富士見市議会 > 2021-06-15 >
06月15日-05号

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  1. 富士見市議会 2021-06-15
    06月15日-05号


    取得元: 富士見市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-01
    令和 3年  第2回 定例会           令和3年第2回定例会議事日程(第5号)                                  令和3年6月15日(火曜日)                                  午前9時30分 開議    議会運営委員会委員長報告日程第 1 市政一般質問      質問順       8 木 村 邦 憲       9 寺 田   玲      10 小 川   匠      11 川 畑 勝 弘散   会出席議員(20名)     1番   小  泉     陽         2番   田  中  栄  志     3番   佐  野  正  幸         4番   根  岸     操     5番   伊 勢 田  幸  正         6番   村  元     寛     7番   加  賀  奈 々 恵         8番   熊  谷     麗     9番   木  村  邦  憲        10番   寺  田     玲    11番   尾  崎  孝  好        13番   関  野  兼 太 郎    14番   篠  田     剛        15番   篠  原  通  裕    16番   山  下  淑  子        17番   深  瀬  優  子    18番   勝  山     祥        19番   今  成  優  太    20番   小  川     匠        21番   川  畑  勝  弘欠席議員(1名)    12番   斉  藤  隆  浩欠  員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   星  野  光  弘      副 市 長   浅  井  義  明  危機管理監   新  山     司      総 務 部長   古  屋  勝  敏  政 策 財務   水  口  知  詩      協 働 推進   古  寺  優  一  部   長                   部   長  子ども未来   小 日 向  哲  也      健 康 福祉   鈴  木  貴  久  部   長                   部   長  経 済 環境   渋  川     久      都 市 整備   落  合  慎  二  部   長                   部   長  建 設 部長   森  田  善  廣      市 民 部長   塩  野  英  樹                          事 務 代理  会計管理者   磯  谷  雅  之      監 査 委員   岡  部     泉  兼会計室長                   事 務 局長  教 育 長   山  口  武  士      教 育 部長   林     み ど り  学校統括監   小  林  正  剛本会議に出席した事務局職員  局   長   本  多  忠  嗣      次   長   吉  田  知  央  主   任   秦     麻 里 奈      専 門 員   大  熊  経  夫  主   事   戸  谷     薫      主   事   幕  田  祐  二 △開議の宣告 ○副議長(今成優太) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和3年第2回富士見市議会定例会第15日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) ○副議長(今成優太) お手元に配付した議事日程(第5号)に従って議事を進めます。 △議会運営委員会委員長報告 ○副議長(今成優太) 14日の本会議散会後に議会運営委員会が開かれましたので、委員長より報告をお願いいたします。  議会運営委員会委員長。               〔議会運営委員会委員長 田中栄志登壇〕 ◎議会運営委員会委員長(田中栄志) 2番、田中です。皆様、おはようございます。ただいま議長からご指名をいただきましたので、議会運営委員会の報告をさせていただきます。  6月14日、本会議散会後に議会運営委員会を開催いたしましたので、その概要についてご報告申し上げます。  初めに、陳情審査を行いました。この件につきましては、6月23日の議会最終日に委員長報告をいたしますので、ご了承願います。  次に、議員提出議案素案について確認をいたしました。今回提出されました素案は、意見書4件でございました。協議の結果、重複する素案はございませんでした。  また、全会一致を求める努力及び賛成者の調整は、素案の提出者において行っていただくことを確認しました。  なお、議員提出議案の最終提出期限は、6月18日金曜日の午後5時までとなっております。  また、これ以外の議員提出議案として、会議規則の一部改正議案並びに文教福祉常任委員会及び建設環境常任委員会の陳情審査で賛成多数により採択された意見書については、最終期限までに提出される予定であることを確認しました。  以上が議会運営委員会の協議、確認結果であります。議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げまして、議会運営委員会の報告といたします。 ○副議長(今成優太) ただいまの委員長報告のとおりご了承願います。 △日程第1 市政一般質問 ○副議長(今成優太) 日程第1、市政一般質問を行います。  14日は、質問順7番、篠原通裕議員の質問まで終わっておりますので、本日は、質問順8番、木村邦憲議員の質問を許します。  木村邦憲議員。               〔9番 木村邦憲登壇〕 ◆9番(木村邦憲) 9番、木村邦憲です。皆さん、おはようございます。日本共産党の木村邦憲です。傍聴にお越しくださった皆様、またインターネット中継を御覧いただいている皆様、ありがとうございます。  今日は、私の第1回目の一般質問となります。どうぞよろしくお願いいたします。通告に従いまして、私、木村邦憲の市政一般質問を始めさせていただきます。今回は、大きく5つの項目について質問させていただきます。  まず、1、地域公共交通についてです。(1)、東上線西側地域への循環バス運行を求める陳情が全会一致で採択されたのを受け、市としての検討状況は。今年3月10日の市議会本会議において、東上線西側地域への循環バス運行を求める陳情が全会一致で採択されました。これは長年不便な生活を強いられながら、バスの運行を待ち望んだ西側地域の市民の声の表れです。この全会一致の採択を現在市はどのように受け止め、現在どのような具体化を検討しているのかお伺いします。  (2)、今後、市は西側地域に循環バス運行を試験的に運行すべきと考えるが市の見解は。循環バスの西側に試験的に運行し、西側地域での利用人数や運行コース、運行時間などの検証をしてはどうでしょうか、見解をお伺いします。  次に、2、西出張所、サンライトホールの代替施設設置をです。(1)、西出張所、サンライトホールの閉鎖発表以降、日常的に利用していた市民の声、要望を市は把握しているのか。令和3年3月末日をもって、市役所西出張所サンライトホールが閉鎖されたことに伴い、多くの市民から要望、苦情、相談をいただいてきました。サンライトホールを月3回利用していた市内の視覚障がい者の団体は、現在会員は白杖をつきながら徒歩で、もしくはタクシーで西交流センターまで移動し、会議をしているそうです。その団体からは、不便極まりない、何とかしてほしいという声が寄せられています。西出張所は、取扱い件数が令和元年度は年間3万9,093件に達したように、6つある市の出張所の取扱い件数合計の12万1,144件中、3分の1近くを占めます。そのため、市民生活に及ぼす影響は甚大です。現に今は何の書類を取っていいか相談できない。市役所まで手続をしに坂道を上ったり下ったり、何でこんなことになど、多くの切実な声が周辺地域にあふれています。  そこで、西出張所、サンライトホールの閉鎖発表以降、日常的に利用していた市民の声、要望を市は把握していますか。また、このような不便な状況を解消する施策を検討しているのかお伺いします。  (2)、代替施設を鶴瀬駅周辺に設置し、市民サービスの維持・向上を。現在鶴瀬駅周辺に複数存在する空き店舗を利用して、代替施設を鶴瀬駅周辺に設置し、市民サービスを維持、向上すべきと考えますが、市の見解を伺います。  3、公立学校の校庭開放を。(1)、市として小学校の校庭開放の実態をつかんでいるのか。今コロナ禍で、多くの子どもたちは、様々な施設を利用しにくい、遊びにくい状況が続いています。そのため、子どもたちや保護者から、今、子どもたちが遊ぶ場所が近くにあまりない。ボール遊びができる公園がないなどの声が多く上がっています。市内の小学校の校庭、学校施設は子どもたちが遊ぶ場所として最適な施設の一つと考えますが、各学校によって対応がまちまちなのが現状です。市として小学校の平日の放課後及び土日の校庭開放の実態をどのように把握しているのかお伺いします。  (2)、昨年10月にスポーツ庁が発出した「子供の運動不足解消に向けた地域と学校の連携推進について」を受けて、校庭開放に向けた対策を。通達、子供の運動不足解消に向けた地域と学校の連携推進については、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、感染予防の観点から体育の授業や部活動、地域でのスポーツ活動にも制約がかかっており、従前のように自由に伸び伸びと体を動かせる状態にはなっていないとして、全国のスポーツ施設の約6割を占める学校体育施設について、放課後や休日に開放していない公立学校がある場合、これを学校の教育活動に支障のない限り、子どもたちが活用できるよう、学校や関係部署に協力を求めることを各都道府県、指定都市スポーツ主幹課宛てに協力依頼をしたものです。この通達を踏まえて、市内公立学校の校庭をはじめとする体育施設の利用開放の検討を開始していただきたいが、市の見解を求めます。  4、市内の公園の遊具について。(1)、現在の遊具の状況、撤去済みと改修中、工事予定の遊具数は。現在、市内公園遊具が改修中ですが、完全撤去済みの遊具、完全撤去予定の遊具、撤去済みで改修予定の遊具、今後改修予定の遊具、それぞれの数を伺います。  (2)、今後の遊具の改修計画は。多くの市民の方が今後の遊具の再使用化に関心や不安を抱いています。そこで、今後の遊具の改修スケジュールをお伺いします。  (3)、現在の遊具の状況と今後の予定を市民に対して公表を。現在の遊具の改修状況と今後の改修スケジュールを市民に対してホームページや広報、掲示板などで広くお知らせしてはどうでしょうか。市の見解を求めます。  最後に、5、市民生活に関わる諸問題について。(1)、特8―1号線の開通についての協議の進捗状況と見通しは。鶴瀬駅西口土地区画整理地内、特8―1号線が開通しないことによって、多くの方々が通勤時、買物時などで遠回りを余儀なくされています。特8―1号線の開通について、協議の進捗状況と見通しをお願いします。ここで、タブレットの資料を御覧ください。タブレットの資料で記載されていますように、特8―1号線に斜線で今線を引いてあります。特8―1号線の横を人が通行できる程度の道を整備して、人の往来を確保してはどうでしょうか。市の見解を求めます。  (2)、鶴瀬駅横の110号踏切を拡幅し両側に歩道の確保を。110号踏切は、鶴瀬駅側の片側しか歩道が整備されていないため、朝夕の混雑時には遮断機が下りる前に踏切を渡り切れない人が多くいます。そのため、重大事故が起きる前に踏切の両側に歩道を確保するための整備を東武鉄道に強く申し入れてはどうか、市の見解を伺います。  (3)、関沢2丁目のマンション建設に伴う周辺道路の安全対策を。関沢2丁目26番地のマンション建設現場に対し、地域住人の方から不安の声が上がっています。こちらもタブレット資料の地図を御覧ください。クランク状に書かれているのは、子どもたちの通学路、関沢小学校に行く通学路です。そして、御覧のようにマンション敷地内に駐車場が設置されていて、それがそのまま細い道路に出るように、通学路に出るようになっています。その通学路は、人が本当に狭い中で通る。車1台が通れない。通り過ぎできないような状況です。その状況下で入居者の通勤帯と地域の小学生の登校時間、人の往来が重なり、人と自動車の接触事故が起きる危険性があります。市としても安全対策を講じる必要があると考えますが、地域住人の住環境を守るため、マンション建設業者に安全対策を申し入れてもらいたい。市の見解を伺います。  (4)、鶴瀬西交流センター前の交差点に信号機の設置をです。鶴瀬西交流センター前の交差点は、信号機がないために、川越街道方面から鶴瀬駅西口に向かう大通り、市道第5117号線は、鶴瀬西交流センター前の横断歩道前で一旦停止しない車両も数多く、危険な状態が続いています。近くに公園やスーパー、2つの幼稚園もあり、子どもたちや高齢者の方からは、渡るときに危険なので横断歩道に信号機をつけてほしいという要望がかねてからありました。今年の5月24日、市民の有志の方々がその交差点の前で、市道第5175線の交通量調査を行いました。結果は、バイクを含む車両を数えたところ、鶴瀬駅に向かう数、川越街道へ向かう数、いずれもちょうど254台ずつで、1分間に交差点を約8.4台通過することになります。さらに、横断歩道を渡った人は1時間で57人ですが、横断歩道の手前で止まった車両は15台にとどまったように、危険な状況が浮き彫りになる結果となりました。事故が起こる前に早急に埼玉県警に信号機設置を強く要請していただきたい。見解をお伺いします。  以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) おはようございます。よろしくお願いいたします。  木村議員ご質問の大きな1点目の(1)、東上線西側地域への循環バス運行を求める陳情が全会一致で採択されたのを受け、市としての検討状況はについてお答えいたします。東武東上線西側地域市内循環バス運行につきましては、運行開始当初は運行しておりましたが、踏切通過に時間を要することから、大幅な遅れが生じ、定時運行が難しかったこと、利用者が少なかったことから、廃止した経緯がございます。  議員もご承知のとおり、現在循環バスは2台で運行しており、現行の運行形態で西側地域に対応するためには、運行本数の見直しや狭隘な道路が多く、運行に必要な諸条件を整理する必要があります。今年度、地域公共交通会議では、今後の市内公共交通の方向性を検討する予定でございますが、これまでの循環バスやデマンドタクシーの利用状況、また市民の皆様からいただいた要望や議会への陳情に加え、西側地域の循環バス運用の課題等も提示し、市全体の公共交通について協議してまいりたいと考えております。  続きまして、(2)、今後、市は西側地域に循環バス運行を試験的に運行すべきと考えるが、市の見解はについてお答えいたします。西側地域の試験的な運行につきましては、新たな車両の確保など、運行に関する多くの経費が必要になることや、既に路線バスを運行している民間事業者との調整など課題が多いものと認識しております。このような状況から、現時点では、試験的な運用をする考えはございませんが、議員からのご提案につきましては、富士見市地域公共交通会議に一つの意見として提示させていただきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) おはようございます。よろしくお願いいたします。  木村議員ご質問の大きな2点目について、(1)、西出張所、サンライトホール閉鎖発表以降、日常的に利用していた市民の声、要望を市は把握しているのか。また、(2)、代替施設を鶴瀬駅周辺に設置し、市民サービスの維持・向上をについて関連がございますので、一括してお答えさせていただきます。  ご質問の施設におきましては、公共施設に必要な耐震基準を満たさないことが判明し、市民や職員の安全確保を最優先とするため、本年3月末をもって一時閉鎖したところでございます。市民の皆様から西出張所やサンライトホールの一時閉鎖に対する様々なお問合せやご意見などが寄せられていることも承知しているところでございます。  しかしながら、3月議会におきましてご説明させていただきましたとおり、市といたしましては、移転や一時代替施設の運用ではなく、まずは現施設での早期再開を目指し、当該当施設の耐震工事の早期実現に向け、市一体的な対応を取ってまいりたいと考えております。また、一時閉鎖中におきましては、実現可能な代替手段策の検討を重ね、ご不便をかけない方策を進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(今成優太) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) おはようございます。よろしくお願いいたします。  続きまして、議員ご質問の大きな3点目、小学校の校庭開放につきまして2点ご質問いただいておりますので、教育委員会の立場から順次お答えいたします。  まず(1)、市内小学校の平日の放課後及び土日の校庭開放の実態についてでございますが、市内小学校の平日の放課後の校庭につきましては、小学校ごとに学校長の許可を受けた放課後児童クラブ地域子ども教室等団体が、子どもたちの安全の管理、指導を行い、利用しております。また、土日の小学校の校庭につきましては、学校開放事業において、小学校ごとに登録された団体で構成される運営協議会が利用の調整等を行い、利用に際しましては、各登録団体において安全面等の管理に努めていただいているところでございます。  続きまして、(2)、スポーツ庁発出文書を受けた、子どもの運動不足解消を目的とした小学校の校庭開放に向けた対策についてお答えいたします。議員ご案内のスポーツ庁の各都道府県等宛ての依頼文書を踏まえた小学校の校庭の開放につきましては、各団体利用者と子どもたちの動線を分離する工夫や、施設におきましては施錠の徹底、責任者の配置など、安心安全を確保するための体制整備が必要であり、現状での対応は困難と考えております。しかしながら、子どもたちの身近なスポーツの場としての施設の有効活用につきましては、学校開放事業の運営を所管する文化スポーツ振興課と連携を図り、様々な観点から情報収集に努めてまいりたいと存じますので、ご理解をお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、大きな4点目、市内の公園の遊具についてお答えいたします。  初めに、(1)、現在の遊具の状況、撤去済みと改修中、工事予定の遊具数はでございますが、現在市内公園の遊具は、一斉点検の結果を踏まえ、利用の際の機能改善等が必要な遊具については、修繕工事を実施しており、また遊具本体の更新が必要なものについては、新しい遊具を設置するために既存の遊具の撤去を進めているところでございます。  なお、現在の措置状況につきましては、完全撤去済みの遊具数は4基、完全撤去予定の遊具数はゼロ基、撤去済みで改修予定の遊具数は45基、今後の改修予定の遊具数は3基となっております。  次に、(2)、今後の遊具の改修計画はでございますが、先ほど答弁させていただきましたとおり、現在修繕での対応が可能な遊具については、修繕工事の完了後、順次開放しており、更新が必要な遊具については、既存遊具の撤去工事を進めております。なお、新しい遊具の設置が完了する時期については、本年11月末頃を見込んでおり、現在工事入札の手続を進めているところでございます。  最後に、(3)、現在の遊具の状況と今後の予定を市民に対して公表をについてお答えいたします。現在ホームページにおいて、今後工事を行う公園及び設置する遊具についての情報を掲載しておりますが、改修スケジュールについては、工事業者の決定後、詳細な作業工程が判明次第、ホームページや公園内立て看板等にて市民の皆様に周知を図ってまいりたいと考えております。  続きまして、大きな5点目の(1)、鶴瀬駅西口土地区画整理地内特8―1号線の開通についての協議の進捗状況と見通しはにつきましてお答えいたします。これまでも同様のご質問をいただき、答弁させていただいておりますが、特8―1号線は、鶴瀬駅西口の土地区画整理事業区域から駅前広場までをつなぐ歩行者専用道路で、平成28年度に土地区画整理事業区域内の区間については整備が完了しており、駅前広場への接続部分が整備されますと、関沢方面などから鶴瀬駅西口をご利用される方々の利便性が向上することは、市としても十分に認識をしているところでございます。  しかしながら、現時点においては、整備に必要な道路用地を確保するために関係地権者との交渉を継続的に進めている状況ではありますが、早期整備、開通に向けて引き続き努めてまいりますので、ご理解くださいますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 建設部長。
    ◎建設部長(森田善廣) おはようございます。よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな5点目、市民生活に関わる諸問題について3点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、(2)、鶴瀬駅北側の第110号踏切を拡幅し両側に歩道の確保をについてお答えいたします。議員ご質問の踏切につきましては、東武東上線と市道第5210号線が交差する踏切であり、鶴瀬駅側にのみ歩道が設置されている状況でございます。ふじみ野駅側に歩道を確保するため、鉄道事業者である東武鉄道と以前より協議を行ってまいりましたが、踏切道の幅員は、接続する道路の道路幅の小さい道路よりも広げることができないとされております。したがいまして、踏切の両側に歩道を設置するには、西側道路に合わせ東側も同じ幅員構成が必要となり、東側には建築物が建ち並ぶ現状から判断いたしますと、現段階では踏切を拡幅し、両側に歩道を確保することは難しいと判断しております。  続きまして、(3)、関沢2丁目のマンション建設に伴う周辺道路の安全対策をについてお答えいたします。議員ご質問のマンション建設地は、北側に幅員6メートルの市道第5213号線、西側、南側に幅員4.2メートルの市道第1867号線、市道第1868号線の3つの道路が接道しており、土地利用の関係から、建設地北側の敷地内通路から市道第5213号線へ出入りする駐車場及び建設地西側、南側の敷地内駐車場から市道第1867号線、1868号線へ出入りする駐車場の設置が予定されております。  議員ご質問の市としても安全対策を講じる必要があるとのことでございますが、マンション建設後に周辺道路環境に変化が生じることが想定されますので、交通状況に注視しながら、必要な安全対策について検討してまいります。  また、マンション建設業者に安全対策を申し入れてはにつきましては、工事の進捗を見ながら、必要に応じて安全対策の申入れをしてまいりたいと考えております。  続きまして、(4)、鶴瀬西交流センター前の交差点に信号機の設置をについてお答えいたします。当交差点につきましては、鶴瀬駅西口から三芳町へ続く市道第5117号線と市道第993号線の交差点であり、市道第5117号線の鶴瀬駅側に横断歩道が設置されておりますが、議員ご指摘のとおり、歩行者が横断待ちをしているにもかかわらず、一時停止をしない車両が見受けられます。本箇所への信号機の設置につきましては、以前から所管である東入間警察署に要望しておりますが、通行量が少ないことや見通しがよいことから、設置はできないとの回答をいただいているところであります。  なお、横断歩道は歩行者優先であることから、市といたしましても、車両に対しての注意喚起として、注意看板の設置により安全対策を実施しているところでございます。 ○副議長(今成優太) 答弁が終わりました。  木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 一連の答弁ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきたいと思います。  大きな1番です。まず、地域公共交通について再質問します。最初に、市長にお伺いします。市議会本会議においての東上線西側地域への循環バス運行求める全会一致の採択についての今の認識、受け止め方をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 陳情の議会での可決につきましては、承知をいたしているところでございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) その上で、何か市長としての対策なり施策みたいなのはございますか。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) まず、ご答弁で申し上げましたとおり、市民皆様のご意見、そして庁内での検討、そして何よりも地域公共交通につきましては、地域公共交通会議という場を持って、総体的に、総合的に議論をさせていただくという内容でございますので、この点につきましては私どもといたしましては、様々なご意見または現状、こうしたものをテーブルにのせさせていただいて、地域公共交通会議の中で議論をさせていただく、こういう考えに私は立ってございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございました。  それでは、市に対してお伺いします。市は狭隘道路のため運行できないということをおっしゃっていましたが、お隣のふじみ野市の循環ワゴンの現状を、この間、ふじみ野市の職員の方に聞いてまいりました。平成28年度から4つのコースを9人乗りのワゴン5台で運行しています。平成元年度の乗降者数は、約9万2,000人です。注目すべきは、その運行コースで、循環バスを運行していなかった狭隘な道路が何か所もあるにもかかわらず、現在そこをワゴンが運行しています。ふじみ野市のワゴン、ハイエースは、車幅がバスよりも狭い1メートル88センチなので、バスを運行していた時期よりも全域的なコース設定ができたそうです。西側地域への循環バス運行に道を開くためにも、ふじみ野市の例を参考に、ワゴンの導入の具体化を選択肢の一つとして検討してもらいたいのですが、見解をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 市として狭隘道路にバスが通せるかということにつきましては、車両制限令に基づいて、安全の確保に努めるため、制限令に基づいた道路幅のところをバスが通るということで検討しております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。  この間、認可を受ける国土交通省にも聞いてまいりました。認可を下すのが国土交通省なのですが、そちらの担当者の方に聞きましたら、循環バスのコースというのは道路管理者がまず先に考える。ここでは市道だったら富士見市なのですが、そこで道路管理者、富士見市がここは通すということを決めれば、私たちはそれを前向きに検討する、受け止めるということをおっしゃっていました。もちろん警察のことも絡んでくるのですが、やはり富士見市がこのコースを認定するというのがとても大事だなと。車両制限令もあるのですが、それは一つの基準であって、やっぱりここに富士見市が通すというのがやっぱり大事だということをおっしゃっていました。その上、私はこの間、関沢地域、そして針ケ谷、様々なところの方からお話を伺ってきました。偶然出会った方からお話を伺ったときもあります。例えば関沢の坂道でちょっと演説をしていました。日本共産党のたすきをかけていたのですが、そのときに坂道を上ってきた高齢の方が、本当に何とかバスをずっと待っているということをおっしゃっていました。そして、次の日また同じ場所で立っていましたら、また別の方が同じことをおっしゃっていたのです。これは日常的に聞かれる話なのです。いろいろ検討しているということは言うのですが、今関沢や針ケ谷、ほかの地域、西側地域で本当に大変な思いをしている。特に高齢者の方が大変な思いをしていると。それに対して、やっぱり今現状をちゃんと認識しているならば対策を講じると。ワゴンも含めて狭隘な道路を通すという、やっぱり対策をきちんと考える。テーブルにのせるということが大事だと思います。再度市の認識をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 先ほども答弁しましたが、狭隘な道路ということで課題にはなっております。市としても、そういった道路にはやはり安全で通すということも必要であると考えておりますので、市としては車両制限令に基づいた道路幅員の確保できるところがバスの通る対象路線になるのかなと考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。この間、市議会でも全会一致で西側地域にバスを通すという陳情が採択されました。このことをやはり私はすごく重たい問題だと思っています。なので、やはり具体的な計画を市として、地域公共交通も非常に大事なのですが、それ待ちにならずに、市としてのきちんと方針を、対策を考え、発信するというか、市民とも話し合う、それと市としても考えをまとめていくと。様々なプランを提示していくということが大事だなと思っています。  そこで、再度市長にお伺いします。富士見市第6次基本構想第1期基本計画の中の公共交通の分野では、その目標として、市民の移動利便性の向上に努め、誰もが安心して円滑に移動できる交通体系が確立されたまちを目指しますと掲げられています。その目標に照らせば、3万8,000人が暮らす東武東上線西側地域に循環バス、公共交通がほとんどない、この状態を解消することは喫緊の課題ではないでしょうか。もう一度見解をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 基本構想におきます私どもの目標につきましては、ただいまご案内いただいたとおりでございます。したがいまして、地域公共交通会議等での議論をしっかりさせていただくこと。そこには市民の皆様からのご意見、ご要望または議会からのご発言の内容などはしっかりとテーブルにのせさせていただきます。  さらに、私どもは無策でいるわけではございません。これまでも議会の皆さんと、または市民の皆さんからのご要望を頂戴する中では、デマンド交通ということでタクシーによります移動手段を、この方法論を導入させていただきました。こうしたものがやはり一定の期間を経て、状況としてどうなのか、効果的に動いているかどうか、こうしたものも検証する必要がございます。場当たり的に様々な施策を入れるというわけにはまいりません。したがいまして、総合的に、また間もなく公共交通会議でデマンドタクシーの一定の評価をする時期が参りますので、この協議の中でこの先の未来につきましては検討すると、こういう状況でございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございました。市民の声をテーブルにのせるということをご答弁いただきました。本当にこれは喫緊の課題なので、ぜひ市としても前向きに、具体的に西側地域に循環バスを通すということを検討して具体化していただきたいと思っています。  続きまして、次の質問にさせていただきたいと思います。大きな2番、西出張所、サンライトホールの代替施設設置をです。(1)、西出張所、サンライトホールの閉鎖以降、様々な不便を感じている方がたくさんいらっしゃる。このことは先ほど述べました。  それで、質問として上げたいのですが、この間、市は様々な、西出張所、サンライトホールを閉鎖されたことに伴い、多くの方が不便なことを感じているのですが、タブレットの資料をまた御覧ください。このタブレットの資料の中で、表が書いてあります。すみません。傍聴者の、インターネットの方はちょっと見られないので申し訳ないです。ここに地域住民に回覧板で回覧された市が作成した西出張所の一時閉鎖の手続方法という一覧があります。これを見ますと、列挙された日常業務が28業務あります。そのうちコンビニと郵送両方で対応可能が2業務、コンビニのみの可能が3業務、そして郵送のみが12業務、それと両方不可、つまりほかの出張所か市役所本庁に行くしかないのが11業務です。ただ、その11業務のうち、金融機関でできる業務が3業務あります。しかもかかった郵送代は自己負担です。  さらに指摘したいのは、令和元年度の西出張所の取扱い件数が、2番目に多いのが住民票、戸籍謄本の写しの交付です。これですと米印2と米印4のところになります。これはコンビニでできるということなのですが、マイナンバーが必要になります。しかし、市内のマイナンバーの普及率は、令和3年度末日現在で27.4%です。つまり72.6%の件数はコンビニでは利用ができない。件数でいえば利用ができないということになります。令和元年度の実績に当てはめると、数に換算すると1万37件が利用不可になります。この現状では、市民サービスの回復、維持は十分にできないのは明瞭だと思いますが、市の認識をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) それでは、お答えいたします。  市民課の窓口で取り扱っている業務で、確かに窓口直接で手続をしなくはいけない業務も存在しております。その部分につきましては、やはり窓口を利用していただくということで、引き続きお願いしているところでございます。また、そのほかにつきまして、住民票だとか戸籍の写しにつきましては、市といたしましては、今議員がおっしゃったとおり、マイナンバーを使っていただければ取得できると。これは24時間全国のコンビニエンスストアからでも取得できるようなサービスを開始しております。ただ、確かにマイナンバーが必要となりますので、ここの部分につきましては代替手段といたしまして、マイナンバーカードの交付率の向上を目指して対応していきたいと考えております。  そのほか納付関係につきましても、ご存じのとおり、この数年、収納チャネルという形で納付種類もいろいろ追加させていただいております。そのため利便性の向上も図らせていただいておりますので、その部分を利用して対応させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。ここに書いてある表は、あくまで手続業務ということなのですが、やっぱり出張所のいいところは、申請したりするときにいろんな相談が市の職員の方とできるということなのです。その場で直接話をするという、電話とかでは代え難いものがあると。今業務の数を私も言いましたが、やっぱりそれプラスアルファで職員の方と話ができる、生活の相談もできる、様々な話ができるというのがやはり出張所のいいところなので、やはりそこもプラスアルファで考えていただきたいなと思っています。  では、次の質問に行きたいと思います。この出張所について、市は西出張所、サンライトホールの代替施設設置をしない理由として、二重投資になるので代替施設は設けないという説明をこの間行ってきました。そこで、市にお伺いします。現在、鶴瀬駅周辺地域整備事務所内にある富士見ふるさとハローワークは、サンライトマンション1階にあったときから市の区分所有ですか。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) はい、そのとおりでございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ならば、区分所有、つまり二重投資になっているにもかかわらず、ハローワークは代替地で今業務を行っている根拠は何ですか。 ○副議長(今成優太) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) ふるさとハローワークにつきましては、国の機関であることに加え、職業紹介や職業相談を行う代替のサービスや代替施設が市内にないことから、鶴瀬駅周辺地区整備事務所に移転させていただいたところでございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 代替施設がないというのは、確かにそのとおりだと思うのですが、西出張所というのもやはりその地域に根づいた出張所であるし、そこでしか移動できない方もたくさんいらっしゃるのです。そういう中では、やはりハローワークの代替施設はよくて、西出張所、サンライトホールは無理という、そういう差別化をしないで、やはり代替施設の設置を求めることが非常に大事かなと。大事というか必須だと思うのですが、もう一度認識を問います。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) ハローワークは代替施設を講じて、西出張所は一時閉鎖というようなご質問だと思うのですけれども、やはりハローワークは、先ほど部長からも答弁させていただいたように、国のものを誘致してやっていただいたものでございます。また、ハローワークの代替手段ということも考えると、なかなか手段的には難しいのかなということで、ハローワークはそのような形で代替が進んでいると考えております。  また、西出張所につきましては、やはりいろいろと窓口でやる手続が限られた方につきましては、非常にご足労をかけていることは承知しておりますが、その違う部分の取扱いにつきましては、先ほど来答弁させていただいたように、代替手段といたしまして、コンビニや他の金融機関等、いろいろな方策を取ってまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いします。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 一時閉鎖ということをこの間おっしゃっていますが、どのぐらいで最低限、元のところに戻るのか、見通しをお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) この一時閉鎖の期間でございますが、これは管理組合、また東武鉄道、市を含めて今再開に向けて行っているところでございますが、当初の設計事務所に依頼したときに、見積りとして大体設計に1年、工事に2年というような、3年という期間の提示を受けました。これはあくまでも参考でございます。ただ、この5月に役員のほうから、1件の見積りではなく、今後のコストダウンだとか、この期間の短縮ができないかということで、また新たに設計事務所に依頼しているところでございますので、期間につきましてはそれを今待っている状態でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。大体3年ということなのですが、やはり今耐震工事を開始したとしても3年かかると。その間に3年間、その周辺の方々は、やはりそこを使えないというのは非常に厳しいものがあるなと思っています。西出張所のことを中心に言いましたが、サンライトホールも、やはりそこを定期的に使っている、例えば視覚障がい者の団体は3団体あります。そのうち2団体は少なくとも今鶴瀬西交流センターまで歩いて移動しているのです。そこに言われているのは、やっぱり慣れない中で通っていって、点字ブロックはついていますけれども、やはり命がけで来ましたということを皆さん口々におっしゃっているのです。この3年間の間に、やはり何らかの代替施設を、サンライトホールにしても西出張所にしても、やはりつくるという決断がどうしても必要ではないでしょうか。再度市の見解をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) 議員おっしゃることも重々承知はしておりますが、やはり現在市といたしましては、管理組合、東武鉄道、そして市を含めて、この施設の再開に向けて努力していくと。早期再開を目指すと方向性を決めておりますので、その部分はご理解いただきたいと考えております。  また、それに代わる代替サービスでございますが、この部分についても、今具体的な回答は持っておりませんが、この部分につきましてもしっかり検討させていただきまして、市民の利便性の向上をさらに図っていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。  では次に、そのことについて市長にお伺いします。今の話の中で明らかになった数多くの市民生活に多大な不利益を及ぼしている現状、そして区分所有の今の不公平な状態、そしてサンライトマンションに戻ってくるのは少なくとも3年かかるという、そういう見通せない状態、これらを鑑みると、やっぱり今すぐ鶴瀬駅周辺での代替施設の設置実現に向けて動き出す、少なくとも検討をきちんと始めるということが必要だと思いますが、市長の認識をお伺いします。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) ご答弁させていただきます。  現段階では、現施設の早期再開を目指しまして、サンライトマンションの皆様方、また工事関係、我々も区分所有者の一人でもございますので、この場面では工事の着工に向けて努力をさせていただきたい。また、市として支援をさせていただくということも前回の議会の中でも表明させていただいているところでございます。  また、市民の皆様方には大変なご不便をおかけしているところは承知をいたしておりますし、申し訳なく考えてございます。現在のところは、実現可能な代替手段の検討を重ねさせていただいて、この状況の中でしっかりと不便な状況を解消できるよう、今後も努力をさせていただきます。ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 今述べたように、やはり多くの市民が非常に困っていると。場合によっては、やっぱりちょっと危険な思いをしているという状況をぜひ認識していただいて、代替施設の設置を、やはり場所はあるのですから、検討してもらいたいと。やはりこれは引き続き要求していきたいと思っています。ぜひ本当に前向きに検討をしていく、このことを強く要求して、次の質問に移らせていただきます。  大きな4番です。遊具について先ほど触れましたが、例えば遊具の問題で、改修を今しているということなのですが、優先順位というのはあるでしょうか、お伺いします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今後、市内公園のうち18か所、48基の遊具を対象に工事を予定しております。改修等の優先順位につきましては、公園の利用状況、地域イベント等の公園の使用予定と照らしながら、工程調整、施工方法を検討し、安全で一日も早い工事完了に向けて進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) それでは、さらにお伺いします。  本年11月末日で大体工事が終わるということなのですが、例えば8月末日には大体何%ぐらいの遊具が使えるようになるという認識ですか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) これから工事業者が決まってまいります。また、遊具の製品の納入時期等も、そういったところで決まってくると思いますので、現時点で8月で何%というのはちょっと申し上げることはできません。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。  それでは、さらにお伺いします。遊具については、例えば表示が非常によく分からないという方が多くいらっしゃいます。子どもたちは漢字も読めない子も多いので、撤去済みもしくは撤去中、修繕中と使えない中で、やっぱり表示もきちんと丁寧に表示する必要があると思うのですが、なるべく具体的に。それはぜひ検討していただきたいのですが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今現在撤去している部分についても、看板等を設置しております。また、予定等決まれば、いつ頃改修するということも併せて周知してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございます。  それでは、大きな5番、市民生活に関わる諸問題なのですが、まず特8―1号線の通行、ぜひ通るようにしてほしいということなのですが、現地に行くと分かるのですが、非常に柵の横が空いているというところなので、通路を設置するというか柵をちょっと開けるだけで人が通れるのです。だから、駐車場はサンライトの所有地なのですが、そこをやっぱり借りるぐらいの交渉はしてほしいと。車はまだ通らないでもいいので、人が通れるという検討、交渉をしていただきたいと思うのですが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 議員ご提案のタブレットに書いてある場所でございますが、こちらにつきましては、東武ストアの搬入路にもなってございます。また、マンションの敷地の一部でございますので、歩行者だけといってもなかなかそこは現時点では難しいと考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 先ほど市からも答弁あったと思うのですが、やっぱり市民の長年の願いなので、ぜひ何らかの方策を講じてもらいたいと思っています。ぜひ検討ください。  では、5の市民生活に係る諸問題の3番、マンション建設に伴う周辺道路の安全対策なのですが、これは地域の方に聞きましたら、この通学路は、大体今は関沢小学校に行く子20人ぐらいがその地域の住宅から行っているそうです。そこに直接車が出入りするとなるとやはり非常に厳しい、危険だなというふうに、現地を見るたびに思うのですが、教育長にちょっとお聞きします。その通学路のこういう危険な状況は、教育長として、教育委員会としてどのように捉え、そして対策を講じるべきだと思いますか。 ○副議長(今成優太) 教育長。 ◎教育長(山口武士) ご指摘の場所については、申し訳ございません。私も工事をしていることは存じ上げておりましたけれども、通学路の状況、それからそこを何人ぐらいの児童が通っているかということまでは把握をしてございませんでしたけれども、市内で各それぞれある通学路の安全確保については、まずは学校がその状況を把握し、それから保護者の方や、場合によっては地域の方々と相談をしながら、より安全な通学路の設定をしてもらっていると。  それから、市としては、児童生徒の通学の安全を確保するためにできる交通対策は取っていただいていると。それも現在も行っておりますが、通学路の安全確認の調査、それに基づいて対策をこれまでも取ってきているところでございますので、何よりも子どもたちの通学の安全を確保するために今後も状況を確認しながら、必要な対策は取っていきたいというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ありがとうございました。  このマンション建設についてもう一点お伺いします。先ほどマンション業者について安全対策を申し入れていただくということはいいことだと思うのですが、マンション建設業者と地域の住民の最後の懇談から3か月近くが経過しています。地域住民の住環境を守るために、一刻も早い、住民の不安に真摯に向き合うために、再度懇談をするようにマンション建設業者に早急に申し入れていただきたいと思います。住民の方も再三、もう一度お話ししたいといっても、なかなかマンションの建設業者も対応はしていないと。鈍いということなので、ぜひ市としても懇談をまた設定するように申し入れていただきたいのですが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 議員のおっしゃることは非常によく分かりますので、市といたしましてもマンション建設業者のほうへ、市として申入れをしていきたいというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) よろしくお願いいたします。  最後に、4番の鶴瀬西交流センター前の信号機なのですが、先ほど市は注意喚起を促していくというふうにおっしゃいましたが、具体的にどういう措置を取るか、もう一度お聞きします。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 先ほど答弁の中で申し上げましたが、今道路の端のほうに注意看板を設置して対応しているところでございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) その注意看板をさらにもう少し分かるように設置するような対策は取るべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 周知する意味でのそういった注意看板というのは、もう全て設置してある状況ですので、再度その状況を確認しながら、不足であれば追加ですとか、そういった対応をしてきたいというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 先ほど埼玉県警にも申入れをしてきたというふうにおっしゃいましたが、最後に申入れしたのはいつぐらいでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 申し訳ございません。最後の日というのは、ちょっと今は分からないのですが、数回ここの箇所については申入れをしているところでございます。 ○副議長(今成優太) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) ここは三芳町側の拡幅もされて、川越街道へ接続する道も拡幅されて、かなり今交通量が上がっているのです。そのときよりもやはり現状はもっともっと厳しくなっているし、カスミもできたので人の往来、あと西出張所に行く人も増えたので、そういう往来も増えているという、そういう現状で、もう一度、この数字も掲げながら再度申入れをしていただきたいのですが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 信号の設置基準というものもございますが、今おっしゃるとおりに通行量も増えておりますので、警察のほうへ再度申入れしていきたいというふうに考えております。 ◆9番(木村邦憲) 以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(今成優太) 以上で木村邦憲議員市政一般質問を終わります。  休憩します。                                      (午前10時34分) ○副議長(今成優太) 再開します。                                      (午前10時50分) △発言の訂正 ○副議長(今成優太) 休憩中に市民部長事務代理より発言の訂正の申出がありましたので、発言を許します。  市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) すみません。申し訳ございません。先ほど木村議員のご質問の中で、ハローワークに対して、ハローワークの区分所有の部分につきまして、ハローワークが所有していると答弁してしまったのですけれども、実際は市が所有している区分所有の中に貸しているという認識でございます。  以上でございます。 ○副議長(今成優太) ただいま市民部長事務代理より発言の訂正の申出がありました。  富士市議会会議規則第64条の規定により、発言の訂正を議長において許可します。 ○副議長(今成優太) 次に、質問順9番、寺田玲議員の質問を許します。  寺田玲議員。               〔10番 寺田 玲登壇〕 ◆10番(寺田玲) 10番、寺田玲です。こんにちは。傍聴にお越しくださいました皆さん、ありがとうございます。また、インターネット中継を御覧くださっている皆さん、ありがとうございます。通告に従いまして、私、日本共産党の寺田玲の市政一般質問を始めさせていただきます。今回は、大きく4つの質問をいたします。  まず、大きな1、新型コロナウイルス感染症から市民の命と暮らしを守るために。(1)、相談体制の充実を。新型コロナウイルス感染症による影響が深刻化する中、市民の暮らし、命が脅かされている下で、市民生活に一番身近な存在である地方自治体の相談体制を充実させることが今こそ求められていると感じます。現在も様々な相談体制を組んでくださっていますが、さらなる充実を求める立場で2点伺います。  ①、富士見市配偶者暴力相談支援センターに婦人相談員など専門相談員の配置を。コロナ禍の下、DV件数が増加する中、本市では昨年、配偶者暴力相談支援センターが設置され、ニーズも高まっています。現在、専門の相談員は配置されておりませんが、2019年12月議会での小川匠議員の一般質問の答弁では、婦人相談員の配置について、配偶者暴力相談支援センターの設置がされた場合、前向きな検討はしていきたいという趣旨のご答弁をいただいていることから、ぜひ国からの補助も活用し、配置を検討していただきたい。見解をお伺いいたします。  ②、総合相談を設置し、各課、社会福祉協議会、生活サポートセンターふじみと連携を。過去にも質問をいたしましたが、滋賀県野洲市のような総合相談窓口を設置し、市が主体となって市民の困り事に対する支援を行っていただきたい。見解を伺います。  (2)、フードパントリーの実施について。①、応援物資を保管する冷蔵庫や場所の確保を。2021年3月議会にて、津波議員も取り上げておりましたが、現在は県から来る子ども食堂用の応援物資を市民団体が連携して配布を実施していますが、生物や冷凍の物も多く、物資が来たときにタイムリーに調理提供できない場合も多くあると聞きました。ぜひ保管のための施設の設置を検討していただきたい。見解を伺います。  ②、農協などと連携し、定期的なフードパントリーの実施を。市民団体によるフードパントリーを実施していただいていることは認識していますが、全市的なニーズに追いついていない現状です。緊急事態宣言やまん延防止措置の影響で、パート、アルバイト、非正規雇用の世帯収入が激減している中で、近隣の医療生協が毎月開催しているフードパントリーには、毎回切実な声が寄せられていると伺いました。また、コロナ禍による自粛の影響で、お米や野菜も納品できなくて困っているという声も聞くことから、農協と連携して、市が広く市民へフードパントリーを実施してもらいたいと考えますが、見解を伺います。  (3)、生理の貧困について。①、小中学校のトイレに生理用品の設置を。先日、深瀬優子議員も取り上げていましたが、現在市で取り組んでいただいている災害備蓄用の生理用品を子ども未来応援センターと生活サポートセンターふじみで無料配布していただいている事業をさらに継続的に、そして利用しやすい取組に発展させていっていただきたい。この立場からお伺いをいたします。神奈川県大和市や愛知県東郷町、東京都品川区のように公立小中学校のトイレに生理用品の設置をしていただきたいと考えます。見解を伺います。  (4)、困窮する学生への支援策として支援金の支給を。2021年3月議会でも取り上げましたが、その後の検討について伺います。  続きまして、大きな2、びん沼自然公園整備事業について伺います。ここでパネルを使用します。こちらのパネルは、現在びん沼自然公園の入り口部分、駐車場の拡張が予定されている地点の写真であります。ピンクのリボンが巻かれている木は、伐採を予定しているということであります。現在、びん沼自然公園の再整備事業は、県の工事が中断しています。中断の理由を市に伺うと、県の生態系保護協会、また市民団体との協議が調っていないためとのことでした。そんな中、6月8日より、東亜道路による管理施設、複合遊具、トイレ、駐車場の工事が開始されました。説明会も延期になったままの工事開始に地域住民、市民は不安を感じています。現在の疑問点について4点伺います。  (1)、管理施設、複合遊具、トイレ、駐車場の工事について、これまで寄せられた意見が設計にどう反映されたのか。また、なぜ説明会を行わず工事に着手するのか。  (2)、埼玉県生態系保護協会との協議について。  (3)、市民団体との協議について。  (4)、びん沼自然公園の調節池機能について。①、現在の容量と開発後の容量は。具体的な水量により、現状及び開発後の調節池機能について伺います。  ②、盛土や客土をするに当たり、県との協議はどう進められるのか。2021年3月議会の質問の際、調節池機能については県で考えるとの答弁でした。川越県土整備事務所に伺ったところ、まだ協議をしていないとのことでした。現在の協議内容について改めて伺います。  また、現在この市の工事が進められている、この駐車場の拡張部分、この写真で奥のラインが駐車場なのです。駐車場の拡張部分の段差が1メートル以上ある中で、平らに駐車場をする場合、ここにどうしても土を盛らないと、この駐車場は平らにならない。この部分の協議、どうなっているのかと聞いたところ、こちらもまだやっていない。なのに工事がスタートしている。こういう現状なのです。その点について伺いたいと思います。  (5)、一旦工事整備事業を停止し、市民の声を聴き計画の見直しをするべき。見解を伺う。工事整備に当たり、調節池の容量の協議も、公園の範囲の協議もまだ調っていない現状です。また、市民団体や県生態系保護協会とも協議中という現状を考えますと、一旦工事は中止し、再検討すべきと考えます。  続いて、大きな3、放課後児童クラブ事業について伺います。(1)、南畑放課後児童クラブの増設について。ここで再びパネルの使用を行います。3月議会にて、南畑放課後児童クラブの増設について、市長は現在検討しているとご答弁いただきました。しかし、6月補正予算では提案がありませんでした。具体的にどう検討しているのかをお伺いします。  ①、現在の進捗状況は。②、補正予算を組み、早期の増設を。先日、南畑放課後児童クラブ、たまたま私、PTAの仕事で学校に伺った際、このような風景を目にしました。理由を聞いたら、子どもたちがもう中に入り切れないからテントを出して過ごしている、こういうことを伺ったのです。このときは5月で、まだ気候がよかったからいいのですが、これから梅雨、そして暑い夏を迎えようとしています。本当にこの増設は喫緊の課題なのです。ぜひ具体的な日時のご答弁、見通しをお伺いしたいと思います。  (2)、つるせ台、水谷放課後児童クラブの現状は。最近の児童数に対して、増設を検討しているのかお伺いします。こちらも私、今週、先週と現場に伺ってまいりました。非常に定員を大幅に上回る児童が在籍している状況です。市の検討状況について伺いたいと思います。  最後に、大きな4、地域要望について4点伺います。(1)、県道川越新座線と市道第146号線(東大久保地内)の安全対策の進捗は。こちらのほうは、タブレットのほうで箇所図、写真のほうを掲載させていただきました。傍聴者の皆様には見られなくて大変申し訳ありません。2020年12月議会にて、児童生徒が安心して登下校できるよう対応するとの答弁がありましたが、その後の対応状況について伺います。  (2)、市道45号線(水子地内)石井緑地公園付近通学路に防犯灯増設や反射板の設置を。通称どんぐり山で知られるこの公園付近は街灯が少なく、特に冬場は下校時には真っ暗になってしまうことから、周辺に防犯灯の設置と反射板の設置ができないか伺います。  (3)、市道第31号線及び市道第611号線(南畑地内)の通学路にグリーンベルトとポールの設置を。こちらのほうもタブレットに資料と箇所図、写真を載せさせていただきました。難波田城公園南側から新道橋を渡り、志木市方面へ続く路線は、一部グリーンベルトが設置されていますが、通勤時間帯は通過車両が多く、危険な状況です。グリーンベルトの幅を広げ、ポールを設置することはできないか伺います。  (4)、南畑新田364番地付近の荒川土手に上がっていくスロープの今後の管理について。こちらもタブレットに箇所図を載せました。地元の方々が繰り返し要望し、何とかスロープの設置が実現いたしました。今後の維持管理について改めてお伺いいたします。  以上、壇上からの質問といたします。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 答弁をお願いします。  協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) よろしくお願いいたします。  寺田議員ご質問の大きな1点目の(1)、相談体制の充実をの①、富士見市配偶者暴力相談支援センターに婦人相談員など専門相談員の配置をについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、本市では、令和2年11月1日に富士見市配偶者暴力相談支援センターを設置いたしました。この配偶者暴力相談支援センターの機能を設置したことにより、これまでは警察や婦人相談所へ行かなければできなかった証明書の発行及び裁判所から来る保護命令手続に伴う書面作成ができるようになりました。現時点では、配偶者暴力相談支援センターができたことによって、特別な相談体制は取らずに人権市民相談課職員が窓口で相談を受け、必要に応じた書類作成を行い、庁内各課との連携の下、各種手続を行うほか、継続的に支援を必要とする内容については、委託事業やDV相談につなげる形を取っております。  今後につきましては、現状の体制を維持しながら、本年11月で配偶者暴力相談支援センターの設置後1年が経過することから、その相談件数や対応状況を分析すると同時に、近隣自治体に設置されている配偶者暴力相談支援センターでの職員体制などを参考にしながら、今後の相談体制の充実について研究、検討してまいりたいと考えております。その際には、議員ご案内の児童虐待・DV対策等総合支援事業費国庫補助金の活用についても併せて検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。
    ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) よろしくお願いいたします。  続きまして、寺田議員ご質問の大きな1点目の(1)、相談体制の充実をの②、総合相談窓口を設置し、各課、社会福祉協議会、生活サポートセンターふじみと連携をにつきましてお答え申し上げます。議員ご案内の滋賀県野洲市の市民生活相談課では、身近な相談窓口として、消費者問題のみならず、生活困窮予防についての相談を実施しているものと認識しております。しかしながら、本市の福祉分野に関わる複合的な相談につきましては、相談を受けた所管が関係する担当者へつなぎ、相互に情報の共有や連携を取った対応をしているところでございます。また、ケースによっては各担当者による支援会議を開くなど、市民に寄り添った丁寧な対応を実施しているところでございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) よろしくお願いいたします。  寺田議員ご質問の大きな1点目の(2)、フードパントリーの実施についての①、応援物資を保管する冷蔵庫や場所の確保をについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、子ども食堂などに提供される物資の中には、冷凍食品や冷蔵食品がございます。このような冷凍食品等の取扱いにつきましては、常温での保存が利かないため、受け取ったその日に子ども食堂実施団体に引渡しを行っている状況がございます。これから気温が上昇しますと、食品への影響も考えられることから、市といたしましても保管場所や保存設備の必要性を認識しているところでございます。現在は、先進自治体の事例や国、県の補助事業など、様々な角度から情報収集を進めているところでございますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、寺田議員ご質問の大きな1点目の(2)、フードパントリーの実施についての②、農協などと連携し、定期的なフードパントリーの実施をにつきましてお答え申し上げます。  当市では、社会福祉協議会の生活困窮相談窓口で様々な相談を伺いながら、食材が必要な場合は適宜食材の提供を行っているところでございます。農協と連携したフードパントリーの実施につきましては、今後必要性も含めまして研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな1点目の(3)、生理の貧困についてお答えいたします。現在、市内の学校のトイレに生理用品の配置はしておりませんが、全ての学校の保健室には常時生理用品の準備があり、必要に応じて児童生徒に配布しております。学校のトイレに生理用品を設置することは、経済的な事情等で十分な生理用品を準備できない児童生徒が安心して学校生活を送ることができるという利点があることは認識しております。しかしながら、学校においては、生理用品を必要なときに保健室に取りに来る際に、養護教諭に相談することで一人一人の家庭の様子を把握することができ、実情に応じた具体的な支援につなげていくことができると考えていますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) 続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(4)、困窮する学生への支援策として支援金の支給をについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、困窮する学生への支援策につきましては、本年第1回定例会でお答えしたとおり、国等における各種支援制度について、市ホームページを通じて情報提供しているところでございます。前回定例会以降におきまして、大きな状況の変化はないことから、引き続き関連部署と連携しながら、速やかな情報発信に努めてまいります。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 議員ご質問の大きな2点目、びん沼自然公園整備事業について、(1)、管理施設、複合遊具、トイレ、駐車場の工事について、これまで寄せられた意見が設計にどう反映されたのか。また、なぜ説明会を行わず工事に着手するのかについてお答えいたします。  これまで寄せられた意見に対しましては、設計の中で可能な限り反映をさせていただいております。例えば防犯対策としてのカメラの設置、駐車スペースの確保、トイレ内のおむつ替えスペース等を追加しております。  また、5月8日に予定しておりました工事説明会は、本市がまん延防止等重点措置の対象区域に指定されたことに伴い延期となりましたが、来月の7月15日に改めて説明会を開催する予定となっておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  次に、(2)、埼玉県生態系保護協会との協議についてですが、びん沼自然公園の自然環境の保全、再生や維持管理等の具体的な方針について協議を行っているところでございます。整備後のモニタリングについても、引き続きご意見を賜りながら計画的に進めていきたいと考えております。  次に、(3)、市民団体との協議についてお答えいたします。これまでの協議の中では、びん沼自然公園内のパークゴルフ場の建設への反対意見や調節池機能への影響を心配するご意見が寄せられておりますが、本年3月に要望に対する市の考え方を回答させていただいております。  次に、(4)、びん沼自然公園の調節池機能についての①、現在の容量と開発後の容量はについてお答えいたします。びん沼川は、貯水量170万立方メートルの調整池であり、開発後の容量についても同程度の容量になるものと考えております。  次に、②、盛土や客土をするに当たり、県との協議はどう進めるのかでございますが、調節池容量に影響を及ぼすような盛土等は難しいと認識しておりますので、具体的な数量を示し、治水上問題のない範囲においての協議を進めていくことになると考えております。  最後に、(5)、一旦公園整備事業を停止し、市民の声を聴き計画の見直しをするべきとのご質問ですが、これまでも青年の家跡地等整備推進会議でのご意見やパークゴルフ場等の整備のご要望等もいただいておりますので、引き続き市民への情報提供を行いながら、全ての世代が憩い、楽しめる空間形成を目指し、水辺空間の活用創出、自然を活用した体験の場の創出、地域の魅力向上、活性化を基本方針とした新たな交流拠点としての整備に取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 続きまして、寺田議員ご質問の大きな3点目の(1)、南畑放課後児童クラブの増設についてお答えいたします。  初めに、①、現在の進捗状況はについてでございますが、南畑放課後児童クラブにつきましては、定員を上回る児童が在籍していることから、現在施設整備に向けて、学校や教育委員会など関係各課と協議を進めているところでございます。  次に、②、補正予算を組み、早期の増設をについてでございますが、整備時期につきましても、関係各課と協議を進めているところでございますので、ご理解をお願いいたします。  続きまして、(2)、つるせ台、水谷放課後児童クラブの現状はについてお答えいたします。つるせ台及び水谷放課後児童クラブにつきましては、令和3年4月時点におきまして、定員を上回る児童が在籍していることから、学校との協議により、登室児童数が多い日には、余裕教室や体育館を借用し、児童の生活スペースを確保しております。今後におきましても、児童数の将来推計や登室状況など、様々な要因を注視しながら対応を検討してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな4点目、地域要望についての(1)、県道川越新座線と市道第146号線(東大久保地内)の安全対策の進捗はにつきましてお答えいたします。本件につきましては、令和2年第4回定例会において、県道川越新座線と主要地方道さいたまふじみ野所沢線から市道第146号線に流入する車両が、通学路にもかかわらずスピードを出して通過している状況であるとご指摘いただきましたことから、昨年度、車両に対する注意喚起のため、予告標示として通学路や交差点マークの路面標示を設置いたしました。また、市道第146号線と県道川越新座線の交差点にある横断歩道につきまして、東入間警察署、川越県土整備事務所とともに移設についての協議を進めているところでございます。  次に、(2)、市道第45号線(水子地内)石井緑地公園付近通学路に防犯灯増設や反射板の設置をについてお答えいたします。市道第45号線の石井緑地公園付近につきましては、議員ご指摘のとおり、道路がカーブしており、道路幅員が3.5メートル程度と狭い状況となっております。防犯灯の増設やガードレールに反射板の設置というご提案ですが、現地の状況をよく調査し、ご提案内容も含めて安全対策に努めてまいります。  続きまして、(3)、市道第31号線及び市道第611号線(南畑地内)の通学路にグリーンベルトとポールの設置をについてお答えいたします。市道第31号線及び市道第611号線においては、抜け道として通過車両が多く、特に市道第611号線においては、過去にも複数の議員の皆様から道路拡幅や水路整備の要望が出されているところでございます。現在、市道第611号線の取組といたしましては、本路線の一部について地権者の方々より、道路拡幅についてご理解、ご協力をいただきましたことから、道路拡幅へ向けた準備を進めているところでございます。今後におきましても、市道第31号線から市道第611号線にかけて、グリーンベルトの幅を広げることやポールを設置するなど、児童生徒の安全対策を検討してまいります。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、大きな4番の(4)、南畑新田地内、荒川土手へ上がっていくスロープの今後の管理についてお答えいたします。  当該スロープにつきましては、近隣住民の堤防への連絡用坂路として整備し、河川管理者より占用させていただくものでございます。管理の範囲としましては、堤防敷地は国土交通省、連絡用坂路及びその一定範囲の部分につきましては富士見市となります。連絡用坂路としての機能が損なわれないよう、舗装状況の把握、坂路周辺の除草等の作業を行ってまいります。 ○副議長(今成優太) 答弁が終わりました。  寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 一通りのご答弁、ありがとうございました。順次再質問のほうをしていきたいと思います。  まず、コロナ感染症対策につきましての再質問のほうをしていきたいと思います。配偶者暴力相談支援センターのことなのですけれども、11月で1年を迎えることから、専門の相談員の設置を検討していきたいという旨のご答弁いただきました。この間、私も市民の方とDVの相談、何件か同行する中で、配偶者暴力相談支援センターを利用させていただきました。市民相談、DV相談や女性相談のよさもあるのですが、日にちや時間が決められていることに対して、こちらの配偶者暴力相談支援センターは、いつでも毎日受け付けているということが非常にありがたいなと感じました。ただ、相談に行った際に、たまたまだと思うのですが、そのときは男性の職員がお二人で対応してくださいました。私の同席は認められなくて、その相談者はお一人で相談したのですけれども、やはり終わった後、男性の方だったので、非常に緊張したと泣いていたのです。通常の相談ではなく、やはりDV相談というところを加味しますと、やはりお一人は女性の専門の相談員が必ず入るという必要があるのではないかと、私も同伴して初めてそこで気がつきました。改めてご見解伺います。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) そういった状況があるということをお聞きしたわけなのですけれども、先ほども申し上げましたとおり、昨年の12月に配偶者暴力相談支援センターを設置したということで、そういった職員体制、また相談件数等様々、1年経過した時点でちょっと検討させていただいて、今おっしゃられたことにつきましても、検討の一つの材料になるかと思いますので、そういったところで検討し、対応していきたいなというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ありがとうございます。個人的には、1年を待たずして、やはり今、コロナ禍の下でDV相談が増えているということで、来年の予算要望に間に合うように、今すぐにでも検討を始めていただきたいと思います。  次の質問に行きます。総合相談窓口の設置につきまして伺います。この間、生活サポートセンターふじみや社会福祉協議会には、貸付けの相談が相次いでいると思います。しかし、この相談の中で生活そのものの基盤が揺らいでいる方が多く、相談も多岐にわたる状況です。やはりここに来れば全ての困り事が全て解決できるという一括の、今は相談を受けた方がつないでいるよという部長のご答弁だったのですが、例えばDVもあり借金もあり滞納もあり、滞納も種類によっては水道課、国民健康保険、年金、ご家族の介護のこともあると。そのたびに市民の方は、その課に行かなくてはならない状況です。大変疲弊している市民の方にとってみると、やはり一括で市が困り事を受けて、それだったらこういう形でというチームでやるような体制をぜひ取っていただきたいというふうに思います。改めてお考えを伺います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 寺田議員が今おっしゃっていただいたことは、多岐にわたる全庁的なものだと捉えさせていただいております。そのようなことから、先ほどご答弁申し上げましたのは、あくまでも生活困窮者とか、それに関わるもの、いろんなことに、健康福祉部の担当で、ご相談に来たときは、いろんなところに関係者を集めてつながせていただいているところでございます。そこで、議員おっしゃっているような総合相談窓口ということになりますと、全庁的な検討も必要になってくるかと思いますので、またそういったところは、その必要性も含めまして研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ぜひよろしくお願いします。野洲市に行かなくてもお隣のふじみ野市でやっていますので、もう大分設置してたちますので、ぜひお話なんかも聞いていただきたいと思います。  続きまして、フードパントリー、冷蔵庫のことにつきまして、部長のご答弁は必要性を非常に高く感じており、研究していきたいというお話でした。3月議会、津波議員の答弁に対して、やはり課題は設備を置く場所が一番の課題というご答弁があったと思います。その場所なのですが、例えば今すぐに場所が見つからないのであれば、現在子ども未来応援センターがある増進センターの駐車場などを一時的に利用して保管場所と冷蔵庫を置くということも検討の一つかと思うのですけれども、その点につきましてはどうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) ただいま増進センターの場所でというご提案もいただきました。実際そういった倉庫を設置するとなりますと、面積的な部分ですとか、あるいは電源設備、そういったものも必要になりますので、なかなか簡単には、難しいものかなというふうに思っております。ただ、他の自治体の例なども、先ほども申し上げましたけれども、例も参考にしながら、どういった形が一番いいのか研究してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) なかなか、たしか3月議会のときには空いている放課後児童クラブを利用してということだったのですが、富士見市ではそういった施設が今ないということで、やはり場所が課題ということでした。また、設置場所等、支援団体が同じ場所で活動していないと駄目という、何か制約もあるというふうに伺いました。例えばなのですけれども、今県で子ども食堂やフードパントリーに関してアドバイザー制度というものがあるそうです。ぜひ部長も今いろいろな事例で研究していきたいというふうにご答弁いただいたので、ぜひ活用して相談をしてみていただきたいと思うのですけれども、改めてご見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 私どものほうもいろいろと国や県などの補助事業のほうも確認をさせていただいたところです。なかなかそういった物資倉庫のみを対象とした補助は、今のところ見つからないのですけれども、引き続き県の担当者にもいろいろな形で相談させていただきながら検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 続きまして、農協と連携してフードパントリーをということなのですけれども、ご答弁、必要性も含めて研究していきたいというご答弁をいただきました。1つご提案なのですが、現在民間団体の富士見みんなでプロジェクトとあぐれっしゅふじみ野に野菜を卸している農家さんが、本年3月2日、調印式を交わし、1回パントリーの実施をした、お野菜の余った部分をパントリーで配布したという。1回だけやられたそうです。ただ、2回目、3回目というのが、なかなかその後のマッチングがうまくいかないということで、ぜひここに市の力を、マッチングをしていく。やるのは自分たちがやるのだけれども、そういった連携ですとか、その部分もぜひ支援してほしい、バックアップ、マッチングしてほしいというお話もいただきました。実際1回行われていて、もうつながっていますので、そこをちょっとお話聞いていただいて、何かできることないかなというのを市としても支援していただきたいのですけれども、ご見解伺います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 1回マッチングされていて、その後がつながらないということだと思うのですけれども、そういったところも含めまして、市でできること、どういったら困窮者を救えるのかというところを考えまして、できることにつきましてはご協力させていただければと考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ありがとうございます。  続きまして、生理の貧困につきまして伺います。先日の深瀬議員のご答弁でもありました。本当に富士見市として迅速に災害備蓄の用品を市民の方に提供していただいたことというのは、非常に埼玉県でも先進的ということで、私も大変ありがたいなというふうに思っております。学校だけではなく、本当は公共施設にもというふうに思ったのですが、今回は小中学校に絞らせていただきました。深瀬議員の質問のときには、養護教諭と相談をして保健室に取りに来ていただく、そのときに様々な困難を相談していただく、そのきっかけにしたいのだというご答弁ありました。私も元公立中学校の養護教諭、金子由美子さんという方のこの資料なども拝見させていただき、確かにおっしゃることはそのとおりだと思います。  ただ一方で、東京都では都立高校に生理用品の配置をトイレにするよというのが決まりまして、私、連絡をちょっとしてみました。東京都の教育委員会に伺ったところ、保健室に来れば養護教諭の方が生理用品を渡したり相談に乗るというのは、多分富士見市でも前からやってくださっていたことだと思うのです。東京都も同じですと言っていました。東京都教育委員会は、やっぱり経済的な事情を抱える子、たまたま持っていなかった子など事情は様々なのだけれども、やっぱり保健室に行くことを恥ずかしがったり、ためらってしまう子もいると。また、親御さんに知られたくない、友達に知られたくないという。特に思春期のお子さんの心の様子、特にコロナ禍の下、非常に鬱病も増えている中で、やはりどの生徒も安心して学校生活を送れるようにするためにトイレに配置を決めたとおっしゃっていました。まずは、やはり相談につなげることももちろん大事なのですけれども、大人側からのアピールとして、子どもたちが安心して気軽に使える環境を整えてほしいと思うのですが、ぜひ設置を検討していただきたいのですけれども、改めてご見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。  我々のほうで何名かの養護教諭に、トイレに生理用品を置くことについて意見を伺ったところ、使用している者が特定できないために実態がつかめない。また、本当に必要のある児童生徒が活用しているか分からないといったことが皆さん口にされておりました。しかしながら、教育委員会といたしましては、本当に必要のある児童生徒が困らない対策を講じることは必要と認識しております。児童生徒にとって気軽に教職員とコミュニケーションを図りながら手にすることができる方法を各学校、養護教諭等の意見を参考にし、検討してもらうよう校長会等に働きかけてまいりたいと存じます。ご理解賜れればと思います。よろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ぜひよろしくお願いします。この生理用品のトイレの設置ということで、今非常に先進的だと言われている大和郡山市というところでは、最初は学校の保健室でということだったらしいのです。ただ、やっぱり先生と教育委員会の部長たちが、学校の先生方にお願いをしに回って、一部の学校で試験的に生理用品のトイレの設置ということで、このような形で持ち帰りもできる紙袋や様々な生理用品をトイレに設置して、これをネットにある市民の方が拡散したら、今3万いいねという。やっぱり生徒たちがこういうふうにしてほしいという声が今すごく広がっているそうです。私やっぱり一番大事だなと思うのは、使う当事者の生徒や児童の声がすごく生かされる。それが実現して、相談はもしあれだったら、ナプキンの置いてある上に何か困ったことがあったら保健室までいつでも相談に来てねというメッセージ性を伝えれば、やっぱり生徒は安心して、そうか、では相談してみようかなと思うこともあるのではないかなと思います。  もう一つ、この生理用品の全ての小中学校に無料で配備をするというのは、予算面の課題もあると思います。この大和郡山市では、生理の貧困と言われる5分の1を上回る4分の1の女性全て40万6,000パック、生理用品を準備しようということで予算組みをする際に、やっぱり災害備蓄だと30パックしかない。この担当課は、市内で生理用品等を扱う関西の流通業者に、要は会社に相談をしたそうなのです。先方より、趣旨の賛同と大きな値引きが提示され、担当課はこの額であれば対象全ての数がそろえられるということで、これは財源はまず財政調整基金から出して、今年度の地方創生臨時交付金を見込んでいるということでした。そういった意味での、ちょっと財政のお話になってくると思うのですけれども、そういった企業、富士見市でもそういった企業があるのかちょっと私はまだ研究不足なのですが、企業もイメージアップにつながるので、非常に喜んでいるということでした。こういった取組もぜひ検討していただきたいのですけれども、ご答弁よろしくお願いします。 ○副議長(今成優太) 教育長。 ◎教育長(山口武士) この生理の貧困という問題について、私たちの考えとしては、これまで統括監も、それから深瀬議員の質問に対して私もお答えさせていただいたとおり、背景としては貧困もあるのだけれども、場合によってはネグレクトの可能性もあるわけなのです。経済的には問題ない家庭においても、お子さんがそこまで面倒を見てもらえていないという、そういう子たちを救いたいというのが大きな考えの柱でございます。ですから、今ご提案もありましたけれども、財政的な、経済的なこちらの負担というのは全く考えないわけでもないですけれども、大きな問題点ではないので、今後も必要な方法、それからよりよい方法があれば、これから現場の声、それから子どもたちの声が拾えるのであれば、拾いながら考えてまいりますので、ご理解ください。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ありがとうございます。  続いて、学生への支援についてお伺いいたします。様々な、昨年度も国の支援制度をホームページで紹介していただいたというお話でした。実際、昨年の国の学生支援緊急給付金の対象となったのが全体の11%という調査が出ているそうです。多くの学生がアルバイトが減らされ、3回の食事も削っているという、そういった声もたくさん現在も寄せられています。  私、ちょっと提案させていただきたいのですけれども、千葉県流山市では、流山市学生応援給付金制度というのを実施しております。この制度は、前期と後期に分け、条件を満たした方に50万円を上限に給付を行っているそうです。コロナで苦しむ学生への実績も聞きました。令和2年度実績12人ということでした。様々な条件がついているので、国の支援金や奨学金制度、ご自身でアルバイトをして生計を立てて学費を払っているという学生さんのみの対象ということで、でも12人もこの制度を流山市で使っているということです。ぜひこういった市独自の制度を研究、検討していただきたいのですけれども、改めてご答弁をお願いします。 ○副議長(今成優太) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) 今議員のほうからもいろいろとご紹介、またご提言もいただいたところでございます。本市の教育委員会といたしましては、現在実施をしております高等学校等利子補給制度の拡充に向けて準備を進めているところでございます。これは、日本政策金融公庫から入学準備金のために教育貸付けを受けられた方への助成制度でございますが、来年度から予定をしている新たな制度におきましては、さらに拡充をしていくという予定でございますので、これらの周知にも努めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) よろしくお願いします。  それでは、続きまして、大きな2、びん沼の再生工事につきましてお伺いをいたします。様々計画に市民の声が反映した箇所も最大限ありますというご答弁でした。やはりそういった声がここに反映されたよというのが、まずは設計図で、まずは説明会で市民の方に提示をしてから工事がスタートするべきだと思います。私、やはりそもそもの調節池機能についてというところで本日は再質問をしたいのですけれども、先ほどお示しいたしました駐車場の、今工事始まっていますが、駐車場拡幅の一帯というのは、周辺かなり高低差があります。私が見た中でも1メートル以上高低差があるのですけれども、高低差をどう解消して平らな状況にするのか伺います。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 駐車場につきましては、現在トイレがあるところが若干高くなっておりまして、議員おっしゃるとおりにスロープになっておって低くなっているということで、大体現在の駐車場と同じような高さになろうと考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 先ほど写真で示した側面、駐車場に走って側面部分以外にも、多くの部分にもピンクのリボンが巻かれている木の周辺、今トイレの奥側、ここに遊具とかも設置されて、そこが全部平らになるとすると、1メートル以上の土を盛らないといけないと思うのですけれども、その際どこから土を持ってくるのですか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 基本的には河川区域なので、外から持ってくるということは基本的には考えておりません。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 今日、私、朝行ってきました。県の工事期間が8月13日まで。本当は今日6月15日までだったのですけれども、またさらに延長して、工事は休工しています。県の工事は止まっていて、そこから土を持ってくると市はおっしゃいますけれども、休工しているのにどこから土を持ってくるのですか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 県の工事は今休工しておりますが、県の工事の再開に向けても協議しておりますので、河川区域内の泥を持ってくるということで考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) ここの設計図、駐車場周辺の一帯ですよね。遊具を置いたり。ここの図面はもうできているのですか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) ちょっと詳細については把握しておりませんが、当然造成高とか、そういったのは決まっていると考えております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 把握していないというのは問題発言だと思います。当然決まっているというご答弁でしたが、県に聞きますと、大体工事が始まったのも知らない。工事は11月からだと聞いている。この周辺の駐車場のあるところの調節池の土を持ってくる件については、まだ協議していないというふうに言っているのです。どうして協議をしていないのに図面が出来上がっているのですか。おかしくないですか。答弁を求めます。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) その図面につきましては、盛土高を示した図面ということで考えておりますが、それをもって県と協議してまいりたいというところでございます。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) そもそも県が市の行う簡易の工事については、全く話を聞いていない。県の、もしそういう土を持ってくるのであれば、県の条例に照らし合わせて、それの条件に合わなければ工事は中止してもらうというふうに言っていました。私は本当におかしいなと思うのですけれども、どうして協議も調っていない、図面もはっきり部長自身も把握していない中で工事が6月8日からスタートするという、こういった矛盾、どうして起こるのですか。答弁求めます。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 6月から順次、今公園管理施設のところを取りかかっているところでございます。河川協議ということでございますが、そこについては並行して協議をしてまいるというところでございます。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 副市長に伺いたいのですけれども、私3月議会のときに、副市長に伺ったときに、県がやるから大丈夫、県が全部考えるとおっしゃっていました。県に行ってきました。全然協議していないと言っていました。3か月たっても協議していません。どうなっているのか、市としてはどういうふうに考えているのか、改めてお伺いします。 ○副議長(今成優太) 副市長。 ◎副市長(浅井義明) お答えいたします。  河川協議については、市の工事が発注されているか否かというのはあまり関係がありません。もちろん河川管理者の指導に基づいたこと以外、市が行えるわけではありませんので、そこの協議をするということですけれども、基本的には県のほうで全てを差配するという形になっていると承知しております。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 市の工事が発注されているかどうかは問題でないと言いました。問題だと思います。そもそもここのびん沼自然公園の成り立ちから考えたら、これは大問題です。ここのびん沼自然公園が何の目的で建てられたのか、造られたのか。今回の委員会の審査の中でも、ここはまずは調節池機能をここに造るということが大前提なのです。私、ここのびん沼自然公園の蛭沼陸田開拓の歩みということで記念碑があるのですけれども、ここに書かれていることを、今回の開発が始まってから、こういう記念碑があるのだというのを再度確認して、すごく感銘を受けました。こう書いてあるのです。長いので全部は読みませんけれども、「昭和50年代に入ってびん沼調節池治水対策事業が始まったことにより、この祖先より受け継いできた土地が買収されることになった。土地を手放すことは、農民にとって大変つらいことである。しかし、人々を洪水から守るための大切な事業に、関係地主はびん沼調節池地主会を結成し、最大限の協力をした。平成6年にその用地買収が終わり、蛭沼は耕地としての使命を終えた」。土地を手放した農民の方たちは、ここに洪水が起こることを絶対に避けるということで、泣く泣く土地を手放しているのです。  今の部長のご答弁で、調整池機能、盛土、持ってくると言っていますけれども、片や工事は止まっていて、県の工事は止まっていて、設計図もできていると言ってみたり、県に聞くとそういった協議はまだしていないと言ってみたり、協議をしてからの設計図ではないのですか。このなし崩し的な工事の開始というのは、非常に周辺の住民に不安を与えています。台風19号のときに、もうそこまで水が来たという住民のお話聞きました。この工事、やはり安心に安全に工事が進んでいくためには、段階を経て進めていく、住民の理解、市民の理解が何としても必要なのです。それを情報公開しないで一方的に工事を進めるというのは、あってはならないと思います。今すぐ工事をストップするべきだと思います。ご見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 工事につきましては、協議につきましては、設計図は我々のほうで示すものだと考えております。我々の設計図をもって河川協議をしてまいります。よって、きちんと河川協議が調うように努めてまいります。ご理解をお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 続きまして、大きな3、放課後児童クラブの増設について伺います。  今日、私、子どもたちに、何か市長に言いたいことあると聞いてきました。このパネルを使うことを示して。そうしたら、もうクラブに入り切れません。僕たちこうやってテントで過ごしています。一日も早く造ってほしいと。今部長が協議を進めてくださっているというふうにおっしゃいました。ただ、やはり具体的にいつ出来上がるのかという、協議の中身が示されないと、子どもたちも保護者も安心できないのです。増設はいつ頃をめどに準備を進めているのかというご答弁、再度求めます。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 再質問にお答えさせていただきます。  先ほども申し上げさせていただいたのですけれども、現在施設整備に向けて関係課のほうと協議を進めているところでございます。具体的に決まりましてからお知らせさせていただく形になると思います。  以上でございます。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 市長に伺います。  子どもたちは市長の言葉を待っています。発表できる状況になったら、一番に子どもたちに伝えていただきたいと思いますけれども、それを一日も早く願っていますが、ご答弁をお願いします。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 過日、4月だったでしょうか、放課後児童クラブの全体の会長並びに南畑放課後児童クラブを代表される方と、要望を受け付けるということで私お会いさせていただきました。この折にも、長らくご要望いただいているものにつきまして真摯にお応えをさせていただいて、前向きな検討を進めておりますというふうにお答えをさせていただきました。後々のご報告並びに政策決定につきましては、まだ時間を要します。とはいっても、現状につきましては理解をするところでございますので、期待に応えられるよう頑張ってまいります。 ○副議長(今成優太) 寺田議員。 ◆10番(寺田玲) 同時に、つるせ台と水谷の放課後児童クラブも待ったなしの状況だと、私実際見に行って思いました。ぜひ、状況はつかんでいらっしゃると思うのですけれども、改めて市長、現地に行っていただき、子どもたちが帰ってくる時間からおやつを食べ、そして一堂に会する、少し長い時間を見に行っていただけないでしょうか。ご答弁求めます。 ○副議長(今成優太) 以上で寺田玲議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午前11時51分) ○副議長(今成優太) 再開いたします。                                      (午後 1時00分) ○副議長(今成優太) 次に、質問順10番、小川匠議員の質問を許します。  小川匠議員。               〔20番 小川 匠登壇〕 ◆20番(小川匠) 20番、小川です。皆さん、こんにちは。日本共産党の小川匠でございます。ただいまから私の6月議会市政一般質問を始めさせていただきたいと思います。  3期目の初質問ということで、改めて緊張しておりますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。傍聴にお越しいただきました皆さん、そしてインターネット中継を御覧の皆さん、ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。  さて、大きな1でございます。新型コロナウイルス感染症から市民の命と暮らしを守るためにということで、今回も取り上げさせていただきたいと思います。(1)、ワクチン接種の現状と課題について伺います。本市で高齢者の皆さんへのワクチン接種が開始されてから1か月が過ぎました。この間に私たちの元にも、多くの皆さんもそうかと思いますが、予約の電話がつながらない、あるいはインターネット予約のやり方が分からない。そしてまた、近隣のふじみ野市や三芳町に比べて富士見市は遅いのではないか、こういった様々なご意見が寄せられたところでございます。その間にいろいろ改善もしていただいているかと思いますので、改めて現在の進捗状況、そして課題について伺いたいと思います。  次に、(2)です。小中学校における林間学校、修学旅行の前に児童生徒、教職員に対してPCR検査の実施をということで伺いたいと思います。宿泊を伴う学校行事の際に、教員や保護者から事前にPCR検査を行ってほしい、こうした声も寄せられているところであります。この実施について見解を伺うものです。  (3)、事業者への支援をであります。市の行っております小規模企業者支援給付金、10万円の事業者への給付金でございますが、個人事業主の皆さんやフリーランスの方、またシルバー人材センターで請負で働く方も対象となっております。しかしながら、十分にこの制度の周知がなされていないと感じております。市におかれましては、一層分かりやすくこの制度の周知をしていただきたいというふうに考えるものですが、いかがでしょうか。  また、まん延防止等重点措置が延長される中で、さらに厳しい状況が事業者の皆様は続いております。支援金の増額も検討するべきと考えますが、市の見解を伺うものであります。  (4)、医療機関への支援をです。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、病院、診療所、また歯科医院、薬局などは、この間、減収に苦しんでおります。朝霞市や蓮田市、東松山市などでは、独自に医療機関への支援に取り組んでいると伺っています。私も3月議会でも同様の質問させていただいておりますが、市としても受診控えによる医療機関の減収、これについては認識をしているということ、そしてワクチン接種の協力医療機関については支援金を支給する。こうしたことと併せて、その他の医療機関への支援についても先進自治体の例を参考に研究していきたい、こうしたご答弁をいただいたところであります。その後の検討状況について伺うものです。  (5)、東京オリンピックのホストタウンを辞退する考えはについて伺います。新型コロナの感染拡大が続く中で、オリンピック・パラリンピックの開催ありきで突き進む政府に批判が高まっています。こうした中で、ホストタウン登録をしている自治体では、事前合宿やまたその関連事業を取りやめる動きが広がっております。本市では、セルビア共和国のホストタウンとして、レスリング選手団の受入れやパブリックビューイングなどのコミュニティライブサイトの開催が予定されておりましたが、昨日、このコミュニティライブサイトについては開催の中止が発表されました。改めて感染の拡大防止の観点から、他の関連事業についても取りやめる考えはないか伺いたいと思います。  次に、大きな2、学校給食の無償化をということでお伺いします。まず、(1)、憲法第26条では、「義務教育は、これを無償とする」とされていることから、本来給食費は無償であるべきと考えますが、こちら教育長に見解を伺いたいと思います。  次に、(2)です。2020年、昨年の7月と8月に本市においても給食費の無償化を実施しました。これにつきまして、市としてこの事業をどのように、振り返って評価をされているのか、お伺いをしたいと思います。  (3)です。学校給食費の無償化の実施に向けて具体的な検討を進めるべきと考えますが、いかがでしょうか。この間に全国的にも徐々に給食費の無償化を行う自治体が増えております。こうした状況も鑑みながら、本市においてもぜひ具体的な検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  大きな3です。18歳未満で家族の介護やケアを担うヤングケアラーへの支援をです。ヤングケアラーとは、なかなか聞き慣れない言葉でもあるわけですけれども、家族などの介護や、あるいは看護などのケアを担っている18歳未満の子どものことを指します。ケアラーというのは、介護する方であります。そこにヤングがつくわけですけれども、子どものことを指します。埼玉県は、昨年、2020年3月に全国に先駆けてケアラー支援条例を制定いたしました。そして、11月には、県内の高校2年生を対象に実施したヤングケアラー実態調査、この結果を発表いたしました。それによりますと、回答者4万8,261人のうち、約4%が自身を「ヤングケアラーだと思う」と回答しているそうであります。そして、「ケアを始めた時期はいつですか」という問いに対しては、「中学生のとき」というのが最多でありました。そしてまた、ケアの対象は母親が最も多くなっているそうです。「学校生活への影響はどうか」という問いには、「影響なし」という答えが一番多く4割でしたけれども、一方で「ケアについて話せる人がいなくて孤独を感じる」、「ストレスを感じる」、こうした答えがそれぞれ2割弱という結果になっております。  この間に、国も実態調査を行ったということを伺いましたが、この国の調査では、中学生は17人に1人、約5.8%がヤングケアラーである、こういった結果が発表されております。影響なし、学校の生活に影響なしと答えた人の中にも、自身をヤングケアラーと自覚をしていない、そういったことも考えられる、こういった専門家の指摘もされているところであります。  そこで、(1)ですが、本市におけるヤングケアラーの実態を市はどのように把握をしているのか、これを伺いたいと思います。  次に、(2)といたしましては、埼玉県の施策を踏まえまして、教育委員会と福祉部門との連携による取組をということで伺います。埼玉県は、先ほど述べましたように、ケアラー支援条例の制定や、2021年度から2025年度までのケアラー支援計画を策定して、その中でヤングケアラーへの取組も行うということを明記しております。本市でも、こうした埼玉県の施策を踏まえて、教育委員会と、そして福祉部門が連携をして、このヤングケアラーへの支援に取り組むべきと考えますけれども、いかがでしょうか。  (3)です。市として支援のための体制整備をということで伺います。ヤングケアラーへの支援を具体化するために、市役所内の関係部署、関係機関による連携体制の整備が必要と考えますが、見解を伺います。  最後に、大きな4番です。市民生活に関わる諸問題についてお伺いをいたします。(1)、地域の住環境を守ることについてお伺いをいたします。  ①です。鶴瀬東2丁目において計画されているマンション建設について、市として事業者に対し、住民との話合いを行うようさらなる指導をということでお伺いしたいと思います。これは、先日、深瀬議員も取り上げていらっしゃいました。貝戸の森公園の隣の生産緑地だった土地でありますけれども、こちらに4階建てで69戸が入るマンションの建設計画がございます。これについては、正直ここにマンションが建つのかと、現地を見ると非常に違和感といいますか、驚きを禁じ得ないという、そういう場所になっているわけですけれども、近隣にお住まいの皆さんは、日照の減少などの居住環境の悪化あるいは建設予定地への工事の際の工事車両の進入路が大変狭いのです。この狭隘な進入路を通って工事車両が通行する、こうしたことに対して交通環境が悪化するのではないか、あるいはマンションが建つことによる圧迫感や景観の悪化、こうした様々な観点から、多くの懸念を抱いていらっしゃいます。事業者に対して、近隣住民の皆さんと丁寧な話合いを行うように市はさらなる指導を行うべきではないかと考えますが、見解を伺うものであります。  ②であります。滋賀県守山市の「共同住宅等に係るまちづくり調整条例」を参考に、本市でもマンション紛争を予防するための条例を策定することについて伺いたいと思います。こうしたマンション紛争、様々なところでありますけれども、今ご案内の守山市の同条例ですけれども、この滋賀県守山市の条例については、事業者はマンションの構想段階から市に届出を行って、市は意見を事業者に通知することとされております。富士見市でもこうした条例を策定しまして、マンション紛争の未然の予防に力を尽くすべきではないかと考えますが、見解を伺うものであります。  (2)です。勝瀬原記念公園の芝生について伺います。依然として勝瀬原記念公園の芝生が劣化した状態となっています。2020年9月議会では、この同公園の芝生の再整備について質問させていただきましたが、その際は、芝生ではなく新たな整備手法をもって解決を図る旨のお答えでございました。一方、この間につるせ台小学校の校庭を芝生化するという予算が本市の予算に盛り込まれるなど、新たな取組も進められようとしております。技術的、予算的な部分も参考にしながら、改めて勝瀬原記念公園に芝生の再整備を行うことはできないものか、お伺いをするものであります。  (3)、「勝瀬小入口」交差点の信号機を定周期式とすることについてであります。同交差点は、交通量も多く、通学路であることからも、信号機を、現在手押し式でございますが、定周期式、定期的に信号が変わる、そうした信号にするように埼玉県警察にぜひ要望していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか、伺いたいと思います。  (4)、県道ふじみ野朝霞線の改善をです。県道ふじみ野朝霞線の上沢交差点から弁天橋の交差点にかけては幅員が狭く、歩行者や自転車が安心して通ることができない状況になっております。歩道の確保など、改めて市と県が協議をしながら、安全対策を含めて改善を進めるべきと考えますが、見解を伺うものであります。  壇上での質問は以上です。ご答弁、どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 答弁をお願いします。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな1点目の(1)、ワクチン接種の現状と課題につきましてお答え申し上げます。当市における新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況につきましては、6月14日時点で申し上げますと、70歳以上の高齢者の方2万3,525人に接種券を郵送し、1万1,084人の方が1回目の接種を終了しております。また、接種券の郵送時期につきましては、85歳以上の方に発送した後は、予約の集中による混乱を避けるため、84歳以降は1歳ずつ郵送しており、65歳の方は6月下旬までには発送を完了する予定でございます。  次に、高齢者に次いで優先接種の対象となる基礎疾患を有する方や高齢者施設等の従事者につきましては、市ホームページからの入力フォームやファクス等での自己申告の受付を今月から開始し、先行予約ができるよう現在準備を進めております。  課題といたしまして、2回目の接種の予約が始まってからは、どうしてもコールセンターが混みやすく、コールセンターに電話がつながらない、予約が取れないとのご意見をいただいていることがございます。この点につきましては、接種会場等における2回目の予約の取得をお願いすることで、混雑が解消されてきておりますが、今後も円滑に予約が取れるよう、効果的な対策を工夫し、ワクチン接種を希望される高齢者の皆様が7月中に接種を終えることができますよう、しっかりと取り組んでまいります。 ○副議長(今成優太) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな1点目の(2)、小中学校における林間学校、修学旅行の前に児童生徒、教職員に対しPCR検査の実施をについてお答えいたします。昨年2月以降、市内各学校におきましては、学校内をはじめ、様々な教育活動における新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐため、国や県から発出された通知やガイドラインに基づき、市教育委員会、学校ではガイドライン等を定めて日々徹底した対策に取り組んでまいりました。  また、保護者の皆様には、教育委員会から発出した新型コロナウイルス感染症拡大防止についての通知文を基に、登校前には必ず検温を行い、児童生徒、保護者や同居家族に発熱、せき、喉の痛み、倦怠感、吐き気等の風邪等の症状がある場合には、学校の登校の自粛をお願いし、ご協力いただいております。  各学校においては、感染拡大防止策としまして、教職員や児童生徒のマスク着用はもとより、集会や行事の制限、実施方法の工夫や授業におきましても感染リスクの高い活動の制限、指導法の工夫、給食における黙食、部活動の制限、そして日々の校内の消毒など、教職員一丸となって感染防止策を講じております。  議員のご質問の林間学校、修学旅行前の児童生徒、教職員に対するPCR検査の実施についてでございますが、陽性者や濃厚接触者、有症状者など、リスクの疑いが発生していない段階において、現状確認のためのPCR検査を実施する必要性については、国や県のガイドライン等には示されておりませんことから、実施の考えはございませんので、ご理解賜りたく存じます。
    ○副議長(今成優太) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな1点目の(3)、事業者等への支援をについてお答えいたします。令和3年度富士見市小規模企業者支援給付金支給事業の周知につきましては、本年4月号及び5月号の広報での周知を皮切りに、市ホームページへの掲載、市内公共施設でのガイドライン及び申請書の配布、市内掲示板へのポスター掲示のほか、富士見市商工会会員には、商工会より郵送で周知チラシの配布をするなど、対象となる企業者の皆様が本給付金を受給できるよう、しっかりと取り組んでいるところでございます。  また、よくある質問につきましては、ホームページにQ&Aを掲載しているほか、申請に当たっての疑問解決のため、コールセンターや担当課において、受給資格の確認や申請書類の作成など、事業者一人一人の状況に合わせて申請に至るまでのサポートを丁寧に行っているところでございます。  次に、支援金の増額の件につきましては、今後の新型コロナウイルス感染症の状況や今回の給付金支給事業及び今後行いますプレミアム付商品券発行事業の実施に伴う事業効果並びに国の地方創生臨時交付金の動向を踏まえ、改めて判断する必要があるものと考えております。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご質問の大きな1点目の(4)、医療機関への支援をにつきましてお答え申し上げます。  コロナ禍におきましては、感染者数の増加とともに、医療体制の逼迫ということが報じられておりますように、市内でも新型コロナ患者を受け入れている医療機関を中心に大変な状況が続いているものと認識しております。そのような中、新型コロナウイルスワクチン接種の個別接種会場として、自院でワクチン接種を行っていただいている医療機関につきましては、協力医療機関支援金を支給いたしました。その他の医療機関につきましては、他市で行われているような支援を行う考えはございませんので、ご理解賜りたいと存じます。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 続きまして、ご質問の大きな1点目の(5)、東京オリンピックのホストタウン関連事業であるセルビア共和国の事前キャンプを辞退する考えはについてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まらない中、東京2020大会の開催まで約1か月となりました。本市では、セルビア共和国のホストタウンに登録し、市民の皆さんにセルビア共和国の魅力を知り、関心を持っていただくため、これまで様々な事業を実施してまいりました。事前キャンプにつきましては、セルビア共和国のレスリング代表選手4名と、スタッフ等を含め18人が7月19日から8月1日まで、市民総合体育館を会場として練習を行う予定でございます。  現時点におきましては、セルビア共和国側から事前キャンプを中止したいという申出はございません。事前キャンプを開催する自治体は、感染予防対策を含む相手国の選手等を受け入れる際のマニュアルを作成することになっています。このマニュアルをセルビア共和国レスリング協会と情報共有するとともに、国、県とも連携を図りながら、最終的な調整を進めているところでございます。  具体的に主な内容としては、滞在期間中の選手、スタッフ等の毎日の行動管理とPCR検査の実施や感染者の発生、疑いが出た場合の対応、練習場や宿泊先などでの一般の方と接触させない動線を確保し、移動させる対策などを示し、双方の合意の下で実行してまいります。なお、当市を訪れるセルビア選手並びにスタッフは、全員ワクチンを接種した上で訪れるとの連絡を受けております。  また、市民交流に関して、市民の皆さんに練習風景を実際に見学していただくことや、オンラインを活用した交流などで選手たちを応援していただこうと考えております。県内でも様々な理由により事前キャンプの開催が中止となった自治体もありますが、本市におきましては、選手、スタッフ並びに市民にとって安全安心な事前キャンプが実施できるよう、感染症防止対策を徹底してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 議員ご質問の大きな2点目、学校給食費の無償化をの(1)、憲法第26条は「義務教育は、これを無償とする」としていることから、本来給食費は無償であるべきと考えるが、市の見解はについてお答えいたします。  学校給食費の負担の在り方につきましては、過去の議会においても答弁させていただきましたが、本市では学校給食法の趣旨を踏まえ、人件費や設備に係る費用等は市で負担し、食材費のみを保護者の皆様にご負担いただいており、これまでの考えと同様でございます。 ○副議長(今成優太) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) 続きまして、ご質問の大きな2点目、学校給食費の無償化をの(2)及び(3)につきまして順次お答えさせていただきます。  初めに、(2)、2020年7月及び8月に本市でも無償化を実施したが、市としてどのように事業を評価しているかについてお答えいたします。昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、学校が臨時休業になったことから夏休みが短縮となりました。そのため、議員ご案内のとおり、昨年の7月及び8月分の給食費については、国の地方創生臨時交付金を活用し、期間限定で市の負担としたことから、保護者負担の軽減が一定程度図られたものと推察してございます。  次に、(3)、学校給食費無償化の実施に向けて具体的な検討を進めるべきについてお答えいたします。全国的には、給食費の無償化を実施している自治体があることは存じ上げております。本市におきましては、学校給食法の趣旨を踏まえ、これまでの考え方と同様に食材費については保護者の皆様にご負担いただく考えに変わりはございません。経済的な理由により就学が困難なご家庭に対しましては、今後も就学援助制度により学校給食費を市が負担してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○副議長(今成優太) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 議員ご質問の大きな3点目、18歳未満で家族の介護やケアを担うヤングケアラーへの支援をの(1)、本市におけるヤングケアラーの実態についてお答えいたします。  令和2年12月に厚生労働省が実施したヤングケアラーの実態に関するアンケート調査では、本市でも中学校1校が抽出参加し、全国で中学2年生の5.7%がヤングケアラーに該当するという結果となりました。この調査は、生徒はウェブ上で回答し、個人が特定されない形で集計されたため、本市の具体的な数値は明らかになっておりませんが、全国の結果から、本市でも一定数のヤングケアラーが存在すると推察しております。しかしながら、ヤングケアラーの実態は、個人情報や家庭内に起因する問題であることから、表面化しにくい構造であり、把握が困難な面もございます。教育委員会といたしましては、各学校において実施している面談やアンケートを通して、児童生徒の困り事に寄り添って実態把握に努めてまいります。  続きまして、(2)、埼玉県の施設を踏まえ、教育委員会と福祉部門との連携による取組を、(3)、市として支援のための体制整備をは、関連しますので、教育委員会の立場から一括してお答えいたします。埼玉県ケアラー支援条例では、第8条の第2項において、「ヤングケアラーと関わる教育に関する業務を行う関係機関は、支援を必要とするヤングケアラーからの教育及び福祉に関する相談に応じるとともに、ヤングケアラーに対し、適切な支援機関への案内又は取次ぎその他の必要な支援を行うよう努めるものとする」と示されており、教育委員会が福祉部門と連携することは大変重要であると認識しております。これまで子ども未来応援センターが所管している子どもを守る地域協議会において、ヤングケアラーに該当する子どもの情報を共有し、スクールソーシャルワーカーを活用して学校と連携を図るなど組織的に取り組んでおります。今後においても、子ども未来応援センター等の関係機関と連携し、ヤングケアラーの支援に努めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな4点目の(1)、地域の住環境を守ることについての①、鶴瀬東2丁目において計画されているマンション建設について、市として事業者に対し住民との話合いを行うようさらなる指導をについてお答えいたします。本件につきましては、関係住民の皆様から本年1月下旬より複数回ご来庁いただき、関係法令のご説明をさせていただいた上で、事業内容に関する要望や埼玉県中高層建築物の建築に係る指導等に関する要綱に定められた周辺地域に及ぼす影響についての説明が不十分であったことに関わる要望等につきまして、窓口にて直接お話を伺っております。  市といたしましては、関係住民の皆様の要望等を真摯に受け止め、開発行為許可申請の代理者を通して、事業者に対し、関係住民の皆様の要望等に対して可能な限り対応すべく要請をしてまいりました。今後におきましても、マンション建設による周辺地域に及ぼす影響や工事車両による交通環境の悪化等、懸念される事項につきまして、関係住民の皆様と話合いの場を設けるなどの要望につきまして、事業者に要請してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 議員ご質問の大きな4点目、(1)の②、滋賀県守山市の「共同住宅等に係るまちづくり調整条例」を参考に、本市でもマンション紛争を予防するための条例を策定することについてお答えいたします。  議員ご指摘の中高層建築物の建築を起因とするマンション紛争などは、開発行為や建築行為に関係する個別法の規制では対応できない点が課題となることから、議員ご提案の条例の制定は、事前に防止するという点では理解できるところでございます。しかしながら、制定に当たりましては、開発行為や建築行為に関係する都市計画法をはじめとした関係法令や、指導要綱の運用に関連する関係部局の意思統一を図った上で、庁内的に調査研究を進める必要があると考えておりますので、ご理解をお願いいたします。  続きまして、大きな4点目の(2)、勝瀬原記念公園の芝生についてお答えいたします。令和2年9月議会においてもお答えしましたとおり、当公園につきましては、日頃より子どもたちを中心に多くの皆様にご利用いただいており、芝生への影響も多大であると考えております。これに伴い、過去には芝生を保護するため、肥料を施し、養生期間を設け、芝生広場への立入禁止を行い、再生を図ったこともございましたが、芝生が根つかず、現在も剥がれが生じ、表土がむき出しの状態となっております。芝生を維持していけるよう工夫をとの議員のご提案もございますが、担当課において専門業者立会いの下、再度検証いたしましたが、現状の公園利用形態を鑑みますと、新たな芝生の補植等では問題解決は困難であると考えております。しかしながら、今後も芝生の維持につきましては、引き続き調査研究をしてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) ご質問の大きな4点目、市民生活に関わる諸問題についての(3)、「勝瀬小入口」交差点の信号機を定周期式とすることについてお答えいたします。  当交差点につきましては、市道第5104号線と市道第1353号線が交差し、勝瀬小学校の通学路に指定され、多くの児童生徒が横断することから、歩行者用の押しボタン式信号機が設置され、安全対策が図られております。また、設置されている押しボタン式信号機は、押されてからすぐに信号が変わるため、児童等が交差点で待機する時間が少なく、安全性が高い仕様となっております。  議員ご質問の定周期式信号機への変更につきましては、交通量の基準を満たしていないことから難しい状況となっておりますので、今後も当該交差点の状況の変化に注視しながら、引き続き安全対策に努めてまいりたいと考えております。  続きまして、(4)、県道ふじみ野朝霞線の改善をについてお答えいたします。議員ご質問の上沢交差点から弁天橋交差点につきましては、交通量が多く、大型車が通行するにもかかわらず、歩道幅員が十分に確保されていない区間や地形的に傾斜があることなどから、安全対策の必要性は認識しているところでございます。道路の拡幅計画について、県道ふじみ野朝霞線を管理しております川越県土整備事務所に確認いたしましたところ、現在整備の予定はないとのことでございました。これまで川越県土整備事務所では、グリーンベルト等の路面標示の設置やU字溝の蓋の取替えなどの安全対策を実施していただいておりますが、歩道の確保となりますと、用地費や補償費等の多くの課題があり、時間を要すものと思われます。したがいまして、引き続き安全対策に努めていただくよう要望してまいりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○副議長(今成優太) 答弁が終わりました。  小川議員。 ◆20番(小川匠) ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきたいというふうに思います。  まずは、大きな1番のワクチン接種のことで質問させていただきたいと思います。壇上でも申しましたように、様々なご意見が市民から寄せられております。私たちにも寄せられておりますし、市のほうにも寄せられてきたかなというふうに思います。やはり近隣の、例えばふじみ野市なんかと比べると、随分差があるではないかというご意見を多く伺ってきたところであります。ふじみ野市は、75歳から始めて、個別接種会場も37か所ということで、本市では22か所からスタートしましたから、スタートの時点で大分キャパに差があって、しかも申込みも各医療機関にも申し込めるよということで、随分条件が違ったというのがあるのかなというふうに思います。  そういう中で、市民からは、やはりもっと早くという声がありまして、この間、私たちも緊急要望書などでも要求をしてきたところですけれども、このたび個別の医療機関が30か所ということになったというような報告も、昨日でしょうか、あったところであります。改めて、加速化というところでは、一定程度尽力いただいていると思いますけれども、この個別接種の会場を増やすことも含めて、どのようにこれからこのスピードがアップしていくのか、その辺について伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 昨日メールさせていただきました30か所ですけれども、接種の加速化につきましては、サテライトの医療機関を増やすことと、またそのサテライトで接種能力を上げることがあると思います。その2つを富士見医師会のほうとご相談させていただきながら、接種能力をアップさせていただきまして、接種率を高めていきたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 次に行きます。  先ほどご答弁で、やはり2回目の接種も始まるという中で、コールセンターのほうがまた混みやすくなっているというお話がありました。こういう中で、なかなか電話がつながらないとか、あるいは24時間の電話もあるのですけれども、ああいうのも不慣れな方もいらっしゃる中で、ネットの申請、申込みというのをサポートしてほしい、こういう声も伺っています。狭山市でありますとか、いろんなところでネットの申込みを、いろんな地域の施設を使って高齢者にサポートする、こういった事業をやっているところもありますけれども、本市にもそういった取組をぜひしてもらいたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) ご高齢の方につきましては、やはり電話のほうが需要が実際にはありまして、電話が混み合ってしまうという状況はございます。ただ、スマートフォンとかパソコンを持っていて、スマートフォンですね、そういったやり方が分からないという方に関しましては、今後何らかの対応が必要だと考えておりますので、検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) ぜひこれは早急に検討していただきたいというふうに思います。  それから、接種体制をやっぱりより加速化をさせていくということは、今高齢者というところで急いでいますけれども、さらに64歳以下から下の世代の方の接種もこれは急がなくてはいけないだろうというふうに思うところであります。そういう意味で、やはりこの間、全国的に自治体ごとにもいろんな取組があって、例えば相馬モデルだったりとか八王子モデルだったりとか練馬モデル、それぞれやり方が違って、場所を指定して地区ごとに会場を指定するやり方であるとか、週末に小学校を使うですとか、集団接種と個別接種をうまくハイブリッドにというのでしょうか、並行してやるとか、いろんなやり方があるかなというふうに思っているわけですけれども、改めて本市では、高齢者の接種以降の、さらに下の世代の方たちに接種を進めていく上で、例えば集団接種会場を増やすであるとか、接種方法を別の方法も検討するとか、そういった取組というのは検討しているでしょうか。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) いろいろなところで接種会場が今増えている状況でございます。ただ、場所と人の手配というのがどこも多分懸念材料なのかと思っております。富士見医師会とご相談しまして、まず場所の確保ができることと人の確保ができることがまず条件となりますので、そういったものが整えば、そういうことが可能だと思うのですけれども、基本的に30か所ということで、市内に今後いろんな医療機関が散らばることによりまして、利便性は高まっていくと思いますし、そこそこの接種能力のある比較的大きな病院もございますので、そういったところで受皿的には間に合うようでしたら、それを進めていきたいと。さらに足りないということでしたら、その辺のところはまた富士見医師会とご相談させていただきながら考えていきたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) ぜひ継続的に検討してください。  それから、やはり高齢者の方の中には、一人では接種会場に行けないと、そういう声も多く伺っているところであります。例えば朝霞市のように、ワクチン接種会場に運ぶと。高齢者の方の移送支援を行うという、そういった介護保険のサービスを行っている事業者に対して補助金を交付する、こういった取組もしているところもありますけれども、そういったことは検討しているのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 今議員がおっしゃられた内容に関しましては、承知しているところでございますけれども、現在のところ、先ほど申し上げました医療機関が比較的近所ですか、ばらけていることと、またデマンドタクシーとか、そういったご利用も考えられることから、介護保険を絡めたことは考えてはおりません。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 今デマンドタクシーの話が出たのであれなのですけれども、これも自治体によってはワクチン接種会場へのタクシー代の補助を行っているという自治体もあります。本市でもデマンドタクシーを利用して会場に行くということは当然可能ですけれども、やはり2回の接種が必要でありますので、往復で1回、2回、3回、4回と年間12回のデマンドタクシーの利用回数のうち4回をワクチン接種で使ってしまうということになりますから、そういった点からも、例えばデマンドタクシーの利用については、ワクチン接種については回数に含めないであるとか、そういった対応もできるのではないかと思いますけれども、改めて伺います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) その辺につきましては、デマンドタクシーの制度の問題もございますので、一概にはなかなかお答えは難しいと考えております。ただ、繰り返しになりますけれども、サテライトを増やしていくことによる接種の利便性とか、また接種能力を上げることによって、その回転率を上げていくということも考えておりますので、そういったところで対応していきたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 続いて、(3)の事業者等への支援をということで伺いたいと思います。  新規の増額についてもぜひこれは引き続き検討いただきたいと。県の協力金も第11期に入りましたけれども、額も少し下がっているという実態もありますので、市としても独自の取組をやっていただきたいと思います。  あわせて、事業者への支援という観点から、国民健康保険の事業者に対する傷病手当金というのを、例えば和歌山市などでは事業主にも、もしコロナになってしまった事業主に対して傷病手当金を支給する、こういうふうに国民健康保険条例の改正をしている自治体もありますが、本市での考えを伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) それでは、事業主にも傷病手当をということでございますが、勤務状況や労務に服する内容を把握するということは大変難しいと考えておりますので、給付の対象となるということは難しいかなと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 実際に今言ったように和歌山市では国民健康保険条例を改正して、国民健康保険加入者のうち、既に給与所得の方には傷病手当金が支給されるように、本市でも条例改正されていますけれども、事業主ですね、事業主もコロナになってしまったときにやはり給付金ができるようしてほしいと、こういうことをやっている自治体もありますから、ぜひその点については引き続き研究していただきたいというふうに思います。  続いて、(5)、オリンピックの関係で伺いたいと思います。コミュニティライブサイトについては、昨日、中止をするというお話もありましたけれども、事前合宿については予定どおりやるのだというお話でありました。やはり心配されるのは、ワクチンを打ってくるとはいえ、PCR検査などをやって、万が一陽性になってしまうとか、あるいは濃厚接触者が出るだとか、そういったときに市としてはどこまで責任を負って対応していくのかというところが非常に大きな負担の部分ではないのかなと思うのですけれども、その対応マニュアルの中ではどのように、その点について計画しているのでしょうか、伺います。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) PCR検査につきましては、先ほども申し上げたとおり、選手、また市の随行する職員については、毎日検査するということでございます。仮に陽性者が出たという場合につきましては、そのマニュアルの中で、例えば疑陽性ということもあるので、そういった症状が出ていない場合については、もう一回再検査する。もしくは症状が出ているという場合については、保健所に連絡して通常の一般の方と同じ対応になるというふうに聞いております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 報道よると、PCR検査を毎日やるという話もあるわけです。ちょっとPCR検査についていろいろ言いたいことありますけれども、報道によるとPCR検査を毎日受けることについて、それはできないというような国があるというような話もあるわけなのですけれども、本市ではセルビア共和国の関係者には、このPCR検査については毎日受けるというところでは了解取れているということでよろしいのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) ただいま申し上げました選手等のPCR検査につきましては、県のほうで一括して契約を行うということで、そういう対応になってございます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) セルビア共和国の関係者は毎日受けるということで了解取れているというのはどうなのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) そちらにつきましても、先ほども申し上げました、セルビア共和国と交わすマニュアルの中に明記させていただきます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) そこがまだ合意取れているかどうかちょっと分からないということだと思いますが、続けてちょっと伺いますけれども、これは教育委員会のほうに伺いたいのですけれども、いわゆる学校連携観戦ということで、小学生、中学生にオリンピックを見せてあげたいということで、この間もチケットが配分されて、本市でも170万円ぐらいの予算が組まれてきたわけですけれども、やはり保護者の皆さんや先生たちからは、こういう中で多くの人が集まって観戦をするというところについて、今までのいろんな集まり、運動会とかいろんな集まりとはやっぱり規模が違うし、状況も違うという中で、どうやって連れていけばいいのかとか、もし何かあったら誰が責任を取るのかとか様々な声が出ているかなというふうに思います。本市では、この学校連携観戦について、サッカーあるいはバスケットボールでしょうか、チケットが来ているのだという話も伺ったわけですけれども、どのように対応していくのか伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) お答えします。  オリンピック・パラリンピック学校連携観戦チケットのことでございますが、各国を代表する優れたアスリートが活躍する場面を見る機会は、そうあることではないと思いますが、今回は児童生徒の安全を第一に考え、非常に残念ではありますが、キャンセルといたしました。ご理解賜れればと思います。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 今回残念ながらキャンセルと。それは賢明な判断だというふうに思います。本当に安全なところで子どもたちに見せてあげたいというのは、本当にそういうときにぜひ見ていただければなというふうに思います。  続けて伺いますけれども、時間もないので、ちょっと学校給食の無償化というところで改めて伺いたいと思います。ちょっと先ほどの教育長のご答弁が、学校給食法の趣旨にのっとってこれからも行っていくのだというご答弁だったので、ちょっと市長に今度は伺いたいと思うのです。質問の趣旨は、憲法第26条では、「義務教育は、これを無償とする」とされているので、給食費というのは食育、教育の一環ですから、本来的には無償であるべきではないのかというふうに改めてちょっと質問したいと思いますが、どうでしょうか。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 先ほど教育長が答弁させていただいたとおり、統一した見解でございます。ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 統一した見解が、質問に対する答えになっていないので、なかなか残念なのですけれども、一方で、先ほど部長からご答弁あったみたいに、去年7月、8月に本市では無償化をしました。これは、先ほどあったように保護者の負担軽減を図るためだというお話でありましたから、やろうと思えばできることかなというふうに思います。日常的に保護者の負担軽減をやはり図っていくということは、とても大事なことではないのかなというふうに思いまして、やはり本来的にはそうしたことが市としてはできるということもある意味去年の事業では示したことになるのかなと思うのですけれども、その点について、継続的に今後やっていくというような考えがないのかどうか、改めて市長に伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 昨年の対応につきましては、このコロナ感染症拡大における緊急事態宣言等、市内経済、いや全国の経済、それぞれご家庭の皆様、親御さんのご心配、経済的なご不安など、こうしたものを考慮し、この期間において、7月、8月、2か月間においてこれを軽減するという趣旨で行ったものであり、これを永続的に行うという考えはございません。冒頭、答弁をさせていただいたとおりでございます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 改めて教育長に伺いますけれども、学校給食法の趣旨というのは、保護者負担にしなければならないという、そういう考えではないというふうに私は理解しているところなのですけれども、いかがなのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 先ほどから議員がおっしゃっているとおり、市で保護者負担の軽減ができる、補助をすることができるかできないかと言われれば、できるわけです。それは学校給食法の趣旨を、それに背いているということではないということでは理解しているのですけれども、学校給食法の趣旨は、先ほども申し上げたように施設設備等については市の負担、そして保護者の負担とするというふうに書いてありますので、その趣旨にのっとっているということでございます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) その趣旨にのっとって本市では対応しているのだけれども、今教育長がご答弁したように、保護者の負担を軽減することは、すなわち学校給食法違反になるわけではないよということで、文部科学省でもそういう解釈で認めていると思うのです。そういうときにやはり根本的には学校給食とはどうあるべきなのかと。保護者の負担を求めるものであるのかという、本来的な、元に戻りますけれども、憲法上の教育費は無償だという観点にやはり立ち戻ってくる話かなというふうに思うのですけれども、再度その点について見解を伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 憲法にうたっている義務教育を無償とするということについては、具体的には、今日本では、いわゆる教科書、教科用図書ですけれども、これを国の負担とすると。それから、授業料は取らない、この大きく2つについては国の施策として無償化となっておりますが、そのほかについては全て無償とするという法的なものにはなっておりませんので、やはり地方自治体としては、財政的な負担も大変大きなハードルになるというふうに考えておりますので、この法の趣旨に、憲法の趣旨に背いているわけでもないというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) もともと給食費の無償化や教育費の私費負担、保護者の負担というところをめぐっては、やはりこれも過去にも国会で、本来であればいろいろな教材費や給食費は無償にしていくべきなのだと。しかし、現時点では財政的に厳しいから、これは追っての課題になるのだと、こういうようなやり取りも国会ではされているというふうに伺っております。改めて、本来的な趣旨に立ち返って、やはり経済的な負担、それから貧困対策、ひいては全ての子どもに対する食のセーフティーネットというのでしょうか、全ての子どもに食を保障するという、そういう観点から、これはまたやりたいと思いますので、ぜひ私も含めて深めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  さて、ちょっと時間もないので、次にヤングケアラーについて、これも結構大きな問題でございます。今回もなかなか議会の答弁、どこが答弁するのかという、なかなか決まらなかったもので、非常に行政にとってもこれからの課題かなというふうに思っているわけですけれども、今、学校統括監からご答弁をいただいたわけですけれども、改めて健康福祉部としてもやはり連携をして、新たに体制を構築してやっていくということが必要かと思いますが、見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) ヤングケアラーに関しましては、今回学校のほうで、日々児童生徒と顔を合わせる関係でご答弁したと思うのですけれども、その中で問題があったお子さんがいらっしゃった場合には、速やかに関係部署と連携を取って、例えばどういった問題があるのか、貧困なのか、あとまた虐待なのかとか、そういったところを総合的に判断して、何が一番今必要な支援なのか、今後必要な支援なのかというのを連携させていたただきたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 非常に連携がやっぱり大事な部分かなというふうに思っております。一方で、なかなか見えにくいというのがヤングケアラーの実態でもありますので、やはり支援をする側が、ヤングケアラーが必ずいるのだという視点で、日々の学校現場であったり介護現場で、やっぱりそういう視点を持って仕事をするということが大事なのかなというふうに思っております。  そこで、市長にこれについても伺いたいと思いますが、これこそ横串の出番だということで、改めてお聞きしたいと思います。教育部門、福祉部門、この2つが連携をせよというのは県のケアラー支援計画の当然の趣旨でありますし、例えば神戸市などではプロジェクトチームをつくって、庁内の関係課を集めて意見交換会であるとか、プロジェクトチームで協議をしていくということをやり始めているようであります。ぜひ本市でもそういった組織的な枠組みを横串でつくって、このヤングケアラーの問題を取り組んでもらいたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 今日的課題ということで、子どもたちが家庭でご家族のこうしたケアに当たっているという実態、まずはしっかりと実態把握をさせていただく。本市でどういう状況であるのかということを私としてはいち早く手元の資料、データとして見たいと、このように思っております。  また、現段階で学校の中ではスクールソーシャルワーカー等、福祉に関する専門家を入れております。こうした状況の中で、いち早くやはり大人の目、支援の目が届くような状況をつくること、これが2番目だと、このように思います。2番目といいますか、強化することだと思います。3番目に、やはりご指摘をいただきました。私ども富士見市役所としてこうした状況を捉まえて、先ほど冒頭申し上げた状況を把握し、これに効果的に、そして実質的に効果のある政策を打ち込んでいきたいと、このように考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) ぜひ取組を進めていただきたいというふうに思います。  大きな4番、市民生活に関わる諸問題ということで伺いたいと思います。大変この鶴瀬東2丁目の問題については、非常に地域の皆さんから心配、懸念の声が上がっているというのはご答弁にもあったわけですけれども、市民の皆さんが声を上げていらっしゃるという問題であります。改めて、ここの当該開発予定地は、開発許可のほうが下りたというふうに伺ったわけですけれども、今後の流れについてはどのようになるのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 鶴瀬東2丁目のマンションにつきましての再質問をいただきました。今議員ご紹介のとおりに、この件につきましては令和3年6月4日の日に許可をしたところでございます。そして、その許可に当たりましては、再度周辺住民の方々へ丁寧にご説明をして現場を進めていただくようにお話をしているところでございます。今後につきましては、そういったお話を開発業者のほうからさせていただいて、住民の皆様のそういったご了解を得た上で進めていくのが望ましいというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 了解なくして進めることがないように、ぜひ指導していただきたいと思いますけれども、ここはちょっと一般論で伺いたいのですけれども、都市計画法がありますが、都市計画法の32条で、公共施設の管理者の同意というのが開発行為の許可においては必要だという規定になっております。ここでいう公共施設というのには道路含まれますけれども、私道も含まれるという解釈でよろしいでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 今ご紹介ありましたとおり、位置指定道路につきましても公共施設に含まれます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 例えば位置指定道路である私道の所有者が複数、筆が分かれている場合については、全員の同意というのが必要なのかどうかについて伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 今回の開発に当たりまして、複数の筆があるわけなのですけれども、この開発地域に面したところ、こちらにつきましての同意というものが得ることができましたので、それをもって許可というふうに今回判断いたしました。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) つまり、全体的には同意していない地権者がいても、これは進められてしまうということなのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 位置指定道路の取扱いといたしましては、全ての方が、一般の方が通行することが可能というふうな取扱いになっておりますので、今回そういった判断をもって許可をさせていただいてございます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 地権者の中には納得をしないという人がいる場合、今後中高層マンションが建つ場合に大変不安定な接道要件の中に建つわけになるのです。そうすると、そこに住む住民にとっても、マンションに入居する方にとっても非常に懸念があるのではないかと思いますけれども、そういった点についてはどのように考えているのでしょうか。
    ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) そういった声に対しても、そういった不安を払拭するためにも、ぜひお話合いを引き続き進めていただきたいということを申し添えて許可をいたしました。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) それから、ちょっと別の角度から、景観という角度から伺いたいと思います。  埼玉県には景観条例と景観計画がありますけれども、この景観という問題でいいますと、建築物の大きさというのは周辺の景観との連続性に配慮して、圧迫感を生じないようにすることというのが県の景観計画にはございます。この点からは、今回の開発というのはどのように捉えているのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) あくまでも法的なところでうちのほうは審査させていただいております。その意味で、今回の開発につきましては、そういった技術的な基準、これを全てクリアしておりますので、許可をした次第でございます。 ○副議長(今成優太) 小川議員。 ◆20番(小川匠) 終わります。 ○副議長(今成優太) 以上で小川匠議員の市政一般質問を終わります。  休憩いたします。                                      (午後 2時01分) ○副議長(今成優太) 再開いたします。                                      (午後 2時15分) ○副議長(今成優太) 次に、質問順11番、川畑勝弘議員の質問を許します。  川畑勝弘議員。               〔21番 川畑勝弘登壇〕 ◆21番(川畑勝弘) 21番、川畑です。皆さん、こんにちは。本日最後になります。今日は共産党で4人ということでまとまりました。ありがとうございます。また、傍聴者の皆さん、またインターネット中継を御覧の皆さん、お忙しい中、ありがとうございます。今本当にコロナウイルス感染拡大の中で、みんな大変な状況かと思いますが、このコロナウイルスの関係についても質問させていただきたいなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。今回私は、大きく4点を質問させていただきます。  まず1点目、新型コロナウイルス感染症から市民の命と暮らしを守るためにについてです。(1)、コロナ感染者が今では800人を超えました。富士見市としてコロナを収束させるための方策を取るべき市の考えはについて伺います。富士見市では、新型コロナウイルス感染者が今約900人、873人になっているとホームページでも示されています。これまでの市民の生活、経済活動の急速な縮小を受け、市内事業者への支援のために経済的な支援策を行ってきました。市として新型コロナを収束させるための方策がなかなか見えていない状況かというふうに思います。PCR検査については、全国で新型コロナの症状がない人を対象に、繁華街などでモニタリング調査も行われています。買い物をしている方に唾液による検査キットを配ると、私も検査をしたいと思う人も多いという声があります。今現在では、PCR検査の補助を行う自治体が増えています。  そこで、昨年度まで富士見市でも補助をしていましたが、なかなか周知されていませんでした。これからも市民の命と健康を守り、安心を与え、市民生活及び経済への影響を最小限にするための対策を取るべきと考えます。ワクチン接種を推進することはもちろんのこと、併せて世田谷モデル等を参考にし、より多くの市民にPCR検査を受けてもらえるような取組を実施することはできないのかについて市の見解を伺いたいと思います。  (2)、コロナを封じ込めるために、無症状者からの感染を防ぐ大規模なPCR検査などを行うことが必要。医療施設、介護施設、障がい福祉施設、職場や学校、保育園等での週1回程度の検査をしてはどうか。新型コロナウイルス感染リスクと隣り合わせの中、私たちの生活を支え、維持するために、エッセンシャルワーカーの皆さんは働き続けています。このような社会状況から、無症状者から感染を防ぐことや、多くの人に接するという観点から、PCR検査を、週1回程度の検査を行い、感染しないための対策を行うべきと考えます。市の見解を伺います。  (3)番、負担軽減のための水道料金の引き下げをについてです。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、水道料金の支払いが困難な方が多くいる中で、市民の負担を軽減することは、新型コロナウイルス感染症への対応として効果的な対策であると考えます。昨年度も国も方針を出して軽減策を講じました。新型コロナウイルス感染の影響から市民の負担軽減のための支援策をぜひ今年度も行うべきと考えます。市の見解を伺いたいと思います。  大きな2番です。富士見ガーデンビーチについて。(1)、富士見ガーデンビーチを廃止することについて。①、市民からは「なぜ閉園にするのか」と全く理解されていない。市民の声やアンケートを踏まえて再度、考え直すべきについてです。市民や子どもたちに対して行った市民アンケートによっても、ガーデンビーチを必要と感じる、また行きたいと思う、プールを残してほしい、こういった多くの声があります。再度、こういった声に基づいて考えるべきではないでしょうか。  ②、廃止に当たり、本市だけでなく、ふじみ野市、三芳町と協議や情報共有を図ってきたのかについてです。議会の答弁で、利用者の半数が市外ということから、近隣市町にも影響することが考えられるため、ふじみ野市、三芳町と情報共有を行ってきたものと考えます。市はどのように議論し、協議をしてきたのか伺います。  ③、学校プールを活用するに当たり、教員の負担増につながると懸念される。市の見解はについてです。プール廃止に当たり、代替として学校プールを活用するということにしています。管理は学校となり、このままでは教員の多忙化と言われる中、教員に負担が増えてしまうのではないでしょうか。教員に負担をかけるべきではないと考えます。市の見解を伺います。  (2)です。新型コロナの影響で2年間開園できず廃止になってしまう。ぜひ、公営の市民プールの存続をすべき。市の見解はについてです。新型コロナウイルス変異株の増加を背景に、今年度も開園することができなくなってしまいました。2年間開園できないまま、今年度でガーデンビーチは廃止となると考えられます。しかしながら、跡地利用について、富士見市スポーツ推進審議会からの提言にもあるように、幅広く市民の声を聴くことが求められており、その中には温水プールを求める声などもあることから、市として公営のプールは存続すべきと考えます。改めて市の見解を伺いたいと思います。  大きな3番です。上南畑地区産業団地整備事業についてです。地権者との合意の下、事業が進められようとしています。しかし、地権者の皆さんも今年1年は田んぼができる。それ以上は分からない。近隣住民の皆さんは、全くこれからどのように進むのか分からないというのが市民の声です。また、近隣住民からは、水害の問題、交通問題など、本当に心配だという声があります。市民に対して情報公開と市民の要求をどのように考えているのか、3点伺いたいと思います。  (1)、3月定例会で合併浄化槽では環境への影響や水害などが心配されることから、公共下水道の整備をすべきとの質問に対し、副市長から「努力していきたい」と答弁があった。具体的にどのように進めていくのか伺いたいと思います。  (2)、地域住民が懸念している水害対策や交通渋滞対策などの情報が住民に示されていない。不安解消のためにも、具体的な説明をすべきと考える。市の見解はについてです。地域の皆さんも最も懸念しているのが水害の問題です。この水害対策、交通渋滞の対策など、情報が住民へ全く示されていません。不安を解消する観点からも、積極的な情報提供をすべきと考えます。市の見解を伺いたいと思います。  (3)、調整池の底面利用としてスケートボード・BMX場の整備を要求してきたが、進捗状況について伺います。この間にも議会で提案をし、富士見市としても検討したいということでありました。杉戸町や加須市などでも事例があり、市民から市長に要望書も出されました。今現在、検討状況を伺いたいと思います。  大きな4番です。子育て支援と教育環境の充実をについてです。(1)、2020年度まで行ってきた国民健康保険税における多子減免制度の復活をについてです。国民健康保険税の制度の改革として、2018年度から4方式から2方式に変わったことで、年齢に問わず均等割の負担が多くなってしまいました。2017年の子どもの均等割額は1万7,000円だったのが、今では3万7,300円になってしまいました。子どもの家族が多くなるほど負担が多くなるということから、昨年度まで多子減免制度を行ってきました。来年からは国が負担するということでありますけれども、市として再度復活すべきと考えます。市の見解を伺います。  (2)、子どもの医療費を18歳まで無料にということです。県内自治体で入通院が23自治体、入院のみが5自治体で子どもの医療費無料制度が18歳まで拡大が広がっております。そこで、富士見市でも制度の拡充を図ることはできないのか、改めて市の見解を伺います。この子どもの医療費については、皆さんのお手元のタブレットに資料を載せていますので、ぜひ見ていただきたいというふうに思います。  最後、(3)番です。学校体育館にエアコンの設置を今年度から行うが、3年かけるのではなく短期集中してエアコンの設置ができないのか。また、同時に特別教室にエアコンの設置をすべきではないかについてです。3年かけてエアコンの設置を計画しています。ぜひとも短期間で工事をするべきだというふうに考えます。また、特別教室、この点については計画にはないが、コロナ感染防止、熱中症防止も踏まえて、エアコンの設置をすべきだというふうに考えます。市の見解を伺いたいと思います。  壇上での質問は終わります。答弁のほう、どうぞよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 答弁をお願いします。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) よろしくお願いいたします。  議員ご質問の大きな1点目の(1)、富士見市として、コロナを収束するための方策につきましてお答え申し上げます。議員ご案内の世田谷モデル等を参考にした、より多くの市民にPCR検査を受けていただける取組につきましては、症状のない方へのPCR検査が増えることによって、症状のある方のPCR検査が迅速に実施できなくなることや、PCR検査を実施している医療機関の多くは、コロナワクチン接種を実施していることから、医療機関の業務量がさらに増え、ワクチン接種が滞るなどの影響が考えられます。  また、現段階では、PCR検査の感度が7割程度にとどまっており、確実に陰性を証明するものではないことから、症状のない方に対し、感染の拡大防止のために検査を行うことは考えておりませんが、感染症の収束を目指し、ワクチン接種を速やかに進めることに取り組んでいるところでございますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  続きまして、(2)、無症状者からの感染を防ぐ大規模なPCR検査などを行うことにつきましてお答え申し上げます。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、大規模なPCR検査は、症状のある方や、現に発症のおそれがある方のPCR検査やワクチン接種に影響があるものと考えられますことから、症状がない方への大規模な、あるいは継続的な、定期的なPCR検査を実施することは考えておりませんので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。  ご質問の大きな1点目の(3)、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、市民の負担軽減のための支援策として、昨年度に引き続き実施することはできないかについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、令和2年度において新型コロナウイルス感染症対策として、水道使用者を対象に水道基本料金の免除について実施したところでございます。この取組につきまして、再度実施することはできないかとのご質問ですが、市内には多くの水道管があり、計画的に施設の更新及び維持管理を行っております。そして、今後も継続して取り組む必要があることから、それに対応すべく、長期的な視点に立った水道事業運営が望まれております。したがいまして、引き続き新型コロナウイルス感染症に伴う市民生活への影響を注視するとともに、国、県の動向並びに近隣自治体との情報共有に努めながら、今後の対応を見極めていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 続きまして、議員ご質問の大きな2点目の(1)、富士見ガーデンビーチを廃止することについて3点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。  ①の市民の声やアンケートを踏まえて再度考え直すべきについてでございますが、令和元年度から行ってきた市民検討会議をはじめ、市民懇談会、報告会などにおいて、富士見ガーデンビーチの利用者数や年間維持費などの状況を丁寧に説明してまいりました。また、令和3年1月から2月にかけて実施した富士見ガーデンビーチ運用検討に対する意見募集において、様々な貴重なご意見をいただきました。議員ご案内のとおり、廃止に反対する声もいただいた中で、老朽化や維持管理費用の大きさから、廃止はやむを得ないという声と併せて、多世代が使える施設がよい、通年利用できる施設のほうがよい、温水プールなど跡地の利活用に関するご意見もいただいております。富士見ガーデンビーチの廃止につきましては関心が高く、様々なご意見がございましたが、市民の皆様には一定のご理解をいただけたものと認識しております。  続きまして、②、ふじみ野市、三芳町と協議や情報共有を図ってきたのかについてでございますが、富士見市独自の施設であることから、運用検討の段階でふじみ野市や三芳町との協議は行っておりません。富士見ガーデンビーチは、昭和59年の開設以来、少子高齢化や余暇活動の多様化、気候変動などを背景に、利用者数は減少傾向にあり、公共施設としての当初の役割を果たした施設との結論に至り、市としての判断で廃止を決定したものでございます。  続きまして、③、学校プールを活用するに当たり、教員の負担増につながるのではないかについてでございますが、学校プールの開放につきましては、ガーデンビーチの廃止に伴う代替として実施を検討しているものでございますが、実施に当たりましては、その管理運営を業者委託することを検討しておりますので、教員に負担をかけることがないよう運用してまいりたいと考えております。  次に、(2)、新型コロナウイルスの影響で2年間開園できず廃止になってしまう。ぜひ公営の市民プールの存続をすべき。市の見解はについて、ガーデンビーチ、スポーツを所管する立場としてお答えいたします。これまで富士見ガーデンビーチの跡地の利活用につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、富士見市スポーツ推進審議会からの提言や多くの市民の名様から、多世代が使える施設がよい、通年利用できる施設のほうがよい、温水プールなどの様々なご意見をいただいております。また、本市のスポーツ施設の抱える現状と課題もございますので、それらを総合的に判断し、効果的な跡地の利活用が図れるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 続きまして、議員ご質問の大きな3点目、上南畑地区産業団地整備事業について3点のご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、(1)、公共下水道整備の具体的な進め方についてお答えいたします。現在、県の下水道事業課及び荒川右岸下水道事務所に対し、現有の処理場で上南畑地区の工場排水の受入れが可能なのかどうかの検証について要望しているところでございます。並行して、国や県の下水道上位計画についても調整を進めております。これまでの経緯もございますが、効率的な公共投資の観点等からも、公共下水とするのが望ましいと考えておりますので、引き続き調整に努めてまいります。  次に、(2)、水害対策や交通渋滞対策の具体的な説明についてお答えいたします。これまで地域住民の方々に対しては、説明会にて対策を報告させていただいており、昨年8月には地権者説明会、10月には市民説明会を開催させていただいたところでございます。現在、埼玉県企業局が実施設計を進めておりまして、進捗次第とはなりますが、具体案を報告できる段階になりましたら、再度説明会を開催させていただきたいと考えております。  最後に、(3)、調整池の底面利用の進捗状況についてお答えいたします。繰り返しになりますが、現在、埼玉県企業局が実施設計を進めており、調整池につきましては地質調査の結果を踏まえ、構造検定を実施している段階と聞いております。市としましては、底面利用について要望しており、具体につきましては構造の確定後になりますが、引き続き協議を進めてまいります。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) よろしくお願いします。  続きまして、議員ご質問の大きな4点目の(1)、2020年度まで行ってきた国民健康保険税における多子減免制度の復活をについてお答えいたします。多子減免制度は、平成30年度国民健康保険税の税率改定に伴い、所得が少なく、世帯当たり加入者が多い世帯に3年間限定の激変緩和措置として創設し、令和2年度をもって多子減免制度は終了したものでございます。  また、国においては、子どもに係る国民健康保険税の減額につきまして、未就学児に係る均等割額を減額し、その減額相当額を公費で支援する新制度を盛り込んだ全世帯対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律案の可決により、令和4年度から実施することを見込んでおります。このことからも、多子減免制度を改めて創設する考えはございませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) よろしくお願いいたします。  川畑議員ご質問の大きな4点目の(2)、子どもの医療費を18歳まで無料化にについてお答えいたします。県内63自治体の中で、18歳までを対象としている市町村は、令和3年4月1日現在、入院については30自治体、通院については24自治体となっており、前年比では、入院が2自治体、通院が1自治体の増となっております。一方で、子ども医療費の財政負担に対する県からの補助金につきましては、対象年齢が就学前までであり、一部負担金や所得制限を設けていることを前提とする補助であることから、就学前までであっても補助対象となるべき金額の一部また小中学生の分は全て市の自主財源で賄うこととなっており、財政的には大きな負担であります。そのようなことから、市では毎年県に補助対象年齢の中学生までの拡大、補助基準を一部負担金及び所得制限は設けず補助していただくよう要望し、また国に対しては、医療保険制度での自己負担額自体を無料にするなど、国が全国一律の制度として子どもに対する医療費の無料化を実施していただくよう要望しております。  今後におきましても、まずは現在の中学生までを対象とした本市の子ども医療費支給事業をしっかりと持続するため、現在の財政負担を少しでも軽くするための要望を県や国に引き続き行うとともに、近隣自体の状況を注視してまいりたいと考えており、現時点では18歳までの拡大についての検討は予定してございません。ご理解お願いいたします。 ○副議長(今成優太) 教育部長。 ◎教育部長(林みどり) 続きまして、議員ご質問の大きな4点目の(3)、学校体育館にエアコンの設置を今年度から行うが、3年かけるのではなく短期集中してエアコンの設置ができないのか。また、同時に特別教室にエアコンの設置をすべきではないのかについてお答えいたします。  学校体育館のエアコン設置につきましては、近年の猛暑の影響や災害時の避難所としての役割もあることから、その必要性は認識しておりますが、単年度に集中してエアコンを設置する場合には、水害等の災害発生時における代替の避難所を確保することが困難であると考えます。したがいまして、地域バランスを考慮の上、3か年をかけて整備することとしたものでございますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。  次に、特別教室についても体育館と同時にエアコンを設置することとした場合には、工事期間の長期化や工事範囲の拡大に伴う利用制限などにより、児童生徒をはじめ教職員のご負担が大きくなるものと考えます。したがいまして、財政負担も併せて考慮いたしますと、まずは体育館のエアコン設置という大きな課題に集中して取り組んでまいりたいと思いますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○副議長(今成優太) 答弁が終わりました。  川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 答弁ありがとうございました。  まず初めに、新型コロナウイルスの感染症からの大きな1番のところから再質問をさせていただきます。まず初めに、私この間に市の行ってきた様々な事業については本当に評価するものでもあるのですが、しかしながら、今現在富士見市でも870人を超える方がコロナに感染しているという状況も示されています。例で世田谷区では、やはりコロナを収束させるという取組、この取組にどう向き合っていくかということが重要かなというふうに思うわけですが、富士見市としてもPCR検査の補助を昨年12月から3月まで行っていただいたということはあるのですが、しかしながら収束というところでは、3月で終えて、この後はもう全然ないわけで、そういったところでも市内のコロナウイルス感染者を減らすという取組、これはしっかりと考えていくべきではないかなというふうに思うわけですけれども、この間の様々な支援、それぞれの商工業者への支援とか、そういった事業に対しては分かるのですが、コロナを収束させるための方策、この辺はどのように議論してきたのか、改めて伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご案内のとおり、昨年の12月に65歳以上と基礎疾患のある方で無症状の方のPCR検査を行ったところでございます。ただ、先ほどのご答弁のとおり、4月に入りまして、また2月からなのですけれども、ワクチン接種の準備に入りまして、議員ご案内のとおり、今ワクチン接種を急速に進めている状況でございます。全国的な話でございますけれども、それで重症化のリスクが高い人たちから優先的に、国の優先接種の順番どおりに進めさせていただいて、結果的にコロナの収束に向けて歩んでいるところでございますので、引き続きその接種のスピードを進めていって、コロナの収束に向けてやっていきたいと考えておりますので、PCR検査も一つの方策ではあると思うのですけれども、コロナワクチンの接種を行って、集団免疫を日本全体で獲得していくような方策に今注力しているところでございます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 今の取組としては、ワクチンが始まったというところで、ワクチンの接種をどう取り組んでいくかというところで、本当に努力されているのは本当よく分かっているところです。私も毎週状況を聞いていて、現状と、それを市民に知らせているわけですけれども、本当に努力はよく分かるのですが、しかしながら収束させるというところでは、ちょっとまだまだ足りないのではないかなというふうに思っています。先ほど部長も、ワクチンを打つ方向が中心に、PCR検査はというところでの話があったというふうに思うのですが、実際今では、先ほど部長も答弁でありましたけれども、7割が信頼できるよということで、100%PCR検査では感染しているかしていないか分からないよというような話がありましたけれども、今では全国の中でもいろいろな議論をされている中でも、ワクチンとPCR検査を同時に行うことで、それは収束の道につながっているということは、例えば先ほど言った世田谷区でも実証されているわけなのです。そういったところからも、ぜひ全体的に市として収束させる道をつくっていく、こういった点では、実際議論してこなかったのか、もう一度伺いたいなと思います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) PCR検査は、12月、ワクチン接種の準備が始まる前は、確かに議論はございました。ただ、具体的に国のほうからワクチンの接種のスケジュールとか示されてきましたので、そちらのほうにかじを切らせていただいて、現在に至っているところでございます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 今の世田谷区の、先ほども例を出しましたけれども、世田谷区では昨年度、2020年度に、今時期ですね、検証しながら、検討しながら、どうしたらいいのだろうというところでの発信から、PCR検査を思い切って拡充をしようということで、医師会、様々なところで議論をしながら、最終的には保健所と一緒に連携をして、医師会と保健所、そして自治体ということでPCR検査をやってきたという実態があります。そのときには、誰でも、いつでもというところで、ニュースでも報道はあったわけですけれども、そういった中で、この1年間たって、保坂区長もいろいろ議論しながら、世田谷区でも社会的検査で陽性となった事例ということでしっかり検証もされたのです。検証された結果、大臣にもこの検証結果を渡したという流れになっているわけなのですが、その中でも、中身を私も見ましたけれども、介護、保育等、社会的維持をしていくために欠かせない仕事に就いている方にも社会的検査をやっていかなければいけないと。それには多くの検査を、まずこの中での検査をやった結果というのは、介護施設、1,000を超える介護施設を調査しながらやったと。最終的には8割ぐらいの方が、高齢の方が陽性だったということがあって、そういったところからクラスターがどんどん増えていった。これにはやはり検査をすることが一番の重要な課題だというところでの、大きく検証の話を今しているわけなのですが、そういった話がありました。そういうことであれば、やはり全体的に市としてもそういう議論も、先ほど私、2つ目の質問でも、週に1回は検査したらどうですかというところでも示しましたけれども、そういったところでもやっぱりしっかり考えていく必要があるのではないでしょうか。その点について見解を求めます。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 先ほどのご答弁の中で申し上げましたとおり、医療資源のほうにもやはり限りがございますので、そのところで有効率が高いファイザーのワクチンを今接種している状況でございますので、全国的に見ても、関東近県を見ましても、緊急事態宣言等で感染者数が減っているということと、あとワクチン接種が進んでいることも感染者、陽性者が少なくなっている要因なのかなと報道等を見ていると感じるところでございますので、そういったところで現状の施策を進めさせていただいて、決してPCRを否定しているわけではなくて、やはり限られる資源というか、今富士見医師会のほうにお願いして、そういったワクチン接種を進めている状況でございますので、もうしばらくそのワクチン接種を強力に進めていきたいなと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 確かにワクチン接種は重要だというふうに思うのですけれども、ワクチン接種は、今健康体でまだならないうちの予防策としてやるということであるのですが、そういった中で、無症状者はいるわけなのです。無症状者はいるわけで、そこをやっぱり徹底的にケアしていかないといけないと。そうでなければ増えていくというのが今あって、そして変異株が今増える中で、若い人もかなりの影響、亡くなる方も多いと。だからこそ無症状者のPCR検査が重要かなと。だから、先ほども言っているように、PCR検査とワクチンは同等で、一緒に進めていくというところが必要かなというふうに思うわけです。実際、無症状者のPCR検査というのは、健康保険の利かない自費ということでなると、約2万円から3万円、4万円とかかるというところになります。でも、今民間の検査センターで三、四千円であるよということもあります。  そういった中で、補助をする自治体がどんどん増えているわけなのです。そうした中で、例えば千葉県の松戸市、松戸市ではPCR検査を1回につき2万円まで出すと。毎月2回までいいですよというところもあります。また、千代田区、葛飾区では高齢者、基礎疾患がある方の補助とか、富士見市でもやったわけですけれども、そういったところを再度考えつつ、そしてワクチンに力も入れつつやるというところが、やはり今こそ考えるべきときではないかなというふうに思うわけですが、その点を伺います。 ○副議長(今成優太) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 12月にPCR検査を、先ほど申し上げました対象に行ったところではあるのですけれども、まだワクチンの話が出ない前にやったところなのですけれども、そういった需要のほうも見込んでいたほどの需要がなかったということもございます。その中で、ワクチン接種の話が出てきまして現在に至っておりますので、今後、今ワクチン接種のほうに力を注がせていただきたいのですけれども、またその状況が、近隣の状況も並行して調査をさせていただきながら、その中でどういったことができるのか、有効なのかというのも研究してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 今部長からもワクチン接種に力を入れたいということであったのですけれども、市長にちょっと伺いたいのですが、やはり市長も当然、私たちの思いと一緒だというふうに思うのです。新型コロナウイルス収束させると。本当に早くやりたいというところでは一致するところであるわけですけれども、今るる話をしながらも、世田谷区のモデルが全国的にも話がなっているという中では、やはり収束の道、今健康福祉部長がおっしゃって、ワクチンを中心にやっていきたいというところではあるのですが、それはもう、そのワクチンのほうで今忙しいというのはもう十分分かるのです。そのほかのやっぱり政策的な判断をしっかり市として持っていく必要もあるのではないかなというふうに思うわけですけれども、そういったお考えはあるのかないのか、ちょっと市長に伺いたいと思います。 ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) 部長答弁させていただいたとおり、現時点ではやはり富士見市、またこの近隣における医療資源は、やはりワクチン接種に私は投資すべき、集中させるべきだと考えております。このことが、集団免疫を獲得するということがやはり何といっても収束に向けての近道であると、このように考えます。PCR検査を否定するものではございません。現実的に私どものエリアにおけるPCR検査につきましては、積極的におやりになっていらっしゃる病院がございます。この病院も状況を見ながら、やはりワクチン接種にも力を入れるという考えもお持ちというふうに伺っているところでもございます。  したがいまして、PCR検査をお受けになられる、クラスターを予防するということに関しては必要なものであろうと。これにつきましては、必要な皆さんにお受けをいただくということは十分に効果があるものと思います。しかしながら、市として現在力を注いでいくべきはワクチン、そして医療資源、医療関係者、医師会の皆さんとともにこれを進めさせていただきたいと、このように思っております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 私はぜひ、今市長から話を伺いましたけれども、まずはワクチンということではあるのですが、オリ・パラでも、先ほど小川議員の質問の中でも、オリ・パラの選手も含めて毎日やるということでなっています。それはもう当然広げないため、うつったのかうつらないのかというところでも見える話かなというふうに思うわけですけれども、だからそういったところでは、やろうと思えばやれないことではないかなというふうに思うわけです。ぜひその辺を含めて検討していただきたいなというふうに思います。  あと、今日、私たち共産党としても様々な、新型コロナウイルスの関係について質問をさせていただきました。そういった中で、私ちょっと分からないのですが、今回、今話をしているのは福祉の担当で、健康福祉部長がやっていただいたということであるのですが、今の状態でいくと、やはり今特化するのはワクチンをとにかくやるよと。それは担当としてやらなければいけない。しかし、いろんな政策として様々あります。産業の問題もあったり、今言ったPCR検査をどうしたらいいのかとか、様々な課題がある中で、全体的に総括して市として考える部署というのはどこなのかなというところがちょっと疑問に思うところで、この間に私もいろいろ考えてみれば、インフルエンザ特措法の中でも緊急事態というか、危機管理とかというところになるのかなというふうに思うのですけれども、そういったところで、例えば、ちょっと申し訳ないのですけれども、危機管理という部署ができたというところであれば、そこを中心に全体でこの新型コロナの対策、全体で物事を見ていくよということが必要だというふうに思うわけですけれども、その点どう考えているのか、ちょっといきなりなのですけれども、伺えればというふうに思います。 ○副議長(今成優太) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 危機管理の部門でございますけれども、現在富士見市の新型コロナ感染症対策の本部会議を所管しております。こちらで全ての情報を集めまして、本部会議を執り行っていると。その中で、各部門、ワクチンのことでありますとか、また商工業者の支援ですとか、あと貧困の関係ですとか、その辺の情報を持ち寄りまして、それぞれの担当でやっておりますので、市としては一定の方向性を出しつつ、各部門に分かれて担当を行っているという状況でございます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) ありがとうございます。今の危機管理監のお話を伺いましたら、全体でまとめてやっているよということで、それぞれ国、県のほうで、それぞれの担当のところで対応しているというのが今の状況ではないかなというふうに思うのですけれども、今の話を聞いて、全体でそこで総括をし、そしてそこで議論をしながら話を進めているということが分かりましたので、ぜひ様々な対策を検討していただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、富士見ガーデンビーチについて伺います。この問題については、担当部署が変わったということで、なかなか質問しづらいなというふうに思うわけですけれども、全体として引き継いだということで改めて質問させていただくというところになります。この間に、以前は教育委員会のほうでもアンケートを取ったり、いろいろ様々していました。それで、3月の議会の中でも資料要求の中で、公募している富士見市ガーデンビーチの運用検討に関わる意見、要望の内容ということで、30件ぐらい要望書が出されたわけなのですけれども、要望の下でこれを読むと、本当に子どもたちの遊び場が減っていくと。未来のある世代を大切にしてほしい、プールは7割が必要と感じているということとか、焼却場の熱量を使って温水プールにしてほしいとか、プールの存続をしてほしいとか、うちの子も一度も遊べない、なくなってしまうのは本当に考えられないとか、こういった意見が様々あります。  また、3つの学校にアンケートを取ったということで、勝瀬小学校、水谷小学校、針ケ谷小学校、この子どもたちにアンケートを取ったわけですけれども、ガーデンビーチに行ったことはありますかということとか、9割、8割とかの方が行ったことあると。それで、また行きたいと。こういった話がこのアンケートの中でも見られるわけなのですが、こういった声があるにもかかわらず、今回プールが廃止ということになるというのは、3月議会でも議論してきましたが、しかしこの意見はどこに行ってしまったのかなというのが、本当に市民の皆さんが思うところなのです。多くの方がプールを残してほしい。でも、古くなったから仕方ないよという話もあります。その点について、市民の声というのはどこに行ってしまったのでしょうか伺います。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 市民の声がどこへ行ってしまったのだろうというお話でございますけれども、いずれにいたしましても条例の廃止が決まったということで、現状において今年度末でガーデンビーチ廃止ということになって、その後、その跡地をどのようにしていくのかというところについては白紙の状態というところでございます。そうした中で、これまで様々市民検討会議や市民懇談会、報告会などにおいて、ただいま議員ご案内のとおり、様々な市民の皆様のご意見をいただいたというところでございますけれども、今後その跡地利用をどうしていくのかという議論の中で、当然公共施設マネジメントの観点とかもあると思いますけれども、市民のニーズですとか、今ありましたこれまでのご意見等を議題に上げまして、様々な観点から検討を進めていく必要があるかなというふうに考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) この間のガーデンビーチが37年たって、もう古くなって、設備も駄目になったよと、そういったのはよく分かります。今さらなのですけれども、何でその前にいろいろ検討してこなかったのかというのがやはり問題だなというふうに思います。先ほどの答弁の中でも年間の維持費がかかるとか、廃止に対するのもやむを得ないとかというのは、市民の声も多々あったにしても、市としてもそういう見解を持っていたのが事実かなというふうに思います。  そういう中で、先ほど私、2市1町と話はしたのかということでありました。以前に3月議会の中でも、このプールの利用、どうなのかというところでは、5万人のうち半分が市民、その残りの部分は他市の人たちだということでありました。近隣の三芳町やふじみ野市の人からも様々聞きました。子育て世代の方にも。やはりガーデンビーチは本当に利用させていただいていると。公共施設として本当にありがたい施設だったという声が多くありました。そういう中でも、やはりこういった近隣の施設ということで、2市1町でも働きかけをし、そして今後どうするかも考えつつ、一緒にまた新たな道をつくっていこうよということも言えるのではないかなというふうに思うわけです。  今、富士見市は、跡地利用をどうするかとか、そういう話もまだ方向性が出ていないと。しかし、先ほど言った意見の内容の中には、再度プールを造ってほしい、1年間使える温水プールも造ってほしい、こういった多くの声があります。そういったのを踏まえて、2市1町とも一緒にお金も出し合いながら造るという考えもしてもいいのではないかなというふうに思うわけですが、その点について見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) ふじみ野市と三芳町と共同でというようなお話でございますけれども、先ほどお話ししましたとおり、現在白紙の状態で、今後市民の皆さんのご意見等を踏まえて検討していかなければならないという中で、様々な観点から検討していかなければならないのですけれども、その方向性として、そういった広域的な利用というふうな観点から、そういう施設整備というような話になるようであれば、当然そういったことも視野に入ってくるのかなというふうには考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) この間で、またこれから跡地利用をどうするかというのは、市民の皆様の声を聴いてやろうという話もありますけれども、市として今後どう考えていくのかというのは、やはり基礎的な考えはしっかり持つべきだというふうに思うわけです。そういったところも含めて、今後検討していただければなというふうに思いますので、よろしくお願いします。  それでは、次の3番目の上南畑地区産業団地の整備について伺います。まず、先ほど答弁いただきました、今県との、下水道の県との調整をしているという話がありました。この間にようやく本下水を考えていくよという話がありましたけれども、実際、先ほど話は、今県との調整をしているということでありますが、計画的にはどう計画をして考えていくのか、その点について伺えればと思います。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 今、先ほども答弁したように、下水道事業課と荒川右岸下水道事務所と、まずは工業排水の受入れが可能かどうかを検証していただくという要望をしております。計画ということでございます。国や県の上位計画とも整合を図れるよう調整をしているところでございます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) どれぐらいの期間でやるのか伺います。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) まずは、先ほども答弁しているとおり、受入先の処理場が、当地区の工業排水が受け入れられるかどうかをまず検証を見て、引き続き関係機関と交渉してまいりたいと、協議してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 県で受け入れられなかったら、ではどうするのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) それは、今後の県の処理場の計画とも整合していかなくてはいけないのかなと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 実際、この間でいえば、合併浄化槽で行うということでありましたけれども、そうなると市の二重投資も考えられると。そしてまた、企業についても合併浄化槽を造る、そしてあと前回の答弁の中では、二、三年後には下水道は本下水にするよという話もありました。そうなると、企業にとっても負担が増える。そして、水害も考えられるということでは、やはり市として方向性をしっかり持つべきだというふうに思うのです。市としては、やはりこういったことのないように、二重投資も含めて、水害もなくなるようにしっかり整備していきたいと。それには下水道もしっかり導入していきたいと。その辺はしっかり言うべきだというふうに思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 二重投資もあります。公共下水道の有利性も承知しています。引き続き調整してまいりたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) すみません。引き続き調整というのではなくて、市としてのやっぱり構えを持たなければ、もしでは駄目だよといったら、いや、困ったなということになるわけです。やはり方策をしっかり持ちつつ、県と話をしないと、これは駄目なのではないかというふうに思うのですが、その点はいかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 市としてもしっかりその点を踏まえてやっていきます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) ぜひその辺は、水害の絡みもあるので言っているわけで、二重投資も含めてですから、貴重な税金です。そこも考えつつやっていただきたいというふうに思います。  次に、地域住民の説明については、本当に市として、担当としては進んでいるというふうに思うのですが、しかしながら市民は全く本当に分からない。もう今年1年は田んぼやっていいけれども、後は分かりませんと、みんなそういう状況なのです。道路はどうなるのか、そういう具体的な説明もない。大方中間でも、やはり市民に説明をし、今市民の思いはどうなのか聞くべきではないかなというふうに思うわけですが、その点についていかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 去年の説明会においてもご説明をさせていただいておりますが、ここで企業局の実施設計が進んでおります。その中で、完全に計画が固まる前に市民への説明会は予定しているところでございます。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 大体いつ頃を予定しているのでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 8月から9月にはしたいと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 次に、(3)番の底面利用、調整池の底面利用について伺います。  実施設計をしていると。県がしているよということでありました。この間にもスケートボード・BMXというところでは、市長、杉尾さん、もう本当に、この間にも何回か優勝されたということで、今回もホームページのほうでも優勝されたということで記載されていたわけですけれども、こういった人たちがこの間の声としても、やはり場所がないというところでは重要な話かなというふうに思って私も聞いております。その点についてどう市として、県は今、設計をしているよということでありますが、市としてやはりこういったビジョンを持って、県にお願いをするということが必要だというふうに思うわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○副議長(今成優太) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 以前より底面利用には要望しているところでございます。今、先ほどの答弁でも話しておりますが、県の企業局のほうで実施設計を進めております。底面がどういった形になるかということでもありますので、それが確定後、引き続き協議してまいります。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 次に行きます。  大きな4番です。多子減免についてです。この多子減免については、来年国も支援するよということでありました。昨年度まで市も行ってきました。そういったところから、今年はできないということでありますけれども、来年に向けて、国が半分出すよ、そして県、市が4分の1ずつ出すよと。残りの分があるわけです。そういったところで上乗せをして、そして全体的に軽減をしていくという方策も必要かというふうに思うわけですが、その点についてご意見伺います。 ○副議長(今成優太) 市民部長事務代理。 ◎市民部長事務代理(塩野英樹) それでは、今回の改正に上乗せはという質問だと思います。今回の国の法改正で、未就学児の均等割額を5割軽減した場合の影響額は、今までやっていた多子減免額の実績数値の倍となり、非常に対象者も多いことから、非常に市の負担が重くなると考えております。そのため、今の国民健康保険の財政状況から見ますと、独自にこの国の制度にさらに上乗せをしていくというのは、今はちょっと厳しいかなと考えております。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) この点についても、せっかく市のほうでも全国的な有名なまちということで紹介されていたのです。それがやめてしまったということはちょっと残念だということもあるので、ぜひ考えていただければと思います。  次に、子どもの医療費を18歳まで無償にということであります。この間に幾つかの自治体に聞きました。鴻巣市では、子どもの医療費については中学校3年生までやっていて、1年生から3年生までの全体の予算のうちの65%を見込んで、約1,400万円の予算で取り組んでいるというのが実態でした。市は、この間では5,000万円かかるということでありました。こう考えると、やってやれないことはないなと。例えば朝霞市では、令和3年度、これは入院だけでありますけれども、320万円の予算だということでありました。これだけあれば子どもたちを救うことができるという話になります。その点について見解を伺います。 ○副議長(今成優太) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 再質問にお答えさせていただきます。  先ほどご答弁させていただきましたけれども、他の自治体の状況のほうは注視してまいりたいと思います。ただ、現実的に、現在行っています子ども医療費支給事業について、しっかりと持続してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) すみません。最後に3番の学校の体育館のエアコンについて再質問します。  市長、この学校の体育館のエアコンについては、本当に英断を下したということは、本当にすばらしいことだというふうに私も思います。しかし、特別教室もぜひ進めていただきたい。その点について再度伺います。
    ○副議長(今成優太) 市長。 ◎市長(星野光弘) まずは、体育館の空調整備をしっかり決められた期間内で終わりにしたいと、このように思っております。ご理解いただきたいと思います。 ○副議長(今成優太) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(今成優太) 以上で川畑勝弘議員の市政一般質問を終わります。  暫時休憩します。                                      (午後 3時15分) ○副議長(今成優太) 再開いたします。                                      (午後 3時15分) △散会の宣告 ○副議長(今成優太) 以上で本日の日程は終了いたしました。  明日も午前9時30分から本会議を開き、引き続き市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会といたします。                                      (午後 3時15分)...