△
議案第60号
教育委員会教育長の任命について
○
小峰明雄議長 日程第2、
議案第60号
教育委員会教育長の任命についてを議題とします。
町長から
提案理由の
説明を求めます。
井上町長。 〔
井上健次町長登壇〕
◎
井上健次町長 議案第60号につきましてご
説明申し上げます。
教育委員会教育長髙沢佳弘氏の任期が
令和5年1月3日満了となりますので、同氏を引き続き
教育委員会教育長に任命したいので、
地方教育行政の組織及び
運営に関する法律第4条第1項の規定により、この案を提出するものでございます。 以上です。
○
小峰明雄議長 これより
質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 質疑なしと認め、これにて
質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております
議案第60号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 ご
異議なしと認めます。 よって、
議案第60号については、
委員会の付託を省略することに決定しました。 これより
討論に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 討論なしと認めます。 これより
議案第60号
教育委員会教育長の任命についてを採決します。 本案はこれに同意することに賛成の方の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
小峰明雄議長 起立全員であります。 よって、
議案第60号
教育委員会教育長の任命については同意することに決定しました。 ここで、
髙沢教育長が議場におられますので、ご挨拶をお願いいたします。 〔
髙沢佳弘教育長登壇〕
◎
髙沢佳弘教育長 本会議中の貴重な時間でございますが、
議長のお許しをいただきましたので、一言ご挨拶をさせていただきます。 ただいま
教育長の
選任議案、私に関ります
議案に同意をいただきまして、大変ありがとうございます。もとより
浅学非才の身でございますけれども、
毛呂山町政、
教育行政の充実、発展のために精いっぱい職務に励んでまいりたいと存じます。今後とも
議員の
皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げ、御礼のご挨拶とさせていただきます。このたびは大変ありがとうございました。
△
議案第61号
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)
○
小峰明雄議長 日程第3、
議案第61号
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)についてを議題とします。
町長から
提案理由の
説明を求めます。
井上町長。 〔
井上健次町長登壇〕
◎
井上健次町長 議案第61号
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)につきまして、
地方自治法第218条第1項の規定により、この案を提出するものでございます。 それでは、概要につきましてご
説明申し上げます。今回の
補正につきましては、国の
令和4年度第2次
補正予算に計上された
総合経済対策に盛り込まれている
出産・
子育て応援交付金等に関する
予算を追加するもので、
歳入歳出それぞれ1,222万6,000円を追加し、
予算総額を109億6,926万円と定めました。 最初に、第1条の
歳入歳出予算の
補正のうち、歳出より主な内容につきましてご
説明申し上げます。 第3
款民生費は、
児童福祉総務費で
出産・
子育て応援交付金等の追加により1,396万3,000円の増額でございます。 第10
款教育費は、
小学校費と
中学校費の
学校管理費で
消耗品費の増額により119万円の増額でございます。 第14
款予備費は、292万7,000円の減額でございます。 続きまして、歳入についてご
説明申し上げます。第16
款国庫支出金は、
出産・
子育て応援事業費交付金等の追加により990万1,000円の増額でございます。 第17
款県支出金は、
出産・
子育て応援事業費交付金等の追加により232万5,000円の増額でございます。 以上が
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)の概要でございます。よろしく慎重ご
審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。
○
小峰明雄議長 これより
質疑に入ります。 2番、
下田泰章議員。
◆2番(
下田泰章議員)
議案第61号
令和4年度
一般会計補正予算について
質疑させていただきます。
出産・
子育て応援交付金ですけれども、これ4月1日以降というようなお話を伺っているのですが、前回もこういった
交付金の関係でも、その4月1日前というか、この
交付前にたしか10万円の給付だったか、ちょっと記憶が定かではないのですけれども、
特例措置のような形でお金を出したような気がするのですけれども、今回そういうようなお考えがあるのですか。例えば3月31日までだったらとか、そういうある程度の幅を持たせているのでしょうか、そこだけお伺いしたいと思います。
○
小峰明雄議長 小川子ども課長。 〔
小川賢三子ども課長登壇〕
◎
小川賢三子ども課長 質疑にお答え申し上げます。 今回の
交付金につきましては、今年の4月1日以降に生まれた方を対象とするというふうに国からはアナウンスされております。現状におきましては、3月31日であるとか、そういったことは考えてはございません。
○
小峰明雄議長 2番、
下田泰章議員。
◆2番(
下田泰章議員) 改めてなのですけれども、今それは
出産の関係だと思うのですけれども、妊娠している場合の方はどうなるのでしょうか。
○
小峰明雄議長 小川子ども課長。 〔
小川賢三子ども課長登壇〕
◎
小川賢三子ども課長 質疑にお答え申し上げます。 妊娠につきましては、今年あるいはこれから生まれる方でも、
令和3年度に妊娠している方もいらっしゃるかと思うのですが、4月1日以降に生まれた方については、妊娠が例えば
令和4年の2月であったりとか、4月1日よりも前であっても、4月1日以降に生まれた方については対象となります。
○
小峰明雄議長 8番、
千葉三津子議員。
◆8番(
千葉三津子議員) それでは、
質疑をさせていただきます。
民生費、款3目
児童福祉総務費の
節負担金補助金及び
交付金の
出産・
子育て交付金の部分なのですが、この内容的な部分で、何名の方を
予算的に上げていらっしゃるのか、お伺いいたします。
○
小峰明雄議長 小川子ども課長。 〔
小川賢三子ども課長登壇〕
◎
小川賢三子ども課長 質疑にお答え申し上げます。
予算のほうに計上いたしましたものは、まず4月以降に
出産した方、これはもう実数が分かってございますので、66名、それから11月以降、今後
母子手帳を
交付される方、予定の方がいらっしゃると思うのですが、こちら推定になりますが、55人、それから11月、また今後
出産される方というのがいらっしゃるかと思いますので、そういった方が45人分ということで計上させていただいております。
○
小峰明雄議長 8番、
千葉三津子議員。
◆8番(
千葉三津子議員) それでは、まずこの
出産時に5万円、
あと妊娠時に5万円という部分であると思うのですけれども、これは現金という形になるかと思うのですけれども、今後伴走的にずっと続けていくという部分からすれば、いろんな考えがあると思うのです。現金でずっといかれるのか、それとも例えば
子育てに必要なものをクーポンみたいな部分を発行するのか、その辺のお考えはいかがでしょうか。
○
小峰明雄議長 小川子ども課長。 〔
小川賢三子ども課長登壇〕
◎
小川賢三子ども課長 質疑にお答え申し上げます。 今回の
交付金につきましては、現金でということで考えてございます。
議員ご指摘のとおり、
伴走型支援ということは、こちらの
制度の重要な肝になってございますので、そういった部分を今後必要な場合がありましたら検討させていただきたいと考えております。
○
小峰明雄議長 6番、
佐藤秀樹議員。
◆6番(
佐藤秀樹議員) 6番、
佐藤秀樹。
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)につきまして
質疑をさせていただきます。 まず、こちらの詳細をもう少し詳しく教えていただきたいというのと、あと今
千葉議員のほうからも質問あったのですけれども、これ
伴走支援というお話ありましたけれども、これ今回国のほうから
支出金として出ていますが、これもし
伴走支援とすると、町の
一般財源のほうから全部捻出をしなければいけない
可能性があるのですけれども、その辺に対してはどう考えているのか、お伺いいたします。
○
小峰明雄議長 小川子ども課長。 〔
小川賢三子ども課長登壇〕
◎
小川賢三子ども課長 質疑にお答え申し上げます。 こちらの
制度につきまして、まずは概略の
説明をさせていただきます。こちらの
制度につきましては、国のほうの資料によりますと、
伴走型支援と
経済的支援を一体となって行う
制度ということになってございます。伴走型の
支援というのはどういったものかといいますと、例えば妊娠いたしますと、
保健センターのほうに
妊娠届というのを出していただきます。その出したときに、妊婦さんに対してお体の具合はどうですかとか、あるいは今後
制度について分からないことがございますかとか、あるいは何かお悩みがありますかとか、そういった形でヒアリングなり相談、面談をいたします。そういったことを
妊娠届時、それから妊娠後8か月ぐらいのときにも同じように、お体の具合どうですかとか、何か心配ございませんかというのを
保健センターのほうで妊婦さんに対応すると。それから、
出産した後にも、また同じように、また面談を実施するということが、国が公表している資料でいきますと、それらを
伴走型支援というふうになってございます。そちらの
支援についていろいろ拡充するとか、いろんなことができるかとは思いますが、基本的にはそれをやっていただきたいというのが国の資料になってございます。 それから、
経済的支援ということになってございますので、そちらについては
妊娠届のときに、
先ほど面談をすると言いましたけれども、面談した方につきましては、そこでちょっと
申請書を書いていただきまして、5万円を給付すると。それから、
出産のときも面談をいたしますので、そちらについて、また
申請書を書いていただきまして、5万円を給付すると、合わせて10万円給付するというような
制度の概要になってございます。 先ほど
議員の指摘のとおりの伴走型の
支援、先ほど言った基本的な形という以外に、何か町で独自に伴走型の
支援をするということになりますと、それはまた町独自ということになりますので、今のところこちらの
制度は今年は
補助金という形になってございますが、国のほうでは
法整備をして恒久的な
制度にしたいというふうに発表されておりますので、その中で町独自に
伴走型支援を拡充するとか、そういった部分が国のほうの
補助金、こちらの
制度につきましては国が3分の2、都道府県が6分の1、市町村が6分の1というような負担割合になってございますので、そちらの中に入るのかあるいはこういった事業はそれは町単独ですよと、全額市町村でお金を出してくださいというふうになるかは、またちょっと
制度設計や国の意向、国のほうに問合せをして確認して判断すべきものというふうに考えてございます。
○
小峰明雄議長 これにて
質疑を終結します。 お諮りします。ただいま議題となっております
議案第61号については、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会の付託を省略したいと思います。これにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 ご
異議なしと認めます。 よって、
議案第61号については、
委員会の付託を省略することに決定しました。 これより
討論に入ります。 8番、
千葉三津子議員。
◆8番(
千葉三津子議員) 8番、千葉三津子でございます。
議案第61号
一般会計補正予算(第7号)につきまして、賛成の立場から
討論をさせていただきます。 第210回臨時国会において公明党の提案により、妊娠期から
子育て家庭に寄り添う伴走型相談
支援、低年齢児に焦点を当てた
経済的支援について、両施策を一体的に行うための
出産・
子育て応援交付金事業が今月2日成立した22年度第2次
補正予算に計上されました。私も今
定例会で伴走型相談
支援に対し
一般質問をさせていただき、
毛呂山町ではこの
支援事業に対しスピーディーに実施していただくこととなりました。これは井上町政をはじめ、執行部の皆様が育児に悩む親御さんに対し真剣に向き合い、
子育て世帯を応援していこうとの強い思いの表れであると高く評価いたします。 今後も引き続き
子育て支援を推進していただき、本町の
子育て世帯がさらに安心して
子育てできることを願いまして、
議案第61号
一般会計補正予算(第7号)について私の賛成
討論といたします。
○
小峰明雄議長 これにて
討論を終結します。 これより
議案第61号
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)についてを採決します。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
小峰明雄議長 起立全員であります。 よって、
議案第61号
令和4年度
毛呂山町
一般会計補正予算(第7号)については原案のとおり可決されました。
△
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願
○
小峰明雄議長 日程第4、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願についてを議題とします。 本件に関し
委員長の
報告を求めます。
生活福祉常任委員長、
澤田巌議員。 〔澤田
巌生活福祉常任委員長登壇〕
◎
澤田巌生活福祉常任委員長 議長の命により、
委員長報告をさせていただきます。 今
定例会におきまして、
生活福祉常任委員会に付託となりました
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願を
審議するため、12月9日、
役場庁舎4階の
委員会室にて
委員全員が出席し、
生活福祉常任委員会を開催いたしました。
審議に当たり、現地調査を行い、
事務局同席の下、神山
紹介議員、参考人として
担当課長及び職員の出席を願い、順次
説明を求め、慎重に
審議を行いました。その
審議の経過と結果をご
報告申し上げます。
委員より、今回に至るまでの過程を伺うとの
質疑があり、
紹介議員より、長年にわたり
西大久保地区では水害にさいなまれていた。地球温暖化により今後も豪雨が予想され、流末の整備は防災・減災が目的であるとの答弁がありました。
委員より、田畑の所有者はこの
請願を承知しているのかとの
質疑があり、
紹介議員より、大久保耕地対策会より周知してあるとの答弁がありました。
委員より、7月12日の豪雨発生時から今日に至るまで、県や町の担当課にどのようにお願いしたのかとの
質疑があり、
紹介議員より、町に要望は続けていたが、改善が見られず、地元で話合いをして
請願を提出することとなったとの答弁がありました。
委員より、ふだんの水路の管理等は
西大久保耕地対策会が行っているのかとの
質疑があり、
紹介議員より、対策会で対応しており、今後は適正な維持管理等をつくり、町と連携をしていくとの答弁がありました。
委員より、
転倒堰2台を増設して効果があるのかとの
質疑があり、
紹介議員より、葛川への放流が目的であり、効果はあると考えているが、問題が解消するとは思っておらず、流末の整備は不可欠であるとの答弁がありました。
委員より、工事金額の概算は出ているのかとの
質疑があり、
課長より、暗渠の工事が2か所で320万円、
転倒堰がおおよそ2台で800万円、概算ではあるが、1,000万円以上の費用が必要であると考えるとの答弁がありました。
委員より、水路などの維持管理を自主防災組織に委ねる予定であるとのことだが、協力は得られるのかとの
質疑があり、
紹介議員より、ごみが詰まって
転倒堰が動作しないなどの反省もあり、適正な維持管理をしていただくように要望していくとの答弁がありました。
委員より、
転倒堰が増設された場合、耕作者の水利権トラブルは発生しないのかとの
質疑があり、
紹介議員より、水害・防災対策が目的であり、水利権についてのトラブルはないと解釈しているとの答弁がありました。
委員より、
請願の内容など地域の合意は得られている。
転倒堰を増設しただけでは解消にはならない。維持管理は自主防災組織で行うなど、地元の方々は同意をしているのかとの
質疑があり、
紹介議員より、7月12日の豪雨災害で地元の方々は防災意識を強く持ち、防災・減災対策に同意をしているとの答弁がありました。 以上のような
質疑が行われ、
討論はなく、採決の結果、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願については、
全員賛成にて採択すべきものと決しました。 なお、2名の
委員より
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案が提出され、直ちに
審議を行い、
質疑はなく、1名の
委員より賛成
討論があり、採決の結果、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する附帯決議は、
全員賛成にて可決したことを併せて
報告します。 以上で
委員長報告を終わります。
○
小峰明雄議長 ただいまの
委員長報告に対する
質疑に入ります。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 質疑なしと認め、これにて
質疑を終結します。 これより
討論に入ります。 13番、
長瀬衛議員。
◆13番(
長瀬衛議員) それでは、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願書について、賛成の立場で
討論させていただきます。 本年7月12日に発生した豪雨は、記録的短時間大雨警報が発令され、1時間雨量が117ミリを記録するなどの大雨となり、
西大久保地区において葛川8号橋の崩落や地域内2事業所の床上浸水並びに付近住宅の床下浸水、そして農地への土砂流入、葛川流域及び旧毛呂高周辺における大規模な道路冠水等、過去最大規模の被害をもたらしました。
毛呂山町の地形を見ると、大雨時の場合、入間第一用水や葛川上流域、そして南台、若山等、中心市街地からの雨水が全て市場地区、川角地区の水路を経由し、
西大久保地区内の用水路に流入した後、葛川に排水されることになります。したがって、昔から
西大久保地区や坂戸市地内において大きな浸水被害が絶えない歴史を繰り返しております。 2009年に埼玉県が22億円の巨費を投じ葛川放水路を整備した目的も、
西大久保地区一帯の田んぼ等に集まった水を高麗川に排水し、流域の冠水浸水を軽減させることにあります。しかしながら、今回の豪雨は、近くの住民によると、ここ
40年間で最大であったとし、葛川に接する耕地内の水路に設置した
転倒堰が洪水時の役割である放流状態になっていなかったことが
西大久保地区一帯の水位を上昇させ、被害を大きくした理由の一つだと指摘しております。 また、地元の方によれば、これまでは雷予報が出された場合、大雨が予想される事態には耕作者等により
転倒堰の放流操作が行われることもあったが、明確な堰の管理は徹底されていなかったというために、結果として今回このような被害につながったのではという指摘もあります。 昨今地球温暖化の影響により、異常気象により季節を問わず集中豪雨を発生させ、その規模も年々大きくなっており、また近年では上流地域には大規模な倉庫や太陽光発電設備の開発も進行中であります。一方、昨今では地域農家の高齢化が進み、大雨時堰の管理もままならないというのが実情であるとの声も聞こえます。 本
請願は豪雨時の
西大久保地域一帯の水位上昇を防ぐために、1、既存の取水堰2か所に
転倒堰を設置すること、2、葛川管理道路下の水路暗渠の機能向上を図るための改修及び補強並びに水路の拡幅及び補強工事、3として、地域の安心安全を確保するため、橋の本復旧及び老朽化した橋の改修及び補強工事を求めたものであります。さらに町当局には、埼玉県飯能県土整備事務所への河川の早期改修を要望することを求めています。町当局は
西大久保耕地対策会、西大久保自治会、埼玉県
学校給食パン・米飯組合、日本ビューテック株式会社の連名による本
請願の趣旨を踏まえ、地域住民の生命、財産を守り、地域の安心安全を確保するために財源確保に努め、一刻も早く改修に着手すべきであります。 また、今後においては町当局が指導し、地域内耕作者、地域住民とともに操作規則等を定めた上で、堰並びに水路を適切に管理し、大雨時の水害を防ぐとともに
西大久保耕地における農業の発展に寄与すべきであります。 本
請願書の提出に当たり、ご努力いただいた関係団体並びに関係者の皆様には、
議員の一人として心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。 以上申し上げて、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願書に賛成
討論といたします。 以上です。
○
小峰明雄議長 10番、岡野勉
議員。
◆10番(岡野勉
議員) では、
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願書について、賛成
討論を行います。 前置きとしまして、今
請願の
審議に当たっては、現地視察から
討論、採決まで昼食休憩を挟み、約6時間を要しました。どうぞ実のある結論を強く求めるものであります。 本論に入ります。近年のゲリラ豪雨は、甚大な被害を町内各地にもたらされています。とりわけ
請願の
西大久保耕地の急激な増水は異常を来し、もともと大久保というくぼ地を表す地名は、町内のあらゆる地域からの流末水が長瀬駅南旭台から、そして入間第一用水、一部川角、市場から一気に
西大久保耕地に濁流となり、押し寄せてきています。そのため7月12日のゲリラ豪雨は、従来にも増して、1、民家に水が押し寄せてきた、2、埼玉県
学校給食パン・米飯協同組合の建屋内が浸水、営業に影響を与えました。また、旧
毛呂山高校北側町道は約80センチを超える浸水、道路が濁流となり、恒常的に大類道路は交通不能に陥っています。この状況を一刻も早く解決するため、地元に生き、生活し、農業を営み、営業し、
西大久保耕地を30年から80年見てきた4団体の皆さんから当
請願は出されたものです。 内容を要約すると、人命を尊重した上で一刻も早く
西大久保耕地に荒れ狂う増水を葛川放水路に流し込む方策が求められております。 2つとしまして、そのための
転倒堰の設置と水路暗渠の改修、補強工事を求める
請願であります。 以上、強く全
議員の
請願採択に期待し、
討論といたします。 以上です。
○
小峰明雄議長 これにて
討論を終結します。 これより
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願についてを採決します。 本
請願に対する
委員長の
報告は採択です。本
請願は
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
小峰明雄議長 起立全員であります。 よって、
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願については、
委員長の
報告のとおり採択とすることに決定しました。
△
発委第1号
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案
○
小峰明雄議長 日程第5、
発委第1号
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案についてを議題とします。
提出者から
提案理由の
説明を求めます。
生活福祉常任委員長、
澤田巌議員。 〔澤田
巌生活福祉常任委員長登壇〕
◎
澤田巌生活福祉常任委員長 発委1号について、
附帯決議案の朗読により
説明に代えさせていただきます。
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案。 今回提出された
請願は、長年地元住民が水害によって苦労していた案件であり、議会としても配慮しなければならない問題である。しかし、財政が厳しい本町では、早急な対応が難しいと考える。 昨今の異常気象による想定外の豪雨が発生する中、新たな
転倒堰を設置した場合の管理は、豪雨時の人命にも関わる問題である。また、耕作者同士の水利権の問題も懸念されるので、
提出者におかれましては、地元においても十分な協議をし、町財政に対しても十分なご配慮をいただきたいことを求め、決議する。
令和4年12月。
毛呂山町議会。 以上です。
○
小峰明雄議長 これより
質疑に入ります。 14番、堀江快治
議員。
◆14番(堀江快治
議員)
発委をなさいました
委員長にお伺いしますけれども、昨今の
請願に対するいろいろな問題がありますけれども、
請願は憲法の16条によって、何人にも侵されない国民の正当な権利として
請願権というものがあるわけであります。そして、今回の
請願の内容について、まさに皆さん方がご理解していただいて採択していただいたことは非常に喜ばしいことではございますけれども、このように附帯決議でもって、むしろこれは町側のご意見として、町側が7月12日以降、あの状態をどうかしようと、どうにかしてあげようという総括の中でこういう問題があるのですよというふうに町側から議会側あるいは
請願者に対するご発言だと思うのですけれども、このように議会が町の財政がどうだ、地域がどうだということを限定的にするということは、非常に
請願権を制約する場合もあると思うのですけれども、その点についてのお考えはいかがでしょうか。
○
小峰明雄議長 澤田巌議員。
◎
澤田巌生活福祉常任委員長 堀江
議員の
質疑にお答えします。
生活福祉常任委員会は、審査権並びに調査権を持って
運営しました。特にやはり一番の問題は、税金を投入するものです。ですから、よく費用対効果ですか、その辺の点を特に
委員全員議論が長引きました。当初いろんな趣旨採択等の
質疑もありましたが、やはりこの
請願は否決することはできないので、何とかして通したいという気持ちが私はうかがえましたので、その日にできた最大の結論がこの結論に至ったということです。 以上です。
○
小峰明雄議長 14番、堀江快治
議員。
◆14番(堀江快治
議員) いろいろ
説明が分かりませんけれども、
請願の趣旨を採択したのですから、やっぱりそれは採択後における施策というものが一応町側に投げかけたわけですから、町側でこの
請願を採択したということの重みを町側は総括をして、それで順序を追ってその同じ事業をするにも優先順位があるでしょう。これは当然町側にもお考えがあると思うけれども、それを自らこういう形で暗示をするような附帯決議が、これからはあまり使用していただきたくないと思うのですけれども、
委員長にお話申し上げますけれども、なかなか厳しい判断だという状況もお聞きしていますけれども、ぜひ
委員長、こういう憲法16条でひとしく国民が与えられている権利を、やっぱりこういう形で附帯決議でつけてきているということは、あまりよくないのではないかというような考え方を私は持っておりますけれども、
委員長のお考えはいかがでしょうか。
○
小峰明雄議長 澤田巌議員。
◎
澤田巌生活福祉常任委員長 大変に勉強になる言葉をいただきました。
議員としては、やはり費用対効果、町財政のことを最優先にすることは当然の責務の一つかなと思います。堀江
議員のおっしゃるとおり、大変勉強になる言葉ですので、今後は加味していきたいと思います。 以上です。
○
小峰明雄議長 13番、
長瀬衛議員。
◆13番(
長瀬衛議員) では、私のほうからも
委員長にちょっと一つお聞きしたいのだけれども、私これ今朝この附帯決議を見させていただきましたけれども、この内容だと何ていうのですか、不採択に近いような内容に私は感じますけれども、財政厳しい本町では早急な対応が難しいと考えると、これ議会が言い切ってしまっていいのでしょうか。 これを書くのであれば、
請願の趣旨を考えれば、財政厳しい折ではあるけれども、
請願者の思いを尊重して、何とか優先的に取り組んでほしいと、これが普通ではないですか、議会の立場としては。これは、この
請願の趣旨はあの耕地のいろいろな耕作のこともあるけれども、やっぱり安心安全、地域住民の命に関わる問題でしょう。何か先ほどの
委員長報告では、1,100万円程度の財源だという
報告がありましたけれども、命や財産を守るという価値とその財源とどういう、私はちょっと腑に落ちないです。この附帯決議にはちょっと驚きました。ちょっとお答えください。
○
小峰明雄議長 澤田巌議員。
◎
澤田巌生活福祉常任委員長 長瀬
議員の
質疑にお答えします。 この附帯決議は、決して否定しているわけではございません。いろんな
質疑が行われて、そのとき出せる最善の案だと私は今でも思っています。 紹介者に何回か質問等ありましたら、やっぱりこの財政面に関してなかなか担当課と調整していなかったように感じましたので、
委員全員はこの附帯決議が最善の策だと思って附帯決議を出させていただきました。 以上です。
○
小峰明雄議長 13番、
長瀬衛議員。
◆13番(
長瀬衛議員) ちょっと
委員長の答弁はよく理解できませんけれども、いずれにしても
請願を採択したのですから、趣旨を尊重して議会が採択したという事実がありますので、この文言は多少そういう意味では私は腑に落ちないところはありますが、これはぜひ今後とも
委員会としてもこの
請願採択というものをちゃんと尊重して、今後何かそういう検討の場があれば前向きに一つ取り組むべきだと私は思います。 いずれにしても、地域の安心安全を一刻も早く改善することが目的でありますので、その趣旨に向かって進むべきだということを申し上げて、終わります。
○
小峰明雄議長 これにて
質疑を終結します。 これより
討論に入ります。 14番、堀江快治
議員。
◆14番(堀江快治
議員) それでは、賛成の立場として一言申し上げておきますけれども、先ほどから私が申しているとおり、憲法にのっとっての国民の正当な権利をこうした形で制約的なものに置き換えての附帯決議というのは、いずれにしてもあまり多用してはまずいのではないかということを申し上げたわけであります。 しかし、今回
質疑の内容と長時間にわたることを私もお聞きいたしましたけれども、その皆さん方の努力というものに対しては、私は何ら不平不満を申し上げるものではないわけですけれども、そういう意味でこの
附帯決議案に載っているように、確かに行政側が抱えている問題はあると思いますけれども、どうか力強く議会側から行政側に働きかけるよう心からお願い申し上げまして、賛成の
討論とさせていただきます。
○
小峰明雄議長 これにて
討論を終結します。 これより
発委第1号
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案について採決します。 本案は原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。 〔
起立全員〕
○
小峰明雄議長 起立全員であります。 よって、
発委第1号
請願第1号
西大久保地内における豪雨時の
浸水被害対策として、
西大久保耕地内に
転倒堰の増設及び
普通河川である
水路等の改修を求める
請願に対する
附帯決議案については、原案のとおり可決されました。
△
議会運営委員会の閉会中の
継続調査
○
小峰明雄議長 日程第6、
議会運営委員会の閉会中の
継続調査についてを議題とします。
議会運営委員長から、
会議規則第71条の規定により、お手元に配付しました所掌事務事項について、閉会中の
継続調査の申出がありました。 お諮りします。
委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることにご
異議ありませんか。 〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
小峰明雄議長 ご
異議なしと認めます。 よって、
委員長からの申出のとおり、閉会中の
継続調査とすることに決定しました。
△閉会の宣告
○
小峰明雄議長 以上で本日の
日程は全部終了しました。 これにて
令和4年第4回
毛呂山町議会
定例会を閉会します。 (午前10時26分)...