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09月07日-03号

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  1. 久喜市議会 2020-09-07
    09月07日-03号


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    最終取得日: 2021-09-07
    令和 2年  9月定例会            久喜市議会令和2年9月定例会 第8日令和2年9月7日(月曜日) 議 事 日 程 (第3号) 1 開  議 2 市政に対する質問 3 次会の日程報告 4 散  会午前9時00分開議 出席議員(27名)     1番   田  中     勝  議員     2番   川  辺  美  信  議員     3番   猪  股  和  雄  議員     4番   田  村  栄  子  議員     5番   川  内  鴻  輝  議員     6番   貴  志  信  智  議員     7番   平  沢  健 一 郎  議員     8番   成  田  ル ミ 子  議員     9番   渡  辺  昌  代  議員    10番   石  田  利  春  議員    11番   杉  野     修  議員    12番   平  間  益  美  議員    13番   園  部  茂  雄  議員    14番   宮  﨑  利  造  議員    15番   上  條  哲  弘  議員    16番   新  井     兼  議員    17番   大  橋  き よ み  議員    18番   長 谷 川  富 士 子  議員    19番   斉  藤  広  子  議員    20番   丹  野  郁  夫  議員    21番   岡  崎  克  巳  議員    22番   盛  永  圭  子  議員    23番   並  木  隆  一  議員    24番   鈴  木  松  蔵  議員    25番   井  上  忠  昭  議員    26番   春  山  千  明  議員    27番   柿  沼  繁  男  議員                         欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により出席した人  市   長   梅  田  修  一      副 市 長   川  上  和  宏 市長事務部局  総 務 部長   中  村  貴  子      財 政 部長   小  林  広  昭  市 民 部長   市  川  竜  哉      環 境 経済   中  村     晃                          部   長  福 祉 部長   戸 ヶ 崎  利  夫      健康・子ども  山  﨑  智  子                          未 来 部長  建 設 部長   齋  藤  光  紀      上 下 水道   野  口     智                          部   長  菖 蒲 総合   田  中  弘  子      栗 橋 総合   川  島  正  光  支 所 長                   支 所 長  鷲 宮 総合   杉  村     正  支 所 長 教育委員会  教 育 長   柿  沼  光  夫      教 育 部長   野  原     隆 本会議に出席した事務局職員  議   会   関  口  康  好      議 会 総務   関  口  智  彰  事 務 局長                   課   長 △開議の宣告                            (午前9時00分) ○議長(春山千明議員) ただいまの出席議員27名であります。  定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。                        ◇ △市政に対する質問 ○議長(春山千明議員) 日程第2、9月4日に引き続き市政に対する質問をお受けいたします。  再度の質問の際は挙手をお願いいたします。  なお、本日質問いたします10番 石田利春議員、1番 田中勝議員より、久喜市議会資料配付依頼申出書が提出されており、議長はこれを許可いたしました。資料につきましては、既に配付させていただいております。  初めに、貴志信智議員の市政に対する質問をお受けいたします。  6番 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) おはようございます。議席番号6番 貴志信智です。通告に従いまして質問いたします。  大項目1番、GIGAスクール構想に合わせて大型提示装置の整備計画を明確にするべき。文科省は、教育のICT化に向けた環境整備5か年計画を発表し、2022年までを目標として大型提示装置を普通教室に1台、特別教室用に6台整備することを掲げました。この目標の達成のために必要な経費には、地方財政措置が講じられることになっています。しかし、あくまで地方財政措置であり、特定財源として必要経費が確保されるわけではありません。予算確保を含めた整備計画を明確にしておく必要があります。そこで、以下伺います。  1番、GIGAスクール構想として1人1台端末と校内通信ネットワークの整備が順次行われます。この構想を効果的に実現するには、各教室に1台の大型提示装置が欠かせません。大型提示装置が存在することで、情報の集約や教室全体への共有が可能になり、授業の流れが円滑になることを本年7月27日の所管事務調査でも実感をしました。市は、文科省が示す教育のICT化に向けた環境整備5か年計画に基づき、小中学校へ早期に大型提示装置を整備できるように計画を策定するべきです。現時点での計画の策定状況や整備方針を伺います。  2番、教育のICT化に向けた環境整備5か年計画に関する地方財政措置により、交付されたと計算される地方交付税分は、本来の目的に沿った予算措置ができるようにするべきです。財政部の見解を伺います。  続きまして、大項目2番、新型コロナウイルスに関する情報発信を持続可能な形に変えるべき。久喜市内で新型コロナウイルスの検査陽性者が発生した場合、市議会議員へのメール連絡や久喜市公式ラインやツイッターでの発信が行われています。情報発信が迅速であることには心より感謝申し上げますが、20時前後や休日にも情報発信が行われている現状の体制は、担当課に相当の負荷がかかっているものと推測をします。新型コロナウイルスとの戦いは長期戦になることが予想されることに加え、特に首都圏では一定程度の検査陽性者が発生している現状を鑑みると、検査陽性者が発生したという情報が速報性を持たなければいけない時期は過ぎたものと考えます。例えば久喜市で検査陽性者が発生したという情報を速報として得ても、各個人がすべき対策に変わりはありません。また、各個人でできる対策の重要性を知らせる情報や注意喚起は、マスコミから十分にされています。今後は、担当課に過度の負荷がかからないように、時間外勤務や休日出勤をできるだけ避け、持続可能な対応に切り替えるべきと考えます。そこで、以下伺います。  1番、現状は担当課の職員がどのような体制をしき、検査陽性者が発生したという情報を発信しているのか伺います。  2番、検査陽性者の発生に関する情報発信は、正規の勤務時間内のみとし、当日中の発信にこだわる必要はないものと考えます。翌稼働日での情報発信でも注意喚起の目的は十分に果たされるものと考えます。対策本部長である市長の見解を伺います。  大項目3番、各行政手続における押印の見直しを進めるべき。本年7月17日、骨太方針2020が閣議決定をされました。同方針には、変化を加速するための制度・慣行の見直しとして書面、押印、対面主義からの脱却が掲げられています。久喜市においては、平成初期に行政手続における押印の必要性の精査に取り組んだものと確認をしていますが、近年は押印を減らすという意思が薄れているように感じます。特に三文判でも認められるレベルの押印に関しては、申請者が本人であるという判別には全く寄与しません。閣議決定を押印主義脱却の契機とし、行政手続における押印を減らす方向性を明確にするべきと考えます。そこで、以下伺います。  1番、前橋市は、押印が必要とされる行政手続を調査し、市規則や要領、定めがある場合、様式中の印マークが根拠になっている場合、特に根拠がない場合の3パターンに当てはまる424件を見直しの対象としました。久喜市においても、同様の調査を行い、押印が不要なものを洗い出すべきです。市の見解を伺います。  2番、例えば、軽自動車税の減免申請書において、千葉市など先進地では押印不要としていますが、久喜市の場合は印のマークが記載され、押印を求めています。児童手当に関する各書類に関しては、久喜市は氏名記入欄に印マークが記載されている一方で、そのマークの遠く離れた書類下部に記入押印に代えて署名することができると説明しています。千葉市は、氏名欄そのものに本人が手書きをしない場合は記名押印してくださいと記載しており、記名押印を基本とする久喜市と、署名を基本とする千葉市に、押印文化に対する大きな意識の違いを感じます。この例はあくまで一例であり、先進自治体を参考に不要な押印を減らす意思を明確に持つべきと考えます。市の見解を伺います。  続きまして、大項目4番、市役所に来なくても済む行政手続を目指すべき。大項目3で掲げた骨太方針2020では、変化を加速するための制度・慣行の見直しの一つとして、対面主義脱却が挙げられています。行政組織の対面主義は根強いものですが、これを契機に対面主義の脱却を図るべきと考えます。そこで、以下伺います。  1番、久喜市ホームページにおける特別障害者手当障害児福祉手当の制度を紹介するページには、認定請求書と診断書は障がい者福祉課または総合支所社会福祉係窓口にあります。お渡ししておりますと記載されています。ほかの自治体では、ダウンロードして使用できるように、PDFをホームページに掲載している事例も多くあります。もろもろの手続のために、いずれかのタイミングで対面が必要だとしても、書類の入手方法として対面以外の選択肢はないのか疑問です。利便性向上のために、ホームページ上でのダウンロードを可能にするべきと考えます。少なくとも市のホームページ上の障がい者福祉課または総合支所社会福祉係窓口にありますという表記は配慮を欠いているように感じます。対面で渡すほうが合理的なのであれば、その理由を書くべきです。市の見解を伺います。  2番、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今年度の軽自動車税の減免申請は初回の申請でも郵送申請が可能になりました。2回目以降でも、郵送での申請が推奨されています。来年度以降も今年度同様の措置を行うべきと考えます。市の見解を伺います。  大項目5番、予約、利用しやすい公共施設を目指すべき。公共施設予約システムでは、利用日当日に予約ができる施設と、できない施設があります。これはどのような違いによるのでしょうか。例えば公民館は、利用日当日にインターネット上での予約ができませんが、窓口まで行けば予約可能です。全ての施設において利用日当日にもインターネット上での施設予約を可能にするべきであると考えます。市の見解を伺います。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員の質問に対する答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長(野原隆) おはようございます。大項目1の(1)のご質問に対してご答弁申し上げます。  現在大型提示装置の整備計画につきましては策定していないところでございます。文部科学省が策定した教育のICT化に向けた環境整備5か年計画において、これからの学習活動を支えるICT機器として大型提示装置等の目標水準が示されております。教育委員会といたしましては、今後大型提示装置の整備計画を策定してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) おはようございます。大項目1の(2)のご質問に対しご答弁申し上げます。  地方交付税につきましては、地方団体の自主性を損なわずに、その財源の均衡化を図り、地方行政の計画的な運営を保障することにより地方団体の独立性を強化することを目的として交付されるものでございます。また、地方交付税の使途につきましては、地方交付税法第3条第2項により、地方団体の自主的な判断に任されており、国が条件をつけたり、その使途を制限してはならないとされております。このように、地方交付税は国庫補助金などの特定財源と根本的に異なる性格を有しており、地方税と同様に重要な一般財源であります。このようなことから、予算編成に当たっては交付税の算定に用いられた行政需要にとらわれず、本市の実情に合わせ各分野の事業を精査した上で、適切な予算措置を行ってまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 大項目2の(1)のご質問に対してご答弁申し上げます。  新型コロナウイルス感染が確認された場合には、まず埼玉県等から担当部署である健康医療課へ感染者情報の提供が行われます。これらの情報発信に当たっての体制につきましては、健康医療課と市政情報課が連携し、関係機関への連絡をはじめ市民の皆様にお知らせするため、市ホームページや公式SNS、メール配信により情報発信を行っているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、市長。 ◎市長(梅田修一) 大項目2の(2)のご質問に対してご答弁を申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の患者発生に伴う情報発信につきましては、感染症の蔓延を防止するため、市民の皆様に速やかにお知らせをするように、埼玉県等からの情報提供を直ちに関係部署が連携し対応に当たってまいりました。このため情報発信を夜間や週休日などに行うこともございます。そのような中、今後の情報発信のタイミングについては、当該感染症の特性が徐々に明らかとなり、新しい生活様式をはじめとした基本的な感染防止対策が定着してきた現状を踏まえ、緊急を要する場合を除き、対応が夜間や週休日などとなる場合については、翌日以降に情報発信を行うように見直してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 大項目3のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。本市における行政手続につきましては、例規の規定や慣行により押印を求めております。このような中、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、行政手続における押印原則等の見直しが求められております。令和2年7月には、国から押印の見直しについての方針が示されたことを踏まえ、改めて行政手続における押印の必要性を検討するため、押印の根拠について調査を実施してまいります。  次に、(2)でございます。今後実施する調査の結果を踏まえ、行政手続の書類における押印の必要性や根拠を改めて検証し、他自治体の事例も参考にしながら、押印の見直しに関する方針について検討してまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) 大項目4のご質問に対してご答弁申し上げます。なお、(2)は財政部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。特別障害者手当及び障害児福祉手当は、身体障害者手帳など等級を認定の基準とするのではなく、法令の規定に該当する障がい程度と認定された方に対して支給するものでございます。各手当の申請に当たり、現在の障がい程度が法令の規定に該当するかの判断や診断書省略の可否の判断が個人では難しいものと考えております。このため現在申請書及び取得に高額な費用を要する診断書の様式をホームページには記載せず、窓口において対象の方の状況を確認させていただいた上で、書類をお渡ししているところでございます。今後は、申請希望者の利便性の向上を図るため、ホームページに申請書の様式を掲載の上、診断書の要、不要について電話や窓口にお問合せをいただくようご案内するとともに、様式の郵送が可能な旨もご案内してまいります。  次に、(2)でございます。令和2年度における軽自動車税の減免申請につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、令和元年度に減免を受けていた方に対し、納税通知書を送付する際に減免申請書及び返信用封筒を同封し、郵送による提出をお願いしたところでございます。また、初めて申請をされる方につきましても、お問合せをいただいた際に郵送による申請も可能であることをご案内したところでございます。郵送申請の受付につきましては、申請者の負担軽減及び窓口の混雑緩和等、市民サービスの向上につながる有効な手段でありますことから、今後も引き続き実施してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 大項目5のご質問に対してご答弁申し上げます。  公共施設予約システムにおいて、利用の予約ができる施設は50施設であり、このうち15施設は当日予約ができない状況でございます。これらの施設は、それぞれの施行規則において利用申請の期限が前日までの規定となっているところでございます。今後は、関係部局とシステムで当日予約ができるよう、改善に向けて調整を図ってまいりたいと考えております。
    ○議長(春山千明議員) 再度の質問をお受けいたします。  貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) では、順番に再質問させていただきます。  まず、1番の大型提示装置なのですが、現時点での市内小中学校の普通教室への大型提示装置の整備率というのが出ていればお示しください。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) この5か年計画では、ご承知のことと思いますが、教室に各1台、プラス特別教室に6台ということでございますので、それをまず1人1台端末は来年度から本格運用でございまして、33校になろうかと思います。その前提で計算させていただきますと、約22.5%ということでございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。現状が約22.5%だと、各普通教室への大型提示装置の整備率ですね、分かりました。そうすると、国が求めるのは普通教室100%ですので、その差というのはかなり乖離があるものと思います。今後計画を策定してまいりたいというふうなご答弁いただきました。その定める計画というのは、国が設定している全普通教室に1台ずつ、そして特別教室に6台を設置するという、そういった前提の下での計画でしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 先ほどの22.5%は、特別教室、各校6台も含めてでございますので、全体のこの5か年計画で必要とする国が示している目標等に対してのでございますので、それが22.5%でございます。この整備につきましては5か年計画に基づく各教室1台、特別教室6台ということで、各校でございますけれども、それに対しての目標ということでございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。現時点でもし積算していればでいいのですけれども、その目標を達成するための経費、どの程度というふうに積算しているでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 現状でも大型提示装置は約140台ほどございます。それが全て新しいものとは限りませんが、単純にその目標とする数字とその差額でいきますと、約480台ほど不足になりますので、これもカタログ価格で積算したところ、買取りの場合ですと約480台ございますので2億6,000万円ほどの経費はかかるかなというところでございます。これはあくまで一遍に買った場合でございますけれども、これもまた大きさ、何インチかというのもまたカタログ価格で、一応60インチでカタログ価格で積算したところが約2億6,000万円ということでございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) その目標というのは、策定をする方針というのは今把握をしたのですが、いつまでに策定をして、策定後公表する前提ということでいいでしょうか。策定する時期と公表するか否かについてお答えください。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) まだ時期は明確には今のところお示しできるようなことでございませんけれども、来年度から各1人1台端末になりますので、なるべく早く整備ができるように策定していきたいというふうに思っております。また、その計画ができましたら公表のほうはさせていただきたいと思っております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひ公表をよろしくお願いします。私どもも含めてどういった計画で整備をするのかというのを、やはり市全体で共有していく必要があるのだと思います。というのは、清久小学校で先日所管事務調査をさせていただいたのですが、やっぱり本当にすばらしい光景を教育環境常任委員一同で拝見をさせていただきました。ただ、そこにあるのはやはり大型提示装置が前提の授業でして、その先進事例を参考に、これから市内に水平展開をしていくということであれば、それと完全に同じではなくても、近い条件、物をそろえなければやはり展開は難しいなと思います。ぜひ計画を策定していただいて、清久小の先進的な取組を展開をしていただければと思います。  続きまして、財政部についてお伺いいたします。地方財政措置についての考え方というのは理解をしました。今回の地方財政措置、単年度で国全体だとおよそ1,800億円というふうに言われています。これも積算していればで結構なのですけれども、この教育のICT化に関わる地方財政措置によって、久喜市の基準財政需要額が幾ら積み上がるか、積算していればお示しください。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 令和2年度、今年度における交付税の基準財政需要額に見込まれております教育費のうちの教育情報化関係経費という単位費目がございます。そちらのほうをひもときますと、約1億8,400万円の関係経費を講じたというふうにされております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。そうすると、基準財政需要額、そのためだけではないというか、大型提示装置のためだけではないと思いますが、それに関連するものとして単年度で1億8,000万円ということでしょうか。これ5か年計画で、2022年までのものですので、単純な計算でいうと、先ほどおっしゃっていた2億6,000万円で、その分の地方財政措置で積み上がったものというのが1年で1億8,000万円だとすると、この目的どおりに地方財政措置が交付されて、それをその目的どおりに使用すれば、この大型提示装置の整備というのは実現不可能なものではないというふうに把握をしています。  その上でお伺いしたいのですけれども、毎年予算編成に当たって予算編成方針というのを公表されています。梅田市長が当選されてからの2か年というのは、変わっているところもあるのですけれども、重点的な予算配分というところはもうほぼ変わっていないのかなと。その中に重点的な予算配分として市長の公約であるまちのつくり方改革を推進するのだということがあります。当然市長、民意を受けて当選して、その公約ですから、その公約を達成するために予算と、これは当然だと思います。その中の基本方針に全ての子供たちにチャンスのある教育環境を整備するとあります。市長のホームページを拝見して、この政策が具体的にどういうことなのかということを見ると、公教育における学力向上を政策として推進すると、家庭環境による教育格差を是正するというふうにあります。お伺いしたいのは、今年度も来年度もこれはやはり市長が掲げるまちのつくり方改革というのを推進していくと、それが大きな目的なら予算編成であると、その方針が固まっていたらお答えください。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 今市長の公約についてのお話ございました。ちょっとその前のお話について再度お答え申し上げたいと思います。先ほど言った交付税による1億8,400万円の交付税措置についてですが、これは教育の情報経費というものでの全体を表すもので、現に本市でも教育の情報化経費というものはいろんな分野で使っているということで、例えば学校LANとか小中学校の先ほど言った端末整備とか、そういう情報関係経費が現状予算として組まれております。その総額が2億2,900万円ほどございますので、先ほど言った大型提示装置を購入する場合には、さらなる予算の追加ということで交付税の措置をされた金額では補えないというのが現状であるということで、ご認識いただければと思います。  続きまして、ただいまいただきました市長の公約です。全ての子供たちにチャンスのある教育環境の整備の予算の状況でございます。教育のほうにはハードとソフトの両面の格差的なものがあるということで、併せて向上を図るというような意味合いがあるかと思います。その中で本年度も中学生の学力アップ授業であるとか、英語教育に対するさらなる水準の効果というようなものも、教育の中で大きなウエートとして重点的に取り組んでいるところです。それと、またハード面で言いますと、学校の環境整備ということで現在進めております小中学校のトイレの洋式化を含め、学校の環境改善という形で多くの財源を必要としているのも現状でございます。そういったところを重点的に今年度、また来年度以降もそういった内容を重点的には考えているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 前段の部分で確認なのですけれども、私さっき伺ったのが今回の教育のICT化に係る5か年計画で積み上がった分と計算される分を積算されていたらというふうに質問しました。そこで、1億8,000万円と返ってきたので、そのように理解をしたところだったのですが、学校教育のICT化に係る5か年計画で積み上がった地方財政措置分、それが実際地方交付税として幾ら来るのかということは、積算を現時点ではしていないということでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 国の言っているICT化の5か年計画に対する総体的な金額の積上げというのは示されておりませんし、またうちのほうでも把握できるところではございませんので、今申し上げた1億8,400万円というのは、令和2年度における教育情報化の経費として措置された金額ということでございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。市長の公約のところなのですが、今回の教育のICT化というのは、もちろんGIGAスクール構想と深く関わっています。GIGAスクール構想の目的というのは、様々あるのですけれども、もろもろの整備をすることで多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質能力が一層確実に育成できる教育環境を実現するというのが、まずGIGAスクールです。国が示すICT環境の整備方針について、平成30年度以降の学校におけるICT環境の整備方針についての通知文を見ると、これも同じく地方公共団体間のICT環境整備状況には格差があり、このことは児童生徒の学習環境の格差につながるおそれがありますということで、今回のICT化、それからGIGAスクールというのは、教育の個別最適化を通じてそれぞれに合った形で学力の格差を是正していこうということです。そう考えると、この市長が掲げる公約とまさに一致するものと思います。地方財政措置がなされて、市長の公約と一致をしていて、国の方針があって、教育部がその計画を立てれば、当然その予算措置がされるべきだと思うのです。市長の公約、国の方針、そして教育部が計画をつくった。そういった前提であれば、当然この予算配分されるべきだと思うのですが、見解をお願いします。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 先ほどの1回目の答弁で申し上げた交付税の考え方というものを、また置いておきますと、市で進めるべき政策の一環であるというふうには認識してございますので、今後教育部における計画の推進、またその他における教育のほうの全体的な事業のバランス等も考えて予算措置については検討していきたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いします。今清久小学校に先進的な民間企業が集まりまして、久喜市版未来の教室ということで研究が進んでいます。これは本当にまさに久喜市の核となるようなすばらしい研究であると思うのです。先ほど教育部にも申し上げたように、しかしそれを展開していくためには、やはり道具が必要だと。せっかくGIGAスクールが始まって、1人1台の端末があって高速インターネットがあっても、それを集約して共有する物がなければ成立しないということは、これは様々な専門家も指摘をしているところです。ぜひその久喜市の先進的な取組であること、それから市長の公約であること、国の方針があることということを踏まえて、来年度予算を策定をしていただければと思います。  続きまして、大項目の2つ目、新型コロナウイルスでございます。夜間や週休日については、翌日以降に対応するというご答弁をいただきました。見直してまいりたいということでした。そのように対応を変えるのはいつからでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 緊急を要する場合を除いて対応が夜間週休日などとなる場合については、翌日以降ということで、その対応といたしましては、今月には対応させていただきたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 本当にこの新型コロナウイルスが発生してから、担当課の方々のご苦労というのは本当に想像すらも絶するところというか、本当に大変なご苦労の中で市民の健康をこれまで守ってこられたのだというふうに理解をしています。その上で、ぜひ今後は負荷がかからない形で、持続可能な形でということで続けていただければと思います。  その中で、発信の内容でちょっと1点だけ確認をしたいのですけれども、現状の発信というのが新型コロナウイルスの感染事例発生、括弧で累計値を発表しているのです。三十何件目とかという形で発表しているのです。これ今後も発信をしていく中で、先週のご答弁で現在の感染者数の情報もホームページには掲載するというふうにありました。それはそれで非常に有効だと思います。お願いしたいのは、ラインとかツイッターとかの一次情報として市が発信をして、その下に市のホームページへのリンクがあっても、大半の方はその先へ行かない可能性があると、これSNSの使い方のもう常識的なことだと思うのです。離脱率という言葉でよく言いますけれども、次々URLが貼ってあっても、その誘導どおりに進むとは限らないのです。であればやはりタイトルのところ、一次情報の発信の仕方というのは非常に重要になると思います。各SNSで発信をする際に、累計値だけを書くのではなくて、現在感染者数把握している限り、そのリンクの先ではなくて、一次情報の発信に掲載をするべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) リンク、リンクということで、ちょっと情報のほうの解読のほうにご負担かけてしまった点は反省すべきだと思います。今後一次情報を中心に発信させていただくように改善していきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) すみません、ちょっと私の表現が回りくどくなってしまったのですが、リンクを踏んでいただくことがどうのという話ではなく、最初のタイトルに累計患者数を書くというのが意味をあまり感じないのです。それを見た人は現在34人、例えば市内に患者さんがいると誤解してしまう可能性があると、ですから少なくとも情報発信の一番目につくところに累計者数を出すということではなく、現在の感染者数を出すべきだと思うのです。このことに関していかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 大変失礼いたしました。現在の感染者数ということは、前回の議員の皆様にもご答弁させていただいたのですけれども、幸手保健所が情報を保有しておりますので、そこで定期的に現在の患者数というのを情報提供いただくことが、コンスタントにいただくことはできない状況になってございます。そういったわけで、患者発生数が今現在34件になっておりますが、その中で退院された方、そして療養を終了された方が現在の陽性者数ということになりますので、そういった点についてはちょっと時間的な誤差が生じてしまうのは致し方ない部分だと存じております。そういったことから、今は累計という形で表記をさせていただいた状況でございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) これは要望にしておきますけれども、タイトルの一番目立つところに累計の検査陽性者数を出しても全く意味がないと思うのです。それをやり続ける限り増え続けていくので、そうではなくて今何人だと、それがタイムリーに把握することが難しいのであれば、少なくとも累計者数も出さなくていいのではないかと思いますので、ぜひ不必要な誤解が生まれるような発信ではなく、現在の本当の状況が正確に伝わるような、そういった発信につながるようにというふうに思っております。よろしくお願いします。  続きまして、押印についてです。調査を実施をしていただくということでした。質問で例示いたしました前橋市では、全体で1,500件近い調査を行いました。久喜市が行う調査というのはどの程度の規模でしょうか。全ての部署に照会をかけて、全ての書類を調査するということでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今回の調査につきましては、全ての部署に調査をかけたいというふうに考えております。なお、現在ご質問をいただきまして、このマル印印も含めまして、例規上何件あるかというのをちょっと検索いたしましたところ、現時点で550件ほど例規上ありますが、その他の書類等もありますので、全庁かけて調査項目も整理しながら調査をしたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。五百何件ということで、ぜひ調査をしていただければと思います。その中で、前橋市のように、法律とか県の条例とかで決まっているものというのは、もう市の裁量で動かせないものだと、それは仕方ないと思っています。そうではなくて、例えば市の規則とか、そういうもので決まっているもの、それから慣例上ずっとそうなっているものと特に根拠がないものというのは、見直しというのはもうそういった押印は廃止をするという考え方でよろしいでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今回国のほうから、令和2年7月に今回の押印の見直しについても通知が来ております。そういう通知の中では、コロナ禍の中でなるべく感染を回避するというような視点も、この国からの通知の中に入っております。そういった状況で他自治体でやっている調査項目も参考にしながら、市民の皆様の利便性も含めて、可能なものについては廃止に向けて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いします。  これも通告文で触れたのですが、実は平成元年にも行政事務改善委員会において押印見直し検討部会というものを設置して、国に先駆けて見直しをしてきたということでした。これ合併前のことですし、大分時間がたっていることですが、一度こうやってせっかくいい改革が走り出したのに、現在これが風化をしてしまっているように感じます。その要因というのをどのように分析されますか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今手元に旧久喜市のときのデータがあるのですが、貴志議員さんおっしゃるとおり、平成元年度に行政事務改善ということで設置しまして、約150件について見直しを図りました。その後行政改革の大綱の中の取組ということで平成11年から平成15年で178件、また平成16年から令和2年までで見直しをしまして、合計で約350件ほどこれまで見直しをしておりましたが、現時点では合併後はこの押印についての見直しは行っておらず、現在に至っております。こういった10年間これについて見直しを行っていなかったのは事実でございますが、今後こういったコロナの関係で現在の社会情勢が変わったこと、また国からの通知を踏まえまして、これについては早急に対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 私は、風化した理由としては、その情報公開がされていなかったからだと思うのです。こういった方針で、こういう見直しを行ったと、幾つの数の押印が減ったということがしっかり発信をされていなかったからだと、公開がされていなかったからだと思います。というのは、この過去の見直しも議会の議事録で検索をかけると出てくるのですけれども、それ以外のところではなかなか見つけることができないと。情報公開の目的としては、広くチェックの目を持つということも一つなのですけれども、こうした小さな改革を後戻りできない状態にするというのが大きな一つの目的だと思います。しっかり情報公開をして、それによって共有されて改革をずっと続けるのだということをぜひしていただきたいと思います。そういった観点から、この調査というのは終了次第、その結果というのは公開するのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) これからどういった形で調査を行うか、具体的な内容を検討させていただきまして調査を行いまして、その内容については公表しまして、また市民の皆さまに申請等で必要な部分について改正がなされる部分については速やかにお知らせをして対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いします。一応確認なのですけれども、先ほど2つ目のご答弁で、私の聞き間違いだったらすみません、押印の見直し方針に関して検討するというふうなご答弁だったかというふうに聞きました。これは見直すことを前提として、どのような内容の方針にするのか検討するという意味なのか、それとも見直すかどうかを検討するという意味なのか、この再質問のやり取りからも見直す前提で方針をつくるというふうに理解をするのですが、ちょっとそれが1回目の答弁で聞き取れなかったもので。見直す方針をつくるというのは、見直す前提で方針を策定していくという考え方でしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今後調査をした後、見直しをする前提で方針を検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いします。  それから、続きまして市役所に来なくても済む行政手続をということで、対面主義のところで書かせていただきました。障がいを持っている方の書類についてなのですが、取りに来てくださいというような趣旨が伝わってしまうような表現というのは、今後改めるべきだと思います。今後はすぐに変えていくということでしたので、その点に関してはぜひよろしくお願いします。これに限らず、必ずしもダウンロードして印刷して使うのが双方にとって便利かというと、そうではない状況もあるというのは担当課の方からもお伺いをしています。そうであるのであれば、先ほどご答弁でいただいたとおりの、こういった理由があって直接お渡ししていますという、それを書くべきだと思うのです。少なくとも現状の書き方というのは、ちょっとやはり配慮に欠けていたのではないかと思います。ぜひ今後は対面で渡すほうが効率がいいのであれば、その理由を表記していただきたいです。ぜひそのようにお願いいたします。  それは前提として、障がい者の方の減免について、先ほどご答弁で初めて申請された方は、お問合せいただいたときに郵送でも申請可能であるとご案内したということでした。市のホームページの現状を見ると、久喜市市民税課までお越しくださいというふうに書いてあります。そうすると、どういうことなのでしょうか。初めて申請される方が、答弁だと電話をいただいた際に郵送でも申請可能であるとご案内したような趣旨なのかと受け取ったのですが、市のホームページ上には市民税課までお越しくださいと書いてあります。そうすると、市民税課まで来てもらった際に、郵送でも申請可能ですと、その場でご案内をしたのでしょうか、これどちらの対応なのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) ホームページ上の掲載、現時点では来年度の申請ということを踏まえた表記ではなかったものですから、そういった表記になってございますが、今後先ほど答弁申し上げたように、来年度以降も郵送による申請をお受けするということで、またその辺の文言については検討させていただきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) いや、そうではなくて、先ほどご答弁で初めて申請される方はお問合せいただいた際に郵送でも申請可能であるとご案内したという今年度の話をしていらっしゃったかと思います。ここについて聞いているのです。今年度の対応として、お問合せいただいた際には郵送でも申請可能であるとご案内したと、今年度のホームページには市民税課までお越しくださいと書いてあります。これどっちの対応なのですかという話です。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) これまで手帳等の確認のためにお越しいただいて、確認をするような表記だったのですが、今後は郵送による対応ということでホームページ、今年度初めてという、その辺のホームページ上と窓口の対応が若干食い違いがあったところでございますので、改めて訂正させていただくようにいたします。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。ぜひよろしくお願いします。一応確認なのですが、今年度の対応を整理すると、2回目の申請の方に返信用封筒をつけたと、これはコロナ対策としての新しい対応でした。これを継続していくというのが1点目、それから新規の受付の方も今後は郵送で受け付けると、その2点が改善されるという理解でいいでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 従来からの方については、当然ながら郵便の申請をということで、新たな方もホームページ等の掲載をより分かりやすくすることによって、申請ができるような形を取りたいと。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) すみません、ちょっと質問が伝わりづらいかもしれません。新規の申請も、今後は郵送をもって受け付けるということでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 新規の方についても、より分かりやすい表示をする中で、郵送で受け付ける方針でございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) ぜひよろしくお願いいたします。これちょっとかなり細かい書類の書き方とかホームページの表記の件なのですが、やはり考え方として障がいを持ってご苦労されている方とか、そのご家族の方にできるだけ来ていただく回数を減らすというふうな、そういった大前提を基に改善をお願いいたします。  最後に、公共施設についてです。50施設今あって、15施設ができないというご答弁でした。私自分の調査では、公民館とコミュニティセンターはインターネット上での当日予約ができないのかなと思っておりました。それ12施設だったのですけれども、残り3施設はどこの施設でしょうか。公民館、コミュニテセンター以外の3施設です。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 15施設の残りの3施設でございますが、労働会館、それと農業者トレーニングセンター、栗橋いきいき活動センターしずか館の3施設でございます。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。施行規則が原因だということでした。施行規則見ると、確かに当日予約をできるところの施設は、利用の手続という項目で、当日までに利用許可をもらうと、できない施設に関しては利用しようとする前日までとある。ここが原因なのかなと思います。こういった規則を見直すというのは、これは各部署の判断ですぐにできるものなのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 規則につきましては、各部のほうで対応しているところでございます。その規則を見直すに当たりましては、やはり職員が勤務をしている時間外につきましては夜間の対応についても委託をしている部分等がありますので、そういった部分等の調整等も今後必要になってくるかというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 調整等が必要だとして、先ほどのご答弁では、こうした規則を変えて統一した予約を可能にするという、そういった方針でいいのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 現時点では、各部のほうと細かくまだ調整図っておりませんが、改善に向けて調整を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) では、これ各部にお伺いしたいのですけれども、例えば公民館の規則があります。これを今実態として当日公民館へ行けば借りられるという現状があって、でもインターネットでは借りられないと、この規則を変えるとしたらどういったところが障壁ですか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 公民館につきましては、利用日の前日までということで、例規になってございますが、実態として当日来た方も、空いている場合にはその場でお貸しできるものはお貸ししておりますので、実態に合わせまして改正のほうをしていきたいと思います。ただ、職員がいない夜間、5時15分以降につきましてはちょっといろいろ調整が必要になりますけれども、基本的に現在は当日貸し出すこともやっておりますので、その実態に合わせて改正のほうを検討してまいりたいと思っています。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 分かりました。コミュニティセンターについてはいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) コミュニティセンターにつきましては、菖蒲コミュニティセンターにつきまして菖蒲総合支所の中にございますので、土日、職員がいないということがありますから、そちらの許可証の発行とか料金の収受ができないということで、ちょっと難しいところがございます。そのほかの箇所については前向きに検討していきたいと思います。
    ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) ぜひよろしくお願いします。インターネット上の公共施設予約システムが24時間稼働できない理由として、実際窓口に来る方との整合性という話を伺ったことがあります。窓口に来る方が予約できる時間とインターネット予約できる時間が大きく違い過ぎると、そこで利便性の差が出てしまうということだったかと理解をしているのですが、ただ現状というのは、その逆の状況が起こっているのだと思います。当日窓口に来れる方、家が近い方は例えば団体で利用するときに、行って予約をして、では団体で使おうということが可能だと思いますが、そうではない方はそれができないのが現状です。逆に格差ができていると思いますので、当日空いていれば施設を貸すというのは、これは当然の対応だと思います。ぜひ使っていただきたいということです。この逆の格差を是正するという観点からはいかがでしょうか。実際のところで、家が近くて当日そこに足を運べる人が今有利な状況にあると、これ改善しなければいけないと思うのですが、そういった方針で改善をしていくということでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 24時間の予約受付の関係でございますが、これまでも当日窓口にということで、やはりお住まいの近くの方と、また仕事をしている方と、なかなか来られない方と、いろいろ現在働き方であったり利用者の生活スタイルによって様々でございますので、いろいろ課題はまた違った意味で出てきていると思います。そういった意味で施設の運営に影響が出る可能性もありますし、また、市民の皆さまのサービスの向上という視点からも、十分にこの部分については今後検討して協議を重ね、各部署との調整を図りたいというふうに考えています。 ○議長(春山千明議員) 貴志信智議員。                 〔6番 貴志信智議員登壇〕 ◆6番(貴志信智議員) 最後にしますけれども、公民館とコミュニティセンターそれぞれいつまでにこの規則の見直しを検討するのかということ、最終的な期限をお示しください。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) いつまでというのは今これが例えば当日の5時15分以降は職員おりませんので、そのときに予約が入ったときにどうするかと、そういったこともございますので、そういったことも検討しなくてはいけない部分ありますので、ちょっといつまでというのはなかなか今のところ申し上げられないのですけれども、なるべく早く庁内関係部署と調整の上、できるだけ早く実施してまいりたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) コミュニティセンターにつきましても、夜間につきましては職員ではなく委託の業者のほうで管理しておりますので、そちらとの調整も出てきますことから、できるだけ早急ということで、いつまでということはちょっとはっきり申し上げられないところでございます。 ○議長(春山千明議員) 以上で貴志信智議員の質問を打ち切ります。 ○議長(春山千明議員) 次に、石田利春議員の市政に対する質問をお受けいたします。  10番 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 10番 石田です。通告に従い、質問をいたします。  大項目の1です。済生会栗橋病院との定期協議の内容について伺います。  (1)です。新型コロナウイルス感染拡大で改めて医療機関の担う役割の重要性が明らかになりました。移転が確定した済生会栗橋病院の医療施設活用が急がれています。済生会栗橋病院との定期協議において久喜市から踏み込んだ協議を求めてまいりました。直近の協議内容の報告を求めます。  (2)です。現在の病棟活用案について、どのような検討、調整がなされているのか、把握されているでしょうか。把握されていれば、その内容を伺います。  (3)です。具体的な方向性が決まれば、久喜市としても支援していくとの方向性が示されてきました。新たな医療機関に現在の病棟を活用し、医療の継続を担ってもらう場合、済生会栗橋病院に対する支援、土地の借地代など支援すべきと考えます。いかがか伺います。また、これまで済生会栗橋病院に対して支援してきた内容全体を改めて伺いたいと思います。  大項目の2です。新型コロナウイルス感染症に直接関わる医療関係者に久喜市独自の支援を求めて伺います。  (1)です。新型コロナウイルス感染症は、7月以降久喜市でも急激な感染拡大が続いています。その最前線で治療などに直接奮闘する医療機関、医療従事者に対し、久喜市としても具体的な最大限の支援をすべきと求めましたが、国や県に要望するとしています。感染者が久喜市でも急増しています。9月7日現在34名です。改めて久喜市独自の支援が求められていると考えます。市の認識を伺います。  (2)です。場外発売場環境整備基金の活用について伺います。  アです。市は、済生会栗橋病院に対し場外発売場環境整備基金を活用し支援してきましたが、現在支援を打ち切っています。新型コロナウイルス感染拡大に奮闘する医療機関であり、今こそこの基金を活用し、支援すべきとの質問に、交付金交付要綱に基づき適切な対応を進めるとの答弁でした。コロナ感染に携わる医療機関に支援することは、交付要綱に該当すると考えますが、いかがか伺います。  イです。PCR検査の拡充が求められる中、南埼玉郡市医師会と北葛北部医師会が合同でPCR検査センターを設置しています。猛暑の中、自らの感染リスクを背負いながら、緊張する中での業務です。埼玉県の支援とともに、久喜市独自の支援も重要です。検査業務に対する支援は、場外発売場環境整備基金の交付金交付要綱に基づく適切な対応に該当するかどうか伺います。該当するのであれば、基金を活用し支援すべきと考えますが、いかがか伺います。  大項目の3です。特別定額給付金10万円、希望者に漏れなく給付することを求めてまいりました。その結果について伺います。  (1)です。特別定額給付金の申請締切りは、8月17日付の消印があるものとしていました。給付の実績状況についての報告を求めます。  (2)です。簡素な仕組みで、迅速かつ的確に家計への支援を行うことを目的とした事業として位置づけられてまいりました。目的に照らしてどのような評価をしていますか、市の見解を伺います。  大項目の4です。大規模水害に犠牲者を一人も出さないための取組について伺います。新型コロナウイルス感染拡大が進む中、大規模水害に対する避難の在り方を検討したとき、これまで以上に自分の命は自分で守ってほしい、早めの避難など、これまでとは違った避難の在り方が示されています。しかし、犠牲者を一人も出さないためには、自助努力には限りがあり、久喜市が果たすべき責任は大きいと考えます。取るべき対策について伺います。  (1)です。「広報くき」6月号で、安全確保が可能であれば、必ずしも避難所に行く必要はない。自宅にとどまってと在宅避難などが推奨されました。7月号では、水害時の避難についてが掲載され、自宅2階以上が安全なら在宅避難をと掲載されました。ならば、久喜市で2階以上なら安全というエリアを行政ごとに示すことが重要だと考えます。これまでの全国の被害事例を見ますと、自己判断で2階にいれば安全だと判断した結果、避難が遅れ、人的被害につながっているからです。自宅2階以上なら安全とのみ広報することは、避難しなくても大丈夫ですというアナウンスにつながるのが心配です。あまりにも危険と考えますが、いかがか、見解を伺います。  (2)です。車中泊、テント泊が推奨されました。浸水するおそれがない公園などの駐車場に避難とのことですが、久喜市における車中泊が可能な公園がどこにあるのか、示す必要があると考えますが、いかがか伺います。  (3)です。6月議会、利根川の氾濫を想定し、広域避難すべき対象者についての質問で、市内のほぼ全域での浸水が想定され、その中で浸水深が深く、浸水継続時間が長い地区については、広域避難が必要、自宅にいては危険な方ということで、現在実施している避難判断決断ブック作成業務の中で分析をしているとの答弁でした。台風シーズンの前に早急に明らかにすべきと考えますが、いかがか伺います。  (4)です。大規模水害では、避難しなければならないという危機感を持つことが重要です。久喜市が発行するハザードマップは、実際に避難決断、危機感を持つ上で大変参考になる広報紙です。しかし、ハザードマップを見ていない方や見た場合でも自分は避難が必要との認識に至っている方はまだまだ少ないと思います。大規模水害に対する危機意識を持ってもらうためには、ハザードマップを中心にした出前講座は大変有効だと考えます。市の認識はいかがか。また、出前講座を押しかけ講座と位置づけて、多くの市民が参加する機会をつくり出すことが重要と考えますが、いかがか伺います。  (5)です。一人の犠牲者も出さないために、大規模水害が起こったらどうなるのか、小中学校でもハザードマップを学ぶことも大切だと考えます。機会を設けて取り入れることはいかがか伺います。  (6)です。台風19号に経験を踏まえ、国土交通省も避難体制の変更を進めています。久喜市として、この変更をどのように周知していくのか伺います。  (7)です。久喜市内にある高い建築物は、避難場所の候補と言えます。民間施設では、工業団地など大きな建築物が多くあります。避難場所としての協定を結んでいる事業所もありますが、まだまだ少ない状況です。大規模水害時の避難場所としての協定締結に向け、久喜市から出向き、取り組むべきだと考えますが、いかがか伺います。  (8)です。標高が高く、浸水しないエリアを車中泊、避難場所として示すことは有効と考えます。その際、標高が高い埼玉県内の避難所とともに、群馬県、栃木県なども含めて示すことも有効と考えますが、いかがか伺います。  (9)です。広域避難、境町の事例を紹介し、広域避難所を設定すべきとの提起に、6月議会の答弁では既に地元の方が多く避難して入れなかったとの答弁でした。この地元の方というのは、坂東市の市民の方ということかどうか伺います。  (10)です。2020年度コロナ感染拡大が収束しない中、バスでの広域避難訓練はどのように進めるのか伺います。  大項目の5です。新型コロナウイルス対策に伴う対応について伺います。  (1)です。久喜市の公共施設の使用が開始されておりますが、コロナ感染対策を講じて使用することから、それぞれの施設の定員が減少し、施設によっては定員が2分の1程度となっています。使用料についても使用人数に合わせて引き下げるべきと考えますが、いかがか伺います。  (2)です。コロナ感染対策では、3密を避けることが効果的で、換気もその一つであり、小中学校でも教室を開放するなど対応しています。教室の窓を開けることで、1階から2階の教室内に虫の侵入が起きております。網戸など設置すべきと考えますが、いかがか伺います。  (3)です。体育館の換気を取るには、体育館の両袖にある扉、これを開放することで効果があります。ボールを扱う授業やスポーツ少年団が使用する際、開放した扉部分に網の設置を求める声があります。設置すべきと考えますが、いかがか伺います。  (4)です。公共施設が開放され、感染防止策を行いながら利用されています。利用施設の定員について伺います。利用に当たって、体育館、文化会館、学校体育施設開放など、それぞれ定員数が定められました。定員数を見ますと、施設の定員の2分の1程度が定められていると考えられますが、どのような基準で決められているのか伺います。  大項目の6です。新型コロナウイルス感染に伴う市民生活の支援拡充を求めて伺います。新型コロナウイルス感染拡大が収束しない中において、市民生活の厳しさが増しています。4月から6月期のGDP国内総生産指数は、年換算率で27.8%のマイナスと大幅な落ち込みとなり、家計消費は30%以上落ち込んでいます。消費税10%の増税に加え、コロナ危機が直撃した結果とも言えます。市民の暮らしの厳しさがうかがえます。このようなときだからこそ、市民生活の支援が求められています。支援策の一つとして、水道料金の基本料免除期間をさらに延長すべきと考えますが、いかがか伺います。また、近隣の自治体では新型コロナウイルス感染の長期化、市民の生活の厳しさを踏まえ、水道使用料基本料免除を1年間にするなど支援策を講じています。財源も内部留保や地方創生臨時交付金を活用すれば十分可能です。基本料免除期間を延長すべきと考えますが、いかがか伺います。  大項目の7です。栗橋第一幼稚園跡地の活用は、市民の要望に沿って実施していただきたい、その思いから伺います。栗橋間鎌地区内にある元栗橋第一幼稚園の園舎は老朽化をして、取り壊す方向が示されています。跡地の活用は、地元の意向を踏まえ、公園などにすべきと考えますが、いかがか伺います。参考資料として、写真も添付しております。どうぞ御覧いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員の質問に対する答弁を求めます。  健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 大項目1のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)と(2)につきましては関連がございますので、一括してご答弁申し上げます。栗橋病院の跡地に関する協議については、栗橋病院と久喜市とで電話等による意見交換を行っております。8月11日に栗橋病院に確認をしたところでは、外来機能や救急機能を有する病院の誘致について調整していると伺っております。また、具体的な建物の活用等詳細は伺っておりません。  次に、(3)でございます。本市の支援については、今後の進捗の中で判断してまいりたいと考えております。また、栗橋病院は医療法による公的病院であるとともに、地域医療支援病院であるなど、地域の中核病院として医療を担っておりました。このようなことから、市は栗橋病院に対し病院用地の無償提供やボートピア栗橋環境整備協力費を活用した医療機器購入等の費用に対する交付金、病院駐車場の借地料、地域救急センター整備に関する補助金、特別交付税を活用した公的運営費補助金等支援をしてきたところでございます。  続きまして、大項目2のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。なお、(2)は総務部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。本市は、これまで新型コロナウイルス感染症に対応し、日々奮闘されている医療機関の皆さまにマスクや消毒液、そのほかの衛生用品を提供させていただいたほか、国が行う新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業や医療機関、薬局等における感染拡大防止等支援事業などについて、医療機関に情報提供を行ってまいりました。また、このたび新型コロナウイルス感染症対応医療機関等支援金支給事業を創設し、医療機関等に対する支援と地域経済の活性化が図られることを期待して、久喜市商工会発行の商品券を配布してまいります。今後も、機会を捉えて医療機関の状況把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、(2)のアでございます。ボートピア栗橋環境整備協力費に係る交付金につきましては、小右衛門地域を中心とした栗橋地区のまちづくり等を支援することを目的とした交付金でございます。本交付金の交付要綱において、交付対象者は地域医療の充実に資する事業を実施する団体等としておりますが、国、県等の補助制度がある事業については交付対象としないこととしております。済生会栗橋病院が実施する新型コロナウイルス感染症対策につきましては、国からの財政支援があるため、本交付金の交付対象に当たるものではないと考えております。  次に、イでございます。先ほどご答弁申し上げましたとおり、ボートピア栗橋環境整備協力費に係る交付金につきましては、栗橋地区の地域医療の充実に資する団体等が行う国、県等からの補助制度がない事業を交付対象としております。南埼玉郡市医師会と北葛北部医師会が共同で運営する発熱外来PCRセンターにつきましては、県の委託事業であることから、本交付金の交付対象に当たるものではないと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 大項目3のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。特別定額給付金の給付対象につきましては、基準日であります令和2年4月27日において、住民基本台帳に登録されている者となっており、世帯数は6万7,103世帯、人数は15万3,014人でございました。その後DV被害による避難者や基準日時点で職権消除されていた方などの増減により、8月17日現在6万7,158世帯、15万2,976人となったところでございます。給付実績につきまして、世帯別、人数別に申し上げます。給付対象世帯6万7,158世帯のうち、6万6,951世帯に給付し、給付率は99.7%でございます。人数につきましては、給付対象人数15万2,976人のうち15万2,751人に給付し、給付率は99.9%でございます。  次に、(2)でございます。新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が令和2年4月20日に閣議決定されたことに伴い、本市では同日プロジェクトチームを立ち上げ、本事業に取り組んでまいりました。政府が推奨したオンラインでの申請につきましては、5月1日から受付を開始し、ゴールデンウイークが明けた5月7日には給付を実施したところでございます。また、郵送による申請では、5月18日から受付を開始し、5月21日から給付を実施したところであり、県内でもいち早く給付を行うことができました。なお、対象者全ての方から申請をいただけるよう、「広報くき」や市ホームページへの掲載を行ったほか、申請を促す勧奨通知を個別に送付するなど、周知に努めたところでございます。また、単身世帯で寝たきりの方や認知症の方などにつきましては、各地区の民生委員児童委員の皆さまに声かけのご協力をいただいたほか、申請に支援が必要な方にはプロジェクトチーム職員が直接訪問するなど、きめ細やかな対応を行ったところでございます。その結果といたしまして、先ほど申し上げましたとおり、99%を超える給付を行うことができ、また市民の皆様からも迅速な給付に対する感謝の声を多数いただいておりますことから、一日でも早く市民の皆様に給付するという事業の目的を達成できたものと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 大項目4のご質問のうち、(1)から(4)及び(6)から(10)のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。市では、「広報くき」や市ホームページなどで安全確保が可能であることを条件として、在宅避難を含め複数の避難方法について周知啓発を行っております。想定される浸水深及び範囲は、行政区内においても異なり、自宅の2階以上が安全であるかの判断につきましては、ハザードマップ等でご確認いただき判断いただくとともに、浸水想定区域外に移動する広域避難につきましても、選択肢の一つとしていただきたいと考えております。  次に、(2)でございます。利根川が決壊等をした場合、市内のほぼ全域が浸水するおそれがあると想定されますことから、車中泊が可能な公園は市外の浸水想定区域外の公園を検討していただきたいと存じます。市内においては、防災協定を締結しているイオン東鷲宮店やホームセンタームサシ久喜菖蒲店の立体駐車場など、災害時に利用可能となる施設もございますので、市ホームページやSNSで利用できる施設を周知してまいりたいと考えております。  次に、(3)でございます。洪水避難決断ブック作成業務においては、自宅にいては危険という方を全居室が全て浸水、浸水継続が3日以上、家屋倒壊等氾濫想定区域内の木造家屋のいずれかに該当する方として、分析しております。利根川氾濫の場合、栗橋地区、鷲宮地区の大部分が該当し、「広報くき」9月号と同時に配付した啓発紙においても、在宅避難はほとんどできず、早めの避難が必要であるとお知らせしたところでございます。  次に、(4)でございます。市民の皆様の防災意識の向上を図るためには、出前講座や市内団体を対象とした講演において、ハザードマップを活用することは有効であると認識しております。そのため市民からの出前講座等の要望に対しましては、希望日程及び希望内容を伺い調整を行った上で、可能な限り対応し実施しており、多くの方に参加をしていただけるように配慮しているところでございます。  次に、(6)でございます。国土交通省において、利根川の栗橋水位観測所における氾濫危険水位及び避難判断水位の変更が行われ、それぞれ引き下げられました。これにより今後の避難情報発令のタイミングがより早い段階で行われることとなります。この点については、「広報くき」9月号でお知らせしたところであり、今後につきましても様々な機会を捉えて周知してまいります。  次に、(7)でございます。現在市では災害発生に備えた各種協定を締結しておりますが、水害における避難者等の受入れにつきましては、重要課題の一つとして今後も民間事業者等との連携を図ってまいります。  次に、(8)でございます。現在市ホームページにおいて全国の標高や水害リスク情報などを地図で確認できるハザードマップポータルサイトをご案内しておりますので、そちらを活用していただけるよう周知してまいります。  次に、(9)でございます。地元の方とは、境町が指定した坂東市の広域避難所の周辺住民であると把握しております。  次に、(10)でございます。バスでの広域避難訓練につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、感染状況の推移、参加人数、感染防止策などを総合的に鑑み、実施の是非も含め慎重に検討、判断してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、教育長。 ◎教育長(柿沼光夫) 次に、(5)でございます。ハザードマップを通して水害などの自然災害や避難の方法について学ぶことは、児童生徒が自らの判断で災害の危機を回避できる力を身につける上で重要なことと捉えております。小中学校学習指導要領では、ハザードマップを活用して地域の防災について学習することが示されております。これを受け、本市では小学校社会科副読本に久喜市防災ハザードマップを掲載し、水害から暮らしや命を守るための取組を久喜市消防防災課の人の話として紹介をしています。今後は、社会科の学習に加え、全児童生徒が水害をはじめ様々な災害から自他の安全を確保し、地域防災の担い手となれるよう、各学校における防災教育や地域と連携した防災訓練の機会に出前講座等も活用して、ハザードマップの学習を進めてまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、財政部長。 ◎財政部長(小林広昭) 大項目5の(1)及び(4)のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。なお、(4)は健康・子ども未来部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。公共施設の使用料につきましては、久喜市使用料及び手数料の見直し方針に基づき、受益と負担が適正であるか、毎年度確認を行っているところです。この見直し方針では、受益者負担の原則に基づき、施設の維持管理費、施設の種類や性質に応じた受益者の割合、貸出し面積等を基本とする施設の稼働や規模に応じた算定方式を設けております。このようなことから、新型コロナウイルス感染症対策による一時的な利用可能人数の制限に伴う使用料の見直しにつきましては、考えておらないところでございます。  次に、(4)でございます。公共施設における利用人数につきましては、国が示した基本的対処方針並びに埼玉県からの要請等を基に、定員の50%以下としているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 大項目5の(2)、(3)のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(2)でございます。現在各小中学校では、新型コロナウイルス感染症対策として空調機器の運転を行いながら教室や廊下の窓を開けるなど換気を行っているところでございます。そのような中、一部の学校からは室内に虫が入ってくるとの報告を受けているところでございますが、教育活動に特に支障はないことから、小中学校全校の教室などに網戸などを一律に設置することは考えていないところでございます。  次に(3)でございます。体育館の扉に網や格子状の内扉が設置されている学校や網などは設置されていない学校もある中、学校から新たな網などの設置についての要望はないところでございます。そのようなことから、体育館の扉に網を設置することは考えていないところでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、上下水道部長。 ◎上下水道部長(野口智) 大項目6のご質問に対してご答弁申し上げます。  水道料金の免除については、基本料金の2か月分を対象として実施しているところでございます。この免除の期間については、今年度の水道事業経営や今後の施設更新工事に影響の少ない範囲で決定したものでございます。また、地方創生臨時交付金については、その他の事業に有効活用しておりますことから、内部留保資金や交付金を活用した免除期間の延長は考えていないところでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、栗橋総合支所長。 ◎栗橋総合支所長(川島正光) 大項目7のご質問に対してご答弁申し上げます。  旧栗橋第一幼稚園の園舎につきましては、昭和46年に建築された木造平家建ての建物でございまして、老朽化が著しいことなどから、現在園舎等を解体し、更地にするための設計業務を進めております。その後の跡地の活用につきましては、市全体の公共施設の在り方、アセットマネジメントの観点をもって検討してまいります。 ○議長(春山千明議員) ここで休憩をいたします。    休憩 午前10時24分    再開 午前10時40分 ○議長(春山千明議員) 再開をいたします。  再度の質問をお受けいたします。  石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 再度の質問をお願いいたします。  最後の大項目の7のほうから再質問させていただきたいと思うのです。栗橋第一幼稚園の跡地なのですが、この更地になるということで、地元の方からも要望が出されていたかと思うのですが、どのように受け止めているでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 栗橋総合支所長。 ◎栗橋総合支所長(川島正光) 地元間鎌自治会のほうから、公園にしてほしいという要望書、それからその敷地の全体の約3分の2が昭和36年に寄贈された土地であるということは承知をしてございます。そういった中で、当該敷地の過去の経緯も調査した上で、今後関係部署と協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 私も要望出したのだということで相談受けて、ぜひそういう方向でやってほしいなという思いでいっぱいなのですけれども、今日資料を提供させていただきました。現地にこういう内田さんが寄附したという石碑が建っているのです。そういった意味では、答弁ではアセットマネジメントの中で全体にということなのですが、アセットマネジメント基本的には人口減少の中で統廃合というか、そういう大きな方向性が示されています。ただ、やはりここの地域は間鎌地域で公園というのは一か所もないと言える場所ではないかなと思うのです。そういう中で、近隣に新しい家が、住宅が張りついて若い方が非常に増えています。そういったことも公園にしてほしいという要求につながっているのだろうと思うのです。そういう点で、新しい住宅が増えているという、そういう認識はどうですか。 ○議長(春山千明議員) 栗橋総合支所長。 ◎栗橋総合支所長(川島正光) お答えさせていただきます。  ちょうどこの地域につきましては、栗橋総合支所の周辺ということで、ご指摘のとおりかなり新しい住宅が張りついている地域でもございます。地域の神社の境内ですとか、そういったところにブランコですとか滑り台等が設置された公園が何か所かこの地域にもございます。そういった中でのこの第一幼稚園の跡地でございますが、跡地の活用、それから管理方法、そういったことなど地域の皆様と協議していくことは必要なことと考えておりますが、行政としては明確な目的を持った跡地利用が重要ではないかというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 非常に地元の人たちの期待も大きいものがあります。そういう意味では神社の境内とか、そういったところが地域の人たちのコミュニティの場所になっている程度で、非常に狭い場所です。ですので、非常に期待も大きいところがあります。そういった意味では、ぜひ前向きにこれ整備進めていってほしいと思うのですが、この地元の声を受けて、ぜひこの意向に沿った方向で前向きに検討するという、そういう答弁はどうでしょうか、いただけないでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 栗橋総合支所長。 ◎栗橋総合支所長(川島正光) 現段階では、まだ園舎が残っているような状況でございますので、繰り返しの答弁になりますが、市全体の公共施設の在り方、最初でも申し上げましたが、アセットマネジメントの観点を持って検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) もう一つお願いしておきたいなと思いますのは、この公園の跡地と同時に、ぜひ公園にしていただければ、これに接続した写真も添付させていただいたのですが、すぐ近くが今空地になっています。そういった点では非常に利便性が高い、そういう地元のコミュニティの非常に大きな拠点となるだろうというふうに思いますので、今後もまた確認させていただきますけれども、更地にして長年もう放置されると、そういう事態だけは避けていただいて、ぜひ公園の整備をお願いしておきたいと思います。  続いて、大項目の6のほうで伺いたいと思います。水道料金の基本料について、引き下げてほしいということで質問させていただきました。答弁では、事業経営に影響が少ない範囲でということで2か月ということで答弁ありました。この水道料金の基本料金制については、6月議会で議会の総意で決議もあった中で、こういう判断をしていただいたのだろうと思います。そういう点では、非常に評価しているところなのですけれども、同時に本当に2か月でよかったのかなという、もっと期間長くしてやるべきではなかったのかなという、そういう意見も聞かれています。私もその一人であるのですけれども、そういう中で事業経営に影響が少ない範囲ということなのですが、さらにこれは2か月間、例えば延長した場合、十分水道事業はやっていけるのだろうと、私としては判断するのですが、少ない範囲ではなくて、可能な限りきちっとやっていこうと、今このコロナウイルスの感染の状況ですから、可能な限り支援しようと、そういう姿勢が求められると思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(野口智) 水道事業の役割として、主な目的としては安全な水道水の安定供給を継続していくことと考えております。そういった中で、資金に余裕があるとも思われがちですけれども、今後いろいろな施設の更新であるとか整備であるとか、そういったものを控えている中で、皆様からの水道料金、資金をそちらに充てて、使用料を減免することによって、工事に充てるべき予算が充てられなくなると、将来そういった工事ができなくなる可能性もあるので遅れるとか、そういったこともあるので、できるだけ影響が少ない範囲で今回実施をさせていただきました。よろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 少ない範囲ということで答弁あったのです。率直に伺いたいのですが、ではあと2か月、約1億7,000万円がこれ費用がかかるということが明らかになったわけですけれども、あと1億7,000万円、結果的に4か月、そういう形になった場合に、今答弁ありました水道事業に具体的にどれぐらい影響を与えるのだろうという、そういう具体的な試算なんかもされたのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(野口智) 今回2か月の水道料金の減免をさせていただきましたけれども、その影響額が税抜きで1億6,900万円、またさらに2か月やろうとするとさらに1億6,900万円ということとで、その分の収入がなくなるわけですから、今後予定する工事等にそういったものが充てられなくなるという影響があると考えております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 今後の事業に影響を与えるということは当然あるだろうと思うのですが、細かいところまでは質問しませんけれども、前年度の決算を見ても約7億円近い純利益が出ています。単純に言えば、その純利益が減少するということで見込まれるのだろうと思うのです。そういった意味では、財源的には十分私はあると、率直に言ってあると思います。そういった意味では、やはり水道事業の目的の一つに、やっぱり市民の暮らしを支えるために福祉事業として廉価な、安い料金でというのがうたわれているわけです。そういった意味では、このコロナウイルス感染の中で危機的な市民の状況があるわけですから、そういう中である自治体については1年間、では基本料減免すると、免除すると、そういう自治体も今出ているわけですから、そういう先進的なところも見ていただいて、ぜひ対応していっていただきたいことを改めて要望しておきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、大項目の4の大規模水害に対するところで質問させていただきたいと思います。水害に対する犠牲者を一人も出さないということで、質問させていただきました。この間「広報くき」の6月号、7月号、そして9月号の中にはさらにいざというときのためにということで見開きで出していただきました。非常に積極的な周知で、そこは評価したいと思うのです。この間の周知の仕方でちょっと気になることがあったので、何点か伺いたいと思うのですが、この9月号のいざというときのためにというのが一番詳しく出されたかなと思うのですが、避難パターンの1から3段階まで分けて説明をされています。避難パターン1で広域避難が必要なエリア、栗橋が95%、鷲宮が80%、久喜は50%、菖蒲が25%という方が、これは広域避難しなければいけないという位置づけだろうと思うのですが、正直久喜の50%、菖蒲の25%は非常に小さくして表示されたのです。これむしろ危機感が薄い久喜とか菖蒲の方については、むしろしっかり掲載すべきだったのではないかなと思うのですが、そういう今回のチラシで工夫した点、このことも含めてどういう方向でこれ出されたのか、お伺いしたいと思うのですが。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 今回広報紙に入れさせていただきましたこの啓発紙につきましては、水害が起こった場合に久喜地区ではどういう行動を取ることが重要かということについて、絵を使いまして分かりやすく、最終的には広域避難、ここでも書いてありますが栗橋95%、鷲宮で80%、小さいとご指摘ありましたが、久喜でも50%、菖蒲25%、在宅避難が困難であるということで、広域避難をぜひ真剣に皆さんに考えていただきたい。ただ自宅が安全確認できれば自宅にいるということも一つの選択肢になるということで、このコロナ禍でもございますので、避難所の数には限りがございます。そういったことも含めて周知させていただいたところでございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 人的被害をやっぱりゼロにするという、そういう観点からしっかりやっぱり周知していくことが必要だろうと思うのです。そういった意味で、自宅の2階に避難しても大丈夫ですとか、そういうことになりますと、本来広域避難で、その場所にいてはならない、そういう方は本来は逃げなければいけないのに、逆に2階にいても大丈夫なのかなと自己判断されて、そういう1つの方向性というのは非常に私としては心配になりました。そういった点で、しっかりハザードマップなりで、私も提案させていただいたのですが、行政ごとにここのエリアは浸水するのですと、そういうしっかりした表現の仕方が重要なのではないかなと思うのです。ハザードマップ見ますと、色分けですので、自分のところが住んでいるところの2階でも浸水する場所なのかどうかというのは、なかなか明確に自己判断できないのではないかなと思うのです。なので、今回の避難の決断ブック、これから避難判断決断ブックですか、今後予定されていると思うのですが、行政ごとに明確に、ここの場所はもう2階まで来るのですとか、そういう書き方ってどうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 2階以上が安全というような判断につきましては、エリアで区切ってここは安全ですということは絶対できないことです。そのエリアの中でもいろいろ高低差が出てきますので、必ずその住んでいるお住まいを自分で確認していただいて、そこがどういう状況か、それはハザードマップで確認していただければと思います。もし分からない点がございましたら、消防防災課のほうに確認していただいて、確実にその状況をお確かめいただければと考えております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 判断できないという、それは絶対無理だという今の答弁だったのですけれども、各行政、私のところでは栗橋東という行政あります。そういう1つの細かいエリアで、それぞれがどこに避難すべきだという、何丁目のはどこの学校が避難所になっていますとかって明細書いてあります。そういうそれぞれのところでハザードマップによると、ここは2階まで浸水エリアですとか、そういうことは書けるのではないかなと思うのですが、もう一度お願いします。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 行政が一人一人の状況に応じた避難の安全な場所というのを提示することは、これは不可能であると考えております。個別にやはりハザードマップ等で確認していただく。分からないことがあれば、こちらのほうに確認していただければということで考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) ハザードマップ、非常に最近強調されていますので、ぜひではそういった確認してほしいと、自分のところがどうなるのか、はっきりしないときには確認してほしいということも、ではぜひこの避難判断決断ブックですか、そこにでもしっかりと書いていただきたいなというふうに思います。  それともう一つ、浸水している期間が長期になる場合、3日間以上と先ほど答弁ありましたけれども、そのことについて、そういうところについても広域避難が必要なのですということが実ははっきり書かれていないかったのです。それについては、今回のチラシの中でもうちょっと強調すべきだったのではないかなと思うのですが、単に浸水、どこまで水が来るかというだけではなくて、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) そちらの点につきましてもハザードマップのほうで、こちらの場所についてはどれくらいの浸水期間があるというようなことも表示されているページがございますので、そちらのほうで自宅、避難所のほうを確認していただければと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) ハザードマップ、本当にそういうことが書かれていると思うのですが、今回のチラシの中で出したというのは、なかなかそこをもっとしっかり見てほしいという意味も込めて抜き出して具体的に書かれたのだと思うのです。そういった意味では、そこにも今後避難決断ブックの中にしっかり書いていただきたいということを要請しておきたいと思います。  それでもう一つ、避難場所で指定避難場所をしっかり明記する必要があるということを私提案させていただいています。今回コロナウイルスの関係で本当に避難所に入れる人が少ないと、少なくなってしまうと、そういった点で早めに広域に避難してほしいという提案しているわけですけれども、その場所をやっぱりここにぜひ大丈夫ですと具体的に一定の枠で示す必要あると思うのです。その点についてもう一度確認させていただきたいのですが。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 広域避難における避難所の指定ということですが、その台風等の通る場所にも、いろいろ状況が変わってきます。どこが安全かということは、事前に把握することはなかなか難しいところでございますので、また何か所かに集中するということも交通渋滞ですとか招いた経験が19号のときにもございました。そういったことから、いろんな場所に避難する、早めの避難をする、そういったことでそういう渋滞等も防げるということを考えてございますので、特定の場所を今の時点で指定するということは考えてございません。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) いろんな場所へ避難ということなので、特定の場所と言いますけれども、今回の質問でもさせていただきましたけれども、非常に境町が危機感を持って対応されています。前回も紹介させていただいたのですけれども、避難ブックもこういう大きいやつで、避難場所もこの中にそれぞれ遠くへ避難してほしいというだけではなくて、やっぱり書いてあるのです。車で広域避難所へということで坂東総合高等学校とか書いてあるのです。やっぱり今どこの自治体もコロナの関係で入り切れないので、ぜひ広域に避難してくださいということを推奨されています。埼玉県内どこでも行けますという案内もしていたかと思うのです、答弁では。一方で、久喜市も逃げてきた方については受け入れるのですから、広く逃げてくださいと言いますけれども、久喜市で避難所が少ないので広域に外へ逃げてくださいと言いながら、外から来た人も受け入れますという、それは非常に矛盾があるのではないかなと思うのです。ですので、やはり自治体としてやるべきことは、ここは指定避難所として設けてありますという場所をしっかり見つけていくことというのは、やっぱり重要だろうと思うのです。どこまでできるかは分かりません、それは。だけれども、民間の施設も含めて、この場所は安全ですというところは案内する必要があると思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 広域避難の避難できる場所につきましては、消防防災課のほうでもいろんな民間の施設等、公共施設、県の施設等交渉して協議して利用できないかということで検討はさせていただいているところでございます。ただ、なかなかその地域、その地域で避難所は足りないわけですから、最終的には皆さんご自身でどこか言われているのがホテルですとか車中泊、それで自宅が安全な場合は自宅にというようなことを周知しています。ですので、いろんな避難所をご自身で確認して、可能なところを確保していただいて、避難していただくということでお願いしてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) それぞれ努力するのは大事だと思います。それ否定しません。だけれども、久喜市としてもそういう場所をしっかり見つけて確保していくということは重要だと思うのです。先ほど私境町の事例で坂東高校は地元の方が来ているから入れなかったのだという答弁だったのですけれども、これは地元の方も入っていたかもしれませんが、坂東市に聞きますと坂東市は5,000人の方があそこに避難していたのです。境町の方たちが坂東市の高校に避難していたことでバスが入れなかったと、そういう実態なのです。だから、これまでの答弁だと、どちらかというと坂東市の市民の人たちが入っていたので、入れないから、そんな場所指定しても無駄なのだみたいな、そういう私答弁として受け止めたのですが、決してそうではないです。境町の人たち5,000人が入っていて、大きな効果を発揮したのです。どうですか、そういったこと。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 坂東市の避難所につきましては、境町として3,000人の方を避難するように事前にお願いしていたと、ただ実際には坂東市の近隣の方等も避難したこともありまして、あと予定していた校舎等が開かれていなかったというようなこともお聞きしました。その関係で、実際3,000人のところを1,300人程度しか入れなかったといような情報もお聞きしているところでございます。いずれにしましても、広域避難の場所につきましては、相手方の避難する方の状況もございますので、そのときに必ず入れるということも確証はないところでございます。また、坂東市がいっぱいだったということで、総和の高校のほうに移動する方も中にはいらしたということですが、やはり渋滞で10キロ程度の道が2時間以上かかってしまった。もしそこで決壊したら、その人たちは亡くなってしまったというような危機感も持っているという話も聞いております。そういったいろいろ、もろもろのことを考えますと、なかなか指定してもしものことがあった場合には行政としても大きな責任にもなりますので、なかなか難しいところではあると考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) いろいろ議論あるところだと思いますが、そのことをもって指定避難所を決めることが意味がないのだと、むしろ命が危なくなるのだということはないです。それは違うと思うのです。やはり加須市なんかも聞いてみますと、やはり浸水しないエリア、どこがあるだろうということで真剣に今探しています。60か所ですか、当初3万人あったところがコロナの関係で非常に少なくなったということで、さらに場所見つけようということで、民間の施設も考えています。先ほど質問の中で、民間の施設についてもということで、久喜市のほうから取り組んでいこうと、私本当のこの浸水の関係で、水害の関係で場所を見つけて、ここを案内していこうという姿勢が久喜市は放棄しているのだと思うのです。では、各人で見つけてくださいというだけでは、私は市民の命守ろうという姿勢にはつながらないと思うのです。民間の施設も、自ら訪ねていって、ぜひ協力してほしい、そういう足を運ぶ。ここだったら受け入れてくれますという案内場所を示していく、これ重要ではないですか、どうですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 今のご意見ですと、消防防災課でこちらへ出向いて何もしていないのではないかと聞こえます。こちらの職員は一生懸命働いております。各民間施設、それから国の施設、県の施設、そういったところにいろいろ働きかけて、ぜひ久喜市民が逃げられる場所を得られないか真剣に考えているところでございます。その中ではやはりそれぞれの思惑がございます。状況がございますので、なかなか理解が得られないところもございます。ただ、その点に対しましては大変重要なことだと考えておりますので、今現在も交渉はいろいろな場所でさせていただいているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) そうしますと、民間の施設に、では具体的に出向いてぜひ協力してほしいという、そういう足を運んでやっている、そういう苦労をされているというふうに受け止めていいですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 人数には限りがございますので、なかなか全ての場所ということにはいきませんが、思い当たる場所については足を運んで対応させていただいているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) そうした場合、無理だというか、いいですというところはどうですか、どういったことで無理だとか、こういったところだったら協力できますという、そういう反応というのはどうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 立体駐車場等あるところ、車での避難できますので交渉したところ、やはり外にトイレがないとか、そういったところで懸念されているところで断られたというようなところもございました。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 境町の事例から聞きますと、やっぱり場所見つけようということで、車中泊が注目されているかと思うのです。久喜市でもそういう推奨しました。そういった点で、水道施設のある公園、これは非常に有効な場所かなと思うので、そういった場所も含めて、ぜひ取り組んでいただきたいというふうに思います。やはり私としては具体的に、この場所避難する場所として行ける場所ですということを示す必要があるだろうと思います。加須市だとか境町に相談乗っている方が、東京大学の先生いらっしゃるのですけれども、その先生も災害の対策の責任は行政にもありますが、最後に命守るのは私たち一人一人の行動だと、災害対策は行政任せでなくて、ハザードマップなどで危険を確認して、想定にとらわれず命を守るための行動をし、最善を尽くして、そういう意識が大事だということを指摘しています。そういった点では久喜市の方向とも一致するのではないかなと思うのですが、私は命を守るために、これはやっぱり議会も行政も市民の方も含めて、どうやったら命守れるだろうかということを今後も取り組んでいきたいと思うのです。  先日ごみ処理場の建設検討委員会出させていただいたときに、新たな施設建設に避難所としての位置づけ、ぜひしてほしいということもいろいろ意見出されていました。今後の建設だとか、そういった場合についても取り組んでいってほしいと思うのですが、どうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 公共施設として市の施設を造る場合、そういった避難ができるような施設として兼ねているというところは大変今後重要になると考えております。ただ、国のほうで集中豪雨等が数多くありました。そういった中の検討の中で、行政が万能ではないと、皆様の命を行政に委ねないでほしいと、避難するかしないか、最後はあなた自身の判断ですということで、皆さんの命は皆さんで守ってくださいというような報告書も上がっております。市のほうは、そういったことを裏の方からサポートはさせていただきますけれども、最後は皆さん、自分の命は自分で守っていただくということでご理解いただくよう周知してまいりたいと思っております。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) そうですね、とりわけ自分の命は自分で守る、同時に支援が必要な方もいらっしゃいます。そういった意味では行政が果たす役割というのはやっぱり少なくないと思いますので、ぜひ今後も引き続き努力していただきたいということを要望しておきたいと思います。  大項目の1で済生会の定期協議なのですけれども、電話で協議をしたということなのですが、この電話での協議というのは公文書的な形できちっと記録されていくもの、そういう位置づけとして理解していいでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 済生会栗橋病院とは、こういう新型コロナ禍の事態でございましたので、電話でのやり取りをさせていただいているということは答弁の中でも申し上げました。何回か確認事項等の問合せさせていただいているものについては、特に議事録等は残してございません。8月11日、久喜市から電話を差し上げて、外来機能や救急機能を有する病院の誘致について調整しているということを伺ったことについては議事録として残しておきたいというふうに考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 議会も毎議会これ注目しています。久喜市にとっても非常に重要な案件です。しっかりと対応してほしい。コロナの関係ありますけれども、やはり電話ではなくてしっかり対面で今後は取り組んでいただきたいということは申し上げておきたいと思います。  支援なのですけれども、やはり具体化して、済生会の院長さんに調整しているので、見守っていきたいということはあるのですが、やはり現在地の病棟をしっかり生かすためには、久喜市もそれに関わっていくということがはやっぱり重要だろうと思うのです。そういった意味で、その調整している中で、しっかりその内容を聞いて、久喜市としても支援できることは支援していきますと、先ほどこれまでの支援してきた内容なども報告いただきました。そういったことについても済生会さんとも協議して、新たな事業者さんが希望であれば、こういったことについては支援できますと、そういったことも含めて久喜市も一体となってやっぱりやっていく必要あるだろうと思うのです。これは何回も申し上げているので恐縮なのですが、久喜市としてしっかり現在地の病棟を生かしていくのだと、外来、救急も含めてやっている病院が今調整中だという話も答弁ありました。そういった意味では、久喜市もしっかり手助けしていきます、この姿勢が求められていると思います。次回の協議では、ぜひそういう姿勢を示していただきたいと思うのですが、どうでしょうか。
    ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 先ほどのご答弁の繰り返しになりますが、現時点では調整をしているということのみで、詳細は伺っておりません。今後の進捗の中で判断してまいりたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 向こうが、済生会さんがどういうところまで話されるかというのはちょっと分からないですけれども、ただ救急だとか外来とかを含めて調整しているということは今日答弁ありました。そういった中で、やはり一緒にやっていきますという姿勢は本当にしっかり取り組んでいただきたい、支援もこういう支援だったらできますということを次回の協議で明らかにしていただきたいと思うのですが、そういう支援も含めてやりますということを協議の場で進めてほしいのですが、どうでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 繰り返させていただきます。現時点では、まだ詳細が私ども伺っている状況ではございませんので、今後の進捗の中で判断してまいりたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) よろしくお願いします。非常に重要な案件ですので、直接会ってお願いしておきたいと思います。  特定給付金、希望者漏れなく給付することについてこの間求めて、非常に頑張っていただいたかなと思います。特に単身の方で民生委員の人、声かけていただいて直接訪問したということは、本当に頑張っていただいたなというふうに思います。  1点だけ確認しておきたいのですが、このことで希望する方については、全てきちっと給付ができたというふうに捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今回の申請につきましては、市だけの事業ではありません。国からの事業ということでしたので、いろいろなメディアを使ってお知らせをさせていただきまして、そういった中で先ほどご答弁させていただいたような給付率になりました。しかしながら、8月17日という久喜市の申請の期限後に9件ほど申請漏れというような方もおりましたので、そういった方につきましては、大変申し訳ない状況でございますが、やはり8月17日という締切りを過ぎておりましたので、これまでの経過等説明してご理解をいただいたところでございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) そうですか、それは非常に残念だったなと思います。希望されなかったが207世帯、人数では225人ということで、確認しておきたいのは、自ら希望されなかった人というのは何人だと捉えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 総務部長。 ◎総務部長(中村貴子) 今回対象者の中で自ら希望しなかった方、ちょっとお待ちください。28世帯、45人でございます。 ○議長(春山千明議員) 石田利春議員。                 〔10番 石田利春議員登壇〕 ◆10番(石田利春議員) 分かりました。99.9%ということで、努力はされたのだろうなというふうに思います。そういった点では……では、終わります。 ○議長(春山千明議員) 以上で石田利春議員の質問を打ち切ります。 ○議長(春山千明議員) 次に、盛永圭子議員の市政に対する質問をお受けいたします。  22番 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 22番 盛永圭子。順次質問させていただきます。  1番、通学路のゾーン30の指定を。県道12号の栢間交差点から栢間小学校正門を通る通学路、県道行田・蓮田線は、通勤車両が多く、とても危険であります。また、栢間小学校正門前から圏央道菖蒲サービスエリアまでの通学路についても、圏央道菖蒲サービスエリアに物資を配達する車両は非常に多く、とても危険であります。この2つの区間について、ゾーン30の指定をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  2番目、すぐやる課の設置を。道路の補修工事や通行の妨げになる草刈りなど、申請してから完了まで時間がかかり過ぎるので、早急に対処していただくためにお伺いいたします。  (1)、申請から処理完了まで、どのくらいの日数がかかりますか。  (2)、申請された文書は、処理完了までどのように管理されているのか、お伺いいたします。  (3)、このような案件を早急に処理するため、行政の住民サービスの一環として、すぐやる課の設置をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。  3番目、稲穂通りの農繁期における農耕機の運行を安全にしていただきたい。正式には、南北埼広域農道という、市道ではあるが、まるで国道のような交通量であります。農繁期には、農家の方が農業用機械を使用して農作業をしていますが、農家の方は稲穂通りを横断するときや通行するときなど、交通量が多いため危険を感じています。農耕車両優先道路であることを道路標識などを多く設置して広報活動をすることはできないのか、お伺いいたします。  4番目、インフルエンザ予防接種費用の助成拡大を。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、インフルエンザ予防接種は必須と考えます。全市民を対象に、インフルエンザ予防接種費用の助成拡大が必要と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。  5番目、市内循環バスは絶対に必要であり、真剣に考えていただきたいと思います。郊外や農村地域では諸事情により市内循環バスは必要と考えております。また、地域による差別的な市内循環バスの運営方法の不公平さをただすためにも、市内全域を運行すべきと考えますが、市の考えをお伺いいたします。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員の質問に対する答弁を求めます。  市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 大項目1のご質問に対しましてご答弁申し上げます。  県道行田・蓮田線及び市道菖蒲21号線の通学路は、通勤通学時間帯の車両の通行が多く、児童の通学には特に注意を要するものと考えております。ゾーン30につきましては、区域、ゾーンを定めて最高速度規制を実施するとともに、その他の安全対策と組み合わせることにより、生活道路における歩行者等の安全通行を確保することを目的としており、学校や地元の皆様のご意見を踏まえていることや生活道路が集積している区域であることなどの要件がございます。また、その指定は埼玉県公安委員会が行うものでございますことから、久喜警察署に確認したところ、久喜警察署管内の指定は令和3年度まで決定しており、途中で申請を受け付けることは難しいとのことでありました。令和4年度以降の指定については、現時点では未定とのことでございました。このようなことから、指定の今後の動向を注視しつつ、ご質問の地域が指定要件に合致する区域であるかにつきまして調査してまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 大項目2のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。なお、(3)は総務部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。窓口や電話等によりご連絡いただいた道路の補修や草刈りなどの要望は、道路レスキュー等により短時間で対応できるものと、現場の状況確認を行った上で補修方法を検討し、業者に発注する必要があるものなど、一定期間を要するものがございます。業者発注による対応となりますと、小規模少額による随意契約の場合は、契約手続から完了まで3か月程度を要します。また、大規模な修繕で指名競争入札や一般競争入札の場合は、契約手続から完了まで最短で6か月程度を要します。  次、(2)でございます。要望された事案につきましては、その都度要望箇所の位置図及びその内容を記した書類を作成し、地区ごとに要望受付簿へつづって管理しております。  次に、(3)でございます。多様化する行政課題や市民ニーズを的確に対応するため、各部署の専門性を高め、事務の効率化が図れるよう、組織機構の見直しを行ってきたところでございます。ご提案いただいた組織につきましては、専門性を持った部署が取り扱うことで適切に対応できるものと考えておりますことから、今後も現在の組織体制の中で迅速な対応に努めてまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 大項目3のご質問に対しましてご答弁申し上げます。  市道菖蒲2746号線、稲穂通りについては、終日車両の交通量が多く、農耕車両などが横断する場合、注意が必要であると考えております。このため稲穂通りに設置されているガードレール等への交通安全注意喚起看板の設置や交差点のカラー化などの交通安全対策を実施しているところでございます。今後は、農耕車両の通行の安全向上を図るため、農耕車注意の交通安全注意喚起看板を設置してまいります。 ○議長(春山千明議員) 次に、健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 大項目4のご質問に対してご答弁申し上げます。  予防接種法に基づくインフルエンザの定期接種対象者は、感染すると重症化しやすい65歳以上の高齢者等であり、本市では平成13年から予防接種費用の助成をし、感染防止に努めてまいりました。また、これまでの予防接種の助成に対する考え方については、定期の予防接種の対象者を基本として進めてきたところでございます。そのような中、新型コロナウイルスの流行が続き、感染症への関心が高まり、インフルエンザ予防接種の希望者が例年以上に増加することが予想される一方で、重症化リスクの高い高齢者にワクチンを行き渡らせることも重要であると認識しております。このようなことから、本市では引き続き定期接種対象者以外の助成については考えていないところでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 大項目5のご質問に対してご答弁申し上げます。  定時定路線で運行する市内循環バスは、公共交通不便地域が広範囲に広がる地区においては利用者が少なく、効率的な運行が見込めないものと考えております。このようなことから、それぞれの地域の特性に合わせた公共交通を運行することで市民の誰もが安心して暮らせる公共交通環境を整えているところです。市内循環バスについては、当面は現在の形での運行を基本とする考えでございます。 ○議長(春山千明議員) 再度の質問をお受けいたします。  盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 1番目のゾーン30ですけれども、令和3年まで、来年度までもう予約がいっぱいだと、これは公安委員会が決められたということなのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 現在の令和3年度までに実施する箇所につきましては、平成28年度に警察のほうから候補地の選定の依頼がございまして、そちらの状況に基づいて警察のほうで指定された箇所を実施しているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 今部長、ここゾーン30を私が指定をお願いしたいというところを見てくださったのですか。見てくださって、そうしたらやはり注意をすべき場所であると今おっしゃっていただけましたね。ですから、その順番とか、そういう待っていないで、危険であったらやはり申請は市でしていただかないと、どこがどうだか全然警察だって分からないと思いますので、申請をしていただきたいと思います。部長、見て、やはりこれはゾーン30をすべき場所だなとは感じましたか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 私どもも実際場所を確認させていただきまして、うなぎ屋さんの近くの前の通りになります。私どもが確認したときにも結構車の通りがありましたので、その道幅に比べて車の通る、すれ違いもなかなか難しいぎりぎりのような場所でしたので、危険性は感じているところでございます。ただ、先ほどもご答弁申し上げましたが、埼玉県の公安委員会のほうで指定のほうは行うということで、今の時点ではまだ令和3年度までの実施は決まっているのですが、令和4年度以降は白紙ということを回答を得ております。ですので、今の時点でゾーンを指定できるかどうか、そういった応募が募集依頼があるのか、そういったことがちょっと確認取れませんので、今の時点ではまだ警察にお願いすることはできないというところで、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 募集があってから、こちらが応募すると、でもそこはゾーン30をやってほしいという要望があるということは市としては考えていただけるのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 前回、平成28年度の経緯を申しますと、警察のほうからゾーン30の実施の候補地の選定依頼がございました。その後、地元の要望を伺って、選定基準に照らして実施の候補地の選定を行っております。その結果を警察のほうに報告をさせていただいて、市のほうから15か所挙げさせていただきました。警察が現地調査を実際に行いまして、内容を精査した後、警察のほうでも埼玉県の県警本部に上申するという形を取っているようです。その中で最終的に確定しましたのが市内4か所ということでございました。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 平成28年から令和3年までというのでは、そうすると5年か6年、それに一度きりどこをゾーンにしますかという公安委員会からのお尋ねはないということなのですね。ですから、その間に市としてこういうどうしてもしていただきたいというところがあったらためておいて、またいつやってくれるという要望は出るか分からないけれども、控えておくとか、そういう感じなのでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) もし令和4年度以降もそういったゾーン30の指定があるとすれば、警察のほうからそういった依頼があると思います。その依頼があった場合においては各自治会等照会かけて必要な場所、希望がある場所についてご意見を伺っていきたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 前回16か所要望があって、でもできたのは4か所だけと今おっしゃいました。そうすると4分の1です。そうすると要望があっても、まだできない場所というのが12か所あるわけです、こうやって計算上は。そうすると今からお願いしても、10年ぐらいがたってしまうかも分からない。でも、子供の通学路だから危ないから公安委員会も、では早くしてあげようかなといったら、やってあげられる、いつになるか分からないということですね。そんな感じですね。部長もはっきりとは分からないかと思うのですけれども、私の考えは今そうかなと思ったのですけれども、ちょっと率直な意見をお願いしたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 前回15か所を選定して、最終的に4か所ということでございます。こちらは15か所につきましては、地元の要望で上げて報告したわけですが、あとは警察のほうでも実地の調査を行っておりますので、久喜警察署のほうで示している要件等に合致しなければ次回以降も指定はされないということではないかと認識はしているところでございます。ですので、改めて新しい箇所についてもし募集があればかけるような形になると考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) では、ぜひとも遠慮しないで公安委員会のほうにお伝え願えたらと思います。よろしくお願いします。でも、受け付けないのか、ちょっとすみません、お願いします。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 今の時点で確定しておりませんので、警察のほうでどういう対応になるのか、ちょっとその辺を見極めて対応してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 分かりました。では、よろしくお願いいたします。  2番目、すぐやる課の設置を。本当に建設部もすぐやっていただいているというのは重々存じているのですけれども、このレスキューはいつも車で菖蒲のまちのほうも黄色い車が通って、いろいろやってくださっているということは重々分かっております。ですけれども、その道路に出ている草とか、管轄が違う、それは土地改良の仕事だとか、いろいろあるのではないかと思って、それがなかなかできないのであるのかなとか思っているのですけれども、今朝もこの台風の中、28の区長が一生懸命草を刈っていました。気をつけてと言って、こっちへ来てしまったのですけれども、ですから皆さんが私一人ではないのです。区長さんがお願いしますと言っても、何か返事も答えもないし、何かあまりぱっとしないと、そう言われたものですから、私これではすぐやる課というのがもしできたらどうかなと思って提案させていただいたわけなのですけれども、さっきの答弁によりますと、全てうまく処置しているとおっしゃっておりましたので、失礼なことを聞いてしまったのかなと思ったのですけれども、区長さんにしてみれば、一生懸命お願いして、やっぱりぱっとした答えが返ってこない、「いいよ、分かった」と、そういう答えが返ってこないから自分で草を刈っている、そういう感じなのです。  ですから、やっぱりここは市に聞いてみようと思って私はこれを聞いたわけなのですけれども、これからはどうでしょうか。いっぱい、いつもやってくださっているという、穴が空いているとか、がたがたしているところを見てくださっているということは、重々分かっておりますけれども、やはり対処が遅い。申請から完了までという、申請とかというのがこれはおかしいとか言われましたけれども、3か月、これ競争入札になれば6か月ぐらいは分かりますけれども、ちょっとしたことでもやはり職員さんがちょっと合材を持ってそこを穴を空け、入れるぐらいのこととか、簡単なことは職員さんでできることがあったら、私はやっていただいてもいいかな、草を刈るところも草を刈っていただくということを、職員さん、そんなこと言っては失礼かも分からないですけれども、職員さんもちょっとぐらいのことはやっていただけるかな、そんな感じで、民間としたらもっと手際よくやるのではないかなというところもございましたので、質問させていただいたのですけれども、もう一度お願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 職員による対応をもっと増やせないか、あるいはもっと早くできないかというようなご質問でございました。道路河川課が対応しておりますが、道路レスキュー係では例えば緊急性を要し、職員で対応可能な軽微なものの中で、道路の穴埋め、側溝の補修、路面段差の補修、カーブミラーの調整などを行っていると。一方、維持河川係では交通規制の必要がなく、数時間程度で行うことができる平易な舗装補修や除草などを行っているということでございます。職員の対応でございますが、今の体制におきましては、最大限可能な対応を行わせていただいているというふうに私どもは認識をさせていただいております。  それから、時間がかかる、自治会長さん等の要望で時間がかかる場合でございますけれども、例えば連絡を受けた時点におきまして管理者がはっきりしないということもございます。道路の場合、国道、県道、私道、水路につきましても道路河川課の管理する水路以外にも下水道施設課が管理する水路、あるいは農業振興課が管理する用水等もございまして、その所管課の確認というのをまずやらなくてはいけないと、それから時間がかかる、最も時間を要する事案といたしましては、用地の確認とか、あるいは過去の経緯、あるいは相手方との関係、こういったものを調査する必要がある場合もございます。今後は、時間がかかる場合につきましては、そのことをどのぐらい待っていただくか、要望者に伝えられるように、努力してまいりたいというように考えております。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 今部長さん、本当にいいこと言ってくださいました。やはり区長さんというのは、自分が言って申請して、そうするとすぐやってくださるのかなと思ってしまうのです。やってくれない、やってくれない、それがやってくれないという言葉に通じるのかと思うのです。ですから、その頼んだ人にどのぐらいかかりますとおっしゃっていただくと、とてもいいことかなと、それをすごく今いいと思いました。ぜひともお願いしたいと思います。  次です。稲穂通りの通行なのですけれども、看板を作るとおっしゃっていました。幾つぐらい作って、何メートル間隔ぐらいに置いていただくのか、細かいこと、もう間もなく稲刈りが始まってきますので、それをいつ頃からできるか、もう一回お願いしたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 今考えてございますのは、ガードレールに設置するタイプの55センチと15センチの大きさの看板、農耕車注意の看板を考えてございます。一応10枚作成ということで両方向に5枚ずつ、ただ、どこの場所に間隔をどれくらいかというところまではこれから精査させていただきますので、もし何かご意見あれば、伝えていただければと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 10枚で、これから注文されるわけですね。ここは稲穂通りですということの看板を、注文して、これから作られるのですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) こちらの案件につきましては、菖蒲総合支所の担当のほうで対応しておりまして、既に看板を作るということで動いていると確認しております。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) それは早かったです。でも、環境課も菖蒲にあるので、ここは環境課ではなくて農業委員会と農業のほうの関係のところが菖蒲総合支所にあるということですので、ぜひとも稲刈りぐらいまでに、もう日がないかもしれませんけれども、間に合うように、していただきたいと思います。よろしくお願いします。  次がインフルエンザの件なのですけれども、これは隣の桶川市の市長が広報を新聞に入れてくれまして、私どもが桶川から新聞が配達されていることですので、私は別に取り寄せたわけでも何でもないのですけれども、そこに桶川市はインフルエンザの予防接種の費用を住民全員が関わるような補助をすると言っていたわけです。久喜市は、65歳以上が1,500円です。それだけの負担になっていますから、子供さんの補助とか、そういう助成が拡大できた。コロナ禍によって、インフルエンザをやっているととてもコロナ禍に対してもいいですという話、まだ何が何だか分かりませんけれども、やはりインフルエンザにかからない体をつくっておかなければいけないかなと思いまして、ぜひともと思ったのですけれども、時間もないし、今年は駄目です。ですから、今後どうなってくるかも分からないですけれども、この助成のことをほかの市でもやっていますので、どのような考えでいるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 健康・子ども未来部長。 ◎健康・子ども未来部長(山﨑智子) 今回盛永議員からご提言いただきました予防接種の公費助成ということでなのですけれども、接種率の向上とか、あと接種される方の経済的な負担の軽減につながったり、医療費の削減につながるとか、一定の効果があるものというふうに認識はしてございます。公費助成を行う場合はワクチンの接種が感染の拡大や重症化を防ぐ効果が大きいかなどを踏まえて検討するということになります。特に子供のインフルエンザの予防注射については、今までも有効性の観点とか、平成6年度において予防接種法の対象から除外された経緯もございますので、ワクチン接種の有効性が課題というふうにも考えてございます。今回新型コロナウイルス感染症の拡大の中で、インフルエンザ予防接種を受ける方が例年より大幅に増加することが見込まれ、さらに費用助成をすることでワクチンの需要が逼迫するという懸念がございます。ワクチン不足が起こりますと、定期接種として、先ほど盛永議員もおっしゃいました定期接種としては、65歳以上の高齢者の方を久喜市として対象としてございますので、そういった方のワクチンが不足して、接種の優先度の高い高齢者にワクチンが行き届かないということが心配されます。今回コロナ禍がどこまで続くか、ちょっと分かりませんけれども、国のほうでも8月26日にインフルエンザの予防接種の優先度というものも提示されておりまして、優先的な接種対象としては65歳以上の方というふうに示されてございますので、本市といたしましては、定期接種であること、それからこの国の指針に従いまして、当面の間は予防接種につきましては定期接種の方のみの対象として考えて、公費負担をして続けていきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) その理由が分かりました。我々65歳以上で、このインフルエンザのワクチンでもやはり重症になって亡くなる方もいるわけですから、インフルエンザの予防接種、ぜひとも高齢者は受けるようにという呼びかけ、ワクチンがなくなってしまう、その心配よりも呼びかけは絶対必要かなと思います。友達に聞いても、私しないのという人たくさんいるのです。「えっ」と言うのですけれども、やはりこれやっておいたほうが絶対いいかなと思いますので、1,500円でできるインフルエンザの予防接種の、たくさんの方に受けていただくようにしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次、5番目です。何かもう本当に市内循環バスは絶対に必要であると、もうデマンドがあるから、デマンドで連絡して来ていただけばいいでしょうと、物すごく言う人がいるのです、私のそばに。その方に言ったら、それでは駄目なのだと、そう言うのです。ですから、ほかの自治体、隣の桶川、鴻巣、北本みんな、北本はデマンドかな、桶川、鴻巣の人たちで、やはり交通の不便地域は除いて、市街だけを走っているという市はないです。ですから、その理由は私は分からないのです。さっき部長の答弁は何か前に何回も質問したとき、聞いた答弁だったような気がするのです。交通不便地域は乗る利用者が少ないから走らせないと、そう言ったのです。でも、一回も走っていなければ、交通不便地域の人が乗るか乗らないかは一回も分かっていないのに、それは仮定として言っているだけのことであって、やはり公平性、今回は公平性に来たのです。何で同じ税金を払っていながら、市街化区域、元の久喜市だけを循環バスが走って、我々のところは走っていないと、そんなの不公平ではないですか。私はそう思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 不公平であるというようなご意見いただいています。今現在久喜市全域に市内循環バスが走っていないという状況につきましては、今までの久喜市公共交通検討の報告書、それから地域公共交通計画などから、公共交通不便地域が広範囲に広がる地区については、定時定路線で走るバスの利用は少なく、非効率であるという検証結果の下、久喜地区以外につきましては、デマンド交通くきまる、菖蒲地区、それから栗橋、鷲宮地区でくきまる、それから今年度よりくきふれあいタクシー補助タクということで、障がい者と高齢者に対して市内全域、市外からの利用も可能としたようなところでございます。そういったことで、全体的な地域間のバランスを取った形での運行とさせていただいているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) 菖蒲もくきまる走っています。たまに見たことありますけれども、やはりくきまるですからデマンドですか、それを利用していただいてください、タクシーと同じではないですか、おうちまで迎えに来てくれるのですと、そう伝えています、私も。一生懸命伝えています。だけれども、やはりその循環バス、元の菖蒲で循環バスが走ったときは、やはりがらがらだったです。乗る人は少なかったです。でも、今免許を返納したり高齢社会になってしまったわけです。ですから、昔とはまた違う感じではないかなと思うのですけれども、菖蒲のごみ処理場がにぎわってすばらしく将来なってきたら、また菖蒲の様子も変わってくるのかなとか、そのときまで待ってほしいなとか自分では思うのですけれども、その要望をしている人たちがどうしてなの、どうしてなのとすごく言うのです。ですから、私ももう毎回毎回やるのもちょっとかったるいのですけれども、やらせていただいているのです。本当に支援者が、その住民の方が一生懸命やって、やってと、やめてしまっては駄目と言われたものですから、きっとずっとこれからもやらせていただくかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。では、もう一回、部長さん、いい返事は来ないと思うのですけれども、お願いいたします。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 現在菖蒲地区と鷲宮、栗橋地区にはデマンド交通くきまるのほうを走らせていただいております。その利用状況につきましても、菖蒲、鷲宮エリアが1万4,000人近く、令和元年度の利用です。菖蒲エリアにつきましては、6,400人程度ということで半分くらいの感じになっております。そういった状況からもなかなか難しい、どちらの地区についても市内循環バスを走らせるには難しいかなということで考えております。ただ、先ほどもご答弁の中でも当面は現行の形で運行を考えていくということだったのですが、今後そういった公園の関係ですとかごみ処理の関係、それからアセットのほうの進捗のほうも進んでまいりますと、そういった市内の状況も変わってくると思いますので、そういった中ではいろいろ検討していく必要が出てくるのではないかとは考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 盛永圭子議員。                 〔22番 盛永圭子議員登壇〕 ◆22番(盛永圭子議員) ありがとうございます。何かちょっと光が見えてきたような感じがいたします。それで、やはり菖蒲地区に皆さんのごみのごみ処理場ができるわけですから、やはりそのにぎわうか、にぎわわないかはこれからだと思うのですけれども、やはりそのにぎわう本多静六の森が、皆さんにとって菖蒲だけではなく、久喜の人にとっても皆さんに知れわたって、いい公園ができることを私はすごく期待いたします。ですから、まだ循環バスはやらせていただきたいと思いますが、そのようにくきまるを利用するようにと、6,400人もの菖蒲の方がお世話になっているということを今聞きまして、皆さん定着しているのではないかと私は今思いました。ですから、何でも定着するまでは大変なのです。やはり、自分の意見が通らないということ自体が不満なのでしょうけれども、またどうぞよろしくお願いいたします。  では、以上で終わりです。 ○議長(春山千明議員) 以上で盛永圭子議員の質問を打ち切ります。  ここで休憩をいたします。    休憩 午前11時57分    再開 午後 1時00分 ○議長(春山千明議員) 再開をいたします。 ○議長(春山千明議員) 次に、斉藤広子議員の市政に対する質問をお受けいたします。  19番 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 議席番号19番 公明党の斉藤です。通告に従い、質問いたします。  大項目1番、防災の危機管理体制について。  (1)、現在久喜市では、防災に関しての担当が消防防災課と社会福祉課に分かれている。防災に関して一体的取組を考えると、危機管理課を設置し防災の専門家も導入すべきと思うが、いかがか。  (2)、マイタイムラインは、台風などによる風水害の発生に備え、避難に向けた行動を時系列に整理する防災行動計画です。市民にマイタイムライン作成シートを配布し、出前講座と一緒に作成したり、分かりやすい動画など、ホームページで配信して避難判断のサポートツールとして活用すべきと思うが、いかがか。  (3)、避難所運営は、行政だけで行えるものではない。だからこそ地域ごと、避難所ごとの市民参加の避難所開設訓練は必須事項であると思うが、いかがか。  (4)、総務省や埼玉県のホームページに掲載されているICT地域活性化ポータルLPWA、遠隔操作による避難所の開錠と避難者数の自動通報など、ICTの活用により災害対策を敏速に行うことができる。導入を検討されたいが、いかがか。  (5)、災害時のエコノミー症候群の予防策として、弾性ストッキングの着用が推奨されている。防災の備蓄品として取り入れていくべきと思うが、いかがか。  (6)、久喜市として災害時要援護者の情報収集である避難支援プラン・個別計画書の作成と支援体制の取組について伺う。  (7)番、近年の災害時犠牲になられるのは、介護施設や障がい者施設の方です。地域と施設の協働の避難訓練や会議などを行う仕組みづくりを行政が行うべきと思うが、いかがか。  (8)、近年の猛暑やコロナ禍の対応として、避難所の空調整備は、命を守る観点からも必要性が高いと思います。導入について検討されたのか、伺います。  (9)、避難所となる公共施設にWi―Fi整備は必要である。現在公共施設の何か所に整備されているのか。また、GIGAスクールのWi―Fi整備で体育館も整備すべきと思うが、いかがか。  大項目2番、障がい者福祉施設自主製品の支援について。昨年から久喜市では、障がい者施設製品を市役所のロビーで販売を行っていたが、コロナ禍において一時休止している。また、販売予定の行事も休止している。障がい者物品調達推進法からの支援においても、自主製品のカタログを作成し、販売機会を増やす取組をできないか伺う。  大項目3番、第8期介護保険事業計画策定に当たり、(1)、第8期介護保険事業計画策定に当たって、高齢者要望実態調査などのスケジュールを伺う。  (2)、介護保険に係る現在の状況について伺う。  ア、高齢者数と高齢化率。  イ、介護認定者数と認定率。  ウ、受給者数と受給率。  エ、介護が必要となる主原因。  オ、要介護度別の施設利用者と在宅利用者の割合。  カ、特養老人ホームの待期者数と稼働率。  (3)、介護人材の担い手確保について伺います。  (4)、介護保険料・利用料の負担軽減について伺います。  (5)、災害弱者である要介護者の対応について伺います。  (6)、医療・介護連携について、計画ではどのように推進していくのか伺います。  (7)、団塊の世代が75歳を迎える2025年第9期計画の取組として、地域包括ケア見える化システムの推計人口と、本市のあるべき将来像についての取組について伺います。  以上で1回目の質問を終わりにします。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員の質問に対する答弁を求めます。  市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 大項目1のご質問に対して、順次ご答弁申し上げます。  なお、(6)及び(7)は福祉部、(9)は総務部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。地震や風水害が発生し、または発生するおそれのある場合には、久喜市地域防災計画に基づき、災害対策本部を設置し、対応に当たっているところでございます。この災害対策本部の組織において、消防防災課は、本部の総括的な事務を所掌しております。また、社会福祉課は、被災者救護班として、主に避難所の管理運営等を行っているところでございます。避難所運営等に当たりましては、両課が連携を取り、市民の皆様のご協力をいただきながら対応に当たるとしています。このように災害時においては、防災に関する所管課である消防防災課だけで対応することは困難であり、社会福祉課のみならず対策本部を中心に、各班別行動マニュアルに基づき全庁挙げて対応しているところです。現在の組織では、防災に関する専門的な係として、消防防災課内に危機管理係を設置し、総合的な防災体制の整備、充実に取り組んでおります。災害時においては、先ほど申し上げましたとおり、災害対策本部にて各部署が連携して対応しておりますので、現時点において危機管理課の設置は考えていないところでございます。  次に、専門家の導入のご提案でございますが、市といたしましては、災害に迅速かつ的確に対応するために、市職員の防災レベルを一定の水準に保ち、防災に関わる職員の資質の向上が必要であると考えております。現在のところ専門家の導入は考えておりませんが、内閣府や消防庁、埼玉県が実施する専門性の高い各種研修に防災担当職員を参加させ、防災を担う人材の育成に引き続き努めてまいりたいと考えております。  次に、(2)でございます。マイタイムラインにつきましては、検討の過程でリスクを確認できる、逃げるタイミングが分かるなどの利点があり、作成していただくことは、災害時の防災行動を行う際に大変有効であると考えております。マイタイムラインの作成につきましては、昨年度、栗橋地区自主防災組織連絡会研修会において、利根川上流河川事務所職員を講師に迎え実施した実績がございます。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止となりましたが、鷲宮地区自主防災連絡会で計画されておりました。今後は出前講座等の要望がありました場合には、市職員が講師として対応してまいりたいと考えております。また、利根川上流河川事務所より提供いただいた久喜市内で活用できるタイムラインの作成マニュアルを市ホームページに掲載するなど、マイタイムライン作成について、市民の皆様に周知、啓発してまいります。また、出前講座の説明風景を録画するなど、動画配信についても研究してまいります。  次に、(3)でございます。避難所運営につきましては、避難者主体で行っていただくことが基本であると認識しており、その旨を周知しているところでございます。そのようなことから各避難所において地域住民が避難所を運営するための訓練が重要であると考えており、昨年度の総合防災訓練においても従来の実施方法を変更し、各地区のサテライト会場で地域住民主体の避難所運営訓練を行ったところです。今年度につきましては新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から総合防災訓練を中止といたしましたが、来年度以降も会場となる避難所を変更し、避難所運営訓練を実施してまいりたいと考えております。また、自主防災組織が防災訓練等を行う際に、避難所運営訓練を実践的な訓練の一つとして取り組んでいただけるよう提案してまいりたいと考えております。  次に、(4)でございます。災害対策にICTを活用することは有効であることを認識しており、本市においても防災行政無線デジタル化において、メール、ツイッターの配信を一元化するなど、前向きに取り入れているところでございます。防災訓練においても、遠隔操作により避難所を開錠できることで避難所開錠のための移動時間が不要になり、避難所に到着した人は誰でも開錠することができるなど、住民の安心感の向上につながったという事例報告もございます。そのような有効な効果もございますが、避難所開設の際の安全確認をどのように行うかなどの課題もございますことから、久喜市として災害対策を行う上で有効なICTの活用について調査研究してまいります。  次に、(5)でございます。弾性ストッキングにつきましては、エコノミークラス症候群の予防策として効果があると伺っております。現在のところ市での備蓄は考えてございませんが、エコノミークラス症候群の予防として水分を小まめに取ることに留意していただくことや足を動かすウォーキング等の運動を意識してもらうとともに、車で長時間避難する際などに有効な非常持ち出し品の一つとして、市ホームページや「広報くき」等で周知してまいります。  次に、(6)でございます。本市の要援護者見守り支援事業では、要援護者見守り支援台帳への登録を希望される方に、要援護者本人や家族に関する情報のほか避難所や避難時及び避難先での留意事項などを申請書にご記入いただき、当該申請書を個別支援計画としております。支援体制の取組につきましては、毎年度地域の支援者である民生委員・児童委員、行政区長、自主防災組織の代表者による合同会議を実施し、災害時における避難支援の在り方などについて検証を行っているところでございます。  次に、(7)でございます。障がい福祉サービス事業所及び介護保険サービス事業所では、国の基準に基づき、非常災害に関する具体的な計画を作成し、定期的に訓練を実施しております。この基準では、日頃から地域との連携を図ることで非常時の強固な体制づくりが求められており、各事業所においては、イベントへの招待や施設の定例会への参加等を通じ、様々な形で地域との関係づくりを行っているところでございます。市としましても、市内の事業所に対して改めて計画の確認と訓練の実施について周知を図る予定でございます。その際には、地域の方との連携及び協力についても取り組むよう啓発するとともに、事業所からの相談に応じ、自主防災組織や自治会等への仲介など具体的な働きかけを行ってまいりたいと考えております。  次に、(8)でございます。学校の体育館等空調設備のない施設における避難生活は、良好な生活環境を保つことができない場合もあると認識しております。しかし、施設設備の整備については、避難所としての機能は応急的なものであり、施設本来の利用における判断が優先するものと考えており、防災の観点のみでのエアコン導入の検討は行っていないところでございます。空調設備のない避難所における熱中症対策及び感染症対策としましては、扇風機の活用や窓や扉の開閉等による定期的な空気の入替え等で対応してまいりたいと考えております。  次に、(9)でございます。現在本市が管理している公共施設においてWi―Fiを整備している施設は8か所でございます。そのうち指定緊急避難場所及び指定避難所として指定している施設は、菖蒲文化会館、栗橋文化会館及び栗橋B&G海洋センター3か所でございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、教育部長。 ◎教育部長(野原隆) (9)のご質問のうち、教育委員会が所管する部分についてご答弁申し上げます。  GIGAスクール構想の実現に向けた校内通信ネットワーク整備工事につきましては、児童生徒1人1台端末を前提とした高速大容量の通信ネットワークの整備を目的としております。この工事では、国の補助金を活用し、市内小中学校の体育館への無線LAN環境の整備も行います。しかし、避難所機能に対応した整備につきましては補助の対象とならないことから、本工事による整備は予定していないところでございます。災害時を想定したWi―Fi環境の整備につきましては、今後関係部署と協議してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) 大項目2及び大項目3のご質問に対し、順次ご答弁申し上げます。  初めに、大項目2でございます。市役所独自での物品販売につきましては、新型コロナウイルス感染拡大を受け、現在中止しているところでございますが、障がい者施設等の販売の機会を増やす取組として、令和2年5月19日から市職員向けに市内障がい者施設製品の販売を実施いたしました。この取組は、新たな需要の発見と販売の拡大の創出につながり、各障がい者施設の関係者には大変好評でありましたことから、同年8月26日からは前回の販売物品をさらに充実させ、2回目の職員販売を実施しているところでございます。今後は自主販売カタログを作成し、職員だけでなく市民に広く周知することで、障がい者施設等の販売機会の拡大を図ってまいりたいと考えております。  次に、大項目3でございます。初めに、(1)でございます。第8期介護保険事業計画の策定に当たりましては、令和2年7月17日開催の介護保険運営協議会において諮問を行い、国が定める基本指針や高齢者実態調査及び現行計画の評価、結果等を踏まえ、計画の骨子案や素案を審議していただいているところでございます。今後審議を重ね計画の素案の確定後、11月頃にはパブリックコメントを実施し、その結果を踏まえ、令和3年1月には介護保険運営協議会から答申をいただく予定でございます。また、次期介護保険料を設定するため、令和3年2月定例会に介護保険条例の一部改正を上程し、ご審議をいただく予定でございます。  次に、(2)のアでございます。令和2年4月1日現在の久喜市の人口は15万2,863人、高齢者数は4万6,271人、高齢化率は30.27%でございます。  次に、イでございます。令和2年7月末日現在の第1号被保険者数は4万6,515人、要介護認定者数は6,752人、認定率が14.52%でございます。  次に、ウでございます。令和2年5月末日現在の要介護認定者数は6,931人、サービス受給者数は5,351人、受給率は77.20%でございます。  次に、エでございます。第8期介護保険事業計画策定に当たり、在宅介護サービス利用者の傷病について調査しましたところ、最も多かった傷病は、骨粗鬆症や脊柱管狭窄症等の筋・骨格系疾患でございました。次いで認知症の順となっており、介護が必要となった主な原因と考えております。  次に、オでございます。令和2年5月末日現在、介護老人福祉施設、介護老人保健施設及び介護医療院の施設サービス受給者数と居宅系サービス受給者数の要介護度別の割合を順に申し上げます。要支援1の施設サービス受給者数は零%、居宅系サービス受給者数は22.7%、要支援2は同じく零%、33.9%、要介護の1は同じく4.4%、77.8%、要介護度2は、同じく9.6%、86.3%、要介護度3は、同じく31.4%、67.3%、要介護度4は、同じく45.4%、49.3%、要介護度5は、同じく50.0%、41.1%でございます。  次に、カでございます。介護老人福祉施設は、現在市内に11施設あり、定員の合計は1,001人でございます。令和2年8月1日現在の市民の方の待機者数は、複数の施設に入所されていらっしゃる方もおりますが、延べ246人でございます。また、8月1日現在の介護老人福祉施設の入所者数は935人、稼働率は93.4%でございます。  次に、(3)でございます。介護人材の担い手確保については、2025年以降の現役世代の減少が顕著となり、地域の高齢者介護を支える人的基盤の確保が大きな課題と言われております。これを踏まえ国が定める基本指針により、第8期介護保険事業計画では新たに介護人材確保対策を位置づけることになりましたので、先進地の取組事例を参考に実施できる介護人材確保対策について、介護保険運営協議会において協議をしてまいりたいと考えております。  次に、(4)でございます。介護保険料及び利用者負担額につきましては、低所得者等の方が介護サービスを利用しやすいよう軽減措置を実施しているところでございます。次期計画期間における実施につきましては、介護保険運営協議会において協議をしてまいりたいと考えております。  次に、(5)でございます。国が定める基本指針では、第8期介護保険事業計画において近年の災害発生状況や新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえ、これらの備えの重要性について記載することとされております。このようなことから災害や感染者対策に係る体制整備についても、介護保険運営協議会において協議してまいりたいと考えております。  次に、(6)でございます。在宅医療・介護連携の推進については、国が定める基本指針でみとりや認知症、感染症や災害時対応等の取組強化、関係部局との連携、人材育成の重要性について計画に記載することとされているため、これらを踏まえて推進してまいりたいと考えております。  次に、(7)でございます。厚生労働省所管の地域包括ケア見える化システムによりますと、2025年の久喜市の人口は14万4,335人、65歳以上の高齢者人口は4万6,915人、そのうち75歳以上の人口が2万6,598人と推定されております。2025年においても人口が減少する中、高齢者人口の増加が見込まれ、2040年にはさらなる高齢化が懸念されているところでございます。このようなことから高齢者が、住み慣れた地域で安心してその人らしい生活を送るために必要なサービスの提供体制の整備や適正な保険料の水準を推計するなど、持続可能な中長期的な視点に立った事業計画を策定し、着実に実施することが必要であると考えております。 ○議長(春山千明議員) 再度の質問をお受けいたします。  斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) では、一番最初のところから質問させていただきます。一番最初のところで機構改革的な部分になると思うのですが、消防防災課と社会福祉課ということで、さっき部長の答弁では、災害時は災害対策本部ができて、総務部は罹災証明書の担当とか、あと健康・子ども未来部のほうは住んでいる方の健康のこととか、みんなそれぞれそういうときに動くのは当たり前のことなので、ここでそういうふうに答弁をしてもらうという内容ではないかなと、そういうように思います。公明党久喜市議団では、コロナ禍における災害防災点検ということでやらせていただいたときに防災倉庫見に行かせていただきました。そして、体育館とかの点検をさせていただこうと思いました。そのときに、申し訳ないのですけれども、消防防災課のほうでは防災倉庫だけを説明してもらうということで、避難所に関しては、そのとき福祉部のほうお願いしていなかったので、学校の校長先生がこうでしたよ、ああでしたよと対応していただいたような現状でした。そういうところからも、防災のことに関してはここで全部分かるというものではなく、久喜市の行政のところでそういうふうに縦分けができてしまっているのかなと、そういうふうに思うのです。そこでこれから防災体制というのは、避難所運営とかは福祉部だけでやるとか、そういうことでなく、やはりいつ起こるか分からないというのが危機管理、その体制の部分になってくると思うのですね。そういう中でやっぱり構造改革が必要になってくるかなと思うのですが、その点はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 答弁を求めます。  市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 視察の際そういった説明ができないというような点があったとご指摘を受けました。現状において、なかなか災害というのは、昨年度におきましても初めて避難所を全て開設するような、そういう状況でもございましたので、連携的なものが十分に取れていなかったというところは反省点だと思います。今後につきましては、そういった反省点を踏まえまして横の連携取ってまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) ちょっとほかの市町村のこと調べてみたのですね。そうすると、やはりもう防災のことはそこで全部完結するという、そういうものになっています。ですから、名前のほうも危機管理何とか課とか、みんなの命を守るどうのこうのとかという、課がみんなそれぞれ1つになっているのですね。ですから、やはり私が今指摘したように、別に職員が悪いわけではないです。職員は与えられた仕事を今取り組んでいるわけですから、逆に言うときちんとこの取組をしていかなくてはいけないかなと思うのです。それで、コロナ禍における財政運営が本当に厳しくなってくるかなと、そういうふうに思います。そういう中でこれから優先順位というのを、財政の中でも久喜市の取組としても考えていく時代に入っていくのかなと思うのですが、でも一番市民の生命と財産と命を守る取組というのは、やはり防災なのだと思うのですね。ですから、そこは最上位に優先されていかなくてはいけないし、今担当の部分がそういうふうに縦割りになっている部分があるのだったら、しっかりそこは見直していかなくてはいけないかなと思うのですね。本当に最後までちゃんと責任を持って行っていけるような、スペシャリスト軍団にしていかなくてはいけないかなと思っているのですね。その点はいかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 先ほどご答弁申し上げましたが、市職員、消防防災職員ですね、埼玉県、それから国のほうで専門的な研修を行っておりますので、そちらほうへ参加させるということで、現在は引き続き努めてまいりたいと考えております。昨年の台風19号を受けまして、国のほうの中央防災会議のワーキンググループにおきましても、報告書の中で国とか県が、市町村が防災リーダーの育成の取組する役割の上で、市町村の防災担当職員の災害対応力の向上を支援することが重要だということで、目的の一つとして、研修などを充実させるというような項目が盛り込まれてございます。そういったこともございますので、県、国のほうも考えているというところで、そちらの研修のほうを生かして職員の能力を上げていきたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 今の職員が連携していないとか、そういうことを言っているわけではないのです。先ほど言った、これから一番最上位の部分に防災を置いていかなくてはいけないと、そういう根本的なことの考え方の中で、今のこの担当体制の中であの人数で足りるわけではないわけですよ。いろんなこともやっています、消防の関係とか。そういうことではなく、防災のことは防災のことを一つ専門にやっていくということで、先ほど言った、ごめんなさい、危機管理防災課とか安心安全まちづくり課とか、みんなほかのところはそういうふうに一つの体制でやっているのです。福祉部が入ってくるというのは、ちょっと福祉避難所の関係とか、そういうことがあるかなと思うのだけれども、そうではなく、防災倉庫のものはこうです、入ってきてくれた方に対してはこうです、またどこどこの災害起きたときの予想というか、そういう部分の中でも、こういうふうに何日前からタイムラインをやりながらやっていきましょうとか、そういうこととか、もうしっかり計画を立ててやっていくという中で、私も実は防災士の資格を取りに勉強に行かせてもらったり、いろんなところ研修に行っています。それでもプロの方にはかなわないですね。ですから、必ずそこに職員が職員として入れられないのだったら、第三者からそういうアドバイスを受けるというか、そういう部分でもいいのかなと思うのです。先ほどいろんな、前者も災害の部分の質問が出ていましたけれども、結局そういうことだと思います。しっかりアドバイスを受ける。今回、昨日から今日にかけて台風10号のありましたけれども、本当に何日も前からいろんな気象のこととか、きちんとメカニズムが分かっているから防げるところ、早く避難しましょうとかといって避難をする。無駄な外出はやめましょう、ここの部分に風が来ますよ、この部分に雨が降りますよと、そういうことも分かっているわけですから、そういうことのやはり詳しい人を入れていくか、入れていないかで、無造作に一生懸命動けばいいというものではない時代に入ってきたのかなと思うので、そこら辺はしっかり、部長にお話ししても何かあれかなと思うのですけれども、ぜひ構造改革をしっかりしていきながら取り組んでいくべきなのではないかなと思います。第三者のそういう機関を入れてアドバイスを受けるという、そういう部分ではいかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。
    ◎市民部長(市川竜哉) 他市の状況を見ますと、そういった危機管理課を設けて危機管理監というような専門職置くような場所もございます。現状におきましては、そこまでちょっと今の体制では厳しいかなと思うのですが、将来的にはこういった大型化した、甚大化した災害が毎年のように起こるというのが目に見えてきておりますので、その辺は近い将来の課題として、いろいろ考えていかなくてはいけないところだと思います。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 近い将来ではないのですよね。来週また9月に台風がこっちに襲ってくるかもしれないという部分なので、しっかりそこの部分は本当にそういう体制を整えていきながら、私、職員の方頑張っていただいているというのは本当に分かっています。ですから、その構造の部分をしっかり組み直さないと、やはりいろんな部分が本当に大変になってくるかなと思うので、これちょっと早急に検討していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  2番目に行きます。水害災害の場合は、先ほども話しましたけれども、気象状況が把握できますので、地震と違って、マイタイムラインは大変有効です。現在様々な市町村で、マイタイムライン作成シートというのを全戸配布しているのですよ。それを配っていただきながら、大して予算かからないと思うのですね。ただ、マイタイムラインを配っただけでは、なかなかそこの部分が分からないので、しっかりハザードマップを活用して現状把握をして、先ほど部長の答弁で自分の命は自分で守ろうよというのが、私もそこが原則だと思います。行政でどうこうしてくれるという問題ではありません。ですから、そうだからこそ、こちらがそういう体制を提供していく。自分たちで、家族で一回防災のことを話し合おうと。では、どこに逃げればいいのか。また、私たちのところは自分のうちで避難しようと、では何と何を用意すればいいのか。そういうことをしっかり計画を立てることが被害を抑えていくことになると思うのですが、マイタイムラインを全戸配布、その点はいかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) マイタイムラインにつきましては、災害時のご自身の行動を決める、検討に当たって大変有効なものですので、今作っている避難決断ブックの中に入れられるかどうかはちょっと分からないのですが、何かしらの手だてでそういったマイタイムライン、ご自身で作っていただけるように検討していければと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 防災云々のどうこうなんていうのはマスコミでもやっていますし、ホームページを見ればいろんなこと出ているのです。それよりは自分が計画を立てるということが一番大事なのです。ですから、やはりこのマイタイムラインは欠かせない部分だと思うのですね。先ほど答弁の中で前者の方にも言っていたのですけれども、栗橋で1回そういうマイタイムラインの講習会を開きました。今回はコロナ禍で鷲宮はできなかった。そういうことではなく各自主防災が、自分の地域が、自主防災って大体同じような環境だと思いますので、うちの地域はどうなのかとハザードマップを見ながら、みんなでマイタイムラインを作成していくという、そういうことが大事かなと思うのですね。12月に常総市の須賀さんという方に来ていただいて、そういう講習会も開いていただけるというのをお聞きしたので、そのときなんかも一緒に作成なんかできるかなと思うのですが、マイタイムラインのほうはやらない、やるとかではなくて、やるようにしてください、ぜひお願いいたします。  それと、このものを作っただけではなかなか理解するのが、高齢者の方なんかもいらっしゃいますし分からないかなと思うので、そこはしっかりアドバイスをしながら一緒にみんなで作成をしていく。そして、なかなかお仕事が忙しくて、そういうところにも参加できない人には、できれば動画配信とかいっぱい出ていますので、そういうものを張りつけていただくとかしていただきたいなと思うのですが、いかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) ご答弁のほうでも申し上げましたが、動画の撮影風景等については、今後研究してまいりたいと考えております。  それから、マイタイムライン作成についても、それぞれの方法を用いて自主防災会の訓練ですとか、そういったところに用いて、できるだけ多くの方に作っていただけるよう取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 3番目に移ります。先週の土曜日に久喜総合体育館でコロナ禍における避難所開設訓練ということで、職員の方がたくさん集まっていただいて、暑い中やっていただいておりました。それで、私たちも声をかけていただき、上から見学をさせていただいたのですけれども、パーティションの組立てとか防災ベッドの組立て、また着替えテントとか、あと防護服を着ての検温の受付チェックの様子など、あとペットのこととか見させていただきました。あれは大事だと思うのです。箱があってもどうやって組み立てるか分からないから、職員が一回自分たちで練習してみるということはとても大事なことかなと思うのですが、あれはまず第一歩なのですね。それで、職員の方たちが組立てを覚えても、結局各避難所には、前回は2名程度職員が配置されて、今度からは少し人数を増やすという、そういうことだったのですけれども、その避難所運営自体をもう職員でどうこうしようとかでなく、各自主防災とかにしっかり任せていきながら、そこに職員が入っていってアドバイスをする、そういう方向性にしていかなくてはいけないのではないかなと思うのですが、いかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 避難所の運営につきましては、19号の関係でも課題として上がってまいりました。職員だけで対応することは難しい。去年2人体制を5人体制に今年度から増やすということで方針決定しましたが、それでもまだ足りないとは思います。そういう中で、また自主防災組織、それから区長さん方につきましては、要援護者の見守り支援のほうもお願いしてございますので、避難所に集まっていただいた方の中で応援いただける方に手挙げていただいて一緒に避難所を運営していく、そういったことで取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) ちょっと想像してほしいのですけれども、こういう災害が起こりました。みんながわっと避難所に、いろんな問題を抱えながら家族を連れてきたりします。そういうところで、では誰、何やって、何人こういうように動いて、はい、トイレ作ってと、そういうことって、とても職員だけで指示が出るわけではないです。まず、最初に考えてください。前回も問題になった、駐車場に適当に置いてしまうので、車が入り口まで塞いで入れなくなってしまったという現状をお聞きしました。もしかして、どうしても車で来てはいけないと言っても、車でしか来れない方がいらっしゃる。そのときに駐車場係が誘導すれば、車は例えば20台しか入れないところが50台入ったりするわけですよ、置き方によっては、校庭の中。それで、市民の中には看護師さんもいます。また、調理師さんもいます。また、介護士さんもいるわけですよ。たくさんの人材が市民の中にもいるのです。ですから、そういうことも行政でやるのではなく、先ほどちょっと提案したのは、避難所訓練を一回、もうどこどこ、どこどこでやってくださいというふうに割り振ってください。そうすればそこでみんなが話し合って、誰は何の担当、何は誰の担当という形でしっかり決めていけると思うのです。さっき言った要援護者は、区長さんとか民生委員が大変だからと、そんなことないのです。市民はたくさんいるのです。役員の方だけが動くとか、そういう問題ではなく、そういうことをちょっと切り替えていく。私たちは、地域で訓練やってくださいよと言われても、なかなかできないわけですよ。しっかり学校にこの日に訓練やるから貸してくださいとか、そういう体制を久喜市がつくっていくべきではないですか、いかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) 久喜市全体で結構多くの避難所等ございます。また、自主避難組織等も数多くございます。そういった中で市の主導として各避難所で避難訓練をやっていくということについては、なかなかちょっと人的なこともございますので、一気にやるのは難しいかなとは考えております。ただ、自主防災組織等で各地区毎年そういう避難訓練は行われておりますので、そういったところを利用して、そこには職員も出向いていろいろ助言をしたり、そのやり方等、防災グッズ、防災の機器等も案内したりして対応してございますので、そういったところでいろいろ避難所を開設する際のお願い、手伝いについては周知してまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 災害時に避難所のことが、去年の台風でいろいろ浮き彫りになったというのが現状だと思います。あまり久喜市は、そんなに今まで災害が起きなかったので、そういう部分でこれからどうするのだろうという、本当に想定外というものが来ますから、逆に今回と違ったりとかというのもあります。ですからこそ先ほどから言っているように、もうちょっと頭を軟らかくしていただいて、こうでなくてはいけないではなく、もういろんなところの力を借りていくという、そこに職員が入っていくわけです、何名かでもちゃんと。そこをやっていけば、今度避難所のときに職員が大変な思いしなくても、もうそこにいろんなエキスパートの方がいらっしゃいますから、避難所運営というのはしっかりしていけると思うのです。防災訓練って、私はいけないとは思いませんけれども、バケツリレーをやったからどうかということとか、食事のことをやっているとか、レトルトの温めて食べてみようと、それもすごく一つの防災の経験かもしれないけれども、今一番早くやらなくてはいけないのは、この避難所開設をして、その避難してきた人たちを受け入れる体制をしっかりつくっていく。この間の土曜日の避難所の訓練と開設訓練も、申し訳ないですけれども、ではベッドを作ってみようか、トイレを作ってみようか、まだその段階ですよね。だから、やっぱりそうではなくて、そこはそこでしっかり話合いをしてもらって進めていく、そういう方向性に来ているのではないかなと、そういうように思うので、ぜひそこら辺はちょっと考え方を頭軟らかくしていただきながら動かしていっていただければいいかなと思いますので、これは私の要望とさせていただきます。  あと、もう一つのLPWAを活用した避難所開設ということで、今AIとかと、私もあまりそういうことよく分からない部分もあるのですけれども、しっかりこういう部分が活用できる。熊本で、御船町というところで、これが活用されたというお話を私も聞いたのですけれども、災害時の避難所の開設は、この間、鍵を誰が開けるのだみたいな、そういう話にもなっていました。それがこっちで遠隔操作で自動的に開く。水害のときは何日前から開設しましょうというのが分かると思うのだけれども、今大きな地震が起きたときに、職員、久喜に住んでいなくて遠くに住んでいた。校長先生も違うところに住んでいた。誰鍵開けるのだよと、またそういう話、誰が取りに行くのだよと。それで、避難者はどんどん来る。そういうことを考えたときに、まずやっぱり体育館でもどこでも入ってもらえるような、そういう体制をつくるときに遠隔操作で鍵が開く。そして、前回も何人来たのですか、避難所に何人来たのですかと、そういうふうに議員からも質問があって、そんなの分かんないよって、本当に職員はもうばたばた、ばたばたして、人数数えたり、それを本部に報告したり、今度は熱も測らなくてはいけない。そんなことを考えていたら、ばっとみんなが並んでしまう。そういうことを考えたら本当に大変なのですね。そういうときにQRコードでぴっとやれば、どこの誰が来たとか、何人ここの避難所にはいるから、ここの避難所に行っても人数が多いから違うところに行きましょう。そういうことができる時代になったのですよ。ですから、先ほどこれから研究していきますということだったのだけれども、これは国で進めていることなので、しっかり研究するではなく、もう一歩進んだ形で進めていっていただきたいなと思うのです。なかなかこういうことって難しいことかなと思うのですね。それで、地域情報課アドバイザー派遣制度というのが、国でつくられているのですね。そこに3日間そのアドバイザーが来てくれる。これ無料です。来てくれるか、あとはオンラインでいろいろ指導してくれるというのが、総務省のホームページに載っています。部長ご存じですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) その件については知りませんでした。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 私がこれを通告したら、そこまで見てほしいです、ぜひ。そして、そういうふうな、それも必ずしも当たるとか当たらないとか、そういうものもあるかなと思うのですけれども、まずそこに問い合わせてみようと、そういうふうにしながら、こういうことを整えていくことが、職員、部長さんもそうです、市長もそうです。市民を守ることもそうだけれども、職員を守ることも皆さんの務めなのではないかなと思います。一生懸命やっているのに、あそこが悪い、これが悪いと言われるのは、やはり職員になってしまったりするわけですよね。ですから、こういうAIとか活用して、少しでも動きが分かりやすいようなことができるのだったら、こういうことというのは活用していくべきだと思うのです。実際先ほど言った熊本県のところでも使っている、使ってよかったという取組の成果も出ています。ぜひこういうことも参考にしていただきたいなと思います。  次に、5番目です。弾性ストッキングですが、これは埼玉県でも備蓄用品として導入されています。熊本で震度7の記録したときに、ずっと余震が続いているので、どうしてもみんなが建物に入るのが怖くて車で避難する人が多くなってしまった。そのときにやはりずっと車の中で同じ体制でいるとエコノミークラス症候群にかかってしまって、そこでまた二次被害で亡くなってしまったということがあります。そうすると、お医者様からも言われているのですが、弾性ストッキングというのはすごく有効的だというので、車で避難する人に声をかけながら、こういうものもありますよという部分を声かけていく。また、今の部分で備蓄品としては、きっと予算がかかるからだと思うのです。それで、別にたくさんそろえることはないと思うのです。体育館で過ごされている人に配らなくてもいいから、車で長くなった方にお配りできるような備蓄品として用意しておけばいいかなと思うのですが、いかがですか。 ○議長(春山千明議員) 市民部長。 ◎市民部長(市川竜哉) エコノミークラス症候群に弾性ストッキングが有効だということは確認してございます。ただ、予防策のほうが取りあえず、先ほど申しましたとおりございますので、そちらをまず優先していただいて、備蓄につきましては、先ほど斉藤議員さんもおっしゃいましたが、限りある予算の中で予算を有効に活用するということで、ほかにも使い捨てトイレとか発電機ですとか代替がほかに利かないもの、そういったものを優先して備蓄したいと考えておりますので、現在のところは幾つかそういった備蓄ができるかどうか、その辺は検討させていただきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) すぐに答えは出ないかなと思うので、ぜひ来年度また予算とか立てるときにでも考えていただければと思います。  あと、もう一つは、やっぱり一般市民とかってなかなか分からないと思うので、こういうのが有効的ですよと、各自で用意してもらえばいい部分もありますので、それも備蓄品の中に、もしペットがいて車で避難しようかなと考えている方がいたら、そういうことも有効ですよというようなお知らせもしていっていただければいいかなと思いますので、よろしくお願いします。  あと、7番は、熱中症で亡くなる方の部分の体育館の空調は、またほかにやってもらいます。  そして、9番のWi―Fiは、これからすごくオンラインというのはこのコロナ禍で大事になって、それでお仕事ができる方もいらっしゃるので、先ほどすみません、教育部長のほうで体育館もWi―Fi入るのですか。                 〔何事か言う人あり〕 ◆19番(斉藤広子議員) そうですか。では、問題ないので、もし駄目だったら廊下のほうに行ったりとか、学校がWi―Fiが入るということはとてもいいことだなと思うし、今回の予算でも公共施設に随分Wi―Fiが入ってくるという部分では様々活用できるかなと思います。とにかく1番のこの防災の危機管理はやっぱり体制を考えていただくことと、あとは避難所訓練、避難所の開設訓練は、ぜひ市民を使っていただきながら、みんなで取り組んでいくという方向性にシフトしていただけるようにお願いします。  以上で1番目の質問を終わります。  次に、2番目の質問です。カタログを作っていただけるということで、本当にいろんなことを前向きに進めていっていただいております。カタログ作っていただくと、一生懸命毎日作っているものがどこにも売れないで積んであるような状態になってしまうと、大変張り合いもないし気の毒かなと思うので、ぜひそういう部分を広げていっていただきたいなと思います。カタログ作っていただけるので何も言うことはないのですけれども、もう一つは、ホームページなんかにも、ここの作業所ではこういうものを作っているという、そういうことを紹介していくというのはどうですか。 ○議長(春山千明議員) 福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) カタログのほうは出来上がりましたら多くの方に御覧をいただいて、ぜひ販路拡大等進めていきたいので、市のホームページのほうにもその情報を入れさせていただいて、よりたくさんの方の目に触れるようにしていきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) ぜひ職員とかだけではなく、いろんな人にいろんなものを使ってもらえるような、そういう販路を広げていってもらいたいと思います。  それで、大項目3番です。介護保険事業計画策定に当たりということで、来年の4月が介護保険8期の改定になるわけです。いつも2月議会で最終的に議会のほうに上げられて、これでどうですかという、きちんと数字も出て示されるわけですけれども、私としてはそのときではもう遅いなという部分で今回質問をさせていただきました。先ほどいろんな数字も教えていただき、いよいよ久喜市も高齢者率が30.2%ということで30%を超えてきたという部分の中で、できればこの8期よりも9期を見据えた、2025年の団塊の世代が75歳になるときの全人口の増加が見込まれる、介護保険制度に対して持続可能な、そういうものを築いていかなくてはいけないという部分が、見据えていくということが大事かなと思っています。これからスケジュール等を立てて、運営委員会とかで取り組んでいくということですね。それで、いつも思うのですけれども、施設を造りました。稼働率も先ほど100%ではありませんでした。ですから、そういう部分で介護の担い手ということで、今回先ほど部長もおっしゃっていましたけれども、新規の第8期の取組として、介護人材の取組についてしっかり市町村で協議していくという部分ですけれども、それは具体的にどのように行ってまいりますか。 ○議長(春山千明議員) 福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) 介護人材の確保の件でございますが、こちらは今回国が示しております基本指針のほうでも、例えば取組の事例的なものだと思いますが、元気な高齢者の方の介護サービスへの参加、ボランティア的なものだと思いますが、参加でありますとか、あるいはロボットの活用、こういったものが一般的には言われているところでございます。本市のほうとしましても、こういった事例も参考に、事業所のほうでも介護人材の不足というのは長らく言われているところがございます。先ほどの施設のほうの利用率の数字もございますので、市のほうとしてもできる限りの取組を実施していくように、具体的なところは今後運営協議会のほうで検討させていただきたいと思いますが、この点についてもしっかり計画のほうに盛り込んで、その後、着実に実施をしていくということで進めていきたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) 2番目の質問のところのカの特養老人ホームの待機者数ということで、今1,001人で、今までも7期の目標まで1,001人のベッドを作っていこうということで、そこの目標に達したというぐらいのぴったりの数でびっくりしたのですけれども、この8期はどのように、今待期の方も246名いらっしゃいますけれども、こういう施設に関しては造る計画というのはあるのですか。 ○議長(春山千明議員) 福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) そういった施設の需要、意向などにつきましても、今後県から複数回調査があるというふうに聞いておりますので、そちらに合わせて事業者のほうにも意向確認をさせていただいて把握をしてまいりたいというように考えております。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) やっぱり特養に入りたいと思って、いろいろ申し込んでいらっしゃる方もたくさんいらっしゃるのですけれども、特養は思うほど値段的にも安くないというか、年金だけで入れるような金額ではないという部分もあるのですね。ですから、多床室というのですか、たくさん何人かで入れる方たちの、そういうところも要望として増やしていっていただきたいなと、そういうふうな声も上がっていますので、よろしくお願いいたします。  あとは、この持続可能な介護保険を築いていくためには、さっき主な病気の主原因というところが骨粗鬆症とか、いろんな骨の部分が弱ってきて転んでしまったりとか、あとは認知症とかというのが大きいですね。ですから、やはりこれは介護予防が大事かなと、そういうふうに思うのですが、その点はいかがですか。 ○議長(春山千明議員) 福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) 斉藤議員さんご指摘のとおり、やはり持続可能な制度ということで考えていきますと、給付費のほうはなるべく抑えていけることに当然こしたことはない部分でございます。皆さんのご負担を増やすわけにもいきませんので。ですので、やはりご指摘のとおり介護予防という部分の重要性というのが、そこで出てくるのだと思います。そちらについても併せて今後の計画の中で進めていきたいというように考えます。 ○議長(春山千明議員) 斉藤広子議員。                 〔19番 斉藤広子議員登壇〕 ◆19番(斉藤広子議員) あとは、やはりいろいろ問題になるのは、施設に入るときに病院にかかったりということで、医療と介護の連携の推進が法律でも定められましたけれども、日常的な医学の管理の取組として、生活支援とか機能を兼ねた新たな介護保険施設創設されたのですけれども、本市では新設にする考えというか、そういう部分は、医療と介護の連携についての計画はどのように進んでいますか。 ○議長(春山千明議員) 福祉部長。 ◎福祉部長(戸ヶ崎利夫) これまで医療・介護連携につきましては、国のほうから基本8項目の事業を実施するようにということで、市のほうとしましても、そちらについては各項目に沿うような形で各事業を実施しております。今後新たな計画期間に入ることになりますが、第8期におきましては、その定められた項目の事業を実施するということが目標にならないように、PDCAサイクルといいますか、現在実施しております事業の実績などを見まして、常に地域の実情に合わせて見直しをしていくようにということで、第8期計画の策定に当たりまして、国のほうからそのような指針も出てございますので、現状に満足することなく、より密な連携が取れるような形を目指して、よりよい連携体制を図っていきたいと考えます。 ○議長(春山千明議員) 以上で斉藤広子議員の質問を打ち切ります。 ○議長(春山千明議員) 次に、田中勝議員の市政に対する質問をお受けいたします。  1番 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 1番議席の田中勝です。議長のお許しをいただきましたので、質問いたします。  最初に、大項目1、空き家対策について伺います。  資料1を御覧ください。表題については、菖蒲町第25に発生している空き家問題です。集落内の環境保全を目的として、平成31年2月議会と令和元年11月議会で取り組んでおります。最初の質問は、規模が大きく問題点が広範、管理状況、所有者の所在の3つの事案についてただしております。肝腎な所有者については、不在とのお答えです。このことから2度にわたる取組も、いずれも進展が見られないのが現状です。今回は2回目の質問内容を基に伺います。質問は、所有者は2つの条例に抵触している。1つは空き地の適正管理、もう一つは空き家の適正管理である。この行為を十数年怠り、付近住民の安全を脅かしてきた。これは極めて悪質。一方、近隣住民の立場で考えると、この間、自らの安全を守る権利を失うこととなり、実に不公正で不公平な仕組みである。このようなことがないように、本市の条例に盛り込んでいる内容を用いて、指導、勧告、命令を実施し、それでも従わない場合、行政代執行を実施していただきたいとただしております。対する答弁は、国の法律整備がされ、今回の定例会で上程している久喜市空家等対策協議会条例を制定して、その協議会の中で管理者がいなくて不完全な状況、ほかのところに影響を与えるような空き家に対しては、特定空家というものに認定、認定した空き家に対し、措置を行政代執行というか、相手がいない状況だと略式の代執行になると思うが、今後進めてまいりたいであります。  ここで伺います。さきの7月21日に開催された建設上下水道常任委員会の閉会中の所管事務調査において、空き家等の取組について、本市における空き家等の現状とほか4点について説明をいただきました。5点目のこれからの取組の今後のスケジュール、今後の取組の方針、管理不全な空き家等に対する助言・指導・特定空家等への措置について、その流れを分かりやすくお示し願います。  次に、大項目2、交通対策。免許を持たない交通弱者のための歩道の管理について伺います。市民から寄せられるご意見の中で、比較的多いのが歩道の管理不全についてであります。2月議会で堆積した土砂の除去を求めましたが、これを放置した場合、夏季には背丈ほど伸びる雑草が通行を妨げます。特に雨天の場合は、さらに困難になります。このようなことから度重ねてご指摘してまいりましたが、一向に改善されません。そこで今回は、寄せられたご意見を具体的に申し上げて伺います。三箇にお住まいの方からであります。グリーンセンターにお盆用品を買いに行ったが、川越・栗橋線の歩道の雑草には参った。何とかならないかであります。小職も同様箇所を年4回定期的に利用しておりますが、ご指摘のとおりであります。また、通勤通学のための利用者も少なくありません。よって、早急に改善すべきと考えますが、いかがでしょう。  次に移り、大項目3、農業の活性化対策、圃場の近代化の推進について伺います。菖蒲地区の圃場は、大正時代の耕地整理で整備された区画と道路網を基に、経済の発展と農業技術の進捗に伴い、経営の近代化と生産安定向上を求める高まりから農地を集積・集約化し、パイプライン方式、あるいはコンクリート柵渠を採用し、圃場整備を実施しております。実施箇所は、小林栢間土地改良・小林土地改良・台土地改良と認識いたします。そのほかの圃場については、見沼代用水や野通川から利水している用水路が、土手からコンクリートの3面構造に変わったことなどから、一部は近代化されたものの、基本的には大正時代に整備されたままであります。農業の活性化の問題の取組については今回で5回目ですが、農業機械の大型化のさらなる進展により作業に不都合が生じることなどから、改善要望が多数提出されているのが現状です。したがって、それぞれの圃場に残る問題点と課題について伺います。  (1)、小林栢間土地改良の問題点と課題について伺います。資料の2を御覧ください。当該地の圃場整備は、施工時期や事業規模等を勘案すると、菖蒲地区の圃場整備事業を象徴します。問題点は、老朽化であります。根拠は、配管の末端に位置する圃場に用水が滞り、収穫量に多大な影響を受けております。このため近代的な圃場への改善を求め、令和元年11月に要望書のひな形を作成して提出いたしました。しかし、内容のよしあしの前に、管理組合については企業とみなしているために、改善スキームを示すようにと戻されました。そして、今年の7月20日と8月11日の2回にわたり状況視察を実施いたしました。参加メンバーは、県会議員と県と市の職員、改良の理事長と事務局及び地権者と小職であります。この結果、幸か不幸か送水ポンプが故障中で、代替品は出力不足、このため末端に位置する圃場に送水できず、排水路からポンプアップを余儀なくされていた状況を確認できました。  ここで伺います。ア、米作りにとっては水は命。近代化への改善は待ったなしであります。よって、この事案についていかがお考えか、所見を賜ります。  イ、改善する場合、50年、100年を見据えて計画することが重要と考えます。これについて、当局の見解をお示し願います。  (2)、菖蒲白岡土地改良の問題点について。再び資料1を御覧ください。当該圃場は、菖蒲白岡圃場整備事業として、昭和40年代に整備に着手。供用が開始されてから半世紀が経過しております。このことから大型化が一層進む農業機械での作業は、効率性や安全性が著しく悪く、早急に改善が求められます。この観点から抜本的な改善、いわゆる超近代的な圃場整備が求められます。しかしながら、それまで待っている余裕はありません。狭隘な水路や農道は未整備のままであります。作業に当たり、非効率で危険性も伴います。このため改善要望が後を絶たないのが現状であります。ここで伺います。小職が関わる事案は、いずれも水路の改善です。五反田圦の水路の改善、圃場内の橋の改善、最近の要望は5つの水路の改善であります。この3点について、実現の可能性を伺います。また、地元の要望はどのくらい提出され、そのうちどのような事案が採用されたのか、お示し願います。  (3)、台土地改良の改善について。当該地の圃場は、規模は大きくありませんが、農道は広く、今日の農業機械の大型化に適した区画となっております。しかしながら、その多くが砂利道です。また、圃場内に家屋が混在しております。このため舗装化への改善要望書を提出しておりますが、ですが、いずれも回答がありません。要望とは、市民がお困りでお願いするわけでございます。常々にとは申し上げません。一度くらいは回答をいただきたい。いかがでしょうか。  (4)、上新堀の圃場の問題点と課題について。当該地の問題点は、附廻堀川の土手の高さが異なり、豪雨の際、低い左岸が常に越水します。これ一昨年に改善されました。しかし、課題が2つ残ります。1つは、圃場から土手に上がる際、坂が急斜面で危険なこと。もう一つは、昨年の台風19号により新たな越水箇所が判明したことであります。これを早急に改善することを求めます。いかがお考えでしょうか。  (5)、市道菖蒲2447号線と同2349号線の改善について。表題については、3地区7地域、菖蒲町20、下の寺・木間ケ根、同21、京手・上手・本村、同22、中上・大上の3名の区長さんの連名で要望書を提出しました。この結果、市道菖蒲2447号線については採用されました。提出理由でございます。この実現により、7つの地域のコミュニティの一層の充実が期待される。また、南中、JA、森下公民館への円滑なアクセスが可能。そして、交通弱者の方々の移動手段は徒歩か自転車のため、改善されることによって安全で容易な移動ができ、次世代を担う若い方々にとっても有益性の高い道路になると確信する。また、この道路はのり面が広く取られている。これを十分に生かして改善することにより、車が交差可能な幅員になる。県道笠原・菖蒲線については、今以上改善する余地はないと考える。となると、この道路を拡幅した場合、大上までの広さは、圃場だけでも100町歩、集落を含めると相当広い面積である。ここに現在366世帯が居住している。この方々の将来にとっても意義のある事業である。以上については、平成31年2月議会で申し述べております。それから2年半が経過しております。この事案について、実現性をお示し願います。  次に移り、大項目4、栢間赤堀問題です。さきの2月議会において、栢間赤堀用悪水路普通水利組合では、のり面の草刈り、水路の泥上げなど、およそ90年にわたり続けてきたと申し上げ、国土を守る民間活力に対する支援の有無、また河川の上に圏央道がかかっている。この補償についての2点伺っています。  1点目の回答は、埼玉県に指導を仰ぎながら、組合と活動範囲や事業計画等について協議を重ねている。  2点目の回答は、事業は国で行っている。細かいところは確認できないが、課題については、県と市で協議しながら、できるだけ早く解決するように進めるであります。ここで伺います。いずれも明快な答弁ではありません。その後、半年が経過しました。協議した結果について、お示し願います。  次に、大項目5、盛土で水流を妨げられた水路の改善対策。これが最後の質問になります。資料3の1と3の2を御覧ください。表題の取組は、今回で4回目になります。最初が平成26年6月、2回目が平成30年6月、3回目が令和2年の2月議会であります。問題のポイントは、行政の不手際で20年も水害で悩まされていたKさん宅、水路を自宅の屋敷にと、みなし認識されていたHさん宅。この難問題が未解決のまま、長年膠着したままでありました。しかしながら、先般Hさんから、水路が現況に戻ると連絡を受けたことから、懸案事項が一歩前進、解決が大いに期待されるため、再度お尋ねする次第であります。  問題の概要は、Kさんの東南に位置する農地が盛土され、従来自然流水されていた水路が遮断され、それに金剛院の脇に続く排水路は、一部痕跡を残しているが、その多くが埋められ、しばらく埋没された排水路問題は、原因不明で頓挫したままでした。ですが、水路を埋めて自宅の屋敷にしたのではとみなし認識されていたHさんより、道路の拡幅の際、民地と官地で等価交換をしたとの主張が認められ、現在復帰のための作業中との回答を受けております。  ここで3点伺います。(1)、工事完了が早急に望まれます。よって、工事計画について詳細にお示し願います。  (2)、Hさんから連絡を受けた際、現況復帰するために経費が伴ったのお話がありました。水路の現況復帰に関わる工事等については、市が費用負担するものと考えますが、Hさんにはどのような負担が生じたのか、お示し願います。  (3)、これまで示し続けた自然流水の義務については、当初から度々指摘しております。ですが、公図にないとか、盛土の南側を通っていたなどと明確な回答がありません。今後当該箇所の周辺において、どのように流路を確保するのか、市の考えを伺います。  以上、1点目の質問を終わります。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員の質問に対する答弁を求めます。  建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 大項目1のご質問に対してご答弁申し上げます。  空き家等対策に係る取組といたしましては、令和2年度に本市の空き家等の総体的な把握を目的とした実態調査を開始いたしました。令和3年度は、当該調査の結果を踏まえ、計画の素案をまとめ、11月頃にパブリックコメントを実施した後、令和4年3月までに久喜市空家等対策計画を策定したいと考えております。  次に、今後の取組方針でございます。空き家等対策の推進に当たりましては、管理不全な空き家等への適切な管理を促進する改善の視点、空き家等の流通を促進するための活用、流通の視点、そして管理不全な空き家等にさせないための予防の視点、これら3つの視点を踏まえた対策計画としてまいりたいと考えております。このうち改善に関する対策の一つとして、これまで久喜市空き家等の適正管理に関する条例に基づき、管理不全な空き家等に対し、助言、指導を行っておりますが、対応していただけない案件もございます。そのため今後策定する対策計画において、空き家等対策の推進に関する特別措置法に規定されている特定空家等への措置を定めてまいりたいと考えております。当該措置の内容は、状態を改善するよう促すための助言または指導、勧告、命令、そして命令後も改善するための修繕等が実施されない場合は、行政代執行法による措置を可能とするものでございます。こうした取組により、地域住民の生活環境の保全につなげてまいりたいと考えております。  続きまして、大項目2のご質問に対してご答弁申し上げます。県道川越・栗橋線の除草につきましては、道路管理者である埼玉県杉戸県土整備事務所に確認したところ、現在菖蒲総合支所入り口交差点から菖蒲南中学校前までの区間を実施しているとのことでございます。今後につきましても現地の状況を確認の上、適正に対応してまいりたいとのことでございます。 ○議長(春山千明議員) 次に、環境経済部長。 ◎環境経済部長(中村晃) 大項目3のご質問に対して、順次ご答弁申し上げます。  なお、(3)、(4)、(5)は建設部の所管でございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、(1)のア、イにつきましては、関連がございますので一括してご答弁申し上げます。  ご質問いただきました地区に設置されているパイプラインは、昭和47年に整備されたものであり、小林栢間土地改良が管理している施設でございます。土地改良が管理運営する施設の改善につきましては、当該土地改良においてご検討いただくものと考えております。このようなことからその方針が決定した際には、土地改良と連携を図り、市としての対応を検討してまいりたいと考えております。  次に、(2)でございます。初めに、見沼代用水の五反田圦の水路の改善についてでございます。五反田圦から取水する用水路、延長約266メートルにつきましては、令和元年度に改修が完了しております。  次に、圃場内の橋の改善についてでございます。当該地区を流れる水路につきましては、順次素掘りの土水路からコンクリート製の水路へと改修を行っているところでございまして、この改修に合わせてヒューム管を使用して道路を横断している水路についても、ボックスカルバート型の暗渠へと改修を行う予定でございます。  次に、5本の農業用排水路の整備についてでございます。当該地区の水路整備の要望書については、平成28年、2016年から令和2年、2020年7月までに5回要望書を受領しております。要望のありました水路整備のうち、令和2年度は県の補助金を活用しながら約390メートルの整備を予定しております。残る未整備区間の総延長は約5,480メートルでございますが、引き続き県の補助金を活用しながら順次整備を進めてまいります。  次に、(3)でございます。市道菖蒲1619号線ほか11路線の舗装化への改善要望書につきましては、平成28年3月3日に3区長の連名により提出されており、平成28年3月24日付で、整備に当たりましては、緊急性や必要性、安全性など、総合的に勘案し、整備箇所を決定しながら進めておりますことから、早急な整備は難しいと回答しております。  次に、(4)でございます。附廻堀悪水路沿いの市道菖蒲2211号線に向かって土手に上がる市道菖蒲2212号線につきましては、昨年度隅切りの設置や道路勾配を緩めるなど、交差部の安全対策を行ったところでございます。この路線以外にも市道菖蒲2211号線に向かって土手を上がる路線が複数あることから、今後現地の状況を確認し、危険性の高い箇所については、交差部の安全対策を検討してまいります。  また、大雨時における附廻堀悪水路からの新たな越水につきましては、具体的な箇所が確認されておりませんことから、今後情報収集を行い、越水箇所が特定された際には、附廻堀悪水路を管理する元荒川上流土地改良に対して改善の要望をしてまいりたいと考えております。  次に、(5)でございます。市道菖蒲2349号線につきましては、延長が約1,500メートルございまして、多大な費用を要することや通学路等の整備要望も多いことから、早期に整備をすることは難しいところでございます。今後につきましては、現地の状況を確認し、公共性、利便性、必要性などを総合的に勘案しながら検討してまいりたいと考えております。  続きまして、大項目4のご質問に対して、順次ご答弁申し上げます。  なお、建設部の所管もございますが、一括してご答弁申し上げます。  初めに、1点目の環境経済部の所管についてでございます。栢間赤堀につきましては、地元住民で組織した栢間赤堀用悪水路普通水利組合が管理しております。組合では、沿線の各行政の協力をいただきながら、しゅんせつや藻刈りなどの維持管理を実施しているところでございます。本市では、このような組合の活動を支援するため、除草や泥上げなど、農家の方々が行う共同活動を対象とする多面的機能支払交付金の活用に向けて、組合の方々と活動範囲や事業計画等について協議を重ねてまいりました。地元では、令和3年度から多面的機能支払交付金の対象団体となるための新たな組織の設立準備を進めているところでありますので、市としても引き続き支援してまいります。  次に、2点目の建設部所管についてでございます。本市といたしましては、圏央道と栢間赤堀用悪水路が交差する箇所に個人名義の土地が4筆あることを確認しております。これらの土地については、組合が管理用通路として買収した土地ですが、関係書類の消失により所有権移転登記の手続ができなかったと伺っております。そのため圏央道と水路が交差する箇所については、国及びネクスコ東日本において、水路管理者である組合との協議を経て工事を完了させております。今後は個人名義の土地の解消に向け、引き続き組合にお願いしてまいりたいと考えております。 ○議長(春山千明議員) 次に、建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 大項目5のご質問に対して、順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。ご質問の水路につきましては、土砂で埋もれ、その役割を果たしていないことから、平成29年度より水路機能の復元に向け、現地調査や測量等の作業を進めているところでございます。今後につきましては、水路機能の復元に向けた設計を行い、早期に工事へ着手できるよう努めてまいります。  次に、(2)でございます。当該水路の用地につきましては、公図上において市所有の土地と個人所有の土地が入り組んでいたため、所有者に相談したところ、土地を交換することで了承が得られました。そのため土地交換の手続を進めたところ、市が取得する用地よりも個人が取得する用地が大きかったことから、その面積分の費用負担が生じたものでございます。  次に、(3)でございます。当該地区周辺の排水につきましては、現在作業を進めている水路の整備が完了することで排水先が確保できるものとなります。 ○議長(春山千明議員) ここで休憩といたします。    休憩 午後 2時36分    再開 午後 3時05分 ○議長(春山千明議員) 再開をいたします。  再度の質問をお受けいたします。  田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 順序が前後しますが、十年来取り組んできた懸案事項から再質問いたします。  大項目5の(3)、自然流水の義務について、今回もうちょっとはっきりお答えいただけるのかなと思った。何かもごもごという感じで、いずれにしても改良したら受け入れるということだと思うのです。その水路が現況に戻るということです。これはHさん、今日傍聴に見えられていますが、粘り強い、このご努力のおかげで、これにより改めて行政の不手際で二十数年も水害で悩まされてきたKさん宅の話をすることができます。資料3の2を御覧ください。この資料は、平成23年7月20日に発生した出来事を基に作成し、平成26年6月議会の一般質問で提出した資料です。図面に星川と平行して矢印の点線上に自然流水と記しております。これが③のかさ上げされた農地と坂の改良により排水機能が麻痺、これが問題発生の原点であります。さて、この地元の複数の方から得た貴重なお話です。資料3の1を御覧ください。公図にないとされる自然流水の流路は、市道菖蒲7号線を抜けて上流と結んでいたとのことです。これは1間道路と言われ、道路幅が狭小だった頃のお話です。これが現在の道路形態に変わった時点で、上流からの水路は閉ざされた。このため豪雨の際、満水になった対応として、星川に開閉式の出入口を設けているとのことです。当然橋や土手の仕様も変わります。この橋ですね。問題のポイントは、この橋、坂、道路、誰が造ったかであります。随分昔の話ですが、Hさんが等価交換した頃かと存じます。この事案も公正、公平を図る上で改めて検証する必要があると存じますが、いかがお考えでしょう。 ○議長(春山千明議員) 建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 古いことでもありますので、改めて検証させていただきたいと存じます。                 〔何事か言う人あり〕 ○議長(春山千明議員) もう一度お願いします。  建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 古い話でもございますようですので、改めて検証させていただきたいと存じます。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 次、大項目4、赤堀問題です。ここでは2点伺っています。1点目のお答えは、保全組合の立ち上げの準備中とのことでした。一部の有志だけでは問題が出ると懸念されます。現在の予定はどのぐらいの人数を予定されていますか。 ○議長(春山千明議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(中村晃) 地元の皆様でこの交付金の受領団体という形で、現在その設立に向けて準備を進めているというふうに伺っているのですけれども、具体的な人数については把握のほうはしていないところでございます。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 人数は分かっていないということなのですが、現在組合員数がおよそ1,000名ですね。これ50や100では、争うことの基になります。  次に移ります。2点目の圏央道の補償についてでございます。交渉は、組合と、済んでいるということですが、これ金銭面の補償はどうだったのでしょう。 ○議長(春山千明議員) 建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 圏央道の関連の補償ということでございますが、管理用水路につきましては、圏央道が上空を通っておりまして、圏央道開通後におきましても、管理用機能は維持されておりますので補償ということにはならない、そのように考えております。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) ということは、私がそこに土地を持っていても補償の対象にならないのですか。これ管理組合と同じ公のあれということだと、これどうなのですか。 ○議長(春山千明議員) 建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 土手の部分、管理用通路の部分につきましては書類が消失してしまったそうでございますが、管理組合におきまして過去に用地買収されているというふうに聞いております。問題は、管理用機能としては今も使える状況でございますので、機能ということに関しては補償はございません。問題となりますのは、登記簿上、個人の土地の名義が残っている。その部分についてのみ問題だと考えております。その部分につきましては、あくまでも組合のほうで整理するものと考えております。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 組合のほうにそのほかに当たったというのですけれども、いずれにしても当時の赤堀の体制では、協議内容が表明されるわけがありません。  先に進みます。今回の質問の目的は、組合に収入は多少あったみたいですけれども、見込まれる場合、その資金を利用して藻刈り作業の負担を軽減することです。しかし、いつまでも支援金や補償金が見込まれるわけはありません。要は赤堀問題を基本的に改善することです。権利関係について、平成29年2月議会で最新の調査結果の回答を得ております。これ多分今も残っているようですけれども、そのままだと思いますから、土地権利者別の筆数は、神社、営利法人、国、市、不明が43筆、そして個人所有が269筆、合計312筆です。個人所有の269筆の所有権利者数は133人、所在確認できた方が87筆、41人。残りの182筆、92人は、死亡や住所不明の方であります。この数字の表れは、解決に向かって前に進むことは不可能と考えます。この難しい解決方法を現在どのようにお考えですか。よろしくお願いします。 ○議長(春山千明議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(中村晃) その当事者の方が不明ということでございますので、組合の皆様が自分のこととして、まずは取り組んでいただくことが必要であるというふうに考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 次、3の(5)、市道菖蒲2349号線の改善です。これもうちょっといいお答えいただけるかなと思ったのですけれども、距離が1,500メートルある。膨大な金がかかる。市長こういうことを、過疎化になりつつある場所、こういう道を改善して、初めて若い者が活気がつくのではないですか。これ1,500メートルということは、南中まであと500メートルぐらいありますから、下の寺のほう。広さにしたらもう相当ありますよ。工場だけで100町歩あるわけですから。広さはいずれにしても、相当の人数が昔から住んでいるわけです。こういうことを、事業をやるのが政治の原点だと思いますけれども、市長どうですか、その辺。小林栢間を頑張るというような表明しているみたいですけれども。 ○議長(春山千明議員) 市長。 ◎市長(梅田修一) 久喜市全体の農業政策として、しっかり現状を捉えて対応していきたいと思っておりますけれども、様々な事情があって現状になっているかと思いますので、まずは状況分析から始めたいと思っています。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) マニュアルどおりのようなお答えでしたね。もう少し心のあるものを考えてください。  大項目3の(1)です。答えが一括して答えるということなのですけれども、農業の将来については一言もありません。私らは、通告用紙にしっかり通告するわけですよ。一括して、この前も一括して答弁いただきましたけれども、1つずつよく研究して質問しているわけですよ、時間をかけて。これはなぜかというと、後ろに住民の皆さんの後押しがあるからなのです。住民の声なのですよ、これは。一括というの、これからやめてください。通告は、最初の通告するわけですから、できたら答弁は、最初の答弁は通告してください。そうすると大分楽ですから。私らは零細企業、皆さんは大企業です、バックがあるわけです、組織ですから。プロです。これを一括して答弁なんていうのは、たわけた話です。もう一度伺います。お答え願います。農業の将来について、どう考えていますか。 ○議長(春山千明議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(中村晃) こちらのご質問の内容は、小林栢間土地改良の問題点と課題ということでございましたので、当該施設については土地改良においてご検討いただいて、それを基に市と土地改良と連携を図りながら、その計画に基づいて進めていきたいということでご答弁申し上げたところでございますけれども、私のほうもご質問いただきまして、改めましてこの菖蒲地区の農業の圃場のほう一回りさせていただきました。田中議員おっしゃいますように、過去の先人の皆様が努力して苦労して、現在の圃場を整備してきたのだなというのが改めて感じるところがございました。ただ、やはり施設のほうも水路敷に泥がかなりたまって水が流れないとか、そういう状況も確認のほうさせていただきました。ただ、やはり圃場がかなり広範囲にございますので、これを一遍に改修していくというのはかなり難しい部分があるなというのも感じたところでございます。で、ございますので、少しずつパイプライン等も含めた改修に着手してございまして、田中議員おっしゃいますように50年、100年先を見据えた持続可能な農業について、市といたしましても土地改良と連携を図りながら真摯に取り組んでいきたいというふうに考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 聞くからには、自分も考えておかないといけないと思って、私のほうからも考え方を申し上げます。これからの農業は非常に夢がある。人工知能AI化があると思います。例えば耕うん作業の無人化、ドローンを活用した見回り、消毒、利水の調整、また収穫にロボットの作業等々が挙げられます。これらは全て遠隔操作です。この革命的な働き方の改革の意向に備えることは、極めて重要です。ここで総合的な観点で伺います。圃場の近代化の推進について、菖蒲白岡土地改良のほか3つの圃場の問題点、課題について伺っております。内容は多少の差がありますが、いずれも水路や農道に関わる問題です。それぞれについてお答えいただきましたが、改めてご決意を賜ります。 ○議長(春山千明議員) 環境経済部長。 ◎環境経済部長(中村晃) 先ほどもご答弁させていただいたところでございますけれども、こういった近代的なもの、農機具等を活用していくためには、やはり施設整備というのも一緒にやっていかなければいけないというふうに考えてございます。ただ、広範囲に及ぶ圃場でございますので、一遍にということはなかなか難しいところでございますが、この水路等の改修に併せて、そこに架かっている橋などにつきましても、先ほどもご答弁申し上げましたように、ボックスカルバートの暗渠のほうへ順次改修のほうも進めていきたいというように考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 分かりました。  次、大項目2の交通対策です。川越・栗橋線と示して申し上げました。もう既にきれいに刈ってあります。そうですよね。背丈ぐらい伸びる前に刈ってほしいと思っております。ここに2通のはがきを頂戴いたしております、田中しっかりしろと。担当課は、この歩道についてもやっぱり悩ませていると思います。まだたくさん課題、菖蒲だけでもあると思うのですね。この辺幾つか挙げてもらえますか。 ○議長(春山千明議員) 建設部長。 ◎建設部長(齋藤光紀) 杉戸県土整備事務所に確認したところ、杉戸管内で管理している県道、定期的な除草は予想していないとのことでございますけれども、利用者から通報、あるいは道路パトロールなどで雑草の繁茂を確認した場合には適宜実施していることでございまして、ご質問いただいた川越・栗橋線の舗装につきましても、市から県に連絡したときには既に除草することで段取りを組んでいる状況、そういう状況でございました。 ○議長(春山千明議員) 田中勝議員。                 〔1番 田中 勝議員登壇〕 ◆1番(田中勝議員) 具体的な声聞こえませんでした。時間がないから、まだあるか。これ私のほうから申し上げましょうか。まず、菖蒲支所の周り、池の周り、それから白岡の市境、それから県の管轄として122号バイパスの歩道、ありとあらゆるところが雑草だらけです。これ若い子が自転車きこきこ、朝こいでいて、本当に忍びないです。まだ我々みたいなじいさん、ばあさんはいないからいいのですけれども、若い子だってしんどいです。その辺をよく承知おきください。  最後です。空き家対策の質問、力強い答弁をいただいております。これ要望になります。空き家の近所に住む方は、人知れず迷惑を被っております。協議会の作業は、これからだと存じます。市は、市民がお困りのないように、人に優しいまちづくりを目指して対処していただきたいと強く要望します。ありがとうございました。 ○議長(春山千明議員) 以上で田中勝議員の質問を打ち切ります。 ○議長(春山千明議員) 次に、川内鴻輝議員の市政に対する質問をお受けいたします。  5番 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 5番 川内鴻輝です。通告に従い質問させていただきます。  大項目1番、アールビーズ社とのスポーツに関する連携協定についてです。  令和2年7月29日、久喜市は、株式会社アールビーズとスポーツに関する連携協定を締結しました。これは、埼玉県内第1号です。アールビーズ社は、月刊「ランナーズ」を刊行し、登録会員350万人を誇る日本最大のランニングポータルサイトRUNNETの運営のほか、久喜マラソンはじめ全国のマラソン大会の運営サポートを行っています。今回の連携協定事項として、①、スポーツする子供の増加と体力の向上に関すること。②、成人のスポーツ実施者の増加に関すること。③、障がいのある人のスポーツ参加の増加に関すること。④、手軽に参加できるスポーツ環境の整備に関することなどが盛り込まれています。アールビーズ社は、多種多様なスポーツ関連事業を立ち上げてきた実績があり、まさに日本のスポーツ業界を牽引してきた同社と協働することによって、健幸・スポーツ都市宣言をした久喜市のスポーツ行政が、さらに発展することが期待されます。  今回の協定により直近の事業として、市のホームページと連携し、外部サイトとして久喜市内のスポーツ関連情報を集約したサイト、スポーツタウン.jpを立ち上げ、運営していくと発表がありました。また、市民に専用スマホアプリをダウンロードしていただき、10月の1か月間に走った、歩いた距離を全国で競うイベント、オクトーバーランに市として参加することになっています。そこで以下の点について伺います。  (1)です。今後どのような形で今回の連携協定の内容を実現していくのか伺います。  (2)です。スポーツポータルサイト、スポーツタウン.jpの活用を求め、以下伺います。  ア、サイトの内容の詳細について。  イ、市民に公開される時期について。  ウ、スポーツ団体や市民に対する周知方法について。  エ、今後のサイトの活用方法について。  (3)です。オクトーバーランについて伺います。  ア、本イベントの内容について。  イ、参加方法について。  ウ、市民への告知方法について。  (4)です。全国に先駆けてアールビーズ社と協働して、マラソンミュージアムの整備を推進してはいかがでしょうか。  大項目2番です。天王山塚古墳の活用を求めます。通告時点では、10月11日に埼玉県主催のバスツアーが来る予定でしたが、来年の1月頃に日程が変更になったと連絡がありましたので、日付を訂正して一般質問のほう行います。来年の1月頃に埼玉県主催の古墳巡りツアーが、天王山塚古墳に立ち寄る予定であります。今回のバスツアーが実現すれば、全国の古墳ファンに天王山塚古墳をPRする機会となり、はとバスツアーをはじめ今後の観光誘致につながります。そこで以下の点について伺います。  (1)です。今回のような観光ツアーを今後も誘致する考えがあるのか伺います。  (2)です。今回のバスツアーが実現すれば、久喜市としてどのような形でおもてなしを行うのか伺います。  (3)です。天王山塚古墳のガイドブックを作成して、参加者に配布してはいかがでしょうか。  (4)です。今回の古墳ツアーを機に、古墳サミットの開催や古墳にコーフン協会総会の誘致を行ってはいかがでしょうか。  (5)です。天王山塚古墳と神明神社一帯を今後どのように整備していくのか伺います。  第1回目の質問は以上です。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員の質問に対する答弁を求めます。  教育部長。
    ◎教育部長(野原隆) 大項目1のご質問に対して、順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。久喜市では、子供から高齢者まで、市民一人一人がスポーツや運動等を通じて心身ともに健康で躍動する活気あふれるまちづくりを進めていくため、健幸・スポーツ都市宣言を行ったところでございます。その実現のためには、ふだんスポーツや運動に触れる機会が少ない方々に対して、スポーツ、運動への関心を高め、きっかけを提供していくことが重要であると認識しております。株式会社アールビーズとの連携協定につきましては、これらを実現する手段の一つとして活用してまいりたいと考えております。  次に、(2)のアでございます。スポーツタウン.jpは、株式会社アールビーズが運営するスポーツ総合サイトで、連携協定を締結した自治体が専用ページを無料で利用できるというものでございます。サイトの内容といたしましては、自治体のイベント情報などの掲載や写真やマップなどを活用した、お勧めのランニング、ウォーキングコースの紹介、民間団体主催のイベント紹介やメンバー募集などを掲載するものでございます。  次に、イでございます。スポーツタウン.jpにつきましては、具体的な掲載内容を検討しているところであり、公開時期は未定でございます。  次に、ウでございます。久喜市スポーツ協会加盟団体や学校開放利用団体等に対しましては、文書により個別にお知らせをする予定でございます。それ以外のスポーツ、運動関係団体や市民の方には、市ホームページ、公式SNS等でお知らせしてまいります。  次に、エでございます。スポーツタウン.jpにつきましては、スポーツ関係情報の集約を図り、市民の皆様に提供していくことを目的に活用していくことを考えております。運営に当たっては、行政と民間団体等のスポーツ関連情報を掲載し、市民の皆様に積極的に発信してまいります。  次に、(3)のアでございます。オクトーバーラン&ウォークは、10月の1か月間に行ったランニング、またはウォーキングの累計距離を全国の参加者間で競うイベントでございます。久喜市は、連携協定締結自治体として、これに加えて参加者が自身の市内順位も確認できるものでございます。  次に、イでございます。参加に当たりましては、専用のアプリをスマートフォンやタブレットなどにインストールし、これを通じて申込みをするものでございます。  次に、ウでございます。「広報くき」、市ホームページ、公式SNSによる周知を行っているところでございます。  次に、(4)でございます。ご提案のマラソンミュージアムにつきましては、将来的に整備する環境が整った際には、株式会社アールビーズとの連携協定に基づき、同社にご協力いただくことも考えられるところでございます。  続きまして、大項目2のご質問に対して順次ご答弁申し上げます。  初めに、(1)でございます。今回のバスツアーを通じて市内の文化財を多くの皆様に紹介できることは、大変貴重な機会であると認識しております。現段階でバスツアーについての県からの正式な協力依頼はないものの、現地説明を行えるように準備を進めているところでございます。また、今後もこのような機会があれば、積極的に協力をしていきたいと考えております。  次に、(2)でございます。天王山塚古墳がバスツアーのコースに組み入れられた場合には、学芸員による説明のほか、栢間古墳群から出土した埴輪などを鑑賞していただけるよう検討しているところでございます。  次に、(3)でございます。学芸員が説明を行う際には、天王山塚古墳に関する資料を新たに作成し、配布したいと考えております。  次に、(4)でございます。天王山塚古墳につきましては、全長100メートルを超える大型の前方後円墳であるという大きな魅力はあるものの、現状では不明な部分も多くございます。このようなことから今後天王山塚古墳に関して新たな発見や知見があった場合には、古墳をメインにしたイベントの開催について検討してまいりたいと考えております。  次に、(5)でございます。天王山塚古墳と神明神社の間にある鎮守の森公園には、駐車場やトイレ、栢間地区の文化財等を紹介した説明板などが設置されております。今後見学者から要望がございましたら、必要に応じて整備を検討してまいります。 ○議長(春山千明議員) 再度の質問をお受けいたします。  川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) ご答弁いただきまして、ありがとうございました。今回手軽に参加できる環境の整備など、アールビーズとの連携協定の中で大きく柱が4つありました。直近の事業としては、スポーツタウン.jpの開設と、オクトーバーラン&ウォークに自治体として参加するということなのですけれども、この事業に限らず、今後もあらゆる民間ノウハウを得て様々なスポーツ関連事業というのを進めていただきたいなと思っています。今回もそうなのですけれども、いつも議会でスポーツ関連事業の説明をすると、ふだんスポーツや運動に触れる機会が少ない方々に対して、そういうきっかけづくりを提供していきたいというような答弁があるのですけれども、そのきっかけづくりのためのまだ具体案というのが非常に少ないのかなと感じています。そこでなのですけれども、久喜市健幸・スポーツ都市宣言で掲げた目標などについて、どのように達成していくのか、その方向性というのを教えていただけますか。 ○議長(春山千明議員) 答弁を求めます。  教育部長。 ◎教育部長(野原隆) きっかけづくりというのはずっと答弁させていただいておりますが、まずは現状を把握した上で、一番いいのはやはりスポーツに今親しんでいない方を何としてもそちらに向けていくというのでしょうか、スポーツのほうに関心を持っていただくということが、まず大事だというふうにずっと思っているところでございます。ですので、今回のようなアールビーズさんから申出ございましたので、まさにそのきっかけづくりにはふさわしいのかなということで、連携協定のほうは結ばせていただきました。まずは、そういったものを少しずつやっていくことが大事なのかと思っております。  また、昨年度この都市宣言行う中で、庁内でプロジェクトチームというのがございました。その中でいろんなアイデアも出てございますので、それを基に来年度新たな事業のほう、これから検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 今のスポーツイベントを拡大していくというのはもちろんですけれども、それだけですと、今スポーツやっている人だけがどんどん、どんどんのめり込んでいくというだけになってしまって、新たなきっかけづくりというところでは少ないのかなと思うので、ただ今スポーツ振興課のほうでオンラインイベントのほうとかも立ち上げていただいているとか、そういう頑張りは見ていますので、今後もぜひ継続してお願いできればと思います。  そこでスポーツタウン.jpについて伺いたいのですけれども、写真とかマップを活用したお勧めのランニングとかウォーキングコースを紹介していくという答弁がありました。市内の中だと最も有名なコースだとコスモスふれあいロードになるのかなと思うのですけれども、ほかにも市内だけで100か所以上の公園というものがあります。例えば同じように連携協定結んでいる千葉県館山市のスポーツタウン.jpのホームページを見たのですけれども、有名な市内のコースというのを7つほどピックアップして掲載しておりました。そこでコース紹介についてなのですけれども、ホームページにはどのような基準で掲載をされていきますか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) このスポーツタウン.jpにつきましては、アールビーズが運営しているイー・モシコムというところにいろんな団体が情報を流したものが、久喜市関連のものが自動的に流れてくるということで、こちらはそのまま、基本的にはそのまま、あくまでアールビーズという会社のサイトでございますので、今考えているのはそのままそっくり載せてしまおうかなと思っているところでございます。ただ、今度は市の情報も載せるということございますので、それにつきましては検討中でございますが、やはり様々な市内の市ホームページと重複するところもあるかもしれませんけれども、スポーツ施設の紹介ですとかマラソンコースのモデルコースというのでしょうか、そういったものを幾つか、幾つかといいますか、たくさん紹介していきたいなというふうに考えているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) では、まだ掲載基準というの特に決まっていないということですよね。その基準の条件としてなのですけれども、いろいろ考えられると思います。最低でも一周何キロ取れるだとか、トイレと水飲み場を最低セットしてあるところが条件だとか、そういうようなことも基準としてよいのかなと思います。  あと、これお願いしたいところなのですけれども、スポーツタウン.jpのほうに掲載する以上は、環境整備というのをますます力入れてほしいなと思うのですね。というのは、そのサイトを見て、市内の人だけでなくて市外の方々も、ではちょっとコースのほう行ってみようかといって現地に行ってみたら、コースに草が生え過ぎていて全然歩けないとか、亀裂がめちゃくちゃ入っていて転んでしまったとか、そういうことがあると何だよということになってしまうので、がっかりしてしまうのかなと思います。この掲載された部分については、特に環境整備のほうお願いしたいのですけれども、ここは積極的に進めていただけますでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) いろんなコースございます。その中に市が管理しているところもあるでしょうし、市でない団体さんが管理しているところもあると思いますので、その辺はよくその状況を確認しまして、市でできるものは関係部署のほうにお願いするですとか、管理している団体にお願いすると、そういったことはしていきたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 分かりました。これもご提案になるのですけれども、ご答弁いただいたように今あるコースを整備していただくということもいいのですけれども、新たなコースをこの機会につくり出して、いろいろなコースを楽しめるようにするというのも一つの手なのかなと思います。例えばなのですけれども、鷲宮神社とか天王山塚古墳とか市内の観光地を巡る観光ランコースとか、あと栗橋のほうに利根川ありますので、利根川の土手を活用した完全フラットな高速コースだとか、あとはほかにも久喜マラソンの宣伝も兼ねて久喜マラソンのコースを使うなど、いろいろなコースの設定というのが考えられるのかなと思います。この機会に市内に新たなコース設定するというのもよいのかなと思いますけれども、その考えはありますか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 走られる方は、いろいろな目的で走る方いると思います。タイムを第一に考える方や景色を楽しみながら走る方、いろいろいらっしゃるかと思いますので、そういった目的別というのでしょうか、そういったものでいろんなコースができないか、考えさせていただきたいと思います。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) あと、周知方法についてなのですけれども、スポーツ団体や市民に対しては文書でお知らせをするというところと、あと市の公式SNSとかで発信をするということでご答弁いただきました。今回なのですけれども、前からお願いしているのですけれども、この機会にスポーツ専用アカウントというのを本当に検討お願いしたいなと思います。今の公式SNSというのは、制約もすごく高いですし、不審者情報だとか災害情報も含めて、まとめていろんな種類の情報ごちゃ混ぜに載っている状態ですよね。いつも思うのですけれども、あれって本当にその情報を必要としている人に届いているのかというのが、すごく疑問があります。最近で言うと防犯情報とコロナ関連の情報ばかりになっているので、あれが果たして、市外とか市内の人が見たときに魅力的なSNSと言えるのかなとすごく思うのですね。スポーツ専用アカウント開設できれば、サイトだけではなくて定期的にクラブチームの紹介もできるのかなと思いますし、スポーツイベントの情報も柔軟に発信することができるのかなと思います。今回も多分オクトーバーランに関して、やりますということでこの間載っていましたけれども、多分その1回で終わってしまうのではないかなと思います。いろんなイベントって舞台裏があるので、例えば久喜マラソンでいうと距離表示がようやく設置されましたとか、会場の準備が整いましたとか、参加賞何になりますとか、そういうことをどんどん、どんどん発信していくことによって、機運を高めていくというのが普通のやり方なのですね。今だと、やりますといって、それで終わりですし、すごく文章的にも硬い文章になってしまっているかなと思うので、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) これから開設予定でございますが、そのスポーツタウン.jp、これもスポーツ関連情報があらゆるものが載ってくるということございますので、まずはこの辺の中で情報発信のほうしていきたいというところでございます。また、それも含めて、いろいろな情報発信のほうを研究してまいりたいと考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) ご答弁の中で公開時期がまだ未定ということだったのですけれども、初めから完璧なサイトというのはなかなか難しいかと思うので、少しでも確実に情報のほうを追加していってほしいなと思います。  冒頭に申し上げたスポーツするきっかけづくりのほうなのですけれども、市内のコースとかスポーツクラブの紹介をしただけで、こういうクラブがあるのだったら、昔から興味があったけれども、実はこういうのがあるのだったら参加してみようかなとか、あとはこんなコース、家の近く1キロ圏内にあるなんて知らなかったよとか、そういうのできっかけになるのかなと思うので、こういうふうにすれば、わざわざ市が中心となってイベントとかを無理やり立ち上げなくても、住民同士相互交流を促進することができると思いますので、スポーツ関連に特化したアカウントの作成も引き続きぜひ検討をお願いしたいと思います。  (3)番です。オクトーバーランについて伺います。今回久喜市のSNSのほうでは発信があったのですけれども、ランナーに届くという意味だと、久喜マラソンのアカウントとかも使っていいのではないかなと思うのですけれども、こういうサイトもせっかくあるのでしたら活用してはいかがでしょうか。サイトというかSNSですね、アカウントですね。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 可能なものにつきましては、活用してまいりたいというように考えてございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) あと、今回はあくまでもアールビーズが主催ということなのですけれども、来年度以降も今回のシステムというのをすごく参考にして、毎年同じようなイベントを開催すれば、あっ、10月になったからオクトーバーラン&ウォークの時期だとか、それで市民にとっては健康増進だとかモチベーションの維持に大きくつながると思うのですね。これについてはいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) 今回の連携協定を結びまして、初年度ということもございまして、このオクトーバーランにつきましては、参加される方はもともと無料なのですが、市としても無料で参加できるということです。来年度以降につきましては、これは市としては有料になりそうな感じでございますので、その辺なかなか、となりますとお金がかかってまいりますので、来年度もできるかというのはちょっと分からないところでございますが、できれば続けたいというふうには考えてございますが、予算の関係もございますので何とも言えないところでございますが、活用できる場合にはぜひとも続けていきたいと思っております。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) ぜひ積極的にお願いします。  (4)なのですけれども、マラソンミュージアムなのですけれども、今の状態、1年前ぐらいから総合運動公園の体育館内にガラスケースが3つほど置かれていて、いろいろな物がただぐちゃぐちゃに展示してあるというだけだと思うのですね。せっかく物がそろっているのでしたら、工夫して展示しないともったいないと思うのですよ。今のままだと、あれ誰が何を見ても何が何だかよく分からないと思うのですよ。予算をかけずに写真と紹介文だけ作って掲示するだけでも、ああ、これって、そういうものなのだとすぐ分かると思うのですね。アールビーズは、もう歴史もありますし、全世界に人脈があるわけですから、マラソンミュージアムとして久喜市が整備するといったら喜んで多分協力してくれると思います。前から申し上げているのですけれども、久喜に行ったらランニングする環境が整備してあって、仲間がいて、いろんなイベントがあって、市民の健康寿命日本一で、これこそが市長公約でもあるランナーの聖地化だと思うのですね。これに加えて、世界中から集めたユニフォームだとかシューズだとかメダルとかも展示してある施設があれば、世界中のランニングファンが久喜市に注目をしてくれると思います。ほかの自治体には決してこれはまだないので、大きくリードすることもできると思うのですね。今で言うと厚底シューズというのが世の中を騒がせていますけれども、靴の歴史の変遷だとか世界記録の歴史の変遷だとか、そういうのを展示してもすごく面白い施設ができるのではないかなと思います。今のままのようにただ無作為に置いてあるだけだと、あまりにももったいないのかなと思うのですけれども、その辺りいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) マラソンミュージアムにつきましては、以前からご提案をいただいているところでございますけれども、久喜マラソンもまだ歴史が浅いということもございます。久喜市が市民ランナーの聖地化ということが、どこから見てもそういうふうな認知されるようになってからそういったもの、具体的なコンセプトを固めて整備していくという考えでございますので、今のところすぐに整備するという考えはございませんけれども、その場合にはアールビーズさんのほうのノウハウもあるかと思いますので、そのような活用して、ぜひとも協力をいただきたいというように考えているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) そうしたら、今回スポーツタウン.jpとオクトーバーランで、はい、協定の内容はこれで終わりではなくて、スポーツ環境の整備だとか障がい者スポーツとか、そういうところにも踏み込んでいるわけなので、定期的にミーティングなりするなどして、ぜひマラソンミュージアムのことも話に出していただきたいなと思います。  そうしたら、大項目2番のほうに移ります。バスツアーが、これ日程が変更になってしまったのですけれども、栢間古墳群から出土した埴輪のほうを披露することを検討しているということであったのですけれども、このようなおもてなしをしていただけるというのは、特別感があって本当にありがたいことだということで、古墳にコーフン協会の人も言っていました。今後もバスツアーに入れたいという要望があれば協力していきたいということでご答弁あったのですけれども、そのようなツアーから、今回のようにまた埴輪とか見せてほしいという要望があったときに対応することはできますか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) せっかく天王山塚古墳に足を運んでいただいたということであれば、その周辺から、古墳群から出土した物を見ていただくのが、当然楽しみの一つになりますので、そういったときには続けていきたいというふうに考えています。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 分かりました。  あと、参加者に改めて配布する天王山塚古墳に関する資料なのですけれども、これは新たに作ると言っていたのですけれども、どのような情報が記載されているものを考えていますか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) やはり文字だけでなくて目で見てといいますか、写真ですとか、あと天王山塚古墳の等高線が入ったような、こんな形なんだみたいな、木が生えていますのでよく形が分からないというのもございますし、そういったものを視覚的に分かりやすいといいますか、言葉も説明も含めて、写真も含めて図面も含めて、天王山塚古墳をよく紹介できるような資料を作っていきたいと思っております。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 今回、部長もご存じだと思いますけれども、まりこふんさんとズームで会議をして、どのような情報が掲示をしてあったら面白いですかということで聞いたのですけれども、測量図だとか、あと今部長が答弁していただいたように古墳の美しい写真だとか、調査前の昔の写真とか、出土品の写真、古墳についての説明ですね、例えば何世紀に造られたもの、葺石の有無、埴輪のことなども掲載してあったらうれしいなと言われました。こちらもぜひ、この情報も参考にしていただきたいなと思います。  では、最後の質問になります。(4)なのですけれども、新たな発見があった場合には、古墳をメインにしたイベントの開催について検討していきたいということがあったのですけれども、これだとちょっと遅過ぎるのかなと思うのですよ。群馬県だとか行田市とかの自治体というのは、がんがんバスツアー誘致したりコンサートを開いているのですね。まりこふんさんとの話の中でも、私の地元なのに何で全然、イベント呼んでくれたりとか、いろいろ盛り上げていきたいのに、協力するよということでおっしゃっていました。今回のツアーを機に、また次、また次と呼ぶだけではなくて、どんどん、どんどん同じように呼んでほしいし、今すぐにでも検討誰か入ってくれないかなという形でおっしゃっていたのですけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(春山千明議員) 教育部長。 ◎教育部長(野原隆) やはりイベントの中には目玉となるようなものが必要だろうということで、今年度は道路関係で調査というのですか行いますので、それでもしかしたら何か出るかもしれませんので、やはりそういった何か目玉となるようなものがないとやりづらいのかなという部分もございますので、何か新たな知見、発見があった場合にはというところを今考えているところでございます。 ○議長(春山千明議員) 川内鴻輝議員。                 〔5番 川内鴻輝議員登壇〕 ◆5番(川内鴻輝議員) 新たになくても、例えば渋谷で古墳のコンサートを開いたりして、そのときで多分200人ぐらい集まっていたと思うのですよね。そういうのをやってくれるだけでもありがたいと言っていたので、そういう検討もぜひお願いしたいと思います。  では、これで質問終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(春山千明議員) 以上で川内鴻輝議員の質問を打ち切ります。                        ◇ △次会の日程報告 ○議長(春山千明議員) 日程第3、次会の日程を申し上げます。  次会は、9月9日水曜日午前9時より本会議を開き、本日に引き続き市政に対する質問を行います。  議員の皆様には、定刻どおりご参集くださるようお願いをいたします。                        ◇ △散会の宣告 ○議長(春山千明議員) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会といたします。    散会 午後 3時57分...