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12月09日-一般質問-03号

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  1. 蓮田市議会 2021-12-09
    12月09日-一般質問-03号


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    令和 3年 12月 定例会          令和3年12月蓮田市議会定例会 第14日令和3年12月9日(木曜日) 議 事 日 程(第3号)   1 開  議 午前9時   2 市政に対する一般質問      12番  菊 池 義 人 議員       6番  近 藤 純 枝 議員       8番  山 田 慎太郎 議員      17番  石 川 誠 司 議員       4番  山 田 孝 夫 議員       5番  鈴 木 貴美子 議員   3 次会日程報告   4 散  会午前9時00分開議 出席議員(20名)   1番  湯  谷  百 合 子  議員     2番  福  田  聖  次  議員   3番  高  橋  健 一 郎  議員     4番  山  田  孝  夫  議員   5番  鈴  木  貴 美 子  議員     6番  近  藤  純  枝  議員   7番  関  根  香  織  議員     8番  山  田  慎 太 郎  議員   9番  北  角  嘉  幸  議員    10番  木 佐 木  照  男  議員  11番  秦     邦  雄  議員    12番  菊  池  義  人  議員  13番  勝  浦     敦  議員    14番  森     伊 久 磨  議員  15番  齋  藤  昌  司  議員    16番  中  野  政  廣  議員  17番  石  川  誠  司  議員    18番  栗  原     勇  議員  19番  榎  本  菜  保  議員    20番  船  橋  由 貴 子  議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  中  野  和  信  市     長      井     勉  副  市  長  西  山  通  夫  教  育  長    山  口     亨  総 合 政策部長  吉  澤  正  剛  総 務 部 長    高  崎  達  也  環 境 経済部長  猿  田  孝  二  健 康 福祉部長    長 谷 部  幸  一  健康福祉部参事  増  田  吉  郎  都 市 整備部長    細  井  満  浩  都市整備部参事  飛  田  康  裕  蓮田駅西口行政    小  山     猛  上 下 水道部長              セ ン タ ー 長  山  田  則  子  会 計 管 理 者    毒  島  正  明  監 査 委 員                                     事 務 局 長 兼                                     選挙管理委員会                                     事 務 局 長  増  田  勝  弘  学 校 教育部長      井  宏  典  生 涯 学習部長    井     智  消  防  長 事務局職員出席者  栗  原     栄  事 務 局 長    遠  藤  忠  則  次     長  吉  田  孝  宏  副  主  幹    山  﨑     隆  主     任 △開議の宣告                   (午前 9時00分) ○齋藤昌司議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 △市政に対する一般質問 ○齋藤昌司議長 これより、市政に対する一般質問を行います。  一般質問発言者につきましては、あらかじめ一般質問通告一覧表として配布しておきましたから、ご了承願います。  暫時、休憩いたします。          休憩 午前 9時00分          再開 午前 9時01分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  それでは、発言順序に従い順次質問を許します。  12番 菊池義人議員          〔12番 菊池義人議員登壇〕 ◆12番(菊池義人議員) おはようございます。12番、菊池義人です。齋藤昌司議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をします。  大項目1、蓮田スマートインター及び周辺の土地利用について。私は、蓮田市の発展のため、立地条件のよさを生かすには、スマートインターのフル化は必ず必要との立場から、過去に何回も質問をしてまいりました。特に新しくサービスエリアが建設された川島地区に関しては、将来的な土地利用の利活用も期待しています。平成29年の3月議会では、都市計画マスタープラン及び第5次総合振興計画の蓮田サービスエリア周辺ゾーンについて、次に平成29年の6月議会では、蓮田サービスエリア及び周辺について、平成30年3月議会には、現蓮田サービスエリア蓮田サービスエリアについて、平成30年の6月議会でも、蓮田サービスエリア蓮田スマートインターチェンジの進捗状況について、令和元年6月でも、産業育成の支援についての中項目の中で、蓮田サービスエリア及び周辺の活用についてなどの質問を行ってまいりました。現在、上り線ではネクスコ東日本さんがスマートインターチェンジの工事を進めています。また、下り線では蓮田市、埼玉県、ネクスコ東日本さんが協力して、スマートインターチェンジの整備に向け、準備を進めていると伺っています。過去の質問内容と現状を踏まえて、質問をさせていただきます。  中項目(1)、整備中のスマートインター(上り線)について。  (ア)、進捗状況は。  (イ)、課題は。  (ウ)、完成時期は。  中項目(2)、スマートインター(上り線)周辺の土地利用及び道路の整備について。  (ア)、現状は。  (イ)、地域からの要望は。  (ウ)、今後の予定は。  中項目(3)、スマートインター(下り線)について。  (ア)、現状は。  (イ)課題は。  (ウ)、今後の予定は。  次に、大項目2、黒浜緑地について。この黒浜緑地は、皆様もご存じのとおり蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業にて整備された現在の藤ノ木地内にあり、昭和57年6月に事業決定をされ、平成29年1月に最後の換地処分をもって完了しました。この藤ノ木地内には、約1万1,000平方メートルの公園、それと約1万2,000平方メートルの緑地があり、緑豊かな地区でもございます。しかしながら、この緑地も多くが法面、斜面でございますが、斜面にあり、年数も経過していることから、落ち葉や倒木などの安全管理が課題となってまいりました。  私がこの課題について議会で一般質問を最初にしたのは、平成29年12月議会から、そして以後何回か質問をさせていただき、近年では令和3年、今年の3月議会にて質問をさせていただきました。みどり環境課さんでも状況を把握しており、令和元年にはボーリング調査、令和2年度には設計委託、そして今年度、令和3年度には工事も行っております。また、議場配布資料として黒浜緑地の配置図を配布させていただきましたので、緑地番号の確認ができます。  それでは、質問に入らせていただきますが、中項目(1)、黒浜緑地の安全管理の状況は。  (2)、黒浜緑地を管理するにあたっての課題は。  (3)、令和3年度の工事・作業状況は。  (4)、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の補助金の活用は。  (5)、令和4年度以降の整備の予定は。  次に、大項目3、屋外スポーツ施設整備について。蓮田市には、パルシーや、今回森議員も質問される黒浜運動公園をはじめとした多くの運動場があります。私は、今回屋外のスポーツ施設に絞って質問をさせていただきますが、近年では、グラウンドが狭く感じられたり、急な雷雨から避難するための施設も必要と感じられます。また、駐車場の問題も場所によってはございます。さらに、オリンピックの影響もあるかどうかはちょっと分かりませんが、スケートボードやボルダリング、そして私も過去にいろいろ練習をしたインラインスケートなどの需要もございます。市で運営するスポーツ施設は、安全管理など慎重にならなければならず、市で運営するのが難しい部分があるということも、私も調べて知っていますが、スポーツ団体さんのニーズ、そして若者のニーズに対応していく必要があると考えています。  その辺りも踏まえて質問に入らせていただきますが、中項目(1)、パルシー屋外施設について。  (ア)、利用状況は。  (イ)、課題と方策は。  中項目(2)、小学校予定地(グラウンド)について。  (ア)、利用状況は。  (イ)、課題と方策は。  (3)、トーモクグラウンドについて。  (ア)、利用状況は。  (イ)、課題と方策は。  以上で1回目の質問を終わります。各担当部長、答弁をお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長          〔増田吉郎都市整備部長登壇〕 ◎増田吉郎都市整備部長 おはようございます。菊池義人議員のご質問1、蓮田スマートインター及び周辺の土地利用について、(1)、整備中のスマートインター(上り線)についてお答え申し上げます。  蓮田スマートインターチェンジは、平成24年2月から車長6メートル以下の普通車、軽自動車、二輪車限定で、東京方面のみ利用可能なハーフインター形式で供用しております。現在市では、県及び東日本高速道路株式会社、こちらはネクスコ東日本でございますけれども、と協力してフルインター化を進めておりまして、フル方向で車長12メートル以下の全車種が対応できる計画でございます。  それでは、ご質問(ア)、進捗状況はについてでございますが、本年7月から蓮田スマートインターチェンジ上り線の工事に着手し、ランプ線の道路工事やETC施設の設置工事などを進めているところでございます。9月補正予算において、外周道路の区画線、排水構造物の改修等工事負担金の増額を行ったところでございます。また、交通安全対策といたしまして、スマートインターチェンジのスムーズな誘導のために、標識設置や路面標示などの整備を進めているところでございます。  次に、(イ)、課題はについてでございますが、スマートインターチェンジ上り線供用に向けて、今のところ順調に進んでいるところでございます。  次に、(ウ)、完成時期はについてでございますが、関係機関がそれぞれ早期供用開始に向けて整備を進めているところでございまして、完成時期は決まっておりません。  続きまして、(2)、スマートインター(上り線)周辺の土地利用及び道路整備について、(ア)、現状についてでございますが、蓮田スマートインターチェンジ上り線は、蓮田サービスエリア上り線の南側で整備を進めております。ご質問いただきました蓮田スマートインターチェンジ上り線周辺地区は、平成3年、今年度7月に改定いたしました蓮田市都市計画マスタープランの土地利用の方針では、蓮田サービスエリア上り線周辺ゾーンとして位置付けを行い、その立地条件を生かした土地利用の在り方を検討し、条件が整った段階で具体の土地利用を推進しますとしております。  また、マスタープランの交通体系整備の方針では、(仮称)スマートインターチェンジアクセスルートを位置付けております。  次に、(イ)、地域からの要望はについてでございますが、平成31年2月に地域の方々で組織されました蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会がございます。令和2年3月には、蓮田スマートインターチェンジの早期開通、蓮田都市計画マスタープランなどの上位計画への具体的な位置付け、協議会活動への支援及び広域道路計画の策定などを求める要望書が提出されました。そのほか、地域から商業系や物流系企業の立地を目指す整備や開発に係る要望など、当面の保全型土地利用を望む意見と併せ、様々な声が寄せられているところでございます。  次に、(ウ)、今後の予定はについてでございますが、当地区は交通環境に恵まれたポテンシャルを持つ一方、集団農地に区分され、湛水区域に指定されている区域でもございます。今後、地域における合意形成の高まり等を受け、土地利用計画の方向性の確定と熟度の高まりを踏まえて、計画を具体化実現できるよう進めていきたいと考えております。  次に、(3)、スマートインター(下り線)について、(ア)、現状はについてでございますが、蓮田スマートインターチェンジ上り線供用後にネクスコ東日本において、黒浜地内にある蓮田サービスエリア下り線の改築事業が行われます。この改築事業に合わせまして、スマートインターチェンジ下り線を整備する計画でございます。県道蓮田白岡久喜線を連結道路として、宇都宮方面への入り口と東京方面からの出口の整備を進めていくものでございます。  現状といたしましては、ネクスコ東日本スマートインターチェンジ下り線のランプ線の設計を進めているところでございます。また、埼玉県が県道蓮田白岡久喜線の道路改築事業の設計を行っております。それぞれの道路設計が完了した後、市が用地事務を受託することとなっております。  次に、(イ)、課題はについてでございますが、蓮田スマートインターチェンジ下り線のフル化を進めるためには、関連する事業との調整が必要となりますので、関係機関と協議してまいります。  次に、(ウ)、今後の予定はについてでございますが、蓮田スマートインターチェンジ下り線フルインター化は、蓮田スマートインターチェンジ上り線の供用開始と同時に、現在供用中のスマートインターチェンジ上り線の閉鎖後に整備を進めていくことになります。まずは、川島地内で進めておりますスマートインターチェンジ上り線の早期供用を目指してまいります。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 おはようございます。菊池義人議員のご質問、黒浜緑地について、順次お答えし上げます。  初めに、(1)、黒浜緑地の安全管理の現状はでございますが、緑地の安全管理のため、緑地内の樹木につきましては、毎年度、剪定と伐採を継続して実施しております。本年度におきましても、民地に張り出してしまった枝や、街路灯を覆ってしまう枝の除去などを優先して実施しているところでございます。しかしながら、本年7月には、西日本から東北地方にかけての広い範囲での大雨により黒浜2号緑地内で倒木が発生し、付近の家屋及びフェンス、車両を破損する事故が生じております。  次に、(2)、黒浜緑地を管理するにあたっての課題はでございますが、近年、気候変動の影響は甚大な被害を及ぼすものとなっており、防災及び減災の強化が重要であると考えております。黒浜緑地におきましても、成長し過ぎてしまった樹木が多数あることから、倒木等の被害を生じさせないことを最優先とし、併せまして、落ち葉や日当たりなどの面で生活環境に影響を生じさせないことが課題であると考えております。  続きまして、(3)、令和3年度の工事・作業状況はでございますが、現在、黒浜3号緑地整備工事を進めており、樹木の伐採に取りかかっているところでございます。また、黒浜2号緑地におきましては、工事用の作業用地の確保の関係から、緑地内の一部におきまして樹木の伐採を実施しております。  続きまして、(4)、都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の補助金の活用状況はでございますが、黒浜緑地整備工事につきましては、国の補助金である都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の補助金の申請手続きを令和2年度に行いましたが、なかなか交付の内定には至らなかったところでございます。度重なる協議、調整を続けましたところ、令和3年4月に事業の採択を受けましたので、補助金を活用して整備を進めてまいります。  最後に、(5)、令和4年度以降の整備の予定はでございますが、現在、黒浜2号緑地及び4号緑地について、整備工事のための設計を進めているところでございます。今後におきましては、黒浜2号緑地及び4号緑地並びに5号緑地につきまして、順次整備を進め、黒浜緑地全体の整備を完了することで、地域の皆様の安心と安全を確保することを最優先に事業を進めてまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 おはようございます。菊池義人議員のご質問のうち、大項目3、屋外スポーツ施設整備について、順次お答え申し上げます。  初めに、中項目(1)、パルシー屋外施設についてのうち(ア)、利用状況はでございますが、総合市民体育館パルシーの屋外施設につきましては、平成8年度に整備されました多目的グラウンドがございます。現在、ソフトボール、少年野球、少年サッカー、グラウンドゴルフ、陸上競技などの団体、10団体にご利用いただいております。そのほか、防災訓練やはすだスポーツフェスタ、やさしさいきいきフェスティバル等のイベント会場としての利用もございます。  (イ)、課題と方策はについてでございますが、課題といたしまして、多目的グラウンドにつきましては、台風などの大雨の際の調整池としての機能も持ち合わせております。そのため、グラウンド内に工作物などの設置が難しく、ベンチや日陰などの休憩場所がない状況でございます。また、広さについて、もう少し広げられないかというご意見もいただいているところでございます。方策といたしまして、休憩所の課題については、多目的グラウンドに隣接しておりますパルシーや総合文化会館ハストピアの供用スペースを活用していただきたいと存じます。今後、広さの課題とともに、パルシーの大規模改修等を行う際に、パルシー、ハストピアの周辺環境についても検討していきたいと考えております。  次に、中項目(2)、小学校予定地(グラウンド)についてのうち(ア)、利用状況はでございますが、小学校予定地につきましては、蓮田市立運動場設置及び管理規則により、小学校予定地運動場として規定しており、ソフトボール、少年野球、少年サッカー、グランドゴルフなどの団体、16団体にご利用いただいております。  (イ)、課題と方策はについてでございますが、課題といたしましては、駐車場が足りないというご意見をいただいております。方策といたしまして、現在、駐車場の区割りをしておりませんので、配置を検討し新たに区割りをするなど、現状のスペースを有効活用できるよう、今後検討していきたいと考えております。  最後に、中項目(3)、トーモクグラウンドについてのうち(ア)、利用状況はでございますが、トーモクグラウンドにつきましては、平成14年度以降、株式会社トーモクから土地をお借りして運動場として貸出ししており、ソフトボール、少年野球、グラウンドゴルフなどの団体にご利用いただいております。  (イ)、課題と方策はでございますが、課題といたしましては、現在トーモクグラウンドの利用団体などに草刈りをお願いしております。しかし、一部の団体から、会員の高齢化等により草刈りが難しくなったとの相談をいただいております。また、バックネットなどの施設の老朽化や、水はけが悪いといった課題がございます。方策といたしまして、まず草刈りについては、業者への委託などを含め現在検討しております。老朽化している施設につきましては、利用状況や危険度を確認しながら、株式会社トーモクと協議し、対処していきたいと考えております。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 各担当部長、答弁ありがとうございました。それでは、再質問に入らせていただきます。  大項目1、蓮田スマートインター及び周辺の土地利用について、(1)の整備中のスマートインター(上り線)について、(ア)、進捗状況はについてですが、現在工事中ということで、状況はよく分かりました。  (イ)の課題はについてですが、工事は順調であるとのことですが、スマートインターチェンジの入り口について、再度確認をさせていただきます。元荒川方面から来た車両が、右折してスマートインターチェンジに入っていくことは可能でしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答えする前に、おわびと訂正がございます。答弁の中で、令和3年7月に改定した蓮田市都市計画マスタープランと申し上げるところ、平成3年7月に改定した蓮田市都市計画マスタープランと申し上げてしまいました。おわび申し上げるとともに、訂正させていただきます。申し訳ございません。  それでは、スマートインターチェンジ上り線の入り口につきまして、右折で入ることが可能かというご質問かと思います。蓮田スマートインターチェンジ上り線の入り口につきましては、市道の57号線に接続されておりますけれども、どちらの方向からもスマートインターチェンジに入ることができるという計画でございまして、元荒川方面からの右折進入も可能ということでございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 現在のサービスエリアは、一般道から場外駐車場に関しては右折で入れないので、ちょっと不便だという声を市民の方から多数いただいていましたので、ご確認をさせていただきました。  それでは、(ウ)の完成時期はについてですが、先ほどの答弁では、残念ながら具体的にいつ供用開始という答弁がなくて、私も楽しみにしていた分ちょっと残念には感じますが、私も含め多くの市民の方が早期完成を望んでいますので、引き続きご尽力をいただきたいと思います。  では、(2)のスマートインター(上り線)周辺の土地利用及び道路の整備について、(ア)の現状はについてですが、答弁から、立地条件を生かした土地利用の在り方を検討し、条件が整った段階で土地利用を促進するということと、市の周辺市町及び広域との連携を強化する道路の整備を促進しますとのことで、そこの答弁に関しては了解しました。  では、次でちょっと質問させていただきますが、(イ)の地域についての要望についてでございますが、平成30年3月議会での私に対する答弁でも、住民の要望や周辺の土地利用も勘案しつつ、将来的なアクセス道路も含め、総合的に検討していくとのことでございました。サービスエリアも完成し、スマートインターチェンジも先が見えてきた今、まず道路の整備が必要だと考えます。  それで、先ほど部長の答弁にありました、新しくなった蓮田市都市計画マスタープランに記載されている(仮称)SICアクセスルート、これについてご説明ください。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長
    増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  (仮称)スマートインターチェンジアクセスルートでございますけれども、スマートインターチェンジの上り線とさいたま市岩槻区の馬込、それと同じく岩槻区の北部工業団地、これは古ケ場の工業団地でございますけれども、そちらを結ぶ構想路線でございます。こちらにつきましては、スマートインターチェンジ供用後の交通状況を見ながら検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 今の説明では、まだちょっと大きな計画の中の一つみたいな形になってしまいます。ただ、しかしながら、もうスマートインターは工事に入っております、上り線に関しましては。常に先を見据えて、やはり設計、測量、そういったものから近隣市町と協議をどんどん進めていっていただきたいと考えております。  また、この地域の道路について、さらに地域の方からのご意見を述べますと、地元の方からは、元荒川右岸のそばにある市道848号線、結構狭い土手みたいな道路でございますが、これ抜け道としての交通量が増え、幅員も狭いため、一部の場所では子どもたちが通るに関しましては危険であるとも伺っております。周辺には、確かに賃貸住宅等もあり、お子様も住んでいるのも私確認しました。ぜひそういったところも含めて、道路整備を考えていただきたいと思います。  また、地域からの要望について先ほど答弁で、農業系から商業系、もしくは工業系という話での答弁をいただきましたが、私のほうでは以前、首都高入り口のところにある川口市のイイナパーク、ああいったものを例に挙げ、その立地条件のよさも含め、公園などの憩いの場を提案等もさせていただいたりもしました。市民や地域の方から、公園やアウトドア施設を求める声はあったでしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  市民の方から、公園やアウトドア施設を望む声があったかということでございますが、私のほうに直接お話に来られたというような方はございません。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 担当部長のほうに直接そういった相談はなかったということで、そこはよく分かりました。私の元には、ちょっと何件か、多数いただいてございます。  それでは次に、蓮田市に大型宿泊施設もしくは大型商業施設、こういったものが仮に川島地区周辺にあったとした場合、まさにこれは東京の玄関口として非常に便利な場所だと思います。あわせて、蓮田市内ほかの商業施設とのアクセスも考え、お買物をしていただけるよう工夫をする、そういった必要もあると私は考えております。  そういった内容について、このマスタープランとかそういったものをつくっていく中で、検討はあったでしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  都市計画マスタープランの中で、お買物とか、蓮田市で過ごしていただく工夫、そういったものを検討されたのかということでございますが、当然のことながら蓮田市の活性化のためには、買物に来られる方、そういう市外からお越しいただく、そういったような施設が必要かと思います。マスタープランの中では、このスマートインターチェンジ蓮田サービスエリア上り線の付近におきましては、都市計画上は今後検討していく地域ということでございますので、地元の皆様の意向も踏まえて検討を進めさせていただくというふうに考えてございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 今後検討をされていくということで、ぜひ今後のスタート地点をぜひちょっと早めて進めていただきたいと思います。  それでは次に、上り線スマートインター周辺について続けますが、この地域、川島地域ですけれども、地域によって市街化区域、市街化調整区域、そして元荒川右岸の河川法55条の適用の河川法保全区域の制限等のある区域、そういった地域ではございます。ぜひ地域の住居環境を守りつつ、道路をはじめとした開発をしていくように求めます。  では、(3)のスマートインターの(下り線)について、ここについても正直じっくり質問をしたいところでございますが、先ほどの答弁で、上り線側の工事が完了した後にやっていくということと、現在設計を行っている段階、そういったことは状況が分かりましたので、ここについては再質問はいたしません。  では、大項目1について、中野市長に質問をさせていただきます。上り線のサービスエリアスマートインターチェンジのフル化、私は議員になってから約7年間、このプロセス、最初のほうから大きく見てまいりました。これまでの多くの方の努力や協力が実って、やっとここまで来たと感じてもいます。そして、フル化まであと一歩となりました。フルインター化について、そして川島地区の有効利用について、中野市長のご所見を伺います。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 菊池義人議員のご質問、大きな1問目でございますが、蓮田スマートインターチェンジ周辺の土地利用について、その中でも細部にわたりましてのいろいろご質問いただきました。  ご質問の中にもありましたように、菊池議員におかれましてはいろいろな形で、また何回も何回もこの本会議場でもご質問いただきました。ありがとうございます。スマートインターチェンジのいきさつからという話になりますと、ちょっと長くなってしまうのですが、絞って、今進めております黒浜川島地内のインターチェンジ、サービスエリア周辺のその後の関係に絞ってお答え申し上げたいと思いますが、おかげさまで、増田部長答弁したとおり順調に進んでおりまして、来年の春頃には、何とか気候変動等がない限りは順調に進むものと、オープンの暁を迎えるのかなと思っております。  それと連動して、都市計画マスタープランだとか、今度はもうネクスコから離れまして、まさに蓮田市の都市計画事業として、将来にわたっての扇の要ではありませんが、発展的な考え方は、これを問われるわけであります。その意味では、非常にインパクトの強い今回の完成だと思っております。ただ、それを受けて様々なご意見もありますし、一般論として、いろいろな話が出ておりますが、まだ蓮田市の公的な位置付けとしては、都市計画マスタープランや、まだ総合振興計画で位置付けた計画がございますので、それらの調整とか、根本的な見直しが必要でありますので、なかなかこの場で、こうしますとは断定できないところでございます。  ただ、総合振興計画御覧になるとお分かりのとおり、第5次振興計画の土地利用構想では、あの周辺が色塗りしてありまして、それから幹線の北側、貝塚、根金方面がやはり色塗りしてありまして、もっと北行きますと上平野強田耕地といいますか、あの辺の農地が色塗りしてありまして、最後は高虫の今進めております産業団地、ここが色塗りしてありまして、いずれにしましても、今後農振区域、あるいは白地地域、市街化調整区域ですが、その辺は、これまた難しい問題が、農林協議という、断固として絶対外せない国の国策がありますので、それをクリアしながら、このハードルを越えていかなくてはいけないのですが、市としての意思は、その総合振興計画で5箇所位置付けたあの色塗り、その1箇所でございまして、また可能性が高虫の工業団地、またこのサービスエリアの周辺は、その熟度といいますか、可能性としては非常に高くなっている地域でありますので、その辺で、これから未来に向かっては様々な課題がございますし、また外から見ると地続きですからあまり感じないと思いますが、サービスエリアの東側、南東方面は、もうすぐさいたま市岩槻区でもありますし、行政区域。元荒川を越えて、伊豆島、笹山田んぼに行きますと、ちょっと北のほう、あそこに行きますと黒浜地区になるわけでありまして、行政区域の問題もありまして、さいたま市のほうはやはり農振区域、農業振興区域でありますので、まだまだこれからいろいろな課題を調整しなければならないのではないかと思っております。  ただ、方向性としては、ご質問のとおりでありまして、非常にポテンシャルの強い事業がまさに今完成しようとしておりますので、それを受けた形の、これから一つ一つ熟度を高めて効果が出るような事業計画、あるいは土地利用計画、あるいは蓮田市の総合振興計画、そういうものになっていくのだと思っております。よろしくお願いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 中野市長、答弁どうもありがとうございました。インターチェンジ上り線の供用開始時期については、一歩踏み込んだ目標みたいなことを言っていただきましたので、ぜひ私もちょっとその供用開始をさらに楽しみにさせていただきたいと思います。そしてまた、今後の開発については、やはり地元の協議会さんがございます。こちらとしっかりと連携をして、それと併せてスピーディーさ、道路の整備、そういったものは道路がないと何にも進みませんので、そういったものをさらに詰めて検討していただきたいと思います。  では、次に大項目2、黒浜緑地について、中項目(1)から入っていきます。黒浜緑地の安全管理の状況はにつきましては、管理の状況については分かりました。正直その倒木の件は非常に残念であり、私ももし早くできていればという気持ちは十分にありますが、その辺については中項目(2)のほうで質問をさせていただきます。  中項目(2)、黒浜緑地を管理するにあたっての課題はについて再質問をします。先ほど倒木の話がございました。2号緑地でございます。まず、その原因と倒木後の対策をどのように行ったか説明ください。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  倒木事故についてのご質問でございますが、7月に発生いたしました黒浜2号緑地での倒木につきましては、倒木の数日前からの雨と風によりまして、成長し過ぎた樹木が根元付近で折れてしまったことにより発生したものでございます。折れた樹木が住宅側に倒れたことによりまして、住宅及び車両に被害が生じてしまいましたが、幸いにも人的被害はございませんでした。事故の当日におきましては、消防職員と担当課の職員、また緊急でお願いをいたしました造園業者により対応させていただきました。  事故の翌日になりますが、現地を確認しましたところ、倒れた樹木と同様の状況にある樹木を複数本確認いたしましたので、危険性が高いと判断しまして緊急で伐採を行いました。また、同斜面地につきましては、樹木伐採に必要な作業用地の確保が次年度には困難になることが確認されましたので、黒浜2号緑地の本格整備に変更する形で一部伐採を行っております。なお、倒木によりまして被害の生じた住宅及び車両につきましては、保険での対応により修理を完了しております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 説明はよく分かりました。これ樹木が根元から折れてしまったということで、私もずっと土木業で仕事をしていましたが、状況を事前に把握するのは非常に困難ではありますが、しかし、次は絶対に起こさないと、ほかの地区も併せてですけれども、そういった気持ちを常に持って引き続き取り組んでいっていただきたいと思っております。  では、中項目(3)の令和3年度の工事・作業状況はについてでございますが、作業状況に関しても理解をしました。私も夏頃から現在に至って定期的に、例えば10日に1回ぐらいでしょうか、現地を2号、3号確認させていただいております。特に2号緑地に関しましては、秋頃ですか、大きな木切っているのを見ていまして、大分すっきりしてしまいました。高台に住んでいる方からの意見では、もう駅までよく見えるようになってしまったと言っていた方もいらっしゃったりしました。伐採による法面、斜面の影響などを今後、今度木切ったら土が崩れてしまったというのでは困りますので、その辺も注視しつつ進めていただきたいと思います。  では、(4)の都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の補助金の活用状況についてですが、答弁で令和2年度の件と令和3年4月にということで話がございましたが、引き続き、これはまだこの事業は続きますので、継続して申請して補助金を活用するよう求めてまいります。  では、(5)の令和4年度以降の整備の予定はに関してでございますが、来年度予算の関係もあり、現在のところ具体的に何号緑地をどうすると、まだちょっと答えにくいところもあったのかなとは思いますが、答弁では、3号緑地から2号及び4号緑地、そして並びに5号緑地について行っていきたいと、そういった意思は確認できました。  ここで、樹木の伐採、抜根とか剪定とちょっと反対の立場の方というより、緑保全の観点から地域の方からご意見いただいたので、質問の前に紹介させていただきたいと思いますが、例えば私の元に直接ご連絡いただいた方では、4号緑地の付近に住む住民の方で、その方は黒浜緑地の緑豊かな自然に引かれ、時間をかけて東京に近い埼玉の県内から土地を探して引っ越してきました。その方は、家の間取りも窓の配置も、この緑地を前提に、憩いというか、安らぎ、そういったものも求めて家も建てたとのご報告をいただいております。市では、こういったその他の緑保全に関する意見などは確認しているでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  現在整備を進めております黒浜3号緑地でございますが、こちらの整備に着手しましてから、同様のご意見をいただいております。いただきましたご意見につきましては、黒浜緑地に愛着を持っていただいていることに感謝を申し上げながら、安心安全の確保を最優先とした事業であることを説明し、ご理解をいただいております。  今後におきましても、十分な配慮の下に、市内の緑の保全と適正な管理に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市民の方から、今部長の答弁にあったように、緑環境の面からのご意見もいただいているということで、よく分かりました。  私は、今まで議会で何回も質問して、あくまでも安全安心で住める環境を求める立場からの質問もさせていただきましたが、今述べたように、やはり緑環境を大事に思う方も多く住んでいる、その辺を把握しつつ、可能な限り緑を残していただきたいとは考えております。そして、私今まで何回も質問している中で、やはりこの黒浜緑地の一番の課題は、斜面ということと、管理する上、ラフタークレーンだとかユニックだとか重機、そういったものが入る隣接した緑地の道路が、ちょっと確保が難しい、そういった課題があります。そういった点も考えながら、可能な限り緑のある住居環境を残していただきたいということを申し伝えさせていただきます。  では、次に大項目3に入らせていただきますが、(1)のパルシー屋外の施設についてでございます。(ア)、利用状況についてはよく分かりました。確かに多くの団体さんやイベントで使用されていて、駐車場が非常に広く利用しやすい、そしてトイレや水道も整備されている、体育館側に整備されている時計なんかも、私もソフトボールのときいつも見ていますが、非常に見やすくて、利用しやすい大変貴重な場所だと感じてもおります。パルシー屋外施設については、特に週末の利用については非常に競争率が高くて、土日連続して利用するのがなかなか難しいことも、私の感想として付け加えさせていいただきます。  では、(イ)の課題と方策はについてでございます。これ、まずグラウンドの広さだと感じております。例えば軟式野球で使用するには、レフトとライトどちらか一方が狭くなってしまったり、また最近では、多分用具の向上とか、それぞれの皆さんの練習の成果というか、ソフトボールなどでも場外ホームランを目にすることがあります。残念ながら、ちょっと私は場外ホームラン打てませんが、現在の現状を変更する、もしくはグラウンドを追加で造るなどの検討などはしてきたでしょうか。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  パルシー多目的グラウンドの形状や広さなどにつきましては、過去の議会におきましてもご要望いただいてきたところでございます。パルシー及びハストピアにつきましては、第5次総合振興計画におきまして、公園・緑地・文化スポーツゾーン、また都市計画マスタープランにおきましては、文化・スポーツエリアとして位置付けられております。こうしたことを踏まえまして、今年度設置をいたしました蓮田市総合市民体育館サブアリーナ建設等検討会議におきまして、委員の皆様からご意見を伺うなど、パルシー大規模改修等を行う際に、パルシー、ハストピアの周辺環境につきましても、グラウンドを含めまして総合的に今後検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 今後いろいろと大規模改修に合わせて検討していくということでございますが、特に私に意見を伝えてくれた方の中には、やはり新幹線の反対側にもう一つグラウンドがあれば、イベントをやっていても大会ができるとか、そういった声などもいただいております。私の中では、特に市の東側に位置する黒浜運動公園、それと西側に位置するパルシー屋外施設、これを市民の方へのスポーツ施設の中心としてさらに拡大し使用していく方向、そういったこともやはり市民のレクリエーションの場として、そういったものも考えていいただきたいと思っております。  では、(2)の小学校予定地(グラウンド)についてでございますが、(ア)、利用状況については説明のとおりでよく分かりました。  (イ)、課題と方策はについて再質問をさせていただきますが、まず初めに、近隣の方より、過去には砂ぼこりの件など多くの問合せをいただいたこともございましたが、使用方法や砂ぼこりなどについてのクレームなどはあるでしょうか。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  小学校予定地(グラウンド)の使用方法や砂ぼこりなどについてのクレームということでございますけれども、今年度に入りまして、ゴルフの練習をしていて危ないといった相談がございました。砂ぼこりにつきましては、近年ご相談は特に受けていない状況でございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 私も、多分この四、五年の間で、砂ぼこりに関しては大分変わったなと感じております。恐らく草の部分とか芝生の部分が増えた影響、もしくはフェンス周りの樹木がちょっと成長した影響、そういったものが非常に大きいかなとは考えております。ただ、このグラウンドは正直なところ、草と土の部分の凹凸が非常に激しく、練習はできますが、やはり競技をするには非常に難しい、そういった状況でございます。そういったものの整備のことも含め、ぜひ今後検討していただきたいということと、小学校予定地という状況は、過去に私も質問しましたし、先輩議員も質問したり、多くの方が質問して承知はしておりますが、現状グラウンドとして利用している以上、水洗トイレの設置や大雨のときに一時的に避難できる場所、そういったものもまた検討していただきたいと思います。  では、駐車場に関しても、先ほど課題と方策について答弁ありましたが、正直狭い、隣の根ヶ谷戸公園を含めても、そんなに多く止められるとは思えません。ロープなどによる区画割及びグラウンド利用以外の目的で、多分何日も止まっている車、これあんまり大きい声で言いたくないですが、ございます。そういった車についてもしっかりと管理することによって、より効率的に駐車できるよう努めていいただきたいと思います。  それでは、(3)のトーモクグラウンドについて、これについて質問させていただきますが、(ア)の利用状況について、これも先ほどの説明でよく分かりました。特に私もよく試合で行きますが、ソフトボール協会さんなどは、パルシーの屋外施設が人気でなかなか取りにくいときがあったり、取れないときがあったり、イベントが入っていたり、そういったときにトーモクグラウンドを使用しております。利用で先が見通せる関係もあり、大会の多くでもグラウンドを使用しております。このトーモクグラウンドが使用できないと、1年間の試合や大会、こういったものの計画が組めなくなるくらい、現在トーモクグラウンドを利用させていただいているとの声もいただいておりますので、その辺もご理解いただきたいと思います。  では、(イ)の課題と方策についてでございます。こちらは、先ほど答弁にあったとおり、株式会社トーモクさんからお借りしている貴重な運動施設として、これは非常に私もありがたく感じております。私、先ほど言ったソフトボール、そして長男の少年野球等で利用させていただいており、本当にありがたいです。ただ、場所の関係でしょうか、非常に水はけよくない部分、そして一番の問題点は、草の成長が非常に早いということでございます。特に6月から8月にかけては、日曜日から日曜日までの1週間の間に、本当にもう5センチ、それ以上伸びているのではないかなって、そうやって感じてしまうくらいの状況でございます。1か月ぐらい端っこのほうとかいじらないでいると、ボールを探すのも大変なくらい草が伸びてしまうということでございます。現在、業者委託などを含め検討しているということですが、年に3回や4回の除草委託などでは、業者さん一回一回はしっかり丁寧にやってくれると思いますが、草の成長には追いつかない、常に使える状況にはできない。ぜひこの辺に関しましては、特にグラウンドの部分に関しましては、利用者さんとの協議とか打合せ、利用者さん草刈ることはできても、集めて捨てに行く作業、これも非常に重労働でございます。そういったものを含め、まずは利用団体さんと密に協議をして、管理していっていただきたい、そこをしっかりと求めてまいりたいと思います。  このトーモクグラウンドでございますが、利用者さんにとっては非常に必要なグラウンドです。ぜひ現状では新しいグラウンドができるとか、そういった状況が変わらない限りは、常に継続して使用させていただくよう求めてまいりたいと思いますが、市では現在このトーモクグラウンド、今後の見通しどのように考えているでしょうか。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  市といたしましても、トーモクグラウンドにつきましては大変重要な運動施設であると認識をしております。今後も市民の方に楽しんでご利用いただけるよう、適切な維持管理に努めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市でも重要というふうに把握しているということで、よく分かりました。  それでは、ちょっと紹介遅くになってしまいましたが、添付資料にトーモクグラウンドと馬込グラウンドの写真を添付させていただいております。そして、このトーモクグラウンドの写真に関しましては、12月4日の日、私少年野球に行ったときに、グラウンド整備をした後に撮影をさせていただきました。グラウンドのプレーする部分については、とてもよく整備されております。これは、利用者さんが協力して整備しているからだと感じてもいます。これだけ広い場所ですので、除草、集草、そして運搬、処分、これを行うのは非常に大変でございます。ちょっと先ほどと重なってしまいますが、ぜひ市の管理の下、利用者さんとの協議を進めていっていただきたいと考えております。  では最後に、中野市長に質問をさせていただきます。蓮田市の第5次総合振興計画にも、主要事業としてスポーツ施設整備事業がございます。そして、これはちょっと半分私の夢みたいな話になってしまいますが、やはり蓮田市で育った人たち、蓮田市で楽しんでいた方たち、楽しみとして使う運動施設、それと子どもたちの夢をかなえるために必要な運動場、私も将来プロ野球選手やプロの陸上選手、そして国際的に有名なスポーツ選手、そういった方が蓮田から出ることを夢のように考えておりますが、そういったことのために、今回も質問しなかった中道公園、閏戸グラウンドも含めて、市内の運動施設は頑張って整備はしていますが、まだ十分とは言えません。今後、パルシーグラウンド、黒浜運動公園など、陸上、テニス、サッカー、野球などのできる総合的な運動公園にしていくべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。この質問が私の最後となりますので、よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 菊池義人議員のご質問の大きな3点目、屋外スポーツ設備について、屋内もございますけれども、今回は屋外に絞ってのご質問でございます。  ご質問の中にも、いろいろ各市内の状況をつぶさに把握されておりまして、それを踏まえてのご質問だと受け止めております。最初に、トーモクグラウンドの関係、トーモクさんのほうのご厚意でお借りしているわけでありますが、特にここのところ一、二年、コロナで学校開放、小学校等の校庭を開放しないときもありましたので、特に野球、サッカー等は屋外の借りられる場所が制限されていたはずでありまして、そういった点では大変ご迷惑をおかけして、その中でもこのトーモクグラウンドは一応民有地ということで、許される範囲で少年野球等々、利用されていたと把握しております。  トーモクグラウンドにつきましては、今まで市も管理しておりましたが、特に最近までは前体育協会の会長さんがすぐ近くにお住まいでありまして、適宜刈取りの仕方とかグラウンド整備の時期までよく熟知されておりまして、非常に市が直接管理していたよりもきれいにコントロールされて、大変ありがたく思っておりました。会長さんを中心に、多くの方々のご尽力があったはずなのですが、しかしながら、やっぱりここのところ大変厳しくなっておりまして、もう限界だぞということを言われております。そんなことを踏まえて、もう一度このトーモクグラウンドについては見直しさせていただきます。  若干話それてしまうかもしれませんが、黒浜小学校から黒浜中学校抜けている杉戸県道、東埼玉病院が終戦間際、結核療養所を造るために突貫工事で病院ができましたけれども、そのときに、あの道路も突貫工事で新しく造った道路でありまして、その前までは黒浜沼の上沼の入り江といいますか、ずっと東光電気さんまで、テニスコートが今ありますけれども、あそこまで遡った一帯の黒浜沼の湿田地帯でありました。それを県道ができて遮断されて、地下水の動きも少し止まったのですけれども、その後トーモクさんのほうで買収されて、実際には子ども時代覚えておりますけれども、ゴムシートを張って、その上に優良土をかぶせている状態でありまして、確かに地盤までは改良されていないと記憶しておりますので、なかなか平時使っている間にも不陸ができてきてしまったり、使いにくさもあって、特に役所の、市の持っている運動場と比べますと、管理は大変なことだと思っております。いろいろそういう地盤状況とか、あるいはまた借地ということもありますので、全体的なことをよくつぶさに考えながら、何とか有効なグラウンドでありますので、空閑地でありますので、その利用については十分これからも検討してまいりたいと思います。  蓮田市全体としては、ご質問の中にもありましたように東の黒浜運動公園を中心の、これもまた長期計画がありまして、昔の病院の官舎跡地、約3ヘクタール弱を今交渉しておりますが、それらが調ったときには全体計画をもう一度、野球場も観覧席をつけたり、テニスコートを増やしたり、グラウンドも整備し直したりという計画は、ご存じのとおりあるのですけれども、東の黒浜運動公園が一つの点。それから、ご質問の中にもありましたように、パルシー文化会館のあの周辺が、また若干ちょっと北のほうに行ったスポーツ施設の拠点、そういう位置付けは、市のほうでも総合振興計画できちんと位置付けてありますので、一遍になかなかできないのですけれども、ご質問の趣旨は十分生かしながら取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員          〔6番 近藤純枝議員登壇〕 ◆6番(近藤純枝議員) 皆様、おはようございます。6番、近藤純枝でございます。齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして順次一般質問をさせていただきます。今回は、大きく3問質問させていただきます。  まず第1問目は、令和2年、令和3年、私も6月に西新宿第一排水機場の質問を行わせていただきました。今回は、地域の皆様の直接に関わる内水氾濫、床下浸水や床上浸水が起こらないためにはどうしたらよいかについてお伺いいたします。  大項目1、西新宿・西城地区の内水氾濫について、中項目(1)、内水氾濫の原因は。  中項目(2)、現状の問題は。  (3)、これまでの対策は。近隣市との対策などもお答えいただきたいと思います。  (4)、今後の対応はについて、ご答弁をお願いいたします。  続きまして大項目2、こちらも西城沼公園内歩道整備の進捗状況についてです。こちらも、前回質問させていただいた内容ではございますが、(1)、現状は。  (2)、課題は。問題点などのご答弁をお願い申し上げます。  (3)、今後の予定は。  大項目3、特定健康診査・がん検診についてです。コロナ禍、受診控えにより市民の皆様の健康管理がおろそかになっております。特定健康診査、がん検診の状況などの観点から、ご質問をさせていただきます。  (1)、特定健康診査の実績について、(ア)、現状は。  (イ)、課題は。  (ウ)、今後の改善点・対策は。  同じく(2)、がん検診の実績についてのご質問をさせていただきます。がんは、1年間検査をしないと、ステージが上がり、生存率が下がると言われております。コロナ禍によって受診を控えていらっしゃる方たちなどの現状は。(ア)、現状は。  (イ)、課題は。  (ウ)、今後の改善点は、対策についてお伺いいたします。  1回目の質問を終了させていただきます。よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 おはようございます。近藤純枝議員のご質問のうち大項目1、西新宿・西城地区の内水氾濫について、順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、内水氾濫の原因はでございますが、西新宿・西城地区の地盤高は、磯川と元荒川の合流点における元荒川の計画高水位、TP9.97メートルより低い状況でございます。台風やゲリラ豪雨等の大雨により元荒川の水位が上昇しますと、元荒川から磯川への逆流が起こり、西新宿・西城地内の雨水は自然流下が困難となります。行き場を失った雨水が多量に集まることで内水氾濫が発生しますので、逆流を防止するためのゲートを閉めて、ポンプによる強制排水等の対応を行っているところでございます。  次に、(2)、現状の問題点はでございますが、近年は台風の大型化やゲリラ豪雨等により、各地で甚大な被害に見舞われております。蓮田市におきましても、一昨年の台風19号による大雨では、多大な冠水、浸水の被害がございました。現状のポンプの排水能力を上回る大雨によって内水が排除し切れなかったことは、大きな問題点と捉えております。また、元荒川の水位がかなり上昇し、ゲート越流の心配もございました。  次に、(3)、これまでの対策はでございますが、大きく3点申し上げます。1点目は、ポンプの増設でございます。最初のポンプは、ゲートと同時期の昭和50年代に設置され、その後、埼玉県との協議を行いながら、平成に入りましてエンジンポンプ2基を増設するなど様々な対策を講じて、平成29年に現在の形となったものでございます。  2点目は、白岡市との連携でございます。蓮田市と白岡市の市境に設けられている大柳排水ポンプ場は、白岡市管理の施設でございます。大柳排水ポンプ場では、磯川の起点部分で雨水を分水させ、直接元荒川への強制排水を行っております。白岡市下水道課と蓮田市道路課の間で連絡を密に取りながら、常に連携して両ポンプ施設を運転しているところでございます。  3点目は、末田須賀堰の操作が見直されたことでございます。元荒川の下流さいたま市岩槻区にある末田須賀堰は、毎年4月中旬から9月中旬までの間、農業用水の安定確保のため閉じられておりますが、平成16年に操作が見直され、蓮田観測所において流量が一定量を超えると末田須賀堰において放流することになりました。  最後に、(4)、今後の対応はでございますが、現在、西新宿地区第一排水機場の水門ゲートの新設に向けまして、詳細設計業務を行っております。まずは、水門ゲートの早期着工、完成を目指してまいりたいと考えております。水門ゲートの新設は、外水対策になりますが、喫緊の課題であるゲート越流防止のため、市民の皆様のご理解をいただきながら最優先に取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 近藤純枝議員のご質問、西城沼公園内の歩道整備の進捗状況について、順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、現状はでございますが、本事業は、子どもたちにより安全性の高い通学路を確保することを目的とした、西城沼公園内における園路の整備事業でございます。現在、西城沼公園の入り口付近から黒浜北小学校へ向かう市道24号線沿いの樹木を伐採する作業の準備をしております。本年度におきましては、整備箇所の樹木約80本の伐採を予定しております。園路整備のための準備工事ではございますが、樹木を伐採することにより、沿道の標識やカーブミラーが樹木の枝に隠れて見えにくい、樹木の枝が電線に干渉してしまっているなどの問題が解消されるものと考えております。  続きまして、(2)、課題はでございますが、計画地としております市道24号線沿いの経路には、一部民有地が存在しているため、園路の形状について検討が必要なこと、また園路の効果的な雨水排出のため、排水経路について検討が必要なことなどがございます。  最後に、(3)、今後の予定はでございますが、子どもたちの安心安全を第一に考えた通学路であることはもとより、地域の皆様の日常生活における歩道ともなり、また西城沼公園を訪れた方には、散策のための遊歩道としても活用いただけるよう、今後も着実に園路整備を進めてまいります。ご理解賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事          〔長谷部幸一健康福祉部参事登壇〕 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 おはようございます。近藤純枝議員ご質問の特定健康診査・がん検診について、順次お答えいたします。  初めに、特定健康診査の実績についてのうち、現状はについてですが、市では、蓮田市国民健康保険に加入されている40歳以上の約1万人の方に対しまして、6月1日から12月28日の期間で、蓮田市、久喜市、白岡市、宮代町の約90の指定医療機関におきまして、特定健康診査を実施しております。令和2年度からは、より多くの方に受診していただきますよう自己負担金を無料にし、利便性の向上に努めているところでございます。  実績についてですが、令和2年度の法定報告数といたしましては、健診対象者数9,605人に対しまして受診者数4,141人、受診率43.1%となっておりまして、近年は40%台を維持し、埼玉県内市町村の平均を上回っている状況でございます。  次に、課題点はについてですが、やはり昨年からの新型コロナウイルス感染拡大によりまして、特定健康診査の受診控えの影響が大きいと認識しております。特定健康診査は、高血圧や糖尿病などの生活習慣病の予兆を発見し、早期に生活習慣改善を行うことで、心疾患や脳血管疾患などの重症化疾患の予防につながります。年1回は、多くの方に健康診査を受けていただくことが課題と考えております。  次に、今後の改善点・対策はについてですが、40歳代や50歳代の方々の受診率は特に低い状況であること、また毎年ではなく隔年や数年ごとに受診している方がある程度の割合でいらっしゃることなどを踏まえまして、勧奨を強化してまいりたいと考えております。さらに、特定健康診査の結果において、生活習慣病のリスクが高い方を対象に、管理栄養士や保健師がサポートを行う特定保健指導や糖尿病予防プログラムなどの利用につなげるよう努めてまいります。  続いて、がん検診の実績についてのうち現状はについてですが、市におきましては、検診ごとに対象年齢は異なりますが、全ての市民の方を対象としたがん検診を行っております。胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がん、前立腺がんの6つのがん検診を実施しており、胃がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん検診については、医療機関で行う個別検診と保健センターで行う集団検診との併用において行っております。また、大腸がんと前立腺がん検診については、医療機関での個別検診にて実施しております。受診者数につきましては、昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、特定健康診査と同様、令和元年度の受診者数より減少しているところでございます。  次に、課題点はについてですが、がん検診については、職域などで受診される方も多く、実際の受診率を把握することが難しい面があると思われますが、それでもなお市が実施するがん検診の受診率は、依然として低い状況でございます。特に若年層の方の受診率が低いことが、課題として認識しているところでございます。今後、がん検診の受診控えの影響により、進行したがんが見つかるケースの増加が懸念されることが指摘されております。改めて定期的な検診で早期発見、早期治療につなげていただけるように、周知啓発に努めてまいります。  次に、今後の改善点・対策はについてですが、今後もがん検診未受診者に対する再勧奨事業を強化するとともに、特に昨今増加しております乳がんや子宮頸がんなどの女性のがん検診について引き続き周知を強化し、受診率の向上に努めてまいりたいと存じます。  また、子育て中の方ががん検診を受診しやすいよう、集団検診の託児サービスを継続するなど環境整備に努めるとともに、ホームページなどの活用や、新たな情報発信を工夫するなど、幅広くがんに関する知識やがん検診について周知ができるよう検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。ご理解賜りますようお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午前10時28分          再開 午前10時44分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 各部長の皆様のご答弁、ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。  まずは、大項目1、西新宿・西城地区の内水氾濫についての再質問をさせていただきます。まず、ここは大変難しい問題でありまして、なかなかきちんとした答えといいましょうか、自然を相手にするものですから、全てに難しい問題であるということは理解させていただいております。その中で、ポンプの状況の中で強制排水という行動をなさっていただいているということ、水害時におきましての強制排水の磯川の水の排水、これは何メートルぐらいから始めまして何メートル、どのぐらいまでで止めるかを教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  1回目の答弁では内訳まで申し上げませんでしたが、西新宿地区第一排水機場には合計7台のポンプが設置されております。そのうち、電動ポンプ1台、仮設ポンプ4台、計5台につきましては手動運転でございますので、自動運転を行っているのは2台のエンジンポンプでございます。2台のエンジンポンプの設定につきましてですが、第一ポンプの運転水位はTP7.60メートル、停止水位はTP7.45メートルでございます。また、第二ポンプの運転水位はTP7.70メートル、停止水位はTP7.55メートルでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 答弁ありがとうございました。この停止する、また水位に関しましての情報をご答弁いただきましたが、約15センチ、また10センチというようなところで、多分ポンプに対しての操作マニュアルなどがあってのことだと思います。  さらにちょっと欲張った言い方をさせていただきますと、ポンプを止める水位を、今おっしゃった水位以上に排水量を増やすことはできないかということを単純に質問させていただきたいのですが、ご答弁をお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  地元の皆様からも実はご提案をいただいておりまして、雨が小康状態のときにできるだけポンプを稼働させて磯川の水位を今以上に下げられないか、ポンプの設定を変えることでそれが可能なのではないかということを伺っております。なかなかご回答ができていなくて申し訳ないところではございますが、現在そのご提案については預からせていただいているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 地元の皆様からの声を私も託されております。少々調べたところによりますと、通常時の川の状態、大雨時の状態とは全く違うという内容の文面を見つけました。通常時の場合は、異物なども下にたまっておりまして、排水するときにはその異物などを吸い込みにくい。ところが大雨のときには、雨に流されてきた木々や材木や、いろいろなものが渦巻いているという状況の中でのポンプで吸い上げるに関しましては、大変厳しいというような文言を読ませていただきました。ただ、平常時に試しの運転をしていただいてというふうにも考えたのですが、もし本番でそのような状況が起きると、ポンプの故障ということが心配されるのではないかというふうに、私のほうも少し考えさせられるところがございました。  この問題は、地元の皆様、お住まいの方たちが内水氾濫による床上浸水、床下浸水を防ぐためにということで、蓮田市行政の皆様、道路課担当の皆様にお願いをさせていただいていたところでございます。さらに、この件で専門の職員の皆様もいらっしゃるとは思うのですけれども、このポンプの件、業者などにお伺いしたことはございますでしょうか、お願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  この度いただいておりますご提案、また本日の近藤議員からのご質問、これは地元にとっては切実な問題でございますので、その提案の趣旨は十分に理解しているつもりでございます。ただ、設定を変えるということで想定外の故障とかトラブルが起きやしないか、またそれ以外の問題がないのか、そういう心配がどうしてもついて回ります。そこで、ポンプ業者、それからコンサルタント業者に相談はしております。設定を変えることで心配される問題等について、所見を伺っています。ただ、あくまで所見ということですので、参考にはなりますけれども、本格的な検討を行って結論を出すということになりますと、予算化、場合によったら業務としての発注が必要になるのかなというふうには考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございました。率直なご答弁をいただきましたこと、本当にありがとうございます。  再質問の最後とはなりますけれども、今とつながるのですが、ポンプの増強はどのようにお考えになっていらっしゃるかをご答弁いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  ポンプの増強を求める声が多いということ、これは以前から伺っておりますので、十分承知しておりますが、先ほど答弁させていただいたとおり市といたしましては、まずは水門ゲートの新設を優先したいというふうに考えております。  ポンプの増設、増強につきましては、その際にどうしても埼玉県との協議が必要になりますので、水門ゲートの新設に支障がないように、その協議の時期、支障なども踏まえて、その辺をよく検討した上で進める必要があるのかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 大変住民の皆様にとっては、雨が降る、台風が来る、ゲリラ豪雨が来れば自宅が床下・床上浸水になるという。ここで、西新宿自治会水害対策委員会の資料から、約40年間の記録というところをご説明させていただきます。まず、40年前、昭和57年に台風18号、床下浸水が30戸、平成元年台風18号では床上浸水が27、床下浸水が303、この災害をきっかけに引っ越しされた方もいらっしゃると聞いております。平成25年の台風25号におきまして、西新宿4・5丁目自治会の水害対策委員会が立ち上がり、住民の皆様と市の担当の皆様との協働という形で防災が進められていたと伺っております。平成29年台風21号、その後、記憶に新しい令和元年の台風19号において、第一排水機場のゲートに職員の方による土のう積みで防水をされたとも伺っております。40年間で9回の水害を経験されており、約4年に1度発生しているということがデータとして出ております。  水害担当課、担当の皆様、そして市の職員の皆様も、水害時は出動され、活動していることも存じ上げております。市民の皆様は、担当課参事が市民を心配され、おわびをされながら、その姿を見ていることも事実でございます。さらに、他市町村、元荒川は蓮田市だけのものではなく、白岡の大柳ポンプの対応なども、先ほどご説明をいただきました。さらに、さいたま市岩槻区にある末田須賀堰というところでの操作の見直しなどによって、蓮田市が白岡並びにさいたま市との連携をされているということもご答弁でいただいたこと、安心したところでもございます。ご答弁におきましても、住民の皆様の意見交換、真摯に受け止められて、水害対策への歩みが着実に進行されていると信じております。これも、中野市長の方向性が感じられると思います。  ここで、市長からお言葉を賜りたいと思います。住民の皆様に、今後の対応の仕方、また第一排水機場の新設なども大きな行政の災害対策におけるものだと思います。その点につきまして、中野市長よりお言葉を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員のご質問の1点目、西新宿・西城地区の内水氾濫について、るるご質問いただきました。また、現在の対応、ご質問の答弁は参事申し上げたとおりでございます。  近藤議員におかれましては、西新宿・西城地内の水害関係では、非常にいろいろ研究されておりまして、またご指導いただいておりますこと、感謝申し上げる次第であります。  ご質問の中にもありましたように、蓮田市は構造的にといいますか、4月の中旬から9月の中旬まで末田須賀堰の水門が下りて、元荒川の水位を人為的に上げる、そういう状況の中にございまして、どうしてもそれが台風シーズンとか雨期と重なって、水害が、どちらかというと中心のまちでございます。そういった中にありましても、西新宿・西城につきましては開発が進んで、新しい方々が転入されて住宅地が形成されているわけでございまして、その中でこの水害はあってはならないわけでありますので、その取り組みもそのときそのときに応じてやらせていただいているところでございます。  これからの方向性といたしましては、既にご承知のとおりだと思いますが、元荒川の許される範囲の水位に合わせて、現在の磯川の水門をリニューアルすると、水門のゲートの高さも元荒川の水位に合わせてもう一度つくり直すという、そういう壮大な計画に今着手しているところであります。その中で、いろいろ強制排水の能力とか、あるいは段階的な排水の仕方、また地元の皆さんのご協力もいただいて、またご指摘もいただいて、平時の磯川の推移を、あるいは降雨時期を想定しながら、気象状況を想定しながら磯川の水位を下げていく、そういう弾力的な、柔軟な対応、できるだけ現場に即した対応、それがもっともっと求められるのかなと思っております。  担当は道路課でございますが、危機管理も関係いたしますし、全庁を挙げて積極的に取り組みますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 中野市長、ありがとうございました。住民の皆様が安心して、雨の日でもお住まいの中でお過ごしいただけることという方向を今ご答弁いただき、ありがとうございました。  続きまして、大項目2の西城沼公園内歩道整備の進捗状況については、再質問はございません。ご答弁いただきました充実した内容と、これからの進行につきましては大変前向き、そして早々の行政活動を行っていただいていると感じております。前に進んでしっかりとお仕事をしていただいているのではありますが、私がここであえて今回質問させていただいた理由は、住民の方々の声です。元PTA会長からのお話や、さらに子どもたちからも伺いました。その中に、生徒さんからのお話が強く記憶に残りました。質問の内容は、1年生のときに西城沼公園で嫌な思いをしました。3年生になり、朝は徒歩で登校しますが、下校は親御さんの車か、遠回りをして帰りますというお言葉でした。生徒さんから、安心な通学路ができるといいねなどという言葉が出て、その方たちがホームページで、この議場、議会一般質問を見ているというお話も伺いました。今回、一般質問でもう一度進捗状況を伺いますから、ぜひ見てくださいねというふうに生徒さんにもお話ししました。子どもたちも関心を持っている質問内容は、大人だけが傍聴やホームページを見るのではなく、子どもたちが見ているということを私は大変うれしく思い、ぜひとも実行、そして催促するような質問でお許しいただきたいと思いますが、着実に進んでいるということは分かっておりました。ぜひともこの事業を着実に、安全に、明るく、先ほども話が、答弁がございましたが、住民の方たちが公園に来て健康づくりにも、そして小・中学生の登下校が安全に行われ、西城沼公園の使いやすさをさらにお伝えしていきたいと思います。ありがとうございました。  それでは、大項目3の特定健康診査・がん検診についての再質問をさせていただきます。この特定健康診査は、市民の健康管理のバロメーターです。コロナ禍、先ほども申し上げましたが、受診控えが既に市民の健康をむしばんでおります。周りの方々も、昨年は病院に行きにくく受けなかったという方が多く、既に体調不良を訴える方も多うございます。  それでは、特定健康診査の未受診の方への対応についてお伺いいたします。未受診の方への対応はいかがしていらっしゃいますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  未受診者の方に対しましては、受診を促す周知の強化といたしまして、過去の特定健康診査の質問票の内容や、受診をしていただいた回数などに応じまして、8種類の通知内容で送り分けをしてご案内をしているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ご答弁にもありましたが、特定健康診断は12月の28日まで受診が行われ、そして今年は無料である。この年末までに、ぜひ皆様お受けになっていらっしゃらない方は、お受けいただけるようにお伝えの意味で質問をさせていただきました。  続きまして、がん検診についてお伺いいたします。がん検診の周知については、なかなかがん検診もコロナにおきまして、職場、仕事も自粛やオンラインと様式が変わり、職域検査が減少されているということも伺っております。がんは、進行により発見が遅ければ治癒率は少なくなり、治療費も拡大されてしまいます。若い方たちの集団検診など、受診しやすい体制もご努力なさっているということも伺っておりますが、そのための周知というところが、若い方たちに適応するようなスマホやパソコンなどの電子申請と申しますか、簡単に申請ができる、はがきでももちろん大切なのですけれども、素早くできるというところを行っていただきたいと思いますが、周知について具体的にどのような取り組みがございますでしょうか。よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  市では、がん検診の対象者の方全員に対しまして、がん検診のご案内として勧奨通知を送付しております。さらに、40歳から69歳のがん検診の未受診者の方に対しましては、再勧奨のはがきを送付しているところでございます。QRコードなども入れまして、ホームページにリンクをして御覧いただけるような工夫、毎年内容を見直して続けてまいりたいと思っております。  さらに、集団がん検診の申込みについては、確かにはがきに加えまして、今後は電子申請等の導入も検討してまいりたいと考えております。特に若い方、若年層の方々が、がん検診をより受診しやすいよう取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 大変前向きなご答弁を賜りました。やはりそのときそのときに応じての体制を変える、対応を変えるという柔軟な健康増進課の対応に対して感謝申し上げます。  さらにもう一つ、若い女性の方が受診しやすいというところで、託児サービスなどということも対応されていたりということを伺っております。女性は、なかなか子育て中などは、自分の体のことを見るということの時間が少のうございます。そんなときに、携帯から申込み申請などができれば、もしかしたら受診率が上がってくるのではないかと思っております。市民の健康はもとより、健康増進課はコロナ関係の手続きや、3回目になりますワクチン接種のクーポン郵送などございますが、そのほかの事業に対しても新しい施策をつくり、前向きに活動しているということ、よく分かりました。  ここで、市長からのお言葉を頂戴したいのですが、市民の健康はもとより、職員の皆様も多忙となりまして、ご自分の健康管理がおろそかになっていらっしゃるのではないでしょうか。市民と同様に健康管理等々を充実していただけますように、市長からのお言葉をいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員のご質問のうちの大きな3問目、特定健診、またがん検診について、総括しての答弁ということでありますが、市役所の業務には、ハード事業、いろいろ目に見える様々な工事等々の事業や、またこういう特定健診やがん検診や、一人ひとりの意思といいますか、ご協力をいただき、ご理解をいただきながらのソフト事業もございます。そういった中では、その推進方法が行政一辺倒のやり方では、確かになかなか今の時代、多様な生活様式の中では、その推進も厳しくなってまいりました。答弁の中でも、またご質問の中にもありましたように、柔軟な対応を徹底して、これからも推進を図ってまいりたいと思っております。  行政といたしましては、健康増進課が予防等々の窓口でありますが、今回の新型コロナもそうなのですけれども、健康福祉部の中では在宅医療介護課とか、長寿支援課とか、様々な形での市民の方々への健康管理、健康業務、管理というか、業務が展開されておりまして、その中で総合的な対応がかなり図られているのではないかと思っておりますが、特に在宅医療介護課等は、先進的にいち早く課を設置して、特化して今推進しているところなのですけれども、それをさらにより一層行政としての自覚と、それから市民の皆様方のお一人お一人の自らの健康意識の高揚というのでしょうか、そういうものもお願いしながら、共に蓮田市市民の方々の健康増進のために努力してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 中野市長、大変ありがとうございました。  最後に、今年もあと僅かになりまして、この場をお借りしまして、議員の皆様や市長をはじめ執行部職員の皆様、そして市民の皆様、大変お世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします。  以上をもちまして、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員          〔8番 山田慎太郎議員登壇〕 ◆8番(山田慎太郎議員) 皆様、こんにちは。8番、山田慎太郎です。それでは、齋藤議長に発言の許可をいただきましたので、順次一般質問をさせていただきます。  本日は、私からは大きく4点ございます。1点は地方経済に関してのものと、もう2点が防犯、広報に関してでございます。  私、何度も一般質問しておりますが、キャッシュレス化に関して、また再度ご質問させていただきたいと思います。このキャッシュレス化は、ポイント還元など様々な消費活動活性化への大きな力となります。既に蓮田市外で、その他県外でも進んだ地域では、地域独自の通貨ポイントなどを利用し、地方創生のアイデアの実現も実施できています。特に2018年4月に策定した、経済産業省が策定したキャッシュレスビジョンでは、日本のキャッシュレス化決済比率を2025年までに40%、将来的には世界最高水準の80%を目指す目標を定めています。もともとは、2027年までにキャッシュレス決済比率40%を目指していましたが、2年前倒しとなる目標の変更となります。キャッシュレス決済の普及率向上へ、国を挙げて力を入れていると言えます。  そんな中、大項目1、商工業活性化に関して、(1)、キャッシュレス化の現状は。  (2)、キャッシュレス化促進の課題は。  (3)、今後の取り組みはでございます。  続きまして、大項目2に関して、BCP策定の支援に関してでございます。コロナ禍や自然災害など、昨今は予期せぬ事態が多く発生しており、中小企業庁からBCP(事業継続計画)とは、企業が自然災害、大災害、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続、あるいは早期復旧を可能とするために平常時に行うべき活動や、緊急時における事業継続のための方法、手段などを取りまとめておく計画のことです。有効な手を打つことがなければ、特に中小企業は経営基盤の弱い部分であり、廃業に追い込まれる恐れがあります。また、事業を縮小し従業員を解雇しなければならない状況も考えられてしまいます。緊急時に倒産や事業縮小を余儀なくされないためには、平常時からBCPを周到に準備しておき、緊急時に事業の継続、早期復旧を図ることが重要となります。こうした企業は、平常時においても顧客の信用を維持し、市場関係者から高い評価を受けることになり、株主にとっても企業価値の維持、向上につなげることができます。  大項目2、BCP策定における中小企業支援に関して、(1)、BCP策定についての現状は。  (2)、企業認定における市独自のBCP認定証発行は。  (3)、今後のBCP策定における中小企業支援はでございます。  続きまして、大項目3です。昨今、特に電車内で刃物を振り回す事件であったりとか、当然学校内で刃物を持ってきて同級生を刺殺してしまうだったりとか、本当に悲惨な事件が、もう予期せぬ事件が起きています。こんな中で、私は蓮田市の庁舎の防犯は果たして大丈夫なのかというところをご質問させていただければと思っております。蓮田市の職員の皆さんの安全に関して、再度確認させてください。  大項目3、市役所庁舎の防犯に関して、(1)、防犯対策の現状は。  (2)、防犯訓練のマニュアルは。  (3)、防犯設備の整備は。  (4)、今後の課題と取り組みはに関してでございます。  続きまして、大項目4でございます。市内在住の方や市内への引っ越しの方など含めて、外国人の方々などへの案内があれば、より丁寧に蓮田市のイメージ向上もできると考えております。また、緊急時の情報は、どこから外国人の方は手にすればいいかだったりなど、不安点も解消できる点も含めて、「広報はすだ」をしっかりとそういった媒体に利用していただければと考えております。近隣市町村でもあるような、重要な事項や問合せ項目に限って他言語化は必要だと私は強く思っております。  そんな中、大項目4、「広報はすだ」の他言語対応化に関して、(1)、現状は。  (2)、近隣市町村との比較は。  (3)、今後の取り組みは。  私から以上となります。答弁よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 山田慎太郎議員のご質問、商工業の活性化に関してについて、順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、キャッシュレス化の現状はでございますが、経済産業省では、中小事業者におけるキャッシュレス決済手数料の実態を把握するために、令和3年1月27日から3月31日までの期間、全国規模で全ての業種を対象といたしまして、事業者向けのウェブアンケートを実施しております。その結果によりますと、回答した事業者におけるキャッシュレス決済の導入が進んでいること、業種別では、総じて飲食業、小売業、観光業等でキャッシュレス化が進展している一方、サービス業や一次産業、製造業、建設業、卸売業等ではキャッシュレス化が進んでいないこと、事業者の売上げ規模とキャッシュレス決済の導入率について、中規模事業者で導入率が高い一方で、小規模、大規模事業者では低い傾向にあることなどの分析がされております。  市では、キャッシュレス化に関する調査などは実施しておりませんので、市内事業者のキャッシュレス化の現状については把握できておりませんが、人と人との接触機会を減らすことが求められている現在のコロナ禍におきましては、キャッシュレス化は以前よりも進んでいるのではないかと考えられます。  なお、現在市が実施しております蓮田市中小企業者等新型コロナウイルス感染症拡大防止対策事業支援補助金では、キャッシュレス決済端末を導入する費用についても補助対象としております。現在、キャッシュレス決済端末を導入した事業者からの補助金申請は2件でございます。  次に、(2)、キャッシュレス化促進の課題はでございますが、先ほどのアンケート調査におけるキャッシュレス決済未導入の理由では、顧客からの要望がない、手数料が高い、導入のメリットが不明の3つが上位でございました。このほかにも、端末導入費用等の初期費用が高いこと、入金サイクルが遅いことなどが未導入の主な理由となっております。消費者にとりましては、キャッシュレス決済や端末の操作方法についての知識の不足、現金決済に対する安心感、個人情報の流出に対する不安などが課題であると考えております。  次に、(3)、今後の取り組みはでございますが、商工業の活性化は、商工業者のみならず地域経済の活性化、まちの発展につながっていくものと考えております。現在、新型コロナウイルス感染症拡大により影響を受けている市内事業者への支援及び地域経済の活性化を図るために、商工会に補助金を交付いたしまして、プレミアム付商品券事業を実施しております。このほかにも、創業支援事業、商業団体活性化支援事業、商店街街路灯支援事業など、市内商工業の活性化を図るための様々な事業を実施しております。今後におきましても、これらの事業を継続して実施するとともに、商工会をはじめとする関係団体とも十分な連携を図りながら、必要に応じ新たな事業についても検討し、商工業の活性化を図ってまいりたいと考えております。  続きまして、BCP策定における中小企業支援に関してについて、順次お答え申し上げます。初めに、(1)、BCP策定についての現状はでございますが、BCPとは事業継続計画のことで、企業が自然災害、火災などの緊急事態に遭遇した場合に、事業の継続、あるいは早期復旧を可能とするために、平常時に行うべき活動や、緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画でございます。緊急事態に的確に判断し行動するためには、緊急時に行うべき行動や、緊急時に備えて平常時に行うべき行動をあらかじめ整理し、取り決めておくことが必要となります。BCPの策定は、事業者にとって重要であるとともに、税制上の優遇、取引先や社外からの信用が高まるなどのメリットがあると考えております。  経済産業省におきましては、令和元年7月16日に施行されました中小企業強靱化法に基づき、中小企業が策定した防災・減災の事前対策に関する計画を事業継続力強化計画として認定しており、認定を受けた中小企業は、税制措置や金融支援、補助金の加点などの支援策を受けることができます。埼玉県における令和3年10月時点の認定件数は1,269件となっております。市町村ごとの統計ではないため、蓮田市での認定件数については把握できておりません。  次に、(2)、企業認定における市独自のBCP認定証発行はございますが、先ほど申し上げましたとおり、経済産業省において事業者が策定した事業継続力強化計画の認定を行い、認定事業者をホームページ上で公表しております。そのため、現在のところBCPを策定した事業者を市が独自で認定することについては考えておりません。  次に、(3)、今後のBCP策定における中小企業支援はでございますが、事業者にとりましては、新型コロナウイルス感染症など、様々な要因により引き続き厳しい経営環境が続くことが予想されます。このような状況におきましては、日々の事業運営に追われ、BCPの策定にまで着手することは難しいものと考えられます。市といたしましては、まずは事業者の方にBCPについて知っていただき、理解していただくことが必要であると考えており、商工会とも十分連携を図りながら、BCPの周知に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長          〔吉澤正剛総務部長登壇〕 ◎吉澤正剛総務部長 山田慎太郎議員のご質問、市役所庁舎の防犯に関して、順次お答えいたします。  まず、防犯対策の現状と防犯訓練マニュアルについては関連がありますので、一括して申し上げます。日々の防犯対策につきましては、開庁時間においては、庶務課職員が庁舎内及び庁舎敷地内の見回りを行いながら、安全確認を実施しております。また、夜間、休日、祝日につきましては、委託契約を締結している業者の警備員が見回りを含め、防犯対策を行っているところでございます。また、岩槻警察署とふだんから連携や協力を取っておりまして、日々の防犯や安全対策に努めているところでございます。  次に、防犯訓練マニュアルにつきましては、不当要求行為等対応マニュアルを定めておりまして、それに沿った対応を行っております。万が一事件等が発生した場合は、マニュアルに沿って速やかに警察に通報するとともに、複数の職員により対応するものでございます。避難が必要な場合には、蓮田市庁舎消防計画において定めている避難経路に沿って、来庁者の避難誘導を行うものでございます。今年の11月2日には、埼玉県警察本部捜査四課と岩槻警察署刑事課の方を講師にお招きいたしまして、職員不当要求対応研修を実施したところでございます。対応要領や窓口対応のロールプレイングを行うなど、職員の窓口での具体的な対応方法や対応意識の向上を図ることができたと認識をしております。  次に、防犯設備の整備についてでございます。庁舎内の安全確保のため、防犯カメラを庁内各所に設置し、またさすまたや防犯スプレーも配備しておりまして、夜間には機械警備を行っている状況でございます。  最後に、今後の課題と取り組みについてでございますが、さらなる防犯対策強化のため、本12月市議会定例会に上程しております補正予算におきまして、防犯カメラを増設する費用を計上させていただいております。今後におきましても、来庁者の皆様、それから職員の安全を確保するため、随時見直しを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長          〔山口 亨総合政策部長登壇〕 ◎山口亨総合政策部長 山田慎太郎議員のご質問、大項目4、「広報はすだ」の他言語対応について、(1)、現状はについてでございますが、「広報はすだ」は、日本語で表記した印刷物として作成し、市のホームページにおいてはPDF版、テキスト版の2種類の形で公開をしております。日本語以外の言語で「広報はすだ」の情報を読むためには、蓮田市のホームページをご利用いただき、トップページの右上に外国語(Foreign Language)の表記がございますが、ここを押していただきますと外国語選択画面が開き、7つの言語、英語、中国語、韓国語、タガログ語、ベトナム語、スペイン語、フランス語のいずれかを選択することができます。言語の選択をいただきました後、「広報はすだ」のテキスト版を見ていただくことによりまして、「広報はすだ」のほとんどの記事について、その内容をお読みいただくことが可能でございます。  次に、(2)、近隣市町村との比較はについてでございますが、13の自治体を調査しましたところ、広報紙に他の言語を記載しているのは、さいたま市、上尾市でございます。どちらも毎回の広報紙の1ページを使用し、さいたま市は英語、上尾市は英語を含む複数言語を表記しております。また、蓮田市と同様にホームページに掲載した広報紙における他言語の対応としては、春日部市が行ってございます。そのほかの方法として、久喜市、さいたま市、羽生市、本庄市の4自治体におきましては、カタログポケットという名称のアプリを提供する事業者と契約を行い、市民がこのアプリをスマートフォン等へ無料ダウンロードして利用することにより、他の言語に対応して広報紙を読むことができるようにしているものでございます。  次に、(3)、今後の取り組みはについてでございますが、蓮田市のホームページを利用して広報を御覧いただくことで、他言語で「広報はすだ」を読むことの対応はできていると考えております。そのため、今後は「広報はすだ」裏面に記載しておりますホームページのQRコードや、ホームページにおける操作方法の周知をより一層図っていきたいと考えております。また、ホームページ掲載の広報テキスト版につきましては、他言語表記への変換がより適切にできるように、記事の種類や内容について調整してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきたいと思います。  まず、大項目1に関してです。キャッシュレス導入率は、多くの導入、導入率も随時上がっていっており、既に一般化されているように私自身も感じてはいます。なので、蓮田市も商工会含め、具体的にさいたま市のようなポイント還元だったりとか、何か動いてみてはいかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  先ほどの答弁で申し上げました、経済産業省のアンケートにおけるキャッシュレス決済につきましては、クレジットカード、プリペイドカード、電子マネー、QRコード決済などのカード、携帯電話、スマートフォンによる支払いと定義されておりまして、複数ございますキャッシュレス決済の手段は、これら全てを含めて導入が進んでいるというものでございます。  議員おっしゃる施策の実施に際しましては、民間の公平な競争を阻害することのないよう、施策の必要性や有効性などについて、十分検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 民間の一般的な競争という部分もあるのですが、実際のところプレミアム付商品券事業に関しても、キャッシュレスポイントで実際実施している市町村なんかもありまして、単純にそれがキャッシュレスでスムーズにいくという一面もあるのですが、やはり紙媒体でやり続けるというと、実際に運営する方々にも負荷がかかったりだったりとか、実際使う側も、まだキャッシュレスではないのだだったりとか、そういったところって、今この市場が熟成されている中で出始めていると思うのですが、そういった事業に関して、スムーズにスピード感を持った対策ができると思うのですが、そこら辺はどうお考えでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  現在、プレミアム付商品券事業を実施しておりますが、商工業の活性化対策として、商品券事業のほかにもポイント還元事業などの選択肢がございます。それぞれの事業のメリット、デメリットにつきまして十分に研究し、今後の事業の実施に際しましては、スピード感を持って進められるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 私も、なかなかいいご答弁をいただけるまでしつこくやらせていただいている次第なのでございますが、同僚議員も実際キャッシュレスというお話がある中で、実際やってみると、こんなに便利だったのだというお答えだったりとか、皆さんが懸念されている、いわゆるキャッシュレスを使えない層という方も1回導入してしまえば、実はこんなに便利だったのだというところも多くあると思います。なので、実際のところ他の市町村だったりとか、日本全体で考えても、キャッシュレス化が非常に導入率が上がっておりまして、一般的に普及している状態だと考えております。  私は、そのキャッシュレス導入をすごく推進しているのは、やはり何度も言うように消費者と事業者のメリットがあり、なおかつ何かそのデータが残ったものだったりでも、その後に転用できたりだったりとか、行政にとってもすごく大きくプラスになると考えております。  こちら、大項目1に関しては、最後に市長に、しつこく何度もキャッシュレス化についてお伺いしていますが、今日もご答弁、ご所見いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 山田慎太郎議員のご質問、商工業の活性化に関しまして、その中心のキャッシュレス化の考え方でございますが、行政がやるのは、ややもすると若干遅れぎみの対応というのがよく言われることでありますが、まさに山田慎太郎議員言われますキャッシュレス化、それから今の時代の先端の仕組み、それは十分理解しているつもりでございます。  先ほどの答弁の中心は、商工業とか、市民の方々の生活の中のキャッシュレス化でございましたが、意外とといいますか、私が言うのも変ですけれども、市役所本体のキャッシュレス化、その思想、考え方、それも問われてくるのかなとも思っております。いろいろな意味で、時代に対応した決済システム、これは構築していかなければなりませんので、前向きに考えて取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
    齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございました。ぜひ前向きに、今後も考えていただければと思います。  続きまして、BCP策定に関してなのですが、前提条件として、BCPを市内の中小企業が策定することによって、有事の際に行政、中小企業、一般の市民の皆様と連携を取りながら、防災に関しても向かっていけると。なおかつ、こういったコロナ禍の状況ですので、それぞれ民間の企業が手を差し伸べてもらえるところは差し伸べていただいたり、本当にまさに市全体となって、しっかりと防災に強いまち、有事に強いまちにしていっていただきたいという思いから、今回質問させていただいています。  蓮田市の認定件数が把握できていないというお話だったのですが、こちらは実際に調査しても難しいものなのでしょうか、ご答弁よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  現状におきましては、認定件数の把握はできておりませんが、BCPの策定は事業者の事業継続にとりまして非常に重要なものであると考えております。市内事業者の策定状況につきましても、把握できるように努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ぜひ蓮田市内の認定数をしっかりと把握できるようにしていただきたいなという要望であるのと、次の質問に若干入ってしまうのですが、申請があった市内業者を、市が独自で何か証書みたいなことを発行するというのは無理というお話だったのですが、せめてホームページだったりとか、既にもう発表されているものを市として何か公表していただく。これはなぜかというと、市のホームページで出していただくことによって、BCPを取る価値というのが、さらに蓮田市内でより優先度が上がってくるなと感じております。なので、市としてもそれを公表することによって、中小企業をしっかりバックアップしてBCPを策定する、防災に強いまちにしていくという意思表示だと思うので、この公表に関しては、いかがお考えでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  先ほども申し上げましたとおり、BCPの策定は事業者の事業継続にとりまして非常に重要なものであると考えておりますので、まずは市のホームページ等でBCPの周知を図ってまいりたいと考えております。そのうえで、認定事業者の把握並びに市のホームページによる認定事業者の公表についても検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) よろしくお願いいたします。蓮田市で公表していただくというだけでも、BCP策定に向けて前向きに動こうという中小企業さんも増えると思うので、ぜひともお願いしたいと思います。  続きまして、大項目3について再質問させていただきます。先ほど述べたように背景なのですが、庁舎に刃物を持った不審者だったりとか来た場合の対応というのがやはり難しいというか、答えがないものだと思うので、常日頃からどういった対応して、ロールプレイングだったりとかしていくのが今できる対応なのかと思うのですが、対応要領や窓口対応のロールプレイングに関しては、実際どういった不審者だったりとかを想定されて実施されておりますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長 ◎吉澤正剛総務部長 再度のご質問にお答えいたします。  11月に職員研修として実施いたしました内容についてのご質問かと思います。対応要領やロールプレイングの内容ということでございますけれども、対応要領につきましては、来庁者による不当な要求や暴力行為、そういったものに対しまして窓口でどのような対応を行うべきか基本的な対応と、あと注意点について、研修の際には講師の方より講義をいただいたところでございます。  また、窓口対応のロールプレイングにつきましては、来庁者から職員が恫喝を受けたというような場合を想定して、その場合にどういう対応をするかということでの研修となりました。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございます。こういった対応要領や窓口対応のロールプレイングだったりとかは、それぞれお打合せが岩槻警察署だったりとかありながらの内容だと思うので、実際、今現実的に社会で多発している刃物を持って、いきなり襲いかかってきただったりとか、そういったところもお打合せの中で含めていただいて、職員の皆様がそれに対して対応できるようなことも含めていっていただければと思います。  続きまして、さすまただったりとか防犯スプレーのお話あったのですが、庁内各所においてのさすまたや防犯スプレーなど、必要数はどの程度お考えというか、把握されている部分はありますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長 ◎吉澤正剛総務部長 再度のご質問にお答えいたします。  さすまたですとか防犯スプレーなどの数について、どのぐらいあれば十分かというところなのですが、実際問題、一概に何個あれば確実に大丈夫ですというようなことを申し上げるところは難しいのが現状かと思います。現状において必要と想定される部署に配置、または配備を行っている現状でございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 実際にその必要数のところだったりとかというのは、確かに全てのテーブルに置くだったりとか、全ての職員の皆さんに防犯スプレーを持たせるのかという、非常に難しい問題になってくると思うので、ここはぜひ皆さんだったりとか、職員の皆さんにも聞き取りをしながら、この場所には必要な可能性があるだったりとか、そういったところを含めて、万が一何かあったときに、こういったものが足らなかったから、こういうことが起きてしまったということがないように、ぜひ皆さんの意識を張っていただければと思います。  続きまして、防犯カメラの設置のお話ありましたが、防犯カメラ、単純にそのデータを保存していく以上にも、抑止力としての力が非常に働くのものだとは思っています。なので、防犯カメラの設置などの増加に関してだったりとかはお考えでしょうか。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長 ◎吉澤正剛総務部長 再度のご質問にお答えいたします。  防犯カメラの増設の関係でございます。先ほども答弁いたしましたが、今回の議会でも2基ほど増設させていただく予算を計上させていただいているところでございます。市役所は、市民の方が気安く来ていただいて、必要な用事を足していただけるというのが前提となっておりますので、なかなか議員おっしゃる防犯の面と、あまりそれが前に出てしまうのもよろしくないのかなというところはあるかと思います。ただ、昨今起きている事件を鑑みますと、非常に深刻な状況もあるかと思いますので、今後防犯カメラ、それから防犯用品の配置、配備数については、先ほども申し上げましたが、岩槻警察と相談をさせていただきながら、適宜見直しを行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ぜひ備品だったりとか、防犯カメラの設置などの増加に関しても、前向きに検討していただければと思います。  大項目3に関しては、最後に市長にお伺いしたいと思います。昨今の、先ほどもお話ししたように電車内での、京王線だったりの事件だったりとか、本当に想定外の事件が非常に多く見受けられると思います。なので、庁舎内の職員の皆さんの安全に関してはどうお考えか、市長の所見をお伺いできればと思います。よろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 山田慎太郎議員の大きな3問目、市役所庁舎の防犯に関して、公共施設あるいは学校等々、様々な場所があるのですが、今回はご質問が庁舎管理ということでございますので、絞って申し上げます。  昨今、なかなか公の場では言いにくいのですが、市役所におきましても、大変深刻な事例に遭遇いたしております。その際の対応は、専門の部署の岩槻警察署、あるいは埼玉県警本部等々と連絡を取り合って、やはりそういう暴漢とか、なかなか我々では対応できない部分がありますので、そういう部分の対応はたけておりますし、協力をお願いしている事例が最近多うございます。ただ、これを受け身で考えていてはいけないので、総務部長申し上げましたように、基本的には多くの市民の方々にご利用いただく公共施設ですから、全てそれをシャットアウトするみたいな対応もいけないのですが、やはりそうはいっても事件が起きてからではもうどうにもなりませんので、その前段として庁舎の管理も、今内部ではいろいろ議論しているところであります。  今までは、庁舎管理、市民の受付けを含めて、あるいは役所の、いわゆる庁舎の管理、電気とかそういう管理は警備会社に管理をお願いしておりますけれども、その中の、さらにそういういろいろ事件等の対応をする管理の専門業者、あるいは警察等々、そういう形の委託の仕方、あるいは約束事の仕方、そういうものにもう一歩踏み出さなければならないのかなと思っております。  先ほどもさすまたのお話ありましたけれども、お客さんが来たときに暴言を吐いて始まったときには、もう面と向かって始まりますので、そこでなかなか警察に電話とか、ほかの人の連絡も取れなくなりますので、その前にそれを見ていた誰かが、例えばですけれども、テーブルの下から何かブザーを押して応援してもらう、あるいは専門の人にお願いする、そういう連携、そういうものが問われてくるのかなと思っております。  日頃の仕事は、平時の仕事はもうそれとは真逆なのですけれども、何か一朝有事の際の危機意識、これは単なる庁舎の管理だけでは済まない時代、我々自身がもう少し踏み込んで、専門業者の方々への委託だとか、警察との密の連携とか、見えない形での連絡網、職場一斉に連絡網、そういうものを講じなければならないときに今あるのかなと思っています。いつ起きるか分かりませんので、なるべく早く、せめてこの市役所の庁舎管理は進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 答弁ありがとうございます。先ほどもお話ありましたが、多くの方が、お子様を含めていらっしゃっている市役所でもありますので、当然いらっしゃっている方、なおかつ職員の皆さんの安全というのは、本当に考えていただいてほしいところであります。お願いとなります。  続きまして、大項目4の他言語化に関してですが、先ほどの答弁に関してお伺いすると、そもそもその他言語化に関してのお考えというか、所見はどう考えですか、前向きであるのか、それとも紙面には載せる必要性がないとお考えなのか、他言語化についてお伺いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長 ◎山口亨総合政策部長 再度のご質問、他言語化についてでございますけれども、印刷物における他言語化については、他の自治体の事例にもあるとおり、あまり進んではございません。その理由としては、印刷物として他言語化することによってページが増えること、それから実際に他言語化した原稿を確認する際に、その原稿が日本語から適切に変換されているかどうかを確認する技術的な問題、その他多数の理由が考えられると思います。そのため、「広報はすだ」の他言語化については現時点では考えておらず、日本語対応のみとしているものでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 承知いたしました。他言語化に関しては、さいたま市だったりとか上尾だったりとか、住民が多く外国人の方がいらっしゃる市町村だったりとかが優先的にやられているのかなという印象と、やはり外国人の方が、今後コロナ禍が終わって技能実習生だったりとか、単純な留学生の方だったりとか、受け入れやすいまちとして、もう本当に文言一つでもいいと思うのです。外国に来て、自分の通じる語が市内の広報紙に入っているだけ、緊急連絡先だったりとか、その文言一つあるだけでも、やはり親しみやすいまちなのだなという印象を受けると思うので、アプリだけとは言わず、そういったところもご検討していただければと思います。  私から最後の質問をさせていただきたいと思います。紙媒体がなかなか難しいということで、ホームページであれば、先ほど答弁あったように言語を変えてしまえば、ほかの言語も見られるというお話だったので、ただ、そこに行くまでの案内というか、流れはどういうふうに周知としてしていくべきでしょうか。いわゆる外国人のところに本当にその情報が届くのかというところを私心配しているので、周知のところをどういうふうにお考えかというのを教えていただければと思います。 ○齋藤昌司議長 山口総務政策部長 ◎山口亨総合政策部長 再度のご質問、周知の方法ということでございますけれども、「広報はすだ」が蓮田市のホームページのテキスト版として他言語化に対応していること、それからホームページにおける操作方法につきましては、ホームページにも載せると同時に、紙としての「広報はすだ」にも記載をさせていただいて、見る機会、「広報はすだ」が市のホームページで見ることができるという周知活動を進めていきたいと考えております。  また、今回ご質問をいただきましたので、市の職員も、当然ホームページは他言語化で見れるというのは分かっているかと思うのですけれども、改めて職員に対しては、「広報はすだ」は市のホームページで他言語化の中で見ることができるということを周知させていただいておりますので、今後もあらゆる手段を使いまして、「広報はすだ」が皆さんのところに情報として届くように対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午後 零時01分          再開 午後 零時59分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員          〔17番 石川誠司議員登壇〕 ◆17番(石川誠司議員) 皆さん、こんにちは。17番、はすだ政和会、石川誠司でございます。齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、通告のとおり、順次一般質問を行ってまいります。  この12月定例会が開会したのは11月からですけれども、その前後から新たな変異株、オミクロン株が流行の兆しを見せ始めておりまして、連日かかった方が4例目があるとか、そういうニュースで持ち切りでありますが、大変心配されるこのコロナ状況下でございます。3回目のワクチン接種の質問もなされる議員もいらっしゃるようでございますけれども、私はひきこもりということでコロナと外れますけれども、引き続き市役所の皆様、今日ご答弁いただく健康増進課参事の長谷部参事も含めて、この対策に今後も万全を尽くしていただきますよう、切にお願いするところでございます。  今回のひきこもり、追ってこの質問の前提になった国の内閣府の調査があるわけですけれども、これ行われたのが、もう遡る2年前なのですが、この2年間コロナの対策ということでなかなか、温めていたというわけではないのですけれども、いつひきこもりの質問ができるかというところで、あまり時期を逸してしまうと、少し統計資料とかも古くなってしまいますので、このタイミングで出させていただきます。よろしくお願いいたします。  10月、11月頃ですか、朝刊を読んでおりますと、少し目に留まる記事がございました。新型コロナウイルス禍で不登校の小・中学生が過去最多、約19万6,000人に上り、ひきこもり予備軍の拡大懸念も高まりつつある。高齢化、長期化が進むほど当事者との関わりが困難になり、行政の早期介入の必要性が高まってきている。そういう新聞記事でございました。先ほど申し上げましたように2年前、ちょうど時代が平成から令和に切り替わる2年前なのですけれども、平成でいいますと平成31年、令和でいいますと令和元年なのですけれども、このひきこもり、議場にいらっしゃる鈴木貴美子議員、また湯谷議員含めてひきこもりをもうやられているのですけれども、ちょっと2年間間が空いてしまったので、その2年前の調査のことについて少し触れたいと思います。  この調査は、中高年を対象にし、内閣府が40歳から64歳、これは全員を調べるわけいかないですから、調査推計値ということで明らかにされました。40歳から64歳の男女5,000人を無作為に選び、訪問調査をしたと。電話をかけたり、手紙を書いたりということではなくて、訪問調査をして回答をもらいに行ったそうです。回答した人は5,000人中3,248人、回答率は65%、その中でひきこもりという方は47人、割合でいくと1.45%の結果が出たということで、全人口から推計して61万3,000人という数字が出されました。この61万3,000人というのは、2年前の6月議会のときに、湯谷議員もこの数字を出して質問されておりました。そのうち、男性が約8割、約76%ということで8割弱ですか、有識者の分析によりますと、女性のほうが圧倒的に少ないのではないかという言い方もあるのですけれども、うちの娘は家で家事手伝いをしていて家におりますという方々の中にも、実はひきこもりの方がいらっしゃるのではないかということで、男性のひきこもりの方が8割弱ぐらいいるということでございます。  内閣府の調査を詳しく見ていきますと、ひきこもりを始めた年齢は40歳以上が約57%、きっかけは何ですかという問いかけに対して、複数回答になりますが、仕事を退職したので36.2%、病気をしたり人間関係がうまくいかなかった、この回答をした方が21.3%、職場になじめなかった19.1%、その後、今の生計を支えているのは誰かという質問、自分自身が29.8%、約10人に3人は自身で生計を立てているということで、完全にひきこもりなのか、それとももともと財産を持っていて、お仕事しなくても生計が立てられているのか、それはちょっとこの調査では分かりません。生計を支えているのはお父さんが21%、お母さんが12%、配偶者が17%、行政の支援を受けている方は8.5%、ひきこもりの長期化と高齢化ということで、今8050問題というのがもう見え隠れしているというのが現状でございます。  30年前は、ひきこもりの8割ぐらいは不登校、学校をいろいろな理由で行かれない不登校経験者で、就労経験を持つ人はほとんどいなかったということでございます。先ほど退職したりとか、職場になじめなかった人の数字申し上げましたけれども、お仕事をしていて普通の暮らしをしていた、普通の暮らしというのはちょっと語弊がありますけれども、日常一般の人と変わらない生活をしていて、ある日突然トラブルとかで仕事をお辞めになって、そのままひきこもりになってしまうという方が最近増えている。ですから、一度社会人になってから引き籠もる方が多いようでございます。今後また、このコロナ禍におきまして景気が悪くなりますと、なかなかまた再就職しづらくなる、新しい働き口が見つけにくくなるということで、この不景気も合わさりますと、ひきこもりからなかなか抜け出せない、再就職を諦めてしまう、職場からまた働くことをやめて、ひきこもりになって社会との関わり合いがなくなって、その期間が長引けば長引くほど、また元に戻るというか、新たな就労場所を見つけ、仕事を始めるというのは、なかなか難しいという結果が出ております。  ひきこもりの定義でございますけれども、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせず、6か月以上続けて自宅に引き籠もっている状態。この文言だけ見ると、家で何にもやっていないのかという感じで、字面を見ますと思ってしまうのですけれども、実は外にお買物に行ったり、家に引き籠もっているだけではなくて1人で出かけられるという方も、このひきこもりの中に入るそうです。間違った伝え方で、部屋に入ってテレビやビデオ、またゲームなんかだけをやっていて、そういう方は比較的少ないようでございまして、働かないで自宅にいるということで自分を責めるといいますか、ゲームなり余暇を楽しむという心の余裕はないと思っている人々のほうが、案外多いようでございます。  現在、また将来について、不安に思っていることはありますか。その中で、ちょっと数字はないのですけれども、今後年を取っていって、一人で生きることについて不安に思う。病気になったらどうしようか。一人になったらどうしようか。配偶者がいないので、親が亡くなりますと一人で暮らしていくのは寂しいと思うと。これが、先ほど申し上げた結果の40から64歳までの方。この調査が行われる少し前なのですけれども、平成時代、28年に発表された、これは中学生、また高校生、若者を対象にした調査の結果を少しご紹介したいと思います。15歳から39歳の若者を対象にした調査で、先ほど61万という数字が出ましたけれども、全国で54万1,000人のひきこもりがいると。単純に、年度が少しずれていたりするとダブる部分もありますから、一概にこれが足し算ではなくてダブる部分を考えると、それでも中高年の人を含め、若者も含め100万人のいよいよ時代になってきたと。新聞記事にもございますように、行政の早期介入、その人たちに任せっきりにするわけではなくて、そんなことはしていないと思うけれども、さらに積極的に行政の介入が求められているという新聞の報道でございました。  そこで質問です。中項目(1)、実態把握は。  中項目(2)、支援状況は。  中項目(3)、県との連携は。  また、ここまではもちろん鈴木議員、湯谷議員も質問していたのですけれども、ただ同じことを聞くだけでは今回やる意味がないということで、(4)ということで中項目、ピアサポート。このピアサポートというのは、同じような境遇にいる立場にいた人たち、今現在いるというのは、そういう定義にあるのか分からないのですけれども、同じような境遇にあった人々の支え合い、その人たちのお力を借りて、この問題を解決したらどうかということで、活用検討はということをお聞きしまして、1回目の質問を終わりにいたします。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事          〔長谷部幸一健康福祉部参事登壇〕 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 石川誠司議員のご質問の引きこもり対策について、順次お答えいたします。  初めに、実態把握はについてですが、令和2年5月に厚生労働省が取りまとめた自治体によるひきこもり状態にある方の実態等に係る調査結果では、おおむね過去10年間に調査を実施した都道府県は、47都道府県中26でありまして55.3%、市区町村で申し上げますと、1,741市区町村中371となっておりまして、21.3%でした。埼玉県は調査を実施しておりません。  調査方法としましては、民生委員・児童委員からのアンケート聞き取りが最も多く、次いで保健師、NPO、事業者のアンケート聞き取り、次いで標本調査となっているようでございます。現時点では、市では実態把握のための調査は実施しておりませんが、庁内関係各課との連携の中で把握に努めるとともに、また日頃より地域での見守り活動をお願いしております民生委員の方々より、ひきこもりを含めた支援が必要な方の情報をいただき、支援につなげております。実態把握の方法や内容などにつきましては、近隣市町や、また先進地の情報を収集し、調査・研究に努めてまいります。  次に、支援状況はについてですが、市では随時ひきこもり状態にある方やご家族からの電話、来所などによる相談に保健師が応じ、適切な助言を行うとともに、家庭訪問にて支援を行っているところです。また、こころの健康相談の中では、精神保健福祉士を中心に相談をお受けし、必要に応じて専門性の高い相談機関につないでおります。また、ひきこもり支援に関する相談窓口を掲載したリーフレットを作成し、相談機関の周知に努めるとともに、ひきこもり支援に特化した県の情報を市ホームページから県のホームページにリンクし、確実に入手できるようにして、周知啓発に努めております。  現在、県ではオンライン「ひきこもり」相談や、夜間の時間帯においてもSNSで悩みを相談できる体制になっております。今後は、市保健師の相談スキルを向上させ、相談体制の充実を図り、相談者一人ひとりに合わせた支援ができるよう努めてまいります。  次に、県との連携はについてですが、必要に応じて県と連携を図り、ひきこもり状態にある方や、そのご家族への訪問支援、また県で実施しておりますひきこもり支援事業の案内を実施しております。  次に、ピアサポートの活用検討はについてでございますが、先ほど議員からもご指摘がございましたピアサポートとは、ひきこもりの状態にあった当事者が自分自身の経験を生かし、同じ仲間として気持ちを理解し寄り添い、共に支え合っていく役割をピアサポーターとして担っているものでございます。ひきこもりピアサポーター養成研修は、全国ひきこもり家族会連合会が実施しております。市では、現在ピアサポートについての活用はございませんが、今後の活用の在り方について調査・研究してまいりたいと思っております。  以上でございます。ご理解賜りますようお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 石川誠司議員からのご質問、引きこもり対策について、順次お答えいたします。  まず(1)、実態把握はについてですが、平成30年内閣府の調査によれば、ひきこもりの高年齢化が進み、40代以上のひきこもりが若年層よりも多くなっていることが大きな問題となっております。しかしながら、ひきこもりになる方で不登校の経験があるという方もおりますので、学校として不登校の児童生徒に対し、どのような対応をしているかについて述べさせていただきます。  実態把握としましては、長期欠席児童生徒の調査を毎月行っております。不登校にも様々な要因がございますので、市教育委員会としましては、これまでどおり不登校傾向児童生徒の毎月の状況を把握し、学校と連携して早期の対応、支援を行っております。コロナ以前と変わらず、実態把握はできております。  続きまして、(2)、支援状況はについてですが、各学校では定期的な家庭訪問や電話連絡による児童生徒、保護者との信頼関係の構築、児童生徒の教育支援シートの作成及び支援記録の引継ぎ、小学校6年生の不登校傾向児童についての中学校との情報交換、1人1台端末を活用したオンラインによるコミュニケーションづくりなど、様々な支援を行っております。市教育委員会としましては、そのほかにも各中学校への心のホット相談員の配置、適応指導教室エコー、市教育相談室、市発達支援相談室すてっぷなど、教育相談体制の充実を図っております。  続きまして、(3)、県との連携はについてお答えいたします。先ほど申し上げましたとおり、県から派遣されているスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーを配置し、最大限に活用させていただいております。また、心のホット相談員につきましては、県が主催する研修に参加していただくなど、県との連携を図っております。  続いて(4)、ピアサポートの活用検討はについてでございますが、不登校の児童生徒に対して、そうした支援があるということを伝えるとともに、ピアサポートの活動など支援の輪に本人をつなげていくことは、支援の方法として今後研究してまいりたいと考えております。  議員おっしゃるように、同じ境遇の人の話を聞いたり、自分の思いを言葉にしてみたりすることで自分の課題に気づき、向き合えるように支援するということは、自他の尊重、他者理解など、ふだん学校の教育活動で実施していることにもつながってくるものと捉えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 長谷部参事、また増田部長、どうもありがとうございました。それでは、一問一答2回目の質問を、それぞれがお答えになっていただいていますので、それぞれに中項目ごとの質問をしていきたいと思います。  先ほど長谷部参事は、実態把握の中で民生委員さんが訪問したり、情報収集しているということで、コロナ禍でちょっとこの2年間は、やっぱりそれも控えてしまう、大変な活動だと思います。やはり今回この質問をさせていただくのも、コロナが完全に終わるということは、きっと難しいのだろうと思いますけれども、収束しつつある中で、今後ウィズコロナ、アフターコロナという言葉もありますけれども、この2年間、恐らくワクチン接種のほうに力を注がれていたと思いますけれども、またひきこもり対策ということにも力を入れていただきたいと思う気持ちもございますので、実態把握からちょっと聞いていきたいと思います。  先ほど、近隣のお隣ですとか近くの県内の市町だと思いますけれども、近隣市町や先進地の情報ということですけれども、大きな都市なのでしょうけれども、このエリアというか、埼玉の県内、また県外も含めて、いわゆる先進地というのはどういうまちなのでしょうか、ちょっとお聞きしてよろしいでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  近隣では、さいたま市さんが平成27年5月に、ひきこもりに関する実態調査を実施されていらっしゃいます。また、先進地といいますか、ひきこもり対策研修というのがありまして、そちらの資料の中の報告には、例えば岡山県総社市であるとか、徳島県三好市などがございました。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) どうもありがとうございます。お隣のさいたま市さんは政令市ですから、人口規模も大きなところで、さいたま市さんに見習うということは、きっと人口規模とかも無理でしょうけれども、いろんな情報を取り寄せていただいて、蓮田の参考にしていただければと思っております。また、岡山県総社市、ちょっと遠い、徳島県三好市ですけれども、そういう先進地ということでお聞きしまして、ありがとうございます。  同じこの実態把握ということで、増田部長にもお伺いいたします。先ほど毎月調査をされていて、この調査というのは、コロナ以前と現在も同じようにやっていらっしゃると、そう理解しましたけれども、この2年間の、コロナで密にならないとか、人との交流をやるなということではないにしても、接触を積極的に進めない世の中で、部長のお感じになったところで結構なのですけれども、生徒さんというか、お子さんたち、コロナ以前と現在とどういう点が何か違う、同じであるのか、同じだったら同じであるということで結構なのですけれども、その実態を見ていて、表れる数字ということもそうですけれども、お子さんたちに何か変わっていなければ変わっていないでいいのですけれども、変化があるものなのかどうか、部長が感じたことで結構ですから、お聞かせいただきたいのですけれども。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  まず数値ですけれども、昨年度同時期と比べますと、不登校児童生徒の数でございますが、小学校はやや増加、中学校やや減少しております。こちらの数値ですが、年度によって増減がございますので、コロナの関係で大きく増えたということはございません。また、この児童生徒の中にも、おかげさまで1人1台端末がございますので、オンラインによってだったらつながれるという児童生徒もございます。それが現状でございます。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) お二人の、参事、部長、ありがとうございました。この実態把握、特に私らなんかの世代と違いまして、1人1台端末ということでオンラインも活用されて、次の支援状況にも、先ほど端末の話もいただきましたけれども、支援状況のことについてお聞きいたします。  まず、ちょっとお二人、参事と部長いるのですけれども、先ほど長谷部参事、これは大人のひきこもりのほうになるのでしょうけれども、こころの健康相談ということで、先ほど精神保健福祉士が中心になって、このこころの健康相談、少しちょっと分からなかったのが、必要に応じて専門性の高い相談機関につないでいるということですけれども、具体的にこの専門性の高い相談機関というのは何を意味しているのか、これも完全に一問一答で行きます。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  相談窓口ということでございまして、やはりその当事者やご家族の方には、直接なかなかお会いするということは難しい現状がございます。そのため、リーフレットやチラシに掲載してご案内ができればというふうな点で、埼玉県のひきこもり支援に関する相談窓口として、そのリーフレット等で挙げられているのは3つございます。1つが、埼玉県ひきこもり相談サポートセンターとしての特定非営利活動法人越谷らるごさん、あとは2つ目として埼玉県立精神保健福祉センター、3つ目が幸手保健所でございます。蓮田市のチラシ等では、こちらを主にご案内しているところでございます。  以上です。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございます。パンフレットに載っているらるごさんというのは、ごめんなさい、不勉強なので、私名前はちゃんと認識しております。越谷のNPOのらるごさんですね、分かりました。  続きまして、増田部長に、先ほど教育支援シートを作成して、それはあれですか、入学小学校からのお子さんの、このお子さんはこういう支援が必要ですよというのを、支援記録を引き継ぐというようなお話だったのですけれども、私の認識がそれで間違っていなければ、もうちょっと説明いただければと思います。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  教育支援シートについてのご質問ですが、こちらは議員がおっしゃるように、そのお子さんについてどのような支援を行ってきたか、その実践というのでしょうか、対応記録。やはり以前の対応がこうであったから、今度も同じような対応は有効であろうとか、以前と違う対応をしたほうが有効であろうとか、その基となるものでございますので、また校内で共有できるシート、そして議員おっしゃったように、小から中への引継ぎの際に、小学校の対応と中学校の対応がやはり継続していくことが効果があるものでございますので、その記録を残していっているシートでございます。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) どうもありがとうございました。そのシートのことは分かりました。  あと、先ほど思いもよらなかったというのは不勉強ですけれども、できるだけ接点が少ないからということで心配したのですけれども、1人1台端末の活用ということで、先ほどオンラインコミュニケーションづくりと言ったのかな、ちょっと正確には書き留めていなかったので、分からなかったのですけれども、どういう、担任の先生が発信したりして、お子さんたちとコミュニケーションづくりをやっているのか、ちょっとでもいいのですけれども、具体例こんなことをやっているのですよというのをお聞かせいただければ、分かる範囲で結構ですけれども。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  一律にこういう方法で行っているというものではございませんので、そのお子さんの状況によって、その端末の使い方というのでしょうか、その場面も含めて異なっております。例えばということでお話をさせていただきますが、例えば授業の様子を学校から配信し、そしてお子さんは家で見ているという場合もございます。また、お子さんが、クラスの仲間が下校後、担任と1対1でつながっている例もございます。また、授業を配信する際にも、ご家庭にいるお子さんの顔が映る形の場合もありますし、顔が映るのはちょっとというお子さんもいらっしゃいますので、その場合には顔は映らないけれども、声だけは参加をしているという場合もありますので、こちらは一律にこうということではなく、そのお子さんに合わせて活用をさせていただいております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) それは、今お聞きしてとても参考になります。自分の質問をする中で、オンラインでのコミュニケーションづくりというのは、この議場で初めてお聞きしたものですから、そういう使い方が積極的に今後もお子さんたちと、せっかくの1人1台の端末でございますので、有効にお使いくださると大変助かります。  次に、中項目、県との連携ということで、先ほど長谷部参事、ひきこもりサポートの専門機関というのを3つ挙げられて、らるごさんも埼玉県のひきこもりサポートセンターですか、あと精神保健医療センター、また幸手保健所さん、こういうつなぎ、ひきこもりの方にご案内するとか、訪問をされたり、そういう施設、機関があるよというのをご案内していると思います。増田部長、先ほどスクールカウンセラーとかソーシャルワーカーさんを配置して、相談体制というのをやられていると。これは県職の方だと思うのですけれども、心のホット相談におきましても、カウンセラーさんたちにしましても、活動はもうされているというのは長年分かっているのですけれども、例えばこうこうこういう事例でという、今は紙媒体ではないという時代なのかもしれないのですけれども、心のホット相談員さん、スクールカウンセラーさんも含めて、活動ということをされている報告書なりというのは出来上がって存在しているのか、どういう内容のものなのか、ちょっとお聞かせいただけますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  業務の報告ですけれども、業務報告書を提出していただいております。その業務報告書の内容、もしくは学校とのやり取りで、市教育委員会としましても、その活動の内容については確認、把握はさせていただいております。  スクールカウンセラーでございますが、相談相手というのでしょうか、対応していただいている相手といいましょうか、児童生徒はもちろんなのですけれども、保護者の方、そして加えて場合によっては教員の相談、このお子さんにはどのような対応が有効であろうかというような相談をスクールカウンセラーとしているという報告も受けております。スクールソーシャルワーカーさんにおいては、場合によっては家庭訪問等で対応していただいているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございました。実態が何となく薄ぼんやりですけれども、私でも理解することができました。どうもありがとうございます。  4つ目の、これがピアサポートと、にわかづくりでちょっと本を読んだだけで、ピアサポートの活用はどうかという質問を少し恥ずかしい限り、もっと勉強してからおまえ質問しろというところなのでしょうけれども、ピアサポートの活用検討はということを質問いたしましたら、ちゃんとピアサポーターを養成する研修先まであるということで先ほど長谷部参事が、間違えていたらいけないのですけれども、全国ひきこもり家族会連合会というご紹介いただいたのですけれども、長谷部参事、これはどういう会で、ちょっと詳細を教えていただくことは可能でしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  全国ひきこもり家族会連合会、こちらの手元の資料でご説明いたします。全国ひきこもり家族会連合会とは、日本で唯一の全国組織の家族会、当事者の方々の団体でございます。ひきこもりを抱えたご本人、ご家族が社会的に孤立しないよう、全国の家族会と連携し、行政に働きかけながら、誰もが希望を持てる社会の実現を目指している組織となってございます。北海道から沖縄まで、全国に61の支部を擁しまして、埼玉県では埼玉けやきの会家族会として活動が行われております。  家族会の具体的な活動といたしましては、家族の学習会、講演会等の月例会、相談会、居場所の運営など、学びの場の提供とともに当事者の社会参加の支援活動を行っているとされているものでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございます。1点だけ確認で、ごめんなさい、私が聞き逃したのですけれども、埼玉けやきの会と言ったのですか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 失礼いたしました。再度申し上げます。埼玉県にある全国支部でございます埼玉けやき、平仮名で「けやき」の会家族会。もう一度申し上げます。埼玉けやきの会家族会でございます。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございます。ごめんなさい、ちょっと聞き逃して。埼玉けやきの会家族会というのが、この埼玉にあるということが分かりました。学習とか、相談とか、また居場所づくりですか、そういう支援も行っていただいている、全国に61支部あるそうですから、かなり大きな組織ですけれども、埼玉にもあるということで理解いたしました。  もう一つ、お子様のほうの不登校のお子さんたち、児童さん、生徒さんに対しても、今後研究をしてくださると、活用の。それは当たり前のことで、研究をしていただいくということでは理解しているのですけれども、ピアサポートの、先ほど長谷部参事が言ったけやきの会もそうですけれども、居場所づくりとか、ピアサポーターとともに、そういう居場所づくりのことでありますとか学習支援、困っているとき、なかなか引き籠もってしまうと、そこまでたどり着くのは難しいのかもしれないのですけれども、蓮田市として、教育委員会さんとして、具体的に例を出してしまっているのですけれども、そういう分野の研究というのは難しいのでしょうけれども、どうお考えであるか、お答えいただければと思います。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  重複してしまうところはあるのですけれども、不登校あるいは不登校傾向の子どもたちにとって、以前不登校だった者と話せる場、卒業後、学校も含めた社会になかなか入りづらい者が、同じような境遇の者と話せる場というものは貴重な場であると捉えております。子どもたちへの支援の場を広げていくということは大切なことでありますので、様々な支援、ピアサポートも含めて、様々な支援について研究してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございます。もうここで潮時なのですけれども、中項目で上げましたピアサポートの活用検討はということで、中野市長、また西山教育長にもそれぞれお聞きしまして、この12月定例会の一般質問を終わりにしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 ご紹介いただきました内閣府調査の比較結果、これを見ますと、ひきこもりの長期化、またひきこもりになっている方々の年齢分布に大きな偏りがなく、初めてひきこもりの状態になった年齢が、20代以上から60代以上まで全年齢層に分布している、こういう状態が報告されています。特にひきこもりになったきっかけが、小学生、中学生の不登校である者の比率、それぞれ約2%という状況でございました。このことは、ひきこもりを生む要因が社会全体にあることを示していて、学校においては、子どもたちの様子の把握、個別の対応が比較的なされていることを示しているのかなというふうに考えております。  実態に応じた支援という観点からすると、ご紹介いただいておりますピアサポートも大切な視点であるというふうに考えています。義務教育段階における対応方法としましては、自己開発能力、あるいはレジリエンスとよく言われますが、困難な状況を回復していく能力、そんな状況にあっても自分自身でしっかり自分を整えていく能力というのでしょうか、これを困難回復能力と言っているそうですが、これを育てて、キャリアプランニング能力を培う、これが肝要なのかなと思っております。  社会においては、ひきこもりになってしまった方への支援とともに、何よりも共助能力を持つ地域や組織を形成することが必要なのではないかなというふうに考えております。行政の関わりも、教育の関わりも、その視点を重視して臨むべきものと、このように考えております。ご理解よろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 石川誠司議員のご質問、大きな1問でございますが、ひきこもり対策について、かなり詳細にわたりましてご質問いただき、また西山教育長、また両長谷部参事、増田部長からご答弁等申し上げたとおりでございます。  大変奥の深い、また実態からして避けて通れない切実な課題でございまして、現在の状況等々は答弁のとおりであります。役所の組織としては、18歳以上の方々については健康増進課で対応、また義務教育修了するまでは教育委員会が対応しておりますが、それに逆にダブる方といいますか、お子様であったり、あるいは家族の中の問題であったり、交差する事例もございますし、大変複雑でございます。その中で、これという心の問題でございますので、なかなか行政が関われる手段も大変厳しいのですけれども、基本的には様々な手法を講じながら、きめ細かな対応をしなければならないと思っております。ちょうどコロナの関係でより一層クローズアップされて、今社会問題に取り上げられているのですが、蓮田市といたしましても、民生児童委員さんがこのコロナの中で、ひきこもりの方だけではないのですけれども、独り暮らしの方とか高齢の方いろいろあるので、そこの接触すらできない状態、あるいは社会福祉協議会でも様々な支援をしたいのですが、その手だて、ツールも今のところコロナで遮断されている。基本、今のところ電話連絡とか、使える手段でそういう方々とは連絡取っているのですけれども、なかなかきめ細かな対応がじくじたる思いというか、役員さんの方、活動されている方々にとっても、いろいろ悩んでいるところでもございます。  その中で、ピアサポートのお話、学校の相談員さんだとか、精神福祉士だとか、いろいろ対応しておりますけれども、そういう場にも、これはまだここでお約束できないのですけれども、ピアサポートを経験されている方々にも参加していただいて、より一層具体的な実際の事例を踏まえた研究をする必要もあるのかなと、今感じているところでございます。これから、子どもの問題とかそういう問題でなくて、先ほど来申し上げておりますように高齢の方々まで、全ての社会テーマになっておりますので、ご質問の趣旨十分捉えて、より一層あらゆるいろんな方策を考えながら、きめ細かな対応をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員          〔4番 山田孝夫議員登壇〕 ◆4番(山田孝夫議員) 皆さん、こんにちは。4番、山田孝夫です。齋藤昌司議長から発言許可をいただきましたので、通告に従いまして、順次一般質問いたします。大きく2点について質問いたします。  1点目は、大項目1として、マイナンバーカードの利便性について。マイナンバー制度は、社会保障、税、災害対策の分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されるもので、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会を実現する社会基盤とされています。コロナ禍で、日本のデジタル化への遅れが浮き彫りになりました。特に行政のデジタル化を進めるには、マイナンバー制度の定着が重要な鍵を握っています。もちろん個人情報の適切な管理、デジタルが苦手な高齢者が取り残されないための対応が必要になるとの課題もあります。しかし、まずはマイナンバーカードの利便性を多くの方々に周知し、申請していただき、そしてその利便性を享受していただくことが大事だと考えます。  12月6日に臨時国会が召集され、経済対策として、経済対策を反映した2021年度補正予算案が提出されました。子育て世代への特別給付、新たなマイナポイント2万円分の給付等が盛り込まれています。まだ詳細は決まっていないものの、今後多くの方々のマイナンバーカードの申請が予想されます。マイナンバーカードの交付拡大により、国民健康保険証等としての利用、運転免許証との一体化等が進み、さらに今後災害時の現金給付などの迅速化に向けた預貯金口座との連携、各種電子申請等が検討されていることから、活用が大きく広がると考えられます。マイナンバーカードの普及が行政のデジタル化、地域経済の活性化に資すると考えており、その意味から伺います。  中項目(1)、市内のマイナンバーカード交付の現状について。  (ア)、交付枚数。  (イ)、交付率は。  中項目(2)、円滑な交付に向けての取り組みは。  中項目(3)、今実施されているサービスと今後について。  (ア)、マイナポイントは。  (イ)、国民健康保険証等は。  (4)、課題は。  続きまして、大項目2、交通安全について。令和3年10月末現在、埼玉県内における交通事故死者数は96人で、前年比7人増加しております。全国ワースト4位という数字になっております。特に歩行者及び自転車の交通死亡事故が多発しています。今般12月1日より14日までの間で、冬の交通事故防止運動が始まっております。横断歩道における歩行者優先への徹底、ドライバーによる歩行者への思いやり、夕暮れ時と夜間における歩行者、自転車の交通事故防止、飲酒運転の根絶及び危険運転等の防止等が重点となっております。今定例会の中野市長の行政報告の中で、市内での交通死亡事故ゼロの状況が11月24日現在、414日間継続中とありました。これまでの絶え間のない地道な交通安全に対する取り組みの成果と言えましょう。そして、この記録の継続のためには、これまで以上の取り組みが求められているとも言えましょう。道路交通環境整備、高齢者、障がい者、子どもら、交通弱者への心配り、交通安全マナー向上への啓発活動が重要になると考えて伺います。  中項目(1)、通学路安全総点検について。  (ア)、改善要望箇所数と対策箇所数は。  (イ)、第5期通学路整備計画の策定状況は。  (ウ)、整備計画の課題は。  6月28日、千葉県八街市で児童5人が死傷する痛ましい事故が発生しております。この事件を受けて、通学路安全総点検が実施されました。点検結果により、県は対策を決定し、第5期埼玉県通学路整備計画を当初の予定よりも1か月前倒しで策定しております。  中項目(2)、電柱幕の設置状況はついてです。冬の交通事故防止運動では、横断歩道における歩行者優先の徹底、ドライバーによる歩行者への思いやりが重点として挙げられています。令和2年12月定例会でナッジ効果の活用について、止まってくれてありがとうの感謝型電柱幕を信号機のない横断歩道に重点設置するように一般質問いたしました。埼玉県では、この電柱幕を令和2年に400枚設置しており、令和3年には120枚追加作成し、各地域の通学路や住民からの要望が多い箇所に設置をしております。  中項目(3)として、自転車の安全利用の促進について。  (ア)、現状は。  (イ)、周知・啓発活動は。  (ウ)、課題は。  冬の交通事故防止運動では、明日12月10日を自転車事故防止の統一行動日としており、その重要性がうかがえます。朝の通勤時間帯に、東西の蓮田駅駅前広場に立つ機会があるのですが、バス待ちしている通勤、通学者の横を、また歩行者の間を通り抜け、疾走する自転車をよく見かけます。接触事故を起こすのではないかと心配になります。多くのバス待ちの方は、スマホを片手に画面に見入っているという方がほとんどであり、後方から近づいてくる自転車への対応が難しい状況だと言えます。安全対策の必要を感じています。  中項目(4)、カーブミラーについて。  (ア)、曇り防止への対応は。  (イ)、曇り防止仕様への変更は可能か。  本格的な冬を迎え、カーブミラーの曇り、朝露、結露が心配な季節になりました。何も見えない真っ白なカーブミラーの隣で恐る恐る車を前進させ、危険な思いをされたことがあるのではないでしょうか。曇り防止ミラーには、様々な種類があるようですが、寒い地域の自治体では多く活用されているようであります。  中項目(5)として、第8次蓮田市交通安全計画の進捗について。  (ア)、現状は。  (イ)、課題は。  令和3年度から令和7年度までの第8次蓮田市交通安全計画は、市のホームページにはまだ掲載されておりません。蓮田市交通安全対策会議での議論を踏まえた計画の進捗について伺います。  以上で1回目の質問を終わります。答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長          〔吉澤正剛総務部長登壇〕 ◎吉澤正剛総務部長 山田孝夫議員のご質問、マイナンバーカードの利便性についてのうち、マイナンバーカードの交付の状況について、順次お答え申し上げます。  まず、交付枚数についてですが、蓮田市におきましては、令和3年11月21日現在で2万3,439枚となっておりまして、交付率については人口当たり38.09%となっております。  次に、円滑な交付に向けての取り組みについてでございますが、マイナンバーカードの申請件数は増加傾向にありまして、令和元年度は約1,400件だった申請件数が、令和2年度は約7,200件となっております。このようなマイナンバーカードの申請増加に対応するため、昨年度より端末機器を市民課窓口に2台増設いたしまして、4台で対応しております。また、蓮田駅西口行政センター窓口には2台を新設したところでございます。蓮田駅西口行政センターが開設されたことによりまして、事前に予約が必要とはなりますけれども、土曜日、日曜日でも交付が可能となりました。これによりまして、平日に市役所に来られない方やご家族そろって行政センターにいらっしゃる方など、多くの方にご利用をいただいているところでございます。  マイナンバーカードの作成は、地方公共団体情報システム機構が行っておりまして、申請は直接ご本人が行うこととなりますけれども、市では申請の支援といたしまして、必要な方には郵送による申請の専用の封筒をご用意しております。また、証明写真機でも申請ができることから、市役所市民ホールに設置してあります機械の操作案内しているところでございます。さらに、申請をしたものの受け取りを忘れている方もいらっしゃるため、市のホームページや「広報はすだ」でご案内の記事を掲載し、交付を促しているところでございます。  今後とも、マイナンバーカードの円滑な交付に向けて取り組んでまいります。どうぞよろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長          〔山口 亨総合政策部長登壇〕 ◎山口亨総合政策部長 山田孝夫議員のご質問、大項目1、(3)の(ア)、マイナポイントについてでございますが、マイナポイントとは、マイナンバーカードを活用した消費の活性化、マイナンバーカードの普及、キャッシュレス決済基盤の構築を図るために国が実施する事業でございます。  内容につきましては、令和3年4月末までにマイナンバーカードを申請した方がカードの受け取り後、マイナポイントを予約、申込みを行い、キャッシュレス決済サービスを選択し、令和3年12月31日までにチャージや買物をすることで、上限5,000円分のポイントを得ることができるものでございます。市は、マイナポイントの取得のための手続きがご自身では難しい方を支援するため、市役所1階市民ホールにおいて、マイナポイント予約支援コーナーを設置し、必要な手続きについての支援を行っております。  次に、(4)、課題はでございますが、マイナポイント取得の手続きが複雑な点が課題と考えております。市民の皆様の中には、令和3年4月末までにマイナンバーカードを作れば5,000円分のポイントがもらえると誤解して、申請に市役所を訪れる方もいらっしゃいました。また、マイナンバーカードの申請だけでは、マイナポイントが付与されるものではなく、マイナポイントの申請手続きには、登録をしました暗証番号が必要となりますけれども、暗証番号を登録していない場合、また暗証番号を忘れた場合、そのほか登録しようとするキャッシュレス決済サービスのIDやパスワードが分からない場合など、マイナポイント取得の手続きが1度では完了せず、何度も市役所を訪れる方もいらっしゃいました。  さらに、キャッシュレス決済サービスによっては、マイナポイントの手続きの前にキャッシュレス決済サービス側の事前手続きが必要となるなど、仕組みがとても複雑になっております。また、ポイントの付与条件や事業の期間についても、国の方針により度々変更がありましたので、こういったことも課題として捉えているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 猿田健康福祉部長          〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕 ◎猿田孝二健康福祉部長 山田孝夫議員のご質問、マイナンバーカードの利便性、今実施されているサービスと今後についてのうち、国民健康保険証等はについてですが、令和3年10月20日から専用のカードリーダーが設置された医療機関、薬局で、マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりました。利用に当たりましては、スマートフォンや医療機関等に設置される端末等から申込みが必要となっております。  マイナンバーカードを保険証として使用することにより、患者同意の下、医師や歯科医師が特定健診の情報を閲覧できるようになったり、薬剤師が薬剤情報を確認できるようになったりするなど、健康管理や医療の質の向上につなげられるようになりました。また、従来は病院窓口での支払いが高額になる場合、事前に限度額適用認定証を用意しなければなりませんでしたが、マイナンバーカードで受診することにより、認定証の用意が不要となりました。さらに、就職や引っ越しなどの際に新しい保険証の発行を待たずして、マイナンバーカードで受診できる利点もございます。  今後は、さらなる機能の拡大を予定しており、利便性の向上が見込まれております。ご理解のほどお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 山田孝夫議員からのご質問、大項目2、交通安全について、中項目(1)、通学路安全総点検について、順次お答えいたします。  まず(ア)、改善要望箇所数と対策箇所数ですが、令和3年4月下旬から7月までに、通学路安全総点検を各学校において、教職員、PTAなどの方々の協力を得て実施し、各校からの改善要望箇所43箇所を埼玉県に報告いたしました。埼玉県では、通学路安全検討委員会を開催し、改善要望箇所43箇所中、37箇所を対策箇所として、第5期埼玉県通学路整備計画に記載されました。今回の整備計画に記載されていない6箇所につきましては、引き続き関係諸機関と連携を図りたいと考えております。  続いて、(イ)、第5期通学路整備計画の策定状況につきましては、令和3年10月27日県政ニュースにおいて、「第5期埼玉県通学路整備計画の策定について~子どもの命を守るために~」が発表され、埼玉県のホームページにおいて整備計画が公表されております。本市におきましても、関係各課と埼玉県の公表内容を整理し、早期にホームページで公表していきたいと考えております。  (ウ)、整備計画の課題につきましては、用地買収などを伴い、第4期通学路整備計画期間中に事業完了が困難で繰越し整備となる3箇所が挙げられます。  今後とも、関係各課、学校、PTA、見守りボランティアの方々などと連携を図り、通学路の安全確保に努めてまいります。ご理解のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 山田孝夫議員のご質問、交通安全についてのうち、(2)、電柱幕の設置状況はでございますが、埼玉県警察では、横断歩道手前での一時停止の停止率向上が認められることから、「止まってくれてありがとう」と書かれた電柱幕の設置を進めているところでございます。  電柱幕の設置状況について岩槻警察署に確認したところ、岩槻区内には3箇所、蓮田市内ではのくぼ通りの交番付近に1箇所設置されております。なお、令和3年2月に岩槻警察署へ電柱幕の設置を要望しております。  今後におきましては、市道3500号線の藤ノ木坂手前の横断歩道脇の電柱に設置の予定があるとのことでございます。信号機のない横断歩道の安全のため、今後も岩槻警察署、学校等と連携しながら、設置に向けて検討してまいります。  次に、(3)、自転車の安全利用の促進についての(ア)、現状はでございますが、埼玉県では、自転車利用者の交通ルールの徹底とマナーの向上を目的として、埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例を策定しており、蓮田市におきましても、蓮田市自転車の安全な利用の促進に関する条例を平成28年度に作成したところです。  市内小学校では、4年生を対象として交通安全教室を実施しています。筆記試験や実技試験を行い、自転車の安全な乗り方を習得後、自転車利用許可証を発行しております。中学校では、学区が広く自転車通学を認めている学校において、自転車安全点検の実施や自転車安全利用についての指導を行うとともに、自転車通学許可シールを発行し、通学で使用する自転車への貼り付けを義務付けております。  また、正しい自転車の乗り方や交通ルールの習得のため、蓮田市交通安全母の会では、小・中学生の親子を対象とした親子自転車教室、岩槻・蓮田地区交通安全協会では、高齢者自転車交通安全教室を実施しております。いずれの事業も、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、令和2年度から開催を見合せておりますが、再開する際には、市としても支援をしてまいります。  次に、(イ)、周知・啓発活動はでございますが、市では広報紙やホームページ、街頭キャンペーン等により、自転車の安全な利用について周知をしてきたところです。令和3年度におきましては、5月に自転車安全利用の街頭啓発活動を実施し、「広報はすだ」8月号では、交通安全の特集により周知啓発をいたしました。また、交通安全街頭キャンペーンにおける啓発活動も実施しております。なお、11月29日に実施いたしました冬の交通事故防止運動、街頭キャンペーンにおきましても、岩槻警察署をはじめ、交通安全関係団体の皆様のご協力をいただいております。  次に、(ウ)、課題はでございますが、自転車は、通勤や通学、買物、レジャーなど、身近で便利な乗り物として利用されております。一方で、自転車は乗り方によっては大きな事故を引き起こし、事故の加害者にも被害者にもなり得ることから、自転車における交通ルールやマナーを広く周知することが課題であり、今後におきましても地道な啓発活動が必要であると考えております。  続きまして、(4)、カーブミラーについて、(ア)、曇り防止への対応はでございますが、市内には約1,600基のカーブミラーが設置されておりますが、曇り防止の機能がついたカーブミラーの設置実績はございません。冬季においては、曇ることでカーブミラーによる確認がしにくくなることがございますが、カーブミラーは交通安全対策の補助設備となります。見える範囲が限られており、また死角も生じますことから、カーブミラーだけではなく、ぜひ目視による安全確認を行った上で進行するようお願いしたいと存じます。  次に、(イ)、曇り防止仕様への変更は可能かでございますが、既設のカーブミラーの鏡面を曇り防止仕様の鏡面に交換することも可能でございます。今後、曇らないカーブミラーの機能や効果について調査するとともに、カーブミラーは、仕様により長所、短所がございますので、設置することが適当か研究してまいります。  次に、(5)、第8次蓮田市交通安全計画について、(ア)、現状はでございますが、交通安全計画は、交通安全対策基本法で、都道府県交通安全計画に基づき作成するように努めるものとされております。県では、令和3年6月に第11次埼玉県交通安全計画を策定しており、その計画に基づき、市では令和3年度から令和7年度までの5か年計画として、第8次蓮田市交通安全計画を作成しているところでございます。  進捗状況でございますが、令和3年11月10日に蓮田市交通安全対策会議を開催し、交通安全計画案を作成いたしました。12月、今月パブリックコメントを実施いたしまして、2月の同会議において計画を決定する予定でございます。  続きまして、(イ)、課題はでございますが、蓮田市における交通事故は、高齢者の事故、交差点の事故、自転車の事故が多いという特徴がございます。これらの事故を防止することが課題となると考えております。  第8次蓮田市交通安全計画では、交通安全対策の重点として、高齢者及び子どもの安全確保、自転車及び歩行者の安全確保、交差点における交通事故防止の3つの重点を掲げているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午後 2時25分          再開 午後 2時40分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ご答弁ありがとうございました。続きまして、再質問に移らせていただきます。  まず、大項目1の関係からです。マイナポイント、まだ詳細は決まっていないのですが、それについてお聞きしたいと思います。このマイナポイント制度が始まりますと、高齢者のデジタルディバイドの対応が必要になると考えられます。これまで同様に、市役所のホールで、奥のほうでやっていただいている案内が同じようにできるかどうかを伺います。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長 ◎山口亨総合政策部長 再度のご質問、新しいマイナポイントへの対応ということでございますけれども、令和3年11月19日に閣議決定されましたコロナ克服・時代開拓のための経済対策の中で、生活・暮らしへの支援、デジタルトランスフォーメーションの推進として、マイナンバーカードを活用しての幅広いサービスや商品の購入などに利用できるマイナポイントを付与するとされているところでございます。  12月7日現在、詳しい内容は示されておりませんが、具体化した際には、マイナポイント予約支援コーナーの設置など、手続きがご自身では難しい方への支援や、情報格差対策としての対応を準備してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員
    ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。再質問続けます。  先日、コンビニのATMで、マイナンバーカードを保険証として使える手続きをいたしました。3分もかからず、非常に簡単で手早くできました。このマイナンバーカードで健康保険証機能を利用できる、そういう市内の医療機関どのぐらいあるか、状況をお伺いいたします。 ○齋藤昌司議長 猿田健康福祉部長 ◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。  令和3年12月1日現在、市内におけるマイナンバーカード対応の医療機関等は、医科が7、歯科が2、薬局が3、合計で12機関となっております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。まだまだ少ないように感じますけれども、このマイナンバーカードを読み込むリーダーというやつが、国のほうの予算の関係で補助されるということなので、一層進むことを期待をいたします。  再質問を続けます。マイナンバーカード交付率上位の自治体として、石川県加賀市、高知県宿毛市、宮崎県都城市では、独自の地域版マイナポイントで、交付率の向上と地域活性を図っているようです。蓮田市においても、プレミアム付商品券の事業を行っておりますが、この事業の効果を検証しつつ、今後、市独自の商品券の付与等について、マイナンバーカードの普及を促進するというのはいかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長 ◎山口亨総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  マイナンバーの制度と申しますのは、国民の利便性の向上、行政の効率化、公平公正な社会の実現を目的として、カードの普及はその手段の一つと考えております。  ご質問の金券を付与する形でのマイナンバーカードの取得の促進は、既にカードを取得している方との公平性を欠くことや、現在蓮田市商工会で実施しておりますプレミアム付商品券事業との混乱を招く恐れがあることなどから、現在の時点においては考えてございません。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。交付率向上の有効な手段の一つと考えますので、引き続き検討していただければありがたいと考えます。  再質問を続けます。住民票の写し、印鑑証明等のコンビニ交付について伺います。この住民票の写し等の交付については、3月の定例会において近藤純枝議員が質問をされています。県内では11月14日、45の市町村でコンビニでの交付が始まっております。コンビニ等での交付の予定を伺います。 ○齋藤昌司議長 吉澤総務部長 ◎吉澤正剛総務部長 再度のご質問にお答えいたします。  住民票の写し等のコンビニ交付の実施の予定についてということでございます。先ほど議員のほうからも、県内の実施状況をご紹介いただきました。今年の11月現在において45団体、63市町村ありますけれども、そのうち45の団体で実施をされております。率にしますと7割を超える率となっております。  また、現在未実施の団体においても、実施に向けて検討しているというような状況でございまして、さらに実施団体は増える見込みとなっております。このような状況を踏まえまして、マイナンバーカードを取得された方にとりまして利便性の向上につながるように、コンビニ交付の実施に向けて準備をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  中野市長に伺います。マイナンバーカードの利便性と、行政のデジタル化促進へのご所見についてお伺いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 山田孝夫議員のご質問のマイナンバーカードの利便性について、その所見ということでございます。  マイナンバーカードの効果、具体的な利便性につきましては、ご質問の中にもありましたとおり、またそれぞれの部長答弁したとおりでございます。いよいよ着実にマイナンバーカード取得者が増加しているということでありまして、そのことは、国民生活、市民生活の中に、一気にではございませんが、かなり浸透してきたということでございまして、大変ありがたく思っております。  埼玉県の中でも、蓮田市も一生懸命取り組んでおりまして、なかなかご質問のような推進するための何か付加価値というものは特に考えていないのですが、それでもいろいろ努力している結果、現在市では40市の中で、マイナンバーカード交付率は13位に位置するということでありまして、これも多くの方々のご理解、また担当者の努力のたまものではないかと思っております。  なお、また猿田部長答弁したとおり、健康保険証代わりにもう利用されている機関も始まったということでありまして、そういった点では、もっともっと推進しなければならないと思っております。また、片や一方は、当然そのマイナンバーカード導入に当たりましての個人情報とか、守らなければならない点もたくさんございますので、そういった点を両方相まって対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  また、住民票のコンビニ交付の関係でございますが、これまた度々議会でも、当蓮田市議会でも導入に向けてのご質問をいただいておりますが、まだ年度予算、今編成中でありますが、できますれば来年度に向けて導入を図っていきたいと思っております。何回もその際も答弁しておりますが、まだまだ1件当たりの関係経費が、通常の住民票の諸手数料をはるかに超える経費がかかりますので、その辺が大きな課題だったのですが、やはり時代の流れ、利用者の増加、そういうものを勘案して、また他市の状況等も勘案して、ここで決断させていただきたく、今考えているところでございます。また、年度の事業の中で、また予算の中で説明させていただきます。どうぞよろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ご答弁ありがとうごいました。  続きまして、大項目2に移ります。電柱幕について、設置拡大の必要を感じておりますけれども、その電柱幕はまずは限りがありますので、併用策として注意喚起のための看板設置、また路面標示等、信号機のない横断歩道のさらなる交通安全対策を図るのはいかがか、伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  電柱幕に関するご質問でございますが、電柱幕の設置につきましては、引き続き岩槻警察署へ要望してまいります。  また、市といたしましても電柱幕に代わるものといたしまして、看板の設置、また横断者注意等の路面標示によりまして、横断歩道の安全を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  中学校での自転車利用への安全指導、これの実施頻度や実施内容はどのようになっているか、伺います。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  自転車利用の安全指導についてでございますが、学校のほうでは年間指導計画に沿って計画的に実施しております。また、交通事故防止運動期間、長期休業前には集会活動、また各学級において指導をしております。自転車通学を許可している中学校においては、学校規模に応じて定期的に自転車安全点検や、登校指導を実施しております。  指導の内容でございますが、学年集会や学級での指導で、交通ルールの確認に加え被害者にも加害者にもならないよう、ヘルメットの着用、ライトの点灯、イヤホンや片手運転の危険性の周知など、自転車の安全利用について繰り返し指導をしております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  蓮田駅東西の駅前広場、これの自転車の安全についてどのような対策が可能かを伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  駅前広場における安全対策についてのご質問でございますが、例えばポールを設置するなど、物理的に自転車のスピードを出しにくくする、通行しにくくするというような対策がございますが、同時に歩行者の通行の妨げにもなってしまうことから、実現は難しいと考えております。  地道な活動ではございますが、岩槻警察をはじめといたします関係団体の皆様の協力もいただき、駅前広場における啓発活動を引き続き実施してまいりたいと考えております。また、自転車のマナーについての表示、注意喚起の表示の設置についても併せて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  続きまして、曇って見えないカーブミラーについて、市民の皆様からご要望の多い箇所については対策品への交換、これについて可能かどうか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  既存のカーブミラーを対策品へ交換することは可能ではございますが、曇り防止用のカーブミラーには、鏡の鏡面をコーティングしたものや外気温を蓄熱するもの、また電熱線を埋め込んだものなどがございます。それぞれの有効性や耐久性、経済性について十分に調査、確認してまいりたいと考えております。また、曇り止めスプレーなどの他の対策についても、併せて検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。ぜひ対策をお願いいたします。  それでは、中野市長に伺います。市民の安心安全を守る交通安全全般についての思い、所見をお伺いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 山田孝夫議員の大きな2問目、交通安全についてのご質問でございます。  現在取り組んでいる事業、ご質問を受けての事業については、担当部長から説明したとおりであります。一言で言えば、交通安全は年間を通しての永遠の課題、積極的に取り組まなければならない永遠の課題だと思っております。今回、去年から今年、コロナ禍の中にありますが、いろいろな行事が延期、中止になっている中で、年間を通して今までどおり実施した事業が3つございまして、1つは交通安全、春、夏、秋、冬、これはやろうという、市だけではないのですけれども、警察や各種団体いろいろご協力いただいているのですけれども、これは何かがあって休むとか中止するとか、そういう問題ではない、やっぱり続けることが大きな原点だということで、役所の中でも統一意見をまとめまして実施いたしております。平和行政と成人式も同じなのですけれども、二度とない、あるいは昨日が開戦でありましたが、これは忘れてはならない、そういうことで、この3つやっているのですけれども、その中の交通安全も重要な一事業として位置付けております。コロナ禍の中にありますが、規模を縮小したり、密を避けたりしながら、啓発事業をやっているところでございます。そういった意味では、とても大事な事業と思っております。  ご質問の中で、いろいろ具体的なご提案もありました。埼玉県が実施した電柱の横断幕も、1件ではちょっと啓発物といっても、また藤ノ木にもう一つ設けるとは言いながら、やっぱりそれではちょっと足りませんので、その辺もこれから埼玉県等と、また蓮田市の内部でも検討してまいりたいと思いますし、またこれから冬場を迎えて、カーブミラーの曇り止め、重要な場所については検討できないのかというお話もありました。それは、もう質問の趣旨を踏まえて内部で検討してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) 様々前向きなご答弁を頂戴しました。ありがとうございました。  以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員          〔5番 鈴木貴美子議員登壇〕 ◆5番(鈴木貴美子議員) 5番、鈴木貴美子でございます。齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、順次一般質問を行ってまいります。  大項目1、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種について。子宮頸がんは、子宮の入り口部分である子宮頸部にできるがんで、今も年間約1万人近くの女性が子宮頸がんにかかり、約2,800人もの女性が亡くなっています。子宮頸がんの原因であるHPVの感染を防ぐHPVワクチンは、国の2011年度からの基金事業を経て、2013年に定期接種となり、小学6年生から高校1年生相当の女子は、接種を希望すれば無料で接種が可能となっています。一方で、接種後の副反応を訴える声が相次ぎ、国は2013年6月より積極的勧奨を差し控えるとしたため、多くの自治体が対象者への通知をやめてしまい、基金事業の際に7割近くあった接種率が1%未満にまで激減しました。現在に至るまで、産婦人科学会や小児科学会などの専門家、国会議員連盟や医療者有志の団体からの要望や、接種機会を逃した市民らの署名など、HPVワクチンの積極的勧奨再開を求める動きが大きくなってきておりました。  本年10月1日に開催された厚生労働省の専門部会では、HPVワクチンの安全性や効果などを検討し、勧奨を妨げる要素はないと結論づけました。また、11月12日に再度開催された同部会では、再開に向けた課題について対応を整理した上で、積極的勧奨を再開することを正式に承認しました。積極的勧奨差し控えによって影響を受けてしまっている世代は、本人たちには何の過失もないのに不利益を被っています。その責任の一端は、個別通知を実施してこなかった市町村にも当然あると考えます。  15日の分科会では、ワクチンの有効性は若年の接種ほどより高いというデータも示されています。キャッチアップ接種の対象者は、既に年齢が上がっており、希望者は少しでも早く接種をする必要性があります。また、定期接種の対象年齢は、最も効果の高い医学的な接種最適期であり、積極的勧奨再開となった以降も、接種最適時期を逃す人をこれ以上出してはいけないと考えます。一度下がった接種率を回復させるためには、丁寧な周知が重要です。大きな国の方針転換により、対象も多く大変な対応かとは思いますが、キャッチアップ接種も、定期接種も、制度の対象となり次第、対象者全員に速やかに郵送通知を実施するよう要望し、以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、昨年10月以降の対応。  (2)、通知実施後について。  (ア)、対象者数。  (イ)、接種者数。  (ウ)、接種率。  (3)、通知未実施について。  (ア)、対象者数。  (イ)、接種者数。  (ウ)、接種率。  中項目(4)、積極的勧奨再開後の周知について。  (ア)、周知対象者。  (イ)、周知方法。  (5)、定期接種対象年齢以外への救済制度(キャッチアップ接種)導入後について。  (ア)、周知対象者。  (イ)、周知方法。  次に、大項目2、水管橋の安全確保について。全国で、水道施設の老朽化を背景にした事故が増えています。10月3日、和歌山市の紀の川に架かる六十谷水管橋の一部が崩落しました。この事故により、市内の紀の川以北約6万世帯、約13万8,000人で断水が発生、市は水管橋の近くに架かる県道の橋に仮の水道管を設置し、6日後に給水を再開しました。水管橋の法定耐用年数は48年、和歌山市は毎年1回、水管橋上の管理通路を歩いて目視で点検を実施し、今年5月の点検では破断は確認できなかったとのことです。10月7日には、東京都と埼玉県南部で震度5強の地震が発生し、東京都23区内の23箇所で漏水が起きました。また、今月3日には山梨県と和歌山県で震度5弱を観測するなど、小さな揺れを含め地震が頻発化しています。先ほどお昼のニュースでも、鹿児島で震度5強の地震が発生したと報道されておりました。市民の日常生活に大きな影響を出さないために、水道網を守る対策が急務と考えます。以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、市内の水管橋数と設置年数。  (2)、管理状況。  (3)、地震や老朽化等でのリスクは。  (4)、今後の対策。  続きまして、大項目3、国民健康保険高額療養費支給申請手続きの簡素化で市民サービスの向上を。高額療養費制度は、同じ月内に医療機関や薬局の窓口で支払った金額が高額になり、定められた自己負担限度額を超えた場合に申請すると、その超えた分が払い戻されるものです。限度額を超えた国民健康保険の被保険者に対して、毎月市役所で申請するように文書で促しているものの、受け取った被保険者は、そのたびに市役所へ申請の手続きに足を運ばなくてはなりません。そこで、政府は2017年、国民健康保険法施行規則の一部を改正し、70歳から74歳までの被保険者の申請について、市町村の判断で手続きを簡素化できるように認め、一部の自治体では、一度申請すれば次回から市役所に行かなくても、自動的に指定口座に振り込まれるように改善されました。さらに、本年3月には国民健康保険法施行規則の一部改正により、年齢要件を設けず、全ての被保険者を対象に手続きの簡素化が可能となりました。高額療養費支給申請手続きの簡素化で、市民サービスの向上を図るべきと考えます。以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、申請件数。  (2)、簡素化に向けた取り組み。  (3)、申請者や職員のメリット。  (4)、今後の課題と周知。  以上で1回目の質問を終わります。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 鈴木貴美子議員のご質問のうち、大項目1、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種について、順次お答え申し上げます。  子宮頸がん予防ワクチンとは、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンで、公費助成の対象となっているワクチンでございます。対象は、小学校6年生から高校1年生相当の女子でございます。ワクチンの接種については、同種類のワクチンを3回接種する必要がございます。  それでは、まず(1)、昨年10月以降の対応につきましてお答え申し上げます。国の方針により、積極的な接種勧奨を差し控えられていましたが、令和2年10月9日付厚生労働省通知で、定期接種を中止するものではなく、また対象者に対し個別通知で情報提供を行う旨の方針が示されました。これを受け、令和2年度は11月に高校1年生相当の方に、接種を希望される場合は厚生労働省作成のリーフレットをお読みいただき、ワクチンの有効性とリスクを十分にご理解のうえで接種をご判断いただくようお願いする個別通知をしております。また、小学校6年生から中学校3年生には、学校を通して同じ内容の通知をしております。令和3年度は、7月に小学校6年生と高校1年生相当の方に、同じ内容の個別通知をしております。  次に、(2)、通知実施後の対象者数、接種者数、接種率につきましてお答えいたします。なお、接種者数は、ワクチンの接種が1人につき3回接種となっておりますので、延べ接種回数の合計を3で割った数を接種者数としてお答えいたします。令和2年度の対象者数は、小学校6年生から高校1年生相当の方までの5学年で1,465人、接種者数は8.0人、接種率は0.55%でございます。令和3年度の対象者数は1,486人、接種者数は4月から9月までで16.7人、接種率は1.12%でございます。  次に、(3)、通知未実施の対象者数、接種者数、接種率につきまして、直近3年度分についてお答えいたします。平成29年度の対象者数は1,495人で、接種者数は0.3人、接種率は0.02%でございます。平成30年度の対象者数は1,463人で、接種者数は1.3人、接種率は0.09%でございます。令和元年度の対象者数は1,483人で、接種者数は0.7人、接種率は0.04%でございます。  次に、(4)、積極的勧奨再開後の周知につきましてお答えいたします。(ア)、周知対象者につきましては、現在公費で接種を受けられる対象者と、その保護者でございます。  (イ)、周知の方法につきましては、準備ができ次第、個別に行う予定でございます。  次に、(5)、定期接種対象年齢以外への救済制度(キャッチアップ接種)導入後につきましてお答えいたします。平成25年以降、積極的な勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方への対応については、厚生労働省の専門部会において、公費による接種機会の提供等に向けて、対象者や期間等について議論が開始されたところでございます。  今後は、国や県の動向に注視するとともに、近隣市町の状況を把握のうえ、方針が決定次第、速やかに周知対象者、周知方法を検討し、接種機会の確保を図ってまいりたいと考えております。ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 小山上下水道部長          〔小山 猛上下水道部長登壇〕 ◎小山猛上下水道部長 鈴木貴美子議員のご質問、大項目2、水管橋の安全確保について、順次お答えいたします。  水管橋は、字のごとく水道管専用の橋でございます。元荒川には、5つの道路、見沼代用水の10の橋、こういったところにも水道管を添架しておりますが、水道管専用の橋ではございませんので、今回の答弁ではこちらのほうは含めてございません。また、水管橋には市で管理しているものと、県で管理しているものがございますが、今回の答弁では、市で管理しているものを答弁させていただきます。  それでは、初めに(1)、市内の水管橋数と設置年数でございますが、蓮田市にございます水管橋は1橋、こちらは元荒川、さいたま栗橋線の上流側のところに閏戸から西城沼の地区のほうに通水している水管橋が1橋ございます。先ほど申しました県の管理しているものは、水道課の浄水場の脇のところの見沼代用水を渡るような形で1橋設置されているものがございます。蓮田市で設置したものは、昭和58年に設置させていただきまして、設置年数といたしましては38年となっております。  次に、(2)、管理状況でございますが、年に1回目視点検を行っております。これまでの状況でございますが、特に異常は見つかっておりません。  次に、(3)、地震や老朽化等でのリスクはでございますが、水管橋につきましては替えの利かない施設でございますので、点検を欠かさず長寿命化できるよう対策を行っていく必要がございます。  次に、(4)、今後の対策でございますが、先ほど議員が述べた和歌山県の事故、そういったものを受けまして、来年度、水管橋の点検業務委託を発注いたしまして、詳細な調査を行っていきたいと考えております。また、職員による目視点検を強化し、異常箇所の早期発見など、リスク軽減に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 猿田健康福祉部長          〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕 ◎猿田孝二健康福祉部長 鈴木貴美子議員のご質問、国民健康保険高額療養費支給申請手続きの簡素化で市民サービスの向上をのうち、申請件数についてですが、平成30年度は年間3,649件、月平均304件、令和元年度は年間4,119件、月平均343件、令和2年度は年間3,802件、月平均317件となっております。  次に、簡素化に向けた取り組みについてですが、令和3年3月17日に国民健康保険法施行規則の一部が改正され、年齢要件を設けず、11月末現在で1万2,754人となっております全ての被保険者を対象に、申請手続きを簡素化することが可能となりました。蓮田市では、令和3年10月26日に要綱を制定、11月1日から簡素化を実施し、11月30日現在218件の簡素化の申出を受理しております。  次に、申請者や職員のメリットについてですが、申請者のメリットにつきましては、簡素化以前は高額療養費が発生するたびに市役所で申請手続きが必要でしたが、一度申請手続きをして振込口座を届け出れば、次回からは高額療養費が自動的に指定口座に振り込まれるようになり、領収書等の添付書類の準備も不要となりました。また、職員のメリットにつきましては、支給対象の方へ送付する支給勧奨通知の発送件数が減り、毎月300件を超える支給申請の窓口での対応件数が大幅に減少すると思われます。  次に、今後の課題と周知についてですが、課題につきましては、できるだけ大勢の方に口座の登録をしていただき、かつスムーズな事務処理を行えるようにしていくことであると考えております。  また、周知につきましては、支給勧奨通知発送時に手続き簡素化の申出書を同封することで、個別に周知を行ってまいりたいと考えております。ご理解のほどお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  まず、大項目1、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種についてですが、副反応や救済制度についての情報提供はどのように行っていきますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  まず、ワクチンの副反応の関係でございますけれども、子宮頸がん予防ワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがございます。本当にまれではございますけれども、アレルギー症状や神経系の症状といった重い症状が起こることがございます。  また、救済制度につきましては、接種を受けた後に医療機関での治療が必要になったり、極めてまれですが、生活に支障が出るような障がいが残るなどの健康被害が生じた場合には、医療費や障害年金の給付といった法的な救済が受けられます。このことに関しましては、ほかの定期接種のワクチンも同様でございます。こうした重要なことがございますので、市では今後接種対象者の方に、現在厚生労働省が作成しておりますリーフレットを基に、副反応また救済制度について、ホームページや個別通知で丁寧に周知をしていく予定でございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 今後、接種率向上のための取り組みはどのように行っていきますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  接種率向上のために、今後どのような取り組みをしていくかというご質問かと思います。接種する方に、接種するメリット、また副反応のことなどについて、先ほども申し上げましたが、リーフレット等で十分に理解、検討していただいた上で、公費負担で受けられる接種の期限が迫っている、まず中学校3年生、高校1年生相当の方を中心に、学校を通じた接種勧奨、また個別の接種勧奨通知などにより、接種率向上を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 中野市長にお伺いをいたします。  先ほども申し上げましたが、国の方向転換により定期接種対象者、また今後示される救済措置の対象者と、財源的にも大変だと思います。ですが、不公平感が生じないように、接種したい人が受けられる体制づくりは大変重要だと考えますが、市長のご見解を伺います。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 鈴木貴美子議員のご質問の1問目、子宮頸がんワクチンのご質問でございますが、ご質問にもありましたとおり、また部長答弁したとおりでありまして、この件につきましては、国のほうで最初に推奨して、その後方針を転換して、なおかつ今度は令和2年からは定期接種を中止するものではないので、実施しなさいという方針が、若干二転三転したことでありまして、またその内容が非常に命に関わることでございまして、大変微妙なテーマでございます。ただ、現実問題としては、先ほどご質問の中にもありましたとおり、多くの方々が命を落とされておりますし、また片や接種したことによって、部長答弁しましたとおり、アレルギー反応や重篤な後遺症が残る、そういう方の事例も発生しておりますし、そういった中でのこの事業の推進ということでありまして、国の方針でありますから、これを受けて、あるいはまた他の自治体の動向、例をいろいろ研究しながら、それに背いた形の推進はできませんので、より一層慎重に検討しながら取り組んでまいりたいと思っております。  所見ということですが、このワクチンが、そういう症状がないようなワクチンが開発されれば、これこそ最高なのですけれども、実際にはまだ同じワクチンを推進するということでございますので、その辺が非常に苦慮しているところでもございます。事情ご賢察のうえ、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) それでは、大項目2の水管橋の安全確保についてお伺いいたします。  専門家の話では、水管橋の崩落事故を防ぐには、まず鉄製の橋にダメージを与える腐食を食い止めることがポイントであり、そのためには塗装が有効とのことです。更新や改修に比べ、時間や費用も抑えられると思いますが、いかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 小山上下水道部長 ◎小山猛上下水道部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  塗装についても、一つの大変有効な手段と考えております。ただ、次年度、水管橋の点検業務をちょっと予定したいと思っておりますので、そちらの判断も見させていただきながら、必要に応じまして塗装も実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 維持管理を行う水道事業者の財政基盤を拡充するため、事業者間の連携は有効な手段になります。内外の成功事例を参考に、民間企業との協力を拡大していくことも選択肢の一つと考えますが、いかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 小山上下水道部長 ◎小山猛上下水道部長 再度の質問にお答えいたします。  水道事業につきましては、市内の事業者には大変お世話になっております。また、水道事業でまとまっている管工事組合の方々にも大変お世話になっておりますので、この場を借りて御礼申し上げます。  今回の水道管、水管橋の維持管理を含めてになる話になってしまいますが、先ほど申しましたとおり、市内業者との連携というのは大変必要なものでございます。ただ、契約に関わるものにつきましては、どうしても契約行為がございますので、入札等が必要になってまいりますので、その面を除きまして、市内の業者さんと連携を含めて実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 10月に起きた和歌山市の崩落事故を受けまして、厚生労働省は10月27日、布設40年を経過した水管橋などを対象に、耐震化に向けた補強や改築、更新などの費用を補助する事業を新設いたしました。この事業は、水管橋の管路が断絶した際、代替手段として他の管路から水を供給できないことなどを要件に、補強などの費用の3分の1を国が補助するものです。先ほどの答弁で、設置から38年経過しているとのことでした。今後、ぜひこの国の補助金を活用して、老朽化対策を進めていくべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 小山上下水道部長 ◎小山猛上下水道部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  議員からご紹介いただきました制度の補助金の採択基準を確認させていただきまして、今議員がおっしゃったとおり、他の管路等の使用によるバックアップ等、水供給が行うことができないことというところに多少ちょっとまだ引っかかりがございまして、私のほうで一番最初に述べた他の橋から水道管を添架しまして、黒浜地区のほうにも水を幾つか流しておりますので、必ずしも蓮田市で管理している水管橋が仮にいっとき水が止まったとしても、そちらのほうから一応現在のところでは水が止まるようなことのないようループをしている状況でございますので、そういったところがこの取扱要領とマッチするのか、ちょっとその辺は精査が必要になるかと思います。  また、何回も申しますが、来年ちょっと調査をしてみますので、その辺で修繕の必要がどのぐらいあるのか、そういったところも加味しながら、場合によっては単独事業でも必要であればやらなくてはいけないことになりますので、検討させていただきます。 ○齋藤昌司議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次に、大項目3に関しましては、先ほどの部長答弁で了解をいたしました。県内では、今年度から幾つかの自治体でこのサービスが開始されています。先進的な取り組みを始めていただき、職員の皆様には心から感謝を申し上げます。  さらなる市民サービスの向上に努めていただきますようお願い申し上げ、私の質問を終わります。ありがとうございました。 △次会日程報告 ○齋藤昌司議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。  明10日は、午前9時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行いたします。 △散会の宣告 ○齋藤昌司議長 本日は、これにて散会いたします。          散会 午後 3時36分...