毛呂山町議会 > 2023-03-02 >
03月02日-02号

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  1. 毛呂山町議会 2023-03-02
    03月02日-02号


    取得元: 毛呂山町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    令和 5年  第回(3月) 定例会           令和5年第回(3月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第2号)                          令和5年3月2日(木曜日)午前9時3分開議日程第  町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(3名)     2番   下  田  泰  章  議員    3番   平  野     隆  議員     4番   澤  田     巌  議員    5番   牧  瀬     明  議員     6番   佐  藤  秀  樹  議員    7番   荒  木  か お る  議員     8番   千  葉  三 津 子  議員    9番   村  田  忠 次 郎  議員    10番   岡  野     勉  議員   11番   小  峰  明  雄  議員    2番   髙  橋  達  夫  議員   3番   長  瀬     衛  議員    4番   堀  江  快  治  議員欠席議員(なし)                                              地方自治法条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      関  本  建  二   副 町 長   髙  沢  佳  弘   教 育 長      大  澤  邦  夫   秘書広報                                       課  長   大  野     勉   総務課長      小  峰  一  俊   企画財政                兼選挙管                   課  長                理委員会                書 記 長   小  峰     浩   管財課長      田  邉  和  宏   税務課長                兼 福 祉                会 館 長   吉  田  茂  雄   住民課長      小  室  永  治   福祉課長   串  田  和  佳   高 齢 者      小  川  賢  三   子 ど も                支援課長                   課 長 兼                                       保育所長                                       兼 児 童                                       館 長 兼                                       学童保育                                       所  長   小  泉  雅  昭   保  健      皆  川  謙 一 郎   生活環境                センター                   課  長                所  長   宮  寺  定  幸   産業振興      山  口  貴  尚   まちづく                課 長 兼                   り 整 備                農  業                   課  長                委 員 会                事務局長   田  口  雄  一   会  計      渡  邉     昭   水道課長                管 理 者                兼 会 計                課  長   石  田  麻 里 子   教育総務      土  屋  浩  一   学校教育                課  長                   課 長 兼                                       教  育                                       センター                                       所  長   岩  下  幸  一   生涯学習      笹  川  博  嗣   学校給食                課 長 兼                   センター                中央公民                   所  長                館 長 兼                東 公 民                館 長 兼                歴史民俗                資料館長   波  田  裕  一   スポーツ                振興課長                兼 総 合                公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   酒  巻  義  一   事務局長      木  野  元  博   係  長   小 久 保  磨 衣 子   主  任 △開議の宣告 ○小峰明雄議長 ただいまの出席議員数は13名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時3分) △議案の追加について ○小峰明雄議長 報告します。  昨日長瀬衛議員ほか11名から発議第号 毛呂山町議会の個人情報の保護に関する条例の提出がありました。お手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 △町政に対する一般質問小峰明雄議長 日程第町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 堀 江 快 治 議員 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。                 〔14番 堀江快治議員登壇〕 ◆14番(堀江快治議員) ただいま議長の許可をいただきましたので、町行政に対する一般質問を行います。  今回は、この任期の最後の一般質問でございますので、その中でも一番心に残っている問題を点質問させていただきます。それは、スマートシティ事業の説明責任についてでございます。昨今の本町の社会情勢や地域経済を鑑みますと、少子高齢化の影響も含めて様々な分野において閉塞感が漂っているように見受けられます。現段階での令和4年度の本町の出生率も、令和3年度の97人と同程度と予想され、さらに町の高齢化率は35.4%となっており、生産年齢人口の減少が今後の毛呂山町において極めて大きな課題とされてきております。なお、3月日の読売新聞においても、2020年度の出生数は初めて80万人を割り、79万9,728人という前代未聞の少子化ということが新聞に報道されております。  このような背景の中で、町は令和元年度に国土交通省が実施するスマートシティ先行モデルプロジェクトに採択され、4つの大きな柱を大々的に掲げて、町の地域課題を解決すると説明してまいりました。あれから一定期間が過ぎましたが、町が鳴り物入りで掲げた4つの柱による取組が、現在どのような結果になっているのか、また住民生活や町の課題解決に実際にどのような効果があったのか、全く不明確かつ不透明過ぎて理解に苦しむことが多々ある点は否めないと考えております。  特に本町の飛び地市街地である目白台地区と武州長瀬駅を自動運転バスで接続し、ランニングコスト等の関係ではイオンタウンの進出もセットとして考えていたはずの自動運転バス事業の残念な結果については、多くの住民に失望を与えたものであると考えます。今後高齢化が進行していく目白台地区の住民の方々には、特に大きな落胆と失望を与えたものであると考えております。この自動運転バスについては、町は過去に「広報もろやま」において大々的に特集を行い、実証実験から社会実装につなげていくことを住民に対して周知してまいりました。結果として、自動運転バスは頓挫してしまいましたが、この重大な結果に対して一体町はどのような総括をしているのでしょうか。  町に残されたものとしては、自動運転バスとセットで考えていたイオンタウンだけが進出し、目白台地区の住民が楽しみに待ち望んでいた自動運転バスが走らなくなった現状に対して、住民との信頼関係の観点から町はどのような認識を持っているのでしょうか。ある意味、目白台地区の住民に対して信義に反する事案といっても過言はないものと考えております。さらには自動運転バスが走らなくなった中で、飛び地市街地である目白台地区の課題解決に対して、町として今後どのような考えを持って対策を実施していくのか、多くの疑問が存在しております。そこで、総括的な質問といたしまして、以下の4点についてお伺いをいたします。  まず、第点目、町が取り組んできたスマートシティ事業について、具体的な成果をお伺いいたします。  2点目といたしまして、自動運転バスが走らなくなったことに対して、当然住民には丁寧な説明が必要だと思いますが、町は住民に対してどのような説明を行ったのか、具体的にお伺いをいたします。  3点目、スマートシティ事業の一丁目一番地であった自動運転バスが走らなくなったことに対して、町はどのような総括を行ったのか、具体的にお伺いをいたします。  4点目、飛び地市街地である目白台地区の今後について、町の考え方を具体的にお伺いいたします。  以上、私の一般質問といたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 おはようございます。堀江議員のご質問のスマートシティ事業の説明責任について、順次お答え申し上げます。  初めに、点目、町が取り組んできたスマートシティ事業の具体的な成果についてでございます。自動運転技術の社会実装については、町内業者による自動運転バスの実証実験が実施され、技術的には成功を収めておりますが、運営や経済性等の課題がある状況でございます。今後は、ネットワーク強化のためのモビリティーについて、民間事業者とともによりよい住民サービスと運営や経済性の検討を実施してまいりたいと考えております。  デジタルガバメントの実現については、町ホームページで閲覧できるI、IoTを活用した地域情報写真サービスを実装いたしました。また、もろやま創成舎内でのRPAの実装や、現実の都市をサイバー空間に再現する3D都市モデルの整備及び活用、新型コロナワクチン接種会場でのIカメラとセンサーを使用した測定による密の予防と密の解消、ドローンによる橋梁点検等の実証を国土交通省及び埼玉県とともに推進しております。  先端産業の育成と実装の成果については、推進体制として、株式会社もろやま創成舎を設立し、新しい仕事や魅力的な働き方であふれる町を目指して、令和3年と4年に2回の毛呂山町ビジネスコンテストを開催いたしました。エネルギー政策の充実を起点としたまちづくりについては、再生可能エネルギー社会的背景等の知見を深めつつ、民間事業者による町内調査、町内施設の現地踏査等を行い、事業化について検討を重ねているところでございます。  2点目、自動運転バス事業についての住民への周知については、自動運転バス実証を行った目白台地区にて、事業者とともに意見交換を行いました。その中で、自動運転バスの実装についても難しい旨を話し合ったところでございます。  3点目、自動運転バスの総括については、町内事業者による自動運転バスの実証が実施され、技術的には成功を収めておりますが、運営や経済性等の課題がある状況でございます。事業者からの撤退表明を受け、毛呂山町スマートティ協議会でも協議し、自動運転バスの実証については一旦中止すること、町内の利便性向上及びネットワーク強化のためのモビリティーの検討は続けていくことを承認いただき、国交省のほうへ報告をしたところでございます。  4点目、目白台地区の今後については、都市計画マスタープラン立地適正化計画に基づき、商店やかかりつけ医等の都市機能の誘導を図り、公共交通へのアクセス性及び利便性の向上を推進してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) それでは、順次再質問をさせていただきますけれども、私は今もってよく分からないのは、山口課長、この最初の私たちに示された図面は、図面というか、見えますか。これはどなたが作られたのですか、この案件は。町で承認したものなのですか。町長の稟議を経て作られた書類なのですか。たまたま誰かが勝手に作ったものなのですか、どうなのですか、これ。お聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 堀江議員の再質問にお答え申し上げます。  ただいまご提示いただいた図面でございますけれども、こちらは自動運転バスの運行と、またそこに関する武州長瀬駅北口の商業施設誘致の関係の資料だと察します。その資料につきましては、いろいろな検討をしていく中での一つの資料として、平成30年にまちづくり整備課が作成したものでございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) もう一点だけ再質問の前にお聞きしますけれども、平成31年4月に国土交通省スマートシティ事業プレゼンテーションに本町は参加しています。  その中で、全国15の自治体がモデル地区として選ばれて、その中に我が毛呂山町は全国で町として町だけ選ばれております。その中において、ちょっと読ませていただきますけれども、総合振興計画及び総合戦略において、ジャンルを問わず地域の活性化実現に向けた施策の方向性が掲げられています。これらをまちづくり分野での具体化を目標とする都市計画マスタープランでは、民間事業者との連携、各種情報の活用により実現を目指すものとしています。特に平成29年2月に公表された立地適正化計画では、今後のまちづくり民間事業者との連携によるものと明示し、目白台地区から鉄道駅までのネットワーク構築について、本町の公共交通施設の最優先課題として記載されております。要するにこれがもとで、これができたのでしょう。これは、ただ絵を書いただけではないでしょう。こういう国土交通省プレゼンテーションに出すと同時に、こういうものが出来上がったと思うのです。いかがですか、山口課長。それは私の質問に対してどのようにお答えになりますか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  大型商業施設の進出と自動運転バスの関係ということでございますけれども、商業施設の進出につきましては町の上位計画のほうで土地の有効利用ということで、長瀬駅前野久保線の沿線に活性化のための商業等誘致を行いたいというような考えがございまして、そういった考えに基づいて一般企業が進出をしてきたものでございます。また、自動運転技術につきましては、やはり立適から目白台地区の浮島化といいますか、交通アクセスから離れたというところの観点から自動運転バスが必要ということで考えたところでございまして、その2つの組合せができれば、ランニングの関係ですとか、そういったことが話が進められるということを前提に始まった話だというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。
    ◆14番(堀江快治議員) いずれにいたしましても、本町のスマートシティ事業の一丁目一番地、これはやっぱり国土交通省に提出した書類から見ても、目白台地区大型商業施設と長瀬駅の北口を結ぶという、この大義名分が最優先でプレゼンテーションに参加し、そのことにおいて国から15のモデル地区、特に町としては全国で選ばれた。そのくらい重要な課題であったということだけはまず最初に認識させていただきたいと思います。なかなか山口課長も、当時直接いたかどうか、私覚えておりませんけれども、そのくらい重要なことであったということだけは、これからの答弁でご確認を願いたいと思います。  それでは、改めて再質問に入らせていただきます。再質問の前に、今いろいろなことをお話しさせていただきましたけれども、今回の私の一般質問につきましては町が肝煎りで掲げたスマートシティ事業について、今日までの成果がほとんど見えてこない状況について、行政の説明責任の観点から総括させていただきたいと思って、質問させていただいたものであります。ただいまのまちづくり整備課長の答弁内容ですが、過去に井上町長が高々と掲げたスマートシティ事業の4本柱の内容が、今日の状況を見る限り、どう考えても町の課題解決に対して目に見える成果が出ているとは思えないのは私だけではないと思います。  特にスマートシティ事業の一丁目一番地であった武州長瀬駅と、飛び地市街地である目白台地区を結ぶ自動運転バスが破綻したことは、先ほどの答弁を聞く限り、どうも責任課において他人事のような答弁にしか聞こえてなりません。自動運転バスは、町と民間事業者で今までの行政とは違う新しい形で連携した事業だったのではないでしょうか。行政の説明責任について、どのように認識しているのでしょうか。自動運転バスについては、当時の「広報もろやま」に井上町長と民間事業者が握手までして、住民にこれから町が変わるのだと、自動運転バスが毛呂山町を走るのだと大々的にお知らせをしておりました。しかしながら、結果的に自動運転バスが破綻したことに対して、町はどういう方法で住民全体のお知らせや説明をしたのでしょうか。私の記憶では、住民全体にそのような説明がいまだないものと認識しております。住民との信頼関係を構築するには、行政運営の基本であり、そのためには行政にはきちんとした説明責任が存在しております。  今後高齢化がますます進行していく中で、自動運転バスの運行を楽しみに待っていた、特に飛び地市街地である目白台地区の方たちは、当然自分たちでできることは自分たちで協力して実施していく必要がありますが、高齢化の進行に伴い、近い将来においては町に対して様々な要望や期待をしていることだと思っております。そのことに対して、町は行政として真摯に、そして丁寧に対応や協議を重ねていくスタンスを持つことが極めて重要だと考えております。町がそうした姿勢を持つことにより、真の意味で自助、共助、公助のまちづくりにつながっていくのではないでしょうか。  現在の町の高齢化率は、先ほど申したとおり35.4%となっております。さらには、昨年度の本町の出生数は97人であります。少子高齢化問題は、町の最重要課題となっております。この課題を解決するには、町が肝煎りで取り組んだスマートシティ事業ではまさになかったのではないでしょうか。本日はこうしたことを踏まえ、さらに再質問を続けさせていただきます。  それでは、再質問の番目として、最初にスマートシティ事業の大きな柱だったもろやま創成舎についてお聞きしておきたいと思います。そもそももろやま創成舎は、町のふるさと納税寄附金億円以上確保し、それを財源として町の課題解決を進めていくのだと、町が肝煎りで立ち上げた地域商社であったと思います。残念なことに現在のふるさと納税の現状は、町の想定とは大きくかけ離れている状況となっております。まずは、この町が肝煎りで立ち上げたもろやま創成舎の現状と成果について、具体的にお聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答え申し上げます。  もろやま創成舎の設立につきましては、令和2年10月日に株式会社として設立をしております。毛呂山町はその中の株主の一人ということでございます。そもそもまちづくり会社を設立する理由でございますが、こちら4本柱の一つでございます先端企業の誘致と、それをした上での町の活性化ということを目的に会社の設立のほうはしております。基本的にもろやま創成舎は、ふるさと納税の手数料ですとか、あと売上げに応じてふるさと活用補助金とか、そういったものを町のほうから得まして、そういったものを会社の運営資金というふうに考えて進めている会社でございます。それにプラス、PPAといいまして、こちらは再生エネルギーの関係の事業も同時に進めて、それの料金からも事業の収入を得るというのが基本的な今の状況でございます。  ふるさと納税の状況につきましては、設立当初から億5,000万、億というような流れで目標のほうを掲げておりますが、今のところ目標額が5,000万円ということで事業のほうは進めさせていただいているところでございます。また、そのふるさと納税の売上げを上げることが、まず創成舎の経営を安定させることの一つでございますので、町としても創成舎といろいろ打合せ等をさせていただきながら、ふるさと納税の寄附額のアップについて、様々な方法を今模索しているところでございます。まだまだ努力してまいりたい事業でございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) なかなか理解しにくい答弁ですけれども、とにかくふるさと納税を何とか上げていくということなのです。  それでは、さらに続きますけれども、町がもろやま創成舎に交付していた地方創生推進交付金については、今年度が3年間の最終年度となっていると思います。この交付金の2分のは、町の貴重な一般財源が入っております。ご承知のとおり、厳しい財政状況の中で貴重な税金が投入されているのです。町は、ふるさと納税の結果も踏まえて、この交付金が投入された3年間をどのように総括しているのか、お聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  こちらもろやま創成舎は、令和2年に立ち上げたわけでございますけれども、こちらの運営基盤を整えるために頂いた交付金ということで、3年間のお金を国から、内閣府と、あと町の補助によって6,000万円超頂いている状況でございます。こちらの使途につきましては、やはり町の産業活性化を図るということでございまして、ビジネスコンテスト、こちらがやはりメインの支出となっております。こちら、城西大学において若い起業家を集めていろいろな提案をしていただいて、それで投資に値する事業について補助金を出すという制度でございますけれども、こちらのほう、令和3年度も3件採択がございました。令和4年度につきましても2件の採択がございまして、こちらのほうは順調に事業のほう、立ち上げですか、それから安定に向けて事業のほうを進めていただいているような状況でございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 今ビジネスコンテストのことが出ましたけれども、事務手続としてはそういうことでやっているそうでございますけれども、それでは再質問といたしまして、今まで2回ビジネスコンテストを開催しておりますが、実際に採択された事業者の現在の状況について個々にお聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  第回のコンテスト、こちらオーガニックカフェのアングルさんのほう、事業の採択をされましたけれども、こちらちょうど飲食業でございまして、コロナ禍ということでございまして、事業の大幅な転換を余儀なくされたという実情はございます。それで、最初の経営者の方というのは、事業のほうは取りやめ状況にはなったのですが、その後鳩山のほうでシェアキッチンをやりたいという方がいらっしゃいまして、その方に建物を借りていただいて、シェアキッチンの事業に着手をしていただいているという状況でございます。  あと、もう一つはキッチンカーです。あとは、試食の移動販売車の関係でございますけれども、こちらはキッチンカーです。あと牽引型の試食販売車が完成をしております。こちら営業許可のほうを取得いたしまして、イベント用の食事メニューの開発が完了いたしまして、イベント出店等を実施しているところでございます。  あと、地元産の木材による石場建ての事務所を造りたいというお話でございましたけれども、こちらのほうは建築確認申請の準備段階ということでございます。石場建てということで、少し特殊な技術を使うということで、ちょっとその辺のお時間はかかっているところですが、事業のほうは着々と進んでおります。また、町内の木の出荷のほうも計画していただいておりますけれども、山の現地調査のほうをいろいろしていただいて、切り出す木とか、そういったものの目安のほうをつけていただいているというようなお話を伺っております。  あと、空間提供型の電気自動車の充電サービスの関係でございますけれども、やはりこちらは採択のほうはしたのですけれども、こちらは町以外から頂く補助金の関係がなかなか調整がつきませんで、事業者様のほうからこの事業については中止としたいというお話をいただいておりますので、こちらは事業のほうが中止になったということでございます。  続きまして、令和4年度の関係でございます。こちらは2件ございまして、まず件目が無人の古着屋さんです。こちらのほうを埼玉医科大学の県道を挟んだ前ぐらいに11月日にオープンのほうをしていただいております。こちらは、特徴といたしましては人がいないということでございまして、こちらIoTですとか、最新技術を使って遠隔監視システムを導入しているということでございます。お店には人がいなくて、お客さんが来て、好きなものを選んでいただいて、自分で袋に入れていただいて、お金を所定のところに入れて出ていっていただくというようなお店のほうが出店をしております。こちらの事業のメリットといたしましては、毛呂山町内の空き店舗を使っていただいているというところがございます。また、町内の企業と連携をいたしまして、内装工事等、町内の業者にやっていただいているとか、そういったところで協力のほうをしていただいているところでございます。  もう一件の採択につきましては、野外シアターの関係でございます。こちら、毛呂山で夢を見た毛呂山野外シアターということで、今まで令和4年度には4回、既に映画のほうを開催していただいております。これからも月に回の上映で年12回程度上映ができればということでお話のほうを伺っております。こちらの要素といたしましては、毛呂山町内の低未利用地を活用して、映画のほうを上映しているというところもございます。また、町内のキッチンカーと組んで、運営事業者と飲食店と連携をしていただいて、活性化を図っていると、そういった取組をしていただいている状況でございます。あと、ICT技術を使って予約システムの導入のほうをきちんと考えていただいているというところでございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 山口課長、後ほど今言っていることを文書化してお渡しください。  いずれにいたしましても、今お聞きしてみますと、私も各地の関係の箇所を拝見させていただいておりますけれども、どう見てもビジネスコンテストで採択された事業者の現状は極めて寂しい限りに感じております。それでは、これらの町の貴重な公金が投入された事業自体が、現在町の課題解決にどのようにつながっているのか、具体的にお聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  ビジネスコンテストと、こういったものがどのような町の課題解決といいますか、成果に結びついているかということでございますけれども、こちら事業としては始めたばかりということでございまして、実際各事業がまだ安定した状況ではございません。まだ立ち上げの段階ということで、なかなか成果というのがお見せしにくい状況ではございますけれども、やはりKPIということで目標のほうは立てさせていただいておりますので、こちらお客さんを何人呼ぶかですとか、あとは町の未利用地を使って事業を展開していくですとか、そういった町のためになる項目を入れて事業のほうは進めていただくということになってございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 山口課長、2分のの公金を頂いて、町も出してやっているような事業ですけれども、今お聞きしたとおり、なかなか町の発展とか持続性に貢献するというところまではいっていないような気がしてなりません。ましてこれで3年間の補助期間が終わるわけですけれども、ここで新しい年度を迎えるわけですけれども、よほど慎重に取りかからないと、何にも残らない、ビジネスコンテストをしても何にも残らない、ただやっただけというようなことになりがちですから、ひとつ気をつけて、十二分に検討してやっていただかないと。また、僕が仮にここへ立つことがないかあるか分かりませんけれども、あるとすれば改めてそのときにお聞きしますので、十分に。また、うちにいても町のビジネスコンテストで選ばれた事業がどういうふうな活躍をしているのか、私は目で見えるわけですから、しっかりと頑張ってやっていただきたいと思います。  それでは、再質問の中でさらに続けますけれども、自動運転バスについてお聞きしておきますけれども、町には過去にも「広報もろやま」で特集を組んで、先ほど見せたとおり、御覧になったとおり、大々的に自動運転バスを住民に周知した事実がございます。特に本町の飛び地市街地である目白台地区の住民の皆様は、目白台と武州長瀬駅を自動運転バスで接続されることを信じて、大変喜んでいたと思います。しかしながら、残念なことに自動運転バスが破綻してしまいましたが、この自動運転バスが走らなくなったことに対して、町は住民全体に対してどのような説明を行ったのか、具体的にお聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  目白台の皆様への説明はどのようなものだったかということでまずお答えをさせていただきます。こちら、バスの実証実験を行う中で、事業者と町が目白台住民様と一緒に意見交換のほうを開催しております。その中で、技術的には問題はないが、ランニングコスト等を見据えると運営は厳しいと考えるというような結論になって、その場で区長様をはじめ二、三十名の方が出席されていたのですけれども、そういったところで結論のほうは聞いていただいているところでございます。また、運転バスにつきましては、その後も商業施設のほうが進出しますので、何とかランニングのほうが確保できないかということで、町といたしましても町内事業者さんと商業施設の間を取り持って、何とかランニングコストの関係、うまくいかないかというような調整のほうはさせていただいたところですが、それは金額の関係がございましてかなわなかったというところでございます。  その後でございますけれども、やはり目白台地区交通アクセスの不便性というのは変わっておりませんので、これからモビリティーの関係、全国にいろんな民間業者もおります。そういったところに相談しながら、目白台地区に合ったモビリティーの関係、検討のほうを進めてまいりたいというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) ただいま課長がいろいろなことを言って、ランニングコスト、他のいろんな事業者にも求めて歩いたのだが、駄目だったということを言いたいわけでしょうけれども、これには、この一丁目一番地のこの表には、商業施設の売上げの一部をバス路線のランニングコストに充当すると、こう決めて書いてあるのですけれども、その点線の先は僕の見方が間違わなければ、現在営業を始めたイオン、イオンが商業施設の売上げの一部、この商業施設はイオンを指していると思うのですけれども、これは私どもの認識の違いがありますか、いかがですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  自動運転バスランニング等につきましては、当時やはり国のほうもかなり注目していた項目でございます。どのようにランニングのほうを捻出するかということが、国を挙げての大きな課題となっておりました。その課題に取り組むべく、町としても様々な方策を考えていて、その中の一つの方策のアイデアとして図面のほうもつくった経緯がございます。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 今お聞きしていると、どうも自動運転バスが走らなくなった原因が、民間レベルでのランニングコストのせいにしているようですが、町としてそのような考え方で本当によいのでしょうか。もともと町が肝煎りで進めたスマートシティ事業の一丁目一番地は、自動運転バスの実装ではなかったのでしょうか。これらのことからも、自動運転バスは町の重要政策であったはずですが、町の認識をお聞かせください。特にこの点については、この広報にもありますとおり、町長にご答弁をお願いします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 堀江議員さんの再質問にお答えをいたします。  確かにスマートシティの関係では、非常にこの自動運転バスというものに注目を当てて、町のほうは進めてまいりました。特に今ご指摘のように、商業施設によるいわゆる運行資金というものが、民間の自動運転バスの運転資金ということで進めさせていただいておりました。そして、町内の民間企業も、これは税の投入ではなく、民間からの資金を利用して進めていきたいのだということ。これについても、当初から町のほうもお話を伺っておりましたし、町のほうもそれをしっかりと後押しができればということで進めておりました。当然そういったことで「広報もろやま」のほうにもそういった写真も掲載させていただいたということでございます。  目白台地区、当然立地適正化計画の中で中心市街地から飛び地というか、離れたところの市街地ということで、これを何としてもつなげていきたいというのが町の考え方。いわゆるコンパクトシティ・プラス・ネットワークということで、そのネットワークを自動運転バスということで進めたわけでございます。これも国がそれをぜひ進めてほしいと。いわゆるモデルとして町レベルでそれができるのかできないのか。これが国から毛呂山町に試されたというふうに私たちは思っております。  そこで、民間企業のほうがこれを進めたわけでありますけれども、商業施設のほうから提示された運行資金というものがなかなか月の、毎月毎月の運行資金に足りないということ。それから、それに対して足りない分をどうやって補おうかということも町のほうも十分考えて、いろいろと試行錯誤等、いろんな案を提示もさせていただいたのでありますけれども、企業のほうがそれではちょっとやっていけないということで撤退というふうなお話でございました。これについて、町民の皆さんにいわゆる説明責任どうなのだということでございますけれども、この撤退については大手新聞社によって2社、3社ということで撤退のお話が大々的に報道されました。これについて、町としても「広報もろやま」でこの関係について、マスコミが大きく取り上げたものでありますから、これをまた「広報もろやま」で進めていく、お知らせをしていくのも、町内企業の関係もありますので、そこはちょっと差し控えたほうがよろしいかということ、こんなことも考えたわけであります。  当然モビリティー目白台地区と中心市街地を結ぶ関係については、まだまだこれからしっかりと進めていくわけでありまして、終わったわけではございません。当然令和5年度、また新たな町内循環バス、こういったものも増便も考えておりますし、あるいは違うモビリティー、さいたま市で行っているようなレンタル自転車、こういったものも考えたりもしております。そういったことを上手に説明責任を果たしながら、目白台地区の皆様にもご理解いただきながら進めていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 今の町長の答弁だと、いろいろな条件があったということですけれども、町長、ここまで町民に知らせますと、やはりこれは責任ある広報ですから、やっぱり町民は、さあ、行くぞと、町長だって、これが必要だ、これから行くぞと、こう言っているわけですから、これはやっぱりできないとなると、何をやっているのだということになると思うのです。  そこで、今いみじくも町長が、これからのモビリティーは継続してやっていくのだということを今ご答弁されましたけれども、では私はここでもう一度はっきり聞いておきますけれども、何をどのような手段でいつまでに実施していくのか。このプランニングがないと、いつまでたっても先送り、先送りになってしまう。何をおいても先送りになってしまう。やっぱりこういう重要課題はみんな検討して、何をどのような手段でいつまでという、一つのプランニングを行政としてしっかり決めて、それを町民や議会に提示していただかないと、全く話にならないのです。どうですか、その点についてはいかがですか、責任は。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 再質問にお答えをいたします。  今のモビリティー、いわゆる交通機関の関係についての見直しでありますけれども、もう既に担当のほうでは進めておりまして、特に今までの循環バスを見直さなくてはいけないというのは当然ありました。特に山のほうの循環バスは、回っていくということで非常に利便性が悪くなっておりますので、いわゆるシャトル的に行ったり来たりをするような形に変えられないかということ、これが一つございます。そして、そういった便を変更することによって、一番利用者の多い地域、目白台の地域のほうを増便するということ、これを今考えているところでございます。これについては、令和6年の10月からはその増便を果たしたいと、進めていきたいと、そういったことで走らせたいということでございますので、ご理解賜りたいと思います。  以上です。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) ぜひそういう考え方の中でしっかりとした計画を立てて進めていただきたいと思います。  さらに目白台地区は、町の立地適正化計画においては、北部都市機能誘導区域として明確に位置づけられています。必要とされる都市機能として、小児科の医院さん、診療所、スーパーマーケットといった住民が生活する上で必要とされる都市機能が不足しており、早急に対策を考えなくてはならないと明記されております。これらの対策について、進捗状況をお聞かせ願いたいと思います。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  目白台地区に対するどのような施策をこれから必要かということでございます。こちら、立地適正化計画におきましては位置づけといたしまして、若年層の居住が著しい地区でございます。若年層の多い目白台地区においては、子供たちの安全対策、鉄道駅のアクセス性の向上、今後20年後を見据えた車社会から歩いて暮らせるまちづくりへのシフトを検討する必要がございます。また、基本的に先ほど議員がおっしゃいましたけれども、足りていない都市施設、都市機能、こちらのほうの商店ですとかかかりつけ医、そういったものを誘導を図っていきたいというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) スマートシティ事業を推進していく上でも、飛び地市街地である目白台地区への対応は急務だと考えております。  例えば町として目白台地区の方に対して、初期、中期、長期といったように計画的に課題解決に取り組むことが近道だと思っておりますが、町のお考えをお聞かせください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  やはり立地適正化計画の中でも、まず区切りといたしまして20年をめどに緩やかな必要な居住区域ですとか、都市機能の誘導というのを図っていこうというのが立地適正化計画の内容でございます。やはりこちらの内容を初期、中期、長期と捉えることが必要ということでございますけれども、もちろんそのとおりでございます。こちら5年ごとの見直しというのがございますので、そういった中で目白台の現状等よくよく検討いたしまして、そういった5年ごとの見直しの機会を十分に活用して、よりよいまちづくりにつなげていきたいというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 大変花粉症で聞きづらいと思うのですけれども、申し訳ございません。  目白台地区には今3,200人程度の住民の方がお住まいになっております。毛呂山町の10分のです。やはりあの地を、我が毛呂山町を郷土として選んでいただいた多くの人々の生活を守る。子供たちを守る。高齢者を守る。こうした考え方は最優先課題だと私は考えております。そういう意味で、一時は飛び地市街地という名前の上でスマートシティ事業等にのせるのではなくて、これからはスマートシティ事業を進める上においてももちろん大切な問題ですけれども、実質的に町独自でもやはり目白台地区を今後住民の皆さんに十分毛呂山町の町民として誇りが持てるような地域として考えていかなければいけない。これが町の果たせる役目であります。3,200人の住民の方たちを決して見捨てたり、そういうことのないようにこれからやっていっていただきたいと思いますけれども、やっぱりその決意を改めてお聞かせください。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 堀江議員の再質問にお答えをいたします。  5年、10年、15年、そういったスパン、当然それは考えてのこのまちづくりでございます。当然その中では総合振興計画もあり、戦略もあり、あるいはマスタープランがあったり、そういうことで見直しをしながらいくわけでありますけれども、目白台地区というのは非常に新しい歴史の地域でございます。ただ、その中でも丁目、2丁目のできた時期、そして3丁目、4丁目ができた時期、大分差があります。ですから、丁目、2丁目ができた時期から、今子供たちが大分減少を始めているということ。そして、3丁目、4丁目の子供たちは今ピークが来ているということ。こういったことも含めて、これからやらなければいけないこと、当然子供たちの健全な育成も図らなければいけない。また、丁目、2丁目であれば、高齢化がもう既に始まっているということ。こういったことをしっかりと現実を見ながら、それに対応するまちづくり、そしてその対応した地域づくり、これを進めるのが当たり前の話であります。  今町としては、子供たちが多くいるこの目白台地区の公園整備、これはしっかりとやっていきたい。そして、公園の遊具もしっかりと検証しながら、新しいものを入れたり、あるいはふるさとづくりのために子供から、そして高齢者までが親しめるような、コミュニティが取れるような場をつくる、あるいはお祭りを進めてもらう、こういったものを町としては進めていきたい、そういうふうにも思っております。また、高齢化が進めば、当然いわゆる独り暮らしのお宅も増えてくるわけでありますから、そういった見守りの体制、こういったものもしっかりと進めていかなければならないというふうに思っております。こういったスパンをしっかりと5年、10年、こういったものを先を見ながら進めていくのが町の姿勢だというふうにも思っておりますし、特にこの目白台地区はそれを強固に見ていかなければいけない地域だというふうに私自身思っております。そういったことも含めて、これからまた堀江議員のご指摘もいただきながら進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○小峰明雄議長 堀江快治議員。 ◆14番(堀江快治議員) 私の希望とすれば、目白台地区飛び地市街地とはいえ、こちらの従来の町の人間が、やはり目白台に訪問したり、目白台の方がこちらに来ていただいて相互交流が取れるような、やっぱりそうした飛び地ということを乗り越えて、これからの目白台地区の皆さんの健康と幸せを願って、我々は行動していかなければいけないと思っております。どうかそういう意味も含めまして、今後ますます行政はそうした人たちのためにご尽力していただくことを心からお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○小峰明雄議長 この際、午前10時45分まで休憩とします。                                      (午前10時29分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                       ◇ 下 田 泰 章 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  下田泰章議員。                 〔2番 下田泰章議員登壇〕 ◆2番(下田泰章議員) 2番、下田泰章です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い町政に対する一般質問をいたします。  今回は、4点の質問をさせていただきます。まず初めに、学校教育についてです。点目として、1月31日、小・中学校あり方検討委員会が開催され、全4回の委員会が閉会しました。今後委員会から発せられた様々な意見を町はどのように取扱い、小中学校の基本方針を示すのか、お尋ねいたします。  2点目として、埼玉県教育局は、2023年度から女子制服のある全ての県立高校で女子用スラックスの選択ができるようになりました。背景には、LGBTQ、性的マイノリティーなどの生徒に配慮した対応や、女性がスカートのみしか選択できないのは社会的な潮流に合わないなど、様々な意見があります。本案件は、心と体が成長過程にある中学生においても対応が必要と考えますが、町のご見解を伺います。  3点目として、文部科学省は小中学校の給食中の過ごし方について、座席の配置の工夫や適切に換気をすれば、児童生徒同士の会話は可能と通知を示しました。本町の給食時の対応についてお尋ねいたします。また、卒業式のマスクの着用の有無について、町のご見解をお伺いいたします。  大きな2点目として、子育て環境についてお伺いいたします。出産・子育て応援交付金について、今年度は地方交付税が充当され、本町では全額現金給付されますが、今後の応援金は市町村の負担が発生します。また、国の方針では、出産、育児、家事支援の助成に対しても市町村の創意工夫によりクーポン券の活用も示されています。本町では、子育て環境充実施策として、平成27年度よりファミリーサポート事業を展開していますが、有償支援であり、今後の出産・子育て応援金事業において活用の糸口があると考えますが、ご見解をお伺いします。  3つ目といたしまして、森林環境譲与税についてお尋ねいたします。森林環境譲与税については、これまで使途や配分の課題について何度も質問してきましたが、配分については国の政策決定であり、どうすることもできませんが、森林がなく、人口割で多額に譲与税を配分されている自治体に対して連携を求めることは可能と考えます。昨今の気候変動により発生する水害対策の一環として、特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律が令和3年4月28日に可決成立しました。改正の主な内容は、流域治水の計画、体制の強化、氾濫をできるだけ防ぐための対策、被害対象を減少させるための対策等です。上流の森林が放置されると地盤が脆弱化し、暴風雨などによって土砂や樹木が下流域へと流れ、下流域の住民は水の恩恵を得られなくなったり、または洪水など水の脅威にさらされることも考えられます。  そこで、豊島区と秩父市では、同じ荒川流域に属する自治体の連携を図り、数年前まで放置状態だった武甲山自然公園内の市有林1.89ヘクタールを豊島区の森林環境譲与税を原資として「としまの森」として整備し、豊島区民の環境教育の場として体験プログラムが実施されています。今後国が示す人口割配分が改正されないのであれば、森林面積が町の4割を占めていながら、森林環境譲与税の歳入が乏しい本町において、様々な角度から森林保全に対する財源確保は必要ではないでしょうか。上記の法改正を根拠とし、毛呂山町の下流域にある自治体に、秩父市のような事例を基に、森林環境譲与税の有効活用の働きかけが必要と考えますが、ご見解をお伺いします。  次に、定住促進と公共交通についてです。本町では、移動手段を持たない住民が、日常生活において不便を感じることがないように町内循環バスを運行しています。運行時間は、午前8時から午後5時40分頃までで、日曜、祝日、年末年始を除き毎日運行されています。運行経路に関しては、これまで町民からの要望や議員からの意見により、コースや停留所の見直しや一部区間でのフリー乗降など改善がなされてまいりました。第五次毛呂山町総合振興計画後期基本計画のアンケート調査結果において、今後期待する施策に鉄道・バス輸送の充実が今回上位にないことは、担当課の努力のたまものと感じます。一方で、毛呂山町から移転したいと思う理由のアンケート結果では、電車やバスの便が悪く、通勤通学に不便であるが第位となっています。特に40代以下の世代では、約3割の方が不便を感じている結果となっています。人口約3万3,000人足らずの町に駅が4駅あり、東武鉄道とJR東日本、2つの鉄道路線があるにもかかわらず、このようなアンケート結果になる理由は、乗り継ぎや運行本数が少ないことが挙げられます。特に東武東上線と東武越生線の最終電車の時刻にずれが生じることにより、通勤や通学に不便を感じ、町内の方が東上線沿線に転居する傾向にあるのではないでしょうか。  公共交通の利便性は、定住促進に直結する事案であり、早期の課題解決に向けた取組が必要です。町内循環バスは、住民の移動手段確保を前提として事業展開されていますが、今後定住促進や町民の流出対策として運行することが重要と考えます。町のご見解をお伺いします。  以上、私の一般質問といたします。 ○小峰明雄議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 下田議員の問目、学校教育のうちの点目、毛呂山町小・中学校のあり方検討委員会での意見の取扱い及び小中学校の基本方針についてお答え申し上げます。  議員ご承知のとおり、教育環境がここ数年で大きく変化したことにより、子供たちにとってよりよい施設環境に対する意見を改めていただくため、今年度毛呂山町小・中学校のあり方検討委員会を開催しました。この委員会は、保護者や公募による町民、教育関係者、地域を代表する方などで組織し、昨年7月から今年1月まで、全4回にわたり開催したところです。この検討委員会では、初めに事務局から現在小中学校で推進している未来を拓く人づくり、小中一貫教育プロジェクト基本方針や小中学校の状況、これまで開催した公聴会の結果、いただいた質問や意見などを説明しました。その後、各委員からの事務局に対する質疑に加え、子供たちに望ましいと考える環境について、委員同士で活発な議論が取り交わされました。プロジェクト基本方針を最も効果的に推進できる施設一体型小中一貫校についても、委員それぞれの立場から賛成または反対の意見も寄せられたところです。その開催状況や各委員からの意見は、昨日開催された議会全員協議会で報告し、町ホームページでも近日中に掲載する予定となっています。  今後については、あり方検討委員会で交わされた意見を受け、今後の小中学校編成の基本方針となる計画案をまとめる予定です。その後、広報紙やホームページなどで周知するとともに、説明会などを開催し、来年度中に小中学校の編成計画を策定していきたいと考えていますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 問目の学校教育のご質問のうち、2点目及び3点目につきましてお答え申し上げます。  初めに、2点目、女子生徒の制服における女子用スラックスの選択についてお答え申し上げます。中学校の制服の現状について、現在本町の2中学校において、女子生徒の制服における女子用スラックスの準備はできていない状況でございます。議員ご指摘のとおり、このことについてはLGBTQなど性的少数者に配慮すると同時に、スカートではなくスラックスを履くことで冬の寒さ対策になることや、自転車通学などにおいて動きやすく、機能的でもあります。教育委員会としても、改めて制服の在り方について検討する必要があると考えております。今後県内各市町村の取組状況を調査するとともに、学校、PTAの方からご意見をいただきながら、女子用スラックスの準備について検討を進めてまいります。  次に、3点目、給食時の対応及び卒業式におけるマスク着用の有無につきましてお答え申し上げます。文部科学省は、政府の新型コロナ対処方針の改定を受けて、学校給食の際、座席配置の工夫や適切な換気の確保等の措置を講じた上で、給食の時間において児童生徒の間で会話をすることは可能とする見解が出されました。本町の小中学校においては、食事は全員が前を向いているため、食事中の会話をすることなく黙食となっております。現在では、食後にマスクをして会話をしている場面が見られるようになりました。今後も感染状況を踏まえて、児童生徒が学校において充実した給食の時間を過ごせるよう、町内小中学校を支援してまいります。  また、卒業式のマスク着用の有無につきましては、文部科学省から「卒業式におけるマスクの取扱いに関する基本的な考え方」が示され、卒業式の教育的意義を考慮し、児童生徒及び教職員は式典全体を通じてマスクを着用せずに出席することを基本とするとされました。本町の小中学校の卒業式においてもこの方針を踏まえて、児童生徒及び教職員については入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・答辞の場面など、式典全体を通してマスクを外すことを基本とし、来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間の距離を確保した上で実施してまいります。基礎疾患があるなど様々な事情により感染不安を抱き、マスクの着用を希望する児童生徒に配慮しつつ、適切に対応してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小川子ども課長。                 〔小川賢三子ども課長登壇〕 ◎小川賢三子ども課長 2問目の子育て環境のご質問についてお答え申し上げます。  出産・子育て応援交付金事業は、妊娠期から出産・子育てまで、切れ目なく身近な場所で相談に応じることにより、伴走型支援を実施するとともに、妊娠届時及び出生届時にそれぞれ5万円相当の経済的支援を行う事業です。この経済的支援は、現金給付だけでなく、子育て支援サービスの負担軽減にも利用できるものであり、妊婦や子育て世帯が必要なサービスについても活用を検討していく必要があると認識しております。毛呂山町には、様々な子育て支援サービスがありますが、議員ご指摘のとおり、ファミリーサポートセンター事業は特に支援が必要な低年齢期にとても支えになるサービスです。これまでも「慣れるまで一緒に赤ちゃんの沐浴を手伝ってほしい」、「リフレッシュのため数時間子供を見てほしい」などのニーズに対応してまいりました。  町では、今年度出産・子育て応援交付金事業の経済的支援につきましては、全額現金給付という形で実施しております。ただし、この事業につきましては、今後国で法制化する予定であり、その際に制度の見直しも必要になることも予想されます。議員ご指摘のとおり、今後は町の費用負担も必要となりますので、事業内容についても子育て世帯のニーズを丁寧に聞き取りながら、全ての妊婦、子育て世帯が安心して出産・子育てができる環境整備に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 3問目の森林環境譲与税に関するご質問にお答え申し上げます。  森林環境譲与税の使途については、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律において、間伐などの森林整備施策や人材育成及び木材利用などの森林整備の促進施策に充てることとされています。林野庁及び総務省は、市町村からの具体的な使途を示してほしいとの声に応え、実施可能な取組の例をリスト化しており、そのリストの一つに「都市部自治体による山間部自治体の森林整備」があり、都市部自治体が友好都市や上流下流の関係にある山間部自治体の森林の整備費用を負担する例が紹介されています。議員ご案内の豊島区と秩父市による取組は、都市部の森林環境譲与税を山間地域へ還流する仕組みであり、毛呂山町としても見習うべき事例であると認識しております。なお、この取組は、ご質問にもありました特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律により推進が求められている流域治水の取組事例としても紹介されております。  町は、森林環境譲与税の活用に関し、都市部のニーズと山間部が提供できるメニューのマッチング支援を行う、埼玉県森づくり課が設置した「埼玉県山とまちをつなぐサポートセンター」へ、町が提供できるメニューとして秩父市同様、環境教育の場として町有林を提供する意向がある旨をお伝えしております。現在までのところ、具体的な取組には至っておりませんが、今後もサポートセンターへの情報提供をはじめ、機会を捉え、都市部自治体へ森林環境譲与税を利用した事業の提案を行ってまいりたいと考えております。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 4問目、定住促進施策と公共交通についてのご質問にお答え申し上げます。  本町におきましては、町の重要課題である人口減少問題に対応するため、様々な定住促進施策を実施してまいりました。若年層や子育て世代の定住促進を図る上では、子育て支援や教育の充実など様々な観点からの取組が必要ですが、議員ご指摘の公共交通の充実もその一つであると認識しております。公共交通の充実につきましては、第2期毛呂山町総合戦略においても公共交通網の整備を事業の一つとして掲げており、もろバスや鉄道の利便性向上を目指して現在も取組を進めているところでございます。  このうちもろバスについては、平成21年の運行開始以降、高齢者等の交通弱者の移動手段確保を基本とし、住民生活に必要な移動を支えることを目的に運行を行っております。今後も人口減少や高齢化の進展に伴い、もろバスに求められる役割はますます大きくなるものと認識しております。また、限られた財源の中で、住民の誰もが利用しやすいサービスや運行形態を目指していくことが、町内の公共交通網の充実や住みよいまちづくりにつながるものと考えております。  一方で、議員ご承知のとおり、限られた財源の中ではもろバスのみで全ての移動ニーズに対応することは困難であります。特に早朝や夜間、そして東武越生線の終電時刻に対応した公共交通サービスを町の政策として提供することは、財政面や民間事業者との関係などから難しいものと考えております。また、もろバスの運行目的は、高齢者等の交通弱者に対して日常生活における移動手段の確保を基本としております。しかしながら、議員ご指摘のとおり、定住促進の観点から若者世代の町外への流出抑制策を検討し、住民生活に必要な公共交通を継続的に確保すると同時に、その利便性向上を図ることは大変重要だと考えております。そのため本町では、今年度より「毛呂山町地域公共交通計画」の策定作業を進めております。この計画では、町内の交通資源を有効に活用することで、持続可能で利便性の高い公共交通の体系を構築することを目指しております。計画の策定に当たりましては、人口減少や少子高齢化の進展といった各種課題を踏まえながら、次期もろバスの利便性向上とともに、今後求められる公共交通の在り方について鋭意検討を進めてまいる所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、小・中学校のあり方検討委員会、これ点のみ質問します。このあり方検討委員会は、昨日の全員協議会でも説明ありましたとおり、町の諮問機関ではないです。幅広い町民の意見を聞く場であり、検討委員会では様々な意見があったようです。それらをまとめ、計画案を示すということはこれからすごく難しい作業になるということを推察するのですが、しかしながら町では小中学校の公共施設に対して毛呂山町公共施設個別施設計画で令和8年度に川角中学校区、令和10年には毛呂山中学校区の小中一貫校による集約を目指すと示しています。行政計画に沿った今後の小・中学校のあり方検討委員会で賛否が割れています。いろいろと賛否が割れている中で、計画案の周知だとか、あるいは説明会の開催にあっては、要するに町の方向性がなければ、皆さん分からないわけです。最後は、これ町が方向性を決めなければいけないというところです。このいわゆる計画案は、何月ごろを目途に町民にお知らせするのかを具体的にお示しください。 ○小峰明雄議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問にお答えいたします。  先ほどの答弁でもお答えいたしましたとおり、教育委員会では令和5年度中に今後の小中学校の編成計画を決定したいと考えています。あり方検討委員会では、小中一貫教育を行うための施設形態について様々な意見が出たところです。住民の皆様に計画案を丁寧に説明する必要もあることから、できるだけ早く、今年の秋頃には住民周知や説明会の開催ができるよう努めてまいりたいと考えています。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 今秋頃というご答弁がありました。いずれにしても、方針というか、町の方向性が見えなければ議論ができませんので、とにかくここは町がしっかりと踏ん張りどころだと思うのですけれども、いち早く皆さんに周知できるような体制を整えていただきたいと思います。  次に、女子用スラックスについて、土屋学校教育課長にお伺いいたします。毛呂山中学校では、いわゆる当時学生服、学ランから現在のブレザーの制服に変更されました。ちょうど私が中学年生のときのそのときに、個上の2年生から変更されたのですけれども、そのとき男子生徒はネクタイで、女子生徒はリボンを着用していたのです。しかし、現在は男女ともにネクタイを着用しています。女子用リボンが廃止された背景にはどのような経緯と理由があったのか、お尋ねいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  毛呂山中学校における女子のリボンにつきましては、2005年よりネクタイに変更となっております。変更の経緯については、男女混合名簿が採用される中、女子のリボンの機能性や耐久性などに課題があり、制服についても男女で共通できるところを共通化することで、兄弟姉妹において再利用ができるなど、家庭の負担を軽減する理由などもあったと伺っております。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 今いろんな兄弟姉妹でというようなことでした。私もこれ全然気がつきませんで、自分の娘が中学入学したときに、あれ、ネクタイしているなと、何でなのだろうと思って、昔はリボンだったなと思ったのです。  今の女子用スラックスについてもそうなのですけれども、いわゆるLGBTQだけではなくて、選択肢というものは当然必要ではないかなと思うのです。リクルートスーツと言えば、よくいう就職スーツなんか、女子の方も今ズボンで来たりだとか、あるいは寒い冬なんかも特に私が例えば高校生のときなんかは女子は制服の下からジャージを履いて、埴輪スタイルなんて言われたこともありましたけれども、そのほうがよっぽどみっともないというような学校の指導もありますし、これはあくまでも要するに選択制であれば、スカートを求めるご家庭はスカートを求めると思いますし、ズボンがあればズボンを求めるご家庭があると思うので、ぜひそういう観点で進めていただければなと思うのです。  ちょっとここで点だけ確認したいのですけれども、これまでに生徒や保護者から女子用スラックスについて、何か相談だとか要望というのはあったのでしょうか。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  町内中学校において、過去に要望があった例がございます。学校では、本人、保護者の要望に対して、希望の制服を選択していただくなど柔軟な対応をいたしました。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) そのような事例があったというような、今課長のご答弁がありましたので、ぜひともここは選択肢を増やすということで、女子用スラックスの導入についても検討いただければと思います。  それから、最後に給食についてはお聞きしようと思ったのですけれども、ちょっとお時間の都合がありますので、次に移らせていただきたいと思います。あと、マスクについても先ほどのご答弁で承知しましたので、分かりました。  子育て環境について、小川子ども課長にお伺いしたいと思います。子ども・子育て応援金事業は、妊婦や子育て世帯が必要なサービスについても活用を検討しなければなりません。本町のファミリーサポート事業は、既に実績があり、国の示す自治体独自のクーポン券の活用なども可能と考えますが、ご見解をお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小川子ども課長。                 〔小川賢三子ども課長登壇〕 ◎小川賢三子ども課長 再質問にお答え申し上げます。  子ども・子育て応援交付金事業につきましては、議員がおっしゃるとおり、妊婦や子育て世帯が必要なサービスについて活用を検討していく必要があると認識してございます。今後法制化がされる際には、国から説明などがあると考えておりますので、それらの説明を踏まえ、事業内容についてはクーポン券の活用も含めて、子育て世帯のニーズを丁寧に聞き取りながら検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) それでは、ちょっと参考までにお聞きしたいのですが、現時点でのファミリーサポート事業のサポート会員と利用者会員数は何名でしょうか、お尋ねいたします。 ○小峰明雄議長 小川子ども課長。                 〔小川賢三子ども課長登壇〕 ◎小川賢三子ども課長 再質問にお答え申し上げます。  2月末時点でございますが、サポート会員につきましては41名、利用会員につきましては174名でございます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 町のファミリーサポート事業の周知として、いわゆる冊子と、あるいはホームページで情報提供を行っています。これ利用者目線に立った場合なのですが、まずこれをもらって利用しようかなと悩んでいるときに、要するに一番の不安要素と思うのですけれども、サポート会員がどんな人なのだろうと恐らく思うと思うのです。ご自宅に来るわけですから、利用者が。そういうことがあったときに、例えば民間の子育てサービス事業者のほとんどは、いわゆるサポーターの顔写真であったり、あるいは簡単なプロフィール情報なんかをネット上に公開していると思うのです。そういうところで安心感を持って、この方が来るのだなとか、例えばご近所の方だったとか、そういうような考えにもなるのかなと思うのです。ですから、毛呂山町のほうでもサポート事業を今後実施するに当たって、利用率の向上なんかも検討するに当たっては、サポート会員の顔写真だとかプロフィール情報、こういったものを公開することが利用率の向上につながると思うのですが、ご見解をお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小川子ども課長。                 〔小川賢三子ども課長登壇〕 ◎小川賢三子ども課長 再質問にお答え申し上げます。  議員おっしゃるとおり、サポート会員がどのような人であるかということにつきましては、ファミリーサポートセンター事業を利用する上では非常に重要なことであると認識してございます。議員ご提案のとおり、サポート会員の顔写真や簡単なプロフィールなどにつきまして、そういった情報を利用者の方に公開することができれば、より安心して事業を活用していただけると考えてございます。今後サポート会員の意向も伺いながら、情報公開を進めて、利用者が安心してファミリーサポートセンター事業を利用できるように努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) ぜひお願いします。やっぱり紙ベースではなくて、ここにQRコードもあるように、そういったものからぱっとサイトに飛べるような形で、そこにまさにそういったサポート会員の顔が見えると、これは大分ハードルが、利用する側からもハードルが下がると思うので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。  最後に、保健センター所長にお伺いします。来年度の新規事業として、産後ケア事業が計上されています。所管は保健センターですが、子ども・子育て応援金事業の今後の展望と、産後ケア事業はリンクしていると思います。両担当課は今後どのような連携を図って事業実施をするのか、お尋ねしたいと思います。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 再質問にお答え申し上げます。  出産・子育て応援交付金事業における伴走型相談支援と経済的支援は一体的な実施となるため、保健センターが実施する伴走型相談支援の実施につきましては、子ども課と情報共有し、連携して事業を進めていくとともに、妊産婦に対し面談やアンケートを実施し、妊産婦を取り巻く環境やニーズを把握し、妊娠期から子育て期にわたる様々な悩み等に対応するなど切れ目のない相談支援を実施してまいります。また、令和5年度から産後ケア事業宿泊型、通所型、訪問型の実施を予定しておりますが、この産後ケアにつきましては妊娠、出産、子育て期における町のサービスをまとめた冊子、子育てサポートプランでの周知とともに、伴走型相談支援での面談や訪問時に積極的にご案内し、産後の心身の不調や育児不安があるなど、支援が必要な妊婦が利用できるよう努めてまいります。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) この事業非常に似ていますので、例えばあり得ることが、子ども課の窓口に来て、これは保健センターに行ってくださいとか、そういうところが不安視されるのです。だから、その辺は臨機応変にといいますか、しっかりとした連携を取って対応していただくようにお願いいたしたいと思います。  次に、森林環境譲与税について、宮寺産業振興課長にお伺いしたいと思います。令和4年の9月議会の一般会計補正予算で、総合公園の遊具と改修工事の予算が計上されました。この中には、いわゆる町の間伐材を活用したベンチも購入されたというようなお話も伺っております。いわゆるこの間伐材を使ったベンチなのですが、私も何年か前の一般質問で皮むき間伐の関係のご紹介をさせていただきましたが、どうもそのベンチのようです。この独自の間伐手法というのは、誰もが参加できる手法なのですね、女性や子供たち。井上町長も数年前に体験をしているというようなこと。また、前渡邉産業振興課長もそういったことをしている。また、担当職員もそういったものに参加されているというようなこともお聞きしています。いわゆるそういうような教育環境の一助として活動している方がいらっしゃいます。宮寺課長にお伺いしたいのですけれども、宮寺課長自体はそういうような団体の存在を存じ上げているでしょうか。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 再質問にお答え申し上げます。  町内で間伐材を活用したベンチを作成し、皮むき間伐を行っている団体が存在していることは存じ上げております。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) では、課長お伺いします。  令和4年の一般質問、私課長にもまたしているのですけれども、いわゆる埼玉県と町をつなぐサポートセンターの要望活動の質問に対して課長は、県への補助事業を従前の運用に戻していただけるようお願いしている。今後も機会があるごとに県への要望を行っていきたいとの答弁でした。今回の答弁も、サポートセンターへの情報提供をはじめ、機会を捉え、都市部の自治体への譲与税を利用した事業提案を行ってまいりたいとのご答弁です。いわゆる機会を捉えてとは、ここぞとばかりに、あるいはチャンス、好機を捕らえて行動を起こす様という意味です。森林環境譲与税の活用は、他の自治体も現在様々な戦略を考えている時期であると思います。担当課として、機会を捉えてというのはどのような認識なのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 再質問にお答え申し上げます。  先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、現在のところ町は町有林の活用に関し、埼玉県山とまちをつなぐサポートセンターへ情報を提供し、県のマッチング支援を通じて都市部自治体への提案を行っているところですが、議員ご指摘のとおり、森林環境譲与税の活用については他の自治体も様々な検討を行っている時期かと思いますので、県へ情報提供を行い、その結果を待つだけでなく、都市部自治体への個別の働きかけも必要かと考えております。働きかけに際しましては、例えば議員ご提案のとおり、荒川流域のつながりがあることや、例えば東上線沿線でつながっていることなど、何がしかのストーリーを下に提案を行ったほうが、都市部自治体の理解を得られやすいと考えられますので、対象市町村ごとにストーリーを考え、働きかけを行ってまいりたいと考えております。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) ストーリーという今ご答弁がありましたけれども、まさにそのストーリーができているわけではないですか、皮むき間伐をやって、ベンチを作って、ましてやそれは教育の一助、子供から女性まで参加できるという。それこそ学校教育の中でそういうことを取り入れてもいいわけですし、そういったものを流域連携のところにPRして、環境教育の場としてこれもつくれるわけです。そもそもストーリーが出来上がっているというか、そういう活動をしている方がいるのに、今ちょっと後ろ向きというのは非常に残念でありますし、本気でこの毛呂山町の山の整備のことを考えているのかなと思うのです。何度も、何度も私質問させてもらっていますけれども、やっぱりこれからゼロカーボン、山並み連携とか今後始まりますけれども、恐らくほかの自治体だっていろんなことを考えていると思います。下手すれば遅れを取って、また毛呂山町は二番煎じ、三番煎じだというような話にもなりかねませんし、とにかくここは一番煎じではないですけれども、あるものをぜひ利用していただきたいなと思うのです。  町長も町村会の会長で、いろいろと国のほうに要望はしていただいていると思うのですけれども、なかなか法改正というのは難しいと思います。町長自身、毛呂山町の森林環境譲与税の活用について今後どのようなお考えがあるのか、ひとつお聞かせください。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 下田議員の再質問にお答えいたします。  実際にベンチについては、既にほかの都市部の市町、あるいはそういった皆さんにお話をして、こういうことをやっているのだということ。実際にお話をしたりとか、企画財政の関係から話を持っていったりさせていただいております。当然そういったところが受け入れてくれれば、ベンチの関係等やり取りをしながら、市の多く行き渡っている森林環境譲与税をこちらのほうに持ってくるということはできます。当然そういったことも進めていくわけでありますけれども、さらにさらに違う考え方、これも例えば今豊島区と秩父のほうの話ではありませんけれども、毛呂山町は企業の関係の森づくりをしました。同じように、いわゆる秩父と豊島区がやっているような考え方、これは当然できますので、ぜひ進めていきたい。特に毛呂山町は寄附で受けた山が実際あるわけありますから、こういったことも含めて、ぜひ遊ぶ場所というのもうまく使っていきたいなというふうに思っております。しっかりと進めてまいりますので、またご指摘をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。
    ◆2番(下田泰章議員) 例えば町有林ですと管財課、ゼロカーボンですと皆川生活環境課長、山の中のほうの整備となると産業振興課長と、これ3つの課がまたがるわけですから、いろんな立場があると思うのです。ゼロカーボンの関係もあれば、要するに集約しなければいけない、森林台帳を作ったりしなければいけない宮寺課長の考え方、また町の財産である町有林をどうするかという管財課の課長の考え方、様々あると思うのですけれども、これはひとつ皆さんがまとまって考えていかないと、ずっとこれ後世まで残ってしまう課題であって、結局そこに何も手をつけられずに終わってしまうようなこともありますので、ぜひ3課が連携してこの問題にはしっかりと取り組んでいただければと思います。  最後になりますが、定住促進と公共交通についてのご質問です。この件に関しましては、先輩議員も前の質問のときに日中の東武越生線の電車の本数を減らして、何とか夜間の終電との関係をできないかというようなことも働きかけたらどうかというような質問があったと思うのですけれども、要するに町はこれまで東武鉄道に対してどのような要するに要望活動を行ってきたのか、まずそこをお聞きしたいのですけれども。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  東武鉄道への要望についてのご質問でございますが、本町におきましては近隣6市町で構成しております越生線改善対策協議会、こちらを通じまして毎年要望活動のほうを行っているところでございます。具体的な要望の内容といたしましては、輸送力の増強、それと利用者の安全性や利便性の向上、また駅施設等の整備向上、こういったことを構成市町が連携して要望しております。  なお、議員ご指摘の最終電車の時間に関する要望につきましても、令和元年度までは実施しておりましたが、新型コロナウイルスの関係で緊急事態宣言が出ましたので、これに伴いまして鉄道各社のほうへ最終電車の繰上げの要請が出されたと、そのときの令和2年度以降につきましては本要望については実施していないと、こういった状況になっております。また、利便性向上の観点からは、東武越生線と東武東上線の円滑な接続が重要であると考えておりまして、この点につきましては毎年継続的に要望のほうを行っているところでございます。今後につきましても、越生線の利便性向上に向け、近隣市町との連携により要望活動のほうを実施してまいりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) なかなか東武鉄道事業者に対して終電の関係というのは非常にハードルが高いことは私も承知しております。  そこで、要するにいわゆるもろバスといいますか、公共交通との路線という考えの中で、これは私の意見ということなのですけれども、町長も昨日の議会冒頭の挨拶の中で、転出抑制及び転入増加を図るというようなご挨拶をしておるのですが、要するに出てしまう方が多いのです。本当につい12月ぐらいのことなのですけれども、私のご近所の方が大学生の若い方と同居している3世代で暮らしている方なのですけれども、やっぱり最終電車の関係で鶴ヶ島方面に引っ越しますということで引っ越していきました。そこで3世帯で住んでいた方が、今は高齢世代だけが残ってしまって、若い世代の方が鶴ヶ島のほう移行してしまっているというような事例もあります。当然私の同級生なんかもそうですけれども、最初は毛呂山町から通いたかったのだけれども、いろんな会社の都合等で池袋に早く、要するに10時半ごろに行かないと毛呂山まで電車で帰ってこられないというような、これも本当にいろんな方から声を聞きます。ですから、さっきのアンケートの結果でもそういうような結果が出ているのではないかなと思うのです。  このもろバスについては、当然課長がおっしゃったとおり、高齢者だとか、要するに自分で足がない方のための政策です。もろバスは、私が思うのですけれども、日中ですね、運行しているのは。夜間は運行しないわけです。今タクシー業者が運行しています。駅を利用して最終電車に間に合わないだとか、そういう理由のある方というのは、駅まではほとんどの方は足があって、電車や徒歩、あるいは送ってもらったりして電車で行っているわけですね、会社なんかに。その帰りに電車の便が悪いということです。例えばですけれども、池袋発坂戸着の最終便にもろバスを停留させるということは、要するに夜間なので、できないのかななんて思うのです。例えばそれも要するにデマンド式です。ちゃんと予約制です。日中のうちに予約をしていけば、その時間帯に乗る人、乗らない人が分かるわけですし、当然ほとんどの方がそういったことをできるような人が利用するのではないかなと思うのです。高齢者の方よりも、要するにネットに詳しい方、デマンドで予約できるような方が利用しているのが多いなということも推察します。それであれば、要するに空気バスを走らせることもないですし、そこに終電から下りた方をもろバスに乗せていただいて、川角駅、武州長瀬駅、東毛呂駅というような形で利用者を降ろしていけば、いわゆるバス停を設けてどうのこうのというよりも、駅から駅へというような感覚で運行ができるのではないかななんて、これは自分なりに思ってのです。  例えばもろバスの定員は8人です。夜間料金のタクシーに換算すると大体4,000円ですね、割増し料金で。東毛呂、武州長瀬辺りで4,000円しないぐらい、3,700円とか。そうすると、8人乗りのもろバスに全員が乗った場合には、割り勘すると大体人500円頭になるのですけれども、その半額でもいいです。250円を町が補助するというような、そういうような形で利用者負担は250円で今求められているようなことを解決するということもできないのかななんてちょっと思ったりもしているのです。とにかく日中は確かに高齢者とか、そういったものにもろバスは使うべきですけれども、夜間が空いているわけです。タクシー事業者がこのような事業展開をしているということであれば、そういうような考えであれば、ちょっと可能なのかなと思うのですけれども、その辺は担当課長、どうでしょうか。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  若者世代に対します定住促進施策として、行政としてもろバスを通じて何ができるかと、いろんな手法があるのではないかと、こういったご質問かなと思っておりますが、議員ご指摘のとおり、確かにもろバスにつきましては昼間の運行が原則となっておりまして、これは契約のほうのことでもございますが、夜間については運行していないという状況でございます。そういった中で、夜間について本数ですとかいろんなことはあるかなと思いますが、一番はやはり財政面のことをどうしても企画財政課のほうとしては考えざるを得ないというところでございます。  それと、先ほども答弁申し上げましたとおり、民間企業、民間事業者としての役割、それと行政としての役割、そこのところに対する連携をどうしていくのかと、こういったようなことがやはり重要かなと思っておりますので、今後先ほどいただきましたご質問につきましては、よく調査研究のほうをさせていただきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 転入の増加ということで、確かに親と一緒に子育て支援政策だとか、そういったことを当然実施していて悪いとは言いません。ただ、出ていく理由がそこにあるということもしっかりと念頭に置いていただきたいのです。これからの若い人たちをいかに出さないか。それには、何をもってその対策をするかということでできる範囲の中で、さすがに鉄道会社にこれだけ要望活動してもできないのは難しいのであれば、何とかここでそういった出ていく理由をなるべく抑制する。この政策は今後必要ではないかなと思うのです。その辺に関して、井上町長、いかがですか。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 下田議員の再質問にお答えいたします。  もろバスは地域公共交通ということで、税が多く使われるわけでありますけれども、それによって民間のタクシー会社に委託して行っているということ。今の発想というか、下田議員の発想、非常に考えさせられるご質問であって、これは何とかそういう解決を民間がうまく立ち上がってくれれば、これはもう本当に町としてもいいし、民間のいわゆるタクシー業界の関係でも生きてくるわけです。これがやはりそういった働きかけも必要であろうし、そういったところのいわゆる折衝をしながら、町がこれだけのことができるか、これはやはり非常にいい発想でございますので、しっかりと研究しながら、そして民間の力も借りながら進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○小峰明雄議長 この際、午後時15分まで休憩とします。                                      (午前11時4分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 5分)                                                       ◇ 長 瀬   衛 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  長瀬衛議員。                 〔13番 長瀬 衛議員登壇〕 ◆13番(長瀬衛議員) 議長のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問を行います。  立地適正化計画の進捗について、役場庁舎外壁改修工事について、この2点について伺います。今全国どこの自治体においても、最大の課題は少子高齢化対応だろうと思います。岸田内閣においても、異次元の子育て対策を掲げて、現在国会において議論されております。特に少子化対策が、今後の国づくりにおいて何よりも優先すべき最大の課題であることは間違いありません。本町においても、財政状況に照らし合わせた積極的な少子化対策を進めながら、持続可能な都市経営に向けた取組が求められております。その観点では、都市再生特別措置法の改正に伴い、全ての上位計画との整合を図りながら、平成29年に策定した立地適正化計画は、居住に必要な都市機能を集約し、中心市街地における空洞化防止を具体的な施策とした計画であります。その計画の実現に向けては、机上の空論、絵に描いた餅で終わらせないために、全町一体となって取り組むもので、精度の高い計画だと承知しております。  本計画は、おおむね20年後の都市の姿を展望し、5年ごとに必要があれば計画を変更することができるとされており、既に平成27年の計画立地調査から8年目を迎えております。同時に平成27年に策定した第五次総合振興計画において、将来像として掲げた「輝く緑 輝く瞳 輝くまち もろやま」の実現や第2期総合戦略で定めた4つの基本目標を達成し、毛呂山町を前進させるために本計画の果たす役割は極めて大きいと思われます。そこで、次の点についてお伺いします。  点目として、「導く、保つ、つなぐ」の基本コンセプトにおける都市機能誘導区域や誘導施設について、北部地域、中部地域、西部地域、東部地域のこれまでの達成状況について伺います。  2点目として、立地適正化計画において拠点間公共交通ネットワークの形成は、持続可能な都市経営を目指す上で重要であり、特に地域医療の拠点施設が立地する南部居住誘導区域における広域交通軸となるべく都市計画道路について、現状と今後の対応について伺います。  2つ目の質問として、地区42年の役場庁舎外壁レンガタイルの一部の欠陥を理由として、令和5年度において莫大な財源を投入し、全面改修するとのことですが、多くの町民に反対意見があります。レンガタイル張り役場は毛呂山町のシンボルとなっており、部分改修にとどめるべきと私は考えますが、予算化に至る具体的な経過と事業費の根拠をお伺いしたいと思います。  以上、一般質問といたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 長瀬議員のご質問の問目、立地適正化計画の進捗について順次お答え申し上げます。  ご質問の点目、基本コンセプトにおける誘導区域や誘導施設の成果についてお答え申し上げます。北部区域とされる目白台地区におきましては、不足している誘導施設の誘致を進めている状況でございます。次に、東毛呂周辺地区とされる中部区域におきましては、ライフ跡地においてロヂャース及び家電量販店のデンキチがオープンする予定であり、生活の利便性がさらに向上するものと考えられます。毛呂駅周辺地区とされる西部区域におきましては、診療所、健康増進施設、多世代交流施設の3要素を兼ねるもろハピネス館の立地により、必要とされる都市機能の誘導が図られております。最後に、武州長瀬駅周辺地区とされる東部区域内におきましては、新たな誘導施設の立地はございませんが、隣接地にイオンタウンが立地されたことにより、利便性が向上しております。また、不燃化促進事業による老朽化住宅の除却により、住環境の向上を図っております。区域全体としては、空き家率も下がり、一定の成果が上がっており、今後も立地適正化計画に基づき誘導施策を推進してまいります。  ご質問の2点目、広域交通軸となる都市計画道路整備について、現状と今後の対応についてお答え申し上げます。第五次総合振興計画後期基本計画では、毛呂山町の発展を牽引する広域軸として、(仮称)新川越越生線及び川越坂戸毛呂山線が位置づけられております。議員ご質問の地域医療の拠点施設が立地する南部居住誘導区域の広域軸となる都市計画道路川越坂戸毛呂山線におきましては、毛呂山町の東西の動線として重要な路線と認識しております。これまでも県決定の都市計画道路においては、継続的に整備要望を行ってまいりましたが、選択と集中という考えの下、事業が進められております。また、県が2つの都市計画道路の整備効果を検討した結果、(仮称)新川越越生線の整備効果が高いという判断がなされたため、先行して事業が進められております。今後の町の対応といたしましては、広域交通軸においては(仮称)新川越越生線について県に要望活動を行ってまいります。また、川越坂戸毛呂山線につきましては、交通状況等の動向を調査してまいります。 ○小峰明雄議長 小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 2問目の庁舎外壁レンガタイル改修についてのご質問にお答えいたします。  毛呂山町役場庁舎は、昭和55年度に建築され、築後42年を経過しておりますが、これまで行政施設の中心的な役割を果たしてきた建物でございます。現状の庁舎外壁部にはひび割れや雨水等の影響による白華現象等の経年による劣化症状が目立つようになり、平成26年度には特に劣化が進んだ階南面の外壁改修工事を実施してまいりました。令和4年度は、外壁全面の劣化状況調査を実施させていただき、この調査結果や過去の調査、工事等の資料を勘案いたしましても、現状は外壁タイル等の剥落が懸念される状態であると捉えております。  事業予算化に至る具体的な経過についてですが、まずは令和2年3月に策定した毛呂山町公共施設個別施設計画において、役場庁舎は築後85年を目標使用年数として設定しております。これは、計画的な予防保全を講ずることで、標準耐用年数60年の建物を25年の長寿命化を図ろうとするもので、そのための改修、更新のロードマップにおいても、令和5年度に外壁の更新を見込んでいるところでございます。加えて経年による外壁の劣化症状が顕著となったことから、今年度外壁全面の劣化状況調査と改修工事設計を業務委託により進めてまいりました。  設計業務の中間成果は、令和4年12月の全員協議会において報告させていただき、その後に埼玉県都市整備部のご協力を仰ぎながら、級建築士の資格を有している県、町職員により構成する工法検証委員会を設置し、改修工法の検証を行いました。役場庁舎の現状としては、浮きやひび割れが全ての階層、全ての立面に点在して発生しており、過去の調査結果との比較では、経年により進行している状況でございます。検証委員会においても、町の方針や外壁の劣化状況を勘案し、既存外壁の撤去を前提とした工法選択は妥当であり、安全性、経済性、長寿命化の観点から全面改修とし、仕上げ材は軽量なものを選択することが望ましいとの結果がまとめられております。  これまでの外壁調査や改修工法の検討、検証委員会の結果を踏まえると、部分改修では残置した部分の浮きやひび割れが発生し、その都度仮設工事を含めた対策工事を迫られることが予想されることから、既存外壁は全面撤去した上で装飾素材塗りにて再仕上げする工法を選択することとし、令和5年度の工事実施に向けた当初予算への計上を行うものでございます。  次に、事業費の根拠についてですが、当初予算に計上させていただいている工事請負費については、埼玉県建築工事積算基準等を参考にしながら、業務委託により行った積算によるものでございます。主な工種に係る費用といたしましては、足場架設やクレーンでの揚重費、仮囲いなどの仮設工事が約億2,200万円、外壁改修工事費が約8,600万円、撤去と運搬処分で約6,600万円、劣化した建具周辺のシーリング更新や改修後の健全な状態を維持するための防水工事等が約4,600万円を見込んでおります。役場庁舎の管理に当たっては、平常時の利用者の安全確保だけでなく、災害時の拠点としての機能確保が必要であり、今後も計画的な予防保全措置を講じ、行政運営の基盤たる庁舎施設の安定した機能確保に努めてまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  私も長い間、町民の皆さんのご支援があって、8期もの議員生活をさせていただいて、32年目ですけれども、この4年間ほど町民の皆さんとともに苦労した4年間は記憶にありません。その任期最後の質問ということでございますけれども、幾つか質問しますので、明快なご答弁をお願いします。  まず、立地適正化計画についてですけれども、この計画の基本的な考え方は、持続可能な都市経営によってコンパクトシティを進め、中心市街地の空洞化を防いで、少子高齢化時代に対応すべく、対応しながらまちづくりを進めていくと、こういう考え方だろうと思います。同時に「輝く緑 輝く瞳 輝くまち もろやま」と、この総合振興計画でうたった実現や、総合戦略で描いた4つの基本目標を達成することにもつながる、毛呂山町をいわゆる前進させるための大事な計画だろうと私は思っております。  そこで、まず質問しますけれども、この計画のポイントは導く、保つ、つなぐの基本コンセプトの達成だということになっていますけれども、そのためには都市機能誘導区域や誘導施設を積極的に進めて、北部、中部、西部、東部におけるまちづくりの大きな課題を一歩一歩解決していくことに尽きると、こういう形でうたってあります、計画の中に。さらに進む高齢化や人口減少を踏まえたということを考えれば、当然計画の目的に対して私は全く異論はありませんけれども、この計画は井上町長2期目以降の重要施策だと私は思っております。しかし、先ほどの課長の答弁をお聞きした範囲では、そう大した成果という意味ではあかしが示されなかったように思います。  まずは、北部の目白台について、先ほど午前中、同僚議員からも話題になりましたけれども、誘導施設の誘致を進めていくと、午前中の答弁でも目白台地区には今後について商店やかかりつけ医の都市機能の誘導を図るのだというご答弁がありました。それで、この計画の63ページから64ページには、北部目白台は急激な人口流入が見られ、今後さらに人口増が見込まれる最も高齢化率が低い地域だと。子育て世代が中心であり、都市機能が不足している。特に小児科医院、スーパーといった生活する上で必要とされる都市機能の不足は早急に対策を考えなくてはならないと、こう明記してあります。計画策定からきっと6年目に入っているのだと思いますが、ただいま誘致を進めていると課長、答弁がありましたけれども、何を誘導しようとしているのか、その具体的な取組についてお答えください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 長瀬議員の再質問にお答えをいたします。  目白台地区にどんな施設を誘導しているのかというお話かと存じます。こちらは、商業、商店の誘致のほうを活動しております。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) 今何と言ったのかよく分かりませんが、子育て世代を中心とする若い世代の満足度の向上のために、不足している商業施設、診療所、子育て支援施設を誘導するのだということが66ページに書いてあります。  今商業ということを答弁したのですか。特に67ページで赤い字で強調しているのは、比較的速やかな誘導が求められているのだということです。商業施設や小児科医院が速やかに求められていると言いつつ、計画策定直後でしたか、午前中も話題になりましたけれども、川角地区に大型商業施設自動運転バスでつなげる計画を打ち出しました。これは矛盾しているのではないですか。目白台に商業施設が要るというのに、川角地区に大型商業施設を持ってきて、それに自動運転バスでつなぐなんていうのは、計画策定直後からもう矛盾した流れになってきています。  それはそれとして、平成27年に立地調査して、それで29年に策定した計画です。27年の立地調査から見れば、もう9年目に入っていますけれども、若い世代が流入した新しい団地だと言われて久しいのです。もうそろそろ若い人たちが、子供たちがいなくなるのではないですか、もたもたしていると。若い世代のために商業施設だ、小児科医院だと言っていて、そろそろ子供たちが大きくなってきたのではないですか。そう思いますけれども。とにかく目白台地区の先ほどの午前中もあったけれども、あれだけ3,000人も住んでいる目白台地区について、もっと真剣に立地計画に基づいて取り組むべきだと思います。これはもう次期の任期に課題が移りますけれども、今のところ私は東部地区についても計画どおり全く進んでいないと思います。  課長、中部地区ではライフの跡地にロヂャース、家電量販店がオープンする予定であり、生活の利便性がさらに向上すると今答弁しました。ロヂャースが開店することになったのは、あれは立地適正化計画の成果なのですか。ちょっとお答えください。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  立地適正化計画の都市機能の誘導につきましては、行政の箱物以外は経営感覚に優れた民間の進出が望ましいということがございます。そういった中で、中部地区にデンキチとロヂャースが入ったということは、やはり立地適正化の成果の一つでもあると考えております。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) ですから、そんな紛らわしい答弁をしないでください。ロヂャースの名称なんか出す必要ないでしょう、全く。  先ほども言ったけれども、市街化調整区域には都市機能施設は誘導できないという都市再生特別措置法に書いてあるのに、あそこにイオンを導入してというだけの話でしょう。ロヂャースの話は、全く関係ない話です。  それから、毛呂駅周辺についても、西部地区についても、もろハピネス館の立地によって必要とされる都市機能を誘導されているという答弁、これはもともと県下最大の医療施設があって、立地している区域でもありますけれども、さらに診療所的なもろハピネス館ができたということは、それは私は医療、保健体制が充実したということで、これはそのとおりだと思いますけれども、この西部地区でも特に空き店舗対策による商業施設や事業系施設の強化について書いてありますね、立地計画の施策として。毛呂駅周辺、毛呂本郷地域の商店街というのは、私が見た限りではあの疲弊ぶりはもう目を覆うばかりだと私は思いますけれども。地元商店街対策など、そういう施策は全く見えないではないですか。この西部地区においても、全く立地適正化計画に沿った施策をやっていないではないですか。立地適正化計画ができたときに町長なんか物すごく自慢して、県下で初めてつくった、全国に先駆けてすばらしい計画ができたと誇らしげに語っていたことがうそみたいな話ではないですか。  では、次に課長、聞きますけれども、長瀬駅周辺の東部地区では新たな誘導施設の立地はございませんとただいま答弁がありました。あっさりした答弁でした。これは、イオンによって利便性が向上した、あるいは不燃化促進事業による老朽化住宅の除去により空き家率も下がっているという答弁もありましたけれども、この立地適正化計画によると、この地区に比較的速やかに誘導が求められている都市機能は、特に赤い字で書いてありますけれども、空き店舗対策による商業施設、事業系施設、これは西部と同じことを強調していますね、計画の中では。また、健康増進施設や多世代交流施設も必要だとある。これが課題なのに、立地はございませんというのはどういう意味なのですか。もう一度答えてください。なぜ取り組まないのですか、計画どおり。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  武州長瀬駅周辺地区の関係で都市機能の誘導がなされなかったという、事例がなかったというお話でございますけれども、やはりこちらは都市機能の誘導につきましてはやはり民間のセンスといいますか、経営的な戦略もございます。そういったところで、合理性が合わない場合は誘導のほうはなかなか難しい。町としましては、やはり立地適正化計画を立てまして、都市機能の誘導区域を設定して、あとは機能施設ですか、そういったものもまず設定すること、それを広く知らしめることというのがまず誘導の第一歩だと思っております。また、それに対して誘導区域外に進出がある場合は届出をしていただいて、そこでいろいろ勧告をしたりとか、そういった手続のほうを取っているという流れでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) 山口課長、申し訳ないけれども、この毛呂山町のまちづくりを担うトップの、まちづくり担当所管の課長さんですから、もう少ししっかりした答弁をお願いしたいと思います。今の答弁、何を言っているかさっぱり分からないではないですか。  今ずっと申し上げているけれども、何か立地適正化計画を策定したことで仕事が終わったと思っているのではないですか、皆さんは。とにかく計画にそぐわない、あるいは国の法律にそぐわないところに大型商業施設を誘致したりしている。だから、見てください。銀座通りと郵便局通り、あの空洞化状態、どうするのですか、これから。私は、東部地域のいわゆる都市機能誘導という政策は、完全に町としては真剣に取り組んでいないと、こう申し上げたい。あの銀座通りと郵便局通り、あの状態を見て、皆さんどう思っているのですか。しっかり考えてほしいと思います。  次の質問ですけれども、これはやっぱり午前中の同僚議員の質問がありましたけれども、この立地適正化計画の基本柱はコンパクト・プラス・ネットワークです。これは一つの柱です。自動運転バスもその一つの目玉として考えたということについては私は否定はしませんけれども、目標達成前に事業者と町との信頼関係が破綻して、社会実装に至っていないということも先ほどの答弁でありました。これは国土交通省の期待を、信頼を裏切る結果になっているのだと思います。  それはそれとして、72ページに新市街地の北部居住誘導区域、すなわち目白台が主要な公共交通ネットワークから外れており、喫緊の課題であるとしています。私は、自動運転バスというのが、もろバスが走っていながら自動運転バスというのは、当初から首をかしげていましたけれども、先ほど来ずっと公共施設のことについての議員の質問が多いです。このもろバスというのは、やっぱり財源、2,500万とか2,600万という今の現状で物事を考えているうちは、もろバスの利便性は高まらないと思います。ですから、そこをどう乗り越えるかの問題だと思いますけれども、今のところ、先ほど言った目白台のコンパクト・プラス・ネットワークについても、自動運転バスが破綻した状態で止まったままで、全く何も進展していない。町としての責任を果たしていないのではないですか、この点についても。  私の今日のこのコンパクト・プラス・ネットワーク、立地計画に基づくこの質問の主題は、都市計画道路なのです。この計画の大きな目的は、中心市街地の空洞化の防止であって、都市機能を的確に誘導して、安心、安全に歩いて暮らせるまちづくりというのが基本方針です。今日の私の質問は、72ページに書いてある南部誘導区域では、広域医療の拠点施設の埼玉医科大学国際医療センターへ救急車両の通過交通が多いために、広域交通軸となる都市計画道路網の整備が求められるとし、積極的に県に要望活動を行うということが書いてありますね、立地計画に。そこには、都市計画決定されている県施工路線の整備率に触れています。これすなわち、この計画で言う南部誘導区域の広域軸というのは、私は川越坂戸毛呂山線ではないか思います。県施工の南部誘導地域につなぐと言えば、川越坂戸毛呂山線のことだと思います。ここにも書いた、こんなような重要な路線が45年も前に既に決定されていながら、この計画においても早急な整備が求められているということがうたわれているにもかかわらず、なぜ新川越線を先行するのか、私は意味が分からない。  ご存じのように、善能寺まで川坂毛呂線は終了している。あそこは自転車専用道ですか、ブルーか何かできれいな線が引いてありますけれども、残すは毛呂山工区だけなのでしょう。事業効果が得られるのは毛呂山町だけなのでしょう、残りの部分で。これを実現に向けて進めないというのは、ちょっと私は理解できないのだけれども。町長は、県当局が整備効果を検討し、川越坂戸毛呂山線を後回しにして、新川越線を先行して進めるという判断が下されたということをいつか全員協議会で説明がありました。それでは、町長、町長がおっしゃるようにそうだとする。私は、新川越線の期成同盟会にもお付き合いをして、参加はすべきだと思います。ただ、毛呂山町としては既に決定されている川坂毛呂線でしょうということは全ての計画で一致するではないですか。だったら、それを先行するというのなら、一本松の日高川島県道から毛呂山町に向かってくる路線について、そういう計画でしょうけれども、具体的な計画決定時期や整備着手時期について、町長はある程度町民に説明する責任があると思います。そっちを先行させるというのであれば。ちょっとお答えください。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 長瀬議員の再質問にお答えをいたします。  傍聴されている方もいらっしゃいますので、頭の中でイメージしていただければと思います。入西の花みず木のところまでずっと、川越坂戸毛呂山線が来ております。そして、善能寺で止まっていると。そこでしりすぼみのように旧道がそのまま毛呂山へ来るわけでありますけれども、県の考え方では、そこから一番ネックになる大類の交差点、あそこはずっとそのままちょっと難しいということで、拡幅しないで来るわけです。それで、毛呂山消防団4分団の車庫がありますけれども、そこから斜めに川角中学校のほうにいわゆる新道というか、川越坂戸毛呂山線、そこから着手して進めていくというような話がありました。  結局一番ネックなのは、道というのは真っすぐずっときれいにやっていただかないと意味がないのです。結局は、川角の旧農協前の交差点のところ、その先を斜めに切って、それから川角中学校の裏を抜けて、第五団地の前を抜けて、毛呂山台の下を通って、そこでやっと旧道というか、そこにまたつなぐわけです。そして、あけぼの幼児園の裏へ抜けて、バイパスで止めてしまうのです。こういう大型の道を造ろうとしていても、途中は何もやらない。途中から斜めにぶった切るように新しい道だけやるというのは、私はおかしいと思います。これでは、何のためにネックになるところを手がけないで、そこだけ斜めにやってというのでは効果が足りない。  そして、県の考え方の中では、圏央道の鶴ヶ島、そこのジャンクション、あそこから今ずっとやっていますね、工事を。あのままずっと延伸してくるわけです。こちらのほうが整備効果が高いということ。それは、一本松の変形五差路、あそこの渋滞、あれを緩和させるためにもできるだけあそこを先にやりたいというのが県の考え方。今あの旧川角農協前の交差点改良をしましたから、右折帯ができて、毛呂山町の交通渋滞は多くはないわけです。かえって逆のほうが、朝は混雑があるかなとは思います。  そういった2つを毛呂山町は持っているわけです。その中で、やはり県の施工する、県が描いた都市計画道路であります。当然私が就任した平成23年頃は、私もこれは川越坂戸毛呂山線をやってもらわなくては駄目だというふうに自分の政策の中で掲げました。ただ、それを進めていくうちに、これは毛呂山だけなのです、今言っているのは。そして、越生町がその当時議長だった今の町長さん、新井町長さん、議長同士で長瀬議長さんが一緒になって県のほうに行ったときに、越生は新川越越生だというふうに話をされた。結局そういうふうに話がばらばらになってしまっては、この川越坂戸毛呂山線を進めるというのはなかなか難しいわけです。途中でもうやらない部分ができてしまっている。そういったことを考えれば、やはり新川越越生をしっかりと進めていただいて、特に川越坂戸毛呂山線は通学路を横切っていくわけです。通学路の安全対策もなかなかできない。そういったことも含めて、やはり四十数年たっているかもしれないけれども、県には見直してもらいたい。この川越坂戸毛呂山線、例えばルートをちょっと変えるとか、そういったことも含めて私たちは県議も含めて話をしてまいりました。その結果が、新川越越生を優先しますよということが返ってきたわけであります。  以上です。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) 大類の四つ角のところが買収できないとか、前の町長が言っていたとか、越生の今の町長さんが越生は新川越線だとか言っていたとかという話をしておりました。また、45年前の都市計画決定されたルートについて、何か町長は不満があるようですけれども、それだったらもうさっさと県に言って計画変更してもらえばいいではないですか。それもしないで、それは責任を果たさなければいけないです。それは、私はちょっと信じられない発言ではないかと思います。  いずれにしても、町長は任期終わるから、選挙の結果次第でどうなるか分かりませんけれども、できたらやっぱり国や県にもっと太いパイプを持った方になっていただいて、少しこの点については町を前に進めるためには、私は今町が前に進んでないと思います、全ての面で。これは議員さんもみんな思っていると思います。これの最大の原因は広域幹線道路なのです。特に東西路線なのです。これをいかに早く進めるかというのが毛呂山町の最大の課題であることは間違いないのです。これについては極めて残念な今の状況であるということを申し上げたいと思います。これは今ここで議論する必要はありませんので、この程度にしておきたいと思います。それでは、立地適正化計画については以上とします。  次に、役場の外壁レンガタイルの改修について、小峰課長、質問しますけれども、公共施設総合管理計画個別計画というのが一つの理由になっていますけれども、この公共施設総合管理計画を見ると29ページには庁舎についてはちょこっと書いてあるのです。老朽化が進んでいます。平成23年から24年度に耐震補強工事を実施しています。そして、その下の基本方針のところには計画的な点検や修繕等の実施によって施設の適切な維持管理に努めると、たったこれだけしか書いていないのです。また、個別施設計画の六十何ページには調査結果として、調査外壁全体に白華現象が見られる。もう一つ、これ場所は違いますが、ドアヒンジが腐食している。5階の天井に雨漏りがある。これが個別計画の庁舎に関わる触れているところです。今の課長答弁を聞いていると、外壁部にひび割れ、白華現象が目立つと。平成26年度に階南側の改修を行った。令和4年度、全面の劣化状況を調査した。剥落が懸念されると、こう言っています。ひび割れ、白華現象が目立つ程度のことでタイルは剥落するのですか。ちょっとその辺分かります。 ○小峰明雄議長 小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 質問にお答え申し上げます。  公共施設総合管理計画の毛呂山町公共施設総合管理計画内では、公共施設等の管理に関する基本的な考え方の中で、点検、打診及び安全確保の実施方針、また維持管理、修繕、更新等の実施方針を定めております。基本的な考えの中で、従前の事後保全から点検や診断により機能低下の兆候を検出し、事前に使用不可能な状態を避けるため予防保全に転換し、計画的な保全を図ること。また、部位、部材等の修繕周期や点検、診断結果を踏まえ、適切な時期に修繕を実施することにより、機能の維持に努めるとなってございます。これまでの記録や調査結果から、庁舎外壁の状態としては浮きやひび割れ等の経年劣化により、外壁仕上げ材の剥落は懸念される状態と捉えております。また、経年による劣化進行も認められる状況であり、劣化状況も全階層、全立面に点在している状況であると捉えてございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) ひび割れ、白華現象程度でタイルが剥落するのかと聞きました。それについては答えられないのでしょうけれども、私も建築業でして、ゼネコンでRC造の建物は随分手がけてきましたから、ある程度知識はあるのですけれども、白華現象というのはタイル張りにはつきものなのです。モルタルに水分が当たると空気中の炭酸ガスと反応して、炭酸カルシウムという白い粉が出るのです。強度低下等の問題はないのです。あくまでも見栄えの問題が白華現象の一番大きな問題。ちょっとこの間も見ましたけれども、40年もたてば白華現象だけではなくて、タイルは当然かなり汚れています。  ひび割れというけれども、この間資料を頂きましたけれども、町から頂いたこの資料を見ると、ひび割れや白華現象のところは基本的に、課長、浮いていないのです。ひび割れと白華現象の場所と浮きとは別に表示してあります。分かります、その意味。先ほど答弁の中で白華現象、ひびということはおっしゃったけれども、浮きという言葉はなかったです。これどうして浮きについて答弁しないのですか。 ○小峰明雄議長 小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 質疑にお答え申し上げます。  今の役場の現状でございますが、浮きにつきましても約10%ほどの浮きの症状が出ている状況でございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) ですから、先ほどの答弁の中で、白華現象とひびについて触れたけれども、わざわざ浮きという言葉が出ていないから、今思った。僅か10%だから特に触れることなかったのかもしれないと思います、私は。  これを見ると、今回の検査はかなり慎重に精密な検査をしたようです。打音調査や赤外線調査、かなり綿密にやっているように思います。平成12年に調査と結果を比較したということが書いてあります、この資料に。その中では、平成12年からのこの23年間で浮きが118平米から414平米、3.5倍に拡大したのだと。平成12年の調査も今回と同様な調査だったのですか、ちょっとお答えいただけませんか。 ○小峰明雄議長 小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 質問にお答え申し上げます。  平成12年の調査でございますが、平成12年度の調査では赤外線による浮きを調べた調査でございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) ですから、当時のやつ、行政報告書を引っ張り出してみたら、南側で七百数十万円かけてタイル改修工事と書いてありますけれども、調査費等については見つかりませんでした。ですから、今回の調査とは全然違うのですよ、平成12年度の調査は。違うのです。  それで、平成12年度のものと今回の調査の結果を比較しているから、さっき言ったでしょう。この23年間で浮きが118平米から414平米、3.5倍に拡大したと言っているけれども、検査の基準が違うのではないかと、全然。違うのだろうと私は思うのです。比較して、いかにも3.5倍も増えたのだと言うけれども、実際問題は平成12年だって打音検査もやっていれば、もっとあったのではないですか、きっと。この23年で3.5倍に増えたということを強調してから、私はよく調べたの。そうでしょう。23年前に今回と同じ調査をしたはずはないのです。赤外線でやったという話がありましたけれども。  それで、課長、今回のもので一番私が疑問に思うのは、私がネットで庁舎の外壁タイル改修工事と検索すると、全国のいろんなのがばあっと出てくるのです。全部見ました。町や何かいろいろあります。市役所の庁舎だとか公共施設、いろいろあります。全面タイル張り替えという、私が調べた中では一つもないです。全て部分補修です。なぜ今回部分補修した場合の試算というか、データをどうして出さないのですか。 ○小峰明雄議長 小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 質問にお答え申し上げます。  調査の結果から、この外壁についてでございますが、浮き部が、以前も説明させていただいたとおり、全階層、全立面に点在してございます。工事には、全面足場架設が必要となります。また、過去の調査結果の比較でも劣化の進行が出ていることも分かっています。加えて役場庁舎においては、下地モルタルが厚く施工されているといった建物が持つ潜在的な問題もございます。部分修繕の場合では、個別施設計画に定める目標使用年数の85年を想定いたしましても、今後残り40年、残置した部位が健全な状態を保つことは難しいと考えております。残地部分の劣化が発生し、その都度仮設工事を含めた対策工事を実施することは、経済性、安全性、また庁舎利用の観点からも不利であると捉えております。これらの理由から、今回既存は全面による撤去してと考えております。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) ですから、全国の自治体のように、ちゃんとした調査をして、ちゃんとした補修をすればいいのです。85年だろうと、90年だろうと補修すればいいのでしょう、ちゃんと。将来までもつように。それをほかのまちは、みんなやっているではないですか。そういうことでしょう。  では、課長ちょっと聞くけれども、見るとこれが出ていましたけれども、これ一部ではないですか、浮いているところは。全体で10%で、課長にちょっと聞くけれども、この表で見ると、地階と階部分での浮きは202平米と書いてあります。これ地階、階の何%になるのでしょうか。それから、同様に2階と5階について浮きが188.9平米と書いています。これ2階から5階までの何%になりますか。もしあったら時間、調べてあるでしょうから、担当課長としてはそれぐらいのことは調べてあると思いますので、ちょっとお答えください。 ○小峰明雄議長 この際、暫時休憩とします。                                      (午後 2時4分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時7分) ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 再質問にお答え申し上げます。  地階と階以下の面積と浮きの割合でございますが、12.6%でございます。また、2階から屋上までの2階から上の階の浮きの率でございますが、8.3%でございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) 地階と階では約13%、この2階から5階については質問しましたけれども、2階から5階の面積の割合は桁違うのではないですか、どうですか。ちょっと休憩してくれませんか。 ○小峰明雄議長 この際、暫時休憩とします。                                      (午後 2時9分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時10分) ○小峰明雄議長 一般質問を続行いたします。  小峰管財課長。                 〔小峰 浩管財課長登壇〕 ◎小峰浩管財課長 再質問にお答え申し上げます。  階から5階までの全体の浮き率でございますが、8.3%でございます。 ○小峰明雄議長 長瀬衛議員。 ◆13番(長瀬衛議員) 分かりました。地階と階に限れば13%で、2階から5階に限れば、塔屋は除いていますけれども。なぜかというと、塔屋というのは町民に触れる場所ではないでしょう。それでやると約8%ですね、浮きの部分は。私が先ほど言ったように、白華部分やひびの部分は浮いていないのです。私の経験から言えば、白華現象というのは先ほど説明したとおり。ひびの箇所は浮いていないのです。ですから、そこはタイルを剥がすか、ひびのところを補修するという方法があるのです。ですから、昨日課長が全協で説明したとおりで、方法としてはエポキシ系の樹脂を注入したり、ピンを打ち込んでやったり、ネットかぶせるとか、いろいろな方法でみんなやっていますよ、どこの町も。ちょっと調べたら、草津市の保健センター庁舎、それから鹿角市、これ東北ですか、それから豊中市営住宅、京都工芸繊維大学、日進市の市役所庁舎、岐阜の法務総合庁舎、岐阜県の川辺町庁舎、全て部分改修です。みんな部分改修で60年だか80年だか分かりません。将来までもたすための補修をしているのです。いかにも部分補修だともたないような、何年ももたないのだというような先入観がついていませんか、少し。今部分補修するということは、将来にわたって維持するためにやっているのです、どこのまちも。お金がないから。仮設工事にかかるなんて言っておどかしのようなことを言っているけれども、ちゃんとやれば次の仮設工事もかからないのです。部分改修はいかにも長もちしないのだという先入観を持っているからそういう話になるので、とにかくこれ全部剥がすと物すごい廃棄物が出ますよ、恐らく。いろんなほかの調査を見ると、そういうSDGsではないけれども、そういう産業廃棄物の排出を抑制するとか、そういうことをみんなよそのまちは考えているのです。ですから、なるべくそういうことが起きないように、しかもその費用についても安価にできるようにみんな工夫してやっているのですよ、お金がないから。毛呂山町はお金がいっぱいあるかどうか知りません。私分かりません。内部に入ったことありませんから。使い切れないほどあるのなら構いませんけれども、私はそう思わないから。  最初に言ったけれども、この庁舎の赤レンガタイルというのは、私はほかのまちではそう見かけない。これは物すごく重厚感があるし、高級感もあるのだと思います。町民の方に親しまれているのだと思います。これをわざわざ何かで塗り壁にするのですか、今度は剥がして。私の経験からいうと、構造体のクラックというのは幾ら上に塗ってもまた出るのです。間違いなく出るのです。ですから、これをレンガタイルから模様替えするなんていうことは私は考えられない。設計コンサルタントなんかの助言も聞いて進めているのでしょうけれども、それはコンサルや、それからこれを受けるだろうゼネコンからすれば、なるべく大きな規模がいいのです。それは当たり前です。企業側から見れば。こういうときこそ、やっぱり町として最良の選択をすべきだと思う。  こういう物すごいレンガタイルの、これは豊中市営住宅、これも全部部分改修、タイルの。これだって京都工芸繊維大学、物すごい建物です。みんなこれ全面改修やっていません。とにかくこれについてはこれから議会にも諮られるので、議員の皆さんがよく考えてもらえばいい話だけれども、こういうものについてやっぱり議会としては責任があると思います。こういうことを繰り返しているから、この4年間で何回も何回も町民の皆さんが署名活動に汗を流すのです。そういうことのないように。ただ、よく調査をして、やっぱり議会も判断すべきと私は思います。私は、このたびのことでも短期間でしたけれども、いろいろ自分なりに調査して、私はまして専門知識を持っているのだけれども、それでもやっぱりいろいろ調べて、こうやって今反論しているわけです。私は、何でも反対しているのではないです。ほかの参考事例も出してやっているでしょう。  とにかくこんな財源難の時代に投資的事業をこんな形でやられたのでは町民たまらない。とにかく最少経費で最大の効果というのですから、こういうところで金を余らして、使わないで、先ほどから言っている公共交通のシステムを強化したり、あるいは子育て支援策に回せばいいではないですか。ちゃんとよその町では費用対効果を考えたり、あるいはいろいろな町の財源と相談しながら部分改修をやっているではないですか。とにかくこれは改めてこれを見て、町側で出した浮きの部分を入れてみたけれども、全く大したことないですよ、この程度なら。なぜ浮いていない部分を90%剥がすのですか。浮いている部分を剥がすのは分かります。浮いていないのに、わざわざ無理やりどうして90%剥がすのですか。あり得ないです。  ついでに言いますけれども、埼玉県庁まで行って写真を撮ってきた方がいます。埼玉県庁、副町長知っているでしょう。このタイルを見てください。みんなこれまだらですよ。つぎはぎだらけです。知事が執務している県庁でさえこういう対応です。あれはもっと古いのではないですか、毛呂山町より建物が。県のお墨つきをやるためなのか知りません。県庁職員を入れて検討会を全員協議会の後で設けたというけれども、それもおかしいではないか。私がちょっと全員協議会で反論した、そのせいか知りません。県庁の職員まで招いて、何で決めたのですか。では、総合体育館のあの2億3,000万円は県庁の職員に相談したのですか。してないでしょう。町のことは町で決めなさいよ、ちゃんと。と思います。  以上で質問を終わります。 ○小峰明雄議長 この際、午後2時35分まで休憩とします。                                      (午後 2時7分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時35分)                                                       ◇ 千 葉 三津子 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  千葉三津子議員。                 〔8番 千葉三津子議員登壇〕 ◆8番(千葉三津子議員) 8番、千葉三津子でございます。議長のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問をさせていただきます。  春を肌で感じ始める3月、コロナ禍や物価高騰など試練の冬を越え、いち早く桜花爛漫の春が来ることを心より願いまして、質問に入らせていただきます。  問目といたしまして、今後の学校給食についてお伺いいたします。学校給食は、成長する児童生徒にとって極めて栄養バランスに優れた、何よりも重要な食です。当町におきましては、昨年4月から本年3月までの年間、国の地方創生臨時交付金を財源に給食費が無償化になりました。小中学校の子供さんをお持ちのご家庭では、大変に助かったと多くの声を聞いております。現在給食費を無償化にする自治体は全国で200市町村に及んでいるとされています。食育基本法の施行などで食育の取組は着実に定着し、学校給食の役割が幅広く認識されているところです。そこで、本町の学校給食は今後どのように取り組まれていかれるのか、お伺いいたします。  2問目といたしまして、町民のための循環バスについてお伺いいたします。少子高齢化が進み、町民の皆様の足となるもろバスの存在は、今後ますます重要視されると思います。そこで、今後本町としてどのように対応されるのか、お伺いいたします。  3問目といたしまして、校則の在り方についてお伺いいたします。校則は、学校が教育目的を実現していく過程で児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として定められたものとされています。本町の小中学校の校則は、適正に定められているとは思いますが、社会環境や児童生徒の状況の変化に合わせ、見直し等が重要と考えますが、いかがでしょうか、お考えをお伺いいたします。  以上を私の質問とさせていただきます。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 千葉議員の問目、今後の学校給食につきましてお答え申し上げます。  学校給食は、議員ご指摘のとおり、成長期の児童生徒にとって重要な食であるとともに、学校教育活動に欠くことのできない生きた教材であると学校給食センターとしても認識しており、日々栄養バランスを考え、楽しみも盛り込んだ献立の提供に努めております。学校給食費につきましては、議員ご案内のとおり、令和4年度は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、町立小中学校の児童生徒の給食費の無償化を行ってまいりました。このことに関しましては、対象になっていた保護者の方々にとっては経済的支援の効果があったものと考えております。国の交付金事業も今年度で終了することから、来年度につきましては本議会にて子育て世帯の経済的支援策として、町立小中学校児童生徒の給食費の半額を町が負担する予算を計上させていただいているところでございます。  今後の学校給食につきましては、学校給食法第2条にございます7つの目標を念頭に置くとともに、学校における食育の推進を図るため、学校と連携を取りながら、引き続き生きた教材として様々な学校教育活動の場で活用できる学校給食の提供に取り組んでまいります。また、地元食材の活用をはじめ、子供を取り巻く食環境の変化や異文化共生も鑑み、時代の変化にも対応しながら、引き続き安全、安心で子供たちの思い出に残るような学校給食の提供に取り組んでまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 2問目、町民のための循環バスについてのご質問にお答え申し上げます。  もろバスは、高齢者等の交通弱者と言われる方々の買物や病院等への日常生活の移動支援や、公共施設への移動利便性の向上等を基本的な目的として、平成21年以降、今日まで定期的な見直しを実施し、運行の継続しております。そのような中で議員ご指摘のとおり、本町でも少子高齢化の進行により、公共交通に求められる役割は年々大きいものになっていると認識しております。現在のもろバスは、毛呂山町生活交通確保維持改善計画に基づき運行を行っております。この計画周期が令和6年9月末となっていることから、現在新たに国の方針に基づいた毛呂山町地域公共交通計画の策定作業を行っております。この地域公共交通計画は、従来の鉄道や民間バス、タクシーなど既存の公共交通サービスを活用するとともに、地域の実情に応じてスクールバスや福祉輸送など、多様な輸送資源を最大限活用する取組を盛り込むことで、持続可能で利便性の高い地域公共交通を目指すこととしております。  もろバスについては、町が実施する公共交通であることから、本計画の柱として現在次期もろバスの運行形態等の見直しに向けた検討を行っているところであります。具体的には、令和4年度は計画策定に向け、公共交通に関する住民アンケート調査やもろバス利用者アンケート、そして高齢者アンケートを実施したところでございます。これらのアンケート結果につきましては、計画策定並びに次期もろバスの運行形態の見直しに反映していく考えでございます。また、今後のもろバスの方向性につきましては、令和6年10月から新しい運行形態による次期もろバスの運行開始を目指しており、現在毛呂山町地域公共交通活性化協議会において検討を重ねております。次期もろバスの方向性につきましては、住民アンケートで利用意向が高かった定時定路線型の運行を中心に、増車を含め検討を行っているところでございます。  なお、町が運行するもろバスのみで住民の多様化、複雑化する移動ニーズの全てに対応するは困難なため、もろバス以外の交通手段確保策についても、今後本協議会の中で検討を行う予定でございます。また、地域公共交通計画を策定する上では、高齢者部門や福祉部門をはじめ、様々な観点からの検討を行う必要があるため、昨年度から庁内に関係課職員で構成した公共交通庁内検討委員会を立ち上げ、次期もろバスの運行形態やもろバス以外の移動手段確保策について検討を進めております。今後につきましても、もろバスのさらなる利便性向上を図り、より多くの方に利用していただけるよう改善に努めるとともに、もろバスや既存の公共交通サービスを軸として、より効果的な公共交通の在り方について鋭意検討していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 3問目の校則の在り方につきましてお答え申し上げます。  校則は、学校生活において児童生徒が守るべき学習上、生活上の規律として定められ、最終的には校長の判断と責任において適切に決定されるべきものです。その上で、学校を取り巻く社会環境や児童生徒の状況は変化していくため、校則は定期的に点検、見直しをする必要があります。教育委員会においては、各学校における生徒指導体制の確認を定期的に行っております。校則については、各学校において校則の点検、見直しが実施され、児童生徒、保護者に対し丁寧に説明するなど、適切に運用されております。今後も校則の内容が児童生徒の実情、保護者の考え方、時代の進展などを踏まえたものとなっているか、点検確認し、必要に応じて見直すよう求めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、随時再質問をさせていただきます。  まず、今後の学校給食について、笹川学校給食センター所長に再質問をさせていただきます。食材や燃料費の高騰により、児童生徒人当たりに係る単価をどのように抑えているのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 再質問にお答え申し上げます。  今年度9月から学校給食費を5%程度値上げさせていただいたところでございますが、現在も物価高騰は継続しております。このような状況の中で、人当たりの献立の単価をどのように抑えるかということでございますが、見本審査や物資企画書による品質管理をしっかり行った上で、コストを考慮した食材選定を行う。おかずやデザートに使用する食材を単価の高いものの量を少し減らし、それより単価の安い食材の量を増やす。栄養価をしっかり確保した上での2品献立について検討するなどでの対応を検討してまいりたいと存じます。また、揚げ物をおかずにする際には、揚げ油の劣化や臭い移りがないよう、揚げ物の順番を工夫した献立作成を行うことで、揚げ油の消費減にもつなげております。今後も栄養価を確保しつつ、物価高騰に対応できるよう、創意工夫を懲らした献立作成に努めてまいります。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 地元食材の活用とご答弁がございましたけれども、どのような地元食材をどのように活用しているのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 再質問にお答え申し上げます。  毛呂山町産の食材としては、夏場にはトウモロコシやジャガイモなど、秋から冬にかけては白菜や大根などの野菜を納品していただいており、豚肉や鶏卵も地元産を利用しております。また、特産物である柚子や、それを加工した柚子ジャムも献立に使用しております。トウモロコシに関しましては、コロナ禍前までは生産者と学校給食センター、学校が連携し、皮むき体験を行うことによって、地場産物や生産者を知る食育の一環として活用してまいりました。柚子を献立に入れることも、地元の特産物を知るという意味で食育の一環として捉えております。その他、柚子ジャムを使った手作りドレッシングで毛呂山町産の白菜などの野菜をあえたサラダの献立も行ってきたところでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 児童生徒を取り巻く食環境の中で、以前にも質問をさせていただいたことがあるのですけれども、食物によるアレルギーを持つ児童生徒も多いと思います。給食センターとして何か特別工夫をされていることはございますでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 再質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、児童生徒の中には対象食品は様々でございますが、食物アレルギーがあり、給食で配慮を要する場合がございます。現在では、除去食や代替食の対応はできない状況でございますが、この献立はいつも食べられないというようなことがないような献立作成に努めております。具体的には、カレーやシチュー、スープなどを作る際に、小麦粉ではなく米粉を使用したり、サラダやあえものを作る際に卵不使用のマヨネーズタイプ調味料を使用するなどでございます。今後も時には具材の入替えを行うなどして、食物アレルギーを持つお子さんもほかの友達と同じ料理が楽しめるような機会の増加に努めてまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 先ほどの最初のご答弁で、異文化共生とございましたけれども、異文化、いわゆる外国の食文化等は献立に取り入れられているのか、また取り入れられているのであれば、その部分をお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 再質問にお答え申し上げます。  異文化の献立でございますが、東京オリンピック時にはギリシャ風のおかずを、サッカーワールドカップ時にはドイツやフランス風のおかずを提供してまいりました。その他、外国風のおかずも学校給食用にアレンジして提供してきたところでございます。物価高騰の折、献立作成には苦慮することが予想されますが、今後も引き続き異文化風のおかずが提供できるよう努めてまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 来年度については、町が給食費の半額を負担し、予算が計上されているとのことですけれども、最初に申し上げたように、学校給食の無償化については全国各地で無償化の動きが相次いでいます。近隣では、坂戸市が来年度から無償化をスタートするようです。ほかにも県内では、滑川町や小鹿野町、美里町、神川町と東秩父村で実施しているようですけれども、本町としても無償化に取り組むべきと考えますけれども、お考えをお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 笹川学校給食センター所長。                 〔笹川博嗣学校給食センター所長登壇〕 ◎笹川博嗣学校給食センター所長 再質問にお答え申し上げます。  今後の学校給食費についてでございますが、将来を担う子供たちのため、子育て世帯への経済的な支援は重要であると認識しております。町の財政状況等を熟慮した上で検討していくものであると考えますので、ご理解等賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、町長にお伺いいたします。  今現在町長の町内にある看板のところに、学校給食の完全無償化を目指すというような文言の入った看板が立てられていると思いますけれども、町長はこの部分で察するところ、無償化を目指しているという部分に思うのですけれども、お考えをお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 千葉議員の再質問にお答えをいたします。  確かに千葉議員がおっしゃるとおり、今回の私のいわゆる後援会連絡所の看板については、3パターンか4パターン、脇の政策的なところを書かせていただきました。その中で、学校給食費完全無償化を目指すということを書かせていただきました。目指すというのは、当然ちょっとすぐにはできないので、これはやはり段階的に財政状況を勘案しながら進めていくしかないというふうに思っております。その一つには、やはり企業誘致によって固定資産税等、町税が上がってくるというか、町税の見込みがあると。その町税の中では、やはり町税が増えれば当然国からの交付金も減らされるわけでありますけれども、この辺についてはしっかりと財政状況を考慮しながら、学校給食費が完全無償化ができるように努力をしていきたいというふうに思います。これは、やはり滑川町が一番早くにこれを手がけておりまして、子供たちの子育て世帯、これを非常にバックアップしておりまして、これはやはり効果的だなというふうにも見ております。そういった意味も含めて進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。
    ◆8番(千葉三津子議員) それでは次に町民のための循環バスについて、小峰企画財政課長にお伺いいたします。  もろバスは、これまでも町民生活を支える足として運行されてきたと思います。また、課長のご答弁のとおり、高齢化が進行する中で、今後ますますその役割が期待されるところであると思います。まず、令和4年度は毛呂山町地域公共交通計画の策定に向け、今年度アンケート調査を行ったとのことですけれども、どのような形態で行ったのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今年度実施いたしましたアンケート調査の形態についてのご質問でございますが、まずは住民基本台帳から無作為抽出による住民アンケート調査を実施してございます。アンケートの配布数が1,200票に対しまして494票の回答で、回答率は41.2%でございました。また、この郵送等による住民アンケートとは別に、実際にもろバスの利用者に対してアンケート調査を実施してございます。こちらは、日頃もろバスを利用されている方の利用状況やご意見を伺うためのものでございます。加えまして、山根荘のほうにもご協力をいただき、出前方式による高齢者向けのアンケートも別途実施しており、企画財政課のほうといたしましては現在のもろバスの実態把握のため、可能な限り多くのご意見を聴取できるよう努めたものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今のご答弁で、郵送などでのアンケート調査に加え、もろバス利用者や高齢者アンケートなど、多くの方の意見を確認されたことはとてもよいことだと思いますが、それでは今回実施したアンケート調査の内容はどのようなものだったのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  アンケート調査の内容でございますが、主に日常の外出状況やもろバスを含めました公共交通の利用状況、そして今後の公共交通に対する取組などについてお伺いする内容となっておりました。日常の外出状況につきましては、買物や通院等の頻度や移動の交通手段についての設問、また公共交通の利用状況につきましてはもろバスのほか、路線バスやタクシー等の利用状況や新型コロナウイルス感染症の影響による利用の変化等についての設問となってございました。  また、今後の公共交通の取組に関する質問については、今後町が運行するもろバスの形態として、現在のもろバスと同じ定時定路線型、またバス停などの乗降場所を定めたデマンド交通、またドア・ツー・ドア型のデマンド交通の3つの運行方式を提示させていただきまして、それぞれの利用意向や利用金額等についてお伺いをする内容で実施のほうをしたものでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 乗降場所を決めたデマンド交通の形態についてはよく分かりました。  一般的にデマンド型交通は、予約があった場合に、その予約に合わせて運行を行うことから、利用者の利便性が高いイメージがあります。近隣自治体でもデマンド型交通も導入している例がありますが、一般的にデマンド型交通のメリットについてはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  デマンド交通のメリットについてでございますが、一般的にデマンド型交通は予約に応じて運行をすることから、必要な区間のみを運行することにより、燃料費等のコストの効率化が図られると、こういったことだと考えられます。また、通常は乗り合いで運行いたしますが、予約が少ない場合には目的地までの時間が短くなるため、利用者が短時間で目的地に到着することができる、こういったことはメリットの一つであると考えられておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) デマンド型交通は、利用者からの予約に応じて運行するもので、同じ時間帯の予約が少なければ目的地まで短時間で行くことができるなど、メリットがあるということです。もちろんどの時間帯に予約が多く入るのかは、実際に運行を開始してみないと分からない部分ですけれども、短時間での移動ができるのは便利なことだと思います。  それでは、反対にデマンド型交通のデメリットはどのようなことが考えられるか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  デマンド型交通のデメリットとして考えられるものといたしましては、利用に際して予約が必要となること、これもある意味一つのデメリットではないかなと。それと、定員の関係から、もしも予約が多い場合などは希望の日や希望の時間帯に乗車することができない。こういったことが挙げられるかなと、このように考えているところでございます。また、予約受付や配車を行うオペレーターの費用が別途必要とすること、またそれに伴いまして回の利用料金が高くなること、そしてそれに伴いましてランニングコストが上がる可能性があると、こういったことがデメリットの一つだと考えているところでございます。なお、デマンド型交通を導入しております近隣自治体のほうに確認をしたところでは、予約される方が固定している傾向のため、新規利用者の予約が取りづらい点があると、このような声を伺っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) デマンド型交通は、利便性が高いものだと私はイメージしていたのですけれども、メリット、デメリットの両面があることが今課長のご答弁で分かりました。今後もメリット、デメリットについて十分検討し、しっかりと次期もろバス運行形態を検討していただきたいと思います。  先ほどのご答弁では、アンケート調査で3つの運行形態の利用意向について質問されたとのことですけれども、アンケートの回答は現在のもろバスと同様の定時定路線型の利用意向が高かったというご答弁でした。少し具体的にお聞きしたいのですけれども、この3つの運行形態それぞれについてどのような回答の傾向があったのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  もろバスの運行形態についてのアンケート結果についてでございますが、最も利用意向が高かったのが現在のもろバスと同じ定時定路線型のバスで、この形態の場合には利用すると、そういった可能性があると答えた人の割合は49%でございました。そして、先ほどご質問をいただきました乗降場所を定めたデマンド交通につきましては、利用する可能性があると答えた人の割合は23.4%で、ドア・ツー・ドア型のデマンド交通につきましては24.4%となっており、いずれも定時定路線型のバスの約半分と、こういった結果となっております。こうした結果から、現在検討を行っております次期もろバスの運行形態につきましては、定時定路線型を中心に現在鋭意検討を進めておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 定時定路線型のニーズが高いということですけれども、この結果を基に定時定路線型を中心に見直しの検討をされていらっしゃるということですけれども、それでは現在のもろバスは利便性の向上を目指して、これまでも定期的に見直しを行っていると思います。今回見直しに向けて検討を行う中で、どのような点を改善する必要があると考えているのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  次期もろバスの改善点についてのご質問でございますが、アンケート調査におきましては現在のもろバスに対して特に不満はないと回答された方が4割以上と最も多くなっております。しかしながら、一方ではもろバスの運行本数の少なさや路線の分かりにくさ、またバス停の場所などに不満を感じると、こういう回答割合が比較的高い結果となってございました。こうした結果から、本町ではますます今後高齢化のほうが進行していくため、住民の移動手段確保のために中長期的な視点に立った次期もろバスの運行形態を考えていく必要があると、このように認識しているところでございます。限られた財源の中で、町が運行するもろバスについて、どこまで住民ニーズに対応できるのかを念頭に、次期もろバスの改善点のポイントといたしましては、運行頻度の向上や分かりやすいルート設定、こういったことになるように現在検討を行っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 運行本数が少ないという点についてですけれども、ある程度の本数を確保することで買物や通院などでの使い勝手がよくなると思いますので、利便性向上のためにもよく検討していただきたいと思います。やはりもろバスのように予約をしなくてもバス停まで行けば乗車することができる公共交通があることは、生活をする上で安心感につながると思います。しかし、一方で体の状態など様々な理由でバス停、停留所まで行くことが難しい方もいるのも事実であると思います。今後高齢化のさらなる進行により、もろバス自体のニーズが多様化すると予想がされますが、その点についてはどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、今後さらなる高齢化が見込まれる中で、町といたしまして住民の移動手段をどのように確保していくか、これは大きな課題であると認識しております。買物ですとか通院などの日常生活に必要な移動手段を確保し、住民生活を支えることは重要なことでございますが、先ほども申し上げましたとおり、一方では限られた財源の中ではもろバスだけで全ての移動ニーズに対応することは大変厳しいと、このように考えております。そのため、もろバスについてはさらなる利便性の向上を目指していくと同時に、もろバス以外の取組についても検討を進めていく必要があり、こちらの内容につきましては地域公共交通全体で少子高齢化社会へ対応していく必要があると、このように考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今の課長のご答弁のとおり、もろバスだけで全ての移動ニーズに対応することは本当に難しいことだと思います。昨年度から公共交通庁内検討委員会を立ち上げ、検討を行っているとのことでしたけれども、この検討委員会ではどのような視点で検討を行っているのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  公共交通庁内検討委員会につきましては、今後の町の公共交通を考える上で様々な観点から課題を洗い出しまして、その対応策について検討を行う必要があると、こういった観点から役場の関係課を中心に横断的な組織としているものでございます。基本的な交通政策を所管しておりますのは企画財政課でございますが、高齢者への対応や障害のある方へのサポート、そして有償ボランティアなど各課が把握している課題を共有いたしまして、それぞれの視点から今後望まれる運行形態等について現在検討を行っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 各課が把握している課題を共有し、町全体で検討を行う体制となっているということは、本当に大切なことだと私は思います。  最後に、もろバスだけでは全ての移動ニーズに対応することが難しいというお話がありましたけれども、今後この点についてはどのように検討を進められていくのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今後の公共交通全体に対する検討というご質問でございますが、例えば高齢者部門では高齢者の移動手段としてどのようなものが必要になってくるのか、そして今後を見据えてどのような行政サービスが必要かと、こういったことを各政策分野の目線で検討すること、こういったことが必要ではないかと、このように考えているところでございます。多様化いたします住民ニーズに的確に対応していくためには、既存のもろバスだけではカバーできない部分についてどのような対応策があるのか、また行政が実施できる範囲と民間等に担ってもらう、こういった範囲や、その役割や連携手法、こういったことなどを協議、検討していくことが重要だと考えております。そのためにも現在策定を進めております毛呂山町地域公共交通計画において、もろバスを軸としながらも、もろバス以外の交通手段の確保について運行母体であります公共交通活性化協議会で議論を中心に現在進めておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 先ほど先輩議員のほうからこの循環バスのことがちょっと取り上げられて、町長がお答えになっていた山のほうですか、その部分でちょっとお伺いしたいのですけれども、その部分を詳しくお伺いしたいと思います。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 千葉議員の再質問にお答えをいたします。  当然循環バスでルートが回ってくるような形が今までありましたけれども、当然山のほうというのは大体谷津とよくいいますけれども、道が大谷木にしても、阿諏訪にしても、滝ノ入にしても、大体回ってくるのがなかなか難しかったりもするので、それをシャトルというか、行って帰ってくるというようなルート、そういったことに見直していくことも今考えているわけでありまして、そういったことをやりながら、増便はまた多く乗るところを増やしていくというような、そういったことで、いわゆるよく言われる循環バスは空気を運んでいるといいますけれども、そういったことがないように、できるだけ利便性を高めていきたいということでございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) いずれにいたしましても、高齢化が進行していく中、住民の皆様の移動手段をどう確保していくかについて、もろバスの存在は今後ますます、また今町長が言われたような、そういうバスも必要になってくると思います。そのほかの方法についても検討を行っていくことが、きめ細やかな住民サービスにつながることだと思います。高齢者の移動手段の充実のためにも、今後引き続きこのもろバスの利便性向上に向けて検討を進めていただきたいと思います。  それでは、次に土屋学校教育課長に再質問をさせていただきます。校則の在り方について、校則は定期的に点検、見直しをする必要があるとありますが、どのくらいのスパンでこの点検、見直しがされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  校則の点検、見直しにつきましては、年度ごとに見直しを行い、変更する内容にもよりますが、大きな変更でない場合は翌年度から実施となっております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、この校則について、各学校によってそれぞれ違う部分があるのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  校則は、児童生徒が健全な学校生活を送り、よりよく成長、発達していくために設けられるものです。各学校が教育基本法等に沿って教育目標を実現していく過程において、児童生徒の発達段階や学校、地域の状況、時代の変化を踏まえて、最終的には校長により制定されるものなので、学校ごとに違いがございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) この校則の部分で、当然校則を破る児童生徒もいると思うのですけれども、その生徒に対してどのような指導を行っているのか、分かる範囲でお願いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  校則の指導につきましては、教員は校則を守らせることばかりにこだわらず、何のためにつくられたのか理解して指導することが重要であります。なぜその校則があるのか。児童生徒が意味を理解して、自主的に守れるように指導しております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 保護者や、また児童生徒の意見を聞く機会を設けているのかどうなのか、ちょっとお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  保護者の意見を聞く機会といたしましては、学校評価のアンケートの中で記入していただき、意見をいただいております。また、校則について大きな変更がある場合は、生徒会やPTA会議などで意見をいただいたことがございました。各学校の入学説明会において、校則の内容について説明も行っております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) そうしますと、当然保護者の方からも校則について反論はありますね。反論というか、反論という言い方はよくないのかもしれないのですけれども、ちょっと納得いかないとか、そういう方もいらっしゃると思うのですけれども、その保護者に対して何らかの回答は行っているのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  学校評価のアンケートの中で、自由記載欄に保護者の方から校則の件も含めて様々なご意見をいただいております。この学校評価のアンケートについては、次年度の学校運営に生かすために、現在学校内で検討を行っているところです。保護者の方へは、今後学校評価についてのお知らせや、内容によっては直接ご回答するなど対応しているところでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 学校評価のアンケートはどのようなものなのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 土屋学校教育課長。                 〔土屋浩一学校教育課長登壇〕 ◎土屋浩一学校教育課長 再質問にお答えいたします。  学校評価のアンケートにつきましては、各学校の学校教育について、保護者の方等を対象にアンケートを行っているものでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) そうしますと、アンケートを検討しながら、よりよい校則というか、校則を見直していくということですね。分かりました。  では、最後に髙沢教育長に校則の在り方、教育的効果等についてどのようにお考えか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  校則は、一般的に生活の決まり、あるいは生徒心得などとも言われ、児童生徒が健全な学校生活を送り、よりよく成長、発達していくための行動の指針として定められている教育的意義を持つものです。各学校において、学校を取り巻く社会的環境ですとか、あるいは児童生徒の状況の変化に応じて内容の検討は定期的に見直し等が行われております。校則については、社会通念及び地域や学校の実態に応じた適切で、かつ必要な範囲の内容とされておりますし、運用については児童生徒が自主的に守るように指導していくこと、そのために児童生徒、保護者に共通理解を持つことが重要と考えます。  見直しの視点とすると、1つ目として、人権尊重の精神に立った内容、表現であること。2つ目として社会通念上、合理的と認められる範囲については、それについては及ばないということ。3つ目として、必要最小限として、校則によらなくてもよい取組で思われるようなしつけですとか道徳ですとか、あるいは健康に関する細やかな事柄までは校則に盛り込まないようにすること。4つ目といたしましては、校則を公開し、周知をきちんと徹底すること。5番目として、見直しにつきましては生徒、また保護者、何らかの形でその改定の手順等が示されるとともに、最低でも年回につきましては変更する必要がある場合については改定するということで見直しの視点が定められております。町内の小中学校におきましても、子供たちの健全育成のために、そして社会的な規範をきちんと守れるような、そのような内容となっております。どうぞご理解をいただきたいと思います。 △後日日程の報告 ○小峰明雄議長 本日はこの程度にとどめます。  明3月3日は、午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。 △散会の宣告 ○小峰明雄議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。                                      (午後 3時3分)...