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03月17日-08号

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  1. 久喜市議会 2021-03-17
    03月17日-08号


    取得元: 久喜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-07
    令和 3年  2月定例会           久喜市議会令和3年2月定例会 第38日令和3年3月17日(水曜日) 議 事 日 程 (第8号) 1 開  議 2 会期の延長 3 各委員長報告及び質疑 4 議員提出議案に対する質疑 5 市長提出追加議案(議案第39号~議案第45号)の上程 6 市長提出追加議案(議案第39号~議案第45号)の提案理由の説明 7 市長提出追加議案(議案第39号、議案第42号~議案第45号)に対する質疑 8 先議議案(議案第40号及び議案第41号を除く)に対する討論・採決 9 次会の日程報告10 散  会午前9時30分開議 出席議員(26名)     1番   田  中     勝  議員     2番   川  辺  美  信  議員     3番   猪  股  和  雄  議員     4番   田  村  栄  子  議員     5番   川  内  鴻  輝  議員     6番   成  田  ル ミ 子  議員     7番   春  山  千  明  議員     8番   貴  志  信  智  議員     9番   渡  辺  昌  代  議員    10番   石  田  利  春  議員    11番   杉  野     修  議員    12番   平  間  益  美  議員    13番   平  沢  健 一 郎  議員    14番   並  木  隆  一  議員    16番   新  井     兼  議員    17番   大  橋  き よ み  議員    18番   長 谷 川  富 士 子  議員    19番   斉  藤  広  子  議員    20番   丹  野  郁  夫  議員    21番   岡  崎  克  巳  議員    22番   宮  﨑  利  造  議員    23番   園  部  茂  雄  議員    24番   鈴  木  松  蔵  議員    25番   井  上  忠  昭  議員    26番   上  條  哲  弘  議員    27番   柿  沼  繁  男  議員 欠席議員(1名)    15番   盛  永  圭  子  議員 地方自治法第121条の規定により出席した人  市   長   梅  田  修  一      副 市 長   川  上  和  宏 市長事務部局  総 務 部長   中  村  貴  子      財 政 部長   小  林  広  昭  市 民 部長   市  川  竜  哉      環 境 経済   中  村     晃                          部   長  福 祉 部長   戸 ヶ 崎  利  夫      健康・子ども  山  﨑  智  子                          未 来 部長  建 設 部長   齋  藤  光  紀      上 下 水道   野  口     智                          部   長  菖 蒲 総合   田  中  弘  子      栗 橋 総合   川  島  正  光  支 所 長                   支 所 長  鷲 宮 総合   杉  村     正  支 所 長 教育委員会  教 育 長   柿  沼  光  夫      教 育 部長   野  原     隆 監査委員  代   表   菊  地  雅  之  監 査 委員 本会議に出席した事務局職員  議   会   関  口  康  好      議 会 総務   関  口  智  彰  事 務 局長                   課   長 △開議の宣告                            (午前9時30分) ○議長(春山千明議員) ただいまの出席議員26名であります。  定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。  なお、15番 盛永圭子議員から欠席の届出がありましたので、ご報告をいたします。  休憩いたします。    休憩 午前 9時30分    再開 午前 9時51分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △議会運営委員長の報告 ○議長(春山千明議員) 議会運営委員会委員長の報告を求めます。  柿沼繁男委員長。                 〔議会運営委員長 柿沼繁男議員登壇〕 ◆議会運営委員長(柿沼繁男議員) 27番 柿沼繁男です。議長から議会運営委員会を開催してほしいとの要請がありましたので、先ほど議会運営委員会を大会議室において開催いたしました。その概要についてご報告申し上げます。  市長提出追加議案7件については、本日の日程に追加し、委員会付託を省略の上、議題とすることに決定いたしました。  なお、市長提出追加議案7件のうち議案第42号 久喜市教育委員会教育長の任命については、議員の除斥に該当する議案となりますことから、まず除斥に該当しない議案第39号及び議案第41号、議案第43号から議案第45号を一括上程し、既に上程されております市長提出議案、市長提出追加議案、議員提出議案及び請願と併せて採決まで行うこととし、その後除斥に該当する議案第42号について上程し、採決まで行うことに決定をいたしました。  また、市長提出追加議案、議案第40号及び議案第41号については、会期を延長し、引き続き審議することが決定をされました。このことから、直ちに会期延長の件を本日の日程に追加することとし、本日の日程の一部を変更の上、3月30日火曜日まで13日間延長することに決定をいたしました。  なお、議案第40号及び議案第41号に対する質疑通告の締切りは3月22日月曜日の正午までとすることに決定をいたしました。  以上で報告を終わります。                        ◇ △日程の追加 ○議長(春山千明議員) お諮りいたします。  委員長報告どおり市長提出追加議案7件を本日の日程に追加し、委員会付託を省略の上、議題とすることといたしたいと思います。  なお、市長提出追加議案については、まず除斥に該当しない議案第39号から議案第41号、議案第43号から議案第45号を一括上程し、既に上程されております市長提出議案、市長提出追加議案、議員提出議案及び請願と併せて採決まで行い、その後除斥に該当する議案第42号について上程し、採決まで行いたいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。                 〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ご異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。  続けてお諮りいたします。先ほどの委員長報告どおり、会期延長の件を本日の日程に追加し、ただちに議題にしたいと思います。これにご異議はございませんでしょうか。                 〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ご異議なしと認めます。  よって、会期延長の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。                        ◇ △会期の延長 ○議長(春山千明議員) 日程第2、会期延長の件を議題といたします。  お諮りいたします。本定例会の会期は、本日までと議決されておりますが、委員長報告どおり、本日上程の議案第40号及び議案第41号については、引き続き審議する必要があるため、議事日程の一部を変更の上、3月30日火曜日まで13日間延長したいと思います。また、議案第40号及び議案第41号に対する質疑通告の締切りは3月22日月曜日の正午までといたしたいと思います。これにご異議はございませんでしょうか。                 〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ご異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。  なお、会期中の会議予定につきましては、お手元に配付いたしましたとおりでありますので、ご了承願います。                        ◇ △各委員長報告及び質疑 ○議長(春山千明議員) 日程第3、去る3月3日に付託いたしました議案等についての各委員長報告及び質疑に入ります。  初めに、総務財政市民常任委員会委員長の報告を求めます。  丹野郁夫委員長。                 〔総務財政市民常任委員長 丹野郁夫議員登壇〕 ◆総務財政市民常任委員長(丹野郁夫議員) 20番 丹野郁夫です。去る3月3日に付託されました議案6件及び送付されました陳情1件について審査、検討するため、3月5日に総務財政市民常任委員会を開催いたしました。その結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第16号 久喜市PFI等審査委員会条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第18号 久喜市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、質疑、討論ともなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第19号 久喜市手数料条例の一部を改正する条例、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第30号 久喜市総合振興計画の変更について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第33号 久喜市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、陳情第1号 同性婚の法制化に反対する陳情書、慎重に検討いたしましたことをご報告いたします。  続いて、所管事務調査の報告をさせていただきます。3月5日の総務財政市民分科会終了後、所管の審議会等の開催状況、規則、要綱等の制定、改廃及び契約状況について執行部より説明を受け、課題等の把握に努めました。  以上で総務財政市民常任委員会における委員長報告といたします。 ○議長(春山千明議員) 総務財政市民常任委員会委員長報告に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、総務財政市民常任委員会委員長報告に対する質疑を打ち切ります。  次に、福祉健康常任委員会委員長の報告を求めます。  新井兼委員長。                 〔福祉健康常任委員長 新井 兼議員登壇〕 ◆福祉健康常任委員長(新井兼議員) 16番 新井兼です。去る3月3日に付託されました議案15件について審査するため、3月8日に福祉健康常任委員会を開催いたしました。その結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第3号 令和2年度久喜市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第4号 令和2年度久喜市介護保険特別会計補正予算(第4号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第5号 令和2年度久喜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第11号 令和3年度久喜市介護保険特別会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第12号 令和3年度久喜市後期高齢者医療特別会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第20号 久喜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第21号 久喜市重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第22号 久喜市介護保険条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第23号 久喜市子ども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第34号 久喜市国民健康保険条例の一部を改正する条例、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第35号 久喜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第36号 久喜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第37号 久喜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第38号 久喜市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  続いて、所管事務調査の報告をさせていただきます。去る2月18日に国民健康保険証とマイナンバーカードの一体化について所管事務調査を実施いたしました。その内容についてご報告申し上げます。  令和3年3月下旬よりカードリーダーが設置されている医療機関や薬局にてマイナンバーカードを被保険者証として利用することができるようになります。医療機関等では、マイナンバー自体を取り扱うのではなく、被保険者が事前にカードに登載されているICチップ内の利用者証明用電子証明書をマイナポータルで初回登録をすることにより利用できます。久喜市では、国民健康保険課または各総合支所市民係(総合窓口)にて登録の支援を行っています。マイナンバーカードと国民健康保険証を一体化することにより、就職、転職、引っ越しをしても健康保険証として使えること、医療機関等の窓口で受付(利用確認)が円滑になること、限度額適用認定証の提示がなくても、本人の同意があれば限度額の確認ができること、マイナポータルや医療機関等で薬剤情報、医療費情報や特定健診情報の閲覧や確認ができること、医療費控除の手続が簡単になることなど、利用者にとって利点が多いことが分かりました。  一方で、久喜市のマイナンバーカード普及率は令和2年12月末現在で23.0%と伸び悩み、かつ埼玉県内の医療機関等でカードリーダー設置に向けた申込率は令和3年2月7日現在で病院30.3%、医科診療所20.2%、歯科診療所15.3%、薬局43.4%、合計すると25.2%と低調であることから、マイナンバーカードの普及拡大とカードリーダーに対応した医療機関等の利用拡大が課題と感じました。  以上で福祉健康常任委員会における委員長報告といたします。
    ○議長(春山千明議員) 福祉健康常任委員会委員長報告に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、福祉健康常任委員会委員長報告に対する質疑を打ち切ります。  次に、建設上下水道常任委員会委員長の報告を求めます。  岡崎克巳委員長。                 〔建設上下水道常任委員長 岡崎克巳議員登壇〕 ◆建設上下水道常任委員長(岡崎克巳議員) 21番 岡崎克巳でございます。去る3月3日に付託されました議案11件について審査するため、3月9日に建設上下水道常任委員会を開催いたしました。その結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第6号 令和2年度久喜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第7号 令和2年度久喜市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第8号 令和2年度久喜市下水道事業会計補正予算(第2号)について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第13号 令和3年度久喜市土地区画整理事業特別会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第15号 令和3年度久喜市下水道事業会計予算について、質疑の後、討論があり、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第24号 久喜市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第25号 久喜市空家等の適切な管理に関する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第27号 久喜市東鷲宮土地区画整理事業地内の整備及び管理基金条例及び久喜市東鷲宮駅東西連絡地下道バリアフリー化整備基金条例を廃止する条例、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第31号 路線の認定について、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第32号 路線の廃止について、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  また、予算決算常任委員会建設上下水道分科会における審査の中で、東鷲宮駅東西連絡地下道において地下水の漏水が起こっていることが判明いたしました。執行部からは、改修工事の完成が8月以降になるとの説明がありましたが、多くの市民の皆様が利用する大変重要な施設であるため、早急に工事を実施するよう、建設上下水道常任委員会委員の総意をもって市長に申出を行うことを決定し、委員会終了後に市長に対し申入れを行いましたことをご報告申し上げます。  続いて、所管事務調査の報告をさせていただきます。3月9日に建設上下水道分科会終了後、所管の審議会等の開催状況及び規則、要綱等の制定、改廃状況について、さらに令和3年4月1日付の組織機構(建設部)改革の概要について及び1級河川中川の改修事業について執行部より説明を受け、課題等の把握に努めました。  また、3月15日に東鷲宮駅東西連絡地下道における地下水の漏水について現地調査を行い、執行部より説明を受けました。漏水が発生している現場を視察し、早急な改修工事が必要であることを確認いたしました。  以上で建設上下水道常任委員会における委員長報告といたします。 ○議長(春山千明議員) 建設上下水道常任委員会委員長報告に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、建設上下水道常任委員会委員長報告に対する質疑を打ち切ります。  次に、教育環境常任委員会委員長の報告を求めます。  貴志信智委員長。                 〔教育環境常任委員長 貴志信智議員登壇〕 ◆教育環境常任委員長(貴志信智議員) 3月3日に付託されました議案2件、請願1件について審査するため、3月10日に教育環境常任委員会を開催いたしました。  議案第26号 久喜市立学校設置条例の一部を改正する条例、質疑の後、討論があり、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第28号 財産の取得について、質疑の後、討論はなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願第1号 プラスチック全量焼却に反対し、資源化の推進を求める請願について、参考人として請願者2名を招致し、審査を行いました。質疑はなく、討論があり、採決の結果、少数をもって不採択すべきものと決定いたしました。  続きまして、3月10日の教育環境分科会終了後、所管事務調査を実施しました。所管の審議会等の開催状況、規則、要綱等の制定、改廃状況、契約状況について執行部より報告を受け、課題等の把握に努めました。  以上で教育環境常任委員会における委員長報告といたします。 ○議長(春山千明議員) 教育環境常任委員会委員長報告に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、教育環境常任委員会委員長報告に対する質疑を打ち切ります。  次に、予算決算常任委員会委員長の報告を求めます。  田中勝委員長。                 〔予算決算常任委員長 田中 勝議員登壇〕 ◆予算決算常任委員長(田中勝議員) 1番 田中勝です。去る3月3日に付託されました議案2件を審査するため、3月3日及び本日3月17日に予算決算常任委員会を開催いたしました。  3月3日の委員会では、所管部分の各分科会への分担付託を行い、本日開催の委員会では、各分科会長から審査結果について報告を受けた後、質疑、討論、採決を行いました。その結果についてご報告申し上げます。  初めに、議案第2号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第10号)について、分科会長報告の後、質疑、討論ともなく、採決の結果、全員をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について、分科会長の報告の後、質疑、討論ともなく、採決の結果、多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で予算決算常任委員会における委員長報告といたします。 ○議長(春山千明議員) 予算決算常任委員会委員長報告に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、予算決算常任委員会委員長報告に対する質疑を打ち切ります。  これをもって各委員長報告及び質疑を終結いたします。                        ◇ △動議の提出                  〔「議長、議案第9号、10号、14号に対しまして、                  修正案を提出いたします」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ただいま杉野修議員ほか3名から議案第9号、議案第10号及び議案第14号に対する修正の動議が提出されました。  所定の発議者がおりますので、修正の動議は成立をいたしました。                        ◇ △議案第9号、議案第10号、議案第14号に対する修正案の上程 ○議長(春山千明議員) これを直ちに議題といたします。  修正案の配付のため、暫時休憩をいたします。    休憩 午前10時19分    再開 午前10時20分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △議案第9号、議案第10号、議案第14号に対する修正案の提案理由の説明 ○議長(春山千明議員) 初めに、修正案の提出理由の説明を求めます。  議案第9号に対する修正案について、11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野でございます。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算に対する修正案の提出について。上記の修正案を別紙のとおり地方自治法第115条の3及び久喜市議会会議規則第17条の規定により提出いたします。令和3年3月17日提出。発議者、久喜市議会議員、杉野修、同、渡辺昌代、同、石田利春、同、平間益美。久喜市議会議長、春山千明様。  提案の説明をいたします。ただいま上程されました第9号議案、令和3年度久喜市一般会計予算に対する修正案について、私は日本共産党久喜市議団の発議者を代表いたしまして、提出理由についてご説明申し上げます。第1に、予算第1条第1項について、原案513億円を515億2,386万5,000円と修正するものです。第2には、予算修正の科目は歳入歳出予算の全体で10項目に及んでいることであります。  さて、市議会が予算を議決する予算科目の対象は款と項の科目となっております。それ以外の予算科目である目と節の区分は執行科目と定められており、市議会で議決する対象外となっております。そこで、そのことを前提として説明申し上げます。なお、参考資料として令和3年度久喜市一般会計予算に対する修正案説明書を添付しておりますので、どうぞご参照ください。  提案理由について申し述べます。2020年1月からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、消費税増税による暮らしへの打撃が深刻になる中で市民生活全般への深刻な影響をもたらしています。国は、非常事態宣言を発出し、感染防止対策も行ってきましたが、コロナ禍由来で暮らしとなりわいに大きな影響を受けた個人、法人に対する支援は十分とは言えず、必要な方全てに届いてもおりません。コロナ対策は休業補償と検査拡大が引き続き重要であり、今後のワクチン接種と並行して進めることが重要であります。久喜市としては、国や県に対して、保健所機能強化をはじめ地域医療体制の充実を、また地方財政の財源確保を求めつつ、コロナ禍で苦しんでいる全ての市民に対して今市としてできる限りの独自努力を行うことであります。  こうしたことを踏まえ、今回これまでの予算修正を総合的に見直した上でコロナ感染防止のための検査強化を盛り込んだことが特徴でございます。コロナ感染の収束がいまだ見通せない中、感染リスクの高い福祉現場への検査であります。また、国や県の手が届かないところには、市が手を差し伸べることも必要であります。暮らし応援、地域振興推進の一助にもなればとの思いであります。今後久喜市民がたとえ僅かであっても前を向いて希望を持てるよう、その背中を押す修正予算として提出するものであります。  予算修正案のポイントは、以下の項目でございます。1、国の同和対策特別事業は終結し、部落差別の歴史的要因だった生活環境等は大きく改善され、部落差別は基本的に解消しています。人権尊重と民主主義の憲法に基づいて、全ての住民に対する施策として公平平等に進めることが地方自治体の責任であると考え、同和対策として計上された予算を削除いたします。総減額は261万5,000円でございます。  2、市民の暮らし応援にとって不必要な事業は中止し、市民のための予算に回します。プライバシー漏えいが危惧されるマイナンバー制度関連事業、マイキーID設定支援事業は停止をします。この総減額は9,859万8,000円でございます。  3、国民健康保険税の徴収においては、社会保険で徴収されていない均等割による徴収が実施され、国民健康保険税の高額化を招いています。均等割は、ゼロ歳にも適用され、早期の是正を求めてまいりました。来年度から国、県、市で入学前の子供を対象に2分の1の助成制度がスタートします。この機会を捉え、久喜市独自で先駆けて支援を実施します。支援の内容は、均等割無料化の対象年齢をゼロ歳から18歳までとし、均等割はゼロ円とします。この総額は5,994万3,000円でございます。  4、子ども医療費、18歳までの無料化は全国的にも進んでおります。子育て世代の負担を軽減し、応援する事業として久喜市も実施いたします。この総額が7,200万円でございます。  5、新型コロナウイルス感染抑止で日夜奮闘する医療機関の方々には心からの感謝と敬意を表するものであります。その思いを支援事業として実施するものであります。これまで久喜市としても新型コロナウイルス感染症対応医療機関支援事業により235の施設を対象に実施してきました。金額にして3,200万円の取組です。2021年1月には緊急事態宣言が再び発令され、医療機関の逼迫が続いていることから、再度の支援が求められており、その実施をするものであります。新型コロナウイルス感染症対応医療機関支援事業と同様の支援を講じます。この総額は3,200万円でございます。  6、障がい者施設、介護施設の通所、短期入所施設の職員などを対象にPCRのスクリーニング検査を実施します。積算は、1人約1万円、これは県と同額でございます。対象者は、障がい者施設151か所、介護施設162か所の職員、1施設当たり約10人として3,130人と試算しております。PCR検査は、2回実施することとします。これで3,130人掛ける1万円掛ける2回で、総額は6,260万円でございます。  7、地域新電力の創立に向け、久喜市が出資するものでございます。地球温暖化防止は、2030年がタイムリミットと科学者からも指摘されており、早急な取組が求められています。地域新電力の創設は、自然再生エネルギーを活用し、促進を促す事業となり、地産地消で地元経済への波及効果も大きいものがあります。譲与財源は、久喜市が主導できるよう2分の1以上出資することとし、市民サービスに活用できる財源となるよう取り組んでいきます。埼玉県内の先進事例を参考にし、地元の商工会とも連携して早期に立ち上げを推進いたします。太陽光発電、ソーラーシェアリングの推進も視野に入れ、取り組んでいきます。総額が2,000万円でございます。  8、市民の住宅改修と店舗改修を推進し、震災に強い安心なまちづくりと地元経済の活性化を推進するため、住宅リフォーム助成制度及び商店リニューアル助成制度を創設いたします。それぞれ見込み200件、1件当たり10万円でございます。総額4,000万円でございます。  9、スマートインターチェンジ設置に向けた取組は次年度以降に繰延べといたします。新型コロナウイルス感染の収束に向け、久喜市としても全力を尽くすべきときであり、いわゆる不要不急の事業は繰り延べるべきだと考えまして、2021年度予算からは削除するものであります。総減額1,586万5,000円でございます。  10、小中学校体育館にエアコンの設置は喫緊の課題でございます。当面全ての小中学校の設置に向けた調査費用を計上いたします。1校170万円を見込み、32校分でございます。これは総額5,440万円でございます。以上が予算修正の内容でございます。  今回提出する予算修正案は、これまで代表質問や一般質問、また委員会審査などで一貫して提起し続けてきた内容が基本となっております。この予算修正に当たりまして、コロナ禍での自治体運営はどうあるべきかが問われていることを重く受け止めまして、検査拡大でコロナ感染拡大を少しでも抑え込む狙いもあります。また、経済が落ち込む中で市民の暮らし応援にも重きを置きました。これまで経験をしなかった困難の中でこそ、市民が希望を持てる久喜市になる必要があります。そこに一歩でも近づく予算修正であると確信するものであります。  以上で議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算に対する修正案についての説明を終わります。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 次に、議案第10号に対する修正案について、12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番、平間です。引き続き、議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算に対する修正案を別紙のとおり地方自治法第115条の3及び久喜市議会会議規則第17条の規定により提出いたします。  それでは、提案理由を説明させていただきます。消費税10%の増税に加え、コロナ感染拡大と緊急事態宣言は日本経済と個人の暮らしに大きな打撃を与えています。これまでと変わらない生活ができなくなっている現状があります。減免を受けた方も出てきています。また、相次ぐ社会保障費の自然増分の削減、年金削減は、現状に追い打ちをかけています。このように、国民の生活が厳しくなっている現状にあるにもかかわらず、新たな国庫補助の拡大はなされていないことが分かりました。  久喜市においても、このような中、賦課限度額の値上げを行ってきました。一般会計からの法定外繰入れは、ペナルティー分を除いてゼロにしています。所得に占める国民健康保険税が10.9%に及んでいる現状、また健康保険料、介護保険料の事業主負担が約50%の協会けんぽなどと比較をすれば、国民健康保険税の高過ぎる実態は明らかです。今多くの市民は、国民健康保険税の引下げを切に願っています。  国は、令和4年度からようやく子供の均等割、乳幼児分を半額公費負担するとしました。しかし、令和3年度は現状のままで変更ありません。久喜市の市民の命と健康を守り、子育てを支援する立場から、国民健康保険加入者の負担軽減を図るべきです。  今回の予算修正案は、子供の均等割をゼロ歳から18歳まで2,123人分を減免するものです。財源は一般会計から繰り入れます。その対応額は5,994万3,000円となります。  ご賛同のほど、よろしくお願いし、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(春山千明議員) 次に、議案第14号に対する修正案について、10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算に対する修正案の提案理由を説明いたします。  令和2年1月、新型コロナウイルス感染が全国に拡大し、市民生活に大きな影響が出ました。上下水道部では、水道料金の納付相談とともに、給水停止の執行中断、水道料金に係る基本料金の全額免除を2か月間実施するなど、市民の暮らしに寄り添い、市民生活を支援する施策を実施してきました。その措置に市民からも歓迎の声が聞かれています。  緊急事態宣言が2021年1月に再度出され、3月21日まで延長もされています。事業者の営業時間短縮、市民の外出自粛が要請され、市民の多くは巣籠もり状態が続いており、雇用状況においても、非正規雇用の労働者、とりわけ女性にも大きな影響が出ております。市民生活は、以前にも増して厳しいものがあります。  市民生活の実態把握に埼玉県が毎年実施する県政世論調査では、暮らしが苦しくなったが41%に及んでいます。その中でもコロナ感染の影響と答えた方が54%という結果です。  2021年度、令和3年度の水道事業会計の予算質疑で、令和2年度実施した基本料金2か月間免除したことによる水道事業運営への件について質疑をいたしました。答弁では、大きな影響はなかったとの答弁も示されております。  国からの交付金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をこの水道料減免の財源に活用することもできます。他の自治体においては、基本料免除を4か月間実施するなど取り組んでいます。久喜市においても、コロナ対策支援の一つとして、市民生活を支援する立場から水道の基本料2か月分の免除を実施するものです。総額1億4,378万6,000円となります。  慎重審議の上、ご賛同いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 休憩いたします。    休憩 午前10時37分    再開 午前10時55分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △議案第9号、議案第10号、議案第14号に対する修正案に対する質疑 ○議長(春山千明議員) これより修正案に対する質疑をお受けいたします。  初めに、議案第9号の修正案に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第9号の修正案に対する質疑を打ち切ります。  次に、議案第10号の修正案に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第10号の修正案に対する質疑を打ち切ります。  次に、議案第14号の修正案に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第14号の修正案に対する質疑を打ち切ります。  これをもって修正案に対する質疑を終結いたします。                        ◇ △議員提出議案に対する質疑 ○議長(春山千明議員) 日程第4、これより3月3日に上程された議員提出議案に対する質疑に入ります。  なお、意見第5号に対する質疑に答弁いたします3番 猪股和雄議員より久喜市議会資料配付依頼申出書が提出されており、議長はこれを許可いたしました。資料につきましては、既に配付させていただいております。  初めに、議員提出第1号から議員提出第3号、意見第1号から意見第4号については、通告がありませんでしたので、質疑を打ち切ります。  次に、意見第5号の質疑をお受けいたします。  鈴木松蔵議員の質疑をお受けいたします。  24番 鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) 24番 鈴木松蔵です。意見第5号 福島第1原発放射能汚染処理水の周辺環境への放出に反対する意見書について質疑いたします。  (1)、処理水方式について、規制基準について検討されたのか伺います。まず、申し上げておきますが、この地球中には放射線、放射能が存在しているということでございます。この意見書に現在タンクに貯蔵されている処理水の7割に告示濃度限度を上回る放射性物質が残っており、このまま海洋放出が実施されればとあります。それは、そのとおりだと思います。しかし、3割は告示濃度を下回っており、7割の汚染水も再処理することによって告示以下にすることができるとされております。これが海洋放出が現実的であるとするものであります。見解を伺います。  (2)、多くの方が反対しているから反対という、私はこの意見書を見てそう受け取りました。多くの人が反対しているから反対というのでは、風評被害を助長することにならないのか、その点について見解を伺います。  (3)、風評被害がないよう努めるのが私たちの役目ではないかと思います。見解を伺うものであります。風評被害とは、事実に対する認識不足、あるいは課題に対する誤解があった場合、風評被害が発生するものであります。見解を伺います。 ○議長(春山千明議員) 鈴木松蔵議員の質疑に対する答弁を求めます。  猪股和雄議員。 ◆3番(猪股和雄議員) 通告に対して答弁をいたします。  1つ目の通告は、処理水放出について、規制基準について検討されたのか、見解を伺うというものであります。検討いたしました。だけではちょっと申し訳ないので、少し付け加えておきます。現在の福島第一原発から排出されている地下水バイパス、サブドレンの排水にもトリチウムが含まれています。そのトリチウムの運用目標は、1リットル当たり1,500ベクレルとされております。原子力規制委員会が定めるトリチウム水の環境放出の規制基準は1リットル当たり6万ベクレル未満であり、1,500ベクレルはその40分の1だから、極めて少ない量だと言われています。一方で、そもそも人間が浴びてもいいとされる放射線量は、3.11以前は年間1ベクレル以下とされていました。現在保管されている処理水は、トリチウムが平均で1リットル当たり1,500ベクレルとされていますから、これが100万立方メートルあるわけです。10億リットルあるのです。これがどれだけ巨大な量であるかということはお分かりかと思います。これを環境に放出していいとは思えません。  トリチウムの半減期は12.3年です。リスクが相当低くなるまでに100年以上かかります。体内に取り込まれたトリチウムが半分になるまでには10日程度かかります。放つエネルギーは非常に低いものの、体内に存在する間に、この放射線については閾値というものがありませんので、遺伝子を傷つけるおそれがあります。また、体内で有機結合型トリチウムというのがあるそうだそうですが、これに変化すると、体内にとどまる期間がそれだけ長くなる。また長くなります。  質疑者もいま少し触れられたように思いますけれども、放射性物質は自然環境中にも存在します。人類は、何万年も放射線にさらされながら生きてきました。その過程で自然放射線を体外へ排出する。人間の機能として、体外に排出する機能を獲得してきたと言われています。しかし、人類が発生して後から生じた人工放射線は排出する機能が獲得できていないと言われています。そのため、体内にとどまり続けるリスクが高いという研究があります。いずれにしろ、自然放射線であれ、人工放射線であれ、あるいは自然放射線に加えて人工放射線をできるだけ浴びないようにしたほうがいい、これはもう医学界の常識です。たとえ医学的な目的でやるレントゲンとかMRIでもできるだけ浴びないほうがいいと言われています。したがって、トリチウムは放射線が弱いから、あるいは自然にも存在しているのだから、人体の健康への影響が少ないからといって、浴びてもいいということにはなりません。できるだけ取り除くべきです。本当は完全に取り除くべきです。原発由来のトリチウムは、完全に取り除くべきです。  それから、処理水にはトリチウム以外の規制基準以上の放射性物質が残っています。2018年の8月にトリチウム水をどうするかの公聴会が行われました。その直前にトリチウム水に基準を超えるストロンチウム90、ヨウ素129などの放射性核種が含まれていることが発覚をしました。ヨウ素129、あるいはルテニウム106、テクネチウム99、こうしたものが基準値を超えていると指摘されています。その後、東電も原子力規制庁もこれを認めました。東電は、トリチウム水89万トンのうち8割強である約75万トンについて基準値を超えていたことを明らかにしています。東電は、放出するときには基準値以内にしてから放出するのだと言っていますけれども、これは取り除けているはずのもの。取り除いているというふうに言われていたものが取り除けていなかったことが後から分かったのです。東電は、再処理してから放出する、さらに大幅に薄めると言っていますけれども、薄めてもそれは残っているのです。現にあるのです。これは、取り除かなければなりません。  それから、2つ目です。多くの方々が反対しているから反対というのは、風評被害を助長することにならないかということですけれども、意見書の文章を読んでいただきたいのですけれども、多くの方々が反対しているから反対なんてどこに書いてありますか。書いてありません、そんなことは。鈴木議員、解釈をいたしましたというふうに言いましたけれども、文書で出ているのですから、文章を正確に読んでください。勝手に解釈されては困ります。意見書の中で風評という言葉は1か所しか出てきません。福島の各市町村でも、風評被害をもって反対と言っているのではありません。風評被害は一つの現象であり、結果にしかすぎません。処理水の安全性への懸念、それから合意プロセスへの懸念というのが反対理由として書かれています。それから、基準を上回る放射性物質が残っていること、海洋汚染をこれ以上拡大しないとも書いています。これらが反対理由ですので、多くの方々が反対しているから反対ではありません。ちゃんと読んでください。  ここでもう一つ反対理由を付け加えております。資料をお配りさせていただきました。汚染処理水を今すぐに放出しなくても、まだ保管する場所があるということが指摘されています。それから、アメリカでトリチウムの除去技術が開発されつつあるということも指摘されています。配付したこれは福島第一原発の敷地の図面です。議員以外には白黒で行っているので、大変見にくいのですけれども、右のほうの真ん中、上のほうの⑥というところが原発の1号、2号、3号、4号炉です。右のほうにタンク群がありまして、③とか④と書いてあるのがタンク群です。現在ここに保管されています。ここはもう確かにいっぱいなのです。ところが、左のほう、双葉町側なのですけれども、ほとんど空き地が残っていて、将来の土捨場、廃棄物貯蔵施設、減容施設の予定というふうにここに書かれています。福島の方々は、ここにまだまだ広いタンクの設置場所はあるのだ、それからタンクも大型化することはできるのだというふうに言っています。よく敷地内の写真で、タンク群がいっぱいになっていて、もうどこにも設置できないかのような写真がよく報道されますけれども、この左のほうの空き地がいっぱいの写真が出てこない。これはなかなか報道されないのです。恐らく皆さんもこの図面、初めて見た方も結構いらっしゃるのではないかと思います。こうしたことから、今すぐ環境中に放出する必要はないということも指摘をされています。こうしたことが反対の理由です。  ③ですけれども、風評被害がないよう努めるのが私たちの役目ではないか。そのとおりです。しかし、それ以上に風評被害を生まないように、汚染水を環境へ放出しないようにするのが国と東電の責任です。風評被害を生んできたのは国と東電の責任なのです、生んでしまったのは。県民が無知だからではないのです。汚染を拡大するようなことがこれまでずっとなされてきた。そうしたことが放置されていて、そこに心配を言ったら、風評被害だから、心配する必要はないというふうに言うには、あまりにもちょっと無責任ではないか。福島の方々の心情というものを無視しているのではないでしょうかということでありますが、いずれにしても風評被害がその反対の理由ではありませんので、これについてはあまり議論する必要はないと私は思っています。これ以上必要はないと思っております。 ○議長(春山千明議員) 再質疑をお受けいたします。  鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) まず、(3)については了解いたしました。風評被害というのは、事実に対する認識、あるいは誤解というのがあるわけでございますので、そういうことがないようにするのが私たちの務めということで、それは了解いたします。  それから、規制基準については十分検討した上でこの意見書を出しているのだということでございますが、経済産業省のこの排水に関する小委員会では、海洋放出が現実的な選択肢としたということで、当然この委員会におかれましても種々検討された上、現実的な選択肢としたものですが、これがあるわけですが、これでは不十分ということなのでしょうか。  それから、(2)ですけれども、風評被害というのは言葉では1か所しか使っていないということですが、関係の漁業団体等々が反対しているから反対というふうに、私にとってはそういうふうに読めます。見解があったら、さらにお願いいたします。なければいいです。 ○議長(春山千明議員) 再質疑に対する答弁を求めます。  猪股和雄議員。 ◆3番(猪股和雄議員) 経済産業省の小委員会が現実的な選択肢であるというふうにした。私さっきなぜこれをお配りしたかというと、もっと現実的な選択肢を出したつもりなのです。ここに保管まだできるのですから。いっぱいではないのですから。そこに保管をし続けて、トリチウムはこれまで除去できないというふうに東電も国も言ってきたのです。水と同一の性質だから、除去できないのだと言ってきました。ところが、除去する技術が今研究されているのです。こういうのは、やっぱり事故が起こったから、研究がどんどん進むのでしょう、皮肉な話ですけれども。それがこれまで10年間保管し続けてきた。さらに、これから広い土地を使って、またタンクも大型化して保管し続けていく。そして、この5年から10年の間に開発されることが期待をされる。期待です、あくまでも。確実ではありません。期待をされるのだとしたら、その期待を何とか追求していただきたいというのが地元の人たちにすれば当然の要求ではないですか。だから、私は経産省以上に現実的な選択肢をここに提示したわけです。地元の人たちも現実的な選択肢を求めているわけです。ということですので、ぜひ質疑者も、現実的な選択肢がここにあるのだということは、これは認めてください。それから、風評被害について、私はそういうふうに読めますというふうに言うのですけれども、読まないでください。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 再々質疑をお受けいたします。  鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) 経済産業省の小委員会の報告は不十分だというようなことでございますけれども、放射能がまだ基準を超えているというようなことでございますけれども、外国では、フランスのラ・アーグ再処理施設というのですか、そこから毎年1.3京ベクレルの放射能のあるものをドーバー海峡に放出している。また、韓国では、ウォルソンというのですか、月にお城と書くのですが、この原子力発電所では140兆ベクレルの放射能を日本海へ放出しているということでございます。放射能による事故とか影響というのは現在まだ私は聞いておりませんけれども、これらについて見解をありましたら、見解をお願いします。なければいいです。 ○議長(春山千明議員) 再々質疑に対する答弁を求めます。  猪股和雄議員。 ◆3番(猪股和雄議員) 通告にないことに何かどんどん発展してしまっているのですけれども、ちょっとどうかなと思います。ただ、お答えをいたします。  まず、答弁ちゃんと聞いてくれませんか。できればメモしてくれませんか。私ゆっくりしゃべっているつもりなのです。経産省の言っていることが不十分だということですねというふうに言われましたけれども、そんなこと私一回も答弁で言っていません。私は、現実的な選択肢はほかにもありますというふうに申し上げているのです。したがって、私が言っていないことに対して聞かれても、お答えのしようがありません。  それから、外国ではと言いました。ドーバー海峡に放出されている。韓国も日本海に140兆ベクレルを放出している。ちょっとその単位が何リットルに対して何ベクレルなのか、単位が分かりませんので、極めて不十分な質疑だと私は思っていますけれども、世界中の原発から放射性物質が垂れ流されているのは事実です。日本の原発、各地区の原発からもこれまで垂れ流されてきました。垂れ流してはいけないのです、本当は。放射能は、閉じ込めるのが基本でしょう。閉じ込めなくてはいけないのです、本当は。ところが、それが垂れ流されている。放出されているとしたら、それに対して質疑者は抗議しなければいけない。外国に対してもそうだし、日本の原発に対してもそうだし、垂れ流しているとしたら、それはあってはならないことというふうに言っていただきたい。それが質疑者の責任でしょう。それを言わずに、外国で放出されているから、日本でも放出されてもいいというふうにもし言うのだとしたら、とんでもない話です。放射能は、閉じ込めるのが基本です。外部に出してはいけないのです。これは、国だって東電だって原則としては認めています。でも、実際には垂れ流してしまっているのです。これは、垂れ流すほうがいけないのです。垂れ流してもしようがないから、トリチウム水を流していい、そんなことにはなりません。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 以上で鈴木松蔵議員の質疑を打ち切ります。  これをもって意見第5号の質疑を打ち切ります。  これをもちまして、3月3日に上程された議員提出議案に対する質疑を終結いたします。                        ◇ △市長提出追加議案の上程 ○議長(春山千明議員) 日程第5、市長提出追加議案、議案第39号から議案第41号、議案第43号から議案第45号を一括上程し、議題といたします。                        ◇ △市長提出追加議案の提案理由の説明 ○議長(春山千明議員) 日程第6、市長提出追加議案、議案第39号から議案第41号、議案第43号から議案第45号の提案理由の説明を求めます。  市長。 ◎市長(梅田修一) 追加議案の提案理由につきましてご説明を申し上げます。  初めに、議案第39号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第11号)についてです。令和2年度久喜市一般会計補正予算(第11号)を別冊のとおり提出するということです。  別冊の補正予算書の1ページをお開きください。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ1,500万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ722億8,554万6,000円に改めたいという内容です。次に、繰越明許費の補正につきまして定めるものです。  次に、議案第40号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第12号)についてです。令和2年度久喜市一般会計補正予算(第12号)を別冊のとおり提出するということです。  別冊の補正予算書の1ページをお開きください。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ8億4,287万9,000円を減額いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ714億4,266万7,000円に改めたいという内容です。次に、繰越明許費の補正、地方債の補正につきましてそれぞれ定めるものです。  次に、議案第41号 令和3年度久喜市一般会計補正予算(第1号)についてです。令和3年度久喜市一般会計補正予算(第1号)を別冊のとおり提出するということです。  別冊の補正予算書の1ページをお開きください。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出それぞれ10億9,324万6,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ523億9,324万6,000円に改めたいという内容です。次に、地方債の補正につきまして定めるものです。  次に、議案第43号 久喜市教育委員会委員の任命についてです。久喜市教育委員会委員、諸橋美津子の任期が令和3年5月20日で満了となるので、後任を任命することについて議会の同意を得たいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、この案を提出するものです。  後任といたしましては、住所、久喜市鷲宮199番地36、氏名、諸橋美津子、生年月日、昭和45年4月17日生まれを任命したいという内容です。諸橋美津子氏におかれましては、平成29年5月21日に同委員に就任され、以来1期4年間にわたりまして同委員としてご活躍をいただいている方です。引き続きお願いをしたいという内容であります。  次に、議案第44号 久喜市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてです。久喜市人権擁護委員、石田晴久の任期が令和3年6月30日で満了となるので、後任を推薦することについて議会の意見を求めたいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、この案を提出するものです。  後任といたしましては、住所、久喜市栗原2丁目5番地10、氏名、石田晴久、生年月日昭和23年3月14日生まれを推薦したいという内容です。石田晴久氏におかれましては、昭和60年3月1日に同委員に就任をされ、以来12期36年間にわたりまして同委員としてご活躍をいただいている方です。引き続きお願いをしたいという内容です。  次に、議案第45号 久喜市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてです。久喜市人権擁護委員、鈴木大吾の任期が令和3年6月30日で満了となるので、後任を推薦することについて議会の意見を求めたいので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、この案を提出するものです。  後任といたしましては、住所、久喜市久喜東1丁目8番38号、氏名、鈴木大吾、生年月日、昭和48年9月16日生まれを推薦したいという内容です。鈴木大吾氏におかれましては、平成30年7月1日に同委員に就任をされ、以来1期3年間にわたりまして同委員としてご活躍をいただいている方です。引き続きお願いをしたいという内容であります。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 次に、補足説明を求めます。  初めに、議案第39号から議案第41号について、財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) それでは、議案第39号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第11号)についての補足説明をさせていただきます。  内容につきましては、別冊補正予算書の5ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出補正予算事項別明細書の総括の表に基づきまして説明させていただきます。  初めに、歳入でございます。18款繰入金は1,500万円の増額で、財政調整基金繰入金でございます。歳入につきましては以上でございます。  続きまして、歳出につきまして説明させていただきます。6ページ、7ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、10ページ以降も御覧ください。8款土木費1,500万円の増額で、東鷲宮駅周辺整備事業でございます。  以上が議案第39号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第11号)の概要でございます。なお、本議案につきましては、先議をお願いするものでございます。  続きまして、議案第40号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第12号)についての補足説明をさせていただきます。内容につきましては、別冊補正予算書の7ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出補正予算事項別明細書の総括の表に基づきまして説明させていただきます。  初めに、歳入でございます。14款国庫支出金につきましては、6億657万円の減額でございます。主な内容といたしましては、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金7億379万2,000円の減額、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金6,424万6,000円の増額などでございます。  次に、15款県支出金につきましては31万4,000円の増額で、新型コロナウイルス感染拡大防止対策事業補助金でございます。  次に、17款寄附金は100万円の増額で、保健福祉事業寄附金でございます。  次に、18款繰入金は4億7,764万7,000円の減額で、財政調整基金繰入金でございます。  次に、21款市債は2億4,002万6,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、減収補填債2億3,252万6,000円の増額などでございます。歳入につきましては以上でございます。  続きまして、歳出につきまして説明させていただきます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、18ページ以降もお願いいたします。  初めに、2款総務費69万円の減額でございます。主な内容といたしましては、会議録システム導入事業33万円の減額、キャッシュレス決済導入事業36万円の減額などでございます。  次に、3款民生費1,147万2,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、すこやか子育て商品券給付事業537万6,000円の減額、私立保育所等補助事業1,664万9,000円の増額などでございます。  次に、4款衛生費7億279万2,000円の減額でございます。主な内容といたしましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業7億279万2,000円の減額などでございます。  次に、6款農林水産業費300万6,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、土地改良施設負担金事業300万6,000円の増額などでございます。  次に、7款商工費4億2,317万1,000円の減額でございます。主な内容といたしましては、緊急中小企業・小規模事業者事業継続給付金給付事業1億5,251万2,000円の減額、中小企業・小規模事業者家賃支援給付金給付事業1億9,212万3,000円の減額などでございます。  次に、8款土木費963万6,000円の増額で、公園維持管理事業でございます。  次に、10款教育費2,613万4,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、児童生徒等健康診断・健康管理事業3,440万円の増額などでございます。  次に、13款総支出金、2億3,352万6,000円の増額でございます。内容といたしましては、福祉基金積立事業100万円の増額、アセットマネジメント基金積立事業2億3,252万6,000円の増額でございます。以上が議案第40号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第12号)の概要でございます。  続きまして、議案第41号 令和3年度久喜市一般会計補正予算(第1号)についての補足説明をさせていただきます。内容につきましては、別冊補正予算書の7ページをお開きいただきたいと存じます。歳入歳出補正予算事項別明細書の総括の表に基づきまして説明させていただきます。  初めに、歳入でございます。14款国庫支出金につきましては、10億9,850万7,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金7億379万2,000円の皆増、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億4,667万6,000円の皆増、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金1億5,044万8,000円などでございます。  次に、18款繰入金は113万3,000円の減額で、財政調整基金繰入金でございます。  次に、20款諸収入は7万2,000円の増額で、雇用保険被保険者負担金でございます。  次に、21款市債は420万円の減額でございます。内容といたしましては、公園維持管理事業債690万円の減額、土地改良施設負担金事業債270万円の皆増でございます。歳入につきましては以上でございます。  続きまして、歳出につきまして説明させていただきます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。あわせまして、14ページ以降も御覧ください。  初めに、2款総務費3,027万5,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、菖蒲総合支所管理事業1,072万3,000円の増額、文化会館改修事業596万4,000円の増額などでございます。  次に、3款民生費1,849万5,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、保育所管理事業539万1,000円の増額、放課後児童健全育成事業751万1,000円の増額などでございます。  次に、4款衛生費8億6,599万8,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症対応医療機関支援事業750万円の皆増、新型コロナウイルスワクチン接種事業8億2,434万8,000円の皆増などでございます。  次に、6款農林産業費300万6,000円の減額で、土地改良施設負担金事業でございます。  次に、7款商工費1億7,591万7,000円の増額で、がんばる事業者応援プレミアム付商品券発行事業の皆増でございます。  次に、8款土木費216万6,000円の減額でございます。主な内容といたしましては、公園維持管理事業963万6,000円の減額、公園施設改修事業704万円の増額などでございます。  次に、10款教育費773万3,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、情報教育機器維持管理事業、小学校費61万6,000円と中学校費335万4,000円の増額、体育施設管理事業215万円の増額などでございます。  以上が議案第41号 令和3年度久喜市一般会計補正予算(第1号)の概要でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(春山千明議員) 次に、議案第43号から議案第45号につきましては、人事案件につき、補足説明を省略いたします。  休憩いたします。    休憩 午前11時33分    再開 午前11時33分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △市長提出追加議案に対する質疑 ○議長(春山千明議員) 日程第7、市長提出追加議案、議案第39号、議案第43号から議案第45号に対する質疑に入ります。  初めに、議案第39号の質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。  杉野修議員の質疑をお受けいたします。  11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野です。議案第39号、補正の追加11号について、何点か確認の質疑をしたいと思います。  今回こちらの概要の説明にもありますように、地下道バリアフリー化のところで、具体的に言うと、タイルを剥ぐとクラックが現れて、そこから水が非常に出てきたということで、止水の必要があるということだろうと思うのですが、これまで地元の議員あるいは住民は、あの地下道があそこだけではなくて、宿も西大輪もそうなのですけれども、あの東西の3つの地下道、特に今回はこの駅の地下道ですけれども、水はずっと30年間出続けているわけです。早い話もう30年前から水が出ていたということで、住民の利用者の方から暗くて滑りやすいトンネルだと。以前は65メートルぐらいありましたから。今半分ぐらいになりましたけれども。それで、議会でも何度も止水のことを言ってきたし、メンテナンスのことも言ってきたのですけれども、このクラックが見つかりということなのですけれども、私としては当初の予算に想定をすべき事業だったと思うのです、止水というのは。それは、想定外の量が出てきたのか、あるいは想定していないところからクラックが発見されたのか、その辺ちょっと中身についてお伺いしたいのですが、質疑項目は全部言ったほうがいいのですか。 ○議長(春山千明議員) そうです。 ◆11番(杉野修議員) すみません。それから、想定内の出水かどうかということです。その出水対策の費用は、当然当初から織り込み済みのはずではないかというのが1点です。それから、では日常のメンテナンスがどうなったのかと。ご承知のように、鉄筋コンクリートのビルだとか、この地下道、ここはボックスカルバートだと思うのですけれども、一部鉄筋があるのですけれども、そういったところのメンテナンスというのは、例えば水が出ると、当然コンクリは溶けてきて、クラックが発生しやすい状況になります。一番危ないのは、鉄筋がさびて爆裂してしまうということが構造上危ない。リスクがありますから、そういったことも含めてどういう点検をしていたのか。通常の鉄筋コンクリートのビルですと、10年から15年に1度は劣化診断をします。この地下道は、劣化診断はどうだったのか。もししていれば、そのときクラックは発見していたはずなのです。劣化診断はどうだったのですか。その2点でお願いします。 ○議長(春山千明議員) 杉野修議員の質疑に対する答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) まず、1つ目のご質疑でございますが、当初から想定できなかったのかというところでございます。既存の東西連絡地下道におきましては、特に雨の後など、水の音が聞こえていたということはございました。既存の地下道は、ボックスカルバート形式のコンクリート製の構造でございまして、当初整備の段階から構造物同士の接続箇所、ボックスカルバートは大体25メートルスパンごとに多分4区間ぐらいに分かれて施工されたものだと思われますが、その接続箇所から漏水が生じているものと認識しておりましたが、このたび確認された構造物のそこの部分の亀裂につきましては、舗装面に隠れておりまして、日常の点検や設計段階での把握はできなかったものでございますので、当初の費用に盛り込むことは難しかったというところでございます。  それから、2つ目、点検、劣化診断等をやっているかというご質疑でございますけれども、そういったものについてはやっていないというところでございます。 ○議長(春山千明議員) 再質疑をお受けいたします。  杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 私も鷲宮町の出身ですから、この地下道については以前から議会でも何度も取り上げて、止水のこと、出水は危ないということでやってきましたし、駅の橋上化ということをずっと言ってきて、そのときにも途中で地下道の、そのときはバリアフリーという言葉ではありませんでしたけれども、橋上化が大きな金額だということで随分延びてきていたときがあって、では地下道を造ったらどうなのだといったときに、担当の都市計画課長は鉄道の下というのは大変な難工事になるのだと。しかも、出水がここはもう日常的だし、とても町の力では軌道の下の工事はやれませんということで、ではやっぱり橋上化なのだねということで、それで議論した覚えがあるのです。それぐらい難工事のところだし、水が出るというのは常識的な箇所のはずだし、それは行政のほうの知見として共有されていたと思うのです。それが今回想定外、非常に難しいところから出てきた。隠れていたということなのですけれども、しかも日常の劣化診断もやっていないということで、これは私自身の責任も問われるのかもしれないけれども、これは現時点での問題ですから、今後こういう構造物についての劣化診断というのは定期的にやること、国のほうでも決めていますから、それはそういう指針に基づいてやっていくべきだと思うのです。ですから、この1,500万円というのが果たしてこれで終わりかなと、これで完璧に。クラックに固化剤か何かを埋め込んで、出ないようにするのでしょうけれども、絶対コンクリートというのは溶けて、またクラックが発生しますから、また追加工事ということになりはしないかという危惧もあるのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 再質疑に対する答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 定期的な点検についてのご質疑でございますけれども、今後当該連絡地下道をはじめその他の地下道施設に関しても、定期的に施設の状況確認ということには努めてまいりたいと考えております。それから、止水に関してでございますけれども、止水の施工方法でございますが、まずは亀裂が生じている箇所に止水コンクリートを表面からかぶせることによって、亀裂を埋めて一定の止水を行います。その後、亀裂箇所の周辺から斜めに亀裂に向かって穴を開けまして、その穴から止水剤を注入するということで、細かな亀裂に充当することで止水する施工方法でございます。この止水工法につきましては、平成28年度に完成いたしました東口のバリアフリー化工事でも地下のエレベーターピット内の漏水対策で採用した工法でございます。また、ダムの止水等にも用いられている工法ということでございますので、実績等がある工法だと考えております。 ○議長(春山千明議員) 以上で杉野修議員の質疑を打ち切ります。  ほかに質疑はございませんでしょうか。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第39号に対する質疑を打ち切ります。  次に、議案第43号の質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第43号に対する質疑を打ち切ります。  次に、議案第44号の質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第44号に対する質疑を打ち切ります。  次に、議案第45号の質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で議案第45号に対する質疑を打ち切ります。  これをもって市長提出追加議案、議案第39号、議案第43号から議案第45号に対する質疑を終結いたします。  休憩いたします。    休憩 午前11時44分    再開 午後 1時30分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △先議議案に対する討論・採決 ○議長(春山千明議員) 日程第8、これより議案第40号及び議案第41号を除く先議議案に対する討論、採決に入ります。  採決は、全て電子採決により行いますので、タブレットのご準備をお願いいたします。  暫時休憩いたします。    休憩 午後 1時30分    再開 午後 1時30分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。  初めに、議案第1号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和2年度久喜市一般会計補正予算(第9号))、承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は承認することに決定いたしました。  次に、議案第2号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第2号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第10号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第3号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第3号 令和2年度久喜市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第4号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第4号 令和2年度久喜市介護保険特別会計補正予算(第4号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第5号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第5号 令和2年度久喜市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第6号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第6号 令和2年度久喜市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第7号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第7号 令和2年度久喜市土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第8号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第8号 令和2年度久喜市下水道事業会計補正予算(第2号)について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第9号の討論に入ります。  議案第9号については、杉野修議員ほか3名から修正案が出されておりますので、まず修正案について討論を行います。  討論の通告がありませんので、議案第9号の修正案に対する討論を打ち切ります。  次に、議案第9号の原案について討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許可します。  1番 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 1番 田中勝です。議長のお許しをいただきましたので、討論いたします。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算、ごみ処理施設整備推進事業について反対の立場で討論いたします。  理由です。昨年の11月議会で可決された一般廃棄物ごみ処理基本計画の変更と今回のごみ処理施設整備推進事業については、事業目的が一体と認識します。そして、前回の事業、プラごみを燃やすの是非については、温暖化対策の基軸と考えることから、一般質問において、懸念される重要案件について4点ただしました。  まず、近隣に与える影響について申し上げます。この件は、小職が最も懸念する事案です。問題点は、発電のため365日無休の稼働です。しかも、焼却施設の規模は従来の10倍です。どんなに優秀な設備でも近隣に与える影響は少なくないはずです。また、焼却炉の耐用年数を勘案すると、建設後少なくとも三、四十年は続くことでしょう。  当該事業は、国の補助事業でもあります。内容は、大規模災害発生時における災害廃棄物の適正処理に向けて、廃棄物処理システムを強靱化するために、必要となる施設整備等の調査や計画、測量、設計、工事等の補助です。このシステムは、とてもよい方策と考えます。しかし、本市の燃焼計画の下では受入れは厳しいものと考えます。そこで、今回の一般質問で申し上げたバイオマスエネルギー燃焼システムの活用を提案いたします。クリーンな排煙で、地球に優しく、地元にも他の自治体にも優しい超近代的なシステムです。  次に、地元説明会についてです。2月定例会で、地元にとっては、工業団地から日常もたらされる騒音や臭いや振動、そして清掃センターの問題です。地元の立場になり、あらゆる角度から対策を考えていただきたいと申し上げました。お答えは、三箇地区、所久喜地区、清久地区などで説明会を実施しているであります。時期については、三箇地区が昨年の7月、清久地区と所久喜地区は12月とのことです。この遅い対応で地元は納得できるのか、いささか疑問です。  次に、分別作業についてです。市民は、リサイクルについて積極的に協力、活動が定着しました。これを壊して全部燃やすでは納得できないと指摘、回答は、感謝している、新しい施設ができても、瓶、缶、ペットボトルについては協力いただきたいであります。この都合のいい考え方は驚きです。ここでの懸念は、政府は2022年度を迎え、プラスチックごみ全般の一括回収リサイクル、再資源化の構想を明らかにしていることです。こうなった場合、久喜市のプラスチックごみの減量焼却構想はどうなるのでしょう。  次に、温室効果ガスの懸念についてであります。私たちの環境への懸念は、広範に、しかも頻繁に発生する異常気象でございます。このことから、前回制御できない時点に達しているのかなと申しましたが、ローマクラブの成長の限界の理念の一部をもじったものでございます。彼らは、あらゆるモデルを収集して、分析した結論は次のようであります。  世界人口、工業化、汚染、食料生産及び資源使用の現在の成長率が不変のままに続くならば、来るべき100年以内に地球上の成長は限界に達するであろう。こうした成長の趨勢を変更し、将来にわたって持続可能な生態学的並びに経済的な安定を打ち立てることは可能である。もしも世界中の人々が第1の結末でなく第2の結末に至るまで決意するならば、その達成するために行動を開始するのは、早ければ早いほどそれに成功する機会は大きいであろうとのことでございます。これは、スイス法人ローマクラブが1970年に示した報告の内容です。それから50年、現在地球的規模で大災害が発生しております。この現実は、ローマクラブが伝える真実味が一層響きます。  さて、昨年の11月からおよそ半年間の間、プラを燃やす焼却炉を造るの是非をめぐり慌ただしく進めてまいりました。一方、国内では、新エネルギーをめぐり、企業競争の激化に伴い、革新的な技術開発等がうかがえます。この背景にあるのは、政府の本腰を入れた取組でございます。今回の一般質問でお示しいたしましたが、企業に脱炭素の対応を求める開示ルールの整備の取組です。政府の狙いは、小泉環境大臣が示した再生可能エネルギーとEV車の活用と官民一体の促進と考えます。  以上、技術開発と政府の熱意を鑑みますと、久喜市が計画するプラスチックごみの全量焼却システムは建設が終了する予定の四、五年先は既に過去のものと容易に推察できます。また、地元の迷惑を顧みず、化石燃料で作られたプラスチックを1年中燃やし続けるシステムについては断じて容認できません。そして、なお数をもって強引に決定するならば、末代にまでの悔いが残ります。  以上申し上げ、私、田中勝の反対討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 17番 大橋きよみ議員。                 〔17番 大橋きよみ議員登壇〕 ◆17番(大橋きよみ議員) 17番、公明党久喜市議団、大橋きよみです。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算に賛成の討論をいたします。  新型コロナウイルス感染症の収束の鍵を握るワクチン接種が先月医療従事者から始まり、対象者が順次拡大される予定となっております。かつていない規模の予防接種となることから、高齢者や障がい者への合理的配慮や情報発信の強化など、危機感と緊張感を持って円滑に進めるよう要望いたします。  日本の公園の父、本多静六博士とゆかりのある近代日本経済の父、渋沢栄一氏を主人公にした今年の大河ドラマのタイトルとなった「青天を衝け」には、逆境に負けることなく突き進むことの大切さが込められているそうです。新型コロナウイルスによる歴史的危機を乗り越え、新しい社会を力強く切り開き、多くの市民が希望を見いだせる令和3年度となるよう期待いたします。  市政運営の基本方針では、第2次総合振興計画にかねてより公明党久喜市議団が提案してきたSDGsの誰一人取り残さない地域社会の実現に向けた持続可能な自治体運営を目標に掲げ、令和3年度を本市のSDGs推進の起点と捉え、重点施策をつくられたことを大変高く評価いたします。将来のあるべき姿から今を見つめ、それぞれの立場で意識改革をし、実践していくことに期待いたします。  さて、令和3年度一般会計予算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、経済活動が制限されたことで大幅な減収が見込まれております。予算総額、歳入歳出とも513億円で、前年度比28億8,200万円、5.3%の減となっております。  歳入では、個人市民税は減額を見込み、法人市民税についても、景気判断と併せ、税率の引下げの影響による減額、固定資産税は、評価替えに伴う在来家屋の減価分を含む減額をそれぞれ見込んでおります。市税全体では、対前年度比5.0%の減を見込んでおり、地方消費税交付金につきましては、税率引上げ効果や最終消費地と税収の帰属地を一致させる精算制度により、対前年度比15.4%の30億円の増を見込んでおりますが、地方交付税は対前年度比13.0%の減を見込んでおります。歳入全体は厳しさがうかがえますが、梅田市長の強いリーダーシップと、職員が一丸となって知恵を絞り、この歴史的危機を逆転の発想で乗り越えていくことに期待いたします。  歳出において、総務部門では、令和3年度デジタル戦略室の設置により、久喜市行政デジタル化の推進に期待いたします。キャッシュレス決済やフリーWi―Fi、AIの活用など、市民サービスと行政の効率化を推進するとともに、デジタル操作に不慣れで従来型の対応を求める市民に対しては、より一層窓口サービスの充実に努めていただくよう要望いたします。  現在策定中の個別施設計画は、多くの論争が巻き起こっています。市の将来の人口推計や税収、施設の総量等、財政上の課題は理解できますが、市民に対し丁寧に理解を求める中で、進めるべき課題であります。市民こそが久喜市にとって最も大切なアセット、財産であることを申し述べておきます。令和3年度丁寧な予算執行がなされるよう求めます。  各避難所と災害対策本部との連携を円滑に行うため、スマートフォンの設置がなされます。避難所情報や被災箇所の正確な情報を行政と市民がより早く得られるよう、さらなる防災デジタル化の促進を求めます。  コロナ禍にあって、循環バス及びデマンド交通の料金値上げを猶予した判断を高く評価いたします。アセットマネジメントを進めていく過程において、公共交通の在り方は大変重要であります。ふれあいタクシーの乗車料金を半額にし、利用者に分かりやすい料金体系となるよう、強く要望いたします。  福祉部門では、少子高齢化、人口減少に直面する中、政府は昨年末2022年4月より不妊治療の保険適用の実施を全世代型社会保障改革に明記し、それまでの期間1月から助成制度を拡充しています。今後も出産を希望するご夫婦に応え、不妊検査、不育症検査、不妊治療費助成事業は国からの支援を助成率アップにつなげていただき、併せて患者の心のケアをする相談体制も進めていただくよう要望いたします。  近年出産後の子育てにまつわる課題が増加傾向にあります。産後ケア事業、子育て支援ホームヘルパー事業は、評価をいただいている事業です。支援のさらなる充実を期待いたします。また、発達障がい児の早期支援となる保育園等巡回支援事業は、現場の声を聞き、巡回回数を増やすなど、早期発見につながる取組となるよう要望いたします。  予防接種事業に関しては、新型コロナウイルスが感染拡大する中、予防接種の重要性を実感しているところです。高齢者肺炎球菌定期接種、また久喜市独自の取組である任意接種の高齢者肺炎球菌ワクチンの助成を高く評価いたします。また、子宮頸がんワクチン予防接種が定期接種であることなど、対象者へコール・リコールを要望いたします。引き続き市民の命を守るための取組をお願いいたします。  緊急時通報システム設置事業は、83.1%のケアマネさんがケアプランを立てるときに介護保険以外で組み合わせているサービスです。携帯型の緊急時通報システムは、通報したとき返事が来るまで時間がかかり、緊急性を担保できないため、改善を要望いたします。安心して信頼される事業となることを期待いたします。  次に、建設部門です。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、新年度予算では市税が11億4,500万円の減と見込まれています。対策として、市税収入増となる企業誘致政策を積極的に行うことを要望いたします。  今年度開発許可区域検討事業がなされ、さらには久喜市の新たな土地利用を推進するため、今議会に総合振興計画土地利用構想図の産業系ゾーン変更議案が提出されています。これは、企業誘致を図る上で必要な取組で、大いに評価いたします。  そのような中、組織機構改革により圏央道対策室が設置されます。また、令和3年度予算にスマートインターチェンジ整備推進事業が新規に盛り込まれました。このことは、久喜市の交通利便性を高めるとともに、企業誘致を図る上でも必要な事業で、高く評価いたします。地元地権者の要望を踏まえた対応策の取組をお願いいたします。  東停車場線整備事業は、継続性が重要です。圏央道以東の整備費の補正予算化を強く求めます。また、平沼・和戸線や鷲宮産業団地・青毛線などの都市計画道路整備、佐間・八甫線整備事業の推進をお願いいたします。さらに、生活道路の整備推進はこれまで同様、積極的な姿勢で取り組まれることを期待いたします。  (仮称)本多静六記念市民の森・緑の公園事業においては、雨水対策をしっかり取っていただくよう要望いたします。また、総合運動公園施設改修事業は、テニスコート2面側の人工芝の張り替えとポールネット、2面側の防風ネットの改修となっておりますが、4面側の防風ネットの改修も併せて取り組むよう要望いたします。  下水道事業会計負担事業においては、中期経営計画にも沿った事業推進とスピード感ある取組を期待いたします。また、引き続き積極的な農業集落排水の公共下水道への接続の検討を要望いたします。  教育部門では、SDGs実現に向けたESGの研究の成果を生かし、市内全小中学校における教育課程全体を通じたESGの実施を推進し、持続可能な社会づくりの担い手を育む教育に期待いたします。  また、令和3年度の教育は、GIGAスクール構想の実現に向けての経費や統廃合による教育環境の整備、新学校給食センターの開設に向けての整備など大変重要な取組の中、教育環境の改善を図る小中学校大規模改修事業が計画的に進められていることは大変評価するところです。しかし、大きな課題となっているトイレの洋式化も身体的な影響を及ぼす問題ですので、スピード感を持って取り組んでいただくことを要望いたします。  環境部門では、新エネルギーシステム設置費補助金、電気自動車等普及促進事業は増額されていますが、2050年カーボンニュートラルを目指している久喜市において、もっと大胆な取組でグリーン社会の実現へ取組を期待いたします。  コロナ禍における厳しい財政状況の中にあっても、誰も置き去りにしないSDGsの理念の下、市民の生活の向上、福祉の充実、安心安全なまちづくりをお願いするとともに、久喜市の発展に資する来年度予算となることを期待し、賛成討論といたします。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野です。引き続き、議案第9号、予算について討論を行います。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について反対討論を行います。  初めに、総務省が今月発表した1月の家計調査によりますと、1世帯当たりの消費支出は26万7,760円となり、前年同月比で6.1%減少しました。また、毎月勤労統計調査によりますと、名目賃金を示す1人当たりの現金給与総額は10か月連続で低下しています。いわゆる街角景気は間違いなく停滞を続けています。この1年間のコロナ禍は、我が国の公衆衛生と公共部分が脆弱であったこと、また何より社会保障が貧困であったということが明らかになったと思います。社会的弱者にコロナ禍は集中しています。救いの手が必要であります。  こうした中、菅政権は政権として初めての国家予算を示しました。2020年度の第三次補正予算と一体で15か月予算と位置づけ、歳出規模は一般会計で120兆円に上ります。新型コロナウイルス感染拡大が猛威を振るう中での予算発表でしたから、国家的課題はやはり感染防止対策であり、国民の暮らしを応援する経済対策が求められていたと考えます。しかし、その内容を見ると、例えば防衛費は9年連続の拡大で、過去最大の5兆3,400億円、相手国に先制攻撃を想定する計画など、憲法違反そのものであります。その一方、コロナ禍で医療や介護などの拡充を願う国民の声に反して、社会保障費の自然増は1,300億円も削減しました。また、ポストコロナに向けたデジタル化の推進や国土強靱化は追加予算を手当てしつつ、対コロナの検査体制強化は不十分、医療機関への減収補填は示していません。  国政がこのような下で、地方自治体に問われている課題は、国や県に住民の命と暮らしを守る予算や対策を要求しつつ、市独自に裁量権を発揮した施策を展開することであります。また、そのための財源は確保されているものと理解します。  当初予算を分野ごとに見てまいります。総務財政市民関連では、人権推進の課題において、LGBTQX、性的少数者の人権保障やジェンダー平等の課題がクローズアップされてくる中、本市もパートナー制度の導入で本格実施に踏み出そうとしています。このことには、何年も実施を求めてきた会派として心から歓迎をするものです。しかし、残念ながら同和運動団体への補助金、研修負担金などで合計223万円が支出されようとしています。旧法の失効下、法的根拠がありません。憲法に基づく一般人権施策への転換を強く求めます。  また、3月からマイナンバーカードが医療機関で国保証として使われ、顔認証によるオンライン資格確認を始めていますが、医師会では、保険の資格確認だけならメリットはあるが、機微な医療情報とマイナンバーの結びつけは反対だとしています。保険医団体連合会では、資格確認は保険証でもできる、むしろ院内でのカード紛失や事故、番号の漏えいが起き得るとして、使用そのものの反対を表明しています。絶対安全の保障もないマイナンバー制度の速やかな廃止を国に求めることを進言します。  アセットマネジメント、個別施設計画に関しましては、サービス低下につながる安易な統廃合はやめるべきです。公共事業とそのための公共施設の役割を市民とともに見直すことを求めます。また、職員の許可のない時間外労働、いわゆるサービス残業の根絶に乗り出すことも求めるものであります。  福祉健康関連では、まず子ども医療費無料化助成では、18歳までの対象年齢引上げを入院は28、通院は23へと、他市町での実施が毎年進む中で、久喜市は後れを取っています。子育て支援からも、若い世代の人口流出を止める意味でも速やかな実施しかありません。また、生活困窮世帯の子供たちへの学習支援は会場を増やし、継続を求めます。  生活保護事業は、生存権の保障でございます。この間、相談者が急増していますが、扶養照会がネックで申請をためらう原因ともなっています。市の義務ではないので、これはやめるべきです。  コロナ感染防止では、私たちはコロナ禍でこそ安心して時短や休業することのできる十分な補償が必要であること、また積極的なPCR検査を実施して感染者を特定し、次の手が打てると確信し、そういう提案をいたしましたが、市は残念ながらこうした提案に対して前向きな理解も姿勢も示すことはございませんでした。ワクチン待ちでは解決になりません。  建設上下水道の関連では、まず久喜市の住宅環境改善事業に住宅リフォーム助成制度や商店リニューアル助成制度も加えて総合的な支援策にするよう求めましたが、考えていないとの答弁でございました。僅かな助成で大きな経済効果を各地で生み出している事業であります。事実をしっかり検証されるよう求めます。  また、松永の市営住宅は低所得世帯にとってよりどころでございます。解体後、事業停止としていますが、やめる理由はありません。新設、継続を強く求めます。  スマートインターチェンジ整備推進事業では、今直ちにやるべき課題とは考えておりません。事業の一旦停止を求めるものであります。  また、液状化対策事業では、液状化対策の効果を十分検証し、住民に安心を提供する意味でも、地下水の経過観察を継続するよう求めます。  教育環境では、新ごみ処理施設整備において、プラスチックごみに関しては今の国の動きもしっかり捉えることが必要です。今後大きく変わる質と量に合わせたごみ処理能力を考え、10年後、20年後のごみ行政の在り方を見定めるなら、プラスチックは燃やさず再資源化をすべきであります。今ならまだ間に合います。  コロナ由来の経営支援については、久喜市の中小企業・小規模事業者家賃支援給付金の申請は3月31日で終了です。必要であり、該当するのに申請していない事業者の存在を想定するなら、事業の継続を行うよう強く求めます。  久喜駅西口喫煙所は、受動喫煙防止の観点から速やかに撤去すべきであります。  入学準備金、奨学金は、返済不要の給付型制度こそ望まれております。親の経済格差が子供の教育格差になってはいけません。教育を受ける権利は、公平に保障される必要があります。制度の検討を求めます。  新エネルギー導入事業では、昨年対比で100万円の増で評価しますが、その前年に戻しただけでありますので、地球温暖化防止対策、再生可能エネルギーの導入を加速して進めるためにも、さらなる増額を強く求めます。  以上、新年度予算についての見解と提案を述べました。消費税の増税による影響も癒えぬまま、新型コロナウイルス感染によるダメージを社会全体が受けています。代表質問でも確認いたしましたが、積極的なPCR検査を行うこと、医師会とも連携して新型コロナの感染抑え込みを最優先課題とすること、また国、県の支援策の継続を市からも求めること、そして各分野での市の独自支援策の構築を提案してきましたが、いずれも残念ながら前向きな回答が見られませんでした。そこに困っている市民がいる限り、支援の手を差し伸べることが地方自治体の責務であること、そして私たち共通の責務であることを強く強調いたしまして、反対討論といたします。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 22番、宮﨑利造議員。                 〔22番 宮﨑利造議員登壇〕 ◆22番(宮﨑利造議員) 22番 宮﨑利造です。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  令和3年度一般会計当初予算案は、総額513億円、前年度と比較すると28億8,200万円、5.3%の大幅な減となっております。まず、歳入においては、全体の42.7%を占める市税が219億2,370万5,000円、前年度比11億4,575万9,000円の5%、大幅な減となりました。うち市民税については、新型コロナウイルス感染症拡大による経済の悪化や法人市民税の税率引下げなどにより10億7,610万円の減となって計上されております。  地方交付税については、普通交付税から臨時財政対策債への振替額の増などにより5億5,296万6,000円の減となりますが、地方交付税の臨時財政対策債を合わせますと3億4,703万4,000円の増となっております。繰入金については、前年度と比較すると6億2,612万7,000円の減となっておりますが、これは財政調整基金の4億43万9,000円の減によるものが主な要因です。財政調整基金繰入金については、昨年度と比べ減となったものの、依然として多額となっております。  地方債については、前年度と比較すると1億730万円、1.8%の減となっております。これは、学校給食センター整備の借入れが事業の進捗により8億8,880万円の減となる一方、臨時財政対策債が普通交付税からの振替により9億円の増になることが主なものです。  歳出においては、主な事業として、久喜市の魅力再発見と持続可能な未来を考える地域の魅力再発見・未来創造事業や、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた補助事業の拡大や地域新電力会社設立の検討、成年後見制度の事業が必要な方を適切に支援するため、地域連携ネットワークの中核機関の設置、子供たちの学習環境を整備する小中学校の大規模改造事業、まちづくりの基本となる都市計画基礎調査、新たな雇用の創出や自主財源を確保するための高柳地区の産業基盤整備、久喜駅東口のまちづくりの中心となる久喜東停車場線、平沼・和戸線の延伸と接続するスマートインターチェンジ設置の促進、避難所での情報収集、発信体制の整備や洪水避難決断ブックの全戸配布による安全な避難の在り方の周知、農業経営の安定化を図るための農地の効率的な利用促進などの支援といった事業があります。  また、公共施設個別施設計画や新総合複合施設整備は、将来の人口減少を踏まえた長期的な視点での財政支出の抑制や市民サービスの一層の向上に必要であることはよく理解しますが、市民への十分な説明を行い、理解をいただくようお願いいたします。  また、各団体への補助金については、本会議、委員会でも議論されました。補助金は、公益的な市民活動の活性化等、市の施策を進めるために重要な手段ですが、各団体に対しては説明を十分に行い、理解を得るようお願いいたします。  新型コロナウイルス感染症対策については、現在ワクチン接種の準備をされていますが、国、県、医師会等の関係機関と十分に連携を図り、円滑に実施されますようお願いいたします。さらに、感染症対策や経済対策については、状況に応じた対策をいち早く取るようお願いいたします。  令和3年度予算案は、市税の減などにより緊縮の予算案を余儀なくされております。しかし、現在の課題に的確に対応し、将来を見据え、ポストコロナ時代や少子高齢化による人口減に対応し、市民要望に最大限応えるため、限られた財源の下、事業の優先度、重要性、効果等を検証し、これまでの事業を費用対効果などの視点から徹底的に見直し、編成されたものと評価いたします。これからも久喜市が道路網、鉄道網の要に位置するという利便性を十二分に生かし、住みよいまちづくりを進めることにより、久喜市を埼玉県東北部の中心都市としてさらに発展させていかなければなりません。  収束の見えない新型コロナウイルス感染症、ポストコロナ時代への対応、少子高齢化による人口減少、限られた財源、市民要望の多様化などにより、今後も厳しい財政運営を強いられることと思います。そこで、財政運営に対し幾つかの要望をさせていただきます。  1つ、市税は歳入の根幹をなす財源であることや負担の公平性の観点からも、今後も継続的な徴収の努力を続けること。  2、市債の借入れについては、交付税措置のある市債を活用され、残高やプライマリーバランスといった各財政指標を注視し、未来の世代に過度の負担を強いられないこと。  3、各特別会計や企業会計内への法定外繰り出しや基準外繰り出しについては、かねてから申し上げておりますが、使用料、負担金等の財源を各会計において確保し、受益者負担の適正化に努め、一般会計からの繰り出しを安易に行わないこと。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の緊急事態宣言から始まりました。その間、様々な感染症対策、経済対策が打ち出された一方で、イベントをはじめとする様々な事業が中止、縮小を余儀なくされました。現在2度目の緊急事態宣言が発令され、依然として収束の兆しが見えない状況となっております。このような中、令和3年度も厳しい状況が続くと見込まれますが、梅田市長にとりましては令和3年度は1期目の総仕上げの年でもあります。梅田市長には、平穏な日々を取り戻す、変革を恐れず、久喜市を大きく飛躍、発展させるために、勇気と実行力を持って市政運営に邁進されることを強く要望し、本予算案に賛成するものです。 ○議長(春山千明議員) 3番 猪股和雄議員。                 〔3番 猪股和雄議員登壇〕 ◆3番(猪股和雄議員) 議案第9号、2021年度久喜市一般会計予算に反対いたします。3つの反対理由と1つの政策についての危惧を述べたいと思います。  第1の反対理由は、巨大給食センターの稼働です。私たちは、そもそも自校調理方式が望ましい、各地区の老朽化した給食センターや民間給食センターへの委託を見直して、自校調理方式に順次切り替えていくべきだと提言してまいりました。自校調理方式を求める市民1万人の請願署名も提出されましたけれども、残念ながら1万2,000食という全国的にも最大規模の給食センターの建設が強行されました。それと同時に、久喜地区で守ってきた強化磁器食器は全て廃棄され、プラスチックPEN食器に変更されることになりました。これは、食育の観点から見れば、人類と日本人の伝統に反します。  一つ一つの副食の調理終了後、2時間以内の喫食が保障されなければなりません。これからさらに研究あるいは努力するという答弁ですが、これは行政の責任と捉えるべきです。食材の地産地消は、現在でも久喜地区で久喜市内産30%近くを達成できているのですから、当然地産地消率はこれ以上を目指すべきです。アレルギーの対応給食は、現在よりは改善される。初年度には乳と卵の除去食、2年目からは代替食の実施が予定をされています。アレルギー対応マニュアルによりますと、除去食は乳と卵を両方とも除いた副食を予定しているようですが、本来はそれに加えて、乳だけを除いた副食、また卵だけを除いた副食も提供されるべきです。そうでないと、例えば乳だけを食べられない子供にも乳と卵の両方を除いた副食しか提供されないことになる。将来対応するアレルゲンを増やしていったときに、それぞれ個別のアレルゲンを除いた副食を提供するのが当たり前なのですから、当初からそれを目指すべきです。  2つ目の反対理由は、新年度予算において新ごみ処理施設でプラスチック全量焼却を前提とした計画策定が進められていくことです。プラスチック廃棄物は、国のプラスチック資源循環戦略やプラスチック資源循環促進法に沿って全量資源化を目指すべきです。少なくとも久喜宮代衛生組合でこれまで進めてきたプラスチック資源分別回収、あるいは容器包装プラスチック分別回収、資源化を後退させることは、社会的責任として、また未来への責任として許されません。これまで容器包装プラスチックの資源化で少なくとも35%は再商品化できているのに、それも含めて久喜では焼却してしまおうということは、全世界と日本でも進めているプラスチック資源循環の真っ向からの否定になります。しかも、プラスチックを燃やすことによって、燃やさない場合よりも大幅にCO2を排出することになる。このことは執行部も認めているのでありまして、市長が2050年ゼロカーボンシティを目指すと宣言されたことにも反します。  いずれにしろ、国のプラスチック資源循環促進法によって、今後プラスチック廃棄物は急減していきます。大きな焼却炉を建設して発電しようとしても、10年後には燃やすものがない、2炉のうちの1炉が年間半分ぐらい遊休化するなどということになってはなりません。急減することが分かっているプラスチックは、焼却の計画から外して、炉はできるだけ小さな炉にしていくべきです。  3点目です。公共施設個別施設計画では、理科大跡地を新年度中に譲渡、売却する方針です。これは、地元と周辺の住民の皆さん、元地権者への背信行為であり、許されません。住民の理解を最優先にして利用方法を検討すべきです。しかも、譲渡といっても、校舎の取壊し費用を差し引いて、場合によっては有償で譲渡することも予想されます。議会にも市民にもいまだにその試算すら明らかにされていない。見通しも明らかされていないことは不可解です。このまま進めてはなりません。  4点目は、障がい者施策についての一つの危惧です。個別施設計画の障がい者施策で大きな危惧があります。いちょうの木やけやきの木の障がい者施設は、個別施設計画では来年2022年には民間譲渡と書かれています。単なる維持管理費用の縮減の観点から、そのような計画がつくられてきました。しかし、これらの施設がなぜ市で公設で造られてきたか、市が指定管理者として運営費を全面的に支出してきたか、なぜ民間の就労支援では駄目なのか。民間の就労支援に移行した場合に、そこからはじき出される障がい者が出かねないのだという現実を見据えなければなりません。障がい者を絶対にはじき出してはならない、そう考えます。障がい者施設を公設で造った、その原点に立ち返るべきです。新年度中にこれらの施設の協議が進むことになりますけれども、当事者や保護者の皆さんの意向を最大限尊重していくべきです。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 13番 平沢健一郎議員。                 〔13番 平沢健一郎議員登壇〕 ◆13番(平沢健一郎議員) 13番 平沢健一郎です。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について賛成の立場から討論します。  令和3年度は、ウィズコロナからアフターコロナに社会が変革する年度になります。久喜市は、新型コロナウイルスのワクチン接種を進め、集団免疫をつくることで新しい時代への一歩を踏み出す1年にしていただきたいと思います。  さて、令和3年度久喜市一般会計当初予算は総額513億円で、前年度に比べ5.3%の減になります。市税全体では、前年度に比べ5.0%減を見込み、個人市民税は6.5%減、法人市民税は25.9%減、固定資産税は1%減を見込んでいます。新型コロナウイルス感染症による景気の影響を受け、財源の確保が非常に厳しい状況にあり、厳しい財政運営が求められます。税収の落ち込みに対処するため、財政調整基金等の活用がされています。借入れに当たっては、将来に大きな負担を残さないように、財政指標を注視して必要な事業に活用をお願いいたします。  次に、歳出ですが、新型コロナウイルス感染症対策では、各事業の感染防止対策や行政検査の費用助成、事業者の支援を実施しています。経営状態が悪化している市内小規模事業者向けにも引き続き支援が行われますが、失業率と自殺死亡率の関連性や税収の減額の原因からも考えますと、雇用や市内の事業者を守るために引き続き柔軟に対応していただくことを求めます。  令和5年度を始期とする第3次健康増進・食育推進計画及び自殺対策計画策定事業で市民意識調査が始まります。改めて健康づくりや病気に負けない強い体づくりの取組が必要とされています。自殺対策も含め、心身ともに、世代を超えて市民が取り組める仕組みづくりをお願いいたします。また、8月には学校給食センターが稼働します。食育の拠点として活用を期待しています。  地域コミュニティーですが、厳しい予算にもかかわらず、地域提案型活動事業や市民活動補助金に予算がつけられ、地域コミュニティーの推進を図られたのは評価します。しかし、市民団体やイベント事業などの補助金は一律カットではなく、一部の事業において2割カットが行われています。コロナ禍において事業の形態を検討された結果ということでした。コロナ禍において補助対象事業が令和3年度の事業で実施可能である場合は、再度補助金については各事業ごとに対応していただくことを要望いたします。  令和元年台風19号の教訓を生かし、災害時や避難所での情報収集、発信体制の整備をいたします。避難所開設や誘導をスムーズに行うため、避難所の情報がウェブ上に公開されるシステムです。市民のみならず、避難誘導に関わる消防団や自主防災などで活用の幅が広く、災害時に活用できるよう、広く市民に周知していただくようお願いいたします。  久喜市は、小中学校の適正規模、適正配置を推し進め、令和3年度には江面小学校、令和4年度には菖蒲中学校が開校いたします。スクールバスの運行やトイレの洋式化を含めた大規模改修工事を予定しています。GIGAスクール構想で整備したデジタル機器を生かすために、小中学校にデジタル教科書が導入されます。市独自で教員に研修を開く仕組みづくりや埼玉県に専門員を要請するなど、久喜市版未来の教室に向け、着々と進めている点を評価いたします。久喜市の子供たちに引き続き教育環境の整備を進めてください。  高齢者福祉の充実では、看護小規模多機能型居宅介護サービスの事業者に対し公的介護施設等整備補助金事業が行われます。退院直後の在宅生活へのスムーズな移行、がん末期等のみとり期、病状不安定期における在宅生活の継続、家族に対するレスパイトケアなど、多様なニーズに対応できる施設です。全国的にもこのような施設は普及しておらず、この施設が市内に整備されることを評価いたします。  都市機能整備で、高柳地区、久喜駅西口周辺、栗橋駅東地区など事業が行われますが、久喜駅西口周辺まちづくり事業では基本計画の策定が行われます。慢性的ロータリーの渋滞や駅周辺の活性化は待ったなしの状態です。地域や関係者に理解をいただき、事業をしっかりと推進していただきたいと要望いたします。これからも様々な行政課題に柔軟、積極的に取り組むことを期待しております。  最後になりますが、コロナ禍や緊急事態があり、世の中は閉塞感を抱えています。このような世相から偏った正義感を振りかざしたり、不安感から攻撃的な方が増えています。久喜市は、開かれた市政運営を行うため、空気に流されず、よく検討し、エビデンスを持って進めていただくよう要望いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 26番 上條哲弘議員。                 〔26番 上條哲弘議員登壇〕 ◆26番(上條哲弘議員) 26番 政策の会、上條哲弘でございます。議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について賛成の立場から討論をいたします。  令和2年度は、新型コロナウイルス感染症に翻弄された我慢の1年でありました。このような厳しい状況下で編成された令和3年度予算案は、総額513億円、前年度比28億8,200万円、5.3%の減となっております。特に歳入の一般財源ベースでは、総額345億8,885万5,000円、前年度比8億9,645万4,000円、2.5%の減となっております。特に歳入の根幹をなす市税のうち個人市民税現年所得割については、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済状況の悪化により6億6,200万円、法人市民税現年法人税割についても、新型コロナウイルス感染症拡大による影響と税率の引下げにより4億1,200万円の減額となっております。こうした厳しい状況下にあって、久喜市のさらなる発展を支えるまちのつくり方改革の推進、久喜市の総合振興計画等の推進、ポストコロナ時代を見据えた施策の推進のための予算が盛り込まれております。  主なものを申し述べさせていただきます。性の多様性を認め合い、誰もが自分らしく生きることのできる社会を目指すパートナーシップ制度を導入いたします。その検討に当たり、当事者に寄り添う制度になるよう、関係者の意見を聞いて進めていただければと思います。  太陽光発電システムやリチウム電池等の設置者に対する補助事業の拡大、再生可能エネルギーや省エネルギー機器の積極的な導入の促進、さらにエネルギーの地産地消を目指した地域新電力会社設立の検討を始めます。これは、地球温暖化防止のための2050カーボンニュートラルの実現に向けた第一歩として評価するものであります。  久喜市版未来の教室は、教師や友人といった人との関わりにGIGAスクール構想のテクノロジーを加え、個別最適な学びや創造性を育む学びを提供するものであります。これから世界で活躍し、日本を支え久喜を愛する子供たちが育っていくことを楽しみにしております。  スマートインターチェンジの整備や高柳地区の産業基盤整備は、まさに久喜市の稼ぐ力を生み出す未来への投資と言うべきものであります。関係機関と連携を図り積極的に推進していただければと思います。令和元年度の台風19号の教訓やコロナ禍を踏まえた地域防災計画の改定や避難所の状況を速やかに伝達する情報収集、発信体制の整備により、防災体制のさらなる強化が期待をされます。  令和3年度からは、公共施設個別施設計画に基づいた各事業が実施されるなど、アセットマネジメントが本格的に始動いたします。また、子育て支援施設、保健センターの機能や新庁舎を併設し、防災機能を含めた新総合複合施設の検討に着手されます。これらは、市民サービスをより一層向上させ、将来の持続可能な久喜市をつくり上げるために必要な事業であります。実施に当たっては、市民に十分な説明をし、理解をいただくなど、丁寧な対応をお願いいたします。  そして、久喜市の最上位計画である第2次総合振興計画の策定に取り組み、世界共通の持続可能な開発目標であるSDGsの視点を計画に取り入れるとしています。策定に当たっては、多くの市民の声を取り入れるとともに、市民にとって分かりやすく身近なものと感じられますよう計画していただきたいと思います。そして、誰一人取り残さない久喜市の実現を目指していただくことを強く要望いたします。  本予算案は、非常に厳しい財政状況にもかかわらず、10年後、20年後の未来の久喜市を見据えた政策を実施するための予算であり、既存事業の抜本的な見直しを行い、限りある財源を重点的に配分したものと高く評価するものであります。  令和3年度は、梅田市長にとりましては1期目の最終年度となります。成果を求められる年でもあります。久喜市を埼玉県東北部の中心都市としてさらに発展させていくためには、様々な困難に直面することもあろうと思いますが、久喜市をもっとよくするという強い信念の下、持てる力を十二分に発揮され、市政に取り組んでいただくことを強く要望し、本予算案に賛成するものであります。  なお、いまだ脅威を振るっている新型コロナウイルス感染症への対策については、国の三次補正に基づいた補正予算が今定例会に上程されています。新型コロナへの対応は、スピード感に加え、状況を的確に捉えた対策が求められます。市長におかれましては、市中に目を向け、市民に必要な施策にそのリーダーシップを発揮し、勇猛果敢に取り組んでいただきたいと思います。また、これから始まるワクチン接種については、全庁を挙げて円滑に実施されますよう強くお願いするものであります。  これらを申し添えて、私の賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について、まず修正案について採決を行います。  杉野修議員ほか3名から提出された修正案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、杉野修議員ほか3名から提出された修正案は否決いたしました。  次に、原案について採決いたします。  議案第9号 令和3年度久喜市一般会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第10号の討論に入ります。  議案第10号については、杉野修議員ほか3名から修正案が出されておりますので、まず修正案について討論を行います。  討論の通告がありませんので、議案第10号の修正案に対する討論を打ち切ります。  次に、議案第10号の原案について討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番 平間です。議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算に対し、反対の討論を行います。  令和3年度の国保会計は、歳入歳出予算総額155億8,400万円と前年度比3億6,000万円の増となりました。被保険者数は3万3,710人、世帯数は2万1,740世帯と見込んでいます。農業従事者や個人商店、中小企業の方、高齢者や非正規雇用の方が多く加入する国保会計にとって、久喜市民の健康と命につながる国保会計をどうしていくのかは大変重要なものとなっております。  今回の国保会計では、賦課限度額の引上げを行っています。昨年の12月末段階での試算では、平均増税額が4万7,900円になり、273世帯が影響を受けます。今回の対象は、加入者の中では比較的高収入になりますが、加入者全体を見れば、所得200万円以下の方が4割、5割を占めています。サラリーマンが加入する健康保険は、約5割の事業主負担がありますが、国保にはないため、4人世帯の平均保険税は同じ年収のサラリーマンの健康保険料の2倍になります。  国保税が高額となる要因となっている均等割、とりわけ子供たちにもかかる均等割は全額減免するなどの対応が求められます。所得の低い生活者を苦しめないために国に引き続き財源確保を求めるとともに、一般会計からの繰入れでさらなる支援を講じるべきです。  特定健康診査や特定保健指導は、なかなか受診率が上がってきていません。事業内容をしっかりと精査し、受診率を向上させなければなりません。引き続き、国に対して補助金の増額や必要な事業への予算増額をしっかりと要求していただきたい。また、特定健康診査や指導は重症化を防ぐためにも重要な事業です。さらに、保健事業では保養施設利用者助成事業が減額をされています。減らすのではなく、適用回数の増や補助額の増を行うべきです。  引き続き市民の健康を守る対策を重要視していただきたいことを申し上げ、反対討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 14番 並木隆一議員。                 〔14番 並木隆一議員登壇〕 ◆14番(並木隆一議員) 会派新政久喜、14番 並木隆一です。議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算について賛成の立場で討論します。  令和3年度国民健康保険特別会計予算は155億8,400万円で、前年度の152億2,400万円と比較して3億6,000万円、2.4%の増となっています。久喜市の健康保険は、65歳から74歳までの前期高齢者が5割を超え、後期高齢者医療制度への移行が加速していることから、加入者は年々減少傾向にあり、令和3年度の加入者は3万3,710人となり、対前年度比で約691人、2%の減少見込んでいるとのことです。そのため、加入者の多くが年金生活者であり、被保険者の所得が低くなることにより国保税の負担軽減措置も取られております。そして、国民健康保険から後期高齢者保険への後期高齢者支援金等もあり、国民健康保険制度への財政的な負担も重くなっております。  被保険者の年齢構成の高齢化に伴い、令和元年度の1人当たり医療費は37万8,359円、対前年比で1万3,239円、3.6%の増となっており、県内では高いほうから10番目とのことです。ちなみに後期高齢者医療では、1人当たり医療費は87万674円とのことです。こうした医療費の増加に伴い、歳出においては、保険給付費や国民健康保険事業費納付金が増額となり、歳入においては、コロナ禍の影響による国民健康保険税の減少を見込んだ結果生じた収支不足の6億1,857万円を保険給付費等支払基金から繰り入れ、収支バランスを取っております。これは、新型コロナウイルス感染症という特殊な要因により、保険税率の引上げによる被保険者の負担増を回避するための適切な措置であると理解します。  保健事業費については、被保険者数の減少に伴い、予算規模は減少しているものの、特定健康診査、特定保健指導、人間ドック事業など引き続き被保険者の健康づくり事業の推進が図られております。なお、生活習慣病の予防や改善を図り、医療費適正化を進めるためにも、特定健康診査等の受検率の向上に向け一層の努力を期待します。  また、令和3年3月からマイナンバーカードの健康保険証利用が始まりますが、市民に対する制度の周知や問合せへの対応など、制度の円滑な運営が図れるよう適切に対応することを求めます。  令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算においては、コロナ禍による影響は避けられず、医療費の給付増や国保税の税収減など難しい中での財政運営が求められます。こうした中にあっても、医療技術の進歩に対応し、新薬や難病治療の拡充、高額療養費の支給などを行っており、安心して医療が受けられております。久喜市国民健康保険制度を安定的に運営していくことを要望し、賛成討論といたします。
    ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算について、まず修正案について採決を行います。  杉野修議員ほか3名から提出された修正案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、杉野修議員ほか3名から提出された修正案は否決いたしました。  次に、原案について採決いたします。  議案第10号 令和3年度久喜市国民健康保険特別会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第11号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  9番 渡辺昌代議員。                 〔9番 渡辺昌代議員登壇〕 ◆9番(渡辺昌代議員) 9番 渡辺です。議案第11号 令和3年度久喜市介護保険特別会計予算の討論をさせていただきます。  2021年度の介護保険は、第8期事業計画になり、改正の年となります。2021年度の介護保険歳入歳出の総額は歳入歳出それぞれ113億5,800万円となり、前年度比0.7%の伸びとなりました。今回久喜市の第1号被保険者の介護保険料は基準月額5,161円となり、359円、7.48%の増加であり、年間では4,300円もの大きな負担増になります。久喜市の1月30日現在の被保険者数は4万7,480人で、そのうち要支援者は1,602人、要介護者は5,430人で、合計7,032人です。  第8期事業計画では、要認定者数の3年間の伸びは令和2年度から令和5年度の推移を9.0%と見ています。さらに、介護保険給付費は介護保険全体に占める割合が多く、重要なものです。そして、平成30年度から令和元年度の給付費の実績の伸びは5.6%でありまして、予算からすると2億6,900万円余らせた結果となっていましたが、第8期の事業計画では8.5%の増と伸び率を見ています。少し過大な見積もりではないかと思われます。  また、国庫支出金については、昨年度は8.8%増と見ていたのに、令和3年度は1.1%増としか見ていません。着実な推移なのか疑問です。また、繰越金については、令和2年度はまだ不明とのことですけれども、平成30年度は4億8,200万円、令和元年度は3億4,000万円も余らせております。繰越金も介護保険料改定の算定に入れるべきだったのではないでしょうか。  これらトータルとして、基金の総額7億2,196万円を全て投入したことは評価いたしますが、第8期での高齢者の負担増は6億1,421万円です。この負担増、介護保険給付費の伸び率をきちんと算出し、繰越金も算定に加え、国庫支出金もこれまでの推移と同様に見れば、もっと圧縮できたのではないかと考えられます。それによって保険料の引上げ幅の削減ができたのではないかと考えます。  さらに、調整交付金は今回0.64%しか交付されていない予算となっています。本来国の負担割合に入っている調整交付金は、国の負担として5%を自治体に交付すべきです。高齢化率が高く、財政力の弱い地方自治体の分は、国が加算分として交付するのが筋です。自治体間で調整させて、不足分を高齢者に押しつけることはやめるべきです。5%の交付があれば、保険料の引下げは確実にできます。  さらに、国全体で少子高齢化が進み、第8期を迎える介護保険制度は、このままでは65歳以上の高齢者負担は増え続け、介護保険制度の改悪が進み、あらゆるところで負担増がされることになります。低所得者の補足給付はまたしても改正され、第3段階ユニット型個室施設入所の方で最大負担となる方は1日2,188円もの、1か月では6万5,640円もの負担増になります。年金収入だけでは払い切れる金額ではなくなります。  さらに、介護報酬の0.7%の報酬改正は、現在の制度では介護保険料にはね返ってくる仕組みになっております。しかし、それではいつまでも介護従事者の処遇改善は進まず、慢性的な介護支援員不足に陥ります。現に人員不足による介護制度の規制緩和が進み、安全性の問題やさらなる介護労働の処遇改悪からますます人員不足が進むという悪循環を生み出してしまいます。公費投入、一般会計からの繰入れを検討すべきです。保険料の所得段階別の第1段階の0.2%、第2段階の0.25%、第3段階では0.05%が既に公費投入されています。できなくはありません。  既に久喜市では、保険料未納2年以上では給付制限の方が5名出ています。年金が引き下げられる中、保険料は上がっていく一方です。これでは本当に介護難民が出て、制度の維持ができない、保険料を払っても給付が受けられない制度となってしまいます。国の負担割合の増と、報酬単価引上げ分は国の公費投入をすべきことを強く国に要望していただきたいことを要求して反対討論といたします。同時に、議案第22号、介護保険条例の一部を改正する条例も同様の理由から反対とさせていただきます。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 5番 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 5番 川内鴻輝です。議案第11号 令和3年度久喜市介護保険特別会計予算について、賛成の立場から討論いたします。  令和3年度の予算は113億5,800万円で、前年度の112億8,200万円と比較して7,600万円の増となりました。歳入予算については、第1号被保険者の介護保険料が27億7,314万1,000円で、前年度と比較すると2億204万8,000円の増額となりました。また、令和3年度から第8期介護保険事業計画に合わせて介護保険料の基準月額の改定が行われます。これは、今後も高齢者の増加に伴う介護保険料の増額が避けられない中、低所得者への配慮として、消費税を財源とした保険料の軽減をはじめ所得段階や割合などの十分な検討を実施した結果であり、大いに評価できるものです。今後においても、引き続き低所得者の保険料負担について配慮されるよう要望いたします。  次に、歳出予算ですが、全体の92.1%を占める保険給付費は104億6,211万3,000円で、前年度と比較すると7,547万4,000円の増額となりました。介護が必要となっても自宅や施設において自分らしく安心して生活していくために提供される介護サービスの給付費用として計上されております。今後においても、ケアプラン点検などによる保険給付費の適正化を図るとともに、利用者一人一人の状況に応じ手厚いサービスが提供されるよう、引き続きケアマネジャーや介護事業所への適切な指導をお願いいたします。  また、高齢者が住み慣れた地域で安心して生活していけるよう、在宅医療の充実や高齢者の社会参加の機会の提供、介護分野で働く人材の確保など高齢者を取り巻く課題に対応するため、令和3年度より在宅医療・介護連携推進事業において新たなシステムを導入し、把握した地域資源を市民が活用できる体制を構築することで、地域共生社会の実現へ向けた取組が推進されることを期待します。  さらに、健幸・スポーツ都市宣言を出した久喜市として、新たなスポーツイベントの開催やスポーツ施設の充実は、介護予防としての取組に加えて、高齢者の社会参加や生きがいづくりにつながるものと期待しております。  ますます増加が見込まれる認知症高齢者への対応も重要です。国の認知症施策大綱による共生と予防を車の両輪として、本人や家族の視点を重視しながら認知症施策のさらなる推進を図っていただくようお願いいたします。  以上、今後も高齢者がいつまでも住み慣れた地域で健康で安心して暮らせるまちを目指すとともに、健全な介護保険制度の運営に努めていただくよう要望し、賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第11号 令和3年度久喜市介護保険特別会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  ここで休憩をいたします。    休憩 午後 3時00分    再開 午後 3時15分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。  次に、議案第12号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番 平間です。議案第12号 令和3年度久喜市後期高齢者医療特別会計予算の討論を行います。  令和3年度の後期高齢者医療特別会計は、歳入歳出予算総額20億700万円となり、前年度比4,600万円の増となりました。国保会計と違い、75歳以上の高齢者は年々増えています。新年度の被保険者数は2万2,783人、1人当たりの保険料は7万972円になっています。昨年の保険料の改正で被保険者の方が負担増となり、また特例軽減の段階的な廃止によってもかなりの負担増となりました。年金収入が80万円の単身世帯などでは、本当に払いたくても払い切れないという状況になっています。滞納繰越400万円の人数は123人を見込んでいます。相次ぐ社会保障費の負担増で高齢者の生活は深刻であります。さらに、令和4年度からは窓口負担を2割に引き上げることも予定されています。  1983年、現在の後期高齢者医療制度の前身である老人保健制度ができたとき、老人医療費に占める国庫負担の割合は45%でした。しかし、その後の改悪によって、2008年には36%、2020年度では33%にまで下がっています。国庫負担を大幅に減らし、高齢者の負担を強化するのではなく、国庫負担を元に戻し、高齢者の暮らしを守るべきです。医療保険料の改悪は、高齢者の健康、さらには命と暮らしを脅かすものであることを指摘するとともに、国保、介護と同じように、国に対して支援強化と財源措置を講じるよう自治体として強く働きかけていただくことを要望して反対討論とします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第12号 令和3年度久喜市後期高齢者医療特別会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第13号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。議案第13号 令和3年度久喜市土地区画整理事業特別会計予算について反対討論をいたします。  この事業は、1982年に事業計画を決定し、スタートさせた事業で、総事業予定費は64億300万円、面積は39.1ヘクタール、計画人口は3,120人、事業の終了年度予定は2014年度でした。2021年度、令和3年度予算を含む久喜市土地区画整理事業の総事業費は121億8,234万7,000円、一般会計からの繰入金は91億4,096万9,000円となりました。事業費は約2倍となり、しかも事業費の75%を税金投入して実施してきたことになります。区画整理事業の趣旨から見ても無謀な計画であったと考えます。  令和3年度は、区画整理事業を終了させる換地処分、清算金額を確定し、清算が開始されることになります。区画整理事業もほぼ終了、終盤を迎えたと言えます。議案質疑で清算の根拠となる数値について聞きました。この事業の減歩率は22.45%、増進率1.187%。比例率は1.101%との答弁でした。事業計画時から40年と長い期間を要しています。  2021年7月頃から個別説明会も実施していくとしています。清算で徴収される方においては、高齢者になられている方もいらっしゃると思います。当初の想定した清算率とのそごも考えられます。丁寧な情報公開をしっかり進め、公正で地権者の納得のいく清算対応が求められます。  栗橋北彩高校東側にある土地で、147A街区4画地2,374平方メートル、その評価額はおよそ1億2,440万円の土地です。産業廃棄物が埋められていたことから、売却することができないことが示されています。このマイナス評価となる分については、清算の際には地権者への影響はないとの答弁もありました。事業終了後に久喜市としてスポーツ公園などを検討していきたいとしていました。地元の方の声も反映した有効な活用を求めたいと思います。  以上、反対討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第13号 令和3年度久喜市土地区画整理事業特別会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第14号の討論に入ります。  議案第14号については、杉野修議員ほか3名から修正案が出されておりますので、まず修正案について討論を行います。  討論の通告がありませんので、議案第14号の修正案に対する討論を打ち切ります。  次に、議案第14号の原案について討論を行います。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算の反対討論をいたします。  国は、水道法の一部を改正する法律、民間委託を可能とする水道法を可決しています。民営化に反対する立場から久喜市の対応を問いました。久喜市としては、安心安全な給水を確保する立場から、2022年度から2032年度の水道ビジョン及び経営戦略策定業務においても民営化は考えていないとの答弁がありました。久喜市が造り上げてきた水道資産、職員の皆さんが築き上げた運営のノウハウも含めた財産を民間に差し出すことはなく、今後も取り組んでいただきたいと思います。  新たな水道ビジョンの策定に当たっては、水道事業も積極的に関わるべきです。現場が一番分かっているのは、久喜市の職員の皆さんです。職員も加わり、作成していくとの答弁もありました。地球温暖化防止事業の一環である地域新電力の活用を水道ビジョンの中にも盛り込むことを要望し、答弁では取り入れるという考え方が網羅されていることが示されました。地震にも強い、安心安全、そして地球環境に優しい持続可能な水道事業運営を求めます。そのためには、職員の技術継承も大切です。しっかり取り組んでいくことを求めます。  消費税増税が市民の暮らしに大きな影響をしています。年間200万円の収入の方は、ほぼ全額消費し、10%の税率ですから、税額は20万円納付することになります。一方で、富裕層、所得10億円の方は10億円消費するでしょうか。しないと思います。仮に1億円消費したとすれば、所得に占める税率は1%です。富裕層ほど税率が低くなるのが消費税です。水道料等には消費税はかけないよう国に求めるべきです。  新型コロナウイルス感染が拡大する中、水道事業部は令和2年度水道使用料の基本料2か月間免除しました。市民から歓迎の声が届いています。令和2年度減免を実施した結果、水道事業運営への影響について聞いたところ、特に影響はなかったとの答弁も示されています。今後の事業で多額の費用がかかり、3年度は予定していないとの答弁でした。コロナ感染が継続する継続する中、いま一度基本料2か月減免を実施すべきです。  なお、国からの交付金、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金をこの水道料減免の財源に活用できます。財政部とも協議し、減免の検討を求めたところ、コロナ支援として財政部と協議したいとの答弁もありました。水道使用料の基本料減免を再度実施されることを市民も期待しています。実施を求めます。  給水停止はやめるべきと求めてきました。水道経営課は、コロナ禍を踏まえ、現在給水停止の措置は実施していません、評価するところです。引き続き継続していただきたいと考えます。年金生活者の方は、毎年実質年金が減少することもあり、暮らしが一層厳しくなっています。久喜市における生活保護申請者の推移も、2021年1月には50人の方が相談に訪れ、前年度比35%増加がそのことを表わしています。市民に寄り添い、丁寧な対応を求め、討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 22番 宮﨑利造議員。                 〔22番 宮﨑利造議員登壇〕 ◆22番(宮﨑利造議員) 22番 宮﨑利造です。議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算について賛成の立場で討論いたします。  水道は、市民生活や経済活動に欠かすことのできないインフラとして社会に定着する一方で、人口減少に伴う水需要の減少による経営環境の悪化や施設の老朽化の進行など様々な課題に直面しております。このような状況下にありまして、令和3年度久喜市水道事業会計予算は、水道料金や施設の維持管理費用などを定める3条予算では、税込みで水道事業収益が41億2,178万4,000円、水道事業費用が36億23万円となっております。また、浄水場の設備更新、老朽管布設替えの費用などを定める4条予算では、税込みで資本的収入が1,169万1,000円、資本的支出が16億8,981万7,000円となっております。その中には、本町浄水場監視設備及び配水設備更新工事、森下浄水場配水ポンプ設備更新工事、市内各地区における老朽管布設替え工事や継続して取り組まれている佐間浄水場自家発電機設備更新工事など、水道水の安定供給のために必要な事業費が計上されています。  令和3年度予算においては、3条予算の当年度純利益、黒字として税抜きで3億9,534万円を見込んでいますが、この中には現金を伴わない収入であります長期前受金戻入2億8,486万5,000円が含まれており、この金額を除きますと1億1,047万5,000円となります。そこから本来の性質上4条予算として考えることもできる税抜きの加入金収入1億8,020万円を除きますと、税抜きで6,972万5,000円の純損失、赤字となります。水道水の安定供給を継続していくためには、長期的な視点に立った施設の計画的な更新等、健全な経営を保つ努力が必要不可欠であります。今後も効率的な施設の更新や災害対策を進めるとともに、事業の経営改善に取り組み、安全安心な水道水の安定供給と事業の健全経営を継続するよう強く要望いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算について、まず修正案について採決を行います。  杉野修議員ほか3名から提出された修正案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、杉野修議員ほか3名から提出された修正案は否決いたしました。  次に、原案について採決いたします。  議案第14号 令和3年度久喜市水道事業会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第15号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。議案第15号 令和3年度久喜市下水道事業会計予算について反対討論をいたします。  公共下水道、農業集落排水事業が企業会計に移行し、初めての予算書となりました。予算書作成においては、公共下水道と農業集落、個別の貸借対照表や損益計算書、キャッシュフローが記載されません。同じ下水道処理とはいえ、これまで別々に事業が取り組まれ、事業内容は質的にも異なる点が多いと考えます。今後決算時においては、決算資料など的確に事業内容が把握できるよう対応を求めます。  公共下水道の料金改定を令和3年4月1日から令和8年3月31日まで7%値上げするとの答申が久喜市下水道・農業集落排水事業運営審議会から出され、実施時期については改めて審議会で検討するとしています。基本的に下水道事業は河川の水質改善、農業用水の水質改善を進めるインフラ事業です。一般会計からの繰入金や国庫支出金で下水道に伴う施設整備を進めるのが基本です。このことから、一般会計からの繰入れなくしては成り立たない事業であることは当然のことです。必要な負担は、市がしっかりと責任を持つべきことを指摘してきました。このことから、値上げの凍結、撤回を求めます。  質疑でも提案しましたが、経費の中で大きなウエートを占める流域下水道維持管理費、流域下水道処理費が現在78円と、県内でも高い位置にあります。下水道使用料を決定する際に埼玉県内他の自治体と比較して、久喜市は経費負担率が低いから値上げしたいという根拠にするのであれば、流域下水道処理費が高ければ、同じ金額の下水道使用料を負担していても経費負担率は低くなり、値上げ圧力が高まることになります。少なくとも経営回収率の積算をする場合においては、流域下水道処理単価を平均化して見直し、適正な経費を算出するべきです。  同時に埼玉県の流域下水道処理費を引き下げることが重要です。そもそも下水道事業による受益者は、下水道処理流域内というよりも、処理水が河川に流れ込むことを考えれば、下流域全てが受益者となります。東京オリンピックが開催される中、東京湾の水質を改善するために、久喜市においても合流式の緊急的な課税措置が取られたのはそのことを示しています。審議会においてもその視点から問題提起をしていただき、単価を低いほうに合わせ引き下げるよう、久喜市からも強力に要請することを求めます。  合流式下水道改善に向けた取組、合流式下水道の分流化を進めるという方向が進められています。令和5年度からは本格的に事業に着手することが示されました。評価するところです。有収率の改善に寄与することが期待されています。  消費税増税が反映されています。消費税は逆進性が高い税制であり、不公平税制で格差を拡大します。増税に伴い、経済対策として軽減税率の措置が取られました。コロナ感染拡大が継続する中で、市民の暮らしが一層厳しくなっています。この下水道事業こそ緊急にでも軽減対象にすべきものです。日本共産党久喜市議団では、緊急に消費税を5%に戻すべきとの意見書を今2月議会に提出しています。  私道内共同排水設備設置事業について討論します。私道部分においては、接続されていない世帯を公共下水道へ接続することを目的とする事業ですが、3年を経過するとほぼ公共下水道への接続はなくなり、合併浄化槽の支援金も受けられない、環境整備が進まない地域となります。3年にこだわらず、期間の延長、共有持ち分の過半数の承諾条件など事業基準を見直し、この事業の目的である公共下水道への接続世帯増加が進むよう検討するべきです。  また、公共下水道への未接続の世帯が多く残されていますが、その理由は経済的な理由によるものです。生活困窮世帯に対する市の補助を行う施策も今後検討すべきです。農業集落排水事業についても、使用料について検討されてきました。今回値上げは見送られました。農家にとってはあまりにも負担額が大きいものです。今回は見送られたものの、5年ごとに見直すとの計画です。使用料で回収するとする経費には、下水道施設整備の減価償却費、借入債の金利も含め、下水道処理に係る経費を全て使用料で賄うことは無理があります。農業集落に一般会計の税金を入れることは不公平という意見を久喜市から出していますが、面積の広い農村部など人口集積地より経費が高くなる農業集落排水も小さい処理区域の集まりで処理する久喜市の処理の在り方からすれば、経費が高くなるのは必然です。  農集のそもそもの目的は何か。農業用排水の水質の汚濁を防止し、農村地域の健全な水循環に資するとともに、農村の基礎的な生活環境の向上です。環境改善のインフラ整備なのです。経費回収率を根拠として検討すること自体が適切ではないと考えます。使用料を考える基本には、農業集落排水を利用されている皆さんの暮らしから、この水準なら支払えるのではという、今の暮らしに重点を置いて考えていく視点が重要です。今後の使用料を検討する際に考えていただきたい視点だと指摘したいと思います。農業集落排水の使用料は、むしろ引き下げるべきであると指摘し、反対討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 24番 鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) 24番 鈴木松蔵です。議案第15号 令和3年度久喜下水道事業会計予算について賛成の討論をいたします。  公共下水道は、生活環境の改善や公共用水域の水質保全、浸水対策に資する公共性の高い都市基盤施設です。また、農業集落排水施設は農業用排水路における水質の改善や公共用水域の水質保全に寄与する非常に重要な施設です。令和3年度下水道事業会計予算は、使用料や施設の維持管理費などを定めた3条予算で公共下水道事業収益が37億7,053万8,000円、農業集落排水事業収益が6億8,797万7,000円、公共下水道事業費用が37億3,695万円、農業集落排水事業費用が7億2,793万8,000円となっています。  また、下水道管布設工事や施設の更新工事の費用、そのための財源などを定めた4条予算では、公共下水道事業資本的収入が21億6,041万2,000円、農業集落排水事業資本的収入が3億1,712万6,000円、公共下水道事業資本的支出が29億3,086万8,000円、農業集落排水事業資本的支出が4億3,371万6,000円となっております。  令和3年度の事業は、公共下水道の末整備区域における整備として、下水道管布設工事が2,675メートル、整備面積は11.4ヘクタールが予定されており、この結果下水道の整備率は86.0%となり、着実な整備の進捗が見込まれます。今後も未整備区域の早期解消に向けて、効率的な整備をお願いいたします。また、未設続対策についても引き続き取り組まれ、水洗化率の向上を図りますようお願いします。  既存の施設につきましては、公共下水道事業では、下新井中継ポンプ場及び桜田雨水ポンプ場の実施設計業務並びに青葉中継ポンプ場の施設更新工事、農業集落排水事業では、北青柳新田地区の基本設計業務が予定されており、各施設を適切に維持管理するための取組として評価します。さらに、合流改善基本計画策定業務が予定されており、かねてからの課題であった合流式下水道の分流化の進捗が図られることについても評価します。  しかし、下水道事業会計は、自主財源である公共下水道使用料が約14億円、農業集落排水処理施設使用料が1億6,000万円であり、使用料だけで事業費を賄うことができず、一般会計からの補助や企業債に依存した事業運営であると見受けられます。  また、農業集落排水事業については、令和3年度から地方公営企業法の財務規定を適用した企業会計予算で編成されており、これまでの予算では示されることのなかった資産の状況なども明らかにされております。地方公営企業法の適用は、健全経営のための第一歩であり、新たに得られた情報を活用し、下水道事業が長期的に安定した公営企業となるよう事業運営を行っていただき、より一層の努力をお願いいたしまして、本案に賛成するものであります。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第15号 令和3年度久喜市下水道事業会計予算について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第16号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野です。議案第16号 久喜市PFI等審査委員会条例に反対討論を行います。  議案質疑の中で、本条例案が言うPFI事業とは、菖蒲地域に予定されている新ごみ処理施設を対象とするものであることが明らかになりました。しかし、新ごみ処理施設の検討の中では、既にPFI事業導入でDBO方式で進めることが合意されています。この方式では、設計、建設、運営の全てを民間事業者が行うことになっています。審査の中では、市は新設した施設の使用料も家賃も請求しないことが明らかになりました。この点では、問題があると考えます。  したがって、公設公営ならば例えばそこで働く職員の方の賃金や労働環境を適法に整えることは可能ですが、全てを利益追求に収れんさせる民間事業者の社員に至るまで行政や議会のチェックが機能するか、十分にはできないのではないか、この点での重大な懸念も残りました。また、全国のPFI事業での破綻例では、民間事業者が責任を取らない事例も見受けられました。さらなる慎重な調査検討が必要であり、十分な検証ができていない段階での安易な導入には賛成することができません。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第16号 久喜市PFI等審査委員会条例委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第17号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野です。議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例に反対討論を行います。  審査の中で、第1に新総合複合施設という重要字句についての定義がなされていない条例であることが明らかになりました。そのため、条例提案する根拠性が乏しいことになっております。  第2に、この新総合複合施設なるものはまさしく市役所本庁を指すものであることが審査の中で明らかになりました。ならば、定義が定かでない文言を充てるのではなく、初めから市役所本庁舎新設移転計画検討委員会としたほうがよほど条例の趣旨が明確に示せたのではないでしょうか。なぜそうしないかもいまだに不明です。  第3に、本庁方式と分庁方式の可否の問題があります。現市役所は第1期計画の後期2026年から2029年の間に除却をし、新しい市役所を新築するが、一体どこに建てるのかが答弁でも不明でした。また、公共交通の整備充実も示されておりません。同時に、鷲宮の総合支所は後期に廃止を打ち出しており、この状態では議会も市民もまちづくりの総体をリアルに描くことができません。全ての公共施設の位置や規模、そこで提供されるサービスの内容、また市民が行き来できる公共交通網などが示されて初めてグランドデザインを描くことができるのではないでしょうか。  現在の各支所など行政機能が果たしている役割は非常に大きく、市民は久喜市全体を回遊しながら施設を利用するので、それ自身が地域振興にも寄与していると思われます。本庁の1か所で全ての用を済ませると、逆に他の地域に行かなくなるという懸念もあります。ワンストップサービスの在り方についても、もっと詳細な市民参加での深い検討が必要ではないでしょうか。  例えば合併協定書の話も出ましたが、協定書には菖蒲町、栗橋町、鷲宮町の現庁舎については市民の利便性を考慮した総合支所とするとあります。これは事実上分庁機能を認めていることになっており、支所を廃止して本庁舎でワンストップサービスできるということとは相矛盾するのではないでしょうか。結論としまして、本案は条例を提案すべき、いわゆる立法根拠が不十分と言わざるを得ません。この際、撤回をした上で、改めて内容を整えて提案されることを求めて反対といたします。 ○議長(春山千明議員) 27番 柿沼繁男議員。                 〔27番 柿沼繁男議員登壇〕 ◆27番(柿沼繁男議員) 27番 柿沼繁男です。議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例について、賛成の立場から討論します。  日本の将来を考えた場合、人口減少という状況は全国的な課題であり、本市においても今後ますます大きな影響を及ぼし、人口減少に伴う予算規模の縮小を踏まえると、公共施設を現在のまま維持し続けることは困難であります。このようなことにならないためにも、公共施設の在り方について、将来に向けた長期の取組が大事であると考えます。さらに、この将来に向けた取組の中でも、市民サービスを維持することや、必要となるサービスは今以上に向上させることが必要だと考えます。  今回の新総合複合施設については、東京理科大跡地の校舎を改修して整備することとしていた児童館や子ども図書館などの子育て支援施設のほか、保健センターの機能や新庁舎の併設を行うものと考えます。また、昨今市民のニーズの高い防災機能も含めた検討も行うとのことであります。私は、今後様々な市民サービスをワンストップで提供するためにも、行政機能を集約させるべきと認識をしておりますが、その実現には施設の複合化が必要になってくるものと考えています。  今回上程されました久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例は、まさにそれらの実現に向けた第一歩として、市民の声を聞きながら、設置する機能等について検討し、候補地を選定するとのことであり、久喜市が将来にわたり持続可能な自治体であるために不可欠なものと理解をしております。一方、公共施設の統廃合に対し、市民の皆さんが不便になるのではないかといった不安な気持ちを抱いていることも感じているところでございます。  私は、市民サービスの継続という観点から、公共交通は公共施設を補完するようなものであると考えておりますことから、市民の皆様の不安を払拭するためにも、公共交通の再編についての検討も同時に行っていただくことを切に要望して賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 3番 猪股和雄議員。                 〔3番 猪股和雄議員登壇〕 ◆3番(猪股和雄議員) 議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例について反対の討論をいたします。  この条例で規定しています新総合複合施設とは何か、この検討委員会は一体どのような施設について検討するのか、条例の中にその定義がないということは、この条例は欠陥条例と言って言い過ぎではありません。久喜市の行政で新総合複合施設なる用語が出てきたのは、この条例案が最初です。条例を制定して新しい用語を規定しながら、その明確な定義もない。おおよその定義すらもないということは、行政のその場の判断で恣意的な解釈ができるような条例のつくりになっているということを意味します。公共施設個別施設計画においても、新総合複合施設なる施設の名前は出てきません。市役所新庁舎と子育て支援施設、市内4か所にある保健センターを集約して併設するという計画は書かれていて、これが新総合複合施設なのだろうかと推測させるようにはなっていますが、明確に規定されてはいないのです。  委員会の審査の中で、新総合複合施設は、個別施設計画に基づいて、保健センターと子育て支援機能と行政施設の集約、統合した施設であると言われました。ところが、その後審査を進めていくと、新総合複合施設は子育て支援センターと保健センターの併設であって、バックヤードとして行政機能がある。つまり新庁舎がバックヤードなのだという説明にいつの間にか軌道修正が図られた。これはなぜでしょうか。少なくとも個別施設計画では、本庁舎機能を集約した新庁舎を建設するということ、それから保健センターと子育て支援施設を併設した新庁舎を建設するということが書かれています。逆ではないのです。保健センター、子育て支援施設に庁舎、行政機能が併設ではないのです。  それから、委員会の中では、さらにそれにほかの施設を加えることはあり得るのだけれども、これらを削るのは駄目だという。既に委員会での説明からして行政の恣意的な解釈が始まっている。新庁舎建設をあえてオブラートにくるんだような形で説明しているつもりでしょうか。議会と市民をごまかしてはいけません。正々堂々と、新庁舎を中心にして、ほかの施設も併設だとなぜ言わないのか。恣意的な解釈が行われるような行政条文、既に制定前から恣意的な解釈と曖昧な説明で切り抜けようとする、そんな条例をつくってはいけません。付け加えておきますが、委員会で新市基本計画期間内の事業として合併協定に反することはできないのではないかという議論もありました。そうであれば、各総合支所も明確に合併協定書に明記されているのであって、これを集約して新庁舎を建設するということにも疑義が出てくるということも申し上げておきます。  以上、反対討論です。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。                        ◇ △動議の提出                  〔「議長、議案第17号 久喜市新総合複合施設整                   備検討委員会条例に対する附帯決議の動議を                   提出いたします」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ただいま岡崎克巳議員から議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例に対する附帯決議案を提出したいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  休憩いたします。    休憩 午後 3時59分    再開 午後 4時23分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △議会運営委員長の報告 ○議長(春山千明議員) 議会運営委員会委員長の報告を求めます。  柿沼繁男委員長。                 〔議会運営委員長 柿沼繁男議員登壇〕 ◆議会運営委員長(柿沼繁男議員) 27番 柿沼繁男です。先ほど議長から議会運営委員会を開催してほしいとの要請がありましたので、大会議室において議会運営委員会を開催いたしました。その概要についてご報告を申し上げます。  岡崎克巳議員から提出された議案第17号に対する附帯決議案について、日程に追加し、議題とすることとし、当該附帯決議案の採決は起立採決により行うことに決定いたしました。  以上で報告を終わります。                        ◇ △日程の追加 ○議長(春山千明議員) お諮りいたします。  委員長報告どおり、議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例に対する附帯決議案を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることとし、附帯決議案の採決については起立採決により行いたいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。                 〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) ご異議なしと認めます。  よって、そのように決定いたしました。                        ◇ △議案第17号に対する附帯決議の提案理由の説明 ○議長(春山千明議員) 附帯決議案の趣旨説明を求めます。  21番 岡崎克巳議員。                 〔21番 岡崎克巳議員登壇〕 ◆21番(岡崎克巳議員) 21番 岡崎克巳でございます。  決議第1号 議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例に対する附帯決議  標記の議案を次のとおり久喜市議会会議規則第14条の規定により提出します。   令和3年3月17日                             提出者 久喜市議会議員 岡 崎 克 巳                              〃     〃    宮 﨑 利 造                              〃     〃    上 條 哲 弘  久喜市議会議長 春 山 千 明 様  決議文を読み上げて趣旨説明とさせていただきます。  附帯決議  新総合複合施設は、今後の久喜市の公共施設の方向性を検討する久喜市公共施設個別施設計画の案において示されたところであり、今回、その具体的な検討を行うため「久喜市市民総合複合施設整備検討委員会条例」が上程されたところである。  この新総合複合施設の目指すところについては理解するが、その候補地については、慎重に判断する必要がある。   昨年度、新市基本計画の延長が行われ、実質的に合併後の新市構築のための取り組みを延長して行うことになったが、これは、合併時に策定した合併協定項目を引き続き順守することを意味する。  「新市の事務所の位置」などの合併協定項目に掲げられた事項は、合併に携わった多くの方々が新市の発展を願い、様々な協議の結果として作られたものであり、その方々の多大な努力に敬意を払うべきと考える。  よって、市長におかれましては、新総合複合施設の検討を行う際には、「合併協定書」を最大限尊重するとともに議会の意見を聞くことを強く求める。  以上決議する。  よろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 休憩いたします。    休憩 午後 4時27分    再開 午後 4時27分 ○議長(春山千明議員) 再開します。                        ◇ △会議時間の延長 ○議長(春山千明議員) お諮りいたします。  久喜市議会会議規則第9条第2項の規定により、本日の日程が全部終了するまで時間延長したいと思います。これにご異議ございませんでしょうか。                 〔「異議なし」と言う人あり〕                        ◇ △議案第17号に対する附帯決議に対する質疑 ○議長(春山千明議員) これより附帯決議案に対する質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、以上で附帯決議案に対する質疑を打ち切ります。  休憩をいたします。    休憩 午後 4時28分    再開 午後 4時29分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。 ○議長(春山千明議員) それでは、附帯決議案に対する討論に入ります。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) 討論がありませんので、直ちに採決に入ります。  決議第1号 議案第17号 久喜市新総合複合施設整備検討委員会条例に対する附帯決議、原案に賛成の方はご起立願います。                 〔起立多数〕 ○議長(春山千明議員) 起立多数であります。  よって、本附帯決議は原案どおり可決いたしました。  ここで休憩をいたします。    休憩 午後 4時30分    再開 午後 4時45分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。  次に、議案第18号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第18号 久喜市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第19号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第19号 久喜市手数料条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第20号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番 平間です。議案第20号、国民健康保険税条例の一部を改正する条例に反対の討論をいたします。  賦課限度額の改定で273世帯の加入者が平均4万7,900円の負担増になります。県が運営主体である国保運協が賦課限度額の県内統一を行う方針であり、そのための措置ということですが、市民の生活を守るために統一を踏みとどまった自治体は9つもあります。今コロナ禍の中で加入者の生活は厳しいものになっています。久喜市としても、国、県の方向性を全て受け入れる方向ではなく、一般会計からの繰入れなどで利用者の負担増をしない、市民の命、健康を守る、そのような立場から対策を講じるべきであります。利用者のさらなる負担になる本議案には反対をいたします。 ○議長(春山千明議員) 2番 川辺美信議員。                 〔2番 川辺美信議員登壇〕 ◆2番(川辺美信議員) 2番 川辺美信です。議案第20号 久喜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論させていただきます。  今回の議案は、税率をそのまま据え置くものの、賦課限度額を93万円から99万円に引き上げることになり、3年連続の引上げです。そもそも国保の賦課限度額は2008年度では68万円でしたが、毎年のように改定され、2020年度は99万円と約45%も増加しています。国の賦課限度額の引上げに伴い、それぞれの自治体において賦課限度額も連動して引き上げられています。久喜市も段階的に引き上げていますが、昨年までは国の賦課限度額よりも低い額で推移していました。それが2021年度に国が定める賦課限度額99万円となることで、今後は国の賦課限度額に連動することになります。  国保税の引上げで影響が大きいのは子供のいる世帯です。国保税は、所得による応能割と被保険者数により均等割で保険税が計算されますので、子供の数だけ均等割負担が増加します。労働者が加入する健康保険組合や中小零細企業などが加入する協会けんぽには扶養者分の保険料負担はありませんし、被用者と保険料を折半していることから、国保税は被用者保険料に比べ2倍程度高いと言われ、経済的な負担が強いられています。  賦課限度額引上げの理由について、埼玉県国民健康保険運営方針では、法定額のとおりに設定し、県内どこでも同じ賦課限度額となることを目指しますとしており、久喜市も将来的に法定額のとおりに設定する必要があるとしています。また、納付金の支払いを賄うため、税収確保の拡充を図る観点からも引き上げたいとしています。この理由は、低所得者層や中間所得者層の保険税をできるだけ少なくしたい、税率の引上げをできるだけ抑えたいとの目的ではないことを示しています。  2018年から国民健康保険制度が市町村単位から埼玉県単位へと移行し、市町村独自で行われていた国保運営は埼玉県が運営主体となりました。国保の特別会計補正予算(第3号)で、一般被保険者療養給付費事業で1億33万3,000円の増額補正がありました。1億円を超える増額補正は、当初予算の試算の甘さがあるのではないかと指摘したところ、当初予算は埼玉県が示した額を計上している、不足分が出れば全額埼玉県が負担するので、久喜市の財政負担はないとのことでした。  これまで国保財政の安定的な運営において、増え続ける医療給付費をいかに抑えるのか、そのための特定健康診査や特定保健指導などの有効性や保健、健康、予防について精力的に取り組んできました。しかし、県単位化によって、こうした取組は、保険者努力支援分というとしての見返りはあるものの、医療給付費は埼玉県任せで、医療給付費を抑えたとしても、納付金を埼玉県が決めるので、保険税の軽減にはつながりません。  また、賦課限度額の引上げに見られるように、保険者努力支援分の交付金が自治体間競争に利用されており、保険税の収納率、特定健診の受診率と同様に、賦課限度額が国の基準を満たしているのかが競争の対象となっています。  国民健康保険税の見直しに当たっては、毎年国に対して要望活動を行っていることは重々承知をしておりますけれども、国や県に対して公費投入をさらに強く求めるべきです。また、子ども医療費、ひとり親家庭医療費、重度心身障害者医療費のペナルティー制度を早期に廃止するよう、国や県に強く働きかけるべきです。  国保は、国民皆保険制度の根幹を支える大切な社会保障制度です。繰り返される賦課限度額の引上げは今後の税率の引上げになるおそれも否定できません。払いたくても払えない世帯が増え続ける懸念も強く安定した国保運営とは逆行する事態も想定されることから、本議案に反対いたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第20号 久喜市国民健康保険税条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第21号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番 平間です。議案第21号 久喜市重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例に反対の討論をします。  本議案で提案されている国民健康保険証とマイナンバーカードの一体化に関しては、医療機関に設置する必要があるカードリーダーの導入率は、令和3年2月現在、埼玉県においては、病院が30.3%、医科診療所20.2%、歯科診療所15.3%、薬局43.4%であり、全体では25.2%にしかすぎません。また、全国においても合計は28.5%であり、不十分な設置状況です。また、ポイント還元制度、いわゆるマイナポイントなどの政策を行ったにもかかわらず、マイナンバーカードの普及率は、2021年1月現在、国の普及率は24.6%にとどまっており、普及率が2割にも満たない自治体も多くあるとの報道がなされています。  普及率が伸びない最大の理由は、個人情報が他人に知られたり、または漏えいすることの不安が国民にあるからであり、このような問題点はこれまでも指摘をしてまいりました。久喜市のマイナンバーカードの普及率も昨年末で23%でしかありません。本議案並びに議案第23号、子ども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例は、国保でマイナンバーカードとのひも付けが可能になるための条例改正です。マイナンバーカードの導入には反対であり、議案第23号も同様です。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第21号 久喜市重度心身障害者医療費支給に関する条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第22号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第22号 久喜市介護保険条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第23号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第23号 久喜市子ども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第24号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第24号 久喜市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第25号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  20番 丹野郁夫議員。                 〔20番 丹野郁夫議員登壇〕 ◆20番(丹野郁夫議員) 議案第25号 久喜市空家等の適切な管理に関する条例に討論いたします。  本条例案は、第8条以下におきまして緊急安全措置を盛り込んだ画期的な条例でございます。国で定める民法及び空家等対策の推進に関する特別措置法等では解決が困難であった民地に対して、緊急時には必要最小限の措置を可能とすることにより、近隣の住民の不安に対して手が行き届きやすくなるというものでございます。大いに評価できます。  本条例案が実効性のあるものとして運用されるよう、行政と市民、住民との間に生ずる特定空家及び管理不全空き家に対する理解の差異を埋めるべく、広報等、市民の理解の促進に努めつつ、利用しやすい、市民に寄り添った対応がなされることを求めて賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第25号 久喜市空家等の適切な管理に関する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第26号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  9番 渡辺昌代議員。                 〔9番 渡辺昌代議員登壇〕 ◆9番(渡辺昌代議員) 9番 渡辺です。議案第26号 久喜市立学校設置条例の一部を改正する条例の討論をさせていただきます。  少子化の流れの中、全国で公立小中学校の統廃合が進められています。私たち日本共産党は、住民の合意なく安易な統廃合は進めるべきではないと指摘してまいりました。久喜市立菖蒲南中学校と菖蒲中学校の統廃合では、当初反対する意見が賛成を上回っていました。大部分の方がやむを得ないというアンケート結果でした。しかしながら、久喜市の51回の説明会、4回のアンケートを経て、当初のアンケート結果とはかなり変わり、多くの保護者の方が、子供の部活動のことや、子供たちの人と人との関わりや交流、学習の面で統合を望むようになってきていると捉えています。  私たちは、様々なことを十分考慮し、少人数のよさも小規模校のよさも理解した上で、今回の統廃合はやむなしと考えました。これまでの意見交流会で出された多くの方の意見をしっかりと受け止め、子供の教育環境を最善のものにしていただきたい。  さらに、市としては、地域活性化に向け、私たちも提案してきました学校給食費の無償化や18歳までの子ども医療費の無料化、給付型奨学金制度、トイレの洋式化、体育館へのクーラーの設置など、様々な子育て施策にしっかりと取り組み、これ以上の子供の減少にならない対応、若者世代の定住促進策を大胆に進めていただきたいことを強く要望して賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第26号 久喜市立学校設置条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第27号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第27号 久喜市東鷲宮土地区画整理事業地内の整備及び管理基金条例及び久喜市東鷲宮駅東西連絡地下道バリアフリー化整備基金条例を廃止する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第28号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第28号 財産の取得について(久喜市立小・中学校大型提示装置)、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第30号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  11番 杉野修議員。                 〔11番 杉野 修議員登壇〕 ◆11番(杉野修議員) 11番 杉野です。議案第30号 久喜市総合振興計画の変更について反対の討論を行います。  本議案においては、(仮称)久喜東スマートインターチェンジ周辺、県道さいたま栗橋線沿道、県道川越栗橋線沿道の3か所に関して新たな土地利用を推進するためとして、総合振興計画を変更しようとするものであります。現在は、住居系ゾーンや農業系ゾーンの一部地域を産業系にすることになります。そうした地域に企業などを呼び込むための改定としています。それがいわゆる虫食い的な開発、スプロール化を進めることにならないかが非常に危惧されます。  また、スマートインターチェンジ整備構想には現状では緊急性が見当たりません。今久喜市に求められていることは、何度も申し上げているとおり、新型コロナ感染防止とその抑え込みが最優先課題であります。したがいまして、市民の財源は当面する命と健康となりわいを守ることに充てるべきであるということを考慮すれば、このような開発は極めて慎重になるべきであると考えます。よって、本議案に対しては反対といたします。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第30号 久喜市総合振興計画の変更について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンをお願いいたします。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第31号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第31号 路線の認定について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第32号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第32号 路線の廃止について、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第33号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第33号 久喜市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第34号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第34号 久喜市国民健康保険条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第35号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第35号 久喜市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第36号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  12番 平間益美議員。                 〔12番 平間益美議員登壇〕 ◆12番(平間益美議員) 12番 平間です。議案第36号について反対討論をします。  今回の議案は、第8期介護保険事業計画に伴う条例の改正です。感染症対策の強化やハラスメント対策の強化、高齢者虐待防止の推進、居宅介護支援では、利用者が施設を選択できるなど、利用者の立場からすれば歓迎すべき点も一部含まれております。しかし、第7期介護保険事業計画と同様、規制緩和が多く含まれています。今回も認知症グループホームの夜勤職員体制を1ユニット1名から3ユニット2名へ、管理者、介護職員の兼務を可能とする配置基準の緩和などの規制緩和が盛り込まれています。  今回も、安全確保や職員の負担に考慮しつつとか、利用者の処遇に支障がない場合などと附帯条件がつけられていますが、改正のたびに規制緩和が進み、事業者負担、介護従事者、職員負担が生じています。ひいては、利用者へのサービス低下につながることがこれまでの規制緩和です。よって、本議案だけではなく、37号、38号も同様であります。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  議案第36号 久喜市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第37号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第37号 久喜市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第38号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第38号 久喜市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例、委員長報告どおり原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) 採決を確定いたします。  賛成多数であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第39号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議案第39号 令和2年度久喜市一般会計補正予算(第11号)について、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議案第43号については、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  議案第43号 久喜市教育委員会委員の任命について、これに同意することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は同意することに決定いたしました。  次に、議案第44号については、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  議案第44号 久喜市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、これに同意することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は同意することに決定いたしました。  次に、議案第45号については、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  議案第45号 久喜市人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、これに同意することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は同意することに決定いたしました。  次に、議員提出第1号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議員提出第1号 久喜市議会委員会条例の一部を改正する条例、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議員提出第2号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議員提出第2号 久喜市議会会議規則の一部を改正する規則、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、議員提出第3号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  議員提出第3号 久喜市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕
    ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、意見第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  24番 鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) 24番 鈴木松蔵です。本案に賛成いたします。  旧久喜市議会において、平成13年3月22日、北朝鮮に拉致された日本人の早期救出を求める意見書が提案されました。多くの議員の賛成が得られず、不採択となりました。時の政府の見解では、北朝鮮による拉致の疑いが濃厚であるということでありました。小泉首相の訪朝により、北朝鮮当局が日本人拉致を認め、5人の拉致被害者は帰国しました。しかし、その後の進展がありませんでした。  平成16年12月21日、久喜市議会で改めて拉致問題解決のため経済制裁を求める意見書が採択され、関係当局に送付されました。現在も拉致問題は進展しておらず、本意見書が提出されることとなりました。政府において一層の努力を求めるものであります。  意見書にあるとおり、拉致問題は国家主権の侵害であり、人権じゅうりんであります。許されるものでありません。国民一人一人が我が事として解決を求め、行動することが大事であります。  以上申し上げて、賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  意見第1号 北朝鮮による拉致問題の早期解決を求める意見書、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は原案どおり可決いたしました。  次に、意見第2号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  9番 渡辺昌代議員。                 〔9番 渡辺昌代議員登壇〕 ◆9番(渡辺昌代議員) 9番 渡辺です。意見第2号 消費税を5%に減税することを求める意見書の討論をさせていただきます。  消費税は、低所得者に重くのしかかる税です。税負担は、応能負担が原則であり、累進課税が基本であることは皆さんもご存じのとおりです。その中で、消費税は一律誰にも同じ税率という負担の重さに極端な差が出てくる税です。  3月13日、全国商工団体連合会の会長さんは「日本政府は消費税を社会保障財源だと言って減税を拒む一方、軍事費拡大や社会保障削減を起こしている。世界では、コロナ対策で消費税を引き下げる流れが強まっている。今こそ5%へ減税すべき」と強調しています。消費税減税は、営業に苦しむ中小小規模事業者にとって最も効果的な支援になります。  また、中央社会保障推進協議会の事務局次長さんは「昨年度分の消費税の納税猶予が間もなく切れる。中小業者の消費税の納税を免除した韓国に学ぶべき」としています。  さらに、生活保護受給者が増えている中、生活保護受給者の方にとって消費税減税は切実な願いです。10%の消費税額は、生活扶助費として給付される1か月分以上の金額となります。意見書にもあるように格差が拡大する中、消費税の減税は現物支給と同様の効果を生み出します。生活を支援し、経済効果の上でも最も効果的であると考えます。  今大企業や富裕層は、コロナ禍においても内部留保や資産を増やしています。軍事費拡大や原発再稼働ではなく、暮らしや営業支援のために税金は使うべきです。そして、税の集め方は応能分の課税こそ強化すべきです。新型コロナ感染という自然災害が生活そのものを脅かしている今だからこそ、緊急に消費税減税を実施することは的確な政治判断だと考えます。議員の皆さんの的確な判断をお願いし、賛成討論といたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  意見第2号 消費税率を5%に減税することを求める意見書、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、本案は否決いたしました。  次に、意見第3号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。意見第3号 後期高齢者の医療費2割負担は止めて、「原則1割」の維持継続を求める意見書に賛成討論をいたします。  後期高齢者の医療費2割負担は、高齢者の受診控えを深刻にすることは明らかです。現行の1割負担でも医療費の窓口負担が心配で受診控えが起こり、その結果重篤な病気や手後れになってしまう例が後を絶たず、社会問題となっていることを直視すべきです。  その上、今新型コロナウイルス感染症による受診控えが重なり、二重の意味で受診控えが起こっています。社会全体でいかに高齢者の命と健康を守っていくのかということに取り組んでいるさなかに受診控えに追い打ちをかけるような政策を決めるのは、冷酷な政治と言わなければなりません。  政府は、2割負担の導入を現役世代の負担軽減のためと説明していますが、後期高齢者医療制度を導入した際、高齢者の医療費のうち45%が国庫負担だったものを35%に切り下げ、それを現役世代に肩代わりさせるとともに、高齢者自身の負担に転嫁する仕掛けをつくったものです。  後期高齢者医療制度は、国庫負担、公助を減らし、現役世代に肩代わり、共助に頼らせる、そして高齢者自身の負担、自助に求める、この矛盾が今吹き出していると言えます。公助、国庫負担を引き上げ、元に戻すことが唯一の解決策です。1割負担を維持するのに必要な国庫負担は僅か880億円です。政治の姿勢一つで財源はつくれます。  なお、この問題はお年寄りだけの問題ではなく、全国民の問題でもあります。後期高齢者の医療費2割負担はやめて、原則1割の維持継続を求める意見書に賛成いたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  意見第3号 後期高齢者の医療費2割負担は止めて、「原則1割」の維持継続を求める意見書、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、本案は否決いたしました。  次に、意見第4号の討論に入ります。  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。  意見第4号 非正規労働者の不合理な待遇格差の是正等を求める意見書、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、本案は否決いたしました。  次に、意見第5号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。  24番 鈴木松蔵議員。                 〔24番 鈴木松蔵議員登壇〕 ◆24番(鈴木松蔵議員) 24番 鈴木松蔵です。意見第5号 福島第1原発放射能汚染処理水の周辺環境への放出に反対する意見書に反対の立場で討論いたします。  この意見について質疑をいたしました。基準等についてよく検討されております。しかし、それは1ベクレルも外に漏らさないことを考えてのことであり、自然界に放射能が存在することを考えれば、その考えに同意できません。また、今後において放射能除去技術が開発されることを期待するとのことです。私も期待します。  提案者は、経済産業省の小委員会の案に対し、ほかにも考えがあるということで提案したということです。であれば、経済産業省の小委員会が提案したものも一つの案であって、否定すべきではありません。反対の人が多いから反対と言うのかと問いましたが、そうではないでありますが、この案ではそうなっていないと思います。  国際的には、安全とする処理水を放流している国があるのが現実であります。それも参考にすべきと思います。また、風評被害がないことに努力し、風評被害がないことを祈ります。よって、この意見書に反対します。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  意見第5号 福島第1原発放射能汚染処理水の周辺環境への放出に反対する意見書、原案に賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、本案は否決いたしました。  次に、請願第1号の討論に入ります。  討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。  9番 渡辺昌代議員。                 〔9番 渡辺昌代議員登壇〕 ◆9番(渡辺昌代議員) 9番 渡辺です。請願第1号 プラスチック全量焼却に反対し、資源化の推進を求める請願に討論をさせていただきます。  新たなごみ処理施設建設計画が進む中、これまでの久喜市が進めてきた資源プラスチック、容器包装プラスチックの分別収集を廃止し、プラスチック全量焼却が進められようとしています。このことに対して多くの久喜市民から、全量焼却はやめてほしい、容認は決してできない、全量焼却反対、資源化の推進を求める請願が提出されました。  久喜市は、合併してからも久喜宮代衛生組合の減量化、資源化の取組を実施し、分別とリサイクルに協力してきました。リサイクル率は、全国平均が20%台であるのに対して、久喜市は30%を超える実績を残してきました。それは、何より地球環境を守り、資源循環型の社会の構築を望み、自分たちの暮らすこの地球を少しでもよくするために僅かでも進めたいという思いの反映です。  廃棄物処理、循環型社会形成推進基本法では、リデュース、リユース、リサイクルの順で環境負荷の低減社会を目指しています。リサイクルができなくて燃やさざるを得ない場合、焼却する際の発電や余熱利用を行う熱回収を4番目として位置づけています。当然リサイクルが先のはずなのに、熱回収でも構わないとする解釈は強引です。熱回収は、リサイクルではありません。サーマルリサイクルは、リサイクルでないと市も認めています。熱回収で発電すれば全てよしにはならないのです。  全国のプラスチックごみの35%は、再商品化されてきています。これをいかに高めていくかが、企業や国、私たちに課せられた今後の課題です。しかも、CO2の排出量は、焼却炉の同じ条件でプラスチックを燃やしたときと燃やさないときとでは、燃やしたときのほうが多いことが分かっています。久喜市のごみ処理検討委員会資料でも明らかです。CO2排出量の削減を目指すべきです。  また、プラごみを燃やせば重油がなくなり、財政負担が減るという話が出ていますが、先日の衛生組合議会では、プラごみが助燃剤で利用している重油の代わりになり得るのかどうかの私の質問には、返答は控えさせていただくの答弁でした。現在製品プラを燃やしている八甫、菖蒲清掃センターでも重油を立ち上げで使っています。このことからも、代わりにはなりえないと考えます。  さらに、国ではプラスチックに係る資源循環の推進等に関する法律の制定を急いでいます。国民や企業も含めて環境問題意識の高まりの中、プラ製品そのものが大きく変化し、原材料としない、自主回収するとなれば、プラごみの削減へと大きくかじが切られることになるでしょう。自治体へのごみの一括回収、リサイクルの強化が打ち出されれば、久喜市の全量焼却は今後のごみ行政から大きく外れた施策になってしまいます。  市民の皆さんの分別回収、資源化、再商品化への取組、衛生組合職員の皆さんと協力して進めてきた努力を投げ捨てることなく継続発展させるためにも、ごみは減量し、資源化させ、リサイクル率の向上を推進すべきです。プラごみの全量焼却の撤回を求めるこの請願に賛成をさせていただきます。もう一度最後読ませていただきます。プラごみの全量焼却の撤回を求めるこの請願に賛成いたします。 ○議長(春山千明議員) 2番 川辺美信議員。                 〔2番 川辺美信議員登壇〕 ◆2番(川辺美信議員) 2番 川辺美信です。請願第1号 プラスチック全量焼却に反対し、資源化の推進を求める請願に賛成の立場で討論させていただきます。  教育環境常任委員会で請願が審査された際に請願者から意見陳述が述べられました。その発言趣旨は、プラスチックの全量焼却はやめて、今までどおり資源化に取り組んでほしい。その期待は、請願の賛同署名数に表れており、請願提出時点では4,200人を超えて、さらに署名数は今も大きく増加していると、これまで市民と一緒に共同して進んできた分別回収について述べられました。  合併前の旧久喜市は、1993年のダイオキシン問題のとき、市民は識者や行政の呼びかけに応えて、ごみの分別に協力して大きな成果を上げました。さらに、昨年から始まったレジ袋の有料化では、多くの買物客がマイバッグを活用し、レジ袋を使う人が大きく減少しています。市民は、地球環境を守る温暖化を防止することに積極的で、市民の努力と国際世論が合致して、プラスチックに係る資源循環の促進に関する法律を今国会に提出すると1月末に小泉環境大臣が表明しています。  この法律案は画期的で、プラスチック製品を製造する事業者はできるだけプラスチックを使用しないこと、使用された製品を自主的に回収し、再資源化を図ることを義務づけると言われています。そして、家庭から排出される製品プラスチックや容器包装プラスチックは自治体が一括回収してリサイクルすることを求めています。事業者によって、原材料として利用しない、自主回収することが具体化されれば、自治体で回収するプラスチックごみは半減することになります。久喜市が提案しているプラスチック全量焼却は、この国の方針に真っ向から対立する内容です。法案が成立をすれば、2022年度からこの法律が施行されることになります。新しい焼却施設を検討している久喜市は、一度立ち止まって、国の方針や世界の潮流に合致する方策を取るべきです。  プラスチックの全量焼却は、環境的にも大きな負荷かかります。近年大きな自然災害の原因に地球温暖化が指摘されており、温暖化防止は喫緊の課題と言えます。プラスチックの全量焼却方針を撤回し、これまでの分別回収を維持し、ごみの減量に向けての取組をより一層強化することが必要です。4,000人を超える市民から寄せられた請願であることを受け止め、本請願に対して賛成いたします。 ○議長(春山千明議員) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。  請願第1号 プラスチック全量焼却に反対し、資源化の推進を求める請願に対する委員長報告は不採択であります。  原案について採決いたします。原案を採択することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成少数であります。  よって、本請願は不採択とすることに決定いたしました。                        ◇ △市長提出追加議案の上程 ○議長(春山千明議員) 次に、市長提出追加議案、議案第42号を上程し、議題といたします。  地方自治法第117条の規定により、柿沼繁男議員の退場を求めます。                 〔27番 柿沼繁男議員退場〕 ○議長(春山千明議員) 暫時休憩いたします。    休憩 午後 5時39分    再開 午後 5時40分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △市長提出追加議案の提案理由の説明 ○議長(春山千明議員) 市長提出追加議案、議案第42号の提案理由の説明を求めます。  市長。 ◎市長(梅田修一) 追加議案の提案理由につきましてご説明を申し上げます。  議案第42号 久喜市教育委員会教育長の任命についてです。久喜市教育委員会教育長、柿沼光夫の任期が令和3年3月31日で満了となるので、後任を任命することについて議会の同意を得たいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、この案を提出するものです。  後任といたしましては、住所、久喜市栗橋東1丁目12番41号、氏名、柿沼光夫、生年月日、昭和28年7月28日生まれを任命したいという内容です。  柿沼光夫氏におかれましては、平成26年5月に久喜市教育委員会委員に任命され、以来教育長を務めていただいております。引き続きお願いしたいという内容であります。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 議案第42号につきましては、人事案件につき、補足説明を省略いたします。  暫時休憩いたします。    休憩 午後 5時41分    再開 午後 5時41分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △市長提出追加議案に対する質疑 ○議長(春山千明議員) これより市長提出追加議案、議案第42号に対する質疑に入ります。  議案第42号の質疑をお受けいたします。  質疑のある方は挙手をお願いいたします。                 〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) なければ、議案第42号に対する質疑を打ち切ります。  これをもって上程された市長提出追加議案、議案第42号に対する質疑を終結いたします。                        ◇ △市長提出追加議案の討論・採決 ○議長(春山千明議員) これより市長提出追加議案、議案第42号に対する討論、採決に入ります。  議案第42号については、討論を省略し、直ちに採決に入ります。  議案第42号 久喜市教育委員会教育長の任命について、これに同意することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。                 〔採  決〕 ○議長(春山千明議員) それでは、採決を確定いたします。  賛成全員であります。  よって、本案は同意することに決定いたしました。  ここで柿沼繁男議員の除斥を解きます。                 〔27番 柿沼繁男議員入場〕 ○議長(春山千明議員) 休憩いたします。    休憩 午後 5時42分    再開 午後 5時46分 ○議長(春山千明議員) 再開いたします。                        ◇ △次会の日程報告 ○議長(春山千明議員) 日程第9、次回の日程を申し上げます。  次回は、3月30日火曜日午前9時より本会議を開き、本日上程の市長提出追加議案、議案第40号及び議案第41号に対する質疑、討論、採決、閉会中の継続審査を行います。議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いをいたします。  なお、本日上程した市長提出追加議案、議案第40号及び議案第41号に対し質疑のある方は、3月22日月曜日の正午までに質疑発言通告書を提出願います。                        ◇ △散会の宣告 ○議長(春山千明議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    散会 午後 5時47分...