幸手市議会 2016-06-02
06月02日-02号
平成28年 第2回 定例会(6月) 平成28年第2回
幸手市議会定例会 第2日平成28年6月2日(木曜日)午前10時開議 議事日程(第2号) 開議 議事日程の報告第1 一般質問 7番
宮杉勝男議員 3番
小林啓子議員 5番
本田謡子議員 11番 藤沼 貢議員 2番
大山重隆議員 1番
巻島幸男議員 延会午前10時03分開議 出席議員(15名) 1番
巻島幸男議員 2番
大山重隆議員 3番
小林啓子議員 4番
小河原浩和議員 5番
本田謡子議員 6番 松田雅代議員 7番
宮杉勝男議員 8番 木村治夫議員 9番 小林順一議員 10番 中村孝子議員 11番 藤沼 貢議員 12番 青木 章議員 13番
手島幸成議員 14番 武藤壽男議員 15番 大平泰二議員 欠席議員(なし) 欠員(なし) 説明のための出席者 市長 渡辺邦夫 副市長 藤倉 正 総務部長 関根雅之
市民生活部長 高橋幸三
健康福祉部長 坂齊圭一 建設経済部長 戸塚富士夫 水道部長 秋場 誠 教育長 山西 実 教育次長 大澤一男
監査委員事務局長兼
選挙管理委員会書記長 小池武久
事務局職員出席者 事務局長 丸山洋之 次長 仙田茂雄 主査 小野寺 学
△開議の宣告 (午前10時03分)
○議長(
手島幸成議員) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(
手島幸成議員) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりです。
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△一般質問
○議長(
手島幸成議員) 日程第1、一般質問。 これより市政に対する一般質問を行います。 質問は通告の順に、通告の範囲でお願いいたします。 また、1回目の質問は
項目別一括質問、一括答弁となりますが、再質問からは一問一答方式になります。 質問者及び答弁者におかれましては、簡潔明瞭な発言をなされますようお願いいたします。 なお、質問者の質問時間は45分となります。 それでは、7番、
宮杉勝男議員の発言を許可いたします。 1項目め、健康保持・推進と生涯スポーツについて、なお、質問席にてお願いいたします。 7番、
宮杉勝男議員。 〔7番
宮杉勝男議員 質問席〕
◆7番(
宮杉勝男議員) おはようございます。7番、宮杉勝男です。 それでは、健康の保持・増進と生涯スポーツについて質問をさせていただきます。 現在、幸手市で歩いてみますと、行われている生涯スポーツ等々を目にするのは
グラウンドゴルフとか健康体操、
ウオーキング等、いろいろ高齢者の方が元気よく行っていることが多々見受けられて、まあほかの市は余り歩いていないんですが、幸手市において歩くと、若者よりもどっちかといったら高齢者の方がいろいろ生涯スポーツを楽しんでやっておられるなという気がいたします。 また、一方では、幸手市はほかの市と比べて医療費が高いということも耳にしたことがございまして、生涯スポーツの目的としては、健康の保持ということが大きな目的です。幸手市はその健康の保持を目的としている生涯スポーツが多いなと思うのに、医療費が高いのはなぜかという疑問があって、この質問をしようと思いました。 まず1点目に、行政が幸手市内の高齢者に対して、健康寿命を増進させるために生涯スポーツをどのような形で推進しているか、具体的にお答えください。 2点目、現在幸手市内に於いて、生涯スポーツを行っている方の人数及び10年間の推移を伺います。 3点目、幸手市における過去10年間の医療費の推移を伺います。 よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) それでは、答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) それでは、1項目めの健康保持・増進と生涯スポーツについての1点目、幸手市内の高齢者に対して、健康寿命を増進させるために生涯スポーツをどのような形で推進しているかについて、健康福祉部の取り組みについてご答弁を申し上げます。 健康寿命を増進させていくためには、生活習慣病の予防とともに、社会生活を営むための機能をいつまでも維持していくことが必要であり、そのために身体活動や運動を生活習慣に取り入れていくことが重要です。 具体的な市の取り組みといたしましては、
ウオーキング事業としての毎日10000歩運動教室や、介護予防事業として簡単な
筋力トレーニングやストレッチを行う体操教室を開催し、さらに出前講座として生活習慣病や介護予防のためのストレッチやバランス感覚、筋力等向上を目指した運動指導を実施しております。 また、体操などの活動を自主的に行っているグループに対して、運動指導者を派遣して、健康寿命を増進するさまざまな活動が地域で継続されるよう支援を行っております。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 続きまして、教育委員会で行っています健康寿命を増進させるための生涯スポーツ事業ということでお答え申し上げたいと思います。 平成24年度からふれあいスポーツ塾という事業を実施してございます。高齢者がスポーツを通じて健康保持・増進に取り組むとともに、新たなスポーツ体験を通じた
生きがいづくりや仲間づくりができるように支援するものです。昨年度は、10月6日、13日、20日、27日と全4回の日程で実施しまして、定員20名のところ12名の参加があったところです。内容としましては、さいかつボール、
ガンバルーン体操、ファミリーバドミントン・アンド・ミニテニス、
トレーニングジム体験です。今年度も同時期に開催を予定しているところです。 続きまして、2点目の現在幸手市内において、生涯スポーツを行っている方の人数及び10年間の推移についてです。 教育委員会で把握しておりますのは、幸手市体育協会、幸手市
スポーツ少年団、幸手市
レクリエーション協会の
スポーツ関連団体の会員数です。これ以外に個人でスポーツを行っている数は把握してございません。 幸手市体育協会は各支部と各競技団体の会員、
スポーツ少年団は各団の指導員と団員、
レクリエーション協会は各競技団体の会員によって構成されており、それぞれに所属する会員数を申し上げたいと思います。 平成18年度、6,628名、平成19年度、6,602名、平成20年度、6,207名、平成21年度、6,204名、平成22年度、8,603名、平成23年度、8,672名、平成24年度、8,589名、平成25年度、8,230名、平成26年度、8,173名、平成27年度、7,947名。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、答弁願います。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) それでは、3点目の幸手市における過去10年間の医療費の推移についてご答弁を申し上げます。 金額については、
国民健康保険分と
後期高齢者医療制度における医療費の合算額です。なお、平成27年度についてはまだ数字がまとまっておりませんので、平成17年度から平成26年度までをご答弁申し上げます。 平成17年度、65億6,912万1,456円、平成18年度、68億3,470万5,987円、平成19年度、69億6,291万1,674円、平成20年度、77億218万8,735円、平成21年度、85億2,122万5,054円、平成22年度、88億3,543万1,812円、平成23年度、94億2,622万2,938円、平成24年度、96億9,862万1,706円、平成25年度、104億4,317万1,950円、平成26年度、102億2,687万7,760円。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 2点目の生涯スポーツの10年間の人口推移なんですが、人数の推移なんですが、平成21年と平成22年のところでいきなり上がっているのは、これは原因は何でしょうか。
○議長(
手島幸成議員) 再質問に答弁願います。 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) ただいま申し上げました人数の中で、平成22年度より約2,400人ぐらい増加してございます。これは、前年の平成21年度までは、全部の団体の会員数を把握していないでの集計であったということでございまして、少ない数字となっているものです。それで、その後、平成22年度からは全ての団体に詳細な調査を依頼して回答をいただいております。ということから、大幅に増加しているものです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) そうすると、平成21年度まではどういう形で数字が出ていたんですか。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 平成21年度までは、全部の団体に報告いただいていない中で集計をしてしまっていたと。
主要施策成果表の中に数字が上がってきているわけなんですが、その数字というものが、一部の団体の数字が抜けたままそこに載せられていたというようなことがございました。それで、平成22年度からはそういうことのないようにということで、全団体の数字を調査しまして、きちんと載せてきたということです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) そうすると、体育協会か
スポーツ少年団か
レクリエーション、まあいずれかが抜けていたよという理解でよろしいんですかね。それで、そうであれば、どこが抜けていたか教えてください。
○議長(
手島幸成議員) 暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時15分
△再開 午前10時16分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 大変失礼いたしました。 具体的にどこの団体が抜けていたということは、今の時点では不明だということです。そのようなことでご理解いただければと思います。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) まあ今の時点では不明だということですので、調べるんであれば、後で調べれば分かることであれば調べておいてください。まあこのままですとね、今の時点で不明ということで、先行き全部ずっと不明になりますから、そこははっきりしておいたほうがいいのかなと思います。 次にいかせていただきます。 医療費の推移で、当然高齢者の方の割合が増えてきたからこのように上がってきたと推測はされるわけですが、また今度、高齢者の場合は、後期高齢になってくる方とそのままそれまでの方がおりまして、その辺でどのような、後期高齢のほうはどのような推移というか、増えているのか増えてないのか、その辺はまあ通告していないんであれなんですが、分かる範囲内で、増えているか増えていないかという形が答えることができたらお願いします。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三)
後期高齢者医療制度については、平成20年度から始まっておりますので、その際の被保険者と医療費について、平成20年度と平成26年度の2つの年度の比較をご答弁させていただきます。 平成20年度については、被保険者数が4,238人、医療費は30億2,181万3,741円です。直近の平成26年度ですが、被保険者数は5,610人、医療費については46億2,870万1,999円ですので、被保険者数も約1,400人、また医療費についても16億円ほど伸びているということです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) それは分かりました。 次に、医療費が幸手市は高いんだということを聞いたんですが、県内で比べた場合にどの位置にいるのか、お分かりいただけたらお願いします。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) まず、保険制度の中で
国民健康保険と後期高齢ということで先ほどもご答弁申し上げた2つの制度がございますので、2つの制度の県内の医療水準といいますか、金額の水準でお答えをさせていただきたいと思います。 平成26年度で申し上げさせていただきます。平成26年度については、
国民健康保険については、県内順位は8位ということで高いほうです。また、市の中ですと1位になってしまうということです。後期高齢者については、平成26年度において、県内順位は38位でございまして、40市の中の順位ですと26位ということです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) そうしますと、後期高齢の方は県内でも高いほうじゃないと、まあむしろ真ん中よりいいほうと。これで若い人のほうが、県内では市で言うと1番高いと。そうすると、この原因は何か分かりますか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 医療費の水準については、原因については、私どものほうでも当然今後の資料にしたいということで精査をしているところですが、なかなか一自治体、幸手市の小さい規模ですと、全てを精査するのが難しいのも現状でございまして、どういう原因かという点については、昨年度、平成27年度からそれを分析するようなソフトを導入しまして、今年度から本格的にその分析をしたいと思っております。その中で、どこまで原因が分かるかは分かりませんが、ある程度分析した中で現状としては対応していければと思っております。 なお、幸手市の高い水準、今、平成26年度をお答えいたしましたが、過去で見ますと平成22年度まではどちらかというと中盤ぐらいの順位でございまして、平成23年度から国保についてはいきなり1位、2位の高水準のほうに行ったというのが幸手市の現状です。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 平成22年度と平成23年度の間に、幸手市において何か医療に関係するようなことで変化というものはあったでしょうか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 私どものほうもそこの分析については確認をしたんですが、市のほうとしては思い当たるところはないということから、その高水準について、先ほど申し上げました分析を行って、逆にその高水準を下げるような努力をしていきたいと思っております。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 高齢者の方、後期高齢のほうが悪くないということであれば、当然生涯スポーツを通じての保持・増進というのが市内においてはある程度図れているんだろうと思うわけですが、当然そうすると、生涯スポーツの今度は若いほうの方に目を向けなきゃいけない。まあ
生活習慣病等になっていくのかなと。生活習慣病を抑えるような取り組みというものが必要になろうと思いますが、ずれちゃってよければ、生活習慣病を抑えるようなことを現在幸手市ではどのようなことを行っているか、お伺いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 医療費の関係で私のほうからですと、特定健診という形で市のほうで呼びかけを行っております。先ほど申し上げましたソフトについても、まず分析の中としましては、高額な治療といいますか、高度な治療を必要とする方を抽出させていただきまして、その方に昨年度から特定健診の呼びかけをピンポイントでお願いをしている、通知をしているということで、そのような対応をしてございます。 なお、特定健診をすることによりまして、いろいろな今後の指導ができるということから、40歳以上の方の特定健診を始めておりますので、そういった形で医療費の抑制については、私どもの保健担当といたしまして特定健診の呼びかけをし、まずそのような指導を徹底したいということでしているというのが現状です。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) ありがとうございました。 それで、もとに戻して、市内で
グラウンドゴルフなんかが、埼玉県は
グラウンドゴルフは全国で鹿児島に次いで第2位であって、それで埼玉県内の中でも幸手市は意外と多いほうだと。パーセンテージでいうと、杉戸町に次いで2番目ぐらいというような話を協会長さんのほうから伺いました。それで、市のほうとして、あとは例えば
グラウンドゴルフに限らず、そのようなことを推奨していく上で、
ウオーキングの場合は歩いていくんで、当然安全なところを、町がこういうところにコースがありますよとか、そのようなお手伝いができると思うんですが、
あとグラウンドゴルフなんかですと、何が一番困っているというと、
グラウンド整備等々で人を出すとか、そのような形でなかなか大変なんだよと、協会のほうで一生懸命やっているから何とか賄えているということであったんですが、その辺の
バックアップ体制というのは、今後何か考えておられたらお願いします。 生涯学習全体の中で、特に目についてほかの市よりも幸手市のほうがうんと人口が多いし、みんなが興味持っているものをさらに推奨していくという観点で、今後そういう競技種目というか、生涯スポーツの種目に対して今後どのようなバックアップをしていくのか、現状のままでいくのか、お伺いしておきます。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 教育委員会のほうでは、今でも
グラウンドゴルフの支援をしているところでございまして、今後も引き続き支援は続けていきたいと考えているところです。 また、最近、ターゲットバードゴルフという競技も始まっているところでございまして、幸手市でその協会ができまして始まっているところですので、それらについても支援をしていければなと考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) あと、
ウオーキングやっている方も多いんで、それで個人で
ウオーキングをやっている方等々で、結構危ないところを通っていらっしゃる方もいるんで、市内で
ウオーキングをやるに適した道路、安全な道路でね、余り車が通らない道路がこういうところでということで、教育委員会のほうで何コースか、何々コースとか、名所めぐりコースとか、そんなような形で推奨できればなと、その辺のお考えはどうですか。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一)
ウオーキング事業として毎日10000歩運動教室をやってございますが、その中で市内の散歩コースといいますか、
ウオーキングコースを設定するようなことも検討しているところです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) まあ今もあると思うんですが、今現在何コースぐらいあって、それをもうちょっと、今聞いて、ある程度分かるんですが、行ってみたいなというような、興味が湧くようなコースをつくっていただきたい。それで、そういうコースを何コースか、1つ、2つじゃなくてね、いろいろなコース、毎日同じところを歩いていたんじゃ飽きちゃうんですよ。だから、いろいろなコースで安全が確保できるようなコースをやっていただきたい。また検討しているんであれば、どのような形で検討されているかお伺いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 今現在4コースが設定をされておるそうですが、今後、そういった今おっしゃられたような、楽しんで歩いていけるようなコースも増やしていきたいということですので、お願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 検討の内容。今検討していると言ったんで、その検討の内容を聞かせてください。
○議長(
手島幸成議員) 暫時休憩といたします。
△休憩 午前10時30分
△再開 午前10時31分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) コースの検討の内容ということなんですが、できるだけ高齢者等が歩きやすい安全なところをチェックして、そういうコースを今後つくっていきたいという検討をしているところです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 今後そういうコースをつくっていきたいという検討、どういうことなんだ。今後つくっていくかどうか決めるのに検討をしているということ……、そういうコースをつくるのに検討していますよっていうから、その検討した内容を伺っているんで、その検討するまでの過程を伺っているわけじゃないんで、今どの段階のですかと、検討内容で、それでどの段階なのかというのが、動き始めているのかというところを知りたかったんで、その内容を伺ったんです。だから、それをやるために検討しますって、ちぐはぐというか、その辺をよろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一)
健康長寿埼玉モデル事業というのが平成27年、平成28年、平成29年でこの事業をやっておるわけですが、その中で、先ほど申し上げました
ウオーキングのコースの内容を、先ほど申し上げましたような内容でつくっていくということで、今後やるということですので、現在においては内容はまだはっきり決まってございませんが、先ほど申し上げた方向でつくっていくと。今あるコースの見直しをしながら、平成29年度にはそれをつくっていきたいと、作成したいということです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 分かりました。そうしたら、先ほど検討しているところですというの削除していただきたいと思います。 前後しちゃって申しわけないんですが、先ほどの
グラウンドゴルフと、現在している支援の内容をお伺いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) 今、
グラウンドゴルフ協会への支援ということですが、補助金の関係では体育協会のほうから行っているものがあるかと思います。それと、市のほうから委託教室ということで、その委託事業の委託金としての金額が行っているという支援がございます。また、会場提供等についても、各学校の校庭であるとか、あるいは
陸上グラウンドであるとか、そういったところについての支援というか協力はさせていただいているということがございます。また、
グラウンドゴルフの大会のときに、幸手桜高校のちん
どんパフォーマンスを紹介させていただいて、その大会を盛り上げているというようなこともございまして、これからも引き続きそういったことはしていきたいなと考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 分かりました。そうですね、まあまあとりあえず体協、まあ分かりました。 それで、
グラウンドゴルフ協会の会員数が市内のほかの種目に比べて割合的に、500人以上いて、かなり1つの団体では大きな団体、まあ全国的に見てもかなり幸手市は多いんじゃないかなという中で、もう少してこ入れすれば、もしかしたら日本で一番
グラウンドゴルフが幸手市は盛んだよというような形にできれば、今現在、幸手市で日本で一番だよって誇れるものが私見当たらないんで、それをてこ入れして日本一にすれば、幸手市のPRになったり、それを生涯学習を幸手市は推進しているというほかに対するアピール等々もできるんで、それをてこ入れして何とかするような形に持っていけたら理想かなと感じます。それで、市長はその辺、日本一について何か考えがあれば。
○議長(
手島幸成議員) 市長、答弁願います。
◎市長(渡辺邦夫)
宮杉勝男議員のおっしゃるとおり、
グラウンドゴルフ協会の会員数は557名ほどになっているということでお聞きしております。幸手市人口の1%以上の方が
グラウンドゴルフを愛用しているわけですので、ぜひとも、
宮杉勝男議員も今年度から体育協会の会長としてそういった関係もあるかと思いますが、てこ入れ等するに当たって、逆に何かアドバイスあればお聞きできればと思っています。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) これで、先ほどの会場の提供等々があって、その提供して、それを今度草を刈ったりという作業がお年寄りにとっては非常に大変だという声を聞きますんで、その辺を手伝ってあげたらいいんじゃないかなとは思います。 例えば、公園等々は指定管理者が入ってやっていますが、そういう
グラウンドゴルフ場がある桜泉園のところとか、あとちょっと手を入れれば立派な
グラウンドゴルフ場になるようなところとか、そういうところを市でもって手を入れてあげればさらにはいいのかな。また
グラウンドゴルフ協会に入っていない方も、みんなで一緒に協会に入ってやりましょうという声かけ等々、宣伝してあげてみたらどうかなと思います。
○議長(
手島幸成議員) 市長、答弁願います。
◎市長(渡辺邦夫) 協会と相談しながら考えていきたいと思っていますので、ご理解のほどお願いします。
---------------------------------------
△発言の訂正
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長より発言を求められております。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 1点訂正をさせていただきたいと思います。 先ほど、
ウオーキングコースの数を4コースと申し上げましたが、6コースですので訂正をさせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) すみません、先ほど会員数の関係で、平成21年度以前については不明だと申し上げました。今の時点でと申し上げましたのは、過去7年前になるということでございまして、そのときの資料が既に廃棄済みとなっていることから、どの団体から報告がなかったのかというような詳細までは調べることができないということになりますので、その点ご了解をいただければと思います。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 申しわけございません。 先ほどは
ウオーキングコースの作成を検討と申し上げましたが、検討というのは訂正していただきたいと思います。作成するということです。
---------------------------------------
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 検討しているということを、まだこれからなんで、その内容については検討してないわけなんで、検討しているということを削除してくださいとお願いしたんです。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 今年度、修正についてはもう始めておりますので、検討中といいますか、作成中ということですので、そういう意味で検討というのを訂正させていただきたいということです。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) そうしますと、作成の進捗状況をお伺いします。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 具体的にまだポイントを決めているわけではございませんが、平成28年度から実施をしていくということですので、まだ始めたばかりですので。
○議長(
手島幸成議員) 暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時43分
△再開 午前10時45分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) もう一度申し上げたいと思います。 先ほど、平成27年、平成28年、平成29年ということでこの事業は実施しているということですが、この
ウオーキングコースのマップの作成は、修正については平成28年度から実施をする予定です。現在の進捗状況ですが、この修正に当たっては、検討する方たちをこれから選んで、それでその修正の中身を皆さんで考えていくという状況を予定しているということでございまして、現在の時点ではまだそのグループ分けといいますかはできていないという状況ですが、平成28年度にその設置をして、内容を考えていくと。それでできたものを平成29年度に作成していくという計画です。そういうような進捗状況になっています。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) そうしましたら、検討中であるという言葉と作成中であるという言葉は削除してください。これからなんでしょう。作成中じゃないんでしょう。これから作成するということは作成中って言わないんですよ。さっきそれ作成中ですっていうから、じゃ何をやっているんですか、どこまで行っているんですか。違うんだったら削除してもらわないとうそつきになる。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) すみません、言葉の使い方なんですが、先ほど検討と申し上げましたのは、作成中も含めてそういう言葉を使わせていただきましたが、実際にそういう構想はできておりますので、それも含めて作成中ということで言葉を使わせていただきました。
○議長(
手島幸成議員) 7番、
宮杉勝男議員。
◆7番(
宮杉勝男議員) 構想中は作成中じゃないんですよね。だから、要するに言葉はきちんと使ってもらわないと意味が変わってくるんですよ。言葉ってそういうものじゃないですか。これはまあ本当に国語の授業になっちゃうが、それは答弁者としてきちんとしてください。作成中じゃなければそれを作成中って言ったことは取り消してくださいよと、これ記録に残っていますからね。そこは取り消せば、要するに準備中ですとか、今、一番最後に言った言葉でいいわけですよ。その前に言った言葉が残っていますから、その部分は消してくださいって言っているわけです。
---------------------------------------
△発言の訂正
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 先ほどの答弁の前に、このコースの平成27年度から作成中という言葉だと思うんですが、そこについてはその作成中という言葉を訂正していただきたいと思います。今現在の状況は、先ほど申し上げましたとおり、その計画を準備中ということです。
---------------------------------------
○議長(
手島幸成議員) 以上で、7番、
宮杉勝男議員の一般質問を終わります。 次に、3番、
小林啓子議員の発言を許可いたします。 1項目めの「祖父母手帳」の作成について、なお、質問席にてお願いします。 3番、
小林啓子議員。 〔3番
小林啓子議員 質問席〕
◆3番(
小林啓子議員) 3番、小林啓子です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 まず、1項目め、「祖父母手帳」の作成についてお伺いいたします。 最近、孫の育児に積極的にかかわる祖父母は、育ジイ、育バアと呼ばれ、注目されています。共働き世帯の増加や核家族化の進展により、子育てへの応援を求める父母は少なくありません。近年は、親子と祖父母が近くに居住する近居も増えており、祖父母が頼もしい助っ人として育児をサポートする機会は広がっています。 しかしながら、育児の方法は、昔ながらの知恵が役立つ場合もありますが、日進月歩の研究で大きく変化しています。育児方法の世代間ギャップの例として、祖父母世代の育児では、お風呂上がりに白湯を飲ませていたことが、現在の育児においては、離乳食が始まるまでは母乳またはミルクで水分補給が足りる等が挙げられます。自治体の中には、こうした孫育ての講座を開催したり、最近の育児方法の知識を学べるシニア向け手引を作成するところも増えてきています。 そこで、1つ目として、現在、幸手市では祖父母の孫育てに関する事業についてどのように行っているのかをお伺いいたします。 2つ目として、さいたま市では、子育て論の違いから祖父母世代との間に問題が生じ、何とかしたいなどの声が市に寄せられていたことを背景に、孫育てに役立ててもらうために、本年1月よりさいたま市祖父母手帳を作成し希望者に配布、好評で既に多くの窓口で在庫がなく、増刷を行っているとのことです。さいたま市祖父母手帳の情報を得た幸手市民からも、ぜひ幸手市としても作成してほしいとの声が多数私のもとに寄せられました。そこで、幸手市としても作成したらどうかをお伺いいたします。 3つ目として、市のホームページで内容を公開し、誰でも印刷してできるようにできないかをお伺いいたします。 4つ目として、幸手市広報にシリーズで、「孫育て」のサポート内容を掲載してはどうかをお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) それでは、1項目め、「祖父母手帳」の作成についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の祖父母の孫育てに関する事業についてどのように行っているのかについてご答弁申し上げます。 平成26年度に、少子化対策の一環といたしまして地域三世代子育て支援事業を実施し、さっておさんぽマップの作成や、孫育て講座を開催いたしました。また、親の世帯と子の世帯の幸手市内への同居、近居を促進させるための幸手市しあわせ3世代ファミリー定住支援事業を実施しているところです。 次に、2点目の祖父母手帳を作成したらどうかについてご答弁申し上げます。 祖父母が子育て世代と同居や近居の場合は、孫を預かったりする機会もあり、孫と遊んだり出かけたり、孫と接する時間も多いと考えられます。また、祖父母世代と子育て中の親の世代との孫育て、子育てに関する情報共有やコミュニケーションに役立つものと考えております。このようなことから、今後、子育て中の親たちのみではなく、祖父母世代の孫育てに関する取り組みとして、議員のご提案の祖父母手帳のようなものも研究をしてまいりたいと考えてございます。 次に、3点目の市のホームページで内容を公開し、誰でも印刷して利用できるようにできないかについてご答弁申し上げます。 祖父母手帳については今後研究してまいりますので、ホームページでの公開についても考えてまいりたいと思います。 なお、4月から、ウェルス幸手内に子育て総合窓口を開設し、子育てに関する相談や情報発信を強化しております。この一環として、市のホームページの子育てに関する情報も順次充実させていきたいと考えていますので、この中で孫育てに関する情報の掲載についても検討していきたいと存じます。 次に、4点目の市広報にシリーズで「孫育て」のサポート内容を掲載してはどうかについてご答弁申し上げます。 孫育てのサポートに関しまして、広報紙やリーフレット、ホームページなどにより、子育てや孫育てに関する情報の提供を充実させていきたいと考えていますが、サポートの内容や掲載方法も含め、今後検討していきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 私は、幸手市子ども・子育て支援事業計画、これは平成27年3月に幸手市としてつくられて、新子育て制度もできたことから、幸手市もつくっていただいたわけなんですが、その中の、まあ後で見ていただきたいんですが、67ページの子育て相談、情報提供の充実というところで、子育て支援情報提供事業ということで、子育てに役立つ情報を収集し、ガイドブックの作成や市ホームページへの掲載による情報提供を行いますという、56番ということでこれが載って、子育て支援課として載っているわけですが、これに対して、今、私の一般質問の中で答弁を部長からいただいたわけなんですが、このことについては当然関連してくるんですが、この情報収集、ガイドブックの作成、市ホームページの掲載、これはどのように具体的にこれから動いていかれるのか、それをお聞きしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
小林啓子議員の一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩といたします。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時10分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 子育て支援情報についてですが、この子育て支援情報というのはリーフレットになっているものですが、これは毎年発行しているものでございまして、現在は作成、印刷が終わりまして、これを各公共施設の窓口に今現在、順次配布しているところです。 この中身は、例年のものと、今年子育て応援窓口というものを新たに設けましたので、その部分を追加しているものと、それぞれの平成28年度についての必要な修正をかけて、それを情報として作成をしてございます。今現在、先ほど申し上げたとおり配布中ということです。 それと、ホームページに掲載するという話でございましたが、まだアップはされていませんので、今後すぐにアップしたいということです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 今、
健康福祉部長のほうから、一歩前進な子育て支援情報に対するホームページはこれから立ち上げていただくということなので、市民の方にとっては大変便利なのかなと思います。 ただ、私のほうから申し上げたいのは、要は祖父母と親の間の世代間ギャップ、これが一番の中心の私としてはお願いしたい内容でございまして、私、近隣市町の友人から、すごく幸手市はいいねってよく褒められるんですね。何を褒められるかというと、ゆるキャラのさっちゃんのことなんです。それで、このさっちゃん、とても優しくて、すごく何かほっとするキャラクターというか、さっちゃんがとても何か身近にね、本当に身近に凝ってなくて、本当に何か優しく感じられるという、まあそういうようなお話を時々最近聞くんですね。 そういう中で、
健康福祉部長も当然ご覧になっていると思いますが、このさいたま市の祖父母手帳、これはとてもよくできております。ただ、これはさいたま市でやられたことですので、本当に私たち周りも参考になるものもありますし、ダウンロードすれば出てくるって、まあ参考にはなりますが、さっちゃんと同じで幸手市独自の、本当に幸手市に合った、祖父母と親のかかわるそういう内容の本当に幸手市らしい独自のもの、ひいてはほかの市町村からもいいねと言われるぐらいのそういうものを私はぜひ作成をしていただきたいと思います。 当然、今、
健康福祉部長は答弁の中で研究をしてまいりたいとおっしゃってくださいましたので、まあ一歩前進かなとは思いますが、この研究というのもそれなりの目標を掲げませんと、いつまで研究するのかという部分を私もお伺いしたいと思いますので、その点にご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 研究の期間ということですが、当然いろいろな先進自治体の情報収集等も含めてやっていきたいと思いますので、平成28年度中においては研究していきたいと。それで、平成29年度中に作成できればなと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 今、
健康福祉部長が答弁をしていただいたんですが、これは早急に進めていくべきものだと私は思います。なぜかといいますと、この今年いただいた平成28年度の幸手市の予算概要、ここの8ページを見ます。そうしますと、政策調整課の担当ということで、これは総務部長にもお聞きしたいと思います。3世代の幸せな家族生活を応援します。基本構想の実現のために計画的な行政運営ということで、3世代ファミリーの形成促進と市内への定住促進を図るため、親世帯が市内に居住し、その子世帯が市外から転入し、市内に初めて住宅を取得する際に、費用の一部について補助を行いますとあります。これは新規事業です。ということは、幸手市内に転入をして来る方というのはすごく大事なこと、これから幸手市にとって後継者、いろいろな部分でかかわってくること、これはすごく大事なことでありまして、私としては、この住宅取得費用の補助、これをハードだとすると、この祖父母手帳はソフトと私は考えるのかなと思います。そう思ったときに、当然予算もいろいろな部分で作成となるとかかわってくるんですが、まあ何といっても後継者、皆さんに少しでも住んでいただけるようなことというのは、これは本当に車の両輪で言えば車輪、両方の車輪で動いていくという、そういう部分ですごく大事なことではないかと思われます。 このことについて、まあ予算、いろいろなことがかかわることであれば、当然総務部長にかかわってきますので、総務部長のこの祖父母手帳の作成についてのご意見をお聞きしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 私のほうからお答えさせていただきます。 議員おっしゃいましたように、先ほど出てまいりました幸手市しあわせ3世代ファミリー定住支援事業ということで、新規事業ということでご紹介いただきましたが、実はこれは昨年、平成27年度の国の交付金の事業ということで途中から上がりましたので、当初予算とすると新規ということで計上させていただいてございますが、平成27年度中にもおかげさまで9件の補助の申請がございまして、399万3,000円ほどの補助金の交付をさせいただきました。平成28年度においても300万円の予算ということで事業を進めるわけですが、今のところ、問い合わせということでは、5件ほどお問い合わせもいただいているところです。 そんなことで、これは交付金の事業からスタートしたということもありまして、平成27年、平成28年、平成29年のまずは3カ年で事業を行いますということでスタートさせていただきました。それ以降については、また好評かどうか、いろいろ財源等も含めまして平成30年度以降は検討させていただくところですが、今のこの定住支援事業については予定どおりといいますか、計画的には進んでいるかなと考えてございます。 それと、祖父母手帳の関係ですが、これは財源的に普通建設事業とかと言われるものと違いまして、大きな予算を割くものではございませんので、この事業効果等について担当部課において研究した結果やるべきということになれば、それについての予算措置は考えるというところです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) これから当然研究をしてということですし、また今の総務部長からの答弁いただいたことも、私にとっては関係していくかと思います。加速するためにも、少しでも早目にこの祖父母手帳の作成のほうをお願いできればと思います。 この1項目めは終わらせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、2項目めのセカンドブックスタート事業について発言を許可いたします。 3番、
小林啓子議員。 〔3番
小林啓子議員 質問席〕
◆3番(
小林啓子議員) それでは、2項目めのセカンドブックスタートについてお伺いいたします。 セカンドブックスタート事業については、平成24年第2回議会定例会で初めて一般質問をさせていただき、その後、平成26年第3回議会定例会で、そして平成27年第2回議会定例会においては、平成28年度から実施できるよう調整していくとの答弁をいただきました。現在の進捗状況をお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) それでは、セカンドブックスタート事業の進捗状況についてお答え申し上げます。 セカンドブックスタート事業については、豊かな読書習慣を身につけていただくために、新入学児童に図書を贈呈する事業として今年度から実施するものです。 4月に行われました校長研究協議会において、図書館長から小学校長に事業の説明を行いまして、各校にセカンドブックの図書リストと申込書を配布したところです。図書リストについては、小学1年生が理解し、楽しめる内容として、読み物、絵本、科学絵本の3つの分野から3冊ずつを図書館の司書が選び、9冊分のリストを作成しております。この中から気に入った本を1冊児童に選んでいただくことになりますが、現在は各校からご報告をいただき、希望図書の取りまとめを行っているところです。配布時期については、夏休み前の7月中旬に各校へお届けする予定です。 この制度をきっかけに、多くの児童が本に親しんでいただければと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 私も4月、入学式に来賓として参加させていただきました。その後に、今年1年生の入学に上がったお母さんから、まあ知人ですが、この4月にリストを1年生が選ぶ、そういう流れがあったときに、1年生のご自分のお子さんが、お母さんを誘って、お母さん図書館に行こうという、そういう声をいただいたと言われて、お母さんは働く婦人なんですが、本当に初めて、なかなか図書館には行けなかったが、今回、1年生に上がった子どもと図書館に行って本を選んで、そして本を借りてきたそうです。 本当にこのセカンドブックスタート、今までも教育長にお願いして、本のすばらしさとか必要性、そういうお話をご指導していただきましたが、本当にこのことがきっかけで本を好きになり、また読解力ができ、ひいてはまた学力向上にもつながっていく、そういう事業を考えたときに、このセカンドブックスタートを取り上げていただいたということは、本当に幸手市の児童生徒、本当に私は幸せだなと思います。 そういう中で、私が前にも要望させていただきましたが、7月学校への配布、児童に提供するときに、市長、また教育長にそこで現場に行って直接渡していただきたい、そういうことを前回の一般質問でも言わせていただいたんですが、その状況についてはどうでございましょう、お聞きしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) ただいまご提案がございました市長と教育長が直接学校のほうで子どもたちにそのセカンドブックを手渡すというようなことです。それについては今検討しておりまして、時間のつく限り、調整を図りながら進めていきたいとは考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) ぜひ何分にも、前回もお話しさせていただきましたように、単に本をお渡しするというだけでなくて、学校の様子、雰囲気、そういう部分ももう本当にぜひ見ていただいて、子どもたちの様子、喜ぶ様子をぜひ実感していただいて、また次の前進にしていただければと思っておりますので、何分もよろしくお願いいたします。 この項目については終わらせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、3項目めの「読書通帳」の導入について、発言を許可いたします。 3番、
小林啓子議員。 〔3番
小林啓子議員 質問席〕
◆3番(
小林啓子議員) 3項目めの「読書通帳」の導入についてお伺いいたします。 平成27年第3回議会定例会において、「読書通帳」導入についての一般質問をいたしました。そして、読書通帳は子どもたちの読書を高める効果が期待されるもので、導入の検討をしているとの答弁をいただきました。その後の進捗状況をお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) それでは、読書通帳の進捗状況についてお答え申し上げます。 読書通帳については、平成27年第3回市議会定例会において
小林啓子議員よりご質問いただいた際、機械で記帳できる形式と手書きで記入できる形式と、どちらがよいか検討していると答弁をさせていただいたところです。 その後、内部での検討、また指定管理者との協議等によりまして、当市においては手書き式の読書通帳を導入することにいたしました。 通帳は、さっちゃんを表紙にしており、児童でも記入しやすいようA5判の大きさにしてございます。通帳の中身は、読んだ日、題名、作者、そしておもしろレベルとして読んだ図書の評価を3段階で記録できるようになっております。また、記録できる図書は40冊となっており、いっぱいになりましたら図書館で記念品と2冊目の通帳を差し上げる予定です。 配布については、まずはセカンドブックスタート事業の図書を学校にお届けする際、一緒に新入学児童にお配りしたいと計画をしております。 なお、読書通帳は市内小学校全ての児童に配布できるよう3,000部を作成してございますので、ぜひ多くの皆さんに活用していただき、本を読むことが楽しくなるよう、そして心豊かな子どもたちを育てていきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 読書通帳をつくっていただくということで、評価いたします。 この読書通帳についての対象学年といいますか、それはどのようにお考えでございましょう。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 小学校の児童全学年を対象としているところです。ですので、今のところ作成として3,000部を作成しております。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) そうしますと、7月のセカンドブックスタートのときに、1年生には読書通帳を一緒にお渡しする、それ以外の児童に対してはどのような方法でお渡しをするような形になりますですか。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長。
◎教育次長(大澤一男) それ以外の児童に対しましてですが、今、校長先生のほうから希望をいただいているところでございまして、いずれは全部の学校から希望をいただくことになると思いますので、新入学児童にお渡しする際に一緒に配布ができればと考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 今、教育次長のほうから、40冊で読み上がったら記念品をとありました。この記念品の中身と、どこでそれはいただけるものなのかお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 教育次長、答弁願います。
◎教育次長(大澤一男) 記念品は鉛筆を差し上げる予定で考えてございます。お渡しするのは、図書館のほうでお渡しできればということで考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 了解いたしました。 いずれにしましても、この読書通帳をつくることによって、低学年の子どもたち、児童から本を好きになって、そして励みとして記念品がいただけるというのは、とてもまた本を何冊も挑戦していく、そういう姿勢が培われていくのではないかと私は考えます。ですので、これからまた読書の向上、そういう部分については見守っていきたいと思いますので、この項目については終わらせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、4項目めの防災対策について発言を許可いたします。 3番、
小林啓子議員。 〔3番
小林啓子議員 質問席〕
◆3番(
小林啓子議員) 4項目めの防災対策についてお伺いいたします。 東日本大震災から5年が経過いたしました。また、熊本地震から2カ月を迎えようとしております。そのたびに多くの尊い命が奪われ、今も尽きることがありません。阪神大震災、そして東日本大震災後、防災に対する対策、考え方などが技術の進化とともに変わってきています。 そこで、1つ目として、自治体によってはPFI法に基づき事業コスト削減に向けて避難誘導柱について取り組んでいるところもありますが、幸手市としてどのように取り組んでいるのかをお伺いいたします。 2つ目として、東日本大震災、熊本地震の教訓を活かして、幸手市として防災備品についてどのような検討がなされているのかをお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) それでは、4項目めの防災対策について順次ご答弁申し上げます。 1点目の事業コスト削減に向けて幸手市としてどのような取り組みをしているかについてご答弁を申し上げます。 ご提案いただきました避難誘導柱は、多分ソーラーパネル等を利用しまして、夜間等においても照明が消えずに避難場所を案内することができるものではないかと思っております。この場合については、民間企業の負担により設置していただければ市としても大変ありがたいことだと考えております。しかし、ソーラーパネル等については、バッテリーの交換が生じた際にコストが高いことや、避難誘導柱を設置してくれる企業が信用できる企業なのか、またいろいろ慎重に精査する必要もございますので、そういったソーラーパネル等については、近隣の自治体の動向を見据えながら、幸手市にもこのようなお話しがあった際、その際の検討をしてまいりたいと考えております。 また、幸手市では、避難場所への誘導看板といたしまして、今年の4月28日に東電タウンプランニング株式会社埼玉総支社と地域貢献型広告に関する協定を締結いたしました。この協定内容については、幸手市内にある電力会社が所有する電柱に民間企業などが掲出する広告看板の下部に、その場所から一番近い避難場所の案内を掲示するものです。また、避難場所案内の電柱広告の設置状況によっては、防犯関係の用語や公共施設の案内など、市の公共的な情報発信することもできる協定となっております。 この地域貢献型広告看板は、この趣旨に賛同いただける企業によって設置することができ、広告の掲出に当たり必要な経費については、広告主及び東電タウンプランニング株式会社が負担するものですので、市には金銭的な負担がなく情報を提供することができるものです。 以上が現在、幸手市で民間企業を活用した避難誘導案内の取り組みです。 続きまして、2点目の東日本大震災、熊本地震の教訓を活かして幸手市として防災備品についてどのような検討がされているかについてご答弁を申し上げます。 大規模災害が発生した場合には、住宅を失ったり住宅に帰れなくなった市民の皆さんが避難所で一時的に生活することになります。避難所での生活に必要な食料や生活必需品が非常用の災害備蓄品となります。 幸手市では、幸いにも山間部ではないため、土砂災害などによって道路が寸断されて各避難場所へ物資を運搬できないようなことは考えにくいことから、他の地域からの救援物資は時間がかからずに到着するものと考えております。 食料の備蓄については、市が備蓄しておく目標に対しまして、現在100%以上の備蓄量となっており、全市民の方の1日分の食糧を備蓄しております。また、飲料水については、ペットボトルと飲料水兼用耐震性貯水槽とを合わせまして約41万リットル、全市民の方の2.6日分を備蓄しております。 また、避難所生活ではトイレが大きな問題となっております。トイレの数が足りないために、トイレを我慢して水分をとらなかったり、外で用を足すなど衛生面が問題となっておりますので、簡易トイレや簡易トイレ用の袋の備蓄を増やしていくよう毎年購入をしているところです。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 最初の1つ目のところの避難誘導柱ですね、これは今、4月28日から東電でというお話を部長からお話しいただきましたが、これは何本に対して避難誘導柱が建っているのでしょうか。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 4月28日に締結をいたしまして、これから市内の企業様、あるいは病院関係のほうにお願いをし、賛同いただけるところは現在ゼロです。ただ、市といたしましては極力増やしたいということで、先月、5月ですか、商工会並びに医師会のほうに市のほうでお願いに伺ったところです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 同じく1項目めのことなんですが、実は当然皆さんご存じのように、地震っていつ来るか分かりません。そういうときに、今回の東日本大震災は昼間、午後2時46分、熊本地震は4月14日午後9時26分、そして4月16日の深夜1時25分ということで、昼間、また夜、夜中、そういう部分が、いつ地震というのは起こるか分かりません。そういう中で、この避難誘導柱は夜でも光るようなものなのか、昼間だけするものなのか、その点をお聞きしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長、答弁願います。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 先ほど1点目の中でご答弁申し上げましたように、ソーラーパネル式ではございませんので、夜間は光らないということで、現在私どもが設置予定なのは昼間用ということになってしまうと思います。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 了解しました。 そうしますと、今後の課題として、当然夜地震があった場合のそういう検討というのは今されているのでしょうか、今後されるのでしょうか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 先ほどもご答弁申し上げましたが、現在その東電関係の会社と、昼間ですが、協定を結んで設置を進めております。また、1点目、当初の答弁をさせていただいたとおり、そのようなお話があり、また逆に話がなくても、そのようないい設置条件があれば、市のほうからも話をして、その際には設置に向けては積極的にいきたいと考えておりますが、現時点で私どもにそのような情報がございませんので、現時点では先ほど申し上げました昼間の対応でまずは進めさせていただき、その先の話としてソーラー等についても今後の課題とさせていただきたいと思っております。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 私は、1カ月ほど前に春日部市にこの調査研究に行かせていただいて、ある企業からいろいろな避難誘導柱の話とか防災備品のこととかを聞いて、結構本当に勉強になったんですが、だからって予算もかかることですし、今後考えていかなければいけないことだと思います。ただ、地震というのはいつ来るか分かりませんので、そういう部分について、夜地震が起きたときの市民の命のことを考えると、これも本当に今技術開発がされてきて、いろいろなものが開発されてきているものがありますので、そういう部分を積極的に取り組んでいかれればいいかなと思いますので、これは要望としてお願いしたいと思います。 それから、2番目なんですが、この防災備品、先ほど部長からは、食料品とかそういう部分については、もう幸手市民にとっては100%のものができていると、そういう話をしております。この防災から考えたときに、実は先日、春日部市に勉強に行ってきたときに、あるものを私は見せていただいたんです。これ小さくて申しわけありませんが、これは防災用灯といいまして、1ミリリットルの水にこれをつけると、ずっと光っているんですね。これはもう既に介護施設なんかも使われているというお話を伺いました。 東日本大震災から5年がたち、当然企業もいろいろな形でいろいろな開発をされてきていると思うんですが、幸手市としてもそういうような開発されているもので何か説明を受けたことというのはございますでしょうか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 私どものほうも、直接メーカーの説明等は受けておりませんが、当然防災用品についてはカタログ等において情報は収集してございます。ご提案いただいたもの等についても、担当のほうでは把握していると聞いています。ただ、しかしながら、その対策についてまだまだ始まったばかりということで、それぞれのそういった非常用のランタンが非常に単価が現在高いということでございまして、私どものほうも検討してございますが、現時点で即幸手市において導入というところまでいっていないところです。
○議長(
手島幸成議員) 3番、
小林啓子議員。
◆3番(
小林啓子議員) 先ほども申し上げたように、地震というのは本当にいつ来るか分からない、そういう中で、本当にこれからもっともっと多分技術開発が進んで、いろいろな形で多分企業の方たちも市のほうへいろいろとご紹介とかがある。当然今部長がおっしゃったように、これは決して安いものではありませんし、予算もかかることですが、ただ市民の命のことを思うと、少しでも取り入られるものはぜひ研究をしていただいて、ぜひ取り入れていただくような方向でお願いしたいと思います。 この項目についてはこれで終わらせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 以上で、3番、
小林啓子議員の一般質問を終わります。 次に、5番、
本田謡子議員の発言を許可いたします。 まず1項目め、福祉避難所について、なお、質問席にてお願いいたします。 5番、
本田謡子議員。 〔5番
本田謡子議員 質問席〕
◆5番(
本田謡子議員) 皆さんこんにちは。5番、本田謡子です。 それでは、通告順に従い質問いたします。 まず、1項目め、福祉避難所についてです。 今年の4月、熊本地震後、福祉避難所を知らなく亡くなったという記事を目にしました。私も実はそのときにはよく分かっておりませんでした。そして、市から4月に配られたものなんですが、こちらのハザードマップのほうに、よく見てみますと、この中に福祉避難所というものが載っておりました。老人福祉センター、さくらの里、なのはなの里、その3つが載っておりました。 そこで、私もそのときには知らなかったので、皆さんはこの福祉避難所をご存じでいらっしゃいますか。内閣府の防災担当が今年の4月に出した福祉避難所の確保・運営ガイドラインというものの中にこの福祉避難所の定義というものが書かれておりますので、読ませていただきます。 福祉避難所とは。福祉避難所については、災害対策基本法施行令に、災害対策基本法による避難所の指定基準の一つとして以下のように規定されている。「主として高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者(以下この号において「要配慮者」という。)を滞在させることが想定されるものにあっては、要配慮者の円滑な利用の確保、要配慮者が相談し、又は助言その他の支援を受けることができる体制の設備その他の要配慮者の良好な生活環境の確保に資する事項について内閣府令で定める基準に適合するものであること。」これは、災害対策基本法施行令第20条の6第5号です。 そして、内閣府令で定める基準は次のとおりです。「高齢者、障害者、乳幼児その他の特に配慮を要する者の円滑な利用を確保するための措置が講じられていること。災害が発生した場合において要配慮者が相談し、又は助言その他の支援を受けることができる体制が整備されること。災害が発生した場合において主として要配慮者を滞在させるために必要な居室が可能な限り確保されること。」となっています。 簡単に申し上げれば、一般の避難所では生活が困難な高齢者や障がいを持った方々に対して特別な配慮をする避難所のことです。より多くの受け入れが目的の一般避難所は、小学校や公民館などが指定されることが多いですが、福祉避難所の場合は一定の基準があります。ケアなどを行う介助員の配置、10人に1人を目安としています。そして、ポータブルトイレなどの必要機材、そして手すりや仮設スロープによるバリアフリー化、こうした基準により、既存の設備を生かせる老人福祉施設や障がい者福祉施設などが使われるケースが多いようです。 幸手市では、なのはなの里、さくらの里、そして老人福祉センターの3カ所が指定されています。もし被災した場合、要介護や病気の有無にかかわらず、まずは最寄りの避難所へ行くことになります。これを1次避難所といいます。そして、そこから必要に応じて福祉避難所、つまり2次避難所へ移るという流れが一般的です。 前回の3月議会で、私の一般質問で避難所開設訓練の実施のお話をいただきましたが、災害弱者を最初に考えなければいけないと気づき、今回の質問をさせていただきます。 1つ目、福祉避難所の役割と市の選定理由及び現状をお伺いいたします。 2つ目、市民に認識されているかお伺いいたします。 3つ目、福祉避難所を必要とする方への周知方法をお伺いいたします。 4つ目、福祉避難所開設運営訓練に対し、市の考え方をお伺いいたします。 お願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) それでは、1項目め、福祉避難所についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の福祉避難所の役割と選定理由及び現状についてご答弁申し上げます。 福祉避難所とは、一般の指定避難所とは異なり、災害発生において高齢者や障がい者その他の特に配慮や支援が必要と判断される方のために、必要に応じて開設される二次的避難所でございまして、災害発生後にすぐに開設される避難所ではございません。 現在指定しております福祉避難所は、老人福祉センター、さくらの里、なのはなの里の3カ所です。選定理由については、主に高齢者を受け入れる施設といたしまして、畳敷きの大広間を備えて、空調設備や入浴施設の整っている老人福祉センターを選定いたしました。また、主に障がい者を受け入れる施設といたしまして、障がい者の介助支援体制の整っている障害者自立支援施設、さくらの里、なのはなの里を選定したものです。 現状といたしましては、設置運営マニュアルを作成し、各施設に配布、説明を行ったところです。 次に、2点目の市民に認識されているかについてご答弁申し上げます。 福祉避難所については、平成27年2月に指定したものでございまして、1点目で申し上げましたとおり、二次的避難所であることから、積極的には周知しておりませんでした。今年作成された地震ハザードマップや洪水ハザードマップに福祉避難所を記載させていただいておりますが、配布して間もないことから、まだ認識は低いものと考えております。 次に、3点目の福祉避難所を必要とする方への周知方法についてご答弁申し上げます。 福祉避難所の周知については、一般の指定避難所と異なり、二次的避難所であることから、福祉避難所の役割を明記して、今後作成されます防災関係の印刷物や広報紙、ホームページなどにも掲載し、周知を図ってまいります。 また、地域においては、民生委員を通じて、要配慮者やその家族に対して福祉避難所について周知をしていきたいと考えております。 4点目の福祉避難所開設運営訓練についてご答弁申し上げます。 現在、福祉避難所の開設運営訓練については実施しておりません。しかしながら、議員ご指摘のとおり、災害に備えての訓練の重要性も認識しているところです。福祉避難所の開設については、施設の職員及び災害対策班から派遣された職員による運営を行うため、関係職員による開設訓練を考えております。 今後においては、毎年実施しております職員災害時初動訓練に合わせて、福祉避難所開設訓練を実施したいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 福祉避難所を必要とする人たちの数というのは、把握なされていらっしゃいますでしょうか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) その関係ですと、避難行動要支援者ということでの範囲で私どものほうで把握しているところですが、今現在、手元に正確な数字がございませんので、確認しているところですので、お時間をいただければと思います。 失礼いたしました。先ほど申し上げました避難行動要支援者の方ということで私どもが把握している人数は4,428人です。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 4,428の方々がいて、その3カ所でどのぐらい賄えるとお思いでいらっしゃいますか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 先ほど申し上げました4,428人という数字については、避難行動の際の要支援ということですので、この方が全て福祉避難所へということではございませんので、現状では申し上げるのが難しいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 数字はなかなか出ないんだろうなとは思っておりました。何か熊本市の場合に、その福祉避難所では1,700人を考えて対策練っていたらしいんですが、使ったのはその中の多分1,000人ぐらいだったかと、700人、ごめんなさい、そこは定かではないんですが、つまりその場所すら知らなくて、そこにも行けないで、とても苦労した方たちがたくさんいたということで、本当に周知させておくのは大変なことなんだなとつくづく思いました。 そして、またこの福祉避難所ならではの備蓄というものが必要になってくると思うんですが、どんなものをまた備蓄してやっているのかお教えください。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 福祉避難所については、先ほど
健康福祉部長のほうからご答弁申し上げましたとおり、二次的避難場所ということですので、現状、通常時期において備蓄品というのは備えてございません。しかしながら、2次避難所として福祉避難所を開設した場合については、幸手市が備蓄している備品をそこへ搬入して対応するということになります。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) では、先ほどの中で、福祉避難所のところで市の職員たちの開設訓練というふうなお話があったかと思うんですが、その福祉避難所というのは、つまり普通の方々とは違いますから、医療関係の人たちは多分そこに入ってくると思うので、そういった医療関係の方々との連携というのはどういうふうになっているのか教えてください。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 福祉避難所に来られる方の支援をするということですので、介護の関係ですとかある程度の知識を持った、専門資格を持った方を、そういう方のボランティアを募って養成をしていくという形になると考えております。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) この方々たちは多分普通のボランティアの方たちが対応できるというものではなくて、その専門性のある人たちが必要になってくると思うんですが、そうすると、そういったところも市として提携していかないと、何かあったときにはその対応ができない、普通のボランティアは多分ほかの1次避難所では確かに必要ですが、またそこは違ってくると思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) まず、先ほど申し上げたなのはなの里、それからさくらの里については、その施設の職員が資格を持った職員ですので、その辺のことは対応できるということです。ただ、老人福祉センターについては、その施設の職員が対応するということですので、専門的な職員というのが必要な場合には、その持った方を募集するというような形で対応するということです。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 先ほどのこの内閣府の今年の4月に書いたガイドラインの中を見ますと、福祉避難所の対象となる者ということで書かれているんですが、福祉避難所の対象となる者として身体障がい者(視覚障がい者、聴覚障がい者、肢体不自由者等)、2番、知的障がい者、3番、精神障がい者、4番、高齢者、5番、人工呼吸器、酸素供給装置等を使用している在宅の難病患者、6番、妊産婦、乳幼児、病弱者、傷病者が考えられるとなっていまして、ボランティアでは全く賄えることはできないと思います。そのために、そういった関係と提携をして、何かのときには協力してもらうという体制は必要だと思います。そして、またもう一つなんですが、避難所の中に、今言いましたのは公的なところですが、民間のほうの協力も多分得なければいけないと思うんですが、民間のほうはどのようになっているかお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員)
本田謡子議員の一般質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩といたします。
△休憩 午後零時00分
△再開 午後1時00分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。 午前に引き続き、5番、
本田謡子議員の一般質問を続けます。 それでは、答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 福祉避難所の関係については、設置してまだ間もなくて、これからまだまだ環境といいますか、いろいろな体制整備をしていかなくちゃならないというところですが、そんな中のことでご答弁をさせていただきたいと思います。 先ほど、民間施設の受け入れについてはどういうことかということですが、それについても、民間施設でも受け入れをしていただけるように協定等を結んで、協力を今後仰いでいきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長、答弁。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 先ほど、答弁の中で福祉避難所の備蓄品ということで私のほうからお答えさせていただいたのは、食料品とか生活必需品については、あくまで2次避難所ということで備蓄していないということでご答弁申し上げましたが、福祉避難所として必要な備品については備えてあるということで、それについて
健康福祉部長のほうから答弁を追加でさせていただきます。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 福祉避難所において主な必要な備品について、この備品については、福祉避難所に設置しているものではございませんで、ウェルス幸手のほうに一括して備品をしてございます。内容については、簡易ベッドが10台、パーティションが20脚、つえが5本、車椅子が10台、携帯用酸素ボンベが5本、ミルサーが2台、吸引器が2台、補聴器が3台、ストーマ用装具が1つ、胃ろう用注入セット1つ、使い捨てシーツ、枚数は120連と書いてございますね、それから尿とりパッドなどです。これらを開設した場所に備品を持っていくということで、備蓄をウェルス幸手のほうにしているということです。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) ご答弁ありがとうございました。 1つお伺いしたいことがありまして、この内閣府の防災担当から出ています福祉避難所の確保・運営ガイドラインというのは、こちらの市のほうには来ているかと思うんですが、すみません、そこに書かれているものなんですが、物資・器材の確保ということでありまして、読み上げさせていただきます。市町村は、施設管理者と連携し、福祉避難所における必要な物資・器材の備蓄を図る。その中で、物資・器材の例として介護用品、衛生用品、飲料水、要配慮者に適した食料、毛布、タオル、下着、衣類、電池、携帯トイレ(主として洋式便器で使用できるもの)、またベッド、担架、パーティション、車椅子、歩行器、歩行補助つえ、補聴器、収尿器、ストーマ用装具、気管孔エプロン、酸素ボンベ等の補装具や日常生活用具等となっていて、ここにもちゃんとこれは福祉避難所に備蓄を図ると通達が来ていると思うんですが、これから先どういうふうにお考えになっているか教えていただきたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 備蓄品については、まだまだ不足なものがございますが、充実した際には各設置避難所にも置いていければと考えてございますが、現時点では数がそろっていませんので、まとめて備蓄して、都度都度持っていくということで考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 今の話は違っているかなと思うんですが、ほかのところから持ってくるという話をなさったと思うんですが、通達ではその福祉避難所にそれをちゃんと備蓄するということを通達しておりますので、足りないものではなくて、全くそこではそういうものが多分ほぼないですから、なるべく早くやっていただきたいと思うんですが、それについて、まあもちろん先、目標としていつごろまでにはやっていただけるのかお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) ガイドラインには、必要な器材について置くようにということになってございますが、その次のページにもありますように、避難所として指定した施設には、あらかじめ応急的に必要と考えられる食料、飲料水、生活必需品等を備蓄しておくことが望ましいこと、こういうような通知も来てございますので、当面はこれの備蓄対応ということになりますが、時期的なものはなかなか申し上げられませんが、早いうちに、そろえられ次第、設置をしていきたいと考えています。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 本当にいつそういった災害が起きるか分からない、そしてその災害弱者はとても切実な思いになると思います。この町で元気な人は自力でまずはという話になりますが、そこら辺でいろいろな人の手を借りなければいけない人たちが出てきます。その中で、最初からの話でまた幾つか出ているんですが、支援が必要な方々がいると思うんですが、その方たちのリストは前、多分調査をなさったかと思うんですが、その後その方たちに対して、人数的なものがもし分かればお知らせいただきたいのと、またその方たちに対してどういうふうにしていくかということは話し合われているのかお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 先ほどもお答えいたしましたが、リストで私どもが把握している人数は4,428人でございまして、この人数については若干重複してございます。今ご質問いただいておりますが、私ども名簿は備えておりますが、毎年更新はしているところですが、現在、確かに把握が甘い状況ですので、それについて内容の精査は必要であると痛感しております。しかしながら、その中身ですが、身体障がい者の方のうち1級、2級の方、知的障がい者のうちマルA、Aの方、精神障がい者のうち福祉手帳の1級の方、75歳以上のひとり暮らしの方、または75歳以上の方のみの世帯、介護保険で要介護3から5の認定を受けた方という方々をリストアップしてございまして、大変まだ完璧な名簿ではないと申し上げたのは、それぞれの要件でそれぞれで抽出した人数ですので、先ほど申し上げました4,428人は重複しているということです。これについては、75歳の方でひとり住まいの方でも自力で避難できる方もいますし、本当に支援が必要かどうかということについては、精査は私どもも必要だと思っておりますので、ただ計画で掲げた名簿ではなくて、本当に必要なものについては精査は今後していきたい、このように考えております。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) 先ほど
健康福祉部長から、さくらの里となのはなの里で資格を持った職員がいるということで答弁がなされたかと思うんですが、そのときの資格というのはどの資格をおっしゃっているのか、お知らせください。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) なのはなの里とさくらの里の職員の資格ですが、ヘルパーの資格と教職員の資格ということです。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) ヘルパーと教職員であれば、いろいろな方がここに来る場合に、対応するにはこの方たちだけでは無理なことは重々お分かりいただいているかと思います。ですから、そういった医療関係のほうの方たちともしっかりと支援を結んでいかないと、これから大変な話になると思います。これからね、少しずつやっていかれるんですが、少しずつだと途中で何か起こる場合もありますから、なるべく早くそのことは、もうこうなりましたと堂々と説明していただけますように私は望んでおりますので、すみませんが、しっかりとやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、2項目めの子どもの貧困と「こども食堂」について発言を許可いたします。 5番、
本田謡子議員。 〔5番
本田謡子議員 質問席〕
◆5番(
本田謡子議員) では、2項目めにまいります。 子どもの貧困と「こども食堂」についてです。 このごろ、新聞、テレビなどいろいろなメディアで子どもの貧困が取り上げられています。6人に1人の子どもが貧困状態であると言われています。この物差しは相対的貧困と言って、社会の標準な所得の半分以下の所得しかない世帯で、例えば2人世帯、親1人、子1人世帯の場合、年間177万円以下の世帯、そして4人世帯であれば、両親と子ども2人として、その世帯で年間244万円以下の世帯です。そんな中、夕食を1人で食べている子どもが意外に多いことから、今、全国各地で誕生しているのがこども食堂です。 いろいろな新聞とかに載っていまして、本当にこども食堂が首都圏に続々できてきたという記事だったり、また埼玉版にも、和光市のほうで「こども食堂 親も見守る」ということで、こういった場をつくっている、川口市でも「みんなで食堂 輪つなぐ」という記事が出ていました。本当にいろいろなところで出ています。 今、経済的に厳しかったり、ひとり親で食事の支度がままならなかったりと、さまざまな事情を抱えた子どもらに無料や低価格で食事を提供する場所です。育ち盛りの子どもに十分な栄養をとってもらうとともに、大人数で食卓を囲む楽しさを知ってもらう狙いもあります。私は、この場所に子どもたちの居場所だったりコミュニケーションの場があると思います。 そこで、1つ目、現在、子どもの貧困率は、国と比べてどうなのかお尋ねいたします。 そして2つ目、子どもの貧困に対する市の施策をお伺いいたします。 そして3つ目、「こども食堂」をご存じか、お伺いいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 質問漏れ。 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) すみません、抜けておりましたので、4つ目ですね。 公的施設を使ったコミュニティーの場や、居場所としての役割も含めた幸手市独自の「こども食堂」の検討について、考えなどはないのかお伺いいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) それでは、2項目めの子どもの貧困と「こども食堂」についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の現在の子どもの貧困率は、国と比べてどうなのかについてご答弁申し上げます。 国のデータで申し上げますと、子どもの貧困率については、平成24年で16.3%となっており、平成12年時の14.5%と比べますと1.8ポイント高くなっております。このデータは、厚生労働省で実施した国民生活基礎調査によるもので、17歳以下の子ども全体に占める平均所得半分以下の世帯に属する子どもの数の割合をあらわしたものでございまして、県や市町村レベルのデータとはなってございません。このため、幸手市の貧困率のデータは持っていないことから、国と比較することがなかなかできないものです。 なお、子どもの貧困を考えたときに、貧困の目安となるようなものとして、幸手市の公立の小・中学校に通う児童生徒で経済的理由から就学費用を負担できない者に、給食費、学用品費、修学旅行費などを援助する制度として就学援助制度がございます。この制度について、小・中学校の生徒児童数に対して就学援助費を支給している制度児童数とその割合の過去のデータがありますので、その推移を少し申し上げたいと思います。 平成24年度では、3,648人の生徒児童数に対しまして621人の方が支給を受けてございまして、17.02%、平成25年度では3,607人中641人で17.77%、平成26年度では3,569人中679人で19.02%となっており、就学援助制度利用者が増加傾向にあることから、幸手市においても貧困家庭に育っている子どもは増加しているものと認識してございます。 2点目の子どもの貧困に対する市の施策についてご答弁申し上げます。 幸手市における子どもの貧困に対する支援策といたしましては、平成27年4月1日から生活困窮者自立支援法が施行されたことにより、生活保護世帯と生活困窮世帯の中学生と高校生を対象として、子どもの学習支援事業を昨年の4月からNPO法人に委託して実施しております。 具体的な業務内容については、毎週1回程度、ウェルス幸手の会議室を使用しまして、教育専門員、これは教員のOBの方にお願いしてございますが、教育専門員による子どもへの学習支援を行っています。また、教育支援員による進路相談、高校中退防止のための支援のほか、家庭訪問を行うことにより子どもの生活状況の確認や、親への支援として子どもの養育に必要な知識や進学に必要な公的支援の情報提供を定期的に行っております。 次に、3点目の「こども食堂」をご存じかについてご答弁申し上げます。 こども食堂とは、ひとり親世帯や共働き世帯などを理由に、バランスのよい食事を食べられなかったり1人でご飯を食べている子どもたちを対象に、複数人で楽しく温かいご飯を食べて安心して過ごせる場所がこども食堂と認識してございます。 なお、最近の県内の事例では、所沢市において、社会福祉協議会が中心となりまして、一軒家の民家を開放し、民生委員によるボランティア活動で月に2回程度運営されていると聞いております。 次に、4点目の公的施設を使ったコミュニティーの場や居場所としての役割も含めた幸手市独自のこども食堂の検討についての考えなどはないのかということについてご答弁申し上げます。 ご提案の幸手市独自のこども食堂については、先進事例などの情報収集に努めまして、有効性やニーズなども含めて検討していきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) ありがとうございます。 検討をしますという、またご挨拶のようなお答えをいただいたんですが、学習面とかといったところではいろいろと本当にサポートしていると私も思っております。 日々の生活って、子どもが育っていく中で、多分、私の考えなんですが、ひとり親家庭が増えていて、そこの中でお母さん、お父さんなりその方たち、親が仕事をしていると、夕飯の支度が間に合わなかったり、子どもは家で1人で食べたり食べなかったりという状況も出てきたりとか、そういったことが生じてきているんだと思うんです。みんなで子どもを育てるためにということを考えると、少しでもいろいろな人たちがかかわって、もう少し家に閉じこもっていないで、どこかに居場所が見つかったらいいなと思っております。 こども食堂、各地、首都圏を中心にどんどん広がってはいるんですが、主催はNPOだったり市民団体という民間の取り組みですから、私がここであえて市の考えを伺うというのは、そのことについて少しでも多分協力が必要になってくるときが来ると思うので、ある程度ご理解いただけたらということで、あえてこの問題を出したんですが、その中でも地区の民生委員さんとか児童委員さん、皆様のお力が必要になってくると思います。私が思う幸手市版こども食堂というのは、本当に子どもの貧困の救済もありますが、子どもたちの輪づくり、そしてその親たちの輪づくり、そこにまた地域の輪づくりの場を考えて、食を通して子どもたちが、そして親たちが会話する、相談もあるかもしれません。また、そこにひとり暮らしの高齢者の方も参加してお話しできますよ、そんな場ができたらいいなと思っているんです。それはこの間の公民館の話からもつながってくるんですが、せっかく地域に公民館があるということで、地域に根差したそういった活動の輪づくりというが必要になってきて、母子家庭のお子さんだったりする子どもたちも、そこに行ったら近所のおじいちゃんやおばあちゃんがいて、名前も覚えてくれて話ができる場があったらとてもすばらしいなと思っております。 このことに対しては、本当にこれから幸手市でできればいいなと私は思っておりますが、そこに市の協力ということが必要になってきますので、ぜひそこを市の支援ということで、もしそういうものが立ち上がるんであれば、どういった支援をしていただけるか、まあ多分その場所の公民館を貸していただくような形になりますから、十分それも支援の一つなんですが、どんなものがあるのかお聞かせいただければありがたいです。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 議員のおっしゃるとおり、市民の方のグループでそういった活動をされるような場合には、市としてもある程度協力、支援をしていきたいと考えてございまして、会場の提供というんでしょうかね、そういったことも一つの支援だと思いますので、あるいは情報の提供ですとか、活動する上での必要な必需品みたいな、そんなものも支援できればいいのかなとは考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 5番、
本田謡子議員。
◆5番(
本田謡子議員) ご答弁ありがとうございます。 子どもたちにとって安心して生きられる、いる場所があるということはとても大切なことですので、そんな中で公的な場所が使えて、またそこでいろいろな輪ができて、お年寄りにも、年齢関係なく、そこに行ったらずっとみんなで食事しながら楽しい話ができて、落ちついてくる子どもたちもたくさんいると思います。ぜひそんな中で、もしそういうものが動き始めたとすれば、ぜひご協力いただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 以上で、5番、
本田謡子議員の一般質問を終わります。 次に、11番、藤沼貢議員の発言を許可いたします。 1項目めの幸手駅西口開設と駅舎及び自由通路の整備について、なお、質問席にてお願いいたします。 11番、藤沼貢議員。 〔11番 藤沼 貢議員 質問席〕
◆11番(藤沼貢議員) 11番、藤沼貢です。 許可をいただきましたので、通告をいたしました幸手駅西口の開設と駅舎及び自由通路の整備について、2点ほど質問をさせていただきます。 幸手駅西口の開設と自由通路の整備についてですが、このことについては、国の社会資本整備総合交付金の交付率に端を発して、財源の問題等を含めていろいろな議論があります。まあ当然のことだと思います。 去る5月25日の議員全員協議会において、財源や事業の進め方などについて市長より考え方が示されました。その内容は、国の交付金の水準が下がったことについては、一般単独事業債という新たな起債、そして基金を取り崩すなどで対応するということ、事業の進め方については重点プロジェクト全体での見直しはあるが、西口の開設や駅舎整備については大きく変わっていないとの説明であったかと思います。 国の交付金の水準が社会情勢により大きく減少してしまう中で、新たな起債での対応など、その内容については私もおおむね理解をしたところですが、先日の市長の説明を踏まえて、1点目の国庫補助金と市の財政計画、特に財政計画について、さらに2点目の今後の取り組みについて、考え方を市長にお伺いするものです。 細かい数字については行政側がいろいろと示しておりまして、その内容の議論については非常に難しい議論になると私は思っております。なかなかにして合う人、合わない人、いろいろだと思いますが、数字ですから正しい答えは1つしかないと。足し算と引き算、そして、まああっても掛け算と割り算ぐらいのことでの数字ですから、そんなにこれで考え方が違うというのはないのかなと思いますが、基本的なことについてまず市長にお尋ねをいたしたいと存じます。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) それでは、藤沼貢議員の質問について、順次答弁させていただきます。 まず、1点目の国庫支出金と財政計画については、さきの議員全員協議会にお示しさせていただいたとおり、今後、社会資本整備総合交付金が今年度と同水準で推移すると見込み、駅橋上化及び自由通路の整備については、予定どおりに平成30年度の完成を目指して実施していくほか、平成31年度以降の西口地区土地区画整理事業の事業費を見直すことなどにより、平成35年度までの財政収支を試算させてもらいました。この結果についてはご承知のことと思いますが、平成29年度から平成31年度まで基金を取り崩さないと、収支において不足が生じるものの、平成32年度以降は、事業費の見直しの結果、収支が成り立つこととなってございます。 しかしながら、これは試算上の話でありますことから、国などの状況、財政規律の確保に十分注意して重点プロジェクトを行い、市民の皆さんの生活に影響がないようにしていくことが市長である私の責務であるとともに、必要な事業を必要なタイミングで果敢に実施していくことも私の責務と考えております。よろしくご理解賜りたいと存じます。 続きまして、2点目の今後の取り組みについて答弁申し上げます。 初めに、橋上駅舎及び自由通路の整備については、駅西口区画整理とともに総合振興計画などの上位計画に位置づけられており、近々に取り組まなければならない事業です。鉄道による都市の分断を解消し、市民の利便性、安全性を向上させるとともに、地域の活力を創出するために必要なものと考えており、現行計画どおりに平成31年3月の完成を目標に事業を進めていきたいと考えております。 次に、幸手駅西口の開設ですが、平成31年3月の自由通路及び橋上駅舎の完成時期にあわせ、駅西口へのアクセスを確保し、その交通を円滑に処理するために、西口土地区画整理事業により西口駅前広場と西口停車場線の一部、その道路と県道幸手・久喜線を結ぶ幅員9メートルの区画道路の整備を予定しています。 こうした今後の取り組みについては、少しでも有利な補助金を導入するように、これまで以上に社会情勢や国庫補助制度の動向等を注視し、財源の見通しも含め丁寧に説明し、議会のご理解をいただきながら進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 市長のほうから答弁をいただきました。若干私のほうでこれから再質問させていただくんですが、復習にもなるかと思うんですが、その分は分かりやすくするためにお許しをいただきたいと存じますが、答弁の中で、財政計画として、重点プロジェクトを進めていく上では、前から私が指摘をしてきておりますが、財政規律の確保、これは十分気をつけていただきたいということは、前からの議会の中でも財政についてはお願いをしてまいりました。 今後の取り組みについては、駅舎、自由通路の整備とあわせて、西口駅前広場や西口西口停車場線の一部、区画道路などは土地区画整理事業で整備していくとの答弁だったわけです。今後、重点プロジェクトを進める中で、駅舎や自由通路、西口開設が平成31年3月の完成目標という点では以前と変わらず、市長の強い決意を感じ取れたわけですが、財源手当に関しては、国の交付金の減額により一般単独事業債の導入など大きな変更があったわけです。これに関しては、事業の見直しなどの声も一部あるようですが、私は一定の条件のもと、市の将来発展のため、そして今進行しつつある人口減少への措置、また幸手市の将来への夢の実現、これはもうこの区画整理事業、長年の幸手市の懸案です。私が知る中でも、町長、市長が恐らく5名手がけてきたのかなと思いますが、長い間の懸案ですので、これらを進めていかなければならないというその時期のタイミング、この辺はきちっと捉えてやっていくということが必要であろうと思っております。 そこでお聞きをいたしますが、財政規律の確保という観点から、さきに示された財政収支の予測の中で、実質公債費比率は平成38年のピーク時で6.8%と予測をしていますね。その状況下で、私が聞きたいのは5つの財政比率ですが、1つは財政健全化に関する比率のうち、将来負担比率はどのように予測されていますかをお伺いをいたします。つまり、実質赤字比率、これが1つです。2つ目に連結実質赤字比率、次に実質公債費比率、将来負担比率、資金不足比率、これらについてもし今答えられれば、これは総務部長で結構ですが、お答えいただきたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 再質問に答弁願います。 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) それでは、私のほうからお答えさせていただきます。 今議員おっしゃいましたように、国のほうで求められております地方公共団体の財政の健全化に関する比率というものがございまして、今議員おっしゃいましたように、実質赤字比率から資金不足比率までということで、企業会計等も含めまして幾つかの比率がございます。その中で、毎年公表させていただいてございますが、その中で幸手市では赤字関係の比率と資金不足の関係の比率は数値的には発生してございませんので、数値といたしますと、実質公債費比率と将来負担比率ということで毎年提示させていただいております。 今回の財政収支予測の中でも、赤字関係と資金不足関係については発生しないものと認識してございまして、実質公債費比率については、先日の議員全員協議会の中でも申し上げましたが、平成38年に6.8%をピークとして、その後は下がっていくだろうということでのシミュレーションをさせていただいたところです。 この6.8と申しますのは、早期健全化基準と申しまして、この数字を超えると危険だよというラインがございます。これは実質公債費比率におきますと、幸手市の場合は25という数字でございまして、その25に対して6.8という数字ですので、まだ余裕があるということでございました。 同じように将来負担比率については、その危険ラインと言われる早期健全化基準を350としてございます。そのような中で、シミュレーション上で見てまいりますと、平成33年度に80%を超えることが予測されますが、350に対する80ということですので、これについても、数値のぶれがあったとしても、大きく危険ラインに迫るということはないと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) そうなりますと、財政規律の堅持というんですか、それはきちっと守ってほしいということを今まで言ってきた中で、今の総務部長の答えですと、もう極めて危険性はないと理解をできるわけですね。まあ確認で申しわけないですが、それで間違いないですか。危険性は、財政危機はないという理解でいいか悪いかです。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) 先ほどの市長からの答弁にもございましたように、平成29年から平成31年までは、通常の歳入歳出の中では不足が生じて基金の投入もあるわけですが、平成32年度以降は収支の予測上ではプラスに転じていると。さらに、この財政指標の予測に関しましても、先ほど申し上げましたように6.8と80ということですので、この中からは危険ということは見受けられないと感じてございます。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) まあそういうことですと、少し胸がなぜられるわけですが、先般、議会報告会を行いました。その中で出席されたお客さんの方、女性の方ですが、非常に幸手市の財政を憂えておりました。その方が、ゆうべ寝ずにいろいろと考えてきたんで、これからお話ししますから聞いてくださいという前置きの中で、財政的に非常に危機的状況で、幸手市は財政破綻なんだろうなと。行く末は夕張市のようになっちゃうというような話もありました。これは非常に市民にとって不幸な話でね、そういう心配を市民が、納税者が日々持ちながらいるというこの現実は、大変市民にとって不幸な話なんですね。そこまで奥さん方が思い詰めて幸手市の財政を憂えているというこのことは、本来あってはいけないことだと思うんです。 今、総務部長の財政支出の話を聞きますと、そういう危機的状況ではないということなんで、私もそう思っているんですよ。市の職員の中でね、財政破綻してもいいから何でも事業をしてしまう職員は私はいないなと。私もかつてこちらにおりました。そのときに、一度もそういう財政破綻を予測しながら事業を展開したことは、私もありませんでした。そういう命令も出なかった。したがって、そういう中での財政運営が行われている中で、納税者が夕張市のような町になっちゃうんじゃないですかということを心配しながらいるという現実、これは市民にとって非常に不幸なことだと私は思うんですね。したがって、そういう部分については、もう少し市のほうからもその辺のところを何とかうまい手段で市民に発してもらいたいなと希望いたしますが、総務部長、その辺の今お話しした議会報告会であった話の内容について今お話し申し上げましたが、何か感ずるものがあれば。いかがですか。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) まず、幸手市の状況と申しますと、先ほど申し上げたということですが、今、議員のほうから夕張市というお話がございましたので、当時、夕張市のほうで財政再建団体に指定されていろいろ騒ぎになりまして、いろいろメディア等で取り上げられ、議員の皆様もご存じかと思いますが、夕張市があのようになってしまったことは、幸手市のように例えば税収が落ち込んだ、あるいは大きな事業をやったということのしっぺ返しということではなく、夕張市があのようになったのはそれなりの理由というのがございます。 ちょっと申し上げますと、当時炭鉱の町として栄えたわけですが、石炭が石油にかわって炭鉱がどんどんなくなっていく中で、炭鉱で栄えた町ということでいろいろな民間の施設があったわけですが、それを市が当時炭鉱がなくなったことによって全部買い取ったということでございまして、一時は、予算でいきますと30億円、40億円のレベルの市が、580億円ものそういった施設を買い取るということも行ったようでございました。そのような中で、市としますと、当然再建ということで、炭鉱から観光へということで、ご存じのようにいろいろな観光施設の建設等を行ったようです。それらについても当然資金が必要ですので、起債とかということに当たるわけですが、北海道ですね、道のほうからはなかなか財源的に厳しいということで起債の許可はおりなかったようです。それがおりなかったんですが、当時の執行部のほうでは何とか事業をしたいということで、それを例えば土地開発公社に先に買わせて、それを後から返済するというような、本来あってはならないような手法をしたとか、あるいは予算が不足した場合は事業ができないんですが、その予算の不足を一時借入金で賄うというような違法な行為をした結果があのようになったということですので、一般的に税収の落ち込みですとか大規模等の事業を進めたということからそこにいくということはございませんで、市のほうについては、先ほど申し上げました財政予測がシミュレーションされてございますことから、これをもって夕張市のようになるということはまずあり得ないことですので、その辺は十分にご理解をいただきたいと存じます。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) まあ理解はしているつもりです。確かに総務部長のおっしゃるとおり、夕張市というのはいわゆる特殊な町というか、炭鉱で財政を潤してきた町ですから、炭鉱が閉山することによってそこで労働者が激減した、当然歳入の部分が落ち込むというのも当然です。施設がそのように抱え切れなくなるというのも現実の問題であったわけでありまして、ただ問題は、先ほど申し上げましたように、どこから出た話か分かりませんが、市民がそういったいわばあり得ない情報の中で非常に心を痛めるというんですか、ご苦労というんですか、市の財政を心配するということについては、本当はあってはならないことだと私は思っていますので、いろいろな機会を捉えて、そこでそういう質疑があるということは、そういう話が結構外に、市民の中に伝わっているのかなという気がするんですよ。その人だけではないなと。そういうこともあって、機会を捉えて、財政破綻とかそういうことではなく、健全財政を堅持しながらやっているんだというふうな話をお伝えできるように、何かの機会を捉えてお願いをしたいと思います。 平成30年度は、重点プロジェクトの事業で12億円を超える一般財源を必要とし、基金も8億円以上取り崩すことになっております。市民生活への影響はゼロとは言えないと思いますが、どのような予測となるかをお尋ねいたしたいと存じます。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) 財政収支予測にもお示ししましたように、平成29年度から平成31年度については不足が見込まれるため、基金の投入をするということでご説明申し上げました。そういうことですので、議員おっしゃいますように、影響がゼロかということであれば、確かにゼロということはないかと思いますが、大きな市民への影響が出ないよう、当然それについては考慮した上での財政シミュレーションプラス今後の財政運営を行ってまいりたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 了解いたしました。 さきの市長の説明、まあ今も答弁の中でありましたように、市の玄関口である駅舎整備は、産業団地の整備とともに市を元気にするというエンジンになるというような、市長の先般の議員全員協議会の中での説明がありました。これは偶然だと思いますが、ゆうべというかきのう、安倍首相のデフレ脱却の3本の矢の話で、同じことを安倍さんも言っていましたね。エンジンをさらにパワーアップして、さらに景気対策を講じていくんだというようなことを言っていましたが、市長のほうが先にこのエンジンというのを使ったんで、まあよかったなと思っていますが、逆だったら市長が安倍さんのパクったと言われちゃうんでね、それはまあよかったなと思います。 そのように、いろいろなやり方の中で対策は講じていかなきゃなりませんが、産業団地については既に進出企業の社屋建設が始まっておりますが、年間どの程度の市税収入を予測し、今後の財政収支予測に見込んでおるかをお尋ねいたします。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 先日の議員全員協議会においてお示ししました財政収支予測の中では、この税収に関しましては見込んでございませんという説明をさせていただきました。それは、税収も当然上がるんですが、最初の3年間については、固定資産税等についてはその同額を補助するという条例をつくってございますので、その辺もあったことからあのシミュレーションには見込んでおりませんでしたが、どのような税額を見込んでいるかということですが、さきの平成27年6月議会において同様な質問がありまして、建設経済部長のほうから、固定資産税の土地家屋償却等あるわけですが、土地に関して言うと2億円ぐらいは見込まれるんじゃないかというお話しをさせていただいたところでございました。同様に、当然その上の建物とか、事業によっては償却資産ということで、大規模な事業所になりますとそれなりの金額になるわけですが、これについては物ができてみないと分かりませんので、土地に関して申し上げますとそのような2億円ぐらいは見込めるということですので、当然その上物についてはそれプラスアルファということで期待しているところです。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 2億円程度ということで理解をいたしました。了解いたしました。 今回配付された財政収支の予測の基準年は、平成26年度決算と平成27年度の決算見込みを聞いておりますが、経済情勢などにより財政環境は大きく変わるものと思いますが、今後どのように見直しをしていくのか、例えば総合振興計画の実施計画のように毎年度見直すのかどうなのかをお尋ねいたします。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) この財政収支予測については、前回が平成27年2月にお示しして、今回、平成28年5月ということでございましたが、これについては当然国等の経済状況、あるいは市の財政状況、あるいは事業費等が大きく変わるようであれば当然見直しをかけてお示しする必要があると考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 経済状況等によっては当然見直しはしていかなきゃならないという話だと思います。私もそう思うんです。この重点プロジェクトと呼んでいますが、幸手市で何十億円というような事業の展開をする場合は、相当他から繰り入れるというか、交付されるお金も当てにしなきゃなりませんので、それは相手の都合で決まります。そういったことになれば、今回のようにまた見込んだ額がそのとおりいかないというようなことも起きてくるわけなんで、それは当然見直しをしたりなんかしていかなきゃならないと思うんですが、大きな事業では、今までもそうだと思うんですが、見直しもある程度容認できるような体制がないと、きっちりようかんを切ったように毎年毎年計画どおりいかないのが財政運営ですよね。それは大幅な変更というのは困りますが、好まざるにかかわらず、他の影響で財政に影響が起きたということになれば、当然見直し等も必要になってくるとも理解していますので、そこについては了解をいたしました。 次に、今回の重点プロジェクト事業は、駅舎の整備と駅西口の開発に重点が置かれていますが、私は事業効果という点で、この事業はいわゆる駅を中心とした都市計画ですから、計画的な都市計画、これを実行する意味では、3点をセットにした事業実施ができるのであれば、これが最善であると考えております。我々は政治の中で、政治は決め事と言いますが、その決めることは最善の選択でなければなりません。それがどうしても不可能な場合には次善の選択と、決め事というのは大体そんなふうに表現されております。 そのような中で、西口区画整理の根幹部分であります駅前広場、西口停車場線、これの一部と県道幸手・久喜線への接続道路は、自由通路、駅舎と同じ平成31年3月の完成の予定になっております。計画ではその後の進め方が若干ペースダウンとなっておりますが、ここはこのペースダウンについてはどうなんでしょうかね。事業の流れの中ではある程度理解はつくんですが、その後において多少、先ほど見直しの話も出ましたが、西口にかかる今回のプロジェクトの財政シミュレーション、がたんと落ちているんですね。その辺のことに関してある程度、今、腹づもりが、財政の許容範囲の中では、場合によってはまたその見直しの中で盛られてくるということもあるのかどうか、その辺をお尋ねをしたいわけですが、そのことに関して、駅舎等の整備後もさまざまな行政需要があると思っているんですね。この議会の中でも、いろいろな議員からあれを要望、これを要望、提言があります。これは当然の話です。それらをどのように整理して政策に生かすかどうかという非常に難しい選択に行政側も対応を迫られると思うんです。それをやらないと、何でもいいですよいいですよと市長が受けちゃうと、それこそさっきの議論の中にあったように、財政の心配が出てきちゃう可能性もありますから、要望は要望としてあるんですが、その中で必要なものというものを優先順位をつけながら、実施に向けて政策に生かすものについては生かしていく、そうでないものは少し待っていただくとかというようなものをやっていかないと、なかなかにして健全財政は難しいのかなと思うんですね。 そこらでどうなんでしょうか、西口の区画整理事業の平成31年度、平成32年度以降ですね、ペースダウンが予算上は見受けられますが、その辺の見直しについてというのは、数字を落とすんじゃなくて上げる方向ですよ、その辺については、これは市長、どうですか。可能性としては、市長の考えはいかがでしょうか。
○議長(
手島幸成議員) 市長、答弁願います。
◎市長(渡辺邦夫) 平成29年、平成30年、平成31年の、一応橋上駅舎を先に第一義ということで、その後はどうなんだということでね。私としてみれば、駅舎を整備して西口を開けるというのが第1の目標達成でありまして、区画整理事業の早期完成が次の目標になります。ですから、私といたしましては、そのときの経済とか財政状況が許されれば、より一層の財源の投入も考えていくと考えておりますので、ご理解願います。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 先ほども申し上げましたように、本当に長い間の懸案事項で、市が育ててきた西口の区画整理です。私も現職でいるころ担当をいたしました。しかし、そのときそのときの市の財政状況の中で、やるんだが、この間は要するに進めないよという、それも1年、2年の間じゃなくて、私がいたときは恐らく8年ぐらい足踏み状態であったかと思います。そのときにも関係者にもお願いいたしましたが、藤沼、何やっているんだと怒られました。それだったら、ここの協議会もう解散しろというようなことも言われましたが、しかし市としてはぜひそこは区画整理で何とかやりたいと。したがって、今それをここで白紙に戻したら二度と立ち上がれなくなる。そういうことで、皆さんのつくっている協議会はぜひそのまま残し、そしてまた皆さんのよりよい都市計画を進めるために、勉強会等については参加していただいて、いずれ立ち上がるときのためにご尽力いただきたいというお願いの中で、恐らく8年間足踏みであったと思います。これもこのような大きな事業をやるのには、場合によってはやむを得ないことなのかなと思いますが、地権者はそうも言っていられないんですね。亡くなれば相続等も発生しますから、また地権者がややこしくなっちゃうということもありますので、地権者の心配もそのように最悪の事態ですね、あるわけですから、その辺はひとつ市長、今答弁いただきましたが、できる限りのご配慮をいただければいいのかなとも思います。 この西口区画整理事業、そして自由通路、これらの一体化した開発というのは、私は駅から発せられているんだと思っています。これはいわゆる先ほど申し上げたように都市計画ですね。都市計画というのは、基本的に鉄道と道路から始まります。鉄道もない、道路もないところに例えば区画整理なんていうのは余り起きてこない。逆に言えば、失敗する可能性は高いです。したがって、幸手市の駅舎の場合には、もう既に駅がありますから、そこが幸手市の一番難しいところです。極論を言う方は、駅は乗れればいいんだという人ももちろんいるわけで、そういった中で、しかしこの総合的な3点セットの事業を、将来に禍根を残さないような事業展開をどのように最善の選択の中で都市計画を進めるかというのは、これは本当に行政も真剣に考えていかなきゃならないし、我々も当然です。限られた財政の中であるわけですから、いいものがいいといったって、そんなお金が使えるわけじゃないので、そこらは非常に厳しい事業展開があるわけですが、今市長にお尋ねした平成31年からですか、ダウンしたことということに触れてお聞きをしますが、予算の作成について、私がここにいたころは、それぞれの担当課から1年間、来年度どんなことをやるかということを各担当者が出してきて、課長なり部長がそれらをよくミーティングしながら、これらをじゃやっていこう、どうする、これはもう少し待ってもらおうという選択の中である程度事業費をはじき出して、そういうものをもとに、我が課はこれとこれとこれをやるんで何億円必要ですというふうな要望をしていったわけですね。それの考え方からしたら、今回のこの西口区画整理事業の財政シミュレーションは、同じような担当課から上がってきた事業をどのように展開するかという、できる状況か、区画整理をどのようにやっていくかというその状況の中で、どこかがそれを設計し、それをもとにして根拠のある数字が出てきたのがこれなのかなと私は思っているんですよ。ですから、原課から上がってきたのであれば、当然そこには根拠がある。それで、最終的には市長が決めるわけですから。でも、この種の事業は、市長にはなかなかその事業の全体が分かんないし、そこで幾らかかるなんて市長に分かるわけないんで、当然原課がコンサルか何かと協議した中で、ある素案設計のもとにした金額で、ここからここまでのエリアで平成31年は区画整理をやっていこうと、いろいろな配慮をした中で計画したのができて、それに係る事業費がこれですよと。それが予算になったのが、いわゆる前年度と比べてがたっと落っこったということにもなるのかなと思うんですが、その辺いかがでしょう。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) それでは、今回の重点プロジェクトでお示しをさせていただきました区画整理の進捗の考え方について、私のほうからご答弁申し上げます。 まず今回、先ほど来、議員からもありがたいご指摘をいただきましたが、まず最大の事業効果を得るために、駅と自由通路とあわせまして駅西口を開設するということでございました。それについては、区画整理の手法によりまして、西口の駅前広場と西口の停車場線の一部、あとこれが県道幸手・久喜線に結ぶ9メートルの区画道路をつくりまして、交通をきちんと処理した上でということになりますので、それが大前提となります。まず平成31年までについては、それに伴って事業費をつぎ込みまして、宅地の造成ですとか移転ですとか、補償を行います。これが平成31年3月に開設をするまでの段取りです。 そういたしますと、当然私どもが考えましたのは、区画整理で事業を実施しておりますので、当然その平成31年までの間にいろいろ、すぐ近くに移転するのが原則なんですが、いろいろな区画整理の仕組みの中で、まず平成31年までに移転なりしていただく方をきちんと事業期間中移転をさせていただいて、またそれを区画整理の手法によりまして、またもとのところに、換地先に戻っていただいて、きちんと生活を維持していただくということで、主には平成31年3月までの事業の整理を、その後のそごがないように平成35年までの区間でやらせていただくというのが区画整理の考え方ですので、そういったことに基づきまして事業費を算出いたしまして、それに伴う国庫交付金も見込みまして、あの資金計画をつくらせていただいております。 あと、それとあわせまして、事業区域内に調節池の計画がございますので、調節池をつくりませんと、ある程度区画道路とかで舗装の部分が出てきますと、土の状況と違いまして水が浸透しませんので、調節池をその平成31年度からの5年間の間で完成させたいというような考え方のもとに事業費を算出いたしまして、財政当局に提出いたしまして、その特定財源以外の一般財源なり起債をどうするかということについては、財政当局のほうで検討いただいたという状況です。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) そうしますと、聞いていますと、短く言っちゃえば、従来と同じく原課から事業計画の中で提出をした予算がこれですよということの理解でいいわけですね。違うの。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長、答弁願います。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) おっしゃるとおりです。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 計画行政って一口で言うんですから、計画がもとになっていなきゃしようがないんで、まあそれはそれで分かりました。 今後、この駅舎を中心とした幸手市の都市計画、将来の街づくりを、禍根を残さない街づくりをしていく上で、例えば駅舎については、つくって東武にくれちゃうんだという話もあります。まあ行為はそうですよね。行為はそのようになっています、寄贈者と。ただ、東武もいろいろ、東武動物公園の西口をあけて、その下に駅前広場をつくり、その周辺の土地を、あれは操車場だったんですかね、その土地を、どの部分の面積だかよく分かりませんが、開発して住宅地にするという計画があったようですが、これも東武は今のところとめています。東武動物公園等の閉鎖に伴い、一体化した何か考えがあるようですが、そういったなかなか鉄道沿線も、東武鉄道とは言えど、あそこには不動産部もありますから、別なんですかね、不動産部はね、いろいろと研究しているんだと思いますが、まずは駅舎を東武に寄贈するという中で、今後の駅を中心とした区画整理事業、それはもっと過去にさかのぼれば、東口も再開発事業が計画されました。これは頓挫しちゃったんです。それで、現在あのような駅前通りだけが拡幅されて、そのままでとまっているという現状ですよね。それで、今、先ほど話したように、人口減少がどんどんとまらないというような中、若い人が、はっきり言ってうちの娘も浅草へ商売するので行っちゃいました。幸手市ではもう限界だと。これは限界じゃないかもしれません。うちの娘の考え方です。そのように、なかなか幸手市に若い人に残ってもらい画期的に経済を動かすというのは、今の幸手市の状況では非常に難しいなということを考えれば、東武と駅舎を寄贈したこと、これらを、そのままで終わりじゃないと思うんです、私は街づくりというのは。今後、東武の街づくりノウハウとかいろいろなものを活用した中で、幸手市が西口、要するに幸手市は区画整理は初めてやりますが、よそでやったところなんかにも誇れるような区画整理事業できれば私はいいなと思っているんですよ。これは先ほど申し上げたように、幸手市の夢ですから、できるだけ夢に近いような区画整理事業をぜひお願いしたい。それには東武との、まあいわゆる、東武が乗る乗らないような話じゃないですよ。技術的なものとかを東武から入手する方法もあります。そういった中で、街づくり、今後の区画整理に臨む担当部長の考え、今回議論するの初めてですから、隣の隣の部長とはやっていますが、戸塚部長とは初めてなんで、街づくりとはどうすればいいんだと。例えば東武と西武鉄道比べたときに、圧倒的に街づくりは西武のほうが上ですよ。西武沿線のほうがきれいな町並みがそろっている。それは立地条件とかいろいろあるでしょう。しかし、そのように、まだ行政よりも東武のほうが街づくりについては私は上だと思っています。そういった中で、せっかく駅舎を寄贈するんであれば、東武のそういった開発におけるノウハウも東武からもいただいて、ただ贈呈して終わりじゃなくて、今後の区画整理事業に東武の知識もいただくということも考えたほうがいいのかなと思いますが、いかがでしょう。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) まさに議員ご指摘のように、鉄道事業者の皆さんは街づくりについても非常に高いノウハウをお持ちです。宣伝になりますので社名は申し上げませんが、ある鉄道事業者では、自分の沿線にあらかじめ区画整理を行うことを見込んで、自分の関連会社で区画整理を起こしてそこに新駅をつくるというような状況も当然ございます。私どもも、東武鉄道についてもそういった高いノウハウをお持ちだと考えております。また、今スカイツリーが、若干もう4年ぐらいですか、経過したと思いますが、非常に高い集客力がございまして、日光があるという中で、幸手市は当然中間点あたりで、そういった観光とかを考える東武鉄道のお考えもあると思いますんで、そういったところはぜひいろいろ情報交換をさせていただきながら、東武鉄道のノウハウも参考にいただきながら、よりよい区画整理の効果が上がるような街づくりを目指していければと担当部長としては考えさえていただいております。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) 今、部長の答弁をお聞きして、前の部長とはかみ合わなかったんですよ。今、本当に戸塚部長とは、私の考えと極めてぴたりだなと今思っているんですが、高度経済成長時代はそれぞれの企業が単独ででも業績を上げられた。行政もそれぞれの行政が単独で税収と他のものを用いて何とか運営ができた。しかし、行政はどんどん財政が厳しくなってきて合併を試みました。幸手市は失敗しましたがね。それで、企業も合併、合併という中で生き残りをかけています。私はもう単独よりも、行政と東武鉄道という民間ですが、公共鉄道ですから、同じ民間でも質が違うなというのもあって、できれば本当に東武のお力もいただきながら、西口開発はできるだけ良好な街づくりを他にお見せできるような区画整理事業を展開してほしいなと思っています。 そこで、意見がぴたり合ったところで、部長、協定書がありましたね。あの協定書にただし書きで、両方の協議で見直せるというのがありました。せっかく市長が6,000万円を東武からいただいてきたんですが、このような国の交付金が厳しい中ですから、まあこれはだめもとで、部長がかわってね、高橋部長が行ったってだめですよ。部長がかわったんだから、部長が新しい顔でね、少し何とかなんないかと、このような厳しい状況です、せめて10%ぐらいのところを乗っけてもらえないかという交渉はどうなんですか、やれないですか。だめもとで私はいいと思うんですが、週に1回ぐらいずつ行くんですよ、毎日。ずっと返事するまで。どうですか。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) 今、議員からご指摘ございましたように、当然協定の中には変更に関する第14条に記載もございます。ただ、この協定の骨格という部分が費用の負担を定めておりまして、それをまず同意したところから基本協定はスタートしていますんで、当然お願いは可能と思いますが、非常にその辺で困難が伴うものと思います。 そういった中で申し上げられるのは、今回、当然私どものほうで公益に照らして駅を東武鉄道にお願いするわけですから、駅ができても既存のホームとかそういった部分は、何もしないでそのまま古いままで残ってしまいますので、そこは我々が手をつける部分では今回ございませんので、そういったところについては、駅がきれいなるんですから、何とか東武のほうでもきれいにしていただけませんかと、さらなる安全なホームにしていただけませんかというようなお願いについては、今後積極的にさせていただきたいというのがまず1点ございます。あと、協定の中の数字も、基本的には我々上限と考えておりますので、年度ごとに工事を発注して、年度協定に基づいて事業を執行させていただく中で、極力市といたしましても効率的な工事、無駄のない工事ということでお願いをしますし、そういったことも考え合わせていただきまして、幾らかでも工事費が内輪におさまるようにというようなことは不断の努力をさせていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) またかみ合わなくなっちゃったんですが、部長ね、まあ今初めてその話、何も話を事前になしで私突然言いましたから、もしかしてと思います。しかし、これは努力ですので、東武にもっと出せよとただ行くというんじゃなくて、お願いに伺うということですから、それはお願いをした結果、駅舎の部分のこういうところはうちで、例えば備品で何とかやれるものはうちが負担していいよというか、何が出るか分かんない。 何で私、こういうことを言うかというと、自分で担当したときに、東武に行ったんですよ。最初はだめでした。そのときは何かというと、今の駅舎のペンキの塗り替えと、それから屋根のふき替えと、こっち側、表、煙突が出ていたんですよ。あれはどうも山の停車場みたいなんで、煙突をどこかへ見せなく出せないかというのでお願いに行ったんです。東武が試算したところ、300万円ぐらいかかっちゃう。それでだめだという話だった。ところが、企画室長という方があらわれまして、それでいろいろお願いをしたらば、ちょっとって誰か課長を呼びまして、今各駅であちこちで工事をやっているんだろうと。そこで発注額の残り、幾らぐらいになるのかすぐに出せという話から、二百何十万円が出てきたということで、駅を改修をしてくれました。やれば無駄ではないと思いますんで、大変財政厳しい折ですから、ぜひ部長にはそのお骨折りをいただきたいと思います。 最後に、市長、申しわけないんですが、市長のその何というんですかね、最終的な覚悟というんですか、財政的には赤字財政にはならないと思うんですが、これを進めていく上では、先ほど申し上げたように、この議会でもいろいろな議員から要望が出る中で、今後やれるものやれないものが当然出てきちゃうと思うんですね。そういった中で財政運営を市長はしていかなきゃならないんですから、その市長の財政のやりくりというのは大変だと思うんですよ。その市長の中でのそういう覚悟、例えばはっきり言っちゃうと、今後新しい事業全部受けないよというような方針がね、はっきり言っちゃった話ですよ、これは。別にそう言えっていうんじゃないですよ。そういったものをどうやって市長が整理しながら今後は新事業として要望なんかを入れていくのかどうかという部分で、非常に厳しい中ですから、市長、その辺の、市長は姿勢として、そういう要望に対して、議会での一般質問での要望等についてもどう対処していくか、その点どうですか、突然ですが、思いがあれば。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 当然、財政等の整理を図りながら、私はこの駅舎関係については、不退転の決意で臨みたいと考えておりますので、ご理解願います。
○議長(
手島幸成議員) 11番、藤沼貢議員。
◆11番(藤沼貢議員) まあ不退転の決意で臨みたいということですんで、そこはそれなりの市長の考え方を持ってやられるのかなと思います。私は決してただ駅をやれやれという立場ではないです。駅というのは、都市計画の要するに核となる部分という都市計画の基本に基づいて、駅というものの重要性をお話しさせていただきました。ぜひ私たちも将来に禍根を残さない、駅中心とした西口の区画整理、これがすばらしい町並みを残すということを望んでおりますので、後世に残す新しい幸手市をぜひ市長の力によって誕生させてほしいなと、そのように強く思っていますので、よろしくお願いして終わります。
○議長(
手島幸成議員) 以上で、11番、藤沼貢議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩といたします。
△休憩 午後2時17分
△再開 午後2時27分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。 携帯電話の音がするようですので、スイッチをお切りいただきたいと思います。 次に、2番、
大山重隆議員の発言を許可いたします。
大山重隆議員より資料の配付の申し出がございましたので、ただいまより配付いたします。 1項目め、要介護となる高齢者が増え続け、介護費用(市負担)も年々大きくなっていることについて、なお、質問席にてお願いいたします。 2番、
大山重隆議員。 〔2番
大山重隆議員 質問席〕
◆2番(
大山重隆議員) 2番、大山重隆です。よろしくお願いいたします。 配付の資料は、あらかじめ議長に承認を得て皆様に配付させていただいております。 まず、資料を配りますので、出典をちょっとだけお話しさせてください。バラになっている資料の2枚は私がつくった資料です。そのほか、資料は全部で11部あります。1は、基本的には幸手市の第6次の介護事業計画のほうから抜粋しました。それで、2ページ目の資料、これは介護福祉課に今回私の一般質問でつくっていただきました。ありがとうございました。3点目、これは幸手市の資料から介護の資料、介護案内を抜粋させていただきました。4点目、これも介護福祉課でつくっていただいた資料です。5点目、これは保険年金課に
宮杉勝男議員の質問と重なる部分がありますが、つくっていただきました。この5ダッシュに関しては、これは補足として、市レベルにして再度つくっていただきました。ありがとうございました。大変だったと思います。それで、ナンバー6に関しては、執行部から先週というかな、前回に配付していただいた財政収入の予測のコピーです。それで、次の7点目に関しては、これは北葛北部医師会で、第1回臨時総会のいわゆる議案書の資料です。これは、私と堀中先生で、地域医療部でつくらせていただいたものです。細かい字なんですが、後日、まあ今回も説明しますが、お読みください。8に関しては、幸手市のこの資料のアンケートからとったものです。9に関しては、厚生労働省の資料です。10に関しても厚生労働省の資料です。11に関しては、細かくなりますが、ケアマネジャーに関しての資料で、これも幸手市のアンケートの細かいやつなんですが、この報告書のほうから抜粋しました。詳しい統計的な資料を欲しいと言ったらいただいたものです。資料の説明は一応それです。 まず通告したどおりに進めてまいりたいと思います。 今回、この一般質問の私の意義としては、執行部と、また議員の皆様に現状認識をしっかりしていただきたいというのが第一です。統計的な資料を少しそろえながら説明したいと思います。 基本的に、私のレジュメを見ていただきたいんですが、まあ仮説としてね、介護予防、骨粗鬆症、転倒、認知症に重点的に取り組むことが、いわゆる健康寿命を延ばし、また財政的な健全化には有効であると、そのような仮説として一応今回、今提示しました。それを順を追って討論しながら進めていきたいと思います。 事前に質問通告をしている1、要介護となる高齢者が増え続け、介護費用、まあ市の費用の負担が大きくなっています。1として、介護予防の重要性は、市長、どう認識されているかをお尋ねしたいと思います。 2点目、資料の7で、北葛北部医師会で今の幸手市の現状の施策は十分ではないという、いわゆる医師会の医師のレベルでそういう認識があります。それは、4月28日、1カ月前の総会で全員一致でこれは可決されました。介護予防に関して市は協働してやるべきだと私は思うんですが、今後に関していかが考えるか答弁をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 私は、1項目めの要介護となる高齢者が増え続け、介護費用も年々大きくなっていることについて、1点目、介護予防の重要性に対する認識についてご答弁申し上げます。 今後、後期高齢者が増加するに伴いまして、介護を必要とする高齢者の増加が見込まれ、介護費用の公費負担も増えていくことが想定されております。今後の介護費用における公費負担の抑制や、高齢者が住みなれた地域で生きがいを持って暮らし続けていくためにも、介護予防の重要性は十分認識しているところです。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) それでは、2点目の介護予防の骨粗鬆症、転倒に関する今後の行政側の対応についてご答弁申し上げます。 まず、骨粗鬆症の対応といたしましては、市民への啓発をするとともに、40歳から70歳までの5歳ごとの節目に骨粗鬆症検診を実施して、必要に応じて医療機関での検査、早期治療をお勧めしているところです。 また、転倒予防に関しましても、ロコモティブシンドロームの対策とあわせまして、各種の介護予防教室はもちろん、若いころからの取り組みが重要と考えておりますので、体操教室や
ウオーキング教室などさまざまな事業を通じて周知を図っているところです。 いずれにいたしましても、健診や介護予防などを一体的に推進し、対応してまいりたいと考えております。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 市長がこういうふうに重要性を認識されているというのは、とても今後に関しては大きな糧となります。 それで、専門的なことは部長と話をしたいと思います。 まず、資料の1を皆さん見ていただいてよろしいでしょうか。傍聴席はないんで、後ほど見てください。 資料の1。以前、この財政予測で総務部長がおっしゃった、高齢者は増えるがという話なんですが、全体的な予算は伸びないだろうと。これは読みが違っていて、基本的には後期高齢者がどれだけ伸びてくるか。この資料をお読みいただきたいんですが、平成27年、この1ですね、1、皆さん見ていますか、平成27年の後期高齢者、黒い線でやっているところです。これが11.2なんですね。何と10年後はですね、20%になるわけです。つまり倍増です。後期高齢者って幾つですかというと、ご存じでしょうか。75歳以上ですね。私、医師もやっていますが、75歳になると非常に要介護率が高くなります。これデータ出ています。介護福祉課ご存じですよね。75歳以上の要介護率は物すごく高い。あと、もう一つは疾病率が高い。非常にこの後期高齢者が著しい増加ということが一番のポイントになるように思います。 それと2点目、よろしいでしょうか、資料の2を見てください。 これは、要介護度別に介護保険がなってからの幸手市の一番新しい資料ですね、平成27年度。見てみますと、最初が551人が、平成27年度、何と2,000人近く、つまり4倍増えている。この中で後期高齢者はかなり多いんですよ。私、介護審査委員会をやっていますが、以前は審査員やっているときに、10人しかいなかった。今何人だと思います、1回審査で。30人超えるときがありますね。それだけ見ても、これだけ増えている。もう1回言いますよ。高齢者増の中で、後期高齢者が2倍になるでしょう。それで、要介護度の人が、まあ支援も含めて4倍になっている。これに関して、先ほどね、部長おっしゃいましたが、ここは今までの施策が足らないからっていうふうに思うんですが、反省を込めた意味でどう見ますか。よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 後期高齢者等の増加と医療の増加というのは見られるということですので、今やっていることを継続してやってきているわけですが、それがなかなかその効果というものが見えていないことが分かるわけですが、今後においては、さらにこの関係の骨粗鬆症とか骨折に関する認知度といいますか、そういうこともPRをして、今現在やっている施策についてもさらに充実をさせていくことが必要なのかなと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 現状でただ行っただけだと難しいと思うんですよね。ですから、基本的には医師会の決議も上がりましたが、専門家とそれぞれ協力できている人たちというかね、それと一緒に協議しながらやりたいと思えばいいと思うんですよ。ただ、行政側から私ら医師会に対してそのような働きかけってそんなにないんですね。ですから、一番大事なことは、誰が責任となって、また誰が窓口になってやっていただけるかというのを明らかにしたほうが接触しやすい。そうでないと全然進まないですよね。あと、時期的なことも明確に決めたほうがいいですよ。今おっしゃったのは、持続してやっていきたい、充実させたいとおっしゃるが、ある程度期間を決めて、締め切りがなくては難しいじゃないですか。だから、そのような3点。窓口をつくること、さっき言った責任者をつくること、あといわゆる締め切りをつくることというのはどうでしょうか。考えていただいて。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 骨粗鬆症や転倒予防の対策ということですので、介護分野においても、その対策をしていくと。それから、健康増進の分野でもその対策をしていくということで、協力してそれは実施していくということです。また、医師会とも連携、協力をして、実施をしていければなと考えてございます。 ただ、時期的なものについては、なかなか決めるというのは、すぐ申し上げることはできませんが、時期についても少し検討をしていきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 時期的なことは、まあ介護保険の審議会ですか、あれではっきり言っていただければよろしいかと思いますので、よろしくお願いします。 あと、窓口に関しては専門家がいるんですね。そこに介護福祉課長もいるが、専門家がいるんですよ。結構、介護、ケアマネジャーを持っている介護福祉課の人、あと保健師を持っている介護福祉課の方、あと社会福祉主事の方もいらっしゃる。そういう主事の方は、ある程度専門知識を持って経験のある方を立てていただいて窓口にしていただければと、もっと話は進みますと思います。
健康福祉部長にやっていただきたいとは言っていない。そういう専門家の経験ある方が窓口に立っていただいて話をする。そのようにやっていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員、続けてください。
◆2番(
大山重隆議員) ここの資料の次は3と4の資料、費用に関してデータがございますので、少しご説明して、あと討論していきたい、質問をしていきたいと思います。 3に関しては、サービスの利用限度額は、全国一律です。幸手市が別に決めたわけではありません。例えば、これはもう9月の議会のときに申し上げて、皆さん忘れてしまったかもしれませんが、例えば支援の1の方、これは一番軽いわけですよ。ちょっと歩けないな。まあ少しだけ援助が必要だ。その程度。認知症はない。こういう方、結構いっぱいいるんですよ。その方が、これは全額使うわけじゃないですよ、約5万円。これは総額。それでは、認知症が出たらどうなるか。要介護1になります。これ16万円。これだけでも3倍になってしまう。それでは、ちょっと歩けなくなってきて、認知症もちょっと重くなってきて、施設入所。これが要介護3になるんですね。そうするとどうでしょう。5万円の方が、何と26万円。これだけで5倍ですよ。これ、よく認識されたほうがいい。あと、負担はどうですか。負担は2割負担の方もいらっしゃるんです、実は。1万円が5万円になってしまう。これ結構な負担です。ですから、これだけ要介護というと、ああ、いっぱい認定されればいいだろうではなくて、費用が伴う。ということも、これをぜひ認識してほしい。施設をつくればいいだろうという考え方いらっしゃいますが、そうではない。いかに介護予防が大事か。自分の負担に関しても大事です。 引き続いて、4の資料をお願いします。 4の資料は、幸手市のいわゆる介護保険開始時からどの程度出てきたか。予算見込みで、総務部長、いろいろ先々のことをおっしゃっていますが、特別会計に触れていない、余り。これ特別会計って、本来だったら予算というのはバジェットといって袋が1つじゃないとだめなの。だから、特別会計といっていろいろな袋があるわけですよ。だから分かりにくい。だから、これが特別会計ですね。ですから、例えば最初が7.6億円、今、平成27年度、どうですか。31億円。これまあ単純計算で4倍。4倍は、当たり前だろうって思っている方いるけど、この間、介護福祉課の資料もう一つ見せてもらった。国は幾つだと思いますか。国は何倍だか。国は2.8倍です。幸手市は4倍。これ、いかに介護予防がなされてないかっていうふうな裏づけのデータだと私は思うんがね、どうでしょう。 その2点に関して、
健康福祉部長、いかが思いますか。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 認識ということですが、国の増加に比べて幸手市が多いということですが、それについては、過去の介護費用等の推移を見た場合には、何年と比べてというのがはっきり私も分かりませんけれども…… 〔発言する者あり〕
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) はい。それはこの資料を見ると、幸手市は4倍になっているということは分かりますので、ただ国と比べたときに幸手市が同様というか、国と比べてまで多いということについては、なかなかその理由は分かりませんが、そういうことがあるということを認識させていただきたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) ここで統計的なこのリテラシーから考えると、国のほうと、2.8倍と、幸手市4倍というと、介護予防に関してのすごい施策の効果がいまいちだということが言えてくると思うんですね。確かに高齢者率は普通に比べてちょっと多いんですよ。でも、2.8と4じゃちょっと違い過ぎです。だからいかに介護予防が必要であるかというのを認識していただきたいという、まあそれを一番していきたいと。 次は、データでお話しするのが皆さんにとって理解が進むし、説得力あると思うんで、次いきます。 資料の5、これ、
宮杉勝男議員が非常に鋭い質問をされていましたね。これが5が本当にわざわざつくっていただきましてありがとうございます。
市民生活部長に感謝します。これがいわゆる先ほど
宮杉勝男議員が質問されたところの生データです。これ、注目していただきたいのは、まあ渡辺市長の就任とは関係ないと思うんですが、平成23年からかなり悪い。
国民健康保険。これで見てほしいのは、順位というのは、これ安い順ではないです。高い順ですよ。お金がかかっているという順です。だから、平成23年からいくと3、6、2、8。これは市町村です。だから人口規模はちょっと違うわけですよ、幅広くて。小さな村から大きな町。それでは市レベルで見ると、確かに幸手市は小さい市です。 次、5のダッシュ。何と先ほどの3、6、2、8、これは市レベルで考えると1、2、1、1、平成23年度1位、平成24年度2位、平成25年度1位、平成26年度1位。先ほど
健康福祉部長にも話したんですが、いかにこの健康寿命を延ばす策、いわゆる予防策がとられていないかという裏づけのデータのように感じます。 それで、先ほど
宮杉勝男議員がお話になった平成23年度からどうしてここで悪くなったのかというデータ、これ予算で見たんですが、予算項目のやつを平成27年度見たんですが、この国保保険の中で、いわゆる後期高齢者の支援金が出ている。見てください、予算で。9.1億円、今年出ています。去年が9億円、出ているんですよ。予算書持っていない方もいると思うんですが、予算書で調べるとそうなっている。さっき言った特別会計というのは非常に袋がいっぱいあるから分からない。だから、基本的に考え、
国民健康保険というのは後期高齢者と違うわけです。つまり、
国民健康保険の中から支援金が後期高齢者に出ているんです、実は、9.1億円。それがこれを引き上げている可能性が高いと思いますよ。なぜかというと、もう1つ予算書で見ていくと、一般被保険者は26万円なんです、これ平成26年度で。でも今回どうですか。33万円でしょう。いいですか。約7万円のギャップがある。これが後期高齢者支援金に回っている9.1億円が入っているからこう上がっているんだと思いますよ。つまり言いたいことは、いかに後期高齢者がお金かかってきて、いわゆる
国民健康保険分まで食っているかということです。それが本当のデータの根拠だと思いますよ。どうでしょう。
市民生活部長。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 医療費の数字ですと、今、
大山重隆議員のご指摘のとおり、午前中もご答弁を申し上げました平成23年度から急激に上がっているということと、後期高齢者の分がかなり高額に負担が大きいということについては、認識をしているところです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) たしか
宮杉勝男議員のときの答弁はそれ言ってなかった。だから、予算の配分のことで、いわゆる後期高齢者分の国保特別会計の予算が回っているから、だからこれがこうなった。それでは、ほかの要素はないかと考えると、ほかの要素はどうでしょう。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 後期高齢者の保険に関しまして今言いました高額になっている原因については、午前中も申し上げましたが、残念ながら私どもでは把握していないということから、今後精査をする必要があると考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) もう1回繰り返します。先ほど言っている答弁と違いますよ。午前中言ったのは、
国民健康保険が
宮杉勝男議員が平成23年度が下がっているからそれは何だって聞いたら、部長がおっしゃったのは、何かデータを解析するやつを、今度それを入れてからじゃないと分からないと言ったでしょう。だから、質問の意味が違うよ。分かりますか。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長、答弁願います。
◎
市民生活部長(高橋幸三) 私のほうで今勘違いした答弁で大変申しわけございませんでした。後期高齢者を含めて高いということで、精査しないとということでお答えを差し上げましたが、今、午前中もお答えしたとおり、平成28年度から導入したソフトによりまして、今後医療費が増額するであろうという人の抽出を平成27年度から始めたということです。それで、平成28年度、今年度から本格的に運用して、そういった方々にいろいろな呼びかけを行いまして、保険料の圧縮に努めたいということで考えております。そういう対応です。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) どうも答えが間違っていると思いますね。基本的には、平成23年度、平成24年度、平成25年度の
国民健康保険料が高いのは、予算書で中を見てください、しっかり。特別会計のやつ。それの後期高齢者の支援金が出ているから、いわゆる
国民健康保険の1人当たりの値段が高くなっているんだっていうことです。これ以上言いません。それが正解です。 もう少し後期高齢者の医療費に関して。これは平成20年度、下のところを見てください。平成20年度がいわゆる30億円、今年度が46億円。いいですか、本当はこの46億円じゃないんだ。プラス9.1億円足したやつなんです。ですから、本当は60億円、まあ55億円近いものになっているはずなんですよ、これ本当は。予算の特別会計見ると。それが本当なんです。だから、これだけいかに後期高齢者の部分のいわゆる介護費といわゆる医療費がかかってきているかということを皆さん認識していただきたい。非常にこれは大きな問題だと考えます。いいですよね、これも。とにかく認識を改めていただきたいというのが私の質問の趣旨です。 引き続いて次いきます。 そのいかに後期高齢者、介護関係の費用がかさんでいるかという費用に絡めまして、今度お話ししたいのは、いわゆる介護の原因となるものは何があるか。皆さん、これも私、以前に申し上げたんですが、幸手市は非常に特殊でして、資料の1をお願いします。資料の1の下段の欄、下、後半、9月に申し上げたんですが、介護が必要になった原因、これ骨折なんですね。骨折、特に女性、65歳以上。あとは、これ運動器で言えば、高齢による衰弱もそう。あと関節の疾患に関しても、これ変形性関節症が非常に多い。つまり、高齢者の運動器の疾患がかなり多いんだということの認識、これね、幸手市の特徴的なところです。幸手市も杉戸町もそうですね、医師会で調べたんですけれども。ですから、ほかの市町村よりはちょっと違う。ですから、これに関してのもう一度、これは要介護となる人の一番の原因なんですね。先ほど、まあいろいろやっているよとおっしゃったが、もう少しそんな認識が必要じゃないかと私は思うんですが、
健康福祉部長にお尋ねします。その認識についてもう一度確認します。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 骨粗鬆症、あるいは転倒防止、骨折ですね、そういったものの防止というものは、高齢になってからではなくて、若いときからの対策が必要であると考えておりますので、先ほど申し上げましたように、40歳から70歳までの5歳ごとの節目に骨粗鬆症検診を実施して、それらを強化していきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 後半でも述べますが、基本的には費用対効果のあるエビデンス、エビデンスというのは科学的根拠を言いますが、エビデンスのあるものをね、費用対効果というのはこれだけ費用あれば効果があるよと、見返りがあるということです。それをやるべきなんです。そういうふうにいろいろな専門家とか、あと医師会とか協議が必要。だから、それをもう少し費用対効果のある、いわゆるエビデンスがある施策をやるべき。やったら無駄になるっていうんじゃないですよ。費用を例えば1かければ、もう3でも4でも見返りあるよって、結果、アウトカムってよく総務部長おっしゃっていますが、アウトカムできるようなやつがないと、施策ってだめだと思うんですよ。それをもう少しね、そちらと、あと医師会と専門家で協議して、さっき言ったタイムリミットをつけてやるべきなんです。ということをぜひお願いしたいと思います。 次、いいですか。6番、いいですか、続けて。
○議長(
手島幸成議員) どうぞ。
◆2番(
大山重隆議員) 6番の資料お願いします。これは財政的なことについて、先ほど藤沼貢議員もお話があったと思うんですが、これは平成28年5月25日、先日いただいたものです。これ、なぜ言うかっていうと、いわゆる介護費、さっきの仮説が大切なんですよ。介護予防、健康寿命を延ばすことが、いわゆる健康寿命を延ばし、財政の健全化にかなり効果があるだろうと考えていますので、出しているわけですね。何で急に出しているんだと思わないでください。 先ほど、先日、総務部長、私が質問したの、ちょっと繰り返しになるんですが、各種交付金収入に関して。私も調べたんですが、この間の答弁は、消費税の交付金が増えれば、これでいくと、平成26年度と平成25年度の差が約3.2億円。本当にそうなんでしょうかと聞きたい。私も調べたんですが、いわゆる歳入科目のいろいろ自分の中で調べたんですが、これ平成29年度から消費税のやつは、ねえ、歳入科目で入ってきている、地方交付税の。もう1回見直して。 それで、あと予算書で見てみると、平成26年度の地方交付税交付金は6.3億円、今年が7.0億円、予算ですよ。だから基本的に0.7億円しか増えていないはず。だが、これの予算書で見ると3.2億円増えているって。ほか、これの残りの3.2億円引く0.7億円、引き算じゃないですが、2.5億円どこから出したんですか。もう1回言いますよ。地方交付税交付金が平成26年、6.3億円なんです。今年が7.0億円なんです。引くと0.7億円しかない。だが、この増加に関して言えば3.2億円になっている。それでは、3.2億円引く0.7億円だから2.5億円はほかのどこからとられているんでしょうか。この間の答弁だと、地方消費税の交付金が来ているとおっしゃったはず。それをお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 交付税の部分は、下に交付税がございますので、各種交付金という中の数字かと思われますが、これは幾つかの交付金がございますが、この平成27年度、今回の5月25日現在の収支予測ではじかせていただきましたのは、平成28年度以降は平成27年度の決算を見込んで、その決算で平成28年度以降はそのまま横ばいするということで見込ませていただきましたので、この各種交付金については、平成27年度決算見込み、5月で締まったわけですが、その決算見込みのまま平成28年度以降は横ばいということで、同じ額が横並びしているということです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) そうではなくて、質問の内容は、平成26年度の決算のこれが、各種交付金が大体6.8億円ですよね。次の平成27年度になってると、約10億円になっているじゃないですか。その差はだから大体3.2億円ですよね。それで、まあ後でまた書いていったほうがいいのかもしれませんが、ですから予算書見ると、これはですから0.7億円しか増えていないですよ、消費税の交付金。これがメーンだというならば。だから、この3.2億円が結局0.7億円と2.5億円、この平成26年度から平成28年度のその間の2.5億円はどこから算出しているのかって聞いているわけです。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 失礼いたしました。今、その平成26年度決算の6億7,900万円と、平成27年度の10億3,300万円というこの差ですが、この増えたものについて、個々の例えば何交付金が幾らというのは手元にございませんで申し上げられませんが、
大山重隆議員のおっしゃいました予算書で見ますと、交付金は予算書、当初予算を策定する際には大体甘めにといいますか、少な目に見るのが一般的でございまして、決算になりますと、当初予算額とは大きく変わることがございますので、この10億3,300万円というのは、平成27年度の決算見込みということで、次の議会のときには決算書をお見せできると思いますが、ほぼこれに近い数字が上がってきたということです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) それに関しては、また後でデータを見せていただいて、ここで長くやってもしようがないと思います。 それと、この間、安倍首相が言った平成31年10月まで消費税の増額は延期だというふうな、まあまだ内密かもしれませんが、大体これで決まったと。これに関する影響はどうでしょう。地方交付税というのは消費者の還元金ですから、どう思いますか。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) 今回の財政収支においては、来年4月に10%という見込みも今まで、まあ法律で言えばそのようになっていたわけですが、今回の数値上はそれは見込んでおりませんでした。逆に言いますと、歳出のほうも10%の歳出は見込んでおりません。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) それは後でまた伺いましょう。 もう1点、これは扶助費、前回、武藤壽男議員が扶助費に関してかなり突っ込んでおられました。これも少しデータを見ますと、私が出したデータに関して言えば、これ、青木章議員がやっている監査委員の、これ結構読むといいことなかなか書いてある。意外と財政の見込みに関してもすごくいろいろ書いている。ぜひ皆さん、もう1回お読みください。これを見ると、扶助費に関して言えば、これを調べると、平成23年から平成26年、4年で7億円増えている、扶助費が。これで見ると7億円。それで、総務部長の試算、10年で2.3億。これの理論的根拠は何なんでしょう。もう1回言いますよ。この監査のやつのデータから言うと、平成23年から平成26年、4年間で7億円増えている、扶助費が。いいですか。総務部長の見込みだと、今後10年間で2.3億円だと。これ計算してください。これ算数ですけれどもね。これ、4年で7億円と10年で2.3億円。その理論的な裏づけの根拠、どういうところから出しているか教えてほしい。これは、例えば扶助費って考えると生保もそう。まあ生保は25%ですが、生保、社会福祉もそう。あと障がい者もそう。あと景気が悪くなると、子どもに対する費用もかなりかかる、福祉的な。どうしてこういう見込みをされているか、理論的な根拠を示してほしい。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) 扶助費に関しては、幾つか、高齢者に関するものですとか、生活保護に関するもの、あるいはお子様に関するもの等ございますが、当初といいますか、昨年の2月のときでは、人口が減るからということで、下向きの、減るという数値が、推移が示されてございましたが、今回、平成28年5月現在で見込むときに、当然そういうことはあり得ないということで、数字を見まして、それぞれの社会福祉費関係、生活保護費関係、児童福祉費関係、それぞれについて、もとになる例えば65歳以上の人口ですとか、お子様の場合は14歳以下の人口ですとか、そういった推移を人口の解析から導き出しまして、それにそれぞれのもとになる単価を掛けて算出した結果ということの積み上げがこのような数字になったものです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) データの解釈が大分違うと思うんですよね、データの解釈が。数値的なデータと、これ後の見込みのデータが違うと思うんですよ。まあそれはまた長くなりますから、後日また総務部長と話をしたいと思います。 それと、ここで触れられていないことは、さっきのバジェットって、袋って言いましたが、一般会計と、いわゆる財政に関しては、これの監査役でも、特別会計も増えているわけですよ。特別会計においてもいわゆる財産の収支に関してはとても大事。市の財政に関しては。特別会計に関してもなぜ触れていないんでしょうか。財政に関して。市の財政に関して、特別会計に関しては触れるべきだと思う。いかがでしょう。難しいと思うんですけれどもね。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長、答弁願います。
◎総務部長(関根雅之) 各特別会計の総額ですとか、今の問題ですと医療費の関係になりますが、そういった個々の会計全体の数値としては、この財政収支予測には入ってございませんが、一応歳出のその他の歳出の中には、各特別会計への繰出金ということで項目上は入ってございまして、それが
大山重隆議員のおっしゃるような見込みでの伸びは示していないようですが、一応経費的にはその他の歳出の中に各特別会計への繰出金ということで計上させていただいているものです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) これに関してはもうそれぞれまとめたいと思うんですが、今、私、仮説と、まあ統計的ないわゆる解析と、あとリテラシーというか、言及という意味ですね、それを言う意味でこれに仮説を立てました。介護予防、骨粗鬆、転倒予防等に重点的に取り組むことで健康寿命が延びます。つまり財政の健全化にかなり有効です。今財政に関しては、社会保障費がかなり厳しい状況にあるという認識をぜひ持っていただきたいと思うんですが、市長に関してはいかがでしょう、この予防的な対策に関しては、先ほど重点的にされるとおっしゃったのは十分分かりました。今、もう1回このデータ、私、説明しましたが、この統計的な解析データを見ていかが思いますか。ちょっとだけコメントお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 今日、幾つか資料を出していただきまして、
大山重隆議員からいろいろ説明いただきましてね、先ほど私が言いましたように、とても幸手市の介護予防に対しましてはこれから大切な部分だなとも理解していますし、改めてこういう具体的に出していただきましたんで、再度そのように認識しました。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) ぜひ、専門家と合わせたり、医師会と合わせたりして、ぜひ市民のための一番いい政策を考えていただきたい。さっき言った部長に関しては、もっとタイムリミットがね、ぜひもうやんないと、ずっといっちゃいます。私、実は同じことを去年の9月に言っているんですよ。去年の9月に言っている、同じことを、まるっきり同じことを。よろしいですか、それをお願いしたい。 それでは、医師会の資料7をご覧になっていただいていいですか。これちょっと文章が長い。これは、医師会というのは地域医療部会というのがあるんですね。これは私と、あと堀中先生がやらせていただいています。これに対して出した文章です。これは、もう小さい字で読みにくいですが、先ほど私が説明したとおりです。頻度とかそのような要因が書いてあります。だが、大事なことは行政との一緒の取り組みです。 2枚目。これは2枚ありますから2枚目の中段の欄に、私、線を引かせていただきました。ちょっと読みます。当医師会は対応策を専門的な立場から行政に助言し、エビデンスに基づいた治療を率先して行うことが急務であると。骨折の予防というのは、エビデンスに基づいた効率のよい治療を協力して行う必要がある。それで、その下に、一番下いきます。第一に、幸手市、杉戸町の行政側で骨粗鬆症に対する社会啓発活動、骨検診活動が中心的な業務と。いわゆる市でやる側、医師会でやる側、分かれてきます。それを協力しながらやりましょうよと医師会のほうでは提案してきた。何でこんなのが出たんですかというと、それ前に行政側のまだ施策が私らに見えてこないんですよ、効果が。
健康福祉部長、ぜひそれを思ってください。前の部長にも私お話しした。でもね、目立った施策を進めていません。だから医師会で我慢ができなくなって、これを出してきたと認識していただいていいですか。だから、ぜひタイムリミットを定めて、ぜひやっていただきたいと思います。 ちょっとだけ提案。次、この私の2枚の資料の2枚目を見ていただきます。先ほど医師会の人がエビデンスって言葉が出ました。いわゆる今、政策でもそうですよね。今、幸手市でアンケートをいっぱいとられていますよね。これ、幸手市の独自でやったんだか分からない。国が言っていてとったのかどうか分からない。このいわゆる統計的な解析に基づいて政策をもっと決めるべきです。だからそれはとても重要。だからここで書いた。エビデンスある施策をぜひ医師会とやってほしい。具体的にはもう時間がありませんから述べません。 2、いわゆる市民に効果的ないわゆる体操。先ほど、ロコモのことおっしゃいましたよね。私も整形外科医なんで、ロコモのことよく分かる。皆さんロコモって知っていますか。意外と知らないでしょう。資料の8見てください。資料の8、ロコモ。結局、なぜ言っているかというと、この平成26年10月の時点でロコモを知らなかった人は53%もいる。言葉も内容も全く知らない。だから、
健康福祉部長がおっしゃっているが、それほど市民に浸透はしていないんです。これを自覚してください。ロコモって何だと。たった2つしかないんですよ。ご存じですか、皆さん、2つしかない。今やりましょうか。片足立ちで立つだけ。これがフラミンゴ。それで、もう一つ、机にやってスクワット。この2つだけ。この2つだけなんです、ロコモって。だから非常に簡単な体操。 なぜロコモと言っているかというと、ロコモをやることによってエビデンスがあるんです。転倒防止され、骨粗鬆もよくなっている。ちゃんとしたエビデンスがある。だからやってくれと言っている。エビデンスがない体操をやっても効果が分かんないんです。だから、根拠ある体操を勧めているんです。だからその2つ。もう1回いいですか。皆さんもやってください。フラミンゴと、片足で立つからフラミンゴっていうんですよ。あともう一つはスクワット。森光子が90歳ででんぐり返ししたのはスクワットやっていたからって話なんですよ。分かりますか。それだけ効果があるということをぜひ思ってください。 これに関しては、議員の皆様も、私の今統計的なデータをぜひ理解していただいて、医師会ではもう決議案が出ているんです。これ全会一致で決まりました。--------------
---------------------------------------ですから、決議案を私出しますので、ぜひ賛成される方は、よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) この項目は、よろしいですか。 続いて、2項目めの介護行政において包括システムの構築が急務であるについて発言を許可いたします。 2番、
大山重隆議員。 〔2番
大山重隆議員 質問席〕
◆2番(
大山重隆議員) 包括ケアシステムに関しては、毎度いろいろお話をしています。皆さんご存じだと思います。 包括ケアシステムに関して言えば、2つの柱があります。皆さん、9番目の資料を見ていただいてよろしいでしょうか。議員の皆様も70歳以上の方もいらっしゃると思います。ぜひこういうふうな、今これを一生懸命、市と医師会と行政側と含めてやっているんだということをぜひ身近な課題として見てください。 まず退院になったときに必要なのは、訪問医療なんですね。訪問医療というか在宅医療。プラス必要なのは介護と看護が必要になります。それが両輪がないとなかなか進められない。これに関しては、今、北葛北部医師会で進めています、訪問医療に関して。在宅医療ですね。これに関しては進捗状況を医師会と行政側と進めていますので、これに関しては平成30年度の末には市に移管になります。ですから、これを早くやらないと、とても包括ケアが構築されないんですね。 2点目に関しては、在宅医療と必要なのは訪問看護介護なんです。これに関しては地域密着ケアが必要なんで、市のほうがこれに関してはかなり進めないといけないという国からの方針が出ているはずです。これに関しての進捗状況をぜひ聞きたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 2項目めの介護行政において包括ケアシステムの構築が急務であることについての1点目、在宅診療の充実の進捗状況についてご答弁申し上げます。 在宅診療の充実に関しては、埼玉県において地域医療介護確保基金を活用し、在宅医療提供体制充実支援事業として、北葛北部医師会の協力により往診医の登録や患者登録、後方支援ベッドの確保などを進めており、東埼玉総合病院内に在宅医療連携拠点も設置をされております。また、平成25年度から平成27年度まで、市が実施主体となり、埼玉県の在宅医療連携推進事業を同じく北葛北部医師会に委託し、多職種協働による在宅医療の支援体制の構築を目指して研修を行ったり、住民に対して普及啓発等も行ってまいりました。 市といたしましては、今年度以降も北葛北部医師会や埼玉県、近隣市町と連携を図りながら、在宅診療の充実を図ってまいりたいと考えております。 次に、2点目の在宅介護体制整備の推進状況についてご答弁申し上げます。 在宅介護体制の整備については、平成27年度まで北葛北部医師会に委託しておりました。在宅医療介護連携推進事業において、在宅医療、介護連携の課題の抽出や多職種連携の強化、医療・介護関係者の研修などを行って、在宅介護体制の整備に向けた取り組みを行ってまいりました。 また、在宅介護体制の充実に関しましては、社会福祉協議会やシルバー人材センター等との連携も重要となるため、平成27年10月に設置した生活支援体制整備推進協議会においても協働の取り組みを始めております。 今後も、医師会を初め、関係機関にご協力をお願いしながら、地域包括ケアシステム構築のために医療や介護、生活支援などを一体的に推進してまいりたいと考えております。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) まず、1点目の訪問診療に関してですね。私は、部長よりもっと詳しい資料を実は持っているんですが、一番の問題は、今、東埼玉総合病院と医師会でやっていて、一番のポイントは、いわゆる往診医がいないということです。往診医、分かりますか。今、往診医をすごく探しているんです。でも、往診医が確保できなかったら、在宅医療できますか。だから往診医を確保するべきなんです。今現状で言うと、北葛北部医師会で13人しかいない。希望される方ですよ、あくまでも。やるかどうか分からないが、何かあったらやる可能性はありますよって。実現は分かんないです。それに関して往診医を増やすというのは非常に課題がある。それはどうしたら増えるかという、これに関しても一応解析をしているんですね、今。これは、通常の医療だけで今いっぱいです。確かに私もそうです。今、ずっと普通の診療をして、さらに行きますかというと、なかなか厳しい。それには何かの補償がないとだめなんですよ。ねえ、分かりますか。財政の補償もそうですし。それが1点。 それと、2点目は夜間が難しいよと。夜間、皆さんも寝ていますよね、夜ね。だから、それをやらないと、夜間も行かなくちゃいけない。そういうことですよ。それにはどうしたらいいかというと、いわゆるもう一つ出させていただきましたが、資料の15を見てください。これはイラストレイテッドで非常に分かりやすい。つまり、いわゆる往診体制ではなくて、いわゆる夜間も24時間、いわゆる介護関係と看護が必要なんです。つまりこれがなされていないから往診医が増えないわけです。例えば、往診医だけ対応してくださいって、夜間行けないじゃないですか。だが、看護とか訪問看護の24時間ステーションがあれば行けるわけです。そうしたら往診医は行ける。だから、これは地域密着医療の事業の一つなんですよ、市がやるべき。ですから、これを増やすべきでないと、この在宅医療との関係は成り立たないというか、いわゆる包括ケアシステムは構築できませんよということです。よろしいですか。だったら、介護と看護に関しての地域密着型のサービスに関してどう思いますか。まだ今全然できていない。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 往診と訪問介護の関係で、地域密着型のサービスということで、市としましても平成27年度もこれらをやっていただける事業所の公募はさせていただきました。残念ながらやっていただける方が結果的にいなかったわけですが、平成28年度についても、同じようにサービスをしていただける事業者を公募をこれからするということです。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 前回の議会でも松田雅代議員が言っていて、包括ケアシステムはいつできるのですかと、おっしゃっていた。ですから、タイムリミットが甘いんですよ、すごくいつも。さっき言ったように、介護予防もそうだが、ああ、やりますよとかおっしゃるが、それはいつまでもできません。夏休みの宿題と一緒です。 資料の8を見てください。これ、市民の考えをぜひね、これもすごくアンケートをしっかりとっていてやっているんです。これはnが551万です。nって分かりますか。調査戸数です。統計的なnって。調査戸数、551も聞いているんですよ、これ。すごいと思いませんか。これはかなりのデータですよ。これを見ていると、必要なのは何ですかという市民の声。これ市長、市民の声をしっかり聞いたほうがよろしいと思いますよ。往診してくれる医療機関は必要である。さっき言った往診医が必要なんですよ。増やさないと。2点目は、身の回りを世話してくれる、困っちゃったら24時間対応してくれてすぐ来てくれる、それをやってくださいよと言っている。あと、介護の負担を軽くする仕組み、これも同じです。いわゆる介護の関係の、要は通所介護とか、いわゆる訪問介護とか、それを充実させてください。そういうこと。 もう1つ言います。最後のページ、11ページ見てください。11の資料。現場はどう思っているか。これ皆さん本当に考えてください。介護予防にもこれは物すごく大事なんです。包括ケアシステムって安倍首相さえ言っているの、今。いいですか。これ見てください。これで私がこの中で注視しているのは、一番下から2番目と3番目、夜間対応型訪問看護、これ夜はどうするんですか。昼間だったら訪問医は行けるわけです、正直言うと。だが、夜は行けないから、訪問看護というか往診は難しいよ。今、すごくうかつに引き受けると大変なんですよ、みとりがあるからです。分かりますか。亡くなる方って昼間亡くなると思いませんか。そうじゃないですよ、夜の丑三つ時になくなるんですよ、大概。大概っていうのはおかしいが、夜中亡くなる方が多い。だからこれができない。だから、夜間対応の訪問介護、ぐあい悪くなったら夜間対応できますよ。あと定期巡回型・随時対応型訪問介護看護、これが必要。それで、ケアマネジャーって現場の人ですよ。これ現場、平成26年10月、統計的にアンケートをとった。たったこれね、足りているというのは5%。5%ですよ。1割も満たないんですよ。5%。これをどう思いますか。ねえ、
健康福祉部長、どう思われますか。また認識を新たにしていただきたいんです。
○議長(
手島幸成議員)
健康福祉部長、答弁願います。
◎
健康福祉部長(坂齊圭一) 議員おっしゃるとおり、夜間等をやっていただける往診医のような方がなかなかいないということですので、そういった方の養成というんでしょうか、なかなか難しいことなんだと思いますが、そういうことだとは認識をさせていただきます。
○議長(
手島幸成議員) 2番、
大山重隆議員。
◆2番(
大山重隆議員) 長々と今、統計的な解説を述べさせていただきました。とにかく私が最初に出した仮説、よろしいですか、基本的に一番最初に見てほしいのは、介護予防とか健康寿命を延ばすことが財政の健全化にかなり必要になる。今、西口の問題とか、先ほど藤沼貢議員は必要だと述べられましたが、あと駅舎の問題、これも財政と関連する問題です。つまり、この介護予防と健康寿命を延ばす施策、社会医療費を減らす施策を全面的に最初に早急にやるべきだ。それが全てうまく回る有効施策だと私は考えます。 それで最後、先ほど定期巡回型とか夜間対応型も言いました。私はデータ全部持っているんですが、埼玉県久喜市はあります、既に。だから幸手市は遅れているんだと。包括ケアシステムを構築するというが、遅れている。久喜市は持っています、夜間対応型。夜間来てくれる。もう一つ、ちょっと離れるが、春日部市は、私のデータだと2つ持っていますね、既に。定期巡回型と夜間対応型を持っている。これありますからね、データ。だから、いかに幸手市のいわゆる地域密着型の介護予防とこういう施策に関して遅れているかということをぜひ認識していただきたいということで終わりにします。
○議長(
手島幸成議員) 以上で、2番、
大山重隆議員の一般質問を終わります。 ここで10分間休憩といたします。
△休憩 午後3時29分
△再開 午後3時39分
○議長(
手島幸成議員) 再開いたします。 次に、1番、
巻島幸男議員の発言を許可いたします。 県道惣新田幸手線の臨時対応について、なお、質問席にてお願いいたします。 1番、
巻島幸男議員。 〔1番
巻島幸男議員 質問席〕
◆1番(
巻島幸男議員) 1番、巻島幸男です。 議長に発言の許可をいただきましたので、通告順に従って質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、県道惣新田幸手線の臨時対応について。 12月の一般質問で、県道惣新田幸手線の歩道整備と安全確保の質問をさせていただきましたが、現在のところ具体的な計画はない。臨時対応としてグリーンベルトの表示や横断歩道、ポストフレックスを設置し、安全確保を図りたい。今後も学校や地域と連携し、安全対策を実施すると回答をいただきましたが、それの進捗状況を伺いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) それでは、1項目めの県道惣新田幸手線の臨時対応、その後の進捗状況についてご答弁を申し上げます。 12月議会においてご指摘いただいたところですが、グリーンベルトとポストフレックスについては、平成28年度、今年度で設置をすべく、現況の実地調査を行ったところです。現在の状況は、9月末までの施工完成を目指して現在準備をしているところです。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) ありがとうございます。 こういったところも、毎年秋に行われているPTA連合会の市当局との懇話会ですとか区長会、いろいろなところで出ているかと思うんですが、そういうところで一つ一つ耳を傾けていただいて、きのうより今日、今日よりあすと、市民の安全、子どもの通学路の問題、そして地域の諸先輩方、高齢者の方が安全して暮らせるような整備、街づくりをお願いしたいと思います。本当にご対応ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、2項目めの水害対策について発言を許可いたします。 1番、
巻島幸男議員。 〔1番
巻島幸男議員 質問席〕
◆1番(
巻島幸男議員) それでは、水害対策について質問させていただきます。 これは12月にも3月にも質問させていただいたのですが、幸手市にとって何よりも早期解決しなければいけないのは水害対策であると私は思います。3月議会で、12月以降、具体的な計画はないが、調節池などの整備は必要じゃないかという方向性は見出しているという回答でありました。また、埼玉県と河川下水道事業会との協議、最終的な100mm/h安心プランの登録申請は実施されたのか、それの現状を伺いたいと思います。 2番目といたしまして、調節池の整備ではないかという方向性は見出しているところで、何年計画で予算化、計画化は進捗しているのかどうか教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 水道部長。
◎水道部長(秋場誠) それでは、2項目めの水害対策についての1点目、河川下水道事業調整協議会における協議並びに100mm/h安心プラン登録申請に関する現状について、まずご答弁を申し上げます。 浸水被害の軽減に向けこれまで進めてまいりました調査においては、河川水位を低下させる河川外水対策や、住宅地等に降った雨を一時的に貯留するための下水、雨水対策として、調節・調整機能を有した調整池等の施設が有効であることが浸水シミュレーションの解析等によりまして判明をしてきたところです。 こうした調査結果に基づきまして、対策施設を建設する事前検討といたしまして、地形、地盤条件の調査や施設の構造などといった諸条件を検討し、どのような対策施設が整備可能なのか、物理的な条件整備の検討、また財政上の整備財源の検討や各関係法令等の手続、それから関係機関協議など、対策事業全般にわたる課題の抽出が必要になってまいります。 このため、今年度、平成8年度においては、現在発注事業を進めてございます雨水対策調査業務委託を執行し、事業の支障となる課題、問題等の抽出を行い、さらに具体的な検討、検証を進め、対策事業を前進させていく考えです。 こうした種々の条件整備がある程度整った段階で100mm/h安心プランへの登録申請を行うことになると考えてございますが、このプランは、河川と下水道が連携した被害軽減の取り組みが前提となっていますことから、幸手市側の対策だけではなくて、埼玉県側の対策もあわせて協議会の場などを通じてさらに精査し、登録申請を行うことになりますので、今後も鋭意進める所存ではございますが、相応の時間がまだ必要になってくるものと考えてございます。 また、登録申請ができるような段階まで計画内容が固まりましたが、改めて計画素案として議会にもお示しをできるものと考えてございますので、ご理解をいただきたいと存じます。
---------------------------------------
△発言の訂正
◎水道部長(秋場誠) 失礼しました。平成8年度と申し上げましたが、平成28年度に訂正をお願いいたします。申しわけございませんでした。
---------------------------------------
◎水道部長(秋場誠) 続きまして、水害対策の(2)の何カ年計画で予算化、計画化が進捗しているかとのご質問についてご答弁をさせていただきます。 浸水被害を軽減するための対策施設については、先ほど申し上げましたとおり、現状では調節池の規模や構造、施工方法なども決まっているわけではございません。現時点においては、将来具体的な対策施設の形につなげていくために、諸条件の検討にようやく着手をいたしました段階でございまして、特に河川や下水道事業は事業の規模が比較的大きく、河川法や都市計画法、また下水道法など関連法令において幾つかのハードルを越えていかなければ工事着手にたどり着くことができない性格を有しておりますので、一つ一つの条件をクリアし、整備に向け着実に進んでまいりたいと考えてございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 なお、議員全員協議会の場においてご報告をさせていただきました重点プロジェクトの中の雨水対策整備事業の平成35年度までの事業費については、具体的な施設整備に着手するまでに必要となると考えられる調査や測量、また設計などといった現時点で私ども市側で考えられる業務を時系列に見立てたものでございまして、業務費の積み上げが主なものとなってございます。 また、事業の進捗については、比較的順当に事業が進行していった場合に、重点プロジェクト期間最終年度に用地買収開始という流れになってございますが、それまでの間に外的な要因等により事業の進捗が流動することも考えられるところですが、そうした業務の先に初めて工事施工が位置づけられてくるものですので、ご理解を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 調節池と一言で言ったといっても、引き込みもあれば吐き出しもあるし、すごく大変な作業だと思うんですね。この水の問題というのは、私がもう20代、10代後半、高校生のころから何十年とかけて、地元の方が、すごく毎年毎年大雨が降ると、台風が来るたびに困ったな、大変だというのも何十年も続いていると思うんですよ。これは先ほどその言葉の中で、将来的に向けてようやく着手されたという計画の遅れですか、何でもっと前に20年計画、30年計画、簡単にできないものであるんであれば、もっと長い時間を早期にかけて、まして緑台は幸手市で販売したところですよね。もっと責任を持って早くやっていただけないものだったのかなと。そこのだけでも教えていただきたいんですが。それで、この平成31年度に最終年度、用地買収に向けて実施されるということは、これはもう事実ということで受けとめてよろしいんですね。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 水道部長。
◎水道部長(秋場誠) 何点かご質問があったと思うんですが、私ども下水事業担当者のほうから申し上げられることについてご答弁をさせていただきたいと思います。 今回答弁させていただきました水害対策の中の100mm/h安心プランについては、法律の施行が平成25年にございましたものですから、その平成25年を皮切りにこういった事業を進めていくということの中で、協議会を設置させていただきまして検討を重ねているものです。 先ほど議員のほうから、20年も前からそういう問題が発生していて、もっと早く対応ができなかったのかということに関しましては、これは治水関係になりますので、その辺私ども下水道のほうでは答弁が申し上げられない部分もございますので、そちらはすみませんが、担当部署のほうからお願いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長、答弁願います。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) ただいまの
巻島幸男議員のご指摘についてご答弁申し上げます。 幸手市の緑台1丁目、あと東2丁目ですか…… 〔「2丁目」と言う人あり〕
◎建設経済部長(戸塚富士夫) 失礼しました、緑台2丁目、東2丁目ですね、主に東さくら通りも含めまして、道路冠水という問題が早い段階からあったわけですが、基本的に全部水があの流域については倉松川に集まって、それで倉松川から中川に続くという体系でございました。そういった中で、埼玉県がまず倉松川自体の排水できる能力を高めるということで改修を進めておりまして、まずその改修ですね。それと、大島新田の調節池という幸手市にすれば外水対策が進行していました。それと、さらにそれの効果を高めるための外郭放水路、これも外水対策ということになると思うんですが、そういった中で、ある程度、倉松川の改修が国道4号まで済みまして河道の面積が大きくなるということを前提に、埼玉県との協議の中でかなり機能補償の部分もありましたが、固定式の第1ポンプ場であるとか第2ポンプ場、第3ポンプ場という倉松川の大きな改修断面にあわせたポンプ場を整備させていただいてまいっております。 そうした中で、従前に比べますと、緑台2丁目付近では、昨年はかなり強い降雨がございまして、従前なかったような緑台2丁目付近とかでも冠水がございましたが、かなりのそういった効果があらわれてきているという部分です。今回それを踏まえまして、河川、下水サイドでさらに歩調を合わせて効果を高めていこうということで、100mm/h安心プランということができてきましたんで、市といたしましてはそういった中で改めて調節池の効果も認識しておりますので、河川、下水ということで力を合わせてやっていこうという今状況にございます。ということです。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 先ほど水道部長からお話いただきました用地買収ということに関してはどうなんでしょうか。
○議長(
手島幸成議員) 水道部長。
◎水道部長(秋場誠) 重点プロジェクトの中で、平成35年に用地買収が必ずできるのかというご質問に対して、すみません、漏れてしまいました。 今回お出ししたプロジェクトについては、先ほども申し上げましたように、市側のほうで想定した業務等を時系列に積み上げていった中で、最速でやった場合、このくらいでできるのではないかというところの中で計算させていただいております。ですから、必ずそのときにもう買収が始まりますという確約はここではできないわけですが、そうした計画の中で、できるだけそういった形がとれるような準備をしていきたいと考えているところです。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) ありがとうございます。 そういった計画を市民の方は全然知らないんですね。ですから、いつになる、まただめだろう、昨年の9月からあと3カ月で9月になっちゃうんですよ。あっという間に1年が過ぎて、恐らく今年より、3月に質問させていただきましたときは、恐らく昨年度よりは、昨年の雨は異常であったために、昨年のようなことはないだろうなんですよね。ですから、もう1回そういったところをきちんと市民の方々にはっきりと分かりやすく、あ、そうか、これこれこうだ、こういうふうに進んでいるんだったら、このほうが安心できるなと。それでも大雨が降ったからまたかって、多分そこに住んでいる方ってすごく大変な思いをして住んでいると思うんですよね。 まあこの間も、3月にも言わせていただいたんですが、もし皆さんのお友達や親戚がそこに住むと言ったら、もうちょっと東に住めよ、西に住めよ、そう言うんじゃないのかなと私思うんですよ。ですから、いかに市民目線の立場に立った街づくり、そして仕事には3つあると思うんです。やらなければいけない仕事、やれる仕事、そしてやりたい仕事。大体人間というのは、やりたい仕事からやるんですね。でも、本来はやらなければいけない仕事をやって、やれる仕事をやらないと、やりたい仕事ってできないと思うんですよ。そのためにも、本当に街づくりに対して市民の望んでいるものは何かということを考えて、そういったところの街づくりを今後ともしていっていただきたいなと思います。 今後のプランが確定した後も、一日でも早く市民の皆さんが安心できるような計画でもいいです、予定でもいいです、それをはっきりと地元の方にご報告していただきたいなと思っております。 これは以上で終わります。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、3項目めの就労人口の減少について発言を許可いたします。 1番、
巻島幸男議員。 〔1番
巻島幸男議員 質問席〕
◆1番(
巻島幸男議員) 3月の委員会で、就労人口の減少ということで、今年度は前年対比300人減、金額で8,000万円減であったということで予算書のほうをいただきましたが、今後の就労人口の減少と個人税の減少の見通しについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) それでは、就労人口の関係と個人市民税の減少の見通しについてお答えさせていただきます。 まず、今後の就労人口についてですが、今回の場合、就労人口ということで19歳から60歳までの年齢人口を見せていただきました。 当初予算を作成いたしました平成27年9月現在では、住民基本台帳上では19歳から60歳までが2万6,028人です。これを単純に1年後、1歳年を重ねたといたしますと、同枠の年齢人口は2万5,685人ということで、343人の減となるところです。 この算出方法によりますと、今後の就労人口については減少していくものと考えられますので、この就労人口の減少に伴いまして、個人市民税についても減少していくということが考えられるものです。 しかしながら、幸手中央地区産業団地が整備されることによりまして、就労人口が増加する要因もございます。また、今後の個人市民税の見通しについては、現在の課税状況に大きく変動がなく、所得の状況に変動がない場合には、平成28年度と同程度の水準で推移するのではないかと。また、産業団地におきます効果が見られるころには、税収の増も多少は見込まれるのではないかと期待しているところです。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 2025年、総務省の発表ですと、65歳以上の人が人口の30%、75歳以上の人が人口の18%、おおむね人口の48%が65歳以上の人となるんですね。ですから、それは、平均的に減っていくということではなく、急激に減っていくんじゃないかなと思います。 それと、総務省の発表ですと、35年間連続で15歳未満の子どもの人数が減っているということなんです。それは、1,605万人です。総人口の12.6%に値しちゃうんですね。ということは、65歳人口が27%でして、65歳以上の人口を15歳以上の人口が下回ってしまうことになるんですね。ですから、もっと、厳しい目でこの就労人口の減少と歳入の減少を見直していただいたほうがよろしいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(
手島幸成議員) 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 議員おっしゃいますような、人口の推移を見ますと、そのようになるのかと考えてございます。しかしながら、先ほど申し上げました産業団地の関係もございます。その他の要因についても、その就労人口の増を目指してさまざまな施策をするということで総合戦略を掲げたところですので、今現在のところ、シミュレーション上ではあのような数字を出させていただいたところです。 今後についても就労人口の増加に向けての各種施策を続けていくということですので、ご理解をいただきたいと存じます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 以上で分かりました。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、4項目めの駅舎建設に対する費用対効果について発言を許可いたします。 1番、
巻島幸男議員。 〔1番
巻島幸男議員 質問席〕
◆1番(
巻島幸男議員) 駅舎建設に対する費用対効果についてお伺いさせていただきます。 1、市民に対するメリットは何か市長にお伺いいたします。 市民が負担するデメリットは全くないのか、市長にお伺いいたします。 一般単独事業債は翌年から償還が始まりますが、歳入が減り、事業の縮小や先延ばしを考えなければならないと思いますが、何を基準に先延ばしをしていくのか市長にお伺いいたします。 4番目、市民が望んでいる災害に強い街とは水害ではないかと思いますが、その点をお伺いいたします。 5番目、幸手市の拠点施設である庁舎は、災害に耐えられる構造ではないと思います。庁舎の建て替えの計画等をお伺いいたします。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 私から、4点目の1、2、3についてお答えします。 1点目の市民に対するメリットは何かについてご答弁申し上げます。 まず、都市における鉄道の駅舎とは、単なる鉄道施設ではなく、都市の玄関口であり、都市の顔であると思います。また、他の町からのお客様を迎え入れるおもてなしの場所でもあると考えております。このため、自由通路及び橋上駅舎整備事業は、市のイメージアップにも大きく寄与する重要な事業です。 さらに、現在の幸手駅周辺は、鉄道により東西地区が分断されており、主たる駅へのアクセスは県道幸手・久喜線に依存しており、この県道は久喜市との境界から幅員が狭くなり、交通事故もたびたび発生している危険な状況となっております。東日本大震災のときにおいては、長時間にわたり踏切が閉ざされ、東西地区が完全に分断されてしまいました。自由通路及び橋上駅舎整備事業を行うことにより、踏切を渡ることなく東西地区の往来や幸手駅の利用が可能となり、市民の皆様の安全性、利便性が格段に向上するとともに、都市構造や防災面においての問題解決にも寄与するものと考えております。 自由通路の幅員は最大で10.65メートルあり、今後起こり得る災害時においては、帰宅困難者のための一時的な避難場所となります。平時においては、この空間は待ち合わせや桜まつりなどのイベントに利用ができるよう予定をしております。 さらに、現在施工中の幸手駅西口土地区画整理事業による人口の増加や、幸手中央地区産業団地における雇用の拡大との相乗効果により、自由通路及び橋上駅舎は新しい人の流れをつくり、地域が元気になるエンジンになるものと考えております。 続きまして、2点目の市民が負担するデメリットは全くないのかについて答弁申し上げます。 自由通路及び橋上駅舎整備事業についても、他の公共事業と同様に、市民の皆様の貴重な税金から負担させていただく事業であり、財政支出を伴うものです。しかしながら、これらを整備することにより、市のイメージアップや地域の活性化に貢献できるものと考えております。事業推進については、財政規律を維持しながら進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。 それでは、3点目の質問に答弁させていただきます。 一般単独事業債については、現在、銀行などの民間等資金が割り当てられるようになっており、借り手側の市と貸し手側の銀行との契約により償還期間が決定します。幸手市における近年の銀行等資金の借り入れ条件は、15年償還の3年据え置きで借り入れを行っておりまして、3年間は利息のみ、4年目からは元金と利息を償還するものとなっております。 この銀行等資金に限らず、財政融資資金などの政府系の借入金についても、据え置き期間は異なるものの、翌年度から利息が発生し、償還が始まるのが通常です。 ご質問の基準に事業の縮小や先延ばしを行っていくかについてですが、事業の位置づけについては、総合振興計画実施計画などにより明確にされているものの、全ての事業が実現可能なものとは限らず、当然に事業計画段階や予算編成時を含め、財源が賄えるかどうかや市全体におけるバランス等も考慮する必要があります。また、市民の生命、財産を脅かすような緊急の事業については最優先するものです。そのような状況において、事業の進展を見きわめ、事業規模や時期についても判断していくものです。
○議長(
手島幸成議員) 続いて、答弁願います。 総務部長。
◎総務部長(関根雅之) 続きまして、(4)、(5)について私のほうからお答えさせていただききます。 まず、市民が望んでいる災害に強い街とは水害ではないかということですが、幸手市の自然災害は、これまでの災害履歴から、地震、そして台風などによります水害が主なものとなるものです。議員のご質問のとおり、水害については以前から当市の重要な課題でございまして、第5次幸手市総合振興計画においても、災害対策の充実、また総合治水対策の推進を掲げ、水害を防ぐための治水対策を行ってきているところです。 しかしながら、昨年9月の関東・東北豪雨によります水害を経験し、治水対策の強化についてさらに認識を深めるところでございまして、これまでの排水ポンプ場の整備、維持管理などの対策を継続することに加えまして、先日の議員全員協議会でご説明させていただきました市の重点プロジェクトとして雨水対策整備事業を掲げまして、治水対策の強化に努めるものです。 また、自主防災組織の育成、支援などのソフト面についての充実も図り、市全体の防災意識を高め、そして市民と行政が一体となった水害のない町、災害に強い街づくりを行ってまいりたいと考えてございます。 続きまして、(5)の拠点の庁舎は災害時に耐えられるのかということです。 これについては、平成27年第2回市議会定例会において、10番議員からのご質問などもございまして、外部からの有識者を入れた形で耐震化の検討を進めてまいりたいとお答えし、適任者を探しているということでご答弁をさせていただきました。 その後、平成28年3月17日に日本工業大学との包括的連携協定の調印式を迎え、その中の連携項目において、建築及び建築構造に関することという項目がございまして、調査に対しての建築分野の専門的な意見を伺えるものと考えてございます。 さらに、今年度において、公共施設総合管理計画、アセットマネジメントですが、この計画の策定をしているところでございまして、市全体での施設の方向性をまとめ上げた上で、平成29年度以降、各施設の整備計画に結びつけていく予定となってございます。 庁舎についても、これらを踏まえ、補強や建て替えなどの方向性を見出していきたいと考えてございます。 以上のことから、さきの議員全員協議会においてお示ししました重点プロジェクト事業の資金計画において、平成30年度から事業展開をするものとし、早期に庁舎の問題に対応していきたいと考えてございます。
○議長(
手島幸成議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 1つずつでよろしいですか。
○議長(
手島幸成議員) はい。
◆1番(
巻島幸男議員) まず(1)メリットは何か市長にお伺いするということで、基本的に私、駅を新しくすることに反対ではないんです。あくまでも鉄道の会社に、借金しても皆さんの血税を与えてしまうということに対して、お金の使い方の利用のところにもう一度見直すべきがあるんじゃないかと、そういうふうに思っているんですね。それで、まず確かに市の玄関口であり、顔であり、イメージアップであり、さらには東西地区をつなげる通路であり、自由通路も西口開発も私は基本的に賛成です。ただ、お金の使い方、利用だけのことを言っているだけでありまして、まず都市防災、10.65メートル、災害時の一時的な困難者とありましたが、5年前の3.11のときにどのぐらいの帰宅困難者がいらっしゃったんでしょうか、教えていただきたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
巻島幸男議員、時間がかかるそうですので、次の質問…… 市長、答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 状況だけ、私の分かる範囲でよろしいですか。 〔「はい」と言う人あり〕
◎市長(渡辺邦夫) もし足りなかったら部長から答弁させます。 東日本のときには、中央公民館に宿泊された方もおりました。そして、また帰宅できない方が幸手の駅舎で立ち往生のまま何十名かそこにいらしたということは聞いております。ただ、詳しい数字については今のところ把握しておりませんので、すみません、そのほか足りない分があれば、部長から答弁させます。
○議長(
手島幸成議員)
巻島幸男議員に申し上げます。今、その帰宅困難者の数字は時間がかかるということなんで、次の質問をお願いします。
◆1番(
巻島幸男議員) 一時的な避難場所とあるんですが、東京都内は恐らくその民間の施設は災害時にその場所を提供するというような締結がされているかと思うんですが、果たして幸手市の場合、東武鉄道がそのような約束事をしていただけるのかどうか、また鉄道が復旧した場合、当然改札口にはいられないわけですから、その自由通路を東西の通路の人が邪魔をしているんじゃないかというふうな、いろいろなことが考えられると思うんです。そして、水の場所、ましてや冬に起こった場合、その寒さ対策ですとか、トイレの問題、衛生不衛生の問題、それとまあ当然女性の場合、お子様の場合、種々いろいろな考えられる問題があると思うんですが、その辺のところも含めてご回答お願いいたします。
○議長(
手島幸成議員)
巻島幸男議員に申し上げます。一問一答で。
市民生活部長。
◎
市民生活部長(高橋幸三) まず、先ほど答弁保留させていただきました前回の3.11の際ですが、大変申しわけございませんが、先ほど市長が答弁申し上げたとおり、駅に残った方、また中央公民館に一時避難された方がおりますが、その実数についてはかなり時間がかかるということから、ご勘弁いただければと思っております。 また、それにかわりまして、私どもでは帰宅困難者の予測というものは地域防災計画のほうで立てておりまして、現時点においては、茨城県南部の地震の際には6,500人程度帰宅困難者は発生するだろうという予測のもと、計画を立てているのが現状です。 続きまして、今のご質問の一時避難の中で、東武の所有の自由通路で認められないんじゃないかというお話ですが、自由通路については幸手市の所有の道路部分ですので、一時避難場所としては十分足り得るということで認識してございます。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 先ほど6,500人というような数字が出たんですが、幸手市は出る町でありまして、6,500人の帰宅困難者は出るわけがないと思うんですが、そこのところご確認していただきたいと思います。
○議長(
手島幸成議員)
市民生活部長、答弁願います。
◎
市民生活部長(高橋幸三) これは幸手市全体の要は市外の方が幸手市へお勤めになっている、あるいは通学されている方も含めた中での合計の推計でマックス6,500人を推測しているということです。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) 一時避難ということですね。一時避難のために二十数億円を民間の黒字会社に幸手の町を差し上げるのはどうかと思うんですが、その辺のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 建設経済部長。
◎建設経済部長(戸塚富士夫) 議員全員協議会を初め、市長からいろいろお考えのお話があったと思うんですが、基本的に一時避難とか滞留のみということで私どもは自由通路、また駅舎の建設ということではございませんで、まず市の玄関口ですとか、当然市を元気にするエンジンといった意味で、複数の要素の中、また現在、東口がああいった形で駅の整備がある程度整いました。それについて、今度、西口も同じことに、自由通路で連絡することによりまして、相乗効果が高まって、先ほど来お話にございますように、総合戦略にもございましたように、人口の減少にも歯どめがかかる大きな要素になるだろうということで申し上げていますんで、あと当然幅員が広い部分については、通常道路で一時使用でやっているようないろいろな利用の可能性をきちんと残すためには、ある程度の幅員で、せっかく整備する施設であれば、幅員をいろいろな利用の可能性を残して価値の高いものを後世に引き継ぎたいということで申し上げていますので、そこだけは、総合的な意味合いで申し上げているということだけはご理解いただければと思います。 それと、自由通路は駅の東口の駅前広場から西口の駅前広場を結ぶ一応道路、私道じゃなくて市道ですね、市道としての整備です。そういった中で、市道に余裕幅員といいますか、そういった人の滞留の部分の面積も今回見込ませていただいたということです。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) ありがとうございます。 先ほど部長のお言葉の中で、人口流出の歯どめというようなお話が出ましたが、果たして駅がきれいになったから、人口流出の歯どめにつながるのか、本当にそのお考えですか。本当にお考えですか。それとですね、それとですね……
○議長(
手島幸成議員)
巻島幸男議員……
◆1番(
巻島幸男議員) 一問一答、はい。
○議長(
手島幸成議員) 今の件について答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) ですから、先ほども答弁しましたように、これが人口増の1つのエンジンということでご理解願います。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) ありがとうございます。 まあエンジン、分かります。街づくりは駅から、道路から成っていますね。だから久喜市を考えていただきたいんですが、久喜市はそんなに立派な駅じゃありません。ですが、すごく道は便利になっています。渋滞も緩和されています。すごく比較していったときに、ああ、通るたんびにすごいなと思っております。果たして今日、駅はどうだったかなと考えたら、トイレのほうは昔のままだし、JRはパン屋さんができて、ああ、何か何となく小ぎれいになったかなというような程度のものです。 それで、一つもっとその根本に戻るんですが、エンジン、確かにエンジン、そこがスタートになるのかもしれません。(2)の中で市長からお答えいただきましたそのイメージアップ、そして活性化。それと(1)で、市の玄関口である、顔である。これはもうごもっともな、対策じゃなくて名刺の話なんですね。駅は玄関、駅は顔。イメージがよくなるので、駅がいいとイメージがいい、活性化になる。 私は、だから先ほども言っているように、駅をつくるのは反対ではありません。例えば、皆さんよくテレビで見ているかもしれませんが、匠のリフォーム、「ビフォー・アフター」ですか、ああいった形で、東武にしたらいろいろなすばらしい駅があるんですね。決して橋上化じゃありません。恐らく二十何億円のお金はかかっていないと思います。すごくいい駅だな、感じがいいな、また来たいなというような駅がたくさんあります。ですから、ここのところを同時に考えていただきたいのは、こういうイメージにしたいので、こんな町に活性化したいというイメージがなければ、一つ一つ全てが単発、つくったからこうなった、できたからこうなった、ストーリー性がないんですね。ですから、どういうイメージを持ってどういうふうに今後幸手の町を活性化していきたいからこういう駅にして、こういう商店街を持ち寄ってしていきたいのか、そこのイメージのところをお聞きしたいと思います。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 駅舎の件に関しましてね、いろいろな考えがあると思います。当然
巻島幸男議員はいろいろな駅を見て、ああ、すばらしいな、いい駅だなと感じたのは、お互い皆さん感性があるからね。私もいろいろな駅を見せていただきました、国内外問わず。以前も話したかと思うんですが、自分の理想とするような駅とか、ほかの駅を見ていいなと思ったときって結構お金かかっているんですよ。それで、当然、こういう言い方は変ですが、いろいろな自分が理想としている、例えば全部埼玉県材でつくるとかね、温もりがあるような木でつくるとかね、いろいろなイメージがある、いろいろなことがあると思うんですが、でもその裏には財政というものがございます。それと安全性と利便性と、その辺までかんがみたときに、今ある駅舎に対しまして、東西の自由通路、それもずっと今まで駅舎のことについて話しましたから言いませんが、それと利便性、安全性、それと幸手市は桜という一つイメージがありますから、それをコンセプトに、市民にアンケートをとりまして、桜のイメージがするような駅舎にすると、そういうようなことを今思ってつくっています。ですから、駅舎がただ乗降だけじゃなく、その利便性、安全性、それから顔として玄関として、そしてまたなおかつそういった幸手市の桜というものが分かるような駅舎をつくっていて、町をPRしていければと思っております。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) まあ確かにお金はかかっているのかもしれません。もしかしたらかかっていないかもしれません。それは実際のところ、聞いてみないと分からないことだと思います。 では、その駅舎に対する思いというのはいろいろあるかと思うんですが、先日、あるバラエティー番組で、石破茂さんが出ておりました。また、その出ていた番組はとんねるずだったかさまぁ~ずだったか忘れましたが、石破さんにこんなを質問したんですよ。石破さん、次の総裁選は出るんですかと。そういう質問をしましたら、石破さんはこう答えました。一国の総理というのは、国を変えることができるんだ。国を変えるということは、国民の人生を変えると。国民の人生を変えてもいい自信がなければ簡単に出馬はできない、そういうふうに言いました。 今回、いろいろな件があります。先ほど藤沼貢議員のほうからもご質問がありましたように、皆さんが不安がっている人もいる、大丈夫だろうと思っている人もいる。だからここのところ、事実はどこにあるのか。本当はどこなのか。この間の数字はこうだったが、今回はこうだったとかってないように、私は今、この財政が、まあ一般的には財政難と聞いていますが、財政が不透明なときに、駅の問題、もっと一つ言わせていただくと、駅はここ何年かの間に、もう20年も30年も前から言っていると。西口開発も何十年も前から言っていると。同時に水害対策だって何十年も前から言っているんですよ。同じぐらいから言っているんですよ。それで、水害対策は毎年毎年大雨が来るたびに、そこに住んでいる人は泣いているんですよ。ですから、先ほど言ったのは、やらなければいけない仕事、やれる仕事、やりたい仕事、その順番なんだと私は申し上げました。 ですから、この問題はですね、言いたいのは、市民が一体一番何を望んでいるか、市民が一番何を解決してほしいのか、そういったところをもう一度考えてしっかりした議論を持って、市民の皆様に透明性なお答えを出してあげたい。安心できるお答えを出してあげたい。そして、何十年後にはこうなり、今市長がおっしゃっている子育て日本一、中学3年生、15歳ですが、あと5年たったら二十歳になります。その子たちに本当にツケが回らないのか、元気で100歳、100歳生きるまでに福祉のサービスが低下しないのか。 先ほど総務部長がおっしゃっていた言葉を言わせていただきます。平成29年度から平成31年度まで市民への影響ではゼロではないということです。何かに必ず負担が来るということなんです。それに負担を強いてまで、今黒字の会社に二十数億円のお金をかける必要があるのか。まあ金額は違うかもしれませんが、十数億円のお金をかける必要があるのか、そこの流れを私は問いたいんですね。負担を少しでもかけてまで、そして片方では元気で100歳、子育て日本一で言っている。事実は本当にどこにあるのか。与党、野党、市民市長派、反市長派、好き嫌いではなく正しいのは何か、間違っているのは何か、そういうところを基準にしっかりした議論をしてこの問題を解決していきたいなと思うんですが、最後に市長の覚悟を教えてください。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) 私は先ほど藤沼貢議員にも申し上げましたように、今回の駅舎関係については不退転の決意で臨みたいと思いますので、ご理解願います。
○議長(
手島幸成議員) 1番、
巻島幸男議員。
◆1番(
巻島幸男議員) では、先ほどお借りしました石破茂さんのお話なんですが、市長1人の判断で国民の人生を変えてしまう、その責任も負うという覚悟で理解してよろしいですか。
○議長(
手島幸成議員) 答弁願います。 市長。
◎市長(渡辺邦夫) そのとおりです。
◆1番(
巻島幸男議員) ありがとうございました。 以上で終わります。
○議長(
手島幸成議員) 以上で、1番、
巻島幸男議員の一般質問を終わります。
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△延会について
○議長(
手島幸成議員) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと存じますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
手島幸成議員) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。
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△次会日程の報告
○議長(
手島幸成議員) 次会は、あす3日午前10時より本会議を開きます。
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△延会の宣告
○議長(
手島幸成議員) 本日はこれにて延会いたします。
△延会 午後4時32分...