毛呂山町議会 > 2022-09-06 >
09月06日-04号

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  1. 毛呂山町議会 2022-09-06
    09月06日-04号


    取得元: 毛呂山町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-11
    令和 4年  第3回(9月) 定例会           令和4年第3回(9月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第4号)                          令和4年9月6日(火曜日)午前9時30分開議日程第 1 町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(14名)     1番   神  山  和  之  議員    2番   下  田  泰  章  議員     3番   平  野     隆  議員    4番   澤  田     巌  議員     5番   牧  瀬     明  議員    6番   佐  藤  秀  樹  議員     7番   荒  木  か お る  議員    8番   千  葉  三 津 子  議員     9番   村  田  忠 次 郎  議員   10番   岡  野     勉  議員    11番   小  峰  明  雄  議員   12番   髙  橋  達  夫  議員    13番   長  瀬     衛  議員   14番   堀  江  快  治  議員欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      関  本  建  二   副 町 長   髙  沢  佳  弘   教 育 長      大  澤  邦  夫   秘書広報                                       課  長   大  野     勉   総務課長      小  峰  一  俊   企画財政                兼選挙管                   課  長                理委員会                書 記 長   小  峰     浩   管財課長      田  邉  和  宏   税務課長                兼 福 祉                会 館 長   吉  田  茂  雄   住民課長      小  室  永  治   福祉課長   串  田  和  佳   高 齢 者      小  川  賢  三   子 ど も                支援課長                   課 長 兼                                       保育所長                                       兼 児 童                                       館 長 兼                                       学童保育                                       所  長   小  泉  雅  昭   保  健      皆  川  謙 一 郎   生活環境                センター                   課  長                所  長   宮  寺  定  幸   産業振興      山  口  貴  尚   まちづく                課 長 兼                   り 整 備                農  業                   課  長                委 員 会                事務局長   田  口  雄  一   会  計      渡  邉     昭   水道課長                管 理 者                兼 会 計                課  長   石  田  麻 里 子   教育総務      土  屋  浩  一   学校教育                課  長                   課 長 兼                                       教  育                                       センター                                       所  長   岩  下  幸  一   生涯学習      笹  川  博  嗣   学校給食                課 長 兼                   センター                中央公民                   所  長                館 長 兼                東 公 民                館 長 兼                歴史民俗                資料館長   波  田  裕  一   スポーツ                振興課長                兼 総 合                公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   酒  巻  義  一   事務局長      木  野  元  博   係  長   小 久 保  磨 衣 子   主  任 △開議の宣告 ○小峰明雄議長 ただいまの出席議員数は14名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △町政に対する一般質問 ○小峰明雄議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 荒 木 かおる 議員 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。                 〔7番 荒木かおる議員登壇〕 ◆7番(荒木かおる議員) おはようございます。7番、荒木かおるでございます。議長より発言のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問をさせていただきます。  1問目といたしまして、過日の豪雨災害の被害状況と今後の対策についてお伺いいたします。7月12日夕方から深夜にかけて、気象庁は埼玉県内に記録的短時間大雨情報を9回にわたって発表、鳩山町では13日午前3時50分までの12時間降水量が観測史上最大の392.5ミリを記録し、平年の7月1か月分の2倍を超える雨量となりました。県内6市町で床上浸水、10の市町で床下浸水の被害があり、16市町で道路冠水が確認されました。鳩山町では冠水の影響で、妊婦さんが車に取り残され、病院へ搬送されたとのニュースも流れました。毛呂山町でも一昨年の台風19号で被害に遭った地域、施設等が再び同じ被害を被っております。町内では過日の豪雨でどのような被害があったのか、台風19号からどのような改善策を行ったのかお伺いいたします。  2問目といたしまして、認知症の方を抱えるご家族へのサポートについて質問いたします。2025年には、65歳以上の5人に1人がなるとされている認知症。当事者とその家族がよりよい関係性で在宅生活を送れるよう、厚生労働省は今年度から両者が共に活動、交流する場を地域に設けて、一体的に支援する市町村への補助に乗り出しているとのことです。本町では、このような施策はあるか、また認知症の方を介護するご家族へのサポート事業はあるのかお伺いいたします。  3問目といたしまして、本町におけるDX推進計画について質問します。近年、多くの民間企業でデジタル活用によるDX、デジタルトランスフォーメーションが急速に進んでいます。一方で、自治体も2021年9月1日にデジタル庁が発足し、政府においてデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして、デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人残さない人に優しいデジタル化が示されました。このビジョンの実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要です。  自治体においては、まずは自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して、住民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により、業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められています。これから自治体のデジタル活用及び自治体DXの取組を推進する動きが全国で活発化します。本町において、自治体DX推進計画の重点取組事項の6点についての進捗状況をお伺いいたします。  1、自治体の情報システムの標準化、共通化。  2、マイナンバーカードの普及促進。  3、行政手続のオンライン化。  4、AI・RPAの利用推進。  5、テレワークの推進。  6、セキュリティ対策の徹底。  以上6点についての進捗状況をお伺いいたします。  以上を私の一般質問とさせていただきます。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 おはようございます。それでは、荒木議員の1問目、豪雨災害の被害状況と今後の対策についてのご質問にお答え申し上げます。  7月12日の記録的な大雨により、本町内において住宅の浸水害が20件、事業所施設における浸水害が2件、複数の町道や県道におけるのり面崩壊、土砂堆積、水路の蓋の跳ね上げ、砂利の流出などの被害が発生しました。また、葛川8号橋の損壊や都市下水路、暗渠管の破損などの河川施設の被害、水田への土砂の流入やのり面の崩壊による農地への被害のほか、公共施設では西戸グラウンドへの土砂の流入、フェンスの倒壊、トイレ浄化槽ブロワーの損壊、町立小中学校における雨漏り、ゆずの里オートキャンプ場におけるサイト内の砂利の流出、のり面の小規模崩落などが発生するなど、多くの被害を確認しています。  令和元年の東日本台風からの改善策につきましては、越水が起きた河川の管理者である埼玉県への要望により、築堤工事が施工され、堤防のかさ上げがなされるとともに、河川監視カメラの増設、危機管理型水位計の設置が行われています。また、ケーブルテレビ事業者を含めた民間事業者との連携により、河川や道路の冠水が懸念される箇所を含めた複数箇所にAIカメラの設置が行われ、町公式ホームページを通じて閲覧可能なケーブルテレビ事業者のホームページやデータ放送による情報の提供がなされています。  令和3年5月には防災マップを全戸配布し、浸水想定区域、災害リスク情報図土砂災害警戒区域等ハザードマップ情報をはじめとして、避難行動フローやマイ・タイムライン、町からの防災情報収集の案内等防災に係る情報の住民への周知を図っています。  また、コロナ禍を踏まえ、感染症対策を考慮した避難所の衛生環境及び生活環境の向上のため、パーティション、床マット、蓄電池、スポットクーラー、流し台などを整備するとともに、情報伝達用のテレビの設置、Wi-Fi環境の整備や防災倉庫の設置を進めました。また、災害対応に連携して当たる毛呂山消防団の情報伝達能力の向上を図るため、無線機を消防団詰所等に設置しています。  以上です。 ○小峰明雄議長 串田高齢者支援課長。                 〔串田和佳高齢者支援課長登壇〕 ◎串田和佳高齢者支援課長 2問目、認知症の方を抱えるご家族へのサポートに関するご質問につきまして、お答え申し上げます。  議員ご案内のとおり、団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年には、65歳以上の高齢者における認知症有病率が20%程度になると推計されております。本町では、平成27年度から認知症当事者や家族、支援者、さらには広く地域の人々が自由に集う場として、いわゆるオレンジカフェの開催などを通して、認知症の理解促進や家族の負担軽減を図ってまいりました。  議員ご指摘の当事者と家族への一体的な支援につきましては、家族が当事者の新たな可能性に気づき、よりよい関係の中で在宅生活が送れるよう、家族関係の再構築などを図るための事業として、今年度から国の地域支援事業交付金に位置づけられたものでございます。本事業については、本町では今のところ実施を予定しておりませんが、認知症の人を介護する家族への支援事業として、認知症の人の介護に向き合う人たちが情報交換し、思いを共有し、時に励まし合うことのできる場である認知症介護者のつどいを定期的に開催しております。  認知症は、誰もがなり得る病気であり、多くの人にとって身近なものとなっております。引き続き、国の認知症施策推進大綱の基本的な考え方である認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、認知症の人や家族の視点を重視しながら、共生と予防を車の両輪として各施策を推進してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 3問目の本町におけるDX推進計画についてのご質問のうち、企画財政課所管分につきまして順次お答え申し上げます。  最初に、1点目の自治体の情報システムの標準化、共通化についてのご質問にお答え申し上げます。国は、令和7年度末までに全国の自治体に自治体情報システム20業務について標準化への切替えを求めております。本町におきましては、現在埼玉県町村情報システム共同化推進協議会の中で、構成自治体が連携して標準化への切替えに向けて準備を進めているところであり、令和7年度末までに本協議会に加入している全自治体が計画的に標準化への切替えを行っていく予定でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、3点目の行政手続のオンライン化についてのご質問にお答え申し上げます。本町の行政手続のオンライン化につきましては、埼玉県市町村電子申請共同システムを利用したオンライン申請と国が推進しているマイナポータルを活用した電子申請機能による行政手続のオンライン化に取り組んでおります。令和3年度の実績といたしましては、埼玉県市町村電子申請共同システムを利用した業務が40件、マイナポータルを利用した業務が8件ございました。そのほかにもラインを活用して各種行政情報の提供にも取り組んでおり、今後は自治体DXの観点からもさらに電子申請のオンライン化を推進していく予定でございます。  なお、今議会に上程している補正予算(第4号)において、住民課所管の転出転入手続支援サービス及びかんたん窓口システムの導入費用を予算計上させていただいております。本システムの導入により、マイナンバーカード所有者が国のマイナポータルを利用して、転出手続が原則オンラインでできるようになり、転入時に窓口に来庁した場合においても事前予約がされ、原則各種申請書等への氏名等の記載が不要となります。企画財政課といたしましては、今後このシステムをさらに効果的に活用していくことにより、役場窓口のオンライン化並びに住民サービスの向上に努めていく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  次に、4点目のAI・RPAの利用推進につきましてお答え申し上げます。本町では、令和2年10月にRPA検討委員会を立ち上げ、役場業務におけるRPAの導入について検討を行っております。今後は、埼玉県で実施しているスマート自治体推進会議と連携して、RPAを導入している自治体の効果等を調査分析し、本町でRPAを導入する場合には、費用対効果の観点から必要性と共同利用を前提として引き続き検討を行っていく所存でございます。  続きまして、5点目のテレワークの推進につきましてお答え申し上げます。本町のテレワークにつきましては、新型コロナウイルス感染症が始まった当初に、リスク分散のため一部職員に対して在宅勤務などのテレワークを実施しておりましたが、現在は実施しておりません。今後は、国や県の動向や先進自治体の事例を捉えつつ、県のセキュリティクラウドにおけるオプション機能等テレワーク共同利用について検討を行っていく所存でございます。  最後に、6点目のセキュリティ対策の徹底につきましてお答え申し上げます。本町では、国からの情報セキュリティ対策の実施通知を踏まえ、平成29年度から庁内ネットワークの三層分離と二要素認証による対策を進めてきました。なお、本年度にセキュリティ強靱化システムの更新を予定しており、現在準備を進めているところでございます。情報セキュリティ対策は、日進月歩で進む技術への対応を適切かつタイムリーに実施し、変革していくことが求められております。本町におきましても、国が定める地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインに基づき、引き続き行政情報のセキュリティ対策の徹底に鋭意努めていく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 3問目の2点目、マイナンバーカードの普及促進につきましてお答え申し上げます。  マイナンバーカードにつきましては、議員ご承知のとおり、国は令和4年度末までにほぼ全国民が取得するよう推進しており、毛呂山町においても普及促進に努めております。令和4年7月末時点のマイナンバーカード取得率でございますが、毛呂山町が39.1%、埼玉県平均が44.3%、全国平均が45.9%となっております。こうした状況の中、令和4年度は取得促進に向けて6月から12月まで毎月第4日曜日の午前中にマイナンバーカード専用休日窓口を開設しております。また、マイナンバーカードの交付率向上のため、東公民館におけるワクチン接種会場において、マイナンバーカードの申請サポートを実施しております。今後におきましても、引き続きマイナンバーカードの普及促進に向け、努めてまいる所存でございますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、順次再質問をさせていただきます。  では、まちづくり整備課長に質問したいと思います。先日の大雨により、床下、床上浸水の被害が出ているとご答弁にありましたけれども、特に被害の大きかった岡本団地では、具体的にそれぞれ何件発生したのかをお伺いいたします。  また、台風19号以降、どのような大雨対策を実施してきたのか、またこの今回の大雨被害を受けて、今後どのような対策を実施予定なのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えいたします。  岡本団地内におきまして、どのような大雨対策を実施してきたのか、どのような今後対策を実施予定なのかというご質問かと存じます。今回の大雨で岡本団地において発生した浸水は床下が11件、床上が4件の計15件となっております。  台風19号以降、町では埼玉県と協議し、県の施工にて岡本団地の北側、越辺川沿いの堤のかさ上げを進めてまいりましたが、今回の大雨までに対応し切ることができませんでした。今回の大雨被害を受けまして、町では次の大雨は同様の被害が出ないよう一日も早い対応をお願いするべく、飯能県土整備事務所へ町長が要望書を提出いたしました。現在、堤のかさ上げが実施済みの箇所からさらに下流側、約300メートルにわたってトン土のうを設置していただくよう調整をしております。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員
    ◆7番(荒木かおる議員) 岡本団地は、台風19号のときにも本当に多くの家屋が被害を被っておりまして、今回も同じような被害に遭われて、畳を上げている姿を見るのが本当につらいくらい大変な思いをされています。本当に同様の被害が起きないようもう速やかな対応をお願いしたいと思います。  トン土のうを設置する方向で調整中ということですけれども、これは応急的な対応という認識でよろしいでしょうか。本整備の予定等はあるのか、今後の対応についてお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問についてお答え申し上げます。  岡本団地におきまして、県の対応ですけれども、これは応急的なものか、それと本整備の予定はあるかというご質問かと存じます。こちらは議員ご指摘のとおり、トン土のうの設置は堤のかさ上げ工事が完了するまでの応急的な対応でございます。  新年度には本工事として着手に至るよう、県に引き続き要望してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) よろしくお願いいたします。  令和元年の10月に発生した台風19号や本年7月の大雨によって、西戸グラウンド周辺ではまたバックネットが倒壊したり、建て替えたトイレが浸水するなどの被害が立て続けに発生しております。今まで大雨や台風があっても、あれほどの被害を受けたことはなかったものと私は認識をしております。これは、平成28年度頃までに実施された川の丸ごと再生プロジェクトによって、越辺川に手を入れたことが影響しているのではないかという私の推測ですけれども、この点についていかがでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  大雨と川の丸ごと再生プロジェクトの関係ということでございますけれども、川の丸ごと再生プロジェクトは、河川管理者である埼玉県主体の事業でございまして、工事の発注や施工についても埼玉県により実施されたものでございます。本事業は、越辺川のしゅんせつや西戸グラウンド前の芝生広場の整備等、主に水の流れを改善し、親水環境を整える事業であると認識しております。このたびの溢水被害との影響については、県に調査検証をお願いしたいと考えております。  また、近年の被害状況を鑑みますと、河川の拡幅など先行して部分的に進めていただく必要があるものと考えております。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) このような被害が出ている現状では、抜本的な解決策として河川改修が必要なのではないかと考えますけれども、越辺川、特に西戸グラウンド周辺の河川改修の計画等はあるのでしょうか。あるとすれば、どのような計画なのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  西戸グラウンド周辺の改修計画等のお話でございますけれども、こちらは現在埼玉県で越辺川の改修事業を進めているところでございます。鳩山町の境の今川橋から上流に向けまして、測量等順次実施していると伺っております。整備のイメージとしましては、西戸グラウンド周辺では越辺川とグラウンドの間にある舗装道路の当たりがちょうど堤としてかさ上げがされるようでございます。また、河川断面の阻害となる堆積した土砂や雑木等を除去するしゅんせつも実施されますので、整備効果が期待されるところでございます。大きな事業でございますので、具体的な年度等、時期ははっきりしておりませんが、こちらも一日でも早く実施していただきますよう強く働きかけをしてまいります。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) これから台風シーズンになりますけれども、毎回同じ被害が出ないように、さらに県に強く働きかけていただくようによろしくお願いしたいと思います。  では次に、高齢者支援課長に質問させていただきます。先ほどのご答弁の中で、認知症介護者のつどいが定期的に開催されているとありましたけれども、参加している方の特徴などはありますか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 串田高齢者支援課長。                 〔串田和佳高齢者支援課長登壇〕 ◎串田和佳高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  一般的に男性の介護者は女性に比べ、介護の大変さを他人に話すことをためらい、介護していること自体を隠しがちになる傾向があると言われており、周囲から孤立してしまう傾向が強くなりますが、今年度から実施しております本町での認知症介護者のつどいの特徴としましては、ケアマネジャーの働きかけもあり、比較的男性の参加者が多いことが挙げられます。今後、男性の介護者のつどいへの参加に対する心理的ハードルが下がり、気軽に参加していただく環境がつくられることで、介護者の孤立防止の効果が高まるものと期待しております。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) とてもいいことだと思います。悩みをほかの方に打ち明けられるということはすごくいいつどいだと思うのですけれども、この認知症介護者のつどいでは、具体的にはどのようなやり取りが行われていて、また参加者はどの程度いらっしゃるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 串田高齢者支援課長。                 〔串田和佳高齢者支援課長登壇〕 ◎串田和佳高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  やり取りの内容につきましては、毎回異なりますが、継続的に参加されている男性参加者の例で申し上げますと、仲間に愚痴をこぼすことの大切さを実感したという感想をいただいております。認知症介護者のつどいの現場では、認知症の介護を実際に体験した方の体験談や思いなどを現在同じような体験されている仲間に伝え、介護についての様々な思いがお互いに共有されることで、孤独感が解放され、他者に頼ることの大切さを知っていただくことを目的としており、このことは結果として虐待防止の効果も高いものと捉えております。  参加者人数でございますが、現状では1回当たり五、六人程度となっております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 認知症の介護をしている方は多くいらっしゃると思いますけれども、1回当たりの参加者が五、六人というのはちょっと少ない気がします。周知については、どのような方法で行っているのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 串田高齢者支援課長。                 〔串田和佳高齢者支援課長登壇〕 ◎串田和佳高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  今年度から開始した事業でございますので、周知方法についてはホームページ等での周知は行わず、実際に認知症の方を担当されているケアマネジャーの判断により、必要に応じてご案内いただくようにしております。  なお、参加者数が少ないと感じるとのことですが、認知症介護者のつどいに参加される方の中には思い切って参加された方もおります。まずはその場になじんでいただき、リラックスした雰囲気の中で日頃の思いを共有していただくことが大切と考えておりますので、五、六人程度が最も効果的であると捉えております。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、最後に、認知症ケアパスについてお伺いいたします。  認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続ける社会を実現していくために、ご本人や家族介護者がふだんから認知症の進行に応じて受けられる介護保険をはじめとした各種サービスや支援についてまとめた認知症ケアパスを積極的に活用するよう、認知症施策推進大綱に示されております。本町における認知症ケアパスの作成状況と効果についてお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 串田高齢者支援課長。                 〔串田和佳高齢者支援課長登壇〕 ◎串田和佳高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  本町では、平成26年度に認知症ケアパス作成検討委員会を設置し、認知症ケアパスを作成しており、その後は毎年度新規サービスの追加やより見やすくなるようレイアウトの改善などの改訂を重ね、発行しております。  効果についてですが、認知症ケアパスは認知症発症予防から人生の最終段階まで認知症の人の状態に応じ、相談先やいつどこでどのような医療介護サービスを受ければよいのかをあらかじめ標準的に示したものです。そのため、認知症の当事者にとってだけでなく、介護者にとっても本人の状態に応じて適切なサービス利用につなげやすくなり、不安の軽減にもつながります。  また、町内の医療機関や薬局、公共施設等に配布することで、認知症についての理解を深めるきっかけとなるほか、認知症チェックリストの活用により、早期受診、早期対応につながる効果もあるものと認識しております。担当課としましては、引き続き当事者や専門家の方々のご意見を伺いながら、内容の充実に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 実際に認知症のご家族の介護は大変です。きれいごとだけでは済まされないのが介護であり、介護者の方が不満や悲しみを感じるのはもう自然のことだと思います。弱音や愚痴をため込まずに何でも話せる相談相手や場をつくることがとても大切なことだと思います。認知症のご家族のことで悩みを一人で抱える介護者の方が多くいらっしゃると思います。認知症介護者のつどいをさらに周知を図っていただき、皆さんに参加をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、3問目の本町におけるDX推進計画について再質問を行いたいと思います。最初に、企画財政課長に自治体情報システムの標準化についてお聞きいたします。この標準化は、令和3年9月1日に施行された地方公共団体情報システムの標準化に関する法律に基づき、全国の自治体が実施をしていくものだと思います。ご答弁では、令和7年度末までに自治体情報システム20業務について標準化に切り替えていくということでしたけれども、まずはこの標準化への切替えを国が全国的に実施することになった背景についてお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  自治体情報システムの標準化が実施される背景についてのご質問でございますが、まずは生産年齢人口の減少による行政職員を含めました労働力の絶対量が不足していく点、これが一番だと考えております。そして、各自治体ごとに情報システムのカスタマイズが行われていることによりまして、維持管理ですとか、制度改正時の改修等について各自治体が現在個別対応を余儀なくされ、負担が大きいこと、また情報システムが違いますので、調整が負担となっており、クラウド利用が円滑に進んでいない、こういった点もあったと考えております。そして、さらに住民サービスを向上させる最適な取組を国のほうは全国へ普及させることが現段階では難しい点、こういったことが課題とされておりました。こういった観点から、国のほうは法案を整備をいたしまして、全国の自治体に標準化基準に適合した情報システムの利用を義務づけたものと認識しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) よく分かりました。  それでは、自治体情報システムを標準化に切り替えることによる毛呂山町でのメリットについて、今後どのようなことが考えられるかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  本町における標準化のメリットについてのご質問でございますが、まずは国のガバメントクラウド、こちらを活用することによりまして、制度の改修やアップデート、こういった対応を原則自動化されるため、その都度個別に改修を行うといった手間が解消されるのではと、このように想定しているところでございます。また、標準準拠システムが構築されることで、スケールメリットによりますシステム開発や運用コスト、こういったことが削減できることも財政的には大きなメリットだと考えております。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) この標準化への切替えは期限が決まっております。町としても、多くの課に関係することだと思います。切替え時には大変な作業になるのではと想像しますけれども、企画財政課長も大変だと思います。現段階で、移行準備や移行作業に関してどのような負担を想定しているか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  現段階では、国からの標準化の仕様等がまだ示されておりませんので、現在は埼玉県町村情報システム共同化推進協議会の中で、標準化対応への調整を行っているところでございます。そういった中で、企画財政課のほうといたしましては、第一に注視している点がやはり標準化への切替え作業の職員負担でございます。この標準化につきましては、自治体DXの最優先事項とされておりまして、国のほうでは自治体にコンピュータが導入されて以来の一大プロジェクトと、このように言っているところでございます。そのため、国や県、そして市町村が一体的に取り組む必要があり、本町におきましても今後全庁的な推進体制を構築していく必要があると、このように考えているところでございますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、住民課長に再質問させていただきます。  マイナンバーカードの普及促進について質問をさせていただきます。先ほどのご答弁ですと、毛呂山町のマイナンバーカードの取得率は、まだまだ全国平均、埼玉県平均と比べて低い状況にあるとのことでした。そうした中で、町では東公民館のワクチン接種会場での申請サポートを実施しているということでした。やはり高齢者の方たちなどは、マイナンバーカードの申請には写真撮影など少し面倒な点があるため、出前形式での取組は非常に有効だと思います。  ちなみに、県内のマイナンバーカードの交付率では川島町が非常に高いと聞いております。川島町のように交付率が高い市町村では、普及促進のためにどのような取組を実施しているのか、具体的に把握していましたら、聞かせてください。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  川島町の取組でございますが、ワクチン接種会場におけるマイナンバーカードの申請サポートや企業、団体向けの出張申請、毎月第2日曜日、第4土曜日の臨時交付窓口の開設等を行っております。また、マイナポイント第1弾の終了後、終了したマイナポイントの代わりに期間限定で申請者に2,000円分の商品券を交付したとのことでございます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 昨日、平野議員も質問されていましたけれども、マイナンバーカードを取得しても、メリットがあまりないと、メリットを感じないとやはり交付率は上がらないのかなと思うのですけれども、マイナンバーカードの交付率を上げるために、一番はマイナンバーカードを持っていることによるメリットが必要だと思います。  国は、9月末までのマイナンバーカードの申請や保険証等公金受取口座の登録により、最大2万円のマイナポイント付与を実施しております。このサービスは、間もなく終了、申請期限を迎えますけれども、残念なことに現段階では本町のマイナンバーカードの交付率は、県内平均より低い状況となっています。県平均を上回るためにも、今後町独自のマイナポイントの付与などは考えているかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  現在、国で行われているマイナポイントの付与につきましては、議員ご案内のとおり、カードの申請は9月末まで、ポイントの申込みは来年の2月末までとなっております。  町独自のマイナポイントの付与につきましては、予算の関係もございますので、今後財政部局と相談しながら調査研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) それでは、次に、行政手続のオンライン化について企画財政課長にお伺いさせていただきます。  現在の電子申請の実施状況については、先ほどのご答弁のとおりでよく分かりましたけれども、現在ではほとんどの方がスマートフォンを持っておりますので、今後さらに電子申請の数を増やしていっていただければ、住民サービスの向上につながると思います。よろしくお願いいたします。  日頃より役場窓口のオンライン化によるサービス向上に私は期待しておりました。住民の方からも役場窓口の書類の記入事項が多かったり、どこの窓口で手続をしたらよいのか分からないという声を度々お聞きいたします。住民の方が窓口でスムーズに手続ができる体制は、まさに行政サービスの向上であり、本町でも取組ができないのかなと思っておりましたけれども、そのような中で先ほどの企画財政課長のご答弁の中に、転出転入手続支援サービス及びかんたん窓口システムを今回の補正予算(第4号)に計上しているということでした。まず、このシステムの内容について詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  まず、このシステムは、国が進めております転出転入手続のワンストップ化に対応するものでございます。また、大きな特徴として、マイナンバーカードを所有している方に対して優先的なシステムとなっております。このシステムを導入することによりまして、マイナンバーカード所有者が国のマイナポータルを利用して、申請した転出転入データを住基端末で自動的に取得をいたしまして、照会処理ができると、こういったものでございます。そして、オンラインによる転入者の来庁予約ができますので、待たせない窓口の実現につながると考えております。  また、かんたん窓口システムの導入によりまして、転入者などが来庁したときに、職員が窓口でヒアリングをしながらタブレット端末を活用することで、その方が必要とする手続をこのシステムが自動判定をいたします。このことは、正確な窓口案内の実現につながると、このように考えているところでございます。さらに、システムで来庁者のマイナンバーカードを読み取ることで、氏名等のいわゆる4情報を申請データに自動的に反映することにより、来庁者の手書きの入力が原則不要となりますので、これは書かせない窓口の実現につながるものと、このように考えているところでございます。  さらに、町民ロビーに設置する予定のタブレット端末で、マイナンバーカードを持っている方は証明書の交付申請が可能となるため、住民にとりましては、申請書の記入が不要になり、職員にとっても事務の合理化に、また効率化につながるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) ただいまのご答弁を聞いて、とても効果のあるシステムではないかと感じています。待たせない窓口や正確な窓口案内、そして書かせない窓口を目指していくことは、これこそ住民サービスの向上につながるものだと思っています。自治体DXの推進はもちろんのこと、マイナンバーカードのメリットを出す観点からも非常に期待が持てるシステムだと思っています。  ちなみに、この導入予定のかんたん窓口システムについては、転出転入の関係から住民課の窓口のみの運用なのか、企財課長にお答え願います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今回、導入を予定しておりますシステムにつきましては、例えば子育て世代の転入者が、最初に住民課の窓口でタブレットにおいて自動判定された児童手当の申請手続、こういったものにつきましては、住民課で手続がされると、基幹システムのオンライン上で子ども課のほうに連絡がいきますので、子ども課でも来庁者がこの後来るということが事前に把握できるため、手続の準備が前もってできると、こういったものでございます。なお、ほかの課でも氏名等の情報はタブレットで一度読み取っておりますので、原則新たに新しく氏名等の情報を記入する必要はなくなると、こういったシステムとなっております。  なお、今年度はタブレット端末2台分の予算を計上させていただいておりますが、今後費用対効果や運用状況等を検証した上で、タブレット端末の増台等については検討していく予定でございます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 過日、保育園の手続をされていた、窓口に来て何でこんなにいっぱい書類を書かなければいけないのだという方とお会いしましたけれども、例えば保育園の入所手続をしたい住民の方は、今後どのような手続の改善が見込まれるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  保育園の入所手続についてのご質問でございますが、まず国の自治体DX推進計画におきまして、住民の利便性向上に資する手続については、原則全自治体で令和4年度末を目指してマイナポータルからマイナンバーカードを用いてオンライン手続を可能とするように求めております。そのため、本町でも保育園の入所手続につきましては、マイナンバーカードを活用して、来年度からオンラインで入所手続ができるように現在準備を進めておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、もう一点お聞きいたします。例えば子育て世代の方が学童保育所の入所手続に来た場合には、このかんたん窓口システムを活用すれば、申請書に氏名や住所等を記入しなくても手続ができるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  学童保育所の入所手続のご質問でございますが、学童保育所の入所手続につきましては、現在子ども課と連携をいたしまして、本年11月から電子申請により申込手続ができるように準備を進めているところでございます。学童保育所の入所手続につきましては、どうしても申請書への記入事項が多く、また申請書と合わせて、議員ご承知のとおり、就労証明書の提出が必要となります。そのため、電子申請を利用することで、ご自宅など落ち着いた環境の中で申請することができ、就労証明書等の添付書類についても電子データで添付することで、役場などに来庁することなく申請することができますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 保育所の入所手続については来年度から、そして学童保育所の入所手続については、このシステムとは別に11月から電子申請により入所手続ができるという予定で、大変よいことだと思いました。  住民が役場に来なくても行政手続がオンライン上で完結されることが自治体DXの目指す姿だと思っております。今後、さらにこのような取組を広げていっていただくことが本町のDX推進につながっていくことだと思います。  次に、ではこのかんたん窓口システムのサービスは、町ではいつ頃からのスタートを予定しているのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  このかんたん窓口につきましては、国のほうは令和5年2月からのスタートを予定しておりますので、本町でも令和5年2月以降の運用となります。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、参考までに県内の自治体で、このシステムを導入するところはあるのか、現段階での状況で結構ですので、把握している範囲でご説明ください。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  このシステムの県内の自治体の導入状況でございますが、現在本町が加入しております埼玉県町村情報システム共同化推進協議会に参加している21団体のうち、9月補正予算に計上して導入予定の町村は本町を入れて6団体と伺っているところでございます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) では、次の質問に移ります。  国は、地方公共団体がDXを推進していくためにデジタル関係において、高度で専門的な知識を持った人材が必要だといっています。そのため、市町村等に対して専門的なデジタル人材を活用できる補助金制度も設けております。  私は、現在の町の担当職員の方たちは優秀な方が多いと思っています。本町では、今後人材面を含めてどのような体制で自治体DXを推進していく予定なのか、企財課長のお考えをお聞かせください。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  全国の自治体の中には、デジタル関係のいわゆるコンサルタント、こういったものを採用している自治体もございます。ただ、町のほうといたしましては、現段階では企画財政課のDX推進係を中心に職員で構成するDX推進のプロジェクトチームを設置するなど、職員全体で情報共有を図り、まずは組織全体のボトムアップによりまして、デジタル技術やデータを活用して、毛呂山町として必要なDX推進の施策を展開していく考えでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) ご答弁のとおり、まずは役場組織全体でボトムアップをしていくことが私も大事だなと思います。  それでは、デジタル人材活用の関係で少し観点を変えます。今後町として自治体DXを推進していくためには、少子高齢化が進行していく中で、特に高齢者の方たちなどに対してどのようにアプローチをしていくのか少し気になっております。現在、スマートフォンが主流になっている中で、高齢者の方たちなどにはどのように対応をしていく考えなのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  今後、DXを推進していく上での高齢者の方たちへのアプローチについてのご質問でございますが、町のほうといたしましても、社会変化の対応の観点から、住民対象のスマートフォン講座、こういったものを今年度も、これ教育委員会の所管ですが、公民館の学習講座で予定のほうをしております。  また、ゆずの里ケーブルテレビでも無料でスマートフォン講座、こういったものを実施しておりますので、今後も町のほうといたしましては、あらゆる世代の方たちに町のDX推進が理解されるように推進していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) それでは、最後の質問にさせていただきますけれども、これから全国の市町村が自治体DXの推進に本格的に取り組んでいくと思います。まだ見えない部分が多い中ではございますけれども、新しい時代に対応した毛呂山町が目指す自治体DX推進のビジョンや方向性について、企画財政課長の考えをお聞かせください。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  町のDX推進の方向性についてのご質問でございますが、まずは先ほどからご答弁しているとおり、自治体情報システムの標準化に向けて全力を挙げていきたいと考えております。また、国が求めている自治体DXの推進は、非常に多岐にわたっているため、企画財政課のほうといたしましては、現在策定中の毛呂山町独自のいわゆる毛呂山町版DX推進計画の内容を踏まえて、限られた財源の中で真に必要とされておりますそういった取組のほうから図っていく必要があると考えているところでございます。  議員ご承知のとおり、町には埼玉医科大学グループ、こういった強みがございますので、将来的にはオンライン診療ですとか、HAPPINESS館との連携強化による在宅医療のオンライン化など、こういった住民に恩恵のあるような取組のほうを今後検討していきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 荒木かおる議員。 ◆7番(荒木かおる議員) 民間企業でもデジタルの活用によるDXが急速に進んでいる中で、令和3年9月1日にデジタル庁が発足し、行政の効率化と住民サービスの向上の観点から、自治体DXの推進が市町村にも求められております。国が示している自治体DX推進計画には、先ほど課長からもありましたけれども、非常に多岐にわたって多くの事業が掲げられております。その中から、毛呂山町に必要な施策を着実に実施していくことが私は大切だと思っています。そのため、先ほどご答弁いただいたとおり、行政手続のオンライン化による役場窓口の利便性の向上などは、私は非常に期待しております。住民が来庁したときに窓口でスムーズに行政手続ができて、役場が便利になったと感じてもらってこそ意味のあることだと思います。担当課におかれましては、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  自治体DXの推進においては、標準化への移行やセキュリティ対策も含めて数多くの事務が出てくると思いますけれども、今後も職員の皆さんが連携してよい方向に進むことを期待いたしまして、私の一般質問を終わりにさせていただきます。 ○小峰明雄議長 この際、午前10時45分まで休憩とします。                                      (午前10時29分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                       ◇ 髙 橋 達 夫 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  髙橋達夫議員。                 〔12番 髙橋達夫議員登壇〕 ◆12番(髙橋達夫議員) 12番、髙橋達夫です。議長の許可を得ましたので、町政に対する一般質問を行います。  去る8月10日、財務省は国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる国の借金が6月末現在で1,225兆1,632億円と発表しました。これは、国民一人当たり単純計算すると、初めて1,000万円を超えました。これは、今生まれたばかりの赤ちゃんに出生届を受けると同時に1,000万円の借用証書を渡すということになります。  そして、8月31日、2023年度国家予算の一般会計110兆円余の概算要求が発表されました。これは、コロナ対策で大幅に膨らんだ過去最大の2022年度の予算に次ぐ大きいものだそうです。ただ、この23年度の概算要求の特徴として、物価高の対策や防衛費など金額を示さない事項要求がやたらと多く、これからさらに増額し、2022年度予算を超える可能性が十分あると報じられています。歳入と歳出の差が大きくなり過ぎて、いわゆるワニの口の顎が外れてしまった状態で、これからお先真っ暗の国の財政状況のようです。町においてもこの状況をしっかり心に受け止め、今後の予算編成に当たっていただきたいと思います。  唯一明るいニュースは、大リーグでエンゼルスの大谷選手のベーブ・ルース記録に並ぶ104年ぶりの活躍でしょうか。  質問に入ります。1点目として川角駅整備事業の進捗状況についてお伺いします。①として、川角駅周辺整備事業の件については、3月の議会でも質問していますが、そのときの課長の答弁は、この事業は駅周辺住民や利用者、町全体の関心事であり、必要以上の長期化はメリットがない、早急に協議会から意見をいただき、これを踏まえ事業化を進めたいという答弁でございました。その後、協議会は何度開催され、その状況とそこで協議されたことはどのようなことかお伺いします。  ②として、この事業については、平成31年3月1日、城西大学から議会の議決を経て3億5,000万円の負担付寄附をいただいております。そして、町は協定を交わしています。それから3年半以上も経過しているのに、全くこの事業は進捗していませんが、城西大学からは何か町に対して要望、意見等は来ているのでしょうか。また、城西大学とは定期的な意見交換等はしているのかお伺いします。  ③として、3年半という月日の流れは、世の中の様子を多く変わっています。特にここへ来て、新型コロナの世界的蔓延という予想もできない事態が発生し、いまだに収束の兆しは見えていません。また、急激な円安の影響もあり、今まで忘れていたインフレが発生し、あらゆる物価が値上がりしています。アメリカの上院FRB、パウエル議長は、この急速に進むインフレを抑えるため、立て続けに利上げを実施、これによりアメリカ市場の株価も急落、それに加えて2月24日、ロシアのウクライナへの侵攻は長期化の様相を見せています。これに対抗すべく西側諸国のロシアへの経済封鎖等により、原油、ガス、穀物等が急速に値上がりし、社会情勢を急変しています。  大学との協定書、第5条では、社会情勢の急変や天変地異の場合、協定の解除もうたっています。このことについて、町の考え、さらに城西大学との話合いを持っているのかお伺いします。  次に、2点目として、町が訴えられた裁判についてお尋ねします。①として、6月末にイオンタウンがオープンしました。この開発について、町民7名を原告として町が訴えられていますが、その裁判の状況について説明を求めます。  3点目として、マイナンバーカードについて質問いたします。①として、令和4年1月1日から始まったマイナンバーカード第2弾の締切りが今月末です。毛呂山町民への交付状況をお尋ねします。  ②として、毛呂山町の70歳以上の高齢者の交付状況についてもお伺いします。  ③として、毛呂山町の70歳以上の高齢者への周知方法についてもお尋ねします。  4点目として、有害鳥獣対策について質問します。①として、9月になり、これから実りの秋を迎えます。それを狙っているかのように有害鳥獣が畑を荒らし、例年生産者を悩ませています。直近の被害額を町はどのように把握しているのかお尋ねします。  そして、被害に対する町の有害鳥獣対策もお伺いします。  ②として、町のスマートシティ構想において、ドローンによる有害鳥獣対策を町は言っておりますが、その現状と内容についても説明をお願いします。  以上です。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 髙橋議員の1問目、川角駅周辺整備事業の進捗状況について、4問目、有害鳥獣対策について順次お答えいたします。  1問目の1点目、協議会の開催状況、内容についてでございますが、川角駅周辺地区整備協議会につきましては、令和4年3月議会以降、第3回、第4回、第5回と計3回の協議会を開催いたしました。この間の協議会におきましては、規約の改正、これまでの本事業の経緯、今後の整備に対する要望等が協議され、現在は事業の趣旨や協議会で出た意見を整理しながら、協議会としての整備方針を取りまとめている状況でございます。  2点目、城西大学からの要望、意見等についてでございますが、城西大学とはこれまで本事業を進めてきた中で、機会を捉えて意見交換を行ってまいりました。また、協議会の委員についても城西大学よりご選出いただいており、大学としては学生の安全確保が大事であり、駅周辺の危険な状況を解消するため、一日も早く事業を進めてほしいといったご意見をいただいております。  3点目の協定の取扱いについてでございますが、平成31年2月に城西大学と協定を締結した時点とは状況が異なっていることも考えられますので、今後の本事業の整備計画を踏まえて、改めて協定の取扱いについて城西大学と協議してまいりたいと考えております。まちづくり整備課といたしましては、喫緊の課題であります川角駅周辺の危険な交通状況を一日でも早く解消するため、協議会としての整備方針を速やかに取りまとめ、事業の進捗に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  続きまして、4問目の2点目、町のスマートシティ事業におけるドローンによる有害鳥獣対策の現状と対応についてお答えいたします。ドローンを使用した有害鳥獣対策は、鹿やイノシシ等の有害鳥獣の個体数や生息域を把握し、データ化することを目的としています。今まで猟師の方々が経験によって仕掛けていたわなについて、個体数やデータ数を把握することで、より負担なく持続的に仕掛けることができるようになる取組であると考えております。現在は、ドローンによる鳥獣監視の安全性及び技術性制を確認するために実証実験を行っております。具体的には、ドローンに登載した光学カメラや赤外線カメラを使用し、獣道の発見や上空から見た木々などの死角に対して、有害鳥獣を捕らえることができるか、安全性を担保できるか等の検証を行っております。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 2問目の町が訴えられている裁判についてのご質問につきましてお答え申し上げます。  最初に、裁判の状況でございますが、令和4年4月20日、6月1日、7月20日に口頭弁論が開かれ、原告及び被告の準備書面の陳述等が行われました。  次に、令和3年7月9日及び11月29日付で、原告から裁判所に提出された執行停止の申立てについてですが、令和4年7月7日付で裁判所から却下する旨の通知がありました。内容は、裁判所が開発行為の許可処分の効力の存続を是認することができない程度の損害が原告らに生ずるとは認められず、開発行為の許可処分により生じる重大な損害を避けるため緊急の必要があるときに該当するとは認められないと判断したものです。  また、令和4年4月26日付で執行停止の申立てについて、原告から再度提出があったため、町としましては、却下を求める意見書を6月3日と7月1日に裁判所へ提出しています。当該申立てにつきましては、7月14日付で裁判所から却下する旨の通知がありました。内容につきましては、先ほど答弁申し上げました却下と同内容でございます。  今後の日程につきましては、9月21日午後1時50分から、さいたま地方裁判所第105号法廷におきまして、口頭弁論が行われることになっております。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 3問目のマイナンバーカードについてのご質問にお答え申し上げます。  まず、1点目の毛呂山町民への交付状況につきましては、令和4年8月22日現在のマイナンバーカードの所有者の状況となりますが、40.0%となっております。  次に、2点目の毛呂山町の70歳以上の高齢者への交付状況についてでございますが、こちらも8月22日現在で43.1%となっております。  最後に、3点目の毛呂山町の70歳以上への周知方法についてでございますが、70歳以上の方に限定はしておりませんが、全町民を対象として町の広報紙及びホームページにおきまして、マイナンバーカードの作成方法、マイナンバーカードを利用したコンビニエンスストアでの各種証明書の取得方法、マイナポイント第2弾の申請、本年6月から12月まで毎月第4日曜日に開設しているマイナンバーカード専用休日窓口等について掲載をしております。また、役場1階ロビーに設置されたテレビを利用し、マイナンバーカードの普及に向けた動画の放映や、役場庁舎等においてポスターを掲示することにより、周知を図っているところでございます。さらに、マイナンバーカードの交付率向上のため、東公民館におけるワクチン接種会場において、マイナンバーカードの申請サポートを実施しております。今後におきましても、引き続きマイナンバーカードの普及促進に向け、努めてまいる所存でございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 4問目の1点目、有害鳥獣対策に関するご質問にお答え申し上げます。  まず、有害鳥獣による被害額の把握についてでございますが、捕獲報告があった際は、被害作物や被害面積などから農業災害に係る被害額の算定標準などを参考にし、前年度の状況も踏まえた上で被害額を算出しております。また、農業共済組合から被害額の情報提供があった場合には、その額も加えて算出いたします。なお、令和3年度の被害額は226万6,000円でございます。  次に、被害に対する町の有害鳥獣対策についてでございますが、町の有害鳥獣対策は、各種法令にのっとり策定された県や町の計画に基づいて実施しております。具体的には、新たに電気柵、ワイヤーメッシュ柵、またはネット柵を設置するために必要な資材費に対し補助金を交付しており、農作物被害の未然防止に努めているほか、毛呂山町鳥獣被害対策実施隊を組織した上で、年間を通じて有害鳥獣捕獲を行えるよう実施隊へ捕獲許可を出しており、猟銃を使った巻き狩り、箱わなやくくりわなを使ったわな猟で、市街化区域を除く町内全域でイノシシ、ニホンジカ、ハクビシンなどの捕獲活動を行っております。また、アライグマの捕獲に関しましては、つり下げ式の箱わなや踏み板式の箱わなを設置し、町内全域で捕獲活動を行っております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) では、再質問をさせていただきます。  まちづくり課長、お伺いしますが、協議会について、今までの課長の答弁ですと、中国の漢詩を由来する四文字熟語、協議会は起承転結、4回で終わらせるという大変すばらしい答弁がございました。漢詩で言う起句、承句、転句、結句の4句で終わるということで、4句で終わるというので4回だということですが、丁寧にまだ5回も重ねていますが、まだこれは続けるのですか、お伺いします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇
    ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  今後の協議会の予定ということでございますけれども、こちらは過日実施いたしました第5回協議会におきまして、協議会としての整備方針を事務局案、こちらをお示しをいたしましたところ、委員の皆様より修正を含めて意見のほういただいております。次回第6回の協議会におきまして、整備方針の修正案を再度提出させていただきまして、協議していただく予定となっております。内容についてご意見がまとまれば、協議会としての整備方針として形になるものと考えております。町といたしまして、早期に整備方針が決まるよう、現在整備方針の修正案を鋭意作成中でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 4回というところが6回になるということですよね。あまり議論が多過ぎてしまって、船頭多くして船山に上るということわざもございます。とんでもないことにならなければいいのですが、それは私の杞憂であればいいのです。でも、今までのところで、町が示した案というのですか、これはどういうことなのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えいたします。  町がつくった方針、今町のほうでまとめている協議会の方針でございますけれども、こちらは今協議中でございまして、詳細な内容につきましては控えさせていただきますが、やはり川角駅の既存の改札口の維持を求めるものや橋上駅舎及び自由通路の整備、南北駅前広場やアクセス道路の整備などが方針の候補として上がっております。これまで委員の皆様と協議してきたご意見やご要望ですので、委員の皆様にご納得、ご理解いただけるようなものにできるよう努めているところでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 今の課長の答弁ですと、いろいろたくさん提案してあるようですが、もう一回お伺いしますが、この川角駅の既存改札口の維持ということは、今の改札口をそのまま残しておくということを意味しているのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  協議会の方針といたしましてでございますけれども、川角駅の北口は動かさないというのが基本的な方針の一つでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 町は、議会が議決して大学との協定を結んでいますよね。協定書には、協定書の第1条に交通渋滞の原因や学生の通学上の危険となり得る課題を解消するために行う駅舎の移設となっているのです。駅舎の移設、それから、駅前広場やアクセス道路の整備ということを協定で結んでいるのですよね。これを結ぶことによって、3億5,000万という負担付寄附をいただいているのですが、これと今言っていることとは矛盾しないのですか。どういうことですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  協議会の方針の位置づけのほうの説明をさせていただきます。こちらにつきましては、今後町で具体的な整備計画を定める上での大変重要な基軸となる方針でございます。この整備方針は、川角駅の整備をよいものにしたいという委員皆様の思いが込められたものでございますので、大変重みのあるものとして捉え、最大限尊重しながら整備計画を進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) いや、協定書の、協定と違ったものが出てきて、これは負担付寄附ですから、法的な根拠があって、だからもし今のようなことをするとなると、また町が訴えられてしまうのだと思うのですが、その辺のことについてはどう考えているのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  城西大学と取り交わした協定は、今現在も生きているものでございます。そういった中で、協議会の意見を、協議会としての整備方針というものを町のほうに出していただいて、それを最大限重視しながら、町としての計画を整えていくという流れでございますので、城西大学との協定の締結時とは事業の前提等が異なってくることもあるというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 今、前提と異なってくると言っていますね。つまりこの駅舎を移設するということは外してしまうということですか。そういうことですか。ちょっとお伺いします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  協定の内容から内容を変えてしまうということではございませんで、今のところ協定は協定として生きております。また、協議会のほうでご意見をいただいているという状況でございます。これから町としての計画のほうを整えていくわけでございますが、それによって城西大学さんとのお打ち合わせのほうも必要になってくるという考えでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) では、その部分については、ちゃんと守るということですね。それで、整備計画については、それは意見として聞いておいて、町は新たに整備計画を、町が城西大学の協定に沿った整備計画をつくるということでよろしいのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  こちらの城西大学との関係でございますけれども、町といたしましては、協議会として整備方針を受けまして、町としての整備計画を定めて事業を進めていくことになります。また、定められた整備計画の内容によりましては、城西大学と締結した協定についても取扱いを協議していくということになろうかと考えております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) いや、いつでしたっけ、2日の日のやっぱり議員の質問の中に、議会の議決はセレモニーではないと言っていましたよね。議会が議決しているということは、やっぱりそれは守らなければいけないのだと思うのですが、議決の議決の重み、協定の重み、これについてはどうお考えですか。誰か答えてください。 ○小峰明雄議長 関本副町長。                 〔関本建二副町長登壇〕 ◎関本建二副町長 再質問にお答えを申し上げます。  議会の議決についてということでございますけれども、今回の議会の議決は、お話にもありましたように、負担つきの寄附に関する、負担つきの寄附を受ける場合の議会の議決ということでございまして、この議決は地方自治法の96条に規定されているものでございまして、この議決は例えば条例の制定、改廃、あるいは予算を定めることといった場合の議決と同様に、議会の権限として大変重いものと受け止めております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 今、副町長が答弁があったとおり、そのとおりだと思います。そうすると、この協議会の意見というのは、それは外していかなければいけないのではないのですか。そうでなければ、だって議決に沿っていないですもの。議決の重要性というのは、今副町長がおっしゃられたとおりなのですけれども、全くだから、矛盾することが一つに入ってしまっているけれども、これではなお進まなくなってしまうのではないですか。  私も事情は分かりません、大学の事情は。でも、私立の大学ですから、恐らく城西大学も文科省から補助金かな、私学助成金というようなものはもらっていると思います。そういう手前があって、そんなものが入った整備方針が来たら、これは大学の中でも問題になってしまうのではないですか。まして3年も手をつけずにそのまましてあって、最後にそういう整備方針をつくるとなったら、整備計画か、そういうものをつくるとなったら、示すとなったら、全くだってこれは協定の根本から変えなければならなくなってしまうのですが、その辺はどうお考えなのか。  やっぱり時間がかかり過ぎてしまっています。時は金なりという話があるけれども、あれから3年で、コロナも3年経過してもまだ収束していないです。それから、ウクライナの戦争も10日ぐらいで終わるのかと思ったら、半年かかってもまだ終わらない、まださらに拡大していくよ、ましてここで原発に砲弾が落ちてくるというような地球規模の災害が起きるのではないかという心配もあります。そして、円安についても、昨日当たり1ドル140円をつけてしまっています。まさに経済変動、天変地異がいつ起きてしまっても分からないような状況なのです。  だから、この辺を町は町として大学と協定を結んでいるのですから、協定に沿った方向で速やかに進めてもらいたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答え申し上げます。  城西大学との協定に関する関係でございますけれども、城西大学とは機会を捉えまして、現在の協議会の進捗状況や整備方針のまとめについて、意見交換を行っております。その中で、整備計画により、協定の内容が変わってくる場合には、協定の取扱いについても協議するということでの共通認識を持っているところでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) これは協議会ですよね。審議会ではないですよね。諮問を諮っているのではないのですよね。だから、協議会で意見を出してもらう、そこまでで終わりであって、それ以上のものはないと思うのです。議会の議決は違います。全然そんなものと違う。重みが違う。協議会の決定と議会の議決全然違う。その辺をよく踏まえて、今後進めていただきたいと思います。時間がありません。次に行きます。  裁判のほうです。原告が2度にわたり執行停止を求めましたが、却下されたと答弁です。この原告が求めた執行停止というのは、訴状を見てみるとちょっと分からないのですが、どういうことを言っているのでしょうか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  当町がイオンタウン株式会社に対して行った、開発許可処分の効力を失効させようとするものでございます。執行停止ということでございますけれども、今回の開発許可処分の取消しの訴えを提起したとしても、行政事件訴訟法第25条第1項の規定されている執行不停止の原則によりまして、執行の効力が維持されますので、工事のほうは続くものでございます。そうしたことから、原告側では工事の根拠となる開発許可処分の効力を停止させることで、工事を停止させようとしたものと思われます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 難しい法律用語がまた出てきたので、ちょっと分からないのですが、工事を停止するという、工事の執行を停止してくれということですよね。それについて、裁判所からは却下ということが出てきました。この却下という意味を教えてください。  それと、これでよく一緒に使われる、同じような法律用語で棄却というのがありますよね。これについても教えてください。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  まず、却下と棄却ということでございますけれども、今回の申立人の主張する工事による騒音、振動等、それから近隣道路の渋滞、平穏な生活、近隣小売店への経済的圧迫及びこれによる廃業による近隣住民の不利益について、具体的な証明がないということで、執行停止の申立てに理由がないということで執行停止を認めないで開発許可処分の効力が維持されると裁判所が判断したものでございまして、却下の決定をされたものでございます。  裁判における却下と棄却についての違いということでございますけれども、処分の違法性について審理をすることなく、そもそも裁判所で審理することができない訴えであるとして、訴えを退けるのが却下でございまして、処分の違法性について審理をした上で違法性はないとして訴えを退けるのが棄却でございます。却下ということにつきましては、一般的に門前払いといったニュアンスでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 今、前のほうの話がちょっと分からないのですが、その却下という意味はそういうことですよね。もう門前払いですよね。棄却であれば、理由がないから請求を退けるということだと思うのです。  課長の答弁の中に、ちょっと分からない、これは真ん中辺かな、内容は裁判所が開発行為の許可の処分の効力の存続を是認することのできない程度の損害が原告から生ずることは認められずとかと言っているのですが、この却下についてこういうことが裁判所から来たのですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  裁判所のほうから、却下する旨の通知ということで文書で来てございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) いや、この今の内容のものが裁判所からそういう通知が来ているのですか、こういうことで。認められないと判断するということが出ているのですか。でも、却下というのだから、全然門前払いで、これは全然言う意味が、訴える意味がないですよというので却下してしまうのかなと思ったのですが、そうではないのですね。分かりました。  それから、3月に全協で示された訴状ですね、訴状というのも私も初めて見たのだけれども、この訴状は資料は4部あるのです。1つが令和3年7月9日付、(2)として令和3年10月14日付、3と4で令和3年の11月12日付、3つあるのです。訴状というのは1枚なものだと思うのですが、こう何枚も何枚も来るものなのですか。どうしてこうなっているのですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  今回の訴状が複数あるということでございますけれども、当初は2組から訴状がそれぞれ裁判所のほうに提出されたようでございます。そのうち1組については弁護士がついていませんでした。その1組に後で同じ弁護士がつきまして、さらに訴状の訂正申立てをされたために、書類のほうが複数あるものでございます。  なお、この2件の訴えにつきまして、裁判所の判断で弁論を併合して同時に審理するということで進めているものでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) では、訴状が3つもあるけれども、それはまとめて1つにして、1つの裁判として裁判所は扱うと、そういうことですね。分かりました。  次に、この訴状の中に書いてあることなのですが、イオンは6月30日でしたっけ、開店しましたね。この訴状の中には、建設中の騒音があるとか、振動、建設後の交通渋滞、近隣商店への経済的圧迫と言っているのです。これが訴えているところですよね。こういうことがあるのでということで裁判しているのですが、現実としてこういう苦情が、建設中から今までに町に苦情が来ているのですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  現時点で地域住民から騒音や振動、交通渋滞に対する苦情等につきましては情報としては上がっていない状況でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) では、これの訴状に書いてあることは想像で言っていた話であって、現実の話ではないということですよね。交通渋滞も相当あるのかなと思ったら全然ないですものね。何の心配もないよね。そういうことらしいです。  その次に、この訴状に訴訟費用は被告、すなわち町が負担すると、これはだから、原告のほうが勝った場合のことを言うのでしょうが、これは町負担にするというのはどういうことですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  訴訟費用の負担の考え方でございますけれども、まず訴訟費用につきましては、訴状や申立ての収入印紙に係る手数料、あるいは書類の送付に係るものが経費として挙げられます。なお、双方が弁護士に支払う弁護士費用は含まれないものでございます。  訴訟においては、訴訟費用を原告、被告のいずれの負担とするかも合わせて判断されるために、訴状については訴訟費用は被告の負担とすると記載するものが一般的でございまして、また被告側は答弁書において訴訟費用は原告の負担とするものとの記載をすることが一般的でございます。本件でも双方そのような主張をしてございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) では、この訴訟費用というのは、印紙代のようなもので、大したお金ではなくて、弁護士費用は含まれないということですね。ちなみに、町が頼んでいる顧問弁護士ですか、これに払う費用というのは幾らでしたっけ。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  当町が契約をさせていただいております弁護士の費用といたしまして、まず着手金として92万4,000円を契約させていただいてございます。  なお、成功報酬としてこれから支出される可能性がありますけれども、今の想定では184万8,000円を想定するものでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) そうすると、92万2,000円でしたっけ、2,000円の、この訴訟に勝った場合92万2,000円の3倍を町が払うということですね。これは、だから相手方からもらえないわけだから、たとえ勝っても、これは町民負担と、町民の税から出ていくということですね。そういうことですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  裁判の費用でございますけれども、先ほど私が申し上げました代理人への着手金として92万4,000円、裁判の結果によりますけれども、成功報酬として184万8,000円をさらに支払う可能性があるということでございます。こちらにつきましては、町の支払いということでございますので、裁判の勝ち負けとは限らず町負担となるものでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) いや、勝てばであって、負ければこっちの成功報酬はないのでしょうから、それはないのだと思うのですが、そんなことはないのでしょうが、いずれにしても相当のお金がかかる、訴訟リスクというのがあるというのは確かにお互い大変なことだと思うのです。  一般的にこういう行政訴訟、だいたい1年ぐらいではないかというのですが、今後の見通しというのは弁護士さん等から聞いているのですか。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  今後の裁判の日程的なお話でございますけれども、代理人のほうからは一般的に行政訴訟につきましては1年は一般的にはかかるという話は聞いてございますが、当案件につきましてどの程度期間を要するかということにつきましては、詳細は今のところは不明でございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 町が被告になってしまっているので、負けるわけにはいかないので、勝つまでやるのでしょうから、ぜひ勝つまで頑張っていただきたいと思います。  次に、マイナンバーカードについてお伺いします。答弁にありました、これは8月22日現在の数字で40%ということですよね。国のを調べてみると、国は7月末で45.9というのですから、それと比較しても毛呂山町は少ないですね。  それで、逆に今度は70歳以上の人は、私としては結構その手続や何かが面倒くさいので、なかなかもらわないのではないかなと思っていたのですけれども、逆に70歳以上の人のほうが多い割合になっていますよね。これについて、どういう原因、だからどうしてこの交付率が少ない、町も少ないのは少ないけれども、国だって来年の3月までに全部に行き渡らせるといっているのに50%いっていないわけですから、少ないですよね。その少ない原因、また高齢者が多い原因というのは町はどのように捉えているのでしょうか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  まず、毛呂山町の交付率が低い理由ということでございますが、マイナンバーカードの交付率につきましては、4月当初の段階で全国平均、県平均よりも低い状況でございました。そのため、まず県平均を目標に先進自治体の取組を参考といたしまして、日曜日のマイナンバーカード専用窓口の開設、それからワクチン会場での申請サポート等を始めるなど、交付率向上に向けた施策を開始いたしました。しかしながら、依然として全国平均、県平均を下回っている状況でございます。今後におきましては、さらなる取組が必要であると考えておりますので、ワクチン会場での出張サポートにつきましては、効果が出ておりますので、こちらは継続しつつ、企業等への出張申請を考えるなど引き続きマイナンバーカードの交付率の向上に努めてまいりたいと存じますので、ご理解を賜りたいと存じます。  それから70歳以上の高齢者の取得率が低い理由でございますが……                 〔「高いだよ」と呼ぶ者あり〕 ◎吉田茂雄住民課長 失礼しました。高い理由でございますけれども、70歳以上の高齢者の取得率の高い理由といたしましては、まず免許証を返納した方や顔写真付きの証明書を持っていない方が身分証明書として利用するために申請しているのではないかというふうに考えております。また、住民課におきましても、4回目のワクチン接種におきまして、申請サポートを行っております。8月の末の時点で454名の方の申請を受け付けております。対象者につきましては、基本的には60歳以上の方でございましたので、こちらについても若干の影響はあるものと考えております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 今度の第2弾で保険証にひもづけるということがありますよね。これでポイントが増えるとか。ですが、健康保険証とマイナンバーカードをひもづけるというのは、これはどういうことなのですか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  保険証とのひもづけ方法ということでよろしかったでしょうか。マイナンバーカードを保険証として使用するための手続でございますけれども、マイナンバーカードを所有者自身がパソコンやスマートフォンを利用して、マイナポータル上で登録を行うということができます。また、ご自身で登録ができない方は、役場の住民課で登録のサポートを行っております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) ちょっと違った答弁なのですが、だからマイナンバーカードと保険証をひもづければ保険証を持っていかなくて、医療機関にかかれるということなのですかということ。  では、それであれば、毛呂山町の町内の医療機関でそういう機能が使える機関というのは何か所ぐらいあるのですか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  マイナンバーカードが保険証として使用できる医療機関ということでございますが、8月21日現在でマイナンバーカードを保険証として利用できる医療期間等は町内で16か所でございます。内訳といたしましては、病院、診療所等の医科が3か所、歯科が3か所、調剤薬局が10か所で、計16か所の医療機関で利用できる状況でございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) ちなみに、埼玉医科大学は入っているのですか。 ○小峰明雄議長 吉田住民課長。                 〔吉田茂雄住民課長登壇〕 ◎吉田茂雄住民課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉医大につきましては、現在はマイナンバーカードを保険証として利用はできませんが、予定ということでございますけれども、今年度中にマイナンバーカードを保険証として利用できるように進めているというお話を伺っております。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 埼玉医大ではまだやっていないのだけれども、今年度中に進めると、こういうことですね。  だから、マイナンバーカードがなかなか普及しないというのは、持っていても価値がないのだよね。使うところがないのです。高齢者の場合は免許証の代わりになるとか、確定申告をするときe―Taxを使うにはこれがなくては駄目だから、あるのだと思うのです。だから、マイナポイントをくれるとかくれないとかという話ではなくて、先ほども言ったけれども、便利に使える方法を国がどんどんつけなければいけないのではないですか。だから、免許証とマイナンバーカードをひもづけるとか、スマートフォンに入れるとか、そういう方法を国がやってくれないと、幾ら笛と太鼓でやっても普及率が上がらない。やっぱりそれを持っていれば便利だと、国もそれがいいのでしょうけれども、持っている人が使い勝手がいい、これはいいなというものを、なくては困るなというものを国自体がつくらなくてはいけないのではないかと思うのです。そういうことでよろしくお願いします。  次に、有害鳥獣の話です。時間がないですが。被害額が226万6,000円というのですが、この算出方法というのはどういう根拠にあるのですか。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 再質問にお答え申し上げます。  226万6,000円の算出方法でございますが、例えばですが、捕獲報告がございまして、それがアライグマであって、例えばブルーベリー農家であった場合は、県が定めた算定標準であるブルーベリーの10アール当たりの単価と被害を受けた面積を掛け合わせる、イノシシであれば畑に侵入され根菜類が駄目になったということで、それの野菜の10アール当たりの単価と被害をかけた面積を掛け合わせるといったようにして算出してまいります。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 被害があったということで、役場の職員が現地に行って調査しているというわけではないのですね。なるほどそういうことですか。  それから、今度はドローンの話なのですが、これについてはどこで誰が今やっているのですか、この実験を。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えいたします。  ドローンを使用した有害鳥獣対策実証実験でございますが、鎌北湖の周辺で埼玉県からご紹介をいただきました上尾市に本社のある株式会社アルガリさんによって実施しているものでございます。実証実験は、鎌北湖周辺を1時間に1回定点飛行するものでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 定点飛行って、それは何回ぐらいやっているのですか。  それから、その費用は誰が負担しているのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  こちら定点飛行につきましては、1時間に1回やっておりますので、半日ですと4回ということになります。  また、こちらの実証実験の事業費につきましては、事業費のほうは町の事業費はかかっておりません。業者の持ち出しということでございます。 ○小峰明雄議長 髙橋達夫議員。 ◆12番(髙橋達夫議員) 時間がないです。これについても、スマートシティの関係でまち課行ってしまっているのですが、やっぱりこれは被害のあるところと……
    小峰明雄議長 この際、午後1時15分まで休憩とします。                                      (午前11時45分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時15分)                                                       ◇ 神 山 和 之 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  神山和之議員。                 〔1番 神山和之議員登壇〕 ◆1番(神山和之議員) 議席番号1番、令和町民党の神山和之です。議長の許可をいただきましたので、私から町政に対する一般質問をさせていただきます。  過日、前久保地内で全焼3棟、半焼1棟、部分焼2棟、ぼや5棟を焼失する建物火災が発生いたしました。被災された方にはお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方にはお悔やみを申し上げます。  さて、今回の私の一般質問は2問です。まず、1問目の質問は、全国各地で記録的な大雨による災害が発生しており、本町をはじめ近隣市、町でも7月12日の夕方から局地的な大雨により、隣の鳩山町では1時間に110ミリ以上の猛烈な雨が降り、7月1か月分の倍以上に達する395ミリの記録的な降水量との報道がありました。本町においても、大雨による河川等の越水により、長い間幾度となく繰り返される床上、床下浸水及び道路冠水等により、住宅への被害が発生し、町民生活に支障を来し、町民財産にも被害が及んでおります。  そこで、度重なる集中豪雨災害による本町の浸水被害対策と道路冠水対策並びに改修等の状況と題しまして質問をいたします。  まず、質問の1点目として、今回の集中豪雨による本町の被害場所及び被害状況についてお伺いをします。  2点目として、担当課における降雨前の水路確認と安全対策及び降雨時の浸水被害把握と措置についてお伺いをします。  3点目として、国及び県が管理する河川及び町が管理する水路等の普通河川、今まで県とどのようなことが協議され、その対策及び改善が図られたのかお伺いをします。  4点目として、滝ノ入、阿諏訪、大谷木、宿谷、権現堂地区等における土砂災害及び林道等の被害についてお伺いをいたします。  5点目として、私は令和元年台風19号による被害を重く見て、幾度となく本会議で一般質問し、豪雨等による家屋への浸水被害及び道路冠水による被害の軽減を図ることが行政の責務であり、町民が安全で安心して暮らせるまちづくりが必要不可欠であると度々本会議で訴え続けています。  そこで、伺いますが、今までに何十年もの大雨のたびに繰り返し、浸水、道路冠水が改善されない箇所について、地区別、個別事案についての改修状況についてお伺いします。  まず、1つ目、アといたしまして、西大久保耕地の水路、旧毛呂山高校、これは東側とありますが、西側に訂正お願いします。また、大類から西大久保につながる町道2号線の道路冠水についての改修状況について。  2つ目、イとして、市場地内、県道川越越生線、葛川橋付近の冠水、関越物産南側、葛川第2号橋についてお伺いをします。  3つ目、ウとして、川角地内、町道7号線、川角中学校南側道路冠水及び住宅の浸水について改修状況をお伺いします。  4つ目として、旭台地内の通学路でもあります町道3311号路線、東武鉄道南側道路冠水、旭台光山小学校踏切付近の道路冠水についての改修状況をお伺いします。  5点目として、前久保地区、岡本団地内の越水による床上及び床下浸水についての改修についてお伺いをいたします。  大きな2問目としまして、本年6月17日に国の文化審議会において、鎌倉街道上道を国指定史跡に認定し、指定範囲を追加するよう文部省に答申され、登録されれば本町では初めてで、街道を中心とした指定は県内初とのことであります。これまで本街道保全のために長きにわたり清掃活動をはじめとする多くの町民ボランティアの皆様、さらには担当職員の皆様には今までのご労苦に対し、衷心より感謝を申し上げます。  そこで、これら町民皆様の思いを受け、本町の文化財を県内外から訪れ、その価値を理解していただき、観光の発展に結びつける施策についてお伺いをいたします。  まず、1点目としまして、これら貴重の文化財を今後どのように保全し、次の世代に継承させるのかお伺いをします。  2点目として、観光資源として本文化財の価値を、県内外多くの人に本町を訪れていただくための具体的な施策があるのかお伺いをいたします。  3点目として、鎌倉街道上道を保全するため、必要な維持管理等、多くの資金が必要と考えるが、これを町は今後どのように確保するのかお伺いします。  4点目として、本町の文化財では、県の無形民俗文化財に指定され、関係者皆様のご努力により伝統継承されている流鏑馬があります。流鏑馬区を担当されている町民の皆様も大変な苦労をされていると伺っております。これについても祭馬区では多くの資金が必要、今後新しいスタイルでの流鏑馬まつりを検討する必要があると思いますが、これについてもお伺いします。  以上今回の私の一般質問とさせていただきます。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 神山議員の1問目の1点目、本町における被害場所及び被害状況についてのご質問にお答え申し上げます。  7月12日の記録的な大雨により、本町におきましては、住宅や事業所の浸水害のほか、町道及び県道、橋梁や水路、農地、公共施設について被害の発生を確認しています。被害の発生した場合及び状況につきましては、住宅の浸水害について床上浸水が岡本団地地区で4件、小田谷地区で1件、床下浸水が岡本団地地区で11件、第四団地地区で3件、西大久保地区で1件でございます。事業所施設の浸水害につきましては、西大久保地区で2件でございます。  町道においては、各所で冠水が発生するとともに、旭台地区、阿諏訪地区、市場地区、大谷木地区、川角地区、下川原地区、南台2丁目においてのり面崩壊、土砂堆積、水路の蓋の跳ね上げ、砂利の流出、県道においては大谷木地区、葛貫地区においてのり面崩落、土砂流出を確認しています。また、西大久保地区の葛川8号橋が損壊するとともに、都市下水路や暗渠管の破損など排水施設の被害も発生しています。  また、農地については、越辺川、葛川の越水等による水田への土砂の流入やのり面の崩壊、公共施設では西戸グラウンドへの土砂の流入、フェンスの倒壊、トイレ浄化槽ブロアーの損壊、町立小中学校における雨漏り、ゆずの里オートキャンプ場におけるサイト内の砂利の流出、のり面の崩壊が発生しております。また、保健センターにおいては、南側用水路から越水が発生していますが、建物への被害はございません。  以上です。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 ご質問の1問目、度重なる集中豪雨災害による本町の浸水災害対策と道路冠水対策並びに改修等の状況についての2点目と3点目、5点目について順次お答え申し上げます。  2点目の降雨前の水路確認と安全対策及び降雨時の浸水被害把握と措置についてでございますが、まちづくり整備課が所管する水路につきましては、台風等が予想された場合、スクリーンの点検、清掃及び道路冠水が懸念される箇所の事前確認を行っております。また、緊急時には迅速に浸水被害を把握するため、課内で複数の班を編成し、懸念される箇所を中心に状況確認をし、必要に応じ被災した箇所へバリケードや土のうの設置等による緊急対策を行い、安全確保に努めております。  3点目の国及び県が管理する河川及び町が管理する水路等の普通河川、今まで浸水対策にどのようなことが協議され、その対策及び改善が図られたかについてでございますが、令和元年に発生した台風19号による越辺川、毛呂川等の1級河川の氾濫により、毛呂山町では苦林地区、岡本団地、平山周辺地区、西戸耕地等で住宅や農地への浸水等、多くの甚大な被害を受けました。そのことを踏まえ、町では被災された地元地区、耕地組合等と連携し、堤防のかさ上げ等、河川管理者である埼玉県に改善に向けた働きかけを行いました。  苦林地区では、鳩山町と毛呂山町の境に架かる今川橋から越辺川上流に向けて堤防のかさ上げ工事が実施され、以前と比べ安全が確保できたものと認識しております。岡本団地の北側では越辺川右岸の堤防かさ上げ工事が一部で実施され、一定の効果があったと認識しておりますが、下流側が未整備の区間がありますので、引き続き埼玉県に強く要望をしてまいります。平山地区におきましても、河川改修を実施するための設計委託を埼玉県が既に発注済みで、関係者を交えて事業を進めており、今後改善が図られるものと認識しております。  また、町が管理する岡本団地中央を流れる小川沢につきましては、地元地区と協議し、越水対策として底にたまった土砂のしゅんせつ、一部水路のかさ上げ工事を実施いたしました。今後につきましても、必要に応じ、追加のかさ上げ工事を実施していきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  5点目の今までの浸水、冠水箇所について地区別、個別事案についての改修等状況についてでございますが、1、2、3、4、5のうちまちづくり整備課所管分について順次お答え申し上げます。1の西大久保地区に係る冠水につきましては、主たる原因が入間第一用水の農業用水路に係ることですので、管理者並びに産業振興課と対策について検討してまいりたいと考えております。  2の市場地内、県道川越越生線葛川橋付近の冠水につきましては、水路流末である葛川の河川改修を早期に実現できるよう埼玉県に働きかけるとともに、農業用水路でもあるため、管理者である入間第一用水管理者並びに産業振興課と対策について検討してまいります。  3の川角地内の浸水、冠水対策と改修等の状況ですが、当該箇所においてスマートシティ事業で設置した防災用カメラの運用を今年度から開始し、ゆずの里ケーブルテレビのデータ放送や町ホームページにより、リアルタイムで状況を確認できるようになりました。そのほかに道路冠水時にも歩車道境界ブロックが運転者から確認できるよう、歩車道境界上にオレンジのコーンや冠水注意の表示板等を設置してまいります。当該箇所の冠水の原因となっている谷ヶ跨水路の最終的な放流先である葛川本線については、下流から河川改修を進めておりますが、現状では合流部分が未改修のため、水路の拡幅等については難しい状況となっております。そのことを踏まえ、河川管理者である埼玉県に引き続き強く要望するとともに、農業用水路としての側面もあることから、入間第一用水管理者並びに産業振興課と改善に向けて検討してまいりたいと考えております。  4の旭台地内の冠水対策についてでございますが、この地区は南側が傾斜地になっておりまして、周辺土地と比較して地盤が低く、大雨時に周辺土地からの雨水が集まり、道路が冠水してしまう区間でございます。これまで南側から流入してくる雨水の逃げ場がなく、周辺住宅に流入する時期もありましたが、町で民地の一部を買収し、改善を図った経緯もございます。また、上流側からの雨水流入量を減らすため、道路横断溝の設置といった対策を行ってきましたが、抜本的な解消には至っていない状況でございます。台風や大雨が予想される場合には、排水路、横断溝の点検、清掃を確実に行いながら、冠水対策について引き続き検討してまいります。  5の前久保地区、岡本団地内越水による床上及び床下浸水についてですが、1問目の3点目と重複いたしますが、岡本団地北側の越辺川右岸堤防のかさ上げ工事を埼玉県に働きかけ、一部実施いたしました。下流側に未整備の区間がありますので、早期にできるよう当該箇所の河川しゅんせつ工事と合わせて強く要望するとともに、町の小川沢についても水路のしゅんせつや水路のかさ上げを引き続き実施していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 1問目のご質問のうち、産業振興課所管部分についてお答え申し上げます。  まず、1問目の2点目、担当課における降雨前の水路確認と安全対策及び降雨時の浸水被害把握と措置についてですが、産業振興課では土地改良区を所管している関係から、台風などで大雨が予想される場合は、入間第一用水土地改良区が管理している水路のパトロールを実施し、堰上げなどにより水路の水を河川へ放流する作業を行っております。  しかしながら、7月12日の豪雨については、台風などのときとは異なり、突発的に発生したため、降雨前の確認を行うことができませんでした。また、台風などが通過した後に行うパトロールにおいて、被災箇所を発見した際には、土のうの設置や土砂撤去などの応急対応及びバリケード設置等の安全対策を実施しております。  4点目、滝ノ入、阿諏訪、大谷木、宿谷、権現堂地区における被害状況ですが、大雨が降った翌日の7月13日に林道のパトロールを行い、滝ノ入地内の林道桂木線及び権現堂地内の林道中野線並びに林道権現堂線において、のり面の崩れを確認いたしました。滝ノ入地内の林道桂木線については、崩れた岩が路上に散乱しておりましたので、その場で車両が通行できるよう応急措置をいたしました。権現堂地内の林道中野線及び林道権現堂線の2か所についても、のり面の崩れを確認いたしましたが、車両の通行に支障がなかったため、バリケードなどで安全対策を行いました。  5点目の1、西大久保耕地の水路の改修状況ですが、平成17年度から平成23年度にかけて大久保、葛川耕地用排水路改修工事を実施しております。また、平成29年度には西大久保北堀改修工事を実施している状況です。  続きまして、5点目の2、関越物産南側の葛川2号橋付近の堰の管理についてでございますが、2点目のご質問でお答え申し上げましたとおり、大雨が予想される場合は、堰上げなどにより水路の水を河川へ放流する作業を行っております。  次に、2問目の2点目、文化財を観光の発展に結びつける施策に関するご質問にお答え申し上げます。今般、答申がなされた鎌倉街道上道が国の史跡に指定されると、文化財保護法の規定にのっとり、文化財の保存活用計画を策定することになります。史跡は、厳密な保存を原則としますが、地域の特色ある有力な観光資源にもなり、資料館はガイダンス施設としての機能や文化観光の拠点としての役割も期待されます。保存活用計画においては名称のとおり、文化財の活用に関する方針も策定されますので、当計画の中で観光的な側面からも活用されるよう、所管課の歴史民俗資料館と連携を図りながら検討してまいります。 ○小峰明雄議長 岩下歴史民俗資料館長。                 〔岩下幸一歴史民俗資料館長登壇〕 ◎岩下幸一歴史民俗資料館長 2問目の本町の文化財の価値を理解していただき、観光の発展に結びつける施策について、歴史民俗資料館所管の質問に順次お答え申し上げます。  1点目の貴重な文化財をどのように保全し、次の世代に継承させるかでございますが、これまでも鎌倉街道、崇徳寺跡、古墳群については、地権者や多くの皆様との協働によって、文化財のある景観を保全することで、遺跡そのものをそのまま保存する取組を進めてまいりました。今回、指定される予定の遺跡は、鎌倉街道の路線と特徴的な掘割遺構、中世寺院跡の崇徳寺跡、鎌倉街道の越辺川渡河点に広がる堂山下遺跡、台地上の川角古墳群の一部で、交通遺跡と関連遺跡群で構成されております。国指定史跡の指定を受けることで、町が管理団体となり、指定史跡の範囲については管理を行うことができるため、特に日常の管理については積極的に史跡に入り、保全区域の維持の措置を行い、併せてボランティアの皆様や町民の皆様との協働による史跡の保全にも努めてまいります。  次世代への継承については、特に小中学校の児童生徒への啓発に努める必要がございます。出前授業や現地見学の案内などを通して、本町の鎌倉街道上道の価値を伝えるとともに、保護されてきた経緯や意義、今後の保存活用の方向性についても理解していただく必要があると考えております。鎌倉街道上道の今後の保存活用に関しましては、保存活用計画を策定し、その中で史跡の保存、管理、整備、活用の方針を定めますが、観光資源としての位置づけも明記するものと認識しております。  続きまして、3点目の保全のための維持管理費の確保についてのご質問にお答え申し上げます。本町の鎌倉街道上道は、ガイドの案内で散策を行いますと、魅力や価値が伝わりやすい史跡でございます。したがいまして、文化財のある景観の維持、より散策しやすい環境を整えることが当面の課題でございます。これまでのような除草、清掃、枝払いといった軽微な維持の措置につきましては、地域住民が携わることができる維持管理の協働事業として進めてまいりたいと存じます。史跡の維持管理に関しては、保存活用計画に基づく整備計画にのっとって手順を追って進めていくことになろうかと存じます。その中で必要な維持管理費が国庫補助事業の対象となるのか、文化庁、県と協議しながら進めてまいりますが、まずは今後の維持管理の指針を含む保存活用計画を策定することが優先されるものと考えております。  続いて、4点目の流鏑馬の継承に関するご質問にお答え申し上げます。毛呂山の流鏑馬は、埼玉県指定無形民俗文化財に指定されている大変貴重な行事で、毛呂山固有の伝統文化であり、将来にわたって守るべきものと考えております。貴重な流鏑馬を守るために祭馬区の行事のほか、焼米、旗立てといった流鏑馬の下支えとなる行事もあり、多くの時間を費やしていることは存じております。毛呂山の流鏑馬の価値は、祭馬区が主体となり、伝統的風習も含め、地域の皆様によって長い歴史の中で継承されていることにあるということがこれまでの調査で判明しております。その上で、流鏑馬に携わる皆様が流鏑馬の伝統を損なうことなく風習に変更を加えることについては、指定文化財の要件に大きく反するものではないと思われます。流鏑馬に携わる祭馬区の皆様が伝統行事への名誉と誇りを持ち、次代を担う子供たちのために伝統行事を途切れさせないことが最も大切なことと考えます。歴史的に見ても、輪番制やつけ祭りの変更など当事者の合議により決定し、継承に努めた時期もございました。歴史民俗資料館では、今後も祭馬区への出前講座を通じて、流鏑馬の価値の普及啓発と支援に努めてまいりますので、ご理解をいただきたく存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) それでは、私のほうから順次再質問をさせていただきます。  まず、その前に川角地区からお住まいの町民の方から私のところにファクスが届いたので、ちょっと朗読だけさせていただきたいと思います。「水がたまることへの今後の計画を聞くと、看板を設置する計画との回答。こんな当たり前の対応で、計画でも何でもなく、回答になっていない。安心安全が最優先と言いながら、危険箇所の優先順位づけもなく、まるで人ごと。川への対応は県任せで、工事の終了する時期も把握せず、毛呂山管轄の川の対応計画もない。しかも、この事象に対する対策など全く考えておらず、何もする気がない。人ごと。何年も前から正式なルートで町にお願いをしているが、何もしてくれていない。町は現状も見ておらず、何も把握しているとは思えない対応だ」、こんなふうなものが私のところに実はファクスで届きました。一般の町民から、こういうふうな内容が届いています。私は、この方は川角の中学校の近くにお住まいの方なのですけれども、こういったことについて、何年も同じ場所が道路冠水をしたり、あるいはそういった自分の家屋に対してそういった被害が及ぶ、そういう状況の中で、一向に改善されない町の、行政の怠慢というか、あるいは不作為というか、こういったものについて、非常に厳しいお叱りをいただいたところでございます。  お聞きになって、町長、それと副町長、それとあと防災を担当する総務課長、そしてまた道路及び普通河川等を管理するまちづくり整備課長、それとさらには用水路等を管理する産業振興課長、また町の財政を担う企画財政課長、これどのようにお感じになったのか、本来であれば一人一人にお聞きするところなのですが、時間の関係もございます。やはり決定権のあります町の最高責任者である町長に今のこのファクスの内容を聞いてどのようにお感じになるかお答え願います。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 神山議員の再質問にお答えをいたします。  今のファクスの関係等につきまして、町のほうもいろいろ当たっているわけでありまして、不作為という言葉をちょっと使われると非常に残念でございます。  葛川については、あの川角の中学校の下、私も下のほうからずっと葛川を、合流する川ですけれども、上がっていくと、土側溝が非常にそのままの状態で整備ができない状態になっております。特に倒木であったり、そういったものもあったり、あるいは非常に曲がりくねっている河川でございます。だからといって、この河川をいきなり真っすぐにするとか、そういうことはなかなかできないわけでありまして、そういったところの整備、これについては入間第一用水が用水の関係でありますから、主になります。町のほうもトーカイがあそこに来るときにいわゆる葛川というか、川を、土側溝のところをずっとどうやって整備しようかということも含めて考えていたわけでありますけれども、なかなか下の耕地、こちらのほうにまた水が一気に行ってしまったのでは、耕地の皆さんにまた大きな迷惑がかかるということ、そういった意味もありまして、いわゆる東部エリアの脇の用水路、これについてはなかなか苦慮しているところでございます。全体が整備できるのであれば、県道に沿って、また葛川のほうに支線を引いて、できるだけ早く葛川に落とすような、そういったことも考えなければいけないだろうというふうにも思っておりますが、何と言いましても、用水路の関係でございますから、これからも入間第一用水とともにこの辺の改良を進めていければというふうに思っております。  それから、全体の河川の関係について、特に7月の12日の以降は、飯能県土のほうに私のほうも要望は行っております。町のほうとしても、かさ上げの関係については、例えば町が残土でというふうな考えもあるけれども、やはりこれは責任の所在がありますので、あくまでも県の越辺川にしても大谷木川にしても、県の河川でございますので、県がやらなければ、その責任の所在というものがございます。こういったことも含めて、県に要望をさせていただいておりますし、そして苦林の今川橋の付近、あそこはもうほとんど整備が終わったわけでありますけれども、これから上流に向かってまた整備をするということ。それから岡本団地、こちらについては本当によく整備をしていただいておったわけでありますけれども、その大谷木川と合流する地点までまだかさ上げが終わっていなかった。そこから、水が逆流したような状況で岡本団地の床下浸水、床上浸水、これに及んでしまったということ。非常に残念でございますけれども、要望の関係ではできるだけ早急にトーンバックの関係であったり、そういったものでとりあえず早急な応急措置だけは進めていただくということを県のほうでもお話をしていただいております。しっかりとこれからもこの災害について、これからこういうことがないように手当てをしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 全て今町長が話していただいたのですけれども、実は、確かに落ちると、最終的な流末は葛川です。でも、その手前に水路とかそういったものについては、これは町がきちっとやっぱり管理をしていくということは大前提なのです。そこをやっぱりやっていく。全部葛川、葛川とおっしゃいますけれども、そういう水路をきちっと整備をしていく、これはやっぱり必要なことなので、これは町もそういった責務があると思いますので、その辺はお願いしたい、そんなふうに思っています。  総務課長、今回の、今町長がお話ししたから、何度も災害が発生している場所が、あるいは道路冠水している場合、これ総務課長おっしゃったように、これは初めてではないですよね。何十年もたっていますね、このあれについては。やっぱり私が思うには、これを全部町が一遍にやるということは無理です。分かります、それは。お金もかかることだから。でも、ある意味、岡本団地もどこでも40年です、もう。あるいは旭台についても。40年間何も手をつけなかった、あるいは町民の気持ちを理解して、手を差し伸べられるような、そういった行政が必要ではないのですか。私はそんなふうに思っています。  それなぜかといったら、私も消防でお世話になっていました。火災があると、議会の中でも質疑の中で火事はどこだったのだ、何で消防車すぐ来ないのだ、覚知は何分なのだ、あるいは役場で救急出動があると、何やっているのだ、あんな近くに消防署があって、まだ来ないのか、一体どうしたのだ、そういうことを聞いています。でも、それって皆さんが心配をなさっているからでしょう。そうしたら、この町民だって同じことではないですか。そういう気持ちに、なってはいただいていると思うのですけれども、そういったところにもやっぱりきちっとフォローアップができないというところが非常に私残念かなと。同じことです、災害なのですから。やはりみんな真剣に考えて、本当にそういった切迫した場面見ているわけですから、こういったものについてきちっと手を差し伸べられるような、そして自分たちがすぐできなかったらば、現場にまず行って、その状況を確認をして、そしてその町民の方にきちっと理解をしてもらう、そうすれば町に対する信頼関係が違ってくるのではないですか。そういうことを私は言っているのです。  次、2問目に行きます。さきの山口課長の答弁、確かにまちづくり整備課長のご答弁の中で、緊急時には迅速に浸水被害を把握するため、課内で複数の班を編成し、懸念される箇所を中心に状況確認し、必要に応じて被災した箇所へバリケードや土のうの設置をする応急対応を行い、安全確保に努めておりますと、こういう答弁です。そうですね。確かにそれは必要なことです。それをしていただかなくては困ります。  岡本団地はどうだったのですか。これ見てください。土のうがこうやってあるだけです。これ何年も前に置いてある土のうです。何年も前に置いてある土のうです。こんな感じです。これは、ここは土のうの何もありません。1件、この下の人が浸水しています。これについても、土のうが破れてこんな状態です。これは町の管理です、ここは。はっきり言いまして。  それで、先ほども、何か県のほうが直したら改修をするかという、そういうふうにおっしゃっていましたけれども、そうではなくて、今できる措置をきちっと講じてやるというのが行政の責任ではないですか、これ。私はそう思います。私は、消防にいたから言うわけではないけれども、こういう措置ができなかったら何て言われますか。当たり前のことではないですか。土のうすら置いていなくて、ここで越水する可能性分かって、台風19号とか22世帯です、岡本団地は。今回15世帯。そういったことについて、それをそういった措置を講じていますと言うけれども、私も議員としてそういうやっぱり誠意ある回答を欲しいのです。やっていなかったらやっていなかった、こうだ。でも、そうではなくて、その場をこれで収めようという、私の発言の中でそれで収めようという、それはやっぱり駄目です。ちゃんと見ていますから。町民だって見てます、ちゃんと。そういうことは、山口課長、この岡本団地に限ることではございません。ないけれども、こういったことについて措置をきちっと講じているのか、答弁願います。これについて、措置を講じたのかどうなのか、答弁願います。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答え申し上げます。  まちづくり整備課所管の道路ですとか、水路の関係、やはり災害があったときにとっさに動ける体制のほうは整えさせていただいているところでございます。基になるのはやはり防災マップでございまして、こちらの内水浸水危険区域というのが町でも指定されております。旭台ですとか、川中の南側、あと市場、これ福田建設の資材置場の辺りでございますけれども、あと葛川の付近、西大久保耕地、岡本団地、葛川の放水路沿いというのが指定されておりまして、やはりこの辺りを重点的に迅速に回るように心がけております。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 山口課長、今のは答弁になっていません。私の質問に対する的確な答弁ではないです。なぜかと言ったらば、岡本団地はどうだとか、そういった措置を講じたのですかと私は伺っているのです。そうすると、防災マップに書いてあるから、だから住民がもう分かっているわけだから、何とか住民にしてほしいと、こういうことですか。これは違います。どうですか。そういう答弁をされたら困るのです。そうではないでしょう。きちっとやるべきことはやっていただくのでしょう。水防団だってあるではないですか。これ町長の権限です、水防団動かすのは。そういうところをきちっとやってください。  私は、何も細かいこと責めているのではないのです。このマスタープランにだってちゃんと書いてあるではないですか。町のマスタープランにだって。何て書いてありますか。河川水路の整備方針として、居住地の浸水など水害発生を防止するため、河川、水路の改修を進めるとともに、維持管理を適正に行いますとここに書いてある。私が言っていることではないです、何も。ここにちゃんと書いてある。そういうことをきちっとやってください。よろしくお願いしたいと思います。  次に、産業振興課長、当日は突発的なあれだったのでよく分からなかったと、そういうお話です。でも、これについては報道で何度も何度も繰り返し言っています、はっきり言って。それと、1つ課長のほうにお伺いしたいのは、これ例えば台風なら台風と言っていました、台風が過ぎた後に適切な措置を講じて、バリケード、あるいは土のう等を設置をしていきますと、一番大変なのはそのときではないです。その前でしょう。その前ではないですか。土のうを設置するとかというのは。それは、何かよくお分かりになっているのかな、防災のこと分かっているのかなって、ちょっと私も疑問に思ったのですけれども、これやっぱりその前に水がはけたところに土のうを持っていってもしようがないですよね。その前にやっていくべき、いただくことではないですか。これについて簡単に答弁願います。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 再質問にお答え申し上げます。  議員おっしゃるとおり、予見可能な場合にはできるだけ事前に土のう等設置して、災害を未然に防ぐということが大事だと思っております。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) そういうふうに形の中で、そういう気構えでお願いをしたい、こんなふうに思っています。みんな農家の人も大変だと思います。せっかく育てた稲がそういった被害に遭ったり、そういったものがごみが田んぼに、ずっと本当に大量のごみが田んぼに流れ着く、大変なことだと思いますので、きちっとそういったものをお願いをしたいと思います。  これは、基本計画に書いてあります。要するに要は生命と財産を守るのは、町民の生命、財産を守るのは行政の責務だって書いてあるではないですか。そういった意味で、またよろしくお願いをしたいと思います。  私何でこんなことを言うかと申しますと、私実際に役場にもお世話になったことがありまして、生活環境にいたわけです。当時、スズメバチが大発生しました。町民とか、あるいは通学路の登下校の生徒が刺されたら命に、大変なことになる、だから何とかしなくては。私たちは、スズメバチの駆除までしました。学校行ったり、あるいは個人のお宅に行ったり。今、そういうことやれということではない、時代が違うから。ではないのですけれども、そういう守るという気持ちは一緒です。自分でも、私もやってきたのですから、町民のために。私も職員も一生懸命、今も現役で一緒にやってくれた職員もいます。でも、その職員も刺されてしまったり、私も刺されて1日入院したのですけれども、命に別状はなかったですけれども、そういうこともあって、でもそういう気持ちって一緒ではないですか。そういう気持ちをきちっと大事にしていただいて、行政を進めていただきたい、こんなふうに思っています。  続きまして、3問目の話は今ちょっとお話をしたので、3問目についても、これ災害が少なかったということなので、非常に安心したところでございます。平山地区にも私も一般質問をさせていただいていますけれども、これも設計が収まったということなので、発注をしたということなので、これもおいおい工事が始まるということで、大変早い、県にも一日も早い改修を期待しているところでございます。  4問目についても、災害なかった、いずれにしても林道については予測困難なところがありますけれども、これについても実際、産業振興課長、今崩れているところがまた雨で災害が広がる可能性もありますから、この辺も十分に注意していただいて、特段の措置を取っていただければと思います。  続きまして、5問目として、これ総務課長、私台風19号のときにこういった話の中で、直接被害を受けられた方々に聞き取り調査とかして、今後町の防災に対する対応であるとか、そういったことについてきちっとそういった意見交換をしてくださいよということを19号のとき、それは今の総務課長ではなくて、前総務課長のときにそんなお話をさせていただきました。こういった災害が重なってあるということは、やはりそういった何かしらの行政としてもアクションを起こして、そういった話を町民から直接聞いて、ここについてはこういう状況だからすぐにはできないけれども、こうしなければいけないとか、こうするように頑張りますとか、そういった事前の話というか、そんなものは19号以降、そういうことが必要だ、検証も必要だということとお話をさせていただいたけれども、そういったものを機会を設けたことはありますか、お聞きします。簡単にお願いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  台風19号以降、被災を受けた方の意見交換、情報交換という形の設けたかということでございますけれども、災害が心配される区の区長さんを通して、いろいろ情報交換のほうはさせていただいていまして、全体を通しての会議という形ではございませんけれども、心配される区長さんに対しましては、自主防災組織等の関係もございますので、そういった会議の中でお話をさせていただいてございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 分かりました。できるだけ区長さんもそうですけれども、区長さん以外にもそういった被害に遭われた方に直接話が聞けるように、それでまた行政ができる策を講じられるような、そんな形の中で進めていただければと思います。これは、よろしくお願いしたいと思います。  次に、5問目のアの西大久保耕地の水路、それとまた毛呂高の西側及び町道2号線の冠水、これ米飯センターも大分被害を今回受けました。ここも毎回やはりそういったものが出ています。こういったものについても、今後きちっと進めていく必要があると思うのですが、重複してしまって申し訳ないのですけれども、葛川の関係が先ほど町長も言われたので、これちょっと私のほうも地元選出の県会議員の方と私と、あとは西大久保にお住まいの方で4人で県土整備事務所のほうに行って、今の葛川の現状をきちっとあれしました。見てもらったとおり堰なのです。こんなに土砂がたまっているのです。これしゅんせつが必要です。こういったお願いもしてきました。それと、これは転倒堰です。西大久保地内の転倒堰、やはりここが、転倒堰がこれ何かの拍子に作動しなかったのです。ごみがつかえたと思う。そこから越水をして、これは鎌倉街道、こんな形です。こんな形で。  それとあともう一つ、堰のところに坂戸のほうに行く水路があるのです、ここ。水路というか。これがここに石積みがあるのです、こうやって。これ石が積んであるのです。これなぜ石が積んであるのですかって私も県土整備のほうへお聞きしました。したらば、これはここに石を置いておかないと、坂戸地区のほうにみんな水が越水して、坂戸地区が大変なことになる。だったら、毛呂山町の西大久保のお住まいの方々は、これはそういう状態で置いてあるなら、早急に葛川の対応をしてください、そうではないとこれを外してもらえれば、ある程度水が流れていくわけだから。でも、下流がそういう被害を起こるということがあれでここに置いているのだったらば、そういった西大久保地内の方もよく考えて早急に工事を進めてくれというふうなことでお願いをしてきました。  これも越水がよくあるところです。葛川のところです。だから、こんなふうな形でここにちょっとかさ上げをしないと、この間知のところ駄目なのです。だから、これ実際に県が買ってあるのかと。ここのところ買ってあるのかといったら、そのときちょっとよく状況調べてまたあれしますと言ったのですけれども、こういう形があります。  なので、転倒堰に関しても今2か所しかないけれども、こういったものを、産業振興課長、これから葛川に対して、これも一つの転倒堰ですけれども、こういったものもしていただきたい。これは堰です。堰はこんな状況です。産業振興課長ご存じだと思いますけれども、今こんな状況です。なので、そういった形の中で、堰も実際にちょっと現場も見てきましたけれども、そんな状況の中で少しこういったものについて早急な、町ができること、普通河川は町の管理ですから。だから、その普通河川に該当するところはきちんと直していく、これ県だけの問題ではないです、はっきり言いまして。そこはよろしくお願いをしたい、こんなふうに思っているところでございますので、これについてはよろしくお願いしたいと思います。  それと、時間がもう10分しかなくなってしまって申し訳ない。今説明したとおり、葛川の関係は県の所管ですので、町の所管ではございません。だから、あえてこれ以上のことは私言いませんけれども、こういった形の中でまちづくり整備課長、県のほうにも、私は民間、個人であれなので、ちゃんと町のほうからもきちっとプッシュアップをしていただいて、これも早急なる改善を図っていただくようにお願いをしたいと思います。よろしくお願いします。  続きまして、谷ヶ跨水路の川角中学校のところなのです。これは、ちょっとお話をしておきたいのだけれども、前のときの川角の区長さんから私のところに要望書が来たのです。要望書が出ています。これは、課長も持っていると思います。これ、道路が冠水している、7号線が冠水しているという要望でございます。今回も実はここの、そのときも車が動かなくなってしまって、故障してしまったのです。だから、今回、課長知っていますか。今回何があったか分かりますか。分かっていればちょっと話をしてください。今回何があったか分かりますか。この町道7号線で、同じ場所で。分かれば、分からなかったら結構です。ちょっと話をして、どうですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えをいたします。  谷ヶ跨水路、川角中学校の南側のところのことだと存じます。こちら車の3台が立ち往生したというような情報のほうは入ってございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 立ち往生したのも去ることながら、実はバイクも1台転倒しているのです。これを知らないで入ってしまって。そういうこともあります。早急なここ、これも1年たちます。12月のときに私この谷ヶ跨についての放水路に対しての、この町道7号線については安全対策を講じるようにというふうに話をしてから、12月の議会で言いましたので、1年近くたちます。ひとつ早めに。また、その付近に住宅もあるものですから、この浸水対策もきちっと施していただきたい、こんなふうに思います。  それとあと、これ課長、川角中学校があるではないですか。この間台風8号がありました。私、夜ずっと今お話ししたところ全部見て回ったのです。そしたらば、そのときが8時頃だったですか、8時頃が一番降水量多くて、22.5ミリでした。でも、ほかの水路はまだ余裕がありました。でも、市場の小島左官のところはもう冠水していました。それと、県道を越えて、その先の水路は、あと冠水まで10センチぐらいでした。それと、この川角中学校のところはもう既にもう越水していました、グラウンドから。  だから、できれば、1つ提案ですけれども、このグラウンドのところに遊水地みたいにこっち側に低いところにブロック等を設けて、少し一時的に水をためて、そういったことも私必要だと思うのですけれども。そうでなければ、だって同じように。それで、時間差で水を流していく、そんなふうなことも必要だと思います。何かしら改善をしないと。それと、その先の市場のさっき言った小島左官の手前の山林内、ここを買収してどうしていくのか、あるいはその小島左官のところの水を葛川のほうにダイレクトに持っていくのか、葛川のほうへ。進路を変えて、こういったことも一つ施策として考えていただかないと、このままだと何十年もまた同じことになると思いますので、よろしくお願いします。  お話、今まで質問させていただいたのですけれども、答弁聞いていると、そのとき終わってしまえばいいやというような答弁の仕方みたいに聞こえるのです。そうではないと思うのですけれども。私は、その場しのぎの答弁に聞こえてしまうのです。問題意識がやっぱり薄いというのかな、町民は大変な思いをしているので、この現状を町職員もやっぱり私は理解をしてほしいのです。  それと、やはり私たちは町民の代表として、その効果を町民の帰属させるのです、私たちは。それで、町民が安全で安心して暮らせるために間接民主主義として責務を果たすために、議会に立たせていただいているわけです、私たちは。やはりその住民自治の原則は、憲法にも保障されていますので、こういった形の中で住民への行政効果が期待できるものには私は賛成します。その効果が期待できないものには反対して表明をします。また、それが私たちの使命であると私は思っていますので、また執行部の提案が全て正しいとも限りません。こういうものについて、次の世代に負の遺産を残さないようにすることが私たちの責務であると考えていますので、こういった今言った問題は、そういう問題でお願いをしたいと思います。  続きまして、すみません、文化財のことにちょこっと触れさせていただきます。生涯学習課長、もうちょっと残り時間、すみません。少ないので、申し訳ないのですけれども、観光資源として非常にこのあれだと思うのです。これから、毛呂山町がその史跡が認定をされたときには、やはり大勢の人をこの町に呼び寄せる、それでまたこの文化財を保護していく、またこれについては本当にいろんな方たちが、先ほども冒頭申し上げたとおり、いろんな形の中で努力して、今日があるですから。やはりこういったものについて、まずこれから計画をつくるというお話です。計画をつくるから今は分からないというのではなくて、計画をこれからつくっていくには、まさに今関係する課との、産業振興課であるとか、そういった関係するところときちっと、どういう将来これを生かせる、あるいはこれが持続できる、そしてまたそういった形の中でこの文化財をきちっと保護できる、こういったビジョンをつくっていただきたいと思うのです。そのビジョンもコンサルに任せるのだったら駄目です。この町の内容は皆さん方が、いろいろ皆さん方がよく分かっているわけですから、この特色を生かしてもらって、コンサルに何百万もかけてやることがいいことではないので、これについてはビジョンをきちっと持ってもらって、こういうことに対して、今どんなふうに考えているか、この計画について。それについてお答え願います。 ○小峰明雄議長 岩下歴史民俗資料館長。                 〔岩下幸一歴史民俗資料館長登壇〕 ◎岩下幸一歴史民俗資料館長 再質問にお答え申し上げます。  鎌倉街道上道の今後の保存活用計画の策定についてのご質問かと思われます。鎌倉街道上道が国指定史跡となると、保存活用計画の策定が必須となります。保存活用計画のほうは、今後の鎌倉街道上道を永続的に保存するための方策や史跡の様々な活用について明記した計画となります。歴史民俗資料館では、本計画をこれまでの国指定史跡としての答申をいただくまで携わってきた資料館職員の手によって策定する予定でございます。策定の際には、資料館職員に加え、観光や教育など関係する各課にもご協力をいただくほか、関係機関とも協議をすることで、様々な意見を集約した計画を策定する予定でございますので、ご理解を賜ればと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) そうですか。そのようにしていただければ、本当にありがたいことで。やはり地域の今まで携わってきた人もいるわけですから、そういった方々のご意見も拝聴しながら、それで皆さんで考えて、皆さんでつくり出す、そういった史跡、そういったものが必要になってくるので、よろしくお願いします。  あと一つ、1問だけよろしいですか。これ要するに維持管理費とかかかるわけです。建屋を造ればそれは補助金が出るし、それはいろんなことやれば、国からも補助金が出ると思います。でも、出るけれども、100%、10分の10ではないのです、これ。そうですよね。だから、その中で例えば今後こういったお金がかかるものについての資金集め、これをどうしていくのか、あるいは今で言うとふるさと納税があったり、クラウドファンディングがあったり、いろいろそういった集め方があるわけです。そういう集め方も、それは目標を持った基金もあります。そういう集め方でお金を集めていく。これは、流鏑馬まつりも一緒ですけれども、そういうことの工夫が必要だと思うのですが、もう時間があまりないので、ちょっと簡潔にそれどう考えているかお願いします。 ○小峰明雄議長 岩下歴史民俗資料館長。                 〔岩下幸一歴史民俗資料館長登壇〕 ◎岩下幸一歴史民俗資料館長 再質問にお答え申し上げます。  今後、国指定史跡になる場合の様々な費用がかかってくると思いますが、国や県のそちらの保存に関する補助金と、そういった部分の検討をしながら、様々な可能性のほう検討してみたいと思いますので、ご理解いただければと思います。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) ちょっと流鏑馬まつりのほうは、できなかったのですけれども、流鏑馬まつりも非常にみんな祭馬区困っていると思います。この問題また、次のときにしたいと思います。これで私の一般質問を終わります。 ○小峰明雄議長 この際、午後2時30分まで休憩とします。                                      (午後 2時15分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時30分)                                                       ◇ 澤 田   巌 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  澤田巌議員。                 〔4番 澤田 巌議員登壇〕 ◆4番(澤田巌議員) 4番、澤田巌です。議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に従い町政に対する一般質問をさせていただきます。今回は4問です。  1問目として、自転車のヘルメット着用率向上についてお伺いします。7月初旬、毛呂山町内で80歳代の方が運転する自転車が横転し、運転者は道路に投げ出され、頭部を強打、後方から自動車が来ていたとのことでしたが、多くの方から救護され、救急搬送、診断の結果頭部に損傷はなく、大事には至らなかったという事故がありました。  自転車は、大変便利な乗り物であり、最近では電動自転車の普及があり、自転車利用者数も増えています。一方で、利用者増加に伴い、事故も増えているとの資料もあります。自転車を利用する高齢者に対して、ヘルメット着用の普及啓発が必要だと考えます。毛呂山町の対策をお聞きします。  2点目です。今後のイメージキャラクターの展望についてお伺いします。今年3月、熊本県は県のPRキャラクターであるくまモン関連商品の売上高が累計で1兆円を突破したとの発表がありました。毛呂山町のイメージキャラクターもろ丸くんも地域振興、自治体の知名度向上、商業や観光の分野における振興策の一端を担ってきたと思っております。今後のイメージキャラクターの展望などをお伺いいたします。  3問目です。クラウドファンディングの活用についてお伺いします。インターネットを活用して、個人や企業などから寄附や購入などの形態で資金を調達する仕組み、最近では家電メーカー等がクラウドファンディングを利用して、資金調達とマーケティング、市場調査ですね、を兼ね、利用しているとの報道もあります。  ふるさと納税の仕組みを取り入れたクラウドファンディング型ふるさと納税を活用したふるさと起業家支援プロジェクト事業なども地域活性化策として、総務省は平成30年予算から打ち出しています。今後の毛呂山町におけるクラウドファンディングについてお考えを伺います。  4問目です。毛呂山町国土強靱化地域計画についてお伺いします。毎年発生する台風や豪雨災害は、全国各地に大規模な災害をもたらします。災害対策法に基づき、予防、応急、復旧、復興というあらゆる局面に応じ、国と地方の権限と責任が明確化されています。いかなる災害などが発生しようとも、最悪な事態に陥ることが避けられるような強さとしなやかさを持った安心安全な社会を平時からつくり上げようとして、国土強靱化基本法が公布、施行されました。  毛呂山町でも、令和4年3月に毛呂山町国土強靱化計画を制定し、町民の安全と生活を支える大変重要な計画が完成したと、大きな期待をしています。計画の策定の趣旨や位置づけ、今後の展望などを伺います。  以上です。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 澤田議員の1問目、自転車のヘルメット着用率向上についてのご質問にお答え申し上げます。  埼玉県警察の統計によりますと、県内の自転車事故により亡くなられた方の約60%が頭部に致命傷を負ったものでございます。また、自転車乗車時にヘルメット非着用の場合の致死率は、着用時に比べ約3倍高い調査結果がございます。このようなことから、ヘルメットを着用することは、頭部への衝撃や外傷が軽減され、非常に重要なことと認識しております。  町では、自転車乗車時のヘルメット着用について、埼玉県を含む九都県市で毎年5月に行っておりますマナーアップ強化月間に合わせ、町内の各駐輪場や駅前においてチラシを配布し、自転車乗車時のマナーやヘルメットの着用及び自転車保険への加入について啓発を行っております。  また、高齢者の啓発として、交通安全母の会が山根荘の寿会月例会において、高齢者交通安全教室を行っております。今後におきましても、自転車乗車時のヘルメット着用について、広報紙やホームページを活用した啓発及び西入間警察署をはじめ、関係機関及び関係各課と連携しまして、継続的に啓発を行ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 2問目の今後のイメージキャラクターの展望についてのご質問にお答え申し上げます。  毛呂山町のマスコットキャラクターであるもろ丸くんは、毛呂山町合併55周年記念事業の一環として、平成22年8月20日に誕生いたしました。当時は、全国的にマスコットキャラクターがブームとなっており、埼玉県においても当時の上田知事が旗振り役となって、ゆる玉応援団が結成され、県内全ての市町村にマスコットキャラクターの製作が呼びかけられました。  毛呂山町においても、その時期にマスコットキャラクターを制定したところです。それ以来、町の各種イベントや県内、県外の観光キャンペーンなどに出演し、町の知名度向上や地域振興施策のために活躍してまいりましたが、近年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、イベント自体が開催されなくなり、出演回数も減っているところです。  誕生から10年以上が経過し、もろ丸くんも町民にはその存在が定着したと認識しております。今後も末永く町民の皆様に愛される存在であり続けられるよう広報紙などの各種媒体で活用してまいります。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 3問目、クラウドファンディングの活用についてのご質問にお答え申し上げます。  クラウドファンディング型のふるさと納税を活用したふるさと起業家支援プロジェクトは、地方公共団体による地域の企業支援を促すとともに、ふるさと納税の仕組みを活用して、地域の外から資金を調達するものです。制度の概要といたしましては、地方公共団体が実施プロジェクトを周知し、ファンディング型ふるさと納税を活用した起業家を募集します。起業家は、実施プロジェクトに対し、継続して興味を持ってもらうための事業提案を行い、地方公共団体は審査を経て、支援対象の起業家を決定します。支援が決定した事業について、クラウドファンディング型ふるさと納税を募集し、これを財源に起業家へ補助をする仕組みです。  クラウドファンディング型のふるさと納税活用は、地域資源を活用したプロジェクトに対する財源を集めることができることから、財政面でのメリットがあります。また、寄附者が関心のある課題解決に資する事業に対して寄附を行うことから、事業に対する社会的関心を図ることができます。本町では、ふるさと納税業務についてはもろやま創成舎に委託しておりますが、創成舎のほうでもクラウドファンディングによるふるさと納税の強化を検討していると伺っております。  厳しい財政状況下において、歳入確保は健全な財政運営に資するものです。地方自治体にとって、歳入の根幹は町税収入であり、これまでも町税の徴収率向上のなど自主財源の確保に努めてまいりました。今後につきましても、安定的な財政運営を目指し、自主財源の確保に努めるとともに、クラウドファンディング型ふるさと納税の活用等につきましても、先進自治体の取組を参考に検討していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 4問目の毛呂山町国土強靱化地域計画についてのご質問にお答え申し上げます。  東日本大震災の教訓を踏まえ、平成25年12月に強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靱化基本法が公布施行され、同法第13条において、都道府県または市町村は、国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、当該都道府県または市町村の区域における国土強靱化に関する施策の推進に関する基本的な計画を定めることができる旨が規定されております。  本町では、このことを踏まえ、町民の生命を最大限守り、地域社会の重要な機能を維持する強さと生活経済への影響、町民の財産及び公共施設の被害をできる限り軽減して、迅速な復旧復興ができるしなやかさを持ち、町民の安全安心を守るよう備えることを趣旨といたしまして、毛呂山町国土強靱化地域計画を策定しております。  本計画は、本町における地域強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための指針となる基本的な計画であることから、本町を内包する県土全域に係る埼玉県地域強靱化計画との調和を保つとともに、第五次毛呂山町総合振興計画や毛呂山町地域防災計画等とも整合、調和を図りながら、国土強靱化に関して、本町における様々な分野の計画等の指針となるものとして位置づけております。毛呂山町国土強靱化地域計画の今後につきましては、令和6年度までの計画期間後に、次期毛呂山町総合振興計画の策定に合わせ見直しを行うこととしておりますが、町を内包する埼玉県地域強靱化計画との連携、社会情勢の変化、全国、または県内を含めまして、発生した自然災害により明らかになった新たな課題、教訓、知見等については、その必要性に合わせ計画期間中においても見直し、改善を図ってまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、順次再質問させていただきます。  まず、1問目の自転車のヘルメット着用率向上について、生活環境課の皆川課長にお伺いします。よろしくお願いします。  埼玉県内の交通事故の状況について、まずお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  令和3年の埼玉県内における交通事故状況でございますが、人身事故件数は1万6,707件で、前年度と比較して408件減少し、昭和42年以降最小の件数になっております。また、交通事故死者数は118人で、前年度と比較して3人減少しております。しかし、65歳以上の高齢者の交通事故死者数は72人で、前年度と比較して11人増加しており、交通事故死者数の6割以上を占めている状況でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 先ほどの答弁で、令和3年度の交通事故死亡者が高齢者が増加しているという答弁いただきました。  では、その原因について分かっていればお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉県警察の統計によりますと、令和3年度に交通事故により死亡された高齢者の59人、81.9%が歩行中、または自転車乗車中に発生してございます。また、自転車乗車中に死亡された方の8割以上に一時不停止や交差点安全進行との何らかの違反が認められているとのことです。このような状況から、日頃より交通ルールを守り、万一の事故に備え、自転車乗車時にはヘルメットを着用することを心がけていただくことが大切なことと考えてございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) やはり頭部というものは非常に大切でございます。頭部の保護には、やはりヘルメットの着用しかないと思います。  では、高齢者を対象にした自転車用のヘルメットの購入補助を行っている自治体が、ホームページ等で見るとあります。埼玉県内の状況についてお伺いします。  また、毛呂山町ではこの補助制度についてどうお考えなのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉県内における自転車用ヘルメット購入補助を行っている市町は16市町ございます。また、そのうち5市町で高齢者を対象としてございます。近隣では、坂戸市、日高市で助成してございます。  町の考えでございますが、高齢者を対象にした自転車ヘルメットの購入補助金の制度の創設につきまして、今後検討してまいりたいと考えてございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 高齢者の方に自転車用乗用ヘルメット着用を普及させるには、どのようなことが課長は重要であるか考えているかお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例第9条におきまして、「高齢者の家族は、その高齢者に対し、自転車用ヘルメットの着用その他の交通安全対策について助言するよう努めなければならない」と定められてございます。このように、高齢者の交通安全には、身近な家族の助言が重要なものになると考えてございます。今後も町といたしましては、広報紙やホームページを活用した交通安全の啓発及び西入間警察署をはじめ、関係各課と連携した交通安全啓発を随時行ってまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) インターネットで自転車用ヘルメットの着用について、関する規定と打ちますと、大変多く出てまいります。先ほど課長がおっしゃっていた埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例というのも出てきます。一番この私の質問に合っているのは、先ほど皆川課長もおっしゃっていました、「高齢者の家族は、その高齢者に対して、乗車用ヘルメットの着用その他を交通安全対策について助言するように求めなければならない」という一文がございます。「お父さん、買物行くの。では、ヘルメットしていってね」という家族が家族を守るということだと思うのです。この条例の1が着用率向上の一つになるかと思います。  では、突然ではありますが、町長によろしいですか、お伺いして。日本一やさしいまちを目指す毛呂山町ですが、やはりこの実現には高齢者を交通安全から守る、また支援するという面で、大きな柱の一つかもしれません。この助成制度等に関して、まずお考えをお聞かせください。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  ちょうど毛呂山町では、教育部局のほうで中学校に上がるとヘルメットを貸与するわけでありますけれども、聞くところによると中学生が卒業すると、高校へ進学するとヘルメット等が空くというか、それが使われなくなるのかなという話もしました。そういうのは家族で使えないのという話をしたら、あれは3年で耐用年数がもう切れるということで、非常にそういった意味では使えなくなるのだなということで、残念に思ったわけでありますけれども、特に今の方々は、高齢者の方々は自転車はやっぱり多いです。特にいわゆる電動アシストの関係等も非常に利用されておりますから、乗り出しなんかは結構早くスピードが出るようになっております。事故なんかも、いきなりすうっと出ることによって、そういった転倒もあるわけでありますので、ぜひ高齢者の皆様にもヘルメットをかぶっていただきたいと、これはもう当然どこの自治体でも思う話だと思います。坂戸、日高、こちらのほうでは、そういったことも率先して進めているわけでありますので、今後毛呂山町でも高齢者の皆様にこういった呼びかけ、そして家族が家族を守るということ、こういったことも含めて、その助成の関係については前向きにちょっと考えていきたいと思いますので、ぜひまたいろんなところで、そういった普及活動についても議員自らお力を借りられるようにお願いをいたします。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、2問目の今後のイメージキャラクターの展望について再質問させていただきます。  私は、平成27年、このもろ丸くんについて質問しました。当時は、ゆるキャラ人気というのはまだまだ続いておりました。もろ丸くんは、先ほど申し上げたとおり、単に合併55周年記念事業として作られたわけではなく、地方創生の一環としてその存在意義、そして使命等があります。当然その経済効果や維持管理など、トータルコストの面も検証していく必要があると私は思っています。  それから、先ほどの産業振興課長のご答弁によりますと、やはりコロナでこの2か月半を…… ○小峰明雄議長 2か月。 ◆4番(澤田巌議員) 2年半ですね、すみません。緊張しています、申し訳ないです。2年半をイベントがほとんどありませんで、もろ丸くんの出番というのほとんどなかったと思います。当時の私の質問をひもといてみますと、平成22年に2体もろ丸くん作りました。25年に1台、平成27年に1体、1台ではなくて1体ですね、失礼しました。合計4体の着ぐるみがあるというご答弁いただきました。現在のこの貸出し状況、1体は恐らく1日1,000円程度で貸し出すと思うのですが、この貸出し状況等、まず課長にお伺いします。 ○小峰明雄議長 宮寺産業振興課長。                 〔宮寺定幸産業振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸産業振興課長 再質問にお答え申し上げます。  もろ丸くんの貸出し状況ですが、過去5年で申し上げますと、平成29年度26回、平成30年度23回、平成31年、令和元年度は24回でございましたが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から貸出し控えましたので、貸出しはございませんでした。令和3年度は、警察による交通安全ポスター撮影など撮影への貸出しが3件ございました。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、これまた突然で申し訳ございません、副町長にお伺いいたします。  課長のご答弁にありましたように、当時の上田知事が全自治体63市町村ですか、にゆるキャラを作ってくださいとお願いしたということですが、ちょっと畑は違うと思いますが、全市町村の見たことありますでしょうか。副町長がお考えになるイメージキャラクター、いわゆるゆるキャラ、これからの展望、どうお考えなのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 関本副町長。                 〔関本建二副町長登壇〕 ◎関本建二副町長 再質問にお答えを申し上げます。  イメージキャラクターの今後の展望ということでございますけれども、今現在ではイメージキャラクター、県内は63市町村ありますけれども、公式非公式合わせるとやっぱり全部の市町村に存在しているというふうに認識しております。今後のそういった中でのイメージキャラクターの展望ということでございますけれども、イメージキャラクターと申しますのは、いわば市町村の宣伝役でございますので、まずは目立つことが大切ということだと思っております。そして、目立つためには、ほかのキャラクターにはない魅力を持っていることが大事で、言い換えますと、イメージキャラクターの今後の展望といたしましては、私は差別化が図られているということが重要ではないかと考えております。  一例を申し上げますと、議員のお話にもございました熊本県のくまモンでございますけれども、くまモンはあえてデザインをシンプルにしたことがタイアップのしやすさにつながったのではないかというふうに言われております。また、一時期マスコミで大人気でありました船橋市の、これは非公認のキャラクターだそうですけれども、ふなっしーというのがありますが、激しい動きですとか、早口で話すということが、それまでのマスコットキャラクターのイメージを覆すものであったということから、大人気となりました。  このように差別化を図ることが大事なわけですけれども、我がもろ丸くんの場合、キャラクターの完成度について言えば、県内でも高いほうではないかと考えておりますけれども、この差別化という点ではハードルは高いというふうに思っております。例えばですけれども、何かストーリー性を持たせることで差別化をして、もろ丸くんにさらなる活躍をしてもらえるよう検討してまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 以前にもこの議場で申し上げました。やはり人気というのは高さではなく、横だと思います。人気が高いとか低いとかではなくて、短いとか長いということだと個人的に思います。ですから、もろ丸くんが末永く町民の皆様に愛されるように、担当課をはじめ皆さんのご尽力いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、続きまして、3問目のクラウドファンディングの活用について、企財課の小峰課長、よろしくお願いいたします。課長ご答弁ありましたクラウドファンディング型ふるさと納税の活用は、財政面のメリットに加えて、事業に関する社会的関心を図ることができるというご答弁いただきました。事業に関する社会的関心を図るという点では、具体的にどのようなメリットをお考えなのか、まずお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  事業に対する社会的関心についてのご質問でございますが、一般的に自治体がクラウドファンディング型のふるさと納税行う場合には、自治体が抱えております課題解決のため、ふるさと納税の寄附金の使い道を具体的にプロジェクトとして示すというものだと思います。寄附者は、そのプロジェクトに対して共感、または支援をしたいと、こう考えたときに寄附を行うと、つまり寄附者にとっては自身が寄附したお金が自治体でどう使われているか、これを選ぶことができる点がメリットであると考えます。  また、自治体側のほうでも、寄附者に対しまして使途を明確に示すことが可能となり、プロジェクトの周知にもできることによりまして、話題になったりですとか、自治体自体を知る機会にもつながると、こういった観点から、自治体のプロモーションにもつながると、こういったメリットも考えられると認識しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) よく分かりました。  それでは、全国の自治体でこのふるさと納税を募るときに、毛呂山町もそうだと思いますが、使途を選択できる仕組みということですが、自治体の割合、これは分かれば教えていただきたいと思います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  ふるさと納税を募集する際に使途を選択できる自治体の割合についてのご質問でございますが、今年度に国が実施いたしましたふるさと納税に関する現況調査、この結果によりますと、ふるさと納税を募集する際に寄附金の使途を選択できる自治体の割合は、全国の自治体の中で97.7%となっております。使途の分野といたしましては、健康、医療、福祉、こういったことを設定しているところが多く、次に教育、人づくり、子供、子育て、こういった形で続いております。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) ただいまご答弁いただいた中に、教育や子育て支援などは、この少子化という町の課題解決のために一翼を担うとても必要な取組であると私は考えますが、ふるさと納税を活用した教育や子育て支援の先進的な事例について、把握していましたらお知らせください。よろしくお願いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  ふるさと納税を活用しました教育や子育て支援の先進事例というご質問でございますが、現在総務省のふるさと納税ポータルサイトに分野別の先進事例が掲載されておりまして、そこで教育や子育て支援の分野では、例えば子供が生まれた世帯に育児用品等が入ったお祝い品を送る子育て支援の事例ですとか、公営の塾の設置、また放課後学習支援の充実など教育によるまちおこしを行う事例などが先進的な事例として紹介しておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 私は、この議場でもう既にクラウドファンディング、過去に3回やって、今日で4回目の質問なのです。ただ、この4回に関して大分中身が、クラウドファンディング、当初と変わってまいりました。ただ、自治体オリジナルのガバメントクラウドファンディング、ほとんどやっていないです、実際の話。何で普及しないのですか。小峰課長に言っても、それは答えはないでしょうけれども。  実は、隣の鳩山町、7月12日の大豪雨によって、鳩山町に住む男性の方が少しでも協力したいということで、クラウドファンディング立ち上げています。目標額が80万円、今朝の朝の7時時点で44万9,000円、ですから51%ぐらいいっています。支援者が81人、残りが38人、10月の14までだそうです。3,000円から200万円まで、応援コース、8コースございます。中には国や県の災害救助法という大きな制度が活用できず、災害ごみ搬出処分事業で500万円の事業費のみ国から鳩山町に支給される、交付される可能性が高いと記載されています。これは、8月の15日現在の記事ですので、現在のところはちょっとよく分かりませんが、同時に鳩山町のホームページ見ると、災害に伴う補正予算、専決処分で約1億円計上しています。それぐらい町民の一人が頑張ろう、ちょっと桁は違いますが、少し応援しようということになっています。  ちょっと話戻します。課長おっしゃるように、歳入の根源はやはり町税収入であるということをおっしゃっています。ふるさと納税の取組を進める上で検討すべき課題、当然あると思うのですが、これについてお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  ふるさと納税の課題ということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、本町におきましてはふるさと納税はもろやま創成舎のほうに委託のほうをしているというところでございます。町のほうといたしましても、第一に寄附金額、これを増加させていくことが最優先課題と認識のほうをしております。また、手法につきましても、ふるさと納税における使途の選択や町の特定の事業に対する寄附につきましては、当然寄附者の考えを酌みまして、ふるさと納税の使い道や成果を明確にすることにより、寄附者の本町へのふるさと納税の意欲を高める、またリピーターの確保にもつながるものと考えているところでございます。そのため、現在クラウドファンディング型のふるさと納税を含め、町の特定の分野や事業等に対して応援したいと、こういった気持ちを持って寄附ができる形にしていくように、既にもろやま創成舎のほうに町として要請のほうをしてございますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。
    小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) ただいま課長から、もろやま創成舎のほうに町として要請しているというお言葉いただきました。ぜひ創成舎と密に連絡し合いまして、このクラウドファンディング型のふるさと納税、前進させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、最後の4問目の毛呂山町国土強靱化地域計画についてお伺いします。先ほど大野課長が国土強靱化地域計画は、町民の生命を最大に守り、地域社会の重要な機能を維持する強さと迅速な復旧復興ができるしなやかさを持ち、安心安全を守るよう備えるということが趣旨で制定されています。豪雨災害に対応すべく災害に強いまちづくりが必要だと思います。特に毛呂山町は、水害、治水、水害がとても多いように感じます。この国土強靱化地域計画の中で、水害対策はどのように位置づけられていますかお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  国土強靱化地域計画での水害対策はどのように位置づけられているかということでございますが、町では国土強靱化地域計画の策定に当たりまして、地震や風水害等の大規模自然災害による被害の伝播を整理するフローチャートを作成するとともに、国、県の計画で策定されたリスクシナリオを考慮しまして、本町における34のリスクシナリオを設定してございます。それぞれのリスクシナリオの中に、各種の大規模自然災害によってもたらされる脆弱性が内包されていることから、国土強靱化地域計画の枠組みの中で、水害対策としてまとめられているところではございませんが、特に異常気象等により多数の死者、負傷者が発生する事態、大規模な土砂災害等により多数の死者、負傷者が発生する事態が計画目標の一つである被害の発生抑制による人命の保護の実現に阻害するリスクシナリオとして設定されておりまして、消防力等の発揮による被害の発生抑制、軽減や治水施設の整備、減災に向けた取組の強化を強靱化の主な取組として挙げてございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、今後この水害に対する具体的なハード対策について、どうお考えなのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  水害に対する具体的なハード対策ということでございますが、毛呂山町国土強靱化計画の国土強靱化に係る指針に基づく取組については、総合振興計画を含めた関係計画と調和を図るため、脆弱性の評価と推進、方針を整理した上で施策を進めてまいります。  水害に対する具体的なハード対策につきましては、道路、水路、河川、農地等幅広く各分野にまたがる計画であることから、様々な事業主体が想定されるというところでございますが、現状におきましては、定まっているものはない状態でございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 国土強靱化地域計画が示す内容というのは非常に広範囲に及びまして、関係する多くの部署の参画がとても必要だと私は考えます。また、様々な計画との整合性、また調和等図っているということです。これはやっぱり指針であって、マスタープランの位置づけだと私は思います。今後、具体的に施策を推進するにはどのような体制で臨むのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  今後、施策を推進するに当たり、どのような体制でということでございますが、国土強靱化地域計画に位置づけられている施策につきましては、非常に幅広く、総合的な視点に立って計画の推進を確認、評価する必要がございます。本町といたしましては、国土強靱化地域計画が指針として、その目的や施策が他の計画等にも反映され、それぞれの計画に基づく取組が国土強靱化地域計画と同じ方針の下で推進されるため、地域の強靱化を推進するための全庁的な体制を構築するなど鋭意検討してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、関連した質問ですが、まちづくり整備課の山口課長にお伺いします。やはり何度も申し上げますが、毛呂山町の災害は、やっぱり水害、治水、これが非常に大きいかなと思います。この点についてお伺いします。  豪雨があった場合、必ずと言っていいほど旭台地内の直線、馬頭観音に向かう約600メートルぐらいですか、あそこがいつも冠水してしまいます。町道2344号線かな、だと思いますが、私はこの夏に雀川の砂防ダム、ときがわにあるのですが、あの信号の入口から少し行ったところの左側にちょっと仕事をいただきまして、ふと側溝を見ると、側溝が物すごく深いのです。グレーチングからスケールを入れると、1メートル50ぐらいありました。方や、旭台のほう、グレーチングから入れるとやっぱり40センチぐらいなのです。ですから、吸い込み能力が全く違うと思うのです。旭台のあの直線、ちょっと距離がありますが、これを深いものにするという、方針にするというお考えはあるのかお聞きします。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えいたします。  旭台地区の現在の状況といたしましては、南側の標高が高く、北側が低い自然の地形のため、北側エリアに雨水が集まってきてしまう状況でございます。排水路の整備や消防等による排水作業、土のう設置による住宅エリアへの雨水流入の軽減対策等行っているところでございますが、抜本的対策には至っていない状況でございます。  議員ご提案の町道2344号路線に深い側溝のものに更新するというご提案でございますけれども、こちらは非常に有効な手段の一つと考えてございます。現在、まちづくり整備課におきましては、さらなる旭台地区の冠水対策といたしまして、東武越生線部において大型横断暗渠の埋設や調整池の設置等の雨水対策を検討している状況でございますので、ご理解のほう賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) ただいま抜本的な解決に向けていろんな案を、施策検討しているというご答弁いただきました。豪雨のたびにあの辺の住民の方が、やはり不安に思っている方が大変多くいらっしゃいます。ぜひ前向きに、しかも至急に早めの対応、結果を出していただければなと思います。  最後に、井上町長、またよろしいですか。いつ発生するか分からない災害、そして天災、当然管理は予算もあり優先順位もあり、公平性もあります。とても担当課等は、いつも苦労していると思います。井上町長の考える今後の防災についてのお考えをお伺いします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  特に旭台地区、非常に傾斜地ということで、丘陵の上のほうから一気に水が下ってくるということ、そして越生線の線路の近くに非常に水がたまるということで、一時は土地を町のほうで、いわゆる素掘りでありましたけれども、掘らさせていただいて、そして水の逃げ道を作ったりもしました。ただ、そればかりやっていては、これは当然よくないわけでありまして、下りてくる水をできるだけ早くこの流末、葛川のほうに持っていかなければいけないというような、ただそれも非常に今扶助費のほうにかかっているというのが当然でありまして、なかなか建設関係、いわゆる防災関係に回らないような状況もあるわけであります。ただ、ここのところでの本当に思いもしない大雨の関係、続いておりまして、これについては本当に早急に一つ一つしっかりと順序立てを立てて、対処していかなければいけないというふうに思っております。神山議員からもお話があるように、これについてはしっかりと防災、減災、こういうことをしっかりと進めてまいりますので、ご理解賜りたいと思います。  以上です。 △後日日程の報告 ○小峰明雄議長 明9月7日は、午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。  次に、議案第30号から議案第36号までの提案者の説明、質疑、討論、採決、続いて議案第37号から議案第43号まで及び議案第44号の提案者の説明、質疑、委員会付託を行います。 △散会の宣告 ○小峰明雄議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。                                      (午後 3時21分)...