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06月16日-06号

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  1. 富士見市議会 2021-06-16
    06月16日-06号


    取得元: 富士見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 3年  第2回 定例会           令和3年第2回定例会議事日程(第6号)                                  令和3年6月16日(水曜日)                                  午前9時30分 開議    日程第 1 市政一般質問      質問順      12 山 下 淑 子      13 小 泉   陽      14 篠 田   剛      15 田 中 栄 志散   会出席議員(21名)     1番   小  泉     陽         2番   田  中  栄  志     3番   佐  野  正  幸         4番   根  岸     操     5番   伊 勢 田  幸  正         6番   村  元     寛     7番   加  賀  奈 々 恵         8番   熊  谷     麗     9番   木  村  邦  憲        10番   寺  田     玲    11番   尾  崎  孝  好        12番   斉  藤  隆  浩    13番   関  野  兼 太 郎        14番   篠  田     剛    15番   篠  原  通  裕        16番   山  下  淑  子    17番   深  瀬  優  子        18番   勝  山     祥    19番   今  成  優  太        20番   小  川     匠    21番   川  畑  勝  弘欠席議員(なし)欠  員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   星  野  光  弘      副 市 長   浅  井  義  明  危機管理監   新  山     司      総 務 部長   古  屋  勝  敏  政 策 財務   水  口  知  詩      協 働 推進   古  寺  優  一  部   長                   部   長  子ども未来   小 日 向  哲  也      健 康 福祉   鈴  木  貴  久  部   長                   部   長  経 済 環境   渋  川     久      都 市 整備   落  合  慎  二  部   長                   部   長  建 設 部長   森  田  善  廣      市 民 部長   塩  野  英  樹                          事 務 代理  会計管理者   磯  谷  雅  之      監 査 委員   岡  部     泉  兼会計室長                   事 務 局長  教 育 長   山  口  武  士      教 育 部長   林     み ど り  学校統括監   小  林  正  剛本会議に出席した事務局職員  局   長   本  多  忠  嗣      次   長   吉  田  知  央  主   任   秦     麻 里 奈      専 門 員   大  熊  経  夫  主   事   戸  谷     薫      主   事   幕  田  祐  二 △開議の宣告 ○議長(斉藤隆浩) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和3年第2回富士見市議会定例会第16日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) ○議長(斉藤隆浩) お手元に配付した議事日程(第6号)に従って議事を進めます。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(斉藤隆浩) 日程第1、市政一般質問を行います。  昨日は、質問順11番、川畑勝弘議員の質問まで終わっておりますので、本日は、質問順12番、山下淑子議員の質問を許します。  山下淑子議員。               〔16番 山下淑子登壇〕 ◆16番(山下淑子) 16番、山下です。皆様、おはようございます。公明党の山下淑子でございます。インターネット中継を御覧くださっている皆様、本当にありがとうございます。本日は、人生で初めての市政一般質問となります。この場に押し上げていただいた支援者の皆様への感謝の心を忘れず、自身の子育てと介護の経験を生かして、全ての人に優しい魅力的な富士見市の発展のために4年間しっかり働いてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、議長からお許しをいただきましたので、令和3年6月議会での私、山下淑子の市政一般質問を始めてまいります。大きく4項目を質問させていただきます。  まずは、大きな1番、人にやさしい情報提供サービスについてです。(1)、富士見市のスマートフォン版ホームページについて。デジタル化が加速し、スマートフォン版の普及により、スマートフォンがデジタルに接する最初の入り口となっている市民の方も多くいらっしゃることと思います。時代の流れとともに、スマートフォン版市ホームページは、まさに富士見市の顔になってくるものと考えます。今、新型コロナワクチン情報など、市ホームページスマートフォンを通して見る機会が増えた市民の方から様々なご意見をお聞きします。例えば、欲しい情報に簡単にたどり着けなかった。検索方法が少し分かりづらいのでは。文字が小さいといった内容です。そこで、様々調べていく中、総務省が「みんなの公共サイト運用ガイドライン2016年」を作成し、ホームページ等が高齢者や障がい者を含む、誰もが利用しやすいものとなるようにと改訂したこと、またウェブアクセシビリティーに関しては、民間の第三者機関による自治体ホームページの評価があることを知りました。誰もが使いやすいホームページとしていくため、第三者機関、市職員、そして市民からの評価につきまして、どのように認識されているのか、お伺いいたします。  (2)、今後のホームページの改修への取組について。現在の市ホームページは、平成31年1月にリニューアルされ、9月に実施した市ホームページアンケート調査では、情報の内容に満足している割合の高さなどが明らかになっています。一方で、知りたい情報の探し方に関して、トップページに表示する内容への様々なご意見がありました。そこで、現在は下のほうにある「早引きインデックス」や「暮らしのできごと」などのアイコンを見やすい場所に移動するなどの改善につきまして、今後の予定をお伺いいたします。  (3)、市民が知りたい情報を個別で配信を。①、メール配信サービスの導入を。市民の方から、以前、自分が該当する支援金の情報が分からず、申請期限を過ぎたために受け取ることができなかったというお話を伺ったことがありました。広報「富士見」を全て読む時間と余裕がないとの声をお聞きすることもあります。生活スタイルや考え方の多様化と言われる現代にあって、市民の方へ個々の必要な情報を確実に届ける仕組みづくりが必要ではないかと考えます。市民の方へ個別に届くツールとしてのメール配信サービスでは、防災メールがありますが、今多くの方が知りたいコロナ禍での各種支援金等の情報に関するメニューなどをメールで届けることはできないものでしょうか。時期に応じた配信メニューの追加などで、必要な方が必要な情報を受け取れないものかと考えます。市のお考えをお伺いいたします。  ②、SNSの活用を。現在、市一本で取り組んでいるSNSの発信について、さらに各部署からも個別に情報を発信することは、必要な方に必要な情報が提供されることが期待できます。SNSを積極的に活用していくことにつきまして、お考えをお伺いいたします。  大きな2番、マイナンバーカードの普及促進についてです。(1)、現在の普及状況と今後の取組は。先週の尾崎議員の質問でもありましたが、マイナンバーカードの利活用については、マイナポイント事業などにより、普及啓発が進んでいるところです。そこで、現在における累計交付枚数と今後の交付率の目標について伺います。また、交付率の向上を目指してどのような取組を進めていくのか、お伺いいたします。  (2)、マイナンバーカードの安全性の周知を。マイナンバーカードは、個人情報などの理由から、持つことが不安という市民の方からの声を伺うことがあります。私もその心情は分かります。調べてみると、持ち歩いても大丈夫で、実際使ってみるととても便利なことも分かりました。多くの方には、その安全性が理解されていない状況があり、見えない不安を払拭していくため、今後どのような周知を進めていくのか、お伺いいたします。  (3)、マイナンバーカードの利活用について。①、健康保険証として利用可能となるが、現在の状況は。マイナンバーカード健康保険証としての利用が延期となり、今年10月から利用可能となる予定です。手続の方法など、今後の周知についてお伺いいたします。  ②、図書館利用カード自治体ポイントの併用利用に向けてのお考えは。マイナンバーカードの利活用では、自治体の独自ポイントの給付など様々な取組があります。中でも図書館利用カードは、豊島区をはじめ多くの自治体が活用しています。本市での導入についてのお考えをお伺いいたします。  (4)、マイナポータル「ぴったりサービス」の電子申請について。「ぴったりサービス」は、アプリをダウンロードして、オンライン上で幅広い行政手続を行うことができ、市役所に出向かなくてもマイナンバーカードを活用して手続を終えることができる便利なサービスです。本市においては、現在はどのような分野で活用が可能なのか。また、今後の項目を追加する予定についてお伺いいたします。  大きな3番、介護サービスのさらなる周知についてです。(1)、現在の介護サービス周知に対する本市の取組は。介護保険制度が開始されてより約20年が経過いたしましたが、制度内容が難しいこともあり、正確な制度の情報が本人や家族に届いていないと感じる場面に遭遇することが度々ありました。介護サービスの普及啓発について、また現状における課題と対策についてお伺いいたします。  (2)、一定の年齢の方へ、介護制度案内チラシの配布をしてはどうか。介護が必要となった方々に介護制度に関する情報が広く届くように、定年を迎えた方など、国民健康保険に加入するタイミングで、介護制度の案内チラシを窓口で配布したり、郵送したりするなどの取組を行ってはどうかと考えます。見解をお伺いいたします。  (3)、児童生徒への認知症サポーター養成講座の推進を。認知症に対する認識と理解を深めるとともに、家族に寄り添い、相手を思いやる心を育む認知症サポーター養成講座の取組を市内の小中学校で定期的に実施してはどうかと考えますが、見解を求めます。  最後に、大きな4番、安心で安全な公園の整備をについて3点質問いたします。(1)、トイレのバリアフリー化について。公園では、和式のトイレが多く、バリアフリー化が進んでいない状況があるように思います。公園のトイレで、現在和式トイレのみの公園はどの程度残っているものでしょうか。また、計画的に改修を進めていくお考えについてお伺いいたします。  (2)、トイレの管理清掃について。公園のトイレが汚れていて使いたくても使えないことがあるとの声を伺うことがあります。日常的な清掃の体制、清掃の頻度についてお伺いいたします。  (3)、防犯カメラ設置状況について。コロナ禍において3密を避けるなどの新しい生活様式の中で、開放的な空間である公園は、人が集まりやすい状況となっています。ルールを守って利用される方がいる一方で、トイレの蛇口を壊すなどのいたずらも多くなっており、公園の近くにお住まいの方からは、夜間、公園に人が集まっていて怖いとのご相談も受けています。そこで、現在市内の公園における防犯カメラの設置状況を伺います。また、今後の設置計画と設置に当たっての優先順位があれば併せてお伺いいたします。  壇上からの質問は以上です。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁願います。  総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) おはようございます。よろしくお願いいたします。  山下議員ご質問の大きな1点目、人にやさしい情報提供サービスについての(1)から(3)まで順次お答えさせていただきます。  初めに、(1)、富士見市のスマートフォン版ホームページにつきましてお答えさせていただきます。市ホームページで提供する情報やサービスは、誰もが支障なく快適にご利用いただけるように、日本工業規格に準拠した仕様とし、ウェブアクセシビリティーの維持向上に努めております。市ホームページウェブアクセシビリティーに関しましては、日本工業規格適合レベルAAに準拠しております。民間会社による昨年のウェブサイトクオリティ実態調査では、評価が高いAレベルから評価が低いIレベルまでの9段階で評価しており、多くの自治体がEレベル以下の中、本市の評価はDレベルに位置しております。また、写真や動画の掲載が簡単に行え、使いやすくなったとの職員の声や、令和元年9月から10月に実施いたしました利用者アンケートによると、情報検索の項目では、「探したい情報にすぐにたどり着けた」との回答が66%、トップページのデザインやレイアウトの項目では、「よい」との回答が63.1%の結果であり、おおむね好評であると認識しております。  続きまして、(2)、今後のホームページの改修への取組につきましてお答えさせていただきます。市ホームページの各ページで実施している簡易アンケートの令和2年度の集計結果では、ページの見つけやすさの項目について、5,000件を超える回答があり、「ページが見つけやすかった」との回答割合が72%となっております。そのため、情報検索に重要な役目を果たしている市ホームページトップページのレイアウトにつきましては、評価を得ていると考えており、すぐに見直す予定はございませんので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。  続きまして、(3)、市民が知りたい情報を個別で配信をの①、メール配信サービスの導入をと②、SNSの活用をは関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。市では、現在イベント情報を中心とした行政情報と、防災情報の2つの目的に限定してメール配信を運用しております。また、ツイッターやラインなどのソーシャルネットワーキングサービス、いわゆるSNSにつきましては、幅広い年齢層に利用されていることから、各所管課からの依頼などを受けて、様々な行政情報などを配信しております。新型コロナウイルスに関する支援の情報につきましても、ひとり親世帯臨時特別給付金小規模企業者支援給付金などの情報を各所管課と連携し、随時情報の配信に努めているところでございます。このように現在、メールとSNSにおいて情報配信の使い分けをしながら運用しておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  また、各部署において個別にSNSで情報を発信することについてでございますが、各部署におけるSNSのアカウントの追加登録につきましては、ツイッターの利用は無料となりますが、ラインにおいては無料で制限なく利用できる本市のアカウントは1つまでと制限されております。そのため、各部署でアカウントを追加取得する場合には、利用状況に応じて費用負担が生じる可能性がございます。  また、アカウントの追加は、特定の情報のみ必要という方には有効であると考えますが、一方で複数の情報が欲しい方にとりましては、幾つものアカウントをフォローしないと必要な情報を受け取ることができないこととなります。そのため、SNSの運用方法について、どのような手法が効果的であるか引き続き研究してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) おはようございます。よろしくお願いいたします。  山下議員ご質問の大きな2点目の(1)、現在の普及状況と今後の取組につきましてお答えいたします。(1)につきましては、尾崎議員のご質問と重複する部分もございますが、よろしくお願いいたします。現在の普及状況は、地方公共団体情報システム機構がまとめました本年3月末時点の数値で申し上げますと、累計の申請件数は4万2,539件、交付の件数は3万537件、人口に対する交付率は27.4%となっております。また、平成30年度に策定しました令和5年度までの交付率を20%とする目標を大きく上回る結果となっております。このような現状を踏まえまして、今年度交付率の新たな目標設定を見直し、さらなる交付率の向上を目指し、他の自治体の例などを参考に、関連部署との連携を密にしながら効果的な普及促進に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、(2)、マイナンバーカードの安全性の周知をについてお答えいたします。議員のご指摘のとおり、マイナンバーカードの安全性について、個人情報の漏えいや紛失など対策が講じられていることを知らない方も多くおりますことから、市といたしましても、様々な手段により可能な限り安全性の周知を行っているところでございます。今後におきましても、より多くの方にご理解いただけますよう、引き続き丁寧な周知に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、大きな2点目の(3)の①、健康保険証として利用可能となるが、現在の状況はについてお答えいたします。マイナンバーカード健康保険証として利用することにつきまして、厚生労働省は試験運用の段階で不具合が発生したことから、本格的な運用につきましては、安心して運用ができるまで延期しているところでございます。  また、マイナンバーカードを保険証として利用可能とする方法につきましては、パソコンやスマートフォンを使用し、マイナポータルから健康保険証の利用申込みの手続をしていただくことになります。そのため、高齢者など手続の操作が難しい方には、健康保険の種類に問わず、保険年金課の窓口におきまして、利用申込みのサポートのご案内をしているところでございます。  また、周知方法につきましても、市のホームページに掲載しているほか、健康保険証の更新時や納税通知書の発送の際に、マイナンバーカード健康保険証として利用できる旨の案内も同封させていただいております。厚生労働省の方針といたしましては、遅くとも本年10月までに本格的な運用を実施していくとのことですが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) おはようございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、議員ご質問の大きな2点目の(3)、マイナンバーカードの利活用についての②、図書館利用カードの利用についてお答えいたします。マイナンバーカード図書館利用カードとして活用する取組につきましては、議員ご案内の豊島区など既に導入している自治体があることを認識してございます。教育委員会といたしましては、マイナンバーカードの利活用について、図書館を利用していただいている市民の皆様のご意見やご要望など実情を踏まえるとともに、国や他自治体の動向を注視し、ICT推進課と協議を図りながら、指定管理者と図書館サービスの向上に向け検討してまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) おはようございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、(4)、マイナポータル「ぴったりサービス」の電子申請についてお答えいたします。本市においては、現在子育て及び高齢者、介護の分野で利用が可能な状況でございます。今後の項目追加に関しましては、ICT推進課が中心となって、市民の利便性向上につながるよう所管課と調整を図るとともに、策定予定のDX推進計画に盛り込んでまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) おはようございます。よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな3点目、介護サービスのさらなる周知についての(1)、現在の介護サービス周知に対する本市の取組はにつきましてお答え申し上げます。介護保険制度は、創設から今年度で22年目を迎え、制度自体が広く認知されるとともに、高齢者数の増加などにより、介護を必要とする方やその家族にとって、なくてはならない制度として定着してまいりました。一方、介護保険制度は、これまで数多くの改正を行っており、多くのサービスが創設され、利用できる方の要件等も細かく規定されるなど、制度自体が年々複雑なものとなってきております。市では、これまで広報やホームページへサービスの内容や種類、制度改正に関する内容の掲載や、公共施設の窓口などにパンフレットを配置するなど周知を行ってまいりました。また、年1回の介護保険料納付通知書発送時には、様々な内容の案内チラシを同封し、制度の周知に努めております。  しかしながら、十分ご理解されていないこともございますので、いかにサービスを必要とされる方にご利用いただくかが毎年の課題となっております。そのため、高齢者あんしん相談センターが行う独り暮らし高齢者や高齢者世帯への実態把握訪問のほか、講座などの機会において、パンフレットやチラシを説明しながら配布するなどの活動を継続し、お住まいの地域において困り事がある方が早期に相談につながるよう、地域での普及啓発に努め、適切な支援が行えるよう引き続き取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、(2)、一定の年齢の方へ介護制度案内チラシの配布をしてはどうかにつきましてお答え申し上げます。現在、市では毎月、65歳に達する方に介護保険の被保険者証を送付しております。また、被保険者証と併せて介護保険制度パンフレット等も同封し、介護保険制度の周知に努めているところでございます。被保険者証を受け取った市民の方からは、介護保険料に関して様々なお問合せやご意見をいただいておりますので、分かりやすい制度の周知に努めていくことが必要であると認識しているところでございます。  議員ご指摘の国民健康保険加入時に介護制度の案内チラシを配布または郵送する取組につきましては、意義のあるものと考えますが、配布対象を国民健康保険に加入されている方全てに行うのか、また社会保険加入に対する周知についてなどの課題もございますので、今後どのように取り組んでいくことが効果的なのか研究してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) おはようございます。よろしくお願いいたします。  議員ご質問大きな3点目、介護サービスのさらなる周知についての(3)、児童生徒への認知症サポーター養成講座の推進についてお答えいたします。誰もが安心して暮らせる社会の実現のためには、義務教育段階において認知症に対する認識と理解を深めるとともに、家族に寄り添い、相手を思いやる心を育むことは重要であると考えます。本市におきましても、これまで一部の学校ではございますが、認知症サポーター養成講座を実施し、認知症についての知識や身近な高齢者と自分との関わりを考えさせることを狙いとした学習を行っております。  また、道徳の授業において、親切、思いやり、感謝、公正、公平、社会正義等の観点でも学習しており、総合的な学習の時間においても地域の高齢者福祉施設と連携した交流会やボランティア活動を行うなど、各学校で様々な福祉教育に取り組んでいるところでございます。今後も学校の実態に応じ、小中学校の福祉教育の充実が図られるよう、各学校を指導してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長
    都市整備部長(落合慎二) おはようございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、議員ご質問の大きな4点目、安心で安全な公園の整備をについて3点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、(1)、トイレのバリアフリー化についてでございますが、現在市管理の公園では、39か所中19か所、和式トイレが設置されております。また、改修につきましては、経年劣化に伴う修繕や更新の際には、現地に合わせ、洋式化の検討を進めております。  次に、(2)、トイレの管理清掃についてお答えいたします。現在、トイレの管理清掃を含め、草刈り、清掃等の公園維持管理業務を入間東部シルバー人材センターに委託をしているところでございます。公園の規模により、1公園につき2人から3人の配置で業務に従事しており、週に2から3回の頻度で清掃を行っております。また、公園巡視員によるパトロールにより、使用上の不都合等があった際には、市職員においても対応しております。  最後に、(3)、防犯カメラの設置状況についてお答えいたします。現在、市で設置した防犯カメラは、前沼公園、上沢公園及びみずほ台中央公園交流施設にございます。なお、現時点では、設置計画や設置の優先順位はございませんが、設置につきましては公園利用者の安全確保や周辺地域を含めた防犯面、また公園の維持管理等も考慮し、検討する必要があると考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁が終わりました。  山下議員。 ◆16番(山下淑子) 答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。  大きな1番の(2)ですが、今後のホームページの改修への取組についてですけれども、現在の市ホームページのシステムサポート契約の内容では、どの程度の範囲までレイアウトを修正することが可能なのかを伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 現在の市ホームページの保守につきましては、メニュータイトルの文字の変更でありますとか、それから各アイコンの画像の差し替えなどの軽微な修正は、その保守の中で対象となってございます。一方、トップページのデザインを変更するでありますとか、スライドなどの表示位置を変更するといった場合は、これは改めて別途改修費用が必要になるというような契約となってございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) 例えばお隣のふじみ野市のホームページでは、聞きたい質問にキャラクターが自動で対応するなど、AIを活用した取組を進めていますが、本市でも活用していくお考えはあるかを伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) AIを活用してキャラクターが自動で回答するという仕組みが、隣のふじみ野市をはじめ幾つかの自治体でも入れているというふうに認識してございます。こちらの導入をされている自治体にちょっとお聞きしたところ、導入時において、まず質問に対する回答を多く用意しなければならないということでございました。また、その後も更新作業など、業務の負担が新たに発生するということや、それから質問に対する回答が必ずしも一致しないといったようなケースもあるというような話を伺っているところでございます。また、導入に当たっては、その費用もかかってくるというようなことから、費用対効果の確認などが現在必要だというふうに考えておりますので、引き続きこうしたAI技術等を注視し、調査研究のほうは引き続きしてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) リニューアルした当初は、高い満足度でしたが、時とともに市民のホームページに対する要求が変化していることは否めない事実だと思います。この時代のニーズに合わせた市ホームページの構築が大切だと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 行政情報を発信する上でホームページの持つ役割が、やはり今議員ご指摘のとおり、これは年々高まっているのかなというふうに考えてございます。現在のところ、リニューアルをしてからまだ長い時間はたっていないということと、それからアンケート等を見ますと、一定の評価をいただいているというところでございますので、現状は現在の枠組みといいますか、フレームの中で分かりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えておりますが、今後も市民皆様の様々な声、こちらを参考にさせていただいて、改善できるものは改善していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  次の質問に行きます。(3)、市民が知りたい情報を個別で配信をというところの①のメール配信サービスの導入をのところですが、メール配信サービスがあることをすぐに分かるように、ホームページのトップ画面に表示していただければと思いますが、そのお考えをお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 現在、各メール配信サービスについての表示については、トップページの下のほうにありますオンラインサービス、こちらをクリックしていただくと表示されるというふうな仕組みになってございます。こちらをまた違う位置にレイアウトするということになりますと、そのレイアウト位置によってはまた費用が生じてくるというふうなところもございますので、現在のところはオンラインサービスのところの中で入り口を設けていきたいというふうには考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  次に、2番、マイナンバーカードの普及促進についての(2)のところですけれども、タブレットにも資料を載せていただきましたが、内閣府と総務省が制作した「持ち歩いても大丈夫!マイナンバーカードの安全性」のリーフレットを市民課の窓口や各出張所に置くことは有効な周知方法と考えますが、見解をお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) それでは、再質問いただきましたので、お答えいたします。  今議員ご案内のリーフレットを各施設の窓口に配置するということは、非常にとても有効な手段であると考えておりますので、早々に設置のほうはさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  また、(3)の②番について、図書館利用カードに関連しまして、例えば新潟県三条市では、マイナンバーカードを窓口で提示することで、住民票の写しや税書類等各種申請書の記載を省略することができ、自動で証明書を発行することができる窓口支援サービスを導入していますが、本市において導入するお考えがあるかお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) マイナンバーカードの利点としましては、今議員ご紹介いただいた内容等は挙げられることの一つだというふうに思ってございます。マイナンバーカードの利活用に関しましては、現在庁内においては具体的な検討は行ってございませんが、先ほどもご答弁させていただきましたが、これから策定いたします今後のDX推進施策の中で、庁内連携を取り組むということを含めまして検討していくということで予定をしておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  次の(4)、マイナポータル「ぴったりサービス」の再質問ですけれども、また同じ新潟県三条市の例になりますが、三条市独自でオンライン申請を可能としている項目が多くあり、さらに利便性を高めた取組を進めています。特に介護保険制度の項目が充実していることから、本市におきましてもその取組を参考に、項目を増やしていくお考えがあるかをお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご案内のとおり、三条市におきましては、介護保険制度に関して14項目の申請届出がオンライン申請で対応しております。本市では、このうち10項目につきまして7つに区分し、今年の4月からオンライン申請の受付を開始したところでございます。また、独自に介護保険送付先変更届もオンライン申請を開始しております。他の項目につきましても、今後順次オンライン申請に対応していく予定でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  本市では、防災、被災者支援に関する項目においては、罹災証明書の申請書を印刷することはできるものの、オンライン申請には対応していない状況となっています。今後、オンライン申請ができるようにしていくお考えはありますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) よろしくお願いいたします。  議員ご指摘のとおり、罹災証明書のオンライン申請につきましては、現在のところ対応しておりませんが、今後ICT推進課と調整し、対応を検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  また、災害に関する見舞金や弔慰金についても、オンライン申請ができるようになれば、罹災者にとり、労力をかけずに申請できるものになるかと思いますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 現在、災害見舞金や災害弔慰金の申請につきましては、担当職員が現地確認や消防等へ被災状況を確認し、支給要件に該当する被災者の方へ電話や郵送または訪問等により災害見舞金等の申請の案内をしております。今後につきましては、被災者の利便性の向上のため、ICT推進課と調整しながら、オンライン申請について検討してまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  それでは、次の質問をさせていただきます。大きな3番、介護サービスのさらなる周知についての(3)ですが、教職員に対する認知症サポーター養成講座の実施は可能でしょうか、お伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) お答えします。  本市の教職員におきましては、これまで各教科研究、人権教育や福祉教育、生徒指導、教育相談等、多くの研修を通して資質向上に努めるとともに、指導力を高めております。また、多くの研修で培ったことを児童生徒の指導へ生かすことは重要であると認識しております。各学校では、学力向上、ICTの活用、いじめ防止、不登校の解消等、山積する教育課題に対応するため、優先すべき教員研修を計画的に実施しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) 次の質問にさせていただきます。  大きな4番、安心で安全な公園の整備をの中から、(2)、管理清掃についてですけれども、トイレの汚れがひどい場合などの連絡先として、市役所の担当部署がすぐに分かるように表示されているか、お伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 市役所の担当部署の掲載につきましては、市内全ての公園ではございませんが、トイレの適切な利用を呼びかける啓発看板を設置する箇所につきましては、担当部署名を掲載しております。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) それでは、そのトイレの中にコンビニエンスストアにあるように、「いつもきれいに使ってくれてありがとう」など、利用者への啓発表示はとても効果的だと思いますが、行う考えはありますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) そういった表示が見受けられるようになってきております。また、心理学的にも有効であるのかなと思っておりますので、現地調査を行い、順次設置してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  それでは、(3)の再質問ですけれども、近年では、防災機能を備えたソーラー発電のWi―Fi機能つき防犯カメラもあるようですが、本市での設置のお考えをお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今ご案内の防犯機能等、Wi―Fiを備えた防犯カメラが存在することは認識しておりますが、しかしながら先ほども答弁しましたとおり、現時点では設置計画はございませんが、設置する際には、利用者の安全確保や公園特性を考慮し、設置の必要性を検討してまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。  公園の防犯カメラに関してですけれども、ほかの自治体ではどんどんと各公園に設置をしている状況が見受けられまして、市としてはまだ3か所しかないという先ほどの答弁だったと思いますが、とてもまだ少ないのかなと思いますので、ぜひ順次設置をしていただければと思いますが、そのご見解をお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 公園の特性であったり、またいたずら等が頻繁にある公園については、そういったところから検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  とても早めとなりましたけれども、本当に初めての一般質問で、なかなか踏み込んだ質問ができなくて、これから自分自身もしっかり学んでまいりますので、よろしくお願いいたします。  以上で私、山下淑子の市政一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で山下淑子議員市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午前10時16分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午前10時35分) ○議長(斉藤隆浩) 次に、質問順13番、小泉陽議員の質問を許します。  小泉陽議員。               〔1番 小泉 陽登壇〕 ◆1番(小泉陽) 1番、小泉陽です。皆さん、こんにちは。インターネット中継を御覧の皆様、ありがとうございます。21・未来クラブ、小泉陽です。市政一般質問4日目の2番目となります。執行部の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告のとおり市政一般質問を始めさせていただきます。今回の一般質問では、大きく3つ、いずれもこの4月の組織改正により所管が変更となった部署について、その内容について伺います。  まず、大きな1番、商工業の施策について。(1)、組織改正に伴う商工業の重点施策は。商工業の施策について、まちづくり推進部から、組織改正により経済環境部が創設され、所管が変更することとなりました。このことによる変更点、追加点または強化した点などを含めた重点施策についてお伺いします。  (2)、コロナ禍における市内事業者の現状の認識は。この1年、コロナ禍ということで緊急事態宣言が、そして現時点ではまん延防止等重点措置が発令されております。マスコミにおいても連日事業者の悲痛な声が報道されております。そこで、本市における市内事業者の現状について、主に商業の相談や制度の利用状況について現状をお伺いします。  (3)、コロナ収束を見据えた施策について。この1年、コロナ禍ということで皆様に我慢をお願いする状況が続いております。しかし、ウイルスワクチンの接種も始まり、コロナが収束することを期待しつつ過ごしていることとなっております。現在は、コロナ禍というこれまでにないイレギュラーな事態となっておりますが、それこそ2年前の今頃は、既に東京オリンピックが盛況に開催され、それに伴うオリンピック景気を夢見ていたものでした。現在、この東京オリンピック、このまま開催されても、それに伴う経済効果は期待薄であります。そこで、このようにコロナ禍ということで環境が変わっていく中、市内商工事業者のため、持続可能な施策をどのように進めているのか考えを伺います。  大きな2番、公共交通政策について。(1)、組織改正に伴う市内公共交通の重点施策は。こちらも4月の組織改正により、公共交通の所管が建設部から都市整備部へ異動しました。そのことによる変更点、追加点、また強化した点などを含め、重点施策をお伺いします。  (2)、地域公共交通会議における令和3年度の見直しに向けてのスケジュールは。これまでも公共交通について私自身のみならず、ほかの議員からも公共交通について質問がなされてきました。その際に、答弁におきましては、令和3年度の見直しということが繰り返し言われました。そこで、現在コロナ禍ということで、様々な会議の開催は延期となっているものも多いのですが、見直しに向けてのスケジュールについて、現時点においてどのような方向性となっているのか伺います。  (3)、長期的な公共交通の整備について。富士見市においても、これから高齢化率が進むことは確実ですし、現在予定されている工業誘致等により、公共交通に求められる状況が変化することが想定されます。そこで、今後の長期的な公共交通の整備の方向性について考えを伺います。  大きな3番、危機管理について。(1)、組織改正により新設された危機管理監の役割について。私の3月の一般質問において、防災危機管理について質問させていただきました。その時点での防災危機管理の所管は総務部でした。この4月に組織改正が行われ、危機管理監が創設されました。そこで、所管が変更となり、改めて変更点、追加点、強化した点などがありましたらお伺いします。  (2)、災害時における対応について。一昨日の6月14日に気象庁から関東甲信地方が梅雨入りしたと見られるとの発表がありました。近年では、集中豪雨や局地的大雨による災害が懸念されることとなっております。最近の天気予報は精度も高く、大雨の予想の情報は事前に入手することが可能となっており、あらかじめ対応を取ることができます。そこで、災害というと様々な状況が想定されますが、現在6月ということもあり、これから出水期となることから、今期の災害に対する準備、その中でも台風が接近する場合の対策をどのように進めているのか、市の考えを伺います。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁願います。  経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 本日もよろしくお願いいたします。  ご質問の大きな1点目の商工業施策についてご質問を3つ頂戴しておりますので、順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)、組織改正に伴う商工業の重点施策はについてお答えいたします。今年度からスタートいたします第6次基本構想・第1期基本計画を着実に推進するため、これまでの産業振興課につきましては、産業分野に特化し、事業を推進する組織として産業経済課と農業振興課に分かれてございます。この組織改正の目的を踏まえ、産業経済課として取り組むべき重点施策といたしましては、第1期基本計画に掲げる商工分野の基本政策や、同じく今年度からスタートいたします第3次商業活性化ビジョンの将来像の実現に向けて、次代の担い手となる新規創業者や、デジタル化をはじめ創意工夫による魅力づくりなどに取り組む、頑張る事業者への支援を強化してまいりたいと考えております。また、産業団地などの企業誘致により、税収の増加と雇用の創出を図るほか、新たに進出する企業と既存の市内事業者との企業間取引の創出などにより、地域経済の活性化を図ってまいります。  続きまして、(2)、コロナ禍における市内事業者の現状の認識はについてお答えいたします。本市は現在、まん延防止等重点措置区域に指定されており、飲食店に対しての営業時間の短縮や市民への不要不急の外出自粛要請などにより、市内事業者は大変厳しい状況に置かれているものと認識しております。このような状況の中、商業者から寄せられる相談といたしましては、埼玉県で行っております感染防止対策協力金に関する問合わせや、5月から市で受付を開始いたしました小規模企業者支援給付金に関する内容が多くなっております。一方で、商店街空き店舗出店支援事業補助金の申請が例年の同時期に比べて増加しており、ピンチをチャンスに変えるべく、この機に創業する事業者も一定数いるような状況となっております。  続きまして、(3)、コロナ収束を見据えた施策についてお答えいたします。コロナ収束を見据えた施策につきましては、次代の担い手となる新規創業者への支援、専門家による伴走型の経営相談の実施、コロナ禍により変化した生活スタイルに応じるためのデジタル化の推進、地域のにぎわいを取り戻すための商店会主催イベント事業など、事業者や消費者のニーズに即した支援を行うことで、商工業の活性化を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、議員ご質問の大きな2点目について3点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、(1)、組織改正に伴う市内公共交通の重点施策はについてお答えいたします。令和3年4月1日の組織改正に伴い、市内公共交通対策事業につきましては、所管が建設部交通管理課から都市整備部都市計画課となりました。都市計画課は、都市計画マスタープランなどの都市づくりに関する指針などを所管しており、持続可能で快適に生活できる都市づくりの視点を踏まえ、市全域について市内循環バスやデマンドタクシーなどの市内公共交通についての方向性を定め、より利便性の高い市内公共交通ネットワークの構築に向けて、富士見市地域公共交通会議において施策を進めていく考えでございます。  次に、(2)、地域公共交通会議における令和3年度の見直しに向けたスケジュールはについてお答えいたします。今年度、地域公共交通会議は3回の開催を予定しております。その中で市内循環バスやデマンドタクシーの利用状況、これまでいただいた市民要望や陳情等を提示し、今後の市内循環バスやデマンドタクシーの運用など、市内公共交通の在り方について協議を行ってまいります。  最後に3点目、(3)、長期的な公共交通の整備についてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、高齢化の進行や工業誘致等により、今後は高齢者をはじめとした市民や市を訪れる方の移動手段の確保がより一層求められることが想定されます。現時点で地域公共交通会議では、市内循環バスを持続可能な制度としていくことが確認されているところではございますが、今後におきましても、交通環境の変化に対応した利便性の高い公共交通ネットワークの構築は重要な課題として捉えておりますので、継続的に協議してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 続きまして、小泉議員ご質問の大きな3点目、危機管理についての(1)、組織改正により新設された危機管理監の役割についてお答えいたします。  令和3年度から組織改正により、あらゆる危機的事案に対し、これまで以上に迅速かつ的確に対応できるよう、総務部長が兼務しておりました危機管理監を専属で設置するとともに、危機管理課を新設いたしました。危機事案に対しましては、富士見市危機管理基本マニュアルに基づき対応することとなりますが、ご質問の危機管理監の役割といたしましては、平常時においては、各部署からの危機に関する兆候等の情報収集及び管理を行い、危機事案が発生した際には、第一報を把握した段階で直ちに危機管理監及び危機管理課に報告するよう体制を構築しております。また、災害対応時の災害対策本部組織においても、危機管理監を単独で設置し、本部長である市長の下、危機管理監が災害対策本部に関する総括を行い、災害対応情報の収集、集約等を行うよう災害対応体制をより一層強化いたしました。  続きまして、(2)、災害時における対応についてお答えいたします。昨年度につきましては、本市において台風による大きな被害はございませんでしたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、災害対応においてもコロナ禍に配慮した対応が必要になりましたことから、地方創生臨時交付金を活用し、段ボールパーティションや段ボールベッド、消毒液、マスク等の様々な感染症対策物品を各避難所に配備させていただきました。今年度につきましては、コロナ禍における避難所開設運営を迅速かつ円滑に行うため、地域対策本部職員の班長を対象に講習会を実施するほか、小学校の体育館を会場として担当の地域対策本部職員に対し、避難所開設訓練を計画的に実施してまいります。台風による水害が発生した際の対応につきましても、組織改正に合わせて見直しを行った地域防災計画の組織体制及び所掌事務に基づき、危機管理監及び危機管理課を中心に、全庁的に連携を図りながら迅速な対応に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁が終わりました。  小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず、商工業施策についてですが、コロナ禍における商工業支援策、現在どうしてもコロナ禍で苦しんでいることで具体的な支援策について改めてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 現在行っておりますコロナ禍における支援策でございますが、まずは市内小規模企業者の事業継続を支援するため、現在小規模企業者に10万円を給付いたします小規模企業者支援給付金支給事業について、スピード感を持って取り組んでいるところでございます。  また、次のステップといたしましては、低迷しております市内消費を喚起するために、全世帯を対象としたプレミアム付商品券の発行事業を今後進めてまいります。その後におきましては、専門家による伴走型の経営相談事業や、また各種補助金を使いまして、事業者の事業継続と売上げの回復を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) ありがとうございます。  プレミアム付商品券については、昨年に続き2度目と言っていいのでしょうか、の実施となりますが、前回のプレミアム付商品券においての効果はどの程度あったのか、どのように総括されたのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 昨年度のプレミアム付商品券の経済効果でございますが、正確な統計データはございませんが、商品券の売上代金から申し上げますと、約6億1,800万円の市内での経済波及効果があったものと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、今回2回目のプレミアム付商品券については、どれくらいの経済効果の金額を見込んでいるのでしょうか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 今年度につきましても、発行規模は去年と同様でございますので、波及効果も同様と考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 前回のプレミアム付商品券の発行に関しましては、やはりどうしても商工会主体となって実施されたこともあり、使えない店舗も多いということで、一部不満の声なども伺いましたが、今回そのような不満の声に対して、前回よりもプレミアム付商品券を広く市内で使えるような工夫など、どのように考えておられるのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 昨年度の課題といたしましては、2点ございます。1点目は、まず商品券の販売場所ということで、特にふじみ野地区でなかったということがございましたので、今回は市内に本部がございますドラッグエースにお願いしまして、ふじみ野周辺でも売れるような形になっております。  あと、取扱いの加盟店でございますが、商工会を通じて広く募集したところ、今年についても前年並みという形になっております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員、次の質問のとき、マイクにもうちょっと近づいて質問してもらえますか。  小泉議員。 ◆1番(小泉陽) それでは、プレミアム付商品券を使った施策について、市内の商工業事業者が活性化することを期待しております。  さて、話題を変えて、みずほ台祭りなど、商店街活性化推進補助金等において支援をしている事業について、3月議会において、令和3年度当初予算として計上され、可決されました。これからの社会状況により、みずほ台祭りなど、そういった補助金をつける事業について、開催についてどのような判断をされるか分かりませんが、昨年同様、コロナ禍ということから、中止することとなった場合、結果として不用額となり、減額補正となることになりますが、その前に、不用額となることが見込まれるような状況になった場合、その予算額をほかの産業振興に活用できる可能性など考えているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 補助金を他の使途に利用するか、その可能性についてでございますが、歳出予算につきましては、その支出の限度と内容を制限する拘束力を有しております。このことから、他の事業に振替えるには、原則補正予算の編成が必要となっております。特に補助金につきましては、予算規則におきまして、その使途を厳しく制限されておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 確かに補助金の使途が厳しいからこそ、この6月の早い段階で、年度末までまだまだ、3四半期あるわけですから、3月までに何とかそのお金を執行できるよう、経済環境部としてもちょっとお考えいただきたいと思いまして、このようなお話をさせていただいたのですが、せっかく予算つけた、それも商工業支援に近い形での補助金ですので、何らかの手当てができないか、ぜひとも考えていただきたいのですが、そのようなことを考える研究会などを立ち上げる予定などはございませんか、伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 各商店会等が今計画しておりますイベントにつきましては、今後のコロナの感染状況を踏まえて判断されるものと考えておりますが、一応市といたしましては、1年度の通年予算として、その1年に必要な事業費を計上してございますので、大きな環境の変化がない限り、当初予算を執行してまいりたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、商業活性化、また祭りなど、実施されてちゃんと予算消化されることは問題なく、本当に市民のために使われるということで非常に喜ばしいことでありますが、まだ決算のほう見ていませんが、不用額となる金額が非常に多いということが問題ではないかというような意見も聞きますので、なるべく不用額とならないよう、しっかり使い切るよう、もう少し考えていただきたいと思います。  それでは、次のコロナ収束を見据えた施策ですが、第3次商業活性化ビジョンのパブリックコメントの募集は3月で終了しておりますが、何らかの意見が寄せられたのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 意見提出はございませんでした。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、パブリックコメントもなかったということで、この第3次商業活性化ビジョンが発刊されるのはいつ頃を予定されているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。
    ◎経済環境部長(渋川久) 今年度の予算におきまして、計画の印刷予算を頂戴しておりますので、現在発注しておりまして、製本については今月中に、また併せてデータも納品されますので、今月中には議会の皆様、また市民の皆様にはホームページで公開してまいりたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、第3次商業活性化ビジョンですが、特にコロナ禍というイレギュラーな状況下での作成ということで、また今後社会情勢が変われば、内容的にそぐわないような環境になっていくことも想定されますので、その場合には速やかに、その内容について再検討いただくことなどを期待したいと思います。これで商業施策についての質問は終わらせていただきます。  では、次に大きな2番のほうの公共交通政策について伺います。まず、公共交通ですが、市内循環バス及びデマンドタクシーの話題が主となりますが、公共交通の本質的な考えとしては、移動の保障となります。移動ということが生きていくための不可欠な活動であり、身体的にも精神的にも大きな意義があります。長寿社会を迎え、高齢者の移動を促す政策を考えていくことが重要となります。先ほど商工業について質問させていただきましたが、市民の皆様が移動してくれることによって商業の活性化も促進されていくものだと思っております。  そこで、まず公共交通ですが、市内公共交通応援事業について昨年一般質問がなされ、答弁もありましたが、その後の本市としての対応の状況をお伺いします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) コロナ禍において不要不急の外出自粛や在宅勤務の推奨などにより、公共交通機関においては利用者が大きく減少する中、公共交通事業者に対し、支援を行っている自治体があることは把握しております。現在、埼玉県では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を実施しながら運行を継続している県内に本社を置く鉄道事業者や、県内に本社、また営業所を置くバス、タクシー事業者に対し、運行継続支援金を交付することとしております。市といたしましては、現時点においては、この埼玉県の運行継続支援金を活用していただくとともに、市が実施している他の支援策などを活用していただきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 同様に、昨年の一般質問がされました、努力義務ではありますが、地域公共交通計画マスタープランの作成について、こちらの進捗状況をお伺いします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 地域公共交通計画は、近年の人口減少や高齢化が進む状況において、地域の実情に合わせた公共交通サービスの構築に向け、策定が努力義務とされております。また、近年は、公共交通の重要性の高まりとともに、より効率的で利便性の高い公共交通ネットワークを構築することが求められています。市といたしましては、こうした法改正の背景や公共交通を取り巻く社会情勢を踏まえ、先進自治体の策定状況を参考にし、本市における計画策定の必要性等について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) それでは、市内循環バスについて少し考えていきたいと思います。  今朝は大雨でありましたが、私もここの市役所へ来るのに鶴瀬駅東口から東武バスを使って市役所前まで来るわけでありましたが、今日やっぱり朝、雨ということで、通勤、通学される方が多分ご家族の自家用車での駅までの送迎だったと思うのです。それでやはり道路が渋滞しておりまして、ほかにも要因はありましたが、通常よりも時間がかかりました。ふだんは恐らく自転車か何か、もしくは徒歩によって駅まで通っている人が、代替手段として公共交通というかバスを利用していないというような現状であるというように思われるのですが、このバスの利用を促進するためにどのようなお考えでいるのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 市といたしましては、持続可能な公共交通ということで、バスにつきましても利用者の増進に向けて周知をしてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 今もあった持続可能ということで、やはりバスの利用者は、一定数、今後においても確保していかなくてはならないと思います。現在、通勤、通学で使っていない方に、そういったバスの利用を促すとか、さらに今後、子育てするなら富士見市でということで、小さいお子様方をお持ちのご家族だとかがお住まいになられまして、そのお子様たちが成長されて、市内に高校は1つですから、大学は当然ありませんので、どうしても電車を使うなりして、ほかの市区町村に移動するということで、そのご自宅から駅までの交通手段として、バスを使うというような、その辺、どのように見込んでいるのか。また、あと高齢者…… ○議長(斉藤隆浩) すみません。一問一答で。 ◆1番(小泉陽) すみません。そういった生徒や学生が今後、今よりもバスを利用する機会が増えるというような予測をしているのか、それとも少子化ということもありまして、ご家族が今日みたいにマイカーを利用して駅まで送迎するので、それほど需要というのは増えないと読んでいるのか、その辺の考えを伺いたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 需要予測ということでございます。市民にとって利便性の高い公共交通を目指していきますので、そういったところについても利用者が増えるようなことを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) それと、高齢化が進むということがありますが、現在、数字的なところで見ていきますと、60代以上の女性の方は時代背景もあると思うので、比較的免許を取得されている方が少ないということもあると思うので、そういった方々がマイカーを利用しての移動というのは、数字的には少なくなっております。ただ、最近の若い女性の方という言い方をしていいのか分かりませんが、かなり多くの方が免許証を取得して車の運転をしているような状況が見られます。そういった方々が高齢化、今後10年、20年たった場合に、バスの移動に利用が移るというような見込みはされているのか、どのように考えているのか。現在は女性の高齢の方がバスの利用というのは比較的多くなっておりますが、今後10年、20年たった場合、今の40代、50代の方が同じような60代、70代になったときに、同じようなバス利用に移行すると見込んでいるのか、それとも引き続きマイカーを使って移動されることが想定されるのか、どのようにお考えになられているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今の高齢者の方と若い方の免許保有率については、当然状況が違うのかなとは思っております。ただ、今の若い方も高齢になられたとき、またそういったところでは免許返納とか、そういったことにはなってくるのかなと思っております。いずれにいたしましても、バスについては持続可能なところと考えておりますので、利用者の、多く使っていただきたいということについては、いろんな施策というか周知も含めて考えてまいりたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) ありがとうございます。  やはりバスの利用、ある程度一定数、見込めないことには、このまま補助金の補填のほうもひたすら大きくなっていく。やはりこうなると、今委託している東武バスウエストもいつまでも引き受けてくれるか分からない。特に東武バス、私も今朝利用してきましたが、一番後ろに運転手募集みたいな1行が書いてあるのです。今後バスの運転手の人材不足なども言われております。そういったことが起こった場合、当然東武バスのほうも富士見市が幾ら要求したところで受けられなくなりますが、そういったことも考えると、富士見市としてはどのような対応を考えているのか。直営ということにはならないのでしょうけれども、しっかりどこかしらちゃんと委託すれば引き受けてくれるところはあると考えているのか、それとももはやどこのバス会社も受託してくれないようなことも想定されているのか、考えを伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 運転手不足は、東武バスに限らず、課題となっておりますので、市といたしましては、なかなかその課題に市として何かというのはちょっと今はあれですけれども、いずれにいたしましてもバスの需要がないことには、そういったことにもなっていきませんので、今後も市民にとって利便性の高い公共交通を目指すために考えてまいりたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員、もう一度、マイクに向かってはっきりしゃべってください。お願いします。  小泉議員。 ◆1番(小泉陽) さらに、バスを敷設するということで、東武東上線の西側地域に、通すのは難しい。それは当然だと思います。ですので、やはり現状の市内の道路、これをそのままにしてバスを通すということは難しいということであるならば、やはりそういった道路もバスが通れるような設計にしていくようなことも考えていかなくてはならないと思います。バス路線、鶴瀬駅東口や、ららぽーと富士見は、バス停もしっかりしておりますが、途中、特に市内循環バスが通っている道にあるバス停は、歩道もないようなところにぽつんとバス停があったりして、そこで降りてから非常に危険だなというような思いもありますが、そういった道路も含めた整備などについてもどのように考えておられるのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 公共交通につきまして、循環バス、こちらに主眼を置いた道路整備事業が必要ではないのかといった、そんな質問かと思いますが、道路の整備につきましては、円滑な交通体系、これの確保ということが道路整備事業の一つの基本的な考えでございます。しかし、それだけではなくて、当然安全もそうですが、防災の観点ですとか、輸送の観点、緊急の観点、道路整備というのは、いろんな観点を考えながら取り組む必要があるというふうに考えております。したがいまして、今後におきましても、全てのそういった市民の皆様が安全に通行できる、そういったことを念頭に事業に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) ありがとうございます。  道路整備、確かに個々の道路については、そういったきれいな安全な道路、整備していただきたいと思いますが、やはりある程度計画を持って、ここの道路にバスを通すといった前提で、この先将来的にはIT化の流れというのは逃れられないと思いますので、道路の側道にそういった通信設備を通すといったことも含めての計画という意味では、都市整備部のほうで考えていくことだと思ったので、こちらのほうに今質問させていただいたのですが、都市整備部として、そういった総合的な、道路も含めてのバス運行についての計画ということを考えていらっしゃるのかということについて伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 道路のネットワークについては重要だとは考えております。しかしながら、将来を見据えた通信設備ですとか、そういったルートまではまだ考えておりませんが、いずれにいたしましても市内全域をネットワークで回れるようなことが重要だと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) また話は戻ってしまうのですが、やはり高齢者の方が、市内をマイカーで移動されていた方が、市内公共交通、特にバスへの移動というのが難しいと思っているのは、自動車メーカーもこのまま自動車の売れない状況を、手をこまねいているわけでもなく、やはり安全装備をいろいろつけて、国としてもサポカー補助金といったような施策を実施して、高齢者の方々にも車を買っていただこうとされております。やはりそのような中で、バスも重要ではありますが、そういった高齢者の安全運転というのも重要となってくると思います。そういったことに対して、これもやはり移動という意味では公共交通の一手段として、高齢者の運転も考えていく必要があると思いますが、そういったことに対しては、都市整備部としてはどのようなお考えでいるのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 移動ということでございました。循環バスやデマンドタクシー以外の交通という観点も必要であると思っています。自動車もそうですが、歩行、自転車、そういったところが安心安全に通行できるよう、道路等も段差解消や歩行空間を整備し、安全な移動が確保できる考えも含めて、市民の移動の確保について考えてまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) ありがとうございます。  さらに、タクシーについてもお伺いしたいと思います。今朝やはり大雨ということで、タクシーを使われた方が多いのか、鶴瀬駅東口のタクシープールでタクシー待ちしている方が並んでいらしたのです。やはり富士見市といった地方都市においては、23区と違いまして、流しのタクシーなど、ほぼ見かけることもありませんし、市役所の前におきましても、たまに1台止まっているかなということで、タクシーの利用というのがやはり市内では少ないのではないかなと思います。そういった中で、デマンドタクシーというものを設けたところで、タクシーに移行というのはなかなか、もともと使う習慣があればまた変わってくるのでしょうけれども、もともと使っていない人が、さらにタクシーがそもそも走っていないというのは、やはり需要がないのではないかと思うのですが、バスの補完としてのタクシー利用ということも考えているとは思いますが、タクシー会社のほうももう少し増やす要因がないぐらい、それほど需要がないのではないかと思いますが、その辺に対してデマンドタクシーを準備することによって、タクシー会社のタクシーの配車数とか、利用状況の増加とかというのはあったのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) タクシーの状況については、地域公共交通会議の中で、デマンドタクシーを実施したときの状況はどうかということでお話があったところ、需要についてはそんなに変わっていないということでお話がありました。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) やはり市内、どうしてもバスが入りづらい道というのが非常に多いので、バスが通れる道というのはある程度決まってくると思います。今後、タクシーの利用を促すためにも、どのように考えていくかというのが重要であるかと思います。また、タクシーのほうも、運転手不足なのか、タクシーの背後に運転手募集といった広告も見ますので、そういったことからも、タクシーに移動を促したところで、実際これから増加する高齢者をフォローできるのかという心配はありますが、タクシー会社は、今の時点では、デマンド交通の要求に対してはしっかり応えられるほど車は用意されているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 現在のデマンドタクシーの利用状況の中では、そんなにお待ちいただくということはないという認識でおります。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、バス、タクシーから離れまして、公共交通政策、先ほども言いましたが、やはり外出を促進するという政策になっていくと思います。そこで、移動手段としては、富士見市の規模からすれば、航空機などは考えるに値しないと思いますが、ヘリコプターやLRTといったこともなかなか難しいのでしょうし、そうなるとやはりバス、タクシー中心、あとは自転車や徒歩での移動ということになってくると思います。そこで、自転車や徒歩でも安全に移動できるために、市内の整備がこれからも必要だと考えますが、市はどのように考えているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 徒歩ですとか自転車につきましても、先ほど申したように道路のネットワークというのは大変重要であると考えております。そういった整備に向けて建設部とも連携しながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 昨年度の一般質問で、自転車の使い捨てでしたっけ、一時貸しというのですか、そのようなお話もあったと思うのですが、その後どのような状況になっているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) シェアサイクルということで、今民間事業者と協議をしてまいって、民間事業者のほうで実施に向けて進めているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、少し話の方向は変わりますが、昨年、尾崎議員から、広域的な連携の研究ということで、近隣のふじみ野市、三芳町に当市を加えた2市1町の担当者による情報交換を行い、まずは各自治体における公共交通の現状について情報の共有を図ったとの答弁がございましたが、その後、各自治体の方向性や課題などについての打合せなど、どのような状況となっているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 2市1町との協議につきましては、本年度に入りましても、5月に1回実施しております。その中では、先ほど申されたように、各市町の公共に関する、今やられている施策ですとか課題について、情報共有を図っているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) そういった近隣市ですね、今現在、下南畑まで来るバスが東武バスから出ておりますが、志木駅から来るわけですが、その意味では志木市と協議などをされたほうがいいと思いますが、その辺はどのようにお考えですか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 現在2市1町と協議しておりますが、そういった近隣の方とも今後いろいろお話ができたらなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 富士見市の公共交通を考えるに当たりまして、地域公共交通会議、こちらが重要な部署になるとおっしゃっておりますが、そちらのほうにそういった近隣の市町の公共事業に関わる部署の方を一緒に呼んでお話しするなどといった考えはないのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 富士見市地域公共交通会議の委員につきましては、富士見市地域公共交通会議の条例において規定されております。現在、市民代表者や学識経験者、公共交通の事業者など20名で構成されております。  議員ご提案の近隣自治体の公共交通担当部署の参加につきましては、同条例第7条に協議のために必要と認められた場合には、関係者の出席を求めることができると規定されております。会議の協議内容に応じ、近隣自治体をはじめとした関係者の出席の必要性を判断してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) ぜひとも広域交通の体系も考えていただきたいと思います。  そこで、公共交通の話題として、MaaS(マース)ということが言われております。MaaSとは、Mobility as a Serviceの略称ですが、地域住民や旅行者一人一人のトリップ単位での移動ニーズに対応して、複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索、予約、決済等を一括で行うサービスであり、観光や医療等の目的地における交通以外のサービス等との連携により、移動の利便性向上や地域の課題解決にも資する重要な手段というような定義もなされております。  利用に当たっては、ITの利用、特にスマートフォンなどが使えないという方には難しいところがあり、情報格差の問題はまだ解消されていないので、誰もが使えるものとはなりませんが、やはりスマートフォンもかなり普及しておりますので、これからの地域公共交通を検討していく上で重要なことであると考えられますが、市としてこちらのMaaSについての研究など、どのようにお考えをされているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) MaaSのサービスのことについては認識しております。それについては、今後市にとってどういったことができるか、そういったことを調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) MaaSについては、次世代の公共交通について非常に重要なキーワードとなっております。ぜひこちらのほう、何とか予算をつけていただき、研究をして実施できるよう努力していただきたいと思います。公共交通については以上とさせていただきます。  最後に、大きな3番目のほうの危機管理について再質問させていただきます。昨年、当時の危機管理の所管でありました総務部長より、避難所のよりスムーズな開設が期待できるものとして、富士見市版避難所開設キットの試作品を作成しているというご答弁がございました。その富士見市版避難所開設キット、現在の状況について伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) ただいまご質問いただきました避難所の開設キットでございますけれども、昨年の令和2年6月の定例会にて、津波議員より一般質問いただいたところでございます。その際に研究、検討を進めてまいりたいというふうに答弁させていただいているのですが、担当のほうで研究を重ねた結果、令和2年度末に各小学校11か所に既に配備を行っております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) では、そちら富士見市版避難所開設キットはもう配布されたということで、各避難所においては有効に活用できる状態になって、きちんとレクチャーなどもされているということでよろしいのでしょうか、改めて伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 先ほどの答弁と重なりますけれども、キットを配備しただけでは、なかなか実際に人が避難所を開設するものですから、それがうまく活用できるように、今後各避難所ごとに地域対策本部職員を対象に、開設の訓練を今後重ねてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) まず、避難となりますと、友人や親族の方が安否を気にされることとなります。災害時に携帯電話がつながりにくくなるということがございますが、そこで避難所においては、そういった親族や友人の方と連絡が取れる方法、通信方法として何らかの準備がされているのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 避難所におきましては、一般的に今議員がおっしゃったような、各個人の携帯電話とかで連絡を取り合ったりとか、あとSNSを活用したりとか、その辺が考えられると思うのですけれども、災害の状況によっては、それらの通信も遮断される可能性がございます。そのときに備えまして、NTT東日本との協定によりまして、各避難所に固定電話、公衆電話というふうに想像していただければよろしいかと思うのですが、これはもう既に2台設置しておりまして、災害のときには線を引っ張り出してきて、避難所に持っていき、防災倉庫に入っている電話機で発信専用の電話が既に用意をしております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 固定電話が準備されているということはありがたいことです。しかし、携帯電話の普及に伴い、電話をかけたくても電話番号は最近覚えていない方も多く、携帯電話の電話帳機能を利用して通話されている方も多いことと思われます。ただし、携帯電話につきましては、電池がなくなっているとただの四角い物体であり、電話番号の確認すらできないこととなります。そのような場合に、少しでも電話帳を確認できる程度でも充電できるような体制というのは整えてあるのか伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 災害時の電源ということになろうかと思いますけれども、こちらは災害のレベルによると思います。大災害が起きて電源が全てダウンしてしまうという状況に陥った場合には、各避難所に発電機と燃料を備えておりますが、こちらについては稼動時間に限りがございます。そう考えますと、大変ご不便をおかけするのですけれども、避難所にお集まりの方の各個人の携帯電話については、今回防災ガイドブックを改訂したところなのですけれども、そちらのほうにモバイルバッテリーを非常用の持ち出し品リストの中に加えさせていただきましたので、大災害で電源がダウンしてしまうような折には、各個人個人の方に少しずつ努力をしていただくような形になろうかと思います。  また、電源が生きている場合には、体育館だけではなくて、あと校舎のほうの電源も取れますので、全ての方ができるかどうかはちょっと別として、それなりの対応が図れるものというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 今回は台風を想定とさせていただきました。台風については、メディアにより数日前から台風の進路や強さについての情報が提供されますので、ほかの災害に比べると避難体制というのは整えやすいかと思われます。市民の皆様が安全に過ごせるよう、引き続き備えをお願いします。  執行部の皆様、ご答弁ありがとうございました。以上で私の一般質問を終わりといたします。ありがとうございました。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で小泉陽議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午前11時35分) ○議長(斉藤隆浩) 再開します。                                      (午後 1時00分) ○議長(斉藤隆浩) 次に、質問順14番、篠田剛議員の質問を許します。  篠田剛議員。               〔14番 篠田 剛登壇〕 ◆14番(篠田剛) 14番、篠田です。皆さん、こんにちは。公明党の篠田剛でございます。傍聴にお越しの方、大変お忙しい中ありがとうございます。また、インターネット中継で御覧の方もありがとうございます。感謝いたします。  改選後初めての市政一般質問になります。改めて富士見市のため、市民のため、公明党らしい議員になるために、公明党の3つの指針、団結第一、大衆と直結、たゆまざる自己研さんを実践し、初心を忘れずに努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。それでは、市民に分かりやすい市政一般質問を目指し、価値的な議論を創造できるように、通告要旨に沿って市民目線で質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、大きな1番、コロナ禍における市内商工農事業者や文化芸術事業者に対する支援について。富士見市ホームページにおいて、経済的支援に注目して「重要なお知らせ」の中の中段部分、「新型コロナウイルス感染症関連情報」を開くと、支援の内容の一覧として、市独自の緊急支援事業と、そのほかの支援制度などがあります。そのほかの支援制度の中には、市民への支援、事業者への支援がありました。市民協働のまちづくりの要である市内商工農事業者や文化芸術事業を営む個人事業主や小規模事業者などの方々のために、国や県、富士見市の支援事業の十分な周知や申請サポートを推進するためにお伺いいたします。  (1)、国の取組である一時支援金、月次支援金などについて。富士見市ホームページでは、国の経済的支援策として、市内商工農事業者や文化芸術事業者に向けて何を掲載しているのか。また、特に一時支援金、月次支援金の制度概要と周知の現状についてお伺いいたします。  (2)、県の取組である感染防止対策協力金などについて。富士見市ホームページでは、県の経済的支援策として、市内商工農事業者や文化芸術事業者に向けて何を掲載しているのか。また、特に感染防止対策協力金の制度概要と周知の現状についてお伺いいたします。  (3)、市の取組である小規模企業者支援給付金などについて。富士見市は、市独自の経済的支援策として、市内商工農事業者や文化芸術事業者に向けて何を取り組んでいるのか。また、特に小規模企業者支援給付金の制度概要と周知の取組についてお伺いいたします。  次に、大きな2番、びん沼自然公園について。このたび市政一般質問に向けて、さいたま市飯田新田歩道橋付近にあります齊藤治水翁彰功碑や、びん沼川の対岸にあります飯田新田薬師堂にある斎藤祐美治水翁と荒川に関する説明文、加えて老人福祉センター横にありますびん沼陸田開拓の歩みに関する石碑などを拝見いたしました。びん沼川自然公園を含む広い範囲で荒川の洪水問題に取り組まれてきたことがうかがえました。改めて先人たちのご苦労に感謝申し上げたいと思います。  今回、新河岸川放水路と調節池の役割を持つびん沼川と、南畑排水機場について改めて確認をし、平成14年4月に開園したびん沼自然公園につきましては、旧青年の家跡地の活用として、川の国埼玉はつらつプロジェクトの一環として、埼玉県と取り組むびん沼自然公園整備事業について質問させていただきます。地域の住民が洪水の不安がなくなり、南畑、東大久保地域で、にぎわいと活気のあるまちづくりを行い、先人たちのご苦労に報いてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  (1)、びん沼と南畑排水機場について。1つ目、新河岸川の水を荒川に排水するための新河岸川放水路であるびん沼川と南畑排水機場の役割と機能についてお伺いいたします。  2つ目、令和元年台風19号の状況についてお伺いいたします。  (2)、びん沼自然公園整備事業について。1つ目、整備事業の目的や内容についてお伺いいたします。  2つ目、改めて整備事業に関わる予算規模と財源内訳についてお伺いいたします。  3つ目、青年の家跡地等整備推進会議や市民に対する説明、また議会への説明として今までの取組とこれからの予定についてお伺いいたします。  4つ目、現在の整備状況と今後の予定についてお伺いいたします。  5つ目、既存の駐車場について、現状の課題と駐車場整備後に向けた対策や運用についてお伺いいたします。  6つ目、既存のゲートボール場付近とびん沼橋付近のトイレについて、課題とトイレ整備後に向けた対策についてお伺いいたします。  7つ目、リニューアルオープンの時期においては、多くの市民に体験してもらうため、総合体育館のジムスタジオで行ったように、低額料金のキャンペーンなどが有効と考えますが、担当部長の見解をお伺いいたします。  次に、大きな3番、難波田城公園と水子貝塚公園について。行田市古代蓮の里から2009年に分けていただいた難波田城公園の行田蓮が見頃の季節になりました。泥の中から美しい花を咲かせる蓮は、植物の中でも最も古いものの一つと言われています。およそ1億4,000万年前に既に地球上に存在していたと言われています。蓮の花の最適な観賞時間は、朝7時から9時頃までで、午後には美しい花を見ることはできません。そのため、難波田城公園では、関係者のご尽力により、今度の土曜日、6月19日より、毎週土曜日の4回に限り、朝6時半に開園していただいております。  また、今回一般質問を行うに当たり、難波田城公園にあります昭和36年9月に作製された石碑と水子貝塚公園にございます平成6年9月に作製された水子貝塚保存会の石碑を拝見いたしました。にぎわいと活気のある事業を行い、先人たちのご苦労に報いてまいりたいと思います。質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、(1)、事業について。難波田城公園と水子貝塚公園で行われている主な事業の概要と開催時間についてお伺いいたします。  (2)、開園時間の延長について。1つ目、水子貝塚公園においては、展示館、資料館の開館時間は、午前9時から午後5時までとなっています。また、公園の開園時間は、4月から9月は午前9時から午後6時までと、10月から3月までは午前9時から午後5時までとなっています。しかしながら、公園の利用に限っては、散歩やジョギングを目的にしている方が高齢者を中心に多いようです。コロナ禍の中、屋内施設の利用制限がある現状や木陰の中でリングロードを散歩やジョギングすることは、気温が高く日差しが強い中での運動に適していると考えます。そこで、開園時間を現状よりも前後に延長することが市民の健康増進に効果があると考えますが、想定される課題についてお伺いいたします。  2つ目、国指定史跡としての価値を維持しながら、より一層親しみやすく、魅力的な施設としていくため、検討委員会を設置し、今後の再整備の基本方針を策定してまいりますと平成30年度一般会計予算の審議で答弁がございました。検討委員会での議論の内容についてお伺いいたします。  最後に、大きな4番、セルビア共和国のホストタウンとして、本市のオリンピック・パラリンピックへ向けた取組について。富士見市中央図書館の交差点信号付近に、アメリカヤマボウシが植樹されています。根元にあります説明文によりますと、一般にハナミズキと呼ばれるアメリカ産の花木で、東京からワシントンに贈った桜の返礼として渡来したことが記載されていました。  また、富士見市は、今年の1月25日、同じく中央図書館のそばに、市民の皆さんにセルビアの魅力を認知してもらうため、セルビアの国花である西洋スモモを植樹いたしました。この夏、予定しているオリンピックの事前キャンプに訪れる選手たちをもてなすとともに、レガシーとして本大会後も引き続きセルビア共和国との絆を、シャバツ市と姉妹都市締結という貴重なご縁を含めて、さらに深めていきますとホームページに記載がございました。コロナ禍が続き、当初の予定どおりの行事やおもてなしが難しくなりましたが、限られた環境の中でよりよい取組にしていくために質問をさせていただきます。  (1)、令和3年度の開会式までの取組はとして伺います。  (2)、富士見市の施設等にセルビアやシャバツのネーミングすることは。2016年からセルビア共和国シャバツ市に進出している日本企業の矢崎総業は、シャバツ市と富士見市の姉妹都市の取組に敬意を表して、会議室の名前を「FUJIMI」とつけていました。本市においてもセルビアの選手を受け入れるまでに文化の杜公園の噴水やキラリふじみのラグーンの水辺などの施設に、セルビアやシャバツのネーミングを行い、セルビア選手を応援するとともに姉妹都市友好のあかしの一つとしてはどうかと考えますが、市長の見解をお伺いいたします。  (3)、開会中の取組はとして伺います。  (4)、閉会後の取組は。閉会後としてセルビア選手がオリンピック・パラリンピック閉会式や帰国するまでと、その後の取組についてお伺いいたします。  (5)、シャバツ市交流40周年事業は。1982年10月23日、シャバツ市と友好姉妹都市を締結して40周年を迎える2022年に向けた取組についてお伺いいたします。  以上で壇上での質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁願います。  経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) ご質問の大きな1点目の(1)、国の取組である一時支援金、月次支援金などについてと(2)、県の取組である感染防止対策協力金などについては、関連がございますので一括して終えいたします。  市内商工農事業者や文化芸術事業を営む個人事業主や小規模事業者の支援として、市ホームページでは、お問合せが多いものや緊急性などを考慮し、国や県の支援金や補助金等を掲載しております。具体的には、国の支援策としては、雇用調整助成金や事業再構築補助金などを、県の支援策としては、感染防止対策協力金や飲食店等換気対策補助金などを掲載してございます。なお、それ以外の補助金等については、事業者向け各機関の支援情報のページでご案内をしております。  次に、国の一時支援金と月次支援金の制度概要でございますが、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に伴う影響で、売上高が前年同月または前々年同月比50%以上減少した中小法人、個人事業者等を対象にしたものでございます。この2つの支援金の違いにつきましては、一時支援金は、令和3年1月から3月が対象期間となり、月次支援金は、4月から6月までが対象期間となっております。  また、埼玉県感染防止対策協力金の制度は、県からの営業時間の短縮等の要請に協力した飲食店を対象に、協力日数と売上高に応じて定められた額を支給するものでございます。これらの周知につきましては、市ホームページでのほか、担当課に補助金や支援金のお問合せやご相談を頂戴した際に、それぞれの事業者の業種や問合わせ内容に応じて国や県の各種補助金や支援金に関する情報提供を行い、周知に努めているところでございます。  続きまして、(3)、市の取組である小規模企業者支援給付金などについてお答えいたします。市独自の経済支援策としては、事業継続を支援するため、小規模企業者支援給付金支給事業を実施しているとともに、停滞している市内消費を喚起するために、市内全世帯を対象としたプレミアム付商品券発行事業に取り組んでいるところでございます。小規模企業者支援給付金の制度につきましては、売上高が前年同月または前々年度の売上高と比較して20%以上減少している市内に事業所がある個人事業主や小規模企業者を対象とし、支給額は10万円、申請期限は長期化するコロナ禍を踏まえ、令和4年1月31日までとしてございます。周知につきましては、市広報やホームページ、市内公共施設での申請書の配布、市内掲示板へのポスターの掲示のほか、富士見市商工会会員には商工会より案内チラシを配布するなど、対象となる企業者の皆様が本給付金を受給できるよう、様々な手段を通じて周知を行っているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな2点目、びん沼自然公園についての(1)、びん沼と南畑排水機場についてお答えいたします。初めに、びん沼川と南畑排水機場の役割と機能についてでございますが、新河岸川の治水対策の一つとして、新河岸川の水量が増加した際には、新河岸川放水路との合流地点にある渋井水門から増水した新河岸川の水を取水し、放水路を通り、びん沼川を経て、南畑排水機場より荒川へ放流する機能がございます。また、南畑排水機場は、荒川の水位が上昇し、びん沼川と荒川を結ぶ樋管ゲートが閉じた際に、びん沼川の水を強制的にポンプで荒川へ排水する施設となっております。  続きまして、令和元年10月12日から10月13日にかけて発生した台風19号の際の状況ですが、降り続く豪雨により、荒川の水位が排水ポンプの運転調整水位を超えたことから、10月13日の午前1時19分より、荒川上流河川事務所において、南畑排水機場のポンプの運転を一時停止したと聞いております。この運転停止の事前予告を受け、同日、10月13日午前1時15分より、川越県土整備事務所においても、渋井水門を閉門し、新河岸川からびん沼川への水の流入を停止したとのことでありました。この後、南畑排水機場のポンプの運転を再開したのは、10月13日の午後2時51分、これに伴い、渋井水門が全開となったのは、同日、10月13日午後3時50分頃とのことでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、議員ご質問の大きな2点目の(2)、びん沼自然公園整備事業について何点かご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。  まず、整備事業の目的や内容についてでございますが、全ての世代が憩い、楽しめる空間の形成を目的とし、公園管理施設、大型遊具、展望台、パークゴルフ場の整備のほか、北側駐車場の拡張、トイレ、園路等の整備を実施いたします。  次に、整備事業に係る予算の規模と財源内訳についてでございますが、令和2年度と令和3年度の継続費の総額が10億4,012万9,000円でございます。財源内訳として、起債が9億9,330万円、その他として森林環境整備基金繰入金が500万円となっております。  次に、市民説明等の今までの取組とこれからの予定についてでございますが、これまで市民団体代表者や学識経験を有する方などで構成された青年の家跡地等整備推進会議において、整備内容の意見交換を行うとともに、令和2年11月29日に市民説明会を開催いたしました。また、第2回市民説明会の開催を5月8日に予定しておりましたが、本市がまん延防止等重点措置を講じるべき区域に指定されたことを受け、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から延期いたしました。今後は、7月15日に延期した第2回説明会の開催を予定しております。  次に、現在の整備状況と今後の予定についてでございますが、これまで公園管理施設、大型遊具、展望台、パークゴルフ場の設計及び公園全体の施設配置等の調整を行ってまいりました。今後は、令和4年3月の完成に向けて、6月から順次工事に着手しております。  次に、既存駐車場の現状の課題と駐車場整備後に向けての対策や運用についてでございますが、駐車場の不足が課題となっておりましたので、北側の駐車場の拡張を行うとともに、公園南側に隣接する土地を取得し、駐車場として整備いたします。整備後の駐車場の運用については、指定管理者の選定時に提案を受けることを予定しております。  次に、既存のトイレについて、課題とトイレ整備後に向けての対策についてでございますが、トイレの不足が課題となっておりましたので、ゲートボール場付近の既存のトイレは撤去し、公園管理施設内と屋外の2か所に新たなトイレを整備いたします。びん沼橋付近については、今回の整備には含まれておりませんが、開園後の利用状況により検討してまいります。  最後に、総合体育館で行ったような定額料金のキャンペーンについての見解はについてお答えいたします。議員ご提案のとおり、オープン時の割引サービス等は、より多くの市民にご利用いただくために有効であると認識しております。リニューアルオープンする令和4年は、市制50周年の節目の年にも当たりますことから、多くの皆様に楽しんでいただける公園を目指し、整備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。
    ◎教育部長(林みどり) 続きまして、ご質問の大きな3点目の難波田城公園と水子貝塚公園についてお答えいたします。  初めに、(1)、事業についてお答えいたします。難波田城公園、水子貝塚公園ともに施設の特徴を生かした事業を開催してきております。主な事業といたしましては、水子貝塚公園では、毎年9月に開催しております星空シアターがございます。午後3時開始、午後8時30分終了として、午後9時に閉門しております。また、協力事業として、富士見市スポーツ協会主催の新春縄文マラソンに会場を提供しております。競技開始時刻に合わせ、午前8時前から開門しております。  難波田城公園では、難波田城公園まつりを毎年6月に、午前10時から午後4時まで開催しております。また、園内の行田蓮が見頃を迎える時期には、期日を限定し、午前6月30分に開園しております。  次に、(2)、開園時間の延長についてお答えいたします。議員ご案内のとおり、水子貝塚公園は、復元住居などの歴史建造物の管理上、夜間は閉鎖としており、開園は午前9時、閉園は4月から9月までが午後6時、10月から3月までが午後5時となっております。また、朝夕は、ウオーキングや散歩をされる方々が数多く見受けられ、市民の健康増進の一助となっていることも認識しております。  議員ご提案の開園時間の延長に伴い、想定される課題につきましては、まず近隣にお住まいの方々への配慮や利用者安全確保がございます。開園時間を早めることにより、早朝から園内に人が出入りすることになり、近隣にお住まいの方にご迷惑をおかけすることが懸念されます。また、閉園時間を延長した場合には、夕暮れどきとなるために、広い園内を見通すことができず、利用者の安全の確保に不安もございます。  次に、管理に係る経費の増額がございます。開門や閉門作業を初めとする延長時の管理は、シルバー人材センターなどに委託することが考えられますことから、そのための予算措置が必要となるものでございます。こうした課題がございますことから、開園時間の延長につきましては、市民の方々の要望を踏まえつつ、慎重に研究してまいりたいと考えております。  水子貝塚公園の再整備基本方針につきましては、史跡水子貝塚の保存と活用について見直しを図るため、主に公園施設の再整備に関する内容について、再整備庁内検討委員会での協議を経て、令和2年8月に作成したものでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) よろしくお願いいたします。  篠田議員ご質問の大きな4点目の(1)、令和3年度の開会式までの取組についてお答えいたします。本市は、2018年にセルビア共和国のホストタウンとして登録し、2019年には事前キャンプに関する協定書等の締結を行い、これまでセルビア共和国の出場選手を受け入れる準備をしてまいりました。現在は、コロナ禍において、お互いが安全安心に事前キャンプを実施できるよう、新型コロナウイルス感染防止策をまとめた選手等受入マニュアルを作成している最終段階でございます。  事前キャンプの開催期間でございますが、7月19日から8月1日までの間、セルビア共和国の男子レスリング選手団18名が市民総合体育館を練習会場として利用する予定となっております。なお、市民との交流事業につきましては、選手等との接触が生じない形態で工夫を凝らし、公開練習の見学、オンラインを活用した選手とのコミュニケーションを図るなど、セルビア共和国の選手たちを応援してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 午後もどうぞよろしくお願いいたします。  篠田議員ご質問の大きな4点目の(2)番、富士見市の施設等にセルビアやシャバツのネーミングすることはについてお答えをいたします。私自身、2019年7月にシャバツ市との姉妹都市記念日に関する確認書の締結、そして東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けましたセルビア共和国レスリング協会及びハンドボール協会との事前キャンプに関する協定書等の締結を目的として、当時市議会議長でございました篠田議員とともに、セルビア共和国を訪問させていただきました。当時のセルビア共和国訪問行程の中で、シャバツ市を訪問した際、姉妹都市のシャバツ市に2016年、日本企業として初進出した矢崎総業株式会社の工場を視察いたしました。会議室にご案内をされたとき、「FUJIMI」と称された表示を目にしたときのことは今でも鮮明に覚えており、これまで富士見市とシャバツ市、お互いの長きにわたる深い友好関係を改めて感じた次第であります。  今回、セルビア共和国レスリング選手の事前キャンプでの対応は、新型コロナウイルス感染症対策のため、宿舎と練習会場の往来が基本となることから、体育館以外へご案内ができないこともあり、練習会場となる市民総合体育館内で選手を応援する会場づくりにてお迎えをしたいと考えております。しかし、令和4年4月10日には、市制施行50周年を迎えることから、シャバツ市長をはじめ市の関係者の方々を、市制50周年記念式典にお招きしたいと考えております。ぜひこのときに、姉妹都市友好のあかしの一つとして、市の施設等に議員ご提案のシャバツ市にちなんだネーミングを考案し、シャバツ市長をご案内できればと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 続きまして、篠田議員ご質問の大きな4点目の(3)から(5)につきまして順次お答えいたします。  まず初めに、開会中の取組につきましては、オリンピック開催期間中である8月2日から8月8日までの間及びパラリンピック開催期間中である8月28日から8月29日の2日間、コミュニティライブサイトを開催する予定でおりました。しかしながら、現在も新型コロナウイルス感染の収束が見通せず、開催の規模を縮小して新型コロナウイルス感染症の対策を強化した上での開催も検討いたしましたが、費用対効果や市民の皆さんの安全性等を総合的に考慮し、中止の判断をさせていただきました。  続きまして、閉会後の取組につきましては、以前からパラリンピックの選手等と大会終了後、帰国する前に市民交流を検討しておりました。しかしながら、現状の新型コロナウイルス感染症の状況がどこまで収束に近づき、選手と市民が直接交流を行えるか、また選手団が選手村を退村し、帰国するまでの時間が短いことからも、現状においては事後交流の実現は非常に厳しい状況と認識しているところでございます。  選手団が帰国した後の取組につきましては、本市がこれまで取り組んでまいりました様々なホストタウン事業や、東京2020大会でセルビア共和国を応援した思い出を一過性の出来事で終わらせることなく、レガシーとして語り継いでいくこと、そして継続していくことが非常に重要なことだと認識しております。そうした中で、教育委員会との連携により、セルビア共和国と富士見市の児童が手紙を送り合う交流を引き続き行うほか、学校の児童生徒が国際理解教育の学習の一環として、セルビア共和国の小中学校の児童生徒とオンラインを活用した交流等をさらに充実させていきたいと考えております。  続きまして、ご質問の(5)、シャバツ市交流40周年事業はについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、本市とセルビア共和国シャバツ市とは、昭和57年10月23日に姉妹都市宣言書に正式調印して以来、令和4年度に40周年を迎えます。この間、7次にわたるシャバツ市への訪問や両国の災害発生に対する支援金、義援金のやり取りなど、長い交流の歴史を積み重ねてまいりました。  ご質問の交流40周年に向けた取組でございますが、令和4年4月10日に市制施行50周年を迎えるに当たり、シャバツ市をはじめ市の関係者の方々を市制施行50周年記念式典にお招きし、本市の市制施行50周年と両市の姉妹都市締結40周年を共に祝う検討をしております。今後、シャバツ市などとの調整を行ってまいりたいと考えております。  また、この機会を捉え、富士見市とシャバツ市との友好関係がより一層深まるよう、富士見市国際友好協会の協力も得ながら、定期的かつ継続的な交流を図るための協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁が終わりました。  篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 答弁ありがとうございました。それでは、順次大きな1番から再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、大きな1番、コロナ禍における市内商工農事業者や文化芸術事業者に対する支援についての再質問をさせていただきます。富士見市商工会において、国や県のコロナ禍における経済的支援の取組について、担当課で把握している内容についてお伺いさせていただきます。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 富士見市商工会の取組でございますが、1つは商工会会員に対しまして国、県の補助金に係る申請支援を実施しているそうでございます。また、併せまして埼玉県の飲食店等換気対策補助金や経営あんしん資金制度融資でございますが、こちらについての受付業務を行っていると伺っております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) ありがとうございました。  今、担当部長から答弁があったとおり、私も商工会に入っている方が申請に際して商工会にサポートしていただいたことに関してすごく喜んでおりましたし、これからいろんな支援策があると思うのですが、ぜひ商工会にはご苦労をおかけしますが、頑張っていただきと思っているところでございます。  それで、次の再質問なのですけれども、市内事業者の中において、インターネットによる情報収集や電子申請が苦手な方が多くいらっしゃるということを私は感じました。そういった方に対して、積極的なサポートが必要だとすごく感じております。国の一時支援金、これ資料が43ページございまして、月次支援金については53ページございました。そういうことを考えますと、やっぱり積極的なサポートが必要と考えますが、担当部長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 国や県の支援金につきましては、情報ですとか申請が利便性の向上等で全て今インターネット上で情報取得なり、申請になっております。一方、議員ご指摘のとおり、やっぱりインターネットでなかなかうまくできない方、そういう声も聞いております。まず、市といたしましては、情報提供の方法としては、市のホームページのほか、広報ですとか市の掲示板、また電話窓口等で支援しておりますが、やはり国、県のほうにつきましては、今電子申請が主となっております。この電子申請の市としての代行サポートでございますが、やはり会場ですとか機器、また人の関係から、なかなか市が最後まで支援するというのは難しい状況がございますので、今行っておりますご相談があった場合の申請方法の支援ですとか、あと国ではサポート会場を用意してございますので、その辺りの市として可能な限りできるサポートは引き続き続けてまいりたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 今部長から答弁がございましたとおり、支援金を申請する際に、担当課の方が丁寧にサポートしていただいたおかげで申請できたというお話も伺っているところですが、またそうはいってもやっぱり情報収集や電子申請というのはなかなか難しい方がいらっしゃいますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。  次に、小規模企業者支援給付金の申請の際に、提出される情報などを把握して、せっかくなので今後に生かせるような取組ができるのではないかというふうに思いますが、担当部長のお考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 小規模企業者支援給付金、受付開始からちょうど1か月たちました。私ども想定では1,100件を見込んでおりましたが、既にこの1か月で32%の申請状況となっております。そのような申請状況を見ていきますと、やはり業種別ですとか、あと個人事業主、法人の割合、あと創業の年数とか、いろいろなデータがございますので、この支援金の申請状況の情報を、今後もほかの施策、特に産業振興施策に生かせるよう、今分析をしております。  また、今回の取組として、新たなものとして、申請書類の添付書の一番下に、新たな産業振興事業や支援に関する市からのお問合せを希望しますかという欄を設けております。そこに希望しますということでチェックされた方については、今後最新の情報を市からまたご案内していきたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 前向きなご答弁ありがとうございます。最後の答弁の中で、今後の情報提供に対する希望をしますかというところなのですけれども、ぜひ積極的に希望のほうにチェックするようにお声がけをお願いいたします。  あと、すみません。最近、6月7日になりますが、埼玉県知事の記者会見で、県が新たな支援などの取組が発表されました。まん延防止等重点措置などの影響を受けた事業者の支援①、②、また事業者への支援を通じた感染防止対策等の強化、県公式サイトを活用した県産品販売支援の内容についてお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) それでは、埼玉県が過日発表しました新たな事業者支援策の概要につきましてご説明いたします。  今、議員お話ございましたとおり、今年4月から実施されております、まん延防止等重点措置の影響で、その影響を受けた事業者の支援として、国の月次支援金に上乗せして、県が上乗せする支給が2つございます。1つが埼玉県外出自粛等関連事業者協力支援金事業で、こちら飲食店の営業時間短縮や不要不急の外出自粛等の影響を受けた事業者に対しまして、国の月次支援金に上乗せして県が支援金を給付するものでございます。  2つ目は、埼玉県酒類販売事業者等協力支援金事業ということで、酒類の提供自粛で影響を受けました酒類販売事業者に対しまして、こちらも支援金を給付するものでございます。この酒類の販売事業者につきましては、国の月次支援金につきましては、50%以上売上げが減った方ですが、県の酒類については、売上高の減少が30%以上が対象になるということで、こちらにつきましては30%以上の方も対象となっております。  次に、事業者の支援について、感染防止対策を強化した方に対しての支援としまして、宿泊事業者に対しまして、その宿泊事業に関する感染防止対策をした費用の一部を補助するような形が1つ。あと、地域交通、バスですとかタクシー等で車両に対して感染防止対策を実施した場合の補助も新たにできております。  最後に、議員が先ほどご質問のありました県の公式観光サイトを活用した県産品の販売支援については、県のサイトで県産品の販売を促進することで、コロナの影響を受けた県産品製造事業者を支援するという制度が新たにできております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) ありがとうございました。  県知事が記者会見で発表したという段階で、多分具体的には7月2日ですか、県議会が終わってから、その日の夜か翌日ぐらいに県のホームページに詳細は載ると思うのですけれども、この6月7日に発表した内容について、いろんな該当事業者の方にお話を聞きましたら、知っている人が誰もいませんで、県のこういったニュースがテレ玉のテレビとか、あとは埼玉新聞等ぐらいでしかなかなか報道されない。こういった周知がなかなか厳しい状況にあるなと思っているのですけれども、県の取組ではございますが、富士見市として担当部長の取組はどのようにお考えなのか、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) この県の新たな支援策につきましては、県の6月議会に補正予算で計上したと聞いておりますが、私ども早速、県の担当課に電話しましたところ、やはり申請方法や周知方法は、今検討中ということでございました。市といたしましても、せっかくの制度でございますので、県の制度の詳細が決まった段階で、市のホームページへの掲載と、あと窓口、電話等で問合わせがありましたら、こちらについても案内してまいりたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 前向きなご答弁ありがとうございます。  続きまして、大きな2番のびん沼自然公園についての再質問をさせていただきます。まず、1つ目に公園整備期間に行われる樹木の剪定についてお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 整備期間に行う樹木の剪定につきましては、駐車場拡張部分の64本を伐採する予定です。その他の既存樹木は伐採せず、必要に応じて切り株の抜根や下枝の剪定等を予定しております。また、伐採した樹木の一部については、公園内のベンチ等に再利用することを検討しております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 同じく再質問させていただきますが、びん沼自然公園から直線距離で約800メートルほど北側にあります、旧荒川上流の河川敷に整備された川越市の萱沼びん沼公園に整備されていますグラウンドゴルフ場や、同じくびん沼自然公園から直線距離で2キロほど離れた治水橋付近の河川敷に整備されましたO・Fパークゴルフ場などは、駐車場が整備されているようでございますけれども、担当部長は今回のびん沼自然公園の利用者のアクセスをどのようにお考えなのか、ご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 自動車での来園に備え、今回の整備に合わせて駐車可能台数を70台から199台に拡張しております。また、利用者の交通利便性の観点からも、民間バス事業者との協議を実施し、新規路線や既存路線の延伸について相談をさせていただきましたが、現時点においては新たな路線は難しいとの見解を伺っております。しかしながら、社会情勢の変化や開園後の利用状況を注視しながら、継続して検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 同じく駐車場に関することなのですけれども、障がい者の方が駐車する際に、屋根などの設備が必要かと考えておりますが、担当部長は今どのようにお考えか、お伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 障がい者の方が駐車するスペースへの屋根の設置については、現段階において予定しておりませんが、開園後の利用状況等を注視し、検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 同じような質問になりますが、車椅子の方が園内を利用する際に、駐車場から園内の移動が、車椅子で移動ができるような配慮がされているのかどうか確認させていただきたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 障がい者用の駐車スペースについては、公園管理施設にアクセスしやすい位置に整備してまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 続きまして、施設内において、電気自動車のための充電施設を駐車場などに整備することについて、今どのようにお考えなのかお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) クリーンエネルギーの活用の観点からも、電気自動車などの充電設備の必要性は認識しておりますが、びん沼自然公園の駐車場においては、整備の予定はございません。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 今回、びん沼自然公園は、コロナ禍の中で整備する初めての富士見市としての建築物となると思います。これからはウイルス感染に配慮した建物の取組が必要と考えますが、例えば自動ドアやドアノブの形状、センサー水栓など、工夫することについて部長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) ご指摘の自動ドア、ドアノブの形状、センサー水栓については、整備の中で対応を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 次に、今回のびん沼自然公園は、整備された後は公園の管理運営については、指定管理者制度で行う予定になっております。今までの指定管理者制度のモニタリングとは別に、一般客と同じ目線に立った調査員が利用者として施設を訪問し、接客態度、衛生面、営業スキル等の実態を調査し、報告する覆面調査を行うことが、より市民サービスの充実や市民目線の接遇向上のために有効と考えますが、これは市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 再質問にお答えをさせていただきたいと思います。  ご指摘のとおり、びん沼自然公園につきましては、指定管理者制度を導入させていただきます。今後選定される事業者とともに、来年度以降の実際の運営状況や利用者アンケートの状況など、適切に評価しながら、よりよい市民サービスがしっかりと提供できるよう、このことに取り組んでいきたいと思います。ミステリーショッパーとかというような名前があるのですが、そうした事業といいましょうか、お願いをして、マーケティング的な調査をさせていただくという手法があるのは存じ上げております。  一方で、多くの皆さんに継続的にやはり訪れていただくためには、やはり今ご指摘いただいた部分は、しっかりと経営者、指定管理者、それから我々市がしっかりこれを管理監督していかなければならないと思っています。これもそうだと思うのですが、必ず、訪れていただく皆さんは、指定管理者ではありますけれども、市の運営するびん沼公園という認識をお持ちでございますので、市長へのメールまたは直接私に、またはこうして議会の中で、多くの皆さんが訪れていただきますと、様々な感想を頂戴することになります。このことにつきましては、しっかり耳を傾けて、実際どうなのかということを裏づけを取りながら、いい公園にしていくということに努めてまいりたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 今後の管理運営についても、本当に国際大会ができるようなパークゴルフ場を造るということですので、全国からいろんな方が来ると思います。そういったことを考えますと、よりよいサービスが求められると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、大きな3番の難波田城公園と水子貝塚公園についての再質問をさせていただきます。先ほど、今5時から6時までの間の管理といいますか、すみません、先ほど答弁でシルバー人材センターの方に委託しているようなお話がございました。具体的に1時間当たり幾ら費用がかかるのか、今資料がございましたら教えていただけますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) シルバー人材センターの委託料の関係ということで再質問を頂戴いたしました。  具体的な細かい数字で、今手持ちがないのですが、1,000円ちょっと超えていたかというところで単価のほうは記憶をしてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 私が訴えたいのは、通年的に延長するのではなくて、夏の日差しが暑い時期に限ってという観点でお伺いしたいところなのですけれども、水子貝塚公園は、資料館や展示館の利用者よりも、はるかに縄文の森の利用者が多いというふうに私は思っていますけれども、担当部長の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) 今、議員のほうからご紹介がございましたように、利用者の数については、参考までになのですが、平成30年度に1年の中でも利用者の多いと思われるゴールデンウイーク中の5月5日、こどもの日に実際に利用者の調査を実施してございますので、その結果を参考までに挙げさせていただきますと、午前10時から午後3時30分の間に802人の来園者の方がいらっしゃいました。それ以外の調査時間外の来園者も含めて考慮しますと、およそ1,000人ぐらいの方が来園しているのではないかというふうに推測をしてございます。この日の資料館の入館者が309人でございましたので、資料館入館者のおよそ3倍強に当たる方が水子貝塚公園を利用されているというふうに推定をしているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) それでは、市長にお伺いしたいと思います。  近年のコロナ禍や夏の異常に高い気温の中で、開園時間を延長することは、フレイル予防の運動や健康増進の向上が考えられると思われます。屋外なので人との交流に適しているというようなことも思いますけれども、市長の見解をお伺いします。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) お答えさせていただきます。  水子貝塚公園の開園時間延長は、ご指摘のとおり、市民の皆様方のフレイル予防の運動や健康増進の向上、交流に適しているとのお考えについては同意を私もするところでございます。公園につきましては、国指定の史跡を整備した公園として、平成6年開園以来、大変多くの皆様方、市民の皆様に利用されております。また、市外からも来園者が多く、地域の活性化や観光の資源としても大変大きな役割を果たしている当市の代表する施設でもございます。朝夕を中心に園内をウオーキングされる方々もご指摘のとおり多くいらっしゃいます。健康増進のための利用につきましても適地、いい場所であるということは私も今申し上げたとおり、同様の感想を持っております。  しかしながら、部長の答弁にもございましたが、まず史跡公園として適切に維持管理することが肝要であることから、時間延長につきましては、議員のご提案を踏まえて、検討、研究をしてまいります。やはり一番大きな課題は、国指定ということで、文部科学省とのやり取りの中で規制があるということもご理解をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 一度市として、私が考えるのは、そんなに暗くなるまでとか、先ほど部長が答弁の中でおっしゃっていた、見通しが悪くなるまでというのではなくて、本当に明るい時間が、最近は日が延びておりますので、夏の時間は。そういった観点から、もうちょっと延長してほしいということなのですけれども、そういったことで、一度ぜひ市長におかれましては、そういった考え方を、延長した場合の考え方を、例えば国や文部科学省のほうですか、ちょっと協議していただいて、それでもってどうなのかというのも検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、大きな4番のセルビア共和国の質問にさせていただきます。セルビア選手に対する関係者においては、今のところPCR検査を毎日するというような説明がありましたけれども、そうではなくてワクチン接種をすることが有効と考えますが、担当部長のご見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) セルビアの選手につきましては、こちらに来られる前にワクチン接種をしてくるということでございますけれども、選手とアテンドする職員、あと通訳の方については、常に随行するという形になりますので、選手たちと非常に接する機会が多くなるということでございます。職員の安全を確保するということはもちろんのことですけれども、もし万が一のことがありますと、事前合宿の計画にも狂いが生じてしまうということで、本市のホストタウンとしての責任を果たして、選手の皆さんに安全、そして安心して事前キャンプに臨んでいくためには、お互いのリスク管理の観点から、アテンド職員等のワクチン接種は必要であるというふうには考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) ぜひよろしくお願いします。  最後に、セルビア選手を、限られた条件でおもてなしするために、総合体育館付近で富士見太鼓の演奏や、弓道場があるので鏡越しにそういうのを見学するというふうな日本らしさを感じてもらうような取組も必要かと思いますが、担当部長の見解をお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 事前キャンプにつきましては、基本的にホテルと体育館の往来のみということになっておりますので、そういった中でやっぱり富士見市を知っていただくような機会をしっかり設けられるようであれば、そういったことについても検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 以上で私の市政一般質問を終わらせていただきます。様々ご答弁ありがとうございました。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で篠田剛議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午後 2時00分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午後 2時15分) ○議長(斉藤隆浩) 次に、質問順15番、田中栄志議員の質問を許します。  田中栄志議員。               〔2番 田中栄志登壇〕 ◆2番(田中栄志) 2番、田中です。皆様、こんにちは。ただいま斉藤議長の許可をいただきましたので、これより6月議会での一般質問を始めます。インターネット中継を御覧の皆様、いつもありがとうございます。今回は、大きく3点について質問いたします。星野光弘市長をはじめ執行部の皆様、簡潔で分かりやすい答弁をよろしくお願いいたします。  初めに、大きな1、水谷地域の魅力あるまちづくりについて。富士見市総合計画と両輪でまちづくりを進めるために、20年先の姿を見据えて富士見市都市計画マスタープランが改訂されました。水谷地域については、「みどりと歴史による潤いのある、新たな活力を備えた、安心・安全に暮らせるまち」とうたわれております。このようなまちの実現のために、今後のまちづくりについて伺います。  (1)、土地の利活用について。①、魅力ある市街地形成について。東みずほ台地区や水谷地区の一部は、若い世代の定住促進や高齢者や障がいのある人が安心して暮らすことができるよう、人口増加に対応したインフラ整備と生活利便施設などを誘導するなど、魅力ある市街地形成のための市の方向性について見解を伺います。  ②、みずほ台駅周辺の生活拠点としての考え方は。商業施設、公共施設、医療、福祉、子育て支援施設などが充実した地域生活を支える拠点を形成するため、市の方向性について見解を伺います。  (2)、交通環境整備について。①、都市計画道路みずほ台駅東通線の早期完成を。現在、事業中のみずほ台土地区画整理区域境から市道第5113号線接続までの区間の進捗状況と開通までのスケジュールを伺います。円滑な交通の確保のため、国道254号バイパス方面へ早期の延伸が望まれております。全線開通に向けた取組や検討状況についても伺います。  ②、狭隘道路の改善を。貝塚地区や鶴馬地区の一部などの住宅密集地において、住民の協力による狭隘道路の拡幅と防災のまちづくりに生かせる空地や隅切りの確保などを進めるため、地域との協議など、市の方向性について見解を伺います。  ③、移動の利便性向上を。みずほ台駅東口からの民間バス路線の要望や東西交通強化のための道路の立体交差化、または既存踏切の拡幅による改善の検討について市の見解を伺います。  大きな2、教育行政について。(1)、小中一貫教育の現状と今後の展開は。富士見市においては、乗り入れ授業の充実、9年間を見通したカリキュラムの研究をどのように進めていくのか、市の見解を伺います。  (2)、インクルーシブ教育の今後の展開は。児童生徒一人一人の個性を尊重するインクルーシブ教育を推進するために、どのような点に留意し、展開していくのか、市の見解を伺います。  (3)、確かな学力の育成への取組は。主体的・対話的で深い学びとなる授業を展開し、児童生徒の確かな学力を育成していくために、市としてどのように推進していくのか見解を伺います。  大きな3、債権管理について。(1)、債権管理条例の現状と課題は。平成29年に債権管理条例が施行され、債権に対する考え方が整理され、公正かつ円滑な行財政運営に寄与していると考えます。一方で、実際に運用していく際に課題も浮かんできたのではないかと考えます。債権管理条例の現状と課題について市の見解を伺います。  壇上からの質問は以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁願います。  都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 議員ご質問の大きな1番、(1)、土地の利活用について2点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、①、魅力ある市街地形成についてお答えいたします。水谷地域は、鉄道駅周辺を日常生活の拠点として捉え、商業・サービス機能と戸建て住宅や中高層の共同住宅が共存するまちの玄関口にふさわしい利便性の高い市街地の形成、また誰もが歩きやすい歩行者空間や道路の環境整備など、高齢者や障がいのある方も安心、安全に暮らせるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。  次に、②、みずほ台駅周辺の生活拠点としての考え方についてですが、駅周辺地域におきましては、日常生活を支える都市機能の向上を図るとともに、地域の活性化に資するにぎわいのあるまちづくりを進めてまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな1点目、水谷地域の魅力あるまちづくりの(2)、交通環境整備についての①、都市計画道路みずほ台駅東通線の早期完成をにつきましてお答えいたします。みずほ台駅東通線は、昭和46年に都市計画決定され、みずほ台駅東口から難波田城公園南交差点までを結ぶ全長2,160メートルの都市計画道路となります。みずほ台駅東口からみずほ台土地区画整理区域境の区間と新河岸川左岸側から難波田城公園南交差点までの区間の合計1,218メートルの整備を終えており、未整備区間942メートルのうち、現在事業中の区間は、議員ご案内のとおり、みずほ台土地区画整理区域境から水子貝塚公園北を通る市道第5113号線までの410メートルの区間となります。  進捗状況といたしましては、平成25年より道路予定地の地権者の皆様や氷川社の氏子の皆様、また地域にお住まいの皆様と意見交換等を行ってまいりました。様々なご意見を踏まえ、整備手法などの検討を進め、昨年度、用地測量や物件補償調査を実施してきたところでございます。開通までのスケジュールにつきましては、今年度に道路詳細設計を実施する予定となっており、次年度より用地取得や物件補償などを進め、令和9年度の完成を目指し、事業を進めていく予定となっております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、(2)、交通環境整備について3点ご質問をいただいておりますので、都市計画を所管する立場で順次お答えいたします。  初めに、①、みずほ台駅東通線の全線開通に向けた取組はについてお答えいたします。みずほ台駅東通線の今後の取組につきましては、現在事業を着手している区間の進捗状況を鑑みまして、未着手の区間につきましても継続して事業に着手できるよう、事業の所管であります建設部と連携し、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、②、狭隘道路の改善につきましては、地域住民や土地所有者の方々のご理解とご協力が必要となりますので、地域の実情を踏まえまして、どのような手法が有効であるかなどの研究を行うとともに、関係部署とも連携し、改善に向け取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、③、移動の利便性向上についてですが、今後のさらに高齢化が進行することによる公共交通環境整備の重要性や、円滑な交通を確保するための道路環境整備の必要性については認識しているところでございます。市としましては、これまで地域の皆様からいただいた意見、要望も参考にしながら、関係部署と連携し、効果的な道路、交通の環境づくりの検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな2点目の(1)、小中一貫教育の現状と今後の展開はについてお答えいたします。初めに、本市の小中一貫教育についての現状でございますが、平成26年度より中学校区における交流を中心とした小中連携の充実を図る研究を始め、学力向上を目指したアンケートやテストの実施、小中学校共通の挨拶の仕方や朝の挨拶運動、小学校の親善陸上大会に向けた練習に中学校陸上部の生徒が指導に出向くなどの充実を図ってまいりました。令和2年度は、新型コロナウイルスの影響により交流活動を制限せざるを得ませんでしたが、モデル校に小中一貫教育支援員を配置することにより、中学校の教員が小学校に行き、指導に当たりました。  中学校の教員の視点から見ますと、児童の学力だけでなく、生活面について実態を把握することができるよさがございます。また、小学校の児童にとっては、進学予定の中学校の先生の授業が体験でき、安心感を持って中学校に進学できることも、よさの一つであると認識しております。9年間を見通した教育の充実に向け、小中学校のよさを生かすことができております。  カリキュラムの研究につきましては、中学校区ごとに教科領域を選択し、さらに選択した教科領域から研究すべき単元、題材を絞り、小中学校の教員が学習系統の研究を基に、小学校1年生から中学校3年生まで児童生徒に分かる授業、できる授業を実践できる指導法の研究をしております。その後、中学校区ごとに研究した内容を全校に広める場を設け、9年間を見通した単元、題材のカリキュラムを充実させていたきたいと考えております。このようなカリキュラムの研究を通して、小中学校の教員がそれぞれの学校の校風や文化の理解を深め、9年間を見通し、授業や特別活動において系統性や継続性のある指導ができるよう取り組んでまいります。  教育委員会といたしましても、カリキュラムの編成が計画的に進むよう支援するとともに、小中一貫教育支援員の配置における成果と課題を明確にし、乗り入れ授業を充実する研究を進め、本市の目指す小中一貫教育が実施できる体制づくりに努めてまいりたいと存じます。  続きまして、(2)、インクルーシブ教育の今後の展開はについてお答えいたします。本市では、第2次富士見市教育振興基本計画において、インクルーシブ教育システムの構築の理念に基づき、発達障がいを含む障がいのある児童生徒一人一人のニーズに即した教育支援推進を位置づけ、障がいのある子どもと障がいのない子どもが共に学び合い、障がいのある子どもたちが必要な指導、支援を受けられる教育の推進を図っております。  本市では、障がいの有無にかかわらず、通常学級と校内の特別支援学級に在籍している児童生徒が共に同じ場で学ぶ交流学習や、富士見特別支援学校や県立特別支援学校在籍の児童生徒が市内の小中学校へ行き、児童生徒と交流を深める活動を行っております。これらは、特別支援学級や特別支援学校在籍の児童生徒の自立や社会参加を見据えるとともに、通常学級に在籍する児童生徒にとっても、他者との違いを肯定的に受容し、豊かな人間性を育むことを目的としております。コロナ禍において、直接的な交流機会を増やすことが難しい面もございますが、間接交流やICTの活用等、実施形態に留意しながら、今後も継続的に実施したいと考えております。  また、本市は、市立の特別支援学校を有している利点を生かし、特別支援コーディネーターを配置し、特別支援教育に関する相談機能の充実や小中学校の教員への支援機能の向上を図っております。これにより、障がいのある児童生徒への具体的な指導、支援の充実、関係機関との連携強化につながっております。今後につきましても、現在本市が取り組んでいるインクルーシブ教育の推進を積極的に進めていくとともに、本市の市立特別支援学校がセンター的機能を発揮し、障がいの有無にかかわらず、一人一人の児童生徒の教育的ニーズを適切に把握し、丁寧な指導、支援が行えるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  続きまして、(3)、確かな学力の育成への取組はについてお答えします。令和2年度より小学校で、今年度より中学校で、全面実施となりました学習指導要領には、子どもたちが生きる力を育むため、何を学ぶかということに加え、どのように学ぶか、何ができるようになるかが明示されております。その実現には、主体的・対話的で深い学びの視点から、児童生徒がより興味、関心を持ち、意欲的に取り組む授業を展開することが大切であり、児童生徒が学び方を学び、気づきや学びを実感していくことが学力の向上につながると考えております。児童生徒に確かな学力を育成することは、教育委員会といたしましても、教育振興基本計画、教育行政重点方針において、重要な課題と位置づけ、様々な施策に取り組んでおります。  具体的には、主体的・対話的で深い学びにつながる授業づくりのために作成した「富士見スタンダード」の活用を進め、学校指導訪問での指導案検討や授業参観後の協議を通して、指導、支援してまいります。さらに、教育委員会委嘱学力向上プロジェクトチームにおいて、各種学力調査の結果を分析し、学力を伸ばしている教員の授業公開を通して、指導法や学級経営についての意見交換を行い、児童生徒が学ぶ喜びを感じる授業とは何かについて学ぶ機会を設けてまいります。  そのほかにも、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善、児童生徒同士の学び合いを促す人間関係づくりについて、大学教授を招聘した教員指導力向上研修を継続して行うことや、学習支援員、AET、すこやか支援員、若手教員育成指導員等、会計年度任用職員を配置いたしまして、児童生徒や教員の支援に引き続き取り組んでまいります。  また、GIGAスクール構想により整備された1人1台端末を学習を深めるツールとして効果的な活用が図られるよう、研究機会の場を設け、積極的に児童生徒の学力向上に取り組んでまいります。  さらに、学習だけではなく、あらゆる活動の中で児童生徒一人一人を認め、励まし、褒める教育を推進してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) よろしくお願いします。  続きまして、田中議員ご質問の大きな3点目の(1)、債権管理条例の現状と課題はについてお答えいたします。条例の施行以降、各債権担当者レベルの作業部会を開催し、債権管理に関するノウハウと情報を組織的に整理、蓄積し、関係各課で共有することで、適正かつ効果的に債権管理を推進している現状と認識しております。市税をはじめ市の債権はいずれも貴重な財源であり、これらをさらに適正に管理し、自主財源の確保に向けた一層の努力が必要であると考えております。今後、債権管理をより適正かつ効果的に行うため、債権の一元管理等の方策が考えられますが、各債権管理における取組の検証とともに、システム上の課題や人的課題等について十分協議し、より効果的な債権管理に向けた研究を継続的に行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁が終わりました。  田中議員。 ◆2番(田中栄志) 一通りのご答弁ありがとうございます。それでは、再質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず初めに、水谷地域の魅力あるまちづくりについて答弁いただきました。私は今回、都市計画マスタープランを基本として様々な質問をさせていただければというふうに思っているのですけれども、まずこの都市計画マスタープラン、20年の長期のプランでありますけれども、これを具体的に進めていくためには、市としてはどのように考えていますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 20年に向けての計画でございます。こちらの具体的なものと、どうやって進めるかということでございますが、まずは地域の状況等を把握しまして、その地域に合った土地利用をするためにはどうした手法があるのか、そういったところを研究して、地元の皆さんと一緒にまちづくりをしていきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。地域の状況を把握しながら地元と一緒にというようなご答弁だったかというふうに思います。  それで、そういたしますと、例えばですけれども、私は地域の皆さん、地域の住民との協働のまちづくりというものは欠かせないのかなというふうに思います。もちろん水谷地域においてもそうだと思います。そうした中で、例えばまちづくり協議会とか様々な団体などもあるかと思いますけれども、そういった団体等とも連携しながら、要は地元と一緒にという中で、土地利用ですとか都市計画マスタープランに書かれていることを一緒につくっていく、具体化していくということも一つの方法と考えますけれども、この辺りはそのような認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 例えば地元の皆さんと、もうちょっとグレードアップしたいということで、例えば地区計画制度を入れていきましょうよということも一つの方策かなと思っております。そういった中では、当然住民の理解、また地主の理解、また商業者の方でしたり、そういった方の理解も必要でありますので、まちづくり協議会等も皆さんと一緒に、市と一緒にまちづくりを進めていきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。
    ◆2番(田中栄志) 分かりました。ありがとうございます。  今、例えばというところで地区計画制度の導入などというところもございました。先日も深瀬議員などが生産緑地の件でご質問していたかというふうに思いますけれども、私、今回土地利用ということで都市計画マスタープラン、20年ということなので、さらに先を見る形での質問ということでさせていただきたいのですけれども、2022年の段階で特定生産緑地指定が始まります。これ基本的には10年更新で30年が限度という認識でおりまして、ということは2052年には指定の最終の年を迎える、このように認識をしております。そうした中で、2052年というのは先過ぎるにしましても、次に迎える2032年、これもマスタープランの20年の中にも入っておりますので、そうした例えば10年の延長なども踏まえた土地利用というのを検討する必要というのも、少し早いですけれども、考えなければいけないのかなと思いますけれども、その辺りというのは担当としてはどう認識されておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 生産緑地につきましては、都市にあるべきものという位置づけもございますので、市としての基本的な考えは、面積の維持、保全ということを考えております。しかしながら、農地を持っている方のご意向または相続等、また農業の担い手、農業を続けられないということもございます。そういった中では、基本的には保全ということでは考えておりますが、土地利用に向けた、市としては今小規模区画整理事業とかも行っておりますが、そういった手法も並行して考える必要はあるのかなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。ありがとうございます。  大きな全体的な区画整理ではなく、小規模区画整理、いわゆるミニ区画であれば、年数も通常の区画整理と比べると多少期間も短く済むのかなとは思いますけれども、そうはいいましても、やはり10年というのは割と早い形になるのかなと思いますので、そうした部分でやはり20年の都市計画マスタープランでございますので、水谷地域全体を考える上でも、その辺りしっかりと検討していただきたいと思いますけれども、再度その検討をしっかりというところでご答弁いただければと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 基本的な農地の保全を基本としつつ、地域の皆さんのご意見等もお聞きしながらしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。  続きまして、水谷地域における部分でございますけれども、用途地域について少し質問をさせていただきたいと思います。用途地域の変更につきましてですけれども、都市計画マスタープランが改訂されました。そのことによりまして、用途地域の変更について、特に水谷地域についてはどう考えていますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 現在の用途地域、水谷地域の用途地域につきましては、基本的には駅から離れているところにつきましては、第1種低層住居専用地域ということで、比較的静かに住めるという地域を選定しておりまして、駅前につきましては中高層が建つような用途を指定させていただいております。現在の状況を鑑みますと、用途地域の変更まではなく、今の住環境を守っていきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 全体的な考え方は理解をいたしました。一方で、私、2019年9月の質問におきまして、水谷地域の一部ですけれども、第1種低層住居専用地域の一部をおおむね500平米を超える店舗が可能となる第2種中高層住居専用地域等に変更することを検討いただきたいというふうに質問させていただきました。その辺りにつきまして検討状況というのはどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 第1種低層住居専用地域につきましては、先ほども申したように、良好な住環境、静かな住環境の中でということで指定させてもらっておりますので、なかなかそこに500平米建つような、そういった用途地域の変更は難しいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) もちろん良好な住環境というところの中で難しいというのは、私もそういう認識は持っております。しかし、一方で買い物をする場所、スーパーのようなものというのは、私の理解では第1種低層住居専用地域という用途には建たないというふうに思っておりますし、なかなか買い物に行く、近くに買い物をする場所がないというような地域もあるのかなというふうに認識をしております。  そこでなのですけれども、例えばなのですけれども、その地域の皆さん方がやっぱり買い物に不便だなといったような形で、建つような用途地域の変更にならないのかなというようなことで、地域の住民の皆さんの合意形成があるとすると、それは用途地域の変更について検討いただく材料になるものでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 地域の皆さん、そういった同意というのも当然あれば、そういったテーブルにはのってくるのかなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。ありがとうございます。  続きまして、魅力ある市街地形成の中で、若い世代の定住促進、このような形の中で、インフラ整備について、例えば具体的な検討というのは何かあるものなのでしょうか。それともまだそこまでの段階ではなく、20年トータルに考えて、そのような整備をしていきたいというようなことでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 想定されているところは、そういった第1種低層住居専用地域で、静かなところでお住まいに、定住していただきたいと考えている中で、地区計画制度を入れておりますので、地区施設道路とか、そういったところは順次開発等によっても整備されていくのかなと考えております。また、ネットワークとしても主要なところには誰もが歩けるようなスペースというのは順次検討してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。ありがとうございます。  では、続きまして、みずほ台駅の周辺について考え方を少しお聞きしていきたいというふうに思ってございます。まず、みずほ台駅の駅前整備に関してなのですけれども、こちらは2017年6月に質問した際に、みずほ台駅東通線の整備に合わせて検討を行っていく必要があるというような市の認識だったというふうに思います。その後も様々な議員から駅前整備については質問もあったかというふうに思っておりますけれども、今現在の検討状況というのはどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 具体的に駅前広場をどういうふうな形にしようということにつきましては、現段階においては検討はしておりません。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 1つ確認なのですけれども、私が質問した際のみずほ台駅東通線の整備に合わせてというのは、これは一部区域ではなく全体の整備に合わせてということというふうな理解ということでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 全体かどうかは分かりませんけれども、開通したことによった影響により、人の流れ、またそういったことが増えていくということで、開通と合わせて整備も検討ということだったかと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。  そういたしましたら、私自身は駅前の一等地にあることも加味しますと、早期の検討、それから再整備というのは必要であるというふうに考えておりますけれども、市の認識としては、その辺りはいかがでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 駅前につきましては、まだ現状、商業系の土地利用が見られないところもございます。そういったことでございますので、今度は別の視点の地区計画、例えば商業の用途でなっておりますけれども、より高度な利用をしてもらうような地区計画というのも検討しながら、集積を図って一体的な整備ができればなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  そうすると、基本的には駅前の整備につきましては、駅前広場の部分だけではなくて、全体的な地区計画で再整備していく、それが市としては基本的な方針というふうに理解をすればよろしいですか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 市としてというか、先ほどから当然市だけで駅前の集積とか、高度利用とかいってもあれなので、それは当然商業者であったり地主であったり、そういった方とお話合いをしながら、ここをどうしていったらいいか、また駅広についてもそういった意見をお聞きしながら、市でやること、事業者でやることというのをいろいろお話合いをしながら進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  先ほどのご答弁で、地元と一緒にというところで、そうした地域の皆さんとの話合い、私も大変重要だなというふうに認識をしておりますので、その点はぜひ進めていっていただきたいと思うのですけれども、具体的に、先ほど答弁がありましたように、令和9年度には、今整備を始めた部分の完成というのが予定されております。そうした中でいきますと、特に住民と共に協働で進めていくということであればなおのこと、早期の検討というのは必要かなと思っておるのですけれども、その辺り、市としては、日程的なものというのはまだないにしても、どのようにお考えでしょうか、改めてお願いします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) こういった制度を市のほうでお示ししながら、地元の方がどうお考えになるかというのも、キャッチボールしながらやっていくのがいいのかなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。そうしたキャッチボールは必要だと思いますし、協力できるところはまた私たちもしっかりと協力していかなければいけないかなというふうに認識を持ちました。ありがとうございます。  続きまして、交通環境整備のほうに移らせていただきます。都市計画道路の整備、ちょっと全体の話なのですけれども、今回の市の組織改正におきまして、都市計画道路の担当というのは変化はあったのでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 都市計画道路につきましては、都市計画の手続等につきましては、当然今までどおり都市整備部のほうで行ってまいります。また、計画についても、都市整備部のほうで行ってまいります。ただ、事業に着手した後は、一貫して完了まで建設部のほうで対応するということになっております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) そうすると、着手後については担当が替わるという認識でよろしいですか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) はい、そのとおりでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 組織ですので、人が替わってもあるいは部署が替わっても、仕事というのは当然進めていかなければいけないですし、進めていくのが組織というふうに私も認識、理解はしておるのですけれども、一方におきまして、例えば今まで意見交換あるいは用地交渉等に関わってきた部署が、施工部分、要は着手してしまった後は、例えば全く関わらないというようになってしまいますと、それも市民というか関係者の側からすると、あれ、何でだろうというようなところも一方ではあるのかなというふうに思います。  そういった意味も含めてなのですけれども、例えば着手後においても説明会等については、一部関わってもいいのかなというふうに思うところなのですけれども、その辺りというのは、説明会等も含めて着手してしまったら、もう全く都市計画のほうでは関わらないというような形なのか、その辺り少し詳しく教えていただけますか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今回、みずほ台東通線を進めている中で、ここで組織改正が行われたということで、今このような状態になっております。そういったことがないように、事業着手から一貫して担当が進めるということの趣旨でございます。今回のみずほ台東通線につきましては、当然引継ぎもきちんと行いますし、サポートすることがあれば当然今後においても、事業着手から建設部ということではなくて、当然連携は必要であると考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 分かりました。ありがとうございます。連携の必要性をおっしゃっていただいたのかなというふうに理解をいたしました。  続きまして、早期の全線開通、全線整備についてですけれども、以前の質問におきましても、やはり財政面を含めて課題があるということをおっしゃっておりましたし、その点は確かに財政面を含めて課題もあるのだろうなというふうな認識はしておるのですけれども、そこを含めまして、今着手しているところが令和9年に完成予定でございますので、財政面を含めて早期の全線開通への課題整理というのは現状ではどのようになっておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) そういった財政面の課題ですとか、また川を渡ったりする工法的な課題、そういったものを進捗状況を鑑みながら検討していきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 検討ということで、これはなかなか日程的なものを言うのは難しいのは承知はしているのですけれども、令和9年度の、今着手部分の完成をする前には、もうある程度課題の整理というのはできて、その後のまだ未着手部分にも着手できるような、要はスムーズに全線開通へ向かっていくのか、ここの部分改めてお聞きしておきたいのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 課題の整理というものは、9年を待たずに課題の整理は必要なのかなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  続きまして、③のほうの移動の利便性向上についてお伺いさせていただきます。こちらのほうですけれども、東西交通の強化につきまして、道路の立体交差または既存踏切の拡幅による改善を検討するというふうになっているのですけれども、例えば今の時点で具体的にどこの場所というような考え方というのはあるのでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 現段階におきましては、明確にここに立体交差ということはまだ考えておりません。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) そういたしますと、今後はどういう場所かというところも含めて、検討していく上で、例えば市が中心になっていくのか、あるいは先ほど地区計画等のお話もあったりしましたけれども、地域住民と連携してというような部分もあるかと思いますけれども、その辺り、まだ考え方の部分かとは思いますけれども、どのように検討していく予定か、もし現段階で考え方がございましたらお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) まずは、立体交差が可能なところ、都市計画道路の予定地ですとか、今までいろいろ検討してきた場所ですとか、そういったところをもう一度振り返って検証のほうがまず先かなと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。そういった様々な検証をしていただいて、しっかりとした東西交通の強化に向けて行っていっていただけるのかなというふうに理解をいたしました。  続きまして、みずほ台駅の東口からの民間バス路線についてでございますけれども、こちらのほう、現状としてはなかなか難しいのかなとも思いますけれども、市といたしましては、これは全体的に公共交通会議の中で議論をしていく、そのような認識でよろしいでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) そういった要望につきましては、その必要性等も判断して、必要であれば会議もそうですが、バス事業者にもそこは要望してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  それでは、続きまして大きな2、教育行政について再質問をさせていただきたいというふうに思います。初めに、小中一貫教育についてでございますけれども、カリキュラムの充実を通して9年間を見通していく、それから乗り入れ授業の充実、こうしたことにも力を入れていくというように理解をさせていただきました。非常にいいことだなというふうに思います。  そうした中で、ちょっと課題についてなのですけれども、私もホームページ、教育委員会のホームページ見させていただきまして、各中学校区のそれぞれいいところと課題のような部分が書いてあるのかなというふうな中で、日程調整ですとか、あるいは負担がどうしても少し増えてしまう、このような部分というのは課題になっているのかなというふうに私は認識をさせていただいているのですけれども、課題解決に向けてというのは、どのように教育委員会としては対応していく考えでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) お答えします。  日程調整につきましては、教務主任あるいは主幹教諭が中心となり、長期的展望に立って前倒しの段階で1年前からというような形で、それぞれの校区でどんな児童に育てたいのか、子どもに育てたいのかと、まず共通認識、共通理解が必要になっております。それを踏まえて、9年間で子どもたちを育てていくということで、様々な学校行事あるいは教育課程の編成ということで、先ほど申し上げましたように教務主任あるいは主幹教諭が中心になって長期的に計画を進めております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  では、負担増についての課題というのは、課題解決に向けてはどう対応していく考えでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 各学校、授業日数あるいは教育課程の編成、小中一貫でできるものもあるのではないかとか、あるいは交流を通してこれは実施できるのではないかということで、各学校の学校評価等をまた参考にしながら、教職員の英知を結集して、それぞれの学校が中心となり、横の関係で教育活動の充実に努めているというふうな形で課題解決に努めております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。  では、(2)のインクルーシブ教育について再質問させていただきます。特別支援学校との交流というのも行われているというようなふうに認識を持ちました。そうした中で、例えば具体的なことなのですけれども、小学校あるいは中学校の側から、特別支援学校へ赴く形の交流というのが私はあってもいいのかなというか、今あるかどうかも含めて分からない部分もあるのですけれども、そうした形で特別支援学校でこういうふうに学んでいるというところを見ることによって、大きな意義があるのかなというふうに思っているのですけれども、特別支援学校へ赴く形の交流というのは、今はどうなっておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 特別支援学校に伺って授業見学あるいは指導法の研究という意味で、教員の研修は充実しているかと思います。各学校、特別支援コーディネーターという配置された教員がいますので、それぞれの教員を中心に指導力、技術力を向上させるために、コーディネーターが中心となり、特別支援学校と協力、連携を図っている部分はございます。児童生徒につきましては、小学生、中学生が特別支援学校に行くという、ちょっと通学的な距離、それから時間等の問題もあります。ですが、特別支援学校の児童生徒が保護者、本人の希望により支援籍のある小学校、中学校に行って、一緒に活動するという機会を設けてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。非常にいい形で進んでいるのかなというふうに認識をいたしました。  すみません。先ほどのご答弁の中で、間接交流、コロナにおける形で間接交流という言葉があったと思います。これ具体的にはどういうようなことというのが主になっておりますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) コロナの関係で、一緒にやはりなかなか活動ができないということで、小学校の授業等で一緒にやっていた活動の最後のピースを特別支援学校に送って、特別支援学校の生徒が最後の作品を完成させるとか、そのようにちょっと空間的に離れる部分もございますが、一つの教材、一つの目標を全員で達成させていくというような形で取り組んでおります。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。一緒に目標達成というのは非常にすばらしいことだなというふうに理解をいたしました。  続きまして、(3)、確かな学力についてでございます。生きる力を育むために何をどのように学ぶかというようなことですとか、あるいは児童生徒が学び方を学ぶためというようなことで、この辺り非常に重要なことかなというふうに思っております。そうした確かな学力をつけるため、様々な取組も今お伺いしましたけれども、ちょっと総合的な見解としてなのですけれども、教育長としては、この確かな学力については、総合的にはどのような見解をお持ちで、今後こうしていきたいというようなところ、少しご披露いただけますでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 主体的・対話的で深い学びについては、先ほど統括監から答弁させていただいたとおりでございますが、今総合的にということでご質問ですので、答えさせていただきますけれども、やはり義務教育段階において、確かな学力をつけるベースとなるのは、基礎基本の着実な定着であるということだと考えています。これはどの子にもその子、その子に応じた学力を着実に身につけてあげること、個別最適化という言葉も最近出てきましたけれども、これらICTも活用しながら、今後も着実に定着させると。それには、教員のやっぱり指導力を、これも着実に向上させていかなければ、子どもたちの学力向上にはつながらないということで、これも答弁の中にもありましたけれども、様々な研修会の機会を設けております。機会は設けておりますけれども、内容の充実が大変大事になることと、それからそれこそ教員がこの研修会に主体的に関わること、主体的に学ぶことですね。このことを大事にしていきたいというふうに考えます。  そこで、ICTを有効に活用することも、その手だてとなろうというふうに思います。これまで教員の研修でも顔を突き合わせての会議形式が多かったわけですけれども、これからはICTの機器を活用して、オンラインでいろんな学校の先生と、自分の学校にいながらつながることが容易になります。もう既にそれは始めておりますけれども、こんなことも教員の力を高めていくのに有効だというふうに考えます。  最後になりますが、これらを全て実現させるには、児童生徒が意欲的に学ぶということがベースにないと実現できていきません。そのために、心を育てること、それから体を育てること、併せて生きる力を身につけさせていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。やっぱり意欲的な学びというのは非常に重要だなというふうに改めて理解いたしました。  確かな学力について最後ですけれども、総合教育会議におきましても、埼玉県学力・学習状況調査についてですとか、あるいは富士見市の学習向上についてなどの議題で開催されている会議もございます。総合教育会議を精力的に開催されています市長としては、この辺りどのような見解をお持ちでしょうか。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 富士見市の義務教育における小中学生、いえ、そうではなくて、赤ちゃんから幼稚園、保育園に通う子どもたち、または16歳以上の青少年の皆さん、こうしたトータルで教育委員会を、または富士見市、市役所として、若い世代の皆さんを教育的にも支援をするということは、我々の責任だと考えております。その中で、2014年の法改正によって、首長が招集をする、そして教育の振興や、または様々な施策の協議などを含めた総合教育会議が私が主催できるということでございますので、これにつきましては教育大綱を整備することや、それからそれぞれ、時々の教育の課題、そして昨年はやはりコロナについての教育総合会議での情報交換や協議をさせていただく、こうしたことを年3回、1学期、2学期、3学期というような形で精力的に行っております。その中で、最後に私自身も小中学校の子どもたちの学力を身につけていただくということについてはやはり同感でございまして、そのためには先生方の力をつけていただくことが重要だと。若手教職員のための指導塾でありますとか、様々な研修等に関わっていただいて、力をつけていただくよう、今後もしっかりと市長としても関わってまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で田中栄志議員の市政一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。                                      (午後 3時15分)
    ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午後 3時15分) △散会の宣告 ○議長(斉藤隆浩) 以上で本日の日程は終了いたしました。  明日も午前9時30分から本会議を開き、引き続き市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会いたします。                                      (午後 3時15分)...