毛呂山町議会 > 2021-06-02 >
06月02日-03号

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  1. 毛呂山町議会 2021-06-02
    06月02日-03号


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    最終取得日: 2023-06-11
    令和 3年  第2回(6月) 定例会           令和3年第2回(6月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第3号)                          令和3年6月2日(水曜日)午前9時30分開議日程第 1 町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(14名)     1番   神  山  和  之  議員    2番   下  田  泰  章  議員     3番   平  野     隆  議員    4番   澤  田     巌  議員     5番   牧  瀬     明  議員    6番   佐  藤  秀  樹  議員     7番   荒  木  か お る  議員    8番   千  葉  三 津 子  議員     9番   村  田  忠 次 郎  議員   10番   岡  野     勉  議員    11番   小  峰  明  雄  議員   12番   髙  橋  達  夫  議員    13番   長  瀬     衛  議員   14番   堀  江  快  治  議員欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      加  藤     勉   副 町 長   髙  沢  佳  弘   教 育 長      大  澤  邦  夫   秘書広報                                       課  長   大  野     勉   総務課長      小  峰  一  俊   企画財政                兼選挙管                   課  長                理委員会                書 記 長   小  峰     浩   管財課長      市  川  貞  夫   住民課長                兼 福 祉                会 館 長   串  田  和  佳   福祉課長      小  室  永  治   高 齢 者                                       支援課長   小  川  賢  三   子 ど も      小  泉  雅  昭   保  健                課 長 兼                   センター                保育所長                   所  長                兼 児 童                館 長 兼                学童保育                所  長   皆  川  謙 一 郎   生活環境      渡  邉     昭   産業振興                課  長                   課 長 兼                                       農  業                                       委 員 会                                       事務局長   山  口  貴  尚   まちづく      田  口  雄  一   会  計                り 整 備                   管 理 者                課  長                   兼 会 計                                       課  長   柴  﨑     覚   水道課長      石  田  麻 里 子   教育総務                                       課  長   土  屋  浩  一   学校教育      宮  寺  定  幸   生涯学習                課 長 兼                   課 長 兼                教  育                   中央公民                センター                   館 長 兼                所  長                   東 公 民                                       館 長 兼                                       歴史民俗                                       資料館長  笹  川  博  嗣    学校給食      岩  下  幸  一   スポーツ                センター                   振興課長                所  長                   兼 総 合                                       公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   酒  巻  義  一   事務局長      波  田  裕  一   副 局 長   小 久 保  磨 衣 子   主  任 △開議の宣告 ○小峰明雄議長 ただいまの出席議員数は14名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △町政に対する一般質問 ○小峰明雄議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 神 山 和 之 議員 ○小峰明雄議長 神山和之議員。                 〔1番 神山和之議員登壇〕 ◆1番(神山和之議員) おはようございます。議席番号1番、令和町民党の神山和之です。議長の許可をいただきましたので、私から町政に対する一般質問をさせていただきます。  依然として収まる気配のない新型コロナウイルスでありますが、本町においても65歳から79歳の方の接種券の発送が年齢の高い順から送付されております。また、65歳未満の町民への接種券の発送については、6月下旬から7月上旬にかけて送付予定であるとのことでございます。  この新型コロナウイルスは、イギリスをはじめ幾つもの国でウイルスが変異して、中でもインド由来のウイルスは懸念すべきウイルスとしてWHOが指定をしております。今後、国内においての感染拡大が懸念され、一日も早い接種を望む町民も大勢いると推察をします。その中でワクチン接種に当たり、高齢者等の優先接種の中で県内の市町でも、自治体の首長による先行接種が抜け駆けとして取り上げられておりますが、先行接種に問題があるのではなく、住民への事前の周知と説明責任を果たすことが必要であると感じております。  また、今後については、余ったワクチンの有効活用についても一滴たりとも無駄にできない決意で、小中学校の教職員、介護施設職員、幼稚園等の職員、さらには町民の接種希望者へのキャンセル待ち登録など担当課の職員の皆様には業務多忙の中ではありますが、そして工夫し、町民の皆様に周知してのご配慮をいただきますようよろしくお願いを申し上げます。  また、過日、前久保南地区内で発生した建物火災により、全焼4棟、半焼1棟、部分焼7棟が罹災されました。この火災により被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。  この地区は、ご承知のとおり、木造密集住宅の防火・防災推進地区に指定されております。私も昨年の12月の議会において、この地区の問題点として道路も狭隘し、電柱が両端にあり、消防車両の水利部所及びホース延長等、一たび火災が発生すると火災防御活動にも支障を来し、延焼が拡大するとの懸念があり、一般質問をさせていただきました。私も同じ前久保地区に住んでおり、たまたま家にいたので、近所での建物火災であり、消防団が到着する前、常備消防のホース延長等、共助の精神で若干のお手伝いをさせていただきましたが、本火災を自分なりに振り返ると、個人的な見解ではありますが、本地区に消火栓ボックス等が設置されており、初期消火の重要性を感じたところでございます。  また、日頃、自助・共助・公助という言葉を用いて、その必要性、さらには災害発生時の対処方法として様々な人がお話をされますが、その場に倒れた人を発見した場合は、その人の命をつなぐために心臓マッサージを実施する。隣近所で火災があった場合は、人命を最優先に考え、通報、消火等の協力を行う。共助とは、まさに社会を構成する一員としての責務であると私は考えております。私も公務員として、この町の消防行政、さらには町行政職員として町民に支えられ今日があります。これからも毛呂山町民のためにできることは行う、これが私の信条でもございます。  さて、私の今回の一般質問の1問目ですが、町の教育行政について、4月から本町の教育長として就任なされた髙沢教育長は、ご就任まことに誠におめでとうございます。今後、町の教育行政を担うに当たり、次のご質問をさせていただきます。  まず、質問の1点目として、教育長就任に当たり抱負をお聞かせ願います。  次に、質問の2点目として、子供の能力や可能性を引き出す教育及び自身を育む教育の実現に向けた取組についてのご見解をお伺いいたします。  次に、大きな質問の2点目としまして、町が実施している各種協定等推進事業について、町では各種団体の協力により様々な協定を締結し、災害時の支援、日常生活における高齢者支援並びに環境の保全、さらには町道または水道事業をはじめ、町管理施設等における事故通報など多くの団体及び町民が協働して住みやすいまちづくりを推進することを目的としての協定を締結しており、災害時の即応体制の強化と安心と安全なまちづくりに向けた取組として大変重要なものであります。  そこで、次のことについてご質問をさせていただきます。まず、質問の1点目として、協定締結の目的と意義についてお伺いをいたします。  質問の2点目として、町の協定件数についてお伺いをいたします。  質問の3点目として、以前協定を締結した毛呂山町ふれあいネットワーク協定の活動状況と、関連する毛呂山町地域見守りネットワーク事業についてお伺いをいたします。  質問の4点目として、毛呂山町自転車商組合と放置自転車の再利用に関する協定「エコ・オフィス便」についての利用状況及び今後の活用についてお伺いをいたします。  質問の5点目といたしまして、狂犬病予防法第5条第1項に基づく狂犬病予防注射について、狂犬病予防協会と締結した獣医師からの注射済票の交付を受けることができる協定の実績等についてお伺いをいたします。  以上、私からの一般質問とさせていただきます。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 おはようございます。神山議員の町の教育行政についての1点目、教育長就任の抱負についてお答えいたします。  これからの毛呂山町を発展向上させていく上で、少子高齢化の急激な進行、価値観の多様化やグローバル化、情報化社会の中で、未来を自ら切り開いていく人材の育成と将来をたくましく生き抜いていく人間力の育成が重要と考えます。教育委員会では、第五次毛呂山町総合振興計画を踏まえ、本年度から令和7年度までの第7期毛呂山町教育振興基本計画を策定し、急激な社会の変化に対応するための確かな学力の獲得と、不登校、いじめ問題などの児童生徒の抱える課題の解決を目指し、毛呂山町の将来を担う人づくりを課題として掲げております。児童生徒が主体的に社会に関わり、地域の様々な方との交流を通じて多様な物の見方、考え方を習得し、自らの力で人生を切り開くことは、子供たちの幸福な生涯の実現と、社会の持続的な発展という教育の使命を果たす上で重要と考えております。  2点目の子供の能力や可能性を引き出す教育及び自信を育む教育の実現に向けた取組についてお答えいたします。議員ご指摘の子供の能力や可能性を引き出す教育や自信を育む教育は、毛呂山の将来を担う子供たちが自らの個性を発揮し、自信を持って自らの未来を、自らの手で切り開く、子供たちの誰もが夢と希望に向かって取り組めることができる教育のことと考えます。また、子供たちの自己肯定感を育成するためには、子供たちが自分自身の存在価値を認識し、周りの人の価値も尊重することができるよう、また自信を持って成長し、よりよい地域の担い手となることができるよう、教育環境を整えることが必要です。  教育委員会では、現在、「未来を拓く人づくり(小中一貫教育)プロジェクト」を推進し、小学校6年間と中学校3年間の義務教育9年間を一体のものとし、各小中学校が目指す目標を毛呂山中学校区、川角中学校区の各小中3校が共有し、協働し、連続性、発展性を持って子供たちの育成に当たっております。子供たちが夢と希望に向かって努力するには、学校、家庭、地域がそれぞれの役割と責任を自覚し、地域全体で取り組むことが肝要です。教育委員会といたしましても、小中一貫教育と、このプロジェクトを支えるコミュニティ・スクール、学校運営協議会を推進し、学校と家庭、地域が相互に連携、協力しながら、それぞれの教育機能を十分に発揮し、毛呂山町の全ての子供たちを健やかに成長させてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 2問目、町が実施している各種協定等推進事業のご質問のうち、企画財政課所管分につきまして順次お答え申し上げます。  初めに、1点目の協定締結の目的と意義につきましてお答え申し上げます。各種協定につきましては、町と各種団体が連携し、互いの強みを生かしながら社会課題の解決を目指すという点が大きな目的にあると認識しております。また、連携協定を締結することで、課題解決に向け安定的な連携基盤が構築されることも協定締結の目的であり、利点でもあると考えます。本町では各種団体と様々な連携協定を締結しておりますが、例えば大学などとの地域連携協定では、健康及び福祉の増進、産業の振興、環境の保全及び想像、安全安心なまちづくり、人材育成など多くの分野で双方が協力し、事業実施を行う内容となっております。また、各種団体との連携協定は、団体が持つ知的資源、人的資源、物的資源を町の一つの資源として活用させていただくことで、町の課題解決を目指す有効な取組であると考えております。  続きまして、2点目の町の協定締結件数についてお答え申し上げます。現在までに本町で締結している協定は97件となっております。協定内容等につきましては、災害時における避難所や生活物資の供給協力など支援協力に関する協定が51件と最も多くなっております。そのほか空き家の適正管理や利活用など空き家対策に関する協定、大学との地域連携協定、地域見守りに関する協定など多岐にわたっております。今後も本町といたしましては、協定の締結により構築された連携基盤を生かし、よりよいまちづくりにつなげてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 2問目のご質問のうち、生活環境課所管について順次お答え申し上げます。  3点目の毛呂山町ふれあいネットワーク協定の活動状況につきましてお答え申し上げます。この協定は、安全安心なまちづくりの推進を図るために平成20年度より開始され、その後、協定の見直しを行いまして、これまでの実績やその他の協定などの状況から検討を行った結果、平成26年度をもって廃止されております。ふれあいネットワーク協定の活動状況については、平成20年度に2件の情報提供がございましたが、それ以外の活動状況については、公文書保存年限の関係上、資料がございませんので、ご了承いただきたいと存じます。  4点目のエコ・オフィス便についてお答え申し上げます。エコ・オフィス便の利用状況ですが、平成30年度が177回、令和元年度が103回、令和2年度が122回の利用となっております。また、1回利用時における走行距離が約3キロメートルですので、温室効果ガスの削減量を算出しますと、平成30年度が126.6キロ、令和元年度が73.6キロ、令和2年度が87.76キログラムの削減となりました。今後におきましても放置自転車のうち一定の手続が完了したものを再利用して台数を増やし、職員の積極的な利用を推進してまいりたいと考えております。  5点目の狂犬病予防注射済票の交付協定についてお答え申し上げます。これまで動物病院で狂犬病予防注射を接種した場合には、発行された注射済証を役場まで持参していただき、注射済票を受けることになりますが、この協定を締結している動物病院で接種した場合は、その場で注射済票を受けられ、飼い主の方が役場に来庁することがなくなり、負担が軽減されるものです。  協定の実績については、平成30年度が484件、令和元年度が445件、令和2年度が732件の実績です。また、令和2年度の件数が例年の約1.5倍となっている理由ですが、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策により集合予防注射を中止としたためでございます。今後も狂犬病予防注射の接種について、関係獣医師と協力しながら実施し、狂犬病蔓延防止に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 串田福祉課長。                 〔串田和佳福祉課長登壇〕 ◎串田和佳福祉課長 2問目のうち3点目、地域見守りネットワーク事業に関するご質問につきましてお答え申し上げます。  地域見守りネットワーク事業は、町、民生委員及び地域住民等との連携により、災害時や緊急時において支援を必要とする障害のある人や高齢者等への見守りや声がけを日頃から実施し、地域社会から孤立することを防止するとともに、在宅生活における不安の解消や生活課題を早期に発見していくことで、住み慣れた地域で安心して日常生活を送ることができるよう地域ぐるみで構築するものです。  本事業には、地域住民等を主体とした取組としているため各種事業所等との協定に関する事項は含まれておりませんが、議員ご指摘のとおり各種事業所の協力をいただき、協働によるまちづくりを推進していくことは安全安心なまちづくりに欠かせないものです。そのため福祉課では、本事業のほか町民の日常生活に密着したサービスを提供する郵便局、ライフライン事業者、食品の宅配業者等と個別に協定を結び、異変を把握した際には、速やかに町に情報提供をいただくようお願いしているところでございます。  今後も引き続き町民や各種事業所等との協働を推進し、緊急時や災害時における支援体制の一層の充実を図ることで、誰もが安心して暮らせるまちづくりに努めてまいります。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) それでは、私のほうから再質問を順次させていただきます。  まず、髙沢教育長にお伺いします。先ほどご答弁の中で、グローバル化、そして情報化の中で未来を切り開いていく人材の育成と、将来たくましく生き抜いていく人間力の育成が重要であるとのご答弁をいただきました。私も昨今の国際競争力の中で、こうした厳しい時代を生きる子供たちは、その多様な価値観を重要視しながら共生していくことが求められているのではないかと考えております。  そこで、お聞きをしますが、子供たちが十分な知識や技能を身につけ、十分な思考力、そして判断力、さらには表現力を磨くために、今後どのように取り組まれるのかお伺いをいたします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  新学習指導要領では、教育課程全体や各教科などの学びを通じて、何ができるようになるかという観点から、知識及び技能、思考力、判断力、表現力など学びに向かう力、人間性などの資質、能力を総合的にバランスよく育んでいくことを目的としています。このような資質能力を育むためには、主体的、対話的で深い学びの視点から、この授業改善が必要であります。町内小中学校で子供たちが、できた、分かった、もっと勉強したいと思える授業、周りの人たちと共に考え、新しい発見や豊かな発想が生まれる授業が行えるよう支援してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。
    ◆1番(神山和之議員) 今、教育長が答弁の中で、できた、分かった、もっと勉強したいと、こういう学習意欲を引き出す授業について、私も大変重要であると認識をしております。これは学習意欲を引き出すには、まず児童生徒のつまずきやすい学習内容について、教職員がきめ細かな指導が必要であると私は考えておりますが、この辺についてどのようにお考えになるのか、再答弁をお願いします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  きめ細やかな指導ということでございますが、まず児童生徒一人一人のそれぞれの特性、そして能力等を十分学級担任及び教職員が理解いたします。そのためには日頃の授業観察、授業での到達度、さらには人間関係等を含めまして総合的に観察してまいります。また、学習内容のつまずき等につきましては、それぞれ各学年あるいは発達段階等で学力テスト等を行っておりますので、その調査結果を基に、個々一人一人のつまずきがどこであるのか、またそれを今後どのように伸ばしていくのか、克服していくのか、学校全体で調査研究しながら、一人一人を大切に見守っていく指導を展開させていきたいと思います。どうぞご理解を賜りたいと思います。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) そうしたら、毛呂山を担う子供たちです。よろしくお願いをしたいと思います。  次に、このご答弁の中で、不登校やいじめ問題、これについて児童生徒の抱える課題の解決を目指すと教育長はご答弁をされておりますが、小学校、中学校間の教育活動、授業形態であるとか、指導方法であるとかの違いから、子供たちの発達状況とのずれから過度なものとなる場合に、新しい環境での学習や生活に不適合を起こす、いわゆる中1ギャップというのが指摘されておりますが、これらの問題をどのように解決をしていくのかお伺いをいたします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  児童生徒の抱える課題や中1ギャップ等につきましてですが、まず不登校やいじめ問題など児童生徒が抱える課題の解決には、子供たちが多様な人間関係の中で学ぶことが大切であります。そのために小中一貫教育の取組を進め、小学校、中学校における異学年交流の活性化、活発化、またより多くの教員が児童生徒に関わる指導体制の確保などにより、学校教育活動の充実を図ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 小中一貫教育の取組を進め、小中一貫教育が出てきたのでちょっとお聞きをしたいのですが、その取組を進め、小中学校における異学年交流、これは中央教育審議会からも文部科学省のほうにも答申をされているようなところなのですが、異学年交流というのは、小中合同の行事でそういう取組であるとか、あるいは中学校の先生が小学校に出向いて授業をするとか、こういうことではないかと私は思っているのですけれども、こういった中で、やはり本当に小学生というか、児童生徒の不安と戸惑いの中で進めていかなければいけない。さらに、9年間を学校生活において教職員の先生方が、その児童生徒を育てるというふうな教職員の意識改革を今後、小中一貫教育の中でどのように進められていくのか、その辺のご見解をお伺いをしたいと思います。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 9年間で小中学生児童生徒を育てる環境、そして教職員の意識づくりということでございますが、まずそれぞれ中学校区で小中連携を図っております。教職員の研修、あるいは児童生徒の交流を含めまして交流を図ってまいっておりますが、さらに9年間という枠組みでございますので、教職員が例えば中学校の教員が小学校へ出向いての出前授業、あるいは小学校高学年が中学校での学習体験、生活体験を通して不安感を取り除くような、そのような取組もさせていただいております。さらに、児童生徒理解ということで、子供たちを理解する共通の研修等も行っておりますので、同じ認識で、そして同じ中学校区の大きな目標に向かって教育を進めるような環境に努めております。そのような取組でありますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) それともう一つ、小中一貫教育を導入する課題の一つとして、よく言われているのが、子供たちの人間関係や、その相互の評価が固定化されるのではないかなと、そういう固定化されるという懸念があるのですが、そういった指摘もございます。これについてどのように考えておられるのか、ご答弁をお願いします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  人間関係等含めて評価が固定化されるのではないかという懸念でございますが、これについては子供たちの人間関係や相互の評価の固定化は、小学校段階と中学校段階の9年間を一まとめにして捉えて児童生徒の交流を行い、あるいは学年の枠を超えて複数の学年で様々な活動の場を設定するなどの工夫が考えられます。一定の児童生徒数を確保するとともに、児童生徒に関わる教職員を増やすことで、児童生徒や教職員が関わる機会を工夫し、集団性や社会性を育成する機会を確保できると考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 確かに小中一貫校、学校内での問題の解決というのは今、教育長がお話しした内容で、そのとおりだと私も認識をしております。子供たちの人間関係や相互評価の固定化の解決のさらなるほかの道筋としてのもう一つの道とすれば、やはり私が思うに、僣越ではございますけれども、地域とのつながり、これはやっぱり大切にして、さらなる連携の強化を図る必要があるかと私は考えておるのです。  その理由としては、本町には見識が高く、様々な職業でご活躍をされ、退職された町民の方がたくさんおられるのです。町はそういった人たちを委嘱して、この人たちの力を借りながら、様々な事情で塾に通えない子供であるとか、あるいは通えない生徒児童、そしてさらには専門性の高い、勉強をもっとしたいのだと、こういう人たちが地域の子供たちの学力向上を目指して、子供の能力やその可能性を最大限引き出せるような、そしてまたそれが定着をしたことによって、毛呂山方式の寺子屋制度ではございませんけれども、そういったようなことを検討し、地域が共に支え合える学校づくり、こういったものを目指し、地域人材の育成とか地域の素材や関係機関との連携を密にした取組をする必要も、この固定化を払拭する意味ではもう一つの道ではないかと私考えておるのですが、この辺について教育長どのように思うのか、ご見解をお伺いします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えいたします。  地域の素材等を生かした子供たちの教育の推進でございますが、本年度小学校においては児童の居場所づくり、あるいは学習のつまずきや解消、学習習慣を身につけることを目的といたしまして、毎週月曜日に小学校4年生を対象とした放課後学習教室を行います。また、中学校においては、中学生の学ぶ機会の保障、あるいは主体的に学習に取り組む力の育成等を目的といたしまして、夏季休業中に中学1年生を対象としたサマースクールを行います。どちらの取組も地域人材や大学と連携したものでありますし、今後も社会に開かれた教育課程の実現のため、学校、家庭、地域と連携し、「できるところから」を合い言葉に地域の方の力をお借りしながら、学校における授業補助、あるいは読み聞かせ、あるいは登下校の見回り等の学校地域協働活動を推進し、コミュニティ・スクールを活用した充実を図ってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) ありがとうございます。  教育長、確かに教育長がおっしゃられる放課後の学習指導や、そしてまたさらにはサマースクールですか、これは実際に継続的に実施していく上で大切であると私も考えております。私がこのような提案、この中で先ほどのご提案というか、地域との密接な連携や働きかけ、コミュニティ・スクールも必要だと私は思います。  さらに、コミュニティ・スクールの中ですと、限られた人がというか、広く人材を募集してという形ではなくて、限られた人がその場で生徒児童に教えていくと、こういう環境だと思うのですが、私がこれ提案させていただくのは、なぜこういうことをお話をさせていただくかというと、今、社会環境の変化によって地域のコミュニティが衰弱をしてございます。そしてまた、昔と違って3世代同居とか、おじいちゃんとおばあちゃんと暮らして、いろんなことを吸収したいという、こういった家族も減少しております。また、さらには共働き世帯であるとか、ひとり親世帯であるとかこの増加と子供の数の減少によって、様々な背景の中で家庭や地域における子供に対する社会性の育成機能というのですか、そういったものが失われかけている。こういったことは、今後ちょっと大切なことではないかなというふうなことで私はご質問させていただいたわけでございます。  こういった中で、まず地域の子供たちを地域の大人たちが、学校と連携をして学力を向上させるとか、子供たちが育む地域づくりを推進することで、様々な立場の大人の方々と接することによって、その経験を重ねながら、児童生徒が生き方や学び、将来の夢や目標を持つ機会につながるのではないかなと、こんなふうに私、感じておるところでございます。それゆえ地域とともに支え合える学校づくりと地域人材の育成等をご質問させていただいたわけです。これについて、すみません。申し訳ございません。ご見解を再度お願いします。 ○小峰明雄議長 髙沢教育長。                 〔髙沢佳弘教育長登壇〕 ◎髙沢佳弘教育長 再質問にお答えをさせていただきます。  様々な地域の様子、そして地域の要請等に応えるべく学校教育は日々努力しております。その中で社会性の育成、あるいは社会の力を借りて学校教育をつくり上げていくことは、これは必要でございます。小中一貫プロジェクトは、 夢をもち世界にはばたく毛呂山の子どもという大きな理念、そして子供たちの将来を築いていくような、そのような取組をさせていただいています。  地域の人材活用につきましては、様々な指導力をお持ちの方がたくさんいらっしゃいます。また、地域には、様々な事情等で進学や、あるいはこれからの大きな夢に向かって実現に課題を持つ、そのような児童生徒もいらっしゃいます。そのような児童生徒の育成には、やはり地域の方々のお力を借りて、少しでも目標達成に向けた努力ができるよう、それぞれの学校区の中、あるいは町で支援をしながら、子供たちが輝く、そして地域が輝く、そして地域の人たちも生きがいを感じる、そして学校を何より教師が地域と連携を持つことによって、学校自体も機能性を十分に発揮できる、そのような環境をさらに整えてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) ありがとうございました。  まず、教育長、これらの問題は、学校だけで解決できる問題ではなくて、問題解決に向けて保護者の協力と理解、さらには教職員等の連携の強化が必要不可欠であると私は思っております。また、地域にお住まいの方々には、将来の町を担う子供たちでありますので、地域が協働して支え合える仕組みづくりも必要と考えておりますので、教育長には町の教育行政のかじ取りとして今後もしっかりとよろしくお願いをしたいと思います。ありがとうございます。  時間も迫っています。次に、2点目の町が実施している各種事業について再質問いたします。まず、企画財政課長、1点だけお伺いします。本協定を継続させ、発展させていくためには、行政がどのような役割を果たしながら行政目的を達成するため必要であるのか、どういうことが必要なのか、このことについて1点だけご答弁願います。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  各種協定における今後の行政の役割についてのご質問でございますが、まずは協定締結の目的達成のためにも行政として協定先との連携をさらに強化することが必要だと考えております。また、時代の変化に対応いたしまして、個々の協定において、お互いの強みがさらに生かせるように協定内容についても積極的な提案、こういったことを実施していくことも必要だと考えております。さらに、限られた財源の中で行政ニーズ、こちらのほうを的確に対応していくためにも、住民サービスの向上につながる協定につきましては、企業や団体、これらの方たちとさらに調整を図って、町の課題解決のために進めていくべきものと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) そうですね。これは継続性を持たせるには、やはりきちんと協定した団体であるとか、あるいは町民であるとか、そういった者とよりコミュニティを深めていって、それで前に前進をさせると、こういうことが必要だと思います。  今のご答弁を踏まえて、3点目の毛呂山町ふれあいネットワークについて再質問をさせていただきます。本協定は、当時、高齢者支援課であるとか、福祉課であるとか、生活環境、まちづくり課、水道課、それら関係する課と連携し、町民の安全と安心を守ることを重点に置き、住みやすい町を目指し、町内事業者等から協定を締結したと聞いております。これは平成26年に廃止した理由をお伺いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  平成20年度にふれあいネットワーク協定を廃止した理由でございますが、この協定の運営に関して多くの課が関係していることから内容が多岐にわたっていたため、協定全体の総括的な機能が不十分であったこと、また協定を結んでいる事業所からの通報、報告が平成20年度の2件のみであり、協定が十分に機能していなかったこと、またさらに少子高齢化、核家族化の進行により高齢者の安否確認などの福祉に関わる事業、業務を中心としたネットワーク体制の見直しが急務であったことなどから、関係各課との検討を踏まえ、平成26年度にふれあいネットワーク協定が満了することを機に安否確認などの福祉に係る内容については、地域見守りネットワークに位置づけふれあいネットワーク協定を廃止したものでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) そういう理由で廃止をしたということなのですが、これは生活環境課長、この協定の通報する、あるいはそういったものについての協定内容というのは、たしか不法投棄であるとか、野焼きであるとか、河川の水質汚濁であるとか、あるいは生活のものについての問題であるとか、こういったことが中心になって、生活環境課においては協定を締結、その団体等と締結をしているものだと。当時は、タクシー事業者であるとか、新聞配達の事業者であるとか、東京電力あるいはNTTであるとか、そういった機関ともこういった積極的な協定をたしか締結したわけなのです。  ここで、こういったものについて、まず生活環境課長、これについては今現在、これに代わる通報というか、この協定は生活環境課長をはじめ、ここにいらっしゃる水道課長、あるいはまちづくり整備課ですね。まちづくり整備課長にちょっとお聞きしたいのですけれども、こういった協定を今現在、ほかに進行したような協定を結んでいるのか否かご答弁願います。まず、生活環境課長。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  ふれあいネットワーク協定のような同様の協定は、現在、生活環境課では結んでおりません。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 柴﨑水道課長。                 〔柴﨑 覚水道課長登壇〕 ◎柴﨑覚水道課長 再質問にお答え申し上げます。  水道課では漏水に関する個別の協定は締結しておりません。しかし、水道管の漏水は、大切な水が無駄になるだけではなく、道路陥没による二次災害などの交通事故の基になる可能性もございます。また、漏水によって断水が長期化することにより、住民生活や企業活動に大きな影響を与えることも考えられることから、早期発見、早期修理は大変重要であると考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答え申し上げます。  道路に関する陳情、苦情等の情報につきましては、主に地元の地区や住民の皆様から個別に寄せられている状況でございます。平素より大変感謝を申し上げているところでございます。また、職員や会計年度職員による道路パトロールにおいても、早期発見に努めている状況でございます。新たなこういった通報の仕組みの構築につきましては、まちづくり整備課といたしましては今のところは考えていない状況でございます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 分かりました。今のところ、ではそういった形の中の協定を結んでいないということですね。恐らくその件数的にも年間を通じるとかなりの件数が生活環境であるとか、水道課長のほうであるとか、漏水であるとかそういったものが寄せられると思うので、これはこのままの状態で果たして協定を生かして、協定を結ばないで、住民生活にきちんと直結した結びつきの中で、先ほどまちづくり整備課長が言ったように、陥没したりそういった大変な事故になる可能性もあるわけです。こういったものをきちんとやはり各課が責任を持って今後どうしたらいいか、そういった体制の整備を図っていただきたいと、こんなふうに思っておるところでございます。  続いて、これに関連する見守りネットワーク事業についてお聞きします。この見守りネットワークは、福祉課長、65歳以上の要援護者というのですか、そのことについて障害のあるお年寄りだとか高齢者、こういった見守りネットワークとしては大変重要な事業であると私も認識をしております。本町の第7条の町の役割として、この4号に毛呂山町のふれあいネットワークとの連携の強化とあるのですけれども、これは今、廃止をしたということなので、実際に見守りネットワークのほうでこれについての事業を承継しているのか、まずそこをひとつお聞きします。 ○小峰明雄議長 串田福祉課長。                 〔串田和佳福祉課長登壇〕 ◎串田和佳福祉課長 再質問にお答え申し上げます。  ふれあいネットワークに関しましては、現在、廃止をされているということで、それに対しての継承につきましては、個別に先ほどご答弁申し上げましたように、ライフラインですとか住民生活に直結する事業所と個別に福祉課のほうとしては協定のほうを締結させていただいているという状況でございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 福祉課長、せっかく協定の中に残してあるのであったらば、そういったものをさらに水道課であるとかそういったところも含めて、まちづくり整備課もそうですし、生活環境課もそうですし、そういったネットワークの再構築をして、とにかく協定が前に進めるように。この協定を見ますと、その対象者となるのは65歳以上の要援護者ですよと。このカードを提出しないと駄目ですよということなのです。駄目というか、このカードを提出してくださいということが書いてあります、この要綱の中に。そういった方々を中心に、このカードを提出していただいているから、それを見ますと書いてあるのです。そうですよね。やはりこういうことではなくて、お年寄りはこういったことも分からない人が大勢います。なので、こういったものを進めるには、もっと広くPRをして、なおかつ誰でもそういうふうに手を差し伸べられるような、そういった環境づくりをしていかないと、これ前に進みませんよ、はっきり言いまして。  それと、ここでは実施主体も限られた人ですね、はっきり言いまして。ここで読み上げると、民生委員、福祉委員、区長及び自治会員、事業の趣旨に賛同する区長及び自治会員とする。あとは協力員、ボランティアなど。これは私、近隣の坂戸市をちょっと見てみたのですけれども、坂戸市はやはり同じ見守りネットワークの設置要綱があります。ここは準公的機関である公的機関はもとより、市内にも98の事業所とこういうようなネットワークは組んである。広く民間事業者にもこういったもののご提案をして、周りから皆さんの目で高齢者をお守りしていこう、あるいはお体の不自由な人を守っていこう、こういうふうに門戸を広げているのです。なので、限られた人が見ていくのではなくて、地域見守りネットワークの本質的な目的は、より多くの人にこういったものを協定等を締結して見ていただく、これについてどう思うか、ちょっともう一度お願いします。 ○小峰明雄議長 串田福祉課長。                 〔串田和佳福祉課長登壇〕 ◎串田和佳福祉課長 再質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、この地域見守りネットワークにつきましては、広く町民の方、そして関係する事業所等、そういった方で裾野を広げて、地域住民の安全安心というものを維持していくということが大きな目的でございます。そのために、これまでも地域には主に民生委員さんを通して、こういったものの制度の周知というものは努めているところでございます。  ただ、これは平成22年に制定したものでございますけれども、その後の社会情勢等の大きな変化もございます。それと、災害対策基本法等の改正もございます。そういったものもありますので、今年度に福祉課のほうとしては、見守りネットワーク実施事業の要綱について見直しのほうを今検討しているところです。その中で議員からご指摘いただきました事業所、こういったものにつきましても実施者の中に入れて、より一層、地域住民が、地域のあらゆる者が主体となった取組を進めていくということで福祉課のほうとしては考えているところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) ぜひともその門戸を広げていただいて、先ほどお話ししたとおり、これは広くそういった人の協力員を募りながら、全体でそういった人たち、高齢者あるいは障害者を守っていくと、よろしくお願いをしたいと思います。  続いて、自転車商組合とのエコ・オフィス便、これについて再質問しますけれども、これは課長、当時の小沢町長がいるときに、地球温暖化について温室効果ガスを削減するということで、当時、小沢町長も中心になられて進めた事業なのです。やっぱりこのことは反響が大きくて、当時のマスコミ等にも多く取り上げられたものです。最近、職員が乗っているかというのは、私もいつも見ているわけではないので大変申し訳ないのですけれども、今は買物かごの前にエコ・オフィス便という看板みたいな表示をして、それで運用しているのでしょうか、そこについて1点だけお願いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  買物かごに表示をしているかということですが、現在、5台のエコ・オフィス便を運用しております。そのうち破損等がございまして、2台のみ今、表示をしている状況でございます。今後におきましては、放置自転車等の利活用も考えてございますので、来年度についてはプラス5台ぐらいを増やし10台ぐらいに増やしまして、そういったことで、また町としてはエコ・オフィス便をこういったことで活用しているのだと住民にもPRをしたいと思いますので、しっかり表示をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) 5台のうちに、2台はついているけれども、3台はついていないよと、こういうことですよね。やはりこれは課長、温室効果ガスの削減とか地球温暖化ということで各事業所にもスイッチを小まめに消してくださいよとか、冷蔵庫の開け閉めは最低限してくださいよというものを1年に1回ずつそういったアンケートを取っていますよね。それで、やはりそういった中で、町が主体となってこういったものを実はやっているのだ、実にやっているわけなのですから、もう少しやはり広く啓発をできるような形で工夫をしていただきたい。  これについては、町長にお聞きしますけれども、最近、テレビ等でSDGs、盛んに言われています。バッジを胸につけている方もいらっしゃいます。そういったSDGsの差別と貧困であるとか、あと環境に負荷のかからないそういったものを2030年度までに構築をしていくような、そういった目標を持って進めていることでございます。我が町、当初は、最近こういったものを見るのですけれども、温室効果ガス削減については、職員の皆さんが、その前から実はこうやって取り組んでおられるのです。やはり町の職員の皆さんもできることから実践して、無理なくこういったものをやっていくということは当然必要なことだと思うのです。  今後、エコ・オフィス便については、放置自転車の所有権というか、それを6か月間の一定の期間で放棄をしたものについて、こういったものをするわけですけれども、こういった自転車を、あるいは駅であるとかどこかに置いていただいて、毛呂山町を訪れた人にちょっと足代わりに乗っていただくとか、このエコ・オフィス便の目的であるとか、エコ・オフィス便という名前はどうか分かりませんけれども、そういった形の中で広く活用していくことも必要だと思うのですが、これについて町長のお考えをお願いします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 神山議員の再質問にお答えをいたします。  よくさいたま市などは、いわゆるレンタルというかシェアリングということで、自転車を皆さんで使えるように、そういうスタンドがちゃんとあって、そこにスタンドに入れて、あるいは使用してまた戻すというような、そういった仕組みもできているようでございます。  今のご提案も本当にこれからのSDGsの関係につきましても、あるいは循環型、いわゆる将来を見越してエネルギーを大事にする、こういう考え方は町を挙げてやらなければいけないというふうにも思っております。ご提案をいただきましたので、また検討していきたいというふうに思います。  以上です。 ○小峰明雄議長 神山和之議員。 ◆1番(神山和之議員) それでは、よろしくお願いします。  では、最後になります。狂犬病の注射済票、これについて予防法に基づき再質問します。先ほど課長が答弁されたとおり、やはりコロナがあって、本当に町の獣医さんが一生懸命狂犬病の蔓延防止に努めていただいて、本当に感謝するところだと思うのですよ、はっきり言いまして。やはりこういったものが定着をしてきた。そしてまた、今までは、先ほど課長の答弁のように、注射を獣医さんから打ってもらったら、済証を持って役場に来なくてはいけなかった。役場で新たにまた申請をして、550円を払って、そういった形を取った。これは非常に町民の利便性を考えると、きちんとしたこういったものができてよかったと思うのですが、今後、これが定着したことによって登録であるとか、そういったものについての情報提供を獣医さんからいただけないでしょうか。こういったものについて獣医さんのほうにお願いをして、未登録犬をなくす、こういったものについて、ちょっと最後に時間なくて申し訳ないのですが、よろしくお願いします。 ○小峰明雄議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  未登録犬などにつきましては、獣医師会及び動物病院と現在連携を行っておりますが、今後につきまして連携をしまして、情報提供できるかどうか検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 この際、10時45分まで休憩とします。                                      (午前10時31分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                       ◇ 千 葉 三津子 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  千葉三津子議員。                 〔8番 千葉三津子議員登壇〕 ◆8番(千葉三津子議員) 8番、千葉三津子でございます。議長のお許しをいただきましたので、町政に対する一般質問をさせていただきます。  質問に入らせていただく前に、一言申し述べさせていただきます。依然として新型コロナウイルスの収束の兆しが見えない状況の中、毛呂山町は80歳以上の高齢者のワクチン接種が4月27日より始まり、順次順調に進められております。保健センター所長をはじめワクチン接種に携わる全ての皆様に感謝申し上げるとともに、今後とも町民の皆様の安心安全をお守りいただけるよう、よろしくお願い申し上げます。  それでは、質問に入らせていただきます。1問目といたしまして、コロナ禍でのフレイル対策についてお伺いいたします。コロナ禍での外出自粛や社会活動の制限が続くと、動く時間が減り、心身の機能が低下して、ますます高齢者は要介護の手前の状態であるフレイル、虚弱に陥りやすくなります。フレイルには、栄養、運動、社会参加という3つの柱が影響し合い、どれか一つだけすればよいものではないとされております。  平成30年12月議会においても質問をさせていただきましたが、このようなコロナ時代にあり、3年前とはまた違った対策を考える必要があると考えます。ソーシャルディスタンスの確保や人と人との接触の機会を減らすことを前提とした今後のフレイル対策について、以下の点についてお伺いいたします。  1点目といたしまして、食事への支援対策をお伺いいたします。  2点目といたしまして、運動への支援対策をお伺いいたします。  3点目といたしまして、ソーシャルディスタンスを保ちながらの社会参加対策はいかがでしょうか、お伺いいたします。  4点目に、フレイルの対象年齢の拡大についてお伺いいたします。  2問目といたしまして、昨年の3月定例議会の全員協議会において、花蓮広場より総合公園の調整池及び大類グラウンド内の湧水路の2か所に移植された花ハスの現状と、今後どのように対応し進めていかれるのかをお伺いいたします。  以上を私の質問とさせていただきます。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 千葉議員の1問目、コロナ禍でのフレイル対策のご質問につきまして順次お答え申し上げます。  コロナ禍におけるフレイル対策は、高齢者の健康の保持、介護予防にとって大きな課題となっております。とりわけ自粛生活が長引くことによるストレスの増加、地域での交流の減少、心身の活動量の低下などにより、心身機能の低下が懸念されております。  議員ご案内のとおり、フレイル予防は栄養口腔ケア、運動、社会参加などを組み込んだ対策が有効であると認識しております。1点目の食事への支援対策、2点目の運動への支援対策につきましては、令和2年度よりフレイルなどを総合的に把握し、評価する高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施を開始したところでございます。本事業の中で地域包括支援センターの保健師が管理栄養士とともに地区を回り、ゆずっこ元気体操の会場において栄養や口腔についての健康教育を行い、希望者には食事記録のチェックを含めた個別健康相談を実施いたしました。  3点目のソーシャルディスタンスを保ちながらの社会参加対策としましては、広報紙やホームページ、ケーブルテレビなどを用い、自宅や少人数でできる運動に関する情報を提供しております。また、ゆずっこ元気体操では、少人数で集まるために時間帯を分ける、内容を変更する、外で開催するなど工夫して再開し、運動の場であると同時に、社会参加の場として栄養や口腔についての健康教育を実施しております。  4点目の対象年齢の拡大についてでございますが、フレイル状態に陥るには個人差が大きいことから、特に対象年齢を設けておりませんが、健康の維持、向上にはフレイルだけでなく、生活習慣病を含む既存疾患の重症化予防が重要と考えておりますので、保健センターとも連携し、フレイル対策を実施してまいりたいと存じます。  また、官民連携のフレイル対策といたしまして、くらしワンストップもろハピネス館において、フレイル予防教室も開催したところでございます。今後とも感染拡大に注意しつつ、フレイル対策を進めてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 2問目、花ハス移植先の今後の対応についてのご質問につきましてお答え申し上げます。  総合公園プール跡地を利用した花蓮広場の花ハスにつきましては、令和2年の3月から5月にかけて植え替えを行っております。総合公園北側駐車場脇の調整池に植え替えした古代ハスにつきましては、植え替え時期の関係で開花に至りませんでした。今年は浮き葉の出始めが昨年より1か月以上も早まっており、立ち葉も出始めていることから、開花に向けて順調に生育しているものと認識しております。  古代ハス以外の花ハスにつきましても、昨年の3月に大類グラウンド脇の湧水路への植え替えを行いましたが、浮き葉が確認できなかったため、5月に追加の植え替えを行ったところ、浮き葉は出たものの、開花には至らなかったため、生育状況を継続して観察しているところでございます。  2か所の花ハスにつきましては、引き続き流入水や流水の状況を定期的に職員で確認するとともに、除草、藻の除去、追肥を行うほか、行田市にもご指導いただきながら、生育方法等を研究してまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、随時再質問をさせていただきます。  まず、小室高齢者支援課長に再質問をさせていただきます。食事と運動の支援対策のご答弁で、保健事業と介護の一体的実施を昨年より開始されたということですけれども、その内容はどういったものかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  通いの場に保健師や栄養士の専門職が出向き、フレイル予防の一環として栄養、口腔についての健康教育や健康相談を実施するポピュレーションアプローチと、健診データから支援が必要な方を抽出し、重症化予防につなげるハイリスクアプローチという2つの手法を組み合わせたもので、令和2年度より開始いたしました。  通いの場では、希望者へ地域の管理栄養士の個別栄養相談も実施いたしました。ハイリスクアプローチでは、保健師と栄養士で訪問や面接、電話などの手法を用い、食事や運動などの指導と受診勧奨を実施しました。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 通いの場に保健師や栄養士が出向いて実施をしているとのことでございますけれども、町内、この毛呂山町の中で何か所ぐらいそれを実施されているのか、また参加者数はどのぐらいいらっしゃるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  通いの場が何か所かということでございますが、通いの場でもポピュレーションアプローチでは、ゆずっこ元気体操の地区44か所中、10か所、189人の方に健康教育を実施いたしました。また、42名の方に個別健康相談、栄養相談を実施したところでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) この事業に参加された方、その方の声とかはどういった声があるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  地域の健康教育や個別栄養相談において参加者の方からは、「運動には気をつけていたが、栄養や口腔についての話が聞けてよかった」、「健康によいと思って食べていたものが、食べ過ぎと分かった」などの感想をいただいております。本事業は医療専門職として保健センターの保健師が地域分析を行いまして、町の課題を把握し、健康診断の結果に基づき保健指導を実施するとともに、地域包括支援センターでは地域の通いの場などで口腔や栄養指導を立体的に実施することにより、高齢者の健康を維持し、ひいては医療費の削減や介護給付費も削減するものでございます。  原課の新型コロナウイルスの対応におきましては、保健センターが多忙になっておるものですから、実施体制上の課題はございますが、多くの人を集めることですとか難しい問題もございます。今後とも国や埼玉県の後期高齢者広域連合とも連携しながら、感染症対策に注意した上で、連携して実施してまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今、皆様の声、参加した方の声と、あと課題や改善についてもお答えをいただきましたので、この事業の県内の実施状況とか、国からの補助金などはあるのでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  本事業は令和2年度から開始されたもので、2年度においては埼玉県内の22の市、町で実施されたところでございます。歳入面につきましては、埼玉県後期高齢者広域連合が国からの調整交付金を原資として町に委託金として支払われるものでございます。過日、537万7,872円が交付決定されて、歳入されたところでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 国からの補助金もあるということで、充実した事業を行っていただきたいと思います。  あと、次に、ソーシャルディスタンスを保ちながら、社会参加対策として広報紙やホームページ、またケーブルテレビを用いて、自宅や少人数でできる運動に関する情報を提供しているとのことですけれども、その一つとして以前より行っているゆずっこ元気体操は、とても有意義な場になっていると思います。このコロナ禍にあって、ゆずっこ元気体操の現状、今どのようになっているのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  ご質問のゆずっこ元気体操につきましては、今年度になってから1か所が新規に立ち上がりました。合計で45か所ということでございます。そのうち5月末現在で20か所が活動を再開しております。また、本日付で1か所また再開するということでございますので、本日以降は21か所ということで、順次再開していく予定でございます。その再開の際につきましては、全ての地区に感染予防の健康教育を実施しております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 新規にゆずっこ元気体操を行う地区が45か所になったということで、またこのコロナ禍にあっても現在は1地区ずつ増えてきている。また、これからもその場が増えるといいなと思っております。また、一方では、いまだに再開できない地区があると思うのですけれども、その理由としてどのような課題がその地区にはあるのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  地区でゆずっこ元気体操を再開したことにより、新型コロナウイルス感染を拡大させてしまうのではないかというような不安の声が聞かれます。ただ、皆様、地区で集まることの重要性というものは理解されておりますので、少人数で集まったりですとか、時間帯を分けたりですとか、内容を変更して小規模なものにするとか、そういった様々な工夫をして再開している地区もございます。また、現在行っているワクチン接種が進むことで、地区のゆずっこ元気体操の再開も進んでくるものと思われます。引き続き高齢者支援課としましては、感染予防の健康教育を継続して支援をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) くらしワンストップもろハピネス館でフレイル予防教室を実施したということをお聞きしたことがあるのですけれども、この内容はどのような内容だったのかお聞きします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  このフレイル予防教室の内容ということでございますが、こちらにつきましては栄養、口腔、運動の内容でフレイル予防教室を実施したもので、2日間で延べ40名の方が参加されました。栄養ではたんぱく質を取り入れる工夫について、口腔につきましては歯の大切さと口の体操、運動では筋力の大切さと自宅でできる体操についての講義を行ったところでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、後期高齢者の方は、特にフレイルの危険性が高くなると思います。基本的に75歳以上の方は後期高齢者医療に加入すると思いますが、埼玉県後期高齢者医療広域連合と連携した事業等はございますでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  埼玉県後期高齢者医療広域連合は、医療保険者として被保険者の保健事業を実施することとなります。また、構成する市町村は協力して健康支援を行うことが求められております。このような中、埼玉県後期高齢者医療広域連合では、フレイル対策を重点項目に掲げ、健康長寿歯科検診の結果を活用したアウトリーチ型の介入として戸別訪問指導を実施してきました。これは健康長寿歯科検診から口腔機能、嚥下機能の低下が見られる方を抽出し、希望の有無を調査した上で、戸別訪問指導を実施するものでございます。このほかにも75歳に到達した新規加入者に対しまして、75歳からの健康づくりと題したフレイル対策のリーフレットを被保険者証に同封しております。今後とも広域連合と構成する市町村が連携、協力し、フレイル対策を実施してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。
    ◆8番(千葉三津子議員) 就農、いわゆる農業です。就農による障害者の雇用拡大などを図る農業と福祉の連携を、高齢者の介護予防にも生かす取組が各地に広がりつつあると聞いております。農作業で健康増進や社会参加を促す狙いがあるそうですが、当町においても農業を通じてフレイル予防が可能となるのではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  農福連携ということでございまして、高齢者の方につきましては動かない状態が続くことによりまして心身の機能が低下して動けなくなることが懸念されております。日頃から体を動かすことが大切になってまいります。このコロナ禍におきましては、人混みを避けて少人数で散歩することや、家の中や庭などで運動を行う、庭いじりや片づけなどの家事を行ったり、農作業で体を動かすことなどが有効であると考えております。議員ご案内のとおり、農作業を通じてフレイル予防を図ることも大変有効な手段であると認識しております。  このような中、毛呂山町シルバー人材センターでは、シルバー農園事業を新規事業として開始しております。農園事業を通じて、育てた作物を販売することで事業収入にもつながり、さらに会員の健康の維持、向上、社会とのつながりも図れる事業となっております。今後ともシルバー人材センターと連携してまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今のご答弁で、毛呂山町シルバー人材センターでシルバー農園事業を新規事業として開始されているとのお話がございましたけれども、その会員の人数と実績等がございましたらお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  シルバー人材センターの会員と実績ということでございます。まず、毛呂山町シルバー人材センターは、令和2年度では265名の方が入会し、活動をしていただいているところでございます。そのような中、シルバー農園事業は事業部会の方々が中心となって事業を行っているとのことでございます。大谷木地内の畑をお借りし、毎週活動しているということでございます。内容としましては、作物としてサツマイモやサトイモ、大根、ニンジン、ネギ等を作り、収穫したものは山根荘やシルバー人材センターの事務所前で販売しているとのことでございます。実施に当たりましては、県内で既に実施しているシルバー人材センターに視察を行いまして、平成30年度から実施しているものでございます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今後、シルバー農園事業とフレイルとの関係の検証も、さらにお願いしたいと思います。  次に、居住地、いわゆる行政区でのコミュニティの力も大事だと考えます。いかがでしょうか、課長のお考えをお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  地域行政区でのコミュニティの重要性との見解ということでございます。高齢者の方につきましては、例えば独り暮らしの方ですとか、あるいは高齢者のみの方の世帯など、このような方については地域コミュニティによる声かけや見守りというものが大変重要になってくるというふうに認識しております。もちろん各地区にはゆずっこ元気体操も地域コミュニティの場ではありますが、それ以外にも福祉課や社会福祉協議会とも連携しまして、民生委員さんの担当地区によりまして見守り活動や定期的な配食ボランティアさんによる安否確認などを通じて、ふだんからの声かけや見守りをお願いしているところでございます。今後とも地域と連携しまして、コミュニティによりましてもフレイル対策は進めるべきと考えております。ありがとうございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) また、最初のご答弁で、保健センターと連携してフレイル対策を実施するというご答弁がございましたけれども、どのように連携してフレイル予防をしていかれるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  保健センターにおきましては、毎年、各種健康教育や特定健康診査などを実施しております。また、その検診結果に基づきまして生活習慣の改善が必要な方は、特定保健指導も実施しております。フレイルや生活習慣病などは比較的青年期、高齢期に発症することも多い反面、それまでの食生活や運動習慣、社会生活など様々な要因が影響した結果であるとも言えます。早い段階から特定健診、保健指導により維持、改善を図るとともに、高齢期になっても継続的に支援できるように連携してまいりたいと存じます。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 人生100年時代が視野に入った日本社会は、今後、変化しつつあります。本年度から70歳までの就業、いわゆる働く機会の確保が企業に求められております。また、定年後、地域で活躍するシニアも増えつつありますけれども、少しでもコミュニティの力がフレイルを予防し、元気なシニア世代構築にご尽力をよろしくお願いいたします。  それでは次に、渡邉産業振興課長にお伺いをいたします。町民の方から総合公園北側駐車場脇の調整池に水がなく、乾いている状況で花ハスの浮き葉がからからになっているとお聞きしました。即座に課長に連絡をさせていただいた経緯がございます。その方は花ハスに思い入れがとてもある方で、いろいろと写真をご提供いただいております。小さくて見えないのですけれども、今までこうだったよということでご提供いただいておりました。  そこで、総合公園の蓮池はどこから水というか、流入しているのかお伺いいたします。また、その流入水は十分なのか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  プール跡地の南方面、宿谷側からの沢の水が集まった流入水が、体育館南の池に集まり、そこから暗渠管を通って古代ハスの植え替え地となっております調整池内に流れ込んできておる状況でございます。河川等からの流入はないため、降雨等による自然水が主なため、雨水が少ない場合、常時十分な水量が確保できないおそれがあるため、雨水が少ない時期には小まめに水位の状況を職員が確認しているところでございます。ご連絡をいただきましたその節は、流入しております管の若干の目詰まりがあったようなところがございまして、至急職員が対応いたしまして、流入水が来ていることを確認したところでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) また、河川からの流入水がないのであれば、水を確保する必要があると思うのです。生き物ですので、何らかの対策を講じなければならなかったのではないでしょうか。その点についてどうお考えかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  水が不足した場合の対策等というご質問でございますが、現在、その移設先を選定しました際には、そういった水も一定程度確保できるものと想定して移設先として選定したところでございます。やはり昨今の天候の状況で異常気象の中で豪雨によるところも、渇水によるところもございまして、なかなか自然水の確保が難しい状況が出ておる状況でございます。仮に水が完全に枯渇するようなそういった事態になりましたら、人力による水の搬入ですとかそういったところは職員のほうで現況を見ながら、枯れてしまうようなそういった事態にならないように確認をしてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) そうしましたら、管理というのは町でされているわけですか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  管理につきましては、平成27年度からは町観光協会に管理いただいておりまして、その節、地域のボランティアの方々の大変なご協力をいただきながら管理を行ってまいりまして、28年度より一般公開を行ってきたところでございます。必要な間引き、施肥、花が終わった後の茎の刈取りなど花ハス栽培に係る作業は大変な重労働でございます。こういった状況からボランティアの皆様は、体調面の問題等から平成30年度をもって花ハスの育成から退かれたところでございます。それ以降、町観光協会で管理全般を行っていただいてまいりましたが、令和元年度をもって花ハス事業を町に返還となりまして、令和2年度から町が管理運営を行っているところでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、町が管理をしているというお話ですけれども、この花ハスは本当に専門的な知識がないとなかなか大変な花ハス事業だと思うので、その知識のある方はいらっしゃるのでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  町の職員のほうで花ハスに関して専門的な知識を持っている職員というのは、現在、これまでおらなかった状況でございます。この花蓮広場の開園に当たりましては、行田市さんのほうから古代ハスをいただいた際にいろいろご指導いただいて、これまでに来たわけでございます。そういった知識を継承していく中で、当時のボランティアさんのお詳しい方もいらっしゃいましたので、そういったところを継承しながら、花ハスの栽培を続けてきたところでございます。  現在、花ハスの育成状況なども町の職員のほうで観察はしておりますが、客観的な指標としまして葉の状況を見る客観的な観測機器ですとか、そういったものも含め導入しながら、今後、より育成ができるような体制を取っていきたいと、そのように考えております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) また、この花ハスは、経過すると根の掘り起こしとかもしなくてはならない。何かそれが結構大変な作業であると聞いておりますけれども、その掘り起こしもどのように、職員でされるのか、どういった手法でやられるのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  何年かたつと掘り起こし等が必要になってくるのではないかというご質問でございますが、花ハスは根の張りがよいため、狭い鉢などで生育などする場合には、やはり一、二年ごとに植え替えが必要となるとお聞きしております。こういった状況から、できるだけ自然に根を伸ばせる環境を移設先の候補地としては選定しているところでございます。ある程度、長期に掘り起こし等を要せずに生育が可能とは考えてございます。今回の2か所は、そういった根を伸ばせる環境から植え替え場所として選定したものでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) そうしますと、今の移植先は、掘り起こしはされなくても大丈夫な環境にあるという解釈でよろしいのですか。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  現在の総合公園の移設先につきましては、調整池の1段低くなった部分の一部を半月状に掘ったような形状となってございます。これは一定程度広がっていく状況があれば、円の形に広げていくことも可能ですし、まだまだその部分については広げていく余裕地があるものと考えております。敷地の総合公園の管理状況等もございますので、関係課とその節は協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今の総合公園脇の調整池の部分は、その部分によっては広げていくというお考えですよね。                 〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆8番(千葉三津子議員) ですね。それで、私が思うには、周りももっときれいにされたほうがいいのかなと思うのですけれども、今は花が咲いていない状況でありますけれども、やはり花が開花したときには、皆さん、見に来られると思うのです。そういった場合に、周りの環境もよくしておかなければ何か残念だなと思うのですけれども、その辺は町の考えはどうでしょうか、お伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  現在、総合公園内の花ハスのほうを移設しました場所につきましては、1段低くなっている状況を御覧になられているかと存じます。その箇所につきましては、総合公園全体の雨水の増水を一時的にためておく調整機能を持った箇所となってございまして、大雨時には冠水してしまうような状況も想定されてございます。そういった中で、そこにふさわしい花ですとか、そういった来園された方に楽しんで見ていただけるような植樹の整備、そういったものはなかなか限定されてくるとは考えますが、そういったところも一つの課題として所管課とも今後の整備方向については、協議してまいりたいと考えております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今、総合公園の調整池の花ハスと、大類グラウンドの湧水路にも全てそこに移植されたのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  昨年、移し替えをいたしましたのは、移設先の規模、費用等の問題から一部となってございます。これまでの生育状況を観察していく中で、今年度に入りましてさらに一部をおけに入れた形で役場敷地内のほうで生育を観察することといたしておりまして、その部分についても移設をしたところでございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 役場の敷地内というと、ちょっとどちらのほうに置かれているのかお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  役場の南側でございます。ちょっと皆様に鑑賞いただくような形では設置できておらないのですが、庁舎の現業棟のところから入っていただきまして、一番奥側の部分におけ10基を設置してございます。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今は、おけにおいて設置している、観察しているという現状だと思うのですけれども、もし元気にハスが育った部分では、花も生き物なので、皆さんに見てもらわないと元気にならないと私は思うのです。なので、どこかもっといい場所、ちょっと誰も分からない場所においても、私はなぜそこに置かれたのかは分かりませんけれども、そういったところに移転というか、おけを持っていかれても、そういう考えというのは課長の部分ではありますか。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  現在、生育状況を観察している状況で、役場の南側、一般の方にはなかなか目につきにくい部分で生育をしている状況でございます。これにつきましては、基本的には今回の2か所の移植先のほうの状況が仮に思わしくなかったときに、追加で移し替えをできればというふうに今考えて置いてある状況でございますが、その2か所のほうの生育が順調で、おけのほうの生育も順調だったときには、役場庁舎の管理部所とも協議しまして、どこか皆さんのお目に留まれるような場所に配置することも、この花ハスを皆さんに見ていただくために有効な方法であると考えますので、協議をしてまいりたいと思います。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今まで総合公園の駐車場北側の調整池の話だけだったのですけれども、大類グラウンドの湧水路にちょっと私も行ってみたのですけれども、確認が取れなかったのです。なので現状は、もしかしたら今、総合公園駐車場脇の調整池と同じように元気に育っているのかもしれないのですけれども、私はちょっと前に行ったので確認は取れていないのですけれども、今、大類グラウンドの花ハスはどのようになっているのか伺います。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  追加の移し替えを検討していました令和2年4月の時期には、大類グラウンドの脇水も潤沢で、移し替え後も同様でございました。現在、ハスの葉が水面に広げられるような十分な水量がない状況が続いております。今後も経過観察を続けてまいりますが、例えば8月頃の最盛期におきましても現在のような生育状況であれば、新たな移植先ということを選定していく必要もあると考えております。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) そうですね。やはり私が見たときは、どこに花ハスが植えられたのかよく分からなくて、断念して帰ってきてしまって、課長にお伺いした経緯もあります。いずれにいたしましてもその2か所に移植された花ハスが、見事な開花を見るようにご尽力をお願いいたします。  町長に、今後、花ハスの対応についてどのようにされていくのか、お考えをお伺いいたします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 千葉議員の再質問にお答えをいたします。  ずっとボランティアの皆さんが一生懸命やっていただいて、そしてボランティアの皆さんが高齢であったり、また労働的にも重労働ということで大変な苦労をされてきた。そういった中で、どうしてももうできないというお話の中から、移植場所を変えたりさせていただきました。私も本当に心配をして見に行って、これは肥料足りないねということで追肥をしたり、そういった肥料の関係等もいろいろ調べたりしまして、今、立ち葉が50枚ぐらい上がってきております。  それは古代ハスのほうなのですけれども、それから大類のほうの、あれはハナショウブみたいなものが相当密集しておりまして、環境的に非常によくないなというふうに思っております。あの場所というのは、いわゆる木があって日影にもなっていて、非常に花ハスには向かないなというふうにも思っていますので、あそこにはマイヒレン、そういった違う、いわゆる古代ハスではないハスを移したのですけれども、そのハスについては、それが相当まだありますので、違うところに持っていければなというふうにも思っておりますし、やはり水が潤沢にある、そういったいわゆる田んぼのようなところ、そして周りから非常に見下ろすせるような、そういったところがよろしいのではないかなとも思っておりますので、この花ハスについては行田市の関係等、しっかりとやっぱり結びつきをここで断つことのないようにしていきたい。それもありますので、しっかりと育てていきたいし、また職員についてもよく勉強しなさいというふうにも話しております。そういったいろんなことを勉強しながら、しっかりと育てていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○小峰明雄議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) この総合公園北側駐車場脇の調整池と大類グラウンド脇の湧水路へ移植した花ハスも、ローズガーデン、今もう終わりになっているのでしょうけれども、バラのようにきれいに、元気に開花し、皆様に鑑賞していただけるようお願いをいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○小峰明雄議長 この際、午後1時15分まで休憩とします。                                      (午前11時42分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時15分)                                                       ◇ 牧 瀬   明 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  牧瀬明議員。                 〔5番 牧瀬 明議員登壇〕 ◆5番(牧瀬明議員) 5番、牧瀬明でございます。ただいま議長より一般質問の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  まず、新型コロナワクチンの接種について伺います。80歳以上の方たちの接種の結果、1回目、2回目、未接種者、そしてキャンセルとそれぞれの数を教えてください。  2番目に、接種予約受付等の改善点はどういうものでしょう。  3番目、接種見込み率とはどういう数字なのか、その構造を教えてください。コロナは以上です。  そして、大型商業施設の出店についてです。1番、毛呂山町の現在の商業環境についての町の認識を伺います。  2番、3月の町議会の1問目は、野久保線エリアへの大型商業施設の進出が市街化区域の空洞化を引き起こしかねず、立地適正計画の趣旨に反しかねないがという質問でしたが、答弁は、この施設が立地することにより、市街化区域内の宅地ニーズの醸成に資することで、立地適正化計画の趣旨に合致してくるとの答弁いただきました。しかし、宅地ニーズの醸成に資すると同時に、市街化区域は空洞化に向かいますので、趣旨に反することになるということでした。  そして、3番目、3月の町議会での2番目の質問では、商業施設の説明はありましたが、質問への答弁はありませんでしたので、改めて伺います。大型商業施設の出店により、町内の経済バランスが崩れ、商業環境に打撃を与え、市街地が空洞化しかねないと毛呂山町商工会は指摘していますが、これに対してどう考えられますか。  4番目、商工会は、町当局は町経済のバランスへの影響について、企業間の競争であり、関知しないとの立場を取っていますと指摘していますが、どうして商工会とのまちづくりの話合いで町内の落ち着いている商業環境がどうなるかは知らないという立場を取ったのか教えてください。  5番目です。この出店予定の大型商業施設は、スーパー、ホームセンター、商店などが3万平米の敷地に同時に出店するのですから、文字どおりの大型商業施設です。毛呂山町には初めての施設で、買物には便利であり、集客力もありそうです。出店場所は市街化調整区域ですが、既存スーパーから1キロ以内にあり、出店する立場からすれば、その土地は市街化区域の役割を十分果たします。問題は、大型商業施設の出店により取り込まれる既存市街地の消費です。町は、これをどう考えられますか伺います。  最後、6番目、毛呂山町はこの4月21日に、大型商業施設の出店を許可しましたと。開発ですね、許可しましたと。許可した理由を伺います。  以上です。 ○小峰明雄議長 小泉保健センター所長。                 〔小泉雅昭保健センター所長登壇〕 ◎小泉雅昭保健センター所長 牧瀬議員の1問目、新型コロナワクチン接種についてのご質問に順次お答え申し上げます。  1点目の80歳以上の方たちの接種結果についてでございますが、4月中に供給されるワクチンは1,460人分と数に制限があったため、80歳以上の高齢者3,666人を対象者としてクーポン券、接種券を発送しました。4月27日火曜日から集団接種会場である東公民館において、1人2回接種の1回目のワクチン接種が実施され、1,450人の方に接種していただきました。また、2回目のワクチン接種につきましては、1回目の3週間後に当たる同日時を接種日とし、1,439人に接種していただきました。  さらに、80歳以上の高齢者でワクチン接種を希望しているのに、今回、予約が取れなかった方につきましては、次回、優先先行予約を実施し、1,257人の方の追加予約が完了しており、6月1日火曜日からワクチン接種を実施しております。  80歳以上の方の未接種者につきましては、追加予約された方のワクチン接種が完了した時点でおおよそのところは判明しますが、現時点では分かっておりません。さらに、キャンセルにつきましては、期間中、前もってのキャンセルや当日の急なキャンセル等が複数ありましたが、その都度、接種できる高齢者等を探し出し、ワクチンを廃棄することなく実施することができております。  次に、2点目の接種予約受付等の改善策についてでございますが、4月に供給されたワクチンの予約では、コールセンターへの電話が集中し、つながりにくい状況がございました。この受付をできるだけスムーズにするために、次の79歳から65歳までの高齢者の予約受付では、電話が一斉に集中することを避けるため、クーポン券、接種券を上の年齢層から小分けにして発送し、お手元に届いた方に順次予約をしていただくことといたしました。  さらに、インターネットでの予約を推進するために、役場職員等による予約方法の動画配信を行うとともに、65歳以上の高齢者の方々のインターネットでの予約をお手伝いする町職員によるネット予約お手伝いプロジェクトを実施し、役場、福祉会館、中央公民館、歴史民俗資料館にて予約の支援を実施しております。  次に、3点目の接種見込み率でございますが、想定される接種率として、町では75%の町民の方がワクチン接種をされると見込んでおります。優先接種である65歳以上の高齢者では、約1万2,000人の75%、約9,000人の方が接種されると見込んでございます。今後におきまして、新型コロナウイルスワクチン接種を受けたい全ての方がいち早く接種できるよう全力で取り組んでまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○小峰明雄議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 2問目の1点目、町内の商業環境についてのご質問にお答え申し上げます。  日本の商業環境は、高度経済成長期以降におけるモータリゼーションの進行が大型店の郊外立地を促し、人口の減少、少子高齢化などの要因により、労働力不足が進む現代においては、ドラッグストアやコンビニエンスストアなどによる業態の多角化、インターネットによる無店舗販売の成長などあらゆる面で小売業態の多様化が進展してきております。  こういった全国の商業環境における様々な課題は、本町にも当てはまる状況にあり、特に小売店などから成る地域商店街では、各店舗の業種、業態に多様性を求めることが困難なため、スーパーやコンビニエンスストアなどとどのように差別化を図り、魅力ある商店街づくりをしていくかが喫緊の課題であると認識しております。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 ご質問の大型商業施設の出店についての2問目のまちづくり整備課所管分について、順次お答えいたします。  ご質問の2点目、野久保線エリアの大型商業施設の進出が市街化区域の空洞化に向かい、立地適正化計画の趣旨に反することになるのではとのご質問についてお答えいたします。前回の答弁で本エリアの活性化が立地適正化計画の趣旨に合致していると申し上げましたが、さらに本エリアに生産や活動拠点の強化・創出がなされ、流出していた町外消費を取り込むことが期待でき、税収の確保、雇用の創出、にぎわいの場も見込め、町全体の活性化が図られることで、立地適正化計画の推進につながるものと考えます。  3点目、町内の経済バランスが崩れ、商業環境に打撃を与え、市街地が空洞化しかねないと指摘があるが、どう考えるかについてお答えいたします。市街地の空洞化の問題については、様々な角度から考察し、検証していかなければならないと考えます。地域特性に応じ、調和の取れた計画的な土地利用を推進する必要があります。  本エリアは、市街化区域と隣接し、武州長瀬駅に近接していることも考慮し、商業機能の充実とそれぞれ特色のある商業空間を創出することにより、商業機能の分担・協調・共存を図りながら、地元購買力の確保に向けた商業地の形成という土地利用を目指してまいります。それぞれのエリアで個性ある商業空間が創出され、町全体の活性化が図られるよう持続可能なまちづくりを推進していきたいと考えます。  ご質問の4点目、町当局は、町の経済バランスの影響については、企業間の競争であり、関知しないとの立場を取ったのかについてでございますが、野久保線沿線における区域、用途指定につきましては、都市計画運用指針にもあるように、既存の競合する店舗等との競争を抑制するなど需給調整や既得権擁護とならないよう措置しなければならないこととなっておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  5点目、大型商業施設の出店により取り込まれる市街地での消費についてですが、企業間の競争の中で調整されていくことになります。短期的な視点だけではなく、中長期的な視点も持って、町の上位計画にのっとり様々な角度から町の全体最適化向上の検討をしていかなければなりません。また、商業だけの観点ではなく、町民の憩いの場の創出になる健康増進や教育の場、災害時の一時避難場所になる等の総合的な検討を行い、持続可能なまちづくりを推進する必要があると考えます。  ご質問の6点目、商業施設の開発許可の理由についてでございますが、開発許可権限を移譲されている毛呂山町が、申請された書類を審査した結果、都市計画法に適合しておりましたので、法に基づき許可をしたものでございます。  開発許可の基準については、都市計画法第33条及び第34条において定められており、第33条では開発許可の申請があった場合において、当該申請に係る開発行為が各号の技術基準に適合している場合は、開発許可をしなければならないとあります。続きまして、法第34条では、市街化調整区域内での立地基準が各号に定められており、いずれかに該当すると認める場合でなければ、開発許可をしてはならないとあります。  ご質問では、出店を許可とありますが、町が許可したのは開発行為についてでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 再質問させていただきます。  産業課のほうです。産業課のほうでは、現在、旧来から厳しかったのに、コロナ禍でさらに厳しくなったということです。そして、今度は商業施設についても十分に検討していかなくてはならないという答弁でした。産業課の答弁については、一般商店街のこれからの課題は大変難しいと、厳しいということでした。  そして、次、現在の毛呂山町の立地適正化計画は2017年2月に公表されましたが、現在の毛呂山町の商業環境は当時と同じですか、変化がありますか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 牧瀬議員の再質問にお答えいたします。  立適が策定された当時と商業環境は同じですかということでございますけれども、立地適正化計画につきましては将来像としておおむね20年後の都市の姿を展望しております。議員ご指摘のとおり、立地適正化計画が策定されて4年が経過いたしましたが、町においては都市機能誘導区域を定め、都市機能の誘導を図ってまいりました。  商業環境の変化につきましては、人口、世帯、住宅、観光客、商業施設の集積状況や地価といった様々な要素が関わってまいりますので、現時点における変化は捉えておりませんが、本計画はおおむね5年ごとに各種統計調査なども基に分析を行うよう努めることとされておりますので、今後、検討してまいりたいと考えてございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 4年前の立地適正化計画と今の商業環境はどうなっているかということで、おおむね変わっていないということですね。変わっていなければ、スーパーを中心にして、毛呂山町のスーパーでいえば、1キロ以内に市街化調整区域をほぼカバーしてしまっているということですね。充足していると、スーパーが、そういうことですよね。  そういうところにもってきて、大型商業施設の開発を許可したということになりますよね。これはどういうことなのかと。商業環境が落ち着いているのに、まちづくりのためだとして大型商業施設を許可したということ、この関連はどうなっているのですか、伺います。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答え申し上げます。  商業環境については、今現在は捉えていないということでございましたけれども、大型商業施設出店の許可をしたこととの関連はということでございますけれども、こちらは、当該エリアは市街化区域に隣接しているため、今後、大型商業施設の出店による状況の変化は計画に反映させていくものと考えております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 商工会のほうは、従来から毛呂山町はもうスーパーが充足していると、これ以上要らないというふうに陳情書、要望書は言っていますよね。言っていますけれども、商工会のほうは商売をするほうなのです。まちづくりをするほうではないのです。ですから、まちづくりをするほうとしては、都市計画のマスタープランと言われている立地適正化計画、それを商売やっているほうとしては立地適正化計画というのは全く関係ないですよね、商売する人にとっては。あそこへ指定されたら商売の人たちは困ると、それは当然です。責めるわけにはいかないということなのです。だけれども許可してしまったと。それで、町との話合いがらちが明かないので、議会と、それから町のほうに要望書を2回、陳情書を1回出しているということです。  それで、再質問の1です。町のほうは、こう言っています。大型商業施設の開店と同時に、市街地は空洞化に向かうということで私は質問しましたけれども、それに対しては答えていないわけです。違うことを答えていた。そして、3月の議会のときでもそうでした。3月の議会は、あそこへ出店すると市街化区域の宅地ニーズの醸成に資すると。だから町のほうの立場としては、あそこへの出店は市街化区域の趣旨に通じるという話をしているわけです。今回も同じだということで、こういう食い違いが出てきているのです。  そして、あそこに出店すれば、税収、雇用、それからにぎわいは確かにできます。見れば使いやすい、便利だと。そういう店の構造になっていますから、確かに集客力があると。だけれども、あそこにぎわいができても、一方では空洞化になって、市街化調整区域は収入が減る、雇用が減る、にぎわいが減るということになるのです。こうした……                 〔「市街化区域だろう」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(牧瀬明議員) 市街化区域。市街化区域のほうが減ると、3店が。こういうまちづくり、町民を犠牲にするという、そういうまちづくりは果たしていいのかということなのです。幾らイオンのほうから引き合いが来たといっても、あの商業施設は町にはない施設です。外へ出ればああいう施設幾らでもあるのだけれども、もちろん毛呂山町にはない。ですから、えっ、毛呂山にイオンが来るの、そういう声がかなりあると思います。私も行ったら、駄目、イオンが来て、毛呂山町の商業環境は少しもまれなければ駄目だという人もいます。だけれども、そういうことを言って、そんなこと言っていると町民の分断になってしまうからあまり強くは言えないということなのです。  こういうまちづくり、地方自治の行政のまちづくりとして果たしていいのかという問題なのです。今までのまちづくり、あのまちづくりをちゃぶ台返ししているのですよね、実際は、実態は。そういうことになるのです。それで、このことについて課長、ちょっとイレギュラーだけれども、意見聞かせてもらいたいです。                 〔「何聞いている」と呼ぶ者あり〕 ○小峰明雄議長 牧瀬議員、もう一度簡潔に質問してください。 ◆5番(牧瀬明議員) まちづくりで、あそこに出店するのはいいのです。いいのだけれども、片方では市街化調整が空洞化になると。 ○小峰明雄議長 市街化区域。 ◆5番(牧瀬明議員) 市街化区域が空洞化になるという心配をしているのです。そうすると、空洞化になると、そこで商業施設に携わっている人たちのにぎわい、収入、それから雇用が減るということになるのです。そういう結果になるのです。だから町民が犠牲になると、犠牲にしながらまちづくりしていいのかということになるのです。  商工会も言っているでしょう。商工会は、あそこの土地の利用については、もっとみんなで話しましょうと。現在の立地適正化計画の最後にも、商業施設を入れるなんて書いていないでしょうと。もっと話し合って、いろいろ町にとって、町民にとって一番いい施設の利用を考えましょうと言っているわけです。  ところが、陳情書と要望書を見ると、どうも町のほうが商工会に対して肘鉄砲くれたというような町の姿勢だというふうに受け取れます。果たしてそういうことでいいのでしょうか。私はそれを強く訴えたいのです。課長、ちょっとイレギュラーですけれども、いいですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 牧瀬議員の再質問にお答え申し上げます。  空洞化が心配というお話かと存じます。小売店の出店の関係というのは、こちらは経済の競争原理に従って町のほうで出店調整というのは難しいということで、まず前提がございます。そういった中で町ができることというのをやはり考えていかなければならないと考えております。空洞化は、もう日本全国の問題となっておりますが、毛呂山町ではさきに立地適正化計画において空洞化に対する施策のほうをいろいろ定めているところでございます。  例えば都市機能誘導区域及び誘導施設の設定ですとか、これは都市機能の維持、誘導による中心市街地の魅力向上を図るものであるということでございます。また、居住誘導区域の設定をしていく、またそういった中で町外市街化区域から中心市街地の居住を誘導していくというものでございます。また、区域外の空き家等の除却、こちらのほうも推進していくというところでございます。また、子育て世代のための都市機能の誘導ですとか、高齢化の進展に対応する都市機能の誘導、そういったことを町として考えているというところでございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 空洞化というのを気安く言っていますけれども、実態はさっきも言ったように、空洞化のところで商業に携わっている人たちは収入が、雇用がなくなる、にぎわいもなくなると。なりわいがどうなってしまうかというと、宙に浮いてしまうわけです。そうでしょう。それで空洞化というのは、後で分析、検証すると言っていますけれども、空洞化で元に戻ったところは日本にはないのです。元気になったところはないのです、駅前、商店街を含めて。だから空洞化を一旦させると、今、町は空き家率が高いということで大変な課題を抱えているでしょう。そうすると、今度は空洞化を抱えることになるのですよ、自ら。そんなことでいいのですかね、町の態度で。空洞化、また空き家率も大変だけれども、それであと道が狭いと。ああいう問題も、道が狭くて、昭和38年に建ったところ。ああいうところは道が狭くて、火事があった、この間。消防車が入ってこられないと、消火もできないと。ああいう問題は早く解決しないといけないのです。それというのは、本当に毛呂山の課題なのです。  今、商業施設が4店舗あって落ち着いているから、それはそのままにしておいて、少しずつ少しずつまちづくりをやっていかなくてはいけないのです。花火バーンと上げて、まちづくりはできるものではない、私はそう思います。町長、いかがですか。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 牧瀬議員の再質問にお答えをいたします。  空洞化のお話でありますけれども、町とすればやはりどうやって町から人口の流出、どんどん町から出ていくというような人口流出を抑制して、そして人口を増やしていけるような、そういったまちづくりを進めていかなければいけないというふうに思っておりますし、その商業施設、大型の商業施設が空洞化を招くというふうなお話でございますけれども、果たしてそれがそのとおりかといえば、やっぱりそうではないと思うのです。  例えば圏央道の以北は、よく人口が減っているというふうに言われます。そんな中でも東松山は、人口が横ばいから微増です。上がっております。やはりそれは高坂地域の商業施設と、その近くに住宅開発が行われて、人口が微増になっています。そうやって人口を減らさないようにしていくというのは、やっぱり市にしても、町にしても大きな大義でございます。  ですから、今回、こういった開発に許可をいたしましたけれども、やはりこの開発によって、また違った意味のにぎわいもあり、あるいはそういった魅力を持って毛呂山町を見ていただける、そういった人口流入もあるというふうに思っております。  また、商業施設のほうでは、できるだけ毛呂山町のいわゆる商工会の人にも入っていただこうというような呼びかけであったり、あるいはもう既にそういうふうに手を挙げている方もいらっしゃいます。また、農業関係の売場の関係等も協力しますよというようなお話にもなっておりますので、いろいろそういった相乗効果というものもいろんなところに多岐にわたっていろんな考え方ができるわけでありますので、ぜひそういった考え方もあるのだということ、これもご理解いただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 繰り返しになりますけれども、どこでも人口が減っているのです。これはどういうことだと。国の政策ですよ、原因は。誰も一致しています。親になって、その親が悪いとかなんとか、そういう問題ではないのです。国の政策が悪いと。これも言いますけれども、ちょっと話はずれるけれども、コロナ、去年の1月に日本で見つかった。ワクチンがないと、研究していなかったから。2013年から基礎研究全然やっていなかった。薬メーカーがもうからないから、ワクチンが過ぎてしまえばもうからないから無駄だと。それで、その間政府は公衆衛生の特化、保健所を減らしてきたと、半分に減らしたということで、そういう政策があって、そして2000年代から非正規化になって、それでみんな収入が少なくなって、それで結婚もできなくなってしまったというのが本当の原因なのです。だから日本中でもあるのです。  中には、先進的な人口が増えているところが10ぐらいあるのです。確かにそうなのです。だけれども、ここは普通の町です。そして、大型商業施設を誘致して、また今度はこっちがへこんで、また大型施設が来ると、簡単なパターンで話すと。競争になってしまうのです。毛呂山町にそんなパイはないです。パイって、消費力は。ああいう大型商業施設は2店来たら、もういっぱいです。供給過剰になってしまう。そうしたら、そんなことより今の落ち着いている商業環境を守りながら、みんなの声を聞いて、少しずつ少しずつまちづくりをやっていくと、それが大道なのです。私はそう思います。  そして、市街化の空洞、話しましたね。それで4番、5番に行きます。ちょっと待ってください。町は経済のバランスが崩れて困るということに対して、ちょっと待って、その前か。ちょっと興奮して分からなくなってしまった。  4番、5番が、町は商工会の指摘で経済のバランスが崩れて空洞化になると。そして、もう一つ、あそこに商業施設を出店して、あとは企業間の競争だというふうに言っています。だけれども、でかい施設、イオンになったら、3本の指に入るでしょう、流通で。ああいう施設を引き合いが来たからといってオーケー出して、あとは競争してくれということは、これは不動産の考えしかないのですよ、早い話が。これは行政の考えではない、私はそう思います。  そうしたら、既存の商業施設、町の商店も含めて、その中で安定していたけれども、お互いに競争しているのです。のほほんとやっているわけではないの、競争しているの、一生懸命。そこへもってきて、ああいう大型商業施設を持ってきて競争してくれということは、私はそんな話はないでしょう。そう思わないですか。何かありましたら言ってください。 ○小峰明雄議長 誰。
    ◆5番(牧瀬明議員) 町長。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 牧瀬議員の再質問にお答えをいたします。  町側が競争してくれということは、別に言っておりません。  以上です。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) 揚げ足を取るようなことはあまりしたくないのだけれども、町にはあそこをどうするかという計画があったでしょう。商業施設を呼ばないで、福祉施設とか、そういう診療所とかいろいろあったでしょう。そういうのを引き合いが来たからといってちゃぶ台返しにしてしまったのだ。それで何か言ったら競争だからと、そういう話になっているのですよ、中身は。そうでしょう。町民に対してむごいでしょうが、それでは。何を言ったって分からないの。  あなた、あなたって失礼だけれども、近代経済のいろは読んだことあるのですか。科学的経済読んだことあると、そこまで言わないけれども。そういう話になっているのです。あそこに店舗が残って、イオンが残って、こっちが更地、今の商業施設が更地になったら、どんとでかいのが乗り込んできて、けんかしているわけです。パアになってしまうのです。そして、さっきも言ったように、毛呂山の地形というのは、坂戸のほうの、ああいう土地ではないのです。ちょこっとした平らなところだけなのです。そこに整地をしているだけ。施設という、何だっけ、施設がありますよね。これは堀江さんが昨日話したやつ。これは2013年の資料ですよね。  これ2013年でちょっと8年ぐらい古いのだけれども、毛呂山町の消費の総計、年間114億、そして町内での消費が81億と、そして町外消費が32億ということになっているのです。それで町のほうは、この町外消費32億、今、話として言っているわけです。今の数字とは一致していない。32億の町外消費を取り込めると言っている。取り込めると言っても、取り込んで懐に入れるのは誰ですか。商業施設なのです。イオンでしょう、イオンと一緒に来るホームセンター。町のほうに入ってこない。そういうことになっているでしょう。誰でも分かるでしょう、そんなことは。  いろいろこの前の3月議会でも課長が言っていました。リーサス等のデータで、あくまでもデータ上ですが、今の商業施設は十分に成り立つと言っているのです。言い切ってしまっているのだ、あのときは。それを聞いて、びっくりした。恐らくイオンからレクチャーで受けているのではないのかと、そういうふうに思ったくらいだ。それだけ勉強しているのなら、あの商業施設が進出して、毛呂山の現在の、既存の消費がどのくらい取り込まれるか、そのくらい計算しなさいよ。計算して、こうなってしまうのですと。どうしましょう。町民にどうして相談しないのですか。  スーパー、食料品は7割ですよね。あとは、そのほか。それで、100のうちに20%持っていかれると、損益分岐点です。ほとんど動かしているだけ、動いているだけ、そうなってしまいます。これはどこでも同じです。そういうことを自分で審査、資料を調べているのだったら、この施設で町の消費はどのくらい取り込まれて、どのくらいの失業者が出て、そういう資料をちゃんと作って、科学的に進めるべきなのですよ、まちづくりは。気分で進めるのではないのです。引き合いに出したからといって、あそこに計画がもうありますので、ごめんなさいというふうに断ればいいのです。法的にできるかどうかなんていって、ごめんなさいと、それで終わりなのです。それが毛呂山町の将来に投資をするということなのです。私はそう思います。  そして、答弁のほうで4番、5番に対しては相変わらず、読みます。当該エリアのまちづくりの方針につきましては、都市計画マスタープランにおいて周辺の住居環境に配慮した生活利便性の高い複合的な土地利用の形成もうたわれておりますと書いてあります。続けて、商業だけの観点ではなく、町民の皆様の健康増進、教育の場、災害時の一時避難所の場所になる等の総合的な検討を行い、地域の包括的な連携に働きますと、こういうことを商業施設に頼んでやってもらっても意味がないのです。もっとしっかり町で計画立てて、申請つくって、そして町民の生活、公衆衛生を守っていくのが本当なのです。私はそう思います。  そして、都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例4条について、周辺の環境の保全上影響がないとして、指定して許可の開発をしたということなのです。その保全上影響がないとして指定したと、その理由はどういう理由なのですか。 ○小峰明雄議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 再質問にお答えいたします。  環境の保全上、影響がないとした理由ということでございます。国土交通省の開発許可制度運用指針には、環境上支障がある用途については隣接または近接する市街化区域の用途を参考に定めることも考えられるが、周辺の区域の状況、まちづくりの方針等に照らして適切に定めることが望ましく、用途の概念については法及び建築基準法で定められている用途地域等における定め方を参考にすることが望ましいとの記載がございます。当該エリアは、市街化区域に隣接しておりまして、近接する用途地域や町の諸計画を基に、国の方針と照らし合わせ考慮した結果、にぎわいを創出し、生活利便性の高い複合的な土地利用を形成できる用途については環境上、支障がある用途に該当しないものと考えております。そういった理由でございます。 ○小峰明雄議長 牧瀬明議員。 ◆5番(牧瀬明議員) この表現で、ちょっと軟らかいのです。にぎわいを創出し、生活利便性の高い複合的な土地利用を形成できる用途については、環境上支障がある用途に該当しないものと考えると。これはどういうふうに理解できるかといったら、環境上支障があるという用途に理解してもいいというふうに受け取られるさっきの文なのです。これが合っているかどうか分からないけれども、多分これはそういうくだりですよね。  そうすれば、イオンが引き合いに出してきていた、いろいろな頼むところ、土地の準備までしてやって、19年1月7日でしたか、初めて来たのは。私はもっと前から来ているのではないかと思うのだけれども。それで34条の11号で開発するということで、まちづくり整備課は何を持ち出すかといったら、入間の前のHOYA硝子の跡が三井アウトレット、あれができると言い出した。何をやっているのだ、この人たちはと思って、そのうち同僚議員から詰められて言わなくなってきた。そして、いろいろ言って、34条の11号でやって、そして用途変更する。スーパーを建てるために12号も利用して、それでやったということですよね、大まかには。  こういうことの経過についてもイオンが出店するということが、町のほうは議会のほうに去年の7月の全員協議会のときでも、こういう話でもって進んでいますという報告もなかった。これらは議会で、ああ、そうですかと、全然知りませんでしたという話になってしまうのです。そういうことですよね。  ですから、あの土地については町の計画でもう予定がありますからときっぱり断って、そういうことをきちんきちんとやっていけばいいのです。町民が3万5,000人いるわけだから、3万5,000集めたら、いい案がいっぱい出てきます。私はそう思います。何でそういういい案をいっぱい持っている町民の力を引き出して提案してもらわないか、そういう姿勢が私は今の行政には欠けています。これは今日のほかの同僚議員でも、そういう話がありました。そういうふうに改めていくべきだと思います。  そして、私は青臭いこと言っているというふうに言われるかもしれないけれども、町のためにこの許可を取り消すというふうに決断をして、みんなで知恵を出し合って、ここら辺の自治体に負けないように民主的な自治体をつくりましょうと呼びかけてみてください。大喝采です。現実は、さっきから繰り返すけれども、町民を犠牲にしながらまちづくりを進めると、こんなあほな方法が……                 〔「言葉悪い」と呼ぶ者あり〕 ◆5番(牧瀬明議員) そういう意図はないと言うでしょう。そういうことになっているのですよ、実態は、実際は。そういう態度では改める必要もないけれども、何とかに説法になってしまうから。改めて今の 計画は撤回して、みんなで民主的な町をつくっていこうとみんなにアピールしてください。  議長、これで終わりにさせてもらいます。 ○小峰明雄議長 今、ちょっと牧瀬議員、不穏当な発言があったように思うのですけれども、その点については取消しはされますか。 ◆5番(牧瀬明議員) 不穏当って何でしたか。ちょっと忘れてしまったな。 ○小峰明雄議長 よろしいのですね。 ◆5番(牧瀬明議員) ええ。  では、以上で終わります。 ○小峰明雄議長 この際、2時30分まで休憩とします。                                      (午後 2時06分) ○小峰明雄議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時30分)                                                       ◇ 澤 田   巌 議員 ○小峰明雄議長 一般質問を続行します。  澤田巌議員。                 〔4番 澤田 巌議員登壇〕 ◆4番(澤田巌議員) 4番、澤田巌です。議長に発言の許可をいただきましたので、通告書に従い町政に対する一般質問をさせていただきます。今回は、3問お伺いします。  1問目です。共助による地域防災力の強化についてお伺いします。内閣府の試算では、被害総額は最大4兆6,000億円という甚大な被害を及ぼした熊本地震が発生したのは2016年4月14日、既に5年が過ぎました。当時熊本地震において、家族や近所、または地域の助け合いの力によって多くの命が救われたと新聞記事に掲載されていました。助け合いの基盤となるのは、地域社会における町民の健全な人間関係やネットワークの存在だと考えられますが、その目に見えない共助の力をどのように促進するかが防災行政における最重要課題の一つだと考えます。毛呂山町ホームページにて確認することはできますが、自主防災組織について取組や今後の課題などについてお伺いします。  2問目です。フレイル、いわゆる高齢者の虚弱を意味しますが、フレイルは要介護状態に至る前段階として位置づけられ、身体的、精神・心理的、社会的脆弱などの多面的な問題を抱えやすく、自律障害や死亡を含む健康障害を招きやすいハイリスク状態を意味すると定義されています。  75歳前後から急に増えるとも言われており、フレイルは筋力が低下したり、外出しなくなったり、食欲が落ちたりすることで進行すると言われ、一人で過ごす日が増え、気分が落ち込みがちになることも要因であると考えられています。  新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各種行事や会合、交流の場などの中止、高齢者の健康増進や社会参加のために実施してきた活動ができなくなったことや、高齢者自身が病院への通院や買物などを控えていく状況が見受けられます。いまだ沈静化しないコロナ禍で、家庭から外出することを止められている高齢者も多く、ご近所との交流機会も減り、閉じ籠もりになっている高齢者が確実に増えており、精神的につらくなっている方や不安な気持ちで毎日を過ごしておられる方も多いと聞いております。コロナ禍における高齢者対策について、毛呂山町のお考えを伺います。  3問目です。少子化対策についてお伺いします。総務省は5月5日のこどもの日に合わせて、毎年公表する15歳未満の子供の推計人口は、前年より19万人少ない1,493万人で、1982年から40年連続の減少となり、過去最少を更新しました。政府は少子化対策や子育て支援など子供に関する行政を一元的に担う子ども庁の創設に向けて検討を進めているという新聞記事もありますが、歴代の政権が効果的な手を打てず、長年にわたって定着してしまっている低出生率を反転することは可能なのか、新設庁に期待が集まります。多くの自治体の悩みである人口減少、少子化対策に対して、毛呂山町の対策や今後の方針について伺います。  以上3点をお聞きします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 澤田議員の1問目、共助による地域防災力の強化についてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、地域社会や近隣住民のつながりや結びつきといったコミュニティ機能は、地域の様々な問題を解決する際に、その役割を果たしてきました。現在では、生活様式の多様化、少子高齢化の進展、さらには核家族化、単身世帯の増加等の要因により、地域社会や近隣住民のつながりや結びつきが希薄になっています。  一方で、頻発する自然災害等による不安が高まる中、住民の地域、近隣とのつながり、結びつきによる共助の力の必要性が高まっています。地域コミュニティの希薄化は、地域の活力だけではなく、災害時の共助の欠如により地域の安心安全を脅かす原因となります。地域防災力の要となる自主防災組織は、地域の自発的な取組を喚起するものとして、また地域コミュニティの活性化を図るものとして位置づける視点が重要であると考えます。  本町といたしましては、自主防災組織が安全安心な地域社会の形成につながるものと捉え、早期に全ての行政区が自主防災組織を設立し、防災行政の受皿を担っていただくことを重要課題として設立の支援を行っております。  また、連絡会議や講習会の開催により、自主防災組織の活動内容の充実や自主防災組織相互の情報交換を図ってまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 2問目のコロナ禍における高齢者対策についてお答え申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、高齢者の社会参加や地域活動が制限され自宅にいる時間が増えたことで、フレイル状態に陥る高齢者が増えることが懸念されております。令和2年度はコロナ禍の中、おうちで介護予防と題した自宅でできるフレイル予防をインターネット上で情報を公開したり、広報紙やケーブルテレビなどで介護予防についての情報発信をいたしました。また、感染症予防に注意しながら、ゆずっこ元気体操など地域での活動を支援してまいりました。  しかしながら、議員ご案内のとおり、精神的につらくなっている方や不安な気持ちを抱えていらっしゃる方も多いと思われます。このような中、毛呂山町地域包括支援センターでは、高齢者からのつらい、こまったの連絡を待つのではなく、こちらから出向くアウトリーチの手法を使い、高齢者世帯を訪問し、直接お話を伺う高齢者実態把握事業を実施し、高齢者の心配、不安を把握し、時には傾聴し、寄り添いながら支援を行っております。  また、老人福祉センター山根荘では、緊急事態宣言下の休館に伴い、老人クラブや趣味の会の活動等も休止しておりましたが、職員が会員に電話をかけて会話をするという活動も実施してまいりました。今後とも高齢者の方の気持ちに寄り添いながら、高齢者の状況に応じた支援を行ってまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 3問目、人口減少、少子化対策に対する本町の対策や今後の方針についてお答え申し上げます。  少子化問題は全国的な課題であるとともに、本町におきましても現在も進行しており、重要課題となっております。少子化が進行する要因といたしましては、未婚化、晩婚化、さらには結婚している女性の出生率の低下が考えられます。未婚化、晩婚化につきましては、結婚や家族に対する価値観の変化、単身生活の便利さや楽しみの増加、経済的基盤や雇用に対する不安定さなどを背景に、また出生数の低下については、さきの要因に加えて1985年の男女雇用機会均等法の成立以降、女性の社会進出が進む一方で、子育て等に対する社会の支援体制が不十分であることなどが、子供を産むという選択に影響している可能性があると考えられます。  このように少子化の背景には様々な要因がありますが、経済的支援や子育てを支援する社会づくりに関する取組を限られた財源の中、一自治体で行うことは困難であります。しかしながら、少子高齢化に伴う人口減少が進行している状況下では、町が実施できる少子化対策を計画、実施していくことが必要です。そのような中、本町では昨年度、町の重要課題である少子化問題に対応を図るべく、町として実施すべき事業を検討するため、少子化対策プロジェクトチームを結成し、検討を行いました。プロジェクトチームにおいては、結婚を希望する方の出会いを創出する事業、定住促進のための事業、経済的支援事業について検討を進めてまいりました。今年度は、新規事業としてこのプロジェクトチームで検討した少子化対策に関する事業を複数実施してまいります。  このうち毛呂山町婚活支援ネットワーク事業は、町内団体が連携し、結婚を希望する方を町全体で支援するネットワークづくりを行う事業です。事業の趣旨に賛同いただいた団体などには、結婚支援に関するイベント等の情報提供や団体内に結婚を希望している独身者がいる場合には、イベントなどへの参加促進を図っていただくなど各団体に負担のかからない形でのご協力をお願いするものです。  今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により婚活イベントの開催等は見通しが立たない状況でございますが、可能な限り多くの町内団体に本ネットワークに参加いただくことで、町全体で結婚を支援する体制づくりを行い、機運の醸成を図ってまいりたいと考えております。  そのほかにもさきに申し上げました出会い創出事業や経済的支援事業につきましても、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら随時実施していく予定です。少子化対策につきましては、町の重要課題であり、積極的に取り組んでいく必要があるため、今後も様々な観点から対応していく所存でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは、順次再質問させていただきます。  まず、共助による地域防災の強化について、総務課長にお伺いします。全ての行政区に自主防災組織を設立するということは、総合振興計画にも目標として上げられています。現状の実績をまずお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  自主防災組織の現状、実績ということでございますが、昨年度、長瀬二区、毛呂本郷、大谷木、権現堂、長瀬三区、第五団地、平山ニュータウン、岩井団地の8行政区において自主防災組織を新たに設立していただきました。全69行政区のうち、55行政区で設立されたことになります。なお、組織数については42組織となっている状況でございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 69行政区のうち55行政区、約7割ですね。組織は42ということで、約8割の実績があるということです。総務課のご尽力のたまものだと思います。  また、地域防災力を強固にするためには、自主防災組織の充実はとても重要だと思います。組織の充実、育成のために講習会を実施しているというご答弁がありますが、その内容をお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  自主防災組織の充実、内容ということでございますけれども、町としても自主防災組織の活動内容の充実のための支援は大変重要であると考えてございます。昨年度は新型コロナウイルス感染症感染防止の観点から開催ができませんでしたが、毎年、自主防災組織の連絡会議を開催しまして、活発な活動をしている組織等の発表や活動に関しての悩みを相談できる場を提供しているほか、リーダー講習会として県の自主防災組織リーダー養成指導員の派遣を受け、災害想像力ゲームといいますが、DIG訓練、あるいは避難所運営ゲームと言われますHUG訓練等の研修、講習を行っている状況でございます。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) また、防災意識の高揚を高めるために、防災訓練を毎年行っています。新型コロナウイルス感染症の影響で今年度の実施は難しいと思います。もう決まっているのでしたか、中止。                 〔「決まっていない」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(澤田巌議員) 決まっていない。難しいかと思います。従来どおりの展示型の訓練では、実際の災害があった場合、有事に対応することはなかなか難しいかなと私は考えます。今後は、有益的な訓練となるような訓練形式に変更することは可能なのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  防災訓練の訓練形式ということでございますが、今後の訓練の内容につきまして、実際の災害時に起こり得るであろう事柄を参加者が実態に近い形で体験できる訓練が求められていると思います。町といたしましては、コロナ禍以降を踏まえ、避難所の在り方も変化していることから、自主防災組織等と連携し、地域における安否確認、あるいは避難所体験等の体験型の訓練を中心とした内容を取り入れてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) ぜひ実態的な訓練になるべく近づけるようにご配慮いただきたいと思います。  関連的な質問とはなりますが、町内に点在しているホースの格納庫ありますよね。町は、その設置場所、全て把握しているのかお聞きしたいと思います。  また、その各収納庫の中に入っている劣化したホース等、定期的に点検しているのか。つまり長年使っていないところのホース、ゴムとゴムがくっついていて、いざ使うというときに水が出ないということが何回か経験していますので、まずお聞きします。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  ホース格納庫及びその収納ホースにつきましては、西入間広域消防組合によりまして補助金等交付規則に基づいて、自治会等の消火設備の設置に対しての補助申請を受ける中で整備されるものでございます。町では、その設置場所や管理を所管していないために詳細な把握はしてございませんが、そのメンテナンスにつきましては自治会や自主防災組織が行っている初期消火訓練等の中で、西入間広域消防組合や所管の消防団の支援を必要に応じて受けながら確認しているものと認識してございます。また、劣化等による更新につきましても消防組合の補助申請の対象になっておりますので、こちらについてはご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) また、先般の前久保地区、第一団地の地区の火災では、消防署の到着が遅かったという住民の意見が私のところにありまして、役場の担当者としてそれは確認しているのか、まずお聞きしたいと思います。やはり火災時には、早く消防車に来てもらいたいという気持ちがあり、焦るばかりだと思うのです。  理想ですが、初期消火を自主防災組織で行っていただいて、消防署が到着したときに引き継ぐという形が理想なのですが、実際は燃え盛る火の中、ふだん火災現場にいない自主防災組織の方が、では実際できるかといったら、なかなか非常に難しいものだと思います。つまり何が言いたいかというと、この消火活動の引継ぎの訓練、私の経験している範囲では、まず一度も経験がないと思うのですが、町の担当課としての見解を伺います。 ○小峰明雄議長 大野総務課長。                 〔大野 勉総務課長登壇〕 ◎大野勉総務課長 再質問にお答え申し上げます。  まず、過日の火災における消火活動の状況でございますけれども、消防署の到着までの時間につきましては、西入間広域消防組合の消防活動報告によりますと、消防署への入電が15時58分、一番早い消防車両の出場が16時01分、同車両の現場への到着が16時06分となっております。したがいまして、通報から現場に到着するまで8分を要したこととなります。  それから、また消火活動の引継ぎの訓練につきましては、さきに申し上げたとおり、本町では自主防災組織が多くの行政区で設立されまして、ある程度の組織化が進んでまいりましたので、今後は自主防災組織の結成の促進と併せて、活動内容の充実についても力を入れていく必要があると認識してございます。防災知識の普及啓発とともに、西入間広域消防組合と自主防災組織が連携した訓練の実施などについて注視してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 町長にお聞きします。  以前に同僚議員の一般質問に対して、町長答弁で木造建物密集地域防火・防災対策推進指定地区、ちょっと長いので木密と省略させていただきますが、その木密について第一団地及び第二団地の次は東原団地、そして毛呂山台を指定するという答弁をされたように記憶していますが、通常でしたら古さ等を計算しますと第一団地、第二団地、その次は第三、第四団地になるのかなと思われますが、なぜこの東原団地と毛呂山台という名前が出たのか、その見解と、今後の木密の指定の有無について、これは町長にお聞きしたいと思います。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  木造建物の密集地域の関係の指定ですけれども、これはもともとは平成28年12月22日に糸魚川で140棟以上が燃えた大火事がございました。これはやはり木造建物でございますし、密集地域でございました。そして、大変強風が吹いていたということ、そして一気に燃えてしまったというふうな話がありました。その当時の消防長と相談しまして、これはもう第一団地と第二団地は本当に危ないから、建物も大分古いということ、50年以上たっています。そういうこともあって、ぜひこれはそういった何らかの指定をしようということで、当時の消防長がそういう名目の、いわゆる木密の指定をしましょうということで第一団地、そしてその後に第二団地というふうにさせていただいた。  その後に、続いて考えるのであれば、これはもう当然危険頻度が高いところ、いわゆる第三、第四団地というような今お話もありましたけれども、そうではなくて、やはり消防署から離れていたり、あるいは山の起伏、いわゆるアップダウンがあるようなそういったところに住宅開発がされているところ、これは当然、東原団地はよく火災がありました。私が記憶しているだけでも3件くらいあるのですけれども、これは火災があると火は当然上に上がりますので、隣接する上のお宅がやっぱり延焼したということ、これはもう当然そのとおりであります。  そして、同じようにそういった高低差のあるところの開発地、いわゆる毛呂山台、こういったところも非常に危険だというふうに、そして消防署から遠い、離れている、そういうこともあって、これからもしするのであれば、木密の関係は東原団地、あるいは毛呂山台というふうにお話をさせていただいたわけであります。  木造建物の関係、木密というふうに言わせていただきますけれども、ちょっと間を空けてしまいましたが、これはやはり定期的に町民の共助の力を発揮させるためにも、そういったいろんな資機材、こういったものをその地域に、やっぱり木密の関係の指定をさせていただいて、そしてそういったいろんなものをしっかりと皆さんが使用して初期消火、あるいは防災、防火、こういうことに皆さんが力を合わせられるような、そういった組織づくり、あるいは仕組みづくり、こういうことを考えていきますので、ぜひ木密をまた進めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、もう一つ町長に最後お聞きします。  先ほど総務課長のご答弁ですと、通報から現着まで約8分ということでした。でも、実際そこに消防車を止めて、ホースを伸ばしたり、管槍をつけたり、いろいろ真空に入れたりすると、やっぱり5分ぐらいは当然かかってしまいます。8分足す5分で13分後ぐらいに水が出るのかなと予想されます。  つまり何が言いたいかといいますと、消防署になるべく近い、地域性があって、でも第一団地の場合は近いほうだと思いますが、現在の消防行政は各消防組合が連携して大災害に対して助け合うということになっていると思います。また、町長の公約にも、毛呂山町と坂戸市を結ぶ道路改良によって、地域の防災力を高めるというのも公約にございます。私は消防団を経験して、この道路改良による防災力を高めるという意味はよく分かりますが、個人的にはよく理解していますが、できるだけ分かりやすく、その趣旨と公約をうたった経緯について、町長に再度お聞きします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  政策公約に私は、それを掲げさせていただきました。これは当然議員皆様各位がご存じというか、ある程度はご理解をいただいているのかなとも思ってはおりますけれども、やはり今お話をさせていただいたように、東原団地であったり、あるいは毛呂山台であったり、こういったところのやはり高低差があるところの危険、それはもう当然なわけでありますし、当然消防自動車が到着するのは時間がかかるということです。  そして、これも何回も話はしているのですけれども、坂鶴消防の西坂戸の分署、この分署が一番近いのが毛呂山台ということで、当然毛呂山台から日生団地、あるいは下へ下りてくれば第九団地、あるいは第六団地、新南台、あるいは第十三団地、武蔵野自治会、こういった地域は当然消防自動車が西入間の本署から、あるいはほかの分署から来るとしてもある程度の時間がかかる。ただ、西坂戸の分署が来れば当然早いわけであります。ただ、早いのは早いのですけれども、西坂戸地内のクランクしたような道と狭い狭路、こういったところで自動車は擦れ違えない。これではせっかくの西坂戸の分署の機動力、これは当然発揮できないわけであります。  当然先ほど澤田議員からお話があったように、到着するまでに時間がかかって、なおかつ水を出すまでの作業に時間がかかる。これによって、どれだけの延焼があるか。当然先ほどのお話のように、第一団地では4件が全焼して、7件、8件が半焼あるいは部分焼となったわけであります。ですから、できるだけ早く駆けつけられる、そういったことで地域の防災力を高める、これは当然の話であって、物理的な話もそうなのですけれども、やはりそういったものでしっかりとした地域の防災力を高めたいというふうな意味合いでございます。それは当然な話で、ご理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 自主防災組織は、共助の最たるものだと思います。総務課、担当課には、今後もご尽力いただきまして、100%の自主防災組織設立を目指していただきたいと思います。  では次に、コロナ禍における高齢者対策について再質問をさせていただきます。高齢者支援課さんです。お願いいたします。午前中に先輩議員が同じ内容の質問をされておりますので、少し角度を変えて再質問を数点させていただきます。  まず、毛呂山町の高齢化の現状について数字をお願いいたします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  令和3年5月1日現在、毛呂山町の総人口は3万3,122人、65歳以上の高齢者人口は1万1,480人で、高齢化率は34.7%、昨年度同期と比較しまして0.6ポイントほど上昇している状況でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) ご答弁いただいたとおり、毎年毎年やはり高齢化は伸びています。高齢化の進行は、やっぱり止めることはできません。そこで、毛呂山町では、第8期高齢者総合計画を策定したと思いますが、今後の高齢化率の推移についてどのように推移していくか、予想しているのか、また計画ではフレイル対策とコロナ対策、どのようになっているのか伺います。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  団塊の世代が全て75歳以上となる2025年、令和7年では、37.1%の高齢化率と推計しております。また、この第8期の高齢者総合計画におきましては、中長期の推計も追加されております。特に団塊ジュニア世代が65歳になり始め、労働人口が大幅な減少に向かう2040年、令和22年には45%近くになると推計しております。このためフレイル対策におきましては、基本目標に生きがいづくりと社会活動への参加の促進や安心して暮らせるための保健、福祉の充実を掲げ、各種事業を行うこととしております。  しかしながら、高齢化の進行は止まることはありません。新型コロナウイルス感染症など感染症対策を徹底した上で、新しい生活様式を取り入れながら、地域での暮らしをスタートしていくための取組を進めてまいりたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、高齢者が多く集まる老人福祉センター山根荘の活動状況についてお伺いします。山根荘の活動状況や感染症予防対策、現在どのようになっているのかお伺いします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  老人福祉センター山根荘では、山根荘施設再開ガイドラインを作成し、1日に利用できる団体、人数の制限や、カラオケなど感染リスクの高い事業の制限、消毒の徹底など感染症対策を実施した上で開館しております。特に感染時にリスクが高くなりますので、いろいろと制限がある中で、ご不便をおかけしておりますが、一定の利用ができていることで、高齢者の方のフレイル予防について貢献しているものと考えております。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) それでは最後に、国や県から新型コロナウイルス感染症と介護予防の取組について何か通知等が出ていますでしょうか、お伺いします。 ○小峰明雄議長 小室高齢者支援課長。                 〔小室永治高齢者支援課長登壇〕 ◎小室永治高齢者支援課長 再質問にお答え申し上げます。  国からの通知ということでございますが、厚生労働省では「新型コロナウイルス感染症の拡大防止と介護予防の取組の推進について」と題した事務連絡を2回発出しております。同通知中では、自治体による取組例を紹介するとともに、住民主体の通いの場の取組を含む介護予防・日常生活支援総合事業等の高齢者が多く集まる各種事業の実施に当たっての感染拡大防止に向けた対応、高齢者の方々が居宅で過ごす時間が長くなるような場合が増加する中での対応等を示すとともに、高齢者に対し外出機会を確保することは日々の健康を維持するためにも重要としております。各市町村に対し、地域の実情を踏まえた介護予防の取組を図るよう通知されております。  以上でございます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 現在進められているワクチン接種が、全ての解決の糸口になるかなと考えております。その前に高齢者の方の不安などできるだけ解決していただくように、今後も相談体制等、担当課にはご尽力いただいて、毛呂山町の高齢者の方が不安なく過ごせるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  では、最後の3問目に移ります。再質問させていただきます。少子化対策についてお伺いします。再質問する前に、まず言っておきたいのですが、                                                                                                              ということを前置きしておきまして、再質問させていただきます。  毛呂山町でも少子化問題は町の重要課題、日本の大きな課題でもあります。町では、ご答弁によりますと、少子化対策プロジェクトチームを結成したということでございます。私も過去から少子化対策の取組として婚活イベント等を行っておりますが、この町の取組は非常にすばらしい、よいものだと私は思っております。どのような考えの下、今後、毛呂山町の少子化対策について議論を重ねてきたのか、その内容をお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  昨年度実施しました少子化対策プロジェクトチームに対してのご質問でございますが、このプロジェクトチームは本町の重要課題の一つであります少子化対策、これにつきまして課の枠を超えて、あらゆる角度から現状分析、意識調査、そして企画提案などを行うために昨年度実施したものでございます。このプロジェクトチームでは、少子化対策を考える上で、結婚、出産、そして定住、これをキーワードにしておりまして、個人の考え方、そして価値観、そういったものを尊重するという前提で結婚を希望している人、新たな出会いを求めている人、そして子育てにおける不安や負担を感じている人たちに対して、どのようなアクションやフォローが起こせるのか、そういった観点から議論を重ねてきたものでございます。そして、この毛呂山町に将来定住していただくことを最終のゴールとしてプロジェクトチームとして政策提案を行ったものでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 前任の課長さんにも大変この少子化対策についてはご理解いただいて、少しずつではありますが、毛呂山町の少子化対策、進んでいるように私は今日、実感しております。  また、答弁の中に、今年度から新事業として毛呂山町婚活支援ネットワーク事業というのがあります。ホームページにも記載されておりました。結婚を希望する方を町全体で支援するネットワークということですが、この企画は今までなかったことで、非常に興味深い。繰り返しになりますが、興味深い内容だと思います。コロナ禍ではありますが、現在の進捗状況等ありましたらお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  婚活支援ネットワーク事業の進捗状況についてのご質問でございますが、現在、町内の企業、団体などに、この婚活支援ネットワークの趣旨をご説明させていただきながら、加入していただけるように直接訪問のほうをさせていただいております。また、6月1日号の広報でネットワーク加入の呼びかけ、そして町のホームページでも加入募集並びに周知のほうを行っているところでございます。町では、今年度、婚活イベントなどの事業計画も予定しておりますが、こうした事業への協力も想定しているところですが、新型コロナウイルス感染症の影響により今年度は、まずはこのネットワークの体制づくり、こちらのほうを重視して、町全体で結婚を希望している方たちを様々な角度から応援していくという、いわゆるムーブメントを起こしていきたいと、このように考えておりますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) 私が泉野小学校等で役員をさせていただいたときは、当時600人以上の児童がいらっしゃいましたが、昨夜、ホームページを見ると、今、泉野は340人ぐらい、合っていますか。だと思います。半分とは言いませんが、それだけ子供は確実に減ってしまっているということでございます。  婚活支援ネットワーク事業のほかにも、コロナウイルス感染症の状況を見ながら、出会いの創出事業ということでご答弁いただきましたが、具体的な事業の計画、分かればお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  出会い創出事業についてのご質問でございますが、今年度予定しております事業といたしましては、町内事業所交流促進事業、こういったものを計画しているところでございます。これは婚活支援ネットワーク事業とも関連はしているのですが、町内の事業所に例えば企業研修のような、そういったような位置づけで参加を呼びかけ、異業種交流会等を実施していきたいと、このように考えております。事業所にとりましても異なる業種の方たちとの出会い、また話をすることで人的な幅がさらに広がると同時に、新たな出会いの場にもつながるものと、このように考えているところでございます。  ただし、先ほど申し上げましたとおり、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もございますので、実施に向けては今後の状況を見て検討のほうをしていきたいと、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、最後に質問をさせていただきます。  少子化問題について、やはり毛呂山町に限らず、日本全国、多くの自治体が悩んでおります。様々な取組を実施していますが、なかなか結果が出ていないのが現実だと思います。毛呂山町でもすぐに結果を出していくということは、やっぱり非常に難しいと思います。  国でも少子化対策の抜本的な解決や子供の政策一元化のために、冒頭にも申し上げました子ども庁創設に向けた動きがございます。最後に、毛呂山町の少子化問題解決のための長期ビジョンについてお伺いします。 ○小峰明雄議長 小峰企画財政課長。                 〔小峰一俊企画財政課長登壇〕 ◎小峰一俊企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  本町の少子化問題解決のための長期ビジョンについてのご質問でございますが、少子化問題の対策につきましては根本的には安心した将来の社会保障制度、そして雇用の安定、所得の向上等、実質的には国の政策として取り組む問題が背景に存在していると認識しているところでございます。  また、議員ご承知のとおり、少子化に伴う人口減少につきましても、これは全国的な流れであり、本町だけの問題ではございません。しかしながら、人口減少が進行している本町でも、限られた財源の中で少子化対策に関して実施できる施策は、今後も計画的に取り組んでいく必要があると強く感じているところでございます。今後も第五次総合振興計画並びに総合戦略に沿って、若い世代の方たちの希望がかなえられるように少子化問題の解決に鋭意取り組んでまいる所存でございますので、どうぞご理解を賜りたいと存じます。 ○小峰明雄議長 澤田巌議員。 ◆4番(澤田巌議員) では、最後に井上町長にお伺いしたいと思います。  何度も繰り返しになりますが、やはり日本の抱える最大の問題の一つと言ったほうがいいですね、少子化による人口減少だと思います。SNSで私は東松山の市長とつながっていまして、これをフェイスブック等に上げると、市長は必ずあれは人災だと、国が何もしてこなかったと書いてありました。要は未婚率が高い、未婚者が多いということです。出生率が低い、当然少子化になります。当然子供がいないので、小中学校等統廃合になります。なぜかというと、行政は当然コストダウン、コストダウンと言われてしまいます。全ての根源が少子化、子供が少ない、人口減少だと思うのですが、担当課、企画財政は何とかこれを少しでもクリアしようと苦労しております。井上町長が思う少子化対策、人口減少について最後お聞きします。 ○小峰明雄議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 澤田議員の再質問にお答えをいたします。  全国的な大きな問題であります少子化、あるいは未婚ということでございますけれども、澤田議員も自らいろんな婚活イベントをやっていただいたり、本当に感謝するところでございます。また、町のほうも企画財政のほうで、その前からいわゆる少子化プロジェクトのほうを立ち上げていただいて、いわゆる項目的に分けながら対策をいろいろとしてくれているわけであります。  ただ、やはり少子化についての特効薬というのは全くないわけでありまして、いろんなものが重なり合って、あるいはいろんなものが多岐に結びついて、そして結婚というようなお話にもなるのかなというふうには思います。  私の知り合いの方も、娘さんなのですけれども、娘さんがいわゆる家を継ぐために婿取りだ、婿取りだということで、マインドコントロールではないのでしょうけれども、親御さんが、あなたは婿をもらってねと言ったことがずっと尾を引いて結婚できなくて、今いるのだよなんて言ってお話を伺ったことありますけれども、昔のような結婚相談員というか、仲人役的な方というのもやはり大変活躍してくれた時期がございました。町のほうでは、赤い糸見つけ隊というようなそういった試みもやっているわけでありますけれども、なかなかやはり結婚まで結びついてくれていないというのが実際でございます。  先ほど一番最初に、冒頭に、これは自己の、自分自身の責任であったり、あるいはそういったそれぞれの方々が結婚に対する本当に前向きな思いをしてくれなければ、なかなか結婚まで結びつかないわけでありますので、やはりそういったものを醸成させるような仕組みを何とかつくりたいな、つくっていきたいな、それも町の仕事だろうというふうにも思っておりますし、それが少子化プロジェクトの一つなのだというふうにも思っております。これから何としても、いわゆる結婚に結びつく、そして子供を産んでいただく、そういった試みをやはり町としても最重要課題として進めていきたいというふうに思っておりますので、またご指導賜りますようにお願いをいたします。  以上です。 △後日日程の報告 ○小峰明雄議長 本日はこの程度にとどめます。  明6月3日は、午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。 △散会の宣告 ○小峰明雄議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。                                      (午後 3時23分)...