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令和 2年第4回定例会−12月09日-06号

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  1. 新座市議会 2020-12-09
    令和 2年第4回定例会−12月09日-06号


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    最終取得日: 2021-05-02
    令和 2年第4回定例会−12月09日-06号令和 2年第4回定例会                令和2年第4回新座市議会定例会 議事日程第6号                              12月9日午前9時開議 第 1 一般質問    13番 嶋田 好枝 議員    19番 島田久仁代 議員    21番 助川  昇 議員    10番 高邑 朋矢 議員 出席議員 26名      1番   白  井  忠  雄         2番   鈴  木  秀  一      3番   伊  藤  智 砂 子         4番   佐  藤  重  忠      5番   谷 地 田  庸  子         6番   野  中  弥  生      7番   滝  本  恭  雪         8番   荒  井  規  行      9番   鈴  木  芳  宗        10番   高  邑  朋  矢     11番   富  永  孝  子        12番   石  島  陽  子     13番   嶋  田  好  枝        14番   辻     実  樹
        15番   小  野  由 美 子        16番   笠  原     進     17番   小  野  大  輔        18番   上  田  美 小 枝     19番   島  田  久 仁 代        20番   米  橋  結  太     21番   助  川     昇        22番   小 野 澤  健  至     23番   鈴  木  明  子        24番   池  田  貞  雄     25番   嶋  野  加  代        26番   平  野     茂 欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平   総合政策           永  尾  郁  夫      総務部長    伊  藤  佳  史   部   長                           市民生活   財政部長    遠  山  泰  久              齋  藤  寿 美 子                           部   長   総合福祉                    こども未来           鈴  木  義  弘              一 ノ 関  知  子   部   長                   部   長   いきいき                    都市整備           竹 之 下     力              広  瀬  達  夫   健康部長                    部   長   上下水道           島  崎  昭  生      教 育 長   金  子  廣  志   部   長   教育総務                    学校教育           渡  辺  哲  也              小  関     直   部   長                   部   長                           選挙管理   会計管理者   今  村  哲  也      委 員 会   川  島     聡                           事務局長   監査委員           山  本     実   事務局長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    細  沼  伊 左 夫              河  尻  広  海                           副 局 長   議事調査           長 谷 部  知  美   係   長 △開議の宣告  (午前 9時29分) ○議長(滝本恭雪議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配布してあるとおりであります。 △一般質問 ○議長(滝本恭雪議員) 日程第1、一般質問を行います。 △嶋田好枝議員 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員の一般質問を許可いたします。  13番、嶋田好枝議員。    〔13番(嶋田好枝議員)登壇〕 ◆13番(嶋田好枝議員) おはようございます。13番、嶋田好枝です。発言の通告に従いまして質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  初めに、通告書の訂正がありますので、お願いいたします。通告書の10ページですけれども、3番と5番と6番と7番のところに答弁者が「市長及び教育長」というふうになっているのですけれども、「市長及び」というところを消していただいて、答弁者は3番、5番、6番、7番については教育長が答弁してくださるということで、「市長及び」というのを消していただきたいと思います。お願いいたします。いいですか。  では、始めさせていただきます。1番です。教員の多忙化の解消についてです。教員の多忙化がなかなか改善されません。教員が行っている様々な仕事のうち、削減しても子供たちに直接の影響のないものを思い切って削っていく必要があると考えます。例えば教科ごとの主任研修会、研究授業など、思い切った削減をしない限り、教員の多忙化は解消されないと考えます。また、教職員の人数を増やすことも必要です。少人数学級を実現することも多忙化の解消につながると考えます。どのようにお考えでしょうかということです。  先生方は、以前は夜の8時、9時まで学校に残って仕事をしたり、土日も学校に行って仕事をしたりしていた時期もあり、教員の仕事はとてもブラックだと言われて久しいです。教員の成り手も減っていると聞いています。今はどのような状態なのでしょうか。管理職から早く帰るように言われ、7時頃には大体の先生方が退勤していると聞きます。それでは、教員の多忙化は解消されたのでしょうか。教員の多忙化が起こるのは、限られた人数の中でたくさんの仕事をしているわけで、教員の数を増やすことが何よりも第一に必要なことだと考えます。コロナ対応で各学校に支援員が1名配置されたことで、消毒をしてもらったり、印刷をしてもらったり、細かい手伝いをしてもらうことでとても助かっていると聞いています。この対応は大変よかったと思っています。ただ、根本的には3年生以上が6時間授業になり、教える内容も増えました。高学年では英語の授業も始まっています。パソコンの学習も始まります。担任の持ち時間数が多くなり、空き時間も少なく、授業に追われているのが現実ではないでしょうか。教員を増やすことで担任の持ち時間数を減らすことも多忙化の解消になります。空き時間を利用して、教材研究や授業の準備ができます。  また、多忙化の解消には思い切った行事の見直しが必要だと思います。例として、教科ごとの主任研修会や主任の研究授業をやめるなど、検討していただきたいと考えます。ほかにも年間行事の思い切った見直し、削減も検討してもよいのではないかと考えます。子ども暗唱・弁論大会、縄跳び検定、発明創意工夫展統計グラフコンクール読書感想文コンクールなどについても検討する時期に来ているのではないかと考えます。宿題が多いのも、教員の多忙化の一つのように思います。音読、計算ドリル漢字ドリル、体力アップなど、子供たちに毎日課題として、宿題として課すのはいかがなものでしょうか。宿題を出せば、それを点検、チェックするのは担任の仕事になります。  また、例えばエコライフデーの用紙を全員に必ず提出させるなどのやり方は、やり過ぎではないかというふうに思います。これは、先生方から聞いたものです。指導案を事細かに書くという作業も負担が大きいと聞きます。簡素化の方向で考えていただきたいと思います。  今は、様々な課題を抱えた子供たちが多いです。不登校の児童も減っていません。学力差がつくことで、どうせ俺なんか、私なんかと考える子供が増えるのは困ります。その子の持っているよさを引き出し、自己肯定感を育てる学習の工夫が必要と考えます。じっくりと教材に向き合う教材研究の時間こそ教員の一番の仕事です。それがおろそかになっていないでしょうか。多忙化の解消には、少人数学級を実現していくことも大切です。子供も教員もゆったりとした環境で授業を行うことで、教育の効果も高まると考えます。教育長の考えをお聞きします。新座市での多忙化に向けた、解消に向けた取組についてもお聞きしたいと思います。  2番です。スクールゾーンの管理について。野火止三丁目の山下通りから伊豆殿橋に抜けられる細い通りは、7時から8時30分までスクールゾーンになっています。路上にも大きく表示がしてあります。今は、地域の方の善意で、毎日看板の出し入れをしてもらっています。それなのに、その看板をどけて通過する車があります。これでは子供たちが安心して通学することができません。スクールゾーンは市内にたくさんあり、人が立っていて車が進入できないところもありますが、看板も出さず、平気で車が通っているところもあります。スクールゾーンの管理はどのようになっているのでしょうかということです。  スクールゾーンにおけるその看板はウマというのだそうですけれども、ウマの出し入れについては地域の方やPTAにお願いしていたと聞いています。現在はどのようになっているのでしょうか。地域の方の協力で厳重に守られていて、子供たちが安全に登校できているところと、ウマも出さず車が自由に通っているところもあります。これでは子供たちの安全な登校は守られないのではないでしょうか。野火止三丁目の山下通りのスクールゾーンは、新座中学校の生徒も通り、とても細い道です。以前はウマを出してくれる人がいなくて、子供たちが通っている脇を車が通過するという状態でした。これではとても危ないということで、地域の方がウマを出し入れしてくださることになり、現在に至っています。このスクールゾーンは、伊豆殿橋まで続いています。伊豆殿橋から入ってくる車もあるため、黄色い目立つ看板を立てていただきました。これがその写真です。この看板を、ここ進入禁止ですよというのを立てていただきました。このような努力があって成り立っている状態なのですが、協力していただいている方は高齢の方です。「元気なうちはやりますよ」と言ってくださっていますが、ウマの出し入れは大変な労力です。今後のことも、とても心配です。スクールゾーンについてどのような認識なのでしょうか、お聞かせください。今後どのようにする予定なのかについてもお聞きいたします。  3番目です。大和田ファミリープールの今後についてです。大和田ファミリープールは、今年度中止となりました。来年度も中止の方向と聞いています。30年以上たっている施設を2年間も使わないでいると、いざ使用するときに不具合が生じるのではないでしょうか。今後の予定をお聞きします。新座市に1つしかない、市民にとって大切なプールなので、新しく建て替えをするという方向で検討していただきたいと思います。  大和田ファミリープールは、新座市に1つしかない大切なプールです。今年は、コロナの関係でプールが開けなかったのはとても残念です。来年もやらないということがもう決められているのはとても残念なことです。大和田ファミリープールは、できてから30年以上たっています。トラブルに遭った年もあったと聞いています。修理に多額のお金がかかった年もありました。2年間も開かないで、いざ動かそうとしたときに不具合が起こったりすることはないのでしょうか。機械や配水管など30年以上たっていると劣化も考えられるのではないでしょうか。また、毎年3か月しか使わないで、残りの9か月はそのまま使うことがないというのは、とてももったいないことだという気がしています。市民の中には、温水プールにしてほしいという声もあります。温水プールというのは、考えとしてはありますでしょうか。温水プールが無理であっても、リニューアルして新しいプールにするという考えはありますでしょうか、お聞かせください。  4番目です。新座駅の路上喫煙について。前回定例会の一般質問の市長答弁で、「喫煙室を設置するのが解決策」との回答をいただきました。それが一番よい方法だと考えます。喫煙室を設置する方向で具体的に動き出しているのでしょうか。進捗状況についてお聞きします。  市長から提案のありました新座駅北口に喫煙所を造るという方向ではいかがでしょうか。可能であれば進めていただきたいと思います。北口の奥は広い空間があり、トイレにつながる通路になっています。奥のほうに行って、たばこを吸っている人をよく見かけます。たばこの吸い殻が減らないわけです。同時に、ごみもたくさん落ちています。新座市の玄関とも思われている新座駅が、たばこの吸い殻やごみで汚れているというのはとても残念なことで、私たち市民のマナーが問われます。新座市民はマナーも守れない人たちと思われるのは心外です。いつもきれいな駅にするためには、啓発活動も大切だと考えます。どのような啓発活動を考えていらっしゃるでしょうか。啓発活動だけでは改善されない場合、何らかの方法を考えることも必要ではないでしょうか、市の考えを伺います。  5番です。林間学校助成金の継続について。林間学校は、子供たちにとっては思い出に残る大切な行事です。ところが、それにはそれなりの費用がかかります。持ち物の準備もしなければなりません。生活が大変な家庭もあるので、市からの補助があれば、保護者は大変助かります。これからも継続をお願いします。できれば増額の方向で検討してください。  林間学校は、小学校生活で初めて親元を離れて、クラス、学年の子供たちと宿泊するという大きな行事です。しかも、2泊もして山登りや榛名湖でのカッターボート、キャンプファイア、肝試しなど、わくわくするような様々な活動をします。5年生にとっては大切な行事です。新座市は、市としての宿泊施設がありません。そのため、群馬県の施設を借りたり、県立の大滝げんきプラザを使ったりしています。志木市や戸田市は、市独自の宿泊施設を持っているので、その施設を使えば安い料金で利用することができます。この補助金の小学生2,000円、中学生4,500円は、そのために補助されたものだと思います。これを削るなどということはとんでもないことです。今までどおり補助をお願いいたします。できれば金額を増やしていただき、父母負担を少しでも軽減していただきたいと思います。市の考えを伺います。  6番です。小・中学校の図書費の増額について。子供たちの活字離れが叫ばれています。各学校では、本好きな子供になってもらうために朝読書など、様々な形で努力がなされています。図書室に魅力的な本がたくさんあれば、子供たちは読みたくなります。図書費を削るのではなく、大幅に増額していただければ、本を読むのは楽しいなと思ってくれる本好きな子供たちが増えると思います。  学校の教育予算は、市の予算の10%が好ましいと言われています。今年は10%になったのでしょうか。新座市、日本の未来を背負っていく子供たちにこそ、夢のある希望に満ちた未来を築いていってほしいものです。そのために大人ができることはたくさんあると思います。今コロナ禍の中で、十分に体を動かしたり、大声を出して思い切り遊び回ったりすることができません。学校では3密を避け、マスクをして生活しなくてはなりません。窮屈な思いをしながら過ごしていることと思います。そうであればこそ、今こそこの時期こそ子供たちに読書の楽しさ、本を読むことで得られる豊かな想像力や知識の豊かさ、知らないことが分かる喜びなどを大いに経験してほしいと思います。学校の図書室の本が充実していれば、子供たちは必ず本に興味を持つことと思います。魅力的な本を増やすために、図書費の増額をお願いいたします。心豊かな子供たちに育っていくために、読書には計り知れない力があると考えます。  7番です。大和田運動場のトイレについて。トイレの設置については、当初から予定があったのに、予算の都合で造られていないと聞きました。トイレがない施設では、利用者は大変困ります。早期の設置をお願いします。設置予定はいつ頃なのかをお聞かせくださいということで、大和田運動場はこれから造られるということが分かりました。  先日見に行ってきましたが、更地になっていて、きれいに整地されていました。車が止まっていましたが、これから工事をする予定のようでした。大和田運動場のトイレは、今年度造るということで予算化されていたのに、工事が延期になったと聞きました。今後の予定を聞かせてください。ここは、軽いボール遊びができる公園ができる予定と聞いています。公園ができるときに、トイレもできるということでよいのでしょうか。ここは、大和田二・三丁目土地区画整理事業の一環だと思います。いつ頃出来上がる予定なのかをお聞かせください。この公園の名称ですが、大和田運動場ということでよいのでしょうか、お聞かせください。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) 皆さん、おはようございます。それでは、嶋田好枝議員のご質問に順次お答えしてまいります。  私に対する質問は2点でございますので、ご答弁申し上げます。まず1点目、スクールゾーンの管理についてのご質問をいただきました。スクールゾーンにつきましては、車両通行禁止時間帯は許可車を除く車両の通行は禁止しております。スクールゾーン入り口の道路部分に規制標識、スクールゾーンである文字表示やカラー舗装、立て看板の設置で周知を行っております。しかし、それでもスクールゾーンに気づかずに通行する車両、抜け道として通行する車両があることから、市ではバリケード看板を貸し出して、スクールゾーン設置要望者、近隣住民、町内会、PTAの方々にご協力をいただき、バリケード看板の設置及び撤収をお願いしております。このバリケード看板の設置については、設置義務があるわけではなくて、あくまでも通行禁止の啓発及び通行の抑制を図るものであります。また、児童・生徒の通学の安全を確保する観点で毎日の設置が望ましいことから、引き続き住民の方々にご協力をお願いしてまいりたいと思います。  なお、違反行為と知りながら通行する車両につきましては、警察による取締りが効果的と考えますので、適宜新座警察署と連携を図ってまいりたいと思います。  野火止三丁目の山下通りから伊豆殿橋に抜ける市道の車両通行につきましては、新座警察署に要望いたしまして、取締りの強化をするということで、10月23日に要望書を提出してまいりました。取締りをしていただきたいと思います。  2点目の質問です。新座駅の路上喫煙についてのご質問です。嶋田議員からは、9月議会でもご質問いただきました。喫煙所の設置は、路上喫煙防止に効果があるというふうに私も考えております。しかし、喫煙所を設置することにつきましては、改正健康増進法の施行、受動喫煙の禁煙化への意識が高まる中では反対する意見も多く、周囲に煙の出ないプレハブのようなものを設置するとしましても、設置場所の確保が難しい状況でございます。また、喫煙所の設置は設置場所の賃貸料や日常の管理にも費用を要することから、財政的に大変現在は厳しい状況でございます。  JRに聞きました。JRにおきましても禁煙を進めていることから、敷地内に喫煙所の設置はできないとのことでありました。喫煙所のために土地を貸すこともできないということでありました。路上喫煙及びポイ捨ての防止につきましては、引き続き啓発看板や広報による周知を図るとともに、現地での啓発活動を続けることで喫煙者の意識の改善を図り、路上喫煙の防止に努めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。市民の方からは、本当に新座駅に行くと煙が立って、臭い臭いということで要望をいただいております。何とかしなければいけないのですけれども、JRのほうはそういうボックスみたいなものは造らないということでありますので、ちょっと今後また検討させていただきたいと思いますが、啓発活動はしっかりさせていただきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) おはようございます。嶋田好枝議員から5点についてご質問がございましたので、私からお答え申し上げます。  1点目の教員の多忙化解消についてでございますけれども、新座市では平成30年度からICカードを利用した出退勤の記録を取っております。この記録は資料でもお配りしてありますが、経年変化を見ますと、教員の在校時間は少しずつではありますが、年々減少しているということでございます。さらに、多忙化解消には努めてまいりたいと思いますが、この結果から見ても教員の意識は少しずつ変わりつつあるというふうに私どもは認識しています。  こうした多忙化の状況が生まれた背景でありますけれども、1つは昭和46年に制定されました公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法という法律がございまして、この法律によって教員は時間外手当を支給しないということになったわけです。その代わりに教職調整額の4%、本給の4%をつけますということになりました。このことによって、様々な変化が起こってきたのだろうなと思います。この法律が制定されてから、既に49年が経過をしているわけですけれども、この間に起こった様々な変化というのは、1つは教職員が学校に残っていることが業務なのか、それとも私的なことなのかということの区分が曖昧になったということと、管理職が時間外に対して干渉しなくなったということが言えるのではないかと思います。業務であれば、しっかりと今日は2時間残業しますとか、1時間残業しますということで内容も明らかになるわけですけれども、こうしたものがつかなくなったという、こうした背景の影響というのが非常に大きいと。この49年間の間、学校に課せられた様々な課題が授業以外のことで大きく膨らんできたということです。社会的な背景も大きく変わってきました。それによって、教員の負担増が増したということが言えるのかなというふうに思います。こうした事態は一刻も早く解消しなければならないというふうに思いますので、私どもも様々な手だてを打っているところであります。  ICカードの導入も、県内でも非常に早く新座市は導入をいたしました。これに倣って、各市もこのICカードの導入を進めていますけれども、留守番電話の導入もその一つでございます。この留守番電話、6時とか6時半以降についての電話は学校は受け付けないということになりましたけれども、それ以前はもうとにかく時間関係なく、学校に様々な要望が寄せられていたということでありまして、これも一つの解消策になったかなというふうに思います。  それから、夏季休業中の閉庁日を設けました。これは学校を閉めてしまうと、お盆前後。こうしたことも、新座市は県内でも先駆的なことで始めたわけでありまして、今は県でも全体で進めているという状況でございます。  また、部活動につきましてもガイドラインをしっかり取って、働き方改革も含めて指導に当たるように行っているところであります。  また、コミュニティ・スクールの導入につきましても、これからまだ第2期でいろいろと考えがありますけれども、地域人材を活用して学校の負担軽減を図っていくというようなことで進めているわけであります。
     嶋田議員がおっしゃいました主任研修会の削減とか、いろんな研修の削減等々につきましては、一つは教員というのは幾ら教育環境が整っていても、やはり最終的には人なのです。その人がやっぱり資質、能力が優れたものでなければ、いい教育はできないというふうに私は思っていますから、大学を卒業してきて、しかも今新座市は若い先生が非常に多くなってきていますから、研修に手を抜いたら、一生涯その先生は力がないままいってしまうということで、やっぱり現職の現場での研修というのは極めて大事なわけです。それは、やっぱり大学では学べないようなことがたくさんあるわけでありまして、私は研修は削減すべきではないというふうに考えています。  また、教員は教育基本法の第9条にも、それから教育公務員特例法の第21条にも、絶えず研修と修養に努めなければならないというふうに明記をしているわけでありまして、これは教員としての責務であると思います。ですから、研修そのものはやっぱり減らすということよりも、もっと別のいわゆる削減することがあるというふうに思いますので、そういう方向で進めてまいりたいと思います。  少人数学級の実現については、私も同感でございます。もう40人という定数は、はるかに限度を超えている状況にあると考えています。これはもう以前からそう考えていますけれども、ただ市で導入すべきではないというのは私の考えであります。これは県とか、あるいは国が広く全国的に展開して決めるべき問題であると。ある市に行けば30人学級、ある市に行けば40人学級という、そういった不公平はつくってはならない。教育はやっぱり全ての国民に保障しなければならない事柄でありますから、これは全国的、あるいは県単位で取り組むべきことではないか。私ども、都市教育長協議会というのがありますが、ここでも要望は出しています、少人数学級。そして、先日教育関係20団体の全ての団体が、少人数学級のアピール文を作成をして出したわけであります。これはもう教育に携わる全ての人たちが、少人数学級は望んでいることだというふうに思いますので、国がぜひ動いていただければありがたいなというふうに思っています。  続いて、大和田ファミリープールについてでございますけれども、利用者の密集、接触が想定をされます。特に更衣室がちょっと狭いものですから、いつも密になっているという状況でございます。感染防止の観点から、今年度につきましては中止とさせていただきました。来年度につきましては、感染症対策ということもあるのですけれども、本市の危機的な財政状況から全庁的に事業の見直しが図られたところでありまして、このことによって中止とさせていただきました。事業は中止をいたしましたけれども、令和4年度以降の再開に向けての施設の維持管理、必要な点検等は継続して行ってまいります。  今後のプールの在り方についてでありますけれども、場所を含めて検討する時期に来ているかなとは思いますけれども、まだ具体的に構想が立てられているという状況ではございませんので、ご理解をいただきたいと存じます。  続いて、林間学校の助成金についてでございますけれども、これからの林間学校の在り方を抜本的に考える時期に来ているかなというふうに私は考えています。今嶋田議員も、秩父市にあります大滝げんきプラザを使っているというお話がありましたけれども、これは私が野火止小学校の校長のときに初めて大滝げんきプラザを使ったのです。それまでは高校生の施設で、小学生は使えないと言われていたのですが、空いているのに使わせないってどういうことだということで、7月の夏休みに入ってすぐに、空いていたものですから交渉して使わせていただきました。これは大変立派な施設があって、体育館もあるし、雨が降っても活動できるような施設なのです。野外炊飯の施設なんかもありますから、しかも一人一人がベッドで確保されていますから、高校生用のベッドですから広いのです。そういうところでしたので、しかも宿泊料が無料でした。シーツ代と食事代だけで済んだということで、大幅に経費が減ったということがありました。それまでは民間の施設を使っていましたので、宿泊料も取られていましたから、そういった意味ではよかったなと思いますけれども、これが少しずつ今新座市内でも広がってきているようであります。そういう補助金、全ての子供たちに補助金もありがたいことですけれども、学校も様々な工夫を凝らして、負担軽減の努力をしなければならない時期に私は来ているというふうに思っています。  ただ、経済的に困難なお子さんもたくさんいらっしゃいますので、こうした家庭についてはしっかりとセーフティーネットを張ってケアしていく必要があると思いますし、現在でもそうした家庭には、そういった行事に関する経費については全て支給されることになっていますので、セーフティーネットはできているかなというふうに思います。そういう観点で進めていきたいというふうに思っているところでございます。  続いて、図書費の増額についてご質問がございました。新座市の小・中学校の蔵書率は、100%をほとんどの学校が超えています。2校が98%ぐらいで、ほとんど100%であります。ですから、どんどん図書を増やすことはできるのだけれども、実際に収納できるような状況にはないということで、これは学校で、要するに古い資料は廃棄していただいて、空きスペースをつくって新しい書籍を入れていくという努力をしていただかなければならないと思いますが、図書費の増額というか、図書費については、これはもう本当に活字離れが進んでいく現代の中で、子供たちがしっかりと読書する習慣をつけていくということは極めて大事なことだと思いますし、また学力にも大きく影響するということがいろいろなデータからも明らかになっていますので、やはり図書室に通うという、本を読むということを習慣づけるということは極めて大事なことだと思いますので、私どもとしても図書室の書籍の充実についてはこれからも努めていきたいというふうに思っています。  今年度におきましては、ほっとぷらざの図書室が閉館するということで多くの書籍が残るわけでありまして、こうしたものはなるべく学校に、子供たちが読める本については学校で引き受けていきたいなというふうに今考えているところであります。今後も図書費の確保については、しっかりと進めていきたいと思います。  続いて、大和田運動場の、これは仮称なのですが、大和田運動場多目的広場と、あくまでもこれは仮称でありまして、正式名称ではございませんが、このトイレの建設についてご質問がございました。大和田二・三丁目の土地区画整理事業地内の貯水池施設の上部、上に整備予定である大和田運動場多目的的広場につきましては、令和2年度に運動場の整備に先駆けて建設する予定でございました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症に起因する本市の危機的な財政状況から、区画整理事業が先送りになりました。運動場の整備も当然先送りをしたということで、トイレの建設工事が中断しているというような状況でございます。ただ、これは運動場ができれば、当然トイレは造らなければなりませんので、運動場の建設に合わせて、しっかりとトイレは建設をしていきたいというふうに思っているところでございます。こうした先送りの状況から、令和2年第3回の新座市議会の一般会計、補正予算で減額を図ったところでありますけれども、造らないということではございませんので、事業が先送りになったので、来年度については行わないということでございます。ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) それでは、もう一度順番に再質問をさせていただきます。  まず、1番目の点ですけれども、学校のほうでも随分努力をされているということで、そのことについては大変よいことかなというふうに思っております。  夏季休業中の閉校日を決めているということでありましたけれども、これは何日間で、いつからいつまでなのかちょっとお知らせください。 ○議長(滝本恭雪議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(小関直) 夏休み中の閉庁日なのですが、これは県のサマーリフレッシュウイークというものの制度がございまして、人を置かなくてもいいよというような制度をつくっておりまして、それに合わせるもので、新座市としては毎年期間は若干変動するのですが、3日間程度置いているということでございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 幾つか教育長のほうからお話がありましたけれども、例えば週案をつくるとか書類を提出するとかという業務は、要は子供が帰ってからのいろんな業務がとても多いように感じるのですけれども、子供と関わる時間を多く持つことはとても大切だと思うのですけれども、子供を早く帰りなさい、帰りなさいと帰して、その後先生方はひたすら事務処理ばかりというふうな傾向があるのではないかと思うのですけれども、実態はそういう放課後の業務というか、事務処理というか、そういうものは実態はどのようになっているでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(小関直) 放課後の事務処理ということでございますが、以前は確かにそういう側面もあったかと思いますが、今、週日程の中でノー会議デーを設けたりですとか、あとは子供たちと触れ合う時間をあえて終業後に設けて、子供たちと話をしたりとかという時間を設けている学校も出始めておりますので、その点については大分改善されてきているのではないかなと思います。  また、先ほど主任会のお話もございましたが、主任会につきましては、授業優先ということもありますので、以前は3時ぐらいから開始していたことがあるのですが、現在は原則はもう3時半以降ということで開始時刻を遅らせておりますので、そういった意味でも様々対応のほうを図っていることはご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 教育長のほうから少人数学級についてのお話がありまして、それで今はいろんな機関で要望を出していて、アピール文も出したということで、これが早く実現することを私たちも望んでいますけれども、ぜひ少人数学級実現に向けて、市としても努力をしていただきたいというふうに思っています。  あと教員の増員についてなのですけれども、今回は支援員が来てくださっているということで、これは3月までということかと思いますけれども、やはり教員を増やすということが一番多忙化の解消にやっぱり大きいことではないかというふうに思っているのですけれども、結局教科も増えて持ち時間数も増えると空き時間もなく、ずっと授業の時間数が多いということに関しては、何か工夫はされているのでしょうか、お願いいたします。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 教員の定数というのは、法律によって定められているのです。ですから、学級数に対して、当然担任の数、学級の数が担任として充てられるわけですけれども、それ以外に加配というのがありまして、生徒指導加配とかマネジメント加配とか、いろいろと加配の制度がありまして、そうした加配をいかに多く獲得するかというのが教育委員会にかかっているわけでありまして、県と交渉しまして、なるべくたくさんの加配をいただいて、先生方の負担軽減を図っているわけです。これは、今手元に数字はありませんけれども、新座市も相当数の加配をいただいています。各学校、恐らく2名程度の加配は行っていると思いますけれども、こうした加配がさらに増えていけば、負担軽減にもつながっていくかなというふうに思いますけれども、これは県の予算で進めているものでありますから、その限られた人材をなるべく多く提供していただくように、私どももいつも働きかけをしているところでございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) ありがとうございます。ぜひ先生方が増えて、負担が軽減できるようにしていただきたいと思います。  もう一つですけれども、宿題の点です。計算ドリル漢字ドリルを買えば、もちろん使うということですけれども、実際にはなかなか授業の中で全部活用が難しいとなると、宿題というふうな形になるかと思うのですけれども、聞きましたら、音読も毎日やりましょう、計算ドリルも毎日やりましょう、漢字も毎日練習しましょう、本も読みましょう、体力もアップしましょうというふうなことで、すごく毎日毎日課題がたくさん出されるということを聞くのですけれども、そこら辺について、やはりそういうことをずっと繰り返すことが本当に子供の学力につながるのかということと、あと教員の多忙化解消の観点から、やはりそこは見直してもよいのではないかと考えるのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) こうした教育の具体的な中身に関することについては、私の答弁でいいのかどうかということなのですけれども、やはり担任はそれぞれ子供たちの状況を見ながら課題を出しているというふうに思います。ですから、体力も読書も、それからドリルも一遍に出しているということは考えられないわけで、子供にも時間が限られていますから、その中で少しでも家庭でも勉強ができるような習慣づけをするという意味で、宿題を出しているというふうに思います。たくさんの負担になっているような状況であれば、私どもから学校に伝えていきたいというふうに思いますけれども、このことが負担軽減につながるということはちょっとよく分からないのですけれども、ドリルをやったらチェックをする、これは当然のことだと思います。それは、セルフコントロールできることですよね、担任が。そういうセルフコントロールをしっかりしながら、後の処理のことも考えて宿題は出されているものと私は認識しているところでございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) これは、セルフコントロールをしてやっていってよいということで了解いたしました。  もう一つは、年間行事なのですけれども、先ほど述べました、例えば子ども暗唱・弁論大会、縄跳び検定、発明創意工夫展などなど、たくさんのものがありますけれども、こういうのも担当になった先生方の負担感というのは大変大きいと聞いております。そこら辺について見直す考えはありますでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) こうしたコンクールとか展覧会とかというようなものは、これは市で実施しているというよりも全国レベルの問題です。全国で展開をしていることであります。絵画展一つにしてもそうですし、あるいは科学展というのがありますけれども、これも県で、全国レベルにつながる展覧会であります。発明創意工夫展もそうです。そうした子供たちがアイデアを生かして自己実現を図っていく機会というのは、大事な機会だと私は思います。ですから、教師が大変だからやめようというのは、発想としては私は間違っているというふうに思います。このコンクールや展覧会やそういったものが誤った方向に行っているならばともかくとして、働き方改革ということであれば、やっぱり1人の先生に負担がかからないように工夫をしていくということが必要ではないかと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 全国的なものに関してはそういう考えもあるかと思いますけれども、新座市独自でやっている子ども暗唱・弁論大会とか縄跳び検定とか、そういうものについては考えていってもよいのではないかと思うのですけれども、前の文教生活常任委員会でも出たかと思うのですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 子ども暗唱・弁論大会、嶋田議員、御覧になったことございますか。1年生から6年生まで、教材も含めた様々な文章を記憶して舞台で発表するということは、子供たちにとっては大変なことだと思います。もう本当に生涯忘れ得ないような経験になるのではないかなというふうに思います。そうした一つの文章を覚えるということ、それは生涯の財産になると私は思っているのです。私もたくさんの文章を暗記して覚えていますけれども、すらすらすらっと出てくる、そういうのはやっぱり大事なことなのではないかなというふうに思っていまして、これを続けてきました。  ただ、時代とともにやはり内容を考えなければならないということで、一時期中学生は丸覚えではなくて弁論にしようということで、弁論にしました。そして、時間が多いので、英語のほうはやめました。こうして行事一つ一つについても工夫、改善は図っているのです。ただ、やはり今年はコロナの感染症の防止のためにできませんでしたけれども、今後についてもこの在り方については吟味して、行事の精選も含めて、働き方改革につながりますので、検討していきたいというふうに思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) ぜひ検討のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、2番に行きたいと思います。スクールゾーンの管理についてなのですけれども、警察のパトロールもというふうなことで言われたのですけれども、なかなか改善されないというか、パトロールのことは置いておきまして、山下通りの出し入れしてくださっている方は、結局月曜から金曜まで朝7時に出して8時半に元に戻してというのを本当に欠かさずやるって、これ大変な労力なのです。でも、その方は、私が元気なうちはやりますと言ってくださって、それで私も例えばPTAとか町内会とか、あとウマを出すところに住んでいる方とかにも声をかけたことがあるのです。それで、出すのは1人の方がやってくださるから、入れるのだけでも、お宅の脇に置かせてもらっているので、入れるのだけお願いできないですかというふうに聞いたりもしたのですけれども、いや、それはなりません、出かけるときもあるのだから、毎日やるということは約束できないので、それはちょっとご辞退いたしますというふうに言われた場合もあるのです。そういうことで、やっぱりスクールゾーンはとても大事ですし、子供たちを守るために、車両はこの時間は入らないでくださいということなので、もちろん市民が守る、誰かが監視していなければ守れないということではなくて、市民が守るべきことだと思いますけれども、現実的にはやはり抜け道になっていたりすると、あと信号もないから、そこを通ったほうが、朝混んでいる道を信号を何度も待って行くよりはすごく楽だから行ってしまうとか、そんなふうな現実もあるわけですので、このスクールゾーンを維持していくために、やっぱり市としては何らかの方策が必要ではないかと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。ぜひ回答をお願いいたします。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) このウマにつきましては、嶋田議員、大和田小学校の先生でしたから、私もPTA会長をずっとやっていましたけれども、PTAでその地域の人で当番制でやっているような工夫もしたり、いろんなやり方をやりました。PTAが駄目なときは先生が来てやっていたりもした、そんな地域もありましたけれども。ですけれども、このスクールゾーンのときには時間帯は、そこの住民の方は別ですけれども、その人たちが必ず許可証をフロントに置いて車を動かすのですけれども、それ以外の方は禁止ですから、これは。警察に取り締まってもらって、罰金で厳重に取り締まりたいというふうに思いますので、警察には、入ってはいけないことから違反ですから、道路交通法違反ですから、しっかり取り締まっていただいて、こういうことがないように警察と学校と市と連携を図って進めていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 警察に取り締まってもらうという点については分かりましたけれども、日常の活動、やはりただ路面に何時から何時進入禁止と書いてあるだけでは、なかなか市民の方は守ってくれないわけで、そのためにウマを出し入れしたり、地域の方がその場に立ったりということをされていると思うので、そこの点について今後の見通しというか、例えば山下通りのように、もう誰も出してくれる人がいなくなりました、もう出しませんというふうになっていいのかどうか、そこら辺何か考えはあるでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 善意の方がもしできないという話になれば、やはりPTAで校外部というのがどこの学校でもあると思いますけれども、校外部のほうで学校と、また地域の方としっかり打合せをしていただいて、その方ができなかったら違う方法を考えて、このウマをしていただくということをお願いするということだと思います。とにかくウマがなくても、スクールゾーンにはその時間帯に入ると禁止ですから、違反ですから、どんどん取り締まっていただきたいというふうに思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 了解いたしました。  それでは、3番に行きます。大和田ファミリープールの今後についてです。新しく建て替える予定はないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 大和田ファミリープールを建て替えるという予定は、現在のところございません。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 例えばこのまま使うとして、5年、10年使うことは可能だというふうにお考えなのでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 経年の劣化によりまして、修繕や工事が必要になることはあるかと思いますが、建物はコンクリート造でございますので、修繕や大規模改修等が必要になることはあるかと思いますが、施設としては継続して使っていけたらいいかなというふうに考えているところでございます。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 以前教育長の答弁で、急にというか、プールをやろうと思ったときに不具合があって、はらはらしたときがあったというふうなこともお聞きしました。それで、いつも今年は大丈夫だろうかと不安を持ちながら、実際にプールを始めているというふうな答弁もあったかと思うのですけれども、そこら辺の不安というのは考えていらっしゃるのでしょうか、どうなのでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 大和田ファミリープールにつきましては、議員ご指摘のように老朽化をしていることは確かでございますが、ここ数年100万円や200万円程度の修繕で維持ができている状況でございます。今後大きな大規模な改修がもし必要となった場合には、改めて大和田ファミリープールの在り方については検討する必要があるかと思いますが、現在のところ小規模な修繕工事をして使っていけたらいいかなというふうに考えてございます。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) このプールは私の家の近くなのですけれども、地域の方に聞いても毎年子供がすごく通っていて、とても喜んで行っていますというふうに言われています。だから、市民には大変喜ばれている。市民にたくさん利用してもらいたいという施設だと思うのですけれども、来年度はやらないということなのですけれども、やるときにやはりリニューアルをして、例えばフェンスをきれいにするとか、傷んだところを直すとか、コンクリートのひびが入ったところを直すとか、あとパラソルを新しくするとかなどリニューアルをして、たくさんの方に気持ちよく利用していただけるような工夫は考えていらっしゃいますでしょうか。  あと、先ほども教育長からありましたけれども、更衣室についても何か直すとかというふうなことがありましたらお聞かせください。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 大和田ファミリープールのリニューアルについてですが、現下の市の財政状況を考えますと、大幅なリニューアル、多額な費用をかけてリニューアルするというのはなかなか難しい状況かなとは思っております。  コロナウイルスの対策等が十分に施されて、営業が開始できる状況になれば、パラソルやベンチの設置、老朽化したものについては取替えを、必要最低限のところを取替えをして実施をしていきたいというふうに考えてございますが、ちょっと現在のところ市の財政状況、またコロナの状況等も踏まえまして、今後の営業できるかどうかについては、令和3年度については中止という判断をさせていただきましたが、今後については現在のところちょっとまだ、状況についてはまだ未定であるということでございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 新しく始めるときには、ぜひリニューアルをしていただきたいと希望いたします。  次、4番です。新座駅の路上喫煙についてということで市長から答弁がありましたけれども、数日前行ってきたのですけれども、吸い殻が60本、あとごみも結構落ちていて、あと空き缶、スチール缶などもぽんと置いてあったりというふうなことで、あまり美しくないのです。それで、特に月曜日の朝は本当にはっきり言って汚いです。吸い殻だけではないですけれども、ごみも結構気になるぐらいあるのです。ですから、駅の清掃というのはどのように考えて、どのようにされているのか質問いたします。  ちょっと知り合いの人と、その人は和光市でしたので、和光市の話を聞いたら、「和光市の駅はいつもきれいよ」と、その方が言うのです。それで、「ああ、そういえば清掃員の人がいて定期的に何か掃除しているみたいで、だからきれいなんじゃないかしら」みたいなことを言っていましたけれども、そういう定期的に清掃されているのかどうか、そこら辺のことをお聞きします。 ○議長(滝本恭雪議員) 嶋田議員、路上喫煙に関する質問なので。 ◆13番(嶋田好枝議員) たばこの吸い殻が落ちていて、ごみも一緒に落ちているということなので、その点に関しての質問なのですけれども、どうでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) ちょっと関連になるかなとは思うのですけれども。  13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) それでは、要望だけ述べさせていただきます。  なかなか路上喫煙は難しい問題なのですけれども、なぜ新座駅の北口だけがあんなにああいう状態なのかなと、とても困るなと思うし、市としても新座駅はやっぱり新座市の看板の駅ですので、そこが市長、いつもごみがあったり、吸い殻があるというのは別に構わないですよというわけではないかと思いますので、やはり何らかの形できれいな市にすると同時に、市民の私たちがそういう道徳というか、やっぱりごみを落とさない、たばこは吸わないというふうな、そういう市にしていくというか、そういうことは大事だと思うので、そこら辺について、今後何とか新座駅の路上喫煙をやめさせるために、市長のお考えを再度お聞きしたいのですけれども、いかがでしょうか、今後のことです。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 喫煙所の関係でご質問いただきました。  ポイ捨てを含めまして、恐らく南口は余りないと思うのです、整備されていますから。北口は、今工事中です。駅前広場、今の広場の1.5倍大きくなって、約2,500平米の広場になりますので、今工事中なので、何となく今北口へ行くと、畑が周りにありますので吸ってしまうような気がするのですけれども、あそこが整備されれば、そういうような喫煙者も少なくなるのかなというふうに思います。清掃は週3回行っておりますし、青色パトロールは月2回出ておりますし、そういう意味ではきれいな駅というのは市のイメージアップにつながりますし、そういう意味では禁煙地区でございますので、しっかり啓発活動はしていきたいというふうに思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 啓発活動をぜひ今後も続けていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、5番、林間学校助成金の継続についてということですけれども、今大滝げんきプラザは宿泊料が無料で、シーツ代とかはかかるということですけれども、でも実際にはバス代もかかるわけですし、いろいろなものもかかるわけです。あと保護者にすれば、着替えは何を持っていくか、寝巻きはどうするかとか、いろんなことでやっぱり父母負担というのは大変大きいと思います。  それで、やはりこの補助ができたのは、他市と比べて新座市独自の施設がないから、やっぱり補助しましょうということが狙いだったように思うのですけれども、そうであれば、やはりそれを削るということは絶対してはいけないことではないかと思うのですけれども、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 嶋田議員の林間学校の補助についてお答え申し上げます。  厳しい財政状況に今新座市があるということで、様々なイベントも含めて見直しを図っている状況でございます。教育委員会が受けている様々な補助についてもやっぱり見直しを図らなければ、この財政状況を脱却することはできないという、そういう状態に今新座市は立されているということでありまして、子供たちの経済的な負担をどう軽減するかということは、一つはやはりそういった施設を使う、なるべく低額の施設を使うということで経済的負担を軽減していくということと同時に、やはり経済的に困難な子供たちに対しては、しっかりとセーフティーネットを張っていってケアをしていくということが大事だと思います。  現在準要保護家庭あるいは要保護家庭も、そうした行事に対する経費については補助制度がありますので、それでケアができるというふうに思っております。一般のというか、所得の多い家庭につきましては、これはもう学校の工夫で経費をなるべく安くというか、軽減して実施をしていく工夫をしていく必要があるのかなというふうに思いますので、そういう方向で校長会にも伝えていきたいと考えています。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) セーフティーネットについては了解しておりますけれども、そうではなくて、やはり大事な5年生、中学生もありますけれども、その時期に宿泊学習をするという、この意義は大変大きいものがあると思うのです。それに対して、市としてやはり僅かですけれども、補助するということは、それを削りたいと検討するということ自体が、私自身はちょっと間違っているのではないかと。こういうささやかな、本当に5年生というのは、結局どの子も学校に上がれば必ず5年生を通過するわけで、経験できるものをやっぱり市として補助していくという、この制度こそ続けていくべきだというふうに考えるのですけれども、あとは例えば大滝げんきプラザを使うというのもありますけれども、群馬県の施設も使っているわけです。それで、あそこはカッターボートもできて、やっぱり大滝げんきプラザとはまた中身が違って、よい面もたくさんあるかと思うので、そこも利用している学校を全部大滝げんきプラザにしなさいなどということは言わないと思いますので、やはり今までどおり補助を続けるよう教育委員会としても働きかけて、これは絶対減額しないようにというふうなことで市のほうに言っていただいて、今までどおり継続していただく。できれば財政が好転したら、もう少し補助を大きくするぐらいの気持ちはないのでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(小関直) この補助制度につきましては、意義があってやってきたものであることは、これは間違いないと思うのです、負担軽減という意味では。ただ、この財政状況を踏まえて、またコロナ禍もありますので、行事全般私たちは今見直しをしている最中でございます。実施するかしないかという可否について十分検討してこなかったということもこれまでありましたので、このコロナの時代を迎えてどうあるべきなのかというのを改めて検討しているところでございます。
     また、一方で保護者の負担軽減というのは、常にこれから図っていかなければいけない課題でもありますので、この林間学校の経費につきましても総額として下がるような手だてを打っていこうということで、校長会とも協議を進めながら、華美にならないように、とにかく多くの子がちゃんと参加できる、華美にならないような計画を練り直していくことが今大事だと思いますので、そうした視点で改善を図ってまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 私が言っているのはそういうことではなくて、やっぱり市として最低限補助をすることが市の義務というか、それぐらいやって当然ではないかということで言っているわけです。教育長、よろしいでしょうか。ぜひ継続をお願いいたします。  6番です。図書費の増額です。まさか図書費を削ろうというふうな考えはないかと思いますけれども、市の予算の10%を目指すためにも図書費の大幅な増額をお願いしたいというふうに思っているのですけれども、再度回答、答弁お願いできますでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 図書の購入費、経費につきましては、当然必要なものであるというふうに認識はしておりますが、現下の市の緊急事態宣言を受けた財政状況、それを鑑みますと、増額というのはなかなか難しい状況なのかなというふうに考えてございます。具体的な額につきましては、今後次年度の当初予算のほうでお示しをしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) それでは、ぜひ増額の方向でご検討いただきたいと思います。  7番です。大和田運動場多目的広場のトイレについてということで、建設が予定されて、今二・三丁目区画整理事業の一環ということですので、いつぐらいにこの多目的広場というのが建設の予定なのでしょうか、予定をお知らせください。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 具体的な多目的広場の建設年次でございますが、現在先送りをしている状況でございますが、区画整理の事業の進捗状況もございますので、それに合わせて整備を今後検討していきたいというふうに考えてございます。  二・三丁目の土地区画整理事業は、令和4年度に完了予定だというふうに今のところちょっと聞いておりますので、それに合わせてか、あるいはその後になるか、その辺については市の財政状況等もございますので、それに合わせて検討はしていきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) 令和4年度には大和田二・三丁目区画整理事業が終わる予定ということで、今もちょっと見に行きましたら整地されていて、資材というか、何かそんなものも入っていたりするのですけれども、今年も来年も何も工事をしないということではなくて、少しずつ進めていく予定なのでしょうか。そこだけお聞かせください。 ○議長(滝本恭雪議員) 嶋田議員、これは区画整理の関係の質問になってしまうので、これは関連になってしまいます。  13番、嶋田好枝議員。 ◆13番(嶋田好枝議員) トイレの建設ですけれども、公園の建設と同時に進めていただいているということでよろしいのでしょうか、着々と。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 大和田運動場の多目的的広場、また今回のご質問はトイレでございますが、それの建設につきましては、現在の財政状況等、また区画整理事業の進捗状況等もございますので、具体的にいつということは、今現在のところ、ちょっと答弁することは難しいかなと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で、13番、嶋田好枝議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。  休憩 午前10時45分  再開 午前11時00分 ○議長(滝本恭雪議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △島田久仁代議員 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、19番、島田久仁代議員の一般質問を許可いたします。  19番、島田久仁代議員。    〔19番(島田久仁代議員)登壇〕 ◆19番(島田久仁代議員) 19番、島田久仁代議員です。これより一般質問を行います。  初めに、財政非常事態宣言、財政見通し、財政規律について質問をします。10月1日に財政非常宣言が発せられました。このことは新聞等で報じられ、市広報、ホームページでも掲載され、市内外で大きな反響を呼んでいます。財政非常事態宣言を発したことについて様々なご意見がありますが、将来における健全な財政運営を確立するために今何が必要なのかという市の考えを明確に示すことにつながり、私はよかったと評価をしています。  財政非常事態宣言については、私の下に意見や質問が寄せられています。財政状況の悪化は新型コロナウイルス感染症の影響によるものなのか、既存の福祉サービスを含め、事業をしっかり見直してほしいといったご意見が多く、さらに市議会はこれまで何をしていたのかといった厳しいお叱りの言葉もあります。最も多いのは、なぜ財政非常事態宣言を発しなければならないほど財政が危機的状況になったのかという質問です。財政非常事態宣言の中や市広報、ホームページ等で市財政のこれまでの経過については書かれていますが、私は改めてこれまでの決算を見直してみました。ここでは、平成22年度から令和元年度の10年間について述べます。この後申し上げる増減は、平成22年度と令和元年度を比較した数字です。  まず、人口7,815人の増、歳入の市税約21億3,000万円の増。市税を種類別に見てみると、個人市民税約12億5,000万円の増、平成26年度からは毎年1億円から2億円程度増加をしています。ただし、平成30年度から令和元年度はほぼ横ばいです。個人市民税の伸びは微増ということができます。  法人市民税約2億円の増、毎年の税収は13億円から14億円程度で、横ばいか微増と言えます。  固定資産税約5億円の増、平成28年度からは毎年約1億円程度の増で、微増と言えます。固定資産税は、新座駅南口土地区画整理事業などもあり、その効果が現れていると考えられます。  地方交付税約4億7,000万円の減で減少傾向、財産収入は土地売払いなど臨時的収入が大きく、平成25年度約9億8,000万円、これは旧野火止公民館と第一保育園跡地の土地売払いがあり、平成26年度は約11億4,000万円、これは旧新座小学校の跡地の売払い、平成29年度約11億8,000万円、これは第三庁舎の跡地、新堀一丁目の土地売払いがありました。平成25年、平成26年、平成29年度の土地売払いによる臨時的収入は、新座市の財政を運営していく上で大きく貢献したものと言えます。  繰入金については、財政調整基金に注目しました。平成22年度、年度当初の繰入れは1億8,000万円でしたが、その後は毎年17億円以上の繰入れが続き、平成30年度20億円、令和元年度18億8,000万円、令和2年度23億円と、多額な財政調整基金からの繰入れが恒常的になっています。年度当初の残高は年々減り続け、平成30年度以降は3億円台となり、経済事情の変動等による減収や自然災害など、不測の事態に備えるための基金としての本来の役割を果たしているとは言えない状況です。平成28年度末には都市高速鉄道12号線建設促進基金を4億2,000万円取崩し、財政調整基金に積み立て、平成29年度当初予算で財政調整基金から16億6,000万円を繰り入れ、繰入れ後の年度当初の残高は4億9,000万円でした。つまり、平成29年度当初時点では地下鉄の基金取崩しがなければ、財政調整基金は年度当初7,000万円しかなく、既に危機的状況であったと言えます。  市債は、臨時財政対策債に注目しました。平成22年度と令和元年度を比較すると約12億6,000万円の減で、年々減少傾向にあります。  次に、歳出について10年間の経過を申し上げます。市財政への影響が分かるよう、充当一般財源の額でお話をします。人件費約3億2,000万円の減、平成28年度以降は63億円程度で推移し、類似団体との比較においても抑制されています。  扶助費約17億円の増、年度により多少変動はありますが、毎年1億円から2億円程度増加をしています。類似団体との比較では、扶助費の支出水準は高いと言えます。  公債費約5億円の増、令和元年度は約45億円で、これはじわじわと増加をしています。類似団体との比較においても、若干高い水準であることが分かりました。  物件費約12億円の増、大きく伸びてはいますが、類似団体との比較においては抑制されていると言えます。  補助費約8億円の増、類似団体との比較において高い水準と言えます。  維持補修費約2億5,000万円の減、平成20年代の前半は5億円程度で推移をしておりましたが、支出額は少なく、平成27年度以降は3億円を下回り、類似団体との比較において、かなり低い水準であると言えます。  繰出金約7億円の増、類似団体との比較において高い水準と言えます。繰出金は、平成28年度以降毎年52億円程度ですが、このうち介護保険事業特別会計、後期高齢者医療、国民健康保険事業特別会計、下水道事業特別会計への繰り出しで約9割が占められています。特に介護保険、後期高齢者医療への繰出金は毎年増加をしています。一方で、区画整理事業への繰出金は、平成28年度は新座駅南口第2土地区画整理事業への最後の繰出金約5億円があり、新座駅北口と大和田二・三丁目との合計が約7億7,000万円となっているものの、それ以外の年は毎年3億円程度に抑えられています。区画整理事業が新座市の財政を悪化させたのではないかという意見もありますが、決算を見る限りでは、私はそれは言えないと思います。  普通建設費の充当一般財源は、平成27年度以降約10億円に抑えられ、類似団体との比較において同水準と言えます。  まとめると、歳入は個人市民税等の市税は大幅な伸びはなく微増、地方交付税、臨時財政対策債は減少、財政調整基金の残高も減少し、既に平成29年度当初、地下鉄建設促進基金を取り崩さなければ、基金残高7,000万円という危機的状況に陥っており、土地を売り払い、歳入に充ててきた。  歳出は、人件費、物件費、維持補修費は抑制している一方で、扶助費が大きく伸び、さらに介護保険、後期高齢者医療、国民健康保険など医療や介護等に係る社会保障関係への繰出金も伸び、さらに公債費もじわじわと伸び、こうした歳出の増加が経常一般財源の伸びを大きく上回り、新座市の財政を厳しくしてきたと言うことができると考えます。  財政状況は厳しさを増していく中、6次にわたり行財政改革大綱を策定、平成30年9月には財政健全化方針を策定し、歳入確保、歳出削減の両面から市は取組を進めてきましたが、財政構造の硬直化を抑制する抜本的な構造改革には至らなかったために、財政非常事態宣言を発しなければならない状況に陥ったと言えるのではないでしょうか。コロナの影響はあります。しかし、財政非常事態宣言を発するに至った経緯の本質はコロナではないと思います。市は、財政非常事態宣言を発するに至った本質的な問題は何であるとお考えでしょうか。  財政非常事態宣言発令後、令和3年度予算編成が本格的にスタートしました。6つの視点に基づき、事業見直しが行われています。私は、今回の事業見直しは令和3年度予算編成に向け、コロナの影響による市税等の大幅な減収による歳入差を埋めるためだけにとどまってはならないと考えています。財政非常事態宣言の中にもあるとおり、将来にわたり市民に対して責任ある財政運営を行っていくための見直しであるべきで、このことこそが最も大切な考え方ではないでしょうか。  急速な少子高齢化の進行により、扶助費を中心とした社会保障費は大幅な増加が見込まれ、さらに約30万平米の借地の買取りも潜在的財政負担として存在し、公共施設も建築後35年以上経過しているものが全体の7割を占めており、老朽化の進行による維持管理費の増大、また多額の更新費用が必要となることが見込まれています。こうしたことから、令和3年度の財政見通しだけでなく、5年後、10年後の中長期的な財政見通しをどのようにお持ちなのでしょうか、お伺いをいたします。  繰り返しますが、今回の事業見直しは令和3年度の予算編成を乗り越えるためだけにとどまらず、将来にわたり市民に対して責任ある財政運営を行っていくための見直しであるべきです。これまでの議論をお聞きしていると、その点が置き去りになってしまっているように感じます。財政が好転したらという言葉をしばしばお聞きします。事業見直しを進める中で、廃止、縮小、休止とされている事業、またそれ以外の事業、特に国や県の制度に基づかない市の単独事業は短期的視点でのサービス水準の維持に重きを置くのではなく、安定的かつ確実な財政健全化の取組をしっかりと担保するという考えの下、事業の単なる復活を考えるのではなく、現物給付の金額の多寡だけに注目するのではなく、市民負担の在り方、ほかのサービス、民間サービスを含め、ゼロから再構築するという考え方が必要だと考えます。  少子高齢化やアフターコロナ、生活様式の変化など、市民ニーズは多様化し、そして拡大しております。自然に歳出拡大の圧力は増しています。さらに、市長や私たち議員も様々な市民ニーズに応えたいと、歳出拡大の圧力を自ら大きくしていくことも考えられます。こうしたことから、財政規律が緩んでしまうことがあると考えられます。財政規律を緩めないために、具体的かつ実効性の高い財政規律のルール、目標数値を示しておく必要があるのではないでしょうか。今後の財政規律についての考えを伺います。  次に、歳入確保・歳出削減の取組について伺います。歳入確保の取組については、ここでは市税についてお聞きします。先ほど市税について、ここ10年は微増と申し上げました。しかし、人口1人当たりの市税構成を見ると、類似団体比、また朝霞市、志木市、和光市と比較しても個人市民税が少ないことが分かりました。個人所得を上げることは難しいことから、徴収率を上げていくことが重要と考えます。市税徴収率は年々上昇し、令和元年度現年度分は98.9%、滞納繰越分と合わせた徴収率は96.5%でした。  総務常任委員会、決算審査の質疑で、収納率の県内順位は市税全体で63市町村中57位ということをお聞きしました。まだ伸び代があると思います。新たにSMS送信サービスによる納付催告など努力をされておりますが、さらなる取組についてお伺いします。  歳出削減の取組について、ここでは扶助費のうち生活保護費について伺います。扶助費の抑制、削減に向け、事業の見直しが進められています。扶助費の中で最大の支出は生活保護費です。生活保護は最後のセーフティーネットであり、必要な制度であると考えています。しかし、近隣3市や埼玉県内の市と比較して、人口1人当たりの扶助費のうち生活保護費が高いことは、新座市において抑制できる部分があると思います。  令和元年12月議会で、野中弥生議員が年金支給支援事業の質問をされましたが、社会保険労務士と連携し、生活保護受給者の年金加入歴を調査し、年金受給権の確認、受給権のありの場合は請求手続を行う取組を実施すべきと考えます。  野中議員は北本市の例を挙げられましたが、大阪府泉南市でも同様の取組が行われています。また、生活保護受給者の自立の促進、虚偽の申告や収入の申告漏れなど、不正受給を防ぐためにもケースワーカーの確保と負担軽減が必要と考えます。ケースワーク業務の一部外部委託などは国のほうで検討されているようですが、生活保護費の抑制、削減に向けての取組を伺います。  次に、市職員の定数管理と業務効率化について伺います。今年度は、第6次新座市行財政改革大綱、新座市職員定数適正化計画の最終年度です。行財政改革大綱実施計画、職員定数適正化計画では、ともに歳入計画を上回る場合でも前倒しして採用を行うとあります。平成28年度以降の職員数、採用者数は、平成28年4月1日827人と、計画上の定数とほぼ同数、平成29年度は採用試験を変更し、6月、9月、年2回の採用試験を開始し、教養試験が廃止されました。平成29年度の採用者数は74名で、これは後年度における計画人数の前倒し採用であると説明をされました。平成30年4月1日は875名となり、計画目標数値比16名の増、平成30年度は28名採用、平成31年4月1日は875名となり、目標数値比10名の増、令和元年度は35名を採用、令和2年4月1日は880名で、目標数値比11名増という状況です。今年度の職員採用試験では、14名に採用内定が出されており、令和3年4月1日の職員数は860名程度となるとお聞きをしました。財政が危機的状況の中、人件費の抑制は行わなければならないことの一つであり、健全な財政運営を確立させるためにも将来の人件費抑制も考えなければなりません。これまでは計画を前倒しし、採用が行われてきましたが、年度による採用者数に差が大きいこと、職員定数適正化計画の目標数値が達成されていないことは好ましいことではないと考えます。  次期職員定数適正化計画は、総合計画と併せて策定をされると思いますが、今後どのような考えで市職員の定数管理をされているのかを伺います。業務効率化も併せて必要と考えますが、その点についても考えをお聞かせください。  次に、申請書の押印見直しについて伺います。この件は、池田貞雄議員も質問をされております。行政手続の簡略化など、市民サービスの充実や業務効率化のため、押印省略が国や地方自治体で進められています。市民や事業者が市に提出する申請書などで、市が独自に実施をしている手続について、押印が省略可能なものを洗い出す必要があると考えます。行政手続簡略化により、市民サービスの向上、また業務の効率化が図られることが期待をできるので、早急に見直しの方針、また判断基準を設け、見直しを実施してほしいと考えますが、市の考えを伺います。  次に、手話を用いた市政情報の発信について伺います。聴覚障がい者には、大きく聾者、難聴者、中途失聴者があります。日本では、聴覚障がい者という単語にまとめられがちですが、聾者、難聴者、中途失聴者は大きく異なります。難聴者は、聴力の程度はあるが、聞こえにくさによって定義され、中途失聴者は失聴した時期で定義されています。そして、聾者は使用する言語によって区分されています。聾者のコミュニケーションのベースは手話です。手話は、日本語とは異なる言語です。手話は、日本語とは異なるというところが、聞こえる人たち、聴者にはなかなか理解されていません。私もその一人でした。日本語の文章、文字のまま単語を手で表したら手話になると考える人が多いと思います。ところが、手話は文法も語彙も語順も全く日本語とは異なります。音声言語を獲得している、つまり日本語を母語とする難聴者と中途失聴者は日本語の文章や筆談でのコミュニケーションが確実な方法であると考えられますが、日本語と異なる言語である手話を母語とする聾者は、日本語は第2言語であるので、日本語の文章や筆談では理解が難しくなるのです。今日は聾者の方が傍聴にいらしていますが、要約筆記ではなく、手話通訳としている意味がお分かりいただけるかと思います。手話は、日本語とは異なる文字を持たない言語なのです。  10月に、市は財政非常事態宣言を発しました。宣言の内容は、市広報、市ホームページなどに日本語の文章で掲載をされました。しかし、聾者には、この日本語の文章を理解することが難しいのです。誤解のないように申し上げますが、能力が低いからではありません。言語が異なるから、理解が難しいのです。あの宣言を英語やフランス語で書かれるとしたら、想像してください、理解することは非常に難しくなると思います。それと同じことが聾者に起きているのです。新座市は、共に暮らすための新座市障がい者基本条例を平成26年に一部改正し、第3条に手話が明記されました。「第3条(3) 全て障がい者は、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段について選択の機会が確保されるとともに、情報の取得又は利用のための手段についての選択の機会の拡大が図られること」と記されています。財政非常事態宣言、災害、新型コロナウイルス感染症情報などの重要情報は、手話を用いて情報発信をすべきと考えますが、市の考えを伺います。  最後に、志木駅南口周辺におけるムクドリの鳥害対策について伺います。この件につきましては、鈴木明子議員が質問をされました。毎年夏頃から秋頃にかけ、新座駅南口ロータリー付近にムクドリの大群が飛来します。これまでは埼玉りそな銀行近くの樹木に止まることが多く、木を剪定してもらうことで対応いただいておりました。しかし、今年は志木市と新座市の市境、東北1―14―1付近、また東北2―31、スーパーTAIRAYA付近の電線にムクドリが無数に止まり、激しい鳴き声とふんなどの鳥害が発生しました。志木駅南口商店会の方からも対策を講じてほしいと相談があり、市に相談したところ、早速対応していただきました。ありがとうございました。  また、道路、ベンチなどが鳥のふんにより不衛生な状態でありましたが、これも清掃をしていただきました。おかげさまで、その後ムクドリは来ていませんが、また来年もやってくることが考えられます。鳥を寄せつけないなど、抜本的な対策がない中、ほかの自治体でも苦労されているようですが、東京電力による鳥よけの協力や、定期的に鳥を追い払うなど対策を行っていただきたいと思います。  また、会津若松市では追い払い、清掃の資機材貸出しも行われていますが、機材貸出しも検討していただけないでしょうか。  新座市の北の玄関口であり、また人通りも多い地域でありますので、しっかりとした対策を講じていただきたいと考えますが、市の考えを伺います。  以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、島田久仁代議員のご質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。  本日、手話通訳の皆様がお二人お見えでございますので、私、早口でございますので、ちょっとゆっくり話をさせていただきたいと思います。  1、財政非常事態宣言、財政見通し、財政規律についてのご質問をいただきました。島田議員のほうからは、平成22年と令和元年度の約10年間の経年の変化につきまして数字を挙げていただきました。また、その趣旨は小手先の財政の改革ではなくて、将来の財政を標準化するべく、しっかりした抜本的な対応を図ってほしいというご質問だと思います。そのためには、令和3年に私どもが立てました経常収支比率95%以内、あるいは財政調整基金をできれば4月1日現在で35億円持っておくというのが理想だというようなことでございます。これに向かって、今様々な取組を行っております。当然コロナ禍での影響がまず第一でございまして、この対応をしっかり取りながら財政の健全化を図っていきたいと思います。  それでは、ご答弁を申し上げます。財政非常事態宣言につきましては、ご案内のとおり本市の大変厳しい財政状況に加え、戦後最悪との見通しがなされている新型コロナウイルスの影響により、これまでにない収支不足が生じる見通しの中、まさに財政が非常事態であることを本年10月1日に表明するとともに、その詳細を「広報にいざ」11月号に掲載し、広く周知をさせていただきました。  また、過日の全員協議会でご説明したとおり、特に市民生活に影響を及ぼし、市民の皆様に早急に周知していく必要があると思われる41事業の見直しにつきましては、ほかに先立って方針等を決定し、条例改正等を含めまして今議会に提案をさせていただいたところであります。  さらに、その他の事業の見直しにつきましては、来年度の予算編成の中で引き続き検討していくとともに、今後につきましては、非常事態宣言解除に向けて歳入歳出全般についての検討を来年度以降も引き続き進めていきたいと考えております。  次に、財政見通しでありますが、平成30年度に策定しました財政健全化方針でも示しました令和4年度以降も依然として多額の収支不足が続き、経常収支比率については令和3年度、令和4年度に98%に達する見通しを立てておりますが、この見通しに加え、コロナの影響によります市税の大幅な減少を考えますと、今後も厳しい財政状況が続くと言わざるを得ないと考えております。今後の状況、いつ解除と言うことはできませんが、状況をつぶさに注視をしていきたいと思います。  財政規律のお話をいただきました。本市における歳入歳出の均衡が保たれた財政運営を図っていくという視点は大変重要でございます。これまで長年にわたって、本市の財政運営は財源不足を多額の財政調整基金の取崩しや、市の土地の売払いによります収入で賄うといった状況であります。平成27年から5年間で、35億円の土地を売り払って歳入に充ててきたという事実もございます。財政構造自体を改善しなければ、学校をはじめとした公共施設の大規模改修や借地の買取り要望があるとか、いろいろと今後の需要が見込まれます。  また、これからのアフターコロナの時代にはDX、国を挙げてデジタルトランスフォーメーション推進を掲げておりますし、また脱はんこによります行政の効率化にも対応していく必要があると思います。また、脱炭素社会、カーボンフリーの世の中に対応する様々な対応も今後組み入れなければいけません。したがいまして、現在行っている様々な行政運営の中身につきましても大きな改革は必要だというふうに思います。歳入と歳出のバランスが取れた、そういう財政運営をしていく必要があると思います。さらなる改善を図っていきたいと思います。  2、歳入確保・歳出削減の取組について。  (1)、歳入確保(市税)の取組についてのご質問をいただきました。市税徴収率については年々上昇しており、令和元年度は96.5%と、平成26年度からの5年間で約4.1ポイント増となりました。しかし、県内ではいまだ令和元年度で徴収率は63市町村中57位と下位でございます。これまでも滞納者への対応として、滞納の初期段階において納税コールセンターによる電話催告あるいは催告書の送付によって、自主的な早期の納付を促しております。また、滞納が長期化する場合には、また長期化するおそれのある場合は丁寧な納税の相談を基本としながら、財産調査により徴収の可能性があるのか不可能なのかを見極めた上で、個々の状況に応じた滞納整理を進めます。  また、一方で今年の10月からはペイペイ、ラインペイによる納付がスタートいたしました。来年4月からはインターネットバンキングを活用した納付、ペイジーをスタートさせる予定であります。納付しやすい環境の整備も積極的に進めております。  市税収入は、歳入の根幹であります。その徴収率の向上は、市財政再建に向けて、歳出削減と同様に積極的に取組を進めていく必要があります。今後も引き続き、これまで以上にこの取組を進めていきたいと思っております。  続きまして、(2)、歳出削減(扶助費)の取組についてご質問をいただきました。生活保護の関係でございます。生活保護は、最後のセーフティーネットであります。真に必要とされている方については、適切に利用していただくべきものであります。本市は、最低限度の生活を保障するとともに、並行してその自立を促すため、就労支援事業、被保護者健康管理支援事業に取り組んでおります。就労支援事業は、稼働能力を有する被保護者に対し、また就労支援員が生活保護ケースワーカー及び朝霞公共職業安定所と連携し、就労による早期自立に向けた支援を行っています。被保護者健康管理支援事業は、生活習慣病の発生予防、重症化予防の推進の事業です。生活保護ケースワーカーが対象被保護者に対し、健康診査の受診案内を配布し勧奨しています。健康診査を受診することで、生活習慣病の早期発見、早期治療による医療扶助費の削減が見込まれます。  また、年金受給権を有する被保護者に対しては、生活保護ケースワーカーが個別に年金申請を支援しております。今後は、より多くの方の年金申請の支援ができるよう社会保険労務士への業務委託を検討していきます。今後も被保護者の自立助長を促し、引き続き生活保護費の削減に努めてまいります。  3、市職員の定数管理と業務効率化についてのご質問でございます。現在、今年度を最終年度とする新座市職員定数適正化計画に基づき実施しており、次年度からの次期計画については全員協議会でお示ししたとおり、第5次新座市総合計画に合わせて2年先送りをする方針としております。こうした定数計画の空白期間が生じる現在、令和3年度の職員採用については、財政再建に向けて人件費の抑制を図るとともに、事業見直しによる業務量の減少が見込まれます。そのため、今年度の退職者数よりも少ない採用人数とする予定であります。また、令和4年度の職員採用につきましては、財政再建の進捗状況や今後策定する市政運営の短期的な方針に基づき、適正な定数となるよう検討いたします。  したがって、次期定数計画策定までの間におきましては、現時点と比較して少ない職員数での市政運営となることが見込まれます。財政状況や各所属への十分なヒアリングを通じ、適切かつ柔軟な職員配置に努めるとともに、事務手続の簡素化やICT技術の活用による業務のさらなる効率化を併せて推進していく考えであります。  4、申請書の押印見直しについてご質問いただきました。国は、デジタル化の推進を図るため、法令または慣行により、国民や事業者に対し押印を求める行政手続1万4,992件を対象に押印の見直しの検討を進めています。このうち登記印または登録印が必要な83件を除く1万4,909件を廃止することとし、原則年内に法令、告示、通達の改正を行い、法改正が必要なものにつきましては、来年の通常国会に関連法案を提出することになっています。この見直しで、出生、婚姻の戸籍の届出など、法令に基づき市で事務を行っている行政手続についても押印が廃止される見込みです。市は、市独自の行政手続について、市民の負担の軽減、手続のオンライン化の促進の観点から、こうした国における検討の考え方や、国から示される、今後予定となっている地方自治体向けの押印廃止マニュアルを参考にし、原則として押印を廃止する方向で検討を進めてまいります。  5、手話を用いた市政情報の発信についてのご質問でございます。市では、9月10日からユーチューブ新座市公式チャンネルを開設いたしました。現在は、新型コロナウイルスの影響で開催が困難な講座の代替手段として、広く周知を要する情報のうち文字よりも動画のほうが効果的であると考える情報を発信する手段として活用をしています。ユーチューブでの市政情報は、ウェブアクセシビリティの向上を目指すため、各所管で動画を作成する際には聴覚障がいのある方への配慮をし、手話通訳をつけることを検討しているところでございます。今後、特に重要な情報の発信に当たっては、手話による情報発信を必要としている方のご意見を伺いながら、手話を用いた分かりやすい発信を行ってまいります。来年の市長年頭挨拶も、職員あるいは議員の皆様を集めないで、ユーチューブで年頭挨拶を発信をいたします。その際、手話とテロップを用いて発信をしていきたいと思います。  6、志木駅南口周辺におけるムクドリの鳥害対策についてご質問いただきました。鈴木明子議員にもご回答申し上げたとおりであります。ムクドリのふんにつきましては、職員が新座中央通りに設置されているベンチ6台、歩道の清掃を実施しました。ふんにはウイルス等の病気がありますので、ホームページにもふんの危険性については喚起をしてまいりたいと思います。忌避音を発生させるスピーカーを用いて追い払っていきたいと思います。  なお、清掃用具を貸していただければ地域の方がやるという話だと思いますが、必要ございませんので、もし汚くなったらすぐに新座市役所にお電話いただければ、職員が参りまして道路上の公共の場所を全てきれいにさせていただきますので、お電話をお待ちしております。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) まず、財政非常事態宣言等々の質問から再質問いたします。
     まず、財政非常事態宣言を発するに至った本質ということですけれども、先ほどコロナの影響というお話もありました。市長もご答弁いただいたとおり、やはり高齢化などの社会構造の変化、あるいは市の財政負担、それが伴って増加する中で、財政構造の改革、これが即応できなかったというところが私は本質ではないのかなと思っています。その時々に応じて一部の事業の見直し、これは実施をされてきたものの、ほとんどは半ば慣例的に支出されていたという状況が続いていたのではないかと思います。これまで短期的視点に重きを置いて、従来どおり市民サービスの維持に努めること、これが毎年の予算編成において大きな財源不足があったけれども、それは財政調整基金や土地売払いなどの臨時的財源で何とか補填してきたというところ、これが財政非常事態宣言を発するに至った、これが本質ではないのかなというふうに私は考えております。  私自身、市議会議員として、これは反省すべきところであり、強く認識をするべきであると考えていますけれども、この財政危機の本質、これは改めて認識することが大切ではないかと思いますが、その点はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 島田議員ご指摘も一部あると思いますが、ただ平成22年からこの10年間、日本はやはり少子高齢化の進展が加速度的に進んできたというのが事実だと思います。それによります少子化対策は、国が一貫して行ってきた施策でございます。現在は、幼児教育の無償化にまで至ったわけであります。様々な施策の対応につきましては、保育園も増やしました。3,000名を超える入所児を措置することができました。これに対する国、県からの補助もございますけれども、それに合わせて市も財政を支出していく、そういう流れもございました。また、高齢化に対応する、いわゆる後期高齢者医療保険、介護保険あるいは国民健康保険を含めました様々なものについても、一般会計からの繰り出しをしていたわけでございます。一時期国民健康保険は11億円という巨額な繰り出しをしていたわけであります。そういう様々な対応をしていきました。とは言いながらも、財政を均衡に持っていくべく歳出抑制も図ってまいったと思っております。  前市長からも、例えば公立保育園を1園減らしたり、あるいは給食調理員の、いわゆる市職員から民間委託化をされました。これも大きな歳出抑制には効果があったのかなと思います。また、この後ご指摘いただいておりますけれども、職員定数も大きく減らしてきたというわけであります。私になって、一気にちょっと増やしたのですけれども、各部署からは減らし過ぎてちょっと業務の対応が難しいというような時期もありましたので、また採用する、景気が上向いておりましたので、有効求人倍率も非常に高くなりまして、なかなか採用が困難な時期もありましたので、採用方法を通常の公務員の採用方法からSPI試験を導入して大量に採用した時期もございましたけれども、今後は先ほど答弁申し上げましたけれども、この抑制も図っていくというような方向でございます。様々な要因があると思いますけれども、議員ご指摘のとおり、やはり根本的な財政の再建をしなければ、ましてやこのコロナの中でございますので、併せて両面を考えながら今後進めていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) おっしゃるとおり、様々本当に要因はあったと思います。社会構造の変化、これは本当に大きかったと思います。そこにむしろ追いついていたのかもしれないけれども、それがなかなか今までやり続けていた事業がそのまま残ってしまっていると、そういったこともあったと思います。  財政見通しについてですけれども、まずは令和3年、令和4年度、これをまず見通すということが、それは急務であるというふうに思っております。しかし、一方でやはり中長期的な見通しというのは難しいですけれども、持つ必要があると思います。今6つの視点で事業見直しが進められていますけれども、土地区画整理事業の一時停止、先送り、それから工事の先送りというのが、額としては占める割合が非常に大きいわけです。これは、近い将来実施しなければならない事業です。また、学校の大規模改修、それから公民館の老朽化対策、それから借地の買取り、高齢化などによる、先ほど申し上げました介護や後期高齢者医療、こういったところへ社会保障関係費の増加、これはもう待ったなしの状況であります。総合計画は2年間先送りされるとお伺いをして、その間短期方針が示されるとお聞きをしておりますけれども、短期方針を策定する際には当然短中期的な財政見通し、これは併せて作成をされるというふうに思いますけれども、その点はどうでしょうか。  また、あるいは平成30年に財政健全化方針、これを策定する際に平成42年、つまり令和12年度までの財政見通しというものが作成をされております。当然財政健全化方針の目標数値、これも今後見直していく必要があると思いますので、この直近で作成をされた財政見通し、これを生かしながら、改めて前提条件、現時点で公表されているコロナ禍の影響を踏まえた国の財政見通し、これを考慮して、算定をし直して財政見通しというのを作成する必要があると思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 今議員ご指摘のとおりです。ですから、この2年間の短期的な計画は立てます。当然財政が担保になりますので、この2年間で財政の見通しをし、さらにその立て直しにつきましては10年ぐらいかかるのかなとは思いますけれども、その見通しも示させていただきたいと思います。  ただ、新座市はやはり日本の景気、経済にすごく呼応しやすい地域だと思います。ですから、今後国によるいわゆる財政出動によって景気が回復する、この軌道にうまく乗っていけば、歳入は自然に増えていく力がある市だと思いますので、この経済動向も把握しながら今後は進めていきたいというふうに思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 財政健全化方針で作成をされている財政見通し、これは非常に今現実的というか、借地の問題であるとか公共施設の老朽化対策、こういったことも含めて見通しがされています。平成30年にはつくられたわけですけれども、やはりこれを生かして、ここに今回のコロナ禍の影響を入れて、ぜひ短中期的な財政見通し、これをまず立てていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、財政規律についてですけれども、今この行財政改革大綱、これがあるわけですが、推進期間、これは今年度で最終となるわけです。行財政改革に向けた取組を示す、こういったことを明確に位置づけているものというものがなくなります。こうした取組、財政規律を維持するための取組については、財政健全化方針の中で今後示していくのか。あるいは財政健全化方針、この見直しは早急に進めていくのか。あるいは総合計画策定の先送りの間、今申し上げられました短期方針を示すということですけれども、そこの中でこの財政規律についての考え方もしっかりと示していくということでよろしいでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 財政規律をどう考えていくかというのは重要なことだと思います。財政の健全化方針をつくっていくというのですけれども、まだ国全体の今後の見通しがちょっと不透明でありますので、短期計画を2年間、令和4年、令和5年と2年間はその位置づけのときになりますけれども、そのときにしっかり令和5年度以降の財政の計画も練っていきたいというふうに思っております。  とにかくこのコロナが終息をして、景気、経済がしっかり軌道に乗るということを、いつになるのかというところの予測を示さないと、将来的な歳入あるいは歳出をどう考えていくかというのが根本になりますので、これは全て第5次の新座市総合計画を含めて根本となることでございますので、次の2年間を見ながら令和5年以降を考えていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 令和5年以降の総合計画の中にもこの財政規律を確保するための考えを示していただきたいと思いますけれども、とはいえやはりどうしてもコロナの影響とか、いろいろその中でも社会構造は変化していますから、どうしても歳出拡大、この圧力というのは自然に増えていく、大きくなっていくわけです。ですから、しっかりその短期方針の中でも財政規律をどうやって確保するかというのは、私はしっかり示していただきたいというふうに思います。  今申し上げたとおり、今後の2年間だけではなく、それ以降も様々な社会保障関連であるとか、市民サービスの拡大とか充実とか、あるいは市民ニーズの多様化などで、この歳出に対する圧力ということは非常に大きくなるということは予想されています。  今申し上げていますように、財政規律を確保するためにはより具体的で、かつ実効性のある財政規律のルール、あるいは目標数値を示しておく必要があるというふうに考えます。財政指標の目標設定や財政運営の見える化、標準化を図るために財政規律ガイドラインというのを策定している自治体があります。寝屋川市、それから草津市、調布市などが策定をしています。また、富士見市では平成23年に健全な財政運営に関する条例を制定し、中期財政計画を作成して、財政運営の目標を具体的な数値を示しています。財政健全化方針の中で目標数値、これは新座市の場合は経常収支比率と財政調整基金の残高が示されていますけれども、財政規律を確保するためには、より具体的で実効性の高い目標数値やルールを示しておく必要があるというふうに考えます。例えば草津市の財政規律ガイドラインですけれども、経常収支比率、それから市税収納率、ラスパイレス指数、それから財政調整基金の残高、市債の借入額と償還額のプライマリーバランスの黒字化、それから人口1人当たりの市債の残高など、複数の項目の目標数値が示されています。  財政再建、財政健全化、また財政構造改革というのは、多方面から思い切った改革を断行する必要があります。そのためにも、より細かい具体的なルール、数値目標を示す必要があると思います。財政規律を確保するためには、このような取組が必要と考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 重要なのは、今の財政非常事態宣言を発出させていただきました。「広報にいざ」、ホームページ等でお話はさせていただいておりますし、より分かりやすく財政の見える化、これは重要だと思います。ですから、16万6,000人おりますし、世帯7万4,000世帯おりますけれども、1世帯年間、一般会計500億円、特別会計を入れますと850億円のこの1年間の新座市の予算がどういうふうに使われているのかと。1人当たり幾らになっているのか、ほかの市に比べてどうなっているのか、あるいは1世帯当たりどういうようなお金の使われ方をしているのかというものも、いわゆる市民に開示をしていく必要があると思います。それによって、新座市の税はどうやって使われているのかという市民の皆様のお勉強というか、理解をさらに深めていただくことは重要だと思います。  そういう意味で、財政の見える化あるいは規律の、それが分かった上で、では今後はこういうような規律を持った財政、歳出あるいは歳入はこういう形で増やしていきたいというようなことを共に市民の皆様と考えていく必要があるというふうに思いますので、具体的にどういうふうにやっていくかというのはイメージないのですけれども、例えば今ご紹介いただいた新座市に類似している自治体ということであれば、富士見市とか調布市とか、あるいは寝屋川市なんかの取組につきましても参考にしながら今後進めていきたいというふうに思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) ありがとうございます。  引き続き、事業見直しというのは今後も進められていきますけれども、ぜひ将来にわたり、市民の皆様に対して責任ある財政運営を行っていくためという、このことをしっかりと持っていただいて、思い切った財政構造改革の取組が見える令和3年度予算を3月議会では提案していただくことを期待をしたいと思います。  次に移ります。SMSの活用、収納率の件ですけれども、東京電力がSMSを用いた支払いサービスというものを開始いたしました。これは、払込用紙が不要で、スマートフォンでコンビニ払いとかクレジットカード払いができるというものです。現在新座市でSMSを使って催告がされていますけれども、そこに税情報をどう扱うかという課題はあるかと思いますけれども、納税環境を充実させる一つとしては研究してみる価値はあると思いますけれども、その点はどうでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 財政部長。 ◎財政部長(遠山泰久) SMSを活用したスマートフォンの選択払いというのですか、そういった手法ということですけれども、他の自治体等でも導入事例がまだないということでありますので、今後他の自治体の動向や市の財政状況等も踏まえて研究はしていきたいというふうに考えておりますが、導入に当たってはシステム構築の費用が必要になるということで、その辺も見ながら、納税環境の整備という意味では非常に有効だとは思いますけれども、研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 確かにシステム改修費等もありますので、研究の一つとしてぜひ取り上げていただきたいと思います。  それから、生活保護費のほうに移ります。削減についてですけれども、社会保険労務士との連携については検討していただくということですけれども、これは実際もう来年度からやる方向で考えていくということでよろしいでしょうか。早急に私はやっていただきたいなというふうに思いますけれども、いかがでしょう。 ○議長(滝本恭雪議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) 生活保護の社会保険労務士との連携についてでございますけれども、今令和3年度予算編成中でございますので、きちっとお約束できるものではございませんけれども、早急にこの事業に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) やはり生活保護費を抑制する、削減するというのは大きな課題だと思います。保護率というのが新座市は県内でも高いほうで、決算資料等も見ますと、保護率3パーミルほど高いことが分かります。被保護者1人当たりの保護費、これは他市と比較しては低いほうなので、やはり県平均くらいの保護率になると、これは大きな削減に、抑制につながるのではないかというふうに考えます。  また、ケースワーカーが自立支援のほうと連携をするということも非常に重要なので、ケースワーカーの確保であるとか、あるいは負担軽減策については引き続き検討をよろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。職員の定数の関係です。市長も先ほど財政の件でも併せてご答弁、再質問の件でご答弁いただきましたけれども、やはり年度によって採用人数の差額が大きくなってしまうというのは、将来的な人件費とか、あるいは年齢バランスの偏りとかを考えると、あまりどうかなというふうに思います。やはりこれ平均的に今後採用していくべきだと思いますけれども、これまでは前倒しして採用していくということが計画にも書かれていますけれども、今後はそういったことではなくて、私はどちらかというと定数は削減の方向で進むべきというふうに考えておりますので、やはり計画的に平均して採用していくことが望ましいと思いますけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 一時ちょっと大量採用させていただいたときがありますけれども、やはり今後は業務の効率化をしっかりしていく必要があると思います。ICTの環境を整えるということで、AI、RPAにつきましても本市は進んで取り組んでいる状況であります。さらにどんどん進めていきたいと思いますし、また在宅勤務もどんどん進めていきたいと思っております。75台のパソコンを来年度に向けて確保できそうなので、それについても在宅勤務をしっかり進めていく。業務の効率化をすることによって、いわゆる適正化の人数に近づいていけるような形で進めていきたいと思います。  また、計画性を持って今後は対応していかないと、やっぱり人件費、これは大きいですから、今後もこの考え方についてはしっかり標準化をする中で採用していく、そしてまた年齢にばらつきがないような採り方をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 今次期の第5次の総合計画の策定が2年先送りされますので、なかなかその中でどういった事業をやっていくかというのが見えない中で、職員の定数を考えていくのは非常に難しいところだと思います。とはいえ、まずは最適な人員配置であるとか業務の効率化を進める中で、ぜひとも定数、私は削減の方向で進むべきと考えていますので、考えていただきたいというふうに思います。  次に移ります。押印の関係ですけれども、新座市は押印の省略というのは、私今幾つか申請書等を見ましたけれども、進んでいるほうだなというふうには思いました。ただ、申請書というのは非常に多数あります。自治体の規模にもよりますけれども、もう既に見直しを進めている自治体の例を見ると、数百から多いところでは数千、2,000、3,000ということがありました。国の今後マニュアルが示されるということでありますけれども、まずはできるところから見直しを進めていってはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 総務部長。 ◎総務部長(伊藤佳史) 押印の見直しの関係で、できるところから進めてはどうかというご質問ですけれども、市長答弁にございましたとおり、今後国の考え方がマニュアル化されて示される予定ですので、それを見ながら廃止が可能なもの、存続が必要なもの、そういったものをそれぞれ整理して、廃止が可能なものについては、できれば年度内には押印の見直しというのを完了したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 分かりました。早速できるところからやっていただきたいと思います。  それで、見直しに当たってですけれども、ぜひその経過ですとか内容を広く広報していただきたいと思います。なぜならば、現在財政非常事態宣言が発せられて、事業見直しが進められていますけれども、市民の皆様というのはサービスの低下というのを非常に懸念をしていらっしゃいます。押印の省略というのは、市民サービスの向上、そしてまた業務効率化にもつながって、ひいては人件費の削減にもつながるものと考えられますので、ぜひ広報していただきたいと思います。見直しを進めている自治体でも、ホームページ等で、何千件の書類があって、それをこういうふうに何百件なくしましたとか、しっかり広報されていますので、こういったこともやっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 総務部長。 ◎総務部長(伊藤佳史) 見直しの結果の広報ということですけれども、ご指摘いただいたとおり、広報紙でもタイミングを見て掲載していければと考えておりますし、ホームページについては実施後、直ちに掲載をする方向で考えたいと思っています。  また、周知という意味では、例えばできるかどうかはあれですけれども、所管課の窓口でこういったものの押印は廃止となりましたといったような掲示等も考えていけたらというふうに考えております。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) よろしくお願いします。  次に、手話を用いた市政情報の発信についてですけれども、今回この質問をするということを知られた聾者の方からご意見、またご要望をいただきました。「財政非常事態宣言については、聾者が内容を本当に理解することは困難であり、文字情報だけではなく、手話通訳が必要である。現在多くの市長や知事メッセージには手話通訳がついている。手話で情報を発信するのは聾者のためだけでなく、市民が手話に接する機会が増えることによりバリアフリーの意識が高まること、また手話通訳者の不足も言われている中で、手話に関心を持つ人が増え、通訳者不足解消も期待ができる。手話動画の配信により、市内外からアクセスが増え、新座市のPRにつながることが期待できる」とおっしゃっています。私は、こうしたいただいたご意見を拝見しまして、ご自身の情報取得のためだけではなくて、新座市の発展にも目を向けられているご意見だというふうに感じました。  さらに、将来的には聾者による聾通訳を希望されています。これは分かりやすく言うと、手話のネーティブである聾者による通訳を求められています。この手話ネーティブの通訳については申し添えておきたいと思います。  先ほど年頭訓示でありますとか、あるいはユーチューブチャンネル等で、これは所管課で作成をしているということですけれども、こういった情報をまずは手話を用いて発信していきたいという前向きなご答弁をいただきましたけれども、ほかに具体的にどのような情報を、まずは手話を用いて発信しようとお考えでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 先ほど市長答弁がありましたけれども、本市では9月からユーチューブの市の公式チャンネルを開設したということで、この活用によって、手話による情報発信が可能になったと考えております。その際も、必要に応じて手話通訳をつけること等を庁内の職員に呼びかけたのですけれども、実際にはまだ運用されていないということで、その辺の意識づけというのが非常に重要なのかなと思っております。  そのような中で、どういったものを具体的に使っていくかということですけれども、先ほど市長からあったとおり、直近では市長の年頭挨拶というのを控えておりますので、こうした広く多くの市民の皆様にお伝えしたい情報については、ぜひ手話通訳ということでつける形で考えて、同時に今おっしゃっていただいたように、その他の多くの方々にもこうした啓発ということで取り組んでいきたいと思っています。  それから、やはり財政非常事態宣言のような重要な案件については、その難しさもあって、特にその必要性が高いと思っておりますので、そういったものについては、当然担当の職員についても、これは手話通訳をつけてお伝えしようという意識も大事だと思いますけれども、広報を担当しているシティプロモーション課のほうでもチェックをして、これは実施したほうがいいのではないかという働きかけをしていきたいと思います。  それ以外については、やはり手話通訳を求めていらっしゃる方からのニーズ等もあると思いますので、そういった方々の声をなるべくお聞きする機会を設ける中で、どういったものに実施をしていくかというのを積極的に考えていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) ありがとうございます。  やはり私たち聴者はどうしても音が自然に入ってきます、聞こえますので。この聞こえないという、手話を使っていらっしゃる方の実情とかを理解することは非常に難しいのです。ですから、ぜひ今市長、また部長もご答弁いただきましたけれども、当事者の方のニーズ、ご意見というのをしっかり聞いていただいて、反映をしていただきたいと思います。  それから緊急時、それから災害時についての情報発信ですけれども、これは早急に調査研究をしていただきたいと思います。当事者の方にお話を伺った中でも、やはり防災無線が聞こえないとか、ファクス等もあるのかもしれないですけれども、避難情報はちょっと言葉が難しかったりするのです。ですから、そういったところもあるので、手話でやっていただけるとありがたいというようなご意見もありましたので、ぜひ緊急面の災害時、特にそういったところについても検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  ムクドリの件に移ります。まず、東京電力なのですけれども、電線にムクドリが止まらないように、ムクドリだけではないですけれども、鳥よけを設置できるのではないかということもご意見がありました。東京電力、これは市のほうに直接お話をしたのですけれども、ちょっと難しいと、協力を得られないということで、事前にお聞きをしましたけれども、この東京電力の協力が得られない理由というのを教えていただけますか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(齋藤寿美子) 東京電力に協力が得られない理由ということですけれども、東京電力に確認をしましたところ、民家の敷地の前、例えば門扉ですとかガレージの上空、こちらの電線については対応しているということでした。ただ、公道上の電線に関しては、鳥が移動するということから加工する範囲がちょっと確定ができないということ、あと鳥害というのは天災、自然災害というふうに考えていることなどから対応はできないというような回答をいただいているところでございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) 志木駅南口のスーパーTAIRAYAの前は自転車の駐輪場もあって、公道ではありますけれども、市民の方の私物が置かれるわけですから、東京電力の協力をぜひいただきたいなと思いますけれども、できないということですので、分かりました。  特殊な音だけではなくて、これはまた浜松市の例等を見ましたけれども、光を当てることも有効であるというのがありました。ただ、非常にムクドリは賢い鳥で、慣れてしまったりいろいろするようで、浜松市はAIを使って何か今やっているのをちょっと拝見したのですけれども、あるいはフクロウとかそういったムクドリにとっては怖い鳥、そういった鳥の模型などを置くことで鳥よけになるということも言われていますけれども、そういったこともぜひ研究をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(齋藤寿美子) 追い払いの方法ということで、確かにムクドリは頭がいいというふうに聞いております。光でしたり音であったりとか、いろいろな方法で鳥が慣れてしまわないようにすることがとても大事というようなことで出ておりますので、効果的な追い払い方法につきましては、引き続き調査研究のほうをさせていただきたいと思います。天敵の模型ですとか、そういったこともいろいろあるかと思いますが、それらも含めて、今後調査研究のほうを進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(滝本恭雪議員) 19番、島田久仁代議員。 ◆19番(島田久仁代議員) やはり音だと、ちょっとうるさいということもあります。光だと、その辺で有効なのかなと思いますし、あとは志木駅の南口で例えば追い払ったとしても、それが反対の志木市のほうに行ったりとか、あるいは朝霞市のほうに行ったりと、本当鳥は移動していますから、ぜひ近隣市との連携というのも考えていただきたいなと思います。  それから、志木駅南口、駅近くのビルの所有者の方からは、必要であれば模型の設置とかいろいろなことも協力できることもあると思うということもいただいておりますので、今回資機材の貸出しはしなくて、市のほうで頑張って対応していきますということでしたけれども、ぜひそういったお声もありますので、地域の皆さんと協力しながら、対策を今後も進めていっていただきたいと思います。  では、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で、19番、島田久仁代議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。  休憩 午後 零時14分  再開 午後 1時15分 ○議長(滝本恭雪議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △助川 昇議員 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、21番、助川昇議員の一般質問を許可いたします。  21番、助川昇議員。    〔21番(助川 昇議員)登壇〕 ◆21番(助川昇議員) 21番、助川昇です。今定例会一般質問においても、伝えることはしっかりと伝えながら、なるべく時短を心がけてまいります。市長及び執行部の皆様には、明快かつ前向きなご答弁をいただきますようによろしくお願いいたします。  1、コロナ禍における学校教育について。3月より継続的に猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で、市内小・中学校の保護者より学校教育について心配な声が上がっています。全国一斉休校の影響が児童の学力にどのような影響を与えるのか、ウィズコロナ時代となったことへの不安、また児童が学校での思い出づくりができづらくなっていることや、実習として必要な授業の簡素化など、教育の現場ではコロナの影響で多岐にわたる問題、戸惑いが生じているように感じられます。コロナ禍における学校教育について、以下の点についてお伺いいたします。  (1)、授業時間数について。  (2)、タブレット端末利用の効果について。
     (3)、学校行事、課外授業の開催について。  2、新型コロナウイルス第3波の対策について。9月には、全国で1日おおよそ300人強に推移し、抑えられていたコロナウイルス感染患者数が、11月29日には1日2,585名となりました。第2波のピークが8月3日の1日1,998人であったことを考えると脅威を感じます。昨日、12月9日のテレビの報道では、感染者数2,124人で、火曜日の統計としては過去最大の数値を記録したとの報道がありました。このように第3波に関するニュースが連日伝えられるようになってしまいました。今後どのようにこの新型コロナウイルス第3波の猛威が推移していくかは未知数なところもありますが、現在市はどのような対策を打っているのか、新型コロナウイルス第3波への対策についてお伺いいたします。  3、新座駅南口ロータリー手前交差点への信号機の追加設置について。市道第1278号線と市道第1287号線を往来する交差点に自動車用信号機の設置をしてはどうか伺う。  スクリーンをお願いします。まず、場所の説明をさせていただきます。スクリーンに映っているのが、その現場の地図の写真となっております。丸のついている交差点で、この中央上辺りのこの交差点の左側には新座駅南口のロータリー、そしてこの太い道が新座駅南口ロータリーから郵便局まで真っすぐ抜ける大通り、通線になります。これがロータリー方面から郵便局方面を見た景色になります。画面を見て分かると思うのですが、通常の自動車用の信号機がこのように設置されていて、それで車から見ても全然交通には支障のない状況だと言えます。  次のスライドへ行きます。こちらが、この交差点の交通量の分かる写真を撮らせていただきました。ちょっと写真を撮るのがあまり上手ではないのもあるのですが、画面右側にこちらから、画面左側から走ってきて左折する車がいて、それで右折する原動機付自転車がいて、直進する車がいて、実はこちら側にも車がいて、この交差点の交通量に関しては交通量が結構ある、そのような交差点であるということです。  続いて、こちらは国道254号側から南口公園を右手に見て、真っすぐ抜ける、画面手前の右側には某有名おもちゃ屋というのですか、大きな店舗がありまして、真っ正面のファミリーレストランを見ると、ここに横断歩道がこちらにあります。信号が赤で写っていると思います。これをよく覚えておいてください。  次のスライドへ行きます。これが少し左に、この同じ歩道からずれると、辻議員からも以前質問があったと思うのですけれども、角度によってはこの信号が全く見えないというような交差点なのです。非常に交通量が多いのに戸惑いを生じてしまう交差点であるとは言えると思います。  続いて、こちらが逆側、旧道側から入って、今度左斜め前に某有名おもちゃ大型店舗が見える、そのような交差点になります。右に曲がると、新座駅南口ロータリーといったことになります。ここを見てもらうと分かるのですけれども、路面に「止まれ」の表記があって、止まれの交通標識もあります。逆側もしかりで、逆側も「止まれ」があって、「止まれ」の路面表記があるのですが、こちらは「止まれ」で規制されているという状況なのです。スライドありがとうございました。  今スクリーンで説明させていただいたとおり、交通量は自動車、自転車、歩行者ともに多く、また「止まれ」で規制される両方面から見える歩行者用信号は、見る場所により見えたり見えなかったりの不思議な交差点となっていて、自動車、自転車の運転者や歩行者などがこの歩行者用信号に戸惑い、ヒヤリ・ハットや事故を起こす可能性の高い交差点であると言えます。市道第1278号線と市道第1287号線を往来するこの交差点をより安全なものにするため、「止まれ」で規制するのではなく、自動車用信号機を設置してはどうか、市の考えをお伺いいたします。  1回目の質問は以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) 助川昇議員のご質問に順次お答えいたします。  私のほうは2点でございます。2番の新型コロナウイルス第3波の対策についてのご質問です。市では、1月から既にご案内申し上げておりますけれども、感染した場合に重症化するリスクの高い65歳以上の高齢者と、一定の基礎疾患のある方で希望する方に自己負担5,300円でPCR検査を実施する予定であります。来年の1月4日から3月31日までの期間でございます。堀ノ内病院と新座志木中央総合病院で行いたいと思っております。「広報にいざ」1月号で案内をいたします。完全予約制で対応していきたいと思います。  現在ワクチンの開発が進んでおります。市では、今後国から具体的な指示がなされた際には、迅速に市民への接種ができるよう、人員の整理をはじめとする今後の対応の在り方につきまして、今検討、準備を進めているところでございます。  3番目の新座駅南口ロータリー手前交差点への信号機の追加設置でございます。令和元年第4回議会で、辻議員からは、先ほどお示しいただいた歩行者用の信号と横断歩道を造ってくれという話だったのですけれども、助川議員のほうは自動車用の信号機ということでございます。改めて新座警察署に確認をさせていただきました。  回答を申し上げます。ご要望の箇所については、見通しのある交差点であり、市道第108号線へ進入する車両には一時停止規制が行われております。また、新座駅北口土地区画整理事業による開通後の交通事情の変化が不透明であることから、現段階では自動車用信号機を設置することは難しいということの回答をいただきました。しかしながら、現在でも市道第108号線は新座駅の利用者の車両及び歩行者が多く通行しており、また大和田小学校の通学路として利用されていることから、令和2年11月30日付で自動車用信号機の追加設置につきまして、新座警察署に再び要請をしております。何か変わった交差点ですよね。ちょっと私もよく通りますけれども、危険を感じます。ですから、事故が起こってからでは大変ですし、新座駅南口通線は結構事故があるのです、特に交差点で。だから、ちょっとこれについては再度しっかり対応していきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 助川昇議員から4点についてご質問がございました。お答え申し上げます。  まず、コロナ禍における学校教育についてでございますけれども、授業時数についてのご質問がございました。授業時数は、学校教育法施行規則で定められていまして、小学校1年生が850時間、2年生が910時間、3年生が980時間、4年生から中学校3年生までは1,015時間というふうに定められております。この授業時数が4月、5月の休校措置で約150時間喪失したというような状況でございます。この150時間をどう生み出すかということで、様々な工夫を凝らしたわけですけれども、新座市におきましては夏休みを短縮をする、そして冬休みも短縮をするということで、おおむね100時間生み出したということでございます。ただ、まだ50時間足りませんので、この50時間につきましては、各学校で学校行事の精選ということで進めてまいりました。  また、3密を避けるということで、感染防止ということもあって、大きな集まりの行事ができませんので、運動会や体育祭、そのほか修学旅行、旅行的行事等については見送ったというような状況の中で、各学校で50時間程度を捻出したということになっております。こうしたことで、何とかいわゆる年間の教育内容はできそうだという見通しがつきました。この時間等については、6月にユーチューブで保護者向けに説明したビデオが新座市のチャンネルに入っていますので、御覧いただければというふうに思います。  続いて、タブレット端末の効果についてご質問がございました。現在稼働できるタブレット端末は40台なのです。既に学校には3,563台配置されているのですが、Wi−Fi工事がまだ完了していない、もう間もなく完了すると思いますけれども、まだ完了していない。コロナ禍において、その工事も少し遅れが出ているという状況でございまして、そうした中で今活用しているということであります。子供たちにとっては非常に慣れるのが早いというか、もうどんどん授業の中で使っているというのが現状でございまして、このタブレット端末を使うことによって様々な能力というか、力を開発することができるのではないかというふうに考えています。今までは、例えば授業を進める際に先生が質問して、何人かの子供が答えて、次に進むというようなことが多かったのですけれども、これは全ての子供たちの意見を自分で書き込んで先生に送ることができますし、それを表示することもできるし、誰々ちゃんはどんな考えを持っているかということを違うタブレットから検索することができますから、そういう意味では一人一人が主役になれるような授業の環境ができてきたということが言えると思います。  それから、自分の考えを発信する力というのを、今まで何人かの代表者が言うと、黙って発言しないという子も多かったわけですけれども、一人一人が発言する機会を、チャンスを持っているわけですから、そこに書き込んで自分の考えを述べることができるということで、これは大変大きいことではないかなというふうに思いますし、また社会科の学習などで、例えば私どもも学校訪問して、全部の先生方の授業を毎年見ているのですけれども、川越市の「川越の歴史」を勉強するのが4年生であるのですけれども、1枚の写真でああでもないこうでもないと、そういう言い方はちょっと悪いのですけれども、そういう情報が限られた情報の中で自分の考えを出しているのです。でも、これは動画を使ったり、インターネットを接続したりすれば、川越市の観光協会だとかそこにつなげれば様々な情報を入手することができますから、その様々な多様な情報の中から自分の考えを述べることができるということで、やはり今までと違った環境になってきて、子供の学びにとっては大変プラスになるのではないかなというふうに思っているわけです。また、先生にとっても紙ベースのプリント類があまり要らなくなるということもありますし、それから子供たちの成果が、理解したかどうかのチェックが一瞬にしてできるわけです。子供たちが解いたものを先生に送れば、誰が間違っているか、誰が正解かと、すぐ即座に評価ができますので、こうしたやっぱり瞬時性というのも大きなメリットではないかなというふうに考えているところです。  谷地田議員にもお答えしましたけれども、そのほかにもいろいろ具体的な場面はありますので、これから全部そろったら、いろいろまた報告できるのではないかなというふうに思っておりますので、ぜひご期待をいただければというふうに思います。  続いて、学校行事の取組でございますが、学校行事の中止につきましては、臨時休業により失われた授業時数を確保するとともに、新型コロナウイルス感染拡大防止のために感染リスクの高い学習活動を自粛するという、そういう意図がございます。こうした中にあっても、やはりなかなか中止できないような行事もあります。例えば交通安全教室や避難訓練などをはじめとする児童・生徒の命に関わるような、そうした行事については、教育委員会としても中止するわけにはいきません。しかも、なおかつこれは消防法にも位置づけられているものでありますので、こうした行事については、それぞれの学校で行うように指導しているところでございます。  1年生対象の交通安全教室も、この実施についても子供の命に関わることですので、ぜひ実施できるように警察や交通防犯課にも働きかけていきたいと考えておるところでございます。  続いて、新型コロナウイルス第3波の対策についてでございますけれども、先日川越市の中学校でクラスターが発生をしたというようなニュースが流れました。2週間の休校だそうでありまして、これ大変な状態だと思うのです。私どもは、それぞれ感染者が家族感染によって出るということは、これだけ多くなるともうやむを得ない状況があると思うのですが、学校でクラスターにならないように、これは何としても防がなければいけないというふうに思っているわけであります。学校でクラスターが発生しますと、本当に2週間学校が停止するということでありますので、ご家庭の負担も大変なことになるというふうに思いますので、クラスターだけはとにかく避けたいということで、様々な手だてを打ってまいりました。これも新座市の公式ユーチューブチャンネルで、先日も答弁しましたけれども、各家庭向けに、学校でどのような対策を取っているかというビデオを流しています。それを見ていただけると分かると思いますけれども、まずは児童・生徒の意識を、しっかりと感染対策の意識を持つような指導をする。それには、いろいろなやっぱり知識をしっかりと伝えていくということでありますので、そういった書籍というか、リーフレット等も各学校に配布をしているところでございます。  それから、健康観察の徹底ということ、毎朝検温する、そして学校に行くということ、これは習慣づけなければなりません。それをしっかり徹底してやるように学校には指導しています。  それから、手洗いとか、それからマスクとかこういったもの、これはもう全ての子供たちが徹底して行っているということです。学校においては、換気だとか、あるいは出入口等の消毒とか、こういったことも進めているところでございます。  あとは、とにかく学校の中ではどうしても3密になってしまうような状況が生まれがちですので、これらをなるべく避けるようにしていくということが、この第3波を乗り越えていく方策ではないかなと考えておるところでございます。  あとは、先生方の会議についても、今も会議はオンラインで、リモートで行っていますけれども、なるべく集まらないというようなことや、どうしても集まる際はしっかりとディスタンスを取って、感染防止対策を取ってから実施するというようなことを進めているところでございます。今後も第3波を乗り越えるために様々な手だてを打ってまいりたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 21番、助川昇議員。 ◆21番(助川昇議員) それでは、順次再質問させていただきます。  まず、1番目の質問のコロナ禍における学校教育について、その(1)の授業時間数についてといったところで再質問させていただきます。  今教育長から答弁をいただきましたが、失われた時間が150時間で、何とか100時間を取り戻せたのだという話がありました。残り50時間をどうするかといったところで、行事の調整だったりとかそういうところをしていっているわけですが、すみません、(2)の質問と少しかぶってしまうのですけれども、私はその50時間例えば失われたとしても、今ユーチューブの活用ですとか、タブレット端末はまだ完全に実用という形ではないから、なかなかそれが全てうまくいくとは一概に言えないのですけれども、そういったところでカバーできるとは考えているかどうか、そういったところでお伺いいたします。 ○議長(滝本恭雪議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(小関直) タブレットの活用も含めてということでご質問をいただいたかと思いますが、50時間につきましては、やはり感染リスクの高い活動は控えるようにという国からの指針も出ましたので、それと絡めて行事の精選ということで合計150時間確保しておりますので、そこは心配ないのかなと思います。ただ、この間の川越市のクラスターのようなことがございますと、一気に失われる時間が増えますので、2週間閉じるとなると約60時間新たにまた取り戻さなければならなくなりますので、それは学校においてカバーするというのは実質不可能かなというふうに思います。ただ、タブレットのほうを活用が進んでいけば、オンラインで授業したりですとか配信というのも辛うじて今できる状況になりつつありますので、そうしたものでカバーしていきたいなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 21番、助川昇議員。 ◆21番(助川昇議員) ご答弁ありがとうございました。  いろいろなご努力をされているというのは、今の答弁を聞いてもよく分かりました。引き続き、文教生活常任委員会の中では2月いっぱいぐらいでタブレットが何とか全生徒の下に行き届いて、Wi−Fiの工事もなるべく急ぎというお話があったと思うのですが、そのとおり進めていただいて、来年度になってしまうのですか、そのときにでもしっかりと、ちょっと取り戻せない部分が多少なりともあると思うのですが、そういうところをしっかり取り戻していただけるようにご努力をしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。  (2)のタブレット端末の効果についてといったところですが、こちらのほうはいろいろ委員会の議事録等々を見まして、何となく私の中でも腑に落ちました。やはり物がなければ、どうしても効果の実証というのはなかなかしづらいとは思うのですが、通信の学習になるのでしょうか、通信の学習というところも今後視野に入れながら、社会的に仕事であってもリモートでできるというような時代になってきていますから、ですから学習においてもそういったところの効率を上げていく。また、先ほどの教育長の答弁にもあったように、先生の業務の軽減というのもこのタブレットの導入によってできるということで、私は授業を受ける児童からしても先生からしても非常にいいことだと思いますので、ぜひもっと前に前にと進めていっていただけたらと思います。  また、教育長は、新座市の教育というところでSociety5.0の時代についてもお話をされておりますが、これについては教育委員会も全力で進めているところでしょうから、さらに力を入れていってもらえたらと思います。よろしくお願いいたします。  次、(3)の学校行事についてです。いろんな行事がどうしてもコロナウイルスでできなくなってしまって、授業の時間の確保、精選について、この時間が使われているというところも何となくは分かったのですが、やはり一番私が保護者と話をしていて思ったのが、教育長、答弁の中に入れていただきましたが、1年生の交通安全教室、ここだけはどうしても幼稚園から小学校1年生になるわけです。そのときに、交通安全というところは自分の命を守る大事な実地の教育になりますので、ここは絶対に私はやってほしいと思って、そこは教育長にこの場を通じて強くお伝えをさせていただきます。このお話はよく分かりました。ありがとうございました。  続いて、2番目の新型コロナウイルス第3波の対策についてといったところで、このまま学校教育のほうの教育委員会のほうから聞きたいと思いますが、こちらのほうはユーチューブで、実は私チェックをいたしました。そうしたら、例えば消毒やマスクとかそういったところは、当たり前のところは当たり前のように映っていたのですが、やはり授業風景です。四方というのですか、アクリル板、私たち議員はサイドは塞がれている状況ですけれども、前までしっかり塞いだコの字形のアクリル板というのですか、プラスチック板というのですか、透明なものでしっかり囲って、それで子供たちが仲よくおしゃべりもしたいでしょうから、机が向き合っても大丈夫なような対策がしっかりとできているといったところで、こういったところはしっかり対策はできているのかなと思っています。  少し安心もさせていただいたのですが、あとは何度も今お話にあった川越市の中学校の合唱でクラスターが発生してしまったので、発生してしまうと2週間授業が止まってしまうと、休校しなければいけないといったことで、このようなことがないように、新座市の小・中学校ではしっかりと頑張っているというお話も聞きましたので安心いたしましたので、しっかりと引き続き、第3波、今非常に大変な状況になっていますが、予防対策しっかりしていただけたらと、感染対策しっかりしていただけたらと思います。よろしくお願いします。  市長の答弁のほうに行きますけれども、こちらのほうは今議会でもありましたが、PCR検査の補助といったことで、1月から65歳以上の方、または65歳未満の方でも基礎疾患のある方に関してはPCR検査は5,300円で受けられると、このような対策をしていただけているというのは非常にありがたいことだと思います。1,200万円の国庫支出金の中で、これは賄っていくといったことで、市の財政が痛まないという点でもやはり非常にありがたいことをやっていただけたなと思っています。  それと、ワクチンの話ですが、先日海外で第1号のワクチンの接種が始まりましたといったニュースがありました。こちらの話も海外でこうやって第1号のワクチン接種が始まっているわけですから、日本でも時期はまだもう少し先になると思いますが、ワクチンの接種が始まると思いますので、しかるべきときになったら対応をしっかりとよろしくお願いいたします。  続きまして、3つ目の新座駅南口ロータリー手前交差点への信号機追加設置についてといったことです。先ほど画像でも説明をさせていただきましたが、こちら「止まれ」で表示をされている交差点、辻議員がちょうど横断歩道の歩行者用信号が見づらいと言ったところの話ですが、そちらは「止まれ」で規制しなくてもしっかりとした自動車用の信号があれば、全てが規制できるわけです。なので引き続き、市長も答弁の中でおっしゃっていましたけれども、非常に危険な交差点であるのは認識もしていただいておりますし、私も車を運転してここを通るのですけれども、国道254号から入ってくると遠くから青い信号が見えるのです、歩行者用の青信号が。途中、こうやって走っていくと、一回消えてしまうのです。消えっ放しで交差点に突入するという何とも不思議な感覚の場所になっていますので、非常に何か戸惑ってしまって危険だなという感じがありますので、引き続き新座警察署に対して、通常の自動車用信号が設置できるように要望していっていただきたいと思います。  この交差点については、市長にもう一度ご答弁いただきたいのですけれども、やはり危険な認識はありますか。もう一度ちょっといただきたいのですが、どのように危険かといったことで。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 基本的には交差点に入るときは「止まれ」ですから、車が一時停止するのです。私も何度もここを車で通るのですけれども、そうすると歩行者のみならず自転車が通るのです、ひっきりなしに。だから、なかなかここは難しいです。危険なのです。だから、信号機をつけたほうが安全性は確保できると思いますけれども、車を運転する人はやっぱり歩行者、自転車をしっかり確認して、また横の新座駅南口通線の状況によって左折、右折、直進するわけですから、十分余裕を持ってあそこは車で通っていただくような感じになると思います。一時停止でしっかり自転車、歩行者、対向車、全部の状況を見て、右折、左折、直進をしていただかないと、本当に交通事故が起きてもおかしくないところですから、気をつけていただければと思います。  信号機とか、あるいは歩行者用信号を併せて、安全対策については新座警察署には要望していきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 21番、助川昇議員。 ◆21番(助川昇議員) ご答弁ありがとうございました。なぜ聞いたかというと、やはり本当に私、危険だと思うのです、ここの交差点が。警察の決まりの中で、ここは道路標識だとか、そういった交通ルールを守っていれば安全だというのはよく分かるのですけれども、見えるものが消えてしまったりですとか、あと思いもよらぬ自転車の横切りがあったりだとか、車を運転する上でも、自転車、歩行者でいる上でも非常に危険な交差点だと思いますので、この交差点の安全対策、信号機の設置については、引き続き要望をしていっていただけたらと思います。  以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で、21番、助川昇議員の一般質問を終わります。 △高邑朋矢議員 ○議長(滝本恭雪議員) 続いて、10番、高邑朋矢議員の一般質問を許可いたします。  10番、高邑朋矢議員。    〔10番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆10番(高邑朋矢議員) 10番、高邑です。  最初は2021年度予算についてです。福祉関係予算を2億円以上削減することが話題になっていますが、本当でしょうか。25億円不足しているからといって、削っていいものといけないものがあります。市長、議長、教育長などの公用車などは真っ先に削っても市民の生活に影響はありませんが、福祉関係予算は簡単に削れるものではありません。町内会への補助金なども削減されると聞いていますが、一律に削減するのはおかしいと思います。決算報告に世帯数を書いていないような町内会は補助金を全額カットすればいいし、真面目に掲載している町内会については考慮する、そういう考え方が必要だと思います。市の見解を伺います。  資料要求していましたけれども、全員協議会で資料を出していただきましたので、これは取り消したいと思います。この全員協議会で出た41項目の削減案ですけれども、やはり障がい者福祉予算が9,700万円ぐらい、そのうち7,800万円が12番の福祉手当です。こども医療費が5,800万円で、高齢者福祉4,900万円ということで、合計2億400万円から2億500万円ということで、本当に2億円以上削減されているということで、まじかと思ったのですけれども、特に福祉手当ですか、国の制度の対象とならない重度の心身障がい者に対し、市の制度により重度心身障がい者福祉手当を支給するというところと、難病患者の支援金、難病の人とやはり重度の心身障がい者は本当にご苦労されていると思うのです。そういうところはばっさりとカットして、市長、議長、教育長などの公用車を、何かこれ載っているかなと思ってちょっと楽しみにしていたのですけれども、今回。    〔「市長、乗っているね」と言う人あり〕 ◆10番(高邑朋矢議員) だって、さっき市長、新座駅によく車を運転していると言っていたけれども、別に公用車で運転しているわけではなくて、自分で運転しているわけではないですか。教育長だって、ここに来るときは自分の車で多分運転されて来るわけですよね。これはなくたって全然市民は困らないし、市長や教育長だって、本当は自分で運転したいのではないですか。どうしてこれが、財政難、財政難と、もうこの議会に入ってから何度聞いたら分からないけれども、何でこれがこの対象にならないのか、もう本当不思議でしようがないです。ぜひ削減してください。  次、公園の垂れ幕(看板)について。石神の通称「スーパー公園」の垂れ幕がすてきです。すばらしい発想の垂れ幕だと思います。このような垂れ幕であれば、子供たちも大人も罪悪感なく、楽しくボール遊びをすることができます。同じようにほかの公園でも「ほかの人の迷惑にならないようにボール遊びをしましょう」とか、「ほかの人の迷惑になるような危険な遊びはやめましょう」とか、看板や垂れ幕に工夫をすれば、みんな伸び伸びと遊べると思います。誰かを排除するような看板はやめて、誰もが安心していられるような公園を増やしていきませんかということで、プロジェクターをお願いします。  すてきなほうから行きます。こっちです。「ネットを越えるボール遊び禁止」と、これはネットを越えなければいいということですよね。ボール遊びしていいということではないですか。そうでしょう。これ本当に私、やってくれたなと思いました。誰が考えたか知りませんけれども、本当にすてき。寂しいのはこっちです。これ栗原公園ですけれども、「ボール遊び禁止」で「未就学児を除く」と書いてあって、おじいちゃん、おばあちゃんはゲートボールをやっているという不思議なところがあるわけですけれども、ありがとうございました。  やはりキャッチボールは大事だと思うのです。キャッチボールを禁止するというのは、今ここもキャッチボールしているわけですけれども、人生でキャッチボールは、私は大事だと思っていて、親子のキャッチボールも大事だし、夫婦のキャッチボールも大事だし、先生と生徒のキャッチボールも大事だと思うのです。誰も別に迷惑もかからないし、キャッチボールしていて危険だということはまずないですよね。そういったものも含めて禁止してしまうと、それから一定年齢の子たちを排除してしまうというのは、それは本当にどうかなと思うのです。ぜひこういうアイデアは、本当にいいアイデアだと思いました。こういう公園を増やしていただいて、そうすると何となくみんなが和んでいく感じがするのです。  子供たちも、私が前も言ったかもしれないけれども、中学生だったら間違いなくやりますよ、キャッチボールも。下手するとバットを振っているかもしれない。だけれども、今の子たちは結構本当に言われたことは守るタイプが多いから、そうするともしやった場合には、何かすごく罪悪感を抱えながらやらなくてはいけないわけで、本当に子育て世代にとっては公園はすごく大事だし、おじいちゃん、おばあちゃんにとっても大事だし、ちっちゃいお子さんにとっても大事なところだと思うのです。ですから、本当にみんなが笑顔でいられるような垂れ幕や看板を工夫していただきたいというふうに思います。  次、ドッグランです。黒目川沿いの市有地にドッグランを造ることを提案します。簡単な整備をするだけでドッグランはできます。登録料を取って運営すれば、市の財政にもプラスになります。多くの市民がドッグランができることを期待しています。資料を要求しています。  プロジェクターをお願いします。場所はここなのですけれども、黒目川沿いなのです。相当広いです。私もこの間初めて、こっちはカインズのドッグランなのですけれども、あそこにいるのがうちのココアという犬ですが、本当に狭いのです。ここでも2時間待ちだったのです。    〔「本当に」と言う人あり〕 ◆10番(高邑朋矢議員) 2時間。本当に2時間待ちなのです。ありがとうございました。  こんなところでも、みんな2時間待って来るわけ。それぐらい犬のためには何かやろうとするわけですよね。だから、犬にお金をかけるのはみんな嫌ではない。うちのワンコもトリミングに8,000円ぐらいかかっているのです。私の頭のトリミングは1,500円ぐらいなのです。それで、ワンコのほうは2か月に1遍ぐらいで、私なんか半年に1遍ぐらいしかトリミングさせてくれないのです。だから、全然私なんか本当に自分の子供が大事、その次、犬が大事で、私なんか一番最後ですから、家族の中の地位がだんだん低くなってきた。だから、そういう家が多分多い。だから、みんな犬にお金をかけるのは嫌ではない。例えばこれはそんなに難しくない。先ほどのいろんなものを造らなくても、ただ走らせばいいだけで、7,000頭から8,000頭いるわけですよね、犬は。そのうちの100頭でも年間1万円で登録すれば、100頭で100万円ではないですか。1,000頭で1,000万円です。それで、1万円は高いと思うかもしれないけれども、8,000円トリミングは平気で出すのだから、1万円ぐらい平気で出しますよ、みんな。走らせるためにはみんな所沢市の航空公園まで行ったりするわけですから、それを考えたら、あそこだったらどこかの集合場所になっているとか言いましたけれども、駐車場さえ造れます。駐車場も造れる。車は止まれるし、大型と小型に分かれて、ちょっとした柵を設けてやれば、これは市にお金が入ってくるではないですか。払うことは全然嫌がりませんから、みんな。ただでやれとは言いません。全然お金を払ってオーケーなので、一月1,000円だったら年間1万2,000円でしょう。それを割り引いて1万円でいいよと言えば、みんな喜んで行きますから、ぜひ考えてください。これは、何かを造ってというのと、本当に財政難で分かります。だから起死回生の、財政難だからみんなからお金を取って、市の財政に入れていきましょうよ。そうすると、ワンちゃんは喜ぶ、飼い主は喜ぶ、そうすると並木市長も株が上がると、いいことばかりです。よろしくお願いします。  次です。ふるさと新座館の使用について。コロナ対策でふるさと新座館の正面玄関が閉鎖され続けています。障がい者用の駐車場に止めても、裏に回らなくてはならないので大変です。もう少し弱者のことを考えた対策が考えられませんか。市役所の正面玄関は開いているのですから、ふるさと新座館も同じように開けるべきです。その一方で、ホール使用の抽せんはネットではなく、その場へ行かないといけないのですから、矛盾しています。コロナ対策を本気で考えるのなら、抽せんはネット予約にすべきです。ほかの市の施設、集会所についても、全市民が平等に利用できるようにネット予約にすべきだと思いますが、いかがでしょうか。  すみません。またプロジェクターをお願いします。これがふるさと新座館正面です。こうなっているわけです。ありがとうございました。  これ夏でしたか、富永議員と2人でふるさと新座館に行ったわけです。当然富永議員が乗っているときは障がい者用の駐車場に私は止めますので、正面玄関の脇に止めました。そうしたら、入れないのです。ぐるっと回って、ずっと回って道路へ出て、奥のほうから入った。何をしているのだ、これはと思って、コロナ対策だというわけです。だったら市役所だって正面玄関から入ってくるなという話ではないですか。本当に弱者のことを考えているのかという話ですよね。だから、何を考えているのか本当によく分からない。全然コロナ対策になっていないと思います。  一方で、抽せんはその場所に行って、みんなが集まって抽せんをしなければいけないと、これまた矛盾しているわけです。ですから、やはりコロナ対策とか全くなっていないわけで、ぜひここは開けて、障がい者の方たちが楽に館内に入れるように、そういう形にしてもらいたいし、それから抽せんに関しては、ネットで公平に抽せんできるというシステムにしてほしいと思うのです。このネット予約制度は、昔々私が「スポーツ施設をネットでやったほうがいいんじゃないの」と言ったら、そのとき須田前市長はたしか「それは無理だよ」とか言われて、でも気がついたらなっているわけです。気がついたら変わっていたのです。ですから、私もまた期待していますので、気がついたら何か集会所もネット予約になったねというふうにしてもらいたいなと思います。そんなにお金のかかる話ではないと思いますので、よろしくお願いします。ドアを開けて、ネットにするだけです。  次、音声点字ブロックについてです。音声点字ブロックが進化しています。スマホで読み取れるようになり、金沢市では実用化されています。オリンピックの可能性がまだありますから、試験的にでもやることを提案します。  すみません、プロジェクターをお願いします。これが音声点字ブロックなのですけれども、富永議員の許可を得ずに写真撮りました。それで、ここにブロックがあるわけですけれども、5掛ける5で25個のぽちぽちがあるのです。ぽちぽちは25個あるのです。これだけで2の25乗通りの情報が入ります。3,355万4,432通り入ります。これをスマホを掲げて読むのです。これは読んでいるところなのですけれども、ありがとうございます。  それで、それがあると何が起こるかというと、こっち側から行ったら右手に市役所が見えますとか、こっち側から来たら向こう側にお店がありますとか、要するに方向性が違ってもちゃんと右側、左側、前、後ろと音声案内ができるのです。ですから、例えば歩いていって右側トイレですとか、何メートル先トイレですももちろん入るし、もうちょっと真っすぐ行くと駅の入り口がありますとか、そういう情報も入れられる。しかも、既存のブロックで塗るだけなのです。既存のブロックだから、新しいブロックを作る必要は全くなくて、ただ黒丸をつけていくだけなのです。それで、試験的にでもやっぱり導入していく。他市が他市がと言っていると、本当にだからいろんなところが終わっていってしまうので、やっぱり新座市にはオリンピックが来るわけでしょう。来そうなわけでしょう、来ないかもしれないけれども。でも、こういうことはやる価値があると思うのです。今回も手話通訳の方が議場に入られて、何かすごく私はちょっとうれしかったのですけれども、そういう新しい試みというかな、そういうのは、これはそんなにお金がかからない話なので、ぜひ考えていただけたらというふうに思います。  次、陸上競技場についてです。公認陸上競技場である総合運動公園陸上競技場の申請が来年に迫っています。公認があることで、新座市に多くの方が訪れ、数々の大会が行われてきました。財政難ですので、全面改修は難しいでしょうが、何とか公認が取れるような最低限の改修をしてほしいと思います。陸上競技協会や市民と協力して、資金を集めることを提案します。  これまたスライド、プロジェクターをお願いします。これです。これは中学生の大会ですけれども、中学生のたしか800メートルぐらいの大会だと思うのです。ここにあるこのトラックを、これを1.25メートルの幅があるのをたしか1.22メートルにしなければいけないというのです。この幅が1.25メートルを1.22メートルにしないと公認されない。ということは、このトラック全部剥がしてラインを引き直さなくてはいけないという話なのです、全面改修すると。これは、億単位の多分金がかかってしまう。だけれども、うまくやると、これ消してその上に書いて、とにかく何年間でもとにかく認めてもらうという方法もどうもあるらしいし、それから検査をちょっと遅らせるということもできるし、陸連といろいろ話し合ってもらえれば、財政難だしオリンピックだしということでいろんな可能性があると思うのです。一回これがもし公認が駄目になってしまって、ずっとそのままほっておかれると、ここはもう元に戻るのは本当に大変で、記録会はできないし、新座市に人が集まってこないという。朝霞市とか練馬区の大泉のほうのグラウンド、あんな感じの雰囲気になってしまうと思うのです。私はこれを見ていて、この子たちというか、この人たちの大会はたくさん見てきたのですけれども、本当にいろんなところから集まってきて、ここが公認ということで、公認ですからね。ありがとうございました。  まず、全ての大会の記録が認められていくわけです。ですから、ぜひ何とか財政難ではあるけれども、公認の競技場になるような努力をしてほしい。今クラウドファンディングとかいうお金の集め方もあるから、それをやったら相当お金が集まると思うのです。そういうふうにして、財政難であっても皆さんの善意があるし、この競技場で育った人たちというのが全国に散らばっていって、そこから寄附してくれる可能性だってあるし、これはふるさと納税よりもはるかにインパクトのあるお金の集め方ができるのではないかと思うのです。ぜひ諦めずに子供たちの夢のために、ここは公認ということにちょっとこだわっていけたらなと思います。ぜひ日本陸上競技連盟と相談して、日本陸上競技連盟と交渉して、公認の方法を、方策を探っていただけたらと思います。  次、コロナワクチンについてです。政府は、新型コロナウイルス対策として、来年前半までに全ての国民に提供できる1億2,000万人分のコロナワクチンを確保したと発表しました。このワクチン接種は全額国が負担するだけではなく、将来副反応被害が出た場合にも国が補償するという契約です。新型コロナワクチンは、鶏卵法で作られる今までのワクチンとは違い、遺伝子法で作られるもので、人の体内で抗原が作られるという全く新しいタイプのワクチンです。今は、その効果だけが強調されていますが、遺伝子組換えワクチンであるということを知らない市民も多いと思います。市として、副反応被害の可能性を市民に周知徹底する義務があると思いますが、いかがでしょうか。また、努力義務という言葉は極めて危険だと思いますが、市はその言葉をどう捉えていますか。  ワクチンは結構怖いなと、韓国で大分インフルエンザのワクチンで人が死んだりとかありましたし、アストラゼネカという会社がワクチン作っている、3社ぐらいあるわけですけれども、その会社が作った薬がイレッサという有名な薬があって、800人以上死んでいるのです。そういったこともあるし、そのときも物すごいスピードで承認、5か月ぐらいだったかな、承認されて、副作用はありませんという、そういううたい文句で承認された薬が実は駄目で、800人以上死んでいたりするわけです。  今回のワクチンは、今までのワクチンと本当に違うのは卵で作るのではなくて、卵で作ったものがそこで抗体ができて、今まで打っていたわけだけれども、そうではなくて、打ったら体の中で、抗原を打つので、その抗原を打ったからそこに抗体ができる。当たり前なのですけれども、抗原を直打つのです。結局どう代謝していくかということが全く確認されていない。だから、どう出ていくかが全然分かっていないのです。あまりすぐ出ていってしまうとワクチンの意味がないわけだけれども、やっぱり今まで遺伝子組換えのいろんなものは動物からできているわけだけれども、ついにここまで来てしまったのかなという感じで、本当に手放しでは喜べないものだと私は思っていて、やはりその危険性も知った上で選択してくださいねでないと、子宮頸がんワクチンみたいな悲劇がまた起こらないとも限りませんので、ぜひ手放しでみんなで打ちましょうという雰囲気だけはやめていただきたいなという意味での質問です。  最後です。生徒指導について。10月、市内中学校で頭髪が校則違反という理由で、丸1日一時間も授業を受けさせてもらえず、それがきっかけで今も不登校になっている生徒がいます。前回もツーブロックの質問をしましたが、我々から見ると普通の髪型ですし、経験から言っても生徒指導上、問題になるとはとても思えません。危険なのは、そういう理由で生徒の人権を無視し、学習権を奪うことです。こういう生徒指導は未熟な生徒指導と言えます。教師が外見だけで生徒指導をしていくと、子供たちも外見で人を見るようになります。それがいじめにもつながっていくのです。教育委員会の見解を伺います。  すみません。プロジェクターをお願いします。これがツーブロックで授業を受けさせてもらえなかった子の髪型そのものです。何がおかしいのという話ですよね。これを見てもすごくすっきりしていて、いい感じですよね。ただ、この中が少し短いのです。この中をバリカンで刈られているわけです。暑かったらやりそうな話なのですけれども、これが生徒指導上問題だと言って、駄目だと。ありがとうございました。  私もむちゃくちゃなことがあったから、自分のクラス全員坊主にしたりとか平気でやっていた時代があるのです。テニス部ももちろん全員坊主とか、私も一緒になってやりましたから問題にはなりませんでしたけれども、今やったら大変なことになっていると思います。だから分かるのですよね、何となく。若気の至りでそういうことをやりたいのは分かるけれども、でもやっぱり子供の学習権という問題があるので、今この子は、ついこの間1か月ちょっとぶりに登校したのです。ただ、その間先生から一度も連絡はなく、自分から行きたいと言って行っているのです。  ですから、今まで結構そういう、要するに登校するなということは、ちょっと見せしめ的な教育ではないですか。この髪型したら、こいつみたいに学校で授業が受けられないぞという、1日だって教室で授業を受けさせてもらえないということは。「試験があるから」と言って、「行かせてください」と言ったら、1か月たってから、でもここがちゃんと伸びていないという理由で受けさせてくれなかったわけです。これはもう完全に周りに対する見せしめというか、ちょっと校則が守れなかったらこうなるよと、おまえたちもこうなったら困るだろう、内申に響くぜという、そういう私は見せしめみたいな生徒指導というのは本当にやめてもらいたいし、やっぱり大貫陵平君の事件から学んでほしいことはいっぱいあるわけです。厳しければいいというものではないし、やっぱり子供側に立った、寄り添った生徒指導というものをやってほしいし、何よりも子供の学習権を大事にしてほしいなと思うのです。  私が髪型のことを言うと、本当にちょっと変かもしれないけれども、やっぱり子供たちはいろんなことをやりたいのです。全部許せとは言いません。だけれども、やっぱりそれで学校に来ては駄目というのはないではないですか。だから、そういうことのないようにしてほしいなというふうに思います。  先生たちそのものを責めているわけでもないし、例えば荒れた他市から来ると、物すごく厳しく、いきなり厳しい生徒指導をばんとやるような先生も実際いるのです。新座市は、割かしほんわかしていたのです。だけれども、荒れた市から来ると、もう最初からびしっとやるような、こういう傾向もあるから、そういうところから知らないでそうなることがあるかもしれないけれども、考えていただきたいなという意味での質問でした。  終わりです。 ○議長(滝本恭雪議員) 暫時休憩いたします。  休憩 午後 2時16分
     再開 午後 2時30分 ○議長(滝本恭雪議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。   市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、高邑朋矢議員のご質問に順次お答えしてまいります。  1、2021年度予算についてのご質問をいただきました。これまでもご説明いたしておりますが、今回の財政非常事態宣言とこれに伴う事業の見直しにつきましては、近年の大変厳しい財政状況が続く中において、新型コロナウイルスの影響により市税の大幅な減収が見込まれることになったため、6つの視点に基づいて、市の行う全ての事業について見直しを行うものであります。  全員協議会でもご説明しました41の事業の見直しの方針を決定をさせていただきました。これら以外につきましても、全ての事業が見直しの対象となっておりますので、それらの見直しにつきましては、来年度当初予算編成の中で引き続き検討し、見直し内容を決定していく予定でございます。  議員ご指摘のとおり、福祉関係予算につきましてもほかの事業と同様に見直しの検討を進めておりますが、全般的に法的、義務的な部分を見極めながら、県からの補助金の状況や他市のサービス内容についても考慮し、本市独自の事業の廃止や休止を検討しているものでありますし、標準的な自治体並みのサービス水準を目指すものになります。  ご質問いただきました公用車の委託料や町内会への補助金につきましても、見直しの対象となっております。その内容につきましては、予算編成を通じて決定し、公表することになりますので、ご理解をいただきたいと思います。  2、公園の垂れ幕についてのご質問をいただきました。石神第一児童遊園には、ボールが広場エリアのネットを越える事例が多いことから、10月に「ネットを越えるボール遊び禁止」との横断幕を設置いたしました。お褒めをいただきまして、ありがとうございます。  ほかの公園でも設置してはどうかというご質問でございますが、各公園ごとに状況は異なりますので、地域の事情を踏まえつつ、設置する公園や看板の内容も一工夫すれば和らぐということでございますので、検討していきたいと思います。  3、ドッグランについてのご質問をいただきました。この設置につきましては、犬の鳴き声、臭い、周辺住民に対する生活環境の問題、給排水施設、来場者用の駐車場、いろいろな問題があります。登録料を取って運営しますと、利用者の入場時における登録の確認、施設の管理、様々なトラブルへの対応も考え合わせますと、管理人の配置が必要だというふうに思います。財政面を考えますと難しいということであります。  ご案内の場所は、道場公園予定地でありますけれども、黒目川沿いの防犯パトロールを実施しているボランティアの集合場所になっておりますし、周辺地域の方々による体操なんかを現在行っております。この用地はいろいろな形で利用されております。ドッグランを利用する方は高額でも利用するということで、財政的にもメリットがあるのではないかなというお話でございますが、現在ではちょっと考えてはいないということを申し上げたいと思います。  市内の民間のドッグランは2時間待ちだというような話でしたけれども、近隣の公営ドッグランを利用していただければというふうに思います。今後いろんな状況を考えながら、今後は考えていきたいというふうに思います。  4、ふるさと新座館の使用についての中で、集会所の予約システムについてご答弁を申し上げます。平成24年度から公共施設の予約システムがスタートしました。集会所はご承知のとおり、予約システムには入っておりません。各集会所の管理人ごとに端末を用意し、インターネット環境を整えるとなりますと多額の費用が生じる、あるいはネットを利用できない方にとっては不利益が生じるということでございます。現状の予約形態を続けてまいりたいと思います。  ふるさと新座館につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  5、音声点字ブロックについてのご質問をいただきました。何度もご質問いただいております。内容につきましては、議員から何度もご紹介をいただいております。分かっているつもりでございます。金沢市が導入していますというようなことでございますが、金沢市のほうは今実証実験段階だと、金沢工業大学が先導し、金沢市の道路を利用して実証実験を行っているということであります。実証段階でありますので、視覚障がい者にとって利便性や安全性に課題もあるため、早期の導入はできませんが、開発が進み実用化された際には、設置について検討してまいりたいと思います。  6、総合運動公園陸上競技場についてのご質問をいただきました。このたび令和3年8月に5年ごとの公認の期限を迎えるに当たり、更新に必要な改修内容を把握するため、日本陸上競技連盟から指導者の派遣をいただき、現地調査を実施していただきました。この調査のご指摘事項に基づき、公認更新に係る費用が3億円程度になると見込んでおります。ご質問にもありますように、最低限の改修で公認更新ができればと考えておりますけれども、完成から24年が経過した、この走路全体の消耗が激しいため、大規模な改修が必要であるというふうに思います。ルール改正によるレーン幅の変更も、必要となる部分的な改修は難しい状況であります。このため、助成金の活用を含め検討してまいりましたけれども、財政状況を勘案しますと公認更新は難しいのではないかというふうに思っております。  陸上競技場の改修に当たりましては、独立行政法人日本スポーツ振興センター、totoの宝くじ助成があります。今後は、これらの助成金の活用を含めて検討してまいりたいと思いますし、また議員ご指摘の日本陸上競技連盟や市民の皆様と協力して、クラウドファンディング等で基金を集めることにつきましても今後検討はしていきたいというふうに思います。現状では、来年は造ることは難しいというふうな状況でございます。  7、コロナワクチンについてのご質問をいただきました。新型コロナウイルス感染症に係るワクチンの接種について規定した予防接種法及び免疫法の一部を改正する法律が12月2日に成立し、公布の日から施行することになりました。本予防接種は、市が実施主体となり、全額国庫負担であります。現在実施に向けて国が検討している段階でありまして、ワクチンメーカーやワクチンの種類もまだ決定をしておりません。  なお、ワクチンの有効性、安全性が十分確認できる場合には、国民には原則として接種する努力義務が生じます。市といたしましても、引き続き国の動向を注視し、接種に向けて準備を進めてまいりたいと思います。  副反応被害の可能性をどう周知するのかということでございますけれども、極めてまれではありますが、この副反応は不可避的に発生します。接種が開始された際には、対象者に個別接種に必要な書類を送付する予定でありまして、その中で副反応被害の可能性については丁寧に説明させていただきたいと思います。また、努力義務ということはどう捉えるかということでございますけれども、一定以上の接種率を目標とすることで感染症の発生または蔓延を阻止する狙いがありますので、最終的には本人が接種について判断し、自発的に接種するものであるとは考えております。  生徒指導につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  以上でございます。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 高邑朋矢議員から2点についてご質問がございましたので、お答えします。  まず、ふるさと新座館の出入口の閉鎖ということについてご質問がございました。ふるさと新座館は、公民館やホール、そして農産物直売センターを有する複合施設で、多くの来館者に利用されているわけであります。とりわけ1階のロビーは、小・中学生やホールで待合をする者、あるいは農産物直売所に行く者等、密になる状況が発生したために、コロナウイルス感染症対策として出入口を1か所としたということでございます。しかしながら、駐車場に止められた来館者にとりましては、館の裏側から回らなければならず、不便をおかけしている状況にあったために、指定管理者と協議をいたしまして、3密を回避するため、ロビーの机とか椅子を撤去して、そうした3密になるような状況ができないようにした上で、12月2日から全ての出入口を開放いたしましたので、ご利用いただきたいなというふうに思っておるところでございます。  同館ホールの利用の抽せん申込みでございますけれども、現在システム改修に必要な費用の積算や利用者の皆様へ周知期間を考慮した上で導入時期について調整を進めておりますので、いましばらくお待ちをいただきたいと存じます。  続いて、生徒指導でございますが、ご質問にありました個別の事案に関しましては、個人が特定されることがありますので、私どもも様々な情報を持っておりますけれども、ここで申し上げることはできません。個人の写真が議場で映されて、誰だか分かるというような状況の中で、教育長として答弁は差し控えたいと考えています。これは、答弁すれば個人情報の流出につながりますので、私どももちょっとびっくりいたしましたけれども、まさか写真まで出るとは思いませんでしたが、そうした状況でございますので、答弁は控えたいと考えています。  髪型につきましては、様々な考え方があろうかと思いますが、各学校では中学生らしい髪型をということで指導をしているようでございます。ある学校については、中学生らしいといっても明確でないのでということで、特別な髪型は控えるようにというような指導に変えたということも聞いています。そういうような状況でございまして、髪型で自己主張するというようなことはやはり控えるべきかなというふうに思いますし、もっと別の意味で自己主張していただければありがたいなというふうに思っているところでございます。  文部科学省の生徒指導提要には、身だしなみ等に変化が見られる児童・生徒に対しては、早期に面接などの働きかけをすることが重要であると書かれています。高邑議員がもしこうした事案を知ったときには、ぜひ教育委員会に迅速に通知していただけると、私どももすぐに対応することができるというふうに思います。生徒指導は時間との勝負というか、やっぱりそのときに進めなければならないことでありますので、ぜひお願いをしたいと思います。  校則については、度々高邑議員からご質問いただいているわけですけれども、社会環境や時代の変遷とともに価値観も変わってくるわけです。そういった意味で、積極的に校則の見直しを現在図っているわけであります。例えば人権に抵触するような校則があるとすれば、それはすぐに改正するように教育委員会が求めていますし、指導についても行き過ぎた指導にならないように、子供が立ち直れるような、そういうしっかり指導をしなければならないということで進めているところでございます。誰でもが集団で生活していますから、誰でもが快適に、そうした快適に暮らすような、そういう学校生活ということが求められているわけですから、ある程度ルールというのは必要になってまいりますので、それは必要だと私どもも考えておりますが、行き過ぎたルール、校則というのについては、これからももしそういうことがあれば学校を指導してまいりたいと考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 8番目から、校則から行きますけれども、本人の了解と親の了解を得て、もちろん写真は使わせていただきました。皆さんに知ってもらいたかったのは何かというと、こういう我々から見て何でもないものを髪の毛の中まで見て、ちょっと刈り上げとか入っているからといって授業を受けさせないという、要するにちょっとでも、先生の主観も多分入っていると思うのだけれども、学校の校則に触れたら授業を受けさせないという指導はどうなのですかという質問なのです。  だから、この髪型がどうだとか、この子はどうだということではなくて、校則に仮に触れたことがあったとしても、昔も私も経験していて、ルーズソックスをはいてきた女の子がいて、そうしたら学校の中に入れないということがあったのです。だから、そういうちょっと何か違ったことがあったときに、学校に入れないとか授業を受けさせないという生徒指導ってどうなのでしょうかという問いかけなのですけれども、個別の事案ではなくて、こういう学習権を無視したような、そういう生徒指導ってどう思われますか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) この事案については、私どもも様々な情報を入手しています。学校からも聞き取りをしています。しかし、そのことをここで答弁するということは、やはり個人情報に触れることになりますので、差し控えたいと思います。一般論としてではお答えできると思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) では、一般論として答えていただきたいのですけれども、個人情報は私がここに出してしまったので、それこそ誰か特定できる、誰か見れば、その学校の子はきっと分かると思います。だから、そういうことではなくて、私らから見て生徒指導上問題があるとは全然思わない。でも、学校によってはそれがちょっと駄目だよということで、大事なのは子供の学習権であり、教育を受ける権利だと思うのです。違いますか。そっちのほうがはるかに校則よりも大事なのではないですか。 ○議長(滝本恭雪議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) こうした個別の案件については、やはり高邑議員がそういった情報を知り得た段階ですぐにぜひ教育委員会に知らせていただきたいと。そうしたら有効な指導も、学校に対する指導もできると思いますが、こうした議場で個別の案件について私が答弁するということは、持っている情報を皆さんに伝えるということになりますから、これは個人情報ですよ、あくまでも。写真まで出て、顔写真まで出ているわけですから、こうした案件が議場で議論されるということは、これからいろいろなことが起こってきたときに、全部個人的なこともここで質問されるということで、我々としてはもう答えようがないわけです、情報としてはもう個人の情報ですから。ですから、こうした質問はぜひお考えいただきたいなと。個別のもう顔写真まで出ている案件に対して、私が答えることはできません。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 私も出したくて出したわけではありません。まさか「このままじゃ学校にいれないよ」と言われて、担任から電話もない時間が1か月以上過ぎると思っていませんでした。ですから、ここで取り上げるつもりなんか最初はさらさらなかったわけです。ただ、1か月間、1か月の間、全く学校から連絡もない。これはどういうことなのだよということで、こんなことが今ありますよということで公にしたわけです。  すぐに言えばいいということかもしれないけれども、何かそれは教育委員会に言いつけて先生を怒ってもらうみたいで、私も教員の出身ですから、教育委員会に何か言われて、教育委員会に上から物を言われるのはすごく嫌なことなので、私は今一番大事なことは何かというと、この子はどうのこうのではなくて、やっぱり学校で何かあったときに授業を受けさせないという指導が、これは各中学校でどこでもあると思うのです、今新座市の中学校は。それについて、ぜひ考えていただきたいなというふうに思います。  では、最初の問題に行きます。予算についてですけれども、答弁が全ての事業に対して検討して、公用車も見直しの対象となっているということで、ぜひ考えてください。これ対象外にして、この41項目だとやっぱり市民は全く納得しないと思いますし、本当に苦しい人たちがこれはつらいと思いますので、何とかそういう人たちの立場に立って考えていただきたいなというふうに思います。  それから、町内会の件もちょっとしつこいのですけれども、前に頂いた資料を見ていると、1,500世帯を超える町内会で3つ、それから1,000世帯を超える町内会で3つ、計1,000世帯以上で6つの町内会が決算報告出していないのです。決算に世帯数を書いていないのです。やはり今町内会は6割で、4割は入っていないわけです。ですから、そういった方たちが納得するためにも、ぜひそういった厳しいと言ったらおかしいけれども、そういう言葉が出てくれば、きっと全世帯数がこれから掲載されてくると思いますので、これを機会に上手に、ちゃんと出さないと削減してしまうよと、削減幅を増やしてしまうよということでやっていただけると、それがちゃんと市の財政のプラスになっていくと私は思っていますので、ぜひお願いしたいと思います。  それから、公園の垂れ幕について、各公園ごとに工夫していきたいという答弁でありがとうございました。ぜひ本当に各公園ごとに工夫して、誰もが排除されることのないようにしていただきたいというふうに思います。ぜひキャッチボールができる公園を増やしてください。  それから、ドッグランですけれども、臭いとか生活環境とか駐車場とかと言われましたけれども、あの場所は人家はないのです。ほとんど周り何もない。だから、犬が走っても全く問題がないし、カインズの敷地と比べてもはるかに広大なので、私もカインズに行ってみて、別にそこで臭いで、犬を飼っているから、犬の臭いだから何ともないのかもしれませんけれども、全然問題にならなかったし、管理人は配置、もしかしたら必要かもしれませんけれども、ボランティアの集合場所だとか体操の場所というのは、別にそれはあったからといって問題ないぐらい広いので、今は考えられないということですけれども、ぜひ研究をしていただいて、ワンコの命短いですから、うちの子も9歳で、生きている間にぜひ造ってください。よろしくお願いしたいと思います。  それから、ふるさと新座館はありがとうございました。もう開いているということで、いろんな事情がきっとあったのでしょうけれども、もう既に開けていただいたということでありがとうございます。  それから、点字ブロックなのですけれども、試験的にでもいいので、本当にお金かからないので、どこでもいいですから、ぜひやっていただけたらという、検討していただきたいというふうに思います。  陸上競技場です。24年前ですか、出来上がったのが。これ公認取るときに、多分防衛省とかと、かなりの交渉をして、無償で借り受けてということで、公認の競技場だという理由でオーケーしてもらったのですよね。違いますか。 ○議長(滝本恭雪議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) ちょっと正確なところは分からないのですけれども、公認の競技場と陸上競技場の競技とは別の件だと考えております。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 私が先輩に聞いたところでは、相当苦労して防衛省と直接交渉して、何とか勝ち取って、あそこの土地を無償で借り受けてできたと聞いているので、下手をすると公認ではなくなったら返してと言われてしまう可能性だってあるわけで……    〔「ない」と言う人あり〕 ◆10番(高邑朋矢議員) ないですか。ただ、一度もしそれが駄目になると、なかなか次に公認の競技場を造るということはすごく難しいと思うのです。  日本陸上競技連盟には、そのチェックを延長というような仕組みもどうもあるらしいのですけれども、その辺の可能性はどうなのですか。 ○議長(滝本恭雪議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 延長してもらうということも検討したのですけれども、その延長している間は公認ではなくなってしまうということになりますので、結局公認を取得するための整備は必要だということは考えております。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 延長の申請をするのと、もう今回でやめてしまうというのとはえらく違うと思うのです。延長の申請をすれば、どこかでまた公認を取りますよという意思表示なわけで、そうだと何とかしなければと、そこまでに延長が終わるまでに、次の検査が来るまでに何とかしなければとなるし、待っている子供たちや陸上関係者の方たちも延長ということになったら希望が持てると思うのです。だけれども、今ここで財政難だから、これは公認申請をしないよということになると、本当にもういつになるかも全然分からないし、そうなるとクラウドファンディングやろうにもできないし、延長ということであれば、幾らでもできる可能性はあると思うのです。  本当に全面改修でちゃんと業者の言いなりになってやると3億円かかるかもしれないけれども、うまく使うと、表面をうまく削り取って、またラインを引き直すようなやり方だと10分の1というような情報もあるので、ぜひ申請を、来年の8月でしたっけ、は無理かもしれないけれども、延長という形でできないものですか、いかがですか。 ○議長(滝本恭雪議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 今ご提案ありましたように、ラインを引き直したり、部分的なことを改修してやってみたらどうかということでございますけれども、こちらもそういった方法でできないかということで、日本陸上競技連盟の指導員の方が来たときに相談したのですけれども、かなり傷んでいる部分がありますので、部分的な改修だけですとか、それに対してラインを引いただけでは、これは認められないよということを確認しておりますので、やはり一番大きいのは全面的にルールが変わってしまったということなのです。1.25メートルを1.22メートルというレーン幅にしなければならないと。それで、それを全体に引き直すためには、やっぱりその走路部分全体8レーンありますけれども、それを引き直さなければならないと。それがやっぱり一番、見積りを取ってみますと大体2億円以上かかるのです。そこがやっぱり一番大きいので、そういった形で延長申請したとしても、この延長……いつ改修ができて、そのときにまた公認が取れるかという見込みがまだ全然立っていないのです。ですから、やたら延長申請したところで、延長申請している間、8月から切れてしまうわけですから、8月から切れている間というのは公認ではないのです。ですから、そういったことは考えておりましたけれども、やっぱりちょっとそれも実情に合っていないのではないかと考えております。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 延長申請すれば、要するに必ず公認を取るぞという体制になるわけで、そうすると、ではそのラインをどうやって消して、どうやって1.22メートルの幅に引き直すかということがいろいろアイデアが出てくると思うのです。ほかの市だって、きっと同じように苦しんでいるところがあると思うので、その延長申請をしてどれぐらいの期間、それがもちろん公認ではなくなるわけです。そこからは公認ではなくなるわけだけれども、延長申請していれば、その間にいろんな研究ができると思うので、公認申請しなければそこで終わってしまうのです。何とかそこは公認申請を取りやめではなくて、少しの期間、公認期間なくてもいいから、延長という形にはできないですか。それは、かなりの方たちがそういうことを希望していると思うのですけれども。  今までずっとその競技場を造るのにすごく苦労された方たちがいらっしゃるので、私はそういう方たちが24年前ですか、すごく頑張ってあれを造ったということに敬意を表したいと思うし、公認陸上競技場になってからあそこで頑張って記録を出してきた子供たちにとっても、やめてしまうというのと、いやいや、延長申請したからまだ見込みはあるよというのでは、えらく違うと思うのですけれども、その辺検討していただけないですか。 ○議長(滝本恭雪議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 延長申請したとしても、認められる期間というのが1年間なのです。1年間超えた場合は、延長申請したとしてももう全然駄目だということになりますし、1年後にこの3億円という経費が賄えるかというと、全く見込みが立っていないわけなのです。ですから、そういったことから含めましても、延長申請という方法はちょっと難しいのではないかと考えております。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 最初に3億円があると、なかなか難しいと思うのですけれども、私がその陸上の関係の方たちにいろんな話を聞いたときに、いや、全然3億円でなくてもいけるよと、もっと安くてもいけるよということを言われているのです。やはり日本陸上競技連盟とうまく交渉して、いいではないですか、1年後にもし駄目だったら駄目でもしようがないと思うのです。だけれども、ここで粘って、1年後にもう一回申請をするということになれば、1年間いろいろなことで頑張れると思うのです。その間にクラウドファンディングで、もしかしたら1億円ぐらい集まるかもしれないし、そういった期間に充てればいいわけで、ただもうやらないよと決めたら誰もやらない、やる気が起きないし、クラウドファンディングもやる気になりませんよね。だけれども、1年間休みという感じで、1年後に申請を出しますよということになれば、ではそれまでに集めなければというふうに物すごくモチベーションが上がります。ぜひ検討していただけたらと思うのですけれども、市長、どうですか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 過日、新座市陸上競技連盟の30周年の式典がありまして、そのときにも陸上関係者が大勢集まりまして、この要望は直接聞いております。ただ、事務方と細かく詰めているのも事実でありまして、今部長から答弁しているのが現状だということでありますので、これにつきましてはクラウドファンディングで1億円集めるというのはどうなのかなとも思いますし、これについては1年間延長をここでするというようなことはちょっと申し上げられませんけれども、状況をつぶさに確認をしていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) もっと安い値段でできるという話も聞いていますので、ここであまりしつこく言ってもしようがないですけれども、また場合によっては3月にやりますから、ぜひ研究はしておいてください。  それで、やっぱり話を3人から聞くよりも30人から聞いたほうがきっといいだろうし、もっと安くできるという方が大分いらっしゃるようなので、やはりあの陸上競技場で育った子供たちはたくさんいますから、そしてあの陸上競技場を造ったのに力を注いだ方たちだとか、直接防衛省まで行って交渉した方たちの思いもありますので、そこら辺が途切れることのないように、ぜひ希望をちょっと残していただけたらなというふうに思います。  コロナワクチンですけれども、市が実施主体と結局なるわけです。だから、そうなったときに一応副反応のこととかも周知しないと、何かあったときにまずいと思うのです。  私、この間ワクチンで一番怖いと思ったのは、結局ワクチン会社と契約したときに、何か副反応があったときは国が補償するという項目があるわけです。何かがあったら国が補償するということは、ある可能性があるということですよね。そうですよね。だから、製薬会社にとってはすごくうれしい話で、絶対に、全部で全体で1億2,000万本売れた上に、何かあったら日本の国が補償してくれるわけだから、こんなうまい話はないわけです。ただ、期間が非常に短い。だから、何が起こるか本当に誰も分からないわけです。  だから、市としても国の動きと言うけれども、結局は製薬会社がどういうものを作るか、しかもどこの会社が来るかも分からないわけだから、そうすると3つの製薬会社が全部絶対違ったやり方で作っているわけですよね。そうすると、効果だったり副反応だったり、これはもう運に任せて、グー、チョキ、パーで、どれに当たるか分かりませんみたいな感じになるわけではないですか。3種類あったら、どれかは絶対に良くて、どれかは真ん中で、どれかは絶対悪いのです、その3つの中では。新座市がどれに当たるか分からない。そんな状況の中で、努力義務みたいなことを強調されてしまったら、それはなかなか苦しいことになっていくし、市としてもちょっと気をつけてねというか、自分の判断で打ってくださいねとか、ワクチンというのは100%ではありませんよとか、何かそういう警鐘というか、そういう一言を付け加えていかないと、これからアピールするときに。  私らみたいな、もう高齢者になった人はいいと思うのです。何打ったってもういいと思うわけ。65歳以上、基礎疾患だから、それはもういいです。だけれども、子供たちの中で何が起こるか分からないわけです。遺伝子を操作しているわけだから、打った者同士が結婚して子供が生まれたときにどんな影響があるかまで分からないです。だから、そういうことを考えたときに、本当に安易に打てないなというふうに思うので、市が主体となるわけですから、ぜひ何か一言。国が言ったとおり、そのまま信じて書くのではなくて、打つにしろ、もちろん打つ権利もあると思います。打ちたい人は打てばいいなと、それはしようがない。私は、それを止めようという気はないけれども、ちょっと危険だよということをやっぱり言わないと、何かあったときに、市が全面的にそういうふうに言ったではないと言われてしまったら、ちょっと悲しいではないですか。ですから、ちょっとブレーキというか、そういうものも必要だと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(滝本恭雪議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 高邑議員のほうからちょっと怖い話をされまして、そういう可能性も100%ないということは言い切れないのは事実かなというふうに思います。ただ、これからワクチンを正式に日本国が買い受けて、それを全国民に接種する方向ですので、そのときのいろいろな注意事項、それから接種に当たっての様々な確認事項等も出てくると思います。  それよりも16万6,000人の市民の皆様にワクチン接種する方法を考えていかなければいけないというのは、ちょっと頭が痛いところなのです。というのは、ファイザー社のワクチンはマイナス70度の冷却の中で保存しなければいけないといったら、そんな冷蔵庫あるところは、冷蔵庫というのかな、そういうところは限られていますので、そこに集中したら、そんな機関はないと思いますので、数が。ですから、そういうことをどういうふうな形でやるのかとか、国、県の指導をいただきながら進めていきたいと思いますので、高邑議員がおっしゃっていることは可能性としては分かりますので、こういうことも県、国に確認しながら詰めていきたいと思います。しかしながら、準備は進めていきたいと思います。 ○議長(滝本恭雪議員) 10番、高邑朋矢議員。 ◆10番(高邑朋矢議員) 皆さんに知ってほしかったのは、そんなにすばらしく、絶対安全でいいものではなさそうだよと、ちょっと気をつけてくださいねということで取り上げましたので、よろしくお願いします。  もう全部終わってしまったのですけれども、教育委員会とのやり取りが本当は3分ぐらい残っていたのですけれども、答弁していただけないということで、私はとにかく言いたかったことは何かというと、この1人の個別の問題ではなくて、逆にとにかく生徒指導で子供たちが不登校になったり亡くなったりということはあってほしくないのです。  ですから、多分私も教育長と気持ちは一緒だと思うのです。個別の問題だと、今回は答弁されませんでしたけれども、気持ちは一緒だと思いますので、先ほど教員の研修の話をされましたけれども、やっぱり子供たちの人権問題だとか、そういう学習権の問題だとか、そういうこともぜひ研修で取り入れていただいて、私も本当にふざけた教員だったので、間違ったことをたくさんやりましたけれども、やっぱり生徒指導上で今の若い先生たちに間違ってほしくない、子供たちから大事なものを奪ってほしくないという趣旨での質問ですので、ぜひご理解いただけたらと思います。  以上で終わります。 ○議長(滝本恭雪議員) 以上で、10番、高邑朋矢議員の一般質問を終わります。 △次会日程の報告 ○議長(滝本恭雪議員) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  明10日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △散会の宣告
    ○議長(滝本恭雪議員) 本日はこれにて散会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。  散会 午後 3時11分...