三芳町議会 > 2018-06-14 >
06月14日-議案質疑・討論・採決-06号

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  1. 三芳町議会 2018-06-14
    06月14日-議案質疑・討論・採決-06号


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    最終取得日: 2021-09-17
    平成30年  6月 定例会(第3回)             平成30年第3回三芳町議会定例会議 事 日 程 (第6号)                        平成30年6月14日(木曜日)午前9時30分開議日程第 1 議案第33号 三芳町税条例等の一部を改正する条例日程第 2 議案第34号 三芳町都市計画税条例の一部を改正する条例日程第 3 議案第35号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例             の一部を改正する条例日程第 4 議案第36号 三芳町保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例日程第 5 議案第37号 三芳町体育施設条例の一部を改正する条例日程第 6 議案第38号 三芳町文化会館条例の一部を改正する条例日程第 7 議案第39号 三芳町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例日程第 8 議案第40号 財産の無償譲渡について日程第 9 議案第41号 三芳町道路線の廃止について日程第10 議案第42号 三芳町道路線の認定について日程第11 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて日程第12 議案第43号 平成30年度三芳町一般会計補正予算(第1号)日程第13 請願第 1号 三芳太陽の家移転の請願について日程第14 発議第 2号 埼玉県議会による原発再稼働を求める意見書に関し、再稼働の議論は慎重に行             うことを求める決議案について日程第15 意見書第5号 旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書について日程第16 意見書第6号 ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書について日程第17 意見書第7号 性暴力被害者への支援の法定化を求める意見書について日程第18 閉会中の継続審査日程第19 議員派遣について出席議員(15名)     1番   久  保  健  二  君      2番   増  田  磨  美  君     3番   鈴  木     淳  君      5番   細  田  三  恵  君     6番   小  松  伸  介  君      7番   岩  城  桂  子  君     8番   安  澤     豊  君      9番   井  田  和  宏  君    10番   本  名     洋  君     11番   吉  村  美 津 子  君    12番   細  谷  三  男  君     13番   菊  地  浩  二  君    14番   内  藤  美 佐 子  君     15番   拔  井  尚  男  君    16番   山  口  正  史  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名  町   長   林     伊 佐 雄  君   副 町 長   武  澤  安  彦  君  総合調整幹   太  田  秀  平  君   政 策 推進   百  富  由 美 香  君                          室   長  総 務 課長   大  野  佐 知 夫  君   財 務 課長   高  橋  成  夫  君  秘 書 広報   佐 久 間  文  乃  君   税 務 課長   細  谷  俊  夫  君  室   長  自 治 安心   前  田  早  苗  君   住 民 課長   落  合  行  雄  君  課   長  福 祉 課長   三  室  茂  浩  君   健 康 増進   池  田  康  幸  君                          課   長  こども支援   郡  司  道  行  君   環 境 課長   長 谷 川     幸  君  課   長  観 光 産業   鈴  木  義  勝  君   都 市 計画   近  藤  康  浩  君  課   長                   課   長  道 路 交通   田  中  美  徳  君   教育委員会   古  川  慶  子  君  課   長                   教 育 長  教育委員会   中  島  弘  恵  君   教育委員会   宇 佐 見  宏  一  君  教 育 総務                   学 校 教育  課   長                   課   長  教育委員会   金 井 塚  和  之  君   教育委員会   伊  東  正  男  君  生 涯 学習                   生涯学習課  課   長                    藤 久 保                          公 民 館長  上 下 水道   松  本  明  雄  君  課   長                                              本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   齊  藤  隆  男      事務局書記   小  林  忠  之 △開議の宣告 ○議長(拔井尚男君) おはようございます。  ただいま出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) △議会運営委員長報告 ○議長(拔井尚男君) 昨日、議会運営委員会が開催されましたので、議会運営委員長の報告を求めます。  小松伸介君。          〔議会運営委員長 小松伸介君登壇〕 ◎議会運営委員長(小松伸介君) おはようございます。  昨日、第2委員会室におきまして、委員総員出席のもと議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果についてご報告いたします。  協議事項は、お手元に配付済みの発議第2号及び意見書第5号から意見書第7号までの4件に関する取り扱いの件であります。発議第2号及び意見書第5号から意見書第7号については、請願第1号の審議後に審議することといたします。  以上のように決定いたしましたので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(拔井尚男君) お諮りいたします。  ただいま議会運営委員長より報告がありましたように、発議第2号及び意見書第5号から意見書第7号につきましては、請願第1号の審議後に審議することにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 異議なしと認めます。  よって、議会運営委員長の報告のとおり決定いたしました。 △議事日程の報告 ○議長(拔井尚男君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりとなります。 △議案第33号 三芳町税条例等の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) これより日程に従い、順次審議を行います。  なお、町長から提出されている議案等については、提案理由及び議案説明が既に終了しておりますので、議案ごとに質疑、討論、採決を行います。  日程第1、議案第33号 三芳町税条例等の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  ございませんか。  11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  まず、三芳町税条例の新旧対照表の中の参考の2ページですけれども、これ所得控除額の変更に伴うものですけれども、前年の合計所得金額が2,500万円以下は控除があるけれども、2,500万円を超えると基準控除の適用がなくなることになったわけですけれども、当町での該当者数はどのくらいなのか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) 税務課長。 ◎税務課長(細谷俊夫君) お答えします。  今回の改正によりまして、合計所得金額が2,500万円を超えますと、基礎控除の適用がなくなります。その関係で平成29年度の実績で算定してみますと、2,500万円を超える方が77名、2,400万円から2,500万円以下の方が10人ということで、平成29年度ですと360万円増税ということになります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 続きまして、同じ11ページの中の第10条の2の26項で、中小企業の設備投資に対しての固定資産税をゼロとするものであります。3年間の措置だと思いますけれども、同じような制度が今までありましたけれども、固定資産税ゼロではありませんでしたけれども、当町では、ここに該当する社数というのは大体どのくらいの実績があったのか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 税務課長。 ◎税務課長(細谷俊夫君) お答えします。  現行中小企業に関係する特例が、2分の1の特例がございまして、こちらに該当しているもの、平成30年の実績ですと、11社ほど償却資産の申告をいただいております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。
    ◆11番(吉村美津子君) 11社ということで、その固定資産税の軽減総額というのはわかりますでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 税務課長。 ◎税務課長(細谷俊夫君) お答えします。  税額にして約120万円程度でございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 今回は固定資産税ゼロということで、中小企業支援のためには私はいい制度なのかなというふうに思っております。今後これを町内の中小業者への周知はどのように考えているのか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(鈴木義勝君) お答えします。  一般質問でもございましたとおり、計画を策定しまして、それを広報等で周知しまして、あとは商工会を通じてちょっと周知をさせていただこうかなと考えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 広報に載せるということで、よいことだなと思いました。そうすると、全町内の中小企業がそういったことを、周知を目にすることになると思いますので、その方向でよいのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございますか。  本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 10番、本名です。  いただいている参考資料、1枚のチラシのほうですけれども、これで質問させていただきます。  3番の固定資産税関係というところで、2つ目の丸で、特定再生可能エネルギー発電設備ということで、さまざまな発電方法、例が書いてありますけれども、これ三芳町では該当する利用者がいるのか、もしいないとすれば、今後の見通しとして可能性あるのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) 税務課長。 ◎税務課長(細谷俊夫君) お答えします。  特定再生可能エネルギーにつきましては、先日の専決のほうの内容でございまして、今回の条例には載っていないのですけれども、一応こちらに該当する発電設備については1件もございません。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 本名です。  該当しないということですけれども、今後ということで、可能性としてはあり得るということでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 税務課長。 ◎税務課長(細谷俊夫君) お答えします。  可能性も、かなりないのではないかとは思っているのですけれども。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第33号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 △議案第34号 三芳町都市計画税条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第2、議案第34号 三芳町都市計画税条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第34号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 △議案第35号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第3、議案第35号 三芳町指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第35号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 △議案第36号 三芳町保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第4、議案第36号 三芳町保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  私はこの民間の認定保育園を否定するものではありません。この児童福祉法に基づいた対応をしている、そこがすばらしいということをいつも主張しております。児童福祉法に基づいた対応は、地方自治体の責務、そのことがきちっと明記されております。今までの課長たちもずっとそこは大事なことだということを回答してきております。児童福祉法の第1条では、全て児童は児童の権利に関する条約の精神にのっとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長及び発達並びにその自立が図られること、その他の福祉をひとしく保障される権利を有すると定め、そして第2条の3項では、そのために国及び地方公共団体は、児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う、そのように定めております。それが私は公立保育所は、本当に地方自治体としてその責務を果たしていると、今までそういった町であったと私は思っております。  町長にお伺いしますけれども、保育は保護者と同様に地方公共団体にも責務を負うと定めているわけですけれども、そのもとで公立保育所は私は全国に設置されてきていると思います。民間に任せることは、この責務を実行できなくなるおそれがあると思いますが、その辺は責務についてどのように捉えているか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 今吉村議員さんがおっしゃられたように、児童福祉法の第1条に基づいて、町としてはしっかりと責任を果たしていきたいというふうに考えています。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 公立保育所で職員が常に従事をしていますので、保護者の意見とか、児童の意見をとてもよくわかることができるわけです。ところが今後職員がいなくなってしまうわけです。どうやってその児童や保護者に対して責任を、ふだん見てもいないのにどうやって責任をとることができるのか、その点について具体的にお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 今までも町内に民設民営の保育所がございまして、そことも連携をとりながら保育の充実に努めてまいりました。今後も同じようにやっていきたいと思っておりますので、ご心配はないのかなと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 今公立の保育所が3カ所あり、今後は1カ所になってしまう。そういった公立の保育所があるから、民間保育所も公立に沿ってやっていくわけなのです。そういったところでは、今すぐそういうところがなくなってしまうという心配はないかもしれませんけれども、公立の保育所と民間がそういった手を結んでいかれるのも、公立があったからこそ、そういった公立に沿ったような保育の民間の体制になっていくのです。これどんどん公立がなくなってしまえば、そういった体制もとれなくなってしまうのです。ですから、そのためには、やはりいい制度というのは持続していくことが、そういう児童や保護者のための対策であるというふうに思いますけれども、その辺もう少し意義についてお尋ねします。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 第三保育所は、公立として今後残るわけですし、議員さんがおっしゃられたように、逆に公立の意義というのは非常に重要になってくると思いますので、そういった意味ではモデル的な保育を行っていき、そして、民間の保育と連携を図りながら、全体的にボトムアップができればというふうに考えています。 ○議長(拔井尚男君) 14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  この新旧対照表を見ますと、町立の第二保育所が廃止というか、これは民間に移管ということなのですけれども、名称なのですけれども、1つだけ残るこの町立第三保育所は、今までは第一、第二とあった中での第三だったのだと思うのですが、このまま第三保育所で残るということでよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  町立第三保育所については、開設以来その名称で運営されており、利用する児童とその保護者の愛着があると考えております。平成27年に第一保育所の廃止を行った際も、名称変更を行っておりませんが、名称変更については、利用者のご意見等を伺いながら検討をしてまいりたいと考えております。結果、名称変更の必要が生じた際には、改めて条例の一部改正案を上程させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  今の答弁を聞いておりますと、現在は第三保育所という名称が親しまれているので、すぐには変更はしないけれども、今後いろいろな状況の中で、この名称変更も考えていくということで理解をさせていただいてよろしいでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 議員さんのおっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。  10番、本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 10番、本名です。  先ほど吉村議員からも質問ありましたけれども、町立保育所が1つになるということにおいて、保育の質という、町のほうは民営化に際して保育の質の向上ということを、維持向上ということをおっしゃっていますけれども、今まで、以前は3つの公立保育所がありました。2つになって、今度さらに1つということになるわけですけれども、やはり公立保育所としては、今度第三が三芳の保育の中心的役割を果たすというようなことでしょうけれども、やはり2つ公立保育所が残って、そのお互いの保育所が情報交換したり、切磋琢磨しながら町の保育を引っ張っていくという、そのような役目が果たせるのではないかと思います。公立保育所が1つになってしまうことにおいて、保育の質の維持向上、町はそのようなことをおっしゃっておりますけれども、公立保育所が1つになることにおいて、今後町の保育、しっかり維持向上できるのか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 先ほど町長からも答弁があったと思うのですが、今後については、第三保育所を核にして考えていきたいと思っております。町内では園長・所長会議を数回実施しております。その中で保育の向上等を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。  11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村。  議案第36号 三芳町保育所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例に対して、日本共産党議員団を代表して反対討論します。  本条例改正は、児童福祉法のもとで、町が保育に責任を持って管理、運営、実施をしてきた町立第二保育所を廃止するものとなっております。民間保育園を否定するものではありませんけれども、町立第二保育所は今まで多くの町民に親しまれ、利用されてきた町民の誇りでもあり、財産ともなっております。それを廃止し、民間委託とすることは、住民の声からではなく、町の財政面から進めてきたことです。本来なら住民に問うべき問題なのに、それも行わず、そして何よりも児童福祉法に定められている、「国及び地方公共団体は児童の保護者とともに、児童を心身ともに健やかに育成する責任を負う」と定めた法に反し、責任を放棄するものと言わざるを得ません。  政府は、保育士の取り扱いについて、従来は常勤の保育士をもって充てるよう指導してきましたけれども、規制緩和で短時間勤務の保育士を充ててもよいとしました。その結果、保育士の採用が難しくなったり、正規保育士の責任負担もふえてきました。町は正規保育士を計画的に採用することを考えていたならば、今回の町立第二保育所の廃止はなかったことと思います。  政府の、保育にも企業参入促進する政策によって、子供たちの格差、貧困問題をより深刻化させるのではないかと危惧をするものです。何よりも格差のない保育を保障してきた公的保育制度を守り、児童福祉法に基づいた市町村の保育実施の責任を軸として行うこと、この公的保育制度の活用こそが最も大事だと思います。それに反する町立第二保育所の廃止条例案には反対を表明します。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第36号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(拔井尚男君) 起立多数であります。  よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。 △議案第37号 三芳町体育施設条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第5、議案第37号 三芳町体育施設条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第37号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。 △議案第38号 三芳町文化会館条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第6、議案第38号 三芳町文化会館条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第38号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。 △議案第39号 三芳町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(拔井尚男君) 日程第7、議案第39号 三芳町災害派遣手当等の支給に関する条例の一部を改正する条例を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第39号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。 △議案第40号 財産の無償譲渡について ○議長(拔井尚男君) 日程第8、議案第40号 財産の無償譲渡についてを議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  2番、増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 2番、増田です。  まず、民間が購入するはずだった金額なのですけれども、その金額に関しては出されていないと思いますが、これはどのように使っていくかというのを移管先の法人と話し合いをされたのかどうかについてお伺いをいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  譲渡の金額ということですか、済みません…… ○議長(拔井尚男君) では、済みません、もう一度、増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 有償譲渡とされるとした場合、そういったことも考えられたのかなとは思うのですけれども、そういったことについて、今回無償譲渡とされているのですけれども、その金額というのを移管先法人の方に、その浮いたお金というのか、それをどのように使っていくのか、その辺について町からお願いしたり、こうしてくださいということをお話ししたことはあるのかについてお伺いをいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  事業等について園長と主任保育士に見に来ていただいたりとか、その辺については無償でということでお願いしております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 今のお答えは、引き継ぎについてということだったと思うのですけれども、そうではなくて、今回この無償譲渡ということに当たりまして、もしかしたら無償譲渡ではなく有償譲渡ということになった可能性があります。それで、そうなった場合の金額というのが大体想定されますが、例えば保険の金額の1億二千幾らだったか、その金額ぐらいが出ていたと思うのですけれども、そういったような金額を、その移管先の法人としては払わなくてよくなったわけなので、例えば町としてはこれをどのように使っていくのか、町の保育所としてこれをどのように運用していく、利用していくのかということをお願いしたり、聞いたり、そういったことをされているのかということでお伺いをしております。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 今回の有償ではなく無償譲渡とした理由なのですけれども、第二保育所のケースでは、既に保育所として整備済みの建物を移管先法人が取得することになるため、国等の補助制度を活用できないということがあります。そうすると取得費用は全額法人の負担となることになります。移管先法人の募集に当たっては、現に保育を受けている児童とその保護者がいらっしゃる中、その方々への影響を最小限に抑えること、また保育の維持向上とともに、継続的かつ安定的に保育事業が営まれていくことの目的が第一であると考えております。そのためハードへの初期投資を原則不要とすることで、法人の規模に左右されることなく、多くの事業者からの応募を可能とすることが、今回の町の保育を考え、最適であると判断し、無償としているところでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) その建物のことに関してはわかりました。そちらが移管先法人が持つということで直していくということなのだと思います。それももちろんその中に含まれると思うのですけれども、町としては、浮いたお金を保育の質の向上に活用するようにお願いすることになるというふうに、重要政策会議の中とか、それから説明会の中とかでもお話をされています。ですから、それだけではなくほかにも、例えばこういうことに使っていくというはっきりしたことがあるのかなと思ってお伺いしたのですが、それはないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) あくまでも今の第二保育所の環境を変えることなく、なるべく保護者、また保育されているお子さん方に影響がなくなるように考えて、無償とさせていただいた状況です。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  10番、本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 本名です。  議案のほうの無償譲渡の目的ということで、「上記相手方が民設民営の認可保育園として安定的かつ継続的に保育園を運営し」ということが書かれております。当然安定的、継続的に民営化後も運営されるのは当然求められていることです。であればこそ、移管先事業者選定委員会の中で、会計の専門家の方を委員の中に入れたはずです。そこにおいて、経営上、手を挙げられたどの保育園も問題ないということだったようですけれども、移管先選定委員会の中でそうやって経営的なところをしっかり審査して、その上さらに無償で譲渡するというのは、何のために会計の専門家の方を入れたのかなというふうに疑問に思いますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 募集要項案を作成する際、庁舎内の議論を経て、建物を無償譲渡することに決定させていただいております。また、要綱の案については、第二保育所の全ての方々に配布するとともに、町ホームページにも掲載させていただいております。  先ほどもちょっとお話ししたように、ハードへの初期投資を原則不要とすることで、法人の規模に左右されることなく多くの事業者からの応募を可能とすることが、今後の町の保育を考え、最適であると判断し、無償といたしました。その後なのですが、応募法人の応募に当たって、そこの中で税理士の方に、応募してきた法人についての財務諸表等については確認をさせていただいた状況であります。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 2番、増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 中期ビジョンということで、平成25年から26年に脱財政硬直化宣言、平成27年から28年に第5次行政改革大綱、そして第6期が平成29年から30年ということで、町としてはこの中でどこでも今厳しい状態であると、そういったことをうたわれております。計画的に予算を編成して執行していくことが大事、こういったことが書かれている中で、今回の無償譲渡ということに関して、どのような話し合いがされたのかについてお伺いいたします。
    ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 先ほどもお話ししたのですが、重要政策会議の中で3回庁舎内で議論を経て、募集要項を作成する際、議論を経て決定したものであります。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) そうしますと、重要政策会議というのは、平成29年度の6月だったか、始まっていると思うのですが、この中期ビジョンを立てる中では考えていらっしゃらなかったということでよろしいのでしょうか、その辺について町長にお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 今増田議員さんが話されたように、非常に厳しい財政状況下の中で、かねてから町が指定管理者制度の導入であるとか、さまざまな施策というのものを、それぞれの施設において何が可能かということは検討してきました。そういった中、平成30年度末にして、保育士さんが大量に退職されるという大きな当面の課題がありましたので、特に保育所の民営化について検討していこうということで、何度か重要政策会議以外にも議論してきたところでございます。そういった中、こういった結果で方向性を指していただいたという経緯がございます。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 確かにこのビジョンの中で、公共施設の民営化などということが入っていますので、そういうことを計画されていたというのはわかります。そして、考えていられたのだろうなというのはわかりますけれども、そうではなくて、なぜ無償化にするのかということです。それについて、非常に大きな金額ですので、どのようにお考えでこの計画に入っていったのかということについてお伺いをしています。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) かねてから一般質問であるとか、全員協議会でも説明をさせてもらったのですけれども、長期的な財政効果を考えた場合、無償化のほうが効果があるという判断をさせていただいたということでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 13番、菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  まず、数字の確認からさせていただきたいと思うのですが、この第二保育所に関しまして耐震補強工事を実施をしています。平成25年度だったと思います。工事費につきましては2億2,642万2,000円、これに関しては解体撤去費も入っていますので、その分抜くと1億9,591万5,000円、そしてこの工事に際しまして、借入額は2億1,490万円ということで間違いはないのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  今議員おっしゃるとおり、工事費が2億2,642万2,000円、それと、その中のうち、撤去費を引いた額、実取得額1億9,591万5,078円で、当時の借入額が2億1,490万円、間違いございません。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  では、まずこの建物、借り入れをしているわけですけれども、平成30年度末での借り入れの残高をお伺いしたいと思います。全協では元金の残高は伺っているのですが、金利分を含めた形での残高を伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  借り入れの平成30年度末、この時点の未償還の元金の残高、こちらが1億5,894万9,040円、この平成30年度末の未償還の利子、こちらの残高になります。これが562万1,531円、合わせますと1億6,457万571円でございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) まだ残金が、これ平成40年9月まで残っていると、これを払い続けるということになります、1億6,457万571円、莫大な金額かと思ってはおります。  では、この建物ですけれども、平成29年度末でのこの建物の実際の評価額について伺いたいと思います。全協では火災保険をもとにした評価額を伺っているのですが、火災保険ではなく、建物の実質の評価額を伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  現行の公会計制度においては、減価償却等の概念を持っていませんので、残存価格、実際の評価というか、そちらは算出しておりません。本年度統一的な基準の地方公会計制度、こちらのほうが始まっており、今その辺の財務4表、その他固定資産台帳、こちらの公表に向けて整備している段階でございますので、今現在数字等は持っておりません。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  では、今現在は地方自治体の会計制度の中では、減価償却はもうしないということもあるので、評価額はないということなのですけれども、町としての評価は、1億9,591万5,000円になぜならないのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  ちょっと、ごめんなさい、理解ができないところがあるかもしれないのですが、今1億9,591万5,000円という話、これ先ほどご説明したとおり、設計等を含めた工事費から撤去等の金額を引いた額だと思うのですが、建物の評価というのは、そういったもので評価、実取得で評価するものではないということで考えています。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  要するに、町としてはこれを得るために1億9,591万5,000円を費やしたので、町としてはこれだけの価値があると思ってつくったと考えていると思うのです。だからこの建物の評価自体は1億9,591万円、減価償却しないので、評価としてはこれだけ残っているのではないかという考えにならないのが、ちょっと不思議なのですけれども、これについてはいろいろ考え方があるのかと思います。  では、先ほどのこども支援課長の答弁の中で、なぜ無償化かという質問に対する答弁では、国の補助が受けられないという答弁がありました。まずここで確認したいのですけれども、補助が受けられないのは、取得に対しての補助であるのか、それか、運営についても補助が受けられないということになるのか、それについてまず確認したいと思います。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 第二保育所については、建物がもう整備されている状況であります。国、県の補助に対しては、整備費補助というもので、国2分の1、町4分の1、事業者4分の1という建物の整備費の補助があります。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  それは先ほど伺いましたので、取得の方法によっては、運営費にまでその補助が及ばないのかどうかを聞いているのですが。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 運営費については、民設民営になった場合のときの運営費補助というものはあります。ただ建物の整備に関して、いわゆる建物購入に関してということです。それに関してはございません。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  取得に関しては理解をしているつもりです。今回民営化に当たって無償譲渡ということになります。この議案としてはそうなるのですが、無償譲渡ではなくて、有償譲渡とした場合、国や町の保育の基準、これをクリアすることができるのかどうか。要するに、無償譲渡が絶対条件なのか、必須なのかということです。有償では保育の質ということで、基準をクリアすることができるのかできないのかについて伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) それについては、もう第二保育所の建物自体、国、町の基準にあわせて定員等を決めさせていただいております。無償譲渡、有償譲渡については、無償についても有償についても変更はないと考えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  では、無償譲渡と有償譲渡では、保育の質ではどれぐらいの違いがありますか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  先ほどもちょっとお話をさせていただいたのですが、保育所整備に関しては、国、県補助制度がないのはご存じかと思います。それで、今回の移管に当たっては、多くの応募法人から優良な法人を選定する必要があったことから、その取得費用負担を理由として応募を見送る法人が生じないように、建物に関する初期投資を不要とする無償譲渡を条件とさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ですから、その条件の中で無償譲渡として決まったのは理解をしています。では、無償譲渡とした場合と有償譲渡とした場合の保育の質についてどれぐらい違いがあるのかを聞いています。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  まず、保育の基準については、町のほうの基準に沿って運営していただいております。保育の質については、変更自体ないと考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ということは、無償であれ有償であれ、保育の質には違いがないと、そういうことですね。  もう一つ伺います。今回この議案では、無償で移管先法人の手に入るということになります。ただ一方では、土地も建物も自費で、もしくは借り入れも含めてですけれども、手当てをしている保育園はたくさんあります。そういった保育園と今回無償で手に入る保育園、これについては保育の質はどう違うのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) まず、土地については、民間保育所の補助が町の補助制度でございます。500万円以内までの補助制度が、保育園については2園補助している状況でございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  質問をしているのですけれども、その質問に対する明確な答弁になっていないように思います。質問が悪いのであれば、もう一度聞き直していただきたいと思うのですが、要するに、土地も建物も法人みずから手に入れる保育園というのは全国でたくさんあると思います。補助を受けている保育園もあると思うのですけれども、それとは別に自分たちで取得をしている保育園、今回は、土地もそうですけれども、建物が無償で手に入る保育園、それとどう保育の質が変わってくるのか、それについて伺いたいと思うのです。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  整備方法等が違っていても変わることはないと思います。認可基準と同様であると考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ということは、要するに、保育の質に関しては、無償であるか、有償であるかというのは違いはないということですね。あくまでも町としては民営化の公募をするに当たって、応募する業者、移管先をたくさん欲しいということで無償譲渡としていると、これは2月の全員協議会の資料でもそのように書いてあるので、あくまでも保育の質という面ではないということで、再度もう一度伺いたいと思うのですが。 ○議長(拔井尚男君) 副町長。 ◎副町長(武澤安彦君) 菊地議員の質問にお答えいたします。  今課長のほうからもいろいろご説明させていただいたところではございますけれども、やはり有償と無償ということになりますと、法人の負担にはおのずから差が出てくるという状況になります。保育の質ということでございますが、やはり保育の質を担保するためには、いわゆる物理的な、例えば備品であるとかハード面、それからソフト面としての、例えば人員であったり、さまざまな検討のための費用、そういったものが当然やはり何らかの形でかかってくるという状況はあるかと思います。そういった意味合いにおきまして、やはり負担の少ない無償のほうが、保育の質としてはよりよいものが確保しやすいという状況はあろうかと思います。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ただいま副町長は、答弁としては、有償と無償では保育の質に違いがある。一方事業担当課長は、違いがない。この中で2つの答弁があるのですが、これはもともとちゃんと答弁の調整をして、1つの答弁とするべきだと思うのですけれども、なぜこの中で2つの答弁が出てくるのか、それについて、では町長お願いします。 ○議長(拔井尚男君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 担当課長と執行側では認識は同じようにしていますが、ただ議員さんの質問に対して、きちっと明確にその意図を理解して答弁できていなかったのかなというふうに私は解釈をしています。当然有償であっても、あるいは無償であっても、でき上がったその保育園に関しては、サービス、質とも同じだと思うのです。ただこれから新たに参入していただくその移管先の民間の事業者に関しては、やはりハードルを下げてあげたほうが、より参入もしやすいし、多くの事業者に来ていただけると、その中から選べるということもあるので、その選択する段階においては、無償のほうがよりよい事業者を選べるということで、今回無償にさせていただきました。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  答弁につきましては、質問をしっかり把握していない答弁というのが多々見受けられます。これについては町長、ぜひ今後こういうことがないようにしていただきたい。そして深まった議論の中で、町政の発展に進んでいければいいと思っておりますので、その点をお願いしたいと思います。  では、基本的には無償にすれば当然ハードルは下がるので、参入業者はふえてくると思います。ただ一方で、条件としては近隣自治体での事業者ということもあるので、一方では、そのハードルを高めている部分もあるので、この辺についてはちょっとその条件についてはどうかなと思うところもあるのですが、今回その点については私のほうからは余り、もう終わったこともあるので質問はしないのですが、財政面でまず、では伺いたいと思います。  あくまで保育の面ではそういったメリットがあると思います。では、町の財政面として考えるのであれば、1億9,500万円で取得した建物、そして残債が1億6,457万571円あるこの三芳町の財産、これを無償で上げてしまうだけの、今町の財政はそれだけ健全であると言えるのかどうか、本来は保育の面だけではなくて、町全体の財政というのを考えた上で財産の処分というのは考えるべきではないのでしょうか、この点についていかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  町の財政状況は、議会においてもご説明しているとおり厳しい状況が続いております。しかし、先ほど担当課のほうのご説明があったとおり、町では一定の損失はあるものの、町全体の保育サービスに与える効果及び長期的な視点での財政効果、こちらについて考えるところ、無償譲渡した場合においても、十分見込まれると考え、移管先法人の募集に当たり、町で決定したものでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  今財務課長の答弁の中で、一定の損失というのがありました。これは短期的に見るとということだと思うのですが、この一定の損失についてご説明願います。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  当然借り入れを行っております、平成25年のときに。こちらの償還を今行っております。そういったもの等が一定の損失と考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  全協でご説明いただいたのは、約3年間の運営実績があれば効果があるという説明をいただきました。では有償にした場合には、もっとこの3年を短期間にすることができる、圧縮できるのではないか、もしくはそういった一定の損失というのもなくすことができるのではないかというふうに考えています。なぜそうしないのか、それだけ町は財政として、周りからは豊かだとはよく言われるのですが、実際は厳しいというふうに考えています。これからの事業計画を見ても、幾らあっても足りないのではないかと思うぐらい町の財政というのは逼迫していると考えます。少しでもよくするということをなぜしないのか、財務課長、いかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  平成25年度のときの耐震補強工事、当時耐震補強が必要な建物ということで、当時通っているお子さんの安全等を考えて行った起債だと思っております。保育所の機能維持のために行ったもので、資産の価値を与えるものではなかったということで、ちょっと認識しているところでございますが、先ほどからちょっと繰り返しになってしまいますが、その辺、現に受けている児童と保護者の中でその影響を最小限に抑え、また保育の維持向上、継続的、安定かつ保育事業を営まれること、こういうことを考えまして、町のほうで決定した次第でございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  先ほど申し上げたとおり、保育の面では無償譲渡によるメリットは大きいと、応募する業者もふえるのではないか、その中から、たくさんある業者の中から事業者を選定できるというのはメリットと考えられます。では、町では保育だけを実施しているわけではありません。ほかにも多数の、多岐にわたる事業実施をしています。町全体として見るのであれば、無償と有償とでは、必ずしもこの残存価格全部を出してほしいとかいうことではなくて、出していただける額というのを協議した中で、移管先法人から有償譲渡、建物を有償譲渡にしていただくということがなぜ考えられないのか、そのことが町全体の福祉の向上につながると思うのですが、なぜなのでしょうか、福祉だけではなく町全体として考えていただきたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  町全体の予算を考える中では、収入だけを得られればいいという事業とは限らないと私は認識しているところでございます。時には臨機応変に、このほうがメリット、事業としてメリットがあると、そういったケースもあると思いますので、その都度、財源的に欲しいものがございますが、町で決定していきたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  先ほど副町長のほうからお答えがありましたので、ちょっとお尋ねしたいのですけれども、私、第二公立保育所の同等のということで、担当課長がお答えになっていましたけれども、私もそうなのかなというふうに思っておりましたけれども、今副町長のほうから、保育の質が向上されるので、無償譲渡にするという方法を考えたということでお答えがありましたけれども、その点について、では現状よりも今度移管された場合に、向上されるというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 副町長。 ◎副町長(武澤安彦君) 吉村議員の質問にお答えいたします。  もともとのこの民営化の目的であるところを勘案しますと、当然この、今の保育水準は当然確保するということが前提になっているかと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 吉村です。  私もそのように思っておりました。ただ副町長のほうでは、無償譲渡にすれば、そういった向上できるというお答えだったので、その点向上できるというふうに捉えていいですねという質問です。 ○議長(拔井尚男君) 副町長。 ◎副町長(武澤安彦君) 吉村議員の質問にお答えします。  私、先ほど答弁させていただきましたけれども、これは無償と有償の比較についてのご質問をいただきましたので、その比較をした場合は、無償のほうがより保育の質を向上しやすいので、多くの事業者の参入が見込めるという趣旨でご答弁をさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  ですから、現状よりも向上があると捉えてよろしいわけですね。 ○議長(拔井尚男君) 副町長。 ◎副町長(武澤安彦君) 吉村議員の質問にお答えいたします。  再度繰り返しになりますけれども、私は先ほど菊地議員からのご質問、有償と無償を比べてというご質問に対して、その旨お答えさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ちょっと同じ回答なので、私が聞いているのは、先ほど無償と有償の比較をするときに、無償のほうが、そういった保育の質を向上させるというふうなお答えがあったので、そのお答えのとおり、それでよいのですねという確認をしているので、それに対しての答弁をお願いします。 ○議長(拔井尚男君) 副町長。 ◎副町長(武澤安彦君) 吉村議員の質問にお答えいたします。  有償と無償を比べると、無償のほうが保育の質を向上しやすいというふうにお答えさせていただきました。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ぜひ副町長のそういった答弁の中で、本当にそういったことが実行できるようにしていただきたいと思います、そのための考え方で決定をしたのでしょうから。  それから、担当課のほうにお尋ねしますけれども、今言った中で、そういった向上があるということで、例えば今よりも正規保育士をふやすとか、そういったことも私は向上の一つの政策であると思っております。そういったことも加味して今後考えていくという、そういった向上もしていくべきだと思いますが、その辺についてはどのようにお考えか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 第二保育所の民営化についての目的は、第二保育所の公立保育所に勤務する保育士の定年による大量退職を平成30年度に迎えること及び厳しい町の財政状況の理由から、保育の質の維持が困難であることが想定される中、現に公立保育所を利用する児童及びその保護者にとって、保育の質の維持向上を図り、そのことが町全体の保育サービスの向上につながるとの考えから進めてきたところです。基本的には町の最低基準はもちろん守っていただくように努めていく次第です。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) もう一度私の質問に答えをしていないので、答えを求めますけれども、今担当課長のほうでは、厳しい財政とか、保育士の退職ということがあったので、保育士が退職するというのは前からわかっていることなのです。ですから、先ほどの私は反対討論で、そういった保育士が退職していく、それだったら新しい保育士を採用していく、そういった計画をしてこなかった、それがそもそもの問題なのです。厳しい財政と言いながら、片方は無償譲渡するから、議員の中でも、それはおかしいのではないかと言っているわけで、それの矛盾的な回答が余りされてないように思いますけれども、私がお尋ねしたのは、そういった向上の中で正規の保育士を多く採用して、現状よりも多く採用して、そして向上に努めたらどうかという提案をさせていただきました。そういう方向も検討すべきだと思いますし、そういう方向でやってもらいたいと思いますが、担当課はどのようにお考えになりますでしょうか。
    ○議長(拔井尚男君) 吉村議員、採用に関してという質間でよろしいのですか。 ◆11番(吉村美津子君) そうですね、正規の保育士の採用をふやすということ。 ○議長(拔井尚男君) 総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) 職員の採用につきましては、町としましては、定員適正化計画等に基づいて適正に採用しておるというところでございます。国のほうから、保育に関してはやはり民営化をしていく中で実施していくという方針が、方向としてはそういう形になっておりまして、公設については補助がなかなか出ないという状況もございまして、財政的な面で非常に厳しいというところがございます。まず1点そういう部分がございますので、そこをまずご理解いただきたい部分が1点と、あと職員に関しましても、当然厳しい中で人員を減らしていかなければならないという状況がございます。そういった中で定員適正化もやっておるというところでございまして、今議員がおっしゃった、この職員の大量退職に対してどうだったのだというお話がございました。当然町としましては、そういう時期を見計らった中で、職員の定員を適正化していかなければならないという考えを、長期的な部分で持っているというところでございます。  ですから、今回のこの職員の大量退職に際して、こういった機会を捉えて、民営化ということも考えていくということで実施しておるところでございますので、ただ、今後第三保育所が運営していくわけでございます。そういった中で適正に若手職員等も採用しつつ運営を実施してまいりたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  総務課長がおっしゃるそのとおりの政策が、国の方向が来ているのです。まず、公立に対しては補助金を減らしてきていますから。ですから、そこが一番の問題なのです。それで、先ほども私が言いましたけりれども、今後、今だって企業の参入が許されているわけです。今福祉法人でやっているからいいですけれども、今後そういった企業の参入ということも考えると、今の公立保育というのがいかに大切かということです。  私がお聞きしたのは、職員の採用をふやすのではなくて、民間の保育に移管するわけですけれども、そのメリットとして、民間の保育所が正規の社員といいましょうか、そういった臨時ではなくて正規の保育士の採用を民間の会社がふやすよう町が要請していくことが、住民の保育を守る上でも大切だと思いますので、それを民間の保育に対して無償でするわけですから、その辺も臨時雇用ではなくて正規の保育士を採用するように、そういったことを町から要望すべきではないですかということを質問させていただきました。それについてお答えを担当課、お願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) それで募集要項の中に、まず施設長は、認可保育所において10年以上勤務した方、それで主任保育士については、認可保育所において5年以上採用されている方、それとあと職員配置については、1歳児については、増田議員の質問のときにもお話ししたのですが、1歳児クラスについては、児童4人に対し1人、3歳児については、児童15人に対して1人、4歳児クラスについては、20人に対し1人、それぞれ配置することということで、各年齢児クラスにつき、少なくとも1名は正規職員として雇用しているものとうたっております。基本的には要綱以上の配置予定を法人は予定しております。  今後の保育内容については、三者協議会を通じ、よりよい保育になるよう協議を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  その保育士の配置は、今の町の基準と同じだと思うのです。ですから、私は町の基準でやっていく、それはいいことだと思っておりますけれども、それ以上の向上を見たときに、そういった正規の保育士をふやして、そして従事していくという、そういったことを私はその第三者委員会をされるようなので、そのことも、そこを担保にしていくと、正規保育士をふやしていく、そういったことを担保にしてほしいと思いますが、その辺について再度お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 基本的には、要綱以上の配置予定を法人は予定しておりますので、基本的に先ほどお話ししたように、正規職員、必ず各年齢児ごとに1名置くことということで、募集要項ではうたっておりますので、それは必ず法人のほうでそういう形で採用されることになると思っております。  以上でございます。 △動議の提出           〔「議事進行願います」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 今議事進行の発言をさせていただきました。動議を提出させていただきます。  ただいま議題となっています議案第40号の件については、これまでの質疑、答弁において、特に13番議員の質疑において、この無償譲渡についての件はよく理解できる答弁をいただいております。また、この件について、保育の質等の、また保育士の雇用についても、これ全員協議会でも何度も質問され、そして何度も繰り返しこども支援課長はお答えになっております。そして、全員協議会で答弁できなかったものについては、その都度こども支援課長はその次の協議会等でも答弁をされ、文書でも出されているということを考えれば、もうこれ以上の質疑を続けることはなく、会議規則第59条第2項の規定によって、この質疑を終了することを動議として提出いたします。 ○議長(拔井尚男君) ただいま内藤美佐子さんから、質疑を終了することの動機が提出されました。この動議に賛成される方はいらっしゃいますか。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) この動議は1名以上の賛成者がありますので、成立しました。  質疑を終了する動議を議題として採決を行います。  この動議のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔可否同数〕 ○議長(拔井尚男君) 暫時休憩します。                                      (午前10時41分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午前10時42分) ○議長(拔井尚男君) 可否同数でございます。  このまま質疑を行います。 ○議長(拔井尚男君) 1番、久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 1番、久保です。  ちょっと2月の全員協議会の説明に戻させていただきます。ちょっと今質問かなり、13番議員も含めほかの議員からも質問が出たので、一つだけちょっと確認なのですけれども、2月の全員協議会の場で、第二保育所民営化移籍後の土地建物取り扱い決定の経緯及び措置理由という文書に対しての質問が出ていたと思うのです。それに対して前課長は、納得できる文書でないということについて、住民に説明できる文書をつくるというようなことをおっしゃっていました。そのような文書をつくられたのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  5月15日の全員協議会において、土地のまず地上権、それとあと建物を貸与でなく譲渡とすること、3番目については、無償譲渡とする理由についてということで資料を提出させていただいた次第です。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) では、2月の全員協議会と5月の全員協議会で同様の説明をいただいておりますが、変更された点、もう一度ご説明をお願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) お答えいたします。  建物を貸与ではなく譲渡とすることについてのことについて、明確に記載をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 1番、久保です。  その際に、住民にも説明をしていただけるような説明もあったかと思うのですけれども、これ2月の全員協議会です。そのような説明が行われたのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) まず、建物がなぜ貸与でなく譲渡ということなのですけれども、まず建物が貸与であるということは、基本的には公設民営という形になりまして、国の支弁が、補助金が出ないということ、それとなぜまた、こちらのほうが譲渡ということになれば、建物の登記を移管する形になりますので、そうすると民設民営という形になりますと、国、県の支弁がいただけるということで民設民営という形にさせていただいたというご報告をさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 1番、久保です。  今課長のほうから譲渡と貸与に対しての説明いただきましたけれども、2月の全員協議会では、そのほか譲渡に関して以外の質問もかなり出ていたと思うのです。それに対して4月か5月、時期を改めて説明いただけるというようなお話で、5月に最終的にはいただいたわけですけれども、2月から5月の全員協議会の場で、その譲渡と貸与以外で変更された点、またその間どのような協議をされたか、もう一度改めてお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) あと、土地の地上権についてのお話もありました。土地の地上権については、無償の場合のときは、借地借家法の適用は受けないということでお話をさせていただいております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 今土地の貸与のお話もいただきましたけれども、それ以外にかなりの質問が出たために、5月にまた時期をずらして説明をいただきました。それで、課長がその間にかわられたこともありますけれども、今私の質問は、その間、3カ月間という時間があったと思うのですけれども、どのような協議をされたかということをお伺いしております。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) さまざま議員さんのほうから質問があったかと思います。議員さんの質問でも、先ほど財務課長からお話がありました。平成25年の耐震時に耐震改修を行っていると、町政の継続性が全くないと思えるというご質問等もいただきました。ただ財務課長からお話もあったとおり、平成25年度の耐震改修については、お預かりしている児童の安全確保を第一に実施したものであります。費用を事業者に負担していただくことと、現に保育を受けることの児童が、安定かつ継続的に保育を受けられるようになるよう考慮した結果、今回の結果になっておりますということはお伝えしております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  まず、ここまで紛糾している大きな原因の一つとして、平成25年に建てかえのときには、我々に対して、子供の安全を守るということで、耐震工事を早くしなくてはいけないというご説明があって、我々賛成に回ったわけです。ただその後課長がかわった段階で、平成31年にベテランの職員が大幅に退職するので、結局民営化するしかないということがあって、結論から、私から見ていると、事業の事業案があった場合、その継続性というか、一貫性が失われているのが今回の一番大きな原因だと思うので、これはご答弁結構なのですが、今後はきっちりと先まで見通して、それでいろいろ計画を立てていただきたいというふうに思います。  私が質問なのは、先ほど副町長から、無償化のほうが保育の質が上がるということがありましたけれども、ちょっとそこまでに至るまでの議論もそうなのですが、有償か無償か、これは企業論理で考えると、有償化したほうが質が落ちる可能性があるということです。一つは運営費に償還していかなければ、返済していかなければいけませんから、運営費にそれを込みにして考えていく必要があります。そうなると、そこで負担が大きいと、小さな法人においては、例えば人件費の削減等々、手を打たなければいけないので、結果的に下がる可能性が出てくるということで、無償化したら上がるのかということに関しては、これはほとんどないだろうなと私は思っています。ただその論理で、逆に今回ハードルを下げているわけです、多くの法人が参画できるように。ということは、小さな企業で、財政力が厳しいというか、財力が厳しいところにおいては、場合によっては下げることによって、もし有償だったら参画できないような法人も参画している可能性があると、これ可能性の問題です。  今後、やはりどういう法人、この杏樹会ですか、わかりませんけれども、それがどういう背景を持っているかわからないのですけれども、きちっと今の、少なくとも今の町の公立保育所の保育水準は守っていただきたい。逆に有償化しておいたほうが、財力があるところが来て、そういうことは起こらない可能性もあると、これ可能性の議論なので、ここでどうのこうのという話ではないと思うのですが、ただそれだけはお約束いただきたいのですが、いかがでしょう。 ○議長(拔井尚男君) こども支援課長。 ◎こども支援課長(郡司道行君) 今後、諸事項の履行の確認についてなのですが、町による指導のほか、三者協議会を立ち上げておりますので、その三者協議会の中で当面継続する中で、保護者と確認を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。  13番、菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  反対の立場から討論を申し上げます。まず、民営化については賛成をいたします。民営化に関しては、保育の質の面ですとか、財政面でも、このメリットは非常に大きいというふうに考えております。民営化自体は積極的に進めるべきというふうに考えておりますけれども、今回の土地建物の無償貸与、そして無償譲渡といった手法に対して反対を申し上げます。  町の財政というのは、今答弁もありましたとおり、大変厳しい状況にあります。人だけではなくて建物も三芳町は今高齢化をしています。そして、人口減少社会を迎えて、目の前に大変大きな課題もあります。三芳町の住民が望んでいる福祉の予算は削られ、公共交通の整備も不十分と言えます。また、今後も三芳町ではスマートインターチェンジのフル化ですとか、それに伴う(仮称)三芳バザール賑わい公園構想、そして藤久保地域拠点構想、教育面でも学校ICT環境整備ですとか、トイレの洋式化など、大きな財政出動が見込まれています。そういった中、三芳町の職員の皆さんは、少しでも無駄を省き、無駄だけではなくて、1,000円、数万円というお金を浮かすために工夫や努力をしていただいている。そのように私は認識をしています。そして、そのことが、限られた財政の中でよりよい住民サービスを行っている。そのために働いていただいていると認識をしています。  住民の皆さんも町に要望などしても、今は財政的に厳しい、その一言を返されると、住民の皆さん、もう何も言えないということで、本当に多くの住民の皆さんに今我慢をしていただいている状況というふうに考えています。  保育の面では、無償譲渡というのは大きなメリットがあるのかもしれませんけれども、町全体で考えると、平成25年度に実施をした耐震補強工事、ほぼ全面改修ということになりましたけれども、この第二保育所の建物を無償譲渡することは、やはり住民感情としては到底理解を得られるものではありません。少しでも町の歳入をふやすために移管先法人と再度協議をして、町の全体を考えてこの移管、民営化について考えていただきたい、そのための反対討論といたします。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  2番、増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 議案第40号 財産の無償譲渡につきまして、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。  まず最初に、民間も公立も子供たちがよりよい安心安全を得て、保護者に対しても保育サービスに力を尽くしているということに関しては、否定するものでは決してありません。しかしながら、今回の無償譲渡ということについて、この決め方について非常に疑問を感じているということです。町立第二保育所の建物は、平成25年、脱財政硬直化宣言が出された財政環境の中、子育て支援のためということで、重要な施策として2億2,700万円をかけて耐震補強工事を行いました。平成25年度改修時の起債額は2億2,745万2,084円、借入期間は平成26年2月から平成40年3月までで、毎年度元利均等償還額は約1,730万円、平成30年度末の未償還元金残高は1億5,900万円です。この工事のための国庫補助金は345万円でありました。2億2,350万円は一般会計から捻出されておりますから、間違いなくこれは町の財産です。平成31年度から民間の事業者に運営が変わっても、10年間町が返済し続けていくということになります。到底町民から理解が得られるとは思えません。  また、町は無償譲渡の理由として、建物取得により保育所運営を圧迫する可能性があるということを上げていましたが、平成29年に設置された町立第二保育所移管先法人選定委員会では、移管先となる民間保育所の経営状態や運営を見るため、税理士が任命され、委員になっていました。ですから、選定の段階で、安定し、継続的に運営できるかを調査されて選ばれた事業者だったはずです。経営が危ういところが選ばれるということはないと思います。  そして、町の重要政策会議は、平成29年6月19日、30日、7月6日の3日間開かれていますが、多くの自治体が建物の無償譲渡とする場合、老朽化した建物を新事業者に建て直してもらって保育を続けてもらう、これは補助が出ないからです。そういうことにして、無償譲渡とした場合、事業者が支払うはずだった金額、そのお金をどのように保育の充実に生かしてもらえるのか、そして第5次行政改革大綱の課題、大幅な増収は見込めない状況であり、一層の財源確保が必要と、こうったことを言っている中、無償でよいのかというような論議が十分にされていなかったような気がします。  第1回目の会議で無償譲渡の方向性が出されていたことにも非常に疑問を感じます。なぜならまだこの中で、有償、無償という中でメリット、デメリット、質問があった中で、その答えが出されていませんでした。そんな中で方向性を決めるのは疑問を感じます。  以上の内容を含め、建物の無償譲渡とする明確な理由、こういったことがわかりませんので、それと町民への説明責任、これも考えますと、賛成することはできません。  これをもって反対討論といたします。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  1番、久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 議案第40号 財産の無償譲渡に対しまして、輝を代表して反対の立場から討論いたします。  本議案で社会福祉法人杏樹会に対しまして、この建物を無償で譲渡しようとしております三芳町三芳町立第二保育所ですが、園舎は、平成25年度に総額約2億3,000万円の財源をかけて耐震補修工事をされたもので、町債を主な財源としたこの工事の残債はまだ約1億6,000万円ほど残っており、今後もこの負担は町民から徴収する税金から支払われていくことになります。町の財産というのは町民の財産であり、その処分に当たりまして、できる限り町民の利益になる、もしくは町民の損失が少なくなることが第一条件になりますが、今回の無償譲渡に当たりましては、有償での譲渡に関しての検討や下調べが足りないように感じ、また有償譲渡に対するための町の行動が、残念ながら見られませんでした。  私たちは町立保育所の民営化には賛成でございますが、民営化による保育所運営費の削除によるメリットは、有償譲渡でも変わりがないように感じております。無償譲渡によるメリットに保育の質及びサービス向上だけを上げる町債からの説明には納得しかねますし、町民に納得していただくことは難しいように感じております。無償譲渡ありきともとられかねない今回の園舎の処分には賛成できかねることから、反対討論といたします。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第40号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(拔井尚男君) 起立多数であります。  よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。          〔「議長、議事進行の発言を求めます」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 暫時休憩します。                                      (午前11時02分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午前11時02分) ○議長(拔井尚男君) どうぞ、13番、菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ただいま議案第40号の審議の中で、質疑終結の動議が提出をされました。そして、議長採決までの間いろいろありましたけれども、この議事の進行について、改めて別の場でも構わないのですが、検証をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 別の場でもよいということは、この場でなくてということですか。  了解いたしました。  それでは、質疑の途中ですが、休憩をいたします。                                      (午前11時02分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午前11時20分) △議案第41号 三芳町道路線の廃止について ○議長(拔井尚男君) 続いて、日程第9、議案第41号 三芳町道路線の廃止についてを議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第41号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。 △議案第42号 三芳町道路線の認定について ○議長(拔井尚男君) 日程第10、議案第42号 三芳町道路線の認定についてを議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  今回の認定のほうは、上富2号線を、町道を少し拡幅して、延長する部分の切りかえでありますけれども、ここの延長するために今後倉庫が、3階建てが建設されるのではないかというふうに捉えておるのですけれども、そのための変更というふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  この認定については、地権者から認定のほうのお話がありましたので、そこに合致をしているものでありますので、問題ないため認定をするところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私は建物がどんなふうな建物が建つのかということをお聞きしたのですけれども、それでいいと思うのですけれども、3階建ての倉庫だというふうに思います。この倉庫の事業内容ですけれども、荷物の搬入搬出とか、そういうことをする、そういった倉庫になると思うのですが、その辺はどのような荷物の搬入搬出が行われるのか、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) どうします。 ◆11番(吉村美津子君) 答えられれば答えてください。全部関係しているのですから。 ○議長(拔井尚男君) 暫時休憩いたします。                                      (午前11時23分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午前11時24分) ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  今の吉村議員のご質問ですが、認定には関係ないというふうに判断しますので、お答えすることはできません。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) この道路を広げていくわけなので、私はここにどのような建物が建って、そしてどういう、例えば貨物車が相当ふえるのではないかということを心配しているのです。貨物車がふえるということは、地域の住民にとっても、いろいろな生活にも関係してくると思うのです。ですから、この道路の認定を認めるには、どういった開発があって、地域住民にはどう及ぼすのか、それはどのような貨物車が通るのか、そういうことをわからないと、認定に賛成するか、反対になるか、判断ができないから私はお尋ねしているのです。その点では、多分ここは3階建ての倉庫で、貨物車の搬入搬出があると思うから、それを問うているわけなのですけれども、実際にそういった貨物車が、ここが開発されることによって、何台ぐらいの貨物車が通行されると思うのか、その点についてお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  今のご質問ですが、つけかえ道路に対して台数等の要件はありませんので、こちらでは把握はしておりません。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 先ほどから言いましたように、道路を拡幅して、それを認めるかどうかですから、先ほど言ったように地域住民にとってどうなのか、私はそれでもう一点心配しているのは、そういったここの開発によって貨物車がふえれば道路が傷む、そうするとこれを認定すると、その道路の修繕に対しては町がお金を払っていくのです。町民が生活する生活道路はもちろん大事なことです。ただこの一企業の開発によって、その後の修繕を町の税金でやっていくということ、それですから、どのくらいの傷みが生じるのか、この開発があっても傷みがそんなになければ、私はいいと思うのです。ただ、傷みが激しければ、交通量、大型車が通って道路の傷みが激しければ、そこは町が修繕していかなくてはいけないのです。1社の開発のことによって町が修繕費を出していく、そういったことも私は税金を、やはり限られた税金ですから、社会保障に使ってきたい、税金を上げないでほしい、そういったことをさんざん言ってきておりますので、こういった開発によって町の修繕の支出がかかるので、それに対しても心配しているので、そういったことを私はここで質問をしています。  ですから、その辺について、これは私も初めて述べることでありますけれども、ここがほとんど多くの方々の町民が通るのだったらいいのです。でも実際には、私が見たところでは、町民の方はほとんどここを利用しない、全くといって利用しないと思います、現地を見ていますから。そうすると、この一企業のための道路の修繕を町民の税金で行っていくわけなので、その辺について、今後ここの道路を町が認定した場合に、修繕費を町が持っていくので、この道路に対して相当な傷みがあるときは、また私は事業者と検討してほしいと思いますけれども、そういった相当な傷みがあるのか、それとも余り、私が心配しているような修繕費はかからなければいいのですけれども、そういったことを今後見ていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  大型車が多少は通るだろうという予測は考えているところでございますが、道路の傷みについては、そこを大型車が通るから、例えば5年、10年、20年もつか、それはわかりません。ですので、実際今のここの場所については、町として修繕はしたことはございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) では、そういったところで、どのくらいの貨物車が通るのか、そういったことをお尋ねしたのですけれども、そういったことはわからないということなので、今課長が述べましたように、今のところ修繕はないということで、今後もその辺を見ていくということで、余り頻繁に修繕がかかるようだったら、またその方法も考えてもらいたいと思いますので、そういったことを注視しながら、こういった認定にかかわっていただきたいと思いますが、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) 議員おっしゃるとおり、今後そこの道路についてというか、全ての町の道路について、道路交通課の人間として見守っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第42号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。 △諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて ○議長(拔井尚男君) 日程第11、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論は人事案件のため省略いたします。  お諮りいたします。  本件は、推選に同意する旨を意見として答申したいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 異議なしと認めます。  よって、諮問第1号は、推選に同意する旨を意見として答申することを決定いたしました。 △議案第43号 平成30年度三芳町一般会計補正予算(第1号) ○議長(拔井尚男君) 日程第12、議案第43号 平成30年度三芳町一般会計補正予算(第1号)を議題とし、質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  1番、久保健二君。
    ◆1番(久保健二君) 1番、久保です。  一般会計補正予算の予算積算資料の3ページ、お願いいたします。8番の土木費の中の一般事務ですけれども、まずこれ毎年ほとんどこの時期の補正予算上がってくるのですけれども、職員退職による臨時職員の雇用のための賃金等で58万1,770円とありますが、まず職員、どのような理由でやめられたのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  再任用の期限が切れて退職になりました。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) では、これ毎年この時期になると、また契約更新というか、そのためにこういった補正予算として上がってくるというふうに捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  その方が継続ということではなくて、別の方でございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) では、参考までにお伺いいたしますけれども、これ期間というのは、どのぐらいの期間になりますか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  来年の3月31日までの約半年ぐらいになります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) 続いて、同じページなのですけれども、道路改良事業の中の22の補償、補填及び賠償金の補償金、これ補償金として4,232万9,000円とあります。これだけ見ると、ちょっとどのような理由でこれが積算されているのかわからないのですけれども、取得面積どれぐらいなのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  面積につきましては、131.73平米になります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 久保健二君。 ◆1番(久保健二君) できれば、これ今面積のほうを説明というか、お伺いしましたけれども、どのような積算のもと、このような金額になったのかという、詳細をお伺いできればと思うのですけれども、ご説明のほういただけますでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 補償の詳細です。  道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  物件の補償の内容でございますが、建物の移転の費用です。あと工作物、立竹木等の物件補償になります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  2番、増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 2番、増田です。  今の同じところなのですけれども、補正予算の積算資料のほうで3ページになるわけなのですけれども、ここで16号線用地ということで、6メートルの車道などをつくっていくような形になって、1.5メートルの歩道、1.5メートルの歩道というふうになると思うのですけれども、そのうち国道から入って右側の歩道というのは、どこまでつけられていく予定というふうになっているのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  今の議員さんのご質問は、多分どこまで歩道の整備ができるかということなので、材木店の敷地のところまででございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 増田です。  わかりました。今回の改良というのは、ライフバスが入っていくための改良かなと思うのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  決してバスのためということではなくて、以前にもご質問がどなたかからあったかと思いますが、長年のずっと抱えてきた場所なので、道路改良拡幅の工事という考え方で進めていきました。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) 確かにあそこのところは、そういうことで話が出ていたところなので、でもバスが入る予定というのもあるのかどうかについて、ではお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  結果として、タイミング的にバスの入るタイミングになっているので、そういうふうに捉えられるのもしようがないかなというふうに思っています。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 増田磨美さん。 ◆2番(増田磨美君) そのタイミングということなのですけれども、いつからこのライフバスが通るように、着工予定ですが、そういったことについてちょっとお伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  着工予定なのですが、工事の測量だとか、もろもろの関係のことをやるには、どうしても材木店の建物を撤去してからでないとできないので、今のところいつから始めるということは、まだちょっとこの段階では答弁できない状態でございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  11番、吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村です。  今の関連で、着工の時期がまだわからないということだったのですけれども、政策推進室のほうでは、これを期待している事業なので、政策推進室のほうとしては土木課と話はしていると思うのですけれども、その辺はどのような目安でライフバスを通すということを考えているのか、その辺についてお伺いいたしいます。 ○議長(拔井尚男君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(百富由美香君) お答えいたします。  今お話しのように、この16号線の道路整備の実施後にライフバスを再編したいというふうに考えているところです。道路整備の時期がある程度めどが立ちましたら、ライフバス再編の具体的なスケジュールをきちっと明らかにしていきたいというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 吉村です。  私はそういったところのプロではありませんけれども、道路課のほうではそういったことではプロですので、こういった事業ですと、大体どのくらいの期間を目安として工事を行っていくのか、例えば秋ごろには完成するのか、冬になるのか、その辺はどのように捉えているか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  先ほど申しましたとおり、どうしても出発は建物の撤去から始まってしまうので、いつということは言えないところでございますが、実際もし撤去をされて測量等ができるようになれば、早くて1年ぐらいはかかるかなというふうには考えているところでございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) この件では、政策推進室も努力をされていますので、なるべくそちらの課の希望をかなえるような感じでお願いしたいと思います。  続きまして、12ページの消防費についてお尋ねいたします。これは町の職員、特に新入職員ということで、その方を12名、この消防団の機能別団員とするわけでありますけれども、そういった12名の方々は年間ここに携わることは何回ぐらい、町の新しい職員の方が町の役場以外の仕事に携わるのは年間何回ぐらいに捉えていらっしゃるか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) お答えいたします。  補正予算上は、最大で10回ということで計画をしております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私も消防議員をさせていただいたことがありますので、大変消防の努力というのは並々ならないものだと思って、私も大変大きな勉強をさせてもらいました。そういう面ではいいと思うのですけれども、やはりまだ役場で仕事をするということで採用をされたわけです。仕事にもまだなれていない、そういう中でそれ以外に出動していくわけで、やはり採用するときにそういった条件というのはつけていないと思うのです。そういった面では、私は今職員をふやしてほしいというふうに何回も述べてきておりますけれども、実際は職員が削減されている方向で、残業している職員もたくさんいらっしゃいます。そういう中でこういった10回の出動が、私は負担になるのではないかと捉えておりますけれども、職員をふやしていくべきだと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) お答えしたいと思います。  こういった機能別消防団につきましては、やはり地方自治体としては、地方自治の本旨としまして、住民自治と団体自治といったものがございます。そういった中では、やはり消防団といったものは、地域住民より構成された公共機関として長い間活躍してきた歴史がございます。そういった中で、地方自治の本旨としての住民自治を体感できるといったところで、新人職員にこういったことをお願いする中で、ぜひともこの機会を利用して、町の将来の発展に役立てていただきたいということで考えている部分がございます。  今、その中で職員に関してのふやしてほしいということでございましたが、その辺に関しましては、やはりこの定員適正化計画を適正に執行していくという中で、実施してまいりたいと思っているところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 新しく入った職員の方は、こういったことをするということを承知で入っているわけではないのです。そして、私は新しく入ってきたばかりなので、そこでなれるだけでも大変なのに、こういった負担が新たにかかってしまうのはどうかと思っているのですけれども、庁内全体的にして考えるという、そういう案もあったのかとは思うのですが、その辺は検討されているのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) お答えいたします。  これまでも役場の中の庁舎内の職員に話をしてきた中で、現在は新入職員にお願いをしていくという形になっております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) その新入職員にお願いするという経過に至ったその辺について、どのような話し合いをされたのか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) 庁舎内のほうにメール等で消防団員の加入のお願いをしてきております。それが平成25年ごろだったかと思います。その後、平成27年、平成28年と説明会を行いつつ、平成30年、現在に至っているというところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) なぜ新入社員にそういうふうに該当するのかという、今までは違ったわけです。まして12名ですから、今までは2名、3名のように私は記憶をしておりますけれども。この12名の方々は、消防団員というのはトランシーバーを常に持っていなければなりませんけれども、この職員に対しては、トランシーバーの確保というのはあるのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) トランシーバーの件ですけれども、各団長がお持ちだと思いますので、全職員が持っているわけではないと思いますので、対象ではないです。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) わかりました。ちょっと安心しました。やはり24時間そういうものがいつ鳴るか、常に神経をかけていなければならないので、そういった面では仕事に支障が出るかなと思いますので。  ただ、この機能別消防団員も、火災とかあったときに、そういったときに、実際にホースとかは持ちませんけれども、後ろのほうからできることはやっていくということで、そういったところにも出ていくわけなので、この10回以上あり得るというふうに考えてもよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) この機能別消防団員の役割としましては、基本的には消防団のPR活動、また消防等のイベントにおける広報活動、それから住宅耐震診断、大規模火災があったときの後方支援というふうに考えておりますので、日常的に火災があった場合に後方支援ということではございません。なので、10回程度という形で、それを超えるということは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私は10回でも多いのかなと思っているので、それ以上のことはないというお答えだったので。  それで、こういったことを町は率先してやっていくということでありますけれども、他自治体については、その辺はやっている職員が、そういった消防の機能別消防団員になっている、そういったことを取り組んでいる自治体は近隣であるのかどうか、お伺いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) 近隣ではないと聞いております。 ○議長(拔井尚男君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私はそうだと思うのです。やはり職員は町の仕事をするために採用、まして新しい人が、仕事がなれていないときにこういった負担をかけるのは、私はどうかと思います。そして、実際にもっと違う方法があれば、違う方法をしていただきたいと思いますけれども。  最後に、それはないと思いますけれども、消防団員になったならば昇格するとかしないとか、そういったことは全くないというふうに考えて、捉えてよろしいですか。 ○議長(拔井尚男君) 総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) お答えします。  消防団の中の昇格というふうにちょっと勘違いしたのですが、職員としては、これを昇格とか昇任の参考にするといった考えは、今のところ持ってございません。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  3番、鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 3番、鈴木です。  私も同じ三芳町役場機能別消防団について幾つかお聞きしたいのですけれども、PR活動、また昨年町内で起きた大型倉庫の火災といったときの、そういった大災害時の後方支援というふうに、全協でもご説明いただきましたけれども、もし炊き出し等をやるにしても、みんながみんな勝手に動くとばらばらでなかなかできないと思うのです。ですから、団としてまとまりとして動くのであれば、当然それを統率する人、リーダーシップを発揮する人が必要になると思うのですけれども、今回この12名の組織ということで、この中で三芳町役場機能別消防団団長とかいうのも設けるのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) 団長を設けるか設けないかということに関しましては、消防団の決めることかと思います。ただこの三芳町役場機能別消防団は、消防団の本部員の方の下につくということを聞いておりますので、そちらからの指示命令系統になろうかと思います。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) また、先ほど年10回が活動は最大かなというお話でしたけれども、そうしますと、炊き出し等の訓練といいますか、そういった広報活動以外の訓練というのは行わないということでよろしいでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) まず、機能別消防団加入当時に、基本的な心得等の訓練に関しては行われるということでございます。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) また、昨年等でしたか、一般質問でもこういった消防団の人員不足については、何人かの議員からあったと思います。全協時にいただいた資料で、平成29年三芳町職員消防団基本団員3名ということで、これはたしか人員が足りていない第5分団に行ってもらっているのかなと思うのですけれども、この3名というのは、変わらず第5分団に残っているということでよろしいですか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) お答えいたします。  平成29年度基本団員の内、1名は機能別消防団のほうに異動になります。また、女性消防団に関しましても、4名全員機能別消防団のほうに異動になります。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。第5分団から機能別消防団のほうに異動になる1名というのは、理由もあるのでしょうけれども、本来機能別消防団は全国的な消防団員の人員不足解消のために、もともと発足したものかと思うのですけれども、第5分団のほうは、今回こちら1名が異動するということは、減ってしまうということだと思うのですけれども、第5分団本来、当然分団ですから、消火活動等に現場に携わることが多いと思います。そこの運営といいますか、活動に支障はないのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(前田早苗君) 一応第5分団のほうからは残念だという声は聞いておりますが、その機能別に移る職員の日常的な業務への影響等も考えると、仕方がないということでございます。  また、今後機能別消防団のほうに加入した団員が、基本団員のほうに移行していっていただいたらいいなというような思いも持ちながら、機能別消防団のほうを立ち上げましたので、そちらの基本団員のほうへの魅力の発信も消防団のほうにはしていただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) そうしますと、行く行くはその魅力を感じて町内にある分団に参加していただければ、それが望ましいということであれば、対象が新規入庁1年目、2年目の方だけ今回入団しているのが、平成29年の入庁者が5名、平成30年の入庁者が7名ということで、1年目、2年目だけを対象にしているかなと思うのですが、むしろ消防団に行く行く異動してもらうことを目的とするのであれば、もう少し幅広い世代から庁舎内でも募集したらどうかと思うのですが、こちら新卒、新規の入庁者ばかり対象になったのはどういった理由でしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 総務課長。 ◎総務課長(大野佐知夫君) お答えいたします。  先ほどもちょっと述べさせていただきましたが、やはり消防団といったものが、その地域活動に密着した中で活動しているということがございます。そういった中で、やはり住民自治といったものを地方自治体に入った段階で体験をしていただくといった、ある種研修的な意味も含めて、そういった若手職員に限定させていただくという考えもございます。また、かなり個人個人にやはり生活というものがございまして、それなりの年齢を重ねてきますと、お子さんもいらしたり、それぞれ生活というものがございまして、なかなか厳しい部分もありますので、若いうちにまずは入ってその辺を体験していただきたいという考えでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。  続きまして、積算資料の7ページのほうで、教育指導費で学力保障スクラム事業があります。こちら昨年の秋でしたか、補正予算で上がって、そのときは藤久保小学校がモデル校になったと思うのですけれども、今回はどこがモデル校になるのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  こちらも藤久保小学校が該当校ということで、2年間の事業ということで進めております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 鈴木淳君。
    ◆3番(鈴木淳君) わかりました。ことしも藤久保小学校ということで。  では、昨年の秋から始めたのかと思いますけれども、その効果のほどはどのように感じているでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  効果につきましては、やはり中学年ということで、チームティーチングですとか、補習的な授業というようなことで、個別にきめ細やかに対応しているところでございます。特に学力的な面でやはり結果を出すということが目的ということで事業を進めておりますので、昨年からの取り組みで、今年度の全国学力調査、あと県の学力調査等の結果が出てから、効果検証ということで結果が出てくるというふうに考えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  10番、本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 10番、本名です。  ただいま鈴木議員のほうからありました学力スクラム事業について、私のほうからも若干質問させていただきます。予算積算資料の7ページのほうですが、臨時職員賃金等で2人ということで出ておりますが、当然臨時職員2人でこの学力スクラム事業を賄えることではないと思いますが、ほかの教職員の皆さんも当然この学力スクラム事業にかかわっていると思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  これは全学校教職員を挙げて研究を進めておるところでございますので、これは共通理解、共通行動ということで、学校を挙げて取り組ませていただいております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 10番、本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 10番、本名です。  私も今回の一般質問で教職員の多忙化ということで質問させていただきましたけれども、そこの学力スクラム事業によって、教職員の皆さんに新たな負担になっているというようなことはないのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  こちらも学校研修ということで、3、4年生を中心ということで、そちらのほうも特に3、4年生の教職員の負担にならないように配慮しながら取り組みをさせていただいているところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 10番、本名です。  また、子供たちにとっても、例えば授業時間がふえるとか、そのようなことはないのか、お尋ねいたします。 ○議長(拔井尚男君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長(宇佐見宏一君) お答えいたします。  特に授業時数をその学年だけに対してふやすということはなく、補習的な授業とか、そういったところで個別に対応するような配慮はするところではございますけれども、負担等は、教職員、あと児童にもかからないように進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございますか。  13番、菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  積算資料の4ページで、先ほどから質問がありました幹線16号線の拡幅について伺いたいと思います。  測量はまだこれからということなのですけれども、面積は131.73平米ということで、結構細かくは出ていると思います。この売買契約というのが、実測売買によるものなのか、今後測量によって多少この金額が前後する、上下するという可能性があるのかどうか、まずここから伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  実測、測量した結果ですので、変わることはございません。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ということは、買う分に関してはもう測量は済んでいるということですね。では、必要な測量というのは何なのですか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  私が測量が必要だと言ったのは、工事のために、設計するためにちょっと測量しなくてはいけないということをご説明したところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  測量に関しては理解をしました。131.73平米で金額が2,120万9,000円ということで、売買単価とすると、本当は平米単価がいいのでしょうけれども、ちょっと坪単価で言わせていただくと、そっちのほうがなれているので、済みませんが。53万円ちょっとぐらいかなというふうに考えます。この53万円というのはどういう根拠で値づけされたのか、伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  面積が131.73で、土地代金のほうは2,120万8,000円、約ですけれども。その額です。物件のほうが4,232万8,000円という数字でございますので。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  積算資料には、2,120万9,000円ということで表記があります。8,000円というのがどこから出てくるのかよくわからないのですが。この2,120万9,000円が、要するに、どうして2,120万9,000円になったのかというのを伺っているのですが。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  土地の価格については、土地鑑定によって出した金額でございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ということは、不動産鑑定士による土地鑑定ということなのでしょうけれども、その不動産鑑定というのはいつ行われたものなのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) 済みません、日にちについてはちょっと今資料を持っていないので、後で答弁したいと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  何月何日ということまでは求めていないのですが、何年ごろ、何年の何月ごろやられたのかというのをまず伺っておきたいと思います。  それと、今回この数字だけなのですけれども、どういうふうに町が買うのかということを図面であらわしていただきたいと思うのですが、それは可能なのですか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  丈量図がございますので、それをお見せすることは可能かなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  測量は済んでいるというので、その測量図は見せていただけないのですか。 ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) 丈量図イコール測量図ですので。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  理解しましたので。それは、では後で拝見させていただきたいと思います。  続いての質問で、10ページ、公民館費で伺いたいと思うのですけれども、今回、時間外における暴漢等のトラブルへの緊急対応及び管理人の急病、けが等への安全対策ということで補正予算が上がっています。この内容を聞く前に、今現在、では、こういったことに対して安全対策はどのようにされているのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 公民館長。 ◎教育委員会生涯学習課藤久保公民館長(伊東正男君) お答えいたします。  現在の体制、1人体制の中での関係なのですけれども、緊急連絡のできる形ですので、シルバーのほうへはもちろんですが、私ども職員の緊急連絡先をそれぞれの管理人に渡して対応しているという状況でございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  ということは、あくまでも連絡によってそれを行う、安全対策である。それが不十分であるから、今回こういった警備をつけるというのが、この補正予算の内容なのでしょうか。この内容についてももう少し詳しくお願いします。 ○議長(拔井尚男君) 公民館長。 ◎教育委員会生涯学習課藤久保公民館長(伊東正男君) お答えいたします。  今回の緊急通報サービス、非常通報サービスでございますが、これは例えば、休日夜間に管理人が1人体制で今勤務しております。そういう中で暴漢ですとか、防犯上のことです。あとは倒れてけがをしてしまうという状況の中で、ご本人が連絡をとれない状況が十分に、電話での連絡がとれないという状況が考えられます。こうした緊急事態に、あくまで緊急事態の対応なのですが、備えるためにGPS機能を搭載した端末を所持してもらって、それを勤務時間中でございますけれども、所持してもらって、GPS機能でございますので、駐車場などの点検をしているときも通報が入りますので、これによりまして、現状では委託している警備会社の警備員が駆けつけるとともに、警備会社のほうから警察へも状況によって通報がいくと、私ども職員のほうにも警備会社から連絡が入るという体制のオプションの追加ということでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  わかりました。ありがとうございます。では、なぜこのタイミングなのか、本来はこういったことであれば、当初予算での計上が正しいというか、本筋ではないかと思うのですけれども、何かあったからなのか、この何カ月間の間に。なぜこのタイミングなのかということについても説明を願います。 ○議長(拔井尚男君) 公民館長。 ◎教育委員会生涯学習課藤久保公民館長(伊東正男君) お答えをいたします。  実は2月に、大事には至らなかったものの、管理人の時間帯における傷病案件、詳しくはちょっとご本人のこともありますので控えたいと思いますが、そうしたことが発生いたしまして、この機会にということで、シルバーとも十分なお話し合いをさせていただいて、現実的なこの対応の中では、この緊急対策が最も妥当であろうということで、今回補正の提案をさせていただいております。この機会に、それも含めてシルバーのほうとは、この安全対策につきまして、その後どういう体制で臨むかということも話し合いを始めたところでございます。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 菊地浩二君。 ◆13番(菊地浩二君) 13番、菊地です。  内容を理解はいたしました。それで、同様に公民館だけではなく、町の施設としてこのような条件というか、一人で何かをしている、そういった場合の安全対策が必要な施設というのはあるのでしょうか、ないのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 財務課長。 ◎財務課長(高橋成夫君) お答えいたします。  今私のほう、予算編成等やっている限り、1人体制という、こういった体制というのは、今公民館、こちら以外思い当たるところはございません。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) よろしいですか。ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。  3番、鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 議案第43号 平成30年度三芳町一般会計補正予算(第1号)に対しまして、輝を代表して、賛成の立場から討論させていただきます。  本議案では、幹線16号線と国道254号の交差点部分の道路拡幅の費用や、平成29年度の補正予算でも計上された埼玉県による学力保障スクラム事業費、消防団の団員不足対策として期待される機能別消防団の被服費等といった予算、総額6,500万1,000円が計上されています。道路拡幅は三芳町の弱点でもある公共交通空白地を解消するためのライフバスの路線変更のための条件でもありましたし、小学生への学力支援も町民に期待されているものです。  機能別消防団の被服費に関してですが、三芳町役場機能別消防団員について、町の説明では、平成29年度と30年度の入庁者を対象とした説明会を開き、入団者を募ったとの説明がありました。入庁1年目、2年目の職員の中には、まだ本来の業務にもなれているとは言えず、また上司の依頼に対して、その立場上拒否しづらく感じ、ややもすれば昨今問題になっているパワーハラスメントととられてしまう危険性もあるのではないでしょうか。役場別の機能別消防団員につきましては、本当に意欲的な職員に参加してもらえるよう、団員の選考対象や選考方法、また日常業務に支障を来さないような活動、訓練方法をよくご検討し、職員の業務や生活にもご配慮いただくことを要望しますが、本補正予算は町民の利益につながるものと判断しまして賛成とし、以上、賛成討論といたします。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  議案第43号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。  暫時休憩をいたします。                                      (午後 零時12分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午後 零時12分) △請願第1号 三芳太陽の家移転の請願について ○議長(拔井尚男君) 日程第13、請願第1号 三芳太陽の家移転の請願についてを議題といたします。  本件につきましては、会議規則第41条第1項の規定に基づき、厚生文教常任委員長より審査経過及び結果の報告を求めます。  岩城桂子さん。          〔厚生文教常任委員長 岩城桂子君登壇〕 ◎厚生文教常任委員長(岩城桂子君) 厚生文教常任委員会より、請願第1号 三芳太陽の家移転の請願についての審査の経過と結果について報告をいたします。  本請願につきましては、去る6月1日の本会議において、厚生文教常任委員会に付託され、本会議終了後に開催した委員会において、審査の方法及び日程を確認し、本請願の提出者に趣旨説明のため出席を求めることを決定いたしました。その後、6月11日に全委員出席のもと、審査のための委員会を開催いたしました。  初めに、紹介議員の請願内容説明、質疑を行い、次に請願代表者の趣旨説明、質疑を行った後に、担当課である福祉課へ質疑を実施しました。  主な質疑の内容として、請願代表者に対する質疑では、具体的な移転先の立地条件について考えはあるのかとの質疑に対し、できれば市街地の中に設置してほしいが、関越道路の東側であればよい。自力で帰ることができない方が多く、万が一災害等があった場合でも、保護者が迎えに行ける、また近くにバスが通っている、安全に散歩ができる、他の人と交流できるような施設がある場所がよいとのことでありました。  建物は平屋ではなく、多層階でも対応できるのかとの質疑に対し、エレベーターがあれば対応できるとのことでした。  全ての質疑終了後に委員間の自由討議を行い、その経過を踏まえ、各委員からは次のような意見がありました。  現在の太陽の家の周辺は、大型車等が頻繁に通行する、街灯が少なく暗いなど環境が悪い。また、災害時は避難先も遠く、迎えに行くのも困難となる可能性もある。今後、住民、子供たちとのふれあいができる市街地へ移転するのが最善だと考えるが、土地等の手当てが難しいのであれば、仮でもよいので、関越自動車の東側に早急に設置をするべきである。  近隣周辺の環境が設置したときより著しく変化している。公共交通機関がなく、利便性が悪く、保護者の不安が大きい。緊急時の対応が難しいことなどを踏まえ、請願にあるとおり、でき得る限り早急に対応すべきである。  市街地でも周辺環境が条件に合うような場所を検討する必要がある。  町全体の問題として、交通空白地域の解消、清掃工場・ふれあいセンター跡地利用などと関連することもあるが、少しでも早く対応することが必要であるなどの意見がありました。  自由討議終了後、討論はありませんでした。  以上の結果を踏まえ、採決を行ったところ、賛成総員で、採決すべきものと決定をいたしました。  また、採決後、審査結果に次のような意見を付すことが決定をしました。三芳太陽の家移転については、本請願の願意を尊重し、入所者の保護者、町の担当課、入間東部福祉会とで十分な協議を尽くして、早急な対応を求めること。  以上で、請願第1号の審査経過及び結果の報告を終わります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 委員長報告に対する質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  請願第1号について、委員長報告は採択すべきものであります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、請願第1号は採択することに決定いたしました。  議案審議の途中ですが、昼食のため休憩いたします。                                      (午後 零時18分) ○議長(拔井尚男君) 再開いたします。                                      (午後 1時30分) ○議長(拔井尚男君) 道路交通課長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。  道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) 先ほどの菊地議員からのご質問の幹線16号線の不動産鑑定の日の回答ですが、平成29年5月に鑑定を行っているところでございます。  以上です。 △発議第2号 埼玉県議会による原発再稼働を求める意見書に関し、再稼働の議論は慎重に行なうことを求める決議案について ○議長(拔井尚男君) それでは、続きまして、日程第14、発議第2号 埼玉県議会による原発再稼働を求める意見書に関し、再稼働の議論は慎重に行なうことを求める決議案についてを議題といたします。  提出者に提案理由の説明を求めます。  本名洋君。          〔10番 本名 洋君登壇〕 ◆10番(本名洋君) 発議第2号 埼玉県議会による原発再稼働を求める意見書に関し、再稼働の議論は慎重に行なうことを求める決議案について、提案理由を説明させていただきます。  埼玉県議会は、平成29年12月22日の本会議において、「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を求める意見書」を採択しました。この意見書採択に対し、埼玉県はもとより全国から抗議の声が県議会に届けられました。中でも原発事故被災地である福島県からは、怒りと嘆きの声が多く聞かれ、県議会へ市民団体らが抗議文を提出した際には、福島県から郡山市と大熊町町議も駆けつけました。  埼玉県は原発立地県ではなく、原発の電気の恩恵だけを受けてきました。しかも、原発事故により今なお多くの福島県民が避難を余儀なくされている現状のもとでのこの意見書採択です。拙速な採択と言わざるを得ません。  原発再稼働の是非については、原発立地自治体も、周辺自治体の住民の意思こそ尊重されるべきです。恩恵を受けるだけの埼玉県としては、再稼働の議論は、それら住民の意思や原発事故により生活を破壊された被災者の立場に寄り添った上での議論を行うべきです。  埼玉県議会がこのような意見書を採択したことは、大変遺憾であり、原発再稼働の議論は慎重に行うことを求めますということで、三芳町議会として決議案を提出させていただきました。  よろしくご審議のほうお願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 質疑を行います。  質疑をお受けいたします。  6番、小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 6番、小松です。  幾つかちょっとお伺いをさせていただきたいのですけれども、この件に関しましては、県議会のほうで意見書の審議を行った際には、我が党は反対をしたというところもあるにはあるのですけれども、ただ前回の全員協議会の中でもお話があったことで、他団体に対してこういったことを言うのはどうなのかというような議論があったのですけれども、その辺について、意見書の撤回という部分はなくなっているのですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  確かに、当初私は意見書を撤回しろという形でお話しさせていただきましたが、それについては、撤回はできないのではないかというご意見もいただきました。また、全員協議会の中で、また議会に対して物申すのはいかがなものかというようなお話もいただいたので、今回の決議案のように、遺憾であると、再稼働の議論は慎重に行うことを求めるというような、そのような内容に変えさせていただきました。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 6番、小松です。  題名からいうと、後半の部分なのですが、「再稼働の議論は慎重に行なうことを求める決議案」ということで、この「求める」という言葉が入っているのですけれども、これはどこに何を求めるのか、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えをいたします。  これは決議ということで、三芳町議会としての意思表示ということですが、同じ埼玉県、これは埼玉県議会の意見書に対してでありますけれども、同じ埼玉県内の自治体として、このような意見書が採択されたことは非常に遺憾であると、三芳町議会としては、このような意見書に今回このような形で、慎重な議論を行うように求めるということで、これは三芳町議会としての埼玉県議会に対する意思表示です。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 6番、小松です。  ということは、求めるというのは、埼玉県議会に対して求めるということでよろしいのでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  例えば意見書でありますと、地方自治法で国に意見を言うことができて、直接国に届けることができますが、これは、決議案というのは、埼玉県議会にシステム的に届けられる、そのようなものではないとは思いますけれども、このような三芳町から決議が上がれば、埼玉県議会としても、それに対してどう対応するということまでは求めることはできませんけれども、意思を伝えることはできると思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) あくまでも埼玉県議会にこういったことを求めるということですね。全員協議会の中では、そういった他団体に対してどうなのかというところに議論があったのですけれども、その辺については変更はされていないということでよろしいでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  全員協議会の中で指摘いただいたことは理解できる部分もありますので、直接抗議するような、そういう言葉ではなく、慎重に議論は行うことということで、やわらかい表現にさせていただいたということです。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ◆10番(本名洋君) そういうことです。 ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 6番、小松です。  それから、埼玉県議会の中では、一応賛成多数で可決したということなのですけれども、そういった議会の意思というところにつきまして提案者はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  埼玉県議会が多数決で採択したという、その埼玉県議会の意思をどのように考えるかということですが、確かにこれは埼玉県議会として採択したわけでありますけれども、それは埼玉県議会の議席の構成上、このような意見書を賛成する議員の方々が多い、結果として、採択されたわけで、今なお原発の再稼働については、世論的には過半数が反対であると、この決議案の中では、原発の再稼働についてどうこうしろというふうには触れていませんけれども、そのような世論、そしてまたもう一つ、決議案の中でも触れていますように、福島県の被災地の方たちの思いを逆なでするような、そのような意見書であったと。  それは、確かに埼玉県議会の採択したということには尊重しなければいけないとは思いますけれども、しかしながら、余りに安易なというのか、拙速というのか、そのような採択だったのではないかと、そのように思います。
    ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 尊重されるべきというところでもあるところはわかっていただいているのかなというふうに思いますけれども。  あと、それから、内容の中で、次々と済みません。1枚めくって裏側なのですが、下から5行目のところに、県が最終処分場を引き受けるつもりではないか、そういた懸念を抱く県民も多くいますということで、こういった方々がどのくらいいらっしゃるのか、把握をされておりますでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  それは私が別に調査したわけではありませんし、具体的な世論調査の結果があったわけではありませんけれども、これについては、特に福島県のほうからは非常に非難の声が上がっているところで、先ほど提案理由の中で説明させていただきました抗議にいらした大熊町議の方は、怒りの声をもって、埼玉県は最終処分場を引き受けてくれるのかと、そのように申していました。つまり具体的に何%の人が反対しているとか、そういうことではありませんけれども、世論の動向をそのように私は捉えております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 6番、小松です。  下のほうに、その一番下のところです。「福島県はじめ多くの人々から上がっています」ということで、今提出者がおっしゃったように、福島県の議員の方もいらっしゃったということで、それはそういった方もいらっしゃるのかなと思うのですけれども、今質問をさせていただいているのは、「県民も多くいます」ということで記載がございますので、そういった調査もされていない中で、なぜここで県民も多くいますというような記載ができるのか、その辺について伺いたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  これは最終処分場については、これまでも何度も議論を行われてきたところでありまして、その受け入れについては、受け入れ候補に上がった自治体は、本当に多くの住民こぞってのような反対運動も起きております。そのような最終処分場ですが、これについてはやはり多くの人々が当然反対していると、そのように言わざるを得ないと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 9番、井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 9番、井田です。  提出者にお伺いをさせていただきますけれども、意見書の全体的な内容を見ての今回の提出ということでよろしいでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  そのとおりです。 ○議長(拔井尚男君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 先ほど提出者のほうから、住民の意思が大切であるとか、福島の方の気持ちを逆なでているというお話もありましたけれども、これ意見書をよくよく見ると、そういったこともよく書かれているなと思って見せていただきました。要は、ある意味慎重な内容で書かれているなということは私も感じましたし、例えば最終処分場のことや立地自治体、立地の関係の地域の話も、記の中にちゃんとうたわれていて、これはある意味福島の方の気持ちをここに書かれているなということも感じましたけれども、この辺も読まれてのこういった決議文の判断を出された理由となるのでしょうか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  その埼玉県議会の意見書は、おっしゃるようにこのように書かれております。「将来の世代に負担を先送りしないよう、高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた取り組みを強化すること」ということでありますけれども、一つ言えることは、埼玉県、原発のない県で、恩恵を受けているだけの県が、このような、先ほど申しましたように、最終処分場については本当に反対の声が大きい、議論が十分行われていないという中で、このような意見書には承伏しがたいと、確かにそのようにも記されておりますけれども、意見書の結論部分では、原子力発電所の再稼働を進めるよう強く要望するというようになっておりますから、この理由というか、記の部分でいろいろ述べられてはいますけれども、その結論の部分だけにおいても、余りに安易な意見書の採択であったと言わざるを得ないと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 安易だとは私は思っていませんけれども、この中には地域の支援、または継続的な支援ということがうたわれておりますので、この辺のことはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) 記の2の部分ですね、立地自治体、防災関係機関等との連携を強化し、避難のための道路、港湾等のインフラの整備や避難行動要支援者等に十分配慮した避難計画の策定などを継続的に支援することということですが、今再稼働を行えている原発の自治体などにおいても、その部分が避難の策定が十分に行われていない、避難計画ということが十分になされていないまま再稼働が行われております。避難計画の策定、これは当然求められていることであって、これについても、ですから、原子力発電所の再稼働を進めるその前の議論だと、そのように認識しております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。  よろしいですか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。  5番、細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 5番、細田三恵。  今回は、私個人といたしまして反対討論をさせていただきたいと思います。個人といたしまして、そして幸福実現党といたしまして反対討論でございます。  エネルギー政策は、国家の存立に直結する問題です。脱原発を求める声は強いものの、これは感情論では判断すべき事柄ではないと考えます。エネルギーの安定供給なくして、国民生活や産業を守ることはできません。福島での原発事故を受けて、原発が稼働できない状態が続く中、私たち幸福実現党は一貫して安全性の確認された原発の早期再稼働を訴えてきました。原発停止により火力発電の比率が増加し、電気料金の上昇も招いたことで、家庭や企業は負担増に苦しんでいるのが実情です。  エネルギー政策は、国家百年の計です。我が国の置かれた現状を冷静に見据え、原発依存度低減などを基調とする現行のエネルギー政策を抜本的に見直し、日本の安全保障と経済成長を支える強靱なエネルギー政策を確立するべきというのが幸福実現党の考えでございます。  つまり、原発推進派も脱原発派も、これまで原発が供給する電力の恩恵を受けてきた以上、一緒に考えなければならない問題と考えます。そしてなお、今回提出されました決議案につきましては、他団体での採決された意見書に対して本議会で抗議するのは大変におかしいと思いますので、よって、本決議案に対しまして反対の討論といたします。  以上でございます。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  発議第2号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔可否同数〕 ○議長(拔井尚男君) 発議第2号の採決の結果、賛成反対が同数です。  したがって、地方自治法第116条第1項の規定により、議長が本案に対して裁決します。  発議第2号について、議長は否決と裁決いたします。 △意見書第5号 旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書について ○議長(拔井尚男君) 日程第15、意見書第5号 旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書についてを議題といたします。  説明は、申し合わせにより3分以内でお願いいたします。  提出者の説明を求めます。  内藤美佐子さん。          〔14番 内藤美佐子君登壇〕 ◆14番(内藤美佐子君) 意見書第5号 旧優生保護法による不妊手術の被害者救済を求める意見書について、その提案理由を述べさせていただきます。  昭和23年に施行されました旧優生保護法は、知的障害者や精神疾患、またハンセン病、これらを理由に、本人の同意がなくても不妊手術を認めてきました。本人の意思に反して手術が施されたとすれば、人権上大変問題があります。ドイツやスウェーデンでは当事者に対する補償等の措置が講じられております。旧法のもとで不妊手術を受けた障害者らの高齢化も進んでいることを考慮し、我が国においても早急な救済措置を求めるために提案するものでございます。  この旧優生保護法は、1996年に母体保護法に改正され、そして強制不妊の条項は撤廃をされております。しかしながら、強制不妊の手術は男女合わせ1万6,500人に上るということでございます。高齢化が進んでいるという中で、しっかりと救済をしていただきたいというふうに思います。  記の中では、1番、国は速やかに旧優生保護法に基づく不妊手術の実態調査を行うこと。  2、その際、都道府県に所有する優生保護審査会の資料などの保全を図るとともに、資料保管状況の調査を行うこと。あわせて個人が特定できる資料について、当事者の心情に配慮しつつ、できる限り幅広い範囲で収集できるよう努めること。  3、旧法改正から20年以上が経過しており、関係者の高齢化が進んでいることから、国家賠償等の的確な救済措置を一刻も早く講じること。  ということで、以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出させていただきたいと思います。議員の皆様のご賛同、何とぞよろしくお願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 質疑を行います。  ございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  意見書第5号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、意見書第5号は、原案のとおり可決されました。 △意見書第6号 ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書について ○議長(拔井尚男君) 日程第16、意見書第6号 ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  岩城桂子さん。          〔7番 岩城桂子君登壇〕 ◆7番(岩城桂子君) 意見書第6号 ヘルプマークのさらなる普及推進を求める意見書について、提案理由を申し上げます。  外見からは容易に判断が難しいハンディのある方が、周囲に援助や配慮が必要であることを知らせるヘルプマークについては、導入を検討、開始している自治体がふえております。しかし、国民全体における認知度はいまだ低い状況にございます。今後は、その意味を広く国民全体に周知し、普及推進に取り組むことを求めるために提案するものでございますけれども、特に昨年の7月にヘルプマークが日本工業規格として制定をされ、国としての統一的な規格となってからは、その流れが全国へと広がっているところでもございます。まだまだその普及に対するさらなる推進ということで、3点を特に取り組むことを求めるものでございます。  1に、「心のバリアフリー推進事業」など、自治体が行うヘルプマーク及びヘルプカードの普及や理解促進の取り組みに対しての財政的な支援を今後も充実させること。  2、関係省庁のホームページや公共広告の活用など、国民へのさらなる情報提供や普及、理解促進を図ること。  3、鉄道事業者など自治体を越境している公共交通機関では、ヘルプマーク導入の連携が難しい状況にあるため、今後はスムーズな導入が図れるよう、国としての指針を示すこと。  以上でございます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(拔井尚男君) 質疑を行います。  質疑をお受けいたします。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  意見書第6号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、意見書第6号は、原案のとおり可決されました。 △意見書第7号 性暴力被害者への支援の法定化を求める意見書について ○議長(拔井尚男君) 日程第17、意見書第7号 性暴力被害者への支援の法定化を求める意見書についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。  本名洋君。          〔10番 本名 洋君登壇〕 ◆10番(本名洋君) 意見書第7号 性暴力被害者への支援の法定化を求める意見書について、提案理由を説明させていただきます。  レイプは魂の殺人と言われ、被害者に与える傷は深刻であり、長期にわたりダメージを与えるものです。しかも被害を相談することが難しいことも、被害をより深刻なものにしています。被害者がすぐに駆け込むことができるワンストップ支援センターの早急な拡充が求められています。しかし、現状はまだワンストップ支援センターは全ての都道府県に設置されておらず、設置されている都道府県のほとんどは1カ所のみで、窓口の時間も365日24時間ではないところがほとんどです。運営もボランティアや寄附金に多く頼るというのが現状です。ワンストップ支援センターの増設、適切な支援の提供、支援を行う人材の育成、安定的な運営が確保される予算措置、そのための根拠法の早急な制定が求められております。  よって、性暴力被害者支援の法定化を求める意見書を地方自治法第99条の規定に基づき提出いたします。  以上、ご賛同のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(拔井尚男君) 質疑を行います。  16番、山口正史君。 ◆16番(山口正史君) 16番、山口です。  提案理由の書き出しのところで、「レイプは魂の殺人と言われ」となっています。実はこの性暴力に対する被害者、レイプだけではなくて、セクハラだとか、レイプ未遂だろうが、全て被害者の心に長期にわたり深刻な影響を与えるのは間違いないことなのです。特にここにレイプとうたってしまったことにより、ほかのところで、それ以外は何かそうでもないような印象を受けるのですが、提出者の考え方としてはどういう考えでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  最も被害が深刻な部分ということで例に挙げさせていただきました。今世界的にも被害者が声を上げて、Me Tooというような、そのような運動にもなっております。また、国内におきましても、女性ジャーナリストが被害を告発するといったようなこともあり、またそれのみではなく、国会等でも、そのほかでもセクハラということが今大きな社会問題になっております。もちろんここは例に挙げさせていただいただけであり、性暴力の被害ということは、レイプのみならず強制わいせつとか、広い意味ではセクハラも、これも入ってくると思います。そのようなことで、一番被害の重たいということでレイプということを上げさせていただきました。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかに。  14番、内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 性暴力被害者への支援の法定化を求める意見書ということで、この中身については、大変重要なことであろうというふうにも考えております。反対するものでもございません。しかしながら、提案理由のところに、「平成29年に性暴力・性犯罪にかかわる刑法が110年ぶりに大きく改正され、被害者の支援を求める声も高まり、平成29年度より国も交付金措置を行うようになりました」と、支援も本当に緒についたばかりということで、このワンストップ支援センターの増設等についても、補助金等がしっかりとつけられるようになったというところについての評価はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  確かに交付金がついたということで、これにより運営が非常に助かるというワンストップ支援センターの声も多く出ております。しかしながら、平成30年度国の予算でいきますと、多分たしか1億8,700万円だと思いますけれども、これを単純に47都道府県に割りますと、1県当たり400万円以下という、そのような今の現状です。これではとても不十分と言わざるを得ません。意見書でも触れておりますけれども、さらなる予算措置が求められている部分だと思います。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  今の答弁、そのとおりだと思います。ことしだけ補助金をつければ終わりということではなくて、今後もこの補助金というのはしっかりとつけていただいて、支援を確実にしていっていただきたいという思いは、本当に提出者と同じような気持ちを持っております。  記の1に、法定化を行うことということを書かれております。今緒についたばかりの中で、この法定化、法をつくるというところで、この法をつくることがどんな意義があり、そしてどんな効果を生むのかというところはどのように捉えておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  この意見書に触れておりますように、ワンストップ支援センターの増設、あるいは適切な支援を行う人材の育成、そして安定的な運営、交付金、補助金、それは法に基づいたものではありません。しっかり法に規定することによって、要するに支援のための拡充のための根拠法を制定してほしいということです。  それにつきましては、一昨年野党が共同提案しました。性暴力被害の支援に関する法律案ということで提案いたしましたけれども、その後、選挙、継続審査として、総選挙で廃案ということになりましたけれども、たまたまといいますか、つい数日前にはまた野党7党の共同提案ということで、この性暴力被害者の支援に関する法律案が提案されたところです。ぜひその法案審議、成立していただきたいと思います。今後安定的な支援の継続、支援の拡充ということで、やはり法定化が必要ではないかという、そのような考えであります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) 内藤美佐子さん。 ◆14番(内藤美佐子君) 14番、内藤です。  法を制定することで支援が拡充するということで承りました。また、野党のほうでは、その法を提案されているということなのですけれども、ぜひとも国会のほうで、中身は私も見ておりませんので、その法がどのようなものかというのはちょっと判断できませんけれども、ぜひ国会のほうで与野党にて審議をしていただければということを思っておりますが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  私もまだ、つい最近ですので、出された法案の中身までは見ていませんけれども、前回出された、先ほど述べさせていただきました法律案では、先ほど山口議員がおっしゃられたのは、その性暴力の範疇、法律案では性暴力、性的な被害を及ぼす暴力その他の言動というところまで踏み込んでおります。今回の出された法案も恐らくそのようなところまで、より被害者の救済を、支援を進めるような、そのような内容であると私は理解しております。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。  7番、岩城桂子さん。 ◆7番(岩城桂子君) 7番、岩城でございます。  今回提出者の内容、意見書を見せていただきました。我が公明党も、長年この性犯罪また性暴力の被害者の支援ということをずっと取り組んでまいりまして、やっと昨年、この110年にわたるという今回のこの犯罪に係る刑法が改正をされたということは、非常にすばらしい成果だと思っておりますけれども、さらなる推進ということで、今回またこの意見書を提出をされたのかなとは思っておりますので、今後ともこの予算措置初め本当にスムーズな部分で、この法案とともにできることを望む部分でありますけれども、そこのさらなる部分でいろいろ提案もございますけれども、提案者として今後どう取り組んでいくのか、望むのか、そこをお伺いしたいと思います。 ○議長(拔井尚男君) 本名洋君。 ◆10番(本名洋君) お答えいたします。  性暴力の被害というのは、これまで本当に多くの方々が声を上げられずに、非常に苦しんできた部分かなというふうに思います。刑法も改正され、この性暴力被害者に支援ということで世論的にも大きな声が盛り上がっているところです。今後本当にこの方面での支援の拡充されることを私も強く望みますし、またその刑法改正につきましても、何で今まで110年間も改正が行われてこなかったのか、そのことも非常に問題ではあるのですけれども、改正されたということで、今後、より支援のほうも進むように、またしかし、改正されたといってもまだヨーロッパ諸国から比べると20年、30年おくれているというふうに、そのように言われております。  例えば、性暴力被害者が、今回、暴行脅迫要件、その部分が議論になったのですけれども、この暴行脅迫要件が撤廃されなかったと、この点も問題でありますし、3年後に新たに見直しをするという、そのような附則も、刑法改正について附則につけられましたので、その刑法のほうも、より被害者の立場に立った形で改正されることを私も強く望んでおります。  以上です。 ○議長(拔井尚男君) ほかにございませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 質疑なしと認めます。  質疑を終了いたします。  討論を行います。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 討論を終了いたします。  採決を行います。  意見書第7号について、原案に賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立総員〕 ○議長(拔井尚男君) 起立総員であります。  よって、意見書第7号は、原案のとおり可決されました。 ○議長(拔井尚男君) お諮りいたします。  ただいま意見書が議決されましたが、その字句等に整理を要するものについては、その整理を議長に委任されたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 異議なしと認めます。  よって、字句等の整理は議長に委任することに決定いたしました。 △閉会中の継続審査 ○議長(拔井尚男君) 日程第18、閉会中の継続審査を議題といたします。  本件につきましては、総務常任委員長、厚生文教常任委員長、議会広報広聴常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則第75条の規定に基づき審査したいとの申し出がありました。審査内容は、お手元に配付した写しのとおりです。  お諮りいたします。各委員長の申し出のとおり、閉会中の審査といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 異議なしと認めます。  よって、申し出のとおり、閉会中の審査とすることに決定いたしました。 △議員派遣について ○議長(拔井尚男君) 日程第19、議員派遣についてを議題といたします。  会議規則第129条の規定により、お手元に配付いたしました議員派遣についてのとおり議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(拔井尚男君) 異議なしと認めます。  よって、議員派遣についてのとおり議員を派遣することに決定いたしました。 △町長挨拶 ○議長(拔井尚男君) 町長より挨拶のため発言を求められております。これを許可いたします。  町長。          〔町長 林 伊佐雄君登壇〕 ◎町長(林伊佐雄君) 平成30年第3回議会定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、14日間にわたりまして慎重なるご審議を賜り、まことにありがとうございました。会期中、議員各位から賜りましたご意見、ご要望等につきましては、十分検討し、今後の町政運営に生かしてまいりたいと思います。  さて、今週16日の土曜日からみよし台第1区を皮切りに、延べ4日間、14行政区において、まちづくり懇話会を開催させていただきます。町の進める重要施策等についてご説明申し上げ、ご意見等を記し、今後の町政に反映していきたいと考えております。  時節柄、議員の皆様におかれましては、健康に十分ご留意され、ますますご活躍されますことをご祈念申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 △閉会の宣告 ○議長(拔井尚男君) 以上で、本会議に付議されました案件は全て終了いたしました。  これをもって、平成30年第3回三芳町議会定例会を閉会いたします。  お疲れさまでした。                                      (午後 2時15分)...