三郷市議会 > 2020-12-11 >
12月11日-06号

  • "長本俊也"(/)
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  1. 三郷市議会 2020-12-11
    12月11日-06号


    取得元: 三郷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-17
    令和 2年 12月 定例会          令和2年12月三郷市議会定例会議事日程(第6号)                 令和2年12月11日(金曜日)午前10時開議開議諸般の報告第1 市政に対する一般質問    通告第14、18番 鈴木深太郎議員閉会本日の会議に付した事件    議事日程第1まで同じ日程の追加第2 議案第101号及び議案第102号の上程・説明第3 議案第101号及び議案第102号の質疑 ▲ 議案第101号及び議案第102号の委員会付託省略第4 議案第101号及び議案第102号の討論・採決閉会出席議員(22名)  1番  深川智加議員   2番  工藤智加子議員  3番  村上香代子議員  4番  野村浩之議員  5番  佐々木 修議員  6番  渡邉雅人議員  7番  柳瀬勝彦議員   9番  佐藤智仁議員 10番  稲葉春男議員  11番  鳴海和美議員 12番  佐藤睦郎議員  13番  佐藤裕之議員 14番  武居弘治議員  15番  柴田吾一議員 17番  加藤英泉議員  18番  鈴木深太郎議員 19番  中野照夫議員  20番  酒巻宗一議員 21番  篠田 進議員  22番  市川文雄議員 23番  菊名 裕議員  24番  岡庭 明議員欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条第1項の規定により説明のため出席した者 市長         木津雅晟   副市長        石出 弘 副市長        吉木 務   教育長        有田るみ子 企画総務部長     島村 徹   財務部長       平川俊之 危機管理監      秋本寛司   市民経済部長     小菅貴治 スポーツ健康部長   森 里美   福祉部長       妹尾安浩 子ども未来部長    大石京子   建設部長       長本俊也 まちづくり推進部長  松本義博   会計管理者      小暮 勲 水道部長       藤丸譲司   消防長        浅香一雄 学校教育部長     魚躬隆夫   生涯学習部長     益子敏幸 選挙管理委員会事務局長       監査委員事務局長   森 泰子            石井富貴和-----------------------------------本会議に出席した事務局職員 事務局長       渡辺 健   事務局次長兼議事課長 田口貴子 議事課主幹議事調査係長      議事調査係主査    佐藤夏香            玉江祐一 △開議 午前10時20分 △開議の宣告 ○議長(菊名裕議員) おはようございます。ただいまから令和2年12月三郷市議会定例会第12日目の会議を開きます。 ただいまの出席議員は22名であります。定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。----------------------------------- △諸般の報告 ○議長(菊名裕議員) この際、諸般の報告を行います。 本日の議事日程につきましては、皆様のお手元に配付してあるとおりでございます。 以上で諸般の報告を終わります。----------------------------------- △市政に対する一般質問 ○議長(菊名裕議員) 日程第1、これより市政に対する一般質問を行います。 通告により発言を許します。-----------------------------------鈴木深太郎議員 ○議長(菊名裕議員) 通告第14、18番、鈴木深太郎議員。     〔18番 鈴木深太郎議員 登壇〕 ◆18番(鈴木深太郎議員) おはようございます。それでは、通告に従いまして、順次一般質問をさせていただきます。 初めに、1、コロナ禍問題、1、「新しい生活様式」に向けた施策について、3点にわたりお伺いいたします。 今年1月に新型コロナウイルスの国内感染が発表されて以来、本市におきましても、さらなる対策強化のため、2月21日に三郷市新型コロナウイルス対策本部を立ち上げ、現在まで関係機関と密に連携を図り、職員一丸となって感染予防蔓延防止策を講じるとともに、市民の皆様に正確な情報提供と注意喚起を行ってきました。しかし、国内での感染がなお広まりを見せていることから、第3波ではないかと言われております。 そんな中、現在、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、密を防ぐ新しい生活様式を築くため、地方移住を含めたビジネスや経済活動が動き出しています。 今後は、新しい生活様式を定着させるための具体的な施策を本市においても推進し、自立的な地域社会を構築していく必要があると考えます。国も新たな日常、構築の原動力となるデジタル化への集中投資、社会実装とその環境整備を進めていくとしており、特に、デジタル・ガバメントは、今後1年間が改革期間であると骨太の方針にも示されました。 また、内閣府が示した地域未来構想20の中では、コロナ禍だからこそできる事業、ピンチをチャンスに変える施策が紹介されています。 そこで、デジタル化の果実を本市に大胆に取り入れるとともに、オンラインテレワーク、ワーケーション、働き方改革や移住、企業や学校の休日を見直し、分散化を図ることによって、魅力あるまちづくりと質の高い地域社会を築いていくために、具体的な施策の進捗や見通しについて質問をさせていただきます。 初めに、地域未来構想20の新たな暮らしのスタイルの確立として、教育分野においてオンライン学習のための端末や機器の整備など、GIGAスクール構想のさらなる加速、強化等による新たな時代にふさわしい教育の実現があります。 本市におきましては、今年度、市長の英断により他市に先駆け、市内全小・中学校において1人1台のパソコンが整備されるとともに、全校に高速大容量通信ネットワークの整備などが予定されており、ICT環境の整備が急ピッチで進められております。 そこで、アとして、3密を防ぎながら、切れ目のない学習環境の提供について、現在の進捗状況や今後についてお伺いいたします。 次に、イとして、文化芸術、図書館、公共の施設など、人が集まる空間での「密」を可視化することについてお伺いいたします。 本年、図書館など市内8か所の読書拠点に、貸出し図書用消毒器を導入し、市民の読書環境を守るため、感染症拡大防止対策を施し、市民が安心・便利に利用できる読書環境整備を行いましたが、さらなる取組として、文化芸術、図書館、公共の施設など、人が集まる空間では密を可視化するためのオンライン情報やアプリなどを活用した予約システムの確立、プッシュ型の情報発信などが安心を担保すると考えます。また、文化芸術、スポーツの活動継続に向けた支援についても、積極的に推進すべきです。そこで、現在の取組状況と今後の見通しについてお伺いいたします。 次に、ウとして、「新たな日常」の構築に向け、さまざまな生活現場感染拡大を防ぐ取り組みについてお伺いいたします。 新たな日常の構築に向け、様々な生活現場感染拡大を防ぐ取組が必要と考えます。例えば、多くの人が集まる場所の水道やトイレ、ごみ箱などに手を触れずに済ませることができる自動化の推進や工夫、マンションや住宅における宅配ボックスの設置なども有効です。 本市におきましても、生活上のリスクを下げるための取組を推進すべきと考えますが、どう取り組まれるのか、見解をお伺いいたします。 次に、福祉問題で、1、聴覚障がい者などの環境整備についてお伺いいたします。 この問題につきましては、平成23年12月議会にて、緊急Web通報システム「ガチャピー」の導入について質問をさせていただきました。 当時、音声通報が困難な方々のための緊急通報として、ファクシミリ通報が約80%を占めておりましたが、緊急Web通報システムは、携帯電話の操作によって、救急や火災の緊急通報を行うことができ、またGPSを搭載した携帯電話からの通報の場合は通報場所が示されます。そして、平成25年11月から県東部地区では初めての試みとして、緊急通報システムWeb119がスタートいたしました。 その後、平成28年4月23日からはネット119として運用開始され、市外の同じシステムを運用している自治体でも利用が可能となりました。2020年度までに隣接する東京都、千葉県、茨城県を含む7都県の関東エリア全てで利用できると聞き及んでおります。 さらに、本市の独自取組として、三郷市心つながる手話言語条例の趣旨に沿い、夜間などの緊急搬送時に手話通訳者を派遣することにより、聴覚障がい者などの救急救命に関わる社会的障壁をなくし、身体、生命、健康などの確保及び心理的不安の払拭に資することを目的に、平成31年4月から手話通訳者の緊急時における派遣を行っているとも聞き及んでおります。そこで、本市のネット119の登録状況の現状についてお伺いいたします。 次に、イとして、コロナウイルス関連災害情報など、動画配信についてお伺いいたします。 今年1月に新型コロナウイルス国内感染が発表されて以来、本市におきましても、関係機関と密に連携を図り、職員一丸となって感染予防蔓延防止対策を講じてきました。しかし、国内での感染がなお広がりを見せていることから、さらなる対策強化のため、市民の皆様に正確な情報提供を行ってきました。 3月31日には、市内で初めて感染事例が確認され、ホームページに文字での市長メッセージがありました。5月26日、三郷市PCRセンターが開設されるお知らせから、市民の皆様に直接市長自らメッセージを伝えたいとのことで、手話通訳者と字幕付で動画配信が開始されました。市からの情報が手話、字幕付だと緊迫感があり、大変分かりやすいと聴覚障がい者の皆様から伺っております。 また、市民の皆様からも、文字だけだと目で文字を追うだけですが、市長が動画でメッセージを発することは大変重要なことだろうと聞き入ってしまいますとのことです。 そこで、今後、視覚・聴覚障がいのかたや市民の皆さんが重要な情報を感じ取れるように、コロナウイルス関連災害情報などをホームページにおいて文字と動画配信をすべきと考えますが、見解をお伺いいたします。 次に、ウとして、遠隔手話通訳派遣システム導入進捗状況と今後についてお伺いいたします。 7月22日の臨時議会において、遠隔手話通訳用タブレット購入の予算が計上されました。新型コロナウイルス感染症の拡大や災害時など、手話通訳士を派遣できない場合に、スマートフォンなどを介して手話通訳を行う遠隔手話通訳派遣システムがあります。手話通訳者の感染を防ぎながら、聴覚障がい者や言語機能障がい者の意思疎通を円滑に支援できる仕組みとして注目を集めております。 「本日はどうなさいましたか」と医師が問いかけると、スマートフォン画面上の手話通訳者が、聴覚などに障がいがある患者へ手話で伝えます。すると、患者がスマートフォンに向かって自分の症状を手話で表現すると、通訳者が医師に「おとといから熱が出て体がだるいです」と内容を口頭で話します。 平時であれば、手話通訳者が同行いたしますが、コロナ禍にあっては、感染症対策で同席できないケースが少なくないと言われております。また、多くの聴覚障がい者が手話に加え、口の形でコミュニケーションを図る口話術を使うこともあり、マスクの着用は意思疎通の妨げとなっております。 そこで、本市におきましても、どんなときでも聴覚障がい者や言語機能障がい者のかたの会話を確保するために、遠隔手話通訳用タブレットを購入したらと考えますが、システム導入進捗状況と今後の活用についてお伺いいたします。 以上で第1問を終わります。 ○議長(菊名裕議員) 鈴木深太郎議員の質問に対する答弁を求めます。 木津雅晟市長。     〔木津雅晟市長 登壇〕 ◎市長(木津雅晟) 鈴木議員のご質問に順次お答えいたします。 初めに、1、コロナ禍問題の1、「新しい生活様式」に向けた施策について、私からは総論をお答えし、詳細については、危機管理監学校教育部長をして答弁いたさせます。 既にご承知のとおり、5月4日に新型コロナウイルス感染症専門家会議から、感染拡大防止をするための新しい生活様式として必要な行動変容に関する提言がなされておりますが、市では新しい生活様式の実践例に基づき、それまでに取り組んでいた対策と併せて、職員一人ひとりが基本的な感染対策の徹底を図りながら、日常業務を遂行しております。 また、公共施設においては、三郷市公共施設等の利用再開に向けたロードマップを策定するとともに、業種別ガイドライン等を踏まえた市民サービスを行うことで、施設利用と感染拡大防止の両立に努めてきたところでございます。 現在、全国的に感染者が増加し、終息が見えない中、市といたしましては、国・県の相互に連携を図りながら、本格的な冬を迎えるに当たって3密を回避するなど、日常生活を営む上での基本的生活様式等を徹底することにより、引き続き感染拡大防止に努めてまいります。 次に、2、福祉問題の1、聴覚障がい者などの環境整備についてのイ、コロナウイルス関連災害情報など、動画配信についてお答えし、他につきましては、担当部長をして答弁いたさせます。 現在、新型コロナウイルス関連の情報につきましては、感染予防のための啓発や市が行う様々な支援、対策などについて、広報紙やメール配信サービスなどのほか、市ホームページ特設ページを設け、トップページにバナーを設置して目立つように大きく分かりやすく表示し、市民への周知を図っているところでございます。 災害情報につきましては、台風が接近した際などには、コロナウイルス関連情報と同様に、緊急性が伝わりやすいよう、ホームページトップページに目立つようにバナーを設置し、日頃の備えや災害発生時の注意呼びかけなど、積極的な情報発信を行っているところでございます。 また、新型コロナウイルス対策として、市長メッセージ動画を配信し、市民の皆様へ直接注意喚起等の呼びかけを行っているところでございます。その際には、聴覚に障がいのあるかたを初め、より多くのかたに重要なメッセージをお届けすることができるよう、文字だけではなく、手話通訳、字幕付で配信をしておるところでございます。 緊急時の動画配信につきましては、諸課題もございますので、まず隣近所での助け合い、声かけを行っていただくとともに、メール配信サービスへの登録を推進し、情報を発信する際にはタイトル等で重要な緊急性が伝わりやすい工夫をしてまいります。 以上です。 ○議長(菊名裕議員) 秋本寛司危機管理監。     〔秋本寛司危機管理監 登壇〕 ◎危機管理監(秋本寛司) 私からは、1、コロナ禍問題の1、「新しい生活様式」に向けた施策についてのイ、文化芸術、図書館、公共の施設など、人が集まる空間での「密」を可視化することについて及びウ、「新たな日常」の構築に向け、さまざまな生活現場感染拡大を防ぐ取り組みにつきましてお答えいたします。 初めに、イ、文化芸術、図書館、公共の施設など、人が集まる空間での「密」を可視化することについてでございますが、現在、本市におけます公共施設などの利用につきましては、国から示されましたイベントなどを開催する目安を踏まえ、先ほど市長からもございましたが、新型コロナウイルス対策本部会議で策定いたしました三郷市公共施設等の利用再開に向けたロードマップに基づき実施しており、国内施設につきましては、参加人数が収容定員の50%以下であること、屋外施設では身体的距離が確保できることを利用条件として、感染状況を見極め、段階的に市民サービスの見直しを図りながら進めてございます。 また、施設などを利用する際の取組といたしましては、マスクの着用、こまめな手洗い・手指消毒など一人ひとりが基本的な感染防止対策を徹底していただくことと併せて、定期的な換気、入退場時、待合場所における密集の回避及び検温の実施など、業種ごとに策定されております業種別ガイドラインを踏まえた上で、それぞれご利用をいただいているところでございます。 密を可視化することにつきましては、基本的な対策といたしまして、施設にもよりますが、受付やエレベータ内における立ち位置の表示、更衣室ロッカーやラウンジなどにおける座席の間引き、待合などにおける椅子の使用を1つ置きにするなどの人と人との空間を保つための対策、飛沫を防ぐための仕切りなどの設置を実施しているところでございます。 また、本格的な冬に向けて、換気が怠りがちになる季節となりますことから、さらなる対策の強化といたしまして、新型コロナウイルス感染症対策分科会からの緊急提言において、二酸化炭素濃度を計測できるセンターを活用しての室内の状態の可視化などにつきましても示されたところでございます。 現在、オンラインの予約といたしましては、まんまる予約がございますが、密の可視化につきましては、引き続き基本的な対策の充実を図るとともに、オンラインやアプリの活用、また二酸化炭素濃度センサーなどの新たな対策の検討も併せて進めてまいりたいと存じます。 続きまして、ウ、「新たな日常」の構築に向け、さまざまな生活現場感染拡大を防ぐ取り組みにつきましてお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症感染拡大を防止するためには、徹底した行動変容により、人と人との接触を極力避けることが重要であるとされておりますが、社会経済活動感染拡大防止の両立を実現させるためには、長期戦を見据え、飛沫感染や接触感染、さらには近距離の会話などへの対策をこれまで以上に日常生活に取り入れた新しい生活様式を様々な生活現場において実践していくことが求められております。 現在、市の取組といたしましては、一人ひとりの基本的な感染防止対策の実践に加え、日常生活を営む上での基本的生活様式の実践の1つといたしまして、一部の施設ではございますが、入り口にサーマルカメラを設置しての来場者に対する自動検温、非接触となりますオートディスペンサーによる手指消毒、待合スペースの利用制限など、市民の皆様が安心して利用できるように努めているところでございます。 また、これまでの感染拡大の経験から、感染リスクが高まる5つの場面なども明らかになってきており、市といたしましては、引き続き新型コロナウイルス感染対策における最新のエビデンス、国・県の動向などを注視し、施設の利用状況などに応じた対策を取り入れ、新たな日常の構築に向けて取り組んでまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(菊名裕議員) 魚躬隆夫学校教育部長。     〔魚躬隆夫学校教育部長 登壇〕 ◎学校教育部長(魚躬隆夫) 私からは、1、コロナ禍問題の1、「新しい生活様式」に向けた施策についてのア、「3密」を防ぎながら切れ目のない学習環境の提供についてにお答えいたします。 本市では、新しい生活様式の中で、児童・生徒の学習保障と学びの質の向上を目指しまして、GIGAスクール構想に基づいた整備を行っているところでございます。 その進捗状況でございますが、校内のネットワーク工事を11月上旬に開始しており、タブレット型パソコンの整備につきましては、ネットワークの接続や児童・生徒名の登録など、設定作業が終了した学校から順次使用が可能となります。早い学校では1月中旬から、そして3月中には全ての小・中学校において整備が完了する見通しでございます。 なお、GIGAスクール構想の全国的な取組によりまして、タブレット型パソコンの品薄状態などの理由により、当初の予定からは2か月余りの遅れが生じているところでございますが、今後も契約業者との慎重な打ち合わせと丁寧な作業を進めてまいります。 また、整備後の活用を見通しまして、教員のICT指導力向上のための3つのステップで推進する三郷市GIGA3(スリー)プロジェクトを組織いたしました。 1つ目のステップである「すすめる研究部」では、市内の学校から選ばれた教員や本市担当課職員県立三郷工業技術高校の教員をメンバーとして、3回の先行研究を実施しまして、導入予定のタブレット型パソコンを活用した教材研究や、整備後の使用を想定した実践的な研修を行ったところでございます。 2つ目のステップとして、12月中旬からは「ひろめる啓発部」という市内全小・中学校の代表教員を対象とした研修会を行う予定でございます。 3つ目のステップでは、これまでの研修成果を代表教員が各校で広めることによりまして、市内全ての教員のICTを活用した指導力向上を図ってまいります。 今後も引き続き、切れ目のない学習環境を整え、子どもたち一人ひとりの学習保障を実現させるため、タブレット型パソコンの十分な活用方法について検討し、進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(菊名裕議員) 妹尾安浩福祉部長。     〔妹尾安浩福祉部長 登壇〕 ◎福祉部長(妹尾安浩) 鈴木議員のご質問に順次お答えいたします。 2、福祉問題の1、聴覚障がい者などの環境整備についてのア、「ネット119」の現状についてでございますが、ネット119(緊急通報システム)は、電話による110番通報が困難な聴覚障がい者のかたや言語機能障がい者のかたが円滑に消防への通報を行うためのシステムでございます。 ネット119の導入状況につきましては、本年度末までに埼玉県全域で導入される見込みであると聞き及んでおります。 本市では、ネット119の前身であるWEB119を平成25年から導入しており、本年12月1日時点で80名のかたが登録をされております。 また、鈴木議員ご案内のとおり、平成31年4月からは夜間や土・日等の市役所閉庁時において、ネット119等の活用により、救急搬送がされた場合の手話通訳者の緊急時派遣を、消防本部の協力を得て実施しているところでございます。 ネット119につきましては、「広報みさと」やホームページ、窓口等での周知に加え、平成31年3月には聴覚障がい者のかたを対象に、説明会を実施しております。 次に、ウ、遠隔手話通訳派遣システム導入進捗状況と今後についてでございますが、遠隔手話通訳は、聴覚障がい者等の持つスマートフォンタブレット端末と、離れた場所にいる手話通訳者が持つタブレット端末を活用して、遠隔の手話通訳を行うものです。 本市では、新型コロナウイルス感染症への対応として、手話通訳者感染予防のため、医療機関等での手話通訳を念頭に、タブレット端末を購入したところでございます。 現在、使用方法の確認や運用上の課題抽出のため、三郷市聴覚障がい者協会のかたなどとコミュニケーションの中でタブレット端末等を試験的に運用しております。その中で、通常のリモート通話と同様、細かいニュアンスの伝え方などの課題とともに、一方がスマートフォン端末の場合の画面の視認性や電波状況による通信の安定性、医療機関等との連携等の課題も見つかっており、今後はこれらの課題を整理し、より対面による手話通訳に近い遠隔手話通訳等の運用となるよう、聴覚障がい者のかたやこの運用に関係するかたのご意見を聞きながら、よりよい運用に向けて進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(菊名裕議員) 鈴木深太郎議員。     〔18番 鈴木深太郎議員 登壇〕
    ◆18番(鈴木深太郎議員) それぞれ丁寧なご答弁ありがとうございました。何点か要望と再質問をさせていただきます。 1、コロナ禍問題、1、「新しい生活様式」に向けた施策について、アの「3密」を防ぎながら切れ目のない学習環境の提供につきまして、ただいま学校教育部長から、早ければ1月中旬、遅くても3月には全ての小・中学校環境整備が終了するとのご答弁がございました。GIGAスクール構想におきましては、教育委員会、各学校の教職員の皆様には大変ご苦労をおかけいたしますが、新たな時代にふさわしい教育環境としてよろしくお願い申し上げます。 1点、オンライン学習について再質問をさせていただきます。 文部科学省は、2005年、不登校生がインターネットを活用して自宅学習をしたり、学校帰りでの指導を受けたりした場合、一定の要件を満たせば、校長の判断で出席扱いにする通知を発出いたしました。また、2019年10月にも改めてオンライン学習を出席扱いと認める通知をしております。 年間30日以上登校していない不登校の状態にある児童・生徒は、2019年度18万1,272人に上り、7年連続で増えており、過去最大となっております。一方で、ネットを活用した自宅学習を出席扱いとなっている児童・生徒は、2018年度286人、2019年度608人と増えているものの、不登校の児童・生徒数の総数に比べれば、僅かにとどまっております。 そこで、本市におきましても、子どもたちの学びを保障するGIGAスクール構想により、全ての小・中学校に1人1台の端末が整備されることを踏まえ、希望する不登校の子どもたちが自宅でのオンライン学習でも出席扱いとなる制度の利用を考えるべきと思いますが、見解をお伺いいたします。 次に、イとウに関しましては、それぞれ様々な取組を行っていただきましたが、新しい生活様式、新たな日常に向けた施策につきましては、今後とも地域未来構想20を参考にしながら、できることから対応をよろしくお願い申し上げます。また、多額の予算もかかりますので、国の動向を見極め、職員一丸となって取り組まなければならないと考えますので、今後ともよろしくお願いいたします。 次に、2の福祉問題、1、聴覚障がい者などの環境整備について、ア、「ネット119」の現状につきましては、ただいま答弁におきまして、80名のかたが登録されているとのことでございましたけれども、聴覚障がい者などの環境整備につきましては、消防本部を初め、担当部局の皆様方のご努力に心から感謝申し上げます。 緊急通報システムは、年々聴覚障がい者や言語機能障がい者が簡単に利用できるようになってきておりますが、システムを利用するためには、申請書や自宅の略地図など4枚提出しなければなりません。また、練習通報など、安心して利用できるよう、担当課として丁寧に説明をよろしくお願いいたします。 また、手話通訳者の緊急時における派遣につきましては、市役所閉庁時、夜間、土・日・祝日などですが、手話通訳者の皆様には大変ご苦労をおかけいたしますが、聴覚障がい者などが安心して指導が受けられるよう、よろしくお願いいたします。これは要望です。 次に、イのコロナウイルス関連災害情報などの動画配信につきまして、今現在、トップページにバナーとして掲載しておりますが、様々な災害の中で文字での表示ですとなかなか緊急性が感じ取れないという問題は、今までの災害情報の中でも市長もご存じかと思います。 そこで、今回9月14日のインフルエンザ予防接種費用の助成など、9月定例議会の配信後、3か月間、市長メッセージ動画配信がなされておりません。文字だけの配信より動画を活用したほうが緊迫感もあり、説得力があります。また、視覚障がい者にも声で配信されます。字幕付の動画は配信まで半日かかると聞き及んでおりますが、様々な工夫を凝らしていけば、少しずつ短縮でき、災害など緊急時にも活用できると考えます。 そこで、今後は新しい生活様式として、定期的に新着情報や市長メッセージ動画配信されてはいかがでしょうか、市長にお伺いいたします。 次に、遠隔手話通訳派遣システム導入進捗状況についてお伺いいたします。 答弁によりますと、現在、使用方法の確認や運用上の課題などを洗い出すために、三郷市聴覚障がい者協会などと試験的に運用を開始しており、その中で電波障害や医療機関などとの連携などの課題も見えてきたとありますが、そこで2つほど聴覚障がい者支援アプリを紹介させていただきます。 1つ目は、総務省のこえとらです。NICTの高精度音声認識技術及び高品質音声合成技術を用いて開発されたもので、聴覚障がい者が入力した文字を音声で再生するとともに、健聴者が入力した音声を文字で表示することで、両者の円滑なコミュニケーションを支援します。 2つ目が、しゃべり描きアプリで、これまで手話に加えて唇の動き、表情などから情報を収集していた聴覚障がい者にとって、マスクによって唇の動きや表情が読めなくなり、コミュニケーションが難しい状況になっております。 しゃべり描きアプリは、話した言葉を指でなぞった画面上の軌跡に文字で表示する機能や、筆談できるお絵かき機能などを有し、聴覚障がい者を取り巻くコミュニケーション上の課題を解決できるアプリとなっております。 こんなアプリもあることを念頭に入れながら、一刻も早く解決していただきますよう、よろしくお願いいたします。 また、遠隔手話通訳システムは、災害時でも交通機能がストップするなどし、通訳者が派遣できないときの聴覚障がい者や言語機能障がい者の支援策としても想定されることから、いち早く安心していただくためにも、早急に遠隔手話通訳派遣システムが活用できるよう、重ねてお願いいたします。これは要望とさせていただきます。 以上で第2問を終わります。 ○議長(菊名裕議員) 鈴木深太郎議員の2問目に対する答弁を求めます。 魚躬隆夫学校教育部長。     〔魚躬隆夫学校教育部長 登壇〕 ◎学校教育部長(魚躬隆夫) 鈴木議員の再度のご質問にお答えいたします。 不登校児童・生徒へのタブレット型パソコンの貸出し、またオンライン学習によりまして、それが出席扱い等の措置になるのかどうかというご質問かと思います。 この不登校児童・生徒へのタブレット型パソコンの貸出しにつきましては、学習保障の観点、それから学校と不登校の子どもたちをつなぐための大変有効な支援策となると認識しているところでございます。 今後の整備に伴いまして、家庭との連携を図りながら、貸出しやオンライン学習の具体の方策について十分検討してまいります。 なお、オンライン学習による出席扱いの措置についてでございますが、今後の国・県の動向を注視し、判断してまいります。 以上でございます。 ○議長(菊名裕議員) 木津雅晟市長。     〔木津雅晟市長 登壇〕 ◎市長(木津雅晟) 再度のご質問にお答えいたします。 福祉問題で、今後、定期的に市長メッセージを配信することについて市長の見解はということでございます。市長メッセージの動画は、私から市民の皆様へ直接声をお届けすることができる貴重な場であると認識しております。 今後につきましても、適時、適切なタイミングで配信を行ってまいります。 ○議長(菊名裕議員) 以上で鈴木深太郎議員の質問を終わります。 以上で市政に対する一般質問を終わります。 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時03分 ○議長(菊名裕議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △日程の追加 ○議長(菊名裕議員) ただいま加藤英泉議員ほか4名から、議案第101号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書、また、佐藤智仁議員ほか3名から、議案第102号 児童扶養手当制度の拡充を求める意見書が提出されました。 お諮りいたします。 この際、これらを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(菊名裕議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第101号及び議案第102号を日程に追加し、議題とすることに決しました。----------------------------------- △議案第101号及び議案第102号の上程・説明 ○議長(菊名裕議員) 日程第2、これより議案第101号及び議案第102号を議題といたします。 議案第101号の提案理由の説明を求めます。 加藤英泉議員。     〔17番 加藤英泉議員 登壇〕 ◆17番(加藤英泉議員) それでは、議案第101号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書について、提案理由を申し上げます。 我が国においては空き家等が増える一方、高齢者、障がい者、低所得者、ひとり親家庭、外国人、刑務所出所者等、住居確保要配慮者は増え、頻発する災害による被災者への対応も急務となっております。 また、新型コロナウイルスの影響が長期化する中、家賃の支払いに悩む人が急増し、生活困窮者自立支援制度の住居確保給付金の支給決定件数は、今年4月から9月までの半年間で10万件を超え、昨年度1年間のおよそ26倍に上っているところです。 住まいは生活の重要な基盤であり、全世代型社会保障の基盤であり、住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化は喫緊の課題であります。 よって、速やかに各種取組を実施することについて要望いたします。 なお、詳細につきましては、皆様のお手元に配付してあるとおりでございます。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。 議員各位のご賛同をお願い申し上げ、提案理由といたします。 ○議長(菊名裕議員) 議案第102号の提案理由の説明を求めます。 佐藤智仁議員。     〔9番 佐藤智仁議員 登壇〕 ◆9番(佐藤智仁議員) 私からは、議案第102号 児童扶養手当制度の拡充を求める意見書について、提案理由を説明いたします。 児童扶養手当は、母子家庭などひとり親家庭の「生活の安定と自立の促進」によって「児童の福祉の増進を図る」(児童扶養手当法第1条)ことを目的に支給される制度で、所得に応じて子ども1人最大月額4万3,160円、第2子加算1万190円、第3子以降加算6,110円が支給されております。所得が増えるほど支給額が減り、前年度の所得額が230万円以上になると打ち切られるようになっております。このため、所得制限ギリギリの世帯は、児童扶養手当支給世帯以下の生活レベルに陥るという逆転現象がおきて困窮しております。また、様々なひとり親支援の制度の多くは「児童扶養手当」の有無が基準になっているため、児童扶養手当対象外になると様々な支援からもこぼれてしまう実態があります。 NPO法人が今年7月に行った調査によると、コロナ禍のもとでシングルマザーの7割が雇用形態の変更や減収に見舞われ、ひとり親世帯の暮らしが一層厳しさを増している実態が明らかになっております。格差を固定化させず、貧困の連鎖を断つためにも、児童扶養手当制度のさらなる拡充が求められております。 よって、国においては、児童扶養手当制度について、下記の改善を早急に図るよう強く要望いたします。 1、所得制限を緩和し、支給対象の拡大を図ること。 2、第2子以降の加算額を増額すること。 3、子の扶養者が公的年金を受けている場合でも併給できるようにすること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出するものです。 なお、提出先は、内閣総理大臣、また厚生労働大臣、総務大臣、財務大臣宛てであります。 議員の皆様のご審議のほどをよろしくお願いいたします。 ○議長(菊名裕議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時10分 △再開 午前11時10分 ○議長(菊名裕議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。----------------------------------- △議案第101号及び議案第102号の質疑 ○議長(菊名裕議員) 日程第3、これより議案第101号及び議案第102号に対する質疑を行います。 質疑の通告がありません。 これにて議案第101号及び議案第102号に対する質疑を終結いたします。----------------------------------- △議案第101号及び議案第102号の委員会付託省略 ○議長(菊名裕議員) お諮りいたします。 議案第101号及び議案第102号につきましては、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(菊名裕議員) ご異議なしと認めます。 よって、議案第101号及び議案第102号につきましては、委員会付託を省略することに決しました。----------------------------------- △議案第101号及び議案第102号の討論・採決 ○議長(菊名裕議員) 日程第4、これより議案第101号及び議案第102号に対する討論・採決を行います。 議案第101号の討論を行います。 討論の通告がありません。 これにて議案第101号の討論を終結いたします。 採決を行います。 議案第101号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書につきまして、本案を原案のとおり決するに賛成の皆様の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(菊名裕議員) 起立全員であります。 よって、議案第101号は原案可決と決しました。 議案第102号の討論を行います。 討論の通告がありません。 これにて議案第102号の討論を終結いたします。 採決を行います。 議案第102号 児童扶養手当制度の拡充を求める意見書につきまして、本案を原案のとおり決するに賛成の皆様の起立を求めます。     〔起立少数〕 ○議長(菊名裕議員) 起立少数であります。 よって、議案第102号は原案否決と決しました。 これをもちまして、本定例会に付議されました議案の審査は全て終了いたしました。----------------------------------- △市長あいさつ ○議長(菊名裕議員) ここで、閉会に当たり、市長よりごあいさつがあります。 木津雅晟市長。     〔木津雅晟市長 登壇〕 ◎市長(木津雅晟) 議長のお許しをいただきましたので、12月定例市議会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会では、三郷市行政組織条例の一部を改正する条例を初め、指定管理者の指定、各会計の補正予算など、19議案に対しましてご決定をいただき、厚く御礼を申し上げます。 また、一般質問では貴重なご意見、ご提言を賜りましたので、今後十分な研究、検討をいたしまして、市政運営に生かしてまいりたいと存じます。 さて、今年は新型コロナウイルスが日本中に大きな影響を与えた1年となりました。 本市では、2月21日に新型コロナウイルス対策本部を設置して以降、議員各位にご協力を賜りながら、市内事業者が実施する感染防止策への支援、地域経済の活性化、学校や公共施設での感染症対策など、市独自の取組を実施してまいりました。 今後も感染防止策を講じるとともに、コロナ禍にあっても、これまで続けてきたまちづくりを停滞することなく、本市の魅力をさらに輝かせるため、「ふるさと三郷みんながほほえむまちづくり」を進めてまいりますので、議員の皆様には、引き続きご協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに、年の瀬を迎え、慌しさが増してまいりました。皆様には健康に十分ご留意いただき、一層のご活躍をされますとともに、輝かしい新年を迎えられますことを心よりご祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。----------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(菊名裕議員) これにて令和2年12月三郷市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午前11時15分   議長     菊名 裕   副議長    村上香代子   署名議員   稲葉春男   署名議員   鳴海和美   署名議員   佐藤睦郎...