北本市議会 > 2022-12-14 >
12月14日-06号

  • 埼玉県議会議員一般選挙(/)
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  1. 北本市議会 2022-12-14
    12月14日-06号


    取得元: 北本市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 4年 12月 定例会(第4回)          令和4年第4回北本市議会定例会 第16日令和4年12月14日(水曜日) 議事日程(第6号) 1、開議 1、議事日程の報告 1、市政に対する一般質問    20番  黒澤健一議員    19番  加藤勝明議員    14番  滝瀬光一議員    15番  諏訪善一良議員 1、市長提出議案の追加上程について 1、市長提案理由の説明について 1、散会出席議員19名)    1番  湯沢美恵議員       2番  桜井 卓議員    3番  村田裕子議員       4番  金森すみ子議員    6番  松島修一議員       7番  日高英城議員    8番  高橋伸治議員       9番  中村洋子議員   10番  工藤日出夫議員     11番  今関公美議員   12番  保角美代議員      13番  渡邉良太議員   14番  滝瀬光一議員      15番  諏訪善一良議員   16番  大嶋達巳議員      17番  島野和夫議員   18番  岸 昭二議員      19番  加藤勝明議員   20番  黒澤健一議員欠席議員1名)    5番  岡村有正議員説明のため出席した者   三宮幸雄   市長        吉野 一   副市長   神子修一   教育長       磯野治司   市長公室長   新井信弘   行政経営部長    長嶋太一   総務部長   齊藤 仁   市民経済部長    中村 稔   福祉部長   古海史予   健康推進部長    小林照明   都市整備部長   草野智広   教育部長事務局職員出席者   大島一秀   局長        古畑良健   主幹   岩崎和彦   主任        水野沙保   主事 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○工藤日出夫議長 おはようございます。 ただいまから令和4年第4回北本市議会定例会第16日の会議を開きます。 本日、岡村有正議員より欠席する旨の連絡がありましたので、御報告いたします。-----------------------------------議事日程の報告 ○工藤日出夫議長 本日の議事日程につきましては、お手元に配付してある日程表のとおりでございますので、御了承願います。----------------------------------- △市政に対する一般質問 ○工藤日出夫議長 日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。 通告16番、黒澤健一議員一般質問を許可いたします。 黒澤議員。   〔20番 黒澤健一議員登壇〕 ◆20番(黒澤健一議員) 20番、黒澤健一です。 おはようございます。 それでは、議長から発言の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。 先日、ある議員から、黒澤さんは一般質問をもう何回したというお話がございました。かれこれ100回を超えたかなというお話をさせていただきました。どう考えても1年に4回しかできないわけですから、100回を超えるというのは大変な年数がかかっているんだなということをつくづく実感させていただきました。 そんな思いを感じながら、今日は三宮市長と議論をさせていただきたいなということで質問をさせていただきたいと思います。 件名1は、ふるさと納税(寄附金)の充実に関しての質問であります。 私がこの問題で平成30年12月議会において、前市長に一般質問をさせていただき、充実を訴えてから5年の間に順調に増額をしております。今議会補正予算(第6号)にも、5億1,000万円の増額補正の提案となっており、好調の様相を呈しています。 令和4年度の歳入予定額は、14億5,425万円となります。5年間の比較で13億7,525万円と、皆増に近い寄附金収入の増額は、三宮市長の時代に寄附金の項目が歳入構造の中で、自主財源としては自然収入に次ぐ第2位の存在となりました。この実績からして、財政の中で立派な柱になってきたと実感をしております。 ふるさと納税は寄附金ですから、安定的な歳入予測には困難な要素があります。したがって、この制度を活用して、より確実に充実させていくことに関して、市長にただすものであります。 要旨1は、企業版ふるさと納税を北本市はなぜやらないのかであります。 企業版ふるさと納税地方創生応援税制については、企業が地域再生法の認定として、地方公共団体が実施するまち・ひと・しごと創生寄附活用事業に対して寄附を行った場合に、税制上の優遇措置を受けられる仕組みと受け止めております。企業版ふるさと納税の創設前から、企業による自治体への寄附は損金算入という形で、税制で約3割に相当する減税がされていましたが、企業版ふるさと納税の創設により、さらなる減税を受けることができるようになりました。 企業版ふるさと納税では、企業が国の認定した地方公共団体地方創生プロジェクトに対して寄附を行った場合に、損金算入による軽減効果、寄附金額の約3割と合わせて、寄附金額の6割がさらに法人関係税から税額控除され、企業は最大で寄附額の約9割が軽減されます。 税額控除の特例措置は、令和6年までの期間となっております。私は、国の認定した地方公共団体地方創生プロジェクトとして、北本市の最大事業である南部開発新駅プロジェクトをやるべきではないかという質問であります。 現在、企業版ふるさと納税として国が認定した北本市の地方創生プロジェクトはあるのか、ないのかであります。 要旨2、ふるさと納税返礼品の充実拡大についての見解であります。 ふるさと納税の返礼品に関する額も、3割の規定からすると、おおむね15億円の財源とすれば5億円の額となります。令和3年度決算では、9億745万円の寄附額に対して、2億6,373万円の返礼品として市民経済に還元されることとなりました。経済振興に寄与されることとなります。したがって、ふるさと納税返礼品は特定の寄附、返礼品に偏ることなく、裾野を広げることが肝要と考えております。 充実、拡大についてどのような検討をされているのか、市長の見解をただすものであります。 件名2、市長の政治姿勢に関してただすものであります。 安倍元総理大臣選挙運動における街頭演説で突然襲われて急逝されました。あってはならない事件であります。この一連の事件に関して、岸田総理大臣は8月31日の記者会見において、各府省庁では弔旗の掲揚並びに黙祷を行うことを明らかにしました。9月27日に国葬儀が行われました。 要旨1は、故安倍元総理国葬儀に対して庁舎に「半旗を掲げず」、弔意を示さなかった理由について、政治姿勢を含めて市長の見解を示せということであります。 ア、市長にとっての弔意とは何か。 イ、凶弾に倒れた元総理の無念さを察するには、政治を進める人間として配慮できないのか。このことに対する見解はあるのか。 ウ、隣接両市は半旗を掲げ弔意を示したが、市民に対して思いは至らなかったのかということであります。 続いて、要旨2がありました。この質問の通告に関しては、賢明なる事務局長から指摘がありました。会議規則にある市政に対する一般質問を逸脱しているとの説明であります。議会運営委員会の開催も準備していた気配りも感じておりますが、恥ずかしながら、要旨2を取り下げていただくことといたしました。誠に申し訳ございませんでした。 件名3、SDGsの取組について。 SDGs若者会議は、令和2年1月に市内に所在する企業の若手経営者若手従業員等42名、埼玉県立北本高等学校生徒6人が参集して開催されており、市長の期待も大きく、今後の市の目指す方向性とその取組、課題等を説明したと報告されております。 その結果、SDGs若者会議は、未来のあるべき姿に向かってどのような取組を行っていくのか、それぞれの思いや考えとともに、市長へ提案していただきましたとしております。 要旨1は、SDGs若者会議を立ち上げたが、期待される活動は何かという質問であります。 要旨2は、SDGsを市全体の運動としてどのように進めるのかという質問であります。 2015年に国連サミットで採択された持続可能な17の開発目標、いわゆるSDGsの中で、安全で安心して暮らせる社会をつくっていくことは、世界共通の課題であり、国際的にも2030年までに達成すべき目標の一つであります。17のそれぞれの開発目標が2030年度までに、どこまで達成できるのか。 令和3年12月定例会では、今後、市といたしましては、埼玉SDGs官民連携プラットフォームに会員登録をされている市内団体を始め、SDGsの推進に対し、意識の高い団体と協力し、持続可能なまちづくりを推進するための重要な手段として、SDGsの達成に向けて積極的に取り組んでまいりますとしておりますが、具体的には市民にどのような協力を求めていくのかということになります。 そこで、ア、社会福祉協議会コミュニティ委員会自治会活動等との連携について、市長の見解を求め、質問をするものであります。 埼玉SDGs官民連携プラットフォームとの関係については不明ですが、北本市SDGs女性会議という団体があります。食品ロス、プラスチックごみの削減問題に取り組んでいるとのことであります。 令和2年10月に、国は2050年度までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする脱炭素社会の実現を目指すことを宣言し、北本市は令和4年1月15日に北本市ゼロ炭素社会の実現を目指す宣言を表明したことから、ペットボトル削減運動は今後急速に盛り上がることが想定できます。 気候変動において、緊急対策を講ずるとの目標があり、各自治体にはそれに応じた対策が求められております。 そこで、イ、ペットボトルの削減とマイボトルの活動について、市長の見解を求め、質問するものであります。 以上が、1回目の質問であります。 よろしくお願いいたします。 ○工藤日出夫議長 黒澤議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1につきましてお答え申し上げます。 企業版ふるさと納税は、正式名称を地方創生応援税制と言い、国の認定を受けた地方公共団体が行う地域再生計画に基づく地方創生事業に対し、企業が寄附を行った場合に、法人関係税から税額控除が受けられる制度でございます。 本市においては、令和4年7月に北本市まち・ひと・しごと創生推進計画について、国から地域再生計画としての認定を受け、以降、企業からの寄附の受入れを行っているところでございます。 しかし、企業版ふるさと納税は、個人で行うふるさと納税とは異なり、地方公共団体が実施する地方創生事業に対して企業が行う寄附が対象であり、本市の場合は、先ほど申し上げた北本市まち・ひと・しごと創生推進計画に基づく事業に対する寄附がその対象となるという特徴がございます。 また、本社が市内に所在する企業からの寄附は受けることができないことや、寄附を行うことの対価として経済的な利益を受け取ることは禁止されていることなど、留意すべき事項がございます。 このように企業版ふるさと納税は、応援をしたい地方公共団体フリーハンドで寄附を行うことができる個人版ふるさと納税とは異なる制度であることから、市場規模が個人版と比べ小さく、令和4年11月末現在で、本市への企業版ふるさと納税による寄附の実績はございません。 本市としましては、シティプロモーション事業の推進により、多くの企業に本市のことを知っていただき、企業版ふるさと納税による寄附を行う見込みのある企業への働きかけを行うことで、寄附の獲得を目指してまいります。 件名1、要旨2につきましてお答え申し上げます。 本市のふるさと納税による寄附金は年々着実に伸び、令和3年度は9億円を超え、令和2年度に引き続き埼玉県内で1位となりました。令和4年度は11月末時点の状況で約4億6,000万円となっており、令和3年度の11月末の状況と比べましても、寄附件数、寄附額、それぞれが前年度比約1.3倍程度増えている状況でございます。 ふるさと納税に関しては、既存の地方財政をゆがめるなど様々な意見がございますが、寄附に対する返礼品を通して市内経済を活性化することができる制度であると認識しております。 市としましては、引き続き返礼品の提供事業者と協力し、返礼品の充実、拡充に努めるとともに、ふるさと納税を通して北本市の魅力を市内外に発信していくことで、寄附額の増加を図ってまいります。 件名2、要旨1、アにつきましてお答え申し上げます。 弔意とは、人の死を悼み、悲しむ気持ちであると認識しております。 安倍元内閣総理大臣におかれましては、内閣総理大臣の職を歴代最長期間にわたって務められました。在任期間中は、力強いリーダーシップにより国民のために御尽力されて、数々の功績を残されたことに深く敬意を表します。改めて、生前の功績をしのび、心より御冥福をお祈りいたします。 件名2、要旨1、イにつきましてお答え申し上げます。 元総理大臣が銃撃されるというこのたびの事件は、決してあってはならないことと認識しています。今回の選挙期間中の活動に対する蛮行は、民主主義の根幹を揺るがす卑劣極まりないものであり、断じて許すことはできません。改めて、いかなる暴力も許さない社会、安心・安全に暮らせる社会を実現していかなければならないと強く感じております。 件名2、要旨1、ウにつきましてお答え申し上げます。 国葬儀の実施につきましては様々な考え方が見受けられ、世論を二分している状況がうかがえました。また、国葬儀に反対している人が4分の3を超えるといった報道もございました。 市民の皆様におかれましても、様々な御意見が予想され、半旗を掲げるべきと考える方もいらっしゃったかとは存じますが、これら状況を踏まえ、半旗を掲げないという判断をいたしました。 なお、国葬儀の実施に伴う半旗の掲揚に関して、国や県からの要請はございませんでした。 件名3、要旨1につきましてお答えいたします。 SDGsを通して北本の未来を考える地方創生に向けた若者会議につきましては、令和元年度に第五次北本市総合振興計画後期基本計画の策定に向けた市民参画手続の一つとして、ワークショップを実施したものでございます。 若者会議関東経済産業局の共催も受け、2日間の日程で開催し、本市の未来を担う市内企業の若手経営者や従業員、埼玉県立北本高校の生徒等、合計48名の皆様に御参加いただきました。 実施した内容としましては、SDGsの基本的な考え方や、SDGsを活用した企業での取組事例の紹介等を中心とした外部講師による講義の内容を踏まえた上で、講義後のグループワークにおいて、地域の特色、地域課題とその背景、企業活動の中でのどのような価値を地域に提供するか等について、参加者同士で意見を出し合い、事業アイデアにまとめ、市長に対し御提案をいただきました。 具体的には、関係人口の拡大や多様な働き方を推進するため、自然環境の豊かな土地にコワーキングスペースを設置する事業や、北欧のデンマークでの事例を参考に、遊休農地や空き家等を有効活用し、全寮制で誰でも入学可能な農家育成機関を設立する事業等の提案がございました。 若者会議で提案のあった個別事業や参加者の個別意見につきましては、直接具体的な事業として実施したり、後期計画にそのまま反映したりするのではなく、参加者の議論の中から普遍性のある概念や要素を取り出し、抽象化を行うことにより、市全体のニーズとして取りまとめ、後期基本計画に包括していくものとしました。 なお、この若者会議において活発な議論が行われたまちのあるべき姿の実現に向けて、私たちは何をすべきか、その過程で直面する課題はどのような取組によって解決すべきかといった、いわゆるバックキャスティング型の設計思想は、国連が掲げたSDGsとも同様の考え方であります。 若者会議は、組織的に設置された会議体ではございませんが、当時の参加者が共有したSDGsの理念や未来思考の議論の成果については、令和3年12月議会での議決を経て策定された第五次北本市総合振興計画後期基本計画に結実しておりますので、本市としましては、後期基本計画の着実な実行により、その成果の具現化に努めるとともに、世界共通のSDGsの達成に積極的に貢献してまいります。 件名3、要旨2、アにつきましてお答えいたします。 SDGsの推進に当たっては、ゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に掲げられているように、多様なステークホルダーの連携による課題解決が重視されております。国内においても、効果的な官民、市民社会のパートナーシップの推進によって、多様かつ複合的な社会地域の課題解決を図るための取組として、内閣府や埼玉県等でSDGs官民連携プラットフォームが立ち上げられるなど、SDGsの達成に向けた下地づくりが進められており、本市も立ち上げ当初から参加しております。 加えて、今年度においては、本市の今後の政策、施策展開にSDGsの理念を反映するための方向性を示すための資料、また、SDGsの連携、推進に係る基本的な考え方や要点をまとめた資料として、北本市SDGs推進に係る方針(仮称)を年度末を目途として作成する予定です。その中に、市民団体や企業の皆様との協力、強化についても明記する方向で検討を進めております。 これまでも、北本市婦人会のSDGsに関する勉強会に市職員を派遣し、その認識を高める取組を行い、大変好評いただいているところでございます。今後もこのような取組を様々な場所、場面において展開してまいりたいと考えています。 本市としましては、後期基本計画に定めた施策の推進を通じて、SDGsの達成を目指すことを基本として、埼玉SDGs官民連携プラットフォーム登録団体を始め、御教示いただいた地域に根差した団体やSDGsの推進に意欲的な団体、企業、本市の包括連携協定締結先等とも協力し、持続可能なまちづくりを推進するための重要な手段として、今後も官民連携でSDGsの達成に向けて、取り組んでまいります。 件名3、要旨2、イにつきましてお答えいたします。 安価で軽く、丈夫なプラスチックを素材とするペットボトルは、今や私たちの暮らしに欠くことのできないほど多く使用されています。 しかし、適正に処分されず川や海に流出すると半永久的に分解されないなど、生態系に与える影響が大きなことや、プラスチックの原料である石油は約50年後には採掘ができなくなるなど、限りある資源であると言われ、現在の使用の在り方には課題があるとされています。 それらの課題を解決するため、持続可能な社会を目指すSDGsの17の目標においても、「つくる責任 つかう責任」目標の12や、「海の豊かさを守ろう」目標の14などの目標を設定し、地球環境を破壊することなく、経済を持続可能な形で発展していくことを目指しています。そのようなことからも、国内におけるペットボトルを含めたプラスチック資源の循環の促進と、あわせて使用の削減の重要性が高まっています。 現在、本市ではペットボトルの削減について、具体的な取組はございませんが、持続可能な社会を目指すSDGsの目標を達成するため、今後、調査・研究に努めてまいりたいと思います。 ○工藤日出夫議長 黒澤議員 ◆20番(黒澤健一議員) 一通り答弁をいただきました。 再質問をさせていただきたいと思います。 件名1のふるさと納税の充実に関しての再質問であります。 市長は、企業版ふるさと納税に関しては、寄附の獲得を目指すというような中で、企業版のふるさと納税について、実績はないという答弁をされました。 北本市内の企業が、北本市にふるさと納税の寄附をしなさいという話ではないのです。これは北本市外の企業が北本市のふるさと納税で提案されているプロジェクトに対して寄附をしていただきたいということなのですが、そういう意味で言えば、市外に本社機能を持つ企業が北本市に寄附をしたいというような御意見もあります。 そこで、最も大事なのは、私は北本市の持っている一番大きな課題は、前の一般質問でも述べましたけれども、南部地域や新駅、そういった部分に関するプロジェクト、これをきっちりと示して、それに対して市外から企業の寄附を頂いたらどうでしょうかという提案でございます。 やはり市長、間口は広く持っておいたほうがよろしいかなと思います。したがって、そういう意味での間口を広げる、そのためには北本市がふるさと納税公共事業の損金として、6割部分の寄附を頂けるような、そういったプロジェクトを提案しておく。これは大事なことだろうと思っております。 先ほど来、お話がありましたけれども、北本市のふるさと納税の実績についてはかなり優秀であるということで、これは市長の4年間にかなり増えたということで、先ほど壇上で述べさせていただきました。 その中で、たとえばふるさと納税の寄附額が令和3年度で9億円、そして返礼品等の調達にかかる費用が約2億6,373万円という数字が出ています。この2億6,373万円というのは、純粋に考えれば北本市の経済効果をこれだけ上げたということになるのではないでしょうか。 そういうことを考えると、ふるさと納税のシステム、制度は寄附としていただく金額と同時に、返礼品が市内の経済効果、これに関わってきていると考えるべきだと思うのです。 そこで、私も前にプロジェクトチームをつくって検討されたらどうかというような提案もさせていただきましたけれども、この返礼品の調達に関する費用が、今度は15億円ですからかなりの金額で増えてくるわけですけれども、一方的に偏ることなく、市内の中で返礼品として扱える品目を市が市民に呼びかけて広く拡充をしていく。そのためには、やはりプロジェクトチームが私は必要だと思うのですよ。 プロジェクトチームの中で、そういった返礼品について、いろんなアイデアや考えの中で進めていくということを考えれば、まだまだ私は寄附は増えてくるのではないのかなという認識は持っております。 したがって、そういうお考え、要するに市内に返礼品に関するプロジェクトチームをつくって、進めていこうという、そういうお考えがあるのかないのか。その辺、私はぜひつくって検討していただきたいと思いますけれども、答弁をお願いしたいと思います。 企業のふるさと納税、そしてこの返礼品の活用、これは大事な要素だと思いますので、市長のお考えをお示しいただきたいと思います。 件名2に関してですけれども、基本はやはり私は市長、自己判断、自己責任だと思います。 先ほども申し上げましたけれども、国は通知はないというようなお話ではありましたけれども、総理は弔旗の掲揚並びに黙祷を行うことを明らかにしたという記者会見の記事もあるわけです。 同時に、地方の行政とはいえ、北本市としてもやはりそういう意味では、弔意を表したほうがよかったのかなと私は思っておりますけれども、世論を二分するようなことだからとか、そういう意味で判断をされたようですけれども、先ほど答弁のあった市長にとっての弔意とは何か。あるいは、凶弾に倒れた元総理の無念さを察するにはどうなんだというような中でも、かなり悲しみについて述べておられますけれども、そういうお考えがあるとすれば、やはりそれはやるべきではないのかなと。 これ、市長、独断で判断されたのですか。それとも、この問題については部長クラスと相談されて、北本市は半旗を掲げなかったという判断をされたんでしょうか。その辺についての見解を、お示しをしていただきたいと思います。 それと同時に、市長自身が判断し、世論が二分していたからやらなかったということなのでしょうけれども、市長にとって自己判断、掲げないという自己判断の基準、これは何なのでしょうか。これについてお尋ねをしたいと思います。 それから、件名3のSDGsの取組についてですけれども、若者会議でいろいろ提案されて、第五次総振の中にもそういった提案された内容が一部入っているよという答弁はされましたけれども、これ1回限りで終わりなのですか。 若者の考え方を継続的に述べていただくということも私は必要だと思いますけれども、1回限りだけで、48名だけで総合振興計画に載るのですから、2回、3回と続けていけば、より充実した内容の方向が示されると思うのですけれども、一回限りでやめた理由、いやこれから実はやるのですと言えば、それはそれでまた結構なのですけれども、その辺についてはどうなのでしょうか。 それで、私がここで言いたいのは、SDGsの全体目標、国連が決めた17の目標があるわけですけれども、この全体目標を、では北本市はどの程度実践していくのか。この17の目標に対する全体像、これはお考えでしょうか。この件についてはどうでしょうか。 私は、この17の目標を実践していくに当たっては、先ほど述べたように社会福祉協議会だとか自治会だとか、あるいはコミュニティ委員会だとか、それぞれの団体がいろいろな事業をやっておりますけれども、やはりSDGsの精神をこういった団体の方々にも理解していただいて、団体としてできるようなSDGsの目標達成への協力、これはあると認識をしております。 そういう意味で、先ほどの質問にもなっているわけですけれども、そういった部分を含めて、やはり市民全体でSDGsをやろうよという方向を示すべきではないのかと思っているのですけれども、こういった団体に市長自身はお声がけをしたことはあるのでしょうか、ないのでしょうか。 少なくとも、2030年まではそういう状況があるわけですから、その中で対応を考えていただきたいと思います。 したがって、そういう中でSDGsの実践に向けて対応をしていけばよろしいのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 それから、北本市はゼロカーボンシティを宣言し、対応したということで答弁はいただきましたけれども、ペットボトルを減らすというような中で、市が自らの行動をやってみたらいかがでしょうかというような提案です。 市民から提案いただきました、市の職員もペットボトルを持っていって結構飲んでいますと。だけれども、一か所で水を洗浄してきれいに殺菌して、そして対応できるいろいろな器具や何かもありますと。まず、市が自らそういったことを実践して、対応したらどうでしょうかという意見もいただきました。私は、それはすばらしいことだと思っています。市が自ら対応してやっていく、これはやはり考えていくべきではないのかなと思います。 かつて、市の庁舎で太陽光発電をやったらどうかと言ったら、市長からやりませんという答弁をいただきました。でも、今見てくださいよ。これだけ国際情勢の中で電気料金等の値上げ、値上がり、ましてや今回も補正予算でさらなる電気料金の値上げというようなものも考えられております。 SDGsの観点から言えば、市の庁舎にそういった太陽光の発電装置をもってして対応していれば、こんなに私は騒ぐような事態にはならなかったのではないのかなと感じております。 そのようなことを併せ考えますと、やる、やらないという判断をするのは非常に難しいとは思いますけれども、市長としてそういった部分に対する対応をしっかりと考えていただきたいと思いますが、いかがお考えでしょうか。 以上が再質問です。 答弁漏れがあったらお願いします、市長。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 企業版のふるさと納税で、本社が北本市になくてよその町にあって、そしてまたそこから寄附を頂けるというようなお話があるやに聞いておりますけれども、これについては担当部長に答弁をさせますから、まず最初に部長のほうから答弁してもらってから、私続けたいと思います。 ○工藤日出夫議長 磯野市長公室長。 ◎磯野治司市長公室長 黒澤議員の御質問ですけれども、企業版ふるさと納税の中で、南部地域プロジェクトを載せたほうがいいのではないかという提案だったと思うのですね。そういった御提案をいただいておりますけれども、基本、市長の答弁の中にもありましたけれども、企業版ふるさと納税において、寄附を受け入れるには地域再生計画というものを策定いたしまして、国の認定を受けた上で、その計画に沿った寄附を募るということになります。 既に北本市では、7月に国の認定を受けまして、北本市まち・ひと・しごと創生推進計画として6本の柱を掲げてございます。ただ、現状ではなかなかこれに直接該当する事業というのを掲げられていない状況がございます。 したがって、直接寄附を、例えば新駅設置のようなことに対する寄附を受け入れるのは、現状では難しいという整理をしております。ただ、いろいろと間口を広げて、いろいろな企業からの寄附を受け入れる準備というのはきちんと整えていく必要があるとは考えてございます。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨2の再質問にお答えします。 まず、議員から、プロジェクトチームを今後さらにふるさと納税の額、あるいは内容、それから地元経済の効果等々お話しされました。それも一つ参考になるのでしょうけれども、実は私どもの、私が就任して2年目くらいでしょうか、アドバイザーで日本一をお取りになった、今、民間で働いていらっしゃる人に市に来ていただいて、職員研修をやったり、それから一緒に地元企業を回ったりして、かなり2年目にそんなことやりました。その結果、6億円ぐらいになったのではないかと思います。 そしてまた、さらに昨年もその方に何度も足を運んでいただきまして、庁内で様々な議論をしながら企業巡りをさせていただいた結果がそういうことであります。 そしてまた、今年もアドバイザー、金額的には毎年少なくなっているのかもしれませんけれども、当初100万円くらいと聞いていますが、金額についてはちょっと私、今、手持ちがないので分かりませんけれども、頻繁に電話を含めて、あるいは地元に来ていただき、アドバイザーとしてアドバイスしていただいているということがあって、こういう形になりました。 ただ、今後もう少し地元経済というようなことを考えると、そういうプロジェクトチームもありかなとは思うのですが、今の段階ではそういうことを想定はしていませんでした。検討させていただきます。 それから、次の弔意の問題でしょうか。これについては、最終的には私の判断で半旗を掲げないという判断をしましたけれども、それまでの間、いろんな市町村のことも担当の部課で調べていただいたことを記憶しております。そうしたアドバイスもいただきましたけれども、最終的に世論の側に意向が多かったのではないかということから、私のほうで判断させていただいたところでございます。 また、次の若者会議でございますけれども、これは私の1年目でこのワークショップ、そして牧之原市というところがこの先進地ですので見させていただいて、そしてワークショップをかなり経済産業省、大宮にあるところも協力していただいたり、銀行にもやっていただきました。 これについては、私、非常にこのまちづくりにいいなと思っていたところに、コロナが発生しました。そして、2回目、3回目ができなかった。それが現状まで続いているということです。 ただし、ウィズコロナ、もうこれは共存したまちづくりにしなくてはいけないという中では、十分復活してこの若者会議を立ち上げて、ワークショップで、まちのトップダウンではなくて、そういうところからまちの政策、未来をつくっていくというのはとても大事だなと私は思いますので、それも検討させていただきたいと思います。 それから、SDGsの、北本はどう今後実践していくのかという、あるいは先ほどのアドバイスについてはお説のとおりでございますし、今後、様々な第五次総合振興計画の後期基本計画だけではなくて、いろんな計画がございます。教育もそうしかり、福祉もしかり、環境もしかり、そういう中でしっかりとこの精神を実践していくというのは、今後のまちづくりにとって、持続可能なまちづくり、そして脱成長というような社会の風潮、あるいは環境を重視するというのは、人新世の「資本論」なんかが今ベストセラーですけれども、そういった中身を読んでみますと、やはりそういう時代がまちづくりに来ていると実感しております。 それから、幾つか飛んでしまうかもしれませんけれども、ペットボトルにつきましては、婦人会の皆様から何回かお声がけがあり、そして先般そのような要望書をいただきました。その背景には、黒澤議員やほかの議員さんの働きかけがあったのではないかと思います。 今日、今回の一般質問でも、島野和夫議員がマイペットボトルを持って登壇されましたけれども、まさにそれがこの時代なんだろうということで、私も実はこういうボトルを持って、今日から来ました。ちょっと恥ずかしい話なのですけれども、できる限りこういう行動を取らせていただく時代が来ていると思ってございます。 それからまた、屋上の太陽光について、私、やりませんと言った記憶はないのですが、消極的な発言に終わったのでしょうか。それについては大変失礼しました。 ただ、今回予算に向けて、予算に通るかどうか分かりませんけれども、太陽光を屋上に置いたときどうなるかということは、総務部長にしっかり調べさせていただいて、予算にのっているのではないかと思います。 以上でございます。 答弁漏れがあったら御指摘ください。 ○工藤日出夫議長 黒澤議員
    ◆20番(黒澤健一議員) ありがとうございます。 件名1ですけれども、市長公室の室長がいみじくも答弁していただきました。 私はこのふるさと納税の担当ということで、プロジェクトチームはないけれども、アドバイザーで対応しているというような市長の答弁がありましたけれども、まさにこれは市の有力な財源になっている、成長したのですよ。したがって、これは他市から比べれば、これの金額はまさに北本市の有効な財産、価値があると思います。 先ほど太陽光の話もしましたけれども、この寄附金を太陽光に回せば、市の財源は一円も出さないで屋上に太陽光ができてしまうではないですか、こういう寄附を使えば。そういったことを含めて、プロジェクトチームで返礼品を含めて対応したらどうかと。 だから、何か今回、市長公室がなくなるような議案が出ているとかという話聞いていますけれども、逆に今、そういうことで言えばやるべき仕事はあるのですよ、市長公室として。 そしてさらに、SDGsもそうなのです。市長の答弁にもあるように、教育だとかいろいろな各分野が寄り集まっている。だけれども、SDGs17の項目はやらなければいけない。市全体の課題としてやる、どこがやる、市長公室に決まっているではないですか。市長の直轄のところでやらなければいけないのですよ。 それなのに今度は廃止しますなんて、こんなばかげた話にされて、我々は3年前に市長がぜひやりたいという話があったのですよ。だから、ではそれは認めてあげましょう、反対した議員もいるし、一般質問で何回もやっている人いますけれども、私たちはそれを認めて、それでその中で市長公室の仕事としてやるということであれば、このSDGsにしても、あるいはふるさと納税の返礼品のプロジェクトチームにしてもできたではないですか。 こういった活用をやることによって、北本の市民の皆さんに少しでも負担少なくして、財政上の均衡を保っていくということは必要だと思っているのですけれども、その辺に関してはどう考えますか。 まだ一つだけですから、そういう部分の対応をしっかりとしていただきたいなと私は思っております。 答弁をお願いいたします。 それから、件名2の関係については、市長判断で自分が責任を取るという形でやりましたけれども、少なくとも私の見解とはちょっと違うなという感じはしました。 国も総理の記者会見という形で対応をお願いしたという話はありますけれども、やはり人間として、突然の暴力で倒れた人に対する悲しむ気持ち、これを私は純粋に大事にしたいと思います。 かつて、友人代表で菅元総理大臣が言いました。まだ先にやるべきことがあった、それなのに今という気持ちと私は同じであります。答弁は要りません。 それから、件名3でございますけれども、件名3のSDGs、これは市長公室云々はやめたとしても、市全体としてSDGsの2030年、あるいは2050年までの市としてやれる目標みたいなものはつくってくださいよ。そして、それをどうやったらできるか。 市長がお話しのように、市民全体が関わる問題だということであれば、市民に呼びかけて、そういった全体を進めていく、そういう組織を新たにつくってみたらどうでしょうか。 かつて、青少年の問題でこれは大変だ、あるいはごみの問題でこれは大変だということで、時の市長から市民に呼びかけて、そのごみの問題を自主的にやれる人集まれということで集まってつくったのは、減量問題に対してやったのがごみの市民会議でした。こういったステップで対応するということはできると思うのです。 そうすると、このSDGsの17項目、2030年、2050年に向けて、市民の皆さんに力を貸してくださいという推進本部をつくったらいかがですか。そういうことをやることが、私は市政が前に進むことだろうと思います。 検討しますということでお答えはいただきましたけれども、いつまで検討して、いつ結論を出すのか。ほかの議員さんの質問に対しても、検討します、検討しますということで全部答弁逃げてしまっているけれども、実際は、ではいつまでにやります、任期はもう来年の4月までしか我々はないわけですから、精いっぱいの努力をしていただきたいと思います。 3回目の答弁お願いいたします。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 ふるさと納税のことで議員から、先ほどは市の経済を回していくためにつくったらどうかというのですが……   〔「にもなる」と言う人あり〕 ◎三宮幸雄市長 にもなるということでお話がありましたけれども、私は今考えていますのは、このふるさと納税のお金をどのように市民の皆様に還元していくのか、そのために島根県の海士町の取組ですとか、北海道の取組も含めて検討して、そしてそういった市民を巻き込んだ組織をつくって、今後は未来基金みたいな形でこのまちの、青少年も含めた、あるいはお年寄りも含めた、そういった活用ができないかということの元年に当たるという立場から、昨年まではふるさと納税をいろんな一過性のものに使ってきたところもあるのですけれども、それはストップしようということで、指示を出させていただいています。 それからまた、確かにSDGsの問題は、議員おっしゃるとおりかなり大きな問題ですので、あるいはそういった市民会議なるものがいいのか、先般のワークショップの若者会議みたいな形で、今、いろんな企業にも入っていただいて、そういうことをテーマに幾つかのキーをつくって、例えば子どもとか、それから若者というキーもあるでしょうし、様々な、17項目ありますので、そういった組織をつくることも有効な手段と思っていますので、期限はちょっとすぐ切れませんけれども、尊重させていただきたいと思います。 ○工藤日出夫議長 黒澤議員一般質問が終わりましたので、ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時30分----------------------------------- △再開 午前10時50分 ○工藤日出夫議長 休憩を解いて、再開いたします。-----------------------------------工藤日出夫議長 続いて、通告17番、加藤勝明議員一般質問を許可いたします。 加藤議員。   〔19番 加藤勝明議員登壇〕 ◆19番(加藤勝明議員) 19番、加藤勝明。 ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、これから私の一般質問をさせていただきます。ちょっと喉をやられていてすみません。 件名1、令和5年4月統一選挙に向けた市長の考えについてでございますが、三宮市長は4年前に市長になりました。そして、私たちと一緒に議会でも長年一緒にやってまいりました。私より1期古く、私が平成11年、その前、4年前です。そのときに議員になられて、私は田んぼの中で彼が選挙演説しているのに手を振って応援したような気がいたしております。その4年後に、私も同じように議員の席に着かせていただきました。ですから、私が6期ですから7期前ですよね、そんな思いが今しておりますが、市長として何度か挑戦され、そして現在、市長としてしっかりとやっていただけたと思ってはおりましたが、振り返ってみますとまだまだ足らないなと、私自身はちょっと苦言申し上げたいと思っております。 そんな中で、市長は生まれは新潟県でございます。たしか西山町、現在の柏崎市、田中角栄氏と同じふるさとと聞いております。田中角栄氏はブルドーザーのごとく日本列島を改造していきました。そして、私たちがその恩恵を得て、1つとして、止まることなく日本中を新幹線で回っております。そしてまた、高速道路、これが信号がなくどこまでも行ける道路を造っていただきました。そんな田中角栄氏を追って、きっと政界に出られた三宮市長だと思います。三宮市長もそのごとく、ぜひブルドーザーのように走っていただけるものと私は思っておりましたけれども、なかなか4年間見て、思いはあるけれども、前に進んでいないというのが現状かなと思っておりますが、あと何か月の間にはできないなと。 さてそこで、市長として思いがあるのであれば、まだまだ挑戦してくるんだろうと私は思っておりますので、市長の再選への考えはどうなのかなということで、要旨といたしまして、市長選挙への出馬の意向ですね、来年4月に行われます地方統一選挙、これに再出馬してくるのかなと思っておりますけれども、お考えをお聞かせ願えればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。 続きまして、件名2、まちづくりについてを質問いたします。 このまちづくり、私も農家をやりながら北本市を少しでもよくしよう、みんなが憧れるまちにしていきたいということで努力してまいりました。おかげさまで、私たち農振地区という非常につらい立場のところに育っておりますけれども、そんな中で、親たちが努力を重ねてグリコ通りを造ってまいりました。畑は本当に、私の育つときには麦畑、何もないところです。そんな中に8メートルの道路を造るんだということで道路を造りました。そして、それが功を奏しまして、現在はグリコ通り、グリコという名称がつきました。 それというのが、私が2期目になりますけれども、そのときに何か企業を誘致しようということで、市のほうで出発をいたしまして、それで何か所か物色している中で、北本市にはそれだけの面積がないと。それで、どうしても面積がないのを広げて、それで12町歩、農振地区でありましたけれども、そこに企業としてグリコを誘致することができました。その中におりました農家の方2軒、サラリーマンの方4軒、そして一般企業から4社ありました。全ての人たちにそこから移転をしていただきました。そしてまた、そこにあった市道が4本、2本2本、4本ですね。そして排水路、そして市の大切な大きな排水も、幹線が通っておりました。それも移転していただきました。そうした努力の中で、何とかグリコは7年かけて、北本市の第一の企業として今現在があります。 そして、そのグリコもその後、皆さん思っているでしょうけれども、カインズがオープンされました。カインズは11年かかっております。私が1期目のときにカインズの前橋本社に行きまして、何とか来ていただきたい、北本に出てきてほしい。それは、あそこに圏央道が通るという構想があったからです。それで、その構想の中で、カインズの社長さんに会わせていただきまして、そうしたらその話が出まして、いや計画していますと。ところが、あそこも農振地区です。大きな壁が前にありました。それを何とか県と相談して、あそこにカインズの移転をさせていただきました。 カインズの移転は地区計画ではなくて、あそこは企業、前のカインズさんが公共移転ということで、カインズさん自身の力ではなく、国の力で移転をさせていただきました。それで、面積は従来のカインズから3.5倍に広がりました。現在も広げております。現在4町歩を超えております。 ですから、それらもただただ手をこまねいてお願いをしていたのでは前に進みません。どんな細い道でも、針のような穴でも広げていけば必ず大きなものになっていくんだということを、自分自身が感じております。 そんなためにも、市長にはぜひ、この時々の市長さんにお願いしております、まちを背負って立った以上は、身を粉にしてでも働いていただきたいと。理想を言う前に、私、うちに帰ると皆さんよく言われますけれども、私はこのスーツは一つも着たことはありません。毎日、野良着を着て、長靴履いて、泥んこになっております。 私はいつも私のところに来たお客さんに、「議員はおりますか」と言われます。「議員おりますよ」と言うと、「そうですか」と玄関のほうへ行きます。私は後からぽこぽこついて行きますと、後ろを振り返って「議員さんですか」と言ったから、「そうですよ」と言うと、しばらく見ています。それから玄関へ入っていただきますが、私は決して上から目線で物を見ていませんし、自分の能力のなさに、いつもお客さんと話ししていて、何でこんな立派な方がこんな考えを持っているのだろうと。だけれども、その考えが考えだけでなくて、実際に仕事につながっていますかと聞くのです。生きざまにつながっていますかと聞くのですが、一つもそれらに移したことはありません。 ということで、企業誘致について、件名2では聞いていきたいと思いますが、現在進めているものはありますかと聞いておりますが、本当にありますか。 そして、要旨2では、企業誘致について、国や県への働きかけはしておりますか、聞きます。 本当に、先ほどから言っておりますように、国や県への働きかけはしておりますか。言葉では、私たちが関係部署へ行きますと、努力していますとは言いますけれども、市長がトップセールスとして企業に行ってお願いをしたり、努力をしていることがあるでしょうか。 要旨3は、グリコ北本ファクトリーを先ほど言いましたように、私が2期目のとき、だから20年前、企業としてあそこに大きく展開していただきました。全国でグリコとしては一番大きな工場です。そこに、私がそのときに支社長と相談し、話をしたときは、第2工場を3年、5年後には必ず建てますと。それからもう10年以上たっています。いまだに何の話も出てきません。どんなセールスをしているのか、どんなことを聞いているのか、聞きたいと思っております。 そして、要旨4、企業誘致に向けた体制。 現在の市の企業誘致に向けた話は、我々議員の中から、皆さんから出てきます。その中で、担当職員の方が一生懸命やっているのは見えますけれども、ただ職員が一人、二人でやっていて、北本へ企業が誘致できると思っているのでしょうか。その辺をお尋ねしていきたいと思っております。言葉では幾らでもできるのですが、現実に企業誘致できるような体制を整えてあるのかどうかお聞きしたいと思います。 そして、件名3に入ります。県道の整備についてでございます。 これは、皆さんのところへちょっと資料が行っているかと思いますが、県道の整備は、私は議員になる前から広げなければいけない、そして広げるだけでなくて、つなげていかなければいけないと言っております。 そんな中で先日も、この道路に関しては毎回どなたか、議員の中からお話が出てきます。今回も七、八人いると思います、道路関係を出しているのが。お金のかかる仕事ですし、ただ、行政として一番やらなければならないのはインフラ整備です。条例だ、法令だ、何をやることも大切です。ですが、法にしても何にしても、国が決めたものを市議が独断で変えることはできません。それに沿った法令なり条例をつくっていくしかないのです。 ところが、道路整備にしても何にしても、インフラ整備は市独自でやっていけるものです。市が疲弊してだんだん小さくなるのを、大勢の人が北本市に行こうという気持ちになるのも、整備が整っているかどうかなのです。住みやすいまちかどうかなのです。その辺を考えなければいけないと思っておりますが、毎回のようにこの提案もしておりますが、ここに皆さんに提示されました県道311道号からつながりまして、北本市の真ん中を走っております県道下石戸上・菖蒲線、これが全く、お話が前回高橋議員から出ておりましたが、国道17号で止まっておりますのを延伸できないかというお話でした。私もこれずっと言い続けています。 今回、県から小林部長が来ておりますが、多分小林部長の耳にもいっぱい入っているのだろうと思いますが、この道路が御覧のとおり17号でストップして、そのまま真っすぐ向かった先に同じ県道、下石戸上・菖蒲線というのがあるのです。それで、そこへつながらないのかというと、つながっているのです、道路ですから。必ず道路はどこからかつながるのですけれども、これだけ迂回して中丸小学校の前を通るのです。 そして、皆さんが御存じのとおり、圏央道の加納インターから降りてきた車が全てこの県道311号、鴻巣・蓮田線に入ってくるのです。ですから、非常に危険極まりない道路に今なってきています。 それで、桶川市は最近に全ての道路を拡幅整備しまして、圏央道を加納インターで降りますと、その車は全て桶川市の、この道路は311号に入ってくるのですが、この道路の両歩道を整備いたしまして、現在非常に広がっております。北本市へ入るところから先が全く歩道整備されていない。 ここを、私ももうずっと言っていますけれども、伊奈学園に行く生徒、また桶川高校に行く生徒、そういった子どもたちの自転車での通学路なのです。それをどなたも危険を感じないのが不思議でしようがありません。先日も、ブロック塀に男子高校生が挟まれまして、幸いけがはなかったのですが、ひやっとした事故がありました。 そんな中で、皆さんがどういう考えを持っているのかということで、再三再四お話はするのですが、今回も小林部長さんにお願いしたいと思いますが、どのような返事が来るのかなと期待をしております。ぜひ北本市でも、桶川市まで来たのがなぜ北本市はつながらないのか、その辺をしっかりとお願いしたいなと思っております。 それでは、次にいきます。 要旨2は、同じに関連しますが、山中交差点以東への延伸はどうなっているか。 そして、件名4でございます。 特産品の開発について、本市の特産としてはということで、これも私先ほど言いましたように農業ですから、農家の目線から申し上げますが、特産品が北本市はトマトではありません。トマトは私がつくってきたようなものですけれども、トマトではないのです。もっともっと昔に戻れば麦だとかサツマイモだったのです。それを生かした北本市の農政は今はないのです、全く。もう一度振り返って、農政の中でぜひ麦は産地化して、今、ウクライナが大変な思いで日本国へも穀類が回ってきておりませんけれども、これからますます食糧は難しくなると思います。 そんな中で、戦争中に生まれた私ですから分かることは、全部食べられるものは何かというとサツマイモ、つるまで食べてしまうのです。それで生き抜いた先人たちが我々を守ってくれたわけですから、今の若い人たちにそれを言っても、伝えても感じていませんけれども、ぜひもう一度北本市は、川越市がサツマイモといいますけれども、川越市の苗をつくったのは北本市なのです。北本市は苗場だったのです、サツマイモの。 ですから、ぜひもう一度サツマイモを復活して、サツマイモの産地づくりではなくて、サツマイモを原点にしたまちおこしをしていただきたいなと、私思っております。 ぜひそんな関係で、サツマイモは皆さん、高いお金を出して買っていただくと、すごいうまいと言いますけれども、それはその次に行きましょうよと私は言うのです。食べる前につくりましょうよ、北本市の産業としてもう一度復活していこうよと、その知恵をぜひ執行部の皆さんと努力していきたいなと思っております。 要旨はいろいろありますけれども、ぜひ主導していただきたいなと思っています。 大変時間をかけましたけれども、私からの1回目の質問は終わります。 以上です。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 ○工藤日出夫議長 加藤議員の1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1につきましてお答え申し上げます。 平成31年4月に北本市の市長に当選させていただいて以来、議員の皆様を始め、市民の皆様方の御理解と御協力、そして御指導をいただきながら市長の職を担わせていただき、来年4月には早いもので4年間の任期が満了となるところでございます。 就任後の4年間、本市の魅力を生かした持続可能なまちづくりを目指し、全力で市政運営に取り組んでまいりました。特に、公約として掲げておりました「すぐに取り組みます 10のお約束」につきましては、就任直後からその取組に着手し、既に一定の成果を上げているものもございますが、全てにおいて継続して取り組んでいく必要があるものと認識しております。 これまでの実績の一例を申し上げますと、人口減少対策を担うシティプロモーション事業におきましては、転出者の減少及び定住の促進に向けて、いかにまちへの愛着を向上させていくかといった取組に注力してまいりました。その結果、令和3年のシティプロモーションアワードで金賞を受賞するとともに、令和4年全国広報コンクールの広報企画部門において内閣総理大臣賞を受賞するなど、外部からも優れた取組として評価され、全国的にも認識されているところです。 加えて、これらの成果が市の知名度向上にもつながり、令和3年度のふるさと納税の寄附額が9億円を超え、前年度に引き続き埼玉県内で1位となりました。 また、子どもの命・学びの権利を守る取組におきましては、いじめ防止対策推進条例の制定や、市議会、委員会の皆様御提案による子どもの権利に関する条例の制定、スクールソーシャルワーカーの増員や市内小・中学校の学習支援室への講師配置等、きめ細かな環境整備に取り組んでまいりました。 このほかにも、宮内緑地の公有地化や中央緑地の整備により市街地の中の緑の保全に取り組むとともに、森林セラピー事業や遊歩道、史跡等の案内看板の設置、観光ガイドブックの改訂など、都心近郊に残された貴重な緑地空間と自然環境のよさをPRする取組などで一定の成果を上げてまいりました。 しかしながら、改めてこの4年間を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症の拡大や原油価格、物価高騰といった危機対応が喫緊の課題であり、公約に掲げた取組を始め、私自身がやりたいことよりもワクチン接種を始めとした感染症対策や各種支援事業など、やるべきことに優先して取り組んだ4年間であったと感じております。 このような状況におきましても、本市における長年の重要課題でありました久保特定土地区画整理事業の早期完成と、デーノタメ遺跡の共存を目指す取組においては、公約で掲げる遺跡の国指定史跡化の実現に向けて継続して取り組んでまいりますが、課題の解決に向けて一定の方向性をお示しすることができました。 また、公共施設の再編においては、人口減少に伴う市税収入の減少や少子・高齢化による扶助費の増大が見込まれる中、次世代に過分な負担を継承しないよう、現在進めている旧栄小学校の活用を始め、児童生徒数の減少により休校、閉校となった学校に他の公共施設の機能を移転し、高齢者や子どもの居場所づくりや利用者の新たな交流を促すなど、住民が集う、つながる機能の拡充を目指し、統合・複合化を進めているところでございます。 加えて、昨年度市議会の皆様に御承認いただきました第五次北本市総合振興計画後期基本計画においては、各分野における環境の変化や課題を明確にし、それぞれの施策の方向性を定めてまいりました。 こうした取組において、土を耕し、種をまいてきたように、今後は計画段階であったものを実行に移していく段階にあり、私としても市民の皆様とのお約束を実現するためにも、これらをしっかりとやり遂げたいという強い思いを持っており、引き続き北本市の未来のために全力で取り組む所存でございます。 ○工藤日出夫議長 齊藤市民経済部長。 ◎齊藤仁市民経済部長 件名2、要旨1につきましてお答えいたします。 これまで本市には大規模な製菓工場、こちらはグリコでございますけれども、や物販販売店カインズホームが建設されましたが、いずれも市街化調整区域において開発許可制度による事業開発でございました。市街化調整区域は、市街化を抑制する必要があり、市街化区域とは線を引いて乱開発を防止しているため、開発には法的に厳しい諸条件がございます。 本市の市街化調整区域は、ほぼ全域が農業振興地域農用地区域でありますので、法規制のハードルはさらに高くなっているところでございます。そのため、現在、市街化調整区域において、市街化区域への編入も視野に入れた都市計画事業の施行を検討しているところでございます。 なお、施行の方法といたしましては、民間施行による組合の土地区画整理事業を考えているところでございます。 続きまして、要旨2につきましてお答えいたします。 要旨1で御答弁いたしましたとおり、現在は市街化区域の編入も視野に入れた組合施行による土地区画整理事業の検討をしているところでございますけれども、実現のためには埼玉県の都市計画課や農政部局との協議が必須となってございます。 埼玉県では、本年4月から市町村からの相談を庁内ワンストップで対応する産業基盤対策幹が設置されました。現在、市街化区域の編入も視野に入れた土地区画整理事業による企業誘致が実現できるように、この産業基盤対策幹と協議を進めているところでございます。 続きまして、要旨3につきましてお答えいたします。 グリコ北本ファクトリーは、2012年4月1日から本格稼働を開始し、最新鋭の機械設備によりグリコの主力ブランドでありますポッキーやプリッツを製造しているところでございます。現在では、見学施設でありますグリコピア・イーストを併設してございます。 御質問のグリコの第2工場につきましては、加藤議員がおっしゃるとおり、現在も建設されていないところでございますけれども、これにつきましては企業の経営判断ではないのかなと感じております。 しかしながら、工場が本格稼働してから10年を迎えますので、第2工場の建設につきまして、いま一度意向を確認してまいりたいと考えております。 続きまして、要旨4につきましてお答えいたします。 平成30年度から、当時の産業振興課に企業誘致に関する事務を所掌する企業誘致担当を新設いたしました。人員の体制といたしましては、当時は兼務の主席主幹1名と主任1名の2名体制でございました。現在も2名体制ではございますけれども、専属の主幹級のグループリーダーを置き、兼務ではございますが、主幹をもう一人置きまして、主幹の2名体制による強化を図りまして、業務を推進しているところでございます。 ○工藤日出夫議長 小林都市整備部長。 ◎小林照明都市整備部長 件名3、要旨1につきましてお答え申し上げます。 県道蓮田・鴻巣線は蓮田市を起点とし、鴻巣市天神2丁目交差点までの延長約14キロメートルの県道で、近年、圏央道の開通により、最寄りの桶川加納インターを利用する大型車両等の通行量が増加しているところでございます。 北本市内におきましては、一部の区間で歩道が未整備であり、交通量が増加している現状において、危険性が高い路線であると認識しております。 一方で、整備の状況につきまして、北本県土整備事務所に確認しましたところ、議員おっしゃるとおり、桶川市加納地区内において歩道整備を行っており、圏央道との立体交差部付近から北方向へ整備を進めているとのことでございますが、北本市内における歩道整備の予定時期につきましては、未定であるとのことでございました。 市といたしましては、市内を通る県道の中でも交通事故の発生が懸念される箇所の一つであることから、歩行者等が安心・安全に通行ができるよう、県に対して引き続き早期の整備実施について要望してまいります。 続きまして、件名3、要旨2につきましてお答え申し上げます。 南大通線は、北本市の東西方向の軸を形成するとともに、隣接する吉見町や久喜市を結ぶ重要な幹線道路であり、道路交通の円滑化はもとより、沿線都市間の連絡を強化することで、地域づくりの支援や災害時の輸送路の役割を担えるような道路整備が求められております。 南大通線が、このような機能を発揮するためには、国道17号から東側への延伸整備が必要であると考えております。一方で、現在、国道17号との交差点や県道下石戸上・菖蒲線の北本4丁目交差点などの周辺道路において、通勤時間帯を中心に交通量が多く、交通渋滞が発生している状況でございます。 また、圏央道の開通に伴い、インターチェンジ周辺において企業立地が進んでいることもあり、今後も交通量の増大が見込まれ、さらなる交通渋滞や先ほどの答弁同様、歩行者、自転車の安全確保に対する懸念が増加しております。 このようなことから、南大通線を国道17号から東側へ延伸する必要があると考えており、市が過去に行った南大通線の延伸による効果を予測する調査でも、交通渋滞の緩和や交通事故の減少、走行時間の短縮などの結果が得られております。 市では、南大通線の国道17号線から東側への延伸につきまして、埼玉県予算等に対する要望や北本県土整備事務所の調整会議等において要望を行っており、県からは今後の交通状況や周辺土地利用の動向を踏まえながら、効果的な整備の在り方について検討していくという回答をいただいております。 南大通線の延伸につきましては、大きな事業ではございますが、今後とも県との協力関係を深めながら、延伸計画の早期実現に向け努力してまいりたいと考えております。 ○工藤日出夫議長 齊藤市民経済部長。 ◎齊藤仁市民経済部長 件名4、要旨1につきましてお答えいたします。 本市の生産量についての正確なデータはございませんけれども、2020年農林業センサスにおける本市の作付面積と、令和4年度に埼玉県が示した10アール当たりの標準収量で試算いたしますと、水稲が約417トン、日本梨が約240トン、トマトが約199トン、白菜が約141トン、小麦が約83トンで、これらが上位5品目となってございます。そのほかにもキュウリ、ニンジン、ブロッコリー、バレイショ、里芋、梅、サツマイモと続いており、本市では野菜や果樹、コメ、麦、芋類など、1年を通じて多品目の農産物が生産されております。 続きまして、要旨2につきましてお答えいたします。 サツマイモにつきましては、本市でも古くから栽培されており、最近では北本ブランドとして認定されるなど、本市を代表する農産物の一つと考えております。 本市における栽培への支援といたしましては、付加価値の高い農業の推進に取り組む市内の認定農業者に対しまして、北本市認定農業者支援事業補助金がございます。これによりサツマイモを栽培、加工するための機械の導入費用を支援することができます。一軒でも多くのサツマイモを栽培する農家が増えるように支援してまいりたいと考えております。 ○工藤日出夫議長 加藤議員 ◆19番(加藤勝明議員) 大変ありがとうございました。 私も長い間議員を務めさせていただきましたけれども、いつも思うのが、考えは大変立派なのですけれども、直接動いていないのではないかとな思うのは、大変申し訳ないですけれども、現場に行って本当にその人たちと話しして、何を皆さん求めているのかということをぜひ感じ取ってほしいのですよね。 何に手を出してあげたらこの人たちが動いてくれるのかなという、その辺を部長さんたちに幾ら申し上げても、それを指示するのは市長ですから、市長がどういう気持ちで動いているのか、市長は何を想定して、自分が市長になって、このまちをどうやったらよくしていけるのかということを考えているのだと思います。そのために市長になってくれたのだと思っています。だったら、それを援護してくれるのは行政部の皆さん、執行部の皆さんだと思います。 でも、市長の考えが直接伝わっていくわけですから、市長がどれほど皆さんに対して熱意を持って、口でなくて、体でそれを表現しているかということだと思うのです。 市長さん、目的は何があるのですかと聞かれたときに、私はまちをよくすると必ず答えると思うのです。市民のために働くという答えだと思うのですよ。そのときに、市民が何をしてもらったら我々はいいまちになったと評価できるんだということを、市長は、私は一緒に4年間、その前議員としてずっと一緒にやってきましたからよく見ています。だけれども、市長は議員のときはデーノタメでもよかったのです。ですが、今はデーノタメだけではないのです、まち全体なのですよ。 だから、その辺を切り替えてもらいたいと今日は強く申し上げますが、今後、先ほどの御答弁では次の選挙に出るようなことを言われています。だったら、その辺をしっかりと市民の皆さんに訴えて、町中が住みやすくなったと、住みやすくなるんだと、ぜひもう1期やってもらおうではないかという答えが出るような考えを、私はもう一度、市長からこの場をお借りしてそれで訴えてもらいたいなと、私はそう思うのですよ。 だから、私はここに出しているような案件について答えをできるできないではなくて、やるんだという意気込みを見せてほしいのですね。 企業誘致だって、企業誘致が来れば、必ず市民もここに住みつこうとしますよ。私は前回の議会でも皆さんにお願いしたのは、どうやったら北本市がよくなるんだということを聞いたわけですよ。 人口がどんどん減っていく、ほかの市町村も減っているからしようがないではないかという、そんなことはありません。増えている町だってあるわけですし、ここの人口割合はどうなのですかと。6万5,000人の人口を年齢別に見たら、どこの人口が一番増えてきてしまったのですかと。若年層がうんと増えていて、高齢化した人たちが減っていても、人口は全体としては6万5,000人ですよというのか、それとも高齢化した人たちだけが多くて若年層はいないのですよと言っても6万5,000人なのかと、その辺を聞きたかったのです、前回は。 だから、ここの北本市の6万5,000人、全体では減っていますけれども、その次に育ってくる若い人たちがいるのかということを聞きたかったのですよね。それで、それを聞いたら、そうではなかったという答えが見えてきたのです。 ですから、そのために、その若い人たちをこのまちに住みつかせる、ここにいる私たちの後ろにいる議員の人たちの子どもたちはどうなのですか。このまちを育ったら離れていってしまうのですか。そこを聞きたかったのですよ。 だから、そのために市長として、このまちに若者が定住し、むしろほかのまちから若者が来るような政策をしてあげなければいけないんだと思うのです。そのためには、いろんなことが必要だと。先ほどから言っている道路も整備しなければいけないよ、産業も整備してかなければいけないよ、そういうことだと思うのです。 条例だ法令を改正しながらいい方向に持っていきたい、でもそれに議員がみんな費やしていたら、まちはいつになってもそういうがんじがらめの、いろいろな制約で住みづらくなっていってしまう。もっとゴムではないけれども伸びしろ持って、豊かにみんなが生活できる環境をつくってあげたい。 もう一度市長からそれらについて、これ全体を通してお答えを願いたい。部長の答えは幾らお願いして、20年間聞いてきても、書いてあることだけしか、それ以上は多くも小さくも何らありません。 市長は、そうではなくて、自分の思いを語っていけるのですよ。こうやっていきたいんだということが言えるのですよ。ですから、ぜひ今日は聞かせていただきたい。お願いします。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 答弁書はないものですから、思いつくままにお話をさせていただきたいと思います。 まず、私が着任してから半年後にコロナが起こりまして、そして今やウィズコロナと、共存するまちづくりが求められているという中で、様々な施策がありますけれども、そういう中で私が今一番思っていますのは、北本市の地政学的な、基盤の安定しているまちであるとか、その他、交通の利便性も含めて、そういったまちの優位性を、コロナ禍ではありますけれども、それをピンチではなくチャンスとして、しっかりとまちのローカルブランドを生かしたまちづくりを、抽象的でございますけれども、していきたいと。それこそが、他に自治体間の競争の中で生き残るすべなのかと。 その一つが自然とか文化というものがあって、それと同時に、そういうものの次に来るのが社会インフラと言われる道路、鉄道。最初は水とか土壌と言われるものが、まずはきちんとこのまちの土台にあって、そして社会インフラがあって、そしてさらにその上で福祉、あるいは教育政策というものがこれから50年ちょうどたちましたので、この後の今年の50年後にはそういったまちづくり、それが持続可能なまちづくりであり、そのまちの地域ブランドを生かしたまちづくりということと思っております。 議員さんのおっしゃる工場、産業誘致ということもしかりでございますし、また、喫緊では上尾道路の問題もございます。しっかりと産業誘致、今、内部では進めているつもりでございますが、来るべき時期にまたお話をさせていただきたいと思っております。 ○工藤日出夫議長 加藤議員 ◆19番(加藤勝明議員) 大変申し訳ありません。議長には申し訳なく思います。一般質問から逸脱しておりますけれども、私からすれば、そのような考えを持たないとこのまちは終わってしまうのだよということを申し上げて、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○工藤日出夫議長 加藤議員一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時36分----------------------------------- △再開 午後1時00分 ○工藤日出夫議長 休憩を解いて、再開いたします。-----------------------------------工藤日出夫議長 続いて、通告18番、滝瀬光一議員一般質問を許可します。 滝瀬光一議員。   〔14番 滝瀬光一議員登壇〕 ◆14番(滝瀬光一議員) 14番、滝瀬光一。 議長より発言の許可をいただきましたので、令和4年第4回定例会において通告いたしました4件名について一般質問をさせていただきます。 件名1、デーノタメ遺跡の国指定史跡化と都市計画道路西仲通線の計画変更について。 12月の広報「きたもと」では、都市計画道路西仲通線の遺跡の西側に迂回するルートに変更しなければデーノタメ遺跡の国指定史跡化は困難であるとしています。また、文化庁の調査官からも、国指定に値する貴重な遺跡と評価されており、国指定史跡となるための条件は十分備わっていると記載されております。 9月定例会において、国指定史跡のうち遺跡の保護のために丁寧に盛土をするなど保護措置を実施し、史跡の中に横断する道路を新設した史跡として、弥生時代中期の大規模環濠集落跡の滋賀県守山市の下之郷遺跡、島根県益田市の益田氏城館跡、古代律令国家成立期の大規模な役所跡の福岡県行橋市の福原長者原遺跡の3例があることから、都市計画道路西仲通線を遺跡の西側に迂回するルートに変更せずに、西仲通線を都市計画どおり整備し、遺跡の国指定史跡を目指せないのかとお伺いいたしましたが、改めて国指定史跡化が困難である根拠及び史跡の中に横断する道路を新設することができた史跡3例についてそれぞれの事由と状況についてお伺いいたします。 件名2、上尾道路について。 要旨1、市道との交差部の計画について。 私は平成28年第3回定例会において、上尾道路2期区間整備事業の設計協議について一般質問をさせていただいております。上尾道路2期区間については、平成27年8月に地元説明会が開催され、計画平面図の素案が示されました。素案では、上尾道路と市道との交差点の取付けについては、市内7か所になっておりましたが、交差点と交差点との間隔、距離等の理由から、警察協議の段階で、なくなる交差点があるのではないかとの懸念がありました。 そこで、一般質問で取り上げ、その後も素案で示された交差点7か所は素案どおり整備されるよう要望してまいりました。また、副道への市道の接続、交差点の形状によっては行き止まり道路も発生するような状況について、しっかりと大宮国道事務所と協議を進めていただきたいとお願いをいたしました。 地元説明会が開催されてから既に7年が経過しております。この間、何とか説明会が開催されるようなお話もあったようですが、今日まで開催されておりませんので、設計協議後の計画図も示されておりません。 そこで、設計協議後の市道等との交差部の計画が素案で示されたものと変更があるのか、現在の状況及び改めて地元説明会の開催時期についてお伺いいたします。 要旨2、北本市上尾道路地域連絡会について。 平成28年第3回定例会において、上尾道路沿道地域の自治会等の御意見、御要望をお聞きする機会を設ける必要があると考え、地元協議会の設置について一般質問をさせていただきました。その後、北本市上尾道路地域連絡会を設置していただきましたが、その後は連絡会は開催されていない状況から、本年第1回定例会において、今後の連絡会の開催について一般質問をさせていただいております。 その後、本年8月に連絡会の15自治会へ御意見、御要望等の提出を依頼されたとお聞きしましたので、今回提出された御意見、御要望等の主な内容についてお伺いいたします。 件名3、地域包括ケアシステムについて。 要旨1、現状と課題及び今後の取組について。 団塊の世代が75歳以上となり、超高齢社会を迎える2025年以降は、介護ニーズの高まる85歳以上の人口や、独り暮らし高齢者、夫婦のみの高齢者世帯、また認知症高齢者の増加等によって介護サービスのニーズはさらに増大し、かつ多様化することが見込まれております。 高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援のため、医療や介護が必要な状態になっても、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、高齢者の相談支援を行う地域包括支援センターを中核に、住まい、医療、介護、予防、生活支援が地域の特性に応じて一体的に提供される包括的な支援、サービス提供体制がこれまで以上に重要になってまいります。 また、今後は認知症高齢者の増加も見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支えるためにも、地域包括ケアシステムの進化・推進が重要となっております。 地域包括ケアシステムの進化・推進に当たっては、自立支援、重度化防止の取組、サービス提供体制の充実と併せ、多様化する高齢者の生活を前提とした地域支援事業の推進と基盤となる地域づくりが重要となってまいります。 そのためには、高齢者介護、障害者福祉、児童福祉、子ども・子育て支援、生活困窮者支援等の制度、分野ごとの縦割りや支える側、支えられる側という従来の関係を超えて、人と人、人と社会がつながり、一人ひとりが生きがいや役割を持ち助け合いながら暮らしていくことのできる地域共生社会の実現を目指していくことが重要となっています。 今後、地域での支え合いと地域づくりと多様な主体による協働のまちづくりの視点が重要であります。 そこで、本市における地域包括ケアシステムの現状と課題及び今後の取組についてお伺いいたします。 件名4、高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業について。 要旨1、現状と課題及び今後の取組について。 今後、日本の総人口が減少に転じていく中、高齢者、特に75歳以上の高齢者の占める割合は増加していき、2055年には人口の4人に1人が75歳以上になると推計されています。年齢が75歳になると、国民健康保険制度、社会保険制度から後期高齢者医療制度へ移行します。制度移行に伴う課題としては、保健事業が途切れるため、継続的な支援ができない。連携不足により高齢者の健康ニーズを満たせないなどが挙げられています。 これらの課題を解決するために、令和2年4月1日に施行されました医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部改正により、市町村において高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を推進するための体制が整備されました。一部改正を踏まえ、高齢者の医療の確保に関する法律に基づく保健事業の実施等に関する指針も改訂されました。 これにより、後期高齢者医療広域連合は高齢者保健事業を行うに当たって、市町村及び保険者との連携を図るとともに、高齢者の身体的、精神的及び社会的な特性を踏まえ、高齢者保健事業を効果的かつ効率的で被保険者の状況に応じたきめ細やかなものとするため、市町村との連携の下に市町村が実施する国民健康保険法に規定する高齢者の心身の特性に応じた国民健康保険保健事業及び介護保険法に規定する地域支援事業との一体的に実施するものとされました。 高齢者一人ひとりの状況に合わせたきめ細かい支援を行うことで、高齢者が住み慣れた地域で自立した生活や社会参加ができることを目指しています。 本市において令和3年度より実施されております高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業の現状と課題及び今後の取組について、ハイリスクアプローチに加えて、ポピュレーションアプローチの現状の取組を含めて御答弁をお願いいたします。 以上で1回目の質問を終わります。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 草野教育部長。 ◎草野智広教育部長 件名1につきましてお答え申し上げます。 国指定遺跡の範囲内に道路を通した事例は例外的に存在します。これらの史跡に共通することは、発掘調査時点で既に道路事業地の用地買収や家屋等の移転などが完了しており、道路線形の変更が真に困難だった事例です。 また、遺跡内に道路を通すためには、1つ目として、遺跡の枢要な部分が道路線形の外にあること。2つ目として、道路下の遺構が確実に保存され、将来的に活用が可能となる工法を採用すること。3つ目として、道路によって分断されてしまう遺跡に対して、一体的な活用の方策を講じる計画を策定すること、敷設された道路については、将来的に移設、撤去等の方針が了解されていることなどの対策が必要であり、これらに加え、遺跡ごとの特徴に応じた対策等がさらに求められることとなります。 デーノタメ遺跡を縦貫する計画の西仲通線は、先ほど申し上げました道路線形の変更が真に困難な事例には該当しません。また、計画のまま道路を造ると、遺跡の枢要な部分である低湿地の包含層、水場遺構、縄文中期・後期の集落を通ることになり、著しく遺跡の価値を損なうこととなるとともに、デーノタメ遺跡の重要な要素である雑木林の景観や希少生物などへの影響も極めて大きいものと考えられます。 そのため、道路が計画どおり造られますと、国指定史跡となる可能性を逃すことになると思われます。 次に、国指定史跡と計画道路が重なる例ですが、文化庁からの情報によりますと、全国で3か所ございます。繰り返しとなりますが、これらの史跡に共通することは、発掘調査時点で既に道路事業地の用地買収や家屋等の移転などが完了しており、道路線形の変更が真に困難であったという例外的事例となります。 まず、1か所目は、弥生時代の環濠集落である滋賀県守山市の下之郷遺跡です。この遺跡は、生活道路が整備され住宅が建ち並ぶ市街地にあり、その遺跡の中を県道が縦貫するものです。この道路は集落の主要部分を避けて通過するもので、発掘調査時点で道路の用地買収や家屋等の移転も済んでいたことから、道路線形を変更することが困難であったものです。 なお、今後は、道路の付け替えも検討しているとのことです。 2か所目は、鎌倉から戦国時代の城館跡で、島根県益田市に所在する益田氏城館跡です。これは館跡の一部に県道が通っている事例ですが、道路は館跡の主要部分をよけて通過しており、道路下の遺構も保存されています。また、周辺は市街化が進んでおりますが、将来的に道路を付け替えし、地下の遺構の活用を図る計画があると聞いております。 3か所目は、奈良時代の地方行政機関であった福岡県行橋市の福原長者原遺跡です。この遺跡は正四角形の区画をしており、南辺を東九州自動車道が横断します。この遺跡も用地買収、移転が済んだ後の発掘調査により価値が高まった遺跡です。このため、NEXCO西日本の協力の下、道路の工法を変更して、遺構の保存を図っております。 なお、今後につきましては、高速道路の線形変更は極めて困難であることから、これに対しては別のエリアを確保して遺跡を再現する計画を検討しているということです。 ○工藤日出夫議長 小林都市整備部長。 ◎小林照明都市整備部長 件名2、要旨1につきましてお答え申し上げます。 上尾道路における北本市内の計画図につきましては、これまでも地元説明会において適宜お示ししております。平成25年度には、道路設計を進めるための測量と地質調査を行う旨の説明会時において、また平成27年度には、用地幅杭を現地に設置するお願いと、用地物件等の調査までのスケジュールについての説明会時において、それぞれ都市計画図を基にした参考平面図を会場に掲示し、参加者の皆様にお示ししているところでございます。 また、説明会後は、それぞれの関係機関で皆様が閲覧できるようにしております。 道路設計につきましては、平成27年度開催の説明会の後、事業者である大宮国道事務所が引き続き関係機関との調整を図りながら、市道等の交差箇所の検討や道路橋梁などの道路構造物の詳細な設計を行っていると聞いております。 詳細な設計が出来上がった段階で改めて設計説明会を開催し、計画図を皆様にお示しする予定であると説明を受けておりますが、時期につきましては具体的に申し上げる段階には至っていないとのことでございます。 引き続き、国と連携を密にし、事業の進捗を把握するとともに、必要に応じて国に協力するなど、上尾道路2期区間の事業の促進に積極的に取り組んでまいります。 続きまして、件名2、要旨2につきましてお答え申し上げます。 北本市上尾道路地域連絡会につきましては、平成29年度に上尾道路事業の促進を図るため、上尾道路沿線15自治会の相互の連絡、連携に努め、意見交換や要望調整を行うことを目的として設立いたしました。設立時に各自治会との意見交換を行いましたが、その後の活動につきましては、主に大宮国道事務所から整備スケジュール等の情報が示された時点で地元にお知らせすることとしており、現在に至っております。 このような中、鴻巣地区において整備が開始されたことも踏まえ、今年の令和4年8月に道路整備予定区域の15自治会に対して整備に関しての意見、要望等を伺い、現在、いただいた意見、要望等について取りまとめなど、内容の整理を行っているところでございます。 今後、可能な限り整備に反映されるよう大宮国道事務所と調整してまいりたいと考えております。 なお、意見、要望等につきましては、13自治会から92件お寄せいただいたところでございます。主な内容といたしましては、整備スケジュールを明確に示してほしい、地域間を分断することから、市道との交差部に不都合がないようにしてもらいたい、小・中学生の通学路における安全を確保してほしいなどがございました。 市といたしましては、市民の皆様の疑問点や不安に思われていることと向き合い、事業者である大宮国道事務所と調整することで、よりよい道路整備につながるよう努めてまいります。 ○工藤日出夫議長 古海健康推進部長。 ◎古海史予健康推進部長 件名3、要旨1につきましてお答えを申し上げます。 地域包括ケアシステムの内容につきましては、法律により、高齢者が可能な限り住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した生活を営むことができるよう、各種の施策が包括的に確保される体制として定義されています。 地域包括ケアシステムの推進に関しましては、介護保険法において地方公共団体の責務として明記され、本市においては現行の北本市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の中で地域包括ケアシステムの推進を掲げています。 市民ニーズからもその整備が求められ、令和2年に実施した介護予防日常生活圏域ニーズ調査では、人生の最後を過ごしたい場所として、61.9%の方が自宅を選択したほか、医療、介護が必要になったときに過ごしたい場所としても、51.4%の方が自宅を選択されていることからもニーズかうかがえます。 本市の地域包括ケアシステムの取組は、介護サービスの充実のほか、介護予防のための取組、生活支援サービスの充実、医療と介護の連携、認知症に対しての取組、そして、これらの多様な取組に関して検討する場として、地域ケア会議の開催を中心的なものとして位置付け、進めてまいりました。 中でも、本市が重点的に進めてきた取組として、地域において介護予防のための運動を広めることや居場所づくりのための通いの場の開催支援を積極的に行ってきました。現在、およそ市内70か所で通いの場が行われています。 また、具体的に地域課題を解決した事例として、遠くまでの買物に不自由が生じても日々の生活に必要な商品の確保を可能とする移動販売の取組を自治会、社会福祉協議会、事業者の連携により令和3年度から開始をいたしました。 地域包括ケアシステムにおいては、どのような取組も継続しての見直しが不可欠で、課題が解消され、システムが完成するものではございませんが、それらの中においても、特に認知症についての取組は残されている課題が大きいものと考えております。 認知症に関連しての取組といたしましては、これまでに道が分からなくなった際における早期保護のための認知症高齢者等見守りシールの配布、認知症の当事者や家族による交流を可能とするためのオレンジカフェの開催、認知症の方を支援するためのサポーターの養成などに取り組んでおります。 近年、独居の高齢者や御家族はいらしても、日中は高齢者のみで生活をされる高齢者の方々が増えており、こうした背景のある認知症の方が保護されるという事案も発生しております。 また、認知症の方を支える家族の方に何らかの障害を抱える事例も増えてきており、背景には孤立や地域とのつながりが希薄という様子もうかがえます。 こうした方々への対応については、既存のサービスの提供だけでは解決しない事案も増えてきております。そのため、個別の課題解決に当たっては、関係者が連携して取り組むことはもちろんのこと、今後の地域包括ケアの充実に当たっては、孤立、地域とのつながりが希薄であることや複合課題を抱えたケースが増えていることからも、対応する職員を支える仕組みを強化するとともに、縦割りや支え手、受け手という関係を超えて地域の多様な主体の参画をお願いしながら、地域包括ケアの充実に向けて取り組んでまいりたいと思います。 続きまして、件名4、要旨1につきましてお答えを申し上げます。 国では、高齢者の健康増進を図り、できる限り健やかに過ごせる社会としていくために、高齢者の特性を踏まえた保健事業を実施することにより、健康寿命の延伸、生活の質の維持や向上を図ることを目的に、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施を推進しております。 一体的な実施の開始について、国では令和6年度までに全ての市町村へ展開することとしておりますが、埼玉県後期高齢者医療広域連合では、一体的な実施は高齢者の健康づくりに役立つものであるということから、今後の急激な被保険者数の増加を見据え、可能な限り早期に実施することが望ましいとしています。 これらを踏まえ、本市でも令和3年度から後期高齢者医療被保険者を対象に、高齢者の健康の保持、増進に向けた取組を庁内関係課が一体となって実施をしております。 本市の一体的実施事業の特徴は、高齢者の特性に応じ関係する課が連携しながら、生活習慣病の管理や加齢による虚弱状態であるフレイルを予防する視点をベースに事業を実施していることです。令和3年度と4年度は、健康リスクの低い人たちに集団として働きかけるポピュレーションアプローチ事業を健康づくり課と高齢介護課が、健康リスクの高い方たちに個別に働きかけるハイリスクアプローチ事業を保険年金課が担っております。 保険年金課において昨年度実施した糖尿病性腎症重症化予防事業では、参加者33名に対して、管理栄養士などの専門職が食事や運動の保健指導や電話フォローによる個別指導の形式で半年間にわたって実施し、終了後には評価などに活用するため参加者へのアンケートも実施しました。 参加者は、病期の維持、もしくは改善となり、人工透析に移行した人はいなかったことなどから、当初の目標が達成できました。 課題として、効果を確実なものとするため、適切なタイミングで事業への参加を呼びかけていますが、中には参加を希望されない場合もございます。そのため、この事業のメリットなどを広めるため、得られた効果などを分かりやすくまとめ、周知に活用するなど、より多くの方に参加いただけるよう工夫してまいりたいと思います。 健康づくり課で実施している生活習慣病やフレイル予防のための栄養教室は、管理栄養士が望ましい食生活とするための食品の組合せや適正量、内容などについて解説し、学んだことを家庭ですぐに実践できるよう具体的な料理のレシピも提供する講座です。 自身のこれまでの食生活についてもチェックができるなど、参加者からはフレイル予防の鍵となるタンパク質の必要量や食べ方などが理解できたなどの声が寄せられており、予防の取組についての意識の向上が図られました。 高齢介護課では、通いの場を活用したフレイル予防の事業を実施しています。令和3年度はコロナ禍でも家庭で取り組めるよう、フレイル予防をチラシにまとめ配布をいたしました。 今後もこれらの事業を引き続き開催するとともに、多くの高齢者の方々に参加いただけるよう、昨年度の課題やアンケート結果などを生かしながら事業を推進してまいります。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員 ◆14番(滝瀬光一議員) それでは、件名1、デーノタメ遺跡の国指定史跡化と都市計画道路西仲通線の計画変更について再質問をさせていただきます。 11月7日に文化庁の調査官を訪問し、デーノタメ遺跡についていろいろとお話を伺ってまいりました。調査官からは、遺跡内に道路を新設することについては、遺跡の保護のために丁寧に盛土をするなど保護措置を実施し、遺跡の重要な部分を毀損しない工法で整備され、遺跡内に道路が新設することが、分断されるエリアについて一体的な活用が可能となるような保存活用方針、遺跡が国指定史跡化後、保存活用計画を策定することが示されれば、国指定史跡とならないとは言えないというお言葉をいただきました。 そこで、デーノタメ遺跡の史跡公園の整備活用については、遺跡が国指定史跡化後、策定される保存活用計画において、保存活用方針について検討されることになりますが、遺跡内に道路を新設することで分断されるエリアについて、一体的な活用が可能なように保存活用計画を策定することについてはどのようにお考えか、御見解をお伺いいたします。 ○工藤日出夫議長 草野教育部長。 ◎草野智広教育部長 件名1の再質問にお答え申し上げます。 まず、史跡内に道路を通すには、地下の遺構を確実に保護することが絶対条件となり、遺跡を将来にわたり保護する工法が必要となるとともに、道路によって遺跡が分断されることに対する対策を講じる必要があります。 また、道路の計画線下の遺跡の保存状態などを確認する必要が出てくることから、内容確認調査や発掘調査報告書の作成も必要となります。 先ほども述べましたが、西仲通線はデーノタメ遺跡の枢要な部分である低湿地の包含層、水場遺構、縄文中期・後期の集落を通ります。道路の遺跡の中に通すことになった場合、デーノタメ遺跡の価値において最も重要な台地状の中・後期の集落と水辺の分断を避けることは難しく、一体性を保持することはできなくなり、遺跡の活用に支障を来すこととなります。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員 ◆14番(滝瀬光一議員) それでは、件名1について再質問をさせていただきます。 遺跡内に道路を新設する場合に、盛土をして遺構を保護し整備する方法と、橋脚部分を国指定史跡エリアから除外して橋梁により整備する方法が考えられます。盛土をして遺構を保護し整備する方法のほうが安価な予算で整備できます。 一方、橋脚部分を国指定史跡エリアから除外して橋梁により整備する方法は、盛土と比較して予算は増大しますが、橋脚部分を国指定史跡エリアから除外することにより、平成30年第2回定例会の全員協議会で配付された橋梁ルート案の試算、橋脚の間隔約330メートルで試算されておりましたけれども、それより橋脚の間隔が短くなるため、整備予算は減額が考えられます。 これは先ほども申し上げましたけれども、文化庁調査官から、橋梁により整備する場合は、橋脚部分を国指定史跡エリアから除外することにより、他の遺跡エリアの範囲を国指定史跡とすることもあり得ると言われました。 そこで、盛土をして遺構を保護し、遺跡内に道路を新設、整備する方法と、橋脚部分を国指定史跡エリアから除外して、橋梁により道路を新設、整備することについてお伺いいたします。 ○工藤日出夫議長 小林都市整備部長。 ◎小林照明都市整備部長 件名1の再質問につきましてお答え申し上げます。 国指定史跡化を前提として、盛土や橋梁を用いて道路を計画どおり真っすぐ通す場合、その道路と既存道路との間に高低差が生じることから、既存道路との接続やその周辺道路、さらには道路の構造によっては沿線の住居などにも影響が及ぶものと考えております。 また、議員がおっしゃるような、史跡内に橋脚を立てる構造とした場合には、史跡内の橋脚による遺跡の損傷や遺跡の中に橋梁がある景観、そのほかの環境などについて、どのような対応を取ればよいのか不明な点が多くございます。 いずれにいたしましても、史跡内に道路を通すことにつきましては、先ほど教育部長が答弁いたしましたように、遺跡の一体性を保持した整備が困難であることから、盛土や橋梁を用いて道路を計画どおり真っすぐ通すことは極めて難しいと考えております。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員 ◆14番(滝瀬光一議員) 件名1についてですけれども、先ほど申し上げました平成30年第2回定例会の全員協議会で配付された迂回ルート案、橋梁ルート案の試算では、そもそも前提条件として遺跡エリア内に道路、橋梁等の構造物の建設は不可としたものであります。 しかしながら、先ほど私が申し上げましたように、文化庁の調査官のお話によると可能であると考えます。 そんなことから、改めて国指定史跡化も可能であると考えますので、文化庁の調査官と協議の上、御検討いただきたいと考えます。 その際には、先ほど来、御答弁いただいておりますように、デーノタメ遺跡の枢要な部分である水場遺構が道路の線形下になるよう、場合によっては遺跡エリア内でも道路線形を変更することなどについても、改めて御検討いただきたいと考えます。よろしくお願いいたします。 そもそもこのデーノタメ遺跡西仲通線については、文化庁あるいは県との打合せの段階で、道路行政を所管する部、課、その辺が初めの段階から一緒に協議に入っていないというところも問題であると考えますので、よく検討していただきたいと思います。 それでは続いて、件名2、上尾道路について、要旨1、市道との交差部の計画について、第1回目の御答弁では、いまだ道路設計が終わっていないため、地元説明会の開催の時期も未定とのことでした。 先ほども申し上げましたけれども、地元説明会が開催されてから既に7年が経過しております。この間、何度か説明会の開催のお話もあったようですが、令和2年11月から実施された環境調査の現地調査の結果、新たに道路予定地付近に猛禽類の営巣が確認されたことから、保護対策が必要になったこと。また環境影響評価では、北本自然観察公園を流れる湧水の水源について、設計、施工等において影響のないように努めるとあったが、令和3年度の現地調査の結果、道路予定地付近に湧水が確認されたことから、橋梁構造への変更が必要になったと聞いておりますが、できるだけ早い時期に地元説明会を実施していただき、道路詳細設計後の計画図を市民にお示しいただけるよう大宮国道事務所へ働きかけていただきたいと思います。 また、市道等の交差部の計画については、住民説明会で示された素案どおり、7か所については整備計画されるよう、こちらについても改めて大宮国道事務所へ働きかけをいただきたいと考えます。 次に、要旨2、北本市上尾道路地域連絡会について、第1回目の御答弁では、御意見、御要望の主なものとして、明確な整備スケジュールについて、そして地域分断が生じないように、市道との交差部整備について、通学路の安全確保など92件提出されたということであります。 このアンケートからも分かるように、明確な整備スケジュール、地元住民は大変そこの部分を早く示してくれという声が大きいので、一刻も早く示せるようよろしくお願いいたします。 加えて、御答弁にはありませんでしたけれども、副道への取付け道路、交差点の形状によって行き止まり道路も発生するような状況も考えられますから、こちらについてもしっかりと大宮国道事務所と協議し、可能な限り地域の皆様の御意見、御要望が反映されるよう働きかけていただきたいと思います。 続いて、件名3、地域包括ケアシステムについて、要旨1、現状と課題及び今後の取組について。 先ほど第1回目の答弁で、孤立、それから地域のつながりの希薄化ですか、その辺の答弁がございましたけれども、令和3年12月の孤独・孤立対策推進会議において決定されました孤独・孤立対策の重点計画を踏まえて、地域包括ケアシステムのさらなる充実が求められると考えますが、その対応についてお伺いいたします。 ○工藤日出夫議長 古海健康推進部長。 ◎古海史予健康推進部長 件名3、要旨1、2回目の質問につきましてお答え申し上げます。 国により孤独・孤立対策の重点計画が令和3年12月28日に決定されております。計画では、孤独・孤立に至っても支援を求める声を上げやすい社会とする。状況に合わせた切れ目のない相談支援につなげる。見守り、交流の場や居場所づくりを確保し、人と人のつながりを実感できる地域づくりを行うなどが基本方針として示されています。 これまでも、本市の地域包括ケアシステムでは、これらの基本方針と同様の考えに沿って、通いの場などの居場所づくりを進めてまいりました。今後も地域包括ケアシステムの取組は多様な分野にわたっての取組が求められているところですが、これまでにおける課題とともに、孤独・孤立への対応という視点を重視し、より多くの地域の皆様による支援を具体化していくことを始めとして、人と人とのつながりを実感できる地域づくりに向けて取り組んでまいります。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員 ◆14番(滝瀬光一議員) 件名3についてですが、今後ますます認知症高齢者の増加が見込まれることから、認知症高齢者の地域での生活を支え、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援のため、可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、地域の特性に応じて一体的に提供される包括的支援サービスの提供体制の進化、充実に努めていただきますよう、よろしくお願いいたします。 続いて、件名4、高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業について、要旨1、現状と課題及び今後の取組について。 本市では、第1回目の御答弁にもありましたように、ハイリスクアプローチについては、糖尿病性腎症重症化予防を実施していただいておりますが、埼玉県内他市の実施状況についてお伺いいたします。 ○工藤日出夫議長 古海健康推進部長。 ◎古海史予健康推進部長 件名4、要旨1の再質問につきましてお答え申し上げます。 令和3年度は埼玉県内63市町村中、33市町村がこの事業を実施しました。国が示した個別支援メニューは全部で8つあります。8つのうち、一番多い24市町村が選択したメニューは、健康状態不明者対策です。近隣の桶川市や鴻巣市も実施しています。 こちらは健診や医療機関の受診をしておらず、介護認定も受けていない健康状態が不明な高齢者を抽出し、医療専門職による訪問など個別支援を通じて健診や受診勧奨、介護サービスの利用勧奨など必要なサービスへのスムーズな連携のために実施をするものでございます。 次に多い16市町村が選択したメニューは、低栄養防止です。上尾市も実施しています。こちらは国保データベースシステムで対象者を抽出し、かかりつけ医と連携しながら、医療専門職による立ち寄り型の訪問相談や保健指導を実施するものでございます。 本市では、システムの分析結果から、市内全体の高齢者の健康課題を把握した上で糖尿病性腎症重症化予防事業を選択しましたが、今後の事業展開を図るために、他市の具体的な取組状況は研修会の機会や直接問い合わせるなど、常に情報収集を行っております。 今後も他市や他団体との連携を増やすことで、新たな事業の取組の検討や協力体制の強化を図ってまいりたいと考えております。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員 ◆14番(滝瀬光一議員) 件名4につきましては、本市における高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業について、御答弁にありましたように、県内でも多くの自治体で取り組んでおります。24市で健康状態不明者対策、16市で低栄養防止など取り組んでいただいております。 今後は、国保データベースシステムの分析結果の活用等により、新たな取組について御検討いただき、事業の拡大に取り組んでいただきますよう、よろしくお願いをいたします。 これで私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○工藤日出夫議長 滝瀬議員一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時45分----------------------------------- △再開 午後2時05分 ○工藤日出夫議長 休憩を解いて、再開いたします。-----------------------------------工藤日出夫議長 続いて、通告19番、諏訪善一良議員一般質問を許可いたします。 諏訪議員。   〔15番 諏訪善一良議員登壇〕 ◆15番(諏訪善一良議員) 15番、諏訪善一良でございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 今日一日を見ましても、1番の黒澤議員、それから加藤議員、それから直前の滝瀬議員を含めまして、やはり多くが北本市の未来づくりであるところの土台部分を語っていたのではないかと、このように感じるところです。 どうも執行部の意見が合わないような部分があるのだけれども、まさに市民の意見を聞いて、未来を先取りをするのが政治ではないかと考えます。そういう面におきましては、ある面においては三宮市政に対する評価でもあろうし、いかに北本市をつくっていくか議論する場であったと思っております。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 三宮市政3年間について(パートⅡ)。 これは6月議会に市民の意見を要望事項をいかに聞いていない市政だったかということを皆さんに資料を配らせていただいたところでございます。 そして、9月議会には、多くの予算で土木工事等、これはたしか28件でしたか、あったかと思うのですが、いかに計画性が、一方では市民の意見は聞いたのだけれども、計画性がないかということの証明ではなかったかと考えるところでございます。 そういうことによりまして、市政に対する一般質問をさせていただきます。 要旨1、市民の要望事項に対する対応力のなさについて、その後の対応はどのように変えたのか。 具体的には、先ほども言ったように28件もあるのだろうけれども、これらは本来は当初予算で、業者の皆さんに対してもいろいろな準備あるわけだから、計画性を持ってやるべきではないかということが真意でございまして、責任ある答弁を期待するところでございます。 あまりこういうことを部長なんかに振らないで、まちづくりの根幹なのだから、市長がきちんと答える。まさに応える政治を私たちは望んでいるわけでして、明確にしていただきたいと思うところです。 件名2、「10のお約束 すぐに取り組みます」の「南部新駅、圏央道、上尾道路沿線開発のあらゆる調査を実施」その結果ですね。ほぼ4年前にこうしたことを掲げて立候補をしたわけでして、多くの市民が共鳴をしたからこそ投票したわけでございまして、あれから3年過ぎて、いわゆるあらゆる調査の実施、その結果がどうなったのか。今どういう到達点があるのか、これをやはり市民と共有する。これが行政の役割ではないかと思う視点からの質問でございまして、南部新駅は、白紙答弁、前回あったわけですけれども、三宮市長の考えなのか。 それから、はっきり黒澤議員も言っていましたように、やるかやらないかなんです。だから、南部の新駅だけをやれと言っているのではないのです。答弁を聞いていると、新駅だけがという言い方をする。誰も新駅だけと言っていないのです。まさに久保の区画整理事業も私は一体の事業と思っていますし、中でもその核心は駅ではないかと思うのです。 これは一番歴史に詳しい方だと、私も参考にしているところのオオカワ先生が言ったように、昭和3年だそうです。今の北本駅ができたのはね。 今は令和ですけれども、昭和でいうと97年ですか。その3を引くと94ですか。そうすると、これから6年後もしくは7年後に、この北本駅開設100年なのですよね。裏を返すと、100年もの間、南部地域の人たちは通勤や通学、不便をしてきたということなのです。ここに対して、先生はもっと広い心でと、こう言っているわけでして、スケジュールぐらい示しなさいと。 自身の一般質問も、開設の明確な日時を示せと言っておいて、いまだにその答えを出していない。これはまさに期待して投票した人に対する裏切りと思うところでありまして、まさに白紙答弁は責任逃れだと、こう思います。しっかりとそれは説明していかなければならないと思っています。 今回は、もうこれ以上は譲れないので、やるのか、やらないのか。 また、この間も、一応かなりメリット多かったと思うのですが、この人口の問題、それから日々の通勤、通学の困難さも含めれば、首都圏に通っている人から見れば、またはある程度年も取ると、お孫さんやお子さんとの交流も含めて、やはり公共交通の核心と言えば核心ではないかと思うところなので、明確に御答弁くださいというところでございます。 ちょっとメリット、デメリットは、これは確認の意味で聞いていますので、前回の答弁に含めてのお示しをいただきたいところでございます。 要旨2、都市計画道路西仲通線の変更(案)は、広域かつ災害に強い安全なまちづくりに反していないか。変更案では「趣味のまちづくり」ではないか。今生活している人々や、未来づくりが優先ではないのか。 今さっきも滝瀬議員の橋梁化の話、またはアンダーもあると思うんですよね。現場を見れば、上尾市、桶川市、もうこれは道路ができてしまっています。北本市と桶川市の境までね。それで歩車道分離という都市計画道路。北本市に入ったら当然ない。そうすると、どこへ行くか。まさに地続きでみんな入っているのですよ。 道路というのは利便性だけではないんですね。やはり防災・減災、そして、災害があったときのまさに防災ベルトととも、この空間は言えるのだと思うのですね。そういう考え方がどんどん欠如しているのだから。 どうも答弁が、どうも教育部長がみんな答えているけれども、やはりまちづくりという根幹、ここはすり合わせないと、北本市の方針としてきちんと市長が答えて、そして必要な予算を獲得するなり、これはたしか加藤議員が言ったと思うのですね、まさにトップ外交、外交が内政の写しなのですよ。やはりきちんと文化財を残すのだったら、文化財が三内丸山遺跡級だったら、三内丸山遺跡は幾ら国は払っているんだ、県が払っているんだか、もっともっと難しい何々だったら、そのぐらいは獲得してくるのが外交です。ビジネスも有りだと思っています。 この辺がどうも意識が足りないのかなと思うぐらいな、今日の答弁を聞いていると、部長任せにしてしまうと。自分できちんと答えなさいと思うのでございまして、市長の明確な答弁をお願いするものです。 それから、要旨3、久保特定土地区画整理事業の大幅な遅延、変更に伴う地権者に対する賠償責任についてでございます。 これ、はじめの10年計画、それから5年延ばして、15年延ばして、令和7年、もう30年ですよね。今度またあたかも短くしているような説明をしているけれども、逆ですよ、20年の遅れですよね。 それは、最近、いわゆる予算に対する執行率がすごく落ちているから、それを基準にしていわゆる工事残を終わるから何億なので、これはもともとは違うと、基本がね。と思うところで、遺産騒動に触れたり、それから種々の下水道が整備されない部分だとか、そういう住んでいる人たちのお気持ち、これをやはり考えて、計画的にいつも遅れていると、御迷惑かけています、すみませんで済むようなことを言っているけれども、金銭にきちんと換算して、その人に補償しなさいよと。 本来だったら民事訴訟ですよ。執行責任がある北本市が訴えられてもおかしくないのですよ。そういうような計算をきちんとしていないのかと。もし、していたら答えてください。そうすべきだと。そういう責任がない。こう思うところでございまして、これにつきましても賠償責任額、一番困っているのが相続税が納められなくて、借りてしまったり、利息がつきますからね、こんなのは一つの基準だろうし、それから、いわゆる仮換地がほぼ全部終わった段階で、今度は西仲通線をどうしても曲げる、いかに無責任かと、私は強く思うところで、先ほどの滝瀬議員が言ったように、橋梁化、その橋脚部分を文化財から外す、できるのではないかと。 これ、前、昔、多摩のほうの橋梁の工事、見に行きましたよね、何人かの議員とね。あと、越辺川の橋脚を見に行きましたよね。あと、近くだったら桶川市の川田谷の諏訪野というのですけれども、工事現場も見に行って、そのときたまたま三宮議員らと行きましたけれどもね。それでもってこの圏央道を曲げたかというと、そうではない。 やはり造った上で遺跡は守る、共存の知恵を出せ、金のかかるのだったら国が持ってこい、県が持ってこい。私たちは市民であると同時に県民であり、それから国民なんですよね。 そういう意味において、私は前に、今から40年前だけれども、我が北本市は県の施設がない唯一の市だったと。42市町、当時あって、92市町村あってということで、やはりそれで当時の畑知事さんが、新井市長と知り合いだったけれども、たまたま県から来ている助役さんが程塚さんでしたよね。初めてこの県立の施設として自然観察公園、当時、北里の大村先生と話して、斜面林はこの保存をして、県の施設として一帯かかりますよと、今実行してもらっています。 やはりそういう背景を持って、今、北本市は緑は残っているわけでして、やはりこういう部分をしっかりと、かかる費用は市民だけではないのだから、県なり国から補助金を取ってくるというそういう積極外交を展開する責任があったのです。私はその点については不十分だと思います。 次に、要旨4、上尾バイパスの北本市内の開通スケジュールについて、土地買収等いつどこから始めるのか。 先ほどちょうど滝瀬議員が聞いていましたけれども、北本市を飛び越えて、鴻巣市が北本市のほうにも買収入っているのですよ。そうすると、それに当たる家はいつなんだと。それによっては代替地を買う、または家の建て替えを考える。スケジュールを示せないような部長にもあったけれども、まさにこれこそ市長がトップ外交をやって、いつなんだと。北本市を飛び越えて鴻巣市は買収に入っているだろうと。橋脚造りが始まってしまっているだろう。道というのはつながらなければ意味がないのです。 100メートルの川を渡るのに、99メートルできたから99点。こんなのは0点なんです。やはりそうした意思がなくて示せないみたいな答弁。でも、促進協議会の副会長でしょう、三宮市長は。そのぐらい答えが出せない。 いわゆる応える政治、実行する力、これが政治の責任だと思いますし、そういう面においては、都市計画決定の段階で北本市は確かに桶川市や鴻巣市に比べると、例えば東側だけ取れば、この国道17号、以東は調整区域ばかりですよね。ところが、桶川市を見なさい、鴻巣市を見なさい、都市計画道路、17号の西側、これが工業地域だったり、桶川市のメインは工業団地なんだから、あるじゃないですか。何で北本市だけがこの一つの大きな国道17号によって西側を早くできないのか。 一方では、これは一つのまた経験則なのだけれども、今度は、今17号は22メートル幅ですよね。大体車道の部分が3.5メーター、2車線だから7メーター、真ん中にセンターが1メーター、そして両側は0.5メーター、0.5メーターで歩道ですよね。22メーター、今度は上尾バイパスの場合は57メーターになるわけですよね。 そうすると、これできてしまうと便利にはなるんだけれども、その道路の西側、まちの分断、物の分断なんですよね。今考えて言っておかないとできないですよね。そういう外交というんですか、計画性がなければ、未来から今を見てやるべきことをきちんとやっておくところを示していただきたいのが私の考えでございまして、ちょっとまた時間が長くなってしまいますので、取りあえず、開通スケジュールを市長というトップが、さっきの部長の答弁ではなくて、どう捉えているのか。いつなんだ。 さっきも言ったように、家の移転もあろうし、または土地の代替地の買収もあろうし、それから税金面の控除条件もありますので、これを答えられなかったら何をやっているんだということになりますので、お伺いをするところでございます。 そして、それらを含めて、件名3、来年度予算編成について、重点事項は何なのかと。 やはり規模、金がなければ借りてきてでもやるんですよ、一般、民間であれば。ただ単に、その子どもや孫にいわゆる借金がないということを言っているのだけれども、借金は残さないほうがいいのだけれども、まさに未来投資は一番の恩恵を受けるのは、そういう次世代の人たちなのだから、これにはある程度負担をしていただくというのは、私はそんなに悪いことではないだろうと、こう思っています。 そういう視点で、今、一番北本市が大きな事業として、そのオオタカにまつわるのでもって、ちょっといいですか、では。 これはちょうど12月号の北本市の広報ですが、「久保特定土地区画整理事業とデーノタメ遺跡」ね。ある議員もさっき言っていましたよね。デーノタメ遺跡だけではないよと。 ここに書いてあります、図面のほうね。入り組んで見通しの悪い使いにくい形の土地を、道、道路が広くなり、公園ができた、土地の活用も使いやすくなると。やっていることは逆でしょう。一番短い、西仲通を曲げてしまう。 では、現場に行ってみなさい。私も先週も行ってきましたよ。あれ、久保の大通りとの突き当たり、あそこに信号をつけなければならない。あのままでいけば。それからあと公団住宅にぶつかるところ、ここも信号をつけなければならない。公団住宅の商店街を通った大通り、これはあそこにぶつかるわけですよ。その点も信号をつけなければならないだろう。それから、今度はまた東へ回るゾーンだってつけなければならない。あの間でどれだけ、4か所も信号をつけなければならないんですよ。 現場を知らないで、えらく書いているんだ、これ。書けますよ。こうやって右ページに整理をして広い道をしておいて、今度は左ページはこれを曲げると。自己矛盾ですよね。いかにこういう大事業に対する計画性がないかと。 上に書いてあるのはオオタカの保護、この間も私は聞いた、では、何羽オオタカがいるんですかと、答えられない。これきちんと答えて、鴻巣市だってコウノトリをやはり移設して今やっていますよね、あと茨城県もやっていますですか、コウノトリを。オオタカだって移設したっていいですよね、自然があそこにもありますから。そのほうが、私は市民に使い勝手のいいまちづくり、防災・減災、それから今言ったように火災予防ですよね、こういうことも考えれば、何で今さら曲げるんだと。今さらという言葉を使わさせてもらいます。 それからあと、次がこの3ページ目、「市民の皆さんの声」といって、この間11月15日、市民説明会へ私も行ってきました。かなり厳しい市民の意見を言っていました。卑怯だと。それから、このグラフ、82%と書いてあるけれども、これは誘導的だと。私は思うんですよ。何のことはない。それでもって、今度はいわゆる会議の記録かな。先日いただいた、そういうことも全然載っていない、市民の意見は載っていない。これはずるいと思っていると思うので、やはりこういう部分は、市民の率直なそういう厳しい意見をこそが聞いて対応すべきだと、こう思うところなのでございまして、その結果、このデーノタメ遺跡は本当に国指定遺跡になるのかとか書いてあるけれども、そのお金、どこから持ってくるのだと示さなければ、説得力のあるまちづくりにならないだろうと。 さっき滝瀬議員も言っていたように、縄文文化の非常に大変な部分は橋脚を造ったらどうだみたいなこと、たしか大阪城の手前の正面のNHKのところが、こういうふうに見えるようになっていますよね。だから、今、デーノタメを埋めて、発掘していて埋めてあるわけでしょう。どうやってして埋めるのだと。あの看板もこの間、見に行きましたよ。何かが書いてあるけれども、南北が逆だから、私は子どもの頃あそこでデーノタメに釣りに行っている立場ですから、そういうのがさっぱり分からないですけれども。 こういうところで、でもって今度は今さら除外する、まさに滝瀬議員が言っているように、橋脚で飛ばせるんですよ。でもって、お金を獲得してきなさい。三内丸山遺跡級の価値があるんだったら、三内丸山遺跡より以上の予算を持ってくる、文化庁から持ってくる。 全部教育部長が答えているけれども、それは違う。北本市役所は市民にとって1か所しかない。教育部局と都市計画部がきちんと打合せをして、一本に答えをする。でないとまちづくりは進まない。こう思うところでございまして、市長の責任ある明確な答弁を期待をいたしまして、私の1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員に私のほうから一言申し上げます。 質問の通告が件名ごとにきちんと質問をしていただいて、件名が終わって次の件名に入って、また件名のところに戻っていくというような質問はあまり好ましくないと思いますので、件名1、件名2、件名3ときちんと順序立てて質問していただくよう申し上げます。 諏訪議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1につきましてお答え申し上げます。 市民要望につきましては、様々な案件があり、道路施設の老朽化等による修繕や施設に係る維持管理等の依頼が大多数を占めております。この中で早急に対応しなければ市民生活に影響を及ぼす案件を優先的に対応し、それ以外の案件につきましては、計画的に対処しているところでございます。 建設課で受けた維持補修に関する要望への対応状況については、担当課から報告を受けておりましたが、令和4年第1回市議会定例会において、市民要望への対応率が低いとの御指摘をいただきました。そのため、改めて私自身、現状を把握するため現場視察を行い、市内の状況を再確認いたしました。 また、年々増加している民生費などの社会保障関係経費や新型コロナウイルス感染症対策に優先的に予算を配分しなければならない中で、道路関連予算が影響を受け、市民の皆様からの要望への対応に遅れが生じるなど、十分対応できなかったことは否めないところでございます。 これらのことから、令和4年第3回市議会定例会において、令和3年度決算で生じる余剰金を活用し、市民生活の基盤である道路施設の改修、改良を行う補正予算3億4,400万円を計上し、御承認をいただいたところでございます。 補正予算の事業につきましては、緊急対応が必要な箇所であることから、早期の工事着手を指示し、現段階では5割、14件の工事を発注したところでございます。また、残りの工事14件につきましても、年明け早々に発注手続を終える予定で進めております。 繰り返しとなりますが、要望事項への対応につきましては、一度に全てを解消することは困難でございます。しかしながら、緊急性の高い箇所は優先して対応し、その他の箇所については毎年一定数の改善を施し、継続して対応することにより、市民の安心・安全な道路環境を創出できるものと考えます。 今後も安心・安全なまちづくりを進めるとともに、市民生活の充実のため、市民の要望等適切に対応してまいります。 件名2、要旨1につきましてお答え申し上げます。 令和4年第3回定例会におきまして、諏訪議員から同じ趣旨の質問をいただいていますことから、答弁内容が重複するものとなりますが、御了承いただきたいと思います。 新駅の設置につきましては、私が北本市長に就任した直後の令和元年6月にJR東日本高崎支社を訪問し、新駅に関する意見交換を行っております。このときの内容としましては、私から新駅設置の可能性について意見を申し上げましたところ、先方からは、現時点ではその是非についてお答えできないが、住民投票の結果が市民の意思であり、それが大切である。よって、実現のハードルは極めて高いとの考えが示されました。 また、令和元年7月には、新駅候補地であった周辺の土地を所有する三菱マテリアル株式会社を訪問し、南部地域周辺のまちづくりに対する思いを伝えましたが、稼働中の事業への影響などから消極的な姿勢でございました。 新駅が開業した場合は、吉川南駅などの事例から、住宅や商業施設の開発が進められることで、駅周辺地域の人口が増加することにより、人口減少対策の一つとして効果が期待できるものと考えております。 新駅の設置につきましては、駅の設置のみを考えるものではなく、南部地域のまちづくりとして考えるもので、新駅の可能性についてはそれに含まれているものと理解しております。まずは、久保特定土地区画整理事業の早期完了の実現に向けて取り組むことで、南部地域の活性化に努めてまいります。 件名2、要旨2につきましてお答え申し上げます。 少し長くなります。 久保特定土地区画整理事業とその区域内にある西仲通線の整備に関しましては、密接不可分であり、オオタカの営巣の確認やデーノタメ遺跡の価値の高まり、また地価の下落や国庫補助金の減少などにより事業が長期化しており、その解決は本市における重要課題でございます。 このため、これらの事業については、任期中に解決の方向性を示すという責任感の下、市長就任後、事業期間の短縮、事業経費の縮減、デーノタメ遺跡の国指定史跡化の3つの視点から見直しの検討を行ってまいりました。 見直し案におきましては、区画整理事業区域からデーノタメ遺跡を含む一部エリアを除外するとともに、デーノタメ遺跡の国指定史跡化を目指して都市計画道路西仲通線を西側に迂回するルートに変更しております。 この見直し案を実現することで、区画整理事業の早期完了、デーノタメ遺跡の国指定史跡化と併せまして、西仲通線を早期に準備できるものと考えており、地権者を始めとした住民の皆様へ御説明しているところです。 また、議員が御心配されている広域かつ災害に強い安全なまちづくりにつきましては、十分配慮し事業を進めてまいります。 今回の久保特定土地区画整理事業の見直し案におきましては、西仲通線はデーノタメ遺跡エリアを迂回する線形に変更しておりますが、道路自体を廃止するわけではなく、幹線道路としての位置付けや防災・減災機能につきましては、確保されているものと考えております。 具体的には、団地外周道路の現況幅員は約8メートルでございますが、西仲通線の計画幅員は18メートルであり、現況の2倍以上の幅員を計画しており、車道の幅員は9メートルで片側1車線、歩道の幅員は両側それぞれ4.5メートルを計画しております。 防災・減災の面では、幅員を確保することで災害時における緊急車両などの交通や住民の方の避難路、延焼の防止などの機能を期待しております。 都市計画道路は、都市の骨格を形成する重要な都市施設であり、安全かつ円滑な移動を確保するための交通機能や環境保全、防災性向上を確保するための空間機能などを有しております。このため都市計画においては、都市計画道路は広域的かつ長期的な視点に立って定められておりますが、従来の計画は人口の増加と交通量の増大を前提としたものもあり、社会経済情勢の変化や道路行政へのニーズの多様化などに対応するため、新たな視点も求められているところでございます。 県の都市計画道路の検証、見直し指針におきましては、都市の将来像を見据えた都市計画道路となるよう見直しを行うこととしており、必要性の検証の中で、歴史、文化、観光資源の存在などの項目も挙げられており、まちづくりの取組を勘案した都市施設とすることが求められております。 この点、デーノタメ遺跡は国を始めとする多くの専門家がその学術的価値を認めており、国指定史跡となるための条件を十分に備えた、将来に向けて残すべき遺跡であるとともに、まちづくりへの活用が見込まれるポテンシャルの高い地域資源であると認識しております。 遺跡を保存し、史跡公園として整備することで、当時の暮らしを遊び、体験したり、緑地を保全し景観維持を図ることで、雑木林の散策を楽しんだりできるような子どもたちの学習機会や来訪者の観光利用、住民の憩いの場、あるいは交流の場として、市民の皆様が地元で誇れる新名所の創出につながるものと確信しております。 このような観点から、議員がおっしゃるような趣味のまちづくりではなく、今生活している人々や未来に向けたまちづくりを見据えた取組として、今後も見直し案の実現に向けて進めてまいります。 なお、趣味のまちづくりという議員の表現につきましては、これまで何度か発せられてきましたが、そのたびに大変残念な思いを抱いておりました。 議員には自由な発言が許され、そのこと自体は制限されるものではありません。私も議員の経験がございますので、そのことはよく理解しているつもりでおります。ただし、趣味であるという発言は、目の前にある課題の解決や遺跡の価値に照らせば大変不適切な表現であると認識しております。 まず第一に、デーノタメ遺跡の価値は、議員が認識されている以上に、国や大学などの研究者から高く評価されているという揺るぎない事実があります。日本全国の1級の遺跡の保存に関わってきた国の調査官などの評価は、真摯に重いものとして受け止めなければなりません。このことは私自身が歴史が好きであるということとは全く次元の異なるもので、遺跡の評価を正しく認識せず、趣味と矮小化するだけでは目の前の課題を解決することができないことをまず認識していただく必要がございます。 既に15年も前、平成20年に行われましたデーノタメ遺跡の第4次調査は、全国的にこの遺跡が注目される契機となり、以来、文化庁などの主導により再調査を行うたび、成果の上積みによって遺跡の評価はますます高まってきました。 15年間も西仲通線の工事ができなかったという大きな理由は、オオタカの繁殖とともに遺跡の価値にほかなりません。市の財産という枠を超え、国の宝となるべき価値ある重要遺跡を市の判断で開発し、国指定史跡の道を閉ざすことが果たしてできるのかどうか。その際、市民の皆さんのみならず、市を超えた大きな反発や保存運動の展開は、他の自治体の事例からも明らかで、自然と歴史などの地域資源をまちづくりに生かす文化都市北本に対するイメージダウンは極めて大きなリスクとして理解していく必要があります。 もとより、我が国で1万数千年もの長きにわたって存続した縄文社会、縄文文化は、私たち日本人の基礎文化であるとともに、世界史の中でも特異な文化として位置付けられています。自然と共生し、資源を循環し平和的な社会であったというこの日本特有の文化は、欧米でも評価され、注目されている周知の事実です。現在叫ばれているSDGsの原点は、まさに縄文文化にあり、縄文人の施政方針そのものがまさに今後のまちづくりの指針であると言われているのです。 そうであるならば、文化財保護法がうたう国や地域の歴史と文化の成り立ちを明らかにする上で欠くことのできない国民の共有財産である埋蔵文化財を正しく保存、活用することで、各整備事業が抱える課題の解決と併せて共存させ、まちづくりの核の一つにすることは、決して趣味と矮小化できるものではなく、真に文化都市としてふさわしい決断であり、多くの市民の御理解をいただけるものと確信しているところでございます。 ○工藤日出夫議長 市長、答弁は簡潔にお願いします。 ◎三宮幸雄市長 件名2、要旨3につきましてお答え申し上げます。 久保特定土地区画整理事業の事業計画見直し方針につきましては、これまでも御説明させていただいておりますとおり、一部区域を事業区域から除外することで、オオタカやデーノタメ遺跡の課題が解決されるとともに、現計画よりも市の負担額が抑えられ、かつ事業期間も約6年短縮が図られるものでございます。そのため、多くの地権者の願いでもある本事業の早期完了を実現するためにも、この見直し案が最も有効な方策であると私は考えているところでございます。 去る8月7日に行いました2回目の地権者全体説明会の後、地権者の皆様に対して実施しましたアンケート調査では、回答者37.6%の8割以上、82.8%が、事業の見直しが必要と感じていることが分かりました。 さらに、アンケートに御回答いただけなかった地権者宅を戸別訪問し、今回の見直し方針に御理解をいただけるかどうかの意向調査を行ったところ、現時点では9割以上、94.6%の方から賛同をいただいているところでございます。 先のアンケート結果と合わせてみますと、現時点での意向調査の回収率は6割を超え、63.9%、そのうち見直し方針に御理解をいただける方は8割超え、87.7%という数字になっており、大変多くの地権者の皆様から御理解をいただいていることが確認できました。このような地権者の皆さんの期待に応えるべく、少しでも早く本事業の完了が迎えられるよう努力してまいりますので、御理解と御協力を願います。 件名2、要旨4につきましてお答え申し上げます。 上尾道路は新大宮バイパスのさいたま市西区宮前町から熊谷バイパスの鴻巣市箕田までの区間、道路延長20.1キロメートルのバイパスでございます。道路幅員は57メートルで、4車線の本線、植樹帯や自転車、歩行者道路等で構成され、将来、道路の中央に高架式の自動車専用道路が計画されております。 新大宮バイパスから圏央道の桶川北本インターチェンジの先までの1期区間、11キロメートルについては、暫定2車線部分が一部ございますが、全線開通済みとなっております。 続きまして、現在事業を進めております2期区間につきましては、都市整備部長より御答弁申し上げます。 ○工藤日出夫議長 小林都市整備部長。 ◎小林照明都市整備部長 詳細につきまして、私のほうから説明させていただきます。 桶川北本インターチェンジから熊谷バイパスまでの2期区間9.1キロメートルの進捗状況でございますが、全線測量は完了しており、現地には上尾道路の幅員を示す幅杭が設置されております。 現在、議員おっしゃるとおり、JR高崎線を超える橋梁の工事を行っておりますが、これは鴻巣市箕田地区のJR交差部が大規模な工事となり、時間を要することから、先行して実施しているとの説明を受けております。 また、地元説明会につきましては、令和3年度末で熊谷バイパスから北本市と鴻巣市の市境まで終えておりまして、鴻巣市箕田から南側の滝馬室地区の用地買収を進めております。 今後の工事予定につきましては、鴻巣市宮前地区ほかにおいて改良工事に着手すると聞いております。北本市内につきましては、大宮国道事務所において、動植物の環境調査や排水流末の検討を行うための調査を行っていると聞いております。 用地買収等の手続につきましては、道路設計が確定した後に説明会等を経て各地権者との交渉に入ることから、具体的なスケジュール、買収箇所等につきましては現在未定であると伺っております。 引き続き、国と連絡を密にし、事業の進捗を把握するとともに、必要に応じて国に協力するなど上尾道路2期区間の事業の早期完成に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名3にお答えいたします。 令和5年度予算編成につきましては、第5次北本市総合振興計画に掲げる重点基本事項を着実に推進するほか、3つの基本方針を掲げております。 1点目は、ウィズコロナに対応した取組の推進です。 新型コロナウイルス感染症は、依然として収束の兆しが見られない状況であることから、市民の命や生活を守るため、継続して感染症拡大の防止や社会経済活動を維持する取組を推進してまいります。 次に、2点目は、魅力あるまちづくりの推進です。 地域で市民の皆様が抱える福祉課題は複雑化、複合化しており、その発見が困難な事例も多くあることから、地域と行政が一体となって地域共生社会の実現に向けて取り組むことや、また、市内外から住み続けたい、住みたいと愛着や好感を持たれる魅力あるまちづくりに向けて、引き続きシティプロモーションを推進してまいります。 さらに、ゼロカーボン指定の実現に向けた環境に配慮した取組や市民の皆様の利便性の向上のため、自治体DXを推進してまいります。 最後の3点目は、持続可能なまちづくりの推進です。 高齢化に伴う人口減少により、将来の税収の減少や社会保障関係費の増加が見込まれており、また公共施設の老朽化や新たな施設整備、再編へ対応する必要がございます。持続可能な都市を維持していくためにも将来負担を考慮し、限られた財源を効率的よく効果的に配分してまいります。 市制施行から50年を経過した今、新たな50年先を見据え、これらの3つの基本方針の下、本市の将来都市像である「緑に囲まれた健康な文化都市~市民一人ひとりが輝くまち北本~」の実現に向けて令和5年度予算を編成してまいります。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 取りあえず1回目、大分時間が伸びてしまったので。 まず、件名1、対応できていないかったと。大いに反省してください。それに基づいて、もっと速やかに、仕事を受ける側も、この間もある会社へ行きまして、いやいや、今なんてあまり仕事を出されても手配できないよと。これこそ計画的に、工事会社の立場も考えて、予算を計上したことはよかったと思うのだけれども、計画性を持ってやってください。そこを反省もした上で、今後の市民要望に適正に応えていくべきではないかと思うところですが、もし、加えて答弁があるのだったら言ってください。 まさにそうした反省の立場に立って、発注する側、そして受注する側、そしてスケジュールも考えて、機械の調達、人員の調達があるわけですから、その辺をもし答弁を立てるなら言ってください。 1件目、もしあれば、簡単に短くお願いします。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 金額が金額だけに、また28か所ということで、そういうことがあったら本当に申し訳ないなと思いますけれども、私が聞いている限りにおいては、こういった物価の高騰等で資材が入ってこないという話を聞いておりまして、その工事期間が長くなるかなという話は聞いておりますが、ほかは全てよかったという話を承っております。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 取りあえず、そういう反省に立って行政を進めていく、これもまた為政者の私は責任だと思っています。 では、件名2に移ります。 結果的に、この新駅、これはもう通告しているんですよ。やるのか、やらないのか。南部地域全体の中で目玉中の目玉はやはり駅ですよ。私も40年間言い続けて、埼玉県でも、これ知事が新駅の問題、自然観察公園の問題、交通を中心としてこれは埼玉新聞の当時のトップ記事に載っていますよ。駅問題、核心中の核心、やるのかやらないのか。 この間も問うたわけなんだけれども、これは黒澤議員も言っていたのですけれども、今来ている皆さんも含めて答えをきちんと出してください。こんなに待っていたのですから。包括的なんて言って、何かゆるゆるなところではなくて、核心的な核心、これによってこの下の久保の区画整理も価値を高めていく。交通の利便性、大体不動産なんか見ていますと、駅からの距離、道路の広さ、地形で決まってくるのですよ。そこのところも、まず駅をやるのかやらないかによっては、久保の区画整理がうまくいくかいかないかも含めて、中丸地域の発展も含めて考えられると思いますので、きちんとお答えください。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 この駅の問題は、諏訪さんが40年前だったでしょうか、そこからスタートし、様々あって今日あるわけで、私としても諏訪さんの気持ちはよく分かっているつもりでございます。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) よく分かっていますと、全然分かっていないではないですか。そういうところもずるいですよ。 みんなが、さっきも言ったけれども、我が北本駅は昭和3年にできた。8月1日ですか。昭和で言えば、今年は97年。3を引くと94。あと、六、七年後。第一、これ三宮市長自身の議員としての質問としては、目標日時をきちんと決める、そういう政策を出しているではないですか。やるのかやらないいのか。いつ目標年次にするのか。 私は前、三宮議員と一緒にJRの本社へ行きましたよね。担当部長が、きちんと予算さえ決まれば5年も10年もかかりませんよと言っていましたよね。それを聞いているのだから。 それで、JR東日本高崎支社そのものも平成25年7月8日には協議に乗りますよと、そういうことを踏まえて、知っているんだから、いつを目標年次にするのかお答えください。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 私が市長になりましたから、計画的にできる限り予算配分をさせていただいているということで御理解を賜りたいと思います。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 全く理解できません。 三宮議員自身が明確な目標年次をすると答えているではないですか。それを答えていないでしょう。現状におけるでも結構です。3年半余の市長としてやってきた中において、自らの発言に責任を持つならば、今になって目標年次も定まらない、だったらその前の元の市長や前の市長を批判できないですよ、みんなが期待しているのはいつか、これに尽きます。お答えください。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 いつかということでございますけれども、これにつきましては、今、区画整理事業をできる限り早く軌道に乗せたいということで、それらのまたそういうところで機運が高まれば、当然新駅ということも考えられると思ってございます。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 今年の2月もJR東日本高崎支社に、国会議員の若松氏のところへ行ってきまして、三宮市長が言っているように、官民一体となって、また行政の長が言わないと進まないのですよ。でき得る限りだったらちっとも日程が進まない。まさに角のないうまい表現かもしれないけれども、ちっとも責任に値すると思っていません。 今から6年程前かな、これJR東日本高崎支社へ行ったときも、前に説明資料あると思うけれども、「未来へのギアチェンジ 新駅と共に羽ばたくまちづくり」と、お手伝いします。紹介されているんだから、議員のときは目標年次をきちんと定めろと言っておいて、自分が市長になったらそれは言わない。無責任過ぎると思いますけれども、その責任についてはどうなんですか。 やはり目標年次をきちんと決めて、学年もそうだけれども、3月末に学年が終わって、新年度が4月から始まる。夏休みの宿題も8月の末で終わる。やはり時間に間に合わせるというのが重要なんですよ。答えられないんだったら、そんな無責任な姿勢はないと思いますけれども、言うことがあったら短めに答えてください。できない理由も含めて。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 先ほど私は、以前にこの問題は国会議員やら県議会議員等々を含めた総力を挙げての誘致が必要ではないかという話をさせていただきましたところ、最近、若松代議士に言っていただいたということ、高く評価しています。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 時間の明示がないのは無責任ですよ。やはり地元の行政のトップが熱意を示して、そして資金計画を示してやらなければならないと思うし、ちょっと時間なくなりました、よく請願駅なんかは、全国全国というけれども、これ、地元が負担するようには見えるけれども、実は国からの交付金もあるわけですから。 さっきちょっと答弁もあったけれども、南吉川駅、これなんかも結果的には事業規模としては、全体でこれ事業規模ね、事業、実際のが63億円でもって、予定の事業費は78億円。大体15億円低いんですよ、実際やったらね。市の負担というのは幾らかというと、11億5,000万円なのですよ。西大宮駅にしましても、いわゆる市の負担金は、事業規模が57億円見積もられて、実際の事業にかかったのは49億円。大体ほぼ8億円以上差は出るんですよ。これも実際には10億6,000万円。それで、吉川駅はついこの間10周年を迎えて、開業。人口5,000人増えて、今もっと増えているわけなんですよね。 それで、北本市の場合でも3,200人ぐらい人口増えるよと、土地の価値も大体駅前だったら2倍以上上がるのだよと。こういう民の力を入れて、トップに立つべきが市長の責任だと思うのだけれども、この数字から含めてお答えください。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 以前に積算された数字、私も承知しておりますけれども、そういう中で、私が就任前はその11.5億円までは到達していなかったものですから、あえて計画的に今11億、12億円ぐらいになっているかと思います。そういう中でしっかりと、また、諏訪議員、ほかの政治家も含めて前へ進めていく努力を一緒にさせていただきたいと思います。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) 請願駅というのは、全額地元負担というけれども、中身ね、国からのまちづくり交付金が出るということ、そういうことも含めて市民にちゃんと言ったほうがいいのではないかと。誤解を与えて、何だよ、新駅72億円かかるんだよ、北本市政から無理だよ。そうではない、実際はこうやって、実際にかかったのは10億、11億円。 新白岡駅はかかっていませんよ。北鴻巣駅も13億5,000万円、市が出していませんよ。北上尾駅、6億8,000万円。市民、かかっていないですよ。そういうところをきちんと、今まで時間あったのだから、そういう説明をきちんとして、やはり今不便をしている人たちのためにやるのが政治。単なる多数決だけではない。多数決すると票に上がるけれども、困っている人のための少数のためにやるのが政治。その姿勢が足りないし、それから、教育部局、遺跡の問題、それから、都市整備の部局、この頂点に立って、市長がトップ外交としてすべき、なすべきことではないのでしょうか。 それにつきましては、どうもしっかりしっかりという言葉で、相当うっかりしているなと思いますけれども、ちゃんと対応していただきたい。強くこれに対しましては申し上げて、次に移ります。 西仲通線、曲げるという話、どうなんですか。先ほど滝瀬議員も言ったでしょう。橋梁化していって、そういう考えはないのですか。発掘して埋め直して、誰も見ることができなくて。看板の表示、あれ分からないですよ。 この迂回道路、結局、前回滝瀬議員が質問したけれども、結局迂回すると1億2,000万円も多く金がかかるではないですか。逆ではないですか。 やはり黒澤議員の言うところの、人の道と、主要な道路は真っ直ぐ、間違えてはいけない。そういう視点は立てませんか。 デーノタメ、デーノタメと言っているだけでは、考えてみれば、渋谷の今のにぎわいも、あれは大山街道の起点だからですよね。新宿駅の繁栄も甲州街道、国道20号線の起点ですよね。いわゆる池袋、これも254号、起点ですよね。まさに道路網の整備をやって、北本市の地勢を生かしていくのがまちづくりだと思うのですが、そういう将来から見た北本市づくり、こうした視点に立っての答弁があれば、ぜひお伺いします。 ○工藤日出夫議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 先ほど加藤議員からもお話がありました。道路について、計画しているものについては、今、実際にあの場所については努力していかなくてはいけないかなというふうに思いますけれども、このデーノタメ遺跡のところの西仲通線については、議員の中には、あそこの県道で止めておいたほうがいいのではないかと。それから先については、私道ではなくて、市の道路なんですね。そういう面では、新設の市の道路をこれから造っていくということについては、市民の皆さんの御意見を聞きながら進めていきたいと思います。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員 ◆15番(諏訪善一良議員) やはりあそこで久保大通線を止めてしまったら、あっちは見ても分かりますように、歩車道分離で、時速50キロメーターなんですよ、制限速度がね。公団住宅の住宅だから、ここ30キロなんですよ。道が分からないですよ、車もすぐ行きますよ、物理的にも。さっきも言ったように信号の数を幾つ必要なんですかと。 何かどうもその辺が、デーノタメ、デーノタメ、私なんか子どものとき、魚釣りに遊びによく行ったところですから、その私自身だって分からないですよ。回ってみないと、歩いてみないと。 こういう部分で、やはり地元の意見を反映させて、さっきも言ったように、まちづくりという意味においては、都市整備部長、たまたま県から派遣された方で非常に高い視野で判断してくれると思いますので、また、課長さんにおきましても国交省から来ているんだし、それから教育部局、ちゃんと打合せをきちんとやって、やってくださいよ。 一応時間もないから、以上をもって答えられたらでいいので、答えられる範囲で言ってください。 ○工藤日出夫議長 諏訪議員一般質問が終了いたしました。-----------------------------------市長提出議案の追加上程
    工藤日出夫議長 続いて、日程第2、市長提出議案を追加上程いたします。 事務局長に議案の朗読をいたさせます。 事務局長。   〔事務局朗読〕-----------------------------------市長提案理由の説明 ○工藤日出夫議長 続いて、日程第3、市長から提案理由の説明を求めます。 三宮市長。   〔三宮幸雄市長登壇〕 ◎三宮幸雄市長 議員の皆様には連日にわたりご審議いただき、深く厚くお礼を申し上げます。 本日、追加提出いたしました案件は、議案第83号 財産の取得についてでございます。 この内容につきまして御説明申し上げます。 本案は、電子黒板等機器一式の調達について、一般競争入札により参加者を募り、3者の参加の下、去る11月25日に入札を執行した結果、議案にお示しのとおり、富士電機ITソリューション株式会社と契約を締結することについて、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により議会の議決を求めるものです。 以上をもちまして、本日議会に追加提出いたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重、御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。----------------------------------- △散会の宣告 ○工藤日出夫議長 以上で本日の日程全部が終了いたしました。 本日はこれにて散会といたします。 大変お疲れさまでございました。 △散会 午後3時08分...