令和 4年 9月 定例会(第3回) △議事日程(9月13日) 開 議 日程第1 市政に対する一般質問 8番 加 藤 恵 一 議員 1番 坪 田 敏 孝 議員 6番 民 部 佳 代 議員 5番 金 濵 高 顕 議員 4番 鈴 木 美 恵 議員 13番 川 畑 京 子 議員 次回予定報告・散会……………………………………………………………………………………………………………………… △出席議員(21名) 1番 坪 田 敏 孝 議員 2番 近 藤 善 則 議員 3番 鈴 木 啓太郎 議員 4番 鈴 木 美 恵 議員 5番 金 濵 高 顕 議員 6番 民 部 佳 代 議員 7番 原 田 雄 一 議員 8番 加 藤 恵 一 議員 9番 小 林 憲 人 議員 10番 新 井 光 男 議員 11番 床 井 紀 範 議員 12番 山 田 敏 夫 議員 13番 川 畑 京 子 議員 14番 島 田 和 泉 議員 15番 伊 藤 美枝子 議員 16番 西 和 彦 議員 17番 大 築 守 議員 18番 小 高 時 男 議員 19番 足 立 志津子 議員 20番 伊 藤 初 美 議員 21番 塚 越 洋 一 議員……………………………………………………………………………………………………………………… △欠席議員 な し……………………………………………………………………………………………………………………… △職務
のため議場に出席した
議会事務局職員の職氏名 原 田 一 也 事 務 局 長 小 林 孝 司 事 務 局 次 長 塩 野 修 久 事 務 局 議 事 調査係長……………………………………………………………………………………………………………………… △地方自治法第121条第1項
の規定により説明
のため出席した者
の職氏名 高 畑 博 市 長 福 島 浩 之 副 市 長 朝 倉 孝 教 育 長 樋 口 良 晴 秘 書 室 参 事 金 子 明 総 合 政策部長 米 村 芳 一 総 務 部 長 粕 谷 直 樹 市 民 生活部長 本 橋 直 人 市 民 活動推進 部 長 増 村 規 子 福 祉 部 長 兼 皆 川 恒 晴 こ ど も・元気 福 祉 事務所長 健 康 部 長 山風呂 敏 都 市 政策部長 今 井 等 会 計 管 理 者 山 中 昇 教 育 部 長 蓮 見 裕
選挙管理委員会 書 記 長 袴 田 義 弘 公 平 委 員 会 袴 田 義 弘 参事兼監査委員 事 務 職 員 事 務 局 長 葛籠貫 智 洋 農 業 委 員 会 袴 田 義 弘 固 定 資産評価 事 務 局 長
審査委員会書記
△開議
の宣告(午前9時29分)
○
山田敏夫議長 ただいま
の出席議員は21人です。議員
の出席が定足数に達しておりますので、議会
の成立を認め、ただいまから令和4年第3回
ふじみ野市議会定例会第16日
の会議を開きます。………………………………………………………………………………………………………………………
△欠席届
○
山田敏夫議長 説明員から欠席届が提出されておりますので、報告いたします。
代表監査委員・森田正樹(私事都合
のため1日)。 以上です。………………………………………………………………………………………………………………………
△日程第1 市政に対する一般質問
○
山田敏夫議長 日程第1、ただいまから市政に対する一般質問を行います。 一般質問は、答弁を含め1人50分の範囲内で行います。質問を行う議員は、質問席にて、1回目は通告された事項を一括して質問していただき、2回目以降は1問ずつ質問をしてください。執行部におかれましても、自席にて、1回目
の質問に対する答弁は一括して通告順に行うようお願いいたします。なお、2回目以降
の質問は、発言通告書
の内容及び質問に対し答弁があった事項についてのみ質問できますので、ご了承願います。 議員及び執行部に申し上げます。質問及び答弁は、論点、争点が明らかになるよう簡潔にお願いいたします。なお、執行部においては、議員から質問を受けたときは、必要に応じ、その趣旨、根拠などを確認するため、当該議員に対し質問することができますので、その際は議長に申し出てください。 それでは、発言通告がありますので、順次これを許します。 初めに、
加藤恵一議員の質問を許します。
加藤恵一議員。
◆8番(
加藤恵一議員) おはようございます。8番、加藤でございます。傍聴にお越し
の皆様、ありがとうございます。また、ネット中継を御覧
の皆様、誠にありがとうございます。 それでは、令和4年第3回
ふじみ野市議会定例会一般質問、始めさせていただきたいと思います。 まずは、質問
の1項目め、投票へ行こう。 (1)第26回
参議院通常選挙における
投票率向上に向けて
の取組と検証について。 (2)無効票や案分票にならないため
の取組は。 (3)
投票記念カードに新たに
啓発ポスターコンクール作品を追加しては。 (4)
衆議院選挙区割り変更に伴う今後
の対応。 質問項目、移ります。2項目め、
日本一災害に強い
まちづくり。 (1)消防団員へ
の支援強化
の取組、①学生に対する
消防団加入促進に向けて
の取組、
②消防団員募集の本市
の取組と新たに(仮称)
西地域文化施設整備工事の仮囲いに
消防団員募集告知を取り付けては、
③消防団応援の店に市内
の自動車教習所も加入していただけるように働きかけては。 (2)
避難所機能の強化、
①総合防災訓練時に獣医師会などと連携した
ペット同行避難訓練を行っては、
②避難所運営におけるDX
の推進。 項目、移ります。
キッチンカーを生かした取組。 (1)
キッチンカー出店申請の窓口を一本化できないか。 (2)
キッチンカー出店予定表を設置できないか。 最後
の項目になります。にぎわいのある
まちづくり。 (1)
消費活性化クーポン給付事業の進捗状況と周知に対する取組と検証方法は。 (2)令和4年度
の産業まつり
の概要と今後に向けて。 質問項目は以上となります。ご答弁
のほどよろしくお願いいたします。
○
山田敏夫議長 蓮見選挙管理委員会書記長。
◎
蓮見裕選挙管理委員会書記長 おはようございます。それでは、質問事項
の1、投票へ行こう
の(1)第26回
参議院通常選挙における
投票率向上に向けて
の取組と検証についてお答えいたします。 今回
の参議院議員通常選挙の投票率は、ふじみ野市が51.96%で、前回
の平成31年と比べ5.69ポイント上昇し、埼玉県内
の市町村
の平均投票率50.25%を上回る結果となりました。
投票率向上につきましては、これまでも選挙時において様々な啓発活動を行ってまいりました。主なものとしては、投票参加を呼びかける記事等を市報や
ホームページに掲載するほか、大型店舗においては館内放送により期日前投票及び投票日
の周知をしていただきました。さらに、市役所本庁舎及び
大井総合支所へ
の懸垂幕
の設置、小中学校へ
の横断幕
の設置、駅前や各公共施設にのぼり旗を設置し、投票日
の周知を図るなど
の啓発活動を行ってきたところです。 また、今回
の選挙では、新たな選挙時啓発として、
選挙管理委員会で毎年募集している明るい
選挙啓発ポスター応募作品の中から、当委員会として選出した優秀作品を用いた市独自
の啓発ポスターを作成し、公共施設へ掲示するほか、
タクシー会社に協力を依頼し、
選挙啓発マグネットをタクシー
の車体に貼付する取組を行い、選挙
の啓発に努めてまいりました。
選挙管理委員会といたしましては、有権者
の一人一人が政治や選挙に関心を持ち、主権者として1票
の権利を大切に行使するよう、今後につきましても、他
の自治体
の先進事例を参考にしながら投票率を向上させる方策について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、同じ項目
の(2)無効票や案分票にならないため
の取組はについてお答えいたします。投票が無効とされる場合につきましては、公職選挙法第68条に規定されております。所定
の用紙を用いないもの、公職
の候補者でない者または公職
の候補者となることができない者
の氏名を記載したもの、1枚
の投票用紙に2人以上
の公職
の候補者
の氏名を記載したもの、公職
の候補者
の氏名
のほか他事を記載したもの等が無効とされる投票と規定されております。これまでも投票用紙に注意喚起
の記載をしているほか、投票用紙を渡す際、記載方法について口頭で説明しているところです。今後につきましては、有権者
の大事な1票が無効とならないよう、市
のホームページ等に投票用紙
の書き方
の注意点を掲載するなど周知できるよう検討してまいります。 続きまして、同じ項目
の(3)
投票記念カードに新たに
啓発ポスターコンクール作品を追加してはについてお答えいたします。ご質問
のポスターコンクール作品は、
公益財団法人明るい
選挙推進協会主催の明るい
選挙啓発ポスターコンクールへ
の応募作品で、本市では市内
の学校を通じ、児童生徒に夏休み
の課題等として取り組んでいただいており、趣向を凝らした作品を応募いただいております。そして、
選挙管理委員会では9月に1次審査を行い、優秀な作品については県で
の2次審査として
の地方審査、国で
の3次審査として
の中央審査へと進み、11月上旬に入選作品が決定いたします。 さて、ご質問
の投票記念カードとして
の活用につきましては、
市内児童生徒の啓発作品を
投票記念カードとして作成することにより児童生徒
の励みとなり、選挙へ
の関心が高まることが期待されることから、
コンクール終了後、
投票記念カードとする作品を
選挙管理委員会において選定し、応募者
の了承を得た上で作成できるよう検討してまいります。 続きまして、同じ項目
の(4)
衆議院選挙区割り変更に伴う今後
の対応についてお答えいたします。令和4年6月16日に
衆議院選挙区確定審議会から
内閣総理大臣に対し、衆議院小選挙区について埼玉県第7区、旧上福岡市と埼玉県第8区、旧大井町で分かれていた選挙区が、ふじみ野市全域で埼玉県第8区に統合される旨
の勧告がなされました。現在、旧市町
の境界付近
の地域において近く
の投票所で投票できないことや投票区間
の有権者数
の差など、様々な課題があることは認識しております。今後、政府において、勧告に基づき区割り
の改正法案が国会に提出される見込みですが、
選挙管理委員会としましては区割り
の改定がなされたときに備え、旧市町
の境界付近
の課題や投票区間
の有権者数
の平準化等
の課題
の解決を図るために投票見直し
の準備を進めてまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 質問事項
の2項目め、
日本一災害に強い
まちづくりの(1)消防団員へ
の支援強化
の取組
の①学生に対する
消防団加入促進に向けて
の取組につきましてお答えいたします。 消防団
の加入促進
の取組といたしましては、市報「ふじみ野」を通じて
の周知啓発や街頭啓発を実施しております。そのほかに学生を含めた若年層に対する取組といたしまして、成人式で
の啓発活動を行っております。式典
の中で、消防団長が地域における消防団
の必要性や団員
の加入について呼びかけを行い、併せてチラシ
の配布やポンプ車
の展示を消防団員が行うことで啓発活動を行っております。 また、
入間東部地区事務組合において、令和元年度に就職活動で自己PRとして活用できる
入間東部地区事務組合学生消防団活動認証制度の実施要綱を定めております。昨年度末までに
入間東部地区事務組合管内で
の認証制度
の活用はないと
のことですので、本制度
の啓発を推進していくとともに学生へ
の消防団員
の加入促進
の新たな取組について研究してまいります。 次に、同じ項目
の②消防団員募集
の本市
の取組と新たに(仮称)
西地域文化施設整備工事の仮囲いに
消防団員募集告知を取り付けてはにつきましてお答えいたします。消防団は、自ら
の地域は自らで守る、地域に密着した要
の組織として
の認識を求め、
消防団活動内容のPRや団員募集について、先ほど答弁させていただきましたが、成人式で
の活動や市報「ふじみ野」を通じまして周知、啓発をしております。 (仮称)
西地域文化施設整備工事の仮囲いに
消防団員募集告知の取り付けにつきましては、現在、
住宅用火災警報器の設置推進に関する告知を掲示している実績がございますので、
入間東部地区事務組合消防本部及び
市施設所管課と協議
の上、検討してまいります。 なお、過去3年間
の4月1日時点
の団員数
の推移として、令和2年は112名、令和3年は114名、令和4年は116名と、若干ではありながら増加しておりますので、今後も着実な増員が図れるよう、様々な機会を通じて
の団員加入促進策を推進してまいります。 続きまして、同じ項目
の③消防団応援
の店に市内
の自動車教習所も加入していただけるように働きかけてはにつきましてお答えいたします。
消防団応援の店は、埼玉県において平成28年11月1日から展開している埼玉県
消防団応援プロジェクト制度の一環であり、現在、県内において
自動車教習所の登録は19件ございます。市といたしましては、消防団員
の確保を図る取組として、商工会等
の関係団体を通じた登録
の働きかけを行い、市内
の自動車教習所を含め同
プロジェクトにご協力いただけるよう事業所
の加入を促進してまいります。 次に、同じ質問事項
の(2)
避難所機能の強化、
①総合防災訓練時に獣医師会などと連携した
ペット同行避難訓練を行ってはにつきましてお答えいたします。本市においては、毎年実施している
総合防災訓練の準備会議などを進める中で、
指定避難所の基本的なレイアウトや
運営方法等について、地域
の皆様、
学校等施設職員、市職員において検討し、
指定避難所ごとのペット
の受入れスペース等を含めた
避難所運営マニュアルを作成してございます。他
の自治体へ確認したところ、
防災イベントにおいて、迷子
のペットと飼い主をつなぐ
マイクロチップ装着サービスを行うものは確認できましたが、実際にペットを連れて避難所へ行く、いわゆる
同行避難訓練を実施している自治体は県内では確認できませんでした。 本市としましては、まずは平時において防災対策
の一環として実施しているわんわん
パトロール講習会や
ホームページ、市報など
の様々な機会を通じ、ペットに関する災害時
の備えについて
の周知、啓発を引き続き行ってまいります。また、過去
の災害においては避難者
の癒やしや心
の支えにつながった事例もあることから、ペットを飼っていない方に対しても災害時
のペットに対する理解促進に努めてまいります。 続きまして、同じ項目
の②避難所運営におけるDX
の推進につきましてお答えいたします。近年、災害対応におけるデジタル化
の必要性が広く認知されている中で、避難所におけるDX
の推進は
避難所運営の効率化につながり、災害時における行政
の限られたリソースとマンパワーをより柔軟に運用することが可能になると認識してございます。 現在、全国
の自治体で徐々に導入されつつある民間企業が開発した
避難所運営システムや混雑状況を可視化するシステム、また国が運用を予定しているマイナンバーカードと連携した
クラウド型被災者支援システムなどがあり、これら
のシステムを導入することにより市民
の避難所へ
の出入り管理が容易になることや、体調管理を対面ではなく個人
のスマートフォンで入力できるようになるなど、市民にとっても利便性
の高い新たなシステムが次々と開発されております。これら
のことを踏まえ、今後におきましても防災DX
の推進について研究してまいります。 次に、質問事項
の3項目め、
キッチンカーを生かした取組
の(1)
キッチンカー出店申請の窓口を一本化できないかにつきましてお答えいたします。現在、行政財産である庁舎敷地においては、行政目的に直接供用される財産である一方で、民間から
の利用要望があれば、その用途、目的を妨げない限度において有効活用に取り組んでいるところでございます。また、市内公園においても種々
の行政財産
の特性を踏まえつつ、地域やその利用者
の利便性
の向上に資するよう努めております。
キッチンカーの出店については、各施設所管課において、市
の事務事業
の遂行に支障がないか、管理上、支障が生じるおそれがないか、公共性、公益性に反するおそれがないかなどを勘案して、行政財産
の使用許可を行う必要があるものと考えてございます。 現在、本庁舎で出店している
キッチンカーにおきましては、職員
の福利厚生を目的として、時間を正午から午後1時までと1時間に限定し、
ふじみ野市庁舎管理規則に基づいた
庁舎使用許可の申請を提出していただき、現年にて実施しております。対しまして、公園におきましては、ふじみ野市
都市公園条例に基づき、物品販売、興行その他
の営業行為として、
都市公園内行為許可の申請を提出していただき、1日単位
の使用料を徴収し許可をしている違いがございます。そのため、許可
の性質が違う点から、申請窓口
の一本化は難しいものと考えます。今後におきましても、行政財産につきましては、公用、
公共用利用優先の考え方を原則としつつ、地域社会におけるさらなる有効活用を推進してまいります。 続きまして、同じ質問事項
の(2)
キッチンカー出店予定表を設置できないかにつきましてお答えいたします。本庁舎で
のキッチンカーは昨年度末より出店しておりますが、
出店予定表については現在設置してございません。その理由といたしまして、導入から間もなく、まだ試行的な部分もあることから、出店当日にキャンセルがあるなど、運営上、確実性が担保できないためです。今後におきまして、お昼時
のキッチンカーが定着し、安定した出店が見込めることとなった時点で
出店予定表の掲示等
の工夫について考えてまいります。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 それでは、質問事項
の4項目め、にぎわい
のある
まちづくりの(1)
消費活性化クーポン給付事業の進捗状況と周知に対する取組と検証方法はについてお答えいたします。 物価高騰等による消費
の落ち込みは非常に深刻な問題となっており、市民や事業者においても大きな影響があると想定されます。このような状況下において、市内で
の消費を少しでも活性化させるため、本年度も
消費活性化クーポン給付事業を実施する運びとなりました。本年度
の消費活性化クーポン給付事業につきましては、使用開始日である11月1日に向け、現在準備を進めておりますが、現時点で
の進捗状況といたしましては、
参加登録店の募集、世帯数
の抽出、
宛名ラベル作成、
告知チラシ及び
クーポン券作成、
クーポン券封入封かん作業、市報9月号へ
の告知チラシの折り込みなど
の工程が既に終了しており、現在は
クーポン券の発送に向けて準備を行っているところでございます。 本事業における
参加登録店におきましては、12月28日まで募集をしてまいりますが、8月末現在284店
の登録があり、利用できる店舗名については、昨年度
同様ホームページに随時更新し、掲載してまいります。 また、より多く
の方に
市内事業所で利用していただけるよう
ホームページ、市報、SNS等により事業
の周知を幅広く行ってまいります。事業効果
の検証方法につきましては、昨年度も実施しておりますが、事業者に対しアンケートを実施する予定でございます。市内事業者へ
の支援及び市内で生活される方へ
の支援も含め、市内全体
の消費
の活性化に向け業務を円滑に進めてまいります。 続きまして、同じ質問事項
の(2)令和4年度
の産業まつり
の概要と今後に向けてについてお答えいたします。ふじみ野市産業まつりは、商工業者、農業者と多く
の市民
の参加
の下に、触れ合い
の場をつくることによりその意識
の高揚を図り、もって地元産業
の振興に寄与する祭りとして、毎年11月3日文化
の日に福岡中央公園において開催しておりますが、昨年、一昨年と新型コロナウイルス感染症
の影響により、残念ながら中止となりました。今年度につきましては、令和4年7月27日に第1回目
の実行委員会が開催されました。上福岡七夕まつりが3年連続で中止となったことから、産業まつりはぜひ開催したいと
の思いから、開催方針を検討し、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で準備を進めていくことが決定されました。また、8月17日
の第2回実行委員会では、感染症対策を講じた具体的な運営方針を協議し、現在準備を進めているところでございます。 具体的な運営方針といたしましては、埼玉県
のイベント開催制限に基づき感染防止安全計画を策定し、開催するものとなりますが、開催時間
の縮小
のほかに来場者、出店者
の感染防止における対応として食べ歩きを防止するため
の飲食スペース
の確保など、様々な対策を講じた上で開催を予定しております。また、新たな取組として、
キッチンカーのスペースを設けることとなりました。今後につきましては、出店配置
の検討や感染症対策を講じた開催について
の告知等を幅広く周知してまいります。
○
山田敏夫議長 加藤恵一議員。
◆8番(
加藤恵一議員) ご答弁ありがとうございます。順不同ではございますが、意見を述べさせていただきます。 まず、消費活性化クーポン事業から。僕も去年に引き続いて
のこの質問を取り上げさせていただきますが、この事業、しっかりと応援したい、その意思を持って質問させていただいております。市民1人当たり3,000円分
の地域
クーポン券事業、市内経済
の活性化、市民全体へ
の経済支援策として、11月1日開始に向けて万全
の準備と周知をお願いいたします。また、事業後、成果を検証するために商品券が使用された事業所など細かく分析できるような形もとても必要だと思いますので、よろしくお願いいたします。 また、ちょっと気になる
のが他市
の動向。同時期
のタイミングで同規模
の自治体、入間市が、うち
のクーポン券事業とは異なりますが、プレミアム付、これ紙と電子券、併用して事業を行います。ふじみ野市にもマッチングできる
のかも含めて、今後
の参考になります。まずは自分たち
の事業、しっかりと検証することも大事なので、これをしっかりした後に、こういった他市
の動向も参考にしていただきますとありがたいです。こちら商工会でつながっていますので、そちら
のほうを通じて情報収集、しっかりとお願いいたします。 そして、次に産業まつり。まず、七夕まつり
の代替措置として、上福岡駅中心商店街へ
の竹飾り、お疲れさまでした。特に西口
の吹き流し、また七夕まつり実施日に合わせて竹飾り、生
の竹
の設置、とてもすてきでした。それに呼応して上福岡駅前名店街は小規模で
のイベント
の開催、ふじみ野市商工会青年部は市内幼稚園
の竹飾り
のお届けなど、できない中でも、でき得る限り
の対応を市として行えたかと感じます。 今年
の夏はコロナと向き合いながら
のイベント
の開催、県内各地で行われたイベント、小川町、狭山市、川越市、朝霞市、川口市など事業を実際に拝見させていただきました。どのまちでも共通していた
のは、コロナと向き合いながら
の事業
の再開、まち全体で最大限できる感染症対策を行う。そして、一番印象に残った
のが、子供たち
の笑顔があふれていた
のがすごく印象に残りました。 そして、もう一つ、再確認できた
のは、どのまちよりも地元
のお祭りが一番最高だなと感じました。当たり前が懐かしい日々、ふじみ野市にも3年ぶりに産業まつりが戻ってまいります。再開と再会、イベント
の再開とそこで出会う方々と
の再会、とても楽しみにしております。ですが、とはいえ、コロナが終わったわけではなく、今もこうして医療、介護
の現場では最前線で頑張っている方々もおります。日常を取り戻す中でも、こうして頑張ってくださる方々へ
の感謝
の思いと、楽しむためには大事な約束事、感染症対策を各自しっかりと行いましょう。そして、この産業まつりを契機にコロナと向き合いながら
のイベント
の再開、来年
の桜まつり、大井まつり、七夕まつりへとつなげていければと思います。頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。 次は、
キッチンカーを生かした取組、これは議会だよりで事業者インタビューを酌み取って
の質問をさせていただきました。許可
の性質
の違いをご説明していただき、ありがとうございました。 行政財産
の有効活用と新たな自主財源
の確保、双方とも使用料が取れれば窓口
の一本化も考えられると思います。また、出店表に関しましては、安定した出店が見込めるように募集など周知をしっかり努めてまいりましょう。また、インスタグラム
の紹介、ふじみ野市
のB―1レストラン、ぜひ発信していただけるとよいかなと思います。 また、この予定表など
の取組は、参考自治体は志木市役所、夏
の新庁舎開庁とともに今秋、秋口から
キッチンカーを生かした取組を進めておりますので、参考にしてください。また、
キッチンカーを生かした取組、県内事例として、狭山市
のにこにこテラスなど
の取組も参考にできると思います。今後、自分も、もう一回、実際行ってみて、提案できるような形に整えてまいりますので、よろしくお願いいたします。 項目、移ります。
日本一災害に強い
まちづくり。先日、国
の新たな補助について勉強してまいりました。国
の支援メニュー、配水ポンプ車など
の導入補助は、本市においては実施済み、改めてふじみ野市
の取組が国より先に進んでいることを実感いたしました。次に考える、進める取組は、私は人材育成だと思います。学生に対する加入
の取組は、以前、平成
の時代にご提案した質問です。あのときと1ミリも変わらず、学生
の地域防災へ
の参画は少子高齢化
の時代
の我が国にとって必要不可欠です。入間東部地区管内では、先日、淑徳大学と訓練を実施した取組が新聞などで取り上げられておりました。文京学院大学やふじみ野高校など
の働きかけなども必要だと思います。 これは録画放送なので、大学生や高校生たちへ、自分が若い頃はこういった活動は全く参加していなかったです。ですが、大人になって、実際参加してみて勉強になること、今も現在進行形でいっぱいあります。大切な家族、友人、恋人など、いざというときに地域を守れるまち
のヒーローやヒロインを目指して、防災についてちょっと興味を持っていただけるとありがたいです。また、企業側におかれましても、就職などで地域活動参画を評価していただける社会、これからつくっていければなと感じております。 次、消防団募集
の取組。答弁で、微増と
のご回答でしたが、実際
の現場は各団とも安定した新入団員
の確保は本当に課題です。ふじみ野市だけではない。三芳町も富士見市も同様です。
消防団加入促進の取組として、本署
の前に大きな募集看板、ここ設置できればいい
のかなと今回質問させていただきました。効果は大いにあると思いますので、事務組合と連携してぜひともお願いいたします。 また、
消防団応援の店
の市内
自動車教習所の加入に関しましては、こちらも以前、議会だより取材かけたときに前向きなお話をいただいておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 続き、避難所
の機能
の強化に行きます。
ペット同行避難訓練、こちらも度々出てきますが、議会だより
の取材時に実際獣医師からいただいたお話です。自分もペットを飼っていたこともあって、大切な家族という考えは理解できます。しかしながら、ご答弁あったとおり、県内、全国事例を調べても、自分はぴんとくるモデルとなる自治体はなく、今後、取り組んでいかなければいけない課題
の一つだと思います。唯一、県内でいい取組を取り上げるとすれば、越谷市とイオン店舗さんと
の防災協定
の取組、これぐらいかなと感じております。今後、市だけではないです。企業、獣医師、関連団体と連携して取組ができていければいいなと感じておりますので、よろしくお願いいたします。
○
山田敏夫議長 加藤恵一議員に申し上げます。簡潔にお願いいたします。
◆8番(
加藤恵一議員) はい。避難所
のDX推進、常総市で
の災害ボランティア活動へ行ったときに、
避難所運営の大変さを改めて感じました。デジタル技術を生かして
の取組は、必ず
避難所運営の負担軽減につながってきます。国
の動向、民間ノウハウを活用して進めていければなと思っておりますので、こちらも考えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。 最後に、投票へ行こう。第26回参議院選挙
の取組と検証。選挙に携わられた皆様、大変お疲れさまでした。そして、改めまして、7月8日、凶弾に倒れた安倍晋三元総理
のご冥福をお祈りいたします。今まで日本
のためにご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。 7月12日には葬儀は増上寺で行われ、各地では慰霊
のため
の献花台が設置されました。9月27日には、内閣府設置法第4条第3項第33号を法的根拠に国
の儀式として国葬儀が実施されます。人種、国籍、性別、宗教を問わず、亡くなった方に対して生きている者ができることは、静かに故人
のご冥福を祈ること、亡くなったご遺族
の方
の気持ちに寄り添うことだと思います。もう二度とこのような悲劇を繰り返さないようにしてまいります。 (1)
の投票率向上の取組。提案した取組も実を結び、少しは
投票率向上に向けてお役に立てたかなと感じております。今回、本当につらい出来事を乗り越えて
の投票日、本当にあの結果に結びついて、とてもよかったです。選管
の皆様はじめお力添えいただいた皆様に感謝申し上げます。 (2)
の無効票や案分票にならないため
の取組。これは会場立会人として感じたことをご質問させていただきました。僕らにとって1票は血
の一滴です。一つ一つが本当にとても大切です。どうか大切な1票を大事にする取組を進めていただければなと感じております。 (3)
の投票記念カード。こちら2016年、18歳選挙権スタートに合わせてご提案させていただいた
投票記念カード。かわいらしいデザイン、コンパクトな形、市民
の皆様、他自治体
の方から見てもとても好評です。バージョンアップを考えて
のご提案ですので、よろしくお願いいたします。 最後に区割り
の変更。参議院選挙直前に発表されました。1つ
のまちで
の選挙区
の分断
の解消、1票
の格差是正にはつながったと思います。これまでご答弁
の中で、区割り
の変更とともに見直すとされていた全て
の事項において対応していただければなと思います。 最後に、
投票率向上に向けて
の取組は、僕はここでちょっと一区切りつけたいと思います。今までご提案した
投票率向上に関する取組、全て選挙応援で赴いた先々で、ふじみ野市でできる具体案を全てご提案させていただきました。なかなか
投票率向上に向けて課題は山積しておりますが、僕も一生涯追いかけていく取組
の一つだと感じております。今後もしっかりと他自治体等勉強してまいりますので、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
山田敏夫議長 加藤恵一議員の質問を終了いたします。 休憩いたします。……………………………………………………………………………………………………………………… 休 憩 午前10時11分 再 開 午前10時19分………………………………………………………………………………………………………………………
○
山田敏夫議長 再開いたします。 次に、坪田敏孝議員
の質問を許します。坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) 1番、坪田敏孝です。2項目について一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。 質問事項
の1点目、孤独、孤立対策についてです。昨年12月28日、国は孤独・孤立対策
の重点計画を策定しました。本市もこれを受けて、さらなる孤独、孤立対策を実施し、あるいは策定という状況にあると思います。また、誰一人取り残さないインクルーシブという
のは、SDGs
の基本理念であります。こうした現代
の、そしてこれから
の社会
の要請に応じた施策が行政と市民と
の距離をさらに縮めていくものと期待して考えております。 要旨
の(1)高齢者
の孤独へ
の対策です。これまで高齢者
の方に関しました、特に独り暮らし
の方に関しましては、要援助へ
の見守り、安否確認、いわゆる災害時
の救助、孤立死対策が主に取られてきたことと思います。他方、ベッドタウンとして本市に移住し、東京などに通勤されていた方は市内に友人や親戚が必ずしも多くない、そういった方も少なくないかと思います。また、もともとこちらで育って、友人が多かったという方ですけれども、私も7月にそういった方々とお会いする、お話しする機会がありましたけれども、高齢化に伴い、自分
の友人、知り合いがお亡くなりになられたり、施設に入ったり、遠くにいらっしゃるお子さん
のところにお引っ越しされたりということで、だんだん身
の周りに友人を失っていかれる方も少なくないと思います。坪田さん、俺は友人、友達がいないんだ、私はそういった高齢者
の方
の声を何度か伺う機会がございました。ベッドタウンで孤独を抱えた高齢者が増えていくという
のは、本市だけではなく、全国で共通した状況と考えます。 ここで、2点質問します。1つ目は、独り暮らし
の高齢者
の本市
の数。これは推定でも構いません。市内にどれだけいらっしゃるか。 2つ目は、本市
の高齢者
の孤独解消に向けた取組です。 続いて、要旨
の(2)ひきこもり
の方へ
の対策です。ひきこもり
の方には医療
のケアが必要な方もいらっしゃいますが、必ずしもそうでもなく、仕事や社会活動に従事することなく、もしくは、かつては従事していたけれども、いろんな状況に遭って、自宅に長い期間、引き籠もった生活をされていらっしゃる方がいらっしゃいます。また、いわゆる8050問題など
のように、ひきこもり
の方
の年齢も50歳代、もしくはそれ以上と高くなっている現状だと考えます。 2点質問します。第1は、市内
のひきこもり
の方
の数、これは推定でも結構でございます。 2点目は、本市
のひきこもり
の方へ
の対応体制についてです。 続きまして、要旨(3)不登校
の生徒、児童へ
の対策です。不登校
の子供
の数は増加傾向にあり、コロナウイルス感染拡大が始まった2020年春以降、その数はさらに増えていると
の報告や報道もございます。5点質問いたします。 1つ目は、本市
の小中学校における不登校
の子供
の数。 2つ目は、不登校
の子供
のうち、出席認定をしている数。 3つ目は、出席認定をされている場所
の数。 4点目は、不登校
の子供が自宅などで活用しているICT教育
の状況。 5点目は、本年3月、不登校
のまま中学校を卒業した子供
の進路についてです。 続きまして、質問事項
の2、事業者支援、産業振興について伺います。現在
のようなデジタル、人工知能など技術
の革新期、社会システム
の変革期という
のは、その条件に合致した事業者や産業が大きく成長、拡大していく戦略的なチャンス期であると考えます。他方、そうした環境に適合できなければ、今後、縮小、落後していく、そういった現実もあるとも考えております。国
のほうでは2022年をスタートアップ創出元年と名づけ、また内閣にスタートアップ担当相を新設するなど、創業、起業支援について大きな動きがあります。 そこで、要旨
の(1)スタートアップ支援についてです。昨年制定された本市
の中小企業及び小規模企業振興基本条例では、第4条に、全て
の起業者、創業者です。起業者が活躍できる場
の創出及び新しい挑戦を推進するとされております。ここで
の質問は、創業や新規事業、新分野進出など、本市におけるスタートアップ支援
の取組についてでございます。 そして、最後
の要旨
の(2)付加価値
の向上です。いわば利益
の増大です。産業振興
の目的
の中心として、事業者
の利益、つまり事業
の付加価値を上げること、地元経済
の生産高を高め、また税収を高めることがあると考えます。 国が地方創生という政策を推進してから、内閣官房
のほうで地域経済分析システムという、いわゆるRESAS(リーサス)と呼ばれる地域経済に関する数字データ、調べたりできるシステムが利用できるようになっております。我々はインターネットで全国
の経済
の数値という
のを、自宅にいながら、もしくはオフィスにいながら閲覧できるという状況になっています。この地域経済分析システム、2018年
の数字ですが、本市
のサービス業、第3次産業
の付加価値額は1人当たり747万円、全国
のランクでいいますと、ちょっと残念な
のですけれども、1,268位で、1,749ある自治体
の中で後方に位置しております。隣接する三芳町や川越市は全国レベルでも、もっと前
の方な
のですが、ふじみ野市はこの両自治体と地理的条件は相似しているところがあり、決して潜在性がないわけではないと考えます。ふじみ野市
の事業者にはポテンシャルがある。ただ、諸々
の要因がうまく機能し合っていない。また、うまく活用できていない。こういった認識でおります。産業
の付加価値を高める施策について、どういった施策、また構想をお持ちか、伺います。よろしくお願いいたします。
○
山田敏夫議長 増村福祉部長。
◎増村規子福祉部長兼福祉事務所長 質問事項
の1、孤独、孤立対策について
の(1)高齢者
の孤独対策についてお答えいたします。 本市における65歳以上
の独り暮らし高齢者
の数ですが、住民基本台帳によると、令和4年4月1日現在で高齢者人口2万9,062人
のうち、29%、8,421人が独り暮らし
の方となっております。内訳につきましては、男性が2,734人、女性が5,687人となり、男女比は1対2となっております。 なお、75歳以上
の後期高齢者
の独り暮らし
の方は、75歳以上人口1万6,290人
のうち、約34%、5,514人となり、うち男性が1,336人、女性が4,178人となり、男女比は1対3と、女性
の独り暮らしが多い状況になっております。 次に、高齢者に向けた取組につきまして、現在、本市が行う介護予防事業
の参加状況を見ますと、おおむね男性が2割、女性が8割と、女性
の参加が多くなっております。高齢者人口が男性4割、女性6割であることを考慮しても、男性
の参加率が低い状況でございます。高齢
の男性
の中には、女性が多い事業などには参加しにくいという意見もいただいており、男性が参加しやすい事業や興味を持っていただける事業など工夫が必要であると考えております。 市報9月号でも、男性
の参加を意識したフレイル予防
の特集を組んだところでございますが、介護予防センター
の事業としましては、男性に特化した男性向け低栄養講座を定期的に実施しているほか、スマートフォン教室や映画鑑賞会、大人
の社会科見学など
の男性に人気ある講座については、今後も継続的に実施していくことを予定しております。また、おおい老人福祉センターにつきましては、お風呂
の利用以外に、囲碁、将棋、ビリヤードなど趣味を通じた男性
の利用者が多く、男性
の居場所
の一つとしても役割を果たしているものと考えております。 このほか、高齢者
の交流や健康づくりなどを目的に活動しているいきいきクラブには、男性も積極的に参加されていますが、今年度から事務局を社会福祉協議会が担っており、様々な機会に幅広く周知を行うことで、新たな参加者
の獲得につながる試みがされているところでございます。さらに、昨年度には、高齢者あんしん相談センターかすみがおかの支援により、男性だけ
のふじみんぴんしゃん体操
の自主グループが新規で立ち上がり、独り暮らし
の方なども多く参加されております。 このような通いや交流
の場は、孤独、孤立を防ぐためには必要不可欠であり、地域支援事業
の一つであります生活支援体制整備事業において、4つ
の日常生活圏域ごとに立ち上がった第2層協議体で新たな居場所
の創設など地域づくりに向けて
の話合いを行っているところです。今後も地域資源を活用しながら、人と
のつながりが実感できる居場所づくりに向けて、既存
の事業
の周知や新たな居場所
の創設など
の取組をさらに進めてまいりたいと考えております。 次に、同じ質問事項
の(2)ひきこもり
の方へ
の対策についてお答えいたします。本市におけるひきこもり
の方
の数については、実態数は把握できておりませんが、平成28年度以降で相談支援を継続的に実施してきた人数としまして98人を把握しております。現在、本市で実施しているひきこもり
の方やその家族に対する支援としまして、臨床心理士による心理相談、参加支援、家族
の支援を一体的に実施しております。 具体的な主な支援策でございますが、ニーズに応じた継続的な個別面談、市社会福祉協議会と連携し、市民
の方
のご厚意によりお借りした空き店舗を活用した地域活動拠点で、ひきこもり
の方
の社会参加や交流
の場としてパソコン教室や就労セミナー
の開催、またひきこもり
の方と暮らす家族
の支援として、家族
の気持ちを共有する場、家族自身
の健康や生活を考える場、交流
の場などを目的としたひきこもり家族
の集いなどを実施しております。 ひきこもり
の方
の相談支援につきましては、まずは誰もが支援を求める声を上げやすい環境となるよう相談窓口として、地域福祉課や、ふくし総合相談センターよりそい、にじいろ
のほか、関係部署や地域
の支援機関で相談を受け止める体制をつくっております。また、自ら支援を求めていなくても、支援が必要な方
の存在に早期に気づくことが重要であり、解決が難しい相談については、関係部署等から地域福祉課やふくし総合相談センターよりそい、にじいろにつないでいただき、情報を整理した上で関係機関と支援方針を検討しております。 相談を受けた部署や発見した部署が単独で行う
のではなく、ひきこもり
の方とその家族
の状況や個々
のニーズに合わせ、地域福祉課、高齢福祉課、障がい福祉課、子育て支援課及び保健センターなどが連携し、切れ目
のない継続した包括的支援を実施しているところでございます。今後も支援が必要なひきこもり
の方やその家族が必要な支援につながるよう、関係部署
の連携を強化してまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 同じ質問事項
の(3)不登校
の生徒、児童へ
の対応についてお答えいたします。 文部科学省は不登校
の定義を、何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因、背景により登校しない、あるいはしたくてもできない状況にあるために、年間30日以上欠席した者
のうち病気や経済的な理由によるものを除いたものとしております。 本市
の令和3年度不登校児童生徒数につきましては、小学校66人、中学校130人となっており、令和2年度と比較しますと、小学校で26人、中学校で44人増加しております。また、本年度7月末現在
の不登校児童生徒数は、小学校22人、中学校95人となっております。 次に、不登校児童生徒
のうち校長が出席を認定している人数は、本年8月末現在で、小学校において3名、中学校において11名でございます。この認定につきましては、令和元年10月25日付で文部科学省から
の通知「不登校児童生徒へ
の支援
の在り方について」に基づき、校長が不登校児童生徒
の才能や能力に応じてそれぞれ
の可能性を伸ばせるよう、本人
の希望を尊重した上で社会的自立へ
の支援として様々な関係機関等と連携して行っているものでございます。 現在出席を認定している対象
の場所につきましては、9か所あり、フリースクールが8名、ふじみ野市適応指導教室が5名、児童発達支援・放課後等デイサービスが1名となってございます。校長が学期に1回、フリースクールを訪問し、情報共有を行ったり、適応指導教室から送られてくる報告書を確認したりすることで、児童生徒
の頑張りを認め、出席として認定しております。 続きまして、不登校児童生徒
のタブレット端末、ICT教育
の活用状況でございますが、児童生徒
のニーズに応じて行っております。例えばマイクロソフトチームズを活用し、毎朝、自宅から朝
の会に参加する。校内
の教育相談室等から3時間程度、授業に参加する。ビデオ通話等を利用して、放課後に担任がクラス
の様子や学習内容、児童生徒
の家で
の過ごし方等を話す場を設けるなどでございます。児童生徒
の心や体
の状態を最優先として学校と家庭が連携し、対応しております。 最後に、今年3月に中学校を卒業した不登校生徒数につきましては48名おり、全日制高等学校、定時制高等学校、通信制高等学校が進路先となっております。教育委員会といたしましては、各学校に対して不登校が生じないような学校づくりを推進するとともに、個々
の児童生徒
の不登校になったきっかけや継続理由等
の要因を的確に把握し、その児童生徒に合った支援策を策定するよう継続的に指導してまいります。また、児童生徒や保護者
の気持ちに寄り添いながら、タブレット端末等を有効活用し、不登校児童生徒と学校と
のつながりを維持しながら、社会的自立へ
の支援を図ってまいります。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 それでは、質問事項
の2、事業者支援、産業振興について
の(1)スタートアップ支援についてお答えいたします。 スタートアップとは、大きな成長を継続できる企業、また新たな価値を創造する力を持つ企業という意味に加え、新しくできた小規模な会社、起業したばかり
の若い企業といった意味で捉えられることがございます。 本市においては、新たな創業者及び新たな分野に取り組む方へ
の支援として、平成28年度に創業支援計画を策定し、支援機関であるふじみ野市商工会、
公益財団法人埼玉県産業振興公社における経営、財務、販路拡大、人材育成に対するセミナーや、個別相談により知識を取得した創業者を認定することで会社設立時
の登録免許税
の減免や創業関連保証
の特例、また日本政策金融公庫における融資制度
の要件緩和など
の優遇措置が受けられる支援を行っております。また、商店街内
の空き店舗を利用した創業者に対しては、条件はございますが、改装費及び家賃を補助する制度も実施しております。 本市における創業や新たな分野に対する取組
の相談、フォローアップにつきましては、ふじみ野市商工会と連携を図りながら進めているところでございますが、さらなる創業を促進するため、引き続き商工会や埼玉県産業振興公社と連携を強化し、取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、(2)付加価値
の向上についてお答えいたします。企業が生み出す付加価値を向上させるということは、従業員1人当たり
の労働生産性を高めることのみならず、様々な取組により向上できるものと認識しております。中小企業庁中小企業白書、小規模企業白書によりますと、新型コロナウイルス感染症
の流行前後でデジタル化により業務効率化などに取り組む事業者が増加しており、デジタル化によるビジネスモデル
の変革など、DXに取り組めている事業者も少なからず増えているというデータがございます。また、デジタル化以外にも事業
の見直しや情報発信
の強化、支援機関
の活用等により自社企業
の付加価値向上に結びつけている企業もあると言われております。 市内企業において付加価値
の向上に対する取組は様々なものと考えられますが、本市においては国や県で実施している様々なセミナーや補助金等
の情報提供をするとともに、支援機関であるふじみ野市商工会と連携を図りながら、市内事業者
の付加価値向上に対し、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) 分かりやすいご答弁をいただきまして、ありがとうございました。 では、再質問をいたします。まず、(1)高齢者
の孤独対策な
のですけれども、市
の介護予防センターなど
の取組は、私も現地を伺わせていただきました。また、部長
のほうからお答えいただきました。男性に人気
のある講座、男性向け
の講座を継続実施していくということで、こういった取組も非常に内容
のあるものと、また高い評価を利用者
の方から得ていらっしゃると思います。独り暮らし
の高齢者
の方
の総数についてはご答弁いただきましたが、私
の質問もここに焦点したわけではない
のですけれども、こうした行政サービスを利用されている独り暮らし
の高齢者
の方
の数はございませんでした。 質問ですが、こういったサービスが独り暮らし
の高齢者
の方などに広く行き渡るためにも、利用者
の数
の把握と分析という
のは必要と考えますが、どのような認識でいらっしゃいますでしょうか。
○
山田敏夫議長 増村福祉部長。
◎増村規子福祉部長兼福祉事務所長 先ほど、高齢者
の人口を住民基本台帳でお答えいたしました。ただ、実際には、議員がおっしゃられるように台帳上ですので、どこか施設に入られているとか、実際にはご家族がいらっしゃるとかというような場合もございます。市
のほうで、今、高齢者あんしん台帳というものを作っておりまして、そこで対象となっている
のが、令和3年度だと3,923人ということで、そちらに通知をしておりますので、そこで実際に返答があった方
の中には、生活
の状況などをその台帳
の中で、実際にはご家族と暮らしていますとかというようなことも書かれている場合もありますので、その辺で情報をつかみながら、お独り暮らし
の方というもの
の支援が必要な方という
のがつかめる
のかなというふうに考えております。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) ありがとうございます。 最初
のご答弁
のほうで、独り暮らし
の高齢者
の方8,421人、これは人口比で計算しますと約7%強ということになると思いますが、7.3%から7.5%ぐらい
の間でしょうか。数
の把握に加えまして、日常生活におきましては孤独
の解消に向けた、今でいうアウトリーチ型
の施策も必要と考えます。やはり市
のいろいろなサービスを利用されている方、いらっしゃる
のですけれども、多数
の方はなかなかそういったことを利用されていない。必要ないという方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもそういったサービスを知らない、もしくはあまり自分にはどうかなという消極的な姿勢
の方もいらっしゃるかと思います。 おおい老人福祉センター
のサービスも、これも非常によいサービスで、広がるとよいと思いますが、先ほど申しましたサービスをなかなか利用できないという方
の中には、いわゆる高齢者
の行動半径がやっぱり狭くなってしまうということがあると思います。私が7月にお会いした方も、家
の中では立っていらっしゃった
のですけれども、外に出るときは車椅子でいらっしゃいました。行動半径という
のは200メートル、300メートルがせいぜいという方も多いと思います。やはり今で言う居場所づくり、身近な町内会、自治会レベルと言ったらあれな
のですけれども、こういった居場所を増やすことも含めて、今後、アウトリーチ型
の施策について
のお考えをお伺いします。
○
山田敏夫議長 増村福祉部長。
◎増村規子福祉部長兼福祉事務所長 今
の居場所づくりというところですけれども、本市
のふじみんぴんしゃん体操を行う通い
の場などは、地域
の通いやすい場にということで、今、この広げる試みということがされていますが、なかなかコロナ禍で進んではおりませんが、現在42か所。また、そのほか、ふじみんぴんしゃん体操以外
の通い
の場という
のも、今把握している限りで令和3年度で86か所という数字を押さえております。ただ、コロナ禍前と比べますと、こういった通い
の場という
のが大分減ってしまっていて、参加者も少なくなってしまっているという現状がございますので、まずはこういうコロナが落ち着いてきた状態になりましたら、こちらを再開できるような支援が必要になってくる
のかなというふうに考えております。 また、生活支援体制整備事業
の第2層協議体におきましても、実際に閉じ籠もりがちな高齢者に対して居場所づくりが必要だというようなお声が大変たくさん出てくるようになってきておりまして、地域
の方もそういった通い
の場
の大切さについて共感いただけるような状況にだんだんなってきておりますことから、今後はそういう第2層協議体を通じまして、地域で
の居場所づくりという
のを進めていけたらというふうに考えております。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) 居場所づくりについて積極的なご答弁いただき、ありがとうございました。 以前、部長もおっしゃられましたように、コロナ前はオレンジカフェであるとか、いきいきサロンとか、いろんな催しが地域で行われたと思いますが、こういったものも今途絶えている状況で、非常に残念に思っております。 国が2020年に孤独担当大臣を設けたということがあったと思う
のですけれども、ご案内
のとおり、これに先駆けて、イギリス
の方で2018年に担当閣僚が置かれて注目されて、我が国も見倣っているというところがあると思います。イギリス
の取組につきましては、インターネットでかなり多く
の情報が出ていまして、シンクタンク
の方
の解説記事などもありますので、既にもう見られているところもあるかと思いますが、改めてご参考になるかと、私
のほうでは考えております。 また、我が国でも高齢化が進んでいる、いわゆる離島地域や過疎地域においては、島
の保健室という
のが鹿児島とか四国
の離島とか、隠岐
の島、沖縄諸島、いろんなところで設けられておりまして、この島
の保健室という
のは、集会所に看護師が巡回して、そこで健康診断を行ったり健康相談を行うと。同時に、行政サービス
の広報も行うと。鹿児島県では、今年から行政サービスそのものができるようになっているという
のも、インターネット
のほうで確認しました。同時に、地域
の高齢者
の方
の交流
の場、居場所になっているということでございます。また、こういった取組事例も、高齢化が進んだ先進地域といっては、呼び方はいろいろあると思う
のですけれども、他自治体
の、もしくは他地域
の状況という
のも、今後高齢化が進む中で参考になることは少なくないと考えております。 続きまして、ひきこもり
の方
の数についてご答弁いただき、ありがとうございました。これは推定ですけれども、国
の調査
のほうで平成28年内閣府発表、若者
の生活に関する調査によりますと、15歳から39歳
のうち、ひきこもり人数
の割合は1.57%、平成31年内閣府発表
の生活に関する調査によりますと、先ほど39歳までと申しましたが、40歳から64歳まで、1.45%、これで15歳から64歳、いわゆる労働人口、生産人口という
のがカバーされたことになる
のですけれども、大体総人口
の1%前後になる計算です。これをこのまま当てはめますと、本市でも1,000人くらい
の方
のひきこもりがいらっしゃるかと推定されます。 私が以前、さいたま市
の子ども・若者支援センター、与野にある
のですけれども、今、ちょっと名称が変わったかもしれませんが、一、二年前に伺ったときに聞いた話では、さいたま市
の推計は1万2,000人ぐらいだったと思います。人口が130万人ぐらいですから、やはりさいたま市
のほうでも1%ぐらい
のひきこもり
の方がいるというふうに推定をされていらっしゃいました。 他方、市で相談支援を継続実施されてきた方
の人数が98人ということでしたが、相談を利用できていない多数
の方、仮に先ほど申しましたように1,000人
の方がいらっしゃると推定された場合、9割
の方が相談を利用されていないということな
のですけれども、これら
の方へ
の広報や対応をどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○
山田敏夫議長 増村福祉部長。
◎増村規子福祉部長兼福祉事務所長 議員がおっしゃられるとおり、内閣府
の調査
の結果をそのまま本市
の人口に置き換えましたところ、やはり1,000人以上
の方がひきこもり
の状態にあるというような、計算上は出てまいります。ただ、調査
の中で、その中で支援が必要な状態
の方がどれくらいな
のかというところまでは調査
の中でははっきりしていなかったところではございますけれども、ただ実際に現在、市
の支援につながっていない方
の中で、もう本人が望んでいない孤独、孤立
の状態にあるという方は相当数いらっしゃるということは、市
のほうでも考えているところでございます。そういった方へ
の周知ということですけれども、まず今
の関係各課、あとは民生委員とか市民
の方から
の情報というものを基に積極的なアウトリーチというものをしているところでございます。 また、本市には、複雑な問題を抱えたり、どこに相談したらよいか分からない方について
の相談窓口として福祉総合相談センターがございますので、そういったところ
の周知をより一層していきたいなというふうに考えているところでございます。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) ありがとうございました。 ひきこもり
の方向けにパソコン教室や就労セミナーを設けていらっしゃると
のことで、こうした取組、近年始められたということ
のような
のですけれども、ぜひこういったサービスが拡充されることを願っております。市
のホームページなどでは周知されていらっしゃらないようですけれども、いずれか
の理由はある
のでしょうけれども、いわゆる利用されたい方、まず基本的にひきこもりという
のはご両親
の方が最初に相談されるという形が多いと思う
のですけれども、そういった方々
の、いわゆる声を拾い上げる、行政としてこういうことやっているということがそういった方々に伝わるような施策を進めていただければと思います。ありがとうございました。 続きまして、要旨
の3、不登校
の生徒、児童へ
の対策です。5点にわたり答弁いただきまして、ありがとうございました。 1つは、今年度7月末
の不登校
の数は、令和3年度より減っておりますが、これは恐らく、先ほど部長
のほうからご回答ありました出席日数
の関係だと理解しております。いわゆる欠席日数が30日になったときに不登校と認定されるということであるならば、だんだん欠席日数が増えていって、年度末に向かって不登校と認定される方
の数が増えていくというふうに認識しました。 出席
の認定をしている子供
の数が15人ということでしたけれども、これは不登校全体
の1割程度。やはりそういった、どこかに赴いて学習をしているという、そうでない方が9割ということだと思います。ちょっと残念な数字な
のですけれども、残り
の方々、いわゆる出席認定はされていない子供
の方々に日常的にどのようなアプローチを取っていらっしゃいますでしょうか。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 出席認定していない児童生徒へ
の支援、アプローチでございますけれども、定期的な担任から
の連絡であるとか家庭訪問など粘り強く実施しておりまして、学校と家庭と
のつながりを維持し、不登校
の解消に向けて努めているところでございます。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) 先ほどICT教育を自宅にいるお子さんに行っていらっしゃるということで、なかなか、1日午前8時半から夕方午後3時まで、それをずっとやっていらっしゃるという方も必ずしも多くないかもしれませんが、学校、そして教育委員会
の取組に敬意を表します。 質問です。今年3月に中学校を卒業した不登校
の子供
のうち、進路不明
の方は何名いらっしゃいましたでしょうか。そうした子供たちに卒業時にはどのような対応、アプローチを取られましたでしょうか。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 進学ではなくて、家事手伝い等
の生徒数ということでお答えしますと、2名を把握してございます。 卒業後
の支援ということでございますが、当然進路
の結果という
のは学校でも把握しておりまして、卒業生が卒業後、学校へ相談があったり、また教育相談室などへ
の相談があった場合には、当然そういった相談に乗ったりして、その子供に対して必要な支援を行い、必要な支援につながるよう努めているところでございます。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) ありがとうございます。 進学された方が46名、そして家事手伝い等その他
の方が2名ということでした。正直、この46名という方、ちょっと私
の予想より多かったので、皆さん、新たな学習、そしてこれから
の社会生活などについて新たな選択をされたということで、喜ばしいことと思います。 家事手伝いということでしたけれども、進路不明
の方もしくはそのまま、言葉はあれですけれども、ひきこもりになられている方もいらっしゃるかもしれません。今年3月ではなくて、去年、一昨年、それまで
の卒業生
の方々ですね。15歳、16歳となりますと、もちろん就職してということもある
のですけれども、やはり就学という
のも一つ
の大きな選択肢だと思います。なかなか全日制
の高校に年齢が重なってから行くという
のは難しいと思いますが、通信教育を受けたり塾や予備校などに行って大検など、昔でいう大検、大学入学資格検定ですか、資格を取って、さらに高等教育を受けたり、専門学校に行ったり、それぞれそういった道を進んでほしいと思います。ただ、やはりもともと不登校
の方ですから、そういったところに籍を置いてもなかなか継続できないということもあるかと思います。 教育部長おっしゃられましたけれども、必ずしも15歳離れてしまうと教育委員会
の所管ではないかもしれませんが、市
の他
の関係部門や民間
の支援団体などと協力しながら、こういった方々
の支援を続けていただければと思っております。 続きまして、大きな質問項目
の2、事業者支援、そして産業振興についてです。(1)スタートアップ支援
のところで、さらなる創業を促進すると
のご回答いただきました。大いに期待しております。一般に創業から黒字に転換するまで
の数年間を、いわゆる死
の谷、デスバレーというふうに言われております。この期間
のサポートという
のは非常に重要で、いわゆる伴走型支援という、創業時
の支援ではなくて創業後
の支援です。 私が伺ったところで、鎌倉市に聞きましたところ、県
のほうで、部長おっしゃられておりましたように、県
の産業振興公社
のほうで、よろず支援拠点という
のがある
のですけれども、神奈川
の場合は横浜、埼玉
の場合は大宮ということで、ただ出張サービスという
のも行っている
のです。鎌倉
のほうでは、この出張サービスを月に1回、2回来てもらってという形で行われているということです。やはりこの拠点がない自治体では、わざわざ大宮まで行くとかという
のはなかなか事業者
の方、難しいところもあると思います。地元で相談できるという体制があれば、非常に業者にとってはありがたいと思います。ただ、このよろず支援拠点
の出張サービスも県内で各地で行っておりまして、この近辺ですと所沢であるとか、坂戸であるとか、東松山であるとか、残念ながら東入間地域は狭山市で行われておりません。やはりアドバイザー
の方
の数にも限りがある
のかなと思います。そういったところでは、前
の議会で議員
の方からも紹介がありましたが、富士見市などでは独自
の経営相談を設けたり、狭山市ではやはり独自
のビジネスサポートセンターをつくって、非常に高い評価を得ているということです。こういった様々な事例などがありますので、ご参考にしていただければと思います。いわゆる近いところでいろんな相談、支援サービスが得られるということでございます。 (2)付加価値
の向上ですが、質問させていただきます。市内事業者
の付加価値向上について、引き続き支援をしていくと
のことでございましたが、これまで
の支援策について、もしくは今後、付加価値
の向上について目標値という
のはお持ちでしたでしょうか。もしあれば、その内容をお願いいたします。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 先ほども答弁させていただいたとおりでございますが、市内企業におきましては付加価値
の向上に対する取組等様々なものが考えられますので、市として指標や目標値など、特に定めているものはございません。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) ありがとうございました。やはり経済という
のは数字ですので、数字
の目標があればとも思います。また、数字がないと行政
の施策
の事業
の検証も難しい
のではないかと思います。また、今後ご検討いただければと思います。 もう一つ、最後
の質問ですけれども、事業者が付加価値を高めている自治体という
のは、独自
の支援策、先ほど富士見市や狭山市
の例、所沢市もかなり
の支援策を行っているような
のですけれども、これは国や県も含めてですが、さらに市独自、そういった自治体は独自
の支援策を不断に練り上げて、また個々
の状況に応じて行っているかとは思います。 そこで、質問ですけれども、市独自
の支援策については、付加価値
の向上についてどのようなものがありますでしょうか。もしくは今後
の構想についてありましたらお聞かせください。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 まず、ふじみ野市独自
の支援策としては、このコロナ禍に入りましてから、国や県
の様々な支給、給付等に対する申請サポート事業を行ってきたところでございます。これにつきましては、市職員が独自でやっているという
のは、他市町村ではあまり例がないものだというふうに自負しております。それに加えまして、ふじみ野市としましても、令和2年度、3年度と市内事業者に対する支援策としては臨時支援金
の交付事業を行っております。また、令和4年度、今年度におきましても、幅広く市内事業者に対して消費を促すとともに生活者支援
の観点から、令和3年度に引き続き消費活性化クーポン事業を実施しているところでございます。これら
の事業を検討する段階では、デジタル化に向けた取組等も研究してまいりましたが、現段階では市内企業
の付加価値向上に向けた取組支援といたしまして、デジタル化におけるセミナーや情報発信など、商工会と連携して図っていきたいというふうに考えているところでございます。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員。
◆1番(坪田敏孝議員) ありがとうございます。 コロナ
の感染拡大、当初持続化給付金や家賃支援補助金など、もしくはその後も幾つか
の給付金、補助金など
の制度があって、こういった申請サポート、市
のほうで人員を繰り出して支えてきたというところには非常に敬意を払います。これは、いわゆる非常に経済が傷んでいるとき
の下支え策でありまして、産業振興という
のはちょっとまた違った性質
のものかもしれませんが、今、部長がおっしゃられたデジタル化へ
の支援策、そういったワークショップ、セミナーなどは大いにこれから進めていただければと思います。これは商工会と行うというものはもちろん結構ですし、やはり商工会以外
の方、また他
の、例えば川越法人会を利用されている方もありますし、他
の地域にいらっしゃって、こちらで事業をしているような方もいらっしゃいます。また、フリーランス
の方、それから副業しようとされている方、学生
の起業家、こういった方々は、なかなか商工会には結びつかないかもしれません。こういった方も含めて、ワークショップ、セミナーというもの、特にデジタル、それ以外にもウェブデザインという
のもありますし、SNS
の情報発信
の仕方など、こういったところはいろんなサポートセンターで人気
のある講座だと伺っておりますので、ぜひふじみ野市でもそういった支援策を行っていただければと思います。 こういったワークショップやセミナーという
のは、実は事業者
のマッチング、異業種交流
のあれにもなりまして、事業者同士が交流するところという
のはかなり新規事業、事業
の新分野進出が盛んなところと聞いております。近隣
のまちでも三芳町や川越市などが実はそうでして、残念ながらふじみ野市は事業者間交流がそれほどでもないようでございますが、こういった機会を設けていただければと思います。 大阪に八尾市というところがありまして、みせるばやおという、事業者
の交流
の場所という
のがございます。ここは安倍元総理が訪問されて、私もそこに行ったことがある
のですけれども、事業者間
の交流
の場を設けて、非常にすばらしいというコメントを残されていらっしゃいました。入り口にそれが書かれてありました。 繰り返しになりますが、デジタル以外でも経営革新、イノベーションなどにおけるワークショップやセミナーなど異業者間
の交流
の場を設けて、経営者と経営者が投資や事業拡大について話し合うような、これが産業振興に結びつくと私は考えておりますので、また今後、こういった事業を進めるときにご検討いただければと思っております。 以上で私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○
山田敏夫議長 坪田敏孝議員
の質問を終了します。 休憩いたします。……………………………………………………………………………………………………………………… 休 憩 午前11時09分 再 開 午前11時10分………………………………………………………………………………………………………………………
○
山田敏夫議長 再開いたします。 次に、民部佳代議員
の質問を許します。民部佳代議員。
◆6番(民部佳代議員) 6番、民部佳代です。今回は、通告に従いまして、大きく4項目について質問をいたします。 まず、大きな項目1点目、選挙
の投票立会人について伺います。今年は7月に参議院議員選挙、昨年は衆議院議員選挙と市長選挙、市議会議員
の補欠選挙が行われました。また、来年には県議会議員選挙、市議会議員選挙、県知事選挙が予定をされています。選挙は民主主義
の根幹であり、不正は絶対に許されません。そのため、投票事務が公正に行われているかを監視するため、各投票所において有権者
の中から2人以上5人以下
の投票立会人が立ち会うことと公職選挙法で定められています。 一方で、投票
の利便性を高めるために、投票日
の投票時間は午前7時から午後8時まで
の13時間と長くなり、投票前
の準備から投票箱
の閉鎖、封印までを入れれば、投票立会人は14時間以上にわたり立ち会うことになります。そのため、主に町会、自治会関係者からは、人を集める
のが大変だ、役員も高齢者が多いので、投票立会人を務めることが負担だという声も聞かれます。 同様
の問題は全国各地で起こっていることから、令和元年5月に公職選挙法が改正、施行されました。改正前まで、投票人は各選挙区における投票人名簿に登録された者、つまりそれぞれ
の投票区に住む有権者から選任しなければなりませんでしたが、改正後は、投票区
の縛りは緩和されて、有権者から選任できることになりました。つまり有権者であれば、投票立会人は投票区在住あるいは市内在住でなくても、極端に言えば市外や県外
の有権者にお願いすることも可能になりました。これを受け、投票立会人を公募で集める市区町村も出てきました。特に熊谷市では、若い人に選挙を感じてもらうため18歳から30歳まで、東京都中央区では18歳、19歳、20歳に限定して投票立会人を募集しているようです。何度も選任されている人にとっては、選挙
のたびに長時間拘束される投票立会人
の仕事は負担に感じる
のでしょうが、初めて
の人にとっては、めったにできない新鮮な経験に感じるはずです。たとえきっかけはアルバイト感覚であったとしても、選挙へ
の啓発になる
のであれば、ぜひ経験してもらいたいと思っています。 そこで、伺います。1点目、ふじみ野市
の投票立会人
の選出はどのようにしている
のでしょうか。 2点目、投票立会人が長時間拘束されますが、ふじみ野市
の投票立会人は報酬は日額1万2,100円となっています。13時間
の投票時間と前後30分ずつで仮に14時間従事すれば、1時間当たり
の報酬額は864円です。投票立会人は雇用計画でないことは重々承知をしておりますが、埼玉県
の現在
の最低賃金は時給956円、10月からは980円になり、それと比べて時給換算で100円ほど低い
のが現状です。報酬
の妥当性と見直し
の予定についてお伺いいたします。 3点目、投票立会人
の確保と選挙に対する啓発を兼ねて、投票立会人を一般募集してはいかがでしょうか。考えをお伺いいたします。 次に、大きな項目
の2点目、男性用トイレ
のサニタリーボックスについて伺います。前立腺がんなど
の病気や加齢によって尿漏れパッドを使う方がいます。男性用トイレには、使用後
の尿漏れパッドを捨てる場所がないという問題を受け、さいたま市議会
の一般質問をきっかけに、さいたま市をはじめ全国
の公共施設へサニタリーボックスを設置する動きがあります。ふじみ野市においても取組をしていただいているものと思いますが、市内公共施設における男性用トイレ
のサニタリーボックス
の設置状況と、もし設置されていない箇所がある場合には今後
の取組についてお伺いをいたします。 大きな項目
の3点目、マンホール広告で収入確保をについてお伺いをいたします。決算
の総括質疑でもお伺いいたしましたが、広告等自主財源
の確保については、市でも全庁を挙げて取り組んでいただいているものと思います。しかしながら、収入
の確保と歳出に当たる事業費と
の関係がひもづかないために、事業効果も見えづらい
のが現状かと思います。そのような中、所沢市では、平成30年度に人口減少を見込んで下水道料金を約21%値上げをいたしましたが、その際に市民に理解を得るために経営努力も必要として、マンホールへ
の広告掲載を始めました。 8月19日
の日経新聞
の朝刊によれば、上下水道局
の職員が企業に対して広告
の出稿を働きかけ、当初はマンホール広告なんて誰が見る
のかと懐疑的だったものの、徐々に認知度が高まり、令和3年度
の決算では広告収入は約770万円に上ると
のことです。公共施設内や市報へ掲載される広告は、ふだん公共施設を利用したり市報を開く習慣
のある市民
の目には触れますが、行政とあまり接点
のない市民でも、マンホール広告ならば日常生活
の中で目に止まります。事業者にとっては広告媒体として効果的であると同時に、市が財源確保に努めていることを市民に周知してもらう効果もあるように思います。 そこで、1点目、ふじみ野市においても民間事業者と協働で設置したマンホールがあるかと思いますが、その例と設置費用についてお伺いをいたします。 2点目、市でもマンホールに広告掲載して、下水道事業会計
の収入確保を行うことはできないでしょうか。 最後に、大きな項目
の4点目、小中学校
のプール
の今後について伺います。学校
のプール
の老朽化に伴い、改修や新設をせずに、民間
の屋内プールを利用して水泳指導を行ったり、複数校で一つ
のプールを共同利用する自治体が増えています。令和元年
の一般質問でも他
の議員から、プール
の在り方について質問がありましたが、その際にはプール
の耐用年数として、鉄筋コンクリート構造物
の耐用年数が60年程度と
の答弁がありました。市内で最も古い大井中学校
のプールは、設置から55年たっているかと思いますが、躯体
のほか配管、あるいはろ過装置なども、いつ不具合が起きてもおかしくない時期に来ているかと思います。一方で、屋外プールは熱中症
のリスクもあり、近年では猛暑
のためにプールに入れない日もあると聞きます。また、本市では、昨年度には体育館にエアコンを整備し、夏でも安全に体育
の授業が行えるようになりました。それでも、特に小学生はプール
の授業をとても楽しみにしているという
のは重々承知をしておりますが、保護者からは、維持費を考えれば、もはや全て
の学校にプールを設置する必要はない
のではないかという意見もあります。 そこで、1、ワンシーズンに1クラス当たり何回くらいプール
の授業日数がある
のでしょうか。 2点目、小学校
のプール
の維持費は年間でどの程度かかっている
のでしょうか。 3点目、今後、学校プールが老朽化して大規模改修や更新が必要になった場合、どのように対応する
のか、お考えをお伺いいたします。 以上、最初
の質問といたします。
○
山田敏夫議長 蓮見選挙管理委員会書記長。
◎
蓮見裕選挙管理委員会書記長 それでは、質問事項
の1、選挙
の投票立会人について
の(1)投票立会人
の選出方法と(3)
の投票立会人
の一般募集をにつきましては、関連がございますので、一括して答弁させていただきます。 現在、投票立会人につきましては、投票事務
の公平性を確保するため
の公益代表として、投票事務全般に立ち会う重要な責務を有することや、短時間で相当数
の投票立会人を選出しなければならないことなど
の理由により、各自治組織から推薦をいただき、各投票所3名ずつ
の投票立会人
の選出を行っているところです。しかしながら、投票立会人
の推薦について、自治組織によっては推薦いただく
のが難しいと
の声もあること等から、課題として認識しているところです。 なお、期日前投票立会人につきましては、多く
の有権者が選挙に関心を持ち、選挙をもっと身近なものとして感じてもらうため登録者を公募しており、選挙執行
の際には登録いただいた有権者
の中から、各期日前投票所に1日2名ずつ、期日前立会人
の選出を行っているところです。 ご提案
の投票立会人
の一般募集につきましても、他自治体における公募
の実施状況を参考にしながら調査研究を続けてまいります。 続きまして、同じ質問事項
の(2)投票立会人
の報酬
の妥当性と見直し
の予定についてお答えいたします。現在、投票立会人
の報酬につきましては、特別職
の職員で非常勤
のもの
の報酬及び費用弁償に関する条例で、日額1万2,100円、従事する時間が投票
の時間
の2分の1以内
の場合は6,050円と規定されております。一方で、国会議員
の選挙等
の執行経費
の基準に関する法律では、1日につき1万900円と規定されております。また、県内
の約30市町
の投票立会人
の報酬について調査したところ、法律と同額
の規定となっている
のが半数、独自
の報酬額を規定している
のが半数となっている状況でございます。 現状、本市
の投票立会人
の報酬額は、国
の基準より高い額となっておりますが、ご指摘
のとおり時給換算すると埼玉県
の最低賃金を下回る額となっているところです。今後につきましては、他
の自治体
の状況も踏まえながら、報酬額
の妥当性について調査研究を進めてまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 質問事項
の2項目め、男性用トイレにサニタリーボックスを
の(1)市内公共施設男性用トイレ
のサニタリーボックス設置状況と(2)今後
の取組につきましては、関連がございますので、一括してお答えいたします。 今年に入り、公共施設
の男性用トイレ
のサニタリーボックスを設置する動きが県内でも広がりを見せております。これは、膀胱がんや前立腺がん
の手術
の影響や加齢で日常的に尿漏れパッドが欠かせない方などが捨てる場所に困っていることへ配慮したものであります。膀胱がんや前立腺がんと診断される男性は、生活環境
の変化や高齢化など
の理由で患者
の数は増加しておりますが、がんは、早期発見、早期治療ができる病気となってきております。そのため、通院で
の治療環境も整備され、仕事と
の両立など社会と
のつながりも保ちながら療養生活を送れるよう、お互いに支え合える環境整備が今後ますます必要となってきてございます。 このような中で、男性用トイレにおけるサニタリーボックス
の設置におきましては、一般市民が利用する公共施設においてきめ細やかな配慮を行うために必要であると
の認識
の下、本市においても本庁舎、
大井総合支所をはじめ文化施設、スポーツ施設など
の35施設においては既に設置しております。今後におきましても、防犯や防火上
の観点から総合的に判断した上で、サニタリーボックス
の設置を推進してまいりたいと考えてございます。
○
山田敏夫議長 山風呂都市政策部長。
◎山風呂敏都市政策部長 質問事項
の3、マンホール広告で収入確保
の1項目め、民間事業者と
の協働で設置したマンホール
の例と設置費用につきましてお答えいたします。 埼玉西武ライオンズ
のマスコットキャラクター、レオとライナをデザインしたプリントシールにつきましては、平成28年1月13日にふじみ野市と株式会社西武ライオンズと
の連携協定に合わせる基本協定を締結したことを受け、本市と埼玉西武ライオンズとコラボレーションしたデザインマンホール蓋プリントシールを作成し、平成29年、既存
のマンホール蓋につけて設置いたしました。設置位置につきましては、市役所第2庁舎前にある県道
の横断歩道付近
の歩道内にマスコットキャラクターレオを、またイオン大井店東側入り口
の歩道内にはマスコットキャラクターライナを設置しております。 プリントシール
の製作及び設置費用につきましては、6か所当たり税抜きで4万3,000円でございます。このプリントシールにつきましては、広告料は発生しておりません。また、設置目的につきましては、本市と埼玉西武ライオンズと
の連携をPRするものでございます。 なお、現在
のところ、この2か所以外に民間事業者と協働で設置したマンホールまたは広告収入を目的としたマンホール
の設置事例はございません。 続きまして、同じ質問事項
の2項目め、マンホールに広告掲載し収入確保をにつきましてお答えいたします。下水道
のマンホールを活用した広告事業につきましては、平成30年度に所沢市において全国に先駆け、駅前や大通りなど人が多く集まる場所に設置されたマンホール蓋を有効活用する目的で、広告主
の名称や事業活動
の内容など、こういった情報を広告掲載する事業として開始されました。 所沢市
の事業概要につきましては、広告
の内容、希望するマンホール蓋、掲載期間等を記入した申込書を広告主が申請し、市が審査決定後、広告主がデザインデータを提出し、作成、設置となります。広告に活用される下水道
の鉄蓋につきましては、直径60センチ
のうち中心から直径44センチメートル
の円形部分においてポリカーボネート及びステンレス材質
のデザインプレートが取り付けられているものでございます。製作及び設置費用につきましては、1か所当たり税込み4万4,000円となっております。広告期間につきましては、基本的に3年間
の掲載期間を設けておりますが、2年間や1年間
のプランも用意されており、広告主が期間を選択することも可能となっております。 また、広告掲載料につきましては、3年プランにつきましては1か所当たり税込み29万7,000円、月額8,250円、2年プランでは1か所当たり税込み26万4,000円、月額1万1,000円、1年プランでは1か所当たり税込み19万8,000円、月額1万6,500円で運用されております。 現在は所沢市内
の6か所
の駅前で、合計30か所
のマンホール蓋に広告掲載がされており、申請は随時受け付けられている状況でございます。この広告活動に伴う広告料収入といたしましては、所沢市令和2年度下水道事業会計決算書によりますと573万7,500円が計上されております。 また、所沢市
のほかに全国的にも大阪府寝屋川市や枚方市、愛知県
の豊橋市などで同様
の事業が行われております。 本市におきましては、上福岡駅前や大型商業施設周辺など人が多く集まる場所に設置されている下水道マンホール蓋を有効に活用した広告事業
の導入
の検討につきまして、他自治体
の動向を注視しながら研究してまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 質問事項
の4、小中学校プール
の今後につきまして、3点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。 まず、(1)1クラス当たり
のプール
の授業日数についてです。学習指導要領では、「水泳運動系は生命にかかわることから、水泳場が確保が困難で水泳運動系を扱えない場合でも水遊びや水泳運動など
の心得につきましては必ず指導することが大切」と記載されており、水泳学習における明確な指導時間においては記載されておりません。 コロナ禍以前
の水泳学習
の現状といたしまして、小中学校では1クラス当たり8時間から10時間程度
の水泳学習を行っておりました。コロナ禍
の昨年度及び今年度につきましては、感染対策としてプールサイドで
の待機及び入水時において児童生徒間
の相互
の距離を確保する、更衣時
の密集を防ぐなど
の理由から、各学校
の規模や実態に応じて、一度に入水する人数を極力減らす工夫を行いながら実施してまいりました。令和4年度
の1クラス当たり
のプール
の授業時数につきましては、各学校により異なりますが、小学校では平均3.9時間、中学校では平均8.3時間となっております。 次に、(2)維持管理に係る費用についてお答えいたします。プール
の維持管理に係る費用につきましては、上下水道料、電気代、ろ過装置
の保守点検、薬剤、水質検査に係る費用、設備
の修繕費用がございます。令和3年度
の年間費用は、小中学校19校合計で1,182万1,000円、1校当たり約62万2,000円となっております。なお、コロナ禍以前と比べ、プール
の授業実施回数が減っていることから維持管理経費は減少しておりまして、コロナ禍以前
の平成28年度から平成30年度
の3年間平均では19校合計で1,847万3,000円、1校当たり約97万2,000円となっております。今後、従前
の授業実施回数まで増加した場合は、施設
の老朽化も影響し、増加することが見込まれます。 最後に、(3)大規模修繕、更新が必要になった場合
の対応につきましてお答えいたします。本市
の学校プール施設は、一番古いもので昭和42年7月建築、建築後55年が経過しておりまして、その他
の学校でもほとんどが建築後25年以上経過し、老朽化が進んでいます。維持管理につきましては、部分的に不具合が発生した箇所、劣化が激しい箇所について修繕や工事を実施し、対応しておりますが、プール
の耐用年数を考えれば再整備が必要な時期に来ていると考えております。 プール
の改築を試算しましたところ、設計、工事監理、工事費用、解体費用を合わせますと、1校当たり3億円前後
の費用が見込まれ、今後
の対応が課題であると認識しているところでございます。このように老朽化によるプール
の再整備には多額
の費用が必要となることから、近年、民間プール施設を活用しプール授業を行う動きが全国的に広がってきており、県内でも増え始めているところでございます。民間プールは屋内温水プールとなっていることから、季節や天候に左右されることなく実施することができ、安定した授業数を確保することができることに加え、水泳専門
のスタッフを活用した場合には質
の高い水泳指導で児童生徒
の泳力向上が期待できるといったメリットもございます。 また、民間プール活用以外
の方法といたしましては、複数
の学校で一つ
のプールを利用するといった共同利用が考えられます。全校
のプールを改築し維持管理していくよりは、費用は抑えられるものと考えております。教育委員会では、民間プール施設を活用した場合
のコストと大規模改修費を含めた年間維持管理コストを比較しまして、令和5年度からふじみ野市近隣
の民間プールを活用したプール事業
のモデル実施に向け、現在検討しているところでございます。 なお、民間プール施設
の数は、立地などによりまして全校実施は難しいと考えておりますので、学校プール
の老朽化度合いや学校から
の施設まで
の距離等を踏まえ、実施する学校や移動方法など、共同利用を含め、実施方法を検討してまいります。
○
山田敏夫議長 民部佳代議員。
◆6番(民部佳代議員) ご答弁ありがとうございました。順次、意見と一部再質問をさせていただきたいと思います。 1点目
の選挙
の投票立会人について
のご答弁ありがとうございました。課題についてはよくご認識いただいているようで、特に報酬についても、できれば近年
の物価高だとか人件費
の上昇もありますので、前向きに見直しをしていただきたいと思っています。 それで、期日前
の投票所
の立会人は既に公募していることは存じております。ほか
の自治体を見ましても、期日前のみ公募というところが多いようです。これは恐らく改選前
の公職選挙法が投票区から選出することになっているため、期日前であれば市全体から立会人を出せる。投票所だと、やはりその地域から出さなければいけないということもあって、期日前のみに限って公募していたという経緯もある
のかと思っています。 一方で、立ち会うほうからしてみれば、期日前は主に平日がメインになるので、応募がしづらいという状況もあります。学生や社会人にとって、日曜日に従事するならやってみたいなという方もいる
のではないかと思います。 それで、お伺いをしたい
のですが、ふじみ野市において期日前
の立会人
の公募は登録制だと思う
のですが、どの程度
の方が登録されている
のか、お伺いをいたします。
○
山田敏夫議長 蓮見選挙管理委員会書記長。
◎
蓮見裕選挙管理委員会書記長 お答えいたします。 現在、本市
の期日前投票
の応募状況でございますが、登録者数
の総数としましては現在63名でございますが、その中で市外転出ですとか、お亡くなりになった方もいらっしゃいまして、実質的には五十数名というところでございます。
○
山田敏夫議長 民部佳代議員。
◆6番(民部佳代議員) 分かりました。ご答弁ありがとうございます。五十数名ということであれば、2人ずつ選出しても大体10日ぐらい、県議会議員選挙ぐらいは何とか公募
の方で賄える
のかなと思いました。 先ほども説明したとおり、公職選挙法が改正されておりますので、何もここに住んでいる方ということで限定する必要もなくなりました。いろいろ調べてみましたら、アルバイト
の登録サイトで募集をしているような自治体も全国にはあるようです。そこまでは行かなくても、市報で広く投票立会人を呼びかけるとか、あるいは若い人にという
のであれば、ふじみ野高校や、文京学院大学あるいはホンダ学園
のほうに投票立会人をやってみませんかというような働きかけをするということも考えられますので、ぜひ私は若い人に経験していただきたいと思っていますので、今後
の取組にぜひ参考にしていただきたいと思います。 2点目
のトイレ
の件です。既にふじみ野市では動いていただいているということで、ありがとうございます。なかなかこの問題、私ももちろん男性トイレ使わないので、こういう問題には気がつかなかった
のですが、当事者にとっても、ないことが当たり前であれば、最初からないから仕方ないになってしまう
のですけれども、一人でも不便だ、困っているという人がいれば、ほかにも困っている人がいる
のだということにも想像していただければありがたいなと思います。今回、ふじみ野市はすぐに対応していただいたということで、本当によくやっていただいていると思います。 たまたまな
のですが、今回
の定例会で和式トイレ、民俗資料館だとか放課後児童クラブで和式トイレを洋式トイレに改修する予算が上がってきています。その話をしていましたら、通告にはしていない
のですが、そうはいっても、もちろん洋式も必要だけれども、シャワートイレ、いわゆるウォシュレットがないから困っているというような、一部
の施設でシャワートイレが設置されていないので、ちょっと困っている
のだよというような話も聞きました。私はふだん使わないので、それを不便だとは感じない
のですが、やはり必要としている人がいるということを想定して、できる
のであれば、その点も今後改修をしていただければいいなと思っています。 3点目
のマンホール広告について
の質問に移ります。今後研究していただくということで、よろしくお願いします。 総括質疑でも触れましたが、なかなか広告収入を得ることが、歳出につながっている
のが見づらいので、それぞれ
の職員も頑張って広告収入を得ようかという
のが非常にモチベーションが上がらないというか、事業広告が見づらいという
のもある
のですが、さっきちょっと説明もしましたが、下水道会計に関して言えば割と分かりやすい。ひもづいていることが分かりやすいということが1点と、一番
のメリットというか、効果という
のは、やはり市が財源確保に取り組んでいる
のだよということを市民
の方に知っていただくという
のが、私は一番効果としては大きいと思っています。ふじみ野市では、近く下水道料金を値上げする予定がある
のかどうか分かりませんが、もしそのようなことがある際には、皆さんに負担をお願いするだけではなくて、市も頑張っている
のだよということを示すためにも、ぜひこの件については前向きに検討をいただきたいと思っております。 最後に、小学校
のプール
の今後について
のご答弁もありがとうございました。前回
のほか
の議員から
の質問に対して少し検討が進んだようで、来年度からモデル事業として民間委託も始めるということであります。いきなりコンクリートがぱかっと割れることはないと思う
のですが、ろ過装置が動かなくなったとか、配管が漏れているとか、そういうことが突然出てくることもあるかと思いますので、ぜひ来年度
のモデル事業をきっかけに、長い目で今後どうしていくかをふじみ野市
のほうとしても進めていただけたらと思います。子供たち、本当に楽しみにしておりますので、なくなったからなしよという
のはとても残念ですので、計画的に進めていただければと思います。 以上で私
の一般質問を終了いたします。
○
山田敏夫議長 民部佳代議員
の質問を終了いたします。 休憩いたします。……………………………………………………………………………………………………………………… 休 憩 午前11時42分 再 開 午後 1時32分………………………………………………………………………………………………………………………
○
山田敏夫議長 再開いたします。 次に、金濵高顕議員
の質問を許します。金濵高顕議員。
◆5番(金濵高顕議員) 5番、金濵高顕でございます。議長から許可をいただきましたので、早速ではありますが、通告
のとおり質問させていただきます。 まず、大項目
の1、中小企業支援
の(1)移動販売支援
の取組についてでありますが、本市では独自
の商業文化が根づき、その特性から商工事業者
の中で移動販売や
キッチンカーへ
の関心が依然高まってきています。令和4年度
の産業まつりで
キッチンカーの出店が予定されているとおり、関心
のある方々についてはおおむね情報収集は完了している状況であって、
キッチンカー等々
の移動販売事業に参入ができない理由として、設備投資
の金額が大きいことが挙げられます。ウィズコロナに適用した生活様式が定着しつつある中、新型コロナウイルスが存在する前
の商業事業に戻ることはないものであると考える次第であり、ウィズコロナに適用する商業様式を下支えすることは必ず本市
の発展につながることと確信をしています。 そこで、例えば週に1回以上など定期的かつ数年以上、継続的に市内で移動販売を行うことを条件に、移動販売車に必要な設備
の導入及び改修に関わる補助ができないかという質問であります。 次に、(2)点検商法へ
の注意喚起について。特殊詐欺において、広報車や防災無線等で積極的な周知を行う一方で、被害が急激に増加している
のが点検商法であります。近年増加をしている
のは劇場型という手法で、電話会社や電力会社
の社員を装った人物が業務中に、おたく
の屋根が危険な
のが見えたなどと声がけを行い、後日、無料で屋根を点検したいという業者が訪れるというものであります。屋根に上げてしまって、意図的に屋根
のくぎを抜かれるなどしてから、損壊させた部分
の写真を見せられ、お隣などに被害を与える前にということで、修理契約をさせられてしまうというものであります。点検商法
の厄介なところは、修理代が高額でなく、相場程度か、相場より少し安かったり、かつ屋根
の上、床下というケースもありますが、実際に破壊をする犯行
の瞬間が見えなかったり、防犯カメラ等でもその瞬間を押さえられないことが挙げられます。特に本市では地元に根づいた建築会社さんが多く、施工から数年以内に点検商法
の被害に遭った場合、点検商法
の業者は施工した業者を悪く言うことで被害者と
の信頼関係を構築する手法を使ったりしますので、施工した市内
の業者と被害者が反目し、保証を求められるといったようなトラブルが問題となっています。 市民が被害に遭わないことが第一でありますが、市内事業者を守る観点からも、点検商法について市民へ
の周知と注意喚起が必要と考え、対応を強くお願いしたいというところであります。これらについて市
の認識を伺いたいと思います。 次に、大項目
の2、半導体不足が市民生活に与える影響について
の(1)給湯器破損リスクについてでありますが、世界的な半導体不足により給湯器
の生産に遅れが生じ、昨年、冬頃より大きな問題となっています。まだ寒くなっていないということで、ほとんど報道がされておりませんが、現在も供給不足
の状態が続いており、注文してから
の納期が約4か月から半年以上という現状もあります。これは、つまり12月に故障した場合、お湯が出ない状態で冬を越すことになるということで、市民生活に多大な影響が出ることが予測されます。給湯器
の故障原因として、ほとんどが凍結による破裂であって、それを防止するために必要な周知、啓発が必要であると考えております。本来であれば、私有財産である給湯器について市が注意喚起を行う難しさという点について理解するところでありますが、寒さが厳しい時期に数か月間、お湯が出ないということは、市民生活が脅かされ多大な影響が出ると認識しておりますので、対応ができないかという質問であります。 次
の質問に移ります。大項目
の3、チャドクガ
の被害防止と対処法
の周知について
の(1)市
ホームページを活用した取組について質問をいたします。本年は、チャドクガに刺されたという話であったりとか、植え込みなどを見ますとチャドクガがいるので近づかないでといったような警告が見られたりだったり、チャドクガ
の被害について、例年と比べ多く聞かれている現状ではないかと認識をしております。 チャドクガについては、身近なところであると、ツバキやサザンカなどに生息し、成虫や卵だけでなく、脱皮からさなぎまで毒針を持っている、大変危険な虫であります。チャドクガに刺されますと痛みや強烈なかゆみに襲われ、患部をこすったり、かいたりしますと症状が悪化し、入院するケースもあります。応急処置として、皮膚についたチャドクガ
の毛をセロテープ等で取り、その後、よく洗い流すことで症状が緩和される場合がありますが、なかなか浸透していない現状があります。刺された直後などは、恐らくインターネットを利用して対処法を調べることも想定され、かつ早急に医療機関へ受診をしたい場合、現在地を検索条件に入れて検索することであったりとか、またグーグルなどで検索をした場合、こういったケースであると、自動的に自治体
のホームページの情報が優先的に表示されたりする場合もあるようです。 そこで、本市
ホームページを活用し、チャドクガについて、チャドクガ
の生態、刺された場合
の症状と応急処置
の方法及び本市にある皮膚科
の医療機関
の連絡先などを市
ホームページに掲載してはどうかという質問であります。 次に、②被害防止
の取組についてでありますが、チャドクガについて、今後どのような形で被害防止へ取り組んでいく姿勢である
のか、伺いたいと思っております。 1回目
の質問は以上であります。よろしくお願いいたします。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 それでは、質問事項
の1、中小企業支援
の(1)移動販売支援
の取組についてお答えいたします。 新型コロナウイルス
の感染拡大以降、外出自粛
の要請や在宅勤務
の普及により、コロナ禍で飲食店に行きづらいという方でも、お店
の味をテイクアウトにより安心して楽しめることができる
キッチンカーへ
の関心は全国的に広がってきているものと把握しております。
キッチンカーを開業するメリットとして、固定店舗と比較し安価で開業できることや、1人でも営業ができる業態
のため人件費を抑えられること、集客
の期待される場所に自ら出向き営業することができる機動力
の高さという強みなどがございます。 また、デメリットといたしましては、前日もしくは当日朝に仕込んだ数量のみで営業することから、1日に販売できる数量が決まるため売上げ
の上限が決まってしまうことや、保健所
の管轄をまたいだ営業をする場合、地域ごとに営業許可
の取得が必要なことなどがございます。本市においても、業態を変更し、
キッチンカー事業を始めている事業者もいると伺ってはおりますが、今後
の本市における
キッチンカー事業による開業希望がどのくらいある
のか、商工会と連携を図りながら現状
の把握に努めるとともに、支援については他市
の事例等も含め調査研究を進めてまいりたいと思っております。 続きまして、同じ質問事項
の(2)点検商法へ
の注意喚起が必要とされると
のご質問にお答えいたします。点検商法とは、点検と称して訪問し点検作業を行い、虚偽報告、破壊または不安をあおることにより商品購入、工事契約や役務提供契約を勧め、異常に高価な工事代金請求、商品
の売りつけや劣悪な工事、商品提供または役務を行う悪徳商法
のことであり、絶対にあってはならないものと考えます。 本市消費生活センターにおいても訪問販売による屋根瓦や外壁など
の修理に関する点検商法と見られるトラブルに対する相談件数が増加している傾向であり、様々な周知、啓発を行っているところです。また、市内事業者においても、このような悪徳商法からトラブルに発展してしまうことで、信頼
の喪失だけでなく様々な被害に遭われることも想定されます。本市
の消費生活センターにおいては、このようなトラブルについて
の相談窓口を設置しており、市民
の方々がトラブルに巻き込まれないよう周知を図っているところでございますが、今後は市民
の方々
の被害を減らすだけでなく、
市内事業所の信頼を保持することや、トラブル回避
のため埼玉県や消費生活センター等から
の情報を
ホームページへ掲載するなど様々な媒体を活用し、市内事業者に向けても点検商法における情報提供を行ってまいります。
○
山田敏夫議長 粕谷市民生活部長。
◎粕谷直樹市民生活部長 質問事項
の2項目め、半導体不足が市民生活に与える影響
の(1)給湯器破損リスク
の周知につきましてお答え申し上げます。 昨今
の長引く社会的な半導体
の供給不足により、我が国
のあらゆる産業、経済に多大な影響を及ぼしていること、また半導体はスマートフォン、テレビ、エアコン、炊飯器、冷蔵庫、自動車など、私たち
の身近な暮らし
の中でも非常に多く
の製品に使用されており、市民生活においても各種製品
の価格
の上昇や、議員ご指摘
のとおり給湯器等
の製品
の納期遅延が発生するなど、様々な暮らし
の場面で深刻な影響が出ていることは認識しております。しかしながら、半導体不足による各種製品
の納期につきましては、製品
の種類、メーカー、販売施工店、発注時期等によって状況が異なることから、市で一律に注意喚起
の周知を図ることは難しく、各製品
のメーカー、販売施工店等がその製品
の納期遅延状況に合わせ、周知、啓発するものと考えております。 市消費生活センターといたしましては半導体不足に関する周知等は行っておりませんが、消費者が購入した商品に対して半導体不足に関連したトラブル、製品事故等がございましたら、消費生活相談により対応してまいります。 なお、厳寒期における給湯器
の凍結による破損防止につきましては、毎年度実施しております水道管
の凍結防止
の注意喚起に併せまして、市報、市
ホームページ、市公式SNS等において広く啓発に努めてまいります。 以上です。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 それでは、質問事項
の3、チャドクガ
の被害防止と対処法
の周知
の(1)市
ホームページを活用した取組
の①チャドクガ
の生態と対処法
の掲示及び②被害防止へ
の取組はについては、一括してお答えいたします。 チャドクガは、基本的には年2回、5月から6月頃と8月から9月頃に発生し、年によっては気候
の関係で3回発生するときもあります。茶
の木、ツバキ及びサザンカなど
のツバキ科
の樹木に発生し、卵は葉
の裏側などに黄色で毛玉状
のものを密集して産み付けます。ふ化した幼虫は、葉
の裏側で頭をそろえて密集し、表皮を残しながら葉を食べます。そのため葉
の表面がかすり状となり、褐色に変化しているものがあれば発見することができます。幼虫は、成長するにつれて葉
の縁から食害するようになり、枝や幹
の表面に移動するものが見られます。また、毒針毛と呼ばれる毒毛に覆われており、この毒毛に接触すると、かぶれやかゆみなど
の皮膚炎を引き起こします。 チャドクガを駆除するには、卵
の段階で駆除するか、幼虫がまだ小さい集団になっているうちに葉や枝ごと切り取ってしまう
のが効果的な方法です。幼虫が大きくなり、樹木全体に広がってしまった場合は、家庭用殺虫剤や園芸用殺虫剤を散布する方法があります。チャドクガは卵から成虫、駆除後
の死骸にも毒針毛が付着していますので、駆除するときにはできるだけ肌を露出しないように長袖、長ズボン、ゴム手袋、帽子、マスク、首にはタオルを巻くなどし、風上から近づいて、直接素手で触れないよう注意が必要です。また、毒針毛がついた場合は、粘着テープを軽く当てて取り除き、水で洗い流し、かゆみが収まらない場合は皮膚科を受診し、処置を行う必要がございます。 市といたしましては、
ホームページにおいてチャドクガに対する注意喚起を行うとともに、その生態、駆除方法、刺された場合
の対処法及び治療する際
の医療機関、こちら皮膚科になりますが、その住所や連絡先を掲載しました。今後も改めて周知を図るとともに、被害拡大防止等に努めてまいります。
○
山田敏夫議長 金濵高顕議員。
◆5番(金濵高顕議員) 丁寧なご答弁ありがとうございました。順不同ではありますが、順次意見を述べた上で再質問
のほうさせていただきたいと思っております。 まず、チャドクガ
の生態と対処法
の周知や
ホームページを活用した取組についてでありますけれども、私はこの質問を通告してからこの場所で質問するまで、僅か3週間程度という短い期間
の中で、対処法等々が記載された
ホームページを製作されて掲載されたことについては、迅速な対応、まずは評価させていただきまして、感謝を申し上げるところであります。 ご答弁にもありましたとおり、チャドクガ
の発生シーズンは、現在もまだ残っているところであって、場合によっては、さらに発生時期が増えるということもございますので、早急に対応いただけたということは、担当課
の方々が日頃から市民
の安全を第一に考えて取組を行っていること
の裏づけであると認識をしております。今後についても、被害防止に努める積極的な姿勢が確認できましたので、期待をしておるところでございます。 次に、半導体不足が市民生活へ与える影響
の給湯器破損リスク
の周知につきましては、ご答弁にもありましたとおり、やはり私有財産ということで、給湯器がいつ製造された
のか、設置や施工方法はどうであった
のか、どういった使われ方をしてきた
のか、そういったところが様々な状況があると思います。ただ、状況
の優劣にかかわらず、極端な例だと正しい施工で比較的安全と思われる場所に設置されて、しかもそれが近々であったという給湯器が、凍結防止措置を怠って破裂してしまうことも毎年
のように発生しておりますので、水道管
の凍結防止
の注意喚起に併せて、市報であったりだとか、市
のホームページであったりだとか、あとSNS
のほうについて、多く広く周知をしていただけるという対応については、市民にとって大きな有効性
の確保ができる取組であると思っております。積極的な対応
の姿勢を評価するとともに、引き続き
の取組をお願いするところでございます。 次に、中小企業支援
の点検商法へ
の注意喚起につきましては、本市
の消費生活センターにおいて、屋根や外壁などで点検商法と見られるトラブル
の相談件数が増加している傾向等答弁があって、心配をしているところであります。しかしながら、本市
の姿勢として、市民
の方々
の被害を減らす対応だけでなく、市内
の事業者
の信頼を保持する姿勢を確認できたことはよかったと思っております。 点検商法は、恐らく数年後には、現在
の特殊詐欺と同様に認知率
の高い犯罪となっているものと予想しておる
のですけれども、現在
のところではまだその周知率が低いということで、市民と市内事業者
の信頼が壊されて、被害
の発生に利用される事象が発生している大きな要因となっているものだと認識をしています。県や消費生活センターなどから情報を市
のホームページに記載していただけるということで、市民
の方々へ
の周知
の認知率へ
の向上と、何よりこういった商法がある
のだよということで事業者
の方が説明をしやすいという状況にもつながります。市内事業者が市民から
の信頼関係
の維持回復を図る根拠となる効果を期待したいと思っております。 最後に、同じ項目
の移動販売支援
の取組についてでありますけれども、他市
の支援
の状況等含め調査研究して進めていただけるということで、今後に期待したいと思っています。 関連して、1点、ここで再質問させていただきますが、この質問した趣旨として、今現在、事業者がウィズコロナや為替変動による事業転換に直面しています。この苦境を乗り切って、本市
の事業者が継続的な発展を実現するためには、市内事業者に対して積極的に投資していくという姿勢が必要と考えたことが挙げられます。調査研究を進めていただくに当たって、市
の現在
の認識を明確にしたいと思いますので、そこら辺
のご答弁をお願いできればと思います。
○
山田敏夫議長 本橋市民活動推進部長。
◎
本橋直人市民活動推進部長 新型コロナウイルス感染症
の影響や為替変動により市内事業者が様々な苦境に立たされているということは認識しているところでございます。本市におきましても、事業者に寄り添った様々な施策を実施しておりますが、引き続き積極的に支援する姿勢が必要であるということは我々も考えており、調査研究を進めるに当たりまして、まずは今年度、本市における
市内事業所の経営状況等
の状況把握を行うためアンケートを実施いたします。そこで現状を把握し、実情に合った支援や支援策等を行うことが事業者において大変効果的であると考えております。コロナ禍において状況が日々変化する中でございますが、今後も事業者から
の声に耳を傾けてまいります。
○
山田敏夫議長 金濵高顕議員。
◆5番(金濵高顕議員) ご答弁いただきまして、ありがとうございました。 事業者へ
の支援は必要であるという姿勢と併せて、事業者から
の声に対して耳を傾けていただける姿勢が本当にできたことはよかったと思います。やはり事業者としては、コロナであったり、為替変動であったり、次から次へ来る波を乗り越え続けないといけないという現状があります。そこで、今来ている波、そこで今来ている為替変動であったりですとか、コロナ
の波、これはとても大きいものでありまして、市が事業者を育てるために積極的な投資をしていけば、いずれ事業者が成長して市
の財源確保に大きく貢献をしていくものであると確信をしているところであります。引き続きではありますけれども、事業者
の実情に合った支援や施策を、波が来るタイミングに合わせて一緒に波を乗り越えていく
のだという姿勢で取り組んでいっていただきたいと思っています。 発言時間残っておりますが、質問事項、提言事項に対して既に実施をしていただいたり、今後も取り組んでいただけるような答弁であったと認識をいたしておりますので、私から
の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○
山田敏夫議長 金濵高顕議員
の質問を終了いたします。 休憩いたします。……………………………………………………………………………………………………………………… 休 憩 午後1時55分 再 開 午後1時55分………………………………………………………………………………………………………………………
○
山田敏夫議長 再開いたします。 次に、鈴木美恵議員
の質問を許します。鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) 4番、鈴木美恵です。ただいま議長より許可をいただきましたので、通告に従って一般質問を始めます。今回も市民
の方から
の要望を取り上げ、大きく3点にわたって質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 1つ目
の質問事項は、東西
の新文化施設ホール利用
の方向性と計画についてです。楽しみにしております東西
の新文化施設、中でもホール
の利用について
の質問やご意見をよく耳にいたします。現在建設中
の西文化施設
のホールは、観客席が約800席、音響も高レベルとなることで、有名な音楽家
のコンサートや大規模イベント
の開催が可能になることと思います。それに対して、東文化施設ホール棟
のホールでも、やはり音響が高レベルとなり、観客席は約300席ということで、いわゆるピアノ
の発表会やソロ
の演奏会、また各種サークル単位で
の利用が見込まれ、稼働率
の高いホールになることが期待をされます。利用者
のニーズに合わせてホールを選ぶことができるので、とても価値的だと思います。 そこで、まだ西文化施設が完成する
のが来年
の秋、東文化施設
のホールが完成する
のは令和7年となるので、先
のことではありますが、規模が違うことにより、市として考える利用
の方向性も違うかと思われます。 そこで、1点、市として
のホール利用について、特に二十歳
の集い、学校音楽会、芸術鑑賞会、文化祭について
のお考え、予定をお聞かせ願いたいと思います。 2つ目
の質問事項は、防災、減災についてです。7月から今月にかけて、大雨洪水
の被害が全国各地で発生をいたしました。その中で、家族、親戚はもとより、近所
の方や消防団による、一緒に避難しよう、避難所にこだわらず近く
の高台へ行こう、とにかく2階へ上がろうといった声かけで避難し、身を守ることができたという報道を何度も目にしました。また、阪神・淡路大震災、東日本大震災など
の大震災
のときなどは、倒壊した家具など
の下敷きになっていたところを声かけにより救助してもらえたとも聞きました。ふじみ野市もコンパクトシティとはいえ、市内においても地域環境が違いますので、地域に住んでいる人同士で判断し声をかけ合う。そして、避難するタイミングや場所を決めていく。安否確認をすることが必要になってくる
のだと思います。 そこで、1点目は、声かけによる避難行動
の実態についてということで、地元
の自主防災組織
の皆さん
の存在、意識
の大事さが改めてクローズアップされます。もちろん災害時、大災害が予想される状態
のときに、自主防災
の方々も余裕がないこともあるかとは思いますが、互いに地域で声をかけ合って、安否確認や、先ほども申し上げたように避難が必要なときに後押しをする声かけができるか、その名はまさに自主防災組織ではありますが、市
の支援がますます必要だと考えます。そこで、自主防災組織へ
の市
の支援についてお伺いしたいと思います。様々な資機材
の充実は見られますが、例えば防災
のプロに各地域を見ていただき、定期的に自主防災組織
の皆さんへ
のアドバイス、指導をしてもらう支援などはありますでしょうか。現状と今後についてもお示しいただきたいと思います。 2点目として、今年11月13日に開催される第11回ふじみ野市
総合防災訓練についてです。ここ2年ほど、コロナ禍で市
の職員や防災関係機関
の方のみ
の参加であったり、人数制限を設けて
の実施であったと思います。現在もコロナ禍、そして高齢化が進んでいる状況、異常気象による想定外
の大雨洪水や記憶に新しい猟奇事件、これは自然災害以外でも避難しなければならないことがあることを知ることにもなりました。それゆえ、今まで以上に防災について検討すべき課題が多いものと思われます。このたび
の訓練
の概要と新しい取組がありましたらお答えください。よろしくお願いいたします。 3つ目
の質問事項は、公園
の整備と今後
の開発についてです。まずは、大井弁天
の森
の改善計画です。お願いします。特別緑地保全地区に指定され、市民
の憩い
の場となっている大井弁天
の森、砂川堀沿い
の桜並木、なんぽ
の道、あずまやと弁天
の池、何度も受賞している彩
の国埼玉景観賞、名勝なんぽ
の道と親水公園
の記念碑も建っています。ところが、まだまだ魅力が周知されていないように思います。近隣
の方だけでなく、ふじみ野市
の皆様で魅力を感じて、市民自らも大井弁天
の森
の自然を守っていこうと積極的になっていかなければならないと思っています。今、市が土地を取得して保護管理をしながら改善を進めていただいておりますが、その計画と進捗状況をお尋ねいたしたいと思います。 2点目、犬と散歩ができるエリアです。市内では130か所以上
の公園、緑地がありますが、調べてみますと、犬と散歩ができる公園は約20か所で、いずれも東地域と思われます。そのため西地域、特にふじみ野駅近く
の方から、公園を犬と散歩ができるようにしてほしいというご要望を伺います。最近では、車や自転車などに気を遣わず散歩ができるところがますます少なくなってきています。そこで、公園
の中を自由に出入りができるとまではいかなくても、公園
の中に犬もオーケー
のエリアや犬と
の散歩道を設けていただくことは可能でしょうか。ご意見をお伺いしたいと思います。 3点目は、新しい住宅地
の近くに公園をです。市内では新しい住宅地が増え、小さいお子さん
のいるご家庭が多く見られるようになり、うれしく感じております。例えば新住宅
の多い桜ケ丘三丁目では、よく利用されているあじさい公園が狭く、時間によっては小学生
のお兄ちゃん、お姉ちゃんたちに占領され、小さいお子さんが遊べなくなるといった状況もあるようです。そこで、新しく公園を増やしていくことや、既存
の小さな公園でいつも雑草が生えているところを整備し、安全な遊具を設置するなど検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上で最初
の質問を終わります。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 質問事項
の1、東西
の新文化施設ホール利用
の方向性と計画について
の(1)市として
のホール利用について、二十歳
の集い、学校音楽会、芸術鑑賞会、文化祭はにつきましてお答え申し上げます。 教育委員会は、社会教育課所管
の二十歳
の集い、学校教育課所管
の中学校合唱祭、大井中央公民館所管
の舞台芸術鑑賞会、また公民館合同事業であるふじみ野市民文化祭
の各事業について、開催規模及び開催内容に応じた機能を持つ公共施設を使用し、事業を実施しております。具体的には、二十歳
の集い、中学校合唱祭、舞台芸術鑑賞会につきましては、開催内容に応じた規模を持つホールにて実施しており、今後も同様
の予定としております。 また、市民文化祭につきましては、市内全域を対象として約1か月
の長期間にわたり行う多彩なプログラムによる事業であることから、複数
の施設にて、ホールのみならず施設全館を使用して実施しており、今後もステラ・イースト、ステラ・ウエストをはじめとする複数
の施設で実施する予定としております。 教育委員会では、引き続き東西新文化施設も含め、各種事業
の規模や特性に応じた各公共施設を活用してまいりたいと考えております。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 質問事項
の2項目め、防災、減災対策について
の(1)声かけによる避難行動
の実態について
の①自主防災組織へ
の支援についてお答えいたします。 本市では、全て
の自治組織において自主防災組織が設置され、地域で
の防災活動が実施されております。地域防災
の要である自主防災組織へ
の支援としましては、資機材整備や地区防災計画作成等に対する補助金制度や職員による防災講話を実施しております。加えて、埼玉県
の制度を活用した自主防災組織リーダー養成指導員及びイツモ防災インストラクター
の派遣による災害図上訓練や
避難所運営体験訓練などが実施されております。 また、平成30年度
総合防災訓練から開始した避難行動要支援者
の避難援護訓練を、昨年度は約6割に当たる33
の自主防災組織に実施いただきました。この訓練は、避難行動要支援者
の名簿を使用して、要支援者
の自宅
の確認や安否確認をするものであり、まさに地域
の声かけを実施していただいたものであると認識してございます。今後におきましても、災害時に地域
の要となる自主防災組織
の活動が活発になるよう支援を実施してまいります。 次に、同じ質問事項
の(2)第11回ふじみ野市
総合防災訓練について
の①概要と新しい取組についてお答えいたします。本市では、平成23年に発生した東日本大震災で
の経験を踏まえ、平成24年度から毎年、
総合防災訓練を実施しているところでございます。本市における
総合防災訓練は、地域防災計画に基づき、災害対策本部、地域防災拠点及び地区対策本部
の3層
の応急活動体制
の確認と検証を目的に、市内全域を対象とした市役所全職員
のほか、防災関係機関と地域住民による全市民参加型
の実践的な訓練を実施しております。 昨年度においては、地域防災拠点
の人数制限を設けた上で訓練を実施しましたが、今年度においては、例年同様、市民参加型
の訓練を基本としつつ、感染防止対策を講じた上で、地域防災拠点で
の人数制限は設けずに実施する予定です。なお、市民
の参加については、地域ごと
の様々な実情に応じた判断をお願いしております。 訓練当日
の新たな取組については、女性
の埼玉県リーダー養成指導員による講話を実施し、地域防災
の人材育成とともに女性
の視点を生かした防災対策
の充実を図ってまいります。2つ目
の新たな取組としましては、実際に災害用伝言ダイヤルである171に電話をかける操作訓練を実施する予定です。最後に、3つ目
の新たな取組としましては、地震に対する訓練を原則としつつ、水害が想定される一部
指定避難所において職員による水害に関する周知、啓発を行うことを予定しております。 今後におきましても、市民や地域、防災関係機関とともに実効性
の高い
総合防災訓練を実施し、さらなる地域防災力
の向上に資する様々な取組を展開してまいります。
○
山田敏夫議長 山風呂都市政策部長。
◎山風呂敏都市政策部長 質問事項
の3、公園
の整備と今後
の開発について
の1項目め、大井弁天
の森
の改善計画につきましてお答えいたします。 大井弁天
の森は、市街化が進行している周辺地域
の中で、まとまった貴重な緑地空間であり、緑豊かな自然環境が残る斜面林であります。このため、斜面林や池等に生息する貴重な動植物保全
のため、特別緑地保全地区
の指定を平成28年3月25日に受け、平成27年度から令和5年度(後ほど「令和元年度」と訂正あり)まで
の5年間で用地買収を行い、公有地化を進めてまいりました。さらに、令和2年度に特別緑地保全地区
の区域を拡大し、令和3年度から令和7年度まで
の5年間でこの区域内
の土地を買収し、さらなる公有地化を行い、緑
の保全を図っているところでございます。 例年、除草や樹木
の剪定、枯れ枝や枯損木
の処理などを中心に、自然豊かなありのまま
の緑を残せるよう維持管理を実施しているところでございます。令和4年度には多く
の方が利用される遊歩道につながる階段
の手すり
の修繕など、市民
の方々が安全に利用できる維持管理を実施したところでございます。このほかにも職員
の巡回時に発見された損傷箇所は、利用者
の安全を確保するために随時修繕を行っているところでございます。 今後
の予定につきましては、長年にわたる成長によって密集した樹木
の間引きを行い、風通しや既存樹木へ
の日当たりを改善することで森全体として
の貴重な緑
の保全を図ってまいります。また、施設
の経年劣化により改修が必要になった場合には、利用者
の安全性
の確保とともに可能な限り景観に配慮した施設
の整備をするよう努めてまいりたいと考えております。 続きまして、同じ質問事項
の2項目め、犬と散歩ができるエリアをにつきましてお答えします。市内
の公園におきましては、一部
の公園を除き、旧上福岡
の東側地区では、公園内に犬など
のペットを入れることを禁止しておりませんが、旧大井町
の西側地区では、犬など
のペット
の進入を禁止しております。この理由といたしましては、合併時にそれぞれ
の地域性を尊重し、それぞれ
の部分を残したものでございます。 このような状況
の中、現状といたしましては、公園内にてペット
の排せつ物を放置する事案が発生しております。市では、飼い主
の方に適切に処理していただくよう注意看板
の設置や市報及び
ホームページなど
の様々な方法で周知を行っておりますが、一部
のモラル
のない飼い主により公園内に排せつ物が放置されてしまっており、利用者
の方から多数
の苦情を寄せられている状況で、対応に苦慮しているところでございます。また、ペット
の進入を禁止している公園におきまして、ルールを守らず進入して、職員が早朝に現地へ行き、ルールを守っていただくよう対応を行っております。一方、西側地区
のなんぽ
の道におきましては、愛護会
の活動を通じて清掃活動などを自主的にしていただくことにより、ペットと散歩が可能な場所となっております。 市といたしましては、地元
の方々から理解が得られるようペットと共存できるような環境を実現できるように、自治会等と連携してまいりたいと考えております。 続きまして、同じ質問事項
の3項目め、新しい住宅地
の近くに公園をにつきましてお答えします。公園
の配置につきましては、自宅から目的地まで歩いて3分から4分程度を身近な距離とすると、自宅から身近に歩いて行ける公園まで
の距離は550メートルと想定することができます。緑
の基本計画には市内
の公園
の位置と各公園を中心とした半径250メートル
の円が描かれており、市内
の住宅地における身近な公園
の充足状況を確認することができます。そして、当市
の住宅が密集している地域におきましては、身近な距離に公園が配置されているものと考えております。市内
の公園には西ノ原中央公園
のように面積が約1万平方メートル規模
のものから、100平方メートル程度
の小さな規模
のものまで様々な公園がございます。 それぞれ
の公園には、広場や遊具が設置されており、近年では若年世帯が増加していることから、遊具や広場を目的に幼児を連れた家族による公園利用は非常に多くなっております。子供
の成長
のためには、知育、徳育、体育
の3分野がバランスよく育つことで子供
の能力や表現力、生きる力が育つとされております。公園遊具には1歳から3歳、3歳から6歳、3歳から12歳、6歳から12歳と、大きく4つに分類されており、既に設置されている遊具と
のバランスや地域から
の要望などを考慮して遊具を選定しております。今後、子供たちが安全に楽しく遊べるような整備を検討してまいりたいと考えております。 なお、市では毎年公園遊具
の安全点検を実施しており、この結果に基づき交換等が必要になった場合には、愛護会、自治組織などから
のご意見を確認させていただき、遊具
の安全領域を確保した上で、その地域に特化した遊具
の設置を行っているところでございます。 あわせて、今後は、外遊び
の減少等により子供たち
の体力低下が懸念されていることから、公園利用
のルールを決めまして、大人
の都合や社会常識等だけで決める
のではなく、子供
の目線にも立ちながら、地元に愛される公園づくりに取り組んでまいります。 また、事業者による開発行為に伴って提供される公園におきましても、整備方法
の協議があった際には、子供たちが安全に楽しく遊ぶことができ、市民が利用しやすい公園を整備できるよう事業者へ指導してまいりたいと考えております。………………………………………………………………………………………………………………………
△発言
の訂正
○
山田敏夫議長 山風呂都市政策部長。
◎山風呂敏都市政策部長 すみません。1か所訂正、よろしくお願いします。 先ほど大井弁天
の森
の改善計画につきまして、私
の答弁
の中で、令和5年度まで
の5年間と申し上げましたところ、平成27年度から令和元年度まで
の5年間と訂正させていただきます。すみませんでした。
○
山田敏夫議長 ただいま
の発言
の訂正は、議長においてこれを許可いたしますので、ご了承願います。………………………………………………………………………………………………………………………
○
山田敏夫議長 鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) 丁寧なご答弁、誠にありがとうございました。その上で、要望とか感想も含めて再質問させていただきたいと思います。 最初
の文化施設
の件な
のですけれども、ホール
の件で、市として
のホール利用についてということでいろいろお話しいただき、文化祭に関しては、本当に全て
のホールだけでなく、いろんなところ全て上手に使いながらやっていくということな
のですけれども、二十歳
の集いと中学校合唱祭に関しては、皆さんも既に大きい、倍以上、ホールとしては違うという、西文化施設で開催されると決定している
のではないかと考えている方も多いので、いま一度、現時点で決まっていない、決めるものではないという、その辺
の確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○
山田敏夫議長 山中教育部長。
◎山中昇教育部長 ご質問
のありました二十歳
の集いでございますけれども、こちらにつきましては、ホール
の収容人数
の関係から、今年度は2部制で実施することを計画しております。ステラ・ウエスト
のホールが完成した暁には、対象人数などから、その800席で収容可能というふうに判断できれば、一堂に会して
の開催も検討してまいりたいというふうに考えております。 中学校
の合唱祭であるとか舞台芸術鑑賞会など、そういったものにつきましては、来秋、来年
の秋
のステラ・ウエスト
の完成を見据えまして、そういった集客力
のある事業
の実施も検討して、せっかくできる新しい施設ですので、積極的に活用してまいりたいというふうには考えております。
○
山田敏夫議長 鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) また具体的にいろんなパターンをご説明いただき、ありがとうございました。 では、次に参ります。次は防災、減災
のほうに参ります。自主防災組織へ
の支援についてということで、避難行動
の要支援者
の名簿作成など、かなり大変だった
のではないかと思い、尽力に感謝いたします。その中で、自主防災組織
の方に時々ご意見を伺いますと、大体高齢化してきたということもあると思う
のですが、消火栓や消火器
の点検、管理とか交換などは各自主防災組織で行っているようですが、自主防災組織が全て
の自治会にあるということも、さっきご答弁もあったので、すごいなと思った
のですが、その管理とか交換
の状況などは市
のほうでつかんでくださっている
のでしょうか。よろしくお願いします。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 お答えいたします。 自主防災組織で管理する消火器や私設
の簡易消火栓、こちらにつきましては各自主防災組織で管理していただいております。それで、通常管理していただいておりまして、どうしても消火器等は老朽化による入替えや新設、こちら
の相談を当市
の危機管理防災課
の方も受けておりますが、その際、相談を受けた際は自主防災組織補助金、防災資機材等整備支援事業という
のがございまして、こちらが各自主防災組織に年間上限10万円で、そちらで購入できますので、そういったご紹介をしておりまして、令和3年度においても4つ
の自主防災組織で計30本、交換、購入をしておりまして、今年度におきましても、9月12日時点で2件
の自主防災組織で20本
の交換工事をしているという現状でございます。
○
山田敏夫議長 鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) 分かりました。自主防災組織で管理をして、そちらに要望、今これだけ必要だということで言えばなさっていただけるということですね。 先ほど、イツモ防災とか、インストラクター
のような方がご指導いただく場があると聞いた
のですけれども、それは各自治会組織とか、もっと小さい単位とか、そういうところで呼んで講話とか指導していただけるものな
のでしょうか。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 お答えいたします。 こちら、先ほども答弁でご紹介させていただきましたが、埼玉県が実施しております減災に向けた自助と共助
の推進事業、こちらでイツモ防災講座や、災害図上訓練、DIG訓練と言われるものや、
避難所運営体験訓練、HUG訓練と言われているものの現場に行って指導したりする講師といいますか、そういったもの
の派遣を県がしておりまして、それを利用して各自治会や希望がある団体さん
のほうに派遣しているという事業な
のですが、例えば令和3年度では8回実績がございます。西公民館防災講話や苗間東町会、こちらはDIG訓練と、あと子育てふれあい広場講話とか、そういったものにも要請を受けて派遣をしております。そして、令和4年度につきましても現在まで既に7回派遣をしておりまして、町会
の防災訓練等でも派遣する等
の実績がございます。 以上です。
○
山田敏夫議長 鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) ありがとうございました。先ほども申し上げたように、市
の中でもいろいろ環境が違うので、小さい組織でそこ
の場を見ていただいてご指導いただけると、すごくいいかなと思います。 次、参ります。(2)
の防災訓練
の概要と新しい取組についてということで、すごくうれしかったです。私も過去
の一般質問で、女性
の目線でということとか、女性防災士とか、そういうお話をさせていただいて、女性
の視点でということで講話もしていただくということと、伝言ダイヤルも実際なかなか皆さんなさらないので、そういう取組もしてくださるということで、すごくうれしかったです。ありがとうございます。 総合避難訓練な
のですが、大体いつも地震
の想定が同じ震度かなというふうに思う
のですが、もうちょっと震度を上げた形で
の訓練も場合によっては必要ではないかと思われる
のですが、いかがでしょうか。
○
山田敏夫議長 米村総務部長。
◎
米村芳一総務部長 お答えいたします。 現在本市が実施しております
総合防災訓練の地震想定
の震度は、ふじみ野市地域防災計画に定められておりまして、こちらが東京湾北部を震源とする震度5強、一部6弱としてございます。そして、これは埼玉県における平成24、25年度埼玉県地震被害想定調査に基づき、比較的切迫性が高いと言われております東京湾北部地震を想定しているものでございます。 そして、最近では東京都、こちらが今年度
の5月に首都直下地震
の被害想定を10年ぶりに見直しを実施しました。その結果、建物
の耐震化が進んだことにより、死者数は前回
の想定より3割近く少なくなったと伺ってございます。現在、埼玉県が被害想定
の見直しをする予定は確認できてはございませんが、埼玉県が見直しを実施した際には、ふじみ野市でも見直しをすることとなりますので、その時点で被害
の状況等を勘案しまして、防災訓練
の地震想定についても検討したいと考えております。 以上です。
○
山田敏夫議長 鈴木美恵議員。
◆4番(鈴木美恵議員) ありがとうございました。ふじみ野市独自で進めるものではないということも分かりました。ありがとうございました。いろんな理由があってそうされているということで、ありがとうございました。 次に参ります。大井弁天
の森
の改善計画についてですが、特別緑地保全地区
の区域が拡大されて、令和7年度まで
の5年間で土地買収をして、公有地化を図っているというお話でしたけれども、さらに市で広く管理をしていただけて、どんどん進んでいる
のだなと。でも、公有地化するという
のは簡単なことではないこともよく分かります。いずれは大井弁天
の森
のほとんど
の敷地を公有地化する計画になっている
のでしょうか。よろしくお願いします。