北本市議会 > 2021-03-17 >
03月17日-07号

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  1. 北本市議会 2021-03-17
    03月17日-07号


    取得元: 北本市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 3年  3月 定例会(第1回)          令和3年第1回北本市議会定例会 第24日令和3年3月17日(水曜日) 議事日程(第7号) 1、開議 1、議事日程の報告 1、市政に対する一般質問    20番  黒澤健一議員    16番  工藤日出夫議員    10番  諏訪善一良議員 1、市長提出議案の追加上程について 1、市長提案理由の説明について 1、散会出席議員(20名)    1番  湯沢美恵議員       2番  中村洋子議員    3番  村田裕子議員       4番  金森すみ子議員    5番  今関公美議員       6番  岡村有正議員    7番  桜井 卓議員       8番  日高英城議員    9番  高橋伸治議員      10番  諏訪善一良議員   11番  大嶋達巳議員      12番  保角美代議員   13番  松島修一議員      14番  渡邉良太議員   15番  滝瀬光一議員      16番  工藤日出夫議員   17番  島野和夫議員      18番  岸 昭二議員   19番  加藤勝明議員      20番  黒澤健一議員欠席議員(なし)説明のため出席した者   三宮幸雄   市長        吉野 一   副市長   清水 隆   教育長       磯野治司   市長公室長   新井信弘   行政経営部長    田辺 朗   総務部長   田中正昭   市民経済部長    大島一秀   都市整備部長   大竹達也   教育部長事務局職員出席者   齊藤 仁   局長        古畑良健   主幹   関根麻衣子  主査        岩崎和彦   主任 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○滝瀬光一議長 おはようございます。 ただいまから令和3年第1回北本市議会定例会第24日の会議を開きます。----------------------------------- △議事日程の報告 ○滝瀬光一議長 本日の議事日程につきましては、お手元に配付しております日程表のとおりでございますので、御了承願います。----------------------------------- △市政に対する一般質問 ○滝瀬光一議長 日程第1、昨日に引き続き、市政に対する一般質問を行います。 通告16番、黒澤健一議員の一般質問を許可いたします。 黒澤議員。   〔20番 黒澤健一議員登壇〕 ◆20番(黒澤健一議員) 20番、黒澤です。 おはようございます。 東日本大震災から10年たちました。震災の復興は道半ばとの新聞報道があり、福島原子力発電所の廃炉作業も難渋しているようであります。 10年前の3月11日、そのとき、議会は休憩中で、階段下で私は喫煙中、地震が襲い、駐車場へ移動。庁舎から女性議員が青い顔して飛び出してきました。騒ぎの中で、3時からの議会はやめようということになり、市長は災害対策本部設置で欠席のまま、延会を議会は了承、庁舎の被害は、壁の剥離、天井の一部落下、庁舎建設の必要性を感じた一瞬だったと旧庁舎での出来事を私は思い出しました。 そして今、感染症対策は国の緊急事態宣言発出の延長で、新型コロナウイルス対策リバウンド防止と変異株対策、ワクチン接種開始と、より市民に沿った安心と安全の対策に議会の責務を感じて、気を引き締めているところであります。 件名1は、持続可能な開発目標、SDGsの推進についてであります。 市の新年度予算に対する方針は、予算編成に係っての基本的な考え方として、全協資料9月29日に提示されておりますが、1、持続可能なまちづくり、SDGsの推進、2、災害に強い安心・安全なまちづくりの推進、3、新たな日常の実現と魅力あるまちづくりの推進の3本の柱を予算総括としております。 持続可能な開発目標は、2015年9月の国連サミットで全会一致で採択。誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標とされております。国際目標をどのように市政に反映していくのか、市として何ができるかが課題ではあると思います。 そこで、件名1、持続可能な開発目標、SDGsの推進について。 要旨1、体制の整備について、持続可能な開発目標はあるのか。 要旨2、北本市の実施指針、実施計画について。 要旨3、民間との成果連動型連携事業の展開について。 要旨4、持続可能な開発目標のための職員研修について、質すものであります。 件名2は、ごみ処理場の建設問題についての質問であります。 要旨1、市の基本方針について。 ごみ処理場の建設問題に関しては、北本市一般廃棄物処理基本計画で位置付けられております。第4次計画は、平成25年度を基準年度とし、平成28年度を計画初年度、5年目の平成32年度、すなわち令和2年を中間目標年度、平成37年度、すなわち令和7年度を最終目標年度としております。 この計画の第5節広域的取組の推進において、1、ごみに関しては昭和59年3月から稼働している埼玉中部環境保全組合埼玉中部環境センター(処理能力240t/24h)において、広域処理しております。なお、埼玉中部環境センターは、稼働後33年が経過し、更新の時期が迫っています。 このような状況の下、北本市、鴻巣市及び行田市では、平成25年5月7日に以下の基本的事項を合意し、3市でごみ処理の広域化を推進することとしました。これが、北本市一般廃棄物処理基本計画の基本であると認識をしております。 しかしながら、本市、鴻巣市及び行田市、3市でのごみ処理の広域化の推進については、三宮市長になって白紙の状況となり、組合を解散したのが現状であります。市長がこの北本市一般廃棄物処理基本計画(第4次計画)を推進する立場であるならば、北本市の方向性を示せなかったと申し上げても過言ではありません。 市の基本計画の方針を示して、3市の首長との本格的な交渉を行ったのかと疑問に感じざるを得ないのであります。 市の基本方針について、質すものであります。 要旨2、議会決議に関しての対応についてであります。 三宮市長が決断した白紙の状態をいつまでも続けている状況は、職務の怠慢、責任放棄であります。議会としても、今後の新ごみ処理施設の整備を進めるに当たり、慎重かつ丁寧な対応を求めるとして、4項目の議会決議がされております。 内容については承知していることと存じますが、私としては、この決議で新ごみ処理施設整備は、広域処理、新たな枠組みをキーワードとして第4次一般廃棄物処理計画を進めるべきだと認識をしております。 市長は、議会の決議を受けて、どのように対応をするのか質すものであります。 件名3、市制50周年事業について。 要旨1、立ち止まって歴史史料を整理する必要性。 市長の得意分野とも言える歴史に関して、市制施行50周年と、その間における人間社会の移り変わりや個々の出来事の史料を整理する必要性について質すものです。 50周年事業で、市勢要覧の発行事業を提案されておりますが、年度別の史料に関して疑問がありました。史料にはいろいろなものがあると思いますが、市史編さんとして、地域史料の収集、整理、保存や自治体内で発行される史料の収集、社会運動、まちづくり等の民間団体、地域の出身者、在住者の企画物等、関連する分野が広いと感じております。 歴史史料を整理する必要性に、市としてどのように対応しているのかであります。 要旨2、旧給食センターの有効活用について。 50周年記念に旧給食センターの活用は、一つのヒントではないでしょうか。歴史、遺跡に興味のある市長にとっては、平成26年度から埋蔵文化財センターに改修する計画が進められ、平成27年度には、耐震診断、平成28年度には改修の実施設計を終え、改修工事を行えば、メモリアルセレモニーとしての価値が増したものと考えております。 令和元年6月定例会、北本中学校のB棟にあります郷土資料室が狭隘化し、早急に解決に向けた対策が必要であると認識をしており、現在は、北本市公共施設等総合管理計画において、改めて移転計画の検討を進めている状況でございます。 この郷土資料室の問題については、現在も解決されておらず、新たな発掘や確認調査ではなく、今ある資料や出土品を分散させることなく、きちんと整理することが必要なことであります。 50周年記念に、旧給食センターの活用について質すものであります。 要旨3、太陽光発電の導入を災害避難所、市役所、(建設以来の課題)、学校へ、というテーマで質問をさせていただきます。 東日本大震災後、10周年になります。災害復興に関して、様々な報道がされておりますが、災害教訓を得て、さらなる対応が必要であると認識をしております。新庁舎建設も、東日本大震災が背中を押して建設が推進できたと考えております。 その結果、北本中学校の耐震改修、文化センター備蓄倉庫建設、豪華な新庁舎建設と、大規模災害対策に対応できる災害避難所に関しては、一体的な整備がなされております。 災害時における太陽光の活用は、社会的インフラ整備でも、緊急時の電源確保としても、クリーンエネルギーとして即座に対応できる施設と考えております。エネルギーを身近に、そしてクリーンには、持続可能社会へも通じます。 市役所や学校の災害対策避難所の活用、太陽光発電の積極的な導入と推進を市制50周年事業の展開を含めて質すものであります。 以上が1回目の質問であります。 ○滝瀬光一議長 黒澤議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1につきましてお答えいたします。 2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択されたSDGsにつきましては、持続可能かつ豊かで活力ある未来をつくるため、全世界での達成を求められている目標でございます。 国内におきましても、内閣府や埼玉県等において、SDGs官民連携プラットフォームを立ち上げる等、SDGsの達成に向けた下地づくりが進められ、本市も立ち上げ当初より積極的に参加しております。 本市におきましては、こうした状況の下に第五次北本市総合振興計画基本構想の市民との協働による持続可能なまちづくりという基本理念の下、将来都市像「緑にかこまれた健康な文化都市~市民一人ひとりが輝くまち北本~」を実現していく目標と、持続可能で多様性と包摂性のある社会を目指すSDGsの目的との親和性が高いことから、令和3年度予算編成方針の基本的な考え方として、持続可能なまちづくりの推進を掲げ、それに資する予算編成を行ってまいりました。 令和3年度に予算案として計上した中で、SDGsに資する事業は多々ございます。例を挙げますと、重層的支援体制整備事業において、市民が相互に尊重し合える地域社会の実現を図っていくということが、ゴール3のあらゆる人々の健康的な生活の確保に資するものとなることや、ICT支援員配置事業において、学校教育のICT化に向けた取組を進めていくことが、ゴール4の全ての人に質の高い教育を確保することに資するものと考えてございます。 また、現在、策定を進めている後期基本計画にも、このSDGsの考え方を導入したいと考えております。この方法としましては、SDGsに掲げられた貧困、保健、教育等の17のゴールと169のターゲットを施策や基本事業の内容と結びつけるとともに、成果指標やKPI、重要業績評価指標の設定についても可能な限り、その考え方を反映したいと考えております。 全てのステークホルダーが誇りを持ち、誰一人取り残さない持続可能な社会や地域づくりを目指すためには、まず、市政運営の総合的な指針である総合振興計画においてSDGsを位置付け、取組を推進していくことが肝要と考えますので、引き続き、今年度及び令和3年度にかけて行う後期基本計画の策定に尽力してまいります。 件名1、要旨2につきましてお答えいたします。 日本のSDGs実施指針につきましては、持続可能で強靱、そして誰一人取り残さない経済社会、環境の総合的向上が実現された未来への先駆者を目指すとのビジョンの下、総合的かつ効果的に推進するため、国家戦略として策定されたものでございます。 この内容は、日本が2030アジェンダに向けて取組を進めていく必要があることから、あらゆる分野のステークホルダーと連携しつつ、広範な施策や資源を効果的かつ一貫した形で動員するため、国における現状の分析から、ビジョン、優先課題、実施原則、推進体制等について定めたものとなっております。 こうしたことを受けて、本市におきましては、後期基本計画において、SDGsを位置付けていく予定でありますが、総合振興計画は、その性質上、市政全般にわたる網羅的な内容となっておりますので、具体的な取組を進めていく場合には、個別計画や行動指針等を別途策定し、運用をしているところでございます。 このため、後期基本計画の策定後に、国の実施指針に掲げられているビジョンや優先課題等をよく吟味した上で、本市における実施指針の策定について、前向きに検討していきたいと考えています。 件名1、要旨3につきましてお答えいたします。 SDGsのゴールの一つに、多様かつ総合的な社会、地域の課題に対して、効果的な官民、市民社会のパートナーシップを推進し、解決を図っていくことが定められております。このような考え方の下、御質問のありました成果連動型事業につきましては、官民連携によるSDGsを推進するため等の手法として、経済産業省や厚生労働省で導入されると現在、注目を集めております。 この内容としましては、行政が抱える課題に対しまして、達成したい数値目標を成果として定め、民間企業等の事業者に業務委託を行います。委託された事業者は、成果に応じた支払いを受ける仕組みとなっております。 こうした数値での成果が求められる仕組みにより、エビデンスが重視され、その蓄積が進むとともに、将来的により効果的な、かつ効率的なサービスを提供できるほか、これまで行政が担ってきた業務において、民間企業等の参入が進むことにより、社会全体の生産性が高まり、社会や地域の課題解決を促進することができるとの期待がございます。 なお、公的資金を投入する以上、成果未達の場合は、行政から事業者への支払い義務が生じないため、行政としましてはリスクを抑えながらも高い成果が見込めるサービスを展開することができます。しかしながら、成果連動型事業の取組が導入されて日が浅い現在では、事例数が少ないこと等から、成功例等の情報量が多くはない状況にありますので、導入に向けましては、今後において前向きに研究を続けてまいりたいと考えております。 件名1、要旨4につきましてお答えいたします。 国際社会全体の普遍的な目標として採択されたSDGsにつきましては、後期基本計画に市として掲げた取組や、その後の運用等において、職員に対して研修や考え方を浸透させる取組を行う必要があると考えております。 最初のステップとして、SDGsの概念や国の実施指針の内容と市としての取組について、理解を深める研修を実施したいと考えております。その上で、次のステップとして総合振興計画を着実に実行するためのシステムとして運用している行政経営システムの取組の中で、予算編成時の事業計画策定時に、17のゴールや2030アジェンダ等の目標を達成するための考え方を取り入れることや、行政評価の実施時に目標の進捗確認や達成の課題の洗い出し等の取組を行うことにより、実効性を高めていきたいと考えております。 いずれにしましても、持続可能なまちづくりを進めていくために、私たち行政がSDGsの取組の推進役となるよう、職員の質の向上に向けて、力を尽くしてまいります。 件名2、要旨1につきましてお答え申し上げます。 市といたしましては、昨年12月議会においても説明をさせていただきましたが、鴻巣市を含め、広域で協議を進めてまいりたいと考えております。 近隣市町にとりましても、大変重要な課題となっていると認識しておりますので、これまでごみ処理を共同で行ってきた吉見町や埼玉県央広域事務組合を構成する桶川市など、近隣自治体との新しい枠組みを模索し、まずは首長間による協議が開催できる状況まで進めてまいりたいと考えております。 件名2、要旨2につきましてお答え申し上げます。 令和2年第4回北本市議会定例会において、新ごみ処理施設の整備に当たり、慎重かつ丁寧な対応を求める決議が全会一致で可決されたことを受け、一般廃棄物処理施設調査委託事業費700万円を予算計上させていただいております。 調査内容につきましては、決議に示されていた広域だけではなく、単独による処理や脱炭素化を目指した焼却によらない処理、エネルギー活用等、あらゆる可能性について財政負担、環境負荷や市民の分別負担等を比較するための調査となっております。財政負担や環境負荷、市民の分別負担など、専門的知識や技術を要することから、委託事業としてお願いするものです。 昨年度12月議会において説明させていただきましたが、市といたしましては、広域の準備を進めてまいりたいと考えております。現在、どのような枠組みになるか決まっておりませんが、関係市町村での検討、協議を進めていく一方で、議会や市民の皆様の御理解と協力が得られるよう進めていく必要があると考えております。 いずれにしましても、新ごみ処理施設の整備に当たりましては、慎重かつ丁寧に進めてまいります。 件名3、要旨1につきましてお答え申し上げます。 現在、郷土資料室に所蔵しております歴史史料の主なものは、市内外から収集された古文書が約3万点、行政文書が約7,000点、古い写真がネガの状態で約1万本ございます。また、市内遺跡から調査により出土した遺物では、30リットル、コンテナで約950箱あり、その中で、完成品や重要と考えられる遺物は約3,000点を数えます。市外、市内から寄贈を受けた古民具は約2,000点です。 こうした歴史史料は、長年の調査と収集作業、市民からの寄贈によって蓄積された重要な史料群でありますので、今後も北本市の歴史や民俗を将来に伝えるものとして、整理作業を進めていかなくてはならないと考えております。 現在、こうした史料の保管場所として、北本中学校B棟の郷土資料室が充てられていますが、スペースが手狭になったこと、建物の老朽化により早急な移転を検討することが必要です。そのため、将来的に公共施設マネジメント計画により移転を行い、史料の適切な整理と保管、公開に努めてまいります。 件名3、要旨2につきましてお答え申し上げます。 旧学校給食センターを改修し、(仮称)埋蔵文化財センターを設置する事業につきましては、平成28年度に計画され、設計事業まで行ったものでございます。当時、(仮称)埋蔵文化財センターについては、現在、北本中学校にございます郷土資料室の老朽化に伴う各種の問題が生じていたことからこれらを解決するために移転が計画されたものでございます。しかし、このときは財政的な課題を解決できなかったため、事業を凍結した経緯がございます。 今後、市内公共施設については、令和元年度に策定された公共施設マネジメント実施計画により、適正配置を進めてまいります。また、旧学校給食センターについても、この計画の進捗に伴い、どのような有効活用につなげるのか、関係各部署に検討を指示してまいります。 件名3、要旨3の質問についてお答え申し上げます。 太陽光発電システムは、既に庁舎及び学校12校にそれぞれ10キロワットのシステムが全額補助金を原資として整備されております。現在、庁舎にあります太陽光発電システムが発電する量は、年間約1万3,000キロワットで、庁舎全体の電気使用量の2%にも満たず、非常電源としては期待できません。また、学校においても全体の使用量に対する比率もほぼ同様です。 庁舎には、停電時に72時間稼働可能な自家発電設備があり、防災室を始めとして各所に必要最小限の電力を供給できますので、その意味からも災害時の太陽光発電は必要な設備とは言えません。また、太陽光発電システムの増設を考えた場合、設置には多額の費用が必要となりますが、現行の電気料金と相殺しても減価償却期間が太陽光システムの寿命である20年を上回ってしまいますので、費用対効果の面でも活用は難しいものと考えます。 以上です。 ○滝瀬光一議長 黒澤議員。 ◆20番(黒澤健一議員) 答弁ありがとうございます。 再質問をさせていただきますが、件名1の持続可能な開発目標、SDGsの推進についてでございますけれども、今、答弁をいただきましたけれども、17のゴール、あるいは169のターゲットということで、非常に広い視野の中にあって、では、北本市はその中のどれをやるのだと。あるいは、その全部をやるのかどうかというのは、この予算の指示のときには見えてこないです。その考え方については見えるかもしれないですけれども、具体的にそれがどういう形で予算に表れてきたのかという部分については、残念ながら見えておりません。 積極的に参加をしているということでありますけれども、どの部分をどう対応してやっていくのか、具体的なところでお示しをいただきたいと思います。 この問題については、総合振興計画後期基本計画に位置付けてやるという答弁をされました。まさに、それも必要なことでしょう。同時に、議会もかつていろいろな意味で総合振興計画後期基本計画に入れてくださいということで、いろいろ議決した案件もあります。それらを含めて、総合振興計画後期基本計画、今、練っているのでしょうから、状況としてどういう形でその中に入れているか、具体的にお示しをいただきたいと思います。 私、残念だったのは、若者の移住定住、あるいは交流の促進、めざせ日本一、子育て応援都市、こういった総合振興計画の中でも言われている問題が、このSDGsの考えの中で事業化としてなかなかなっていなかったのかなと思うのですけれども、こういった第五次北本市総合振興計画で、リーディングプロジェクトを考えながら対応している人口増加策、こういったものに関してと、SDGsとの関係はどうなのか。この3点について、件名1でお尋ねをしたいと思います。 それから件名2でございますけれども、ごみの市の基本方針ですけれども、広域化の枠組み、そして首長間の協議をする、もう、鴻巣行田北本環境資源組合が解散されて1年半たつのですよ。1年半もたつのに、今、これから広域に向けて首長間の協議をやるということは、少なくとも、市長、知っているとおり、吉見の問題を考えれば、早急に対応をしなければならない状況にあるのは目に見えて分かるわけです。 しかしながら、これからその首長間の枠組みをつくっていきます、こんなのんびりしていて、いつ頃までに、あと50年も100年も先に、この処理場を造ろうとしたって、そうはいかないわけですよ。そういう状況の中で、どう対応するのかということは、やはり考えなければいけない。 その前提というか基本になる市の方針として、第4次の廃棄物処理基本計画があるわけでしょう。あの処理計画を全然いじっていないではないですか。1年半前に解散されたのであれば、その時点で対応する。なお、本計画は計画策定から5年の平成32年度に見直しを行うと、こう書いてあるのですよ。平成32年度、すなわち令和2年度、見直しをしたのですか、この基本計画を。 あの時点で、この見直しをしていれば、北本市のごみの処理計画については、対応できるわけですよ。それをやっていない。しかも本計画の策定に関する諸条件に大きな変動があった場合は見直しを行います。この処理計画、見直ししたのですか。どういう指示をされたのですか。 市の基本的な方針を見直しもしないで、言い方、悪いかもしれないけれども、民間の任意の団体に文章でお願いをして意見を聞く、そんなことできますか、基本的に。少なくとも、前のときには公的な附属機関として廃棄物減量等推進審議会があって、審議会に諮って対応したという事実もあるわけです。 ところが、市は、今回は、この基本計画があって見直しをすると書いてありながら、それもやらない。そして、今度は、そういう民間の団体に意見を聞くとは何事ですか、これは。市長の政治姿勢として、私は寂しい。申し訳ないけれども。 これは、やはりきちんとした手続に従って対応するべきではないですか。その辺について、どのようにお考えですか。やはり、この基本的な幹ができていないのに、枝葉の話をしては駄目なのですよ、こういう問題は。そこがきっちりしていないから、市長、駄目なのです。幹をまずつくることですよ、きちんと。それをやっていないというところに、私としては非常に寂しさを感じております。 行政経営会議、去年の11月16日に鴻巣市と進めていく、これは答弁して、報告をいただきました。市長依頼の各会派に意見を聞くということで、これもありました。うちの会派も討議させていただき、報告を出しました。 これは、各会派の意見は全部集まったのですか。何の話もない、ただ意見を聞くということで、提出して、そのままの状況ではないですか。ほかの会派はどういう判断をしているのかというものも見えないし、この状況についての結論はどうなっているか、お示しをいただきたいと思います。 さらに、副市長をトップにしたプロジェクトチームをつくりましたと、ごみ問題、この問題で言っているのですよ、答弁で。そして、このプロジェクトチームをつくって、会議の開催内容、何の報告もないのです。これもおかしいではないですか。こういった内容を議会に報告しないで、民間の任意の団体に意見をお尋ねする、こういう手続が本当に許されるのかどうか。これはやはり、市長の性格もあるでしょうけれども、まず、元をしっかりしてくださいよと私は申し上げたい。 この今言った、行政経営会議、そして、その市長依頼の各会派の意見の報告、さらに副市長をトップとしたプロジェクトチームの会議の内容、これは報告をしていただきたいと思います。 今朝の新聞を見て、私はちょっと驚きました。行田市と羽生市が、もう鴻巣行田北本環境資源組合が分かれてから、行田市はもうああいう行動まで、ここまで来ているのですよ。 少なくとも、そういった中で、行田市は白紙になった状態で、近隣の各市に参加する意思がありますか、どうかとまあジェスチャーだとは思いますけれども、本質的に本命は、今回の基本合意に至った市だとは思いますけれども、そういう行動をして動いている。 うちの市長は何も動いていないですよ、これでは。何もやっていないですよ。市民に対する約束ができていないではないですか。ましてや、基本計画に背いてまで何もしていないということは、非常に私としては、市長どうなのかなと不信を持たざるを得ないのですよ。そういった、よく言っているではないですか、情報をどんどん公開しますと、何も議員には公開していないですよ。こういった問題に対しては。 そういうことに関して、どのようにお考えなのか、反省するところは反省して、やり直すところはやり直す、検討するところは検討する。きちんとした方針を示してください。 それから件名3、市制50周年の関係でございます。 立ち止まって歴史史料を整理する必要性、これは必要だと私は認識しております。50周年だからやれということではなくて、今回、50周年の市勢要覧を発行するという発表が市長からありました。なるほどなと、では、その市勢要覧のその史料はどうなっているのだろうというところが私の最大の疑問でした。したがって、そういう観点に立って、歴史史料を整理する必要はあるでしょうということが大きな私としての疑問であり、それをどう対応するのかということについて、お尋ねをしたということでございます。 要旨1はそういうことですから、別に答弁は要りませんけれども、そういう状況は、やはり常に対応しておかなければいけないのだろうと感じております。 要旨2の給食センターの有効活用ですけれども、市の公共施設マネジメント計画で対応する云々、そういう発言、答弁ございましたけれども、いわゆる博物館構想もあるわけです。 博物館構想は、まさにこの令和2年、3年、この辺は博物館構想を実施していなければならない、そういった状況なのです。そういうことはやっていないではないですか。そのマネジメント計画を全部やれとは言わないけれども、そういう中に載っている以上、この博物館構想と旧の給食センター構想をお互いに有効に使って対応して、考えたらいかがかと。まして、旧の給食センター構想は、そういった考え方に立って、郷土資料館の問題が立ち上がってきて、国の補助金の関係で頓座した、そういった経緯は私も知っています。 しかし、それで終わったからそれで終わりだということではなくて、やはり熱意を持って歴史に興味があるのですから、何で市長、やらないのですか、こういうことを。そうすることによって、よく東側の住民から聞かれるのは、グリコがあって、あそこに埋蔵文化財センターがあって、そして新しく桜国屋がリニューアルして、そういった一つ一つの施設を有機的に結んで、市を巡って歩く状況ができると言っているではないですか。 何も考えないで、これから何をやるのですか、やらないのですか。何と答弁したのですか、今。そういう答弁ではなくて、やはりポリシーを持って、基本的な部分は、市長、やらなければ駄目ですよ。そういう観点に立って、再度、答弁をお願いしたいと思います。 太陽光については、随分なことを言いましたよね。国は太陽光だとか自然のエネルギーを使った発電を進めようとやっているのに、それはできない、必要な施設ではない、そういう答弁は私は乱暴だと思いますよ。 どうやったらできるか。少なくとも、北本市は市の庁舎、あるいは各学校に今言われたように、太陽光の電源がございますと。これは災害の場合、非常の場合、いざとなれば、それは電源が止まっても、それで対応できるようにしてありますとか、あるいは今のスマホだとかいろいろな電源の充電だとか、そういったものも災害対応にはできますよというような形で、やはりそういったサービスをしてあげることが、防災対策とセットでやれる太陽光の発電、有効活用ではないのでしょうか。いかかですか。答弁、求めたいと思います。 それと、営業的に見て大した金額ではないから、そんなものは駄目だというような言い方をされていますけれども、国だって太陽光発電、進めているわけですよ。あるいは民間の人たちだって、太陽光発電を積極的に取り入れて、そして事業化しているわけです。 少なくとも、先行投資することによって、発電量という形で還元してくる、それが20年たてば、経費の元を取れるようになるとか、あるいは30年になるとか、それはいろいろあろうかと思いますけれども、決して投資して、その投資した金額がゼロになるということではないわけですから、そういうことを考えて、もう少し、前向きな答弁をされたらいかがでしょうか。荒川の斜面林を歩くよりも、そういった形で市民のためにプラスになるようなことを考えていただきたい。 以上が再質問です。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 たくさんあったので、少し整理します。また数字もありましたので、そのことについては、部長のほうに答弁をいたさせますのでよろしくお願いします。 まず、件名1の要旨1の具体的な予算がどこに見えるのだということでしたけれども、先ほどの話ですと、重層的支援体制整備事業、これ、人を配置するということで予算というわけではございませんし、また、ICTの支援員配置事業についても、全体としては予算に入るのでしょうけれども、個々具体的な中身については担当部長からお願いします。 件名1、要旨2につきましても、これも後期基本計画、今、準備中ですので、担当部長に答弁をいたさせます。 それから、件名2の要旨1。 ○滝瀬光一議長 もう一つあります。リーディングプロジェクト。 ◎三宮幸雄市長 SDGsの絡みにつきましては、リーディングプロジェクト、若者会議等々で今、事業を進めておりますので、これについても担当部長から答弁いたさせます。 ○滝瀬光一議長 新井行政経営部長。 ◎新井信弘行政経営部長 それでは、件名1の再質問に順次お答えをいたして、3ついただいたと思います。 まず1点目が17のゴール、169のターゲットにどれに取り組むのかという御質問だったと思います。これにつきましては、それぞれの1個ずつにどれに取り組むのかということではなくて、市、地方公共団体、いろいろな取組を行っております。保健福祉の分野ですとか、経済の分野ですとか、いろいろなことに取り組んでおります。 それぞれがこのSDGsの17の目標のどれに寄与するのかということをひもづけまして、取り組むことによりまして、市として、そのSDGsの推進を図るというものでございます。したがいまして、新たな計画を策定したり事業を立案することというのが目的ではなくて、これまで取り組んできている事業ですとか、まさに日々、市民の方々が生活の中で行っていることですとか、こういったことと、この17の目標、ゴールを結びつけて、そして国際的、世界中でこの目標を2030年までに達成しようというものでございます。 予算との関連で御質問いただきましたが、1回目の答弁の中で、市長のほうから重層的支援体制については、ゴール3に寄与するもの、またICTの支援員の配置につきましては、ゴール4の全ての人に質の高い教育の確保に資するものという答弁をさせていただきました。 ほかのものについて、私のほうからも幾つか例示をさせていただきますと、今年度、国土強靱化地域計画の策定事業を予算化してございますが、これにつきましては、ゴール9の強靱なインフラの構築ですとか、ゴールの11の安全かつ強靱で持続可能な居住の実現といったものに資するというように考えております。 そのほかにも、新生児の聴覚検査事業というものを今回、提案させていただいておりますけれども、こちらにつきましては、ゴール3の全ての人々の健康的な生活の確保に資するものというふうに考えております。 このように、それぞれの事業がどういった目標に関連するのかということを明示して、今回、予算策定を行ってきたというものでございます。 次に、後期計画の位置付けで具体的にどのようにするのかということにつきましては、まさに今、1回目でお答えいたしましたように、本市の総合振興計画につきましては、大きく7つの施策がございます。 そのうち、前の6個につきまして、それぞれについて27の施策が前期計画で示されております。これらの27の施策が、SDGsの17のゴールのどこに資するのかということを明示していきたいと考えます。もちろん、その数につきましては、後期計画の中で策定をしていきたいと考えております。 もう一点、リーディングプロジェクトとSDGsの関係ということがございました。本市のリーディングプロジェクトにつきましては、人口減少に対応するためのリーディングプロジェクトとしております。この人口減少を解消しようとする目的が、まさに本市の持続可能なまちのために寄与すると考えておりますので、SDGsの目標の11、持続可能な都市、これに寄与すると考えております。このように、それぞれの事業や取組がこの17のゴール、169のターゲットとどのように結びついて、それを推進していくと達成できるのかということで取り組んでいきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。
    ◎三宮幸雄市長 件名2、要旨1につきまして、再質問についてお答えを申し上げます。 まず、議員さんから早急な対応ができていないのではないか、あるいは50年、100年先というようなこと、あるいは、計画の見直しはどうなっているというようなこと、これはその計画書なのですけれども、この平成29年3月に出された計画書の見直し、それから審議会ではなくごみ減量等推進市民会議にお願いしたということは、特に文書でお願いしたというのはどうかというようなお話もありました。廃棄物減量等推進審議会につきましては、昨日の答弁で検討させていただきますということで御答弁させていただいていますので、これから検討させていただきます。 また、行政経営会議や、あるいはまた、会派の所見、意見、これは、全会派からお出しいただいております。また、特に、それについて皆さんに全会派の、議会でまとめていただいたものですので、議会にお持ちになるのではないかと考えております。 なおかつ、また早急な対応ということで今、鴻巣市と北本市で勉強会を開いております。詳しい内容は担当部長にお願いしますけれども、第1回が10月26日に開かれまして、課題として埼玉中部環境センターの延命期限について研修、話合いをしています。 また、枠組みをどうするかということについて、第1回で検討し、第2回目の中身ですけれども、日にちは言いませんけれども、まず私どもでまとめた北本市一般廃棄物処理施設整備等庁内委員会検討結果について、鴻巣市に御紹介させていただいております。 また、今後のごみ処理施設に関する枠組み等のメリット、デメリットについても、2回目で勉強させていただいています。また、3回目でございますが、これにつきましては、ごみ処理施設に関する枠組み等のメリット、デメリット、もう1回ここでやっているということは報告を受けております。 また、第4回、これは、今年に入って1月20日ですね、議題として、鴻巣行田北本環境資源組合が示した事業予算の検証。当時600億円以上あったかと思うのですが、これらについて、この勉強会で検討していると。もう一つが、今後のプロセス、どのように進めていくかというようなことをここで検討し、終わっております。 また、次、何月になるか分かりませんけれども、恐らく、この議会終了後にまた勉強会開催するのではないかと思います。当面、先ほどもお話ししましたように、そういったものを通し、また枠組みについては決まっていませんので、これから皆さんのおっしゃるような、今、やっている吉見町ですとか桶川市にも声をかけていくような流れになっていくのではないかなと思いますけれども、いずれにしましても、今、私からはそういうことで、あとは担当部長のほうで。   〔発言する人あり〕 ○滝瀬光一議長 吉野副市長。 ◎吉野一副市長 それでは、再質問にお答え申し上げます。 先ほど来、副市長をトップにした庁内検討委員会ということでございますが、これにつきましては、鴻巣市との勉強会より前に、要するに3市が白紙になってすぐ立ち上げたものでございます。 1回目に、これまでの新ごみ処理施設の整備について行ったところでございます。次に、勉強会ということで、バイオマス資源化センター、これは香川県の三豊市でございますが、三豊市の担当の方をお呼びしまして、トンネルコンポストについて御指導いただいたところでございます。 そして3回目に、今後のごみ処理施設に関する枠組み等のメリット、デメリット、そして今後の更新ということ、そして3つ目に、それらについて市長に報告をしたということでございます。そして、先ほど市長が話されたように、この案を持って鴻巣市と勉強会が始まったというところでございます。 これらにつきましては、全てを具体的にお渡しをしていない状況ではございますけれども、今までの議会の中で、担当部長より説明があったものと感じてございます。 以上でございます。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名3、要旨2につきまして、再度質問にお答え申し上げます。 まず、この予算化のときの話、私も議長の頃だったかと思うのですが、当時の市長に1年でできないなら数年かけてやったらどうだという話をさせていただいたのですけれども、結果として、やはり最終判断として市長がやらないというようなことを私に伝えてきましたので、これはもうできないのだなという感じでおりました。 その後、私が市長になってから、では、そこを埋蔵文化財センターとして位置付けるのかどうかについては、なかなか昨今の財政状況からしてそうもいかないだろうなと今、ちょうど公共施設マネジメント計画をつくっていますので、その中で、できればそのような機能を持たせる場所をつくりたいと。今回、栄小学校閉校というのがあって、当時、入っていたようなのですけれども、栄小は耐震をやっているのですけれども、物が物で、大量の土器類、重いのですね、それともう一つが大きな生けす状になっている、水の中に木材を入れていくみたいな、そういう場所なのです、あそこは。 それから、一番、3階は市史編さん室で集めた大量の本があって、重くて栄小学校でも駄目なのではないかということで、平らのところの何か場所を探している最中でございます。 以上です。 ○滝瀬光一議長 要旨3については答弁されますか。 ◎三宮幸雄市長 件名3、要旨3の2回目の質問についてお答え申し上げます。 私も屋上に上がりまして、設置する場所はちゃんとあると、なぜこのようになっているのと聞いたら、やはり、その当時の費用対効果で、私はそのとき浪人中でしたので、その辺は分からないのですが、市長になってから屋上、つぶさに見させていただいて、もったいないねという話をさせていただきました。 ただ、費用対効果の面で、やはり担当がそう言うものですから、そのようなものかと。時期が来たらやってもいいのかなとは思っております。 以上です。 ○滝瀬光一議長 黒澤議員。 ◆20番(黒澤健一議員) 答弁の訂正があったように認識しておりますけれども、私、3回目で申し上げたいのは、一番緊急、課題は、廃棄物処理基本計画の変更はしていなかったと。これは早急に変更して、枠組みをしっかりとつくるべきだと。 その枠組みも中にいろいろあるでしょうけれども、桶川市、吉見町、聞くところによると、いろいろ選挙だとかその絡みがあって、なかなか結論が出ないという状況は聞いておりますけれども、やはりこれは、鴻巣市と北本市が核になって、きっちりと物事を進めていくことによって、このごみ処理場の建設問題はできるのです。 どういう体制にしよう、処理場の中身をどうしようかとか、それは先の話であって、まず基本となる根幹、これは市長、しっかりと鴻巣市と手を握ってやってくださいよ。ちゃんとお話しに行って、向こうのほうが年が上なのですから、年は下か、期数が上なのだから、そのぐらいのことはやはり配慮して、仲良くやっていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○滝瀬光一議長 黒澤議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時30分----------------------------------- △再開 午前10時50分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。-----------------------------------滝瀬光一議長 続いて、通告17番、工藤日出夫議員の一般質問を許可いたします。 工藤議員。   〔16番 工藤日出夫議員登壇〕 ◆16番(工藤日出夫議員) 16番、工藤日出夫。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従って一般質問をいたします。 件名1、新ごみ処理施設整備と市政のガバナンスについて市長に伺います。 本市のごみ処理新施設問題は、平成19年から始まっています。その後、紆余曲折を経て、平成24年9月に鴻巣市長から勉強会の誘いを受け、当時の石津市長は、議会に全会一致で決めてほしいと要請があり、鴻巣市、行田市への枠組みに参加することを決定いたしました。 私はこの代表者会議で、市の基本方針がない、建設地を持たないまま、無原則に参加するのは自治体間交渉で不利になると懸案しましたが、残念ながら賛同していただけませんでした。 そして、平成26年4月に鴻巣行田北本環境資源組合はスタートしましたが、令和元年12月12日、臨時正副管理者会議で議会に諮ることもなく白紙決定となり、令和2年3月31日、3市の組合から北本市が離脱し、6年間にわたった3市の広域化によるごみ処理施設整備事業が終了いたしました。 総事業費約6,400万円、北本市負担分約1億4,000万円が結果として授業料になりました。私は令和元年6月から令和2年3月までの9か月間、この組合議長として関わりました。私は最後の組合議会の議長の挨拶で、白紙になってよかったと思っていますと述べました。それは、600億円を超える事業費が見込まれる組合執行部が、住民に代わって監視する議会を軽視する、または無視する今回の決定を見ると、これだけの大型プロジェクトを執行管理する責任は持ち得ていないと見ることができます。そういう意味で、私は先ほど白紙でよかったと申し上げましたと述べました。 昨年11月の北本市行政経営会議において、全会一致で白紙とした鴻巣市との広域化を決めました。私的に見れば、北本市のメリットの最大化、期待性をもって進める覚悟が全く見えていません。さらに、議会軽視で不誠実な対応をした鴻巣市と白紙になった本質を検証することなく、安養寺を基本として決めたことに強い失望と不信感を持っています。 失敗から学び、次のステップへどう動くのか、以下の要旨について市長に質します。 要旨1、失敗から学ぶ。3市で広域化を進めた協議と白紙の因果関係を検証し、次のステップにどう生かすのかを問います。 要旨2、鴻巣市との勉強会、ここまでの協議の内容と今後の方向性について問います。 要旨3、道に迷ったら元に戻る。明快な戦略とビジョン、グランドデザインが必要と認識するが、市長の見解を伺います。 続いて、件名2、市長の政治信念「信なくば立たず」の真意について市長に伺います。 市長はこれまで、議会において度々、信なくば立たずと発言されています。就任後のこれまでの2年間、これからの後半の2年間の市政の現実を見詰めながらお尋ねをいたします。 要旨1、「信なくば立たず」をどのように受け止め、市政運営で実践しているのか伺います。 以上、1回目です。よろしくお願いいたします。 ○滝瀬光一議長 工藤議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1につきましてお答え申し上げます。 今後の検討、協議においては、広域化によるスケールメリットを最大限に発揮できるよう、しっかりと協議し、市民の皆様にとって不利益とならないよう進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、市といたしましては、ごみの安全かつ安定的な処理を最優先しながら、適切な環境保全やエネルギーの有効利用に十分配慮し、経済性にも優れた施設の建設に向けて、市民の皆様の御理解を得ながら進めてまいりたいと考えております。 件名1、要旨の2につきましてお答え申し上げます。 先ほどの黒澤議員の質問に少しかぶるところがありますけれども、御了承ください。 鴻巣市との勉強会につきましては、第1回を昨年10月26日に開催し、その後、11月18日、12月16日、令和3年1月20日と現在までのところ計4回開催しております。 内容につきましては、第1回は勉強会の進め方について、毎月1回程度の開催とし、検討内容をまとめ、最終的には両市長まで報告するとしたほか、広域の枠組みの想定されるケースについて、今後検討していくこと等の確認をし合いました。 第2回令和2年3月報告の2回は、令和2年3月報告の北本市一般廃棄物処理施設整備等庁内委員会検討結果について共有し、枠組みについては、既存の組合、埼玉中部環境保全組合、埼玉県央広域事務組合での枠組みが、事務手続や費用負担の面から見て、有利であるとの意見で一致したとのことです。 第3回は、第2回に引き続き、想定される枠組み等のメリット、デメリットについて意見交換を行いました。 第4回は、鴻巣行田北本環境資源組合が示した事業予算について、各市の実質的な負担額がどの程度になるか検証を行ったほか、今後のプロセスについて、現在の埼玉中部環境保全組合で進めることができれば、有意義な点が多いことについて意見が一致したとのことです。 これまで、勉強会で検討した内容について、取りまとめて報告を受けることになっております。なお、来年度以降の開催につきましては、鴻巣市と協議して検討してまいりたいと考えております。 件名1、要旨3につきましてお答え申し上げます。 昨年12月議会において説明させていただきましたが、市といたしましては、広域での整備を進めてまいりたいと考えております。現在、どのような枠組みになるか決まっておりませんが、関係市町村での検討、協議を進めていく一方で、議会や市民の皆様の御理解と協力が得られるように進めていく必要があると考えております。 これまでも、答弁しておりますが、今後の検討、協議においては、広域化によるスケールメリットを最大限発揮できるようしっかりと協議し、市民の皆様にとって不利益とならないよう進めてまいりたいと考えております。 件名2、要旨1につきましてお答え申し上げます。 「民の信なくば立たず」は、論語に記される一節で、政治は民衆の信頼なくして成り立つものではないことを意味するものであり、議員御案内のとおり、私が北本市長選に立候補するに当たり、政治信条としたものでございます。 市長や市議会議員は、それぞれ選挙によって選ばれており、市民からの信託を受けてその職務を行いますが、その前提となるのがこの信、つまり皆様からの信頼であると私は考えています。私には市民からの期待に応える、また義務があります。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 一通り答弁いただきましたので、順次、再質問させていただきます。 ただいま私が失敗から学ぶということで、3市の広域化を進めた協議と白紙の因果関係を検証し、次のステップにどう生かすのかという質問をいたしました。 残念ながら協議と白紙の因果関係については答弁をいただいておりません。ここが肝だと私は思うのです。ここが肝なのですよ。このことについて言及をしないということは、ひょっとしたらこの協議の内容と経過と白紙の因果関係については、全く何もやっていないという捉え方ができるのではないかと私は思うのですけれども、ここについてはどういう状況だったのかを伺います。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時01分----------------------------------- △再開 午前11時02分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名1、要旨1の2回目の質問でございますが、今、議員さんのおっしゃった協議と白紙の因果関係を検証ということは、私もそのとおりだなと思いますし、また、今回の委託についても、そのような内容を盛り込んでできるだけ早く完成に結びつけたいと思っております。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 市長、物事の進め方の段取りがあるわけなのです。物事には全てセオリーがあって、そのセオリーを無視してやっていくと、必ずまた同じような状況に陥るというのは、普通のことなのです、これは。 今、この間のずっと説明を聞いていると、広域化へ前のめりなのです。広域化に。しかも、鴻巣という、一番、私は検証しなければならない相手を検証もせずに、そこに広域化に向かっていこうという、極めて私から見たらこれは危険な状況ではないかと思いますよ。 行田市の石井市長は、選挙の公約だけではなく、行田市の利益を最大化させるためにしっかりとしたビジョンを持って3市の協議に臨んできているのです。そして彼の主張は、一貫して、とにかく安くしたい。安くできるのであれば安養寺でもいいけれども、それが難しいのであれば、比較するために私のところも検証してくださいというのが、彼の一貫した主張でした。 それがあたかも、3市のこれまでの協議を邪魔しているのではないかと捉えていましたけれども、私は違うと思うのです。それが交渉なのですよ。我々は建設地を持たないから、ただただ、ひたすらお願いするしかない立場だからだと私は見ているのです。 そういう意味で言うと、あの段階で白紙にして、行政経営会議である部長は、行田市を外すために白紙にしたみたいだと発言していますけれども、そうだとしたら、行田市の思うつぼですよ、これは。スケールメリットどころか。 そして行田市はどうしたかといったら、いち早く自分たちのスタンスをきちんと固めてきていますから、鴻巣市にも呼びかけ、加須市にも呼びかけ、羽生市に呼びかけ、熊谷市に呼びかけ、そして最終的に羽生市と基本合意をするところまでいきました。どういうわけか、北本市には呼びかけていただけませんでした、そのとき。 なぜあのときに、白紙に三宮市長は同意したのか。行田市は白紙になった後に、次のステップに間髪おかずに動いて、今、基本合意です。三宮市長は白紙に同意しましたけれども、この結果、白紙になったことによって、自分はどういうメリットを得たとお考えになられていますか。得たのか、全く得ていないのか、簡潔にお答えください。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 この間、行田市の取組は、私は今朝の新聞ぐらいで内容を知らないのですけれども、少なくとも、私どもの北本市にとっては、行田市の枠組みと若干違っていて、これまで30年以上鴻巣北本吉見でやってきたそのごみ処理方式がまだ現在生きていますので、そこをしっかりと、今、議長さんもいらっしゃいますけれども、どれくらい延命できるのかという調査、まずその以降できると、この4月以降ですけれども、そういった全体像を見ながら、私はそういった意味では考える時間といいますか、メリットとしてはそういうものもありますし、さきにお話ししましたけれども、私が白紙になって、これは大変だと思いましたけれども、しかし、吹上のごみは今、行田市に行っていますけれども、ごみの分別種類方式が全く違う、そういうところと、その鴻巣市と、ちょっと私どもは立場は若干違うところがありますので、そういう意味での。これはメリットだと私は思いますけれども、しかし、そう簡単にメリットというわけにはいかないのだろうなという感じはしています。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 要するに、自治体間交渉を進めていて、最終的に一つの大きな山場を迎えて判断するときに、自分のまちにとってメリットがあるかないかが判断基準の最後のところは、そこのところ、踏ん張りどころは。あるかないか分からないけれども、白紙に同意しましたと。そういう話では私はないと思います。大変申し訳ないけれども、長年の友人でこれまで一緒に政治活動をしてきたのですけれども、今日はちょっと厳しい質問をさせていただきます。そして、奮起を促したいのです、私はあなたに。そういう意味で理解してください。 これ、私の立場だったら、私はチャンスだと思いました。こんな迷走に迷走を次ぐ事業内容も明らかにしない、積算の根拠もきちんと示してこない、それなのに、なぜかいつの間にか一発出てきたら611億円なんていう大きな事業費が出てくるような相手を、広域の長年の歴史があるから一緒にやりましょうかなんていうような時代ではないではないですか、今。 それを向こうから白紙にしたいというのだったら、私だったらチャンスだと思います。来たなと、いよいよ自分たちの主体性を発揮できる、そういう機会が得られたと私なら解釈するのですけれども、市長はいかがですか。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 私自身も工藤さんの今、おっしゃっていることについては、全てではありませんけれども、そういう面が多分にあったなと。特に611億という数字には当時、驚愕したことも含めて、チャンスといえばチャンス、もう一度見直しできると、さっき言いましたけれども、そもそも論として、ごみの処理の仕方が違うところと一緒になれるのかということが一番、もう一回見直すことのチャンスだと思っています。 そのほかにも、温浴施設のことが様々あって、まだそれについても議論ができていませんでしたけれども、それはトータル的には見直しの時間ができたということです。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 市長、ごみの処理の仕方が違うから枠組みを組むのは難しいのではないかと感じました。このようなことは、7年前に始まったときからなの、これは。3市のごみの処理の仕方が、鴻巣市とは埼玉中部環境で一緒ですけれども、行田とは違うと。違うの分かっていて、枠組みを決めたのでしょう、これは。 それだけの問題で私はないのではないかと思うのですよ。特に今回の白紙の状況だけで言えば、市長、思い出してください、私、一昨年の12月12日、臨時正副管理者会議がありますという情報を得て、私、市長の部屋を訪ねました。御記憶ですか。 そして、12月12日、白紙になった日の午後4時30分に伺いました、私。そしてこの臨時正副管理者会議で、今日やるというお話もいただいたと、私はそのとき言いましたよ、たしか。ひょっとしたら、原口さんは今日の会議で机をひっくり返すと思いますよと。すなわち白紙を提案すると思います。しかし、絶対にその場では同意しないでくださいと。 白紙になること自体は悪くないけれども、今ここで我々が白紙に同意してしまったら、何もない状況で白紙になってしまうということは極めて危険なので、これから3か月、6か月ぐらい、建設特別委員会、黒澤委員長ができましたから、我々の利益も含めて、きちんと主張しながら自分たちのスタンスを決めていって、最終的に白紙ならいいけれども、今、ここで白紙は絶対に駄目ですから、何とかそこは踏みとどまっていただきたいと。 そのとき市長は、そうだよ、私も全くそのとおりですと言って別れて、その日の夜の7時30分に白紙になりましたからと電話をいただいたときに、はっきり言って私は大変失礼だけれども、ああ、この人とはチームを組んで仕事ができないなと。 なぜあそこまで、私が議長で黒澤議員が議会運営委員会委員長かつ建設特別委員会の委員長で、北本市の利益も含めてやっていこうということを進めているときに、一緒にやっていこうではないかと、なぜこういうふうに安易にその場でもって決めてくるのか、私は正直言って、大変大きな不信感を持ちました。 さて、このときに原口市長は何と言ったかと、これはここに議事録がありますよ、これ。正副管理者会議の議事録が。この前に三宮市長は安養寺でいいです、今のお話で歴史的に見ても、場所はどこへ行ったって同じなのだから、お金はかかるかもしれないけれども、安養寺でいいですとおっしゃっていますよ。行田市の石井市長は、いやまだ駄目ですと、もっといろいろな問題を検証し、そして費用についてももっと絞り込むものを絞り込んだような形にしないと、私はなかなか承知はできませんという話をしています。 それで、原口市長は、行田市の方向性が全く見えてこない、幸いにして今日は北本市さんが安養寺に賛成していただきました。そういうことであるので、この3市の協議は白紙にしたい。こういうお話です。そしてその前に、三宮市長は、私はいろいろな会議でやってきまして、様々な会議をやって、安養寺でいいと決めたのです。そして安養寺で決めたのは、12月12日の午前中に鴻巣市に連絡いたしました。あなた発言しているのだよ。私が会ったときには、もう安養寺でいいと決めたということを連絡済みなのよ。ということは、三宮市長、行田市を外して北本市と鴻巣市の2市でやっていこうではないかということを暗黙の了解というのか、暗黙の密約というか、そういうものがあったのですか。イエスかノーかで。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時15分----------------------------------- △再開 午前11時15分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 それで言えばノーです。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) そうすると、この議事録を何回も何回も読んでいくと、そういう状況が疑われるような話しぶりではないですか。そして、今、何の大したきちんと白紙の検証もせずに、今、鴻巣市とやりますよと言っているのは、結果としてはまさにこの形になっているのだ。だから検証なんかする必要ないよと。広域化なのだから、スケールメリットなのだから、まずは鴻巣市と、そして桶川市に、吉見町に、私は少なくとも、桶川市はこの枠組みに入ってくることはないと私は推測しています。 なぜかというと、まさに桶川市は、自分たちのところの主体性を持った原則を持たないままに、大変失礼ですけれども、こういう言い方をすると桶川市の人に叱られますけれども、上尾市との協議が壊れ、そして吉見町の協議も壊れてしまったから、もう同じようなことはしないと、私はきっと小野さんは感じていると思うのです。まず、しっかりとした自分たちのまちの主体性を持ち、その主体性を基にきちんと自治体間交渉をしながら、最終的に着地点を見つけていこうとなっているのではないかと。 いまだに、まだ我々はそういった主体性も何も持たないままに鴻巣市との勉強会の中で何を言っているのかといったら、広域のメリットを生かすために、県央の中部環境のグループ、いわゆる吉見町、北本市、鴻巣市、それと県央のグループ、桶川市、北本市、鴻巣市、こういう議論に結局なってしまうのですよ、市長。 私は、大変失礼だけれども、昨年の8月に行われた市民説明会を聞いて、ある人が北本市はこれで鴻巣市とは別に勉強会をやりながらも、もっと自分たちのまちに造るとかいろいろなことがあるのでしょうかというふうに聞かれたから、私は率直に申し上げました。今日の市長と副市長の説明を聞いている限りにおいては、何も具体的な検証をしないままに時を稼いで、最後に時間がないから鴻巣市と言うと思いますよと。そうしたら、昨年の11月に鴻巣市となったと。 費用の問題もありました。今、市長がおっしゃった。これは、令和元年の11月21日の朝日新聞の記事です。これは市長がコメントしたのですね、それを記事にしているのです。 何と言ったかといったら、鴻巣市に建設する計画のごみ処理施設、ゴーサインを出せる状況にはない。3市の枠組みは尊重するが、建設費、運営費が膨らんでいる、北本市の負担も現状の処理費用よりもかなり高額になっていると懸念を表明している。温浴施設も3市の負担割合が協議されてないとゴーを出せない理由として挙げた。2024年12月稼働時期についても、拙速にすべきでないとし、稼働時期より費用の見直しなどを優先すべきとした。 これが令和元年11月21日の朝日新聞に市長が出したコメントです。そして、この年の12月定例議会の私の一般質問、12月10日です。これに、費用の見直しを提案し、そしてしっかりと対応していけばいい。そして、その2日後に白紙なのです。この正副管理者会議の議事録を見る限り、費用の見直しについては一言も言及していませんけれども、私の一般質問に2日前に答弁したように、費用の見直しについてきちんと対応したのですか。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 あの当時、9月ぐらいに鴻巣市長から農振除外というのですかね、ちょっと専門的なことはよく分からないのですが、そのための県に届ける書類をいただきまして、かなり内部でも検討して、そして最終、この新聞記事の時点でも私はまだゴーサインを出せないと、判こを押せないというようなことで、そうしていましたら、鴻巣市はすぐ提出されたようで、行田市長にもちょっと相談しましたら、行田市長もまだ出せないよねという話でおりました。 ちょっと今、思い出したのですけれども、そういう中で、最終的に前日あたりだったでしょうか、私だけの、管理者だけの話合いというのではなくて、部長や副市長も様々裏で連絡を取り合っていたようで、次の12月12日は何かあるかもしれないね、みたいな形は私は思っていましたけれども、しかし、その場ですぐ鴻巣市長が白紙ということは、そこまでは想定していませんでした。 だから、今の回答になっているかどうか分かりませんけれども、そのとき、そのときでかなり様々な人と相談しながら進めていったことは記憶しております。 これも本当はどうかなというのですけれども、正式な話ではないのですが、行田市長からは度々、電話をいただいていて、その日の会議の前にもちょっと二人だけで話合いをして、そのときもかなり厳しいことをおっしゃっていましたね。その内容については正式な内容ではないので、申し上げられませんけれども、相当突っ込んだ話をされていました。 以上です。 ○滝瀬光一議長 答弁していないですけれども、いいですか。 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 私がなぜ12日の4時半に市長のところにお伺いして、今日はやる可能性ありますよ、ひっくり返す可能性ありますよと申し上げたのは、この新聞記事が出た2日後に私は鴻巣市長のところに、実は、私は県民の日に埼玉県知事表彰を頂いたら、原口市長からお祝いの電報を頂いた。誰からも来ないのですけれども、どういうわけか原口市長からだけは頂いたのです。それでお礼を差し上げようと思って伺いました。 そのときに、この記事を見て、大変立腹していました。私はその後、三宮市長に電話しましたよ。そうしたら、何とおっしゃったか、多分忘れているから私の記憶の範囲内で言うと、何と言ったかというと、言ったもの勝ちなのだよと言ったのです、私に。非常に私は不用意な発言だなと思いましたよ。だから、誰にも言っていません。でも、今日、言うのです。 ですから、そのときの印象として、私は相当きているなと。そして、私の一般質問の答弁を聞いたときに、なぜ急転直下、三宮市長の方針が変わったのか。この10日間ぐらいの間に。なぜ変わったか。私は非常におかしいと思いました。あの一般質問の中で、私なりにもっといい方法を見つけようと思って、必死になって頑張ったときでしたので、ひょっとすると相当ダウンしているなと。 ですから、このコメントと12日の間にいろいろなことがあったのでしょう、きっと。様々な会議を何回かやる中で、安養寺に決めたと、この正副管理者会議でも言っていますから。今も様々な人に相談したと。私は残念ながら様々な人の中には入っていない。あれほど私が議長で、黒澤議員が議会運営委員会委員長で建設特別委員会委員長で、そしてとにかく北本市の利益を  を図るために一緒にやっていきましょうよと言っていながら、実は結局は何もないままに、しかもこの時期は、正式かどうか分かりませんけれども、鴻巣市は令和6年の稼働はできない、農振除外や警察交渉もできないし、何よりも都市計画決定が出ない。したがって、最低2年は延ばさなければならないというのを決めていることです。それを12月議会で私が伺ったら、三宮市長は、私は聞いていましたと言ったではないですか。 そういう状況の中で、12月12日、白紙にしたのですよ。だから、私たちにとっては残念ながら、三宮市長は何の戦略もない。このときに具体的にどうやって進めていくかというプログラムもない。そして、バックグランドにある数字的な、感覚的なエビデンスの比較分析もすることなく、安養寺に賛成し、原口市長が北本市さんに賛成していただいたので、ここは白紙にしますという言質の中に使われたわけではないかなと私は見たのですけれども、それは違いますか。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 様々な捉え方があるのだなと思って今、聞いていたのですけれども、当時、行田市長から何回か連絡をいただいた中に、住民投票をすると、私のまちでは考えているようなので、本人が、誰かがそういう動きがあるからそういうふうになりそうだみたいなことがあって、それはちょっと大変なのだろうなというのが数日前でしたでしょうか、12月12日、10日ぐらいに電話来たときそんな話があって、それで、では進めるのだといって、当日やはり会ったときに、そういう方向ということと、それからもう一つが、もう時効ですからいいのでしょうけれども、お金の問題も言っていたのですが、当日はもう御自身の土地でというようなニュアンスのことをおっしゃっていたことが記憶に新しいですかね。 となれば、どういうふうに進んでも、これは決裂だなということを会議の前に私はそのようなことを記憶にちょっとございます。今の回答になっているかどうか分かりませんけれども、特に住民投票については大きいなというのが正直ございました。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 私は議長で9か月やっていて、最初の3か月でこれは絶対に白紙になるという選択肢を持ちながら進めていましたから、何度も言いましたよ。白紙になった後で我々はどうするのか、それは今からずっと、とにかく綿密にプログラムをつくっておく必要がありますよと。 白紙にならないで安養寺でもって今の建設費が行田市の石井市長の主張が届いて下がるのであれば、それはそれでオーケー、それが駄目で決裂したら、次のステップに我々はどういくのか、それが物事を進めていく上でトップとして私は持ち得ている最小限の準備だと私は思いますよ。 だけど、何も持たないで安養寺に賛成して、鴻巣の人が白紙にしましょうかと、ああそうですね、白紙にしましょうというのは、あまりにも安易過ぎると私は思いました。 今は完全に私は道に迷った状況になっているのだろうと思うのです、北本市は。広域化、広域化と言っていますけれども、桶川市と言っていますけれども、桶川市は来るかどうかは私はかなり可能性は低いし、吉見町だって今度、町長選挙でもって何かいろいろとおっしゃっているみたいですし、そうなってくると、鴻巣市と北本市の2市でスケールメリットなんて出るわけないではないですか。 この間、私、12月議会でも、あの試算の中で言ったら、行田市と3市でやるよりも、もっと負担割合が増えるのですよ。だから、広域化に否定はしませんよ、私は。スケールメリットとかいろいろな意味でいうと最終的には広域化はそれはいいのです。だけれども、今一番必要なのは何かといったら、先ほど黒澤議員も言っていましたように、我々にとって軸、原則を持つことです、まずは。 「失敗の本質」という本あります。これは、第二次世界大戦の敗戦の理由を何人かの識者の人たちがいろいろな情報を集めて、分析をした本です。大変、軍事専門家だけではなくて、会社の経営者なんかが好んで読んでいます。 この敗戦の原因を、特にミッドウェーとかガダルカナルとか、インパール、レイテ、沖縄といったようなものの局地戦を、なぜ敗走に次ぐ敗走を転進などというような言葉を使って泥沼に入っていったのか。その結果、この本の中では、いかなる軍事上の作戦においても、そこには明確な戦略ないし作戦目的が存在しなければならない。目的の曖昧な作戦は必ず失敗すると書いています。 私は全くそのとおりだと思うのです。そして、第二次世界大戦のときの将校だった人たちがNHKの報道スペシャルで10人ぐらいの人たちが来て、この当時の状況について、意見交換をしている番組がありました。もう15年ぐらい前だと思います。私、今でも記憶しています。 その中で、この将校たちが使った言葉は、空気と雰囲気、あのときは空気と雰囲気があって、誰もが反対できない、そういう同調圧力が強くて、したがってこの作戦は、この作戦はと言うと、誰も異論を唱える人間は一人もいなかったと。その結果の敗戦なのですよ、大変申し訳ないけれども。 ところが、よろしいですか、この間の12月議会を見ますと、北本市の行政経営会議で鴻巣市に行くと決めたあの議事録読めば、全会一致で意見交換をしています。私はあえて意見交換と言います。議論はしていませんから。議論というのは、異論を戦わせるのが議論です。誰も異論なんて出していないのです。 まさに、空気と雰囲気が支配した決め方ではないかと私は思いました。全く数字等の科学的エビデンスがあるわけではない。当時、あの頃、私は竹村さんという方といろいろな問題を相談していました。竹村さんは、工藤さん、特に焼却施設のようなプラントの整備は何はおいてもサイエンスなのです。サイエンスを抜きに議論をしても、問題の本質は見えてこないのですよ、工藤さん、と盛んに私は言われていました。そうして、そのサイエンスに基づいた原則をつくり、そして戦略として、そして向かっていくということが必要だと竹村さんに私は随分教えていただきました。 そういう意味で、この失敗の本質から見て、まさに空気と雰囲気でなくて、明快な戦略、主体的な原則を私は持つべきではないかと。例えば、ごみを単なる廃棄物という捉え方をするのではない、再生可能エネルギーや新しい次の2次、3次資源として考える、これが三豊市です。 または、現代に言われている脱炭素化の目的や目標をきちんと示し、そして建設候補地などの道具立てを同時に行うといったようなことは、私は最低限、原則の中で必要なのではないかと認識していますが、市長はいかがでございましょう。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時34分----------------------------------- △再開 午前11時34分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 平成25年の11月6日、協定書が結ばれております。その内容を見ますと、今、議員のおっしゃった脱炭素社会、あるいはSDGsみたいな内容が一言も書かれていない。そういう中で進めてられてきて、6年たったと、7年たったと。当時、私はそのとき、議員ではありませんでしたので、こういう協定書がいかが結ばれたのかも分かりませんし、また、そういう議論が議会であったのかどうかも私は分かりませんが、少なくともこの協定書を見る限り、そういう文言がない。 今回、もし、2市でやるのか、ほかと一緒にやるのかまだ分かりませんけれども、しかし、こういう協定書の中にしっかりとそういうことを盛り込むのは、もう時代の要請というか、それを求めている時代になっていると誰もが否定できないと私は思っていますので、その発想については、当然だと思います。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 記憶している方がいらっしゃるかどうか分かりませんけれども、当時、代表者会議に出席した方が今、議員にいらっしゃるかどうか、私も記憶にありませんけれども、先ほど申し上げましたよ。私は3市の勉強会に行くときに言ったのがそれなのですよ。 基本原則を持たない、建設候補地を持たない、そういう状況で行くということが、我々にとってメリットの最大化を図る上では、問題があるのではないですかということは度々申し上げました。そのときに、あなたね、予定地なんかどこにもないよ、北本のまちの中には、何を言っているのですかとか、そんなことを言ったらまとまるものもまとまらないではないですかということを随分言われました。でも、結果としてまとまりませんでした。 だから私は先ほど、私ならチャンスが来たと思うというのは、まさにそういうことなのです。今、市長がおっしゃったようなことが、次の段階ではできるとすると、それは枠組みの相手と交渉して決めることではないでしょう、まずは。まずは北本市の利益の最大化を図っていくために、原則は何にするのかというのは、まさに北本市が決めることです。 石井市長はそこをしっかりと固めて臨んできているわけです、あのとき。視察に行ったときに、同じテーブルで一杯飲みながらいろいろな話を聞かせていただきましたけれども、おぬしなかなかやるなと私は思いました。固めてきているのです。だから、そこに私たちが安易に乗っかっていって、ああそうですかと終わってしまってはいけないわけです、絶対に。だから私は絶対ひっくり返しても、その日には言わないほうがいいですよと、こう申し上げたわけであります。 先ほどの黒澤議員の質問の答弁も、昨日の日高議員への答弁もそうですが、もう広域化なのですよ、全てが。何もこっちには自分たちの原則なんか一つもないのです。まず広域化なのです。広域化の鴻巣市と話し合います。もう鴻巣市は言っているではないですか、北本市は建設地がないのだから、安養寺でいいですと言っていますから。議会で答弁しているのですよ。 これでは全く昔の社会党が盛んに言われたように、げたの雪ですよ。ついていきますげたの雪といって、こんなことでは、我々の市民のメリットの最大化なんか図れないではないですか。 ですから、調査をするのもいい、勉強会をするのもいいけれども、その前にこの基本的な大原則に立ち向かっていくものを決めるのは、全てにおいて優先すべきことではないかと思うのですけれども、市長、いかがでしょうか。イエスかノーかで答えてください。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 議員さんのおっしゃっていることは、ある程度、本質をついていると私も思いますので、イエスかノーでいえばそのとおりだと思います。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 本音で言って、市民の人たちから見たら、ごみを焼却するところがなくなるというのは、最大の恐怖ですよね。むしろ恐怖だと思います。ですから、一日も早く安心材料を出さなければならないというのも政治の責任です。 そういったことに応えて決めたのが7年前ではないですか。結局、白紙になっても自分たちの戻る場所がないのですよ。なぜないかというと、原則がないからです。 行田市の石井市長は、元に戻ったら、ここにしようというものをちゃんとプログラムの中に組み込んでいるわけ。元に戻らないで安養寺にいったら建設費についてはこれぐらいの歩留りでないと嫌だよねというのもあるわけです。だから強気なのです。 私もささやかな損害保険の代理店で、随分いろいろな交渉事に携わってきましたけれども、お尻の時間を切ったり、お尻のところに恐怖心があったりすると、もう交渉は大体勝負ついてしまう。 仮に、5年後に埼玉中部環境センターが駄目になったとしても、それまでに決めてやるのだというぐらいの腹を持たなかったら、これだけの大きなお金を使って事業を進めていくわけですから、そんな簡単なことでは私はないのではないかなと思ったりするわけです。 どうでしょうか、一度、広域化、鴻巣市、このカテゴリーを一度ペンディングしたらどうでしょうか。なしにするとは私は申し上げません。選択肢の一つとして、極めて重要ですから。しかし今、原則を考える上では、それを一度ペンディングして、保留にして、まず原則に基づいた形で早急につくるべきだと私は考えるのですけれども、市長、いかがでしょうか。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 現状では、鴻巣市と広域で協議を進めている段階で、そういうことは今、考えておりませんけれども、しかし、もう少し枠組みが変わったら、そういうことも少し止めて考えざるを得ないのだろうと認識しております。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 禅問答をやったってしようがないのだけれども、枠組みなんていうのは、そんなに難しい話では私はないと思うのです。 だって、どこだって自分のところに造るの嫌だという迷惑施設だと思えば、迷惑施設だと思っている人たちが集まってくれば、枠組みなんて簡単にできるのですよ。最大はだから、吉見町の関係なんて10ぐらいのまちが集まってきているわけではないですか。 みんな、自分たちに造るところがないからといって集まってきたにもかかわらず、最後の決める段階になったら、それぞれの自治体の都合が必ず出てくるのです。そして、出てきたときに、結局は破裂する。何かといったら、ちゃんとした原則を持ってみんないっていないからだよ。できることなら、こんな迷惑施設は自分のところには造りたくない。造ってくれるところがあったら、そこへ頼みに行ったほうが簡単だ。 今、北本市はまた同じようなところにいるのではないかと私は思うのです。何度も申し上げます。私は、枠組みは枠組みとして残しておいて、北本市の持っている何が必要なのか、どうするべきなのか、市民に利益の最大化を図るにはどうするのか、現代の社会の中における焼却施設の在り方について、ごみの処分については、どうあるべきなのかということをもう一度きちんと考えるようなことについて、やっていただけないでしょうか、いかがでしょう。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 その内容につきましては、市民の皆様の不利益がないようにということで、今の回答になるのではないかと思いますので、それはそれとして参考にさせていただきます。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 不利益になるか、ならないかというのは、幾つあるというのは非常に重大な条件のうちの一つだと思うのです。要するに、ごみの処理をする場所がなくなってしまったとき、どうするのでしょうかというのは、もともとごみの処理施設を造るための条件の中にあるわけですから。 それを我々はしないままに来て、1回、今、こういう形になっているわけですから、もう二度とそうならないためにどうするのかという原則論をきちんとしないと、私はいけないのではないかと思うのです。 私なりに、この問題をきちんとした原則を示せるか、示せないか。それは私はちょっと口幅ったい言い方で大変失礼ですけれども、三宮市長の政治家としての資質、レベルが問われるのではないかと、試されているのではないかと考えています。正直言って。 今ここで、これができるのは、誰でもないのですよ。執行部の役人ではないですよ。市民の意見を聞くといって、市民でもないですよ。ましてや調査費を払ってコンサルが決めるわけでもないのです。唯一無二の存在は、選挙で選ばれた市長、あなた一人です。それが、まさに政治家としての資質やレベルを私は試されるのだと思うのですけれども、私の今のことについてはどのようにお考えでしょうか。お尋ねいたします。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 話としてはよく分かるのですが、しかし、結果責任というか、責任論が私にはありますので、しっかりとその分も含めて、検証してまいりたいと今は思っています。 先ほどの質問の中で、民の信なくば立たずというところは、まさにそういうことも含めて言っているつもりです。 以上です。 ○滝瀬光一議長 工藤議員。 ◆16番(工藤日出夫議員) 民の信は立たず、そのとおりです。それが行田市だったのです。さきの選挙で。前の市長が鴻巣市に行き、行田市にも場所があるにもかかわらず、鴻巣市に行く。民の信を取ってみたら、それではないと。それが民の信なのですよ。 ですから、民の信は常に変わるのですよ。不変ではないのです。ぜひ、もう一度真剣に考えていただくようにお願いをいたします。私も議員になる前は、そういった仕事もしておりましたので、何かお手伝いができるのであれば、お手伝いをする気持ちはありますけれども、ただ、前回のような全く一緒にやっていながら、こういう形にしてしまうということはないようにしていただきたいとは思いますけれども。 さて、これはこれで時間がありませんので、最後に件名2に入ります。 いろいろとお話をいただきましたけれども、実は、2006年の9月23日の毎日新聞に、当時の岩見隆夫さんという方がコラムを書いております。たまたまいろいろと資料を調べていたらひょっと出てきたので、これはちょっといいなと思ったのです。 ここの題名は「偏信を捨て兼聴せよ」と、こう書いてあります。これはどういうことか。これは、岩見さんのこの文章によると、安倍晋三さんが総理大臣になる、ならないといった直前に、安倍家の安倍晋三さんのお父さんの晋太郎さんのおじに当たる西村正雄さんという方が、総理大臣になったときにということで贈った言葉がこの言葉だと書いておりました。まさに、長たるもののゆえんということだったのだろうと思うのです。 この西村さんという方は興銀の銀行の再編をしたりして大変有名な方らしいのです。この、偏信を捨て兼聴せよというのは、中国の古典にありますと書いています。これはどういう意味かというと、まず、偏信とは、1人の言うことを聞く、または独りよがりになる。兼聴とは、多くの人の意見に耳を傾けて、その中からこれはと思うものを採用するという意味だそうでございます。 当時に、安倍晋三のお父さんのおじさんに当たる西村正雄さんが、これから総理になろうとしている安倍晋三さんに贈った言葉だそうです。その後の安倍総理は、偏信を捨てないで、兼聴をしないで病気になって、これはちょっと言い過ぎかな、いずれにしても、私は政治家たるものはむしろ、特にトップにあるものは民信なくば立たずということと同時に、私はちょっと恥ずかしいからそういうのは言えないのですけれども、むしろ偏信を捨てて兼聴をせよという政治姿勢が最も必要なのではないだろうか。 そういう意味でいえば、今、三宮市長や私も含めてそうですけれども、必要なのはこの岩見隆夫さんがこのコラムに書いたように、偏信を捨てて兼聴に徹して、多くの意見を聞きながら、最終的に北本市の利益の最大化を図っていく、その理念にあるのだということを申し上げます。終わります。 ○滝瀬光一議長 工藤議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時51分----------------------------------- △再開 午後1時00分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。-----------------------------------滝瀬光一議長 続いて、通告18番、諏訪善一良議員の一般質問を許可いたします。 諏訪議員。   〔10番 諏訪善一良議員登壇〕 ◆10番(諏訪善一良議員) 10番、諏訪善一良。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時02分----------------------------------- △再開 午後1時04分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 ◆10番(諏訪善一良議員) それでは、今議会最後の一般質問をさせていただきます。 まずは皆様に資料を配らせていただいたのですが、一応、このA4の紙ですね、一般質問の中で説明いたしますけれども、まず1枚目が地方教育行政の組織及び運営に関する法律でございます。それからもう一枚は、いわゆる北本駅の西口ですね、西口のバス停に対する資料でございます。 それから、もう一度確認できなくて申し訳なかったのですが、北本市の将来を語るにおいて前提としていたことで、この地図をたしか上尾バイパスの議員連盟ということで、桶川市、北本市、それから鴻巣市ですか、一応、たしか黒澤会長のほうから配ってくれましたので、それをちょっと皆様のほうに回します。 映してくれますか。これがいわゆる北本市を所管する県土事務所の上尾から鴻巣市までの、前の吹上までの全体の令和2年度の事業の進捗等書いた資料でございます。大体、どのような工事が今、北本で行われているか、隣町ではどういうふうに行われているかということが、道路と主に川ですね、これについての冊子でございます。 それからもっと大きく見まして、今、北本市ではこの圏央道が既に開通したのですが、国のほうではいつ開通をするかということで、これが冊子でございます。圏央道が2年ほど前に開通いたしまして、私たちも桶川北本インターチェンジが開通して、早速2年前ですか、東名まで行ってきました。大体、北本から45分ぐらいで行けるのですね、ということと、それから、ちょうど昨日も松島議員ですか、そのほか上尾バイパスの話も出ていましたけれども、それらの工事の日程全体が分かるようにということで、一応、資料用意してもらって、上尾バイパス議員連盟の黒澤会長が皆さんに配ってくれた資料でございまして、東京湾を中心とした図面でございます。今回は、議員席に配ってあるからということだったので、配りませんでした。すみませんです。 それから、昨日、上尾バイパスの呼称でいいますけれども、上尾バイパス、新中山道という言い方で、これは国交省ですか、出していまして、つなぐ、生み出す地域の力ということで、この一つの冊子になっていまして、細かくは今、上尾バイパスの進捗状況等が出ている冊子でございます。期限はどうなるかということで、北本市の位置付け等、外から見て理解していただきたいとお配りさせていただいた冊子でございます。 それから、あと一般質問の中で言います、ちょうど私も市を留守にしていたときなのですが、石戸蒲ザクラ保護及び森林整備基本計画書でございます。この冊子で、北本には一番、多分最大誇れるものは何かといったら、天然記念物で日本で最初に指定された桜の木、蒲ザクラがあると。これに関する質問のための冊子でございまして、質問の中で説明していきたいと思っております。 それから、そちらの席に移ってしまうと映せませんので、今、先に出しますけれども、先ほどの北本駅の西口の図が、これは西口を市役所側から見た写真の絵でございます。主にこの左手のほうのバス停の位置ですよね。これが1、2、3と出ている全体像でございます。 今、どうなっているかというと、どういうわけか北本市の場合はバス停を駅の近くからでなくて、駅の遠いほうから着けている部分がありまして、駅の一番近い部分がこの北本駅西口でもって、吉見町、鴻巣コミュニティバス、それから北本駅の西口へ行くバスであります。 大体この駅の一番近いところが、見にくいかもしれませんが、大体1時間に1本ということで、あまり使っていないところがあるというバスの時刻表でございます。これが3番で、一番北本駅に近いところですね。それから2番目は、これが北本団地行きですね。これが一番多く便が出ているわけですね。これは中型バスだそうでございます。北本駅西口団地行きバス。それから、これがそのダイヤ時刻表でございます。大体、1時間に5本ぐらい出ているということでございます。 一番多く利用されているのは、北本駅から北里メディカルセンターへ行くやつですね。これがバス停の中で一番遠いところにございまして、大体、便数が一番出ているということでございます。さっきも申したように、どういうわけか、北本駅から遠いところから1番ホーム、2番ホーム、3番ホームになっているということで、先ほどのように全体像でございます。 それらを前提として、質問させていただきたいと思います。 それから、これは教育委員会のいわゆるプログラムなのですかね。ほとんど非公開、非公開と。今回の質問の件名1の2の分に当たる部分の資料でございます。 ちょっと説明に時間がかかりましたが、これから質問させていただきます。 件名1、北本市の教育行政及び教育委員会について。 教育長、場合によっては並びに部長になりますが、要旨1につきまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第2章第1節、教育長及び委員並びに会議について、第14条6項について、法律違反の確認と認識の時期について、再度お伺いしますということであります。 これは、一昨年の4月25日の教育委員会で、教育長がわざわざこの第14条6項を読み上げて、自らの辞任を審議してもらうと。そして自らが、先ほどの資料にもありましたように、一切、参与してはいかんと書いてある、禁止されたのだけれども、自分で議長をやって、自分で委員会をまとめて、不同意ということなのですね。これは明確な法律違反であると、こう思っていますので、確認の意味も込めまして、皆さんに資料を配らせていただいたものでございます。この件について、再度お伺いしたいということでございます。 それから、教育長としては、当時の答弁ですと、一部、自分が辞めたくても委員会が否決したのだと、同意しなかったのだというのが理由だったのですが、それが成り立つ成り立たないは、これからまた質問して、その後明らかにしていきたいと思います。 要旨2、特に第14条第6項の法律違反については、今回の経緯に至る責任に係る処分について、職員も含め、どのように対処されたのか伺う。 これは、ひとえに教育長だけではないと思います。教育委員さんとか、それを、式次第等をつくって確認したところの事務局も、いわゆる法律違反をやってはいけないということは、やはり戒めとして、やはりこれは、中の質問もしなければならないのではないかという意味で質問をするところでございます。 (3)同じく第7項については、公開が原則にかかわらず、ただし書にその他の条件ということがあることをいいことに、さっきも言いましたように、ほとんど非公開なっているのです。これについては、人事案件等あるのは分かりますけれども、極力、それを何らかの工夫を加えて、例えば、人の名前が出る部分についてはA、B、Cと呼ぶとかして、なるべく透明性を高めていくような、いわゆる閉鎖性をなくしていくような工夫が必要ではないかと、そういう時期に来ているのではないかということで、この辺は工夫を求める意味からお伺いをするものでございます。 次に、件名2、三宮市政任期前半に対する公約・実績に対する自己評価並びにさきに示された北本市南部地域周辺まちづくり基本構想(案)について市長に伺うものでございます。 市長は10の約束をしておりますけれども、中でも、ちょうど2年前の3月議会には、かなり厳しく件名1、要旨1で新駅の問題を扱ってくれておりました。そのときと姿勢が大分変わってきたのかなという部分もありまして、確認も含めての質問でございます。 それは、その前の市長選挙のときの資料でもあるわけでして、その辺は統一した見解を示していただければということでございます。 改めて読みます。件名2、三宮市政任期前半に対する公約・実績に対する自己評価並びにさきに示された北本市南部地域周辺まちづくり基本構想(案)についてでございます。 要旨1、10のお約束より、南部新駅及びその後背地とも言える久保特定土地区画整理事業について、2年前の3月議会の当時の市長への質問について、現在考えは変わったのかということでございます。 ちょっと細かく言いました、ア、南部新駅に関連して本件に関する対外折衝状況・計画見直しを含めて、伺う。 御承知のように、ちょうどおととしの1月の11日に、公拡法に基づき今の倉庫の会社が申請を出してきまして、これが18日、祝日も含めて実際、中3日、4日しかないのですけれども、前市長のほうで、これを市としては買わないということを宣言しまして、三宮市長は驚愕したと言っているわけなのですが、今、着々と倉庫ができて、そのときにその後につきましては、ぜひこの将来の今日説明した、そこも含めて計画をつくっていただきたいと申し上げたと思うのですが、その後、どのような折衝をしたのか計画の見直し等も含めてを御報告いただきたいと思います。 イ、令和7年計画完了予定になっている久保特定土地区画整理事業の具体的かつ明確な完了期限をお示しください。 いまだに予定としては久保の区画整理事業の完了は令和7年と聞いていますけれども、答弁するたびに地権者に迷惑をかけている、迷惑をかけていると言っているだけで、いつになっても時期を示さない。さきの地図にもありましたように、いつ終わるか。 本来だったら、区画整理、今から24年前ですか、あれの段階からの10年計画だったわけですから、地権者といっても代が替わるほど時間がたっているわけですから、これは明確に示すのは、まさに政治の責任だと思うところでございます。これにつきましては、きちんと、ただ単に迷惑かけているというだけの言葉では済まないと思っております。 ウ、上記について、特に西仲通線について、今さら変更できるのか。また、その影響は。事業費・事業内容も含め、示されたい。 これは御承知のとおり、44ヘクタール、久保地区の仮換地指定が全部終わったよと。そして、御承知のとおり、上尾、桶川、それから北本、鴻巣、この西仲通線ですね。一応、上尾と桶川も開通しました。北本に入ったとたんに動いていません。加えて、この間の市長の御提案ですと、西仲通を西側に曲げると。それでは、調整池、それから公園等はどうなっていくのかと。今さら、そういうことできるのですかということでございます。まさに市民には、ましては地権者にとってはとんでもない迷惑だと思っておりますので、その件についてお伺いをするものでございます。 次に、エ、現在最大の遅れの原因のデーノタメ遺跡事業並びに事業費の内容を示されたい。 これはデーノタメ、ほぼ5ヘクタールちょっとですか、これがちょうど真ん中に、西仲通線が通っているわけでして、西仲通線の予定線の中にあるわけでございまして、この資料、変えた場合、どのぐらいの事業費が変わってくるのか。先ほどの工藤議員の質問ではないですけれども、経費の問題ですよね。いかに安くできるのか。その利便性の対価、経過だと思っています。 これは資料提出を通告したときに求めておいたのですが、いまだに提出されていません。今朝ほど聞いたのですが、ないということでございまして、あまりにもこれは久保地区の皆様に対しましても、迷惑どころではないなと。真剣に考えていないのだなという感じが先ほどしたところでございます。非常に残念なことで、後でまた、議会運営の中で考えていただきたいと思っています。 オ、今回の組織変更に伴う南部地域整備担当の具体的な業務範囲について。 以前も南部地域整備課があったわけなのですが、これが久保の区画整理事業と、それから新駅の問題をやっていたのですが、今度は担当ということがつい先頃、議会始まった日でしたかね、示されたので、具体的内容についてお示しをいただきたいと思います。 次にカ、上尾バイパスの早期実現へ先頭に立つべしと考えるがどうか。その意思を示されたい。 これは先ほど言ったように、多くの議員が最近扱っていまして、北本市だけが済んでいない。鴻巣は済んでいる。幅員も57メートルで幅広いのですよね。私はできれば先に、時間なくなるといけないので言っておきますが、57メートルの幅なのだから、例えば、圏央道の場合は、東京から埼玉を通って、そして東北の東海道、中央高速、それから関越道、それから東北道までは4車線なのです。ところが、東側、成田の大栄までは2車線なのですね。場合によっては2車線にして早く開通すれば、今の国道17号のかなりの混雑が解消できるのではないかと思うのですが、それもできれば含めて、やっていただければと。まさに一番遅れているのは北本ですから、北本市長として、その早期実現に向けて先頭に立つべきではないかと。その覚悟はあるかないかについてもお伺いをするところでございます。 キ、石戸蒲ザクラ周辺の施設の一体整備について。蒲ザクラ、東光寺、集会所、駐車場、これは先ほどのお示ししました石戸蒲ザクラ保護及び周辺整備計画ですね、これを一体にすれば御承知のとおり北本市には県立の自然観察公園がございます。ここにつきましては、多くの皆さん来てくれています。北本市の誇るべき日本で最初の桜の木として、これは天然記念物として、大正11年10月12日に指定されております。これらをセットに指定すれば、もっともっと多くの人に北本市に来ていただけるし、また西側地域が開けていくのではないかと考えるところでございまして、お伺いするものでございます。 件名3、市民生活上の課題について。 要旨1、晩秋初冬における落ち葉対策として、たき火規制から行政に求められることについて(生ごみ・ごみ減量・防火対策上の観点より)。 これはさっきの県央の消防の所管する議会でもちょっと取り上げたのですが、あまりはっきりした答弁聞けなかったので、やはり地元の自治ということで、これにつきましても三宮市長にお聞きしたいと思います。 今、大体これから若葉が出てきまして、美しい時期になると思うのですが、それに対して、逆に晩秋、11月から12月、相当、屋敷林なんかは落ち葉が落ちます。これを生ごみとして扱うのではなくて、ある意味においては加工を加えれば燃料となっていくわけでございまして、その辺についていかがでしょうかということのお伺いでございます。 要旨2、北本市西口バス停の位置について、早急に改善の必要があるのではないか。 これは先ほども写真で皆さんにお見せしました、いわゆる一番使う、客の多い、また、病院に行く人の乗っているバス停が一番遠いということについて、改良を加えたらどうかということでございます。 ちょっとだけ加えておきますと、先ほど示したこの地図なのですが、ごめんなさいね、網かけをしたAとBと書いてあるのですが、できれば北里行きのバスが、今のこの1番の一番遠いところなのですが、駅から、これを降車口をAのほうに持ってくるのはどうだろうかと、降車口を。 実際に東口の場合はバスの降車口が、たしかワコーレの向きかと思うのですが、東の駅舎のほうに着けるわけです、タクシーの前に。もしその工事中は、場合によったらBで乗降させれば、使う人数も多いし、体の不自由な人も多いわけですから、いるわけですから、配慮をしたらどうかなということから、具体的な提案をさせていただいたものでございます。 以上につきまして、市長並びに教育長にお伺いするものでございますので、御答弁のほどをよろしくお願いをいたします。ありがとうございました。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 清水教育長。 ◎清水隆教育長 まず、御質問にお答えする前に、このように何度も同じような質問をいただくことになってしまい、多くの方々に御迷惑と御心配をおかけしたこと、深く反省しております。 それでは、件名1、要旨1についてお答え申し上げます。 市政に対する一般質問の初日の高橋伸治議員の御質問で既にお答えいたしましたが、平成31年4月25日の教育委員会での審議につきましては、市長も申しましたように過ちは正され、既に解決済みと承知しております。これらを踏まえての質問であるとすれば、教育委員会の意思決定や任命権者の意向を無視したものであり、誠に遺憾であります。 改めてお答えします。高橋議員にお答えしたとおり、教育委員会の同意を得て出席し、説明することは認められておりますので、参与をしたとは考えていませんでした。ですから、市の顧問弁護士の法律相談を通じて認識したものとなります。 続いて、要旨2についてお答え申し上げます。 手続には一部不備がございましたが、その後、法律相談や県等の指導、助言をいただいた後、教育委員会において再度意思決定を行い、過ちを正しました。その結果も市長に報告し、了承されておりますので、既に解決済みのことですので、申し上げることはありません。 しかし、このようなことが二度と起きないよう、自分自身を含め、十分に気をつけながら、事務局職員を指揮し、教育行政を適正に運営してまいります。 続いて、要旨3についてお答えを申し上げます。 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第7項で、会議は公開としており、ただし書によって非公開とする場合が規定されております。ただし書に規定されている人事に関する事件など、非公開とする場合は、一般の案件より要件を加重しており、非公開とする場合をより限定的なものとしております。 以上でございます。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 件名2、要旨1、アにつきましてお答え申し上げます。 私が北本市長に就任した直後の令和元年6月に、JR東日本高崎支社を訪問し、新駅に関する意見交換に行ってまいりました。このときの内容としましては、私から新駅設置の可能性について意見を申し上げたところ、先方からは現時点ではその是非についてお答えできないが、住民投票の結果が市民の意思であり、それが大切である。よって実現のハードルは極めて高いとの考えが示されました。 また同時に、南部地域の開発の状況について意見の交換も行ってまいりました。また、翌月には三菱マテリアル株式会社を訪問し、南部地域周辺のまちづくりを進めていきたいという強い思いとまちづくり包括連携協定に関する意見交換を行ってまいりました。 三菱マテリアル株式会社からは、所有地内で事業を行っている各事業者に影響を及ぼすことになる土地売却や三菱マテリアル株式会社の経営の自由度に影響を及ぼす包括連携協定に対しまして、消極的な考えを伺いました。市は圏央道の建設が行われる以前より、長年にわたり新駅構想に基づき、関係機関協議要望活動を行っていましたが、御承知のとおり、新駅建設につきましては、平成25年12月に行われました建設の賛否を問う住民投票の結果を受けて、白紙となっております。 以上でございます。 続きまして、件名2、要旨1のイにつきましてお答え申し上げます。 久保特定土地区画整理事業は、平成8年度に都市計画決定、事業認可を受けてから3回の計画変更を経て、事業期間を令和7年度までとしています。 事業の進捗といたしましては、事業費ベースでは令和2年度末の時点で約44.3%を見込んでおりますが、これまでのところ、事業には大きな遅れが生じております。その主な要因といたしましては、事業区域内でオオタカの営巣が確認されたことや、デーノタメ遺跡の発掘調査により、貴重な出土品が発見されたこと、またバブル崩壊以降の社会経済情勢に加え、近年では東日本大震災や大規模な集中豪雨など、自然災害等の影響による国庫補助金の減額といったことも大きく影響しております。 現状、久保特定土地区画整理事業においては、デーノタメ遺跡との共存と事業の長期化が大きな課題となっております。このため、現在、事業計画の見直し検討作業を進めています。デーノタメ遺跡との共存に関しましては、現在、課題に対する対処方策の整理を行っておりますので、早期にその方向性を決定し、本事業の早期完了に努めてまいります。 件名2、要旨1、ウにつきましてお答え申し上げます。 北本市南部地域周辺まちづくり基本構想(案)は、北本市の南部地域において、既存のポテンシャルを活用した新たな産業の創出や、定住・交流人口拡大のための機能形成を進めるに当たり、市街化調整区域を含め、あらゆる事業の可能性を調査し、今後のまちづくりの進め方について提案いただいたものでございます。 今後、様々なまちづくりに関する計画を策定する中で、この案を考え方の一つとして取り入れられるものは取り入れ、南部地域周辺のまちづくりを進めてまいりたいと思います。 御質問の都市計画道路西仲通線につきましては、南部地域周辺まちづくり基本構想(案)による西仲通線の計画変更を取り入れた計画は、検討等されておりませんので、変更の是非や変更に伴う影響、事業費、事業内容などについてお示しするものはございません。 以上です。 続きまして、件名2、要旨1、エにつきましてお答え申し上げます。 デーノタメ遺跡につきましては、区画整理事業に伴う4度の発掘調査が行われ、平成20年度の第四次調査の成果により評価が高まり、国や県、研究者などから遺跡の保存についての要望が示されております。 また、デーノタメ遺跡は、現在、区画整理事業地内にあり、遺跡の保存については地権者を始め、関係各機関との調整が必要となります。現在、こうした調整をまさに行っている状況ですので、今回は資料等を提出することはできません。御理解を賜りますようお願いいたします。 続けて、件名2、要旨1、オにつきましてお答え申し上げます。 南部地域整備担当は、今回の組織変更に伴い、令和3年4月1日から都市計画政策課に新たに設置する担当となります。 議員御質問の具体的な業務範囲は、南部地域開発のための調査研究及び計画に関することとしました。当該業務は、これまでも都市計画課都市計画担当の事務分掌の一つとしてありましたが、南部地域については、圏央道の開通等により、交通のハブ、へそとなった本市の強みであると私は考えていますことから、この魅力を武器に広域的、長期的な視点から整備を進めるため、これらの業務に特化した専門の担当を新設したものとなります。 続きまして、件名2、要旨1、カにつきましてお答え申し上げます。 上尾道路は、さいたま市宮前町の新大宮バイパスと鴻巣市箕田の熊谷バイパスを結ぶ延長20.1キロメートルのバイパスで、国道17号の慢性的な交通渋滞及び悪化した沿道環境の改善を図ることを目的に計画された道路でございます。 新大宮バイパスから首都圏中央連絡自動車道の桶川北本インターチェンジ先の延長11キロメートルについては、平成28年の終わりに開通しており、現在はその先の北本市石戸宿から鴻巣市箕田までの延長約9キロメートルについて事業着手しているところであります。 鴻巣市内のJR高崎線との交差路が大規模な工事になることから、JR高崎線を越える橋梁の工事に着手しており、同時に鴻巣市内から用地買収を進めております。 上尾道路の建設は、交通の利便性を大いに高め、本市のさらなる発展が期待されるが、本市西側の豊かな自然環境及び歴史的環境が残っているエリア付近に通ることから、自然や歴史を含む里山環境の保全活用を図ることが今後のまちづくりの重要課題であると考えております。 上尾道路の早期建設の促進につきましては、埼玉県と6市で構成され、私が副会長を務めます上尾道路建設促進期成同盟会におきまして、昨年の11月、上尾道路の早期開通が図られるよう、事業の推進について内閣官房や国土交通省及び自民党本部に要望活動を行ったものでございます。 今後も北本市のさらなる発展に向け、国と連携を図り、上尾道路の早期建設に向け取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、件名2、要旨1のキにつきましてお答え申し上げます。 石戸蒲ザクラの周辺整備につきましては、蒲ザクラを優れた観光資源として活用することを目的として、平成24年度に当時の産業観光課が主体となって、石戸蒲ザクラ保護及び周辺整備基本計画を策定いたしました。 計画は蒲ザクラを恒久的に保護した上で、観光資源として周辺を整備するものとなっておりまして、この内容には東光寺境内周辺の道路整備、駐車場の拡張などが含まれております。 計画の進捗状況につきましては、財源の課題等もあって事業が進んでいない状況でございます。今後は計画を進めるため、関係各課を交えて課題の整理と調整を行ってまいります。また、来年度におきましては石戸蒲ザクラの北側隣接地を国指定天然記念物に追加指定することを地権者の御協力をいただき進めております。追加指定後は、予算案の可決をもって土地の取得に取り組み、蒲ザクラの根張り範囲を拡大して活用してまいります。 以上です。 ○滝瀬光一議長 田中市民経済部長。 ◎田中正昭市民経済部長 件名3、要旨1についてお答え申し上げます。 晩秋初冬においては、落ち葉が大量に発生し、その処分に困ることが多いものと推察しますが、落ち葉を野外において焼却することは、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び埼玉県生活環境保全条例により原則禁止とされております。 その理由は、野外焼却は焼却温度が低いため、ダイオキシンが発生しやすいこと、排出される煙や臭気、灰により近隣の方に迷惑をかけたり、火災の危険性があるためです。 しかしながら、廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令及び埼玉県生活環境保全条例施行規則により、例外事項が規定されており、県条例施行規則によれば、国または地方公共団体がその施設の管理を行うために必要な焼却、災害の予防、応急処置または復旧のため必要な焼却。風俗慣習上、または宗教上の行事を行うために必要な焼却、農業林業、または漁業を営むためにやむを得ないものとして行われる焼却。たき火、その他日常生活を営む上で、通常行われる焼却であって、軽微なものについては例外とされています。 ただし、この例外に該当する場合であっても、近隣から苦情があった場合や、周辺の生活環境が損なわれると判断される場合は、指導の対象となることがあり、市では苦情が寄せられた場合に速やかに現地に赴き、現状を確認して指導が必要であると判断した場合は、焼却を中止するように指導を行い、定められた方法でごみ集積所へ出すように助言を行っています。 また、大量の落ち葉の処分について相談を受けた際には、複数回に分けてごみ集積所に出していただく方法、北本リサイクル事業協同組合にて手続を行った後、埼玉中部環境センターへ持ち込んでいただく方法、処分業者へ依頼していただくなどの方法があることを周知、助言しておりますので、御理解いただきたいと存じます。 なお、焼却を行うことは、市が処分するべきごみの減量につながると言えますが、野外における焼却には制約があることから、市民の皆様に正しく知っていただくことを目的としてホームページ上に野外焼却は禁止されていますという記事を掲載するとともに、広報10月号に野外焼却に係る注意喚起の記事を掲載し、周知に努めているところでございます。 続きまして、件名3、要旨2についてお答え申し上げます。 現在、北本駅西口広場には、3か所のバス乗降場が広場北側に並んで設置されており、5路線の路線バスが発着しております。 この3か所のバス乗降場は、平成24年度に完成した北本駅西口駅広場の改修工事の際に設置され、北本駅から遠い順に、1番、2番、3番となっており、3番バス乗り場は区画が小さく、小型バスの構造となっております。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時43分----------------------------------- △再開 午後1時43分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 ◎田中正昭市民経済部長 このバス乗り場を利用する路線は、1番バス乗り場に川越観光自動車が運行する北里メディカルセンター線、2番バス乗り場は北本団地線、3番のバス乗り場に衛生研究所線と丸建つばさ交通が運行する北本駅西口二ツ家経由北本駅東口線、鴻巣市が運行するコミュニティバスフラワー号となっており、議員御指摘のとおり、運行本数及び利用客の多い北里メディカルセンター線が駅から遠い1番バス乗り場を利用し、運行本数、利用客が少ない3路線がバス3番乗り場を使用しています。 3番バス乗り場は、交差点から近い位置にあり、バスを待つ多くの乗客が交差点周辺に滞留することが懸念されるなど、交通安全上の観点から大きな課題があります。このことについては、バス事業者にも確認したところ、同様の認識でありました。 なお、北里メディカルセンター線が北本駅から遠い位置にあることに対する利用客の皆様からの御意見や御要望等は特にいただいておりません。川越観光自動車も同様に、特に御意見、御要望はいただいてないということであり、現在のバス乗り場に対して、提起するような問題はないとのことでございました。 また、議員御指摘のAのバス停でございますが、こちらにつきましても、先ほどの3番バス乗り場と同じように、歩行者、自転車等の交通が一番多いところに人が滞留することとなり、問題があるものと考えられます。また、Bのバス停に変更するという御意見もいただきましたが、1番バス乗り場とさほど駅からの距離が違わないのではないかと思われることから、現在の1、2、3のバス停をそのまま使用する方向で今のところは考えております。 以上です。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 教育長は、さっきの中で参与していないと、ここの条文、ちゃんと読んでくださいよ。「自己、配偶者もしくは三親等以内の親族の一身上について、その議事に参与することはできない。」あなたは参与すると言っているではないですか。まさに違反ではないですか。それで、解決しましたか、していないではないですか。どういう解決するのですか。答えてください。違反しているではないですか。 ○滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 再質問についてお答え申し上げます。 先ほども申し上げましたとおり、出席し、発言したことは教育委員会の同意を得て行いましたので、参与をしたとは考えておりません。また、どのように解決したかと、先ほども申し上げましたが、手続には一部不備がございましたが、その後、法律相談や県等の指導助言をいただいた後、教育委員会において再度、意思決定を行い、過ちを正しました。 以上でございます。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 参与するどころではなくて、あなた自身が司会役、議長役やって決めているのではないですか。違法そのものではないのですか。それで、解決しましたと、どこが解決になっているのですか。していないではないですか。もう一度、言ってください。県が今、言っていましたけれども、県は、いいですか、北本市の教育委員会の判断に委ねているだけではないですか。別に指導はしていないではないですか。
    滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 先ほども申し上げましたとおり、法律相談や県等の指導、助言をいただいた後に、教育委員会におきまして再度、意思決定を行いました。その結果も市長に報告し、市長からも了承をいただいております。 一般質問の初日の高橋議員のときにも、市長からそのような答弁があったということでございます。 以上でございます。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 再度とは、いつのことを言っているのですか。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員、もう一度。 ◆10番(諏訪善一良議員) 再度、会議をやったお話を今、言っていましたけれども、再度というのはいつのことを言っているのですか。 ○滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 お答えを申し上げます。 令和2年の1月の定例の教育委員会だったと思っております。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) あまりにもばかげていませんか。いいですか、2年前の4月の25日に委員会やって、これを自分で議長をやって、まさに参与どころではないですよ。自分で決めているのですよ。次第もあるではないですか。それで、翌年1月にやった。自分の辞任する前に、今度やりますよと自分で宣言してしまっているではないですか。 どっちを委員の皆さんは審議すればいいのですか。自分で辞めると辞表を紙で出しておいて、やりますと宣言してしまっているから、また審議してください、そんなばかな審議はないのではないですか。今の間違いどころではないですよ。やっていることはうそではないですか。どうですか。 ○滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 お答えを申し上げます。 多分、議員さんの御指摘と私の言っているのが違うのかもしれませんが、私どもは顧問弁護士等の法律相談も経て、それらの助言、それから県の教育委員会の意見等を踏まえ、その上で判断し、教育委員会として意思決定を行いました。そのことにつきましても、任命権者である市長もそのことについて了承しております。 以上です。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 経過変わりまして、市長も何度か私の質問、聞いているから分かると思うのですけれども、4月25日、清水教育長は4月22日に辞表を出してあります。そして、現王園市長はこれを受理しております。通常はこれで終わりなのです。 しかしながら、教育委員会の同意が必要であるということで、教育委員会にかけたと、25日。これがいわゆるこの第14条の6項を用いての委員会だったと。自分が議長役をやって決めて、それを参与していなかった、参与すると自分で言っているわけですから、違うではないかと。違法そのものではないですか。 それで、26日に庁議に報告した、それは教育長としてはその参与したことを言っているわけではないし、三宮市長には5月7日にそのことを伝えて了承を得たというのですけれども、市長自身はこの4月の25日の委員会、参与しているということについては聞いていないのですか。それは、参与していること自身がこの今の14条6項の違反であるということについては報告を受けていなかったのですか。その上での判断ですね。それは間違いだと思っていますけれども、それについてはいかがですか。お伺いします。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時51分----------------------------------- △再開 午後1時51分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 その時点で、私はまだ市長着任しておりませんし、そういうことについては受けておりませんが、その後、適正な手続を再度、教育委員会の手続を取って、手続的には間違ったというわけではないと感じております。さきの答弁と同じです。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) いいですか。ここにも書いてありますように、自分だけではない、三親等以内の利益については、清水教育長、自己の利益そのものではないですか。そういう法律の言い方はないのではないですか。 これは、私の知り合いの弁護士に聞いても、明白な違反だと言っています。それで、再度かけたと言っているのですけれども、いいですか、辞表を出した本人がその前にやりますのでという表明をしてしまっているのですよ。どっちをあなたの本心として教育委員会は審議をできるのですか。元が違法そのものであるのだから、解決したことにはならないでしょう。解決は違法を取り消してからですよ、違法状況を。どうですか。 ○滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 再度申し上げます。 議員のおっしゃるのは、私が自分の辞表理由と教育委員の皆様に御迷惑をかける旨の説明を申し上げたことが参与したと捉えられておるように思っております。 したいがいまして、教育委員会の中で再度、このことについて検討し、皆さんが出した答えであるということでございます。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) あなたの答弁、全然分からないね。悪いこと言うのではないのですよ。北本市の教育のトップなのですから、トップが参与しているのではないですか。自分で会議やっているではないですか。議長をやっているではないですか。これは違法ではなくて何で正当なのですか。どこが解決済みなのですか。 まさに自分の自己利益を自分が委員会を開いて、自分が議長役やって、自分で決めているではないですか。違法以外の何物でもないではないですか。それで、さっきも言ったように、片や辞表を出しておいてそれの同意を求める、その前に、しかし自分の自己表明としてやっていくということ言っているではないですか。返信をしてしまってからの状況を委員は全部聞いているわけですから、それは正当な会議にならないではないですか。どうですか。 ○滝瀬光一議長 清水教育長。 ◎清水隆教育長 再度申し上げます。 諏訪議員のおっしゃるとおりであるならば、それをやり直すために再審議したということでございます。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) いいですか。再審議、それは辞表に対しての再審議でしょう、辞表に対しての。その前に、やっていくことを宣言してしまっているわけでしょう。それは両方とも矛盾していませんか。 各委員は、あなたが教育長やっていきたいと表明してしまった後にまた辞表を審議したって、そういうのは空審議ではないですか。ちっとも正当でも何でもないではないですか。この14条6項の参与、そのものではないですか。司法の判断を仰がなければそれはしようがないのだけれども、そんな埼玉県内にこういうような存在があっていいと思っていません。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員、暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時56分----------------------------------- △再開 午後1時56分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 ◆10番(諏訪善一良議員) これにつきましては、前の議事録を見てもらえば分かりますように、本人ははっきりと参与を言っておられているわけでございまして、まさにこの法の精神に反していると思いますので、では、ほかの話題もありますので、次やりましょう。 次に、市長、新駅問題、一昨年の3月議会では、かなり厳しく件名1の第1として挙げて、新駅問題の答弁を迫っておりました。この方針が、今の市長の答弁だと変わってしまったのですか。 これは今、先ほどの答弁だと、白紙というような話をしていましたけれども、現状は今、白紙なのですか。そうではなくて、委員長報告がたしか平成27年にあったと思うのですが、圏央道の開通、それからいわゆる圏央道は新駅を前提として駅の構造を前提として、プラットホームを乗せた形におけるほぼ300億円をかけた圏央道、県道の地下化を実現しているのではないですか。 JR東日本高崎支社にその後に伺ったときも、皆さんにお配りしましたように、新しいまちづくりを一緒にやっていきましょうという紙まで回ってきて、皆さんにも披露しているわけですが、どうなのですか。 それとも、もう市長は変わってしまったのですか。今の状況に対して、白紙というような話がさっき出ていましたけれども、どうなのですか。市長自身の考えはそういうふうに変わったのですか。お聞きします。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時58分----------------------------------- △再開 午後1時58分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 形式上は白紙であるというふうに向こうに説明に行ったときにはそういう感じであるということです。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 形式上は白紙であると感じていると。いや、三宮市長自身はどうなのですか。三宮市長として当選をして、どうなのですか。 ○滝瀬光一議長 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 そのために、私が着任してから毎年基金を積んでいる、そして今回は担当をつくったということで御理解いただきたいと思います。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 確かに、私自身も前の市長のときには、基金も市長が言うように、積み増ししてくれました。それはこの基金の目的がきちんと基金の需要なんかも考えていますから、南部地域、新駅、それからインター周辺の整備に使うためと出ています。 そこにつきましては、少しは前よりは評価するのですけれども、やはり市長のやる気がなければ、これだけの大事業はやっていけないとこう思っていますので、また改めてお伺いしますけれども、次にちょっとだけもう時間がないものですから、令和7年の久保の区画整理事業の完了、この時期はいつを今、想定しているのですか。 これは本当に地権者困っていると思うのですよ。本来だったら、今から25年前ですか、10年計画だったわけですよ。しかしながら、5年延ばして15年延ばしにして、20年延ばしてといって、今聞けば、一部は令和7年になっているのですよ。期間をきちんと決める責任があるのではないですか。今の見通しはいつ完了予定ですか。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時01分----------------------------------- △再開 午後2時01分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 お答えいたします。 今、調査をかけていまして、できるだけ期間の短縮と、それから総費用の短縮を目指して今、やっているところでございます。 以上です。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) ということは、まだ決まっていないのですね。もう令和7年はもう全くできないわけですよね。大体、およそ、市長としていつ頃になると考えますか、今のところ。簡単に答えてください。 ○滝瀬光一議長 暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時01分----------------------------------- △再開 午後2時02分 ○滝瀬光一議長 休憩を解いて、再開いたします。 三宮市長。 ◎三宮幸雄市長 議員さんも、ほぼ区画整理そのものがどのような状況にあるかはお分かりの上で今、質問されていると思うのですが、仮に令和7年ということであれば、これは到底やはり難しい状況にあると。では、それが何年先なのかということを今、調査かけてやっているのです。ですから、できるだけ近いうちに、その期間と総事業費について、これまでは全く明確にしてきませんでしたので、私のほうでこの2年間かけてその期間と総事業費、A案、B案等々含めて、今、皆様に提案できるように頑張っているところです。 以上です。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 結局、期間は決められないということですね、ということが分かりました。 やはり、市民に対して計画はきちんと遂行しなければ、責任を果たすことにならないと思っていますし、これはまた次にやりましょう。 あと一般市民の皆さんの意見にもあるから、田中部長にお聞きします。 いわゆるこのバス停の位置の問題ですね。どう考えても、市民の利便性から見れば、利用度の多いところを駅に近くに置くというのが自然だろうし、病院に行く方々が使うのですから、その辺も含めて、これは声がなかったから、まさに声なき声を聞くのが政治でもあるのですよ。小さな声を聞くのも。なかったからというのは、私は無責任だと思うのですよ。やはり市民の利便性を第一に考えるべきではないのですか。そういう意味において、どうですか。そういう市民の声に対して、どうですか。 ○滝瀬光一議長 田中市民経済部長。 ◎田中正昭市民経済部長 1回目でも御答弁いたしましたように、諏訪議員が用意していただいたこの資料で、1、2、3となっている1番が、一番バックヤードが広いという状況で、安全上、ここのバス停に人が一番集まるバス停を置いたという形で設計をされているという状況になっていて、3番のバス停、あるいはAのバス停のところにバス待ちのお客さんが滞留しているという状況は危険だという判断から、市としても、川越観光バスとしても、1番が一番人が多いバス停がいいだろうという結論に至っております。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員。 ◆10番(諏訪善一良議員) 私は初めから、設計そのものが間違っているのではないかと思っているのです。やはり、市民の利便性等々を第一に考えるのが、私たちの自治だと思っておりますので、またもう一度、皆の意見を聞いて、またお伺いさせていただきます。 以上です。 ○滝瀬光一議長 諏訪議員の一般質問が終了いたしました。----------------------------------- △市長提出議案の追加上程 ○滝瀬光一議長 続いて、日程第2、市長提出議案を追加上程いたします。 事務局長に議案の朗読をいたさせます。 事務局長。   〔事務局長朗読〕----------------------------------- △市長提案理由の説明 ○滝瀬光一議長 続いて、日程第3、市長から提案理由の説明を求めます。 三宮市長。   〔三宮幸雄市長登壇〕 ◎三宮幸雄市長 議員の皆様には、連日にわたり御審議をいただき、厚くお礼を申し上げます。 本日、追加提出いたしました案件は、議案第25号 令和2年度北本市一般会計補正予算(第12号)等の2議案及び報告1件です。 はじめに、議案第25号 令和2年度北本市一般会計補正予算(第12号)について申し上げます。 補正の第1条については、既定の歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億7,708万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ293億8,680万4,000円とするものです。 この内容について、歳出から申し上げます。衛生費の保健衛生費については、新型コロナウイルスワクチン接種事業について、国からの通知に基づきワクチン接種に要する経費の一部を令和3年度補正予算に計上したこと。また、ワクチン接種体制確保事業費の補助上限額が増額したことに伴い、当該事業に係る所要額の補正を行うものです。 続きまして、歳入について申し上げます。 国庫支出金の国庫負担金については、事業経費の補正に伴い、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金を減額するものです。国庫支出金の国庫補助金については、国から示された補助上限額に基づき、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を増額するものです。補正の第2条、繰越明許費については、新型コロナウイルスワクチン接種事業について、事業経費の補正に伴い、繰越金額を変更するものです。 次に、議案第26号 令和3年度北本市一般会計補正予算(第2号)について申し上げます。 補正の第1条については、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億650万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ217億9,850万4,000円とするものです。 この内容について、歳出から申し上げます。 衛生費の保健衛生費については、国の補助金を活用して実施する高齢者等に対するPCR検査費補助事業に要する経費を計上するとともに、新型コロナウイルスワクチン接種事業に要する経費を計上するものです。 続きまして、歳入について申し上げます。 国庫支出金の国庫負担金については、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金を計上するものです。国庫支出金の国庫補助金については、疾病予防対策事業費等補助金を計上するものです。繰入金の基金繰入金については、補正予算の財源調整のため、財政調整基金繰入金を増額するものです。 次に、報告第1号 専決処分の報告について(和解することについて)申し上げます。 本件は、令和3年1月13日に西高尾5丁目1番先の市道8号線において、市公用車が交差点に進入したところ、走行中の相手方車両と衝突したものです。 この示談が成立し、専決処分事項の指定について、第2号の規定に基づき和解することについて令和3年2月22日に専決処分を行いましたので、地方自治法第180条第2項の規定により報告するものです。 以上をもちまして、本日議会に追加提出いたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重御審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。----------------------------------- △散会の宣告 ○滝瀬光一議長 以上で本日の日程全部が終了いたしました。 本日はこれにて散会といたします。 大変御苦労さまでした。 △散会 午後2時11分...