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09月16日-一般質問-04号

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  1. 蓮田市議会 2020-09-16
    09月16日-一般質問-04号


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    令和 2年  9月 定例会          令和2年9月蓮田市議会定例会 第22日令和2年9月16日(水曜日) 議 事 日 程(第4号)   1 開  議 午前9時   2 市政に対する一般質問       9番  北 角 嘉 幸 議員      10番  木佐木 照 男 議員       5番  鈴 木 貴美子 議員       6番  近 藤 純 枝 議員       3番  高 橋 健一郎 議員      12番  菊 池 義 人 議員   3 次会日程報告   4 散  会                                    午前9時00分開議 出席議員(19名)   1番  湯  谷  百 合 子  議員     2番  福  田  聖  次  議員   3番  高  橋  健 一 郎  議員     4番  山  田  孝  夫  議員   5番  鈴  木  貴 美 子  議員     6番  近  藤  純  枝  議員   7番  関  根  香  織  議員     8番  山  田  慎 太 郎  議員   9番  北  角  嘉  幸  議員    10番  木 佐 木  照  男  議員  11番  秦     邦  雄  議員    12番  菊  池  義  人  議員  13番  勝  浦     敦  議員    14番  森     伊 久 磨  議員  15番  齋  藤  昌  司  議員    16番  中  野  政  廣  議員  17番  石  川  誠  司  議員    18番  栗  原     勇  議員  19番  榎  本  菜  保  議員 欠席議員(1名)  20番  船  橋  由 貴 子  議員 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  中  野  和  信  市     長    新  井     勉  副  市  長  西  山  通  夫  教  育  長    山  田  勝  利  総 合 政策部長  吉  澤  正  剛  総 務 部 長    山  口     亨  環 境 経済部長  猿  田  孝  二  健 康 福祉部長    長 谷 部  幸  一  健康福祉部参事  関  根  守  男  都 市 整備部長    細  井  満  浩  都市整備部参事  山  﨑     隆  上 下 水道部長    原     淳  司  会 計 室 長  毒  島  正  明  監 査 委 員    増  田  勝  弘  学 校 教育部長              事 務 局 長 兼              選挙管理委員会              事 務 局 長  新  井  宏  典  生 涯 学習部長    鈴  木  達  雄  消  防  長 事務局職員出席者  宮  野  俊  彦  事 務 局 長    遠  藤  忠  則  次     長  吉  田  孝  宏  副  主  幹    中  野  泰  孝  主     査 △開議の宣告                   (午前 9時00分) ○中野政廣議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 △市政に対する一般質問 ○中野政廣議長 これより、市政に対する一般質問を続行いたします。  暫時、休憩いたします。          休憩 午前 9時00分          再開 午前 9時01分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  発言順序に従い順次質問を許します。  9番 北角嘉幸議員          〔9番 北角嘉幸議員登壇〕 ◆9番(北角嘉幸議員) 9番、北角嘉幸です。議長のお許しをいただきまして、通告に従い一般質問をさせていただきます。  大項目1、地域公共交通網の維持と整備。この度のコロナ禍は、私たちの健康に大きな脅威を与え、また経済を大混乱に陥れました。ただでさえ厳しい地域公共交通の状況は、各地で事業者が撤退するなど、まさに地域公共交通の崩壊が懸念されています。そこで、我が蓮田市の現況をお尋ねいたします。  (1)、事業者について。  (ア)、コロナの影響はどうか。事業者へのヒアリングはしましたか。  (イ)、事業の採算が取れない場合、どうするのか。  (ウ)、今回の補正予算で対策は十分ですか。  (エ)、今後具体的にどう対策していきますか。  (2)、地域公共交通網の計画について。  (ア)、国の方針はどうですか。また、蓮田市の現況はどうでしょうか。  (イ)、今後どう対応していきますか。  大項目2、治水対策の進捗状況についてであります。治水対策は、私が市議会議員選挙で重要項目として挙げた公約の一つです。私は、当選後、早速治水問題に取り組み、昨年夏には西城、西新宿地区で自治会長をはじめとする地元の皆さんや市の担当幹部と意見交換会を開き、12月の定例会では、堰をかさ上げするという答弁をいただきました。また、今年の6月議会では、近藤議員も私に続き、この問題を取り上げてくださいました。去年の12月議会のときにも申し上げましたが、元荒川の堤防の水位は10メートル、堰は現在9.2メートルで、市が問題ないだろうとする50センチのかさ上げでは、堤防よりも30センチ低くなってしまいます。また、堰のかさ上げは、外水氾濫予防のためには必要不可欠でありますが、現在の道路や庭の冠水の解消には、排水ポンプの増強など、別の対策が必要となっております。  そこで、お尋ねいたします。(1)、市内各地の浸水地域について、私が昨年指摘した以降どのような対策を取ってきましたか。  (ア)、西城・西新宿。  (イ)、緑町。  (ウ)、浮張。  (エ)、その他の地域。  (2)、これらの地域の今後の見通しはどうでしょうか。  大項目3、職員の不適切言動についてのその後の対応。  (1)、昨年、私が指摘した職員の不適切言動について、その後どう対応しましたか。該当の市民に対してきちんと謝罪はされましたか。  大項目4、蓮田市活性化のための開発について。私は、市議会議員を拝命してから、まちの皆さんに蓮田の問題点をお聞きしてまいりました。先ほどお尋ねした地域公共交通網や治水対策もそうです。一般的に皆さんがおっしゃるのは、「蓮田は代わり映えしないね」、「道路が狭くて、昔、駅前銀座だった市道5号線は車もすれ違えないよ」、「閏戸、大山、貝塚、根金、もっと開発できるんじゃないの」、こういう声が多いのです。  私は、蓮田活性化のためには、蓮田地区、黒浜地区、平野地区、それぞれに市民が希望の持てる開発が必要だと考えています。若い人が蓮田に来てくれる、若い人たちの流入人口の増加、そして定住人口の増加が求められているのではないでしょうか。今のままで若い人が蓮田に本当にどんどん来てくれますか。毎年、蓮田市の人口は減っているのではないでしょうか。県内有数の高齢化市と化した蓮田市の若返りと活性化を実現する元気が出る開発が今求められているのではないでしょうか。  そこで、(1)、新サービスエリアを利用した川島地区の開発。  (2)、久喜市などと連携した高虫地区の開発。  (3)、北部道路を目玉とする貝塚・根金地区の開発。  (4)、黒浜沼・日野手緑地など自然を利活用した開発についてお尋ねいたします。  まず、(1)、川島地区でありますが、ここは将来、スマートインターチェンジが予定されていますが、国土交通省は、サービスエリアと隣接する民間施設の整備を進めてまいりました。東名高速に刈谷サービスエリアというサービスエリアがありますが、ここは日帰り温泉や小さな遊園地などが併設され、行楽客や地元の人で大変にぎわっています。川島地区でもサービスエリア周辺に日帰り温泉、東武動物公園と連携したポニーなど小動物と触れ合える蓮田こども動物園、あるいは蓮田の農産物を販売する施設、こういう施設を整備し、首都圏に帰る行楽客を呼び込む仕掛けを考えてみてはどうでしょうか。  次に、(2)、高虫地区ですが、ここは菖蒲サービスエリアからすぐの立地であり、菖蒲サービスエリアスマートインターチェンジができれば、大いに利便性が上がり、産業団地の整備とともにできる開発の選択肢も大いに広がります。久喜市と連携した市境の開発を提案してみてはどうでしょうか。  次に、(3)、貝塚・根金を中心とする地区ですが、この地区は、北部道路を整備すれば大きな可能性を秘めた地区だと思います。山ノ神沼を生かした公園を整備し、ここに若い人向けの住宅地を整備してみてはどうでしょうか。宇都宮線で40分強で東京にも新宿にも行くことができる蓮田は、まさにリモートの時代にうってつけであります。都内では困難な一戸建てで、子どもさんは豊かな自然の中でカブトムシなどと一緒に伸び伸びと育ち、若いお父さんは、自宅で仕事をする。そんな若い人たちのまちを山ノ神沼周辺に整備すれば、この地区も大いに変わっていくことでしょう。このような若い人たちの人口流入政策が今求められているのではないでしょうか。  最後に、(4)、黒浜沼・日野手緑地など自然を利活用した市民のための公園、シビックパーク、これを整備してみてはいかがでしょうか。黒浜沼には、蛍を呼び戻そうと取り組んでいる団体もあります。週末、家族でバーベキューができる広場を造れば、若い人たちにも人気が出ることでしょう。ドッグランも造ればいい。関根議員も一般質問されていましたが、プレーパークも造ればいいと思います。蓮田市役所では、まだまだ理解されていないのかもしれませんが、越谷市では行政が主体となってプレーパークでの事業をNPOに委託しています。私の同僚の湯谷議員にお聞きをしましたら、「北角さん、蓮田にだってプレーパークやりたい人、幾らだっているわ」と、こうおっしゃっていました。市の方針、市民から声が上がってきたらプレーパークやりますと。市民から声が上がってきたら子育て支援やりますと。こんなことを言っていては、本当に蓮田に若い人が来るのでしょうか。私は、今、必要なことは、役所が率先して若い人たちの意向をよく聞いて、これを政策に落として実行する、この実行力、これが大切だと思っております。  最後に、大項目5、西口再開発についてです。これまで私は、毎回一般質問でこの問題を取り上げてまいりましたが、この事業がかなりいいかげんに行われていることが明らかになりました。東急不動産が提案した事業計画書で、蓮田市が支払う3億円の内装費が計上されていないにもかかわらず、収支がきちんと合っていて、またこれを審査した市の幹部から成る審査会、これすんなりと通しています。近隣の地価公示は、1平方メートル約17万円であるのに、東急不動産には、これを1平方メートル10万7,000円で売却している。また、金利60億円、58億円なのですが、約60億円の建物に5億円の金利諸経費を払っている。いいですか、60億円の建物です。私、この質問をしたときに、蓮田の起債の金利を聞きました。当時は、5年物で0.12あるいは0.15、大体それぐらいのパーセントであるということなのですが、例えば0.15としましょう。60億円を1年間借りて0.15%だったら一体幾ら払うのか。60億円の1%は6,000万円です。60億円の0.1%は600万円です。ということは、0.15%ということ、蓮田が起債をしたときには率は900万円で1年間の金利が足りるということなのです。5年物で借りたとしましょう。900万円を5年借りたって4,500万円しか払わなくていいのです。蓮田市が起債をして、そして資金調達をした。それで済む。にもかかわらず、5億円の金利を払っているのです。どうしてこんなことになるのか。民間にやらせたら安くなるのではなかったのか。民間でやらせたら逆に高くなっているではないですか。こんなことが平然と行われているのが、この西口再開発だから私は毎回お聞きをしているのであります。  また、最後に残った1人の権利者に、利益供与している可能性がある。私は、今回これをまた質問させていただきと思います。  そこで、お尋ねいたします。(1)、再開発ビル敷地買収額と現在の状況。  (ア)、買収額はおおむね幾らか。  (イ)、東急不動産に譲渡する前の評価額は幾らか。  (ウ)、東急不動産に譲渡した額は幾らか。  (エ)、どうして市の土地を安く売ったのか。  (オ)、近隣の公的評価(地価公示など)とのバランスはどうか。  (2)、再開発ビルの評価とその処分について。  (ア)、保留床の評価額と処分先及び処分額。マンション部分とテナント部分に分けて教えてください。  (イ)、権利床の評価額とその利用について。  (3)、最後に残った地権者への対応。  (ア)、地権者が2割安くフロアを入手できる点を会議で指摘されたときに、市と地権者全員同意という理由で認められたことは、この地権者に対する利益供与に当たるのではないか。  (イ)、地権者への補償などで利益供与されていることはないか。  (4)、部長答弁の整合性。この部長答弁の整合性というのは、先ほどの3億円の話なのですが、この3億円について、去年の私の一般質問で、これは保留床処分金の中に入っていると、こう答弁されたのですが、どう考えてもおかしいので、もう一度答弁を求めたいと思います。  以上で1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長          〔関根守男都市整備部長登壇〕 ◎関根守男都市整備部長 皆さん、おはようございます。北角嘉幸議員のご質問、地域公共交通網の維持と整備について順次ご答弁申し上げます。  初めに、事業者についてのうち、コロナの影響はどうか。事業へのヒアリングはしたかについてお答え申し上げます。蓮田市の公共交通は、JR宇都宮線、路線バス、タクシーがあり、それぞれ東日本旅客鉄道株式会社、民間バス事業者3社、民間タクシー事業者3社が運営しております。市では、緊急事態宣言解除後に、各事業者に新型コロナウイルス感染症の影響についてお話を伺っております。各事業者とも緊急事態宣言下においては、利用者が半分以下となり、緊急事態宣言解除以降、徐々に回復しているものの、従前の状況には戻っていないとのことでございました。  次に、事業の採算が取れない場合、どうするのか。今回の補正予算で対策は十分か。今後具体的にどう対策していくのかについては、関連がございますので、併せてお答え申し上げます。市では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止する対策を実施した上で、営業を継続する路線バス事業者及びタクシー事業者の経営を支援し、市内公共交通の維持を図るため、今市議会定例会に補正予算をお願いし、蓮田市公共交通応援事業支援金を交付したいと考えております。  なお、蓮田市における今回の支援金は、各事業者の赤字分の補填を行う目的で交付するものではございませんが、埼玉県や他市町においても同様の目的で、支援金、給付金、補助金の交付が実施または検討されているところでございます。  新型コロナウイルス感染症禍の現在において、不特定多数の方が利用する公共交通事業者の経営状況は、大変厳しいと伺っておりますが、各公共交通事業者が支援金を活用するなどして、利用者の方が少しでも安心してご利用いただけるよう努力してまいりたいと考えております。また、引き続き、公共交通事業者とは意見交換などを行い、状況把握に努めてまいります。  次に、地域公共交通網の計画について、国の方針はどうか。また、蓮田市の現況はどうかについてお答え申し上げます。地域公共交通網の計画につきましては、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律において、地方公共団体は、持続可能な地域公共交通網の形成に資する地域公共交通網の活性化及び再生を推進するための計画、いわゆる地域公共交通網形成計画を作成することができるとされております。  なお、この地域公共交通の活性化及び再生に関する法律は、本年6月3日に一部を改正する法律が公布され、公布から6か月以内に施行される予定となっております。改正後の法律では、地方公共団体は、地域旅客運送サービスの持続可能な提供の確保に資する地域公共交通の活性化及び再生を推進するための計画、いわゆる地域公共交通計画を作成するよう努めなければならないとされております。蓮田市では、現在、地域公共交通網形成計画の策定はしておりません。  次に、今後どう対応していくのかについてお答え申し上げます。ここで、改めて蓮田市の公共交通網についてご説明させていただきます。蓮田市の公共交通は、JR宇都宮線蓮田駅を中心として、乗り合いバス事業者3社の運行する24系統の路線バスが市内の各方面に放射状にバス路線網を形成しております。また、タクシー事業者3社が蓮田駅から目的地へ需要に応じてドア・ツー・ドアの地域密着型の運行をしております。現在のところ、それぞれの事業者で調整しなければならないような課題や重複区間もほとんどない状況でございます。  このように、蓮田市内の公共交通につきましては、現在のところバス事業者の撤退など、他の公共交通の導入を検討しなければならないなどの特別な事情がないこと、事業者と調整しなければならないような課題や重複区間もほとんどないことから、地域公共交通網形成計画の作成や、協議会を設置しておりませんが、乗り合いバス事業者3社とは、日頃から個別に情報交換を行っております。  現在、新型コロナウイルス感染症の影響により、乗り合いバス事業者の経営は、大変厳しい状況にございます。法に定められた公共交通に関する計画策定や、協議会の設置に着手することは、バス事業者に、これまでの市の方針が転換されるのではないかといった心配、また不安を生じさせ、既存のバス路線の改廃につながるおそれがございます。新型コロナウイルス感染症禍の現時点におきましては、まずは、これまで以上に既存の路線バスの維持、拡充に取り組んでいくことが最重要であると考えております。ご理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、蓮田市活性化のための開発について順次お答え申し上げます。初めに、新SAを利用した川島地区の開発についてでございますが、蓮田サービスエリア新上り線が令和元年7月29日に開業いたしました。このサービスエリアは、外部からの利用ができることから、高速道路利用者だけでなく、近隣の方々にも広く便利にご利用いただいているところでございます。蓮田サービスエリア新上り線周辺地区は、蓮田市都市計画マスタープランでは、その立地条件を生かした土地利用のあり方を検討し、条件が整った段階で具体の土地利用を促進する区域としています。  ご紹介のありましたハイウェイオアシスは、サービスエリアパーキングエリアに接続する都市計画公園などに、一般道路からの利用だけでなく、高速道路利用者が高速道路から下りずに観光施設、休憩施設などに出入りできる施設でございまして、特に地域の活性化に活用されております。蓮田市の近傍では、栃木県の壬生パーキングエリアに接続する「道の駅みぶハイウェーパーク」や、群馬県の藤岡パーキングエリアに接続する「道の駅ららん藤岡」などがございまして、いずれも年間を通じて非常に多くの方に利用されている施設となっております。  蓮田サービスエリア上り線に隣接する川島周辺に土地をお持ちの方からは、平成31年2月12日に蓮田サービスエリア上り線周辺の土地利用に係る開発区域及び開発手法の研究、検討することを目的とする「蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会」を結成した旨、協議会役員の方から市に報告がございました。また、令和2年3月27日には、この協議会から、新蓮田スマートインターチェンジの早期開通、蓮田都市計画マスタープランなど上位計画への具体的な位置付け、協議会活動への支援及び広域道路計画の策定などを求める要望書が提出されております。  市といたしましても、当地区は、サービスエリアとの連携だけでなく、大型車対応のスマートインターチェンジが間もなく整備されることもあり、将来的には市の活性化にとって大きな可能性がある地区と考えております。蓮田サービスエリア周辺地区の土地利用につきましては、地権者の合意形成や土地利用規制を踏まえた開発手法の検討などを行いながら、今後、地域の実情に適した事業の方向性を検討してまいりたいと考えております。  次に、久喜市などと連携した高虫地区の開発についてでございますが、現在蓮田市では、高虫西部地区の産業団地整備事業を推進しております。この地区は、元荒川を挟んで久喜市と隣接する場所に位置しており、久喜市にある首都圏中央連絡自動車道菖蒲パーキングエリアから直線で約1キロメートルの距離にございます。久喜市では、この菖蒲パーキングエリアを観光拠点として位置付けていますが、菖蒲パーキングエリアから蓮田市の高虫地区までの間は、農業系ゾーンとして農用地区域などの優良農地の保全を基本とする地区に位置付けられております。このことから、現時点では行政界をまたぐ連携は難しいものと考えております。  今後、高虫西部地区の産業団地が造成され、埼玉県が計画している主要地方道行田蓮田線のバイパスが事業化され、久喜市と道路で結ばれることになれば、結果として広域的な連携が図れる可能性も出てくると考えております。市といたしましては、現在進めている高虫西部地区の産業団地整備事業を早期に事業化できるように関係機関と調整し、事業を推進してまいりたいと考えております。  次に、北部道路を目玉とする貝塚・根金地区の開発についてでございますが、まず(仮称)北部道路は、市の最上位計画である第5次総合振興計画や蓮田市都市計画マスタープランにおいて、蓮田市と近隣市町を結ぶ広域幹線道路として位置付けており、市域の東西交通の連絡性の強化を見込んでおります。整備の暁には、沿線地域の発展に資するだけでなく、周辺市町を含め、広域的な地域の活性化などに高い効果を期待できる構想路線と考えております。北部道路の整備につきましては、6月議会の一般質問の中でお答えしたとおり、埼玉県をはじめ白岡市、久喜市、伊奈町などの隣接自治体との連携を図りながら進める必要があることや、埼玉県の道路事業における優先順位などの課題があるところでございます。  北部道路の構想については、白岡市の西から元荒川を越えて、山ノ神沼の周辺に抜けるルートが検討されていますが、このルート周辺の貝塚・根金地区につきましては、市の最上位計画である第5次総合振興計画の土地利用の基本方針の中で、農業系ゾーンに位置付けられています。また、都市計画マスタープランでは、農業ゾーンとして位置付けられており、「河川沿いの一団の水田や畑は、農業生産空間として農業基盤の整備・農地の集約や耕作放棄地の解消を進めるとともに、観光農園や市民農園等の交流の場として整備・活用を促進します」としております。  また、都市計画マスタープランの都市施設整備に関する方針のうち、緑地空間整備の方針において、山ノ神周辺は、「自然環境を保全し活用するため、新たに親水型の都市基幹公園緑地の整備を推進します」としています。当地区は、市街化調整区域であるため、都市的土地利用には厳しい制限がございます。北部道路が整備されれば、東西方向で連絡性の強化が図られ、周辺地域の活性化につながるものと思われますので、引き続き埼玉県をはじめ白岡市、久喜市、伊奈町などの隣接自治体と協議、調整を進めていきたいと考えております。  次に、黒浜沼・日野手緑地などの自然を利用した開発についてでございますが、都市計画マスタープランでは、「全市的な観点から多様な機能を有する大規模な緑地ネットワークを検討します」としており、黒浜沼や日野手緑地周辺は、その規模からも蓮田市の緑地や自然をアピールするポイントとなる地域でございます。この周辺においては、貴重な水資源や緑を保全し、生物の多様性や景観に配慮しつつ、野外レクリエーションや自然体験活動の場として、利用者や訪問する人の満足度を高められるような施策を検討してまいりたいと考えております。  次に、西口再開発についてお答えする前に、再開発ビル「プレックス蓮田」の現在の状況についてご報告いたします。まず、工事の進捗状況でございますが、マンション内装を含む建物本体工事、立体駐車場及び植栽など外構工事が終了し、現在、公益施設内装工事を行っており、出来高といたしましては、8月末時点で約97%でございます。来月、10月末の完成に向け、工事は順調に進んでおります。なお、マンションの入居開始は、来年1月下旬を予定しているとのことでございます。  続いて、1階部分に入るテナントに関する情報でございますが、特定建築者の東急不動産からの事業提案にございました、コンビニ、診療所、調剤薬局の計画に加え、民間保育所が計画されております。東急不動産によると、現在、テナント交渉が行われている状況ということでございます。テナントの名称などにつきましては、分かり次第、ホームページなどで皆様にお知らせしたいと考えております。  次に、プレックス蓮田内に設置される蓮田駅西口行政センターの開設に向けた状況でございますが、備品の発注準備及び施設の管理運営の詳細検討など、来年4月のオープンに向け、着々と準備を進めております。  それでは、再開発ビル敷地買収額(補償額)と現在の状況についてのご質問の買収額(補償額)はおおむね幾らかから順にお答えいたします。再開発ビル敷地に限った金額は算出しておりませんので、駅前広場、道路を含む再開発事業区域内におけるこれまでの買収額を申し上げます。再開発事業区域約1.8ヘクタールのうち、約1.4ヘクタールを市で取得しておりますが、補償金を含む買収額につきましては、おおむね49億円でございます。  続いて、東急不動産に譲渡する前の評価額は幾らかについてお答えいたします。敷地譲渡とは、特定建築者が取得する保留床に見合った土地を特定建築者に譲渡するものでございます。平成29年6月に行った権利変換に基づく再開発ビル敷地の評価額でございますが、敷地全体で8億円でございます。そのうち、特定建築者である東急不動産が取得する保留床部分の割合が約85%でございますので、保留床に見合った土地の価格は、約6億8,000万円でございます。  続いて、東急不動産に譲渡した額は幾らかについてお答えいたします。敷地譲渡価格は6億2,000万円でございます。特定建築者の公募の際、募集要項に敷地譲渡予定価格の下限額として6億2,000万円を定めており、特定建築者に応募した東急不動産株式会社が特定建築者に決定したため、東急不動産株式会社からの事業提案に同額が計上されており、募集要項の定めのとおり6億2,000万円で決定したものでございます。  続いて、どうして市の土地を安く売ったのかについてお答えいたします。前回の6月定例会の一般質問でもお答えしておりますが、価格の設定に当たっては、事業を推進させるため、特定建築者の応募者が現れるような設定額とすることなど、様々な観点から考慮した結果、この額を定めたものでございます。繰り返しになりますが、公募の際に定めた下限額である6億2,000万円と同額が特定建築者の事業提案に計上され、事業提案書のとおり決定したものでございます。  なお、この敷地譲渡価格につきましては、平成30年3月定例会の全員協議会において、議員の皆様にお配りした資料に記載させていただいております。  続いて、近隣の公的評価(地価公示など)とのバランスはどうかについてお答えいたします。昨年の12月定例会において、同様な一般質問がございましたが、近隣の公的評価として、平成29年度地価調査では、本町の基準地で1平方メートル当たり17万円でございます。再開発ビル敷地の価格は、1平方メートル当たりに換算しますと12万円でございます。権利変換計画におけるビル建築敷地の価格については、不動産鑑定士による評価に基づき適正に設定しております。価格差が生じる理由につきましては、土地の評価は駅からの近さだけでなく、敷地の大きさや形状など、取引に係る様々な条件が影響しているためでございます。  続いて、再開発ビルの評価とその処分についてのご質問の保留床の評価額と処分先及び処分額(見込み)、マンション部分、テナント部分について順にお答えいたします。保留床の評価額につきましては、全体で約46億円でございます。マンション部分及びテナント部分の評価額、処分先及び処分額ということでございますが、保留床は特定建築者の東急不動産が取得し、処分を行う部分でございます。個別の評価額、また処分先及び処分額については、企業の販売活動に関する情報で、法人の事業活動が損なわれるなどの競争上の地位をはじめ、正当な利益を害するおそれがある情報であり、蓮田市情報公開条例第7条第2号に該当するため、詳細につきまして、特定建築者から報告を受けていたとしてもお答えすることができません。  なお、処分の見込額といたしましては、特定建築者募集の際の平成30年2月に東急不動産から提出された事業提案書の資金計画の収入の保留床処分金に約58億円と記載されております。この保留床処分金には、支出に計上しております公益内装工事費に対応した約3億円が含まれた形になってしまっておりますので、これを除きますと、実質約55億円が保留床処分の見込額となります。  続いて、権利床の評価額とその利用についてお答えいたします。再開発ビルの床に権利を置き換える権利者につきましては、一般の権利者1者と市、合わせて2者でございます。このうち一般の権利者が取得する権利床の評価額につきましては、個人情報となりますので、お答えすることができません。市の権利床公益施設の床の価格につきましては、約8億円でございます。利用につきましては、蓮田駅西口行政センターとして市の出張所的な業務、地域子育て支援拠点事業や一時預かり事業など、子育て支援に関する業務、地域包括支援センター事業及びオープンギャラリー、クッキングルーム、会議室の貸出しなどを行います。  続いて、最後に1人残った地権者への対応のご質問の、権利者が2割安くフロアを入手できる点を会議で指摘されたときに、市と権利者全員同意という理由で認められたことは、利益供与に当たらないかについて順にお答えいたします。個人情報を取り扱うため、非公開で開催することとした市街地再開発審査会の内容の件と思われますので、個人情報保護条例に抵触するおそれがある内容でございます。そのため、会議の発言に関することはお答えすることができません。全員同意型再開発ではありますが、審査会の中で衡平性について審査が行われ、原案のとおり決定したものでございます。  なお、原価と時価の考え方について一般論をご説明させていただきます。都市再開発法第81条では、権利変換後の従後資産である施設建築物やその敷地の概算額は、政令第28条の基準で定めるとしており、それを受け、政令第28条第1項では、施設建築敷地の価格は原価以上、かつ時価を超えない範囲とし、原価が時価を超えた場合は時価とすると規定されております。また、同条第3項においては、施設建築物の一部などの概算額は敷地と同様に、原価以上、かつ時価を超えない範囲で定め、原価が時価を超えた場合は時価とすると規定しております。したがいまして、それぞれの価格は一般的には原価と時価の範囲で定めれば問題がないということでございます。  続いて、地権者への補償などで利益供与されていることはないかについてお答えいたします。市では、適正な算定により補償を行っておりますし、利益供与も一切ございません。  続いて、部長答弁の整合性のご質問についてお答えいたします。平成30年2月に特定建築者から提出のあった事業提案書に公益施設内装費3億円が収入として入っていないということでございますが、前回、6月定例会の一般質問で答弁させていただきましたとおり、内装工事費約3億円は、支出に項目として存在しております。収入には3億円の記載がございませんが、合計を見ると収支同額でございますので、3億円は含まれていることは明らかでございます。事業提案書の受付時点では、記載間違いなどがございましたが、提案内容や数字の確認は行っており、特定建築者選定委員会で総合的に審査を行い、市に代わって再開発ビルを建設する特定建築者として東急不動産株式会社を決定したものでございます。権利者の方々をはじめ、多くの皆様のご協力、またご負担のうえに成り立っている35年越しの大事業でございます。無事完了を迎えられるよう、最後まで着実に事業を進めてまいりますので、何とぞご理解、ご協力のほどお願い申し上げます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 おはようございます。北角嘉幸議員のご質問、2、治水対策の進捗状況のうち、(1)、市内各地の浸水地域について、私が昨年指摘した以降どのような対策を取ってきたかについて順次お答えいたします。  初めに、(ア)、西城・西新宿地区ですが、元荒川が増水した際、磯川に元荒川の水が流れ込まないよう西新宿地区第一排水機場のゲートを閉めて、ポンプアップによる強制排水を行っております。同排水機場のゲートを閉めたときの天端高は、TP9.2メートルでございます。昨年の台風19号では、元荒川の水位がTP9.2メートル付近まで上がり、ゲートの上に土のうを積み上げたことから、ゲートのかさ上げが必要と判断いたしました。昨年の12月定例会では、現在のゲート天端高より最低でも50センチメートル以上のかさ上げを目指すと答弁させていただきました。今年度、元荒川の計画水位に合わせたTP10メートルを目指す方向で基本設計委託を発注し、昨日、落札業者との間で委託契約を締結したところでございます。  次に、(イ)、緑町地区ですが、昨年の台風19号では、一部道路が冠水いたしました。同地区の雨水管について、自治会長立ち会いの下、管内部の土砂などの堆積状況を確認しております。浚渫するほどの堆積は確認されませんでした。  また、緑町地区の雨水の大部分は、島田落としに流れ込みます。現在、下流となる黒浜側の島田落としの改修を進めておりまして、既存の断面より大きい断面に付け替えることで減災につながるものと考えております。今年度は、約100メートルの工事を実施する予定で、このほど施工業者が決定し、渇水期の着手に向けて準備を進めているところでございます。  次に、(ウ)、浮張地区ですが、昨年の台風19号では、浮張地区の一部に床下浸水が発生してしまいました。台風後、道路課では地域の排水先である地区内排水路のゲート脇にスクリーンを設置、また落ち葉等の対策として、スクリーンの上部にネットを設置いたしました。  次に、(エ)、そのほかの地域ですが、雨水の流れを阻害している道路側溝の清掃や、井沼地内で浮張水路の上流に当たる的場水路の浚渫を実施いたしました。  続きまして、(2)、今後の見通しはどうかについてお答えいたします。西城・西新宿地区につきましては、今年度発注したゲートかさ上げのための基本設計委託の結果を分析し、来年度、ゲートかさ上げの詳細設計を進めたいと考えております。その後、詳細設計の結果を基に、ゲート改修の工事につなげてきたいと考えております。  緑町地区につきましては、引き続き道路冠水が発生した付近の土砂の堆積状況を確認してまいります。また、島田落としの付け替え工事につきましては、早期完成を目指していきたいと考えております。  浮張地区につきましては、大型台風や大雨に備え、仮設ポンプの増強を考えてまいります。また、浮張地区の排水路の流末は綾瀬川になっておりまして、見沼代用水の下越し、いわゆるサイフォン部分の浚渫を実施するため、本議会に補正予算をお願いしております。議会の承認が得られましたら、速やかに浚渫に向け取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 吉澤総務部長          〔吉澤正剛総務部長登壇〕 ◎吉澤正剛総務部長 おはようございます。北角嘉幸議員のご質問、職員の不適切言動についてのその後の対応ですが、その後の対応といたしましては、職員本人が市民の方に対し、文書にて回答を行い対応させていただいておりますが、今後においても、職員本人が市民の方に対し、直接対応させていただくと聞いております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 中野市長          〔中野和信市長登壇〕 ◎中野和信市長 北角嘉幸議員のご質問の、ただいま総務部長が答えました職員の不適切言動についての関係でありますが、現在までの対応は答弁のとおりであります。また、今後の対応も、今、総務部長が答弁したとおりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) それでは、一問一答に入らせていただきます。  まず、大項目1、地域公共交通網の維持と整備ということで、基本的に地域公共交通網、今のやつで十分だと。今の地域公共交通網で十分だと、こういう答弁なのですね。私は、去年、初当選以来、またこれやっているのですが、地域を回りましたら、やはり高齢化で免許返納、そしてバスがなくて不便だと。どこに行っても聞くのです。重ねて言いますけれども、綾瀬でもそういう声が出るのです。あんな近いところからでも。それはそうでしょう。70になって、80になって、足腰が弱ってきたらどうやって病院へ通うのです。そういう血の通った温かい行政をしなければいけないのではないですか。バス業者が撤退するからやらないと言っていて、市民が見殺しになったら、市長、どうするのですか。そんなのでは私はいけないと思います。今回、特に法律改正があって、そしてこの計画が努力義務に変わったのです。努力義務になったけれども、それでもやらないと。さっきの答弁ではそう聞こえます。  ちょっと順序が狂いますが、まずその点について市長、もう一度お考えをお聞かせください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 最初に、大きなテーマでございます公共交通の維持と整備について、その中で現状の状況、またバス路線業者あるいはタクシー業者との関係は答弁のとおりであります。また、その中で、コロナ禍を踏まえて、バス事業者の経営状況が深刻な状況にあるのもご存じのとおりであります。場合によっては、規模縮小等々、路線の撤退等々も深刻な状況にあると、現在経営している業者の中では承っております。  そういった中にありまして、では、いわゆるもう少し市民の方々への利便性を向上したバス路線あるいは地域交通の在り方、これはこれで大きなテーマでありまして、今の状況では、コロナ禍の状況では、やはりどうしても今のバス路線を維持する、その方向で何とか死守したい、確保したい、そういうことでこの答弁を申し上げたところでございます。決して将来にわたっての、そういう部分を否定した、そういう答弁ではないと思いますので、ご理解いただきたいと思います。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員
    ◆9番(北角嘉幸議員) まず、その点が私は基本的に考え方が間違っていると思うのです。コロナだからやらないと。未来になったらやるかもしれないと。そういうことを言っているのではなくて、コロナだろうが何だろうが、今、我々の地域公共交通を維持していくということは大変なわけです。市長が今おっしゃったとおりだ。バス会社が、この経営をするというのは大変なのです。ただでさえ大変。だから、国土交通省は、ちゃんと地方自治体が前へ出ていって、今までは事業者任せにしていた。それではもうみんな潰れてしまう。だから、市町村がちゃんと出ていって、そして地域の公共交通網を守ってくださいと国は決めたのです。それをちゃんとやってくださいといってもやらなかったから、うちもやっていない。やらなかったから、では努力義務にしましょうと、今度この計画を努力義務にした。それでもまたうちはやらないと言っていると。こんなのだったら、いつまでたったって地域公共交通網はできないと思います。  さて、今日は持ち時間30分しかありませんから、順次聞いてまいりますが、まず(ア)のほうは、ヒアリングはしたかということで結構ですが、事業の採算が取れない場合、では具体的にどうするのですか。そして、お聞きしますけれども、今回の補正予算で一時金出しますよと。それで十分ですか。市長に答弁求めます。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 この件につきましても、答弁にあったとおりでございます。決してそれで全部損失部分を今回のコロナ禍の中の営業損失分を補填するというものではありません。蓮田市の姿勢として支援していく、これがバス路線、タクシー業者含めて、そういう予算をただいまお願いしているわけでございます。よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 赤字補填でないことは私も分かっております。これは埼玉県に問い合わせましたら、赤字補填の補助資金もあると、こういうことなのです。ただ、それを申請しているのは全県で、今2つぐらい。相談も受けてそれぐらいだというふうに聞いています。赤字補填をするということになれば、これは市の財政について大きな影響を与えますから、これはしっかりと慎重に審議をしていかなければいけないのは分かるのですが、そういうことも含めて、財政的なことができない場合も含めて、やはり市が主体的に関与していくと。計画的にも。主体的に関与していくと、こういう姿勢が、今、国の方針だということを指摘して、次に行かせていただきます。  次の地域公共交通計画、これは努力義務になったわけですが、国の補助金を活用するために作成されている、これは網計画のほうですけれども、こういうものが多くなっていると、こうあるのですが、これはこういう言い方自体が、私は間違っていると思うのです。では、国土交通省は、補助金を活用するためにこの計画をつくっていると。網計画をつくっていると、こういうふうなことを国交省は言っていますか。部長、答弁お願いします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  補助金を活用するためには、この計画をつくらないと補助金は受けられないというふうにお伺いしております。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 先ほど聞いてみたら、補助金を活用するために作成されているものが多くなっておりますと。あたかも何か、補助金を取るための計画というふうに聞こえたのですが、そうではなくて、我々がやはり主体的にこの地域公共交通網を守るのだと。つくっていくのだというためにこの計画があると。そして、その計画ができた場合には、そこまで市町村が主体的にやる場合には、国も国民の大切な税金をちゃんと使いましょうと、こういうことだということをもう一度指摘させていただいて、次に行きたいと思います。  それから、次の蓮田活性化のための開発についてに移ってまいります。まず、サービスエリアを利用した開発についてなのですが、川島周辺の問題です。これは、サービスエリアのそばに私、いろんな施設を造って、そして行楽客を、皆さんをあそこに巻き込んでいったらいい。どんどん、どんどん蓮田が稼いでいったらいいと、こんなことを申し上げて、今、この協議会もできているし、前向きに考えていきますと、こんな答弁をいただいたところなのですが、ここの土地利用は、規制はどうなっていますか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  現在は、市街化調整区域となっておりますので、現時点では都市的な土地利用はできないというふうに考えております。また、農地区分については、さいたま市にまたがります優良な農地、農地の考え方でいいますと、第1種農地ということに規定されております。          〔「農振」と言う人あり〕 ◎関根守男都市整備部長 農振ではございません。蓮田市は農振区域ではございませんが、スマートインターチェンジができますと、周辺300メートルについては要件が緩和されますので、緩和されまして、第3種農地扱いとなります。3種農地になりますと、転用については一般的にはやりやすくなると。農地法の5条の許可が取りやすくなるという面はございますけれども、それだけではなくて、面的な整備をするには様々な要件がございますので、地元の方のご理解をいただきながら検討していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) この質問をさせていただくのは、開発は大きく私は2本の柱を立てているのです。1つは、やはり高速道路が通っていると。サービスエリアがある。だとすれば、その地の利を生かした開発ができるのだろうと、こういうことであります。また、駅も東京駅から43分ということだからそういうことだということなのですが、もう一つは公園なのです。その公園の観点から考えたのが、実は3番と4番なのですが、まずその前の2番のほうです。私は、これちょっと一言だけ申し上げておきたいのですが、確かに菖蒲パーキングエリアのところは、うちのところではないので、うちが幾らやってくださいと言ったって久喜市が動かなかったら動かないと、こういう面がある。それ以上に地区として難しいという、こういうふうなご指摘があったと思うのですけれども、だけれども、菖蒲だって、あそこは皆開発したいと言っていたのです。今でも言っているわけです。そうすると、あそこのサービスエリアを使って、菖蒲は菖蒲で農業公園を造りたいと、こういう構想もある。すぐそばにはJAがあるのだから、あそこまでやりたいと皆さんおっしゃっているのです。だったら蓮田も農業に特化した、そういうものを造ったっていいではないかと。あるいは産業団地を造るのだったら、緑地整備だって必要なわけでしょう。だったら、工場を造るだけでなくて、そばに緑を使って、高虫に特有なものを造っていったらいいと、こんな考えで私は言わせていただきました。  それから、3番目の北部道路のほうなのですが、やはり何といっても蓮田は若い人たちに入ってきてほしい。だから、広報広聴課でもいろいろと若い人たちが入ってもらう、そういう政策をやっているわけですよね。みんな職員は一生懸命考えて、ではこうしたらいいだろう、ああしたらいいだろうとやっているのだけれども、少ない予算では、やはりなかなか効果もそんなに見えづらいというのが現状です。だとすれば、やはり若い人たちに魅力があるまちづくりと、こういうことをやっていかなければいけない。では、何が考えられるのですか。蓮田には何があるのですか。越谷の、さっきプレーパークの話ししましたけれども、越谷のプレーパークは、木なんかないですよ、みんな。泥んこ広場があって、そういうところにみんなやるのだけれども、だけれども、蓮田には森があるではないですか。沼があるではないですか。こういう自然を使っていったらいいと、私はそう思うのです。  そこで、この山ノ神沼、これを都市公園として造っていけばいいと思うのですが、まずここにある田園居住ゾーンに位置付けているわけですよね。ですから、田園居住ゾーンという範囲の中で、自然と調和した若い人たちの住む住宅団地の整備、これは可能なのではないですか。これについて所見をお聞きします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  ご指摘の地域については、蓮田市の都市計画マスタープランでは、そのように位置付けをしておりますが、具体の許可を取るといたしますと、例えば市街化編入、都市的土地利用をするためには、例えば市街化調整区域を市街化に編入するといった区域区分の変更に合わせて面的な整備をする必要がございます。そうしませんと、当然事業計画が、よくご指摘になります事業計画が成り立ちませんので、まずはそういった区域区分の変更が可能なのかどうかということですが、埼玉県では、人口減少社会の中において事業性を成立させるため、住宅地についてはもう十分だと。県内は十分。もし必要があるとすれば、県南の駅周辺の未利用地周辺については検討しますが、それ以外の、蓮田とか大宮以北の地域については、もう住宅地は必要ないのだと。調整区域を開発して宅地を生み出す必要はないのだという方針を立てておりますので、蓮田市の調整区域において面的な住宅開発で認可をいただける可能性は、現時点ではないと。蓮田市が推進しているのは、区域区分の変更が可能な産業団地整備、これについては市街化編入を認めるということですので、認める方針が示されておりますので、高虫西部地区において区画整理事業を実施すべく、現在調整しているというような状況でございます。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) それは、蓮田市が県にちゃんと説明していないからではないですか。私、市民の皆さんのところに行ったらよく聞きますよ。蓮田市は、県に頭を下げに行かない。物を頼みに行かない。ああ、来ないのだったら大丈夫ではないかと、県はそう言うに決まっているではないですか。  それともう一つ、開発はできないと言っているけれども、この前も一回お聞きしましたが、今、非農家分家でどんどん開発やっているのでしょう、これ。非農家分家の開発、ちょっと一度お聞きしましょうか。ここの地区の非農家分家の状況というのはどうなっていますか、開発。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  個別な1戸1戸の住宅については、それぞれの要件がございまして、接続の条件ですとか、調整区域に20年以上お住まいになっているとか、いろいろな条件がございまして、条件を満たす場合には、いわゆる1戸1戸の住宅開発は認められているという状況でございます。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 調整区域に20年住んでいるのではなくて、近隣に住んでいればいいのでしょう、近隣市町村に、これ。近隣市町村に住んでいれば、譲り受ける権利はありますよね、これ。そこに住んでいなくたっていいわけです。普通は我々は、農家分家といって、農家の子どもでないと分家ができない。調整地区に家が建てられないと、みんなこう思っているのですけれども、法を見ると違うのですね。法を見ると。近隣市町村に20年住んでいたら、そうではない人でもそこを買えてしまうのです。だから、そういう開発が現に貝塚でされているではないですか。貝塚だけではないですよ。閏戸にもありますよ。そうやって小さいところだけ虫食いで開発しているから、市民の中に不満がたまっていくのです。小さいのがちょこちょこ、ちょこちょこ建つけれども、いつまでたったって道路は狭い。そして、北部道路もできない。こんなのでは市民の目線の行政とは言えないと思います。ですから、やはり閏戸の人たちが、また大山の人たちが、根金の人たちが、貝塚の人たちが喜ぶような、ああ、我がまちよくなったなと。山ノ神沼を中心にして、私たちのまちはよくなったなと、こういうまちを私はつくってほしいと思います。また、これ続けて質問いたしますけれども、検討をしていただきたいと思います。  続いて、(4)の黒浜沼・日野手緑地の自然を利活用した開発です。こちらも同じです。この元のネタが山ノ神だったやつが黒浜沼に変わったと、こういうことなのですね。こちらは黒浜沼もある、日野手緑地もある、そして東埼玉病院の公園の計画もあるわけですね、市としては。そういうものを使って、これを市民に喜ばれるものをつくっていったらどうかと。関根議員からもプレーパークの話もあった。それから、私はもうバーベキューなんかがあったらいいと思う。いろんなアイデアがあるわけです。行政は、待っているだけではなくて、皆さんからいろんなアイデアを募集して、それを実現していく。そういう市民の声を聴く開発、そしてまちづくりをやっていったらどうかと思いますけれども、まずその姿勢について、市長にお尋ねします。所感をお聞かせください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 北角嘉幸議員の大きな4問目、蓮田市活性化のための開発について、全て各地域、開発、開発、開発という言葉ですけれども、その開発の意味がよく理解できないのですが、全体を含めまして、行政経験もある議員であられますので、全て法律とか、様々な市の条例とか、国の法律とか、建築基準法とか、いろいろな開発法にのっとって、市街化調整区域でも、条件が整いますと、そのような分家申請にしても、あるいは長きにわたりまして基準法に合った住宅建設であれば、調整区域でも許可されている、そういう事例がありまして、むやみやたらに、感覚的にそういうものが行われるというものではそもそもありません、行政は。ぜひその点はご理解のうえ、ご質問していると思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  それで、いろいろ新サービスエリアとか、高虫産業団地の関係とか、旧菖蒲町とのとり合いとか、あるいは北部道路とかありましたけれども、黒浜沼・日野手緑地、これも長きにわたりまして、それぞれ総合振興計画だとか、緑のマスタープランだとか、あるいは各議会、当時の執行部、いろいろな方のご努力で今日までに、それぞれ視点にされたところは全て将来性が見えてきている地域を問題に取り上げていただいていると思っています。これを早くやれば最高なのですけれども、それはやっぱり段階がありますので、一応俎上にはのったテーマでありますから、これをより一層充実させて進めたいとは思っております。  市民の方、当時のそれぞれの時代、時代の市民の方々の意見とか要望も取り入れて、行政というのは行われているわけでありまして、その集約が、今、第5次総合振興計画、平成30年からスタートした総合振興計画に位置付け、その総合振興計画の下に3か年実施計画だとか、都市計画マスタープランだとか、農業振興計画だとか、様々な計画をぶら下げているわけであります。  蓮田市の市政運営の基本は、平成30年の総合振興計画第4次までは住宅系、人口急増時代でありましたから、JR宇都宮線を利用した住宅系で進めておりました。平成30年、初めて工業系と住宅系と両方相まった目的で総合振興計画を位置付けております。昭和47年の市制施行前は、総合振興計画はなかったですから、町時代は、今の積水、東光高岳や、今は西洋関山は住宅系になっていますけれども、雪印工業とか、それから根金の清水工業団地、あれらは昭和30年代、40代、埼玉県の誘導で工業系へ位置付けましたけれども、蓮田市として自主的に、蓮田のまちづくりの基本方針を決めたのは、昭和47年、市になってからなのですが、繰り返しになりますけれども、平成30年に初めて住宅系、工業系を目指して、人口減少時代を含めて、就労先あるいは税収、活性化、いろいろな視点から工業系と今両方進めている。その第1号が高虫西部工業団地ということであります。  したがって、これから土地利用計画も含めて、総合振興計画にもグレーゾーンというか、はっきりとは位置付けてありませんけれども、これから進める工業系、いろいろなところの位置付けもしておりますし、それにのっとって、これから、今総合振興計画の中で位置付けただけのもの、あるいは既にご指摘の点で動き出している点、それらを踏まえて、これをグレードアップ、振興していく、そういう視点がとても大事なのではないかと。釈迦に説法かもしれませんけれども、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) いろいろと長くご答弁いただいたので、またこれの話をすると、あと6分50秒しかありませんから、時間がないのですけれども、もう一度、私申し上げておきますが、行政として継続性を大切にするというのは、それはそのとおりだと思うのです。それは分かっているのです。だけれども、継続性を大切にするがゆえに、検討、検討、検討というふうなことを進めていては、何もまちは変わらないのではないですかということを言っているのです。ですから、慎重に検討されるのはいい。そして、法令遵守もいい。それはもちろんです。だけれども、その中で、その法令で認められた範囲の中で、市民の要望を、すぐにすくって、そして的確に実行していく、その実行力が私は行政に必要だというふうに言っているのです。その実行力が、今の市民の皆さんから見ると、ちょっと足らないのではないかなということですから、その点をご指摘していると、そんなことで、それこそ市長には、そんなことは分かっているよという質問かもしれないけれども、今回言わせていただいているのです。一刻も早く進めてください。私が言ったことを、そんなことは分かっているというのだったら、一刻も早く、市民に見える形で、市民が喜ぶ形で進めてください。こうお願いをしておきます。  それから、今度は5番の西口再開発ですが、それぞれいろいろとお話があったのですけれども、結局、まず1番の買収額、1.4ヘクタールで49億円ということなのですけれども、単価としては幾らになりますか。単価。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  単価というご質問ですが、再開発事業、先行買収ですので、事業で買収したというか、再開発事業には大きな柱があって、道路と駅前広場と再開発ビルということで、基本的には再開発事業を市が何でやっているかといいますと、道路と駅前広場の整備をするというのが大きな市の目的。それを権利者の方に納得してもらうためには、再開発ビルを設けて移転していただかないと協力いただけないと。移転先も含めてやっているのが再開発事業でございまして、単価ということでございますが、道路と駅前広場については、権利変換計画に先駆けて先行買収をしておりますので、それぞれの時点で買収をさせていただいています。買収については、それぞれの時点の時価、当然損失補償基準等に基づいた価格ということになってきますので、その時々に応じて、例えば土地の値段というのは違いますし、その画地形状によって土地の評価、物件にしてもそれぞれの利用形態によって物件の補償額は変わってきますので、単価と言われても、幾らですよというのは、1件1件それぞれ、その状況に応じて変わっていますので、幾らというのは申し上げることはできない。  以上です。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 単価というのは平均価格です。平均で幾らなのかと。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 平均と言われましても、それはお答えすることができない。先ほど、おおむね49億円ということをお伝えしていますけれども、この49億円の内訳、言っていいのかというところあるのですが、道路に関わる買収については、国、県の補助金を合わせて21億円が国、県からの補助があるわけですけれども、市の一般会計の負担を含めますと35億円程度が道路の買収にかかった費用であるということも言えますが、平均で幾らとか、そういうこと、今言ったような金額、49億円を1.4ヘクタールで割れば単価は出てくるということですので、幾らと、今、電卓もありませんし、今すぐ計算をすることもできませんので、49億円を1.4ヘクタールで割っていただければ出てくるというふうに考えております。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 49億円を1.4ヘクタールで割ると。1万4,000平方メートルということですよね。ですから、大体ぱっと計算して1平米当たり35万円とか、それぐらいの数字になるでしょうね。これは補償額も含めて、営業補償もあるでしょうから、土地価格だけではなくて、そういう補償も含めて大体1平米35万円で買収していると、こういうことなのですね。ところが、その譲渡する前の評価額は、これが1平米当たり幾らなのか。全部で6,800平方メートルで8億円と、こういうことですよね。そして、85%の土地を6億8,000万円で売ったと、こういうことになります。これ計算すると、売った値段はおおむね10万7,000円なのですね、1平方メートル当たり10万7,000円と。売った値段ではなくて、これは6億8,000万円と見た場合ですね、10万7,000円と、こういうことなわけですけれども、結局35万円で買収したやつが10万7,000円、目減りしてしまっているのですよね。それだけお金をかけなければできなかったと、こういうふうなことなのですけれども、その6億8,000万円と評価されているやつが6億2,000万円と、6,000万円も損しているではないですか、6,000万円。これは合法かもしれない。合法かもしれないけれども、先ほどおっしゃったように、法令上、原価以上時価以内かもしれないけれども、蓮田市は、これをまた自分の資産を損にするように、損にするようにしなければできなかったのですか、これ。そうしなければできない事業だったのかしら。部長、答弁お願いします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  公共事業というのは、もうけるとか損するとか、そういうことでやっているわけではなくて、市民の方の利便性を高めるためにお金をかけてでもやる事業が公共事業でございまして、特に蓮田駅駅前広場及び駅に通じる道路については、もう最重要で整備する必要があったというふうに考えております。  ですから、そのうえで6億8,000万円と6億2,000万円の差額についてでございますが、これについては公共事業を遂行するために、事業を成立するために必要な考えということで市が判断したものでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) これでまた明らかになりましたけれども、結局手数料でも5億円払って、さっき私言いましたけれども、年間900万円で済む金利を5億円も払って、東急に大プレゼントした。そうでなかったらできなかったのです、こういうことでしょう。それ以外に、私たちは6億円の補助金も出しているのです。7億円の権利床を、その建設の金も出している。国からは、また6億円ももらっている。そんなにじゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ東急に出さなかったらできなかったのですか、本当に。市長、まずその点についてどうですか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 質問のやり取りといいますか、捉え方なのでしょうが、じゃぶじゃぶとか、そういう公金は、考えは、我々事務方ですね、公共の仕事を預かる者としては全くございません。やっぱりその視点は、事業を完遂するためにはどうしたらいいのか。その視点の中で様々な計画なり、物事が進んでまいります。今回、事業協力者、東急不動産が事業協力者でありまして、事業協力者はあくまでも事業協力者、実際に仕事が進む段階で特定建築者の募集というハードルがございます。そこをもって特定建築者が決まりますと、特定建築者と蓮田市で西口再開発事業の、特にビル部分でありますけれども、業務委託、全面的に業務委託する、そういう仕組みであります。  今回は、事業協力者と特定建築者が同じでございまして、これは場合によっては変わる場合もございます。事業協力者がイコール特定建築者にはならない場合もございます。いろいろな仮定、想定がございます。今回、蓮田の場合には、事前のいろいろ事業協力者として協力してもらった方が、最終的に東急不動産だと。その過程の中では、その時代、時代の、特定建築者選定に当たっての状況、客観的な状況ですね。不動産の関係とか経済状況とか、様々な状況がありまして、いろいろ再開発事業の住宅部門につきましては、大変厳しい局面も何回かありまして、昭和60年、都市計画決定した事業を何とか完遂させるためにはどういう形がいいのか、いろいろ内部でも検討しましたし、途中経過としては、当時の議会にも全員協議会等々で報告しながら進めたものでございます。  その際、また話戻りますけれども、事業協力者から特定建築者を選定するに当たっての募集要項がございます。その際に、何とか特定建築者、決めて、その方に、35年間かかっている駅前の大事業でありますから、何とか受注してもらって、どなたでも結構だったわけであります。やってもらいたい。そのときの募集要項の処分価格といいますか、マンション部分、特定建築者にお願いする部分の蓮田市としての最低限の助成額、それを6億2,000万円に定めたわけであります。その辺につきましては、これは誰がやったとか、これをやったとかではなくて、全体事業計画を進める上で、これ逆に、以下の募集では、もう蓮田市としても選定できない。できれば、上の、この額を上回るような、そのとき、そのときの、こういうマンション建設とか住宅建設、ビル建設は、経済状況がありますので、業界の流れもありますので、場面によってはこれを上回る額があったかもしれません。たらればの話になりますけれども。そういう状況の中で決めさせていただいたものでございますので、どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) なかなか苦しい答弁だと私は思いますけれども、先ほどご説明にもありましたけれども、近隣の地価でいえば、1平方メートル当たり、あそこは17万円なのです。だけれども、それを土地鑑定した場合に、あそこは広いから、広いところはなかなかそんなに買い手が見つからないだろうということで減額を認められていると、こういうことを使ってあそこの価格を低くしたと、こういうことでしょう、あれは。だから、別にかかった費用をそのまま評価にしてもらったらよかったはずです。でも、それでは事業ができないから、かかった土地の費用をどんどん、どんどん安くしていって、これだったらできるか、これだったらできるかとやって安くして、最後それでも6億8,000万円になったけれども、それでもだめだから、さらにまた6,000万円の値引きをしてやりましたと。法はどうなっているかといったら、本当は6億2,000万円ではなくて、出した土地の価格と、それから権利床の建築費を全部後で精算しなさいと、こうなっているのです。最初から決める必要なんかない。法律では、ちゃんと精算すればいいのです。それをわざわざ安くして、精算すると高くなってしまうから、6億8,000万円になってしまうから、だから6億2,000万円にしてやったのではないですか。  時間がないので次に行きますけれども、保留床の部分、それから権利床の評価額について、これはまた次回にやりたいと思います。  地権者の問題なのですが、これ指摘をしておきますが、審議会のほうで、そこでやはり2割安くなっているけれども、どうなのだと言ったら、95%は市が持っている。残り5%は1人の地権者が持っている。そこで、これ全員同意だからいいではないのかと、こういう趣旨の発言があって、まあいいかと。こうなったのが事実ですよね。蓮田市は、95%持っておきながら、安く評価をするということに同意したということなのです。同意した。だから、その地権者は、安く物が買えた。蓮田市だって、実は安く物が買えたのだけれども、でもそれと別に2億5,000万円、蓮田市は損をしているから、安く買っても高く買っても関係ないのです、蓮田市。同じ、これは。でも、その地権者だけは2割もうかったと、こういうことになっているのです。これはおかしい。あと1分しかありませんから、これも指摘して、また次に行きたいと思いますけれども。  それから、次の地権者への補償、これですね、ちゃんとやっていると言うのですが、いろいろ問題はあるのですけれども、これは裁判でも出ていますよね。その裁判記録、私もちょっと読ませてもらいましたが、中を見てみると、その地権者が、たな子から預かる消費税まで入っているのですね。消費税も利益だと見ている。たな子から預かる消費税、これは全部国に払うのです。こんなものまで補償しているというのはおかしくないですか。この内容についてもう一度お尋ねをいたします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  個人の評価については、お答えすることができません。議員もあの裁判を傍聴していらっしゃるので分かっているかと思いますけれども、市といたしましては、ちゃんと損失補償基準にのっとって補償しておりますので、ご指摘いただくような件はないかと思います。  以上でございます。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 裁判では、これあれですよね、市民が住民訴訟をやっているわけですよね。だから、相手方は市民なので、市民には資料は開示できるけれども、私、市民から選ばれた議員には開示できないと、こういうことですか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  この場では、こういった一般質問の場ではお答えできないということでございます。  以上です。 ○中野政廣議長 9番 北角嘉幸議員 ◆9番(北角嘉幸議員) 何かあっても全部情報公開請求でやれとおっしゃっているぐらいだから、普通で答えてもらえると思わないけれども、こういう問題点があると同時に、蓮田市を元気にしていく、そういうことはしっかりと取り組んでいただきたいと思います。  これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 午前10時34分          再開 午前10時50分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員          〔10番 木佐木照男議員登壇〕 ◆10番(木佐木照男議員) 10番、木佐木照男です。中野政廣議長の許可をいただきましたので、一般質問いたします。  今回は、私の質問は2項目です。大項目1、山ノ神沼周辺地域の環境整備について。蓮田市北部、元荒川の堤防後背地に広がる水田地帯と住宅地の間に位置する山ノ神沼は、面積約3.8ヘクタール、貯水量約5万7,000トンを蓄え、水田のかんがい用水として使われてきました。また、住宅地に近く、緑豊かで野鳥も数多く生息する貴重な水辺空間を呈し、魚釣り場としても利用されていますが、かつては年々自然が破壊され、気がついたらアオコや悪臭がするような沼でした。この現況から、いかにしてきれいな沼及びその周辺の自然が回復できるかが課題として取り上げられ、山ノ神沼を守る会を立ち上げ、沼の草刈り、樹木の枝の剪定等の清掃作業、それから沼の水の炭素繊維の水質浄化作戦等、この中には浮島2箇所、桟橋に取り付け、作業してまいりました。炭素繊維の水質浄化装置、その結果、水質はきれいになり、渡り鳥も飛来してくるようになりました。  一方、守る会の会員の皆様方、約二十四、五名いらっしゃいました。一方では、高齢化してまいり、危険が伴う作業でもございましたので、今後活動を継続していくということができなくなり、28年に及んだ活動を解散することになりました。私は、これまで進めてきました山ノ神沼の環境整備を、いまだ途中でございます。今後、我々の子孫に残すのが我々の務めだと思いますので、以上につきまして、下記の質問をいたします。  中項目1、利用保全整備の対策について。  (ア)、遊歩道の整備は。  (イ)、水質の改善は。  (ウ)、水生植物の保全は。  (エ)、休憩施設は。  大項目2、環境対策の推進について。人間の活動が活発になるにつれて、温室効果ガスが大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が急激に上がり始めている現象のことを温暖化といいますが、気温を上昇させるだけでなく、地球全体の気候を大きく変える気候変動を引き起こしています。世界各地では、自然環境や人の暮らしに、その様々な影響や被害が現れ始めており、その深刻さから、近年は気候危機と言われております。日本では、過去100年で平均気温が1.3度上昇し、夏には30度を超える真夏日や35度以上の日も珍しくなくなりました。気象庁では、今まで25度以上の日を夏日、30度以上を真夏日と呼んでいましたが、あまりにも35度以上の日が当たり前となってきましたので、2007年には35度の日を猛暑日と新しく名づけたほどです。夏の夜も暑くなり、25度以下には下がらない熱帯夜が増加しております。猛暑や熱帯夜の増加に伴って、熱中症になる人も急増して、特に65歳以上の方では半数以上が家の中で熱中症になっています。しかも、真夏だけでなく、初夏から秋まで発生しています。この温暖化が進むと、日本で真夏日を記録する日が100日程度まで増えると予想されております。猛暑や洪水の増加、それに伴う農業や林業、漁業などへの影響はさらに深刻化していくと予測されます。温暖化は、もはや遠い将来の話ではなく、私たちの生活のすぐそばまで迫っている危機であり、今までとは違った新たな防災対策や対応が必要になっているのでございます。そこで、下記の質問をいたします。  中項目(1)、温暖化防止の取り組みは。  (2)、バイオマスタウンの推進状況は。  (3)、学校における環境教育実施状況は。  (4)、ごみの3R推進対策について。  (ア)、廃棄物の発生抑制対策は。  (イ)、再生利用対策は。  (ウ)、再資源化対策は。  以上の質問をいたします。1回目の質問はこれで終わります。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 おはようございます。木佐木照男議員のご質問、大項目1、(1)の(ア)、山ノ神沼の遊歩道の整備はについてでございますけれども、山ノ神沼周辺地域の環境整備につきましては、平成17年度から平成21年度の期間で、埼玉県が事業主体となり、県営地域用水環境整備事業にて、周辺水路、沼の護岸、管理用道路等の整備を実施いたしました。その後、平成22年度に蓮田市は埼玉県から施設の引き継ぎを受け、施設等の維持管理につきましては、任意組織でございます山ノ神沼を守る会、山ノ神沼敬愛会及び市が連携して実施してまいりました。本年度は、沼の環境保全に大変尽力をいただきました山ノ神沼を守る会が5月末にて解散した中で、山ノ神沼敬愛会や、そのほかの有志のご協力をいただきながら、遊歩道等の維持管理を行っているところでございます。  次に、水質の改善はについてでございますけれども、山ノ神沼の水源は、雨水や雨水が地中に浸透した後、湧き出たもの、山ノ神沼の上流からの生活排水を含む水、水田を利用する5月から9月には、元荒川からくみ上げました河川水がこれに加わる形でございます。市では、平成8年度から年2回、9月と12月、山ノ神沼の流出部分で水質調査を実施しており、調査項目はpH(水素イオン濃度)、DO(溶存酸素量)、COD(化学的酸素要求量)、SS(浮遊物質量)等でございます。  調査結果といたしましては、平成20年4月1日に供用が開始されました、根金貝塚農業集落排水の供用開始前後の数値の平均を比較いたしますと、供用開始前の12年間の平均、pHは8.8、開始後の11年間の平均8.55でございます。同様に、溶存酸素量、DOは、開始前の平均が14.0ミリグラムパーリッター、開始後は11.2ミリグラムパーリッター、化学的酸素要求量、CODは、開始前が16.5ミリグラムパーリッター、開始後は17.6ミリグラムパーリッター、浮遊物質量、SSは、開始前が30ミリグラムパーリッター、開始後が34ミリグラムパーリッターとなっております。令和元年度の結果につきましては、pHが9.1、DOが12.8、CODが11.8、SSが16で、水質に大きな変化がなく推移している状況でございます。市といたしましては、今後も水質調査を実施し、水質の把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、水生植物の保全はについてでございますが、平成21年度に沼の北部に湿性植物園が整備され、当初はハナショウブ、オグルマ、ミソハギ、カキツバタ等が植栽されました。現在は、年2回の除草作業委託を実施しておりますが、ヨシが繁茂し、当初植栽しました植物は衰退している状況でございます。今後につきましては、山ノ神沼敬愛会をはじめ、地域の方々からのご意見等を伺いながら対応を検討していきたいと考えております。  次に、休憩施設の整備はについてでございますが、山ノ神沼の休憩施設は、ベンチのほか、沼の南東側に駐車場、仮設トイレがございます。現時点では、新たな休憩施設等を整備する計画はございませんが、民有地となっております山ノ神沼及びその周辺の土地の用地取得を進めることができれば、山ノ神沼の整備について検討していくことができると考えております。  次に、大項目2、(1)、地球温暖化防止の取組みはについてですが、蓮田市では、平成13年3月に蓮田市環境基本条例を制定し、平成15年3月に環境保全施策を総合的・計画的に推進するための蓮田市環境基本計画を策定しております。  また、平成16年3月には、第1次地球温暖化対策実行計画を策定し、環境保全並びに地球温暖化防止に向けた取組みを開始し、5年ごとに計画を改定しております。現在は、第4次地球温暖化対策実行計画に基づく取組みを進めているところでございます。温暖化防止対策の目標は、蓮田市の全ての事務事業を対象に、抑制する温室効果ガスを二酸化炭素に限定し、令和4年度には二酸化炭素排出量を平成29年の基準年度の総排出量363万7,780キログラムと比較しまして4.7%削減し、346万5,665キログラムとすることを目標としております。  次に、バイオマスタウンの進捗状況についてでございますが、動植物から生じる再利用可能な有機性物質であるバイオマスは、利活用する過程において、大気中の二酸化炭素を増加させない資源であると認識しております。蓮田市では、平成18年度にバイオマス利活用協議会を組織し、課題や推進方法について協議した際、バイオマスの有用性については認識するものの、事業の採算性や臭気等の生活環境への影響など、困難な課題が多いことから、国、県等の動向も視野に入れ検討することが望ましいとの結論に至りました。  また、平成23年2月15日に総務省が発表した「バイオマスの利活用に関する政策評価」では、全国で実施されたバイオマスタウン構想の取組み、214の事業の中で、バイオマスの効果があるものは35事業、約16.4%で、稼働率が低いものが多く、予定していた効果が出ているものは皆無ということでございました。さらに、二酸化炭素削減効果について総務省が試算した結果、全ての試算項目で効果が出ているものは全国で8施設でございました。  以上のことから、蓮田市におけるバイオマスタウンの取組みによる地球温暖化対策への効果は非常に少ないと考えられますので、バイオマスタウン構想は、リサイクルすべきものと考えております。  次に、中項目(4)の(ア)、廃棄物の発生抑制対策についてでございますが、3R、リデュース、リユース、リサイクルについては、蓮田白岡衛生組合が一般廃棄物処理基本計画の「ごみの排出抑制のための方策に関する事項」で取り組んでいるものでございます。廃棄物の発生抑制対策であるリデュースは、生活の中での取組みとして、家庭ごみの減量化、ごみの分別の徹底、食品ロス削減などがございます。  次に、再生利用対策はについてでございますが、こちらはリユースと申しまして、蓮田白岡衛生組合では、粗大ごみとして排出されました家具等の修理、再生を行い、エコプラザでの展示スペースを利用して、再生品の販売、活用を推進しております。  次に、再資源化対策、リサイクルについてですけれども、資源物の分別、資源化、牛乳パックやトレーなどの資源物の店頭回収、エコマーク等の環境保全型商品や再生品の利用、詰め替え利用が可能な製品等の購入などが挙げられます。  蓮田市といたしましては、蓮田白岡衛生組合と連携し、今後もごみの3Rの推進に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。  先ほどご答弁しました中で、山ノ神沼周辺地域の環境整備につきまして、「平成11年度から21年度の期間」と申し上げるべきところを「平成17年度」と申し上げてしまいました。おわびを申し上げますとともに訂正をさせていただきます。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 おはようございます。木佐木照男議員のご質問、大項目2の中の(3)、学校における環境教育実施状況についてですが、今日、温暖化や自然破壊など、地球環境の悪化が深刻化し、環境問題への対応が人類の生存と繁栄にとって、緊急かつ重要な課題となっております。教育委員会といたしましては、持続可能な社会を構築するために、子どもたちが様々な機会を通じて環境問題について学習し、自主的、積極的に環境保全活動に取り組んでいくことが重要であると捉えております。特に、21世紀を担う子どもたちへの環境教育は、極めて重要な意義があるものと認識しており、市内小・中学校において環境教育の充実を図っているところでございます。  具体的には、市内の小・中学校の中には、黒浜沼や山ノ神沼など、地域の自然環境を学ぶ体験学習を行っている学校もございます。加えて、全ての小・中学校で「エコライフDAY埼玉」の調査を実施しております。この調査は、埼玉県が毎年実施しているもので、簡単なチェックシートで削減できる二酸化炭素量を計算できるようになっております。チェックシートの項目には、「部屋を出るときは電気を消す」、「ごみ出しのルールに従ってごみを分けた」、「買い物の際にはレジ袋をもらわなかった」など、身近な生活に関する項目が多く設けられており、長期休業を活用して家庭で環境のことを考えるきっかけをつくっております。環境に配慮した生活が児童生徒から各家庭へ、各家庭から地域へと定着するよう、各学校では環境教育の推進に努めております。  教育委員会といたしましては、引き続き環境教育の推進を図ってまいりたいと思っております。今後もご理解、ご支援いただきますようお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) ご答弁ありがとうございました。幾つか再質問をいたします。  まずは、山ノ神沼周辺地域の環境整備についてでございますが、山ノ神沼の遊歩道の草刈り、樹木の枝の剪定等は、敬愛会、それとも有志の会に委託されるのですか、ご答弁をお願いします。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 遊歩道の草刈り、樹木の枝の剪定等でございますが、山ノ神沼敬愛会、また市、また有志の方のご協力をいただきながら管理を行っていきたいと考えております。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 続きまして、炭素繊維を水の浄化のために利用しまして桟橋に下げておりましたが、その桟橋を撤去するということでございますが、その理由を教えてください。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 桟橋の撤去の理由ということでございますけれども、埼玉県から蓮田市が譲り受けました桟橋は、山ノ神沼の水質浄化を図るために山ノ神沼を守る会が使用しておりました。会が解散し、使用者が不在になったことから、また施設が老朽化し、人が入ると非常に危険であることから、今回9月補正で予算を計上しておりますけれども、安全面を考慮し、撤去することとしたものでございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 水質の改善でございますが、浮島2箇所、桟橋に炭素繊維をつけて水質の改善を図っておりましたが、今後の対策はどういう方法で考えていらっしゃいますか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 水質の改善についてでございますけれども、山ノ神沼を守る会が炭素繊維を用いた水質浄化活動を行っていただいて、現在の水質が維持されております。市としましては、水質検査の結果の推移を見た上で、水質の改善などの方法について研究してまいりたいと考えております。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 山ノ神沼を守る会のお一人といたしまして、山ノ神沼を守る会の中では、工学博士の小島先生に依頼して水質の改善に努めてまいりましたが、今後も依頼するという考えはありますか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 先ほどもお答えさせていただきましたが、今後の水質検査の結果の推移を見た上で、水質改善の方法などについて検討したいと考えております。そのため、現在のところは依頼する予定はございません。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 市長にお伺いいたします。  山ノ神沼を守る会が解散いたしました。また、山ノ神沼を守る会の皆様方が環境面に対してこれまで取り組んでこられました事業の継続を今後どういうふうに考えていらっしゃるか、答弁をお願いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 木佐木照男議員のご質問、大きな1問目でございますが、山ノ神沼周辺地域の環境整備について、その中で山ノ神沼を守る会が、この度、諸般の事情から解散ということになりまして、敬愛会のほうは残っておりますが、水質の関係については、特に山ノ神沼を守る会の方々が、先ほどもお話ありましたように、様々な手法を講じながら取り組んでいただいておりました。その結果も、なかなか改善までは至りませんけれども、水質が悪化するような状況は、少なくとも悪化する状況は阻止できていたと思っております。山ノ神沼は、ご存じのように大きな沼ですが、高低差がありませんし、水の流入が黒浜沼より若干流れがよどみますので、そういったことを考えながら、当時は、昔は生活雑排水等が根金耕地から入っていたり、いろいろありまして、若干水質が悪化しておりましたけれども、最近は上流部あるいは貝塚周辺含めて、農業集落排水が、まだ完全接続ではありませんけれども、そういう生活雑排水等がかなり阻止できたり、また農業集落排水の排水先が最初の計画ですと山ノ神沼に入れて、山ノ神沼を通して貝塚悪水に落とすという計画でしたけれども、それも農集排の処理水は、貝塚悪水のアーム柵渠の柱に抱きつけて、新幹線の手前、パルシーへ向かって新幹線の手前の貝塚悪水の用水を使うポンプの先で放流したりして、いろいろできるだけ山ノ神沼の水質保全に影響のないような形で、行政としても一生懸命今まで講じてきたところであります。  今回は、その核となる山ノ神沼を守る会の皆様が解散したということでありますが、敬愛会、また合同で、あるいは参加、いろいろな、参加はしていただけるかと存じますけれども、今後の水質改善につきましては、今具体的にこうします、ああしますという具体的な案はまだ内部でも詰めていないのですけれども、今後何とか今までの活動を尊重しながら、守る会の活動を尊重しながら、山ノ神沼の水質改善に向けては努力してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 市長、ありがとうございました。  大項目2の環境対策の推進につきましての再質問をいたします。温暖化について、平成16年度蓮田市地球温暖化対策実行計画組織ができ、5年ごとに実績を確認しておりますとの答弁がありましたが、現在の状況はどうですか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 地球温暖化対策実行計画の現在の状況でございますけれども、市では平成16年度に第1次温暖化対策実行計画を策定し、直近の第3次温暖化対策実行計画では、基準年度、平成14年度ですけれども、平成14年度の排出量261万2,014キログラムの二酸化炭素排出量に対して、11.56%の削減目標を掲げておりました。目標年度が平成29年度でございます。その結果、平成29年度の実績は、総排出量が234万1,302キログラムの排出量となりまして、10.36%の削減率となりました。結果としては、目標をクリアすることができませんでした。主な要因として考えられましたのは、小・中学校へのパッケージエアコンの導入だと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 続きまして、公共施設の電気、紙の使用を抑制する策の抑制効果の進捗状況を教えていただけますか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 公共施設の電気、紙の使用量の抑制策ということでございますけれども、第3次計画の実績では、電気使用量におきまして、平成14年度と平成29年度を比較いたしますと、平成14年度の電気使用量が561万8,002キロワットアワー、平成29年度が560万4,500キロワットアワーと1万3,502キロワットアワー、0.24%の削減となっております。しかし、第4次計画では、平成29年度の電力使用量について、第3次計画では対象としておりませんでした新しい建築物、ハストピア、蓮田みぬま保育園、蓮田ねがやど保育園等を新たに加えております。これらの施設が増えたことから、先ほどの3次計画の実績に対しまして、これらの施設があったことによりまして、電気使用量、平成29年度ベースが666万8,123キロワットアワーと約19%の増加となっております。また、本年度は、蓮田市役所西棟が加わりましたので、今後も電気使用量に関しては増加すると考えております。これらの増加していく電気使用量を削減するために、既存施設の電気機器を最新の高効率機器に交換していくことや、電気機器を使用する際の省エネ意識の向上、実施が効果的と考えております。  また、市役所庁舎で使用する紙の使用量におきましては、平成23年度と平成29年度の比較で、平成23年度はA4の用紙換算で424万2,625枚使用しておりまして、平成29年度は534万3,750枚と26%増加している状況でございました。そのため第4次計画から、こちらの紙使用量を削減することを取組み対象として実施しているものでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 蓮田市の温暖化影響程度はどの程度でございますか、ご答弁をお願いします。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 蓮田市の温暖化影響程度ということでございますけれども、市では温暖化の影響によりまして、様々な効果が現れていると一般的には言われております。大雨の影響ですとか熱中症、米の作況状況とか、そういったものもあろうかと思いますけれども、具体的な因果関係について市としては調査しておりませんので、具体的なお答えをすることができません。  以上でございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 調査は実施していないということでございますが、今後できましたら調査の実施をお願いしたいと、これは要望しておきます。  蓮田市におけるバイオマスタウンの取組みや現状において効果は少ないと考えられ、バイオマスタウン構想はリサイクルされるべきものと考えておりますとのことですが、バイオマス利活用協議会に専門家を入れて事業の有用性、継続性等について検討される考えはありませんか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 総務省発表のバイオマスの利活用における政策評価の中でも、先ほどもご説明させていただきましたが、地球温暖化対策への効果は非常に少ないとされております。そのため、現状としては検討は行わないものでございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 教育長にお尋ねいたします。  学校における環境教育の実施状況についてでございますが、環境をテーマとした総合的な学習の時間、テーマはどのようにしていらっしゃいますか。 ○中野政廣議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 木佐木照男議員の学校における環境教育の実施状況、特に具体的に総合的学習の時間などでどのようにというふうなお話でございました。学校における環境教育は、環境問題が地球規模の課題であることを前提として、身近な課題に働きかけ、行動できる実践力を培うことを目標として実施されております。最近の様々な気候の変動会議等では、12歳や、あるいは15歳の少女の様々な演説あるいは様々な実際の行動などが注目されて、特に地球規模での環境についての関心は非常に高いものになっております。2015年の国連サミットでは、ご承知のように持続可能な開発目標SDGsと言われる具体的な指針が示されておりますし、様々にこれからの子どもたちにとって喫緊の課題であるということは間違いないことだろうと思っております。  蓮田市の教育委員会では、以前から子どもたちが未来で生きる力を養うために、アクティブラーニングに取り組んでまいっております。今まで時間をかけて取り組んできた環境教育、これも総合的学習の時間の中で、とりわけ中心的な課題として福祉や環境教育を取り上げ、それぞれの学校がそれぞれのアプローチで時間を取ってきちんと活動しているところでございますが、この環境教育の実際の環境の学習を、アクティブラーニングの視点でもう一度見直して取り組んでいきたいというふうに考えております。今後も、このESDを通して、蓮田市の子どもの未来のために、環境破壊の現実を直視しながら、問題を発見し、行動できる力を身につけることができるよう、指導を継続してまいりたいというふうに思っておりますので、ぜひご理解、ご支援よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 3Rについてでございますが、蓮田市の食品ロスの現状はどうですか。
    ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 蓮田市の食品ロスの現状でございますけれども、市における食品ロスの具体的な数値については把握しておりません。しかしながら、食品ロス削減に向けた啓発活動としましては、消費者庁におきまして啓発用リーフレットの作成、ウェブサイトでの情報の発信、食品ロス削減レシピの発信、賞味期限、消費期限の違いに対する理解の促進などの取組みを行っております。  また、埼玉県におきましても、「食べきりSaiTaMa大作戦」と銘打った取組みを行い、食品ロスを出さないライフスタイル、宴会の最後の15分を食べ切りタイムにする、外食店舗で小盛りの設定や食材使い切りレシピなどで食品ロスを減らす食べ切りメニューの3つの取組みが行われているところでございます。  また、令和元年11月には、蓮田白岡衛生組合におきまして、第11回エコプラザまつりにて、NPO団体が不要な食品を集め、有効に活用する運動「フードドライブ」を実施し、地域の子ども食堂、福祉団体や施設、品質に問題のない食品を生活困窮者などに配給する活動を行う団体、フードバンクなどに寄附する活動を行い、今年度の12月に開催予定の工作イベントの際に、エコプラザの中に場所を設け、NPO団体がフードドライブを実施し、食品ロスの削減を目指すものでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 ◆10番(木佐木照男議員) 最後に、要望でございますが、蓮田白岡衛生組合の敷地内にリサイクルプラザを開設して、再生利用対策に貢献していると。今後も市民の多くの方に利用されるようPRしてほしいと思います。これは要望でございます。  以上で質問を終わります。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員          〔5番 鈴木貴美子議員登壇〕 ◆5番(鈴木貴美子議員) 5番、鈴木貴美子でございます。中野議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、順次一般質問を行ってまいります。  大項目1、防災・減災対策について。自然災害が激甚化、頻発化する中、その様相も大きく変容し、追い打ちをかけるように新型コロナウイルスの感染拡大のリスクを伴い、前例のない複合災害に対して、前例のない対応が求められております。個人の生命や財産を脅かす災害は、もはやいずれ起こるという概念ではなく、いつでもすぐそこにある状態にあると言えます。今、発生するかもしれない災害への備えや、命を守るための行動、ウィズコロナ社会における防災・減災をどう進めていくか、喫緊の課題です。  国が持続可能な国土強靱化政策を進めることはもとより、防災意識社会の構築には、市民一人ひとりの防災意識の向上、家庭や職場における備えの実践、さらには地域コミュニティ等の防災力の向上がさらに必要と考えます。今月6日から7日に九州を襲った特別警報級の台風10号は、大規模な土砂災害や水害が発生して、犠牲者が多数に上るという事態には幸いにして至りませんでした。数日前から報道機関を通じて、「経験したことがない暴風」、「想定を超える現象が起こる」など、分かりやすく、インパクトのある言葉で注意を呼びかけたことで、事前の積極的な避難により、甚大な災害をぎりぎりのところで回避したと言われております。  昨年10月の台風19号で、水害、土砂災害が発生し、甚大な被害に見舞われた東京都西多摩地域でアンケートを実施したところ、「マイ・タイムラインを知らない」が82%、「ハザードマップを未確認、知らない」が40%、情報の入手方法は、「防災行政無線」が48%でトップでしたが、命綱である防災行政無線が聞き取りにくいなどの声が多数寄せられました。防災行政無線を受信する防災ラジオは、スマートフォンや携帯電話を持たず、緊急速報メールが受け取れない高齢者や障がい者等にも情報が伝わります。  また、災害時を含めた緊急情報や新型コロナウイルス感染症対策の抑制に向け、関連する情報なども確実に伝達する手段として、防災ラジオを普及させる動きが加速しております。総務省は、未導入の自治体に対する財政支援を加速し、2019年度補正予算で防災ラジオなど導入支援の財源を確保、今年度も新型コロナウイルス感染症対策に向けた情報伝達手段の強化に向けて、無償貸与や財政支援等でさらなる普及を目指し、導入を進める市区町村は、特別交付税措置を活用して配備を進めております。  マイ・タイムラインについては、2年前にも提案させていただきましたが、大雨や台風など風水害発生の危険があるとき、家族構成や生活環境に合わせて、いつまでに何をしておくべきか、何を持っていくか、いつ、どこに避難するか、親戚の家か、垂直避難か、避難所かなど、家族で考え、助かるための行動をあらかじめ時系列で整理した自分自身の防災行動計画です。これにより、いざというときに落ち着いて行動ができるようになり、パニックや逃げ遅れの防止につながります。上尾市では、今年度からホームページに掲載して市民への周知を図り、寄居町では、8月から記入例とともに全戸に配布をしております。  液体ミルクについても以前提案させていただきましたが、常温保存が可能で、お湯がなくても乳児にそのまま飲ませることができ、災害時の避難所生活における育児補助には大変有効です。近隣では、春日部市、久喜市、白岡市が備蓄を始めています。保存期間が1年未満と短いため、使ったら使った分だけを新しく買い足して備蓄するローリングストックが有効です。また、最近では、ドラッグストア等でも販売しており、家庭での備蓄を啓発していくことも必要です。  災害対応ピクトグラムについてですが、ピクトグラムとは、一般的に絵文字や絵単語と呼ばれ、何らかの情報や注意を促すために表示される視覚記号の一つです。災害時、遠くからでも視認可能で、文字が読めない子どもや日本語が分からない外国人、耳の不自由な方、また声の伝わらない状況の中でも、正しく情報を伝えることができます。自然災害だけではなく、身近に起きる暖房器具や厨房機器などの不完全燃焼を原因とした一酸化炭素中毒や、工場などの爆発事故といった特殊災害、有害な物質によるNBC災害が起きたときに、消防職員の皆様には、防護服や専用マスクを装備して、救援・救助活動をしていただいております。今年は、特にコロナ禍における猛暑の中、このような重装備で職務に当たっていただいている職員、関係者の皆様に、心から感謝を申し上げます。  平成30年12月、岡山県岡山市内の大型商業施設で火災が発生した際、消防職員が「歩いてこちらへ」のピクトグラムを活用して、施設内にいた1万人以上の客や従業員を安全に避難誘導することができたとのことです。県内では、さいたま市、越谷市が導入を始めました。費用をかけずに大きな効果が期待できるピクトグラムは、災害時において大変有効なツールと考えます。以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、防災情報の周知。  (ア)、現状。  (イ)、課題。  (ウ)、情報入手が困難な方へ防災ラジオの早期導入や、防災放送確認ダイヤルをフリーダイヤルにして、市民への情報周知と利便性向上につなげるのはいかがか。  (2)、コロナ禍における防災訓練等の今後の予定は。  (3)、マイ・タイムラインの作成やハザードマップの活用等を動画にして、防災意識の向上につなげるのはいかがか。  (4)、防災備蓄品に乳児用液体ミルクを追加し、ローリングストック等により有効活用するのはいかがか。  (5)、災害対応のピクトグラムを消防車等に導入するのはいかがか。  次に、大項目2、コロナ禍における介護予防について。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、不要不急の外出が自粛されたことで、買い物や運動、人との交流機会が減少して、長い時間を自宅で過ごすことが多くなり、高齢者の心や体への影響が懸念されております。広島大学と日本老年医学会が、6月から7月に医療や介護の団体を通じて、インターネット上で実施し、コロナウイルス感染症が拡大した2月から6月の高齢者の様子を調査したところ、新型コロナウイルスによる生活の変化で、認知症に影響が生じた方が4割とのこと。中でも在宅の人は、体を動かす時間や他者と触れ合う時間が減少し、認知機能や着替えなどの日常生活動作が衰え、特に認知症の症状が重い人ほど影響が大きかったとのことです。  また、東京都健康長寿医療センターは、入院などをせずに地域で暮らす全国の高齢者の8.7%が、年齢を重ねて心身が弱るフレイル状態にあるとの調査結果を発表しております。杉戸町では、町主催の介護予防体操教室の延期や、シニアサロン活動の再開が困難になり、居宅で過ごす時間が長くなることが想定されることで、高齢者が関心を引き、居宅において健康を維持する行動につながる冊子を作成いたしました。「超簡単おうちで楽しく介護予防」とのタイトルで、1日約15分の体操プログラム、筋力向上や正しいウオーキング法、食事と栄養、口腔トレーニング、認知症に強い脳をつくろうなど、今すぐできることを1冊に凝縮したもので、大きな文字や写真を活用して、分かりやすく解説されており、毎日の取組みを記録できるチェック表もついています。様々な介護予防事業が再開できるまでの間、新しい生活様式での介護予防は大変重要です。以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、現状。  (2)、課題。  (3)、今後の取組み。  (4)、日常生活で実践できる冊子を作成するのはいかがか。  続きまして、大項目3、保育所の入所選考について。保育所の入所選考については、様々な基準が設けられ、それらを考慮し、多数の職員と時間を要して選考業務が行われていることと思います。しかしながら、保育所入所選考における問題は、待機児童から始まり、保育所には入れたものの、兄弟が異なる保育所の入所になったり、兄弟どちらかのみの入所などの問題も少なからず発生しています。その原因の一つとして挙げられるのは、選考基準や各家庭の様々な事情を考慮しながら、限られた入所枠に割り当てなければならず、調整が多様化し、複雑になっていることも考えられます。  さいたま市や春日部市では、保育所の入所選考にAIを導入したことで、選考作業が数秒で終わるようになりました。早く結果を通知することで、保護者は職場復帰する時期や希望施設に入れなかった場合の対応を考えるなど、次の準備に移りやすくなり、職員は作業負担の軽減や事務処理の迅速化、効率化が図られています。さいたま市の職員の方は、本来、人にしかできない住民支援に力を入れることができ、その結果、住民サービス向上につながる取組みを行っているとのことです。以下の点についてお伺いいたします。  中項目(1)、現状。  (2)、課題。  (3)、AIを活用した入所選考システムを導入するのはいかがか。  以上で1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長          〔山田勝利総合政策部長登壇〕 ◎山田勝利総合政策部長 鈴木貴美子議員のご質問、防災情報の周知のうち、現状についてでございますが、台風などの防災情報は、防災行政無線や市ホームページ、公式ツイッター、安心・安全メール、NHK及びテレビ埼玉のデータ放送サービスを利用した方法や、必要に応じて広報車を活用して災害情報の発信をしております。  次に、課題についてでございますが、昨年東日本に大きな被害をもたらしました令和元年東日本台風、いわゆる台風19号接近の際は、先ほどの各種情報伝達手段により、防災情報の発信を行いましたが、暴風雨の中で防災行政無線が聞き取りづらいという声を多くいただきました。  次に、防災ラジオの早期導入や防災無線放送確認ダイヤルのフリーダイヤル化についてでございますが、自宅にいながらにして防災行政無線による災害情報を取得する手段といたしまして、防災ラジオや戸別受信機がございます。今年7月に九州南部に甚大な被害をもたらしました大雨の際にも、この防災ラジオを通じた災害情報の発信が避難行動に有効であったとの報道がございました。今後は、防災ラジオや戸別受信機の導入自治体を参考に検討するとともに、防災行政無線放送確認ダイヤルのフリーダイヤル化につきましても、費用や回線等の確保などの研究を行ってまいりたいと思っております。  次に、コロナ禍における防災訓練等の今後の予定はについてでございますが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、3密対策を考慮した避難所運営が求められております。今年の蓮田市総合防災訓練は、参加者の安全を第一に考え、中止といたしました。しかしながら、いつ起こるか分からない災害発生に備えて、感染症対策を踏まえた避難所開設を迅速に行う必要がございます。これを踏まえまして、8月5日に市役所の会議室におきまして、職員向けの避難所開設・運営研修会を実施いたしました。新たに策定したマニュアルの概要説明並びに衛生対策用品の取扱いや、プライベートルームテント、段ボール間仕切りなどの運営を行いました。また、現地訓練として、体育館や教室を活用した訓練を9月30日に黒浜北小学校にて実施する予定でございます。  次に、マイ・タイムラインの作成やハザードマップの周知方法についてでございますが、台風や大雨接近による洪水被害などに備えて、事前に家族の避難行動を時系列に整理し、作成しておくことは、とても有効な対策となります。蓮田市におきましても、十分に内容を精査し、できるだけ早い時期にお示しできるよう努めてまいります。  また、ハザードマップ活用のため、動画作成についてでございますが、今年3月に完成した洪水ハザードマップの配布に合わせて、主な変更点や活用方法について説明用のチラシを回覧いたしました。今後は、幅広い世代の方に関心を持ってもらえるよう、先進自治体から情報収集するなど、調査・研究してまいりたいと考えております。  次に、防災備蓄品に乳児用液体ミルクを追加し、有効活用するのはいかがかについてでございますが、災害時において、電気、ガス、水道などのライフラインが途絶えてしまった場合、お湯を使わず授乳することができる液体ミルクは有効な備蓄品でございます。しかしながら、消費期限が半年から1年ととても短く、温度管理にも配慮が必要という課題がございます。蓮田市でも昨年度、液体ミルクを試験的に購入し、備蓄をしております。今後、ローリングストックによる備蓄や災害協定の有効活用など、先進自治体を参考に、様々な調達方法について検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 鈴木消防長          〔鈴木達雄消防長登壇〕 ◎鈴木達雄消防長 鈴木貴美子議員の私に対する質問の大項目1、防災・減災対策について、中項目(5)、災害対応のピクトグラムを消防車等に導入するのはいかがかについてお答え申し上げます。  まず、ピクトグラムは、一般的には絵文字などと呼ばれ、何らかの情報や注意を促すために表示される視覚記号の一つであります。状況を相手に伝える手段としては、言葉、文字、ジェスチャーなどが挙げられますが、災害の状況や相手によって伝わりにくいことが考えられます。ピクトグラムのメリットとして、遠くからでも視覚可能で、多くの方に情報を伝えられる。日本語の通じない外国の方や耳が不自由な方にも情報を伝えられる。声が伝わらない状況下でも、情報を伝えやすいなどのメリットが挙げられます。日本では、1964年の東京オリンピックの際に、外国の方を競技場へとスムーズに案内する目的で導入され、そしてその後のオリンピックのピクトグラム採用について多大な影響を与えたと聞いております。  消防機関では、岡山市消防局が平成28年度より、川崎医療福祉大学と共同で、NBC災害時に効率のよい救助活動を行うことを目的に、絵文字を使用したツール「災害対応ピクトグラム」を開発し、全国の消防機関や官公庁に提供しております。NBC災害とは、サリン等の化学剤、炭疽菌等の生物剤、プルトニウム等の核物質による災害でございます。NBC災害時、消防隊は人体に害をなす危険な液体や気体、粉末などの物質が人体に付着したり、吸引したりすることを防ぐため、全身を覆う分厚い防護服、空気呼吸器等のマスクを装備して活動を行います。そのために声が届きづらい状況でございます。また、自由に体を動かしづらい状況において、被災者に対して言葉に頼らず、正確に情報を伝え、操作性がよい機能を持ち得た避難誘導等を指示するツールが必要でございます。  現在、消防本部では、NBC災害時には、ホワイトボード等に文字で示すなどで対策を図っていますが、災害用ピクトグラムは、NBC災害以外にも自然災害や救急現場、火災現場等では収拾のつかない状況になり、その中で多数の市民を誘導する手段として有効と考えます。また、来年は、東京オリンピック・パラリンピックも予定されておりますので、導入費用も安価で済むことから、前向きに検討してまいります。どうぞご理解賜りますようよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 猿田健康福祉部長          〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕 ◎猿田孝二健康福祉部長 鈴木貴美子議員のご質問、コロナ禍における介護予防についてのうち、現状についてですが、2月末からの外出自粛の間、市からの情報発信として、「広報はすだ」5月号で特集を組み、家で実践できる健康づくりや介護予防の取組みについて紹介いたしました。国からの緊急事態宣言が解除されてからは、それまで開催を見合わせていた今年度の各種の介護予防教室について、9月に開始できるよう準備を進めておりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染者が多数報告され続ける中において、重症化しやすいと言われている高齢者を集めての介護予防教室は、開催時期の再検討を要する現状にございます。  また、住民主体で取り組んでいる36グループの「はすぴぃ元気体操」は、8月末までに2グループが活動を再開し、9月中に3グループが新たに活動を再開するとの報告を受けておりますが、元の活発な活動再開には至らない現状となっております。  次に、課題についてですが、介護予防教室参加の機会がなく、はすぴぃ元気体操の活動も休止が多い中では、運動の機会や社会活動の減少による筋力・身体機能の低下、認知機能の低下など、高齢者の健康を害する危険性があり、対応が必要と考えております。  次に、今後の取組みですが、感染防止に十分配慮した介護予防教室の開催準備や、はすぴぃ元気体操の活動再開への支援を継続して行ってまいります。それとともに、高齢者に集まっていただく形で行う介護予防の活動に代わり、高齢者が自宅で個々に取り組める介護予防事業の提供についても検討しているところでございます。  最後に、議員提案の日常生活で実践できる冊子を作成するのはいかがかにつきましては、近隣市町の取組みを参考にしながら、当市の今後の介護予防事業の在り方について調査・研究し、コロナ禍においても高齢者が日常生活の中で介護予防を実践し、生き生きと生活できるための介護予防事業に取り組んでまいります。ご理解のほどお願いいたします。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 鈴木貴美子議員のご質問の大項目3、保育所の入所選考についての(1)、現状についてお答え申し上げます。  答弁の前に1点お断り申し上げます。現在、蓮田市では、入所選考ではなく、利用調整という言葉を用いておりますので、私の答弁の部分につきましては、利用調整とお答えさせていただきますので、ご了承いただきたいと思います。  保育園の利用調整に関わる業務の現状ですが、保育課の職員2人、会計年度任用職員2人で主に担当しております。まず、11月中に保護者から申請書を受理し、保護者の状況を利用調整基準表に基づき点数づけを行い、その情報をシステムに入力します。その後、利用調整作業を実施します。  例年、窓口での申請書の受理や書類審査、各施設との連絡調整に約440時間、申込み内容の入力に約240時間、利用調整作業に約20時間、利用調整結果の入力、発送準備に約160時間、全体合計約860時間を費やしております。時間につきましては、保育課職員、各保育園の園長、会計年度任用職員が業務に費やした時間の合計となっております。なお、利用調整の結果については、2月上旬に郵送させていただいているところでございます。  次に、(2)、課題につきましては、主に2点ございます。1点目は、現状の保育園の利用調整には、総合行政システムと、その機能を補う別のシステムの2種類を利用しているため、二重に登録作業が必要になることです。2点目は、保育園の利用調整業務には、多くの情報が必要となるため、システムへの入力に多くの時間を要することでございます。  次に、(3)、AIを活用した入所選考システムを導入するのはいかがかでございますが、AIを活用したシステムについては、近隣でさいたま市が導入しております。多数の職員の手作業で多くの時間を要していたものが、職員の負担の軽減につながり、保護者に利用調整の結果の連絡が早くできるとのことで、メリットは大きいとのことでございます。  市といたしましては、利用調整作業の中で課題となっていた二重に登録作業が必要となる点については、次期総合行政システムへの移行に合わせて、新年度の利用調整から解消できるよう、現在取り組んでいるところでございます。  また、システムへの入力においても、自動化できる部分は自動化し、利用調整に係る作業を簡素化できるよう、関係課と協議しながら調査・研究し、市民サービスの向上に努めていきたいと考えております。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 午後 零時01分          再開 午後 1時00分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) それでは、再質問させていただきます。  大項目1の(1)、(ウ)の防災ラジオや戸別受信機の導入を具体的に検討する場合、どのような課題がありますでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  防災ラジオや戸別受信機を導入する際でございますが、既存の無線システムを活用して導入する場合には、各戸に設置する受信機1台当たりの単価が高額となることが予想されます。また、比較的安価な受信機を導入するためには、既存の無線システムから新たな無線システムに入替えが必要となりまして、いずれにいたしましても大きな費用負担となることが予想されます。今後でございますが、導入自治体を参考に、調査・研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次に、(2)の訓練の件ですが、先ほど現地訓練として体育館や教室を活用した訓練を9月30日に黒浜北小学校で実施する準備を進めていらっしゃるということですが、具体的な参加対象者や訓練内容は、どのようにお考えでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  具体的な内容という再質問でございますが、9月30日、黒浜北小学校で市職員及び近隣の自主防災組織によります避難所開設・運営訓練を実施する予定でございます。避難所を設営し、新たに整備した衛生対策用品を活用いたしまして、避難所の受付と発熱者、要配慮者への振り分けやパーティションなどの設営を行う予定でございます。また、避難者が収容人員を上回ったことも想定いたしまして、近隣自治会館への移動、一時避難所としての開設訓練も実施する予定でございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次に、(3)のマイ・タイムラインですが、幅広い世代の方に防災に関して興味を持ってもらうために、マイ・タイムラインやハザードマップについて市独自の動画を、できれば手話通訳を交えて作成して、活用していくのはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 市独自で動画作成をしてはいかがかという再質問でございますが、多くの市民の皆様に防災への関心を持っていただきまして、平時から災害に備えることは安心・安全なまちづくりを推進するに当たり、大変重要なことと考えております。PR動画につきましては、蓮田市でどのような取組みができるのか、先進自治体等で研究してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次に、(4)の液体ミルクですが、昨年度、試験的に購入した液体ミルクの消費期限も近いと思いますが、今後どのように活用していくのか。また、今後の液体ミルクの備蓄やローリングストックによる消費期限を迎えた液体ミルクは、どのように有効活用していくお考えでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  液体ミルクの関係でございます。液体ミルクに関しましては、近隣自治体の導入状況も参考としながら検討してまいりたいと考えております。  また、消費期限を考慮いたしました有効な活用方法といたしましては、市の子ども支援課ですとか保育課などと連携いたしまして、子育て世帯の対象者にチラシなどと併せて配布させていただいて、啓発に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次に、(5)の災害対応ピクトグラムですが、消防車両以外でも災害時には有効と考えます。ほかの部署でも有効に活用できるところに配備するのはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 鈴木議員の再質問にお答えいたします。  地震災害や台風災害時の避難誘導や、多数の市民が参加するイベント等で事故が発生した場合など、避難誘導に有効と考えますので、関係部署と連携を図りながら検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) それでは、市長にお伺いいたします。  前例のない複合災害を想定しての防災・減災対策について、市長のご所見をお伺いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 鈴木貴美子議員の大きな項目の1問目、防災・減災対策につきまして、それぞれ具体的な、非常に現実的な策を入れながらご質問いただいたところでございます。それぞれの質問の内容、よく承りました。防災には、今回は資材等の、機材等のご質問が中心でありましたが、やはり人的なフェース・ツー・フェースといいますか、一人ひとりの被災者の状況とか、お住まいの状況とか、そういうソフト部門もございます。それと相まって、最近の気候変動、気象変動から想定するケースというのは、また全部違うのですけれども、一応事前にそれぞれの機材、対策を講じておくことが、この2点がとても大事だと思っておりまして、今回はその資機材等のご質問をいただきました。  それぞれ所見ということでございますので、個々には申し上げませんが、最後の消防の関係も、消防だけでなくて、緊急時はみんな動揺しますし、浮き足立ちますし、情報が錯綜しますし、そういった意味では、もう一目瞭然、プラカードというか、ご提案のピクトグラムを見ながら誘導したり、情報を発信したりするということも大事でありまして、またラジオの関係も、去年の19号で切実に感じましたけれども、やっぱり広報車を出したり自主防災組織を通じたり、自治会を通したり、いろいろ電波手段講じましたけれども、やっぱり受ける側が、家庭の事情がみんな違いますし、よく家庭の中で分かりませんし、弱者の方、お年寄りの方も、あるいは一人住まいの方もいらっしゃいますから、そういった点ではラジオが非常に効果があるというのを実感いたしたところでございます。もう既に先進市では、多額の、先ほど部長答弁しましたように、電波の周波数の確保とか、機材の確保とか、それを今度運営していく場合の保守管理とか、いろいろ課題があるのですけれども、既に先進市が取り組んでいるところもありまして、ご質問の内容を検討させていただいて、災害ですから待ってくれませんので、なるべく早く対応してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) それでは、大項目2に移ります。(4)の提案をさせていただきましたが、今後の具体的な取組みについてどのような方策を検討されておりますでしょうか。 ○中野政廣議長 猿田健康福祉部長 ◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。  今後の具体的な取組みに向けまして、現在、介護予防普及啓発事業の計画見直しを検討しております。今後、教室方式で実施できる可能性を期待しまして、教室開催の準備を継続して行いながら、事業計画を一部見直して、個々に自宅で取り組むための支援を行うことを検討中でございます。現在、埼玉理学療法士会の蓮田市担当アドバイザーと蓮田市に合った方策について協議を行っているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 既に様々な活動ができなくなって半年以上が経過しておりますので、認知症やフレイルが進行しないように、早期の検討をよろしくお願いしたいと思います。  次に、大項目3のうち(3)ですが、新年度次期総合行政システムを導入した際、兄弟が同じ保育所を希望したり、兄弟のうち1人しか入所できなければ辞退するなど、家庭の様々な状況の調整基準に対してどのように対応できるのでしょうか、お伺いいたします。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  次期総合行政システムにおきましては、家庭の様々な状況の調整基準を反映し、利用調整基準の点数の高い順に並び替えた利用調整資料を出力できるよう準備を進めております。しかし、このシステムでは、兄弟が同じ保育園を希望する場合や転園を希望する場合など、複雑な利用調整を自動的に処理することは困難であると考えております。引き続き、職員が手作業で処理をする部分も残ると思われますので、可能な限り自動化できる部分については自動化できるよう、先進事例などを調査・研究してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 5番 鈴木貴美子議員 ◆5番(鈴木貴美子議員) 次期総合行政システム導入後も、しっかりまた検証していただきたいと思います。また、10月完成の西口ビルにも民間の保育所が入る予定とのことですが、蓮田で子育てをしたい、蓮田に住み続けたいという方が増えていくように、さらなる市民サービス向上に向けて努めていただきますようお願い申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 6番、近藤純枝でございます。中野政廣議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問を行わせていただきます。  コロナ発症し、7か月が過ぎ、市内イベント、行事も大会も中止、オリンピックは延期などという大変な事態、コロナ禍の中、蓮田市の児童生徒、お子様の皆様は自粛、ステイホームと不自由な生活、夏休みも短く、夏なのにマスク着用と初めての経験、不安な日々を過ごしております。職員の皆様にも夜遅くまでご公務、感謝を申し上げます。  今回は、大項目2つ、まずは大項目1、蓮田市の安全な通学路についてです。中項目(1)、黒浜北小学校及び黒浜西中学校通学路について。西城沼公園西側の市道24号線は、朝の通学時間帯は通学路としてスクールゾーンの交通規制がございます。交通事故から児童生徒の安全を確保されておりますが、下校時間は交通規制がございません。また、市道24号線は、黒浜北小学校前にこそ歩道がございますが、黒浜北小学校から椿山との境となる西城沼公園入り口交差点までは、歩道がございません。この道路は、坂道となっている上、カーブが多いため、非常に見通しが悪く、また街路灯も少ないため、下校中の児童生徒などの歩行者の発見が遅れ、交通事故を誘発する危険性が非常に高くなっております。  今回、この質問のきっかけは、コロナ禍の中、体力維持のため、私も蓮田近隣の公園をウオーキングさせていただき、西城沼公園も利用しておりました。その際、下校風景に遭遇し、子どもたちのすぐそばをスピードを落とさず走行する車があり、子どもたちは交通指導員の方々が守っておりましたが、その方々も危険な、事故が起きても不思議でない状況でした。十数人が集団下校、低学年の姿はガードレールに張りついた状況で下校、大変危険だと感じました。そして、元PTA会長にお話を伺い、長年、危険な通学路として問題視している場所ですとお話をいただきました。また、中学生の下校時、特に女子中学生からは、夕方が暗く、不審者に遭遇のお話も伺いました。道路脇駐車場には、「痴漢注意」の看板、これも確認し、また雨の日、雪の日、薄暗く日陰、路面に落ちた落ち葉や凍結した道路は滑りやすく、転倒の経験もあると伺いました。  さて、この市道24号線に隣接する西城沼公園は、蓮田市を代表する公園で、お散歩、私が行いましたウオーキング、ジョギング、釣り、バードウォッチング、ピクニックなどができる多目的な公園であり、小さいお子様から高齢者まで、幅広い市民の皆様が利用しておられます。黒浜北小学校や黒浜西中学校の児童生徒も学習の場、遊び場として利用する公園となっております。加えて、地域の避難場所としても指定されており、黒浜北小学校と黒浜西中学校の避難所であるとともに、災害時には多くの市民の方々が避難する場所となっています。以上のことを踏まえまして、質問に移らせていただきます。  中項目(1)、黒浜北小学校及び黒浜西中学校通学路について。  (ア)、現在の状況について。市道24号線での登下校時、交通事故の危険性に関するご認識はおありでしょうか。  (イ)、登下校時の安全対策は。小学校と中学校では、下校時刻の差がございます。下校時の交通規制は難しいと考えますが、それに代わる安全対策はお考えでしょうか。  (2)、西城沼公園付近の通学路について。  (ア)、西城沼公園用地に接していない市道24号線の整備拡張または歩道の計画はどのようにお考えでいらっしゃいますでしょうか。  (イ)、隣接する西城沼公園用地を遊歩道と歩道を兼ねた歩道整備はできませんでしょうか。安全対策として公園を利用すること、いかがでしょうか。  続きまして、大項目2、新蓮田スマートインターチェンジ周辺開発について。先ほど北角議員もお話、質問がございましたが、私もスマートインターチェンジ周辺の開発についてお伺いしたいと思います。平成27年2月から整備を進めていた上り線専用の新サービスエリアが、昨年7月29日月曜日にオープンいたしました。令和2年7月で2年目を迎え、コロナ禍でもテレビ放映されるなど大盛況、大混乱の蓮田サービスエリア、全国からのお客様が利用されております。  令和元年6月一般質問では、関根香織議員が、この新蓮田サービスエリア近隣市民のための防災避難所の指定を、さらには、はすだ政和会代表、石川誠司議員におきましては、令和元年9月議会の一般質問で、スマートインターフル化整備確認のお答えをいただきました。サービスエリアスマートインターチェンジの役割は、災害時食料供給、救護、救援のため、サービスエリアが被害地へ前線基地として活用され、日本全国に張りめぐらされている高速道路のサービスエリアが防災基地になる。いざ災害時には心強いこと、このうえございません。首都圏に広域災害が発生した際には、緊急出動機関の前線基地となるための災害、防災機能も備えております。  さらに、埼玉県は、関越道、東北道、常磐道、圏央道、外環道の5つの高速道路が通る交通の要であることから、その点で重視した蓮田サービスエリアスマートインターチェンジが設置されれば、様々な影響をもたらすことと思います。パサール蓮田では、地元の食材を使ったグルメがあり、あるいは県の、他県の名産品などが販売もされております。このように地元のことを考えた内容になっている蓮田サービスエリア上り線を訪れた多くの皆様に楽しんでいただけるものであります。この蓮田サービスエリア上り線が、蓮田市だけではなく、埼玉県、そして東日本の拠点として大きな発展をすることを期待いたします。  市長からも、商業施設では、地元で営業している店舗や地元農産物の販売なども行われています。そして、この施設は高速道路からだけでなく、一般道路からも利用できることが大きな特徴です。私も週に二、三回通わせていただいております。蓮田市のまちづくり、知名度向上、蓮田市からの情報発信において大きな影響力を持つ施設となると考えております。また、現在関係者との話合いで進んでいる蓮田スマートインターチェンジのフルインター化が実現しますと、さらなる利便性の向上や活性化に大きく寄与するものでございます。この事業が地元に根づき、さらに発展できるよう、地元の市といたしましては頑張っていきたいと、昨年市長がオープンセレモニーのときにご挨拶なさっておりました。今回、私は、以上を踏まえて質問させていただきます。  (1)、新蓮田スマートインターチェンジの利用促進について。  (ア)、新蓮田スマートインターチェンジの動線は。スマートインターチェンジ出入り、蓮田市住民、利用者がどのように利用できるでしょうか。  (イ)、市民周知及び利用促進はどのように行いますか。蓮田スマートインターチェンジ上り線の利用は、市民が待ち望んでいたことです。シャトルバスを利用し、外部利用駐車場に集合し、東京に出かける。高速道路で降車し、シャトルバスに乗り、蓮田市内へ誘導なども可能になるのではないでしょうか。  (2)、新蓮田スマートインターチェンジ周辺の土地利用について。先ほどもお話、答弁いただきましたが、スマートインターチェンジがフルインター化になりますと、開発の可能性が期待されます。  (ア)、開通により周辺の農地への影響は。  (イ)、その影響によりどのような土地利用が図れますでしょうか。  (ウ)、将来この地域の活用はどのようにお考えでしょうか。  以上で1回目の質問を終了いたします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 近藤純枝議員のご質問、大項目1、蓮田市の安全な通学路についてのご質問のうち、(1)、黒浜北小学校及び黒浜西中学校通学路についての(ア)、現在の状況についてお答えいたします。  西城沼公園西側の市道24号線は、黒浜北小学校及び黒浜西中学校の児童生徒が通学路として利用しております。現在、登下校時において保護者や地域の方々、教職員において交通事故防止に努めております。その区間が車両通行禁止の交通規制がかかるのは、議員おっしゃるとおり、午前7時30分から午前8時30分に限られ、見通しの悪い箇所や道幅が狭く、歩行する児童生徒と車両との間が十分でない箇所などがあるのは認識しておりますので、今後とも関係諸機関と連携し、安全対策について対応してまいります。  次に、(イ)、登下校時の安全対策はについてお答えいたします。登校時の安全対策につきましては、保護者、教職員による登校指導、学校応援団安全サポーターによる見守りを実施しております。下校時の安全対策につきましては、PTA校外指導部や学校応援団安全サポーター、自治会の方々による防犯パトロールなどによる見守り活動、ボランティアの方が小学校1年生とともに自宅付近まで歩いてくださっていることなどを実施し、事故防止等に努めております。また、学校においては、現地指導を徹底するとともに、具体的に危険箇所や危険の理由などの指導を強化しているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 近藤純枝議員のご質問、1、蓮田市の安全な通学路についてのうち、(2)の(ア)、西城沼公園用地に接していない市道24号線の整備拡幅または歩道確保の計画はについてお答えいたします。  市道24号線は、西城沼公園の西側を通り、椿山方面から南新宿方面を結ぶ道路で、黒浜北小学校と黒浜西中学校の通学路に指定されております。児童生徒の登校時間帯、午前7時30分から8時30分までは車両規制されておりますが、下校時の時間帯は規制がされておりません。先日、道路課職員とともに西城沼公園臨時駐車場から黒浜北小学校までの状況を確認したところ、道路の西側は擁壁になっている民家が多く、道路の東側は3分の1ほどが崖地になっておりました。なお、道路として使用できる有効幅員は5メートル前後でございました。拡幅となりますと、西側が擁壁、東側が崖地となっておりますので、地形的な問題から整備は非常に困難と考えております。他方、現道の中に歩道を確保しますと、歩道以外の幅員が現在より狭くなり、車両のすれ違いに影響が出ます。条件的に非常に厳しい状況ではありますが、児童生徒の通学時の安全に関することですので、教育委員会や交通安全担当と連携し、何ができるのか研究させていただきます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 大項目1、(2)、(イ)、西城沼公園用地を遊歩道と歩道を兼ねた歩道整備はできないかについてでございますが、西城沼公園につきましては、都市公園法に基づき設置されました都市公園でございます。ご質問の遊歩道を兼ねた歩道については、市道24号線の歩道は、道路法に基づく道路施設に該当すると思われますので、都市公園内に設置することはできません。しかし、公園内の園路を市道24号線に沿う形で新たに整備し、市道を利用する歩行者も利用ができる形にするのであれば、都市公園法に基づく公園施設としての設置が可能でございます。西城沼公園の市道24号線沿いには、大きくなった樹木が多数あり、これらを伐採することや、一部には民有地もございます。園路の経路や照明等を含む仕様など、検討する事項は多数ございますけれども、歩行者の安全と公園利用者の利便も図る園路でございますので、関係部署から提案をいただいた際には、実現に向けて前向きに検討をさせていただきます。  次に、大項目2、(2)、新蓮田スマートインターチェンジ周辺の土地利用について、開通による周辺の農地への影響はについてでございますが、新蓮田スマートインターチェンジの予定地周辺の現在の状況は、元荒川の堤防の後背地に広がる水田地帯であり、さいたま市へつながる約71ヘクタールの集団性を有し、主に水稲の作付けを行っている優良な農地でございます。この一団の農地については、農地法による立地基準の区分が、いわゆる第1種農地として位置付けられているため、原則、農地を農地以外のものとして利用することはできず、農地転用はできない農地となっております。  スマートインターチェンジが開設されますと、インターチェンジの出入口を起点とする、おおむね半径300メートル以内の農地は、先ほどの区分が第1種農地から第3種農地に変更となります。そのため、立地基準の規制は緩和され、別に農地法で定める一般基準、これは農地転用許可申請者が転用を行うために必要な資力や信用、農地転用許可後に遅滞なく転用した用途に供することができるかの見込み、申請予定の事業に関して他の機関の許認可等を必要とする場合には、必要な全ての許認可の見込みがあるか、転用事業が確実に実施されるかどうか、また、農地転用により周辺の農地に係る営農条件に支障、例えば宅地の造成による雨水、土砂の流出や流入、建物の建築による日照の不足、風通しが悪くなるなどに対する被害防除措置の審査等を行い、これらの全ての審査基準を満たすことが認められた場合に限り、農地転用の許可を受けることができるようになります。  また、農地転用許可が行われた場合、転用された農地に隣接する農地においては、先ほど申し上げました雨水、土砂の流出や流入、日照や風通しの問題、夜間の照明設置等による光害等、農作物や農業に対する多くの影響やスマートインターチェンジ周辺道路の交通量が増えることにより、道路沿いの農地に対するごみの不法投棄等の増加も懸念されます。  次に、(イ)、その影響によりどのような土地利用が図られるかについては、スマートインターチェンジの出入口を起点とする、おおむね半径300メートル以内の農地について、農地転用許可が可能となることにより、スマートインターチェンジ周辺の土地が虫食い状態で農地以外の土地に転用されることが生じるという可能性が高まり、転用された土地に隣接した農地の営農条件の悪化等により、周辺農地についても農業上の有効な土地利用が図られなくなり、遊休農地となることが懸念されております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長          〔関根守男都市整備部長登壇〕 ◎関根守男都市整備部長 近藤純枝議員ご質問の新蓮田スマートインターチェンジと周辺開発について順次お答え申し上げます。  初めに、新蓮田スマートインターチェンジの利用促進についてのうち、新蓮田スマートインターチェンジの動線はについてお答え申し上げます。蓮田サービスエリアに接続する大型車対応のスマートインターチェンジのフルインター化につきましては、令和元年9月20日に事業化が決定し、9月27日に国土交通省からプレスリリースされました。その後、令和2年2月には、ネクスコ東日本、埼玉県、蓮田市の3者間で蓮田スマートインターチェンジ(フル化)の建設事業等に関する協定書を締結いたしました。5月22日には、蓮田スマートインターチェンジ事業に係る蓮田市道57号線の改良に関する覚書を締結、6月30日に蓮田スマートインターチェンジ事業に係る蓮田市道57号線改修の設計に関する協定書を締結するなど、上り線側の工事着手に向け、協議を進めております。これと並行して、蓮田スマートインターチェンジ事業の安全対策に係る警察協議をこれまでに8回開催してまいりました。一般道から蓮田スマートインターチェンジへの誘導計画につきましては、ネクスコ東日本、埼玉県、蓮田市で調整を進めながら警察協議を行っているところでございます。  今回は、協議が進んでいる上り線についてご説明させていただきます。蓮田スマートインターチェンジ上り線の出入口は、蓮田サービスエリア上り線の岩槻区側の調整池とお客様駐車場の間の安全な視距が確保できる位置に整備を予定しております。県道蓮田杉戸線方面から右折での進入ができる交差点構造として供用できるよう、警察と協議を進めているところでございます。  次に、市民周知及び利用促進はどのように行うのかについてお答えいたします。現在の蓮田スマートインターチェンジに設置されている東京方面への入り口は、黒浜地区にある旧サービスエリアの上り線付近で接続していますが、新たな東京方面への入り口は、川島地区の新サービスエリアに移ることになります。スマートインターチェンジの利用者へは、なるべく早い段階から東京方面への入り口が移設されることや、宇都宮方面からの出口が追加されることを広報やホームページ等で周知していきたいと考えております。  蓮田スマートインターチェンジの整備の進め方につきましては、「広報はすだ」令和2年1月号の中で概要をお知らせしておりますが、今後もネクスコ東日本、埼玉県、蓮田市で協力して、それぞれの広報等で周知してまいります。  また、利用促進策として、利用者にも分かりやすい誘導標識を設置し、案内したいと考えております。この誘導標識の現在の検討状況でございますが、今年度中に設計を終え、新上り線の出入口が供用されるまでには設置を完了したいと考えております。今後もネクスコ東日本、埼玉県と連携し、高速道路へのアクセス強化、地域住民の利便性の向上、地域経済の活性化に向け、スマートインターチェンジのフル化の早期完成を目指してまいります。  次に、新蓮田スマートインターチェンジ周辺の土地利用についてのうち、将来この地域の活用はどのように考えているかについてお答え申し上げます。蓮田サービスエリア新上り線周辺の土地利用につきましては、蓮田市第5次総合振興計画の中で、新蓮田サービスエリア周辺ゾーンとして、その立地条件を生かした新しいシティセールスの拠点として位置付け、地域の活力を高めるまちづくりを進めるとしています。一方、蓮田市都市計画マスタープランでは、その立地条件を生かした土地利用の在り方を検討し、条件が整った段階で具体の土地利用を促進する区域としています。当地区は、市街化調整区域内であることから、都市的土地利用が厳しく制限されております。蓮田スマートインターチェンジが完成した暁には、依然として市街化調整区域ではございますが、一部農地区分が第1種農地から第3種農地に変更されることに伴い、土地利用の選択肢が広がるものと思われます。  現在、川島地区周辺の土地をお持ちの方からは、平成31年2月12日に蓮田サービスエリア上り線周辺の土地利用に係る開発区域及び開発手法の研究、検討することを目的とする蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会を結成した旨、協議会役員の方から市に報告がございました。また、令和2年3月27日には、この協議会から新蓮田スマートインターチェンジの早期開通、蓮田市都市計画マスタープランなど、上位計画への具体的な位置付け、協議会活動への支援及び広域道路計画の策定などを求める要望書が提出されております。  市といたしましても、蓮田スマートインターチェンジ上り線周辺の土地利用につきましては、蓮田サービスエリア新上り線やスマートインターチェンジの開通による効果と相まって、今後都市的な土地利用に転換することで、交流人口の増大といった市の活性化のための地理的なポテンシャルが高まる地区と考えております。しかし、最新の洪水ハザードマップによりますと、周辺地域は災害時には50センチから3メートル未満の浸水が予想されることや、アクセス道路をはじめ、水道や下水道といった宅地として利用するためのライフラインが未整備のため、現在の土地利用を変更するための課題が大変多いことが実情でございます。市といたしましては、まずは蓮田サービスエリア上り線周辺土地利用協議会を含めた地域の皆様のご意向を伺いながら、整備手法や整備区域などを慎重に検討してまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ご答弁ありがとうございました。  まずは、最初に伺いました現在の黒浜北小学校及び黒浜西中学校の通学路についての現状というところでのご答弁で、見通しの悪い箇所があるということをご認識いただいているということを確認いたしました。さらに、登下校の安全対策はのところでは、やはり危険な場所などを具体的に強化指導していらっしゃる。下校時には、地域の皆様からのサポートがあるということも確認できました。やはり危険な通学路であるということが分かったと思います。  次に、西城沼公園に接していない市道24号線の整備拡張というところでのご答弁をいただきましたが、こちらに関しましては、質問ではなく市道24号線についての担当課の皆様、職員の皆様は現場に調査いただき、私も現場を見てまいりました。ガードレールがあり、注意喚起用の安全のための棒が、対策はされておりました。ただ、道路の問題は、整備工事をすることの前に、やはり市民や住民との心、信頼関係の構築が大事であり、住民の方が先にお住まいになっていたり、1本の木でも、小さな置き石でも、その方にとっては重要な、大切な思いがあるものだったりいたします。その屋敷地内に入るとともに、心の中に入り、交渉やお願いをする担当課の方々が、市民の皆様との交流、信頼がまずは大切だということを、私は担当課に行くたびに感じさせていただき、大切なことだと思います。市民、住民の皆様のたくさんの要望や交通整理をいただき、大きな要望ではございますが、もしも市道24号線の崖の用地が確保できましたり、その他の用地が確保できました際には、子どもたちの安全な通学路ができますように、ご計画、ご尽力を賜りたいと強く要望させていただきます。  続きまして、(2)の(イ)で、大変前向きなお答えをいただきました。園路として市道に接した形で整備し、歩行者が利用できる形態にするという形であれば、都市計画法に基づく公園施設として施設が可能でございますというお答えがございました。そして、それには関係部署からご提案をいただいた際には、実現に向けて前向きに検討させていただきますというお答えも頂戴いたしました。関係部署の皆様にご提案をさせていただいたり、また市長からもご提案をいただけましたら、この園路の実現が早急、前向きに検討がいただけるのではないかと思いますが、すみません、市長、ご見解を賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤純枝議員のご質問、大きな2問ございますが、その最初の1問目、蓮田市の安全な通学路について、黒浜北小学校、黒浜西中学校の児童生徒の通学路、またそれに関連して西城沼公園の利用の仕方、この両方につきましてお答え申し上げます。  当時、職員として黒浜北小学校の用地買収、西中学校の用地買収等々に直接関係した思いがございまして、やはりそれぞれ黒浜西小学校の分離校、黒浜中学校の分離校という形で、あの高台の優良地というのでしょうか、地主の皆さんのご協力で買収できたのですが、その際やっぱり当時から課題になっておりましたのが、やはり現在の集落、南新宿、また城の集落の中でありますので、生活道路として既に機能しておりましたので、そこを新たに道路整備、歩道つきの道路整備等々を実現するのは大変難しゅうございました。取りあえずは、当時は人口急増時代ですから、学校の建設を最優先で実施したところでございます。おかげさまで両校が順調に運営されておりまして、昨今の車の交通往来、状況等を考えますと、やはり24号線はかなり厳しくなってきているのが実情でございます。  そういったときに、本当にこの問題点を捉えてご質問いただきまして、大変ありがたく思っております。最初の市道24号線の関係ですが、先ほど細井参事が申し上げましたように、現況は片側が崖、片方が擁壁ということで、非常に道路拡幅が難しい場所なのですが、その中にあっても、今回の9月補正でもお願いしてございますけれども、これは本当の一部ですけれども、屋敷を寄附していただくという動きがございまして、その方の官民境界や民民境界等の予算を上げさせていただいております。そういう形で、それが全てではないのですが、道路線形をつくる上では、歯型状態の歩道整備とか道路整備は好ましくありませんので、しかしながら、その辺がちょうど西城沼公園の最上流部といいますか、奥に当たりますし、その辺を考えますと、(2)問目の西城沼公園の中の園路の通路、これにもつながるのかなと思っております。西城沼公園の利用の仕方についても、やっぱり学校開設当時から、多くの議員の方々から厳しくご要望でいただいていたのですけれども、やっぱり当時は当時で縦割り行政が今よりもはるかに強かったですから、公園の考え方、また学校の考え方、なかなか調整ができなくて、利用できなかったのですけれども、最近はやっぱり目的に合わせて、両方の機能が保持できれば、何とかということでございまして、まだ簡単にはできないのですけれども、いろいろな課題はあるのですが、その辺の課題を踏まえて、先ほど環境経済部長のほうで、24号線、道路沿いに、公園の中の園路を併設、並行して設置する、そういうことによって両者の利益が確保できるのかなというお話でございます。これまた公園の道路側が、最初は中木、そんなに大きい木ではなかったのですけれども、今はもう大木になっておりますので、あれを伐採、抜根して歩道整備ということになりますと、また多額の予算もかかるのですが、方向性としては、両部長、参事が答弁したとおりの方向で進めてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 市長、ご答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきたいと思います。  学校教育部長に、ただいまの市長のご答弁がございましたところで、もしもこの西城沼公園の遊歩道、園路が整備されました暁には、ぜひ整備を早めていただきたいのですが、通学路としての利用許可を受けることはできますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  大項目1の中の(2)の西城沼公園付近の通学路についてという中の、西城沼公園の園路を通学路として許可していただきたいというご質問にお答えさせていただきます。通学路というのは、児童または幼児が小学校または幼稚園もしくは保育所に通うため、通行する道路の区間であると定義づけられております。そして、この道路というのは、道路法による道路であり、一般交通の用に供する道と記されております。これは、交通ルールを守って道路を正しく通るという学習も含まれていると解釈しております。しかしながら、こうした定義は、交通安全施設等の整備を推進する観点からのものであり、通学路の変更に関しましては、関係各課と調整した上で、保護者、自治会などを交えて慎重に協議し、学校長の判断において通学路として許可していくものであるというふうに考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ご答弁ありがとうございました。  それでは、教育長へお伺いしたいと思います。ただいまもお話の中にありましたように、蓮田市の通学路の問題は、ほかの議員の皆様も一般質問なさっておられますように、多数の問題点がございます。暗い、狭い、危険と思われる通学路がまだまだございます。ご答弁にもございましたが、用地の問題が大きなネックになっていることも理解しております。ただ、PTA、保護者、学校応援団、自治会、交通指導員、その他地域の皆様が協力をいただいており、安全な登校、下校が行われていること。学校側も対応なさっておりますが、教職員のご負担も多く、危惧されるところでもございます。教育長の立場より、現在の通学路をこれからどのような対策をお考えでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。よろしくどうぞお願いいたします。 ○中野政廣議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 近藤純枝議員の安全な通学路の確保について、教育委員会としての今後の方向性、考え方についてというお問合せだったかなというふうに思っております。  学校教育部長がるる説明いたしましたが、通学路の定義あるいは今後の方向性について説明をさせていただきました。学校保健法第2条では、学校におきましては健康診断、環境衛生検査、安全点検、その他の保健または安全に関する事項について計画を立て、これを実施しなければならないとされておりまして、そこには通学路の設定と安全点検、通学路に関する安全の決まり、約束等の設定をすることとされております。通学路は、交通煩雑な道路、可能な限り鉄道、幹線道路との交差を避け、安全を確保することが重要だというふうに考えております。また、防犯上、死角が多い場所あるいは人通りの少ない場所をできるだけ避けられる経路が望ましいというふうに考えております。  各学校では、PTAや関係機関、交通安全指導員の方々のご協力をいただきながら、安全点検などを実施し、よりよい通学路の維持確保に努めているところでございます。教育委員会としましても、先ほどお問合せのありました園路の通学路としての利用についても含め、今後も地域やPTA、関係機関との連携に努めまして、関係各課と十分調整し、より安全な通学経路の確保に向けた助言、支援を継続してまいりたいというふうに考えております。どうぞご理解よろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ご答弁ありがとうございました。安全な子どもたちの通学路に関しまして、見守り、私たちも尽力していきたいと思います。  それでは、中項目(2)、新蓮田スマートインターチェンジ周辺についての再質問をさせていただきます。蓮田サービスエリア上り線スマートインターチェンジの完成の見込み、開通のご予定などはいかがでしょうか、お願いいたします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えさせていただきます。  蓮田サービスエリアの上り線に接続するスマートインターチェンジ、こちらに整備されるのは、東京方面への入り口と宇都宮方面からの出口でございますが、既に事業に着手しております。完成の時期、完成の予定は現在未定でございますが、早期完成を目指し、関係機関と調整を進めているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) もう一問お願いいたします。  フルインター化、フル方向、全車種対応化されることにより、蓮田市としてはどのようなメリット、経済効果があるとお考えでしょうか、お願いいたします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  現在、供用中のスマートインターチェンジは、利用方向が東京方面、対応車種が6メートル以下の普通車、また軽自動車、バイクなどとなっておりますが、フルインター化により、利用方向が宇都宮方面へも可能になること、また利用車種は12メートル以下全車種になります。このことから、これまで以上に高速道路の利用者の利便性の向上が見込まれます。また、地元の皆様の利便性向上のほか、物流や観光など、地域経済の活性化などの効果があると考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 私からは、関連がありますので、マイナスの効果について答弁させていただきます。  スマートインターチェンジがフル化で開通されますと、実際に大型車の通行が増えたり、交通量が増えたり、そういったことがございます。その結果として、その受け口である道路については、現状のままの幅員でございますので、交通事故や、そういった様々な事故の増加が懸念されているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) プラスの面とマイナスの面があるということは理解させていただきました。  もう一つ、先ほどの答弁の中に、スマートインターチェンジ事業に係る道路の関係でございます市道57号線、どのように改良されますでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えさせていただきます。  市道57号線は、スマートインターチェンジの整備があることを前提に設計を、ネクスコ東日本にお願いした経緯がございますので、道路線形等の大きな改良は今後予定しておりませんが、大型車対応の出入口が設置されることから、スマートインターチェンジとの境界付近においては、大型車の乗り入れができるよう、地盤改良や側溝等の伏せ替えなどの工事を予定しております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。大型車が乗り入れるということは、先ほどもご答弁がありましたが、通行時安全対策を含めた整備が必要となってくると思います。その旨も考慮してお願いしたいと思います。  もう一つ、スマートインターチェンジ利用の件です。県道蓮田杉戸線方面から右折で進入できる交差点構造として供用できるよう協議を進めているとありましたが、ぜひ強く要望いたします。そして、現在の関係機関とはどのような協議がなされていますでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  スマートインターチェンジへは、市道57号線から右折、左折、どちらからでも利用できるよう、また高速道路から市道57号線に出るときも右折、左折可能となるよう、交通安全管理者である埼玉県警察と協議を進めております。現在、ネクスコ東日本、埼玉県、蓮田市の3者で埼玉県警察と設計段階の協議までは終了しているところでございます。なお、スマートインターチェンジの運用開始前に、もう一度協議を予定しているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) こちらも進めていただいて、市民が利用しやすいものにご尽力いただきたいと思います。  もう一つ、スマートインターチェンジに隣接している外部利用駐車場の入り口の出入り、これは私たち女性や、私の知人たちも聞いてほしいということでございます。現在は、右折ができません。これは、前から警察協議で、事故防止のため右折禁止となっているということは理解しておりますが、現在、民有地でUターンを防ぐためにアンダーパスを、蓮田から参りますと岩槻に向かっていきまして、アンダーパス通路を右折誘導がありまして、誘導員による通行が可能となっています。桜台文化村よりはアンダーパスを走行し、左折して外部利用駐車場、パサールへの入場を、市民はこれを利用してパサールのほうに行きます。このスマートインターチェンジが開通の際に改善はできませんでしょうか。私ども目の前にあるのに入れないという経験をすることが、やはり便利な外部駐車場に入り、パサールで買い物をしたいと思います。何度も質問申し訳ありませんが、よろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  パサール蓮田外部利用駐車場の入り口は、曲線部に近接し、視認性の観点から、埼玉県警察との協議の結果、右折の入退場ができないようになっております。今後、スマートインターチェンジが開通いたしますと、交通量の増加が見込まれること、外部利用駐車場とスマートインターチェンジ利用者の交通の錯綜などが起こりやすいこと、交通事故防止の観点から、外部利用駐車場への右折入退場は難しいと考えております。外部利用駐車場をご利用される方々には、駐車場の入退場が左折のみであることを周知するとともに、駐車場までの誘導案内方法等について、利用者目線でどのようなものがよいか、パサール蓮田を運営するネクセリア東日本と協議をしてまいりたいと考えております。  なお、外部利用駐車場については、混雑時の臨時駐車場を設置していただいております。この臨時駐車場については、現在のところ、ホームページなどを利用しての積極的な広報はされておりませんが、市道57号線を挟んで対面にございますので、混雑時だけでなく、平常時もご利用いただけますので、ご案内をさせていただきます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) ありがとうございます。積極的に広報を行っていただきまして、便利に利用できますようにお願い申し上げます。  もう一つ、外部利用駐車場の対応、対策は何かお考えでしょうか。利用促進の面で、パサール蓮田にご利用のお客様、周辺で徒歩でお越しになる市民の皆様、夜間安全対策は何かお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えさせていただきます。  パサール蓮田へは、近隣のお客様は徒歩でお越しになるお客様もございます。蓮田サービスエリアの周回道路でスマートインターチェンジのアクセス道路にもなっている市道57号線には、サービスエリア対岸側に歩道を整備してございます。また、市道57号線直線部には、横断歩道が設置されております。横断歩道を渡りますと、パサール蓮田外部利用入り口までは歩道がございますので、安全に誘導できていると考えております。  また、夜間の照明についても、サービスエリア側はネクスコ東日本が、市道側については蓮田市で街路灯を設置いたしましたので、夜間も便利にご利用いただけると考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 最後の再質問をさせていただきます。  利用促進の点から、シャトルバスが運行されております。市民、特に車の運転ができない方、市民は大変喜んで利用しております。欲を申しますと、町なかバス停があるとよいのですがと要望がございますが、市としての対応はございますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長
    関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えさせていただきます。  蓮田サービスエリア上り線と蓮田駅東口を結ぶ無料シャトルバスは、ネクセリア東日本が主体となり、パサール蓮田の利用者や従業員などを対象に運行を行っております。ご質問の町なかにバス停とのお話でございますが、シャトルバスの運行ルート上でバス停を設置し、乗降するような取組みができるかどうか、ネクセリア東日本に相談してみたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 6番 近藤純枝議員 ◆6番(近藤純枝議員) 先ほど土地利用についてのご答弁をいただきましたが、要望を、また私の意見を少し述べさせていただきます。  蓮田スマートインターチェンジフル化開通により、農地の影響ということについて、私も土地利用はと拙策な言い方をいたしましたが、ご答弁により、この地域は優良な農地であり、スマートインターチェンジが開設されますと、出入口を起点に半径300メートル以内の農地が第1種農地から第3種に変更になるということを確認させていただきました。ただ、開通により、農地への悪い影響、光の影響や環境変化、ごみ不法投棄、開発はハードルが高く、様々な面からの課題が多いと理解いたしました。ただ、この地域は、何らかの開発は行われる期待の場所であるということは、皆様のご答弁から私も察しいたしました。以上の問題を解決し、この地域を有効利用、すてきな場所になることを要望いたします。今回のスマートインターチェンジフルインター化は、市民にとってだけではなく、日本中も最大な効果をもたらすことは間違いありません。担当課の皆様の地道な職務遂行、交渉努力、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  最後に、また市長にご答弁をいただきたいと思います。スマートインター開通、フルインター化により蓮田市は大変大きな影響がある場所である、事業であるというご答弁もありました。今後、都市的な土地利用に転換することで、交流人口の増大、市の活性化のためのポテンシャルが高い地域である、私もそのとおりだと思います。問題点は、先ほど申し上げましたが、私どもには女性の声、子どもの声、若い皆様が要望をいただいております。私の要望も少々述べさせていただきます。  私の考えは、自然を残したオープンスペースです。蓮田パサールパーク、スマートインターチェンジを下りてすぐ利用、利便がよい。キャッチフレーズは、高速を下りてすぐに遊べる。オープンスペースは、平らな広場です。開発コストも少なく、自然も壊さず、環境、産業、雇用、人口増加、子育てしやすい環境。今回のコロナ禍では、キャンプ場の利用が多く、テントや火の使い方、サバイバル体験など、お子様たちは要望されております。そして、災害時には避難所にも対応、ヘリポートとしての利用も可能。また、スポーツ、イベント、フェスティバル開催。都会から自然農園収穫体験、農産物、特産物販売。将来的には人が集まれば、先ほど北角議員もおっしゃっておりましたが、スーパー銭湯、宿泊、これはトラック運転手などが安全運転で仮眠ができましたり、飲食店があって、ショッピングなどがあり、プレー施設、蓮田サービスエリアスマートインターチェンジの利用者は増大し、若者が流入の可能性は大です。宿泊所を合宿所としての利用、黒浜運動公園やパルシー、ハストピアを利用いただき、高速にまたすぐに乗れて帰られる。これだけそろった土地は、蓮田を大いにアピールできる場所であると思います。今まで「蓮田はご存じですか」と聞きますと、「高速道路、最後のトイレ休憩の場所ですよね」と、私のふるさと福島や東北に住む友人から聞きますとき、これからは「違います」と大きく言えます。この蓮田のサービスエリア上り線フルインターチェンジの大いなるシティセールスの拠点であることは間違いございません。蓮田にたくさんの方々が、楽しい蓮田でしたといってお出かけいただいて、イメージアピールしていただける場所であると思います。最後のトイレ休憩だけの場所ではない、大きな声で私は伝えたいと思います。  市長、ご見解賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。市長のご答弁をいただきましたら、私の一般質問は終了させていただきます。よろしくどうぞお願いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 近藤議員の大きな2問目、新蓮田スマートインターチェンジと周辺開発についてということであります。  ご質問を承っておりまして、びしびしと胸にその質問の内容が入ってきて感激しているところでもあります。冒頭、昨年の7月29日に新サービスエリア上り線オープン時の私の挨拶を引用していただきまして、ありがとうございました。私の率直な意見を当時申し上げました。当時の上田知事、また国のほうからは国土交通省大宮国道事務所所長、またネクスコ本社からは会長等々多くの方々がお見えでございまして、その中で感謝を述べながら、いろいろご挨拶した、その部分でございます。私以上に、先ほどの質問、引用していただきましたが、担当している職員、もっと感極まっているのではないかと思っております。ありがとうございました。  いろいろ新サービスエリアスマートインターチェンジのこれからの蓮田市のポテンシャル、いろいろな方向が考えられます。既に可能性が出た時点から、この議場でも、さらにその東側あるいは元荒川、黒浜、伊豆島渡って、広大な優良農地があるのですけれども、あちらの都市計画マスタープラン等の外郭道路にも入っていますが、そちらの開発もいろいろもう既に質問していただいておりますが、その際にも申し上げたのですけれども、取りあえずは、今のスマートインターチェンジ事業、最終的には現在のサービスエリアですね、そこの下り方面の入り口、ここまで完成した、あるいは見通しがついた時点で、やっぱりそこの時点からスタートではありませんけれども、同時並行して様々な検討、調査は入るのですが、公にといいますか、の段階はそのころということでお話申し上げているところであります。  今、スマートインターチェンジ、これからいよいよ工事が始まりますけれども、新サービスエリアのほうがですね。その時点でも、先ほど来いろいろ質問がありましたように課題がございます。57号線、今外郭道路、サービスエリアの外周道路のことを57号線と言っておりますけれども、あそこから外部の方々が入るときには、今の駐車場右折ができませんし、将来も今のところ、先ほど部長が答弁したように、今度スマートインターチェンジの入り口とサービスエリアに入る駐車場が、入り口が非常に近いですから、その交通整理が非常に厳しいということで警察もなかなかその辺の宿題をいただいているところであります。  いずれにしましても、何とか早めに、既に今年度から、なかなかネクスコさん、いつと絶対に言いませんので、部長も言えなかったわけなのですが、なるべく早く工事着手して、なるべく早く仕上げして、新蓮田サービスエリアの大型車対応の上りと東北のほうからの出口、これは一日も早く整備したいと思っていますので、これからもネクスコ等々あるいは国、大宮国道事務所等々とも、そういう方向で取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。  本当に聞きたいのは、最後のほうの、さらに最後の周辺のご質問だと思いますが、この辺につきましても、先ほど環境経済部長は優良農地ですと。しかも交通安全がなかなか厳しくなりますと申し上げましたし、所管ですからやむを得ないのですけれども、やむを得ないというかそういう立場なのですけれども、それを調整するのが私でございますので、これから内部調整も含めてちゃんと調整して、さらに東側、蓮田からいえば今度は元荒川を横断する黒浜地区ですね、そちらに延びる可能性もありますし、またすぐ南側はもうさいたま市岩槻区でありますから、岩槻区の地主の皆様方の考え方もありますし、その辺の調整は、逆に行政をまたぎますから、これまたいろいろ課題はあります。  いずれにしましても、この事業が完成することによって、大きく蓮田の位置付けというのは上がってまいります。冒頭ご質問ありましたように、今の新サービスエリアにもヘリポート基地も備えてありますし、防災倉庫もありますし、単独のネクスコの地下水も、井戸も用意してありますし、いろいろな意味で東京都下災害のとき、あるいは東北方面が災害のときの重要な基地になることは間違いありませんし、また平時は、東北道、それから関越道、常磐道を圏央道でつないで、ちょうど扇の要の中でありますし、いろんな意味で多方面に、夢といいますか、将来にわたっては計画が進むはずであります。  ちょっと言い過ぎかもしれませんけれども、今回の新サービスエリアは、東北道で鉄道と近いのは蓮田のサービスエリアぐらいらしいのですね。そういった面で、JR東日本のほうでも幹部の方々が東北道と連携した何かできないかというのを、もうJR本社にもたびたび行っておりますし、ネクスコ本社にもたびたび行って、両方の方々がご提案いただいております。これも災害時相互利用、助け合うとか、あるいは平時も何か助け合う。その一つの象徴としてバスを、ネクスコさんのほうで無料のバスを今、シャトルバスを出していただいておりまして、このきっかけもJRさんのほうで、東北道と何かの乗り入れとか、何かのときの連携を深められないだろうか、そういう一つのサジェスチョンがありまして実現した事業でもございますし、いろいろ考えれば夢は広がるのですけれども、でもやっぱり役所としましては、あるいは事務方としましては、一つ一つで、大事業でも一つ一つですという、そういう方向で取り組みます。貴重なご意見賜りまして、ありがとうございました。今後参考にさせていただきます。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 午後 2時27分          再開 午後 2時40分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員          〔3番 高橋健一郎議員登壇〕 ◆3番(高橋健一郎議員) 3番、高橋健一郎です。中野政廣議長の発言の許可をいただきましたので、通告に従って順次一般質問を行ってまいります。  大項目1、環境学習館2期工事について、大項目2、藤ノ木地内、黒浜緑地について、大項目3、黒浜地域の新設道路について。比較的黒浜地域、藤ノ木地域の方から多く質問、要望をお聞きしています3問を行います。  初めに、大項目1、環境学習館2期工事について。蓮田市環境学習館は、昭和49年に地域交流施設の黒浜農村センターとしてオープンしました。平成16年に環境の保全に関する学習及び情報の発信の拠点とするため、また地域住民の連帯感を醸成し、地域に根差した新しいコミュニティ形成を促進するための環境学習館として新たにオープンしました。黒浜地内の数少ない唯一のコミュニティの場となっております。平成25年に実施された耐震診断により、耐震性が著しく低いことが分かり、平成26年に現在の環境学習館を新築し、平成27年に旧環境学習館は取り壊されています。今後、環境学習館2期工事が計画されております。  中項目(1)として、完成予定は。環境学習館2期工事完了はいつなのか伺います。  中項目(2)として、用地取得の進捗状況は。元の敷地の何倍になるのか伺います。  中項目(3)として、施設の概要は。予定している施設内容を伺います。  次に、大項目2、藤ノ木地内、黒浜緑地については、以前菊池議員が平成29年12月の一般質問で、藤ノ木地内の黒浜緑地の管理について行っていまして、このことを踏まえまして行ってまいります。黒浜緑地は、黒浜区画整理地内の台地部と低地部の境に位置する扇状の斜面を含む緑地で、1号地から5号地まで存在し、全長1キロ、総面積1.1ヘクタールがあり、自然に芽吹いた草木が生い茂り、散歩もできる歩道もある林となっております。長い間、手をつけられることなく、生長し続けている、特に斜面の巨木などの伐採が、以前より近隣の方から要望があり、巨木などの倒壊が台風時など、大風による被害が危惧され、危険性が指摘されています。  中項目(1)、緑地帯の管理の現状は。定期的な緑地帯での草、木の枝などの伐採はどのように行っているのか伺います。  中項目(2)として、緑地帯の巨木伐採予定は。緑地帯斜面の巨木伐採時期は、予定しているのか伺います。  続きまして、大項目3、黒浜地域の新設道路について。私が以前より一般質問させていただいておりますが、中項目(1)として、蓮田駅東口黒浜線延伸の進捗は。蓮田駅東口黒浜線は、東口駅前広場入り口の交差点を起点から、黒浜小学校付近の県道蓮田杉戸線までの整備計画となっています。その残り、藤ノ木交差点、セブンイレブン、スーパーのジョイフーズ付近から、黒浜小学校付近までの560メートル区間の整備の進捗状況を伺います。  中項目(2)として、東埼玉病院敷地内での市道1472号線整備の進捗状況は。昨日、石川議員の市道1472号線の整備進捗状況とバス路線延伸についてと重複することがありますが、ご了承願います。この東埼玉病院敷地内の新設道路約520メートルについて、完成後は近隣の方からも早く開通という声がございます。交通の利便性の向上など、非常に期待感がありますので伺います。  1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 大項目1、環境学習館2期工事について、完成予定、用地取得の進捗状況についてでございますが、現在の環境学習館は、黒浜沼やその周辺の自然を利用し、緑のトラスト11号地に隣接し、立地を生かした環境教育に必要な施設となっております。しかし、会議室が1室のため、利用者の要望に応えることが難しく、新しい施設の早期建設の声が寄せられているところでございます。そのため、新しい環境学習館整備に当たり、みどり環境課では、平成29年度から環境学習館敷地に隣接しました土地所有者4名と用地交渉を開始し、令和元年度には1名の方から用地を取得いたしました。また、残る用地におきましては、土地が蓮田市農業振興地域整備計画で定める農用地区域の農地であることから、農用地区域からの除外手続を開始し、令和2年8月31日に手続が終了いたしました。  今後は、用地取得費として令和元年度予算の繰越し分3,698万円に、今回補正予算としてお願いしております117万2,000円を加え、令和2年度中に用地取得を完了させる予定で手続を進めているところでございます。用地取得後の敷地面積につきましては、現在の借地約2,000平米でございますけれども、そちらを合わせますと約6,000平米、3倍となる予定でございます。  また、建物の建築については、今後基本設計や実施設計を行い、詳細を定めた後、本体及び外構工事に着手したいと考えております。環境学習館第2期工事では、敷地を拡張することによりまして、敷地北側から道路に接続し、県道蓮田杉戸線までアクセスが可能となり、一定の道路整備を行うことにより、観光バスなどの大型車の進入も容易となるため、より一層活用の場が広がると考えております。  次に、施設の概要でございますが、既存の施設の機能に加えて、周辺地区の皆様からコミュニティ施設の要望を多くいただいていることや、現在の施設で不足している会議室や集会所を充実させることなどを今後の設計に生かし、環境に配慮し、地域に密着した施設を計画してまいりたいと考えております。  続きまして、大項目2、藤ノ木地内、黒浜緑地について、緑地帯の管理の状況でございますが、黒浜緑地につきましては、1号から5号までの5つの緑地がございます。下草や低木の維持管理につきましては、年間での維持管理契約を締結し、除草及び低木剪定業務を行っているものでございます。本年度も4月に契約を行い、下草及び低木の維持管理に努めているところでございます。樹木の管理につきましては、街路灯を覆っている枝木や道路に張り出しているつるなどは個別に対応し、枯れた木や折れた枝等の伐採や剪定については、毎回必要に応じて行っております。  次に、緑地帯の巨木伐採予定についてでございますが、緑地帯は斜面地にケヤキやナラをはじめとする幹の周囲の長さが20センチから2.5メートル程度の樹木が多数生え、隣接地には住宅が立ち並んでいる状況でございます。平成29年度、30年度では3件、本年度においても既に2件、倒木や大型の枝の落下などの事例が発生しており、緑地の隣接地にお住まいの方々からも、安全面を心配するご意見を多数いただいております。このような実態を鑑み、黒浜緑地の整備工事を行うために、今年度、国庫補助金でございます都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業の事前申請を行ったところでございます。今後につきましては、補助金の採択を受けることができるように積極的に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 高橋健一郎議員のご質問のうち、3、黒浜地域の新設道路についてお答えいたします。  初めに、(1)、蓮田駅東口黒浜線延伸の進捗状況はについてですが、蓮田駅東口黒浜線は、東口駅前広場入り口の交差点を起点に、黒浜小学校付近の県道蓮田杉戸線まで、延長1,930メートルを整備する計画となっております。計画延長1,930メートルのうち、起点から県道蓮田白岡久喜線の藤ノ木坂交差点まで、延長1,370メートルは既に整備が完了しております。現在、埼玉県が藤ノ木坂交差点から県道蓮田杉戸線までの未整備区間560メートルの用地買収を進めているところでございます。  次に、(2)、東埼玉病院敷地内での市道1472号線整備の進捗状況についてですが、議員のご質問にもありましたように、昨日の石川誠司議員への答弁と、答弁についても重複する部分がございますので、ご了承いただきますようお願いいたします。市道1472号線は、東埼玉病院の敷地内を通る延長約520メートルの新設道路として、平成30年度から工事に着手しております。昨年度までの2か年は、緊急車両やバス、一般外来への出入口より北側約320メートルの整備を行いました。工事の内容といたしましては、歩道と車道の路盤整備、車道の基層部分の舗装、街渠側溝や雨水排水管、歩車道境界ブロックなどの構造物を施工いたしました。  今後でございますが、昨年度までは、車両の通らない区間の工事を進めてきましたが、今年度は病院へ出入りする緊急車両やバス、一般外来の方が通行する範囲を施工する予定ですので、通行の支障にならないように仮設道路を築造し、道路整備を進めてまいります。また、工事に影響のある電柱移設も行う予定でございます。現在、仮設道路の位置や構造の検討を進めるとともに、病院やバス会社とも協議を重ねておりますので、工事の際は、緊急車両、バス、病院や学校関係者の通行に支障を来さないよう進めてまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) 各担当部長の答弁、ありがとうございます。再質問させていただきます。  大項目1、環境学習館2期工事についてですが、どのような建造物が敷地内にできるのか伺います。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 どのような建造物ができるのかについてでございますけれども、新しい敷地には、環境学習館本体、黒浜沼を望む展望台、大型車用を含む駐車場、屋外学習スペース等を現在のところ考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) ご答弁ありがとうございます。再質問を続けます。  環境学習館、今後どのように運用していくのか、イメージを伺います。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 新しい環境学習館についてどのように運用していくのかというご質問かと思いますけれども、まだ建物の基本設計ができていないことから、詳細な内容というのは決まっておりません。現時点では明確なお答えはできないわけでございますが、今後建物のプランを決めていく上で、利用者や地域の方の意見を取り入れながら、総合的に決定をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) 再質問を続けます。  市長に伺います。市長のご自宅の付近になりますけれども、環境学習館についての所見を伺います。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 高橋健一郎議員の最初の大きな項目、環境学習館2期工事につきまして所見ということであります。たびたびご質問等々もいただいておりまして、経緯を含めていろいろご理解いただき、またご支援いただいておりますことを感謝申し上げます。ようやく敷地の農振除外の手続が完了いたしまして、地主さんとの契約がこれから行われるところでございます。前年度の予算、ちょっといろいろな事情がありまして、執行できなくて、今年度に繰越しされている財源であります。一番大事な敷地の見通しがつきましたので、いよいよ今度は具体的に環境学習館2期工事の工事、基本設計等々に入る予定であります。  環境学習館の位置付けというのは、ご承知のとおりでございまして、風光明媚な、特に黒浜八景の周辺に位置しますし、また緑のトラスト第11号地の用地買収もほぼ完了して、ちょっと2筆だけどうしてもだめなというか、難しい、2筆小さいのが残っているのですけれども、ほぼ完了いたしましたし、いろいろな意味で黒浜沼あるいはその周辺を生かした、まさに環境学習館の完成が見通しがつきました。なおかつ出入口は、今は旧住宅地の中の生活道路、長崎に向かう重要路線ではあるのですけれども、幅員が大変狭うございまして、周辺に住宅が密集しておりますので、出入りも交互通行もできないような状態なのですが、黒浜保育園に行く反対側を利用しまして、大型車、ある程度のバスの見学者、子どもたち、利用できるような、そういう形に構想を練っているところであります。何とか早期完成に向けて、この事業を推進してまいりたいと思いますので、引き続きご理解賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) 市長、ご答弁ありがとうございます。  大項目2、藤ノ木地内、黒浜緑地についての再質問をいたします。巨木の伐採予定ということで、1号地から5号地までございますが、緑地帯ごとに分けて順番に行うのか、また一気に行うのか伺います。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 巨木の伐採予定についてのご質問でございますが、緑地帯ごとに順番に工事を行う予定でございます。初めに、3号緑地の工事を行い、その後に2号緑地、4号緑地の設計を行い、その後、2号緑地、4号緑地の工事、最後に5号緑地の設計、5号緑地の工事という順で考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) ご答弁ありがとうございます。黒浜緑地には、斜面に巨木、大きな樹木があり、大型作業車の出入りが厳しい状況の藤ノ木坂の南に位置する3号地はどのように伐採作業を行うのか、工事の進め方を伺います。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 工事の進め方でございますけれども、ご指摘のとおり、木が緑地いっぱいに生い茂っている状況でございますので、道路に接している部分から木を伐採し、奥に進めていこうと考えております。また、工事を発注する際には、業者が決まり次第、施工計画書を提出させまして、安全第一で作業を進めたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) ご答弁ありがとうございます。  大項目3、黒浜地域の新設道路についての再質問をいたします。蓮田駅東口黒浜線延伸区間の藤ノ木交差点から黒浜小学校付近、県道蓮田杉戸線までの約560メートルの区間、以前も私の同じ内容の質問では、平成28年3月では用地取得率が約6割、平成29年12月の質問では約7割弱と答弁がありました。現在の用地取得の進捗状況を伺います。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  事業主体であります県の杉戸県土整備事務所に確認しましたところ、現在の用地取得率は8割強という回答をいただいております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) ご答弁ありがとうございます。県が進めている事業ではございますが、現在の用地取得率は8割強ということでありました。早期実現の推進をよろしくお願いしたいと思います。  再質問を続けます。新設道路1472号線の完成予定はいつになるのか。私の同じ内容の一般質問の平成30年12月では、おおむね2年から3年という答弁でございました。現在での完成予定を伺います。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  市道1472号線の完成予定ということでございますが、今年度、来年度の工事範囲は、緊急車両、バスなどを通過させながらの工事となりますので、安全確保等々、様々な課題に対応しながら進める必要がございます。少しでも早く完成できるように努力をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 3番 高橋健一郎議員 ◆3番(高橋健一郎議員) ご答弁ありがとうございます。昨日、石川議員からもございましたが、早期実現の推進をお願いいたします。  また、蓮田松韻高校が定数割れの寸前だということでお話を聞きまして、市道1472号線完成後の暁には、バス路線が延伸となり、高校付近のバス停設置となるわけでございますけれども、蓮田松韻高校のためにも、通学の利便性ということで図り、蓮田市唯一の高校ですので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  最後に、市長に再質問して終わります。以前よりお聞きしたことがございますが、市道1472号線の完成後の運用の所見を伺います。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 高橋健一郎議員の大きな3項目めの、その中の(2)、東埼玉病院敷地内の市道1472号線の関係でありますが、もうこのテーマにつきましては、何回も何回も高橋議員にはご質問いただいているところであります。なかなか一気に進まないところがありまして、大変申し訳なく思っておりますが、現在のところ、先ほど細井参事が申し上げたとおりでございます。いよいよ正門を入って、病院のお客様と新しい道路、私どもが造る市道1472号線とのちょうど分かれるところの工事に入りまして、なかなか工事そのものの距離は少ないのですけれども、利用中の道路でありますので、その工事に少し時間を要するところでございます。この事業は、補助事業でありますので、なるべく早く仕上げたいと思っているのですが、先般の石川誠司議員のご質問でも申し上げましたが、ご質問の中にもただいまありましたけれども、松韻高校にとっても、今の時代、やはり何といいましても、蓮田の駅や白岡の駅から自転車通学、あるいは駅を使わない方でも、隣の岩槻区とか、自転車の方々が多いのですが、やっぱりいい天気ばかりではありませんので、雨や風や雪やいろいろありますので、何とか早くバス路線を通してもらいたい。これが切望されているところであります。痴漢対策もあります。  また、ちょっと質問の中にありましたように、松韻高校、非常に環境はすばらしいのですけれども、何というのでしょうか、松韻高校の存続を、子どもたちが減少時代でありますから、存続を兼ねた切実な課題も、なかなか公には申し上げにくいのですけれども、あるようであります。そういう点の、まず応える、そのためにもこの道路を早く仕上げたいと思っています。  もう一つは、またこれご承知のとおりでありますが、今、財務省用地、旧東埼玉病院、昔の国立療養所の官舎、先生方とか看護師さんとか事務員さんが住んでいた官舎跡地が、現在は厚生労働省から財務省に管理移管になっておりまして、その財務省の用地を、今、調整幹のほうで、歴代の調整幹が当たってくれているのですけれども、この用地を取得すべく、今、努力しているところでありまして、この用地が確保した時点では、野球場、テニス場、また新しい財務省用地を含めて、あの周辺をもう一回大規模なリニューアルをしたい。その基本計画は既に出来上がっておりまして、その計画をもって、今、財務省と交渉しているところでございます。  こういうことを考えますと、本当にあの道路が一つのきっかけになりまして、一つのきっかけといいますか、完成することによって大きな、あの周辺の骨格、大動脈ができると思っています。ひいては、その先は東光高岳さんの工場もありますし、東光高岳さんももう黒浜を拠点にするということで、もう従業員数も1,000人を超えているような状態と。数年前までは500人程度だったのですけれども、現在はどんどん従業員の方も増えておりますし、そういった意味ではいろいろ、バス会社にとっても、バス会社もこれから交渉が入るのですけれども、バス会社にとっても、周辺にとっても、高校にとっても、蓮田市のあの周辺の黒浜運動公園、一大プロジェクトにとってもとても大事な事業だと思っております。なかなか予算づけ等々も含めて対応できないのですけれども、優先的に配慮して取り組みますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員          〔12番 菊池義人議員登壇〕 ◆12番(菊池義人議員) 皆さん、こんにちは。12番、菊池義人です。中野政廣議長の許可を得ましたので、通告に従い、順次一般質問をさせていただきます。  大項目1、蓮田市水道事業について。  (1)、漏水調査について。  (ア)、漏水の現状は。  (イ)、課題は。  (ウ)、今後の予定は。  (2)、管路等の更新及び給水台帳の整備について。  (ア)、現状は。  (イ)、課題は。  (ウ)、今後の予定は。  (3)、水道工事入札について。  (ア)、発注案件件数及び発注合計金額は。  (イ)、市内事業者への発注件数及び金額は。  (ウ)、課題は。  (ア)と(イ)については、拡張や改良などの管路更新工事のみについてで結構です。  続きまして、大項目2、小・中学校大規模改修事業及びトイレ改修について。  (1)、黒浜中学校大規模改修事業について。  (ア)、進捗状況は。  (イ)、課題は。  (ウ)、今後の予定は。  (2)、長寿命化計画策定事業について。  (ア)、現状は。  (3)、小・中学校トイレ改修について。  (ア)、今年度の進捗状況。  (イ)、今後の予定。  次に、大項目3、生活道路及び幹線道路改修・維持管理について。市道番号に関しましては、ちょっと分かりにくい部分もありますので、議場配布資料として下蓮田地区の地図を配布させていただきましたので、ご参考にしていただければありがたいです。  (1)、下蓮田地区の道路について。  (ア)、市道1931号線湧き水への対応。  (イ)、市道11号線の現状及び今後の予定。  (ウ)、市道966号線と市道968号線の舗装について現状と今後の予定は。  (エ)、市道959号線の現状と今後の予定は。  (オ)、市道9号線のセンターライン及び外側線について市の認識は。  (2)、市道453号線について。こちらは下閏戸地区の道路になります。  (ア)、現状について。  (イ)、今後の維持管理についての考え。  以上で1回目の質問を終わります。答弁よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長          〔山﨑 隆上下水道部長登壇〕 ◎山﨑隆上下水道部長 菊池義人議員のご質問、1、蓮田市水道事業について。初めに、(1)、漏水調査について順次お答えいたします。  まず、(ア)、漏水の現状はでございますが、漏水の発生件数といたしましては、平成30年度が278件、令和元年度が270件でございました。令和元年度の漏水270件のうち、漏水調査の中で発見したものは69件で、その全てについて早期の修繕を実施いたしました。  次に、(イ)、課題はでございますが、今後、管路の老朽化が進んだ場合、本管からの漏水が増えていく可能性があります。その場合、修繕工事の費用が増大していくばかりでなく、修繕工事の施工が難しいケースも増えていく可能性があり、対応が遅れれば大きな事故にもつながりかねないと考えております。  次に、(ウ)、今後の予定はでございますが、蓮田市水道事業では、有収率の向上、事故の防止、水資源の有効利用などを目的に、漏水調査業務委託を毎年発注しておりますが、今年度は特に調査方法を詳細に検討した上で、市内全域を対象とした調査業務を行っております。今後、継続的に調査を行っていくことで、着実に有収率を向上させていきたいと考えております。  続きまして、(2)、管路等の更新及び給水台帳の整備について順次お答えいたします。まず、(ア)、現状はでございますが、現在重要管路の耐震化事業として更新工事を順次進めておりますが、厚生労働省の公表している指標の一つである基幹管路耐震適合率につきまして、蓮田市の数値は平成30年度決算値で39.7%、令和元年度決算値で42.2%となっております。また、台帳の整備につきましては、蓮田市では市内の配水管の全てについて、平成12年度から専用の端末で図面を検索、閲覧できるようになっており、漏水修繕や管路更新工事等を行った場合、その翌年度中には当該箇所の図面を更新し、各種業務に有効利用できるようになっております。  次に、(イ)、課題はでございますが、現在、水道事業では、先ほど申し上げました重要管路の耐震化工事と並行して、漏水対策としての管路更新工事を行っております。これまでのデータから、特に漏水の多い地域などの配水管を更新していくことで、漏水の防止と有収率の向上を目指すものですが、重要管路の耐震化と同時進行であることから、なかなか思うように進めることができないのが現状です。  次に、(ウ)、今後の予定はでございますが、ただいま申し上げたとおり、来年度以降も重要管路の耐震化工事、また漏水対策としての管路更新工事を計画的に進め、水道ビジョンで掲げた基本目標の一つである強靱な水道の実現を目指してまいります。  続きまして、(3)、水道工事入札について順次お答えいたします。まず、(ア)、発注案件件数及び発注合計金額はでございますが、令和元年度に施工した管路更新等の工事は合計4件で、合計金額は約2億6,400万円でございます。  次に、(イ)、市内事業者への発注件数及び金額はでございますが、ただいま申し上げました4件の管路工事のうち、市内事業者への発注は3件で、その全てが一般競争入札によるものです。3件の合計金額は、約2億1,200万円でございます。  次に、(ウ)の課題はでございますが、水道工事業者は、全国的に高齢化が進んでおり、後継者不足というのが大きな問題となっております。現在、蓮田市水道事業では、市内の管工事組合と毎年漏水対応のための待機及び修繕などについて契約を締結し、緊急対応ができるような体制を取っておりますが、高齢化などによる後継者不足が進んだ場合、このような体制の維持が困難になる可能性があると憂慮しているところでございます。また、現在進めている老朽管更新工事等、比較的大きな工事を施工できる水道専門の市内業者が少ないことも課題の一つであると認識してございます。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 菊池義人議員のご質問、大項目2、小・中学校大規模改修事業及びトイレ改修について順次お答えいたします。  まず、(1)、黒浜中学校大規模改修事業について、(ア)、進捗状況はにつきましては、今年度は、中央校舎の改修工事を実施しております。工事内容としましては、コンクリートの中性化対策、外壁補修、屋上防水、給排水及び電気設備のライフラインの更新等を実施しております。進捗状況としましては、順調に進んでおり、8つの普通教室をはじめ、校長室、職員室、会議室、乾式のトイレなどがある中央校舎は、令和3年3月上旬に引き渡しを受ける予定でございます。  次に、(イ)、課題はとのご質問につきましては、工事とは直接関係はございませんが、黒浜中学校教職員及び来賓用駐車場として、トーモクグラウンドをお借りしております。雨天の際は、グラウンドがぬかるみ、車での出入りも支障を来すことがあるとの報告を受けております。この課題を解決するため、令和2年度蓮田市一般会計補正予算にて、駐車用仮設資材借上料をお願いしております。グラウンドであることから、砂利などを敷きならすことができないため、駐車スペースに鉄板を敷き、駐車に支障を来すことのないようにするものでございます。  続きまして、(ウ)、今後の予定はですが、令和3年度に4つの普通教室をはじめ、図書室、保健室、コンピューター室、会議室、乾式のトイレなどがある東校舎の改修工事を予定しております。工事内容としましては、中央校舎と同様にコンクリートの中性化対策、外壁補修、屋上防水、給排水及び電気設備のライフラインの更新などを実施していく予定でございます。  次に、(2)、長寿命化計画策定事業について順次お答え申し上げます。まず初めに、(ア)、現状はにつきましては、昨年度、計画策定のために必要となる学校施設の劣化状況調査を実施いたしました。今年度、9月上旬に長寿命化計画策定業務委託を締結いたしましたので、これから専門業者による各小中学校の校舎、体育館、給食棟などの長寿命化計画の策定を行っていくところでございます。  次に、課題はにつきましては、蓮田市公共施設総合管理計画に基づき、市内公共施設につきましても計画策定を行っておりますので、学校の長寿命化につきましても、関係各課と調整等、協力が必要となります。また、市内学校施設は、昭和40年から50年代後半にかけて建築されたものが多く、順次改修を進めておりますが、老朽化しているものもあり、優先順序、対策内容と時期、対策費用などが課題と捉えております。  次に、(3)、小・中学校トイレ改修についてお答えいたします。まず、(ア)、今年度の状況はについてですが、今までのトイレ改修については、平成14、15年度に蓮田南小学校、平成15、17年度に蓮田中央小学校、平成19年度に蓮田中学校、平成24年度に黒浜小学校、平成30年度に蓮田北小学校、令和元年度に平野小学校を改修してきております。今年度は、黒浜西中学校校舎1階から4階全ての男女トイレを改修する工事を実施しております。そして、これらのトイレ改修工事では、便器を洋式化にしたり、湿式から乾式にしたりと対応しております。  次に、今後の予定はにつきましては、国の補助金を活用しながら計画的に改修工事を進めていきたいと考えております。現在、黒浜西小学校校舎のトイレ改修をするための設計委託を行っており、令和3年度に改修工事を進めるよう計画しております。また、令和2年度蓮田市一般会計補正予算にて、蓮田南小学校校舎トイレ改修工事設計委託、黒浜西小学校体育館トイレ改修工事設計委託及び黒浜北小学校体育館トイレ改修工事設計委託をお願いしております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 菊池義人議員のご質問のうち、3、生活道路及び幹線道路の改修・維持管理について順次お答えいたします。  初めに、(1)の(ア)、市道1931号線湧き水への対応についてですが、JR沿いの道路、市道1931号線の舗装の切れ間から、議員ご指摘のとおり、水が湧き出ている状況でございます。この箇所は、地下水位が高い夏場に限らず、1年を通じて湧き水が出ているような状況でございます。これまでに、集水ますの設置や、道路のぬめりを落とすなどの対応をさせていただきましたが、いまだ根本的な解決には至っておりません。今後につきましては、さらなる対策を検討してまいりたいと考えております。  次に、(イ)、市道11号線の現状及び今後の予定はについてお答えいたします。市道11号線は、蓮田南中学校の南東を通り、さいたま市見沼区や上尾市瓦葺地区に抜ける道路でございます。県道東門前蓮田線から農業用水路までは、土地区画整理事業により幅員6メートルで道路が整備されております。一方、農業用水路から市道9号線までは、路肩と法面部を含めても4.5メートルの幅員しかなく、舗装幅が2.7メートルの未整備区間となっております。このような状況を受けまして、令和元年11月、地元の皆様から未整備区間の整備について要望書が提出されました。昨年の12月定例会では、菊池議員からも質問をいただいております。現状でございますが、朝夕は交通量も多く、舗装に穴が空くことがありますので、市職員が応急的な補修対応を行っております。  今後の予定でございますが、まずは、現在手がけている18路線の道路整備を優先させていただきたいと考えております。それらの道路整備に見通しが立った段階で、各地域から提出された拡幅要望について、事業の計画を立てさせていただきたいと考えております。  次に、(ウ)、市道966号線と市道968号線の舗装について現状と今後の予定はについてお答えいたします。市道966号線は、蓮田南中学校の南西側、市道968号線は、北西側の外周道路に位置し、共に未舗装の道路でございます。なお、認定幅員は3メートルですが、道路に面した学校用地の一部が通行できるようになっているため、見かけ上は幅員4メートル以上となっております。道路用地と学校用地一体で舗装が可能かどうかなど、現在、教育委員会と協議を進めております。今後につきましても、舗装整備に向けた協議を継続してまいりたいと考えております。  次に、(エ)、市道959号線の現状及び今後の予定はについてお答えいたします。市道959号線は、蓮田市から上尾市の瓦葺地区に抜ける道路で、下蓮田踏切付近では、幅員が3メートルほどしかなく、車両のすれ違いが困難な道路でございます。昨年9月定例会でも菊池議員の質問に対し、車両のすれ違いが厳しい状況ですので、道路を拡幅する方向で考えておりますとの答弁をさせていただきました。拡幅に向けて、令和元年度は、測量及び境界立会いを行いました。令和2年度は、道路拡幅の線形案を作成したところでございます。今後の予定ですが、新型コロナウイルスの問題がありますので、状況を見てということにはなりますが、地権者に対する線形説明会を開催し、了承が得られれば、丈量測量、用地買収及び物件補償などの順で進めてまいりたいと考えております。  次に、(2)、市道453号線の(ア)、現状はについてお答えいたします。市道453号線は、県道さいたま栗橋線と国道122号が交差する関山北交差点から約300メートルほど北に位置する幅員1.8メートルの市の道路、砂利道でございます。当該道路は、一部の区間が竹林と接していることもあり、シノダケや雑草が伸びて通行が困難な状況となっております。本年8月12日、地元自治会長をはじめ地域の方々から、市道部分のシノダケの伐採と除草を求める要望書が提出されたところでございます。  次に、(イ)、今後の維持管理についての考えですが、今年度は、約70メートルの通行困難な区間について、シノダケの伐採や除草を行います。今後は、竹林の所有者とも相談させていただき、道路の維持管理を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 大項目3、(1)の(オ)、市道9号線のセンターライン、外側線についての蓮田市の認識はについてでございますが、市道9号線は、センターラインや外側線が薄くなり、またはなくなっている部分もあるということを現地を確認して認識しております。路面標示につきましては、道路法に基づき、道路管理者が設置するものと、道路交通法に基づき、埼玉県公安委員会が設置するものに分かれてございます。道路両側の外側線や白色のセンターライン及びグリーンベルト等の交通規制を伴わないラインは、道路管理者である市が対応しております。また、黄色のセンターライン、一時停止や横断歩道等の交通規制に係る路面標示は、埼玉県公安委員会において設置や引き直しを行っております。これらの路面標示の引き直しのご要望をいただいたときには、所轄であります岩槻警察署へ要請しているところでございます。今後の補修につきましては、舗装の路面の経年劣化もしていることから、舗装修繕等も含めて、関係部署と調整をしながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 各担当部長、答弁のほうありがとうございました。それでは、一問一答に入らせていただきます。  大項目1、蓮田市水道事業について、(1)、漏水調査について、(ア)、漏水の現状はについて再質問をさせていただきます。答弁では、平成30年と令和元年では、令和元年度のほうが少なくなっているとのことですが、有収率、どのようになっていますか。平成29年、平成30年、そして令和元年度の実績をご説明ください。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問にお答えいたします。  有収率の過去3年の実績ということでございますが、平成29年度86.1%、平成30年度84.1%、令和元年度86.2%となります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) では、令和元年度86.2%との答弁をいただきましたが、有収率に含まれない13.8%は、量にするとどれくらいになりますでしょうか。立方メートルでお答えください。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございますが、水量といたしましては、約95万立米となります。この中には、漏水量のほか、洗管作業などの事業用水量なども含まれてございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 昨年は、太い配管もやって管路更新を行っておりますので、洗管でかなりの量の水を使ったというところには私も理解を示しますが、95万立方メートルということで、まだまだ漏水、その他の可能性の課題を感じます。漏水は、配水管、取り出し管、どのような部分で多いでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問にお答えいたします。  漏水が多いのは、取り出し管部分になります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 本管と本管から分岐して水道の宅内のメーターまで行く取り出し管、そちらのほうで漏水が多いということは、今の答弁で分かりました。  それでは、比較的多い漏水は、どのような材質の配管からの漏水が多いかをちょっと教えていただけますか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。どのような材質からが多いかということでございますが、比較的多いのは、古いポリエチレン管でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) ポリエチレン管からが比較的多いという答弁でございました。  では次に、(イ)、課題はについて再質問しますが、現在、本管からの漏水は確認されているでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。先ほど申し上げましたように、漏水が多いのは、取り出し管の部分ということになりますが、本管からの漏水も若干はございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) それでは次に、今までの答弁をまとめると、本管からの漏水は若干とのこと、そして有収率を下げているのは取り出しの部分で、古いポリエチレン管及び継ぎ手などということの認識でよろしいでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。古いポリエチレン管、継ぎ手部分、漏水が比較的多くはなってございますけれども、その他の部分での漏水もございます。有収率は、洗管作業などの事業用水量など、漏水以外の要因も関連してございますので、特定の要因に限定することは難しいという状況でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 漏水の部分が多いが、全てではないという部長の主張もよく分かりました。漏水に関しては、有収率などの目標、これは現場の漏水等は毎年状況が変わっていきますので、各年度ごとに状況に応じて定めて進めていただきたいと思います。  そして、(ウ)、今後の予定はについて再質問をします。今までの答弁からいきますと、継続的に調査を行い、有収率を向上させるとのことですが、まず、台帳より設置年数、配管材料などから、調査対象を絞って調査するなどの検証はされたでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。本年度、漏水調査を実施する際には、調査に先立ちまして、市内全域の全ての配管について、設置年数、管の材質などを検証してございます。現地の調査は、市内の全ての配水管に対して実施してございます。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 漏水調査、これは見つかったら修繕をする。ぜひ、根気の要る作業だとは思いますが、漏水箇所の実績から、今後の漏水調査の効率化、そういったものもさらに検証しながら進めていっていただきたいと思います。それでは、ここまでは漏水と有収率についての質問をさせていただきました。  今度、ここからは、老朽化対策と耐震化、そして台帳整備について質問をさせていただきます。中項目(2)、管路等の更新及び給水台帳の整備について、(ア)、現状はについての再質問ですが、基幹管路耐震適合率については、配布資料、これは公表されている中で最新ということで、約1年半前の資料になりますが、こちらをご参考にしていただきたいのですが、1万6,611メートルのうち39.7%となっていますが、基幹管路以外の配管は、実際どのくらいあるのでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 基幹管路以外の配管は、どのぐらいあるのかというご質問でございますが、基幹管路の配水管以外で申し上げれば、口径が250ミリのものが約11キロメートル、200ミリのものが約13キロメートル、150ミリのものが約53キロメートル、125ミリのものが約2キロメートル、100ミリのものが約56キロメートル、80ミリ以下のもの、まとめてになりますけれども、約138キロメートルということで、合わせまして約273キロメートルでございます。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) それでは、今、答弁のあった配管、合計しますと約273キロメートル、これらの配管も今後老朽化による更新や耐震化を行わなければならないという認識でよろしいでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。当然こちらも老朽化が進めば更新は必要になります。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) それでは、昨年度の管路更新の実績について距離で教えてください。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。昨年度の管路の更新の実績でございますが、合計で約874メートルでございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 874メートルは、全て基幹管路、先ほどの答弁であった1万6,611メートルに含まれているという認識でよろしいでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。現在、水道事業では、基幹管路の耐震化を目的とした管路更新、それと先ほど申し上げました漏水対策としての管路更新、こちらを並行して進めてございまして、874メートルというのは両方を含めた数字になります。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員
    ◆12番(菊池義人議員) 両方含めた数字と言うことですので、このままいくと管路更新と老朽管の増大に対しては、水道部としてはどのように予測しているでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。管路更新につきましては、水道部としては着実に進めているところでございますけれども、それを上回るスピードで老朽化が進んだ場合は、そういう進んでいくというふうに考えております。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) ちょっと非常に答えにくい部分であったような気もしますが、老朽管のほうがどんどん増えていっているという現状だと私は認識しております。  では次に、水道台帳は、いつ頃から整備されているでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。水道台帳に関しましては、水道事業開設の当初からございます。ただ、先ほども申し上げましたが、電子データとして整備されたのは、端末で検索できるようになったということになりますが、それは平成12年度からでございます。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) では、次の(イ)、課題はについてですが、水道台帳を整理することにより、管理する上でどのようなメリットがあるのか、お答えください。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問でございます。水道台帳を管理する上でどのようなメリットがあるのかということでございますが、水道台帳は、更新工事、修繕工事などを行う際に重要な資料となるものでございまして、水道事業を行う際には必須のものと考えてございます。また、給水管の取り出し工事の受付、それから道路の工事、それからガスや下水道などの埋設工事、こういうものを行う際にも有効に活用してございます。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) では、今の答弁で、水道台帳が大変大切であるということがよく分かりました。  では次に、漏水対応と基幹管路の更新、確かにどちらも重要な業務であると認識しておりますが、現在何人の職員で担当しているでしょうか。 ○中野政廣議長 山﨑上下水道部長 ◎山﨑隆上下水道部長 再度のご質問にお答えいたします。  漏水の対応、それから管路更新工事、それから洗管業務などの管路に関する業務、これの担当者は2人でございます。緊急時などには、ほかの担当職員がフォローする形で対応に当たっております。また、これらの管路に関する業務のほか、浄水施設ございますので、そこに関わる業務を行っている職員、それからその全体を、工事全体、こちらを総合的に統括する工務担当のリーダーというのが1人おります。  以上です。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 客観的に見て、市役所内で、他の部署でも慢性的に不足しているように思える部分もありますが、今回は水道管路更新などに特定してお聞きます。  では、中野市長にお聞きしますが、管路の更新、漏水などの担当を、職員2名と、それを管理するリーダーが担当しているとのことでございます。担当は、漏水があれば現場を確認し、修理の手配をし、更新工事があれば施工計画や材料承認、現地立会い、竣工書類の確認など、私がちょっと考えただけでもその作業は多岐にわたります。水道事業を行う上で、職員を増やしていく考えはありますでしょうか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 職員の人事関係につきましては、全体の職員を考えながら職員配置、業務の内容を加味しながら応じております。菊池議員におかれましては、水道ビジョン立ち上げのときにもご存じだと思いますが、水道の体制も、当時は職員が全て、職員の頭の中に管路網まで入っているような状態でスタートいたしましたけれども、今は全て、先ほどのコンピューター化したり、あるいは外注できるものは委託に回したりしまして、水道ビジョンをつくるときにも人件費等々は相当節減されております。そういう全体的な関係もあるのですが、ただ今回、これからは水道の関係につきましても、そういう老朽管対策とか、もう一度、蓮田のライフラインの大事な部分でありますので、そこの人事等、職員体制等につきましては、これから念頭に置きながら対応してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市長、答弁ありがとうございました。状況はよく分かりました。ただ、私の元には、市民の方より水道料金の値上げがありました。ただ、水道工事、市内でやっているのをあまり見かけないねという声も届いているのも事実でございます。そして、蓮田市民の安心安全のために管路更新を進めることを強く求めてまいります。  (ウ)の今後の予定はですが、こちらの答弁でも、課題と同じく漏水対策をしながら基幹管路の耐震化を行っていくとのことですが、このままでは老朽化のほうが早いという状況です。配布資料1を御覧になっていただいても分かると思いますが、県内の耐震適合率を見ても、今後多くの市町村で急ピッチで管路を更新していくことが予想されます。  中野市長にまた続けてお聞きしますが、この管路更新事業、予算などの関係もありますが、更新事業、今のままのペースではちょっとよくない。さらに早急にペースを上げて進めるべき。あわせて、漏水を未然に防ぐための管路更新もさらに進めるべき。私は、もうこれは進めなければならない状況まで来ていると強く認識しておりますが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 この資料を見ながら同感でございます。私も水道部にいたことはありますけれども、水道の関係は、なかなか目に見えない部分でありまして、行政の施策の中でも、ややもすると、蓮田市はそういうことはありませんけれども、自治体によっては後回しといいますか、ちょっと順序が遅いところもあります。事実この数字でも表れているところがあります。どうしても目に見えるものに先に仕事をやりがちのところがありまして、そういう点がこの数字に出ているのかなと思っております。ようやく不明水が数年前に終わりまして、100%ではないのですけれども、他の自治体の不明水よりも、むしろ不明水の率は少なくなったと、改善されたというデータが出ておりまして、今度は老朽管含めて漏水対策にシフトしているわけなのですが、先ほどの職員体制含めて前向きに検討してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市長、答弁ありがとうございました。私も危機感をあおっているわけでも、蓮田市の過去を探してどうこうと言っているわけでもなく、今後早急に管路更新を進めていただきたい。ただ、それをやるためには人材が、今、不足しているのではないかという提案をさせていただきました。  それでは、中項目(3)、水道工事入札について、入札工事に関しては、くどいようですが、前提として総務省でも発表している入札契約制度、地方公共団体における調達は、その財源が税金によって賄われるものであるため、よりよいもの、より安いものを調達しなければなりませんということを大前提の下で質問を続けてさせていただきたいと思います。  (ア)、案件件数及び発注金額合計については、4件で2億6,400万円とのことは分かりましたが、一番の問題は、基幹管路と配水管を合わせて874メートルと距離が延びていないことであります。昨年は、パイ400の配管、これは市内で一番太い配管です。かなり大きいものでございます。直径が内径で約40センチということですから。これは管が太くて重いため、大きな掘削穴、大きな重機、接続の難しさなどの要因で施工が難しく、基幹管路の耐震化率に対しての距離が短くなっているのは理解しますが、それにしても874メートルは少ないと感じていますが、状況は分かりました。先ほどの市長の答弁でもありましたし、理解を示します。  ですが、そこから次に行きますが、(イ)、市内事業者への発注件数及び金額はでございますが、市内事業者への発注が3件であり、入札件数も非常に少ないということが分かりました。今後のことを考えると、私は非常に心配です。部長の答弁にもございましたが、1つは、蓮田市で水道工事をする事業者が、蓮田市から市外へ出てしまう可能性です。そして、そういった状況になった場合、地震などの緊急時に対応できる市内事業者が減ってしまうなど、非常に蓮田市としてはよくない状況だと思います。これでは蓮田市の発展を望むのはかなり難しい状況です。  そこで、(ウ)、課題について再質問をしますが、水道工事の入札についてと限定しての課題ですが、入札ですから、先ほども言ったとおり、適正な競争で確かな品質で、より安いものをという原則は問いません。というか、当然の条件として話しますが、市内の事業者参加状況に関して、市ではどのような認識でしょうか。 ○中野政廣議長 山口総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問に対しまして私から答弁させていただきます。  市内事業者参加状況に関し、市はどのような認識かというご質問かと思います。市内事業者の入札参加につきましては、競争性の確保を前提とした受注機会の確保に配慮しているところでございます。また、令和元年度中に契約検査課で入札を執行した工事案件について集計を行っております。その結果でございますが、工事の合計件数は86件、市内事業者の受注件数は70件、受注率は約81%でございました。そのうち、水道管路更新等の工事の合計件数は4件、市内業者の受注件数は3件、受注率は75%でございました。市内参加状況に関する市の認識でございますが、積極的に参加しているものと認識してございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) では、今回は水道工事に限ってですが、入札時に設計価格を事前公表してはどうでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  設計価格の事前公表についてというご質問でございますが、蓮田市では、平成28年4月1日から設計価格を入札執行後に事後公表としております。この理由は、公共事業の品質確保の促進に関する法律の改正に伴いまして、国から示された発注関係業務の運用に関する指針に基づき、事後公表としております。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 部長、答弁ありがとうございました。実は、私もこの法律に関しては、以前より承知はしていますが、正直市民の方から見て、入札制度が分かりにくいため、私の元には、設計価格より何で業者さんが高い価格、蓮田市の設計価格より高い価格で、なぜ業者さんが入札してくるのなどの意見が多く寄せられているのも事実です。  私の調べによりますと、国土交通省平成29年度入札契約適正化法等に基づく実施状況調査、平成29年3月31日現在の資料でございますが、これは685市町村の全体の約40%が予定価格を全案件事前公表しているとなっております。設計価格が事後公表となっているため、落札率が高い場合の誤解を生むなどの課題となっているのも事実です。今後の入札制度をより分かりやすく説明していくのも執行部としての仕事だとは思いますが、具体的な例を出すと、蓮田市が1,000万円だとすると、事業者さんによっては、この工事は1,100万円だということで、努力して金額を入れる。もしくはもっと、1,000万円を900万円で見積もって、もっと安く入れる。そういった事情の中で、ですからただ落札率が高いから全てが疑うというのは、ちょっと蓮田市の現在の入札の状況とは違うということも一言添えさせていただきますが、次の質問に入りますが、1,000万円以下の工事では、蓮田市では最低制限価格を設定していないとのことだが、設定してはどうでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 申し訳ございません。先ほどの答弁で、私、事後公表のところで、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」と申し上げなければいけないところを「公共事業」と申し上げてしまいました。正確には、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」でございます。訂正しておわび申し上げます。  再質問で、1,000万円以下の工事への最低制限価格導入についてという質問でございますが、最低制限価格につきましては、それぞれの市町村で様々な形態で運用されております。最低制限価格の適用額も市町村によって様々でございます。ダンピング受注、行き過ぎた低価格入札の防止が最低制限価格導入の目的でございますが、この目的の達成のために他の団体の動向も調査しながら、適正な適用額を検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) ここはしっかりと早急に検討していただきたいと思います。ちょっと例えがいいかどうか分かりませんが、例を言うと、入札参加事業者が仮に積算を間違えて、何か項目を抜かしてしまって応札してしまった場合、また入札に参加した事業者が別の目的を持って特別安く落札してしまった場合、そういったものに対応するためにも、私が客観的に考えただけでもそういった例がありますから、しっかりと検討することを望みます。それと同時に、低入札価格調査制度を導入してはどうでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  低入札価格調査制度を導入してはいかがかというお問合せでございますが、蓮田市では、総合評価方式の入札において低入札価格調査制度を導入してございます。多様な入札方式の導入との考えから、総合評価方式の入札を執行しております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 議場配布資料の(2)には、入札関係の国の示す運用指針などが書かれていますので、ご参考にしていただきたいと思います。  では、水道管路の入札では、総合評価方式の入札を行っているでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度の質問にお答えいたします。  水道管路更新等の工事について、総合評価方式の入札を執行した実績でございますが、令和元年度に1件実施してございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 1件ということで了解しました。また、地方自治法施行令では、入札に参加する者の資格要件について、事業所所在地を要件、これはよく地域要件と呼ばれていますが、これを定めることを認めるとともに、総合評価方式による入札では、一定の地域貢献の実績等を評価項目に設定し、評価の対象とすることが許容されており、これらをもって地元企業の受注機会の確保を図ることが可能となっていますが、市内事業者の積極的参加について、入札参加条件の緩和等は検討したでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  入札参加条件の緩和の検討をしたかというふうなお問合せでございますが、総合評価方式による入札でございますが、この入札方式は価格だけではなくて、建設業者の技術力も加味して落札者を決定いたします。そして、技術力の評価に当たり、地域貢献といった評価項目の設定が可能でございます。これは、蓮田市の自然的、社会的条件を熟知していることや、災害時の対応などを通じ、市民からの信頼を有する地元企業による施工が望ましいとの考えから設定される評価項目でございます。総合評価方式の入札におきましても、競争性の確保を前提とした市内業者の受注機会の確保に配慮しているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 総合評価方式、これも万能ではないのは私も十分承知しておりますが、ぜひ定期的にというか、何件かに1件というか、そういった形で継続していただくことをこちらも求めてまいります。  それでは、再度の質問ですが、既に総合評価方式を採用しているとの答弁でした。入札に関わる話ですので、話せる範囲で結構です。今年の総合評価方式の入札の予定など、執行済みなものなどかあれば、実績について教えてください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  総合評価方式の入札でございますが、毎年2件程度執行しております。今年度も2件の工事について今後執行する予定でございます。1件は舗装工事、もう一件は老朽管の更新工事を予定しております。また、現在の入札方法でございますが、蓮田市入札及び契約制度検討委員会からの改善策を受けて執行してございます。改善策の一つには、総合評価方式による入札など、多様な入札方式の導入に関するものもございます。総合評価方式による入札につきましては、今後も継続して実施していきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 総合評価方式については、答弁ありがとうございました。分かりました。  では、ちょっとここで、私の経験になりますが、私の経験上、地元の業者として工事をしていると、よく地域の方が出てきて、お宅の会社、どこにあるのとか、何やっているのとよく聞かれたのも覚えております。地域の方も、どこの業者が何をしているのかを気にしているのだなと感じたこともよくありました。ただ、今までの答弁をまとめていきますと、このままでは市内事業者、水道工事3件ということでございますから、市内の公共工事を市内事業者で賄い切れなくなる。管路更新を増やした場合、賄い切れなくなってしまう、そういった不安もあります。一番の懸念は、蓮田市が水道工事をやろうとしたときに、市内の事業者が数量的にできなくて、市外の業者を頼らなければならなくなってしまう、そういった懸念もあるわけでございます。  ここで、水道事業の入札制度に関して、中野市長にご質問させていただきます。私は、中項目(2)で、管路の更新をさらに早く進めるよう提案、そして管路の更新を行うには、職員の増員が必要であると提案させていただきました。次に、(3)の入札制度の変更と市内事業者が参加しやすい入札制度について提案をさせていただきましたが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 水道工事の入札等々を例に、地元企業の育成あるいは将来をいろいろご心配いただきながらのご質問だと受け止めております。ある部分は、なかなかこういう役所工事でありますから、民間と違いますので、一定の基準でやらざるを得ないという部分があります。ただ、先ほど来申し上げておりますように、新しい水道ビジョンを策定して、水道料金も改定させていただいて、今回コロナ禍の最中にありますから、ちょっと弾力的な運用をしておりますけれども、その建設に投資する予算等々もかなり水道事業会計の中では蓄積されてきておりますので、それを計画的に執行するのが、しかもなおかつ予算と、それから体制、それを相まって、また工事箇所ももう少し大きくして、また工事箇所も、現在はスタート時点ですから、大規模な管路の工事ですから、なかなか市内業者さんといえども、どうしても限られてしまう業者さんになってしまっているのですけれども、これからおいおい、もう少し枝線に入っていきますと、工事予算も小さくなってくると思いますので、それらを踏まえまして工事発注を積極的に進めるためには体制が必要。また、その際、この入札の執行についてはいろいろな方法を加味しながら進める。そういう形で受け止めさせていただきました。その質問を踏まえて取り組ませていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市長、答弁ありがとうございました。  今回は、水道工事の入札制度のみについて私質問しておりますので、本来であれば、最低価格の件やゼロ債務、もっといろいろ突っ込みたいところはありましたが、入札制度の変更は、間違いなく今取り組まなければなりません。それと同時に、市内事業者を守るための政策も必要です。ここを誤解しないでほしいのですが、優遇ではなく、守るための政策でございます。市内で水道工事をする人がいなくならないようにするためです。  そういった中で、蓮田市の発展には地元事業者の発展なくしてあり得ないと私はしっかりと考えております。今後、新たな入札制度について、執行部一丸となって取り組んでいただきますよう強く求めます。今回の水道事業における質問では、特に管路更新を早く進めなければならない。工事修繕の担当職員が不足している。そして、最後に入札制度をしっかりさせなければならない。この3点、くどいようですが、最後に執行部に切に求めます。  それでは次に、ちょっとここからペース上げさせていただきますが、大項目2、小・中学校大規模改修事業及びトイレ改修についてですが、(1)、黒浜中学校大規模改修事業、(ア)、進捗状況はについてですが、順調に進んでいるとのことですので、今後もまず一番に生徒への影響が最小限になるように進めてください。  次に、(イ)、課題はについてですが、トーモクグラウンドの件は、私もソフトボールなどで利用させていただいていますので、聞いております。グラウンドに土がない。水道、トイレの位置を変えてほしいなど、利用者の声をよく聞き、私も届けてまいりました。市が借りている場所なので、現況復旧して返さなければならないという事情があり、いろいろと難しい状況であるということは私も承知しております。今回は、中学校の改修が理由とはいえ、鉄板敷きの対応は、とても学校関係者にとっても、グラウンド使用者にとっても、近隣に住む方にとっても、よいと評価できます。  (ア)に関しては、中央校舎と同様に、東校舎の改修工事を行っていくとのことですので、生徒への影響が極力少ないように進めていただきたいと思います。  では、中項目(2)、長寿命化計画策定事業について、(ア)、現状はについてですが、業務委託を締結したとのことで承知しました。長寿命化計画策定の完成もしくは業務委託の完了は、いつの予定でしょうか。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  完了予定とはいつまでかということですが、委託期間が令和3年3月19日までとなっておりますので、今年度中に完了する予定でございます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 今年度中に策定できるということで承知しました。  (イ)、課題はについて、難しい課題だとは思いますが、ぜひ生徒の安全、上下水道、電気などのライフライン、これらを最優先に進めるよう求めます。  次に、中項目(3)、小・中学校のトイレ改修について再質問に入ります。この問題は、生徒児童の学習環境に非常に大きな影響があると考え、私が約5年前ですが、市議会議員になって初めての一般質問、平成27年6月24日にさせていただきました。以後、元市議会議員の山口浩治さんと一緒に取り組んでまいったのは、先輩議員もしくは同期の議員、皆様ご存じのことだと思います。山口浩治さんがよく私に、「きくっちゃん、トイレの洋式化はとにかく早くやらなきゃね」といつものように言っていたのを昨日のことのようにしっかりと覚えております。  (ア)、今年度の状況はについて、黒浜西中学校の1階から4階の全てのトイレ改修をしているとのことで承知しました。  (イ)、今後の予定は。黒浜西小学校のトイレの設計、蓮田南小学校トイレ改修計画、黒浜西小学校体育館トイレ、来年度以降、引き続き進めていただきたいと思いますが、山口浩治元議員が質問した平成26年12月、そして私が質問した平成27年6月、このときに、特に早急にトイレの改修と便器の洋式化が必要なのは、小学校では黒浜南小、黒浜北小、黒浜西小で、中学校では黒浜中、黒浜西中、蓮田南中ですとの話がありました。では、この中で今後の予定が未定で、改修がまだ終わっていない場所はありますでしょうか。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  議員が今おっしゃられた6校のうちの今後の予定ということでございますが、各学校とも、今挙げられた6校のみならず、各学校とも不具合が生じた場合は、随時状況を確認し、対応してはおりますが、改修工事として行っていない学校としては、黒浜南小、黒浜北小、蓮田南中となります。引き続き、国の補助基金を活用しながら、早期に市内全校の改修ができるよう、優先度等を勘案しながら計画的に改修工事を進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 現状は分かりました。平成26年、平成27年に続けて、平成28年6月、そのほかにも私は、小・中学校大規模改修工事、山口浩治議員は、公共施設や避難所のトイレ整備などを何度か議会で訴えてまいりました。  ここで、教育長に質問をいたします。私の元に寄せられる意見で、1番ではないですが、多い意見の中ではトイレの洋式化です。特に幼稚園などから小学校に入学するときには、保護者の大きな心配事となっております。今後どのように進めてまいるでしょうか。 ○中野政廣議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 菊池義人議員の今後のトイレ改修、洋式化も含めてのご質問だったかなと思います。山口浩治議員、そして菊池義人議員、代々にわたってと言ったらいいのでしょうか、トイレの改修について私もずっと聞かせていただき、またご質問いただいたところでございます。それらも含めまして、教育委員会といたしましては、重要課題だというふうに捉えておりまして、計画的に進めているところでございます。耐震化が全て終わりまして、普通教室、特別教室への空調設置もほぼ終了したところでございます。老朽化の状況調査、これに基づいて長寿命化の計画も策定して老朽化対策も今行っているというところでございまして、ご質問いただきながら、そのご質問を受け、それを糧に一生懸命順次進めているという状況はお分かりいただけているかなというふうに思っております。  今後は、残されている校舎トイレの改修など、限られた予算面での調整を含め、洋式化を中心に継続して計画的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。子育て施策も含めて、全体的な状況を総合的に判断しながら、長期的、計画的に対応しなければならないと考えております。直したところにつきましても、また暫時次第に壊れていったり、臭いが出てくる部分もありますので、その辺のことも含めながら計画的に対応してまいりますので、ご理解よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 教育長、どうもありがとうございました。当時は、耐震化から始まって、今度長寿命化の計画を立てる。トイレはいつだろうと、いつも山口浩治さんと私、話していたのもいまだに覚えております。ぜひ、やっぱり教育環境をよくするためには必ず必要なことだと思いますので、前向きに進めていただきますようお願いいたします。  それでは、大項目3に入ります。生活道路及び幹線道路の改修・維持管理について、(1)の下蓮田地区の道路についてですが、隣接する御前橋地区と馬込地区とを併せて区画整理された部分と市街化調整区域の部分とがあり、豊かな田園風景と住宅地がある地域です。一方で、蓮田駅から約2キロメートル圏内と利便性のよい土地であるとも考えられます。区画整理が行われた地域では、交通量増大による横断歩道の設置や信号機設置、そして道路の拡幅などの課題が、そして市街化調整区域では、いまだに林の中を通る道などでは、道路境界が分からないなどの課題も残っております。また、私の住んでいる八幡溜、私はここにもう約45年間、生まれてから住んでおりますが、大雨に弱く、定期的に浚渫などをしなければならないなど、多くの課題があり、私が市議会議員になって約5年、多くの課題に取り組んでまいりましたが、まだまだの状況でございます。  (ア)、市道1931号線の湧き水について再質問をします。担当の職員さんが定期的に現地を確認しているのは私も承知しています。しかしながら、議場配布資料4を見ていただきたいのですが、これは晴れた日が約10日間続いても、このような状況でございます。近所の方は、この水たまりを越えて、70歳の方も80歳の方もごみ収集所にごみを運んでいる状況です。そして、この湧き水は、2011年3月11日の地震以降から始まったことでもあります。それ以前の約30年間は、全くそういったことはございませんでした。  道路課の対応は分かりましたので、ここは市長にお聞きしたいと思います。住民がごみを捨てに行くのに毎日水たまりを歩いていくようなこの状況、一日でも早く対策を立てるべきだと思いますが、市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 菊池義人議員の大きな項目の3番目、生活道路、幹線道路の改修・維持管理の中で、最初の八幡溜、線路際の1931号線、ちょうど議員のお近くですけれども、3.11のときからこういう形になったということでございます。道路課のほうでも予算要求等々出ているのですが、また暫定的な対応は今までしているのですけれども、やはりなかなか原因が把握できない。暫定的な対応では、なかなか掌握しにくいという部分もございます。例の地震のときということになれば、内容が単なる何かの、水道管とか、あるいは私有の何かの原因ということではないかもしれません。その辺よく調査しながら対応してまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 12番 菊池義人議員 ◆12番(菊池義人議員) 市長、ありがとうございました。原因が分からない状況では、どのように対応していいか分からないという感じかもしれませんが、これは近隣住民、私も含めてになりますが、非常に困っておりますので、ぜひ対応のほうをお願いいたします。  ここからは、議場配布資料3で、道路箇所が確認できますので、ご参考にしていただきたいと思いますが、(イ)、市道11号線については、地域の要望が非常に多い場所ですので、早急に取り組んでいただくよう求めます。  (ウ)、市道966号線と市道968号線の舗装については、教育委員会との協議を早く終了させ、一日も早く舗装できるよう求めます。  (エ)、市道959号線に関しましても、新型コロナウイルス感染症対策を実施した上で、線形説明などからしっかりと早く進めていただくよう求めます。  (オ)に関しましては、修繕等も含め、関係部署と調整しながら進めるとのことでしたので、近隣住民の安全、ここは車は結構飛ばしてきますので、ぜひその辺に配慮して早急に対応するようにお願いいたします。  次に、中項目(2)、こちらは下閏戸地区の話になりますが、市道453号線についてですが、(イ)の今後の維持管理についてですが、説明のとおり、道路が途中で寸断されている状況です。近隣住民の方と何回か現地を確認させていただきましたが、非常に困っております。私もつい1週間ほど前ですが、市道453号線の脇の水路、こちらは幅1メートルぐらいの水路がありますが、ザリガニが非常に多いので、子どもと行きました。とにかくどこが道路だか分からないような現状になってしまっています。地域の方も、市道453号線が通行困難のため、122号バイパスに向けて、徒歩で行く場合は大きく迂回をしなければならないという状況です。また、地域の方の努力によって、水路の浚渫なども行ってきましたが、高齢化などの影響で非常に困難な状況です。  市長にお聞きしますが、この市道453号線、道路課では今回伐採や除草を行い、通行ができるようにするとの意味が含まれていると思いますが、これは継続しなければ、今年せっかくやってもらったものが来年はまた草ぼうぼうで使えなくなってしまいます。ぜひ継続して市道453号線の維持管理に努めるべきだと思いますが、市長の考えは。  この質問をもって、私の本日の一般質問を最後とさせていただきます。答弁お願いします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 大きな4問目の、しかも最後になります。市道453号線、私も大分前の状況ですけれども、職員時代、よくここに参りました。確かに一般の方々は、あまり利用されませんけれども、地元の方々が利用される道路ということでありまして、122号、さいたま栗橋線を渡ってすぐ左側の山、表現ちょっと悪いですけれども、山奥といいますか、下閏戸から旧122号から入ってきますと、森を入って突き当たりのような状態の道路です。ただ、先般、新しい下閏戸の自治会長さんのほうからご要望が出まして、担当参事、道路課のほうで見て、確かにもう機能もしていないということで、取りあえず伐採とか、シノチクの伐採とか雑草の除草をしたところであります。  今後につきましては、本当に狭隘な道路でございますし、どういう形で整備したらいいのか、行き止まり道路でもありますし、知らない人がそこを入っていって、今度は、地元の方は分かっていますからいいですけれども、そういう公共的な道路でありますから、道路の安全性とか、いろいろなこと考えなければいけない工事箇所ではないかと思っております。ちょっとよく研究させていただいて、検討させてもらいますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 それから、先ほど「山田総合政策部長」と申し上げるところ、「山口総合政策部長」と私申し上げてしまいました。謝罪し、訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。 △次会日程報告 ○中野政廣議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。  明17日は、午前9時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行いたします。 △散会の宣告 ○中野政廣議長 本日は、これにて散会いたします。          散会 午後 4時36分...