幸手市議会 > 2018-09-04 >
09月04日-02号

  • "小林順一議員"(/)
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  1. 幸手市議会 2018-09-04
    09月04日-02号


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    平成30年 第3回 定例会(9月)          平成30年第3回幸手市議会定例会 第2日平成30年9月4日(火曜日)午前10時開議 議事日程(第2号)   開議   議事日程の報告第1 一般質問     3番  小林啓子議員     5番  本田謡子議員     7番  宮杉勝男議員     6番  松田雅代議員   延会午前10時01分開議 出席議員(14名)     2番  大山重隆議員      3番  小林啓子議員     4番  小河原浩和議員     5番  本田謡子議員     6番  松田雅代議員      7番  宮杉勝男議員     8番  木村治夫議員      9番  小林順一議員    10番  中村孝子議員     11番  藤沼 貢議員    12番  青木 章議員     13番  手島幸成議員    14番  武藤壽男議員     15番  大平泰二議員 欠席議員(なし) 欠員(1名) 説明のための出席者    市長      渡辺邦夫   副市長     成田 博    総合政策部長  関根雅之   総務部長    木村卓朗    市民生活部長  関根一勝   健康福祉部長  金子光夫    建設経済部長  戸塚富士夫  水道部長    秋場 誠    教育長     山西 実   教育部長    小森谷 進    監査委員事務局長選挙管理委員会書記長            小池武久 事務局職員出席者    事務局長    小川伸朗   次長      脇谷道夫    主幹      小野寺 学 △開議の宣告                       (午前10時01分) ○議長(藤沼貢議員) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(藤沼貢議員) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(藤沼貢議員) 日程第1、一般質問について。 これより市政に対する一般質問を行います。 質問は通告の順に、通告の範囲でお願いいたします。 また、1回目の質問は項目別一括質問、一括答弁となりますが、再質問からは一問一答方式になります。 質問者及び答弁者におかれましては、簡潔明瞭なる発言をなされるようお願いをいたします。 なお、質問者の質問時間は45分となります。 それでは、3番、小林啓子議員の発言を許可いたします。 1項目め、幸手市デマンド交通について、なお、質問席にてお願いをいたします。 3番、小林啓子議員。    〔3番 小林啓子議員 質問席〕 ◆3番(小林啓子議員) 皆様、おはようございます。3番、小林啓子です。 一般質問を始める前に、幸手市は埼玉県の平成30年度健康長寿優秀市町村表彰において優秀賞を受賞されました。市民にとりましては大変に喜ばしいことです。今後も、市民のための健康増進に向けて一層の取り組みをお願いいたします。 それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、順次質問をさせていただきます。 1項目めの幸手市デマンド交通についてお伺いいたします。 幸手市デマンド交通は、2015年、平成27年5月の「広報さって」に周知され、10月より運行開始されました。そして、翌年の10月の幸手市市制施行30周年記念式典では、車両に小・中学生から選ばれましたデザインで、愛称「さっちゃん号」が展示されました。幸手市では、高齢者を中心とした市民の日常生活を支えるための公共交通の方法として行っております。利用者は事前に利用登録が必要で、利用者の予約を受けて運行をしています。運行当初は、自宅付近から乗りおりができ助かるとの市民の皆様よりお声をいただくことができました。しかしながら、時が経過するとともに、予約がとれなく目的地に行けない、不便であるなどの声が市民の皆様より多くいただくようになり、何とかしてほしいとのご意見をいただきました。 そこで、今回、一般質問をさせていただきます。 まず、1つ目として、現在の利用登録者数をお伺いいたします。 2つ目として、日別・月別利用者数をお伺いいたします。 3つ目として、曜日別利用者数をお伺いいたします。 4つ目として、目的別利用状況をお伺いいたします。 5つ目として、契約期間満了年月日についてお伺いいたします。 6つ目として、デマンド交通運行以来、先ほども申し上げましたように、利用者からは予約がとりづらいとの声を聞いてきました。これを踏まえて、見直しをしたことがあればお伺いいたします。 7つ目として、高齢者運転免許証の自主返納者については、白岡市等では地域公共交通回数券を発行しております。このことについては、昨年の3月議会でも一般質問で提案をさせていただきましたが、その後の進捗状況をお伺いいたします。 8つ目として、市長は、現在のデマンド交通システムを踏まえて、今後どのように幸手市民のために運行をしていくことが望ましいのかをお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、1項目めの幸手市デマンド交通について順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目の現在の幸手市デマンド交通利用登録者数については、平成30年7月末現在で3,877人が登録されております。 次に、2点目の幸手市デマンド交通における日別・月別利用者数についてですが、日別・月別ということで、日別については1日当たりの平均でお答えさせていただきたいと存じます。 平成30年4月から7月末における日別利用者数は、平均で1日30.5人です。 また、月別利用者数については、4月が722人、5月が687人、6月が818人、7月が793人でございまして、1カ月当たりの平均は755人となっております。 次に、3点目の曜日別利用者数についてご答弁申し上げます。 こちらについては、平成29年4月から平成30年7月までの16カ月間の累計利用者1万1,601人の利用状況をもとにお答えさせていただきます。 まず、曜日別の平均利用者数は、月曜日が28.3人、火曜日が27.4人、水曜日が30.9人、木曜日が33.4人、金曜日が29.9人、土曜日が27.6人となっております。 また、曜日別の利用者数の割合といたしましては、月曜日が1,753人で全体の15.1%、火曜日が1,890人で16.3%、水曜日が2,042人で17.6%、木曜日が2,207人で19.0%、金曜日が1,913人で16.5%、土曜日が1,796人で15.5%となっております。 次に、4点目の目的別利用状況についてですが、直近の平成30年7月、この1カ月間の目的地別利用データによりますと、特に利用が多い目的地が3つございます。1つ目は病院でございまして、全体の44.5%です。2つ目はウェルス幸手、市役所、公民館などの公共施設で、全体の約17.9%、3つ目は老人福祉センター有料老人ホームなどの老人福祉施設となっておりまして、全体の約13%となっております。 次に、5点目のデマンド交通の契約期間満了についてですが、市民生活の足となる公共交通手段といたしまして、平成27年10月よりデマンド交通の試行運行を開始したところです。契約期間がこれによりまして平成27年10月からの5年間となっておりますので、満了日については平成32年9月です。 次に、6点目のデマンド交通運行以来、利用者からは予約がとりづらいとの声を聞いてきたということで、これを踏まえての見直しをしたことがあればというご質問ですが、デマンド交通については、議員ご指摘のとおり、利用者のアンケートで寄せられたご意見などからも、予約がとりづらい状況であることは承知しているところです。この原因といたしましては、病院への通院など、登録者の利用したい時間が重なり、同じ時間帯に集中するため予約できない、予約がとりづらいということがあると考えております。 このため、デマンド交通の見直しといたしましては、限られた便数の中で効率的な運行を行うため、1便ごとに運行を区切るのではなく、予約が入れば次の便へと継続して運行できるよう、時間をまたいだ予約、運行ができるよう、システムの変更をこの平成30年4月よりしたところです。 また、もう一つの見直しとしましては、乗り合い率を高めるため、この平成30年8月からになりますが、乗車・降車にかかる時間をシステム上短く設定する、この設定変更を行っているところです。この乗車・降車の時間を短くしたことによる検証はこれからですが、時間をまたいで運行する設定変更を行ったことにより、平成30年7月末までの平成30年度の乗り合い率は1.76人となっておりまして、平成29年度の平均乗り合い率である1.62人と比べまして、少しずつではございますが、効率が高まってきていると思っているところです。また、このように1便ごとの利用できる人数を増やすことで、より予約のとりづらさの解消を図っていけるものと考えているところです。 次に、7点目の運転免許証を自主返納された高齢者に対する支援については、この件については以前ご提案をいただき、当市においても支援策の実施に向けて現在検討を行っております。検討している内容といたしましては、自主返納された高齢者の方にタクシーチケットを交付させていただくこととし、来年1月から実施したいと考えているところです。 私からは以上です。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 私のほうは、8点目の現在のデマンド交通システムを踏まえて今後どのように幸手市民のために運行していくことが望ましいのかということについて、私からご答弁申し上げます。 デマンド交通システムについては、増加する高齢者を中心とした市民の日常生活を支えるための足となるように運行を始めたものでございますことから、できるだけ多くの市民の皆様に利用できるようにしていくことは望ましい形であるとは考えております。来年の3月には駅西口が開設され、人の流れも変わっていくことが想定されますことから、利用者全体のご意見を伺いつつ、利便性と効率性を高めるための見直しを図ることで、より利用しやすいデマンド交通システムとしていきたいと考えてございますので、よろしくお願いしたいと思っています。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 今月、9月号の「広報さって」の情報広場のコーナーでは、デマンド交通のご利用の内容が周知されており、担当課では努力をされていることが分かります。 そこで、先ほど市民生活部長より、1つ目から4つ目まで数字をそれぞれに各項目で出していただきました。そこの部分でお伺いいたします。 現在の利用登録者数で、先ほど3,877人と答弁をいただきました。そうしますと、私のほうで去年の3月の定例の一般質問で、平成29年1月で3,457人とお答えいただいています。そうしますと、420人が新たに利用登録者数になっていらっしゃるようです。この中で、60代、70代、80代、90代、この数字というのはお分かりになりますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、ご答弁申し上げます。 まず、60代の方、これは7月31日現在の登録者数になりますが、60代の方にあっては525名、70代の方にあっては1,230名、80代の方が978名、90代以上の方が116名という数字になってございます。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、年齢を追うごとに数字が高くなっているということは、当然、90歳になられてもお元気で、自分の足でデマンド交通をご利用していただけるということは本当に必要なのかなと、改めてこの数字を伺いまして思いました。 そこで、また曜日別、月別もそうですが、曜日別利用者数を伺いますと、以前は金曜日、金曜日が現在も数字的には……。水曜日と木曜日、金曜日、一番最初は金曜日が一番多かったように思うんですが、結局デマンドを動かしてから、金曜日がとりづらいということで、水曜日とか木曜日に分散をされるような形になったんでしょうか。そのあたりお聞きしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについては、この施設が開館しているからということではなく、確かに木曜日に定期的なご利用をいただく方が複数いらっしゃいますと、木曜日の利用率がどうしても高くなるということですので、確かに議員ご指摘のとおり、例えば通院を木曜日にして定期的に通うという方、もしくは老人福祉センターなどに定期的にその曜日にご利用いただく方が増えたことが要因かと思っております。
    ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 先ほど、契約が5年間です。そうなりますと、当然すぐ何かを変えていくと、見直しをといっても、本当に今、市民生活部長はできる範囲で見直しをしていただいているということがよく分かります。そうすると、結局、乗降の設定も少しずつ変わってきている。要は、平成29年が1.6人に対して7月からは1.76人と、微力ではありますが、いいほうへは当然見直しをしてくださったことで変わってきているのかなとは思います。 それで、幸手市の高齢者の自主返納者については、2015年以降の年別の数字が分かりましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについて、自主返納された方の年別のということですので、実は警察のほうで歴年で、年度ではなく歴年でとっておりますので、その数値で申し上げます。 平成27年の返納者、こちらについては109名になっております。平成28年、173名、平成29年、194名の方が自主返納されていると伺っております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そのことからも、この数字をいただきましたが、当然、年代ごとに人数の数は多くなっております。この部分も踏まえましてですが、今、後半期、あえて私は言わせていただきますが、市民生活部長がお答えいただいた5つ目の5年契約であることから、運行期間をあえて前半・後半期と私は言わせていただきますが、当然、現在は後半期に入っております。この1つから4つ目の数字の状況を踏まえまして、担当課では調査、研究は進まれているのか、進んでいるのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在運行している中で、市民の方、ご利用者の方からアンケートをとらせていただきながら、ご質問にもありました予約のとりづらいといった点や、乗降、下車の際にちょっと不便等を感じるというご意見等もありますので、そられについていかにして改善できるか、内部で検討しているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 先ほどの目的別のところですが、結局、私が以前に乗降数をお聞きしたときにも、病院が1番、2番目が老人福祉施設、有料老人ホームで、3番目がウェルス幸手及び公共施設と前回はなっていましたが、今回、市民生活部長の答弁ですと、1番は圧倒的に病院、2番、3番が、今回は3番であったウェルス幸手や公共施設が2番目になって、3番目が老人福祉、有料老人ホームという形になっております。 ここで、調査、研究は今、部長はされていると言っていただきましたが、病院のパーセントが前回が42.8%から今回44.5%に上がっている。ここは当然、幸手市の市民の高齢者の皆様がデマンドを利用する目的というのは病院が多い。そうすると、今、健康福祉部長がおっしゃったように、病院が結局皆さん重なっていると、当然ほかの用事で行きたくても、病院のほうに流れますので、病院全体で結局デマンドでいっぱいになってしまうのかなという部分があります。 そうしますと、今後、当然調査、研究して、私もいろいろ調査させていただいていますが、この病院というのは独自で、幸手市の場合は官民協働ということでいろんな事業もしてきておりますが、このあたりってバス独自、病院独自の、要は今、市内循環バスがなくなって廃止されて、今デマンド交通のバスなんですが、これを病院独自の定期的なバスというか、方法はいろいろあるかもしれませんが、そこを重点的に今後考える必要もあるのではないかと思いますが、この点はどうでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) ご質問にありますとおり、デマンドバスの利用は圧倒的に病院への通院が目的と捉えているところです。しかしながら、各病院への送迎については、個々の医療機関のご判断することとなろうかと思いますので、デマンドをご利用していただく場合はということでの調査、検討になって、また病院独自の運行等々については各医療機関のご判断に任せたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) それでは、ここのあたりを、再質問ですので市長にお伺いしたいと思います。 この部分というのは、これは官民という部分で逆に市から、それぞれ病院の部分というのはどのように、何かここをもうちょっと、このあたりを解決しないとデマンドも動きづらいんじゃないか。これから契約、あと2年ちょっとありますが、もう後半に来ているわけですが、このあたりというのはどんなふうに考えられますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 小林啓子議員が、これだけ病院の利用者が多いので、病院に対しての循環のようなデマンドというご意見ですが、その辺、医師会等といろいろ相談しながら、また地域公共交通会議等でもこれでまたいろいろお話ししながら、この辺は考えていきたいとは思っております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) ありがとうございます。 このあたりが一番すごく一つのポイントにもなるのかなと思いますので、公共交通会議があったときには、ぜひこのお声も入れていただいて、検討していただければなと思っております。 それから、先ほど自主返納者に対して、昨年、私が一般質問でさせていただきました。この部分についての、もう少し詳しいお話をお伺いしたいと思いますが、タクシーチケットでよろしいんですか、それの部分というのは、分かる範囲で、今検討されていることでお答えしていただければと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについては、現在、市内の事業者さんもおりますので、まだ検討といいますか、協議させていただいている段階ですので、決定事項ではございませんが、市のほうでは、タクシーの初乗りに相当するようなチケットを複数枚、自主返納された方に差し上げたいと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 申しわけございません。 枚数については、一応、今10枚のタクシーチケットを差し上げる予定で検討しているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 確認を込めまして質問させていただきます。 平成27年から平成29年までの自主返納者に対しての数字をいただいたわけで、年々増えているのは、高齢化の部分もありまして分かるところなんですが、自主返納者というこの数字というのは、数年前に道路交通法改正になって、運転履歴証明書というものが返納後に、そのお一人お一人交付申請をすることによって、当然、手数料もかかりますが、運転履歴証明書が発行されていると思います。その中で、要は自主返納をされた方全てなのか、運転履歴証明書を発行していただいた方なのか、その部分がどうなのか教えていただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについては、今ご質問にありましたとおり、ご自分で申請していただい方に経歴書が発行されるわけですが、一応、私どもも確認をする証明書類ということでは、この経歴書を取得された方を対象にしたいと現在考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、今、健康福祉部長が答弁していただくことを踏まえますと、今、皆さん運転されている方は当然、運転免許証を携帯して、それで運転されています。そうすると、当然いろんな身分証明をするときに本当に運転免許証がすぐ出せる、運転を特にされている方は、私もそうですが。そうすると、当然、運転免許証にかわって身分証明ということで、運転経歴証明書というものがご自分の身分証明になるということで、身分証明が欲しい方はこれを多分ご自分でお願いして、それでつくっていただくようになると思うんですね。そうすると、そういう全てではなくて、市としてみると、行政としてみると、運転履歴証明書がないと、自主返納しても、この回数券というのはいただけないという、そういう理解でよろしいわけですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについては、今ご質問にありましたとおり、運転経歴書、身分証明書のかわりにもなりますが、これは埼玉県の事業になりますが、シルバー・サポーター制度というものがございまして、それを提示していただくことで県内のデパートでの割引があったりということで、多方面に有益なものですので、ぜひともこちらを取得していただきながら、私どもはそれを確認の書類とさせていただきたいと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、今答弁していただきましたので、この部分は当然、今後見直しをしていく中で、しっかりとこの部分というのは市民の皆様が分かるように周知をしっかりしていただきたいと思っております。 今度、先ほど市長から答弁いただきました。いよいよ来年3月下旬に、幸手駅西口が開設になります。先月の8月27日に、幸手駅橋上化及び自由通路整備事業に関する現場視察をさせていただいて、工事の進捗状況をお聞きしたところです。 そこで、デマンド交通運行についてですが、西口ロータリーでの駐車場は今後どのようにお考えなのかをお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) それでは、再質問に答弁させていただきます。 来年の3月の駅西口開設に伴いまして、人の流れも変わってくることが想定されることから、公共交通についても変わってくる部分があると考えております。現在、久喜市内を走っているバス路線を駅西口まで延伸していただくよう、朝日自動車株式会社と協議を今進めているとともに、タクシーについても、市内のタクシー事業者と幸手駅西口ロータリーへの乗り入れについて協議を今進めているところでもございます。このことにあわせまして、デマンド交通システムについても、地域公共交通会議でご意見を伺いながら、よりよい公共システムとなるように見直しを図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 今、市長から前向きなご答弁をいただきました。 この部分ですが、当然これから協議をしていくわけですが、実際、来年の3月に、ここの西口駅前広場、西口停車場線、区画道路9-1号線、このアクセス道路は一部暫定整備となりますとなっておりますが、来年の西口開設とともに、当然もうデマンドが運行される前後で、私は市民の方から、久喜市の方面へ、久喜市の病院とか久喜市の駅のほうにぜひデマンドを走らせてほしいというお声を何人かからいただきました。 しかしながら、これは、デマンドは幸手市で動かしている財政にもかかわってくる幸手市のものなので、それは今厳しいんですというお答えを何人の方かにお答えをさせていただいたところですが、しかしながら駅ができて西口の開設が3月下旬になるとなると、これはもう夢の話ではなく、デマンドが直に久喜市に入っていかないまでも、要は皆さんが久喜市をご利用、久喜駅とか久喜市の病院にご利用になるためには、この駅の西口ロータリーからデマンドまで行って、そして今、市長が答弁していただいた朝日バスとか民間タクシーで動きが出るとなると、これはもう夢の話ではなくなってきております。 その中で、とはいっても、来年3月には開通します。しかしながら、市長、このバスとかタクシーというのは来年の3月までにはどうなんですか、お伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 3月にそのバス路線とかタクシーとか乗り入れできるのかということですが、申しわけない、3月には間に合わないという状態です。順次、その辺は協議しながら進めていきたいと思っています。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、無理です、今。そうしますと、当面何かできることがあるのではないか。当然、3月下旬の西口開設、そして私もこの西口の開設のほうを見せていただきましたが、停車場線がずっと今、区画道路が9-1号線が拡幅して、今、工事をされております。そして、今度、西口停車場線がずっと葛西用水路のほうに向かっていきます。そうすると、その葛西用水路に向かっていくその広い道路というのは、これは予定としてはいつできる予定でしたか。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) お待たせしてすみません。来年度中には一応予定しております。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 発言ありますか、副市長、市長。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) すみません。弁天橋ってありますよね。そこまでは来年度中に行けるようにします。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、弁天橋、えっ、デマンドバスがじゃなくですよね。民間バスが弁天橋まで……    〔発言する人あり〕 ◆3番(小林啓子議員) ああ、道路、すみません。道路が弁天橋まで開通する、行くということ。そうしますと、その弁天橋から久喜市の方面に行けるというバス停というのは何かあるのかどうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在、久喜駅から、またこちらから久喜駅に向かう路線バスといたしまして、バス停が久喜新道の久喜市に入ってすぐのところ、また並びに弁天橋付近にももう1カ所ございます。こちらにアクセスできるようなデマンドバスの停留所の新たな新設、当然西口もできますので、西口にもバス停の新設などもできればということで、今後検討して、公共交通会議に諮っていきたいと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、今、市民生活部長が答弁していただいた内容ですと、久喜新道をずっと行って、あそこ幸橋ですよね。幸橋を渡ると、もう久喜市なので、久喜市のそばには停留所があります。確認です。それで、幸手市のほうはこっちの幸橋のところまで、今、市民生活部長が答弁していただいたようにバス停を設けると。そうすると、もうそこを渡れば、そのまま続けてバスに乗って久喜市方面に行かれるということですね。そうすると、その部分と、それから今、市長が答弁していただきました民間バスは今後ですが、それは両方兼ね備えていくということでよろしいんですか。それか、当面というか、当面の部分なのか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在、朝日バスのほうと協議をさせていただいて、乗り入れをお願いしているところですが、それまでの間はそういったご利用方法をしていただくという形でございまして、久喜市からのバスが西口まで乗り入れた場合には、また西口のバス停で乗りかえていただくということも、デマンドバスの停留所ですね、乗りかえていただくということで、現時点では、あくまで西口まで路線バスが通るまでの暫定的な措置ということで考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) ちょうど折しも、平成32年ということはもうないですが、2020年の夏にはオリンピックが行われます。その秋にデマンド交通が変わるわけですよね。そうすると、2020年の夏までに、市長が今、民間バスと協議をしていくというお話ですが、このオリンピック、ベナン共和国とそういう協定とか結ばれて動きも出てくると思うんですが、2020年の夏のごろまでには、この動きって、民間バスというのはどうなんでしょうか。できることであればやっていただければ、皆さんの動きも直行してJRを使って動くこともすごく便利だなと思うんですが、そのあたりは市長、どうなんでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) どのものがどうなんだということがまず前提になりますので、1点、私のほうから…… ○議長(藤沼貢議員) マイク、特設のマイクがあるの。使ってください。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) まず、西口の駅前広場に関しましては、民間バス1台分のまず停車スペースを確保してございます。それと、今のバスの運行で朝日バスとの協議の中で今いろいろ問題になっているのは、現況の県道幸手・久喜線が、県道が幸手市に入ってからちょっと狭いということで、今のところ朝日バスのほうはなかなか難しいというお話が出ていますので、今、先ほど市長からお話、ご答弁申し上げましたように、私どもでは西口停車場線を今後極力整備しまして、西口停車場線を杉戸幸手栗橋線と合流地点までまず整備すると。それから、杉戸幸手栗橋線を左に折れて弁天橋という経路になりますので、まずその整備を行わせていただくというのが前提になります。 ただ、今後3年、調節池の整備も早急にやらなくちゃいけないということで、ですから調節池の整備とあわせて西口停車場線を延伸していくというのを続けるわけなんですが、その中で、もし可能であれば、今の仮設道路、または仮設道路じゃなくて既存路線を若干拡幅するような状況の中で、県道幸手・久喜線を通らないでどうでしょうかというご相談は東武のほうとさせていただこうと思っています。 ただ、相手方がありますので、ああ、朝日バスですね。朝日バスとさせていただきますが、今のところ基本は、久喜線はなるべく通したくないというお話ですので、今後そういった調整をさせていただくと。ただ、西口停車場線については鋭意重点的にやらせていただくということで考えていますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今、建設経済部長のほうから道路の形態についてご答弁させていただいたところですが、先ほど市長のほうからもありましたように、3月までが難しいのは道路のところが一番のネックということになってございますので、これらとあわせまして路線の見直しをしていただくよう強く要望して、働きかけていきたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、今、現実的なのは、幸橋のほうへデマンドバスのバス停を設けて、そして幸橋を渡っていただいて、そして乗りかえていただいて久喜市のほうへ行っていただくと、いわゆるそういうのが一番だと思うんですが、そうすると市民が安心・安全のために、自由通路ができました、東から西に行きます、そうしたときにどういうルートで皆さん安心・安全のために、バス停まで何分かかって、どのような経路で行くのがいいのでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今、西口のほうの停留所ということも想定はしてございますが、幸橋のところに今現在、停留所がございません。そこにも新たに新設をして、そこの幸橋までバスで行っていただくと、そこから橋を渡る区間だけ徒歩で渡っていただくというのが一番現実的なのかなとは考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 分かりました。 とりあえずどっちにしても、もうデマンドバスを本当に皆さんがとりづらいではなくて、動きがすごく出るような、そういう部分の中でのデマンドバス、久喜市に行きますようにしても、この部分はすごく考えていかなくてはいけないという、そういう部分だと思います。一日も早く路線、民間バスも、それからこのデマンドバスの使い勝手も運行の状況も、少しでも早く皆さんの安心・安全のためには動いていただければなと思います。 最後に、市民の皆様の健康長寿、安心・安全、無事故は、もう本当に行政に携わる幸手市の最高責任者の使命と責任であると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 そして、幸手市として、市民の皆様が安心して日常生活を支えるための公共交通の運行ができることをご期待しての項目を終了させていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 高齢者の方が安心、そして安全な街づくりということで、まず高齢者に対しての足の件ですが、足とアクセス道路なんですが、先ほど最初に私、答弁申し上げましたように、一人でも多くの高齢者の方が利用しやすいように、そしてまた、かといえ民間を圧迫するようなことも、再三申し上げましたように、そこには入れない部分がございますので、公共交通機関との協議の中で、高齢者の方が使いやすい、そして安全な生活ができるようなことをどんどん進めてまいりたいと、考えていきたいと思っておりますので、何かご意見等ございましたらどんどんお申し出くださればと思っていますので、よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) 2項目めに入ります。 2項目めの軽度外傷性脳損傷(MTBI)について発言を許可いたします。 3番、小林啓子議員。    〔3番 小林啓子議員 質問席〕 ◆3番(小林啓子議員) それでは、次に2項目めの軽度外傷性脳損傷、別名MTBIについてお伺いいたします。 軽度外傷性脳損傷は、交通事故や転倒などの外傷で頭を直接打ったり、特に乳幼児に対して頭を強く揺さぶることで、脳に衝撃が伝わり、脳損傷が起こることがあるとされています。WHO(世界保健機関)の定義では、30分以内の意識喪失、24時間未満の外傷後健忘を示す脳損傷はMTBIと呼ばれています。MTBIの主な症状は、持続する頭痛、目のかすみ、集中力の低下などが上げられます。そして、MTBIの中には重症な経過をたどる例があるとされています。 そこで、1つ目として、幸手市として現在、MTBIについて市民の皆様にどのような周知をしているのかをお伺いいたします。 2つ目として、MTBIを理解することで、予防効果が見込まれると考えます。今後、子育て支援センターを初め、市内全小・中学校にチラシを配布し、保護者にも理解してもらうことが予防対策に効果的と考えます。また、幸手市広報紙やホームページ等にも掲載して、意識啓発に取り組んでいくことが大事であると考えます。幸手市としてのお考えをお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) それでは、1項目めの幸手市として現在、軽度外傷性脳損傷(MTBI)について市民にどのように周知しているのかについてご答弁申し上げます。 軽度外傷性脳損傷(MTBI)については、高次脳機能障がいが主な症状の一つと言われております。改めて、このことについての周知を実施していないのが現状です。しかし、乳幼児の揺さぶりが主な原因の一つに上げられておりますので、妊婦とその夫を対象とするパパママ教室やこんにちは赤ちゃん訪問事業の機会を捉え、乳幼児を強く揺さぶることのないよう、保護者への指導を行っているところです。 続きまして、2点目の意識啓発の取り組みについての幸手市としての考えをご答弁申し上げます。 軽度外傷性脳損傷(MTBI)は、記憶力や理解力、注意力の低下などの高次脳機能障がいや意識障がいなどの症状があり、MRIなどの画像検査では異常が見つかりにくく、さらにご本人やご家族、周囲の人がこの病態を知らないため誤解が生じ、職場や学校において理解されず、悩み苦しんでいると言われております。そのために、軽度外傷性脳損傷(MTBI)についての社会的理解が高まれば、早期受診や治療につながるほか、ご本人にとりましても周囲からの理解や支援が得られやすくなるということでして、病気に対する不安や心配の軽減が期待できると考えられます。 このようなことから、本市といたしましては、軽度外傷性脳損傷(MTBI)に関する原因や症状、予防などについて、今後は広報紙やホームページに掲載するなど、市民への周知、啓発を行ってまいります。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) それでは、質問させていただきます。 ウェルス幸手、また本庁舎のほうもそうですが、このことの内容において、ウェルス幸手の総合窓口とか、個々にでも赤ちゃんの家庭訪問とか保健師が行かれると思うんですが、そういう中で、こここの数年、MTBIのことでご相談に来られた乳幼児を初めとする市民の方はおられたのでしょうか。そのあたりをお聞きしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 平成29年度で申し上げたいと思いますが、この軽度外傷性脳損傷の相談については、社会福祉課、あとは健康増進課が窓口ということになりますが、相談件数についてはございませんでした。 なお、埼玉県の総合リハビリテーションセンター内にあります高次脳機能障害者支援センターによりますと、平成29年度の新規相談495件あったそうですが、その中で軽度外傷性脳損傷に関する相談は2件あったということです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 私は、この項目をなぜ取り上げたかといいますと、最近すごく報道で乳幼児の虐待という部分が、結構痛ましい報道が多くされています。今、部長からは、数字的には幸手市はない、埼玉県は2件といっても、結局これは表に出てきてしっかりと相談に来られている場合ももちろんありますし、逆に、なくて、何か分からないところでいろんなことが起きている可能性もあると思うんです。 そのことからして、市のホームページや、それから学校関係にしていくことによって、あ、自分が実際に子どもに対してやっていること、これはもう乳幼児に対してですが、そういう部分が本当に、これを周知したことによって一考、とどめるというか、やらないでと、ああ、そういうことをすれば、ああ、こういうことになってしまうんだということを周知していくということがすごく大事だということで、今回質問をさせていただいたわけです。 また、交通事故とか、あとスポーツの外傷とか、そういう外傷的なものからも、この脳損傷というのはあると聞いておりますので、これはまずはホームページや、あといろいろ市民の皆様に「広報さって」とか、そういう部分でどんどんこれは知ら示していただいて、こういうことがある、だから気をつけてほしいということをぜひ担当のほうでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、3番、小林啓子議員の一般質問を終わります。 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩をいたします。 △休憩 午前10時56分 △再開 午前11時07分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き会議を進めます。 次に、5番、本田謡子議員の発言を許可いたします。 なお、資料の配付が求められていますので、これを許可し、皆様のお手元に配付してございます。 1項目めの子どもたちの安全対策について、なお、質問席にてお願いをいたします。 5番、本田謡子議員。    〔5番 本田謡子議員 質問席〕 ◆5番(本田謡子議員) 皆様、こんにちは。5番、本田謡子です。 それでは、質問順に質問をさせていただきます。 1番、子どもたちの安全対策について。 以前、議会開会前に不審者の報告があり、それに対応しているとの旨を伺ったことがございます。 そこで、(1)防犯の観点より、緊急時の情報共有の体制はできているのかお伺いいたします。 また、子どもたちの環境は目まぐるしく変わる中、使い方によってはとても便利なスマホではありますが、LINEなどでいじめが始まったりすると、子どもたちを悩ませ、ゲームによる依存などで、家庭学習や、そして子どもたちの脳にも影響があらわれ始めました。私自身も前回の私の広報紙で、市民の皆様に「緊急、幸手っ子をスマホから守りたい」という記事を書かせていただき、お知らせいたしました。 そこで、(2)スマホなどにより、発達段階の子どもたちの脳に障がいが出ているようだが、このことに対する市としての現在とこれからの対策についてお伺いいたします。 さて、幸手市は子育て日本一を掲げた市でもあります。そこには子どもを取り巻く周りの大人、ひいては市民全体が子どもたちの健やかな成長を温かく見守る姿が見えてきます。 だからこそ、(3)子どもたちの安全を考えると、子育て市民会議の設立が必要と考えるが、市としての意見をお伺いいたします。お願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、1項目めの子どもたちの安全対策についてのうち、1点目の防犯の観点より、緊急時の情報共有の体制はできているかについてご答弁申し上げます。 市内や近隣自治体において、犯罪が発生した場合や不審者の目撃情報が報告された場合など緊急時においては、幸手警察署はもとより、すぐさま事案に応じて、教育部初め、庁内の関係する部署を招集し、情報共有を図るとともに、青パトによりますパトロール強化など、それぞれ対応を協議、実施しているところです。 また、それらの情報は、市内各小・中学校を初め、私立幼稚園や幸手桜高校などに対しましても提供させていただき、子どもや保護者等にも注意喚起を行うなど、情報の共有を図っているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 本田謡子議員のご質問の2点目のスマホなどにより発達段階の子どもたちの脳に弊害が出ているようだが、このことに対する市としての現在とこれからの対策についてご答弁申し上げます。 本田謡子議員ご指摘のとおり、スマホの使用過多による子どもたちへの脳への悪影響は大変懸念されております。SNSやゲームなど、子どもたちにとってスマホは大変身近なものですが、平成30年6月18日に、WHOがゲーム依存症は精神疾患であると認定をしたところです。本市においても、埼玉県学力・学習状況調査において、児童・生徒のスマホの使用時間は、学年が上がるごとに増加していることが分かりました。特に中学校2年生になりますと、平日にインターネットやSNSを5人に1人が3時間以上利用しているということが明らかになり、子どもたちにとって極めて重要な課題であると捉えております。 本市教育委員会では、これまでにスマホの悪影響の対策として、児童・生徒への啓発と保護者の理解及び協力が得られるよう、詰めてまいったところです。 主な取り組みについて5点申し上げます。 1点目として、幸手市教育委員会、小・中学校長会、PTA連合会、青少年育成推進会議、そして市内各中学校生徒会に呼びかけ、携帯電話、スマートフォン利用のリーフレットを協働で作成し、配布をしたところです。 2点目に、学校におけるノーメディアデー、ノーメディアタイムの取り組みを推進してまいりました。今年の6月には、小・中学生がおります全家庭に対しまして「幸手・学びのススメ10か条」を配布しましたが、その10カ条の項目の一つとして、これを設定し、児童・生徒への啓発と保護者への協力を呼びかけてまいりました。 3点目に、学校全体で取り組めるよう、教職員研修の実施を呼びかけてまいりました。今年度4月には、幸手市小・中学校教頭研究協議会において、川島隆太氏の著書である「スマホが学力を破壊する」の著書を配布いたしました。そして、6月の教頭研究協議会では、各学校の啓発活動の取り組みを紹介し合い、それぞれ情報を共有したところです。市内各小・中学校の教頭からは、職員に情報を提供し、各学級できめ細かな指導をさせていくこと、あるいは「学校だより」でスマホの弊害について記載し、保護者に啓発をしていくということ、全校集会や全校朝会で子どもたちにスマホの弊害を理解させる講話を行うなどを実践したとの報告がございました。 4点目に、平成29年12月10日に実施しました人権作文発表会の後半の部で、外部からの専門家をお招きいたしまして、児童・生徒、保護者、市民など150人を対象に、スマホの適切な利用の仕方についての講演会を開催したところです。 5点目に、各学校では、児童・生徒及び保護者対象の情報モラル教室の実施をしております。埼玉県ネットアドバイザーなどの外部講師を招聘し、講演会を実施しております。また、埼玉県教育委員会からの通知文や啓発チラシを活用し、スマホ依存の危険性を児童・生徒に理解させているところです。 今後の取り組み、対策といたしまして、次の3点を申し上げます。 1点目は、市内3校の生徒を主体に、(仮称)幸手市小・中学校スマートフォン私たちの行動宣言の作成を進める予定です。これは市内中学校の代表生徒を中心にいたしまして、3回程度の協議会を開催し、子どもたち自身による具体的な行動宣言の作成を考えております。 2点目は、ノーメディアデーの取り組みの推進です。現在、学校では、先ほど申し上げましたように、アウトメディアチャレンジ強化期間、ほっこりファミリーデーなどの取り組みを実施し、メディアの使用制限について、児童・生徒みずから目標を決め実行するとともに、保護者の参加を呼びかけ、振り返りや見届けに取り組んでいるところです。これらの効果的な取り組みを全小・中学校に広めまして、さらに取り組みの推進を図ってまいる予定です。 3点目は、市内各小・中学校へ情報提供の徹底です。埼玉県教育委員会や文部科学省から発信されますネットトラブル注意報や通知文を活用しまして、メディアの有用性や危険性について教職員の意識が高まるよう働きかけてまいります。 情報化社会を正しく生き抜くためには、自己指導力、自己抑制力、そして情報活用力が重要であると捉えております。スマホの有用性や危険性を正しく理解させ、適切に使用することができるよう、今後も引き続き取り組んでまいりますので、ご理解、ご支援賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(藤沼貢議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 次に、3点目の子どもたちの安全を考えると子育て市民会議の設立が必要と考えるが、市としての意見についてご答弁を申し上げます。 子どもたちの安全対策について、市では、交通安全教室事業や交通事故防止対策事業の実施、また職員による青色防犯パトロールの実施、さらに児童福祉審議会、要保護児童対策地域協議会の会議を開催し、子どもたちの安全対策に努めているところです。 また、教育委員会では、小学校新入学時の防犯ブザーの配布、子ども110番の家等推進事業、スクールガードリーダーと地域ボランティアによる登下校の見守り活動、PTAによる非行防止キャンペーン活動などを実施しており、さらに校長会や教頭会、子ども110番の家連絡会、学校警察連絡協議会の会議を開催し、さまざまな活動を通して学校、家庭、地域住民等と連携し、子どもの安全対策を行っているところです。現在、それぞれの事業や会議の関係者の方たちにより、きめ細かな安全対策を行っているところであり、引き続きそれぞれの事業や会議を推進してまいりたいと考えてございます。 議員のご提案のような多くの市民を対象とした子育て市民会議の設立については、子どもたちの安全対策について多くの市民がかかわり、話し合いの場を持つことは大変意義のあることと思いますが、多くの市民を対象にした会議を設立することは、大規模になり、構築方法や運営方法などについて今後どのような仕組みが必要なのか、調査、研究を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) ご答弁ありがとうございます。 前回の不審者が出たという案件の中で、子どもたちの防犯パトロールをしてくださっている青少年健全育成委員の方々や、またその地域であれば区長などの地域の方々にも、そういった情報は入ってこなかったということを耳にいたしました。もちろん、そこにかかわっている子ども110番の家の方々にも、このような緊急時の連絡体制に対して、その体制ができていないんじゃないかなとうかがう点がありましたので、このことについてマニュアル化というのはなされるのかどうかお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在、ご指摘のようなマニュアルについては、防犯に関しては策定していないのが実情です。今年度より、危機管理監という職ができましたことによりまして、今まで以上に危機管理や防犯に対して情報の一元化を図ることができ、また組織として対応ができていると、できるようになったとは考えているところではございます。 しかしながら、そのマニュアルについて、また外部の方に対してどういう対応をとるかということについては、いまだ詳細の決定をしておりませんことから、それぞれの事案的なもの、事案に応じた基本的な部分でどういう対応をするか、そういったまた想定される関係部署がどういったところがあるかという、マニュアル化という以前の段階での事前の洗い出しなどについては行って、内部で整理をしておきたいと、整理を進めたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 子どもにかかわるいろいろな担当課というところで考えますと、行政側というのは縦割りになっているために、今回の場合も教育委員会だけではなくて、幾つかの課だったり、幾つかの部にまたぐことになると思うんですね。ゆえに、改めて関係する部署の確認から本当に緊急なときの連絡マニュアルというのはつくっておかないと、すぐ何かを伝えるというときに動きがとれないと思うんですが、その流れに対しては、市としてはどのようにお考えになられているかお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) そちらについては、今後、各団体などで即時に情報を提供する場合と、事案が発生後に、こういった事例がありますということでお示しする場合の二通りがあるかとは思います。即時にご報告、周知を図る点については、いろいろ逆に大きく出し過ぎて不安をあおることも懸念されますので、その辺については慎重に対応するとともに、事後の報告については、可能な限り、そういった団体の方にはこういった事案があったという情報提供を図れるよう、各団体のほうに所管する課を通じてお願いをしていきたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 防災も、こういった子どもの防犯もそうなんですが、緊急時に本当にどう動けるかによっていろいろな流れが変わってきてしまうので、大切なところですぐにできるように考えるというのは絶対に必要だと思っております。 今回、教育委員会のほうでも、子どものスマホについて、インターネット関係については早目にリーフレットをつくってご指導いただいているということの、すぐにそれを対処して、少しずつその流れをつくっていったことで、今回の学力のほうにも結果は出てきているのかなと思って、本当に何かあるときの早目の対処って必要だなと思っております。 子どものスマホ使用については、平成21年6月に、内閣府から青少年インターネット環境整備基本計画というものが策定されて、今、第4次まで至っています。今やインターネットは大人になってからの仕事には不可欠なものですが、子どもの世界では、いじめなどトラブルや犯罪に巻き込まれる起因となるので、私たち大人は慎重に対応しなければならないと思っています。 そのために、今回、保護者に対しても、日々生活をしている中で子どもを一番見ているのは保護者の方々なので、その方々が、あ、これではいけないと思って注意していくことはとても大切なことで、そこに向かって啓発活動をなさっているということもお聞きし、また、ほっこりファミリーデーという、ノーメディアデーというものをつくってというところも、ああ、なるほどなと本当に感心させられることが一つずつありました。意識の持ちようで、こんなにいろんなことがさささっとできるというところは本当にすごいなと私は思っております。 それでですが、私が子育て市民会議というものに対してそういう名称を使ったのは、子どもを中心として考えて、その健全な成長を支援する周りの大人、つまり幸手市ならではの市民会議と想像してつくったものです。本当に言葉は、私はただ単に考えたものではございますが、子育て支援となりますと、子どもを育てている親の支援というものが重視して考えていなければいけないんですが、それではなくて、本当に子どもを中心とした幸手市の周りの大人が気をつけるべきことだったり、そういうものもちゃんと情報としてみんなに伝われば、このまちが子育て一番になるまちとなっていくんだろうなと思ったからです。 その中で、今回この会議というものに対して別に置いておきまして、今回のそれぞれの委員会で問題がございますのは、3つ、私は考えました。 まず、1つ目として、(1)の質問とかでもありましたが、現在の連絡協議会のようなものでは情報が一元化されていないこと。先日行われた子ども110番の家連絡協議会、各小・中学校の関係者、担当の先生だったり、PTAの役員だったり、スクールガードの代表さん、そして青少年育成推進員などが集まって、今どういうことが事例としてありますよとか、情報交換の場であったと思うんですが、そこでいろんな意見が出ました。 でも、これ110番の家なわけですよね。子ども110番の家なのに、子ども110番の家に直接かかわっている人たちは、そこには参加されずに、そしてその情報だけはそこに入ってくる。確かに私はそれを聞いて、ああ、こういうことがあるんだなというところでとても勉強になりましたが、実は子ども110番の家の皆さんたちは、その情報を知らないというところでは、その役を受けていても状況が見えないということは、何か起こったときにすぐ対処するに当たっても、なかなか難しい状況になるのかなと感じるんです。だから、その中で主役は子どもであるわけだから、その子どもたちの110番の家の皆さんがそこに参加しなくて、現在の事案も分からないままで、情報の一元化って進められないなと思ったんです。 そうしますと、一番はそこの何が大切かといいますと、そういった子ども関係のものであるとかといういろいろな会議がございますが、その会議の議事録の開示がなされていないこと、つまりそこでどんなお話がされていたかということは、いろんな人が知るべきだと私は思っております。隠すことではないというのは、もう確実に分かっておりますので、みんなの意識の中にそういった内容が入っていけば、ああ、こういうことに気をつけようということも、一人でも二人でも多くの方たちがそう思ってくださることが一番大切だと思っております。 その中で、今回も今お話にありましたとおりに、幸手市全体で子どもたちを見守るという中で、そういった議事録の公開ということに対しては、教育委員会のほうはどうお考えになっているかお伺いいたします。
    ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 教育長。 ◎教育長(山西実) それでは、再質問にお答えをします。 議員ご指摘のように、先般行われました子ども110番の家小・中学校連絡協議会では、各地域の代表の110番の家の方、それからスクールガードリーダーの方、PTAの代表の方、それから青少年育成推進員の方、そして警察からは生活安全課長にお越しをいただいて、今、議員がご指摘されたように、子どもを取り巻くさまざまな観点の代表の方にお集まりをいただいて、情報を共有したところです。 議員ご指摘のように、本来ですと、子ども110番に加盟しているおうち、皆さん集まっていただくことが望ましいわけですが、ただ、数も多うございますので、その方々全てにお集まりをいただくということはなかなか困難なことですので、それぞれ地域の代表の方々にお集まりをいただき、またそこで出された問題については、各学校の管理職も来ておりますので、各学校の管理職や、あるいはその代表の子ども110番の方、あるいはPTAの会長等を通して、それぞれご連絡をいただけるという考え方でおります。 しかし、議員ご指摘のように、さまざまに、この会議等を含めて教育委員会ではさまざまな会議を持っておりますが、皆さんそれぞれのお立場から前向きで力強いご支援をいただけるようなご発言や、市民それぞれが取り組んでいくようなご発言等もいただいておりますので、それらを公開し、広く知らしめていくことは重要なことだと考えておりますので、今後、そのあり方については検討させていただければと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 子ども110番の家と、じゃ学校とのつながりって何かなと思ったときに、看板を立てていますので、その部分に対して継続してやっていただけますかとか、または年に1回、そういった学校の広報紙だったりするものをお持ちしているかと思うんですが、学校の広報紙より、もっとそちらの内容のほうが大切なんじゃないかと思っておりまして、ですからそういったものを、今回の会議ではこういうことがありましたということの何かお知らせというか、内容が分かるようなものを110番の家にお持ちして、こういうことなんですということをお伝えすることも、学校と、そして子ども110番の家が結びついていく一つなのかなと思います。 ただ、本当に学校のほうからお願いしておいてご挨拶だけというんではなくて、いろんな話ができてこそ、その状況ももしかしたらいろんなことが、もしかして110番にかかわることがあったことも伝えていないこともあるかもしれないですし、気がついたことも意見として吸い上げていけなければならないので、そういった場所が全くないということが私にとってはとても残念に思います。 私も十何年か前に、その立場に、担当のところに近くにおりましたので、その状況はよく分かりますが、その体系は変わっておりません。本当に皆様にお願いして110番の家をしてくださっている方々に対しては、誠意を持って状況を知らせる義務もあると思うので、これから少しずつでもそういったこともお知らせできるように、教育委員会としても考えていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 今のご指摘のように、本来ですと、この会議にはそれぞれの先ほど申し上げた委員の代表が来ているわけですので、本来はそこから下にと言うと語弊がありますが、それぞれの会員の皆様にお知らせをしていくというのが本来だったかなと思いますが、しかしそれが十分機能としてされていないという現状があるとすれば、これらの議事録の公開であるとか、あるいは情報の公開については進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) ありがとうございます。 先ほど、私は問題は3つあると言ったのですが、訂正です。2つです。 もう一つの2つ目の関係ですが、これは最初にも話をさせていただいたんですが、横の連携です。行政側の子どもに関しての横の連携をとることってとても必要です。最初に質問させていただいたので、この程度にとどめさせていただきますが、この2つの整理については、まずは早急にお願いしたいと思いますので、どういうところがかかわり合って、そこに情報がどのように流していけるのか、もう一度全体で考えて整理をしていただきたいと思いますので、これはお願いということでよろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 続いて、2項目めの防災について発言を許可いたします。 5番、本田謡子議員。    〔5番 本田謡子議員 質問席〕 ◆5番(本田謡子議員) それでは、2つ目ですね。防災についてなんですが、今日も台風の動向が心配で、水が出なければいいなとはらはらしながら一般質問をさせていただいておりますが、私は防災士の立場から、この幸手市の状況が前進あるのみと考え、今回、防災について質問させていただいております。 本日は、皆様、議員と、それから行政側、執行部に資料のほうをお渡ししたのですが、3つございます。 1つは、避難行動要支援者名簿に基づく個別計画策定状況一覧、これは平成30年4月1日現在なんですが、この中で幸手市は県の中で策定中ということで、この策定中には20市町ございます。そういう中に幸手市はいるということです。 そして、2枚目になっておりますのが個別計画の防災訓練等での活用状況、これは平成28年12月1日現在ということで、活用しているのは県全体でも15市町しかございません。確かに、幸手市はまだそこまでも行ってございません。 そして、最後の、細かく書いてあるので私も見づらいということは承知しておりますが、一応言葉で申し上げますと、これは、今までの2枚は県のほうからのインターネットでホームページから出したもので、この3枚目は総務省消防庁のホームページからの資料なんですが、これ全国の市町村の要介護避難に向けての避難行動要支援者名簿に対しての質問の結果が出ております。 そこで、この1枚の下から3番目が幸手市ということで書いてございますが、これによりますと、名簿の作成状況については幸手市作成済みとなっております。そうしまして、避難行動要支援者名簿に掲載する者の範囲ですね、一応、要介護認定を受けている者、そして身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、ここまでは名簿としてなっていますが、その他、ほかの者に対してはまだ手をつけていない状況だったのかと思います。 そして、幸手市としまして名簿に記載した、または記録されている避難行動要支援者の数というものなんですが、こちら4,428人ということで出ております。この人たちをどのようにして助けていくかというのが問題になってくるということになります。なかなかそういった部門も、この資料が出てきたので、これは一般の人よりもっと先に手を出さなきゃいけない状況に陥ってしまう方々なんだなと、私もちょっとびっくりしております。 それでは、こちらの防災についてなんですが、(1)入ります。(1)避難行動要支援者の名簿作成とその意味について、そして市の現状をお伺いいたします。 (2)災害時に避難支援を必要とする方々への個別計画の状況をお伺いいたします。 そして、(3)避難所も含め、要支援者へのこれからの対策をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、2項目めの防災について順次ご答弁を申し上げます。 まず、1点目の避難行動要支援者名簿作成とその意味について、そして市の現状についてということでのご質問に対してご答弁申し上げます。 災害が発生した場合や発生するおそれがある場合に、在宅でみずから避難することが困難な方や、円滑かつ迅速な避難をするために特に支援を要する方を避難行動要支援者としておりますが、この避難行動要支援者に対しまして、地域防災計画の定めるところにより、避難の支援、安否の確認、その他生命・身体の保護に必要な措置を実施するため、名簿の作成が災害対策基本法において市町村に義務づけられているところです。災害発生時には、この避難行動要支援者名簿を避難支援を行っていただける関係者に提供することにより、迅速な避難行動につなげることができるものと考えております。 なお、幸手市では既に名簿を作成しておりますが、平成30年8月現在の登録者数は4,230名となっております。 次に、2点目の災害時の避難支援を必要とする方々への個別計画の状況についてです。 この避難行動要支援者における個別計画については、これまでも作成についてご質問をいただいているところですが、先般、埼玉県より助言をいただき、現在、作成に向けて事務を進めておりますものの、いまだ作成に至っていない状況です。引き続き福祉部門と連携をし、遅くても今年度中には個別計画の概要を決定いたしまして、その後、名簿登載者によりまして、民生委員や自治会、地域の自主防災組織など、外部への情報提供に対する同意などをいただきながら、できるだけ早期に作成してまいりたいと考えております。 3点目の避難所を含め、要支援者へのこれからの対策についてご答弁申し上げます。 災害時の要支援者への対策としましては、避難先となる福祉避難所として、平成29年度に民間社会福祉法人が所管する施設を新たに指定いたしまして、施設は3カ所から7カ所へ拡大しております。今後、福祉避難所指定施設について、避難者受け入れのための訓練の実施等、福祉避難所運営に係る支援を進めるとともに、新たな福祉避難所の指定について関係各所に協力を依頼し、さらなる拡充を目指してまいりたいと考えております。 また、いざというときに要支援者への避難行動を円滑に行うべく、さまざまな団体への協力の呼びかけをあわせて行ってまいりたいと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) ありがとうございました。 災害弱者と言われる要支援者の避難は、行政とすれば第一に考えなくてはならないことと捉えます。この計画、今年度中ということで概要を決定しとなっておりますので、しっかりとなるべく早くつくっていただければいいなと思っております。 これ計画を立てても、結局それを今度動かせないといけないというところに入ってきますので、そのことについては、それにかかわっている人たち、多分助けに行かなきゃならない人たちが出てくると思うんですが、その方々に対してもいろんな取り決め、個人情報ということになりますので、取り決め、決まりや何かつくらなくてはいけないでしょうし、最初から全部そのようには出せないでしょうが、地域として人数の把握をして、その中でどのようにしたらいいかということも、その地域の自主防災の方々だったり、地区の役員たちと一緒になってつくっていかなくてはならないような状況になるのかと思うんですが、それに対しての見通しはいかがなものでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問いただきましたとおり、非常に個人情報ということもございます。このため、まずはご本人の名簿に登載された方々から、まず外部提供に対するご同意をいただくことが最優先かなとは思っております。中には、私は結構ですという方もいらっしゃろうかとは思いますので、できるだけ多くの方にご同意をいただくよう、あらかじめこちらで、先ほど申し上げました概要、どういった内容について地域の皆様や、いざというときのためにという制度のご説明をあわせながらさせていただき、ご同意を多くの方からいただけるようにしていきたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) そうですね、ご本人が嫌だというものを聞くわけにもいかないですし、そこら辺はきっと調査するに当たっても大変な状況になると思います。避難行動要支援ということで考えれば、あとは妊婦の方だったり、それから外国人の方だったりというところもかかわってきますし、場所によっては75歳以上のお年寄りの夫婦とか、そういうのも対象になっているところもございますので、きめ細やかにそういった分類もしていかないといけないのかなと思いますが、今考えている中で、一応こちらに届け出を出しているのは、要介護認定を受けている方、そして身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者となっておりますので、それにプラスということでお考えいただければと思いますが。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在の幸手市の避難行動要支援者名簿へについては、先ほど申し上げて、今、本田謡子議員のほうでおっしゃったことに加えまして、75歳以上のひとり暮らしの方、もしくは75歳以上の高齢者のみの世帯の方々、また介護保険で要介護3から5の認定を受けていらっしゃる方々についても、名簿には登載している状況です。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) ありがとうございます。 そして、避難ということでもう一つ考えるんですが、よく一般の人たちの感覚の中で、指定されている避難場所に行けばいいんだと思っていらっしゃると思うんですが、その中で避難場所というのは指定されたところであるからグラウンドだったりすることが多い、学校であればグラウンドというところになると思うんですが、天気の状況で、夜だったり、そしてまた雨がたくさん降っている状況の中で避難するという場合には、避難場所も学校であれば体育館のようなところになってくるのかなと思うんですが、それについてはどのようにお考えになっていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 避難場所については、今ご質問いただきましたように、原則は学校等、また公共施設を指定させていただいておりますので、自主的に避難をされた方については、校庭等々にまず参集いただくと。その中で、自主参集等々をされている方々のところに、市の職員が一旦参集した後にすぐさま駆けつけるということ、そして必要に応じて体育館等々をあける場合には、市のほうで保有している鍵をもってあけるというのが今のところの基本的な考えです。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) そうしますと、そのときに、避難というのは自主避難というのもありですから、お役所のほうからそういう連絡が来なくても、これは大変だというときには避難する方も出てこられるのかなと思うんですが、そのときに体育館ということであれば、もちろん今おっしゃいましたとおり、鍵がございます。それじゃ、その鍵はどなたがあけてくださるのか、壊して入っちゃっていいのというところではないと思うので、そうなりますと、そのようなことを想定してということで考えていることはございますか。結局、何かあって避難するときに、お役所の方たちが来ない前に多分避難する場合だってあり得ると思うので、そういうときにどのようにするかという話をしておかないと、これもまた大変なことになるかと思いますが。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 確かにご指摘のとおり、職員がその現地に赴くまでに若干の時間は要するものとは考えております。しかしながら、先ほどのご質問にもありましたとおり、夜間ですとか天候不順の際、これ私ども幸手市のほうで避難を想定しておりますが、突発的な避難の想定というのがどうしても地震のときということになろうかと思います。大雨等々については、あらかじめ予想も立てられますことから事前の対応ができるかとは思いますが、地震のときの対応というのが一番の問題になってくるかとは思います。 こうした中、体育館等教育施設については、原則は教育施設ですので、教育の用に供すること以外については、特例以外についてはできないものであり、学校長の管理下にあるものです。こうしたときについては、基本的には難しいものではございますが、ご指摘のとおりの雨天等悪天候時、また冬季等の夜間等々のことも想定できますので、これらについて今後どういった形で対応できるか、私どもで内容を整理しまして、教育委員会との協議のお願いをさせていただきたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 学校というところであることから、各学校、学校長の采配というところにかかわってくるのかなと思うんですが、ただ、緊急の場合に、ある情報で、学校長の許可をもらわないとあけられないので、ほかのところに回していったという事例も耳にしたことがございまして、そういうときに、学校長の采配はあるものの、教育委員会として、それができるかできないかという判断を本当に特別な緊急なときにできるような規約とか決めていかなければならないのかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) その辺に関しまして、鍵を多数、教育施設の鍵を複数の者が持つということについても問題もございますが、ご指摘のとおり、教育施設とはいえ避難時には必要な場合がございますので、それらを含めて教育委員会と協議をしていきたいとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) それから、避難ということで、特別警報ってございますよね。本当にこのようにいつ豪雨が来るか分からない状況だったり、ゲリラ豪雨ですね、とかありますので、そういったときに国のほうから特別警報を出したときに、本当に避難をなされた方はその中で2.8%だったという話を耳にしまして、つまりこの特別警報という中でも、実は幸手市の中でも確かにいろいろな放送、防災無線から流れてきますが、いろんなことがあり過ぎて、どれが一番大切なのかも分からない状況で、多分皆様の耳にはもうなれてしまっているような状況かなと思っているんですよ。 今日何か言っていたね、何だろうねというぐらいの状況になってしまっていまして、これが本当に何か大切なときのその重さはそれぞれ違ってきますので、何かそれを耳で分かるような状況というか、知らせることを考えていく必要があるのではないかと。これは国のほうも、こういった本当に避難する人が少なかったという状況の中で、見直しということで声をかけているということなので、幸手市としても、もうちょっとこれ、なれては困ってしまうので、この状況を一つずつ、その放送のあり方をもう一度考えていただきたいところではあるかと思うんですが、いかがですか。そういった声は市民からは届いてはいませんか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在、そういった形での、放送内容について聞き取れなかったというお問い合わせはいただきますが、麻痺しているといいますか、そういった関連でのご指摘はいただいてはいないところです。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 大切な情報なので、伝えたいときに伝えられなかったら意味がないので、そういったことも考えていかなければならないのかと思っております。 ただ、幸手市の場合は、そこに今度メール配信がございますので、メールで来ますということでなっているんですが、そうしますと地域の中でも、そういった地域の区長さんだったり役員さん、自主防災組織の皆さんは、確実にそういったメールを受け取るようになっているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在は、ご希望される方に対しましてご登録をいただき配信するサービスですので、区長様や、そういった関係の方々に直接配信するということはなってございません。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) その地域で動かせる区長らがとても大切な状況、大切な責任をお持ちになられるので、ぜひそういった情報は必ず伝えられるようにしていくということは必要なんではないかと思いますし、またすぐに動かなければならない自主防災の方々も同じように、そんな情報知らないよということのないように、登録が前提かなとは思います。それに対して、市としては、そういった方々に呼びかけということは考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについては、広報などでもPRはさせていただいておりますが、今後においては、ご指摘のとおり、区長会議等々の場でも、ぜひともということで周知させていただければとは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 今度は10月13日に幸手市でも防災訓練がございますが、前回、避難所開設訓練をやっていただいたということで、今回についてはどのように、また多分何か足されるのかなと期待はしているんですが、どのようにやられるか、もし分かればお知らせいただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 前回から避難所の開設訓練というものをやらせていただきましたが、今回、今検討している段階ではございますが、福祉避難所が3カ所から7カ所に増えたということもございますから、こういった福祉避難所の方にも、もし可能であればお声がけをさせていただき、参加していただき、避難者の例えば介護を要する方ですとか高齢者という区別をつけて引き渡しをするような訓練も取り入れられたらとは考えておるところです。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 防災に向けてと考えますと、行政でやるべきこと、そして私たち市民がやるべきこと、地域の人たちがやるべきことってちゃんと分かれているんですが、なかなかそれが見えてこないので、行政が助けてくれるとまだ思っている方たちはとても多くて、実は皆さんが同じように被災されてしまって、その中で行政の方たちはその仕事に向かわなければならない。避難所に対しても、私たちは簡単に避難訓練をして、避難所に行けばいいと思っておりますが、避難所となった場合に、その準備をするってとても大変なことで、皆さんが集まる前にそれをやるというところでは、どこが動いていけばよろしいと思っていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 避難場所としては学校を指定させていただいておりますが、そこに職員が情報を受け赴きます。それらの避難者の数ですとか避難者の様態等々を把握し、そして幸手市内で全体でどのような方がいらっしゃるかということを全て把握した後で、改めて避難所を複数箇所指定して開設するという形になろうかと思いますので、避難場所がすなわち避難所にすぐなるというものではございませんので、これらについては行政が責任を持って避難所の開設については当たりたいと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 多分、行政の皆さんで手が賄えないと思っているんです。そうすると、地域の自主防災なり、そういった人たちの協力が絶対に必要となってきます。ですから、その方々たちと一緒になって、じゃうちの地域はどのようにしようかという話も具体的にできるようになるということが一番ベストで、その中で訓練をしていけば、もう何があってもこの地域は大丈夫となるんだと思うんです。ですから、そのきっかけを行政側から出していただかないと、なかなかそこが進まないんだなと思っております。 今回、避難所ということの開設もそうですが、地域でやることはとても大きくて、行政側が来ない場合に、地域の人たちがお互いに頑張って、そこで助け合わなきゃならなくなるわけですから、そういったときに必要なことであったり、そういうことを研修ということが必要になってくるので、定期的な研修も絶対に必要ですし、もっと地域の人たちが出てきて、そういう防災について話し合える場をもっとつくっていただければ、行政と一緒にそういう確立ができるんではないかと思っております。 今回、危機管理監と市民生活部長がなられたということでお聞きしましたので、幸手市としても防災については力を入れていらっしゃるんだということがとても分かりますので、ぜひ何か起こっても大丈夫なように、起こらないほうがいいんですが、ちゃんと対処ができるように、最悪をまず考えていけば、その間はどうにでもなりますから、しっかりとそこを整理してつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 一般質問の途中ですが、昼食のため、午後1時まで休憩をいたします。 △休憩 午後零時00分 △再開 午後1時00分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を続けます。 3項目めのふるさと納税について発言を許可いたします。 5番、本田謡子議員、それでは質問席にてお願いいたします。 5番、本田謡子議員。    〔5番 本田謡子議員 質問席〕 ◆5番(本田謡子議員) 3項目めとなりますふるさと納税についてです。 ふるさと納税、幸手市はブランド米として、幸手市の米ということで皆さんにお伝えしている状況であると思いますが、最初は本当に幸手市のお米をあれだけもらえるのはすごいよねという話で、また新聞なんかでもたくさん取り上げてもらうところもございました。しかし、ほかのところとの競争が入ってしまったのか、それプラス何かということを考えながら、いろいろなところでふるさと納税を使っていただくような、何かそこら辺が行政側の切磋琢磨したものが出てきたような気がして、実はこの納税ということはどうなのかなと考えさせられる場面でもございます。 ただ、黙ってそのままいるだけではないと私は思っておりまして、本当に幸手市の場合、ふるさと納税と考えたときに、米を主体にして考えるなら、米プラス何かがあればいいのかなと考えました。一つの例として、幸手市のお米と、幸手市には桜がございます。その桜の時期に、そこに来て桜の花見をしながらお弁当が食べられるような、何かそういったセットにしたもののふるさと納税もありかなと。花火がとてもきれいな自治体では、花火と、その花火を見るということに対してのふるさと納税ということを考えていたり、いろいろいたします。 また、花見もそうです。ここに来て花を見て、ああ、この一生に一度は来てみたい桜をここの場所で見て、おいしいお弁当を食べて、こんなに混んでいるが、車で来たときにどこかにとめられてと、どのぐらいか限定になると思いますが、そういったプラスして何かみんながほかにないものというところで考えれば、すごく私は興味をそそるふるさと納税になるんじゃないかなと思います。 また、今は幸手市の中でも空き家がございますが、外に出てしまったもと幸手市に住んでいる方たちに対して、空き家がある方たちに対して、その空き家の見守りを年に何回かしますよとか、または空き家に対しての草取りをしますとかという、サービスをプラスしたふるさと納税というのもありかなと思っております。このように、幸手市は米が第一ですが、それに対していろいろ仕掛けていくということは大切だと思うので、これからどのように仕掛けていくのかなということでご質問をさせていただきます。 (1)米以外の対象となるものがないのか伺います。 (2)これからの対策について市の考えをお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) それでは、3項目め、ふるさと納税について、まず1点目の米以外に対象となるものがないのかというところからご答弁申し上げます。 幸手市では、現在、1万円以上の寄附をしていただいた方に幸手産コシヒカリをふるさと納税の返礼品として、寄附をいただいた方に大変喜んでいただいているものです。しかしながら、ふるさと納税については、返礼品に関する自治体間の競争が過度になり、総務省からも適切な運用を求める通知がされているところではございます。幸手市においても、年々、寄附の額が減少しているのが現状です。ふるさと納税の返礼品については、他市の例を参考にいたしますと、野菜や加工品など、幸手市でも返礼品の対象となり得る例が多くございます。いずれにいたしましても、幸手市において、お米以外に対象となるものがあると思われますので、今後どのようなものがよいか研究してまいりたいと存じます。 2点目のこれからの対策についてです。 ふるさと納税については、多くの自治体が寄附金額の増加に向けた対策を講じており、例えば特定のふるさと納税サイトの活用やクレジットカード決済など支払い方法への対応など、またポイント制度の導入など、寄附を考えている人に、より寄附をしやすい環境を整えているところです。さらには、物ではなく、議員もおっしゃいましたように、体験型による返礼品など、これまでの物によるお礼にかわる事例も増えてきているようです。 幸手市におきます対策といたしましては、現在、調査、研究しているところではございますが、ふるさと納税サイトのネット上の活用などで、幸手市をよりPRできる手法を取り入れ、またクレジットカード決済など、幸手市への寄附を考えている方が寄附をしやすい方法も検討してまいりたいと存じます。さらに、返礼品についても見直しを行いますが、返礼品の数やその対価だけで寄附をお願いするのではなく、幸手市の魅力が伝わるような返礼品をそろえ、幸手市を応援していただける方を増やす取り組みにつなげてまいりたいと考えているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) そうですよね、なかなか難しい話だと思います。ただ、本当にいろんなところを調べたときに、そういった先ほど申し上げました空き家とかに対しての見回りとか草取りとかと、サービスがそこに入ってくるということが、ああ、だんだん変わってきたんだなと私は思いまして、実は外に行っていて、大丈夫かなと思っている人はたくさんいるんじゃないかと思うんですね。だから、そういったときに、そういう要望ってあるんじゃないかなと思うので、ぜひそういったものも踏まえて考えていただきたいなと思っております。 また、幸手市ですから、桜の、先ほど申しましたとおり、混んでいるときにその桜を見られて、そのように桜の下でお弁当を食べてできたら、すごくここはいいところだなと、またそれが広がっていくんじゃないかなと思うので、そういったものも、観光をプラスしたサービスですね、そういうことも考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 見守り等ということで、物以外のサービスということですが、以前の一般質問でも12番議員から、郵便局によるサービスでございまして、こちらは空き家等ではなくて、例えば親御さんが幸手市にいらした場合とかということで、そういった方の見守りとかというサービスもございました。そういった中で、郵便局との協議も進めたところです。 今後については、さまざまなサービス、あるいは物等の返礼品が全国で行き交っているわけですので、その中で幸手市、この制度がある以上は指をくわえて待っているというわけにはいきませんので、より一層のふるさと納税のご協力の方が増えていただけるようなもの、あるいはサービス等の返礼品、あるいは先ほど申し上げましたが、支払い方法についても、幸手市は今クレジットカードが税も含めて使えない状態ですので、そういったところでの問い合わせもあるようですので、その辺が支払い方法等についても、より一層寄附をしていただきやすい環境をつくっていきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 5番、本田謡子議員。 ◆5番(本田謡子議員) 郵便局のほうは見守りですよね。私が申しましたのは見回り、つまり空き家がそのままになってほっておくと、何かがあったとき困るので、本当に年に何回か定期的にそこを見回って確認していただきたいという、つまり外にいてなかなかそこに、幸手市に来られないので、そういったところでそういうサービスもあったらいいなと思ったものですから、ちょっとそこら辺の解釈が違ったなと思います。 シティプロモーションもそうですが、一緒になって多分いろんなことを宣伝も必要ですし、皆さんにそういったものを知らせていくということは大切なのかなと思います。これから一つずつ、それも魅力ある幸手市づくりをもっと広げるためにも、こういった米、米はもちろん一番のおいしいお米ですから、そのデモンストレーションとかもいろいろ必要になってくるのかなと思いますが、まずは知っていただくことからということが大切なので、お米に対してもそうですが、いろんなことが皆さんに知らせていけるように、また広報活動のほうも踏まえて広げていって、また研究していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 終わりです。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、5番、本田謡子議員の一般質問を終わります。 次に、7番、宮杉勝男議員の発言を許可いたします。 1項目め、アスカル幸手駐車場について、なお、質問席にてお願いをいたします。 7番、宮杉勝男議員。    〔7番 宮杉勝男議員 質問席〕 ◆7番(宮杉勝男議員) それでは、議長の許可をいただきましたので、一般質問を始めさせていただきます。 1項目めのアスカル幸手駐車場においてですが、これはせっかくアスカル幸手は近隣においても施設としてはかなりよくて、人気の高い施設ですので、それで一応その中で、いいものにもかかわらず使い勝手が悪いというのは、駐車場が少ないということが指摘されております。それを今まで質問してきたわけですが、改善していきたいのはやまやまだということの話も伺い、また農地を取得する上においても農転の関係ですね、圏央道のところの産業団地で農地が減ってしまったのでなかなか難しいんだという話もいただきながら、でも何とかしたいという市の考えは伺ってまいりましたので、その後何か進展があるかということで今回質問させていただきます。 その上で、1点目で、幸手市で考えている改善方法についてお伺いいたします。 2点目に、その上で問題点があればお伺いいたします。 3点目、前から今までの、現在までの進捗状況をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) それでは、アスカル幸手駐車場について順次ご答弁を申し上げたいと、そのように思います。 まず、1点目の幸手市で考える改善方法についてご答弁申し上げます。 これまでの議会の一般質問においてご答弁させていただいておりますが、アスカル幸手で駐車場の不足が見込まれる場合については、民間施設や公共施設の駐車場を借用するなどして対応しているところです。しかし、利用者の利便性を考慮いたしますと、アスカル幸手周辺に駐車場を整備することが施設利用の利便性の向上の一つの改善方法であると認識しているところです。 続きまして、2点目ですが、問題点ですが、駐車場用地を考えた場合、利用者の利便性の向上を考慮しますと、用地の選定を進める中で、アスカル幸手周辺については農業振興地域であり、さらに農業上の利用を確保すべき土地として指定された農用地区域であり、優良農地です。そのため、駐車場の整備に関しましては、農業振興地域の整備に関する法律の制限等がございまして、原則として農用地区域内の農地は、その用途以外の目的に転用することができません。このため、駐車場など農地以外のものに転用する場合には、農用地区域からの除外が必要であり、時間を要することでもありますので、これらが問題点であると考えております。 最後に、3点目の進捗状況についてですが、現在、駐車場用地の選定とともに、先ほども答弁させていただきましたが、農用地区域からの除外が必要となり、時間を要することから、現在、埼玉県を初め関係機関と調整を行っているところです。よろしくご理解をいただきたいと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 近くに今現在、都市ガスのところを借りたりして対応していて、あとは市の職員、市の持っている車を何かあるときにはほかに移動して対応しているんですが、具体的にそちらで対応できている、今現在足らなくてそちらで対応している、その対応台数というのが分かりましたらお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 具体的に申しますと、幸手都市ガスの駐車場が近くにございまして、アスカル幸手の駐車場だけでは対応し切れない場合には、相互利用としまして、ウェルス幸手の駐車場をご利用していただいたり、またその先ほど申しました都市ガスの駐車場を借用するなりして対応しているところですが、そちらのほうは約50台程度ということで伺っております。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) アスカル幸手からウェルス幸手の駐車場を使うということは、近いので何ら問題なく使えるんですが、都市ガスの場合にはちょっと離れていて、あそこにきちんとした歩道が整備されているわけでもなく、そちらに置いてくるときには、距離もあって歩いてきて多少危険も伴うということで私は認識しております。それで、都市ガスで50台、今度、改善に向けて、どの程度の台数の入るところをつくれば間に合うんだというところは把握していますか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 今のアスカル幸手の駐車場の台数が261台分ございます。また、ウェルス幸手のほうが193台、両方合わせますと454台の駐車場がございますが、そういった状況の中で、アスカル幸手については、施設の内容としますとアリーナや多目的室、あるいは会議室、トレーニング室等がございまして、通常、常時利用していることを考慮しますと、261台中100台程度が常時駐車している状況かと考えられます。また、ウェルス幸手においても、公用車の駐車場も兼ね備えておりますし、あそこには入浴施設もございますので、そういった中で常時110台程度が駐車が考えられるのかなという、そういった状況の中で、2施設合わせますと240台程度が利用可能なのかなと考えているところです。 アスカル幸手のほうでは、いろいろな大会、あるいはイベントが行われているわけですが、そのイベントとか大会の規模によっても違いますが、400台程度の駐車場が必要なのかなと考えているところですので、そうしますとおよそ160台程度の駐車場の増設が必要なのかなと今現在考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 確認させてください。261台とめられるうち常備100台、それからウェルス幸手のほうが193台中140台で、それで足らない数が400で、それをその部分を差っ引くという意味はどういうことですか。その辺が分からないんですが。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) アスカル幸手については、先ほど申したとおり、常時トレーニング室等の利用で車で来られる方がいます。そういったのを大体1日平均243人の利用があるんですね。そういった状況から、半数程度が駐車場を利用するということですと、常時100台程度なのかなと。そうしますと、全体で261台の駐車場がある中で常時100台程度の駐車がされているということで、その辺を差っ引くと160台ですかね、駐車が可能ということになります、アスカル幸手においては。 また、ウェルス幸手については、全体で190台という駐車スペースがありますが、公用車の駐車場を兼ねておりますので、また入浴施設の利用者の駐車を考えますと、常時110台程度が駐車していると考えられるのかなという中で、190台から110台を差し引きますと80台程度が可能なのかなと。そうしますと、両方合わせますと240台程度が利用可能という試算をしてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、私が聞きたかったのは、現在、例えば日曜日とかそういう催し物があったときに足らないということなんで、じゃどの程度あれば、増やせば間に合う数字かというのを捉えているかということを聞きたかったんですよ。 ○議長(藤沼貢議員) 簡潔に。 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 大会とか催し物で400台程度の駐車スペースが必要なのかなと考えております。それで、先ほど申したとおり、2施設合わせても240台がその大会において利用可能なのかなと見込んでおりますので、そうしますと160台程度不足しているのかなということで考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) その400台程度という、その根拠はどのところから出ていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 細かに実績はとってございませんが、大会の規模にもよりますが、過去の状況として400台程度は必要ということで考えておるところです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうしますと、先ほどの利用人数から台数の計算方式でいきますと、400台ということは800人の大会と、2人に1台ということであればね。400台ということは利用者数が800という、さっきの逆算しますとね。800人が利用するということでの計算になっていこうかと思うんですが、実際に800人以上使う催し物等は年にどのぐらいありますかね。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 催し物800人以上ということなんですが、実際にその辺の統計はとって手元にないものですから、今お答えしかねるところですので、ご容赦いただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 今、調べて分かりますか。今、調べられるの。調べて分かるの。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) では、調べていますので、このまま待ちますか、続けちゃいますか。 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 結局、それで今後160台分を用意したいというその設定で、また足らないということになると困りますので、それでじゃ年間どれぐらい800人を超える利用者数があるのか、それが余り多いようですと、もうちょっとこれ目標額を増やしていただかないと困りますので、そこは実際に数字を調べた上で目標額を設定していただきたいという意味で今言ったわけで、そんなに例えばの話、大ホールで1,000人も来るようなものと、あとはこっちの体育館のほうで大会が重なるとかといった場合は、これはまず足らないですよ、これではね。ただ、それが年に1回、2回ということであればいたし方ないのかなと思うんですが、月1回そんなのがあるよというんだと、ちょっと目標を上げてもらわないと困ると感じた次第です。ちょっと待っています。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時25分
    △再開 午後1時27分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 大変失礼いたしました。 ただいまの確認をいたしましたところ、年間通して10件ぐらいということですので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 10件、10回、微妙なところですね。まあしようがないかなというところも、ほかが改善できますからね。 また、そうしたら金額的に、160台を増設した場合に予算的にどのぐらいを見込んでおりますか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 仮に160台の駐車スペースを整備することになりますと、土地として5,400から500平米程度の用地が必要なのかなと考えております。それで、アスカル幸手周辺を見ても、議員見てもご存じのとおり、田んぼですので、当然のことながら工事に当たっては土盛りする土盛り工とか、あるいは路床工とか舗装工、そういったあるいは区画線を入れたりとか外構のフェンスをやったりとか、そういった工事費がかかるかと思いますので、その辺を考えますと、概算ですが、7,600万円前後の整備の工事費がかかるのかなとは想定してございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) あとは、これ金額の問題なんですが、先ほども前にも話したと思うんですが、2階建ての駐車場とか、そういう形でだと160台ぐらいでどのぐらいかかるか分からないんですが、どっちが安いのかなというのを比較対照をしていただきたいなと思うんですが、まずは2階建てのところの考え方ですが、今、実際問題、水を溜めておく、雨水を溜めておくところがありますね。あそこを亜鉛引きの鉄骨で2階建てと同じような方式でやった場合に、そこの部分が駐車場としてとれる。プラスアルファ、例えばウェルス幸手の後ろの低くなっている、低くなっていますからね、あそこ。あそこから上に上がる部分をつくって2階建てをつくった場合に、それの7,600万円と同じ台数をやった場合にどっちが安いですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 方法論の一つとしまして、今、議員がご指摘のとおり、立体駐車場、アスカル幸手の中の敷地内の雨水を処理する調節池がございますが、そこに考えた場合にどうなの、比較した場合にどうなのということですが、現在のところ、アスカル幸手周辺の土地を選定してでの増設整備ということで考えておりますので、そこまでの比較検討はしてございませんので、ご容赦いただければと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 当然、今、その問題は無理に振っちゃったんですが、実は今後、その辺も比較、調べていただきたい部分でもありまして、当然、問題点の中で、これから農地転用の問題、それプラス、買うところの地権者の相手方の合意の問題ということがありますので、もしそれがだめになった場合に、またじゃどうするどうするということになって、第2案として、2階建てにした場合にどのぐらいかかるかというところも概算をこの後出しておいていただきたいという要望なんですが、それはやっていただけますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育部長。 ◎教育部長(小森谷進) 今のご質問ですが、どこまでできるかどうか分かりませんが、その辺やってみたいとは、概算を出してはじいてみたいとは思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 当然、近隣でもジョイフル本田とか、そういう2階建てをやっているところはありますので、そこでどのぐらいかかったのとかというのは調べていただきたいと思います。 以上で、ここは終わりにします。 ○議長(藤沼貢議員) 続いて、2項目めの治水対策について発言を許可いたします。 7番、宮杉勝男議員。    〔7番 宮杉勝男議員 質問席〕 ◆7番(宮杉勝男議員) 2点目の治水対策についてですが、これも幾度となくやってきて、当然、市長もこれをやりたいということで前回の市長選のときでも大きな声で言っていましたが、結果、今のところ抜本的な改善がなされたというところが見えません。 それで、まずはじゃそれで何とかそれをやっていただきたいという私も思いがありまして質問するわけですが、まず1点目ですね、幸手市の目標はどの程度に設定しているのかお伺いいたします。 それと、過去10年間における改善実績。細かい改善は行ってきました。その実績がどこに、どこだということじゃなくて、それをやったことにおいて何立米助かったかというところについてお伺いいたします。 3点目、現在進行中の治水対策の進捗状況についてお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それでは、治水対策についてご答弁申し上げます。 まず、1点目、幸手市の目標はどの程度に設定しているかというご質問ですが、整備目標をどの程度に設定すればいいのかという点については、最終的には事業費用と、それによる効果を十二分に検証した上で決定しなければならない非常に難しい課題です。本市においては、現時点では明確には定めておらず、今後決定していくものですが、一つの指標といたしまして、例えば下水道事業の雨水計画で使用いたします1時間の雨量が50ミリの降雨、また中川、綾瀬川の河川整備計画で用いております48時間で217ミリの降雨があった場合でも、車両の通行止めが発生しないといった程度の整備をまずは検討させていただくことが必要と考えてございます。 現在、業務委託を発注して検討を進めております大中落・中落流域概略氾濫シミュレーション、また倉松川流域ポンプ増強検討業務委託での検討結果なども考慮いたしまして、今後どの程度の雨量に対応する整備とするかということについては、慎重に決定をしていく必要があるものと考えてございます。 続きまして、2点目の過去10年間における改善実績ということで順次答弁申し上げます。 最初に、平成20年度から平成29年度までの10年間における河川やポンプ場の整備の経緯について順次申し上げます。 平成22年度には、大中落護岸かさ上げ工事として、牛村橋付近の右岸約80メートルの護岸が低い区間のかさ上げ工事を実施いたしました。また、緊急時排水ポンプ電気設備工事として、東2丁目の極楽湯の水路にて仮設ポンプ用操作盤、受電盤を設置いたしました。 平成23年度には、大中落改修設計業務委託として、大字下川崎地内の未改修区間の設計業務を実施いたしました。 平成24年度には、緊急時排水ポンプ電気設備工事といたしまして、天神島橋上流左岸と牛村橋上流左岸の水路で仮設ポンプ設置及び受電盤設置工事を行いました。また、牛村橋上流左岸の水路では、仮設排水ポンプ設置槽築造工事によりまして、仮設ポンプ設置のための水槽の築造工事を行いました。 平成25年度には、大中落河川改修工事といたしまして、大字下川崎地内の市道333号線から市道1-7号線までの区間の両岸110メートルの護岸工事を行い、さらに排水ポンプ場整備工事といたしまして、東2丁目地内にて仮設ポンプ設置工事を4カ所実施いたしました。 平成26年度には、大中落河川改修工事として、大字下川崎地内の市道1-7号線の上流側右岸90メートルの区間の護岸工事を実施し、さらに排水ポンプ場整備工事といたしまして、東2丁目地内の東さくら通りのスーパー、ビッグ・エーですが、付近の仮設ポンプ設置工事を行いました。 平成27年度には、大中落河川改修工事といたしまして、大字下川崎地内の平成26年度施工区間の上流側41メートル区間の護岸工事と、中落流域水路改修工事といたしまして、中5丁目地内の中落左岸に合流する水路の狭小区間の改修工事を実施いたしております。 平成28年度には、大中落河川改修工事といたしまして、大字下川崎地内の市道1-7号線上流左岸70メートル区間の護岸工事と、大中落浚渫工事といたしまして、中5丁目地内の牛村橋の下流側で直角に折れる付近の浚渫工事を212メートル実施をいたしました。 平成29年度には、大中落河川改修工事といたしまして、大字下川崎地内の平成28年度施工区間の下流側59メートル区間の護岸工事と、中落浚渫工事といたしまして、中5丁目地内、県道幸手・久喜線より上流100メートル区間の浚渫工事を行っております。 以上が平成20年度から平成29年度における10年間の河川やポンプ場整備の実績です。 なお、平成20年度、平成21年度については、整備事業を実施してございません。 また、これらの整備によってどの程度浸水被害が改善されたのかについては、浸水被害がどの程度軽減したのかにより判断をされるものと考えますが、雨の降り方はその大雨ごとに異なるために、単純に比較するものはなかなか難しいものと考えてございます。 しかしながら、一例で申し上げますと、平成21年度台風18号と平成29年台風3号における被害状況、雨量を比較した場合では、平成21年度台風18号は総雨量が122.5ミリ、時間最大雨量が53.5ミリ、その被害状況については、床下浸水161件、道路冠水による通行止め箇所が14カ所であったのに対しまして、平成29年台風3号では総雨量126ミリ、時間最大雨量45.5ミリ、これに対しまして被害状況は、床下浸水2件、店舗内浸水2件、通行止め箇所7カ所という状況でした。総雨量、時間最大雨量が似通った2つの台風の単純な比較とはいえ、床下浸水件数、道路通行止め箇所数ともに大きく減少していることから、平成24年度以降の整備による改善が一定程度その効果を発揮しているものと考えるものです。 続きまして、3点目の現在進行中の治水対策の進行状況ということでご答弁申し上げます。 現在進行中の事業については、大中落、中落の流域である中5丁目地区と久喜市東鷲宮駅周辺地区を対象といたしました大中落・中落流域概略氾濫シミュレーション業務委託と、倉松川の大堰橋付近の東2丁目、緑台2丁目地区における倉松川流域ポンプ増強検討業務委託です。 まず、中5丁目地区の浸水シミュレーション業務は、どの程度の雨が降った場合に、どこで、どの程度の浸水が発生するかシミュレーションを行い、対策方法の検討を行うものです。この業務については、平成30年6月8日に契約を締結いたしまして、平成31年3月15日までの期間で実施をいたしております。また、この業務については、久喜市との負担協定を平成30年4月13日付で締結いたしまして、共同で事業を行うものです。 続きまして、東2丁目、緑台2丁目地区ですが、昨年度に埼玉県で実施をいたしました倉松川への排水受け入れ増量の検討結果を受けまして、倉松川流域ポンプ増強検討業務委託を平成30年7月10日付で契約を締結いたしまして、平成31年3月15日までの期間で実施をいたしております。今回の業務委託では、倉松川の水位が指定された水位に達するまで増量分を排水した場合での効果の検証や、ポンプ増量の手法の検討などを実施いたします。 今後は、これらの業務委託の結果を踏まえまして、下水事業による調節池や雨水管の整備とあわせて、どのような整備手法が効果的であるのか検討を行いたいと考えてございます。 また、工事関係については、大中落、中落の浚渫工事を実施いたします。中落では、倉松川合流点から県道幸手・久喜線までの区間、また昨年度の施工区間より上流から市道399号線付近までの区間、大中落では、牛村橋上流から水門付近までの区間について浚渫工事を予定してございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員、再質問をどうぞ。 ◆7番(宮杉勝男議員) 1点目の目標値のところですが、これ県でも大体同じだと思うんですね。前にやったときに、県のほうも1時間に50ミリ程度ということの目標に下がったと。昔の100mm/h安心プランというのが余りにも大きい目標なので、半分になっちゃったということを聞いたんですがね。それで、市のほうもこれ同じように右へ倣えで設定していると思うんですが、それで平成27年の台風18号のときに出た水の総量、分かればお伺いしたいんですが。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 申しわけございませんが、その雨量については資料がございませんので、分かりません。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) あ、雨量じゃなくて、あふれ出た水の量をお伺いしたいです。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) あふれ出た水の量については、それは計算しないとということで、資料を整えてございませんので、お答えできません。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 分かりました。 とりあえずは計算しないと出ないということですが、前、私が一般質問したときに出していただいた数字があります。それなので、結局、近々に対して一番、床上浸水まで行ったのはこの平成27年の18号のときですよね。だから、こういうことが、この18号、一番近々で一番大きな災害のここを、これがないようなところを目標値にするということが市の目標としてはいいのではないか。県のほうでは50ミリに対するものに対してはもう終わっているという回答ですから、市ではそれでだめな部分は、ここの平成27年の18号を基本に考えて、ああいうことがないような施策を市独自で目標額を設定するべきと考えますが、いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) まず、先ほど申し上げましたのは、下水の雨水計画が時間50ミリ、あと中川、綾瀬川でしたか、その河川整備計画のあと想定雨量ということで申し上げましたので、これについては幸手市の下水道事業、また倉松が流下する河川ですので、当然それは目安にさせていただいた上で、今回のシミュレーションも踏まえまして、じゃどういった規模で調節池をつくれば、例えば道路冠水が15センチだったのが10センチに減るのか、そういう形にするのか、10センチなのをゼロにするのかという、そういった今度細かな検討をさせていただくということで考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 以前出していただいた数字をもとに計算したところ、まず最初進めていただいた100mm/h安心プランというもので国・県なりの計画が遂行していたならば、大島新田もあのような状態でもうちょっと掘っているし、中島排水機場のほうもあと倍ぐらいの能力になっていたということで、大島に入るその差を見たら、50ミリで終わらせちゃった部分と100ミリまでやっていた部分の差額、差の量を見たら、このときに出た水の量よりも、そっちに入るほうが多かったんですよね。 だから、100ミリでやっていてもらえればこんなことはなかったんですが、それをやっていただけないということなので、その部分、市で足らない部分を掘るなりという部分も必要かと思うんですが、その調節池、調整池、どっちだ、池に関しての考え方は何か進んでいるのはありますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 大島新田の調節池が一応暫定形ではないかというお話で、前も議員からご指摘をいただきました。 ◆7番(宮杉勝男議員) 終了です、終わり。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 終わりという話をしているという話でしたが、それについて将来形があるんであれば、一応それに向けて要望をするべきではないかというご質問をいただいて、要望はさせていただくという答弁をさせていただいたと記憶をしています。そういったことも踏まえまして、実際問題、幸手市がまずはできる範囲内で被害の軽減ということは考えなくてはならないというのが現実ですが、そういった将来的な可能性で、それが高いのに幸手市が独自にやれば、幸手市のそれに伴う費用が増えてしまうということですので、そういったのに十分情報交換をさせていただきながら検討させていただきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 県のほうはもう終わりましたというところですが、それで幸手市が現状こういう状態ですから、お願いしていただいています。でも、県のほうからは全然やる気ないですよね。じゃ、前向きな回答が返ってくるんですかということになるんですよ。ないんであれば、じゃ独自で考えていかなきゃならないし、その部分についてのお伺いなんですが、県のほうのじゃ回答をお伺いしたいです。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 県のほうは、基本は暫定形としてもう終了しているという言い方をしています。ただ、将来形がないのかという話になりますと、当然将来形はありますので、今でも河川整備計画の中で倉松川の将来形はまだあるわけですから、基本的にはそれがなくなったということではない。ただ、全線ですね、少なくとも時間50ミリで今現在整備されておりませんので、全線多分時間50ミリで今の目標の中で整備して、さらにその後に将来形ということになると思いますので、現実的には幸手市の考え方でというのが一番現実的であろうと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、幸手市独自での調整池というものは考えていないということになりますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) もうシミュレーションについては、現況の大島新田で少なくともシミュレーションはさせていただくと、それをもとに検討はさせていただくということです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 全体を見た中での、これも以前の答弁の中から用いるんですが、全体を見て、どこに調整池をつくったらいいか、市内でもって検討しますという回答が出ていますよね。それは、そのじゃ進捗はどうなっていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これも何度かご答弁申し上げていますが、まず1点は、今、久喜市との共同事業として東鷲宮周辺の流域も含めましてシミュレーションをやっています。それについては、外水における調節池といたしまして、向こうのほうですね、要するに大中落の水を引き込むということを前提で位置を検討させていただきたいというお話をさせていただいておりますのと、緑台とか向こうの方面については、内水を一時貯留して流出を抑制する下水道事業として、下水道の事業として向こうの方面ということで、今回のシミュレーションも踏まえまして、適地、また規模は検討させていただきたいということです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 先ほどの調査の中での、来年度の3月あたりまでに出るということでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回のシミュレーションについては、3月15日までが業務の期間ですので、シミュレーションはその場で一応、今回のシミュレーションは結果が出ます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) それと、香日向のところで外水を入れるところと言ったんですが、それと、そこの外水を直接中川に持っていくということでは、どっちが安いんですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今現在、幸手市のそういった調節池の水を中川に排出しておりますのは、基本的には、前も宮杉勝男議員からご質問をいただいた香日向の調節池の水を、あれは一応開発に伴う調節池ですが、久喜市の弦代から来るのと交互運転で中川に排出しているというお話を差し上げてございますが、可能性ということであれば、そういったポンプの増強とかということも経済比較はできると思いますが、じゃ実際それができるかどうかということについてはいろいろ問題もございます。ただ、今のところ、そういった経済比較もさせていただいていないという状況です。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 経済比較、やる気がないからしていないのは当然なんですが、こっちで外水を溜めるところを市でつくると。それは当然、久喜市から、何か鷲宮から流れてくるものですから、それは私は市でやらずに県でやる事業と考えますし、もしそれでお金がかかるが、私は、今現在あるラインがありますから、そこの例えば今これぐらいの径だとしたらば、プラスアルファじゃ倍の径にしましょうと、その倍ぐらいの径を埋めるだけの用地というものはあると思うんですね。それで、径をでかくして、外の中川に排水のポンプを大きくすれば、こっちに穴掘る必要もなくなるんじゃないかなと思うんですが、それは素人考えということなんですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 確かにもうルートとして、大中落の水を今、実際問題として香日向の調節池に雨水管が行っているというのは事実ですし、議員ご指摘のように、それを中川に久喜市から来るのと弦代の調節池と交互運転で排出しているというのは事実ですから、可能性として技術的なそういった検討は可能であると考えます、ご指摘のように。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) それは可能性としてはあるが、市の方針としてはそうではないということですね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 基本的に、あれは香日向の調節池については、香日向の開発に伴って、開発によって新たに流出が増える部分の流出抑制施設ということで私ども考えておりましたので、今のところそういう検討に至っていないということです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 分かりました。 これはもうこれ以上、どうこうああこうと言っても進まない問題とは思いますので、治水で、次は中川に、中川流域として、中川よりも北側は中川に雨水を入れていますよね。中川よりも東京都より、南側、東京都よりのほうで入れているのが香日向だけ。あと、あそこの北公民館のところからは入れていますよね。だから、もう一つあるわけですよね。あと、全部でそれって中川に何カ所あって、どのぐらい入れられる容量がありますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 全部つぶさに調査したわけではございませんが、考えつくだけでも恐らくは工業団地、あと高須賀のポンプ場等がございます。ただ、それについては当然、中川に排出する段階で、管理者と協議して容量を決めていると思います。今、県のほうも、中川については積極的に今後、治水対策で活用を図りたいということで、今、幸手市の排水機場の工事も行われているという状況がありますので、その辺は県のほうと情報交換をさせていただきながら、検討させていただければと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 中島排水機場の工事の内容を、今、工事しているというんですが、大体で教えていただけますか。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時58分 △再開 午後1時59分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 一般質問の途中ですが、10分間休憩をいたします。 △休憩 午後1時59分 △再開 午後2時10分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 答弁できますか。 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 失礼いたしました。 それでは、先ほどご質問のございました埼玉県が実施しております放水路活用浸水対策ということで、中川の、失礼しました、あそこの排水機場の近くの内容についてご説明申し上げます。 まず、中川が幸手放水路で江戸川のほうに行くところと、中川本線として下流に流れる部分で分かれるわけなんですが、その本線、江戸川に行く部分と本線で流下する部分のここに、本線のほうの流下する部分の水位を調整できる堰をつくるということです。ですから、分かれる部分に堰をつくることで、それ下流の流量調整をするのは当然なんですが、あとその上流部分についても、今度、江戸川のほうへの放水は排水機場のポンプで可能になりますから、その辺を柔軟にやることで、水位をにらみながら水害対策を行いたいということで、幸手市にしてみれば、中川のほうの水位が下がりますので、倉松川の水位も若干下がって、そういった部分でも影響はある程度あるのかなと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、昔あった和田公園の堰の跡が残っておりまして、それよりも上流部分に新たな堰を設けるということでよろしいですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) はい、上流部分です。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そして、当然、排水機場の容量アップということは、それはないんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今現在、私どものほうで県から伺っておりますことについては、排水機場のそういった能力アップは今のところ想定していないということで伺っております。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、堰を設けた場合に、その上流の水位が下がる、どうして下がるんですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今まで、分かれるところに堰がなかったということですね。だから、両方自然に流下していましたので、江戸川に排出する際にポンプを回しますと、すぐ水が水位が下がってしまって、なかなかポンプが生かせなかったという状況があるようです。ですから、本線に流下するところに堰をつくりまして、それから上流については当然水位が上がりますので、それについては、排出については既存のポンプでもって対応可能ということで考えているようです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、中島排水機場に行くこの水路が狭かったということでもありますかね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 狭かったというよりも、普通に流れてきて、本線のほうが流下していく、片方、片や排水路でもって、のほうに流れていってということで、当然、設計をしたんでしょうが、なかなかそれが効果が発現できなかったということで、余りポンプが今まで有効ではなかったということだと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そうすると、行って、曲がるほうが多く行っちゃったということで、真っすぐ行くほうが少なかったと、そっちのほうが低かったということですか、じゃ。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。
    ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それは私どものほうで検証してございませんので、概量をお聞きしたということでご理解いただければなと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) 当然そうした場合に、堰を設けた場合に、今度はそちらで江戸川に排水する量が今よりも増える、さらにはまだ中島排水機場は今が50とすれば、あとポンプをつければ100までできるだけの施設は確保してあった、ポンプを据えればというところだと思うんですが、その辺の要望もしていっていただきたいんですが、その辺はどうですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) この事業については、私どもも、まだ今その堰を設計段階で、この冬から着工で、おおむね2年ぐらいかかるというお話で伺っていますので、その間、その辺の詳細を伺いまして、内容によって検討させていただければと考えます。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) それで、また中川のほうの排水が江戸川にうまくいくということであれば、あと幸手市の中川に近い部分の排水も受け入れてほしいと言って通るものなんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 当然、その辺については中川の有効活用ということで県のほうは検討されていますので、協議には応じていただけるかなと、これはなですが、まだしていませんので、考えるところです。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) そこで、先ほどに戻って、香日向のほうも中川にうんと入れてもらえるように、要するに久喜市から来るものをぐっと中川に入って、幸手市に入ってくる水を減らして、幸手市は幸手市で、そうすれば倉松川がより有効に幸手市としては活用できますので、その辺の要望をしていっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) その辺のところは、いずれにしましても今、久喜市と共同で浸水シミュレーションもやっていますし、ただ、当然そうしますと今度、香日向の住民の方への影響とかも、今現在、香日向の流出抑制施設として使っていますので、失敗するとあふれちゃうとかという状況も想定されないわけではございませんので、その辺はいろいろ可能性の問題として検討させていただければと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 7番、宮杉勝男議員。 ◆7番(宮杉勝男議員) もちろん現状のままでそこに入れさせてよじゃなくて、その部分、市でもってこれだけの容量に金を出してやるから、一緒にお願いしますよという方法じゃないと、今現状のところだけお願いしますといったって、冗談じゃないという話になりますから、こっちから入る部分については工事して容量をアップするような方法で予算を組みますということじゃないと無理だと思いますので、そこは話すときも、後でウイン・ウインのところでいけるような形でやっていただきたいと思います。 終わります。 ○議長(藤沼貢議員) いいですか。 ◆7番(宮杉勝男議員) はい。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、7番、宮杉勝男議員の一般質問を終わります。 次に、6番、松田雅代議員の発言を許可いたします。 1項目め、事務処理の遅滞について、なお、質問席にてお願いいたします。 6番、松田雅代議員。    〔6番 松田雅代議員 質問席〕 ◆6番(松田雅代議員) 6番、松田雅代です。 ただいま議長より許可をいただきましたので、順次質問をさせていただきます。 少々、雨風が気になりますが、できるところまでやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、1項目めに、事務処理の遅滞についてお伺いをいたします。 本年4月に施行された組織改正に付随する事務処理が滞っているという問題です。3月議会で、私は組織改正について、その事務の進捗をお伺いいたしましたが、そのときには、3月中に規則等の公布等の施行に関する必要な手続きをすると答弁がされていた事務です。それがどうしてか、8月になっても改正されていないという状況がございましたものですから、質問させていただきたいということになりました。 1項目めに、例規集「幸手市役所組織規則」が8月22日現在も更新されておりません。事務処理が遅滞している理由は何かお伺いをいたします。 2点目に、組織として、いつ認識をされたかお伺いをいたします。 3点目に、あるべき事務処理、そして組織としての対応をお伺いいたします。お願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) それでは、1点目、幸手市役所組織規則の更新が遅滞している要因についてお答えさせていただきます。 幸手市役所組織規則については、平成30年度の組織機構の再編に基づき、関係する規則と合わせて20件分を一括して4月1日に改正手続きを行ったところですが、議員ご指摘のとおり、例規集への更新作業において事務の遅れが生じてしまったものです。事務が遅れてしまった主な要因といたしましては、例規集を更新する際は、更新データに誤りがないか再度確認作業をしているところですが、今回ご指摘の幸手市役所組織規則を初め、関係例規20件分は、本則、別表及び様式の改正箇所は合計で約90件と多くあったことから、更新データの確認作業に想定以上の時間を要してしまったこと、また年度当初の事務量の増加により事務が滞ってしまったことが要因です。 なお、ご指摘の幸手市役所組織規則を初め、関係する規則の例規については、8月23日に例規集への更新作業が完了いたしました。 今後については、事務の遅れがないよう、効率的な事務処理を行い、迅速な例規の更新作業に努めてまいりたいと存じます。 続きまして、2点目、組織としていつ認知したかについてお答えさせていただきます。 事務処理の遅延について、組織として認知した時期ですが、本来4月分の改正例規を5月に更新依頼すべきものができなかったことから、5月に事務の遅れを認知したものです。 続いて、3点目のあるべき事務処理、組織としての対応についてお答えさせていただきます。 例規集については、市の条例、規則等を収録するものとして、その制定改廃の状況を適宜更新すべきものと考えております。事務処理については、更新データの作成から確認、業者への更新データの引き渡し、更新が完了した例規集の確認作業などがございまして、条例の制定改廃にあわせて規則などについても、次の議会までの約3カ月間を目標に例規集への更新を行ってございます。 また、組織としての対応ですが、例規の制定改廃事務については、幸手市の例規の制定改廃事務に関する規程にその手続きの定めがございますので、関係所属長に適正な事務処理の注意喚起を図り、公布された最新の例規を速やかに収録できるよう管理してまいりたいと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 今おっしゃってくださったこと、理解ができないんですが、例えば幸手市の例規の制定改廃事務に関する規程を見たときに、本来、条例は議会開催月の2カ月前の月で庶務課長が指定する日に条例の改正の立案をして、審査に回すと。それで、それにあわせて規則も一緒に立案をして、これは提出期限は公布予定日の1カ月前とはなっておりますが、条例とともに規則も立案するということがこの例規に載っているんですね。そうすると、今回どういう段階で遅れが、立案から考えたときに、どの時点で遅れが生じて、また庶務課長に遅れが出たときには連絡をするということになっておりますが、その辺はどんな状況であったんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) 今回のこの例規集に登載されていないということですが、これは例規の改廃自体は4月1日で終了、終了というか、完了しているものです。それを例規集のデータの更新作業が遅れたということですので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、例えばこういうものというのは事務をする前に、綿密な多分事業スケジュールのようなものをお立てになると思うんですね。そのときに、その量が多いということになったときに、その辺のところを考慮したような事務の見直しであったりとか、そういうのはなされないんですね。政策課の手を離れたのは4月1日ということで間違いないんですね。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) 条例、規則の、今回、条例があるわけではなくて規則ですが、規則の制定については政策課の事務ということで、それは4月1日に完了しているということです。 その後の多かった場合にということですが、4月については例年多い状況です。今回特にこの組織関連については、組織の改編というのは昨年度まではそれほど大きなものではなくて、今回特に大きかったものですので、特に多かったということです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、全部完了したとおっしゃっているんですが、実は訓令に関する要綱とか規程ですね、それはまだ変わっていないんですが、それはどうなっているでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) それについては、例規の更新のほうが次に回ってしまっておりますので、申しわけございませんが、8月23日段階では更新されておりませんので、次の更新でさせていただきたいと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 確かに今回の組織改正は非常に私は大型のものだったと思っておりますので、確かに職員の方たちも一生懸命やってもどうしても届かないことはあったとは思うんですが、しかし12月議会で条例が出されていて、今さっき最後の尻尾のところの訓令がまだいまだに変わらないということは、1年かけてこの事務が完了するということになるんですが、こういうことというのは前例としてあるんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) 条例、規則、そのほかの規程についての制定については4月1日で完了しているということです。その後の後処理としての例規集への更新作業、これが遅れているということでございまして、これについては規程のほうでもいつまでにという期限がございませんで、それによりまして本来は速やかにお知らせすべきところが遅れてしまっているという状況ですので、そこについてはお詫び申し上げたいと思ってございます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) これは、今の事務は正しい事務でないことは確かなんですよね。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(木村卓朗) 正しいか正しくないかというと、規則ですとか手続きに瑕疵があったかというと、そういうことではなくて、速やかにお知らせしたほうがよいものをお知らせできなかったということです。これについては、何か手続き的に違反があったとか、そういうことではないとは感じております。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 私も不適正とは言っていないですよ、不適切なんですよね。これの先ほどおっしゃったのでは、全く何か反省されているとは思えないんですね。当たり前じゃないかと、量が多ければ当たり前じゃないかと聞こえたんですが、今後その辺の意識も含めて、しっかりとこのようなもの、例規って、幾ら規則とか、あるいは規程とか要綱という内部なものであったとしても、市の仕事の根幹の部分です。 我々は、私はこのことを目を皿のようにして皆さんのミスを見つけようとか、そういうことで見つけたんではございません。必要があって、この規則を調べたかったんですね。所掌も載っているんですね。なので、必要があって見たわけです。何もそんなミスを見つけるというわけじゃないです。そういうことが市民に、あるいはこれネットですから、どこででも見れるという状況の中で、こんなに市の条例等に対しての改正が1年もかかるということは、これもう答弁は結構ですが、もうぜひともしっかりと悔い改めて、二度とこういうことが起こらないように、事務が多ければ多いなりに期限を決めてきちんとそれが処理できるようにやっていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。これはこれで結構です。 ○議長(藤沼貢議員) 終わりなんですか。 ◆6番(松田雅代議員) はい。 ○議長(藤沼貢議員) 続いて、2項目めの全国学力・学習状況調査結果分析について発言を許可いたします。 6番、松田雅代議員。    〔6番 松田雅代議員 質問席〕 ◆6番(松田雅代議員) では、2項目めに全国学力・学習状況調査結果分析についてお伺いをいたします。 昨年は12月議会で取り上げました。学力テストの目的は、そのときにも私も申し上げましたが、義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、子どもたちの学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、学校での教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てること、これらの取り組みを通して、継続的な検証改善サイクルを確立することとされております。 文部科学省の公表を受けまして、8月には、ある自治体の首長が「学力テスト発言」ということで波紋を広げたということがございました。テストの結果を教員や校長の人事評価に反映させるという発言でした。私が毎年取り上げているのは、そのような点数至上な考え方ではなく、子どもたちに考えることや学びのおもしろさに気づいてほしい、そのためには最低限、学校での授業がおもしろいと思える学習力、学力が必要だという思いがあるからです。 新聞等によりますと、今年度は全国的に、正答率では成績上位県と下位県の差が縮まる傾向が続き、各教科で下位層の底上げが見られるとのことです。先日、議員全員協議会で幸手市の結果概要をいただきましたが、さらに詳しい分析についてお伺いをしたいと思います。 そこで、1点目に、平成30年度全国学力・学習状況調査の詳しい分析をお伺いいたします。 2点目に、特に正答率の高い問題、低い問題、無回答の状況をお伺いいたします。 3点目に、奏功した取り組み、今後も継続して取り組むべき課題をお伺いいたします。 4点目に、児童・生徒の生活、学習への取り組み状況に変化はあったかお伺いいたします。 以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 教育長。 ◎教育長(山西実) それでは、松田雅代議員の全国学力・学習状況調査結果分析についてのご質問に順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目のご質問、平成30年度全国学力・学習状況調査の詳しい分析結果についてお答えを申し上げます。 まず、小学6年生の国語Aの平均正答率は70%で、全国平均と比較してマイナス0.7ポイントでした。昨年度の課題でございました書くことについては、全国平均と比較しプラス3.7ポイントと大きく改善が見られました。これは昨年12月の松田雅代議員への回答でも申し上げましたとおり、目的に応じて各活動を多く設定する授業を取り入れた結果と分析をしているところです。正答率が全国平均に届かなかった問題は、登場人物の心情について情景描写をもとに読み取る問題で、マイナス1.2ポイントでした。また、伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項の正答率は、全国平均と比較しマイナス1.1ポイントでしたが、特に漢字の書き取りの問題に課題が見られます。 次に、国語Bの平均正答率は55.0%で、全国平均と比較してプラス0.3ポイントでした。中でも書くことに関しては、プラス1.4ポイントと大きく改善が見られました。目的や意図に応じて文章全体の構成の効果を考える問題では、プラス4.1ポイントと理解が高まってございます。課題といたしましては、国語A同様、読むことです。県平均を1.2ポイント超えたものの、全国平均に比べてマイナス0.3ポイントでした。目的に応じて複数の本や文章などを選んで読む問題に課題があると考えております。 続いて、算数Aの平均正答率は64.0%で、全国平均と比較してプラス0.5ポイントでした。中でも図形の理解については、全国平均と比べプラス2.8ポイントと成果が出ております。一方、課題としましては、量と測定の理解でマイナス1.5ポイントでした。また、数と計算の領域のうち少数の割り算に課題を抱えています。 算数Bの平均正答率は51.0%で、県平均を1.0ポイント超えたものの、全国平均と比較してマイナス0.5ポイントでした。また、活用であるB問題の示された考えを解釈し、計算の決まりを使って考える問題では、全国平均と比べてマイナス2.4ポイントと課題が見られました。また、条件に合った言葉で図形の性質を説明する記述式の問題では、県平均を2.5ポイント上回ったものの、全国平均ではマイナス2.1ポイントと課題を抱えています。 続いて、理科の平均正答率は60.0%で、県平均を1.0ポイント超えたものの、全国平均と比較してマイナス0.3ポイントでした。主として知識に関する問題が全国平均と比較してマイナス3.0ポイントとなり、基礎基本の定着が課題となりました。中でも、体積や関節など科学的な言葉や概念の知識、理解に課題があることが分かりました。 続いて、中学3年生の分析をご報告申し上げます。 国語Aの平均正答率は72.0%で、全国平均と比較してマイナス4.1ポイントでした。昨年度よりも全国平均との差は縮まっているものの、全ての領域の問題で正答率は全国平均を下回っておりました。中でも、読むことと伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項では、全国平均と比較すると、ともにマイナス4.6ポイントで課題がございました。 続いて、国語Bの平均正答率は59.0%で、全国平均と比較してマイナス2.2ポイントでした。A問題同様、昨年度よりも全国平均との差は縮まっているものの、全ての領域の問題で正答率は全国平均を下回って、課題が見られました。中でも、文章とグラフの関係を考えながら内容を捉えることではマイナス5.8ポイント、登場人物の言動の意味などを考え、内容の理解に役立てる問題ではマイナス5.2ポイントとなり、正答率が低い状況にあります。 数学Aの平均正答率は62.0%で、全国平均と比較してマイナス4.1ポイントでした。数学に関しましても、昨年度より全国平均との差は縮まっているものの、全ての領域の問題で正答率は全国平均を下回ってございました。中でも、等式の性質を用いて目的に応じて変形する問題はマイナス15.1ポイント、指数を含む正の数と負の数の計算問題はマイナス9.8ポイントと、数学的な技能を問う問題の正答率が低い状況でした。 数学Bの平均正答率は42.0%で、全国平均と比較してマイナス4.9ポイントでした。事柄が成り立つ理由を構想を立てて説明することはマイナス11.7ポイント、発展的に考え、条件を変えた場合について説明の一部を書き直すことではマイナス10.0ポイントであり、数学的な見方、考え方を問うような問題の正答率が低い状況でした。 続いて、理科の平均正答率は63.0%で、全国平均と比較してマイナス3.1ポイントでした。主として、知識に関する問題が全国平均と比較してマイナス4.9ポイント、活用に関する問題はマイナス0.9ポイントであり、基礎基本の定着が課題となりました。中でも、太平洋高気圧の特徴やガスバーナーについての理解などの問題に課題が見えました。 2点目の特に正答率の高い問題、低い問題、無回答の状況についてお答えいたします。 初めに、小学校、中学校の正答率の高い問題、低い問題にお答え申し上げ、最後にまとめて無回答の状況についてお答えします。 まず、小学校国語の特に正答率の高い問題は、国語A問題、B問題ともに、意見を比べて書くことや文章全体の構成を考えて書くことなどで、高い正答率が見られました。 次に、特に正答率の低い問題ですが、A問題では、漢字の読み書き、B問題では、計画的に話し合うための司会の役割は何かという問題でした。 続いて、算数の特に正答率の高い問題についてです。 A問題では、円周率の意味を問う問題や直径の長さと円周の長さの関係について理解する問題、B問題では、合同な正三角形で敷き詰められた模様の中に条件に合う図形を見出す問題でした。 次に、特に正答率の低い問題は、A問題では、百分率を求めること、B問題では、分配法則や図形の性質をもとに回答を記述する問題でした。 続いて、理科の特に正答率の高い問題は、物を水に溶かしても全体の重さが変わらないことへの理解や実験結果から考察して答えるという問題でした。 特に正答率の低い問題は、エネルギーに関する問題に課題がございました。 続いて、中学校国語の正答率の高い問題は、国語A問題、B問題ともに、書こうとする事柄のまとまりや順序を考えて文章を構成する問題でした。 次に、正答率の低い問題ですが、A問題、B問題ともに、読み取りなどの内容の理解と漢字の書き取りの問題です。 続いて、数学の特に正答率の高い問題は、A問題では、与えられた資料から中央値を求めるなど、資料を活用する問題、B問題では、グラフから必要な情報を読み取り、事象について考える問題でした。 次に、特に正答率の低い問題は、A問題では、比例や平面座標、B問題では、証明の一部を条件に合わせて書きかえる問題でした。 続いて、理科の特に正答率の高い問題は、一つの要因を変えると、その他にも変わる可能性のある要因を指摘する問題です。 次に、特に正答率の低い問題は、質量パーセント濃度を求める問題や実験技能について問う問題でした。 最後に、無回答率です。 小学校では、全体的に無回答率が全国よりも少ない傾向に転じております。無回答率が高いものといたしましては、漢字の書き取りに関する問題や自分の考えの根拠を明確にして答える問題が上げられます。 次に、中学校ですが、無回答率は全国の無回答率と比べると高い傾向にございます。特に、漢字の書き取りや粗筋を書くこと、数学では等式の性質を利用して答える問題などです。基礎的な知識、理解不足があるところに大きな課題があるのではないかと思ってございます。 続きまして、奏功した取り組みと今後も継続して取り組むべき課題についてご答弁申し上げます。 初めに、学力向上に奏効した取り組みについて申し上げます。 1つ目は、教育委員会から数値指標を例示した学力向上マネージメント総合プランを提示し、それを受け、各学校では課題を把握し、具体的な手だてを実行いたしました。例えば、基礎基本の問題を集中的に解く時間を日課表に位置づけ、習熟、定着を図る取り組みや、書くことを多く取り入れた授業を展開することなどです。また、子どもたちみずから家庭学習計画を立てて取り組むことや、宿題強化週間を設置し、期間中の宿題提出率100%を目指す取り組みも、これらの中で実施されております。 2つ目は、さってアフタースクールの充実です。昨年度のさってアフタースクールは、年間で約120回開催、約540名の児童が参加し、放課後の時間を利用し取り組んでまいりました。その中では、わくわくテストの実施やベテラン講師による個に応じた的確な指導を行い、学ぶ楽しさを高めてまいりました。 3つ目は、各種リーフレット等による啓発活動を行う取り組みです。教師の資質、能力の向上を図るため、幸手市独自のスタンダード授業5や言葉かけ改善モデルを示し、取り組みを奨励しました。また、家庭には家庭学習宣言を配布し、家庭での学習習慣の確立を図ってまいりました。 4つ目は、幸手市学力向上推進協議会で作成した幸手市中学校新入生入学テストを実施いたしました。小学校6年生の春休みに家庭学習を充実させ、中学校への学習意識を高めることができたのも学力向上の要因の一つだと思っています。 5つ目は、各学校への訪問指導です。教師の授業力向上を図るため、幸手市の年次研修を充実させました。さらに、教育委員会指導主事の訪問のみならず、各学校のすぐれた教師に教科等指導員を委嘱し、各学校に派遣し、年間を通して若手教員への直接指導を行ってまいりました。また、東部教育事務所や県の教育局と連携した訪問指導や取り組みも展開し、新学習指導要領の理解や具体的な指導方法について指導してまいったところです。 次に、今後も継続して取り組むべき施策や課題です。 教育委員会では、学力向上マネージメント総合計画を一層学校の実態に即したものにするため、本年度は、我が校自慢1校4挑戦プラスを提示し、学力向上ロードマップ作成を提案し、学校全体で総合的に取り組むようにしました。このことを通して、主体的、対話的で深い学びの視点による授業の改善が進んでいるところです。 また、中学校では、スマートフォンを長時間使用することで生じる生活習慣の乱れや学習時間の減少は、引き続き大きな課題となっているところです。家庭学習の習慣化と質の向上で、これらをさらに進める中で、学習効果を高めていく必要があると考えています。 今後もより一層、教育委員会と各学校が連携強化を図り、どの子にも確かな学力の定着を図ってまいることが大切であると考えております。 続いて、4点目、児童・生徒の生活、学習への取り組み状況に変化はあったか伺うについて、児童・生徒質問紙等の回答状況からご答弁申し上げます。 小学校は62項目、中学校は59項目の質問に対する回答状況から、本市の児童・生徒の授業に対する取り組みや評価、家庭での生活や学習における実態、物事に対する見方、考え方の3点において、昨年度の結果などと比較して変化があったことをご報告申し上げます。 まず、小学校6年生児童の実態についてです。 授業に対する取り組みの評価についてですが、算数、理科の勉強は好きですか、授業の内容はよく分かりますかという質問に対し、そう思う、どちらかといえばそう思うと回答した児童の割合は、算数ではプラス2.0ポイントと高くなり、昨年度よりも改善されつつあります。また、算数、理科の授業で学習したことは将来社会に出たときに役に立つと思いますかという質問に対しましても、そう思う、どちらかといえばそう思うと回答した児童の割合はプラス0.9ポイントと高まり、学ぶ意欲や喜びが向上していることがうかがえます。 続いて、家庭での生活や学習における実態です。家で学校での宿題をしていますかに対して、している、どちらかといえばしていると答えた児童は98.1%と、昨年度と比べてプラス2.9%でした。 家で学校の授業の予習、復習をしていますかに対して、している、どちらかといえばしていると答えた児童は81.1%で、県よりもプラス11.3%でした。このことから、保護者の協力もあり、家庭学習の習慣化が図られてきているという変化が見られます。 物事に対する見方、考え方ですが、自己有用感が低いことや地域とのかかわりが希薄化していることなどが昨年度と同様、同じ課題があることが分かったところです。 次に、中学3年生生徒の実態です。 授業に対する取り組みの評価では、数学、理科の勉強は好きですかという質問に対し、そう思う、どちらかといえばそう思うと回答した生徒の割合は、数学ではプラス13.8ポイントと昨年度よりも高くなりました。また、数学、理科の授業で学習したことは将来社会に出たときに役に立つと思いますかという質問に対し、そう思う、どちらかといえばそう思うと回答した生徒の割合は、数学では昨年度よりもプラス6.8ポイント高くなっており、学習への好感度が高まり、忌避傾向が少しずつ改善されてきているように考えられます。 さらに、家庭での生活や学習における実態にも大きな向上が見られました。家で学校の宿題をしていますかに対して、している、どちらかといえばしていると答えた生徒は93.5%と、昨年度と同様の質問に対しプラス13.3%と著しい成長が見られました。これは基礎基本の定には欠かせないことであり、学力向上の大きな一歩と考えてございます。 次に、物事に対する見方、考え方の改善された点です。地域行事に参加していますかという質問に対して、している、どちらかといえばしていると回答した生徒はプラス13.1ポイント、ボランティア活動への参加の質問に対して、している、どちらかといえばしていると答えた生徒はプラス8.7ポイントであり、昨年度よりも高くなってございます。ここから、他人や地域への関心が高まり、社会性の向上がしていることがうかがえます。 しかし、昨年度と同じ課題もございます。家で学校の授業の予習、復習をしていますかに対して、している、どちらかといえばしていると答えた生徒は63.5%で、県よりもプラス3.2%でしたが、残りの約35%の生徒については予習、復習をしていない状況であるとともに、先ほど家で宿題を確実にできていないという生徒が3割以上いることは看過できない状況にございます。 また、埼玉県学力・学習状況調査の結果を見ますと、平日2時間以上スマートフォンを使ってゲーム等をしている中学1年生は県平均よりも3.3%高い43.3%、中学2年生では県平均より11.3%高い56.8%、中学3年生では県平均より7.8%高い55.0%と、どの学年においても県の平均よりも高く、学習時間の減少に直結していることや脳への影響なども出ており、引き続き大きな課題です。 ○議長(藤沼貢議員) 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。 △休憩 午後2時58分 △再開 午後3時09分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 再質問がございましたら発言願います。 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) ありがとうございました。 そう一足飛びにいろんなことが改善するということはないと思いますし、現場ではもう現場で、その現場の中でしっかりと頑張ってくださっているんだとは思うんですが、今日しかしお聞きした数字の中で、私なりに幾らか整理をさせていただきたいと思います。 まず、幸手市はこれまでも基礎基本ということで、あと多くの時間を割き、また労力を割いて、あるいはその財源も投入していろいろやってきているという状況の中で、ただ、今、教育長がお答えいただいた中では、結構、基礎基本という言葉であったりとか、四則計算、漢字という、本来、基礎基本に該当するのではないかと思うような、そういう設問でもって答えられていないという状況があるんですが、これは何てお聞きしていいか分からないんですが、その状況ということをどのように分析されているかということでお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 議員ご質問のように、四則の問題であるとか、伝統的な言語、あるいは漢字についても回答率が低いというご指摘はそのとおりでございまして、これをどのように解釈するかということですが、私は、学びには理解と習熟と2つの側面があるかなと考えております。例えば、四則の意味であるとか漢字の意味であるとかというのは、どちらかというと理解にかかわる内容、これはどちらかというと授業が多く狙う部分だと思うんですね。習熟で、そのことをどう自分なりに確実に身につけていくかというのは、これは授業の部分と、いかに家庭学習を含めて自分自身でそれをマスターしていくかという部分とがあるのではないかなと思います。そうすると、習熟の部分についての学びが不足しているのではないかと、こんなふうに考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、理解はしているが、反復練習等が足りていないという、そういう理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) どちらかというと、そちらにウエートがあるんではないかなと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 本当にいろいろ過渡期ってありますので、全てが全て今の数字で何かを決めてしまうということは、それは避けなければいけないとは思うんですが、しかし余りにもそういう基礎基本と言ってきながら、なかなかそこも上がらない。そういう子たちがじゃ家庭学習をしていないかというと、数字的には宿題をしていると、あるいは予習、復習までしているという状況の回答もかなり高い数字で、県より高い数字という形で出ているんですが、何だか本当に像が結ばないんですね。一体何が起こっているのかということが非常に理解しにくい状況なんですが、その辺については、教育長は何か分析というか、されている部分がありますでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 分析というよりは所見になろうかと思いますが、小学校のほうでは、これが大幅に伸びてきているということがあろうかと思いますが、基礎基本の徹底が十分でないということについては、今後とも、家庭学習のつながりや授業との結びつき等々を大切にしながら展開をしていくということが重要になってきているのではないかなと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そういう意味では、去年の答弁の中で、平成29年度に関しても基礎基本はまだ芳しいところまで行っていないと、応用に対しては余り芳しいところまで行っていないとお答えいただいているんですが、これ以上の改善はしているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) これらの改善というよりは、これらの分析については、教育委員会でも、また各学校でも進めておりまして、それらを大切にした各学校での教育活動には取り組んでいただいているということですので、例えばサマースクールなども、今までは全員集めていたサマースクールから、課題のある子を中心にして指導するとかといったような形での取り組みの変化であるとか、それから例えば先ほど申し上げましたが、日課表の中にそういう時間を位置づけて勉強させるという状況の中で、問題の数を多くやらせるという方法から、できるまで最後まで見届けをする、繰り返し問題をやらせるなどといったような取り組み等々初め、改善についてはそれぞれの学校で努力していただいているということです。 さらに、本年度は、その取り組みの学びのロードを作成しまして、検証をしながら、PDCAのサイクルの中で評価と改善を進めていくという取り組みをしているところです。本年においても、これ来たのは7月の末と8月の頭でしたが、既に各学校ではこれを分析し、2学期以降、どうそれに向けて取り組んでいくかという方針も既に確認をして、取り組みを出しているという状況にございます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 細かな話は、本当に現場でないとなかなか分からないということはあるかとは思うんですが、そうしますと、去年は学校間格差とは言いませんが、学校によって平均以上行っている、あるいはそこそこ、あるいはそれに満ちていないということで、当然それはあるわけなんですが、その辺の学校の間での状況というのは、何か改善したとか、何か問題がより深まったとかということはあるんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 昨年と同様の質問で、確かにそのようにお答えしたと思います。本当に長い間、どの学校も低迷していた状況の中から、昨年あたりから県平均を超える学校が数校出てきたということで、そういう意味で、格差という言葉がいいかどうか分かりませんが、学校間に違いが出てきたというお話は確かにさせていただきました。 今年はどうかということですが、平均以上に行ったということで、多くの学校が県平均を超えるような取り組みを展開していること、それから昨年例えば平均は行かなかった学校は、今年はそれを上回るという状況が見られたという形での成果は見えつつあるところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、今いただいた数字だけでは見えない部分ですが、全体としては、伸び率としてはあったというご理解でいいわけですか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 伸び率という言葉が適切かどうか分かりませんが、いわゆる小学校においては県平均をはるかに、はるかにということでもありませんが、超えることができたということから見ると、伸びていると言ってよろしいかと思います。 中学校においては、点数を先ほどマイナス何ポイントとすると、本当に大きな問題がありましたが、中学校の中でも全ての教科において県平均を超える学校も出てきておりますし、その県平均、全国平均との差については縮まってきているとご理解いただけるとありがたいかなと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 難しい問題だと思いますし、学校は学校でいろいろあるんだとは思いますが、これ教育委員会として、上も伸ばす、下も伸ばすということでありまして、その辺の学校間のことについてはしっかりとチェックしていっていただきたいと思います。 先ほども少し申し上げましたが、この分析が何のためにするのかというときに、教育施策の成果と課題、これを検証するということと、学校での教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てるという、そういう2つ、もしくは3つということで、先ほども少しマネージメントの話とアフタースクールの話はしていただいたわけなんですが、マネージメント総合プランの中では、先ほどもおっしゃいましたように、今回初めて各学校で目標を数値化したと。その中には、前回は全国の平均に近づくのか、そこからさらに伸びるのか、あるいは無回答の子どもたちへの指導をどのように、どこに絞ってやっていくのかということをいろいろ数値化したという話があったと思うんですが、この辺のマネージメントの部分でいったときに、ある意味クリアされた学校と、クリアされなかった学校といったときには、どんな状況になっているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 取り組みが大変多様ですので、簡単にクリアできたかどうかということで申し上げるのは大変難しい部分があるかと思いますが、例えば学校で、先ほど申し上げましたように、課題のある子どもたちを集めて例えばこういう問題をやらせようとかということについては、割と評価がしやすいところです。しかし、例えば家庭学習をここまでやらせようとか、あるいは宿題の完全実施率をここまでやらせようとかという問題については、保護者への投げかけをしますが、その先がなかなか入っていかないという部分ではなかなか課題も出ているというところはあろうかとも思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 初めにも申しましたが、某首長が点数を人事評価に入れるということで、物議を醸し出したということがあります。私もそんなことはまさかやるということはありませんが、ただ、私は、去年新しい試みとして、いろんなものを数値化されたというのは、それをどう評価するかという最後の問題は別としましても、それを目標として進めるということにおいては、その数値はきちんと調べて、何がどうだったというのはきちんと出していかないといけないと思うんですが、だからなかなか難しいという話ではなくて、その難しいものは当然内在しているんですが、しかし数値化したということは数字を見るということなんですね。 その数字を評価するのは、どう評価するかといろいろあるとは思いますが、少なくとも新しい試みとして目標を数値化したと。この目標の達成状況というのは、まだ今出ていないということであれば、また何かの機会に明らかにしてもらえればいいかなと。これは本当に大事なことだと思います。学校の差別化とかではなくて、人が目標を持って、目標を達成するということにおいての数値化ですので、ぜひよろしくお願いいたします。 それと、アフタースクールも、私はもう少し子どもたちの基礎基本に対する改善状況があるとしたら、本来、前にも少し申し上げたかもしれませんが、放課後というのは課を放つというのが本来のことでございまして、そういうときにいろんな経験をしたりするというのが本来なんだと思うんですね。ただ、今なかなかスマホだとかというので、野に放つとどうなるか分からないという怖さもなきにしもあらずですので、これはなかなか難しいことではございますが、しかしいずれは脱、あるいは卒アフタースクールということが必要になってほしいなということを私の希望、理想的にはですね、そのように思うんですが、これは学校の頑張りとプラスして、まだしばらくはこのアフタースクールというのは開設していかなければなかなか立ち行かないという、そういうお考えでいらっしゃいますか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 議員ご指摘のように、放課後は、まさに子どもたちの豊かな体験や実り多い貴重な時間であると考えております。しかし、アフタースクールを立ち上げるというときにも、さまざまな観点から分析をした状況によりますと、放課後を希望する子どもたちについては家庭にかわって学習を見てやる、あるいは学びの習慣をつけてやる、そして先ほども出ましたように、学びの今までは忌避傾向、学びから逃げるという子どもたちをどうその学びに結びつけていくかという観点では、私はアフタースクールの役割というのは非常に大きかったなと思いますので、まだ始めたばかりの施策ですので、当面引き続き継続をしてまいりたいと、このように考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうしますと、あとは家庭学習の部分なんですが、先ほどもちょっと申し上げましたが、点数ではなく、勉強と向かい合う気持ちが高まってきているということにおいて、いい傾向もあるというお話でしたので、この数字でもって私もどうのこうのと言えないのかもしれないんですが、ただ、家庭学習を随分やっていると言っていながら、なかなかそれが点数に結びついていかないとなったときに、家庭学習の内容であったりとか質であったりとかというところは問われると思うんですね。 もう前からその辺は気になっていたんですが、家庭学習宣言の中でも、学校の予習、復習をしましょうと、宿題をしましょうということが書いてあります。宿題は先生が出されるわけですから、これは何物かというのは分かりますが、予習、復習といったときに、子どもたちには、どういうことを予習といい、どういうことを復習というかという、その辺の指導はどのようにされているのでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 予習、復習の定義については、ここで申し上げるまでもないと思うのですが、それをどのようにしているかというのは、これは発達段階がありますので、小学校低学年から中学3年生までにおいては、そのあり方というのは一言でここで説明するのは難しいかなとは思いますが、基本的に、今日学んだことについてもう一回、先ほど申し上げましたように、自分なりのマスターをする、習熟をしていく、そしてあしたの学習のためには何が必要かというところを関心を持って学んでいくということが共通して言えるのではないかなと思うところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) それをどのように教えるかなんですね。例えば何を使って子どもたちは予習や復習をするんでしょうか。きちんと例えばどのように、何を使ってどのようにすることを予習、復習として認めておられるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 子どもたちはいろんなものを、問題集や資料集も持っておりますが、基本的には、予習、復習は教科書を主体とするというのが基本ではないかなと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、なかなか自分では分からないところを解決しにくいという子どもたちが予習をする、あるいは復習をするといったときに、例えばそれを次の日に先生に提出をして丸つけしてもらうとか、そういう手間というのはかけてくださっているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 宿題で出したものやプリント類については教師が見届けをするということで、ノートを見たり、あるいは場合によっての小テストをしたりということで、翌日行っているということが多いと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 私も、予習、復習の仕方というのをもう少しきちんと子どもたちに概念を含めてきちんと教えて、たくさんのことはできなくても、今日これやろうねと、今日これちゃんともう一回やってきてねとか、あしたのためにここのところをこのようにやってこようねとかという声かけを含めて、どの発達段階か分かりませんが、手をかけて、中学になったときに宿題がなければ予習、復習しないということではなくて、きちんとそういうものが身につくようにいかにやっていけるかというのが、もしかしたら勝負の分かれどころにもなるのかなと思いますので、その辺のところはぜひしっかりと、基礎基本、発展ももちろんそうなんですが、家庭学習といって家庭がという話ではなくて、宿題というものに対してきちんと向かわせるという、その辺の態度を養っていただきたいと思います。 今日は、昨年度との比較ということで、いろいろ幸手市の政策の成果であったり、またあるいは学校の取り組みの成果、課題、それから計画的な学習、予習、復習できているかなという観点から少し聞かせていただきましたが、なかなか今まだ子どもたちの何か学力だけではなく、勉強に向かうところがまだ何か非常に散漫としていて、捉えどころがないなという印象を受けました。全国の傾向と同様に、応用問題、これが苦手な傾向というのも改善されておりません上に、基礎基本と言われているところもまだなかなか課題が多いかなということが分かりました。 しかし、何といっても、学力向上というのは本当に担任の先生が中心です。学力テストの点数も一つの指標としてしっかりと活用しながら、子どもたちの今後の学びの環境づくりにこれからもご尽力いただきたいと思います。 今日いただいたものは、家に帰って、もう一度いろいろじっくり聞き直しながら、自分なりに整理してみたいと思います。 この項目は、これで終わります。 ○議長(藤沼貢議員) 続いて、3点目のコミュニティ・スクールの取り組みについて発言を許可いたします。 6番、松田雅代議員。    〔6番 松田雅代議員 質問席〕 ◆6番(松田雅代議員) では、教育委員会に申しわけございません、もう1項目お願いいたします。 コミュニティ・スクールの取り組みについて質問いたします。 6月に送付いただいた平成30年度「幸手の教育」に、コミュニティ・スクールの推進という一文がございました。改めて調べてみますと、幸手市ではまだ余り話題となっておりませんが、実は日本全国で大きなうねりとなりつつある事業であるということが分かりました。何もかもがこれから大きく変わっていくという日本の状況にありまして、もしかしたらこのコミュニティ・スクールの取り組みというのは、教育界においては、これまでの制度の焼き直しではなくて、新たな何かが生まれるという、そういう大きな変化となるものではないかと強く感じたりしたものですから、今日このことについてお伺いをしたいと思っております。 1点目に、国・県が進めるコミュニティ・スクールの詳細と国・県の動向をお伺いいたします。 2点目に、幸手市の同事業の事業ビジョン、狙い、現状の取り組み状況を教育長にお伺いいたします。 現行の学校応援団、学校評議員制度等、先行する制度との違いは何かお伺いをいたします。 4点目に、今後の導入までのスケジュール、手続きをお伺いいたします。
    ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) それでは、初めに1つ目の県と国が進めるコミュニティ・スクールの詳細と動向についてご答弁申し上げます。 まず、国の動向について申し上げます。 平成16年6月、国は地方教育行政の組織及び運営に関する法律を一部改正しまして、学校運営協議会制度の設置を可能としました。その時点で、全国で17校、学校運営協議会を設置したところです。 平成28年1月には、「次世代の学校・地域」創生プラン~学校と地域の一体改革による地域創生~を制定し、コミュニティ・スクールを推進、加速するための制度的位置づけの見直しなど、今後の国の方向性が示されました。 これを受けて、平成29年4月1日、地方教育行政の組織及び運営に関する法律を一部改正し、学校運営協議会の設置をさらに促進するようにいたしました。そこでの主な改正ポイントは4点です。1点目は、教育委員会に対する学校運営協議会の設置を努力義務化しました。2点目は、地域学校協働活動推進員を委員に委嘱することが可能になりました。3点目は、複数の学校について1つの学校運営協議会を設置することができるようになりました。4点目は、教職員の任用に関する意見の範囲について教育委員会規則で定められるようになりました。 次に、県の動向について申し上げます。 埼玉県では、国の動向を踏まえ、平成28年4月からの埼玉県5か年計画では、平成33年4月1日までに県内の小・中学校の約30%であります300校にコミュニティ・スクールを導入することを目標としています。また、コミュニティ・スクール設置への支援を平成30年度教育行政重点施策の一つとして掲げました。 次に、2点目の本市の事業ビジョン、狙い、現状の取り組み状況についてご答弁申し上げます。 まず、本市のコミュニティ・スクールのビジョンについて申し上げます。 それは、学校に保護者、地域住民等の参画、支援、協力を積極的に促進し、地域と一体となって、特色ある学校づくりや児童・生徒の健全育成を図っていくことを目的としています。 続いて、狙いについては、国や県と同様に、学校が地域と学校の教育目標や校長の経営ビジョンを共有し、ともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、地域と協働しながら、子どもたちの豊かな成長を支え、学校と地域が相互に活性化するものだと考えております。 次に、現状の取り組み状況を申し上げます。 国の動向を踏まえ、幸手市教育委員会においても、小・中学校校長研究協議会などで情報を提供してまいったり、研修会を開催してまいり、これまで小学校3校が施行してございました。平成30年3月の教育委員会定例会において、幸手市小・中学校における学校運営協議会に関する規則の承認を得て、本年4月より実施可能としたところです。既に学校独自で学校運営協議会を設置した学校を中心に、今までコミュニティ・スクールとして4校を指定し、実施上の先行研究も含めて実践しているところです。 さらに、区長会の役員会にも出向いて、その趣旨を説明させているところでもございます。 さらに、今年度は県のコミュニティ・スクール導入等促進事業の補助をいただきましたので、それを活用しながら、指定した4校を中心に、すぐれた事例の研究を重ねてまいります。今年度の取り組みの成果を市内に広げ、平成31年度には市内全校に導入していく予定で考えてございます。 それでは、3つ目の学校応援団、学校評議員制度などの制度との違いについてお答えいたします。 まず、コミュニティ・スクールとは、市教委が指定し、学校運営協議会を設定している学校を指します。学校運営協議会は、先ほど申し上げましたように、学校の教育目標や校長の経営ビジョンを学校と共有するとともに、校長に意見を述べることができる一定の権限を有する合議制の機関です。また、学校と地域住民が参画、支援等を行い、学校の運営改善に取り組むことのできる、地域とともにある学校への転換を図るための有効な仕組みです。 一方で、従来展開していただいておりました学校応援団とは、学校における学習活動、安心・安全の確保、環境整備などについて、ボランティアとして協力、支援を行う、保護者、住民による活動組織を差しておりました。 また、学校評議員制度は、校長が必要に応じて学校運営に関する保護者や地域住民の意見を聞くための制度であり、校長の求めに応じて学校評議員が意見を述べ、学校経営にその意見を反映させていくものです。 いずれにしても、どちらも、これから考えられる学校運営協議会の素地になるものと考えることができます。 最後に、4点目の今後のスケジュール、手続きについてお答え申し上げます。 初めに、今後のスケジュールについて申し上げます。 第2のご質問でもお答えしましたように、今年度、県のコミュニティ・スクール導入等促進事業を東中学校区4校で進めております。今年度中に取り組みの成果をまとめ、来年度、全校へ拡大してまいります。 手続きとしましては、今後、教育委員会が具体的なロードマップを校長会で示してまいりたいと考えております。これを受けて、校長がそれぞれの地域や実態に応じて作成したロードマップをもとに、これまでもたくさんのご協力をいただいております例えばPTAの組織、学校応援団や学校評議員、あるいは区長会など、既存のさまざまな制度の方々に趣旨を説明して、ご理解をいただきながら組織をつくり、順次、学校運営協議会を設置し、全校にコミュニティ・スクールを推進していく予定です。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 国の方向性ということでお伺いしたんですが、国の最大の狙いとしていることというのは何なんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 1つは、それぞれの地域にあります学校について、地域の方々の参画、協力、支援を入れながら、従前に増して骨太の学校運営を進めていくことや、ともに学校の改善に向けて取り組んでいくということが大きな趣旨ではないかなと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 国の新学習指導要領の円滑な実施と学校における働き方改革のための環境整備という平成30年度の予算案がネットに載っていたものですから、確認をしていたんですが、確かに教育長がおっしゃるように、学校の骨太なということなんですが、それが何のためにやるかなんですね。それはもちろんいろんな視点はあると思いますが、一番コミュニティ・スクールが出てくるというのは、学校における働き方改革に関する緊急対策という、その中でこのコミュニティ・スクールという言葉が出てくるんですね。 私は、今、学校が非常に忙しくて、いろんなものを巻き込んでしまっている部分があります。地域と家庭と学校と、今までもずっと連携してきましたが、しかしここで一回きちんと役割分担をして、そして先生方をある意味、子どもたちに向かえる環境をつくっていく、それがこの本来のコミュニティ・スクールの大きな狙いではないかなと私は読み解いたんですが、教育長はいかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 確かにコミュニティ・スクールでそれぞれの役割分担を明確にし、働き方改革に結びつけていくというのも、その中の一つではあると思いますね。しかし、先ほど申し上げましたように、働き方改革という言葉は、ここ1、2年で出てきた言葉でございまして、コミュニティ・スクールは、先ほど一番最初に申し上げましたように、平成16年に出たものですので、現在では一つの狙いにはなっておりますが、働き方改革のためにコミュニティ・スクールがあるというよりは、むしろ地域との参画の中で学校の役割を新たに考えていくと考えたほうがよろしいのかなと。 いわゆる学校があることによって、例えば地域が活性化するとか、あるいは先ほどご意見いただいたように、ある部分は地域の方が担って、例えば先進的な事例では、例えば土曜日の授業は地域の方が子どもを集めて見ましょうとかという事例もありますので、行く行くはそのような形で、学校を一つの場として、地域の人たちが地域のコミュニティーをつくりながら子どもたちを見ていくという考え方も、その方法論の中の一つにはあるだろうと思いますが、働き方改革イコールコミュニティ・スクールということではないだろうと考えます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) もちろん私も、働き方改革イコールではないですが、地域が学校を支えるという意味において、今までも例えば評議員会制度だったりとか学校応援団だとかという形で、いろんなご協力はいただいてまいりました。それじゃない、なぜコミュニティ・スクールなのかというところをきちんと。本来、私は、教育長にもう少し熱いビジョンを語っていただけるかなと思ったんだが、ある意味、国が出しているいろんな考え方、それをまとめておっしゃったのかなということで、非常に残念な部分もあります。 というのは例えば、これも事情を知っているわけではございませんので、事例だけの問題ではありますが、例えば久喜市の太東中学校を含む中学校区では、太東学園という形で小中一貫教育と、一貫校か教育かというところはあるかもしれませんが、そのようなものもきちんと目指していく。それは地域が求めてやるのか、教育委員会がきちんとその辺のところを教育的な方向性をつけてその地域を導いていくのかという、そういう今、瀬戸際に来ているんじゃないかと思うんですね。今までの焼き直しではない、じゃどんな新味を今後つけていこうと幸手市教育委員会としてはお考えでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) 今、事例がございました久喜市の太東学園についても、私どもも十分に研究をさせていただいておりますし、その委員長をやっていただきました校長については、現在、私どもの幸手市の適応指導教室の責任者をお願いしてございますので、そういう意味では、私どもでもそのメリット、デメリットについては十分精査するとともに、そういう人材を幸手市の中にもお願いをしてきていただいているところですので、そういう先進事例なども一緒に、現在4校指定してございますが、その中には一緒に入っていただいて会議を進めていくという計画でいるところです。 他市の取り組みですから、どうこう私どもが言うことではありませんが、早く取り組んで、その趣旨が十分理解できなかったために、例えばある中学校では、区長が行って子どもの集金をしている、そうすると、その区長が、なぜコミュニティ・スクールになったら地域の区長が行って子どもの集金をしなくちゃならないのかといったようなお話等も伺っておりますので、その辺については私どもも教育ですから誤りがないような形で、それで県の事業にも手を挙げて、予算を確保して進めているところですので、そんな形で進めていければと考えているところです。 先ほどからご質問があります、いわゆる学校評議員と何が違うのかという部分で、その程度なのかというお話ですが、もうご案内のことだろうと思いますが、学校評議員は、あくまでも評議員個人の意見を学校に反映するということですね。学校運営協議会というのは、校長とともに合議の上で決めていくということですので、そういった責任や参画の役割が大きく違ってきているのではないかなとは思いますので、これから私どももすぐれたところや、あるいはうまくいかなかった事例等もありますので、それらを参酌しながら確かな足取りで進めていこうと、このように考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) これは教育委員会がある程度ビジョンを示して進め、主導する必要はないかもしれませんが、というそういうものではないんですか。教育委員会として、今回のコミュニティ・スクールにどのように向かっていくのか、何を教育委員会としてそこに求めていくのかとか、そういうのはそういうものではないんですか。主導していかれるとか、ビジョンを示すとか、指示するとか、そういうものではないんですね。地域が考えてやるということになるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) それについてのビジョンや方針は、私は市教委が示すべきだと思います。それはそのとおりだと思います。その取り組み状況等については、各学校や地域の実態が違いますので、それらについては、まさにその地域の子どもをどのように育てていくかというビジョンを校長と地域が持つ、これが従来の学校評議員と今度の学校運営協議会の違いだと思うんですね。ここの地域の子どもをこんな力のある子にしましょうというのは、校長も運営協議会の人々もともに、いわゆる地域の求める子ども像をしっかり持つ中で進めていくということですから、ビジョンや方針や情報提供は十分に教育委員会がやる必要があると思います。 しかし、その内容等については、すぐその組織がもうできているところ、あるいはそれにかわる内容が展開できている地域もありますので、その構成をどうしていくかというのは、それぞれ学校や地域の実情によって異なるものと考えます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) なので、今日、私は幸手市の同事業に対する事業ビジョンを聞いたんですね。幸手市の教育委員会の事業ビジョンを聞いたんですね。国の言っていることとかではなくて、幸手市の教育委員会としてこれをどう進めていくかということで、先ほど事例をということもありましたが、そういう手続きの問題ではなくて、何かこういうことというのはきちんと教育長のそういうビジョンみたいなものがきちんと示されていく必要があるんだろうと思うので、今日あえてお聞きしたんですが、その辺どうなんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) ビジョンが十分お示しできなかったというのはちょっとですが、ご質問の中で、ビジョンとどういう状況にあるかというご質問でしたから、それにお答えをしたところですが、幾つか挙げるとすれば、それは一つの、先ほどから申し上げていますように、骨太の学校経営をどのように展開していくか、それから地域と学校で子どもたちの求める子ども像を共有しながら、それぞれの役割分担をして、子どもたちの健全な育成にかかわっていくかというところが大きな目標ということになってくるんじゃないかなと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 今日はコミュニティ・スクールの前に学力のお話を聞かせていただきましたが、例えばコミュニティ・スクール、学校運営協議会で、もしこういう学力ということについて話し合いましょうという形になって、今のこの制度ですと、権限に制限はありますが、例えば地域の皆さんがもう少し学力を上げるように頑張ってくださいという話になった場合に、先生を例えば人事にまである程度の意見が言えるということも権限として入ってくるようなんですが、そのようになってきますと、今、先ほど公表されたあのような学校の状況というのを今以上に地域の方に開放していかないと、そういうきちんとした評価をしていただくとか、あるいは人事にまでご意見をいただくということが、先ほどおっしゃった合議とはいいながら、個人、力の強い方の意見で流れてしまうということもあり得るかもしれませんので、この辺のしっかりと学校も心してこれ実際始めないと、今の学校応援団の焼き直しとか、皆さんが今まで協力してくれていたからということでは、今後もっとすごい大変なことというか、地域からのお求めというものが教育委員会、あるいは学校に向かっていくということもあると思いますので、その辺のことがあるものですから、教育長がきちんとビジョンを示して、地域の方はここまでというわけじゃないんですが、学校とともによりよい意見をいただけるような、あるいは情報公開にしても、きちんと学校独自ではなくて教育長がビジョンを示して、こういう幸手市にしていこうという。 先ほども成績の中で、学力テストでも、もう学校の差が出てきているという状況がありました。そういう中で、学校の運営にまでご意見をいただくということになるということは、よほど心してやっていかないといけないことだと思うので、反対に、ここまでこうして今聞かせていただいているわけなんですが、その辺に対してのきちんとした学校、学校が応援団の延長という話ではなくて、その辺きちんとご理解いただいて、何のために地域の方に入っていただくのかということをしっかりと告知された中で、しっかりとやっていっていただきたいと思います。 コミュニティ・スクールというのは、これから多分10年とかぐらいはこの方向性でいくということだと思いますので、その10年をきちんとコミュニティ・スクールを機能させて進めていかなければ、検討しますとかと今も、今日も幾つか出ていましたが、検討しますと言いながら2、3年たっているとかということってありますので、本当にこれはきちんとやって、働き方も含め、地域の役割も含め、新しいものをつくるつもりで、教育界にしては大きな私は変化だと思っているので、こういうのをてこにして学力向上も図っていかないといけないということもあると思いますので、十分に教育委員会、もしくは総合教育会議等で市長部局も含めてしっかりと協議をして、本当にきちんとした計画をつくってやっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。これはこれで結構です。 ○議長(藤沼貢議員) 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩いたします。 △休憩 午後3時59分 △再開 午後4時10分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 続いて、4項目めのさってしシティプロモーション事業の推進について発言を許可いたします。 6番、松田雅代議員。    〔6番 松田雅代議員 質問席〕 ◆6番(松田雅代議員) 今日は、前にも申し上げましたが、行政とかというのはある意味、私たちから見るとブラックボックスというか、中が見えない箱なんですね。いろんな問題がその箱の中に入って、出てきた結果というのが、我々その結果を見て判断をするという中で、その中に手を突っ込んだという状況の中だと、なかなか理解するのが難しいところもあったのかなと思って反省はしておりますが、あともう1項目、よろしくお願いいたします。 4項目めに、さってしシティプロモーション事業の推進についてお伺いをいたします。 今年度から新たにシティプロモーション課を新設いたしまして、職員を配置して取り組みが始まりました。手探りの状況の中、職員の方には頑張ってくださっているんだとは思っているわけなんですが、初年度は推進体制の構築と戦略を練る重要な1年かなと思います。今年度も半年が過ぎました。秋からは、来年度に向けて新年度の予算の査定も始まります。この機に、市が考えるシティプロモーションがどのように進められているのか、初年度の今年は何を目標としていくのか、効果を出す体制が構築されているかということで確認をしておきたいと思っております。 そこで、1点目に、本事業の戦略的かつ効果的な推進の定義、平成30年度特に力を入れている取り組みをお伺いいたします。 2点目に、シティプロモーション基本方針にある組織体制の整備、(仮称)PRサポーター制度の創設の運用の考え方、取り組み状況をお伺いいたします。 3点目に、全課を対象とした事業の洗い出しの結果をお伺いいたします。 4点目に、(仮称)シティプロモーション推進会議の設置、(仮称)あ、失礼しました。あれ、何か間違えましたかね。 ○議長(藤沼貢議員) 設置まで言ったの。 ◆6番(松田雅代議員) え、さっき言っちゃいましたか。 ○議長(藤沼貢議員) 活動計画を言っていないのかな、活動計画。 ◆6番(松田雅代議員) 活動、言っていないですね。ちょっとお待ちください。 ○議長(藤沼貢議員) 設置まで。 ◆6番(松田雅代議員) はい、ちょっとお待ちください。 ○議長(藤沼貢議員) 2番のね。 ◆6番(松田雅代議員) そうですよね。 ○議長(藤沼貢議員) 2番。 ◆6番(松田雅代議員) 書き方を間違えちゃった。ちょっと待ってください。ちょっと見せてください。    〔発言する人あり〕 ◆6番(松田雅代議員) すみません、じゃ2番、失礼いたします。 シティプロモーション基本方針にある組織体制の整備、活動計画の策定への取り組み状況をお伺いいたします。 3点目に、全課を対象とした事業の洗い出しの結果をお伺いいたします。 4点目に、(仮称)シティプロモーション推進会議の設置、(仮称)PRサポーター制度の創設の運用の考え方、取り組み状況をお伺いいたします。 5点目に、平成30年度の報道機関等との渉外関係、情報提供、新聞広告等への出稿の状況をお伺いいたします。 6点目に、平成29年度東武鉄道電車中づり広告の事業効果(評価)と、平成30年度JR線に予定している広告のコンセプト、事業の推進状況をお伺いいたします。 7点目に、今後の取り組みをお伺いいたします。 8点目に、市ホームページへのアクセス数の増減についてお伺いをいたします。お願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) それでは、4項目め、さってしシティプロモーション事業の推進についてを順次お答えさせていただきます。 1点目の本事業の戦略的かつ効果的な推進の定義及び平成30年度の特に力を入れている取り組みについてのご答弁をさせていただきます。 幸手市のシティプロモーションについては、平成30年3月に幸手市シティプロモーション、こちら推進方針です、推進方針を定め、平成30年4月から総合政策部にシティプロモーション課を設置いたしまして進めているところです。シティプロモーション事業におきます戦略的かつ効果的な推進の定義ですが、協力し合える体制を整え、ターゲットといたしまして、やみくもに取り組みを行うのではなく、ターゲット層を明確にし、そのターゲット層に対してより効果を発揮する手段を考え、実施していくということです。 また、平成30年度に特に力を入れている取り組みといたしましては、情報発信の強化といたしまして、広報紙の紙面の工夫や市ホームページの充実、そして市公式フエイスブックも8月から開始したものです。また、市民とともにシティプロモーションを推進するため、ワークショップの開催やシティプロモーション推進会議の設置、シティプロモーションロゴデザインの作成等も実施しているものです。 2点目のシティプロモーション推進方針にございます組織体制の整備、活動計画の策定への取り組み状況です。 幸手市シティプロモーション推進方針の中には、行政の推進体制として、職員の職務に対する意識の向上、全職員が幸手市のセールスマン、組織体制の整備の3点が上げられてございます。そのうち、組織体制の整備については、シティプロモーションを推進する所管部署の設置と庁内外に協力体制(連携組織)を整備するなどとして、オール幸手による取り組みを推進することが書かれてございます。 推進部署といたしましては、シティプロモーション課が既に平成30年4月から設置されているわけですが、庁内外の協力体制については、組織化までには至っておりませんが、商工会や東武鉄道、日本保健医療大学等へ当市のシティプロモーションの協力をお願いしており、さらに幸手市を盛り上げるためにさまざまな活動をしていただいております市民の皆さんにも協力をお願いしております。組織化については、今後研究してまいります。 次に、活動計画の策定については、現在、第6次幸手市総合振興計画の内容を踏まえ策定するため、平成31年3月ごろの策定を予定しているものです。 3点目の全課を対象とした事業の洗い出し結果についてです。 全課を対象とした事業の洗い出しについては、シティプロモーション活動計画策定の過程として実施するものでございまして、先ほど2点目にご答弁申し上げましたとおり、シティプロモーション活動計画は第6次総合振興計画の策定のもと関連があり、平成31年3月ごろの策定を予定しておりますので、事業の洗い出しについてはまだ結果が出ていないものです。今後、第6次総合振興計画の素案がある程度まとまった段階において、事業の洗い出しを行っていくものです。 4点目の(仮称)シティプロモーション推進会議の設置、また(仮称)PRサポーター制度の創設の運用の考え方、取り組み状況です。 (仮称)シティプロモーション推進会議については、平成30年度内の設置を考えておりまして、内容といたしましては、まだ検討段階ではございますが、2点目のご質問のあった組織体制の整備における協力連携組織として、市のシティプロモーションに関する意見交換や効果の検証、プロモーションに関する事業を主体的に実施するための機関にしたいと考えてございます。会議の参加者についても、検討中ではございますが、市内の街づくりに関するさまざまな活動を行っている方々に広くお集まりいただきたいと考えてございます。 (仮称)PRサポーター制度の創設については、平成31年度以降の実施を予定しております。運用についても、先進自治体の事例を参考に研究してまいりたいと存じます。 5点目の報道機関等との渉外関係についてですが、年4回の市議会定例会開会前に行います定例記者会見及び随時行う報道発表が通例となっておりまして、定例記者会見においては、実際に報道機関の担当記者をお呼びいたしまして市の情報提供をするのに対し、報道発表は、ファクスやメール等で情報発信をするものです。定例記者会見においては、議会に関しまして、会期日程、一般質問通告書、議案概要の説明及び市政に関する情報等を提供しているものです。また、報道発表においては、過去の情報提供のデータも把握しながら随時実施しておりまして、平成30年4月から本日までで31件提供させていただいております。 新聞広告等への出稿については、年に2回、埼玉新聞に毎年8月の市政中間報告と1月の年頭抱負の2件を掲載いたしております。さらに、平成30年度からテレビ埼玉のデータ放送に市の情報を掲載しておりまして、4月から8月までに36件の情報を掲載したものです。 6点目の平成29年度東武鉄道中づり広告の事業効果(評価)と、平成30年度に予定に関する広告のコンセプト、事業の進捗状況についてご答弁申し上げます。 平成29年度の電車中づり広告については、2月13日から3月12日までで、半蔵門線及び日比谷線直通の東武本線の窓上ポスターとして掲出をしたものです。 事業の効果といたしましては、都市部のファミリー層に対して幸手市をPRすることができ、ツイッター上でも窓上広告が話題となっているものでした。 平成30年度については、3月議会の総務常任委員会において、JR線に掲出する予定とお答えしたところですが、その後、JR線と東武線の掲出情報を比較検討し、また効果等も検討した結果、市民を交えたワークショップにおいても出された意見などから、現在は東武鉄道本線に掲出する方向での検討をしているところです。 コンセプトといたしましては、8月に行われました市民を交えたワークショップで、ブランドイメージ案が多数出されておりますので、これらの意見を参考に検討中ということです。 事業の進捗状況といたしましては、今現在のコンセプト案及びポスターデザイン案を固めているところです。 7点目、今後の取り組みについてですが、今後の取り組みについては、幸手市シティプロモーション推進方針に基づきましてシティプロモーション活動を行っていくものです。具体的な事業については、現在検討しているところではございますが、市民の幸手愛を醸成するため、PRサポーター制度などの市民とともにシティプロモーション活動を展開するような事業や、現在幸手市で行っている事業をさらに市内外にPRし、市外に住む若い子育て世帯に幸手市のよさを知っていただく事業を展開してまいりたいと存じます。また、シティプロモーションは組織全体の取り組みであることを市職員全員が認識して取り組んでまいりたいと存じます。 最後、8点目です。ホームページへのアクセス数についてご答弁申し上げます。 新ホームページシステムが稼働したのが2018年2月26日でしたので、2018年3月から7月と、1年前の2017年の同時期での比較とさせていただきたいと存じます。 まず、2017年3月のアクセス数が1万8,278件で、2018年、今年の3月が1万8,772件で、494件の増でした。2017年4月のアクセス数は1万7,115件で、2018年4月が1万6,616件で、こちらは499件の減となりました。その後2017年5月がアクセス数が1万2,491件、2018年5月が1万7,407件で、4,916件の増、6月では2017年6月が1万4,521件で、2018年6月が1万8,271件、3,750件の増、2017年7月のアクセス数が1万2,297件で、2018年7月が2万821件、8,524件の増です。以上の5カ月間のトータルで見ますと、2017年が7万4,702件、2018年が9万1,887件となっておりますので、1万7,185件、約23%のアクセス増加となっているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 今のいろいろ私が思うスケジュール感と違うというのは、行政には行政のやらねばならないそういう仕組みの中でなさっているんだとは思うんだが、シティプロモーションの推進方針を見たら、もうすぐにでも進行管理までするということになっている状況の中で、活動計画というのは、ある意味これをきちんと形にするというのが今年なのかなと思っていたんですが、3月の末までにはやるという話だったんですが、そうですよね、今年やるということ、今年やるんですね。今年の3月の末までに活動計画をつくるということでよろしいんですか。    〔発言する人あり〕 ◆6番(松田雅代議員) 来年の3月。来年でしょう、平成31年。ああ、平成31年3月でいいのか。 ○議長(藤沼貢議員) どうするんですか、答弁を聞きますか。答弁してもらいますか。 ◆6番(松田雅代議員) はい。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 今年の3月は終わっておりますので、平成31年、来年の3月ということですよね。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そうすると、今取りかかっておられるということで、これは今年度中に仕上がるということでよろしいわけですよね。 今年、職員の方たちに……。ちょっと待ってね。 そうすると、いろいろなサポーター制度であったりとか組織体制というのは、この計画をつくった後、来年度以降につくられるということであろうかと思うんですが、それはそれでよろしいかとは思うんですが、全課を対象とした事業の洗い出しの効果、成果、結果というのは、確かに活動計画にももちろん反映されるべきだとは思うんですが、今年、何かこれでもって実際に磨き上げをするとか、発見をしてホームページで新しく公表するとか、そういうことにつながったものというのはあるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 先ほども申し上げましたように、全課からの洗い出しについては、総合振興計画の案を踏まえましてのシティプロモーションへの反映ということで、まだこれからということですので、今現在においては、全課からの洗い出しの効果、結果等についての情報は持ってございません。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) どの程度のもの、どんなものを洗い出しで出てくるものなんですか。何が、どんなものが出ていたんですか、洗い出した結果。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) ですから、洗い出しはまだ行っておりませんということです。 ◆6番(松田雅代議員) まだやっていない。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 私、今年は、来年度ももう予算もいただかないといけないという状況の中で、何かキャンペーンのようなものを張って、いろんな活動がもっと表に出てくるような状況があるのかなと思っていたんですが、そのキャンペーン的なそういう扱いもなさっていないということなんですか、シティプロモーションということにおいての。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 先ほど平成30年度にどういった事業をやったのかということでございまして、ご説明申し上げたところですが、シティプロモーションのキャンペーン的なというお話でしたが、そんなイベント的に対外に大々的に公表等をするような事業としてはまだ着手してございませんが、まず基本といたしまして、シティプロモーションの推進会議の設置等をしていきまして、基本的にまずロゴデザインですとか、そういったものを決めていきたいということで年度内は動いてございます。 そんな中で、市民の方を巻き込んだワークショップ等もこの夏にやらせていただいたところでございまして、議員のお求めになっているようなキャンペーン的なものというのは、多分まだ着手できていないかなと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) 庁内でもいいかと思うんですね。先ほど洗い出しという話の中で、職員の意識が高まっていくということが必要だということで、とにかくいろんなものを出して、もんで、磨いてみたいな、そういう庁内的なキャンペーンとかもあえてはなさってはいないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 先ほどのワークショップにおいて市民の方を巻き込んでということですが、その中で約半数、若手の職員を入れたワークショップも開催してございますので、そういったものを含めて職員の意識改革等もしているところです。 先ほどキャンペーン的なものということですが、ちょっと風変わりなことを1件やっておりまして、今年の7月21日に東京ドームで都市対抗野球、これは毎年行われる野球の大会が大々的に行われるものですが、その東京ドームの前の広場にいろんなブースを設置、企業も含めて自治体も参加できるということで、幸手市は2年目になりますが、東京ドームのそのイベントに参加させていただきまして、幸手市のPRを行ってまいりました。その中で、さまざまな幸手市のいいところをお知らせいたしまして、東京ドームに来ていただいたお客さん多数に目にとめていただいて、当然寄っていただいて、いろんな話ができたかなということです。 また、職員の関係でいきますと、市の職員の合同説明会というのが埼玉県でやっておりますが、その中でも、ただの職員の説明だけにとどまらず、市独自の説明会ということもやっておりますので、そんなこともシティプロモーションという一環として動いているのかなということです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) すみません、私、何かもう少し系統立った話にならないと、すごく個別な話になっているような感じがあって、シティプロモーション課がどういうものをよりどころにして今年度活動をされているのかというところ、やられていることは悪いことじゃないんですが、何か実施計画とか計画とかを持って、全体を網羅しながらその部分をやっていくという、何かそういうお答えがいただけるのかと思ってあっちでもこっちでも聞くんですが、結構個別な話をご答弁いただくので、私の捉え方が間違っているのかなという感じもするんですが、今回、確かにワークショップが開かれたというのはホームページでも載っていたと思うんですが、どんな状況で、どのような地域、地域は満遍に、ある意味、市民の方が集まってくださって行われたものなんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) ワークショップについては、20人のメンバーで行われました。その中で10名が市の職員、残り10名が市民の方の代表、代表といいますか、からご応募いただいた方をさせていただいたものでございまして、おっしゃいますとおり、委員の方の住所等については手元に資料がございませんので、ただ、地域的にその分布についても手元にございませんが、10名の中で、そのうち3名が日本保健医療大学の先生も交えてご意見をいただいたところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) もう仕組みの話は、今後ということなので、これ以上は言いませんが、非常に残念だったのが、JRの中づり広告が結局、市民の方たちの意見でなくなったというのは非常に残念なんですね。 というのは、実は私も地元の方といろいろ話をしていて、特に香日向というのは東鷲宮に一番近いところなんですね。今、駅からバスも通っているんです。もしこれでJRに何らかのプロモーションがかけられて、なおかつそこに追いかけるように何か施策を展開することによって、香日向を一回経由した形になりますが、そこから権現堂に歩いていただく散策ルートみたいなものも一つ考えられるのかなという、そんな話も地元では出ていたんですね。我々、そうやって多くの方に通っていただいて、あそこは西公園も非常に桜の時期はきれいです。それに、水路のところも非常にきれいな桜が咲くんですね。何でも真ん中でいつもやっていたものじゃなくて、シティプロモーション課ができたんだから、何か新しいものをどうやってひねり出してくるかという、発掘してくるかと、私はそこに非常に期待感が高かったんですね。 なので、今回も、もし仮にJRでは効果が薄いとか薄くないとかという話の中に、ただJRの中づりだけではなくて、そこにどうやって追い打ちをかけていくかという、そういう発想がどこかで話し合われてほしいなという、そういう希望があったものですから、これ今回特に取り上げたりしたんですが、結局あっさりと、また幸手市は幸手駅ですねと。もちろん今年は幸手駅も新しくなるということで、その辺のところもあるということかもしれませんが、何か新しい魅力をどう発見していくかといったときに、そういうやり方だと広がっていかない感じがするんですね。 これ1年目ですから、いろんな形でそこのところを回してやってほしかったなと思うんですが、そこが活動計画が平成31年3月ということで、今その調整、まだ職員にもアンケートもとっていないという状況だとしたら、変わりようもないのかもしれないんだが、どうもその辺のスケジュール感というんですかね、動き出しというか、もう少し何かその辺のところに期待していたりするんですが、何か新しい動きというのは、そういう意味では新しい魅力を発掘するということについて、今年、組織を挙げて動かれたことというのはあるんですか。プロモーション課じゃなくて、組織を挙げて発掘したということ。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) まず、JRから今は東武へということで今計画しているというご説明を申し上げましたが、先ほどのワークショップでの意見が出たことは事実ですが、それをもって変更したということではございませんで、これについては内部での検討した結果、効果として東武のほうが大きいだろうということで今検討をしているところですので、ワークショップに言われちゃったから変わりましたということではございませんので、その辺はご理解いただきたいと存じます。 あと、それと新しく変わったこと、新しいことということで、新しくシティプロモーション課ができまして、職員もやる気を出して行っておりますので、当然、議員の考えているようなことも職員は考えてございますが、ただ、進みぐあいとして議員の思われていたような進みぐあいではないのは残念ではございますが、今後もシティプロモーション推進方針に基づいて幸手市は動くということは、これはもう決まっておりますので、ただ、第6次総合振興計画、これが新しい計画を策定しまして、それが幸手市の最上位計画となりますので、これに沿った形でのシティプロモーションをさらに進めていくということですので、その辺のスケジュール感といいますか、進みぐあいについてはご理解いただきたいと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) そういう意味でいくと、私もキャンペーンという話をいたしましたが、今年はシティプロモーション課に情報が集まるネットワークをいかにつくるかというのが一番大事な部分だろうと思っていたんですね。そういう意味でいくと、大学の方たちとか商工会とかということで、いろんなところにお声はかけていらっしゃるんだとは思うんですが、もっともっと出ていって、いろんな情報が自分のところ、幸手市に届けていただけるような、言ったら、ああ、こんな情報ありますよと出していただけるような、そういうネットワークを今年はしっかりとつくっていただくようにお願いしたいと思います。それで、来年4月1日からすぐにしっかりと動けるようにしていただきたいと思います。 先ほど、ふるさと納税の話もありましたが、例えばああいうものの返礼品の開発であったりとか、それから志手橋の意匠の復元、それから宇和田公園の利活用の強化というか、あるいは成人式でクーポン券を渡したらどうかとかということで、我々もいろんな提案をしていますが、そういうものというのは今年は全く何も協議もされないままに、シティプロモーションの中では扱われていないんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 今、たまたま3点、ふるさと納税、志手橋、宇和田公園となってございますが、志手橋、宇和田公園については、私、お答えできませんので、ふるさと納税でいきますと、現在、ふるさと納税の関係は、例規上、寄附に関することというのは財政課になっておりますので、お米だけの場合は財政課がずっとここ何年も行ってまいりました。ただ、今後、先ほどご説明しましたように、返礼品のこともありまして、非常に減っているということで、事務をシティプロモーション課に移行しまして、シティプロモーション課で、さらにふるさと納税の件数を増やすべく、来年度の新しい制度化といいますか、幸手市のふるさと納税制度を考え直していこうということで、今、シティプロモーション課でふるさと納税についても検討しているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 6番、松田雅代議員。 ◆6番(松田雅代議員) では、あとは今年できたら一つの目標として、例えば新聞に、さっき何本か提供したというが、載らなければ提供してもだめなんで、何本載せるぞとか、そういう何かみんながきらきらとおもしろいねと言えるような、そういう目標を1つ、2つやっていただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、6番、松田雅代議員の一般質問を終わります。 ◆6番(松田雅代議員) ありがとうございました。 ○議長(藤沼貢議員) ご苦労さまでした。--------------------------------------- △延会について ○議長(藤沼貢議員) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと存じますが、これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。--------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(藤沼貢議員) 次会は、明日9月5日午前10時より本会議を開きます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(藤沼貢議員) 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時42分...