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02月28日-議案質疑-05号

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  1. 白岡市議会 2022-02-28
    02月28日-議案質疑-05号


    取得元: 白岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-07
    令和 4年  第1回( 3月)定例会            令和4年第1回白岡市議会定例会 第12日令和4年2月28日(月曜日) 議 事 日 程 (第5号) 1、開  議 1、議事日程の報告 1、会議録署名議員の指名 1、諸報告 1、議案第 3号の質疑   議案第 3号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院機器等取得支援基金条例 1、議案第 4号の質疑   議案第 4号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院の移転開設に伴う運営支援事業助成金交付条例 1、議案第 5号の質疑   議案第 5号 白岡市教育支援センター条例 1、議案第 6号の質疑   議案第 6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 1、議案第 7号の質疑   議案第 7号 白岡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 1、議案第 8号の質疑   議案第 8号 白岡市自転車駐車場条例の一部を改正する条例 1、議案第 9号の質疑   議案第 9号 白岡市土地開発基金条例の一部を改正する条例 1、議案第10号の質疑   議案第10号 白岡市印鑑条例の一部を改正する条例 1、議案第11号の質疑   議案第11号 白岡市こども医療費支給に関する条例等の一部を改正する条例 1、議案第12号の質疑   議案第12号 白岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 1、議案第13号の質疑   議案第13号 白岡市下水道条例の一部を改正する条例 1、議案第14号の質疑   議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について 1、議案第15号の質疑   議案第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第10号)) 1、議案第16号の質疑   議案第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第11号)) 1、議案第17号の質疑   議案第17号 白岡市道路線の認定について 1、議案第18号の質疑   議案第18号 白岡市道路線の廃止について 1、議案第19号の質疑   議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号) 1、議案第20号の質疑   議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 1、議案第21号の質疑   議案第21号 令和3年度白岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 1、議案第22号の質疑   議案第22号 令和3年度白岡市介護保険特別会計補正予算(第2号) 1、議案第23号の質疑   議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 1、議案第24号の質疑   議案第24号 令和4年度白岡市一般会計予算 1、議案第25号の質疑   議案第25号 令和4年度白岡市国民健康保険特別会計予算 1、議案第26号の質疑   議案第26号 令和4年度白岡市後期高齢者医療特別会計予算 1、議案第27号の質疑   議案第27号 令和4年度白岡市介護保険特別会計予算 1、議案第28号の質疑   議案第28号 令和4年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計予算 1、議案第29号の質疑   議案第29号 令和4年度白岡市水道事業会計予算 1、議案第30号の質疑   議案第30号 令和4年度白岡市公共下水道事業会計予算 1、議案第31号の質疑   議案第31号 令和4年度白岡市農業集落排水事業会計予算 1、議案の常任委員会付託省略 1、議案第14号の討論、採決   議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について 1、議案第15号の討論、採決   議案第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第10号)) 1、議案第16号の討論、採決   議案第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第11号)) 1、議案第17号の討論、採決   議案第17号 白岡市道路線の認定について 1、議案第18号の討論、採決   議案第18号 白岡市道路線の廃止について 1、議案第19号の討論、採決   議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号) 1、議案第20号の討論、採決   議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 1、議案第21号の討論、採決   議案第21号 令和3年度白岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 1、議案第22号の討論、採決   議案第22号 令和3年度白岡市介護保険特別会計補正予算(第2号) 1、議案第23号の討論、採決   議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 1、議案の常任委員会付託 1、議提案第1号の質疑、討論、採決   議提案第1号 白岡市議会会議規則の一部を改正する規則 1、散  会〇本日の会議に付した事件 1、議案第 3号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院機器等取得支援基金条例 1、議案第 4号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院の移転開設に伴う運営支援事業助成金交付条例 1、議案第 5号 白岡市教育支援センター条例 1、議案第 6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 1、議案第 7号 白岡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例 1、議案第 8号 白岡市自転車駐車場条例の一部を改正する条例 1、議案第 9号 白岡市土地開発基金条例の一部を改正する条例 1、議案第10号 白岡市印鑑条例の一部を改正する条例 1、議案第11号 白岡市こども医療費支給に関する条例等の一部を改正する条例 1、議案第12号 白岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 1、議案第13号 白岡市下水道条例の一部を改正する条例 1、議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について 1、議案第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第10号)) 1、議案第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第11号)) 1、議案第17号 白岡市道路線の認定について 1、議案第18号 白岡市道路線の廃止について 1、議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号) 1、議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 1、議案第21号 令和3年度白岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 1、議案第22号 令和3年度白岡市介護保険特別会計補正予算(第2号) 1、議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号) 1、議案第24号 令和4年度白岡市一般会計予算 1、議案第25号 令和4年度白岡市国民健康保険特別会計予算 1、議案第26号 令和4年度白岡市後期高齢者医療特別会計予算 1、議案第27号 令和4年度白岡市介護保険特別会計予算 1、議案第28号 令和4年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計予算 1、議案第29号 令和4年度白岡市水道事業会計予算 1、議案第30号 令和4年度白岡市公共下水道事業会計予算 1、議案第31号 令和4年度白岡市農業集落排水事業会計予算 1、議提案第1号 白岡市議会会議規則の一部を改正する規則午前9時00分開議 出席議員(18名)     1番   石  渡  征  浩  議員       2番   中  村  匡  志  議員     3番   野 々 口  眞 由 美  議員       4番   斎  藤  信  治  議員     5番   山  﨑  巨  裕  議員       6番   関  口  昌  男  議員     7番   松  本  栄  一  議員       8番   中  山  廣  子  議員     9番   菱  沼  あ ゆ 美  議員      10番   渡  辺  聡 一 郎  議員    11番   加  藤  一  生  議員      12番   中  川  幸  廣  議員    13番   細  井     公  議員      14番   大  島     勉  議員    15番   遠  藤     誠  議員      16番   黒  須  大 一 郎  議員    17番   石  原  富  子  議員      18番   江  原  浩  之  議員 欠席議員(なし)                                                    説明のための出席者   藤  井  栄 一 郎   市   長        野  口  仁  史   副 市 長   長  島  秀  夫   教 育 長        相  川  哲  樹   総 合 政策                                          部   長   篠  塚     淳   市 民 生活        神  田  信  行   健 康 福祉                部   長                     部   長   岡  安  秀  夫   都 市 整備        斎  藤     勝   上 下 水道                部   長                     部   長   小  川  一  也   会計管理者        河  野     彰   学 校 教育                                          部   長   阿  部  千 鶴 子   生 涯 学習                部   長                                                    事務局職員出席者   齋  藤     久   議 会 事務        小  林  聡  一   書   記                局   長   成  田  幸  子   書   記        藤  原     香   書   記 △開議の宣告                                 (午前 9時00分) ○江原浩之議長 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                          ◇ △議事日程の報告 ○江原浩之議長 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしましたとおりであります。                          ◇ △会議録署名議員の指名 ○江原浩之議長 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第83条の規定により、議長において   6番  関 口 昌 男 議員   7番  松 本 栄 一 議員   8番  中 山 廣 子 議員 を指名いたします。                          ◇ △諸報告 ○江原浩之議長 日程第2、諸報告を行います。  本定例会の本日の説明員として出席通知のありました者の職、氏名を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。  以上で諸報告を終わります。  ここで暫時休憩いたします。       休憩 午前 9時01分       〔新型コロナウイルス感染症の拡大防止と、議場内での密集、密接を回避するため、議       場内には質疑を行う議員9名及び執行部11名が間隔を空けて着席。他の議員8名は議       員控室に移動し、テレビモニターにより視聴〕       再開 午前 9時02分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を続行いたします。                          ◇ △議案第3号、議案第4号の質疑 ○江原浩之議長 日程第3、市長提出議案の質疑を行います。  初めに、議案第3号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院機器等取得支援基金条例及び議案第4号 医療法人社団哺育会白岡中央総合病院の移転開設に伴う運営支援事業助成金交付条例の件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第5号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第5号 白岡市教育支援センター条例の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  3番、野々口眞由美議員。 ◆3番(野々口眞由美議員) 皆様、おはようございます。通告に従い、質問させていただきます。  今回、教育支援センター条例が上程されたことにより、今後条例に基づき運営がなされていくということは、とてもいいことだと思っておりますが、1つだけ質問させていただきたいと思います。この条例制定に関しては、令和2年12月議会の一般質問において、条例が必要ではないか、条例がないまま運営するのは違法ではないかということを私は質問させていただきました。その時点でも、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、今回の条例の上程に当たって根拠となっている法令と全く同じ法令に基づき、そのような質問をさせていただきましたが、この間に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が改正されたのでしょうか。 ○江原浩之議長 河野学校教育部長。       〔河野 彰学校教育部長登壇〕 ◎河野彰学校教育部長 おはようございます。それでは、野々口議員ご質疑についてお答えを申し上げます。  令和2年の12月議会におきまして、野々口議員さんから白岡市教育支援センターについてご質問をいただいたところでございます。その際に、教育支援センターは教育指導課の組織の一部であるが、別の場所に置かれる出先的な位置づけの機関であり、また、教育支援センターは教育機関に類する性格を持つ機関であるという、そういったお答えをしたところでございます。  しかしながら、教育指導課長教育支援センター所長を兼務していることから、責任者が現場に常駐していないなど、監督、指導等の管理運営体制に課題はあるものと認識してございます。議員ご承知のとおり、児童・生徒の不登校は依然として増加傾向にあり、不登校に至った要因も複雑多様化していることから、児童・生徒の指導上の喫緊の課題となっており、不登校対策及び教育相談体制の一層の充実が求められているところでございます。こういった状況から、教育委員会では、令和2年12月議会での議員のご指摘を真摯に受け止めるとともに、児童・生徒の不登校対策及び教育相談体制の充実を図るため、教育支援センターの位置づけについて検討を進めてまいりました。  その結果、教育委員会では教育支援センターを不登校対策及び教育相談の拠点として位置づけ、適応指導教室に通室する児童・生徒の安心安全を確保するとともに、児童・生徒一人一人が置かれた状況に応じた支援が可能となるよう、体制の充実を図るものといたしました。主なものといたしましては、支援センターに常勤職員を配置するとともに、夏期休業期間中も支援が可能となるよう、臨床心理士の配置を含め、相談等の体制を整えるものでございます。これらを踏まえ、議員ご指摘のとおり、市教育センター地方教育行政の組織及び運営に関する法律第30条のその他必要な教育機関として明確に位置づける必要があると判断したため、白岡市教育支援センター条例を制定することとしたものでございます。なお、法律が改正されたわけではございません。  ご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 3番、野々口眞由美議員。 ◆3番(野々口眞由美議員) 法律が改正されたわけではないというご答弁でしたけれども、まずこの地方教育行政の組織及び運営に関する法律というのは、教育機関だからこそ、この法律に基づいて条例が必要ということになります。一昨年12月議会の答弁では、先ほど河野部長もおっしゃっていただいたように、教育機関に類する性格を持つ機関だということで、教育機関ではないということをはっきり否定されておりました。今回条例に当たっては、拠点として位置づける、体制の充実を図るから条例が必要になったということですけれども、教育機関に類する性格を持つ機関だったものが、いつ教育機関として変わったのでしょうか、再質問いたします。 ○江原浩之議長 河野学校教育部長。       〔河野 彰学校教育部長登壇
    河野彰学校教育部長 それでは、議員の再質問にお答え申し上げます。  現在の教育支援センターにつきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、教育指導課の組織の一部として、別の場所に置かれておりますが、組織の1つとして考えております。そのため、要綱等を設置するという形で運営しておりました。しかしながら、1つの教育施設として取り扱う必要があるというふうに考えたことから、責任者を置いてしっかりした体制でやる必要があるということで、私どもの心構えが変わったということでございます。  ご理解をいただきたく答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 3番、野々口眞由美議員。 ◆3番(野々口眞由美議員) 法律が改正されたわけではなく、自分たちの心構えが変わったから条例をつくるというようなご答弁だと思いますが、そもそも私が12月議会で質問した趣旨というのは、違法なまま条例もつくらずに運営していることに対しての質問でした。このようなことが今後ないように、しっかりとしていただきたいというのも今回の質問の趣旨になりますけれども、今まで条例がなく運営されてきたことは確かなことですし、そこをまずお認めになった上で、やはり不登校問題を抱える子供たちの大事な拠点として位置づけていくのだという、その心構えが変わったということであれば、今までのことをぜひ反省していただきたいと思いますが、教育長、いかがでしょうか。 ○江原浩之議長 長島教育長。       〔長島秀夫教育長登壇〕 ◎長島秀夫教育長 議員ご質疑にお答えいたします。  もともと教育支援センターにつきましては、要綱という形でつくっておりましたが、昨年の令和2年の12月議会におきまして、野々口議員からご指摘をいただいて、その後検討してまいりまして、やはり要綱ではなく条例という形できちっとした形にして常勤の所長を置き、やはり子供たちにとって不登校対応あるいは学習支援、そういったものがきちんとできるようにしようということで話が進んだところでございます。  以上でございます。 ○江原浩之議長 3番、野々口眞由美議員。 ◆3番(野々口眞由美議員) ちょっと私が聞きたかった答弁ではなかったのが残念ですけれども、このそもそもの問題って心構えが変わるとか、そういうことではなく、必要な条例が制定されていなかったという認識の問題だと思います。補助金のときもそうでしたけれども、そのような曖昧な運営が今後なされないように、教育委員会としてもしっかり取り組んでいただきたいと思います。  質問を終わります。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第6号、議案第7号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例及び議案第7号 白岡市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例の件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第8号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第8号 白岡市自転車駐車場条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  5番、山﨑巨裕議員。 ◆5番(山﨑巨裕議員) 通告に従いまして質問させていただきます。  昨年の10月28日の全員協議会において、新白岡駅東口自転車駐輪場の閉鎖について説明がなされました。その折に、資料が提出されましたけれども、その中に条例の改正についてという項目がありまして、そこに市民説明会というのを実施するというのがありました。それにつきましては実施されて、ホームページでも掲載されましたし、先般一般質問でも同僚議員が質問されまして、内容については承知しているところです。しかしながら、地元行政区長に対しての説明を実施するというのがありましたけれども、それについてはよく分かっていないので、実施したのかということと、実施した場合にどのような地元行政区長のご意見があったのかをお伺いしたいなと思います。よろしくお願いいたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、山﨑議員ご質疑についてお答えを申し上げます。  市では、令和4年1月30日に実施いたしました市民説明会に先立ちまして、昨年11月に新白岡駅東側に行政区がございます上野田1区、高岩地区、高岩1駒形区、高岩2区、新白岡1丁目区、2丁目区、3丁目区、新白岡グランガーデン区の各行政区長の皆様に、新白岡駅東口自転車駐車場の閉鎖についてご説明を申し上げました。  説明の内容につきましては、市民説明会と同様でございますが、当該自転車駐車場の設置目的である新白岡駅周辺放置自転車対策が一定の成果を上げたこと、自転車駐車場の利用率が非常に低い状態が続いていること、そのため運営費の赤字が続いていること、また市の自転車駐車場を閉鎖しても周辺の民間駐輪場に十分な空きがあることなどの現状を踏まえ、効率的な行政運営と安定した財源の確保の観点から、利用者の皆様への周知期間を含めて、令和4年10月1日に施設の閉鎖を考えていることをお伝えしたところでございます。  各行政区長の皆様におかれましては、新白岡駅東口自転車駐車場の閉鎖の説明にご理解をいただきまして、特に反対のご意見はございませんでした。また、閉鎖後の跡地利用につきまして、現時点では未定である旨をご説明いたしましたところ、高岩1駒形区、新白岡1丁目区、2丁目区、3丁目区の各行政区長の皆様から、地域住民が集まれる施設を希望するとのご意見をいただいたところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 5番、山﨑巨裕議員。 ◆5番(山﨑巨裕議員) 説明どうもありがとうございました。  以上で質問を終わります。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第9号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第9号 白岡市土地開発基金条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) それでは、議案第9号 白岡市土地開発基金条例の一部を改正する条例案についての質疑を行います。  一昨年9月議会では、白岡市土地開発公社の解散についての議案が提出されまして、当方も総務常任委員会の委員として審議を行いました。その際、菱沼議員の質問に対し、当時の斎藤財政課長が土地開発公社設立の経緯について、「地価の上昇が激しい時代において、一般会計で予算を確保するいとまがない状況で、予算措置前に土地開発公社が銀行等からお金を借りてでも用地取得を行う実務があったが、ここ数十年来、公社は銀行から借りるのではなく、市の土地開発基金から資金を無利息で借り入れて用地取得を行っている。土地開発公社解散後は、土地開発基金を直接利用して、市が主体となり用地取得を行っていく」との趣旨の答弁がありました。つまり土地開発公社なき後、現在、市の用地取得の主役となっているのは土地開発基金であることになります。  公有地の拡大の推進に関する法律1条は、同法の目的につき、「土地の健全な発展と秩序ある整備を促進するため、必要な土地の先買いに関する制度の整備、地方公共団体に代わって土地の先行取得を行うこと等を目的とする土地開発公社の創設その他の措置を講ずることにより、公有地の拡大の計画的な推進を図り、もって地域の秩序ある整備と公共の福祉の増進に資すること」と定めております。当市においては、この規定のとおり、一昨年解散した旧土地開発公社が、南中学校、白岡中学校、中央公民館といった都市計画の中核をなす教育文化施設の用地の取得に当たって活躍したほか、とりわけ都市計画道路の整備に当たり、用地の先行取得により牽引役の役割を果たしてきました。  具体的に挙げれば、現在、白岡中央通りと呼ばれている路線を含む都市計画道路白岡篠津線、現在、新白岡柴山沼線と呼ばれている路線が一部をなす都市計画道路篠津柴山線、さらには藤井市長の最優先事業としても現在事業中の都市計画道路白岡駅西口線といった都市の健全な発展と秩序ある整備の、まさに中核をなす都市計画道路の建設に当たって、馬車馬のような牽引役としての役割を着実に果たしてきました。そして、その役割は一昨年の土地開発公社の解散をもって土地開発基金に引き継がれましたので、今後現在事業中の都市計画道路白岡駅西口線、都市計画道路白岡久喜線、さらにはほとんど未着手の都市計画道路である太田新井小久喜線の建設に当たって、土地開発基金のますますの活躍が期待されることは言うまでもありません。  ところが、今議会において突如議案第9号として土地開発基金の一部を取崩し、一般会計へと繰り入れることを可能とする条例改正案が上程されたことに、心底びっくりしております。まさにこれから土地開発基金に働いてもらわなければならないというタイミングでです。当方が令和元年6月議会以来指摘しているとおり、都市計画道路太田新井小久喜線は、50年も放置されている計画路線であり、今議会での一般質問でも申し上げましたとおり、住民の皆様の我慢も限界に来ていて、もういいかげん急いでいただかなければならない路線です。土地開発基金を取り崩すということは、すなわち今後の用地取得が遅れるということであり、それはすなわち都市計画道路の進捗が遅れるということですから、このような議案の可否を判断するに当たって、議会としては極めて慎重に審議を行う必要があるものと考えます。  法律上も、地方自治法237条は、その1項において土地開発基金等の基金を地方公共団体の財産と位置づけた上で、同2項において条例または議会の議決による場合を除いて一定の処分を禁じております。そして、地方自治法241条8項は、これをさらに加重し、基金の処分に関する事項については議決事項ではなく条例事項としております。地方自治法が基金ついてこのように特に厳重な議会の監視下に置いているのは、まさに地方自治法が行政による基金の恣意的な運用を危惧したからにほかなりません。つまり地方自治法の趣旨からしても、我々市議会はとりわけ基金に関する議案について、市民の皆様の負託に基づき、ふだん以上に慎重に審議をしていく必要があります。  そこで、本条例改正案の適法性等につき12点にわたり伺います。まず、第1点目として、当該規定の立法趣旨について伺います。昭和44年に制定された白岡市土地開発基金条例は、2条2項及び3項に積立ての規定のみを置き、処分ないし取崩しの規定を置きませんでした。これは明らかに取崩しを禁ずる趣旨であったと考えますが、執行部のご所見を伺います。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、中村議員ご質疑の1点目についてお答え申し上げます。白岡市土地開発基金条例は、高度経済成長下における著しい地価の高騰や公共用地の取得難を背景に、昭和44年に公共用地の取得の円滑化を図り、諸事業を積極的に推進する目的をもって制定したものでございます。条例制定時に、処分、取崩しでございますが、その規定がなかった理由または趣旨とのことでございますが、昭和44年当時、旧自治省から土地開発基金等の設置についてとの通達が出され、併せて土地開発基金条例の準則が示されております。本市におきましては、これを受け、他の自治体と同様の形で条例化したものでございます。準則において、旧自治省が処分の規定を設けなかった明確な理由は確認できませんが、高度経済成長下において地価が高騰していた当時の時代背景にあっては、積立てについては想定されたものの、処分については想定していなかったものと推察するところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 中村議員に申し上げます。質疑は簡潔にお願いします。  2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 旧自治省からの通達どおりに条例化した、その規定の理由については不明とのご答弁でした。単に自治省の役人が取崩しを想定していなかっただけではないかとの当て推量を述べておられましたが、それはまずありません。私は、中央官庁の役人がどれだけ心血を注いで一つ一つの法令を作成しているか、どれだけ入念に起草し、どれだけ入念に読み合わせをしているかをよく知っておりますので、こんな基本的なことを忘れるなどということが起こるはずがありません。こういう当て推量を言うのは当時の旧自治省の役人の方々に対して大変失礼だと思います。当時規定を設けなかったのは、明らかに取崩しを禁ずる趣旨であったと考えるべきです。もちろん通達自体には法的拘束力はありませんが、当時の白岡町議会が当該通達に基づいて条例を制定した以上は、この立法者意思を重く受け止めた上で我々は審議を行っていかなければなりません。  さて、地方自治法241条3項は、「特定の目的のために財産を取得し、又は資金を積み立てるための基金を設けた場合においては、当該目的のためでなければこれを処分することができない」ものと定めております。そして、白岡市土地開発基金条例1条は、土地開発基金の目的を、「公用若しくは公共用に供する土地又は公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得することにより、事業の円滑な執行を図る」ことであると定めています。そうだといたしますと、土地開発基金は土地の先行取得という特定の目的のために財産を取得し、または資金を積み立てるための基金ですので、土地の先行取得という目的以外、例えば、取崩しや一般会計繰入れの目的のために基金を処分することは、本条の禁止に該当することになりそうです。この点につき執行部のご所見を伺います。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の2点目についてお答え申し上げます。  地方自治法の解説書である逐条地方自治法第9次改訂版によりますと、地方自治法第241条第3項につきましては、特定の目的のために定額の資金を運用するための基金については、処分が何ら制限されていないとされております。本市の土地開発基金につきましては、ここでいう特定の目的のために、定額の資金を運用するための基金でございますので、今回の条例改正につきまして、地方自治法に違反するものではないと認識しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 定額運用基金については、法律上処分の制限はないとのご答弁でした。確かに地方自治法241条1項の条文は、「特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、又は定額の資金を運用するための基金を設けることができる」となっていて、「又は」より前の前段と、「又は」より後の後段に分けて読むことができ、逐条地方自治法第9次改訂版1,039ページも、この2者に基金を区分しています。後者のいわゆる定額運用基金については、「物品等の集中購買等は条例で定める目的に従って原資金の範囲内で行われることになり、当該物品の売払代金は再び基金に収入され、あらたな物品の購入資金として順次回転運用されていく」と説明されており、これは土地開発基金の運用実態と一致しています。  そして、同書1,040ページには、定額運用基金については処分の制限はないと論じる一方で、「設置の目的に応じ慎重に配慮すべきである」と論じています。設置の目的は、前述のとおり都市施設整備のための土地の先行取得ですから、以下4点目以降で、具体的に当市における土地開発基金につき取崩しの必要性、許容性を検証していくことといたしますが、その前に3点目として、県内の他の市町村においてこのような改正を行った例はあるのか、仮にある場合、取崩し不可としている市町村とどちらが多いのかという点を、基金一般ではなく土地開発基金に限定してお伺いいたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の3点目についてお答え申し上げます。  県内の他団体におきましても、同様の条例改正を行っている例はございます。  次に、県内で土地開発基金条例を設置している団体でございますが、埼玉県を含め33団体でございます。このうち処分に関する規定を設けている団体は、埼玉県を含め8団体、設けていない団体は25団体でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 33団体中、処分規定なしが25団体ということで、県内の土地開発基金の約4分の3が取崩しを禁止している実態が分かりました。定額運用基金の基金条例に取崩しを定めることが、よしんば地方自治法違反には当たらないとしても、実際にそのような規定を置いている自治体はほとんどないわけです。そうである以上、白岡市がわざわざ率先してこのようなアバンギャルドで珍妙な規定を設ける必要はないと思いますし、また先ほどのご答弁にあったような単に自治省の役人が取崩しを想定していなかっただけではないかとの当て推量についても、いよいよ根拠薄弱で疑わしいものになってきました。  さて、次に現在における基金の資産構成について伺います。令和2年度決算の財産に関する調書によれば、9億9,739万7,047円となっておりますが、現在のその内訳につき、特に現預金及び土地について、その金額をお答えください。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の4点目についてお答え申し上げます。  土地開発基金の現在高につきましては、これまでの預金利子等の積立てを含め、令和3年12月末時点で約9億9,800万円でございます。その内訳は、現金が約5億4,700万円、土地が約4億5,100万円でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) ざっくり言って土地が約4億5,000万、現金が約5億5,000万とのことで了解いたしました。  次に、基金の今後の見通しにつき伺います。今議会に提出されている議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号)案35ページにおいては、歳出第12款諸支出金、第1項土地開発基金繰出金、第1目土地開発基金繰出金において、土地開発基金繰出事業に1億円を計上しています。要するに、執行部としては土地開発基金にむしろ1億円の積み増しを行いたいとの意向であるということだと思いますが、そうだとすれば近い将来に取崩しが必要となる状況が訪れるとは到底考えられないと思います。この点も含め、土地開発基金の今後の見通しにつき、執行部のご所見を伺います。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の5点目についてお答え申し上げます。  土地開発基金につきましては、現在、主に都市計画道路白岡駅西口線の事業用地等に関し、後に国庫補助金を活用する場合の先行取得や予算措置以前の緊急な対応を要する場合の取得に活用しております。今後、事業が進捗してまいりますと、一般会計において予算計上し、議会の承認を得まして買戻しを行っていく予定でございます。議員ご質問にございますとおり、今議会定例会では、令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号)において、1億円の土地開発基金繰出金を計上してございます。これは、現在進めております都市計画道路白岡駅西口線の建物物件調査完了後の事業用地の取得に備えるため、加えてさきの議会全員協議会で白岡中央総合病院新築移転先周辺の土地活用についてで協議報告申し上げた病院用地及び道路用地以外の土地の購入について、本基金での取得を予定していることから、基金への現金の積み増しをご提案申し上げたところでございます。  一方で、事業が進展し、一般会計での買戻しが進んでまいりますと、本基金が保有する現金に余裕が出てまいります。その際、その時点において想定される事業用地の取得に対し、適正な規模を残した上で、基金が保有する現金の有効活用を図ることから、ここ数年の間に取崩しが必要ということではございませんが、現在取崩しの規定のない土地開発基金条例に新たに取崩しを可能とする規定を設ける改正をご提案申し上げたものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 一般会計による基金からの土地の買戻しが進んでいき、現金に余裕が出てきた暁には、有効活用のためにこれを一般会計に繰り戻したいとのご答弁でした。とんでもない話だと思います。過般来申し上げておりますとおり、市はこれから用地買収により事業を進捗させていかなければならない白岡駅西口線、白岡久喜線、太田新井小久喜線という3路線の都市計画道路を抱えているわけです。さらには、市道128号線、203号線、8200号線のように、用地買収により歩道整備や道路改良を進めていただかなければならない路線もあまたあります。一般会計による基金からの土地の買戻しが進んでいき、現金に余裕が出てきた暁には、これを一般会計に繰り戻すのではなく、新たな路線の用地買収に速やかに振り向けていただくのが正しいと考えます。  ここで、これらの路線に係る費用について順次お尋ねしてまいりたいと思いますが、その前に念のため白岡宮代線の西側について確認しておきたいと思います。蓮田都市計画事業白岡駅東部中央土地区画整理事業のために取得すべき用地の買収に係る費用があれば、その総額見込みについてご答弁ください。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、議員ご質問の6点目についてお答え申し上げます。  土地区画整理事業におきましては、事業区域内の土地の所有者の皆様から少しずつ土地を提供していただきまして、道路や公園などの用地を確保してございます。したがいまして、本事業において用地取得に係る費用は発生しないこととなります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 換地によるため、用地買収は不要とのご答弁でした。やはり面的整備のほうが費用面で優れていることがよく分かります。  次に、白岡駅西口線につき用地買収に係る総額は幾らと見込んでいますか。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、ご質疑の7点目についてお答え申し上げます。  白岡駅西口線につきましては、現在、八幡神社鳥居付近から西地区境までの区間の物件調査を進めているところでございます。一方、白岡駅西口駅前広場から白岡中央通りまでの区間におきましては、今のところ半数が物件調査を実施していない状況となってございます。このため、関係権利者の皆様に今後ご協力をお願いする用地及び補償に要する費用につきましては、物件調査の結果次第で増減することがございますが、現段階で約40億円程度と見込んでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 約40億円程度、つまり土地開発基金を4回転させなければならない金額とのことでした。そうしますと、単純計算で用地買収を2倍にスピードアップするためには、土地開発基金を倍額の20億円に積み増す必要があることになります。取崩しなど行っている場合でないということがよく分かります。  次に、白岡久喜線につき用地買収に係る総額は幾らと見込んでいますか。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、ご質疑の8点目についてお答え申し上げます。  白岡久喜線につきましては、延長3,420メートル、幅員16メートルとして都市計画決定しているところでございますが、そのうち約3割、延長にして約1,150メートルが未整備となってございます。この未整備区間におきましては、事業化に至っていないことから、事業用地に係る物件や用地買収するための土地評価などの調査を行ってございません。このようなことから、用地取得に要する費用につきましては、現段階ではお答えすることができない状況となってございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 幅員16メートルで延長1,150メートルが未整備とのことですので、単純計算で1万8,400平米の用地が必要です。平米単価は、概ね5万円ないし8万円とのことのようですので、総額で9億2,000万円から14億7,200万円くらいということかと思います。土地開発基金でいうと、概ね1回転から1回転半といったところです。  次に、太田新井小久喜線について、用地買収に係る総額は幾らと見込んでいますか。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、ご質疑の9点目についてお答え申し上げます。  太田新井小久喜線につきましては、延長2,480メートル、幅員16メートルとして都市計画決定しているところでございますが、西地区の区画整理事業による一部区間を除き、大半が未整備となってございます。先ほどの答弁と同様となりますが、事業化に至っていないことから、用地取得等に要する費用につきましては、現段階ではお答えすることができない状況となってございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 幅員16メートル、延長2,480メートルとのことですので、単純計算で3万9,680平米の用地が必要です。平米単価5万円から8万円との想定で、総額19億8,400万円から31億7,440万円のレンジということかと思いますので、土地開発基金でいうと概ね2回転から3回転といったところです。ちなみに、南小学校以西の区間については多額の費用がかかることから、これを廃線とし、費用を圧縮して計画をスリム化、迅速化すべきことは、令和元年6月議会以来申し上げているところです。  さて、市道128号線は、朝夕に蓮田松韻高校に通学する高校生が自転車で多く行き交う道路であり、また常時トラックが行き交う道路でもあることから極めて危険度が高く、地元住民の皆様の安全性、利便性の観点からも、拡幅と歩道整備がかねてから要望されています。当該路線の西半分については、歩道整備がほぼ完了しつつある状況ですが、東半分は残念ながら全く未着手の状況です。  そこで、お尋ねいたしますが、市道128号線について、用地買収に係る総額は幾らと見込んでいますか。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、ご質疑の10点目についてお答え申し上げます。  白岡市道128号線につきましては、県立蓮田松韻高等学校付近から県道さいたま幸手線までの約2,410メートルの幹線道路でございます。高校付近から信号がある五差路交差点までの区間につきましては、議員ご案内のとおり歩道整備が完了し、五差路交差点から白岡パークラインの交差点までの区間につきましては、歩道整備を進めているところではございますが、完了に至っていないところでございます。白岡パークラインの交差点から県道さいたま幸手線までの約1,640メートル区間におきましては、幅員が7メートルから8メートル程度で、また交通量が多いことから、歩行者、自転車の安全性を考慮いたしますと、市といたしましても歩道整備の必要性は認識しているところでございます。しかしながら、先ほどの答弁と繰り返しになりますが、事業化に至っていないことから、用地取得に要する費用につきましては現段階ではお答えすることができない状況となってございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 幅員8メートルで1,640メートル延長とすると、用地は1万3,120平米、その上で例えば、平米単価3万円とすると3億9,360万円となります。概ね4億円ですので、土地開発基金半回転弱というところかと存じます。以上を要するに、今お伺いした4路線だけでも土地開発基金を7回転半から9回転しなければなりませんので、その他の路線のことも考えると、近い将来に取崩しが必要となる状況が訪れるなどということはあり得ません。そうである以上、遠い将来に土地開発基金を通じて取得すべき土地を全て取得し終わり、基金が本当に不要となった時点で条例を廃止すれば、それで必要十分であるわけで、今、拙速に取崩し規定を入れる必要性は全くありません。今回の改正は、全く不要な改正であると考えますが、いかがでしょうか。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の11点目についてお答え申し上げます。  土地開発基金につきましては、事業用地等の先行取得または予算措置以前の緊急な対応を要する場合の取得に活用しており、当面条例を廃止する予定はございません。また、ここ数年の間に土地開発基金の取崩しが必要ということではございませんが、今回の補正予算において1億円の土地開発基金繰出金を計上するのと併せ、今後都市計画道路白岡駅西口線をはじめとした都市計画事業等について、その時点において想定される事業用地の取得に対し、適正な規模を残した上で、基金が保有する現金の有効活用を図れるよう改正を行いたいと考えたものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 別に条例の廃止を求めているのではなく、むしろ全く逆ですので、質問の趣旨がきちんと伝わっているかどうか、よく分からない部分もご答弁にありましたが、いずれにせよ執行部としても少なくともここ数年の間は取崩しの必要はないとのご見解ですから、この間は当然取崩し予算を出すこともないものと理解しました。  さて、これまで土地開発基金の取崩し規定案について、市としてこれにより都市整備が遅れてしまうのではないかという観点から質問を行ってきましたが、もう一つの懸念事項として、当該規定が財政があたかも好調であるかのような外観を作出するために濫用されるのではないかという懸念があります。あくまで仮設の事例ですが、一例を申し上げれば、仮に今後市長が財政運営に失敗して、財政調整基金を払底させるようなことがあった場合、一時的に土地開発基金を取り崩して財政調整基金に積み替えることで、あたかも財政調整基金が潤沢であるかのような外観を取り繕うことも今回の取崩し規定を通じてできてしまいます。  そこで、市長に伺います。もし今回の条例改正案が成立したとしても、このような濫用は絶対に行わないと約束しますか。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の12点目についてお答え申し上げます。  改正後の本条例第2条の規定におきましては、積立てを行う場合だけでなく土地開発基金の取崩しを行うに当たっても、必ず予算に計上することとしております。そのため、取崩しを行うに当たっては議会においての審議、議決を経た後、取崩しの手続ができるものでございます。このため、安易に基金の額を変更できるものではございません。取崩しを行うに当たっては、当然のことながら制度を濫用することなく、土地開発基金の設置の目的に従い、かつ法令の規定に照らし、慎重かつ適正な運用管理に努めてまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 市長答弁を求めたにもかかわらず、部長答弁でした。内容的には、濫用しないというご答弁も入っておりましたので、安心している部分もありますけれども、念のため改めて市長答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○江原浩之議長 藤井市長。       〔藤井栄一郎市長登壇〕 ◎藤井栄一郎市長 それでは、議員の再質疑にお答え申し上げます。  土地開発基金の取崩しに当たっては、制度を濫用することはございません。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第10号~議案第12号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第10号 白岡市印鑑条例の一部を改正する条例から議案第12号 白岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例までの件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第13号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第13号 白岡市下水道条例の一部を改正する条例の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) それでは、議案第13号 白岡市下水道条例の一部を改正する条例案についての質疑を行います。  当方としては、一昨年10月22日の全員協議会以来、再三にわたって公共下水道、農業集落排水、浄化槽の3種により構成される市の下水道政策における汚水私費の原則適用の不公平について指摘を重ねてきたところです。とりわけ昨年9月議会の一般質問において明らかになったところによれば、これまで公共下水道には約150億8,000万円の税金が投入され、農業集落排水には約14億5,000万円の税金が投入されているのに対し、浄化槽には約3億4,000万円の税金しか投入されておらず、公共下水道利用者3万5,000人、農業集落排水利用者約1,200人、浄化槽利用者約1万5,800人で割って1人当たりに換算いたしますと、公共下水道では利用者1人当たり約43万円、農業集落排水では利用者1人当たり約120万円の税金が投入されている計算になるのに対し、浄化槽利用者では利用者1人当たり約2万円の税金しか投入されていません。  要するに、それぞれ21倍、60倍ととてつもない格差、不公平があるわけで、このような汚水私費の原則適用の不公平を少しでも是正するため、このときの一般質問においては、第1に、浄化槽設置整備事業補助金交付要綱の交付対象を拡大し、合併処理浄化槽から合併処理浄化槽への更新についても同要綱の交付対象とすべきこと、第2に、月々の料金につき公共下水道利用者と合併処理浄化槽利用者の間で存在する2.5倍近くの格差を是正するため、合併処理浄化槽利用者に対する月額補助制度を創設すべきことを提案しましたが、残念ながらよい返事はありませんでした。  このような経緯から、当方としてはやむなく昨年10月28日の全員協議会において、この2つの補助制度との抱き合わせでなければ、下水道使用料の改定については到底賛成できないとはっきりと申し上げました。にもかかわらず、今回の条例案は2つの補助制度との抱き合わせとはなっておらず、当方としては何のための全員協議会だったのかと本当にがっかりしています。今回の条例改正案を2つの補助制度との抱き合わせとしなかったのはなぜでしょうか。十分な検討は行ったのでしょうか。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 それでは、中村議員のご質疑についてお答えを申し上げます。  白岡市下水道条例については、市が設置する公共下水道の管理及び使用について定めたもので、その効力は公共下水道の処理区域内に限られております。議員ご質疑の浄化槽利用者への補助措置との抱き合わせの構成としなかったのはなぜかについては、浄化槽の補助制度に関する事項については、本条例の範疇から外れるものと認識してございます。市の浄化槽補助制度は、建築確認を伴わない単独処理浄化槽等から合併処理浄化槽への転換に対するものとして、白岡市浄化槽設置整備事業補助金交付要綱に規定しているものでございます。しかし、議員ご案内の合併処理浄化槽の更新に係る補助については、この要綱の対象外であるため、令和4年度公共下水道事業会計の予算案には盛り込んでございません。  また、十分な検討を行ったのかについては、諮問機関である白岡市下水道事業審議会において、公共下水道、農業集落排水及び合併処理浄化槽における使用料及び維持管理の経費について議員のご質問にもございました公平性の観点からご検討いただいたところでございます。この検討において、公共下水道使用料は最もこの中で安価であるにもかかわらず、一般会計から基準外繰入金を受けておりますことから、税負担に対する受益の公平性から課題があることが指摘されたところでございます。こうした指摘を踏まえ、今回の下水道使用料改定の提案となったものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 失礼いたしました。一部訂正をさせていただきます。  答弁の中で、議員ご質疑の浄化槽利用者への補助措置との抱き合わせの構成にしなかったのはなぜかについては、浄化槽の補助制度に関する事項についてはとご答弁するところを、下水道の補助制度に関する事項という形でお答えしてしまいました。おわびして訂正させていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 不公平という認識自体は共有していただいているということかと思います。私の提案というのは、その不公平の解消手段を抱き合わせたらどうかというようなお話ですけれども、その半分しかできていないということですので、今のご答弁からするとちょっと議案に関しては考えていかざるを得ないかなというふうに考えているところでございます。  以上をもって終わります。 ○江原浩之議長 次に、5番、山﨑巨裕議員。 ◆5番(山﨑巨裕議員) 通告に従いまして質問をさせていただきます。  本市の公共下水道におきましては、市独自の汚水処理場を持っていません。それゆえに中川流域下水道を利用させていただいています。それで、そこは三郷市に巨大な処理場があって、そこで汚水処理をするという、これ県の事業であります。この中川流域下水道を利用している市町村は、本市を含めて11市4町です。この汚水処理にかかる経費については、各自治体が分担金を支払うという形で賄っております。それで、お伺いしたいと思いますけれども、直近の5年間の流域下水道分担金についての推移をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 それでは、山﨑議員のご質疑についてお答えを申し上げます。  流域下水道負担金は、埼玉県中川流域下水道の管渠、処理施設の建設、更新に係る負担金と処理施設の維持管理、修繕等に関わる負担金の2種類がございます。建設負担金は、計画汚水量の割合に応じて流域を構成する15市町で負担しており、本市の負担率は2.2%でございます。維持管理負担金は、各市町が流域下水道へ排水する汚水量に応じて負担するものでございます。単価は、概ね5年で見直しており、平成28年度は1立方メートル当たり37円、平成29年度以降は40円でございます。議員ご質疑の流域下水道負担金の2つの合計額は、直近5年間の決算では平成28年度が1億5,210万711円、平成29年度が1億7,005万4,928円、平成30年度が1億8,468万9,658円、令和元年度が1億7,336万918円、令和2年度が1億8,833万3,756円でございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 5番、山﨑巨裕議員。 ◆5番(山﨑巨裕議員) 5年ごとの単価の見直しがあるということで、直近で3円値上がりしたということで、これは5年ごとに経費がさらに加算していく、かさむということが容易に想像できるかなというふうに思いました。以上、感想です。  以上で質問を終わります。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第14号~議案第18号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてから議案第18号 白岡市道路線の廃止についてまでの件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第19号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号)の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算について質疑を行います。  歳入の中で、地方交付税の補正額として7億円強計上されています。これは執行の見込みがついたもの、つまり確定分以外の要因が大きいと考えます。1番として、地方交付税について増加分の背景、理由及びその内訳についてお伺いいたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、石渡議員のご質疑の1問目についてお答え申し上げます。  今回の補正予算では、普通交付税について7億888万9,000円の増額を計上しております。これは令和3年度の普通交付税の交付決定額が当初の予算での見込みより増額となったことに加え、国の令和3年度補正予算(第1号)において、国税収入の補正等に伴う財政措置として、普通交付税の増額交付が行われたことによるものでございます。内訳といたしますと、令和3年度の交付決定に伴う増加額が3億2,344万6,000円、国の令和3年度補正予算(第1号)に伴う増加額が3億8,544万3,000円でございます。さらに、国の令和3年度補正予算(第1号)に伴う増加額の内訳を申し上げます。まず、臨時経済対策費1億351万6,000円、臨時財政対策債償還基金費2億7,645万9,000円、また当初の普通交付税決定時の調整額の復活として、546万8,000円でございます。  なお、国の令和3年度補正予算(第1号)に伴う増加に際し、令和3年度の臨時財政対策債については、後年度の普通交付税の算定において、臨時財政対策債償還費が算入されないこととされました。そのため、臨時財政対策債償還基金費につきましては令和3年度の臨時財政対策債を償還するための経費として、基金の積立てまたは臨時財政対策債の確保額の減額のいずれかに充てるために交付されたものでございます。本市におきましては、今回の補正予算におきまして12款市債において臨時財政対策債の減額を併せて計上しております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 2番目としてお伺いします。補正予算を編成するに当たり、各部各課にあらかじめ示した考え方、方針は、具体的に何でしょうか。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇
    相川哲樹総合政策部長 それでは、議員ご質疑の2問目についてお答え申し上げます。  今回の補正予算の編成に当たっては、今年度最終の補正となりますが、単に執行見込みの確定に伴う増減を計上するだけでなく、国の補正予算への対応に伴う事業等を計上するとともに、令和4年度の予算編成方針で示した市民の生命、生活を守るために、より早期に対応が必要とされる事業について令和4年度当初予算から前倒し、今回の補正予算に計上することとしたものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 補正予算書、一覧表の数字の羅列、非常に分かりにくいです。もう本当に無機質で殺風景、どういう意図をもって予算編成したのか、増えた理由、背景は何なのか、そういうところを冒頭要点1、2行でいいと思うのです。簡単に入れたほうがいいと思います。私が質問しなければ、そういう具体的な内容というのは何も出てこないわけですから、来年度に向けて後で総括質疑でも指摘しますけれども、見直したほうがいいと思いますけれども、事前通告していませんが、答弁を求めます。いかがでしょうか。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員のご質疑にお答え申し上げます。  予算書について、非常に分かりにくいというご指摘をいただいたところでございます。この後総括質疑もございますが、そちらも含めて今後検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。       休憩 午前10時26分       再開 午前10時45分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を続行いたします。                          ◇ △議案第20号~議案第23号の質疑 ○江原浩之議長 議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)までの件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第24号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第24号 令和4年度白岡市一般会計予算の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  ここで、念のため申し上げます。  本件については、会派代表による総括質疑となっておりますので、一括質疑、一括答弁方式により行います。なお、1回目の質疑は登壇して行ってください。2回目以降の質疑は質問席でお願いいたします。  それでは、質疑の通告がありますので、順次発言を許します。  初めに、1番、石渡征浩議員。       〔1番 石渡征浩議員登壇〕 ◆1番(石渡征浩議員) 会派TSUNAGUを代表して総括質疑を行います。  一般会計の令和4年度予算規模は159億5,000万円と、令和3年度当初予算に対して14億2,000万円増加しています。1番は歳入についてです。そもそも歳入というもの、歳入については固く見積もるべきと考えますが、予算案の概要では、令和3年度予算に対し、市税の中の固定資産税が3億円強、率にして11%も増加しています。これは評価額の上昇によるものなのか、それ以外の要因もあるのか、普通交付税が2億円、率にして18%も増加しています。これは国で基準財政需要額を多く見積もると想定したのか、それとも基準財政収入額を少なく見積もると想定したのか、その両方なのか、この2つは基本的に市の意思では直接コントロールできない項目です。  (1)として、固定資産税、普通交付税について、それぞれ大幅に増加する背景、理由をお尋ねします。また、固定資産税、普通交付税だけにとどまらず、大きな増減がある項目については、予算案の概要の中に、その背景、理由を、これらの要点のみ1、2行でいいと思うのですけれども、明記すべきと考えますが、見解を求めます。  2番は歳出についてです。昨年も指摘をしましたが、予算編成の最大のポイントは、編成に当たっての基本的な方針をあらかじめ明確に示した上で予算編成することだと考えています。その基本的な方針を受けて、予算編成した結果の数字が、令和3年度予算と比較してどのように変化したのかを目に見える形で示すことが必要と考えます。令和4年度予算案のポイントには、予算編成における3つの基本方針が掲げられています。まず1つ目の方針、基本計画、重点取組項目の推進、これは第6次総合振興計画の基本計画の3つの重点取組項目です。具体的には、交通ネットワークの充実、農地利用の促進、行財政改革の推進です。特に3つ目の行財政改革の推進については、短期的な取組項目は令和4年度予算に早速反映させるべきと申し上げましたが、前年度予算との比較でどのように変化させたのでしょうか。  (1)として質問します。3つの重点取組項目それぞれにおいて、令和3年度予算と比較して、予算額をどのように変化させたのでしょうか。事業数、予算額、令和3年度予算との増減についてお答えください。  次です。重点取組項目の1つである交通ネットワークの充実ですが、その中身は地域公共交通と都市計画道路です。しかしながら、増額分の99.5%は都市計画道路の整備費用です。地域公共交通の分は、予算とは直接関連のない蓮田病院にも行けるようにしたことと、230万円かけるのりあい交通利用者アンケート調査のみです。地域公共交通に対するビジョンと投資が不十分と考えます。  そこで、(2)としての質問です。なぜ、将来の地域公共交通のあるべき姿の実現に向けてのアンケート調査や検討委員会の立ち上げを行わないのでしょうか。  基本方針の3つ目は、ウィズコロナ、ポストコロナを見据えた適切な事業内容への転換ですが、これについてはお題目のみで、具体的な中身が明示されていません。昨年の総括質疑で、市民ニーズの少ない事業や役割を終えた事業、また新型コロナウイルスの影響で中止した事業の中で、中止したことによる影響がほとんどない事業は、見直しを検討することと指摘しました。  (3)として質問します。どのような内容でしょうか。  (1)から(3)の3つの質問で何を言いたかったのかということですが、提示した方針に沿った予算編成がなされているかを検証する必要があるということです。増額分が予算案の概要にあるような、歳出(目的別)、歳出(性質別)というお決まりの大きなくくりの中にまとめられていると、これはこれで必要なのですけれども、予算編成時の意思が埋没し、担当部局外、市民からも見えないからです。前年度予算との増減は、方針のくくりごとに集計して初めて意味を持つと考えます。  さらに、例えば、前年に対して予算の増加する事業は、○○事業、金額ベースで○○万円、その内訳として白岡市の意思とは直接関係ない自然増の事業、例えば、○○選挙費ですとか国勢調査ですとか、2020東京オリンピック・パラリンピック推進事業等々がそれに当たりますけれども、自然に増えた事業が幾つあって、幾らなのか、それから政策的に拡大した事業や新規事業が何事業あって、金額ベースで幾らなのか。ともに当てはまらない事業があるのであれば、3つ目として何事業あって、金額で幾らなのか。前年に対して予算を縮小する事業についても同じです。  ところで、企業会計には決められた書式にまとめられ、外部に公表するための財務会計、いわゆる貸借対照表ですとか損益計算書、キャッシュフロー計算書等々ありますけれども、と自由な書式で経営判断を行うための管理会計の2種類があります。マネジメントにとってより重要なのは、後者の管理会計です。その観点で考えると、歳出(目的別)、歳出(性質別)は類似団体との比較には使えますが、経営判断、マネジメントには不向きです。別途管理会計的な視点が必要です。予算は、ビジョンに基づき意思を持って編成するものです。したがって、予算書の作成も、決められた書式に基づく、単なる集計作業であってはなりません。  以上を踏まえ、(4)として質問します。歳出(目的別)、歳出(性質別)などのあらかじめ決められた書式とは別に、予算編成時の意思が明快に伝わるような、より戦略的なまとめ方が必要と考えますが、見解をお伺いします。  次です。昨年も同じ指摘をしました。予算案の概要を見ると、歳出が増えた主な事業しか載っていません。予算総額14億2,000万円増えたとはいえ、一方で縮小、廃止した事業もあるはずです。どこを削減して、何に充てたのかの増減の全体像が見えません。  そこで、(5)として、優先度から見て何を後回ししたのか。また、主な増加事業だけでなく、コストを削減もしくは廃止した主な事業も併せて見える化すべきではないかと考えます。その点についてお伺いします。  次です。予算編成における基本方針だけでは、網羅できない事務事業もあります。それ以外の事務事業に対する方針も必要になってきます。昨年の総括質疑でも、市民ニーズの少ない事業や役割を終えた事業は見直すこと、安全性確保のためのリスクの解消を最優先すること、内部管理経費よりも市民生活密着型事業を優先すること、資産として残らない消耗品的な費用や急を要さない費用は極力削減すること、補助金の額についてはその妥当性を検証すること、コストをかけずに、運用でカバーできる方法を模索することなどを提言しましたが、(6)としての質問です。令和4年度予算案のポイントに掲げられている予算編成における3つの基本方針以外に、予算編成するに当たって示した基本的な考え方、方針は具体的に何でしょうか。  次は、予算書の改善についてです。予算額そのものではないため、一般質問で質問したほうがいいかもしれませんが、関連性の強さから今回の総括質疑で行うほうが分かりやすいと判断し、幾つか指摘しておきます。予算編成における3つの基本方針は、ダイジェスト版であるはずの予算案のポイントにはありますが、予算案の概要には掲載されていません。両者の役割はそれぞれ何でしょうか。予算案のポイント、予算案の概要両方に主要事務事業が掲載されていますが、どちらかに集約する必要があると考えます。そもそも予算案の概要1つあれば十分です。また、先ほども申し上げましたけれども、歳出予算事業別概要書についても改善が必要です。これも非常に無機質で、殺風景な予算書です。事業概要の説明が言葉足らずの事務事業が随所に見られます。事業名イコール事業概要になっている事業があります。  例えば、一例として総合運動公園維持管理事業ですが、事業概要が総合運動公園の運営及び維持管理に要する経費です。当たり前です。事業名にそう書いてありますから、そうではなくて、総合運動公園を適切に運営、維持するために、施設の管理委託や修繕及び除草、樹木の剪定などに係る費用ですなどの丁寧な説明が必要です。款項目の項区分の説明欄に該当する事務事業を羅列する必要はありません。その後に出てくる個別の事務事業とダブっています。また、前年度予算に対し大きく増減のある事業、例えば、金額で1,000万円以上、かつ前年対比で30%以上の増減のある事業など、基準を決めた上で増減の理由を簡潔に明記すべきと考えます。  (7)の質問です。令和5年度に向けて、予算書全般を見直してはいかがでしょうか。  次です。懸念すべき点が幾つかあります。1つ目は、今後の経常収支比率です。扶助費は、平成20年以前は7億円から8億円で推移していましたが、その後は急激に増加し、令和2年度には36億6,000万円、令和4年度予算では約35億円が計上されています。連動するように義務的経費も増加し、平成20年の53億円から令和4年度予算では約79億円に増加しています。一般会計予算も大幅に増加したため、一般会計予算に占める割合は49%と、15年前と比較しても1、2%高い程度ですが、はっきり言えることは、義務的経費は今後も増加が止まらない一方で、一般会計予算は増加するどころか減少する可能性が高いということです。  2つ目は、今後の実質公債費比率です。行財政改革方針の目標設定時に、地方債発行の同意基準である18%未満では、これは全国一律ですけれども、その18%未満という数字では危険水域ぎりぎりの数値を示したにすぎず、到底目標とは呼べない、変更すべきと再三指摘しましたが、とうとう変更されることはありませんでした。執行部として、この実質公債費比率を責任を持ってコントロールする必要性がより強まったと考えます。ところで、市債は13億5,000万円、臨時財政対策債を抑えたものの、総務債と土木債が大きく増加し、前年対比でプラス1億9,000万円になっています。先行投資のLED化ESCO事業や都市計画道路の整備のためには必要な地方債ですが、私はむしろ交付税率の高い地方債が見つかってよかったなと思っているぐらいですけれども、今後の見通しが気がかりです。  (8)としての質問です。経常収支比率及び実質公債費比率の今後の見通しについてお伺いします。  以上9点について答弁を求めます。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、石渡議員のご質疑に順次お答え申し上げます。  まず、1問目の1点目、固定資産税、普通交付税が増加している背景、理由についてお答えを申し上げます。固定資産税につきましては、家屋において新築等による増収分に加え、新型コロナウイルスの影響による中小企業に対する固定資産税の減税の特例措置が、令和3年度で終了することによる増収分を考慮したことなどから、3億658万5,000円の増額を見込んだものでございます。  次に、普通交付税でございますが、令和4年度の基準財政収入額及び基準財政需要額の見込みから財源不足を見込んだほか、令和4年度地方財政対策において普通交付税総額の増が見込まれること、また普通交付税の振替的な役割を持ちます臨時財政対策債の大幅な抑制等が示されていることなどから2億円の増額とし、臨時財政対策債につきましては1億円の減額を見込んだものでございます。こうした増減項目につきましては、本会議における市長提出議案の補足説明や各常任委員会での補足説明を通じてご説明申し上げているところでございます。議員ご質疑の増減理由等を予算案の概要に記載することにつきましては、予算案のポイントを記載した資料を含めまして、より分かりやすいものとなるよう今後検討してまいります。  次に、議員ご質疑の2問目の1点目、基本計画の3つの重点項目の事業数、予算額及び増減についてお答えを申し上げます。令和4年度の予算編成に当たりましては、令和3年8月24日付で令和4年度予算編成方針についてを庁内に通知し、予算編成の基本的な考え方を示したところでございます。その予算編成の基本的な考え方において、第6次白岡市総合振興計画に掲げる重点取組項目の推進を念頭に予算編成に当たることといたしました。第6次総合振興計画の重点取組項目でございますが、1つ目に交通ネットワークの推進、2つ目に農地活用の促進、3つ目に行財政改革の推進を掲げております。  議員ご質疑の3つの重点取組項目の事業数、予算額及び令和3年度予算との増減でございますが、重点取組項目の主な事業を集計したものについてお答えを申し上げます。1つ目の交通ネットワークの充実に係る主な事業数は5事業で、予算額は6億1,415万2,000円となり、前年度から3億1,093万8,000円の増額となっております。2つ目の農地利活用の促進に係る主な事業数は2事業で、予算額は8,523万3,000円となり、前年度から8,483万3,000円の増額となっております。3つ目の行財政改革の推進に係る主な事業数は3事業で、予算額は2億4,932万8,000円となり、前年度から2億4,711万円の増額となっております。なお、行財政改革の推進が増額している点につきましては、主に新規事業の防犯灯等LED化ESCO事業やDX推進事業を追加しましたことで増加となっているものでございます。  続きまして、議員ご質疑の2点目、地域公共交通に対する投資についてお答えを申し上げます。快適で、誰もが住みやすいまちの実現に向け、交通ネットワークの充実を図るためには、多様な市民意見を聞くことが重要であると考えております。そのため、先日立地適正化計画の基礎資料とするためのまちづくりに関するアンケート調査を実施いたしました。この設問として、市民の交通に関する移動実態や公共交通に対する考え方などをお聞きしているところでございます。また、令和4年度につきましても、地域公共交通サービス構築事業の中でのりあい交通の充実を図るため、アンケート調査を実施する予定でございます。市といたしましては、これらのアンケート調査の結果を分析し、市民ニーズの把握に努めたいと考えております。その上で、地域別の課題の整理や検討委員会の設置等について検討してまいります。  続きまして、議員ご質疑の3点目、ウィズコロナ、ポストコロナを見据えた適切な事業内容への転換についての具体的な内容についてお答えを申し上げます。こちらにつきましては、令和4年度予算編成方針の基本的な考え方の1つとして掲げたものでございます。コロナ禍による社会変容及び価値観の変化等を踏まえ、全ての事業に行財政改革の視点により抜本的な見直しを加え、ウィズコロナ、ポストコロナを見据えた適正な事業内容へと転換することを通知したものでございます。詳細につきましては、この後6点目の質疑に対する回答の中でお答え申し上げます。  続きまして、議員ご質疑の4点目、予算編成時の意思が明快に伝わるまとめ方についてお答えを申し上げます。令和4年度当初予算の編成に当たりましては、新たな総合振興計画の初年度として「みんなでつくる 自然と利便性の調和したまち しらおか」を実現するため、予算のポイントに示した3つの基本方針により予算を編成させていただきました。議員ご指摘のより戦略的なまとめ方が必要ではないかという点につきましては、繰り返しとなりますが、他市などの事例を見ながら、予算案のポイントを含め、市民の皆様に分かりやすい資料の作成を研究してまいりたいと存じます。  続きまして、議員ご質疑の5点目、後回しにした事業とコストを削減、廃止した主な事業の見える化についてお答えを申し上げます。限られた財源の中で、重要施策に取り組むために、令和4年度予算編成方針におきまして、全ての事業について行財政改革の視点を持って、徹底した事業の見直しを行うことといたしました。当該方針に基づきまして、内部事務の精査をはじめとして委託の仕様内容や需用費等の見直しなどにより、事業の廃止や事業費の圧縮を行いました。コスト削減や廃止した事業の見える化につきましては、先行自治体の取組等を参考にしながら、市民の皆様に分かりやすい予算資料の作成に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、議員ご質疑の6点目、予算編成に当たり基本計画の3つの基本方針以外に示した考え方についてお答えを申し上げます。限られた財源の中で重要施策を推進していくため、例年以上に既存事業をスクラップすることが必須であることから、既に所期の目的を達成した事業や社会情勢の変化等により事業推進の必要性が薄れたもの、予算の執行率が低い事業などをスクラップすることとしております。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度に未執行となり、令和3年度も引き続き未執行となる事業、または令和3年度未執行となる事業については、事業見直しの契機と捉え廃止の検討を行うこと、事業を継続する場合にあっても新たな生活様式に合った事業となるよう再構築を図ることを資した上で、予算を取りまとめてございます。具体的には、内部事務の精査、委託内容、需用費等の見直し、決算額との比較などにより、廃止も含めて見直しした結果、見直しをした事業は173事業、削減額では約3億6,000万円となったところでございます。  続きまして、議員ご質疑の7点目、令和5年度に向けた予算書の見直しについてお答えを申し上げます。当市の予算書につきましては、システムの保守期間が令和2年度で満了し、新たなシステム業者を選定したことに伴い、令和3年度の予算書から新しい様式に変更しております。この様式につきましては、他の自治体も利用している標準様式を採用したものでございまして、これにより使用料などの費用を抑制できているものでございます。この様式を市独自の様式とした場合、費用が増加してしまうため、極力標準様式のまま使用することが望ましく、今後も標準様式のまま利用してまいりたいと考えているところでございます。なお、歳出予算事業別概要書の事業概要の欄につきましては、その事業の説明を記載するものでございますことから、今後は各事業を紹介する分かりやすい表現となるように工夫してまいりたいと存じます。  最後に、議員ご質疑の8点目、経常収支比率及び実質公債費比率の今後の見通しについてお答えを申し上げます。地方税や地方交付税などの経常的な一般財源が、どの程度経常的な経費に充てられているかを示す指標で、財政構造の硬直度を現す経常収支比率や地方債などの返済額及びこれに準じる額の大きさを指標化し、資金繰りの程度を3か年平均で示す実質公債費比率につきましては、市の将来の負担をはかる1つの物差しとなるものでございます。当市の令和2年度決算は、経常収支比率は90.5%、実質公債費比率は6.5%という状況でございます。令和2年度の決算値における経常収支比率及び実質公債費比率は、ともに前年度に比べると減少しておりますが、扶助費が過去最高を更新するなど、社会保障関係経費が増大しております。このことから、経常的に係る経費が増えると、さらなる財政構造の硬直化が進み、経常収支比率が高まることや大規模工事等が進捗することで地方債の借入れが増加し、実質公債費比率が上昇することが想定されるため、決して楽観視はできないものと認識しております。そのため、市としましては引き続き既存事業の見直しを図るなど、歳出削減を進めながら歳入確保の手段を研究検討しつつ、借入れをする場合には有利な交付税措置がある地方債を活用するなど、工夫した財政運営に努めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 再質問させていただきます。1番の(2)で質問しました公共交通に関する再質問です。立地適正化計画の中でアンケート調査をしたと、それからのりあい交通の中でもこれからアンケート調査を実施する予定だということなのですが、それだけで本当に市民全体の幅広い多様なニーズを拾い切れるかどうか、私は不透明だと思っています。ほかの事業に乗っかったアンケートではなくて、地域公共交通独自のアンケート調査が必要かと考えますけれども、見解をお伺いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員のご質疑にお答えを申し上げます。  アンケート調査につきましては、先ほど申し上げました立地適正化計画策定に係るアンケート、それから地域公共交通に関するアンケートに加えまして、まずそちらを踏まえて現状の課題等を整理をさせていただいた上で、独自の調査の実施を含めて今後検討を行ってまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 独自の調査ということなのですけれども、去年ですか、地域公共交通活性化再生法改正されました。その中で、地域公共交通計画を策定しなければならないという要件が出てきました。これは罰則規定のない努力義務ですけれども、この計画をつくらないと国からの補助金が出ないということで、実質的にはつくらざるを得ないという計画です。その計画を策定するに当たって、基礎調査ですとかアンケート調査実施することになると思いますけれども、いつ頃の時期を想定しておりますでしょうか。私は、それが独自の調査というものに置き換えることが可能だというふうに考えています。いつ頃実施する想定でおりますでしょうか、答弁を願います。 ○江原浩之議長 暫時休憩いたします。       休憩 午前11時16分       再開 午前11時17分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員のご質疑にお答えを申し上げます。  ご質疑にございました地域公共交通計画でございますが、現時点で令和5年度または令和6年度の策定を予定しているところでございます。議員ご質疑の調査につきましては、この策定に併せて実施を検討してまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 1番、石渡征浩議員。 ◆1番(石渡征浩議員) 今、令和5年か6年になってしまうって、ちょっと遅いような気がしています。ちょっと一般質問のほうで、この件は引き続き行っていきたいと思っています。  予算書の見直しなのですけれども、こういう質問すると必ず他市の事例を見ながらという答弁が入ってくるのですけれども、多分他市参考にしても、あまりそんなに画期的ないいものはできないと思います、皆さん発想が似ていますから。もし参考にするのであれば、民間を含めて幅広く参考にしたほうがいいと思います。この質問の趣旨というのは、先入観のない自由な発想で、白岡市の独自の切り口でまとめたらどうかというのがこの質問の趣旨です。概要は、ポイントというのは別に所定の決まったフォーマットがあるわけではありませんので、もう自由につくったほうがいいのではないかなというふうに思っています。むしろ他市の先行事例を参考にするのではなくて、白岡独自の発想でつくって、それがむしろ他市の参考になるというぐらいの気概を持ったらどうかなということです。まとめ方を工夫することには財源は要りません。つまりお金はかかりません、労力もさほどかかりません。ちょっと工夫するだけです。その辺のところを、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。答弁は結構です。  以上で総括質疑を終わります。 ○江原浩之議長 次に、16番、黒須大一郎議員。       〔16番 黒須大一郎議員登壇〕 ◆16番(黒須大一郎議員) 議長の許可をいただきましたので、令和4年度一般会計予算についてお伺いいたします。  初めに、今回の一般会計当初予算は、藤井市長が一から組まれたものであり、公約の4つの約束を果たすための予算と言えます。1つ目の財政基盤の確立と4つ目の元気の出る商工業の白岡をつくりますとしていますが、どこがどのように確立されていくのでしょうか。どのように元気を出していくのか、本予算執行のどれが当たるのか、お聞きするとともに、そもそも何をもってその元気度をはかるのかもご説明願います。  次は、令和3年度より藤井市長をはじめ執行部は、行財政改革推進に当たり厳しい財政状況及びその見通しをアナウンスしてきました。しかしながら、令和4年度当初予算の総額は159億5,000万円で、前年比約10%増であり、独自行政運営の柱である市税は約70億円と4.2%の増額です。財政収入も、前年比プラス457.2%となっています。ついては、その主因や見通しと、大幅増といっても自治体としてやるべきことはできているのか、さらには自治体として予算やリソースにより、やれることには限りがあるために、どうしてもそこにギャップが生じてしまいます。どのようにしていくのかも併せて伺います。  次は、歳入の土地建物貸付収入についての旧庁舎跡地貸付料ですが、この公的不動産、略してPRE、パブリックリアルエステートの有効活用をしているかどうか、5点初めに伺います。  ①、当地の不動産価値を幾らとしているのか。  ②、貸付けに当たり、事業用定期借地権の期間を20年とした理由と今回の保証金額。  ③、本件より長期未活用の公的不動産は多々あるが、真っ先に公募型プロポーザル方式によるとしたわけは。  ④、昨年11月1日に応募要綱を配付し、応募受付期間を12月6日から同月28日までの短期間で、結果1業者の応募で選定しなければならない理由と、本予算の貸付料全額101万7,000円を対象地面積の2,526平米で割ると、1平米当たり402.6円で最低価格以下だが、なぜ決めてしまうのか。  ⑤、今回の応募者の事業計画について、保育園の定員、保育メニュー、地域貢献の提案事業、事業スケジュールなど、事業計画はどうなっているのか、ご説明ください。  最後は、歳出の企画費で市制施行10周年記念事業として260万円計上しています。県内40市で、市の歌がない市は8市で、制定している多くの市は市制施行記念に作成しています。市内の行事や学校などで唱和できる市の歌を公募にて制定するよい機会と考えます。作成するか、お聞きします。  以上、令和4年度当初予算について白岡ビジョンを代表して総括質疑いたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、黒須議員のご質疑に順次お答え申し上げます。  まず1点目、市長の唱える4つの約束が進むのかのうち、本予算の執行により財政基盤のどこが、どのように改善されるのかの部分についてお答えを申し上げます。令和4年度予算につきましては、誰もが住みよいまちづくりの実現に向け、市長が掲げる4つの基本方針を踏まえ予算編成をいたしました。ご質疑の本予算の執行により、財政基盤のどこが、どのように改善されるのかについてでございますが、昨年11月に策定した行財政改革方針の取組を基本として、主なものをお答えいたします。  まず、歳出の削減として、令和4年度予算編成方針で示した予算編成の基本的な考え方を基に、既存事業の見直しを実施したことにより、約3億6,000万円を削減いたしました。次に、事務執行体制の見直しとして、働き方改革を推進するとともに、ノー残業デーを決定し、職員の時間外勤務手当額について、令和2年度の決算額を基準として徹底的な削減に努めることといたしました。  次に、歳入の確保として、未利用の公有財産の売却など財政収入の確保を計上いたしました。このように令和4年度予算を執行することにより、行財政改革方針の実施目標である財政の健全性の維持に寄与し、市の発展において重要となる事業を着実に進めながらも、今後の財政基盤を確立させることにつながるものと考えております。なお、行財政改革の推進に当たっては、引き続き市民の皆様や議員の皆様のご理解、ご協力を賜りながら取り組んでまいりたいと存じます。  次に、議員ご質疑の2問目、前年比約10%増の当初予算の主因等につきましてお答えを申し上げます。市税につきましては、市民税におきまして新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響の長期化に伴い、引き続き個人所得の減少が見込まれますことから、前年度比4,662万9,000円の減収を見込んだものでございます。一方で、固定資産税につきましては、家屋において新築等による増収分に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響による中小企業に対する固定資産税の減税の特例措置が、令和3年度で終了したことによる増収分を考慮したことなどから3億658万5,000円の増額を見込み、市税全体としては2億8,047万1,000円の増額となったものでございます。また、財産収入につきましては、普通財産である土地の売払収入などを見込んだことから、3,967万1,000円の増額となったものでございます。そのほか、国庫補助金や県補助金、地方債などを最大限活用することで、予算総額といたしましては前年度比約10%の増額となったものでございます。しかしながら、本市の人口動態を見通すと、今後の人口は令和4年の5万2,334人から令和13年には5万1,454人に減少すると推計されます。また、新型コロナウイルス感染症が中長期的に経済、財政に与える影響はいまだ不透明であり、歳入の根幹をなす市税収入については、将来的に大きな伸びを期待することはできない状況でございます。  議員ご質疑のやるべきことと、やれることのギャップをどうするかにつきましては、議員ご指摘のとおり、自治体としてやれることには限りがございます。令和4年度予算におきましては、市民の生命、財産を守ることが自治体の責務であると考え、市民の生命、財産を守るため、この時期を逸すると実現が困難な施策など、限られた財源の中で真に必要な事業を厳選し、さらなる住民福祉の向上を図るべく予算編成したものでございます。また、今後につきましては、行財政改革により、これらの乖離を埋めるとともに事務執行体制の見直し、市民の皆様との協働や民間活力を活用するなど工夫してまいりたいと考えております。  続きまして、議員ご質疑の3問目、旧庁舎跡地貸付料の1点目についてお答えを申し上げます。この旧庁舎跡地の資産価値といたしましては、個別に鑑定評価を行っておりません。このため、現時点での詳細な資産価値となるものは算出することはできませんが、一般の土地取引や相続税評価、固定資産税評価の目安として、また公共用地の取得の基準、指標として活用されている地価公示価格を例に見ますと、参考となる土地、白岡駅西口駅前では、令和3年1月1日時点で1平方メートル当たり11万7,000円の価格が示されております。旧庁舎跡地の土地は、白岡駅から東に約300メートルのところに位置する土地でございますので、この地価公示価格の例から考えましても、通常取引とした場合、1平方メートル当たり10万円を超える価格になるものと想定されるものでございます。なお、この価格は通常の取引等で使用される価格でございます。旧庁舎跡地は、建物を解体撤去した際の基礎ぐいが現地に残っている状況等を考慮いたしますと、土地利用に制限が生じることから、通常取引した価格とはならず、その資産価値は下がるものと認識しております。  続きまして、議員ご質疑の2点目、定期借地権の期間を20年とした理由と保証金についてお答えを申し上げます。市といたしましては、旧庁舎跡地は白岡駅から歩いていける公共施設として大変利便性の高い土地であることや、隣接する中央公民館やその他の公共移設の建替えが近い将来必要になることなどを考慮し、売却することはせず、公共的に利用することが望ましいと判断したものでございます。また、併せて公共的な土地利用が図られるまでの有効利用について検討したところ、民間事業者が自ら行う収益事業にこの旧庁舎跡地を開放することで、公的な費用負担の削減と民間のノウハウを活用したまちづくりを推進し、隣接する中央公民館を含めた周辺地域の新たなにぎわいを創出してまいりたいと考えたものでございます。そのため、事業者募集要領には募集条件の1つとして、中央公民館の耐用年数が経過するまでの期間を例に、貸付け期間を20年としたものでございます。  次に、保証金に関しましてお答え申し上げます。保証金の預託に関しましては、募集要領上でも明記させていただいておりますことから、今後保証金を預託していただく予定でおります。優先交渉事業者は、行政報告させていただきましたとおり、決定しているところでございますが、現在その優先交渉事業者と契約に向けた調整を進めているところでございます。そのため、保証金の預託額に関する支払い方法、金額等は協議中となっております。  続きまして、議員ご質疑の3点目、旧庁舎跡地を真っ先に公募した理由についてお答えを申し上げます。市が所有する公共用財産などの土地を除く未使用地の合計面積は、令和2年度決算時点では2万8,630.06平方メートルございます。旧庁舎跡地の土地につきましても、現在はこちらの未使用地として管理しているところでございます。議員ご質疑の、長期未活用の市有地よりも先にこちらの旧庁舎跡地を公募した理由につきましては、これまでに多くの議員から一般質問等において今後の土地利用に関するご質問などを頂戴しておりまして、市といたしましても大変注目度の高い土地であると認識していたところでございます。また、旧庁舎の建物を事務所として使用していたシルバー人材センターの移転から7年以上が経過し、建物の取り壊しが完了してからも2年が経過しております。そのため、他の公共用地よりも先に将来の土地利用についての検討を進めたものでございます。  続きまして、議員ご質疑の4点目についてお答えを申し上げます。まず、1か月にも満たない期間で1事業者での応募で選定しなければならない理由についてでございます。優先交渉事業者の募集に当たりましては、他の自治体の募集期間等を参考に、令和3年11月1日から旧庁舎跡地活用事業に係る事業者募集要領の配布を始め、質疑、質問を受付する期間を設けた後、令和3年12月6日から12月28日までの期間で募集書類の受付を行ったものでございます。募集に当たりましては、市のまちづくりに適合すること、貸付けの方法で契約すること、貸付け期間は20年とすること、地下に旧庁舎の建物基礎ぐいが残っており、土地利用に制限があることなどの募集条件を示し、市の公式ホームページにおいて募集いたしました。募集要領の配布期間中の11月5日には、埼玉建設新聞に記事が掲載され、募集期間を含めた約2か月間においては複数の事業者から問合せをいただくなどいたしましたが、結果といたしまして1事業者から提案をいただいたものでございます。事業者の選定に当たりましては、市の旧庁舎跡地活用事業事業者選定委員会において、書類審査やプレゼンテーション審査を行い、優先交渉事業者を適正に選定したところでございます。  次に、貸付料に関するご質疑についてでございます。募集に当たりましては、市が貸付料の最低価格を設定し、事業者から賃貸借希望価格提案書を提出いただく方法で行ったところでございます。議員ご質疑の貸付料年額101万7,000円、1平方メートル当たりの価格402円という金額は、令和4年度の一般会計予算書の予算額と推測されます。予算額が実際の募集要領の額より安価となっている点につきましては、歳入予算でございますので、歳入額が予算額を下回らないように、約8割程度に減額した額で計上したものでございます。なお、事業者から提案のあった希望価格は、募集要領の最低価格502円を満たしておりましたので、提案内容に不備はないものでございます。  続きまして、議員ご質疑の5点目についてお答えを申し上げます。まず、事業者からの事業計画と地域貢献の提案につきましては、募集要領の情報公開の項目にのっとり、現在、提案された事業概要を市公式ホームページに公開しております。優先交渉事業者から提案がありました事業計画は、認可保育所、定員97名、児童発達支援、定員10名、子育て支援、病児保育、地域の高齢者の集いの場として利用できるカフェの5つの事業を含めた計画でございます。地域貢献に関しましては、若い世代の移り住みを可能にする子育て支援に貢献する事業であること、また計画する施設の一部を開放し、地域コミュニティの拠点となる取組を含めた事業であることなど、地域に根差した計画の提案がございました。また、本市の子ども・子育て支援事業計画では、待機児童のいない保育サービスの充実したまちを目指すまちの姿としております。このため、認可保育所等を含めて提案いただいた内容は、市の計画に合致する提案であると認識しております。  次に、今後の事業スケジュールに関しましては、現在、契約に向けた調整を進めているところでございまして、来年度中の契約締結を目指すものでございます。なお、事業計画における事業所の開設見込みは、令和6年4月となっております。  最後に、議員ご質疑の4問目、市制施行10周年記念事業についてお答えを申し上げます。現在、市の歌として市民の方々に広く認識されているものといたしまして、1つ目に、市民の皆様の代表により運営される白岡まつりのフィナーレをにぎやかに飾る白岡おどりの際の楽曲がございます。小学校の運動会でも、白岡おどりが踊られており、老若男女に親しまれているものと存じます。  2つ目といたしまして、シラオ仮面のテーマがございます。これは白岡市観光協会サポーターであるブライトさんが作詞、作曲、振りつけをしてくださったもので、イベントなどにおいてシラオ仮面の登場場面やダンスのときに流れます。2つとも公式な市の歌としての位置づけではございませんが、それぞれ市民の皆様に愛され、伝統的に受け継がれて定着していくものであると存じます。市では、市制施行10周年を記念して、記念動画の作成を予定しております。この動画では、市民の方によってピアノやバイオリンで演奏されたシラオ仮面のテーマをBGMとして使用することを検討しております。市といたしましては、この2つをなじみ深い市の歌と捉えており、積極的に活用し、さらに市民の皆様に広めていきたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 篠塚市民生活部長。       〔篠塚 淳市民生活部長登壇〕 ◎篠塚淳市民生活部長 それでは、議員ご質疑の市長の唱える4つの約束が進むのかのうち、元気の出る商工業を本予算のどれで、どのように元気を出すのかにつきましてお答えを申し上げます。  令和4年度予算におきましては、商工振興費におきまして、これまでの各種事業に加え、新たに駅周辺空き店舗出店支援事業を計上しております。これは、駅周辺商店のにぎわいづくりを推進し、市民が安心して買物ができる環境を創出するために、白岡駅、新白岡駅周辺の空き店舗への出店を支援するものでございます。具体的には、両駅周辺地区の空き店舗に新規出店した事業者に対しまして、5万円を上限として賃料の2分の1を補助するものでございます。また、30万円を上限といたしまして、空き店舗の改修費等の2分の1を補助するものでございます。令和4年度は、それぞれ2件分の予算を計上してございますので、まずは2件の出店を目指し、事業を進めてまいりたいと考えてございます。そのほか、既存の創業支援事業や商店街活性化推進事業と組み合わせることにより、元気の出る商工業のまちを目指してまいりたいと考えてございます。こうした施策を展開することにより、新たに出店された店が呼び水となり、既存の店舗を含む駅周辺の店舗に活気が出てまいりますれば、白岡で創業したいと考える店主も増え、よい相乗効果が生まれてくるものと考えてございます。こうして生まれてくるにぎわいこそが元気だと考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) ご答弁を聞いて、1項目めから順に再質疑いたします。  財政基盤の確立は、どこがどう改善されたのですか。3億6,000万円改善されたと、超過勤務を令和2年度の決算ベースと申されても、歳出予算の額で示さなければ感じられず、同じ勤務時間で3億6,000万円改善されたのなら、その3分の1程度は何かしら還元しなければ、継続していくのは、働く意欲はなくなってしまって難しいのではないでしょうか。逆に、職員の意識改革は進まず、優秀な方から退職するかもしれません。そして、未使用、未活用の公有資産の売却での財政基盤の確立なのか、多くの市民は売るものがなくなったらどうなるのと不安を感じるのではないでしょうか。平成26年8月に、国はまちづくりのための公的不動産、先ほど言ったPREの有効活用ガイドラインを示しています。これは、PREに関する基本的な考え方の前に、大きな方向性を市民に示し、具体的なPREの利活用を検討して、PREの具体的な方向性へ進めていきます。  要は、単に財産等を整理しての現金化ではなく、公的不動産の活用の方向性を見える化して次世代に生かすために、まちの課題や方向性についての住民の理解を得ながら進めることが大切だそうです。そうすることで、米百俵の格言ではないが、大事をなせる。財政基盤の確立で、真の行政改革ではないでしょうか。また、同様に商工振興についても現状分析して、目標値を示す事業の見える化を図ることが大切で、創業支援事業等の予算を消化することが目的ではなく、見える化することで、市内にそういう機運、土壌をつくり出す、生まれるのではないでしょうか。昨年の3月定例会でも、西口にある看板が実際75張ってありますが、10店舗しかなくて、その中で支援事業をやるということですから、本当に見える化が大切だと思いますので、ご答弁よろしくお願いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑についてお答えを申し上げます。  事業の見える化についてでございますが、これまでも行財政改革の各取組の効果につきましては、数値目標で表せるものについては数値として表してまいりましたが、今後も目標値が示せるものについては示してまいりたいと考えております。また、各事業の取組状況や進捗状況につきましても積極的に発信をしてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 篠塚市民生活部長。       〔篠塚 淳市民生活部長登壇〕 ◎篠塚淳市民生活部長 それでは、議員の再質疑のうち、商工業振興についての事業の見える化につきましてお答えを申し上げます。  議員ご指摘のとおり、事業を見える化し、数値目標を立て関係者の共通認識とすることは、事業の推進の大きな力になることと考えてございます。この元気の出る商工業の白岡の数値目標につきましては、第6次白岡市総合振興計画における施策の1つである商工観光の振興の項目に、各種成果指標を設定する予定になってございます。この掲げた数値目標の達成に向け各施策を展開していくことで、商工業の活性化に向けた市内の機運も高まってくるものと考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) ご答弁を聞いて、できるものを順次ではないですけれども、見える化を進めていくという話が、できなそうなものを工夫して、いろいろ技術も進んでいますからできるのではないかと思いますので、できない理由ではなくて、できる理由を探すような努力をしてお願いしたいと思います。  次の2項目めですが、ご答弁によると、固定資産税の増額が約3億円強とのこと、市の不動産価値が歳入に与える影響が大きいことが分かりました。また、見通しについては明るい未来とは言えそうにありません。先日のロシア軍によるウクライナ侵攻が世界経済に与える影響がどうなるか予想がつきません。そういう世界的な価値観の転換期にこそ、まちづくりのための公的不動産の有効活用ガイドラインに基づく方向性を市民に示して、PREの有効活用した財務体制づくりが必要かと思いますが、いかがでしょうか。さらにはやるべきこととやれることのギャップをなくす、ギャップを小さくしていくためには、そうしたまちづくりの方向性を見える化等をして、市民に理解していただきながら、市民、民間、市内民間事業者が参加、意見しやすい環境を整えて、民間連携を進めて、やるべきことやれることのギャップを小さくしていくべきと考えますが、どのようにしていくのか、お伺いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑についてお答えを申し上げます。  まず、公的不動産PREを有効活用した財務体制づくりについてでございますが、今回の行財政改革の柱の1つであります歳入の確保の取組におきましても、公有財産の有効活用を位置づけているところでございます。議員のご提案を踏まえ、国土交通省の活用事例などを参考としながら公有財産の有効活用について検討してまいりたいと考えております。  次に、やるべきこととやれることのギャップにつきましては、繰り返しとなりますが、行財政改革の推進や市民の皆様との協働、民間活力の活用により、これらの乖離を埋めてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) ご答弁聞いて、PREの活用は民間との連携、ノウハウと提携が大切だと思いますので、頑張っていただきたいと思います。  それでは、3項目め、旧庁舎跡地貸付料ですが、このPREの有効活用の実践版となるものか、5点伺いました。①の不動産としての価値は、価格は、事業用定期借地権での貸付料を算出する基となるからです。それでは、応募条件の最低貸付けの単価の設定に当たり、502円とした算出式をお伺いします。  ②は、周辺地域の新たなにぎわいを創出していくため、民間のノウハウを活用したいとの意図は分かりますが、令和4年度当初予算には1,000万円を超える公民館の大規模修繕調査費用が計上されていて、今後はどのくらいの修繕改修費になるかがPREの有効活用としても重要なことですが、20年もてばいいとのことの改修なのでしょうか。それとも20年後に建替えが予定しているということであれば、そこまでの方向性があるならば、いっそのこと、これからの駅周辺を核にするであろう立地適正化計画の誘導する策として、公民館を含めた公共的な土地利用を民間のノウハウを利用してすべきですが、公民館を含めた市有地の有効活用に関して、20年は動かないということなのでしょうか、もう一度お伺いします。そして、保証金はその方向性がある以上、令和23年3月31日までに更地での返還を担保する上では、建設コストの最低でも10分の1を撤去費用として預かるのが妥当だが、十分に核となる協議結果の報告を、これからだということなので期待します。  ③については、結果的に1提案しかないことを考えると、多くの方にPREの活用に関して市の特性、基本的な考え方、進め方を理解していただけることが、民間のノウハウを引き出す1つの鍵ですが、市はPREの活用に関してその方向性等を見える化できていないだけでなく、市の特性、基本的な考え方、進め方の十分な整理ができていないように見受けられます。その点はどうでしょうか。  ④は、以前のご答弁で、周辺地域の新たなにぎわいを創出していくため、民間のノウハウを活用したいのであれば、今回の一件でプロポーザルとしても20年間の事業長期損益計画、施設整備計画等を含めた今回のより簡潔的な資料等にての書類審査を行い、その後2次審査とするやり方で多くの民間の提案を受けることができたのではないでしょうか。また、今回の貸借希望価格は幾らなのか、最低は上回っているという答えだったのですけれども、実際幾らなのか、公開になっていますからよろしくお願いいたします。また、答弁で歳入予算だから決算時の額が下回らないように0.8掛けした額にしたとしているが、今回と同じ項目にある他の土地建物貸付料のみならず、他の歳入項目についてもきちんとした歳出額の設定がある、なしにかかわらずに、同様の歳入予算計上しているのか、お伺いします。当初予算を審議する根幹を揺るがす問題であります。同様な手法で検討しているもの、していないものもお聞きします。  ⑤は、ご答弁を聞くと、定員97名の認可保育所で病児保育、児童発達支援や高齢者集いのカフェを併設するとしています。国の基準では、カフェ等の併設がない通常の保育園での建設費は、定員97名だと1名当たり8.5平方メートルの延べ床面積が必要であり、824.5平米の建物となります。その建築費の平米単価は、42万2,000円との独立行政法人福祉機構の令和2年度の調べではなりますので、今回の場合は約3億5,000万円を超える建物となり、園庭の整備や遊具、園児用のロッカーなど備品が加わりますと、先ほどの額の2割増しの初期建設コストとなります。計画スケジュールを見ますと、令和6年4月の開園としていますが、返還期限を考えると17年半ほどしか運営できず、また病児保育、児童発達支援を行うことからも、高齢者つどいの地域コミュニティ拠点の併設カフェですが、土日祝日や15時以降のカフェの営業も大変限られたものになると考えます。土日や祝日、夜間には利用しづらく、初年度に入園した零歳児も二十歳を迎える前には更地になり、地域のコミュニティ拠点としていましたが、なくなってしまうことが分かっています。答弁のとおり、20年には公民館と一体的活用が控えていて、貸付け期間の延長更新はできないと考えていますが、どうするのか。また、提案事案の評価について、公表された選定評価500満点中317点で、平均は63.4点、選定基準の300点を辛うじてクリアしたとのことですが、市長なら何点をつけるのでしょうか。  以上、よろしくお願いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答えを申し上げます。  まず1点目、単価の算出根拠でございますが、市と優先交渉事業者との間で締結する契約に当たりましては、1平方メートル当たり年額で502円を最低価格として設定した上で公募を行ったものでございます。1平方メートル当たり502円の根拠といたしましては、本土地を一般的に使用した場合に発生する固定資産税及び都市計画税の年額を基に算出したものでございます。  続きまして、2点目、改修の目的でございますが、一般的な鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物の耐用年数は60年とされており、その期間まで使用した場合におきましても、その途中ではメンテナンスとなる一部改修や大規模改修などが必要となるものでございます。中央公民館に関する当初予算につきましては、建物の劣化度を調査し、必要となる工事等の設計業務委託に要する費用を計上したものでございます。議員ご質疑の今後20年もてばいいという改修なのか、公的資産の活用に民間のノウハウを使用するべきではないかという点につきましては、中央公民館の現状を把握した上で検討してまいりたいと考えております。  続きまして、ご質疑3点目でございます。市の公共施設に関しましては、平成28年に策定した白岡市公共施設等総合管理計画や令和2年に策定した白岡市個別施設計画に基づき、予防保全による維持管理によって施設の長寿命化を図り、財政負担を軽減、平準化することで公共施設の安心安全を確保するとともに、公共施設によるサービスを最適かつ持続可能にするという目的を持って適正に管理していくこととしております。しかしながら、議員ご指摘のとおり計画は策定いたしましたが、実施に当たっては多額の予算が必要となることなどの理由から、予定どおりに進捗しているとは言い難い状況でございます。今後におきましては、具体的な実行計画を策定し、計画的に公共施設を管理していくことで、市民の皆様が安心して利用できる公共施設を整備してまいりたいと考えております。  続きまして、議員ご質疑の4点目でございます。優先交渉事業者の選定に当たりましては、優先交渉事業者を公募型プロポーザル方式により選定することといたしました。このプロポーザル方式は、価格だけではない様々な要素を評価するもので、よりよい事業を提案する方式であり、総合的な比較検討を行い、最適な事業提案を選定することが可能となる、多くの団体で取り入れられている手法でございます。募集につきましては、市役所での配布のほか、市ホームページに掲載し、広く多くの事業者から提案を募ることができることからも、公募型プロポーザル方式により行ったものでございます。また、提案事業者が1社の場合も想定し、選定基準点を設け、本事業にふさわしい提案かどうかを審査し、選定基準点を超える場合には、優先交渉事業者に選定することとしたものでございます。また、事業者から提案がありました賃貸借価格提案書の金額でございますが、年額で126万8,052円でございます。  続きまして、議員ご質疑の5点目でございます。優先交渉事業者の事業計画についてでございますが、先ほどお答え申し上げましたとおりでございまして、認可保育所、児童発達支援をはじめとした5つの事業を行う計画となっているものでございます。事業の実施に当たりましては、それぞれの事業が補完し合いながら相乗効果が期待されること、また社会的ニーズを的確に捉え、民間事業者のノウハウを生かしたまちづくりが展開されることで、新たなにぎわいの創出が期待できる提案でありますことからも、全ての事業が実現されるよう協議を調えてまいりたいと考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) 最低価格を決めるに当たって、固定資産税を目安にしたということですが、歳出額をお聞きしているので、固定資産税を目安にしたということであれば、固定資産税というのは評価額をつくるわけですから、その評価額を幾らにして、また建物の値段を幾らにしてとかという形で、基になる数字があると思うのです。ではなくては、ゼロに何掛けてもゼロになってしまいますから、また1掛けてもそれしかならないし、そういうことで固定資産税を基にして502円と決めたという式を、数字を入れてもう一度お願いします。 ○江原浩之議長 暫時休憩いたします。       休憩 午後 零時05分       再開 午後 零時07分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答えを申し上げます。  単価の算出の式でございますが、課税標準額、こちらに固定資産税につきましては1.4%、それから都市計画税につきましては0.1%を掛けたものを固定資産税額、それから都市計画税額として算出したものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) 大変肝腎なことなので、初めから聞いてるのですけれども、幾らの土地を資産の価値があると認識しているか、数字でしっかり言っていただかないと、そこがその先につながっていかないので、固定資産税を評価するに当たっても、それを幾らだと、坪だと30万円以上するというお話で、そこの数字を入れて式を出してくださいと言っているのですが、どうでしょうか。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答えを申し上げます。  課税標準額については、恐縮ですが、差し控えさせていただきたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) どこそこの誰さんの課税標準額を聞いているわけではなくて、この貸付料の算出に当たって必要な金額をどういうふうに出したのかということでお聞きして、そちらのほうで土地の評価を課税算出額の手法を用いてやっているというお話でしたので、お伺いしたかったのですけれども、委員会もありますから、そこでもう少し話されることでしょう。  もう一つ伺います。忘れている方がいらっしゃるかもしれないですが、篠津の上宿会館の近くの青雲寺というお寺のところに保育園が多分第1号だと思うのですが、町立保育園がありました。事情があって西保育園に移動しました。今、白岡の保育園は全部で14か所ありますが、そのうちの宇都宮線の西側が6か所、東側が8か所、それぞれの定員で足しますと、西側が313名、東側が418名、100名以上の定員の差があります。今回、このJRの東側にもう一個、認可保育所できますと、200名を超える差が出ます。均衡な子育て支援をできる街並みの地域にするためにも、いかがなものかと思っているのですけれども、その辺はどのようなお考えなのでしょうか、お聞きします。 ○江原浩之議長 暫時休憩いたします。       休憩 午後 零時12分       再開 午後 零時13分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  神田健康福祉部長。       〔神田信行健康福祉部長登壇〕 ◎神田信行健康福祉部長 それでは、議員のご質問にお答え申し上げます。  まず、先ほどの駅の東西に分かれた子供の人数ということでございますが、こちらの施設につきましては白岡駅に近いということで、確かにそういった比較すればあるかもしれませんが、駅に近いということでかなりのメリットはあるかなと思います。こちらにつきましては、子ども・子育て支援事業計画の中で待機児童のいないということで、まず1つ掲げられるとともに、先ほど申し上げましたように駅近ということで、保護者の方の利便性も図られるのかなというところがございます。また、本日この提案につきましては、病児保育をやるということで、当市にとって、こういった取組については今後期待できるのかなと考えているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) 答弁を聞いても、全然均衡というか、そういうものには寄与していないような気がしますし、以前私は駅ステーション保育とか、駅にステーションして、ステーション内に保育所をつけて、保育の中継所みたいのをつくっていただいて、子育てする世代の人たちが電車に乗る前に預けて、電車で帰ってきたら受け取って、それでどこにあっても、実際は保育園の遠いところにあっても、問題なくスムーズに行けるみたいなご提案したこともありました。参考にしたのは流山市ですが、そのようなことには300メートル近く離れていますからならないと思いますし、もしかしたら今回は話は出ていないですが、市が今ある3つの公立の保育園を順次民営に移していくという考えであれば、民営化を増やしていくと、こっちはそのように勝手に考えていたのですけれども、少なくとも保育園とか幼稚園とか小学校とかありますと、様々な年間行事が行われて、特に運動会とか、私が小学生、中学生のときに、保育園が私の一番下の弟がその1期生ぐらいで上がりましたけれども、近所で保育園とかあると、幼稚園とかの運動会みたいな形でにぎわっていましたけれども、西保育所ができたときになくなってしまって、とても寂しく思っています。今回も、17年、18年ただやらないでなくなってしまう。そういうことになっているのですけれども、そんなのでいいのですか。でも、向こうも多分もう少しやりたいという話になってきたら、どうするのですかというのですけれども、どういうふうにお考えになっているのか、お願いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答え申し上げます。  今回の募集に当たりましては、20年という期間を設定して募集してございますので、契約としてはまず20年とさせていただいているところでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) 契約としては20年ということで、契約間近になったら更新の願いがあったら更新するかもしれないという含みを持たせた答えなのかどうかお聞きするとともに、何しろ整理ができていないように感じるのです。市のそういう公的資産の使い方について、ばらばらだったり説明が足りなかったり、そんな感じがしますので、今回は値段の設定についても、しっかりとした基になる値段も言っていただけないし、もう少し再考していただかなくてはいけないと思います。これについてお答えができるのであれば回答していただいて、次に移ります。  4項目めですが、これからの新型コロナ感染状況や国のコロナ対策にもよりますが、多くの市民が記念すべき市制施行10周年を共感し、次の20周年に共に進んでいけるように、地域や世代を超えて感じる、歌える市の歌は、歌詞の公募等によれば比較的低コストでできます。ウィズコロナ、アフターコロナを考えるなら、歌、音楽ならばSNS等の最新デジタル技術等によって、多くの人が参加することができ、またその作成過程というのですか、プロセスにも参加することができます。もう一度、作成するかどうか、お伺いします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答えを申し上げます。  先ほどの答弁の繰り返しとなりますが、市といたしましては白岡まつりのフィナーレの際に白岡おどりの際の楽曲、それからシラオ仮面のテーマ、この2つを市民の方がなじみ深い市の歌と捉えておりますので、こちらを積極的な活用、それから市民の皆様への広報に努めてまいりたいと考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 16番、黒須大一郎議員。 ◆16番(黒須大一郎議員) 県の資料で、県内の40市が市の歌として制定しているかという資料ですが、執行部の方にも渡してありますので、先ほどの別の方の議員もありましたけれども、しっかりした正式な、公式な歌というのをこの際つくっていただきたいと。もしも、今ある白岡おどりにしてもシラオ仮面の歌にしても、それであれば、どちらかを正式な歌にすべきだと思います。曖昧なままで、様々な場面で、公費を使ったようなプロモーションも含めてですが、やるのはいかがなものかというご意見が同僚議員からもありましたから、曖昧ではなくて正式なものにしてやるのか、その辺も伺いながら、私の総括質疑を終わりたいと思います。答弁が可能ならしてください。  以上です。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員の再質疑にお答えを申し上げます。  先ほど申し上げた2つの歌について、市の公式の歌にというご質疑でございますが、そちらにつきましてはそれぞれの曲につきまして、作成の経緯ですとか、そういった点を確認をさせていただいた上で、今後検討してまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 ここで暫時休憩いたします。       休憩 午後 零時23分       再開 午後 1時25分 ○江原浩之議長 現在員10名であります。  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を続行いたします。  8番、中山廣子議員。       〔8番 中山廣子議員登壇〕 ◆8番(中山廣子議員) 議席番号8番、中山廣子です。公明党会派を代表いたしまして、総括質疑を行います。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、財政状況は厳しいものとなっている上、行財政改革の推進の取組の中で、今回の予算編成をされましたことは、藤井市長をはじめ執行部のご努力に敬意を表します。今回の当初予算は、限られた財源を複雑化、高度化する行政課題に的確に対応し、特に住民福祉の向上を図るための編成をされたということですが、市民にとっての福祉向上が市政運営の一番の重要な柱であり、我が公明党にとりましても、結党以来そこに一番力を入れてまいりましたので、大いに共感できるものです。  そこで、1点目としまして、本年は市の最上位計画である第6次白岡市総合振興計画がスタートします。その計画の産業・雇用分野についてですが、強い農業担い手づくり総合支援事業や埼玉型ほ場整備事業が新規事業として挙がっています。その計画の中にありますまちの姿として、地域の産業が活発でにぎわいのあるまちを目指すことは、今後の白岡にどのような効果をもたらしますか、お伺いいたします。  2点目としまして、コロナ禍の支援についてお伺いいたします。いまだ新型コロナウイルス感染症の収束には至っておりませんが、様々な影響から生活困窮に陥ってしまった方々などへの支援について、市としてはどのようにするのでしょうか、お伺いいたします。 ○江原浩之議長 篠塚市民生活部長。       〔篠塚 淳市民生活部長登壇〕 ◎篠塚淳市民生活部長 それでは、中山議員の産業・雇用についてのご質疑についてお答えを申し上げます。  強い農業担い手づくり総合支援事業は、市内の農業法人が規模拡大を図るため、国の補助事業を活用し、集出荷貯蔵施設に係る農業施設の建築や機械等の導入に対する補助を行う事業でございまして、国産の農産物の安定的な供給体制の構築を図るものでございます。また、埼玉型ほ場整備事業は、水田農業を将来的に維持していくため、意欲ある農業の担い手が農業を継続できるよう、農道や農業用用排水路等の基盤整備を行うことによって、農業生産性の向上を図る事業でございます。これらの事業により、第6次白岡市総合振興計画の施策の目標である農地の保全や効率的な利用、農村環境の保全を図るとともに、担い手の育成、確保を進め、魅力ある農業が展開されているまちの実現に資するものと考えてございます。また、持続可能な収益性の高い農業が営まれることにより、自然環境が維持され、災害に強く、市民の皆様の心の豊かさにもつながるものと考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 神田健康福祉部長。       〔神田信行健康福祉部長登壇〕 ◎神田信行健康福祉部長 それでは、議員ご質疑の2問目、コロナ禍での支援についてお答えを申し上げます。  当市では、生活困窮者自立支援法に基づき、生活保護に至る前の生活困窮者に対しまして生活困窮者自立支援事業を実施し、包括的な支援を行っているところでございます。これに加え、令和3年6月議会におきまして補正予算をご承認いただき、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業を実施してまいりました。この事業につきましては、埼玉県社会福祉協議会が実施しております総合支援資金の再貸付けが終了している生活困窮世帯に対しまして、就労による自立を図るため、またそれが困難な場合には、円滑に生活保護の受給へつなげるために支給するものでございまして、令和3年7月1日から申請の受付を開始しております。支援金の支給状況でございますが、令和4年2月21日現在におきまして36世帯からの申請及び5世帯からの再申請がございまして、支給件数は延べ74件、支給額は568万円となっております。また、令和4年度における予算といたしましては、45件分の支給額を計上したものでございます。今後も引き続き国の動向を注視しながら、生活困窮者自立支援事業による包括的な支援を継続して実施してまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 8番、中山廣子議員。 ◆8番(中山廣子議員) 国の支援では、時として取り残しを起こす狭い支援だったり、反対に広過ぎて批判を受けるなどが起こります。国の方針が現場の実情と合わないときは、公明党として毎回地方からの声を上げています。事態の変化によっては、必要な支援に届かないグレーゾーンの方々のことも十分考え、場合によっては市独自の支援なども用意していけるような幅を持っていてほしいと思います。新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、支援を必要とする方が取り残されないように、しっかりと支援につなげていけるよう願っています。  以上で総括質疑を終わります。 ○江原浩之議長 次に、15番、遠藤誠議員。       〔15番 遠藤 誠議員登壇〕 ◆15番(遠藤誠議員) 通告に従い、質疑させていただきます。  職員研修について伺います。私は、白岡市市政全般についての印象を申し上げますと、内に閉じているという言葉が浮かびます。もちろん反対の言葉は、外に開かれているになります。職員についても、市役所についても、申し訳ありませんが、内に閉じていて、外に開かれていないという感じがしています。例えば、最近一番白岡が動いたと感じられるのは、篠津北東部の荒廃した田んぼが新たな農業生産の基地となるということです。長いこと、これではいけないと言いながら、特に前市長は心を痛めるという私の質問に対する答弁をしましたが、心を痛めるだけで何もしてくれませんでした。課題に取り組まないのは、そんな市長だけではなくて、市役所自身が取り組んでいなくて、私自身も心を痛めていました。  まず、お尋ねしたいのは、この開発の端緒に目をつけるような職員を育てる研修をしたいと私は思います。つまり、この事業の始まりにかかるような事業の指導ができるような職員の動き方に何かヒントがあると思うからです。もう一つ申し上げますと、白岡中央総合病院の移転が市内に決まり、関連予算を計上されています。このことは、市民の健康、福祉の向上には計り知れない大きいものです。篠津北の動きと同様、この事業に職員が着眼できるような動きは、内に閉じている市役所からではなかなか発想できません。外に開いている市役所への転換のいい機会だと思うのですが、どういう研修が可能か、市役所の職場風土、市職員の傾向もそうなのですが、それを改修する研修を期待したいが、何か新年度予算で新しいものがあるか、お伺いいたします。  2点目は、道路について伺います。白岡宮代線の形が大分見えてきました。しかしながら、西口で生活している方には、意外に橋脚の進捗など見えていません。予算には現れませんが、事業費レベルでもできることなので、例えば、マンションの内覧会のような、道路の進捗の内覧会のようなものを開いて、市民の方に対して進捗を示すようなことはできないか伺います。  道路について2点目ですけれども、道路は必ずどこかにつながるものです。この道路、白岡宮代線の未来をどう考えるか、あるいは予算の中に、どこかにつながる頭出しがあるのかどうかを伺います。  3点目は、埼玉県内は特に国道は南北中心に走っています。東西は別に県や市町村がやると決まっているわけではありませんが、この地域、東部地区の国道4号から122号を経て17号への県道の東西幹線を長いスパンで考える必要があると思います。私も何度も申し上げているのですが、それは一市ではできないことです。久喜市や蓮田市あるいはそのことを考えてくれる市と協議会なり、そういうものをつくって東西幹線を整備しようというふうなことを、予算の中に入れてあるかどうか、お伺いいたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、遠藤議員ご質疑の1問目についてお答えを申し上げます。  現在、本市を取り巻く環境は、少子高齢化の進展、AIや情報通信技術の急速な発展、市民ニーズの多様化などにより、大きく変化しております。また、激甚化する自然災害や新型コロナウイルス感染症への対応など、多くの課題やコロナへの対応が求められております。厳しい財政状況において、これらの諸課題に的確かつ柔軟に対応し、本市が持続可能な発展を遂げるためには、職員一人一人の能力の向上による組織力の底上げが不可欠であると考えております。このため、本市では久喜市、蓮田市及び宮代町と構成する3市1町共同研修会や彩の国さいたま人づくり広域連合が実施する研修に職員を参加させ、専門的なスキルや汎用性の高い知識等を習得させるとともに、市町村職員中央研修所、これは市町村アカデミーと呼ばれておりますが、こちらの実施する1週間程度にわたる研修に職員を派遣し、広域的な職員間の関係づくりや政策形成能力を含めた業務に関する知識、技術を習得する機会を設けているところでございます。  各研修機関が実施する研修科目は、時勢に見合った研修効果が得られるよう、適宜見直しが図られているところでございます。これらの職員の能力開発は、各事業の推進はもちろんのこと、市の持続可能性に大きく影響を与えるような重要プロジェクトの立ち上げや、その推進にも生かされているものと認識しております。また、特に主体的に関わっている3市1町共同研修会おいては、令和4年度からの新設研修として、若手職員の段階において3市1町の持つ地域性を捉えた地域行政ニーズに対応する企画力を身につける政策形成能力養成研修を実施する予定でございます。加えて、職員を埼玉県や関係団体に実務研修職員として派遣し、人材交流の幅を広げ、他団体の業務の携わった経験と広域的な業務につながる知識の習得を図っております。  議員ご案内のとおり、職員の着眼点によっては白岡市の地域優位性を創出する事業につながるものと存じます。今後につきましても、時期を失することなく、様々な視点から市の課題解決や市民満足度を高めるための施策を打ち、また市民の皆様に積極的に発信できるよう、多くの研修機会などを活用し計画的に人材育成を行い、市政発展のための強い組織づくりに積極的に取り組んでまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、議員ご質疑の2問目、市政現場内覧会についてお答えを申し上げたいと存じます。  まず、白岡宮代線整備工事の進捗状況でございますが、高速道路東側におきましては、2基の橋脚、1基の橋台、アプローチ部の擁壁等の構造物、県道春日部菖蒲線までの側溝、路盤等が完了しております。高速道路西側におきましては、橋脚等の構造物は完了しており、現在、橋桁架設を進めているところでございます。現在のところは、市民の皆様を対象にした現場見学会などは予定しておりませんが、今後桁架けを含め全体の進捗を見計らいながら、開催できるよう考えてございます。ご案内のとおり、市民の皆様に道路行政を知っていただくことは必要と認識してございます。今後は、市のホームページを活用し、工事の進捗状況に応じ写真を掲載するなど、情報発信に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、3問目、白岡宮代線の東方向への延長についてお答え申し上げたいと存じます。令和4年度の予算編成におきましては、白岡宮代線延伸計画に関する予算は計上しておりません。まずは、現計画区間の整備工事を令和7年度の完成を目指し、着実に進めてまいりたいと存じます。将来構想につきましては、第5次白岡市総合振興計画で将来検討主要道路として位置づけしており、宮代町とは共通認識を図るため意見交換を行ってきております。また、ルート選定などにつきましては、現計画区間の供用開始までには積極的に検討していきたいと考えております。今後も引き続き宮代町と連携、調整を図り、延伸計画の推進に努めてまいりたいと存じます。  続きまして、4問目でございますが、市内道路の広域化についてでございます。ご案内のとおり県内における東西交通の充実につきましては、市といたしましても必要であると認識してございます。しかしながら、地域を越えて市町間を結ぶ主要な幹線道路の計画は、埼玉県が主体となって進めるものなのでございます。このようなことから、市内外の東西幹線道路の広域化に係る対策費用につきましては、令和4年度予算には計上しておりません。市といたしましては、今後も機会を捉え、県や隣接する市町、関係機関と意見交換などを行ってまいりたいと考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 15番、遠藤誠議員。 ◆15番(遠藤誠議員) なかなか職場風土とかなんとかというのを、口にする機会もないわけではなかったのですけれども、はっきり申し上げて内に閉じられている市役所ではなくて、あるいは内に閉じこもっている、閉じこもってしまう職員ではなくて、外に開いているというふうな印象を受けられるような市役所と職員の働き方にしていただきたいというふうに思います。1つだけ申し上げると、部長が答弁してくれたけれども、やっぱり他流試合がなさ過ぎる。違う分野のところに積極的に行くということがなさ過ぎる。だから、市役所の中で、他流試合に行ってきますという、その言葉が出るように、そういう動き方をしていただきたいと思うのです。研修も、企業の研修出ていなかったですけれども、企業の研修も別に長期に行けというわけではないのです。1週間でいいから、どこか座らせてくれるような話があって、何やっているか見てこいみたいな感じでもいいと思うので、とにかく他流試合、研修のキャッチフレーズ、他流試合にしてもらえないかなというふうな意見を申し延べます。  それから、2つ目以下の道路についてですけれども、部長がおっしゃったように予算はついていないかもしれませんけれども、予算の中で比較的重要な事務費で、日常の事務費の中で仕事は幾らもできるので、道路は絶対どこかにつながなければいけないので、そういう形で予算がないから、向こうから何か話があったのに、できないというふうなことではいけないので、事務費がそういう意味では頭出しなので、そういう形でやってほしいと思います。  それから、これは絶対やらなければいけないと思うのです。東西道路については県の所管だけれども、やっぱりその周辺はちゃんと協議会をつくって、意見を正式に言うというふうな形を、ぜひつくってほしいと思うのです。それが、1つは他流試合だと思うし、それはまた一般質問の中でたださせていただきますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  以上で私の総括質疑を終わります。 ○江原浩之議長 次に、10番、渡辺聡一郎議員。       〔10番 渡辺聡一郎議員登壇〕 ◆10番(渡辺聡一郎議員) それでは、令和4年度予算案について、会派を代表して質疑いたします。  まず1点目、白岡駅西口線の整備についてお伺いいたします。白岡駅西口線の整備については、市民の関心も高く、一日も早い整備が望まれているところであります。令和4年度予算では、白岡駅西口線道路改良事業として、白岡駅西口線の整備及び西口駅前広場の整備の事業費が約4,000万円計上されております。そこで、整備の方針についてお伺いしたいと思います。  まず(1)として、西口駅前広場の具体的な方針をお伺いいたします。駅前広場の広さ、機能、レイアウトなど、どのような整備を行う計画か、お伺いします。  (2)として、白岡駅西口線事業を進めていく上で、店舗等の移転先の確保はどのように考えているか、お伺いします。  (3)として、具体的なスケジュールについてお伺いします。西口線の整備完了がいつになるのか、具体的なめどもご答弁ください。  最後に、(4)として当事業に対する市長のビジョンをお伺いします。私は、西口駅前整備については、しっかりグランドデザインを描いて、面的整備を行うことが重要と考えていました。しかし、それは難しいということで、西口線をメインとした整備になりました。整備手法は異なっても、駅前整備にはやはりビジョンが必要です。整備によってどのような投資効果を生み出していくのか、そして西口駅前の将来像をどのように描いているのか、お伺いいたします。  次に、2点目ですが、事業仕分けと事業の優先順位づけについてお伺いします。市長は、自身の公約に事業仕分けによる優先順位づけを掲げていらっしゃいます。今回の予算編成において、どのような過程で事業仕分けが行われたか、またどのような優先順位づけが行われたか伺います。あわせて、廃止となった主な事業と、その理由についてもご答弁いただきたいと思います。  最後に、3点目ですが、市長の市政運営方針と予算の関連性についてお伺いいたします。市長は、市政運営の基本的な方針の1つとして変革を掲げています。これまでの市政運営をチェンジしていくという意味だと思います。この変革の方針は、令和4年度予算案に具体的にどのように現れているのか、お伺いします。また、それに加えて、第6次総合振興計画では、チャレンジするまちづくりが掲げられています。このチャレンジするまちづくりは、具体的に本予算のどのような施策に現れているのか、お伺いいたします。 ○江原浩之議長 岡安都市整備部長。       〔岡安秀夫都市整備部長登壇〕 ◎岡安秀夫都市整備部長 それでは、渡辺議員ご質疑の1問目、白岡駅西口線及び白岡駅西口駅前広場の整備についての1点目、設計業務を行う上で白岡駅西口駅前広場整備の具体的な方針についてお答え申し上げます。  白岡駅西口駅前広場の予定整備面積でございますが、約4,700平方メートルでございます。その整備範囲といたしましては、旧物産館から白岡駅前交番に向かって約86メートル、駅舎から西へ約55メートルの範囲としてございます。整備の詳細でございますが、歩道付のロータリーとして整備し、広場中央にタクシープール、また駅舎中央部にエレベーターを設置し、その周辺にバスやタクシー及び障がい者用の乗降場を設置いたします。  続いて、2点目、店舗や家屋の移転先の確保はどのように考えているかについてお答え申し上げます。移転先につきましては、関係権利者の皆様の要望に応えられるよう対応してまいりたいと考えており、店舗につきましても、現在の業態を維持するためにも、駅に近接した移転先を用意する必要もあると認識してございます。そのため、白岡駅周辺の市有地や保健センター分館などを有効に活用していきたいと考えてございます。  続きまして、3点目、今後の具体的なスケジュールについてお答えを申し上げたいと存じます。白岡駅西口駅前広場を含め、白岡駅西口全体の完了時期につきましては、10年後の完了を目標に推進してまいります。現在、八幡神社鳥居付近から西地区境までの区間につきましては、5年間で整備する予定で計画してございます。そのため、今年度から物件補償に向けた調査を行っておりまして、関係権利者の皆様にご理解、ご協力をいただき、事業を進めてまいりたいと考えております。また、白岡駅西口駅前広場から都市計画道路白岡篠津線までの区間におきましても、並行して整備を進めることとしてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 藤井市長。       〔藤井栄一郎市長登壇〕 ◎藤井栄一郎市長 それでは、議員のご質問の4点目についてお答えを申し上げます。  白岡駅西口線及び白岡駅西口駅前広場の整備のビジョンということでございます。私は、にぎわいと活力あるまちの形成のためには、白岡駅西口線の整備が必要であると考えております。市の活力を維持し、さらに推進していくためには、東西方向の骨格路線の1つである白岡駅西口線の整備を急ぎ、店舗を張りつけ、人を集めることが、駅周辺のにぎわいや活力を生むことにつながると信じております。そのため、都市基盤整備を積極的に進めるとともに、来年度には立地適正化計画を策定し、将来にわたり活力ある持続可能なまちづくりを進めてまいります。白岡駅西口駅前広場が、市民の皆様にとりまして安全で利用しやすく、また本市の表玄関として市内外に誇れる顔となるよう、引き続き関係権利者の皆様や市民の皆様のご理解、ご協力をいただきながら、財源の確保に努め、早期の整備を目指してまいります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、議員のご質疑の2問目、事業仕分けと優先順位づけについてお答えを申し上げます。  市では、厳しい財政運営が求められる中、今後の財政基盤を確立させ、市の発展において重要となる事業を着実に実施し、将来にわたり持続可能な行財政運営を行っていくため、行財政改革に取り組んでおります。令和4年度当初予算の編成に当たりましては、市長が公約の1つに掲げる行財政改革の一環として、既に所期の目的を達成した事業や情勢の変化等により事業推進の必要性が薄れた事業、予算の執行率が低い事業、新型コロナウイルス感染症の影響で中止にした事業の中で、今後市民生活への影響が小さいものについて廃止の検討などを示した既存事業の見直しの視点を盛り込み、予算編成方針として示したところでございます。  議員ご質疑の今回の予算編成において、どのような過程で事業仕分けが行われたのかについてでございますが、予算を査定する段階はもちろんのこと、各課で予算を要求する段階においても、先ほど述べました視点に加え令和2年度の実績、令和3年度の取組状況、これまでの成果、現状及び課題を踏まえた事業の見直し、既存事業のスクラップの徹底、類似施策等の見直しといった予算編成方針で示した考え方を踏まえ、職員が一丸となって事業の選択、見直しを行っております。  次に、どのように優先順位づけを行ったのかについてでございますが、第6次白岡市総合振興計画の初年度として、基本計画に掲げる重点取組項目の推進、新型コロナウイルス感染症対策への継続した取組、激甚化する風水害等の自然災害への対応、老朽化した公共施設への対応等、市民の生命、財産を守るため、この時期を逸すると実現が困難な施策、事業を優先いたしました。  次に、廃止となった主な事業とその理由でございますが、住宅リフォーム資金補助事業及び店舗リフォーム資金補助事業につきましては、新たに駅周辺空き店舗出店支援事業を立ち上げるに当たり、スクラップ・アンド・ビルドの観点から廃止しております。また、商工観光アプリ維持管理事業につきましては、これまでの実績や成果、課題等を検討し、廃止としたものでございます。これらの廃止も含め、令和4年度当初予算を編成するに当たり、見直しした事業は173事業、金額にして約3億6,000万円を削減したものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 藤井市長。       〔藤井栄一郎市長登壇〕 ◎藤井栄一郎市長 それでは、渡辺議員ご質疑の3問目、市政運営方針と予算についてお答えを申し上げます。  令和4年予算編成に当たっては、職員一人一人が前例にとらわれることなく、柔軟な発想と創意工夫の下、積極的に予算編成に取り組むことを指示したところでございます。昨年に続き、コロナ禍という大変厳しい状況ではございますが、行財政改革を断行することにより財源を生み出し、都市計画道路白岡駅西口線及び白岡宮代線などの都市基盤整備、保健医療の環境整備など、これまで以上にスピード豊かに展開していく予算を編成したものでございます。  また、健康・医療・福祉施策といたしましては、産婦の心身の健康保持のための産後健診がスタートいたします。また、福祉課と社会福祉協議会に福祉の総合相談窓口を設置する予算を計上し、制度や属性にとらわれない支援の実現を目指すものでございます。  子育て支援、教育施策といたしましては、子育て世代等を対象に、子供に関する相談全般を受け、支援につなげるため、相談体制及び子供の見守り体制の強化を図り、虐待の早期発見・早期予防を図るほか、教育支援センターに常勤職員を配置する予算を計上し、夏休み期間中も支援ができるよう、臨床心理士を含め相談等の対応が可能となるよう教育支援センターの充実を図るなど、市民の生命、生活を守るために必要な予算を計上したものでございます。  さらに、行政手続のオンライン対応を進めるほか、スマートフォンを利用した住民票などの申請の対象に税証明及び戸籍を拡大するなど、自治体DXの取組をスタートし、少子高齢化が進行する中においても、行政サービスを継続するとともに、さらなる市民サービスの向上と事務の効率化の両立を目指す予算も計上しております。その結果、令和4年度の一般会計の予算規模は159億5,000万円と過去最大規模の予算となったものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 10番、渡辺聡一郎議員。 ◆10番(渡辺聡一郎議員) 西口線の整備事業については、白岡市の大きな事業であります。やはりただ単に道路を整備するだけに終始してはならないと思います。私も様々な自治体の視察に行っていますが、駅前整備を行っても、なかなか新たなお店の立地が進まず、にぎわいを生むことには苦労されているところもあります。市長のご答弁のように、にぎわいと活力を生むためには、駅前に何かにぎわいを生む核となるような施設や施策が必要ではないかとも考えるところです。事業実施に当たりましては、整備効果をどのように最大化するか。そしてまちをどのように活性化させていくか、こうしたことについてご検討いただきながら、取り組んでいただきたいと思います。  以上で私の質疑を終わりにします。
    江原浩之議長 次に、14番、大島勉議員。       〔14番 大島 勉議員登壇〕 ◆14番(大島勉議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、通告に従い令和4年度一般会計予算について、創政会を代表して総括質疑いたします。  まず1つ目として、市職員の評価として、(1)、地方公務員の給与水準を示すラスパイレス指数について、当市では今年度あるいは昨年度と比べ、令和4年度においてはどのように推移をしているのか、お伺いいたします。  (2)につきましては、藤井市長は市の職員は優秀で能力があるが、その能力が発揮し切れていないとかつておっしゃっていたかと思います。そのような中で、労働の対価でもある給与の評価は、職員のやる気にもつながると考えます。今回の予算は、藤井市長の色が非常に強く出ていると考えますが、それぞれの事業に関わる職員を最大限に生かすには、どのようにすべきとお考えか、お伺いいたします。  2つ目は、予算編成についてです。令和4年度予算は、藤井市長のお考えが非常に強く反映された編成となっていると感じています。その中でも、白岡宮代線もさることながら、防犯灯等LED化ESCO事業に2億2,000万円、保健センター分館解体費用に約1億円など大きな事業が散見されますが、コロナ禍において行財政改革で経費削減や財政確保に取り組む中、これらがこのタイミングでなければいけない理由が何なのかをお伺いいたします。  3つ目は、特産品の維持についてです。梨農家が減少している中、さきの黒須議員の一般質問において、梨のブランド化に当たって、梨農家への農業施策も行っているというようなご答弁があったかと思いますが、令和4年度予算においては、新規就農総合支援事業は皆減、果樹産地振興対策事業は前年度比約60%減、梨栽培環境保全事業では皆減などと、今後梨を特産品として支えていくにはあまり注力しているようには感じられません。市として本当に梨を特産品として維持していくお考えなのか、お伺いいたします。 ○江原浩之議長 相川総合政策部長。       〔相川哲樹総合政策部長登壇〕 ◎相川哲樹総合政策部長 それでは、大島議員ご質疑の1問目、市職員の評価の1点目についてお答えを申し上げます。  ラスパイレス指数につきましては、公務員の給与水準の均衡を踏まえ、地方公務員と国家公務員の給与水準の比較に用いられる指標でございます。具体的には、各地方自治体の職員構成を、基準となる国の職員構成と同一のものと仮定して、職種、学歴、経験年数別に、平均給料月額を比較し、国家公務員の給与を100とした場合の各地方自治体の給与水準を指数で示すものでございます。本市においては、令和2年度が97.7、令和3年度は98.3でございまして、前年度と比較し0.6上昇しております。上昇の主な要因といたしましては、昨年度昇任基準を見直したことによるものでございます。なお、令和3年度の県内市町村平均は98.7となっております。  次に、議員ご質疑の2点目、有能な職員を生かす考え方についてお答えを申し上げます。本市を取り巻く環境は、少子高齢化や人口減少社会の進展による社会保障の充実、安心安全な環境整備など多くの課題に直面しております。そのような行政需要に対応するためには、職員一人一人がこれらの課題に適切かつ柔軟に対応できる能力を身につけることが重要であり、そのためにも職員の問題解決能力の習得が必要と考えております。そのためには、まず入庁後間もない若手職員が福祉や教育、都市計画分野など異なる業務を経験し、行政事務全般の幅広い知識の習得や行政ニーズを多角的に捉える視野を広げることが重要であると考えております。また、組織としましても、人材育成のため研修等の参加を促し、専門的知識の習得や政策形成能力の向上を図り、個々の職員の能力向上に努めているところでございます。加えて、職員を埼玉県や関係団体の実務研修職員として派遣し、人材交流の幅を広げ他団体の業務に携わった経験と合理的な業務につながる知識の習得を図っております。一方、高度化、多様化する行政ニーズに対し、機会を逸することなく適正に対応していくためには、限られた人材を有効に活用しなければなりません。そのため、専門的な知識や経験、関係者とのネットワークが求められる業務や中長期的な課題への対応が必要な業務については、職員を通常よりも長い期間同じ担当に配置するなど、弾力的な人事配置を行っております。今後も各職員の能力や個性を把握するとともに、各種事業の業務量や特性を捉え適材適所の人事配置を行うことで、職員一人一人の能力を生かしてまいりたいと考えております。  次に、議員ご質疑の2問目、予算編成についてお答えを申し上げます。まず、防犯灯等LED化ESCO事業につきましては、市内の既存の防犯灯等の照明灯をLED灯に交換することで、電気料金を削減し、この削減された金額と既存照明灯の修繕費用の範囲内で、照明灯のLEDランプへの交換費用及び維持管理に要する費用を賄うものでございます。具体的には、LED灯への交換対象となる照明灯は、防犯灯に加え道路灯、公園灯及び体育館照明灯の合計約3,300灯でございます。交換による電気料金の削減額は、10年間で約1億7,160万円、既存照明灯の修繕費用は、同じく10年間で約8,500万円を見込んでおります。この金額に環境省の補助金を合わせた総額2億8,524万円を上限として、事業費を賄うものでございます。令和4年度は、LED灯への交換費用に2億2,000万円、令和5年度から令和14年度までの10年間は、維持管理費用に6,524万円を上限として、業務委託により実施するものでございます。この事業手法は、市内の防犯灯等のLED化を単年度で早期に完了することで、地域の防犯力の向上や環境負荷の低減につながるものでございます。加えて、LED化及び10年間の維持管理に要する総経費の削減や今後の電気料金の削減により、市の財政負担の軽減にもつながるものでございます。このため、令和3年11月に策定した行財政改革方針における歳出削減の取組として位置づけ、令和4年度から実施することとしたものでございます。  次に、保健センター分館解体事業を令和4年度当初予算に計上した理由でございます。令和4年4月から市に帰属される白岡消防署篠津分署の有効活用を検討する中で、保健センター分館は都市計画道路白岡駅西口線及び駅前広場の早期完了を目指すため、代替地として用地を提供していくこととし、篠津分署にその機能を移転することといたしました。篠津分署の改修につきましては、令和4年度2学期の教育支援センターの開所に向け、設計業務や改修工事を進めているところでございます。改修工事が終了し、保健センター分館の機能移転が完了しましたら、速やかに解体、撤去が行えるよう、令和4年度当初予算に保健センター分館解体事業を計上したものでございます。これらの事業を含め、令和4年度当初予算につきましては159億5,000万円と過去最大規模の予算となりましたが、市民の生命、財産を守るために必要な事業や、この時期を逸すると実現が困難な施策など、限られた財源の中で事業を厳選し、編成したものでございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 篠塚市民生活部長。       〔篠塚 淳市民生活部長登壇〕 ◎篠塚淳市民生活部長 それでは、議員ご質疑の3問目、特産品の維持についてお答えを申し上げます。  新規就農総合支援事業につきましては、就農直後で経営が不安定な新規就農者の所得確保を図ることを目的といたしまして、県の補助事業を活用し、給付金を交付する制度でございますが、現在、新規就農に関する相談がないことから、減額としたものでございます。  次に、果樹産地振興対策事業につきましては、梨の振興を図るため梨防除ネット等の購入費に係る補助を実施しておりますが、台風やひょうの被害が少なく申請件数が減少したため、実績に基づき減額させていただいたものでございます。今後、台風等の災害により対応が必要となった場合には、速やかに予算措置を講じてまいりたいと存じます。  次に、梨栽培環境保全事業につきましては、ビャクシン類の防除対策事業といたしまして、白岡市梨出荷連合会に対し、防除に係る農薬や散布器具借上料に対する補助を行っておりましたが、防除箇所が減少し、防除に係る費用も減額となったため、事業を見直しました結果、今後は白岡市梨出荷連合会運営費補助の中で対応することとしたものでございます。市といたしましては、先日の一般質問で答弁申し上げましたとおり、埼玉県から紹介を受けました農業者に梨組合等の協力をいただきながら、耕作農地のあっせんを行っているところでございます。また、大山地区におきまして農業法人が梨栽培に新規参入を希望しておりますので、農業委員会等のご協力をいただきながら、貸付け可能な農地のあっせんを行うとともに、今後梨組合と農業法人との話合いの場を設けることも予定してございます。このように予算書には現れておりませんが、引き続き梨の生産に対する支援を行うとともに、白岡美人のさらなるPRにより地域の活性化に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 14番、大島勉議員。 ◆14番(大島勉議員) ご答弁いただきまして、ラスパイレス指数については、県よりはちょっと低いかなとは思うのですけれども、また令和4年度においてはどのようになっているかというのを確認していきたいなと思います。また、今回ワクチンの接種ですとか、先ほど話もありました専門職が入ってくるということもあるでしょうから、こういったところをしっかりと評価していただいて、白岡独自の職員の評価基準ができるといいなと思っておりますが、組織づくりにつきましては笑顔と活気があふれる組織づくりを推進していただきたいなと思います。  また、予算編成につきましては、先ほどピックアップしたところ、お話いただいたのですけれども、それ以外にもちょっと考えるところありますので、ぜひ市長がどういうまちづくり、何年後のまちはこうなっているのだというようなグランドデザインの中で、こういった予算を組んだというような説明がいただけるような進め方をしていただけたらありがたいなと思います。  梨の特産品の維持につきましては、現状残っている梨農家さんがこれ以上減らないように、なかなか梨を新規に始めても、すぐにできなかったりしますから、何年かかかることもありますので、そういったところもそうですけれども、今までの梨農家さんがこれ以上減らないようにしっかりと見ていただきたい、農業施策を考えていただきたいなと思います。お願いします。  以上です。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第25号~議案第28号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第25号 令和4年度白岡市国民健康保険特別会計予算から議案第28号 令和4年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計予算までの件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第29号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第29号 令和4年度白岡市水道事業会計予算の件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) それでは、議案第29号 令和4年度白岡市水道事業会計予算案についての質疑を行います。  当該議案16ページの令和4年度白岡市水道事業予定貸借対照表には、アラビア数字の1、固定資産、(2)、無形固定資産、イ、電話加入権として32万円が計上されております。昨年9月議会の議案第60号 令和2年度白岡市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての同様の箇所においても、電話加入権として31万9,551円が計上されておりましたが、この点につき当方は産業建設常任委員会の審議において、国税庁の財産評価基本通達では、電話加入権は1回線当たり1,500円の評価となっており、4回線の評価額として過大ではないかとの質疑を行ったところ、計上額については今後調査し、検討していくとの答弁がありましたので、てっきり今後については軌道修正がなされるものと思って決算の認定に賛成いたしました。ところが、今回出てきた議案においては金額が全く変わっておらず、全く是正されておりませんでしたので、その理由についてお伺いいたします。  なお、今回の質疑に先立ち、是正の方法について総務省自治財政局公営企業課のご担当者様とお電話にて協議させていただきましたので、念のためその結果をお知らせさせていただきます。当方の私見としては、地方公営企業法施行規則8条3項1号に、「事業年度の末日における時価がその時の帳簿価格より著しく低い資産について、事業年度の末日において、帳簿価格として事業年度の末日における時価を付さなければならない」という規定がありますので、これを根拠として電話加入権の評価額を是正するのが妥当であると考えておりました。これに対して、ご担当者様のご見解によれば、マニュアル上、当該規定による評価額の是正は、損益計算書やキャッシュフローが悪化した場合のみ適用できるとのことであり、むしろ同16条に基づき減価償却を行い、同31条により簿価を減じていくのが妥当であるとのことでした。なお、その際、同1条3号によれば、償却資産とは「土地、流木及び建設仮勘定を除く固定資産であって、毎事業年度減価償却を行うべきものをいう」ものとされており、電話加入権については特に減価償却を禁じていないとのことでした。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 それでは、中村議員ご質疑についてお答えを申し上げます。  電話加入権につきましては、高岩浄水場等の水道事業に関します4件の電話加入権でございまして、取得価格31万9,551円でございます。議員ご質疑の電話加入権の評価を是正しなかったのはなぜかについては、評価の見直しの方法は3点想定されまして、1点目は低価法、いわゆる時価評価がございます。この低価法の対象資産は棚卸資産で、水道事業会計においては、量水器や部材の貯蔵品が該当いたします。しかし、これらは短期間で使用、つまり費用化されるため、時価評価を行うような棚卸資産は、現時点では見込まれておりません。  2点目は、減損会計がございます。これは、固定資産の将来の経済的便益が著しく減少した状態において、帳簿価格を適正な金額まで減額するものでございます。本市の水道事業会計は、損益またはキャッシュフローが継続してマイナスとなっておらず、また経営環境の著しい悪化がないことから、現時点では適用する必要がないものと認識してございます。  3点目は減価償却でございますが、減価償却につきましては、償却資産を対象としてございますが、現在、市では電話加入権を減価償却の対象外となる非償却資産として認識していることから、減価償却の実施に当たっては疑義がある状況でございます。  議員ご指摘のとおり、総務省のお話がございましたですが、現在、改めまして、本市といたしましては埼玉県の市町村課を通じて、運用上のそちらの方法について再度確認を取らせていただいているところでございます。あわせまして、水道の会計におかれましては、公益社団法人の日本水道協会がございまして、こちらについても会計処理の方法について、改めて照会確認をさせていただいているところでございます。したがいまして、電話加入権に対する減価償却については、引き続き調査研究してまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、この後令和3年度の決算事務に当たって、この結論を導いてまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) しかるべき箇所に照会をかけているということで、その照会の結果に基づいて処理するということで、取りあえず令和3年度について、決算ということだと思いますけれども、処理を行って、その上で令和4年度の予算についても、しかるべき方法を用いて変更していくということかなと思いますが、以上のような理解でよろしいでしょうか。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 それでは、議員の再質疑にお答え申し上げます。  先ほどお答え申し上げましたとおり、調査研究の結果、減価等の処理をすべきとなった場合につきましては、令和3年度の決算を踏まえまして、令和4年度の予算についても対応してまいりたいというふうに考えてございます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。                          ◇ △議案第30号、議案第31号の質疑 ○江原浩之議長 次に、議案第30号 令和4年度白岡市公共下水道事業会計予算及び議案第31号 令和4年度白岡市農業集落排水事業会計予算の件を一括議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) それでは、議案第30号 令和4度白岡市公共下水道事業会計予算案及び議案第31号 令和4年度白岡市農業集落排水事業会計予算案についての質疑を行います。  昨年9月議会の議案第61号 令和2年度白岡市公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について及び議案第62号 令和2年度白岡市農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定についての質疑及び討論においては、公共下水道事業会計、農業集落排水事業会計ともに、一般会計から多額の繰入れを行い、実質的な収支はマイナスであるにもかかわらず、帳簿上は純利益を計上し、利益剰余金まで発生しているのは、実態を全く反映しておらず、企業会計として、あまりにもおかしいのではないかという点を指摘し、いわゆる基準外繰入れとして繰り入れてきたものについては、今後は地方公営企業法18条の2の定める長期貸付けとして、一般会計から借り入れていただくという会計処理へと改めていただくことで、公営企業の資産状況、経営状況を正確に帳簿に反映できるようにするとともに、将来的には利息とともに一般会計に繰入金を返済していただくべきであると論じました。  ところが、今回の議案においても一向に会計方法が改まっていません。公共下水道事業会計においては約4億円、農業集落排水事業会計においては約6,600万円の当然のごとく一般会計から繰り入れており、市の下水道政策における汚水私費の原則適用の不公平について、1年半前から繰り返し是正を求めてきた当方としては信じられない思いです。原課に確認したところ、今回の予算における公共下水道事業会計の基準外繰入れは2億2,658万8,000円、農業集落排水事業会計の基準外繰入れは4,279万4,000円とのことで、この部分については長期貸付けとすべきでした。なぜ是正をしなかったのですか。 ○江原浩之議長 斎藤上下水道部長。       〔斎藤 勝上下水道部長登壇〕 ◎斎藤勝上下水道部長 それでは、議員のご質疑にお答えを申し上げます。  令和4年度の公共下水道事業会計及び農業集落排水事業会計の他会計補助金及び他会計出資金については、公共下水道事業会計は、他会計補助金1億7,663万1,000円、他会計出資金1億5,265万3,000円、農業集落排水事業は、他会計補助金4,508万4,000円、他会計出資金2,089万4,000円でございます。議員ご質疑の一般会計補助金及び一般会計出資金を廃止し、長期借入れに是正しなかったのはなぜかについては、現在、両会計の厳しい経営状況において、基準外の繰入金を貸付金にすることは、償還金及び支払利息のさらなる増加につながり、経営上非常に厳しいものになることが想定されるため、現時点では予定してございません。しかしながら、独立採算制を原則とする公営企業においては、基準外繰入金を極力削減する必要があると認識しているところでございます。このようなことから、このたび下水道使用料の改定を提案しているところでございます。ついては、議員ご提案の長期貸付金については、経営基盤の強化のため、将来の資金計画と併せて今後の公営企業の在り方といたしまして、引き続き調査研究してまいりたいと存じます。  以上、答弁とさせていただきます。 ○江原浩之議長 2番、中村匡志議員。 ◆2番(中村匡志議員) 最後に、今後の公営企業の在り方として検討していくというような話がありましたけれども、当然その観点は必要ですけれども、税金の使い方、在り方、その観点のほうも、ある意味公営企業の在り方以上に大事な話かと思いますので、そちらをむしろ主眼に据えて検討していただきたいと思います。  以上で終わります。 ○江原浩之議長 以上で通告による質疑は終わりました。  これをもって質疑を終了いたします。  ここで暫時休憩いたします。       休憩 午後 2時41分       〔議長を除いた出席議員全員が自由に着席〕       再開 午後 2時42分 ○江原浩之議長 現在員18名であります。  再開いたします。  休憩前に引き続き会議を続行いたします。                          ◇ △議案の常任委員会付託省略江原浩之議長 お諮りいたします。  議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてから議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)までの件については、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○江原浩之議長 ご異議なしと認めます。  よって、議案第14号から議案第23号までの件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。                          ◇ △議案第14号の討論、採決 ○江原浩之議長 日程第4、議案第14号から議案第23号までの件について、討論、採決を行います。  初めに、議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についての討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第14号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についての件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第15号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第10号))の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第15号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第10号))の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は承認することに決定いたしました。                          ◇ △議案第16号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第11号))の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第16号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度白岡市一般会計補正予算(第11号))の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり承認することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は承認することに決定いたしました。                          ◇ △議案第17号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第17号 白岡市道路線の認定について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第17号 白岡市道路線の認定についての件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第18号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第18号 白岡市道路線の廃止について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第18号 白岡市道路線の廃止についての件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第19号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号)の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第19号 令和3年度白岡市一般会計補正予算(第12号)の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第20号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第20号 令和3年度白岡市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第21号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第21号 令和3年度白岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第21号 令和3年度白岡市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第22号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第22号 令和3年度白岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第22号 令和3年度白岡市介護保険特別会計補正予算(第2号)の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案第23号の討論、採決 ○江原浩之議長 次に、議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議案第23号 令和3年度蓮田都市計画事業白岡東部中央土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △議案の常任委員会付託江原浩之議長 日程第5、議案の常任委員会付託を行います。  議案第3号から議案第13号まで、議案第24号から議案第31号までについて、別紙議案の常任委員会付託表のとおり各常任委員会に付託いたします。                          ◇ △議提案第1号の質疑、討論、採決 ○江原浩之議長 日程第6、議提案第1号 白岡市議会会議規則の一部を改正する規則についての件を議題といたします。  既に説明が終了しておりますので、これより質疑に入りますが、質疑の通告がありませんので、質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終了いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議提案第1号については、委員会付託を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。       〔「異議なし」と言う人あり〕 ○江原浩之議長 ご異議なしと認めます。  よって、議提案第1号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。  これより議提案第1号 白岡市議会会議規則の一部を改正する規則の件について討論に入りますが、討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。  これをもって討論を終了いたします。  これより議提案第1号 白岡市議会会議規則の一部を改正する規則の件を起立により採決いたします。  本件は原案のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。       〔起立全員〕 ○江原浩之議長 ご着席ください。起立全員であります。  よって、本件は原案のとおり可決されました。                          ◇ △散会の宣告 ○江原浩之議長 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。       散会 午後 2時55分...