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09月12日-一般質問-03号

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  1. 日高市議会 2001-09-12
    09月12日-一般質問-03号


    取得元: 日高市議会公式サイト
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    平成13年  第4回 定例会 △議事日程(9月12日) 開 議 日程第 1 一般質問     …………………………………………………………………………………………… △出席議員(24名)     1番 橋 本 利 弘    2番 中 島 多美夫    3番 加 藤   清     4番 荒 井 一 宏    5番 駒 井 貞 夫    6番 小笠原 哲 也     7番 桂   好 弘    8番 唐 沢 アツ子    9番 岩 瀬 昭 一    10番 中 沢   愼   11番 野 口   明   12番 土 方 孝 純    13番 高 木 泰 文   14番 吉 本 新 司   15番 金 子 正 夫    16番 新 井 俊 康   17番 戸 谷 照 喜   18番 清 水 常 治    19番 齋 藤 忠 芳   20番 関   正 昭   21番 平 井 満州男    22番 川 崎 悦 子   23番 高 橋 東 治   24番 清 水 満 雄     …………………………………………………………………………………………… △欠席議員(なし)     …………………………………………………………………………………………… △職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   事務局長 横 手   稔  次  長 椎 橋 政 司  議事係長 鯉 沼 正 夫   主  事 紫 藤 聡 美     …………………………………………………………………………………………… △地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名     長 関     眞  助  役 金 子 忠 夫  収 入 役 鈴 木 宏 行   総務部長 大 野 誠 作  企画財政 宮 澤 整 司  企  画 小 林 清 剛                 部  長          財 政 部                               参  事   環境経済 小 林   武  健康福祉 宮 崎 静 枝  都市整備 宮 崎 耕 作   部  長          部  長          部  長   上・下水道 大川戸   隆  教 育 長 大 沢 幸 夫  教育次長 中 村 忠 夫   部  長   …………………………………………………………………………………………… △開議の宣告(午前10時15分) ○議長(金子正夫議員) ただいまの出席議員は全員であります。これより本日の会議を開きます。 なお、本日の議事日程についてはお手元に配付してありますが、これによって議事を進行させていただきます。   …………………………………………………………………………………………… △日程第1 一般質問 ○議長(金子正夫議員) 日程第1、一般質問を行います。 通告により、12番、土方孝純議員より順次質問をお願いいたします。 12番、土方孝純議員。 ◆12番(土方孝純議員) 私は、通告しました幾つかの事項について質問させていただきます。 まず、第1番目の交通安全対策関係についてであります。先月8日、原宿の若草子供会育成会お母さんたち原宿地区新堀地区の人たち約800名の署名を添えて関市長に陳情し、あわせて飯能警察署長にも陳情いたしました。陳情した場所は、体育館前や高麗川保育所前を通る市道幹線51号線で、通学路であり、かつ通過車両が多く、道路改良が行われてはいますが、一部未改良部分は道路幅員も狭く危険な箇所があります。去る6月14日の雨の日に小谷野県議子供たちと一緒に通学路を歩き、身をもって当該道路の危険性を痛感したものであります。早速担当課にお願いしたところ、看板の設置やグリーンベルトの延長等、できることから着実に実施していただき、お母さんたちに成りかわり感謝申し上げます。 さて、私が議員として心配することは、子供や老人を交通事故から守るために必要な施策や施設等を設置する予算がなくて、手をこまねいている間に交通事故が発生してはならないことです。そこで、質問をします。市民から交通安全対策関係の要望があった場合、これには大きく分けてでできること、関係機関に要望するものとに分けられます。また、でできることでも多額の予算がかかるもの、あるいは権利関係が絡むものなどは担当課でやりたくてもすぐにできない事情は理解できます。今回私が質問することは、それほどは予算がかからないもの、権利関係が絡まないものです。やる気になればすぐにできるものだが、予算がないからできないという場合の財源対策についてはどのように対応しているのか伺います。 次に、交通安全といっても、むやみに信号機を設置するとかえって交通渋滞を招き、交通事故を誘引する結果ともなり、専門家の判断を優先せざるを得ないものと思います。しかし、一時停止場所をうっかり見落とし、事故が発生する等々を考えると、一時停止場所の道路に凹凸をつける等は道路管理者で可能かと思います。それらの検討も必要かと思いますが、それらを含めて現在の当における交通安全対策上のネック事項は何かお伺いをいたします。 次に、建築廃材対策関係について質問します。3月議会で残土の埋め立てについては、一定の条例改正が行われました。しかし、その後も市民からは市内の現状について苦情があるようです。この件も早急に新たな対策を検討すべきものと考えられます。今回私が質問したいことは、市内各所に建築廃材等が放置されているのが散見されます。自分の土地だからといって何をしてもよいとは限りません。公共の福祉に反しない限度で、利用できるものだと思います。 1点目は、市内における建築廃材保管処理状況について担当課ではどのように把握しているのか伺います。 2点目は、建築廃材に関して、市民からの苦情は市役所に寄せられているのかどうなのか。 3点目は、担当課として今後の当の対応策はどう検討しているのかを伺います。 次に、旧日セ引き込み線関係について質問します。さきの定例会で一般質問をしましたが、その後の状況はどんなふうになっているのか。 1点目は、旧引き込み線の廃止の認可はどんな状況なのか。 二つ目は、太平洋セメントとの協議の進捗状況はどう進んでいるのか伺います。 次に、区画整理下水道関係について質問します。高麗川駅東地区区画整理・下水道に関してですが、本件に関しては過去何回となく質問しておりますので、るる述べませんが、当該地区の住民の中には洗濯は排水が流せないので、コインランドリーで洗濯をしている、またおふろを沸かして入っても、おふろの水を流せないから某施設のおふろを利用しているといった、笑い事では済まされない深刻な悩みを抱えた住民が現に存在し、それ以外の住民もそれほど深刻ではないにしても、現実に排水に困っている住民が多い地域であります。敷地内に吸い込み穴を幾つも掘り、もう掘る場所がない。また、道路側溝でもあれば、自費で合併処理浄化槽を設置し、下水道が布設できるまで緊急避難的に流させてもらうこともできますが、それも不可能で、さきに述べたような毎日の生活を送らざるを得ないのが実情です。これらの事情から当該地域の住民は一日も早い下水道の布設を望んでいます。しかし、当該地域は、以前は区画整理対象地域であったため、下水道の先行投資は二重投資になるからだめだとの担当部課、関係部課の答弁でした。しかし、一昨年から区画整理の方針変更で、当該地区区画整理の対象から除外されました。下水道の布設への障害は、現時点においては当該地区区画整理対象地域でないと決定することのみであると判断できます。以上の見解の上に立って質問します。 まず、約11ヘクタールの区画整理に関して関係住民との話し合い状況はどう進んでいるのか。また、もろもろの調査に要する期間、権利者の同意取りつけなどの準備作業、事業計画案の決定など、さらには組合設立は何年度で、工事は何年度からなどという今後の進展計画はどのように検討されているのかお伺いをします。 次に、駅東地区該当地域への下水道の布設に関して、いわゆるゴーサインともいうべきジャッジは出たのか。あるいは、まだ出ないとした場合ゴーサインの出ない、出せないネック事項は何なのかお伺いをします。あわせて布設に関し、どう検討し、どう内部協議をしたのか、またその結論はどうなのか、以上について1回目の質問を行います。 ○議長(金子正夫議員) 小林環境経済部長。 ◎環境経済部長(小林) 交通安全対策関係についてお答えいたします。 1点目の交通安全対策関係の要望に対する財源対策についてのご質問ですが、緊急を要すると思われる場合につきましては極力当初予算の範囲内で優先させ、対応しているところでございます。ご指摘のような予算がないといった場合につきましては、その緊急性等を十分勘案いたしまして、必要によっては財政サイドとの調整を図り、対応していきたいと考えております。 2点目の交差点も含めた一時停止場所等での交通事故についてですが、主な原因といたしましては、見落としによるものが多いと思われます。現在そのような箇所におきましては、路面表示や薄層舗装等を施し、対応しているところであります。今後も引き続き関係機関の意見等も踏まえ、交通安全対策の研究をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 次に、建築廃材対策関係についてですが、市内における建築廃材の保管、処理状態についてお答えします。廃棄物処理法に基づく産業廃棄物といたしましては、建築廃材などの収集、運搬、処分につきましては、業として行う場合は県の許可が必要でありますが、みずから解体した場合には許可は必要ありません。このため、自己解体した建築廃材を野積みにしている箇所につきましては、法律に基づいた保管基準により飛散防止や周辺の環境に配慮すること、また野焼きの禁止についても指導いたしております。事業者側からは、一様に一時保管や資材置き場としているとの説明を受けております。といたしましては、県の環境管理事務所飯能警察署と連携を図り、それぞれの状況の把握を行っております。 次に、市民からの苦情でございますが、市内の駒寺地内、女影地内、中沢地内及び上鹿山地内の4カ所の野積みについてご指摘や連絡を受けております。内容といたしましては、敷地の周りを高い塀で囲んで中の様子がわからず、そのために中でどんな作業をしているのか不安を感じる。また、以前野焼きをしていた箇所から煙が上がり、においがする、こういったことなどでございます。 次に、対策でございますが、環境パトロールを実施しておりまして、常に状況の把握に努めておりますが、県から事業者に対して不適切物の除去の誓約書を書かせたり、農地等について適切な手続をするよう指導いたしているところでございます。今後の対策といたしましては、循環型社会基本法の中の通称建設リサイクル法の施行により建設廃棄物の再資源化が義務づけられることや県環境保全条例の改正による状況等を見きわめながら、県と連携を図り、必要な対策を講じてまいりたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 宮澤企画財政部長。 ◎企画財政部長(宮澤) 太平洋セメント旧引き込み線関係のご質問で、1点目の廃止許可の状況でございますが、占用線全線の廃止は、平成13年7月9日付で許可がおりたと太平洋セメントから確認をしております。2点目の太平洋セメントとの協議状況につきましては、道路を占用していた踏切等を含めた今後の撤去計画については、まだない、白紙状態と聞いております。また、線路、電柱、通信ケーブル等の撤去にかかる費用負担はすべて太平洋セメントの経費ということを踏まえ、地域住民の生活と安全を視野に入れながら、踏切の撤去等太平洋セメントに申し入れと協議を重ねてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮崎都市整備部長。 ◎都市整備部長(宮崎) 高麗川駅東地区区画整理についてのご質問にお答えいたします。 まず、関係住民との話し合い状況についてですが、窓口及び権利者宅に出向き、個別に話し合いを行っております。また、合意形成を図るべく庁内調整及び権利者関係等調査作業も進めております。なお、現在のところ経済情勢及び財政面を考慮し、11ヘクタールの区域以外の区画整理は考えておりません。 次に、今後の進展計画についてですが、事業化の目標年度を平成16年度とし、権利者の合意形成を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 大川戸上・下水道部長。 ◎上・下水道部長(大川戸) 下水道関係のご質問にお答えします。 高麗川駅東地区下水道整備につきましては、ただいま都市整備部長から答弁のありました11ヘクタールの区画整理予定区域に影響のない地区につきましては、今後の年次計画に組み入れまして、整備をしてまいりたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 12番、土方孝純議員。 ◆12番(土方孝純議員) では、再質問を行います。 交通安全対策については、信号をうっかり見落とした、あるいは一時停止の標識をうっかり見落としたということで発生するのが大部分だと思います。施設の整備とあわせて、そのうっかりを物理的に検知せしめるのが防止策であり、一時停止場所の道路に凹凸をつける等の対策が必要であると思いますので、今後研究調査をしていただきたい。今後は、その研究調査状況を見ながら、必要な場合改めて質問しますので、今回は今の答弁で基本的に了解します。 次に、建築廃材関係について再質問しますけれども、私が今回この問題を取り上げた理由は、聞くところによれば、今が日高へ残土や廃材を捨てるチャンスだと関係者で言われていると伝え聞きます。私は、それを防止すべきだと考えているわけであります。来年4月の通称建設リサイクル法の施行により、建設廃棄物の再資源化が義務づけられることや県環境保全条例の改正による状況を見きわめながらというのも結構ですが、手おくれにならないよう、県当局と連絡を密にとっていくべきだと考えます。そこで、の対応は県環境保全条例の改正を待ってから着手をするのか、県当局と連絡を密にとって県と同時にやりたい考えなのか、どちらの考えでいくのかもう一度お伺いをします。 次に、旧日セ引き込み線関係について再質問します。旧日セ引き込み線の廃止認可は本年7月9日におりたというのは、国土交通省の認可と理解してよろしいか。JR貨物が廃止を認可したのか、どっちなのか確認をします。また、太平洋セメントとの協議を行ったような答弁ですが、協議の席にはとしての再利用プランともいうべきの案を持って協議をしたのか。あるいは、としての再利用プランもなく協議したとすれば、協議をしたという実績を残すための協議と言わざるを得ませんが、どちらだったのかお伺いをします。また、線路、電柱、通信ケーブルの撤去にかかる費用はすべて太平洋セメントということは是としても、それ以外の費用負担としても若干は負担すべきだと思います。その理由は、もし私が廃線敷の土地の所有者だった場合に土地は買い上げてほしいと思います。買い上げがだめなら、土地は貸すから賃借料は欲しいと思います。買い上げはしない、賃借料は払わない、税金も免除しないということでは、余りにもひどい話だと考えます。基本的には、財政的に余裕があるならば取得しても用途は限られるが、太平洋セメントの所有地を本来なら買い上げる、太平洋セメントはその用地費の中から線路等の撤去費用を支出するというのが本筋だと思います。しかし、現下の税収入を考えると、それは無理だろうと思います。そこで、次善の策としては、廃線敷は借用する、固定資産税は免除する、賃借料は我慢していただくが、かわりに線路路盤と道路路盤の高低差の除去や除去費用はで負担する、その程度の負担をしても消防自動車や救急車が入れずに不安な気持ちで毎日を生活している関係住民の心労を解いてあげる。これが、一人は万民のために万民は一人のためにという社会の責務、いわゆる行政の責務だと思います。私は私の意見が絶対に正しいとは言いませんが、このような考えを基本姿勢として持ち、太平洋セメントとの協議に臨み、一日も早い実現を望むものですが、担当課の考えをお伺いをします。 次に、区画整理下水道関係についてですけれども、区画整理については平成16年度を目標に事業化の計画で準備を進めているとの答弁ですけれども、この区画整理では太平洋セメント社宅の跡地が大きなウエートを占めていると思いますので、関係者と十分話を詰めて進めていきたいと希望し、了解します。 下水道の布設関係について再質問しますけれども、今後の年次計画に組み入れ、整備をしていくとの答弁ですけれども、何年度ごろに計画される見通しなのか。あわせて計画の前には調査や設計が必要ですが、当該地域区画整理に関してはほとんど調査がされていないと聞きますが、それでも計画を立てるのに支障がない程度には基本調査程度は行われているのか、あるいは来年度あたりからでも若干の調査を開始する必要があるのかどうなのか、以上再質問を行います。 ○議長(金子正夫議員) 小林環境経済部長。 ◎環境経済部長(小林) 建築廃材対策関係の再質問にお答えします。 現在のところ建設リサイクル法の施行令や県環境保全条例の改正による規則などが具体化されておりませんので、どのような規制や手続が必要になるか把握できません。といたしましては、必要な対策は検討してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮澤企画財政部長。 ◎企画財政部長(宮澤) 旧引き込み線関係の再質問にお答えを申し上げます。 旧引き込み線、占用線の廃止の許可でございますけれども、これにつきましてはJR貨物鉄道株式会社関東運輸局へ廃止の手続をしたものでございます。 次に、としての再利用プランを持っていったのかとのご質問ですが、といたしまして再利用プラン等は持参しておりません。今後踏切等の撤去を含めた土地活用について土地所有者であります太平洋セメントの考え、として地域住民の利便性の向上等、今後も引き続き多角的に研究していくために話し合いを詰めていく考えでございます。なお、今後の取り組みといたしまして、担当事業課土地活用について技術的な面も含め調査研究をして、としてのプランを太平洋セメント側へ提示できるよう内部調整をしてまいります。 以上でございます。
    ○議長(金子正夫議員) 大川戸上・下水道部長。 ◎上・下水道部長(大川戸) 下水道関係の再質問にお答えします。 現在整備を進めております原宿、上鹿山地区の事業の進捗状況を見きわめながら、基本設計あるいは設計に入りたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 12番、土方孝純議員。 ◆12番(土方孝純議員) では、再々質問を行います。 建築廃材対策についてもう一度お伺いしますけれども、市内における建築廃材の現状を見れば、一日おくれれば、おくれただけ被害が大きくなるという認識を担当課では持っていると思いますので、努力目標として、県当局と同時にやりたいという考えと理解してよろしいかどうか再確認をします。 次に、セメント旧引き込み線関係について質問します。太平洋セメントの協議の基本姿勢ですが、廃線敷の所有者はだれか、廃線敷を使ってやるという考えではなく、使わせてもらうという点です。民間企業ですから、跡地の一部を売却しても構わない。しかし、太平洋セメントに対して厚意、善意を持って、としての再利用プランの提出を待っていてくれるのだということから、そのプランをつくるのが急がれるべきだというふうに思いますけれども、その点を十分認識して対応していると思いますが、もう一度その点について答弁を求めます。 次に、区画整理下水道関係のうち原宿、上鹿山地区の事業の進捗状況を見きわめながらという点は了解しますけれども、計画では原宿地区上鹿山地区は何年ごろ終了する見込みなのか、またもし二、三年後に終了する見込みということになると、ごく極めて近い将来に設計上必要な調査が行われると理解してよろしいかどうか、その点について再々質問を行います。 ○議長(金子正夫議員) 小林環境経済部長。 ◎環境経済部長(小林) 再質問にお答えした基本的なものはございますが、県の方とも連絡等とり合いまして、調整をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮澤企画財政部長。 ◎企画財政部長(宮澤) お答え申し上げます。 ご質問の内容を十分把握するための協議を重ねるわけで、の方向と地元の要望にかなうための話し合いでございます。ご提案いただきました廃線敷の借用、また固定資産税の免除、としても応分の負担等、それも一つの方法の提言と考えられます。太平洋セメント話し合いとしても地元利用者が最良の実現可能な利用できる範囲の跡地利用を考えてまいります。 以上です。 ○議長(金子正夫議員) 大川戸上・下水道部長。 ◎上・下水道部長(大川戸) 下水道関係再々質問にお答えします。 上鹿山、原宿地区は何年ごろ終わる予定かということですが、現在の予定ですとあと二、三年かかると考えています。ただ、上鹿山の整備につきましては、道路の拡幅等が条件になるところもございまして、二、三年で完全に終われるかどうかというのは今のところ見通しが立っておりません。しかしながら、この高麗川駅東地区下水道整備を進める以上は二、三年の間のその間に、上鹿山あるいは原宿をやっている最中になりますが、二、三年の間に基本設計に入っていかなければいけないと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 次に、23番、高橋東治議員。 ◆23番(高橋東治議員) 初めにお断りしますが、通告内容の総務関係で住居標示の標の字を表に訂正をお願いしたいと思います。 一般質問を行います。都市整備関係で2点ばかりお伺いいたします。 一つ目は、市道幹線17号の改良についてお伺いいたします。幹線17号は、道路台帳によれば下大谷沢の県道笠幡狭山線から田木の上ノ台まで、延長が2,421メートル、幅員は5.7メートルから広いところでは12.86メートルとなっております。この道路は、県央道の開通以来大型車を含めた交通量が非常に多くなっているように思われるところであります。幹線17号は一部通学路ともなっております。この幹線17号の改良計画についてお伺いしたいと思います。 一つ目は、拡幅改良についての現地を見ますと用地については十分に確保されているように思われます。現在の道路の状況と現状はどうなっているのかお伺いしたいと思います。 二つ目には、県立日高養護学校から国道407号、圏央道狭山日高インターチェンジ付近までですが、この区間についての改良の計画はあるのかないのかお伺いしたい。 三つ目には、養護学校から県道笠幡狭山線までについては、日高と狭山の行政境があります。日高側については、改良の余地がないように思われますが、現状についてはどのようになっているのかお伺いしたいと思います。 四つ目には、この養護学校から県道までの区間ですが、狭山側に用地が確保されているように思われるところであります。このような道路の拡幅改良については、隣接する狭山と協議する必要があると思われますが、改良についての考え方についてお伺いしたいと思います。 次に、都市整備関係の2点目について、区画整理区域内の街路整備についてお伺いいたします。高麗川駅西口土地区画整理区域内についてお伺いしますが、西口の区画整理は区画街路の整備が進んでいるところであります。残すところは大きな工事として、今後駅前広場、また駅前通線と関連する高麗川中央通線、旧飯能寄居線ということでありますけれども、今後駅前通線と高麗川中央通線、旧飯能寄居線は、現在の路面より切り下げることになりますが、一つ目に、この駅前通線の着工時期はいつごろになるのか。二つ目には、駅前通線、高麗川中央通線でありますが、この改良工事の予測は一体どうなっているのかお伺いしたいと思います。 街路道路については、整備が既に終わろうとしていますが、これらの道路の標識の設置については、どこが設置し、費用負担はどうなるのか、また設置の時期はいつごろになるのか、3点目にお伺いいたします。 さらに、4点目としては、都市計画道路は大分整備が終わっております。近々街路樹の植栽が行われるように聞いているところでありますが、樹木の選定または植栽はどこで行うのか、この点について区画整理関係で4点についてお伺いしたいと思います。 次に、総務関係について住居表示についてお伺いいたします。住居表示については、過去に幾度か一般質問を行っております。また、昨年の9月議会で同僚議員が取り上げているところであります。昨年の質問に対しての答弁は、地域住民の理解と協力がなければ進まない、要望があれば資料などを配布して、住居表示への理解を深めるようにしたいという答弁でありました。住居表示については、自治法第260条により行われるものでありますが、住居表示に関する法律の第1条には、合理的な住居表示の制度及びその実施について必要な措置を定め、もって公共の福祉の増進に資することを目的とするとされております。現在行政施行で区画整理が行われている高麗川駅西口及び武蔵高萩駅北については、区画整理事業の工事が終了した時点で換地処分が行われ、その後に住居表示が行われるというふうに認識しておるところであります。 そこで、1点目にお伺いしますが、現在日高市内で明治時代の地番が番地として使用されていることから複雑な番地であり、良好な環境とは言えない状況を呈しております。この状況を解消するために、行政として関係住民に啓発活動をする考えがあるのかないのかお伺いしたい。 2点目には、現在の複雑な状況を解消するために一定区域を地番整理の方法で行うのも一つの手段として考えられますけれども、その方針についてお伺いしたいと思います。以上、住居表示については、2点についてお答え願いたいと思います。 次に、企画財政関係についてお伺いいたします。平成14年度予算編成に向けての予測についてでありますが、現在各部、各課のヒアリングが行われているように聞いているところであります。の財政における主要な財源は市民税でありますが、その市民税のうち個人市民税は平成8年度が約30億3,620万円、平成9年度では約33億5,463万円、平成10年度が約30億6,720万円、平成11年度は約29億円、そして今議会に提案されている平成12年度決算では約27億2,650万円と減少の一途をたどっております。市民税の減少の主な原因は、連日新聞でも報道されておりますが、先の見えない景気の回復、不況が原因であり、企業の大量解雇、リストラであり、時間外手当の減少、賃金率の伸びの低下などによる所得の減少にあると思われています。失業率は最悪の5%と言われ、失業率はさらに増加すると言われております。このような状況のもとで平成14年度の予算を編成することになりますが、一つとしては、個人市民税についてどのように予測しているのかお伺いしたい。 二つ目には、国においても現在各省庁の概算要求がされておりますが、地方交付税について非常に厳しい状況であるようです。この地方交付税についてどのような判断をされているのか、2点目にお伺いいたします。 3点目には、補助金についてでありますが、平成13年度の予算編成では、補助金は1割削減を行われたところであります。来年度予算については、一体どうされるのか。 4点目には、平成13年度予算では総合文化体育館の建設費用が大きなウエートを占めた予算であり、予算規模も151億円と当初予算では大型でありました。今ヒアリングを行っている現状でありますが、予算規模についてどのようなことになるのか、4点目にお伺いしたい。 5点目には、歳出について特徴的なものはどのようなものが予測されるのかお伺いしたい。道路整備や総合体育館の植栽などが予想されるが、主なものの計画についてお聞きしたい。武蔵高萩駅の自由通路などは平成14年度予算に計上されるのかどうか、その計画についてお伺いしておきたいと思います。 最後に、行政改革における経費削減についてお伺いいたします。去る8月14日に、幸手に行政視察に行ってきました。目的は、行政における経費削減についてということと文化体育館の施設運用についてでありました。情報化社会ということで、非常に今後コンピューターはこれからの時代になくてはならないものというふうに認識しております。そこで、幸手での視察では行政事務の一つとして例規集のCD-ROM化を平成11年度から取り組み、平成12年度に例規集のCD-ROM化を実施しております。幸手においても当市と同様例規集、条例集の改正時点で関係ページの差しかえをしております。その費用は、平成11年度で1,110万円、平成12年度1,223万円ということであったそうです。例規集の、条例集の差しかえ、1ページ当たり21円40銭、こういう費用がかかっているそうであります。資金の節約、ペーパーレスと経費削減からパソコン対応として平成12年度にCD-ROM化を実施しているところであります。その費用は、データベースに要する費用が年額189万円、データの年4回の更新委託料が年額357万円ということでありました。しかも、初回にCD-ROM化に要した598万5,000円については、全額平成12年度彩の国緊急雇用基金市町村事業の補助金で賄われております。は一銭も出してないのです。また、幸手では庁舎の電気代節約の観点から、今年から職員のノーネクタイが行われ、カジュアルな服装で過ごされています。これは、執行者とは別でありますが、議会においても同様、議長がポロシャツで壇上に上がっております。 質問の一つとしては、現在400部の例規集の加除、更新を年4回行っていますが、ここ数年の経費は一体どのぐらいかかっているのかお聞きしたい。 2点目には、幸手の場合ではCD-ROM化により約500万円の経費節減を行っております。例規集のCD化は、既に、これは幸手が交互に交換している自治体との関係でありますが、朝霞や新座など8自治体で行っているというふうに聞いております。埼玉県ではもっと多くなっていると思いますが、ペーパーレスとして資源の節約と経費の削減の観点から例規集、条例集のCD化についての考え方をお聞きしたい。 次に、今年7月は例年になく暑い日が続きました。年間を通して、職員のノーネクタイ、またはカジュアルウエアの着用について今後進める考えがないかどうかお伺いしたいと思います。 以上、1回目の質問にします。 ○議長(金子正夫議員) 宮崎都市整備部長。 ◎都市整備部長(宮崎) 都市整備関係のご質問にお答えいたします。 まず、市道幹線17号の改良計画のご質問についてお答えいたします。1点目の道路用地に対する道路現況についてでございますが、幹線17号の台帳上での道路用地幅は約8.7メートルに対し、舗装幅が約5メートル程度でございます。数字的に見ますと随分と余裕地があるように思われますが、現在はで管理しておるため、道路台帳上では、道路敷としております。 2点目の県立日高養護学校から国道407号までの区間についての改良については、現在のところ計画はございません。 3点目の養護学校から、県道笠幡狭山線までの区間につきましては、狭山との行政界でございますが、道路境界が行政界となっておりますので、余剰地については日高分ということになります。 4点目の行政界の道路改良については、ご質問のとおり、関係する近隣との協議をした上で改良計画を立てませんと実施していくことは困難であり、協議が必要であります。といたしましても、ご質問の市道幹線17号と国道407号から圏央道狭山日高インターチェンジまでの市道幹線18号は日高を通り、飯能、狭山を結ぶ主要幹線と考えております。厳しい財政事情でありますので、独自で改良するのでなく両路線を県道に昇格していただき、県道として整備していただくよう以前から要望しておるところでございます。今後とも県道昇格に向けて県に要望していきたいと考えております。 次に、高麗川駅西口土地区画整理事業に関するご質問にお答えいたします。高麗川駅西口土地区画整理事業は、施行以来18年を経過し、おかげさまで仮換地指定率は80%を超え、街区道路の整備も約73%と大分進んでまいりました。ご質問の駅前広場の着工時期でございますが、駅前通線の交差点までとあわせ平成15年度の整備を考えております。県道飯能寄居線、これは都市計画道路高麗川中央通線として今年度日高陸橋下から約90メートルとガソリンスタンド前の押しボタン信号から北へ約150メートルに着手し、順次整備を進めていきたいと考えております。街区道路の交通標識でございますが、飯能警察署の交通担当に確認をお願いしているところでございます。これにより県公安委員会に設置していただくこととなります。 街路樹の植栽についてでございますが、6月の区画整理審議会で委員からのご意見を伺い、県と協議を進めております。道路の景観と植栽後の管理のしやすさ等検討し、ナナカマド、シャラを植えていきたいと考えております。今後駅前整備を重点に進める考えでございますが、特に駅前周辺は多くの建物移転を伴うことから、関係権利者及び高麗川駅を利用されます多くの市民の皆様にはしばらくの間ご不便をおかけすることとなりますが、日高の顔にご理解とご協力をお願いいたします。 ○議長(金子正夫議員) 大野総務部長。 ◎総務部長(大野) 住居表示についての1点目についてお答えいたします。市民サービスの向上や配達物の正確、迅速な配達など住みよい環境づくりのためにも、新しい住居表示の実施が必要であると考えております。しかしながら、住居表示を実施する上には、地域住民のご理解とご協力を得ることが最も重要でございます。今後も出前講座の充実を図り、対象となり得る地域住民の啓発活動を実施していきたいと考えております。 2点目の一定区域の地番整理についてでございますが、地方自治法第260条に基づきまして実施するものでございます。本来土地の番号を示します地番であったものが現在住所を表示する目的で利用されているのが実情でございます。そのために、地番そのものが分筆あるいは合筆、これらを繰り返して複雑となっていたり、地番区域が広過ぎて、あるいは地番が順序に並んでいない、飛び地がある、このようなことが住居の表示をわかりにくくしているものでございます。これらを解消するために住居表示に関する法律が制定されたものでございます。地方自治法第260条の規定は、の区域内の町もしくは字の区域を新たに画し、もしくは廃止し、または町もしくは字の区域、もしくはその名称の変更に関するものでありまして、底地番から変更するものでございます。他方住居表示に関する法律に基づくように、底地の変更をしないで街区符号をつける方法がございます。いずれにいたしましても、数年にわたる事業となるわけでございますが、住居を明確にすることが目的でありますならば、住居表示による方法が最良であると考えております。 次に、行政改革における経費削減関係の中で、総務関係のところをお答えいたします。まず、例規集の追録加除にかかわる経費についてでございます。概算で申し上げますが、平成12年度は973万円、平成11年度が508万円、平成10年度が860万円でございました。 次に、例規集のCD-ROM化の考え方についてでございます。例規集のCD-ROM化につきましては、ご指摘のようにペーパーレス化による資源の節約や加除経費の削減などメリットも考えられます。しかしながら、その反面導入時に多額の構築費用がかかることやパソコンがないと見ることができない、これらのため現在の当におけるパソコンの配置状況ではCD-ROM化した後も当面紙ベースによる例規集を併用する必要があることなど、デメリットも考えられます。今後先進の実例等十分調査研究してまいりたいと考えております。 最後に、職員のノーネクタイについてお答えいたします。経費節減の一環といたしまして、夏場における冷房温度を高目の28度に設定しております。このことから、冷房効果を高めるためノーネクタイを実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮澤企画財政部長。 ◎企画財政部長(宮澤) 財政について何点かお答えをいたします。 平成14年度の予算予測でございますが、個人市民税の収入額につきましては、平成11年度決算でご承知のとおり、対前年比5.4%の減、平成12年度決算でも6.1%の減となっております。これらの数値から考えますと、やはり14年度も減収と予測しております。一日も早い景気の回復に期待しておるところでございます。 次に、地方交付税につきましては、ご指摘のとおり、非常にこれまた厳しい状況でございます。地方交付税制度の一部変更による交付税の減少につきましては、本議会におきましても補正予算を計上し、審議いただいておるところでございます。来年度以降の交付税につきましては、現段階では不確定でございますが、本年度に限っては激変緩和措置として、交付税特別会計借入金の補てんにより交付税の減額幅が本来の2分の1に圧縮されていることを踏まえますと、さらに一層の減少が予測されるところでございます。 3点目でございますけれども、平成12年度方針の補助金1割削減につきましては実施したところでございまして、すべての補助金を1割減としたものではございません。その団体の運営が既に軌道に乗っており、補助金を削減しても支障がないと考える場合や、また団体内での自助努力の可能性が見込まれる場合などを中心に実施したものでございます。今後もこれらを考えながら、補助団体の活動状況や活動効果などを踏まえながら、2年目として実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどお願いいたします。 次に、4点目になりますが、予算規模はどのようになるのかということでございますが、予算編成に当たりましては実施計画をもととして作成しておりまして、現在平成14年度から16年度までの実施計画を作成しておるところでございます。各部所から既に計画書が提出されており、ヒアリングも済んだところでございますが、厳しい財政状況を勘案し、効果的かつ効率的な事務事業を実施すべく、これから精査する予定でおります。したがいまして、現段階では具体的な予算規模につきましてはお答えできませんが、平成13年度当初予算と比較しまして若干の縮小になるものと予測をしております。また、歳出における特徴的なものについては、実施計画の作成中、武蔵高萩駅の橋上化等を含め、個々の事業につきましては、まだお答えできる段階ではございません。ご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 23番、高橋東治議員。 ◆23番(高橋東治議員) 再質問でありますが、今幹線17号について部長が答弁やられましたけれども、この幹線17号、飯能から川越に抜ける幹線道路という性質上、市道というより県道にふさわしいものであるということで、市長としては今部長答弁がありましたけれども、県にもっと強く要望して県道ということにするように努力する考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。 それから、また市長にですけれども、住居表示について、この現在の状況を市長はどのように考えているか。あの複雑多岐な番地のことについて、市長はどのように認識しているのかお伺いしたい。それによって、今後住居表示をさらに、さらにといっても今全然動いてないわけですけれども、住所表示を進める考え方に結びつくものと私は思うわけですけれども、市長の認識はどうなのか。それから、行政改革の関係でありますけれども、例規集をCD-ROM化した場合、去年から敬老会の記念品が削減されたわけですけれども、幸手では約500万円浮いているわけです、年間で。そうすると敬老会の記念品も賄える数字ですよね、日高においても。日高では例規集の追加や加除が500万円ぐらいで済んだこともありますけれども、幸手では約1,100万円もかかっている。そうすると年間でも約500万円浮いているわけですから、これを積極的に進める考え方はないかどうか、ひとつ市長にお伺いしたいと思うのです。 最後に、経費削減の中で、非常にことしは暑かった、職員もノーネクタイをしていたと。市民から、の職員はなぜネクタイをしていないのだという苦情があったようで、そんなようなことも聞いておりますけれども、私は今現状を聞いたのではないのです。答弁では部長はノーネクタイをしているという答弁でありましたけれども、これから年間通してカジュアルなウエアを着用するような方向でどうなのだということを聞いているわけです。これは、職員を総括する立場で助役の答弁をお願いしたいと思います。幸手では、先ほども言いましたように、議会は議会内の問題でありますけれども、議会でももうカジュアルなウエアを着用している。沖縄の県議会はアロハシャツを着ています。これは、時代の趨勢だと思うのです。そういうことから、年間を通して、ノーネクタイだけではなくてカジュアルな服や、ちょっとみみっちい話になりますけれども、職員の制服代が要らなくなるわけです、そうなってくると。そこまで考えてこの最後の職員のノーネクタイあるいはカジュアルウエアの着用については、助役の答弁をお願いしたいと思います。さきの3点については、部長ではなくて市長の考え方をお願いします。 ○議長(金子正夫議員) 関市長。 ◎市長(関) お答えを申し上げます。 幹線17号におきましては、飯能とも相談をしながら、これは県道に昇格するように努力をしていくつもりでございます。 それから、住居表示の関係でございますが、これは郵便局にいたしましても我々にいたしましても、住所が複雑であるということは認識しておりますが、現段階におきましては時期尚早であろうかと、かように考えております。研究課題とさせていただきます。 それから、例規集の関係でございますけれども、部長が答弁したとおりでございまして、複雑多岐でございますので、ギャップの方が多いのでなかろうかと思っております。と申しますのは、2通りの関係を申し上げたとおりでございまして、私はまだその段階ではないと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 金子助役。 ◎助役(金子) お答えいたします。 年間を通してのカジュアルウエアというお話でございますけれども、先ほど部長が答弁したとおり7月、8月、9月間に限って冷房効果等を高めるための暫定的な措置でございまして、それ以外につきましては、従来どおりネクタイ等をきちんとした事務服の着用をやる予定でございます。 ○議長(金子正夫議員) 23番、高橋東治議員。 ◆23番(高橋東治議員) 例規集のCD-ROM化なのですけれども、幸手では例規集は今4,000ページだかになっているわけですけれども、この中のうちの条例だけは別冊で初回だけ印刷しております。これもCD-ROMから読み取れば簡単にできるわけですから、その後については議会ごとに条例が変わったら各自が直すということにしているそうです。そういうことも含めて、研究する考え方があるのかどうか、その1点だけ再々質問します。それで終わります。 ○議長(金子正夫議員) 関市長。 ◎市長(関) 議員のご質問のとおり、研究していくつもりでございます。 ○議長(金子正夫議員) 暫時休憩いたします。 午前11時19分 休憩 午前11時30分 再開 ○議長(金子正夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、10番、中沢愼議員。 ◆10番(中沢愼議員) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 最初に、総務関係についてお伺いをいたします。まず、市民サービス向上に戸籍事務処理のコンピューター化の早期導入についてでございます。現在の戸籍事務は、一部処理システムを導入しておりますが、戸籍の記載は他の市町村から添付されるコンピューター戸籍を旧色彩の文章に直し、作成するため大変に煩雑になっているようでございます。戸籍の受け付けから謄抄本の交付まで1週間以上かかっており、市民に大変迷惑をかけているのが現状でございます。そうした中において、平成6年度の戸籍法改正により戸籍事務が電子情報によって取り扱えることに伴い、戸籍システムのコンピューター化が認められ、新しい時代に即応した市民のニーズにこたえられる電算化システムが行われるようになりました。そして、戸籍事務処理のコンピューター化に要する経費については、特別交付税による財源措置の規定が設置されていると思います。導入におけるすばらしい効果についてはご存じかと思いますが、あえて申し上げますと、一つ、市民に交付する戸籍がわかりやすく、交付まで1週間以上かかったものが早期交付となり、市民サービスの向上とのイメージアップにつながります。一つ、戸籍の届け出記載内容が今までの文書形式から箇条書き形式となるため、養子縁組や渉外戸籍など複雑な届け出内容が市民によりわかりやすくなります。一つ、戸籍届け、書類の審査の判断、先例通達を参照した記載、氏名、正字、誤字の判断などが戸籍情報システム化されているため、判断ミスや適用法令の漏れを防ぐことができて、正確な戸籍事務が図られます。一つ、戸籍総合システムは、戸籍事務処理の効率化と準則化、保管、管理の充実や戸籍の破損、滅失の防止が図られます。一つ、職員数が緩和され、行財政改革につながります。 そこで、申し上げました観点を踏まえ、お伺いをいたします。平成13年度実施計画にございます早期導入をすべきと思いますが、進捗状況はどうか、システム導入検討会の設置、先進地視察、業者選定など。二つ、今後の見通し、目途についてはどうか。一つ、県内及び近隣自治体の状況についてはどうか、以上の点をお伺いをいたします。 次に、教育関係についてお伺いをいたします。まず、子ども議会の開催についてでございますが、8月31日の開会日に市長の行政報告の中で、市制施行10周年記念の意味も込めて本年11月20日に小学6年生の代表によって開催するとのことでございましたので、中身の充実と大成功を望み、今後の動向を見守ってまいりたいと思います。したがって、今回は答弁は要りません。 次に、薬物乱用防止の対策についてお伺いをいたします。我が国は今昭和20年代後半、昭和50年代後半に続く第3次覚せい剤乱用期にあると言われています。1999年の覚せい剤押収量は約2トンと過去最高を記録し、それまでの最高だった1996年の約3倍を上回る押収量となっております。また、1990年に検挙された覚せい剤事犯は件数、人員とも前年より増加していると発表されております。社会全体には、薬物汚染の低年齢化が深刻な問題となっており、覚せい剤事犯における未成年者の検挙数は1995年以降5年連続で1,000人以上を超えています。特に最近では小学生にまで魔の手が忍び寄っており、覚せい剤だけでなく、大麻やコカイン、幻覚剤、シンナーなどの薬物が手に入りやすくなっております。やせる、肌がきれいになる、眠気がとれるなどと売り込み方も巧妙であり、薬物の乱用は何度でも繰り返して使いたくなる依存症を引き起こす。また、幻覚や被害妄想などの症状を生じると、表面的には治療できても再発する下地が残ってしまう。それだけに、成長期の子供たちが薬物に汚染されれば、その害は生涯続くことになります。こうした悲劇を起こさないためには、予防が第一であります。薬物乱用防止キャラバンカーでございますが、車内には薬物標本、パネルなどの展示、パソコンによる薬物乱用防止ゲーム、デジタルビデオデッキシステムらによる薬物問題のデータ、ホームページによる薬物問題の百科事典、立体映像、見学記念のプリントシールなどの各コーナーが備わっております。専門の指導員による解説もあり、薬物乱用に関する正しい知識を楽しく学べるように工夫されております。本年2月に私の公明党日高支部では、子供たちのための学校づくりを目指す観点から、市内全域で小中学校の子供を持つ親御さんから見た学校に関するアンケート調査を実施をいたしました。740名の方々からご協力をいただいたわけですが、その中で薬物乱用防止キャラバンカーの活用についてはどう思いますかということに対し、活用した方がよいというのが56%、どちらでもが12%、わからないが32%の回答があり、強い関心をお寄せいただきました。近年の覚せい剤使用による取り返しのつかない事件を見ると、行政は安心、安全の明るい社会をつくるために防止対策をしっかり行うべきだと思うのであります。 そこで、何点かお伺いをいたします。一つ、薬物乱用防止の取り組みについてはどうか。二つ、学校での薬物乱用防止キャラバンカーの活用についてはどうか。三つ、学校での薬物乱用につながるおそれのあると言われている喫煙防止教育についてはどうか。四つ、の行事等での薬物乱用防止キャラバンカーの活用についてはどうか、以上お伺いいたします。 次に、子供の安全確保のための防犯対策についてお伺いをいたします。本年6月に起きた大阪府池田の国立大阪教育大附属池田小学校での乱入児童殺傷事件は、社会に大きな衝撃を与えました。事件は大変に痛ましいものであり、その波紋も大きいわけでございます。子供たちの安全、学校の安全、ひいては地域の安全に対する意識が高まっているのは当然であります。それだけに二度とこうした事件が起こらないように手だてを講ずることが絶対に必要であります。全国各自治体では、それぞれ防犯対策を検討されております。県内の川口では、小中学校と幼稚園など73校の教室や廊下に防犯ベルを設置することを決めたということです。また、ベルはひもを引くと大音量で鳴り響く仕組み、不審者が侵入した際大きな音でひるませる、その間に子供たちを避難させる目的だそうです。さらに、警備システムとの連携も検討していると言われております。 そこで、お伺いをいたします。一つ、子供の安全確保のための防犯対策の取り組み状況はどうか。一つ、学校や幼稚園、保育所の安全管理体制の総点検や警備体制の強化についてはどうか。一つ、地域ぐるみの防犯対策の現状と対応についてはどうか。一つ、各教室や廊下に防犯ベルの設置、また校門に監視カメラの設置についてはどうか、お伺いをいたします。 最後に児童生徒表彰条例、通称子褒め条例の導入についてお伺いをいたします。学校においては、現在深刻さを増しているのがいじめ、暴力や不登校の問題であります。文部科学省の2000年度の調査では、いじめ3万件以上、暴力4万件以上を超え、不登校は約13万4,000人以上と数字が報告されております。件数や人数の多さもさることながら、一番の問題はこうした状況が学校で半ば日常化していることではないでしょうか。問題解決のためには制度的な環境整備も急がれるが、何よりも大切なのはいじめや暴力は絶対に許さないとの気風を社会全体で確立していくことにあると思います。無論それは単なる呼びかけだけで実現できるほど容易なものではない。しかし、明るく、楽しい、生き生きした教育を目指し、児童生徒の個性や感性を引き出すことは大変大事であります。最近学校や地域全体で、子供を褒めて育てる試みが新たなコミュニティー形式の視点として注目され始めております。子供に限らず大人でも褒められるのはうれしいことだし、だれでも褒められることによって自信や勇気、意欲がわく、褒めて育てるのが基本という家庭教育研究所所長の高橋愛子さんの子育て論を読んでみました。褒める子育てでは、子供を伸ばす褒め方、だめにする褒め方、幼児期から思春期まで成長段階に応じた褒め方をアドバイス、特に学童期はよいところや得意なものを見つけて褒めることを進めておられます。また、聖徳大学教授生涯学習研究所所長の福留強氏は、子供を褒めることについて日本人は人を褒めることが下手である。褒められることも下手である。褒めることが下手なのは、文化が低いことに等しいという意味の言葉を聞いたことがあると言われ、人はだれでも褒められることはうれしいものだし、褒めることによって自信と意欲がわくものである。さらに、そのことによって人は大きく伸びるものである。したがって、日常的に褒める行為がふんだんに見られることが望ましいことは言うまでもない。人を褒めるという行為は人の長所を認めるということであり、長所を伸ばし、助長することである。それは、人に生きがいを与えるとともに、お互いが相手の人格を尊重するという最も基本的な人としての営みであるといえようと言われております。 この人を褒めることが定着し、町全体を温かく包んでいる町がございます。それは、全国第1号の栃木県国分寺町で、児童生徒表彰条例、通称子褒め条例と呼び、昭和60年10月に制定されており、この条例は国分寺町立小中学校児童生徒のすぐれた個性を発見してこれを表彰し、もって児童生徒の健全な心身の発達を助長することを目的としております。そして、賞として努力賞、学校生活に努力の跡著しい者、奉仕賞、社会または個人に奉仕している者、親切賞、弱い者を助けている者、体育賞、スポーツにすぐれている者、学芸賞、学芸にすぐれている者の5賞を設け、全小中学生を対象に義務教育卒業までに必ず1人1回賞状とメダルで表彰するというものであります。子褒め条例の成果についてお聞きしたところ、子供を観察する教師の目が変わり、一人一人の子供をしっかり見詰められるようになった、子供たちが町の大人たちに認められることはそれはうれしいこと、自信を持つことになり、ますます意欲を高めることになる。その結果自分を認めてくれた人はもちろんのこと、その町を好きになるものであると、これは郷土に対する誇りを持つようになったということを意味しております。子供をめぐって家庭、学校、地域及び関係団体が互いに協力し合う環境が広がる意義が大きいと言われております。そして、表彰を受けた生徒が既に親になっているケースもあり、子供たちや保護者から大好評との反響もお聞きいたしました。行政と地域が一体となって、子供の隠れた長所や才能を見つけ、褒めて伸ばすという人間形成の教育の普及、定着への期待は大きいと思います。このほかに子褒め条例を制定している自治体としては、栃木県の大田原、山口県の錦町、鹿児島県の東町、新潟県の相川町などがある。 そこでお伺いをいたします。一つ、児童生徒表彰条例の導入をしてはと思うが、市長のご見解を求めます。一つ、子供を褒める教育の状況についてはどのようにされているか。一つ、人間形成の教育、心の教育をどのように考え、進めているか、教育長のご見解を求めます。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(金子正夫議員) 関市長。 ◎市長(関) 子褒め条例の関係につきましてご答弁申し上げます。 子供は褒められて育つと言われておりますが、褒められた子供が自分に自信を持ち、学習やスポーツなどに意欲的に向かうことになりまして、大変意義あることと思います。また、子供たちのよいところを見つけることは、子供たちをいつも見守り、学校にも目を向け、地域の子供として温かく育てていく環境ができるのではないかと思います。しかし、条例をもって小中学生全員を対象とすることは、5,000人を超える児童生徒を要する当市においては大変難しいことと思われます。今後ご提言の趣旨を十分踏まえまして、子供たちを地域とともに温かく見守り、育てていきたいと思っています。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 大沢教育長。 ◎教育長(大沢) 引き続きまして、教育関係の質問にお答えを申し上げます。 薬物乱用防止キャラバンカー「みらい号」の学校における活用についてでございますが、昨年12月定例議会後、市内の学校に照会をいたしましたところ現在中学校1校がキャラバンカーを使っての薬物乱用防止教育を予定をしております。今後も積極的な活用を推進してまいりたいと考えております。 次に、小中学生の喫煙行為は非行、問題行動の入り口であるとの認識のもとに、市内のすべての小学校で6年生の保健体育や学級活動の授業の中で喫煙防止教育に取り組んでおります。また、市内中学校の中には、授業だけでなく委員会活動等でも取り上げ、工夫を凝らして活動している学校もあり、教育委員会といたしましても効果的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。 次に、子供の安全確保のための防犯対策でございますが、6月に市内各小中学校の門扉等施設の実態を調査し、現状を把握しております。今後は学校の要望も聞きながら、順次整備をしてまいりたいと考えております。地域ぐるみの防犯対策につきましては、各学校ではPTAや「子どもを守る家」と連携をしながら取り組みを行っております。中にはPTA活動とは別に学校警備のためのボランティアの会が立ち上がり、子供を守るために活動を始めていただいたところもあります。次に、防犯ベルにつきましては、市内の小中学校、幼稚園、保育所のすべての職員に配付できるよう発注をいたしております。監視カメラの設置につきましては、現在考えておりません。 最後に、子供を褒める教育については、教師から褒められた一言でその子の人生を決めるほどの効果を発揮することもありますので、現在各学校では子供のよさを伸ばし、個性を育てる視点から、子供一人一人のよさを見つけ、褒める教育を進めております。具体的には全校朝会等で校長がよい行為を褒めたり、学校だよりや学年だより等で紹介したりして全員の児童が元気に学校生活が送れ、自分のよさに気づき、自分のよさを伸ばす教育に取り組んでおります。また、いろいろな記録等でもその子供が持っているよさを見つけ、記録するようにしており、一人一人の教師が子供のよさを見つけ、認める教育を推進しております。 人間形成の教育、心の教育をどのように考え、進めるかとのご質問でございますが、近ごろ虐待等の事件が多く、また大変心を痛めておるところでございます。幼児期に親の温かな愛情の中で育てられることは、子供の人間形成の上から極めて重要であり、小中学校の時代に温かな環境の中で自分のよさを知り、よさを伸ばす教育が極めて大切であると考えております。心の教育が今次の教育改革の重要な柱の一つでありますので、本年度は飯能、名栗村とともにジュニアフィル新緑コンサートを実施をいたしました。さらに、これから新1年生の保護者を対象にした子育て学習講習会を予定しております。これからも自然体験、社会体験などの触れ合い活動を通して、豊かな心を育てる教育を地域社会全体のお力をいただきながら、推進してまいりたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 大野総務部長。 ◎総務部長(大野) 戸籍のコンピューター化の導入についてお答えいたします。 最初に、進捗状況でございますが、システム導入検討委員会の設置につきましては、計画が具体化した時点で設置できるよう、導入の情報等を収集して研究をしているところでございます。先進地の視察でございますが、所沢地区戸籍事務協議会の事業といたしまして毎年視察を行っているところでございます。今年度は高崎役所を視察いたしまして、導入までの経過、現状を研修してまいりました。業者の選定につきましては、現在未定でございます。次に、今後の見通しについてでございますが、計画では平成15年7月稼働を目途に、平成14年度から戸籍データのセットアップ作業を実施する予定でございます。最後に県内の状況でございますが、平成14年度の稼働予定を含めて申し上げますと、約50%の自治体においてコンピューター化が進むことになります。近隣の自治体の状況でございますが、平成12年度に鶴ヶ島、毛呂山町、越生町が稼働しておりまして、今年度中には川越、東松山、志木、和光などの自治体が導入を予定していると聞いております。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮澤企画財政部長。 ◎企画財政部長(宮澤) 教育関係の中で薬物乱用防止の対策についてお答えを申し上げます。 最初に、取り組みについてでございますが、ご指摘のとおり薬物汚染の低年齢化が深刻な問題になっております。といたしましては、薬物乱用防止のリーフレット等を作成し、市民に啓発しております。青少年に対しましては、市内各中学校、高校の校門で全生徒対象に青少年日高市民会議が中心になり、関係機関の協力を得ながら薬物の恐ろしさを訴えるキャンペーンを実施いたしました。また、中学生に対し、年に2校を対象に講演会を開催いたします。今年度は、高萩、高麗川中学校全生徒対象に行います。これからも各地区体育祭、市民まつり、生涯学習フェスティバル等で啓発キャンペーンを行ってまいります。の行事でのキャラバンカーの活用でございますが、今年度は2月に開催されます生涯学習フェスティバルにおきまして、麻薬・覚せい剤乱用防止センターのキャラバンカーを活用し、薬物の乱用防止の啓発を行います。今後もの行事の機会をとらえながら啓発活動を続けてまいりますので、ご理解のほどお願いします。 ○議長(金子正夫議員) 10番、中沢愼議員。 ◆10番(中沢愼議員) 再質問、1点だけお伺いします。 戸籍事務のコンピューター化の導入について計画では平成15年度稼働ということなので、これはやらなければならないわけですから、14年度は準備段階になるので、予算確保が必要と思うが、その点はどうであるかお伺いをいたします。 ○議長(金子正夫議員) 大野総務部長。 ◎総務部長(大野) 再質問にお答えいたします。 厳しい財政状況にあるわけですが、平成14年度の予算要求をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 暫時休憩いたします。 午後0時00分 休憩 午後1時30分 再開 ○議長(金子正夫議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、8番、唐沢アツ子議員。 ◆8番(唐沢アツ子議員) 通告順に一般質問をさせていただきます。 最初に、福祉関係でございます。来年度からの乳幼児医療費についてでございますが、来年1月から実施されます埼玉県の乳幼児医療費制度の改正に伴う当市の乳幼児医療費の改正につきましては、今回の定例議会の議案となっております。深刻な少子化と子育て支援に対しまして、私ども公明党の議員団も常にや議会で訴えてまいりました。今回市長の苦渋の選択と英断、そして担当部課のご努力で所得制限なし、一切の個人負担なしで小学校入学前までの医療費の無料化が図られますことは、子育ての若い世帯にとり大きな喜びとなるものと確信いたします。つきまして、今回はご質問の内容としては削除いたします。 次に、出産費の貸付制度についてでございます。前回の定例議会に続いての質問でございます。出産育児一時金30万円の支給を見込まれる国民健康保険の加入者に対しまして、出産に間に合うように80%までの24万円まで前倒しで無利子で貸し付けをするという事業が国で制度化をされているわけでございますが、早い自治体では既に実施をされております。多くの若い方たちに利用していただきたい制度でございますが、当市の実施時期と、また保険加入者への周知についてはどのようにされるのかお伺いしたいと思います。 次に、高齢者の福祉対策、緊急通報システムについてでございます。日本は世界一の長寿国となり、それは大変喜ばしいことでございます。きょうの新聞によりますと、100歳以上が1万5,000人を突破したとありました。40年前のちょうど100倍ぐらいの数字になります。その中で女性は8割とのことでございました。その長寿国となったことは大変喜ばしいのでございますけれども、またそれとともに高齢化社会が抱えるさまざまな課題にも対応が今迫られてきております。また、高齢者自身も厳しい言い方をいたしますと、心して余生を送らざるを得ない状況となりつつあるように思います。その中で、高齢者にとっての安心の福祉対策は、生きていく上での大きな力となります。この緊急通報システムの設置条件は、当市ではひとり暮らしの65歳以上で慢性疾患を有するということが最低条件でございます。慢性疾患が何かなければ、たとえ95歳過ぎても設置がされない。その現状に地域からは厳し過ぎるのではないかという、そういう声もございます。増加する老人医療費などから考えましても、今後ますます求められることはお年寄りの元気対策、また地域の見守り活動とともに精神的な安心を、いざというときの緊急対策であります。しかし、現在の緊急システム装置には、多額の設置費用がかかることも事実でございます。このようなどこの自治体でも抱えている課題の中から、新しい通報装置のシステムが開発をされております。阪神大震災の経験をもとに、神戸の消防局がNTTのナンバーディスプレー機能の受信方式を取り入れて、各家庭の一般電話から短縮ボタンで通報できる新方式をスタートさせます。の財政的な課題もクリアでき、希望者全員が利用できるとのことで、神戸の高齢者からは安心の期待が寄せられているとのことでございます。 そこで、緊急通報システムに関しまして何点か質問をいたします。まず、80歳以上でひとり暮らしのお年寄りは当市にはどれぐらいいらっしゃるでしょうか。次に、現在の対象者への設置数はどうでしょうか。次に、設置条件の見直しについてはどうでしょうか。次に、申請があっても設置ができないお年寄りへのサポートが私は必要と思いますが、その点についても伺います。最後に、現代の課題を、設置するのにお金がかかるという課題をクリアできる新しい通報システムの研究についてはどのようにお考えか。日高の緊急通報システムについて、以上の点からお伺いをしたいと思います。 次に、教育関係、出前講座の現状と課題についてということでございます。市民の中への職員が講師として出向いて、専門知識を生かしての講座や実習を通して、市民の行政への理解を深め、ともにまちづくりを推進するという目的で出前講座が実施をされております。介護保険スタート時には長寿福祉課の出前講座が多かったようですが、全く新しい制度でもあり、説明を聞いてもわかったような、わからないような、しかし担当の職員の誠実さや熱心さは伝わって、温かい雰囲気の講座であったと記憶をしております。また、ある老人会では税金のことを学ぶ講座を通して、担当職員の丁寧な話に税金の使われ方がよく理解でき、税金を納める市民も大変だけれども、の方のやりくりも大事であること、そうして市役所の税務課は行きにくいけれども、顔を見ての話のやりとりでの仕事を身近に感じたと、そのように話しておりました。私は、この市役所の仕事というのが市内最大の市民へのサービス業であると思っております。の仕事の理解を深めてもらう、活字だけでなく市役所の顔が見えるというこの出前講座の持つ意味は大変大きいと思います。その意味で、各担当課では競って市民のニーズや関心のあることに対して、また各担当ではセールスポイントを入れたメニューを用意すべきだと思います。 そこで、何点か質問をいたします。まず、この二、三年の間、出前講座のメニューはどのように変更や調整をされたのでしょうか。また、平成12年度は40件の出前講座があったとのことですが、その内容について、また人数についてもどのようでしたでしょうか。次に、市民の関心メニューは最近どのような傾向でしょうか。の合併問題など新たな観点についてはどのようでしょうか。最後に、もっと積極的にPRも工夫されてはどうでしょうか。また、今後の課題等お聞かせ願いたいと思います。 次に、都市整備関係でございます。農業集落排水事業に伴う市道の改良整備についてということでございますが、日高の美しい清流を守るための公共下水道計画区域外において農業集落排水事業が今進められております。現在は、中沢地区で進められております。中沢地区では、この集落排水事業計画は当初より農道や狭い生活道路の拡幅整備への要望が強く、当時の駒野市長あてに地域住民からの要望書が提出されております。その中で、昨年北中沢の市道が大変広く、きれいに整備をされております。今回特に南中沢の市道C400号線について隣接地権者の用地提供による5メーターへの拡幅改良整備の強い要望が出ております。の主要な幹線道路の整備は着々と進んでおります。それは、大変喜ばしいことではありますが、昔ながらの集落内の狭い生活道路であっても、今は車社会でもあり、住民はもとより万一の場合のことを考えましても、消防車ですとか救急車等の通行にも支障を来しますし、地域の安全面から見ても改善を望む住民の要望は切実でございます。その意味で配水管埋設を考慮しての市道拡幅は地域環境改善のチャンスであると思うわけですが、中沢地区内の市道C400号線の拡幅整備についての考えをお伺いいたします。 次に、産業振興関係でございます。「げんきシティ日高」の特産品開発についてということでございます。市長は市制10周年を契機に、自然、文化、健康をキーワードに「げんきシティ日高」の創生事業を開始されております。今日本の社会は大きな変革期を迎え、多くの課題の中から新たな挑戦が始まろうとしております。そんな中で、自然、文化、健康のこの三つのキーワードは私たちにとっても根本とも言うべき大事な要素であり、これからの社会のあり方をも含むキーワードでございます。市民が元気になることは何よりの基本であり、希望であります。徹底してこのキーワードを追求し、この事業とともに日高が活性化されることを強く市長に望むものでございます。さて、その中で私は健康をキャッチフレーズにした特産品を考える上で、かねてから注目をしておりました大里郡の江南町にブルーベリー栽培の視察に行ってまいりました。最盛期は過ぎておりましたが、黒い宝石のようなブルーベリーの実が枝に熟れておりました。衰退した養蚕農家対策として15年前から大学や専門家の指導のもとに栽培を始めたそうでございます。低木で病虫害にも強く、有機栽培にも適しているブルーベリーはここ数年健康ブームの波に乗って周りに知れ渡り、7月から9月の最盛期には特に子供や女性を対象に生のままで畑や庭先で売れに売れ、予約で大忙しとのことでした。ジャムやクッキー、菓子、ワイン等の加工や染め物の可能性もありということで、需要は拡大するものの現在では生産が追いつかず、今新しい品種の苗も植えておりました。ことしになって三郷でも栽培を始めたと聞いております。私は、日高の特産である春のウドやお茶、そして秋の、今これから最盛期になります「高麗川マロン」、それに加えて、特に夏から秋へかけての健康特産として一考の余地があると思っております。過日農業塾も開校したばかりでございますが、今後の新しい農業や休耕田対策等も考慮する中で、これからますます求められる健康イメージの特産品は子供や女性、市民に愛される、また希望が持てるものではないかと思います。高齢者やIT疲れの目の健康、都会の方たちへの土産品として、ぜひ市長にも江南町へ出向いていただいて、ブルーベリーの新しい可能性の研究をすべきと思います。「げんきシティ日高」の特産品開発ということで、市長のお考えを伺います。 次に、消費生活相談についてでございます。昨年訪問販売法が改正されまして、6月より施行されております。国民生活センターの調査では、ここ数年主婦や若者を対象に電話で高額な商品を売り込む悪質な内職やモニター商法によるトラブルが急増とのことでございます。また、市内においてはひとり暮らしの高齢者への電話や訪問のトラブルも耳にしております。現在では、産業振興課で週2回市民の消費者生活相談を行っておりますが、資料によりますと平成12年度の開設は95日間で相談件数136件となっております。そこで、市内では実際にどのような内容のトラブルが多いのでしょうか。また、消費生活センターからのパンフレットだけでなく、身近にあった例として市民に知らせることも私は必要ではないかと思います。実際高額な被害に遭いそうになったある高齢者の市民の方は、クーリングオフ制度を知っていて早く処置ができた、それで事なきを得たそうで、同じような被害者が出ないためにも、やはり知らせてほしいと、そのように言っておりました。不況のさなか市民や消費者を守る意味で、もちろんプライベートは守りながらも、悪質な内容については何らかの形で市民に情報を与えることが必要と思いますが、消費生活相談についてののお考えを伺いたいと思います。 次に、ごみ問題でございます。ごみ減量とリサイクルへ向けての資源回収についてでございます。日本の生ごみは今、年間2,000万トン、国内で生産されているお米の約2倍になるそうです。20世紀後半の急速な経済発展の中で当然のこととして大量のごみを捨て、安易に燃やして猛毒ダイオキシンを発生させていた反省点に立って、今社会全体がごみを減量しての循環型社会へ向かおうとしています。日高でもことし1月から資源回収が行われておりますが、それとともに今後太平洋セメントで可燃ごみが資源化処理できましても、のごみ問題がすべて解決するわけではありません。ごみ処理には多額の税金が投入されることも忘れてはなりません。ごみ問題の解決は社会全体の、そして市民一人一人のごみの減量とリサイクルへの意識改革しかないと思います。市内においても多くの団体の方たちが資源回収に汗を流してくださっております。人間にとっても、自然にとっても優しく、循環型社会は始まったばかりであり、リサイクルのコスト高など多くの課題を抱えているのも事実でございます。そこで、実際今日高のごみの減量がどのような状況にあるのか、またリサイクルの観点からも質問をさせていただきたいと思います。 まず、可燃ごみの量の変動についてはどのようかお伺いします。次に、コンポスト、生ごみ処理機への助成の状況はどうでしょうか。次に、市役所内での取り組みはどのように努力をされているのでしょうか。次に、学校給食でのごみ減量、リサイクルについてはどのようでしょうか。次に、市内各種団体による資源回収状況についてはどのような状況でしょうか。また、報奨金というのがございますが、報奨金については古紙の場合変動がございましたが、どのような基準で決めていらっしゃるのでしょうか。また、市内のスーパーへの市民からの要望に対して、との連携や協力体制についてはどうでしょうか。最後に、市役所内で出る多量の書類ごみのリサイクル、それに対してはどのように対応をされているでしょうか。ちなみに、兵庫県に川西という人口約15万6,000人のがございますが、年間市役所内で出る書類のごみは16トンだそうです。これをリサイクル工場にこのは直接持ち込んで、トイレットペーパーに再生をしております。量だけで考えると、16トン持ち込んで市役所内で使用する4年分のトイレットペーパーができるそうです。そのうち1年分だけ買い取りをし、市役所のトイレットペーパー代が年間9万円節約という、そういう数字も出ております。現状ではリサイクルというのは大変コスト高になりますので、大変かと思いますが、このような換算をしてみてもいいと思います。以上ごみの減量、リサイクルについてお伺いをいたします。 以上、何点かにわたって一般質問いたしました。明快な答弁を求めます。以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 宮崎健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(宮崎) 福祉関係につきまして、順次お答えいたします。 初めに、出産にかかる資金の貸付事業につきましては、前回のご質問にもお答えいたしましたが、現在貸し付けの方法等につきまして検討を進めておるところでございます。実施時期の予定といたしましては、予算、周知期間を考えますと12月議会に提案させていただき、平成14年4月からの実施の予定で進めております。なお、周知につきましては、国保加入者の方が気軽に制度の利用が図られますように広報紙等によりPRをしてまいりたいと考えております。 続きまして、緊急通報装置についてのご質問にお答えいたします。急激な高齢化の進展は日高も例外ではなく、ひとり暮らし高齢者も増加しており、住民基本台帳によりますと80歳以上のひとり暮らし高齢者は、平成13年9月1日現在、323人でございます。ひとり暮らしにはさまざまな不安があるものですが、心臓病や高血圧などの持病があり、常に健康上の不安を抱え、自力での救急車出動要請が困難なことが予想される方には、ボタンを押すだけで受信センターに通報できる緊急通報装置を貸与しております。現在83人の方に貸与しておりますが、主な対象者は65歳以上で、心臓病や脳血管障害などの慢性疾患があり、日常生活上注意を要するひとり暮らし高齢者などでございます。設置の申請がありますと、社会福祉主事として市長から任命されました社会福祉全般の専門教育を受けました2名の職員が分担して家庭を訪問し、健康状況や生活背景等を調査した上で対象か否かを判断しております。判断が困難なケースにつきましては、別の職員が訪問して新たな視点で調査をしたり、他の職員を交えて検討するなど判断が偏らないように注意をしております。調査の結果緊急通報装置の対象か否かはもとより、申請者の状況によりましては、他のサービスの利用や他の関係機関と連携及び情報の共有化や継続的な見守りの必要性等も含めまして検討し、画一的な判断をせず、在宅生活の支援を行っております。財政状況が厳しい現在限られた財源を有効に活用するためには、対象者の十分な調査や審査により決定することが重要と考えております。といたしましては、現在のところ対象者の範囲を拡大するような設置条件の見直しは考えておりません。しかし、平成13年度から国の通達により障害者の緊急通報装置が高齢者のサービスに移行することとなったので、ひとり暮らしの重度身体障害者等は対象となります。なお、対象外となっても今後継続的に状態等の把握が必要なケースにつきましては、定期的に担当職員を訪問させて状況把握に努めるとともに、地域の協力者とも連携して見守ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 次に、神戸が導入しておりますシステムについてでございますが、福祉機器のみならず、あらゆる分野での研究開発は日々目覚ましいものがあります。今後現在の緊急通報装置より安く、高性能の機種や簡易な通報システムが開発されることも考えられますので、神戸の例を含め調査研究してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 中村教育次長。 ◎教育次長(中村) 教育関係の出前講座についてお答えします。 ご質問のとおりが行う施策などを市民の皆様にご理解をしていただき、まちづくりを推進する目的で平成10年度にスタートいたしました出前講座でございますが、おかげさまで3年間に197件で、延べ7,133名の市民の方々に利用いただいておりまして、担当職員みずからが出向き、講座が市民の皆様にある程度定着してきたものと認識しております。それでは、順次質問にお答えします。 まず、講座のメニューでございますが、年間を通じて希望の少ない講座につきましては、講座内容の検討や変更などを行い、また新たな施策推進に伴う講座の新設など市民ニーズをも視野に入れた調整を図っております。 次に、平成12年度の実績でございますが、件数の多かった順で申し上げますと、「みんなで考えようごみ問題」が11件で485名、続いて「介護保険制度について」7件、225名、「四半的弓道教室」5件、370名、「高齢者の健康」5件、130名、そして「日高の福祉サービス」が3件で120名などという状況になっております。 3番目のご質問の市民のニーズや関心につきましては、新たな制度や施策が開始される前に詳しい説明を受け、理解したという傾向が見受けられ、先ほどお答えいたしました平成12年度実績のとおり、平成11年度に多かった介護保険制度からごみ問題へと市民の関心も移行したものと考えられます。次に、市民へのPRの件でございますが、多くの市民の皆様に利用いただくよう区長会議においての説明や生涯学習フェスティバルにおいてのパネル展示、そして日高のホームページへのメニュー登載などを行っておりますが、今後におきましても利用拡大に向けましてPRに努めてまいりたいと考えております。 最後のご質問の今後の課題についてでございますが、日々変化する市民ニーズを把握したメニューづくりやわかりやすい講座となるよう職員による一層の鋭意、創意工夫などが必要であると考えております。 ○議長(金子正夫議員) 宮崎都市整備部長。 ◎都市整備部長(宮崎) 道路整備関係のご質問にお答えいたします。 ご質問の中沢地内の市道C400号線の拡幅整備についてですが、現在が実施している道路拡幅整備は、厳しい財政状況の中でございますので、多くの市民が利用する幹線道路について順次整備を進めておるのが現状でございます。ご質問の幅員5メートル未満の生活道路の整備につきましては、後退道路等整備要綱に基づいて、関係地権者全員の方から道路用地提供寄附採納をしていただき、最低でも道路幅員4メートルが確保できた時点で、予算の範囲内で整備しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(金子正夫議員) 小林環境経済部長。 ◎環境経済部長(小林) 「げんきシティ日高」の特産品開発についての質問にお答えいたします。 の特産品としてのブルーベリーはどうかというふうなご質問でございますが、おっしゃられた他市町村での推進に成功したとの情報を耳にしたわけですが、当市でも研究はしてみたいと考えております。しかし、実際に推進するに当たりましては、ご存じのとおり、ウド、クリ、お茶、それに露地野菜が当の農産物として定着しており、これらの農家に推進することは難しいものと考えております。そこで、これ以外の農家に推進することになりますと、これらの農家は兼業農家でございますので、そこでは労働力の問題等が発生することが考えられます。いずれにいたしましても、農業関係機関並びに関係農家と協議したり、先進地の視察も行い、研究してみたいと考えております。 次に、消費者生活相談について、市内で実際どのような内容のトラブルが多いかとのご質問でございますが、相談内容について申し上げますと、大手エステ業者の倒産に伴うエステの利用債務や高齢者をねらった訪問販売、電話勧誘販売に関する相談、健康志向をねらったエステ、マルチ商法に関する相談、その他資格商法、クレジット、サラ金に関する相談等もございます。続いて、悪質な内容については市民に情報を与えることが必要だとのご質問ですが、といたしましては、複雑巧妙化する事例等対応するため、相談員の研修等を通じ、対応の充実強化を図っており、また市民への啓発として講演会の開催、チラシ等による情報の提供、ホームページへの掲載、広報紙等への掲載を実施しております。今後も消費者を守る意味で、市民の皆様への消費者情報の提供に努めてまいりたいと考えております。 次に、ごみ問題について順次お答えいたします。初めに可燃ごみの変動についてでございますが、平成10年度のごみ量1万3,781トン、平成11年度1万3,141トン、平成12年度1万2,904トンで、平成10年度をピークに減少となっております。変動の要因といたしましては、市民の方々の減量化の意識とともに、平成12年度から古紙、古布類の分別収集を始めたことが考えられます。 2点目のコンポスト、生ごみ処理機への助成状況でありますが、昭和62年度からコンポストのみを対象に開始をしたわけですが、平成11年7月からEM容器、電気式生ごみ処理機を補助対象に加えております。平成12年度はコンポスト54基、EM容器82基、電気式生ごみ処理機65基の補助を行いました。開始以来合計は3,139基となっております。年平均にしますと、220基程度となっております。 3点目の市役所内での減量化に向けての関係でございますが、環境問題対策を職員が実践するため、ごみの減量、リサイクル、省エネルギーに向けたエコオフィスプラン実践マニュアルを策定いたしまして、平成11年7月より全職員が実践的な行動を行っております。具体的には、ごみの分別を初め市役所から出る生ごみのコンポスト化や食事の際の割りばしの使用禁止など、細かく減量化に取り組んでおります。 4点目の学校給食でのごみ減量、リサイクルについては教育委員会の所管となっておりますが、あわせて答えさせていただきます。食材納品時の段ボール箱、包装用のビニールなどの処理は納入業者にお願いしております。調理時の野菜の切りくずの一部につきましては、学校で飼育している小動物のえさにしております。児童生徒たちの食べ残したものについては、一部養豚業者に飼料として出し、その他は業者に処理を委託しております。なお、各学校の給食主任を通し、学校給食週間や家庭科の授業などを利用しまして、各学校へ調理員、栄養士が出向き、給食を残さず食べるよう児童生徒に指導を行い、ごみの減量化に努めております。 5点目の資源回収の状況でございますが、昭和61年度に始めまして、実施団体70、回収量959トンでしたが、平成12年度は実施団体77、回収量2,037トンでございました。古紙の報奨金の基準でございますが、特別の定めはございませんが、実施団体の収入が減少しないよう金額を定めておりますが、一時期逆有償の時期もございましたので、10キログラム当たり10円を助成しておりましたが、現在は古紙相場が安定しておりますので、10キログラム当たり7円に変更し、助成をしているところでございます。 6点目の市内のスーパーへの連携や協力体制でございますが、減量化やリサイクルの推進につきましては、企業独自での取り組みも重要でございます。で設置しております廃棄物減量等推進審議会の委員にスーパーの代表者も参画していただいております。新聞等でご承知かと思いますが、あるスーパーではレジ袋を170万枚削減したというふうな報道もございました。現在も各スーパーに牛乳パックの回収箱を置かせていただいたり、独自に他の容器の回収も行っているところもございます。今後も過剰包装を避けていただくことを初め、連携、協力を図ってまいりたいと考えております。 最後に、市役所内での書類ごみのリサイクルでございますが、各フロアにおきまして古紙、雑誌類の回収箱を設置し、毎月定期的に1カ所に集めまして、古紙回収業者に引き渡しております。なお、リサイクルコストでございますが、ではリサイクル工場への直接搬入は行っておりませんが、古紙回収業者に有償で引き渡しをし、平成12年度は3万5,850円の収入がございました。 ○議長(金子正夫議員) 8番、唐沢アツ子議員。 ◆8番(唐沢アツ子議員) それでは、再質問をさせていただきます。 最初に、中沢地区内の市道C400号線についてでございますが、のお答えでは5メーター未満の生活道路の整備については、関係地権者全員が寄附採納をし、最低4メーター確保と今お聞きしたわけでございますが、昨年さきに完了しております北中沢の方の市道と今回のこの市道とではどのような違いがございますでしょうか、その辺をお伺いしたいと思います。 それから次に、「げんきシティ日高」の特産品開発でございますが、ブルーベリーについて農業関係で協議や視察を行って研究をしてみたいとのお答えですが、それについて私は今後女性の視点というのが特産を考える上では大変大事になると思います。現在のウドとかクリの、大事に大事に育てている特産品でございますけれども、付加価値がなかなかつけられないという、そういう現状はあると思います。新しい特産品を考える上での女性の視点を大事にしていきたいと思いますので、視察の場合ですとか、ぜひ女性も参加をさせるべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ごみ問題でございます。お聞きをいたしまして、確かに日高の可燃ごみが減っているのがわかります。市民が協力をしてごみが確かに減っているという、こういう実感は私は大事だと思います。ですから、折に触れて市民にデータを示しながら次への協力目標を提示していくべきではないかと思います。また、学校での現場でございますが、子供たちに対しては食べ物の大切さや循環型社会を教える上で、大人よりももっとリアルに実感できることが大切ではないかと思います。養豚業者に飼料として渡すのも、それも命の循環と考えれば循環でございますけれども、子供たちの目には循環型がはっきり見えてこないのではないかと思います。堆肥化をして、色彩鮮やかなお花を育てたり、おいしい手づくり野菜をつくってみたりという、そういうことを目にする方が優しさや喜びとか、安心感とかを養う教育になるのではないかと思います。そこで、生ごみの処理機について学校へ設置する、生ごみ処理機で堆肥化する、その循環型に対してどのようにお考えでしょうか。 以上3点、2度目の質問をさせていただきます。 ○議長(金子正夫議員) 宮崎都市整備部長。 ◎都市整備部長(宮崎) 再質問にお答えいたします。 ご質問の昨年実施させていただいた北中沢地内の市道改良整備につきましては、農道整備事業として県の補助採択を受け、農道整備事業として整備したものでございます。しかしながら、ご質問のC400号線につきましては、同様の県補助事業としての採択が困難であり、農道整備事業としての整備はできません。そうなりますと、一般的な市道改良整備ということになるわけですが、さきにお答えしたとおり、現時点では一般的な生活道路整備はできないということでございます。そこで、他の生活道路の整備方法としてお示ししたものでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(金子正夫議員) 小林環境経済部長。 ◎環境経済部長(小林) 特産品の研究の関係についての再質問でございますが、ご質問の趣旨を踏まえまして女性の参加もできるような配慮は考えていきたいと思います。 もう一点、ごみ問題の再質問でございますが、市民の方々への出前講座のとき等、ごみ量の推移などの資料を配布させていただいておりますが、今後も市民の皆さんに減量化あるいは資源化についてお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 中村教育次長。 ◎教育次長(中村) ごみ問題のうち学校に関するご質問にお答えします。 少量の生ごみをコンポストで処理している学校もありますが、自分たちが給食で食べ残した残菜の現在の処理方法では、処理の仕方が見えず、循環型社会のサイクルをこのことで実感することは確かに難しいと思います。しかし、子供たちの学校での1日の生活の状況を考えると、残菜を生ごみ処理機で堆肥化するための時間を生み出すことは大変難しいと思います。循環型社会構造をよく理解させる必要はありますので、いろんな機会をとらえ、指導していきたいと考えております。 ○議長(金子正夫議員) 8番、唐沢アツ子議員。 ◆8番(唐沢アツ子議員) では、再々質問を1点だけいたします。 「げんきシティ日高」の事業は、市長が創生事業ということで始められました。私は今回この特産品の視点といいますのは、まず1点が健康でございます。その次が、女性の参加ということでございます。そういう点から最後に、私は市長のお考えをぜひ伺いたいと思います。 ○議長(金子正夫議員) 関市長。 ◎市長(関) 再々質問でしょうか。 ブルーベリーのことでございますけれども、私がクリ組合の組合長をしておりますときに、江南村の組合長が副会長でございまして、当時日高の方がおくれておりまして、江南村へ行きましてクリの栽培等々は研修もさせていただきました。しかしながら、そのうち本の方が上になったわけでございますけれども、そのときに、昭和60年ごろでしょうか、ブルーベリーをつくりたいということで県のご指導をいただきながらつくり始めたのでございまして、私もまだ見てございませんけれども、ぜひひとつ研究させていただきたい、そのときにはぜひ女性の参加もお願いしたいと、こう思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(金子正夫議員) 次に、5番、駒井貞夫議員。 ◆5番(駒井貞夫議員) 通告に従いまして順次質問します。 まず最初に、国際交流についてお伺いいたします。日高総合計画日高未来辞典を見ますと、「おだやかな風が吹くまち」として市民一人一人の国際理解を深め、国際交流機会の提供につとめるという一節があります。また、同じく「あつい風が吹くまち」には、日高の歴史的環境を活用したのイメージアップとなるようなまちづくりを推進とあります。これらは、市民が国際社会の一員として認識を高め、市民にとって誇りを持てるようなまちづくりを目指して、その実現に努力されるものと大きな期待をしております。今地球規模でのグローバル化が進んでいますが、21世紀は特にアジアの存在が国際的にも大きなものとなると言われています。日本にとっても、朝鮮半島を初めとした東アジア諸国との友好が大変重要になると思います。また、2002年にはサッカーワールドカップが日韓共催で行われ、会場となる埼玉スタジアム2002の竣工と相まって、韓国文化交流推進の流れも大きなものとなってきています。そんな中で、日高は歴史的に渡来文化の伝統の地でもあり、朝鮮半島とのかかわりが特に深く、今後の国際交流や文化交流のため次の2点についてお尋ねします。 まず、1点目として、今後の国際交流の取り組みについての考えをお尋ねします。 2点目としては、多くの市民が渡来文化などの歴史を認識し、今後交流をしていくために必要なパンフレットなどの資料づくりが望まれる中で、朝鮮半島ゆかりの地である当市における文化交流の取り組みについてお伺いいたします。 続きまして、スポーツ振興についてお尋ねします。我が国は今人口の急激な高齢化の進む中で、がん、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病が増加し、これに伴い介護を必要とする人々も増加しつつあります。こうした生活習慣病を防ぐには、栄養、運動、休養などの生活習慣そのものを正しくしていくしか道はないのではないでしょうか。特に中高年期に健康のために運動やスポーツを実施する人口はここ数年大いに増加しつつあるものの、国の調査によれば、運動不足は各年代で多く見られ、健康スポーツの一層の普及が望まれております。このような状況の中、本年7月10日、第59回国民体育大会弓道競技が当で開催されることが正式に決定となったことは、今後の市民スポーツの振興に大きな期待と夢を持っております。この決定を受け、では準備委員会を彩の国まごころ国体日高実行委員会として移行設立され、国体に向け準備活動が本格的になったものと多くの市民が期待しております。しかし、全国から多くの選手、観客を迎える国体を成功させるには多くの課題の解決と市民の協力が不可欠と思います。そこで、特に大きな課題である宿泊と市民の盛り上げの2点についてお尋ねします。 宿泊につきましては、さきの6月議会で11番議員の一般質問に対し、からは民泊方式で進める旨の答弁がございましたが、具体的にはどのような手法をお考えなのかお尋ねします。2点目としては、県ではこの国体を彩の国まごころ国体と位置づけ、簡素で心に残る国体を目指しております。私も当市へおいでいただいた全国の皆さんが、日高を第2のふるさととして深く心に残る会場になればと思っております。それには、迎える市民の真心と盛り上がりが必要不可欠と思いますが、残念ながら市民の盛り上がりはまだまだのようです。そこで、では今後国体開催に向け、どのような市民運動をお考えかお尋ねします。 続きまして、かわせみマラソンについてお尋ねします。かわせみマラソンは、体育協会が実施している事業ですが、市内のスポーツ事業の大きなイベントでありますので、スポーツ振興の面からお尋ねします。かわせみマラソンも25回と歴史を重ね、今や高麗郷に春を呼ぶ日高の風物詩となっております。しかし、参加者は平成9年の第21回大会の1,756人を最高に、ここ数年は減少の傾向と聞いております。また、奥武蔵駅伝は昭和27年、第1回が開催され、日本有数の駅伝となりましたが、交通事情により残念ながら第48回を最後に廃止となりました。また、参加者1万人を超える坂戸チャリティマラソンも昨年の第20回をもって中止との新聞報道を目にしました。このような他の状況を聞き、かわせみマラソンの継続も難しい面もあろうかと思いますが、その果たす役割はますます大きなものと思います。今後の市民スポーツ振興の面からも、かわせみマラソンについての考えをお尋ねします。 最後に、では今年度「げんきシティ日高」創生事業を開始しました。その一つとして、「健康」げんき事業としてペタンク大会も予定されているようですが、市民が生涯を通じて健康で豊かな生活を送るためのスポーツ振興に対するお考えをお尋ねします。 以上です。 ○議長(金子正夫議員) 大野総務部長。 ◎総務部長(大野) 国際交流についてのご質問にお答えいたします。 1点目の今後の国際交流の取り組みについてでございますが、ご承知のとおり歴史教科書問題に端を発しまして、今韓国と日本を取り巻く社会情勢が微妙な関係になっているところでございます。そのような中で、公式訪問等は全国的に中止、または延期になっている状況です。当市におきましても、9月14日から3日間の日程で友好都市であります烏山への訪問が烏山の意向によりまして状況が好転するまで見合わせることといたしました。今回の訪問の目的といたしましては、民間レベルでの交流が一層図れますよう訪問団を結成したところでございましたが、状況が好転し、交流が再開されましたら再度その方向で推進をしていきたい、このように考えております。 2点目の朝鮮半島ゆかりの地である当市における文化交流の取り組みについてでございますが、サッカーワールドカップの会場となる埼玉スタジアム2002のオープン記念イベントとして、彩の国韓国文化交流イベント、これが10月6日から8日まで開催をされます。内容でございますが、県内で韓国と友好都市を締結している4がありますが、それぞれの友好都市を紹介するコーナー、韓国物産の展示、販売コーナー等を設けることになっております。当市といたしましては、烏山の紹介や物産の展示ができるよう調整をしているところでございます。なお、市庁舎内におきましても烏山紹介コーナーを設けてありますが、今後さらに充実をさせていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(金子正夫議員) 中村教育次長。 ◎教育次長(中村) 国体に関するご質問にお答えします。 まず、1点目の民泊をどのような手法で実施するかというご質問でございますが、さきの議会でもお答えいたしましたが、当市では営業の宿泊施設が少ないことから公共施設の転用も視野に入れた民泊方式を考えております。民泊方式にもいろいろな方式がございまして、宿泊、食事、入浴などすべてを民泊家庭で行う完全民泊、食事を集会所などで共同調理するなどの共同民泊、宿泊、食事、入浴などをそれぞれの家庭で分担する分担民泊などがございます。これらを現在実行委員会の下部組織である宿泊衛生専門委員会で真心のこもった日高らしいおもてなしを基本とした宿泊方式を検討していただいております。今後市民の方々のご意見と協議を重ね、具体化してまいりたいと考えております。先般先進視察の富山県の大島町では、共同民泊で実施しております。また、本年宮城国体では28の会場地で民泊が実施されますが、このうち完全民泊が5市町村と聞いております。 2点目の市民の盛り上がり、市民の運動をどのように進めているのかということでございますが、ご案内のとおり、多くの市民の皆様の協力がなければ、大会の成功はないものと考えます。この点についても市民運動専門委員会で検討しております。現段階での市民への啓発でございますが、横断幕、懸垂幕の設置、啓発うちわの配布、ポスターの掲示、広報紙への掲載など実施しております。また、市民まつりで国体コーナーを設け、啓発の推進を図ってまいりたいと考えております。 次に、日高かわせみマラソン大会について申し上げます。当大会はご質問のとおり、体育協会が実施しておりますが、歴史をたどりますと去る昭和52年町民ロードレース大会として始まり、昭和62年から日高かわせみマラソンとして開催されております。現在25回を重ね、市内外から1,300名ほどの参加がございます。ご指摘のようにこのようなマラソン大会の開催に当たりましては、道路使用許可の問題、また類似の大会との競合など取り巻く環境が年々厳しくなっているのが現状でございます。交通状況の変化に対応するため関係機関と協議しながら、コースを変更、また参加者の実態に即した種目・部門の設定を行うなど、適宜開催内容を見直しながら回を重ねているところでございます。といたしましても、今後とも体育協会と連携を密にし、日高を代表するイベントに成長いたしました当大会に支援してまいる所存でございます。 最後に、スポーツ振興について申し上げます。スポーツ、レクリエーションの果たす役割は年々重要となってきております。市民一人一人が気楽にスポーツに楽しめる環境を目指し、県民総合体育大会を初めとするスポーツ大会や各種教室を開催し、またスポーツ、レクリエーション関係団体への支援を行うなどスポーツ振興事業を進めております。現在ペタンク普及を図っておりますが、これは子供から高齢者まで気楽に楽しめる種目という観点から導入したものでございます。また、平成16年の国民体育大会弓道競技の開催に向け、市民の盛り上がりの一助とし、弓道競技に理解を持っていただくよう、弓道及び四半的弓道の普及を進めております。今後も市民のスポーツニーズを的確にとらえ、各スポーツ団体と連携を密にし、また来春供用開始いたします(仮称)日高総合文化体育館を大いに活用しながらスポーツの振興を図ってまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(金子正夫議員) 5番、駒井貞夫議員。 ◆5番(駒井貞夫議員) 以上で質問を終わります。   …………………………………………………………………………………………… △会議中における一時不在議員  14番 吉 本 新 司(午後2時20分)   …………………………………………………………………………………………… △会議中における再出席議員  14番 吉 本 新 司(午後2時23分)   …………………………………………………………………………………………… △次会日程の報告 ○議長(金子正夫議員) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。これにご異議ありませんか。 (異議なし) ○議長(金子正夫議員) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 次会の日程について報告いたします。 次会は13日午前10時から会議を開きます。議事日程といたしましては、本日に引き続き一般質問を行う予定といたしております。   …………………………………………………………………………………………… △延会の宣告(午後2時34分) ○議長(金子正夫議員) これで本日の会議を閉じて延会いたします。 ご苦労さまでした。...