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03月09日-05号

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  1. 越生町議会 2018-03-09
    03月09日-05号


    取得元: 越生町議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-25
    平成30年  3月定例会(第1回)           平成30年第1回(3月)越生町議会定例会議 事 日 程 (第5号)                           平成30年3月9日(金)午前9時30分開議日程第 1 一般質問出席議員(10名)     1番   宮  﨑  正  人  君      2番   岡  部  安  雄  君     3番   池  田  か つ 子  君      5番   金  子  公  司  君     6番   水  澤     努  君      7番   木  村  正  美  君     8番   宮  島  サ イ 子  君      9番   新  井  康  之  君    11番   宮  﨑  さ よ 子  君     12番   浅  野  訓  正  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名  町   長   新  井  雄  啓  君   副 町 長   岩  﨑  鉄  也  君  総 務 課長   大  沢  昌  文  君   企 画 財政   三  浦  道  弘  君                          課   長  会計管理者   中  島  義  仁  君   税 務 課長   奥  泉  隆  雄  君  町 民 課長   吉  田     正  君   健 康 福祉   山  口  博  正  君                          課   長  子育て支援   清  水  広  美  君   産 業 観光   池  田  好  雄  君  課   長                   課   長  まちづくり   町  田  和  久  君   水 道 課長   松  本  和  彦  君   整 備 課長  教 育 長   吉  澤     勝  君   学 務 課長   谷 ヶ 﨑     仁  君  生 涯 学習   福  島     勲  君  課   長                                              本会議に職務のため出席した者の職氏名  事 務 局長   福  田     実      書   記   宮  﨑     薫  書   記   松  澤  義  幸 △開議の宣告 ○議長(浅野訓正君) ただいまの出席議員数は10人です。定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議事日程の報告 ○議長(浅野訓正君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしました議事日程第5号のとおりです。 △一般質問 ○議長(浅野訓正君) 日程第1、一般質問を行います。  通告順に行いますので、ご了承願います。                                                     ◇ 宮 﨑 さよ子 君 ○議長(浅野訓正君) 11番、宮﨑君。          〔11番 宮﨑さよ子君登壇〕 ◆11番(宮﨑さよ子君) おはようございます。傍聴の皆様には早朝より大変ご苦労さまでございます。11番、宮﨑さよ子です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  質問件名1、越生まつりについて。  平成元年の100周年記念事業により、それまでの越生神社のお祭りとして行われていた山車の引き回しを神社の祭礼と切り離し、越生まつりとして越生町全体の祭りとして第1回が行われ、以来、ことし平成30年が第30回目となります。さまざまな紆余曲折があったにせよ、30年の長きにわたり実施されたことにより、越生町の祭りとして多くの町民を初め、町外の方々にも広く知られるようになったものと思います。そして、これからも越生町のお祭りとして多くの方々に愛され、また次世代に引き継がれていく越生町の大切な文化であると思います。  町は、このお祭りを行う実行委員会に補助金を交付しておりますが、平成30年度に30回目を迎えるに当たり、幾つか質問をさせていただきます。  (1)、初めに、越生まつりになったきっかけをお聞きいたします。  (2)、越生まつりになったことで変わった点はどのようなことでしょうか。  (3)、30回目を迎えるに当たり、例年と違うことを何か考えているのでしょうか。  (4)、越生まつりを今後どのようにしていきたいと考えておりますでしょうか。  質問件名2、災害対応型自動販売機の導入拡大について。  (1)、庁舎や各施設等の自動販売機の設置台数と設置箇所は。  (2)、(1)の自動販売機の設置業者と業者別設置台数は。  (3)、自動販売機の設置は貸し付け方式や使用許可方式等あるが、どのような方法か。  (4)、自動販売機の設置に係る金銭徴収のある歳入の項目は。  (5)、自動販売機の設置に係る金銭徴収の総額は。  (6)、自動販売機は、災害時・防犯・広告などさまざまな活用方法がありますが、町で取り組んでいる活用方法はどんなものでしょうか。  (7)、災害時対応型の自動販売機無線LAN機能つき自動販売機の設置状況をお聞きします。  質問件名3、防災等に資するワイファイ環境の整備について。  平成28年6月2日閣議決定された「日本再興戦略2016」及び平成28年5月20日に閣議決定された「世界最先端IT国家創造宣言」に基づき、平成29年度から31年度までの3カ年における防災等に資するワイファイ環境の整備計画を総務省が平成28年12月に策定しました。平成29年4月から、各地方公共団体等において、整備計画に基づきワイファイ環境の整備を推進しています。また、平成29年10月には、整備計画の進捗状況を把握するため、地方公共団体への調査を実施し、平成30年1月に整備計画の更新を公表しました。  越生町は、比較的に災害に強い安心安全な町と言われていますが、災害はいつ起こるかわかりません。「後悔先に立たず」、「転ばぬ先の杖」、「備えあれば憂いなし」ということわざがあります。日ごろからしっかりと準備を整えておく必要があるのではないでしょうか。  なお、ワイファイのメリットとして、災害時には携帯電話等がふくそうのため利用できない場合でも、情報収集が可能であります。また、ラジオや防災行政無線等の片方向の情報伝達手段と異なり、被災者のニーズに応じた情報収集が可能であります。  以上の点を踏まえ、何点か質問いたします。  (1)、年度別の交付決定団体数は。  (2)、埼玉県の年度別の交付決定団体名は。  (3)、越生町の過去3年間の財政力指数は。  (4)、平成30年度無線システム普及支援事業費等補助金公衆無線LAN環境整備支援事業)、これの公募が平成30年3月30日金曜日必着となっておりますが、越生町は補助金の交付申請を提出するのでしょうか。  以上3点、明快なご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 宮﨑さよ子議員さんの一般質問のうち、質問件名1について、産業観光課からお答え申し上げます。  まず、(1)についてですが、越生まつりになったきっかけにつきましては、宮﨑議員さんのご指摘のとおり、平成元年の町制100周年の記念事業がきっかけとなり、6町内以外の大勢の町民の皆さんが参加できる町を挙げてのお祭りということで、越生まつりに改名となりました。  次に、(2)についてでございますが、6町内主導のお天王様から越生まつり実行委員会のかかわりとなったことから、町で予算を取り、主に交通規制の申請や山車ぞろいの際の花火の打ち上げ、6町内に提灯の設置、さらにポスターを作成し、駅張りなどによる外部への宣伝を行うということなどが始まったようでございます。以来、ことしで30年を迎えますが、平成6年7月に、県道新飯能寄居線バイパスが開通したことにより、全面通行どめとし、土曜日は午後5時から午後9時まで、日曜日は午後1時から午後9時までの交通規制となりました。また、日曜日の午後1時から午後5時までは、よさこいや手づくり山車の引き回しなど、さまざまな団体によるパフォーマンスが行われるようになってまいりました。こうした状況の中、30年という月日が経過したところでございます。  次に、(3)についてですが、ことし越生まつりが30回目を迎えるに当たり、具体的には、今後、越生まつり実行委員会で協議をさせていただく予定ですが、補助金の上でも上乗せをさせていただき、花火の打ち上げやパレードなどについて例年よりも盛大にできるよう検討させていただきたいと考えております。  次に、(4)の越生まつりの今後については、越生町の最大のイベントとして、6町内以外の町民の皆様に加え、山車の引き回しなどには、町外の皆様にも気軽に参加していただけるようなお祭りに発展させ、誇りある越生町の歴史や文化を肌で感じていただけるよう、越生まつり実行委員会と協議を進めてまいりたいと考えております。  以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 宮﨑さよ子議員さんのご質問のうち、質問件名2と3について、総務課からお答え申し上げます。  初めに、質問件名2の(1)の庁舎や各施設等の自動販売機の設置台数と設置箇所についてでございますが、自動販売機は合計で21台設置しています。内訳は、役場庁舎内に4台、中央公民館駐車場に1台、中央公民館に3台、やまぶき公民館に2台、ゆうがく館に1台、うめその梅の駅に2台、運動公園管理棟に1台、稲荷児童公園に1台、川原田公園に1台、五大尊つつじ公園に1台、五領児童公園に1台、里の駅に1台、OTICに1台、地域交流センターに1台でございます。  次に、ご質問(2)についてお答え申し上げます。自動販売機設置業者については、三国コカ・コーラボトリング株式会社が4台、株式会社伊藤園が3台、大塚製薬株式会社が1台、FVイーストジャパン株式会社が1台、越生町社会福祉協議会が6台、越生町身体障害者福祉会が6台でございます。  次に、(3)の自動販売機の設置方法についてでございますが、21台のうち役場庁舎内、中央公民館駐車場、里の駅及び地域交流センターの4台、越生町社会福祉協議会の5台と越生町身体障害者福祉会の6台は、行政財産使用料許可として、稲荷児童公園五領児童公園川原田公園五大尊つつじ公園の4台は、占用許可として貸し付けています。ゆうがく館の1台は、社会福祉協議会が設置業者と直接契約し、OTICの1台は、設置業者から手数料を徴収する方法で設置を許可しています。  次に、(4)の歳入の項目についてでございますが、役場庁舎内の1台、中央公民館駐車場の1台、里の駅の1台、地域交流センターの1台の合計4台は、敷地使用料として総務使用料に、電気代は、自動販売機電気使用料として雑入に入っています。社会福祉協議会身体障害者福祉会の11台については、自動販売機等設置料として雑入に入れています。また、OTICの1台については、観光案内所手数料として商工手数料に入れています。  次に、(5)についてでございますが、平成28年度の決算額で自動販売機の設置に係る収入は、敷地使用料が6,363円、電気料が7万6,469円、設置料が19万8,000円、観光案内所手数料が4万2,393円で、総額は32万3,225円でございます。  次に、(6)の町が取り組んでいる活用方法については、メッセージボードに表示できる文字数は40字が限度であるため、観光イベント情報のお知らせを載せています。  最後に、(7)の災害時対応型と無線LAN機能つき自動販売機の設置状況については、災害時対応型の自動販売機は合計10台設置していますが、無線LAN機能つき自動販売機はありません。  次に、質問件名3の(1)についてお答え申し上げます。  全国で平成25年度に防災情報ステーション等整備事業を受けた自治体は27団体で、平成26年度は観光・防災Wi-Fiステーション整備事業を49団体、平成27年度はステーション整備事業が17団体でございます。平成28年度は、ステーション整備事業が33団体、公衆無線LAN環境整備支援事業が13団体で合計46団体、平成29年度は11月30日時点で、公衆無線LAN環境整備支援事業に93団体が交付決定されています。  次に、(2)についてでございますが、県内では平成25年度に三芳町、平成28年度に川島町、平成29年度に嵐山町が交付決定を受けています。  次に、(3)の財政力指数についてお答え申し上げます。平成27年度が0.537、平成28年度が0.540、平成29年度が0.539でございます。  次に、(4)の交付申請につきましては、補助金が受けられるといっても、一般財源を充てなければなりません。設置後の維持管理費もかかることですので、十分に検討する必要があると考えています。そのため、平成30年度の交付申請を提出する予定はありません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) それでは、災害対応型自動販売機の導入拡大について、こちらから再質問に入りたいと思います。  自動販売機の設置業者の選定方法と選定基準をお聞きします。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 再質問にお答えさせていただきたいと思います。  設置業者の選定方法と選定基準についてでございますけれども、特に定めているわけではありません。総務課の管轄の4台があるのですけれども、その4台につきましては、設置業者のほうから防災対応として設置してほしいということで、災害のときに万が一のときがあったときに、自動販売機の中の在庫品、飲料水、ペットボトルなんかを町がもらえるというふうなことがあったものですから、使用を許可しております。  それから、社会福祉協議会の5台と身体障害者福祉会の6台の使用許可をしているのは企画財政課なのですけれども、こちらは社会福祉協議会身体障害者のほうで業者の決定は行っております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 次に、自動販売機の設置業者との契約期間とその規定をお聞きします。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕
    ◎総務課長(大沢昌文君) 契約の件なのですけれども、総務課で契約している4台なのですけれども、こちらは先ほどもちょっと申し上げましたけれども、災害時における救援物資の提供に関する協定書、これに基づいて締結をしております。双方から解除の申し出がなければ、そのまま継続するということで、町としても解除する考えはありませんので、今ずっと継続で来ております。  それから、企画財政課のほうで担当している社会福祉協議会身体障害者福祉会の11台についてでございますけれども、こちらのほうは1年ごとに更新しているというふうに聞いております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 自動販売機の設置と条例、規則との関係はどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 設置については、地方自治法に基づいて、それとあと越生町に財産規則というのが定められておりまして、それに基づいて許可をしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 次に、自動販売機の設置に係る金銭徴収の方法です。それをお聞きします。  それから、その金銭徴収が発生する場合、何を根拠に金銭徴収を行うのか、そこもお聞きします。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 再質問にお答えさせていただきたいと思います。  自動販売機の関係は、総務課の4台につきましては、行政財産の使用料に関する条例に基づいてお金のほうをいただいております。固定資産評価額の1,000分の3.5が1カ月当たりの使用料というふうに決められておりますので、それの12カ月分を設置業者のほうからいただいているところでございます。  あと電気料もあるのですけれども、こちらは、総務課の場合には、4台のうち2台は東京電力、業者の直接契約していますので、業者がそちらへ支払っているのですけれども、4台のうち2台は町のほうで電気料の1年間分を算出しまして、いただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 現在、自動販売機は総務課と企画財政課が担当しているのですけれども、昔は1カ所でやっていたかと思うのですが、これ総務課のほうで管理することはできないのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 再質問にお答えさせていただきたいと思います。  自動販売機、もう随分昔から設置してきていまして、当時は、一番最初はどこの課で担当していたかわからないのですけれども、だんだん、だんだんふえていきまして、総務課の場合には、災害の自動販売機ということで総務課が担当するようになってしまったのです。したがって、今、企画財政課で担当していたり、まちづくり整備課で担当していたりというふうなことで、結局総務課の自動販売機は災害のだからということで、うちの総務課が受けて、今現在に至っているのですけれども、そんな経緯で課で担当がちょっと分かれております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 同じ自動販売機ですので、できれば1つの担当課で管理したほうがいいのではないかと思いますが、検討してみる必要があると思うのですが、考えてみてください。  それから、自動販売機の設置というのは、福利厚生面も当然ありますけれども、価格競争について越生町は考えないのでしょうか。その辺はやはり難しいですか。 ○議長(浅野訓正君) 三浦企画財政課長。 ◎企画財政課長(三浦道弘君) それでは、宮﨑議員さんの再質問にお答えいたします。  ただいまの質問は、自動販売機を例えば入札で行って、その一番高いところの業者が落札するというような方法のことだと思いますけれども、そういった入札を実施している自治体というのは、最近あるということはお聞きをしております。ただ、売り上げの実績がある自動販売機というのは、それなりの高額な入札があるというふうなことですけれども、それほど売れないような自動販売機については、思ったような入札の結果は出ていないというようなお話は聞いております。  ただ、歳入確保対策等をしたら、そういったやり方というのは有効な手段であるということは認識はしております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 災害時の指定避難所には、この災害時対応型の自動販売機あと無線LAN機能つき自動販売機、これを設置すべきだと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 宮﨑さよ子議員さんご指摘のとおり、避難所には災害対応型の自動販売機のほうが在庫品はもらえるということがありますので、災害対応のほうがよろしいのかなと思います。また、業者のほうから申し出といいますか、あればいろいろと相談に乗っていきたいというふうに思います。  それから、無線LAN機能つき自動販売機のご質問出ているのですけれども、ちょっと近隣とかにも聞いたりしたのですけれども、そんな自動販売機あるのなんていうふうなところもありましたし、ちょっといろいろ調べましたら、確かに業者のほうでつくって、パーキングだとか公共施設なんかにもちょっと置いているのが今始まったようでございます。また、いろいろ情報を得ながら研究はしていきたいと思いますが、ただその自動販売機を置いて、その維持管理がちょっと町の負担ということになりますと、ちょっと弱ってしまうなと思っているのですけれども、業者のほうで通信料なんかを持っていただける無線LANつき自動販売機でしたら、効率といいますか、いいのかなというふうに思っております。  以上でございます。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 大変失礼しました。今は、避難場所は中央公民館地域交流センター1台ずつあります。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 現在、やまぶき公民館とゆうパーク、これも指定避難所になっているのです。ゆうパークについては、今後温泉道場という形になると思うのですけれども、ここの2カ所にも災害時対応型の自動販売機を設置すべきだと思うのです。それで、温泉道場になるゆうパークについては、そういうふうな協定というか、そういうものを結ぶような考えはあるのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) ゆうパークの件についてお答えさせていただきたいと思います。  今、自動販売機は、町の自動販売機は置いておりません。ゆうパークが独自に業者と契約したのは置いてありますけれども、町のは置いてございません。  それと、ゆうパークは今福祉避難所に町で指定しておりますので、あの施設は福祉避難所として利用価値があるというか、いい施設ですので、福祉避難所にしていましたけれども、今度ちょっと変わる関係で、その辺の福祉避難所を継続してやってもらえるかどうかということはもちろん必要でございますが、福祉避難所につきましては、またほかのデイケアセンターですか、たんぽぽでしたか、そちらのほうにも避難所にするとかということもちょっと考えていきたいと思います。いずれにしても、福祉避難所はなくてはなりませんので、検討はしてまいります。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 先ほどの公衆無線LAN機能つき自動販売機の設置なのですけれども、これにつきましては、26年の11月から27年1月にかけて、東北自治体に初めてなのですけれども、丸森町役場、こちらのほうでやっております。こちらは、電気代だとかランニングコスト等を町が負担することなく整備できるということでなっているのですけれども、この辺は調べていただけましたか。もしまだでしたら、ちょっとここは調べてみる価値があると思うので、よろしくお願いします。  それから、実際に災害になって、その自動販売機が本当に稼働したという事例を調べたと思うのですが、その辺お聞きいたします。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 直接聞いたことはありませんけれども、それなりに活用されたということは聞いております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 本当に災害はいつどこで起こるかわからないのです。ですから、いろいろな面で危機感を持って対応してほしいと思います。  手元にコカ・コーラボトリング株式会社災害対応型自動販売機の最近の稼働事例を調べました。そうしたらば、2011年の3月11日、東日本大震災、その際には約400台が稼働して、8万8,000本以上の製品の無料提供が行われたということなのです。それから、首都圏においても帰宅困難者の避難施設等で飲料が無償で提供されたという実例もあります。  それから、2007年3月25日、石川県を襲った能登半島地震です。この際も北陸コカ・コーラボトリング株式会社が輪島市役所庁舎内及び輪島市ふれあい健康センターに設置した災害対応型自動販売機2台が稼働しました。ふれあいセンターでは、3月25日の地震発生の数時間後から30日までの6日間稼働して、合計1,551本の飲料、そして輪島市役所では26から27日の2日間で796本の飲料が地域の被災者に対して無料で提供されているのです。ですから、本当にいつどこで何が起こるかわかりませんので、その辺のことも十分考えていただきたいと思います。  それから、最近では、指定避難所になっている小中学校でも設置が拡大しているのです。越生町はその辺はどのように考えておりますでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) お答え申し上げます。  越生小学校につきましては、今のところまだ指定避難所になっていませんので、今のところそこには置く考えはございません。ただ、すぐそばに、五大尊に1台置いてあります。それから、梅園小学校については、指定避難所になっているのですけれども、自動販売機は置いてありません。ただ、うめその梅の駅に、先ほども申し上げましたとおり、合計で4台でしょうか、2台ですか。うち1台は防災型の自動販売機になっております。近くにコミュニティ館なんかもありますので、その辺にもし置ければ、また考えていきたいとは思います。  あと越生中学校につきましても、ご案内のとおり指定避難所ではありませんので、その辺のところはまた教育委員会ともちょっと考えていかなければなりませんけれども、教育施設ということで、その辺のところもちょっと教育委員会とは検討しなければいけないというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 福岡県の古賀市では、市立全3中学校と小学校8校中6校が設置しているのです。一応これはなぜかというと、熱中症対策にもなるということで、それもいいのではないかということで、保護者からの申し出があったということなのです。やはり熱中症を重視するということも今現在大切ですし、その辺のことも考えていただきたいと思います。  佐賀県の武雄市も市内5つの中学校に設置してあります。宗像市も29年2月から中学校に災害対応型自動販売機を設置してあります。越生町の場合、梅園小学校1校のみが指定避難所になっているのですけれども、一応できることであれば、その設置についても教育委員会とかで話をしてやれば進められることだと思いますので、それも検討していただきたいと思います。  次に、防災等に資するワイファイ環境の整備について再質問いたします。  交付決定団体なのですけれども、25年度からのこれ補正予算で始まっております。25年度に一番最初手を挙げたのが埼玉県では三芳町です。このときには九州の熊本県の熊本市、これも手を挙げて予算化されております。一応25年度は関東では5カ所です。中国が6カ所。26年度では北海道が5カ所、信越が6カ所、近畿が9カ所、東北5カ所という感じになっています。28年度では東北が5カ所、関東が7カ所、その関東の7カ所のうち1つが埼玉県の川島町になっております。  それから、29年の6月の交付決定では、北海道が13カ所、東北が12カ所、関東が8カ所、信越9カ所、北陸8カ所、近畿7カ所、四国6カ所、九州が12カ所、交付団体の決定されております。このときに埼玉県の嵐山町が交付を受けております。  先日の新聞によりますと、熊本には、地震は来ないと皆さんが思っていたらしいのです。でも、これは迷信だったと新聞に大きく書かれておりました。確かに向こうは台風ではすごい被害こうむっておりますけれども、地震はないのだということで、全市民がそういうふうに思っていたのですけれども、これは地震が来ないというのは迷信であったということが市民の間で話題になっております。  それで、熊本市については、一番最初、25年度の補正予算で手を挙げて、このワイファイが整備されたのです。その結果、2016年4月14日、ちょうどこの交付団体で交付を受けて設置してから3年後の4月14日には大きな地震があったわけです。そのときにワイファイの利用者、いつもよりも多かったのです。普通であれば、3月の実績であれば、1カ月間の累計が7,321回なのですけれども、その4月の地震があった月には1万6,205回、これだけ利用されたということです。だから、いかにそのワイファイが必要なのかということがわかるかと思うのです。  それで、災害時の活用状況なのですけれども、90%以上の方が本当にこれがあって助かった、本当にいろんな方と連絡をとるだとか、避難情報を確認するとか、そういうことでよかったということになっておりますので、やはり越生町は本当に災害は少ないと言っているけれども、本当にどこでどうなるかわからないのです。今も九州では噴火、それが大変なことになっておりますけれども、ですからやはり全て大丈夫だというのではなくて、本当に念には念を入れて、大変なことが起こらないように、一応ワイファイのほうも検討していただきたいと思います。  それから、先ほどの災害対応型自動販売機にちょっと戻ってしまうのですけれども、予算を見ると、この設置利用料の6,000円なのですけれども、現在は総務課の使用料に入っているのです。去年は雑費なのです。何でことしは総務課の使用料にしたのでしょう。雑費でいいと思うのですけれども。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 30年度、今年度の今予算で、使用料で上げさせていただいているのですけれども、これ行政財産の使用料ですので、今年度予算6,000円ですよね。自動販売機敷地使用料、行政財産の使用料ですので、総務使用料に上げさせていただいております。  以上でございます。          〔「去年は雑費なんですけど、雑費でずっと行くことはできないんでしょ            うか」と呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 去年まで雑入だったでしょうか。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎総務課長(大沢昌文君) では、もしそうだとしたら、今までが正しくないということでございます。行政財産の使用料に基づいて使用料を徴収していることですので、使用料のところの総務使用料に歳入として計上するのが適切だということでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 電気料とか設置料というのもこの雑費に入っているのです。6,000円だけが使用料なのですが、やはり雑費のほうでいいと思うのですけれどもね。 ○議長(浅野訓正君) 雑入ですよ。雑費というのは支出ですよ。 ◆11番(宮﨑さよ子君) ごめんなさい。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) お答え申し上げます。  自動販売機敷地使用料、いわゆる行政財産に基づいて使用料をいただいている自動販売機の部分につきましては、使用料及び手数料のところの項が使用料、目が総務使用料ですけれども、こちらに入れるべきが正しいものですから、去年までもしかしたら雑入だったかもしれませんけれども、この使用料についてはこちらに入れるのが正しいということで、電気代なんかは雑入という扱いになります。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) それからまた、ワイファイに戻りますけれども、交付申請は提出する予定はないということなのですが、十分に検討する必要があると考えているのですけれども、一応こちらについてはどのぐらい金額がかかると予想して交付申請を出さなかったのでしょうか。  一応財政力指数をお聞きしましたけれども、過去3年間でこの数字ということは、2分の1の補助が出ると思うのですけれども、その辺も考えてやはり無理なことなのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) お答え申し上げます。  やはり補助が出るといっても、2分の1は町が持ち出しをするわけでございますので、その辺のこともありまして、それと設置してからの維持管理費、こちらのほうのいわゆる回線使用料とかがかかってまいりますので、まずこの3月30日でしょうか、そこまでの申請は行う考えはございません。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) かなり金額かかるというのですけれども、具体的にどのぐらいの金額でしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) お答え申し上げます。  このワイファイの環境整備は実施する考えが全くなかったものですから、ご質問いただいてちょっと調べたりさせていただきました。川島町が平成28年度に3カ所整備したということでございます。429万8,400円かかったそうでございます。それから、年間の維持管理費に保守委託料が70万ほどかかるのだそうでございます。それから、回線使用料が年間6万円近くかかるというふうにお聞きいたしました。三芳町が整備したのは、太陽光パネルを利用した形のちょっと特殊な整備なのでしょうか、4カ所で3,100万円かかったのだそうでございます。ただ、整備の内容は、蓄電池も何か設置したということで、停電になっても2日間利用できるとお聞きしております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 川島町が429万、そして年間76万ぐらいということなのですけれども、やはり樹木葬を考えるのであれば、こちらのほうに予算を与えたほうがよろしいのではないかと思うのですけれども、一応その辺は考えてみてください。  最後になりますけれども、越生まつりについて再質問いたします。  日曜日の午後のイベントにつきましては、坂戸のよさこいだとか武蔵越生高校の和太鼓等で、当事者のみならずご家族も応援に越生町に来ていただいて、すごくにぎわっています。参加者をどのような方法で決定しているのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  越生まつりの午後のイベントに関しましては、越生まつり実行委員会といたしまして、待ちの広報であったり、あるいはホームページのほうに掲載をさせていただいております。また、前年度に参加していただいている各団体に個別に通知を出させていただきまして、募集を行っております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) そのような方法で参加者を募るとなると、ごく一部に限られてしまうと思うのです。今後については、近隣の高校だとか大学の部活動、あと近隣市町の団体とか、いろいろなところに働きかけていただきたいと思います。  それで、例えばバトン部、今川越女子高のバトン部結構有名なのですけれども、それとかチアリーディング部とか、お芝居とか歌舞伎等、お子様からお年寄りまでの多くの方々が楽しめると思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  今現在、イベントのほうに近隣ですと、武蔵越生高校の和太鼓部であったりとか、山車の引き回しのほうになってしまいますけれども、城西大学の学生さんとか、あと武蔵越生高校の野球部の生徒さんとかにご参加をいただいているような状況です。いろんなところに、決して募集としては、町内の広報とインターネットということでホームページを使わせていただいているわけなのですけれども、一つ問題になってまいりますのが、よさこいなんかもそうなのですけれども、着がえる場所だったりとか、どうしても近隣から来ていただくとなると、交通機関の問題で電車なり車なりというお話になってまいるかと思います。そうしたスペースの確保の問題がやっぱり一つ残っておりまして、城西大学の学生さん、非常にたくさんおいでいただいているのですけれども、準備に当たって中央公民館の和室などを使っていただいております。あと使えるところというと、2階の集会室という形になりまして、その辺の中央公民館の場所の数だったりとかというところで、体育館とかとなりますと、今度、男性、女性の問題がありまして、仕切りがなかなか難しいかなというところもございますので、もう一つ課題として出てまいりますのが、費用の問題としまして、一応参加している団体の方にはお弁当というような形と、イベント参加につきましては、各団体1万円というような形で参加費というような形で食事代という感覚なのですけれども、お支払いをさせていただいております。そういった経費も募集団体がふえれば、おのずとその費用もかさんでまいりますので、その辺も予算額が決まっている中で運営してまいりますので、その辺の課題がもう一つ出てくるだろうと。  それとさらに、日曜後の午後のイベントというのは、おみこしの渡御がございます。おみこし渡御というのは、基本的には神事に当たりますので、越生まつり実行委員会としては関与していない部分でございまして、そこの時間割といいますか、時間がかぶらないように外すような形をちょっととらせていただいております。そこの調整というのもおのずと出てまいりますので、今すぐに近隣の高校、大学のほうにご参加を、今の範囲を拡大してというのは、すぐはなかなか難しい点もございますが、通常の募集をかけていく中でふえていただければ、そうした対応もやっていけるかなというふうに思っておりますので、ちょっとやっていく中でそういったものも新たに加えていけるように検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 黒・鎌駅伝では、大会の参加者だとか関係者に、第何回黒・鎌駅伝ということで、すごくすてきなタオルを配られているのです。私も安全協会で一応交通整理やっておりますから、ここ数年いただいているのです。すごくそれすてきなタオルで気に入っているのですけれども、越生まつりを広く知ってもらうためにも、越生まつりにそのようなタオルだとかTシャツ、そういういろんな小物のグッズ販売、それを提案したいのですけれども、企画としたら、年度ごとに色だとかおみこしだとか山車の絵柄を変えて、枚数を決めて限定販売したらいいかと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  タオルとかTシャツとかという販売に関しましては、過去、100周年、先ほどお話が出ておりましたが、100周年記念事業のときに、実は私が当時担当させていただいておりまして、Tシャツ、越生まつりご存じの議員さんの方もいらっしゃるかと思うのですけれども、胸に山車の絵柄が入ったTシャツであったりとか、あとその当時、マスコットでやっていたウーちゃんという、桜の山公園の上にもシンボルマークがありますが、それをかたどったTシャツとか何種類かTシャツとか、あとタオルつくらせていただきました。当時も実行委員会形式で実施しておりましたが、その100周年の実行委員会というのは、一応補助金とあと寄附金をいただいて運営しておりましたけれども、当時、バブルということもありまして、非常にその実行委員会に対して寄附金が民間の企業からたくさんいただきました。それをベースにしてTシャツとかタオルというのはつくらせていただいているわけなのですけれども、今の越生まつり実行委員会に関しましては、ほぼほぼ100%町の補助金で実施しております。そうしますと、そうしたタオルとかTシャツのそのリスクといいますか、公費でつくってそれを販売するというと、当然リスクを抱える形になりますので、やっぱりそれはTシャツとかタオルというのは、民間、できたら町内の衣料品店とかそういったところでちょっとつくっていただいて、販売していただくのが一番いいやり方ではないかなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 経費がかかって大変だということはわかりますけれども、一応実行委員会のほうでも商店街の方、そういう方と話し合っていただいて、何かいい方法があれば見つけていただきたいと思います。  それから、最後になりますけれども、お祭りの2日間というのはとても暑いのです。暑いときには梅干しが最高の食材になります。ですけれども、梅干しすごく高いです。おもてなしということで越生町はいろんなハイキングの方に梅干しだとか配布していると思うのです。ですけれども、梅干しを1つずつ販売するのもいいかと思うのですけれども、それから越生まつり2日間限定で梅ジュースだとか柚子ジュース、それを使ったかき氷、それも限定販売をしてみたらいかがかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 宮﨑議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  実は、今年度の8月に彩夏祭、朝霞市との交流事業の中で、町のブースを設定させていただきました。彩夏祭のほうにおいでいただいた議員さんもいらっしゃるかと思いますので、その中で町のほうとそれから観光協会と、それから特産物加工研究所という形で、梅ジュースと柚子ジュースとかき氷をそこの中でも販売をさせていただいております。梅干しのほうも実は暑いということで売れるかなということで、特産物加工研究所のほうで販売をしておりました。1粒30円だったか50円だったか、それで3粒で100円ぐらいだったと思うのですけれども、意外と真夏ということで売れていたようでございます。ご提案のそういったブースを設けて販売するというのも非常によろしいかなと思うのですが、申しわけないですけれども、越生まつりとなりますと、少なくとも役場の職員に関しては、もう全く多分手が出せない状況になろうかと思います。そうしますと、観光協会であったりとか特産物加工研究所であったりとか、そういったところで出店、越生まつりのほうは防対の関係で、一応販売をする場合、届け出を出していただくわけなのですが、町のほう、条例で規定されておりますので、そういった手続をとっていただくのですが、民間の方にそういったものを販売していただけるように、ちょっとお声がけをさせていただければというふうに思っております。  特に加工所に関しましては、彩夏祭とかに出ておりますので、越生まつりのほうにも特産物として参加をしていただいておりますので、そういったところでの販売ということでお声がけをちょっとさせていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮﨑君。 ◆11番(宮﨑さよ子君) 越生まつりというのは、本当に越生町全体のお祭りなのです。ですから、実際に参加して山車を引いたりおみこしかつぐ、それもあるけれども、あとは楽しんでみることも必要です。でも、お祭りが好きな人間にとっては、やっぱり販売する、これもすごく楽しいと思うのです。ですから、前向きに検討のほうをお願いしたいと思います。  以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(浅野訓正君) これで宮﨑君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前10時30分) ○議長(浅野訓正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                     ◇ 池 田 かつ子 君 ○議長(浅野訓正君) 3番、池田君。          〔3番 池田かつ子君登壇〕 ◆3番(池田かつ子君) 3番、池田かつ子です。傍聴の皆様、雨で足元の悪い中、傍聴に来ていただきまして、大変ありがとうございます。通告に従い質問させていただきます。  質問件名1、コミュニティスクールについて。  近年ますます学校現場の先生たちは仕事がふえています。昨年11月、さいたま市では、教職員に対するアンケートを行いました。教員という仕事にやりがいと満足を感じていると答えた先生が95.7%、校務に対し負担、多忙であると答えたのが86%という結果であったことが報道からわかり、先生たちの教育に対する思いが伝わってきます。  児童生徒にかかわる仕事に優先順位は辛うじてつけられるものの軽重はつけられず、まして削減なんていうことはあり得ない状況のもとで先生たちは仕事を強いられています。現場の先生たちの声が聞こえてこないだけです。国や県、地方自治体は、今までも先生たちの仕事の効率化、軽減、勤務時間の削減のための対策を講じてきました。しかし、そのような取り組みも部分的解決にしかなっておらず、状況は変わっていません。教育こそ特効薬はなく、小手先や短期間の試しではなく、今までの学校を取り巻く制度を総合的にもう一度見直すべき時期であると思うのです。  折しも越生町は、2017年11月21日の教育総合会議において、平成31年4月からコミュニティスクールを導入することを決定しました。文科省は、12年前に学校教育の成果が期待される制度であるとし、コミュニティスクールを打ち出しています。今までは、「学校は地域に開かれた学校」がスローガンでしたが、これからは「地域とともにある学校」がテーマであるといいます。このような点から言っても、この制度をうまく活用すべきだと思います。  この制度の導入について、これまでも議会では何人かが取り上げてきました。制度がスタートしてから設置は任意でしたが、平成29年3月から、地方教育行政法の改正により、努力義務に位置づけられました。コミュニティスクールは、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていることを目指しているものです。今まで越生町では、「学校評議員制度や学校応援団、保護者との連携もしっかりとれていて、改めてコミュニティスクール制度を導入する必要はない」と言っていました。コミュニティスクールは、学校評議員、学校応援団、保護者との連携がなされているからいいというものではなく、それとは異なるものなのです。  コミュニティスクールには、学校運営の基本方針を承認、学校運営に意見を述べる、教職員の任用に意見を述べるという3つの主な役割があり、そこには責任が伴ってきます。ですから、今までのようにそれぞれの委員会等が会議をした後、意見を集約して方向を決めていくものではありません。この点が大きく変わったところです。ただし、承認したり意見を述べたりすることはできますが、学校運営の責任者は学校長であり、学校運営協議会が学校長のかわりに学校運営を決定、実施するものではありません。  コミュニティスクールは、学校のあり方を熟議・協働・マネジメントするものであり、今の教育制度に一石を投じるほどの力があると言えます。以上のことからもコミュニティスクール導入により先生方のあり方もどのように変わっていくのでしょうか。そこで質問します。  地域とコミュニティスクールについて。  (1)、今までは、学校を支える「学校評議員制度や学校応援団が機能しているから十分目的を果たしている」と言っていたが、PDCAサイクルを伴うものであったか。また、今回導入すると決めた理由についてお聞きします。  (2)、文科省のガイドブックには、熟議という言葉が出てきています。熟議とはどのような意味かお聞きします。  (3)、組織づくりの中に「既存の仕組みを生かす」とありますが、既存とは何か。また、既存のメリットとデメリットをお尋ねします。  (4)、組織づくりについてどのように考えているか。  ア、委員の構成とメンバーの選考方法は。  イ、幅広い人材を探すため、公募の形をとってはどうでしょうか。また、パブリックコメントでたくさんの声を拾うことを考えていますか。  (5)、コミュニティスクール導入により、越生町の小中学校が最終的に目指すものは何かについて、教育委員会の見解をお尋ねします。  (6)、コミュニティスクールをよく知るために、町を挙げての勉強会の開催計画は。  (7)、CSディレクター導入の予定は。  (8)、これからはPDCAサイクルでコミュニティスクールを導入するわけですが、今まで町はDだけでありました。今後、PCAをどのように取り入れていきますか。  (9)、コミュニティスクールを導入して梅園小学校の今後を地域とともに考えることはあるのですか。その際、場合によっては学校統合も検討することはあるのでしょうか。  (10)、仲元斌元町長を座長とする学校統合検討推進委員会が過去にあったかと思います。その当時の小島委員長は、「梅園小が50人以下になったら再度この推進委員会を立ち上げる」とおっしゃいました。そういうことからすると、この当時の委員が残り、委員会が復帰することがあるのでしょうか。  学校の先生とコミュニティスクールについて。  (10)を(11)にお願いします。コミュニティスクール導入により、ア、先生たちの働き方は何がどのように変わるのか。  イ、勤務時間は。  子供たちとコミュニティスクールについて。  (12)に訂正してください。コミュニティスクールの導入により、ア、子供たちの何が変わるのか。  イ、どのように変わるのか。  質問件名2、学童保育室の現状と課題について。  昨年の9月議会で、越生学童保育室と分室を一つにまとめることについて質問しました。学童保育は、子供にとっては学校以外の集団関係を結ぶ場であり、多様な年齢と人間関係の中で学校集団とは質的に異なる自由な空間での関係づくりが行える場です。同じクラスの子供同士であっても、学童の空間は子供同士の出会い直しの場ともなるのです。ですから、放課後の子供たちの学童保育室での生活は、子供にとって大切な時間なのです。  また、決められた広さの部屋で活動する子供たちのため、指導員の仕事も今は単に遊びを教えることや、その見守りを行うだけではないのです。放課後の遊びという自発的で主体的な活動が行えるように、子供たちの遊びの世界を豊かにするための多様なかかわりが求められることから、指導員みずからが研修し、保育に役立てられるように努めています。以上の理由からも、一つの保育室での保育が望ましいと考えるのです。そこでお聞きします。  (1)、以前、学童を一つにまとめて保育することについて町の考えを聞きました。ひとしく越生の子供であるので、町長部局や関係課長とどのような形で使っていけるのか考えていきたいとの答弁でした。会議は、いつ、どのようなメンバーで行われ、どのような意見が出たのかお聞きします。  (2)、梅園学童と越生学童の状況について。  ア、平成30年4月からの学童の学年ごとの人数は。  イ、それぞれの保育室の指導員数は。  ウ、各保育室の必要面積は。  (3)、平成30年度の学童保育室の運営方針は。  (4)、平成29年度運営から平成30年度に当たり、改善する点は。  (5)、越生小の平成31、32年度入学予定児童数は。(学区在住児童)  (6)番、平成32年度以降の学童保育室の方向性は。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 池田議員さんの質問件名1のコミュニティスクールについて、学務課からお答え申し上げます。  まず、(1)についてですが、各学校は、校長の責任において、児童生徒の実態や発達段階を考慮し、地域の特性を生かした学校経営を行っております。学校は、年度当初に校長がその年の学校経営方針や経営計画、指導の重点を示し、職員会議を経て、計画に基づいて実施してまいります。年度末には、教職員、保護者、学校評議員、学校応援団等による学校評価で成果と課題を整理、評価して、改善したものを次年度につなげてまいります。  学校評議員は、年2から3回の会議や学校行事等でも学校運営などについて、意見を述べる機会がございます。これが今まで各学校が実施しているPDCAサイクルの機能でございます。  また、このたびのコミュニティスクール導入の理由については、制度の改正により、「教職員の任用に関する意見を任命権者に申し出ることができる」という項目が「教育委員会規則で定める事項について、当該職員の任命権者に意見を述べることができる」となったことが一番の理由でございます。  次に、(2)についてでございます。熟議とは、文部科学省のガイドブックにございますとおり、多くの当事者による熟慮と議論を重ねながら、課題解決を目指す対話のことであり、学校と保護者、地域の相互理解、信頼関係を深める重要なプロセスであると考えております。  次に、(3)についてですが、既存の仕組みとは、今既にある仕組みであり、PTAや学校応援団、学校評議員を指します。既存の仕組みのメリットは、これまで活動してきた実績とネットワークがあることです。それぞれの活動が多くの方に理解され、協力者も得やすく、運営方法を工夫すれば活動を一層充実させることができます。組織相互の連携不足や活動のマンネリ化等、一般的にはデメリットもあるようですが、越生町の場合は、PTAや学校応援団、学校評議員を兼任されている方も多く、また定期的な役員改選等によって、新鮮な感覚も維持されていますので、いずれも学校の強力に支援組織として、大きな成果を上げていただいております。  次に、(4)のア、学校運営協議会委員の構成と選考方法についてですが、保護者、学校評議員、地域住民からそれぞれ代表となる方に委員をお願いしたいと考えております。なお、選考方法については、学校の実情等を考慮し、校長からの推薦を受けて、教育委員会が任命する予定でございます。  次に、イ、委員の公募方式、パブリックコメントについてですが、いずれも実施する予定はございません。  次に、(5)についてですが、コミュニティスクールの導入によって、校長が作成する学校運営の基本方針が保護者や地域の方々に広く周知され、学校の教育活動に対する理解の深まりと、より親密な地域との連携が期待されます。各小中学校が最終的に目指すのは、これまでと変わらず、学校教育目標の実現であり、越生町に合ったコミュニティスクールの導入はとても有効な手だてになると思います。  次に、(6)についてですが、コミュニティスクールの勉強会を町が独自に開催する予定は、今のところございません。  次に、(7)についてですが、コミュニティスクールディレクターの役割は、主に学校運営協議会の運営充実にあるようです。越生町に合ったコミュニティスクールを思考中の現段階にあっては、コミュニティスクールディレクターの導入は考えておりません。  次に、(8)についてでございます。越生町の教育行政は、これまでD・実行だけであったとのご指摘ですが、(1)でもお答えしましたが、決してそのようなことはなく、計画を立て、実践し、評価をして改善を図るという一連の流れをずっと維持してまいりました。コミュニティスクールは、今までのPDCAサイクルを一層強化するものであると捉えております。それぞれの学校教育目標を実現するために、教育委員会としてもこれまでどおり、3校の教育活動を全力で応援してまいります。  次に、(9)についてですが、コミュニティスクールの主な役割は、校長が作成する学校運営の基本方針を承認することにあります。その中で意見交換をすることもあるかと思います。  次に、(10)についてでございます。越生町立小学校統合検討推進会議は、平成16年に開催され、その後、休会になったと聞いております。ご質問の当時の委員が集まり、再び会議を開くことは、なかなか困難でございます。存続を検討しなければならない状況になりましたら、残っていらっしゃる当時の委員さんのご意見をお聞きしながら、新しい会議を考えていきたいと存じます。  次に、(11)、アの先生たちの働き方についてですが、文部科学省が作成したガイドブックには、コミュニティスクールを導入すると、学校・家庭・地域が適切に役割分担することができるので、教職員が子供と向き合う時間が一層確保できると記載されております。教職員の働き方改革については、コミュニティスクールの導入だけでなく、さまざまな角度からの見直しが必要であり、なかなか容易なことではないと認識しております。コミュニティスクール導入後も効率のよい運営に努め、教職員の負担軽減につながるよう工夫してまいりたいと存じます。  次に、イの勤務時間については、特に変更はございません。  次に、(12)、ア及びイについてですが、コミュニティスクール導入により保護者や地域の方々は、これまで以上に当事者意識を持ち、子供たちの教育にかかわるようになるとされています。子供たちの立場から見ると、親や学校の先生だけではなく、さまざまな立場の大人とのかかわりがふえ、学びや体験の機会が充実してまいります。越生町では、これまでも地域の方々が学習ボランティアとして本の読み聞かせや書道の指導に協力してくださったり、光耀祭などのようにそれぞれの得意分野を生かして、体験活動の指導をしてくださったりしております。コミュニティスクールを導入することで、こうした取り組みが今後さらにふえ、充実していくことを期待しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 清水子育て支援課長。          〔子育て支援課長 清水広美君登壇〕 ◎子育て支援課長(清水広美君) 池田議員さんの質問件名2について、子育て支援課からお答え申し上げます。  学童保育室は、平成27年4月、子ども・子育て支援法が施行され、市町村の事業として位置づけられ、国の放課後児童クラブ運営指針と埼玉県放課後児童クラブガイドラインにのっとり運営しております。  まず、(1)、越生学童保育室に係る会議の状況についてご説明いたします。平成29年10月2日に、学童保育室の設置場所に関する調整会議を行いました。会議のメンバーは、副町長、総務課長、企画財政課長、学務課長、生涯学習課長と子育て支援課でございます。  現在、越生学童保育室が2カ所に分かれて運営している状況であり、平成30年度以降の数年間も学童保育室の利用者が多いと見込まれるため、今後どのように運営していくべきかを中心に検討いたしました。検討した結果、現在2カ所に分かれているため、保護者の送迎に影響が出ていることから、できれば同じ場所で運営したいこと、また入室児童数の増加が見込まれるのは、今後数年で、全体の児童数は減少傾向にあるため、学童保育室の新設はできない等の理由から、越生小学校に余裕教室があれば、学童保育室を増設する方向で調整していくことに決定いたしました。場所については、現在1階にある越生学童保育室の上の2階西側の教室に設置を検討することで、仕切り方法等の詳細については、学務課、越生小学校と十分に協議して進めることになりました。  その後、11月16日に、越生小学校において、越生小学校校長、学務課長と子育て支援課で打ち合わせを行い、教室を見ながら、今後準備が必要となるもの等の確認をいたしました。  次に、(2)の梅園学童保育室と越生学童保育室の状況についてのア、平成30年4月からの学童の学年ごとの入室児童数についてでございますが、2月1日現在の予定児童数は、越生学童保育室は、1年生25名、2年生19名、3年生14名の合計58名。越生学童分室は、3年生10名、4年生9名、5年生2名の合計21名。梅園学童保育室は、1年生4名、2年生5名、3年生1名の合計10名でございます。  イのそれぞれの保育室の支援員数についてでございますが、通常の配置人数は、越生学童保育室は6名、越生学童分室は2名、梅園学童保育室は2名でございます。常勤職員1名と非常勤職員14名でシフトを組んで運営しております。  ウの各保育室の必要面積についてでございますが、学童保育室の専用区画の面積は、児童1人につきおおむね1.65平方メートル以上となります。その基準で算出しますと、越生学童保育室95.7平方メートル、越生学童分室は34.65平方メートル、梅園学童保育室は16.5平方メートルとなります。実際の越生学童保育室の専用区画は125平方メートル、越生学童分室は39.9平方メートル、梅園学童保育室は97.9平方メートルでございます。  次の(3)、平成30年度の学童保育室の運営方針についてでございますが、保護者の方が安心して子供を預け、お仕事ができるような運営を行うことを基本とし、子供たちが安全に楽しく過ごせる場を提供してまいります。  その中で支援員は、放課後児童支援員認定資格研修、その他研修を受講し、資質の向上を図ります。また、学童保育室で起きた子供同士のトラブルは、子供たちの成長に合わせ、子供たちで解決できるよう見守りながらの指導をしてまいります。  そして、ルール、マナーを守って、お互いに「ありがとう」という感謝の気持ちを子供、保護者、支援員とも大切にできるような関係を築いてまいります。  次の(4)、平成29年度運営から平成30年度に当たり、改善する点についてでございますが、越生小学校の2階の教室を利用するに当たり、利用する場合のルール等については、支援員とともに子供たちとよく相談して決め、必要備品等については支援員と検討して準備してまいります。越生小学校1階にある越生学童保育室との調整も図り、子供、保護者が安心して利用できるよう、安全を第一に考えて改善してまいりたいと考えております。  (5)、越生小学校の平成31年、32年度の入学予定児童数は、平成31年度65名、平成32年度58名の予定でございます。  (6)、平成32年度以降の学童保育室の方向性についてでございますが、現在子供の数は減ってきていますが、両親とも働く保護者の方はふえてきており、また高学年の児童も入室希望が増加傾向にあります。今後も数年は学童保育室の入室希望者はふえていくと予想しています。保護者が安心して利用でき、子供たちが安全に楽しく過ごせるよう、教育委員会、小学校の協力を得ながら対応を考えてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 私は、コミュニティスクールを推進していくことに賛成です。間違った導入をしなければうまくいくという考えから、再質問をさせていただきます。  29年3月の宮島議員のコミュニティスクールの質問に対して、課長のほうから、2月8日にフォーラムに参加したということがありましたが、フォーラムはその後、何回ぐらい教育委員会として参加していますか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) それでは、池田議員さんの再質問にお答えをいたします。  フォーラムの関係ですけれども、コミュニティスクールにかかわる研修会ですとか講演会は、たびたび行われておりますが、本年度、平成29年度に入りまして、6月に行われた県が主催の研修会、こちらのほうには学務課から職員が1名参加をしております。その後も学校の職員を対象とした研修会等もありましたので、全ての学校からということではありませんけれども、可能な限り参加をしてもらっております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 今の答弁についてもう少し詳しくお答え願います。  教育委員会の中では教育長、それから指導主事がいるわけなのですが、そのお二方はコミュニティスクールの研修会に出ておりますか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えをさせていただきます。  これまで私のほうで主に各研修会等には出向くことが多かったのですけれども、本年度行われた研修会については、指導主事が参加をしております。なかなか少ない人数で学務課もやっておりますので、複数の者が研修会等に参加をするのは、実際には難しい状況でありますので、出席をした者がきちんと資料等をまとめまして、復命をする中で、教育長には逐一報告をさせていただいています。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 実は私も議会事務局のほうにお骨折りをいただいて、今年度1月15日に文部科学省に行って、2時間、コミュニティスクールについて聞いてきましたし、あとそれだけではわからなかったのです。たくさんわかったこともあります。私が一般質問の中で、質問件名のところの中で、今までの教育委員会制度とコミュニティスクールは違うのだよということがどういうことなのかというのが少し分かってきて、それでもまだわからなかったので、2週間後に、秩父のほうの皆野の三沢小というところで、地域を巻き込んで研修会がありましたので、そこに割り込ませていただいたのですが、これは行った人が話を聞いて人に伝えるというのはなかなか難しい制度なのだなということを私は感じました。学校現場のほうからも行ったと聞いたのですが、何人行ったのですか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えいたします。  これは、まだ最近のことでありまして、内容等についてはまだ私も詳しく確認はしていないのですけれども、教頭先生に1名、町内から参加をしていただいております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) では、もう一度お聞きします。コミュニティスクールを31年4月から導入するということを決めましたが、導入することで最もそのコミュニティスクールに期待することは何なのですか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えをいたします。  コミュニティスクールは導入の方向で今いろいろと準備を進めているところですけれども、先ほどもお話しさせていただいたとおり、越生町というのは、本当に保護者の皆さん、それから地域の方々、また卒業生も本当に学校のためならば何でもするよという方がたくさんいらっしゃって、これまでも本当に学校は随分支えられてきたなという実感を持っています。こういった取り組みを継承しつつ、コミュニティスクールに移行していくというのが我々の方針です。今回、コミュニティスクールを導入することになりますと、学校運営協議会を立ち上げまして、そこで合議体で方針を決めながら学校運営を行っていくということになりますので、これまで以上に学校と地域、保護者の連携がさらに強化されるというふうに期待をしています。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 確かに前議員さんやった方もおっしゃっていましたけれども、越生の保護者の方、地域の方、何でもするよというような、すごい大きな気持ちで、本当に労を惜しまずにやっていただいています。ですが、コミュニティスクールというのは、ちょっとまたそれとは別々のものとは違いますので、ちょっと心配なことがあるのです。私、きょうこの答弁聞かせていただいて、従来のものでいいよとか、コミュニティスクールというものはどういうものかを研修する勉強会を計画する予定はないとか言っていましたけれども、そういうお気持ちでコミュニティスクールに移行はできるのでしょうか。熟議というのができるのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えをいたします。  熟議については、先ほどお話しさせていただいたとおりなのですけれども、コミュニティスクールの目的というのは、校長が示す学校経営の基本方針をご承認いただくというところにございます。その中で、場合によってはいろんなご意見を頂戴することも多くあるのかなというふうには思っております。  移行について、いろいろと1回目の答弁の中で、今後の予定等をお話しさせていただいたのですが、やはりコミュニティスクールを立ち上げたはいいけれども、なかなか負担感ばかり大きくなってしまって継続をしない、中身が伴っていかないというのが我々としては一番危惧するところです。せっかくこれまですばらしい実践を学校と保護者、地域が一体となって積み重ねてきましたので、そういったものを無理のない形で移行しながら、コミュニティスクールにつなげていくということが最善ではないかなというふうに思っております。  やはり先進的にコミュニティスクールを立ち上げた他の自治体等の話を聞いても、無理なく楽しくやるのがいいよというお話を聞いています。やはり長続きするように、自然な形で移行していきたいというところでございます。  以上です。
    ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 今、課長さんがおっしゃった、このままの状態を継続して、負担感なくと言いましたけれども、それらを取り除けるのがコミュニティスクールなのです。ですから、やっぱりコミュニティスクールというのは何なのだろうということを皆さんで勉強していかなければいけないのかなと、今の答弁を聞いても思ったのです。無理のないように楽しくてコミュニティスクールはできるのだろうかと思うのですけれども、それで今までの既存の仕組み等を生かして、最善を尽くしてやっていこうと言ったのでは、ただコミュニティスクールとその教職員の任用の部分が出てきたから、ではやると言って、何か楽しく花火を上げて、それで中身が何もないみたいなことになってしまうのではないかなというふうに危惧し、またコミュニティスクールで狙っているその当事者意識というのですか、その当事者意識は難しいのかなと思うのですが、当事者意識というのはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 吉澤教育長。          〔教育長 吉澤 勝君登壇〕 ◎教育長(吉澤勝君) 教育長のほうから再質問にお答え申し上げます。  当事者意識というよりもまずコミュニティスクールを越生町でやっていく方向で考えていこうということを考えたのは、もちろん今まで多くの議員さんからご質問があった中で、今までの体制で学校評議員制度とか、今までのを生かして十分やっていけるというふうにご答弁申し上げてまいりました。それで、そのとおりで方針は変わっていないのですが、このコミュニティスクールのところの法改正によりまして、今任用部分という部分もございますが、もう一つ、学校長の経営方針を承認していただくという方向があるのです。つもり、地域の方や保護者に校長が考える経営方針を、今まではどちらかというと一方的なこういうふうに校長は考えていますというところで発信していったのですが、その今までの評議員さんからもご意見等はいただきましたけれども、さらにもう一歩強化するような形で、こういうバックアップができるよというような形で学校経営が力強くいくと、もう少しもっといい学校運営ができていくのだなというふうに法改正がされましたので、私はそれだったら、今までのPDCAのサイクル等も含めて一層強化できる、そういうふうに考えまして、このコミュニティスクールを、30年度は研究しながらも、31年度から実施していけるのではないかと、そんなふうに考えて設置をする方向で考えております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) もう少し、コミュニティスクールを導入することが今の越生町内の子供たちにとって、先生方にとってどんなふうにメリットがあるのだろうな、有効なのだろうなということで考えると、まずはコミュニティスクールは、町が今までも言ってきたように、学校評議員制度とか学校応援団とか保護者との連携がしっかりできているだけではないのだということを勉強していかなければいけないと思うのです。  ちょっと次の質問させていただきたいのですけれども、私がなぜ今回こういうコミュニティスクールのことを取り上げたかというと、一番心配しているのは、いつも越生町自体が教育にかかわらない部分、違う部分の委員の選び方も同じ人になってしまうのです。ですから、今回コミュニティスクールは、いつも決まったメンバー、教育委員さんがそのまま上がっていくとか、それからふたをあけてみたら、やっぱり同じ人だっただけではなくて、いろんな意見が率直に述べられるような、そういう方法をとってほしいな、そういうメンバーを選んでほしいなという強い願いがあったからです。それがイコール越生町内の皆さんの意見を広く聞くことだと私は思っているのですが、先ほどパブリックコメント等をとる予定はないとかおっしゃいましたけれども、もう少し若い人たちの意見とか、もっと年齢が低いと委員にはなれないのですが、これまでにない発想をぜひ出してもらって、その委員の選び方、構成、それからメンバーも、もう一度それについてお答え願います。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。  学校運営協議員のメンバーについてのご質問ですけれども、先ほどお話しいたしましたように、各学校の保護者の方、それから地域の方、また学校評議員等も含めて、そういう中から校長に推薦をしてもらって、教育委員会が任命をするという形で現在考えております。  越生町内3校ですけれども、3校がそれぞれにやはり実情は違いますし、抱えている課題も違います。そういった実情ですとか課題を一番よく知るのがやはり校長だというふうに思いますので、その辺の校長の意向というのはやはり尊重したいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 校長先生を尊重するということはわかるのですが、校長先生からおりてくるとコミュニティスクールはもうできないのです。ですから、皆さんでもう少しコミュニティスクールというのはどういうメリットがあるのかということをぜひ勉強してもらいたいのですけれども、コミュニティスクールというのは、幾つかのところで成功事例もたくさんあります。埼玉県内でもやっているところもたくさんとは言わないのですけれども、近隣でもあります。先進校の事例をよく見て、まだ越生町に必要なものはないのだろうか、子供たちのために違う方策はあるのではないかということで探りを入れるということで、ぜひ先進校の事例を勉強するというのもいいかと思います。  確かに新しい制度が学校に入ってくると、先生たちがそれになれるのにすごい難を示すのです。その理由は、子供たちと向き合う時間がなくなるからなのですけれども、コミュニティスクールは今お返事いただいたもので考えると、字面を追うと、そのように読み取れるのですけれども、まだまだ研究していく余地はあるのだなということを思いましたので、越生町全体で勉強してみるのはどうなのかなということを思います。  次に、学童保育についてお尋ねします。学童保育の件についてはなのですが、本当念願かなって、一つの場所、自然の形ではないのかなということを思います。教室の配置は、教育委員会と学校で話し合って、うまく学校の中に一つとしてつくっていくということですね。もう一度お答え願います。 ○議長(浅野訓正君) 清水子育て支援課長。          〔子育て支援課長 清水広美君登壇〕 ◎子育て支援課長(清水広美君) 池田議員さんの再質問にお答えいたします。  調整会議の結果のところで、越生小学校に余裕教室があれば学童保育室を増設する方向で調整していくということに決まり、その後なのですけれども、今ある越生学童保育室の2階の場所、ちょうど外からの非常階段、階段があるちょっと便利な、体育館につながっているところと外階段があるということで、そこのお部屋をあけていく方向でお話が進んでおります。ちょうど学童の子供さんが西側のほうに集まって利用できるということで、そこで調整をお願いしています。  以上です。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) では、その配置については、これから話が進んでいくわけですね。今度、そういう一つになることによって、ひまわりサポート室はもとに戻るのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 清水子育て支援課長。          〔子育て支援課長 清水広美君登壇〕 ◎子育て支援課長(清水広美君) 池田議員さんの再質問にお答えいたします。  2階のお部屋に移るということで、今利用しているひまわりの分室の子供たちの人数が全員収容できる人数でございますので、学童保育室としてはお借りしなくて済むことになる予定です。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 今まで使っていたひまわりサポート室の分室は、本来は遊学館だったものがこちらに移ってきたわけなのですけれども、この跡地はどんなふうになるのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、池田議員さんの再質問にお答えいたします。  分室ひまわりの関係なのですけれども、現状の活動と一緒でございます。通常、土曜日、日曜日の午後、そして学校の夏休み、春休み、冬休み、こういった長期の休業時の午後をひまわりの活動場として使っておりますので、それとひまわりの活動時間、そういった形は現状と変わりない状況でございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 学童の(3)のところの質問に戻りたいと思うのですけれども、学童保育室の運営方針に関することなのですけれども、学童保育に来る子供たちを見て、学童の支援員さんは、親御さんにその日にあったことを伝えられて、何かこう、私時々学童保育室に伺っているのですけれども、そういう親御さんとの関係はできているようなのですけれども、ちょっと気になることがあるのですが、学童保育室の支援員さんと学校の先生との話し合いの場とかということはあるのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 清水子育て支援課長。          〔子育て支援課長 清水広美君登壇〕 ◎子育て支援課長(清水広美君) 池田議員さんの再質問にお答えいたします。  1年生、2年生、低学年を中心になのですけれども、担任の先生と子供さんたちの状況の情報交換をやる機会がございます。29年度は、回数にしては2回ぐらいやったでしょうか、そんな回数は多くないのですけれども、実施しております。  以上です。 ○議長(浅野訓正君) 池田君。 ◆3番(池田かつ子君) 今の連携はどうなっているのかなと気になっている部分だったのですけれども、学校の先生も確かに忙しいですが、学校の様子を、1日あったことを学童保育に持ち帰るわけですね、子供がね。そのときに、学童の先生がすごくフォローはしてくれるのですけれども、もしもう少し学校の先生の、この子がきょうこういうことがあったから、引き続き見守りをお願いしますとか、観察をお願いします、それから声がけお願いしますとかという連携がもうちょっとあってもいいのかなと思うのですが、その辺は学校の先生を忙しくはさせたくないのですけれども、でもそれはとても大事な連携の部分なのです。ですので、2回と言わずにもう少し、いい時期に、節を見つけて連絡会みたいなものを開くというお考えはどうでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 清水子育て支援課長。          〔子育て支援課長 清水広美君登壇〕 ◎子育て支援課長(清水広美君) 池田議員さんの再質問にお答えいたします。  学校での出来事を学童のほうに子供さんたちやっぱり持ち込んでしまうときもあります。それで、今現在もなのですけれども、何か気になることがある場合には、学校の先生から直接お電話が入ったりすることもあります。  それと、あと全体会議ではなくて、この子に関してこんな情報というか、こんな行動があったのよという場合については、個別の会議も行っております。また、全体に関しても機会をつくって定期的に行っていくよう進めたいと思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 終わりです。  これで池田君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午前11時46分) ○議長(浅野訓正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時30分) △発言の申し出 ○議長(浅野訓正君) ただいま吉田町民課長から発言の申し出がありましたので、これを許します。          〔町民課長 吉田 正君登壇〕 ◎町民課長(吉田正君) 議長のお許しをいただきましたので、発言の追加をさせていただきたいと思います。  3月6日の議案第17号 平成30年度越生町国民健康保険特別会計予算の質疑の中で、木村議員さんからのご質問でございましたが、後発医薬品の利用による給付費抑制の影響額につきまして、集計でき次第お示しすることになっておりました。削減効果の集計ができましたので、お答えをさせていただきたいと思います。  皆様方にお配りした資料でございますが、こちらは平成30年1月のレセプト審査分に係る医薬品の金額によるものでございますが、中央よりやや右側のところで網かけになった部分、こちらが1カ月間の削減効果額でございます。金額にしまして321万8,883円、こちらの金額が後発医薬品、ジェネリックを利用による削減効果額というところでございます。  こちらは、国保連合会のほうで集計したものでございますが、参考としてお示しさせていただきます。  以上でございます。                                                     ◇ 宮 島 サイ子 君 ○議長(浅野訓正君) 8番、宮島君。          〔8番 宮島サイ子君登壇〕 ◆8番(宮島サイ子君) 8番、宮島サイ子です。通告に従いまして、これより一般質問を行います。  質問件名1、「がんに関する教育」の積極的な推進を。  近年、疾病構造の変化や高齢社会など児童生徒を取り巻く社会環境が大きく変化しており、その中でも国民の2人に1人が一生のうちに何らかのがんにかかると推測されております。また、1981年から日本人の死因の第1位はがんとなっており、約3人に1人ががんで亡くなる時代になり、2015年には年間約37万人がなくなっております。今まさにがんは私たちにとって重要な課題であり、健康に関する国民の基礎的教養として身につけておくべきものとなりつつあります。また、健康教育もこのような課題に対応したものであることが求められております。  がん対策基本法(平成18年法律第98号)のもと、政府が策定したがん対策推進基本計画(平成24年6月)では、子供に対しては健康と命の大切さについて学び、みずからの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識を持つよう教育することを目指し、5年以内に学校での教育のあり方を含め、健康教育全体の中でがん教育をどのようにすべきか検討し、検討結果に基づく教育活動の実施を目標とすることとされております。  このようながん教育をめぐる状況を踏まえ、文部科学省においては有識者によるがん教育のあり方に関する検討会を設置し、がん教育の定義や目標などの学校におけるがん教育の基本的な考え方や外部講師の確保、教材や指導参考資料の作成などの今後の検討課題について議論の上、学校におけるがん教育のあり方についての報告書を取りまとめました。それを受けて、国はモデル校を中心にがん教育について、平成29年度以降、全国に展開することを目指しております。  また、埼玉県がん対策推進条例(平成25年12月24日公布)施行においても、がんの予防の推進を図るため、学校において児童または生徒ががんに関する正しい知識について理解を深めるための教育に関する施策を講じることが記載されており、がん教育の充実が求められております。  このような点から学校における健康教育でがん教育を推進することは、児童生徒が生涯を通じてみずからの健康を適切に管理し、改善していく資質や能力を育成する上で大変意義のあることであると言えます。  そこで、次の3点を伺います。  (1)、越生町教育委員会では、がんに関する教育について、どのような認識をされているのでしょうか。  (2)、町民の健康を守る観点から、子供たちへのがんに関する教育は重要であると思いますが、越生町の小中学校では既に取り組まれているのでしょうか。もしまだなら、いつごろどのように取り組むお考えなのかお聞かせください。  (3)、がんに関する教育の拡充のためには、今後独自の教材や手引書の作成、医療専門家や闘病経験者等を招いての授業、教職員への研修など検討すべきではないかと考えます。具体的な計画案などありましたら、お聞かせください。  続きまして、質問件名2に移らせていただきます。質問の表題部分に防犯という文字が抜けておりました。全面的に私のミスでありますが、(4)の質問の中で防犯の文字を使っておりますので、質問件名の中にも防犯の文字を入れさせていただきますことをまずご了承願います。  質問件名2、越生町の重要文化財、指定文化財、文化建造物等の防災、防犯対策は。  越生町指定の文化財は数多く存在しています。大雨による土砂災害、台風の影響による風水害、地震等、今後発生の可能性が指摘されている大規模災害等が実際に発生した際に、被災した文化財を迅速に救出して、適切な措置をどう行えばよいのか、町の文化財に対する防災対策をお伺いいたします。  (1)、文化財建造物の9割は木造で、火災に極めて弱いものであると考えられます。文化財を火災から守るためにはどのような整備を推進されていますか。  (2)、立地によっては自然災害の影響を受けやすい文化財もあります。どのように防ぎますか。  (3)、近年、盗難、落書き、油様の液体散布などの犯罪行為がニュースになりました。故意による毀損やアライグマやハクビシンなどの野生動物による毀損等が越生町でも起こらないとも限りません。未然に防ぐにはどのように対処しますか。  (4)、越生町として実際に行っている防災、防犯対策にはどのようなものがありますか。  以上、大きな2件を質問させていただきます。答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 宮島議員さんの質問件名1の「がんに関する教育」の積極的な推進をについて、学務課からお答え申し上げます。  まず、(1)についてですが、がんは昭和56年から日本人の死亡原因の第1位となり、全体の約30%を占めています。生涯のうちに約2人に1人ががんにかかるという推計もあり、日本人にとってとても重大な問題であります。しかし、がんとはどんな病気なのか、がんにならないためにはどんなことに気をつけたらよいのか、がん患者やその家族とはどのように接したらよいのかなど、わからないことが多くあります。生涯にわたって心身ともに健康な生活を送ることができ、がん患者が自分らしく安心して生活できる共生社会を構築していくために、がんに関する教育はとても重要であると認識しております。  次に、(2)についてですが、現在、各小中学校における健康に関する指導は、学習指導要領の総則に示されているとおり、生徒の発達の段階を考慮して、学校の教育活動全体を通じて適切に実施しております。特に小学校6年生の体育、保健領域や中学校3年生の保健体育、保健分野では、がんにならないための生活習慣等について、集中的に学習しております。今後、平成33年度から全面実施となります中学校の次期学習指導要領には、保健分野の指導内容としてがんを取り扱うことが改めて明記されました。このことを受けて、がんに関する教育をさらに充実させていけるよう、各学校と連携を図ってまいります。  次に、(3)についてですが、がんに関する教育を推進するための教材や指導案は、国や県からも配布されております。内容的にも大変わかりやすくまとめられておりますので、これらの資料を有効に活用しながら、指導の充実を図っていきたいと思います。  教職員の研修についても、県が中心となって実施していただいております。昨年11月に開催された「がん教育」授業研究会には、町内3校を代表して養護教諭1名が参加しております。その内容を各学校へ伝達するなど、指導内容や指導方法等を効率よく周知していきたいと考えております。なお、専門的な知識や経験をお持ちの医療関係者等を講師としてお招きしたり、健康福祉課等から情報をいただきながら、がんに関する教育の拡充に努めてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、宮島議員さんの質問件名2の文化財保護に関するご質問について、生涯学習課からお答えいたします。  まず、(1)の木造文化財建造物の防火対策についてでございますが、越生町には、県指定、町指定を合わせて6棟の指定文化財建造物と3棟の国登録有形文化財建造物があります。いずれも建造から100年以上、梅園神社本殿は300年以上を経た、先人が守り伝えてきた貴重な文化遺産です。  越生町では、今までに文化財建造物の焼失例はありませんが、連続放火と思われる不審火が相次いだ昭和60年から61年に、鹿下の越生神社、黒山の熊野神社、上野の虚空蔵尊が全焼しております。木造住宅の場合、出火から20分程度で全焼するというデータがありますので、古い建造物の場合には、さらに短時間で焼失に至るものと思われます。  越生町の文化財建造物は、登録有形文化財の岡野家住宅以外は、いずれも普段は無人の建物で、出火した場合は、初期消火は困難です。越生町の例にたがわず、過去の国指定重要文化財の火災事例の8割以上を放火が占めるとの報告があります。卑劣な放火から文化財を守る完璧な手だてはないのが現状でございます。所有者、氏子や檀信徒、近隣住民に火気使用の制限、防火環境の整備、巡視による不審者・不審物情報の共有などに配慮していただくことが最良の防火対策であると考えております。  今後は、時に応じて広報や文書で文化財建造物の所有者・管理者、町民の皆様にも防火に対する注意を喚起するとともに、西入間広域消防組合や消防団の定期点検の際に、巡回をしていただくようお願いをしてまいります。  続いて、(2)の文化財の自然災害からの防災についてですが、平成7年の阪神・淡路大震災以降、続発する自然災害で被災した文化財を救出・復旧する文化財レスキュー体制は徐々に整えられてきました。しかし、災害国日本における文化財防災の難しさは、一昨年の熊本地震における熊本城の罹災状況が象徴的に物語っております。  越生町に文化財に被害をもたらす自然災害としては、まず風水害が想定されます。明治43年の大水害では、黒山の全洞院が流出し、大正3年の台風では、麦原の宝勝院が損壊した記録がございます。  さきに述べた文化財建造物のうち、龍穏寺経蔵と梅園神社が土砂災害警戒区域内に所在しております。台風や豪雨、積雪の後には文化財担当者が巡視を行い、被害の有無を確認し、必要な場合には県の文化財保護担当部局に連絡をしております。  なお、今議会において倒木による龍穏寺の経蔵の被災予防策として、杉の伐採に係る町費補助金を補正予算に計上させていただいたところでございます。  質問(3)に関しては、越生町における平成以降の文化財の盗難等についてですが、平成5年には成瀬の見正寺から町指定文化財の聖観音像が持ち去られ、いまだに見つかっておりません。平成10年には、五大尊の5体の明王像のうちの1体である降三世明王像が、平成19年には龍穏寺の山門に安置されていた観音像が盗み出されました。幸いこの2体は無事発見されました。また、3年ほど前から各地で発生している寺社の油被害は、越生町には及んでいませんが、この種の犯罪には模倣犯がつきものであり、警戒は怠れません。  平成18年に発生した黒山の役行者像の痛ましい損壊事件は、記憶に新しいところでございます。悪意による盗難、破壊行為から文化財を守るのは至難であり、防火と同様に町民の皆様に今まで以上に身近な文化財に対する関心を深めていただき、日常的に気配りをしていただく以外に対応策はないものと考えております。  また、アライグマやハクビシンによる指定文化財、登録文化財の破壊やふん尿による被害については聞き及んでおりませんが、被害を発見したり、報告を受けた場合には、おりの設置など迅速に対応してまいります。  また、龍穏寺経蔵と木造如意輪観音半跏像の耐火収蔵庫について、以前は定期的にガス薫蒸による防虫・防カビ処理を行っておりましたが、オゾン層保護のため実施できなくなりました。専門家の指導、協力を得ながら、今後の適切な対応策を調査研究しているところでございます。  ご質問(4)の越生町が実際に行っている文化財の防火、防犯対策についてですが、昭和61年に虚空蔵尊の本堂が焼失した際に、耐火レンガづくりの厨子におさめられた3体の本尊が焼失を免れたという事例がございました。これを教訓に、昭和62年度に県費補助金を得て建設した耐火収蔵庫に保存されている木造如意輪観音半跏像、通称如意の観音様が越生町においては唯一最善に近い防火、防犯策が講じられている文化財です。  文化財は、本来あるべき場所で保存、公開されるべきですが、数多くの指定文化財を抱える越生町の場合、防火、防犯対策上、次善の策として、やむを得ず少なからぬ数の文化財を国や県の施設に寄託しているのが現状です。  ここ数年来整備を進めている文化財解説板の充実も町内外の人々の郷土の歴史や自然に対する関心を喚起し、ひいては文化財の防火、防犯につながる事業であると考えております。  一度失われると再現不可能な文化財の防火、防犯、防災について、今後も文化財防火デーのポスターの掲示や、引き続き「広報おごせ」の越生浪漫コーナーで、町内の貴重な文化財を紹介するなど、町民の皆様にもご理解とご協力をお願いしてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) それでは、再質問させていただきます。  まず、がん教育に関する質問です。平成29年度から国ではがん教育を全国展開するとなり、学習指導要領の改訂もこれからあります。今後も学習指導要領にのっとってがん教育が進められると思いますが、今までやってきた事業のうちで子供たちの理解についてはどのような反応がうかがえますか。いたずらに、ただ怖がるものでもありませんけれども、授業に積極的に携われない子供もおりますか、お聞かせください。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 宮島議員さんの再質問にお答えをいたします。  現在の子供たちのがん教育を受けての理解の状況というご質問だと思いますが、現状については先ほどお話しさせていただいたとおりで、小学校の保健の授業、中学校の保健体育、保健分野で取り扱っております。  具体的に申し上げますと、生活習慣病の予防という中で、がんが当然出てまいりますので、がんという病気がどういうものなのかということが小学生には小学生のレベルに合わせて学習されています。さらに、発展する形で中学校でも同じように取り上げられています。さらに、喫煙との関係ですとか、中学校になるとがんの予防であったり治療法等についても触れる部分がございます。  いろんな当初の保健、それから保健領域の中での学習計画に沿って、がんについても適切に取り扱っておりますので、その他の分野と同様に、子供たちはきちんと学習に取り組んでおります。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 最近は時代が違うのですね。私たちのときは、もうがんにかかれば死ぬという恐怖のほうが強かったのですけれども、そういう子供というのは今はいないということなのですね。  ただ、がんにかかったらどうしようとか、そういう中には心配するお子さんもいらっしゃると思うのですけれども、心のケアとか何か先生のサポートとかというのは、特別な子に対してあるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。  このがん教育につきましては、今後、新しい学習指導要領等も見据えながら拡充を図っていくというところで間違いはないのですけれども、やはり児童生徒の中には、大切な家族ですとか知人ががんの治療中であったりとか、またがんで亡くなったりというそういう児童生徒もいるかというふうに思いますので、そういった心理的な部分については、十分配慮していかなければいけないというふうに考えています。  ただ、どこまでその家庭環境であったりとか生育歴の実態把握ができるかといいますと、非常にデリケートな問題ですので、面と向かって聞くこともなかなか難しい部分もあるのかなというふうに思います。ただ、今お話ありましたとおり、いろんな背景を背負って子供たちは学校に来ていますので、その点については十分配慮しながら、授業については進めていきたいというふうに思っています。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) ありがとうございます。  がんで亡くなる、私も両親2人ともがんで亡くなってしまったのですけれども、親戚や家族にがんの患者さんがいらっしゃるというお子さんに対しては、配慮がなされているということなのですけれども、どのような配慮なのかはちょっとあれなのですけれども、そこら辺はちょっと詳しく教えていただけますか、その配慮についてです。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。  先ほど申し上げましたように、なかなか全てを実態把握するのは難しい状況でありますので、授業の中での取り上げ方としては、本当に一般的なこととして取り上げたり、できるだけストレートな表現は避けたりという配慮ができるのかなというふうに思います。  それからもう一つは、がんという病気はまだまだ解明し切れていない部分がたくさんあります。がん患者が全て生活習慣が悪かったのかというと、そんなこともありませんし、がんにならないための生活をしていれば、絶対にがんにならないのかということもありません。まだまだわからない部分もたくさんあるのだということを含めながらの取り上げ方になるのかなというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 確かにそうですね。授業は保健体育の中で行われているようですけれども、その授業を受け持つ先生方のスキルというのはどうなっておりますか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えをさせていただきます。  現状としては、小学校は担任を中心に授業をやっております。中学校については保健体育科の教員が中心となって授業をやっておりますので、当然そこはほかの教科と同様に、それなりの知識と技術を持って授業には臨んでいるというふうに思います。ただ、今後、そのがん教育を充実させていくために、やはり教職員の研修、これは必要になってくるのかなというふうに思うのですけれども、先ほど申し上げましたように、県でもいろんな研修会を計画していただいて、先生方を対象に研修会実施していただいています。越生町が独自に研修会を開催するとなると、3校の担当者を集めて研修会ということになると、非常に効率がよくありませんので、例えば越生と毛呂山で越生・毛呂山班がありますけれども、そういった研究協議会であったり、坂戸、鶴ヶ島を含めた2市2町の入間北部の連絡協議会であったり、入間地区の研修会であったり、いろんなところで今後研修会取り上げていただきながら、そういった機会を利用して、さらにスキルアップに努めていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) そうですね。ぜひスキルアップは大事だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  あと、がん経験者をゲストティーチャーに迎えて、命の大切さについて、より迫った指導を実践することができるとありますけれども、医療専門家や闘病経験者を迎えるにはとても難しいという声も聞かれます。外部講師を招いた指導を実践するに当たっての課題というのは何でしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) それでは、再質問にお答えをさせていただきます。  外部講師の活用ということでどんなことが課題となってくるかというご質問ですけれども、考えられることとしては幾つかあります。1つとしては、どういう方を講師にお願いをするか。がんの経験者であったり、または専門家のお医者さんであったり、いろんなことが考えられるかと思うのですけれども、どういった方に講師をお願いするかということ。  2つ目としては、やはり実際に来ていただいて指導をしていただく、そこの日程調整も難しい部分はあるのですけれども、やはり学校のニーズに合わせた形でご指導いただくためには、事前の打ち合わせが必要になってまいります。学校も非常に忙しいですけれども、来ていただく、例えばお医者であれば、なかなか打ち合わせの時間とっていただくのも難しいのかなというふうに思うのですが、そういった事前の打ち合わせの時間調整、これも課題になってくるかなと思います。  また、細かいところでは、講師の謝金、経費の確保をどういうふうにしていくのか。また、学校には年間指導計画がありますので、そういった中に、今本当にぎゅうぎゅう詰めのように学校としては取り扱う内容が非常に多くて、また新学習指導要領によって、外国語活動等でまたさらに35時間ふえてくると、そういう中でこのがん教育をどういうふうに位置づけていくのかということも今後の検討になってくるかなというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 今後の方向性もお聞きいたしたのですけれども、子供の力になりたいという闘病経験者もいると思います。広報等で広く広報を行うことについては、どう思われますか。 ○議長(浅野訓正君) 谷ヶ﨑学務課長。          〔学務課長 谷ヶ﨑 仁君登壇〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) 再質問にお答えをさせていただきます。  ご協力いただける方を広報等で呼びかけるということですか。          〔「難しいですか」と呼ぶ者あり〕 ◎学務課長(谷ヶ﨑仁君) なかなか、やっぱり個人的なことですので、扱い方については十分配慮が必要だと思うのですけれども、外部講師としてご協力いただける方、なかなか学校もそういう情報を多く持っていないというのが現状なのかなというふうには思います。やはり各学校間、自治体間でこんないい方がいますよ、今度どうですかというような形で情報共有しながら、そういうご協力いただける方たちをふやしていければいいのかなというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 大変唐突な言い方でしたけれども、今2人に1人ががんにかかる時代と言われていますので、がんは怖くないのだというのと、あとがんにかかったから、なお人間的に豊かになって、すごく典型的に明るい人、いろんな方がいらっしゃいます。子供にとって、そういう人たちの話を聞くのも、あと闘病が苦しいものではないと、苦しみの後に、自分は生きたいのだという命のとうとさを知ったのだという、そういう実体験者の方のお話を聞けば、子供は命の大切さを絶対学べると思いますし、その本当に苦しんだ人を目の当たりにしたときの子供の感動というのは、すばらしいものがあると思うのです。ですので、越生町、ただがん教育やっているのだ、やっているのだではなくて、本当にがんの教育に対して、この子たちの将来をどのように育んでいくのかというその強い思いも抱いていただきたい。ただ、それ国が指定したからと、このがん教育に関しては、公明党の一番最初の政策なのです。ですので、できれば私のほうも自分の党としてもぜひがん教育はさらに充実、拡充させていきたいというような思いはあります。  越生町、とても教育に関しては、本当に群を抜いている町ですので、その中でさらに命のとうとさをわかる、その命の清らかな、山の中に住んでいるから本当にきれいなのだなと思われるような、そういう子供たちを育んでいただきたいなと思います。  以上で、私のほうはがん教育については、終わらせていただきます。  それでは次に、越生町の文化財について質問させていただきます。  越生町の文化財には、国指定が2件、あと県指定が16件、町指定35件、国登録が3件ありますが、これの所有権について教えていただけますでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、宮島議員さんの再質問について、生涯学習課からお答えいたします。  町指定、県指定、国指定、国登録のそれぞれの文化財の所有者……          〔「権利とか所有者」と呼ぶ者あり〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) 所有者は誰かというご質問でよろしいのですか。          〔「全部でなくていいです。何%ぐらいが町のもんなのか知りたいので」            と呼ぶ者あり〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それぞれ何%とか割合と特に出ておりませんが、お寺さんですとか神社、そして町で所有しているもの、そして各区で所有しているものが主なものとなっております。  特に登録有形文化財の関係は個人のもので、所有という形になっております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) そうなりますと、防災についてなのですが、町の所有権というのですか、所有権のない文化財、そういうものについての防災というのは、直接町が手を下す、これどういうようなその取り組みができるのかというのを教えていただけますか。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  所有者と管理というのですか、防災、防犯に対する管理の関係でございますが、例えば基本的には、所有者がその文化財を管理していくような形になります。そのために町では、その所有者の方に管理の補助金を毎年支出している状況でございます。  中には、例えば上谷の大クスなどは個人の所有でございますが、今管理のほうについては、町のほうに移管されておりますので、そういった流れのものの管理方法もございます。  なお、個人で管理できない場合、幾つか、例えば埼玉県の歴史と民族博物館等に寄託して管理をしている場合も幾つかございまして、その中には、例えば五大尊の五大明王像も含まれた形でございます。そういった形で県には9件、そのほか国のほうにも、東京国立博物館ですとか埼玉県の文書館などにも寄託されているケースがございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) この補助金をやって管理をしていただいているということなのですね。わかりました。  これは、うちのほうの総合計画の中の後期基本計画の中であるのですが、この具体的な施策として文化財の保護とその活用についてということで、これには載せていらっしゃるのですけれども、文化財の現状を把握し、防火・防災体制の整備、修理・修復、説明板、標識の設置など、それぞれの特性に応じた適切で計画的な保存活用策を講じますというふうにあります。これについては、修理・修復、あと説明板、標識設置などは、今ハイキングのまちもありまして、すごく積極的に、今までは目にしてきましたけれども、防火・防災体制の整備については、いま一つ不明瞭でしたので、どのような具体策を講じてきたのかなというのが今私の疑問だったのです。それで、今こちらのほうでいろいろ説明をしていただいたのですけれども、その中で手だてで、今例えば火災については、放火が占める……卑劣な放火からはその文化財を守る完璧な手だてはないというのが実情だということで、一応お伺いしたのですけれども、これについてはもう住民が守るしかないのですけれども、この火の元を守るというしか放火についてはないのでしょうか。  それとあと、雨風、例えば龍穏寺のほうの建物なのですけれども、大分古くて、あれもやっぱり災害、最近は大雨でもすごい大雨が降るので、急に来てしまうので、そこら辺、どんな対策でできているのかなというふうに思ってしまうのですけれども、ここに載っていたようにすると、ちょっといまいち具体的なものが見えてこないのですけれども、それもう一度詳しく教えていただけますでしょうか。防火に対してです。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  文化財の防火対策ということでご質問のことでございますが、ふだんからの点検、そういったものが基本になるかと思います。ふだんから整理整頓等を行っていくことも必要ですし、また巡回、点検、そしてもし初期消火ができるような設備があるものでしたら、そういったものを確認して行うことが必要かと思います。  万が一もし火災にあってしまったというのも前提に考えるのであれば、例えばその文化財の記録も、例えば写真とかを撮っておくのもベストなのかなと考えております。そういった形で管理体制をしっかりふだんからやっていくことが一番いいのかなと考えているところでございます。  そういったきっかけも含めて、所有者またその周りで住んでいる人、そしてその関係者も含めてそういった対応をしていただければ、まずはそういった防火対策の初期対応の一つとしてなるのかなと考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) ありがとうございます。  本当にそうですね。もしなくなってしまった場合どうなるのかなとすごく気にはなるのですが、その後の体制というのはどういうふうになっていくのだろうと、すごく気にはなるのですけれども、答弁の中で文化財レスキュー体制は徐々に整えられてきましたということで、自然災害のほうの防災についてなのですけれども、これは国のことですか。それとも我が町でもこういうふうに、その文化財を救出、復旧するというそういうことができるということなのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  文化財レスキュー体制のことに関してでございますが、文化財の担当者は町の職員ですと、もう限りなく人数が少ないものですから、もし災害があった場合はまず人命第一だと思いますので、そちらのほうに多分向くような形になろうかと思います。ただ、今町の職員ですとか市町村の職員と県の職員が一堂に会している協議会等で、このレスキューの関係を今協議しておりまして、例えば文化財のOBの方を活用して、インターネットのホームページ上に、その文化財がどこにあるというのをわかるようにして、もし被災した市町村を外から応援するような体制づくりができればいいのかなと、今その辺を検討している状況でございます。その位置情報をうまく利用して、文化財のOBなり他市町の文化財担当者の力をかりて、こういったレスキュー、被災した文化財を一時保管場所に移動したりとかいう対応の今研究を進めている状況でございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 文化財もあるところがわかると、GPS機能とかいろいろ駆使して悪いことをする人もいて、何かちょっと、ある場所をインターネットで全部公開するというのも、ちょっと気になるところなのですけれども、文化財の担当者は越生町にもいらっしゃると思うのですけれども、文化財の担当者というのは何人ほどいらっしゃるのですか、お尋ねいたします。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  一応文化財の担当者は、今現在2名おります。  それで、先ほどの質問の関係で、レスキューの中で位置情報がわかってしまうのもありますが、そこら辺はセキュリティーを一つ兼ね備えての対応するということで、今進めている状況でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 次に、被災予防策として、杉の伐採に係る町費、補助金を補正予算で計上させていただいたところというふうに答弁ではいただいているのですけれども、この補助金というのは、被災をしなければ補助金というのはもらえないのでしょうか、町のほうでは。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  今回の補正の例をケースに挙げてご説明申し上げます。今回、龍穏寺の経蔵が県の指定文化財になっておりますが、その周辺に杉の木が斜面上に今、高いものがありまして、昨今の風雨で根元が洗い出されて、雨風が強いときには倒れそうな状況なのです。そのため今回、もし倒れるのを予防策というのですか、経蔵の毀損を事前に防ぐために、その杉の木、今回事業費の中に当たるのは6本なのですけれども、それを事前に切ってしまうというものが今回の事業になります。  その補助金なのですけれども、今回県指定でございますので、県のほうで今年度予算の中で緊急的に補助金が決定されましたので、それに伴いまして県が2分の1で町が4分の1の補助事業で行う事業となっております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) 済みません。盗難についてお尋ねいたします。 人が余り来ない場所に建造物なんかもあるのですけれども、盗難されてもわからなかった。前回、平成5年には成瀬の見正寺、それから平成19年、こっちのほうはわかっている。最初のころというのは盗難にあっても何かなかなか見つからないというのが通例だったような気がするのですけれども、それを予防するために、動物もそうですけれども、入るときに電気柵みたいなそういうもので囲むとか、そういう何か侵入してきたときに何かがわかるという、そういうものは今はないのですか。それお尋ねします。  まるっきり無人ですか。セキュリティー面について、ちょっとお尋ねいたします。 ○議長(浅野訓正君) 福島生涯学習課長。          〔生涯学習課長 福島 勲君登壇〕 ◎生涯学習課長(福島勲君) それでは、再質問にお答えいたします。  防犯対策ということでのご質問でございますが、やはり無人ですので、なかなか即対応するのは難しいと思います。普段からの見回りですとか、その辺も含めてなのですが、この間、龍穏寺さんにも1回盗難の件がありましたので、その後どうなっているかちょっとお聞きしたところ、やはり今はもうきっちり施錠して管理しているという状況でございました。やはり地域の方の見回りですとか、あと周辺の整理整頓、そういったものをふだんからすきがない対応をしていくのが一番かなと考えているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 宮島君。 ◆8番(宮島サイ子君) わかりました。文化財のこの質問をするに当たって、防災、まず人間の命が大事だろうとみんなに言われてしまって、その文化財をするのにすごく言われたのですけれども、文化財を保護して、その被災から守っていくというのは、とてもこれ未来に対してすごく大事なことであると私は思っています。  中国の敦煌なども、あれだけのものがいまだにあるというのは、やっぱり周りの未来に伝えていくのだという思いの人が多かったから、そういうふうにやっていけると思うのです。それでまた、越生町は、125年の歴史の中でも、やっぱり文化財の多い町として知られていますので、そこら辺は私たち住民がしっかりと未来に伝えていきたい、そういうふうに思っております。  もう質問が尽き果ててしまったので、最後になりますけれども、国では地方公共団体や博物館等の自主的・自立的な文化遺産、防災の全国的なネットワークを今後確立していくとしております。30年度予算案として12億4,800万円を計上していますけれども、まだまだ私たちのような小さな町には、その支援が及ばないと思います。それでも何か少しでも有効であれば、真っ先に手を挙げて使わせていただけるような、防災のために国のお金を私たちで使わせていただけるよう、町には頑張っていただきたいと思います。  私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(浅野訓正君) これで宮島君の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩します。                                      (午後 2時25分) ○議長(浅野訓正君) 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時40分)                                                     ◇ 新 井 康 之 君 ○議長(浅野訓正君) 9番、新井君。          〔9番 新井康之君登壇〕 ◆9番(新井康之君) 傍聴の皆さんにはご苦労さまでございます。9番、新井康之。一般質問をさせていただきます。  私は、大きく2つの題目で質問させていただきます。最初が東京23区と交流を促進して地域力の向上を図れ。2番目が町の観光政策及び黒山三滝の再整備についてでございます。  まず、最初の東京23区と交流を促進して地域力の向上を図れ。ことしの2月7日付埼玉新聞は、1面トップで埼玉県が平成30年度から県内市町村と東京23区との交流を支援し、地域活性化を図る事業に乗り出すと報じております。彩の市町村愛着連携の促進事業として、一般会計当初予算案に計約500万円を計上し、県議会に提出するということであります。昨日、この件に関しまして、県議会事務局に問い合わせましたところ、この件が上程されておりまして、まさにきょうの午前中から予算特別委員会が開かれていると、こういうことでございます。  この事業は、平成29年度から始まり、県内市町村間での取り組みでありました。越生町は、朝霞市と交流をスタートさせ、この事業を活用いたしました。平成30年度からは、県内市町村間に加え、東京23区と県内市町村との間にも拡大させ、交流支援を行うものであります。  当町は、再びこの制度を活用して、さらに東京23区との交流を始めるべきであると提案をいたします。交流の相手先の区は、台東区、墨田区、豊島区等が考えられます。このうち台東区とは、ふるさとPRフェスタに休養村運営協議会が2回出店し、ふるさとビジネス商談会にも参加しております。このほかことしの1月25日から30日まで、ふるさと交流ショップ台東に出店しておりますので、一番交流が始めやすい環境にあります。私は、ここに1月30日に行ってまいりました。そこで、来られたお客さんと話しましたところ、越生のおそば屋さんとうちは親戚だよという方もおりますし、私は地産霊園にお墓を持っているので、たびたび越生へ行っているのだと、そしてその帰りに休養村センターに行って梅干しを買うと、特定の方の名前を出して、その方の梅干しを買うのだという方もおりましたし、梅まつりが近かったですので、私が梅まつりのパンフレットを渡しましたらば、その方は子供のころ遠足で越生梅林に行ったと、こういうふうにパンフレットをいただいたので、ことしは絶対越生に梅見に行きますと、そういうふうに話しておられました。そういう関係で交流が始めやすい環境にあると思われます。  そして、墨田区につきましても、すみだまつりに数回出店していて交流が始めやすい環境にあります。豊島区も東上線の縁でできるのではないかというふうに思います。前日、1月29日に研修で豊島区役所に町長等と行きましたけれども、高野という区長さんでありましたが、非常に気さくな方で、いい方だなというふうに思いました。交流の話も進むのではないかなという感触を受けました。  この3区のうち越生町に一番メリットがある区がよいというふうに思います。前に述べましたように、当町は朝霞市と交流を始めておりますけれども、交流先は多くてもよいというふうに思います。  総務省自治行政局によりますと、自治体間の交流の効果として、自然環境、地域資源等の保全、それから自地域の魅力の再発見・再認識、地域産業の継承や経済の活性化、教育の質の向上、健康及び安全等に関する生活の質の向上、災害応援の関係づくりのきっかけ等を挙げ、こうした効果により地域力の向上につながるとしております。東京23区と交流を始めることを提案するゆえんであります。  2番目です。町の観光政策及び黒山三滝の再整備について。  私は、平成20年第4回定例会及び平成24年第1回定例会で、越生町の観光の基本姿勢、全体計画、また黒山三滝の件を質問いたしました。その中で黒山三滝に予算を投入して至急再整備すべきだと、それができなければ川の清掃やツルの除去等、できるところからすべきだと提案をいたしました。しかし、私の提案は実行に移されませんでした。その後、頑張って残っていた老舗の旅館も廃業せざるを得なくなりました。このことは、当町及び当町の観光にとり大きなマイナスであります。私の提案を至急実行してくれていれば、少しはよい方向に向かったのではないかと残念に思います。  しかし、昨年度から黒山区による男滝・女滝のライトアップが始まり、今年度は音楽とのコラボレーション、天狗滝のライトアップ、また川の手入れ等が行われ、希望の光が見え始めております。  一方、町によりLED街路灯が設置され、滝澤橋まで町の舗装打ちかえ工事が行われております。このことは評価すべきだと思います。しかし、この工事は、水道管を布設し、舗装を壊したので打ちかえをしたということなので、計画性はないと思います。  再度次の質問をいたします。  (1)、町の観光に対する基本政策及び全体計画。  (2)、外国人旅行客の受け入れ及びその仕掛け。パンフレット・指導標等を外国語表記すべきではないか。  (3)、平成28年5月発行の「第5次越生町長期総合計画 基本構想(一部改訂)・後期基本計画」、以下これは総合計画と称します。の基本構想の中で、「越生梅林や黒山三滝などについては、一般社団法人越生町観光協会と協議し、計画的に整備を進めます」と、これは40ページに書いてあります。としております。観光協会とどのような協議をしているのでしょうか。  (4)、以下、黒山三滝についてお尋ねをいたします。  (ア)、県立自然公園であることから、県との関係をお伺いします。  (イ)、総合計画では、「本町の主要な観光名所である越生梅林や黒山三滝については、施設の老朽化などにより再整備を進める必要があります」、これは5ページに書いてあります。としております。どういう再整備を進めているのか。また、再整備計画はどのようなものかを伺います。そして、至急再整備をすべきだというふうに思います。  (ウ)、同総合計画で、越生梅林や黒山三滝、龍穏寺等を主要な観光拠点とし、「これらの観光拠点については、トイレや指導標等の整備を適宜行う」と、これ40ページです。としております。したがって、男滝・女滝手前のトイレを水洗に改良すべきだというふうに思います。  現在は、くみ取り式で、とりわけ夏の季節は悪臭が漂い、特に女性に敬遠されています。きのうからもたびたび話が出ておりますけれども、観光地はまずトイレがきれいであることが重要であります。  (エ)、前述したライトアップには、都内からも見学者が来ております。また、音楽とのコラボレーションも好評だったとのことであります。さらに、昨年11月の天狗滝のライトアップは見事でありました。男滝・女滝は、事前設備は観光協会がしたということでありますけれども、天狗滝にも同様の設備をするべきだと思います。そうすることによって、ライトアップがいつでもできるようになり、観光客の増加が見込まれます。  (オ)、安全対策について。  (a)、三滝への道路は、狭小の行きどまりであります。けが等発生時に近況車両が進入する場合に、先に駐車されていると回転することが困難なので、回転広場の整備が必要ではないでしょうか。近年高齢者の観光客も多く、緊急時の対応も必要であります。  (b)、男滝近くのあずまやの防護柵は、工事用の単管パイプで、根元の一部が破損して危険でありますので、恒久的なものを設置すべきだというふうに思います。  (カ)、滝澤近くに軽トラックが2台放置されております。そのうちの1台には重機が載せてあります。三滝への道路脇で一番目立つ場所であり、観光客に悪影響を与えます。どういう対策をとっているのかお伺いをいたします。  以上です。
    ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) 新井議員さんの質問件名1について、総務課からお答え申し上げます。  昨年4月から始まりました朝霞市との交流は、彩の市町村愛着連携事業の補助金を活用し、朝霞市の最大のイベントである彩夏祭への出店とPRブースの設置を初め、サッカー少年団交流試合、ツツジの記念植樹祭、2月24日には梅林までの交流ハイキングを開催したところでございます。  これらの事業を行ったことにより、朝霞市民の皆さんに越生町には越生梅林、黒山三滝、五大尊つつじ公園などの名所があることや町のよさを知ってもらう機会となりました。また、越生町は梅と柚子の産地であることと、特産物を販売することにより活性化につながったものと確信しているところでございます。  そしてこのたび、県が彩の市町村愛着連携の促進事業として、東京23区を交流対象に加えるとのことでございます。越生町では、平成27年8月に町長から台東区長に交流のお願いをいたしました。平成28年度と29年度の台東区ふるさとPRフェスタに、町と越生特産物加工研究所、休養村運営協議会が参加し、交流を深めることができました。  平成29年度は、台東区がふるさと交流フェスタとしてアンテナショップを浅草に開設したことから、1月25日から1月30日まで、梅、柚子などの物産の販売とポスターやパンフレットの配布による観光のPRのために利用させていただいたところでございます。地元台東区の皆さんには、梅干し、酢昆布、柚子、ゆず之介などを購入していただきました。  このように、台東区とは既に交流を深めていますので、議員さんと区議会議員さんとの交流を初め、商工会、観光協会も台東区の団体と交流を深めていただければ、さらに町の活性化に結びついていくものと考えています。  また、1月29日に入間郡町村会の町長と監査委員との合同視察研修会が行われ、町長と監査委員さんなどが豊島区役所を視察いたした際、町長が豊島区長と意見交換する中で、交流の意向を伝えました。2月19日には、副町長と関係課長が豊島区役所に伺い、担当部長や課長に梅まつりのPRや観光物産交流都市の自治体の一つに加えていただくようお願いしてまいりました。豊島区からは、町の特産物などを販売できるイベントを紹介していただいたところでございます。  3月議会が終了してから、再度町長が豊島区長を訪問し、正式な形で交流についての申し入れを行ってまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの一般質問のうち、質問件名2について、産業観光課からお答え申し上げます。  まず、(1)についてですが、町の観光に対する基本政策及び全体計画につきましては、第5次越生町長期総合計画を指針として、観光施策等を進めているところでございます。また、平成30年度には、越生梅林から黒山三滝までのハイキングコースや観光拠点を再整備するなど、観光協会や地元の皆様とともに町の魅力アップを図るために、(仮称)越生町新観光整備計画を策定する予定でございます。  次に、(2)についてですが、2020年のオリンピックイヤーに向けて、国内への訪日外国人の数は増加傾向にあり、政府の掲げた4,000万人という目標が現実味を帯びております。  こうした中、町では、外国人旅行客の受け入れについて、既に町のホームページで英語、中国語、韓国語への変換機能を初め、町内12カ所に設置している大型観光案内看板や川越都市圏まちづくり協議会が発行した広域観光ガイド「レインボーおでかけマップ」において、英語表記をしている状況でございます。今後、パンフレットや指導標の外国語表記などのインバウンド対策につきましては、予算や翻訳方法などの課題がございますので、既存の案内板等の改修の際、必要に応じて検討してまいります。  次に、(3)の越生町観光協会との協議についてですが、これまで黒山三滝のライトアップに係る照明器具の設置や梅林内のミニSLのレールの敷設改修などの整備については、観光協会と町で適宜協議し、実施したところでございます。今後につきましては、(1)で答弁させていただきました(仮称)越生町新観光整備計画の策定に当たっては、観光協会や地元の皆様との協議を重ね、魅力ある観光拠点の整備を計画的に進めてまいりたいと考えております。  続きまして、(4)のアについてお答え申し上げます。越生町は、如意の一部を除き、県立黒山自然公園の普通地域に指定されております。県とのかかわりといたしましては、主に自然公園内での建築物の新築、改築、増築や宅地の造成などに必要となる届出書の受け付け及び県への進達となります。なお、普通地域内のトイレ等の観光施設整備に係る埼玉県自然公園条例による補助事業は大変難しいと伺っております。  次に、(イ)の町の主要な観光名所である越生梅林や黒山三滝などの再整備でございますが、これまでは観光トイレの和式便器を洋式便器に変更することや、黒山三滝の男滝と女滝に通じる階段を全面的に改修するなど、計画的に行ってまいりました。  また、再整備計画につきましては、来年度策定する(仮称)越生町振興観光整備計画を再整備計画として位置づけたいと考えております。策定に当たっては、観光協会の役員や堂山区、黒山区などの関係する地区の区長さん等による検討委員会を設置いたしまして、各観光拠点の現況を把握し、整備方針や整備計画を定めていきたいと考えております。  次に、(ウ)でございますが、議員さんのご質問にもありますように、観光地に設置されているトイレにつきましては、観光客に旅の快適性をもたらす役割を担っていることから、トイレがきれいであることは重要であると考えております。ご指摘いただきましたトイレにつきましては、これまでもにおいや景観などの点で改修を要望されております。しかしながら、財政的なこと、狭隘な立地環境や水道水の確保の面などで改善は難しい状況でございます。今後は、可能な限り改善の努力をしてまいりたいと考えております。  次に、(エ)の天狗滝のライトアップについてですが、昨年の天狗滝のライトアップは、発電機を使用して実施したところでございます。これを男滝と女滝と同じ設備を設置するには、まず多額の費用がかかってしまうこと、次にライトアップ中の夜間には、天狗滝までの通路の安全性が確保できないことなどから、黒山区の役員の方と協議し、当面は同様の方法で天狗滝のライトアップを検討してまいります。  次に、(オ)についてお答え申し上げます。まず、(a)の黒山三滝までの道路に回転広場を整備することにつきましては、山ののり面を掘削するなどして用地を確保する必要が生じることや、掘削によるのり面の崩落などのリスクが生じること、整備に費用がかかることなどから整備は難しいと思っております。今後におきましては、町営の無料駐車場から黒山三滝までの区間について、これまでと同様に一般車両の進入規制を継続し、看板で注意を促すなどの対応をさせていただきたいと存じます。  次に、(b)でございますが、男滝近くのあずまやの防護柵につきましては、来年度に工事を施工する予定でございます。工事に当たりましては、既設の単管パイプを全て撤去して、擬木を用いて景観等にも配慮して進めてまいります。  続きまして、(カ)についてですが、当該土地の所有者に対して、放置されている車両や粗大ごみを片づけるよう依頼しております。また、西入間警察署にも対応を依頼しております。直近では昨年の5月に所有者に対して文書で通知しましたが、改善されていないのが現状でございます。今後も引き続き当該土地の適正な管理を所有者にお願いしてまいりたいと考えております。  以上で答弁とさせていただきます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) まず、1から行きたいと思います。1のほうは、もうほとんど私の提案を受け入れられていただいていますので、特にどうこうというわけではないのですが、出店をした場合、アルバイトの学生を今回は雇ったと、1月25日からのふるさと交流フェスタでしたか。そこで、女性の学生さんが2人いたのですけれども、若いからしようがないのでしょうけれども、ただ立っているだけで、これくださいと言ったらばレジを打つので、それは仕事なのですけれども、来た方にパンフレットを渡すわけでもなく、ただ立っているだけなので、非常にもったいないというふうな感じはいたしました。ですから、アルバイトを頼むときに、こういうふうに話しかけてくださいよと、いろいろ指導をしていただかないと効果が余り上がらないのではないかなというふうに思います。なかなか若い子が話しかけるのは難しいかもわかりませんけれども、一度話してしまえば度胸がつきますので、指導をしていただければというふうに思います。  そして、朝霞市の場合は、非常にうまくいっておるようです。行政のトップ同士で交流もいいのですけれども、それだと余り実がない。最終的には、市民とか町民、そういう人たちの交流が始まって、いろんな効果が及んでいくというのが一番いいのではないかというふうに思われます。  台東区のほうは、先ほど申しましたように、越生に知り合いの方が非常におりますし、そして何といっても寺門邦次さんが台東区の浅草の観音様の裏に家があるのだというふうにおっしゃっておりました。非常にそういう点からもいいのではないかというふうに思います。  話は飛びましたけれども、先ほどのアルバイトの女性、その件の指導に関してはどういうふうにいたしますでしょうか、お尋ねします。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  今回、台東区のふるさとPRショップ、そこに関連しましては、観光協会が梅林の宣伝を兼ねて出店するというスタンスで参加をさせていただきました。その中で、浅草の場所の関係で、こちらから、朝10時に開くに当たって、準備の関係とかありますと、職員のほうは1日1人ずつ交代で行くような形で、6日間通ったわけなのですが、交代で通わせていただきました。そこにやっぱり職員関係、2名、3名とちょっと張りつけるのはなかなか難しいということで、今回大学連携の関係でご協力いただきました跡見学園の生徒さんにご協力いただけるということでお願いしたような経緯はございます。指導がちょっと、会う機会がなかなか、学生とその当日現場でお会いして、初めてやるような状況だったものですから、なかなかそういたところのお話というのができなかった状況はございます。今回初めて参加させていただいて、状況もつかめましたので、次回以降参加する際に、その辺のやり方とか観光宣伝の仕方なども、また同じように学生さんにお願いする場合には、指導をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 次に、豊島区との関係なのですが、3月議会が終了してから再度町長が豊島区長を訪問し、正式な形で交流についての申し入れを行ってまいりますというふうな答弁でございましたけれども、具体的にはどういうふうに進めるわけでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 大沢総務課長。          〔総務課長 大沢昌文君登壇〕 ◎総務課長(大沢昌文君) お答えさせていただきたいと思います。  実はこの間、豊島区のほうに、うちの町長ももちろん忙しいものですから、豊島区長さんも忙しいと思いましたので、電話をいたしまして連絡とり合いました。そうしましたら、4月11日に訪問できることになりました。そこで、30分、40分時間をいただけるということですので、町といたしましては、豊島区は57の自治体と結んでおります。越生町は58番目に入れていただこうということでお願いしようと思っているのですけれども、その中で姉妹都市というのが一番ランクが上でございまして、それは秩父市の1つしかありません。そのほかにも、その下のランクで友好都市というものがありまして、これもランクは上なのですけれども、そのほかに防災協定都市、文化交流都市、それから政府コミュニティ推進都市、教育連携都市、観光物産交流都市、ソメイヨシノ植樹交流都市と、こういった種類があります。越生町にとりましては、観光物産交流都市になっていただければというふうにお願いに行こうと思っております。  それと、越生町は桜の名所でもありますので、ソメイヨシノ植樹交流都市ということで交流ができればということで、この2つをとりあえずお願いに行こうかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) いろいろ先方の都合もあるでしょうから、57の自治体と交流を持っていると、信じられないような数なのですが、先ほど申し上げましたように、行政のトップだけでは余り実がない、形式的に行ったり来たりで終わってしまいますので、区民、町民との交流が図られて、お互いに利益が出ればいかなというふうに思います。  空き家バンクにも登録していただいたり、こちらに来るようにしていただいたり、観光に来ていただいたり、越生の自然はすばらしいから、ではこっちに移住したいという女性がおれば、また非常にいいことだし、里山留学とかそういう関係もできればいいかなというふうに思いますので、今後の期待が大きいところです。  ちなみに、最近ちょっと話が出たのですけれども、台東区とは区議会議員が何か来るような方向で進んでいるというふうに聞いておりますので、その件はどうでしょうか。アウトラインがありましたらば、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  台東区の区議さんが3月23日の金曜日に越生町のほうに、区議さん9人とあと事務局の方がお見えいただけるというようなお話が来ております。ただ、まだ具体的なスケジュールが決まっておりませんで、スケジュールが決まり次第、私どものほうへ連絡をいただけるということで、今待っておる状況でございます。連絡が入った状況で、その対応を決めてまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) それでは、2番目に参ります。  町の観光に対する基本政策なのですけれども、来年度に越生町新観光整備計画を策定する予定だということですけれども、初めて聞いたわけなのですが、これはどういう理由からこういう計画が必要だというふうに、どういう理由で策定するわけでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  まず、1つ、町長のほうの公約の中に、新観光整備計画というものがございます。長期総合計画の中に、一応観光に対する政策その他は入っておりますけれども、具体的に、これまで多分いわゆる観光整備計画というものはございませんでした。そこで、町長の公約にあります内容を踏まえまして、特に公園の関係で申し上げますと、例えば五大尊つつじ公園とかは都市計画の公園になっております。桜の山のほうもそうですけれども、いわゆる津久根以降の梅園地域におけるところというのは、いわゆる都市計画区域の公園とかには指定されておりませんので、そちらのほうの部分で、観光政策的にいうと、おくりという言い方は正しいかどうかわかりませんけれども、観光客の方に越生町の中のほうまで入っていただいて、それでいろいろ見ていただいて、帰りという言い方も変ですけれども、お土産とか買っていただくような形をとれるのが観光政策的には一番いいのではないかと、そういうところでこの新観光整備計画の中でそういった施設整備について、具体的な計画をつくってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。  済みません。ちょっと答弁の追加をさせていただきます。それともう一つ、河川のほうで遊歩道が梅林まで整備されております。そこも整備されておりますので、それで越生梅林から黒山三滝までというような形がもう一つの理由としてございます。  それと、県道の越生長沢線の関係で黒山地内の拡幅のお話がございます。そういったことも含めて計画をつくってまいりたいということでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) そうしますと、今までの基本政策、全体計画というのはどういうことだったのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  長期総合計画基本構想、基本計画というものに変わりがあるわけではございません。あくまで新観光整備計画につきましては、実施計画というような位置づけになろうかというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) この第5次越生町長期総合計画基本構想、基本計画、実施計画と、こういうことなのですけれども、これは28年に改定されました。そして、実施計画だということでありますけれども、その観光全体に対して、越生町はどういうふうに持っていくのかという全体的な、あるいはこの総合計画見ていても、余りはっきりしないし、これに書かれていることが実行されていないわけです。先ほど申し上げましたように、本町の主要な観光名所である越生梅林や黒山三滝については、施設の老朽化などにより再整備を進める必要がありますというふうに5ページに書いてあります。その施設の老朽化しているのですけれども、なかなかこれが改善策が見えてこないというふうに思います。その点もう一度ご答弁をいただきたいというふうに思います。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  基本構想、基本計画、当然財政の問題もございますので、予算づけということが当然かかわってくるであろうというふうに考えております。なかなか予算がその計画どおりにやっぱりなかなかついてこないという側面があろうかと思います。その上で個別計画、基本構想があり基本計画があり、実施計画、いわゆる長期総合計画の中の実施計画以外に、町の計画には実施計画という形で個別に、福祉の例を出しても変ですけれども、高齢者福祉計画だったりとか個別な計画がかなりいろいろあるかと思います。それらが実施計画という位置づけで通常運営されておりますので、観光の場合はそういったものがございませんので、この新観光整備計画を一つの実施計画として捉えて、財政面がどこまで計画の中に盛り込めるかという部分はございますが、観光協会を例に出しては変なのですけれども、町長の英断で梅林の料金が収入をふやすことができまして、本当に黒字化が図られて、それによって整備が進められるようになりました。それは観光協会の財政の中で、先ほど申し上げたライトアップなどはしていただいておりますので、そういった側面も計画の中でどこまで盛り込めるかわかりませんが、そういった協力体制もあわせて計画の中に盛り込めればというような考え方でおります。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 今まで、私が2回一般質問をして、そのときに梅林の基本計画でしたか、何か梅林のほうが終わったらば、至急黒山三滝のほうに手をつけるからということでしたけれども、全然手が入っておりませんでした。非常に遅きに失しているような感じもいたします。  そして、お言葉ですが、この第5次越生町の長期総合計画の10ページに、新たに実施した主な取り組みというふうなページがございます。そこには、黒山三滝、越生梅林のことは全然触れられていないのです。だから、実施されてこなかったというふうに解せられますが、どんなものでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  成果の中に、どこまでそれを盛り込むかという問題はあるかと思います。小さい修繕も含めまして、細かい部分では実施をさせていただいております。梅林につきましても、全く動きがないかといいますと、梅林につきましても、ご存じのとおり駐車場今やっておりますけれども、駐車場に関しまして農地転用という手続をとっています。この辺も非常に過去もめているような状況がありましたけれども、それの改善もここで図ることができそうな状況になりました。目に見えない部分での状況改善というのもあわせて進めさせていただいておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 今回で3回目ですので、しっかりやっていただきたいというふうに思っておりますが、外国人旅行客なのですけれども、パンフレットや指導標を外国語表記、先日、全国梅生産者女性サミットin水戸に行ってまいりました。そのときに、偕楽園にも行きましたけれども、偕楽園の案内指導標というのですか、それは英語、中国語、韓国語、3つの言語で記載されておりました。課長はごらんになりましたでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  拝見させていただきました。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) これから東京オリンピックを控えまして、外国人旅行者がもっとふえてくると思います。浅草の観音様に行くと、中国の人か韓国の人かよくわかりませんけれども、東南アジア系の人たちもいっぱいであります。越生のほうにも来ていただければというふうに思いますが、そのための準備といたしまして、今課長がおっしゃいましたけれども、3つの言葉で指導標等をつけていただければというふうに思います。  それから、梅林のほうに行きますけれども、銘木が何本もありまして、きれいな柵で囲まれておりました。そして、偕楽園の開園は1841年でしたか、1842年でしたか、国内の三大名園の一つで、さすがは水戸の偕楽園だなというふうに思いましたけれども、そういう越生梅林は古木があるからというふうに胸を張っておりましたけれども、確かに非常に古い古木はありますが、水戸の偕楽園も結構古木があります。課長はそれをごらんになって、梅林に対してどういうふうに思われたか、お答えお願いいたします。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  偕楽園、非常にいろんな種類の梅の木がございまして、やっぱり花梅が6割だったですか、生産の梅が4割ぐらいある。その中で花梅には小さい実がつくというようなお話もございました。古木で、私が聞いている範囲の話になってしまいますけれども、古くなってくるとねじれが入ると、何本かやっぱり偕楽園の梅の木もねじれが入っているような木がございました。越生町も魅雪に限らず、ほかにもねじれが入っているような梅の木が何本かございます。そこには一応柵はしてあるのですけれども、竹柵で前やっていたのですが、やっぱりどうしても老朽化してとれてしまうというようなことがあります。偕楽園を見て、いろんな梅の木の種類だったりとかついていたりするのですけれども、ちょっと参考にさせていただいたりとかして、竹柵だとなかなか難しいので、もっと恒久的に残るようなロープとかそういったものでも囲うこともちょっとやらせていただければなというふうな感想を持たせていただきました。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 水戸は偕楽園だけですごい庭園ですけれども、越生町は町全体が梅林なので、そういう点においては水戸とはもう比べものにならないすばらしさがあると思います。その件はそのくらいにしておきまして、順序は一番最後になりますけれども、最後の順になりますが、黒山三滝の件です。滝澤橋近くにトラックが2台放置されております。そこに、そのナンバーから追ったのと、土地の所有者は一致するのでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 町田まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 町田和久君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(町田和久君) 新井議員さんの再質問にまちづくり整備課からお答え申し上げます。  ご質問の件、滝澤橋の近くの土地に放置されている車の件でございますけれども、昨年も一度うちのほうから通知をしているのですけれども、現在調べたところによりますと、土地の所有者及びそちらの車を置いている方、これについてはいずれも都内の方になるのですけれども、所有者のほうは同じ方ということで確認はしているところでございます。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 非常に一番目につく場所で放置されて、そこにカビが生えたような黒くなったり、花粉がついてああなってしまったのでしょうか。とにかく非常に見苦しいですので、至急善処してもらうように、毎年やっているのでしょうけれども、町のほうに来ていただくとか、一番いい方法を考えて撤去してもらうというふうにしてもらいたいと思います。  そのほかにもパイプが組んであったり、非常に観光地とは言いがたいような状態です。いろいろ行政代執行法等もありますでしょうけれども、そちらのほうもにおわせながら、通知、催告等をしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 町田まちづくり整備課長。          〔まちづくり整備課長 町田和久君登壇〕 ◎まちづくり整備課長(町田和久君) 新井議員さんの再質問にお答え申し上げます。  こちらの件の町からの指導でございますけれども、現状につきましては、所有者の方がご自分のものを置いているという状況ですので、あくまでもうちのほうの指導といたしますと、所有地の適正な管理ということが大前提での指導となってしまいます。ですので、一応通知のほうにも所有地が荒れているので、これはまた不法投棄等も誘発するということが1つ、それと、この場所は観光地であるということもうたいまして、景観上の問題も生じるということで、そのような内容で通知のほうも差し上げておりますけれども、改善がされないのが現状でございます。  町といたしましては、引き続き継続的に指導のほうを行っていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 安全対策の件なのですけれども、回転広場を設ける件なのですが、以前に車が入っていって、回れなくなって川にそのまま車ごと落ちてしまったと、幸いけがはなかったようですけれども、そういうふうに間違って入ってしまいますので、その点十分進入禁止等を公安委員会なりどこかと検討するのでしょうけれども、きちっとしていただくなり善処していただかないと、緊急車両が行った場合、先ほど申し上げましたように、これから高齢者がどんどん、どんどん行きます。ハイキングのまち宣言していますので、ハイキング客も行くのではないかと思いますので、その点は十分気をつけていただきたいと思います。  それから、あずまやの件なのですが、擬木でやっていただくと、それは非常に結構だと思います。ぜひお願いいたします。  それからもう一つ、まだ天狗滝の上のほうにあずまやが2つあるわけです。あそこも非常に危ないです。柵を設けないとずるずる落っこちてしまって、落ちたらえらいことになりますので、そこのあずまやの2棟についてはいかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 池田産業観光課長。          〔産業観光課長 池田好雄君登壇〕 ◎産業観光課長(池田好雄君) 新井議員さんの再質問に産業観光課からお答え申し上げます。  来年度につきましては、そこの部分の改修をさせていただくのですが、あずまやのほうはまだちょっと予定に入っておりません。先ほどの繰り返しになってしまいますけれども、新しい計画の中で盛り込めれば、そういった内容も盛り込んでまいりたい。費用がどのくらいかかるかという問題もございますので、さっきちょっと触れさせていただいた観光協会のほうで、梅林等の利益が上がって、そういったものも整備を、例えば観光協会でもやっていただけるということであれば、町と観光協会でどういうすみ分けの中でそういう整備が進めていけるかということも話し合ってまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) 新井君。 ◆9番(新井康之君) 非常に危ないですので、よく見ていただきたい。それで、善処していただきたいと思います。事故が起きてから責任問われると大変ですので、自己責任なのでしょうけれども、ただおととい私再度、黒山三滝に夕方ですけれども、行ってみたのですが、あれだけのものを持っているのですが、非常に何か薄汚れて、手が入っていないような状態です。川には倒木があるし、全体的に観光地とは言いがたい。ほかの観光地は非常に手入れが行き届いて、リピーターも多いのではないかと思います。そこそこ観光客の人は来ているみたいですけれども、そんなに混んではいない。ぜひ行っていただいて、あの資産を生かすように、大きなすばらしい岩もありますけれども、ごらんになっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(浅野訓正君) 岩﨑副町長。          〔副町長 岩﨑鉄也君登壇〕 ◎副町長(岩﨑鉄也君) それでは、私のほうから補足も含めましてご答弁をさせていただきたいと存じます。  いろいろご提案をいただきまして、ありがとうございます。まず、新観光整備計画の関係でございますが、こちらのほうに長期総合計画、10年計画ございまして、それと5年ごとに前期、後期という計画がございます。実施計画のほうは毎年3年のローリングでやっておりますが、池田課長が申し上げた実施計画は、企画財政課のほうでつくっておりますが、新観光整備計画につきましては、個別計画という位置づけになろうかと考えております。  それで、現状を申し上げますと、検討委員会を置いて、あと検討部会を置くと、検討委員会につきましては、観光協会の会長さん、商工会長さん、あるいは地元の区長等々、またご足労いただきまして、いろんな課題の洗い出し等をしてまいりたいと思います。今ご指摘がありました件につきましても、当然課題になろうかと思いますので、新整備計画の中に盛り込んで改善をしてまいりたいというふうに考えております。  さらに、公募の委員さんも予定をしております。また、1月27日に3校の大学連携で、特に跡見と淑徳大学の皆様にはいろいろご提案をいただきましたので、できれば大学連携で、また協力を継続していただければありがたいなというふうに考えております。  それと、素案をつくりますのは、検討部会というものを設置いたします。特に若い職員にいろいろ知恵を絞っていただきたいなというふうに思っております。  いろいろご提案をいただいてありがとうございます。何とか河川整備も川のまるごと再生のほうで梅林のところまでできましたので、その先に、またさらに観光客が足を運んでいただくように、新観光整備計画をいろいろな意見をいただきながら作成してまいりたいと存じます。  いろいろご提案をありがとうございました。以上でございます。 ○議長(浅野訓正君) これで新井君の一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(浅野訓正君) これで本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれで散会いたします。                                      (午後 3時42分)...