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12月01日-02号

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  1. 幸手市議会 2017-12-01
    12月01日-02号


    取得元: 幸手市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-18
    平成29年 第4回 定例会(12月)          平成29年第4回幸手市議会定例会 第2日平成29年12月1日(金曜日)午前10時開議 議事日程(第2号)   開議   議事日程の報告第1 一般質問    15番  大平泰二議員     3番  小林啓子議員    14番  武藤壽男議員   延会午前10時00分開議 出席議員(14名)     2番  大山重隆議員      3番  小林啓子議員     4番  小河原浩和議員     5番  本田謡子議員     6番  松田雅代議員      7番  宮杉勝男議員     8番  木村治夫議員      9番  小林順一議員    10番  中村孝子議員     11番  藤沼 貢議員    12番  青木 章議員     13番  手島幸成議員    14番  武藤壽男議員     15番  大平泰二議員 欠席議員(なし) 欠員(1名) 説明のための出席者    市長      渡辺邦夫   副市長     成田 博    総務部長    関根雅之   市民生活部長  木村卓朗    健康福祉部長  坂齊圭一   建設経済部長  戸塚富士夫    水道部長    秋場 誠   教育長     山西 実    教育次長    小森谷 進  監査委員事務局長選挙管理委員会書記長                           小池武久 事務局職員出席者    事務局長    丸山洋之   次長      小川伸朗    主査      小野寺 学 △開議の宣告                       (午前10時00分) ○議長(藤沼貢議員) ただいまの出席議員は14名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(藤沼貢議員) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(藤沼貢議員) 日程第1、一般質問について。 これより市政に対する一般質問を行います。 質問は通告の順に、通告の範囲でお願いいたします。 また、1回目の質問は項目別一括質問、一括答弁となりますが、再質問からは一問一答方式になります。 質問者及び答弁者におかれましては、簡潔明瞭なる発言をなされるようお願いをいたします。 なお、質問者の質問時間は45分となります。 それでは、15番、大平泰二議員の発言を許可いたします。 なお、資料の配付が求められておりますので、これを許可いたします。皆さんのお手元に配付してございます。 それでは、1項目め、九郎右エ門集会所 市補助金不正交付について、なお、質問席にてお願いいたします。 15番、大平泰二議員。    〔15番 大平泰二議員 質問席〕 ◆15番(大平泰二議員) おはようございます。 早速、一般質問に入りたいと思います。 まず、質問項目の1項目めですが、九郎右エ門集会所市補助金不正交付についてです。 第1点目は、江戸川堤防強化工事に伴う九郎右エ門集会所移転工事に対し、国土交通省から損失補償として765万8,528円が支払われている。この金額は集会所の損失補償費として支払われたわけですが、この補償費は国が復元可能な費用として補償したとの認識はあるかどうか、また今回の集会所の補助は市の補助金交付要綱を遵守したかお伺いするものです。 2点目は、建設費931万1,052円、平成26年3月24日付ですね、が1,265万7,600円、平成27年10月30日提出に至った協議の経過と明細項目の比較について説明を求めるものです。 3点目は、平成27年10月30日付で九郎右エ門自治会から提出された申請書(建設費1,265万7,600円)の2カ月半後の平成28年1月15日に、工務店から見積りが同額で出されていると。このことについて、市は当初概算で受けたとして説明しているわけですが、概算がなぜ同額として正規の価格となったのかお伺いしたいと思います。 それから、4点目は、集会所建設費1,265万7,600円のうち、九郎右エ門の自治会自己負担金が376万1,662円とされていると。地元事業報告書、平成29年3月24日付、これは添付資料ですが、添付資料4ですね、にはこの記載がなく、建設費の合計も違っているわけです。市は9月議会で確認すると答弁されているわけですが、その後どう調査されたのか報告を求めるものです。また、聞き取り調査をしたとしていますが、いつ、誰が、誰に行ったか報告を求めるものです。 5点目、平成28年1月28日に市が農業委員会に提出した集会所用地の農転手続き申請書類の資金計画書には、収用移転補償費765万8,528円と市補助金500万円と記載されていますが、地元自治会負担金は記載されていません。この意味についてです。これはお配りした資料11、12、13です。 それから、6点目は、領収書の日付が平成29年3月15日、領収額865万7,600円となっているわけですが、集会所関係者に配布された資料、お配りしたのは4の資料です。平成29年です。平成29年3月24日付のものですが、それには記載がありません。この記載がない事実の確認についてお伺いいたします。 7点目、新九郎右エ門集会所脇には、九郎右エ門神社が建設される予定です。これらの工事に伴う政教分離の原則について、地元自治会とはどのように確認されているか。会計処理も含んで確認されているかお伺いするものです。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) それでは、1項目めの九郎右エ門集会所 市補助金不正交付についてということで答弁をさせていただきます。 初めに申し上げますが、当該集会所整備事業補助金については、これは不正交付ではないと考えておりますので、ご了承いただきたいと思います。 それでは、私からは1点目、2点目、3点目、4点目、6点目、7点目について順次お答えを申し上げます。 1点目、集会所損失補償費は国が復元可能な費用として補償したとの認識はあるかとのご質問についてですが、損失補償費については、公共用地の取得に伴う損失補償基準によりますと、「取得する建物その他の工作物に対しては、当該建物その他の工作物の推定再建設費を、取得時までの経過年数及び維持保存の状況に応じて減価した額をもって補償するものとする。」となっておりまして、この補償費で再建設が可能とは考えておりません。 また、この集会所補助は、市の補助交付要綱を遵守したかということですが、幸手集会所整備事業補助金交付要綱を遵守し、適正に交付したものです。 次に、2点目の建設費931万1,052円が1,265万7,600円に至った協議の経過と明細項目の比較についてです。 平成26年3月24日の資料では、当時、当該自治会が建築をしようとしていた建物の面積が45平方メートルとなっており、今回建築した建物の面積は53.19平方メートルですので、建築する建物の規模を大きくしたことに起因すると考えているものです。 次に、3点目、平成27年10月30日付で九郎右エ門自治会から提出された申請書の見積額と2カ月半後の平成28年1月15日に工務店から出された見積りが同額であった理由についてのご質問についてですが、幸手市集会所整備事業補助金の交付を受ける場合は、事業年度の前年の10月末日までに事業承認申請をするよう規定されております。しかしながら、国の事業進捗の関係で、いつ土地の収用が実施されるか判断できない状況の中で土地収用が実施され、平成28年度に集会所の移転をしなければならなくなったことを想定した準備をするため、平成27年10月に九郎右エ門自治会に対し、事業承認申請をしておくように協議をいたしました。 その中で、平成27年10月30日に事業承認申請書が提出されたわけですが、事業承認申請は、事業計画書、事業地の地図、整備する施設の概略図等をもって集会所整備事業の実施を承認するかどうかという手続きですので、この際の事業費はあくまでも予定額です。ただし、この事業承認時に示す補助金内定額は当該補助金の上限額になる旨は、申請団体に説明しているところです。 このような中で、平成28年1月に当該土地の収用が実施されるとの情報が入ったため、当該補助金を予算化する際に事業費の正確性を確保するため、改めて九郎右エ門自治会に対し見積書を提出するよう指示したところ、事業承認申請書提出時と同額の見積書が提出されましたので、事業承認申請の事業費予定額を確定したものです。 提出を受けました金額が同額となった理由といたしましては、江戸川の堤防強化対策事業については平成25年度から協議が始まっており、当該集会所を移転しなければならないことは当該自治会も認識していましたので、当然この当時から移転新築について関係各所と協議しながら準備を進めていたと思われることから、平成27年10月の時点では、建設する集会所の内容がほぼ固まっていたためであると考えております。 なお、当該事業の事業承認については、平成28年10月12日付で事業承認通知書九郎右エ門自治会に送付したところです。 次に、4点目の9月議会後の調査についてですが、当該自治会内で配布されている地元事業報告書については、市に提出されたものではございませんし、これは当該自治会内部の運営上の関係ですので、調査はしておりません。 九郎右エ門自治会から当該集会所を建設した工務店への支払いについては、事業報告書に添付された請負契約書、請求書、領収書をもって確認しておりますが、改めてこれは聞き取り調査を実施し、1,265万7,600円の建築費全額の支払いが完了していることを確認したところです。 なお、聞き取り調査については、10月から11月にかけて、市民協働課長が当該自治会の事業実施当時の会計担当者に複数回来庁をお願いし、調査、確認をしたところです。 次に、6点目の領収書日付が平成29年3月15日、領収額865万7,600円は、集会所関係者に配布された資料には記載がない、この記載がない事実の確認についてですが、地元事業報告書については市は関知しておりません。 九郎右エ門自治会から当該集会所を建築した工務店への支払いについては、先ほども申し上げましたが、九郎右エ門集会所移転整備事業に対する市の補助金交付の事務手続きの中で、当該自治会から市に提出された事業報告書に添付された請負契約書、請求書、領収書をもって確認しており、また今回聞き取り調査も実施し、1,265万7,600円の建築費全額の支払いが完了していることを確認したところです。 次に、7点目の九郎右エ門神社建設工事に伴う政教分離の原則について、地元自治会とはどのように確認されているかとのご質問についてですが、九郎右エ門神社建設については市が関与できるものではなく、当該神社建設に係る自治会への確認は九郎右エ門集会所整備事業補助金とは関連がないため、確認することができません。 私からは以上です。 ○議長(藤沼貢議員) では、5点目について、総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) それでは、(5)の農業委員会に提出いたしました用地の農転手続き申請書類の資金計画書の自治会負担金が記載されていない理由についてということです。 先ほど議員が1月28日とおっしゃったようですが、平成28年1月8日付で申請をいたしました農地法第5条第1項の規定によります許可申請書に添付いたしました資金調達計画書の幸手市集会所整備事業補助金500万円の記載においては、この時点において集会所建設費に対します補助金額が明確でなかったために、市補助金の上限額を記載したというものです。この農地転用の許可申請は、江戸川河川改修事業に伴います移転のため、土地、建物を含む移転の趣旨に基づく資金調達計画となっておりますことから、500万円のうちには自治会の自己資金も含んでいるものと認識しているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言を願います。 ◆15番(大平泰二議員) 答弁漏れがあります。 ○議長(藤沼貢議員) 質問ですか。 ◆15番(大平泰二議員) はい。 ○議長(藤沼貢議員) では、指摘してください。 ◆15番(大平泰二議員) 5番目の補助金が記載されていないということを私、言ったわけですが、もとのほうが。500万円の中にこれが入っているという意味が分からないんですが、その辺はどうなんですか。入っていないんでしょう。入っていないなら、いないと言ってください。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 5番目の通告にありました質問のとおりお答えしたつもりですが、市補助金500万円と記載されているが、地元自治会負担金は記載されていない、この理由についてと、意味についてということでしたので、500万円については、補助金の額が確定しておりませんので、上限額の500万円を記載していましたということです。この農転の申請の資金調達については、江戸川河川事務所の事業に伴う移転に関する資金計画となっておりますので、この500万円の中に自治会の自己資金も含んでいるものと市のほうでは認識しているというものです。
    ○議長(藤沼貢議員) 再質問、よろしいですか。 では、再質問をお願いいたします。 15番、大平泰二議員--------------------------------------- △発言の訂正 ◆15番(大平泰二議員) まず最初に、訂正をお願いいたします。 5点目の平成28年1月28日と私、言ったかなんですが、1月8日に変更してください。お願いいたします。--------------------------------------- ◆15番(大平泰二議員) まず、では再質問に入りますが、損失補償の問題は、復元可能なものだという認識は、これは一般的なものだと思うんですね。そういう中で、減価したものを対象とすると言っていますが、じゃもとの建物の値段は幾らだとなっているんですか、建設時の。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) それは国土交通省と自治会との間で取り交わされているかもしれませんが、市としてはそれは関与しておりませんので、分かりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 関与していないんだったら、そういう答弁、出てこないんじゃないですか。関与しているという認識のもとに、この減額云々という答弁がなされたわけでしょう。だから、もとの値段はちゃんとつかんでいるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) こちらについては損失補償基準と先ほども申し上げましたが、これで決められている損傷補償の額の決め方でございまして、もとの金額をどうこうということではなく、それに基づいて決められたものを市は伺っているということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、じゃもとの値段はつかんでいないんですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) はい、そのとおりです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) ここに国土交通省の用地費用のあらましという説明書があります。そこに書いてあるのは、全文読み上げるわけにはいきませんが、移転に必要な費用を補償しますと書いてあるんです、この説明書には。だから、765万何がしというのは、これは移転に必要、いわゆる建て替えが可能ですよということを説明しているのと同じじゃないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 移転に必要な費用としてということですが、通常は、それはそのままの建物を引き家で移転するというのが通常だそうです。今回の場合のように改めて移築する場合には、先ほど申し上げた補償の基準がございまして、取得時までの経過年数及び維持保存の状況に応じて減価するというのが、これは国土交通省、これは……。用地対策連絡会が決定した補償基準によって定められているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 例えば圏央道は今、幸手市を通過しましたが、これも国土交通省、いわゆる国の事業ですよね。用地買収とか移転は、家の建物の移転で足りないからって市に補助を要求してきた団体、または個人がありますか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) それは私は把握してございません。 ◆15番(大平泰二議員) あるかないか答えてください。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 把握してございません。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) もともとこちらについては集会所の補助金の要綱に合わせて補助金を出しているものでございまして、個人の住宅にそのような要綱等もございませんので、全く違うお話だと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 移転補償が足りないというんであれば、これは国土交通省とあくまでも自治会が話し合う問題であって、そこに市がわざわざ参加して補助金を出すという性格のものじゃないんですよ。その辺のことをまずきちっと押さえておいていただきたいと思います。    〔発言する人あり〕 ◆15番(大平泰二議員) いや、いいんですよ。 それでは、次の質問に移ります。 ○議長(藤沼貢議員) 答えるのがあるんですか。 ◎市民生活部長(木村卓朗) はい。 ○議長(藤沼貢議員) では、市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 国土交通省と自治会が決めているところですが、補償額については国土交通省と自治会が決めているものでございまして、というか国土交通省が決めているものです。 ◆15番(大平泰二議員) 話し合って決めたんですか。 ◎市民生活部長(木村卓朗) はい。 今回の補助金については、あくまでも集会所の整備に係る補助金です。損失補償とかということではなくて、集会所を建築するための補助金に、たまたま今回はその移転のものが合致したということです。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 今回の補助金については、集会所建築の補助金です。要綱にもございますとおり、集会所を建築するためのものでございまして、今回は補償があったわけですが、補償があった場合もあれば、補償がない場合もございます。どちらにしても、集会所であったということで補助金を交付させていただいているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 市が足りないからって補償するものではないということははっきりしていると思います。 次に、集会所補助金は市の補助交付要綱、これに合致しているかと、遵守したかということですが、この1,265万7,600円の建設費ですが、これは消費税、入っていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) はい、消費税も含んでございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 市の交付要綱には、この第4条には「次に掲げる経費は、補助の対象としない。」と書いてあるんですが、そこに公租公課、これは補助の対象としないと。税ですよね、これね。消費税を入れてこれは計算をしちゃっていますが、どうなんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 消費税については、こちらの公租公課については直接税を対象としておりまして、納税義務者が事業者である間接税としての消費税については、この公租公課には当たらないということで市では考えているところです。 こちらについては、この幸手市集会所補助金交付要綱をつくる際に参考にした埼玉県の要綱がございます。埼玉県にも同様の記述がございまして、そちらも同じような形で公租公課のものを除外しているものですが、同様の解釈で、間接税についてはこれは含めないで、消費税についてはこの公租公課には含めないで運用しているというところです。その辺も埼玉県に確認してございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) これは市の交付要綱でしょう。公租公課といったら、一般的に消費税を含んでいるでしょう、国税、地方税が含むわけですから。誰がそんな勝手な判断をしていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) これは、そのような解釈で市が判断しているということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) そうしますと、みずからつくった要綱を、市はみずからの判断で、それに反した形で補助金を交付したということになるんですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) こちらの幸手市の集会所事業補助金のもとというか、参考にした埼玉県の…… ◆15番(大平泰二議員) 埼玉県、聞いていない。何を聞いているんだ。話をずらしちゃだめだよ。 ◎市民生活部長(木村卓朗) いえ、ずらしているわけではございませんで、もともとがこの要綱においてコミュニティ活動推進事業というのが、埼玉県市町村と地域団体との協働事業補助金交付要綱に掲げる事業というのを、まずは当初からこれを目的としてつくった要綱です。それに合わせて、そのほかに通常の自治会館に活用できるようにということでつくった要綱です。そのもととなった埼玉県の県市町村と地域団体との協働事業補助金交付要綱に同じように、この公租公課が対象としないということで書いてございまして、それの取り扱いを埼玉県が同じようにしているということで、それを確認させていただいておりまして、もともと幸手市としてもそれと同様の取り扱いをさせていただいているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) めちゃくちゃですね。 次に、団体のほうの自己負担の件なんですが、地元に配布した資料を確認してくださいということで、私が一般質問に添付してあるわけですが、これは確認しなかったんですか。お配りしたのは資料4ですが、前もって一般質問と一緒に添付して市のほうには提出したんですが、これを何で確認しないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 私は、これは今日初めて見たものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) いや、添付したんですよ。議長、調整してください。私、一般質問で…… ○議長(藤沼貢議員) 一問一答で回数制限はないんで、やってください。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) やっていただいて結構です。 ◆15番(大平泰二議員) では、私、これ提出したんですよ、一般質問書と一緒に。文言にも書いてありますね、添付資料参照って。これを見ていないというんだから困るんですよ。話にならないね。 ○議長(藤沼貢議員) では、暫時休憩します。 △休憩 午前10時30分 △再開 午前10時34分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 今、確認をさせていただいたという中で、答弁調整ができたようでございますので、資料はついていないということなんですが、今見たということから、答弁をさせていただきたいと存じます。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) それでは、こちらについては詳しくというか、この様式で見たのは今ですが、確かに9月議会のときにそのようなお話は伺ってはおりました。ただ、こちらについては自治会内部の文書でございまして、私どもが関与するものではないと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 市の補助金がついていなかったら、それでいいですよ。市民の税金がここにつぎ込まれているわけでしょう。それについて使い道を確認するのは当たり前じゃないですか。使い道、じゃ確認しなくていいというのが市の考え方なんだね。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) こちらは答弁でも申し上げましたが、契約書、請求書、領収書できちんと確認してございます。または聞き取り調査も実施をして、完全に支払われているということも確認してございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、聞き取り調査とかそういうのは幾らでもできると思うんですが、ちゃんとした証拠がないと、裏づけがないと、その答弁が正確じゃないと私は判断するんですよ。その点いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 先ほどから申し上げております契約書、請求書、領収書がきちんとした裏づけ書類です。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、今これご覧になってどうですか。これ、にせものですか、本物ですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 自治会内部でどのような経過でこれを作成したのか、こちらとしては何とも言いようがございませんので、内容については分からないところです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、それが全くのでたらめでもいいということなんですね。関知しないということなんですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 私どもとしては、ほかの場所で、ほかのというか、自治会でつくっているものをでたらめかどうかという判断もできないという旨です。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) そこに市民の税金が入っていても、どう使われようと市は関知しないと、そういうものなんだということなんですね、補助金は。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 税金を使って補助金を交付した内容については、全てきちんと確認をしてございます。こちらに書かれているものは、それ以外の部分も含めた全ての会計だと思いますので、これについては関知しないというものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) そうしますと、ご覧になってお聞きしたいんですが、資料6を見てください。 この領収額が平成29年3月15日になっているんですよ。地元自治会のこの資料には、この日付が3月24日になっているんですが、この800万円の金が払われたという形跡がないんです。こういうものを見て、何の疑問も起きないんですか。全く正しく使われていると言われるんですかね。部長は、そういう判断で市民の税金を使っているんですかね。今の部長じゃないですが、当時の部長は。今の部長は大変ですよね、そういう点では。昔の人の何というんですか、知ってか知らないかは知らないが、だからなるべく正確に答えたほうがいいと思いますよ。これ、もう次から次へと矛盾が矛盾を生んで、もう最後は逃げがきかなくなりますよ。もう一度整理して答弁してください、副市長とよく整理して。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 先ほどから申し上げていますとおりでございまして、こちらの今、資料で添付されております、資料6で添付しておられております865万7,600円の領収書が一番正確なものだと考えております。こちらの収支報告書、自治会が作成したものについては、これは何らかの記載漏れ等もあるかもしれませんが、それについては自治会内部でこれは納得されているものと考えておりますので、市が何とかお話をするようなものではないということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) これだけの事実に基づいた書類をそろえても、そういう答弁しか返ってこないというのは非常に残念ですね。これは残念ながら行くところまで行ってしまうんじゃないかと私は思いますが、もう一つ不思議な問題があるんですよ。 この800何がしの前のを見てください。400万円の資料5ですね、領収書があるんですね。これは800万円と、865万7,600円と400万円を足すと、400万円のこの数字、ちょっと違っているんですが、これ1,265万7,600円なんですね。なりますよね。この資料4の総会資料は、全体の予算額として1,141万9,528円になっているんですよね。合計金額も違うじゃないですか、予算として。これはどのように説明するんですか。説明してください。確認しないで自分の思いを言ったんじゃいけないですよ。これをつくった人とどのような話し合いをしたんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) この資料については、先ほどから申し上げていますとおり、初めて見る資料ですし、この予算額1,100何円というのも初めて見る金額です。地元の方とも、これについてのお話は一切してございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 休憩してもらえますか。
    ○議長(藤沼貢議員) 休憩ですか。 ◆15番(大平泰二議員) ええ。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午前10時42分 △再開 午前10時46分 ○議長(藤沼貢議員) 再開をいたします。 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 今もこちらの資料を見させていただきましたが、支出状況を見ても、補助金とは全く関係ない排水管や地鎮祭などの数字も入ってございますし、今後の収入見込み額についても、契約未納額とかというのは何の契約の未納額なのかもこちらとしては全く分かりませんので、これについては何ともお答えのしようがございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 細かいことを聞いているんじゃないんですよ。補助金が適正に使われたかどうかということで、この領収書の関係と補助金との関係で私は聞いておるんですが、その矛盾については何ら答えていないじゃないですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) こちらの収支報告については、そのほかのものですとか、自治会内部でつくり方、内容が全く違うと思っておりますので、これについては補助金と全く一致するかどうかというのはこちらとしては分からないものでございまして、先ほどから申し上げましておりますとおり、領収書で確認するのが一番適正かと思っておりますので、領収書はきちんと数字が合っておりますので、これ以上の確認方法はないと思っているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 領収書で確認しておかしくなったから、こういう質問をしているんでしょう。一致しないわけだから。お金の出し入れというのは一致しなきゃいけないんですよ。そんなのはイロハで当たり前じゃないですか。なぜ一致しないかと聞いているんですよ。団体は団体の都合があるとか、そんな問題じゃないですよ。市の補助金の要綱にも、補助金が適正に使われたかどうかと調査する項目があるでしょう。要綱に沿っていますか。全く沿っていないじゃないですか。だから、事実を確認して、領収書じゃないんですよ。あくまでも銀行との関係で出金伝票とか支払い証明書とか、そこまで取り寄せて確認しないといけないじゃないですか。やりなさい、それを。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 領収書以上のものはないと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 領収書以上のものはないということですが、違いますよ。誰でもこれはつくれる判こですから、書類ですから。そんな判断で業務をやられているんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 領収書というのは、これは非常に大切な資料です。それを不正をしているかのようなお話ですが、そのようなことはないと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 払った証拠がなくて、何でそのようなことがないと言い切れるんですか。書いた領収書はあるが、それを払った証明はないんですよ、裏づけが。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 払った証拠が領収書だと考えてございます。それが普通そのように考えるものだとも考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 私が確認してくださいとお願いしていて、添付書類を。そういう書き方していますよね。それを今見て、見ていないと、それが答弁なんですか。添付書類を確認してくださいと書いてあるんだったら、何で添付書類がないんですかと聞かないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長、答弁願います。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 一般質問の通告書には添付書類というのはついてこないものですので、それについては確認はしてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 一般質問に添付書類をつけて、何でいけないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 添付書類については、これまでの一般質問においても、通常、一般質問当日に配付されるというものがあったかと思っておりますので、そのようなことで考えておりましたので、確認をしてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 質問書を提出したときに添付書類を確認してくださいと言ったら、ついていなかったら、何でついていないんですかと聞くのが当たり前じゃないですか。何で、今日配付されるなんて勝手に判断するんですか。今日見て判断するんだったら、正しい判断をしてくださいよ。これから、その本人のところに行って確認してから答弁してください。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 先ほどから申し上げているとおりですが、自治会の内部のものについては確認することはございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) そうやって不正隠しをやるつもりですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 一番初めに申し上げたとおり、今回の補助金の交付に関しては不正はございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 不正がないと何で私は言えるんですかと再三聞いているんですよ。不正はしていますよと、少なくともそういう疑いがありますよと、これだけの証拠品をそろえているんですよ。だから、これが違うという根拠をじゃ逆に示してくださいよ。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 市としての事務といたしまして、先ほどから申し上げましておりますとおり、一番正確だと思っております領収書で確認しておりますので、それ以上のものはないと考えてございます。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) お静かに願います。 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) そういう見解で、一番失敗した例が最近あったじゃないですか。中島土地改良区ですよ。何の確認もしないから、補助金、二重申請されていたじゃないですか。その失敗をじゃ教訓としていないんですね、執行部は。副市長、いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 副市長、答弁願います。 ◎副市長(成田博) 先ほどからご質問をお聞きしておりますと、領収書があくまでも偽造されたようなことをおっしゃられておりますが、我々は交付金を交付し、そして決算報告をいただいておって、その中で領収書は確認してございます。その他の手続き等についても全て確認して、適正な執行がされたと思っております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 思っているではないんですよ。確認したんですね、間違いなく。 ○議長(藤沼貢議員) 副市長、答弁願います。 ◎副市長(成田博) 先ほどから申し上げているとおり、領収書、そして請求書、計画書、そういうものは全て確認いたしました。それで、適正に執行されていると確認もいたしました。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) かたくなに事実を解明しない市の対応ですから、これははっきり言って、執行部組織ぐるみの不正隠しじゃないかと私は受けとめますよ、事実を確認していないわけですから。数字が違うのにも、それを確認しようともしない。そういうことを積み重ねて、あくまでも適正に執行されているなんてとんでもないですよ。だから、私はもうこれで次の時間がありますが、この辺でこれはおさめますが、これだけでは済まない問題となることを非常に私は危惧していますよ。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員の質問の途中ですが、10分間……    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 答弁なんですか。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 今のご質問ですと、不正があったかのように終了してしますので、最後に申し上げさせていただきますと、副市長からお答えさせていただいたとおり、適正に執行されたものであるということをお話ししておきたいと思っております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員の質問の途中ですが、10分間休憩いたしたいと存じます。 △休憩 午前10時55分 △再開 午前11時06分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 続いて、2項目めの市民要望について発言を許可いたします。 15番、大平泰二議員。    〔15番 大平泰二議員 質問席〕 ◆15番(大平泰二議員) 2点目の市民要望についてです。 1点目は、公民館利用申し込み期間が1カ月前ということについて、非常に短くて、市民の方から事業の行事の取り組みが厳しいという声が寄せられています。ぜひとも、これを変更していただければと思います。 2点目は、東埼玉総合病院の駐車場の混雑の緩和の問題についてです。渋滞が続いてしまうと、駐車場に向けてですね。これの解消を望む声が寄せられております。市の対応をよろしくお願いいたします。 3点目は、水害対策(中5丁目周辺、ワンワン公園、牛村橋付近、大中落左岸側)の進捗状況と予算化についてです。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 教育次長。 ◎教育次長(小森谷進) それでは、私からは2項目め、市民要望、1点目の公民館利用申し込み期間変更についてご答弁申し上げたいと思います。 市内に5館ある公民館では、公民館クラブ連絡協議会に加入している団体については利用日の3カ月前、また北公民館のホールに関しましては利用日の6カ月前から、それ以外の利用者については1カ月前からの予約の申し込みを受け付けております。 先ほど議員お話しのとおり、私どものところにも、この利用予約の申し込み受け付け時期については、自治会等の団体から、利用の際、会議等の開催の周知が間に合わないケースがあるため改善ができないか、ご相談やご要望をいただいているところです。そのような状況を踏まえ、現在、幸手市公民館運営審議会において、一般利用団体の1カ月前の申し込み受け付けについて見直しに関する協議をしております。また、公民館が地区市民センターも併設していることから、関係部署との協議も進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと申します。 ○議長(藤沼貢議員) 2点目について、総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) (2)の東埼玉病院駐車場についてご答弁申し上げます。 東埼玉総合病院の敷地については、現在、幸手市の所有となってございまして、社会医療法人ジャパンメディカルアライアンスへ病院を使用目的とした賃貸借契約を締結し、土地をお貸ししているものです。東埼玉総合病院の駐車場においては、病院事業の中で施設の運営となってございますので、民間施設ということで、幸手市として混雑緩和についてのお答えは控えさせていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 3点目の水害対策について、建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それでは、私からは3点目の水害対策の進捗状況と予算化についてお答えいたします。 まず、水害対策の進捗状況ですが、先般の台風21号、22号において、以前、15番議員よりご指摘のあった、いわゆるガタゴト道と呼ばれる水路から分岐しワンワン公園へ流れる水路の分岐点に角落としを設置いたしました。その結果、台風21号では総雨量173ミリの降雨がありましたが、発生した道路の冠水は、設置前に比べ、その水深が、若干ではございますが、減少いたしましたので、今後も台風の接近が予想される場合などには、事前に角落としの設置を行ってまいります。 また、埼玉県と行っております河川・下水道事業調整会議の関係ですが、去る11月28日に担当者会議を開催いたしまして、久喜市、杉戸町の参加のもと、協議を行いました。久喜市では、今年度中の協議会設立を予定しており、大中落流域の東鷲宮地区の対策を協議していくものと聞いてございます。このことから、今後、久喜市との大中落流域の対策の協議が進捗するものと考えてございます。 続きまして、水害対策事業の予算化ですが、大中落の左岸側の牛村橋付近の対策については、今回の一般会計補正予算(第3号)において、大中落流域水路設計調査業務委託料の300万円を計上させていただきました。今回の業務委託の内容については、大中落の牛村橋左岸付近の水路の流量の解析や、改修設計の前段として行います測量業務です。当該業務の成果を踏まえまして、今後、設計業務委託を実施してまいりたいと考えてございます。 このほか、今後予定しておりますのは、中5丁目の大中落、中落流域の浸水シミュレーション、大中落左岸に流入する幸手中学校付近から流れている水路の測量業務及び大中落、中落の浚渫工事です。 これらの事業の内容ですが、まず大中落流域水路設計調査業務の設計業務委託については、3本の水路が大中落接続付近で2本になることにより流下能力が不足しているおそれがございますので、水路の新設等の設計を行うものです。 続いて、大中落、中落の流域の浸水シミュレーション業務委託ですが、こちらについては、大中落、中落流域において一定の降雨が降った場合に、中5丁目周辺で、どの場所でどの程度の量の浸水が発生するのかをシミュレーションいたしまして、具体的な対策の検討を行うものです。当該業務の実施については、上流域の久喜市からの雨水流出の状況もシミュレートすることから、その予算化については久喜市と協議をいたしまして、応分の負担をお願いしていくということで考えてございます。 また、幸手中学校付近の水路の測量業務については、水路の横断測量、縦断測量を行い、今後の改修に向けた検討資料を作成するものです。 最後に、大中落、中落の浚渫工事ですが、これらの河川は昨年度、本年度と浚渫工事を実施してございますが、継続的に実施をしてまいりたいと考えてございます。 これらの事業の実施によりまして、引き続き浸水被害の軽減に取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) まず、1点目の公民館関係ですが、これは2カ月前ぐらいにできたらしていただけないでしょうかという要望ですので、よろしく検討していただきたいと思います。 それから、2点目の東埼玉病院の駐車場との緩和関係ですが、これは行政としてはもう何も言わないと、市民が不便を感じても、何もその手だては組まないんだという答弁なわけなんですかね。それとも、市民要望に沿って、何らかの形で駐車場が使いやすくする、または拡張するという対応はしていただけないものなんでしょうか。 まだまだ3点目がありますから。    〔発言する人あり〕 ◆15番(大平泰二議員) 一問一答、ああ、そうか。ごめんなさいね。じゃ、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) 私も個人的に利用したりして、病院の駐車場が混雑しているというのは認識はしてございました。また、今回のご質問をいただいた中で、東埼玉病院の管理部のほうとも連絡をとらせていただきまして、お話を伺いました。そのような中で、当然、病院側も十分承知しておりまして、さまざまな手を打っているようです。ただ、ここで議員おっしゃいますような駐車場の拡張とか、その他もろもろのことを市が口を出すということは控えさせていただきまして、ただ、病院側では十分承知しているので、さまざまな土地を調達を予定、探したりとかということを、あるいは職員の駐車場をほかに移したりという具体策はやっているようですので、向こうも今後できるだけ早く解消したいということは聞いてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) こういう医療機関が地域にあるということは、非常に重要なことだと私は思うんですよ。そういう認識であるんであれば、例えば済生会の問題ね。済生会の第1駐車場、第2駐車場の問題がありましたが、これも久喜市がいろいろ財政的な手だてを打って、なるべくあそこに残ってほしいという方針で臨んでいるようです。だから、問題の本質は一緒なんですよ。だから、その辺もぜひとも久喜市の例を倣って手厚くやっていただきたいと思います。要望しておきます。冷たい市政にならないようにしてください。 3点目、水害対策の関係なんですが、先ほど答弁ありましたが、資料の一番最後、14ですね。これは台風21号、22号のときに私もいろいろ回ったんですが、これ中5丁目の左岸側についている排水路の新しくつけた角落としの現状なんですね。これ写真を撮ってきました。何を言いたいかというと、これ扉が水没しちゃっているんですよ。だから、角落としの水を取水するという効き目がないんですね。どうやってこれは対策を組むかというと、角落としを高くして、もう少し上から、水路の上面ね、側壁の上面から取水するようにしなきゃ効き目がないわけですね。質問したいんですが、何でこのような設計になっちゃうんでしょうかということなんです。水没する扉を入れても、余り意味がないんじゃないですか。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時18分 △再開 午前11時18分 ○議長(藤沼貢議員) 再開します。 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 大変失礼いたしました。 この角落としの設置については、地元の皆様と今回調整をさせていただきまして、とりあえずこの高さでこういった形で設置をさせていただいて、今後、状況を見ながら高さも変えていきますというお話で調整をさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 地元の人たちと話し合ってこの高さにしたんじゃないでしょう、現状にしたんじゃないでしょう。地元の方は、私が写真を撮っている隣で、扉が低くて困っていると、全然とまらないんだと、だから高くして欲しいんだという要望を出しているんだが、市はまだやってくれないんだと言っているわけなんです。どうなんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 地元の方というのが、どういった方が関係者の方が何人いるのか、私も把握できていなくて申しわけないんですが、地元の方と話し合って、現地でこの高さで設定をさせていただいて、状況で今後高さも変えていきましょうというお話をさせていただいたのは事実ですので、今、議員ご指摘の事項も踏まえまして、現地で確認を、調整をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) せっかくつけた設備ですから、効き目があるようにしていただきたいと思います。 それから、ワンワン公園付近のほうもそうなんですが、西中学校の要するに取水口との関係、また通称ガタゴト道との関係があるわけですが、西中学校の近くの大中落の取水口については何か対策を考えているのですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 大中落の取水口については、現在、角落とし等で設置されているところについては、順次、水門等に設置替えしていきたいということで考えさせていただいております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) それから、ガタゴト道を通ってワンワン公園付近につながっている水路があるんですが、ここのところの角落としも前、指摘したかと思うんですが、ここも結構、今、写真と同じように高さが足りない角落としなんですよね。これも対策を何か考えていらっしゃいますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今ご指摘をいただきましたところについては、確かに角落としの受けは既に設置されておりまして、今回、その受けに合わせて設置をさせていただきましたので、今後、状況を見させていただいて、その辺のところについても検討させていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) それでは、次にいきましょう。 ○議長(藤沼貢議員) 次でよろしいですか。 ◆15番(大平泰二議員) はい。 ○議長(藤沼貢議員) 次に、3項目めの市長の外遊(任期中)とその期間の電話発・着信記録について発言を許可いたします。 15番、大平泰二議員。    〔15番 大平泰二議員 質問席〕 ◆15番(大平泰二議員) まず、1点目ですが、任期中全ての外遊時の電話記録提出は可能かどうかですね。記録というのはメモも含めてですが、発信、着、発信記録、着ですね、これの関係です。 それから、2点目は、前回3回追加した理由なんですが、このときの日程をともに、一部も含みますが、ともにした議員はいらっしゃるかどうかということです。 3点目は、平成27年7月28日から30日までの行き先についてということです。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) まず、1点目についてお答えいたします。 私の使用している携帯電話は私個人用所有の電話であり、電話記録については個人情報であるため、提出する考えはございません。 次に、2点目にお答えいたします。 6月議会で大平泰二議員の一般質問で答弁させていただいた際に、突然のことで精査せずに答弁してしまいました。後日、パスポートを精査したところ、海外への渡航は5回と確認できたため、9月議会で訂正させていただきました。 また、このとき日程をともにした議員はいるのかについては、公務以外の時間で個人情報ですので、お答えを控えさせていただきます。 次に、3点目、この期間における海外への渡航は、7月28日から30日ですね、に渡航はしておりません。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がありましたらご発言願います。 15番、大平泰二議員
    ◆15番(大平泰二議員) 着の記録はプライベートの電話だというんですが、発信するほうは市の電話なんですね。市のほうの電話については、じゃ発信記録というのを提出することはできますか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 市長のほうの携帯電話ではなくて、市役所からの発信の記録ということですが、発信の記録について、情報公開の制度によりまして、市が保有している文書あるいは電子磁気情報等ということでございまして、その記録については市では保有しておりませんので、公開とはならないものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) いや、公開の記録とかと言っているのではなくて、電話局に問い合わせれば、その発信記録が残っているわけでしょう。その提出は可能ですかと聞いているの。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) ただいま申し上げましたとおり、公開をできない事情ですので、改めてNTT等に請求することも考えてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 認識の問題として、海外に行ってプライベートですということですが、非常勤の方が海外で市役所から電話を受けて、それに応えたというときの時間帯の取り扱いとしてどうなんでしょうか。電話を受けたときは公務になるんですよね、役所から電話を受けて、それに対応しているときは。その認識はありますか。 ○議長(藤沼貢議員) 市長、答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) 私的である中で、そのような電話が入ったときには公務とは考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 公務ですよね。公務のときの記録を提出を求められたときは、公職の人というのは明らかにする責任があるんじゃないですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市長、答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) 電話も公務であるかなということですが、公文書として組織的に利用するものでありませんし、そういった中、保存も保管もしていないし、情報公開の対象にはならないと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 情報公開の対象と私、何も言葉は使っていないんですよ。公務のときの記録は、求められたら明らかにする必要があるんじゃないですかということを聞いているんです。その辺はいかがでしょうかね。 ○議長(藤沼貢議員) 市長、答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) ですから、幸手市として組織的に利用するものでございませんので、これは対象にならないということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 幸手市として組織的に利用するものではないって何ですかね。分からない。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 電話に関しまして組織的に利用するということが何かということですが、公文書でもございませんので、市としてはこれは提出しないし、あとこれ個人的なものですので提出はしません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 個人的なものとかそういうものじゃなくて、市長の仕事、これは公務ですね。ですから、海外にプライベートで仮にいたとして、例えば市役所のほうから、今日の状況はこうでしたとかと連絡が入りますよね。入ったとしますね。それを電話を受けたと、市長が。そうですか、了承しましたとお答えになったと。だから、それのやりとりの間というのは公務なんでしょう。突然公務になるんです、非常勤の方というのは。そういう考え方でよろしいですかということを言っているの、まずは。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) はい、そのとおりです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 公務の問題というのは、あくまでも市民から情報提供を求められたときは、例えば市長、電話を市役所から受けましたかというときは公務ですから、海外に行っていても、たとえ向こうのプールで遊んでいても、ひなたぼっこしているときではあったとしても、その間、電話を受けたときは公務になるわけですから、その記録は電話があったかないかぐらいは明らかにすることができるわけでしょうということなんです。公務ですから。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 確かに議員がおっしゃるとおり、電話を受けたときは公務としてそれをお聞きし、そしてまたその内容について私も判断しますが、ただ、それを受けたその内容に関しましては、私個人のところに電話がかかってきていまして、情報公開の対象には、これは個人として当てはまらないというものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 私はその内容云々と言っているんじゃないですよ、電話を受けた記録。だから、役所から見れば発信した記録、これは市長の連絡で公務ですから。だから、聞かれたときは、電話しましたよと、海外へ行っていたが電話しましたよということを明らかにする責任はあるんじゃないですかということを言っている。いや、総務部長が突然手を挙げなくたっていいですよ、市長に聞いているんだから。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) ただいまの議員のお話のようなことで、電話について電話対応した場合は市長の公務であるということで、市長がご答弁さし上げていただいたとおりですが、今度は公開、市民等から求められたとき出すべきではないですかということについては、制度上、そういった求めがあったときに、その情報を公開するかどうかを決めているのが情報公開条例ですので、その条例の中で公開できるものとできないものがございますので、今回、議員のお求めのものについては公開できない情報ですので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 話をすり替えないでほしいんですよね。私は情報公開のことを聞いていないんですよ。だから、あくまでも情報公開はこっちへ置いておいて、市長がだから電話したときには、向こうで電話を受けましたと、役所のほうは、海外へ行っているが電話しましたよと、ただそれだけなんですよ。発着ですから、内容を聞いていないわけ。それは明らかにできるんじゃないんですかと言っているんです。 ○議長(藤沼貢議員) 指摘、分かりましたか。情報公開の言葉を使わずに答弁してください。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) いや、だって情報公開を使えなくても、それは公開できないとか、できるじゃないですか。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時36分 △再開 午前11時36分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 ◎総務部長(関根雅之) 制度的なことですので、私のほうから。 先ほど申し上げましたとおり、公務、海外であろうがどこであろうが、役所の関係で電話を受けた場合は、その期間は当然公務での対応となるということでございまして、その間に関しての情報の求めを求められたときには、当然公務ということですので、行政の運営上は例規に従って処理をせざるを得ません。そこで求められた情報を公開するかどうかというのは情報公開条例に基づくということですので、今回の案件の情報については公開できない情報ですので、ご理解いただきたいということで先ほどから申し上げているものです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、まず最初のことを私は言っているんですね。何度も言いますが、電話をしたか電話を受けたか、これは言えるんじゃないですか、その内容までいかなくても。それは言えないんですか。そこもベールに囲まれるとなると何をしていいのか、そういう感じなんですが、それぐらいは聞かれたら言ってもいいんじゃないですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) ですから、電話があったかどうかと、これは公務ですからお答えできますが、その内容についてはお答えはできません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、電話があったかないかはお答えできるんですね。今そのようにおっしゃいましたよね。私、内容を聞いていないですよ。あったかないかと聞いているんです。今、答えたんだから。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時39分 △再開 午前11時40分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 市長、答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 電話があったかどうかということは、答弁できますが、その内容等に関しては、先ほど来言っていますように、これは答えられません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、何度も私も同じことを言っていますね。あったかないかだけです、内容は聞いていませんから。あったかないかはお答えできるということでよろしいですね、じゃ。しつこいようで悪いですが、いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 市長、再度答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) いつのことですかね。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時41分 △再開 午前11時43分 ○議長(藤沼貢議員) 再開します。 答弁願います。 再度、市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 電話があったかないかということに関しましては、ございました。ただ、昨日とか本当に近いときにあったということでなくて、いつ、何時にということに関しましては、はっきりしたことは答えられません、分かりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、あったかないかは調べれば答えることができるんですよね、そういうことでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 記録じゃなくて、私の記憶の中です。そういった中での今、答弁です。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 議会の答弁ですから、あくまでも調査をして、事実に基づいてやる必要が、答弁する必要があるんですよ。そのための答弁調整を一生懸命やっているんでしょう、出勤簿を見ながら。だから、そういう点で確認しておきますが、電話があったかないかという記録というかことは、きちっと答えることができるということですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 記録が残っていれば答えますが、記録が残っておりませんので答えられません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 何で記録が残っていないほうに、そのように答弁の趣を置くんですか。だって、記録には残っているでしょう、電話はNTTに確認すれば残っているんだから、全て。そういうことなんですよ。市長の頭の中は残っていなくても、NTTの記録には残っているんです、そういうことなんです。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) ご理解いただけていないようですので、公開できる情報…… ◆15番(大平泰二議員) 誰がご理解していないんですか。 ◎総務部長(関根雅之) 公開できる、先ほど説明した…… ◆15番(大平泰二議員) そういう議論をするんじゃないですよ。 ◎総務部長(関根雅之) 先ほど説明した…… ◆15番(大平泰二議員) 訂正しなさい。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 大平泰二議員、静粛にお願いします。 とりあえず答弁させてください。 ◎総務部長(関根雅之) 先ほどご説明申し上げましたように、公務であることは、市長もご答弁申し上げたとおりですが、その公務であった場合の記録については、求めがあった場合には公開する必要が当然あるかと思いますが、それを定めたのが情報公開条例です。したがいまして、記録に残ったもの、その記録が紙であろうと電子的な媒体であろうと、その記録に残ったものがある場合は公開しないわけにはいきませんが、それを先ほどNTT等の電話局で保管しているということですが、あくまでも市で保管している情報ということですので、これらについては公開することができないということで、先ほど市長が申し上げましたように、記録ではなくて記憶の範囲でしか答えられないということはそういうことです。よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 市の記録には残ったことになるんでしょう、NTTの記録は。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) それは市の記録に残っていることにはなりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 何でならないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 市が所有し保管している情報ではないからです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 電話をかけたということは市の記録としてなくても、電話を使用したNTTの記録には残っているわけだね。それは市の記録として取り扱うことはできるでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長、答弁願います。 ◎総務部長(関根雅之) 議員おっしゃいますように、NTTの記録として残っているということで、市の記録ではございませんので、市が所有しているということにはなりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 今日の答弁で、海外に行っていても役所から電話があったときの応対については公務だということを市長は認めたわけですから、その公務についての対応は、情報公開を盾にとらないで、より積極的に明らかに私はすべきだと考えています。 資料10を見ていただきたいんですが、これはいろいろ今までの情報公開とか運転日誌の関係で割り当てた日にちなんですが、この中で市長、どうですかね。このバツ印がずっとついていますが、これ二重丸は最初に認めたところですね。丸1つはさきの9月議会で認めたところ、バツは今まで行っていないというところなんですが、この中で自分で思い当たる節はありますか、この辺は行ったんじゃないかなと。どうでしょうか。全く記憶ないですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 確認がとれませんし、記憶にございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) パスポートがあるところから記憶が鮮明になって、パスポートがなくなったら全部記憶がないというのは、これはいかがなものかと思うんですよ。こんなに行っているんでしょう、これ。これ、私、こうやって発表しちゃっていますから、これがうそだというんなら、私を訴えたらどうですかと前に言ったんですが、どうでしょうか。裁判に持ち込んで事実を解明する考え方はありますか。
    ○議長(藤沼貢議員) 市長、答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) ございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、お認めになったということでよろしいですね。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 違います。認めておりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 認めるか認めないかというよりも、行ったか行かなかったかという事実が大事なんですよ。何でこういうことを言うかというと、前も問題になりましたが、危機管理の問題があるんですね。災害が最近非常に増えてきている。あらゆる体制をとって、市民の被害を防ぐ、または不幸にして被害が起こってしまった場合は、最大限の努力をして市民を救出するという危機管理が私は必要だと思うんですね。今のこの通信記録ですとか、公務の問題とか、プライベートの問題もありますが、その体制を見たり、文書管理を見たりすると、こういう業務に対する危機管理意識というのが非常に私、ないように思うんですね。 きのうの新聞ですか、台風被害報告直後に仮眠と、これ川越市、問題でしたが、これが議会で問題になったというの、市長が仮眠したと。自分の自治体にいて報告を受けた後、仮眠したと、これが危機管理でどうなんだということで、ほかの自治体ではこのように大きく問題になっているんです。今の非常にいろんな答弁、やりとり、非常に申しわけないんですが、高度な話ではなかった答弁のやりとりですが、質問もそうですが、こういう危機管理に対して、市長は今後どのように改めていくつもりなんでしょうかね。 ○議長(藤沼貢議員) 市長、答弁願います。 ◎市長(渡辺邦夫) 危機管理に関しまして、常日ごろからそういった情報の収集と、またその対応について職員と密な連絡をとっております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 例えば車に薬液をかけて車の塗装が剥がれてしまったと、それが被害が数多く発生したということもこの間ありました。このときのやりとりを見ていても、担当課の課長が電話しただけですか、警察に、最終的には。出向いて何か警察に要請されましたか。いかがでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) ただいまここに資料はございませんが、前の議会でお答えしましたとおり、その後、市、市民生活部及び教育委員会でパトロールを実施してございます。また、警察には、電話ではございますが、要請をさせていただいたところです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、担当課が電話しただけなんでしょう。そういうこと、確認ですよ。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 警察への確認は電話ですが、そのほかパトロール等を実施したところです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、そのパトロールはどのようにしましたか。何人参加で、何時間回りましたか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 本日はそのような通告を受けてございませんので、資料を持ってきてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 教育次長、答弁願います。 ◎教育次長(小森谷進) 私のほうから教育委員会の対応についてご答弁申し上げたいと思います。 そういった事件が起きまして、教育委員会のほうでは、私を含め担当課長において2班態勢で、業務終了後から午後9時ぐらいまでパトロールを実施したところです。それは2日間やりました。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) ただいま資料がありましたので、お答えをさせていただきます。 まず、警察に確認をとりまして、防災行政無線について確認をさせていただきました。そのときには、警察からは放送をしない旨の回答を受けましたので、防災行政無線については放送をしてございません。また、6月29日、30日に青色パトロールを実施いたしまして、こちらについては1日1台ということで、防災安全課と教育委員会で出させていただいて、午後5時から9時までの間、夜間ということですのでパトロールをさせていただいたというところです。 ◆15番(大平泰二議員) ない資料があったの。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 後ろというか、事務室からとってきていただいたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 大平泰二議員に申し上げますが、ここの通告外だと思うので、この程度でとどめさせてもらっていいですか。 先へ進みます。 再質問、大平泰二議員、続けてください。 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 3番目の平成27年7月28日から30日までのほうは行っていないんですか。これ前回発表した追加日程の近くにパスポートの中に入っているんじゃないですか。いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) この間、行っておりません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) あと、再度確認しておきますが、このバツ印、資料の10番、この中でこの日にちは当たっているんじゃないかというものはないんですか、本当に。本当にないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 記憶にございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 記憶じゃなくて、ないんですかと聞いているんだ。記憶にあるかないかじゃなくて。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 記憶にございません。 ○議長(藤沼貢議員) 次、よろしいですか。次、まだ…… ◆15番(大平泰二議員) 記憶にないというのはだめなんですよ、答弁で。 ○議長(藤沼貢議員) ないと、だって、ないと言っているんですよ。 ◆15番(大平泰二議員) だから、行っていないというんだったらあれだが、記憶にないというのはだめなんですよ。 ○議長(藤沼貢議員) 思い出させますか。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時57分 △再開 午前11時58分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 続いて、4項目めの中島用悪水路土地改良区補助金不正請求問題について発言を許可いたします。 15番、大平泰二議員。    〔15番 大平泰二議員 質問席〕 ◆15番(大平泰二議員) 市の調査結果についてです。 これは先日の議会の全員協議会でも報告をされていますが、これは議会として記録に残りませんので、きちっと議会に対して記録に残すという点では、全員協議会で報告した内容をきちっとこの場で報告していただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それでは、中島用悪水路土地改良区に対する補助金の調査結果について答弁申し上げます。 ご指摘のように、過日開催されました議員全員協議会での報告と重複する点についてはご容赦賜りたいと存じます。 最初に、本調査については、幸手市補助金等の交付に関する規則第12条の規定に基づきまして、本市が土地改良事業関係補助金交付要綱により中島用悪水路土地改良区に交付いたしました補助金にかかわる事業、または経理の状況について調査を実施しているものです。 調査の方法ですが、土地改良区に対し、平成19年度から平成28年度までの10年間にわたるかんがい排水事業補助金にかかわる書類等の一式の提出を求め、その書類等により、市の補助金が同土地改良区の執行した事業に適正に充てられているか等に主眼を置いて、収入、支出の状況などを確認いたしました。収入については、収入命令簿、伝票です、金銭出納簿によりまして、また支出については、契約書、振り込み受け付け書、支出命令伺、これも伝票ですが、により確認を行ったものです。また、書類による調査とあわせまして、土地改良区の事務所に出向き、また電話により関係者からの聞き取りを行うほか、対象事業70カ所の全てにおいて現地での確認を行ってございます。 続きまして、これまでの調査により明らかとなりました事項を3項目に整理いたしております。 まず、1項目は、対象事業の水質状況についてです。 かんがい排水事業補助金の対象といたしまして市に報告された事業は70件でございまして、このうち土地改良区が単独で行った事業が44件、それ以外の26件については国・県の補助事業とみなされる事業であったと確認をいたしております。これら70件について、既に申し上げました振り込み受け付け書など提出を受けた資料と照合し、また現地も確認いたしましたが、いずれの事業も確実に執行されておりまして、その請負費の支払いも全て行われており、市の補助金の全額が事業の執行のために用いられていたことを確認いたしました。調査の中で、平成23年度のみ最終的な事業費が市に報告された事業費を上回ることが判明いたしましたが、これは契約変更により事業費が増額となったことの報告を失念したためであり、市の補助金は全額が事業に充てられていることを確認いたしました。 次に、2点目といたしまして、新たに確認された国庫補助事業についてご説明を申し上げます。 本調査においてこれまで確認されていた土地改良施設維持管理適正化事業に加え、国の補助事業とみなされる農地有効利用支援整備事業の対象事業5件を確認いたしました。当該事業は平成21年度のみ行われ、事業費といたしましては887万2,500円でした。 次に、3点目の事業報告書に添付された契約書の工事名等のそごについてご説明いたします。 市の補助金の対象となった事業の契約書の原本を確認いたしましたところ、平成28年度及び平成27年度において、工事名または業務名にシール貼りがなされているものが確認されました。確認されましたが、これは市補助金の実績報告書に添付された契約書の写しと一致をいたしました。その他の年度において、シール張りがなされた契約書はございませんでしたが、平成27年度、平成25年度、平成24年度において、実績報告書に添付された契約書の写しとその原本の工事名または事業名が一致しないものが確認されました。平成24年度以前については、保存年限の経過により廃棄されているため、本市が提出を受けた文書との照合はできてございません。この契約書等の工事名の相違が生じた事由については、今後、聞き取り調査等を実施し、詳細を確認してまいります。 これまでの調査全体を通じまして、市の補助金はその全額が補助対象事業に充てられているものの、平成26年度及び平成22年度を除き、国・県の補助事業とみなされる事業が市補助金の対象となっており、土地改良区の単独事業と同様の補助率で取り扱いがなされておりましたので、結果として、土地改良区への市補助金が過多となっていることがこの調査を通じても確認されました。今後については、引き続き土地改良区理事長を始め、理事及び事務職員から聞き取りを進め、一連の調査が終わりましたら、補助金が過多となっているものについては返還額を決定し、土地改良区と協議をしてまいります。 また、今後の進捗に関しましても、適宜、市議会に報告申し上げてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員の質問の途中ですが、ここで昼食のため1時5分まで休憩とさせていただきます。1時5分まで休憩といたします。 △休憩 午後零時04分 △再開 午後1時05分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き、一般質問を続けさせていただきます。 15番、大平泰二議員の再質問をお願いいたします。 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 中間報告という形で報告をしていただいたわけですが、何点か確認しておきたいと思います。 この報告書の中で、シール貼りが確認されたという項目があるんですが、シールを剥がしたところには何て書いてあったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私が申し上げたシールが貼ってあった原本については、一応原本ということでお借りしていますので、シールは今のところ剥がしてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、剥がしていないが、そこには何が書いてあったと推察しますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 透かしてみるというとあれなんですが、薄く見える範囲では、適正化事業という、適正化事業何期生という文字が読み取れたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) なぜそういうシール貼りをしたんですかということは、土地改良区のほうに確認していますか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 現在、これはご答弁の中でも申し上げましたように、そういったシール貼りがされた事情については今後聞き取り調査を行っていくということで、現在まだ確認ができてございません。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) それから、事業報告書、実績報告書、この報告書の事業名については、二重申請があったものとの関係では事業名はどうなっていた、ほかにも適正化事業というものがあったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私どもに提出いただいた申請書類等の中には、適正化事業という言葉はございません。私どもが提出いただいて調査、確認をさせていただいた書類の中には、適正化事業という記載は何カ所もございます。 ◆15番(大平泰二議員) 確認いいですか。 ○議長(藤沼貢議員) はい、どうぞ。 ◆15番(大平泰二議員) 適正化事業というその文言は、ほかの事業の中でも確認できたんですかということ。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 市が単独事業として補助金を交付させていただいている事業の中に、その適正化事業があったということが確認をさせていただいたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、その確認した年数については何年何月ですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回、資料で配らせていただきましたように、過去10年間で平成26年度と平成22年度以外には適正化事業が確認されたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 逆に言うと、その8年分は要するに二重払いというか、そういう考えでよろしいんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 適正化事業ということがございまして、その適正化事業について、要綱上、適正化事業については補助率の上限が10%となりますが、それが補助事業以外は50%が上限となりますので、適正化事業についても10%ではなくて50%を上限に補助金が交付されていたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員、ありますか、質問。 どうぞ。 ◆15番(大平泰二議員) 今の話ですと、適正化事業は90%出ていると、残り10%については市の補助事業として対象にするという考え方なんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私どもの幸手市土地改良事業関係補助金交付要綱の定めの中で、かんがい排水事業については、当該事業の基本的には事業費の50%以内が補助率なんですが、それに当該事業に国・県の補助対象事業については、国・県補助とは別に10%以内ということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 非常に曖昧な基準があるのかなと私は思うんですが、この補助というのは、あくまでも残りが10%に対する補助とかそういうことじゃなくて、この書類から見ると二重請求なんでしょう。申請書から見ると。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私ども、要するに市に対してどのように補助申請をしていただいているかということで、私どもとしては、市に対して申請していただいた事業が単独事業、国・県のお金が入っていなければ50%以内の補助率で補助をさせていただくと、補助金が仮に入っていた場合には50%ではなくて、国・県の補助とは別に10%以内で補助させていただくという要綱の規定を適用させていただかなければいけないものが、それを適用させていただくんですが、国・県の補助金が入っているものについて50%以内ということで処理をされていたということで考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、国・県の補助が90%あったということについて隠して請求した場合はどうなるの、じゃ。どのように判断するんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) そういった事実確認してございませんので、仮定の話で申し上げれば、隠してということであれば、それは作為的に交付率を上げるために、本来10%なんですが50%ということで、それは故意にやられたということであれば、そういうことであろうと考えます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、隠していたんでしょう。故意にやったわけですわ、シール張ったりして。報告書をこうやって見ていると、その辺の表現は非常に曖昧なんですよ。誰が問題で、誰が悪いんですかと。これまず報告書、突然言い出しますが、この報告書、誰がつくって、誰の責任のもとにこれ議会に報告したんですか。何もないんですよ、報告責任者誰という。たとえ中間報告でも、まずそういうことを明記してから報告するのが普通なんじゃないんですか。だから、本来であれば、この中間報告は市長名でちゃんと議会に報告することなんでしょう。どうなんですか、そこは。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。
    ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 調査が完了いたしまして、調査結果ということでご報告申し上げるときには、幸手市長名できちんとご報告をさせていただきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 最終報告じゃなくて、中間報告もそうすべきでしょう。私はそのように考えています。 認識の問題として、正式な事業の上にシールを貼って市に請求したという、その行為というのは、まさしくこれは詐欺なんじゃないんですか、はっきり言うと。そういう認識は市はお持ちですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) そうですね、幸手市に対する補助金が本来10%になるということが分かっておられて、あえて補助事業という認識が先方にありながらそれを糊塗するためにやられたということが、そういった事実があれば、それは詐欺と、議員おっしゃるようにそういうことになるということだと思います。詐欺というか、そういうことで請求、多く補助金を得るために故意的にやられたということになろうと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 土地改良区の認識としては、これは二重請求してしまったという考え方というか、何か説明はされたんですか、市のほうは。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これも報告の中で申し上げましたが、私どもは議員のご指摘によりまして題名等について確認させていただいて、その結果についてはご報告申し上げたとおりですので、その相違が生じた事情については今後聞き取り等を行いながら確認をさせていただくということで申し上げておりますので、ご理解賜れればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) それと、補助金は過多であったという表現の仕方、これは市のほうが足し算を間違えたんですか、この表現は。どういう責任のもとに、こういう表現を使ったんですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 要綱の規定に照らしまして、本来10%以内の補助率で交付されるべき交付金が、結果として市は交付しているわけですから、申請されて交付されるべき交付金について50%を限度に、年度によって補助率は違っていますが、交付されていたという事実が判明いたしておりますので、その差額の部分については補助金が要綱に照らして多く、つまり過多という表現を使わせていただきましたが、交付されていることが調査を通じて明らかになりましたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 問題の本質というのがどうも市のほうとしては分かっていないような気がするんですよ、この中間報告のこの書き方がね。まず、中間報告でいろんな資料を調べて、10年分の資料を押収してきて調べたわけですから、全部。2カ月半たって、市がこの中間報告にしてもどういう認識であるのか、過多とかそういう問題じゃなくて、市に請求する手法を要するに違法な方法、違法というか、二重請求で市は請求されたんだという認識は持っていますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これは押収とかではなくて、補助金交付に関する規則に基づいて提出を求めた文書に基づきまして調査をさせていただきました。私どもは、過去10年間、補助対象事業として70件の事業があったわけですので、それについてきちんとした事業が行われて、それに対して中島土地改良区からきちんと支払いがなされているのかということをまず確認をさせていただきませんと、補助対象事業に対してきちんと補助対象事業が充てられていたかどうかがまず基本でございまして、それに対してきちんと補助対象事業が行われていたのであれば、じゃそれに対して適正化事業であれば10%以内で補助金を交付しなければならない、それが適正化事業でありながら50%以内の補助率で交付されていたという事実が確認されましたので、今後、返還について検討させていただくということで申し上げております。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 支払いがされていたと、当然支払っているんでしょうがね。それが正規にきちっと証拠に基づいて確認できたのかということなんですよ。先ほどの九郎右エ門のほうの問題じゃないが、領収書で確認したということですよね。中島土地改良区は、これ全て領収書、または振り込み証明書で確認したんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回の70件については、領収書、または議員おっしゃっておりますように振り込みの受け付け書、これの銀行印が押印されたもので確認をさせていただきました。全てです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 私は情報公開で求めたものの中には、領収書も振り込み証明書もないものがあるんですよ。それはどうですか、確認していますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。--------------------------------------- △発言の訂正 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 失礼しました。 私、先ほど銀行と申し上げましたが、農業協同組合ということで訂正をお願いしたいと思います。--------------------------------------- ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回の中では、領収書も振り込みの証明も確認できないというものはございませんでした。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) それでは、平成26年度の契約先の支払いの関係ですが、この中で、私、前回お配りした資料を持っていますか、これ。前議会で、持ってきていませんか。時間がたっちゃうかな。とめておいてね、時計。    〔発言する人あり〕 ◆15番(大平泰二議員) では、再開します。この中で……    〔発言する人あり〕 ◆15番(大平泰二議員) あ、ごめんなさい。大丈夫ですよ。 アクト企画という会社がありますよね。この会社は領収書も何もないんです、請求書だけなんですよ、情報公開で請求した資料が。これ振り込み用紙とか請求書や領収書というのはあったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それは土地改良区から提出を受けた資料の中にございましたということです。ありました。提出を受けた資料の中にはございました。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 市のほうには、じゃ領収書はなかったんですか、写しが。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) ご指摘のとおり、市のほうには提出をされておりませんでした。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 何でなかったんですか。ほかには、ほかの年度にはあるんですが。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これもこれまでの答弁でも申し上げましたが、本来、領収書等で確認すべきなんですが、それについて幸手市では、領収書で間に合わないとかない場合に、その契約書の写しをもって確認をさせていただいたということがございまして、この点については、土地改良区にも領収書を今後提出いただくようにということでお話をさせていただきますし、こちらも改めてまいりますということで申し上げてまいったとおりです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 領収書が間に合わないってどういうことなんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私の答弁が曖昧で申しわけございませんでしたが、多分、幸手市として領収書の提出を求めなかったことがあったと、それで契約書にかえていたと、事実確認を行っていたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 何で求めなかったんですかということ。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それはそのときの判断において、通常、契約書どおりに執行するのが通常ですので、各金額については契約書で確認するで足りるであろうという当時の判断であったと思います。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) そのときにはそういう判断をしてしまったということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) では、先ほどの九郎右エ門の答弁じゃないですが、こだわって悪いようですが、領収書をもって支払いを確認したというのは、違うことも市としてはあったとなっちゃうんですが、それでよろしいんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回、私どものほうがご報告を申し上げた調査の中間報告を申し上げましたが、その中では全て領収書、または農協の振り込みの書類で確認をさせていただきました。それ以前の通常の補助金の取り扱いの中では、契約書で確認をさせていただいた場合があったということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 同じく平成26年度でお伺いしたいんですが、最後の浚渫取水工事、これが決算書との関係で見受けられなかったという指摘をしたと思うんですが、これは帳簿上はあったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今回、私どもに提出をしていただいた事業については、全て執行されていたということで確認をさせていただきました。ですから、平成26年度についても、全て私どものほうで補助金を交付させていただいた事業については、事業が執行され、支払いも行われていたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) この浚渫取水工事というのはどうやって確認したんですか。工事の跡か何かあったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) まず、平成26年の浚渫及び取水工事については、契約書の原本と振り込み受け付け書の原本2枚で支出については確認をさせていただいております。現場については、議員全員協議会の報告でも申し上げましたように、現地で、例えば浚渫ですとか、軽微な修繕で時間がたったものについては分かりにくい部分もあったということで申し上げましたが、支出については今回、契約書原本と振り込み受け付け書の原本で確認をさせていただいたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 取水工事も含めての関係になりますが、各年度ごとのかんがい排水事業の実績報告書というのがあるわけですが、これも実際上はうそですよね、報告書自体が。数字が違ったり、補助率との関係で違ってくるわけですから。報告書というのは向こうが書くものですから、だからその関係では、この報告書は全部、今度の調査で書き直しさせるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これは既に実績報告書として幸手市に提出されて、幸手市が受領した文書ですので、これを書き直しさせるのではなくて、これに基づいてきちんと事業が行われたかどうかということを調査、今させていただいておりますので、それによって不適正な部分があれば、例えば補助金が多かったということであれば、それを返還させていただくということで対応してまいります。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) だから、実績報告書のこの内容は変わってくるんでしょう。だから、何がどう変わったか、何が足りなかったかと、この報告書に基づいて、市がじゃちゃんと訂正して出してくれるんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 最終的な調査結果の報告の中では、こういったことについてこういった相違があったので、こういう訂正をしていただいて、こういう金額になりましたということは、皆さんにご説明できるような資料を提出させていただきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) これは最終報告はいつになりますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これも申し上げましたとおり、いつということで明言はできませんが、私どもも一日も早くということで、あと先方の状況もございますので、先方にも今後聞き取り等を行いますので、できるだけ早くということでご理解賜れればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 15番、大平泰二議員。 ◆15番(大平泰二議員) 土地改良区からの説明もお詫びの言葉もないということですから、その辺のことも厳しく市は指摘すべきではないかと私は考えています。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、15番、大平泰二議員の一般質問を終わります。 次に、3番、小林啓子議員の発言を許可いたします。 1項目め、幸手市における選挙対応について、なお、質問席にてお願いをいたします。 3番、小林啓子議員。    〔3番 小林啓子議員 質問席〕 ◆3番(小林啓子議員) 3番、小林啓子です。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問をさせていただきます。 1項目めの幸手市における選挙対応について質問をさせていただきます。 さきの衆議院議員総選挙では、期日前投票の利用者数が約2,138万人に上り、過去最多を大幅に更新しました。台風21号の襲来で投票日当日の悪天候が予想された影響が大きく、全有権者の2割を超えました。また、低下傾向にある投票率を少しでも高めようと、各自治体は工夫を凝らした取り組みをしております。 そこで、1つ目として、幸手市では投票率を上げるためにどのような対策をしているのかをお伺いいたします。 2つ目として、さきの10月22日投票の衆議院議員総選挙の投票率をお伺いいたします。 3つ目として、平成23年4月の幸手市議会議員選挙からの各選挙の投票率をお伺いいたします。 4つ目として、国として、さきの衆議院議員総選挙では期日前投票の利用者数が先ほど述べましたように2,138万人に上り、過去最多を大幅に更新しました。幸手市としては、過去に比較してどうなのかをお伺いいたします。 5つ目として、今回の期日前投票の対応の反省点と課題についてお伺いいたします。 6つ目として、今回の期日前投票において、季節柄、夕方の駐車場が暗く、足元が怖かったとの市民の声を聞きました。今後の対応についてお伺いいたします。 7つ目として、期日前投票に必要な宣誓書を投票所入場券の裏面に印刷するなどの取り組みが各自治体で広がってきております。幸手市としても行ったらどうかをお伺いいたします。 8つ目として、投票所について、限定されずに市内の投票所に自由に行くことができないかとの声もお聞きいたしました。これについての対応もお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 選挙管理委員会書記長。 ◎監査委員事務局長選挙管理委員会書記長(小池武久) それでは、幸手市における選挙対応について、1点目、投票率を上げるためにどのような対策をしているかについてお答えいたします。 近年の選挙における投票率の低下は全国的な傾向にあり、選挙管理委員会といたしましても憂慮すべき事態であると思っております。選挙管理委員会では、これまで選挙に関する啓発活動といたしまして、選挙時啓発と常時啓発の二本立てで実施してございます。 まず、選挙時の啓発としまして、ホームページへの掲載、新聞講読世帯への選挙のお知らせチラシの折り込み、あわせまして公共施設等窓口への配付、市役所敷地内に懸垂幕及びのぼり旗の設置、デマンドバス側面への啓発シール、大型商業施設、広報用自動車及び防災行政無線による投票呼びかけ、保育所、小・中学校の給食献立への啓発文の掲載などを実施し、有権者の皆様に対しまして広く啓発を行っているところです。 また、常時啓発としまして、特に若い層への啓発が重要と考え、小・中学校へ投票箱及び記載台の貸し出し、県立幸手桜高等学校へは、18歳選挙権に伴い、政治や選挙に関心を持っていただくため、昨年度から教育教材といたしまして新聞7紙を毎月1回提供しているところです。加えまして、新たな取り組みとしまして、全校生徒の皆さんに18歳選挙権の意義、期日前投票制度、投票方法などについて選挙出前講座を行いました。 また、投票しやすい環境づくりとしまして、昨年の参議院議員通常選挙に引き続きまして、期日前投票所をマルエツ幸手上高野店内に設置し、多くの有権者にご利用いただきました。 投票率の向上については、今後も他の自治体の事例を参考にするなど、積極的に取り組んでまいりたいと考えているところです。 続きまして、2点目、さきの10月22日投票の衆議院議員総選挙の投票率を伺うについてお答えいたします。 小選挙区の投票率で申し上げますと、選挙当日有権者数4万4,475人に対しまして、投票者総数2万3,464人、投票率52.76%です。前回の平成26年12月14日解散総選挙と比較いたしまして、マイナス0.59ポイント、247人の減という結果です。 続きまして、3点目、平成23年4月の幸手市議会議員選挙から各選挙の投票率を伺うについてお答えいたします。 平成23年4月の幸手市議会議員選挙から今回の衆議院議員総選挙を含めますと、選挙執行回数は12回です。 まず初めに、平成23年4月24日執行、幸手市議会議員選挙です。48.23%です。続きまして、平成23年7月31日執行、埼玉県知事選挙26.91%です。平成23年10月30日執行、幸手市長選挙46.61%です。平成24年12月16日執行、衆議院議員総選挙57.91%です。平成25年7月12日執行、参議院議員通常選挙51.10%です。平成26年12月14日執行、衆議院議員総選挙53.35%です。平成27年4月12日執行、埼玉県議会議員選挙44.88%です。平成27年4月26日執行、幸手市議会議員選挙50.51%です。平成27年8月9日執行、埼玉県知事選挙28.41%です。平成27年10月25日執行、幸手市長選挙44.61%です。平成28年7月10日執行、参議院議員通常選挙51.05%です。最後になります。今回の衆議院議員総選挙52.76%です。 続きまして、4点目、国として、さきの衆議院議員総選挙では期日前投票の利用者数が2,138万人に上り、過去最多を大幅に更新した、幸手市としては過去に比較してどうなのかを伺うについてお答えいたします。 期日前投票制度については、平成15年、公職選挙法の改正によりまして新たに設けられた制度です。運用開始の平成16年7月の参議院議員通常選挙では3,141人、投票者全体の14.0%でしたが、今回の衆議院議員総選挙では、期日前投票制度の周知が進んでいることに加えまして、台風21号の影響を避けようとした有権者が多かったことから、市役所において7,941人、マルエツ幸手上高野店において2,129人、合計1万70人の過去最多の投票となった次第です。これは投票者総数の42.9%です。 一例としまして、過去4回の衆議院議員総選挙の期日前投票者数は、平成17年4,173人、平成21年5,958人、平成24年5,096人、平成26年5,528人です。今回は1万70人ですので、過去4回と比較しまして2.41倍、1.69倍、1.97倍、1.82倍と、大幅な増加となってございます。今回は主に台風21号の接近という特殊な要因もございまして大幅に増加したものと推測しているところですが、今後も期日前投票は増えていくものと考えているところです。 5点目、今回の期日前投票の対応の反省点と課題について伺うについてお答えいたします。 今回の衆議院総選挙におけます期日前投票者数は、制度の周知が進んでいることに加えまして、台風21号の影響を避けようとした有権者が多かったことから、さきにご報告したとおり、過去最多の1万70人、投票者総数の42.9%が期日前投票をする結果となった次第です。投票日前日の21日は、市役所が2,481人、マルエツ幸手上高野店が804人、投票となりました。一時、投票まで長らくお待たせする事態が生ずる結果となってしまった次第です。特に市役所のほうが混雑が激しかったと認識してございます。 反省点を申し上げますと、事前に混雑することを予想し手厚く準備をしたものの、予想以上の来場者に、受け付けパソコンの増設、人の増員配置などの対応がとれなかったことです。 今後の課題といたしまして、待ち時間の解消に向け、受け付け方法、投票所のレイアウト、事務従事者の配置人数などについて他市町の状況を調査研究するなど、どのような状況においても弾力的に対応していけるよう、改善に努めてまいります。ご理解くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、6点目、今回の期日前投票において、季節柄、夕方の駐車場が暗く、足元が怖かったとの市民からの声を聞いた、今後の対応について伺うについてお答えをいたします。 今回の選挙については、10月下旬ということもございまして、季節的にも日の入りが早まる時期でした。加えまして、天候が悪い日も多々あり、駐車場が一層暗く感じられたものとお察しいたします。市役所の駐車場の街灯についても、本庁舎及び第2庁舎の出入り口、銀行ATM、手形モニュメント、公用車車庫の近くに各1基ずつございますが、駐車場を照らすほどの照度はございません。また、市役所庁舎事務所等に明かりがついてございますが、駐車場は総体的に暗くございます。選挙時における夕刻の駐車場に対する市民からのご意見については、現状を真摯に受けとめ、皆様が安心・安全にご来場できるよう、仮設照明機器等の設置について検討してまいりますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。 7点目、期日前投票に必要な宣誓書を投票所入場券の裏面に印刷するなどの取り組みが各自治体に広がっている、幸手市としても行ったらどうか伺うについてお答えいたします。 期日前投票を行う場合、投票日に投票できない見込みであることを申し立てる宣誓書を提出しなければならないことが公職選挙法施行令第49条の8に規定されてございます。現在、本市の場合、宣誓書の提出については、期日前投票所において備えつけております宣誓書用紙をその場で自署をお願いしてございます。そのほか、宣誓書の事前配付の方法としまして、市のホームページからダウンロードする方法、選挙の都度、新聞折り込みをしております選挙のお知らせチラシを使用する方法、いずれかの方法で取得した上で、期日前投票所に持参することをお願いしているところです。 議員ご提案の宣誓書を投票所入場券の裏面に印刷する件については、総務省より、市町村において創意工夫し、選挙人の便宜に資するように努めることとの通知が出されており、導入する自治体が増えてきているところです。埼玉県内の状況を調査しましたところ、市においては半数の20団体、平成27年5月現在です、宣誓書を投票所入場券の裏面に印刷している現状です。 現在、本市の投票所入場券は、はがきサイズに袋とじされた6名までの連記式です。1人当たりの入場券の大きさは、おおむね名刺サイズでございますことから、裏面に宣誓書を印刷した場合、記入するスペースが十分に確保することが厳しいところです。しかしながら、投票入場券に宣誓書をあわせて印刷することにより、事前にご記入いただくことで、有権者の利便性の向上、心理的負担の軽減、混雑の緩和など、投票環境の改善につながり、投票率の向上が期待できるものであろうと考えられますことから、先進地の事例を参考に対応をさせていただきたいと存じます。 8点目、投票所について、限定されずに市内の投票所に自由に行くことができないかとの声を聞いた、対応を伺うについてお答えいたします。 当日投票の投票所については、公職選挙法第17条第2項の規定に基づき、地域の実情等を考慮し、現在14投票区に分け、主に学校、公民館等の公共施設を指定してございます。現在の選挙制度においては、二重投票防止の面から、投票所入場券でお知らせしている投票所以外では投票はできないところです。投票区によりましては、投票所までの距離等に格差が生じており、ご高齢の方、お体がご不自由な方、自動車等を運転なされない交通弱者の方に大変ご不便をかけております。また、お住まいの場所によりましては、隣の投票区の投票所のほうが近い場合がございますことから、そちらで投票したいとのご意見をいただくことがございます。 国においても、このような投票環境を解消、改善し、有権者のさらなる投票機会の創出や利便性の向上に資するため、昨年、公職選挙法を改正し、投票日当日においても、既存の投票区にとらわれず誰でも投票できる共通投票所の設置を可能にいたしました。具体的な運用方法としましては、既存の期日前投票所を当日も投票できるようにするものです。しかし、共通投票所については、二重投票防止のため、全ての投票所をオンラインネットワークでつなぎ、情報を即座に共有する仕組みが必要であり、通信環境の安定性、情報セキュリティーの面で不安要素が多いことから、昨年度の時点で導入した自治体は全国4団体にとどまっている次第です。現在、官民挙げまして試行錯誤、研究をしているところです。 ご要望の件については、共通投票所をさらに進めた方式の投票制度でございまして、国としても今後の課題として捉えてございます。選挙管理委員会としましても、情報通信技術の進展が目覚ましい今日ですので、ご要望の件が可能になるよう、積極的に国等に要望してまいりたいと考えております。ご理解くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言を願います。 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 1つ目の部分で、対策ということで今答弁をいただいたわけですが、本当にいろんな取り組みをされていていただけるということは本当にありがたいとは思います。18歳から選挙ができるようになったということでは、すごくこれは大きなことでありまして、高校のほうにも出前講座とかされたというお話なんですが、この点の反応というのはどういう反応があったでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 選挙管理委員会書記長。 ◎監査委員事務局長選挙管理委員会書記長(小池武久) 出前講座については、今回、幸手桜高校の先生のほうからご依頼がございまして、10月12日木曜日の午後、体育館のほうで全校生徒を集めてお話をさせていただきました。内容としましては、埼玉県選挙管理委員会がつくりましたビデオ、こちらのほうを上映させていただきまして、その後、私のほうで、18歳選挙権の意義、あと期日前投票制度、あとは投票の手続き等、お話をさせていただきました。幸手市としては初めての事業でございまして、子どもたちも初めての選挙という形で、熱心に耳を傾けておりました。結果としまして、18歳投票、20代よりも高い投票率を得ておりますので、一定の効果があったものと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 今、答弁いただきました。これは本当にすばらしい取り組みだと思います。実際に行ってお話をして、そこで皆さんに理解していただくことから投票率も上がっていくのかなという部分では、すごくいいことだと思いました。 それから、今回、マルエツ幸手店、私も何回か状況を見に行かせていただきました。今回、台風の影響ということがありまして、本当に担当の方たちはもうかっぱを着て一生懸命動いている姿は本当に大変だなという思いもありましたが、マルエツ幸手店で行えているということは、本当にこれはまた皆さん市民の方が投票をしやすいという部分ではすごくよかったのかなと思っております。 ここで、各自治体の取り組みを見ますと、期日前投票所が、当然マルエツはやっておりますが、大型商業施設や駅前などに設置され、通勤通学で駅を利用する有権者のニーズを捉え、特に大阪府の箕面市では、前回の衆議院総選挙の2.6倍に達した。また、島根県浜田市では、投票所が少ない山間部で投票機材を載せたワゴン車の中で投票できる移動期日前投票車を運行して、高齢者から歓迎されたということを聞いております。 今後、幸手市として、今、建設をしております自由通路及び橋上駅舎が整備これからされることから、これも期日前投票所を今後また設置していくことも考えられるんではないかなと思うんですが、このような考えはどのようにお考えでいらっしゃるか、分かる範囲で結構ですので、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 今、駅舎、自由通路を建設途中でございまして、平成31年3月には完成ということで動いてございます。今、議員おっしゃいますように、マルエツ幸手店でも盛況で、たくさんの方に投票していただいているところですが、場所として駅とかというのは人の集まるところですので、駅舎が完成、自由通路が完成した暁には、今どの選挙からということは申し上げられませんが、当然、人の集まるところでやったほうが効果は上がるかと思いますので、その辺についてはシステムのことも含めまして検討してまいって、できる限り可能になるように動いてまいりたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 了解いたしました。 先ほど宣誓書についての答弁をしていただいたわけですが、お聞きしますと、前向きにやっていただけるということで、これについては私も近隣とかさいたま市とかに研修、勉強に行きまして、期日前投票の宣誓書の部分のことも勉強してまいりました。こればかりは、市によっても対応の仕方も当然変わってくるかなと思っております。 今の現在の投票用紙というのは、公明党が経費削減のために議会で提案させていただいて、そして今現在使用されているものです。これについては、時代とともに皆さんの高齢化も含めまして、そういう部分では本当に使用しやすい、そういう部分で効率化も図っていくためには、本当に先ほど答弁いただきました前向きのご答弁いただいておりますので、ぜひこの点は研究をしていただいて、幸手市の市民の方が本当に利便性があるものを研究していただいて、作成していただければいいのかなと私も思っております。 今現状を見ますと、幸手市に限らず、今本当に高齢化になってくると、皆さん本当に年金生活の方なんかも増えてきて、そして一般紙をなかなかとらなくなるような方も増えてきております。また、今の現状のものだと、なかなかあらゆるところという部分がなくて行かれないという、期日前の用紙のお知らせの用紙をいただきに行くといっても、なかなか年々厳しくなってくることがありますので、先ほど前向きなご答弁をいただきましたので、この点については、この宣誓書は期待をしていきたいと思っております。 それから、最後の投票所の件ですが、指定という部分があって、それで近くにあっても行けないという、そういうことからこれは質問させていただいたわけなんですが、私、もう一回お聞きしたいんですが、共通投票所、すみません、もう一回詳しく教えていただきたいんですが。 ○議長(藤沼貢議員) 選挙管理委員会書記長。 ◎監査委員事務局長選挙管理委員会書記長(小池武久) それでは、共通投票所についてもう少し詳しくお話をしたいと思います。 共通投票所の考え方は、今回、昨年度、公職選挙法が改正されまして、新たに第39条の2条文ができました。この条文の中を見ますと、共通投票所は投票区内の駅、大規模小売店舗、学校、その他当該市町村の区域を通じて選挙人の投票の便宜を図ると認められる場所を指定してということにございまして、通常の投票所とは全く別物です。先ほど具体的な事例という形で、期日前投票所がそのまま当日にできるというものです。 当然、共通投票所、名前のとおり、投票区にかかわらず誰でも投票できるという投票所ですので、どうしても二重投票防止の関係から、全ての投票所をネットワークケーブルでつなぐということがまず大前提です。その関係から、なかなか全国の自治体のほう、環境整備が厳しいというところで、現在のところは4団体ということですが、私のほうのお話にあったように、今、日本のIT技術、進んでございますので、今後のその技術の進み方、また投票環境の改善については総務省のほうでも研究会を持っていろいろ議して、その結果が共通投票所ですとか期日前投票所の弾力的運用という形でどんどん改善されておりますので、そのような関係で、今後も共通投票所がいろいろな形で進んでくるものと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、今答弁いただきましたように、今後の課題といいますか、結局オンラインシステムのあり方といいますか、そういう部分を研究していくといいますか、そういう部分を国もそうですし、幸手市もそうですが、それを結局研究していく中で、今後は可能性はあるという考え方でよろしいんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 国のほうの指導の条文等で説明でちょっと分かりづらかったかと思うんですが、議員がご提案いただいているのは、どの投票所の人がどこへ行っても、例えば幸手市役所を指定されている人が幸手小学校へ行っても、幸手小学校の人が行幸小学校へ行っても投票できるというのが理想なんでしょうが、ただいまの共通投票所というのは、さすがにそれは今のところ法律でできませんで、1カ所だけ、例えば幸手市役所の事務室ですとか1カ所だけ指定して、そこはどなたが来ても投票を受け付けますよというのは制度的に可能になってございます。 ただ、いずれにいたしましても、今、事務局長申し上げましたように、全部の投票所を結んでいないと、共通でできるから幸手市役所でやって、その後、何とか小学校へ行ってもう一回やってというのが可能になってしまいますので、常に全部を接続して、1つのデータを見て全部の箇所が見られるようにしなければいけないということで、そういった技術的な問題もまだ残っているので、まだ導入市町村が少ないということですので、投票できる箇所は1カ所なら誰でもできるよというのは法律的には可能になったということでございまして、あとは技術で、どのように通信技術が進歩するかで導入しやすくなるかということであると思います。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 分かりました。システムの部分ですごく大きな問題があるんだなということは分かりました。 どちらにしても、貴重な皆さんの一票をどう生かしてやっていただくかということがこれからも課題になってくると思いますので、いろいろあらゆる面で調査研究もいろんな部分でしていかなきゃいけないことも出てくると思いますので、今後期待して、これはこの項目は終わりにさせていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員の質問の途中ですが、ここで10分間休憩といたします。
    △休憩 午後2時06分 △再開 午後2時17分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き、小林啓子議員の一般質問を続けます。 2点目の男女共同参画推進事業についてについて質問をお願いいたします。 3番、小林啓子議員。    〔3番 小林啓子議員 質問席〕 ◆3番(小林啓子議員) 次に、2項目めの男女共同参画推進事業について質問をさせていただきます。 国においては、去る11月3日、海外の女性指導者らを東京都に招いて女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)関連の行事が開催されました。これにはアメリカ大統領補佐官のイバンカ氏も出席され、シンポジウムの成果として、女性の社会参画推進に向けた提言が発表されました。 さて、本年、幸手市においては幸手市男女共同参画を推進する条例が施行されました。そこで、1つ目として、幸手市では現在どのような男女共同参画推進事業を行っているのかをお伺いいたします。 2つ目として、第5次幸手市総合振興計画では、男女間の固定観念にとらわれない人の比率を平成30年度の目標値を60%にしております。現在の比率をお伺いいたします。 3つ目として、次の第6次幸手市総合振興計画策定に向け、今後、幸手市として男女共同参画社会の推進を進めていくに当たり、幸手市長のご意見をお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) それでは、私から1点目及び2点目についてご答弁を申し上げます。 まず、1点目の幸手市男女共同参画を推進する条例が施行されたことを受け、現在どのような男女共同参画推進事業を行っているのかについて答弁させていただきます。 まず、平成29年3月の条例公布後、6月の施行日に合わせて、条例の周知に向けパンフレットを作成し、人権を考えるつどい、人権問題啓発のための企業訪問、健康福祉まつり、市民まつりなどで配布をいたしております。 また、男女共同参画事業においては、幸手市男女共同参画を推進する条例第10条に基づき作成する行動計画に基づき実施することといたしておりまして、この行動計画は当分の間、平成26年度に平成27年度から平成32年度までを計画期間として作成した第4次男女共同参画プランとすることとしております。この第4次男女共同参画プランにおいては、推進体制の充実と市民活動の支援、男女共同参画社会形成への意識づくり、男女が社会参加できる環境づくり、配偶者等に対する暴力の根絶と被害者への支援の4つの基本目標を定めております。 具体的には、男性の家庭生活への参画の促進として、男の料理教室や男女共同参画週間、これは毎年6月23日から29日までの1週間ですが、この週間や、健康福祉まつりでのパネル展示、中学生を対象とした、女と男と書いて、女(ひと)と男(ひと)の共生セミナーなどにより、男女共同参画社会形成への意識づくりに努めております。 次に、2点目の男女間の固定観念にとらわれない人の現在の比率について答弁させていただきます。 人権推進課で毎年、中学校で行っている女(ひと)と男(ひと)の共生セミナーにおいて行っておりますアンケートにおいて、男性は仕事、女性は家庭といった考え方もありますがどう思いますかという問いに、そう思わないと回答した比率となります。こちらは平成24年度は55.4%でしたが、平成25年度は39.0%、平成26年度は45.2%、平成27年度は52.3%となってございます。 なお、平成28年度、平成29年度においては、さらに男女共同参画推進協議会委員の意見を参考に、あなたは大人になったら何を優先しますかという問いに、仕事や趣味・ボランティアなどや、仕事と家庭生活を両立、家庭生活を選択していただく調査項目の変更を行ってございます。こちらの調査では、仕事と家庭生活を両立したいとする比率が平成28年度、平成29年度ともに54.9%となってございます。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) それでは、私の3点目の第6次幸手市総合振興計画策定に向けて、幸手市として男女共同参画社会の推進を進めていくに当たり、私の考えを述べさせていただきます。 国の各種調査結果などを見ても、我が国は固定的性別役割分担意識に関しての偏見が根強いことがうかがわれます。また、現状では、男女の置かれた社会的状況には、個人の能力、努力によらない格差があることは否めません。こうした中、実質的な機会の平等の確保が必要となります。女性を始めとする多様な人々が参画する機会を確保することは、多様な人材の発想や、また能力を活用することにつながり、バランスのとれた質の高い地域社会の実現につながるものと考えております。 さらに、男女共同参画は、男性にとっても生きがいのある社会を目指す上で重要な課題となります。幸手市民の誰もがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択、実現できる社会をつくることは、今後の幸手市の発展のために必要不可欠であると考えておりますので、第6次幸手市総合振興計画策定においては、横断的、一体的な施策として男女共同参画社会の推進に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 1つ目としては、先ほど答弁をしていただきましたが、私も今年、ウェルス幸手において健康福祉まつりが行われ、男女共同参画推進コーナーでは、協議会の皆様のご尽力で昨年以上のすばらしい展示がされておりました。これには私たち議員も大勢の方が見学に行かせていただいて、いろいろと見ているところです。 今年は6月の、毎年6月23日から29日は男女共同参画週間と定められ、幸手市としても正面玄関でパネル展が昨年より開催されるようになりました。今年で2回目となりますが、この成果、市民にとっての何か成果といいますか、何か担当課のほうで感じたことがあれば答弁願いたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) これについて特にお話があったということはないのですが、ロビーのほうに行ってみますと、立ちどまって見ている方もいらっしゃるということで、関心は持っていただいたのかなと感じているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 私も実際目で見て、男女共同参画といってもあらゆる分野から、先ほど市長も答弁していただきましたが、あらゆる分から、もう中高年の方から子育ての方から、本当に多くの方に関するものが共同参画には入ってくるかと思います。これについては、例年、今後も続けていっていただきたいと感じております。 そこで、今回、先ほど1番でいろいろと周知や徹底する部分でいろいろ事業をしていただいていますが、今後として何か予定されているものがあればお答えしていただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 今後新たなものということでは、特に今のところは考えていないところですが、今まで実施していたことをさらに充実させて続けていければと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 以前の一般質問でも申し上げましたが、埼玉県には男女共同参画推進センター、With You さいたまが設置されております。幸手市としては、これを行政の立場から利用されたことはありますか、お伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 申しわけございませんでした。 先ほど来出ておりますパネル展示に使いますパネルについては、そちらから借用をしております。また、研修が開催されますので、そちらの研修に委員や職員が行っているということ、それとまたDVで相談があったときには、その相談をそちらのセンターのほうにもさせていただいているということで活用させていただいております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 男女共同参画については、時代とともにライフスタイルや家族のあり方、人々の意識が多様化してきております。そのために情報収集、調査研究は欠かせないことと考えますが、この観点から幸手市としてはどうお考えでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 男女共同参画については、先ほどイバンカ氏がいらっしゃったような会議があったりと、世界的にもいろいろなことが行われております。常にこちらには世界の状況にも、それから近隣の状況にも注意をしながら、情報収集はしていければと考えております。また、近隣や埼玉県内でのさまざまな取り組みについては、ぜひ積極的に調査していきたいと考えているところです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) それでは、男女間の先ほどの固定観念にとらわれない人の比率についてですが、人権推進課で例年行っている女(ひと)と男(ひと)の共生セミナーにおいては、先ほども答弁ありましたが、中学生を対象にアンケートをとって、そのうちの男性は仕事、女性は家庭といった考え方についての今まで総合成果指標としてきて、そして目標値として先ほど60%ということになっております。先ほどの答弁ですと、今後はこの内容を一新して、仕事と家庭の両立ということでその指標を考えていくという、そういう考え方でよろしいんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 一新するということではなくて、それも加えてアンケートをとったということでございまして、次期第6次の総合振興計画においては、まだ指標の設定はしてございませんので、これからどのようにしていくかは検討していくということです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) そうしますと、じゃ今までの女(ひと)と男(ひと)のセミナーの中において、中学生が今アンケートをされているわけですが、そこにプラス、その仕事と家庭という、これは中学生にそのアンケートをもう一つ増やして行っていただくという考え方でしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(木村卓朗) 今年度はそのようなアンケートを追加してとったということでございまして、来年度もそのような形では考えております。来年度までは第5次総合振興計画ですので、そこまではこの指標を使っていくということですが、第6次については、またもっといい指標もあるかもしれませんので、これについてはさらに検討してまいりたいと思っております。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 幸手市では本年度、新規に職員を採用する予定ですが、幸手市民にとっては優秀な人材をと大いに期待するところです。そこで、幸手市として、採用するに当たり職員説明会等で工夫していることがありましたらお伺いいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 埼玉県が主催となりますが、それで県内の全市町村がさいたまスーパーアリーナに集合しまして、合同説明会というのをやってございます。その中で、今年度就職活動をされる学生さん方がそれぞれの市町村の情報収集にたくさんお見えになっているところです。そんな中で、幸手市にもいろいろ説明を聞いていただきまして、今般、来年度採用について試験を今やっているところですが、そんな中でも、その説明会での職員の対応を受けて幸手市に決めたという方も何人もいらっしゃるようでした。 そんな中で、幸手市としてどのような工夫をされているかということですが、幸手市は今年度初めてですが、市長に直接会場に来ていただきまして、市長から学生さんに直接、幸手市の状況ですとか考え等をご説明いただいて、それを聞いていただいた上で、さらに職員の細かい説明ということでしてございました。なかなか市長が直接というのはないものですので、そのときは非常に多くの学生さんが集まっていただいたということです。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) 私は、これをなぜ質問しますかといいますと、数字で採用されましたという番号が正面玄関に出ていたんですね、今は出ているか気がつかなかったんですが。その中で、要は採用される人というのは、こういう情報社会ですので、あらゆるインターネットとかあらゆる部分をして、そして自分のこれから将来を働いていくところを本当に探す、いろんなことを比較、いろんな企業もそうですし行政もそうですが、比較をして、そして少しでも待遇のいいところに入ろうという、そういう努力は当然されると思います。それに関連して反面、今度採用する側というのは、いかに優秀な人を幸手市に入っていただくかということを思ったときに、こちら側の、行政、幸手市側の受け皿が本当に一つでも待遇のいいものがほかと違ってあるということは、また受ける方にとってはすごく受ける受けないのポイントにもなってくるかと私は考えます。 そこで、幸手市の市役所の女性職員活躍推進計画には、目標達成に向けた取り組みとして、平成29年度以降、管理職を対象にした研修に、男性の育児参加を推進するための意識改革を図る項目を取り入れるとあります。近年、働き方改革への取り組みの一つとして、全国の自治体ではイクボス宣言を行うところが増えてきました。近隣の久喜市でも今年度から行っているようです。イクボスとは、ともに働く職員のワーク・ライフ・バランス、仕事と生活の調和とキャリア形成を支援するとともに、みずからも仕事と私生活の充実に取り組む上司のことをいいます。今後、幸手市が中心になって、市内企業に向けて男女共同参画の観点に立って発言していくということは大変大事なことになってくると考えますが、ここで市長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 先に、先ほど議員おっしゃいました女性職員活躍推進計画というのを平成28年4月に策定させていただきまして、その取り組みの中に、議員おっしゃいますように、研修の中で、育児参加を推進するためのということでした。これは平成29年度以降ということで、今現在はまだ実施できておりませんが、これについてはできるだけ早くこの研修に取り組んで、男性職員の育児参加を推進するということで、幸手市役所、事業所といたしまして進めていきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 今、議員がおっしゃったように、久喜市では市長を筆頭に上席の職員もこのイクボス宣言をしております。私もそれは聞いております。そういった中、幸手市においても入庁5年以内の若手職員の割合も大変多くなってきており、また今後、子育てにかかわる時期になり、よりよい環境職場を提供していくことがとても必要になってくると考えております。そういった中において、私もイクボス宣言によって上席の職員が育児等に対する意識を改革していくためにもとても重要ですので、積極的に進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(藤沼貢議員) 3番、小林啓子議員。 ◆3番(小林啓子議員) ただいま市長から、みずから前向きなご答弁をいただきましたので、よろしくお願いいたします。 私は当然、市議会議員ですので、市内いろいろ動いていますと、職員の方が子どもさん、赤ちゃんを連れて、本当にほほ笑ましい姿を見ることもあります。若い特に職員がこれからは幸手市の本当に行政をしょっていく皆さんですので、私生活ともに、本当に行政も伸び伸びと仕事がもう前向きにできて、そして家庭も本当にしっかりと円満にすることが私たち市民にとっては大事なことではないかと思いますので、ぜひともこの部分についてはお願いしたいと思いまして、この項目、終わらせていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 以上で、3番、小林啓子議員の一般質問を終わります。 次に、14番、武藤壽男議員の発言を許可いたします。 なお、資料の配付が求められておりますので、これを許可し、皆様のお手元に配付をいたします。    〔資料配付〕 ○議長(藤沼貢議員) 1項目め、補助事業(補助金)に対する市の対応について、なお、質問席にてお願いをいたします。 14番、武藤壽男議員。    〔14番 武藤壽男議員 質問席〕 ◆14番(武藤壽男議員) ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、これより順次、一般質問をさせていただきます。 まず、1項目めの補助事業(補助金)に対する市の対応について、これについてお伺いをさせていただきます。 平成25年度以降、補助費等の決算額が17、8億円を超える大きな額となっています。この資料の1の1には、決算上の第19節の負担金、補助及び交付金の推移、これを出させていただきましたが、1の2には補助費、目的別内訳ということで、これが17、8億円を超えるような額になってきているということで、この要因と理由についてまずお伺いをいたします。 次に、補助事業の目的についてお伺いをします。 いろんな補助事業があるわけですが、市が補助金を出して補助をするという事業、その目的、意味合いというものについてお伺いをいたします。 (3)に、補助事業の申請から採択がされ補助金交付に至る、申請をして、それが適当だと認められて正式な事業申請をして、そして補助金の交付が決定をされて、最後に事業報告書、そして事業報告書が提出されて、正式な交付という補助金が執行されるという経緯だろうと思うんですが、その経緯と審査の内容、これについてお尋ねをしたいと思います。 一番、補助金、補助事業の大事なところというのは、その申請が妥当性、確かにこれは必要だと、補助事業として必要だという妥当性と、そして公平性、妥当であっても、みんなに市民のそれぞれに公平に享受されなければならないものだろうと思うんです。そういったところで、どのように留意をされているのかお伺いをします。 それから、4番目といたしまして、補助事業の事業報告書、これが出されて、補助金が正式に交付されるまで、どのような審査、検証をされておられるのか、それについてお伺いをします。 次に、5番目に、限られた貴重な財源、予算執行上、補助事業の効果、有効性の検証、これも大事なことだろうと思うんです。どのようにこの補助事業をやった結果として効果があったのか、有効であったのか、どういう検証をなされておるのか、それについてお伺いをいたします。 最後に、6番目といたしまして、先ほど来、集会所、あるいは中島土地改良区の補助金の不正とまで言わなくとも、不適切ということは私は言えるんじゃないかと思うんですね。そういった中で補助事業があると思いますが、なぜそういうことが起きるのか、その原因と対策についてお伺いをいたします。 ○議長(藤沼貢議員) それでは、答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) それでは、補助事業に対しまして順次お答え申し上げます。 まず、1点目です。平成25年度以降、補助費等の決算が17、8億円ということで大きな額となっている要因についてですが、まず平成25年度以降の地方財政状況調査、決算統計ですが、これにおきます補助費の推移については、平成25年度が16億7,220万1,000円、平成26年度が18億519万円、平成27年度が17億2,691万7,000円、平成28年度が17億5,285万3,000円ということで推移してございます。また、その前の平成24年度と平成25年度の補助費等を比較いたしますと、8億97万2,000円から16億7,220万1,000円と、8億7,122万9,000円の増加となっているところです。 その要因といたしましては、平成25年4月1日に埼玉県東部消防組合が設立されましたことから、そのため平成24年度までは、消防費のうちの人件費ですとか物件費ですとか常備消防に係る経費についてはそういった経費で計上されておりましたが、平成25年度以降は、補助費等となっておりまして、計上の区分が変わって計上されることとなったために、補助費が8億円超の増加となった理由と考えているものです。 2点目の補助事業の目的です。 まず、補助金については、地方自治法第232条の2に規定されておりますとおり、「普通地方公共団体は、その公益上必要がある場合においては、寄附又は補助をすることができる。」と示されております。 また、幸手市補助金等の交付に関する規則によりまして、市が交付する補助金について必要な事項を定めているものです。この規則において、補助金の種類を寄附金、補助金、負担金、交付金及び助成金等としておりまして、補助金の区分といたしましては、特に費途を指定しない一般補助と、特定の事項または事業に充てるための指定補助と分けてございます。これらの補助事業の目的については、各所属において当該事業が地方自治法及び各補助金の要綱等に該当していることを確認し、事業を実施する団体の目的、内容等を総合的に勘案して、公益上必要があるものとしておるものです。 また、幸手市が補助を実施する目的といたしましては、補助事業が公益上必要があるものを前提としておりますことから、市民団体の育成、発展及び市民による街づくりの促進等を図ることを考えているものです。 3点目の質問ですが、初めに補助事業の申請から採択についてご答弁申し上げます。 一般的な流れといたしましては、事業開始前に各所属において補助金の申請を受け付け、次に申請書類を審査した後に交付が決定され、申請者に通知されるものです。 次に、補助金交付に至る経緯と審査の内容及び妥当性、公平性の確保についてですが、まず補助金交付に至る経緯については、先ほどの補助金の交付が決定された後に、事業が実施され、事業の完了後に決算の報告を受け、その報告書類を審査した後に、交付額の確定を通知しております。このとき交付申請書と実績に差異があるものや該当しないものについては、補助金が減額されることとなります。そのため、補助金の交付に至る経緯の中で、事前に各所属と申請者が補助事業に該当するか否かを確認しているものが一般的と考えられます。 次に、審査の内容については、補助金の申請と決算の報告の2段階で内容を確認することとしてございます。補助金の申請では、各所属において団体の会則、予算書、事業計画書等を確認し、決算の報告においては、事務の概況図、決算書等を確認しております。そのため、これらの過程において申請の妥当性について判断しております。また、規則及び要綱の規定に基づいて補助を決定していることから、公平性も確保されていると考えております。また、補助金については、団体の目的外に支出した場合、事業計画の事業を実施しないときなどは補助金の返還を命ずることができるとされており、妥当性、公平性を補完する規定を設けているものです。 続きまして、4点目の補助事業の事業報告書の審査、検証はどのようにされているかということですが、事業報告書については、幸手市補助金等の交付に関する規則、または各事業の補助要綱の規定で、事業完了後、定められた期間内に必要書類を添付して市長に提出しなければならないとされてございます。各部署において、提出された書類の確認や必要な場合は現場確認を行い、事業計画書どおり事業が適正に実行されたか、目的外の経費は支出されていないかなど、審査、検証を行っているものです。また、必要がある場合には、経理の状況を調査したり、補助金を受けた者に説明を求め、必要な報告を徴することも行っているものです。 続きまして、5点目の限られた貴重な財源の中で、予算執行上、補助事業の効果、有効性の検証が重要と思うが、どのように検証なされているかということです。補助申請を受けまして、各部署において、提出された書類の確認や必要な場合における現場確認など、補助金交付決定については、補助対象とする事業の目的、内容、効果を勘案して、その必要性を考え、審査を行い、補助事業の効果や有効性があるかの確認を行っているところです。また、事業完了後、提出された実績報告書などでも審査、検証を行っております。 さらに、各部署で実績報告書の審査、検証を行った結果、補助が妥当であると考えられた場合、実績報告書に対して決裁を行いますが、この決裁では、幸手市事務決裁規則において財政課長が指定合議先となっておりまして、この予算執行上、補助が妥当であるか等の確認を行ってございます。確認を行った上で、合い議者の意見として、補助事業が適正に執行されるよう各部署に対し指摘事項を添付し、是正を求める場合もあるものです。 6点目です。不適正と思われる補助事業についての原因、対策についてということです。不適正と思われる補助事業にならないためには、各部署において、補助事業の申請の時点から、提出された書類の確認や必要な場合は現場確認を行い、時には経理の状況調査や補助金を受けた者に説明を求め、必要な報告を徴するなど、補助事業が適正であるかの確認を行うことが重要となってございます。この過程で不適切であると確認された場合には、申請者に是正を求めるなどの対策が必要だと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 経緯を見てもお分かりのとおり、負担金、補助及び交付金の決算書の節別の決算経緯を見ましても、相当増えているわけですね。17億円が33億円、1の1ですが、資料の。これは先ほど確かに総務部長答弁されたとおり、約8億円の消防費の増というのはこの中に当然あるわけですが、それを除いても25億円ということになるのかなと思うんです。補助費の目的別の内訳は、先ほど部長が答弁されたとおり、1の2の表のとおりですね、この1の2の表のとおり。 これを1の3でグラフにあらわしてみました。平成19年から、この平成19年というのは何かというと、市が財政健全化計画を立てて、平成23年度まで財政を健全化するんだと。当時の総務部長の職員に対するお知らせ、それから市長の財政が厳しいんだから何とかしようという、この資料であるとおり、事務事業の見直しだとか、そういうことをうたった中に補助金のことも出てきたわけです。実際、5年間で5億円、補助金が5,951万1,000円削減し、負担金を同じく5,253万1,000円削減をしたと。このとき、ですからこの平成21年の15億円を超えるのは、私、これ意味が分からないんですが、当時いなかったものですから。ほかの平成22年、平成23年と、ご覧のとおり、このグラフのとおり、低く抑えてきたんですね。 今言ったとおり、1億2,000万円ぐらいの財政を健全化するということで、補助金の見直し、これをやって、こういうことになったんですが、その後は、この補助金の見直しというその姿勢といいますかね、もう財政ある程度大丈夫だということでこのように増えたのかどうか、その辺はいかがなんでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) まず、1の3ですか、この赤いグラフの、今、平成21年度は分からないということでしたが、これは国の定額給付金があったということで、8億円ほど大きな事業がありましたので、その件です。 それと、先ほど私が消防費が組合になったので増えましたということでしたので申し上げましたが、これは補助費等、要するに性質分類の決算統計上の分類で、(1)ではそのようなご質問だったので、補助費等ということで1の2の説明をさせていただきました。逆に、同じ補助金とか補助費とかといいましても、1の1で言っております負担金、補助及び交付金の第19節に関するものと、1の2で説明されております、これは補助費等という決算統計上の分類は、似ているようで大きく違いますので、まず1の1でおっしゃっておりました第19節の推移ということで、平成23年度17億円が33億円になっているよということですが、主な要因は先ほど申し上げました消防費とかということもございますが、この中にはそれ以外のこともさまざまなものがございます。 例えば小さいものですと、例えば平成23年から平成24年に農林水産業費が増えていたりしますが、この辺は農産物直売所が設置されたときの補助金ですとか、あるいは給食費の補助が始まった年が平成25年だったりとかということで、さまざまな事業が展開された上での増額ということになってございます。 財政健全化計画の中で補助金の見直しが行われましたということで、当時大変厳しゅうございましたので、当然、事業の見直しを行う上で、さらに1割カットという減額の仕方もしたこともございました。そういった中で、平成23年度におおむね危機を脱したということで、もとに戻すということはさすがにしてございませんが、事業を確認しまして、増額することが妥当であろうというものについては多少なりとも増額をしている事業もございますが、一律に増やすということはしてございませんので、補助金が一気に増えてこのような数値になったということでは私どもは認識してございません。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ただ、補助金というのも、確かに効果、目的をきちっと果たせば一定の効果はありますが、しかし本来は民間が、民間といいますか、自主的にやるべきものも当然あるわけですので、財政の今大変幸手市も厳しい状況の中では、この補助金の動向には私は注視する必要があろうと思うんですが、部長、いかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 議員おっしゃるとおりだと思います。さまざまな事業について、全部行政が手を出すだけということではないかと思いますので、当然、最初スタートのときにはある程度の行政が手を加え、あるいは補助金等のことも必要かと思いますが、事業をやるについて、それは民間、あるいは市民の方々の活動に委ねるというほうにシフトしていくというのは必要であろうかと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それで、補助金の前提となって公益上必要がある、この公益上という判断はどこでされておられるでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) さまざまな分野のさまざまな補助金がございますので、一言二言で、公益上はこれが必要ですよとはなかなか申し上げられませんが、最終的には市民への福祉に寄与されるということが大前提だと思いますので、今ですと団体等に補助されることがございますので、市民団体の育成ですとか発展及び街づくりの促進等を図るということで判断するということで考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 公益上の判断というのは、補助金の問題いろいろあるようでございまして、四日市市でも、これを議会も中心になって補助金のあり方というのを検討したという経緯があるようですが、その中で公益性というのについては、これは一つは総合振興計画にのっているかどうかというのが、一つは公益上必要かどうかという判断になるという意見で言われているものもございます。そういった中で、公益上必要というのは、今言ったとおり、総合振興計画にもきちっと記載をされているということが市民に対して公益上必要だという説明の一つのあかしではないかと思うんですが、その点はいかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 総合振興計画、幸手市の最上位の計画ですので、幸手市はその計画に基づいてその方向に進んでいくというのが大前提ですので、例えば補助金一つにしましても、その総合振興計画のどの分野のどの事業に当てはまる事業であるかというのを認識した上での補助交付というのは当然必要になるかと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ところで、一般補助と指定補助があるというお話をされましたが、幸手市で一般補助というのは何件ぐらいあるのか、それから指定補助はどれぐらいあるのか、分かりましたらご報告をいただければと。 ◎総務部長(関根雅之) お時間をいただければと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時04分 △再開 午後3時04分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 14番武藤壽男議員の一般質問の途中ですが、ここで午後3時15分まで休憩をいたします。 △休憩 午後3時04分 △再開 午後3時15分 ○議長(藤沼貢議員) 再開いたします。 14番、武藤壽男議員の再質問に答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 先ほど補助金のうちの指定補助と一般補助の数はということでしたが、なかなかそういう分類で統計をしてございませんので、平成29年度の申請ベース、まだ交付とかはしていなくても申請で上がったベースでの数で申し上げますと、一般補助が47種類、指定補助が64種類です。種類と申しますのは、例えば指定補助で街路灯の補助なんかはいろいろな地区でありますが、それは1つの種類として数えるということで64種類です。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 例規集に載っている要綱、つまり補助金を出す場合には、交付要綱等で対象事業を特定して、その経費の一部を補填するということ、したがって交付要綱等があるわけですが、これを見ますと今62あるんですが、実際これが現在全部使われているのかという、今の時代に合っているのかなというのも幾つか見受けられるような気がするんですが、こういう要綱の見直しというのはおやりになっているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 例規担当については庶務課でやってございますが、そこで一斉に見直しをしましょうとかということではなかなかできてございませんが、それぞれの要綱等については、原課において実際に中身の見直しを行うとき、あるいはそれ以外の要因からその要綱が見つかって見直しを行うなどとしておりますので、一斉にということではございませんが、見直しは定期的に手が入っているものと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 例えば農薬安全管理対策事業補助金交付要綱なんていうのがあるんですが、これ昭和47年にこれができているんですが、これは現在やっているんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 当該要綱については実施いたしておりません。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) もう時代に合わせて要綱を、要するにこれが基準となって市民に補助金を出すわけですから、その時代に合わせた要綱の見直しというのを私は適宜やるべきだと思うんですね。どこかでチェックをしなくちゃいけないと思うんですが、その点いかがですかね。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 今ご指摘のありましたまず1件についても、実際に運用されていない要綱が残っているということですので、これについては当然最新のものに見直しをかける必要があるかと思います。これについては、この後、庶務課のほうから指示をして、見直しをかけたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それから、補助対象事業の積算の妥当性といいますかね、それは皆さんが申請者が出してきたものの、これが妥当かどうかという判断が、どこで、どういう経緯でチェックをされているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) まず、当然、各要綱、あるいは規則等に基づいて交付することになってございますので、要綱に定まった補助基本額であるかどうか、その事業がその補助要綱に該当した事業であるかどうか、またその支払いの費目が補助要綱に該当しているかどうかということを審査いたしまして、それを今度は、先ほど申し上げましたが、実績報告の段階では、これを最終の指定合議先として財政課長の合議になってございますので、財政サイドの目でも内容を確認いたしまして、もし指摘することがあれば指摘した上での事務の執行となることです。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 特に建設事業、午前中も話題がありましたが、集会所が出ましたが、こういう場合の設計の妥当性と、それに対する積算のこれが正確性といいますかね、これらの基準、これは妥当だと、どういう形でこれは判断をされるのか。例えば県の本によるとか積算資料によるとかいろいろあろうかと思いますが、この積算が正しいかどうかという確認はされているんでしょうか。それとも、それはされずに、申請者から出てきたものをそのまま妥当と判断をしているのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 例えば先ほどから上がっているような施設の建設等ということでしたが、個別の設計型とか設計書等の確認はしてございません。金額等については、当然、平米単価とかというのはございますから、それが余りにも、要するに木造平家建てなのにRCの建設のような単価が上がっているとかということがあれば、そういったものは職員としても気がついて指摘、あるいはお聞きすることになろうかと思いますが、個別の案件について設計書等との照合とかというところまでは至っていないものです。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それを原課でもそれだけの知見といいますかね、知見も恐らく各課がそれぞれ持っているとも、理解はしますが、持っていないということは。ただ、妥当性と、ここはかなりきちっとされていないと非常に曖昧になってくる。ですから、補助金という、改めて聞くのもなんですが、補助金の原資というのは市民の皆さんの税金ですよね。あるいは、起債を起こして、一部には起債を起こして、起債でそれを補助金を出しているという面もあるみたいですが、大方は市民の税金です。起債にしたって、後で税金で返還するわけですから、市民の税金ということ。ですから、この積算、こういうことも極めて重要な重大なことだと思うんですよ。 この交付をしました。建物にしてはできる、あるいは事業にしてはその事業が、肝心なことは、そういう補助事業が市にとってといいますか、市民にとってどのように有効にそれが働いたとか、そういう検証というのもする必要があると思うんですね。それによって、補助金のスクラップ・アンド・ビルド、これは当然やっていかないといけない。一回決めた事業だから何年たってもやっているというんでなくて、時折それはきちっと見直して、果たしてこれが有効かどうかという判断を私はやるべきだと思うんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 補助事業にかかわらず全ての事業について、それは議員のおっしゃるとおりだと思います。新しい事業をやるについては、当然、有効性を考慮してやり、さらに今まで継続した事業については、さらに今後も継続する必要があるかどうかの判断をして、廃止するものがあれば廃止するというのは、補助事業に限らず全ての事業について必要なことかと存じます。
    ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ぜひスクラップ・アンド・ビルド、そしてもう一つは有効性、本当にこれが、ただ単にばらまきといいますか、ばらまきになっていないかどうか、本当に所期の目的に合った効果があるかどうかという検証ですね。これが一番、補助事業の完結とすると大事な部分だと思うんです。その点、十分ぜひこれはご配慮をしていただきたいと強く要望をしておきます。 それから、事業の採択ですが、仮に来年度の事業を補助金を申請する場合には、前年度の10月までに、集会所の場合は10月までと規定されていますが、一般の補助金の場合、その他の補助金の場合、指定補助にしても、その予算計上する前の、予算計上するときにそれぞれ根拠があって市は予算計上していると思うんですが、そこはどういう形で来年は幾らというぐあいに計上されているんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 継続している事業については、前年、あるいは前々年の実績を見まして、交付件数等を見まして、それに例えば交付補助額の限度額を掛けるのか、あるいは平均の交付額を掛けるのかは事業によってだと思いますが、続いてるものについては、そういった過去の実績を勘案して予算要求がされているものと認識しております。また、新規事業については、さまざまな近隣自治体の動きですとか、あるいは本当に幸手市のオリジナルの新規の事業であれば、これは予測といいますか、なかなか実績がありませんことから、担当課で推測した数字での交付額、あるいは交付件数というのを予測を立てましての要求となるということです。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうしますと、改めて補助金の受給者のほうからの申請というのを待たずして、それは前年にこれぐらいということで、それを見て予算計上ということなんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 集会所のように前年10月までとかということで、予算の要求に間に合う項目については当然それが基礎となりますが、それ以外のものについて、当該年度になってからの申請でも間に合う事業については、実績等での予測ということでの予算措置しか今手だてがございませんので、そういったことでの数値を計上してございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それで、事業申請をされて、それが妥当かどうかという審査をして、それで交付決定をするんですが、補助金が交付されるまで、そうしますと何回もチェックする機会があるんだろうと思うんですね。その辺は書類審査といいますか、どういう審査で、この申請書は妥当だという判断、それはどういうところでおやりになっているんでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) どういうところで、どういうお答え方をしたらよいのかあれですが、基本的に各交付の要綱、あるいは交付に関する規則に基づきまして交付をするわけですから、その規則、要綱に基づいた申請になっているか、あるいはその要綱に基づいた事業の内容であるかというのを書類等での審査ということです。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) それでは、具体的にお尋ねをしたいかなと思うんです。7の1、後ろのほうです。中島土地改良区の問題については、私は議員という立場で、この執行がどうであったかという監視をする責任もございます。一方で、土地改良区、私も、前回申し上げたとおり、理事をやっておる関係上、これを責任があるわけです。したがって、市の皆さん方、あるいは議員の皆さん方にいろいろとご迷惑をかけている点もございますが、私なりに理事の一人として責任もございますから、どういう状況であったかということを私自身も調査をさせていただきました。 建設経済部長から報告もありましたが、若干違うところもあるようですが、まず7の1を見ていただいて、これでお気づきになられるかどうか。まず、申請日と事業着手日、事業着手日が平成26年で見てください、4月3日、申請日が平成27年3月3日、事業報告が3月31日、補助金交付が3月31日と。事業に1年も前に着手、本来これは事業着手と同時か、その前に申請をすべきだと思うんですが、いかがなんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 武藤壽男議員に申し上げますが、この補助事業の項目の全体的な部分では、補助事業制度の質問がずっと通告されていると思うんですね。中島土地改良区に関する具体事例で質問がされていないので、分かる範囲でということで答えるということでよろしいですか。 では、分かる範囲でお答えください。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それでは、分かる範囲でということですが、確かにこれ多分武藤壽男議員がお調べいただいて一覧表にしていただいたと思います。この表を私も今拝見いたしまして、確かにご指摘のように、非常にこれは不自然であってということですので、その辺の事情についても今後確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) これは財政課長が後で出てきますが、補助事業の一覧表が補助金ですから7の3にあります。小規模補助金というのがあるんです、小規模土地改良区補助金、1万1,300円、これは毎年出ているんですよ。これを出すときに、財政課長が担当課に対して、申請日が事業終わってから出ているというのはどういう、こういうことをなくしてほしいという、財政課長は平成27年も平成28年も出しているんですよ。それに対して、農業振興課長はどうされたんでしょうか。その財政課長から指摘を受けたことに対してどのようにされましたか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 財政課長の指導によりまして、農業振興課長は当該対象の団体に、きちんとした日程で手続きをするようにという指導をさせていただいております。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうしますと、平成28年度のこの7の1に戻っていただきたいと。平成28年4月4日、これは実際はもっと早かったんですが、帳簿上4日に着手したことになっています、着手が。それが申請日は3月6日、事業完了が平成29年2月28日、実績報告は4月20日、これ補助金の規則で幾日以内となっていると思いますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 補助金の交付に関する規則では、事業完了後1カ月以内であると認識いたしております。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 農業振興課長は指導した。指導しても、28日に完了して51日たっているんですよ、50日。こういうことが、しかも補助金は、例えば平成24年3月29日に報告して、29日に出ているんですよ。これでどういう審査ができるんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 先ほど申し上げましたように、この一覧表をいただきましてということで、この日付のそごについては一目見て分かりますが、じゃその審査がどうだったかという事情については、私、申しわけございませんが、今把握してございませんので、今後確認をさせていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) ぜひ確認をしていただきたいと思うんです。 私も自分のことですから、市に迷惑をかけてもいけないというのはあります。ですから、できるだけ正確に、自分としても調べようと思いました。ここに情報公開でとった資料もございます。それから、ここに12年分の土地改良の決算書もございます。これらをもとにして、これは調べたものです。 そこで、私なんかは本当に一般補助だと思っていたんです、実は。これは前に副市長にも申し上げましたが、市の補助金総額、7の3を見てもらう。そうしますと、平成19年からずっと、平成25年は1,000万円ですが、528万円と本当の定額が、523万円というのが上にありますが、その後528万円というのが定額になっている。私はこれ組合に対する、あ、一般補助だという認識、大変不勉強だったんですが、あ、これは一般補助なんだなと、だから何の疑念も持たなかったんです。ところが、指定補助だとなって、この情報公開条例でいろんな事業が出てきたものですから、あ、これは違うんだという初めて私も認識をしたんですが、指定補助であって毎年金額が同じというのは、予算の上限がここだったから同じだったという理屈なんでしょうか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 私も申し上げさせていただいておりますが、かんがい排水事業については50%以内という要綱の定めですので、その範囲内で予算の状況の中でということです。その結果がこういう状況になったと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 指定補助で同じ金額というのも、なかなかこれ考えられないですね。毎年事業が違うんですね。午前中も話題になりましたが、まず市に適正化事業という認識はなかった、土地改良区も適正化事業という認識というのは、国の金が出ていると知らなかったという調査がなされたようにも思うんですよ。 ここに2の4を見てください。これは土地改良区の決算書に全部出ています。それで、ここに単独事業とちゃんと書いてあるんですね、これは単独事業。それで、下には土地改良区維持適正化事業とちゃんと分けて書いてあるんですよ。これをだから土地改良区は知っているんですよ、知らないんじゃない、知らないわけはない。職員の方は知らなかったと言いますが、これみんな分けて書いてありますから。 それで、それを今度は、これ全部くっついていますが、2の2の契約書、ここには平成24年度改良区単独事業というのが書いてあるんですよ。知っていて書いた、そう私もこれ気がつかなかったんですが、申しわけないと思いますが、理事で。でも、これは適正化事業を単独事業に直したということじゃないんですか。市の見解は。 ○議長(藤沼貢議員) 答えられるんですか。曖昧はだめですよ。正確なちゃんとした答えをしてくださいよ。答弁できるんですね。 では、建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) はっきり申し上げられますのは、事実を申し上げますと、私どもは大平泰二議員に一般質問をしていただきまして、その際、当然調査をすべきですので、土地改良区に調査に参りました。その段階で、事務職員の方ともお話をさせていただきましたが、適正化事業については補助事業に当たらないというお話をいただきました。そのことについては農林センターにも確認してあるので、農林センターに確認してほしいというお話がございました。それを受けまして、私どもは春日部市の農林センターに確認をきちんとさせていただいたところ、それは市でいう補助事業に当たるだろうということでいただいたわけです。 ですから、当初初めに私どもが事務職の方に聞いた段階では、あれは交付金だし、適正化事業は単独事業だよということで、もうその方が、違うと思うなら農林センターに聞いて確認してくれと言われたというのが事実ですので、これは私、事実を申し上げるだけですので、その後どういった経緯で、ご存じでやられたのか、そうではなくてというのは、これまで申し上げてきましたように、今後、事務員の方、また理事の方にお話を伺いながら、幸手市としての考えを決定してまいりたいと思いますが、理事である武藤壽男議員がそのようにおっしゃるんであれば、当然そのことについても参考にさせていただきながらということになると思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうすると、これは改ざんじゃないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) それは、そういった書類を提出を受けてそういう事実があるということは確認をさせていただきましたが、これまで申し上げましたように、それがどういった意図を持ってなされたかという聞き取りまで調査が及んでおりませんので、今後確認をさせていただきたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) では、それでは2の1の、これ全部、年度別にみんなありますが、全部やっている時間もありませんので、2の1、ここに補助事業の事業報告書がありますが、ここには平成24年度かんがい排水事業、改良区単独事業として出ているでしょう。これは市の補助金528万円、改良区費が523万6,000円、これで事業が行われたとなると、適正化交付金はどこへ行っちゃったんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長、答弁願います。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 議員ご指摘のように、この実績報告書については、幸手市に提出をされた実績報告ですので、当然これをもって、幸手市としてはこれが単独事業と理解して補助金を交付しております。その後、ご指摘をいただきまして調査をした段階の中では、これは適正化事業だと、国・県の補助金が入っているということを確認いたしましたので、今後そういったことが発生した事情については確認をさせていただきながらということですので、ご理解賜れればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) こっちのこれを見て、全部、工事契約書、それから業務受託契約書、全部これ書きかえているんですよ、線が違うんだ、みんな、誰が見ても。これはじゃ何で、適正化事業を単独事業で出した目的って何だと部長はお考えになりますか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 先ほど来申し上げていますように、それについては今後調査をさせていただいた上で幸手市として判断をさせていただくということですので、現在のところ私のほうから申し上げる、と申し上げていますので、ご理解を賜れればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) つまり、適正化事業を単独事業にすれば市の補助金が50%以内でもらえるからやったんでしょう。私は理事だってそう思いますよ、これは。これがだってここにこれ改良費と書いてありますが、改良区でこれだけ出していないんですよ。つまり交付金が入っているんですから。じゃ、交付金はどこへ行っちゃったんだという話になる。ですから、申請書もこの事業報告書も、この適正化事業がそもそも単独事業で書いてある、金額も補助金と改良費と書いてあります。ここに適正化、それを適正化事業分をそれで出す、単独事業で出すんだというんなら、その交付金の項目があるわけなんですよ、金額の。それがないんですよ。 役所のほうは、これをもって交付しているんですから。私は、もらうのは、うんともらうのは結構かと思うが、しかし税の公平、取るんだってみんな市民の皆さんから差し押さえまでして取っている例もあるわけ、これは公平性から私はやむを得ん、当然だと思いますが、しかし使うほうだってきちっとやってもらわないと困るんですよ。我々もそれによって、おまえら余計取ったんじゃないかと、こう言われるのも非常にこれは迷惑な話で、きちっとした形でお互いにやりたい、そう思うんです。 ですから、申請書も実績報告書も、これは私に言わせれば虚偽の申請書であり報告書なんですよ。と思うんですが、部長、いかがですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これまで中間報告ということで議員全員協議会でお話をさせていただきまして、今回も15番議員のご質問にもお答えいたしましたが、私どものほうが今の段階で申し上げられますのは、今回、幸手市に補助対象としてご申請いただいた事業が70事業ございました。まず、その70事業についてきちんと事業が行われていて、それに対してきちんと土地改良区から支払いが行われているかどうかを確認をさせていただきませんとその後につながりませんので、まずそのことを書類、または現地も含めて調査をさせていただいたということでご報告申し上げております。 さらに、契約書、幸手市が契約を、支出を証する書類としてご提出をいただいている書類と、あと原本の題名が違うといったことについても、ご指摘によって調査をさせていただきまして、そういった事実は確認させていただきましたが、じゃそういったことがなぜ生じたのかということについては、ただいまのご指摘も含めまして、今後調査をさせていただきますということで申し上げさせていただきます。当然、理事である武藤壽男議員が今ご指摘いただいたことは、それも参考にしながら、事実関係についてきちんと把握した上で、今後の対応を検討させていただきます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 報告書で、適正に執行されていると言っているんですよ。適正というのは正しいということでしょう。適正に行われていると。でも、金がそうすると、部長に言うわけじゃありませんが、お金は交付金であろうと何であろうと、仕事が行われたんだからいいんじゃないか、お金はどういう金でも、例えば市から余計に補助金を取った金でも仕事が終わっているからいいんだ、仕事が適正に行われているというのは、私はそのように受け取るんですが、そうじゃないんですか。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 繰り返しの答弁になって大変恐縮ですが、まず幸手市がかんがい排水事業として補助金の申請をさせていただいた事業、私どもの分類ですと70事業ということになりますが、この事業が目的に沿ってきちんと実行されて、それに対する経費がちゃんと請負者に支払われていたかどうかというのを確認させていただきませんと、補助金そのものがきちんと支弁されたのかどうかが分からない。そういった意味では、各契約ごとに確認をさせていただいた結果、領収書、または農協での払い込みの書類等を確認させていただいて、きちんと工事が行われていたという意味で適正に執行されていたという点で申し上げていますので、その点はご理解いただければと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) そうすると、原資は何でも構わないということでよろしいんですね。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) これも繰り返しになりますが、そういったことは私、一言も申し上げておりませんので、きちんときちんと事業が執行されていたから、それに対して領収書なり何なりでもって支払いも確認されています。現地でもって、そういった工事が行われたのも確認させていただきましたので、そういった点において適正ということで申し上げていますので、適正、確実ですね、ということで申し上げていますので、その点はご理解いただきたいと思います。その原資がどうのこうという話については、まだ全然申し上げてございませんので、ご理解を頂戴できればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 部長のは、そうするとお金は何でもいいから仕事をやったかどうかと。そうすると、申請書も報告書も、私に言わせれば虚偽のもので、それに合っていたから適正だと。私に言わせれば、虚偽に合わせたんだから、それ自体が合っていないんですよ。そうじゃないですか。 では、具体的に言います、具体的に。2の4、ここで適正化事業が、これは単独事業で載せてありますが、市の申請には。527万1,000円ですか、適正化事業。これが次の2の5を見てください。これは決算書です。適正化事業、維持管理適正化事業、事業費、そのうちの内訳の工事請負費450万円の支払いなんです。丸がくれてあると思うんです、2の5。これで適正に行われたと。調査を、適正という言葉を安易に使ってはいけないと思うんですよ。全部調べて適正かどうかというのは判断するんであって、工事が執行されたかどうかを確認しただけなんじゃないですか。だから、適正という言葉はないんですよ。どうなんですか。執行を確認したというだけでしょう。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 工事が適正に執行されて、少なくても請負費が請負に対して適正に支払いがされていたということを確認されたということで、私、申し上げておりますが、その点で適正という言葉が云々については、皆さんそれぞれお考えがあると思います。ただ、私どもは、そういう意味合いで工事が確実に行われたということを適正ということで表現をさせていただきましたので、それについてはご理解賜れればと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 理解してくれと言ったって、適正と言ったらば全部適正になっちゃうんですよ。じゃ、適正で過払いというのは、何で適正で過払いができるんだと、こういう話になりますよ。ここを見たって450万円しか出金がないんですよ、これ、決算報告書では。それでみんな適正に処理されているとかね。 それから、もう一つ、平成26年の単独事業だけですが、平成26年ですから平成27年のところですね。4の1、4の2を見てください、4の2。ここで事業申請書と違うところがあるんですね。浚渫取水工事100万1,100円と、これは土地改良の報告にはどこにも載ってこない、単独事業に。それで、市は、申しわけないですが、常に総代会に行ってこの資料をもらってきているはずなんです。ですから、きちっと確認していれば、ここにはないんですから、それが適正に行われたということ自体がどこでどう確認してきたのかということなんです。 ですから、私のほうもお互いにきちっとして、市を責めるわけじゃないんですよ。私どもはこのように適正に処理をしている、事務処理上このようにやっていますよと説明してくれればいいんですが、さっきの日程を見ても、どうやったってあれで事業がきちっと、事業報告書を出して、その日に審査をして、その日に交付すると、こういうこと。これは農業振興課の課長も後ろにいるようですが、申請書の市長名が2年にわたって違っていても通る、こういうものを全て、これはそうすると市の仕事の補助金を初めとする信頼を損なうわけですよ。そこを心配しているんです。ですから、適正というのは結構ですが、きちっと調べて、本当に適正なら適正で、適正なのに、じゃ返還金というのは生じないんです、今度は逆に言うと、適正だというんだと。そういうこともございます。 今、この私が配った資料、うちのほうの土地改良区、かなり市の補助金をもらっています。参考に私がいろいろ計算しましたが、後でご覧をいただいて、よくさらに私どもも適正なものを適正な方法でもらって、公平公正の中できちっといただくものはいただきますし、そういった中でやりたいんです。おかしいじゃないかという疑念を残したままずっとやるというのは忍びがたいんです。 市のほうも、きちっと当然ですよ。こういう申請書を事業報告書が通っちゃったという、これはもらったほうは過分にもらったかもしれないが、過大に支給した責任というのも、これも重いんですよ、職員の。もらったほうが悪いんだという、そうは言えない。見過ごして、きちっとチェックをしないで出した責任というのが、私は出てきちゃう。ですから、お互いにきちっとここでこういうものはこうだったというのは、きちっとした報告書、この間の中間報告書を見て、実は適正に処理されていると言ったんで、びっくりしたんです。 そういったことで、補助金については申請、そして事業報告書まで、時間の流れも誰が見ても納得できる時間の経緯で、きちっとした形で補助金という補助事業というのが執行されることを強く望んで、この項を終わりにしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(戸塚富士夫) 誤解のないように答弁をさせていただきますが、私が適正にという答弁をさせていただいたのは、対象工事がそれぞれきちんと執行されていたことの事実の確認をもって適正ということで申し上げていますので、それについてはご理解いただかなくても結構ですが、ご確認をさせて、こちらからさせていただきます。 あと、当然、今ご指摘のように、私どもは総会にも、関係団体の総会ですので、ご案内をいただいて総会資料もいただいておりますが、当該土地改良区の総会資料によって決算の状況で、私どもにかんがい排水事業で申請をいただいた決算に国費が当たっていたかどうかというのを確認できるのは、事業終了後の2年後ということです。ですから、そういったことも含めまして、今回の調査の中では、まだ詳細の土地改良区のそういった決算等の書類等の調査までは至っておりません。その辺も含めて、当然今、理事でもございます武藤壽男議員からご指摘をいただきましたので、市といたしましてもきちんと調査をさせていただいて、市民の皆様に疑念をいただかないよう今後きちんと進めてまいりたいと思いますので、その点についてはよろしくお願いしたいと思います。    〔発言する人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) 要望で。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) 申請書にはあっても、実際執行されていない仕事もあったんですよ。これははっきり言いますよ、平成26年6月。4月にやったといいますが、これは本来は河川法にのっとってきちっと届けて事業をやらなくちゃいけないんです。ところが、ホースを入れて、課長も見に行った。今度は大雨が降ったら閉まらなくなっちゃった。それで、県から早く抜くようにと指導を受けて、課長は行っているんですよ、見に。それで、その事業とおぼしきものでここに載せてありますが、それは決算書だとかにはもうそいつは単独事業には載っていない。そういう本当に事業というのがきちっとされているかどうかというのを、言えば言うほどいろんなものが出てきちゃうんですよ。きちっとやってほしいと思いますよ。いいです。 ○議長(藤沼貢議員) 次に、2項目に移ります。 2項目めの公共施設等総合管理計画の実施について発言を許可いたします。 14番、武藤壽男議員。    〔14番 武藤壽男議員 質問席〕 ◆14番(武藤壽男議員) 公共施設等総合管理計画、平成29年3月にできて、これ示されたわけですが、これに基づいて、この管理計画によりますと、87施設、14万3,560平方メートルの建築系公共施設、そのほかにインフラ系の公共施設、そして平成29年度から平成68年度、40年間で584億円、年間14億6,000万円かかるという報告があって、この総合管理計画がつくられて、今年度から実施に入っているわけですね。それについて、現在の進捗状況についてお伺いをしたいと思います。 それから、2番目に、これを計画実施に対する組織体制、どうやってこれを実現していく体制はどのようになるのかお伺いをしたいと。 それから、3つ目に、それぞれ社会教育課なり、あるいは総務課なり、いろいろな施設、環境課にしても、いろんな施設をそれぞれ持っておると思うんですね。そこの所管の担当課が一番自分のところの施設についてはよく知っているはずだと思うんですね。ですから、それぞれの公共施設の現状と将来うちの課はこのようにやるべきだという基本整備計画、それぞれの課によって、うちのほうの施設の基本整備計画はこうですよというのがつくられているのかどうか、それについてお伺いいたします。 それで、全体としての今度はこれを実施する計画はどのようになっているのかお伺いします。 あわせて、財源が厳しい折、財源計画についてどのように、これに対する財源計画はどのように考えているのか。 当然これは統合とか、あるいは廃止とか、いろんな問題、施設のそういう問題が当然やっているうちに発生すると思うんですね。そういった場合に、議会との意見の集約は、議員の皆さん大勢おられますので、市民の声という形の中では、議会との意見の集約というものはどのように考えておられるのかお尋ねをしたいと思います。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 2項目めの公共施設等総合管理計画の実施についてということで順次お答え申し上げます。 1点目の進捗状況については、公共施設等総合管理計画については、平成29年3月に策定後、管理職の職員を対象に、計画を周知するためと理解を深めるため、説明会を兼ねた研修会を実施したものです。その後、全庁的に個別施設計画を策定していくに当たりまして、職員の公共施設のアセットマネジメントに対する共通認識を深めるため、全職員を対象に、公共施設等総合管理計画の内容の再確認と今後のアセットマネジメントの推進について、埼玉県市町村課職員を講師に招きまして、研修会を実施したものです。現在は、埼玉県市町村課主催のアセットマネジメント推進会議や実践検討部会に担当職員がメンバーとして参加いたしまして、他市の先進事例を参考とし、個別施設計画の策定方法や施設カルテのフォーマットなど、情報収集、調査、研修をしているという状況です。 2点目の実施計画に対する組織体制についてですが、本年3月に策定いたしました幸手市公共施設等総合管理計画においては、幸手市公共施設等アセットマネジメント推進会議を中心に、建築物系及び公共施設活用推進部会とインフラ系公共施設活用推進部会の下部組織を設置し、全庁的な合意形成を図ることとなってございます。 幸手市では、個別施設計画が策定されておりませんので、個々の施設の計画と実施の組織体制はまだ確立されておりませんが、他市の先進事例を参考にいたしますと、これまでの事後保全の考え方ではなく、予防保全の視点に立ち、施設を日常的に管理している施設所管課が個別施設計画に基づき施設の現状把握を行い、改修、更新時期を見据えた検討を行い、政策担当所管課が各施設の進捗状況を確認して、全体調整を図っているケースが多く見られるものです。幸手市といたしましても、このような形を参考とし、幸手市公共施設等アセットマネジメント推進会議を中心として、毎年度の進捗状況を確認していく組織体制を構築していきたいと考えてございます。 3点目の現状と将来あるべき姿に向けた基本計画はつくられているのかということですが、公共施設等総合管理計画を平成29年3月に策定した後に、第二保育所や八代小学校放課後児童クラブ等など、新しく開設された施設もございますので、今後、個別計画を策定していく中で、これらを含めた上で基本整備計画も策定していくことになると思いますので、ご理解いただきたいと存じます。 4点目です。実施計画はどのようになっているかですが、実施計画とは、私どもでは個別施設計画と呼んでございますが、これは国の要請によりまして平成32年度までに策定することが求められてございます。幸手市では、平成30年度と平成31年度の2カ年の事業として個別施設計画を策定していく考えです。策定の過程において、個別の施設カルテの更新や施設評価を行い、それを基礎資料とし、個別の施設計画の素案を策定していく予定です。 5点目の財源計画ですが、今後の庁内検討会議などにおいて、幸手市公共施設等総合管理計画で示した公共施設等アセットマネジメントの基本方針に基づきまして、財政負担の軽減を図るため、施設の大規模改修工事や更新時期及び施設の統廃合、複合化や長寿命化等を検討する中で、各年度の財政の平準化を考慮しながら計画を策定してまいりたいと考えてございます。 最後6点目の議会との意見集約についてですが、庁内ヒアリングや庁内検討会議など庁内合意を踏まえまして、個別施設計画の案を策定した後に、市民ワークショップなどを開催し、市民の皆様のご意見をお聞きし、個別施設計画の素案を作成した上で、議会にご提示し、ご意見等を求めていきたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 再質問がございましたら発言願います。 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) お答えいただきましたが、人口減少の時代になりまして、それから生産年齢人口が大きく減少する、そうすると税収の見込みもなかなか厳しいと、そういった中で、施設が幸手市も相当あるわけですね、70何カ所でしたか。これらで今まで一回も手をつけていないと、修理、保全というのを一回もやっていない施設というのはどれぐらいになりますか。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 修繕等、当然、小破修繕等は定期的にあるものですが、大規模改修と言われる改修については、大きな施設、学校は全て一度はやっているかと思いますが、その他の施設ですと、割と新しいアスカルですとか、当然ウェルスなんかは修繕はまだ入っておりませんが、一度も大規模改修の入っていない施設というのは幾つかあろうかと存じます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) たしか学校もほとんどが30年以上がたっていると思うんですが、学校もやっていないところが吉田小学校とか東中学校とか八代小学校、みんな大規模改修はやっていないと思うんですね。こういう公共施設の管理計画も大事なんですが、要するに建物をつくったり施設をつくったならば、市としてきちっと何年後にこういう修理をしなければならないとか、ここで少しやっておこうとかとしないと、30年以上たってもやらない施設というのは結構あると思います、幸手市には。 そうしますと、大規模改修まで待っていると、お金がそのときに余計どんとかかっちゃうわけですよ。それを平準化するには、計画的に何年つくったものは何年たったら一応きちっと見直しましょう、点検をして、できるところを直しましょうと、そういうことを私はやる必要があると思うんですが、時間もありませんので、いかがでしょうか、部長。 ○議長(藤沼貢議員) 答弁願います。 総務部長。 ◎総務部長(関根雅之) 先ほども申し上げましたが、今まで積み残しになった施設というのはあろうかと存じますが、今回の計画では40年間に面積で30%の削減をしましょうというのが当初の計画でしたが、先進の事例を見ますと、事後保全、壊れてから直すとかではなくて、予防保全ということで、事前に施設を見直しをかけて経費を平準化し、少しでも経費を減らそうということは当然主流になってございますので、幸手市においても、今後、個別計画等についてはそれをモットーといたしまして進めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(藤沼貢議員) 14番、武藤壽男議員。 ◆14番(武藤壽男議員) できるだけ個別の施設管理計画をきちっと所管でつくっていただいて、その保全にも努めるということで要望して、終わります。 ○議長(藤沼貢議員) 以上をもちまして、14番、武藤壽男議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会について ○議長(藤沼貢議員) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと存じますが、これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(藤沼貢議員) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決定をいたしました。--------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(藤沼貢議員) 次会は、12月4日月曜日午前10時から本会議を開きます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(藤沼貢議員) 本日はこれにて延会をいたします。 △延会 午後4時15分...