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12月13日-06号

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  1. 伊奈町議会 2022-12-13
    12月13日-06号


    取得元: 伊奈町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 4年 12月 定例会(第5回)        令和4年第5回伊奈町議会 定例会 第15日令和4年12月13日(火曜日)  議事日程(第6号)  1、開議の宣告  1、議事日程の報告  1、閉会中付託案件等審査報告所管事務調査)及び各常任委員会審査報告  1、総務建設産業常任委員長審査報告  1、文教民生常任委員長審査報告  1、各常任委員会委員長の報告に対する質疑  1、第73号議案から第85号議案の一括討論、採決  1、新庁舎建設特別委員会の中間報告  1、新庁舎建設特別委員会委員長の報告に対する質疑  1、閉会中継続審査の申出  1、日程の追加  1、議第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1、日程の追加  1、議第4号議案の上程、説明、質疑、討論、採決  1、町長挨拶  1、議長挨拶  1、閉会の宣告午前10時00分開議 出席議員(15名)    1番   武藤倫雄議員    2番   高橋まゆみ議員    3番   山野智彦議員    4番   大野興一議員    5番   栗原惠子議員    6番   戸張光枝議員    7番   藤原義春議員    8番   五味雅美議員    9番   上野尚徳議員   11番   永末厚二議員   12番   大沢 淳議員   13番   佐藤弘一議員   14番   青木久男議員   15番   村山正弘議員   16番   山本重幸議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した人  大島 清   町長          関口大樹   副町長  高瀬 浩   教育長         石田勝夫   企画総務統括監  久木 正   くらし産業統括監    松田 正   健康福祉統括監  中本雅博   都市建設統括監     瀬尾奈津子  会計管理者  安田昌利   消防長         増田喜一   教育次長  秋山雄一   企画課長 本会議に出席した事務局職員  大津真琴   事務局長        釼持潤子   事務局長補佐  齋藤仲司   主任 △開議の宣告(午前10時00分) ○永末厚二議長 おはようございます。12月定例会最終日です。よろしくお願いいたします。 ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○永末厚二議長 本日の日程については、お手元に配付したとおりです。 これより本定例会に提出されました第73号議案から第85号議案までの議案13件を一括議題とします。--------------------------------------- △閉会中付託案件等審査報告所管事務調査)及び各常任委員会審査報告 ○永末厚二議長 日程第1、閉会中付託案件等審査報告所管事務調査)及び各常任委員会審査報告を行います。 各常任委員長から会議規則第73条の規定により申出があった、閉会中の継続審査を行った所管事務調査及び各常任委員会に付託しました議案について、一括議題とします。 会議規則第77条の規定により、各委員長より本職まで審査報告書が提出されていますので、事務局長に朗読させます。 局長。   〔事務局長朗読〕---------------------------------------総務建設産業常任委員長審査報告 ○永末厚二議長 これより各常任委員長から審査の経過及び結果について報告を求めます。 初めに、総務建設産業常任委員会委員長戸張光枝議員。 6番、戸張光枝議員。   〔戸張光枝総務建設産業常任委員長登壇〕 ◆戸張光枝総務建設産業常任委員長 皆様、おはようございます。 議席番号6番、総務建設産業常任委員会委員長の戸張光枝でございます。 総務建設産業常任委員会所管事務調査につきまして、ご報告をさせていただきます。 調査日は、令和4年10月17日月曜日、視察先は、令和3年7月に供用開始された群馬県藤岡市の防災公園です。 藤岡市の人口は約6万3,000人、約2万7,000世帯の市となります。 市内の平野部に位置する防災公園は、給食センターに隣接して造られ、東京ドームの総面積に近い4.1ヘクタールという規模となります。費用対効果を考え、平常時は市民が集まる公園として利用し、災害時には防災公園として稼働いたします。 公園内には床面積500平米の防災倉庫があり、十分な非常食や飲料水とともに、おむつや生理用品のほか、非常用テント簡易トイレ簡易ベッドなどの備蓄品が収められており、災害支援物資の集配拠点となります。 公園横にはヘリポートも併設し、ドクターヘリの離発着、備蓄品の輸送が可能となっています。 芝生広場には、約250個分の応急仮設住宅建設ができ、また、駐車場は84台分の車中泊が可能となっています。 公園にある遊具やあずまやは、災害時にはテントとして使えるような工夫があり、そのための金具がつくことで起債の活用が可能で、担当課職員の経験と知恵が生かされた防災公園となっております。 このような施設があることにより、多くの市民の命が守られることはもちろん、平時において、公園に集う市民の防災意識の向上にもつながると感じました。 総務建設産業常任委員会として、今回の視察内容を生かし、災害に強いまちづくりのためにお役に立てるよう力を注いでまいります。 以上で所管事務調査の報告を終わります。 続きまして、総務建設産業常任委員会の審査概要をご報告いたします。 審査報告に当たり、時間の都合上、内容を要約させていただいております。また、一部割愛しておりますことをご了承ください。 開会日時は、12月2日金曜日の午前9時より、開催場所は全員協議会室にて行いました。 当委員会への出席者は、全委員及び議長、大島町長、副町長、教育長、各統括監並びに関係職員議会事務局です。 初めに、大島町長にご挨拶をいただきまして、その後、議案審査に入りました。 本委員会に付託されました案件は、議案10件です。 初めに、第73号議案 令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)の所管事項について、歳入全般について審査を行いました。 委員より、衛生費寄附金の50万8,500円の経緯はとの質疑がありました。執行部より、伊奈町と健康増進に関する連携協定を締結している明治安田生命保険相互会社からで、地域住民の健康増進に対する寄附として頂いたものとの答弁がありました。 委員より、コロナワクチン接種費用国庫負担金4,754万2,000円は内示決定があるのかと、また、1,020万7,000円はどのような経費かとの質疑がありました。執行部より、町から積算したものを事前に申請し、概算払いとなる。これは国の負担金なので、翌年度精算となる。1,020万7,000円の使途は、接種券の作成や予診票の作成、案内等の印刷業務や接種券の郵送料、医療機関支援に要する経費との答弁がありました。 委員より、財政調整基金について、令和4年度末の残高はとの質疑がありました。執行部より、残高見込みは6億3,179万3,000円との答弁がありました。 委員より、財政調整基金の在り方について、地方自治法上、年度の剰余金の2分の1が積めるとある。また、標準財政規模の6%から8%という話もある。町の場合、標準財政規模が約88億円で、その8%は約7億円が適正となるが、財政調整基金コロナ関係の対応等で活用するため、内規的なものを崩していいのではないかとの質疑がありました。執行部より、6%、8%、最近では10%等、いろんな意見があるが、国・県に定められた規定ではない。支出とのバランスを見て、6%から10%の中で日々運営を心がけているとの答弁がありました。 ほか、質疑なく、続いて歳出に対する質疑に入りました。 初めに、総務費について、委員より、光熱水費が増額補正になっているが、全体的にどのくらいのパーセンテージで光熱水費が上がっているのかとの質疑がありました。執行部より、電気料金、ガソリン代、重油代等の値上げによるもので、12月補正で約5,100万円ほど、施設によってまちまちだが、役場庁舎で1年前と比較すると約65%上がっているとの答弁がありました。 委員より、財産管理費の委託料、新庁舎整備事業で1億456万3,000円の減額理由と説明をとの質疑がありました。執行部より、新庁舎整備基本設計の業務委託について、今年度は実施しないので減額したとの答弁がありました。 ほかに質疑多数ございましたが、割愛いたします。 続いて、商工費について質疑に入りました。 委員より、商工振興費、忠次公によるまちづくり事業財源内訳変更について説明をとの質疑がありました。執行部より、当初予定しておりました132万円のうち、ガバメント型クラウドファンディングの寄附20万6,000円を入れたので変更したとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、土木費に移りましたが、質疑なく、消防費に移りました。 委員より、人件費が増えているが、現在の59名が60名になったということかとの質疑がありました。執行部より、職員数が増えたからではなく、職員の救急出動等が増えた関係で、特殊勤務手当と時間外勤務手当の増額であるとの答弁がありました。 委員より、常備消防費の需要費の中で特殊勤務手当200万円が計上されているが、内容はとの質疑がありました。執行部より、夏場に新型コロナウイルス感染症の事案が非常に多く発生し、感染に関わる出動については特殊勤務手当が発生するので、その部分の補正であるとの答弁がありました。 ほかに質疑がありましたが、割愛させていただきます。 続いて、給与費明細書について質疑に移りましたが、質疑なく、続いて討論に移りましたが、討論なく、採決に移り、起立全員で第73号議案 令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)のうち所管事項について、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、第70号議案 令和4年度伊奈町水道事業会計補正予算(第4号)の質疑に入りました。 委員より、今回419万5,000円が補正されたが、これは人件費かとの質疑がありました。執行部より、11月に人事異動があり、その職員の人件費であるとの答弁がありました。 委員より、時期外の人事異動の理由はとの質疑がありました。執行部より、11月の人事異動について、職員の病気休暇のため業務が滞ることのないよう人事を行ったとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、続いて討論に移りましたが、討論なく、採決に移り、起立全員で第70号議案 令和4年度伊奈町水道事業会計補正予算(第4号)を原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第76号議案 地方公務員法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の質疑に移りましたが、質疑なく、続いて討論なく、採決に移り、起立全員で第76号議案 地方公務員法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第77号議案 伊奈町の消防事務を上尾市に委託することに伴う関係条例の整備に関する条例の質疑に移りました。 委員より、賞じゅつ金とは何かとの質疑がありました。執行部より、消防職員、消防団員が、消防作業において、職務遂行に当たって亡くなった方、障害を受けた方に対して賞じゅつ金として支給するもので、功労の程度によるが、条例の中では490万円から2,520万円、また、障害の程度によって190万円から2,060万円、そして、特別賞じゅつ金は最高額の3,000万円で、その方の功績に対して支給するということになっているとの答弁がありました。 続いて質疑なく、討論なく、採決に移り、起立全員で第77号議案 伊奈町の消防事務を上尾市に委託することに伴う関係条例の整備に関する条例を原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、第78号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例の質疑に移りました。 委員より、生活安全課を2つに分け、コミュニティ推進課危機管理課という課に変わったが、この課の名前を決めた理由はとの質疑がありました。執行部より、課の名前で業務をやる内容が分かりやすくすること、それと、他市の事例などを参考にしながら、この2つの新しい課の名称を決めたとの答弁がありました。 委員より、危機管理課という名前について、どういう意味合いがあるのかとの質疑がありました。執行部より、部署の所管としては、危機管理の全般、総合調整、防災、災害救助、国民保護等である。消防署、消防本部が4月1日でなくなるので、その残った消防業務を行うのと、総合交通施策、交通安全と防犯対策、暴力排除というような業務を担当する部署ということになり、危機管理課という名称をつけたとの答弁がありました。 委員より、区長は区行政のことと防災関係の仕事があるが、どちらの課に行けばよいのかとの質疑がありました。執行部より、入り口としては、区長とのお話についてはコミュニティ推進課でお預かりし、その後、案件によっては危機管理課と協議しながら決めていくとの答弁がありました。 委員より、外国人に対しては生活安全課が担当であったが、相談事があればコミュニティ推進課に行けばよいのかとの質疑がありました。執行部より、案件にもよるが住民票は住民課、地域の困り事や生活の困り事は新しいコミュニティ推進課、ごみの捨て方が分からなければ環境対策課となるが、入り口としてはコミュニティ推進課で受け入れることが想定されるとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、続いて討論なく、採決に移り、第78号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例は、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第79号議案 伊奈町個人情報の保護に関する法律施行条例の質疑を行いました。 委員より、施行条例の名前について、どういう意味をなしているのかとの質疑がありました。執行部より、今回、個人情報保護に関する法律の改正に伴い、その法の施行に関わる規定を整備したこととなり、このような条例名にさせていただいたとの答弁がありました。 委員より、今までの個人情報の保護に関する条例というのがあったが、それはどうなるのかとの質疑がありました。執行部より、今までの伊奈町の個人情報保護条例につきましては廃止になり、伊奈町個人情報の保護に関する法律施行条例を新たに制定するとの答弁がありました。 委員より、第1条は趣旨、第2条は定義になっているが、この間に法の目的があるはずだがとの質疑がありました。執行部より、今回の施行条例の各条の規定している内容の関係についてかと思うが、今回の上程に当たり説明すると、従来は国の行政機関とか、あとは独立行政法人、または地方公共団体で、各々の個人情報保護に関する法令を整備しましたが、このたびに個人情報の保護に関する法律が改正されたことに伴い、今まで個々にあったものが一本化になる。改正後の個人情報保護に関する法律施行条例を制定させていただくが、もともとの法律の中で全てができているので、その法律にのっとって、今後は運用していく形になる。ただ、その中で、各市町村等で条例の中で定めなさいという規定があったり、または、条例で定めることが法律で許容されていますという事項があり、今回、町の条例の中でうたわせていただいたとの答弁がありました。 委員より、県でも同じように条例の改正をしていると思うが、今までの個人情報保護条例と大きく変わっている部分はとの質疑がありました。執行部より、法の改正に伴う条例改正ということだと考えている。案内のとおり、3年ごとの見直しに関わる検討で、その着眼点に即し、3年ごとに個人情報保護法の見直しを進めているものであると思う。一部、個人の権利、利益などは強化されたところもあるので、そういった趣旨で町としても条例を改正し、適切に個人情報の保護を取り扱っていくとの答弁がありました。 委員より、国の法律が変わると、それに沿って第79号の条文は変わるのかとの質疑がありました。執行部より、当然、国の法律の内容が変わってくれば変わる可能性はある。国の法体系に伴い、市町村で定めるべきものを今回、定めていることだと思う。各市町村も同様の条例の改正並びに制定をしていると考えるので、そのように対応していくとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、討論に移りました。討論なく、採決に移り、第79号議案 伊奈町個人情報の保護に関する法律施行条例を起立多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、第80号議案 伊奈町職員定数条例の一部を改正する条例の質疑に移りました。 委員より、職員の数を215人から234人に変更する理由はとの質疑がありました。執行部より、昨今の行政需要に対応するためで、今後見込まれる庁舎建設、子供、子育て、福祉部門、また、ごみ処理広域化関係で職員の増員が考えられるため、19人増やしたいという内容であるとの答弁がありました。 委員より、職員1人当たりの町民人口があるが、今後、消防の広域化もあるので、上尾市の状況はどうかとの質疑がありました。執行部より、上尾市とは規模と組織に違いがあり、データがないが、例えば、杉戸町の人口は12月現在4万4,205人に対して、町長の事務部局職員定数が275人、三芳町が人口10月現在で3万7,756人に対して、職員定数が270人、伊奈町の12月時点での人口は4万5,251人に対して、定数が215人となる。この定数から、町部局の職員1人に対して町民が何人であるか単純な形で比較すると、杉戸町が160人程度に1人、三芳町が140人程度に1人、伊奈町が212人程度に1人となる。今回増員することにより、単純計算になるが、193人に1人となり、200人を切り、妥当と判断しているとの答弁がありました。 ほかに多数質疑ありましたが、割愛いたします。 続いて討論に移り、討論なく、採決に移り、第80号議案 伊奈町職員定数条例の一部を改正する条例は、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第81号議案 伊奈町職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例の質疑に入りました。 委員より、再任用の職員の人数と期間は何年かとの質疑がありました。執行部より、再任用は合計で28人、任期は1年で更新していく形、65歳まで勤務可能となるとの答弁がありました。 委員より、定年制が延びた場合、昇進に弊害はないのかとの質疑がありました。執行部より、定年延長に伴い管理監督職員の上限年齢が設けられ、60歳までとなっているとの答弁がありました。 ほか多数質疑がありましたが、割愛させていただきます。 続いて討論に移り、討論なく、採決に移り、第81号議案 伊奈町職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例は、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、第84号議案 町道路線の認定についての質疑に入りました。 質疑なく、討論なく、採決に移り、第84号議案 町道路線の認定について、起立全員で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、第85号議案 町道路線の廃止についての質疑に移りました。 委員より、この廃止部分について購入者はとの質疑がありました。執行部より、今回、廃止部分の所有者はオリックス不動産との答弁がありました。 ほかに質疑なく、討論なく、採決に移り、第85号議案 町道路線の廃止について、起立全員で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で総務建設産業常任委員会に付託された議案の審査を終了いたしました。 執行部の退席の後、議会事務局長より所管事務調査の精算報告がありました。 続いて、委員より議員クラブの残金について質疑がありました。 次に、閉会の前に武藤副委員長より挨拶があり、午前11時9分に総務建設産業常任委員会を閉会いたしました。 以上で委員長報告を終わります。---------------------------------------文教民生常任委員長審査報告 ○永末厚二議長 続いて、文教民生常任委員会委員長五味雅美議員。 8番、五味雅美議員。   〔五味雅美文教民生常任委員長登壇〕 ◆五味雅美文教民生常任委員長 おはようございます。 議席番号8番、文教民生常任委員会委員長の五味雅美です。 初めに、文教民生常任委員会所管事務調査の報告を行います。 調査日は10月14日金曜日、視察地は埼玉県越谷市所在の東埼玉資源環境組合です。 調査事項は、ごみ処理広域化についてと、ごみ処理施設及び附帯施設の視察です。 参加者は、当委員会の全委員と議長及び議会事務局です。 東埼玉資源環境組合は、埼玉県東南部地区の越谷市、草加市、八潮市、三郷市、吉川市、松伏町の5市1町で組織される一部事務組合で、管内の一般廃棄物可燃ごみ、し尿を処理しています。1965年10月に埼玉県東部清掃組合として発足し、1999年4月に現在の名称に変更しています。 管内人口約92万人、40万世帯、面積133.8平方キロメートル、発足以来、施設の建て替え、増設、改良を経て、現在の施設は、越谷市に第一ごみ処理施設焼却処理能力1日800トンと、第一工場堆肥化施設、草加市に第二ごみ処理施設焼却処理能力1日297トン、吉川市に第二最終処分場、埋立面積3万1,000平方メートル、八潮市に第二工場汚泥再生処理センター、処理能力1日260キロリットルとなっています。 第一工場、第二工場、最終処分場の各地域に地元連絡協議会が設立され、施設周辺地域の住民と協議、情報交換を行っています。 余熱利用は、第一工場に隣接する越谷市老人福祉センター越谷市民プール越谷市民農業技術センター民間老人福祉施設へ、第二工場では、草加市民温水プール、八潮市老人福祉センターへ各熱供給を行っています。 第一、第二工場、ごみ処理施設では、蒸気タービンで発電を行っています。電力は、施設内利用のほか、小売電気事業者へ売却しています。 堆肥化事業では、家庭や公園から発生する枝草を原料とした堆肥の生産を行い、リサイクルすることで、可燃ごみの減量化を推進し、管内住民には無料で提供しています。 質疑の主なものを抜粋します。 1、ごみ処理基準については、ごみの収集業務は構成市町で行っているが、構成市町で統一されていない。 2、各地区での住民説明については、平成9年に施設の建て替えを行った際は、建て替えの必要性、解体工事の説明会を15回、環境基準、拡張用地、新設施設に関する説明会・見学会を15回実施した。 3、焼却時の熱エネルギーで蒸気を作り、第一工場では熱交換して高温水を、第二工場では蒸気のまま施設に供給している。熱供給が不足することはないが、点検時は供給が停止するので、供給先の施設は休止する。 4、発電や熱利用には、そのための設備維持管理費用がかかる上に、法定点検の実施や、ボイラー、タービン主任技術者電気主任技術者などの専門的な人材が必要になる。 5、電力供給状況の変化の影響はあまりなく、売払い料は増加している。 6、堆肥は枝葉混合堆肥であるため、栄養分は少ないが土壌改良効果があり、値段も割安で好評である。 7、焼却残渣物のリサイクルは、焼却灰は人工砂、セメント原料、路盤材等に、また、肥培は路盤材に、それぞれリサイクルしている。リサイクル率は焼却灰が約35%、肥培が約4%である。 8、ダイオキシンの排出抑制のために、燃焼温度800度C以上、排ガス温度を200度C以下にすることが定められているので、その温度管理を行っている。年に一度の機能検査、定期補修工事を実施し、また、第二工場では、排ガス中に粉末活性炭を噴霧してダイオキシン類を吸着除去しているなどが主な質疑内容です。 建物内の第一工場ごみ処理施設と隣接する越谷市市民プールを視察して終了しました。 調査内容を伊奈町の発展に役立つよう、委員全員で努力してまいります。 以上で文教民生常任委員会所管事務調査の報告を終わります。 続きまして、文教民生常任委員会の審査の経過と結果を報告します。 開催日時は12月5日月曜日午前9時から、場所は全員協議会室で開催しました。 出席者は、当委員会の全委員と議長及び大島町長、副町長、教育長、統括監及び関係職員、議会事務局です。 初めに、大島町長の挨拶の後、議事に入りました。 本委員会に付託された案件は、町長提出議案4件です。 これらの議案を一括議題として、直ちに審査に入りました。 なお、報告に当たり、質問、答弁を要約及び一部割愛しています。 初めに、第73号議案 令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)の所管事項を議題としました。 質疑に入り、初めに、第3款民生費について、まず、社会福祉職員人件費の時間外勤務手当について、委員より、金額が大きい理由はとの質疑がありました。執行部より、大きいのは社会福祉課と子育て支援課で、要因は、子育て支援課は、児童クラブ等の職員が新型コロナウイルス関連で児童への連絡等々に時間を要したこと、子ども家庭総合支援拠点の新設に伴う事務量の増加、虐待の通知があった場合に、安否確認のみで終わらずに、報告、相談支援に重点を置いたことなどによる。社会福祉課は、窓口での相談業務が多く、また、一部職員の体調不良を課全体でカバーしたことによるとの答弁がありました。 委員より、月60時間を超える人は何人か、職員の健康状態はどうか、恒常的な職員不足の状況で、増員の考えはとの質疑がありました。執行部より、社会福祉課で3人、子育て支援課で2人が60時間を超えている。職員の健康管理については十分気をつけている。今回、時間外の増額をした課については、配置も検討したいとの答弁がありました。 次に、北保育所運営事業の光熱費について、委員より、電気料が何%ぐらい上がったかとの質疑がありました。執行部より、4月から11月までの期間の平均を昨年と今年で比較すると、料金が約65%、使用量が7%の増加となっているとの答弁がありました。 委員より、南保育所はどうかとの質疑がありました。執行部より、南保育所では光熱水費は前年度比10%から15%程度増えているが、需用費の中で賄えるとの答弁がありました。 委員より、北保育所が多い理由はとの質疑がありました。執行部より、建屋自体が大きく、保育所と支援センター、通園施設を兼ねていることによると思われる。要因は、基本料金が去年11月から613円ぐらいだったものが、今、1,716円と倍以上に上がっているのが大きい。使用量が増えた要因は、コロナウイルス対策として換気をしながら冷暖房機器を使用していること、夏場に高性能の空気清浄機を使っていることによるとの答弁がありました。 次に、保育所等物価高騰対策給付事業の私立保育園運営費特別補助金について、委員より、その内容はとの質疑がありました。執行部より、原油価格、電気・ガス料金などの高騰対策事業として、町内の私立認可保育所の負担を軽減するために補助するもの、県の補助要項で、補助単価が1人当たり1,700円となっており、町内の利用定員数904人分であるとの答弁がありました。 委員より、1,700円の単価の根拠はとの質疑がありました。執行部より、県から、物価高騰の影響が約14.2%、この6か月分を根拠として算出されているとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費について、まず、価格高騰対策医療機関等緊急支援給付事業について、委員より、その内容、件数、金額はとの質疑がありました。執行部より、電力、ガス、食料品価格等の物価高騰の影響を受けた医療機関、薬局等の施設を対象に交付するもので、入院施設のない診療所等は1施設当たり5万円、入院施設のある病院は、食料費の高騰の影響も加味して1施設当たり10万円とした。町内で入院施設のない医療機関、歯科医院、調剤薬局、助産所、合計52か所、入院施設のある病院、総合病院は3か所であるとの答弁がありました。 委員より、対象は町で決めたのか、特定の団体だけに厚く、公平性はどうなのかとの質疑がありました。執行部より、国の価格高騰における事業者支援事業のうちの医療に対する物価高騰支援事業があって、どこまで対象とするのかは町の判断だが、医療機関、介護施設、障害者施設等への支援を重点項目とするという事業推奨メニューに沿った形で検討したとの答弁がありました。 委員より、5万円の根拠はとの質疑がありました。執行部より、中小企業の町の支援の1企業当たり一律5万円をベースに、介護事業所や障害者福祉事業所、医療機関と足並みをそろえたとの答弁がありました。 次に、広域ごみ処理施設整備事業の上尾伊奈資源循環組合事務室整備負担金について、委員より、その内容はとの質疑がありました。執行部より、来年度4月設立予定の資源循環組合の事務室設置に必要な備品、消耗品の購入、設備工事、機器設定等777万円で、上尾市で購入して、その半分を町が負担するとの答弁がありました。 委員より、費用負担を均等割にした根拠はとの質疑がありました。執行部より、単独での場合にも同様にかかる費用であり、職員も半々にすることから、幹事会で協議し、最終的に協議会で決定したとの答弁がありました。 委員より、職員が半々というのはいつからのことかとの質疑がありました。執行部より、組合設立後に職員を双方から出し合うが、半々にすることで協議しているとの答弁がありました。 次に、第9款教育費について質疑なく、以上で第73号議案の質疑を終え、その後、討論なく、採決の結果、全員賛成で第73号議案 令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)の所管事項については原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第74号議案 令和4年度伊奈町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題としました。 家族介護支援等任意事業の配食サービス事業について、委員より、委託料増額の理由はとの質疑がありました。執行部より、利用者数と配食数が令和2年度末26名で4,004件だったが、令和3年度末では41名で6,000件を超えている。令和3年度より、配食サービスの事業所が2か所に増えているとの答弁がありました。 委員より、食材費高騰の影響で単価の引上げはあったのかとの質疑がありました。執行部より、単価の引上げ等はないが、来年度に向けて値上げをしたいとの相談は受けているとの答弁がありました。 質疑を終え、その後討論なく、採決の結果、全員賛成で第74号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第82号議案 令和4年度伊奈町国民保険税条例の一部を改正する条例を議題としました。 課税限度額を引き上げることについて、委員より、その内容、増収額、対象者数はとの質疑がありました。執行部より、医療分を2万円引き上げ65万円に、後期高齢者支援分を1万円引き上げ20万円に、介護分は据置きで、合計102万円にする。増収額は約230万円程度、102万円を超える世帯数は73件、影響を受ける世帯は8世帯であるとの答弁がありました。 委員より、上限額引上げの推移はとの質疑がありました。執行部より、令和元年度からでは93万円、2年度、3年度は96万円、4年度99万円、今回102万円である。国の基準に合わせていく予定で、5年度は104万円に引き上げる方針が出ているとの答弁がありました。 委員より、制度的に破綻している。国や県に改善を求める必要があるのではないかとの質疑がありました。執行部より、県内市町村で取りまとめて、県から国へ要望しているとの答弁がありました。 質疑を終え、その後討論なく、採決の結果、全員賛成で第82号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第83号議案 上尾伊奈資源循環組合規約に関する協議についてを議題としました。 まず、組合議会の役割や構成、運営について、委員より、組合の役割はとの質疑がありました。執行部より、事業主体となって施設の建設、稼働を行う。稼働前は、基本構想、施設整備基本計画等の策定、用地買収、施設の建設、組合議会運営など、稼働後は、議会の運営、施設の運営管理などを行う。一般廃棄物の処理に関する基本計画は、現在、町と上尾市双方で策定しているが、今後、組合でまとめて作成するか、組合市町それぞれで策定するか、今後、協議が必要になるとの答弁がありました。 委員より、議会の議員定数、上尾市6人、伊奈町2人はどのように決まったのかとの質疑がありました。執行部より、人口比では8対2になるが、費用の負担も考慮して両市町それぞれの事務局で検討し、協議会の幹事会を経て、最終的には協議会で決定したとの答弁がありました。 委員より、議会の議決事項、議決方法はとの質疑がありました。執行部より、議決事項は、予算決算認定、組合条例の制定と改正が中心になる。組合の予算執行では両市町からの負担が必要で、両市町の議会の議決が必要になる。組合議会で全てが決められるわけではない。議案等は、両市町の担当の部課長と組合を含めて事前にチェックし、その後、正副管理者会議で協議し、それを経て組合議会に提出されていくとの答弁がありました。 委員より、選出されていない議員が一般質問などで質疑や提案はできるのかとの質疑がありました。執行部より、両市町の議会で要望、意見が出た場合は構成会議で報告して、最終的に組合も含めて協議していくことになるとの答弁がありました。 委員より、建設は組合議会で決めるものではないのかとの質疑がありました。執行部より、組合で施設建設基本計画を作るが、それを両市町の議会にも報告、説明し、パブリックコメントも行って反映させていくとの答弁がありました。 委員より、議員の選出手続はとの質疑がありました。執行部より、組合の立ち上げを4月1日に予定しているので、3月議会中に組合議員の選出をお願いする。町議員の選挙が4月にあるので、そこでまた変わるとの答弁がありました。 委員より、規約の変更の手続はとの質疑がありました。執行部より、規約の変更に組合議会は関与できない。今回と同様に、変更に当たっても両市町の議会で決まるものであるとの答弁がありました。 委員より、管理者は、施設稼働前は上尾市長が務める理由はとの質疑がありました。執行部より、上尾市の今の施設が広域での施設と同じぐらいの規模であり、町では経験がないというのが大きな理由である。伊奈町に建てるということもあり、稼働後は2年交代とかの輪番制を提案しているとの答弁がありました。 次に、費用とその負担について、委員より、補助金がどのくらいになるのかとの質疑がありました。執行部より、広域で実施することにより、建設費について補助金がもらえる。補助対象の部分の3分の1との答弁がありました。 委員より、広域での負担額はとの質疑がありました。執行部より、全体で、組合設立前は地域計画の策定、例規整備など639万円、組合設立後は建設費約175億円、20年間の運営費で約168億円の合計343億円である。町の負担額は、建設費約40.4億円、準備経費、用地関連費用約17.2億円、稼働後20年間の運営費負担額約39.8億円となるとの答弁がありました。 委員より、伊奈町単独での場合の金額はとの質疑がありました。執行部より、国の交付金に5万円上限があって、単独の場合には使えない。概算だが、新設の場合は建設費約53億円、施設稼働後は20年間で約67億円である。現クリーンセンター継続使用の場合は大規模修繕が必要で、焼却と粗大の両方で約30.2億円、20年間の運営費、約86.8億円の合計約117億円となる。広域では、建設費と運営費が約80.2億円なので、約36.8億円のメリットが出るとの答弁がありました。 委員より、建設準備の経費と建設費との区別はとの質疑がありました。執行部より、建設準備の費用は、施設整備基本構想、基本計画の策定、環境影響評価などの費用で、用地費、土地の造成費も準備経費に入るとの答弁がありました。 委員より、用地の取得費は幾らか、また、金額が大きいのに均等割になったのはなぜかとの質疑がありました。執行部より、用地取得は令和9年度に予定しており、そこで鑑定評価を実施するが、現在概算では12億円程度である。衛生組合やつつじ苑の例から、用地は町で用意する考えもあったが、町の財政負担を軽減するために折半に決まったとの答弁がありました。 委員より、ごみ量割軽減のため、ごみの減量化に本格的に取り組むべきではないかとの質疑がありました。執行部より、稼働後の負担割合は均等割15%、ごみ量割85%で、現在のごみ量で計算して一つにまとめると、上尾市76.3%、伊奈町23.7%となる。この負担割合は、町の排出が減って比率が下がれば上尾市の比率が上がるので、お互いに、今後、減量の努力をしていくことになる。早期に減量の対策を講じたいとの答弁がありました。 委員より、総務費はなぜ均等割なのか、設立後の総務費の金額はとの質疑がありました。執行部より、総務費は自治体規模によらず、単独で建設運営でもかかるので、均等割にした。総務費の内容は、管理者報酬、監査員報酬、組合職員の人件費、その他に消耗品、システム構築費用等の事務所の運営費など、総務費全体の試算は出ないが、人件費が大体大半を占めてくる。まだ人員人数などは決まっていないが、人件費のみで6,600万円、町負担がその半分、およそ3,300万円ぐらいになる。管理者手当は、近隣では費用がないところもあるので、現在協議中であるとの答弁がありました。 委員より、建設費は均等割と人口割だが、どのくらいになるのかとの質疑がありました。執行部より、現在の人口で上尾市76.9%、伊奈町23.1%になるとの答弁がありました。 委員より、土地の所有は組合かとの質疑がありました。執行部より、事業主体が買わないと土地の5,000万円控除が使えないので、事業主体の組合が購入するとの答弁がありました。 次に、職員の構成について、委員より、組合の職員構成などはとの質疑がありました。執行部より、組合の事務局は6人から8人で、職員構成は協議中だが、両市町から半分ずつの派遣で始めるとの答弁がありました。 委員より、給与負担は組合か、各市町かとの質疑がありました。執行部より、派遣になると思うが、その場合、両市町から直接払うのが一般的で、給与額は出身市町と同じ水準になる。職員の扱い、人数半々でいくかなど、今後、決まっていくとの答弁がありました。 委員より、職員は将来プロパー中心にしていくのか、派遣中心でいくのかとの質疑がありました。執行部より、衛生組合ではほとんどプロパーになっている、今後の検討事項であるとの答弁がありました。 委員より、事務局長はどうなるのか、何級職がなるのかとの質疑がありました。執行部より、一般的に6級職か7級職だが、これからの協議であるとの答弁がありました。 委員より、経験が生かされることも検討すべきだが、派遣する職員の中に再任用職員が含まれる可能性があるかとの質疑がありました。執行部より、再任用職員には経験があって、その辺も協議をしていきたいとの答弁がありました。 次に、地元還元について、委員より、地域還元施設の取組や建設などはどこが主導するのかとの質疑がありました。執行部より、今後、地元から要望を聞くが、大きな費用が予想され、施設の建設と同様に、両市町で予算を組まなければならない。建設の受入れ市として町が主体となるが、両市町と組合が一体に、地区と十分協議しながら進めていくことになるとの答弁がありました。 委員より、還元施設が敷地外にできた場合に、組合がそれに予算を出せるのか。敷地外にある、伊奈町の土地にあるものに対して、上尾市の予算が入ることを上尾市が認めるかとの質疑がありました。執行部より、敷地の中か外かは決まっていない。地元と協議して、要望に沿って決まってくると思うが、外に設置する場合は、事業主体は組合ではなく、伊奈町が主体になってくる。地域振興策は、上尾市、伊奈町、組合が一体となって進めていく。公募だから地域振興はやらないということは一切ないとの答弁がありました。 委員より、地元の要望で道路整備をするということもあり得るかとの質疑がありました。執行部より、要望があれば十分検討していく必要があると考えている。その負担については、今後の協議も必要になるとの答弁がありました。 そのほかに、委員より、規約の制定は急ぐのかとの質疑がありました。執行部より、町のクリーンセンターは老朽化しており、上尾市にも事情がある。今回、規約案を上程して、4月1日組合設立、新施設の広域での稼働を令和15年と考えている。4月1日スタートが遅れると1年遅れてしまうので、元のスケジュールどおりに進めていく必要があるとの答弁がありました。 委員より、施設を伊奈町に設置することへの配慮についてはとの質疑がありました。執行部より、衛生組合や上尾市のつつじ苑等、土地をそこの受入れ市が用意しているが、今回は町の財政負担を考慮して折半になったこと、負担割合で上尾市の提示は、施設建設費と稼働後の施設運営費で、初めはその均等割をそれぞれ30%と40%だったが、それを20%と15%にしたとの答弁がありました。 委員より、ごみ処理場が伊奈町にあることのメリットはとの質疑がありました。執行部より、年末年始、ゴールデンウィーク等に一般の方が結構ごみの搬入をするが、町の住民に近いこと、上尾市と広域化で町の将来的なごみ処理の安定になることなど、メリットはたくさんあるとの答弁がありました。 質疑を終え、その後討論なく、採決の結果、全員賛成で第83号議案は原案のとおり可決すべきものと決定しました。 以上で文教民生常任委員会に付託された議案の審査は全て終了しました。 執行部退席の後、事務局長より所管事務調査の精算報告があり、全ての日程を終え、閉会の前に山野副委員長の挨拶があり、午後零時20分に閉会しました。 以上で文教民生常任委員会委員長報告を終わります。 ○永末厚二議長 以上で、各常任委員会審査報告を終わります。--------------------------------------- △各常任委員会委員長の報告に対する質疑 ○永末厚二議長 日程第2、各委員長の報告に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔「なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。--------------------------------------- △第73号議案から第85号議案の一括討論、採決 ○永末厚二議長 日程第3、今期定例会に付議されました議案の討論及び採決を行います。 初めに、第73号議案から第85号議案までの議案13件について一括して討論を行います。 まず、第79号議案に対し、4番、大野興一議員から討論の通告がありましたので、発言を許します。 4番、大野興一議員。   〔4番 大野興一議員登壇〕 ◆4番(大野興一議員) 議長より発言を許されましたので、議席番号4番、日本共産党、大野興一です。 第79号議案 伊奈町個人情報の保護に関する法律施行条例に反対する立場から討論に参加します。 まず、第1点目は、この第79号議案は法律施行条例であり、附則2条によって、伊奈町個人情報保護条例は廃止をされて、附則の1条によって、表題の法律施行条例が令和5年4月1日から施行されるということです。 2点目は、2021年に成立したデジタル関連法案の一つの柱に、個人情報保護法があります。改定個人情報保護法は、その目的を大きく変えました。デジタル社会の進展に伴い、個人情報の利用が著しく拡大していることに鑑み、個人の権利、利益の保護は、個人情報の適正かつ効果的な活用が、新たな産業の創出や個人情報の有用性に配慮しつつ行うものとなりました。政府は、デジタル社会を推進するに当たり、情報の一元管理化を図ろうとしたからです。地方自治体が公権力を行使して取得し、蓄積された戸籍、介護、子育て、教育、健康など、住民サービスに関わる膨大な情報を国に集めて、民間事業者に幅広く利用できるようにするためであります。これで本当に国民の基本的人権である個人情報が守られるのでしょうか。 国の改正個人情報保護法は、個人の尊厳よりは国家の利益を優先し、経済の利益を優先するという戦後の民主主義から逆転する発想になってしまいました。自治体に匿名加工情報制度、オープンデータ化と情報連携、オンライン結合を行わせることで、個人情報を本人の承諾なく利用させるということが進められています。 地方の個人情報は様々であります。それを一元管理化するというのは、戦前の中央集権的な政治の復活であります。このことは、憲法で定めた地方自治の本旨、地方自治に反するということです。地方議会は、憲法、法律に反しない限り、条例を制定することができます。このことによって、戦後に確立した民主主義の基本である、中央政府に対する地方議会のチェック機能が働くことになりました。その地方の条例制定権を放棄するということです。地方議会として、断じて許されないことであります。 3点目は、地方の個人情報保護法は、地方議会の知恵から生まれたものです。情報公開の嵐の中で、個人情報を守ることで生まれました。政府も、慌てて地方に合わせて個人情報保護法を成立させました。これを政府が悪用しているのは、黒塗り文書であります。憲法で保障した地方自治法を守る意味からも、永久不変の権利である個人の尊厳を守る意味からも、第79号条例案に反対を表明いたします。 以上です。
    ○永末厚二議長 以上で通告による討論は終わりました。 ほかに討論はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、討論を終わります。 これより採決します。 第73号議案 令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)、第74号議案 令和4年度伊奈町介護保険特別会計補正予算(第3号)、第75号議案 令和4年度伊奈町水道事業会計補正予算(第4号)、第76号議案 地方公務員法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例、第77号議案 伊奈町の消防事務を上尾市に委託することに伴う関係条例の整備に関する条例、第78号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例、以上議案6件について、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員です。 よって、第73号議案から第78号議案までの議案6件は、原案のとおり可決されました。 次に、第79号議案 伊奈町個人情報の保護に関する法律施行条例について、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立多数です。 よって、第79号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第80号議案 伊奈町職員定数条例の一部を改正する条例、第81号議案 伊奈町職員の定年等に関する条例の一部を改正する条例、第82号議案 伊奈町国民健康保険税条例の一部を改正する条例、第83号議案 上尾伊奈資源循環組合規約に関する協議について、第84号議案 町道路線の認定について、第85号議案 町道路線の廃止について、以上議案6件について、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員です。 よって、第80号議案から第85号議案までの議案6件は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △新庁舎建設特別委員会の中間報告 ○永末厚二議長 日程第4、新庁舎建設特別委員会に付託中の新庁舎建設に関する諸問題の審査について、委員会の中間報告を議題とします。 お諮りします。会議規則第47条第2項の規定に基づき、新庁舎建設特別委員会から中間報告をしたいとの申出がありますので、申出のとおり、報告を受けることにしたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、新庁舎建設特別委員会の中間報告を受けることに決定しました。 新庁舎特別委員会委員長の発言を許可します。 新庁舎建設特別委員会委員長栗原惠子議員。 5番、栗原惠子議員。   〔栗原惠子新庁舎建設特別委員長登壇〕 ◆栗原惠子新庁舎建設特別委員長 議席番号5番、新庁舎建設特別委員会委員長の栗原惠子です。 第12回新庁舎建設特別委員会の中間報告を行います。 報告に当たり、内容を一部割愛、省略いたしますことをご了承ください。 令和4年11月29日火曜日、本会議終了後の午後2時45分に、場所は全員協議会室で開催しました。 当委員会の出席者は、全委員及び議長、そして、企画総務統括監、DX推進・新庁舎整備室長及び関係職員、議会事務局です。 まず初めに、DX推進・新庁舎整備室長より、令和4年度伊奈町一般会計補正予算(第9号)に関わる役場庁舎整備事業の補正内容について説明がありました。 内容は発注方式の見直しで、DB方式に変更したことから、新庁舎整備基本設計業務委託料1億456万3,000円を減額したい。また、年明けに選定委員会を立ち上げたいので、委員への謝礼として、報償費14万1,000円を増額補正をお願いし、委託料の減額1億456万3,000円と、報償費の増額分14万1,000円を差し引き、1億442万2,000円を減額したいとの報告がありました。 補正予算については質疑なく、次に、2、業務委託進捗状況等についての①伊奈町新庁舎整備CM業務委託についての概算事業費の検証結果について執行部より説明がありました。 基本計画の概算事業費、2021年7月策定時点の合計は58億9,400万円となっておりました。その後、CM業者が市場状況等を考慮し再算出した概算事業費、2022年11月時点では合計で73億900万円となっております。今の基本計画策定後に結果が出た地盤調査により、くい工事の割増し、既存のくい200本の撤去費用、アスベストの対応費用、環境に配慮した設備の増額分、物価上昇分を加算して再算出したもので、11月時点での金額となります。 計画策定時に比べて約124%、金額にして14億1,500万円程度増額になると試算が出ましたが、再度、内容については、減額ができないか、今、検討させているところで、その上で、DB方式で事業者募集に当たり要求水準書を作成している。この73億円という金額が上限ではなく、圧縮するようCM業者に調整させている状況です。できるだけ初めの計画どおりに近づけたい。この後、上限については考えていく。ここから、さらに基本設計、実施設計で金額が固まってくるので、これが設計額として決まった金額ではないと認識してもらえればとの説明がありました。 委員より、質素なもので予算は抑えるべき。もう少し厳しく対処してほしい。最初の見積もりが甘かったのでは。規模縮小するとか、年間の町税は50億円ぐらいということを考えながらやらないとならない。環境に配慮して高くなるなら、環境に配慮しなくてもよい。交付金に合わせて計画を変えていく。DB方式にした理由は、物価高騰の時期なので、予算が増えないように変更したなどの意見が出ました。ここでは、質疑や答弁の詳細は省略させていただきます。 次に、議会エリアに関わる要求水準書案について、執行部より説明がありました。 議会フロアのコンセプトだったり、機能やセキュリティ関係等をまとめ、基本計画に反映したものを、CM事業者で要求水準書の案としてまとめさせていただいたものになり、基本計画に記載されている内容と一致しているか、庁舎、諸室計画、議会部分の傍聴席の数など、再度確認をして、修正案があれば年内くらいまでに回答をくださいとのことでした。 その件については、執行部退席後に、日程について協議することとしました。 次に、新庁舎整備事業の設計、施工者の選定委員会の選定、構成等について、執行部より説明がありました。 内部の委員を2名、大体8名以内で検討している。今、4名の方から大体内諾で回答をいただき、そのうち2名の方が実際に基本構想、基本計画に関わった大学の先生で、あとの2名の方については、まちづくりであったり、建築の専門の大学の先生等に働きかけている。残りの方も、ほかの自治体に聞きながら探しているところとの説明がありました。 委員より、当町の選定委員会では、女性の方の検討はあるのかとの質疑がありました。執行部より、検討はしているが、必ず入るかどうかは、今の段階ではお約束ができない状況との答弁がありました。 次に、②伊奈町庁舎執務環境等調査業務委託について、執行部から説明がありました。 これまで、庁舎内の備品や機器類の配置状況を確認し、現状のレイアウトを実測するとともに、各課の業務の特性や執務室における課題を明確化するための各課のアンケート及びヒアリングを実施した。伊奈町の場合は、保管文書量が1,695.36ファイルメーター、職員1人当たり6.92ファイルメーター、保存文書量965.88ファイルメーター、職員1人当たり3.94ファイルメーター。新庁舎に求められる機能を配置することや文書量を参考に検討した結果、5から6割の文書量削減を目標とする必要性があると考える。また、各課とも協力しながら減らしていく方策を考えていくとの説明がありました。 委員より、文書管理費で1,400万円ぐらい、毎年、予算が計上されているが、どのぐらいのスペースが取られているかとの質疑がありました。執行部より、1,000箱以上のものがつくば市のほうの倉庫に保管されているとの答弁がありました。 ほかに質疑なく、次に、3、その他に移り、次回の日程について協議しました。 新庁舎建設特別委員会の開催については、原則、定例会の初日に開催することとなっておりますので、次回の開催は、3月定例会の初日に開催することとしました。 また、施設の基本性能、議会部分のみについてですが、委員の皆様に検討していただき、この会期中12月13日火曜日、議会最終日の本会議終了後に新庁舎建設特別委員会を開催することとしました。 閉会前に五味副委員長からご挨拶をいただき、午後4時18分に委員会を閉会することとしました。 以上で新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。 ○永末厚二議長 以上で、新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。--------------------------------------- △新庁舎建設特別委員会委員長の報告に対する質疑 ○永末厚二議長 日程第5、新庁舎建設特別委員会の委員長の報告に対する質疑を行います。 質疑はございませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 質疑はないものと認め、質疑を終わります。 引き続きご審議のほどよろしくお願いします。--------------------------------------- △閉会中継続審査の申出 ○永末厚二議長 日程第6、閉会中継続審査の申出を議題とします。 議会運営委員長から、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続審査申出書が提出されました。 事務局長に朗読させます。 局長。   〔事務局長朗読〕 ○永末厚二議長 委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに、ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。--------------------------------------- △日程の追加 ○永末厚二議長 お諮りします。ただいま、13番、佐藤弘一議員より、議第3号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例が提出されました。 これを日程追加し、議題としたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、議第3号議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。 なお、議案についてはお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △議第3号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○永末厚二議長 続いて、提案者の説明を求めます。 13番、佐藤弘一議員。   〔13番 佐藤弘一議員登壇〕 ◆13番(佐藤弘一議員) 議席番号13番の佐藤でございます。 議第3号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例の提案説明をいたします。 先ほど、第78号議案 伊奈町課設置条例の一部を改正する条例が可決されましたので、それに合わせて、総務建設産業常任委員会に所管されていた「、消防本部、消防署」を削除し、「生活安全課」を「コミュニティ推進課危機管理課」に改めるものでございます。 施行日は令和5年4月1日でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 以上です。 ○永末厚二議長 これより質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。 続いて、討論を行います。 本案に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 発言がありませんので、討論を終わります。 これより採決します。 議第3号議案 伊奈町議会委員会条例の一部を改正する条例を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立全員であります。 よって、議第3号議案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △日程の追加 ○永末厚二議長 お諮りします。ただいま、13番、佐藤弘一議員より、議第4号議案 伊奈町議会個人情報の保護に関する条例が提出されました。 これを日程に追加し、議題としたいと思います。ご異議ございませんか。   〔「異議なし」と言う人あり〕 ○永末厚二議長 異議ないものと認めます。 よって、議第4号議案を日程に追加し、議題とすることに決定しました。 なお、議案についてはお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △議第4号議案の上程、説明、質疑、討論、採決 ○永末厚二議長 続いて、提案者の説明を求めます。 13番、佐藤弘一議員。   〔13番 佐藤弘一議員登壇〕 ◆13番(佐藤弘一議員) 議席番号13番の佐藤でございます。 議第4号議案 伊奈町議会個人情報の保護に関する条例について、提案理由の説明をさせていただきます。 現行の個人情報保護法、行政機関個人情報保護法独立行政法人個人情報保護法の3本の法律が新たな個人情報保護法に統一され、令和5年4月以降は地方公共団体個人情報保護制度についても、統合後の法律において全国的な共通ルールを規定し、全体の所管が個人情報保護委員会に一元化されます。 ただし、地方公共団体の議会については、基本的に地方公共団体の機関から除外されてしまうため、条例等により、共通ルールに沿った自律的な処置を講じることが望まれています。 新たな個人情報保護法では、議会における個人情報の取扱いは法の適用範囲から除かれていますが、個人情報の取扱いに関する責務はあり、規律を設けないと議会における個人情報が保護されないこと、執行機関と取扱いに差異が生じることとなります。 この条例の対象となる議会における個人情報は、議会事務局が保有する個人情報であり、各議員が保有する個人情報は対象ではありません。ということでございまして、慎重審議の上、皆さんのご賛同をいただけますようお願い申し上げて、説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○永末厚二議長 これより質疑を行います。 質疑はありませんか。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 ないものと認め、質疑を終わります。 続いて、討論を行います。 本案に対する反対意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 次に、賛成意見の発言を許します。   〔発言する人なし〕 ○永末厚二議長 発言がありませんので、討論を終わります。 これより採決します。 議第4号議案 伊奈町議会個人情報の保護に関する条例を原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○永末厚二議長 起立多数であります。 よって、議第4号議案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △町長挨拶 ○永末厚二議長 以上で本定例会の議事は全て終了しました。 この際、町長より挨拶のため発言を求められていますので、これを許可します。 町長。   〔大島 清町長登壇〕 ◎大島清町長 12月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 本定例会は、去る11月29日に開会以来、本日までの15日間にわたり開催をされ、提出させていただきました議案等につきましては、慎重審議をいただき、全案件とも可決承認を賜り、お礼を申し上げます。 さて、今年1年を振り返りますと、2月から3月にかけて行われた北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会においては、コロナ禍の厳しい制約の中で練習を続けてきた選手たちが、多くの国民や次世代を担う子供たちに夢と感動を与えてくださったことは、記憶に新しいところでございます。 一方、同じ頃、ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、連日、現地の悲惨な映像を見るたびに、心を痛めた年でもございました。町では、ウクライナ避難民の支援を行うため、街頭募金活動をはじめ、住宅の確保などに努めてまいりました。10月には、避難民の方1名を受け入れ、現在も支援を行っているところでございます。 伊奈町におきましては、うれしいニュースがたくさんございました。 3月には、オーダーメード方式により、県内屈指の優良企業の本社工場誘致に町として初めて成功し、県知事に報告を行ったところでございます。 4月には、高齢者の方々が、住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を送ることを総合的にサポートするため、伊奈町南部地域包括センターを設置いたしました。 5月には2022バラまつりが、10月には秋バラまつりが、規模を縮小した中ではございましたが、開催することができました。 さらには、5月、県内唯一となるばら制定都市会議、ばらサミットに加盟し、全国に「バラのまち」伊奈町をPRできましたことも、大変うれしく思っているところでございます。 8月には、観光協会創立20周年記念、伊奈まつりが、想像を上回る大勢の方にご来場いただき3年ぶりに開催され、コロナの終息を祈念した花火も打ち上げることができました。 また、同月、第33回埼玉県消防操法大会のポンプ車の部におきまして、伊奈町消防団が見事優勝したことも、うれしい出来事でございました。 10月には、令和5年4月から上尾市との消防広域化に向けて調印式を行い、県知事に届出を行ったところでございます。 さらに、11月には、上尾市との広域ごみ処理に向けて一部事務組合が4月からスタートする旨の協議が調い、本定例会におきまして議決をいただき、感無量でございます。大変ありがとうございました。 さて、長引くコロナ禍に加え、物価高騰、急激な円安等により、地域経済や町民生活は大きな影響を受け、予想以上に大変厳しい状況が続いておりますので、来年も引き続きワクチン接種の推進をはじめ、物価高騰対策、困窮者支援等、中長期的な視点を持ちながらも、迅速に対応してまいりたいというふうに思っております。 また、会期中、議案の審査や一般質問を通じまして皆様からいただきましたご意見やご提言につきましては、しっかりと受け止めさせていただき、今後の行政運営に生かしてまいりたいと存じますので、今後ともご協力を賜りますようお願いを申し上げます。 最後になりますが、この冬は、新型コロナウイルスの感染拡大に加えて、季節性のインフルエンザの流行、2つを合わせてツインデミックと言うんだそうでございますけれども、大変懸念されております。議員各位におかれましては、健康に十分留意され、ますますのご活躍されますようお祈り申し上げますとともに、令和5年が皆様にとってよい年となりますようお祈りを申し上げまして、閉会に当たりましての挨拶とさせていただきます。大変ありがとうございました。--------------------------------------- △議長挨拶 ○永末厚二議長 私のほうからも一言申し上げます。 15日間、大変ご協力をいただきまして、今日、最終日を迎えることができました。皆さんのおかげです。大変ありがとうございました。 さて、運動会や駅伝など、町の重要行事が中止されました。その中止理由から見ても、今後、こういう行事がどのように立ち直れるのかが大変心配であります。 また、コロナ禍の中で実施をした行事の経験から、その行事の内容や、その運営についての指摘もあったように思います。このような中、どう立ち直れるかが私たちの課題でもあると思います。ウィズコロナ時代に、真の町民へのサービスは何なのか、町民に寄り添って、ひとつこれからのコミュニティを解決していくのは私どもの役割だと思います。 さて、今日が終わりますと、年末、新しい年まで18日になりました。議員各位におかれましては、年末年始、多忙が極まると思います。行政におかれましても、窓口業務が煩雑になることと、来年度予算編成の時期でもあります。どうか皆さん、お体にご自愛いただき、新しい年へ、よい年になりますようお祈り申し上げ、私の今期の挨拶とします。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○永末厚二議長 以上をもちまして令和4年第5回伊奈町議会定例会を閉会いたします。 長期間にわたり大変お疲れさまでした。 △閉会 午前11時32分地方自治法第123条第2項の規定により署名する。     年  月  日         議長      永末厚二         副議長     栗原惠子         署名議員    五味雅美         署名議員    上野尚徳         署名議員    大沢 淳...