蓮田市議会 > 2021-06-17 >
06月17日-一般質問-03号

  • 核拡散防止条約(/)
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  1. 蓮田市議会 2021-06-17
    06月17日-一般質問-03号


    取得元: 蓮田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-06
    令和 3年  6月 定例会          令和3年6月蓮田市議会定例会 第14日令和3年6月17日(木曜日) 議 事 日 程(第3号)   1 開  議 午前9時   2 市政に対する一般質問       4番  山 田 孝 夫 議員       1番  湯 谷 百合子 議員      20番  船 橋 由貴子 議員       6番  近 藤 純 枝 議員      14番  森   伊久磨 議員      17番  石 川 誠 司 議員   3 次会日程報告   4 散  会午前9時00分開議 出席議員(20名)   1番  湯  谷  百 合 子  議員     2番  福  田  聖  次  議員   3番  高  橋  健 一 郎  議員     4番  山  田  孝  夫  議員   5番  鈴  木  貴 美 子  議員     6番  近  藤  純  枝  議員   7番  関  根  香  織  議員     8番  山  田  慎 太 郎  議員   9番  北  角  嘉  幸  議員    10番  木 佐 木  照  男  議員  11番  秦     邦  雄  議員    12番  菊  池  義  人  議員  13番  勝  浦     敦  議員    14番  森     伊 久 磨  議員  15番  齋  藤  昌  司  議員    16番  中  野  政  廣  議員  17番  石  川  誠  司  議員    18番  栗  原     勇  議員  19番  榎  本  菜  保  議員    20番  船  橋  由 貴 子  議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  中  野  和  信  市     長    新  井     勉  副  市  長  西  山  通  夫  教  育  長    山  口     亨  総 合 政策部長  吉  澤  正  剛  総 務 部 長    高  崎  達  也  環 境 経済部長  猿  田  孝  二  健 康 福祉部長    長 谷 部  幸  一  健康福祉部参事  増  田  吉  郎  都 市 整備部長    細  井  満  浩  都市整備部参事  飛  田  康  裕  蓮田駅西口行政    小  山     猛  上 下 水道部長              セ ン タ ー 長  山  田  則  子  会 計 管 理 者    毒  島  正  明  監 査 委 員                                     事 務 局 長 兼                                     選挙管理委員会                                     事 務 局 長  増  田  勝  弘  学 校 教育部長    新  井  宏  典  生 涯 学習部長  新  井     智  消  防  長 事務局職員出席者  栗  原     栄  事 務 局 長    遠  藤  忠  則  次     長  吉  田  孝  宏  副  主  幹    宮  本  麻  衣  主     事 △開議の宣告                   (午前 9時00分) ○齋藤昌司議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 △市政に対する一般質問 ○齋藤昌司議長 これより、市政に対する一般質問を行います。  一般質問発言者につきましては、あらかじめ一般質問通告一覧表として配布しておきましたから、ご了承願います。  暫時、休憩いたします。          休憩 午前 9時00分          再開 午前 9時01分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  それでは、発言順序に従い順次質問を許します。  4番 山田孝夫議員          〔4番 山田孝夫議員登壇〕 ◆4番(山田孝夫議員) おはようございます。4番、山田孝夫です。齋藤昌司議長から発言許可をいただきましたので、通告に従いまして順次一般質問いたします。  大きく3点について質問いたします。  大項目1、高齢者デジタルデバイドの解消について。デジタルデバイド、これは情報格差という言葉であります。インターネットの情報通信技術を利用できる者とそうでない者との間にもたらされる格差のことです。公共のサービスをはじめ、暮らしの様々な場面でスマホを使う機会が増え、スマホは生活必需品となっています。一方で、スマホを使いこなせないシニア層の情報格差が大きな課題になっています。シニア層がスマホを使いこなせれば、当人の暮らしはもちろん、さらに便利になるだけではなく、ひいては社会のデジタル化を促進させ、経済を活性化させるアクセルとなるはずです。スマホの学びの場ができることで、多くの方の利便性が上がり、快適な暮らしにつながるのではないかと考えます。  また、別の角度から考えると、SDGsの10、人や国の不平等をなくそうというゴール目標が示されており、一人も取り残さないとの姿勢で情報格差に臨むべきであると考えます。今般のコロナワクチンの接種に当たっても、インターネット、スマホの操作に不慣れな高齢者の方々からコールセンターの電話が何度かけてもつながらないとの怨嗟の声を多く耳にしました。これは、情報格差による不平等が生じている証左と言えるのではないでしょうか。コロナ禍によって、生活の様々な場面で非接触、非対面が進む中、国はデジタル庁の開設に向けて行政サービスの向上の観点などから各種手続のデジタル化を進めています。この点においても高齢者へのスマホ普及が大きな課題となり、デジタル化を加速させていくには、情報格差対策が重要になってくるのではないでしょうか。  内閣府の調査によれば、高齢者が情報機器を利用しない理由として、必要性を感じないとの回答が7割と圧倒的に多くなっています。この調査からデジタル化の便利さや恩恵をいかに知ってもらうか、感じてもらうかということがまず必要と考えます。例えば家族や友人とのオンラインでの会話、ビデオ通話、あとオンライン診療、交通不便地域におけるオンデマンドタクシー、災害情報のプッシュ通知など、デジタル化がもたらす恩恵は数多くあり、体感してもらえる取り組みを増やすべきだと考えます。これは、市民の生活の質、QOL、クオリティ・オブ・ライフの生活の質の向上につながる取り組みと言えましょう。  例えば東京都では、総務省のデジタル活用支援推進事業を活用し、国の予算を財源とするスマホ教室を開催したり、高齢者へのスマホ対応したりして、理解を深める取り組みを行っているようであります。その他の自治体においても同様に、高齢者を中心とした初心者向けスマホ教室等を開催しており、今後このような取り組みは大きな広がりを見せるのではないでしょうか。今後、デジタル化の広がりの中で、オンライン申請等が進んでいけば、多忙な現役世代だけではなく、高齢者や障がい者等にとっても、移動に伴う負担がなくなります。そのためには、スマホやタブレットを使いこなせない高齢者等への普及が鍵を握っています。今後の情報格差対策の推進に当たっての一丁目一番地がスマホ教室と考えます。それを支える通信端末やWi―Fi等の通信環境の整備、携帯電話会社との協力、デジタル支援員の派遣等が必要と考えられます。そこで、今後の市の具体的な取り組みの方策について見解を求めます。  中項目(1)、高齢者のデジタルデバイドの認識と課題は。  中項目(2)、行政手続きのデジタル化への取り組みは。  中項目(3)、デジタルデバイド解消に向けた周知・啓発活動の取り組みについて。  (ア)、スマホ教室。  (イ)、スマホの貸与。  (ウ)、デジタル支援員。  続きまして、大項目2、蓮田市建築物耐震改修促進計画について。平成28年の熊本地震において、昭和56年5月以前に建てられた旧耐震基準の木造住宅だけではなく、昭和56年6月から平成12年5月までに建てられた新耐震基準の木造住宅にも倒壊等の被害があったことが確認されています。新耐震基準の木造建築物で倒壊等の被害に遭った原因の一つとしては、柱や、はり、基礎などを接合する金物が挙げられています。木造住宅の耐震性能は耐震診断や新耐震基準の木造住宅の耐震性能試験検証法より確認できます。蓮田市においても耐震診断、耐震改修の補助金制度があります。しかし、補助の対象は昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建築されたものであり、安心安全の面で一抹の不安があるように思います。県内では、越谷市、狭山市、久喜市では、耐震改修促進計画において昭和56年以前に建築された旧耐震基準の建築物だけではなく、平成12年以前に建築された木造住宅まで耐震改修等の補助対象の拡充を行っています。これは、上位の県の計画において、熊本地震を受けて、県及び市町村は適切な役割分担の下、必要に応じて新耐震基準以降の既存耐震不適合建築物への地震対策に努めると明記をされております。蓮田市においても耐震改修促進計画を見直し、耐震改修等の補助対象を平成12年以前とし、拡大をすべきと考えます。市民の安全安心の面でも重要と考え、市の見解を伺います。  中項目(1)、計画達成状況とその評価は。  (2)、課題は。  (3)、耐震化率は。  (4)、申請件数について。  (ア)、耐震診断。  (イ)、耐震改修。  (5)、対象拡大の考えは。  続きまして、大項目3、インクルーシブ公園について。インクルーシブとは、包み込む、包括的なという意味です。これは、あらゆる人は孤立したり、排除されたりしないように援護し、社会の構成員として住み、支え合うという社会政策の理念を表しています。誰一人取り残さないとのSDGsの考え方でもあります。障がいのある人もない人も区別せず、包み込もうという概念がインクルーシブ公園のベースになっています。2020年東京都内に2つの公園が誕生しました。都立砧公園のみんなのひろば、としまキッズパークです。この2つの公園には共通点があります。それは、障がいのある子もない子も、大人も子どももみんなが肩を並べて安全に遊べるインクルーシブな公園であるということです。砧公園の遊具がある広場では、地面にゴムチップが敷かれ、転んだときの衝撃を小さくする工夫が施されています。また、体を支える力が弱い子が揺れる感覚を楽しめる大型ブランコや、車椅子に乗ったまま遊具の中を通ることができる複合遊具などが整備されています。この2つの公園は障がいへの合理的配慮がなされていますが、この配慮、つまり障がい者にとって優しいということは、全ての人、子どもたちに優しく、安全安心につながると言えるのではないでしょうか。  一方、神奈川県藤沢市秋葉台公園では、老朽化した遊具の改修に当たり、誰もが楽しめる目的で4つのインクルーシブ遊具を新しく設置しています。完全なインクルーシブ公園でなくても、できるところから始めようとする前向きな取り組みだと言えるのではないでしょうか。蓮田市では、近年公園整備が進み、昨年は市内各公園に健康遊具が設置され、市民から大いに喜ばれています。さらに、今年度は各公園のトイレ整備等が大きく進むと聞いております。このインクルーシブ公園の取り組みは、蓮田市第5次総合振興計画の魅力ある公園の整備の主要事業にも合致しているのではないでしょうか。障がいのある子もない子もみんなが遊べる公園が蓮田市にも必要であると私は考えます。そこで、インクルーシブ公園の導入について、市はどのように考えているのか伺います。  中項目(1)、現状は。  中項目(2)、課題は。  中項目(3)、インクルーシブを踏まえた公園整備方針について。  (ア)、駐車場は。  (イ)、車いす等への対応は。  (ウ)、遊具は。  以上で1回目の質問を終わります。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長          〔山口 亨総合政策部長登壇〕 ◎山口亨総合政策部長 皆さん、おはようございます。山田孝夫議員のご質問、大項目1、(1)、高齢者のデジタルデバイドの認識と課題はでございますが、デジタルデバイドとは、総務省が毎年公表しております情報通信白書の平成23年度版にてインターネットやパソコン等の情報通信技術を利用できる者と利用できない者との間に生じる格差と定義され、現在は情報格差とも言われております。当時の白書の中でも利用の格差は、高齢者や低所得世帯に大きく現れ、格差解消の必要性が報告されております。  このような中、国におきましては、令和元年12月にデジタル・ガバメント実行計画の改定が閣議決定され、その中で、デジタルデバイド対策の項目が盛り込まれております。計画では、国の全府省が社会全体のデジタル化を進めるに当たり、年齢、障がいの有無、性別、国籍、経済的な理由などにかかわらず、誰も取り残さない形で全ての国民にデジタル化の恩恵を広く行き渡らせていく環境の整備に取り組むことが必要であるとされております。  また、このことは、情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律第12条、情報通信技術の利用のための能力等における格差の是正の中で、国が行うべき義務を定め、地方公共団体は国に準じた努力義務が定められております。  具体的な取り組みといたしまして、総務省では令和2年度にオンラインによる行政手続・サービスの利用方法などについて、高齢者等が身近な場所で相談や学習を行えるようにする、利用者向けデジタル活用支援事業の実証実験が実施されております。令和3年度以降、全国に拡大していくとされております。  市におきましても、今後行政手続きのデジタル化への対応を進めていく上では、情報を受け取る方々の年齢や地理的な制約、経済的な状況、そのほか個々の事情によって情報の格差が拡大しないようにすることが重要であると認識しております。その上で、情報発信や行政手続きをデジタル化した形で行おうとする各部署が、この認識を共有しつつ対応していくことが課題であると考えております。  次に、(2)、行政手続きにおけるデジタル化への取り組みはでございますが、蓮田市では公共施設予約について、平成20年2月から公共施設予約システムを導入してございます。また、蓮田市電子申請・届出サービスによりまして、いつでも、どこでも48種類の行政手続きをインターネットで行うことが可能でございます。  また、国においては、行政手続におけるデジタル化について、令和4年度末には原則全ての地方公共団体で、特に国民の利便性向上に資する手続きについて、マイナンバーカードを用いてオンライン手続きを可能とすることとされております。  このように行政手続・サービスのデジタル化が広がり、多くの市民がこれらの利用を始める中で、デジタル化された手続を利用しない、または利用することができないことによりまして、新たな情報格差が生じないように対応していくことが市として重要であると考えております。  新型コロナウイルスワクチンの接種予約受付におきましては、インターネット民間ソフトウェアを利用した電子予約や電話による受付を行っております。予約の受付を開始した当初は、電子予約に不慣れな方や電子予約の手段を持たない高齢者など、多くの方が同時に電話を利用したことにより、予約受付の電話がつながりにくくなり、電話予約の受付を行う間に、電子予約で予定受付数が埋まり、情報格差が生じてしまいました。そのため、運用を見直し、どの手段でも予約が行えるように現在はしております。今後も一地方自治体として国の考える政策の方向や法の趣旨に目を向けつつ、皆様に対する行政サービス向上の一手段として、デジタル化施策を推進するため取り組んでまいりたいと考えております。また、取り組む際には、情報格差が新たに生じたり、情報格差が拡大したりしないように十分配慮しながら進めてまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 おはようございます。山田孝夫議員のご質問、大項目1、高齢者デジタルデバイドの解消についての中項目(3)、デジタルデバイド解消に向けた周知・啓発活動の取り組みについて、(ア)、スマホ教室でございますが、総務省ではデジタル活用に不安のある高齢者等の解消に向けて、本年6月からデジタル活用支援推進事業として、主に高齢者のデジタル活用を支援する取り組みを開始しております。  この取り組みは、全国展開型と地域連携型の2方式で構成されています。全国展開型とは、大手通信回線事業者が従来から各地域の店舗で行っているスマートフォンの使用方法に関する講座に加えて、国庫補助事業としてスマートフォン等で行う行政手続き等に関する講座を追加し行うものです。地域連携型とは、各地域の地元ICT企業シルバー人材センター、NPO法人等が地方公共団体と協力して講座を実施していくものです。今後は総務省のガイドラインの下、中立性・公平性が確保された講座として、取り組みが全国的に実施されていくことが見込まれております。こうした国の事業展開と蓮田市との連携としては、近隣の店舗等から講師を招き、公共施設において講座を実施するなどの方法が考えられます。  また、蓮田市独自の講座開催を行うことも可能でございます。こうした取り組みを前向きに検討してまいります。国が展開していく講座の内容は、スマートフォンの基本操作等、全国で共通する講座内容となりますが、蓮田市が独自で行う講座として、担当課と連携し蓮田市が提供している電子サービスについての講座を行うなど、国の事業を補完する形で企画していくことが考えられます。  続きまして、(イ)、スマホの貸与でございますが、スマートフォンの貸与については、東京都渋谷区をはじめ、一部の自治体で実証実験が行われているとのことでございます。渋谷区での事業は、渋谷区に住所を有する65歳以上の方で、スマートフォンを保有しておらず、区が行う講習会に参加できる方であることを条件として、令和3年9月から2年間の期限で3,000人にスマートフォンを貸与するものでございます。現在、希望者を募集しているとのことでございます。  スマートフォンの貸与には、貸与する端末の性能や仕様をどういったものとするか、どういった通信プランを設定するか、どれほどの予算が必要なのか等、検討すべき点が多く、先行する自治体の実証実験の成果等を参考にしながら調査・研究してまいります。  続きまして、(ウ)、デジタル支援員についてですが、現時点では総務省の資料でも明確な定義づけがなされておりませんが、国のデジタル活用支援推進事業においては、実施していく講座の講師となる者を養成する研修を修了した者をデジタル活用支援員として認定していく予定となっています。認定後は講座の講師や、補助を行うほか、地域の高齢者等のスマートフォン操作の支援や地方自治体からの講師依頼に対応していくと想定されています。蓮田市でもデジタル活用支援員を活用できるかどうか調査・研究してまいりたいと考えております。ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長          〔増田吉郎都市整備部長登壇〕 ◎増田吉郎都市整備部長 おはようございます。山田孝夫議員のご質問、2、蓮田市建築物耐震改修促進計画について順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、計画の達成状況の評価はにつきましてお答え申し上げます。従前の蓮田市建築物耐震改修促進計画は、国が平成27年に策定した首都直下地震緊急対策推進基本計画に基づき、平成28年3月に、平成28年度から令和2年度までの5年間の計画として策定しましたもので、この計画に基づき、市内の建築物の耐震化を推進してまいりました。耐震化すべき建築物の対象は、1つ目として、木造2階建て以下の住宅、2つ目として、多数の者が利用する一定規模以上の店舗や診療所等の特定建築物、3つ目として、市が所有する200平方メートル以上の市有建築物でございます。目標年度、これは令和2年度でございますが、その目標年度における耐震化の目標値として、木造2階建て以下の住宅と特定建築物は95%、市有建築物は100%と定めました。目標値に対する達成状況といたしまして、令和元年度末時点の耐震化率は、木造2階建て以下の住宅については約97.1%、特定建築物及び市有建築物につきましては100%となっております。全ての建物で目標値に達する結果となりまして、特に市有建築物の学校や公民館等の耐震化を完了し、市民の安全性が向上したものと評価しております。  なお、従前の計画が令和2年度まででしたので、国や県の基本計画や市の耐震化状況等を踏まえ、令和3年3月に令和3年度から令和7年度の5年間の耐震改修促進計画を作成しております。  続きまして、(2)、課題はにつきましてお答え申し上げます。耐震化の対象建築物は、現在のところ昭和56年5月31日以前の基準で建てられたものになってございます。現時点で建築してから40年以上を経過した建築物となります。特に戸建て木造住宅については、新築への建て替えを選択される方が多く、耐震改修等の補助制度を利用される方が少ないのが課題でございます。  続きまして、(3)、耐震化率はにつきましてお答え申し上げます。令和元年度末の耐震化率は、木造2階建て以下の住宅では97.1%、特定建築物及び市有建築物では100%でございました。そのことから、令和3年度からの5カ年計画では、木造2階建て以下の住宅のみおおむね解消と目標を設定しております。  続きまして、(4)、申請件数についてのうち、(ア)、耐震診断につきましてお答え申し上げます。直近5年間の耐震診断の申請件数といたしましては、平成28年度に6件、平成29年度に2件、平成30年度に3件、令和元年度に1件、令和2年度は申請がございませんでした。  次に、(イ)、耐震改修についてお答え申し上げます。直近5年間の耐震改修の申請件数といたしましては、平成28年度に4件、平成29年度に2件、平成30年度に2件、令和元年度に1件、令和2年度は申請がございませんでした。耐震診断及び耐震改修のいずれも徐々に申請件数が減っていく傾向でございます。なお、現在受付をしております耐震診断補助金及び耐震改修補助金に関しましては、「広報はすだ」への掲載、蓮田市ホームページ及び行政モニターへの表示等を行い、啓発活動に努めております。  続きまして、(5)、対象の拡大の考えはにつきましてお答え申し上げます。山田議員のご質問にもございましたとおり、木造2階建て以下の住宅に対しましては、耐震改修等の補助対象を令和3年度から、昭和56年5月31日以前に建築されたものを平成12年5月31日以前に建築されたものへと拡大した自治体は、県内に3市ございます。今後、住宅等への耐震化に関する国や県の動向及び先進自治体の状況等を参考に、本市に適した耐震化の取り組みを検討していきたいと考えております。  以上でございます。ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 おはようございます。山田孝夫議員のご質問、インクルーシブ公園について、順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、現状はでございますが、子どもの権利条約において、全ての子どもには遊ぶ権利があると記されておりますが、多くの公園は全ての子どもにとって遊びやすい環境ではないのが現状でございます。当市におきましては、駐車場における障がい者優先スペースの確保や、スロープの設置といった配慮した公園もございますが、インクルーシブ公園としての機能は有しておりません。  次に、(2)、課題はでございますが、一人ひとりの多様性に対応するため、障壁となる要素を排除した広いスペースを確保すること、多様性に対応できる遊具、設備が必要であることが挙げられます。様々な遊びの種類、アクセス性、全体の安全性の確保など、構想の段階から広く利用者の意見を聞き、生かしていくといった取り組みが必要になると考えております。世界中で多様性を尊重する価値観が高まっている中、インクルーシブはこれからの遊び場づくりに必要な要素になると考えております。  続いて、(3)、インクルーシブを踏まえた公園整備の方針についてでございますが、(ア)、駐車場は。(イ)、車いす等への対応は。(ウ)、遊具は。ともに公園公園設備として関連がございますので、一括してお答えいたします。  インクルーシブ公園の性質上、スペースが広くてとめやすく、乗り降りしやすい駐車場があること、遊び場にアクセスする経路にも車椅子等の利用への対応として、スロープや舗装などへの配慮が必要になると考えております。  また、遊具については、障がいの有無にかかわらず、全ての子どもが分け隔てなく一緒に楽しむことのできる遊具の設置が望まれます。障がいの有無や、それぞれの個性や違いを認め合って遊ぶことは、子どもたちにとって非常に大きな成長の場となることが期待されます。  このような観点から、インクルーシブの考え方を今後の公園管理・運営に取り入れることは必要かつ大切な視点であると認識しております。引き続き検討に努めてまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) 各部長の答弁ありがとうございました。では、再質問させていただきます。  まず、大項目1の(2)についてですけれども、SDGsの目標10番目、人や国の不平等をなくそう。この達成には情報格差の解消が必要と考えますけれども、山口総合政策部長の見解をお伺いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長山口亨総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  私の見解ということでございますけれども、確かにおっしゃるとおり、情報格差の解消というのは非常に重要なことだと認識しております。市としてもこの情報格差を増やさないように、また格差を拡大しないように物事を進めていくことが非常に大切だと感じております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員
    ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  続きまして、大項目1の中項目(3)のスマホ教室関係ですけれども、そのスマホ教室の開催内容のイメージについて伺います。例えば月2回を1セット1講座として、基本操作、行政手続きに加えて、健康アプリですとか、遠隔地の子どもとのビデオ通話のやり方とか、いろんなことが考えられるのですけれども、大体どのようなイメージをされているかお聞かせください。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  スマホ教室の関係でございますけれども、国のデジタル活用支援推進事業では、スマートフォンの基本操作、インターネットや、eメール、地図アプリ、LINE等のSNSサービスの利用方法について教える基本講座、それからe―Taxの利用方法、医療機関のウェブ予約方法について教える応用講座などが実施される見込みでございます。実施店舗から講師を招き、こうした講座を行うことは可能であると考えられます。また、蓮田市独自で行う講座の内容としては、先ほども申し上げましたが、蓮田市が提供している電子サービスについて担当課を講師に講座を行い、国の事業を補完していくことが考えられます。例えば市の窓口で行っている申請や届出の一部をインターネットを通じて利用することができる電子申請届出サービスについての講座、また図書館資料のウェブ予約サービスについての講座などの企画をしていくことが考えられます。  なお、実施に当たっては、高齢者等が継続してスマートフォンを活用していただけるよう、山田議員ご提案のとおり、定期的に講座を実施していくことが必要であると考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。このスマホ教室については、携帯電話会社との協力が必要だと思うのですけれども、この辺の協力をいただくことは可能かどうか伺います。 ○齋藤昌司議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  携帯電話会社等の協力は可能かというご質問かと思います。スマートフォンの貸与に当たりましては、通信回線事業者とはスマートフォンの初期設定について協力いただくほか、スマートフォンを貸与された高齢者等が継続してスマートフォンを活用できるよう、スマートフォンの活用に関する講座の開催に協力していただくこと、また日常で困ったときに相談できる窓口を設けていただくこと、こういった協力について端末の貸与と併せて相談していくことが必要であると考えております。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。続きまして、大項目2のほうに移らせていただきます。  耐震化率ですけれども、昭和56年以降の新耐震基準の住宅は、その耐震性ありきの前提で計算されています。しかし、この前提が熊本地震で崩れたわけですから、この耐震化率の妥当性はどのようにお考えか伺います。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 耐震化率の妥当性についてのご質問かと思います。  こちらの新耐震基準につきましては、震度5程度の地震で建築物が損害を受けず、震度6以上の地震で建物が倒壊しない、そういったことを基準にしたものでございまして、平成7年に発生した兵庫県の南部地震においては、新耐震基準の建物の倒壊が少なくて、旧耐震基準の建物の倒壊が多かったことから、新耐震基準はおおむね妥当なものであるという評価も出てはございます。一定の耐震化基準としては妥当性があるものとは考えております。  なお、平成12年の6月に建築基準法改正ございました。木造住宅の接合部の仕様が明示されたということもございますので、そういったことも今後考慮していきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  続いて、大項目2の中項目(5)、対象拡大について伺います。久喜市でヒアリングをしてまいりました。どうして対象を拡大したのという理由をお尋ねしたところ、県の上位計画を検討する中で、市独自の判断で新耐震基準の木造住宅への対応が必要と、そういう結論に至ったというふうにお聞きしました。本市においても、いま一度県の計画を再検討して、対象拡大にかじを切るべきと考え、再度の見解を伺います。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  山田議員のご指摘のとおり、先進自治体、久喜市などでは耐震のこの基準を平成12年の5月まで建築されたものということで見直しをしたと。本市におきましても、先進自治体の取り組み事例を参考に、また建築基準法の改正等もございましたので、そういったことも考慮しながら今後の蓮田市の補助制度の見直しについて検討していきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。  続きまして、大項目3に移ります。大項目3の中項目(2)でございます。課題の中で市内で人気の高い西城沼公園、根ヶ谷戸公園、これをインクルーシブ化への調査・研究対象とするのはいかがか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  公園のインクリーシブ化につきましては、西城沼公園や根ヶ谷戸公園といった大型の公園に特定することなく、先ほど山田議員からもございました完全なインクルーシブ公園でなくてもできることから始めるということも含めまして、様々な可能性について研究してまいりたいと考えております。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) 続きまして、同じ項目の中項目(3)です。  西城沼公園、根ヶ谷戸公園の駐車場の障がい者スペースはどのようになっているか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  西城沼公園には2台分、根ヶ谷戸公園には障がいのある方が使いやすいよう、広めのスペースの駐車場を1台分確保しております。しかしながら、西城沼公園におきましては、障がい者優先スペースであることの表示や案内表示が現状では十分でないため、駐車場の配分や位置なども含めまして整備ができるよう検討してまいります。また、根ヶ谷戸公園におきましては、広めのスペースを確保しておりますが、未舗装の駐車場でございますので、障がい者の優先スペースであることの表示や案内表示がないため、今後におきましては、駐車場の配分や位置と併せまして、表示についても整備できるよう検討してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) 同じく、駐車場の関係ですけれども、車椅子が乗降できる大きな車両、福祉車両ですけれども、そういった福祉車両が利用できるような、そういう駐車スペースを確保するのはいかがか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 障がいのある方に公園を利用いただくためには、福祉車両の駐車スペースを確保することは大切な要素であると考えております。今後の駐車場整備の際には、福祉車両用の駐車スペースの確保についても検討してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) インクルーシブ公園を見据えて、老朽化した遊具の更新の際にインクルーシブ遊具を設置するというのはいかがか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  老朽化した遊具の更新は、設置する遊具について検討する貴重な機会でございますので、その機会を捉えまして、インクルーシブ遊具につきましても、対象遊具として研究、検討してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございます。このインクルーシブ公園なのですけれども、調査・研究を前向きにしていただくという理解をしているのですけれども、実際に車椅子に乗って、駐車場からの乗り降り、車からその動線、動き、そういうのを確認するということは重要かと思うのですけれども、こういう研究の仕方についていかがか伺います。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  実際に車椅子に乗り、車椅子利用者の目線で動線を確認することは、視線の高さの違いによる安全確認の状況、また車椅子で移動する際の傾斜や段差の整備状況についても実体験として確認ができますので、非常に有効な手段であると考えております。駐車場整備の際には、ご提案につきまして実践させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 4番 山田孝夫議員 ◆4番(山田孝夫議員) ありがとうございました。今回の質問、3点ともSDGsの考え方、誰一人取り残さないという考え方をベースとした質問をさせていただきました。本質問を通して、SDGsに対する取り組みがさらに進むことを期待というか、しまして、最後に1点、市長にお伺いをしたいと思います。  このインクルーシブ公園についてですけれども、市長の見解をお聞かせください。お願いします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 おはようございます。山田孝夫議員のご質問、3点目のインクルーシブ公園についての考え方でございます。それぞれ3項目とも今の時代、時宜を捉えた的確なご質問でございますが、それぞれ各部長が答弁したとおりでございまして、3点目のそのインクルーシブにつきましても、これからの公園整備では、根本的な思想として、公園整備の思想として、考え方として、その諦念といいますか、基本に置かなければならない大事な部分だと思っております。おかげさまで、蓮田市の場合には、ご質問の中にもありましたように、根ヶ谷戸公園や西城沼公園、広くは黒浜運動公園や山ノ神の周辺整備、もっと大きく捉えますと、この市役所の南側に位置します約5ヘクタールの黒浜遺跡、こういうものもございまして、それぞれこの自然豊かな公園に障がいのある方もみんながこの公園を楽しく、また公園の最も人間の生きざまのその憩いの場として整備することはとても大事なことであると思っております。  その具体的な整備の仕方につきましては、ただいま部長答弁したとおりでございます。今までの整備の経緯もございますので、一気にはなかなか実現できないかもしれませんが、しっかりとその辺のご質問の趣旨を踏まえて取り組ませていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員          〔1番 湯谷百合子議員登壇〕 ◆1番(湯谷百合子議員) おはようございます。1番、湯谷百合子です。通告に従いまして3項目質問をいたします。  1、コロナワクチン接種事業について。  (1)、75歳以上のコロナワクチン接種事業は、5月6日に予約が開始され、パルシーにての集団接種が5月14日から開始されました。予約開始に伴い、市には様々な苦情が寄せられたかと思います。  (ア)としまして、苦情の件数と内容について。  (イ)、苦情を受け、市はどのように対応したのか。  (2)、予約の公平性について伺います。  (ア)としまして、クーポン券が在中している郵便物についてです。担当課にヒアリングをしたところ、75歳以上の市民1万1,000人の郵便物を投函したのは4月27日、配達されたのは早い人で5月6日午前中、次は6日の午後、5月7日だったという人もいました。予約の開始は5月6日午前9時からだったので、6日の午後に郵便を受け取った人は予約がかなわなかったと聞いています。この事態は公平性に欠けると思いますが、いかがでしょうか。  (イ)としまして、個別接種が始まりましたが、LINEとWeb予約、これは予約開始日の午前零時から予約が可能で、電話予約のみ9時からとなっています。高齢の方は電話予約が多いと思いますが、公平性に欠けるのではないでしょうか。  (3)、そもそもの予約方法決定の経緯について伺います。近年、インターネットが普及していますので、若い世代にはネット予約はもう当たり前、LINEでの予約も広がっていますが、高齢者には全くネットは普及していません。  (ア)としまして、75歳以上の方はスマホを持っていない。持っていても電話しか使わない。インターネットは使ったことがない。市のホームページは見たことがない。これが実態です。予約方法を決定するに当たり、市は高齢者の実態把握をどのように行ったのかお聞きいたします。  (イ)としまして、予約開始1分とか、また3分で予約が終了したという事態が起こったわけですが、これはほとんどネット予約です。若い世代ならそれでいいのですが、75歳以上の高齢者からの予約がスタートしている。なのにネット予約が主流になった。この理由は何でしょうか、お答えください。  (4)としまして、予約の代行について伺います。電話予約ができなくて困った高齢者は、結局家族や知人などを頼り、また地域によっては自治会長が地域の高齢者に声をかけて予約を行ったようです。皆さんとても苦労されていました。  (ア)としまして、市役所市民ホールコロナワクチン接種相談窓口には接種の予約はできませんと、2箇所ぐらいかな、もっとあるのかな、書いてあります。予約のやり方が分からない人にスマホの操作を教えるとのことです。なぜ予約受付をしないのか、その理由をお聞かせください。  (イ)として、他市においては、担当課の窓口または公共施設等で職員が予約の手伝いをいたしますという新聞に載っていたりするのを度々目にいたしました。蓮田市はなぜやらないのか、その理由をお聞かせください。  (5)です。ワクチンのキャンセル分はどのように運用されていますでしょうか。  次、(6)、基礎疾患のある方の接種券取得について伺います。蓮田市の新型コロナワクチン接種実施計画によると、基礎疾患のある方とは、①として1から14の病名が出ていますが、この病気で通院または入院している人、②として、BMI30以上を満たす肥満の方となっていますが、ホームページにはまだ掲載がありません。65歳以上の基礎疾患を持っている人は該当年齢の中で受けられますが、65歳未満の方は優先順位が3、65歳以上が終わった後、真っ先に優先順位3として受けられることになっていますが、いまだに予約の告知もありません。心配の声をたくさんいただいています。接種券取得のためにはどうすればよいのか、市から優先の接種券が送られてくるのでしょうか、申請方法があれば教えてください。  (7)、接種の数も伸びていると聞いています。地域での個別接種も始まりました。また、75歳以下の予約も始まりました。医療従事者の方たくさんいらっしゃいます。2回接種が終わったのでしょうか。65歳以上1回目の接種が終わった人は何人いるのだろうか。2回目の接種が終わった人は何人いるのか。報告を出していただけたらと思いますが、いかがでしょうか。  2項目め、環境学習館2期工事について伺います。今年度は環境学習館2期の工事の建設に向けて検討委員会を開き、意見を聞き、設計に入ると聞いています。  (1)としまして、2期工事の建物の階数と規模を教えてください。  (2)、新しい学習館ができたとき、今の学習館はどうなるでしょうか。その扱いについて。  (3)、工事期間中の学習館の運営はできるのかどうか、お答えください。  3、敬老会について伺います。  (1)、昨年、今年と新型コロナウイルス感染予防のため、地域敬老会は中止になりました。市の敬老会として、地域敬老会を継続するか否かの判断は、5年を経過した段階で判断する。今年がその該当年になるのですが、そのようなことでしたが、見直しの検討状況はいかがでしょうか。  (2)としまして、敬老を祝う事業は敬老祝い金支給事業と現在の地域敬老会がありますが、地域敬老会事業推進本部会議において協議、決定されている現状です。この会議は、傍聴はなく、議事録も公開されていません。つまり開かれた会議にはなっていないわけです。そこで、地域敬老会事業推進だけではなく、長寿を祝う事業全てを協議する委員会等を設置して、この事業に対する会議が開かれた会議にすべきと考えます。  1回目の質問を終わります。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事          〔長谷部幸一健康福祉部参事登壇〕 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 おはようございます。湯谷百合子議員ご質問のコロナワクチン接種事業について順次お答えいたします。  初めに、75歳以上のコロナワクチン接種予約に関する苦情のうち、苦情件数と内容について及び苦情に対しどのような対応をしたかについてでございますが、約1万1,000人の対象者の方に対しまして、クーポン券を発送させていただきました。予約を開始した当初から電話及び窓口で多数のお問合せをいただいております。特に予約の受付開始日がございますが、その日には問合せが増加するため、健康増進課のみならず、健康福祉部内でも広く問合せに対応している現状でございます。  内容は、コールセンターの電話がやはりつながらない、予約の仕方が分からないなど、予約に関するものが主なものとなっております。ほかには、クーポン券が届かない、基礎疾患がある場合の接種の可否、住所地外での接種に関する事務手続きなど、これまでの定期予防接種と異なる全く新しい予防接種ということから、様々なお問合せをいただいております。お問合せに対しましては、ワクチン供給と接種は今後も継続的に行われ、接種を希望する方皆様が接種できることを、その旨をご説明するなど、接種を希望される方の不安を取り除き、安心して接種が受けられるような対応をさせていただいております。  また、電話回線を増設するとともに、予約の仕方が分からない方へ「Web予約システム操作マニュアル」の作成及び周知を実施いたしまして、スマートフォンをお持ちの方へ市役所市民ホールでの市職員による予約も開始したところでございます。  次に、予約の公平性のうち、クーポン券在中郵便物の配達時間と予約開始時間でございますが、75歳以上のクーポン券は、ご指摘のとおり4月27日に郵便局集荷しており、5月6日から8日にかけまして各戸に郵便配達していただきました。  予約開始時間につきましては、5月6日9時よりとさせていただき、電話、Web、LINEにて予約を開始いたしました。当初ワクチンの供給時期及び供給量が見通せない状況におきまして、供給が見通せた段階で迅速な接種を進めたいと考えまして、このような発送及び予約方法とさせていただきました。  次に、個別接種のLINE、Web予約の開始時間と電話予約の開始時間でございますが、予約開始初日の6月3日、こちらはLINE、Web、電話ともに午前9時からといたしました。個別接種は、各医療機関によって接種の実施日が異なりますので、毎日複数の医療機関で新たな予約受付を開始することが可能となっております。そのため、6月4日以降については、LINE、Web予約は午前零時から、電話予約は9時からとしております。  次に、予約方法決定の経緯の市内高齢者の実態把握及び結果として、ネット予約主流になった理由でございますが、初回の申込み枠が満員となった後、新たな予約枠の開放の日には、電話がつながらない状況が生じました。そのため、より多くの方に電話でご予約をお取りいただけるように電話回線を増設するとともに、電話予約に対する専用枠を設定するなど、状況を見ながら対応を行ってまいりました。  また、ネット予約につきましては、電話予約が1回線につきお一人しか対応できないことに対し、ネット予約では複数の方が一斉に予約手続きを行うことが可能でございます。さらに、電話予約の方が予約を終えるまでにかかるお一人当たりの時間に比べて、ネット予約では短時間で予約が完了いたします。これらの利便性により、多くの方がネットなどにより予約をいただいているものと考えております。今後も状況に応じまして、予約体制の改善には努めてまいりたいと思います。  次に、予約の代行のうち、市役所市民ホールで予約受付をしない理由でございますが、予約枠が少なく、短時間で予約が満員となってしまう段階においては、相談窓口において予約をお取りすることが難しいと考えております。また、このような状況の下で、窓口において予約を受け付けた場合、予約を希望される方が相談窓口に殺到することが想定されまして、新型コロナ感染症対策の観点からも難しいと考えました。スマートフォンの操作が分からない方への入力支援を開始しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、市窓口や公共施設での予約のお手伝いをしない理由ということでございますが、先ほど申し上げましたとおり、市民ホールでのスマートフォンの操作が分からない方への入力支援を実施しております。また、公共施設においては入力操作案内チラシの設置を開始しております。市役所に限らず、市民の方が各地域でも入力支援が受けられるよう取り組みを始めたところでございます。  次に、ワクチンのキャンセル分の運用についてでございますが、まずキャンセルによる余ったワクチンの廃棄を防ぐため、完全予約制とするなど、細心の注意を払っているところでございます。その上で、キャンセル数の確定が接種の終了間際約30分前ということで確定いたしますので、会場の運営スタッフなどに接種することでまず対応を始めました。現在は、キャンセルの件数も限られており、一般公募することは現在は行っておりません。今後もキャンセル分の運用対象につきましては、引き続き検討してまいりたいと思います。  次に、基礎疾患のある方の接種券取得のための申請方法についてでございますが、今後64歳以下の方の接種が開始された際には、基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者については、優先して接種を受けることができることとなっております。現在のところ、64歳以下の方につきましては、クーポン券発送後、年齢区分により予約開始時期を設定する予定でございます。基礎疾患をお持ちの方につきましては、優先予約期間を設けることを検討しております。  次に、コロナワクチン接種をお済みになった方の数の報告についてでございますが、今後可能な時期に可能な範囲で市ホームページなどに公表できるよう努めてまいりたいと思います。様々な関係機関のご理解、ご協力をいただきながら、今後も円滑な接種体制が確保できるよう努めてまいりたいと思います。ご理解賜りますようお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 湯谷百合子議員のご質問、環境学習館2期工事について順次お答えいたします。  初めに、(1)、建物の階数と規模でございますが、環境学習館の建設につきましては、市民参画による施設づくりのため、環境学習館建設等検討委員会を設置し、ご意見をいただきながら進めていく予定でございます。したがいまして、現時点において施設の詳細については決定しておりませんが、階数につきましては、2階建てを想定しております。  続きまして、(2)、現学習館の扱いでございますが、現学習館は計画敷地の中央付近にあり、建物配置計画や敷地利用、工事期間中の車両等の出入りなどを考慮いたしますと、工事の開始時期に合わせて撤去することになると考えております。  続いて、(3)、工事期間中の学習館の運営はでございますが、現施設は撤去することとなりますので、令和4年度は利用を中止させていただく予定でございます。施設の利用中止につきましては、広報紙やホームページ、施設内の案内掲示板等で周知を図ってまいります。  また、環境保全活動並びに学習館で実施しておりました環境学習活動につきましては、活動する際の水道、トイレといった設備等の課題もございますが、協力いただける団体等と協議しながら、活動が継続できるよう調整してまいります。  新たに生まれ変わる環境学習館が環境学習の拠点となり、また皆様から愛される施設となるよう取り組んでまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 猿田健康福祉部長          〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕 ◎猿田孝二健康福祉部長 おはようございます。湯谷百合子議員のご質問、敬老会についてのうち、(1)、敬老会事業見直しの検討状況はについてでございますが、当市の敬老会事業は、平成18年度まで市主催によりパルシーで開催しておりましたが、平成19年度から敬老会事業本部会議を立ち上げ、自治会など地域の方々の実行委員会により、小学校区単位で行う地区敬老会を実地いたしました。その後、平成28年度に地域敬老会事業推進本部会議と名称変更し、平成29年度から各自治会が主催する現在の地域敬老会に移行して、民生委員・児童委員や老人クラブなどの地域を支える方々の協力体制により、身近な親しい方々がお互いの長寿と健康を確かめ合うことのできる顔の見える敬老会を運営しております。  令和3年度の地域敬老会につきましては、新型コロナウイルス感染症感染拡大を防止し、参加者及び運営関係者の健康と安全を守るということを第一に考え、令和3年3月17日に開催した地域敬老会事業推進本部において協議のうえ、中止を決定しております。  なお、今年度は中止に伴う代替事業として、敬老お祝いメッセージを75歳以上の方約1万1,000人に送付する予定でございます。送付は9月を予定しております。  現在の形で実施しております地域敬老会事業は、平成29年度から5年間はこの形態で実施することと決定しておりますが、昨年度、今年度と2年続けて新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、5年間の事業実施による検証が行えない状況となっております。コロナ禍が続いているところではございますが、今年度は節目の5年目でございますので、次年度以降の事業の方針等についての検討は地域敬老会事業推進本部会議において行う予定でございます。  次に、(2)、地域敬老会事業推進だけでなく、長寿を祝う事業全てを協議する委員会等を設置してはどうかについてでございますが、当市では蓮田市高齢者福祉計画を3年ごとに策定しており、今年度は昨年度末に策定した蓮田市高齢者福祉計画2021の開始の年度となっております。この計画の内容は、蓮田市高齢者福祉計画等策定委員会の会議においてご審議いただいておりまして、毎年進行管理も行っております。敬老会等の長寿を祝う事業につきましても、この策定委員会の中でご審議いただいているところでございますので、新たな委員会等の設置については考えておりません。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午前10時19分          再開 午前10時36分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 再質問を行います。  苦情の件数はカウントをしていないということなのでありますが、たくさんあったということでした。電話がつながらないという苦情が一番多かったので、当初電話は8回線でしたが、増設しましたというお話でした。委員会の中でご説明を受けたのですが、6月1日から10回線にしたということでした。その後、ネット予約のほうがどうしても先行してしまうので、件数の中からある程度電話予約枠というものを設けて現在対応しているということでありました。予約枠を設けたのはいつからでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 まず、おわびと訂正をさせていただきます。  先ほど私答弁の中で、項目は予約方法決定の経緯の中で、正しくは市民ホールでの市職員による予約支援も開始しておりますと申し上げるべきところを、誤まって市職員による予約も開始しておりますと申し上げてしまいました。おわび申し上げますとともに、訂正させていただきます。申し訳ございませんでした。  続いて、再度のご質問にお答えいたします。手元の資料ではございますが、確かに9時からの開始後、3分、7分、1分ということで満員になってしまったというのが6月の受付開始の3回ございました。その後、私の手元の資料によれば、5月24日の予約の開始日におきまして、満員となる時間が延びていまして、そのときから電話の予約枠を広げたという対応を取らせていただきました。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 予約開始日から早い段階で迅速な対応をしていただいたことが分かりました。しかし、蓮田市の高齢者の実態から考えると、電話予約が多く、回線が混乱することは予測できたのではないかと思います。  (2)、予約の公平性、また(3)、予約方法決定の経緯等も一緒に関係しておりますので、再質問をさせていただきたいと思います。  まず、実態把握をすることで実態に即した実施計画が作成できるわけです。市は高齢者の実態把握をどのように行って分析したのか。策定、実施計画をつくる前の段階、どのように高齢者の実態把握を分析したのか、これについては答弁がなかったので、再度お尋ねいたします。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  実態の把握という点で申し上げますと、やはり人口区分を統計から考えたところではございますが、ただ1万1,000人を75歳で区切る、また65歳以上の方が2万人という統計でございましたので、そちらをどのように分散させて発送するか、またそれに応じて予約の受付を取るかということに関しましては、やはり65歳以上を一度に送付するというよりも、年齢を区切るということも国からも示されておりましたので、蓮田市では75歳以上の方にまず送付するということで対応させていただきました。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 私がお聞きしたのは、年齢を区切るということだけではなくて、その65歳以上の人たちの中身、そこのことはどのように理解をされていましたでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  やはりその年齢が高い方ほど、その予約の方法といいますか、そういったことをどのようにされる方が多いのかということに尽きるかと思います。ただ、一般的にそのシステム上、3つの予約方法を取らせていただいているわけでございますが、その中で確かに電話予約の方が多数いるであろう中で、その枠をあらかじめある程度設けていなかったということに関しましては、反省しているというか、申し訳なかったというふうに思います。その後の対応が、すぐさまというよりも、多少遅かったということもあろうかと思いますが、現在では個別接種も始まりまして、おかげさまで予約枠が広がって対応させていただいているというところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 実態把握、分かっているとは思うのですが、十分ではなかったという反省の言葉がありました。  では、次に伺います。クーポン券の郵便物の配達なのですが、配送日が予約日を過ぎる人がいる、出てくるという事態は予測していましたでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  確かに郵便事情を勘案をいたしましたが、確かに予約を早めに受け付ける必要もある。また、ワクチンの供給が見通せた段階で迅速な接種を優先するためにはということで、一斉に1万1,000人の方の予約を一度に受け付けるというよりも、申し訳なかったと思いますが、ある程度分散した中でお受けすることも必要かと思いまして、そのようにさせていただきました。ご理解願いたいと思います。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 予約を分散したかったからあえて郵便事情は分かっていたが、行ったということを理解いたしました。これが蓮田市の姿勢だったのかなというふうに思います。例えばもう全国各地で大混乱が起こったこと、電話がつながらないと大混乱が起こったことが本当に報道をされていましたので、他市でも同じようなことが起きていたわけですが、中には混乱を避けるため、様々な工夫をされた自治体もあります。年齢を65歳以上だけれども、蓮田は75に区切った。2段階に区切ったということでありますが、もう90歳以上、次は85歳以上、中には1歳間隔、1歳刻みで入ってくるワクチンの量に合わせてクーポン券を送りましたという町もありました。混乱はほとんど起きなかったと聞いております。蓮田においては、やはりもちろんネット予約が一度にたくさんできるので、65歳以下のこれからの予約には最適だと思うのですが、次は予約の代行についてに移ります。  先ほども参事が間違えてくださったので、ああ、私予約が始まったのだと思ったのですが、やはり相談窓口では予約相談しか行っていないわけです。私は、3月議会の委員会で、コロナウイルス接種の実施計画ができたら欲しいというお伝えしまして、いつでも取りにきてくださいという返事をいただいておりましたので、実施計画をいただきに上がりました。ここの6ページ、③、市役所市民ホール相談窓口、ぽちが2つあるのですが、下のぽち、ここの仕事の役割としまして、集団接種会場及び個別施設会場の予約を受け付ける。5月上旬からを予定しているという1行文があるのですが、この内容は変更になったのでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  予約を受け付けるという言葉、解釈ということになってしまうかもしれませんが、現在行っているとおり、完全に予約をまずしていただいて、それで接種を受けていただく。これは、やはりご本人もしくはそのお身内の方ですとか、お友達の方ですとか、そういった方にお願いしているところでございます。ただ、その範囲をある程度広げていきたいということで現在職員のほうでもその入力の支援という形で行っているところでございます。  今回の実施計画ということでいえば、接種事業に関する状況が次から次へと変わっている状況もございます。その都度変更が生じ、実施計画を絶えず見直さなければならないという点もございまして、その実施計画そのものが現在どうなっているのかということに関しましては、市のホームページもしくは個別の通知などで皆様方にお知らせするという手だてで行っているところでございます。ご理解願いたいと思います。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 予約を受け付けると書いてありましたが、変更をしたという説明でありました。今の話でもスマホの操作は、ご本人か身内か友達に限る。そのように操作していただきたいというお話であったので、蓮田市はあくまでも職員が予約の代行をすることはないという判断でよろしいでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  今後ということでございますが、広くどこでも市の職員が例えば公共施設等でもということは、現在代行ということでは考えておりませんが、やはり今後恐らく高齢の方ですとか、あとはなかなかお時間もお取りいただけないというふうな方もいらっしゃると思いますので、予約を職員側で行うということに関しましては、限定的ではございますが、パルシーで今、集団接種を行っております。そちらの2回目の予約に関しましては、ただいま職員のほうで対応できるよう準備をしているところでございます。ご理解願いたいと思います。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) お隣の白岡市のホームページの記載をご紹介したいと思います。  書いてあるとおりに読みます。「スマートフォンによるワクチン予約を全職員がサポートします。お気軽に職員にお声がけください」。これが白岡のやり方というか、考え方なわけです。この違いは何なのだろうかなと考えます。今は答弁は結構です。後でお聞きいたします。  それでは、(5)、キャンセル分の運用です。キャンセルが分かるのが終了の30分間際なので、今のところ会場の運営スタッフなどに接種しているとのことでした。スタッフがほぼ打ち終わったということ自体も出てくるかと思いますが、その後はどうするのか。私自身はどんどん無駄のないように打っていただければいいのですが、しっかりと運用ルールも決めたらどうか。市民の皆様に分かりやすいように、よく聞かれるのです。「キャンセル分どうしているんですか」と聞かれますので、今後どうするかと、運用ルールについて答弁を願います。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  キャンセル分、こちらを防ぐ、キャンセルはどうしても生じてしまうことが考えられます。ただ、そのキャンセルによる余ったワクチンの廃棄を防ぐ手だてとしましては、先ほどの答弁に引き続きまして、今後そのリスト化を現在進めているところではございます。そのリスト化に当たっては、年齢の高い方で、業務の上では当然住民の方と接する機会の多い方、そういった判断を取っているところでございます。  あと、外部ということでございますが、こちらに関しては、いろいろな情報が日々入ってくる中で、優先してこういう方をそのキャンセルのところに充てるようなということで、今現在では学童の保育所の先生方及び環境センター、エッセンシャルワーカーというのでしたっけ、のそういった方々についても通達に基づいてリストの中に順次加えているところでございます。その旨で対応させていただいております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) リスト化を行って、必要な方から順番に接種を行っていくという姿勢が分かりました。ぜひそのルールを公表していただきたいと要望いたします。  次は、基礎疾患のある方の接種なのですが、先ほどの参事の答弁の中では、年齢の枠の中で優先的に受けていただくという話だったのですが、そうではなくて、若い人であっても、今後は13歳から64歳になるのかもしれませんが、その枠の中でというお話なのかもしれませんが、優先的に取りあえず受けられるという話なのです。それで、皆さんが心配なさっているのは、蓮田市のホームページには何の情報も入っていないということなのです。どういう方が対象なのかという情報と申請の仕方、待っていればいいのか、診断書が必要なのか、それとも診断書が要らないで、自己申告だけでいいのか、申請の仕方等はもう決まっているのでありましょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  基礎疾患をお持ちの方へのご案内、お知らせということでございます。実のところ64歳以下の方、これから発送の準備を現在準備真っただ中でございます。その中で基礎疾患をお持ちの方については、その優先予約期間を設けるということは決まっているのですが、それを現在市のホームページ等でお知らせする段階にはいまだちょっとお時間をいただきたいと思います。  また、今度はクーポン券についてなのですけれども、まず年齢を区切って発送はさせていただきます。その中で基礎疾患の方については、自己申告ということでお願いする方向ではあるのですけれども、ただこの基礎疾患の中でも非常に重い方、失礼ながら軽い方といいましょうか、そういった方で、すぐにでもというふうなお問い合わせは今もお受けしていますので、そういった方に対しては随時対応していく方向というふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 年齢を区切って発送をされてしまうと、年齢の若い方で基礎疾患のある方がなかなか自分の番号が手に入らないのですが、とにかく皆さん早く接種をしたいと望んでおられますので、それにお応えできるよう努力していただきたいと思います。  コロナワクチンの接種者数の報告ですが、今後は報告していきたいということですので、理解いたしました。  最後に、市長にお尋ねいたします。75歳以上の接種予約が予約開始から大きな混乱を招きました。「何回電話をかけても通じないんだよ」と高齢の方がとても不安に思っておられました。蓮田市は、電話予約枠を設けたり、スマホの予約マニュアルを作成したりと、手を打っていますが、残念ながら高齢者の実態把握、私は不十分だったと思います。後手後手に回ったという印象です。実態把握と実態把握に即したきめ細やかな実施計画ができていれば混乱は少なかったのではないかと思います。先ほども申しましたように、職員の対応、お隣の白岡市とは正反対です。この違いは何でしょうか。首長の姿勢の違いというふうに考えていいのでしょうか。このように進めていること、市民からの苦情の声、市長はどのようにお考えでしょうか。お願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 湯谷百合子議員のご質問の1問目です。コロナのワクチンの接種事業について、いろいろご質問いただきました。現在進めている案件、また今まで進めた案件につきましては、参事のほうから申し上げたとおりでございます。若干時間かかるかもしれませんが、蓮田市のその新型コロナワクチン接種に対しましては、この蓮田市の役所の中でもいろいろ検討をさせていただきました。また、国や県、また他市町村の動向も把握しながら進めてまいりました。最終的に一応概略決めたのが75歳以上の1万1,000人の方々には最優先で実施しよう。その実施の仕方は、集団接種と個別接種、集団接種は専門の業者に委託していこうと、コールセンターと、それから医療関係と両方の業者、それから個別接種につきましては、地元の医師会、会長さんはじめ、医師会の先生方と調整して進めようということにしました。これが大前提でございます。  75歳以上の方をいざスタートした段階で、やはりこの新型コロナワクチンに対する市民の方々の切実な声といいますか、ご要望はもう想定をはるかに超えておりまして、早く、一日も早く接種したいということでございました。その段階ではまだ集団接種は可能でありましたが、個別接種はまだ地元の先生方との調整ができておりませんので、特に最初のスタート時点では、その集団接種の予約の仕方、電話、コールセンターあるいはWeb、LINE、それぞれが逼迫した状況でございました。公平、公正な在り方というご質問もありましたけれども、どういう形でその受けたい方々にそれを視点に考えた結果、この3方式しか考えられないということに至ったわけであります。それを実際にやってみましたら、ご指摘のとおり、コールセンターのほうがやっぱり私も75ですから、電話のほうがどうしても慣れていますので、そちらに集中したということであります。  また、コールセンターの内容も、やはりネットですと、すぐ自分のナンバーを打ち込めば、その段階ですぐ取れるのですけれども、やはりその後のいろいろな説明等がお一人お一人若干時間がかかったようでありまして、さらにその電話が取りにくくなっていた、そういう状況でございました。したがって、それがお隣の白岡さんと対比されますけれども、白岡さんはたしか85歳から始めたと思いますが、私どもは高齢者ということで、蓮田の場合には敬老会にしても、そのお年寄りの捉え方が75歳以上ということが決まっていますので、それ以上のその差は設けない。年齢別に差は設けない。とにかく大変だけれども、75歳以上、1万1,000人同時にスタートしようということで選択したところであります。  結果的には、やはりなかなか電話が取れなくて、先ほど一応公にはこの3方式平等で対応しておりますが、やはり電話予約、コールセンター等が逼迫しておりましたので、可能な範囲で市の職員もその支援をさせていただいているところであります。スタート時点でも、質問と答弁の食い違いがありますけれども、市の職員が対応しなかったということではありませんで、可能な範囲で平等な公平な対応を視点に置いて対応していたところでございます。現在はそれをさらに少し拡大して、他の課の職員も動員かけて、なかなか取りにくい方々に対して、これも可能な範囲で、3方式はもう平等でスタートするという蓮田市の大方針がありますので、そういうところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、したがって現在はその後、医師会の21医療機関とお話ができまして、同時並行、共同接種と個別接種、集団接種と個別接種、両方今スタートしておりまして、現在の状況はおかげさまで若干でありますけれども、それぞれご希望のほうに選択できる、そういう状況に至っております。  さらに、今度は高齢者の接種が一応クーポン券が全て65歳以上の方にはお渡しいたしましたので、64歳までの方、64歳から13歳、正確には12歳の誕生日来た人までなのですけれども、12歳の誕生月から64歳までの方なのですけれども、この方々に対しては今、参事申し上げましたように、なるべく早く今度は64歳から13歳までの方に一斉にクーポン券を発送する予定でございます。ただ、その発送はいたしますけれども、申込みの日時につきましては、これまた相当の高齢化、65歳以上の2万人以上に該当者いるわけですから、とてもそれは不可能でございますし、また混乱いたしますので、若干段階を設けさせていただきます。その際、それを今度は一般接種という言葉で国のほうも使っておりますけれども、この一般接種のやり方につきましては、原則今までは予約制度でやっておりましたが、国のほうもご存じのように、大規模な集団接種とか、またいろいろな情報が今、上から下りてきているのですけれども、そういうワクチン、クーポン券がなくても、職種によって可能だとか、そういう弾力的な運用も示されておりまして、ちょっと苦慮しているところはあるのですが、話戻りますけれども、蓮田市の場合には64歳から13歳、また12歳の誕生日が来た人まで、この方につきましては、年齢別に若干日程をずらして申込み受付をする予定でございます。その際、基礎疾患等のある方、これがやはり一般接種の中で今度はしっかりと位置づけられておりますので、優先的にやりなさいと位置づけておりますので、その辺の日程の調整も64歳から年齢別に段階を踏んで、なおかつ段階を踏みながら、その年齢別の中で基礎疾患のある方は優先しなさいということになっていますので、その辺の日程調整を含めて、今、鋭意努力しているところであります。いろいろちょっと今、大詰めなのですけれども、順調にいけばこの月末ぐらいには何とかお話、ご通知できるのかなとも思っております。取りあえずクーポン券の通知はそういうことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 市長が今、答弁してくださいましたその蓮田市は職員たちが行っているこの可能な範囲の支援、その可能な範囲というのはどういうことなのか、市長、申し訳ありません。詳しく教えてください。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 繰り返しになりますけれども、一応蓮田市のコロナワクチンの申込み方法は、3方式、LINE、Web、電話、この3方式です。これでスタートしておりますので、このスタンスはずっと踏襲してまいります。しかしながら、その特に電話予約等々につきましては、やはりネットのその熟知されている方は、高齢の方でもすばらしい方いらっしゃいます。独自にどんどん申し込んでおられた方もいらっしゃるのですけれども、一般的にはやはりなかなか厳しい方もおりますので、その辺につきましては、今までもコールセンター等々で隣に待機していて、なかなか説明でもご理解いただけない方については、ちょっと席を外していただいて、そこで市の職員がお一人お一人に、コールセンターにも相談している方が市のほうの市民ホールにも来ておりますので、その方には説明させていただきました。あるいはその集団接種会場とか、いろいろな公共施設で相談受けたときにも、その範囲で説明をさせていただきましたが、先ほど申し上げましたように、今度は第1回目の接種された方は2回目の予約が必要でありまして、その2回目の予約枠につきましては、優先的に取れるように枠は確保してあるのですが、その手続の方法がやはりご苦労されている方が多いですので、その件につきましては、特に集団接種会場等々では今以上に市の職員が応援する、そういう方針でおります。基本的には3方式、平等で進めたいと思っております。よろしくお願いします。そういう意味でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 2項目めに移ります。  環境学習館2期工事についてです。新しい建物は2階建てということが分かりました。私が当初聞いていましたのは、新しい建物は平家で建築をして、今の建物とはつなげて使う。このように聞いていました。このことを何人かの方に確認しましたが、私だけではありませんでした。この計画というのを聞いた方が複数いらしたのですが、この計画についてはいかがでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  施設の計画でございますが、詳細につきましては、今後設置いたします環境学習館建設等検討委員会で細かいところは決めていくことになるわけですけれども、現段階におきましては、施設の階数は2階建て、現施設については撤去という方向で計画を進めております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 当時のみどり環境課にいた方は、高崎部長もいらしたかどうか分かりませんが、ご存じないということのようです。はい、分かりました。幻の計画があったということです。ですが、学習館は2階建てで進めていきたいということが分かりました。それで、現学習館は工事の開始に合わせて撤去するという答弁でありました。この環境学習館は、昔、昔と言ったら変ですが、黒浜農村センターというのが始まりです。そして、同じ場所で何回か建て替えが行われまして、現在の学習館に至っております。この経緯、どのように移り変わってきたのか、この辺の説明をお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  施設の経緯についてでございますが、旧の環境学習館、こちらにつきましては、平成16年に黒浜農村センターを改修いたしまして開館した施設でございます。しかしながら、この施設につきましては、平成25年に実施いたしました耐震診断により、耐震性が不足していることが分かりましたことから、平成26年に現在の施設に建て替えたものでございます。経緯については以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) それでは、平成16年に建てられました環境学習館と平成26年の現在の環境学習館、それぞれ建設費用はどれぐらいだったでしょうか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  それぞれの建築費ということでございますが、旧環境学習館、こちらは先ほど申しましたように、平成16年に黒浜農村センターを改修したものでございますが、この際の工事費は4,875万8,256円でございます。現在の施設につきましては、平成26年度から平成30年度まで5年間のリース契約の施設でございまして、リース料の総額は2,107万2,960円でございます。なお、現施設につきましては、5年間のリース期間満了後、無償譲渡となっている状況でございます。  以上でございます。
    齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 環境学習館においては、旧の学習館はたった9年の使用で建て替えられました。そして、今回の学習館は7年しかたっていませんが、先ほどの答弁の中で、撤去という説明でありました。16年間という短い間で3回蓮田市は建て替えるというこのような計画です。一般に考えますと、本当にもったいないです。蓮田市の財政が豊かならいざ知らず、財政はとても厳しいです。そのような中、公共投資として金額的にはリースだったりして、そんなに高くないのかもしれませんが、市民の皆様からの税金であります公共投資として問題ではないでしょうか。そんなにほいほい建て替えていいわけありません。部長はどのように考えますか。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  現在の環境学習館につきましては、平家建てで部屋が1つしかないという状況になっております。こちらは、その部屋が利用されておりますと、例えば黒浜沼に訪れた方が少し沼についての確認をしたいとか、調べ物をしたいといったときに、使えない施設となってしまっておりまして、大変ご迷惑をおかけてしている状況にございます。こういったこともございますので、新たに新築をさせていただいて、地域のコミュニティ、また環境学習の拠点とする施設となるべく整備してまいりたいと考えております。新しい施設の建築に当たりましては、今の施設がどうしても干渉してしまいますので、こちらは撤去させていただくという考えでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 新しい施設を建てるために、土地を買収したわけですが、かなりの面積があります。ちょっと今、数字が入っていないのですが、あります。それで、そうなのです。今は部屋は1つだからとても不便です。でも、そこに平家を建ててつなげば経費も安くなるし、使い勝手がよくなるわけです。第2期工事は平家のプレハブを壊してしまうのではなくて、公共投資の立場から、経費を少なく見積もるべきと思いますが、あの広い場所でなぜやはり2階建てを今の場所を壊してまでそこの場所に建てなければならないのでしょうか。理由をお聞かせください。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  現施設撤去ということで、新しい施設干渉してしまうことから、撤去を予定していることでということでお話しさせていただいているのですけれども、新しい施設を今予定している建物の場所を考えますと、現施設がやはり干渉してしまう。このために施設を撤去するわけでございますが、現在のところ、やはりあくまで撤去を前提としておりますが、また施設の利用につきましては、建物の構造的な問題ですとか、法的な問題等も含めまして、再度確認はさせていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 市長に答弁を求めます。  黒浜沼周辺のトラスト地は、以前にも一般質問をしましたように、とても荒れています。環境保全地域として維持していくのは容易ではありません。多くの予算も必要です。にもかかわらず、学習館建設において16年の間に3回も新築をするという判断をしたのか、とても疑問です。地方自治法第2条、「地方公共団体は、その事務を処理するに当たっては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」。この条文はありますが、今回の蓮田市の16年間の間に3回新築をするという計画、この地方自治法に照らし合わせても違反しているのではないかと考えます。市長の見解をお聞かせください。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 2問目の環境学習館の計画につきましてお答え申し上げます。  ご質問の中にもありましたとおり、前の環境学習館は農村センターの跡地を利用して、その段階でもかなりの予算かけていたのですが、旧農村センターを改修したときにもかかっていますから、そのときも先ほどの質問のその前段でもまだかかっておりました。その後、平成16年に改修しておりますが、私は18年から引き継いだのですが、ご存じのように、蓮田市の公共施設耐震調査を全て行いました。そのときに真っ先に指摘された施設が平成16年に建てた環境学習館、耐震にもたない。その数値も最たるものでありまして、結局その前のご存じのように、よくご存じだと思いますけれども、中柱がなくて、中2階がありましたけれども、ちょっと地震、ふだんでも会議なんかやっていてもぐらぐらしておりましたけれども、それはそれとして、その引き継いだ後、全公共施設耐震工事をやりましたときに、真っ先に挙がった危険な建物が農村センターでありました。それで、その辺のやはり数年前に多額のお金をかけて改修した環境学習館でしたから、それを取り壊すということになりまして、その段階でも議会の皆さん方からいろいろご指摘もいただきました。しかしながら、先ほどの自治法を出しましたが、市民の公共福祉、それも安心安全が大前提だと思いますし、公共施設の象徴がそういうことではいけませんので、それは予算議決いただいて、取り壊しということでありました。ただ、取り壊して更地にするだけでは、やはり長きにわたった環境学習館あるいは周辺の市民の集いの場ということで、どうしても必要だということで、やむを得ずリース契約で今の小さいあの建物を建設したところでございます。その間に黒浜沼は、埼玉県緑のトラスト11号地にも指定されましたので、いよいよ逆にその位置づけといいますか、環境学習館あるいは埼玉県緑のトラスト11号地あるいは黒浜沼のあの自然を守る、自然の景観を守っていく上では、やはりその拠点となる施設計画は必要である、そういう計画で役所の中でもいろいろもんで、計画を位置づけたわけであります。  その段階では、やはり前のを壊しましたけれども、壊したその土地で今の小さい環境学習館1期工事という標でありますので、前の壊した建物のすぐ後ろに位置づいているわけであります、その段階では。前をなるべく空けておいて、前のほうに2期工事でもう一度、もう一回建物を建て直して、1期工事と2期工事を連檐させようという、連続させよう、そういう計画でございました。ただ、その後、周辺地主の方々との用地交渉、長い間進入道路が県道杉戸線のほうから入ってくる道路もすり替えもできないような道路でありますし、将来にわたってその環境学習館、重要なあのゾーンの拠点施設として位置づけるには、せめてアクセス道路の整備、そういうものも必要だろう。そういうことで周辺の農家の地主さんに打診しましたところ、協力するよということになったわけであります。  したがって、その今の環境学習館を建設する時点では、用地は将来おかげさまで全て買収終わって、登記も所有権移転、土地代金もお支払いしておりますが、その話はありませんでしたので、ああいう位置づけになったわけであります。今度、先ほど部長答弁したように、今度は敷地そのものが大きくなって、そのレイアウト等がもう一度問われる、検討することになりまして、その段階でちょうどその全体の敷地の中では、今の施設が中心に位置いたしまして、どういう形でも利用勝手が悪過ぎる、場所的に。そういう理由が生じましたので、やむを得ず今、鋭意レイアウトを含めて検討しているところであります。計画的には今の進入道路も改善して、黒浜保育園に入る反対側を南に向かって、環境学習館のほうにアクセスする。その道路計画も含めて役所の中で、庁内でいろいろ検討しているところであります。  いろいろその第三者的に捉えますと、もったいない。予算の使い方、そういうことでありますが、事情が大分変わっておりますので、その事情の変わり方と、あるいは将来の環境学習館のあの黒浜沼ゾーンの在り方、そういうものを両方考えますと、やはりここはやむを得ずもう一度抜本的な、永続的な位置づけに事業を推進をしよう、そういうことでございます。これからまだまだ予算とか、いろいろレイアウトを最終的な案とか、これから煮詰めてまいりますけれども、考え方としては以上でございます。よろしくお願いします。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 立派な道路ができ、大型バスで黒浜沼に来ていただけることも可能になるようであります。建物が立派になったのに、行ってみたら黒浜沼が草ぼうぼうだった。柳でもう全然環境保全地域として維持されているのか。建物だけでなく、黒浜沼の維持、今後ともしっかりやっていただくことを要望して、2問目は終わります。2問目、まだ、ごめんなさい。再度あります。  3点目に入ります。工事期間中、学習館は1年間クローズというお話でございました。先ほども答弁くださっていますように、学習館は今年の春も小学校3校、中学校2校の学習支援を行っています。また、トラスト地の整備、毎月3回草刈り等も行っています。地域のコミュニティ活動として、周辺自治会、会議に使っていただいたり、体操教室、これにも使っていただいております。そしてまた黒浜沼を訪れた方の案内をしたり、トイレとしてもとても貴重な場所なのです。歩こう会の方たちが春日部から、また加須から、いろんなところから来てくださいますが、休憩させてください。トイレを貸してくださいというご利用がとても多いです。今後、協力ボランティア団体と調整していくということでありますが、建物がない状態ですよね。どのように考えているのか、分かる範囲でお答えください。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  先ほども答弁させていただきましたが、施設の撤去に伴いまして、令和4年度は施設の利用を中止させていただく予定としております。利用の中止につきましては、これから広報紙、ホームページ、また利用されている方に案内できるよう施設内の掲示板等で周知を図ってまいります。環境保全活動ですとか、また学習館で実施しておりました環境学習活動、また地域のコミュニティ活動につきましては、施設がございませんので、活動の制限をしていただくようになってしまいます。先ほど申し上げました水道、トイレといった設備につきましては、今現在まだ詳細は決定しておりませんが、こういった課題も含めまして、各事業に協力いただける団体、協議しながら、そういった活動が継続できるように考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 3項目め、敬老会についてに入ります。  今年度5年目の節目の年であるので、地域敬老会事業推進本部会議で検討していく。そして、新たな委員会はつくらずに高齢者福祉計画等の中でもんでいただくという答弁でございました。なかなか納得はできないのでありますが、開かれた会議にはしていただきたい。地域敬老会事業推進本部会議、議事録の公開、また傍聴についてはどうでしょうか。 ○齋藤昌司議長 猿田健康福祉部長 ◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。  議事録の公開と、あと推進本部会議のメンバーの公募というご質問でございます。地域敬老会事業推進本部会議におきましては、現在メンバーは自治連合会、民生委員・児童委員協議会及び老人クラブ連合会の3団体の代表の方13名で構成されております。現在、地域、実際に敬老会に携わっている地域の代表者の方がメンバーとなっておりますので、こういう方によりまして検討をしていただいているところでございます。会議におきましては、皆さんから活発な意見をいただいているところでございます。  会議の議事録の公開につきましては、今後市のホームページ等で公開することを検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員          〔20番 船橋由貴子議員登壇〕 ◆20番(船橋由貴子議員) 20番、船橋由貴子です。通告に従い、一般質問を1問質問をいたします。  大項目1、宿浦橋を通る歩行者・自転車の安全を確保するために人道橋の早期設置を。この課題は私が5年前の2016年12月議会で取り上げてから、今日で6回目の質問です。現況については議場配布資料1の写真のとおりです。資料2では、宿浦橋の簡略断面図を示しました。改めてご説明いたしますと、宿浦橋とは黒浜方面から市道1号線を通って駅に向かう途中にある東北自動車道をまたぐ橋です。歩道は東京側に幅約100センチ、仙台側には約75センチ、高さは約17センチのマウントアップ形状の歩道があります。地域住民の歩道としてはもちろん、黒浜小・中学校の児童生徒の通学路であり、自転車で蓮田松韻高校の生徒が通る姿もよく見られます。歩道が狭いため、雨の日には傘や子どもが車道にはみ出したり、雪の日にはアイスバーン化した狭い歩道を歩かなければならないなど、危険性が地元自治会などから長年指摘され、改善を求められてきました。  人道橋、人が通る橋の設置を求める経緯を振り返ってみますと、地元の子ども会の皆さんから2017年の1月31日に宿浦橋への人道橋設置を求める要望署名が提出されました。1箇月弱という短期間で568筆が集まり、子育て中のお母さん方から市長へと直接手渡され、懇談が行われました。市議会へも2月13日付で要望書という形で議長に提出され、議場にも配付されました。担当課職員の皆さんも地元自治会の方々との懇談や現地調査を何度もされ、ネクスコ東日本や警察と度重なる協議をしていただき、調査や設計委託費が予算計上されてきたところです。担当課の継続したご努力に感謝申し上げます。昨年度の蓮田市予算には、人道橋設置に向けての詳細設計委託費が計上されました。詳細設計後、どのような結果が出たのでしょうか。以下伺います。  中項目(1)、人道橋設置に関する進捗、どのようになっていますでしょうか。  (2)、課題。  (3)、今後の予定。  (4)、完成時期の見通し。  以上で1回目の質問を終わります。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 船橋由貴子議員のご質問、大項目1、宿浦橋を通る歩行者・自転車の安全を確保するために人道橋の早期設置をについて順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、人道橋設置に関する進捗についてお答えいたします。現在の宿浦橋は、東北自動車道の開通に合わせ、昭和47年に架けられた橋でございます。当初から両側の歩道は、おのおの1メートルに満たない幅員で、交通量の増加に伴って児童生徒の危険を危惧する声が多くなってまいりました。平成29年1月に岡の島子ども会、殖産子ども会から市長宛てに宿浦橋への人道橋設置を求める署名568筆が提出され、市では平成30年度から人道橋設置に向けて検討を始めました。しかし、関係機関との協議におきまして、新しい橋を架けるためには宿浦橋たもとの交差点を大幅に改良する必要があるとご指摘をいただきました。交差点付近を100メートル近く改良するためには、用地取得、物件移転、工事などの問題がありますので、新たな工法を検討することにいたしました。検討の結果、幅員が2メートルほどの歩道であれば現在の宿浦橋を活用して張り出せることが分かりました。  市といたしましては、工事の難易度や工事期間、経済性から、張り出し方式で行う判断をし、令和2年11月から令和3年3月までの間にネクスコ東日本と2回、警察と2回、張り出し方式についての協議を重ねてまいりました。埼玉県警察本部との協議におきましては、張り出し方式であれば宿浦橋たもとの大規模な交差点改良工事は必要ないのではないかとの回答をいただいております。  次に、(2)、課題についてですが、3つの課題があると考えております。1点目は、宿浦橋人道橋の構造でございます。張り出し方式自体は、警察、ネクスコ東日本にもご了解をいただいておりますが、宿浦橋たもとの鉄筋コンクリート製の防護壁の施工方法については、撤去・新設の必要があり、構造や施工方法について現在検討しているところでございます。  2点目は、人道橋を架けるために高速道路内の敷地を使用する必要が出てきたことです。今後、ネクスコ東日本及び債務返済機構と協議を行う予定でございます。  3点目は、市道1号線につきまして、工事期間中を中心に長期間の通行制限となることです。現在は張り出し方式や防護壁の計算を行っておりますが、その後、架設方法の検討に入る予定です。何分大規模な工事になりますので、宿浦橋はもちろんですが、市道1号線も長期間の交通規制を想定しております。  次に、(3)、今後の予定についてですが、まずは一番の課題である宿浦橋たもと部分のコンクリート防護壁について引き続きネクスコ東日本と協議を進めてまいります。構造等が決まりましたら詳細設計に入りたいと考えております。  次に、(4)、完成時期の見通しについてですが、張り出し方式にしたことで、ネクスコ東日本が事業主体のスマートインターチェンジの橋の架設との同時施工にこだわらず、市単独事業として進めることも可能と考えております。工事に向けまして協議等が必要な関係機関が多数ございますので、一つ一つ課題を解決しながら、早期実現に向けて努力してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) これまでと異なる工法で張り出す形で2メートルの歩道部分を確保する方式に変更したというご答弁でした。ネクスコや岩槻警察だけではなく、県警本部とも協議、検討を重ねていただき、張り出し方式で了解が得られたとのことで、調整ありがとうございます。議場配付資料2でいいますと、通学路にもなっている東京側、図でいいますと左側の歩道のコンクリート壁とフェンスを取り除いて、プラス1メートル張り出す形で歩道を確保し、マウントアップの形状はそのまま残るということでよろしいでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  議員ご指摘のとおりの解釈でございます。東京側のコンクリートの壁とフェンスを取り除きまして、現在の壁の部分から1メートル張り出す形で歩道を確保しまして、マウントアップの形状につきましても、構造上1段高くなるような形で残るということでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 構造上、そのマウントアップの形状そのまま残るということだったのですけれども、バリアフリーにすることはできないということでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  歩道につきましては、マウントアップの道路もたくさんございまして、可能であれば平らなバリアフリーの形にしたいという考えはあるのですが、今回ご質問いただいています宿浦橋の歩道につきましては、現在の歩道の部分にいろいろ細工をして、外に張り出すということでもたせますので、どうしてもマウントアップの形は残ってしまうということでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 構造上、そのマウントアップが必要ということで理解をいたしました。その際に歩道と車道の間、マウントアップのその段差はあるのですけれども、歩行者がはみ出してしまわないように、より安全になるような柵というのは検討されていますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  マウントアップの部分の歩道と車道の間の柵というご質問でございますが、現在は幅が狭過ぎるために、柵も設けられない状況でございますが、橋を改修することによりまして、幅員が取れますので、子どもたちが外に、車道のほうにはみ出さないというばかりではなく、車のほうも接触しないように、柵を設けることで、そういう方向で検討を進めております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 柵の検討がされているということで安心いたしました。  次に、仙台方面の歩道について伺います。この資料2の図の左側、約75センチのマウントアップの歩道があるのですけれども、これはそのままになるのでしょうか。自転車の通行があって、残してほしいというご意見もいただくのですが、自転車の通行は可能でしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 仙台側の歩道の再質問でございますが、張り出しをできる幅が限られておりますので、歩道の幅、また車道の幅を確保するために、仙台側の今現在75センチ幅の歩道については、削って撤去するような形になろうかと思います。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) そうしますと、自転車の通行は可能なのかどうか、それとも人道橋のほうを通らなければいけないのか、その辺りご答弁ください。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 仙台側の今の歩道部分がなくなりますので、自転車の方に関しては申し訳ないのですけれども、安全を考えるという上では、新しくできる東京側の歩道部分を自転車から降りて渡っていただくのが一番安全かなと、あとは車道を走るしかないものですから、市としては歩行者の方と一緒に自転車を押して渡っていただきたいというのが今の私の考えでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) その段階になりましたら、注意喚起などの看板とかも必要かなと思いますので、よろしくお願いします。  詳細設計については検討中ということだったのですけれども、設計図が了承された段階で、設計図の開示というのは可能でしょうか。どのような形で人道橋ができるのか、地元の方々も気にされているので、この点お答えください。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 設計図につきましては、今、業務委託の途中でございまして、まず業務委託完了時点で設計図が出来上がっていると思いますが、それを工事のための設計図として使う予定ですので、工事発注前に設計図面を一般公開すべきなのかどうかというのも含めて、その時点で判断させていただければと思います。しかし、地元の皆さんがご心配されるのももっともだと思いますので、協議等でもう少し簡略化した図面等を作成しますので、内容が分かる程度の図面でご説明できればいいのかなというふうに今現在は考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 了解いたしました。  次に、中項目(2)の課題に移ります。課題は3点あるとのご答弁でした。1点目の防護壁について、宿浦橋たもとの鉄筋コンクリート製の防護壁といいますと、例えば議場配付資料1の写真③の左側、東京側なのですけれども、背の高い防音壁ではなくて、その手前の手すりのようなものがついたコンクリートの壁、ここに当たるかと思うのですが、この壁全てを撤去して、歩道を1メートル東京側に張り出して、その後、コンクリート壁を新しく設置するという必要があるという理解でよろしいのでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 議員ご指摘のとおりでございます。防音壁のような物すごく高い壁ではなくて、橋の脇についているコンクリートの手すりのようなものを想定しております。一番ネクスコ東日本が心配しているのが、歩道を人道橋と言っていいのか、造りますけれども、車が載って走る橋を想定はしておりませんので、そこに車が載ってしまうことを一番ネクスコ東日本としては心配しているところで、車がその人が渡る橋に突っ込まない、そのための壁を造ると、そういうことでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) その壁を造るという必要性は理解するところなのですけれども、この写真にあるようなコンクリートの壁全部を取り除くのではなくて、一部分のみを撤去するというような工法は考えられないものでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 ネクスコとの協議の中で、先ほど申し上げました方向性は出ているのですが、実際にその防護壁がどういった強度のもの、大きさのものになるかなど、基準を満たすように今、設計を進めているところでございます。設計というか、計算を進めているところでございます。その上でネクスコ東日本との協議を進めていくことになりますので、恐らく新しく壁を造って、今のものは撤去するようになるのかなと思うのですが、費用のことなども踏まえまして、ネクスコ東日本と協議していきたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 課題2点目の高速道路内の敷地使用については、ぜひ協議を進めていただきたいと思います。  課題の3点目、市道1号線の長期間の通行規制について、まだ工事の詳細が決まったわけではないので、現在想定されている範囲内で構いません。市の見解をご答弁ください。  市道1号線の通行規制は、全面規制でしょうか。工事の見込み、日数や工事の時間帯、昼とか夜とか、そのような内容はどのように検討されていますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 これから詳細な協議を行ってまいります。また、張り出し部分についても、細かな計算や設計を行ってまいりますので、それを踏まえて工種であるとか、日数であるとか、工法などを検討してまいりますので、申し訳ございませんが、今の段階でご質問の通行規制の方法、あと工事期間の見込み、見解というお話なのですが、非常にお答えにくいかなと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 工事の内容によっても大分変わってくると思いますので、その辺りは了解いたしました。ただ、工事中の歩行者や自転車、車も含めてですけれども、安全の確保策、ぜひしっかりとお願いいたします。交通規制、実際にはされるかと思うのですけれども、その規制をするに当たって、周知や地元説明会はどのようにする考えか、もしここも考えていらっしゃったら、お答えください。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 先ほど交通規制の方法については、現段階ではお答えしにくいと申し上げましたが、少なからず宿浦橋については、張り出しの工事をやっているときは、恐らく全面通行止めになると思います。また、1号線についても影響が当然出ますので、その橋を利用されている方、周辺を通る方に関しましては、一般的な回覧であるとか、ホームページのほかに、現場での看板等の設置、あらゆる方法を摸索して、できるだけ早い時期に周知できるように考えたいと思います。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) できるだけ早いうちにということで、了解いたしました。  また、通学路にもなっていますので、その交通規制、具体化していく中で、教育委員会との通学路をどうするかというような連携も進めていただきたいと思います。  (3)の今後の予定については、了承いたしました。  (4)、完成時期の見通しについてお伺いいたします。工法が変わったことによって、当初想定していたネクスコ東日本のスマートインター関連の橋の工事を待たずに、蓮田市のタイミングで工事して、人道橋設置ができると。つまり設置が早められると考えてよろしいのでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 スマートインターチェンジの橋を架けるに当たりまして、スマートインター絡みの橋の架設につきましては、ネクスコ東日本の事業となります。今回の宿浦橋、人道橋と呼ばせていただきますが、それの架設については蓮田市の事業になります。当初、それを単独の人道橋として橋を架けることを考えておりましたので、高速道路の通行止め等、その辺を踏まえますと、ネクスコの事業と同時施工に限定されるというふうにお話ししておりました。ただ、今回工法を変更して進めたいということでご答弁させていただいておりますが、そのことによりまして、市の単独事業で必ずしもネクスコとの事業と同時施工をしなくてもできるのではないかというところまで来ておりますので、できるだけ早く施工ができるように努力させていただきます。  ただ、必ずしも市単独で施工ができるので、ネクスコの橋を架けるのよりも間違いなく早くなるかということについては、これからの協議とか、内容次第になるかと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 20番 船橋由貴子議員 ◆20番(船橋由貴子議員) 最後に、市長にお尋ねいたします。  担当課の調査と詳細設計時のアイデア検討とかで、当初考えられていたような別個の人道橋ではなく、現在ある宿浦橋を生かしての歩道設置が見えてきました。ネクスコよりも早くなるかどうか断言はできないとは思うのですけれども、できるだけ早く施工していただきたいと思います。この形状であれば、当初よりも費用も少なく見積もることができます。これまで前提としていたネクスコのタイムリミットもなくなりました。もちろんネクスコ東日本や警察との協議は、まだまだ詰めなければいけない段階ですが、通学路の安全確保の優先性、歩行者・自転車の安全確保のために早期の設置に向け、市長にも積極的な働きかけをしていただきたいと考えます。市長の人道橋設置についての考えをお聞かせください。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 船橋由貴子議員のご質問、1点でございますが、宿浦橋人道橋の関係であります。当初からこのテーマにつきましては、積極的ないろいろご指導いただいておりまして、感謝申し上げます。  今までのその変遷、経緯につきましては、参事が申し上げたとおりでございます。当初は単独で、あの南側、東京側に人道橋を造りたい、そういう形で進めました。最初の段階ではネクスコもおりますし、警察もおりますし、その1号線の道路線形の形もありまして、なかなか担当でも四苦八苦していたのですが、おかげさまでそれぞれ予算をいただいて、段階的に検討した結果、現段階では最良の方法ではないかもしれませんけれども、一応長い間、昭和47年、もう50年近くなるこの課題が殖産、グリーンタウン、岡の島方面から黒浜の東部のほうへのアクセス、市道1号線と位置づけられているほど大事な道路でございまして、その歩道橋の課題が幾らか光明が差してきたかなと思っております。現在の橋台といいますか、橋がその人道橋ぐらいでしたら、張り出しで耐えられるという専門家の調査結果も出ておりましたので、この線で少しかじを切って、早急に進めさせていただきます。と申し上げながら、やはり下は東北自動車道路が昼夜走っている大動脈でもありますし、ネクスコさんとの調整、また警察との関係も一応方向性としては県警本部のほうでもよろしいだろうということになっていますが、まだまだ詳細にわたりますと、いろいろございます。  また、何といいましても、地元の方々がいっときといえども交通規制や迷惑がかかりますので、あるいは学校も、小学校、中学校に迷惑かかりますので、その辺の配慮、そういうものもまだまだございます。長い間の課題、大きな課題でございますので、この実現に向けて積極的に取り組ませていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。今後ともご指導、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午後 零時08分          再開 午後 1時10分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員          〔6番 近藤純枝議員登壇〕 ◆6番(近藤純枝議員) 皆様、こんにちは。6番、近藤純枝でございます。齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  昨年6月において西新宿・西城地区水害対策についての一般質問をさせていただきました。蓮田市の災害、水害対策の要となる西新宿地区第一排水機場の水門かさ上げについて要望させていただき、設計費の予算化をお願いさせていただきました。そのかいもございまして、令和3年度一般会計に予算として計上をいただきました。今回は、その後の進捗状況を質問させていただきます。  大項目1、西新宿地区第一排水機場ゲート改修について。  中項目(1)、改修の目的は、どのような目的でしょうか。  (2)、検討の結果は。  (3)、今後の予定、方向性についてお伺いいたします。  大項目2、東京2020パラリンピック聖火リレー実施について。コロナ禍の中、安全な聖火リレーを実施するには、蓮田市としてどのような対策を講じて実施計画を立てていらっしゃいますでしょうか。  中項目(1)、現状について。  (2)、実施計画について。  (ア)、交通規制。県道さいたま栗橋線止めるという交通規制について、どのような対応をなさっていらっしゃいますでしょうか。  (イ)、沿道応援の方々のコロナ・熱中症対策は。8月19日という真夏の中、この対策はどのようにお考えでしょうか。  (ウ)、補助員人員の確保と安全面は。今、お話ししましたように、8月19日は平日でございます。こちらをどのように確保をしているかをお答えをお願いいたします。  (エ)、実施しない場合の判断基準は。  (3)、市民への周知は。  (4)、問題点はについてお伺いいたします。  大項目3、中学校部活動について。  中項目(1)、現状について。  (ア)、各学校における部活動の活動状況は。  (イ)、地域・学校・競技種目に応じた部活動指導員の現状は。  (ウ)、部活動指導員による部活動の成果は。  (2)、適切な運営指導のために部活動指導員人材バンクの設置をしてはいかがでしょうか。  (3)、黒浜中学校に、これは要望でございます。陸上部を再度つくってほしいという子どもたちからの意見が出ているのを市としてはどのような対応をお考えでしょうか。  大項目4、市民の公園利用推進について。令和元年9月におきまして一般質問をさせていただきました。根ヶ谷戸公園ほか市内公園に健康運動器具、遊具の設置を要望しました。そして、令和2年7月には新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2次補正の使途について、はすだ政和会会派要望としまして、市長への要望を提出させていただき、お願いいたしました。その結果、各公園に健康運動器具、遊具設置されました。市民の皆様、コロナ禍不自由な生活、健康維持、高齢者フレイル予防に、子どもたちのストレス解消に大いに利用されておりますが、さらに今回は一般会計補正予算、公園整備事業にもあり、今後の整備計画をお伺いいたします。  (1)、現在の状況、現状についてです。  (ア)、昨年実施しました公園遊具の設置状況は。  (イ)、市民が進んで利用するための取り組みは。  (ウ)、各公園のトイレの改修状況は。  (2)、今後の公園整備計画について。  以上で1回目の質問を終了いたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 近藤純枝議員のご質問のうち、大項目1、西新宿地区第一排水機場ゲート改修について順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、改修の目的でございますが、西城・西新宿地区を流れる磯川、新磯川は途中で合流し、西新宿地区第一排水機場を通って元荒川へとつながる準用河川でございます。台風などの大雨時に元荒川の水位が上昇し、設定水位に達すると、元荒川から磯川への逆流を防止するため、排水機場のゲートを閉鎖いたします。同時に、ポンプを稼働させ、住宅地側の水をゲートの外側(元荒川側)へと強制排水いたします。  しかし、近年、台風の大型化やゲリラ豪雨等により、元荒川の水位は上昇傾向にあり、既存ゲートの越流を危惧しているところでございます。一昨年の台風19号以降、市民の皆様から西新宿地区第一排水機場のゲート天端かさ上げを求める要望をいただき、また市議会でも一般質問に取り上げていただきました。  市といたしましては、元荒川が増水してゲートを越流するような事態が起きてはならないと考えております。ゲート閉鎖時の天端高につきましては、既設のTP9.2メートルからTP10メートルを目指してかさ上げする方向で検討してまいりました。  (2)、検討の結果についてですが、まず既設のゲートと水門を生かして改修する検討を行いました。検討項目は4項目でございます。1項目めは阪神・淡路大震災クラスの大きな地震に耐えられるか。2項目めは元荒川河川整備計画との整合性が取れるか。3項目めは既設水門の老朽化への対応、4項目めは事業費でございます。  以上、4項目について検討した結果、1項目めの耐震性に関しましては、既設水門では基礎や門柱等で耐力が不足しているため、大きな地震には耐えることができない。2項目めの元荒川河川整備計画との整合性に関しましては、既設水門の位置が元荒川河川整備計画と合致していないため、水門の位置を変更する必要がある。3項目めの既設水門の老朽化への対応に関しましては、水門が築40年経過し、老朽化が進行しており、現行の構造基準とも整合していない。4項目めの事業費に関しましては、今後、県との協議や土質等の条件次第では変動することもあり得ますが、約2億円との試算結果でございました。既設のゲートと水門を改修する方法では、課題が多く、実行に移すには無理があるとの結論に至りました。  そこで、先ほどの4項目につきまして、ゲートと水門を新設した場合の検討を行いました。新設した場合の検討結果でございますが、1項目めの耐震性、2項目めの元荒川河川整備計画との整合性、3項目めの既設水門の老朽化について課題が全て解決できるとの結果でございます。4項目めの事業費に関しましては、改修する場合とほとんど変わらない約2億円との試算結果でございました。  市といたしましては、検討結果を踏まえて西新宿地区第一排水機場のゲートと水門を現在の場所よりも下流側に新設する方向で整備を進めてまいりたいと考えております。なお、新設に向けましては、ゲート閉鎖時の天端高をTP10.77メートルと設定したいと考えております。  (3)、今後の予定でございますが、現在、水門・ゲートの新設に向けて設計業務を委託する手続きを進めております。設計業務委託には河川協議のための図面作成や資料作成も含んでおります。業者が決まりましたら、速やかに県との河川協議に入れるよう準備を進めてまいりたいと考えております。関係者の方々のご理解をいただきながら、今後も全力で取り組んでまいります。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 山口総合政策部長          〔山口 亨総合政策部長登壇〕 ◎山口亨総合政策部長 近藤純枝議員のご質問、大項目2、パラリンピック聖火リレーの現状についてでございますが、埼玉県内のパラリンピック聖火リレーにつきましては、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が主催し、埼玉県聖火リレー実行委員会と協力し、8月19日木曜日に幸手市、蓮田市、白岡市、川島町、入間市、朝霞市の順に行われる予定でございます。  6月15日時点の状況といたしましては、蓮田市、白岡市の走行ルートは、県道さいたま栗橋線下り線を利用し、西新宿1丁目交差点付近から白岡市コミュニティセンター付近までの約1.8キロの予定でございます。通過予定時刻は、13時28分から13時58分までとなっております。  次に、(2)の(ア)、交通規制についてでございますが、県道さいたま栗橋線下り線の西新宿1丁目交差点付近から白岡市の白岡駅入り口交差点付近までが通行止めとなります。通行止めとなる時間は、12時40分から14時40分の予定でございます。埼玉県内のパラリンピック聖火リレーにおきましては、4車線の大型幹線道路を利用し、通行止めとする場所は、蓮田市、白岡市の走行ルートのみでございます。通行止めの影響で、県道さいたま栗橋線をさいたま市方面から来た車両が関山北交差点より直進しないように、迂回の案内をいたします。コースにつながる道路も規制し、聖火リレー実施後、順次解除していく予定でございます。  次に、(イ)、沿道応援者のコロナ・熱中症対策はについてでございますが、聖火ランナーの走行模様につきましては、インターネットのライブ中継で視聴いただくことが可能でございます。応援者の密集を避けるために、聖火リレーの現地での応援につきましては、ライブ中継で御覧いただくことを「広報はすだ」や市のホームページ等で呼びかけを行う予定でございます。また、緊急時の救護所といたしましては、西新宿会館に救急隊の職員が配置を予定し、沿道の店舗等にも一時的な退避場所としての協力をお願いする予定でございます。  次に、(ウ)、補助員の人員確保と安全対策でございますが、聖火リレーの運営においては、沿道の走路管理、聖火リレー沿道周辺の観衆、雑踏の整理、道路規制用資機材の設置や撤去、迂回路の案内、観覧者等の救護、駐車場の整理など、多数の業務を行います。基本的な対応は、委託契約により、警備員等の専門業者が対応いたしますが、全体の調整作業を行う市職員のほか、多くのボランティアの方々の協力が必要です。そのため、文化スポーツ課を通じて市内のスポーツ団体や消防課を通じて消防団にボランティアの推薦を依頼しております。  聖火リレーは、天候にかかわらず実施し、当日が平日の日中ということから、参加していただけるボランティアの方々が限定されることが予想されます。ボランティアの方々は夏の暑い時間の活動となりますので、熱中症予防と感染症予防対策を取りながら、体調管理にご留意いただきながら参加していただきますよう依頼いたします。  次に、(エ)、実施しない場合の判断基準はについてでございますが、パラリンピック聖火リレーを中止する判断は、主催者でございます、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が行います。7月6日から8日にかけて県内40市町で実施するオリンピック聖火リレーでは、感染状況を踏まえた上で、6月29日までに開催の是非、観客の有無、走行ルートなどを含めて最終決定されると聞いております。パラリンピック聖火リレーの中止決定については、判断基準や条件など、具体的な事項は現在のところ示されておりません。  次に、(3)、市民への周知はについてでございますが、交通規制によって影響を受ける沿線の店舗や住宅、商工会、郵便局などの配送事業者、工業団地内の事業所、埼玉県トラック協会、バスやタクシー事業者などには、市職員が直接訪問するなどして説明を行い、周知に努めてまいります。また、立て看板、横断幕の設置、「広報はすだ」ホームページ等により聖火リレーのルートや交通規制を広く周知いたします。  次に、(4)、問題点については、全長400メートルを超える聖火リレーの隊列が分刻みのスケジュールで移動いたします。大規模な交通規制、警備体制の確保、沿道の皆様のご協力が不可欠となりますので、その調整が最大の課題となります。  また、聖火リレーの交通規制中に生じる可能性がございます急病人の発生、交通事故、火災等は、対応に要する時間が通常時と相違することも考えられます。今後、聖火リレーに関する情報収集に努め、埼玉県や白岡市と協力をしながら準備を進め、パラリンピック聖火リレーが無事終了することを目指すとともに、パラリンピックの機運を醸成してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 近藤純枝議員のご質問、大項目3、中学校部活動について順次お答えいたします。  まず、(1)、現状についての(ア)、市内の中学校部活動、運動部の活動状況でございますが、市内中学校5校では、現在合計48の運動部が活動しております。学校の運動部活動は、生徒を運動に親しませ、体力や技能の向上を図るとともに、好ましい人間関係を構築する力を育成する目的がございます。各部活動は、蓮田市立中学校部活動の在り方に関する方針に沿って活動しております。顧問である教員をはじめ、市教育委員会から委嘱した今年度は4名の部活動指導員と17名の部活動外部指導者の方が指導に当たっていただいております。  (イ)、部活動指導員の現状についてでございますが、今年度お願いしている4名の部活動指導員は、2名が蓮田市内で勤務していた元教員の方で、もう2名の方は地域で長年そのスポーツを指導してこられた方でございます。4名ともに技術指導力や学校教育への深い見識を持ち、地域と学校との連携を深めている方々と認識しております。  (ウ)、部活動指導員による成果についてでございますが、部員及び顧問の教員からの前向きな感想を聞いております。技術面が向上した、体力がついたなどの感想が上がっており、顧問の教員からは、種目経験がないので、専門的な指導をいただけてありがたいなどの報告を聞いております。また、部活動指導員が単独指導を行っていただけることで、部活動に充てていた時間を校務に充てることができたといった声もあり、教員の働き方改革を進めることができたことも部活動指導員の大きな成果の一つであると捉えております。  続いて、(2)、適切な運営指導のために部活動指導員人材バンクの設置についてでございますが、現在、部活動指導員につきましては、市のホームページで広く一般の方からも募集しております。さらに、外部指導者の中から、部活動指導員に適する人材を推薦していただけるよう、教育委員会から各学校に働きかけております。今後も退職される予定の教員等を含め、地域の方にも広く情報発信を行い、適切な人材を増やせるよう研究を重ねてまいります。  続いて、(3)、黒浜中学校の陸上部を再度つくってほしいとの要望が出ていることについてでございますが、部活動の新設、再設、休部などについては、各学校の実情に応じて校長が判断しております。また、部活動は、生徒の技術指導にとどまらず、活動計画書及び活動実績報告書の作成、生徒会活動に係る生徒への指導、助言、部費などの会計事務、中学校体育連盟などが主催する大会の運営協力及び引率など、運営上様々な業務がございます。各学校で適切な運営のための体制整備を進める必要があるものと捉えております。  教育委員会といたしましては、生徒の知・徳・体のバランスのよい発達のために、今後とも可能な限り、より多くの子どもたちがスポーツを楽しむことができ、運動習慣の確立や心身の成長が図られるよう、運動部活動の体制整備について研究を進めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 近藤純枝議員のご質問、市民の公園利用推進について順次お答えいたします。  初めに、(1)、現状についてのうち、(ア)、昨年度実施した公園遊具の設置状況はでございますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、西城沼公園、根ヶ谷戸公園、綾瀬やすらぎふれあい公園の3公園に、計16基の健康遊具を設置いたしました。また、西城沼公園にザイルクライミング遊具、木製アスレチック遊具を2基、バスケットゴールを整備いたしました。撤去した遊具の代替遊具といたしまして、堂山公園に新しい遊具を2基設置したほか、五反歩公園、中谷公園、みどり公園で劣化した遊具を1基ずつ更新しております。  続きまして、(イ)、市民が進んで利用するための取り組みはでございますが、健康遊具を中心に使用方法を記載した説明看板を遊具のそばに設置いたしました。また、本年度の「広報はすだ」4月号及び5月号に、各公園に設置した遊具を利用者の感想とともに掲載させていただきました。今後も市ホームページや広報紙を活用し、各公園の特色や魅力を伝えてまいります。  続きまして、(ウ)、各公園のトイレの改修状況はでございますが、快適にトイレを使用していただくことができるよう、随時修繕等を実施しております。  なお、新型コロナウイルス感染症予防対策といたしまして、飛沫拡散防止及び非接触化を図るため、公園のトイレ便器の洋式化並びに手洗いの自動水栓化を中心といたします改修工事費を6月補正予算でお願いしてございます。ご議決をいただきましたら、現地の調査・設計を行い、順次改修を進めてまいります。  続きまして、(2)、今後の公園整備計画についてでございますが、遊具につきましては、中道公園及び堂山公園において、撤去した遊具の代替遊具の設置を進めてまいります。綾瀬南児童公園のジャングルジムや松ヶ崎公園のシーソーなどの更新を予定しております。その他の公園につきましても、計画的に整備を進め、魅力にあふれ、多くの方に利用される公園を目指してまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 各部長の皆様、ご答弁いただき、ありがとうございました。それでは、再質問に移らせていただきます。  まず、大項目の西新宿地区第一排水機場ゲート改修についてのご答弁をいただきました。ご答弁では、改修ではなく、新設とのお答えを優先というふうに私は取らせていただきまして、新設についての再質問をさせていただきます。  まず、現在の水門はどのようになりますでしょうか、お願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  現在の水門の取扱いというご質問かと思いますが、新しい水門を現在計画しているところでございまして、その水門の工事の期間中は現在の水門を使用しながら工事を進めることになります。新しい水門が完成した後、現在の水門を撤去するという予定でございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。現在の水門はそのままにまずしておいていただいて、新しい水門ができるまではというお答えありがとうございます。  続きまして、新設水門を工事するに当たりまして、場所の先ほどご答弁がございました。現在の水門より下流とご答弁いただきましたけれども、新設水門の位置について具体的にといいましょうか、お答えいただける範囲でよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 新設の水門の位置でございますけれども、先ほどの答弁でも触れましたけれども、元荒川河川整備計画というものがございまして、その改修堤防ラインに合わせるということで考えております。具体的にはといいますか、磯川に関していえば、今のゲートよりも下流側、元荒川に寄った位置になります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。それでは、この新設の堤防ラインというところで、県の認証はいただけたのでしょうか、このいただけたかどうかの答弁をお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 新設水門の位置につきましては、県の了承は得てございます。ただ、それ以外のこと、また詳細についてはこれから協議となりますので、随時協議のほうを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 少し先走るかもしれませんけれども、これからの協議を重ねてまいりますとのご答弁がありましたが、これからの工事スケジュール、これもまだはっきりはしていないとは思いますけれども、ご答弁いただける範囲でのご答弁をお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 工事のスケジュールについてのご質問でございますけれども、私の頭の中には順調にいけばというのがあります。ただ、今現在は県との河川協議、具体的なものがまだ何一つ決まっておりませんし、工事に関しては予算措置も必要になりますので、現段階におきましては、工事のスケジュールについてお答えするのは難しいというふうに考えております。  以上でございます。
    齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 心にあるということは分かりましたけれども、先ほどのご答弁の中に2年間という、2シーズンは現在の水門をというふうなお答えがございましたので、多分工事の期間は2年間はかかるのだろうというふうには察しいたします。ただ、水害は待ってはくれません。早期実施に取りかかれるようお願いを申し上げたいと思います。  もう一つ、先ほどのご答弁の中で、私どもはかつて10メートルのかさ上げをというふうに要望していたところではございましたが、お答えには10.77メートルという私たちにとっては大変ありがたい数字が出てまいりました。この高さをどのような観点から10.77メートルの高さにしていただいたのか、ご答弁いただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 高さのご質問でございますけれども、元荒川河川整備計画の中で当該地の計画高水位というのがございまして、TP9.97メートルとなってございます。それを目指して過去の答弁でも10メートルの天端高を目指すとお答えしておりましたが、今回ゲートを新設して、場所を動かすということで進める方向でございますので、河川計画に合わせた場所になるということで、今回の10.77の高さになったというものでございます。その計画の堤防高につきましては、計画高水位9.97メートル、それにプラスして余裕高80センチ、0.8メートルを加えた10.77という数字でございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ご答弁ありがとうございます。元荒川河川整備計画による計画堤防の高さの観点より今回の設計をお考えいただき、担当職員の技術や能力、さらには担当課の皆様の市民、住民を思う対応に住民の皆様の思いも同じだと思います。感謝申し上げます。引き続き工事スタート、くい一本でも早々に打ち込むことができますようによろしくお願いしたいと思います。今回のご答弁、西新宿第一排水機場ゲート新設への大きな使命を持ってお仕事をいただいて、長年住民の皆様は、この懸念事項であります水門ゲートかさ上げ、40年来の懸案でもございます。他の議員の皆様も何度となく一般質問を行い、蓮田市の防災最大重要事項でもございます。今年も異常気象、気象予報では線状降水帯やゲリラ豪雨という聞き慣れましたが、予報が出ますと、住民の皆様、また住民の自治会の中の自主防災会の皆様は、磯川や元荒川の水位の確認を、一昨年は蓮田市始まって以来の避難指示が出て、学校体育館への避難をされた方々が大勢いらっしゃいました。職員の皆様も徹夜で水門警備、土のうを積み上げ、水門決壊を防ぐ危険な業務を遂行されたり、今回新設水門の耐震性や堤防との整合性、老朽化の課題があるということで、新設という答弁をいただきました。ぜひともこの計画で安全安心、水害のない、安心して台風でもゆっくり家で過ごすことができますようお守りいただきたいと思います。  ここで、中野市長のご答弁をお願いいたします。新設の工事費2億円のお答えがございました。大きな金額、相当かかると思いますが、どのようにお考えでしょうか。そして、ぜひとも市民の生命、財産をお守りいただくために、担当課職員からも全力で取り組んでまいりますの決意も感じております。市長より蓮田市の災害対策の要、新設水門早期実現への意気込みとご決断を賜りたくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員のご質問1点目の西新宿地区第一排水機場ゲートのかさ上げの関係でございますが、具体的な内容につきましては、現在公表できる、お話しできる段階の話でありますが、参事申し上げたとおりでございます。今さら申し上げるまでもないのですが、蓮田市のこの特にこれから降雨時期、夏場を迎えての大きなくくりの災害の中でも、この地区の水害対策は大きな位置づけでございまして、歴代いろいろな方々のご努力いただきながら進めている事業でございます。何としてもこの地区の安心安全を確保するためにいろいろな事業を実施させていただいております。  その中でもとりわけご質問にもありましたように、長い間の懸案事項でございまして、磯川の第一機場もそのときそのときに応じて強制排水のパイプを増設したり、若干かさ上げをしたりしていたのですが、このたびようやく地元の皆さん方のご意見あるいは役所のほうも前向きな対応ができることになりまして、いよいよ実現の兆しが出てきたと実感しております。一日も早く多額の予算もかかりますし、元荒川の県との協議もありますし、いろいろ調整をする案件はあるのですが、また工事期間中もできるものは夏場、降雨時期でもやりますけれども、基本的にはやはり元荒川の水位が下がって、非常に大工事やりやすい、工事期間も限られた工事期間となると想像しておりますので、できるだけ取り合いを無駄にしないように、一年一年のその季節も無駄にしないように事前の準備あるいは本体工事等々調整しながら進めてまいりたいと思っております。近藤議員におかれましては、この問題、大きなテーマとして、就任以来いろいろご指導いただいておりまして、誠にありがとうございます。執行部といたしましても、道路課参事を中心に全力を挙げて取り組みたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 力強い市長からのお言葉をいただき、本当にありがとうございます。  続きまして、大項目2の東京2020パラリンピック聖火リレーについての再質問ではなく、こちらはご答弁いただいたことをそのまま私どもは受け止めさせていただくのですが、ただ、やはり本当でしたらコロナ禍でなければ、蓮田を通ることは誉れであり、栄誉でもあるとは思う事業ではございます。職員の方たちが必死で今頑張っていただいておりますが、問題点はやはりかなりあると思います。まずは安全にお手伝いをしていただける方たち、それから沿道で応援をしていただける方たち、健康で事故のないように遂行していただかなくてはいけません。そして、また周りの住民の皆様たちにも大変ご迷惑をかける、今お話しさせていただきました西新宿地区や西城沼地区の皆様、南新宿の皆様などにも大変ご苦労をおかけする事業だと思います。ただ、私どもは市民の皆様が安全に、そして見たいという気持ちはあった。それをできるだけ無観客ということの説明をしっかりと行っていただくことも必要かと思います。今、担当課の皆様は国や県から刻々と変化のある情勢を捉えながらの職務は大変だと思いますが、無事に安全に皆様にご迷惑かけないような体制でのパラリンピックの聖火を要望いたします。  続きまして、中学校部活動についての再質問をさせていただきます。ご答弁いただきましたが、部活動指導員による成果、(ウ)に関しまして、部員及び顧問の先生から前向きなというふうなご答弁いただきました。さらに、生徒や保護者の反応は、要望やご意見をいただいておりませんでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  生徒、保護者などの反応ということですが、生徒の反応につきましては、先ほど答弁させていただきましたように、技術面が向上したであるとか、体力が今までよりもついたなどの声を学校を通して聞いております。保護者の方々からは、長年顧問として指導していただいた先生に、再度指導をしていただけるということで、部活動指導員の導入に大変ありがたいというような声を学校を通して聞いております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 子どもや保護者たちからもよい反応があるというお答えをいただきました。さらに、この結果から、成果からさらなる部活動指導員導入、今後はどのようにお考えでしょうか。ご答弁をお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  今後の考えということですが、引き続き学校の部活動の現状を踏まえた上で、広く募集していくとともに、学校と連携しながら必要に応じて導入を検討していきたいというふうに捉えております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 前向きのご答弁だと捉えさせていただきます。  (2)でご質問させていただきます。部活動指導員、市のホームページで、一般の方からの公募というふうなご答弁がございました。私どもも一般の方の公募の件については、少し問題があるかなというふうに考えております。なぜかといいますと、先ほどもご答弁ありました技術面や子どもたちの心の問題、また中体連や高体連などの組織関係の問題で、一般の方はなかなかその情報や技術、能力などが失礼ながら少ないかもしれません。そんなときに教育委員会、また公募をするときに注意することなどをちょっとお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  注意する点ということですが、蓮田市部活動指導員の要綱にも明記してございますが、部活動指導員は技術面の専門的な知識、技能だけでなく、議員もおっしゃったように、生徒や保護者に対して適切に接することができ、学校教育に深い見識が求められております。また、生徒への指導だけでなく、顧問との連絡調整、活動計画書及び実績報告書などの作成、研修への参加、部活動指導員としての研修への参加など、様々な業務がございます。それを踏まえて募集をする必要があるものと認識しております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ただいまご答弁いただきましたように、やはり子どもたちを守る、子どもたちを育てるという観点からはきちんとした指導者を選んでいただきたいと思います。  続きましての質問なのですが、ただいま蓮田の中には、退職なさる教員の方がかなりいらしております。大変人材的にはといいましょうか、すばらしい方たちがたくさんおられます。また、体協ですとか、スポーツ少年団の指導者も優れた皆様がいらっしゃいます。アンケートなどの実施などはお考えはございませんでしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  次年度に向けてということと捉えさせていただきます。学校へは次年度を見据えて部活動指導員に適した人材がいらっしゃるかどうかの確認を昨年度は2学期に行っております。学校と地域の連携強化のために今年度も大体同じ時期に募集についての案内を強化するなどの研究を進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。今回、黒浜中学校の陸上部の再編またということを要望させていただいておりますが、この経緯に関して少々お話しさせていただきたいと思います。  まず、黒浜中学校だけではございませんが、今回子どもたち、黒浜地区に通う子どもたちが、やはり黒浜中学校に行って陸上部をしたいというのがまず1つです。そして、この陸上部、黒浜中学校は高校などに行きますと、黒浜中学校出身かと言われることによって、ステータスというものがございます。中学校の部活動を多分黒浜中学校の校舎建設のために工事車両ですとか、また練習する場所が少なかったりなどしたということでも、学校の皆様がご検討いただいて、子どもたちの安全のためにそのようにお考えになったかとは思います。ただ、やはり今、コロナ禍の中で子どもたちは非常に我慢をしているところであるということ、また先ほどもお話ございましたが、先生方のGIGAスクールなどによります、またコロナ対策によりますご指導やご負担が多くなっているということも重々感じております。そして、先ほどもありましたけれども、蓮田市教育行政重点施策の中にも中学校部活動の充実と指導者不足のために、教員以外の専門的な技術及び指導者を備えた方を部活動指導員といいましょうか、生徒の健全育成を推進する、また部活動指導員の積極的な配置を進めるとうたっていただいているのも前向きな姿勢でいていただいているというふうに思っております。  今回、私がこの部活動指導員の要望をさせていただいたことと、黒浜中学校の再編を要望したことは、子どもたちが私も今、指導をする身でもございますが、ストレスによります子どもたちが落ち着きがなかったり、言葉が乱暴になったり、こういう子どもたちの精神的なものを少しでも部活に、スポーツに向けていただけることによって解消するのではないかというふうな考えを持っております。選手を養成するのではなく、一人ひとり子どもたちの活動を見ていく、重視する、これがやはり中学校での生活かと私は思っております。  ここで、西山教育長へご答弁をお願いしたいと思います。ぜひとも子どもたちに運動する機会、またできましたら黒浜中学校への陸上部だけではありません。よその中学校でも他のスポーツやりたいけれども、やれないというお子様がいらっしゃること、教育長の目線からどのようにお考えか、ご答弁をお願いしたいと思います。ご見解をよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 黒浜中学校に陸上部を再設してほしいという要望が出ているが、市としてはどのような対応を考えているかというご質問、その中で他の学校の部活動、運動部活動も含めて子どもたちの状況を踏まえ、子どもたちの健全育成のためにどのように対応していければよいのかというご指摘だったかなというふうに思っております。  部活動につきましては、議員ご指摘のとおり、選手一人ひとりの生活も考えていくと、そのようなことを念頭に置きながら、適切に運営する、そのことで生徒の心身の育成に対して大変効果的なものであると、こういうふうに認識しております。また、ご自分の生活を犠牲にして、部活動運営に尽力いただいている先生方、多数おられます。心から感謝をしたいなというふうに思っております。しかしながら、近年、学校における運動部活動の運営につきましては、全国的にも様々な課題が挙げられております。  例えば1つは、現在働き方改革の中で、時間外勤務、これにつきましては、法令上教員は認められていないということになっております。この厳格運用が今、非常に強く求められているところでございます。部活動は勤務時間外になることも多うございますので、勤務時間外に部活動を担当するということの是非については、非常に厳しい目があると。いわゆる働き方改革を進める上でいかがなものかという意見も多いということが1点目。2点目は、教職の激務要因の一つに部活動がなっているということ。3つ目は、経験したことのない運動部活動の顧問を引き受けねばならない状況があるということ。4つ目は、大会の実施や審判員の派遣に当たりまして、教員がそれらに関わることで、授業時数に支障を来す可能性が出ていると。5つ目ですが、水泳、柔道、剣道、また最近のスポーツの傾向でボルダリングとか、新体操など競技種目が大変増えまして、学校では対応できないような状況になっていると。もちろん競技によっては先生が来なくてもいいですよという競技もあるのですが、事前の打合せ会には引率顧問の教員に参加してほしいという声が出ております。当然出張業務でその打合せ会のほうには教員が誰か行くというような状況が起こっております。  また、近年、少子化の影響もございまして、競技によっては部員が確保できないという状況もあるようでございます。コロナウイルスの拡散が止まらない中で、教育委員会では可能な限り多くの子どもたちに運動など学校課業外の活動も楽しんでほしいと考えております。先ほどご指摘をいだたきました部活動指導員、この充実についても非常に大きな一つの打開策になるのではないかと考えております。今後はその点についてもさらに研究を深めてまいりまして、この部活動指導員が広げられないかということを研究していきたいなというふうに思っています。いずれにしましても、各学校の実情に応じまして、運動部活につきましては、職員会議などで十分に状況を考えていただいて、協議をいただく。そして、それを基に最終的には校長先生が判断なさる。これを支援してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) すみません。市長にもう一言お願いしたいと思います。  蓮田には文武両道という形で、学業もスポーツもというように掲げられております。ぜひとも市長からも中学校にそれを言ってくれとは言いませんけれども、そういう方向を位置づけていただければありがたいと思います。すみません。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員の大きな3問目の中学校部活動につきましてのご質問でございます。現状、またその運営の仕方につきましては、部長、また教育長が答弁したとおりでございます。深くこの問題を検討いたしますと、そもそもの学校教育の中での部活動の体制、必要性はもう昔から部活動、部活動ということでありまして、また子どもたちも部活動の思い出が一番よく覚えている感想をよく聞きますけれども、位置づけがやはり今まではどちらかというと先生方に頼り過ぎて、先生方が今お話ありましたように、ほとんどの方たちが補償がない形でやっていただいていた、そういう歴史がございます。  ただ、ここへ来て、やはり少子化、もう先生も少なくなってきたし、いろいろな種目を指導できる絶対数が少なくなってきた。そういう事情もありますし、そこでこの部活指導者あるいは外部指導者、前は外部指導者ということで、そちらが主だったのですけれども、今度は一応身分上は位置づけた部活指導者という形で、学校の先生のOBの先生方のようですが、位置づけてまいりました。これがこれからの流れとしては、やはり学校教育の中の部活動の指導者の形としては、この形が少しずつ増えてくるのかなと思っております。それ以外の手だてというのは、今のところ少子化時代でございますし、ちょっと考えられない。むしろこういう兆しが出てきたということは、これを推進する。市長部局としても応援する。財源的な手当てを含めて教育委員会と連携を取って応援していく、そういう形が好ましいことだと思っております。私自身もスポーツ少年団の本部長を仰せつかっておりまして、立派な指導者の方もいっぱいおりますし、また教育とは先ほど来教育長答弁しているとおり、位置づけが若干違うのですけれども、連携を深めて、教育委員会と市長部局と連携深めて、この流れを一歩でも二歩でも推進できるように努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございました。  それでは、最後の大項目4にあります市民の公園利用推進についてに移らせていただきます。こちらは、まず提案からお願いいたします。市民が進んで利用するための取り組みのお答えの中に、各公園に設置されました運動器具に説明書の看板を設置するというお答えをいただきました。大変これは有効なことだと思います。さらに、この運動器具というものは、今まで蓮田にはほとんどございませんでした。運動器具をやりに行こうというふうに言う呼び名よりも、職員の方が設置しているときに、現場に私も伺ったときに、この青空の下での運動をすることってとてもいいことだというお声をいただきました。私もその言葉にはっとしまして、一番市民の皆様が利用できやすい名称はないかなというふうに思いましたところ、青空ジムという言葉が出てまいりまして、これは担当課の方がぽろっと言ったことなのですけれども、例えば西城沼青空ジムですとか、根ヶ谷戸公園青空ジム、綾瀬青空ジムに行こうと言えば、ああ、運動器具のところ、健康器具のところに行くのだというふうに一目瞭然分かると思います。これをこれからも設置されます公園統一しまして、青空ジムなどという言葉、これだけではないかもしれませんが、何か提案がございましたら、ジムに行こう、青空ジムに行こうなどというふうな名称を提案いたします。  それでは、再質問をさせていただきます。各トイレ、公園のトイレの改修状況というご答弁をいただきました。1つ以前から問題になっております、私ども議員も何度か一般質問させていただきました堂山公園は対象になっておりますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長高崎達也環境経済部長 再度のご質問にお答えいたします。  堂山公園のトイレについてのご質問でございますが、堂山公園のトイレにつきましては、トイレの状況を正確に把握するため、このたびの便器洋式化のために実施いたします現地調査の対象とはいたします。ただし、堂山公園のトイレにつきましては、トイレ全体の状況ですとか、トイレの設置場所といったことなど、便器の洋式化といった部分的な改修では解決しない課題もあることを確認しておりますので、それらの課題の解決を含めまして、慎重に検討してまいりたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。ぜひとも駅近く、環境のいい、蓮田の顔であると思われる堂山公園トイレは、ぜひとも新しいものといいましょうか、改善をしていただきたいと要望いたします。  (2)の今後の公園整備の計画についてというところで、ここは要望をお願いしたいと思います。公園は、住民の皆様が様々な形で利用率が大変大きいところです。各地区に例えば西城沼公園から離れた西新宿の中谷公園などは、利用者が多いのですが、青空ジムといいましょうか。皆様の健康のためのジムなどを設置していただいたり、またとなります地域、黒浜や平野や蓮田、関山、閏戸などのポイント公園に設置をお願いしたいと思います。  また、今回この担当課の方たちが各公園に年齢層に合う遊具を設置していただいているということは、市民の皆様が大変ありがたく思っています。利用しやすく、年齢層に合うものを設置いただきますと、コロナ禍の住民の皆様が1人でも、いつでも利用しやすい健康づくりの一環として、今後とも積極的に進めていただきたいと要望いたします。  ここで、また中野市長、大変申し訳ありません。堂山公園のトイレについて今後どのような形でお考えかをお伺いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員の大きな4点目、市民の公園利用促進につきまして、この中でいろいろおかげさまで、昨年度全部ではなかったのですけれども、かなりの部分で遊具の更新とか、整備をさせていただきました。ちょうど年度替わりでしたので、4月になって、新しい部長、課長、担当者と一回りさせていただきました。ちょうどその日は学校が何かの都合で午後はお休みの日だったのでしょうか、多くの子どもたちが、また遊具が新しい遊具ですので、物珍しさもあったのでしょうか、いろいろなその遊具の説明を見ながら、自分たちで利用されておりまして、大変にぎやかな状況で、そういう現場に遭遇いたしました。完全ではありませんけれども、やっぱり今こういうものが求められているのだなというのをひしひしと感じた次第でございます。  そこで、堂山公園もちょうど一回りさせていただきまして、ここも見てまいりました。旧飯野喜四郎邸、喜四郎翁の元屋敷でありまして、非常に由緒のある公園なのですけれども、そこのトイレが当時寄附していただいて、整備したとき、当時からのままのトイレでありまして、若干ではなくて、かなり今の時代ではちょっとという感じを受けております。したがって、今後市のいろいろな事業を今やらせていただいておりますが、その中の公園整備の中のトイレ改修事業ということで、改修ではもうきっと駄目だと思いますので、新設の構想を含めて前向きに位置づけて取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午後 2時19分          再開 午後 2時35分 ○齋藤昌司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員          〔14番 森 伊久磨議員登壇〕 ◆14番(森伊久磨議員) 14番、森伊久磨でございます。議長の発言許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。  1問目、新型コロナワクチン接種事業についてお伺いします。まずは、今まで経験したことのない初めての事態で、職員の皆様の日夜のご尽力には敬意と感謝を申し上げたいと思います。また、実際に接種を済んだ方からは、とてもスムーズだったと喜びの声も多く聞いております。ただ、一方、こんな声もあります。これは、湯谷議員の答弁で、職員の皆様もご承知のことだと思いますが、75歳以上の接種は5月6日に接種クーポンが発送されて、5月14日から接種が開始されたわけですが、市民からは電話がつながらない、ネット予約も数分で受付終了となると、そもそもネットなどできるわけもないので、予約が取れないという声でございました。また、予約が取れないまま75歳以下の予約が今度開始をされてしまうと、さらに自分たちの接種は後回しにされてしまうのではないかといった不安を抱いているとの声も多く聞かれました。現在は解消されつつあるということですが、75歳以上の接種数と接種率、また未接種者への対策として後回しにされないよう市側から積極的な働きかけや声がけなどをしているのか、まず1問目、ご答弁をお願いいたします。  (2)、予約はしたけれども、当日の体調不良などでキャンセルされる方もいると聞きます。これについてですが、午前中の湯谷議員の答弁で、了解しました。スタッフの方たちがリストをつくって、それぞれ余ったものに関しては接種をしているということでしたので、ご答弁は省略いただいて結構です。質問もいたしません。  (3)、71歳以上74歳以下が6月14日から開始となります。65歳以上70歳以下が6月21日から予約開始となりますが、先行した75歳以上の予約のような不便を避けなくてはなりません。それぞれの接種対象数、ワクチンの配分量と、この世代の方たちにはいつ頃までに接種を終えることができるのか、充足の見通しについてご答弁ください。  続きまして、2問目、スマートインターチェンジについてお伺いします。スマートインターチェンジのフル化については、市民の関心も期待も非常に大きい事業だと思います。先行した4分の2の開通であっても、はかり知れないほど利便性や我がまちの価値までも飛躍的に向上させました。中野市長は非常に困難とされていた様々な大事業をことごとく完成させてきましたが、このスマートインターチェンジの開通は候補地にすら当時なっていなかったものを商工会から請願を受けて取り組みを始めたけれども、様々な経緯があって、なかなか前に進まなかった。その事業を中野市長は実現にまでこぎつけたということで、まさに中野市政の大きな成果の一つだと、後世に伝えられるのではないかというふうに私は思っております。何かもう辞めてしまうような感じですけれども、そうではないと思いますが、ぜひ一刻も早いフル開通を切望するところですが、まず(1)番、現状未開通の新蓮田サービスエリアに設けられる上り線出口と橋りょうを2本架けることになるという下り線入口の進捗状況と開通の見通しについてご答弁ください。  (2)、先行開通した下り線出口は、新しく県道側に橋りょうを架けて出口を設けた場合は不要となります。今の出口は不要となる。しかし、現状の出口は椿山とか、西新宿、南新宿地区に出るにはとても便利です。私は、4分の4ではなく、この出口も利用した4分の5の運用をと委員会でも指摘をさせていただいてきたわけですが、今後の運用の予定はどのようになっているのでしょうか、ご答弁ください。  続いて、3問目、大陸団地、貝塚団地、大山団地、浮張団地の側溝蓋掛け事業についてでございます。2年前、4年ぶりに市議に戻った際のもう最初の質問でもさせていただきました。この側溝の蓋かけ事業についてですが、そもそもは平成26年の3月議会で、この地域への公共下水道の延長が遅々として進まない中で、せめてもの経過措置として私が提案したところ、市長はその趣旨にご理解をいただいて、すぐに予算化をしていただきました。さぞやしっかりと進捗しているだろうと思っていたわけですが、4年ぶりに戻った2年前の答弁では、総延長9,700メートルに対し、進捗率は4%ということでした。つまり1年に1%ですから、全てに蓋がかかるまでに、皆さん覚えていらっしゃると思うのです。100年かかるよという、その間に蓋も悪くなるから、永遠に蓋をかけ続けなければならないというので、蓋かけのスパイラルというような表現をさせていただいたと思うのですが、それに陥ってしまうと、少々大げさかもしれませんが、例えさせていただきました。その効果的な例えに市長もご理解をいただいたのだと思いますが、その後はそれまで200万円の予算であったものが、大陸団地に500万円、大山団地に100万円と合計で3倍まで予算を増やしていただきました。地域住民からは着々と進む蓋かけと、明らかにヘドロの堆積が減り、どぶの清掃が楽になったという喜びの声をいただいております。  そこで、質問をいたします。北部4団地の側溝の蓋かけの進捗状況と少し踏み込みますが、スピード市政を標榜する私としては、ずばり完成予定年度についてお伺いしたいと思います。  続きまして、4問目、浸水想定区域に立地する学校についてお伺いします。昨日も県内各地でゲリラ豪雨による浸水被害があったとの報道がありました。6月9日付の埼玉新聞の1面に、公立校の3割が豪雨や台風で被災の恐れがある浸水想定区域や土砂災害警戒区域に立地し、豪雨対策がされていないといった文科省の調査結果が掲載されておりました。埼玉県でも防災上の配慮が必要と判断されている公立学校は374校で、全体の25.6%とのことです。今にでも起こり得る水害に対して、施設面を中心に学校の安全対策が不十分な実態が浮き彫りにされ、文科省は学校の耐震化工事はほぼ完了したため、今後は水害への備えを充実させる必要があると説明し、ソフトとハードの両面で防災対策を推進するよう、全国の教育委員会に通知をしたということです。そこで、質問をいたします。  (1)番、市内小・中学校で浸水想定区域に立地する学校はどこでしょうか。  (2)番、止水板などの浸水対策や学校ごとの水害を想定した避難訓練等の実施状況はいかがでしょうか。  以上で1回目の質問を終わりにいたします。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事          〔長谷部幸一健康福祉部参事登壇〕 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 森伊久磨議員のご質問、新型コロナワクチン接種事業についてのうち、75歳以上の接種数と接種率、また未接種者への対策についてでございますが、6月13日時点で1回目の接種済みの人数は6,117人、接種率約55.61%、2回目の接種済みの方が757人、接種率約6.88%でございます。なお、6月13日時点での予約をされている方の人数を申し上げますと、2回目の方を含めて8,740人となっております。また、未接種者への対策としまして、コールセンターで予約をお受けする際に、電話受付専用の予約の枠を設けております。これにより、電話でしか予約を取ることができない方の予約数も確保しているものでございます。  また、スマートフォンなどをお持ちの方で、操作が苦手、分からないという方に対しましては、市役所市民ホールにて接種、職員によるスマートフォンなどの操作のサポートや操作方法のチラシを作成し、お配りするなどの支援を実施しております。この操作方法のチラシにつきましては、市内公共施設に配架するとともに、支援が必要な方に職員によるサポートも実施しております。  次に、71歳以上74歳以下、65歳以上70歳以下、それぞれの接種対象数、ワクチン配分量と充足の見通しでございますが、71歳以上74歳以下の接種対象者は約4,400人、65歳以上70歳以下の接種対象者は約4,900人でございます。予約の受付につきましては、71歳以上74歳以下の方は6月14日から、65歳以上70歳以下の方は6月21日から開始となっております。国の要請が7月末までの完了ということになっておりますので、できる限りそれに沿う形で接種を進めたいと考えております。  また、ワクチンの配分量と充足の見通しにつきましては、現在では希望するワクチン量が供給されている状況ではありますが、今後もワクチン接種事業を安定的に進めていくに当たっては、今までと同様に希望する量のワクチンが安定的に供給されることが必要不可欠であると考えております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長          〔増田吉郎都市整備部長登壇〕 ◎増田吉郎都市整備部長 森伊久磨議員のご質問のうち、大項目2、スマートインターチェンジについて順次お答え申し上げます。  初めに、(1)、上り線出口と下り線入口の進捗状況と開通の見通しはについてお答え申し上げます。まず、蓮田スマートインターチェンジのフル化の整備手順につきましてご説明申し上げます。現在の蓮田スマートインターチェンジは、黒浜地内にある旧蓮田サービスエリア上り線に東京方面の入り口、蓮田サービスエリア下り線に東京方面からの出口が設置されております。蓮田スマートインターチェンジのフル化につきましては、まず令和元年7月にオープンしました川島地内にございます蓮田サービスエリア上り線に東京方面への入り口と宇都宮方面からの出口を整備し、供用を開始する予定でございます。この供用に合わせまして、黒浜地内で供用中の東京方面への入り口は閉鎖いたします。その後、東日本高速道路株式会社、ネクスコ東日本でございますが、黒浜地内にある蓮田サービスエリアの改築事業を行うこととなります。  このサービスエリアの改築事業は、旧蓮田サービスエリア上り線と現在の蓮田サービスエリア下り線を2つの橋で連結いたしまして、蓮田サービスエリア下り線にするものでございます。この改築事業に合わせて、県道蓮田白岡久喜線を連結予定施設として、宇都宮方面への入り口と東京方面からの出口を整備し、供用開始と合わせて、現在の東京方面からの出口を閉鎖する予定でございます。以上の手順を踏みまして、蓮田スマートインターチェンジのフル化を進めてまいります。  蓮田スマートインターチェンジフル化に向けては、ネクスコ東日本と埼玉県、蓮田市の3者の協力の下、事業に推進しております。現在は、蓮田サービスエリア上り線でネクスコ東日本が東京方面への入り口と宇都宮方面からの出口を整備するため、工事の請負契約を締結したと伺っております。  まずは、東京方面への入り口と宇都宮方面からの出口の早期供用開始に向けてネクスコ東日本、県などと連携し、取り組んでまいります。宇都宮方面への入り口は、黒浜地内の蓮田サービスエリアの改築が伴うことから、ネクスコ東日本、県、埼玉県警察などの関係機関と整備に向けた調整を進めているところでございます。  次に、(2)、現状の下り線出口の今後の運用はにつきましてお答え申し上げます。現在の蓮田スマートインターチェンジは、ETC車載器を搭載した車長6メートル以下の普通車、軽自動車、二輪車限定で供用されております。蓮田スマートインターチェンジがフル化されますと、車長12メートル以下の全車種が対応となります。利用車種が限定されております下り線出口を残したまま、新たに全車種対応の下り線出口を供用いたしますと、利用者の混乱を招き、安全性が担保できなくなる恐れがあることから、現在の下り線出口は、蓮田スマートインターチェンジのフル化に伴いまして、撤去することになります。今後もネクスコ東日本、県などの関係機関と連携し、フルインター整備の早期完成を目指してまいります。ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 森伊久磨議員のご質問のうち、大項目3、大陸団地、貝塚団地、大山団地、浮張団地の側溝蓋掛け事業についてお答えいたします。  (1)、進捗状況と完成予定年度はについてでございますが、4団地の側溝蓋かけ事業につきましては、平成27年度から進めている事業でございます。4団地全体の側溝総延長は約9,700メートルで、そのうち大陸団地の側溝延長は約3,560メートルでございます。大陸団地から蓋かけに着手してまいりましたので、大陸団地の直近2箇年の実績について申し上げます。令和元年度、施工延長98.5メートル、大陸団地全体の2.7%、令和2年度、施工延長228.0メートル、大陸団地全体の6.4%でございます。2箇年合計では、施工延長326.5メートル、大陸団地全体の9.1%になります。令和元年6月定例会の森議員の一般質問では、平成27年度から平成30年度までの4年間の施工延長は430.2メートル、大陸団地全体の12%と答弁させていただいております。直近2箇年は平成27年度からの4年間に比べ施工スピードが上がっていることが分かります。予算を増やしていただいたことも大きな要因ではありますが、蓋がかかってきれいになるところを地域の皆様に見ていただくことで、より協力を得られるようになってまいりました。蓋かけの最大の効果は、落ち葉や砂ぼこりなどの側溝への流入を防ぎ、側溝清掃など住民の皆様の負担が軽減されることでございます。また、臭いの拡散防止など、住環境の整備にもつながっております。施工後、住民の方からは、ごみのポイ捨てがなくなった、きれいになったなどの声もいただいております。今年度につきましても、前年と同程度の予算をいただいておりますので、地元自治会と相談しながら引き続き事業を進める予定でございます。完成予定年度につきましては、安易にお答えすることはできませんが、一年でも早く4団地全ての側溝に蓋がかけられるよう、予算確保も含めて努力させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 森伊久磨議員からのご質問、大項目4、浸水想定区域に立地する学校について、順次お答えいたします。  まず、(1)、市内小・中学校で浸水想定区域に立地する学校についてですが、本市では市内の小学校8校、中学校5校のうち、小学校4校、中学校3校が学区内に蓮田市洪水ハザードマップにおける浸水想定区域が存在しております。  続きまして、(2)、浸水対策や避難訓練等の実施状況についてですが、浸水対策につきましては、風水害や竜巻等も含め、自然災害への備えとして、各校の実情に応じて危機管理マニュアル等を作成しております。非常時の緊急対応については、事故等も含め必ず年度当初に全教職員で確認しております。現時点では、校舎への浸水を防ぐための止水板などの設置はございませんが、今後は関係課と連携し、研究を進めてまいります。  避難訓練につきましては、全ての学校で取り組んでおりますが、地震や火災、竜巻等を想定しているものが中心となっており、浸水など水害対策としては対応基準を作成している学校はありますが、避難訓練は行われていないのが実情でございます。近年、台風や豪雨等により想定を超える大雨や洪水被害も起こっているということを踏まえ、今後は学校の浸水対策や避難訓練の充実を図ることができるよう研究してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) それでは、順次再質問をさせていただきます。  まず1番目ですが、先ほどの答弁で75歳以上の接種率が、これちょっと驚きだったのですが、55%、数1万1,000人のうちの六千何がしですか、ですからまだ5,000人近くが未接種ということでございますが、この接種ができていない理由というのは、理由をどのようにお考えになっているでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  確かにまだ多くの方が接種をされていない状況だと認識しております。予約の開始、予約の受付を開始した当初は、予約枠が少なく、短時間で予約が満員になってしまい、その電話での予約が取りにくい状況でした。現在では個別接種も始まり、予約枠が広がっておりますが、やはりまだの方については多くの方はパルシーでの集団接種よりも、高齢の方ほど身近なかかりつけ医などでの接種を希望されているものと考えております。そういった方々を接種を希望されるものの予約をお取りいただけていない高齢者の方などについては、一定の時期を設けて個別接種での優先的な枠を指定するなどの対応が必要と考えているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) 今の答弁だと、ということはその接種をしていない75歳以上の方たち、5,000人近くの方たちは集団接種ではなくて、個別接種を望んでいて、個別接種の予約枠というのが今ないから、未接種のままでいるというジャッジをされているということだと思うのですけれども、どうなのですか。ただ純粋に例えば一番初めに予約をしようと思ってチャレンジしてみたはいいけれども、全く予約を取れなかったということで、断念してしまっている方たちというのが結構多いのではないかなというように思うのです、もう無理なものだと勝手に思い込んでいて。市としては残りのこの半分近くまだいるわけですよね、いらっしゃるわけ。この半分近い方たちに接種を勧奨する、積極的に勧奨していくということはされないのでしょうか。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  先ほどの繰り返しにはなりますが、接種を希望されるものの、されていらっしゃいますが、予約をお取りいただけていない方、こういった方を把握しなければならないというふうには思っております。それが一定の時期を設けまして、個別接種へのご案内を何らかの形でしなければならないというふうに今後検討していきたいと思っております。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) そういう方もいらっしゃるでしょうし、恐らく副反応に対する漠然とした不安を感じられている方とかもいるのだと思うのです。これどうなのですか、やっぱり全員が全員、当然接種しなさいという、強制的に行政側が行うことというのはもちろん無理なのでしょうけれども、例えばこれはちょっと大胆な例ですけれども、アメリカなんかでいうと、こんなのありましたよね。宝くじでしたっけ、1億円か何かが当たるとか、接種したら。何かそんなことまでもして、接種率の向上に努めているようなこともあったと聞きますので、そのまず捕捉、受けたいけれども、断念してしまっているという人たちをどうやって捕捉していくのか。その人たちにどうやって個別接種なのか、集団接種なのか、希望を取って進めていくのかというものをちょっと本当に検討していただければと思います。  というのは、次、再質問もう一度しますが、その方たちが残っていると、その方に積極的に勧奨して、では接種しようとしたときに、もう75歳以下の接種が今度どんどん、どんどん始まっていくわけですよね。この75歳以上の方がさらに予約が難しい事態、さっき5,000人近くいるわけですよね、その世代、世代で5,000人ずついるというお答えでしたけれども、事態とならないか。さらに予約が難しいという事態にならないか。結果的にまたその75歳以上の人たちが後回しということにならないのか。いわゆるどんどん、どんどん押し出されていくという形にならないのか、ご答弁をいただければと思います。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  まず、今現在、確かに55%という委託業者からの集計を申し上げましたけれども、あわせて先ほども現在の予約されている方、2回目も含んでではございますが、こちらが8,740人と申し上げました。この数字から考えるに当たって、ある程度今後予約をされている方も増えているのではないかというふうにも思っております。ただ、そうはいっても、やはり断念されている方、お気持ちの中で今も無理なのではないか、電話だけではなかなか難しいのではないかと思われている方も多いと思います。当然その方を把握するためには、ある程度時期でその作業をこれから考えなければいけませんけれども、抽出するということも考えなければいけないと思います。その抽出をした方の中で、ある程度の絞られたといいますか、その方々に対してアプローチしていきたいなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) ということは抽出して、アプローチをして、その方が受けたいとなれば、まず75歳以上の方たちをその75歳以下の方たちよりも優先して接種していただくということになるということですか。で大丈夫ですかね。はい。  では、次にWHOによると、1回目の接種から6週間、42日間までに行えば効果が得られるというふうにされているそうです。原則としては、1回目から3から4週間の間に行うことが推奨されているそうです。今後、各世代に接種が広がっていく中で、期限つきの2回目の接種、2回目には期限が設けられるわけですよね、現実的に。2回目の接種が始まっていくと、さらに先ほど75歳以上で取り残されている人、75歳以下でこれからどんどん接種が進んでいく。しかもその方たちが期限がもう決まっている。2回目を打たなければいけないということの事態がこれから来るわけですよね。そういったときに、配分量、このワクチンの配分量は十分確保できるのか。2回目の接種と1回目の接種との混乱を避けるための対策というのはどういうふうに講じていくのか、ご答弁いただければと思います。 ○齋藤昌司議長 長谷部健康福祉部参事 ◎長谷部幸一健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。  確かにワクチン接種の効果というものは、2回打ってさらに高まるというふうに推奨されているところですので、当然2回希望される全ての方が打っていただくというのが前提でございます。その現在の予約システムの仕組みといたしましては、2回目の接種の方が1回目の接種の方よりも優先的に予約を入力することができる仕組みを取っております。1回目の接種が完了した方は、速やかに3週間後以降、ファイザーは3週間空けますので、それ以降の日程で2回目の接種を予約することが可能となっております。  また、ワクチンの供給量についてでございますが、このワクチン接種事業を今後も安定的に進めていくに当たっては、この供給量が安定していること、当然国が表明しているわけですから、それに応じて蓮田市としては希望を出していきたいというところでございます。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) 国からの配分量を見ながら、その都度、その都度対応策を練っていくって本当に大変なことだと思いますので、ただ、先ほど申し上げたように、受けた方からは本当にスムーズだったと、不安なく受けられたということで、ぜひ本当に大変でしょうけれども、頑張っていただければというふうに思います。  では、次行きます。2番、上り線の出入口については、新蓮田サービスエリアのところでできるわけですけれども、工事の請負契約が結ばれたということですから、これ僕も委員会では聞いているのですけれども、前任の部長は、もうはっきりと今年度にできますよなんてことはおっしゃってはいたのですけれども、何かあまり明確な答弁をこれいただけなかったのですけれども、工事請負契約が済んだということですから、開通をするのだろうというふうに私は勝手に解釈をしていますが、というのはやっぱりこれ市民からいつできるのだと、一番皆さんも聞かれると思うのですけれども、本当に期待が大きいのです。なので、今年度中に開通するからと、4分の3ということなのです。もちろんフルということではちょっと違うのでしょうけれども、一部はまだ今の出口、下り線の出口は普通車だけですから、普通車以下ですから。残すところは下り線の入り口、東北方面に行く入り口ですが、これについては完成時期の見通しについてはご答弁いただけませんでした。これも前任の部長は、10年ぐらいと言っていたかな、何か随分先で、それちょっとがっかりしてしまったのですけれども、10年だとちょっと長過ぎ、それは相手があることだから難しいとは思うのですけれども、これこそスピード感を持って早期に完成させるということが市民の利益にもう直結するものだと私は思っております。  蓮田市がそのネクスコ、埼玉県ですか、あと蓮田市ですか、でやっていく事業の中で、蓮田市が担当する仕事で、蓮田市の努力いかんで少しでも早くできる、完成に近づける仕事というのは何かあるのですか。 ○齋藤昌司議長 増田都市整備部長増田吉郎都市整備部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  開通時期、ちょっとはっきりしていないよねというようなご趣旨のご質問だったと思います。上り線につきましては、先ほど答弁したとおり、もうネクスコのほうの工事入っております。今後、今現在発注になったのは土木工事ということで聞いておりまして、この後、料金所のシステム等の設備工事が追加で発注になっていくということでございます。ネクスコからははっきりいつということはまだ伝えられておりませんので、ちょっとこの場ではいつとは申し訳ないのですけれども、早期開通できるように市としても協力していきたいと。  蓮田サービスエリアの下り線でございます。こちらにつきましては、先ほどちょっとご説明したとおり、今回のフル化のメリットは当然のことながら4分の2、これが4分の4になる。宇都宮方面への入り口、出口もできるということに加えて、全車種対応、車長12メートル以下の全車種対応ということで、今まで乗用車しか通れなかったものが、12メートル以下の大型車も通れるということで大きな違いになります。その検討の中で、下り線につきましては、県道蓮田白岡久喜線側に用地買収が必要となってくる。大きな車が通りますので、当然旋回半径が大きくなりますから、用地買収が必要ということでございまして、令和2年2月25日にネクスコ東日本と埼玉県、蓮田市の3者で協定を締結いたしまして、下り線のスマートインターチェンジに係る用地事務、こちらを市が協力をしていくということで協定を締結したところでございます。まだいつまでに開通とはちょっと言えないのですが、市としてもこの用地事務、努力してまいりますので、ご理解賜るようにお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) 市は用地買収に関しては、市が担っていくということで、これを一生懸命先行して、用地買収まずありきでしょうから、なるべく早く用地買収を進めれば10年を待たずに完成することになるのかもしれないです。だからぜひ頑張ってもらいたいのですが、今のその下り線の出口です。では、これ運用に関してはご答弁なかったのです。閉鎖をするというだけの答弁だったのですけれども、やっぱりこれはまだまだ10年はかかるわけですから、その利用に関しては、運用に関してはこれからも検討材料になろうかと思うのですけれども、これどうなのですか。ただ、閉鎖と言うよりも、あれ用地買収して、その前の状態ってどうなったのか、ちょっとあまり記憶がないのですけれども、例えばあれ積水さんから用地を取得しましたよね。代替用地も残されていますよね、あのカーブのところに。どうですか。例えば御林地区の方たちにちょっと一応いろんな気苦労とか、ご心配をおかけしたから、あそこに都市公園というか、何か片側だけ通りにして、もう使わないでしょう。従業員さん用だけになるわけではないですか、あそこのサービスエリアの。公園か何か造ってあげて、ちょっとお返しをするようなことが考えられるのかなと思いますが、それは10年の間に考えていただければと。ご答弁は要りません。ということです。  では、次、3番行きます。側溝の蓋かけについてですけれども、大陸団地に限って言えば、これはうまい答弁です。総延長に対して何%と言わなかったですね、今回は。大陸団地に限って数値をおっしゃっていただきましたが、大陸団地に限っていえば、6年間で21.2%、約5分の1が終了したということになるわけです。4団地で先行整備している大陸団地ですら、これ6年間でまだ5分の1なのですよね。だから、仮に大陸団地をこのまま先行して取りかかったとしても、あと大陸団地だけで24年かかるという計算になりますよね、単純に。5分の1しか終わっていないですから、6年で。ほかは大山団地に少しかかった程度ですから、4団地全てに蓋がかかるまでには1年間に200メートルかけていったとして、残り9,000メートルだとすると、45年かかるのです。100年かかるのに比べれば、おかげさまで大分スピードアップしましたが、それでも半世紀まだかかってしまうのです。これ市長には本当にありがたくて、全く新しい事業に予算をつけていただいたというだけでもありがたいのですけれども、とはいっても半世紀まだかかる。幾ら人生100年と言われている今でも、50歳である私が見届ける自信はちょっとありません。さすがに市長も見届けることできないと思いますけれども、ごめんなさい。市長の当事業への考え、これあと50年このままだとかかってしまう。でも、予算つけていただいたことは本当にありがたいと思っています。でも、このまま行くとまだ50年かかってしまう。ここの必要性については、賛同いただいて予算をつけていただいたのでしょうから、この事業へのお考えを率直にお聞かせいただければというふうに思います。お願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 森伊久磨議員のご質問の3点目です。大陸団地、貝塚団地、大山団地、浮張団地の側溝整備の根拠であります。切実なご要望をいただいて、自来何とか予算づけ始めました。前回のときには少し大きな話ししてしまったのですけれども、この地区はいわゆる周辺整備含めていずれ重要な位置を占めるであろうと想定していますと。ついてはそういう住民の方々の生活環境の整備は積極的に取り組みますという答弁したつもりであります。その割にはちょっと予算づけが小さいということだと思いますが、これまた長い間の住民の皆さん方の懸案事項でありまして、今なお流末は、貝塚地内の水田地帯に合流しておりますし、いろいろな意味で、また団地の中の世帯の世代交代もあって、この維持補修は十分大事な地元にとっては切実な課題だと認識しております。そういった意味で前回申し上げました。  今回も気持ちは同じでありまして、9月以降、新年度予算がまた編成を始まります。おかげさまでいろいろな事業が順調過ぎるほど進んでいて、予算づけ、このコロナ禍の中にもあって予算づけ大変なのですけれども、いろいろな依存財源とか、あるいは事業の取り合い、国、県の事業の取り合い、今のお話ありました新サービスエリアの、旧サービスエリアの関係もほとんど県費で賄えるような状態でもありますし、いろいろなこの予算のやり繰りしながら新年度予算に向けて、少しでもこの予算確保拡大に向けて努力したいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) すごい力強いお言葉をいただきまして、本当にありがたいと感無量でございます。100年だったのが、2年後に質問したら50年になったわけですから、今度2年後だったら25年ぐらいになってしてくれればありがたいなと、言い切ってしまいますよね。25年だったら僕も多分生きていると思うのですけれども、駄目かな、基礎疾患があるので。  では、次行きます。では、4番です。学校のこれやっぱり新聞報道にあったように、浸水想定区域内に蓮田市内の小・中学校も13校のうち7校あるということでしたね。正直数の多さにここまでかと思ったのですけれども、埼玉県内は25%ぐらいなので、4分の1ぐらいでしたか、蓮田はだからそれより多いわけですよね、学校が浸水想定区域内にあると。数の多さにびっくりしたのですが、ハード面、ソフト面において、様々な浸水対策が急務であると私は感じたところです。避難訓練でも地震や火災による避難を想定した避難訓練と、浸水による避難訓練というのは全く別のものだと思うのです。さらにたちの悪いと言ってはあれですけれども、さらに頭を悩ますのは、浸水対策については、学校ごとに浸水想定のメートルが違いますよね、どれだけ浸水するのだというのが多分違うと思うのです。もう立地状況によって、学校のそれぞれの立地状況によって、全然浸水状況が変わってくると思うので、また避難の訓練の仕方もそれぞれの学校によって変わってくるのではないかというふうに思われます。  先ほど答弁で、浸水対策について各校の実情に応じた危機管理マニュアルを作成しているというご答弁いただきましたが、例えば今回の調査にあるような、文科省もこれから力を入れると言っていますけれども、ハード面である体育館入り口への止水板の設置や電気設備の浸水防止等というのは、これは今後、今現状はないということでしたね、先ほど答弁は。今後これに対する施設面の整備というのはお考えでしょうか。 ○齋藤昌司議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  現状といたしましては、議員おっしゃるように、体育館入り口に止水板の設置はしておりません。また、電気設備ですけれども、こちらは地面よりは高い位置に、いわゆるかさ上げした状態のところに設置はしておりますけれども、浸水防止対策はしておりません。今後ですけれども、各学校の浸水想定、議員さんおっしゃるように、各学校によって異なってきますので、その浸水想定や浸水対策などを踏まえて、関係課と連携してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) これは、ちょっと教育長にその全体的なお考えをお伺いしたいのですけれども、これ検討してまいりたいと、これ結構急務なことだと思うのですよね。昨日ゲリラ降雨もあるし、どういった事態が水害に関してはいつ、何どき起こるか分からないですよね。だから、悠長に構えていられないと思うのです。耐震化は一生懸命、東日本大震災以降、学校はもう全てすぐ取りかかって、耐震化については全ての施設、学校の全ての施設において終了していると思うのですけれども、その浸水対策というものに対して、もちろんどういった手だて、どういった順序で速やかに対策を取っていくには、どういった順序でまずマニュアルとか、例えば避難訓練のあれだとか、どういったメニューをどういった順序で検討していったら、一番速やかにこの対策を講じることができるのかということになるのですか。ちょっと僕は分からないので、教えてください。ちょっと難しい質問で恐縮です。 ○齋藤昌司議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 森議員から大変重要で、そして緊急のご質問だったかなというふうに捉えさせていただきました。どういう順序で、どのように浸水に対する対策を取っていくのかと、そういう内容だったかなというふうに聞いておりました。  まず、先ほど部長からも説明しましたが、浸水想定区域に立地する学校についてでございますが、その学校そのものが浸水想定区域のその中核にあるというわけではございませんので、中核にその学区内に浸水想定区域があるという捉えで先ほど申し上げました。ですので、当然その浸水の量というのですか、浸水量によっては、学校に影響を及ぼすものもありますし、それはかなり密接に影響を及ぼすものもあれば、そうでないものもあると。喫緊のものとして一番重要なものは、やっぱり二、三校あるのかなというふうに我々は捉えております。それらにつきましての先ほどの回答になるかと思うのですけれども、1つはやはりマニュアルの整備だと思います。それは学校の方とか、教職員がやはりおっしゃったように、地震、火災、こういうものに対する想定の意識は非常に高うございます。逆に最近のゲリラ豪雨を見ていても、本市の場合は直接学校がその被害にまだ遭っておりませんので、そういう意味合いでは意識が大丈夫だと、うちの学校の場合は大丈夫だという意識を持っているのではないかというのは想定されます。ですので、その分の意識を正すという意味でも、浸水に特化したマニュアルをまずつくっていただく。それは学校によって違いますので、各学校でつくっていただくというのはまず1番目の課題ではないか、1番目に取りかからなければいけないことなのかなと思っております。  その中で2つ目としては、やはり垂直避難の考え方なのかなというふうに思っております。ですので、上まで全部浸水するということはまずあり得ないわけで、階を上げていってしばらく避難をして、水が下がるのを待ってもらうというような考え方を取ってもらうしかないのかなというふうに思っています。  それで、次の手段としては、いち早くどこかに逃げる。とにかくほかのもっと高いところはどこかというところを探っていただく。それをやはり想定の中に入れていただくというのが大事なのかなというふうに思っております。こちらは私どもが考えている幾つかの学校については、例えば黒浜西小なんかは、かなりその重要度は高いのかなと思っております。黒浜西小は避難の想定学校になっておりますけれども、ただ、あれは震災対応の避難の想定校でございまして、洪水対応ではございませんので、水害があった場合は黒浜北小のほうへというようなマニュアルを私どものほうは想定しております。そのような手だても前回はやりました。ですので、それも学校のほうにはきちんと理解して今いただいておりますので、そういう訓練をやってもらうというのもやはり大事かなと。当然そこにはさいたま栗橋線を超えるということもありますので、その辺の訓練もやっていただくというのが大事なのかなというふうに思っております。帰る場所が自宅が浸水想定区域の中に帰るというのは非常に危険なのだと、そうではなくて、ほかのところへみんなで一緒に帰ろうという教育をやはりこれからしていかなければいけないのかな。3.11のときにもそういう教育をしっかりやった学校は被害が非常に少なく、その教育に遅れたところは被害が多かったという事実がありますから、それを想定して学校の状況に応じてと申しましたけれども、状況に応じてということは、マッチングするものをきちんとやるということでございますので、そういうふうにやるのが一つかな。それが次に大事なことかなと。  3つ目は、先ほどとてもいいご示唆いただいたのですが、止水板あるいは電気設備関係、そういう施設整備の対応、これを急ぐということだと思います。止水板等につきましては、先ほどもお話を聞きながら、これは学校だけの問題ではないと、私ども学校以外も所管しておりますので、その学校以外の子どもがいる施設に対しては緊急に対応するよう関係各課と調整をしていかなければいけないなというふうな感じて痛感しているところでございます。大変ありがたいご示唆をいただいたなと思っておりますので、対応を急ぎたいというふうに思っております。ご理解よろしくお願い申し上げます。 ○齋藤昌司議長 14番 森伊久磨議員 ◆14番(森伊久磨議員) もうちょっと、これで終わりにしますけれども、火災とか、地震とかの場合は早急に避難をしなければいけないということですよね、当然。早急に避難しなければいけない災害なのですけれども、水害の場合というのは、ある程度時間の余裕がある。こういう水位がさっきTP値だと水位がどんどん上がっていくのが国交省の川のああいうものでも出されておりますし、ある程度その避難までの時間が確保できるらしいですね、水害に関しては。さっきのお話で、西小から北小まで移動すると、子どもたちを引率して移動するというのは、1度ぐらいはやっぱり訓練しておかないと、なかなか結構な距離ですし、時間は余裕はあるということですから、避難までの時間が。だから、それをぜひ早く各学校ごとにまとめて、どこに避難する。当然地域住民もそこに避難するでしょうから、まとめておいていただければというふうに思います。  以上で私の質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員          〔17番 石川誠司議員登壇〕 ◆17番(石川誠司議員) 皆さん、こんにちは。今晩はの時間にならなくて幸いでございますし、私も1問ございますので、手短にやっていきたいと思います。17番、はすだ政和会の石川誠司でございます。齋藤昌司議長のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問、今回は1問行ってまいります。  本日から始まりました一般質問で、新型コロナウイルスのワクチン接種取り上げられまして、2名の議員やっていただきまして、有効な回答というもののお話を聞きまして、大変有意義だったと思います。蓮田市内におきましても、本格的にこのワクチン接種が始まりました。中野市長はじめ、健康福祉部の健康増進課の皆さんはじめ、市役所の全職員の方々がご尽力されていることに当たりまして、敬意と感謝を申し上げる次第でございます。一日でも早くこのワクチン接種が速やかに、かつ安全に実施完了されますことを願わずにはいられません。  さて、私の一般質問を行わせていただきます。昨年、令和2年の9月定例会におきまして、高橋副議長と私、この蓮田市の市道1472号線、これは東埼玉病院を完成すれば貫通する道路になりますし、またその道路完成の暁には、朝日バスさんの協力、もちろん東埼玉病院さんのご協力をいただいて、バス延伸、この悲願を達成していただきたいところでございますが、昨年、もう半年以上前にこの質問を取り上げさせていただいた直後よりも、この年度が替わった4月以降のほうが地域の方々から東埼玉病院の道路はいつできるのであるか。また、バスは蓮田松韻高校まで行くのでしょうか。さらには冬、日が短くなった際に、街路灯がなければ、また不審者が出てくる、こういう事態になったときに、高校生の安全は守れるのでしょうか。様々な声を貴重なお問合せをいただきました。江ケ崎、長崎、また桜ヶ丘の地区の皆さんの関心は高まるばかりでございますし、一日も早い道路の完成と、またさらにその先のバス路線の延伸の実現が望まれるところでございます。その地域の皆様の思いを受け止めていただきたく質問させていただきます。  1、市道1472号線の整備とバス路線延伸について。  (1)、令和2年9月以降の進捗状況。  (2)、今後の予定ということでございます。  ご答弁よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 石川誠司議員のご質問、大項目1、市道1472号線整備とバス路線延伸についてのうち、道路整備の部分につきましてお答え申し上げます。  市道1472号線は、平成30年度から整備を進めている東埼玉病院の敷地内を通る幅員12メートルの新設道路でございます。幅員構成は、車道幅員7メートル、2.5メートルの歩道を両側に設置いたします。車道は、基層5センチ、表層5センチ、合わせて10センチの舗装厚でございます。当該道路を整備することになった経緯でございますが、平成28年7月、歩道や街路灯を備えた新設道路の整備及びバス路線延長を求める要望書が蓮田松韻高校から市長宛てに提出され、また東埼玉病院から敷地の一部を無償譲渡していただけることになり、事業化に至ったものでございます。  令和2年9月議会の一般質問におきまして、石川誠司議員と高橋健一郎議員から工事の進捗状況についてご質問をいただきました。当該道路は、北から南へと整備を進めておりまして、令和2年9月時点では、蓮田松韻高校側から東埼玉病院の出入口手前付近まで約320メートルの整備を行った旨答弁をさせていただきました。  (1)、令和2年9月以降の進捗状況についてですが、東埼玉病院出入口付近の整備を進める予定でしたので、緊急車両やバス、一般外来の方などの通行を確保するための仮設道路を造る必要がございました。そのため、東埼玉病院やバス事業者、電気事業者等に工事の進め方を説明するとともに、工事期間中の対応について協議をさせていただきました。  現在、協議が整い、緊急車両やバス、一般外来の方などに仮設道路を通行していただき、東埼玉病院出入口付近の道路整備を進めているところでございます。また、新設道路によって病院敷地が分断されますので、水道、下水、電気、通信その他の機能に支障が生じないように、東埼玉病院と綿密な打合せを行いながら工事を進めているところでございます。  (2)、今後の予定でございますが、現在行っている工事の範囲がさらに南に移ってまいります。新たな仮設道路の整備や電柱移設など、手間と時間はかかりますが、滞りなく工事が進められるように準備してまいりたいと考えております。その上で東埼玉病院の正門付近までの工事は、年度内完了を目指したいと考えております。なお、車道の舗装につきましては、今年度中に表層まで仕上げる予定でございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 高崎環境経済部長          〔高崎達也環境経済部長登壇〕 ◎高崎達也環境経済部長 石川誠司議員のご質問、市道1472号線整備とバス路線の延伸についてのうち、バス路線延伸に関する部分についてお答えいたします。  初めに、令和2年9月以降の進捗状況でございますが、バス路線延伸のためには、道路整備はもとより、バス転回場の設置など、運行に必要な施設の整備、またバス会社との交渉など、それぞれを所管する複数の部署における取り組みが必要となります。  事業を推進するためには、それぞれが情報を共有し、互いの進捗状況を確認することが不可欠であることから、庁内の関係部署による連絡会議を適宜開催いたしました。今後も引き続き情報の共有、事業の進行管理を行うとともに、課題についても検討を進め、事業の実施に向け取り組んでまいります。  次に、今後の予定でございますが、バス路線の延伸は、地域の方々から期待を寄せられていることはもとより、市内唯一の高校でございます県立蓮田松韻高等学校からも生徒の登下校時における利便性向上のため、バス路線延伸の要望書が提出されており、切望されているものと認識しております。今後におきましても、バス路線延伸に向けて継続して取り組んでまいります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 細井参事、また高崎部長、ご答弁ありがとうございました。  まず、バスが通る前には道路整備ということで、道路整備、一生懸命取り組んでいただいているということで、私も今回一般質問、見に行ってきたのですけれども、家から歩いて数分ですから行ってきまして、もうだんだん始まっていると。ただし、自分の予想は仮設道路というのを造るという発想がなかったものですから、今回仮設道路、そういう緊急車両ですとか、今、路線バス、一般外来の方の通行を確保するために仮設道路というのをやって、それも多少時間がかかったというのも理解していますし、その工事見に来て、近所の方々もそれは理解されたものと思います。今後も今年度中に先ほど東埼玉病院の正門付近までは今次の完了を目指されるということでございますので、事故のないよう手順、またそこも仮設道路が必要になるものと理解しますし、事故なく一歩一歩着実に進めていただくようお願いしますけれども、先ほど参事は基層5センチ、表層も5センチ道路の舗装厚というのを設けられるということでご答弁いただきました。もういよいよ車が通れるという状況と理解してよろしいでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  今進めている病院の出入口部分から正門付近までの道路の築造工事が完了しましたら、そこから先の県道までについては、今現在まだ交渉等入っておりませんので、現道等をすりつけて通れるようにしたいと。病院の出入口、先ほど申し上げましたバスや緊急車両、一般外来の方たちが出入りできるようには表層まで打って、道路を造り上げるという考えでおります。  以上でございます。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ごめんなさい。その舗装の部分、私が勘違いして、今もう既にできている転回場がもしやできるかも、もう先のところ、今まだ道路を通していない部分の舗装も今まだ基層部分の5センチしかやっていなくて、表層部、さらに5センチ盛っていただけるという話だったので、もう今、仮設道路を造って工事を進めるというところではなくて、その先はどうだったのかなという質問でございます。ちょっと分かりにくい質問で、大変失礼いたしました。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 大変失礼いたしました。再質問にお答えいたします。  今現在、道路の形になっている病院の出入口よりも北寄り、蓮田松韻高校側の基層の状態になっている部分の表層ということですけれども、一応蓮田松韻高校側の道路とは今つながっておりませんが、バスの転回場について、今私の立場で申し上げられないのですが、もしそれが転回場が可能となった場合に、道路が通れないからそこまで行けないということがないように、道路課としましては、延伸できた場合に備えて出入口、バスの転回場の出入口の予定地付近までは表層まで仕上げてまいります。  以上でございます。
    齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) あと、すみません。私も理解というか、質問の仕方が悪くて、現在基層しかやっていないところの表層をやるのかという意味で聞いてしまって、ごめんなさい。理解できました。道路の今後バス延伸をバス会社さん、また土地を譲ってくださる東埼玉病院さんとの交渉もあるでしょうから、細井参事のご答弁ではそこまでということも理解いたしました。  もう一つ、前回の令和2年の9月のときも同じように質問させていただいたのですけれども、街路灯というのは、道路の完成と同時に行っていくものと思いますけれども、街路灯のことについて少し教えていただけますでしょうか。 ○齋藤昌司議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  街路灯についてのお尋ねでございますが、前回の一般質問でもご答弁申し上げましたとおり、街路灯については、道路整備を進める中で設置をしていくということに変わりはございません。したがいまして、私も現場を見まして、かなり街路灯建っているので、恐らく地元の方、高校の生徒さんも期待されているのかなと思うのですが、今の段階ではまだ電気が来ていないものですから、工事に合わせて街路灯の設置が終わりまして、電気を通してから点灯というのが今現在の考え方ではございます。ただ、今、仮設道路を造っているところに仮の仮設の電灯みたいなのは、今つけております。それも費用がかかるので、今この場でつけますよというお答えはできないのですが、検討することは可能かなと思います。よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ええ、そうですね。今、この6月、日が長いですから、6時半、7時過ぎても明るいですから、明かりの心配、高校生の皆さん心配することないですけれども、今後道路の整備も進めて、冬場、本当に日が短くなると不審者が出るというので、もうそもそもこの道路を延伸しようというお話も出たのも、そういう経緯があるものですから、なるべく早く街路灯もよろしくお願いできればと要望します。  次に、道路が今できてからという前提なのでしょうけれども、バス路線の延伸について、先ほど高崎部長は庁内の関係部署で連絡会議というのを開催し、事業を進めるために情報共有ですとか、進捗状況の確認が行われたという答弁でございました。打合せのときもお話お伺いしたときに、この路線バスというのは、路線の延伸というのは、まず東埼玉病院さんに転回場の設置のための土地を譲っていただくと、そういう難しい交渉があり、その後、朝日バス会社さん、実際に転回場まで延ばしてくださるのですかというお話があるものと理解しております。相手方のお考え、また言い分といいますか、言いたいこと、蓮田市役所、蓮田市側の考え、言いたいこともあると理解しまして、交渉というものは相手があることですから、こちらで一方的な思いではなかなか進められないご苦労もあると理解します。5年前に、平成28年の7月21日に前も市長にも教えていただきましたけれども、549名の署名とともに提出された要望書が出されております。多くのそのとき、今も現在もそうですけれども、署名された方々も含めて多くの人々の思いを受け止めていただきまして、今後の東埼玉病院さん、また朝日バスさんとの交渉に当たっていただければと思います。  最後に、中野市長にお伺いしたいと思います。この今、着々と進めていただいております1472号線の道路整備と、その先、交渉大変ですけれども、転回場の整備とバス延伸についての中野市長のお考えをお聞きしまして、令和3年6月の私の一般質問を終わらせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○齋藤昌司議長 中野市長 ◎中野和信市長 石川誠司議員のご質問にお答え申し上げます。  東埼玉病院内を通過しております市道1472号線の進捗状況でございます。今さら申し上げるまでもないのですけれども、議員ももう最初から取り組んでいただいている大事業なのですが、終戦間際に国立病院があそこにできまして、広大な土地、今の黒浜運動公園、蓮田松韻高校全て含めて、あの広大な土地に病院ができました。それ以来、病院は病院で地域に貢献していただいた病院ですが、一方、周辺住民の方々にとっては、あの広大な土地が昔はあの中に市道、村道、町道があったはずでありまして、それが全て寸断されたということで、ある意味非常に生活的にはなかなか厳しいお話も聞いておりました。  しかしながら、時代も変わって、黒浜公園や蓮田松韻高校は当時の厚生省のほうから国有財産処分いただきまして、今はあのような形で全体的なレイアウトがなされているところであります。そういった中で、まだまだ道路の整備につきましては課題だったのですが、ご質問の中にもありましたとおり、現在の厚生労働省のほうからいろいろな方のご努力で無償であの道路部分をそっくり蓮田市に寄附ということになりました。  そこで、大分話が明るくなってまいりまして、ずっと毎年毎年一生懸命取り組んでいるのですが、幾つかテーマがありまして、最終的には蓮田松韻高校の正門前の現在サッカー場で使っておりますあの大きなケヤキが林立しているあの敷地が最終転回場で基本計画はなっております。ただ、そうしているうちに、先ほど要望書のお話もありましたが、やはり今は大分きれいになりましたけれども、雑木林等が松韻高校までつながっておりまして、今でも痴漢等が出て、いろいろ高校生なんか遅くまで部活なんかやりますので、課題が発生しているところであります。松韻高校についても、理想はやはり最初どおり、正門前までなのですが、現在の浅見校長さんはじめ、PTAの方々、もう一日も早く暫定的にでも松韻高校の前のあの道路を、あそこまででも何とかしてほしいという、何とかできないかということでありまして、そこで市としては最終計画はありますけれども、暫定的に途中で転回場を設ける。つまり今、正門から入って、松韻高校の前の道路の突き当たりの手前、両側どちらかに仮設の転回場ができないかということで今、検討しているところであります。  道路のほうは、今、参事申し上げましたように、おかげさまでいろいろあったのですけれども、取り合いとか、病院のほうの調整とか、病院のお考えもいろいろあったのですけれども、現在はあのような形で工事が着々と進んでおります。何とか来年3月、年度末までには松韻高校の前まで表層、一番上の表層まで仕上げたい、そういう考えであります。問題は、その途中の転回場なのですけれども、これが今、またあまりこの場では申し上げにくいのですけれども、東埼玉病院さんのお考えも若干ありまして、また院長先生も代わりましたり、いろいろ関係があって、再調整今させていただいているところであります。いずれにしましても、大きな道路がもう松韻高校の前までは行きますので、高校としてはそこまででももう大分助かるということで、その痴漢対策含めて高校生の登下校も大分違う。また、切実な問題として、残念ながら今年の松韻高校の入学応募者が若干、若干というか、ちょっと県内高校に比して落ちてしまいました。やっぱり今の時代ですから、雨の日、風の日、雪の日、近くまでバス路線があるとないとでは、中身は先生方の充実は相当県のほうでも力を入れていただいているのですけれども、やっぱり環境が、アクセスの環境が課題だということで、切実に校長先生等々からも訴えられております。そんなことを取り合いながら、何とかバス路線は都市計画課、それから全体の転回場のあそこの公園計画は、将来の公園計画はみどり環境課、道路はもちろん道路課ということで、関係各課、今、再調整していますので、目標は取りあえず仮設道路を松韻高校の前まで仕上げる、一日も早く仕上げる、そういう段取りで進めておりますので、ご理解賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 △次会日程報告 ○齋藤昌司議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。  明18日は、午前9時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行いたします。 △散会の宣告 ○齋藤昌司議長 本日は、これにて散会いたします。          散会 午後 4時04分...