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06月16日-委員長報告、討論、採決-06号

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  1. 坂戸市議会 2021-06-16
    06月16日-委員長報告、討論、採決-06号


    取得元: 坂戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-22
    令和 3年  6月定例会(第3回)令和3年6月16日(水曜日) △議事日程(第6号) 日程第 1 議案第29号 専決処分の承認を求めることについて(坂戸市税条例等の一部を改正      する条例関係) 日程第 2 議案第30号 専決処分の承認を求めることについて(坂戸市都市計画税条例の一部      を改正する条例関係) 日程第 3 議案第31号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度坂戸市一般会計補      正予算(専決第1号)関係) 日程第 4 議案第32号 坂戸市立坂戸駅前集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正      する条例制定の件 日程第 5 議案第33号 坂戸市税条例の一部を改正する条例制定の件 日程第 6 議案第34号 坂戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件 日程第 7 議案第35号 坂戸市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件 日程第 8 議案第36号 工事請負契約変更契約の締結について(都市計画道路関間千代田線      整備事業街路新設工事関係) 日程第 9 議案第37号 令和3年度坂戸市一般会計補正予算(第1号)を定める件 日程第10 議案第38号 市道路線の廃止について(市道第3033号路線外路線関係) 日程第11 議案第39号 市道路線の認定について(市道第8013号路線外15路線関係) 日程第12 議員提出議案第1号 坂戸市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件 日程第13 議員提出議案第2号 東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及      び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について  …………………………………………………………………………………………………………… △本日の会議に付した事件 議事日程のとおりである。  …………………………………………………………………………………………………………… △出席議員  20人       1番      2番      3番      4番      5番       6番      7番      8番      9番     10番      11番     12番     13番     14番     15番      16番     17番     18番     19番     20番  …………………………………………………………………………………………………………… △欠席議員   なし △開議の宣告(午前10時00分) ○飯田恵議長 皆さん、おはようございます。  現在の出席議員20人であります。  よって、定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ○飯田恵議長 本日の議事日程につきましては、タブレットに掲載した資料のとおりです。  直ちに本日の議事に入ります。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第1 議案第29号 専決処分の承認を求めることについて(坂戸市税条例等の一部を改正する条例関係) ○飯田恵議長 日程第1・議案第29号・「専決処分の承認を求めることについて」を議題といたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第29号を採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、議案第29号・「専決処分の承認を求めることについて」は承認することに決定いたしました。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第2 議案第30号 専決処分の承認を求めることについて(坂戸市都市計画税条例の一部を改正する条例関係) ○飯田恵議長 日程第2・議案第30号・「専決処分の承認を求めることについて」を議題といたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第30号を採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、議案第30号・「専決処分の承認を求めることについて」は承認することに決定いたしました。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第3 議案第31号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度坂戸市一般会計補正予算(専決第1号)関係) ○飯田恵議長 日程第3・議案第31号・「専決処分の承認を求めることについて」を議題といたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。
    飯田恵議長 これより議案第31号を採決いたします。  本件は承認することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、議案第31号・「専決処分の承認を求めることについて」は承認することに決定いたしました。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第4 議案第32号 坂戸市立坂戸駅前集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件 △日程第5 議案第33号 坂戸市税条例の一部を改正する条例制定の件 △日程第6 議案第34号 坂戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件 △日程第7 議案第35号 坂戸市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件 △日程第8 議案第36号 工事請負契約変更契約の締結について(都市計画道路関間千代田線整備事業街路新設工事関係) △日程第9 議案第37号 令和3年度坂戸市一般会計補正予算(第1号)を定める件 △日程第10 議案第38号 市道路線の廃止について(市道第3033号路線外路線関係) △日程第11 議案第39号 市道路線の認定について(市道第8013号路線外15路線関係) ○飯田恵議長 日程第4・議案第32号・「坂戸市立坂戸駅前集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件」から日程第11・議案第39号・「市道路線の認定について」までを一括議題といたします。  各案件に関し、各常任委員長から報告を求めます。  最初に、予算決算常任委員長、5番、武井誠議員。          (武井 誠予算決算常任委員長登壇) ◎武井誠予算決算常任委員長 おはようございます。5番、武井誠です。予算決算常任委員会における審査経過の概要について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は1件であります。以下、審査経過並びに結果について申し上げます。  本委員会の会議は、5月28日及び6月11日委員全員出席のもと、全員協議会室において開会いたしました。  第1日目の5月28日の委員会では、分科会の設置及び所管部門の各分科会への分担付託等を行い、第2日目の6月11日の委員会では、関係する議事説明者の出席の下、各分科会委員長から分科会での審査の結果について報告を受けた後、質疑、討論、採決を行いました。  議案第37号・「令和3年度坂戸市一般会計補正予算(第1号)を定める件」については、分科会委員長に対する質疑はなく、その後、種々総括質疑が行われましたが、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。  以上で本委員会の報告を終わります。          (武井 誠予算決算常任委員長降壇) ○飯田恵議長 次に、総務文教常任委員長、9番、柴田文子議員。          (柴田文子総務文教常任委員長登壇) ◎柴田文子総務文教常任委員長 9番、柴田文子です。総務文教常任委員会における審査経過の概要について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は1件であります。以下、審査経過並びに結果について申し上げます。  本委員会の会議は、6月1日、全員協議会室において、委員全員出席の下、関係する議事説明者の出席を求め、開会いたしました。  議案第33号・「坂戸市税条例の一部を改正する条例制定の件」については、詳細なる説明を受け審査に入り、種々質疑が行われましたが、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上で本委員会の報告を終わります。          (柴田文子総務文教常任委員長降壇) ○飯田恵議長 次に、市民福祉常任委員長、8番、野沢聖子議員。          (野沢聖子市民福祉常任委員長登壇) ◎野沢聖子市民福祉常任委員長 8番、野沢聖子です。市民福祉常任委員会における審査経過の概要について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は2件であります。以下、審査経過並びに結果について申し上げます。  本委員会の会議は、6月2日、全員協議会室において、委員全員出席の下、関係する議事説明者の出席を求め、開会いたしました。  初めに、議案第34号・「坂戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件」については、詳細なる説明を受け審査に入り、種々質疑が行われましたが、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  次に、議案第32号・「坂戸市立坂戸駅前集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件」については、詳細なる説明を受け審査に入りましたが、質疑、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上で本委員会の報告を終わります。          (野沢聖子市民福祉常任委員長降壇) ○飯田恵議長 次に、環境都市常任委員長、15番、猪俣直行議員。          (猪俣直行環境都市常任委員長登壇) ◎猪俣直行環境都市常任委員長 15番、猪俣直行です。環境都市常任委員会における審査経過の概要について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は4件であります。以下、審査経過並びに結果について申し上げます。  本委員会の会議は、6月3日、全員協議会室において、委員全員出席の下、関係する議事説明者の出席を求め、開会いたしました。  議案第36号に関し、内容審査に先立ちまして現地調査を行い、その後審査に入りました。  初めに、議案第36号・「工事請負契約変更契約の締結について(都市計画道路関間千代田線整備事業街路新設工事関係)」、議案第38号・「市道路線の廃止について(市道第3033号路線外路線関係)」及び議案第39号・「市道路線の認定について(市道第8013号路線外15路線関係)」については、詳細なる説明を受け審査に入り、種々質疑が行われましたが、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  次に、議案第35号・「坂戸市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件」につきましては、詳細なる説明を受け審査に入りましたが、質疑、討論はなく、採決いたしました結果、総員をもって原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上で本委員会の報告を終わります。          (猪俣直行環境都市常任委員長降壇) ○飯田恵議長 以上をもって委員長の報告は終わりました。 ○飯田恵議長 これより各案件につき、単独質疑、討論、採決に入ります。 ○飯田恵議長 日程第4・議案第32号・「坂戸市立坂戸駅前集会施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例制定の件」について、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第32号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第5・議案第33号・「坂戸市税条例の一部を改正する条例制定の件」について、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第33号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第6・議案第34号・「坂戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定の件」について、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第34号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第7・議案第35号・「坂戸市都市公園条例の一部を改正する条例制定の件」について、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第35号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第8・議案第36号・「工事請負契約変更契約の締結について」、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第36号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第9・議案第37号・「令和3年度坂戸市一般会計補正予算(第1号)を定める件」について、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第37号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第10・議案第38号・「市道路線の廃止について」、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第38号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。 ○飯田恵議長 日程第11・議案第39号・「市道路線の認定について」、委員長報告に対する質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議案第39号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第12 議員提出議案第1号 坂戸市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件 ○飯田恵議長 日程第12・議員提出議案第1号・「坂戸市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件」を議題といたします。  議案につきましては、タブレットに掲載しておきましたので、御了承願います。  提出者から提案理由の説明を求めます。  20番・小川直志議員。          (20番「小川直志議員」登壇) ◆20番(小川直志議員) 20番、小川直志です。ただいま議題となっております議員提出議案第1号・「坂戸市議会会議規則の一部を改正する規則制定の件」につきまして、提案の理由を申し上げます。  女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、本会議や委員会への欠席事由を明文化するとともに、出産について産前産後期間にも配慮した規定の整備を図るなど、所要の改正をいたしたく、本案を提出した次第であります。  改正内容について申し上げますと、欠席事由として、公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助等を規定するとともに、出産に伴う欠席期間について、産前6週間、産後8週間を上限として規定しようとするものであります。  以上、提案理由の説明を申し上げましたが、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる御議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。          (20番「小川直志議員」降壇) ○飯田恵議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 ○飯田恵議長 これより質疑に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 おはかりいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第1号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第1号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論なしと認め、討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議員提出議案第1号を採決いたします。  本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、本案は原案のとおり可決されました。  …………………………………………………………………………………………………………… △日程第13 議員提出議案第2号 東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について ○飯田恵議長 日程第13・議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」を議題といたします。  議案につきましては、タブレットに掲載しておきましたので、御了承願います。  提出者から提案理由の説明を求めます。  2番・弓削勇人議員。          (2番「弓削勇人議員」登壇) ◆2番(弓削勇人議員) 2番、弓削勇人でございます。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」提案理由の説明を行います。  現在、東京オリンピックパラリンピックは、開催前提で進められております。しかし、今なお日本国内のみならず、世界的に見ても新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻な地域も存在し、ワクチン接種が十分に進んでいない地域も少なくありません。このような状況の中で、来月から東京オリンピックパラリンピックを安全な形で開催することは簡単ではないと言わざるを得ません。東京オリンピックパラリンピック開催のためには、大勢の医療従事者をはじめ、貴重な医療資源、その他様々なリソースを割かなければなりません。しかし、現在の東京都及び日本全体にその余裕があるとは言えず、大会関係者の来日人数を縮小し、感染対策を講じたとしても、国内における人流増加や変異株により感染拡大が再び起こる可能性は否定できないと思います。現在でも深刻な不足に直面している医療資源にこれ以上新たな負担を強いることは、医療従事者をさらに苦しめるだけでなく、コロナ禍で困窮している多くの人々の命と暮らしも危険にさらすことになります。それだけは絶対に避けなければなりません。  以上が東京オリンピックパラリンピック開催基準の明示及び中止または再延期も視野に入れ、早急に検討することを国会及び政府に要請する意見書を提出する提案理由であります。  何とぞ慎重御審議のほどお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。          (2番「弓削勇人議員」降壇) ○飯田恵議長 以上をもって提案理由の説明は終わりました。 ○飯田恵議長 これより質疑に入ります。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時25分  休憩  午前10時26分  再開          (2番「弓削勇人議員」・5番「武井 誠議員」・7番「平瀬敬久議           員」説明者席へ) ○飯田恵議長 再開いたします。  質疑のある方。  17番・古内秀宣議員。 ◆17番(古内秀宣議員) 17番、古内秀宣です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、4点質疑を行います。  1点目に、意見書には、IOC、JOC及び東京都は、東京オリンピックパラリンピック開催を強行しようとしているとなっておりますが、2020年東京大会が決まったのは2013年9月、自ら誘致した責任があります。主要国の中でも感染者が少ない我が国が開催できないとなると国際的な信用を失うことになると思います。どうすれば開催できるのか、開催に向けて取り組むのは責務ではないかと考えますが、御所見をお伺いいたします。  2点目、東京オリンピックパラリンピックを安全に開催するのは極めて難しいと言わざるを得ずとなっておりますが、根拠をお示しください。  3点目に、東京に来たところで感染のストレスに絶えずさらされ、厳しい制限を課せられては満足のいくパフォーマンスを発揮することは困難であるとしていますが、来日できる喜びの声もある中で、その根拠をお示しください。  4点目、東京オリンピックパラリンピックの開催のためには、大勢の医療従事者をはじめ、貴重な医療資源、その他の様々なリソースを割かなければならない。しかし、現在、東京都及び日本全体にその余裕は全くないとされています。厚生労働省が発表したデータでは、6月9日時点で東京都は新型コロナ対応のベッド使用率26%、重症者対応のベッド使用率35%、全国では新型コロナ対応のベッド使用率が33%、重症者の対応のベッド使用率は28%となっております。5月21日、大会組織委員会橋本会長の記者会見では、1日最大で医師が230人程度、看護師が310人程度となる想定を明らかにし、このうち関係機関などとの交渉により8割程度が確保のめどが立ったと報道がありましたが、この医療機関の余裕は全くないとされる具体的根拠をお示しください。 ○飯田恵議長 武井議員、答弁。          (「休憩お願いします」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時30分  休憩  午前10時32分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) お答えいたします。  古内議員の質疑の1つ目と3つ目について私のほうからお答えいたします。海外からオリンピックを求めて見える方たちへの開催国としての責任という御質問でありました。それは確かに安全、安心な大会を開催し、成功させる責任はあります。と同時に、安心、安全な大会が開催されないというときにもかかわらず、海外から招き、新型ウイルスの感染拡大、いらっしゃった方々に感染が拡大することを絶対にしてはならないという責任もあります。その両方の責任を重くどちらも受け止めながら、開催基準を明確にし、そして中止、延期を含む検討をするというのが提案の趣旨でございます。  3つ目、アスリートの人たちの十分なパフォーマンスができないのではないかと、これに対するお答えをさせていただきます。もし中止になった場合、努力を積み上げてこられたアスリートの方々や東京オリンピックパラリンピックを、その種目をはじめとするスポーツ振興のきっかけとするべく努力をされてこられた関係者の無念、痛手、大変大きいものだと思います。それから、アスリートの人たちはこのために本当に血のにじむような努力をされてきたので、コロナに負けずに従前のパフォーマンスをしてほしいという願いはもちろんございます。しかし、一方で、現状の中での開催への疑義や家族や身近な人への感染への懸念を表明するアスリート、あるいは様々な事情で参加を断念したアスリートの皆さんもいらっしゃいます。苦渋の選択となることも想定されますけれども、命よりも大切なものはないということを原則として判断することが必要であると思います。  以上です。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 2番目のなぜ開催が困難なのかという御質疑に対して御答弁させていただきます。  確かに古内議員がおっしゃるとおり、現在の感染状況は大変改善傾向は見られまして、報道によりますと大会期間中を通して、いわゆる蔓延防止等重点措置という形で進めていくような話がございます。様々な専門家からの意見が現在ございまして、その中で共通しているのは、7月、8月はいわゆるオリンピック開催ないし変異ウイルスの状況がなかったとしても、感染拡大が高まる可能性が非常に高いという御指摘を尾身教授や西浦教授や、また様々な研究者の方が懸念を示しているという状況がございます。つまりオリンピックを開催するしない関係なく、そもそも自然に感染が拡大する可能性が極めて高い時期に当たるということでございます。ですので、現在の状況は確かに緊急事態宣言も解除されるというところで低下傾向にありますけれども、再拡大する可能性が否定できないという中で本当に実施していいのか。ただ、私自身開催基準の明示を求めて、それに対してしっかりと国民に対してこういう安全対策を行うと。リスク管理はこうやって見ていると。そういったところをしっかりとお示しして、その上で実施するというのも含めて、中止、延期だけではなくて検討すべきではないかと。つまりリスクに対して何の説明もなく、ただ開催前提に進めるのはいかがなものかという趣旨でこの意見書を提出させていただいている次第でございます。  以上でございます。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 7番、平瀬敬久です。古内議員の4点目の御質疑に対して答弁いたします。  医療従事者は確保できているのではないかと。80%は足りているというような数値も示されました。また、感染者及び重症者のベッドの使用率について示されましたけれども、これにつきまして専門家でつくる政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が6月1日の参議院の内閣委員会で、東京オリンピックパラリンピックについて、緊急事態宣言を出すステージ4、感染爆発で開催すればさらに医療への負担がかかるリスクがあるということは分科会メンバーの皆の大体の意見だと述べています。ですから、分科会のほうで医療負担がかかるリスクがあるということを認めているということです。  それから、実際に対応することになる都内の病院ですけれども、朝日新聞の記事からですけれども、東京都立松沢病院、世田谷区ですけれども、ここで名誉院長を務められている齋藤正彦名誉院長が述べていらっしゃるのですけれども、オリンピックの大会期間中は現場のスタッフがその分減る。一般市民の受けるべき医療を制限するしかなくなる。そんな状況で大会を強行することが倫理的に許されるのかということを指摘しています。ですから、非常に医療従事者に対して余裕があるということではないというふうに理解しています。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  17番・古内秀宣議員。 ◆17番(古内秀宣議員) 再質疑をする前に、まずあまり説明になっていないというか、開催するのは極めて難しいというのは具体的な根拠を示していないという一方的な解釈だと思います。様々な人物の試算を出されましたけれども、実際にその方たちが今まで出してきた中で四十何万人が亡くなるとかという発言して、現在そういうふうにはなっていなかったりだとか、そういった具体的な根拠をはっきり示していただきたかったのです。  あと、東京オリンピックの医療のリスクがあるということであれば、その余裕は全くないということは完全否定なのです。完全否定される表現ではないと私は思います。そう言ってもしようがないので、再質疑に行きます。  オリンピック開催の誘致は都市ごとになっております。開催決定、中止を決める権限はIOCにあり、日本、東京にはありません。IOC、JOC、東京都の三者で開催都市契約が締結されております。本来なら国よりも東京都に言うべきものと考えますが、今回提出者となっております3名の方たちは政党に属していらっしゃいます。東京都に政党を通して意見を述べることができると思いますが、どのような働きかけ、具体的な行動を取られたのかお伺いいたします。  なお、社民党につきましては議席がありませんので、特になければ結構です。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員
    飯田恵議長 弓削議員に申し上げます。  答弁がかみ合っておりませんので、もう一度お願いいたします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時42分  休憩  午前10時43分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  2番・弓削勇人議員。 ◆2番(弓削勇人議員) 先ほどの私の答弁は取り消させていただきます。 ○飯田恵議長 速記を確認して、適切な措置を行わせていただきます。  2番・弓削勇人議員。 ◆2番(弓削勇人議員) すみません。では、いま一度答弁させていただきます。          (「違うよ。答弁じゃない」「前からやり直しだよ」「取消しの申請」           の声) ◆2番(弓削勇人議員) では、先ほどの答弁を取り消させていただきます。取消しお願いします。 ○飯田恵議長 速記を調査の上、適切な措置を行わせていただきます。  2番・弓削勇人議員。 ◆2番(弓削勇人議員) すみません、答弁させていただきます。  地方公共団体の議会は、意見書を国会または関係行政庁に提出することができるとする地方自治法第99条によって国会に請願を出すという形を取らせていただいております。都連のほうに働きかけをしたのかということでございますけれども、個別の議員にはそういうお話もさせていただきましたが、私は、先ほど申したように、中止、延期というわけではないというところはございます。  以上です。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時44分  休憩  午前10時45分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 東京都連でございますか。立憲民主党の東京都連にということですよね。東京都連には伝えてはおりません。  以上です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 答弁いたします。  ただいま弓削議員が答弁されたのと同じで、地方自治法の関係上、こちらから都議会のほうには要請できませんので、それはしておりません。都議会のほうには、都議会の共産党議員団のほうからそういった要請はしております。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時46分  休憩  午前10時47分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 申し訳ありません。答弁が不足しておりますので、補足いたします。  都議会の共産党議員団のほうには、こちらからは特に何も働きかけはしておりません。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  17番・古内秀宣議員。 ◆17番(古内秀宣議員) 3回目の質疑になりますけれども、私も政党に属しておりますので、本当にこのように開催基準及び中止または再延期をするのであれば当然都議会のほうに働きかけをするものだと私は思っておりました。認識不足ですみませんでした。  それでは、3回目の質疑をさせていただきます。今回の意見書は、主に国に求めているものですが、6月9日に国会で党首討論が行われました。その中で、立憲民主党の枝野代表は、以前はオリンピックと国民の健康を守るのは不可能と言っていました。今回明確にオリンピック反対を言いませんでした。その後、外国特派員協会の記者会見の場において、中止または再延期の発言を行いました。本気で中止または再延期を求めるならば、記者会見の場ではなく党首討論の場で菅首相に直接求めるべきであったと思います。  弓削議員にお尋ねいたします。本気でこの意見書の内容を実行したいのならば、まず所属政党の党首に働きかけをすべきだったのではないかと思いますが、御所見をお伺いいたします。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) お答えさせていただきたいのですけれども、確認なのですけれども、枝野幸男代表に直接伝えたかという御質問でよろしいでしょうか。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時48分  休憩  午前10時49分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員)                                                                                                                                                                 (「党首討論のこと聞いているんだから」の声) ◆2番(弓削勇人議員)                                                                                               (「議長、休憩、休憩お願いします」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時51分  休憩  午前10時52分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 先ほどの答弁を取り消させていただければと思います。許可をお願いいたします。 ○飯田恵議長 速記を調査の上、適切な措置を行わせていただきます。  2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 私もそう思います。  以上です。 ○飯田恵議長 ほかに。  14番・新井文雄議員。 ◆14番(新井文雄議員) 14番、新井文雄です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」何点か質疑をいたします。  先ほどの説明の中で、意見書の中で、現在でさえ深刻な不足に直面している医療資源の関係についてお聞きをします。それから、経済的な貧困について、2点について質疑いたしますけれども、まず経済的な貧困の状況について分かる範囲で聞きたいと思います。  それから、もう一点、深刻な状況に直面している、医療従事者が苦しめられているということについて見解があればお示しください。2点です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 答弁いたします。  まず最初、経済的困窮について。経済的困窮の状況を示す指標としては、よく生活保護の申請件数、そして生活保護の利用開始世帯数の増減が使われると思います。今月2日に厚生労働省が公表した内容によりますと、2020年度の生活保護の申請件数は22万8,081件で、前年度から2.3%増、利用開始世帯数は20万2,856世帯で2.1%増となっています。申請件数、利用開始世帯数ともに前年度から増えるのはリーマンショックの影響を受けた2009年度以来です。この2つが11年ぶりに増加に転じたのは、新型コロナウイルスの影響による厳しい雇用条件を反映したものと見られています。また、2020年度の申請数を月ごとに見ますと、昨年4月が前年度同月比24.9%増と大きくはね上がり、その後5月から8月は前年同月を下回って推移したものの、9月から今年3月までは7か月連続で前年同月を上回っています。その7か月間は増加幅も拡大し続け、3月は8.6%増となっています。生活保護費も2020年4月が前年同月比14.9%増で、昨年度内で最も高い伸びを示しています。こういったことから、経済的困窮が非常に深刻になっているということが言えるかと考えます。  次に、医療従事者ですけれども、ちょっと休憩お願いします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前10時59分  休憩  午前11時14分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 新井議員の2つ目の質疑についてお答えいたします。  先ほどと一部重複いたしますけれども、新型コロナウイルス感染患者の受入れによる医療体制の逼迫が深刻であり、現場が相当疲労していると訴える医療関係者の声が大きくなっています。例えば残業は1月327時間、30日間休みなしで1日10時間以上の残業等々深刻な現場の声が伝わってきております。そういう中で、公的医療機関に医師、看護師、検査技士、薬剤師の派遣要請が来ていると。五輪開催は、市民の受けるべき医療に制限をかけると言っているのではないか。倫理的に許されていいのかという都立病院長の談話があります。  そして、また一つの目安として申し上げるならば、警察の調べによると、先月までに新型コロナウイルスに感染し、医療機関に入院できず、自宅で体調が悪化して亡くなった方が全国で少なくとも500人を超えている。こういう状況を意見書の中の余裕は全くないという言葉で表現をさせていただきました。これは決して医療機関を責めているわけではなくて、受け入れられない患者の命と健康と同時に受け入れたくても受け入れられない医療現場の状況を反映した数字であると思います。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  14番・新井文雄議員。 ◆14番(新井文雄議員) ダブっていたので、いろいろ御迷惑かけました。  最後に1点、感染力の高いと言われる変異株が大分というふうなことが最近報道などされております。この辺はこれからますます増えると思うのですけれども、この拡大状況についてお伺いいたします。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) お答え申し上げます。  6月11日の発表では、東京都が感染者に対して行ったスクリーニング検査では、感染力の強い変異株、N501Yの感染者は356人、インド由来のデルタ株、L452Rは3人で、合計359人、検査件数397件のうちの変異株の割合は約90%となっております。14日には50代の男性がインド型の変異株で亡くなったという報道もございます。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  ほかに。  15番・猪俣直行議員。 ◆15番(猪俣直行議員) 「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、2点御質疑いたします。  まず、単純にですが、今現在、先ほどもニュースでも言っていましたように、日本代表の選手も、ここでもう決まったと。そして、オーストラリアのチームももう国内に入って準備をしている状況で、もう開会式があと1か月ちょっとで始まるという状況でございますが、何でもうここまで来ていきなりこの意見書を出されたのかということについて、まず提出者全員に見解を聞きたいと思います。  それと、もう一点、最初のときの理由書で、私どもがいただいている意見書の中では最初のところでオリンピックの開催が強行されるというような文書で見ておるのですが、先ほどの弓削議員の理由書の中では、ここが強行ではなく開催されるというような、ちょっとトーンの低くなったような理由書に変わったのですが、この文書についてなぜそこが変わったのか、この2点お聞かせ願いたいと思います。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時18分  休憩  午前11時19分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 1点目の質疑に対してお答えいたします。  なぜこのタイミングなのかということです。様々な情勢の推移を注視する中で、やむを得ずこのタイミングでの意見書提出の提案となりました。逆に遅過ぎると感じられる時点まで開催基準が明示されなかったことは残念であります。  以上です。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時20分  休憩  午前11時21分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 私も武井議員と同じです。  以上です。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 私も武井議員並びに平瀬議員と同じでございます。  2つ目の質疑なのでございますけれども、表現は変わっておりますけれども、意見書の趣旨としては変わっておりません。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  15番・猪俣直行議員。 ◆15番(猪俣直行議員) 1回目の質疑のほうにつきましては、皆さんですり合わせしたらそのような答えなのかな、しようがないのかなと思います。  2点目については、趣旨は変わっていないといっても、我々的には最初この問題を、こういうふうにペーパーでいただいた以上、これについていろいろと考えてきて、だからいろんな内容を皆さんも質疑するのだと思います。それらについて文章化された部分の内容は違うといえども、文章一つ一つの意味を辞書で引いても、その部分というのはかなり変わってくると思うので、強行から行われる、私自身普通に聞いただけでもそこら辺については、内容の重さというか頻度の強さというものを感じたわけで、そこら辺を質疑させていただいたわけでありますけれども、それについて言っている内容の、先ほども言ったように、私テンションなりが、思い込む気持ちが下がってしまったのではないかというような気持ちでも聞いたのですけれども、そこら辺についても気持ち的には変わらないのか、御見解をよろしくお願いします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時22分  休憩  午前11時24分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 意見書の趣旨に変わりはございません。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  ほかに。  16番・藤野登議員。 ◆16番(藤野登議員) 16番、藤野登です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、何点か質疑をさせていただきます。  この意見書が議会で可決された暁には坂戸市議会として、議長名で提出されるという大変重い内容になっておりますので、私のほうからも何点か質疑をさせていただきます。まず、今回の提出者につきましては3名でございますので、まず3名の皆様にそれぞれお聞きしたいと思います。  初めに、弓削議員、開催基準の明示を求めるということは、その前提となるオリンピック憲章は当然御存じのことと思います。オリンピック・ムーブメントの最高機関についてお伺いいたします。  続いて、武井議員にお伺いいたします。オリンピック憲章における最高機関として、国際オリンピック委員会のポジションについてお伺いいたします。  平瀬議員は、過去に本議会においても日本共産党を代表してと前置きして討論、質疑等を行っております。政党に所属されておるからだと思いますが、所属議員の党首は、先ほども出ました先日行われた党首討論におきまして、御党の党首は国民の命より大事なものはないと最後に強調されましたが、平瀬議員も全く同調でございますか。質疑いたします。  以上、1回目とします。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) お答えさせていただきます。  オリンピック・ムーブメントとはということでございますが、「オリンピズムとその諸価値に従いスポーツを実践することを通じて若者を教育し、平和でよりよい世界の建設に貢献することである」ということがオリンピック憲章で述べられております。オリンピズムとは、近代オリンピックの父であるピエール・ド・クーベルタンによって提唱された、普遍的な社会哲学であると。広義に世界の発展、国際理解、平和に共存することであり、社会や倫理教育の場でスポーツの役割を強調するものである。彼自身がオリンピズムを普遍的な哲学と表すように、対象は優秀な選手のみならず、誰にでも当てはまるということでもあります。「オリンピック・ムーブメントにいかなる形で属する何人もどの団体もオリンピック憲章の条文に拘束され、かつIOCの決定に従わなければならない」とされております。  以上でございます。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) お答えいたします。  IOC及び国と組織委員会との関係を、IOCを中心にというふうに理解して答弁させていただきます。IOCは、今弓削議員の答弁にありましたオリンピック・ムーブメントを運営、統括する団体であります。そのオリンピック・ムーブメントのうちの一つとしてオリンピック大会があるという位置づけです。そして、IOCの下部組織である日本の場合はJOC、国内のオリンピック委員会を通じて世界各国のスポーツ振興に力を注いでいる、これがIOCの位置づけです。大会組織委員会は、IOCの日本の場合のJOC、それからJPCといいますが、公益財団法人日本障がい者スポーツ協会、日本パラリンピック委員会、東京都、政府、経済界、その他関係団体とともに、オールジャパン体制の中心となって、大会の準備、運営等を担う組織であります。東京都及びJOCが共同設立者となって、平成26年1月24日に一般財団法人として設立、翌27年1月1日に公益財団法人に移行しております。  以上です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) お答えいたします。  国会の答弁で志位委員長が国民の命より大事なものはないということを発言されたと。それに対して同じ考えかということですけれども、同じ考えです。ただ、この場合、国民というのは日本国民だと思います。日本国民にかかわらず、外国の方であっても人の命より大事なものはないと理解しています。志位委員長が国民と言われたのは、東京開催、日本開催だから国民という言い方をされたのかなというふうに理解します。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  16番・藤野登議員。 ◆16番(藤野登議員) 最初に、弓削議員、武井議員のほうでムーブメントについて一部答えられたところもあるのですけれども、いわゆる決定権についてお聞きしたかった。決定権はIOCにあると。開催決定については。これは認識していただいているのかなというふうに思います。  それでは、平瀬議員の全く同調されているということで、御党の党首の発言に対して、それを前提にお伺いいたします。今回の議員提出議案の根拠について、根拠性がないと我々としても提出することはできませんので、それについてお伺いいたします。関連性がありますので、お伺いいたします。命より大事なものはない。私も同感であります。  それでは、平瀬議員に再質疑いたします。御存じのように、本市においても昼夜を分かたず、医師会との調整、また早期接種体制の設定等、日々尽力している執行部の御努力を御存じと思います。しかし、これらの関連予算、ワクチン接種に不可欠な注射器を買い上げる経費、また海外ワクチンの確保に使われる10兆円の予備費、また今申し上げました各自治体で接種体制を整えるための費用などを計上した、昨年度、第2次、第3次補正予算を国会で日本共産党は両方に反対されております。今回提出された意見書の趣旨は、人々の命と暮らしを守るため、開催の中止等を検討とのことであります。先ほど国民の命が大事、御党の党首も言われておりました。一方では、国民の命を守るべく、海外ワクチンの確保、地方自治体等のワクチン接種の予算を否定し、人々の命と暮らしを守る行動にブレーキをかけようとしている、この矛盾点について私は理解できませんが、意見書提出者であり、政党所属議員の平瀬議員にこの点について質疑いたします。明快な回答をお願いいたします。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 確かに共産党は予算は反対しましたけれども、10兆円のワクチンの予備費、この部分に絞って反対したわけではなくて予算トータルについて反対したわけですから、その予算に反対したから命を守らない、ブレーキをかけるということにはならないというふうに理解しています。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  16番・藤野登議員。 ◆16番(藤野登議員) 平瀬議員が今言われた論調でいきますと、これは予算そのものの意味というものは分かっておりますか。坂戸に来た補正予算、臨時議会で可決された、この議会の財源は全額国費であります。この国費というものは、国会の決定、いわゆる承認によって地方に配分されております。その配分を坂戸市に来なくていいというような御党の考えなのか、その辺の矛盾点について分かるように説明してください。  以上です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 先ほどの答弁のとおりなのですけれども、ワクチンについて否定しているわけではありませんので、予算が坂戸市に来なくてもいいということではありません。  以上です。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時35分  休憩  午前11時36分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  7番・平瀬敬久議員。 ◆7番(平瀬敬久議員) 先ほどの答弁が不足しているということのようですので、追加で御答弁させていただきます。  予算に反対するということは、予算が坂戸市に来なくていいというわけではありません。そして、予算に反対イコールワクチンが要らないよということでもありません。その予算案には修正が必要ですよという意味の反対です。そのように理解しております。  以上です。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時37分  休憩  午前11時42分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  ほかに。  19番・石井寛議員。 ◆19番(石井寛議員) 19番・石井寛です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号について、何点か確認をさせていただきます。  まず、提出者の3名に伺います。中止、延期という言葉を使っていますけれども、おのおのさっきの答弁で政党に属しているというお話もございましたが、そのような中で、どちらを強調したいのか、そこら辺についてまず3名に伺います。  それと、2点目として、オリンピック・パラリンピックの理念から大きく逸脱することになりかねない。そのことについて、理念も含めてそのことの説明をお願いします。これは、代表の方1人でもいいです。2つ目の質疑に関しては。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 2点、まず私のほうでお答えをいたします。  社民党としても、武井個人としても、問われれば、この状況の中でのオリンピック・パラリンピック開催には反対です。しかし、そのこととこの意見書とは矛盾していません。論理的に言えば、信頼できる開催基準が示され、それをクリアできるならば開催できると考えます。  それから、2つ目のオリンピック・ムーブメント、あるいはオリンピック憲章にそぐう大会ではなくなってしまうのではないかという根拠についての御質疑でありました。つまりこの憲章にのっとった本来的な意味としては、オリンピックというのは単にメダルをたくさん獲得するためだけにやるのではなく、競技の一方で、ホスト国や参加国、地域の人々が一堂に会し交流することで、異なる文化を理解し、平和な世界につなげる、そういう機会である。これが他の競技の世界選手権とオリンピックの一番違うところではないか。結果としてそうなることはほかの競技大会でもありますけれども、目的として大きく掲げられているというところで違うのではないか。そこに貢献するためのスポーツであるというのが本来のオリンピックの開催意義であると考えます。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 私も武井議員と同様の考えでございます。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 私も武井議員と同様です。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  19番・石井寛議員。 ◆19番(石井寛議員) 2回目の質疑をいたします。  息の合った答弁をしていただきましたので、次にまた確認をしたいと思います。まず、開催基準の明示及び中止または延期も視野に入れ、早急に検討することを強く求めるとのことですが、このことについて何点か確認をさせていただきます。まず、開催の基準について、提出者3名の考えを伺います。開催の基準です。どのような状態だったら開催できるのか、これおのおの伺います。3名。  それから、中止または再延期としていますけれども、再延期の場合は、いつにすれば再延期でよいのか。これももう間際に迫っていますから、大事なことです。それを確認をいたします。これも3名伺います。  それから、中止または再延期の基準について、これは代表でいいです。基準を明確に、どこで中止、どこで再延期とするのか、その基準について明確にお答えをお願いいたします。  あと、もし意見書を仮に出すとして、国がもし仮に委員会に働きかけて中止となった場合、これ大事なことなので確認です。賠償金がもし仮に発生した場合には、賠償金についてどのように処理をしたらいいのか。これ所属政党に皆さん属されていますので、そのことまでしっかりとお考えを聞いてから私どもの会派も判断をする材料の一つとさせていただきたいと思いますので、明確にお願いいたします。  以上です。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時48分  休憩  午前11時50分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午前11時51分  休憩  午後 1時00分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  休憩前に引き続き会議を開きます。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 休憩前の石井議員の質疑にお答えいたします。  個別にということでありましたので、私からは開催の基準、中止、再延期の基準等についてお答えいたします。開催の基準についてでありますけれども、専門家ではありませんので、こうというふうに言い切れないものはありますけれども、コロナ分科会の尾身会長の発言によると、ステージ4は開催が難しく、ステージ3で実施するならば無観客や規模縮小が望ましいと述べている。これが一つの目安であると考えます。再延期、中止の基準やいつがいいか、これらも専門家の判断であろうと思います。  ほかの質疑については、弓削議員のほうからお答えいたします。  以上です。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) まず、1番と2番と3番の御質疑に関してでございますけれども、私も武井議員と同様でございます。  そして、4番の賠償金についてなのですけれども、組織委員会の武藤事務総長によると、5月13日の会見において、中止となった場合、違約金として賠償請求される可能性について問われて、それに対して考えたこともない、あるのかどうかも見当つかないと述べております。その他もいろいろ調べてみたのですけれども、現在の段階で具体的な金額の明示がないというのが現状でございます。  以上です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 石井議員の御質疑の1番、2番、4番とも、ただいま武井議員、それから弓削議員が答弁された内容と同様になります。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  19番・石井寛議員。 ◆19番(石井寛議員) 議論する時間があったので、十分な議論を尽くされての御答弁だと思います。ただ、意見書において基準をとかそういう言葉を使って求める以上は、やはりしっかりとした個々の明確な基準を持って臨むべきかと思っています。そこら辺について、私は無責任だと思います。そういった基準をはっきりと個々に持たれないというのは。所属政党の問題もあるかもしれないのですが、そのことについてどう思っているのか、まず答弁してください。私は無責任だと思います。明確な基準をはっきりと示せないことについて。  それと、もう一つだけ伺います。これもう平瀬議員、お一人に確認をさせていただきます。6月9日付の日本共産党市議団「新さかど」において、これネットで私も確認をさせていただきました。本市の石川市長が五輪について発言をされたということが過去にございました。その件については私も、石川市長個人のお考えなので、どうこう言うことはございません。そのことについて「新さかど」で触れられております。「市長の五輪中止表明に喝采」というような表題です。副題だと思うのですが、「命には代えられない」、このように書かれて、最後です。最後だけ、ここが肝心なので、申し上げます。「市長の英断に応え、「政府はわき目も振らずコロナに全力集中を」の声を巻き起こし、菅義偉首相に「東京五輪中止」の決断を迫ろうではありませんか」。これ日本共産党坂戸市議団の関係する「新さかど」のページです。このことについて、政党の坂戸支部また市議団がこのように明確なホームページで意見を述べています。それと、今回の意見書案が出ていますけれども、このことに関する整合性について平瀬議員にお答えをお願いします。  以上です。          (「休憩お願いします」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時05分  休憩  午後 1時07分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。
    ◆5番(武井誠議員) お答えいたします。  繰り返しになりますけれども、私たちは専門家ではありません。そして、限られた情報の中でしか判断ができません。個人としてのはありますけれども、責任ある形で基準を示すのは私たちの身に余るところであります。一つの目安として、先ほどお示しいたしましたが、開催基準を示すことは逆に無責任であるというふうに考えます。それを決めるのは政府であると。組織委員会関係者がそれを示すことを求めるというのが今回の意見書の趣旨であります。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 私も武井議員と同様でございます。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 石井議員の1つ目の御質疑に対しては、武井議員、弓削議員と1つ目は同様になります。  2つ目につきましては、私どもで発行しております「新さかど」のホームページ版を見ていただいたということで、この記事を見ていただきますと、石川市長の五輪発言に対する記事は署名記事になっております。ですから、署名記事、名前を書かれた方の責任で書かれているということ。そして、「新さかど」は、「新さかど」の編集委員会で編集して発行しております。ですから、これが共産党議員団としての考えとして発行したものではないということを御答弁いたします。  以上です。 ○飯田恵議長 ほかに。  18番・小澤弘議員。 ◆18番(小澤弘議員) 18番、小澤弘です。提出されております議員提出議案第2号について、2点ばかり質疑させていただきます。  医療従事者等の問題は、我々も承知はしておりますが、現在政府やオリンピック関係者が検討しているさなかにこの意見書を出す必要があるのかお伺いします。  それと、余りにも意見書を出すのには遅過ぎたのではないかなと。今出しても結果的に国で検討する時間はあるのかな、開催までに。まず、その時間はないのではないかなと。だから今出しても何の意味もないのかなというふうに私は思うのですけれども、その辺のことについてお伺いします。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 小澤議員の質疑にお答えいたします。  確かに坂戸市議会の意見書だけで大きな状況が変わるということはないと思います。また、この差し迫った時期に出す意見書であるということもよく分かります。ただ、それが意見書を提出しない理由にはならないというのが私たちの提案した考えです。おかしいと思う、あるいは危ういと思ったときに、もう遅いとか、あるいはどうせ言ってもというような形ではなく、小さくても声を上げていくということが大切だというふうに考えております。  以上です。          (「休憩」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時11分  休憩  午後 1時12分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  小澤議員、よろしいですか。  ほかに。  20番・小川直志議員。 ◆20番(小川直志議員) 2点ほどお伺いいたします。  1点は、この意見書を求めるということの提出日が6月16日、今日になっているということに絡めてになりますが、我々のほうとしましては、今日の議題から前にさかのぼりますけれども、この意見書の前に要請書というのが1回出されたということを確認をしながら質疑させてもらいます。と申しますのは、そもそもこの議案の基になるのは、5月17日に市議会に対して議員3名の方の連名で要請書というのが出されたわけであります。その取扱いについて各会派の意見が得られずに、そのまま取扱いしないということになったわけですけれども、今回の意見書なのですが、この意見書については、さきの要請書と表題は違いますけれども、提出者は同じ3名の方で、おおよそ言っている趣旨は同じだと思うのです。  そこでお聞きしますけれども、さきの要請書の内容について今回異なっている点があるようでしたら、それぞれの方々からお伺いしたいと思います。  2点目ですけれども、先ほどの話もありますが、言い方が合っているかどうか分かりませんが、この時期に無理を承知で議員提出議案を出したという話ですが、自分たちの組織とか支持者へのパフォーマンスではないかと感じるわけです。なぜそういうことを言うかというと、各会派とかはじめ議員のほうにこれについての前回の文書、または今回もそうですけれども、説明とか説得というのがほとんど行われていないのではないかと私は感じるのです。まず、そういうことが行われなかったという事実が私はあると思っています。ましてや、そもそも地方開催も受け入れている自治体では坂戸市はないわけですよね。そのときに、我々のほうの議会には、自治体として受けていない関係もあるから、直接いろんな情報が入ってきていないということが現実にあるわけです。そんなときに意見書を出せということ自体に私は無理もあるのではないかという気もしますので、その辺について2点それぞれの方のお考えをお聞きします。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 経緯については、時系列についてはおっしゃるとおりです。質疑等を通していただいたアドバイス、それを基に賛同いただけるように内容を修正いたしました。第1に、開催基準を明示すること、第2に、それに基づき中止または再延期の検討を求めると2段構えにすることで理解を得られるというふうに判断をいたしました。  それから、内容的なところは大きな変更はありませんが、医療従事者の負担、ここの部分を重点的にと。これは表現の仕方というようなレベルでありますけれども、内容的に一番大きいのは先ほど申し上げたことでございます。          (「休憩」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時16分  休憩  午後 1時17分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 2つ目の御質疑ですが、パフォーマンスではないかという質疑ですが、そういう意図はございません。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) まず、1点目の質疑に関しては武井議員と同様でございますし、2点目に関しても同様なのでございますけれども、ただ説明が足りなかったのではないかという御指摘に対しては真摯に受け止めて、今後しっかりと改善していきたいと思います。  以上です。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) お答えします。  1点目、2点目とも武井議員、弓削議員と同様です。今弓削議員答えられたみたいに、私も真摯に受け止めたいと思います。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  20番・小川直志議員。 ◆20番(小川直志議員) 私あえて質疑しているのは、今日議員だけではなくて傍聴している方もいますし、またこのことをそれぞれのところで御覧になっている方もいるので、質疑しているわけです。  例えば1つ目の質疑ですと、要請書と内容について異なる点ということなのですけれども、答え方としては医療関係を強調したのだという言い方をされたのですが、私が大きく感じたことがありまして、5月に出された要請書には、まず初めに、国内、国外においてワクチン接種が普及していない状況から、安全開催は極めて難しいということでしたが、このたびはワクチン接種が十分に進んでいない国や地域も少なくないとして、出身国によっては満足のいく準備ができていないため、アスリートの間に大きな格差が生じるという平等論になってしまっているのです。その辺のところというのが我々に全く説明ができていないということもあるので、こういうふうな長く長く質疑を受けなければならないことだと思うのです。真摯に受け止めるという格好いい言葉を言うかもしれませんけれども、説明不足、事前に幾らでも説明する機会はあったはずなのに、説明がされていないという事実を真摯に受け止めるとかという言葉で濁したら、傍聴している人やほかに見ている方々の中で一生懸命考えている人に失礼ではないかと思います。自分たちの努力を怠っていましたということを今認めて真摯に受け止めるということでいいのですね。1個目の質疑です。  2つ目ですけれども、パフォーマンスと言わざるを得ないというのは今と重なりますけれども、これを出すに当たって、本当に通してほしい努力の熱が皆さんは感じられないのです。説明ないではないですか。全然。各会派へ議員訪ねていって、こういうことをやるので、ぜひ理解してくださいよ、とことん説明しますよという言葉を私は少なくとも一回も3議員さんから受けませんでした。ほかにもそういう方もいるのではないかと思います。そういう状況の中で、パフォーマンスと言われたことについて真摯に受け止めるだけでは済まないと思いますが、お答えお願いします。          (「休憩」の声) ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時20分  休憩  午後 1時21分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 議案の提出に当たっては、各会派に御挨拶へ伺ったりはしましたけれども、それは形式的なものであって、もっと熱意が足りないというふうに受け止められたのであれば、それは反省し、今後に生かしていきたいと思います。  以上です。 ○飯田恵議長 5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 重なりますけれども、努力の不足は反省をしますが、パフォーマンスの意図はありません。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) お答えいたします。  武井議員と同様でございます。 ○飯田恵議長 7番・平瀬敬久議員、答弁。 ◆7番(平瀬敬久議員) 武井議員、弓削議員と同様です。  2つ目の小川議員に説明なかったということに対しては、確かに会派の皆さん全員に対しての説明を一人一人行うことはありませんでしたので、そこは御指摘のとおりでして、反省したいと思います。  以上です。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  ほかに。  12番・加藤則夫議員。 ◆12番(加藤則夫議員) 12番、加藤則夫です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号 ・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求め る意見書の提出について」の質疑を行います。  6月9日の党首討論において、首相は、国民の命と安全を守るのが責務だ。守れないならやらないのは当然だと語っております。提出者は、首相の言葉をどう捉えているのか、まずお尋ねいたします。  次に、東京五輪・パラリンピックの新型コロナ対策指針第3版が15日公表されました。この件と開催基準の明示との整合性をお尋ねいたします。  次に、松山英樹氏の優勝に沸いたゴルフのマスターズ・トーナメントは、新型コロナの死者数は人口当たり換算で日本の32倍もある米国ジョージア州リッチモンド郡で行われました。2021年3月下旬のフィギュアスケートの世界選手権も、同じ数字が30倍程度のスウェーデンのストックホルムで挙行されております。アスリートにとって、2020東京オリンピックパラリンピックは1年延期になったわけで、調整等に大変悩んでおられると思います。これはある新聞記事でございますが、ある五輪代表の女子選手は開催してくれるだけでもありがたいと新聞に報道されております。提出者は、アスリートに対する配慮というか思いやりはどうお考えか、取りあえずお尋ねいたします。  以上、1回目の質疑といたします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時26分  休憩  午後 1時28分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) 3点の質疑のうち、1番目と3番目について私のほうからお答えをさせていただきます。  1点目の党首討論における菅首相の命が守れないならやらないのは当然であるという発言についての感想というか受け止めなのですけれども、当然と言えば当然ですけれども、首相としてああいう場でこういう発言をしたということは評価するものであります。であるから、開催基準を明確にし、本当に安全であるか、守れるか、その議論が必要なのだというふうに考えます。  3点目のオリンピックだけというのは、3つ目の中に2つあったと思うのですけれども、ほかの大会なら開催できるのにオリンピックはなぜ開催できないのかという、これについては移動する選手及び関係者、観客の範囲と数がほかのスポーツ大会に比べて格段に多いということです。  それから、もう一つ、この大会のために努力をしてきたアスリートの気持ちというか思いについてというのは、先ほど答弁いたしましたけれども、努力されてきた関係者、アスリートの無念さ、痛手は大変大きいと思いますけれども、逆に一方、開催への疑義を表明する、あるいは家族や身近な人への感染への懸念を表明する、あるいは様々な事情で参加を断念せざるを得なかったアスリートも存在する、アスリートの思いに応えるという重い選択とオリンピックを中止とする重い選択、どちらを選んだとしても苦渋の選択となることは想定されますけれども、命よりも大事なものはない、まさに菅首相のおっしゃったとおりということを原則として判断することが必要だと思います。  以上です。 ○飯田恵議長 2番・弓削勇人議員、答弁。 ◆2番(弓削勇人議員) 2点目のプレイブックで基準が明示されているではないかという御質疑に対してなのですけれども、御承知のとおり、プレイブックはオリンピック関係者のみ配布され、その基準についてオリンピック関係者の感染リスクを解消するための様々なルールが書かれているものでございます。ということなので、日本全国でどういった感染リスクがあって、それにどうやって対応するのかという内容は当然言及されておりませんので、もちろんプレイブックで大会関係者に関する感染拡大を抑える手段が明示されているということは評価しておりますけれども、それだけでは足りないという考えでございます。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  12番・加藤則夫議員。 ◆12番(加藤則夫議員) 再質疑でございますが、先ほども首相が、要するに国民の命を守れないのだったらやらないと断言しているわけです。そういうところにこういう意見書を提出する必要があるのかどうか。もう守れなければやらない思想です。だからこの言葉を要するに信じられないから意見書を提出するのか、その辺をもう一度改めてお尋ねしたいと思います。  それと、アスリートのほうで、五輪コロナの規則集はアスリートに対するあれかも分かりませんけれども、観客において無観客だとかそういう方向性も考えておるみたいで、要するに移動するのはアスリートとそれから関係者だと思うのです。それに対する厳しい基準が設けられれば、私はかなりこの基準が大事になってくるのかなと。報道でもかなり厳しいです。選手は外部との接触を断たれたり、そういう中でも私はプレーをしたいというアスリートがいるわけです。そういう人たちのことを考えて、オリンピックというのはどういうものなのか、その辺を理解したらいとも簡単に、このような中止にしろ、延期しろという意見書を出すのは我々おこがましいのかなと思っております。そういう人たちへの配慮がもっと大切かなと思っております。  それと、最後になりますけれども、まだこの議案を取り下げる可能性はあります。この1点だけお尋ねします。取り下げる気はないのか、お尋ねいたします。  以上で終わります。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時33分  休憩  午後 1時34分  再開 ○飯田恵議長 再開いたします。  5番・武井誠議員、答弁。 ◆5番(武井誠議員) お答えいたします。  1点目の首相の言葉が信じられないのかという趣旨の御質疑だったと思います。私は、一国の総理が言い切るということの重さということは、一方では理解をしますけれども、一方でその具体的な国民が納得できるような基準が示されていない。それは、示すことによって国民の理解は増すのであろうという趣旨での意見書の提案でございます。  それから、取り下げるという選択肢は、今確認をいたしましたが、ありません。 ○飯田恵議長 よろしいですか。  ほかに。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 質疑を終結いたします。 ○飯田恵議長 暫時休憩いたします。  午後 1時36分  休憩  午後 1時37分  再開          (2番「弓削勇人議員」・5番「武井 誠議員」・7番「平瀬敬久議           員」自席へ戻る) ○飯田恵議長 再開いたします。  おはかりいたします。  ただいま議題となっております議員提出議案第2号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。          (「異議なし」の声) ○飯田恵議長 御異議なしと認めます。  よって、議員提出議案第2号は、委員会付託を省略することに決定いたしました。 ○飯田恵議長 これより討論に入ります。  最初に、本案に反対の者の討論を求めます。  12番・加藤則夫議員。          (12番「加藤則夫議員」登壇) ◆12番(加藤則夫議員) 12番、加藤則夫です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、反対の立場から討論を行います。  東京オリンピックの開会式が行われる予定の7月23日まで残すところ今日で37日と迫ってまいりました。御高承のとおり、東京オリンピックパラリンピックは、人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして、また発生から10年の節目となる東日本大震災からの復興を世界に発信する機会と捉え、新型コロナウイルス感染症感染対策を万全なものとし、世界中に希望と勇気を届ける大会を実現するための準備が現在進められております。  そうした状況の中において、議題となっている本意見書については、国内外において新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻である状況を踏まえ、国会及び政府に対して東京オリンピックパラリンピックの今夏開催について開催基準の明示及び中止または再延期も視野に入れた早急な検討を求める旨の意見書を提出されたいとのことであります。しかしながら、この意見書の中で述べられている東京オリンピックパラリンピックの今夏開催に係る開催基準の明示や中止、再延期の検討等に関しては、本日会期末を迎える第204回通常国会の場において議論が既になされていることや、あくまで東京オリンピックパラリンピックの開催を判断する権限は最終的に国際オリンピック委員会にあるものと認識しております。また、6月13日に閉幕した先進7か国首脳会議において、新型コロナウイルスに打ち勝つ世界の団結の象徴として、安全、安心な形で2020東京オリンピックパラリンピック競技大会を開催することを改めて支持するとの共同宣言が出されております。さらに、開催予定期日が迫っていることなど総合的に勘案いたしますと、本市議会としてこの段階で意見書を政府や国会に提出することの意義と必要性はないものと感じざるを得ないところであります。  以上申し上げ、本案に対する反対討論といたします。          (12番「加藤則夫議員」降壇) ○飯田恵議長 次に、本案に賛成の者の討論を求めます。  1番・中村拡史議員。          (1番「中村拡史議員」登壇) ◆1番(中村拡史議員) 1番、中村拡史です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、賛成討論を行います。  まず、これまで計り知れないほどの努力をしてきた選手たちに敬意を表し、東京オリンピックパラリンピックという大きな舞台で活躍していただきたいという気持ちは私も共有するところです。しかしながら、コロナ禍での開催については、選手、大会関係者、そして懸命に暮らしを営む市民の健康を害するリスクはゼロではなく、事実多くの市民が開催への深刻な懸念を表明しています。そして、海外から入国する数万人の大会関係者の移動のリスクは大きく、ワクチン接種の状況は国や地域により差があり、変異ウイルスへの不安も解消されておりません。変異ウイルスは、感染者の増加とともに、新たに生まれる危険性が高まるとされ、今後も新たな変異ウイルスが生まれると考えられており、イギリス政府の報告によると、ワクチンの効力にも差があるとされております。また、WHOの報告によりますと、イギリスの変異ウイルスは従来のウイルスと比較して感染力は43%から90%高く、国立感染症研究所により測定された日本国内での感染力は従来のウイルスより平均で1.32倍高いとされており、大会前後、そして期間中の国内外の人流の増加による変異ウイルスの感染拡大が特に懸念されます。  また、新型コロナウイルスの影響により、大会への参加を既に辞退することとなった選手もおります。カヌーのインド代表選手団がインド国内の感染状況により、他国政府の入国制限を受け、予選大会に出場できず、東京オリンピックパラリンピック出場を断念したほか、バスケットボールニュージーランド代表やカナダの体操選手団、そしてオーストラリアの飛び込み選手団など出場を辞退することとなる事例が続き、国の感染状況などにより、選手の出場機会に影響が出るという不公平感はやはりどうしても否めません。  また、医療の逼迫状況などは日本国内においても予断を許さない状況でありますが、諸外国においても深刻な状況が続きます。例えばインドにおいては、イギリスの変異ウイルスと比較してもさらに感染力が50%強いとされる変異ウイルス、デルタ株も蔓延し、感染者数は約2,960万人、死者数も約37万人に上り、医療用酸素や薬品などが著しく不足し、現地の状況は戦場にも例えられています。オリンピック憲章第1章2の10には、選手への医療と選手の健康に関する対策を促し支援すると規定され、また18には、安全なスポーツを奨励すると規定されておりますが、このコロナ禍でこうした規定を具現化し、選手や市民らを安心させるために、開催国として開催基準を明確に示す必要があります。  そして、国際スポーツ法の観点からも、東京オリンピックパラリンピックにおける開催都市契約の解除の正当事由としては、戦争状態などのほか、IOCがその単独の裁量で、本大会参加者の安全が、理由のいかんを問わず深刻に脅かされると信じるに足る合理的な根拠がある場合と明記されており、私は新型コロナウイルス感染症はまさにこうした事由にも相当し得る深刻な脅威であると考えます。最終的な権限がIOCにあるとしても、予見困難な事由が生じた場合、組織委員会は合理的な変更を考慮するようIOCに要求できるともされていることから、本意見書を国及び政府に提出することの意義は大きいと考えます。  最後に、オリンピズムの根本原則2項目めには、「オリンピズムの目的は、人間の尊厳の保持に重きを置く平和な社会の推進を目指すために、人類の調和のとれた発展にスポーツを役立てることである」とされています。しかし、開催により国内で新たな変異ウイルスが生じる危険性や、医療制度が十分に整備されていない発展途上国などで閉会後に深刻な影響を及ぼす危険性があると専門家は指摘しています。世界各国で命の危機に瀕する人々に思いを寄せれば、多くの懸念が払拭されないままに開催に進む姿勢には、オリンピズムの原則とは矛盾するものも見えてくるように思います。  選手やその家族、そしてコロナに脅かされた世界の市民の命と暮らしを守るために、開催基準を具体的に明示し、再延期または中止なども視野に入れて検討することが全ての市民への責任であると申し上げ、私の賛成討論を終わります。          (1番「中村拡史議員」降壇) ○飯田恵議長 ほかに。  次に、本案に反対の者の討論を求めます。  17番・古内秀宣議員。          (17番「古内秀宣議員」登壇) ◆17番(古内秀宣議員) 17番・古内秀宣です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、反対の立場から討論を行います。  意見書には、東京オリンピックパラリンピックの開催が強行されようとしているとありますが、8年前にオリンピック・パラリンピックの開催を招致し、開催国に決定した国、都市の責務として、開催に向け種々の準備を進めるのは当然であり、今般の状況を鑑み、総合的に判断した上で、中止及び再延期も視野に入れて安全に開催できる体制を整備していると思われます。新型コロナウイルスワクチン接種やコロナに対応する通常の医療体制に影響を与えないように、どう運営しているかを明確にすることを国民は求めていると考えますが、世界でコロナとの戦いが続く中、創意工夫を重ねてアスリートが力を発揮できる機会をつくることが五輪の新しい歴史を切り開き、人々に希望のともしびを与えることになると確信をしております。  今回の議員提案による意見書については、先ほど質疑に対して明快な回答は得られず、矛盾点が多く、賛同できません。提出者は、もっと慎重に丁寧に行動する必要があったと私は考えます。二元代表制の一方である市議会に多くの市民が望むのは、国政と違い、生活に密着した市議会は、党派やイデオロギーを超えて、市民のため、市のために意見の集約をしてほしいと望んでいると考えております。そして、そのように坂戸市議会は改革を行ってきたと思っております。今回は、その改革に逆行するものです。提出者は、よく考えていただきたい。  以上申し述べ、本案に対する反対の討論といたします。          (17番「古内秀宣議員」降壇) ○飯田恵議長 次に、本案に賛成の者の討論を求めます。  6番・宮坂裕之議員。          (6番「宮坂裕之議員」登壇) ◆6番(宮坂裕之議員) 6番、宮坂裕之です。ただいま議題となっております議員提出議案第2号・「東京オリンピックパラリンピックについて開催基準の明示及び中止又は再延期の検討を求める意見書の提出について」、日本共産党会派を代表して、賛成の立場から討論を行います。  新型コロナウイルス感染症は、インドなどにおける爆発的感染拡大など、世界的に厳しい状況が続いています。日本の累計感染者数は約77万人、死亡者数は1万4,000人であり、一刻も早く収束させることが求められています。  また、東京オリンピックパラリンピックの開催される主会場である東京都においては、度重なる緊急事態宣言が発令され、4日後の6月20日までの期限終了後の対応策に追われています。  本案に賛成する理由は、まず、深刻な不足に直面している医療資源をオリンピック・パラリンピックに回すことは、さらなる医療の逼迫を招くことです。そして、現在のコロナ禍が深刻な状況でのオリンピック・パラリンピック開催は、経済的に困窮している多くの人々の命と暮らしも危険にさらすことになるとの提案理由に賛同するからであります。医療資源の不足については、先ほどの質疑の中の答弁でもありましたが、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、緊急事態宣言を出すステージ4なら開催は難しく、ステージ3でも無観客や規模縮小などが必要という認識を述べております。主会場東京の都医師会の尾崎治夫会長が慎重な姿勢を示しているのは繰り返し報道されております。  厚労省の専門家会議に今月9日に示された分析結果によりますと、インドで確認された変異ウイルス、いわゆるデルタ株の国内感染力は、従来のウイルスと比べて1.78倍になるおそれがあると分かったということであります。海外からもアメリカでは医学者のグループが、世界的に著名な医学誌の一つ、「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に、我々はオリンピックを進めるというIOCの決意は最高の科学的証拠の情報に基づいていないと信じているとする論評を発表するなど、開催への懸念が強まっています。  これらの発言や論評にも示されているとおり、現在の状況では医療資源が十分とは言えず、この点でまず意見書の趣旨に賛同いたします。  コロナ禍での経済的困窮の問題では、これも質疑の答弁にございました生活保護の申請件数、そして新規利用開始世帯数とも11年ぶりの増加に転じた状況であり、経済的に困窮した世帯が増えていることが分かります。  また、野村総合研究所のノムラ・リサーチ・インスティテュートグループの本年3月1日付のニュースリリースによりますと、全国29歳から59歳のパート、アルバイト就業者にアンケートを実施し、パート、アルバイト女性のうち、約3割、29.0%がコロナ以前と比べてシフトが減少していると回答し、そのうちシフトが5割以上減少していると回答した割合は45.2%となっています。このリリースでは、シフトが5割以上減少かつ休業手当を受け取っていないという方を実質失業者と定義し、女性は103万人、男性は43万人と、公的な調査の数字も合わせた推計を発表しております。  このように、コロナ禍で経済的困窮者も増える中、明確な開催基準の明示をすることなく、オリンピック・パラリンピックを開催することは、感染者がさらに増えるとともに、人々の命と暮らしを危険にさらすことになりかねません。医療従事者の負担を軽減し、国民、特に経済的困窮者の暮らし、そして全ての人の命を守るためにも、開催基準を明示すること、そしてその基準に基づいて開催の中止または再延期を検討すること、これが必要であると申し上げまして、私の賛成討論といたします。          (6番「宮坂裕之議員」降壇) ○飯田恵議長 ほかに。          (「なし」の声) ○飯田恵議長 討論を終結いたします。 ○飯田恵議長 これより議員提出議案第2号を起立により採決いたします。  本案は原案のとおり可決すべきものと決することに賛成の者の起立を求めます。          (起立少数「7名」) ○飯田恵議長 起立少数であります。  よって、本案は否決されました。  …………………………………………………………………………………………………………… ○飯田恵議長 以上をもって今期定例会の議事は全部終了いたしました。  閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。          (飯田 恵議長起立) ○飯田恵議長 去る5月25日開会となりました今期定例会は、一般会計補正予算をはじめとする重要な議案が審議されたわけでありますが、議員の皆様方におかれましては、連日にわたり終始熱心に市民福祉向上のため御精励を賜り、深く御礼を申し上げます。  また、市執行部並びに行政委員各位におかれましても、常に誠意を持って審議に協力され、深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。  このたびの定例会におきましても、3月定例会に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策のため皆様に多大なる御協力をいただき、無事に閉会を迎えることができました。心より感謝を申し上げますとともに、新型コロナウイルス感染症の一日も早い収束と皆様の御健康をお祈り申し上げます。  梅雨の季節を迎え、気候も不順な上、日ごとに暑さも加わってまいります。議員各位をはじめ皆様方におかれましては、くれぐれも御自愛くださいますとともに、今後とも市政の推進に御尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。          (飯田 恵議長着席) ○飯田恵議長 市長から挨拶のため発言を求められておりますので、これを許します。  石川市長。          (石川 清市長登壇) ◎石川清市長 令和3年6月第3回坂戸市議会定例会は、5月25日から本日までの23日間という長期にわたるものでございましたが、議員皆様におかれましては、連日にわたりまして御精励をいただきましたことに対しまして、心から敬意を表しますとともに感謝を申し上げます。  今期定例会には、専決処分の承認、条例の改正、一般会計補正予算など重要な議案を御提案申し上げましたが、議員皆様におかれましては慎重御審議をいただき、御提案申し上げました諸議案全てにつきまして、承認及び可決という大変ありがたい結論をいただきました。ここに厚く御礼を申し上げます。  今期定例会におきまして皆様方からいただきました御提言、御提案につきましては、職員ともども研究、努力をしてまいる所存でありますので、今後とも御指導を賜りますようお願いを申し上げます。  新型コロナウイルス感染症につきましては、感染力が高く、重症化しやすいと言われている変異株の感染拡大が心配されている中、本市におきましては、5月19日から新型コロナウイルスワクチン接種が開始され、6月10日からは入西地域交流センターにおきまして集団接種も開始をいたしました。今後も対象の方全員に、順次クーポン券を発送する準備や接種場所の確保を進めてまいりますので、市民の皆様方には、自分の命は自分で守るという強い意識を持ち、引き続き感染防止対策を徹底していただくようお願いを申し上げます。  時節柄、不順な天候が続いておりますが、議員皆様におかれましては健康に十分御留意をいただき、市民福祉向上のため変わらざる御支援、御指導を賜りますようお願い申し上げまして、挨拶といたします。ありがとうございました。          (石川 清市長降壇)  …………………………………………………………………………………………………………… △閉議及び閉会の宣告(午後 2時03分) ○飯田恵議長 これをもって令和3年6月第3回坂戸市議会定例会の議事を閉じ、閉会いたします。...