平成26年 9月 定例会 平成26年9月
蓮田市議会定例会 第1日平成26年8月29日(金曜日) 議 事 日 程(第1号) 1 開 会 午前9時 2 開 議 3
会議録署名議員の指名 7番 中 野 政 廣 議員 8番 山 口 京 子 議員 10番 山 口 博 史 議員 4 会期の決定 8月29日から9月29日までの32日間 5 諸般の報告 (1) 地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分 (2) 平成25年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告 (3)
例月出納検査結果(平成26年6月分) (4) 地方自治法第121条の規定に基づく説明者 6 本定例会に提出された請願の報告 7 市長の行政報告 8
市長提出議案の報告 9 議案第42号~議案第74号の一括上程 10 市長の提案説明 11 監査委員の決算審査結果報告 12 監査委員の報告に対する質疑 13
次会日程報告 14 散 会午前9時01分開会・開議 出席議員(20名) 1番 石 川 誠 司 議員 2番 湯 谷 百 合 子 議員 3番 本 橋 稔 議員 4番 田 中 秀 行 議員 5番 森 伊 久 磨 議員 6番 勝 浦 敦 議員 7番 中 野 政 廣 議員 8番 山 口 京 子 議員 9番 齋 藤 隆 宗 議員 10番 山 口 博 史 議員 11番 山 口 浩 治 議員 12番 成 田 能 祥 議員 13番 島 津 信 温 議員 14番 和 久 井 伸 一 議員 15番 小 山 由 利 江 議員 16番 栗 原 勇 議員 17番 岸 尾 悦 子 議員 18番 長 谷 部 芳 明 議員 19番 伊 勢 谷 憲 一 議員 20番 中 里 幸 一 議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 中 野 和 信 市 長 関 根 光 二 副 市 長 西 山 通 夫 教 育 長 新 井 勉 総 合 政策部長 若 山 克 美 総 務 部 長 岩 瀬 英 幸 環 境 経済部長 椿 本 美 栄 子 健 康 福祉部長 細 井 盛 賢 都 市 整備部長 岩 崎 弘 西 口 開発部長 細 井 良 江 会 計 管 理 者 齋 藤 正 司 上 下 水道部長 丹 下 善 雄 監 査 委 員 事 務 局 長 兼
選挙管理委員会 事 務 局 長 宗 方 健 二 学 校 教育部長 大 塚 功 一 生 涯 学習部長 岡 野 和 男 消 防 長
事務局職員出席者 野 口 勝 夫 事 務 局 長 宮 野 俊 彦 次 長 山 崎 隆 主 幹 栗 原 栄 主 幹
△開会及び開議の宣告 (午前 9時01分)
○
石川誠司議長 ただいまから、平成26年9月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。
△
会議録署名議員の指名
○
石川誠司議長 まず、
会議録署名議員を指名いたします。 7番 中 野 政 廣 議員 8番 山 口 京 子 議員 10番 山 口 博 史 議員 以上、3名の方にお願いいたします。
△会期の決定
○
石川誠司議長 次に、会期の決定の件を議題といたします。 本定例会の会期につきましては、過日、
議会運営委員会を開き、ご協議を願っておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。
議会運営委員長 中里幸一議員 〔
議会運営委員長 中里幸一議員登壇〕
◎
議会運営委員長(
中里幸一議員) おはようございます。石川議長のご指名をいただきましたので、
議会運営委員会の協議結果の概要につきましてご報告申し上げます。 去る8月22日に
議会運営委員会を開き、本定例会の会期及び日程などにつきまして協議をいたしました。 その結果、会期は本日から来る9月29日までの32日間といたし、その日程は、既に配布されておりますとおり決定をいたした次第でございます。 なお、提案されます議案のうち、議案第42号の人事に関する案件は、議案質疑終了後に委員会の付託を省略し、表決を願うことといたしました。 なお、提案されます議案につきましては、それぞれ所管の委員会に付託し、ご審査を願うことと決定いたしました次第でございます。 この会期日程案にご賛同賜りまして、円滑かつ効率的な議事運営をお願い申し上げます。 以上で委員長の報告とさせていただきます。
○
石川誠司議長 お諮りいたします。 本定例会の会期は、
議会運営委員長の報告のとおり、本日から来る9月29日までの32日間といたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
石川誠司議長 ご異議なしと認め、さよう決定いたしました。
△諸般の報告
○
石川誠司議長 この際、諸般の報告をいたします。 まず、市長から、地方自治法第180条第1項の規定に基づく専決処分の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、同じく市長から平成25年度決算に基づく
健全化判断比率及び
資金不足比率の報告がありましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、監査委員から平成26年6月分に係る
例月出納検査結果の報告がございましたので、お手元に配布しておきましたから、ご了承願います。 次に、本定例会に説明者として出席する者の職・氏名を一覧表としてお手元に配布しておきましたから、ご了承願います。
△本定例会に提出された請願の報告
○
石川誠司議長 次に、本定例会に提出された請願につきましては、請願文書表として配布しておきましたから、ご了承願います。
△市長の行政報告
○
石川誠司議長 これより、行政報告を行います。 市長の発言を許します。 中野市長 〔
中野和信市長登壇〕
◎
中野和信市長 おはようございます。
石川誠司議長のお許しをいただきましたので、行政報告をさせていただきますが、その前に一言ご挨拶を申し上げます。 本日は、議員の皆様全員のご出席を賜りまして、平成26年9月
蓮田市議会定例会が開会できましたこと、まことにありがたく、厚く感謝申し上げる次第であります。 けさは大変しのぎやすいお天気でございましたが、今年の夏は暑い日が続きました。例年になく、異常気象の年ではないかと思っております。全国的には、大雨による土砂災害等が各地で発生し、悲惨な状態が続いております。地方自治に携わる者としては他人事にはとても思えず、心が痛みます。被害に遭われた自治体並びに住民の皆様には、心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興、再起を願うものであります。 市内では、今年も各地域で夏の行事が活発に行われました。多くの方々のご活動を目の当たりにいたしまして、そのご尽力に感謝をしているところであります。 市政運営につきましては、依然として大変厳しい状況が続いております。「埼玉一、安心・安全なまちづくり」実現のため、国や県の動向を確実に見きわめながら、多岐にわたる各種事業を調整し、間違いのない行財政運営に、職員一同、懸命に取り組んでいるところであります。 今議会も、重要な議案をたくさんお願いいたしました。どうか慎重ご審議をいただき、ご可決、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 それでは、行政報告をさせていただきます。行政報告の項目につきましては、お手元に配布させていただきましたが、全部で20件ございます。 まず初めに、平成25年度工事並びに委託業務の入札結果について申し上げます。配布資料をお願いしてあります。 お手元に配布いたしました一覧表は、設計金額500万円を超える工事並びに委託業務につきまして、「蓮田市
工事請負指名業者選定委員会」または「蓮田市
入札契約業務適正化審議会」の審議を経て、
一般競争入札または
指名競争入札により執行したものであります。 工事の入札件数は39件で、全て電子入札で実施いたしました。このうち、市内業者の受注件数は31件でした。入札方法につきましては、
一般競争入札が31件、
指名競争入札が8件でした。 委託業務の入札件数は28件で、このうち13件を電子入札で実施いたしました。市内業者の受注件数は1件でした。入札方法につきましては、全て
指名競争入札で実施いたしました。 次に、「雅楽谷の
森フェスティバル」及び「
蓮田マラソン」の開催について申し上げます。 11月3日、月曜日、文化の日、今年で6回目となる「雅楽谷の
森フェスティバル」が蓮田市役所を会場に、
商工会青年部と青年会議所が中心となって開催されます。 会場の「音の村」ステージでは、市内の子供たちを中心としたダンスフェスタやはすだ広報大使「にゃんたぶぅ」のライブなどが行われます。「食の村」では、市内の話題の飲食店が多数出店する「うたやグルメ街」や、
市内商工業者による「うたやテント村」が出店いたします。「学びの村」では、雅楽谷遺跡や黒浜貝塚を「見て・触れて・考える」楽しく学べる、各種イベントが行われます。 また、11月29日(土曜日)には、「第3回
蓮田マラソン」が、黒浜公園を中心会場として開催されます。「蓮田市の活性化」「まちおこし」を目的とし、同時に家族のきずなを一層深めることをめざして、
蓮田ランタイズが企画し、市内各団体の多数の方々のご協力のもと、開催されます。
埼玉県庁職員で、
アジア大会代表の川内優輝選手の参加も予定されております。 市内外のプロ職人がスイーツのできばえを競う「スイーツ・バトル」も同時開催されます。 この2つの大きなイベントは、蓮田市の活性化、イメージアップに大いにつながるものと期待しております。 次に、第32回蓮田市
総合防災訓練について申し上げます。 9月6日(土曜日)、
総合市民体育館パルシーの多
目的グラウンドを会場として、「第32回蓮田市
総合防災訓練」を行います。 今回は、
自主防災組織による
救出救助訓練にあわせ、「
日本捜索救助犬協会」の協力で、倒壊家屋の被災者を救助犬が捜索、発見する訓練を実施します。参加者には、土のうの作成訓練やロープワークを学んでいただくなど、災害時に役立つ実践型の訓練を実施します。 そのほか、災害対策の運営訓練、
シェイクアウト訓練、避難誘導訓練など、
自主防災組織、埼玉県警ほか関係機関にご協力いただき、実施してまいります。 次に、
東日本大震災関連の蓮田市の取り組みについて申し上げます。 東京電力福島第一
原子力発電所の事故については、周辺地域の地下水が
原子力発電所の地下を通り抜け、海へ流出している問題など、さらなる課題が生まれ、いまだ不安が拭えない状況が続いております。 蓮田市では、「埼玉一安心・安全な街」をめざしており、市民生活の安全を確保するため、放射線量の測定や除染作業などの対策を引き続き行っております。 初めに、市内への避難者支援について申し上げます。 本年8月1日現在、蓮田地区6世帯17人、黒浜地区6世帯17人、平野地区1世帯2人、合計13世帯36人の方が避難生活を余儀なくされております。避難者への支援策として、上下水道料金を全額免除または減免を行っております。また、毎月の広報配布にあわせ職員が訪問し、復興支援に係る情報等の提供を引き続き行っております。 次に、大気中の放射線量について申し上げます。 市役所、小・中学校、公園7カ所、保育園6カ所、私立幼稚園5カ所での定期測定のほか、市民から依頼を受けた地点の測定を行っております。現在までに毎時0.23マイクロシーベルト以上の数値を示した箇所は、23カ所61地点です。なお、平成24年9月以降は、新たな箇所は確認されておりません。 次に、給食食材等の放射線量について申し上げます。
学校給食用食材の
放射性物質検査を
外部委託検査と自主検査により、継続して実施しています。高精度な
ゲルマニウム半導体検出器による
外部委託検査では、主に野菜、牛乳、ヨーグルトなどや、給食丸ごと1食分の検査を行っております。また、
簡易シンチレーター型検出器による検査では、宮代町に設置している県の貸し出し機器や市役所内に設置された消費者庁からの貸与機器で、主に肉類や魚介類を検査しています。検査結果につきましては、放射性物質は全て「検出せず」となっており、市のホームページで随時公表しているところであります。
保育園給食用食材の検査も、これに準じて実施しております。 次に、市民向けの食品検査について申し上げます。 引き続き消費者庁から貸与された検査機器を使用して、市民の方が持ち込まれた食品の
放射性物質検査を実施しています。今年度は、8月1日現在で1件の申込みがありましたが、「検出せず」でございました。 市内農産物の検査結果について申し上げます。 市内の農産物への放射性物質の影響調査は、埼玉県が実施しています。7月以降につきましては、7月29日に梨、8月25日に米を採取し、検査結果はいずれも「検出せず」となっています。11月には、ソバ、大豆、野菜等の検査を予定しているところであります。 次に、第25回はすだ市民まつりについて申し上げます。 恒例の「第25回はすだ市民まつり」が8月23日(土曜日)、のくぼ通りで開催されました。当日は、午前10時30分からの開会式、
蓮田中央小学校、
黒浜小学校児童による鼓笛隊の
オープニングパレード、市内各団体による
市民参加イベント、商工業者などのテント村の出店などで、祭りは盛り上がりました。 長野県松川町、宮城県南三陸町の参加もあり、
友好交流事業に貢献していただきました。 午後は、ステージで、はすだ広報大使「にゃんたぶぅ」によるコンサート、各団体による踊りや手品、太鼓などが披露されました。午後2時からは、38チーム、総勢約1,000名の踊り手による「
蓮田音頭ヤングバージョン」や「蓮田おどり」が行われました。最後は、
商工会青年部による光のパレードで、祭りの幕を閉じたところであります。実行委員会の発表では、約3万8,000人の人出があったと伺っております。この祭りにご尽力された実行委員の方々、またご協力をいただきました多くの市民の皆様に厚く御礼を申し上げます。 次に、「はすだ
特産品フェアin蓮田SA・2014」について申し上げます。 8月26日(火曜日)、27日(水曜日)の2日間、
蓮田サービスエリア上り線において、はすだ観光協会、蓮田市商工会及び
東日本高速道路株式会社(
ネクスコ東日本)のご協力をいただき、「はすだ
特産品フェアin蓮田SA・2014」を開催いたしました。特に、今年は、
商業施設正面入り口付近で行うことができました。 市の特産品として、蓮田産の梨「彩玉」と「豊水」や夏野菜、蓮田市
商工会推奨特産品の認定を受けたせんべい、はすぴぃグッズ、「漬けチーズ」、みそ等のPRと販売が行われ、休憩中のドライバーや家族連れなど、多くの皆様にご購入をいただきました。 また、蓮田市
特産品街頭キャンペーン実行委員会、
ネクスコ東日本及び埼玉県
警察本部高速道路交通警察隊の共催により、「蓮田特産のおいしい梨を食べて、事故ナシ!」をキャッチフレーズに
交通安全キャンペーンを同時開催し、500個の甘くてジューシーな豊水をドライバーの方々に無料配布し、交通安全のPRを行いました。 フェアには、蓮田市マスコットキャラクターの「はすぴぃ」のほか、
ネクスコ東日本のマスコット「マナーティ」、埼玉県
警察マスコット「ポッポくん」と「ポポ美ちゃん」も参加し、盛り上げていただきました。2日間で約3,000人の方々が訪れ、大好評の中で終了することができました。ご協力をいただきました皆様に感謝申し上げます。 次に、蓮田市
雨水浸透施設設置指導指針の見直しについて申し上げます。 近年、都市化に伴う雨水総流出量やピーク流量の増加、また、記録的なゲリラ豪雨などにより、いわゆる「都市型水害」が多く発生しています。蓮田市でも、大雨時には道路冠水等が発生する箇所が複数あり、対応に苦慮しているところでもあります。水害解消のため、ポンプの増設や調整池の
しゅんせつ等を行っておりますが、それも限界があり、道路や水路に流れ出す量を抑制することを進めていく必要があります。 現在の蓮田市の
雨水浸透施設設置指導指針は、平成9年に最終更新がなされたものであります。指針の中では、1時間当たり20ミリ以下の雨水量を浸透させることとしておりました。しかしながら、この指針では、現在の降雨状況に対応することは困難と考え、この度、これらの実情を踏まえ、降雨による水害の軽減・防止を図り、あわせて都市環境の向上を図るため、1時間当たり50ミリ以下の雨水量を浸透させるべく、「蓮田市
雨水浸透施設設置指導指針」の改正を行ったところであります。 次に、地下鉄7号線建設誘致に向けた取り組み状況について申し上げます。 蓮田市長が会長を務める「地下鉄7号線
建設誘致期成同盟会」の平成26年度総会が7月18日に蓮田市役所で開催されました。当日は、
土屋品子厚生労働副大臣、大
野元裕参議院議員、
加藤裕康埼玉県議会副議長をはじめ、多くのご来賓のご出席をいただき、盛大に総会を開催することができました。 本年度も、構成市で連絡・調整を図りながら、国・県等に対しまして、答申区間の早期整備や羽生市までの延伸について、積極的に要望活動を実施すること等が確認されました。 今後も、地下鉄7号線
建設誘致同盟会や
埼玉高速鉄道線延伸首長会議を通じて、
埼玉高速鉄道線の利用促進や沿線の
都市基盤整備の促進に努めるなど、答申区間である蓮田市までの早期延伸に向けて、積極的に取り組んでまいります。 次に、
JR宇都宮線の運行時間拡大を求める要望活動について申し上げます。 7月23日、蓮田市・白岡市・久喜市の3市で
東日本旅客鉄道株式会社本社を訪問し、「宇都宮線の始発電車の繰り上げ・最終電車の繰り下げ」を求める要望書を提出し、早期実現の要請を積極的に行いました。 この活動は、今年度末に予定されている「
上野東京ライン」の開通と、それに伴うダイヤ改正をにらんで、当市にとっては50年来の悲願である運行時間の拡大実現を求めて、数年越しで行っているものであります。 今回は、平成22年度から続けてきた本要望活動の最終年度となることから、沿線市である白岡市・久喜市さんとともに、沿線住民の切実な声を本社に届けてまいりました。 当日は、土屋厚生労働副大臣のご同席のもと、蓮田市からは私とともに
石川市議会議長、飯野商工会長、
武内自治連合会長にもご出席いただき、担当役員の
川野邊常務取締役をはじめ、JR職員と活発に意見交換を行ってまいりました。当市の将来のまちづくりにとっても、大変重要な意味を持つ数十年越しの悲願実現に向けて、ただいま努力しているところであります。 今後は、白岡市・久喜市とともに、本社要望に加えまして、
東日本旅客鉄道株式会社大宮支社への要望活動にも取り組んでまいる予定であります。 次に、
東北自動車道蓮田サービスエリア(新上り線)の進捗状況について申し上げます。
東日本高速道路株式会社(
ネクスコ東日本)では、
東北自動車道蓮田サービスエリアの利便性の向上や
交通安全対策の強化などを目的として、蓮田市川島地区周辺に、上り線専用の新たな
サービスエリアの建設事業を進めているところであります。 3月29日から用地契約が始まりまして、8月28日現在の契約率は約92%と伺っております。 この新たな
サービスエリアの建設に伴い移転する蓮田はすの実作業所につきましては、ご議決いただきまして、8月6日に土地売買契約及び
物件移転補償契約を締結いたしました。引き渡し期限は、平成28年8月31日となっているところであります。 「(仮称)新はすの実作業所」の新築等工事の設計委託については、8月6日に契約し、平成27年3月27日完了予定で設計を行っております。 また、5月30日に
国土交通省関東地方整備局において開催された「
スマートインターチェンジ相談会」にも参加いたしました。この相談会の際に、新たに改正された「
スマートインターチェンジ整備事業制度実施要綱」に基づき、
蓮田スマートインターチェンジが利用拡大に向かって、
変更実施計画書の策定に着手する事業と位置付けられていることを確認いたしました。 次に、蓮田駅西口再開発事業の進捗状況について申し上げます。 蓮田駅西口第一種市街地再開発事業は、事業協力者の助言提案を受けながら、事業を進めているところであります。 現在、ビル計画の作成及び今後の
都市計画変更、
事業計画変更を行うために、関係権利者の方々の権利変換について調整を行っているところでありますが、市と権利者の方との調整に時間がかかっているため、
事業スケジュールに遅れが生じている状況であります。 今後は、できるだけ早い時期に権利調整を終了し、ビル計画の作成を進めることで事業の推進を図ってまいりたいと思っております。 次に、蓮田市・松川町
小学生交流事業について申し上げます。 蓮田市と「災害時相互応援協定」並びに「
友好交流都市宣言」を結んでいる長野県松川町の小学生20名を、7月29日から30日まで、蓮田市にお招きいたしました。松川町の児童は、蓮田市の小学生24名と一緒に、黒浜小学校でゲーム形式の自己紹介やプール遊びで交流を図り、その後、宿泊場所である
県民活動総合センターで、お互いの地域や学校の紹介をし合ったり、両市町の広報大使を務める「にゃんたぶぅ」と一緒に、ダンスやことばゲームで楽しんだりと交流を深められました。 2日目には、鉄道博物館を両市町の
児童混合グループで見学し、さらに交流・親善を図りました。蓮田市の未来を担う小学生のリーダー性を育むなど、所期の目的を十分達成することができたものと思っております。 次に、蓮田市の未来を語る子供議会について申し上げます。 8月1日に市内小学校の代表児童、各校2名、合計16名が参加し、「蓮田市の未来を語る子供議会」を、市議会議場をお借りして開催いたしました。 児童は、蓮田市のよりよい未来を創造するため、中身の濃い質問を考え、一人ひとりが子供議員として堂々としっかりと質問されました。その質問に対し、市執行部もできるだけわかりやすく丁寧に答弁したところであります。児童の皆さんの感想には、「緊張したが、とてもよい経験となった」「市執行部の方々が真剣に答弁してくださり、感動した」「明るい蓮田市の未来をめざし、蓮田市とともに成長したい」等がございまして、所期の目的を達成することができたものと考えております。 次に、蓮田市
中学生国際親善訪問団派遣事業について申し上げます。 7月27日から8月4日まで、市内の中学生19名と引率者3名をオーストラリア・クイーンズランド州ゴールドコースト市に派遣いたしました。生徒の皆さんは、ホームステイをしながら現地の
マジュラバ小学校に通い、ホストバディーと一緒に授業を受け、文化交流などを行いました。交流会では、日本の茶道や折り紙を教えたり、英語劇「花咲かじいさん」や「ヨサコイ・ソーラン」を披露し、現地の児童・職員に大変好評だったと伺っております。 生徒の皆さんは、
マジュラバ小学校の校長先生をはじめ、先生方やホストバディーの温かい見守りのおかげで、言葉の壁を越えて、オーストラリアの学校や家庭での生活にすっかり溶け込み、貴重な「異文化体験」をすることができたものと思っております。生徒は、引率者とともに安全・健康に過ごし、国際親善及び人材育成の両面で所期の目的を達成し、大きな成果を上げたところであります。 次に、ALT(外国語指導助手)の交代について申し上げます。 蓮田市内の小・中学校に配置しているALT、外国語指導助手5名のうち、2名がこの度、交代いたしましたので、お知らせ申し上げます。退任いたしましたのは、アメリカから来ていたジェイソン・キャッツさん、ジャクリン・シュメダさんです。 後任には、今回も、総務省・外務省・文部科学省及び「財団法人自治体国際化協会」の協力のもとに実施され、信頼性のある「JETプログラム」による招致を行い、オーストラリアからキンベリー・ウィーさん、アーロン・ヤッパさんの2名をお迎えすることができました。お二人とも、日本文化に高い関心を持ち、来日前から日本語を勉強されていると伺っております。 中学校では日本人英語教師との共同授業で、小学校では国際理解教育や外国語活動で、英語教育の一層の充実を図るために活躍してくれるものと期待しております。 次に、中学校部活動における全国大会・関東大会への出場状況について申し上げます。資料を添付させていただきました。 バドミントンでは、「第45回関東中学校バドミントン大会」が8月5日から7日まで群馬県前橋市で開催され、男女団体戦に蓮田南中学校からそれぞれ7名が出場しました。女子団体は見事に3位に入賞を果たし、男子団体はベスト16に進出いたしました。男子ダブルスに出場した3年の尾崎拓海さん、窪田一仁さんペアがベスト8で、女子シングルスに出場した3年の醍醐和佳さんは、ベスト16で惜しくも敗退しました。 3位に入賞した女子団体は、8月19日から22日まで愛媛県西条市で開催された全国大会に出場し、2回戦で残念ながら惜しくも敗退しました。 バレーボールでは、「第49回関東中学校女子バレーボール大会」が8月7日から9日まで栃木県鹿沼市で開催され、蓮田中学校の13名が出場しましたが、健闘及ばず、1回戦で敗退いたしました。 卓球では、「第42回関東中学校卓球大会」が8月10日に千葉県千葉市で開催され、蓮田南中学校3年の角田芽生さんが出場し、1回戦は勝利をおさめましたが、残念ながら2回戦で敗退となりました。 水泳では、「第38回関東中学校水泳競技大会」が8月10日から12日まで茨城県ひたちなか市で開催され、蓮田南中学校1年の藤原由唯さんが50メートルと100メートル自由形に出場し、100メートルでは4位に入賞、50メートルでは見事優勝いたしました。 また、「第54回全国中学校水泳競技大会」が8月21日から23日まで高知県高知市で開催され、黒浜中学校3年の岡里美さんが100メートルと200メートルのバタフライに出場し、100メートルが15位、200メートルが25位となりました。 次に、蓮田中学校体育館新築工事について申し上げます。 今年3月から2カ年継続事業として始まりました蓮田中学校体育館の新築工事は、おかげさまで順調に進んでおります。現在、くい打ち、基礎、1階床のコンクリート工事が完了いたしました。今後は、残りのコンクリート、屋根、外壁、内装、電気設備、機械設備等の工事を行いまして、平成27年、年明け1月中には使用開始の予定でございます。また、旧体育館の解体工事、グラウンド改修工事も、年度内には完了する予定であります。 次に、中央公民館整備事業について申し上げます。 中央公民館の耐震補強及び改修工事は、今年1月から始まりましたが、ただいま工事も順調に進んでいるところであります。現在は、商工会館との2階部分を接続する通路が設置され、中央公民館1階にはK型ブレース1カ所、特殊ブレース2カ所、2階にも特殊ブレースが2カ所設置されました。また、エレベーター建屋もでき上がりました。今後は、外壁工事、内装改修工事や電気設備工事を進めていく予定であります。 また、商工会館の耐震補強工事も順調に進んでいるところであります。 中央公民館の開館予定は平成27年、年明け1月中旬の予定でありまして、1月24日(土曜日)、25日(日曜日)には、利用団体の皆さんによるリニューアル記念行事が開催される予定となっております。新装なった中央公民館の完成の姿を見るのも間もなくとなりました。利用者にとって、より安全で使いやすい施設となるよう、鋭意整備を進めているところであります。 次に、(仮称)蓮田市総合文化会館建設計画の進捗状況について申し上げます。 総合文化会館については、8月11日の臨時議会で補正予算をご議決いただき、早速、翌12日に文化会館建設工事(建築・電気設備・舞台設備)の
一般競争入札公告を行いました。 現在、本体工事に先立って行っております「文化会館建設に伴う共用駐車場工事」につきましては、パルシー東側及びパルシー進入路東側の駐車場整備が終わりまして、一部利用を開始しているところであります。 また、完成後の文化会館管理運営計画の策定につきましては、7月15日及び8月26日に文化会館建設計画懇話会で会議を開催し、文化会館の将来像や年間事業計画、運営計画、愛称等について議論をしていただいてるところであります。今後は、貸し館事業や組織計画などについてもご意見を伺いながら進めてまいる考えであります。引き続き、蓮田市にふさわしい文化会館の建設に全力で取り組んでまいる考えであります。 最後に、各部の主な事業の進捗状況について申し上げます。 総合政策部では、地域防災計画の改定に取り組んでおります。今後、素案に基づき、関係機関と調整を図り、実効的な地域防災計画の策定をめざしてまいります。 また、並行して取り組んでおります業務継続計画につきましては、市が災害時に優先的に取り組むべき各課の業務を整理し、本年度中の計画の策定をめざしているところであります。 次に、総務部では、8月10日に「平和の映画会」をパルシーで開催いたしました。昨年までは12月に開催しておりましたが、今年から夏休みの8月に開催することといたしました。「飛べ!ダコタ」という、昭和21年に佐渡島で実際にあった物語を映像化した作品を上映いたしました。 また、節電推進のため、6月から10月を節電重点期間と定め、空調温度設定、クールビズの励行、グリーンカーテンなどの取り組みを行っているところであります。 また、差し押さえ継続中の不動産公売を行うため、5月に対象不動産3件を選定し、あわせて納税交渉を行いました。そのうち、2件については、7月末時点で延べ432万1,000円の納付をいただき、完納となりました。残り1件につきましては、11月実施の埼玉県との不動産共同公売を行うための準備を進めているところであります。 次に、環境経済部では、自治会加入者増加対策として、「公益社団法人埼玉県宅地建物取引業協会埼葛支部蓮田白岡ブロック」と自治会加入促進に関する協定書の年内締結をめざし、話し合いを進めているところであります。県内では、8月22日現在で10市町がこのような協定書を締結していると伺っております。 また、広報大使「にゃんたぶぅ」を「一日警察署長」に迎え、9月24日(水曜日)に「秋の全国交通安全運動街頭キャンペーン」を蓮田駅東口駅前交通広場で、東口広場を全面交通規制して盛大に行う予定であります。当日は、蓮田南小学校、
蓮田中央小学校の鼓笛隊演奏をはじめ、「にゃんたぶぅ」のステージや埼玉県警察音楽隊の演奏などがございます。平成25年に市内で発生した2件の自転車にかかわる死亡事故を受け、埼玉県岩槻警察署並びに関係機関・団体のご協力によるさまざまな交通事故防止キャンペーン等の成果により、昨年、平成25年5月15日以降、市内での交通死亡事故ゼロが本年8月28日現在で471日間継続中となっております。 また、消費生活相談事業として、消費生活に係る相談内容の複雑化に対応し、相談業務をさらに充実させるため、新たに本年8月から毎月第2火曜日に弁護士による相談会を開始したところであります。 健康福祉部では、臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金の申請受付けを7月14日から開始しています。受付け件数は、8月20日現在で福祉給付金が2,752件、子育て世帯給付金が3,351件です。支給決定件数及び金額は、8月19日現在で、福祉給付金が1,927件、3,909万円、子育て世帯給付金が2,237件で3,739万円となっております。申請受付け期間は、11月14日までとなっております。 また、6月22日には敬老会事業本部会議を開催し、今年度も、概ね小学校区ごとに実行委員会形式で、地区別の敬老会を実施することになりました。6月中から8小学校区において準備会を開催し、13地区の実行委員会が設立されたところであります。その後、各実行委員会で内容等が検討されているところであります。今年度の敬老会は10月から11月上旬にかけて各地区で実施される予定で、招待者は75歳以上の方7,166名、対前年度350人増となっているところであります。 次に、学校教育部では、蓮田南小学校及び黒浜南小学校の給食棟耐震補強工事が7月から始まり、蓮田南小学校が8月末、黒浜南小学校が12月末に検査完了、引き渡しの予定であります。蓮田南小学校においては、このことにより、課題として最後まで残っていた食器の改善も図られることになりました。 黒浜西小学校校庭改修工事は、国の補助が思わしくないことから、今回の9月補正予算で市単独事業に予算を組み替えさせていただき、予算をご議決いただきましたらば、12月中に工事着手の予定となっております。 黒浜中学校理科教室改修工事は、7月から工事が始まり、8月末に検査完了、引き渡しの予定でございます。 次に、生涯学習部では、市民体育祭が10月18日(土曜日)に、黒浜小学校とパルシー多目的広場の2会場で開催されます。現在、各地区の実行委員会で準備を進めているところであります。 また、新設保育園建設事業につきましては、平成25年度に蓮田市土地開発公社で購入した用地を本年6月20日に蓮田市で取得いたしました。施設を早期に整備し、待機児童の解消に向けて、現在、整地工事の発注に向けて準備をしているところでございます。 大変失礼いたしました。各学校の部活動の全国大会出場の中で、最後のほうの高知県で行われました全国中学校水泳競技大会に出場された黒浜中学校3年の「岡美里さん」なのですが、私は「里美さん」と申し上げてしまいました。 また、もう一点、各部の事業の中の敬老会で、「6月12日」と申し上げるべきところを「6月22日」と申し上げてしまいました。おわびして訂正させていただきます。 以上、20件につきまして行政報告を申し上げました。ありがとうございました。
△
市長提出議案の報告
○
石川誠司議長 市長から議案の提出がありましたので、報告いたします。 議会事務局次長が朗読いたします。 〔事務局次長朗読〕
○
石川誠司議長 ただいま報告いたしました議案は、配布しておきましたから、ご了承願います。 暫時、休憩いたします。 休憩 午前 9時53分 再開 午前10時06分
○
石川誠司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△議案第42号~議案第74号の一括上程
○
石川誠司議長 市長から提出された議案第42号ないし議案第74号を一括して議題といたします。
△市長の提案説明
○
石川誠司議長 市長の提案説明を求めます。 中野市長 〔
中野和信市長登壇〕
◎
中野和信市長 石川誠司議長のご指名をいただきましたので、各議案の提案説明を申し上げます。 最初に、議案第42号「蓮田市公平委員会委員の選任について」ご説明申し上げます。 本議案は、蓮田市公平委員会委員の工藤元昭氏の任期が平成26年9月20日で満了となりますので、後任といたしまして中野諭氏を同委員に選任することにつきまして、地方公務員法第9条の2第2項の規定により提案するものであります。 中野諭氏は、昭和28年生まれの61歳で、市内閏戸在住でございます。蓮田市役所に昭和50年10月に入庁し、税務課、区画整理課、消防課、企画課などを経て、会計課長、教育総務課長、生涯学習部長、総務部長を歴任し、平成25年3月をもって定年退職されました。行政経験が豊富で、識見も十分に兼ね備えた方でございます。適任ですので、議会のご同意を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 続きまして、議案第43号「蓮田市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、お願いしてございます議案第45号ないし議案第47号として設置条例議案を提出している蓮田市いじめ問題対策連絡協議会、蓮田市いじめ問題専門委員会及び蓮田市いじめ問題調査委員会を設置することに伴う委員等の報酬の額を定めるものでございます。協議会会長及び委員会委員長の報酬額につきましては日額6,500円、委員の報酬額については日額6,200円とするものであります。 なお、施行日は、公布の日とするものです。 続きまして、議案第44号「蓮田市税条例の一部を改正する条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、地方税法等の一部を改正する法律が平成26年3月31日に平成26年法律第4号として公布されたことに伴い、所要の改正を行うものです。 改正の主なものは、国税としての地方法人税の創設に伴う税率引き下げにより、法人市民税の法人税割の税率を14.5%から11.9%に改めるものでございます。 また、自動車関連税制の見直しに伴い、軽自動車税の税率を自家用乗用車及び原動機付自転車・二輪車等は1.5倍、そのほかは約1.25倍に引き上げるとともに、グリーン化を進める観点から、13年を経過した軽四輪車等に対しては、概ね20%の割り増しを導入するものであります。 なお、新税率は、原動機付自転車・二輪車等については平成27年4月1日から適用され、軽四輪車等については平成27年4月1日以降に新車の新規登録を受けたものから適用されます。また、13年を経過した軽四輪車等の割り増しは、平成28年4月1日から適用されます。 続きまして、議案第45号「蓮田市いじめ問題対策連絡協議会設置条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、いじめ防止対策推進法が平成25年6月28日に公布、平成25年9月28日に施行されたことに伴い、同法第14条第1項の規定により、いじめ防止等に関係する機関、団体の連携を図るため、新たに条例を制定するものです。 協議会の委員は20名以内とし、関係行政機関等の職員の中から教育委員会が委嘱または任命し、任期は2年とするものであります。 なお、施行日は、公布の日からとするものであります。 続きまして、議案第46号「蓮田市
いじめ問題専門委員会設置条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、いじめ防止対策推進法が平成25年6月28日に公布、平成25年9月28日に施行されたことに伴い、同法第14条第3項の規定により、いじめの防止等に関係する調査及び審議を行うため、新たに条例を制定するものです。 委員会の委員は7人以内とし、学識経験を有する者等から教育委員会が委嘱し、任期は2年とするものです。 なお、施行日は、公布の日とするものです。 続きまして、議案第47号「蓮田市いじめ問題調査委員会設置条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、いじめ防止対策推進法が平成25年6月28日に公布、平成25年9月28日に施行されたことに伴い、同法第30条第2項の規定に基づき、同法第28条第1項の規定による調査の結果について調査や審議を行うため、新たに条例を制定するものです。 委員会の委員は5人以内とし、法律・教育・医療・心理等必要な専門知識を有する者から市長が委嘱し、任期は2年とするものです。 なお、施行日は、公布の日とするものであります。 続きまして、議案第48号「蓮田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、子ども・子育て支援法の制定に伴い、蓮田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めたいので、提案するものです。 子ども・子育て支援法第34条第2項及び第46条第2項の規定に基づき、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業に関する利用定員に関する基準、運営に関する基準、特例施設型給付費に関する基準、特例地域型保育給付費に関する基準を定めるものです。 なお、施行日は、平成27年4月1日を予定しております。 続きまして、議案第49号「蓮田市家庭保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、「子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」における児童福祉法の一部改正に伴い、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めたいので、提案するものです。 児童福祉法第34条の16の規定に基づき、市長の監督に属する家庭的保育事業、小規模保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業の4事業についての設備及び運営に関する基準を定めるものであります。 なお、施行日は、平成27年4月1日を予定しております。 続きまして、議案第50号「蓮田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、「子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律」における児童福祉法の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めたいので、提案するものです。 児童福祉法第34条の8の2第1項の規定に基づき、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めるものであります。 なお、施行日は、平成27年4月1日を予定しております。 続きまして、議案第51号「蓮田市ひとり親家庭等医療費助成条例の一部を改正する条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律」が平成25年12月13日に公布されたことに伴い、所要の改正を行うものであります。 改正の主な内容は、当該法律が「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」に改められたため、規定の整備を行うものであります。 なお、施行日は、平成26年10月1日であります。 続きまして、議案第52号「蓮田市重度心身障害者医療費助成条例の一部を改正する条例」についてご説明申し上げます。 本議案は、埼玉県の「重度心身障害者医療費支給事業補助金交付要綱」の一部改正により、補助対象者等の見直しが行われたことに伴い、所要の改正を行うものであります。 改正の主な内容は、新たに精神障害者保健福祉手帳1級所持者を助成対象とすること。ただし、精神病床への入院費用は対象外となります。 また、65歳以上で新たに重度心身障害者となった者は助成対象外となるものであります。 なお、施行日は、平成27年1月1日でございます。 続きまして、議案第53号「蓮田市火災予防条例の一部を改正する条例」について申し上げます。 本議案は、「消防法施行令の一部を改正する政令」が公布され、対象火気器具等の取り扱いに関する火災予防条例の基準が改正されました。これに伴い、対象火気器具等の取り扱いに関する規定の整備を行うため、蓮田市火災予防条例の一部を改正するものであります。 改正の主な内容は、祭礼、縁日、花火大会、展示会など、多数の者が集合する催しの対象火気器具等の取り扱いに関する規定の整備のほか、屋外の催しの防火管理体制を図るため、大規模な催しを主催する者に対して、防火担当者の選任、火災予防上必要な業務計画の作成等を義務付けるものでございます。 なお、施行日は、平成26年10月1日です。 続きまして、議案第54号「市道の路線の認定について」申し上げます。 本議案は、東2丁目地内において、都市計画法の規定に基づく開発行為により新設され、市に採納された道路を認定したいので、道路法第8条第2項の規定により提案するものであります。 続きまして、議案第55号「平成26年度蓮田市一般会計補正予算(第3号)」について申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億9,655万円を追加し、予算総額を175億3,895万3,000円とするものであります。 補正予算の主なものを申し上げます。 初めに、歳入でありますが、普通交付税は、交付額の決定に基づき、2億6,351万9,000円増額いたしました。 また、国庫支出金は、蓮田南小学校体育館の整備に係る公立学校施設整備費負担金など1,917万9,000円を計上しております。 次に、平成25年度決算の確定により、繰越金を4億2,052万円増額しております。 地方債では、臨時財政対策債の発行可能額が確定したことや黒浜西小学校校庭整備に係る国の補助金が現在のところ見込めず、事業債を減額したことから、582万5,000円減額しております。 続きまして、歳出について主なものを申し上げます。子育て分野として、新たな保育所建設に向け、調査測量、設計等の経費を計上したほか、本年10月から定期接種となる水ぼうそうの予防接種に対応するための経費を計上しております。 教育分野におきましては、体育館整備事業として、蓮田南小学校体育館の建設工事及び工事監理委託に関する経費を計上いたしました。 また、市民の皆様の生活に直結する基盤整備事業として、舗装道路の補修にさらに力を入れるとともに、生活に深くかかわる生活道路の整備事業や河川や排水路のしゅんせつ事業等についても予算配分を行いました。 このほか、財政調整基金に3億円の積み立てを行うほか、公共施設等整備基金に2億4,000万円の積み立てを行います。 また、人事異動等に伴う人件費の補正を計上しております。 継続費の補正は、蓮田南小学校体育館整備事業関係でございます。 繰越明許費では、保育所建設事業を推進するに当たり、事業整備に期間を要するためであります。 地方債の補正では、臨時財政対策債の発行可能額の確定などに伴い、追加及び変更させていただくものでございます。 続きまして、議案第56号「平成26年度蓮田市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億8,446万3,000円を追加し、予算総額を74億9,580万8,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものを申し上げますと、4款前期高齢者交付金は、事業実績及び平成26年度交付決定に伴い、減額するものであります。 8款繰入金は、その他一般会計繰入金の減額です。 9款繰越金は、前年度繰越金の増額であります。 続きまして、歳出の主なものについて申し上げます。 1款総務費は、高額療養費の改正に伴う電算システムの改修及びペイジー口座振替受付サービスを導入するための委託料、備品購入費の増額です。 3款後期高齢者支援金等、4款前期高齢者納付金等、6款介護納付金は、平成26年度支援金等の決定に伴い、所要の額を補正するものであります。 9款基金積立金は、平成25年度決算に伴い、保険給付費支払基金へ積み立てるものであります。 11款諸支出金は、平成25年度の保険給付費の確定に伴う精算返還金です。 続きまして、議案第57号「平成26年度蓮田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ523万5,000円を追加し、予算の総額を7億3,006万円とするものであります。 まず、歳入の主なものを申し上げますと、5款繰越金は、平成25年度決算に伴う繰越金の増額です。 続きまして、歳出について申し上げますと、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、広域連合への保険料等の納付金の増額です。 3款諸支出金は、一般会計繰入金の精算に伴う一般会計繰出金の増額であります。 続きまして、議案第58号「平成26年度蓮田市介護保険特別会計補正予算(第1号)」について申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,945万3,000円を追加し、予算総額を39億1,164万4,000円とするものです。 まず、歳入の主なものを申し上げますと、2款国庫支出金は、地域支援事業交付金の増額です。 3款支払基金交付金は、地域支援事業支援交付金の減額です。 4款県支出金は、地域支援事業交付金の増額です。 6款繰入金は、一般会計及び基金からの繰入金の減額です。 7款繰越金は、前年度繰越金の増額となっております。 次に、歳出の主なものを申し上げますと、1款総務費は、総務管理費の減額。 3款基金積立金は、平成25年度決算に伴い、介護保険給付費準備基金に積み立てるものであります。 4款地域支援事業費は、介護予防事業費と包括的支援事業・任意事業費の増額です。 5款諸支出金は、平成25年度介護給付費等の確定に伴う精算返還金であります。 続きまして、議案第59号「平成26年度蓮田市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,447万7,000円を追加し、予算総額を13億3,540万8,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものを申し上げますと、4款繰入金は、人件費の減額です。 5款繰越金は、前年度の繰越金による増額です。 7款市債の増額は、汚水管きょ築造工事に伴う公共下水道事業債の増額です。 次に、歳出の主なものを申し上げます。1款下水道総務費は、下水道施設の維持管理費の増額です。 2款下水道事業費は、汚水管きょ築造工事の増額です。 4款は、予備費の増額となっております。 続きまして、議案第60号「平成26年度蓮田市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ157万9,000円を追加し、予算総額を1億7,522万円とするものであります。 まず、歳入の主なものを申し上げますと、3款繰入金は、人件費の減額です。 4款繰越金は、前年度繰越金の増額です。 次に、歳出について申し上げますと、1款総務費は、処理施設修理費の増額。 4款は、予備費の増額となっております。 続きまして、議案第61号「平成26年度蓮田都市計画事業馬込下蓮田土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,358万6,000円を追加し、予算総額を5,906万3,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものについて申し上げますと、2款繰入金は、人件費の減額です。 4款繰越金は、前年度繰越金の増額です。 次に、歳出について申し上げますと、1款土地区画整理事業費は、人件費の減額。 2款諸支出金は、一般会計繰出金の増額です。 3款は、予備費の増額となっております。 続きまして、議案第62号「平成26年度蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ80万7,000円を追加し、予算総額を1億5,651万3,000円とするものであります。 まず、歳入の主なものについて申し上げますと、2款繰入金は、人件費の減額です。 3款繰越金は、前年度繰越金の増額です。 次に、歳出の主なものについて申し上げますと、1款土地区画整理事業費は、人件費の減額。 2款は、予備費の増額となっております。 続きまして、議案第63号「平成26年度蓮田都市計画事業蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 本議案は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ502万円を追加し、予算総額を1億3,371万4,000円とするものであります。 まず、歳入について申し上げますと、3款繰入金は、一般会計繰入金の増額です。 4款繰越金は、前年度繰越金の増額です。 次に、歳出について申し上げますと、1款再開発事業費は、総務費の職員給与費の増額と事業費の工事請負費の増額であります。 続きまして、議案第64号「平成26年度蓮田市水道事業会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 本議案は、収益的支出予算の減額補正をお願いするものでございます。これは、人事異動等に伴う人件費の減額によるものであります。 続きまして、議案第65号「平成25年度蓮田市一般会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 本議案は、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、内田薫・島津信温、両監査委員の決算審査の意見書を付しまして、本定例会に提案するものであります。 平成25年度の決算につきましては、お手元に配布させていただきました蓮田市一般会計歳入歳出決算書並びに決算に係る主要な施策に関する説明書に記載されているとおりであります。 まず、決算の規模でありますが、平成25年度の一般会計の決算総額は、歳入183億9,465万4,758円、歳出170億1,324万6,891円となり、前年度と比べますと、歳入におきましては12億4,816万4,504円、7.3%、歳出におきましては9億4,610万7,197円、5.9%とそれぞれ増額となっております。 次に、決算収支のうち、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支は13億8,140万7,867円で、前年度の形式収支と比べますと3億205万7,307円、28.0%の増額となっております。 実質収支につきましては、形式収支から繰越明許費等による翌年度に繰り越すべき財源の6億7,088万7,270円を差し引いた額で、7億1,052万597円の黒字となっております。 単年度収支につきましては、平成25年度の実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた額で、1億3,215万4,870円の黒字となっております。 実質単年度収支は、財政調整基金への積立額4億3,955万3,000円と繰上償還金1,384万円を黒字要素とみなし、財政調整基金取り崩し額3億1,958万1,000円を赤字要素とみなして単年度収支に増減したものでありまして、平成25年度におきましては2億6,596万6,870円の黒字となっております。 以上が平成25年度の収支の状況であります。 次に、地方公共団体の財政分析をする上で重要な指標となる主な指数について申し上げます。他の地方公共団体と比較ができます「普通会計ベース」の指数でご説明いたします。 まず、財政力指数でありますが、これは一般的に当該団体の財政力を判断するもので、1に近いほど財政力が強いとされるものでありますが、平成25年度は0.773となりまして、前年度と比較いたしますと0.007ポイント低くなっております。 次に、経常収支比率でありますが、この指数は、経常的に一般財源として収入された額のうち、歳出の経常経費に充てられた一般財源の割合を示すものでありまして、この比率が低いほど投資的事業等に充てられる財源が多くなり、財政構造に弾力性があるとされる指標であります。臨時財政対策債を経常一般財源扱いとした場合では、平成25年度は84.3%となっております。 次に、後年度における財政負担の生じるものとして、地方債や債務負担行為がございます。地方債につきましては、平成25年度末の現在高は153億20万3,045円で、前年度と比較いたしますと5億7,144万1,042円の増額となっております。 また、土地開発公社等による債務負担行為の額は19億8,219万5,646円で、前年度と比較いたしますと3億7,805万6,316円の増額となっております。これは、土地開発公社の借入金や委託料に伴う後年度支出予定額の増加が主な要因となっております。 公債費比率は5.6%、前年度よりも1.8%改善いたしました。 また、債務負担行為を含む公債費比率は5.9%となっておりまして、やはり前年度よりも3.4ポイント改善いたしました。 地方債現在高及び債務負担行為につきましては、今後も十分に留意をしながら財政運営に努めてまいりたいと考えております。 なお、歳入歳出決算の詳細につきましては、事項別明細書や決算に係る主要な施策に関する説明書をごらんいただきたく存じます。 以上、平成25年度蓮田市一般会計歳入歳出決算における概要及び普通会計ベースでの指数について申し上げました。 平成25年度は、多くの皆様のご理解とご協力によりまして、老人福祉センターや黒浜保育園の耐震補強工事をはじめ、各分野にわたり多くの事業を推進することができました。景気は緩やかな回復基調が続いているとはいえ、今後も厳しい行財政運営が続くことが予想されます。「埼玉一」住みよいまちづくりのため、重要な事務事業を着実に実行するとともに、市民の皆様のご要望にできる限り今後も応えられるよう努力してまいりたいと考えております。 続きまして、議案第66号「平成25年度蓮田市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入総額は78億6,609万4,982円であります。 歳入の主なものといたしましては、1款国民健康保険税は、前年度と比較し、0.6%減少しております。 2款国庫支出金は、保険給付費に対する国庫負担金です。 4款前期高齢者交付金は、国保・被用者保険間で、前期高齢者に係る医療費負担の不均衡を財政調整を図るために交付されたものであります。 6款共同事業交付金は、埼玉県国保連合会が運営する共同事業で、高額な医療費に対する交付金となっております。 次に、歳出についてでありますが、歳出総額は72億7,687万7,212円です。 主な歳出について申し上げますと、2款保険給付費は、前年度と比較し5.2%増加となっております。保険給付費は、医療費の支払いなどでございます。 3款後期高齢者支援金等は、各医療保険者が後期高齢者医療制度に対し財政支援したものであります。 7款共同事業拠出金は、高額な医療費に対し、保険者からの拠出金により、埼玉県内の市町村国保間で費用負担の調整を図るために支出したものでございます。 8款保健事業費は、特定健康診査等事業費などでございます。 続きまして、議案第67号「平成25年度蓮田市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入合計は6億6,883万382円です。 歳入の主なものについて申し上げますと、1款後期高齢者医療保険料は、特別徴収及び普通徴収により被保険者の方から納付いただいた保険料でございます。 3款繰入金は、事務経費及び保険基盤安定に対する一般会計からの繰入金です。 続きまして、歳出について申し上げますと、歳出合計は6億6,384万2円です。 歳出の主なものについて申し上げますと、1款総務費は、保険料の収納に対する電算委託費及び借上料が主なものであります。 2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者の方から徴収した保険料及び保険基盤安定分として広域連合に負担金として納付、支出したものでございます。 続きまして、議案第68号「平成25年度蓮田市介護保険特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入総額は37億2,067万7,479円です。 歳入の主なものについて申し上げます。1款保険料は、第1号被保険者の介護保険料でございます。 2款国庫支出金は、介護給付費に対する国庫負担金と地域支援事業費などに対する国庫補助金であります。 3款支払基金交付金は、保険給付費に対する交付金と地域支援事業費に対する交付金です。 4款県支出金は、保険給付費に対する県負担金と地域支援事業費に対する県補助金であります。 6款繰入金は、保険給付費、地域支援事業費及び介護保険制度運営に必要な事務費や人件費に対する一般会計からの繰入金と介護保険給付費準備基金繰入金であります。 次に、歳出について主なものを申し上げますと、歳出総額は36億2,467万7,658円ですが、1款総務費は、第1号被保険者の保険料賦課や保険給付費の事務費及び要介護認定の事務費などであります。 2款保険給付費は、介護保険サービスの利用に伴う保険給付費や高額介護サービス等費及び介護施設入所者などの食費・住居費負担に対して補足的に給付する特定入所者等介護サービス費などで、歳出決算額の約9割を占めているところであります。 3款基金積立金は、平成24年度決算に伴う介護保険給付費準備基金積立金となっております。 4款地域支援事業費は、通所型介護予防事業運営業務委託費や生活機能検査業務委託費などの介護予防事業費と、地域包括支援センター業務経費や配食サービス事業、ねたきり老人等介護者手当支給事業などの包括的支援事業・任意事業費となっております。 5款諸支出金は、過年度保険料の過誤納還付金と補助金等返還金及び一般会計繰出金であります。 続きまして、議案第69号「平成25年度蓮田市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入総額は12億8,061万4,328円です。 歳入の主なものを申し上げますと、1款分担金及び負担金は、受益者負担金。 2款使用料及び手数料は、下水道使用料が主なものでございます。 3款国庫支出金は、国からの補助金。 4款県支出金は、県からの補助金。 6款繰入金は、一般会計からの繰入金。 7款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。 9款市債は、土木債といたしまして、下水道事業債と資本費平準化債であります。 次に、歳出について申し上げますと、歳出総額は12億1,293万6,760円です。 歳出の主なものを申し上げます。1款下水道総務費は、職員の人件費、維持管理費の委託料及び中川流域下水道維持管理費負担金などであります。 2款下水道事業費は、公共下水道事業及び特定環境保全公共下水道事業の委託料や工事請負費、中川流域下水道建設費負担金でございます。 3款公債費は、公共下水道事業債、特定環境保全公共下水道事業債、中川流域下水道事業債の償還金であります。 続きまして、議案第70号「平成25年度蓮田市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入総額は1億7,365万7,012円です。 歳入の主なものについて申し上げますと、1款分担金及び負担金は、受益者分担金です。 2款使用料及び手数料は、処理施設の使用料です。 3款繰入金は、一般会計からの繰入金。 4款繰越金は、前年度からの繰越金でございます。 次に、歳出について申し上げます。歳出総額は1億6,612万2,213円です。 歳出の主なものについて申し上げますと、1款総務費は、職員の人件費、処理施設の維持管理費などであります。 2款事業費は、農業集落排水整備事業の工事請負費であります。 3款公債費は、農業集落排水事業債の償還金となっております。 続きまして、議案第71号「平成25年度蓮田都市計画事業馬込下蓮田土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入でありますが、歳入総額は7,167万1,881円です。 歳入の主なものについて申し上げます。1款保留地売却収入は、付け保留地2画地の売却収入です。 2款繰入金は、一般会計からの繰入金。 3款清算徴収金は、換地処分に伴う権利者から徴収する第3回、4回分と過年度分の清算徴収金となっております。 4款繰越金は、前年度繰越金であります。 次に、歳出について申し上げますと、歳出総額は4,229万3,479円です。 歳出の主な内訳につきましては、1款土地区画整理事業費のうち1項の管理費は、役務費の通信運搬費、人件費が主なものでございます。通信運搬費の内容といたしましては、清算徴収金の分割納付書、保留地移転登記関連書類を送付した経費でございます。 2款諸支出金は、清算徴収金の一般会計繰出金であります。 続きまして、議案第72号「平成25年度蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算認定」についてご説明申し上げます。 まず、歳入でありますが、歳入総額は2億1,458万8,740円です。 歳入の主なものといたしましては、2款繰入金は、一般会計からの繰入金。 3款繰越金は、前年度繰越金でございます。 次に、歳出でありますが、歳出総額は1億4,190万1,613円でありまして、歳出の主なものにつきましては、1款土地区画整理事業費のうち、1項の管理費は委託料と人件費、委託料につきましては、清算金試算等の業務委託を行った関係経費でございます。 2項の工事費は、懸案地区の直接施行の実施工事及び街路築造等造成工事、それに伴う電柱移転費と権利者への物件移転補償費の支出でございました。 続きまして、議案第73号「平成25年度蓮田都市計画事業蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計歳入歳出決算認定」について申し上げます。 まず、歳入についてでありますが、歳入総額は1億4,311万391円であります。 歳入の主なものについて申し上げますと、1款財産収入は、実験駐車場の一時貸付料等であります。 2款繰入金は、一般会計からの繰入金。 3款繰越金は、前年度からの繰越金であります。 4款諸収入は、預金利子となっております。 次に、歳出でありますが、歳出総額は6,677万3,036円で、歳出の主なものにつきましては、1款再開発事業費、1項総務費は、事務所等の維持管理費及び職員給与費。 2項事業費のうち委託料は、建築敷地測量業務委託及び事業協力業務委託等でございます。 工事請負費は、西口駅前交通広場の交通安全施設設置工事等でございました。 2款公債費は、市債の元金及び利子の償還金となっております。 続きまして、議案第74号「平成25年度蓮田市水道事業会計決算認定」についてご説明申し上げます。 初めに、平成25年度の水道事業の給水状況について申し上げます。給水戸数は2万5,160戸、給水人口は6万2,652人で、普及率は99.5%であります。これに伴う年間総配水量は682万7,680立方メートル、年間総有収水量は620万5,013立方メートル、1日最大配水量は2万1,048立方メートルで、有収率は90.9%でございました。 平成25年度の主要事業につきましては、配水池耐震補強工事と配水池・ポンプ井防水及び外壁改修工事を実施いたしました。 配水池耐震補強工事は、ナンバー4配水池の工事を行いました。これによりまして、平成22年度から行ってまいりました6基ある配水池の耐震補強工事は全て完了となりました。 また、より良質で安定した水の供給の維持を図るため、浄水場内の配水池等と黒浜配水池場管理棟の防水及び外壁改修工事を行いました。 さらに、配水ポンプインバーター盤や、ろ過ポンプの更新工事も行いました。 管網の整備は、主なものといたしましては、東町地内の市道775号線、関山地内の県道上尾蓮田線歩道部の配水管布設工事を実施いたしました。 市民生活に欠くことのできない安全、安心で安定した水の供給を行うため、水道施設の計画的な整備と効率的な水道事業のサービスの提供をめざしてまいったところであります。 次に、財務状況でありますが、消費税込みの収益的収入は11億3,286万3,156円で、前年度と比べまして1,227万4,803円の増となりました。収入増の主なものについては、加入金でございます。 一方、収益的支出につきましては11億466万6,688円で、前年度に比べまして115万2,932円の増となりました。この結果、収益的収支において、税引き前の収入と支出を差し引いた2,819万6,468円の利益を得ることができました。 また、税引き後の純利益は2,416万3,721円となっております。 次に、消費税込みの資本的収支につきましては、収入1億4,313万1,218円に対し、支出は3億6,651万8,409円でございまして、この収支不足額の2億2,338万7,191円は、当年度分消費税及び地方消費税に係る資本的収支調整額435万6,428円、過年度分損益勘定留保資金1億419万7,635円、当年度分損益勘定留保資金1億1,483万3,128円で補てんさせていただきました。 以上、議案第42号から議案第74号までの提案理由につきまして説明させていただきました。 大変失礼いたしました。議案第69号の下水道事業の決算認定の説明の中で、歳入総額を「12億8,061万4,323円」と申し上げるべきところを「12億8,061万4,328円」と説明してしまいました。おわびして訂正させていただきます。 以上、議案第42号から議案第74号までの提案理由につきまして説明させていただきました。慎重ご審議のうえ、それぞれの議案、ご同意、ご可決、ご承認賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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石川誠司議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午前11時01分 再開 午後 1時02分
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石川誠司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△監査委員の決算審査結果報告
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石川誠司議長 この際、報告をいたします。 内田薫・島津信温、両監査委員から平成25年度決算審査意見書及び行政監査結果報告書が市長に提出されましたので、その写しを配布しておきましたから、ご了承願います。 これより、監査委員から決算審査結果について報告を求めます。 内田薫代表監査委員 〔内田 薫代表監査委員登壇〕
◎内田薫代表監査委員 ただいま議長からご指名をいただきました代表監査委員の内田薫でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 恐れ入りますが、報告をさせていただきます前に、貴重な時間を頂戴いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る6月の定例会におきまして、議員皆様方のご同意を賜りまして、監査委員に再任させていただくこととなりました。もとより微力でございますが、職務を果たせるよう誠心誠意努めてまいりたいと存じます。今後とも皆様方のご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは、報告をさせていただきます。島津監査委員との合議により作成いたしましたお手元の報告書に基づきまして報告をいたします。 1ページをお開きいただきたいと存じます。決算審査及び行政監査の視点でございます。平成25年度は、第4次総合振興計画の達成に向けて、子育て、教育、基盤整備を柱に、こども医療助成事業、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン接種事業、四種混合ワクチン等予防接種事業、新設保育園整備の推進、蓮田北小学校、黒浜西小学校、蓮田南中学校体育館及び黒浜保育園耐震補強工事、
蓮田中央小学校給食棟建設工事、蓮田中学校体育館建設工事、蓮田駅自由通路整備事業、防災行政無線等整備事業、通信施設整備事業、安心安全メール配信整備事業など多くの事業が実施されました。これは、市民生活の安心安全を第一に考えた取り組みに重点が置かれた結果となっているものと考えます。 また、今後予定されている(仮称)蓮田市総合文化会館建設や蓮田駅西口再開発事業における再開発ビル建設などに向け、前年度に引き続き財政調整基金や公共施設等整備基金など、基金の積み立てを行うことで、将来への財源確保が見られました。 一方、一般会計の歳入決算にあらわれました特徴といたしましては、ここ数年減少傾向にあった市税が全体で80億1,921万円と、昨年度に比べ3,990万円増加に転じたことや、繰越金については10億7,935万円で、昨年度に比べ4億3,566万円増額、市債につきましては、19億6,389万円で、昨年度に比べ6億7,622万円の増額になり、昨年度までの減額から一転して大幅な増額となったことでございます。 このような状況の中、依存財源である地方交付税22億5,616万円や国庫支出金23億6,389万円、県支出金9億1,347万円は、引き続き大きな収入額となっております。 平成25年度決算審査及び行政監査を実施するに当たりましては、歳入については調定の時期及び手続きは適正かつ漏れはないか、収入未済、不納欠損処分及び滞納処分の事務処理は適切か、国庫支出金など、特に歳出と関連のあるものの支出に対する収入確保の措置は適切か、歳出については予算額に比べて多額の不用額が生じているものはないか、不用額の生じた理由は何か、予備費支出または流用増減額の理由及び手続きは適正であるかを主眼に審査を行いました。 また、3カ年実施計画の進捗の確認及び行政改革への取り組みを確認し、効率的、効果的に行政が運営されたか、住民福祉、市民サービスの視点で財源が有効に活用されたかなどについて、地方自治法第2条第14項、第15項に規定する基本原則に基づく行政運営がなされていたかについても、審査及び監査を行いました。 恐れ入りますが、次に5ページでございます。第1の審査の対象、第2、審査の期間、第3、審査の方法は、記載のとおりでございます。 なお、工事審査は、蓮田市老人福祉センター耐震補強工事、消防デジタル無線設備工事、高機能消防緊急通信指令システム機器設置工事につきまして、書類審査及び現地調査を実施いたしました。 次に、6ページの第4、審査の結果でございます。 平成25年度の各会計の歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書は、いずれも関係法規に準拠して作成されており、各計数は適正なものと認められました。 次に、7ページの第5、決算の概要について申し上げます。 まず、1、総括、(1)といたしまして全体の収支でございます。平成25年度の一般会計及び特別会計の9会計を合わせた総計決算額は、歳入で325億3,389万9,948円、歳出は302億866万8,864円でありまして、歳入歳出ともに前年度対比それぞれ3.0%、2.1%の増額となっております。 歳入決算額から歳出決算額を差し引いた形式収支額は23億2,523万1,084円で、前年度対比3億5,176万円、17.8%の増額でありまして、この形式収支額から翌年度繰越財源7億4,514万5,270円を控除した実質収支額は15億8,008万5,814円の黒字となっております。 なお、この実質収支額から前年度の実質収支額14億6,828万9,284円を差し引いた単年度収支額は1億1,179万6,530円の黒字となっております。 次に、8ページでございますが、最近10年間における一般会計と特別会計を合算した実質収支額の推移をグラフにしたものでございます。また、各会計ごとの歳入歳出決算の概要を掲載いたしました。 次に、9ページでございますが、一般会計、特別会計を合算した財政収支構造の5年間の推移でございます。 また、中ほどの②では各会計の歳出決算額の推移を、下段の表の③では主な市税及び地方交付税の推移をそれぞれ表にしたものでございます。 次に、10ページは、当市の借入金残高を会計別に表に記載したものでございます。 続きまして、11ページになりますが、一般会計における市債の目的別借入残高について、10年間の推移をグラフであらわしたものでございます。 次に、12ページと13ページでございますが、過去5年間の主要な財政指標の推移でございます。平成25年度の指標を見ますと、財政力指数が低下する中で、そのほかの指数は経常収支比率で0.1ポイント、義務的経費比率で3.2ポイント、公債費負担比率で1ポイント、人件費比率で1.8ポイント、それぞれ改善が見られます。義務的経費比率は、人件費と公債費の減少により低下したものの扶助費は増加しており、その動向を注視する必要があります。 平成24年度の普通会計ベースで県内の他市と比較した場合は、経常収支比率や経常一般財源等比率の順位が上昇しておりますが、義務的経費比率は大きく下降いたしました。平成25年度の数値を見ても、扶助費をはじめとする義務的経費の増加が懸念されます。全体としては好転傾向にあると言えるものの、決して楽観視はできず、今後も指標の動向を注視していく必要があります。 次に、14ページから16ページは、市民1人当たりに換算した普通会計決算の分析表でございます。類似団体、近隣他市とも比較ができるようになっておりますので、のちほどごらんいただきたいと存じます。 次に、17ページからは各会計別の決算の状況でございます。 まず、一般会計でございますが、3行目の歳入決算額は183億9,465万4,758円で、前年度対比12億4,816万円、7.3%の増額でございます。 歳出決算額は170億1,324万6,891円で、前年度対比9億4,611万円、5.9%の増額となっております。 形式収支額は13億8,140万7,867円で、翌年度繰越財源6億7,088万7,270円を控除した実質収支額は7億1,052万597円の黒字でございます。 また、単年度収支額は1億3,215万4,870円の黒字でございます。 なお、実質収支額と実質単年度収支額につきましては、一番下の表になりますが、10年間の推移をグラフで表記いたしました。 続きまして、18ページからは歳入決算の状況でございます。前年度に対して増額となりました主な科目は、5款株式等譲渡所得割交付金が963.9%、13款国庫支出金が11.2%、18款繰越金が67.7%、20款市債は52.5%と、それぞれ増額となっております。 また、減額となりました主な科目は、2款地方譲与税が4.8%、6款地方消費税が0.9%、9款地方交付税は0.7%、17款繰入金が43.1%、19款諸収入で7.1%と、それぞれ減額となっております。 款別の主な増減の理由につきましては、以下、18ページから35ページにかけまして記載してございますので、のちほどお読みいただきたいと存じますが、1つだけ、20ページの中ほどになりますが、市税の収納率について申し上げます。平成25年度は92.2%で、前年度と比べ0.2ポイント上昇いたしましたが、県内市の順位は、第27位から第32位に後退しております。 また、市税全体の不納欠損額は5,711万円で、昨年度に比べ2,516万円の増加となりました。これは、個人市民税の滞納繰り越し分の不納欠損額が4,058万円で、前年度対比1,643万円の増加、固定資産税の滞納繰り越し分の不納欠損額が1,498万円で、前年度に比べ864万円増加したのが要因でございます。 資料編の67ページに市税の状況を掲載いたしましたが、市税の収入未済額は6億1,661万4,000円で、平成24年度よりも約4,600万円減少しております。税負担の公平感、市民の信頼という観点からも、滞納整理を図り、収納率向上のため、さらなる努力をされることを期待いたします。 続きまして、36ページからは各特別会計ごとの歳入歳出決算額の状況でございます。 まず、36ページの国民健康保険特別会計でございます。 歳入決算額は78億6,609万4,982円で、前年度対比4億8,595万円、6.6%の増額でございます。 歳出決算額は72億7,687万7,212円で、前年度対比4億3,420万円、6.3%の増額となっております。 実質収支額は、5億8,921万7,770円の黒字となっております。 続いて、37ページでございます。国民健康保険税の収納状況は、38ページの上段の表にも記載いたしましたが、収入未済額は7億7,419万7,000円で、平成24年度と比べ2,722万1,000円の減額でございます。また、収納率は前年度の66.8%から67%と、0.2ポイント上昇いたしました。なお、ここ5年間の不納欠損額の合計では、2億9,044万9,000円という多額の国民健康保険税が収納することができずに、不納欠損額となっております。 歳出決算額では、総額が前年度対比4億3,420万円、6.3%増となっておりますが、主な内訳といたしましては、保険給付費が2億2,557万円の増額で5.2%の増、基金積立金が1億円の増額で、33.3%の増額となっております。 続きまして、40ページの後期高齢者医療特別会計でございます。 歳入決算額は6億6,883万382円で、前年度対比4,283万円、6.8%の増額。 歳出決算額は6億6,384万2円で、前年度対比4,263万円、6.9%の増額となっております。 実質収支額は、499万380円の黒字となっております。 続きまして、42ページの介護保険特別会計でございます。 歳入決算額は37億2,067万7,479円でございます。前年度対比1億9,836万円、5.6%の増額、歳出決算額は36億2,467万7,658円で、前年度対比2億392万円、6.0%の増額でございます。 実質収支額は、9,599万9,821円の黒字となっております。 次に、43ページの未収入額について申し上げます。介護保険料の収納率は97.6%で、前年度と同率でございますが、未収入額は平成24年度に比べ、250万円増えております。また、不納欠損額は461万円で、前年度の567万円と比較して106万円減少しております。介護保険料は2年間で消滅時効となりますので、公平な負担を求めるためにも、迅速な対応と一層の徴収努力が必要でございます。 次に、44ページをお開きいただきたいと存じます。第1号被保険者についてであります。被保険者数は1万7,071人で、前年度対比688人、4.2%の増加でございます。 次に、中ほどの表の要支援を含めた要介護認定者数も2,256人で、平成24年度に比べ111人、5.2%増加しております。少子高齢化に伴い、市の財政の中での介護保険特別会計の占める割合は、今後も増加していくものと思われます。 続きまして、45ページの下水道事業特別会計でございます。 歳入決算額は12億8,061万4,323円でありまして、前年度対比2億5,661万円、16.7%の減額となっております。 歳出決算額は12億1,293万6,760円で、前年度対比では2億5,319万円、17.3%の減額でございます。 実質収支額は、6,767万7,563円の黒字となっております。 続きまして、46ページの受益者負担金と下水道使用料の未納対策及び接続率の向上についてでございます。中ほどの表のとおり、負担金と使用料を合わせた収納率は97.7%で、前年度より0.1ポイント上昇しております。未収入額も206万円減額となっております。また、受益者負担金の不納欠損額は215万円で、前年度よりも150万円増加となっております。 下水道事業の健全な運営には、受益者負担金と使用料収入は不可欠であります。受益者や使用者には、負担金、使用料の目的の理解を求めるとともに、公平負担の原則からも効果的な債権回収が必要でございます。 続きまして、48ページの農業集落排水事業特別会計でございます。 歳入決算額は1億7,365万7,012円で、前年度対比513万円、2.9%の減額でございます。 歳出決算額は1億6,612万2,213円で、前年度対比421万円、2.5%の減額であります。 実質収支額は753万4,799円の黒字となっております。 受益者分担金と使用料収入につきましては、次の49ページ上段の表になりますが、受益者分担金の収納率は89.8%で、前年度の収納率96.4%に比べ6.6ポイント低下しております。これは、調定額が129万円減額となったことに対し、収入未済額が9万円増額となったことによるものでございます。一方、使用料の収納率は91.9%で、前年度の収納率に比べて0.5ポイント低下した結果となっております。 使用料収入は4,447万円で、49ページの下段の表のとおり、接続率は、現在戸数1,313戸に対し、接続戸数は1,006戸の76.6%で、前年度対比0.1ポイント上昇しておりますが、まだ計画戸数に対する接続率が低い地区が見受けられます。平成25年度末の未接続戸数307戸について、現年度分の1戸当たりの平均使用料約4万5,000円を乗じて試算いたしますと、約1,380万円の収入が見込まれる計算になります。また、接続率の向上に向けては、未接続世帯を訪問し、接続依頼を行っているとのことでございます。農業集落排水事業の経営上の観点からも、早急に接続率の改善を図る必要がございます。 続きまして、51ページの蓮田都市計画事業馬込下蓮田土地区画整理事業特別会計でございます。 歳入決算額は7,167万1,881円で、前年度対比6億3,796万円、89.9%の減額でございます。 歳出決算額は4,229万3,479円で、前年度対比6億4,186万円、93.8%の減額であります。 実質収支額は2,937万8,402円の黒字となっております。 平成24年1月6日の換地処分を受け、未収入となっている清算徴収金の徴収及び保留地の所有権移転登記について早期に取り組むことを期待いたします。 続きまして、53ページの蓮田都市計画事業黒浜土地区画整理事業特別会計でございます。 歳入決算額は2億1,458万8,740円で、前年度対比3,307万円、18.2%の増額であります。 歳出決算額は1億4,190万1,613円で、前年度対比1億421万円、276.5%の増額であります。 実質収支額は7,268万7,127円の黒字でございます。 懸案地区の地権者との交渉を続けましたが、理解が得られなかったため、土地区画整理法第77条に基づく直接施行が執行されました。今後は、全権利者の利便性のためにも早期に事業が完了するよう、計画的な事業の実施を望むものでございます。 続きまして、55ページの蓮田都市計画事業蓮田駅西口第一種市街地再開発事業特別会計でございます。 歳入決算額は1億4,311万391円で、前年度対比1億4,894万円、51.0%の減額でございます。 歳出決算額は6,677万3,036円で、前年度対比2億2,383万円、77%の減額でありまして、形式収支額の7,633万7,355円から翌年度への繰り越し財源7,425万8,000円を差し引いた実質収支額は207万9,355円の黒字でございます。 再開発ビルについて、特定建築者制度を活用し、事業を推進するための前段として事業協力者を決定し、施設計画等の作成が行われました。今後は早期に完成されるよう、計画的な事業の推進に取り組むことを期待いたします。 続きまして、57ページから59ページにかけましては基金の概要でございます。各基金の平成25年度中の増減高と年度末現在高を記載いたしましたが、このうち、財政調整基金の年度末現在高は14億7,804万9,000円で、前年度対比1億1,997万2,000円、8.8%の増額となっております。 次の減債基金から59ページの5、介護保険給付費準備基金は、記載したとおりでございますので、のちほどごらんいただきたいと存じます。 続きまして、60ページになりますが、一般会計、特別会計決算審査及び行政監査の結びでございます。審査の結果につきましては、6ページに記載したとおりでございますが、審査の結果を踏まえ、以下、指摘事項及び提言、要望を述べさせていただきます。 第1、指摘事項でございます。 1、保存樹木及び保存樹林の管理についてであります。 蓮田市樹木等の保存及び奨励金の交付に関する要綱に基づき管理している保存樹木及び保存樹林の台帳において、現況と整合しない記載や毎年現場を確認しているという事案が記録として確認できない状況が見受けられました。要綱の第12条に「指定した樹木等が滅失または伐採その他により指定の理由が消滅したときは、指定を解除する」とあるため、保存樹木及び保存樹林の状況についての確認が必要であります。 具体的には、平成2年4月20日に指定番号第1号で指定された保存樹林台帳には、「平成26年3月4日確認」となっていますが、台帳の一部に「現況、畑、H10除く」という記載がありますが、台帳を見る限りでは、その部分の面積変更の確認ができない状況でありました。 また、要綱第7条により標識を設置することになっていますが、標識番号や指定年月が消滅して不明のものも見受けられましたので、現場の確認に際しては、保存の現況を台帳の記載と照合するとともに、状況を正確に記録することにより、適正な奨励金の交付に努めなければなりません。そのためには、保存樹木及び保存樹林の管理台帳を整備し、現場確認の状況及び所有者等を正確に記載するなど、適正に管理する必要がございます。 次に、予算執行計画の活用と予算の流用について申し上げます。 決算に関する資料を確認しますと、民生費、社会福祉費、心身障害者福祉費の同じ節内において、複数の予算流用が見受けられました。特に障害者地域生活支援事業の扶助費においては、9月と3月に増額補正をする一方で、流用の増減が複数回行われていました。 予算の流用につきましては、地方自治法において各款の流用を禁じていますが、項については、予算の執行上必要がある場合に限り、予算の定めるところにより流用が認められております。また、目、節の流用については、予算執行のために設けられたいわゆる予算執行科目であるため、蓮田市予算事務規則第20条に基づき執行されていますが、過度の流用を行うことは適切ではないため、当初予算において十分に精査を行い、予算計上するとともに、予算執行計画のもとに適正な執行管理を行うことが必要でございます。 また、予算の執行計画は、地方自治法第220条第1項及び蓮田市予算事務規則第12条に基づき作成されておりますが、その活用が十分行われていないことから、予算の流用が多いように見受けられるため、適切な予算執行計画を作成し、それに基づく執行を行うことで、予算の流用を必要最小限に抑えるべきでございます。 また、1件当たり100万円を超えるような流用につきましては、議会軽視にもなりかねませんので、十分留意していただきたいと思います。 続きまして、第2、提言、要望事項でございます。 1、不納欠損額の増加についてでございます。 収納状況については、市税の現年度分の収納率が98.6%で、昨年度の98.2%と比べ0.4ポイント上昇しており、収入未済額は1億1,423万円で、前年度対比2,779万円減少しております。また、国民健康保険税の現年度分の収納率は92.5%で、昨年度の91.6%と比べ0.6ポイント上昇しており、収入未済額は1億3,307万円で、前年度対比1,810万円減少しております。しかしながら、滞納繰り越し分については、市税の収納率が16.3%と、前年度対比0.1ポイント下降しており、収入未済額が5億239万円、不納欠損額は5,700万円で、前年度対比2,509万円増加しております。 また、国民健康保険税の収納率は10.2%と、前年度対比で市税同様0.1ポイント上昇していますが、収入未済額が6億4,112万円、不納欠損は7,316万円で、前年度対比1,217万円増加している状況であります。現年度分の収納率の上昇については、コンビニ納付など納税者への利便性が図られた点などによる効果のあらわれとも考えられますが、滞納繰り越し分について確実に減少させる方策を実行することが求められます。このことは、自主財源の確保及び公平かつ公正な課税を維持するための取り組みとして、さらなる収納事務の体制強化を行い、5年経過により不納欠損となる前に収入未済額を減らす努力が望まれるものでございます。 次に、2、不用額について申し上げます。 今年度の一般会計の不用額は5億134万円で、昨年度の3億4,599万円と比べると1億5,535万円の増額となっております。主な理由といたしましては、前年度からの繰り越し事業で執行残が生じ、減額補正ができないための不用額のほか、扶助費や年度末に精算の行われる事業なども含まれており、3月補正の編成時期では十分に見込みの立たたない状況のものもありました。 しかしながら、それら以外にも、増額補正をしながら、結果として補正の額を超える不用額が発生している科目や増額補正後に減額流用している科目も見受けられました。このことは、以前にも提言、要望したことで、不用額及び補正増減額、流用額は減少しておりましたが、平成25年度の予算執行においては、多くの科目で見受けられました。予算の執行に当たっては、早期の決算見込みを念頭に予算措置を行う必要があります。そうすることが、多くの市民要望に迅速に応えることにもなるため、予算を有効に活用することが求められます。 続きまして、3、工事関係書類について申し上げます。 高機能消防緊急通信指令システム機器設置工事に係る書類審査を実施したところ、平成25年8月7日付の工事契約書の工期は、平成25年8月7日から平成26年3月13日までとなっていましたが、着工日が8月12日という着工届が8月19日付で提出されていました。8月12日に着工したということであれば、速やかに着工届を提出すべきであります。 また、蓮田市建設工事請負契約約款第10条に規定する現場代理人のうち、管理技術者については、管理技術者講習済証のみで、経歴書の添付がされておりませんでた。さらに、工事写真を確認いたしますと、日付の入っていない写真も添付されていましたが、工事の進捗状況を証する書類としては好ましくない状況でありました。工事に係る書類については、前年度にも提言、要望いたしましたが、平成25年度においてもこのような工事関係書類の不備が見受けられましたので、必要書類の確認については、より慎重に的確な事務処理を行うよう努める必要がございます。 次に、63ページから72ページまでは、資料編ということで、人口分析、財源明細、市税の状況、滞納繰り越しの状況などを掲載いたしましたので、恐れ入りますが、のちほどごらんいただきたいと存じます。 次に、73ページからは水道事業会計でございます。75ページをお開きください。審査は、一般会計、各特別会計と同様に、7月7日から8月18日まで、水道事業決算書類によりまして、計数の正確性と予算が適正かつ効率的に執行されているかを主眼として審査いたしました。 第4の審査の結果でございますが、諸決算書類は関係法規に準拠して作成されておりまして、剰余金処分計算書のとおり、減債積立金、建設改良積立金はともに積立金としての処分はされておりませんが、現在の債務状況、設備状況を考慮いたしますと適正であると考えます。 次に、第5、決算の概要でございます。 1、業務の概要でございます。 給水人口は、前年度に比べ359人減少の6万2,652人でございます。年間配水量は、前年度に比べ15万5,321立方メートル減少の682万7,680立方メートル、給水戸数は175戸増加の2万5,160戸でございます。 次に、76ページから77ページにかけましては、予算の執行状況でございます。収益的収入の決算額は11億3,286万円で、執行率は101.6%で1,796万円の増額となっております。収益的支出の決算額は11億467万円で、執行率は99.1%でございます。 一方、資本的収入の決算額は1億4,313万円、資本的支出の決算額は3億6,652万円であります。 次に、78ページの経営状況でございますが、当年度の純利益は2,416万円の黒字で、前年度対比では1,573万円、186.6%の増益となっております。 経営状況につきましては、下段の表のとおりでございます。 次に、79ページの収益の状況でございますが、営業収益10億7,207万円のうち、給水収益は9億9,425万円で、前年度対比407万円、0.4%の減額でございます。 次の表のとおり、全体といたしましては、使用水量、料金収入ともに減少となっております。これは、学校用で3,055立方メートル、工場、大口で9,547立方メートルとそれぞれ増加しているものの、一般用で1万4,410立方メートル、官公署用が1万2,993立方メートルと大幅に減少したことによるものでございます。 次に、80ページのその他営業収益の給水加入金ですが、その他営業収益のうち、給水加入金の収入は2,542万円で、前年度対比1,108万円、77.3%の増額となっています。これは、給水加入金の加入件数が前年度対比145件、58.9%の増加となったことが主な増額の理由でございます。 次に、(3)、費用でございますが、営業費用10億1,762万円のうち、主なものは、原水及び浄水費が4億8,047万円で、前年度対比555万円、1.2%の増額で、配水及び給水費は9,844万円でありまして、前年度対比128万円、1.3%の増額となっております。 次に、83ページの財政状況でございます。借方の資産では、固定資産の有形固定資産のうち、主なものといたしましては、建物が1,017万円の減額となっております。減額の理由は、黒浜配水池場管理棟改修工事により777万円増額となりましたが、減価償却により1,794万円減額となったことによるものでございます。 また、構築物は、155万円の増額となっております。これは、減価償却により1億5,201万円減額となりましたが、配水池耐震補強工事などにより、1億5,356万円の増額があったことによるものであります。 機械及び装置は、5,756万円の減額となっております。これは、ろ過ポンプ更新工事などにより3,696万円増額となりましたが、減価償却により9,452万円減額となったためでございます。 流動資産のうち現金預金は、7,663万円の増額となっております。増額の要因は、資本的収支の不足額2億2,339万円に対し、現金の支出を伴わない減価償却費などが2億7,474万円あることによるものでございます。 続きまして、85ページでございます。水道事業会計の決算審査及び行政監査の結びでございます。審査の結果につきましては、75ページに記載したとおりでございますが、審査の結果を踏まえ、以下、提言、要望を述べさせていただきます。 1、公正、妥当な水道料金の検討について申し上げます。 今年度の水道事業収益は10億8,034万円で、前年度対比1,180万円増加となりましたが、使用料金収入は9億9,425万円で、前年度対比407万円の減少でありました。用途別では、学校用は前年度対比109万円増加、工場、大口は前年度対比318万円増加となっていますが、主要となる一般用は前年度対比190万円減少、営業用は前年度対比184万円減少、官公署用は前年度対比430万円それぞれ減少しているため、全体として減少となっております。ただし、給水加入金については、消費税率改定前の新規住宅の駆け込み需要が要因と考えられ、2,542万円で、前年度対比1,108万円の増額となっておりまして、使用料金収入の減少分を補うこととなりました。 一方、事業費用は10億5,618万円で、前年度対比393万円の減少でありました。県水購入水量の増加による受水費、施設の老朽化等による修繕費、固定資産の増加による減価償却費などで増加となりましたが、人件費等の減少により、全体として減額となっています。 当年度純利益は2,416万円で、前年度対比1,573万円の増加となりましたが、使用料金においては、給水人口及び使用水量が減少していること、給水加入金は消費税率改定による一時的な増加と考えられること、人件費においては、職員の異動及び前年度まで水道事業費用の営業費用で計上していた人件費の一部を資本的支出の建設改良費から支出したことによる減少が要因と考えられます。今後の職員の異動により人件費が増加することも考えられることなどから、今後、今年度のような純利益の増加を見込むことは難しいと思われます。 また、給水収益を有収水量で割った供給単価は1立方メートル当たり160.2円、総費用を有収水量で割った給水原価は1立方メートル当たり170.2円で、10.0円の逆ざやになっています。なお、前年度の供給単価は1立方メートル当たり160.3円、給水原価は1立方メートル当たり170.2円で、9.9円の逆ざやということから、前年度よりも0.1円増加となっております。 今年度の使用料金収入9億9,425万円に対して総給水原価は10億5,618万円であったため、6,193万円の逆ざやになっており、使用料金収入以外の収入で補われている状況であります。 水道料金については公正、妥当なものでなければならず、かつ能率的な経営のもとにおける適正な原価を基礎とし、地方公営企業の健全な経営を確保することができるものでなければならないとされていることから、適正かつ効率的な事業経営において、今後の収益の見通しと施設整備計画に対する長期的な資金計画に基づき、水道料金の見直しを常に検討していくことが必要でございます。 次に、水道施設の計画的な更新と資金計画について申し上げます。 施設整備については、耐震化事業の配水池耐震補強工事が今年度で完了したことで、地震災害における配水機能が確保され、今後は計画的に管路耐震化計画としての老朽管更新工事を進めていくとのことでありました。 配水管の老朽化への対応については、今年度は老朽管更新工事が行われず、現在の配水管の総延長287.9キロメートルのうち、管路耐震化計画における重要ルートは75.7キロメートルで、配水管を布設してから30年以上経過した老朽管は36.0キロメートルとなっています。これらを全て更新するには相当な年数がかかると思われることから、早急に老朽管更新工事を進めていくことが必要でありますが、ほかの施設も老朽化が進んでおり、修繕、改修が必要と考えられること、また、給水人口及び使用水量が年々減少していることから、設備の更新に当たっては、実情に見合った設備の導入や固定資産台帳を点検し、必要のない設備などの除却、売却によって、毎年増加している減価償却費が減少され、経営状況の改善にもつながると考えられることから、これらのことも検討した上で、施設整備計画を作成する必要があると考えます。この施設整備計画を実施していくためには、自主財源である工事負担金の収入の確保が不可欠であります。 しかしながら、工事負担金の大部分を占める今年度の給水加入金の収入額は8,008万円で、前年度対比3,490万円増加となっていますが、消費税率改定による一時的な増加と考えられることから、そのほかの財源である修繕引当金の4,620万円、利益剰余金の建設改良積立金の5億565万円、減債積立金の4億730万円、未処分利益剰余金の1億9,204万円の利用及び企業債の借り入れ並びに内部留保資金の確保についての検討を含めて、今後の計画的な設備投資を進めるためにも、将来を見据えた適正かつ効率的な水道事業経営と長期的な資金計画が必要でございます。 続きまして、有収率と不明水について申し上げます。 配水量682万7,680立方メートルに対し、有収水量は620万5,013立方メートル、有収率は90.9%という結果でありました。前年度は配水量698万3,001立方メートルに対し、有収水量は622万7,468立方メートルで、有収率は89.2%であったことから、1.7ポイント上昇ししており、平成23年度以降、毎年低下していましたが、今年度は改善することができました。これは、漏水調査を実施し、発見された箇所の漏水修理を迅速に行ったことにより、今年度の配水量に対して有収水量の差が62万2,667立方メートルとなり、前年度の75万5,533立方メートルと比較して13万2,866立方メートル減少していることが有収率を上昇させている要因と考えられます。 参考までに、配水量に対して有収水量の差の62万2,667立方メートルを県水1立方メートル当たりの単価61.78円で、金額に換算すると3,847万円となることから、今後も漏水対策等を徹底し、有収率の改善に努めることを要望いたします。 また、取水量から配水量と浄水場の施設内や工事の際に使用された水量を差し引いた不明水については、今年度は15万2,412立方メートルでありまして、前年度の18万9,167立方メートルと比較して3万6,755立方メートル減少しております。 参考までに、県水で1立方メートル当たりの単価61.78円で金額に換算すると、今年度が942万円で、昨年度が1,169万円であり、227万円相当の不明水が減少した結果となります。これは、平成22年度から実施している配水池耐震補強工事の完了及び各種メーターの精度確認や漏水箇所の調査、修繕などを行ったことによるものと考えられます。不明水は、先ほど申し上げましたように減少していることは確認できましたが、引き続き不明水の原因究明及び対策に努めることを要望いたします。 続きまして、4、予算の執行管理について申し上げます。 公営企業会計は、企業経営における最大の経済性を発揮するように予算がつくられるものであり、支出を見積もる基準は、収益を最大に確保するために行うものであります。 今年度の水道事業会計の予算の執行状況を確認したところ、収益的収入及び支出のうち収入では、予算現額に対し1,796万円収入が多くなっており、支出では1,004万円が不用額となっております。資本的収入及び支出のうち収入では、予算現額に対して1,578万円収入が多くなっており、支出では1,126万円が不用額となっています。 収入が多くなっている主な要因としては、使用料金、給水加入金、工事負担金が見込みを上回ったこと、支出の不用額の主な要因としては、職員の異動等による人件費の残額及び委託料、修繕費、配水施設費が入札により予算現額を下回ったことなどによる請負残であります。 また、流用についても、一般会計、特別会計と同様に複数の科目で1件当たり100万円を超える流用が行われていました。これらのことから、適正な仮決算の作成を行い、収入増及び不用額の早期把握をすることにより、資金の有効活用による企業経営を行うことができることから、適正な予算編成及び予算執行計画に基づいた執行管理を行うことが必要でございます。 89ページからは、資料編として、主な契約、企業債の概況、決算の推移などを掲載いたしましたので、恐れ入りますが、のちほどごらんいただきたいと存じます。 以上で、平成25年度一般会計、特別会計、水道事業会計の決算審査及び行政監査の報告を終わらせていただきます。大変長くなりましたが、以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。
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石川誠司議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午後 2時04分 再開 午後 2時04分
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石川誠司議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
△監査委員の報告に対する質疑
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石川誠司議長 これより、監査委員の報告に対する質疑を行います。 発言通告がありませんので、監査委員の報告に対する質疑は終結いたしました。
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次会日程報告
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石川誠司議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。 明8月30日及び31日は、休日につき休会といたします。 9月1日及び2日は、議案調査のため本会議は開きません。 来る9月3日は、午前9時から本会議を開き、提出議案に対する質疑を行います。 なお、提出議案に対し質疑のある方は、9月1日の正午までに発言通告書を提出願います。 また、一般質問の発言通告書は、9月2日の午後4時までに提出願います。
△散会の宣告
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石川誠司議長 本日は、これにて散会いたします。 散会 午後 2時05分...