数につきましても表記をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) まちづくり整備課より木村議員さんの再質疑にお答えいたします。  過去3年間の収入ということでございますが、手元に資料がございますので、読み上げさせていただきます。まず、入園料から、平成29年度341万3,800円、平成30年度222万2,500円、令和元年度423万8,800円。駐車料金、平成29年度209万5,600円、平成30年度160万8,400円、令和元年度181万7,600円となっております。それから、雑入として太陽光発電が下のトイレについております。その雑入部分が平成29年度4万4,556円、平成30年度4万7,138円、令和元年度4万9,364円ということになっております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、木村議員さんの再質疑のほう、学務課のほうから少し補足させていただきます。  現在、越生小学校の給食室ですけれども、こちらのほう平成13年2月に建て替えてあるということで、ただいま19年たっております。  また、エアコンの関係ですが、越生中学校のエアコンについては、平成18年に設置したということで、14年間たっております。また、越生小学校、梅園小学校のエアコンですが、こちらは平成26年に設置したということで、6年たつということになっております。先ほど企画財政課長のほうから質疑のお答えがあったと思うのですけれども、そちらの計画を検討しながら進めてまいりたいなというふうに思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 木村正美君。 ◆7番(木村正美君) それでは、再々質疑のほうは大分絞り込んで、つつじ公園のほうで、今3年間の金額を細かく教えていただきました。今回260万円ですよね。もしかして過去それ以下で何とかその年を賄ったことがあるのかなと思ったのですけれども、今どう計算しても、かなり収入が上回っているので、260万円に対してはね、思います。  そうすると、今度かなり利益があって、利益があったというか、あまり利益を出してはいけない団体なのだと思うのですけれども、決算を見ると、利益が出たので、町のほうへバックしていただいているというようなことも今まであった。それ以外に見えないところで、シルバー人材センターのほうで柵を造ったりとか、そういうことで町にお返ししているという説明を受けたことはあるのですけれども、例えば平成元年だと、入園料と、それから駐車料で600万円ぐらい収入がある計算になるのです。  423万円と181万幾らというふうに報告いただきましたけれども、そうすると、逆に260万円しかないとなると、シルバーのほうは、かなりなかったことが痛手になるのではないかなと思うのですけれども、それまで補填する必要はないと思いますけれども、シルバーのほうで、やはり実際の草刈りの経費が260万円で済むのであれば、結構これで厳しいかなという数字が見えてくるのですけれども、これに対して、今度シルバーのほうに対しては、どんなふうな対応をするようになるのか。もちろん、ほかのことで、何とかいっぱい、いっぱいになれば、別にいいのでしょうけれども、以前黒岩区で受けていただいたときに、やはり合わないよというので、60万円ぐらい出したこと、過去にあったなというふうに記憶しているのですけれども、その辺はどうなるのかということをお聞きしたいと思います。  それとあと、教育費の関係で、小学校とか、今回のことなのですけれども、いずれはそういう時期が来るのだということで、なかなか子供も増えないという中で、やはりある程度将来を見据えた中で、そういったことも、ぜひこういう機会に、ふだんなかなかそれをやるということはできないわけなので、ぜひそういうことを課題にして、すぐやるのではなくて結構なのですよ。とにかくそういう時期も来るんだと、更新しなくてはならない時期も来るし、いろいろなことを総合的に考えて、ぜひ今回の予算を有効に使っていただきたいというふうに思います。  教育のほうは最後に、私もちょっと自分の議会のお知らせ版で書いたのだけれども、お話ですと、小学校へ取りあえず登校して、小学校からそれぞれ梅小へ行ったり、越中へ行ったりする、そのバスの便を確保するというようなことで、ちょっとお話は聞いていたのですけれども、夏の暑い時期なので、結構遠くから、本当なら夏休みで、あまり学校へ行かなくて済む時期に通学をするわけなので、近くの方はいいかもしれませんけれども、かなり遠くの方は、学校まで行く距離は同じなのですけれども、こういったことがあるので、できれば通学班の集合場所に直接行けるようなルートが組めれば、大変教育委員会も忙しくされているので、そのルートを組むだけだって大変なことになると思うのですけれども、そんなことも検討していただければいいかなと思っているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。最後は、その2点をちょっとお伺いします。 ○議長(宮島サイ子君) 田中広まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 田中 広君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(田中広君) 木村議員さんの再質疑にお答えいたします。  先ほど収入の分を平成29年から3年間お話ししました。合計はちょっと言わなかったのですが、合計をちょっと言わせてもらいます。平成29年度555万3,956円、平成30年度387万8,038円、令和元年度610万5,764円でございます。  再質疑の件でございますが、これだけの収入に対して260万円で足りるのかということだと思うのですが、お祭りをやっていないということで、支出もございません。したがいまして、その分を差し引きますと、今回五大尊花木公園の中、およそ2.9ヘクタールという広大な土地、そこで行う除草作業、年9回、剪定作業1回、あるいはトイレ清掃、それからトイレにかかる電気代や上下水道費、トイレットペーパーなど含めた金額を今回協議して計上いたしました。  また、その金額についての妥当性というのでしょうか、平成21年度から、まだ黒岩区がやっていたころからのかかった経費等参考に照らし合わせた結果、それから10年たったとしても、大体同じくらいな推移で費用はかかっているということから、事前協議ということで、シルバーとお話ができて、この経費を計上したものでございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、木村議員さんの再質疑のほうに学務課のほうからお答えさせていただきます。  夏休みのバスの活用について、どのような方法なのかという部分で、集合場所等、この件については、子供たちの安全を最優先に考えて、小学校、中学校と相談をして進めてまいりたいなというふうに思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 2時34分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時50分) ○議長(宮島サイ子君) 質疑ありませんか。  2番、髙橋一正君。          〔2番 髙橋一正君登壇〕 ◆2番(髙橋一正君) 2番、髙橋一正です。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に関して3項目質疑をいたします。  最初の項目は、農林水産業に関して農業振興費、株式会社越生特産物加工研究所に対する3,000万円の貸付けに関係して3点質疑したいと思います。  1つは、その使途について、使い方についてお聞きしたいと思います。  2点目、3年据置き、4年後からの返済というふうにあります。この返済の見通しはどのように立てていますか、お答えいただきたいと思います。  3番目、特産物加工研究所には、常駐の役員が必要というふうに思いますが、そのお考えはありませんか。以上3点です。  2つ目の項目、商工費に関して商工業振興費の小規模事業支援金給付事業補助金について3点質疑いたします。1点目、飲食業、小売業、卸売業、宿泊業を含む小規模事業者としていますが、業種は限られていますか。  2点目、建設業やトラック運転手など、一人親方として、まさに小規模事業者として頑張る人たちがいますが、対象にはなりますか。  3点目、国は第二次補正予算を組むとしています。事業規模を5人以上に広げるお考えはありませんか。  以上、商工費に関して3点であります。  3つ目の項目、教育費に関して事務局費の備品購入費について3点質疑いたします。  最初に、4,550万円を備品購入費として計上いたしましたが、GIGAスクール構想に関する補助金と地方創生臨時交付金を活用してというふうにあります。それぞれ幾らの金額になりますか、教えていただければと思います。  2つ目、GIGAスクール構想における事業の時間はどの程度になりますか、分かれば教えていただきたいと思います。  3点目、入札に当たっては、町の業者優先を貫いてほしいというふうに思いますが、いかがお考えでしょうか。  以上であります。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、髙橋議員さんの質疑につきまして、私のほうからお答えをさせていただきます。  まず、3,000万円の使途でございますが、全協等でもご説明申し上げましたとおり、現在5本の借入れがございます。総額で、5月は返済をいたしましたので、3,500万円ほど残債がございますので、この中でできれば2本、全額返済をしたいということで考えております。  返済の金融機関さん含めて、2行とあと日本政策金融公庫がございますが、きちんと将来にわたって返済ができるように計画的に返済をしてまいりたいというふうに考えております。現在売上げのほうが、4月が470万円程度だったと思うのですが、その月の、例えば450万円、500万円の売上げの場合、そんな少なくてはしようがないのですけれども、その場合、どういうふうな製造、営業ができるかということを現在見極めております。一般管理費のほうも、ここでかなり絞り込んでまいりまして、リース代ですとか、そういったものは、どうしてもお金がかかりますので、大体一月140から150万円ということになりました。  それと、人件費の関係でございますが、かなりここでリストラをしまして、社員の減給とパートさんにも、ちょっと人数は申し上げませんけれども、かなりリストラをさせていただいて、年間で700万円程度人件費が下がる見込みでおります。そのような中、3,000万円を融資していただくわけでございます。もちろん、返済がメインになろうかと思いますが、町長のご提案で、オクムサ・マルシェの浅見敦さん、非常にすばらしい方で、既にご存じのとおりユズを使ったロールケーキが非常に好評だということで、私もちょっとお話をさせていただきましたら、女子栄養大学のレシピをかなりお持ちだということで、そういった食材等にも使わせていただきたいと。  それと、おかげさまで、今年は梅が豊作です。特に十郎のほうが豊作と伺っておりますので、何とか越生特産果樹生産奨励金ということで、町のほうで半額持っていただくような補正予算も出させていただいておりますが、何とかあまり値崩れをしないように、生産者が将来にわたりやる気を起こすような、ぜひそういった形で、奨励金という形で活用してまいりたいと思いますけれども、3,000万円につきましては、借入金だけということではございませんので、そういった商品開発、あるいはせっかく大切な梅を購入させていただきますので、新商品、邪道と言われるかもしれませんけれども、蜂蜜漬けの梅干しもちょっとチャレンジしてみたいなと考えておるところでございます。  それと、返済のめどでございますが、3年据置きで4年目からということで、月25万円の10年償還になると思います。制度資金で、これは飯信さんになりますけれども、1,000万円、10年で借りたのが、これが返済が8万5,000円から9万円の間でございますので、これは返済額も少ないので、これは少し最後のほうまで残るかなというふうに考えておりますが、将来にわたりまして、25万円、きちっと返済できるように、6月からしっかりリスタートしてまいりたいと考えております。  それと、常駐の役員の件でございますが、昨年の3月に常務が退職いたしまして、それから私が全て稟議のほうも決裁をしております。やはりきちっと常駐をして現金管理、キャッシュフロー、あるいは商品の購入の関係、あるいは製造した商品のチェック、販売先の見直し、拡大と、毎日常駐して、きちっと指示を出せるようにならないと、なかなか1,300万円以上の赤字は解消できないというふうに考えております。私が代表になって3年7か月になりますけれども、最初はほとんどグレーというか、ブラックに近いような会社でございましたけれども、何とかここで会社としての体裁は整ってきたかなと思っております。経理のほうも1円単位で、きちっと処理はできております。  その中で、ここで臨時の取締役会、監査も入りますので、役員会という形になりますが、ここで何とか補正予算を通していただきましたら、きちっと会議を開いて、こういったことで、リスタートを切りたいということで、役員の皆様にも、自覚といっては恐縮でございますが、持っていただきたいなというふうに考えております。常勤の役員につきましても、以前から何名か当たったのですけれども、なかなか給料が払えないというような状況の中で、具体的な話にはなりませんでした。私の役割としては、少しでも赤字幅を少なくして、何とか見通しがつけば、こういった常勤の役員さんも、何とかお願いできるような状況にはなるのではないかと思っております。いずれにいたしましても、ぜひ今回の6月補正を可決していただきまして、リスタートを切らせていただきたいと考えております。ゼロ、ステップ1、ステップ2ということで、最後のステップ2は、常勤の役員を何とかしたいということで、私の社長の考えでございますが、今後ぜひ一日も早く、黒字化の見込みがつくように鋭意努力してまいりたいと存じます。まとまらない答弁で恐縮でございますが、以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 吉田正産業観光課長。          〔産業観光課長 吉田 正君登壇〕 ◎産業観光課長(吉田正君) それでは、髙橋議員さんからの質疑に産業観光課からお答え申し上げます。  小規模事業者支援金給付事業でございますけれども、この中で3点のご質疑をいただいたわけでございます。  まず、1点目の業種の関係でございますが、こちらにつきましては、町内にあります事業所に対して対象としております。そのため5月上旬の全員協議会の際にお示しした商業系の事業所、こちらにつきましては取り除きまして、全ての業種ということで考えております。その事業の収入により生計を立てられている方ということになりますので、2つ目のご質疑にありますように建設関係、トラックにつきましても事業としてやられている場合であれば、こちらも対象になってくると思われます。しかしながら、要件といたしまして、新型コロナウイルスの影響によりまして、前年同月との、1か月の収入が20%以上50%未満減少した方で、国の持続化給付金の対象とならない方が対象となりますので、そちらに該当する方に対しても給付のほうをしてまいりたいと考えております。  続きまして、3点目でございます。国で今、第二次の予定をしているという情報は聞いております。今後どういう形で市町村のほうに、そういった交付が受けられるのか、そういったものを見極めながら、また今回補正で計上させていただきました事業を行っていく中で、町内の事業者様から様々な声が聞かれると思います。そういった皆様の声も併せまして、第二次、どのようなものができるのか、今後検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 髙橋議員さんの質疑のうちタブレット端末の備品の内訳の関係と入札の関係を企画財政課からお答えさせていただきます。  備品購入費が4,550万円の内訳でございますが、国庫が2,004万円予定をしてございます。残りの2,546万円を、国庫以外の部分を臨時交付金のほうで申請したいということで考えております。  それから、入札の関係でございますが、町内業者の方が入れる状況であれば、当然入っていただくようにしたいと思いますが、指名委員会がございますので、そちらのほうで指名競争入札になるであろうという形であれば、納入時期とか、様々ございます。これだけの金額の備品を時期にそろえていただかなくてはなりませんので、そういったところもできる、当然指名しておいて参加できないというところも当然あり得るわけなのですけれども、そういったものも含めて、地元業者の方にもぜひ入っていただけるのであれば入っていただけるような形で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、髙橋議員さんの質疑に学務課からお答えいたします。  髙橋議員さんからのGIGAの関係の時間数についてというような質疑がございましたが、こちら学習指導要領等では、ICT教育というふうになっております。こちらの時間数につきましては、現在学習指導要領では、ほかの教科、理科や国語は1年間何時間とか、そのように定められておりますが、こちらのICT教育については、何時間行うというような、そういった規定はございません。したがいまして、各教科それぞれの教科に絡みながらパソコン、タブレット等を活用しながら、このICT教育を進めてまいると、そういうふうにしております。  また、このGIGAスクール構想の中に、こちらのICT教育を拡充していくためには、教員側の研修のほうが非常に重要だというような話が出ております。今後こちらのタブレットが導入、購入することができて、各現場のほうに届けられることができましたら、それを見越して各学校に、そのパソコンがうまく活用できるような、そのような研修体制を整えて、さらに子供たちに指導ができるような、そのような体制を整えられればいいなというふうに思っております。いずれにしても、こちらのGIGAスクール構想によりまして、これからの未来を育む子供たちの、こういった能力がより拡充できるように、こちら教育委員会といたしましても研修を充実させたいなというふうに考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆2番(髙橋一正君) 答弁ありがとうございます。それぞれの項目でちょっと再質疑させていただきます。  1つは、返済の見通しの中で大変重要なのは、やはり売上げだというふうに思います。その意味では、やはり1億5,000万円を売り上げる、売り上げないということもあろうかというふうに思いますが、その辺のところですね、やはり売上げをどうしたら上げられるかというところが、きちっとやはり返答として欲しかったなというふうに思っていますが、改めてそういう黒字にならなければならない売上げ金額というのでしょうか、今、人件費も減らすということがありましたから、いろいろお考えだというふうには思いますけれども、その辺の黒字になるような結節点といいましょうか、その辺の押さえをきちっとしなくてはだめだなというふうに思っています。それが1点目です。  2つ目については、ありがとうございます。全ての業種ということですので、ぜひ二次補正の中では5人以上のというところも広げていただければというふうに、国がどういうふうに決めるかはありますけれども、お願いしたいと思います。  3つ目の問題については、町内業者をぜひという中には、これだけの台数がそろうかという問題がありますので、ぜひそういう購入の計画というのでしょうか、いわば町の業者でも入りやすいような計画というのが立てられないかどうかということがあろうかと思います。恐らく全国的な動きの中で、これだけの台数を本当に一気にそろえるということは、ほぼ不可能に近いだろうというふうに思いますけれども、その辺も見通しも含めて、時期の問題を少しお考えであれば教えていただければというふうに思います。  それから、3点目のICT教育です。ICT教育については、あまり現状では、はっきりしたものはないみたいなのですが、タブレットがそろって、いつ頃、どんなふうなことをまずは考えているのかというあたりが、その辺の構想はないでしょうか。皆目何もないということではなくて、こんなふうに考えているよ、何年度にはこうだよというのがあれば、ぜひ教えていただければと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、髙橋議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  現在、越生特産物加工研究所の再建計画ということで、ステップゼロ、ステップワン、ステップツーということで、今、私の試案のほうをつくらせていただいておりますが、ちょっとお時間をいただいて恐縮でございます。  まず、ステップゼロは、人員及び給与、手当の削減、製造原価の見直しと粗利の試算、あと商品、販売価格の見直しですとか、フェイス替えの実施、仕入商品の厳選と在庫管理の徹底、これは加工所の在庫と店舗在庫ということでございます。資機材の購入単価の見直し等、これも在庫管理の徹底、冷凍原材料の販売、これは現金化がなかなか課題ではありますが、効率的な利用、冷凍の梅、ユズ、あとはブルーベリーとになります。それと、一般管理費の関係で保険料、光熱水費、リース料等固定費の削減、販促会議、スタートミーティングの徹底、今、販促会議は週1回やっておりまして、スタートミーティング、これは製造になりますが、毎日行っております。それと、コンプライアンスの徹底ということで、これがステップゼロということで、これは今まで見直してまいりましたり、現在も詰めている内容でございます。  それと、ステップワンといたしまして、何とか補正を通していただいた後のことでございますが、人員削減等による新体制のスタート、借入金の計画的な返済による固定費の削減、梅、ユズを利用したおごせ土産など新商品の開発、生梅、ユズの購入に当たり、JA及び生産農家と連携を強化させていただいて、特産果樹生産奨励金を活用させていただきたいと。それと、島野議員さんからもご提案いただいたとおり、商品のラベル等の見直し、それと地域おこし協力隊の活用ですとか、先ほど申し上げたオクムサ・マルシェの浅見様とのアドバイザーの委託契約、それと新店舗の展開による販路の拡大ということで、当然これは売上げの増加に結びつくことと存じますが、現状では川越の東口に新たな商業施設が、ユープレイスというような商業施設でございますが、こちらのほうにも埼玉県の観光物産協会さんのご配慮によりまして、加工所の商品を現在は飲料を中心とした5商品なのですが、ちょっと梅干しがなかったものですから、置いていただくようにということで、今交渉しております。  それと、JAちちぶのミューズパークの入り口の近くにJAちちぶの直売所がありますが、これは6月3日から商品を展開できる見込みが立っております。いずれにいたしましても、何とか1億円を目指して売上げを伸ばさなければいけないと。ただ、3月、4月、5月も、やはり売り掛けが伸びないような状況で、特に温浴施設のオーダーが、ほとんどないような状況でございますので、5月も恐らくあまり4月と大差ないのではないかという見込みを立てております。いずれにしても、400万円、500万円では、とても回りません。実際450万円の売上げですと、商品の購入が35万円とか、40万円ぐらいになってしまいますと、1度やってみました。結果、梅の駅の商品棚、仕入商品の棚がほとんどなくなってしまったような状況でございますので、これはまずいと。しっかり商品棚は、特に梅の駅はフルラインアップ、商品を並べろということで指示を出しておりますので、追加発注をさせたところでございます。  おかげさまで休養村、梅の駅のほうが、改装した一昨年のときの売上げが542万円でした。おかげさまで今年の5月の売上げが640万円を超えました。12月から商品棚を増やして、売れ筋の商品をそろえたこともありますが、一番の原因は、販売担当の女性の5人が非常に頑張っていただいて、にこやかな対応をしていただいて、私が行くと、一生懸命売りますから、売上げを伸ばしますからと、皆さんから声をかけていただいて、その結果、今までの新記録を100万円以上伸ばすような売上げの結果となりました。これから梅の時期もありますし、6月1日から営業時間のほうも今までどおり9時半から5時までとさせていただいておりますので、まず梅の駅とOTICで、売れない商品を作っても仕方ありませんので、まず地元で売れる商品を作らなければならないと。今回のオクムサ・マルシェの浅見敦さんもそうですけれども、女子栄養大学のレシピもたくさんお持ちだということなので、ぜひ新聞社等のプレスリリースも積極的にして、何とか取り上げていただいて、ここでおかげさまで、6月9日から越生の梅のクラフトチューハイが新発売になりますので、何とか起爆剤になればいいなと思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 髙橋議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  タブレット端末の購入の関係でございますけれども、当然これは入札になります。我々の使命として、これは国庫補助金も当然入っておりますので、安い金額で1台当たりの、これは入れなくてはならない、これが一つございます。それと同時に、納入時期の問題につきましては、今、東京都なんかも購入するようなお話が出ていたり、様々なところで出ていて、全国的に、このままいくと、多分足りないだろうというお話があるのも承知しております。そういう中で間に合うのかどうかというのを、うちのほうは一番危惧しておりまして、国庫補助の問題も兼ねてなのですけれども、国のほうもその辺、どういうふうに見ていくのかというのが、ちょっと探っております。  年度末までに入らなかった場合も当然考え得るところではございますが、取りあえず単年度事業でございますので、入札を行う場合は年度内での納入という形でやる必要があるだろうと。そこに入札業者がどういう対応をしてくるかというのも一つ出てきます。入札ですので、予定価格というのも、もちろん設定しなくてはなりませんので、そういったもろもろのものを含めて、入札ですので、開示をして出すわけですので、その中で町内の業者がどういう形で参加できるのか、ちょっと承知しておりませんが、個別的に納入できそうな業者さんについて、実際に参加できるかどうかということも場合によっては聞く必要があるのかなというふうに思っております。当然地元業者の方に納入していただければ、それは一番ありがたい話ですので、町としても、そういった形が取れれば一番いいとは思っておりますけれども、入札の制度、その他の問題もございますので、その辺は適正にやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) 大変失礼いたしました。1点だけ補足をさせていただきたいと存じます。  先ほどステップゼロ、ステップワンということで、ご説明申し上げました。ステップツーでご指摘がございました、専務または常務、これは常勤役員の就任ということで考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) 髙橋議員さんの再質疑に教育長のほうからお答え申し上げます。  先ほども課長のほうがGIGAスクールの授業、ICT教育を充実するためにと申し上げました。それは間違いないのですが、当面このGIGAスクール構想に5,000万円以上ものお金に手を挙げたのは、やはり新型コロナウイルスの関係でオンライン授業をやっているところと、十分にできているところは全国にもほとんどありません。やはりできている学校とできていない学校との地域差もありますし、ですからこの際に越生町が、やはりオンライン授業がしっかりできるように、昨日も越生中学校では校長が会議室にいて、各教室の大型テレビに校長が会議室から放送してオンラインをやりました。それを教育委員会で実際にどんな講話をしているか見ました。各学校でも60台、今デモのパソコンを借りておりまして、学校に約20台ずつ、3校に配って、お借りして研修のほうは積んでおります。  同時に、子供たちには、パソコンが参りましたら、まずは特に小学校の低学年が一番問題で、まずはパソコンを操作できないと宝の持ち腐れになってしまいますので、まず徹底して操作、オンラインが、第2波のコロナが来た際にも本当に使えるようにさせていきたいというふうに考えております。まず、パソコンが入札が終わって来ましたら、まずは学校で、それぞれ1台ずつ与えて、操作の勉強をして、先生方からオンラインがすぐできるような、そういう仕組みに、まずはやっていきたいというふうに考えております。  ICT教育だけが全ての教育ではございませんで、教育はいろいろありますが、まずはせっかくの、これだけの大金を投入するわけですので、この新型コロナウイルスの、オンラインのほうに越生町が、まず第一に、全体ができるような、一部でやる教育ではなくて、越生町全体の子供たちが、各家庭でオンラインができるようにしていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮島サイ子君) 髙橋一正君。 ◆2番(髙橋一正君) ありがとうございます。時間の関係で、私の最後のところは、ご返答は要りません。  研究所の関係では、やはり売上げというのが、本当に大事なポイントだというふうに思いますので、ぜひそこを分かるように進めていただきたいというふうに思いますのと同時に、このステップツーを今言われたところでは、それこそこれはステップゼロで考えなくてはならないところだろうというふうに思いますので、売り上げを見るという人が、やはり必要だというふうに思いますので、岩﨑副町長も公務との関係で大変ですから、やはり専門職が必要だと。募集しても来ないとなると、これまたあれですけれども、でもやはり何とかしたいなというふうに思います。  それとあと、今、教育長からお答えいただきまして、ありがとうございます。大変大きなお金をかけますので、そういう意味では本当に町民の皆さんに、段取りといいましょうか、こういうふうに進んでいくのだよというところを、ぜひ分かるように説明いただきたいなというふうに思います。  以上です。ありがとうございました。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  6番、金子公司君。          〔6番 金子公司君登壇〕 ◆6番(金子公司君) 議席番号6番、金子公司です。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)について質疑させていただきます。  質疑の内容は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてです。令和2年5月1日付で内閣地方創生推進室からの事務連絡で、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金についてが出されています。その中で実施計画の作成と提出について、提出資料は実施計画及びチェックリストとなっています。越生町の提出資料の内容は、どのようなものでしたか。また、公にすることはできますか。  新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金7,392万9,000円の使途は、具体的にどう計画されていますか。この交付金には、交付金を充当しないという前提条件があります。その前提条件は、1、職員の人件費、2、用地費、3、貸付金、保証金、4、基金、5、事業者等への損失補償、6、感染症対応と関連しない施設の整備自体を主目的とするものについては、交付金は充当しないと内閣府から5月1日に出ております。それについて越生町では、先ほどの令和2年度越生町一般会計補正予算(第1号)とこの第2号について、財政調整基金の取り崩しがあります。残った財政調整基金で、何があるか分からない、災害だとか、緊急時の対応は十分な対応ができますか。  また、この基金の残高について、今回の補正予算が通った場合、幾らになりますか。そしてまた、今後の積立てについての考えはどうなのでしょうか、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 金子議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  まず初めに、臨時交付金の提出資料の関係でございます。一次分、二次分という申請の仕方になってございます。一次分につきましては、既に申請をさせていただいております。一次分についての内訳を申し上げます。1つ目としまして、防災対策事業514万2,000円、感染拡大防止事業146万7,000円、小規模事業者支援金給付事業1,550万円、越生町飲食店応援事業100万円、越生町商店等応援事業1,005万6,000円、果樹経営支援対策事業200万円、学校給食費負担金支援事業1,404万円、児童の移動のためのバス借り上げ事業148万2,000円、給食食缶等補充事業129万8,000円、合計で5,198万5,000円、これが一次分でございます。今回の補正にのっていない部分といたしましては、学校給食費負担金支援事業、これは第一次補正の関係で上げさせていただいた部分でございます。  二次分として上げさせていただくのが、国庫補助対象事業等という形になってございますので、申し上げます。GIGAスクールのタブレット端末購入事業の、先ほど申し上げた総額で5,594万円、このうちの交付対象として3,518万円、それから越生町小中学校校内ネットワーク整備事業、総額が2,550万円で、これは国庫補助がございますので、交付対象として1,275万円と、あともう一つ、単費分で120万円部分がありますので、合計としては1,395万円になります。それから、特産品開発事業として240万円、合計で5,153万円、トータルで1,351万5,000円を補助対象として国のほうへ提出する予定で考えております。  この中でどれが採用されるかというのは、これから内閣府のほうで審査がございます。先ほど申し上げた、議員さんがおっしゃられていた留意点等を判断して、国のほうが、この中で、これは対象、これは対象外というふうになる可能性がございます。それから、ちょっと絡んでしまいますけれども、二次補正分で、国のほうが言っておりますが、これの出方というのが、まだちょっと全然来ておりませんので、約7,400万円近い臨時交付金との差額分について、この二次分の中で、これをまた見てもらえるのかどうか、そういったところも、これから出てくる国のほうの文書によりまして対応を考えていきたいというふうに考えております。  それから、基金残高の関係でございます。財政調整基金の6月補正後の予定でございますが、3億8,341万8,000円が残予定ということでございます。  それから、今後の積立ての考え方ということでございます。9月決算によって財調の積み増しというか、そういうのを今までやってきております。これから決算状況を見て、積立額というのが決まってくるかなというふうに思っていますが、今年度も含めまして、来年度以降も、これは実はコロナウイルスの関係が税収も含めてどういうふうに影響してくるのかというのが、今の段階では非常に読みづらい状況です。国のほうの対応というのが、交付金関係がどういう動きをしてくるのか、本当に見えてございませんので、できるだけうちのほうとしましても、財政調整基金のほう、積み増しができるものにつきましては、積み立てをしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 金子公司君。 ◆6番(金子公司君) 今の課長さんの答弁、ありがとうございました。結構調べてみますと、恐らく提出資料を検討された中では、国からいっぱい出ていますよね。今度の補正予算で上がっている、この内容を見ますと、これにほとんど載っていることが、それを主に越生町では教育の町ということで、教育関係が主力、金額的にも主力を占めていますし、内容的にも主力を占めていると思います。でも、ほかにもこの内容は結構内容が濃い、結構事細かく出ています。  それで、教育関係、教育の町というようなことで、推奨しているわけですから、それはそれであるのですけれども、ほかの面でももう少し何かこの内容を見た中で考えられなかったのかなと。地域経済維持とか、そういうことが出ていますけれども、細かいことは時間がないからあれなのですけれども、もうちょっと内容を精査して、考えたのでしょうけれども、どうにかならなかったのかなと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 金子議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  事業内容に関しましては、様々検討させていただく中で挙げさせていただいております。確かに国庫補助の、いわゆる裏負担と言われている、町単独分の負担分が、今回のこの地方創生臨時交付金では見ていただけることになりました。そういう意味でいくと、このGIGAスクールであったり、ネットワークであったり、そういったものにつきましては、本来だったらなかった部分なのです。これを入れた、国として早急に進めたいという意図もあって、裏負担分はいいですよということがありましたので、入れさせていただいています。本来でしたら、これは単費で入れなくてはならなかった部分なのです。  ところが、これをやっていただくことによって単費分を減らすことができる。先ほど議員さんが、財政調整基金は大丈夫かというお話がございましたが、もしこれが単費でやるとなりますと、多分越生町は単年度ではできなかったと思います。これがあったからこそできる。逆に言うと、財政調整基金がその分減らずに済んでいますので、ほかの事業に町単独として投入できる部分が出てくるということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。  それ以外にも、ここにあります商業関係の応援事業とかって、これはかなり入っているというふうに私どもは思っております。確かに子供の部分で考えますと、給食費とかございますが、これもほかのところで、例えば子ども手当の上乗せなんかの部分を考えれば、そういった金額に比べれば、はるかにこちらのほうが額も多くなってきておりますので、家庭支援という部分で考えれば、一見学校の支援みたいに見えますが、一般の子供世帯の支援というふうに見ていただきますと、この辺も越生町独自の家庭支援というふうに言えると思いますので、単純に学校費のほうにのっかっていますので、学校関係だけというふうに捉えられてしまいがちなのですが、総体的な、そういった町民の方への対応という形になってございますので、ぜひその辺はご理解をいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 金子公司君。 ◆6番(金子公司君) ありがとうございます。今お答えの中に一部あったのですが、財政調整基金の取り崩しをして、この予算が通ったら、残りが3億8,000万円強程度になるというふうなお話でしたけれども、考えてみれば、町の貯金が3億8,000万円しか自由に使えるお金がないというようなことも言えると思うのですが、この財政調整基金の残高が、幾らが適当かというのは、よく分かりませんけれども、町では、この基金の残高というのですか、そういうのはどのくらいが適当というふうなことのお考えはありますでしょうか。最後の質疑とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 金子議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  財政調整基金の残高のことでございますが、国なんかですと、基準財政需要額の10%程度という言い方をしているところもございます。ただ、越生町は、財政規模が小さいので、金額そのものが、そうしますと小さくなってしまうので、それよりちょっと多めに持つ必要があるだろうということで金額を考えておりますが、一方で、ご存じかと思いますが、国のほうで基金を、市町村はたくさん持っているというような話がございます。そうすると、交付税を減らせばいいのではないかというような議論か同時に出てまいってくるのです。ですから、持ち過ぎるということにつきましても、やはり考えていかなくてはならないというふうに思っています。  先ほどの基準財政需要額の規模ということに関しまして申し上げますと、29億円程度でございますので、その10%から20%程度というふうに考えますと、2億9,000万円から5億8,000万円程度持っていればいいのではないかというような数字ということで、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  1番、島野美佳子君。          〔1番 島野美佳子君登壇〕 ◆1番(島野美佳子君) 議席番号1番、島野美佳子です。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)のうち農業振興と越生特産物加工研究所への融資についてお伺いいたします。  先ほど木村議員からの質疑にもあったのですが、農業振興費負担金等補助金の240万円のうちの200万円については、既に加工所にいらっしゃる職員1名分のためということですけれども、この1名の方は既に加工研究所で働いておられて収入があって、そこに今回の措置で20万円を月々上乗せするという理解でよろしいでしょうか。  そしてまた、この方への上乗せ分ですけれども、次年度以降加工研究所の人件費に上乗せされるという理解でよろしいでしょうか。その確認が1点です。  そして、融資の関係ですけれども、池田課長のご答弁の中にもありましたが、前例のない、直接貸付けということです。住民の税金の一部から融資をする以上は、町がしっかり監督して、貸し倒れがないようにしなければなりません。住民の代表である議会が、今まで以上に経営や事業に意見をし、たびたび進捗を確認することが増えてくるというふうに思いますけれども、そのことについてはどのようにお考えでしょうか。  以上2点、ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 島野議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  まず、農業振興費の負担金等補助金の240万円の関係でございます。職員に対して200万円相当想定しているというお話で、これは製造社員ということを想定しております。今いる職員に対して、いわゆるお土産品の開発その他に専従している、専従というか、それに力を注いでいただくということでございます。その中で、これは結局会社として、先ほど副町長のほうからもお話が、改善計画ではないですけれども、お話があったかと思いますが、会社組織としての縮小を図っていくという話があったと思います。  そういう中で、ではどこまで組織を落としていくのか、当然考えなくてはなりませんので、減らされてしまうと、逆に言うと、そこで製造、今言った、お土産品開発というのはできなくなっていく可能性がある。それは製造職員が、それに逆に言うと、専念してもらうといったら変なのですけれども、ある程度そういったことに専念してもらえるようなところで、この部分は考えさせていただいております。ですので、当然お土産品、これから委託を40万円出していただいて、協議をしていただいて、一緒になってお土産品を作っていくという作業が当然出てくると思いますので、では何が上がってくるのかというものの成果というのは、当然出していただくことになるだろうというふうに考えております。そういう中で、その先につきましては考えていくことになるのかなと考えております。  それから、2点目の貸付金の関係でございます。3,000万円という大きな金額になりますので、当然注視していかなくてはいけない。注視していかなくてはいけないというのは、要は会社の経営を注視していくということになろうかと思います。これまでも決算報告等、事業報告等は出ているかと思いますが、実は町としても、経営健全化方針というものをつくる必要があるだろうというふうに思っています。これは出資している会社で、第三セクターでございますので、経営健全化方針、先ほど副町長が申していた内容を踏まえて、当然取締役会はございますので、そちらのほうと協議した上で経営健全化方針というものを策定して、それに沿って経営の健全化を図っていただくという形を考えております。そういう中で、この貸付金がきちっと町のほうに返済されるように監視をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) すみません。答弁漏れで申し訳ございません。  監査委員さんには、当然議長さんにも入っていただいておりますので、そういった監視という部分でいいますと、見ていただけるというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆1番(島野美佳子君) ありがとうございました。  1点、たびたびで申し訳ないのですが、確認なのですけれども、その製造の方は、このたびの措置で正規職員になるという理解ではなくて、この1年の働きを見て、その後の身分というか、処遇は考えるということでよろしいですか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 島野議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  ちょっと説明が分かりづらかったかと思うのですけれども、製造社員としては既におります。ですから、普通でいけば、そのまま雇っていくことになるだろうと思います。先ほど組織の縮小のお話という話を、もし突き詰めていけば、人を減らさなくてはならなくなってきますので、そこを製造に専念、製造というか、開発のほうにある程度専念させることによって身分を保つというか、それでやっていっていただく。それは、これから先もずっと社員として置くかどうかというのは、会社の判断になっていくと思いますので、ただうちのほうとすると、補助金としては、あくまでお土産品開発というところで、携わっていってもらう中で、新しい商品なりなんなりを出していってもらう。  売り上げを伸ばすのは、当然新しい商品ができていけば、売り上げは伸びていくだろうというふうな思いがございますので、越生町に町長のほうもお土産品がないというお話があったかと思うのですが、そういったものを作っていただくことによって、越生町のお土産品を作っていただければ、町民の方もお土産で町外に持っていっていただけますし、町外から来たお客さんも、そのお土産品を買っていっていただくということで、売上げ貢献に当然つながっていくだろうというふうに思っておりますので、いいお土産品を作っていただけるような形で進めていただければというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 島野美佳子君。 ◆1番(島野美佳子君) すみません。もう少し教えてください。先ほど岩﨑副町長のご答弁の中で、リストラと減給で700万円の人件費を圧縮したというお話があったのですが、700万円圧縮して、しかしこの1名分については、可能性として次年度20万円の12か月で240万円がのってくるということの理解でよろしいでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 島野議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  製造の部分で、社員のところで、ちょっと先ほどの答弁の中で漏れていた部分で、製造とPRというところも含んでの補助金ということでございます。その中で、これからもずっと町の意向を受けて、お土産品とか、PRをしていっていただくということをやり続けてもらう必要があるということであれば、この補助金は続けていきたいというふうに思っております。これは、うちのほうとすると単年度ですので、それを上げる場合は、また単年度予算で計上していくということでございますので、現状では、今年の分だけということで考えておりますので、その後のところは、これからのお話になってまいるかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) 島野美佳子議員さんの再質疑に私のほうからお答え申し上げます。  現在製造が2名で行っておりますけれども、どちらともそれぞれ特性があって、いろいろアイデアを持っております。しかしながら、なかなか余裕がないといいますか、何を優先したらいいのかということも分からないような状況の中で、仕事をしているというような状況も確かにあります。今、梅のちょうど漬け込みの時期でございますので、そちらのほうに今集中して製造のほうもやっておりますし、特に元気百梅の製造ラインが6名必要になります。1人、今、営業の課長が入って6名というようなことで、何とか人員のほうは確保しております。  また、何とか補正を通していただければ、オクムサ・マルシェの浅見さんのほうとも、いろいろ新商品の開発、おごせ土産の開発も含めて、いろいろアイデアを出し合う中で、製造の職員もいろいろそれぞれアイデアを持っていますし、しっかり浅見さんにご指導いただく中で、何とか200万円の補助につきましては、商品開発に充てたり、またPRに充てたりということで、しっかりと活用させていただきたいと思っております。なかなか人員削減して厳しいリスタートになると思いますけれども、製造の2人も非常にやる気を持っておりますので、ぜひご理解を賜りたいと存じますし、社長とすれば、ぜひ単年度ではなくて、また企画財政課長のほうにお願いしますけれども、2年目も、何とか浅見さんのほうともお付き合いをさせていただいて、いろいろノウハウを持っている方で、人間的にも非常にすばらしい方でございますので、何とかこの補助金のほうも、しっかり監査は当然していただくことになるかと思うのですが、活用してまいりたいと考えております。ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) この際、暫時休憩します。                                      (午後 3時57分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 4時15分) △発言の訂正 ○議長(宮島サイ子君) ただいま岩﨑鉄也副町長及び池田好雄企画財政課長、両名より発言の訂正の申出がありましたので、これを許します。  岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) 大変恐縮でございます。  加工所の関係で何度かご答弁を申し上げました。人件費の削減の関係で700万円という数字を申し上げました。今回のリストラにつきましても、何とか皆様にご理解をいただく中、厳しい状況で、何とかリストラについてご理解をいただいたというような経緯もございますし、そのほか賃金以外の一般管理費も、少しでも減額できるように詰めておりますので、そんな中で、総体で何とか700万円削減できればいいなというようなことでございますので、人件費のほうで700万円ということではなくて、そのほかの経費も含めて、非常に厳しい中でのリストラでございましたので、700万円という数字が、ひとり歩きするようなことがないように、ちょっと私も軽率な答弁で申し訳ございませんでした。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 議長さんのお許しをいただきましたので、発言の訂正をさせていただきます。  金子議員さんの質疑の中で、私、「標準財政規模」と申し上げるべきところを「基準財政需要額」というふうに申し上げてしまいました。正しくは財政調整基金の算定規模のところで、標準財政規模29億円に対して10%から20%ということでございますので、よろしくお願いいたします。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  3番、関根真一君。          〔3番 関根真一君登壇〕 ◆3番(関根真一君) 3番、関根です。議長に許可をいただきましたので、質疑させていただきます。  今日たくさんの方が、令和2年度越生町一般会計補正予算に関して質疑をしております。話の中身は、似たような点もありまして、分かりづらいところもあります。また、議員として初めて耳にする言葉もあるのは事実でございまして、何点か質疑をさせていただきまして、実は町民が読んだときに分かるようなまとめ方で回答を出していただけると非常にありがたいと思っております。  まず1つ、最初のところでは、特産物加工研究所の話の中で、再三ステップゼロ、ステップ1、ステップ2と出てくるのですが、私は何のことかが分かりません。ステップゼロは、今だろうというのは想像つくのですが、1と2に関して、どのベースになったときが1なのか、2なのか。例えば役員さんを置くというのが2になった先であるということは分かりましたけれども、その数字か何か分かりませんけれども、標準を教えていただきたいと思います。  長々と話を聞いていく中では、本来公務員の方は、多くの場合、経営には携わらないものだと思っております。全国的には第三セクターを持っているところが数か所、あるいは何割かありますから、それも必要なのだと思いますが、どこを見ましても、やはり経営能力というものは、本来必要とされていない部分がありますので、未熟とは言いませんけれども、未熟のところがあると私は感じています。本来、今回もアドバイザーで雇用される方がいますが、その方にも賃金の提示をしております。あるいは顧問料の提示をしています。それに対して、その方の能力は相当あるかもしれませんけれども、どこまで発揮していただけるかは、その方も、その提示されたものに対しての考えがある可能性があります。そのような場合には、本来成果主義で、このような成果が出たときのパーセンテージとかというものも本来あるのではないかと考えております。それに対して昨年度に続き本年度、そのかかる経費、今回は融資ですけれども、それに対して議会が、議員が責められたことというのは他の県でもあります。第三セクターで、長野県で行っているところが、スキー場なのですけれども、倒産しました。14年もやっていたのですけれども、その間、議員は何をしていたのだと責められたことは大分ありました。そういう点からしましても、今回この特産物加工研究所の今後の展開というのは、具体的な数字を持ちながら説明をしていただきたいと考えております。  2つ目ですが、教育関係のタブレットというところが入ってきます。オンライン授業では必ず必要です。それに対してタブレットは、全国的に求められるものだと思いますから、いつ入るのかという、業者がまだ決まっておりませんけれども、早期に押さえるということの考え方も必要なのかなと思います。これは入札の関係があるので、何とも言えませんけれども、その辺の配慮というのもしないと、小さな町では最終に回されてしまうということも考えられます。それが2つ目の感じです。  そして、教育分野におきましては、初めてそれに取り組む教師が、生徒に向かってどのように変わるのかという、この大きな問題があることも事実でございます。その考え方が、もし決まっているようだったら、お聞きしたいと思います。  関連で、9月の議会で、また質問をさせていただく予定だったのですが、今日たまたまいろいろな話が出ましたので、企画財政課の考えている、その入札の詳細というものを、私も未熟でございますから、細かく教えていただくと同時に、町から声が上がっている、その入札の難しさがどこにあるかということも、紙面にしていただくと同時に、ベテラン議員の方はみんな分かっていると思いますけれども、業者さんがなぜ入れないのか。いろいろ聞けば、やはりメンテナンスとか、いろいろあるようでございます。そこは今日、企画財政課長がいろいろお話をしてくださいましたけれども、少し整理して、最後にまとめていただきたいと思います。  以上3点でございます。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、関根議員さんの質疑につきまして、ご答弁を申し上げます。  特産物加工研究所は、再建計画ということで、ステップゼロ、ステップワン、ステップツーというようなことで、一連の文書にするよりは、項目のほうが分かりやすいかなと思って、こういった形でご答弁を申し上げました。  まず、ご指摘のとおりステップゼロにつきましては、既に取り組んで、見直し、あるいは改定をしておるもの、あるいは現在詰めている内容でございます。  ステップワンは、6月補正、何とかご議決いただきましたら、先ほど人件費削減のご答弁も申し上げましたが、何とかリスタートを切らせていただいて、アドバイザーの委託契約ですとか、そういったことで、いろいろな方から、議員さんも含めてでございますけれども、アドバイスをいただきながら、何とか黒字に向かっていければいいなというふうに思っております。  それと、ステップツー、これはご答弁申し上げました、専務とか、常務の常勤の役員を何とか就任をしていただきたいということで、これは当然のことながら、現状のような全く何期も赤字が続いているような会社には、何人かお話はさせていただいておりますけれども、非常に厳しいような状況でございますので、赤字幅が少なくなり、黒字が見えてくるような状況、あるいは多少なりとも黒字化になった状況であれば、何とかご就任をいただけるのではないかということで考えております。  それと、公務員の経営能力、確かにご指摘のとおり、そもそも三セクというのが、今までは歴代の町長が社長をやっておりました。当然行政の公務が非常に忙しい中、加工所のほうまで足を運んで、常に経営状況をチェックするというのは、これはもう無理でございます。したがいまして、三セクの利点というのは、そういった町長、現在私でございますが、副町長に代わって、しっかりした経営の能力、製造の能力、そういったものをしっかり持った、やはり常勤の役員が日々しっかり見据えた、会社の経営の指揮監督ができる、そういった方が当然必要ではないかというふうに考えております。なかなか公務員の方が、そういった三セク等の団体に入って、赤字が続いて倒産というような事例を私もよく耳にしておりますけれども、やはり三セクというのは、しっかりした専門の方、専務なり、常務なりが、そういった方がつけば、私は現在でも、3年7か月やらせていただきましたけれども、加工所は回るのではないかというふうに思っております。  それと、アドバイザーの委託の関係でございますが、具体的にお名前を挙げて恐縮でございます。少し打診しましたら、快諾をいただいたものですから、議会のほうでもご答弁をさせていただきましたが、具体的な内容は、まず大変恐縮な言い方でございますが、補正予算を通していただきましたら、いろいろ詰めていきたいと思っておりますし、現在製造が2名おりますので、その社員2名と、具体的で恐縮でございます。浅見さんを含めて、当然私も入りますけれども、おごせ土産の開発ですとか、ラベルの見直しですとか、そういったことを具体的に進めてまいりたいと考えております。  委託料につきましては、一応40万円という数字が出ておりますけれども、それが増えたり減ったりという可能性もありますので、その点はご承知おきをいただければと存じます。  それと、長野のスキー場の関係で、具体的な金額というのは……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) 特に具体的な数字とかというのはよろしいですか。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) 分かりました。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 関根議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  まず最初に、タブレットの関係でございます。納入期限の関係でございますが、入札という形になりますと、納入期限をいつという形で提示する形になります。その期限に納められる方が、逆にいいますと、入札に参加するということになろうかと思います。ですから、場合によったら、期限の設定の仕方によったら、参加者がいない、不調という形で終わる可能性もございますので、状況をきちっと確認した上で、そういったものを実施していきたいというふうに思っております。ただ、これは大変申し訳ないのですが、やってみないと分からない部分は当然ございますので、そういった進め方にならざるを得ないということで、お願いしたいと思います。  それから、もう一点が、入札の関係かと思いますけれども、一般的に入札させていただくのは、工事関係に関しましては、地元の業者さんに参加していただく形で進めているところはございます。町外の方に多く入っていただく、業務委託関係だったり、それから今ここに出ているパソコンの、いわゆるシステムの関係とかというところがあろうかと思いますが、システム関係に関しましては、特に決まったというか、システムの中身によって変わってくるという側面がございます。  今回の給付金の関係のところで、いわゆる住民基本情報の関係をやっている会社が、そういったものをやって、これは町村会で共通で入れた業者さんになっております。こういったところにほかの業者さんはなかなか入らない。ただ、この設定をするのも、当然入札でやって、金額比較をして選定していますので、入札というか、そういう金額比較をした形で、町村会で決定している背景もございますので、単純ではない部分がございます。ですので、一般的な入札については、指名登録という形で、指名競争入札という形でやらせていただいておりますので、その中で、なるべく地元の方を優先させていただいているということで、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、関根議員さんの質疑に学務課からお答えいたします。  今回タブレットなどが、学校に取り入れ、導入されるということで、教師がどのように変わっていかなければいけないのか、また変わっていくのか。どのように教育委員会として指導していくのか、そのような計画についてでございますが、パソコンについて、得意な先生もいれば、苦手な先生もいるのかなというふうに思います。埼玉県の目指す教師像というものの中に、常に学び続ける教師でありましょうというような目標が示してございます。今回新型コロナウイルス感染も含めてですけれども、今回のGIGAスクール構想、新しい環境、いろいろな形でパソコンに関わっていく、そのような先生たち、いろいろな悩み等あると思いますけれども、教育委員会が、そのような悩みを吸い取りながら指導できればなというふうに思っています。  また、教育について、不易と流行、そういったものもあるのかなというふうに思います。どうしても対面で、今回は3密といった部分で注目されていますけれども、対面での子供たちの関わりは非常に大切なのかなと思います。そんな中で一つの機会というか、パソコンを使うということも、中では、子供たちにとっては、救われる子供たちもいるのかなというふうに考えております。  今回のコロナの感染の関係で、それぞれ先生方がオンライン授業で子供たちに動画を配信したり、そういった部分で、その配信というのですか、それぞれのもので、中には状況把握だとか、その中で救われる子供たちもいたのかなというふうに思います。よい面というものは、しっかり取り入れて、しかしこれまで変えてはいけないというような教育の不易というものは大切にできるように各校と協議といいますか、相談しながら指導してまいりたいなというふうに思っております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 関根真一君。 ◆3番(関根真一君) ありがとうございました。発言の中で、公務員の方は経営能力がないように聞こえてしまったとしたら、それは大変失礼いたしました。もちろん、十分承知の上で話をさせていただきました。  副町長の場合は、実は副町長と社長を兼ねているわけでして、少なくともこの先は数字を的確に発表していただきたいというところと、会話の最後に、いいなという気持ちがそれに入ってくる、言葉がついてくると、そのために真剣に聞いていて、最後にころっとひっくり返ってしまう。あ、何だ、いいなと、こうなってしまう。そこをちょっと今後は訂正していただいて、言い切り方にしていただけたら信頼も増すのではないかと思いますので、これに対して答弁は結構でございます。  それから、池田課長さんの答えは不十分ですから、改めて本当に我々が知りたい、3段階の入札の基準みたいなものがあってとかというところも長く聞きたかったのですけれども、9月に少し池田課長さんをいじめるために準備しておきますので、そのときに詳しく説明していただいて、町民の皆様が見て分かるような形にしていただけたらと思います。これも結構でございます。  最後に、関口学務課長のほうは、一つだけ、どのように考えているかというのをお聞きしたいのです。今、学校に6月から児童が登校を始めました。その心理をしっかり読んでおかないと、無駄なコロナ休みになってしまうということがあるのです。子供さんたちは、実は友達に会いたがっていたのはテレビでも皆さんずっと見ていたはずです。もう一つは、学校に行きたいと言っていたのです。最初の1週間がいかに大事か。先生方が、その心理をどのように迎え入れるか。もちろん、今の計画でいくと、夏休みに学校って嫌だねと言われるのは見えていますから、ここで強く引くつけておく策があるかないか。関口学務課長からもお話を聞きたいし、教育長にも、これは大いなる責任があると思いますので、ひとつ感想があったらお聞きしたいと思います。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 関口学学務課長。          〔学務課長 関口 学君登壇〕 ◎学務課長(関口学君) それでは、関根議員さんの再質疑に学務課のほうからお答えさせていただきます。  昨日6月1日より、学校のほうが再開となりました。先週は、昨日の再開に向けての準備登校というような意味合いで、それぞれ分散登校で小学校、中学校、登校していたということでございます。各学校のほうに昨日の様子、また本日の様子、簡単ですけれども、ちょっと聞いたところ、それぞれ教室で校長先生の放送による挨拶、これからは新しい生活様式になるということと、友達との思い出をしっかり積み重ねていこう。また、何よりも学習のほうが大切だというようなお話がありました。学校の様子を見ますと、休み時間等、久しぶりに会った友達、学校開放等で会っている友達もいるかなというふうに思うのですけれども、久々に会った子供たちと仲よく話をするような、そんなような姿を捉えることができたということです。  今回また、この感染症が原因で、感染症の関係で学校を休んでいると、家庭の方針で学校へ行かせないとか、そういった者はいなかったというような話を聞いております。早く学校のほうに慣れるように、学校のほうとしては、通常に戻れるような教育活動を進めていくようにということで話をしました。  教育委員会として、校長会等を通して、今回の6月の再開については、4月の新年度のスタートというふうなものを捉えて、いろいろな各学級づくりとか、子供たちの自治活動、特別学級活動、それらも含めて丁寧に役割を決めたり、ふだん学校で学ばなければいけない社会性を育めるような、そのような仕組みを整えるための丁寧な指導を、この6月の初めに行ってくださいというふうなお話と、またこの約3か月強ですかね、そちらの休校期間、子供たちの心理面、それらをしっかり捉えられるように越生町のさわやか相談員さんとか、スクールカウンセラー、またスクールソーシャルワーカー、また今年度より適応指導教室等の指導員も含めまして、それらの相談体制を含めて子供たちの心のケアというものを図れるようにと、子供たちの姿を見逃さないようにというふうに校長会のほうで指示をいたしました。  今回の2か月の休校によって授業が行われなかった期間、これから授業数確保ということで、取り戻すようにはいたしますけれども、子供たちにとって大切な行事等は精選しながら、子供たちがふだん成長しなければいけない部分、この小中学校9年間で育まなければいけない、そういった能力、そういうものが、今回の新型コロナウイルス感染症の臨時休校で足りなくならないように、ぜひ教育委員会としても、その状況を捉えながら各学校を支援していきたいなというふうに思っております。  以上となります。 ○議長(宮島サイ子君) 吉澤勝教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) それでは、教育長のほうから再質疑にお答えいたします。  やはり教員もそうですが、子供たちも、特に4月の新年度、変わり目というのは、やはり新しい気持ちで頑張ろうという気持ちで臨みます。ところが、新型コロナウイルス感染ので4月から2か月、4月、5月と休んで、テレビ等でも子供たちが言っていることは、早く友達に会いたいなと。あまり勉強したいなという子は、早く学校へ行って友達といろいろやりたい、部活もやりたい、外で思い切って遊びたい、そういう気持ちが子供たちに多い。やはりそういう気持ちを大切に持ち続けられるように校長先生や先生方に、とにかく時間が限られている中で、やはり焦らずにしっかりと、特にこの6月1日から2週間ぐらいは、あまり焦らずにとにかくやっていこうというふうに校長会でも、私も元教員ですが、早く軌道に乗せたいという気持ちがすごくあるのです。でも、そういう方向へ焦ってやると、子供たちも疲弊してしまいますので、やはり大事にしていきたいというふうに思います。夏休みがちょっと18日間でやってしまうので、夏の思い出が、なかなか今年はできませんが、これは全国的にそうなっておりますので、我慢していただいて、頑張っていただくよう今後とも支援してまいりたいと思います。  以上、答弁とさせていただきます。 △会議時間の延長 ○議長(宮島サイ子君) 申し上げます。  会議規則第9条第2項により、議長において、本日の会議時間は議事の都合によってあらかじめ延長いたします。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。  8番、宮﨑さよ子君。          〔8番 宮﨑さよ子君登壇〕 ◆8番(宮﨑さよ子君) 8番、宮﨑さよ子です。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)について1点だけ質疑いたします。  議員の皆様からたくさん質疑いただいております、株式会社越生特産物加工研究所に3,000万円の支援についてであります。いろいろな質疑が出て、答弁もいただきました。その中で、一応去年は2,000万円出資しました。その2,000万円の使い道が短期借入金の返済約400万円、消費税の支払いが約475万円、梅、ユズの購入費用約528万円、その他人件費やリース料、商品仕入れ等への補填約483万円、トータルで2,000万円ということです。  それで、埼玉縣信用金庫からの借入金については、制度融資の趣旨である運転資金だったということなのです。そういうことからも見えるのは、結局3,000万円を融資しても、先ほど答弁にありましたけれども、2本の返済、それからまた今年度についても運転資金ですね、結局はそれに使うことになってしまって、結局は死に金になってしまうのではないかと思いますが、どのように考えているのでしょうか。来年度は、もう本当に融資ということは、私たちは考えることはできないと思うのです。本当に3,000万円だけでやっていけるのでしょうか、その辺答弁をお願いいたします。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  3,000万円の融資に関しまして、これから副町長のほうからお話がありましたように臨時の取締役会が開かれるということで、この3,000万円の使途について協議がされるというふうに認識しております。そうした中で、先ほど私が申し上げましたが、町のほうとしましても、経営改善計画というか、方針といったものを会社のほうと合わせて、すり合わせをさせていただきたいというふうに考えております。  死に金になってしまうのではないかというお話ですけれども、そうならないように、これからそういったものを詰めて、3,000万円を、猶予期間を置いたのも、その間にそうしたものを立て直すということでございます。借入金を返すという考え方も、今、毎月返す返済額というのは、やはり重荷になっている。それを軽くすることによって会社の経営が回るようにしていく。3年間の据置期間というのも、そういった考え方で設定をさせていただいております。そういう中で会社が、どういうふうに再生させていけるか、そこをきちっと協議しながら、何とかいい方向に向かっていけるように努力をしてまいりたい。会社と役場で、共に前向きに前進をさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。
    ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆8番(宮﨑さよ子君) そうですね。来年、再来年もまた何千万も町に融資してくださいという、そういうふうなことがないようにお願いします。  それから、まず初めに確認したかったのですけれども、この3,000万円の支援については、町から突然令和2年5月8日の全員協議会の席で話がありました。そこで、伺いますが、この件については、越生特産物加工研究所の役員会では、いつ決定したのでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  申し訳ありません。ちょっと日程のノートを置いてきてしまったので、申し訳ありませんが、第1期の1、2、3月分までの、1期分の報告をする取締役会というのがございます。それが5月の連休明けに開かれたと思うのですけれども……          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 5月11日に取締役会があったのですけれども、その中で、この中身については、役員の方にはお話をさせていただいております。その中で、これからにつきまして協議をさせていただいているという状況でございます。  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) 宮﨑さよ子君。 ◆8番(宮﨑さよ子君) 5月11日ということですね。そうしますと、全協は5月8日ですね、いただいたのは。役員会で決定したいものを、なぜ議員に配布したのですか、順序が逆だと思うのですけれども。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  中身的なものにつきましては、3月だったですか、若干お話をさせていただいていたかと思います。その中でも本当に危険的な状況という言い方をしていいかとは思いますが、今回の融資がないという形になりますと、全員協議会でもお話をさせていただきましたが、最悪の状況が生まれてくるということで、若干前後はしておりますけれども、会社が幾らそれを望んでも、町側がオーケーでなければ、あるいは議員の皆様のご了解をいただかなければ、これは進まない話でございます。若干の前後はあっても、これはなければ、全協でも何回かお話をさせていただきましたが、その時点で、この会社は終わってしまうのではないかというお話をさせていただいておりますが、そういったことも踏まえて、若干その辺が前後しているということで、ぜひそこの点はご理解をいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑はありませんか。  11番、水澤努君。          〔11番 水澤 努君登壇〕 ◆11番(水澤努君) 11番、水澤努。補正予算案に対する質疑を行わせていただきたいと思います。  大きくは1点、株式会社越生特産物加工研究所への融資に関しての質疑となります。それに関して何点かにわたるのですけれども、まず今回融資をしているということで、本当に会社が危機に立たされているということがあるのですけれども、この現状というのが、取締役会はもちろん認識しているとは思うのですけれども、株主全体に対して、この現状はしっかり認識されているのかどうかということをお聞きしたいと思います。  というのも、決算報告書については圧縮記帳で報告されているわけですよね。だから、圧縮記帳というのは、割とくせ者で、要するに補助金、あれは交付金をもらったのは、1億3,000万円の設備投資分ということについては、本当は普通の会社だったら、これは減価償却費に計上されなければいけないわけですけれども、圧縮記帳ということで、計上されていないのです。実際上は、だから1億3,000万円、全部20年償却ではないと思うのですけれども、20年償却と単純に考えたとすると、毎年650万円の収益となって、収益というか、利益が出て、初めて実際上はとんとんになるというようになっているわけです。  でも、圧縮記帳ですから、その分、650万円分は損益分岐点が、ラインが下がっているのです。その損益分岐点からも、さらに赤字が1,300万円計上されるという、恐ろしく生産性の低い企業であるということについて、この圧縮記帳についての説明がないと、株主総会では分からないと思うのです。普通の企業だったら、1億3,000万円を投資したら、当然利益に跳ね返らなければ何のための投資かということになってしまうと思うのです。私も当初この計画に対して非常に賛成したのは、国の交付金が、それで冷凍庫ができれば、少なくとも外部に委託している冷凍に対する費用が全てカットされるということで、数百万規模の、それは経費の削減、すなわち利益となって跳ね返るはずだと思っていたのですけれども、実際上はそうとはならずに、さらに赤字を深めているという現状があると思います。  あと、そういう問題が、大きな経営上の一つの問題点として、問題点というか、生産性の低さとしてあるということと、さらにもし最悪の場合を迎えたときには、交付金の返還を迫られる可能性が非常に高いという、そうした二重苦とも言える、前にも進めず、後ろにも下がれないみたいなところに立たされているという、この現状について株主は認識しているのかなということをお伺いしたいと思います。というのも、私は一貫して株の譲渡は可能なのか、全株の譲渡は可能なのかということを、何年もにわたって、これに関しては主張してきたわけですけれども、実際上は株主のほうが、昔のゴルフ会員権を持っていて、ずっと今も持っていて、紙切れになってしまった人はいっぱいいると思うのですけれども、似たような状態になっているという認識がないまま、何とかなるという、終戦直前の日本の大本営発表みたいなものを信じて、あるいはそれだけを何か頼みにして持ち続けている可能性はないのかというのを非常に考えてしまうわけです。というのも、株の譲渡というのが、なかなか進みづらいというようなことをある人から聞いたということもあります。そういう中で、株の譲渡がなかなか実現できないという問題があると思います。  そういう中で、危機が認識されていけば、株を譲渡するインセンティブというのが出てくるのではないか。すなわち、持ち続けていたら紙切れになりますよという。一方で、実際上1億3,000万円を加算して、試算として計算すると、株価は上がって、実際上6万円ぐらいになっていて、そういうふうにさせるという人もいるかもしれません。でも、実際上は紙切れになる可能性が非常に高いということを認識していくならば、実際上の市場価格における株の譲渡の価格というのは、もうほとんど1万円にはならないと思うのです。そういう中でTOBをかければ、株を譲渡してくれる人も随分出てくるとは思うのです。そういう危機感が、そもそも株主に醸成されていない限り、株の譲渡という話には、恐らく進んでいかないと思うのですけれども、その辺の危機感、あるいは最悪の場合はとんでもないことになりますよということが株主の間に認識されているのかどうなのか、その辺を1点目はお聞きしたいと思います。  2つ目ですけれども、実は議員の中で、これを通すのはどうなのかという問題の中で、では附帯決議を出せばどうなのかということで、そういう意見が出てきて、附帯決議つきでだったら通せるのではないかというようなことも私は考えています。でも、分かりません。少なくとも附帯決議がないと、この補正予算が潰れてしまうのではないかというのは考えています。  そういう中で出てきた附帯決議の中で、一番の核心は、もはや議会として財政的な支援を、実際通ったとしたら、通すのは、これが最後ですよというのを附帯決議ではうたうことになっています。そうされても自力で、これを再生していく、そうしたことの覚悟はおありかどうかをお聞きしたいと思います。その覚悟がない限り、逆に通す人も通せなくなってしまうと思います。  以上の点をお伺いしたいと思います。大きく分けて2点なのですけれども、お伺いしたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 池田好雄企画財政課長。          〔企画財政課長 池田好雄君登壇〕 ◎企画財政課長(池田好雄君) 水澤議員さんの質疑に企画財政課からお答え申し上げます。  1点目が、株主の方々が現状認識をしているかということでございます。株主の方の中でも温度差はかなりあるというふうに、私などが株主総会に出席させていただいている中では、それは感じております。そう申し上げますのも、決算書を見ていただいているときに、いわゆる残っている残余財産のところをあまり、ほとんどの方は気にしていないのかなというのは感じております。  圧縮記帳のお話もございますが、圧縮記帳、増資するときにどのぐらい資産があるかという話は当然しておりますので、そこで勘違いをされている方もいらっしゃるかなというふうに思っています。その上で、議員さんがおっしゃる、いわゆる株の譲渡のお話ですけれども、この株式は、ご承知のとおり譲渡制限付株式になっております。取締役会の了解がないと、ほかの方が買うことができない株式になっております。どこということはございませんけれども、会社経営をされている方などに、こういう株の購入につきまして、水澤議員からご紹介いただいた方などにも、ちょっとお聞きしたりなんかさせていただいておりますが、なかなかやはり一般株主がいるところの株式は非常に難しいようなお話がやはりありました。価格もやはりあの決算書で見れば、六千幾らというような形に一株当たりなってまいるのですけれども、なかなかそれを認識している方はいらっしゃらないという現状があると思います。  ですので、それを理解していただくというのは、なかなか現実問題としては難しいのではないかというふうに思っています。それは、この会社ができ上がった当初の状況が、当時の町役場と昔の越生町農協が主体となって始めていった会社で、役所が始めた会社だというところに株を募集して実施しているという背景があると思いますので、当時株を買われた方は、恐らく役所がやったということなので潰れない。定期預金みたいな認識で買われている方が多いのではないかなというふうに、これは予測ですので、はっきりしたことは申し上げられませんけれども、そこまでの認識の方は非常に少ないのではないかというふうに思っております。  それから、附帯決議の関係で、自立再生のお話ですけれども、これをしていただかなければ町としても困るというところでございます。何としても自立再生をしていただくための貸付金という認識でおります。いろいろな問題があるのは承知しておりますが、町としても、当然損はしたくないわけですので、このまま、この会社がもしなくなってしまったときの損害は、今回上げさせていただいている貸付金では追いつかないというふうに私は思っております。ですので、申し訳ないですけれども、てんびんではありませんが、この3,000万円を貸し付けすることによっての可能性に、これから会社と、先ほど申し上げましたが、町が一緒になって、何としても再生をしていくと、会社を損益上のところでプラスになっていくように協力して会社を盛り上げていくという考え方で、この貸付金を使ってまいりたいと、会社はそういう形で考えておるでしょうし、町としても、そういった認識で進めてまいりたいと思っておりますので、ご理解をお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) そういう形で本日この議決がされると思うのですけれども、その場合、可決になるかどうなるかというのは、まだ分かりませんけれども、本気で自立する、覚悟とか、決意とかは割とできるのですけれども、結果を出すことができないのです。その点で、そうした結果責任をしっかり負えるようなことをやっていただきたいと思うのですけれども、この場にも社長がいらっしゃるので、社長のほうから、そうした決意をぜひ伺いたいと思います。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、水澤議員さんの再質疑にお答え申し上げます。  越生特産物加工研究所代表取締役社長としての立場でご答弁を申し上げます。水澤議員さんには、大変いろいろ個人的にもお力添えをいただいて、加工所のほうもお知り合いの方に見に来ていただいたりということで、以前からお力添えいただいています。ありがとうございます。  今回6月補正が非常に厳しい状況の中で、附帯決議というようなことも漏れお聞きしておりますけれども、何とかこれが最後のチャンスということで、加工所のほうも現在社長の私が1名、それと経理が1名、営業が3名、製造が2名の正社員でやっております。非常勤の方が、製造が3名、経理が1名、これは梅の駅の関係もございます。それと、商品管理、在庫管理の関係で2名、これはシェアをしていただいております。そのほか休養村の販売担当の方が5名と、4月からそのような組織となりました。  もう創業してから30年以上がたつ中で、日本の企業の平均寿命が23年と言われている中で、それをもう10年近く、何とか延命ができているというような状況でございます。これは当然議会のご理解もあってのことだと強く認識をしております。私も就任してから3年7か月になりますけれども、何とか会社としての体裁は整ってまいりましたし、経理のほうも1円単位できちっとできるようになりました。いずれにしても、小さい会社でございますので、経理、製造、営業等垣根を取っ払って、何とか協力をするようにというようなことで、4月にパートさんを雇いどめしてから、現在でもラインの製造、あるいは梅を漬けるときには総出で社員が頑張ってやっております。  そのような状況でございますけれども、何とか議員の皆様に今回の補正予算のほうはご理解をいただいて、何とか通していただければ、早速臨時取締役会を開いて、附帯決議が出るということで、漏れお聞きしておりますので、それも取締役にも全部配布して、しっかりとまず役員の皆さんも認識を持っていただきたいと。社員のほうも町の支援策というのは、ほとんど伝えてありませんでした。町長、私と池田課長が中心になって、どういうふうな支援をしていこうかということで、いろいろ練ってまいりました。社員のほうも親方日の丸で、最終的には社長が金を立て替えてくれるのだろうと、町が何とかしてくれるのだろうと、私も含めて、そういう甘い気持ちがあったことは間違いなく事実でございますので、まずそれを払拭して、何とか6月補正を通していただければ、厳しい状況ではありますが、まず補正を通していただいて、リスタートさせていただければ幸いでございます。  先ほど関根議員さんから公務員には経営能力がないというようなお話もいただきました。私も社長に就任して、売り掛けだの、買い掛けだの、リードタイムだの、まずその用語を覚えることから始まりました。何とか3年7か月やって、稟議は今、私がほとんどやっておりますけれども、指示を出しても、やはり常勤の役員がいないと、どうしても時間がかかりますし、これをやってくれと言ったよね、すみません、まだやっていません。要は、現場にいる者は、私が見ている以上に仕事量も多いと思いますし、優先順位も、それぞれ社員が責任を持って日常の業務をこなしているのだと思っておりますので、その点は私もなかなか足を運べなくて申し訳ないと思っているのですけれども、いずれにいたしましてもこれが最後のチャンスだと思っておりますので、ぜひここで補正予算を通していただいて、リスタートをさせていただければ幸いでございます。ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) 水澤努君。 ◆11番(水澤努君) 強い決意が伝わってまいりました。ただ、とにかく結果が全てなので、玉砕覚悟で戦っていただけるというのは、すごいと思うのですけれども、玉砕しても先があるのが町なのです。その意味で、終戦処理も含めて、もしもの場合、敗戦した場合ですね、を含めて、しっかり今から体制を取っておかないと、戦後の復興もできないということで、その辺はしっかりやっていただきたいと思います。それについては、答弁は結構です。  あと、さっきちょっと言い忘れてしまったのですけれども、株主への説明、親方日の丸というのは、株主さんもそうだと思うのです。最後は、何か責任は取ってくれるのではないかという、紙になることはないのではないかと、みんな思っていると思うのですけれども、ただそうはいっても、さっきも言ったけれども、ゴルフ会員権が紙切れになった経験があって、あと郵便局に預けておけば、取りあえずお金が増えるという時代が、もう終わってしまったということを経験している人たちばかりなのだから、やはり町の株だけが、そんなことから逃れているなんていうのは、到底あり得ないということを分からせる、そうした広報活動というのは、ぜひやっておいたほうが、どうなった場合でも身のためではないかと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(宮島サイ子君) 岩﨑鉄也副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、私のほうからご答弁申し上げさせていただきます。  私も株主総会に3回、臨時を含めて4回ですかね、池田課長のほうからご答弁申し上げましたとおり、かなり温度差がございます。何とか配当金を出してほしいというような株主さんもいらっしゃいますし、配当金は5万円のうち2万6,000円ほど既に配当はさせていただいておりますので、何とか昨年よりは営業さんも頑張っているよと、そういうようなエールを送っていただいている株主さんもいらっしゃいますので、ある程度は厳しい状況、ある程度といいますか、厳しい状況で、何とか存続をしているというような方がほとんどのようにお見受けいたします。確かに温度差はございますけれども、厳しい状況だというのは伝わっていると考えております。  以上でございます。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。  5番、池田かつ子君。本案に対する反対討論を許します。          〔5番 池田かつ子君登壇〕 ◆5番(池田かつ子君) 5番、池田かつ子です。  令和2年度越生町一般会計補正予算に対して、たくさんの議員の皆さんの質疑を聞いていました。私もずっと加工所の存続について、どうしたらいいのかなということで意見も言ってきましたし、考えてきました。考えてきただけではなくて、会社の人にいっぱい声もかけましたし、いろいろな方法を話してきました。それでも納得いかないことがありますので、反対討論をします。  補正は、どれもコロナ対応のものが主なもので、どれも大切です。しかしながら、どうしても言わなければならないので言わせていただきます。皆さんの意見を聞いていたのですが、私の温度に話をして反対討論させていただきます。  新型コロナウイルス感染症は、我々が経験したことのない試練を与えています。いろいろなところでそういうことを感じますし、感じるというか、町民の皆さんの声を聞いています。2008年のリーマンショックは日本経済に大打撃を与えましたが、新型コロナウイルスの影響は、さらに制御の難しい経済危機であり、今後国、そして町の経済に計り知れない影響を与えるものと考えています。コロナウイルスによって越生町の小規模事業所経営も落ち込んでいます。経営は非常に厳しい状況にあり、今ぎりぎりのところに立たされているので、小規模事業者に対しては早急に支援の手を差し伸べなければいけないと思っています。  しかし、そのような中、今回町は、事もあろうにコロナの混乱に乗じて小規模事業者支援と加工所の支援を一緒にして補正予算として上程してきました。加工所がもともと抱えている問題というのは、今初めて起きたことではなく、小規模事業者支援とは性質が異なります。同列にして議案を通そうとすることはあまりに不誠実、町民を愚弄しているとしか思えない暴挙です。こんなことが町政で行われていいわけがありません。融資3,000万円の事業計画の詳細と返済計画、やっと初めてこの議会の席で聞きました。一般企業で、このようなことは決して通用しないのではないでしょうか。何人かの皆さんもおっしゃっているとおりです。  加工所は、15カ月という短い期間に増資と融資を繰り返そうとしています。経営が立ち行かなくなれば、また出資を申し出るのですか。おけに空いた穴からどんどん水が流れ出ていってしまっているのに、その穴を修復もせずに、次から次に水を注ぎ続ける。私は、加工所の経営の仕方を、そういうふうにしか受け止められませんでした。この行為をやめるべきです。注ぎ続け、無駄に流れ、捨てられていっているのは水ではありません。町民が納めている大切な税金です。この負のサイクルを、次代を担う町の子供たちに押しつけることになりかねません。私たちが、この場で決定することの責任は重大です。  小規模事業者支援の補正案が出ましたが、小規模事業者の方々の窮状を思うと、この議案の反対討論を行うことに身を切られる思いです。しかし、町の姿勢と体制には反対せざるを得ません。また、町が出す出資、融資に、再三にわたり応えてきた議会と町はなれ合いの関係と言われても仕方がないし、自戒も含め、このままでは絶対にいけないということを訴えたいと思います。加工所にこのまま補填を続けていくのだとしたら、梅、ユズの町として果たしてきた発信の役割よりも、加工所が町運営に大きな負の影響を与えることは必至です。小規模事業者支援には当然賛成ですが、今回非常に苦渋の選択であります。  以上、反対討論とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) 本案に対する賛成討論はありますか。  7番、木村正美君。          〔7番 木村正美君登壇〕 ◆7番(木村正美君) 7番、木村正美でございます。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)の賛成の立場からの討論をさせていただきます。  今回の補正予算は、議員泣かせでありました。反対にしても賛成にしても紙一重の判断をされると思います。いつもの私のスタンスであれば立場は逆です。  本議案は、新型コロナウイルス対策を盛り込んだ、町民にとっても大事な補正予算であります。そこに越生特産物加工研究所に対する貸付金が、抱き合わせになっていることが判断を迫られている議員の心を痛めているところであります。  私は、昨年3月議会で新年度予算には反対しましたが、特産物加工研究所に対する増資には、これが最後と付け加えましたが、反対はしませんでした。今回は、優先すべきはコロナ対策と決め、自己矛盾と闘いながら貸付金も認めることで賛成を決意いたしました。  しかしながら、私の中では、資金的援助は終わっているので、何も申し上げずに賛成するというわけにはいきません。私が議員になったときには、他に類を見ない第三セクターの会社なので、町が積極的に支援できないというスタンスで質疑もしております。新商品の開発でもあればだが、そうでもないと民間企業には支援はできないというのが町の姿勢でした。  そのうちに休養村センターの手数料を優遇するなど、町と特産物加工研究所の敷居が低くなりました。このあたりから特産物加工研究所の経営が怪しいという話が耳に入り、当時の先輩議員が特産物加工研究所について一般質問すると、会社は自己の責任において経営診断をしており、経営には介入できないとつっぱねられておりました。  そうしているうちに町が地方創生の先行型と加速化の2つの多額の交付金を獲得し、そのほとんどを特産物加工研究所につぎ込みました。せっかく出された経営診断の結果もほとんど活用されることなく、産地擬装のラベル問題が発覚してしまいました。そのことによって長年積み重ねられてきた闇の部分が明らかにはされましたが、その痛手から回復するどころか、経営は悪化の一途をたどる結果になっています。地方創生交付金も町民にとっては何のメリットもない、お荷物の状態になっています。  特産物加工研究所をしっかりと支える柱となるような経営に携わる常駐の責任者や取締役がおれば、町と特産物加工研究所を別のものと切り分けるのも分かりますが、今の状況を見れば、経営の実態は町だとしか判断できません。昨年の増資を2,000万円したのは、50%を超えて株を取得すれば、会社には介入できない。取締役会で決めることと、逃げられなくなるのではないかと思えてしまいます。  少し長くなってしまいましたが、要は実質的経営は、町がしていることは明らかであって、全協の説明等においても、町と特産物加工研究所を都合よく使い分けて、責任回避をするようなことはしないでいただきたいというのが1点目です。  2点目ですが、今回新たに貸付金名目で3,000万円を無利子、無担保の3年間据置き、10年返済で融資するのですから、特産物加工研究所の経営の合理化と健全化の再建策を販売、仕入れと製造、財務が連携した整合性のある計画書を早急に作成させて公表してください。そして、その進捗状況も議会に報告してください。営業が販売目標金額を掲げるだけでは意味はありません。  例えば営業がゆず之介を20万本売りたいと計画したならば、製造はゆず之介が180グラムで果汁が14%です。1本当たり25グラムの果汁が必要で、5キロリットルの果汁を準備しなければなりません。その原料となるユズを仕入れる金額を用意するのは財務の担当です。お金が足りなければ営業に売掛金の回収を徹底させなければなりません。会社は、それぞれの担当部署がリンクして運営されるものです。計画をつくり、実行し、結果を検証し、次の行動を起こす、PDCAサイクルが機能しているのか、チェックも忘れずしていただきたいと思います。  最後の3つ目は、当初の据置期間の2年を3年に延長したのですから、この3年間で経営改善のめどをつけていただきたい。できれば4年目からは返済が始まっても営業利益の出せる会社に生まれ変わっていただきたいと希望します。何としても残したいというのなら、執行部の意思の強さを訴えるだけの踏ん張りを見せてほしいと思います。仏の顔もと言われますが、これが最後と心して取り組んでいただけることを期待して賛成討論といたします。 ○議長(宮島サイ子君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) これで討論を終わります。  これから議案第26号を採決します。  議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立多数〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成多数です。  したがいまして、議案第26号は原案のとおり可決されました。  この際、暫時休憩いたします。                                      (午後 5時34分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 5時45分) △動議の提出           〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 7番、木村正美君。 ◆7番(木村正美君) 7番、木村正美です。議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)についての附帯決議を提出したいので、動議を提出いたします。よろしくお願いします。 ○議長(宮島サイ子君) ただいま木村正美君から議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)についての附帯決議の動議の提出がありました。  この附帯決議の動議に賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(宮島サイ子君) この動議は1人以上の賛成者がありますので、成立いたしました。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 5時46分) ○議長(宮島サイ子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 6時31分) △日程の追加 ○議長(宮島サイ子君) ただいま木村正美君外1名から発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議が提出されました。  これを日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 異議なしと認めます。  したがいまして、発議第2号を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決定しました。 △発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議 ○議長(宮島サイ子君) 追加日程第1、発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議を議題といたします。  本案について提出者の説明を求めます。  7番、木村正美君。          〔7番 木村正美君登壇〕 ◆7番(木村正美君) 議長からお許しをいただきましたので、発議をさせていただきます。読ませていただきます。  発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議  上記の附帯決議案を別紙のとおり越生町議会会議規則第14条第1項及び第2項の規定により提出をします。  提案理由。令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)のうち款6農林水産業費、項1農業費、目2農業総務費、節20貸付金の株式会社越生特産物加工研究所に対する融資について、過去から現在、さらにこれからも経営責任の明確性がないことを繰り返す可能性があり、議会は経営者の自覚を切望し、経営再建策を示した上で、その進捗の報告を期待する。町は、町民にその成果を報告できる形にすることを望み、執行に当たり附帯決議案を提出する。  議案第26号 令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議  平成31年第1回(3月)定例会において越生町議会(以下「議会」と称す)は、越生町(以下「町」と称す)による株式会社越生特産物加工研究所(以下「会社」と称す)への2,000万円の出資が盛り込まれた平成31年度(令和元年度)一般会計予算を賛成多数で可決しました。  資金繰りに窮したことに対して増資で賄うという、一般企業においては、およそあり得ない窮余の策に対して、越生の梅・ユズブランドを発信し続けてきた会社を守らねばとの一念で、この予算を可決しました。  それが僅か1年ほど経過した令和2年第2回(6月)定例会前の全員協議会において、令和元年の第33期間決算で1,359万円弱の営業損失が発生したと報告がありました。本定例会に再び町は、会社の資金繰りが行き詰まったことを理由に、新たに3,000万円の融資を据置期間3年、返済期間10年で貸し付けることを含んだ補正予算案を提出しました。想定外のコロナ禍に直面したことにより、売り上げが激減して資金難に陥ったと説明がありました。このままでいったら倒産する以外ないという中で、どうしても越生の梅・ユズブランドを守るために融資が必要だとの町からの強い要請でありました。しかし、コロナの影響は町内民間業者にも及んでおり、不公平が指摘されます。「これ以上の町民からの大切な血税を、一企業の赤字補填のためにつぎ込むことは許されないのではないか」と各議員が考え、悩み、苦しみ、厳しく自問自答の末下した苦渋の決断が、今回の補正予算に対する可決の結果です。  以上のことを踏まえ、今回の会社に対する融資が議会の同意が得られる最後の支援策であり、今後再考の余地はないことを明確にしておきます。  また、こうした町民の大切な血税の投入による支援策を受けた以上、会社は再建に向けた事業計画などを早急に作成し、町民に示し、報告する説明責任があるはずです。  町は、筆頭株主として、そうした責務をしっかりと自認し、遅滞なく遂行するよう強く要請します。  1、町は、会社には介入できないと言われますが、常勤役員のいない会社経営にあって筆頭株主であり、町長と副町長が取締役に就任し、取締役会を仕切っており、実質経営は町が担っていることは歴然たる事実であります。都合よく使い分けるようなことはしないでください。  2、町は、会社の経営合理化と健全化の再建策について、販売、製造及び仕入れ、財務に関し、整合性を担保した計画書を早急に作成させ、公表してください。また、その進捗状況を定期的に議会にも報告してください。  3、町は、返済猶予期間の3年間で会社の再建の見通しをつけ、返済開始年からは必ず単年度利益が出せるよう積極的指導をしてください。また、常にPDCAサイクルが実践されているか、チェックをしてください。  4、議会は、会社に対する新たな増資、あるいは融資などの資金援助を目的とした予算提案には否とします。  以上、決議します。  令和2年6月2日                                          越生町議会  以上です。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  木村正美君、自席へお戻りください。  これから発議第2号の討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから発議第2号を採決します。  発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、発議第2号 議案第26号令和2年度越生町一般会計補正予算(第2号)に対する附帯決議は原案のとおり可決されました。 △議案第27号 令和2年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(宮島サイ子君) 日程第12、議案第27号 令和2年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第27号 令和2年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  今回の補正につきましては、歳入歳出にそれぞれ70万円を追加し、総額を13億2,788万円とするものでございます。  初めに、8ページの歳入からご説明申し上げます。県支出金、保険給付費等交付金の特別調整交付金市町村分70万円の増額は、新型コロナウイルス感染症に感染するなどした被用者に傷病手当金を支給した場合に支給額の金額が国から特例的に特別調整交付金として交付されるものでございます。  続きまして、9ページの歳出でございますが、保険給付費の傷病手当金70万円の増額については、新型コロナウイルス感染症に感染または感染が疑われる被用者に対して傷病手当金を支給するための予算を計上したものでございます。  以上、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これから議案第27号を採決します。  議案第27号 令和2年度越生町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第27号は原案のとおり可決されました。 △議案第28号 令和2年度越生町水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(宮島サイ子君) 日程第13、議案第28号 令和2年度越生町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。  本案について提案理由の説明を求めます。  新井雄啓町長。          〔町長 新井雄啓君登壇〕 ◎町長(新井雄啓君) 議案第28号 令和2年度越生町水道事業会計補正予算(第1号)について、提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、今回の補正予算は、予算書1ページのとおり、収益的収入及び支出のうち水道事業費用を115万8,000円増額し、総額を3億505万6,000円とするものでございます。さらに、資本的収入及び支出のうち資本的収入を452万1,000円増額し、総額を771万5,000円とし、資本的支出を1,104万2,000円増額し、総額1億1,726万3,000円とするものでございます。  主な内容といたしましては、収益的支出は本年4月の人事異動に伴う人件費の増額をするものでございます。  なお、詳細につきましては、担当の課長が説明いたしますので、慎重ご審議の上、ご議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(宮島サイ子君) 山口辰仁水道課長。          〔水道課長 山口辰仁君登壇〕 ◎水道課長(山口辰仁君) それでは、ご説明申し上げます。  予算書9ページを御覧いただきたいと存じます。まず、今回の補正予算では、人事異動に伴う人件費の補正を計上いたしました。これは当初予算で見込めなかった職員の異動による給料、手当等の増減を調整したものでございます。  次に、10ページの資本的収入のうち国庫補助金につきましては、昨年の台風19号により被災した小杉地内芹ヶ沢加圧場の災害復旧工事費のうち2分の1の452万1,000円の補助金が見込めることから、次の資本的支出の浄水施設費の工事請負費1,104万2,000円により、芹ヶ沢加圧場災害復旧工事を実施するものでございます。  以上、説明とさせていただきます。 ○議長(宮島サイ子君) これから本案の質疑を行います。  質疑ありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。  本案に対する反対討論はありますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(宮島サイ子君) 討論なしと認めます。  これから議案第28号を採決します。  議案第28号 令和2年度越生町水道事業会計補正予算(第1号)は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔起立全員〕 ○議長(宮島サイ子君) 賛成全員です。  したがいまして、議案第28号は原案のとおり可決されました。 △散会の宣告 ○議長(宮島サイ子君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会します。                                      (午後 6時50分)...