毛呂山町議会 > 2020-03-03 >
03月03日-02号

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  1. 毛呂山町議会 2020-03-03
    03月03日-02号


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    最終取得日: 2023-06-11
    令和 2年  第1回( 3月) 定例会           令和2年第1回(3月)毛呂山町議会定例会議 事 日 程 (第2号)                          令和2年3月3日(火曜日)午前9時30分開議日程第 1 町政に対する一般質問日程第 2 後日日程の報告出席議員(13名)     1番   神  山  和  之  議員    2番   下  田  泰  章  議員     3番   平  野     隆  議員    4番   澤  田     巌  議員     5番   牧  瀬     明  議員    6番   佐  藤  秀  樹  議員     7番   荒  木  か お る  議員    8番   千  葉  三 津 子  議員     9番   村  田  忠 次 郎  議員   10番   岡  野     勉  議員    11番   小  峰  明  雄  議員   12番   髙  橋  達  夫  議員    13番   長  瀬     衛  議員欠席議員(1名)    14番   堀  江  快  治  議員                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名   井  上  健  次   町  長      加  藤     勉   副 町 長   粟  田     博   教 育 長      疋  田  浩  一   総務課長                                       兼 秘 書                                       広報課長                                       兼選挙管                                       理委員会                                       書 記 長   大  野     勉   企画財政      小  川  賢  三   管財課長                課  長                   兼 福 祉                                       会 館 長   大  澤  邦  夫   税務課長      市  川  貞  夫   住民課長   串  田  和  佳   福祉課長      小  室  永  治   高 齢 者                                       支援課長   田  口  雄  一   子 ど も      小  泉  雅  昭   保  健                課 長 兼                   センター                保育所長                   所  長                兼 児 童                館 長 兼                学童保育                所  長   皆  川  謙 一 郎   生活環境      渡  邉     昭   産業振興                課  長                   課 長 兼                                       農  業                                       委 員 会                                       事務局長   山  口  貴  尚   まちづく      吉  田  英  夫   会  計                り 整 備                   管 理 者                課  長                   兼 会 計                                       課  長   柴  﨑     覚   水道課長      石  田  麻 里 子   教育総務                                       課  長   小  熊  三 矢 子   学校教育      小  峰  一  俊   生涯学習                課  長                   課 長 兼                                       中央公民                                       館 長 兼                                       東 公 民                                       館 長 兼                                       歴史民俗                                       資料館長   酒  巻  義  一   学校給食      宮  寺  定  幸   スポーツ                センター                   振興課長                所  長                   兼 総 合                                       公園所長                                              本会議に出席した事務局職員   岡  田  忠  彦   事務局長      波  田  裕  一   副 局 長   田  中  永  子   主  任 △開議の宣告 ○長瀬衛議長 ただいまの出席議員数は13名であります。  定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △町政に対する一般質問長瀬衛議長 日程第1、町政に対する一般質問を行います。  順次質問を許します。                                                       ◇ 岡 野   勉 議員 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。                 〔10番 岡野 勉議員登壇〕 ◆10番(岡野勉議員) 皆さん、おはようございます。ただいま議長より発言許可がありました。町政に対する一般質問を2点にわたり行いたいと思います。  なお、一般質問トップバッターは、3期連続であります。非常にやりにくい面もありますが、よろしくお願いしたいと思います。  なお、新型コロナウイルスの対応では、小中学校の一斉休校が昨日から開始されまして、これから1か月の間に事故なく、感染者もなく、終息に向かうことを願いながら、的確な対応、そして情報収集に努めていければと思うところでございます。また、小学校低学年、そしてまた学童保育の受入れ態勢など、本当に誠にご苦労さまでございます。どうぞこの難局を力を合わせまして乗り切りたい。無理なく健康には十分ご留意願いたいと思います。  では、1点目の毛呂山町の学校統廃合についてでございます。1つとしまして、町は小中一貫教育(校)に伴う住民説明会の開催要望に対して、学区の変更、場所の移転、学校の統合など施設整備教育環境を大幅に変更する場合は、説明会を実施する必要があると。私で言えば3度、昨年の3月、6月、9月の議会で一般質問の答弁を頂いております。町は12月議会で小中一貫校を目指すことを明言したわけでありまして、早急に小学校4校で住民説明会を開催していただきたい。いつ開催するのか、日時、場所の提示をお願いしたいと思います。  (2)としまして、毛呂山町の小中一貫2校、令和8年度に川角中学校に川角小、光山小を統合。令和10年度には毛呂山中学校に毛呂山小、泉野小の統合を目指すと明言しました。具体的にはどうなるのか。統合のスケジュール、計画をお聞きします。  3点目、教育長は令和9年から11年、川中、毛呂中は8学級以下となる。教員の数がかなり減る。それぞれの教科に教員が配当できなくなる。これを何とかしたい。これは確かか。8学級以下の学校には教員が配当できなくなるのかどうか。教育委員会の仕事はこんなことのないように、県、町に働きかけ、教員を確保することではないかと思うわけです。  4点目でございますが、教育長は12月議会の答弁で、住民説明会はやる必要はないと考えている。なぜなら、説明会は決まったことであり、私は公聴会をやりたい。広く町民の皆様、まずは教職員の意見を、次に保護者、町民皆様。なお、この内容は令和8年、10年の今から8年、10年後の話であり、そこに向かって適切な時期に適切な方法で説明したい。では、公聴会とはどんなものなのか。開催の日時はいつか、具体的に説明をお願いしたいと思います。  5点目、2月1日、町が中央公民館において、公共施設を考える講演会を開催しました。講師は、公共施設は誰のものか、税金でできたものは全て住民のものである。行政は代理人にすぎないと明確に述べたわけです。また、最もよくない方向は決まったことの説明で何パターンか示し、市民の意見を聴く姿勢が大切であるとも言われました。今後の施設整備計画には、必ず市民の意見を問う。学校の校舎は、ほとんどRC構造。鉄筋コンクリートは、コンクリートと鉄筋とが一体となった構造で、RC造とも呼ばれます。寿命は100年から200年はもつと講師の専門家ということで李さんは述べられました。教育委員会は学校の老朽化を問題にするが、いかがかということです。  大きな2点目ですが、川角駅及び周辺整備計画、森戸橋架け替え工事の進捗状況住民説明会についてです。1つとしまして、川角駅及び周辺整備計画、森戸橋架け替え工事の進捗状況、同時に通学路の安全対策を充実させていただきたい。  2つ目としまして、川角駅、現在利用の改札口閉鎖は大問題です。住民及び利用者の意見を尊重した対策、住民説明会の開催をお願いしたい。住民説明の対象は、半径1キロメートルから2キロメートルへ拡大していただきたいということで、第1回目の質問といたします。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 岡野議員の1問目のうち、教育総務課の所管に係るご質問につきまして順次お答え申し上げます。  毛呂山町の学校の状況でございますが、小中一貫教育とそれを支えるコミュニティ・スクールの推進により、児童生徒は落ち着いた学校生活を送っておりますが、少子化に伴い児童生徒数の減少が進行し、学級数が減少しております。それに伴い単学級も増加しており、また学校への配当教員数も減少しております。このような状況の中、児童への影響として、クラス替えができずに人間関係が固定化してしまう、教職員への影響として、配当教職員数が減少することにより負担が増えるなどの課題が発生しております。さらに、学校施設の状況でございますが、小学校施設は老朽化により大規模な改修が必要な状況となってございます。  それでは1点目、住民説明会の開催についてでございますが、教育委員会は少子化の進行する毛呂山町の教育現場の課題及び大規模改造が必要な小学校施設などの諸問題に対して、最も望ましい学校施設環境は、各中学校区ごと中学校校舎を中心とした施設一体型校舎としております。そして、教育面、財政面など総合的に判断し、学校施設の集約化の目標年度川角中学校区は令和8年度、毛呂山中学校区は令和10年度と、今年度策定される毛呂山町公共施設個別施設計画(案)にてお示しいたしました。そこで、教育委員会といたしましては、令和2年度から小中学校の保護者を中心に就学前の児童の保護者や住民の皆様などに、PTA総会保護者会、広聴会などにて、目標年度に対しての説明を丁寧に行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたく存じます。  続きまして、2点目、統合のスケジュール、計画についてでございますが、教育委員会では、まずは個別施設計画(案)にてお示しいたしました目標年度に対しての説明を、保護者の方々などに丁寧に行うとともに、学校施設の在り方、学校運営の方法、学校の防災施設としての役割等の課題に対しての検討を行ってまいります。  続きまして、4点目、公聴会についてでございますが、議員ご指摘の公聴会とは、公に意見を聴くことまたは公的機関が意見を聴くことの意味を示していると推測いたしますが、教育委員会として考えている広聴会とは、広く一般の意見を聴くことでございます。今後、検討を進めていかなければならない学校施設の在り方、学校運営の方法、学校の防災施設としての役割などの課題について、広聴会などで頂いた意見等を参考に検討してまいりたいと考えております。  最後に、5点目の学校の老朽化問題についてでございますが、毛呂山町公共施設等総合管理計画において示されておりますとおり、公共施設の将来更新等費用の試算条件として、建築後30年で大規模改修を実施(ただし、大規模改修の実績がある施設は除く)となっております。町内の小中学校は建築から30年以上経過しており、中学校2校につきましては、校舎の大規模改造工事及び体育館の改修工事が完了し、教育環境の充実が図られております。小学校4校につきましては、毛呂山小学校体育館を除いて大規模改修は未実施となっている状況でございます。このような状況の中での施設管理でございますが、児童生徒の安全・安心の学校環境を維持するために、安全点検を実施しての部位ごとの修繕で保全を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたく存じます。 ○長瀬衛議長 小熊学校教育課長。                 〔小熊三矢子学校教育課長登壇〕 ◎小熊三矢子学校教育課長 1問目の3点目についてお答えいたします。  中学校において8学級になると、埼玉県の基準により配当される教職員数は校長、教頭を含めて15人になります。1週間の授業時数は29時間に対して、国語、社会、数学、理科、外国語の教科については学級担任を持った場合は29時間を超えてしまうため、5つの教科は2人の教員が必要になります。その場合、残り3人の配当で保健体育、技術・家庭科、音楽、美術の担当を配置することはできなくなります。以前は免許外教科担任の申請を行い、免許外の教科も教えることができましたが、現在埼玉県では免許外教科担任は認められていません。そのため、埼玉県教育委員会では免許外教科担任を解消するための非常勤講師を配置することになっており、「原則として、8学級以下校には、2教科(2名)、1日4時間以内、年間70日配置する」となっています。授業以外の教育活動に関わらない非常勤講師では、校務分掌のみならず部活動の担当も行うことができないため、必然的に教員の負担増につながり、子供たちに対する影響が懸念されます。  毛呂山町教育委員会としては、小中一貫教育を推進することで、小学校、中学校の教員同士が連携することにより、児童生徒のよりよい教育環境づくりを進めてまいりたいと考えております。 ○長瀬衛議長 山口まちづくり整備課長。                 〔山口貴尚まちづくり整備課長登壇〕 ◎山口貴尚まちづくり整備課長 ご質問の2問目、川角駅及び周辺整備計画、森戸橋架け替え工事の進捗状況住民説明会について順次お答え申し上げます。  1点目の川角駅周辺地区整備事業進捗状況でございますが、事業用地確保のため、駅舎と駅前広場、アクセス道路整備に必要としている地権者のうち、3名との契約が完了しております。今後も複数の地権者に対しまして、用地取得に向けた交渉を順次実施してまいります。各学校への事業費協力のお願いでございますが、事業の趣旨に賛同いただいているところでございますが、金額面や事業の進捗状況等様々な課題もございますので、丁寧に交渉を続けてまいります。  また、測量及び概略設計を継続して進めておりますが、引き続き詳細設計委託につきましても進めてまいりたいと考えております。東武鉄道との状況でございますが、駅舎移設整備のため、基本協定書締結に向け協議調整を重ね、来年度末の工事着手を目標として進めております。  次に、森戸橋架け替え工事の進捗状況でございますが、坂戸市に伺ったところ、平成27年度より橋台、橋脚等の下部工事、平成29年度より桁の架設等の上部工事に着手し、ここまで完了をしております。今年度より前後の取付道路工事に着手いたしまして、令和2年度中に新橋の供用を開始する予定であるとのことでございます。新橋は橋長117.5メートル、有効幅員9.5メートルで、片側歩道つきの橋であり、歩行者、自転車等の安全性や利便性は高まるものとなっております。  森戸橋の架け替えにより新たな交通需要の発生も予想されるところでございますが、供用後の状況を見ながら部分的な拡幅整備等、歩行者の安全対策を図ってまいりたいと存じます。  2点目の川角駅、現在利用の改札口の閉鎖や住民及び利用者の意見を尊重した対策についてでございますが、さきの令和元年9月議会において議員ご質問の川角駅南口駅舎移設に伴い既存の駅舎はどうなるのかについて答弁をさせていただきましたが、川角駅の駅舎を南側とした場合は、古い駅舎は閉鎖となります。これは、東武鉄道からの回答によるものでございます。  住民及び利用者の意見尊重とのことでございますが、駅舎の乗降利用者は1日平均1万5,000人のうち約1万4,000人が線路南側の学校方面へ向かいます。北側利用の約1,000人のうち約700人は、埼玉平成高校の学生でございます。南側駅舎にする場合には、埼玉平成高校の学生が代わりに踏切利用とならないように、既存の学校隣接の跨線橋までの区間を安全に通学できるよう歩行者専用の道路を計画しております。その他、北側利用者の対応といたしましても短期整備の完了後に利用者の様子を見定めながら、中長期整備として検討してまいりたいと考えております。  事業の財源が限られる中で、まず集中して進めるべきは、踏切周辺から多くの学生をスムーズに誘導し、安全・安心な整備を行うことであると考えております。そのための駅舎移設でございますので、何とぞご理解を賜りたいと存じます。  次に、住民説明会の対象範囲を半径1キロメートルから2キロメートルへ拡大してほしいとのご質問でございますが、目安として半径1キロ程度としての表現をしておりますが、川角駅を利用すると想定できる範囲といたしましては、大字下川原や大字市場、大字旭台、大字西大久保やそれぞれにございます自治会や団地を対象として広く事業説明会を開催してまいりたいと考えております。なお、議会全員協議会でもご説明いたしましたとおり、3月28日の土曜日に東公民館で説明会の開催をするための準備をしておりましたが、コロナウイルスの感染拡大を防止するため、令和2年3月1日から4月30日までに開催するイベント等の中止等の判断基準が作成されました。つきましては延期となりますが、時期を見定めまして丁寧に周知して開催したいと考えております。  今後も地権者の協力や東武鉄道の状況、警察との協議等により事業の進捗がより一層図られましたら、時期を適切に見定め、説明会等を開催してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) では、順を追って再質問をさせていただきたいと思います。  課長とは昨年の大体12月ぐらいから、ですからもう1年、この問題では誠実な対応をいつも頂いて、ありがたく思っていますがということで、言っていることも分かりますが、今回のこの今まで私のほうでも議事録から住民説明会の開催をといったときに、答弁を3回ともしっかり記録しました。そうしたら代表的な答弁は、学校の学区の変更、そしてまた校舎の改築、場所の移転、学校の統合など、施設整備教育環境を大幅に変更する場合につきましては、説明会を実施する必要があると考えておりますと。このことを3度というか、去年の、19年の3月議会、そして6月議会、そして9月議会と、もう聞いていて、これでよかったというか、それで説明会をする約束だなと思ったわけです。  しかし、今回のその答弁は、また分からなくなった。これ、どういうことなのでしょうか。説明会、正直一般質問の答弁を守ってもらえるのか。そのことで議事録ともはっきり記載されていますし、今日ここに参列の議員の人も、そして町執行部の人も、そのことは承知済みだと思うのですけれども、そういった意味でいつこの事態において説明会を開催するのか、お願いしたいと思います。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問にお答え申し上げます。  今まで教育委員会では、大きく施設が変わる場合は説明会のほうを行うことを考えていくというふうにご答弁などでお答えいたしておりました。そういった中、公共施設等個別施設計画の案にて方向性が示されましたので、令和2年度から小中学校の保護者を中心に、就学前の児童の保護者や住民の皆様などにPTA総会保護者会など、そういった場を持って説明する機会をつくっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) やはり違うのですよね。PTA総会保護者会住民説明会とは全く性格が違うのではないですか。それで住民説明をした。そして、住民の賛否を問うた。そういうことがこの中でできるのですか。全く違います。もう少し丁寧な対応かなと思いましたけれども、課長さん、今言われたのは、PTA総会です。PTA総会というのは、PTAの活動や会計とか決算、そこのことだったり、それで保護者会でしょう。それで済ますというのは何が何だか。この間言ってきた答弁とは全く性格、中身が違うと思うのですが、よろしいでしょうか。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇
    石田麻里子教育総務課長 再質問にお答え申し上げます。  学校に一番関わりのある保護者の方々が一番集まりやすい場がPTA総会であるというふうに考えております。そういった場を利用させていただきまして、この教育委員会のほうで示させていただきました目標年度が、なぜそのように決まっていったのか、今後どのような対応が必要であるのか、そういったことをしっかりと説明していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) では、何度となく質問してきていますけれども、議事録に記載された答弁というのは、課長、それは認めるということでよろしいでしょうか。この3月議会、6月議会、9月議会の議事録は、認めるということでもちろんですけれども、その内容で住民説明会が開催すると言った内容で、それで認める。それで記載もそれも課長確認していますか。自分の言ったことですから、分からないことはないと思うので、ちょっとすみません、その点だけ確認しておきたいと思います。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  まずは、学校に関わりの深い保護者などに説明をした後に住民の皆様にも説明をする必要があるというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) 今住民説明会の必要性を感じているということで、それですると言って。予定ですと、いつを考えていますか。直近ので。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  今コロナウイルスなどいろいろな状況がございます。そういった中で保護者に説明し、そういったところをしっかりと説明した後に住民のほうにも説明していきたいというふうに考えております。具体的な時期というふうなご質問につきましては、そのような段取りを取った後にできるだけ早い時期に説明が必要というふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) 実は教育長も12月議会ですか、広聴会等でも、それででも時期には言及していませんでした。課長、そうしたらそのウイルスが解決した時点ということでよろしいでしょうか。  その保護者との関係がちょっとよく分かりにくいのですけれども、住民説明のほうを、ですから例えばの話ですけれども、8月までには住民説明ができるのだということで確認が取れればと思うのですが、ちょっとお願いします。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  具体的な日程でございますけれども、一番よい時期をこれから検討させていただきまして、できるだけ早く説明できるように整えてまいりたいというふうに考えております。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) できるだけ早く、初めにあったのがコロナウイルスの解決後ということで早くということと、それでありますか、何か。どうぞ。よろしいですか。  何で住民説明が必要かということなのですね。課長、ここで簡単な問いというか、公共施設は誰のものでしょうか。学校や公民館、そしてまたグラウンド等あると思います。その公共施設というのは誰のものかということでどうでしょう。課長にぜひお聞きしたい。 ○長瀬衛議長 小川管財課長。                 〔小川賢三管財課長登壇〕 ◎小川賢三管財課長 再質問にお答え申し上げます。  公共施設につきましては、管理につきましては町あるいは教育委員会等が管理してございますが、その目的といたしましては、町内に住む住民のためと、そういった施設というふうに認識してございます。                 〔「誰のものかは」と呼ぶ者あり〕 ◎小川賢三管財課長 すみません。町内に住む住民のための施設というふうに認識してございます。                 〔「誰のものか、公共施設」と呼ぶ者あり〕 ◎小川賢三管財課長 すみません。法的な解釈でいけば、町のものということになってございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) では、2月1日に公共施設を考える住民向け講演会がありました。李祥準先生を講師に招いたわけでございますが、企財課長、この点では李先生はどう述べられていたか、ちょっとその点。あと、感想もあればお聞きしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  2月1日に公共施設マネジメントの必要性についてということで、関東学院大学の教授を招いて講演会を開催してございます。この公共施設の在り方ということで住民向けの講演会を行ったわけでございますけれども、この教授につきましてはいろいろな公共施設の在り方を研究する教授ということで、多岐にわたって講演を頂きました。その中で公共施設とはどのようなものかということの中で、税金での施設ということでございますので、住民の皆さんが利用することは重要であるということは申し上げられたということでございますけれども、その中でいろんなこと、施設の在り方について、住民の方の意見を聴きながら運営をするのが重要であるということは申し上げられたところだと認識してございます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) 課長は、もう一つ認識というか、受け止めというか、勉強が足らなかったかなというのを私は感じます。  そこで、李先生ははっきり公共施設は誰のものかということで、税金でできたものは全て市民のもの、行政は代理人にすぎないと明確に説いていただきました。それで、そう考えますとですけれども、この間私の質問等で課長の答弁で、この間の答弁は本当に正しかったと思うのです。石田課長は、将来への不安の大きな部分として、学校施設が配置があると理解しております。  町は、ちょっとまたこれも繰り返しになりますけれども、学区の変更、学校の移転、学校の統合など施設整備教育環境を大きく変える場合につきましては、住民への説明が必要であるということで、この点を再三言ってきてくれまして、この点だと李さんはじめ、そのものを言っているわけで、これでの説明の必要というのは、公共施設は住民のものなのだから、その住民のものを廃校にするか、それとも売り飛ばすのか、またそういう利用を変えるとか、大きな変化をもたらすときに住民説明が必要だということで、課長も捉えていたのです。多分それで一般質問の調整会議でもこの課長の答弁を踏まえていたとしたら、やはり皆さんの責任だし、本当に行政の答弁に責任を持ってもらいたいと思うのです。だから、それではっきりと住民説明をこの状況になったのだから、変化をもたらそうとしているのだから、それで説明をしなかったら、どういう立場で本当に行政があるのかということを思うわけです。  それで、今私はまちづくりのある面、正念場に差しかかっているのではないかなと思います。こういった施設を変更させようといったときに、行政が即今まで言ってきた答弁をしっかり履行しないと、そういうことは本当に問題であるし、住民に問うというか、それでその李先生が、それに加えて言ってくれたことは何かというと、最もよくないのが決まったことの説明で市民の意見を何パターンか示し、聴く姿勢が大切であるということを言っているのです。それで、今後の施設整備計画には必ず市民の意見を問うという。ですから、ここまで町の計画を決めてきたのだったら、それを町民の皆さんに決めてきたことを何パターンか示す。そして、これでいいですか、それとも町民の皆さんには違う意見がありますかということで問わなかったら、そんな権限は問わない中でまちづくりを学校統廃合するなんていうことは、絶対やってはいけないことなのです。  ですから、この今までの質問の答弁をしっかり守ってほしい。そして、住民説明会の開催をしてほしい。よろしいですよね、それで。教育長、ありますか。 ○長瀬衛議長 岡野議員、先ほど私聞いていると、答弁では住民説明会をやるという答弁をしているようですけれども、それでいいように思うのですけれども、どうでしょうか。 ◆10番(岡野勉議員) その時期も含めてもう少し。 ○長瀬衛議長 ちょっとまとめて、ではどちら。教育長。  粟田教育長。                 〔粟田 博教育長登壇〕 ◎粟田博教育長 再質問につきまして答弁をさせていただきます。  私に関する質問等もたくさん頂いたようでございますので、答えさせていただきます。まず最初に、議員さんが議事録に基づいてそれをやるのかということ、それに基づいて執行してくれということをおっしゃいました。ただ、町内には様々なビラ等が配布され、私の意見が歪曲されておりますので、もう一度12月答弁を読み返していただいたでしょうか。議会だよりにも教育長は、教育長というか、説明会をしないとかと言っていますけれども、私は説明会ということについて、あのときも申し上げましたとおり、決まったことを説明するのが説明会であると。私は広く意見を聴いていきたいということを申し上げたつもりでございます、町民の皆さんの。その前提として、保護者も町民でありますし、私どもも町民でございます。様々な町民の方がいらっしゃるのはご案内のとおりでございます。  また、議員さんはこの教育の施設設備の面だけについて申し上げておりますけれども、教育というのは施設設備がもちろん大事でありますけれども、その中身が大事でございます。私どもが今考えているのは、毛呂山町の将来の子供たちにどういう教育をするのが一番いいのかということから、教育の中身を充実するためには、やはりいろいろないい環境の下で子供たちを育てたいということを言っていることでございまして、これを何回言ってもご理解いただけないというのは大変悲しいことでございます。そういう面で、ぜひ1点目はお願いしたいというふうに思います。  それから……                 〔「言っていることが分かんない」と呼ぶ者あり〕 ○長瀬衛議長 続けてください。 ◎粟田博教育長 はい。毛呂山町では、今言ったように、教育の環境というものは施設面だけではありませんよと。中身の問題も含めて様々な面でいい子供たち、毛呂山町の将来を担う子供たちを育てていきたいということを申し上げているわけでございます。現在町の子供たちは、先ほども言いましたように、本当に豊かな毛呂山町の自然あるいは歴史、文化、そして何よりも子供たちの成長を背中から押していただけます温かい町民の皆様、保護者の皆様、こういう皆様方のおかげで、議員もご案内のとおり、瀬戸大也選手のように、あの本当にすばらしい選手です。謙虚で明るく、多くの人から好かれるような瀬戸選手。それが世界で活躍しています。そういう子供たちを育ててきているわけです。教育だけの力とは言いません。様々な地域の皆様の力で瀬戸選手のような子が育っているわけです。  また、町長も言っていますけれども、支援会がありますけれども、森さやか選手というソフトボールでも、またオリンピックの代表に選ばれるかも分かりません。選ばれてほしいと思っていますけれども。こういう子供たちが育っているというのが、今までのこの毛呂山町の様々な環境、その中で育っているわけでございます。そういう教育の中身を語らずして、どうして施設面だけを前面に出すのかというのが、それこそ私は理解ができません。  学校の教育活動というのは、まさに環境は人をつくると言われています。環境というのは、その時代の流れ、そして教職員や保護者、地域の住民の皆さん、そして物やその仕組み、その物の中に施設設備があるわけでございます。あるいは教材、教務、教育の内容、学区の区切り、小中学校の就学年数など、様々なものがあって、それがみんな密接に関わっております。そういう中で子供たちが育っているわけでございます。  まさに今は教育の中身で言えば、令和2年度から小学校から実施される新しい学習指導要領に基づいた教育内容の変化もたくさんあるのはご案内のとおりです。小学校に外国語教育あるいは道徳の教科化の問題、あるいは情報教育の充実など、これは社会の変化に対応した教育の中身を変えていかなければ、将来のこの毛呂山町を担う子供は育っていきません。このような教育を充実するために、先ほど述べたような様々な環境の変化に応じて教育も対応していかなければならないわけです。まさに今までどおりと同じことをやっていたのでは、次代を担うような子供は育ちません。その中には、あくまで求められているというのは、もう教育の在り方とか施設だとか設備などの、もう一回言いますけれども、現状維持だけでは求められる教育効果は上がらないということでございます。ぜひそのあたりをご理解を頂きたい。まず最初にご理解いただきたいというふうに思います。  その上に立って現在は、今年度からコミュニティ・スクールを実践をしております。このコミュニティ・スクールには多くの町民の皆様方がご理解いただき、応援をしていただいております。今年度初年度ですけれども、6校全体でおよそ120の団体、延べ5,500人に上る多くの保護者や地域の皆様方にご協力を頂いております。こういうふうな中身につきましては、この間広報でお配りをしましたこういうようなコミュニティ・スクールの活動報告を全家庭に配布、広報をさせていただきました。これは広報だけではなくて、具体的に参加した人たちにとってみれば、大変すばらしい感想を寄せられています。子供たちもそうです。先生方もそうです。こういう教育をすることによって今後の毛呂山町の教育を発展させていきたいというふうに考えております。  まさに私が言っていますその広聴。広聴というのは、広く意見を聴くということでございます。公共施設の個別計画で今年度、先ほど課長が答弁させていただきましたけれども、個別計画の案ですね、これが…… ◆10番(岡野勉議員) 教育長、時間がなくなってしまうからちょっと。もうその辺でいい。 ◎粟田博教育長 いや、言わせてください、最後まで。 ◆10番(岡野勉議員) 最後まで…… ◎粟田博教育長 言わせてください。案を決定したところですから、これから一番肝腎のことを議員さんに答えようとしていますから。こういう教育をするためにソフト面、ハード面ともどういう教育をするかによって、今年度の個別計画で令和8年度、令和10年度というのが決まるわけです。まだ決定はしていません。案として示しただけです。ですから、決定したものについては、私は説明すると申し上げております。その後のことについては、様々な課題が出てきます。それについては、私は広聴会、つまり広く意見を町民の皆さんから聴く会をやると言っているわけでございます。そこをご理解いただきたいということでございます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 ちょっと議論はかみ合っておりませんけれども、質問者も答弁者も説明会の中身についてもう少しきちっと議論していただきたいと思います。  岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) 教育長、だからそういうことで小中一貫教育、そして小中一貫校、そしてコミュニティ・スクールをやりたいということでやってきているのですから、それを何でじかに住民と面と向かって対話をしてこなかったかということなのです。今、それでまたチラシを出したと言ったでしょう。それ、この前出してきたよね。だから、そういうことを一方通行で出してきていることがおかしいのですよ。それだけ自信があるのだったら、何でこの関係、去年からずっと言っているのでしょう。出てきてくれ、説明してくれと。それを一切してこなかったのが教育長なのです。何でしなかったのですか。だから、そこが正直残念だというか、それだけ持っていて、それでどんどん実行しているのではないですか、まちづくり。  だから、そういうことではなくて、ここはもう住民に問うていかなくては、もう駄目ですよ。そこでそれが実際、よく配布したものを自信を持って言っているけれども、それが本当に受け止められているのですか、本当に。そこなのですよ。じかにしっかり町民を前に、保護者だけではなくて、説明しなさい。そういうことで、この間、一般質問答弁してきてくれたのですけれども、教育長。 ○長瀬衛議長 粟田教育長。冷静に。                 〔粟田 博教育長登壇〕 ◎粟田博教育長 分かりました。何を言っても理解していただけないので、残念だなというふうに思っておりますけれども。説明というか、前からご答弁申し上げましたとおり、小中一貫教育やコミュニティ・スクールについては、小中一貫教育については教育の在り方の問題なのです。ですから、これは保護者には学校だより、学校それぞれ保護者会等で幾らでも説明しています。それから、いろいろな会からの質問もちゃんと誠実に答えています。町民というのは、先ほど言いましたけれども、保護者だって最大の町民なのです。そこのところで実は申し上げますけれども、今年度の学校評価の中では小中一貫教育とコミュニティ・スクールについて、今年度から始めたばかりですよ、コミュニティ・スクールも。そういう中で学校評価、保護者の方全員に取ってあります。その中でコミュニティ・スクールや小中一貫教育についての説明、そしてその教育に対する充実度、この評価が全ての保護者を全部集めても、どの6校とも80から90%評価していただいているわけです。  だから、議員さんがおっしゃるのは、それ以外の人にどう説明しないのだという話ですよね。                 〔「町民に」と呼ぶ者あり〕 ◎粟田博教育長 だから、町民は、先ほど言っているように、まず学校にいる保護者がまずは教育委員会では最大にやっぱり保護者として考えているわけです。それをご理解いただきたいというふうに思います。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) せっかく議長のほうでも振ってくれたので、すみません。その説明会というものの内容を早めに、早いうちにすると言った説明会の内容、どういった開催をしようとしているのか、お願いします。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  まずは、どうしてその年度が設定されたかということをしっかりと説明していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) ちょっと質問の仕方が悪かったかな。課長が住民説明会をできるだけ早くしたいと言ったでしょう。だから、その内容、規模とか、町民の皆さんを対象に何か所ぐらいとか、その公民館ごととか、学校4校とか、そういう意味でのもう具体性を持っているわけですよね、説明会の。お願いします。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  説明会の規模を具体的にどういった場所でというご質問でございますけれども、まずは学校に一番関わる住民の保護者に説明していく中で、どういった形での説明が一番よいかというところも検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 岡野勉議員。 ◆10番(岡野勉議員) この間の答弁に沿って、ぜひ今どういうのがとか言っていましたけれども、はっきり毛呂山町は小中今6校を小中一貫教育を進めるために小中一貫校ということで2校に統合しますと。そして、その中で教育効果等も持っているのでしたら、はっきり示してもらって、そこで町民の皆さんに判断していただくということでいいではないですか。公民館2つありますけれども、そこでもいいし、学校ごとに地区の人を小学校4校でもいいし、そういう意味でとにかくこの状況を、学校の将来というのは本当にまちづくりの要でありますし、その学校をここで大変革していくわけですよね。各方面から今平成の大合併や、役場や学校が統合なり、なくなっている中でどうなっているということで調査等も始まったりしていて、本当に学校統廃合等が進む中で地域が疲弊していく速度が高まっているというような調査データがありますし、先ほど、ちょっと時間がもうこれしかありませんので、教育長が学校設備だけを考えているということではないですけれども、そう言われていましたけれども、これも本当に大きな誤解でありまして、教育長が今ここで学校統廃合の説明を求める人たちは、施設のことだけを考えているようなことを言われましたけれども、そんなことは全くなくて、私としては本当に……                 〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆10番(岡野勉議員) 少人数学級を本当に進めていけば、まだ毛呂山町は子供たちに目の行き届いた教育が幾らでもできるということです。  それと、あとまちづくりのほうの川角駅周辺整備のことは、ちょっと言及できませんでしたけれども、全協の中でも多数の意見が出されまして、まだ本当に住民の合意は程遠い状況にあります。それを考えますと、川角駅周辺整備の協議会等をつくって、しっかりと地域、そして学校、そして利用者が利便性のある駅を造っていきたいということでよろしくお願いします。 ○長瀬衛議長 この際、10時45分まで休憩とします。                                      (午前10時30分) ○長瀬衛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午前10時45分)                                                       ◇ 千 葉 三津子 議員 ○長瀬衛議長 一般質問を続行します。  千葉三津子議員。                 〔8番 千葉三津子議員登壇〕 ◆8番(千葉三津子議員) 8番、千葉三津子でございます。議長のお許しを頂きましたので、町政に対する一般質問をさせていただきます。  まず、質問に入らせていただく前に、一言申し上げさせていただきます。中国湖北省武漢市を中心に感染が拡大している新型コロナウイルス、感染経路が特定されない新型コロナウイルス感染者が国内はもとより、世界中に広がっています。国内においても毎日のように感染者が増え続けています。このウイルスの感染によりお亡くなりになりました皆様には、心よりお悔やみを申し上げます。また、そのような中、安倍首相より全国の小中学校及び高校、特別支援学校の臨時休校が表明されました。本町においても昨日2日より町立の小中学校の臨時休業が示されました。急な方針を打ち出す上では、教育長はじめ各教職員の皆様には大変にご苦労をおかけしたことと思います。そして、何よりも保護者の皆様にとっても春休み前の長い臨時休業に困惑をされたことと思います。先が見えない事態に戸惑うばかりですが、国難とも言えるこの事態が一日も早く収束することを願うばかりでございます。それでは、質問に入らせていただきます。  1問目といたしまして、住民サービスの向上についてお伺いいたします。身内が亡くなると、遺族は死亡届の提出後、多くの手続が必要となります。町民の方から、どこに手続に行けばよいのか分からない、時間がかかってしまうとの声を伺いました。利用者に安心感を持ってもらえるような、また手続がスムーズに進むような体制は取れないでしょうか、お考えをお伺いいたします。  2問目といたしまして、安全で運転可能な社会についてお伺いいたします。高齢運転者の交通安全対策は喫緊の課題であることは言うまでもありません。近年では車は生活者の足として欠かせないものになっております。運転免許証返納については、何度か質問させていただきましたが、なかなか高齢者の足となるような施策には至っておりません。近い将来、自動運転の時代が来ると思いますが、それまでの間の対応は必要だと思います。  政府としても65歳以上の高齢運転者が追突被害軽減ブレーキやペダルの踏み間違いや急発進等抑制装置が搭載された安全運転サポート車の購入等をする際の補助を行う「サポカー補助金」が令和元年補正予算より盛り込まれました。また、後づけ装置についても本年3月上旬から補助金の受付が始まると聞いております。当町としても高齢者を対象とした購入支援はできないでしょうか、お伺いいたします。  3問目といたしまして、多文化共生の地域づくりについてお伺いいたします。毛呂山町には、様々な国籍を持つ外国人登録者が住んでおり、令和2年2月1日現在で外国人の人口は524人となっています。最近の異常気象により水害や地震大国である日本において、地震のない国から来た外国人にとっては、防災に対する意識のほか、災害時の避難の必要性が理解できないとかあるのではないでしょうか。  避難所においても、文化や生活習慣の違いから起きるトラブル、緊急の情報などを発信する際の対応など課題が想定されます。生活支援だけではなく、共に参加できる地域づくりの視点から多文化共生についての町の取組として、以下の点についてお伺いいたします。  外国人居住者が生活するために欠かせない情報の提供として、1、防災について、2、制度や決まり事についての案内、3、ごみ・資源物の分別について、4、自治会活動とPTA活動等の案内、5、相談窓口について、以上を私の一般質問とさせていただきます。 ○長瀬衛議長 市川住民課長。                 〔市川貞夫住民課長登壇〕 ◎市川貞夫住民課長 千葉議員の1問目、住民サービスの向上についてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご案内のとおり、身内の方が亡くなりご遺族が死亡届を提出された後の手続につきましては、亡くなられた一人一人の内容は異なってまいりますが、様々な手続を行うこととなります。  ご質問の手続に対するスムーズな体制についてでございますが、庁舎内で手続ができるものについては各課との連携を図り、対応しているところでございますが、死亡後の手続はそれだけで終わるものではございません。相続、生命保険、年金、銀行口座や携帯電話の解約などほかに幾つもの手続が必要となり、それぞれの手続に対し必要な書類も変わってまいりますので、手続に必要な書類、例えば戸籍や住民票などについては事前に必要枚数などを確認していただかなければ、不足が生じた場合改めて来庁していただくことになります。  死亡後の各種手続につきましては、先ほども申し上げましたとおり、一人一人手続の内容が異なり、また提出先で必要となる書類も変わってまいります。ご遺族の方々に対しましては、きめ細やかな対応を心がけてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 2問目の安全で運転可能な社会をのご質問にお答え申し上げます。  議員ご案内の安全運転サポート車は、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進等抑制装置を搭載することで、事故防止と事故時の被害軽減の効果が期待できるものとされております。  全国の交通事故件数は年々減少傾向にありますが、高齢者が関係する交通事故の割合が高くなっていることから、国では高齢者の交通事故防止対策の一つとして、高齢者の方が安全運転サポート車を購入された場合や後づけペダル踏み間違い急発進等抑制装置の導入を行った場合に活用できる補助制度を創設いたしました。本制度の概要につきましては、経済産業省や国土交通省などから発表されておりますが、制度創設後間もないため、町民の皆様に制度を活用していただけるよう周知をしていきたいと考えております。  議員ご要望の町として高齢者を対象とした購入支援につきましては、国などの動向を注視しながら、支援方法等について検討してまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 3問目、多文化共生の地域づくりについてのご質問にお答え申し上げます。  外国籍住民が生活するために欠かせない情報の提供やそれについての町の取組でございますが、1点目の防災につきまして現在町でお配りしていますハザードマップなどについては、多言語表記がされておりません。議員ご指摘のとおり、本町には様々な国籍を持つ住民が生活していることから、これから作成するハザードマップ及び避難所における案内板などについて多言語化の表記を検討してまいります。  続きまして、3点目のごみ・資源物の分別についてでございますが、町ではごみ及び資源物の分別方法について掲載した「ごみと資源の分け方・出し方」という冊子を作成し、毎年3月に配布をしております。その冊子の主な箇所に英語及び中国語の表記をし、町内に在住されている外国籍住民に対応しているところでございます。また、令和2年度より外国籍住民のごみ及び資源物の分別をより一層推進するため、英語版の「ごみと資源の分け方・出し方」の冊子を作成し、希望された外国籍住民の方などへ配布をする予定でございます。  続きまして、2点目の制度や決まり事についての案内、4点目の自治会活動とPTA活動等の案内、5点目の相談窓口についてでございますが、現在毛呂山町には埼玉県多文化共生キーパーソンが2名委嘱されております。キーパーソンは知事から委嘱を受け、外国籍住民と県や市町村の橋渡しとして日本の生活習慣や地域の生活ルール、災害時における緊急情報の伝達、また生活相談などの役割を担っています。  議員ご質問の制度や決まり事などについて外国籍住民から相談などがあった場合には、秘書広報課が窓口となりキーパーソンと連携し、情報提供に努めてまいりたいと存じます。また、埼玉県国際課などから多文化共生に関する情報提供や外国籍住民に向けたチラシ等が随時送付されてきておりますので、本町におきましてもそれらを活用していきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、随時再質問をさせていただきます。  まず、住民課長に再質問をさせていただきます。連携を図っているとのことですけれども、具体的にはどのように連携を図っているのでしょうか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 市川住民課長。                 〔市川貞夫住民課長登壇〕 ◎市川貞夫住民課長 再質問にお答え申し上げます。  一つの例として挙げさせていただきますが、住民課、高齢者支援課などで葬祭費の申請があった場合などにつきましては、まず年金事務所のほうに確認をした上で、年金関係の説明をさせていただきます。また、税務課の関係につきましては、相続代表者の手続などが必要な場合には税務課さんへのご案内。また、水道課の関係につきましては、水道料金の口座名義人が水道課であれば水道課のほうにご案内させていただくという形の方法を取らせていただいて連携を図らせていただいています。庁舎内の手続が必要となる課につきましては、ご案内を申し上げているところでございます。また、相続人の方につきましては、遠方から来る方もいらっしゃいますので、可能な限り役場に来庁するのが一度で済むように心がけているとともに、郵送などの手続申請もできるということをご説明させていただいておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 今のご答弁で、個々に手続の内容が異なることや役場以外の手続があるのは分かりました。手続の場所が分からないですとか、手続に時間がかかるという理由を住民課として分かる範囲でお伺いいたします。 ○長瀬衛議長 市川住民課長。                 〔市川貞夫住民課長登壇〕 ◎市川貞夫住民課長 再質問にお答え申し上げます。  手続の場所が分からなかったりですとか、時間がかかる理由といたしましては、亡くなられた方が生前どのようなものに加入していて、どのような手続をすればいいかということが、まず不明な点がございます。そういったことを加入の内容ですとかを把握するのがなかなか困難なことがございますので、そういったことで場所が分からなかったりですとか、どこに行けばいいような形で時間がかかったりするということはございます。  また、その提出先のほう、請求先の事業所さんなどのほうで必要書類も異なることもございますので、例えば戸籍などに関しますと、本町だけで戸籍を取る、本籍が毛呂山町にあれば対応はできますけれども、ほかに本籍がある場所が別の市町村である場合には、そちらに行っていただくこともございますので、そういったことで時間がかかるということもございますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) それでは、遺族の方がなるべく手続をする上でスムーズに行うことができるように、特別毛呂山町の住民課としては配慮されていることはありますか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 市川住民課長。                 〔市川貞夫住民課長登壇〕 ◎市川貞夫住民課長 再質問にお答え申し上げます。  遺族の方々につきましては、亡くなられた方の手続上のその方の情報をある程度まとめていただいた上で役場のほうに来庁されていただくと、非常にありがたいと思っております。来庁の際には、その請求先のほうの案内一式ですとかそういったものを持参していただきまして、その案内の中身を一緒に確認させていただくことで、取る必要書類が一緒に確認できますので、証明書などの取得漏れがなくなるということもございますので、そういったことでスムーズな手続ができるような形を取っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 連携を取っていただいてスムーズに町民の方をご案内していただいているという部分は分かりました。それで、その手続の手順を示した例えばパンフレットというか、そういったものを何か、こういったものをあることはあるみたいなのですけれども、もっと分かりやすいパンフレット等は発行はできないかどうか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 市川住民課長。                 〔市川貞夫住民課長登壇〕 ◎市川貞夫住民課長 再質問にお答え申し上げます。  手続上の手順を記載したパンフレットですとか、冊子などの関係につきましては、住民課としましては作成する予定は今現在ございません。理由といたしましては、まず死亡届が来る場合、手続上提出するのはおおむね葬祭業者さんになりますので、その後手続に来庁される遺族の方については、そこですぐその書類等を渡すのも失礼ということもありますし、日数を置きまして、ご相談に来られたときの段階でその方の、亡くなられた方の手続の内容を小まめに聞きながら、こういったことも必要ではないですかというような形でご相談をさせていただいてご案内できればという形で思っておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 一つの例を挙げますと、静岡市では「おくやみ窓口」ということで窓口を設けているそうです。この窓口開設に合わせて名前や住所などを必要書類に一括で入力できるシステムを導入して、連携、いわゆるリレー方式と一括入力により2時間かかっていた手続が50分に短縮されたと聞いております。限られた人数で行う職務を遂行されている職員の皆様のご苦労には感謝申し上げますけれども、市と町でまた違うことも重々分かっているところではございますが、現状の連携方式で少しでも住民サービスの向上を図っていただくことをお願い申し上げます。  それでは、次の皆川生活環境課長に再質問をさせていただきます。このサポカー減税ということは、最近国のほうで取り上げている事業だと思いますけれども、国の制度をどのような方法で周知されるのか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  このサポカー補助金が盛り込まれました国の令和元年度補正予算が令和2年1月30日に成立しております。現在制度の詳細内容につきまして順次発表されていることから、町のホームページを活用し、周知を行う予定でございます。なお、ホームページに掲載する内容につきましては、制度の概要や関係省庁のホームページの記事へリンクを張るなどを予定しております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) なかなか難しい、これからの事業だとは思いますけれども、警視庁が2月13日に発表した19年の調査によれば、75歳以上の運転者の死亡事故のうち最も多かった人的要因がハンドル操作のミスやペダルの運転操作の誤りだそうです。このうち踏み間違いの割合は75歳以上が7.8%に上り、75歳未満の0.6%と比べて13倍になっているそうです。こうした中、免許を自主返納する人も増えていますけれども、仕事や買物などで車を手放せない高齢者も少なくありません。  東京都では、安全運転支援装置の設置費用の9割を上限10万円とする補助を行っております。岐阜県美濃加茂市では、年齢制限なしで設置費用の半額、上限2万円とする補助を行っていると聞いております。財政的にも厳しい当町におきましては難しい案件ではございますが、町民の足となるもろバス運行のさらなる充実と地域交通タクシー利用券の配布等も含め、いま一度お考えいただき、高齢者が安心して暮らせるまちづくりをお願いいたします。  それでは、次の疋田秘書広報課長にお伺いいたします。まず、現在当町にどのぐらい、何か国ぐらいの外国籍の方がいらっしゃるのか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答え申し上げます。  令和2年2月1日現在でございますが、30か国524名の外国籍の方がいらっしゃいます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 30か国ですね。これから作成するハザードマップや案内板に多言語化の表記を検討とございますけれども、さきの台風19号の災害時においては、この外国籍の方たちの避難者の割合はどのぐらい避難されていたのか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答え申し上げます。  昨年の台風19号における避難者の中での外国籍の割合でございます。確認をいたしましたところ、全体の約1.4%ということでございました。また、今回避難された外国籍の方でございますが、日常会話がほぼ可能な方がおおむねいらっしゃいまして、また会話ができない方に対しましても、家族の人が会話ができたり、何とかそういう関係で不都合は出なかったということで、避難所においての意思疎通といいますか、そちらのほうでは特に問題はございませんでした。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 先ほどのご答弁で、当町には2名の埼玉県多文化共生キーパーソンの方が県より委嘱されているということですけれども、今まで問題等はなかったのでしょうか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答え申し上げます。  2名ということでご答弁させていただきましたが、その2名のうち1名の方でございますが、今年度から委嘱された方でございます。まだ委嘱されて間もないもので、特に実績等はございませんが、もう一名の方につきましては、平成23年度からキーパーソンに委嘱されております。その方につきましては、町内に住んでいる外国住民に対しまして日本語を教えたり、生活をする上での相談事に乗るなど、心の籠もった活動をしていただいているところでございまして、特に問題等は発生していない状況でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 3点目のごみと資源物の分別について、まず今年度ですか、英語版の「ごみと資源の分け方・出し方」の冊子を作成するということでございますけれども、その生活環境課に今までそういったことの分別の方法について特に何か問題はなかったのか、お伺いします。 ○長瀬衛議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  外国人の方がごみの分別等のトラブルなどにつきまして、現在町のほうに地域から苦情等は寄せられてございません。これは、各地区のごみ集積所につきましては、区長及び利用者の方が維持管理をするものと要綱に定めておりますので、そういったものを地区の方が非常によく守っていただいていることだと思います。当然毛呂山町の中には外国人の方が多く居住されておりますから、生活習慣の違いから分け方等が分からない場合もございます。やはり当課には問題寄せられておりませんが、地域、地区の方皆さんで外国人の方をご指導いただいているものと感じております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) また、その「ごみと資源の分け方・出し方」の冊子のことなのですけれども、配る、配布するとございますけれども、それでは地域の区長さんが欲しいと言えばお渡しするような形を取られるのか。この配布方法。まず作ったのは作っても、そのまま配布されないと、来ていただければお渡ししますよという方法なのか。ちょっとその辺をお伺いいたします。 ○長瀬衛議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕
    ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  現在の埼玉西部環境保全組合のほうでごみの分別等の冊子は作っているところなのですけれども、やはり外国、特に英語国籍の方、そういった方がすぐに分かるようなものが欲しいということで、現在組合のほうで作っております。まだ町のほうには納品していない状態なのですが、部数につきましてもまだ正確な情報は届いておりません。多く来るわけではございませんので、やはり希望を取って、そういった中で配布したいと考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) なかなかこの分別の仕方、外国籍の方だけではないと思います。多分今の時期も結構3月というと入れ替わりも多いし、学生さんとか分からない方も多分におられるのだと思います。特に外国籍の方ですが、いろんな動物を飼っているとか、そういったことも聞いておりますが、そういった部分の問題というか、はございますか。 ○長瀬衛議長 皆川生活環境課長。                 〔皆川謙一郎生活環境課長登壇〕 ◎皆川謙一郎生活環境課長 再質問にお答え申し上げます。  やはり外国の方ですと、我々には考えつかないような生活習慣がございます。そういった中で食べられるもの等の制限等もあったりだとか、あとは動物に対する考え方も我々とは違っております。ごく少数な意見でございますけれども、地域の方から動物の臭いが非常にしてしまうとか、そういったトラブルはありますので、生活環境課、あと関係各課等が協力しまして現地に向かいまして、その外国人の方、日本語も通じますので、話をしまして、適正に管理していただくよう指導しているところでございます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 千葉三津子議員。 ◆8番(千葉三津子議員) 特に今回質問はいたしませんでしたが、不動産関係でも全国的に問題が生じていると聞いております。外国籍の方用に、これも冊子になってしまうのですけれども、冊子を作成している自治体もあると聞いております。2名のキーパーソンの方には、外国籍住民の様々な相談事に対応していただいていることで感謝申し上げておるところですが、いずれにいたしましても国籍や民族などの異なる人々がお互いの文化的違いを認め合って対等な関係を築きながら、また問題や課題を解決し、共に生きていかれる町もろやまをお願いいたしまして、私の質問を終わります。 ○長瀬衛議長 この際、午後1時15分まで休憩とします。                                      (午前11時22分) ○長瀬衛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 1時15分)                                                       ◇ 下 田 泰 章 議員 ○長瀬衛議長 一般質問を続行します。  下田泰章議員。                 〔2番 下田泰章議員登壇〕 ◆2番(下田泰章議員) 2番、下田泰章です。議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い町政に対する一般質問を行います。  2月27日の安倍総理の発言は、全国小中学生の保護者や教育関係者を震撼させました。コロナパニックに日本中が混乱し、あらゆる情報に惑わされた方も多かったのではないでしょうか。こんなときこそ、間違った情報に惑わされることなく、冷静な判断とウイルスに正しく恐れ、パニックにならない、パニックではなく備える気持ちが重要と考えます。見えない敵の一日も早い沈静化を心から願い、質問に移りたいと思います。  1問目、広報と広聴の均整化について質問いたします。今年度策定される毛呂山町総合振興計画後期基本計画や公共施設等個別施設計画は、町の将来方針を決定する重要な計画であります。それに伴い、町では広報を通じての町の現状や今後起こり得る様々な課題等を示し、アンケート調査や住民懇談会等を実施し計画作業を進めていると思います。  広報とは情報発信を行う業務であり、広聴とは広く一般の意見を聴くこと。その手法は多種多様にあり、上記のような重要計画を策定するには、大変重要な業務と考えます。町の広報の取組は、広報紙はもとより、SNSを活用した各種事業の情報発信を実施していますが、一方で広聴の取組についてはいささか後ろ向きに感じます。各種計画策定時の一時的な広聴ではなく、日頃から町の課題や将来展望などを幅広く聴く取組が日々の業務に反映され、町の発展につながるのではないでしょうか。  広聴は広報と違い、人的経費など様々な問題点もあると思いますが、均整化を図らなければ行政と住民の溝は深まるばかりです。広聴業務に対する町の取組、課題点についてお尋ねいたします。  2問目として、ワンチームの業務連携について質問いたします。超高齢化社会に伴う介護、医療、福祉の問題はもとより、空き家、スマートシティ構想など様々な課題に直面している毛呂山町。それぞれの担当課は各課題に対して様々な取組を実施していますが、地方分権の時代となり、限られた人員の中でおのおのの職員業務も多忙化し、目の前の課題対応に追われているのが現状ではないでしょうか。  本来、このような状況を打破するために行財政マスタープランに沿った組織の横断的な体制を整え、直面する課題を1つの担当課に任せるのではなく、様々な課題を持った各課が連携を図り、他の課題とともに解決するようなワンチームの業務連携が求められます。第四次毛呂山町行財政マスタープランに掲げられた具体的な取組は、現町政運営に反映されているのか、お尋ねいたします。  3問目、町は何を掲げ将来に向かうのかについて質問いたします。平成7年をピークに減り続ける毛呂山町の人口と歳入。2014年、日本創成会議座長、増田寛也氏の消滅可能性都市と名指しされた自治体を中心に大きな衝撃が走りました。このままでいけないと奮起する地域がある一方、仕方がないという諦めが漂っている地域があるとも言われています。  令和2年度毛呂山町当初予算はまさに逼迫した財政状況がより鮮明に見える状態であり、まさにこのままではいけない状態にあると思います。税の公平性を保つため様々な事業展開をすることは、行政運営にとって最も重要なことであります。しかし、今後高齢者の支援、子育ての支援、教育の支援、福祉の支援など様々な行政サービスの充実を図り、かつ持続可能な行政運営を行うことは非常に厳しい状況ではないでしょうか。  毛呂山町は○○に特化した行政運営を進め、目の前の課題を○○に結びつけた解決策を立案し行政運営をしますというような姿勢がなければ、まさに消滅自治体になり得るのではないでしょうか。特性を生かしたまちづくりの集中と選択をしなければ、町の将来構想は形にならないと思います。令和2年度毛呂山町は何に向かって行政運営を実施するのか、お尋ねします。  以上、3問を私の一般質問といたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 下田議員の1問目、広報と広聴の均整化についてのご質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、広聴とは町民の声を広く聴くことであり、広報で伝えた町のお知らせに対する意見を広聴で取り入れ、その結果をさらに広報でお知らせをするという車の両輪のような関係を持ち、広報と同様に大変重要な業務であると捉えております。  本町では広聴に関する事業といたしまして、直接町長に提言ができる「町長への手紙」や「町民の声」、さらにタウンミーティングを実施しております。「町長への手紙」については、町内9か所に設置された専用封筒で郵送にて提言を受け付けるものであり、「町民の声」については、町内4か所に設置してある投書箱に提言を投函していただくものでございます。また、秘書広報課宛てに電子メールで寄せられる提言・要望・苦情などについても、「町民の声 電子メール」として取り扱っております。  なお、頂いた提言などについては町長が直接目を通し、関係各課にも回覧されます。その後、対応が必要な提言については速やかに対応し、連絡先の記載がある提案者に対しては回答を行っております。今後それらの制度につきまして、広報などを使い、さらなる周知を図ってまいりたいと考えております。  課題でございますが、頂く提言について連絡先の記載がないものがあり、匿名であることで提言しやすい方もいらっしゃると存じますが、内容の詳しい確認や回答ができないことでございます。多くの町民の皆様から貴重なご意見をお寄せいただくことがまちづくりにとって大変重要だと認識しております。今後も広聴活動を積極的に推進していきたいと存じます。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 2問目、3問目について順次お答え申し上げます。  初めに、2問目のワンチームの業務連携についてお答え申し上げます。かねてより本町の最重要課題である人口減少対策をはじめ、少子高齢化対策、公共施設マネジメント等、限りある行政資源の中で多くの行政課題に対応するため、効率的、効果的な行政運営を行う必要があります。平成28年度には第四次行政改革大綱、行財政改革プランを策定し、行政改革に取り組んでまいりました。  このプランでは、実施項目として行政の担うべき役割の重点化、組織・機構等の見直し、定員管理及び給与の適正化、人材育成の推進、公正の確保と透明性の向上、電子自治体の推進、自主性・自立性の高い財政運営の確保、以上7つの柱を掲げています。うち、重点的に取り組む施策はアクションプランを定めています。このアクションプランでは事務事業の見直し、機構改革の実施、民間活用、ファシリティマネジメントの推進等を掲げています。  事務事業の見直しにつきましては、平成29年度に事務事業見直し実施方針を策定しています。この方針では、重要度及び優先度を勘案して事務の見直しを図るものとしていますが、埼玉県町村会情報システムへの加入や、マイナンバーカードによる証明書のコンビニエンスストア交付の導入、定時退庁の強化などを実施しています。実施に当たっては数値目標を定めておりますが、昨年度はこの目標を達成しています。  機構改革の実施については、より効率的な行政運営を目指し、平成29年度以降継続的に検討を行っております。  民間活用については、指定管理者による公共施設の管理運営や給食センターの調理業務委託等が該当します。今後も公共施設の管理運営に民間活力の活用を図ってまいります。  ファシリティマネジメントの推進については、昨年度から2年度にわたり公共施設個別施設計画の策定に係る作業を実施しています。  行財政改革プランでは、来年度が計画最終年度となっています。職員数に対して業務量が増加し、また行政に対するニーズが多様化している状況があり、業務改善について十分な検討を行うことが難しい状況です。プランの進捗状況は年度ごとに外部有識者会議による検証を行っていますが、最終年度に向け着実に取組を進めてまいりますと考えています。また、議員ご指摘のとおり、行政課題に柔軟に対応していくためには、横断的な組織体制で業務を進めることが非常に重要です。こうした体制の整備についてもプランの取組項目となっており、これまでも他部署の職員が混在した検討委員会等を必要に応じて設置してきました。引き続きこうした検討体制を整備するとともに、組織横断的な検討を施策に反映できるよう努めてまいります。  続いて、3問目の町の将来像についてお答え申し上げます。令和2年度の行政運営についてということでございますが、本町の行政運営については総合振興計画で示した方向性に基づき取組を行ってまいります。町が目指すべき方向性は総合振興計画の基本構想に掲げた基本理念、将来像、まちづくりの基本方向に示しており、その方向性の実現を目指して各種施策を実施するものです。  令和2年度からは第五次の総合振興計画後期基本計画期間となりますが、この後期基本計画はさきに申し上げた目指すべき町の実現を図るための各種施策を示したものです。計画では、前期基本計画期間の取組を踏まえながら、今後5年間で重点的に取り組む施策を示していますが、このうち地域間交流については積極的な取組が必要であると考えております。交流機会の増加により、本町の魅力やよさを実感してもらうことで、本町への転入を検討する契機となるよう取り組んでいくことが町の活性化につながると考えております。  その他、後期基本計画では防災意識の高揚、子育て支援や教育内容の充実などを重点施策としておりますが、いずれも第2期毛呂山町総合戦略で掲げる施策事業とリンクしたものです。来年度以降も活力あるまちづくりを目指し、鋭意取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず、広報と広聴の均整化について再質問をさせていただきます。「町長への手紙」、「町民の声」、タウンミーティング、電子メールの広聴事業では、均整化が図れているのかなというふうに感じます。また、ご承知のとおり町政モニターも廃止されました。ご答弁には、今後も広聴活動を積極的に推進していきたいとありますが、冒頭申し上げたとおり、広聴には様々な手法が考えられます。これは一つの意見ですけれども、町では平成6年度より子ども議会を実施しています。この手法は子供たちの意見を聴く町独自の広聴事業であり、子供たちの町に対する純粋な意見は、それは多岐にわたりまして、将来のまちづくりに対して参考になる重要な事業と考えています。  このような純粋な気持ちを持った小学生も、成長とともに町に住み続ける人もいれば、町を離れる人もいます。自分が子ども議会で提案した内容は今どうなっているのか。平成6年から実施している事業です。町を評価、検証していただけるのではないかなということも考えられるのではないでしょうか。  また、町外から意見を聴く手法としても、町の特性である大学との連携も考えられると思います。これもわざわざ新たな組織の立ち上げを考えるのではなくて、まずは学生さんが所属している機能別消防団との連携も考えられるのではないでしょうか。そのほかにも町内には様々な団体が組織されています。実際に町の積極的な推進とは何を示すのか、お尋ねいたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答えいたします。  まず、広聴活動の一翼を担っております子ども議会の関係でございますが、現在町では次代を担う子供たちに町議会の仕組みについて理解を深めていただくとともに、子供たちの生活体験から生まれた町政に対する意見や要望を町政の参考にすることを目的に、毎年町内の各小学校6年生を対象に子ども議会を開催しております。議会の方法といたしましては、一般質問の方式を取っておりまして、議員おっしゃるとおり、どの質問も子供の視点から町の将来を見据えたものでございまして、まちづくりをする上で大変参考になるものでございます。過去に頂いた提案を全て実現できませんが、子供たちの率直な意見を参考に検討しているもの、また実現したものもございます。今後につきましては、町内各小学校のご協力の下、子ども議会を実施しまして、町の将来を担う子供たちの意見を取り入れた町政運営を継続してまいりたいと考えております。  また、2点目の再質問の機能別消防団の関係でございますが、毛呂山消防団の学生機能別消防団員につきましては、大規模災害時の避難所支援等に備えるために、埼玉医科大学医学部・短期大学、埼玉医療福祉会看護専門学校の医療系の学生さんから成る組織を設立しているものでございます。定められた特定の活動、役割に基づき活動をしている状況でございます。  広報及び広聴の役割を担えるかについてでございますが、事務を所管する西入間広域消防組合に所属する毛呂山消防団、学生の参加にご協力いただいている学校との間に活動内容の追加調整が必要なことから、西入間広域消防組合に相談をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 課長、私はただ意見で、そこに対して町がどうなのかということではなくて、要するにどういう姿勢をもって広聴という活動をしていくのかというところを聞きたかったのですけれども、その辺は町長はどういうようなお考えですか。 ○長瀬衛議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 下田議員の再質問にお答えをいたします。  以前も下田議員から決算委員会の中でモニター会議がなくなったけれどもというようなご質問を頂きました。その前にもほかの議員さんからも、モニター会議の意義はあるのかということでご指摘を頂いた経緯もございます。モニター会議に私もずっと出て、私が司会進行をやりながら町のいろんなお話を伺っておりました。徐々にでございますけれども、特に一昨年でしたか、のモニター会議の中で、非常にモニターさんのご意見が、モニター会議の趣旨と反したというか、内容が大分逸脱しまして、自分の家の前の道が直らないとか、あるいはここの排水が悪いのにどうするのだとか、だんだんと内容が変わってまいりまして、これではモニター会議の内容としては、司会進行等の私の不備もあったのかなと思いますけれども、いろいろ修正してもなかなかそのモニターさんのご意見というのが偏ってしまった経緯がございました。そして、議会のご指摘等もありましたので、この際できるだけ若い人のご意見を頂くような、そういった新たな仕組みはつくれないかねというふうなお話を秘書広報のほうに話をしました。  そういうことで、モニター会議が一時皆減というか、なくなったわけでありますけれども、できれば私は10年先、20年先、この毛呂山をどうするのだというような20代、30代の方々のご意見を頂けるような、そういった仕組みをつくれないかというふうに今考えております。ですから、そういったことも指示しておりますし、できるだけそういった町の将来、これを若者に考えていただけるような、そういったものをつくっていければ、あるいはそういった広聴の場をつくれればというふうにも思っております。  先ほどお話があった子ども議会に出た皆さん、そういった皆さんに、あのときのご質問、今振り返ってどうでしょうかというような、そういった機会の広聴も必要かなと。あるいは横瀬町が25歳で新たな成人式を行っております。成人式から5年たったそのときに町をどういうふうに見ているかあるいは横瀬町に戻ってこれるかどうか、そういったことも町は聴いているようでございます。あるいは還暦会はできないかというようなお話もございました。60歳になった皆さんが同窓会の代わりに集まって、そこに町がいろんなご意見を頂くような会ができないか、そういったことも町民の方から伺っております。  今後そういったことも含めながら、この毛呂山町を考える皆さんのご意見をしっかりと聴いていけるそういった仕組みをつくりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 広聴というのは、聴く側の都合ではなかなか人は集まってこないと思うのですけれども、やっぱりそこをいかに考えるかが行政の仕事だと思いますので、ぜひその辺はしっかりといい案を出していただきたいと思います。  それから、タウンミーティングなのですけれども、タウンミーティングは地区の要望によって実施されていますけれども、例えばですけれども、今年度完成する後期基本計画であったりとか、個別施設計画なんかは、策定段階で要するに幅広い町民意見が反映されるべき案件ではないかと考えております。その策定スケジュールは、今は企画財政課ですけれども、例えば総務課と秘書広報課が課をまたいで協議をしていれば、このような重要計画の趣旨に合った意見交換会の場をタウンミーティングを用いて実施することも可能なのではないかなと思うのですけれども、どうしてタウンミーティングは受け身なのか。地区の要望ではないとやらないのか。町からやりませんかということにはならないのですか。そこについてお伺いします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答えいたします。  タウンミーティングの件でございますが、毛呂山町タウンミーティング実施要綱というものがございまして、こちらにはタウンミーティングは行政区の要請により実施するものということで、出前講座的なものと若干区別をしているところがございます。今回の重要、重要と申しますか、基本計画とは若干連携が取れていない面もあるということで、そこでちょっと差別化といいますか、図っている状況でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) そうすると課長は最初に、そのタウンミーティングは広聴事業の中の一つですよと言っているのですけれども、結局区の要請でなければ町は行きませんよというのは、ちょっとこれは広聴事業として言っていいのかなというところもあるのです。やっぱり行政側が要するに寄り添う気持ち、聴きますよという体制を持たなければ、なかなか地区の皆さんに何かやってくださいと言っても無理だと思うのです、はっきり言って。  やっぱりこういう課題があるからこそ、逆に言えばその4月の区長会の区長さんが集まるときに、何月には何々地区、何月には何々地区、何月には何々地区のようにちょっとあてがって、そこに住民の皆さん、なるべく来てくれるような体制を取ってもらえませんかというような町からの要望をしていったほうがいいと思うのです。その中には、今のような計画案のお話もあると思いますけれども、区の地区の例えば要望であったり、生の声が聴けるわけですから、そういうところをやっぱり皆さんが聴いてもらって、行政運営に役立てていただきたいし、計画をつくるときもそういった趣旨に沿ってつくっていただきたい、そのように思います。  そういう観点からですけれども、行政側の広聴手法の代名詞とは言いませんけれども、パブリックコメントですね、があると思うのですけれども、これは要するに行政運営に日頃から注視している町民にとっては聞き慣れた言葉だと思いますけれども、一般的にはそんなに幅広く理解されているかと思うと、少し距離感のある手法ではないかなと思います。さきに申し上げたとおり、広聴は広く一般の意見を聴くことであり、聴くには聞き手側がそれなりのアクションを起こさなければ、相手の立場に合った日時や曜日なども十分に配慮しなければ、行政側の一方的な広聴会になってしまうように思います。  さっき町長が言いましたけれども、仮に若い世代の意見を聴きたいのであれば、行政側も世代に合わせた配慮がなければ人は集まってこないと思うのです。今年度策定される個別施設計画の学校統合の案は、特に若い世代にとっては、これは重要な項目であります。「広報もろやま」の令和元年12月号に、小中一貫教育とコミュニティ・スクールの推進の必要性が掲載されました。別表には、将来の児童生徒数の推移なども記載されていましたが、保護者やその次世代の方々に明確に伝わっているかと考えたときに、若干の不安要素もあるのではないかと思います。  これは、私が小学生の子供を持つ親なのですけれども、令和2年1月24日に毛呂山小学校だよりというものが作成されております。先ほどの先輩議員の教育の関係についての質問と、私はちょっと趣旨が違うのですけれども、教育活動振り返りアンケートの集計がその保護者に配られて、そのアンケート項目の一つに「学校は、小中一貫教育やコミュニティ・スクールについて知らせ、教育活動の工夫に努めている」という質問があるのです。その答えが「そう思う」が26%、「大体そう思う」59%、「あまりそう思わない」14%という結果なのです、毛呂小の場合は。このアンケート結果の課題として、その校長先生のコメントが「小中一貫教育やコミュニティ・スクールの周知等は、他の項目より低調で、新しく導入された制度をもっと知っていただくため、今後は実際の教育活動を通じて学校の様子をお伝えするよう、一層努めてまいります」とあるのです。  こういう結果から、私はまずはやっぱりさっき教育長や教育総務課長が言ったとおり、保護者とか、小中一貫教育の重要性というのは、その保護者であると思うのです。そういった方々にこの個別施設計画の整合性であったり、またメリット、デメリット、そういったものを企画財政課と教育部局が連携して、そういった説明会をしなければいけないのではないかなと思うのです。それには、またほかにも現代のその保育園、例えば幼稚園などに通っている保護者、また乳幼児にとってもその8年後、来るべき時代に対して、今後の生活圏や住宅購入などの将来構想を検討する上では、これ非常に重要なことなのです。ですから、今後その学校統合の重要な案件を町民に示すのであれば、まずは施設利用者、幅広い若い世代です、に対して丁寧な説明や意見交換会の場を最優先に行うのが重要ではないかと思うのですけれども、その辺は教育総務課長、いかがでしょうか。 ○長瀬衛議長 石田教育総務課長。                 〔石田麻里子教育総務課長登壇〕 ◎石田麻里子教育総務課長 再質問につきましてお答え申し上げます。  教育委員会では、広報、ホームページ、パンフレットなどで学校を取り巻く状況についてお伝えしてまいりました。議員ご指摘のうち、学校教育活動振り返りアンケートにおいて、小中一貫教育とそれを支えるコミュニティ・スクールの周知等がほかの項目よりも低調についてでございますが、コミュニティ・スクールは令和元年度開始事業でございます。そのような事業にもかかわらず、町内全校でのアンケート結果にて高い評価を頂いておりますことをご理解いただきたいと存じます。教育委員会といたしましても、さらなる周知に努めてまいります。  学校施設の集約化の目標年度が示されました令和2年度からは、小中学校の保護者や就学前の児童の保護者など、学校に関わりの深い世代を中心にPTA総会保護者会、広聴会などにて目標年度及び小中一貫教育とそれを支えるコミュニティ・スクールに対しての説明などを丁寧に行ってまいりたいと考えております。また、そのような機会には関係各課の協力を得られるように努めてまいりますので、ご理解を賜りたく存じます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) とにかくその学校の統合云々かんぬんが、だから教育委員会ではなくて、これにはやっぱり個別施設計画の問題もありますし、そこで横串を刺した、要するに企画財政課と教育部局が手を組んで、そういった根拠の下に説明をしなければ、やはり町民の皆さん、特に若い人たちは理解がなかなか難しいと思うので、やっぱりその手法をしっかり考えていただきたい。  また、それは企画財政課だけではなくて、子ども課もそうだと思うのです。当然保育園の方々、幼稚園の皆様、将来その学校を利用する方々がどう思うか。その手法をぜひ、要するによく調査して検討していただきたい。そう思っているので、その第2問目のワンチームの業務連携ということで2問目を質問するのですけれども、まずアクションプランの事務事業の見直し、民間活用、ファシリティマネジメントについては、課長から先ほど具体的な取組と成果が示されましたが、機構改革の実施については、取組と成果についてのご説明はありませんでした。実績と取組についてお伺いいたします。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  機構改革の取組と成果についてでございますけれども、平成29年度に内部検討組織でございます組織機構検討委員会で職制、組織等に関する検討を行い、中間報告をまとめてございますけれども、根本的な改革には至っていないのが現状でございました。この中間報告の反省を踏まえて、今年度は毛呂山町行財政戦略会議で行政改革の観点から検討を進めているところでございます。  機構改革の実施につきましては、定員管理計画との整合が不可欠でございますけれども、この定員管理計画については来年度から新たな計画で実施する予定でございます。機構改革につきましては、行財政戦略会議で改革案を作成した後に組織機構検討委員会で検討を行う予定となってございます。行財政改革プランの最終年度である来年度中に成果が出るよう検討を進めてまいる所存でございますので、よろしくお願いいたします。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 何で29年度から実施していて、根本的な改革には至りませんでしたという明確なご答弁がありましたけれども、どうしてですか。 ○長瀬衛議長 疋田総務課長。                 〔疋田浩一総務課長登壇〕 ◎疋田浩一総務課長 再質問にお答えいたします。  抜本的な改革に至らなかった理由でございます。当時、検討していた内容でございますが、それらを実施に移す場合のメリットやデメリット、導入へのポイントなど、職制の変更等から短期的に組織を変更するということがなかなか難しい状況でございました。そういう様々なことが複合的にちょっと課題として残っていたために、年度をまたいだ調査検討が必要であるということで、誠に現在のところは至っていない状況でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) それは、要するに町のやる気にかかってくるのではないですか。ここにその機構改革の実施のアクションプランの内容が、1つはワンストップサービスですよね、総合窓口の設置だとか。2項めが組織横断的な体制の整備、3つ目が民間活用、4つ目が再任用職員の任用の見直しということです。私が今特に言いたいのが、この組織横断的な体制の整備、少数精鋭による簡素で効率的な行政運営において現代的な課題に柔軟に対応していくため、多様な部署、役職の職員が混在したプロジェクトチームを必要に応じて設置することにより、組織的に課題に取り組める体制を強化しますとしっかりと掲げているわけです。  ただ、それができないというのは、やっぱりそれはそういう場をつくろうとしていないからなのかなと思うのです。ちょっと厳しいことを言えば、町長に言いますけれども、町長は年頭の訓辞で例えばこのスマートシティのことに関して、まちづくり整備課だけの問題ではなく、各課においてどのように新しい技術を持ち得て、全ての町民にとって便利かつ持続可能な行政運営を進めるかであり、そのために積極的な取組を職員一人一人に願うものですと。願っていたって無理だと思うのです。その組織をつくらなければ、そういう意見を言う場はないと思うのです。  その後も、町長はどのように財源を生むか。全国町村における先進事例を調べてみれば山ほど参考にできる取組があり、それらを私が指示するのではなく、職員皆さん一人一人が自分自身で感じ取り、そしゃくして本町の取組としていただきたいと。それは職員の皆さんも考えていますけれども、そこに言うプロジェクトチームだとか、そういったものがちゃんと組織編成されなければ、幾ら職員がそういう気持ちを持っていても、こういったものは政策立案されないと思うのです。そこが一番重要ではないかなと思うのです。この組織の横断的というところで。  そういったものをつくる気があるのかないのかというところが、私は見ていて一番感じるところなのですけれども、そういったところで例えばですけれども、ではスマートシティ事業だったり、空き家対策事業、また個別施設計画学校施設の関係など、町の将来構想を見据えて各課が垣根を越えた議論を密接に検討してプロジェクトを進めていく必要があると思います、先ほど申したように。要するにやっぱり個人的な意見ですけれども、今はどっちかというと縦割り行政、担当課任せなような感じがあります。  他の自治体では、新規事業の政策立案やまちの課題解消に向けた取組を行うために、組織の横断的な編成をして各プロジェクトが円滑に進む体制を整えています。ご答弁にもあるように、これまで他部署の職員が混在した検討委員会を実施したとあるのですけれども、具体的にそれはどのようなことなのでしょうか。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  複数部署の職員による検討委員会の状況でございますけれども、近年の課題に対応するものといたしまして、毛呂山町公共施設再編推進庁内検討会議あるいは空き家等対策検討委員会、総合公園プール跡地利用庁内検討会等を設置しまして、検討を行っている状況もございます。  それから、公共施設再編推進庁内検討会議につきましては、公共施設の老朽化対策を推進することを目的としてございます。それから、行政改革の推進につきましては、中堅職員を中心とした毛呂山町行財政戦略会議を設置しまして、事務事業の見直しとか、行政改革の視点から組織・機構の検討も行ってございます。町の課題解決に向けた取組や新規事業の検討段階においては、横断的な組織体制により議論を深めるよう努めている状況でございます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 今毛呂山町の公共施設再編推進庁内検討会議とか空き家等のこと、また総合公園のことが具体的に示されましたけれども、実際にこれはどのくらいの時間をかけて検討しているものなのですか。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  検討委員会の開催の状況頻度ということでございますけれども、いずれも年度での完結でございまして、1回から3回の開催状況が主となってございます。そのうち毛呂山町の行財政戦略会議については、基本的に年度ごとに検討テーマを設定いたしまして、先ほど答弁を申し上げました事務事業の見直し実施方針のように、会議で報告書を作成して政策決定を経た上で行政運営に反映するような手法を取ってございます。  現在庁内検討委員会等の設置しているものについては、公共施設あるいは空き家対策といった重要課題の検討を行うものでございますけれども、開催の頻度は毎年度複数といっても一、二回というような状況ではございますけれども、検討課題によっては議論を深めるためにより多く開催する必要もあると認識はしてございます。各課が既存事業に追われて開催頻度を上げることがなかなか難しい状況ではございますけれども、重要課題に当たっての検討を深めて議論を重ね、その結果を行政運営に反映していくべきと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 課長が今最後に、各課が何回も集まってやるのが難しいという、それがまさにその行革のできない理由、それを言ってしまったのが最大の悲しい答弁になる、そういうふうに感じます。やっぱり例えばさっきの空き家のこともそうですけれども、空き家対策検討委員会であってもほとんど実施されていません。一応埼玉県のワーストというものは何とかここで数字的には逃れましたけれども、やはりこれは永遠に続く課題でありますし、こういったものは外部有識者を呼んでいる会議も大事ですけれども、庁内で常にそういったことにアンテナを高く張って各課が連携しているような会議を年がら年中とは言いませんけれども、やっぱり月に1回そういうことは集まってどうだこうだというような情報交換とかしなければ、やはり抜本的な改革にはならないと思うのです。  そういったやっぱりそれをするにはといったら、組織の横串ですよね。そこをしなければ、幾ら私が今質問していても、何にも前進はないのではないかなと思うのです。要するにやるのかやらないのかという話だと思うのです。前にも6月議会にも私ちょこっとその町長のワンストップ窓口ですか、そこら辺にも少し意見として言わせてもらいましたけれども、要するに職員の意識改革、これはトップダウンがやることだと思うのです。幾ら課長さんが当然部下に言うのもこれもトップダウンですけれども、やっぱり最終的には町長が意識を変えてどうにかやってやるのだというような思いがなければ、この横串を刺した行政運営はできないと思うのですけれども、町長、この点についてはいかがですか。 ○長瀬衛議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 下田議員の再質問にお答えをいたします。  ちょうど今スマートシティの関係等も進んでおりまして、非常にこの関係については今度の3月の9日にも民間のほうで、清水建設あるいはデロイトトーマツ、そしてビコーということで、議会側にもこれからの動きの関係の説明があると思います。  また、自動運転バスについても、試運転のお知らせ等が来たわけでありますけれども、非常にこのスマートシティ、先ほど年頭の訓辞でお話ししたように、各課が必ずこのスマートシティに対する関係についてを進めていただきたいというようなお話もしておりまして、ここで副町長にプロジェクトチームをちゃんとつくるようにということで指示をしてございます。課長、所属長というわけにはいきませんので、課長下の動きの取れるそういったプロジェクトチームをつくって、しっかりと横串を刺していきたいというふうに思っております。  そして、何としてもこのスマートシティの関係については、やはり全国でも注目をされているあるいは国からも注目されておって、なおかついろんな関係に多岐にわたって影響がある、そういったセクションだというふうに思っています。当然これから近未来、このスマートシティは全国、世界で目指されるまちづくりになるわけでありまして、その先端を行くわけでありますから、必ず失敗も許されないし、そしてこれが町民皆さんに付与できるような、そういった取組でなければ評価されないわけでありますから、これについてもしっかりと町の東西南北、端から端までの町民の皆さんがよかったと言っていただけるような、そういった施策になるように進めてまいりたいというふうに思います。  これからのしっかりとしたそのプロジェクトチームもそうですけれども、機構改革あるいは職員の意識改革、進めてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 私もスマートシティに関しては、いろいろとその将来展望が描けるというふうに感じておりますし、やっぱりそういった意見というのがふと沸いて、それがもしかしたら実現するのではないかというようなものもあると思うのです。だから、そういったものはやはり若い職員の皆さんにもそういうような考えを持っている方がいると思いますから、そういった場をつくって、まずは場をつくることが大事だと思います。やっぱり若い職員の皆さんがどう考えているか。先ほど若い意見を聴くような、要するに広聴会をやっていきたいというようなことですから、役場の中でもやっぱりそういったものをつくっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  最後ですけれども、将来構想についてですけれども、課長が最初のご答弁の中で、最も取り組むことで積極的に取り組む必要があるというところが地域間交流というようなご答弁でしたけれども、令和2年度、その地域間交流に対する具体的な取組とは何でしょうか。また、そういったものは当初予算に反映されているのか、お伺いいたします。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  令和2年度におきます地域間交流の具体的な取組ということでございますけれども、昨年度より交流を始めました東京都板橋区との交流を行ってまいります。板橋区主催のイベントでの本町PRブースの設置や物販の実施、また東京オリンピックの開催に合わせまして両自治体にゆかりのある選手の支援を連携して行う方向で現在調整を進めているところでございます。東京都の板橋区のほか、現在宮崎県の木城町との交流についても引き続き実施をしてまいります。  当初予算への反映については、この木城町との事業実施に係る経費として64万9,000円ほど計上をしてございます。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 要するに令和2年度の一つの企画財政課の課長のご答弁で、目玉が地域間交流ということですよね、ご答弁では。でも、あまり例年と変わっていないような内容に思うのです。では、その地域間交流を実施して、町にどういう影響があるのか。どういうような、要するに外からの人が増えるとか、そういうところあると思うのですが、具体的にどういうことを目指しているのですか、地域間交流をすることによって。 ○長瀬衛議長 大野企画財政課長。                 〔大野 勉企画財政課長登壇〕 ◎大野勉企画財政課長 再質問にお答え申し上げます。  地域間交流によってどんな効果が期待ができるかということでございますけれども、都市部との交流を促進させることで、毛呂山町の魅力を知っていただく機会を増やして、まずは関係人口の増加を図ってまいりたいと考えてございます。さらに、様々なイベントを企画することで交流が生まれて、移住・定住の促進につながることを期待しているものでございます。  本年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催年でもございます。本町出身のオリンピック出場選手の活躍が町を勇気づけ、人々の心を動かす原動力にもなると思います。選手の活躍が毛呂山町の活性化あるいは発展につながるチャンスでもございまして、あわせて町の魅力を発信するシティプロモーション活動も積極的に実践することで町のよさを知ってもらう好機であると考えてございます。この町の魅力を高めるとともに、安心して暮らせる住みよい町を目指して、あらゆる世代に優しいまちづくりを推進してまいりたいと考えてございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 確かに課長が言っているご答弁、よく分かるのですけれども、やっぱり最初に私が質問したとおり、全てを総花的に何か実施しようとしても、なかなかそれはうまくいかないわけです。当然予算もないわけではないですか。要するに将来的なビジョンだとか構想がしっかりしたものがなければ、当然各課もその予算を編成したり、予算を要望するのにも悩むのだと思うのです。  ちょっと私は町長にお聞きしたいのですけれども、町長はこういった公約を掲げております。これいっぱい、三十何項目あるか分からないのですけれども、仮に毛呂山町が財政が豊かで、全ての公約が町長可能になったと。そのときにこの毛呂山町はどのように飛躍していくのですか。将来構想はどう伸びていくと思いますか。 ○長瀬衛議長 井上町長。                 〔井上健次町長登壇〕 ◎井上健次町長 下田議員の再質問にお答えをいたします。  私の38項目の政策公約については、夢物語を書いているわけではございませんので、前回の4年前、2期目ですね、2期目も達成率としては非常に高く、議会の皆様のご理解を頂いたというふうに思っておりますし、今回もそんなに難しい案件を出しているわけではないというふうに思っております。ですから、全て達成できたそのときに、やはりそれは町としても非常に今までの議会の中で取り上げられていた案件でございますから、それが達成できるということは本当にすばらしいことだと思いますし、そのときにさらにこの町の福祉の関係につきましてもあるいは町民の全体の幸福感、あるいはやさしい町、そういったものをさらにさらにまた追い求める、そういった限りないその町の発展、これをまた目指すものというふうに思っております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 下田泰章議員。 ◆2番(下田泰章議員) 別に私は町長の公約が駄目だとか、そういうことを言っているわけではございません。ただ、基本的にいろいろ見ていますと、やっぱり町民の要望から得られた公約を実現しているということ、これはよく分かるのですけれども。やっぱり先、最初に申したとおり、全ての要望には応えられない現実があるわけで、そういったものをやっていくことによって、今のようなちょっといろんな問題もありますけれども、要するに財政的に厳しくなってきているわけです。だから、それはやっぱり集中と選択ではないですけれども、例えば教育に力を入れるのかだとか、例えば子育て支援に力を入れるのか、それともはたまた高齢者支援に力を入れるのかというちょっと特化性というか、町はどの方向に向かっていくのだよというようなことをやっぱり町民にも示さなければいけないし、職員の皆さんにも示していかなければ、この厳しい財政状況は乗り越えられないのではないかなと思うのです。  私は、いつも議場に座っていて思うのですけれども、そこの皆さんの胸につけている町章がありますけれども、この毛呂山町の字が崩してありますけれども、例えば毛の字は、私は思うのですけれども、毛の字はこれは執行部、行政側だと思うのです。失礼。上の字は町民、下の山という字が行政側、呂というのが一つの政策、それが円となってその中の政策の中に収まっていると思うのですけれども、その呂の字がやっぱりしっかりしていないと、円の外から出てしまうと、この町の将来どこに行くのかなというような不安要素が多岐にあると思うのです。やはりしっかりとした政策を掲げて、来るべき将来に備えて毛呂山町としてどう生きていくのかということを考えるには、当然横串を刺した行政改革も必要ですし、その中から生まれた町の課題に対した政策を実現していくことが今求められていると私は思います。  それは別に町にやれということではなくて、議会にもできることもあるのです。例えば寄居町なんかこういう一つの議会も予算、監視、決算、提言ということでサイクルをつくって、また町民の方々からも意見交換会をして、それを町のほうに提言するというような形もあります。政策のサイクルということでやっている自治体もありますので、これは議会の基本条例というものが制定された上で実施しているものですから、我々もできることはあると思いますので、ぜひそういった形で議会、また執行部と両輪となっていろいろな声を聴きながら行財政運営ができることを願いまして、私の一般質問を終わりにします。 ○長瀬衛議長 この際、2時30分まで休憩とします。                                      (午後 2時13分) ○長瀬衛議長 休憩前に引き続き会議を開きます。                                      (午後 2時30分)                                                       ◇ 村 田 忠次郎 議員 ○長瀬衛議長 一般質問を続行します。  村田忠次郎議員。                 〔9番 村田忠次郎議員登壇〕 ◆9番(村田忠次郎議員) 9番、村田忠次郎です。議長から発言の許可を頂きましたので、一般質問をさせていただきます。  質問の前に一言申し上げます。昨年末に突然に発表された新型コロナウイルスは、想定外の感染力を持って数か月の間に世界中に蔓延してしまいました。日本国としても大事件でありますけれども、動揺することなく、冷静に的確な判断ができるよう心がけなければなりません。今回のコロナウイルスについては感染力が強く、現段階では治療薬もないということです。まずは感染を抑えるために、私たちは自分の身はもちろんのこと、関係する人たちが感染しないように強制力のある指導、指示が必要なのではないかなというふうに思っております。しっかりと伝えなければ、国民、町民の安全が守れないと思います。町内においては役場の担当課を中心に、安全第一の指導をお願いします。  私は、なかなか上手な質問とかできにくいのでありますけれども、今日申し上げることは、質問することは、今から8年ぐらい前か、一番最初の頃から思っていたことであります。ところが、なかなか思うようにはまとまらないまま来てしまいました。私のまちづくりの一環、すばらしい町、花の多い町をつくる、そういう思いで質問させていただきます。  質問1、町観光計画は50年、100年先を見据えているのかということです。毛呂山町内には、古い歴史を持つ祭りや史跡が多くあります。それに加え、近年では滝ノ入や平山のバラ園、ハス田、イチゴ園などの集客力のある施設が増えてきました。産業振興課でも入り込み観光客数の増加や、あるいは町観光の宣伝のために、日夜努力をしていることと思います。  さて、第五次総合振興計画では、5年間に入り込み観光客数100万人を目指して、流鏑馬継承、PR、それからイベント支援、観光協会への支援、観光PR事業、ホームページ作成などを挙げ、観光施設整備事業では案内板の補修や新設、老朽化した観光施設の改修、農産物の商品化、商品のPR、大学や企業と連携して農産物の商品化を支援するとして実施してきました。  問いの1、入り込み観光客数5年間の推移を伺います。  2、次期総合振興計画では、第五次総合振興計画のどの点を改善するのか伺います。  3、入り込み観光客数等の数値目標にこだわり過ぎると、観光が人集めに偏ります。地域活性化の策として、そこに住んでいる住民の暮らしにも資するような施策の実現が大切と思います。地域住民参加の観光地づくり等の考えはないのか伺います。  問い4、町は史跡や地域の伝統的な行事や桂木柚子を大切にしつつ、新たにハス田やそばまつり、チューリップまつり、バラ園、チューリップまつりはないそうです。桂木の展望台、それからスワンボートなど、観光地づくりに力を入れてきています。50年、100年先を見据えての大規模な観光地づくりに取り組むお考えはないのか伺います。  2問目、オリンピック・パラリンピックへ町民の積極的参加をと題して質問します。2020年、東京オリンピック大会に瀬戸大也選手は出場が内定しました。また、森さやか選手は出場の可能性が濃厚になってきました。瀬戸選手は、幼少よりオリンピックに出るという大きな夢を持ち、努力を重ねて今日を迎えています。森さやか選手も、小学生の頃よりクラブに入り、熱心に練習を重ねてきました。就職してからは実業団チームで活躍し、全国的にも有名な選手となり、今日を迎えています。  2020年のオリンピック大会に毛呂山町から2名ものオリンピック選手が出るということは、町始まって以来のことであります。町としても、オリンピックの機会に子供たちはじめ、町民に様々な体験の機会を提供することは、町民の心に残り、将来への夢や希望を形づくる大きな力になるのではないかと考えます。  問い1、子供たちや町民の記憶に残る積極的な取組が必要と考えるが、今までの具体的な取組や今後に向けた検討状況を伺います。  問い2、パラリンピック開催の機会に、町を挙げて障害を持つ人への理解を深めたり、関わり方を学ぶ配慮が必要と思います。町はどのような配慮をお考えか伺います。  問い3、オリンピック大会の機会に、選手や外国人が本町を訪れることも考えられます。児童生徒、町民にどのような事前配慮を行うのか伺います。  4、オリンピック大会に出場を記念しての事業はどのようにお考えか伺います。  以上、大きく2問伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 村田議員の1問目、町観光計画は50年、100年先を見据えているかについてのご質問につきまして、順次お答え申し上げます。  1点目、入り込み観光客数の5年間の推移についてですが、平成26年度の64万6,000人に対し、平成30年度は71万1,000人と約1割の増加となってございます。増加の要因といたしましては、平成27年度より取り組んでおります桂木柚子のブランド化に向けた商品開発や柚子狩り観光ツアーの受入れ、イチゴ狩りやブルーベリー狩りなどの観光農園、町観光協会の新規事業で行われた鎌北湖スワンボートレース、祭事流鏑馬と同日開催したやぶさめ横丁などが挙げられます。  2点目、第五次総合振興計画における改善点についてですが、前期基本計画に掲げております桂木柚子のブランド化や新規就農者・後継者の育成、新たな特産品・加工品の開発支援などの各種施策につきましては、令和2年度から令和6年度を計画期間とする後期基本計画におきましても継続して推進してまいります。特にシティプロモーション事業につきましては、秘書広報課とも密接な関係がありますので、関係部署とも連携しながら町のトップセールスとしての人材の育成や宣伝を図るとともに、町観光大使にもご協力を頂きながらマスメディア等も活用したPRに努めてまいります。  3点目、地域住民参加の観光地づくり等の考えについてですが、議員おっしゃるとおり、住民の暮らしに資する施策の実現が大切であると認識しております。現在の観光の主流は、「見る・食べる・体験する」の3つが旅行先などを決める上で大きな選択肢になっております。この3つがセットになった住民参加型の観光地づくりに民泊があります。民泊のメリットは、地域住民が観光地づくりに関われることにあります。本町の場合、柚子農家に宿泊いただくことで、黄金色に実った柚子山や中山間地域ののどかな景色を見て、柚子の使い方を熟知している農家さんならではのごちそうを食べ、柚子の収穫を体験していただくといった本町ならではの魅力が詰まったものになるものと考えます。住民参加型の観光地づくりでは、そこに住んでいる方々の理解があって初めて成功するものですので、地域住民を巻き込んだ新しい観光施策への取組について、町観光協会をはじめとする各種関係団体と連携した調査研究、働きかけを行ってまいります。  4点目、50年、100年先を見据えての大規模な観光地づくりの取組についての考えですが、本町は奥武蔵の豊かな自然に恵まれ、四季折々に美しく変化を見せる鎌北湖や箕和田湖をはじめ、950年以上続く出雲伊波比神社の流鏑馬、鎌倉街道の上道、武者小路実篤公の開いた新しき村、滝ノ入地区や平山地区のバラ園、桂木柚子を使った特産品など、多岐にわたる観光資源に恵まれております。1点目でお答えしましたとおり、平成30年度には70万人以上の方々が様々な目的で本町を訪れていただいております。町といたしましてもこれらの事業の方向性は継続しつつ、新たに観光客や観光収益の増加を図るための組織づくりや町民を巻き込んだプロジェクト等の検討が重要であると認識しております。  議員ご提案の50年、100年先を見据えた本町の観光施策につきましては、今後観光農園や地域の大学といった各種関係団体とも連携し、町の観光に関するイベントなどでのマーケティングや来場者へのアンケート調査など、観光ニーズに関する情報収集を行い、地域住民等との協働による取組を推進してまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 2問目、オリンピック・パラリンピックへの町民の積極的参加についてのご質問にお答え申し上げます。  オリンピック・パラリンピック競技大会の自国開催の機会は一生に一度か二度のことで、とりわけ子供たちの成長にとってまたとない機会であり、主体的に参加できる場があれば夢や希望が膨らむ貴重な経験となることが期待されます。  1点目の今までの具体的な取組や今後に向けた検討状況でございますが、教育委員会では次代に語り継がれるレガシー創出事業の一環として、平成30年1月16日、泉野小学校の5、6年生を対象に元シドニーオリンピック男子マラソン日本代表の川嶋伸次さんによる講演会が行われ、陸上を通じて学んだ様々な経験についてお話を頂きました。  また、昨年の2月21日には、競泳の瀬戸大也選手が母校の小学校を訪問し、「夢を持ち、努力することの大切さ」というテーマの講演会が行われました。子供たちは、瀬戸選手のメダルを首にかけてもらい、給食を一緒に食べるなど特別な時間を過ごしました。先輩であり、郷土の誇りである瀬戸選手が、夢に向かって今まさに努力している様子を、子供たち自身が感じ取れたことと捉えております。  現在、女子ソフトボールの森さやか選手も、オリンピック選手への選出が期待されております。瀬戸選手と森選手は、共に毛呂山町の観光大使として町民皆様に親しまれております。子供たちには、毛呂山町出身選手の応援を通じ、いつか自分もと、夢を育む気持ちを大切にしてもらいたいと考えております。  3点目の東京2020オリンピック・パラリンピック大会の機会に、外国人が毛呂山町を訪れることも考えられるが、子供たちや町民に対する事前配慮を行うかでございますが、毛呂山町では東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会毛呂山町出身選手支援会が令和2年1月23日に発足いたしました。支援会の規約の第2条の中で、「支援会は、本町出身の選手に対し全町を挙げて支援するとともに、観光、国際交流、スポーツ、文化芸能、教育等の振興によって地域の活性化を図り、町民一人ひとりが、誇りや愛着を持ち、将来を担う子どもたちが夢や希望を抱くことができる都市として更なる発展を目指すことを目的とする」としております。今後、支援会活動を中心に毛呂山町のオリンピック・パラリンピックの応援体制を整えるとともに、国際交流の機運の醸成を図ってまいります。  4点目の東京2020オリンピック・パラリンピック記念事業とのことですが、先ほども申し上げたとおり、現在競泳の瀬戸大也選手のオリンピック出場が内定し、女子ソフトボールの森さやか選手が選出されることが期待されておりますので、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会毛呂山町出身選手支援会の事業を中心に取り組んでまいります。今後の予定といたしましては、4月から支援会の会員の募集を行い、壮行会、パブリックビューイング、報告会等の事業を予定しております。また、8月20日に埼玉県内でパラリンピック聖火リレーが行われる予定ですが、毛呂山町ではパラリンピック聖火の元となる火をおこす式である採火式を行う予定となっております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 串田福祉課長。                 〔串田和佳福祉課長登壇〕 ◎串田和佳福祉課長 2問目の2点目、パラリンピック開催を機会に、町はどのような配慮をお考えかにつきましてお答え申し上げます。  東京2020パラリンピック競技大会では、障害のある選手たちが繰り広げる圧倒的な運動技術や能力を目にすることとなります。パラリンピックは、様々な障害のあるアスリートたちが創意工夫を凝らして限界に挑み、多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し、活躍できる公正な機会が与えられている場です。そのため、障害のある人もない人も互いに尊重し、支え合う共生社会の実現を具現化していくための重要なヒントが詰まっている大会でもあります。  今日では、ハード面や情報面などでのバリアフリー化が進んできております。しかし、障害のある人が社会の中で直面する障壁は、差別や偏見、無理解によることもあります。そのため、障害のある人への社会的障壁を取り除くのは社会の責務であると一人一人が認識し、障壁を感じている人の身になって考え、戸惑いの気持ちを乗り越え、声がけなどの具体的な行動を起こし継続していく心のバリアフリーの推進が重要となります。  パラリンピック競技大会の開催が、社会の中にある障壁をなくしていくことの必要性、そして優しさや気配りの大切さに気づかせてくれることで、地域におけるボランティア活動や異文化交流などの一層の促進が図られるものと考えられます。  町としましては、今後も社会福祉協議会主催の「ふれあい広場」を通して、障害のある人に対する理解と思いやりの心を育むとともに、今年度川角中学校の生徒がコミュニティ・スクールでの地域交流の一環として、障害のある方々、特に重度障害者のために考案されたスポーツ、ボッチャを体験したことも、障害のある人を理解する上で大切な配慮の一つであると考えております。  今後も町民一人一人の心のバリアフリーの理解に向けた取組を通して、障害のある人や高齢者をはじめ、あらゆる人の社会参加を困難にしている障壁が取り除かれ、全ての人にとって住みやすいまちづくりにつながる共生社会の実現を目指してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) それでは、何点か再質問をさせていただきます。  それでは、再質問させていただきますけれども、入り込み観光客数5年間の推移というのを伺いましたけれども、64万6,000人から平成30年には71万1,000人ということで、これ大変な人数が増えたということ。人の移動が大きかったということだろうと思います。町外から来る人、町内で動く人加えてあるわけですけれども、やっぱりそれだけにその活気があったということだというふうに思います。私は思うのですが、これについてはいかがでしょうか伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  議員ご案内のとおり、64万6,000人から平成30年度は71万1,000人と、この間、先ほどご答弁させていただきました桂木柚子のブランド化ですとか、各種観光農園の事業、また観光協会さんの事業も新しく立ち上げたものなど、様々な事業等年間を通して行いましたので、そういったところにこういった集客がありまして、大変活気づいた事業と、年間を通しまして町内が活気づいたものと認識してございます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 六十何万から71万というのは大変な人数でありまして、これは大きな成果だろうというふうに思います。ただ、町外から来る人、それから町内に来てお土産を買ってくれたりとか、物を食べてくれたりとか、そういう人の人数というのは、全体としてみるとそんなに多くはないのではないかなというふうには思っています。この辺については、これから先町の課題としてはどんなふうにお考えでしょうか伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  町内の方であれば、年間を通しての町事業というのは継続的なものについてはよく存じ上げておりますでしょうから、そういったところに町内の方はどんどん行っていただけるというふうに見込んでおります。また、町外の方をお呼びするには、やはり広報等のPRが大変重要となってございます。その節、やはり毛呂山にお越しいただいた際には、せっかく来ていただいた際には、やっぱりお土産というお話にもなろうかと思います。そういった点におきまして、観光事業の中ではそういった地元特産品の商品化というのがまた一つお客様を呼び込むための一つの手段と考えておりますので、今後もそういった開発の支援ということで町のほうも力を入れてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 第五次総合振興計画における改善点ということを伺ったわけですけれども、後期基本計画においては、その前期のものを継続して推進するとあります。その中で、特にシティプロモーション事業においては、秘書広報課と連携しながら、町のトップセールスとして人材育成や宣伝を図るとともに、町観光大使にも支援してもらい、マスメディア等を活用したPRに努めると、こうあります。  ほかの課と連携するというのは非常に大事なのですけれども、特に観光大使を活用するという機会は、どのくらいありましたか伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  本町におきましては、観光大使を瀬戸大也選手、女優の根岸愛さん、フォークデュオのサスケさん、そして昨年の産業まつりにおきまして、新たに女子ソフトボール選手の森さやかさんを観光大使として就任をいただいたところでございます。この皆様の活動に当たりましては、昨年の産業まつりがスタートとなってございます。今後様々な機会、オリンピックに関わる部分については一段落してからということになろうかと思いますが、今後の働きかけというところで観光大使さんのお力を頂いて、町のPRに努めてまいりたいというふうに考えております。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 入り込み観光客数が71万幾らというのは、昨年度、30年度ですか、の報告ですけれども、この人数というのはこれは大変なことで、やっぱり担当課としても町全体としても、フルに活動してこれだけの人数が動いたというふうに私は思うのです。これから先、新しい計画の中で80万人ということを掲げていますけれども、80万人の入り込み観光客数をするには、これは大変なことで。というのは高齢化、人口減少等、それから観光に対する考え方というか、そういったものもやっぱり変わってくると思います。近くには飯能のほうには新しい大型の観光施設ができたり、それから日高も非常に力を入れていると。流鏑馬なんかも向こうでもやっています。非常に近隣が元気づいていますので、80万人というのは大変だろうと思います。  今の計画、今までのことを継続するということはありますけれども、継続して推進するというのはありますけれども、それだけでは増やせないというふうに思います。増やすことだけが能ではありません。しかし、そういう目標を持っているということは、これは大事なことなのですが、ほかに何か町としては事業をお考えでしょうか。80万人に持っていくためには大変厳しいと。今の状況、その計画だけを推進するというだけでは、これはとても及ばないだろうと思っています。これをさらに増やすためにはどんなふうな手を考えていられるのか伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  今後の入り込み観光客数をいかに増やしていくかというご質問でございますが、現在の町の人口、産業別人口、農家戸数、経営耕地面積などが軒並み減少しておる中、観光事業に絡めた6次産業の推進など、新たな産業の創出が機運と考えてございます。本町では観光農園型の施設野菜産地の形成を図るため、イチゴを対象といたしました国庫補助事業の採択を受けまして、民間事業者が行いました農産物の処理加工施設、低コスト耐候性ハウスといった施設整備の支援を行ってまいりました。これにより、観光農園としての魅力が高まりまして、その両施設さんメディア等にも取り上げていただいたこともありまして、知名度、集客力が向上し、両施設とも昨年のオープン当初から町内外を問わず多くのお客様にお越しいただいている状況でございます。  現在も町内にイチゴの観光農園の開設ですとか、果樹栽培を始めたいといった新規就農の相談が何件か参っております。そういった方を対象に、またイチゴも含めまして農産物の産地化を国、県の補助事業等活用するなど、今後も観光農園をはじめとした各種観光事業を推進してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございました。入り込み観光客数を増やそうと必死に取り組むことの理由も分かりますけれども、客が来てくれても帰るまでの間、滞在している間に満足してもらえるような受け皿が整っていない。例えば今お話がありましたように、土産を売る、土産品とかあるいは売る店とか、食べる食堂とか、そういったものも十分とは言えない。そういうものを整えないと、これは観光地を幾ら宣伝してもそれはお客は来てくれないだろうし、それから町に、あるいは地域にお金は落ちないというふうに思います。  ただ、観光客を増やそうとすることにこだわり過ぎると、本来の観光から離れてしまうように感じるわけです。観光というと経済的効果ばかりではなくて、地域の自然や文化、歴史などに対する住民の理解を深めるとか、あるいは来てくれた方々にその理解を深める。住民としてみると、ふるさと意識を高める、そういった効果もありますけれども、そういったことも含めて、それが来てくれる人数を増やそうとするだけに力を入れ過ぎると、これが傾いていくのではないかなというふうに思います。  当町では受け皿を整えるということ、これは非常に大事だと思うのですけれども、やはりさっきのお話の中にあったように、その農産物の商品化とか、加工ですね、そのお土産を作るとか、そういったことについての進み具合というのはどうですか。新しい動きはありますか、何か。伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  現在新たな加工品ということで大規模なお話はちょっと頂けておらない状況ですが、昨年議員の皆様にもご試食いただきました桂木柚子を使いました桂木ゆずゼリー、学校給食のほうで提供させていただいているような商品につきましては、大分全国展開が進んできているというお話を聞いてございます。こういったものがどんどん全国に広がりまして、桂木柚子の知名度が広がっていければ、さらなる加工品の開発につながっていくものと考えるところでございます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 毛呂山町に来て、さっき申し上げたように、お土産を買ってくれる、それから泊まってくれる、それから食べてくれると、そういったことがあれば毛呂山町の町民に富が落ちる。それはやっぱり非常に大事なことであります。課長がおっしゃるその毛呂山町ならではの魅力が詰まったものにするということ、これ非常に大事だと思っています。  それから、柚子取り、柚子をもぎに来る人、手伝いですね、ゆず採り隊、それとかありましたけれども、その来てくださった方々の中に、ここにこの町に少しでも1泊でも2泊でも泊まりたいという方はいなかったのでしょうか。というのは、民泊が大事ということがありましたね、さっきの言葉の中に。民泊、普通の家にお客が来て泊まると、本当に食べてくれて、買ってくれてというか、あるいはその地域の文化を吸い取ってくれて、それから町に愛着を感じてくれて、また来てくれるという、そういうことがいろいろつながってくるわけですけれども、民泊ってとても大事だと思います。今まで民泊についてはあまり進めてこなかったというか、そういうふうに思うのですけれども、これ今まではどうだったのでしょうか。それと、これからはどういうふうにお考えでしょうか伺います。 ○長瀬衛議長 渡邉産業振興課長。                 〔渡邉 昭産業振興課長登壇〕 ◎渡邉昭産業振興課長 再質問にお答えいたします。  民泊事業につきましては、ゆず採り隊、こちらの方からそういったところを紹介していただきたいというお話のほうは、私の知る限りではちょっと聞いておりませんで、お越しいただいた方も関東圏から公共交通機関ですとかお車を使って来ていただいた方がほとんどでございますので、日帰りで可能な範囲で来られていたのかなという状況でございます。  民泊に関しましては、民泊施設の整備という部分につきましては、近年国におきましてもインバウンド、いわゆる訪日外国人旅行者向けの施策として力を入れているところでございます。そういった中、民泊サービスのスタートに当たりましては、本来であれば旅館業法に基づく許可申請が必要なところ、平成30年6月に住宅宿泊事業法、こちらのほうが施行となりまして、県への届出制度により開設が可能となっているような状況でございます。諸条件が整えば県知事への届出により開設ができるということで、今後事業が進んでいくところというふうに期待しておるところでございます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。
    ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。民泊、泊まってくれれば、これは必ずそこに、先ほど申し上げたようなプラスの面が残るというふうに思います。何らかの形でそのことについても進むといいというふうに思っています。  私は、先ほど申し上げましたけれども、住み慣れた毛呂山町がさらに見る人の心を癒やす自然、心を和ます自然環境に囲まれた町となることを願っています。中山間地の山林に、また町内の適地に、町民の協力で花木の苗を植えて桜の町、紅葉の町、花の町、美しい町をつくる構想が進められることを願っています。町民と行政が一体となり、美しい町をつくるというこの取組自体が毛呂山の観光だというふうに胸を張って、自信を持って言えるようでありたいと思います。この毛呂山町が50年、100年先には一年中桜や桃、紅葉、イチゴなどに囲まれ、花が咲き、美しい町、癒やしの町として行政の手を煩わせなくとも観光客が来てくれるような町になると、それを願っています。  このように、これについては個人で動いてもどうしようもないことです。賛同できる方々を募ってプロジェクトチームでもつくって、こういった活動を展開していく。これは観光地というと10年、20年、その辺のところまで考えるのが普通でしょうけれども、あるいは今。でも、それを50年先あるいは100年先も考えた観光計画というものも同時進行していけるといいのではないかなというふうに私は思います。この一歩だけでもいいから踏み出せるといいと。  皆さんご存じのように、川のまるごと再生事業で沢田のほうで遊歩道を造ってもらいました、あの辺。ずっとつながっていますけれども、あの脇に沢田区の方々が桜の苗木を植えてくれました。あのこともそういった花の町あるいは遊歩道を飾ろうというその沢田の人たちの思い、こういったものが詰まっているのだというふうに私は思っています。こういうことを町民が自分で一歩、少しでも町民のためにという、50年、100年のために、子々孫々のためにというような思いで動いてくれると、ありがたいなというふうに思います。行政、お金がないわけですから、町民がみんなで動くという、そういった町も必要なのだろうなというふうに思っています。  続きまして、では今度はオリンピック・パラリンピックへの町民の積極的参加をというふうな呼びかけをいたしました。このことについて伺います。報告の中で、話の中で、泉野小学校でもって川嶋伸次選手は、これ泉野小学校でしたか、日本代表だったわけですけれども、その講演をしてくださったと。それからまた、瀬戸大也選手が泉野小学校で講演会を開いてくれたということ。このことがありましたけれども、報告がありましたけれども、とてもよかったのだろうというふうに思います。子供たちにいい思い出を残してくれた。それから、希望を持たせてくれた。僕もオリンピックに出るように頑張りたいというようなものもあったのだろうというふうに残っていると思います。  これ、なぜ泉野小学校だけで、ほかの学校、あと5校に体験させないのか、これを伺います。 ○長瀬衛議長 小熊学校教育課長。                 〔小熊三矢子学校教育課長登壇〕 ◎小熊三矢子学校教育課長 再質問にお答えいたします。  平成29年度、30年度の2か年にわたり、泉野小学校において埼玉県教育委員会の委嘱を受け、次代に語り継がれるレガシー創出事業として実施をいたしました。この事業については、埼玉県教育委員会の委嘱ということになっております。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 分かりました。ただ、分かり切れないのは、委嘱を受けたからというだけでなくて、委嘱を受けていなくとも、私はこの毛呂山町としては、教育界としては、ぜひオリンピックに出る可能性を持っている選手あるいは出た選手、そういうことはめったにないことなので、やっぱり身近なところでもって触れ合えるような、コミュニティではないのですけれども、そういったものができるような機会を持たせてあげることも大切だろうというふうに思います。これについてはいかがでしょう。 ○長瀬衛議長 小熊学校教育課長。                 〔小熊三矢子学校教育課長登壇〕 ◎小熊三矢子学校教育課長 今年度につきましては、毛呂山中学校において車椅子バスケット体験、川角中学校においてボッチャ体験を行うなど、パラリンピックスポーツについても体験的な学習を行いました。今後も町立小中学校において様々な教育活動を通し、東京2020オリンピック・パラリンピックへの興味や関心を高める取組の充実を図ってまいります。 ○長瀬衛議長 疋田秘書広報課長。                 〔疋田浩一秘書広報課長登壇〕 ◎疋田浩一秘書広報課長 再質問にお答えいたします。  様々なオリンピック選手等のほかでの活動というご指摘でございます。具体的な話になって申し訳ないのですが、スケジュール的な問題とか、そういうものもございまして、大変多忙でございますので、なかなかこちらに招致するのが今現在難しい状況もございます。なもので、そのスケジュール等も鑑みまして、今年の支援会は考えてまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) 分かりました。ただ、これからまだオリンピックが終わってでもいいわけで、ぜひ各学校で選手と触れ合う機会をつくっていただけるといいと思いますが、これについてはいかがでしょうか。 ○長瀬衛議長 小熊学校教育課長。                 〔小熊三矢子学校教育課長登壇〕 ◎小熊三矢子学校教育課長 再質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおり、東京2020オリンピック・パラリンピック終了後も様々な教育活動を通しまして、こちらについての興味や関心を高める取組の充実を学校を通し図ってまいりたいと思います。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。ともかくこの機会を逃してはならないというか、子供たちが、この前に大也選手が泉野小学校に来た後、私も子供たちからいろんな話を聞きましたけれども、非常に喜んでいて、メダルをかけてもらった子なんかも本当に跳びはねて喜んでいたということ。それから、それがずっとほかの子たちにも及んで、やっぱり希望を持たせるというか、それ非常に効果があったのだろうと思います。ぜひあの瀬戸大也君の人柄とか、それから森さやかさんの頑張りとか、そういったものを今の子供たちが吸い込むというか、そういうふうな影響をちゃんと受けていく。子供だけではありませんけれども、年寄りでもそうなのですね。そういうことが大切だと思いますので、やはり触れ合いの場を用意していただきたい、そんなふうに思っています。これは時間の都合とかいろんなことあるでしょうけれども、ぜひお願いしたいと思います。  それから、続けて申し訳ないですけれども、パラリンピックです。毛呂山町で採火式があるということについては、どの程度それは正しいのでしょうか伺います。正しいと言っては失礼ですけれども、もう決まっているのでしょうか。 ○長瀬衛議長 宮寺スポーツ振興課長。                 〔宮寺定幸スポーツ振興課長登壇〕 ◎宮寺定幸スポーツ振興課長 再質問にお答え申し上げます。  パラリンピックの聖火リレーについては、全国700か所を超える市区町村において、パラリンピック聖火の元となる火をおこす採火式並びに東京へ向け火を送り出す出立式が行われます。埼玉県では、毛呂山町を含めると17の市町村で採火を行い、それぞれの火をさいたま市へ集め、一つの火とします。集められた一つの火は埼玉の聖火となり、幸手市、蓮田市、白岡市、川島町、入間市と圏央道沿いの市町村においてリレーされ、最終的に朝霞市へ向かい、朝霞市で出立式を行った後、東京都へ向かうことになります。  なお、毛呂山町における採火式がどのような内容で行うかについては、現在検討中でございますが、パラリンピック聖火リレーのコンセプトであるシェア・ユア・ライト、直訳であなたの光を分かち合おうということになるかと思いますが、その意に添えるようなイベントにしたいと考えております。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。その採火式に立ち会うということもほとんど経験としては一般の人はないわけで、できる限りそういったところに一般の人が見たり、何かできるように配慮していただければありがたいというふうに思います。  それから、パラリンピックについては、これは普通のオリンピックとは違った大切さがあるというふうに思います。先ほど課長の答弁でもありましたけれども、課長も力説しておられましたけれども、やっぱり心のバリアフリーであったり、いろんなことが含まれています。こういう機会にということで、こういう機会を逃してはならないというか、ぜひ社会福祉協議会の「ふれあい広場」とか、そういったことだけではなくて、もっとそういう触れ合いの機会を増やしてもらいたいと私は思います。もうこれはこの機会でなければならないというふうに思っている。いかがですか。 ○長瀬衛議長 串田福祉課長。                 〔串田和佳福祉課長登壇〕 ◎串田和佳福祉課長 再質問にお答え申し上げます。  議員ご指摘のとおり、心のバリアフリーの推進につきましては、このパラリンピックを機会に広く国民、我々町民の皆様に理解を深めていく絶好の機会というふうに捉えております。町としましては、町社会福祉協議会がこれまで実施してきておりました「ふれあい広場」あるいは福祉ふれあい体験、あるいは福祉教育推進事業、そういった具体的な事業、これにつきましては継続し、町として全面的なバックアップをしながら進めていきたいというふうに考えております。あわせて、町におきましても各種媒体を通じたこういった周知の徹底を図っていきたいというふうに考えております。最も大事なことは、障害者の方々と触れ合うこと、その機会が少しでも多く持てること、このことが大事だというふうに認識しております。  以上です。 ○長瀬衛議長 村田忠次郎議員。 ◆9番(村田忠次郎議員) ありがとうございます。ぜひ進めていただきたい、そのように思っております。ご期待申し上げます。  私も子供と触れ合うことが多いわけですけれども、今から20年ぐらい前に、耳がほとんど聞こえない子をお預かりしました。その子は、95デシベルといいますから、すぐそばでもってわあと言ってもなかなか聞こえないくらいでした。その子をお預かりして、いろんなことを教えるといったときに、本当に苦労もしました。職員も上尾のリハビリテーションセンターに研修に行ったりとかいろんなことをやって、力をつけてお預かりしたのですけれども、その子と触れ合う中で非常に多くのものを学びました。今の自分を形づくる元になったという気もするくらいです。  それから、その後育心寮から、名前は言いませんけれども、重度心身障害者の子供をお預かりしました。車椅子に乗っていて、トイレも何も全部持ってくるわけですけれども、大変でした。一生懸命生きているということ、これは子供たちみんなが感じ取ったというか、というふうに思います。物すごい学びができたということがあります。  このパラリンピックについても、足がない、手がない、そういう方が必死に競走をするということ。その姿を見る我々とか子供たちは、やっぱり心を育てるというか、自分たちの心を変えていく、偏見をなくすとか、いろんなことがやっぱり期待されるだろうというふうに思うのです。ですから、これはもうオリンピックとパラリンピックがセットになっているのですけれども、こっちにもこっちの大事さがあり、こっちもこっちの大事さがあり、これは同じであると、同じぐらいだというふうに思っています。  ぜひ町民に、あるいは子供たちに、やっぱりしっかりと知らしめたり、それから触れ合いができるものは触れ合わせたり、体験させたり、こういうことをぜひ担当の方々は進めていただきたいというふうに思います。そんなことでご期待を申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 △後日日程の報告 ○長瀬衛議長 本日はこの程度にとどめます。  明3月4日は、午前9時30分から本会議を開き、町政に対する一般質問を行います。 △散会の宣告 ○長瀬衛議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれにて散会します。                                      (午後 3時28分)...