令和 4年 9月 定例会 令和4年9月
蓮田市議会定例会 第1日令和4年8月30日(火曜日) 議 事 日 程(第1号) 1 開 会 午前9時 2 開 議 3 議員辞職の報告 4
会議録署名議員の指名 11番 秦 邦 雄 議員 14番 本 橋 稔 議員 18番 榎 本 菜 保 議員 5 会期の決定 8月30日から9月29日までの31日間 6
常任委員会委員の所属の変更 7 諸般の報告 (1) 6月定例会において可決した意見書の処理結果 (2) 令和3年度
一般会計継続費精算報告 (3) 令和3年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告 (4)
例月出納検査結果(令和4年5月分~6月分) (5)
地方自治法第121条の規定に基づく説明者 8 市長の
行政報告 9
市長提出議案の報告 10 議案第45号~議案第63号の一括上程 11 市長の
提案説明 12
監査委員の決算審査結果報告 13
監査委員の報告に対する質疑 14
次会日程報告 15 散 会午前9時23分開会・開議 出席議員(17名) 2番 齋 藤 齊 議員 3番 高 橋 健 一 郎 議員 4番 山 田 孝 夫 議員 5番 鈴 木 貴 美 子 議員 6番 近 藤 純 枝 議員 7番 関 根 香 織 議員 8番 山 田 慎 太 郎 議員 9番 栗 原 勇 議員 10番 勝 浦 敦 議員 11番 秦 邦 雄 議員 13番 中 里 幸 一 議員 14番 本 橋 稔 議員 15番 齋 藤 昌 司 議員 16番 中 野 政 廣 議員 17番 豊 嶋 遥 議員 18番 榎 本 菜 保 議員 19番 深 田 康 孝 議員 欠席議員(1名) 12番 木 佐 木 照 男 議員
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 山 口 京 子 市 長 西 山 通 夫 教 育 長 山 口 亨 総 合 政策部長 新 井 宏 典 総 務 部 長 高 崎 裕 美 総 務 部 参 事 高 崎 達 也 環 境 経済部長 髙 橋 司
環境経済部参事 長 谷 部 幸 一 健 康 福祉部長 増 田 吉 郎 都 市 整備部長 金 子 克 明
都市整備部参事 飛 田 康 裕 蓮田駅西口行政 小 山 猛 上 下 水道部長 セ ン タ ー 長 原 淳 司 監 査 委 員 槍 田 光 東 学 校 教育部長 事 務 局 長 兼
選挙管理委員会 事 務 局 長 小 宮 雪 晴 生 涯 学習部長 横 田 修 子 生涯
学習部参事 新 井 智 消 防 長
事務局職員出席者 栗 原 栄 事 務 局 長 遠 藤 忠 則 次 長 山 口 陽 子 副 主 幹 山 﨑 隆 主 任
△開会及び開議の宣告 (午前 9時23分)
○
齋藤昌司議長 ただいまから、令和4年9月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
△議員辞職の報告
○
齋藤昌司議長 議事に先立ち、過日、閉会中に
船橋由貴子議員から辞職願が出され、
地方自治法第126条の規定に基づき、これを許可しましたので、ご報告いたします。
△
会議録署名議員の指名
○
齋藤昌司議長 次に、
会議録署名議員を指名いたします。 11番 秦 邦 雄 議員 14番 本 橋 稔 議員 18番 榎 本 菜 保 議員 以上、3名の方にお願いいたします。
△会期の決定
○
齋藤昌司議長 次に、会期の決定の件を議題といたします。 本定例会の会期につきましては、過日、
議会運営委員会を開き、ご協議を願っておりますので、その結果につきまして委員長の報告を求めます。
議会運営副委員長
関根香織議員 〔
議会運営副委員長
関根香織議員登壇〕
◎
議会運営副委員長(
関根香織議員) おはようございます。齋藤議長のご指名をいただきましたので、
議会運営委員会の協議結果の概要につきましてご報告を申し上げますが、
委員長欠席のため、代理として、副委員長の私から報告させていただきます。 去る8月23日に
議会運営委員会を開き、本定例会の会期及び日程などにつきまして協議をいたしました。 その結果、会期は本日から来る9月29日までの31日間といたし、その日程は既に配布されてありますとおり決定をいたした次第でございます。 なお、提案されます議案のうち、議案第45号の人事に関する件は、
議案質疑終了後に
委員会付託を省略し、表決を願うことといたしました。その他提案されます議案につきましては、それぞれ所管の委員会に付託し、ご審査を願うことと決定をいたした次第でございます。 この
会期日程案にご賛同を賜りまして、円滑かつ効率的な議事運営をお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。
○
齋藤昌司議長 お諮りいたします。 本定例会の会期は、
議会運営副委員長の報告のとおり、本日から来る9月29日までの31日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
齋藤昌司議長 ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。
△
常任委員会委員の所属の変更
○
齋藤昌司議長 次に、
常任委員会における欠員に伴う委員の所属の変更につきましては、2番
齋藤齊議員及び19番
深田康孝議員からそれぞれ申出がありましたので、
委員会条例第8条第3項の規定により、議長において、
齋藤齊議員を
民生文教委員会委員に、
深田康孝議員を
建設経済委員会委員に、それぞれ所属を変更いたします。 暫時、休憩いたします。 休憩 午前 9時28分 再開 午前 9時29分
○
齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△諸般の報告
○
齋藤昌司議長 この際、諸般の報告をいたします。 まず、6月定例会において可決された「
沖縄戦戦没者の遺骨等を含む土砂を埋立てに使用しないこと等を求める意見書」につきましては、衆参両議院議長並びに
内閣総理大臣をはじめ、各関係各大臣に提出しておきましたから、ご了承願います。 次に、市長から、令和3年度
一般会計継続費精算の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、同じく市長から、令和3年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、
監査委員から、令和4年5月分及び6月分に係る
例月出納検査結果の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、本定例会に説明者として出席する者の職・氏名を一覧表としてお手元に配布しておきましたから、ご了承願います。
△市長の
行政報告
○
齋藤昌司議長 これより、
行政報告を行います。 市長の発言を許します。 山口市長 〔
山口京子市長登壇〕
◎
山口京子市長 皆さん、おはようございます。
齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、
行政報告をさせていただきます。 その前に、一言ご挨拶を申し上げます。本日は、議員の皆様方のご出席を賜りまして、令和4年9月
蓮田市議会定例会が開会できましたこと、誠にありがたく、深く感謝申し上げます。 月日がたつのは早いものでございまして、去る5月31日の市長就任から3か月となりました。この間、多くの市民の皆様から温かい励ましのお言葉を頂戴し、また同時に、様々なご期待、ご要望の声に触れさせていただきました。改めて、地域課題の複雑性、多様性ということを実感しているところでございます。 利便性と豊かな自然が共生する我が蓮田市の恵まれた立地条件を生かした
まちづくりを推進するため、現状を正しく認識し、新しい発想とアイデアに知恵と工夫と努力を重ねて、職員一同、一生懸命に努めてまいる所存でございます。 議員の皆様におかれましても、蓮田市をよりよいまちにしたい、そのお心を私どもと一つにして、どうぞより一層のご指導とお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。 さて、今年の夏は、例年より20日以上も早く梅雨が明け、6月下旬からは猛烈な暑さに見舞われました。7月に入ってからは、全国各地で記録的な大雨により被害が発生し、市内でも一部
道路冠水等が生じた箇所がございました。まだまだ気候の不安定な日が続いております。今後は、台風による災害も懸念されます。引き続き、関係機関と協力、連携を深めながら、市民の皆様が生き生きと安心して暮らせる
まちづくりに、全力で取り組んでまいります。 また、収束の兆しが見えず、長く
市民生活を脅かしております
新型コロナウイルス感染症につきましては、7月中旬から、各地過去最多となる感染確認が相次ぎ、
感染拡大の第7波襲来の渦中にあります。蓮田市内でも、8月11日に、過去最多となる149名の感染を確認いたしました。現在も感染者が非常に多い状態が続いております。先の見えない状況の中、市民の命と安心を守るために、日夜最前線でご尽力いただいている
医療従事者の皆様には、改めて心からの感謝を申し上げます。 また、市民の皆様には、繰り返しのお願いとなりますが、ご自身や大切な人を守るため、基本的な
感染防止対策の徹底と、
ワクチン接種に引き続きご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。 さて、今議会も、
公平委員会委員の選任をはじめ、各会計の決算認定等重要な議案をお願いしてございます。慎重ご審議いただき、ご同意、ご可決、ご認定をいただきますようよろしくお願い申し上げます。挨拶が長くなりました。 それでは、
行政報告に移らせていただきます。全部で12項目でございます。お手元に、それぞれの項目の概要を記した資料を配布いたしましたので、御覧くださいませ。 まず初めに、
新型コロナウイルス感染症対策について申し上げます。
新型コロナウイルス感染症は、
オミクロン株のBA.5への置き換わりにより、7月頃から第7波に突入し、今までにない感染爆発の状況にあります。なかなか決定的な防止策が見いだせない中、この2年半余り、
感染拡大の波を繰り返しています。 蓮田市では、現在、4回目の
ワクチン接種をはじめ、希望される方がスムーズにワクチンを接種できる体制整備に力を注いでおります。今後も、自宅で療養する方に対する支援をはじめ、
感染症対策については、県とも連携し、着実に積極的に取り組んでまいります。また、
各種給付金等の支援につきましても、市民の皆様の暮らしを守る取組施策として、引き続き、きめ細やかに実施してまいる所存でございます。
新型コロナウイルス感染症対策本部会議は、回を重ねること、実に100回となりました。引き続き、この
対策本部会議を中心に庁内の連携を強化し、
感染拡大防止と
経済活動支援の両面から、これまでの取組を継続徹底し、全力で取り組んでまいります。各部における取組の詳細につきましては、配布資料を御覧くださいませ。 また、
新型コロナウイルス感染症対策中でもあるところから、以下の
行政報告項目につきましては、概略のみ報告させていただきます。
蓮田市制施行50周年記念事業について。記念式典を10月1日土曜日、蓮田市
総合文化会館ハストピアで行う予定でございます。 続きまして、令和3年度工事及び委託の入札結果についてですが、令和3年度に
契約検査課で入札を執行し、成立した件数は、工事が72件、委託が196件でした。 続きまして、
東日本大震災関連の取組状況について申し上げます。8月1日現在、市内において9世帯25名が避難生活を送られており、支援を継続してまいります。 続きまして、第14回うたやの
森フェスティバルについて。11月23日水曜日、勤労感謝の日でございますが、
総合市民体育館パルシー及び
総合文化会館ハストピアを会場として、
実行委員会により開催されます。 続きまして、地下鉄7号線建設誘致に向けた取組状況についてですが、8月19日金曜日、私蓮田市長が会長を務める地下鉄7号線
建設誘致期成同盟会の令和4年度総会を、書面開催をいたしました。 続きまして、市道1472号線、
東埼玉病院敷地内の道路ですが、この道路の供用開始について、新設道路の整備が完了いたしまして、8月1日月曜日に供用を開始いたしました。 続きまして、蓮田市の未来を語る
子ども議会についてですが、8月2日火曜日、
市内中学校の代表生徒、各校2名、合計10名が参加し、
市議会議場で開催いたしました。議員の皆様方もそれぞれ見ていただきまして、ありがとうございます。
国指定史跡黒浜貝塚第8期整備事業の進捗状況について。
国指定史跡黒浜貝塚整備基本構想・基本計画に基づき、宿浦のムラのあずまやと縄文の浜辺のあずまやに
防犯カメラの設置を進めております。 続きまして、令和5年蓮田市成人式、二十歳を祝う会についてですが、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、蓮田市ではこれまでどおり、年度内に二十歳になる人を対象に式を実施いたします。 続きまして、蓮田市
総合市民体育館大規模改修及び
サブアリーナ増築事業についてです。蓮田市
総合市民体育館大規模改修及び
サブアリーナ建設基本計画に基づき、5月から6月にかけて実施した意見募集や委員からいただいた意見も踏まえまして、現在、設計委託の契約に向けた準備を進めております。 最後に、各部の主な事業の進捗状況について申し上げます。
総合政策部では、第5次
総合振興計画の
中間見直しに係る
市民意識調査についてですが、計画の進捗状況に対する皆様の評価を把握するため、
市民意識調査を実施いたしました。 総務部では、平和の映画会について、12月17日土曜日、午後1時30分から、
総合文化会館ハストピアどきどきホールにて開催いたします。
環境経済部では、
黒浜緑地整備事業説明会について、7月3日日曜日は140名、7月24日日曜日には61名の参加がありました。
学校教育部では、
蓮田中央小学校校舎増築事業についてですが、35人学級への移行による教室数の不足に対応するため、
蓮田中央小学校校舎の増築に向け、設計業務を進めてまいります。 生涯学習部では、子育てでつながろうミニフェスタについて、6月26日日曜日、蓮田市
総合市民体育館パルシーで2年ぶりに開催されました。
蓮田北バレーボールクラブの
全国大会出場についてですが、8月9日火曜日から12日金曜日まで、
東京体育館ほかで開催された第42回
全日本バレーボール小学生大会全国大会に、蓮田市
スポーツ少年団に所属する
蓮田北バレーボールクラブが出場いたしました。 以上、合わせて12件でございます。各項目の詳細につきましては、お手元に配布しております概要及び資料をもって報告とさせていただきます。 以上でございます。ありがとうございました。
△
市長提出議案の報告
○
齋藤昌司議長 市長から議案の提出がありましたので、配布しておきましたから、ご了承願います。
△議案第45号~議案第63号の一括上程
○
齋藤昌司議長 市長から提出された議案第45号ないし議案第63号を一括して議題といたします。
△市長の
提案説明
○
齋藤昌司議長 市長の
提案説明を求めます。 山口市長 〔
山口京子市長登壇〕
◎
山口京子市長 続きまして、
齋藤昌司議長のご指名をいただきましたので、各議案の
提案説明を申し上げます。 初めに、議案第45号「蓮田市
公平委員会委員の選任について」申し上げます。 蓮田市
公平委員会委員の中野諭氏の任期が、令和4年9月20日で満了となるため、後任として岩﨑理氏を同委員に選任することについて議会の同意を得たいので、
地方公務員法第9条の2第2項の規定により、提案するものでございます。 岩﨑理氏は、昭和59年生まれの38歳、伊奈町大字小室に在住です。
蓮田市立蓮田北小学校、
蓮田中学校を卒業され、その後、
県立浦和高校、
東京大学経済学部に進み、
中央大学法科大学院を卒業されました。平成20年11月から平成21年12月まで、
最高裁判所司法研修所にて研修を積まれ、平成22年1月に
東京弁護士会所属の
佐藤綜合法律事務所に入所、その後、平成27年9月に
埼玉弁護士会所属の岸町
法律事務所を設立され、現在に至っております。 また、平成23年12月、
蓮田ランタイズに設立時から所属され、はすだマラソンの企画や運営等に携わっておられます。平成27年11月には
蓮田ロータリークラブにも入会され、
主催イベントへの参加等、活発に活動をされております。識見を十分に兼ね備えた方でございます。適任でございますので、議会のご同意を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 議案第46号「蓮田市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例」。 本議案は、
コンビニエンスストア等での
証明書交付の開始に伴い所要の改正をしたいので、提案するものです。 改正の内容は、
個人番号カードを利用して、
コンビニエンスストア等の多
機能端末機から
印鑑登録証明書を交付申請できるようにするものです。 施行日は、令和5年2月1日からです。 続きまして、議案第47号「蓮田市職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。 本議案は、
人事院規則の一部改正に準じ、職員の育児参加のための休暇の対象期間を拡大したいので、提案するものです。 改正の内容は、特別休暇のうち、育児参加のための休暇について、
取得対象期間を「産後8週間を経過する日まで」から「子が1歳に達する日まで」に改めるものです。 施行日は、令和4年10月1日からです。 続きまして、議案第48号「職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」について申し上げます。 本議案は、
人事院規則の一部改正に準じ、
非常勤職員の
育児休業の取得を緩和するため、提案するものです。 改正の主な内容は、
非常勤職員の子の出生後8週間以内の
育児休業の取得要件の緩和、
非常勤職員の子が1歳以降の
育児休業の取得の柔軟化、
育児休業の取得制限の緩和等に係る規定の整備を行うものです。 施行日は、令和4年10月1日からです。 続きまして、議案第49号「蓮田市
手数料条例等の一部を改正する条例」。 本議案は、
長期優良住宅の普及の促進に関する法律等の一部改正に伴い、所要の改正をしたいので、提案するものです。 改正の主な内容は、
長期優良住宅維持保全計画の
認定審査手数料の金額を定めること。そのほか、引用法令の項ずれに伴う規定の整備等です。 施行日は、一部の規定を除き、公布の日からです。 続きまして、議案第50号「令和4年度蓮田市
一般会計補正予算(第6号)」について申し上げます。 本議案は、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ20億2,316万9,000円を追加し、
予算総額を227億2,350万円とするものです。 初めに、歳入の主なものを申し上げます。
地方交付税は、
普通交付税の交付額の決定に基づきまして、5億2,344万1,000円の増額です。
国庫支出金は、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億5,506万5,000円を計上しております。 繰越金は、
決算剰余金の確定によりまして、10億5,
444万1,000円の増額です。 続きまして、歳出の主なものを申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症対策関連では、原油価格・物価高騰の影響を受けている
市民生活及び経済活動の支援を延長し、水道料金の減額措置を継続するため、
水道事業会計への補助に要する経費です。
感染拡大防止策を実施して営業を継続する
公共交通事業者の経営を支援する事業に要する経費、増加する
新型コロナウイルス感染症などの救急要請に対応する
救急自動車を整備するための経費、それぞれ計上しております。 そのほかには、
閏戸保育園の
空調設備等改修の設計業務に要する経費、
県道蓮田鴻巣線歩道整備事業に係る経費などを計上しております。 基金への積立てといたしまして、
財政調整基金に8億5,310万円、
公共施設等整備基金に5億円を積立ていたします。
債務負担行為の補正につきましては、
小・中学校給食調理等業務委託費など、本年度中に契約を締結する必要があるため、設定するものです。 地方債の補正につきましては、
臨時財政対策債の
発行可能額の確定などに伴いまして、追加及び変更を行うものです。 続きまして、議案第51号「令和4年度蓮田市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ1億1,102万8,000円を追加し、
予算総額を62億6,540万6,000円とするものです。 まず、歳入についてですが、5款繰入金は、職員の人事異動に伴う
事務費繰入金の減額。 6款繰越金は、令和3年度決算に伴う繰越金の増額です。 次に、歳出ですが、1款総務費は、人事異動に伴う
職員給与費の減額。 6
款基金積立金は、令和3年度決算に伴い、
国民健康保険財政調整基金へ積み立てるものです。 8
款諸支出金は、
一般会計繰入金の精算に伴う
一般会計繰出金の増額です。 続きまして、議案第52号「令和4年度蓮田市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、
歳入歳出予算の総額から
歳入歳出それぞれ159万2,000円を減額し、
予算総額を11億4,953万8,000円とするものです。 まず、歳入についてですが、3款繰入金は、職員の人事異動に伴う
事務費繰入金の減額。 5款繰越金は、令和3年度決算に伴う繰越金の増額です。 次に、歳出ですが、1款総務費は、人事異動に伴う
職員給与費の減額。 2
款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料等の納付金の増額です。 3
款諸支出金は、
一般会計繰入金の精算に伴う
一般会計繰出金の増額です。 続きまして、議案第53号「令和4年度蓮田市
介護保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、
歳入歳出予算の総額に
歳入歳出それぞれ3億576万5,000円を追加し、
予算総額を59億2,329万8,000円とするものです。 まず、歳入についてですが、1款保険料は、低
所得者保険料軽減負担金の交付決定に伴う保険料の減額。 3
款国庫支出金は、人件費の補正に伴う交付金の減額及び
調整交付金の増額。 5
款県支出金は、人件費の補正に伴う交付金の減額。 7款繰入金は、
一般会計及び基金からの繰入金の減額。 8款繰越金は、前年度繰越金の増額でございます。 次に、歳出の主なものですが、3
款基金積立金は、令和3年度決算に伴い、
介護保険給付費準備基金に積み立てられるものでございます。 5
款諸支出金は、令和3年度
介護給付費等の確定に伴う
精算返還金及び
一般会計への繰出金です。 続きまして、議案第54号「令和4年度蓮田市
水道事業会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、
収益的収入及び
資本的支出の減額補正、
収益的支出の増額補正をお願いするものです。
収益的収入は、
新型コロナウイルス感染症対策として、
市民生活及び経済活動の支援を継続するため、水道料金の
減額措置期間を、現在の4か月からさらに6か月延長することに伴いまして、給水収益を補正するものです。 また、水道料金を減額したことによる減収分に充てるため、
一般会計からの補助金を計上するものです。
収益的支出は、電気料金変動に伴う動力費の増額と、人事異動に伴う人件費によるものです。
資本的支出は、人事異動に伴う人件費によるものです。
○
齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午前 9時56分 再開 午前 9時58分
○高橋健一郎副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 市長の
提案説明を続行いたします。 山口市長 〔
山口京子市長登壇〕
◎
山口京子市長 それでは、続行いたします。 議案第55号「令和4年度蓮田市下
水道事業会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、
収益的収入及び
収益的支出並びに資本的収入の減額補正、
資本的支出の増額補正をお願いするものです。
収益的収入は、下水道事業収益及び農業集落排水事業収益につきまして、下水道使用料収入等が減収となる見込みのため、減額するものです。 また、
収益的支出は、人事異動に伴う人件費の減額等によるものです。 資本的収入につきましては、
収益的収入の
一般会計補助金を組替えをし、資本的収入の
一般会計補助金を減額するものです。
資本的支出につきましては、人事異動に伴う人件費の増額等によるものです。 続きまして、議案第56号「令和3年度蓮田市
一般会計歳入歳出決算認定について」申し上げます。 本議案は、
地方自治法第233条第3項の規定に基づき、小林猛、中野政廣両
監査委員の決算審査の意見書を付して、本定例会に提案するものです。 令和3年度の決算につきましては、お手元に配布してございます蓮田市
一般会計歳入歳出決算書及び決算に係る主要な施策の成果に関する説明書に記載されているとおりです。おかげさまで、令和3年度は、多方面にわたる様々な事業を推進することができました。 まず、決算の規模ですが、令和3年度の
一般会計の決算総額は、歳入241億8,549万9,890円、歳出224億5,941万8,649円となり、前年度と比べますと、歳入では37億7,166万1,543円、率にして13.5%、歳出では39億8,862万2,761円、率にして15.1%と、それぞれ減額となっております。 次に、決算収支のうち、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は17億2,608万1,241円で、前年度と比べますと2億1,696万1,218円、率にして14.4%の増額となっております。 実質収支につきましては、形式収支から繰越明許費等により、翌年度に繰り越すべき財源3億4,274万8,133円を差し引いた額で、13億8,333万3,108円の黒字となっております。 単年度収支につきましては、令和3年度の実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた額で、2億1,872万7,929円の黒字となっております。 実質単年度収支は、
財政調整基金への積立額13億4,834万4,000円を黒字要素とみなし、
財政調整基金取崩し額11億9,508万円を赤字要素とみなして、単年度収支に増額したもので、令和3年度におきましては3億7,199万1,929円の黒字となっております。 以上が令和3年度の収支の状況です。 次に、地方公共団体の財政分析をするうえで重要な指標となる主な指数を申し上げます。ほかの地方公共団体と比較ができます普通会計ベースの指数で申し上げます。 まず、財政力指数ですが、これは一般的に当該団体の財政力を判断するもので、1に近く、あるいは1を上回るほど財政力が強いと言われています。令和3年度は0.744となっており、前年度と比較しますと、0.024ポイント低くなっております。 次に、経常収支比率ですが、この指数は経常的に一般財源として収入された額のうち、歳出の経常経費に充てられた一般財源の割合を示すものです。この比率が低いほど投資的事業等に充てられる財源が多く、財政構造に弾力性があると言われる指標です。令和3年度は85.1%となっており、前年度と比較しますと、3.7ポイント低くなっております。好転したということでございます。 公債費比率は2.9%となっており、前年度よりも0.4ポイント低くなりました。 以上、令和3年度蓮田市
一般会計歳入歳出決算における概要及び普通会計ベースでの指数について申し上げました。 次に、令和3年度の主な事業を申し上げます。 まず、
新型コロナウイルス感染症関連といたしまして、新型コロナウイルス
ワクチン接種事業をはじめ、子育て世帯への臨時特別給付金事業、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業、有料指定ごみ袋無料配布、水道料金の一部減額措置、プレミアム付商品券発行事業、公共交通支援事業など、
市民生活支援、事業者支援などを行ってまいりました。 また、蓮田市第5次
総合振興計画の実現に向けた施策といたしましては、まず蓮田駅西口行政センターが令和3年4月にオープンし、行政サービスコーナー、子育てサポートコーナー「プレックス・キッズ」を開設いたしました。プレックス・キッズでは、子育てコンシェルジュ運営事業や地域子育て支援拠点事業などを開始いたしました。様々な形で子育て支援の充実を図りました。 児童生徒の安心安全の観点からは、小学校トイレ改修事業、小・中学校の校舎や体育館を改修するための設計を行いました。また、令和元年度から継続事業でありました黒浜中学校大規模改修事業につきましては、東校舎の改修をもって完了いたしました。 都市基盤の整備といたしましては、蓮田駅西口通線街路整備に向け、調査・測量を実施いたしました。 また、企業立地促進事業といたしましては、高虫西部産業団地整備区域の市街化区域編入に向けた準備を行っております。引き続き、蓮田市第5次
総合振興計画の実現に向けて、重要な事務事業を積極的に実行し、市民の皆様のご要望に応えられるよう努力してまいります。 続きまして、議案第57号「令和3年度蓮田市国民健康保険特別会計
歳入歳出決算認定について」申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入合計は64億9,576万7,027円です。 主なものを申し上げますと、1款国民健康保険税は、前年度と比較し、2.0%減少しております。 3
款県支出金は、保険給付費等に対する県補助金などです。 5款繰入金は、保険基盤安定繰入金などの
一般会計繰入金と
財政調整基金繰入金です。 次に、歳出についてですが、歳出合計は63億8,136万7,189円です。 主なものを申し上げますと、2款保険給付費は、医療費の支払いなどで、前年度と比較して6.0%増加しております。 3款国民健康保険事業費納付金は、県に納める納付金です。 5款保健事業費は、特定健康診査等事業費です。 続きまして、議案第58号「令和3年度蓮田市後期高齢者医療特別会計
歳入歳出決算認定について」申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入合計は9億8,368万7,695円です。 主なものを申し上げますと、1款後期高齢者医療保険料は、前年度と比較し、1.9%増加しております。 3款繰入金は、事務経費及び保険基盤安定に対する
一般会計からの繰入金です。 次に、歳出ですが、歳出合計は9億8,021万9,413円です。 主なものを申し上げますと、1款総務費は、保険料の収納に関する役務費及び電算委託費などです。 2
款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料と保険基盤安定事業負担金を納付したものです。前年度と比較し、2.0%増加しております。 続きまして、議案第59号「令和3年度蓮田市介護保険特別会計
歳入歳出決算認定について」申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入総額は57億52万1,879円です。 主なものを申し上げますと、1款保険料は、3年に1度の保険料見直しの年度に当たり、前年度と比較し、19.7%の増加となっております。 2
款国庫支出金、3款支払基金交付金、4
款県支出金は、それぞれ介護給付費に対する負担金等並びに地域支援事業費に対する補助金等です。 6款繰入金は、
介護給付費等に対する
一般会計からの繰入金と、
介護保険給付費準備基金繰入金です。 次に、歳出についてですが、歳出総額は53億9,418万7,344円です。 主なものを申し上げますと、1款総務費は、第1号被保険者の保険料賦課や、要介護認定に係る事務費などです。 2款保険給付費は、介護保険サービスに対する給付費や、高額介護サービス等費、特定入所者等介護サービス費などです。 4款地域支援事業費は、介護予防・生活支援サービス事業費や、地域包括支援センター運営事業等の包括的支援事業・任意事業費などです。 続きまして、議案第60号「令和3年度蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業特別会計
歳入歳出決算認定について」申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入総額は1,416万9,023円です。 主なものを申し上げますと、2款清算徴収金は、換地処分に係る清算徴収金。 3款繰越金は、前年度繰越金です。 次に、歳出についてです。歳出総額は714万1,209円です。 主なものを申し上げますと、1款土地区画整理事業費は、
職員給与費及び清算金管理システムの保守点検業務委託費です。 続きまして、議案第61号「令和3年度蓮田都市計画事業蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計
歳入歳出決算認定について」申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入総額は5,869万5,967円です。 主なものを申し上げますと、2款繰入金は、
一般会計からの繰入金。 3款繰越金は、前年度からの繰越金です。 次に、歳出についてですが、歳出総額は4,461万2,947円です。 主な内容は、1款再開発事業費、1項総務費は
職員給与費等、2項事業費は県道及び駅前広場管理移管に伴う台帳等補正委託費及び県道等管理移管に伴う修繕工事費です。 2款公債費は、市債の元金及び利子の償還金です。 続きまして、議案第62号「令和3年度蓮田市
水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」申し上げます。 初めに、令和3年度の水道事業の給水状況について申し上げます。給水戸数は2万7,239戸、給水人口は6万1,401人で、普及率は99.8%です。年間総配水量は685万531立方メートル、年間総有収水量は606万9,069立方メートルで、有収率は88.6%です。 令和3年度の主要事業といたしましては、閏戸地内の市道55号線において、耐震化を兼ねた重要管路更新工事、そのほか2路線におきまして、耐震化を兼ねた老朽管の更新工事を実施いたしました。また、浄水場の配水ポンプインバータ装置の更新工事を実施し、配水に係る不慮の事故等の不安要素を確実に減少することができました。 次に、財務状況ですが、消費税込みの
収益的収入は13億4,073万6,341円で、前年度に比べますと1億785万7,394円の増となりました。 一方、
収益的支出につきましては11億9,307万2,809円で、前年度に比べまして2,798万9,740円の増となりました。この結果、収益的収支において、税引き後の収入と支出を差し引き、1億1,725万1,198円の利益を得ることができました。 次に、消費税込みの資本的収支につきましては、収入8,593万4,911円に対し、支出は5億4,056万8,962円で、この収支不足額の4億5,463万4,051円は、当年度分消費税及び地方消費税に係る資本的収支調整額、過年度及び当年度分損益勘定留保資金、建設改良積立金で補てんをいたしました。 次に、剰余金の処分について申し上げます。令和3年度純利益相当額1億1,725万1,198円を、今後、管路等の施設更新を進めていくために、建設改良積立金に積み立て、建設改良積立金から取り崩した1億8,585万4,396円を資本金に組み入れることといたしました。 最後に、議案第63号「令和3年度蓮田市下
水道事業会計剰余金の処分及び決算認定について」申し上げます。 初めに、令和3年度の下水道事業の業務状況について申し上げます。水洗化戸数は、下水道事業として1万9,340戸、農業集落排水事業として1,073戸、合計2万413戸です。水洗化人口は、下水道事業として4万2,603人、農業集落排水事業として3,093人、合計4万5,696人です。水洗化率は、下水道事業として93.2%、農業集落排水事業として84.9%です。 令和3年度の下水道事業の主要事業といたしましては、黒浜地内の蓮田サービスエリア旧上り線付近の県道などに汚水管を敷設いたしました。 農業集落排水事業の主要事業といたしましては、施設を効果的、効率的に整備するための機能診断調査を実施いたしました。 次に、財務状況ですが、消費税込みの
収益的収入は、下水道事業収益は10億6,215万4,749円、農業集落排水事業収益は1億8,252万2,106円となりました。 一方、
収益的支出は、下水道事業費用は10億55万3,275円、農業集落排水事業の費用は1億6,571万4,653円となりました。 また、消費税込みの資本的収支につきましては、下水道事業資本的収入は6億474万6,400円、農業集落排水事業資本的収入は6,838万3,000円、合計6億7,312万9,400円に対し、支出では、下水道事業
資本的支出は8億8,185万2,838円、農業集落排水事業
資本的支出は1億606万1,780円、合計9億8,791万4,618円で、この収支不足額の3億1,478万5,218円は、当年度分消費税及び地方消費税に係る資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金で補てんをいたしました。 次に、剰余金の処分について申し上げます。 令和3年度純利益相当額6,292万8,942円は、減債積立金に2,292万8,942円、建設改良積立金に4,000万円、それぞれ積み立てさせていただきます。 以上、議案第45号から議案第63号までの提案理由につきまして説明させていただきました。慎重ご審議のうえ、ご同意、ご可決、ご認定賜りますようお願い申し上げます。少々お待ちください。 失礼いたしました。おわびして、訂正いたします。まず最初に、
一般会計のほうの実質単年度収支というところですが、「
財政調整基金への積立額13億4,834万4,000円を黒字要素とみなし、
財政調整基金取崩し額11億9,508万円を赤字要素とみなして、単年度収支に増減したもので、令和3年度におきまして」とありますが、この単年度収支に「増減」したというところを「増額」したというふうに申しました。おわびして、訂正いたします。 もう1箇所、議案第62号の管路のほうでございますが、最後のほうで、「建設改良積立金から取り崩しました1億8,585万4,396円を資本金に組み入れることといたしました」と言ってしまいましたが、これからなので、「いたします」と申し上げるところを、「いたしました」と申し上げました。おわびして、訂正いたします。 皆様方におかれましては、慎重ご審議のうえ、ご同意、ご可決、ご認定賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。
○高橋健一郎副議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午前10時23分 再開 午後 1時01分
○
齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△
監査委員の決算審査結果報告
○
齋藤昌司議長 この際、報告いたします。 小林猛、中野政廣両
監査委員から、令和3年度決算審査意見書及び行政監査結果報告書が市長に提出されましたので、その写しを配布しておきましたから、ご了承願います。 これより、
監査委員から決算審査結果について報告を求めます。 小林猛代表
監査委員 〔小林 猛代表
監査委員登壇〕
◎小林猛代表
監査委員 ただいま議長からご指名をいただきました
監査委員の小林猛でございます。去る6月定例会におきましてご同意をいただき、6月21日付で拝命をいたしました。どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、中野政廣
監査委員との合議により作成いたしましたお手元の報告書に基づき、2人を代表してご報告させていただきます。 初めに、3ページをお開きください。第1、審査の対象、第2、審査の期間につきましては、記載のとおりでございます。 第3、審査の方法ですが、審査に当たりましては、令和4年7月4日に市長から審査に付されました令和3年度の
一般会計と各特別会計の
歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書に基づき、各計数の正確性を確認するとともに、関係法令に準拠して作成されているかを確認いたしました。 また、蓮田市監査基準に基づき、予算の執行状況が関係法令に適合し、経済的、効率的、かつ効果的に執行されているか、慎重に審査いたしました。 第4、審査の結果でございますが、各会計の
歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、各計数は適正であると認められました。 4ページをお開きください。第5、決算の概要でございます。初めに、1、総括、(1)、全体の収支でございます。3行目でございますが、
一般会計及び各特別会計を合わせた総計決算額は、歳入が374億3,834万1,481円で、前年度対比11.0%の減少となっております。 また、歳出は352億6,694万6,751万円で、前年度対比12.3%の減少となっております。 歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支額は21億7,139万4,730円で、この形式収支額から翌年度への繰越財源3億4,274万8,133円を差し引いた実質収支は18億2,864万6,597円の黒字となっています。 さらに、この実質収支額から前年度の実質収支額15億1,198万307円を差し引いた単年度収支額も3億1,666万6,290円の黒字となっております。 8ページをお開きください。(7)、主要な財務比率の推移でございます。上段の表を見ますと、令和3年度は令和2年度と比較し、②、経常収支比率は3.7ポイント減少、⑤、公債費負担比率は0.6ポイント減少とそれぞれ改善しております。 一方、①、財政力指数は0.024ポイント減少、③、経常一般財源比率は0.3ポイント減少、④、義務的経費比率は12.2ポイント上昇、⑥、人件費比率も2.9ポイント上昇とそれぞれ悪化しております。各財務比率につきましては、財政運営の硬直化を招かないよう、今後ともその動向を注視していく必要があると考えます。 10ページをお開きください。これ以降は、各会計別の決算状況でございます。初めに、2、
一般会計、(1)、収支でございます。3行目になりますけれども、歳入決算額は241億8,549万9,890円で、前年度対比13.5%の減少となっております。 歳出決算額は224億5,941万8,649円で、前年度対比15.1%の減少となり、歳入、歳出ともに前年度と比較し減少しております。 形式収支額は17億2,608万1,241円で、前年度対比14.4%の増加となっております。 また、翌年度への繰越財源3億4,274万8,133円を差し引いた実質収支額は13億8,333万3,108円の黒字となっており、この実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額も2億1,872万7,920円の黒字となっております。 さらに、これに
財政調整基金への積立額を加え、同基金からの取崩し額を差し引いた実質単年度収支額も3億7,199万1,929円の黒字となっております。 11ページをお開きください。(3)、歳入決算、①、歳入決算の概要でございます。歳入のうち、前年度に対し増加となった主なものは、
地方交付税でございます。これは、交付税算定に用いる基準財政需要額が増え、基準財政収入額が減ったことによるものです。 一方、減少となったものは、市税と
国庫支出金でございます。市税については、市民税と固定資産税の減少、
国庫支出金については、令和2年度に執行された特別定額給付金給付事業費補助金がなくなったことが主な要因となっております。 12ページから26ページには、歳入の款別の主な増減について記載しております。のちほど御覧いただければと存じます。 なお、13ページに掲載いたしましたが、市税の収納率は98.1%で、前年度より0.2ポイント上昇しております。埼玉県内の市では18位、現年度に限れば99.5%で、8位となっております。 収入未済額は1億3,527万円で、前年度に比べ1,984万円減少しております。また、不納欠損額は1,944万円で、前年度に比べ127万円減少しております。 27ページをお開きください。(4)、歳出決算、①、歳出決算の概要でございます。前年度に対し増加となった主なものは、民生費と衛生費です。民生費については、子育て世帯や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業、保育所整備事業が増加の主な要因です。衛生費については、新型コロナウイルス
ワクチン接種事業が増加の要因となっております。 一方、減少となった主なものは、総務費、土木費、教育費などでございます。総務費については、
新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の特別定額給付金事業の完了がその要因です。また、土木費は、蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計繰出金の減少でございます。教育費については、小・中学校給食業務経費の学校給食費補助や小・中学校情報化推進事業の減少が主な要因となっております。 なお、28ページから35ページには、歳出の款別の主な増減について記載しております。のちほど御覧いただければと存じます。 36ページをお開きください。3、国民健康保険特別会計の(1)、収支でございます。2行目になりますが、歳入決算額は64億9,576万7,027円で、前年度対比4.9%の増加、歳出決算額は63億8,136万7,189円で、前年度対比6.2%の増加となっています。 翌年度繰越財源はございませんので、形式収支、実質収支ともに1億1,439万9,838円の黒字となっております。 続きまして、39ページをお開きください。4、後期高齢者医療特別会計の(1)、収支でございます。歳入決算額は9億8,368万7,695円で、前年度対比1.0%の増加、歳出決算額は9億8,021万9,413円で、前年度対比1.1%の増加となっております。 翌年度繰越財源はございませんので、形式収支、実質収支ともに346万8,282円の黒字となっております。 続きまして、42ページをお開きください。5、介護保険特別会計の(1)、収支でございますが、歳入決算額は57億52万1,879円で、前年度対比5.9%の増加、歳出決算額は53億9,418万7,344円で、前年度対比3.1%の増加となっております。 翌年度繰越財源はございませんので、形式収支、実質収支ともに3億633万4,535円の黒字でございます。 続きまして、45ページの6、蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業特別会計でございます。まず、(1)、収支でございますが、歳入決算額は1,416万9,023円で、前年度対比11.5%の増加、歳出決算額は714万1,209円で、前年度対比0.5%の減少となっております。 翌年度繰越財源はございませんので、形式収支、実質収支ともに702万7,814円の黒字でございます。 (4)、事業の進捗状況等でございますが、保留地の所有権移転登記は、全263件中258件の登記が完了しております。 なお、この特別会計は令和4年3月31日をもって廃止となりました。 続きまして、46ページの7、蓮田都市計画事業蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計でございます。まず、(1)、収支でございますが、歳入決算額は5,869万5,967円で、前年度対比96.2%の減少、歳出決算額は4,461万2,947円で、前年度対比97.1%の減少となっております。 翌年度繰越財源はございませんので、形式収支、実質収支ともに1,408万3,020円の黒字となっております。 次に、47ページの(4)、事業の進捗状況等ですが、令和3年3月の再開発事業区域内緑地の完成をもちまして、蓮田駅西口第一種市街地再開発事業は完了となり、この特別会計についても令和4年3月31日をもって廃止となりました。 次に、48ページの第6、基金の概要でございますが、各基金の令和3年度中の増減と年度末現在高を記載しております。 続きまして、50ページをお開きください。第7、「むすび」でございます。審査の結果を踏まえ、以下、提言要望事項を述べさせていただきます。 初めに、(1)、税収確保と計画的な予算執行についての①、税収確保についてでございます。歳入において、自主財源の根幹を成す市税が前年度対比1億642万1,153円、率にして1.3%減少しています。要因としては、固定資産評価替えの影響等で固定資産税が9,299万円減少したこと、個人市民税が6,265万円減少したことが挙げられます。 一方、収納率については98.1%と、前年度比0.2ポイント上昇し、9年連続の上昇となっております。今後とも、納税者の置かれた状況にも配慮した的確な対応により、税収確保に努めていただくことを望むものです。 次に、②、計画的な予算執行についてでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響により、事業の見通しが立てにくい状況にはありますが、ご尽力により
一般会計及び特別会計決算における不用額は13億3,917万3,960円と、前年度と比較し3億3,938万1,774円減少しております。 一方、
一般会計の予算流用件数は76件と前年度より30件増加、金額も1,491万800円増加し、3,939万800円になっています。限られた財源を有効活用するため、
地方自治法施行令第150条及び蓮田市予算事務規則第12条により策定される予算執行計画に基づき、さらなる計画的、効率的な予算執行を望むものでございます。 ③、事業の検証についてでございます。前年度に続き、
新型コロナウイルス感染症対策のための国庫補助金等により、様々な事業が行われておりますが、今後、これら補助金等は減少することが想定されます。また、人口の減少や高齢化の進行、
新型コロナウイルス感染症長期化等の影響により、税収の見込みも先行きが不透明な状況にあります。このため、中期的な財政見通しの下、社会経済情勢の変化に適応すべく事業の見直しを進めるとともに、事業の遂行に当たっては、実施の方法、効果等について十分検証を行い、次年度以降の事業展開に生かしていくことが望まれます。 続きまして、(2)、設備整備の推進についてでございます。市役所庁舎の自家発電装置について、故障により、緊急で
地方自治法施行令第167条の2第1項第5号に基づきリース契約がなされておりました。自家発電装置は市役所庁舎建設時に設置され、30年以上経過し、耐用年数を超えておりましたが、毎月の点検で異常がなかったこと、また多額の費用が見込まれることから、更新されておりませんでした。災害対策本部が設置される庁舎においては、災害発生時の停電に備え、非常用電源を整備することが推奨されており、市役所の防災拠点としての機能維持のためにも優先的な更新が必要と考えられます。
新型コロナウイルス感染症の長期化等により厳しい財政状況にあり、また設備の老朽化対策については多額の財政負担が想定されるところですが、災害への対策等も考慮し、効果的、計画的な設備整備の推進に努められるよう望みます。 続きまして、(3)、消耗品、備品など物品の分類についてでございます。消耗品、備品など物品の分類については、蓮田市財産規則第31条第2項に、物品の細目は別に定めると規定されておりますが、これまで定められていませんでした。市の統一的な物品細目の基準を作成することにより、予算編成や支出科目の判断、物品管理など市全体の事務改善につながると思われますことから、内容を検討し、物品細目を早急に定めていただきたいと思います。 最後に、(4)、適切な予定価格の設定についてでございます。
地方自治法施行令第167条の2第1項第1号の規定に基づき随意契約を結ぼうとする際の3者見積りで、落札率が100%の契約が複数見受けられました。 また、個々の理由があるかと思われますが、落札率が50%を下回るものや、同様の契約内容で複数年継続して落札率が50%を下回っているものも見受けられました。予定価格については、その金額が支出額の上限となるため、適切に設定されていないと、調達価格が高額となる可能性もございます。蓮田市契約規則第22条で準用する同規則第9条第2項の規定を踏まえ、過去の契約実績等を勘案したうえで適切な予定価格を設定し、効率的な予算執行を図られるよう望みます。 次に、53ページからは、水道事業及び下
水道事業会計の決算審査意見書及び行政監査結果報告書でございます。 55ページをお開きください。第3、審査の方法ですが、
一般会計、特別会計と同様、関係諸帳簿について慎重に審査いたしました。 また、工事審査として、下水道事業の第一~473―2―4号外汚水管渠築造工事について、工事の施工から今回完了検査に至る関係書類の審査を行い、その後現地確認を行ったところでございます。 第4、審査の結果でございますが、審査に付された各事業の決算書及び決算附属書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、また、その計数も関連諸帳簿と符合しており、事業の経営成績及び財政状況も適正であると認められました。 次に、59ページをお開きください。
水道事業会計の1、概要でございます。年度末給水人口は前年度に比べ286人減少し、6万1,401人となっております。有収率は88.6%で、前年度対比0.5ポイント上昇しております。 60ページをお開きください。2、予算の執行状況でございますが、①、
収益的収入の決算額は13億4,073万6,341円で、執行率は101.1%、②、
収益的支出の決算額は11億9,307万2,809円で、執行率は97.6%でございます。 また、ページの下のほうの①、資本的収入の決算額は8,593万4,911円で、執行率は50.8%、61ページの②、
資本的支出の決算額は5億4,056万8,962円で、執行率は83.9%でございます。 62ページをお開きください。3、経営状況の(1)、当年度純利益でございますが、1億1,725万1,198円で、前年度対比7,183万円、158.2%の増加となっています。 なお、経営状況の明細につきましては、62ページの表のとおりでございます。 次に、(2)、収益でございます。事業収益は12億2,924万2,231円で、前年度対比8.3%の増加となっております。そのうち、営業利益は11億2,619万9,995円で、前年度対比13.8%の増加、さらに給水収益は10億6,664万円で、前年度対比14.2%の増加となっています。 そのほか詳細は、62ページから64ページに記載のとおりでございます。 65ページをお開きください。(3)、費用でございます。事業費用は11億1,199万1,033円で、前年度対比2.1%の増加となっています。このうち、営業費用は10億9,945万円で、前年度対比2.4%の増加となっています。 そのほか詳細は、65ページから66ページに記載のとおりでございます。 続きまして、67ページの4、財政状況でございますが、資産の表は67ページに、負債、資本の表は68ページに掲載してございます。のちほど御覧いただきたいと存じます。 続きまして、69ページの5、キャッシュ・フローの状況でございます。こちらは現金の増減を表すもので、4段目の表の一番下の欄を見ていただきますと、資金期末残高は18億2,550万2,000円と、期首残高より9,947万4,000円減少しております。 70ページには、6、企業債状況と、7、経営指標を掲載しております。 71ページをお開きください。8、「むすび」でございます。審査の結果につきましては、55ページに記載したとおりでございますが、審査の結果を踏まえ、以下、提言要望事項を述べさせていただきます。 まず、(1)、経営の健全化についてでございます。令和3年度の営業収支比率は102.43%で、前年度に比べ10.27ポイント上昇しました。また、料金水準の妥当性を示す料金回収率は101.53%と、前年度に比べ10.87%向上し、事業に必要な費用を給水収益で賄えている状況でございます。 経営の健全性を示す経常収支比率は110.54%で、前年度に比べ6.37ポイント上昇し、健全経営の水準とされる100%を上回っております。 また、令和3年度末の企業債残高は前年度末より1億1,068万6,549円減少し、未償還企業債の残高は年々減少しております。 これら経営指標を見る限り、現時点では健全な経営がなされていると判断されますが、今後も各種経営指標を注視するとともに、これら指標や経営環境の変化に適切に対応し、健全な水道事業の経営の維持向上にさらに努められることを望むものです。 続きまして、(2)、有収率についてでございます。令和3年度の有収率は88.6%で、前年度対比0.5ポイント上昇しています。これで令和元年度から3年連続の上昇となりましたが、経営の安定化を図るためにも、漏水対策の推進など、有収率のさらなる向上に取り組むことを望むものでございます。 次に、72ページの(3)、今後の事業運営についてでございます。経常収支比率と料金回収率はともに100%を超えており、健全な経営状況にあると言えますが、資産の経年化状況を示す有形固定資産減価償却率と管路経年化率はどちらも上昇傾向にあり、施設や管路の経年化が進行してきている状況にあります。 一方、令和3年度の管路更新率は0.26%、重要管路累計更新比率は6.6%にとどまっていることから、管路の老朽化に対し、更新工事が追いついていない状況にあると考えられます。一般的に管路更新事業を進めると、損益状況は悪化する傾向となりますが、経営状況にも注視したうえで管路更新率の向上を図るとともに、第5次
総合振興計画の成果指標の重要管路累計更新比率の目標値26.6%に近づけられるよう、管路更新事業を計画的に推進することを望むものです。 次に、75ページをお開きください。これより下
水道事業会計となります。まず、1、概要でございます。水洗化人口は4万2,603人で、前年度に比べ543人増加しており、水洗化率は93.2%で、前年度よりも1.3ポイント上昇しています。 また、有収率は86.1%で、前年度よりも0.9ポイント上昇しております。 農業集落排水事業の水洗化人口は3,093人で、前年度より59人減少しましたが、水洗化率は84.9%と、前年度より0.4ポイント上昇しております。 次に、76ページの2、予算の執行状況でございますが、
収益的収入の下水道事業決算額は10億6,215万4,749円で、執行率は99.8%、農業集落排水事業決算額は1億8,252万2,106円で、執行率は100.3%でございます。
収益的支出の下水道事業決算額は10億55万3,275円で、執行率は96.8%、農業集落排水事業決算額は1億6,571万4,653円で、執行率は94.4%となっています。 次に、77ページの①、資本的収入の下水道事業決算額は6億474万6,400円で、執行率は89.6%、農業集落排水事業決算額は6,838万3,000円で、執行率は100.1%でございます。 また、②、
資本的支出の下水道事業決算額は8億8,185万2,838円で、執行率93.4%、農業集落排水事業決算額は1億606万1,780円で、執行率は99.6%でございます。 78ページをお開きください。3、経営状況の(1)、当年度純利益でございます。下水道事業と農業集落排水事業を合わせた当年度の純利益は6,292万8,942円で、前年度対比3,566万円、36.2%の減少となっています。 なお、経営状況の明細につきましては、79ページの表のとおりでございます。 次に、79ページの(2)、収益ですが、事業収益は11億8,855万5,987円で、前年度対比5.6%の減少となっています。このうち、営業収益は6億1,108万4,742円となっており、その内訳は下水道・農業集落排水使用料が5億6,121万円で1.9%の減少、雨水処理負担金が4,960万円で11.1%の減少となっております。 80ページの②、営業外収益は5億7,747万円で、このうち他会計負担金が1億3,920万円で6.5%の減少、他会計補助金が1億2,030万円で26.8%の減少となっております。 なお、詳細につきましては、80ページから81ページに記載のとおりでございます。 次に、81ページの(3)、費用でございます。事業費用は11億2,562万7,045円で、前年度対比3.0%の減少となっています。このうち、営業費用は10億1,277万円で、前年度対比2.1%の減少となっております。そのほか費用の詳細につきましては、81ページから83ページに記載のとおりでございます。 続きまして、84ページの4、財政状況でございますが、資産の表を84ページに、負債・資本の表を85ページに掲載してございます。のちほど御覧いただきたいと存じます。 86ページは、5、キャッシュ・フローの状況でございます。こちらは現金の増減を表すもので、4段目の表を見ていただきますと、令和3年度期末残高は6億709万5,000円と、期首残高より8,857万2,000円増加しております。 次に、87ページには、6、企業債状況と、7、経営指標を掲載しております。のちほど御覧いただきたいと存じます。 88ページをお開きください。8、「むすび」でございます。審査の結果につきましては、55ページに記載したとおりでございますが、審査の結果を踏まえ、以下、提言要望事項を述べさせていただきます。 まず、(1)、有収率について申し上げます。埼玉県中川流域下水道へ支払う汚水処理費用は汚水の処理量で計算されるため、有収率が低下すると、有収水量以上の汚水処理費用がかかることになり、経営上好ましくありません。下水道事業の令和3年度の有収率は86.1%で、前年度より0.9ポイント上昇しているところではありますが、今後も侵入水等の削減など、有収率の向上対策にさらに取り組むことを望みます。 次に、(2)、今後の事業運営についてでございます。令和3年度の経営の健全性を示す経常収支比率は105.59%で、前年度に比べ2.9ポイント減少しましたが、健全経営の水準とされる100%を上回っています。また、営業活動による採算性を表す営業収支比率は60.34%で、前年度に比べ0.41ポイントの減少となっております。 ただいま申し上げましたように、経常収支比率105.59%に対し、営業収支比率が60.34%となっていることは、全国の下水道事業にも言えることですが、
一般会計からの繰入金等によって経常収支比率が100%を上回っているものと考えられます。 一方、資産の経年化状況を表す有形固定資産減価償却率は48.03%で、前年度に比べ1.38ポイント上昇しており、施設等の経年化が徐々にではありますが、進行している状況にあると考えられます。 今後は、ストックマネジメント計画等を基に、中長期的視点に立った施設、設備の更新や長寿命化を図るとともに、下水道事業経営戦略を基に、料金体系の見直し、
一般会計からの繰入金適正化などを検討し、老朽化対策事業の推進と経営基盤の強化を図ることを望むものです。 以上で令和3年度
一般会計、各特別会計、
水道事業会計及び下
水道事業会計の決算審査及び行政監査の報告を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午後 1時41分 再開 午後 1時41分
○
齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△発言の訂正
○
齋藤昌司議長 小林代表
監査委員から訂正の報告がございます。 〔小林 猛代表
監査委員登壇〕
◎小林猛代表
監査委員 ただいま監査の結果を報告いたしましたが、その中で訂正させていただくべき点が幾つかございましたので、ご報告させていただきます。 まず、4ページの全体の収支の歳出決算額につきまして「352億6,694万6,751円」と申し上げるべきところを、「352億6,694万6,751万円」と申し上げました。訂正させていただきます。 次に、10ページの
一般会計の単年度収支額につきまして「2億1,872万7,929円」と申し上げるべきところを、「2億1,872万7,920円」と申し上げました。訂正をお願いいたします。 それから、69ページの資金期末残高について「18億2,250万2,000円」と申し上げるべきところを、「18億2,550万2,000円」と申し上げました。 最後になりますが、76ページの農業集落排水事業の
収益的支出の執行率「94.9%」と申し上げるべきところを、「94.4%」と申し上げました。 以上、多岐にわたり恐縮でございますが、訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午後 1時44分 再開 午後 1時44分
○
齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△
監査委員の報告に対する質疑
○
齋藤昌司議長 これより、
監査委員の報告に対する質疑を行います。 発言通告がありませんので、
監査委員の報告に対する質疑は終結いたしました。
△
次会日程報告
○
齋藤昌司議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明8月31日ないし9月2日は、議案調査のため本会議は開きません。 9月3日及び4日は、休日につき休会といたします。 来る9月5日は、午前9時から本会議を開き、提出議案に対する質疑を行います。 なお、提出議案に対し質疑のある方は、9月1日の正午までに発言通告書を提出願います。 また、一般質問の発言通告書は、9月2日の午後4時までに提出願います。
△散会の宣告
○
齋藤昌司議長 本日は、これにて散会いたします。 散会 午後 1時45分...