平成11年 3月 定例会 平成11年3月
三郷市議会定例会議事日程(第6号) 平成11年3月18日(木曜日)午前10時
開議開議諸般の報告第1 市政に対する
一般質問 通告第1、 23番 増山知三議員 通告第2、 15番
勝木サカエ議員 通告第3、 4番
酒巻宗一議員 通告第4、 5番
金沢富美子議員 通告第5、 14番
中野照夫議員 通告第6、 8番
山下勝矢議員 通告第7、 6番
武居弘治議員散会本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
出席議員(28名) 1番
小島信吾議員 2番
金子雅子議員 3番
苗村京子議員 4番
酒巻宗一議員 5番
金沢富美子議員 6番
武居弘治議員 7番
木津雅晟議員 8番
山下勝矢議員 9番 岡庭 明議員 10番
中村賢一議員 11番
須藤京子議員 12番
宮原美智子議員 13番
稲葉春男議員 14番
中野照夫議員 15番
勝木サカエ議員 16番
谷口昭作議員 17番 中村孝純議員 18番
矢口雄二議員 19番
堀切定夫議員 20番
鈴木友行議員 21番
津村利子議員 22番
村上香代子議員 23番 増山知三議員 24番
山田一夫議員 25番 高
比良繁俊議員 26番 芳賀 浩議員 27番 篠田 進議員 28番
堀切十四男議員欠席議員(なし
) --------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者 市長
美田長彦 助役
戸部作次郎 収入役 菊名義雄 教育長 内山弘夫
市長公室長 水上欽也
企画財政部長 根岸義治 総務部長
穂戸田宏嗣 市民生活部長 稲舛廣穂
福祉保健部長 山崎利吉
環境経済部長 山内 力 建設部長 島村 保
都市整備部長 山崎英治 水道部長 戸張照和 消防長 芝井忠夫
教育総務部長 篠田繁男
学校教育部長 榎本幹雄 選挙管理 監査委員 堀切利雄 浅井正暉
委員会書記長 事務局長 --------------------------------------本会議に出席した
事務局職員 事務局長 増村庸之
議事課長 八塚俊雄 議事係長 並木一徳
議事係主任 関根 清
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(
堀切定夫議員) ただいまから平成11年3月
三郷市議会定例会第18日目の会議を開きます。 ただいまの
出席議員は27名であります。定足数に達しておりますので、議会は成立いたしました。 直ちに本日の会議を開きます。
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△諸般の報告
○議長(
堀切定夫議員) この際諸般の報告を行います。 本日の議事日程につき報告いたします。
議事課長をして朗読いたさせます。
議事課長。 〔
議事課長朗読〕
○議長(
堀切定夫議員) 以上で諸般の報告を終わります。
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△市政に対する
一般質問
○議長(
堀切定夫議員) 日程第1、これより市政に対する
一般質問を行います。 通告により順次発言を許します。
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△増山知三議員
○議長(
堀切定夫議員) 通告第1、23番、増山知三議員。 〔23番 増山知三議員 登壇〕
◆23番(増山知三議員) 通告をしております
安全対策、教育問題、福祉問題、環境問題につきまして順次
一般質問いたします。 最初に、防犯・
安全対策で、用排水路及び
都市下水路などのふた
かけ整備後における防犯上並びに安全上の対策についてお伺いいたします。 地域からの要請などもあって、今日まで相当のふた
かけ整備が行われ、歩道としての役割を担ってきております。今後も整備が進んでいくと思われます。そこで2点にわたってお伺いをいたします。 この整備は、実質的には建設部が請け負っているわけですけれども、歩道としての役割を果たす以上は、
安全対策を念頭に入れて整備を進めなければ片手落ちと言わざるを得ません。その意味で、防犯灯や街路灯の整備、あるいは所管をする
環境経済部として、どのような考えを持っておられますでしょうか。整備は特に何も考えていないとか、あるいは地域から要請がないなどという答弁を、もし用意しているとしたら、第1問の私の質問に答えていないということになりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 2点目は、既設箇所の防犯灯、街路灯の
計画的設置についてでありますが、現在ではふた
かけ整備された箇所は数多くあるわけでして、実に今まで1カ所も指摘する対策については手をつけていないわけであります。例えば付近の住民から照明が明るくては困るということもあるかもしれませんが、暗いところも非常に多いわけであります。毎日のように新聞をにぎわす犯罪が、このような場所で起きないとは言い切れないわけでありまして、犯罪や事故が起きやすい、また可能性があるとすれば、少しでもそれらを取り除いていく、これは行政の責任でもあります。総合計画の中でも、
都市安全計画の第1章生活環境安全、第2節犯罪防止の3の計画の2に、防犯施設の整備として夜間における犯罪の発生を防止するため、防犯灯など照明施設の整備を図るとしております。この2行の文章でありますが、それを具体化する意味で、計画的な設置のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 次に教育問題で2項目お伺いいたします。
学校施設における農薬、
殺虫剤等の使用については、教育問題に絞りましたけれども、現在、大きな問題となっている
ダイオキシンなどの環境という側面があります。将来を担う児童・生徒が生活をする
学校施設がより安全で快適であるために、ぜひ指摘する課題につきましてご検討いただき、問題があれば改善をしていただけますよう願うものであります。
学校施設には、憩いの場として、また緑のスペースとして樹木や芝なども多く、その管理や手入れには相当な時間や手間がかかっていると思われます。
環境ホルモンも含んだ農薬や
殺虫剤等の使用もあるのではないでしょうか。
環境ホルモンを含んだものには、大ざっぱに言えば
除草剤シマジンや、
殺虫剤ランネート、パーマチオン、マラソン、
殺菌剤マンゼブダイセンなどがあると言われております。そこで、現在、
学校施設内における農薬や殺虫剤、殺菌剤の使用実態と、それらに対する
具体的指導がどのように行われておりますか、お聞かせください。
環境ホルモンは大きな問題となっている
ダイオキシンを初めとして、動物の生殖機能に影響を与えると危惧をされております。
子供たちの健康を少しでも守っていくという観点から、
環境ホルモンを含む農薬等の使用禁止と対策をどのように検討されていくのかお答えをいただきたいと思います。 次に、当市における
学級崩壊の現状と対応、指導、発生原因についての考えをどのように認識されておられるかお伺いをいたします。
学級崩壊というのは数年前から登場した言葉とされています。
子供たちが教師の指導に従わず、歩き回ったり、私語をやめなかったりして授業ができなくなる状態であり、特に1人の教師がほぼ全教科を受け持つ小学校での広がりが指摘をされております。数年前には、一部の問題としてとらえられておりましたけれども、日教組の教研集会などで全国的な問題として意識され、また文部省においても深刻な問題として位置づけ、本格的な実態調査を
国立教育研究所に依頼をしております。 埼玉県においても、通常の授業の成立が困難な状況となった学級の調査として、
学級崩壊の実態把握に乗り出したとしております。各
市町村教育委員会に対して、授業成立困難となった学校、学級数、主な原因、学級の状況、学校、
市町村教育委員会が実施した対応策とその効果について、報告また答えを求めております。県には、各
市町村教育委員会から回答があったとされておりますので、調査検討され、県に報告された内容に基づいて私の第1問にお答えをいただきたいと思います。 次に福祉問題で、
児童クラブ及び管理条例の柔軟な対応と
公設公営化の推進等についてお伺いをいたします。 現条例にある現実的な課題と条例改正への柔軟な対応ということでありますが、この条例を決める際、本会議やあるいは委員会の中でさまざまな意見が出されてきました。例えば第3条の入室児童の第1学年から第3学年までの児童とすること。
ただし書きがついておりますので、ある程度は緩和されているわけですけれども、この問題。 第3条の2で、規則で決められている定員の問題。第5条における職員であるケースワーカーの問題など、施設や具体的な運営も含めて課題を残した形で今日まで来ております。当市で初めて
公設公営化を実施以降、少子化の進行、
夫婦共働き家庭の一般化、家庭や地域の
子育て機能の低下など、児童を取り巻く環境の変化、児童をめぐる問題の複雑化、多様化に適切に対応することが困難として
児童福祉法が改正され、質の高い
子育て支援策としての
放課後児童健全育成事業が法制化されております。 基本的には、小学校1年から3年に就学している児童としておりますけれども、その他
健全育成上、指導を要する児童も加えることができるとなっております。このその他
健全育成上、指導を要する児童については、厚生省の
育成環境課長通知で、2点の指導のうち1点だけを申し上げますが、一部に10歳を超える
放課後児童も含まれ得ることと具体的に指導をしております。
ただし書きによるより、もっと明確に対応され得るものではないでしょうか。 定員枠は、当然どこかで区切りをつける必要があるわけで、そのことはもちろんわかっておりますが、それを理由として入れないことが当然になってしまってはいけないと考えます。さきに申した
厚生省児童家庭局育成環境課長通知の中で、特に留意をする点の中で、
市町村等事業の実施者は、地域における昼間、保護者のいない家庭の小学校低学年児童の状況を的確に把握をし、事業の対象となる
放課後児童の動向を十分踏まえて実施することとなっており、利用したい家庭がいる場合には、柔軟な体制を含めているというふうに判断をするものであります。 また、職員についても、今までも指摘がされてきたように、資格を有する者が望ましいということであり、三郷市のように条例第5条の枠に当てはめて、公設民営の指導員の門戸を閉ざしてしまうということもいかがかなというふうに考えるわけであります。他自治体の状況を見ても、余りにも型にはまり過ぎておりますし、
児童福祉施設最低基準第38条で規定する
母子指導員の資格と
児童厚生事業に関し、特別の学識経験を有する者であって、県知事が適当と認めた者としております内容も、その次の第39条では、その指導については、児童の自主性、社会性及び創造性を高め、もって地域における
健全育成活動の助長を図るとしておりまして、現学童の指導員であっても対応でき得るものというふうに考えます。ぜひ課題や条例改正も含め、今後、柔軟な対応を望むものですけれども、いかがでしょうか。
公設公営化の推進についてでありますが、平成11年度予算の中に新規で3カ所の予算計上がありますが、その
具体的内容については、委員会や本会議の中でもはっきりしない。場所も未定という状況であります。今までの
公設公営化の中では、前向きとは言っても、大規模改修に合わせてふやしていくという答弁が今までありましたけれども、平成11年度において大規模改修が3カ所実施をするということがないわけでありまして、唐突に3カ所新設というのが、どういう計画に基づいて出されてきているのか明確になっておりません。もう少し具体的な計画に基づいた
公設公営化の推進というものが図られるべきだと考えますので、今後のその推進策についてお伺いをいたします。 次に、厚生省の実施する新たな補助事業である
児童クラブの延長保育への対応についてでありますが、新聞で見た限りでありますので、どこまでその内容が進んでいるかというのは見当がつきませんけれども、安心して働けるよう時間を延ばしてほしい、こういう親の要請にこたえて、午後6時以降も子供を預かるクラブを対象として補助の加算をするとしております。実施をされれば、親としては働きやすい環境につながることは間違いありませんので、当市においてこの事業を受けとめていく考えがあるかどうか。また、事業の詳細がわかりましたらお聞かせいただきたいと思います。
環境対策として、土壌汚染や災害発生の防止策を含めた残土条例の制定についてお伺いをいたします。 国の
環境基本法にあっては、第16条で大気の汚染、水質汚濁、土壌の汚染及び騒音に係る環境上の条件について、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で望ましい基準を定めるとしております。また、土壌の汚染に係る環境基準についてという告示もされております。県においては、埼玉県
環境基本条例が平成6年に公布され、第5条で市町村の責務として、基本理念にのっとり環境の保全及び創造に関し、その地域の自然的、
社会的条件に応じた施策の実施に努めるとされております。 当市においては、関連するものとしては土砂等による土地の埋め立て、盛り土及び堆積行為に関する指導要綱や廃棄物の処理及び清掃に関する条例、またその施行規則、空き地の環境保全に関する条例などがあると思われます。しかし、実際には市内のさまざまな地域において、建設廃材も含めた残土等が多く見受けられるわけであります。建設現場などから出る残土については、処理法上の規制の網がかかっていないということも原因として考えられますが、その残土が本当に安全なのかどうか、また地域住民に被害が及んでいないかどうか、そういうことを考えますと、現状の
残土置き場や
産業廃棄物施設への規制なども強化をしていく必要があると考えます。上位法との関係で難しい面があるかと思いますが、そういう観点から市独自の条例化の考えについてお伺いをいたしまして、第1問を終わります。
○議長(
堀切定夫議員)
増山議員の質問に対する答弁を求めます。 初めに、
山内力環境経済部長。 〔山内
力環境経済部長 登壇〕
◎
環境経済部長(山内力) 防犯・
安全対策、1点目の用排水路、
都市下水路のふた
かけ整備後の防犯・
安全対策につきましてお答えを申し上げます。 まず、アの当該箇所の防犯・
安全対策に対する必要性の認識でございますけれども、本市の街路灯につきましては、三郷市街路灯の設置及び管理に関する規定により、主に夜間における犯罪等を防止する目的で、小・中学校の通学路及びその他犯罪の発生するおそれのある場所に設置している防犯灯と、夜間における道路交通の安全を図る目的をもって交通事故の多発するおそれのある場所や、交差点及び
横断歩道等に設置する
道路照明灯があり、この規定に基づき、市では順次整備しているところでございます。 このことから、排水路のふたかけをしたところにつきましては、幅員も狭く、周辺地域のごく少数の方のみが利用されている交通量の少ない通路というのが現状と考えております。したがいまして、市としては設置することは困難と考えております。 続きまして、イの設置箇所の防犯灯、街路灯の
計画的設置についてのご質問ですが、ただいま申し上げました理由から、市ではふたかけをした
用排水路等の通路部分に計画的に防犯灯を設置することは困難ですが、地域の方々が設置する場合には、三郷市
防犯灯補助金交付要綱に基づく補助金がありますので、この制度の活用をしていただきたい、このように考えておるところでございます。ご理解をお願いいたします。 以上です。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、
内山弘夫教育長。 〔
内山弘夫教育長 登壇〕
◎教育長(内山弘夫) 教育問題について答弁申し上げます。 学校の樹木は、その地域の緑地地帯としての役割もありますし、児童・生徒の
教育環境の面から緑化に力を入れ、その管理と保存については長年努力をしてきたところでございます。しかしながら、議員ご指摘のように、近年、虫の大量発生に伴うその対応については、大変苦慮しているのが実情でございます。その現状等を
教育総務部長より答弁を申し上げさせていただきます。 また、2問目のご質問でございますが、新聞、テレビ等で報道されております、いわゆる
学級崩壊でありますが、本市の現状等について、
学校教育部長より答弁を申し上げさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(
堀切定夫議員)
篠田繁男教育総務部長。 〔
篠田繁男教育総務部長 登壇〕
◎
教育総務部長(篠田繁男)
学校施設内における農薬、
殺虫剤等の使用についてお答え申し上げます。 まず1点目の
学校施設内の農薬、
殺虫剤等の使用実態と現状でございますが、まず、この管理でございますが、雑草につきましてはPTA、児童・生徒などの協力をいただきまして、薬剤を使わない方法での除草作業をしております。樹木につきましては、
子供たちが虫に刺されないように、また虫によって葉が食べ尽くされないように、学校によっては薬剤を使用していないところもありますが、年間1ないし3回
程度殺虫剤を使用し、駆除しているところでございます。また、教室内のダニ等の駆除のため、夏休みに殺虫剤を壁と床との境い目に散布しております。 次に、これらの指導でございますが、過去に除草剤については使用を避けるよう指導してございますので、先ほど申し上げたような作業をしているところでございます。樹木への
殺虫剤散布につきましては、学校が休みの日に周囲の民家などへの配慮、また発生時期などを考慮して行うよう指導しております。薬剤の種類については特に指導はしておりませんが、一般的に市販されている薬剤を使用していると認識しております。 次に、イの
環境ホルモンを含む農薬等の使用と対策でございますが、ご指摘のように
外因性内分泌攪乱化学物質、いわゆる
環境ホルモンでございますが、これについては環境庁の報告や厚生省の
内分泌攪乱化学物質の健康影響に関する検討会の
中間報告書内に、農薬、殺虫剤、除草剤にも含まれていると報告されております。今後の慎重な研究で使用の禁止や使用の方法等が明らかにされると思いますので、それらの結果を待って慎重に対応すべきものと考えておるところでございます。 いずれにいたしましても、児童・生徒が虫に刺されたり、また、学校の周辺の方々にご迷惑にならないよう、薬剤の散布時期、散布の方法、回数などを慎重に検討して実施するよう学校長に指導してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、
榎本幹雄学校教育部長。 〔
榎本幹雄学校教育部長 登壇〕
◎
学校教育部長(榎本幹雄) 当市における
学級崩壊の現状と対応、指導、発生原因についてお答え申し上げます。 いわゆる
学級崩壊は、概念の受けとめ方が厳しく、実態の把握に困難を来すところでございます。対象が発達段階にある児童・生徒ですので、成長過程を通して身につけなければならない課題がございます。時として、このことが学級の場で、また授業中好ましくない言動等として発現し、問題となることもございます。 今回、いわゆる
学級崩壊とされている概念は、授業中に教師の指示が通らない、着席をしない、出歩く、授業に関係のない行為をするなど、特定の児童・生徒だけでなく、学級全体として授業規律を失った状態とあります。
本市教育委員会といたしましては、このようなことはあってはならないことと厳しく受けとめております。現状がここまで至らないことを含めますと、各校は、それぞれ解決をしなければならない課題を持ち、努力をしている現状であります。 今回の県の
教育委員会の調査では、各校が抱えている課題がこの調査内容に該当するのか判断に苦慮いたしました。その結果、授業中出歩く、教師を無視した言動、教師に対する言葉の乱れ等、このようなことはあってはならないことと厳しく受けとめ、困難な状況について学校の様子を報告いたしたところでございます。 発生の原因は、学校、家庭、地域社会全体に、それぞれ考えられると受けとめております。価値観の多様化や社会規範の変化等、社会が大きく変化する中で、さまざまな要因が複雑に絡み合いながら、児童・生徒像も年々その変化が大きくなってきております。多くの児童・生徒は健やかに成長しております。しかしながら、成長期である個々の児童・生徒には、自己を律する力の未成熟や基本的な生活習慣の不足なども見られ、そのことが発生の一因になっているとも考えられます。 対応、指導でございますが、市内すべての学校は、児童・生徒の
健全育成には全力を傾注して努力いたしているところでございます。学校だけで解決を図れるものではございませんが、この問題は、まず学校が先頭に立って、その専門性を生かし取り組むことが肝要であると考えております。すべての教職員が、児童・生徒に自由と規律の均衡を失うことなく、優しさと厳しさを持って接することが必要でありますことから、生徒指導、教育相談を含め、学校組織として対応できるよう、その体制の充実を図ってまいりたいと存じます。 また、校長を中心とした指導体制の一層の確立や子供理解を含め、教員の指導力の向上等に指導、援助してまいりたいと存じます。さらに、現在、各界各層の人々にご協議いただいております三郷市
道徳振興会議でのご提言を各方面へ生かすことや、一部の学校で取り組んでおりますおやじの会、
人材バンクなどを広め、学校がPTAや地域社会との連携を一層強化するなど、児童・生徒を取り巻くあらゆる活動を活発化し、その環境の整備に努め、解決を図ってまいりたいと存じます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦)
増山議員のご質問にお答えします。 まず、福祉問題でございますけれども、私からは
児童クラブの
公設公営化の推進について基本的な考え方を申し上げまして、以下、担当部長より答弁いたさせます。 ご案内のとおり、平成9年度に
公設公営施設2カ所を開設し、平成11年度当初におきましては、3校目が開設する運びとなり、現在、改修工事を実施しているところであります。この事業につきましては、
市内小学校区に早期に設置を図るべく、平成11年度につきましては、学校は特定しておりませんが、3校分の施設改修及び備品等の購入費を計上させていただきました。12年度以降につきましても、財政状況及び余裕教室の状況を加味しつつ、少なくとも年に3校ぐらいは開設してまいりたいと考えておるところでございます。 なお、現在、学校を特定していないのは、いろいろと希望等もございますので、その要望を検討した上で決定してまいりたいというふうな考えを持っております。 続きまして
環境対策についてお答えいたします。 市内にある
残土置き場は、住宅地から離れた
市街化調整区域内の農地に点在しており、特に
三郷インターA地区や
三郷インター南部地区に多く存在しております。これらは、主に東京都や埼玉県内の建設現場から搬入されており、憂慮にたえないところであります。しかし、現状では
残土置き場の管理運営について、直接規制する法律は見当たらず、地権者や残土業者のモラルを信ずるのみであり、ここから発生する問題に対しましては、関連する現行の法律を適用し、対応している状況であります。 このため、
残土置き場の苦情対応や業者指導に当たりましては、平成10年度より残土問題に関連する5課で連携をとり合い、必要に応じて調整を図り、対処しているところであります。今後は、これまでのように地権者や業者のモラルに頼るのではなく、ご提言にあります残土対策を目的とした条例についても、検討せざるを得ない時期に来たものと考えております。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、山崎利吉
福祉保健部長。 〔山崎利吉
福祉保健部長 登壇〕
◎
福祉保健部長(山崎利吉) お答え申し上げます。 福祉問題のうち、三郷市
児童クラブ設置及び管理条例についてアの現条例にある現実的課題と一部条例改正への柔軟な対応につきましてお答えを申し上げます。 これにつきましては、
児童福祉法の改正がなされまして、
放課後児童健全育成事業としての位置づけが図られたところでございますが、ただいま市長からご答弁がございましたが、
児童クラブの設置につきましては推進を図っていくというお答えを申し上げたところでございますが、担当といたしましても、その推進とあわせまして児童の入室状況の推移等を十分踏まえまして、総体的な中で検討をいたしてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 それから、ウの厚生省の新たな補助事業への対応でございますが、これにつきましては、現在、詳細な内容につきましては把握をいたしておりませんが、聞き及ぶところによりますと、保護者の就労時間等の延長により、通常の保育時間を超え、午後6時以降も保育する延長保育の推進について、国は、平成11年度から実施する
児童クラブに対しまして、補助金を交付するというふうに伺っているところでございます。 今後、これらの補助要綱、実施要綱等がなされました段階で、その内容等、十分確認、検討いたしまして対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員) 増山知三議員。
◆23番(増山知三議員) 何点か再質問と要望をしたいと思います。 防犯・
安全対策につきましては、全然納得する回答が得られておりません。幅員が狭いとか、あるいは周辺の住民しか利用していない。これは調査されてこういうことを言っておられるんでしょうか。実際には、利用されている方が結構いらっしゃいます。通常の場所よりは少ないですけれども、利用されている方はかなりいらっしゃいます。先ほど指摘したように、安全上、非常に問題があると思います。困難ということでありますが、この点については、ぜひ認識を新たにしていただいて、ぜひもう一度今後の対応について再検討をいただきたいと思います。このままでは、本当に何か起こったときの責任はどのようにとるんでしょうか。設置をしている建設部というわけにも、なかなかいかないと思いますので、防犯上、先ほど言われたように、設置の規定において犯罪のおそれのある箇所、あるいは場所、この1つにこういうふた
かけ整備後の箇所は当てはまるのではないかというふうに考えます。非常に真っ暗ですよ。人はちゃんと通っていますよ。これをもっときちんと市民のために考えていただかなければなりませんので、再度お答えをいただきたいというふうに思います。 さらに、今後再検討いただいて、計画的に設置をしていただきたい。例えば通常設定している間隔、どの程度かわかりませんけれども、そこまでは必要ないかもしれませんが、ある程度間隔を置いて設置をしていただくことによって、多少解決がされていくのではないかと思いますので、その辺も含めて再度ご答弁をお願いしたいと思います。 それから教育問題ですけれども、この点につきましては、担当課の方で非常にご努力をいただいて、いろいろな調査をしていただいて、私も一部その資料等もいただいております。まず、その担当課のご努力を評価させていただきたいなというふうに思います。 先日、
環境経済部の
ダイオキシン問題で、2回目の調査報告がされておりますが、その中で一部数値が高いところがあって、その注釈をする中には、原因は除草剤によるものと推定をしております。そういう意味でも危険性は明らかでありますし、またこういうものは残留もするわけでして、除草剤そのものは使用していないという指導をしているということでありますし、今後、ぜひ疑わしきは使用せずという考えに基づいて、指導の徹底を図っていただきたいというふうに思います。実際にこういうことを指導しているところもありまして、これら
環境ホルモンが含まれている農薬の使用はやめること、農薬類の保管はかぎのかかる場所で行うこと、劇物の農薬と普通物は明確に区分をして保管することとか、細かく学校側に指導している
教育委員会もございますので、ぜひそういうところも十分検討いただいて指導の徹底を図っていただきたいということで要望させていただきたいと思います。 2番目の
学級崩壊の問題につきまして、これは私が質問したりしても解決できる問題ではないわけでありまして、相当大きな課題でありますので、再度質問はしないようにしたいと思います。また、ほかからも質問も出ております。 しかし、現在言われたさまざまな課題については、十分協議をしていただいて対応を図るべきではないかなというふうに思いますし、いろいろな
道徳振興会議とかおやじの会とか、いろいろお話がありましたが、専門的な協議をするような機関というのができて、その中で現場も含めた、この
学級崩壊と言われる状況をなくしていくような具体的な協議をするような機関というものができないかどうか、この点について1点お伺いをいたしたいと思います。 それから、福祉問題につきましては、これもすぐに解決できる問題ではないんですけれども、現状のいろいろな課題については、総体的に検討していただきたい。これは、ぜひ市長にお願いしておきますけれども、本当に柔軟の意味というのは難しいですけれども、時間をかけて現場からの声とか、十分尊重できるような、そういう姿勢で臨んでいただきたいというふうに考えております。これも要望で結構であります。 それから、公設公営の推進については、財政事情の問題とかもありますが、どこまで考えておられるのか。全部の小学校区に公設公営の
児童クラブをつくっていくお考えなのか、その辺についてもう一度お答えをいただきたいと思います。財政事情もありますが、何年程度でこの辺までやっていきたいという、そういうある程度の大きな目標みたいなものも市長の中で考えておられるのかどうか、この点についてお聞かせいただきたいと思います。 ウの補助事業については、これは実際にはまだまだ現場段階での指導なり、あるいは要請とか、通知なんかも来ていないかもしれませんので、今後の課題としていただいて、財政的な補助をしてくれるということでありますので、ぜひ前向きな対応をしていただければということで、これについても要望とさせていただきます。 それから、環境問題の残土条例の制定についてでありますが、全国的にはこの問題はどこでも起きている課題でありまして、市町村の自治体で残土条例を設置しているところと、あるいは県レベルで設置をしているところが除々にふえてきている。これはやっぱり大きな問題としてとらえられているからこそでありまして、またあるいは地域のさまざまな環境、あるいは汚染の発生、災害の発生防止ということを目的として設置をされてきております。検討せざるを得ないということでありますので、ぜひ十分な、先進地などのご視察等もしていただいて、早期にこの問題の解決がされますように要望して、第2問を終わりたいと思います。
○議長(
堀切定夫議員)
増山議員の2問目に対する答弁を求めます。 初めに、
山内力環境経済部長。 〔山内
力環境経済部長 登壇〕
◎
環境経済部長(山内力) お答えを申し上げます。 排水路関係の整備箇所すべては承知しておりませんけれども、ご質問いただきましたので、数箇所現地を見てまいりました。その結果ですけれども、緊急避難的に災害時に利用するようなことであれば、さほど問題はないのかなというふうに思いますけれども、狭い排水路に防犯灯を設置するということに関しましては、日常一般の方が夜間に利用するとなりますと、プライバシーの問題等、いろいろ問題があるのかなというふうに考えました。個々の排水路について、設置する必要性のあると思われる場所につきましては、排水路の整備をすると同時に整備をするのが一番いいのかなというふうに考えております。 先ほども申し上げましたけれども、やはりこういった場所につきましては、町会で設置するときに、補助要綱等で設置することが、問題のない形での整備になるのかなというふうに考えております。 以上です。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、
榎本幹雄学校教育部長。 〔
榎本幹雄学校教育部長 登壇〕
◎
学校教育部長(榎本幹雄) お答え申し上げます。 このことに関して、もっと大きな組織で協議する会議の設定は持つ考えはあるかということについてお答え申し上げます。 現在、生徒数につきましては、教員は多くの会議を持っております。一例を申し上げますと、市教育研究会の生徒指導部会、それから特別生徒指導委員会、埼葛南部生徒指導委員会、学校警察連絡協議会等、多くの会議を持っております。この内容等も十分に研究しながら、さらにこの問題は教員そのものの問題を考えていくことも必要であるということを考えますと、さまざまなことを検討しながら、この会議の設定については進めてまいりたいと存じます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 再度のご質問にお答えいたします。
公設公営化の推進についてでございますけれども、以前にもお答えしたと思いますけれども、原則的には全校に設置してまいりたいというふうに考えております。ただ、年度につきましては財政的な問題もございますので、限定することは現状ではできないところでございます。 それから、先ほど
環境経済部長がお答えいたしました防犯・
安全対策について、防犯灯の問題でございますけれども、これについてちょっと補足させていただきますが、大変狭いところへ防犯灯をつけますと、その近くの人が夜、寝られないとかいう苦情が出ることがございます。それからまた、その周辺が明るくていろいろと支障を来すと言われる場合もありますので、私どもといたしましては、地域の方々が設置するものに補助していきたいというのが原則でございますし、場合によって市が設置するといたしましても、地域の町会のご要望ということをまず前提にしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。 以上です。
◆23番(増山知三議員) 質問ではないんですけれども。 今、市長が言われたように、地域の人のプライバシーとかいうのありましたね。照明時間制御システムみたいなものがあるんですよ。例えば10時ぐらいとか、11時ぐらいで切ってしまう。そういう制御システムみたいなものもあるので、ぜひ今後研究していただきたい。そのことを言って終わります。
○議長(
堀切定夫議員) 以上で、増山知三議員の質問を終わります。
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△
勝木サカエ議員
○議長(
堀切定夫議員) 通告第2、15番、
勝木サカエ議員。 〔15番
勝木サカエ議員 登壇〕
◆15番(
勝木サカエ議員) 最初に質問要旨の訂正をさせていただきます。 2問目の保健問題の「イ、骨粗しょう症検診事業の早期実現について」の通告がございますが、その中で「の早期実現」この5文字を削除させていただきます。よろしくお願いいたします。 それでは通告に従いまして、3問にわたり質問をいたします。 1問目は住宅問題でございます。 私は、この問題につきましては、今日まで数回にわたり質問をさせていただきました。21世紀の住居ビジョン、住まいづくりの目標の実現に向けて、再度公共賃貸住宅供給の拡大について、市長にお尋ねをいたします。 先日、県が発表した県・市町村における公営住宅の整備状況に関する調査によりますと、平成10年3月31日現在においての市町村が管理する公営住宅は、1万 6,834戸で、前年に対し 159戸増加しているそうです。また、公営住居の入居公募戸数は 1,133戸で、これに対する応募件数、登録制を含みますが、 3,441件で、前年に対し 580件の増となっており、入居競争率は 3.0倍であります。この結果でも明らかなように、公共住宅への入居希望者の率が大変高いことが浮き彫りになっております。また、高齢世帯や母子世帯の方々から市営住宅あるいは県営住宅に申し込みを行っても、入居の順番がなかなか回ってこない、こういうことでかなり困窮されている声も多く聞こえてまいります。 三郷市の第2次総合計画には、住宅施策として、住宅困窮者や高齢者に低賃料で良質な住宅を提供するため、市営住宅の計画的な整備を進めるとともに、県営住宅についても、その建設を推進するよう県に働きかけると示されております。そこで、こうした現状を踏まえ、市民が適正な負担でゆとりある住宅を確保できるよう、公共住宅の建設促進は必要不可欠であるとの立場から、次の4点についてお伺いをいたします。 現在、3カ所に市営住宅がございますが、それぞれの入居状況と待機者数について、まずお伺いをいたします。 また、55戸の既設住宅のうち、かなり老朽化している住宅の建てかえ計画、これについても過去に質問をしてございますが、今後どのような対応をされていかれるのか。 3点目、新規の市営住宅建設については、計画的に整備を進めるとありますが、実施計画にいつごろ盛り込まれていくのか、お伺いをいたします。 また、4点目、県営住宅については、県の住宅施策の中にも示されておりますが、用地取得体制あるいは用地先行取得体制などの充実により、新規建設用地の確保に努めるとあります。そこで、当市においても県の意向を受け、積極的に促進すべきと考えます。あわせて当市の住宅施策の考え方と今後の取り組みについてお伺いをいたします。 次に、民間賃貸住宅を借り上げ、公共賃貸住宅として供給する借り上げ方式の創設について伺います。この借り上げ方式については、既にご承知おきとは思いますが、1996年5月に、公営住宅法改正に伴い、買収または借り上げによる住宅供給制度が設けられたため、各自治体ではその事業が開始されるようになりました。借り上げ方式の最大の利点は、経費の節減であると言われております。自治体が経費を負担するのは、工事費の1割弱に当たる共用共同施設だけで、その工事費の3分の1ずつを国、自治体、土地所有者で負担することとなるようでございます。つまり、民間の土地所有者が建設する優良な民間賃貸住宅を、市が年間契約で借り上げて、市営住宅として低所得者層の高齢者に安い賃貸住宅として供給するものでございます。ぜひ、行政経費が縮小できる借り上げ方式の創設をご検討いただき、公共住宅の供給の拡大を図るべきと考えますが、市長の積極的なご答弁をお願いいたします。 2問目の予防保健事業の拡充について伺います。 高齢化の進行とともに、従来の疾病の治療を中心とした医療制度から、予防こそ医学の基本であるという原則のもと、今、最も必要とされているのは、市民の健康維持・増進への体制づくりであると言われております。こうした状況の中、当市においては待望されていた、市民の健康と福祉の総合的なサービスが提供できる健康福祉会館が4月にオープンの運びとなり、より充実した検診事業の推進が図られることに対しましては、市長を初め各関係部局の献身的なご努力に対しまして、心から敬意を表するものでございます。 そこで1点目に、がん検診事業に喉頭がん検診、前立腺がん検診を追加することはできないかということでお尋ねをいたします。 喉頭がんにつきましては、50代あるいは60代の男性にその症状が多く見られると言われておりますが、検診の方法として、わずか3分間の電話の回線で即受診できる装置があるようでございます。この検診方法で、早期に発見できれば、咽頭を全部摘出せずに、声帯を保存し治すことができると言われております。 また、前立腺がんにつきましては、症状として血尿がよく見られたり、排尿が困難になるなど特徴とされておりますが、最近では、以前の2倍から3倍に増加しており、放置するとリンパ腺や肺に転移を起こし、生命にも危険を及ぼすと言われております。検査方法は、エックス線検査や血液検査等で行われており、発見が早ければ、その治りも非常に早いと言われております。 このように、ある医学大学教授の話によりますと、患者さんの多くは早期に予防すれば大事に至らないで済む人がほとんどです。また、厚生省も最近になり、治療医学が主流であった過去の反省から、健康増進と予防医学がこれらの医学の大きな課題であり、それが成功すれば大きな病に冒されることなく、経済的負担も軽減されると述べています。こうした状況を踏まえて、喉頭がん、前立腺がんを早期に発見するため、従来のがん検診事業に追加し、成人予防検診の充実を図られたらと考えます。担当部として、この点どのように考えておられるのか、その対応についてお伺いをいたします。 次に、2点目の骨粗しょう症検診事業についてお尋ねをいたします。 骨粗しょう症の検診は、老化に伴い骨の量が減少してしまう病気とされていることから、ねたきりの原因となる骨折を予防し、高齢期の健やかな生活を助長するのが目的とされております。この検診事業につきましては、同僚の高比良議員からも、平成5年3月議会において
一般質問で取り上げ、骨密度測定機の早期実現を提案してきたところでございますが、その市民の強い要望が実り、平成11年度の予算で新規事業として検診項目に追加され、その推進が図られたことは、市民の一人として期待するとともに、大変喜んでおります。 そこで、事業の内容につきましては、昨日の市民福祉常任委員長報告にも一部示されましたが、今後のスケジュール等の具体的な内容についてお伺いをいたします。 1点目に、検診事業の開始時期についてでございます。 また2点目は、対象人数は年間延べ 1,500人との予定でございますが、年齢は何歳から対象となるのか。 3点目に、骨密度測定機の測定の方法についてでございます。さまざまな方法があるようでございますが、その方法についてお答えをお願いいたします。 また次に、検診事業が委託料で計上されておりますが、委託内容についてもお願いいたします。 次に、受診者の負担率についてでございます。どのように負担が加算されるのか伺います。 次に、市民へのPRについては、どのような方法を考えておられるのか。以上の項目にわたり、お知らせをいただきたいと思います。 次に、健康情報システム、健康カードの導入について、その後の経緯と今後の対応について伺います。 市民の病気の早期発見、早期治療及び健康増進を目的として、健康歴を健康カードに記録し、蓄積し、これを保存、保管、携帯することにより、効率的な診療や健康管理に役立てようとするものでございますが、私はこの件に対しましても、過去2回にわたり健康福祉会館の建設にあわせて、ぜひ健康カードの導入を図るべきではと質問を行ってまいりました。その後、担当課では十分検討を重ねてこられたと思います。そこで伺います。 今日まで、部内で協議された具体的な内容について。また、今後健康情報システム、健康カードの導入については、より積極的に取り組んでいただき、市民の健康管理の推進を図るべきと考えますので、今後の導入についての見通しと計画についてお聞かせをいただきたいと思います。 最後に、県道草加流山線、八条橋の橋梁かけかえ工事の現状と今後の計画についてお伺いをいたします。 この路線につきましては、県の事業として、現在かけかえ工事計画の中で検討されていると思われますが、平成8年度に橋梁かけかえについての調査が行われたと伺っております。その調査結果について、当局で掌握をされておりましたら、まずお伺いをしたいと思います。 また、この八条橋については、慢性的な交通渋滞解消と橋の老朽化のため、夜中に大型車両が通過するたびに振動で夜も眠れないときもあるなど、さまざまな声が出されており、何とか早期に橋梁かけかえ工事を行い、その対策を図っていただきたいとの地域の強い要望もございます。そこで、こうした状況を踏まえて、当市が現在把握されている現状について、次の点につきお伺いをいたします。 まず、用地買収について、いつごろ行われるのか。また、移転の件数についてもおわかりでしたら伺います。 次に、工事のスケジュールでありますが、着手時期とその期間、また建設の具体的な内容について伺います。 3点目に、地元説明会についてはいつごろの予定なのか。 また、4点目に、市の負担があるとすれば、その負担金について。 このように、県の事業ではありますが、早期実現を求める声がある中で、当市の積極的な対応を期待し、以上、第1問を終わります。
○議長(
堀切定夫議員)
勝木サカエ議員の質問に対する答弁を残して、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時04分
△再開 午前11時20分
○議長(
堀切定夫議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。
勝木サカエ議員の1問目に対する答弁を求めます。 初めに、
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 勝木議員の住宅問題についてのご質問にお答えいたします。 私からは、一括してお答えしたいと思っております。 21世紀を間近に控えまして、急速な高齢化など、大きく変化する経済社会情勢に対応するため、高齢者や障害者など、住宅に困窮する方に対して良好な居住環境を整備していくことは大切なことであると存じます。しかしながら、市営住宅の建設につきましては、景気低迷の中での財政事情からしまして、非常に困難でございます。 また、県営住宅の建設につきましては、現在、市内には2団地 145戸ありまして、今後は三郷市の将来的なまち並みがある程度整った段階で検討してまいりたいと思っております。 なお、平成8年の公営住宅法の改正によりまして、民間事業者等が所有しておる住宅を、市などが借り上げて公営住宅として供給することができることとなりましたので、市といたしましては、将来的にはこうした方法を活用してまいりたいと考えております。 なお、市営住宅の待機者につきましては、現在、2件でございまして、これは団地ごとに計算しておりまして、横堀団地1件、武蔵野団地1件でございます。そのうち、横堀団地の希望者はほかへ転居したということでございますので、現在は該当はないということでございます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、山崎利吉
福祉保健部長。 〔山崎利吉
福祉保健部長 登壇〕
◎
福祉保健部長(山崎利吉) お答えを申し上げます。 保健問題のアでございます、がん検診に喉頭がん検診、前立腺がん検診を追加することにつきましてお答え申し上げます。 健康福祉会館につきましては、4月1日の開館に向けまして現在移転準備をいたしているところでございますが、あわせまして新保健センターにおける平成11年度保健事業の準備を進めているところでございます。 お尋ねの、がん検診に喉頭がん検診、前立腺がん検診を追加することにつきましてでございますが、現在、老人保健法に基づきまして、がん検診といたしましては、胃がん、肺がん、大腸がん、子宮がん、乳がんの5つのがん検診が位置づけをされているところでございますが、平成10年度から、それまでの国庫補助事業から地方交付税措置の一般財源化に移行になったところでございまして、地域の実情に合わせた効果的ながん検診の実施が求められておりますので、より自主的な取り組みが必要となるわけでございますが、前立腺がん検診につきましては、県内、埼玉県におきましては飯能市外6市町村が実施をいたしているところでございますが、このうち小川町を除きまして、埼玉医科大学の研究活動の一環としての実施と聞き及んでおります。 また、音声による喉頭がん検診につきましては、電話回線を使用してのコンピュータによる分析判定をするものでございますが、国立がんセンター、愛知がんセンターなどの専門病院や先駆的な耳鼻咽喉科において行われていると聞き及んでおります。いずれの検診につきましても、これらの研究成果が実施方法や精度の向上に反映されまして、一般的な検診手法として応用されてくるものと思われますので、市といたしましてはこれらの必要な情報の収集に努めてまいりたいと考えております。 2点目の骨粗しょう症事業についてお答え申し上げます。 骨粗しょう症検診につきまして、かねてよりご提案をいただいたところでございますが、新保健センターにおける新規事業といたしまして、平成11年度予算に計上させていただきまして、現在、その実施に向け、準備をいたしているところでございます。 事業内容といたしましては、早期の骨量減少者を発見し、食生活の改善や運動への取り組みを促しまして、骨折等の基礎疾患の予防を図ることを目的といたしているわけでございますが、現在、その準備を進めているわけでございますが、準備が整いますれば、7月から実施をいたしたいと考えておりまして、その後、毎月1回実施をして、年間 1,500人程度の受診を予定をいたしております。 周知方法につきましては、広報に掲載いたしまして、はがきによる申し込みを考えているところでございます。対象といたしましては、40歳以上の女性の方でございまして、 500円の自己負担をお願いいたしたいと考えておるわけでございます。検診の内容でございますが、今考えておりますのは、
踵骨(しょうこつ)超音波法による測定を考えているわけでございます。この
踵骨と申しますのは、足のかかとの部分でございます。 定員につきましては、1日 100人といたしまして、午前、午後、それぞれ50人ずつというふうに考えているわけでございます。委託先につきましては、今後、詰めてまいりたいと考えておるわけでございます。 3点目の健康情報システム、健康カードの導入について、その後の経過と今後の対応につきましてお答え申し上げます。 健康管理システムにつきましては、平成11年度予算の債務負担行為に計上させていただいたところでございますが、既存システムのソフト入れかえを予定いたしております。基本的な考えといたしましては、既存の各種データがそのまま使えることを前提に、開発を進めることといたしております。この新しいシステムにおきましては、個人のデータの管理を経年的に行えるよう進めてまいりますので、カードへの記録と同じように、伝票と申しますか、帳票への出力は可能と思われますので、健康相談等におきましても、求めがあれば過去の記録の検索も容易となるものでございます。 経緯につきましてお答えが後になりましたが、現システムの定例的な打ち合わせの中でも、検討課題として取り上げているところでございます。技術的な面、費用対効果の面も含めまして、その利用方法との課題も残されておりますので、現段階におきましては、個人データの経年管理を優先してまいりたいと考えております。 健康カードの導入につきましては、引き続き研究、検討をいたしてまいりたいと思いますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、根岸義治
企画財政部長。 〔根岸義治
企画財政部長 登壇〕
◎
企画財政部長(根岸義治) お答えを申し上げます。 県道流山草加線、八条橋の橋梁かけかえ工事の現状と今後の計画につきましてのお尋ねでございますが、本件につきましては、県・市が詳細にわたる協議を行うまでに至っておりませんので、私どもが知り得ている範囲でお答えを申し上げたいと存じます。 八条橋のかけかえ事業につきましては、建設省の中川河川の堤防改修に伴い計画されたものでございまして、現在、県越谷土木事務所と建設省江戸川工事事務所の間で河川調整を行っていると伺っております。設計内容としては、たたき台として複数案が作成されておりまして、今後、市--これは八潮市を含みますが--との協議を経て、絞り込みを行う予定でございまして、現時点では公表できるまでに至っていないとのことでございます。 したがいまして、お尋ねの各項目につきましても、本日、お答えする状況にありませんが、さらに事業案が煮詰まった段階で地権者に対する用地買収、あるいは工事の概要にかかわる地元説明会がなされるものと思っております。 いずれにいたしましても、本事業は本市における道路交通網の整備や沿線地域のまちづくりを推進する上からも、重要な事業であるものと認識しておりますので、今後、県から詳細な事業案が提出されたならば、市といたしましても忌憚のない提言をいたしまして、計画に反映していただくよう要請をいたしてまいりたいと、かように考えております。 それから、平成8年度に調査を行ったが、その結果はということでございますが、このことにつきましては、ただいま休憩中に県に問い合わせをしてみました。平成8年度につきましては、航空写真により測量を行ったということでございまして、この航空写真を資料として、現在、設計等の検討を行っているという回答をいただきました。 さらに、市の負担はあるのかどうかということでございましたが、現在のところは、何ら話はされておりません。今後、詳細設計の中で、橋梁かけかえ工事に伴い、市道等の改良も予測されるわけでございますが、いずれにいたしましても今後の協議の中で明らかにしてまいりたいと、かように考えております。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員)
勝木サカエ議員。
◆15番(
勝木サカエ議員) それでは、何点か再質問をさせていただきます。 住宅問題でございますが、公共賃貸住宅の供給の拡大ということで、ただいま市長からご答弁がございました。財政上の問題等もあるようで、現時点ではかなり厳しいというご答弁がございましたが、第3次総合計画の中にしっかりと位置づけをしていただきまして、やはり計画的に行っていくということで、第2次総合計画にも位置づけをされておりましたけれども、また新しい総合計画が行われるわけでございますので、その中で位置づけをし、実施計画に盛り込むという形で、市営住宅についてはぜひ行っていただきたいと思います。 先ほどご答弁漏れでございますが、今、55戸の市営住宅がある中で、老朽化している部分の建てかえ計画についてのご答弁もあわせてお願いしたいと思います。第3次総合計画の中に、きちっと位置づけしていくのか、いかないのか、その点お願いいたします。 それから、民間の賃貸住宅の借り上げでございますが、これは今、随時行っていくというご答弁でございました。実は、千葉県の松戸市が、このところでこの方式を取り上げておりまして、非常に格安でお年寄りあるいは障害者の方々に賃貸住宅として提供しているということで、松戸市が1998年から2000年の5カ年計画の中で、約 250戸の市営住宅を借り上げ方式で設置する、こういう方針を決定いたしまして、このほど、その約 120戸を完成し、順次入居が開始されているということで、既に松戸市がこの方式を取り上げてやっているようでございます。 市がオーナーに借り上げ料としての一部を、参考として申し上げますが、1平方メートル当たり 1,250円で、56.6平方メートルの2LDKでは、7万 750円の格安。市はこの2LDKを入居者の所得に従って3万 800円から5万 1,000円で賃貸するということで、非常に安く賃貸住宅を提供できるという方式のようでございますので、ぜひ今後先進地等を研究をいただきまして、この方式も取り上げていただきたいということで、今度の市長の決意のほどを、再度お伺いをしたいと思います。 それから、保健予防の件でございますが、がん検診、今、研究されているようでございますけれども、今後の課題ということでございますので、それは要望にとどめておきます。 それから骨粗しょう症検診事業について、いよいよ取り上げていただきまして、7月から行われるわけでございますが、先ほど対象年齢が40歳以上ということでございました。これは、国において婦人のための健康診査として、18歳から39歳の者を対象とすると、この位置づけがなされているようでございますが、その辺、年齢を下げて検診事業も含めるという、その辺はどのように考えておられるのか、そこら辺は引き下げることができないのかどうか。非常に女性に多いと言われるこの骨粗しょう症でございますけれども、早期発見をしてねたきりにならないという、そういう方向で、その点もぜひ検討課題の中に入れていただきたいと思います。 それから、先ほど1問目で申し上げました検診事業で、委託先についてはということで伺ったのではなくて、委託の内容についてということでございますので、ご答弁を再度いただきたいと思います。 それから健康管理の方で、健康カードの導入については、カードと同じようなシステムの導入を今後取り入れていくということでございましたので、よりそれを研究していただきまして、また、健康カードに至るような方向までに、真剣に今後研究課題としていただき、実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。これは要望で結構でございます。 それから、3問目の都市整備計画。今、
企画財政部長のご答弁では、県の方からまだ全く協議をされていない、状況も全くつかめていない、ここでご答弁としては述べることは何らないということのようでございますが、地域住民の方々の声でございます。かなり用地買収の件とか、あるいは移転の件とか、非常に老朽化しているために橋の振動で眠れないと、そういう声があって、一日も早いかけかえの要望がございます。 そういう中において、ちらほら県の方の状況が入ってきているのかどうか、地元の方が、いつこの工事に入るのですか、地元説明会はどうなっていますかという声が聞こえてまいります。そういう中で、担当課の方で、そこら辺がまだ何もわかっていないということでございますが、例えばいつごろ工事があるのですよという、その程度。内容の詳細はわからなくても、いつごろから始まるようですよという、その辺はわからないものでしょうか。もう少し具体的な、工事内容がどうこうということではなくて、いつごろから始まりますよという、その辺だけでももしおわかりでしたら、よろしくお願いしたいと思います。 以上、終わります。
○議長(
堀切定夫議員) 勝木議員の2問目に対する答弁を求めます。 初めに、
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 再度のご質問にお答えいたしますが、その前に、先ほど答弁した中で、待機者の問題について訂正させていただきたいと思います。 現在、団地は三郷市には3団地ございまして、そのうち横堀団地につきましては、待機者が1人おりましたが、転居して、現在は該当なしということになっております。 それから、武蔵野団地につきましては、3世帯の待機者があるということでございます。大広戸団地につきましては、待機者はございません。そして、現在、横堀団地で1戸空き家があるというような状況になっております。 それから、先ほどのご質問の中で、民間事業者等の所有する住宅について、市が借り上げて供給することが随時にというお話でしたけれども、これは随時ということではなくて、私どもといたしましては、将来的な問題としてとらえてまいりたいということで、お話を申し上げました。 そして、この制度につきましては、その内容は私ども十分に把握しておりますが、その中で、大変問題点もございますので、それを処理してからでないと、これについての対応はなかなか難しいということでございます。 それから、大広戸団地の建てかえのことでございますけれども、これにつきましても、現在居住しておられる方がおりますし、そういうことを考えますと、ただいま申しましたような借り上げ方式を可能にした段階で対応してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、山崎利吉
福祉保健部長。 〔山崎利吉
福祉保健部長 登壇〕
◎
福祉保健部長(山崎利吉) お答え申し上げます。 年齢要件の件につきましては、検討課題とさせていただきたいと思います。 それから、委託の内容でございますが、先ほどお答え申し上げましたが、現在におきましては
踵骨超音波法による測定によりまして委託したいというふうに考えておるわけでございますが、さらにこの判定でございますけれども、この判定につきましては、当日、個別にお返しするというふうに考えているわけでございまして、判定につきましては3段階を考えておるわけでございますが、異常なし、要指導、要精密の3段階で判定をお願いしたいというふうに考えておるわけでございます。 なお、具体的なものにつきましては、現在、実施に向けまして詰めているところでございます。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員) 次に、根岸義治
企画財政部長。 〔根岸義治
企画財政部長 登壇〕
◎
企画財政部長(根岸義治) お答え申し上げます。 第1問で、複数案を作成いたしまして、現在検討いたしているというお話を申し上げました。この案を、さらに両市と協議を行うことになりますが、この協議をできるだけ早く行いまして、さらに地元説明会を行えるように要請してまいりたいと、かように考えております。 以上でございます。
○議長(
堀切定夫議員) 以上で、
勝木サカエ議員の質問を終わります。
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△
酒巻宗一議員
○議長(
堀切定夫議員) 通告第3、4番、
酒巻宗一議員。 〔4番
酒巻宗一議員 登壇〕
◆4番(
酒巻宗一議員) 通告に従いまして、順次質問をいたします。 最初に、教育問題で3点にわたり伺います。 平成9年6月に、学校図書館法の一部改正する法律が公布施行され、同法第5条には、「学校には司書教諭を置かなければならない」と明記され、改正によって平成15年4月1日以降、「12学級以上の規模のすべての学校に司書教諭を置かなければならない」となっております。学校図書室の運営に関しては、順次整備されつつあるやに思いますが、ある作家の話では、「中央教育審議会で心の教育について話し合ったとき、私は、本を読むことの大切さを強調した。もちろん、それは、この本を読めば、こんな効果があるというような即効性のある話ではない。読書は、医学で例えるならば、漢方薬のようなものだろう。特効薬が期待されているような雰囲気の中、本を読もうなどという提案は随分気の長い話に聞こえるかもしれないが、心というものはそもそも一朝一夕に培われるものではないはずだ。漢方薬は続けてこそ意味がある。読書の習慣を
子供たちが身につけるきっかけや環境を用意することは、すばらしい贈り物になるだろう」と語っております。 そこで1点目は、小・中学校の図書室の整備について伺います。 心の教育の一環として、放課後等に
子供たちが本に親しむための環境として、一部の学校ではさまざまな工夫がされておりますが、図書室に冷暖房を設置し、床にはじゅうたん等敷物により、楽しく伸び伸びと読書ができる、ゆとりある自由な空間に改装整備していく考えがおありかどうか伺います。 2点目として、小・中学校の余裕教室の現状と利用状況について伺います。 この問題に関しては、昭和63年6月議会で、私どもの先輩議員が
一般質問してから11年がたっております。その間、多くの同僚議員より質問があったやに聞いております。また、平成6年9月には、余裕教室活用検討委員会が設置され、平成7年6月に答申されております。そうした歴史の中、各学校で多目的に活用されていると思いますが、その現状と利用状況について、具体的にお聞かせください。 3点目として、小・中学校の余裕教室の福祉施設等への転用と将来に向けての基本的な考えについて伺います。 少子高齢化の現在、
学校施設においては余裕教室が増加しており、反面、福祉施設に関しては需要がふえている現況下にあります。既に他の自治体においては、学校の余裕教室を利用して、デイサービスセンター、老人憩いの家、在宅介護支援センター等に転用されており、先進地での話を聞きますと、お年寄りからは元気な子供の姿をいつも目にするようになり、気持ちに張合いが生まれたとの声。また、子供にとっては、優しさがはぐくまれ、お年寄りへの理解が深まったとの声もあります。施設を併用することにより、世代間交流が生まれ、お年寄りからさまざまな知識や知恵を受け、人を思いやる心が育ち、
子供たちにとって、心の教育の一環になっているようであります。 特に、学校区というのは、地域住民の災害時における主要避難場所に指定されていることから、一番身近な公共の施設でもあり、そうした意味からも余裕教室の福祉施設等への転用を含めた将来に向けての基本的な考えを市長にお伺いをいたします。 次に建設問題で、県道松戸草加線の管理面での今後の位置づけについて伺います。 待望されていた国道 298号線が3月30日の開通式をもって、市内全線開通し、埼玉県内部分7市を結ぶ全線が開通することになり、交通対策上、地域住民に大変喜ばれ、今後の経済活性化に大きな期待が寄せられているところであります。しかし、その反面、国道 298号線は、市内の中央部を南北に縦断していることから、今までの道路形態から多くの道路が分断され、支障を来すところが生まれている現状であります。 例えば、県道松戸草加線もその1つであります。長い間、幹線道路として利用されてきました。潮止橋から鷹野五丁目 271番地先までの区間と高州二丁目 320番地先から高州二丁目 399番地先までの区間に分断されており、従来の県道の姿からは大きく変貌しております。そこで、今後、この分断された県道松戸草加線がどういう位置づけで推移していくのか。そして将来において、市の方に移管されることがあるのであれば、道路整備並びに歩道等の整備については、どのように県と協議し、要望していくのか伺います。 また、現在、国道 298号線と合流する鷹野五丁目 271番地先部分においては、道路形態に伴い、絶えず交通渋滞が発生する場所になってしまい、歩道部分もなく、近隣住民の方々にとっては非常に危険な場所になってしまいました。 そこで、急遽、建設省の方で渋滞緩和のために道路の一部形態を改修すると聞き及んでおります。ぜひ、そのときに県道に沿っております未整備の水路部分を、歩道確保のために市の平成11年度予算で整備し、歩行者等の安全を確保していただけないか伺います。 以上です。
○議長(
堀切定夫議員)
酒巻宗一議員の質問に対する答弁を残して、暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時54分
△再開 午後1時00分
○副議長(篠田進議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。 酒巻議員の質問に対する答弁を求めます。
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 酒巻議員の教育問題に関する質問のうち、私からは3番についてお答えしたいと思います。
学校施設の他用途への転用につきましては、平成7年に文部省通知が出されまして、公立学校の余裕教室等を老人デイサービスセンターなどの福祉施設への転用が可能になったところであります。福祉施設への転用可能な施設といたしましては、老人デイサービスセンターのほかに、これと併設いたします在宅介護支援センター、老人福祉センター、ホームヘルパーステーションなどが想定されるところでございます。 今後につきましては、現在、高齢化対策懇話会でご検討いただいている介護保険事業計画や新老人保健福祉計画が平成11年度に策定されますので、ここで高齢者関係施設についてのあり方や必要性等が打ち出されるものと思いますので、これらを踏まえた上で検討してみたいというふうに思っております。 なお、どのような施設であっても、有効に活用することは当然のことでありますが、同時に、学校は教育施設であり、学校教育に支障があってはならないので、教育現場の考え方もお聞きした上で、よりよい方向を見出してまいりたいと考えております。
○副議長(篠田進議員)
内山弘夫教育長。 〔
内山弘夫教育長 登壇〕
◎教育長(内山弘夫) 教育問題の中の図書室の整備についてお答えいたします。 議員のお話の中にもありました心を育てる一つとして、本に親しませることが重要であるというお話でございますが、私もそのような考えを持つものでございます。 ご質問の本市の各校の図書室の状況について申し上げたいと存じます。 図書室の形態としては、図書室の周囲が書棚で中央が閲覧室であるというのが一般的であります。しかし、市内各校を見ますと、工夫している主なものとして申し上げますと、カーペットや畳を敷いて、自由な姿勢で本に親しむコーナーを設置したり、児童が車座になって読書することのできる図書室もございます。また、余裕教室を活用して、絵本や低学年向きの本を並べた、そして座って読書できるテーブルを置いた、いわゆる低学年図書室を別に設置しているところも見受けられます。また、図書室利用は、ある授業を図書室でクラス全体が移動して行ったり、中学生では調べ物学習をしたり、そこで個人的に学習したりして、その機能を生かしているわけでありますが、子供の発達段階や小学校、中学校としての特色を考えて、魅力ある図書室経営を今後とも努力をしてまいりたいと存じます。 なお、
教育委員会としても、図書室の整備に本年度も努力をしておりますが、暖房については各校とも配備しておりますけれども、冷房については現段階では難しい状況でございます。 次に、小・中学校の余裕教室の現状と利用状況についてでございますが、学校では、現在の文部省特別教室設置基準に準拠するため、特別教室の不足を普通教室で補ったり、具体的には第2家庭科室とか、第2音楽室等でございますが。あるいは教育課程の変更により、新たに必要となった生活科室、コンピュータ室を設置したり、あるいはいろいろなことに使えるいわゆる多目的室、ランチルーム、多種多様な教材・教具を保管管理する教材室、児童・生徒の減少に伴う使用しない机、いす等の保管倉庫等、多種多様でございます。 そのほかに、各学校では失われつつある郷土の農具や民具を展示している郷土資料室、外国の文化・風俗を展示している国際理解教室等も多く見られるようになりました。 一方、教育行政としては、教育相談室の設置、適応指導教室への利用、あるいは市行政といたしましては、数校でありますが、震災に備えた防災用品の備蓄室、
児童クラブ、あるいは貴重な市史資料等の保管室などに活用されております。学校によって、学校の構造、教室配置の特徴、余裕教室の数など状況は異なりますが、教育行政、市行政で創意工夫をし、学校教育に支障のない範囲内で双方共存、有効に活用できることが大切と考えているところでございます。
○副議長(篠田進議員) 島村保建設部長。 〔島村 保建設部長 登壇〕
◎建設部長(島村保) 建設問題の県道松戸草加線の今後の位置づけにつきましてお答え申し上げます。 ただいま議員からご指摘のありましたように、国道 298号線の建設により、沿線地域は二分され、市民の日常生活や交通体系は以前に比べまして大きく変化してまいりました。 ご質問の県道松戸草加線は、現在は広域の幹線といたしまして交通量も多く、特に八潮市、草加市方面への交通には重要な路線となっております。しかしながら、現県道の機能につきましては、既に都市計画道路3・3・3草加三郷線に移す都市計画決定がなされ、八潮市境から鷹野三丁目地先までの国道 298号線までの区間におきまして、用地買収が進められております。 そこで、ご質問になりますが、今後の県道の取り扱いでございますが、市といたしましては、管理移管を受けることを前提に、平成4年12月3日には、八潮市境から県道葛飾吉川松伏線までの移管協議を、平成11年1月13日には、県道葛飾吉川松伏線から国道 298号線までの移管協議を行ったところでございます。 また、高州地区につきましては、現在のところ協議は行っておりません。いずれ移管協議を行うことになりますが、市といたしましては引き続き移管条件といたしまして、路面破損の復旧、交通安全施設、排水施設などの再整備、また境界確認等の整備後に移管を受けることを条件に協議をしてまいりたいと思います。移管されましたならば、道路法に基づく手続を行い、市道といたしまして認定をし、管理することになります。 また、ご質問をいただきました鷹野五丁目 271番地先付近の国道 298号線と県道松戸草加線の接続部の状況につきましては、説明をいただいておるところでございますので、市といたしましても歩道整備は急がなければならないものと思います。 いずれにいたしましても、国道整備事業と市の歩道整備事業が競合いたしますので、関係者と協議を行い、歩道整備が可能となりますよう努力させていただきたいと思いますので、ご理解を願いたいと思います。
○副議長(篠田進議員)
酒巻宗一議員。
◆4番(
酒巻宗一議員) 再質問をさせていただきます。 今、市長の方から、今後の福祉施設への転用ということで、懇話会等を通して必要性を見出していくというようなお話をいただきました。 もう一つは、学校教育現場ということで、学校現場との競合性を持って話をしていくというお話をいただきました。平成7年度の文部省の通達において、県内においてもかなりの地域、自治体で、既にデイサービスあるいは老人憩いの家というような形で転用が進んでおります。三郷市においても健康福祉会館ができますけれども、それを中心として、やはり今後、こういった福祉施設に関しては需要が増大していくのではないかと思うわけでございます。何といたしましても、これに関しては市長の方で、この方向性でやっていくんだというようなお話を再度お聞かせいただければと思います。 もう一点、教育の方ですが、現在、教育長の方からお話をいただきまして、いろいろな形で学校の余裕教室が有効に使われているというお話をいただきました。ただ1点お聞きしたいのは、こういった中で、学校独自での利用であるということに言及がされているかと思うんですが、やはり、これからは地域の活力をいただいて、学校自体が地域の力を使って、一つの教師の方たちの応援をしていくと。坂戸市においては、学校教育支援ボランティアという形で、あらゆる高齢者の方たちが先生の補足の授業をしていくというようなシステムもございます。そういった面で、こういった余裕教室の中に地域とのふれあい教室的なものをつくって、地域と今後どういう形で学校を開放していくのか、あるいは地域にとっての活力をどう生かしていくのか、その辺に関して1点お聞きいたします。 最後の建設問題に関しては、今後、これから国道 298号線が全線開通することに伴って、市内においていろいろな問題も出てくるやもしれませんが、まず先ほど質問させていただきました鷹野五丁目 271番地の接続部分においては、非常に危険な状態になっております。そういった面で、速やかに関係機関の方とお話をいただいて、歩道の整備にかかるというお話をいただきました。ぜひ、これに関しては、積極的に推進をしていただくよう要望にとどめておきます。 2点につきまして答弁をお願いいたします。2問目終わります。
○副議長(篠田進議員)
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 再度のご質問にお答えいたします。 小・中学校の建物が別棟になっていれば、すぐにでも活用ができるというふうに思っておりますけれども、やはり同じ棟で隣の教室で勉強しているというようなことになりますと、なかなか困難な点があるのではないかというふうに思っています。 実は、私も以前にイギリスのロンドン郊外にある、新しく開発されたところを視察に行ったことがございます。そこは、工業団地、商業団地、そして住宅団地が一遍に開発されたところであり、そこの学校は、道路を隔てて片方は小学校、片方は老人ホームというようなものが建設されまして、小学校の生徒が学校から帰るときに自分のおばあさんやおじいさんと一緒に話し合いしたり、コミュニケーションを交わして、それから家へ帰るというような体制をとっておりまして、大変うまくいっているという話を聞いております。 したがいまして、私もその必要性は十分に理解しておりますが、今言いましたように、授業に支障があっようであっては困りますし、そうかといってお年寄りの方々がせっかく集まって、ただ静かにしているのでは、また目的を達しないこともあろうかと思います。その点をクリアする方法で、方向性を今後とも出してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○副議長(篠田進議員)
内山弘夫教育長。 〔
内山弘夫教育長 登壇〕
◎教育長(内山弘夫) 学校の中にふれあい的な開放的なことはできないか等のことでございますが、現在、学校でも人材活用しておりまして、図書を例にとりますと、市民の方から読み聞かせをしていただいたり、あるいは市内図書館の司書の先生方からブックトーク等も学校に入っていただいて、ふれあい的な活動をさせていただいているところでございます。 なお、開かれた学校ということでございますが、学校長の知恵をかりながら、今後また積極的に研究をしてまいりたいと思っております。
○副議長(篠田進議員) 以上で、
酒巻宗一議員の質問を終わります。
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△
金沢富美子議員
○副議長(篠田進議員) 通告第4、5番、
金沢富美子議員。 〔5番
金沢富美子議員 登壇〕
◆5番(
金沢富美子議員) 通告に従いまして、順次質問をいたします。 最初に、まちづくり問題で2点にわたり市長にお伺いをいたします。 急激な少子高齢化、そして人々の意識も物から心の豊かさへと価値観が大きく変貌しつつあります。まちづくりにおいても、機能性だけではなく、快適性や活気の中にも潤いのあるまちづくりが望まれてきております。そして、一般家庭におきましては、花や緑に心の安らぎを求め、フラワーアートやベランダ等でガーデニングを楽しむ人たちがふえている状況からも、身近な生活環境への関心の高まりがうかがわれます。こうした変化の中で、余暇時間の増大等により、地域の活動に高い価値観を見出す人たちも増加しており、自分たちの地域に誇りを持ち、郷土愛を育てていく地域づくり等が全国各地で広がりを見せております。 当市におきましても、みさと団地などでコスモスの植栽などに多くのボランティアが参加をしたり、三郷放水路にも市内の奉仕団体が桜の植樹を行い、住民によるボランティア活動への参加意欲も高まりを見せているように見受けられます。こうした活動は、人と人との新たな触れ合いと生きがいを生み出し、地域の活性化にもつながっていくものと思われます。また、このような活動に対し、行政としても真摯に受けとめ、育てていくことも大切なことと考えます。そのような背景の中でお伺いをいたします。 1点目は、市長の施政方針にございましたが、花でつづる三郷グランドアートづくり事業の
具体的内容と今後の計画、将来の構想等についてお尋ねをいたします。 続きまして2点目は、最近、幾つかの自治体で導入され始めた住民などが道路や河川の里親となって、散乱ごみの清掃や植栽などを行うアドプトシステムの導入についてでございます。 アメリカで行われている地域活動ですが、道路管理者である建設省や県並びに市町村、そして住民ボランティアが協力をして国道、県道の散乱ごみの清掃や植栽などを行うやり方で、住民のまちづくり参加を広げる手法としても注目をされているようです。日本版アドプトシステムの第1号は、徳島県の神山町、昨年6月、青年会など町内の4団体が、県道約8キロを2キロずつ分けてそれぞれの道路の里親となり、道路の清掃や草刈り、植栽の手入れを定期的に行っているようです。その後、同じ四国の愛媛県久万町でも、このシステムの道路を図り、住民の協力のもと、新しいまちづくりを市民と行政が一体となってまちを美しくしようとの機運が高まっているようです。 当市でも、外かん道の沿道を花と緑でいっぱいにしようと、今月末、植樹祭で苗木を植えたり、花の種をまくようですが、外かん道だけでなく、他の地域の道路にもアドプトシステムのような事業の展開を図り、21世紀の新しい三郷のまちづくりを官・民一体で進めるべきと考えますので、市長の基本的考えをお伺いいたします。 続きまして、公園問題で、三郷インター下のビオトープ公園整備についてお伺いをいたします。 環境庁がことし発表した絶滅の危機にある小動物リストにメダカやドジョウが加えられたと報道にございました。都市化が進む中で、身近な小動物が稀少価値となったことに、寂しい思いがいたします。そうした現状の中、平成9年度に建設省が三郷インター下にビオトープ整備事業を行うと発表されたと聞き及んでおります。ビオトープ整備は、各地の河川敷や公園などで実施され、都市の中に植物、小動物、昆虫、鳥、魚などが共生できる場所を造成し、元来そこにあった自然環境を復元し、維持しようとするものでございます。 昨年の12月末の新聞報道では、三郷インター下に自然を守るビオトープ公園として、ことしの4月に一部が完成予定とございました。そこでお尋ねをいたしますが、アとして、公園の概要と工事の進捗状況、当市の対応についてお尋ねをいたします。 また、市民への周知はいつごろ、どのような方法で考えておられるのかも、あわせてお尋ねをいたします。 続きまして2点目、イとして、単に動植物の生息場所を整備するのではなく、小・中学生の自然観察ができる学習の場としての活用、そして市民が周辺を自由に散策できるような整備を建設省に要望すべきと考えますので、その点についてもどのようなお考えかお伺いをいたします。 最後に、福祉保健問題で、訪問歯科診療サービス事業の推進についてお尋ねをいたします。 この訪問歯科診療に関しては、今までも同僚議員より
一般質問が何度かございました。厚生省でも、昭和63年度よりモデル事業として積極的に推進をし、それを受けて実施をされた市町村もございますが、東京都では既に数年前より実施をされているやに聞き及んでおります。いずれも大変好評のようです。ねたきりの高齢者や障害者等の方たちは、ご自分で歯の健康を保っていくことが大変困難で、歯医者に行くこともできず、こうした方々に容易に歯科診療が受けられる体制の準備が急務でございます。もちろん地元歯科医師会の協力なくして実施することはできませんが、すべての市民がいつまでも食事や会話を楽しみ、豊かな毎日を送っていけるような行政サービスが必要と考えます。 今年度は障害者プランの策定、新老人保健福祉計画の策定もございますが、今後ますます在宅介護も増加をしてくると予想されます。そこでアとして、訪問歯科診療サービス事業をねたきりの高齢者や障害者に推進することはできないかどうか伺います。 また、歯科医師会との話し合いは持たれてきた経緯があるのか。あるとすれば、現在までの検討内容等あわせて市長にお伺いをいたします。 続きましてイとして、県内の実施市町村の現況と当市の対象者への対応について、担当部長にお伺いをいたします。 来年度より介護保険も各市町村で実施予定であり、この訪問歯科診療サービス事業は、法定外のサービスに入るのかと思われますが、県内の実施市町村の現況、また、来年度に向けて各市町村での検討内容等、わかる範囲でお答えをいただきたいと思います。 また、当市の対象者、ねたきりの高齢者、障害者等への対応ですが、相談があった場合、どのようにされているのでしょうか。保険診療内で、訪問歯科診療もできるのですが、知らない方も多く、また依頼をしても受け入れてくれる歯科医院も少ないと聞き及んでおります。そのような背景の中、ぜひ当市でもこの事業の推進をしてくださいとの市民要望もございます。現状での窓口対応について、担当部長にお伺いをいたします。 以上で第1問を終わります。
○副議長(篠田進議員) 金沢議員の質問に対する答弁を求めます。
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 金沢議員のご質問に順次お答えいたします。 まず、まちづくり問題でございますけれども、花でつづるグランドアートづくりにつきましては、施政方針でも述べましたとおり「水と緑が織りなす潤いとやすらぎのある三郷市」の実現と、市のイメージアップを図る施策として今年度より「花で綴る・三郷市グランドアートづくり」のネーミングで事業を展開するものであります。 既に行っております二郷半用水路の整備や街路樹の整備、みさと団地で行われております国際交流花いっぱい事業や三郷インターチェンジ周辺などのフラワーフェスティバルなども、広い意味でこの事業の一つと位置づけられます。具体的には、三郷市全体を広大なキャンバスと考え、花をモチーフに河川空間や公共空間などを花や緑で彩り、新しい三郷の魅力づくりやシンボルづくりを、市民と共同で実施していこうとするものであります。今年度においては、第二大場川沿いの東京都浄水場わきからインターまでに菜の花などの草花の植栽を行い、また市内の花の見どころを紹介する花マップの作成を予定しております。 今後の計画についてですが、この事業は市管理の公共空地を初め、国・県等の道路や河川等の空地にも拡大していきたいと考えておりまして、現在、関係機関と協議しているところであります。 さらに、農家の方にも協力をいただき、河川沿いの農地などに広げていければと思っております。いずれにいたしましても、この事業は市民の方に市のイメージアップに協力していただくことと、みずからが参加することで、ふるさと意識や地域づくり、さらには人と人の交流などが図れるものと考えますので、幅広く市民の方に呼びかけ、参加をお願いしたいと考えております。 また、まちの活力は何といっても人の集まるにぎわいのあることが大切であると考えますので、この事業が将来的に市外からの観光流入に結びつけていければと考えております。 続きまして2番でございますが、議員ご提案のとおりアドプトシステムとは、本来行政が行うべき道路や河川、公園などの維持管理業務の一部を、住民や企業が肩がわりするアメリカ生まれの地域活動と聞いております。これからの行政は、財政の問題もありますが、それ以上に行政の各分野でボランティア等、市民と一丸となった取り組みを行うことが極めて重要であると認識しております。このことが、より地域に根差したきめ細かなサービスにもつながりますし、コミュニティ、自治意識の高揚にもかかわるものであります。そのようなことから、ただいま申し上げましたグランドアート事業なども、議員提案のアドプトシステムの理念を随所に取り入れていきたいと考えておりますし、今、進めております国道 298号線における草花の植栽事業についても同様なことが言えるものと思われます。 いずれにいたしましても、この制度は市民の主体的な参加、協力が不可欠でありますので、市民の意識の高まりを注視した中で、ご協力いただける事業については完全なる里親制度とはいかないまでも、その考え方については行政の各部門で取り入れてまいりたいと考えております。 なお、公園問題につきましては、建設部長から答弁いたさせます。 続きまして、福祉保健問題でございますが、訪問歯科診療サービス事業の推進についてのうち、ねたきりの高齢者や障害者等の訪問歯科診療サービス事業の推進についてお答えします。 歯及び口腔周囲の問題は、健康維持・増進させる上で重要な役割を担っており、特にねたきり高齢者や障害者にとっては、食べる機能が生命維持機能を総合的に高めることにもなり、生命と生活の質を向上させるためにも、在宅歯科診療事業は大切な事業と認識しております。こうしたことから、現在、三郷市歯科医師会に実施する場合の基本的な課題について検討をお願いしておるところでありますので、その回答を待って、前向きに検討してまいりたいと思っております。
○副議長(篠田進議員) 島村保建設部長。 〔島村 保建設部長 登壇〕
◎建設部長(島村保) インターチェンジ下のビオトープ公園整備につきましてお答え申し上げます。 なお、アとイと関連がございますので、一括してお答え申し上げたいと思います。 まず初めに、ビオトープという言葉でございますが、ドイツ語で多様な生物の生息空間という意味だそうでございます。この意味の中には、林、湿地あるいは池など、微生物から植物、小動物などが生息できる自然の生態系であり、多様な生物の生息空間が生まれるということでございます。 ご質問の内容を、建設省北首都工事事務所に問い合わせいたしましたところ、このビオトープの考えを道づくりに取り入れるため、学識経験者の意見を踏まえ、動植物の保護や復元を行い、新たな生育・生息環境をつくるなど、生態系を保全する手法としてビオトープ整備を行うそうでございます。 なお、この場所は、外かん、常磐自動車道が接続する三郷インターチェンジ下の常磐自動車道側の調整池約 0.6ヘクタールを含む3ヘクタールでございます。整備概要といたしましては、降水時など一時的に水をためておく調整池とその周辺のオープンスペースを利用いたしまして、できるだけ自然に近い樹林、湿地、池などの整備を行うものと伺っております。具体的には、現在、調整池のコンクリート護岸を盛り土などで自然の護岸とし、水草などの自然を植栽するとともに、中の島を設置し、植栽することにより鳥、魚や小動物などの生息場所を確保することになってございます。 ご指摘の小・中学生の学習の場、市民の散策の場としての活用につきましては、このための案内看板を設置することになっておりますので、大いに活用していただきたいとのことでございます。なお、現場は現在着工中でございますが、完成時期はこの3月を予定していると伺っております。 最後に、当市の対応でございますが、現在の緑のマスタープランでも三郷インターチェンジ下に多目的の機能を有する緑地の位置づけがなされておりますが、このような整備がなされることは、非常に意義深いことでございますので、今後、外かんを中心とした沿道とのビオトープネットワークの構築などを関係機関に働きかけてまいりたいと考えてございます。 なお、PRにつきましては、今後、北首都工事事務所と十分協議をいたしまして、広報等を利用させていただき、PRをしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。
○副議長(篠田進議員) 山崎利吉
福祉保健部長。 〔山崎利吉
福祉保健部長 登壇〕
◎
福祉保健部長(山崎利吉) お答え申し上げます。 福祉問題のイでございます、県内の実施市町村の現況と当市の対象者への点につきましてお答え申し上げます。 埼玉県内の訪問歯科診療または訪問歯科保健事業の実施状況につきましては、平成10年6月現在でございますが、24の市町村が実施されているところでございます。市といたしましては、当面、三郷市歯科医師会との協議を進めながら、訪問歯科診療との連携を図り、対応してまいりたいと考えております。 ねたきりの高齢者に対します対応でございますが、訪問診療の要請があった場合におきましては、歯科医師会の窓口、いわゆる歯科医が定められておりますので、そこを通しまして対処しているところでございます。 また、障害者の方に対する訪問歯科の関係でございますが、これにつきましては、特に通常の医療機関での施設機能では十分な治療が困難な場合におきましては、県立の施設障害者歯科診療所の指定でございます、そうか光生園に紹介をしているというのが現状でございます。 以上でございます。
○副議長(篠田進議員)
金沢富美子議員。
◆5番(
金沢富美子議員) 何点か再質問をさせていただきます。 最初に、第1問目のまちづくり問題ですけれども、ただいま市長より
具体的内容と今後の計画についてご答弁いただきました。今お聞きいたしておりまして、三郷市全体の公共的空間をキャンバスと考えて、花でつづる三郷グランドアート事業を行うということで、大変ネーミングが今風でございまして、私も共感を覚えるものでございます。 市民とつくる花のあるまち三郷市、また21世紀の新しいまちづくりとして、夢と希望があふれ、新しい三郷市のアピール等、観光のない都市にとって大変新たな事業展開と考えますので、ぜひ継続して頑張ってやっていっていただきたいと思います。 特に市長に、市民参加に関して再質問をさせていただきたいんですけれども、今月27日に外かん道と国道を行います花と緑の協議会ですけれども、この場合は会長は市長、そして商工会、JA、地元19町内会、そして企業などの43のボランティア団体が構成をされていると新聞報道にございました。これは、新聞報道で初めて知ったという市民の方に聞かれたんですけれども、このような大々的なことは、一般公募をされて行ったのか。 また、先ほど私も第1問目で申し上げましたけれども、現在、市民の中には、何か本当に自分も役に立ちたい、ボランティアをしていきたいという考え方の方もおりますし、またついせんだって、上福岡市では、花の応援団というのを募集したという記事もございました。やはりこのような外かん道の花の応援団とかそういうのは、町会とかではなく、大々的にボランティア団体を広報等で募集をして行っていただきたいなと思うんです。やっぱり今後の花でつづる三郷グランドアートづくり事業も、市民参加がなくして、本当に継続性がなくなってしまうのではと心配もいたしますので、当市の新しいボランティアの発足を促すよい機会とも考えますので、ぜひこの一般ボランティアを公募すべきと考えますので、その点に関しましてもう一度市長の基本的考えをお伺いいたします。 また、ぜひ今回提案いたしましたアドプトシステムの導入も図りながら、花を植えるだけでなく、散乱ごみの清掃等にも、ボランティア団体にも活躍をしていただきながら、整合性のある新しい三郷市をよろしくお願い申し上げます。 それからビオトープ公園整備に関しましては、建設省に整備事業をもちろん行っていただくわけですけれども、市も協力をしながら、本当に市民に喜ばれる自然公園の整備を要望いたします。2問目は要望で結構でございます。 それから3問目の訪問歯科診療サービスについて少し質問をさせていただきたいと思います。 この事業を推進するためには、地元歯科医師会との協議が大変重要であり、必要不可欠のことでございます。先ほども歯科医師会とはどのような検討内容をされているのか等、お聞きをしたんですけれども、余り具体的な内容ではなかったように思われます。県内でも、ただいま部長の方から、24市町村がこの事業を既に行っております。東京都でも、もう23区全体で訪問診療、または口腔指導、そういう事業を展開をしているわけですので、私は、当市でも行えないわけがないと考えるものでございます。 障害者プラン策定、また新老人保健福祉計画の策定もございますので、ぜひこの事業をこの2つの策定の中にプラン化していただきたいと考えております。この点に関しまして、担当部長、また市長にご答弁をいただけたらと思います。 以上で終わります。
○副議長(篠田進議員) 金沢議員の2問目に対する答弁を求めます。
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 再度のご質問にお答えいたします。 まず、まちづくり問題でございますけれども、これにつきましては花と緑の協議会は、現在までに活動されているボランティアグループ、大多数が入っているものというふうに理解しております。 それから、今後の問題でございますが、例えば放水路の桜の植栽につきましても、あの周辺の方々にご協力をいただく、それによって今後の周辺の整備というものが可能だろうというふうに考えておりますし、草花を植えた場合でも、やはりその管理というのは、その近くの人が一番やりやすいのではないかということで、やはりその地域の方にまずお話を持っていきたいというふうに思っております。 それから、そのほかにも協力していただけるグループがあれば、ぜひお願いをしてまいりたいというような形をとっていきたいというふうに考えておるところでございます。 続きまして、訪問歯科診療でございますが、これは当然私も必要だと思っております。歯の丈夫な人は長生きしますから。ぜひともやっていきたいということで、一昨年あたりからいろいろと協議はしております。それで、先日も現在の歯科医師会長等が来られまして、いろいろと話をいたしました。結果といたしまして、一応問題点を煮詰めてきてくださいということで、今、お願いをしております。その回答が参りましたらば、それをもとに前向きに検討して、ぜひこれは成功させていきたいというふうに考えております。
○副議長(篠田進議員) 以上で、
金沢富美子議員の質問を終わります。 暫時休憩をいたします。
△休憩 午後1時49分
△再開 午後2時05分
○副議長(篠田進議員) 再開いたします。休憩前に引き続き会議を開きます。
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△
中野照夫議員
○副議長(篠田進議員) 通告第5、14番、
中野照夫議員。 〔14番
中野照夫議員 登壇〕
◆14番(
中野照夫議員) 質問に入る前にご訂正をお願いいたします。 交通
安全対策問題の1のイ、「市道2031号線」を「市道0207号線と市道1808号線が交差する」、2の「瑞沼小学校南門前」を「市道1820号線の交差点」とご訂正ください。よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。 最初は教育問題です。 県
教育委員会が発表した小・中学校における通常の授業の成立が困難な状況となった学級の調査についてお伺いいたします。 先ほど
増山議員からも同趣旨の質問がありましたが、重ねて質問させていただきます。この調査は、マスコミをにぎわしている、いわゆる
学級崩壊に関するもので、2月上旬、埼玉県
教育委員会が各市町村の
教育委員会に対し、アンケートに答えてもらう方法で実施されました。私は、
学級崩壊という言葉自体、マスコミがつくった刺激的な言葉であり、その言葉だけがひとり歩きしているのではないかと危惧しておりました。先ほどの部長のご答弁では、
学級崩壊は概念の問題で、実態の把握が困難であるともありました。 しかし、共同通信社が1月上旬、 150人の教師を対象に実施し、79人から回答を得た小・中学校の教師に対する調査結果の新聞報道によりますと、
学級崩壊を認めた教師が、小学校で約43%、中学校で約46%にも達したということです。また、まだそのような特異な経験をしていないが、今後に不安を感じていると回答した教師が多数おりました。ともかく、共同通信社のアンケートの数字を、決してそのままうのみにしているわけではありませんが、やはり私は、児童・生徒並びに教師の先生方の実情に、もう一歩深く踏み込む必要があるのではないかと考えます。 さて、このたび行われた調査は、全国に先駆けて実施され、ある程度の実情を把握したということで、大変に価値のある調査であったと思います。しかし、この調査は、対象を過去1年間のケースに限定して行われ、該当する学級とは、「クラスのほぼ全体が授業を受ける姿勢をなくし、なおかつその姿勢が継続している学級」と特定しております。つまり、非行傾向のある一部の児童・生徒によって、短期間授業妨害が行われた場合については、このアンケート調査結果にあらわれていないこともあり得ると思うのですが、いかがでしょうか。 そのため、この調査は該当する学級を線引きすることが難しく、全体の数を明確に把握しにくいという側面もあるようです。2月下旬、県
教育委員会の調査結果は新聞報道され、埼玉県下で14学級が該当する学級となっております。結果については議論の分かれるところですが、実情より少ないと思われます。そこで、第1点目として、その調査結果、当市にも該当する学級があったのかどうかについてお伺いいたします。 先ほども申し述べたとおり、私は調査結果の該当する学級を線引きするのは難しく、該当する学級が現実にそぐわないのではないかと危惧しております。そこで、当市の場合、アンケート対象期間より長い過去3年間に該当する学級によく似たケースの学級が、市
教育委員会に報告されているかどうか、わかる範囲で結構ですので、学級数や具体例をあわせてお伺いいたします。 第2点目として、その調査結果を受け、当市としてはどう分析し、対応策を図っていくのかお伺いいたします。 調査結果によりますと、該当する学級の具体的な状態は、非行傾向のある数人のグループが中学校となって学級の規律を乱す、担任が児童の言いなりになっている、数人が試験をボイコット、奇声を発したり、授業中の立ち歩きなどの報告がなされています。したがって、これらの対応策を講ずるべきと考えます。加えて、学校、家庭、地域が三者一体となって取り組まなければならない重要課題だとも考えます。 そのような背景の中で、手厳しい批判の声には、原因の一つとして教師の指導力不足や家庭内での親のしつけのなさ、また地域住民の無関心さを指摘する人もおります。その反省の上から、市内の幾つかの学校では、地域問題として地域の方々も参加できる公開授業を開催し、ありのままに学校の現状を知ってもらったり、また別の意味で教師の先生方に緊張感を持っていただき、よりよい授業を推進しようと努力されていることもよく承知しております。 その他、市としての今後の対応策について、どう検討されているのかお伺いいたします。 次に、都市整備計画問題で、新三郷駅の跨線橋の整備事業計画についてお伺いいたします。 現在、新三郷駅の一本化に伴う新駅舎の整備、またそれに関連しての駐輪場、駅前広場、進入路の整備は、3月20日開業に向け、最後の仕上げや安全上のチェックが念入りに進められております。本工事に携わられた関係者の皆様方のご努力に対しまして、心より敬意を表するものです。駅舎にはエレベーター4基、上りエスカレーター、現在1基で、近々もう1基が設置され、バリアフリーの考え方を基本に、できるだけ高齢者の方々の負担が軽減されるように設計されています。また、雨天時にも安心な駐輪希望台数を超える大きいスペースの駐輪場が新設されたほか、進入路は広い歩道と自転車道が整備され、利便性の高い駅舎となることに大きな期待をしているところであります。 しかしながら、跨線橋の整備につきましては、清算事業団の整備原案に対し公安委員会からのご指摘もあり、平成11年度に先送りされており、今後の検討課題となっております。また、半田地区側と采女・彦成地区のみさと団地側を結ぶ地下道の設置については、予算的に難しく、まちづくりの課題として今後に残されたわけです。そのため、采女隧道、仁蔵隧道の道路線としての重要性とともに、跨線橋の今後の整備については、三郷市北部地域の道路網をさらに整備する上からも、また今後武蔵野操車場跡地のまちづくりの観点からも、早急に方向性を決定すべき重要課題と考えます。 そこで1点目として、跨線橋の整備については現在のところ3案あると聞いております。1つに、跨線橋の中央部分から接続道路を駅前広場の進入路に接続する案。2つとして、跨線橋の一部を残して接続道路をストレートに武蔵野線南通りと接続する案。そして、跨線橋の一部を残して接続道路を三郷駅寄りのさつき平地区方面にずらして、武蔵野線南通りと接続する案だと思います。では、現在、その3案に対してどのような見通しなのか。また、検討された結果、どのようなスケジュール計画になるのか、まずお伺いいたします。 この問題に対しては、地域住民の方々の関心度が高く、接続道路と武蔵野線南通りや進入路の交差点に信号機の設置をしてほしいとか、隅切りのされた交差点にしてほしいとの要望もあります。そこで、2点目として、半田地区と彦成・さつき平地区などを結ぶ道路線として利用する地域住民などのために、接続道路の交通
安全対策と、地域住民にとっての利便性についてどのような基本的考えを持っているのかお伺いいたします。 次に、交通
安全対策として、信号機のある交差点などの時間差解消についてお伺いいたします。 市内のある地域では、信号機のある交差点などの時間差を解消してほしいとの住民要望があります。そこで、1点目として、草加流山線と三郷松伏線の交差する早稲田スイミングスクール地先交差点については、早稲田スイミングスクールに出入りする子供連れのお母さんなどから、大型車などの右折、左折時に交通渋滞を起こしていて、横断歩道上によく車両がとまり、渡り切るのに間に合わないのでどうにかしてほしいとの要望がありました。これについては改善されつつあると聞き及んでおりますが、現状についてお伺いいたします。 次に、2点目として、市道0207号線と市道1808号線が交差する彦成四丁目交差点については、さつき平地区から立花小学校などに通学する児童・生徒が、横断歩道を渡るのに、車両の停止時間が少ないので、どうしても走らなければ渡り切れないので、どうにかしてほしいとの要望がありました。これにつきましては、現状と今後の対応策についてお伺いいたします。 次に、市道2027号線と市道1820号線の交差点に信号機の設置についてお伺いいたします。 瑞沼小学校に通学する児童・生徒たちの安全を考え、地域住民の方々から設置の要望の声が上がっております。通学路の安全確保を図る意味でも、設置に向け関係機関に働きかけをすべきと考えますが、今後の対応策についてお伺いいたします。 以上で第1問を終わります。
○副議長(篠田進議員) 中野議員の質問に対する答弁を求めます。
内山弘夫教育長。 〔
内山弘夫教育長 登壇〕
◎教育長(内山弘夫) お答え申し上げます。 午前中の
増山議員のご質問にお答えいたしました、いわゆる
学級崩壊についてでございますが、お答えする内容については、一部重複する部分も生じるかと存じますが、
学校教育部長より答弁を申し上げさせていただきます。 なお、いずれにいたしましても、このことは、そのようにならないよう努力、研究しなければならない、学校はもとより、
教育委員会としても重要な課題として認識しているところでございます。よろしくお願いいたします。
○副議長(篠田進議員)
榎本幹雄学校教育部長。 〔
榎本幹雄学校教育部長 登壇〕
◎
学校教育部長(榎本幹雄) 県
教育委員会による小・中学校での通常の授業の成立が困難な状況となった学校の調査について、お答え申し上げます。 まず、ア、三郷市における調査結果についてでございますが、県
教育委員会から市
教育委員会に調査がございました。先ほどもご答弁申し上げましたように、この調査内容は、解釈の仕方が極めて幅広く、各校が抱えている課題が今回の調査に該当するのか、判断に苦慮されました。また、学校も大変苦慮いたしました。このような状況もありましたので、学校を訪問し、その実態の把握に努めた学校もございます。その結果、教師に対する言葉遣いの乱れ、授業中の私語、授業中の出歩き、教師を無視した言動等、困難な状況が見られましたので、あってはならないことと受けとめ、小学校について「あり」と報告をいたしました。 なお、3カ年間に、このようなことについて報告されたことの有無についてでございますが、校長を通じてそのような報告は受けておりません。しかしながら、学校におきますと、学級経営や学習指導は、ともに学校教育そのものでありますので、常々適切な対応を図らなければならないのが現状でございます。 次に、イ、調査を通して今後の対応策についてでございますが、先ほどと同じ答弁繰り返しますが、この問題はさまざまな要因が複雑に絡み合って起きていることと考えられますことから、その学級ごとの原因・対策が異なり、個別の対応も必要になると考えております。 また、社会の変化に伴う児童・生徒の変化からくると考えられる問題につきましては、まず校長会と連携を図りながら、日々、教育活動に当たる教員の指導力の向上に努めたいと存じます。 また、社会が変われば、子供の行動、考えも変わるという考えから、先ほどご指摘いただきましたPTA活動や中学校区地域青少年育成会等との連携の強化を図りながら、
子供たちを取り巻く環境がより好ましくなるよう努力したいと存じます。 今後も、現状の把握に十分努め、その対応に努めてまいりたいと存じます。
○副議長(篠田進議員)
美田長彦市長。 〔
美田長彦市長 登壇〕
◎市長(
美田長彦) 中野議員のご質問にお答えいたします。 私からは、都市整備計画問題のうち、新三郷駅の跨線橋の整備事業計画についての概要をお答えいたします。 新三郷駅一体化工事につきましては、既に駅舎、駅前広場、駐輪場など、ほぼ工事が完了しておりまして、20日には新駅舎での開業の運びとなっているところでございます。跨線橋につきましては、この駅舎工事とは切り離して、清算事業団本部と話を進めているところでございますが、半田側から線路を越えたところ、そこから平面に落としまして、やや左折して現在の駅前の信号から 100メートル以上離れたところで側道に接続する。先ほどお話しございました第3の案で、現在、吉川警察などと協議を重ねているところであります。 詳細につきましては、担当部長より答弁いたさせますが、いずれにいたしましても跨線橋の線形なども含めた新三郷駅一体化に伴う整備が、市民の皆様方にとって安全で使いやすいものとなるよう努めてまいりたいと考えております。
○副議長(篠田進議員) 山崎英治
都市整備部長。 〔山崎英治
都市整備部長 登壇〕
◎
都市整備部長(山崎英治) それでは、新三郷駅跨線橋の整備事業計画についてお答え申し上げます。 アの今後のスケジュール計画についてと、イの接続道路の交通
安全対策と利便性については関連がございますので、一括してお答え申し上げます。 まず、跨線橋の線形についてでございますが、中野議員が先ほど述べられました1案の進入路に接続する案は、メイン道路としての線形上、警察から困難だと判断されたところでございます。2案の線路を越えたところから平面に落とし、真っすぐ三郷団地側の側道に取りつける2案は、桜小学校前の交差点との距離が約60メートルと、非常に近い距離になってしまいます。これは交差点が連続した形となり、渋滞を引き起こすおそれや信号機の見間違いの危険性などの理由から、吉川警察署との協議が調いませんでした。したがいまして、現在は、先ほど市長が申し上げましたように、道路を少し南側に振って側道に取りつけ、交差点距離が 100メートル以上離れた形の案で、警察と協議を進めているところでございます。 今後の予定といたしましては、本年6月ごろまでにこの協議を調わせ、その後設計業務を行い、早急に改修工事に入りたいというふうに考えているところでございます。 なお、この跨線橋の工事は、あくまでも暫定的なものでございます。将来的な東西交通の跨線橋につきましては、現在、事業化検討会議等でも検討しているところでございます。今後、その中で決定していくということになると見込んでおります。なお、これらの設計協議等に当たりましては、中野議員お話しの市民の交通
安全対策、利便性を十分考慮の上、進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○副議長(篠田進議員)
山内力環境経済部長。 〔山内
力環境経済部長 登壇〕
◎
環境経済部長(山内力) 交通
安全対策につきましてお答えを申し上げます。 まず、信号機のある交差点などの時間差解消について、アの草加流山線の早稲田スイミングスクール地先交差点についての時間差でございますが、市内でも最も混雑している交差点であると認識しております。ご指摘のように、混雑しているときには、大型車が歩道をふさぐ形で一時停止している場合もあるのかなというふうには思いますが、これはあくまでも運転者のマナーの問題と思っております。したがいまして、時間差の解消は困難であります。 次に、イの市道0207号線、彦成四丁目交差点の信号機の時間差でございますが、さつき平方向から横断する場合の歩行者用が12秒と、ちょっと少ないように感じます。したがいまして、今後、吉川警察署に改善について要望してまいります。 次に、2問目の市道1820号線と市道2027号線のT字路の信号機の設置でございますが、平成9年6月に、地域から設置要望があり、同年9月に吉川警察署と現地調査後、事前協議の結果、現時点では、信号機設置については今後の状況を見て再度協議する旨の回答がありました。 なお、最近の信号機の設置状況を見ますと、平成8年度の都市総合交通規制で8基、9年度が2基、10年度が1基、それから外かんの国道部分がことし開通いたしますけれども、松戸有料道路から南側で3基、北側からインターまでが4基設置されます。したがいまして、今後につきましては、なかなか信号機の設置については難しいのかなというふうに思っておりますけれども、引き続き努力をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。
○副議長(篠田進議員)
中野照夫議員。
◆14番(
中野照夫議員) 何点か再質問させていただきます。 最初の教育問題ですが、市内の小学校に該当する学級があったと。ただ、それについては複雑な要因があったというお話でございました。本当に苦しい答弁だったと思うんですけれども、私の考えますところ、学校教育というのは、学校、家庭、地域の三者一体で取り組まなければならない課題だと、私も思います。 ところで、昨年末の県の青少年課が、「埼玉青少年の意識と行動調査」という調査を実施しました。それによりますと、「我が国の子育てや教育の問題点は」との質問に対しまして、「家庭での教育やしつけが不十分」というのが約7割の親から回答があった。別の質問になりますけれども、「たばこを吸うなど素行の悪い未成年を見かけたときどのように対処しますか」に対し、「注意はした」が、「見て見ぬふりをする」「ほうっておく」「対処の仕方がわからない」など、8割の人がそういう回答をしたというような結果がございます。学校、家庭、地域が三者一体でしっかりと取り組まなければならないのが教育であるにもかかわらず、数字は数字でしかありませんけれども、大変に皮肉な結果となっております。つまり、学校教育の環境というのは、大変厳しい現状にあるのだなと認識をいたしております。 先ほど第1問でも申し述べましたように、過去3年間の児童・生徒のそういった荒れた状況というのはなかったというご報告でございます。ただ、こういった複雑な要因が絡んで起こる問題だと思いますので、市独自のアンケート調査を、今後3年間ぐらい続けて実施して、現状分析、対応策を探ってはどうかと思いますが、その考えはないのかお伺いいたします。 また、対応策についてもさまざまなご努力をされていると思います。その中で、一例ですけれども、朝の読書運動を進めて効果を出している学校もあります。朝の授業開始10分前に、漫画以外の自分たちの好きな本を全員で黙読することで、児童・生徒の荒れが少なくなり、効果があったという報告がございます。全国の小・中学校 600校で実施され、最初は効果に疑問を持っていた教師もいたそうなんですけれども、現在は、そのクラスが落ち着いた状況を取り戻したというような報告もございます。もし、こういう方法がとれるようであれば取り入れていただきたいんですが、それについてもそういうお考えがあるのかどうか、お伺いいたします。 次に、都市整備計画問題ですが、市長の答弁、また部長の答弁でわかりました。いわゆる跨線橋の一部を残して、桜小学校の交差点から 100メートルの位置で、南通りと接続をするということだと思うんですが、現在の跨線橋との接続道路の状況なんですが、跨線橋を渡る場合、その交差する道路の角度がきつくて、いわゆる隅切りがされていないので、武蔵野線南通りから跨線橋の接続道路に車両が進入する場合に、非常に時間がかかっています。後続車が渋滞を起こしている場合も見かけられます。ですので、今回そういった接続する場合、新しい交差点については、ぜひ隅切りのされた交差点で、できれば信号機も設置してほしいと思います。この点につきまして、部長の方に、もう一度ご答弁をいただきたいと思います。 3点目の交通
安全対策につきましては、ぜひ、今後関係機関とよく調整をお願いしたいと思います。これは要望で結構でございます。 以上で第2問を終わります。
○副議長(篠田進議員) 中野議員の2問目に対する答弁を求めます。
榎本幹雄学校教育部長。 〔
榎本幹雄学校教育部長 登壇〕
◎
学校教育部長(榎本幹雄) お答え申し上げます。 市独自のアンケート調査等を実施する考えはあるのかについて、お答え申し上げます。 先ほどご答弁の中でも申し上げましたが、今後、十分にこのことについては実態を把握しなければならない大きな教育課題と受けとめております。この中でアンケート等も十分に加えながら、調査をしてまいりたいと思います。 ただ、先ほど申し上げましたように、さまざまな要因の中には、非常に難しい問題が含まれてまいります。1つとしては、教師の指導力不足ということが新聞報道等にも出ておりましたが、一面に照らして指導力不足という決めつけ方の解釈は、私はいかがなものかと考えております。と申しますのは、A校、B校、C校、さまざま要因が違います。A校でよくても、B校で困難な症状を起こしてしまう場合もございますので、その辺も十分に検討しながら対応してまいりたいと存じます。 なお、2つ目にご提言いただきましたことにつきましては、
教育委員会として十分対応してまいりたいと存じます。
○副議長(篠田進議員) 山崎英治
都市整備部長。 〔山崎英治
都市整備部長 登壇〕
◎
都市整備部長(山崎英治) それでは、中野議員の再質問にお答えいたします。 これまでの既存の跨線橋は、両側に線路があったということで、跨線橋そのものが側道ぎりぎりまで高い位置にありまして、それから側道に接続されたという関係から、どうしても左折する場合、あるいは右折する場合、鋭角に曲がります。したがって、その曲がるときの交通渋滞が多少あったかというふうに思いますけれども、今度は平面に落としてから側道にぶつける形になりますので、ほぼ直角に曲がると。そのときには、十分隅切り等を行いますし、また信号処理等も考えております。 以上でございます。
○副議長(篠田進議員) 以上で、
中野照夫議員の質問を終わります。
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△
山下勝矢議員
○副議長(篠田進議員) 通告第6、8番、
山下勝矢議員。 〔8番
山下勝矢議員 登壇〕
◆8番(
山下勝矢議員) それでは通告に従いまして、
一般質問を行います。 今回は、環境問題と国民健康保険の滞納問題の2点について質問をさせていただきます。 初めの環境問題の三郷グランドアートづくりにつきましては、金沢議員から先ほど質問が出ておりますので、それとぶつからない形で質問をいたします。 まず三郷市というのは、考えてもわかりますように、公共用地が非常に多いと。江戸川、中川沿い、河川、水の処理場、東京都と埼玉県の下水処理場等々ですね。それに武蔵野線の沿線ですとか、武蔵野操車場の跡地といったように、公共用地が非常に多いので、その公共用地を中心に、花と緑で美化することは、他市に誇れるまちづくりを進める可能性が非常にあります。 そこで、こういったことは賛成でございますので、この事業を実際に行うに当たりましての財政支出額や課題や問題点、そしてできれば来年度以降の整備重点地区などをお聞かせください。 2つ目が、国民健康保険の滞納問題であります。 平成9年6月の議会におきましても、現議長が同様の質問を行っております。しかし、相変わらず滞納が多く、まじめに払っている人がばかを見ないようにしなくてはと絶えず思っております。やりくりしながら払っている人がほとんどでございます。滞納が昨今の不景気による生活苦による人も確かにいるでしょう。しかしながら、「保険料を払わなくても保険証をくれる」と言う確信犯も多くおります。私の今までの個人的な体験ですが、生活苦による人と払えるお金があるのに払わない確信犯とは、審査や面談などを通じて大体区別がつくものであります。何らかの対応策をお考えなのかどうかお聞かせください。 以上で第1問を終わります。
○副議長(篠田進議員) 山下議員の質問に対する答弁を求めます。 島村保建設部長。 〔島村 保建設部長 登壇〕
◎建設部長(島村保) 環境問題につきましてお答え申し上げます。 花でつづるグランドアートづくりについてでございますが、先ほど市長の答弁と一部重複いたしますが、ご了承願いたいと思います。 市民とともに自然空間や公共空間を利用して、花や緑を飾り、親水空間と緑のネットワークづくりを推進する事業でございます。そこで、平成11年度の事業場所といたしましては、第二大場川右岸約 360メートル、場所につきましては、東京都の浄水場のわきとなろうかと思います。沿線を菜の花で飾る事業、及び国道 298号線の両側、これは側道の水路敷を利用して、花壇として沿線町会及び各種団体等により管理していただく事業を予定しております。また、国道 298号線につきましては5月ごろ、第二大場川につきましては秋ごろに、それぞれ住民の方々や各種団体の方々に花の種をまいていただくことになってございます。なお、これらの支出につきましては、草刈り、種代などの費用及びPR用マップ作成等の費用につきましては、平成11年度予算に計上させていただいたところでございます。 また、問題点とのことでございますが、この事業は行政と地域住民が一体となって取り組む事業であり、地域の方々のご理解とご協力が一番重要な要素であるものと認識しております。いずれにいたしましても、緑は市のイメージを形成する上で最も重要でありますので、今後も緑の保全と緑化の推進に努めるとともに、潤いと安らぎ、さらには快適と美しさを持った魅力づくりを市民の皆さんと一緒に進めてまいりたいと考えております。 なお、平成12年度の事業内容とのことでございますが、担当といたしましてはグランドアートづくり事業を継続してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○副議長(篠田進議員) 稲舛廣穂
市民生活部長。 〔稲舛廣穂
市民生活部長 登壇〕
◎
市民生活部長(稲舛廣穂) 国民健康保険税の滞納問題、その対策についてのご質問でありますので、お答えを申し上げます。 三郷市の国保税収納率も、バブル経済崩壊後の長引く景気低迷による影響で、職員のさまざまな努力にもかかわらず、年々低下傾向にありますが、平成11年度の予算編成は、保険税収納率向上のための対策、滞納対策といたしまして、未納世帯の分析、徴収嘱託員の確保、日曜、休日の納付相談窓口の開設、夜間・休日の戸別訪問による納付指導及び徴収、特に口座振替制度の拡大推進、国民健康保険制度に対する被保険者の理解を深めるため、広報活動を行うなど、重点項目として予算を計上いたし、国保事業運営に当たることといたしております。 また、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費等の給付の際、保険税の未納の方については負担と給付の十分な説明とご理解を得ながら、国保税の充当に努力いたすなど、あらゆる機会を通じて税収の確保に努めております。ご理解を賜りたいと存じます。
○副議長(篠田進議員)
山下勝矢議員。
◆8番(
山下勝矢議員) それでは、再質問を行います。 初めの環境問題でございますが、繰り返しますが、三郷市には本当に公共用地が多うございますので、それをベースに、市長が先ほど言われましたように、三郷市を広大なキャンバスに見立てて、三郷市が他市に誇れるまちづくりをすることが可能でありますので、大いに進めていただきたいと思っております。 そして、それと同時に、三郷市におきましても、都市型の観光資源の開発や三郷の特産品、例えば花をモチーフにした食べ物とか、そういった特産品の開発もあわせて行いまして、三郷市に他市からいろいろな観光客が訪れて、観光収入を落としてもらって、大いに市内商業が活性化するようにしていけたらと思っておりますので、これは要望でございますので、よろしくお願い申し上げます。 2つ目でございますが、この国民健康保険の滞納問題につきましては、滞納問題というのは国民健康保険の問題だけではなくて、法人税や市民税、固定資産税などの税金や保育料や学校給食などの滞納もあります。これらの滞納処理を、今のところは原則としてでしょうけれども、各課が個別に処理、対応しているところに、ちょっとした非効率性があると考えております。各課のこういった滞納のデータ、これはなるべく各課で対応すべきですが、それを超えた本当に長期滞納の場合につきましては、各課の滞納データを一元化しまして、回収が専門の部署をつくった方が、はるかに効率的ではないかと考えております。そして、この部署に、もっと言えば、専門知識と経験を持った民間人も登用すれば、さらに効率が上がるかなと思っております。 これにつきまして、私が申し上げているのは、昔のお代官様のように、強引に年貢を取り立てる、こういうものではありませんで、やはり気配りと、ある意味では執着心を持って効率的に取ると。そして、苦しみながらも税金など、国民健康保険などをまじめに払っている人が、やはり正直者がある程度ばかを見ないようにしていくように、回収の方にも努力する必要があると思っております。 もう一度繰り返しますが、私の個人的な経験から見ても、本当に生活が苦しくて払えない人と、ある程度余裕があるのに払わない人というのは、大体、会っているうちに、もしくは書類審査の方で大体区別がついてまいります。したがって、こういった回収専門の部署を設けまして整理するということが大事かなと思っておりますので、第2問の国民健康保険の滞納問題につきましての再質問だけさせていただきますので、よろしくご答弁をお願いします。