三芳町議会 > 2021-03-01 >
03月01日-議案説明・質疑・討論・採決-01号

  • LGBT(/)
ツイート シェア
  1. 三芳町議会 2021-03-01
    03月01日-議案説明・質疑・討論・採決-01号


    取得元: 三芳町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-17
    令和 3年  3月 定例会(第2回)              令和3年第2回三芳町議会定例会議 事 日 程 (第1号)                          令和3年3月1日(月曜日)午前9時30分開会日程第 1 会議録署名議員の指名                                日程第 2 会期の決定                                     日程第 3 所管事務調査報告厚生文教常任委員会)                       日程第 4 発議第 1号 三芳町議会委員会条例の一部を改正する条例               日程第 5 議案第 3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号)             日程第 6 議案第 4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)        日程第 7 議案第 5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号)          日程第 8 議案第 6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号)           日程第 9 議案第 7号 三芳町介護保険条例の一部を改正する条例                日程第10 議案第 8号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例             の一部を改正する条例                          日程第11 議案第 9号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例       日程第12 議案第10号 三芳町公共下水道事業受益者負担に関する条例及び三芳町後期高齢者医療に関             する条例の一部を改正する条例                     日程第13 議案第11号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例     日程第14 議案第12号 三芳町道路線の廃止について                      日程第15 議案第13号 三芳町道路線の認定について                      日程第16 同意第 1号 三芳町固定資産評価審査委員会委員の選任同意について          日程第17 議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算                     日程第18 議案第15号 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算               日程第19 議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算                 日程第20 議案第17号 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算              日程第21 議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算                  日程第22 議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算                   出席議員(15名)     1番   久  保  健  二  君      2番   鈴  木     淳  君     3番   吉  村  美 津 子  君      5番   井  田  和  宏  君     6番   小  松  伸  介  君      7番   桃  園  典  子  君     8番   細  田  三  恵  君      9番   林     善  美  君    10番   菊  地  浩  二  君     11番   落  合  信  夫  君    12番   増  田  磨  美  君     13番   本  名     洋  君    14番   内  藤  美 佐 子  君     15番   細  谷  光  弘  君    16番   山  口  正  史  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名  町   長   林     伊 佐 雄  君   副 町 長   内  田  浩  明  君  総合調整幹   中  澤  一  信  君   政 策 推進   島  田  高  志  君                          室   長  総 務 課長   大  野  佐 知 夫  君   財 務 課長   高  橋  成  夫  君  秘 書 広報   佐 久 間  文  乃  君   税 務 課長   栗  原  彩  子  君  室   長  自 治 安心   前  田  早  苗  君   MIYOSHI 高  橋  章  次  君  課   長                   オリンピアード                          推 進 課長  住 民 課長   小  林  美 智 子  君   福 祉 課長   三  室  茂  浩  君  健 康 増進   池  田  康  幸  君   こども支援   郡  司  道  行  君  課   長                   課   長  環 境 課長   吉  田  徳  男  君   観 光 産業   鈴  木  義  勝  君                          課   長  都 市 計画   近  藤  康  浩  君   道 路 交通   田  中  美  徳  君  課   長                   課   長  教育委員会   古  川  慶  子  君   教育委員会   中  島  弘  恵  君  教 育 長                   教 育 総務                          課   長  教育委員会   宇 佐 見  宏  一  君   教育委員会   鈴  木  喜 久 次  君  学 校 教育                   社 会 教育  課   長                   課   長  上 下 水道   松  本  明  雄  君  課   長                                              本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   落  合  行  雄      事務局書記   小  林  忠  之  事務局書記   山  田  亜 矢 子 △開会及び開議の宣告 ○議長(井田和宏君) おはようございます。  開会前に申し上げます。本定例会中の議場内の新型コロナウイルス感染防止対策といたしましては、マスクをご着用いただきますようお願いいたします。また、飲料水の持ち込みをあらかじめ許可いたしますので、ご承知おきください。  なお、秘書広報室及び傍聴者より、会議中に議場内を撮影したいとの申出があり、これを許可いたしましたので報告します。  ただいま出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより令和3年第2回三芳町議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。                                      (午前 9時30分) △会議録署名議員の指名 ○議長(井田和宏君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、15番議員、細谷光弘君、16番議員、山口正史君、以上2名を本会期中の会議録署名議員に指名いたします。 △議会運営委員長報告 ○議長(井田和宏君) 去る2月19日に議会運営委員会が開催されましたので、議会運営委員長の報告を求めます。  菊地浩二君。          〔議会運営委員長 菊地浩二君登壇〕 ◎議会運営委員長(菊地浩二君) おはようございます。  令和3年第2回三芳町議会定例会の開催に当たり、議会運営委員会を去る2月19日委員会室におきまして、委員総員出席の下開催いたしましたので、その結果についてご報告いたします。  本定例会までに提出された議案等は、発議1件、議案17件、同意1件、陳情1件であります。  まず、会期につきましては、本日から3月23日までの23日間といたします。日程及び休会日につきましては、お手元の会期日程表のとおりであります。  本日は、初めに、町長の施政方針、教育長の教育方針の表明を行います。  次に、厚生文教常任委員会所管事務調査報告を行います。  続いて、発議第1号を審議した後、議案第3号から議案第13号及び同意第1号を一括上程し、町長の提案理由の説明、担当課長の議案説明を行います。その後、上程議案のうち、補正予算である議案第3号から議案第6号を先議することといたします。  次に、予算議案である議案第14号から議案第19号の6件を一括上程し、町長の提案理由の説明、担当課長の概要説明を行い、議案ごとに概要に関する質疑を行います。  続いて、議長発議により、予算特別委員会を設置し、審査を付託することといたします。  本日の日程は以上であります。  次に、一般質問につきましては、既にお手元に配付してありますように、12名より通告書が提出されております。一般質問の順序につきましては、一般質問順序表に従いまして、3月2日、4日及び5日の3日間にわたり行うことといたします。  予算特別委員会による審査は、9日、11日、12日、15日及び16日の5日間とし、18日を予備日といたします。委員会審査のうち本会議における予算議案6件の審議につきましては、委員長報告、質疑を全会計一括で行い、討論、採決は会計ごとに行うことといたします。  陳情第1号につきましては、陳情内容が町の事務事業に関することではありませんでしたので、取り扱わないことと決定いたしました。  そのほかの議案等の審議につきましては、会期日程表のとおり順次審議を行います。  会期中の各委員会等の開催については、3月1日の本会議終了後に議会広報広聴常任委員会、8日、全員協議会、総務常任委員会、17日、厚生文教常任委員会、22日、議会運営委員会をそれぞれ開催いたします。  以上のように決定いたしましたので報告いたします。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。  以上です。 △会期の決定 ○議長(井田和宏君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの議会運営委員長の報告がありましたように、本定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から3月23日までの23日間と決定いたしました。  なお、会期中の日程及び審議予定につきましては、お手元に配付してございます会期日程表のとおりであります。あらかじめご承知願います。 △町長施政方針 ○議長(井田和宏君) 次に、町長より令和3年度施政方針について発言を求められておりますので、これを許可いたします。  町長。          〔町長 林 伊佐雄君登壇〕 ◎町長(林伊佐雄君) 皆さん、おはようございます。  本日ここに、令和3年第2回三芳町議会定例会の開会に当たり、私の町政運営の基本方針について申し上げ、町民の皆様、議員各位のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。  新型コロナウイルス感染症につきましては、2月23日の首都圏1都3県の知事会議では、7日に緊急事態宣言の解除を目指すことが確認されています。しかしながら、感染者数のリバウンドを警戒する声も高まり、解除後も引き続き住民の皆様には不要不急の外出など控えるなど、感染予防対策には十分な配慮をお願いいたします。また、国内において2月より医療従事者へ新型コロナウイルス感染症ワクチン先行接種が始まりました。町におきましても住民の皆さまにスムーズにワクチン接種が行えるよう、関係機関と連携しながら鋭意進めているところです。決定した事項については、スピード感を持って住民の皆様にお伝えしていきますので、議員の皆様におかれましてもご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。  それでは、令和3年度三芳町施政方針の基本方針を申し上げます。なお、10ページから26ページまでの3、令和3年度予算編成について、4、令和3年度主要事業については、書面にて割愛をさせていただきます。  1 はじめに  1755年11月1日、午前9時40分頃、ポルトガルの首都・リスボンを強烈な揺れが襲いました。  その後も10時、12時と3度の大地震が相次いで発生し、最初の地震による揺れは10分以上も続いたという。隣国のスペインはじめ、イタリア、フランス、モロッコなどでも、かなりの揺れが感じられる広域的な大地震でした。  とりわけ、大西洋に面する港町のリスボン市では、最初の激震により市内85%の建物が倒壊し、2万人前後が即死。次いで第2の地震が襲いかかり、残った建物の多くが倒壊したうえ、火災も発生して燃えひろがり、犠牲者の数を増していく。折しもこの日は、カトリックの祭日「万聖節」にあたっていて、人びとが教会で祈りを捧げているさなかに大地震が発生したため、教会の建物が潰れ、数千人が犠牲になりました。  生き残った市民は、港の空き地などに避難したが、やがて海水が沖へと引いていき、砂州が現れたかと思うと、一転して巨大な津波が襲来。津波は、猛烈な勢いで市街地を呑みこみ、テージョ川を遡上して被害を拡大していく。6~15mと推定されている津波は繰り返し押し寄せて町を洗い、津波による死者だけでも1万人に達しました。  津波に呑まれなかった市街地は、1週間も燃えつづけ、火災によって灰燼に帰し、リスボン市は壊滅してしまいました。  リスボン大地震をきっかけに歴史は大きく動く。  死者5~6万人(当時の人類の人口は7億人)という大惨事は、ヨーロッパを恐怖に陥れます。一言でいえば、「神は人間を見捨てたのではないか」というのが、人々の恐怖の核心にあり、神に見捨てられたとなれば、自分の命は自分で守らなければならない。その恐怖から、「近代」という時代がはじまったと言われています。  近代科学も産業革命も啓蒙主義も、自由・平等・博愛の革命思想も、すべてリスボン大地震以降に一斉に動き出します。また、このリスボン大地震は、国家が直後の対応と復興に責任を持った最初の近代的災害とも言われています。  人類史は災害史とも言えます。  過去の大災害の歴史をたどると、巨大地震や火山噴火、洪水、干ばつなどの天変地異、また疫病の大流行や長期化する戦乱等の人為災害も含め、大災害をきっかけとして歴史が動き、転換してきました。  今、人類は、新型コロナウイルス感染症世界的感染拡大という未曾有のパンデミックの真っただ中にあります。  私たちは、歴史に学び、人類の英知と科学と、そしてあらゆる困難をも乗り越えていこうとする人類に継承されてきた「生きる力」というDNAを信じ、力を結集すれば、必ず、いかなるウイルスをも克服することができます。  そして、リスボン大地震以降に「近代」が始まったように、私たちは、このパンデミックから何を学び、コロナ後の世界をどのように構築し、創造していくのか。  嵐に荒れ狂う大海の中で翻弄される小舟であっても、乗組員が一丸となって嵐と闘い、目的地を目指します。小さな一自治体であっても、パンデミックで翻弄される歴史の中にあって、新たなパラダイムシフトが予見される未来へのまちづくりに向かって、冷徹な、しかも熱き思いとまなざしをもって進むときです。  2 町政運営の基本方針  昨年は、昭和45年に三芳村から三芳町に町制が施行されて50年の節目の年でした。また、日本も56年ぶりの2度目となる東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される予定でした。  しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、50周年記念式典、オリパラも延期となり、多くの事業が中止となりました。住民の皆様も不要不急の外出や行動が制限され、不安と閉塞感の中での生活を余儀なくされた1年でした。  本来、街は、同じ空間と時間の中で、人々が集い、交わり、学び、感動し、共に成長し、より豊かな人生を送る劇場とも言えます。しかし、劇場は閉鎖され、その空間と時間を共有することができませんでした。  一方で、ザ・シンフォニエッタみよしのメンバーによる「無観客でも頑張ろう!」オンラインコンサート今村彩子監督の映画「スタートライン」のオンライン放映など、オンラインと芸術文化の力で、私たちは勇気と元気をいただくことができました。それは、砂漠の中でたどり着いたオアシスのように、生きる上で最も大切な「人と人とのつながり」を実感し、再確認する機会でもありました。  コロナ後のまちづくりは、どこに向かうのか。  ザ・シンフォニエッタみよしの荒井英治氏は、「喉の渇きは、水を飲めば癒されますが、心の渇きは、そういきません」と、コンサートの中でお話しされていました。  コロナ禍の1年を過ごす中で、行政の大事な使命は、住民の皆様の生存の根底にある「喉の渇き」と「心の渇き」を満たすことであると改めて感じました。  昨年8月に発刊された雑誌「アエラ」では、コロナ後の移住先自治体ランキングで三芳町は埼玉県で1位、関東で4位に選ばれました。同じく、8月に茨城県境町から招待された美術館オープニングセレモニーで、建築家の隈研吾氏にお会いし、懇談する機会をいただきました。その中で、隈氏は、「コロナ後の自治体は、東京に近く、自然と農業と食のある町の時代」と話され、三芳町の可能性について示唆してくれました。  自治体を取り巻く環境は、少子高齢化、人口減少、そして社会保障費の増加による財政運営など、多くの問題を抱え厳しい状況に置かれています。加えて、コロナ後の税収減少が予想され、今まで以上に、定住人口を増やし、企業誘致などにより財源を確保し、地域経済を活性化し、いかに魅力あふれる元気な町を創っていくか、自治体の存亡が問われています。  第5次総合計画の基本構想では、まちづくりの基本理念として、「協働のまちづくり」「持続可能なまちづくり」「特性・資源を活かすまちづくり」の3つの柱を上げています。今、この3つの基本理念に、コロナ後のまちづくりを想定し、新たな光を当ててみる必要があります。  「協働のまちづくり」では、条例の施行、まちづくりネットワークの設立、さらにはまちづくり交流会まちづくりフェアの開催など、住民参加の促進と多様な主体の連携を推進してきました。しかし、私たちはコロナを経験し、日常生活の中で、人と人とが出会い、共に生きているという喜びと感動を実感しながら「生きる」ということの重要性を再認識しました。人が生きていく上での「人とのつながり」による実存的な「心の渇き」を、協働に加え共生社会の推進の中で満たしていくことが求められています。  「持続可能なまちづくり」は、国連で採択された国際目標の「SDGs」を総合計画の基底に据えました。可能な施策や事業を全てSDGsに位置づけ、さらに持続可能なまちづくりの推進に取り組んでまいります。「誰一人取り残さない」ことが、コロナ禍で様々な人権等が阻害されている中で最重要な理念となります。  「特性・資源を活かすまちづくり」は、雑誌「アエラ」のコロナ後の移住先自治体ランキング、隈研吾氏の今後のまちづくりでの可能性の言及にあるように、三芳町には多くの資源・特性があります。「脚下・照顧」、足元を見つめ直し、三芳町の特性・資源を再発見し、磨きをかけて新たなイノベーションを興すときです。  こうした町政運営の基本的な考えの下、以下、3つの基本方針について述べます。  Ⅰ 「サステーナビリティー」のまちづくり      ~一人ひとりの命と未来を見つめて  新型コロナウイルス感染症の長期化により、令和3年度当初予算は、町財政運営の根幹である町税収入の大幅な落ち込みが確実となってきています。また、歳出面では、少子高齢化による社会保障関係費の増加だけでなく、新型コロナウイルス感染症対策などの新たな財政需要も想定されます。  こうしたことから、第5次総合計画後期基本計画の基本理念の一つ「持続可能なまちづくり」をさらに徹底し、重点プロジェクトの「行財政基盤強化プロジェクト」の取組として、「財政サステーナビリティー宣言」を発出しました。  コロナ後の様々な課題を抱えたまちづくりの推進において、重要なキーワードは「サステーナビリティー」であり、その理念は「誰一人取り残さない」です。一人ひとりの命と尊厳を大切に未来への視座を持って、「今」を生きる住民の皆様の生活を守り、一方で未来に向けて人材育成をしていくことが“「サステーナビリティー」のまちづくり”で重要と考えます。  「倉廩実つればすなわち礼節を知り、衣食足ればすなわち栄辱を知る」。倉の中の品物が豊富になってくると、人は初めて礼節を知る基盤ができ、日常生活に必要な衣食が十分足りてくると、初めて真の名誉、恥辱がいかにあるべきかを知る基盤ができる。  中国、春秋時代の斉の政治家管仲の言葉です。管仲は、斉の桓公に仕え、国内の行政、経済の改革を実施して斉の国力を強化し、分裂抗争を繰り返す春秋時代に桓公を最初の覇者にしました。  この管仲の政治の特徴は、国民は国家の礎石であるという民本思想です。貴族のための政治ではなく、庶民のための政治を行ったことです。民を愛し、民を富まし、民を利することに主眼を置き、農業・漁業・工業・商業などの産業を盛んにして国家を安定的に存続させました。  コロナ禍の施策の最優先事項は、まず、住民の皆様の命と健康、生活を守ることです。日々の生活が保障され、安心安全で健康で快適な生活を送ることができること、そのためには、「倉廩実ち、衣食足る」政治を行うことであり、住民の生活第一主義がまちづくりの礎石です。  同じく管仲の言葉です。「一年の計は、穀を樹うるに如くは莫く、十年の計は木を樹うるに如くは莫く、終身の計は人を樹うるに如くは莫し」。1年を目安にする計画は穀物を植えるのが一番よい。10年を目安とする計画は木を植えるのが一番よい。一生を目安とする計画は人を植えるのが一番よい。  管仲以前の中国古代の国家管理思想では、統治者は民を人とみなしていませんでした。しかし、管仲は、人の社会生活における重要性を認識し、人の価値・尊厳・需要と感情を重視し、そこに政治の基礎を置くようにしました。  持続可能な安定した社会を築くには、あるいは安定した社会を持続可能にするには、未来を見据えた人材育成が重要です。  管仲の死後、桓公はよき後継者に恵まれず、相次いで亡くなり、2人が苦心惨たんして築いてきた覇業も40年余りで幕を閉じ、晋の文公が覇王の地位に上ることになります。まさに「一国は一人を以て興り、一人を以て亡ぶ」という歴史の教訓です。人材が国の存亡を左右するのです。  2月19日、当地域の武蔵野の落ち葉堆肥農法は、世界農業遺産等専門家会議の評価結果を踏まえ、農林水産省から国連食糧農業機関へ申請することが承認されました。昨年の現地調査を受けて、世界農業遺産等専門家会議からは、先立って当地域の評価として下記の伝達事項がありました。  「劣悪な生産条件からかつては荒れ地であったところに、江戸時代に導入された独特の地割制度により農業集落が形成され、現在なお「落ち葉堆肥農法」として受け継がれているという壮大なストーリーに感銘を受けた」。  専門家会議委員に「壮大なストーリーに感銘を受けた」と評価を受けた背景に、三富新田を開拓した川越藩主柳沢吉保公が、村の発展の礎に「教育」を掲げたことが上げられます。  認定地域となっている三富新田は、今から320年前、江戸時代の元禄年間に開拓されました。三富の「富」という地名は、柳沢吉保公が「論語」から引用して命名されたと言われます。開拓地の豊かさは、まず経済的に富むこと、そして次に教育によって心を富ますこと、これが村の発展につながると考えたのです。  その思いが無窮に継承され、今日の当地域の発展につながっています。「教育」が人を育て、持続可能な農法を今日まで持続可能にしたと言っても過言ではありません。「終身の計は人を樹うるに如くは莫し」、管仲の民本思想と同じです。  コロナ後の“「サステーナビリティー」のまちづくり”は、一人ひとりの命と尊厳、生活を守り、未来の人材育成によって実現されると考えます。  Ⅱ 共生社会の実現に向けて      ~価値観の共有と統合、新たな価値の創造へ  三芳町は、東京パラリンピックに向けてマレーシアの共生社会ホストタウンです。これまで、あいサポート運動、手話言語条例の制定など、共生社会の実現に向けて様々な障がい者福祉政策を行ってきました。  マレーシア共生社会ホストタウンになったことを機に、子供からお年寄りまで、さらに性別にとらわれず、障がいの有無にかかわらず、誰しもが個性と人格を尊重され、幸せに生きることができる社会を実現していきます。  上原大祐氏(元パラリンピックアイスホッケー日本代表選手)は、「人はみんな課題を持って生きている。課題は、実は楽しい。なぜならば、新しいイノベーションは全て課題から始まる。障がい者は、多くの課題を抱えている。それは何かを変えられるチャンスを持っていることであり、その課題が克服できたとき、多くの人が幸せになれることを意味している」と述べています。  課題をチャンスと捉え、イノベーションに変えていく。共生社会の実現には幾多の困難や課題があったとしても、このプラス思考とポジティブな姿勢があれば必ず実現することができます。  昨年10月、オランダ大使を表敬訪問させていただきました。これまで町が取り組んできたオランダ女子柔道チームとの交流事業等について説明し、三芳町は、オランダのスポーツ、芸術、文化、教育、農業、LGBTなどの人権の取組などについて学び、交流を深め、レガシーを残していきたいとお話ししました。  大使は、それを受けて次のように答えられました。「オランダの女子柔道チームが、三芳町に来て、心地よく、楽しく過ごすことができるのは、オランダと三芳町が価値観を共有しているからだと思う」と。  「価値観の共有」という大使の言葉から、オランダと三芳町は同じ価値観によって結びついた仲間であるというメッセージが感じ取られ、その価値観が両者を強く結びつけていることに気づかせてくれました。  世界は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大でパンデミックになっており、先行きが不透明で閉塞感と不安という混沌の中に沈んでいます。こうした混沌の中で人類を導いてくれるのは、人類を幸せにする理想であり、価値体系です。共生社会は、多様な価値を認め合い、共有し、社会の無数の矛盾をも統合し、克服する中に実現、出現してくるものではないでしょうか。  それは、抽象的な机上の価値体系ではなく、自由、平等、人権などの価値を具現化した芸術、文化、また教育、福祉などの具体的な施策の中にあり、さらに、それは生きた価値体系であり、愛や勇気や希望をもたらし、人々の「心の渇き」を癒すものでなくてはなりません。  共生社会は、価値観の共有と様々な課題の克服と統合によって実現されます。そして、世界は、コロナを克服した後の共生社会に基づく新たな価値の創造が求められています。  Ⅲ Life change experience(人生を変える経験)     ~レガシーの萌芽と一人ひとりの幸せの実現  三芳町は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会でオランダのホストタウン、マレーシアの共生社会ホストタウンです。新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって、1年延期となり、今年開催される予定です。  ホストタウンの自治体として、開催できることを願っています。  昨年の施政方針で、未来へのかけ橋として5つのレガシーを上げています。  ① 「私の2020」~感動から夢への挑戦  ② スポーツの力で青少年健全育成~スポーツは人づくり  ③ Sports For AII~デポルターレの心で  ④ 「ピープル インサイド オナジ」~共生社会の実現へスタートライン  ⑤ ホストタウンを通した国際交流~世界の平和に向けて  これまで、ホストタウンに認定されたことを受けて、オランダとは、オランダ女子柔道チームとの交流、中学生海外派遣事業などを実施し、またマレーシアとは、中学生海外派遣やフォークロア・フェスティバルへの参加、会計年度任用職員の採用等も行ってきました。  新年度のオランダへの中学生海外派遣について検討する過程で、現地のアドバイザーから次のようなメールが届きました。  「一昨年、派遣した生徒6人は、今でもオランダの家族の皆さんと交流を続けています。中には、来年オランダに留学したいという生徒もいます」。  「どうしてそのようになったのでしょうか?」とホストファミリーに聞いたところ、ホストファミリーの方が「Life change experience」、人生を変えるような経験だったのでしょうということでした。  ホストファミリーの皆さんは、次回、三芳町からの派遣があった場合、必ず声をかけてくださいと言ってくださいました。三芳町の子供たちを自分の子供のように思ってくれていて、オランダに来るときは、いつでも家に来て滞在してほしいと言ってくれています。  ホストファミリーは、言葉に言い尽くせぬ、お金では買えない経験をさせてもらったと言っていました。そこまで思ってくれているというのには、生徒さんたちもそれだけのものを返したということだと思います。魂が触れ合うような経験をしたのでしょうね。  1月11日、成人式が挙行されました。代表で抱負を述べた新成人の一人は、マレーシアへの中学生海外派遣に参加した生徒でした。その経験から将来世界と日本をつなぐような仕事をしたいと熱く語っていました。これまで中学生海外派遣事業に参加した多くの生徒は、その体験から新たな夢や目標に向かって歩み始めています。  「Life change experience」    ~人生を変える経験、魂が触れ合う経験  実は、これがレガシーの種子で、種子は既にまかれ、芽が出始めている。これまでの両国との様々な事業が肥沃な土壌となって、種子はまかれ、既に芽が出始めているのです。その芽を大切に育て、継承していくことがレガシーになると実感しました。  昨年11月にはオランダ大使館から1,000個のチューリップの球根が届きました。淑徳大学の学生はじめ関係者と、月桂樹の植わる庁舎前の花壇に一つ一つ大切に土の中に鎮めました。月桂樹は、オランダ柔道連盟とホストタウン協定締結を記念して植樹したものです。チューリップの花言葉は「思いやり」です。春には、両国の友情のあかしとして花開くことを願っています。  「Life change experience」が「人生を変える経験」だとしたら、それは、中学生海外派遣に参加した生徒だけの経験ではありません。人生そのものが、小さな、あるいは大きな人生を変えるような経験の積み重ねの連続です。そうした経験を積むことによって人は成長し、自己実現を図っていくことができるのではないでしょうか。  さらに、「Life change experience」は「心の渇き」を癒し、生きる勇気と希望を与えてくれます。  行政の使命は、住民福祉の増進にあります。一人ひとりの幸せの実現です。  出会いや感動、喜びなどの実感が感じ取れる大小様々な「Life change experience」が、人々に幸せをもたらしてくれます。日々の生活の中で、幸せを実感できるまちづくりを推進していきます。  むすびに  平成29年、日本農業遺産に認定された「武蔵野の落ち葉堆肥農法」。  このたび世界農業遺産等専門家会議から世界農業遺産認定に向けて、国連食糧農業機関への申請が承認されました。  第一報を受けたとき、これまでの8年間が走馬灯のようによみがえってきました。  平成24年、「農と里山シンポジウム」が淑徳大学で開催され、そのときにパネリストの先生方から世界農業遺産に当地域の農法を申請することを勧められました。  翌平成25年、世界農業遺産国際会議に参加。この会議で、これまで半信半疑でしたが、当地域の農法を世界農業遺産に申請し、認定を受けることの意義と重要性を強く確信しました。  以来、4回の申請を重ねてきました。申請のたびに専門家会議委員はじめ多くの方々からアドバイスをいただき、課題を一つ一つ解決し、一歩一歩歩んできました。この間、私たちも学び、成長し、多くの人と出会い、力をお借りし、ここまでやって来ることができたと思います。  アドバイザーの東京農業大学名誉教授、進士五十八先生は、最初の申請時に、「簡単に1度で認定されないほうがいい」とお話しされていました。  ここに至って当時を振り返ると、進士先生の言葉は、当時の状況を冷静に分析し、将来を俯瞰し、発言されていたことが理解できます。  当地域の可能性を認識しながらも、学術的な研究調査と様々な取組の積み重ね、さらには多くの関係者の参画なくして認定への道は厳しいということだったのでしょう。  まちづくりは、1年で結果を出せるものと、何年も時間をかけて根気強く取組続けないと結果を出せないものがあります。これまで、町長として経験を積み重ねてきたことによって、初めて気づく感想です。  しかし、今は目指してきた山頂手前の頂きにやっとたどり着いたにすぎません。この頂に立ち、さらに幾重にも重なり連なる峨々たる稜線が開けてきました。  「士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。(中略)死して後已む、亦遠からずや」。  士は度量が広く意志が強固でなければならない。それは任務が重く、道は遠いからである。全力を尽くして死ぬまで事に当たる、何と遠いではないか。  「死して後已む」。まだまだ道半ば・・・  この志を持って、初心に立ち返り町政進展の上に尽力してまいります。  住民の皆様、並びに議員各位におかれましては、なお一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私の令和3年度施政方針といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 △教育長教育方針 ○議長(井田和宏君) 続いて、教育長より令和3年度教育方針について発言を求められております。これを許可いたします。  教育長。          〔教育委員会教育長 古川慶子君登壇〕 ◎教育委員会教育長(古川慶子君) 皆様、おはようございます。議長の許可をいただきましたので、私から令和3年度三芳町教育方針について述べさせていただきます。  はじめに  今日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、教育を取り巻く環境は大きく変化しています。新しい生活様式を踏まえた感染防止対策により、子供たちの健康を守り、全ての子供たちの学びの機会を最大限確保することが重要です。  少子高齢化やグローバル化、高度情報化の進展などにより、社会が多様化し、予測困難な時代を生きる子供たちが、自らの力で人生を切り開き、幸福な生涯を実現していくためには、主体的に社会や人と関わり、感性を豊かに働かせ、他者と協働して社会や人生をよりよいものにするという目的を自ら考えることのできる力を育成し、一人一人の生きる力を確実に伸ばしていく必要があります。  また、社会全体が一つとなって子供たちを育み、子供たち一人一人がその能力と可能性を開花させられるよう、社会に開かれた特色ある教育活動を展開していくことが重要です。  そして、全ての住民が豊かで充実した人生を送るために、様々な学習・文化活動を通して、生涯にわたり主体的に学び続けることができる教育環境の整備を進めるとともに、ふるさと三芳の緑豊かな自然や伝統文化に誇りと愛着を持てるように、文化財や地域の歴史に親しむ機会を充実させていく必要があります。  「令和3年度三芳町教育方針」については、町の「第5次総合計画」及び「第2期三芳町教育振興基本計画」の下、「令和3年度教育行政重点施策」を策定し、これに基づき方針を立てております。  基本理念につきましては、「豊かな知性と感性を育む三芳教育」~生きる力をはぐくみ、ぬくもりのある豊かな地域社会を拓く~とし、基本方針に2本の柱を上げております。  基本方針1は、『未来を拓く学びの力』とし、学校教育に関する方針について、基本方針2では、『生涯にわたる学びと活動の場』とし、生涯学習・社会教育に関する方針を示しております。  基本方針1『未来を拓く学びの力』  ここでは、~変化の激しい社会を主体的に生きるための知性を高め、心身ともに健康で感性豊かな心と創造性をはぐくみ、志を持って自らの未来を切り拓くたくましい人間を育成します~と方針を提示し、子供たちが新しい社会の在り方を自ら創造することができる資質能力を身につける教育を推進するため、4つの基本目標を示しております。  基本目標1から4の取組につきましては、書面にて割愛させていただきます。  続きまして、7ページを御覧ください。  基本方針2『生涯にわたる学びと活動の場』  基本方針2で、~すべての住民がみどり豊かなふるさと三芳に誇りと愛着を持ち、豊かな人生を送るため、生涯にわたって主体的に学び、その成果を生かすことのできる活力ある生涯学習社会を目指します~との方針を提示し、住民が生き生きと学び、一人一人が豊かになるために、「いつでも」「どこでも」「だれでも」主体的な学習活動ができるよう、各種講座事業の取組や居場所づくりなどの学習環境整備を進めていきます。社会教育施策担当と社会教育の現場である公民館の連携を一層強化し、住民に密着した社会教育事業を展開します。  基本目標1から3までの取組につきましては、同様に書面にて割愛させていただきます。  結びに  一人一人誰もが尊重され、生き生きと輝くまちづくりを進める上で、人づくりである教育は大きな役割を担っています。三芳町教育委員会としましては、「豊かな知性と感性をはぐくむ三芳教育」を目指し、「令和3年度教育行政重点施策」の推進に全力を尽くしてまいります。令和3年度も引き続き、住民、議員の皆様方のご理解、ご支援をいただきますようお願いいたします。  以上、令和3年度の教育方針といたします。どうぞよろしくお願いいたします。 △諸般の報告 ○議長(井田和宏君) 続きまして、諸般の報告を申し上げます。  行政報告書、例月出納検査結果報告書がありましたので、お手元に配付してあります。  また、本定例会に上程されます議案等は、発議1件、議案17件、同意1件であり、お手元に配付してあります。  町長より本定例会への提出議案の報告並びに地方自治法第121条の規定に基づく出席要求による出席者の報告については、既に配付のとおりです。  1月29日、総務常任委員会。  2月4日、議会運営委員会。  2月9日、議会広報広聴常任委員会。  2月12日、議会運営委員会。  2月16日、全員協議会。  2月19日、議会運営委員会。  2月24日、厚生文教常任委員会が、それぞれ開催されました。  なお、議員派遣については、予定していた事業が新型コロナウイルスの影響により、全て中止となりましたので、ご報告いたします。  以上で諸般の報告を終わります。 △所管事務調査報告厚生文教常任委員会
    ○議長(井田和宏君) 日程第3、所管事務調査報告を行います。  厚生文教常任委員長に報告を求めます。  内藤美佐子さん。          〔厚生文教常任委員長 内藤美佐子君登壇〕 ◎厚生文教常任委員長(内藤美佐子君) 厚生文教常任委員会より、お手元に配付済みの所管事務調査報告について、ご報告申し上げます。  当委員会は、閉会中の審査として、令和2年11月12日午前、福祉課、健康増進課、社会福祉協議会より担当者に参加いただき、コロナ禍における独居老人問題について様々聞き取りの調査を実施いたしました。  独居老人の人数把握は住民票では正確な把握は難しく、地区社協の福祉委員による福祉新聞の配布を通し把握が行われています。福祉新聞配達時に独居老人のコロナ禍における不安を訴える声も伺い、福祉課と社会福祉協議会との連携により対応されております。  コロナ禍の介護認定数については、新規認定は前年度より増えてはいるが、これは高齢化が進んでいるためとのこと、また区分変更は目立った増加はないと説明がありました。委員からは、課題として、地域により独居老人数に差があること、コロナ禍により社会からの孤立に拍車がかかっていること、外出自粛により生活機能の低下が見られること、通院自粛による健康被害の懸念があることなどが上げられました。  以上の結果から考えられることは、高齢者の要望把握が必要であること、孤立を防ぎ、社会とのつながりを維持するための支援の必要性、マンション住まいの高齢者への対応、様々な取組で支え合う仕組みづくりの重要性であります。コロナ禍における長い自粛生活が独居老人にもたらしたものは、社会からの孤立から生じる心身への影響で、生活機能の低下や通院自粛による健康被害等が心配される状況にあります。孤立を防ぎ、社会とのつながりを維持するために行政ができることはないか、自治会等に入っておらず、地域で活動する場がない高齢者をどうするかなど、委員会で協議を重ねました。  当委員会では、このたびの調査結果を踏まえ、今後独居老人対策に限らず、高齢者全体の問題として高齢者が地域で心身ともに健康に生活できるような施策をまとめ、町へ提案してまいります。  以上で報告を終了いたします。 ○議長(井田和宏君) ただいまの厚生文教常任委員長の報告に対しまして、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  以上で厚生文教常任委員会の報告を終了いたします。  議事の途中ですが、休憩いたします。                                      (午前10時26分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午前10時50分) △発議第1号 三芳町議会委員会条例の一部を改正する条例 ○議長(井田和宏君) 休憩前に引き続き議事を行います。  日程第4、発議第1号 三芳町議会委員会条例の一部を改正する条例を議題とし、提出者に提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長、菊地浩二君。          〔議会運営委員長 菊地浩二君登壇〕 ◎議会運営委員長(菊地浩二君) 発議第1号 三芳町議会委員会条例の一部を改正する条例について、提案理由とその改正内容についてご説明申し上げます。  提案理由ですけれども、まず、改正点として大きく2点ございます。まず、1点目ですけれども、さきの臨時会におきまして、三芳町課室設置条例の一部が改正されました。このことにおきまして、三芳町議会委員会でも、所管する課名が変更等がございますので、そちらの改正が1点。そして、2点目でありますが、重大な感染症の蔓延防止措置の観点、または大規模な災害等の発生によって、招集場所へ委員等の参集が困難と判断されるときに、いわゆるオンラインでの委員会が開催できるように条例を改正するものであります。  では、内容について説明申し上げます。新旧対照表を御覧いただきたいと思います。1ページ目、第2条におきまして、総務常任委員会の所管をこれまでの「財務課」から「財政デジタル推進課」、「施設マネジメント課」に改正をいたします。こちらに関しましては、附則におきまして、3ページ目になります。こちらの改正は、町と合わせて平成3年4月1日から施行することになります。  そして、附則の2におきましては、この総務常任委員会の所管が変わることによって、これまでの委員会と継続して行えるように附則で規定するものであります。委員長、副委員長、委員は、そのまま所管が変わった後も在任するというような形になります。また、協議中の調査等の事件につきましては、新しい委員会においても、その審査を調査中の事件とみなすことを規定しております。  そして、2点目のオンライン委員会につきましては、新旧対照表の2ページ目です。14条の次に14条の2として、委員会開催の特例を設けます。先ほど申し上げたように、重大な感染症の蔓延防止措置の観点、または大規模な災害の発生によって、委員等が参集場所への参集が難しい場合には、オンラインを活用した委員会を開催するとしています。この場合の委員等におきましては、委員会の委員だけではなくて、説明員、または、例えば請願審査における請願者の出席に関しても、オンラインで出席、参加できるようにするものであります。こちらにつきましては、オンラインの委員会への出席は、まず開催は委員長が決めると、そして出席においても事前に委員長へ許可を得なければならないとしております。そして、必要な開催方法等の事項につきまして、委員会全体にわたるものについては議長が定めるとしております。こちらは公布の日から施行するというふうに規定しております。  以上が改正の提案理由と内容となります。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ただいまの説明に対し、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  発議第1号について原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(井田和宏君) 起立総員であります。  よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。 △議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号) 議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号) 議案第6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号) 議案第7号 三芳町介護保険条例の一部を改正する条例 議案第8号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 議案第9号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例 議案第10号 三芳町公共下水道事業受益者負担に関する条例及び三芳町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例 議案第11号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例 議案第12号 三芳町道路線の廃止について 議案第13号 三芳町道路線の認定について 同意第1号 三芳町固定資産評価審査委員会委員の選任同意について ○議長(井田和宏君) 日程第5、議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号)から日程第15、議案第13号 三芳町道路線の認定について及び日程第16、同意第1号 三芳町固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、以上12件を一括上程いたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。  町長。          〔町長 林 伊佐雄君登壇〕 ◎町長(林伊佐雄君) それでは、早速でございますが、本日ご提案申し上げました議案第3号から議案第13号、同意第1号につきまして、順次提案理由を申し上げます。  初めに、議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号)につきましては、予算執行に伴う事業費等の確定による契約差金、勤務実績等による会計年度任用職員に係る人件費、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費、通知カード・個人番号カード関連事務委託料、障害児施設措置費等給付費、介護保険特別会計繰出金、令和元年度子ども・子育て支援交付金返還金、一般廃棄物収集運搬業務委託料、橋梁点検業務委託料等です。これに伴う財源につきましては、国庫・県支出金、財産収入、寄附金、繰入金をもって措置させていただきました。  次に、議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、不足が見込まれる療養給付費等負担金返還金、基金積立金の増額補正、一般会計の繰り出し及び保険給付費、保健事業費、県支出金の減額の補正をするため、地方自治法第218条の1の規定により提案するものです。財源につきましては、前年度繰越金をもって措置させていただきました。  次に、議案第5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、保険者機能強化推進交付金等の確定による増額、介護保険システム・認定読み取りプログラム改修によるものです。なお、保険者機能強化推進交付金、介護保険保険者努力支援交付金による増額につきましては、保険給付費準備基金積立金へ充当いたします。  次に、議案第6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、荒川右岸流域下水道維持管理負担金について補正するものです。  次に、議案第7号 三芳町介護保険条例の一部を改正する条例につきましては、税制改正に伴う介護保険法施行令の改正及び第8期介護保険事業計画策定等に伴い本条例を改正したく、提案するものです。  次に、議案第8号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例については、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する条例の改正に伴い本条例を改正したく、提案するものです。  次に、議案第9号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例につきましては、押印を求める手続見直しを行うことにより、行政手続を簡素化し、住民等の負担を軽減するため、関係条例を改正したく提案するものです。  次に、議案第10号 三芳町公共下水道事業受益者負担に関する条例及び三芳町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法等の一部改正に伴う延滞金の割合の特例について、所要の改正をしたく提案するものです。  次に、議案第11号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、複雑化する町の事務事業の推進に役立つ有益な人材を育てるため提案するものです。  次に、議案第12号 三芳町道路線の廃止について、三芳スマートインターチェンジ上り線側において、ネクスコ東日本が町道の一部をランプ用地として使用することから、1路線を廃止したく、道路法第10条第3項の規定により提案するものです。  次に、議案第13号 三芳町道路線の認定について、前号議案により、一旦廃止した1路線の起終点、延長の変更により、同番号にて再認定し、また新規路線として1路線を認定したく、道路法第8条第2項の規定により提案するものです。  次に、同意第1号 三芳町固定資産評価審査委員会委員の選任同意について、浅沼健一氏の固定資産評価審査委員会委員の任期満了に伴い、引き続き同氏を選任することについて同意を得たく、地方税法第423条第3項の規定により提案するものです。  なお、詳細につきましては、引き続き担当課長よりご説明いたします。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 続いて、担当課長に議案説明を求めます。  議案第3号について、財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) 議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号)についてご説明いたします。  本補正予算については、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ109万4,000円を追加し、予算の総額を179億4,436万5,000円とするものです。  6ページをお願いいたします。第2表、継続費補正ですが、藤久保地域拠点基本計画策定支援業務について、新型コロナウイルス感染症対策の影響により、期間を1年度延長させる必要が生じたため変更するものでございます。  7ページをお願いいたします。第3表、繰越明許費補正ですが、追加として、住民サービス事業については、本補正予算に計上しております新型コロナウイルスワクチン接種に係るシステム改修経費等が翌年度に係る事業となることから、繰越明許費を設定するものです。  次に、地域交通改善対策事業ですが、バス交通改善事業補助金について、新型コロナウイルス感染拡大により、新路線ルートの住民意見聴取などに遅れが生じたことにより、新路線の開通等が翌年度になることから繰越明許費を設定するものです。  次に、ごみ処理施設維持管理事業ですが、当初予算に計上しております埋設一般廃棄物運搬処分業務委託料等について、今年度台の完了が困難であることから、また国庫補助金の返還が翌年度になることから、繰越明許費を設定するものです。  次に、橋梁長寿命化修繕事業ですが、本補正予算に計上しております橋梁点検業務委託料が翌年度に係る事業となることから、繰越明許費を設定するものです。  次に、道路改良事業ですが、町道幹線5号線道路改良工事における電柱及び架空線の移設が予定時期までに完了しないこと、また町道幹線12、13号線道路改良工事について、翌年度に係る事業となることから、適正な工期を確保するため繰越明許費を設定するものです。  次に、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業ですが、関連経費の一部について翌年度に事業を継続するため繰越明許費を設定するものです。  8ページをお願いいたします。生徒支援事業ですが、オリンピックの開催延期に伴い、当初予算に計上しております学校連携観戦に係る経費を翌年度に繰り越すため、繰越明許費を設定するものです。  次に、小学校感染症対策・学習保障支援事業及び中学校感染症対策・学習保障支援事業ですが、本補正予算に計上しております新型コロナウイルス感染症対策に係る消耗品が翌年度に係る事業となることから、繰越明許費を設定するものです。  次に、変更として、新型コロナウイルスワクチン接種事業については、本補正予算に計上しております新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費を翌年度に繰り越すため、補正予算第10号で設定しました金額を変更するものでございます。  9ページをお願いいたします。第4表、債務負担行為補正ですが、太陽の家整備事業負担金については、入間東部福祉会による建設に係る借入金の償還期間が確定したことにより、期間を1年度延期する必要があるため変更するものでございます。  歳入についてご説明いたします。15ページをお願いいたします。款14国庫支出金、項1国庫負担金、目1民生費国庫負担金、節2障害者福祉費負担金2,670万6,000円ですが、介護訓練等給付費、障害児施設措置費給付費等の増加が見込まれるため、これに伴う国庫負担金を措置するものでございます。  節4児童福祉費負担金、子供のための教育・保育給付費負担金3,737万5,000円ですが、認可保育所等運営費の増加が見込まれるため措置するものでございます。  項2国庫補助金、目1総務費国庫補助金、節1総務管理費補助金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2.486万6,000円ですが、交付金追加交付分を措置するものでございます。  節2戸籍住民基本台帳費補助金、通知カード・個人番号カード関連事務の委任に係る交付金1,339万3,000円ですが、通知カード・個人番号カード関連事務委託料に対する国庫補助金を措置するものでございます。社会保障・税番号制度システム整備費補助金82万5,000円の減額ですが、戸籍住民システム改修業務委託料の減額によるものです。  目3衛生費国庫補助金、節1保健衛生費補助金、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金4,353万5,000円ですが、新型コロナウイルスワクチン接種事業に対する国庫補助金を措置するものでございます。  目4土木費国庫補助金、節1道路橋梁費補助金、社会資本整備総合交付金308万円ですが、橋梁点検業務委託料に対する国庫補助金を措置するものでございます。  目5教育費国庫補助金、節1小学校費補助金4万9,000円、節2中学校費補助金37万8,000円の減額ですが、就学援助費の減額によるものでございます。節4教育総務費補助金、学校保健特別対策事業費補助金460万円ですが、小学校、中学校における新型コロナウイルス感染症対策等に対する補助金を措置するものでございます。  款15県支出金、項1県負担金、目2民生費県負担金、節2障害者福祉費負担金1,335万3,000円ですが、介護訓練費等給付費、障害児施設措置費給付費等の増加が見込まれるため、これに伴う県負担金を措置するものでございます。  16ページをお願いいたします。項2県補助金、目2民生費県補助金、節5児童福祉費補助金、教育認定子どもに係る施設型給付費等補助金1,080万2,000円ですが、認可保育所等運営費の増加が見込まれるため措置するものでございます。  款16財産収入、項1財産運用収入、目2利子及び配当金、節1利子及び配当金、財政調整基金預金利子2万6,000円ですが、定期預金による運用利子分を措置するものでございます。  款17寄附金、項1寄附金、目1一般寄附金、節1一般寄附金14万9,000円ですが、新型コロナウイルス感染症対策として寄附がございましたので、措置するものでございます。  目4土木費寄附金、節1都市計画費寄附金35万円ですが、緑化推進のための寄附がございましたので、措置するものでございます。  款18繰入金、項1基金繰入金、目1基金繰入金、節1財政調整基金繰入金1億8,918万9,000円の減額ですが、本補正予算における財源超過分を財政調整基金に繰り戻すものでございます。  項2特別会計繰入金、目1特別会計繰入金、節4国民健康保険特別会計繰入金3,000万円ですが、令和2年度の決算剰余金が見込まれるため一般会計に繰り入れるものでございます。  17ページをお願いいたします。款21町債、項1町債、目1総務債、節1総務管理債690万円の減額ですが、文化施設整備等事業の財源補正により減額措置するものでございます。  目2土木債及び目3教育債については、起債対象事業費の確定により減額するものでございます。  続きまして、歳出についてご説明いたします。18ページをお願いいたします。予算執行方針に基づき予算執行した経費の金額確定による差金を、それぞれ科目ごとに減額措置をしております。また、会計年度任用職員を含む職員人件費については、勤務実績等による過不足分について所要の措置をするものでございます。  それでは、これら差金等以外の主なものについてご説明いたします。款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費、節12委託料、職員健康診断委託料22万4,000円ですが、健康診断、受診者が当初見込みを上回ったため措置するものでございます。  19ページをお願いいたします。目7電算処理費、節12委託料929万円ですが、新型コロナウイルスワクチン接種に係るシステム改修経費等を措置するものでございます。  目11交通安全対策費、節12委託料、交通指導員委託料70万2,000円ですが、学校授業日数変更による増額分を措置するものでございます。  20ページをお願いいたします。項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費、節12委託料、通知カード・個人番号カード関連事務委託料1,339万3,000円ですが、マイナンバーカード発行枚数の増加により措置するものでございます。  21ページをお願いいたします。款3民生費、項1社会福祉費、目2障害者福祉費、節18負担金、補助及び交付金5,341万4,000円ですが、介護・訓練等給付費、障害児施設措置費等給付費の増加及び自立支援医療費の減少が見込まれるため措置するものでございます。  目3老人福祉費、節12委託料、配食サービス事業委託料134万3,000円ですが、利用者の増加が見込まれるため措置するものでございます。  目4介護保険費、節19扶助費、介護保険利用者負担助成70万円ですが、利用者への負担金助成の増加が見込まれるため措置するものでございます。  節27繰出金、介護保険特別会計繰出金128万7,000円ですが、介護保険システム改修及び介護認定読み取りプログラム改修に係る経費を繰出金として措置するものでございます。  22ページをお願いいたします。項2児童福祉費、目2児童措置費、節12委託料、認可保育所等委託料3,150万8,000円ですが、公定価格改定等に伴う認可保育所等運営費の増加により措置するものでございます。  目4保育所費、節22償還金、利子及び割引料、令和元年度子ども・子育て支援交付金返還金829万7,000円ですが、国庫補助金額の確定により返還金を措置するものでございます。  24ページをお願いいたします。款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費3,424万5,000円ですが、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費を措置するものでございます。  項2清掃費、目2塵芥処理費、節12委託料、一般廃棄物収集運搬業務委託料192万8,000円ですが、世帯数の増加により不足分を措置するものでございます。  25ページをお願いいたします。款8土木費、項2道路橋梁費、目1道路橋梁維持費、節12委託料、橋梁点検業務委託料702万9,000円ですが、橋梁の長寿命化計画に基づく点検業務委託料を措置するものでございます。  27ページをお願いいたします。款10教育費、項2小学校費、目1学校管理費、節10需用費、消耗品費600万円ですが、小学校における新型コロナウイルス感染症対策等に必要な経費を措置するものでございます。  28ページをお願いいたします。項3中学校費、目1学校管理費、節10需用費、消耗品費320万円ですが、中学校における新型コロナウイルス感染症対策等に必要な経費を措置するものでございます。  29ページをお願いいたします。款11公債費、項1公債費、目1元金、節22償還金、利子及び割引料、長期債元金169万4,000円ですが、利率見直し方式の元利均等償還であります特例地方債の利率変更に伴い、元金償還額の増額分を措置するものでございます。  30ページをお願いいたします。款12諸支出金、項1基金費、目1財政調整基金費については、歳入でご説明いたしました運用利子分を積み立てるものでございます。  目3緑ぬくもり基金費についても、歳入でご説明いたしました緑化推進のための寄附金を積み立てるものでございます。  目7新型コロナウイルス感染症対策基金についてでございますが、こちらも歳入でご説明いたしました寄附金及び事業中止に伴う減額分を積み立てるものでございます。  以上が補正予算の概要でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第4号について、住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、議案の説明を申し上げます。  本補正予算につきましては、既定の歳入歳出予算の総額に176万3,000円を追加し、予算の総額を35億6,625万7,000円とするものです。  内容につきましては、予算書の10ページをお願いします。歳出になりますが、款2保険給付費につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、緊急事態宣言中の受診控えにより給付費に不用額が見込まれるため、8,167万4,000円を減額するものでございます。保健事業費につきましても、同様の理由により700万円の減額をするものでございます。  款7基金積立金につきましては、令和元年度の繰越金から来年度以降の国保特別会計予算の財源として、4,000万円を財政調整基金に積み立てるものでございます。  次に、款9諸支出金、償還金につきましては、令和元年度療養給付費等負担金の実績報告の提出により、負担金額が確定した結果、過大交付となった2,043万8,000円の返還が生じたため計上するものでございます。  款9諸支出金、繰越金でございますが、令和2年度決算において剰余金が見込まれるため、3,000万円を一般会計へ繰り出すものです。  続きまして、9ページをお願いいたします。歳入になりますが、款5県支出金につきましては、療養給付費の財源として交付される保険給付費等交付金の額が確定したため、1億45万9,000円を減額するものでございます。  最後に、款8繰越金につきましては、前年度繰越金を1,000円科目設置で計上しておりましたが、残りの1億222万2,000円を財源措置させていただくものです。  以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第5号について、健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) 議案第5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号)につきまして、ご説明申し上げます。  本補正予算につきましては、既定の予算総額に歳入歳出それぞれ1,674万7,000円を追加し、予算の総額を歳入歳出それぞれ30億4,931万円とするものです。  補正予算の内容でございますが、保険者機能強化推進交付金、介護保険保険者努力支援交付金の確定による増額、介護保険システム改修によるものです。  それでは、歳入の主な内容についてご説明させていただきます。9ページをお願いいたします。款2国庫支出金、項2国庫補助金につきまして、目4介護保険事業補助金93万5,000円は、介護保険システム改修に伴う補助金、目5保険者機能強化推進交付金693万7,000円、目6介護保険保険者努力支援交付金758万8,000円は、交付金確定に伴う補助金でございます。  続きまして、歳出についてご説明いたします。10ページをお願いいたします。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費222万2,000円につきましては、介護保険システム改修、介護認定読み取りプログラム改修に伴う委託料でございます。  款4基金積立金、項1基金積立金、目1保険給付費準備基金積立金1,452万5,000円につきましては、保険者機能強化推進交付金、介護保険保険者努力支援交付金を積み立てるものでございます。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第6号について、上下水道課長。 ◎上下水道課長(松本明雄君) 議案第6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号)の概要についてご説明申し上げます。  収益的支出につきまして、既決予定額に200万円を追加し、7億4,522万8,000円とするものでございます。  内容につきましては、5ページからの補正予算明細書のとおり、地下水等の混入と思われる処理量の増加を見込み、荒川右岸流域下水道維持管理負担金について補正するものでございます。  以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 議案第7号から議案第8号までの2件について、健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) 議案第7号 三芳町介護保険条例の一部を改正する条例について、提案理由のご説明を申し上げます。  本条例につきましては、介護保険事業計画の3年ごとの見直しによる第8期介護保険事業計画に基づき、令和3年度から令和5年度までの介護保険料等の改正及び税制改正に伴う介護保険法施行令の改正に伴い行うものでございます。  新旧対照表を御覧ください。第6条第1項においては、介護保険料の適用期間を第8期介護保険事業計画の期間、令和3年度から令和5年度までに改め、第1号から第13号につきましては、介護保険料段階の1段階から13段階の年額保険料を規定しているものでございます。  今回の改定では、第8期介護保険事業計画において、第5号に掲げる保険料基準額を年額6万600円に算定し、第1号から第11号の保険料を、それぞれの負担割合に基づき算出しております。なお、第4号につきましては、負担割合を0.05引き下げ、軽減を図りました。  第12号については、所得段階の本人合計所得金額を1,500万円未満、負担割合を2.0とし算出しております。  第13号については新たに加え、所得段階であり、本人の合計所得金額を1,500万円以上、負担割合を2.2とし算出しております。  第6条第2項については、保険料の減額期間を第8期介護保険事業計画と同様に改め、第1段階の減額保険料を、第3項は第2段階の減額保険料を、第4号は第3段階の減額保険料にそれぞれ改めるものでございます。  第10条については、地方税法租税特別措置法の一部改正に基づき改めるものでございます。  附則につきましては、施行期間及び適応区分を規定しております。  続きまして、議案第8号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  本条例につきましては、指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の改正に伴い行うものでございます。  新旧対照表をごらんください。附則の第2項に掲げる経過措置の期限について、令和9年に改めるものでございます。  以上でございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第9号について、総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) 議案第9号 押印を求める手続の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例につきまして、その概要を説明申し上げます。  まず、本条例の提案に至った経緯についてご説明いたします。国は経済財政運営と改革の基本方針2020に基づき、書面、押印、対面を前提とした我が国の制度慣行を見直し、実際に役所に足を運ばなくても手続ができるリモート社会の実現に向けて取り組むため、全ての行政手続をデジタルで完結できるように見直す方針を打ち出しました。  その端緒としまして、法令等、または慣行により国民や事業者等に対して押印を求めている行政手続について見直しを行い、99.4%において廃止、または廃止の方針となったところでございます。このデジタル・ガバメントの方針は、国、地方を通じたデジタル基盤の統一、標準化を早急に実現することが前提となっているところでございまして、町としましてもこれを踏まえつつ、行政手続における住民の負担を軽減し、利便性を向上させることは財政的負担の軽減の観点からも重要なことから、まず早急に押印の見直しを実施する方針といたしました。  町の見直しの方針としましては、全ての押印手続を検証し、住民や事業者から提出される申請等の行政手続と職員間の事務決済や会計、人事等内部手続に分けて検討するものとし、行政手続については今年度までに存続、または廃止を決定し、内部手続については、今年度までに存続、廃止、期限を決めて廃止、または廃止検討とすることといたしました。  今般見直しを提案しております3つの条例につきましては、行政手続1件と内部手続2件の条例でありまして、今年度までに廃止をお願いするものでございます。  それでは、議案の新旧対照表1ページを御覧ください。三芳町公告式条例の一部改正ですが、これまで条例または規則を公布する際には町長の署名を求めております。また、第4条のとおり、そのほかの規程を公布する際には、これまで年月日と町長名の記入、押印を求めておりました。これら規程文書の真正性につきましては、町長の決裁、掲示場への貼付、例規集への掲載等、一連の手続によって担保されることから押印を廃止するものとし、第5条において、町長以外の町の機関の押印についても、合わせて廃止をお願いするところでございます。その他の改正については、法令における漢字使用や法令用語の使い方を改めたものでございます。  続いて、2ページを御覧ください。職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正ですが、新たに職員になった者は、第2条において宣誓書に署名を義務づけられ、別記様式において押印を求められておりますが、文書作成者の真正性は署名で担保できることから、押印を廃止するものでございます。その他の改正については、法令における漢字使用に倣い、改めさせていただところでございます。  3ページを御覧ください。三芳町固定資産評価審査委員会条例の一部改正ですが、第4条第4項については、地方税法第432条の規定により、固定資産の納税者がその価格に不服がある場合は、文書をもって審査申出ができるわけでございます。その際の申出人の押印を規定したものでございます。この審査申出書の作成者及び文書の真正性を担保するために押印が必要かどうかでございますが、実印によらない押印は本人確認として効果が大きくないこと、本人以外が申出をする利益がないこと、押印以外にも法人等の資格については他の書面で可能のこと、申出後の手続全体によって真正性が担保できる。このようなことから押印を廃止するものでございます。  次に、第7条第3項の意見陳述調書への署名押印、第8条第5項の口頭審理口述書への署名押印、4ページをお願いします。第9条の実地調査調書への署名押印、第10条の議事録への署名押印、これらは書記が署名押印するわけでございますが、署名のみによって文書作成者の真正性を担保できること、また行政内部の安定的、継続的な関係が認められる者同士によって作成される文書であることから、文書内への真正性も担保できるということとしまして、押印については廃止するものでございます。  最後に、これら条例につきましては、令和3年4月1日から施行するものでございます。  以上が本条例の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 議案第10号について、上下水道課長。 ◎上下水道課長(松本明雄君) 議案第10号 三芳町公共下水道事業受益者負担に関する条例及び三芳町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例についてご説明いたします。  本案は、公共下水道事業受益者負担金及び後期高齢者医療保険料に係る延滞金の割合の特例について、地方税法等の一部改正に伴いまして、その割合等の見直しを行うものでございます。  新旧対照表にありますとおり、延滞金については既に特例として引下げを実施しておりまして、国内銀行の短期貸付約定平均金利を基に財務大臣が告示した割合を使用し、それぞれの割合を決定しております。  本案は、基本的な算出方法には変更はございませんが、地方税法等の一部改正によりまして、この財務大臣告示額の算出方法等の改正と、その他用語の改正に伴いまして、所要の改正を行うものでございます。  以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 議案第11号について、総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) 議案第11号 公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、その概要を説明申し上げます。  これまで町は住民ニーズの多様化や複雑化する事務事業の処理に対応でき、有効な政策、施策を立案できる有能な人材を育てるため、また相手方からの要請によりまして人的援助等をするため、国、県、市、組合、公益団体、民間企業等、様々な団体に職員を派遣してきたところでございます。今般新たな公益法人に職員を派遣しようとするため、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律、これに基づきまして、本条例の改正が必要になったところでございます。  まず、今般派遣する団体の概要について説明申し上げます。名称は地方公共団体金融機構でございます。本機構は、地方債の資金の共同調達機関として全都道府県、市町村の出資により、平成20年8月1日に設立され、同年10月に旧公営企業金融公庫の資産、債務を引き継いで業務を開始した団体でございます。本町におきましても、220万円の出資をしているところでございます。主な業務としましては、地方公共団体に対する地方債資金の貸付け、資金調達業務、資金調達に関する人材育成、調査研究、情報提供、助言等でございます。  本機構は、地方主体の自主的な運営を行うという観点から、現在18名、町村におきましては2名でございますけれども、地方公共団体職員が勤務しているところでございます。派遣に至った経緯でございますけれども、今年度全国町村会を通じて職員の派遣について照会がございました。派遣期間は2年、勤務地は事務所所在地がございます千代田区、対象は年齢30歳前後の主査から主事クラスの職員でございまして、従事業務は先ほど説明した地方債資金の貸付け、資金調達業務等の処理でございます。給与は国家公務員に準ずるものとし機構が負担します。  町としましては、この市場からの効率的かつ効果的な資金調達、長期で低利の資金を融通する仕組み等について、知識習得をはじめ各方面との折衝、調整等の業務に携われること、それから機構の研修制度を活用できることから、本人はもとより将来にわたって町の財産になると考え、派遣にエントリーしたところでございます。  それでは、条例の内容について説明申し上げます。今回審議いただく公益的法人等への職員の派遣等に関する条例につきましては、平成21年に当時の高齢者事業団が一般社団法人三芳町シルバー人材センターに法人化されるに当たって、職員を派遣するために定められた条例でございます。今回の一部改正条例は、地方公共団体金融機構に職員を派遣することを契機に、公益的法人等からの要請や人材育成に必要があると判断した場合に、柔軟かつ速やかに職員を派遣できるよう条例を改正させていただいたところでございます。  それでは、新旧対照表の1ページを御覧ください。第1条は、公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律第6条第2項を加えるものでございますが、派遣職員の給与を派遣先団体において支給する場合については、条例で定める必要があることから、追加するものでございます。  第2条第1項は、今まで派遣先団体を一般社団法人三芳町シルバー人材センターに限定したところでございますが、これを法の第2条第1項各号に規定する団体のうち規則で定めるものに拡大するものでございます。なお、法に定める派遣先団体については、一般社団法人、一般財団法人、一般地方独立行政法人、特別法により設立された法人、連合組織でございます。そのうち今回規則の案にお示しさせていただいたのは、参考資料規則第2条に規定するとおり、一般財団法人である公益社団法人、入間東部シルバー人材センターと特別法により設立された地方公共団体金融機構でございます。  次に、第2条第3項に第3号を追加する改正ですが、同項は派遣に当たって取り決めるべき内容を第3号で追加するものとし、その内容は規則に委任しているところでございます。  次に、新たに加える第4条につきましては、派遣される一般職の職員が派遣先から給与を支給される場合で、期間中給与が派遣前の給与に満たない場合は、その分を100分の100以内で町が支給することを規定しておるところでございます。  次に、改正後の第5条ですが、「単純労務職員」を「技能労務職員」に改めるものでございます。  次に、改正後の第6条ですが、改正後の第4条において派遣職員の定義を既に定めたことから、括弧内の規定を削除するものでございます。  次に、新たに加える第7条ですが、企業職員又は技能労務職員である派遣職員にも、給与を支給することができることを規定しておるところでございます。  次に、新たに加える第9条ですが、職員が災害に遭った場合、派遣先の労働者災害補償保険の給付額が町の地方公務員災害補償法の補償額に満たない場合は、その相当額を町が補償する旨を定めております。  この条項につきましては、シルバー人材センター設立に合わせて、別途特例条例として定めてあった公益的法人等に派遣される職員の災害補償に係る処遇の特例に関する条例でございまして、本条例に追加することで、この特例条例については改正附則第2号で廃止しておるところでございます。  最後に、本条例の施行期日につきましては、公布の日から施行するものであります。  以上が本条例の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 議案第12号から議案第13号までの2件について、道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) 議案第12号 三芳町道路線の廃止について、議案の説明を申し上げます。  本議案の三芳町道路線の廃止については、三芳スマートインターチェンジ上り線において、ネクスコ東日本が町道の一部をランプ用地として使用することから、町道上富243号線の廃止をしたいので、道路法第10条第3項の規定により提案するものでございます。  続いて、議案第13号 三芳町道路線の認定について、議案の説明を申し上げます。  本議案については、前号議案により一旦廃止した町道上富243号線において、ネクスコ東日本がランプ用地として使用する部分を除いて、起終点延長の変更により同番号にて本議案において再認定するものでございます。また、町道上富263号線については、沿道の事業所の公共下水道取付管の維持管理のため、1路線を新たに認定したいので、道路法第8条第2項の規定により提案するものでございます。  図面につきましては、お手元に配付してありますものを参照していただきたいと思います。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 次の同意第1号については、人事案件のため説明は省略いたします。  以上で議案の説明を終了いたします。  この際お諮りいたします。  上程議案のうち、補正予算である議案第3号から議案第6号の4件を先議することにいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 異議なしと認めます。  よって、議案第3号から議案第6号についいては先議することに決定いたしました。  なお、先議する議案について、提案理由の説明及び議案説明は既に終了しておりますので、これより議案ごとに質疑、討論、採決を行います。 △議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号) ○議長(井田和宏君) 日程第5、議案第3号 令和2年度三芳町一般会計補正予算(第11号)を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  2番、鈴木淳君。 ◆2番(鈴木淳君) 2番、鈴木です。  積算資料のほうですみません、お願いします。まず、13ページの総務費の中の目17文化・スポーツ推進費のほうで、文化施設整備事業ということで財源補正が行われております。こちらの新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金を充てるということで、地方債の発行を減らしたということだと思うのですけれども、これ恐らく当初予算から見ますと、文化会館の冷却水ポンプユニット更新工事、またはガスヒートポンプ更新工事で予算計上されていたものなのですが、このどの部分が新型コロナ対策の臨時交付金に充てられるということで財源補正がされたものなのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(島田高志君) お答えいたします。  この財源補正につきましては、文化・芸術振興補助金というのが、コロナの臨時交付金の対象となっておりまして、地方負担分を対象とするものでございます。地方負担分に対して補助をするという臨時交付金の制度がありますので、それを利用したという形になります。 ○議長(井田和宏君) 2番、鈴木淳君。 ◆2番(鈴木淳君) 分かりました。そうするとすみません、私もこの工事費のほうかなというのを推測でちょっと話をしてしまったのですけれども、地方債、これ何に充て込む地方債を削って、この交付金を充てるという、どの事業に対して充てるというものなのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) MIYOSHIオリンピアード推進課長。 ◎MIYOSHIオリンピアード推進課長(高橋章次君) 令和2年度の文化・芸術振興費の補助事業といたしまして、文化会館のGHPの工事を行っておりまして、そちらでございます。 ○議長(井田和宏君) ほかにございませんか。  16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  予算書の6ページの継続費補正なのですが、そのうち藤久保地域拠点の基本計画案の策定で、令和3年度281万6,000円が継続費として計上されております。これの中身をお願いします。 ○議長(井田和宏君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(島田高志君) お答えいたします。  藤久保地域拠点の支援業務につきましては、本来は2年でやるところでしたけれども、先ほど財務課長からお話があったとおり、コロナウイルスの感染拡大によって少し遅れたものでございまして、残っている部分につきましては、基本計画の策定支援業務としてパブコメの対応支援、あとはPFIの導入の可能性調査業務として、実施方針、骨子の運営支援、あと検討委員会等の運営支援と住民説明会等の運営支援が残っているところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  そうすると、基本計画策定が遅れたために、次年度、令和3年度に延期されたというふうに理解します。  次に、積算資料の13ページ、住民サービス事業の中で新型コロナウイルスワクチン接種事業への対応のため、システム改修を行うとなっております。そこで、電算処理委託と新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業に伴う予約受付導入業務委託料というのがございますが、この電算処理委託料というのはどういう内容の電算処理になるのか、お願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  こちらの電算処理委託料に関しましては、16歳から64歳までの受診券の発券業務という形になっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  そうすると、発券だけで、その受付状況だとか、希望者の状況把握だとか、第1回目接種したとかしないとか、それを電算で、いわゆるデジタルで管理するというものではないのですね。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  こちらにございます434万円に関しましては、先ほど申し上げたとおり受診券の発行業務だけという形になります。その下にございます予約等の受付のシステムのほうに関しましては、今議員がおっしゃったような内容というふうに理解しているところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  そうすると、私は電算処理のほうでそれやるのかなと思ったら、電算処理は単に発券するだけで、下のほうの予約受付導入業務委託料、こちらのほうで、いわゆる電算のほうでデジタル化して、ワクチン接種した人間の管理だとか、予約の管理だとか、そういうものをするというふうな理解でよろしいのですね。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  接種管理の部分に関しましては、こちらの部分、予約の部分に関して、こちらの予約システムを導入することによって、予約状況等ですとか接種回数等の管理ができるというふうに考えているところです。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  国のほう、まだまだ全然内容的に流動的なところがあるので分からないのですが、当町において例えばスマホでもって接種が完了したかどうかと、個人が提示するようなシステムではないのですね。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  まだそちらまで話のほうが進んではおりません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  続いて、37ページなのですが、就学援助事業で、コロナ感染等による行事等の中止で、就学援助費が450万円、続いて、これ関連するのかどうかもよく分からないのですが、39ページ、次のページにおいても、その下のほうの就学援助事業で、就学援助費が600万円、これ中学校費のようですね、減らされております。これがなぜ減らされたのか、要因をちょっと細かく教えてください。 ○議長(井田和宏君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  こちらのほうは、年度当初の臨時休校により4月、5月分の給食費がなかったということ、あとそれから行事につきまして修学旅行、あとそれから林間学校のほうの補助というのがなくなったということで、減額補正のほうをさせていただいておるところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  補助がなくなったということですか、そうすると、要保護、あるいは準要保護の児童たちへの支援ということなのでしょうか、それとも普通の生徒たちも含まれた補助ということなのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  それ以外の6月からの給食費につきましては、就学援助のほうは通常どおり行われております。こちらのほうは4月、5月が給食が実施がなかったということで、この部分の就学援助の費用が必要がなかったということでございます。  あと、それから修学旅行、林間学校につきましても、こちらのほうが実施されなかった分につきましての補助が、対象児童生徒のほうに支払われなかったということでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  質問をちゃんと聞いていただきたいのですが、補助の対象者は誰なのかということを質問しているので、内容的なことはさっき聞いて分かっているのですが。 ○議長(井田和宏君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) 対象のほうは準要保護、あとそれから修学旅行、林間学校につきましては、要保護の児童生徒が対象になっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございませんか。  7番、桃園典子さん。 ◆7番(桃園典子君) 桃園です。  積算資料の17ページのところの在宅福祉支援事業、配食サービス事業委託料で134万円が、先ほどご説明で利用者増のためということでご説明をいただきましたが、実際にどのぐらいの増が見込まれるのかということでお聞きしたいと思います。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  登録の方々の配食数に関しては約4,476食、それぐらい増えるという見込みで考えております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 7番、桃園典子さん。 ◆7番(桃園典子君) 桃園です。  4,476食は、これは1日何回ということになりますか、2食ということでよろしいでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) 配食サービスについては、お一人1日1食で、週3日までということになっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 7番、桃園典子さん。 ◆7番(桃園典子君) 桃園です。  これは人数という部分での掌握はされていますでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  お一人当たり1週間に何食頼まれるかということがいろいろとありますので、特に人数という形ではなく、食数でいつもお出ししているような形です。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 7番、桃園典子さん。 ◆7番(桃園典子君) 桃園です。  分かりました。これは利用者の増ということではありまして、想像はできるところではあるのですが、通年から見ていくとどのぐらい、例えば1.5倍ぐらいなのか、2倍ぐらいなのか、おおよそのイメージとしてはどのような感じでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) 何名というような形では特には出していないのですけれども、例えば前年度の同月と比較をして、大体その平均を取ると、二十数名増えているような形にはなっているかと思います。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございませんか。  3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  まず、7ページの繰越明許費の補正について、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業の1億2,873万9,000円がありますけれども、繰越しの翌年度に繰り越すその事業の詳細についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 答弁を求めます。  総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  繰越し分につきましては、今年度予算を計上しておりましたところであります歩道橋の設置工事、幹線14号線です。そちらのほうのネクスコに委託する分の工事が、今年度着手できずに、来年度引き続き実施するということになっておりまして、その部分の費用でございます。  それと、あと、町道上富69号線の道路築造工事、こちらの部分の引き続きの、今その1工事を行っておりますが、引き続きのその2工事等の工事の繰越しというところでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 議案審議の途中ですが、昼食のため休憩いたします。                                      (午前11時59分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午後 1時10分) ○議長(井田和宏君) 休憩前に引き続き議案審議を行います。  質疑をお受けいたします。  3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  先ほどの7ページの繰越明許費の補正でありますけれども、先ほどは歩道橋と、それから上富69号線の道路の築造工事というふうにお答えがありました。その1億2,873万9,000円のそれぞれの内訳についてお伺いいたします。
    ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  まず、町道上富69号線なのですけれども、こちらのほうが約4,000万円弱という形になっております。それと、歩道橋のほうですけれども、幹線14号線です。こちらのほうが7,200万円程度と、それとあと69号線の架空線の移設、専用企業、東電さん等の移設の補償費が約1,700万円ほどありまして、合わせて1億2,873万9,000円という形になってございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  歩道橋のほうについては、ネクスコのほうに受託するということで、前の答弁では、1億円以上歩道橋のほうの工事はかかるだろうと言われていましたけれども、先ほど言われましたように7,200万円ぐらいということで、この金額というのは、この7,200万円で終わるのか、それとももっと歩道橋工事についてはかかるのか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  歩道橋につきましては、まずネクスコのほうの本体工事、来年度から着手することになると思いますけれども、こちらのほうに含まれている工事は下部工事になります。要は、歩道橋の基礎の部分です。橋台とか橋脚といったところのコンクリートの部分が、これから本体でスマートインターチェンジ、ネクスコが施工する分の中に含まれているという形でございます。  それと、あと別途上部工事といいまして、要は橋桁の部分です。これはまた別の工事でネクスコのほうに発注していただくという形になりますので、そちらのほうも含めますと、今のこの7,200万円のお金では足らないという形です。また新たに予算措置する形になると思いますので、吉村さんのおっしゃるとおり、金額的にはもう少し高くいくよというところでございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 歩道橋の契約金額というのは、もう分かっていると思いますけれども、その辺はどのくらいなのか、お伺いします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  ネクスコのほうの工事の発注につきましては、現在相手方は決まっているのですけれども、まだ契約手続中という形で、まだ詳細については私どものほうに知らされていないという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 予算のときもこんなあれでしたけれども、実際にもう契約は私は行われたと思っているからお聞きしたのですけれども、いつごろそれは分かるのでしょうか、契約は終わるのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  民間企業のネクスコのことですので、私のほうで明確にいつまでというお答えはできないのですけれども、年度内には契約されるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 先ほど、この繰越明許費のほうは2点ということでお話ありましたけれども、それ以外にはないというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  2点というのは…… ○議長(井田和宏君) 吉村議員、もう一回お願いします。  3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 失礼しました。先ほど歩道橋のほうと、それから上富69号線のほうの2点でしたけれども、この2点以外は繰越ししていないのかどうか、明許費に含まれているのか、それともまだほかにもあるのかお伺いしたのですけれども、2点だけなのかお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  工事については、先ほど申し上げましたとおり、歩道橋と69号線の道路築造工事が繰越しになります。それとあと、最後に説明させていただいた69号線の架空線の移設、専用企業の補償費がこちらが入っています。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) その補償費のほうはどのくらいの金額なのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) 先ほどお答えしたとおり、1,700万円程度になってございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 続きまして、19ページの総務管理費の中の交通安全対策費の中の公共交通補助事業補助金についてお伺いいたします。予定よりも500人減という300万円の減額になっておりますけれども、この要因というのはどのように捉えているのか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(島田高志君) お答えいたします。  今年度から70歳以上に拡大したものですから、当然うちのほうは増えるというふうに踏んでおりました。ところが当初からコロナウイルスの感染のほうで出歩かない方が多いというふうな形になりまして、現在も緊急事態宣言中ですので、公共交通の補助を使っている方は少ないという形になります。一番申請が多いのは3月ですので、その辺の動向もよく見ていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 今後その予算に近づけるための施策というのは考えているのかどうか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(島田高志君) お答えいたします。  なかなか消化のほうは難しいと今年度は考えておりますけれども、来年度も同じものをやる予定でございますので、広報等で広報活動のほうをしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 実際に利用されるということは、とてもいいことだと思うのですけれども、やはり金額的にすぐ使い終わってしまうという、そういった声も聞いていると思うのですけれども、その辺についてこの予算に近づける、補正予算の残がないように近づけるようにするための方策として、この金額を引き上げるとか、そういうことも検討していくことに、そういったことは町民に喜ばれる施策とも思いますが、その辺どう思いますでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(島田高志君) お答えいたします。  現在もこの制度でやっておりますので、金額のほうは6,000円という形で進めさせていただきたいと思います。一応よく知っていただくという形で、登録者とあと利用者のほうは増やしていきたいというふうに思います。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) そういった努力をしても、それになおかつ余るようでしたら、そちらのほうも考えておいていただきたいと思いますけれども。  続きまして、25ページの道路橋梁費の中の道路新設改良費の中の委託料についてお伺いいたします。協議資料等作成業務委託料49万7,000円について、説明では執行の見込みがなくなったというふうにありますけれども、この要因についてまずお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 答弁を求めます。  総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  これにつきましては、スマートの供用前の協議として、誘導標識だとか、そういったところの資料作成という形で計上しておりましたが、全体的な用地買収とか時間を要したところもございまして、工程を精査したところ、今年度協議するのが難しくなったため減額補正といたしました。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 今後の大宮国道と、それから埼玉県警察との協議はされていくのか、それともこの執行の見込みがなくなったので、今後もこういった執行はないというふうに捉えていいのか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  これにつきましては必要な手続ですので、しかるべき時期にそういった資料作成とか協議というものは進めていく形になっていきます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 用地維持管理業務委託料の11万円についても執行の見込みがなくなったということで、この要因についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) お答えします。  こちらのほうは、上り下りとも必要な用地が全て買収完了しまして、今後工事着手までの必要な維持管理という形で雑草の除去だとか、砂利敷きの費用だとかという形で計上しておりましたが、残金が発生しましたので、その部分を減額補正したというところでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) そうすると、このことについては次年度の予算には計上されなくて、ここについてはもう執行の見込みがなくなったと、そのままの状態でいくというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(中澤一信君) そうですね。来年度からはネクスコの本体のほうも工事着手しますので、そういったところの用地管理というところが必要なくなるというところで、議員のおっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 15番、細谷です。  積算資料の18ページの款3民生費、項1社会福祉費、目2障害者福祉費、0002障がい者自立支援事業の18番の負担金、補助及び交付金の負担金につきまして、介護・訓練等給付金が増額になった要因について教えていただきたいと思います。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  増額になった要因といたしましては、それぞれの給付費が当初の予算を超える見込みとなったわけなのですけれども、中でも居宅介護、生活介護、施設入所、それから就労系の事業の利用が増えているというのが要因になるかと思います。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) それでは、介護給付金と訓練等給付金、両方とも増えたということでよろしいかと思うのですが。  それと、同じところの下の自立支援医療費が2,000万円減った要因について、これは受給者、対象者の数が減ったのか、それともコロナか何かの影響で受ける方が減ったのか、どういう要因なのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  まず、亡くなった方が数名おられまして、その分が減っているということと、おっしゃるとおり自立支援医療に関しては、通院と入院があるのですが、今回は入院がほとんどなく、通院のみだったということで、そちらも減額の要因となっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 亡くなった原因としては病死だったのでしょうか、自殺とか、どのような要因だったのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) 細かくは分からないのですが、疾患をお持ちの方ですので、関連性はちょっと分かりません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 同じく25ページの款1民生費、項1保健衛生費、目1保健衛生総務費、0004番、健康増進事業の12番の委託料が、それぞれ減った要因についてお聞きしたいと思います。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  この部分の減額の要因といたしましては、コロナ禍において事業縮小のためでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 健康診査・肝炎ウイルス検診につきましては、令和2年度、実施期間が1か月短くなっておりますが、そういったことも関係あるのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  直接的に関係があるかないかというのは、まだすみません、そこまで詳しい分析を行っていないので、分かりかねるところではございますけれども、少なからずやはり期間が減ったということは、その要因はあるのではないかというふうに捉えております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 27ページの款4衛生費、項2清掃費、目2塵芥処理費、0002一般廃棄物収集運搬事業費の12番委託料の、世帯が増えたということでしたが、何件ぐらい増えたのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 環境課長。 ◎環境課長(吉田徳男君) お答えいたします。  こちらにつきましては、今年度当初予算におきましては、月当たり1万6,570世帯、こちらを基礎に予算計上しておりました。本年4月から12月まで9か月間の実績、これを踏まえ精査しましたところ、おおよそ月当たり128世帯増加しております。残りの1月から3月までの3か月間、こちらも同じ水準で推移するものとして、年間で延べ1,532世帯の増加を見込んでおります。1世帯当たりの単価が1,258円ですので、今般総じて192万8,000円、こちらを増額するものでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 続きまして、31ページ、款8土木費、項2道路橋梁費、目2道路新設改良費、0001番道路改良事業におきまして、工事の取りやめによる減額とありますが、その原因について教えていただきたいと思います。 ○議長(井田和宏君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  場所については、幹線5号線、幹線19号線の丁字路の場所なのですけれども、地権者との交渉をしておりましたが、既設の建物の補償内容にちょっと開きがありまして、成立にまだ至っていない。一度減額補正を行い、交差点整備に向けてご理解いただくよう、ある程度理解がいただけたら、また補正を計上したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) そうなりますと、物件補償の件で折り合いがついていないということで、こちらの土地購入費につきまして、平米3万3,300円ということで農地なのかなと思われますが、こちらについては特に問題はないのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  補償補填の賠償金というところだと思いますが、そこについては幹線5号線について、コロナの関係で、都内に住んでいる方ですので、ちょっと交渉ができていないというところの1点と、幹線19号線については、地権者との交渉をしているところですが、先ほど言ったとおり、ちょっと内容についてまだご理解いただいていないというところで、こちらについても一度減額をするというところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  予算書22ページから23ページにかけてなのですが、保育所費以下会計年度任用職員の報酬、あるいは手当等、子育て関係の保育所費以下学童、あるいは児童館、みどり学園、子育て支援センター、かなりの減額になっているのですが、先ほどの説明で勤務実績に基づくということでしたが、ここら辺の金額が大きいので、もう少し詳しい説明をお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  保育所費からでよろしいでしょうか。まず、保育所費なのですが、不用額の要因になったものについてお答えいたします。4月末日で退職した会計年度任用職員の月給1名の方及び7、8月、夏期を予定していた会計年度職員2名の保育士が採用できなかったことが要因となっております。また、採用できなかった職員分については、時間給の保育士を採用することにより配置の基準は満たしております。  学童保育室については、同じく会計年度任用職員の採用ができなかったことにより支給総額に不用額が生じたためです。基準配置はできておりましたが、保育体制の充実のため、基準より多い配置を予定しておりましたが、採用に至らなかった結果となっております。  また、児童館費については、藤久保児童館の会計年度職員月給1名の方が10月に退職し、その後採用できなかったことと、コロナ禍のため学校の夏期休業日が少なくなり、夏期の会計年度任用職員が1名のみの採用となったことが主な要因となっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  ということは、昨年の緊急事態宣言の際に、少なくともその時点ではコロナの影響で休みを取るようになったような職員であっても、引き続き雇用を続けていくというような説明でありましたけれども、今の説明を聞きますと、例えばコロナの影響というか、勤務時間が減ったので職員に出勤を抑えるとか、あるいは雇用止めを行ったとか、そういうようなことはないということでよろしいでしょうか。 ○議長(井田和宏君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) そのようなことはございません。例えば学童保育室について言いますと、春休み期間、1週間程度1日開室の予算で計上しており、例えば児童館においては、4月、5月閉館しておりましたが、学童保育室は1日開所しております。その分について職員体制について、閉館していた児童館職員、また一部機能を縮小したみどり学園や子育て支援センター職員、またこども支援課職員による協力体制としたため、大幅な職員変動等は行っておりません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  退職されても採用できなかったという例が幾つか説明ありましたけれども、その採用にならなかった理由、例えばコロナの影響で働きに出る方が働きに出ることを控えたとか、理由は幾つか考えられるのですけれども、そのあたりの理由を把握されているでしょうか。 ○議長(井田和宏君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) なかなか保育士の方の確保というのは難しいところが現状であります。町としましても、ホームページや広報での採用情報の周知、またハローワークでの登録、また各保育の学部を持つ近隣の大学に、学生に対して周知をお願いしているところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  職員を採用できなかったことにより業務上差し支えが起きなかったどうか、お伺いいたします。
    ○議長(井田和宏君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 例えば保育所や学童保育所については基準を設けておりますので、その基準は満たしており、ほかのところの影響もございませんでした。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  予算書のほうでお伺いいたします。20ページ、款2の総務費の中の目1戸籍住民基本台帳費、節12委託料、通知カード・個人番号カード関連事務委託料ということで、1,300万円の今回増ということで、これがマイナンバーカードの発行枚数増のためということなのですが、大体どのくらいの人数の見込みでこの予算立てをされたのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  通知カード・個人番号カード関連事務委託料のところだと思うのですが、こちらのほうは国からの通知が来まして、こちら見込額というのが国から通知が来ます。そちらを計上させていただきました。今現在の通知カードの交付枚数ですが、令和3年1月末現在で8,697件となっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  1月末で8,697枚ですということで、3万8,000人人口のうち1万枚まだ行かないというところなのですけれども、この所持率が令和2年年度末に大体どのくらいまで伸ばすという、国のほうからの見込みみたいなものがあるのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  通知カード・個人番号カードに関しましては、マイナンバーカードに関しましては、令和4年までにほぼ全員に交付するという目標がありますが、令和2年までに何枚というふうな目標の数に関しましては、今手元にございませんのでお答えできません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  では、もう一点伺います。24ページ、目1保健衛生総務費の中の12の委託料で、先ほど15番議員が聞かれました健康増進事業委託料の次に、がん検診事業委託料というのがあります。この件についても400万円以上の減額ということなのですが、見込みからは減額されるのがいつも通例かなというふうに思うのですけれども、この減額の比ですが、例年と比べてどうなのかということでお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  令和2年度に関しましては、まだ最終的な数が確定しておりませんが、例年に比べてがん検診の受診率は、全てのがん検診で下回っていくのではないかというような形で推測はしているところでございます。今回この補正予算にのせていただいた部分に関しましては、集団検診で行いました胃がんバリウム検診と前立腺がん検診、この部分に関してはもう人数確定したので、その経費の契約の差の部分を計上させていただきました。  それと、著しく落ちているなと感じたのが肺がん検診でございまして、こちらが500名程度の人数を減額させていただいたところでございます。それと、あと子宮頸がん検診と胃内視鏡検診の伸びが悪かったのではないかというふうに今現在感じているところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 内藤です。  令和2年度はコロナ禍ということで、がん検診も大変出かけられる方、検診を受けられる方が少なかったという、そういう情報はありますけれども、担当課としては、そこら辺の周知の部分ではどのような努力をなされたのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  周知に関しまして、例えばに乳がん検診等に関して、全て当初予定どおり周知ができたのかと申しますと、なかなかやはりコロナ禍においての検診の在り方というのが難しい部分がございまして、全て周知ができてはいないのではないかというふうな反省はございます。ただ令和3年度に向かっても、このがん検診というのはやはり非常に重要な事業ですので、住民の方にご理解いただきながら、少しでも多くの方に受けていただけるようなことを考えていきたいというふうに思っているところです。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  1番、久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 久保です。  すみません、先ほど15番議員から質問のありました積算資料のほうの31ページなのですけれども、道路改良事業なのですが、こちら工事のほうが一応ここで取りやめになったというふうに積算資料のほうに記載がありまして、先ほどの答弁では、一応ここで交渉のほうが進まなかったということでありましたけれども、これ当初の予定から計画が変更になったのは、やはりコロナ禍の関係で、例えばですけれども、打合せがうまく進まなかったとか、どのような理由で取りやめに、ここで一回取下げということを判断したのか、お伺いできますか。 ○議長(井田和宏君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  まず、1か所目ですが、幹線5号と19号の丁字路の関係ですけれども、先ほど言ったとおり、補償内容にちょっと開きがあって成立していないので、ある程度もうちょっとめどがつくまで一度減額をさせていただきたいというところでございます。  もう一点のほうは、道路後退ということで、場所については藤久保49号線で、元の農興物産があったところ、斜めに行ったところなのですが、そこで設計会社より建て替えのちょっと要望がありまして、もしあれだったら後退したいというようなお話をいただいて、補正で計画をしていたところですが、まだ何か実際は実施されていないので、これももうちょっとめどがついてから、もしできれば補正を再度したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 1番、久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 久保です。  分かりました。49号線のほうに関しては、設計業者から一度相談があって、後退させるという下でこの予算のほうを組まれたというお話だと思うのですけれども、これ実際設計業者さんから相談があって、まだ今現在実施されていないというか、建設、取り壊し、また建て替えのほうが行われていないというのは、何か理由があるのか、その辺どのようなお話をお伺いしているのか、お願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  その辺の詳細については、まだこちらのほうに話は来ていないので、まだちょっと時間がかかるという連絡はいただいているところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第3号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(井田和宏君) 起立総員であります。  よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 △議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号) ○議長(井田和宏君) 日程第6、議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  10ページの一般被保険者療養給付費で、先ほどこの7,567万4,000円の減でありますけれども、これはコロナウイルス感染症によるものと、そういった影響だというふうに捉えたのですけれども、コロナがもし収束したならば、この給付費というのは当然増えるというふうに捉えていますけれども、そのように捉えているのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  今年度に関しましては、コロナ禍によりまして医療費のほうが読みにくくなっておりますが、被保険者数も減少しておりますので、そちらの要因も若干あるかと存じます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 吉村です。  11ページに繰出金として、一般会計へ繰り出す金額が3,000万円というふうにありますけれども、実際に国民健康保険税は高いというのはご承知のことだと思いますけれども、町は平成28年度、それから30年度、2回値上げをして、2億円以上もの値上げをしました。そうした住民に対して負担増をしているわけですから、このように余ったお金があるならば、これは住民のために還元するのが普通だと思いますが、その辺について、国保に支払っている住民に還元すべきだと思いますが、その辺はどのように捉えていますでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 国民健康保険税につきましては、今後医療費の推移だとかを勘案しながら、運協のほうに図らせていただいたり等しまして、検討していきたいと存じます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 吉村です。  実際に2回も大幅な値上げをしているから、こうやって実際的に金額も余るわけです。余ったならば、その値上げは高かったわけですから、それを住民に還元していくのは当然のことではないですか。一般会計に入れるのではなくて、住民に還元していく、そういうふうな仕方にするのが当たり前だと思いますけれども、今回はコロナの影響によって受診が少なかったわけですけれども、そういった給付費になっておりますけれども、実際にこれがコロナが収束してもっと増えた場合に、それでは住民に今後もまた値上げをする方向で考えてしまうのですか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えします。  国民健康保険の運営状況に関しましては、今後医療費の推移等を見ながら検討していきたいと存じます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 吉村です。  運営状況ではなくて、住民のその支払う人の立場を考えてもらわないと、実際に高いわけです、ほかの保険に比べて。ですから、そういった一般会計に入れる金額があるわけですから、そういうのを一般会計に入れないで、やはり値上げを抑えるため住民に還元させる、そういった方策でやっていくべきだと思いますけれども、一般会計に入れることを本来やめて、そして住民に還元する、値上げをしない、そういった方策を取っていくべきだと思いますが、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 国民健康保険に関しましては、平成30年度から広域になっておりまして、今後国保税の水準が統一化されるかどうかというのは、今後の課題になっております。一般会計のほうに3,000万円を繰り出すというのは、住民のためにならないのではないかということですが、こちら一般会計のほうに繰り出すことに対しましても、住民のためになるのではないかというふうに思います。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 10番、菊地浩二君。 ◆10番(菊地浩二君) 10番、菊地です。  予算書10ページ、先ほど質問があったところですけれども、一般被保険者療養給付費で7,567万4,000円の減、この減の要因の中に被保険者の減というのがあったと思いますが、どういった年代で減が多かったのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  ほぼ75歳の後期高齢者に移行する人数が減になっております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 10番、菊地浩二君。 ◆10番(菊地浩二君) 10番、菊地です。  というと、それは当初から予想できたのではないのかなと思うのです。年齢が上がったから移行したというのであれば当然だと思うのです。だから減があったから、これで補正で減額しましたよというので、ちょっと理屈として通りにくいと思うのですけれども、どう考えますか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  医療費のほうは本当読みにくい部分でございまして、こちらの療養給付のほうも、今年はコロナの影響がありまして受診控え等もあります。一応その被保数の減という部分のほうは読めるかとは思うのですが、コロナ禍での受診控えというのはなかなか読めるところではございませんでしたので、このような減額をさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 10番、菊地浩二君。 ◆10番(菊地浩二君) 10番、菊地です。  やはり減の要因としては、被保険者数の減というより、やはり今言われたように受診控えというのが多かった、大部分を占めたのではないかなというふうに思っています。その受診控えというのが答弁であったのですけれども、時期として前年度と比べてどれくらい、減が多かった時期ですが、それはどういうのでしょうか、分かりますか、言っていること。受診控えが多かった月と言ったほうがいいのですか、それはデータとして出ているのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) お答えいたします。  データとして出ますが、申し訳ございません、今ちょっと手元にはございません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 10番、菊地浩二君。 ◆10番(菊地浩二君) 10番、菊地です。  やはりなぜそれだけ受診控えがあったのかというのは、特に令和3年度の予算を考える上でも重要かなというふうに思っております。併せて、例えば国のほうで厚生労働省の部会のほうで協議の事項に上がったのですけれども、やはり4月、5月の受診控えが多かったというデータがあります。あと9月、10月では回復したのですけれども、11月、12月ですか、受診控えが多くなったというのがあります。あと、診療科によっても受診控えが多かったというのがあるのですが、そういった診療科によっての減少というのもデータとしてはあるのでしょうか、ないのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 今そのデータ分析をしたものというものは手元にないのですが、診療科によるものというのはデータ分析することはできます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  11ページで7の基金積立金で、財政調整基金積立金3,999万9,000円積み立てられておりますけれども、これで基金のほう合計幾らになったのか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 基金の合計は1億円になります。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  住民課長より発言の訂正がございますので、許可いたします。 ◎住民課長(小林美智子君) 議案第4号 令和2年度国民健康保険特別会計補正予算の議案の説明の中で、予算の総額を「35億6,625万7,000円」と申し上げましたが、正しくは「35億6,670万4,000円」になります。そう訂正させていただきます。また…… ○議長(井田和宏君) 暫時休憩します。                                      (午後 1時53分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午後 1時54分) ○議長(井田和宏君) 住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算の中の総額の費用ですが、「35億6,270万4,000円」とするというのが正しいものでございます。  また、予算10ページの保険給付費の不用額でございますが、「8,167万4,000円」と申し上げましたが、正しくは「8,067万4,000円」になります。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 言い間違いがあったということで、この件について大丈夫ですか、数字の言い間違い。  暫時休憩します。                                      (午後 1時55分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午後 1時56分) ○議長(井田和宏君) 議案審議の途中ですが、休憩いたします。                                      (午後 1時56分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午後 2時55分) △発言の一部訂正 ○議長(井田和宏君) 休憩中に、本日の議案説明における発言の一部を訂正したい旨の申出がありましたので、発言を許可いたします。  住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 議案第4号に係る議案説明中、歳入歳出総額を「35億6,625万7,000円」と発言したものを「35億6,270万4,000円」に訂正いたします。  また、款9のところで「繰越金」と発言いたしましたが「繰出金」に訂正いたします。失礼いたしました。 ○議長(井田和宏君) ただいまの発言の訂正については、お手元に配付してあります申出書のとおり許可いたしましたので、ご報告いたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第4号について質疑をお受けいたします。 質疑ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。  13番、本名洋君。 ◆13番(本名洋君) 13番、本名です。  議案第4号 令和2年度三芳町国民健康保険特別会計補正予算について、反対の立場で日本共産党を代表して討論を行います。  この間、平成28年度、30年度と立て続けに保険税の改定、値上げが行われてきました。また、令和2年度は、賦課限度額の引上げが行われました。被保険者への負担増が行われると同時に、一般会計からの繰入れが毎年減らされてきました。本補正予算案では、一般会計へ3,000万円の繰り出しが行われるものです。平成30年度より国民健康保険の広域化が行われ、一般会計からの繰入れが削減、あるいはその分国民健康保険税の値上げという方向性がこの間行われております。今回の剰余金は基金への繰入れ、この3,000万円は、一般会計ではなく基金へ繰入れ、保険税の引上げを抑えることに利用する、あるいは多子世帯の均等割の減免など、住民負担を緩和する方向で活用すべきと考え、本補正予算案に反対いたします。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第4号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(井田和宏君) 起立多数であります。  よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 △議案第5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号) ○議長(井田和宏君) 日程第7、議案第5号 令和2年度三芳町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 議案書の9ページの2番の歳入の国庫支出金の5番の保険者機能強化推進交付金についてお聞きしたいと思いますが、この保険者機能強化推進交付金市町村分における評価の推進の当町の該当の点数というのは何点ぐらいだか、今分かるでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  すみません、手元に今詳しい資料がございませんが、おおむね500点の後半から600点の前半だというふうに認識しております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) 細谷です。  その中で特に施策に対しての推進度で悪いようなものというのは、目立ったものはあったのでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  当町においては、大体埼玉県内でおおむね上位の7番目ぐらいに当たっておりますので、担当といたしましても、満遍なくそれぞれの事業というのが遂行されているというような認識を持っております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 15番、細谷光弘君。 ◆15番(細谷光弘君) その下の6番の介護保険保険者努力支援交付金につきまして、合っているか分からないですけれども、2017年度の保険診療、がん検診等のデータを使っている、算出されているような話が書いてあったのですが、今後コロナで先ほど減っているというようなお話があったので、影響というのは出てくると思われるのでしょうか。
    ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  こちらの介護保険保険者努力支援交付金に関しましては、主に市町村が地域支援事業を充実して行う高齢者の介護予防、健康づくりに必要な取組のうち、介護予防日常生活支援総合事業、包括的支援事業のうちの包括的継続的ケアマネジメント支援事業、在宅医療介護連携推進事業、生活支援体制整備事業及び認知症総合支援事業に関わる取組を、こちらの部分を点数化されまして、国のほうが人口で割ったり、様々な係数等の計算がございますが、それに基づいて支援されているものでございます。ですので、検診の取組等が直接こちらに影響するものではないというふうに考えております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  10ページの基金積立金の保険給付費準備基金積立金、これの残額は現在どのくらいあるのか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  こちらの補正予算の承認後の金額でよろしいでしょうか。こちらの補正予算承認いただいた後には、約2億6,300万円の基金額という形になります。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 私もこの基金残高というのはいつも質問していますけれども、過去最高の金額ではないかなと思うのですけれども、介護保険制度、本来国の制度で担当課も苦慮してはいると思いますけれども、ここまで残高があるというのは、やはり介護保険料が高く見積もっていた、そのせいだと思われますが、どうでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  第7期の介護保険料が高かったというふうには決して思っておりません。というのは、先ほどもご説明させていただきました保険者努力の交付金ですとか、その前の保険者機能強化推進交付金ですとか、介護保険保険者努力支援交付金というのが、こちらの介護保険保険者努力支援交付金に関しましては、令和2年度から新たに始まった制度でございますし、その前のものに関しましては、平成30年から始まった制度でございます。そこら辺の見込んだ数字というのが、結果的には担当としても分からない、結果的にこれだけの金額を、努力を認められていただけたと、それを基金に積んだ結果がこのような金額というふうに認識しておりますので、保険料が高かったからここの基金が余ったというふうに担当では考えておりません。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) この2億6,000万円余の基金がありますので、これを3年間取り崩していくわけですけれども、大体8,000万円ぐらい取り崩していくわけですけれども、そうするとその3年間でこういった基金が、また同じくらいの基金が残るのではないかなと思います。その辺はどのように捉えているかお伺いします。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  今のご質問に関しましては、恐らく当初予算のお話も入ってくる部分かというふうに存じております。当初予算の部分に関しましては、これから議案等のご説明をさせていただきますが、基金のほうはなるべく取り崩して保険料のほうに還元したいというふうな提案をさせていただく予定です。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 実際に住民は今コロナで、本当に収入減というのが実態だと思うのです。そういう中での生活に負担がかかるというのは、本当に考えなければならない、自治体としては考えていかなければならない問題だと思いますけれども、こういった残高、先ほど言いましたように、残高をもってそういった収入減になっている人たちのことも考えながら、町として住民に還元できる体制というのをどのように考えているか、最後にお尋ねいたします。 ○議長(井田和宏君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) お答えいたします。  保険料全般に関しましては、先ほどの答弁と重なりますが、令和3年度でご提案させていただく予定でございます基金のほうは、なるべく多く取り崩してというふうに考えているところでございます。そちらのほうで保険料の還元のほうを検討しております。  以上です。 ○議長(井田和宏君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第5号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(井田和宏君) 起立総員であります。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 △議案第6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号) ○議長(井田和宏君) 日程第8、議案第6号 令和2年度三芳町下水道事業会計補正予算(第3号)を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第6号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(井田和宏君) 起立総員であります。  よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 △議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算 議案第15号 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算 議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算 議案第17号 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算 議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算 議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第17、議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算から日程第22、議案第19号令和3年度三芳町水道事業会計予算まで、以上6件を一括上程いたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。  町長。          〔町長 林 伊佐雄君登壇〕 ◎町長(林伊佐雄君) それでは、議案第14号から議案第19号まで、順次提案理由を申し上げます。  初めに、議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算につきましては、今後ますます福祉、医療、介護などの社会保障経費や公共施設の老朽化対策等の将来負担増が見込まれます。令和3年度三芳町一般会計予算は、新型コロナウイルス感染症の影響により町税収入は減となったものの、これら将来負担を見据え、限られた財源の中で行政サービスの低下にならないよう既存事業及び新規事業等を十分に精査し、予算計上いたしました。当初予算総額124億1,841万円、対前年度比1.4%減の予算を編成させていただきましたので、地方自治法第96条第1項第2号の規定により提案するものです。令和3年度は衛生費や土木費が増となったものの、教育費や公債費の減により、このような予算規模となったものです。  次に、議案第15号 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算につきましては、前年度比0.8%増の総額35億8,987万1,000円を計上させていただきました。歳出予算の内容につきましては、保険給付費、国民健康保険事業費納付金が主なものでございます。財源につきましては、国民健康保険税、県支出金及び一般会計からの繰入金等をもって措置させていただきました。  次に、議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算につきましては、前年度比5.8%減の総額27億1,834万4,000円を計上させていただきました。歳出の大半を占めます介護保険給付費及び地域支援事業費につきましては、第8期介護保険事業計画に基づき計上いたしました。歳入につきましては、法令等に基づき介護保険料、国県支出金及び一般会計からの繰入金をもって措置いたします。  次に、議案第17号 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算につきましては、前年度比77.4%増の総額9億5,652万7,000円を計上させていただきました。歳出の大半を占める後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、保険料と保険料軽減額を埼玉県後期高齢者医療広域連合へ納付するものであります。歳入につきましては、主に保険料と保険基盤安定繰入金であり、埼玉県後期高齢者医療広域連合から示された資料に基づき算定いたしました。  なお、一般会計で計上していた後期高齢者医療制度に係る事務費を特別会計へ組み替えたため、大幅な増額となっております。  次に、議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算につきまして、業務の予定量を水洗化戸数1万5,000戸、年間処理水量を578万1,250立方メートルといたしました。収益的収入につきましては、前年度比2.2%減の8億5,859万3,000円とし、収益的支出につきましては、前年度比1.6%増の7億5,519万6,000円を計上いたしました。資本的収入につきましては、前年度比13.8%減の7,681万1,000円とし、資本的支出につきましては、前年度比6.4%減の2億6,631万2,000円を計上いたしました。  なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億8,950万1,000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金等で補填いたします。  今年度の主な事業は、雨天時侵入水対策計画の策定、第1中継ポンプ場の汚水バイパスゲートの更新工事等です。  次に、議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算につきましては、業務の予定量を給水戸数1万6,750戸、年間総給水量を498万5,900立方メートルといたしました。収益的収入につきましては、前年度比1.7%増の8億5,505万6,000円とし、収益的支出につきましては、前年度比1.1%増の8億4,011万4,000円を計上いたしました。  資本的収入につきましては、前年度比29.9%増の1億3,600万5,000円を計上いたしました。資本的支出につきましては、前年度比20.9%増の4億639万3,000円を計上いたしました。  なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億7,038万8,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補填いたします。  今年度の主な事業は、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業に伴う配水管布設工事、浄水場内の県水受水排水池内面補修工事等を実施します。  なお、詳細につきましては、引き続き担当課長よりご説明いたします。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 続いて、担当課長に概要説明を求めます。  議案第14号について、財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) 議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算の概要についてご説明いたします。  初めに、予算総額については、歳入歳出それぞれ124億1,841万円で、前年度比1億7,659万円の減、率にしまして1.4%の減となりました。これは、衛生費の新型コロナウイルスワクチン接種業務委託料及びPCR検査業務委託料、土木費の橋梁修繕工事、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業、ネクスコ受託事業負担金及び都市計画道路用地取得事業等の増がありますが、教育費の小学校トイレ改修工事、国際交流事業、公債費の総合体育館建設事業の償還終了等の減により、予算総額は減額となったものでございます。  予算書の8ページをお願いいたします。第2表、債務負担行為、都市計画道路用地取得事業につきましては、平成28年度設定した債務負担の期間満了に伴い、再度町開発公社へ委託するため債務負担行為を設定するものでございます。  9ページをお願いいたします。第3表、地方債でございますが、庁舎等管理工事の財源として1,000万円、集会所屋根及び外壁塗装改修工事等の財源として870万円、交通安全施設整備事業工事の財源として670万円、文化施設整備等事業工事の財源として1,490万円、道路修繕工事等の財源として3億6,900万円、都市計画道路用地取得に係る財源として1,410万円。  10ページをお願いいたします。令和の森公園整備事業工事の財源として590万円、小学校施設整備事業工事の財源として570万円、中学校施設整備事業工事の財源として530万円、以上の事業に起債を充当したく措置するものでございます。  なお、町債の令和3年度末残高の状況につきましては、最終ページの133ページ、こちらに示しておりますが、118億4,563万円となる見込みでございます。  続きまして、歳入歳出予算につきまして、款別に順次ご説明いたします。なお、お示しするページにつきましては、複数ページにわたる場合がございますが、冒頭のページのみをお示しさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  初めに、15ページからの歳入の主な内容についてご説明いたします。15ページ、款1町税につきましてご説明いたします。款1町税につきましては、対前年度比7.7%減の66億3,359万8,000円を見込み計上しております。個人町民税については、新型コロナウイルス感染症の影響により給与所得等の減を見込み、法人町民税については、主要企業の減収により減を見込んでおります。  16ページ、固定資産税については、地方税法の特例による軽減措置等から減を見込み、計上いたしました。  軽自動車税環境性能割については、実績及び取得見込みの軽自動車該当台数を基に増を見込んでおります。  17ページ、軽自動車税種別割については、課税台数の増加により増を見込んでおります。  18ページ、町たばこ税については、課税本数の減により減を見込んでおります。  都市計画税については、地方税法の特例による軽減措置等から減を見込み、計上いたしまた。  次に、19ページ、款2地方譲与税から20ページ、款9地方特例交付金までの各項目の計上については、令和3年度の地方財政計画の伸び率と令和2年度の決算見込み等を勘案して計上いたしました。  なお、20ページ、地方税法の特例による固定資産税、都市計画税軽減措置の補填として、款9地方特例交付金、項2新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が創設され、計上しております。  次に、21ページ、款10地方交付税でございますが、普通交付税については、令和3年度について推計したところ、基準財政収入額が基準財政需要額を上回ることが見込まれることから、今年度も当初予算においては計上せず、特別交付税のみとなってございます。  続きまして、款11交通安全対策特別交付金については、対前年度比16.7%減の500万円を計上いたしました。  次に、款12分担金及び負担金については、対前年度比5.9%減の8,336万3,000円で計上しております。保育所保護者負担金の減が主な要因となっております。  次に、22ページ、款13使用料及び手数料については、対前年度比0.7%減の5,044万9,000円で計上しております。粗大ごみ処理手数料の減が主な要因となってございます。  次に、23ページ、款14国庫支出金については、前年度比19.6%増の15億6,340万9,000円で計上しております。児童手当交付金、障害者自立支援給付費負担金、子どものための教育・保育給付費負担金、社会資本整備総合交付金が主な内容となっております。増の主な要因としましては、新型コロナウイルスワクチン接種対策費、国庫負担金、社会資本整備総合交付金、子どものための教育・保育給付費負担金及び個人番号カード事務費補助金の増が主な要因となっております。  次に、25ページ、款15県支出金については、前年度比4.0%増の8億1,764万円で計上しております。障害者自立支援給付費負担金、国民健康保険基盤安定負担金、児童手当負担金、子どものための教育・保育給付費負担金、個人県民税徴収委託金などが主な内容となっております。増の主な要因といたしましては、障害児施設措置費給付費等負担金、教育認定子どもに係る施設型給付費等補助金、教育支援体制整備事業費補助金及び選挙費委託金の増が主な要因となっております。  続きまして、28ページ、款16財産収入については、前年度比0.9%減の528万3,000円で計上しております。減の要因については、建物貸付収入の減でございます。  次に、29ページ、款17寄附金については、前年度比15.0%増の2億3,061万3,000円で計上しております。増の要因については、ふるさと納税寄附金の増でございます。  次に、款18繰入金については、前年度比17.3%増の7億2,908万9,000円を計上してございます。増の要因については、まちづくり寄附基金、新型コロナウイルス感染症対策基金からの繰入金の増でございます。なお、財政調整基金の令和3年度末残高については、7億5,506万4,000円となる見込みでございます。  次に、30ページ、款19繰越金については、前年度同額の2億円を計上してございます。  続きまして、款20諸収入については、前年度比8.9%減の2億4,836万6,000円を計上してございます。減の主な要因については、後期高齢者健康審査業務委託料の減でございます。  次に、33ページ、款21町債につきましては、前年度比27.7%減の4億4,030万円を計上してございます。内容でございますが、先ほど地方債でご説明したとおりでございます。  続きまして、34ページからの歳出の主な内容についてご説明いたします。初めに、34ページ、款1議会費については、前年度比0.3%増の1億2,191万1,000円を計上してございます。議会運営に係る経費でございます。増の要因といたしましては、本会議場等設備機器借上料の増が主なものでございます。  次に、35ページ、款2総務費については、前年度比0.1%減の19億4,799万2,000円を計上してございます。減の要因といたしましては、個別施設計画策定業務委託料、県防災行政無線施設再整備事業負担金及び国勢調査経費などの減が主な要因でございます。  続きまして、60ページをお願いいたします。款3民生費については、前年度比0.2%減の44億2,239万5,000円を計上してございます。減の要因といたしましては、国民健康保険特別会計繰出金、児童手当、介護保険特別会計繰出金などが主な要因でございます。  続きまして、78ページをお願いいたします。款4衛生費については、前年度比4.7%増の9億9,703万4,000円を計上してございます。増の要因としては、新型コロナウイルスワクチン接種業務委託料及びPCR検査業務委託料が主な要因でございます。  続きまして、84ページ、款5労働費については、前年度比2.0%減で111万7,000円を計上してございます。勤労者への住宅資金の支援経費などでございます。  次に、款6農林水産業費については、前年度比3.7%増の1億842万1,000円を計上してございます。主な内容は、農業支援経費、農業センター施設管理経費などを計上しており、増の主な要因は、農業振興地域整備計画策定委託料の増によるものでございます。  次に、88ページ、款7商工費については、前年度比8.9%減の3,305万7,000円を計上してございます。主な内容は、観光推進経費、中小企業支援経費、消費生活相談啓発経費などでございます。  続きまして、90ページ、款8土木費については、前年度比12.7%増の10億4,597万9,000円を計上してございます。増の要因といたしましては、橋梁修繕工事、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業、ネクスコ受託事業負担金及び都市計画道路用地取得事業の増が主な要因でございます。  続きまして、98ページ、款9消防費については、前年度比5.3%減の6億4,576万9,000円を計上してございます。2市1町で組織する入間東部地区事務組合への共通経費及び消防に関する町負担分でございます。  続きまして、款10教育費については、前年度比17.8%減の13億884万1,000円を計上してございます。減の主な要因については、小学校トイレ改修工事、中学校施設整備事業工事費、国際交流事業及び小学校指導書等の減が主な要因でございます。  次に、119ページ、款11公債費については、前年度比5.8%減の14億8,861万6,000円を計上してございます。借入れに対する元金、利子分を償還するものでございます。減の主な要因については、過年度に借り入れした町債の償還終了によるものでございます。  次に、120ページ、款12諸支出金については、前年度比41.7%増の2億8,527万8,000円を計上いたしております。増の主な要因については、まちづくり寄附基金費積立金及び町土地開発公社貸付金の増によるものでございます。  次に、121ページ、款13予備費については、前年と同額の1,200万円を計上してございます。  以上が令和3年度一般会計予算の主な内容でございます。なお、詳細につきましては、歳入予算説明書、事業別予算説明書をご参照いただきたいと思います。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第15号について、住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算につきましてご説明させていただきます。  本予算の総額は、前年度比0.8%増の35億8,987万1,000円を計上させていただきました。予算総額で前年度に比べ約3,139万8,000円の増となっておりますが、これは埼玉県に納める納付金の額が増額していることが主な要因でございます。  まず、歳出でございますが、主要な事業の内容についてご説明させていただきます。予算書の16ページをお願いいたします。款1総務費でございますが、報酬等の人件費の増額により、前年度比4.9%増の2,843万5,000円を計上させていただきました。  次に、17ページから19ページの款2保険給付費につきましては、歳出総額の69.4%を占めておりまして、令和2年度決算見込額を基に前年度比0.2%減の24億9,173万7,000円を計上させていただきました。  次に、20ページの款3国民健康保険事業費納付金につきましては、医療給付費、後期高齢者支援金及び介護納付金の財源として県へ納付するものです。県の試算に基づきまして、総額で前年度比3.3%増の10億594万6,000円を計上させていただきました。  次に、21ページから22ページの款6保健事業費につきましては、保健事業の充実強化のため、管理栄養士2名の勤務時間を拡大したことに伴い、前年度比6.6%増の5,592万7,000円を計上させていただきました。  次に、24ページの款9諸支出金につきましては、実績に基づき、前年度比3.3%増の282万2,000円を計上させていただきました。  次に、款10予備費につきましては、前年度と同額の500万円を計上させていただきました。  続きまして、歳入でございますが、主要なものについてご説明させていただきます。11ページをお願いいたします。国民健康保険税でございますが、被保険者数の減少等に伴い、前年度比1.3%減の8億305万1,000円を計上させていただきました。  次に、13ページの款5県支出金でございますが、保険給付費等の財源として県から交付される普通交付金と特定健診の費用等について交付される特別交付金になります。総額で前年度比2.4%増の25億7,480万1,000円を計上させていただきました。  次に、款7繰入金でございます。一般会計からの繰入金で2,000万円減の2億1,000万円を計上させていただきました。内訳につきましては、節1保険基盤安定繰入金から節4財政安定化支援事業繰入金までの1億6,490万9,000円が法定基準による繰入れで、14ページになりますが、残る4,509万1,000円がその他の繰入額となります。  款9諸収入でございますが、前年度と同額の201万円を計上させていただきました。  以上が令和3年度国民健康保険特別会計予算の概略でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第16号について、健康増進課長。 ◎健康増進課長(池田康幸君) 議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算につきまして、ご説明申し上げます。  本予算につきましては、令和3年度から令和5年度までの第8期介護保険事業計画に基づき編成を行い、予算総額は、歳入歳出それぞれ前年度比5.8%減の27億1,834万4,000円で計上させていただきました。歳入は、法令等に基づき、介護保険料、国県支出金及び一般会計からの繰入金等をもって措置いたしました。歳出は、介護保険運営に関わる事務費、居宅や施設等における介護サービス、介護予防サービス等の保険給付費、介護予防事業等の地域支援事業費となっております。  それでは、歳入の主な内容についてご説明させていただきます。予算書の9ページをお願いいたします。款1保険料は、65歳以上の被保険者の保険料であり、前年度比7.0%増の6億4,492万3,000円を計上いたしました。増の要因といたしましては、介護保険料の改定によるものでございます。  12ページをお願いいたします。款7繰入金、項1一般会計繰入金、目4低所得者保険料軽減負担金につきましては、前年度比126.1%増の3,389万5,000円を計上いたしました。主な要因といたしまして、令和2年度予算においては、6か月分の予算計上であり、令和3年度においては年間分の計上でございます。  同款、項2基金繰入金、目1保険給付費準備基金繰入金につきましては、前年度比29.5%減の8,041万7,000円を計上いたしました。この基金につきましては、第8期介護保険事業計画において、令和2年度の基金残額約2億4,868万円のうち2億4,000万円を取り崩し、第1号被保険者保険料軽減における令和3年度分の充当分となります。  以上が歳入の主な内容でございます。  続きまして、歳出の主な内容についてご説明いたします。17ページをお願いいたします。歳出予算の92.5%を構成します款2保険給付費は、要介護、要支援認定者への居宅介護、地域密着型介護、施設介護等のサービス、高額介護サービス費等の給付費で、前年度比7.5%減の25億3,440万2,000円を計上いたしました。  19ページをお願いいたします。款3地域支援事業費、項3包括的支援事業・任意事業費、目1包括的支援事業費は、前年度比29.3%増の5,963万円を計上いたしました。主な要因といたしましては、地域包括支援センター運営強化によるものでございます。  以上が介護保険特別会計の主な内容でございます。なお、詳細につきましては、事業別予算説明書をご参照ください。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第17号について、住民課長。 ◎住民課長(小林美智子君) 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算につきましてご説明させていただきます。  本予算につきましては、保険料とその徴収に係る費用でございますが、予算の総額は前年度比77.45%増の9億5,652万7,000円を計上させていただきました。大幅増の要因は、一般会計で計上しておりました事務費を特別会計へ組替えを行ったためです。  まず、歳入からご説明させていただきます。予算書の9ページをお願いいたします。款1後期高齢者医療保険料、目1特別徴収保険料でございますが、特別徴収保険料につきましては、前年度比1.9%増の2億5,156万1,000円を計上させていただきました。  また、目2普通徴収保険料の現年度分につきましても、前年度比1.9%増の2億408万8,000円を計上させていただきました。普通徴収保険料の滞納繰越分につきましては、令和元年度及び令和2年度の保険料滞納見込額により32万3,000円を計上いたしました。  次に、款2繰入金、項1一般会計繰入金、目1事務費繰入金3億9,220万8,000円ですが、歳出における事務費相当分を一般会計から繰り入れるものでございます。こちらの事務費を、このたび一般会計に計上していたものを特別会計へと組替えをいたしました。  次に、目2保険基盤安定繰入金8,271万7,000円ですが、低所得者の保険料軽減措置が設けられており、この保険料軽減分を補填するため、県が4分の3、町が4分の1の割合で負担し、一般会計から繰り入れるものでございます。  次に、款4諸収入、項2償還金及び還付加算金、目1保険料還付金70万円でございますが、被保険者の死亡や転出に伴う資格喪失及び所得更正等により、保険料の過誤納が生じた場合の還付金でございます。  続きまして、歳出についてご説明させていただきます。予算書の11ページをお願いいたします。款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費につきましては、3.2%増の275万5,000円増額計上させていただきました。  項2徴収費につきまして、保険者数の増加により、前年度比2.8%増の746万1,000円を計上させていただきました。  款2後期高齢者医療広域連合納付金の9億1,274万7,000円ですが、徴収しました保険料、保険基盤安定繰入金等を埼玉県後期高齢者医療広域連合に納付するもので、令和3年度より一般会計で計上しておりました医療給付費と広域連合負担金を合わせて計上させていただきましたので、大幅増額になっております。  12ページをお願いいたします。款3保健事業費、項1健康診査等事業費、目1健康診査等事業費の3,246万3,000円ですが、こちらも一般会計で計上しておりました後期高齢者医療制度の健康診査に当たる事務費でございます。  款4諸支出金、項1償還金及び還付加算金の70万円でございますが、保険料の過誤納金の還付を見込んだもので、実績に基づき前年度より30万円の増額計上をさせていただきました。  款4予備費でございますが、前年度と同額の40万円を計上させていただきました。  以上が令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算の概略でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 ○議長(井田和宏君) 議案第18号から議案第19号までの2件について、上下水道課長。 ◎上下水道課長(松本明雄君) 議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算の概要について申し上げます。  初めに、業務予定量でございますが、水洗化戸数1万5,000戸、年間処理水量を578万1,250立方メートルといたしました。  収益的収入につきましては、前年度比2.2%減の8億5,859万3,000円とし、収益的支出につきましては、前年度比1.6%増の7億5,519万6,000円を計上いたしました。  2ページ目の資本的収入につきましては、前年度比13.8%減の7,681万1,000円とし、資本的支出につきましては、前年度比6.4%減の2億6,631万2,000円を計上いたしました。資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億8,950万1,000円につきましては、当年度消費税及び地方消費税、資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金、減債積立金にて補填いたします。  続きまして、第5条、企業債につきましては、建設改良事業の財源として企業債の限度額等を定めたものでございます。  3ページの第9条、他会計からの補助金につきましては、一般会計繰入金のうち基準外繰入れについて定めたものでございます。  事業内容につきましては、24ページからの予算明細書のとおりとなりますが、収益的収入の主な減要因につきましては、下水道使用料及び基準外の一般会計繰入金の減によるものでございます。その他、本年度は雨天時侵入水対策計画策定業務の財源としまして、国庫補助金を計上いたしました。  収益的支出については、経常経費につきましてはほぼ例年並みでございますが、新規事業といたしまして、営業費用の目1管渠費におきまして、雨天時侵入水対策計画策定業務委託料を計上いたしまして、また目7総係費において、上下水道事業を統括いたします課長職、副課長職の人件費について、水道事業会計で費用負担をしていたものを、本年度より下水道事業会計においても2分の1負担することとし、水道事業会計負担金として計上いたしました。  資本的収支につきましては、本年度の建設改良事業は、第1中継ポンプ場汚水バイパスゲートの更新工事、荒川右岸流域下水道事業の建設費の一部を負担いたします。主な財源は地方債の借入れとなります。なお、詳細につきましては、予算資料等を参照していただければと思います。  以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。  続きまして、議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算の概要についてご説明申し上げます。  初めに、本年度の業務の予定量を給水戸数1万6,750戸、年間総給水量498万5,900立方メートルといたしました。収益的収入につきましては、前年比1.7%増の8億5,505万6,000円とし、収益的支出につきましては、前年比1.1%増の8億4,011万4,000円を計上いたしました。  2ページ目になりますが、資本的収入につきまして、前年度比29.9%増の1億3,600万5,000円とし、資本的支出につきましては、前年度比20.9%増の4億639万3,000円を計上いたしました。なお、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億7,038万8,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金等で補填いたします。  続きまして、第5条、地方債につきましては、建設改良事業の財源とし、企業債の限度額等を定めたものでございます。  続きまして、事業内容につきましては、24ページからの予算明細書のとおりですが、収益的収支につきまして、経常経費の事業内容につきましては、ほぼ例年どおりとなっております。収益的収入の主な増要因は、本年度より課長、副課長の人件費の2分の1相当分を下水道事業会計から負担金として計上いたしたことによるものです。  収益的支出につきましては、主に水質自動測定装置移設工事費、減価償却費等の増によるものでございます。  資本的収支につきましては、本年度の主な建設改良事業は、県水受水配水池改修工事、スマートインターチェンジ利便性向上促進事業に伴う配水管布設工事及び竹間沢東地区の配水管の布設替え工事を実施する予定でございます。これらの財源となっております企業債につきましては、今後の償還状況を鑑みまして、充当率を50%といたしました。なお、詳細につきましては、予算資料を参照していただければと思います。  以上、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(井田和宏君) 以上で提案理由及び概要説明は終了いたしました。  続いて、議案ごとに質疑を行います。質疑内容は、予算概要説明に関わるものといたしますので、あらかじめご承知願います。 △議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第17、議案第14号 令和3年度三芳町一般会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 3番、吉村です。  2点ほどお伺いします。この一般会計予算のときには、3%シーリングというのを行ったと思うのですけれども、まずそこが、実際行っていると思いますが、その辺についてお伺いします。 ○議長(井田和宏君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  新型コロナウイルス感染症により町税の大幅な減収が見込まれる。また、歳出においては社会保障関係、こちらとか、こういった経費の増が見込まれることから、予算編成時において、財政サステーナブル宣言ともに、予算編成方針において各課の予算要求、こちらを令和2年度の予算から3%シーリングした額で要求をしていただく編成方針を出しております。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) その結果、この3%シーリングをしたことによって、町民への影響というのはどのように考えているか、お伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  この3%シーリングでございますが、各課長の権限において、事業において必要なもの、増減、この辺のめり張りをつけていただきまして要求していただいたところでございます。当然予算のヒアリング過程において、住民サービスの低下にならないよう、またコロナ対策、こちらを編成過程でしっかりヒアリングの中で精査しながら、予算の確保、予算の編成を行ったところでございますので、住民サービスの低下等、こちらにはなっていないところでございます。  以上です。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 住民サービスの低下はないということで、一つはお聞きしましたけれども、行政もそうですし、議会もそうですけれども、趣旨にあるのは住民の福祉向上です。その点についてはこれの予算というのはどうなっているのか、お伺いします。 ○議長(井田和宏君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  今回の予算編成に関しては、総額的には減額でございますが、各事業をしっかり精査して見直した点と、あと財源が、歳入の財源に関しては特定財源、こちらを大きく活用して、国庫補助金等をしっかり取りながら予算編成して、まちづくり寄附とか、こちらを活用しながら繰り入れて編成を行ったところでございます。各性質別なところでいきますと、予算資料のほうに性質別の歳出の一覧がございます。特に扶助費関係等も減額することなく住民サービス、ここら辺の扶助費の確保もしっかり2.1%の増ということで、この辺はしっかり住民サービスを維持してきたところでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) ちょっと町長にお伺いいたします。  概要説明の中で、民生費は0.2%の減、それから土木費が12.7%の増、そういった一般会計になっていますけれども、これで今コロナウイルスの中で生活が大変ですけれども、こういった予算で果たして町民の暮らしが2020年度よりも、この予算というのは町民の暮らしはよくなるのかどうか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(井田和宏君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 民生費が0.2の減、土木費が17%増ということですけれども、全体の中で住民福祉の向上ということを前提に予算編成をさせていただいたというふうに考えております。今日も施政方針の中で述べさせていただきましたけれども、やはり今自治体に求められているのは持続可能性であると思っています。いかにサステーナビリティーを実現していくか、そのためにはやはり住民の皆さんの一人一人の命と健康と生活を守ることが第一だというふうに、私は改めてこのコロナ禍で思っておりますので、そこは第一優先に考えた予算編成とさせていただいております。  ただ非常に厳しい財政状況でありますので、各課に3%シーリングというようなお願いをさせていただきましたが、全体を通しては住民福祉の増進にはかなっているというふうに考えています。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 全体的には福祉の増進になるというふうにお答えになっているので、私はこれを見る限りそうは思えないのですけれども、その辺が心配なので質問しているのですけれども、再度お尋ねします。前年度よりもこの予算というのは、住民の福祉の、暮らしがよくなると、そういったふうに捉えた予算ということでよろしいわけですね。 ○議長(井田和宏君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 毎年予算編成をするときには、前年度よりも少しでも一歩でも福祉の増進になるようにということで予算編成をさせていただいておりますし、またまちづくりを行っておりますので、それに向けては全力で努力していきたいと思っています。 ○議長(井田和宏君) 3番、吉村美津子さん。 ◆3番(吉村美津子君) 努力をしていただくのは、それは当然なのですけれども、その予算の中を見た範囲では、そのように努力でできませんでしたではなくて、努力でできるというふうに捉えていいわけですね。 ○議長(井田和宏君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 気合いだけの努力では決して実現できませんけれども、住民の皆さんのご意見であるとか、それから議会のご意見であるとか、冷静に政策を分析して、何をやったらよくなるかということを考えながら実施をしていきたいと思っています。ちなみに、先ほど土木費と民生費の話をされましたけれども、全体予算の中で占める土木費は10億円、民生費は40億円を超えておりますので、住民福祉の増進にはかなった予算編成になっていると考えています。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。  16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  去年の9月の令和元年度の決算審査、決算特別委員会での質疑を思い出していただきたいのですが、その中で国際交流事業がございました。その件に関して財務課長とやり取り、質疑応答があって、最終的には何かよく分からないのですが、どなたかからメモが財務課長のところへ回ってきて、最後には、当初予算のときと事業の趣旨が異なっても、それを議会に報告する義務もないし、法的には問題ないというふうなお答えがありましたが、今回令和3年度も同じ考えで、当初予算のときから事業内容が趣旨が変わったとしても、議会に説明する義務はないとお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(井田和宏君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  議決の範囲でございますが、議決項目は項まででございます。決算当初の予定とは執行権の範囲ということで、その当時私は答弁させていただいて、事業が多少変わってきてしまったと、変わったことで答弁させていただいたところでございます。今回は予算のところでそれを申し上げるのはどうかと思いますが、こちらのしっかり計画した事業を当然議決項目の中でしっかり精査いただきまして、ご審議いただいて進めていきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 私も別に法的に問題がありというふうには認識しておりません。地方自治法においてもほかの条例を見ても、別にそういう規定はございませんので、確かに当初予算から内容が変わったからといって、一々議会に報告する必要があるのかと、しなかった場合に法令違反になると、あるいは流用も法令で定められた中でやられていますから、それはいいのです。では、法律になければ何をやってもいいという話ではないだろうと私は思っていて、今まで当町において予算審査、決算審査するときに、事業別のものに変えていったという経緯がございます。それはやはり議会において我々議員がきちっと事業の内容を把握して、その上でその予算額なり、決算額なりが適切であったかという判断をしてきたと思っております。ところが、もしそれは関係ないよと、当初予算で幾ら何を事業趣旨を説明しようが、それは後で幾らでも変えられるのだという話になると、当初予算の、これから特別委員会がつくられると思いますが、そこで幾ら議論しようが、後で幾らでも変えられるのだったら、時間の全く無駄になってしまうと思うのですが、そこに関してはどうお考えでしょうか。 ○議長(井田和宏君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  予算、令和3年度のこの行政、この町の事業的なものの、これは見積り及び支出の計画でございます。しっかりこちらで説明して、特別委員会でご審議いただきまして、執行部からもしっかり説明していきたいと思っておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(井田和宏君) 16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  これ以上しても、堂々巡りになるので避けたいので。我々はやはり議会においても、きちっと全協なり何か12回やっているわけです、年間。ここまで増やしたというのは大きな理由があるのです。それは何かあったときにきちっと説明が受けられるように、その前までは3か月に1回しかやっていなかったのです。それでは、とてもではないけれども、事業内容を説明されるにしても、事業、変更あった場合でも説明を受けるにも足りないので、毎月1回やろうよということでやり始めて、それでずっと進んできているので、やはり何か大きな、当初予算から大きく趣旨が変わるときは、きちっと全協で説明いただきたいというふうに思っておりますが、そこら辺のお約束をいただきたいのですが、お願いします。 ○議長(井田和宏君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 私も議員でいた頃、議会改革を議員の皆さんと一緒に進めておりまして、二元代表の一元ということで調査等にも伺いました。ほかの自治体でも執行部側が議会側に全員協議会という形で、今進んでいる状況等をしっかり報告しながら、共にさまざまな問題を解決していこうというその姿勢に私も感銘を受けて、また議会からのそういった要望がある中で、全員協議会というものを1か月に1回設けさせていただき、ご説明させていただいております。  我々としては、オープンにして何でも皆さんにお話をしたいというふうに考えております。ただ事業をつくっていく過程の中でなかなかお話しできないこともありますので、そのことはご理解いただくということで、我々としてはできる限り皆さんには情報を提供したいと思っておりますので、お気づきの点がありましたら、また何なりと言っていただければというふうに思いますし、基本的には丁寧に説明をさせていただく方針には変わりありません。 ○議長(井田和宏君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第14号に関する質疑を終了いたします。  暫時休憩します。                                      (午後 4時04分) ○議長(井田和宏君) 再開いたします。                                      (午後 4時04分) △議案第15号 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第18、議案第15号 令和3年度三芳町国民健康保険特別会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第15号に関する質疑を終了いたします。 △議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第19、議案第16号 令和3年度三芳町介護保険特別会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第16号に関する質疑を終了いたします。 △議案第17号 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第20、議案第17号 令和3年度三芳町後期高齢者医療特別会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第17号に関する質疑を終了いたします。 △議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第21、議案第18号 令和3年度三芳町下水道事業会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第18号に関する質疑を終了いたします。 △議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算 ○議長(井田和宏君) 日程第22、議案第19号 令和3年度三芳町水道事業会計予算を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 質疑なしと認めます。  以上で議案第19号に関する質疑を終了いたします。  以上で概要説明に対する質疑は全て終了いたしました。 △予算特別委員会の設置 ○議長(井田和宏君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第14号から議案第19号までの予算議案6件は、会議規則第39条第1項の規定に基づき、14名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(井田和宏君) 異議なしと認めます。  よって、予算議案6件は予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することに決定いたしました。 △予算特別委員会委員の選任
    ○議長(井田和宏君) ただいま設置されました予算特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第4項の規定により、次のとおり指名いたします。  久保健二君、鈴木淳君、吉村美津子さん、小松伸介君、桃園典子さん、細田三恵さん、林善美さん、菊地浩二君、落合信夫君、増田磨美さん、本名洋君、内藤美佐子さん、細谷光弘君、山口正史君、以上の14名を指名いたします。 △予算特別委員会の正副委員長の互選 ○議長(井田和宏君) 続いて、ただいま選任いたしました予算特別委員会の委員長に内藤美佐子さん、副委員長に落合信夫君が互選されましたので、ご報告申し上げます。 △散会の宣告 ○議長(井田和宏君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。                                      (午後 4時09分)...