新座市議会 2019-09-24
令和 元年第3回定例会−09月24日-10号
○議長(
島田久仁代議員) 議長報告を行います。
議長報告は事務局長がいたします。
事務局長。
〔事務局長(島崎昭生)登壇〕
◎事務局長(島崎昭生) おはようございます。議長にかわりましてご報告申し上げます。
初めに、議員提出議案について申し上げます。議第14号議案 太陽光発電の適切な導入に向けた制度設計と運用を求める意見書が鈴木秀一議員外5名から、議第15号議案 高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書が佐藤重忠議員外5名から、議第16号議案 学校体育館へのエアコン設置に関わる緊急防災・減災事業債の対象期間延長を求める意見書が辻実樹議員外5名から、議第17号議案
柔軟仕上げ剤等家庭用品に含まれる香料の成分表示等を求める意見書が小野大輔議員外5名から、議第18号議案
会計年度任用職員制度の施行に伴う国の地方自治体への十分な財政措置を求める意見書が笠原進議員外5名から提出されました。
以上の5件につきましては、それぞれ所定の賛成者がありますので、議案としてお手元に配布いたしました。
次に、陳情書について申し上げます。新たに提出されました陳情書は1件であります。受理いたしました陳情書につきましてはお手元に配布いたしました。
付託委員会につきましては、会議規則第141条の規定によりお手元に配布しております陳情文書表記載の委員会に付託いたします。
次に、代表監査委員、農業委員会会長、
選挙管理委員会委員長から所用のため本日欠席する旨の申し出がありましたので、ご報告を申し上げます。
以上でございます。
○議長(
島田久仁代議員) 以上で議長報告が終わりましたので、ご了承願います。
△議案第83号 新座市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の撤回について
○議長(
島田久仁代議員) 日程第1、議案第83号新座市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の撤回についてを議題といたします。
市長から議案の撤回理由の説明を求めます。
市長。
〔市長(並木 傑)登壇〕
◎市長(並木傑) 皆さん、おはようございます。それでは、ただいま上程されました議題の件につきましてご説明を申し上げます。
令和元年8月29日にご提案を申し上げました議案第83号 新座市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、本年10月から開始される幼児教育・保育の無償化に向け、本年5月31日に公布されました特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の規定の整備を図るため、ご提案をさせていただいたところでございます。
しかしながら、本年8月30日の官報において、参照すべき内閣府令の誤りが43か所掲載されたことを受け、議案第83号を再精査したところ、改正後の条例の規定に修正を要する部分が判明したため、本議案の撤回をご提案させていただくとともに、その承認をいただきたいと存じます。
このような事態となりましたことにつきましては、議員の皆様に心からおわびを申し上げます。
以上、議案の撤回につきましてご説明を申し上げましたが、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(
島田久仁代議員) 市長から議案の撤回理由の説明が終わりましたので、本件について質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
議案第83号の撤回について、これを承認することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第83号の撤回について、これを承認することに決しました。
△議案第75号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
議案第76号 新座市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例
○議長(
島田久仁代議員) 日程第2、議案第75号職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例及び日程第3、議案第76号 新座市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例を一括議題とし、
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長。
〔17番(小野大輔議員)登壇〕
◆17番(小野大輔議員) 17番、小野大輔です。議案第75号 職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、総務常任委員会で行われた審査内容と結果をご報告いたします。
議案第75号について執行部から説明がありました。質問はありませんでした。
結論は、全会一致で原案可決すべきとなりました。
続きまして、議案第76号 新座市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例についての審査内容と結果をご報告いたします。
議案第76号について執行部から説明がありました。質問はありませんでした。
結論は、全会一致で原案可決すべきとなりました。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第75号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第75号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第76号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。
報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第76号は委員長報告どおり原案可決されました。
△議案第77号 新座市印鑑条例の一部を改正する条例
議案第78号 新座市
自転車等駐車場条例の一部を改正する条例
○議長(
島田久仁代議員) 日程第4、議案第77号新座市印鑑条例の一部を改正する条例及び日程第5、議案第78号 新座市
自転車等駐車場条例の一部を改正する条例を一括議題とし、
文教生活常任委員会委員長の報告を求めます。
文教生活常任委員会委員長。
〔23番(白井忠雄議員)登壇〕
◆23番(白井忠雄議員) 23番、白井忠雄です。
文教生活常任委員会の審査内容と結果を報告します。
初めに、議案第77号 新座市印鑑条例の一部を改正する条例についてです。
結論は、全会一致で原案可決となりました。
執行部からの説明の後、質疑を行いました。
主な質疑です。質問。他人の名前、名前だけの印鑑登録ができるのか。
答弁。第7条に登録印鑑の制限という項目があり、1号に住民基本台帳に記載されている氏名、氏、名、旧氏もしくは通称、または氏、名、旧氏及び通称の各一部を組み合わせたもので表していないものと記載されています。住民基本台帳の登録が前提なので、他人の名前はできません。例えば外国人だと、
ファーストネーム、ミドルネーム、ラストネームと、3分割されたケースがあります。マイケル・ジャクソンであれば、フルネームの登録も可能ですし、マイケルのMをもじってM・ジャクソンも可能です。
施行日の根拠ですが、印鑑登録事務の前提が条例3条に規定されているとおり、本市の住民基本台帳の登録が印鑑事務の前提です。
質問。結婚して、離婚して、また別の人と再婚してと、いろいろな形があると思うが、そういうときの旧氏とはどれに当たるのか。税金とか何か影響するのか。
答弁。旧氏の登録に当たり、必ず戸籍謄本を持参が条件になり、謄本の中に、例えば2個前の氏であっても、それが本人だということで立証ができれば選択できます。印鑑登録の前提条件として、住民票に旧氏を申請していただくことが条件です。住民票に併記されるというのは、本人の希望でやるわけなので、それに伴って税金の影響があったりとかということはありません。
質問。施行日が11月5日なのは。
答弁。この施行令が11月5日に改正することに伴い、条例も合わせて11月5日に施行日を制定しました。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
委員からの意見です。将来的には、夫婦別姓という形でそのまま入れたほうがいいのではないか。余り次々に変わるというのはどうかと思い、とりあえず今の時点では賛成です。
議案第77号の報告は以上です。
続きまして、議案第78号 新座市
自転車等駐車場条例の一部を改正する条例について、審査内容と結果を報告します。
結論は、全会一致で原案可決となりました。
執行部の説明の後、質疑を行いました。
主な質疑です。質問。価格設定の根拠はどこにあるのか。
答弁。一般は1か月2,200円、税抜き2,000円と考えました。廃止になる
冨士塚自転車駐車場の1か月が1,714円、10月以降10%で1,880円、約20%増しの料金で2,000円となります。学生料金は、一般料金の2割引きになっています。3か月、6か月、1年の利用料は、ほかの駐輪場と同じ割引率となっています。
質問。新座駅
南口地下自転車駐車場も駅のロータリー下にあり、駅からの距離が近い。新しくはない部分はあるけれども、価格の設定根拠となるのはここではないか。
答弁。立地条件として駅に近いと考えます。今回利用時間を冨士塚並みですと、朝6時から午後11時半でした。近くになったものの、時間によって使えない方が出ては困るので、始発から終電への対応を計画しています。今までどおり三軒屋公園前を始発・終電対応とします。今の冨士塚ですと、1階にあったラックは下段でも半地下に押し入れる形の少し使いにくいものでした。今後は、スライドしたり、上の段が垂直に下におりたり、より使いやすいものになります。ほかの駐輪場が当たらずに利用制限のために使えなかった方の心情を考えると、ある程度金銭的なご負担を求める形で考えたものです。
質問。志木駅の反対側に志木市の地下駐輪場はほぼロータリー下に同じような条件だが、値段は幾らか。
答弁。志木駅前自転車駐車場は8%でいうと、自転車が、一般が1か月1,850円、学生は1,540円です。
質問。一時利用は入庫後3時間無料ですが、新座駅は100円かかるがどうしてか。
答弁。志木駅のロータリー改修前に一時利用があったのですが、買い物とか短時間の用事の方のため、最初の3時間が無料、以降3時間ごとに100円という料金設定でした。駐車場の整備計画をつくる段階で台数の精査が厳しくあり、ロータリーにあるものは地下におろしてもいいでしょう、140台の一時利用を認めましょうという計画で料金設定もそれを継承しています。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
委員からの意見です。利用者には、冨士塚を出て地下に移ることに何の責任もないわけで、冨士塚の金額がベースか、新座駅と条件が一緒なので、それがベースになるのではないかと考えました。新たに費用を使って工事をしているわけで、利用者の方に一部負担をいただくことに対する合理性はなくはないのかなと思う。
別の委員です。スライド式の使いやすいラックが設置され、大型自転車をとめられる平置きの部分もつくるということで親しまれながら利用してほしいと思います。最後まで安全な工事をお願いします。
別の委員です。場所によって値段が違うのは混乱する市民もいると思うので、表示等はしっかりやっていただきたい。
意見は以上です。
議案第78号の報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第77号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第77号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第78号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第78号は委員長報告どおり原案可決されました。
△議案第73号 新座市
児童発達支援センター条例〜議案第84号 子ども・
子育て支援法施行規則第1条第1号及び第10号の規定により家庭において必要な保育を受けることが困難である事由を定める条例の一部を改正する条例
○議長(
島田久仁代議員) 日程第6、議案第73号新座市
児童発達支援センター条例から日程第13、議案第84号 子ども・
子育て支援法施行規則第1条第1号及び第10号の規定により家庭において必要な保育を受けることが困難である事由を定める条例の一部を改正する条例までを一括議題とし、
厚生常任委員会委員長の報告を求めます。
厚生常任委員会委員長。
〔10番(石島陽子議員)登壇〕
◆10番(石島陽子議員) 議案第73号 新座市
児童発達支援センター条例の審査内容と結果を報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑がありました。
質問。施設を開設するに当たって、まず一番の課題というのは給食のことだったと思うのです。給食の業者を選ぶときに、プロポーザルで決めたというお話でしたが、どういう観点で業者を決めたのか、またアレルギーをお持ちの方とか、いろんな大変な子供も多いと思うのですが、どういうことを心がけていくのか。
答弁。公募型プロポーザル方式を選びまして、応募が2者ございました。金額は、1者は1,556万2,800円、これが1年間の税込みです。もう一者が1,412万4,000円、これも税込みです。金額の安い業者には落ちず、プレゼンテーションをした結果、障がい児の食に安全な配慮がかなり見受けられました応募金額の高い業者のほうに審査の結果、決定をさせていただきました。
どのような点に心がけるかについてですが、園児の状況に応じて違いますので、今入札をした業者が個々のお子さんと面談をしておりまして、安全に提供できるよう配慮をしているところです。
質問。ほかの例えば障がい者施設の給食の提供の経験がある業者なのか教えていただきたい。また、施設が1つになって、年齢別の療育に関して何かご心配な面とかご要望とか、保護者から出ているのかどうか教えていただきたい。
答弁。今回契約した業者につきましては、近隣ですと和光市が1校9名体制で実施、所沢市が1校3園で26名体制、戸田市でも2園12名体制、練馬区と杉並区がそれぞれ3園19名体制、足立区が4園19名体制ということで請け負っている業者です。学齢別にクラスを分けることについての保護者からの意見等についてですが、肢体不自由児が休んでいるところを発達障がいの子が踏んでしまうのではないかとか、チューブを抜いてしまうのではないかという心配の声は確かにございました。ただ、その学齢にふさわしい保育、療育の内容を提供したいということと、例えば公立保育園とかみどり学園、わかば学園が交流をしたりする中で、保育園の先生からも言われていますが、同年齢の子供たちが周りにいることによって、子供たちの発達にとってはそれがすごくよい刺激になっているということもございまして、メリットのほうを重視して、学齢別のクラス分けにするという決定をして、保護者の方にも重々今までも説明はしています。十分な職員体制を敷いて対応していきたいと思っております。
質問。今度は、2台のバスがそれぞれルートを決めて回っていくということです。今現在一番長い子はどれくらい乗っているのか、バス停留所から一番距離が遠い方は現在どれくらいあるのか、そういうことが解消できるのか。
答弁。バスの乗車時間、現在長い子は1時間半程度乗ることがあります。乗る方は、全体で今15名程度を想定しております。バス停留所に関してですが、自宅の近くに設定はしていきたいと思っているのですが、条件が整ったバス停留所に出てきていただくというのは、引き続きご協力をいただかなければいけないと思っています。家から大体徒歩で5分程度の距離で行けるようなところに設定はしていきたいと思っております。今のところ1時間程度は乗る必要があるかなと思っております。
こういった質疑の後、討論がありました。
紹介いたします。皆さん、待望の児童発達支援センター、やっとできたかなと、そんな思いだと思います。
いろいろ質疑もさせていただいた中で、今までバスルートで長い人が1時間半とか40分とか乗っていらっしゃった方が、2台なのでもっと乗っている時間が少なくなるのかなと思いましたが、やっぱり1時間以上乗っているという、そこが気になりました。うまくルートを考えて、少しでも乗っている時間、負担を与えないような体制を組んでいただけたらありがたいと思いました。
別の方です。昭和49年に建設されたみどり学園の老朽化、また耐震基準を満たしていないということも今まで問題でした。東日本大震災直後の平成24年度の主要な施策の1番に、安全、安心のまちづくりを掲げて、公共施設の耐震化の項目で同施設の対応を挙げていたところです。建設予定地の発掘調査が必要だということで、平成26年度に地質調査、平成27年には発掘調査、また実施設計と進みました。さあ建設というときに、大変財政が厳しいということで1年先送りをいたしました。こうした経緯の中から大変長い時間がかかりましたけれども、児童発達支援センターが建設をされ、子供たちが伸び伸びと療育できるすばらしい施設ができた、大変に評価をするところです。障がいを持ったお子さんに対しての施設ですので、細かい神経も使うことと思いますが、しっかりと対応していただきたいし、その後は児童発達支援センターとしての相談事業や保育施設を含めた児童福祉施設への訪問指導、そういったことにもしっかりと取り組んでいただきたいと思っています。
別の方です。今現在通所されている皆さんにも喜ばれると思いますので、賛成いたします。
このような討論がございました。
結論は、初めに述べたとおり全会一致で原案可決です。
続いて、議案第74号 新座市施設等利用費の支給の対象となる特定子ども・子育て支援を提供する認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例について、審査内容と結果を報告いたします。
執行部の説明です。本年10月から開始される幼児教育・保育の無償化において、認可外保育施設についても無償化の対象施設となることとなっております。この場合、国が定める基準を満たす必要があることとされておりますが、制度開始後5年間は経過措置期間として、国の基準を満たさない施設についても無償化の対象施設となることとされております。
一方、認可外保育施設の質の担保につきましては、無償化に当たっての重要な課題であることから、本市におきましては認可外保育施設の質の担保を行うため、無償化の開始時から国が定める基準を満たす施設に限定するため、同様の基準を規定した条例を定めるものです。
質問。認可外についての質の討論を行うために国が定める基準で条例をつくったということですが、家庭保育室などはわかるのですが、家庭的保育事業ですとか、ベビーシッター派遣事業ですとか、ベビーシッターとか、そういう事業所、現在あるのかないのか、またご希望とか出ているのかどうか教えてください。
答弁。条例の素案等をつくっていた段階では、市内に存在する認可外保育施設全てが基準を満たすと考えておりました。ここに来て、新たに認可外施設として保育を実施したいと申し出をいただいている施設等も出てきておりますので、市のほうで立入調査をして、この基準を満たすかどうかを判断し、満たす場合については、無償化の対象施設としてご紹介をしていくと考えております。
また、ベビーシッターの方につきましては、国の基準を満たすのは、そのご本人が保育士であったり、看護師の資格を持っている、また子育て支援員研修を受けているような方が対象となるわけです。資格がない方については、子育て支援員研修をできる限り受けていただきたいとご案内をしていきたいと考えております。
質問。資格を持っていない方が受ける研修はどの程度のものなのか。
答弁。基本研修と言われるものが2日間で、その後専門研修を4日間、合計6日間の研修を受けることとなっております。
その後、さらにおおむね1か月以内に、保育園であったり、小規模保育事業所であったりというような認可施設で2日間の見学実習を行うということで、支援員としての修了証が交付されるという状況になっております。
質問。小規模保育のほうに移行できなかった人が家庭保育室という形で残っているのかなと思うのですが、その理由と家庭保育室がどのくらいあるのか、またベビーシッターの派遣事業者もどれくらいの事業者がいて何人いるのか、ベビーシッターは何人ぐらいいるのか教えていただきたい。
答弁。家庭保育室として、現在3つの事業者が市内に残っております。この3つの事業者は、どこもご自宅を使って、例えば家族の方で家庭保育室を運営していたり、またお友達の方同士で協力して運営しているという状況なので、新たに保育士を雇用してというのがなかなか難しいということで移行が進んでいないという状況です。家庭的保育事業は1施設のみです。個人の方がやられているような事業所ですが、少人数で保育を必要に応じて行っているという状況です。
ベビーシッターの関係ですが、まず派遣事業として位置づけられているものは新座市シルバー人材センターが位置づけられておりまして、今登録をいただいている保育士資格を持つ方、また支援員研修を受けている方が8人いらっしゃる状況です。個人で行われているベビーシッターは、現時点では11名の方が市に届け出をいただいているところです。このうち基準を満たす方は全部で9名いらっしゃり、残り2名の方が現時点では無償化の対象外の状況となっております。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
全会一致で原案可決です。
討論を紹介します。いろいろ家庭保育室ですとか家庭的保育室があって、新座市の保育の一翼を担っていただいているという認識のもとで、国もまた経過措置を延ばしていただいた。子供を安心して預けられる環境づくりは引き続き猶予期間はありますけれども、目を光らせていただきたいと要望させていただきたい。
以上です。
続いて、議案第79号 新座市
難病患者見舞金支給条例の一部を改正する条例について、審査内容と結果を報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の主な説明です。第2条、支給要件、第2項では支援金を支給しない場合を規定するものです。第2号として規定されている指定難病の医療受給者証に記載されている所得階層区分上位のものと、児童福祉法に規定されている小児難病特定疾病医療受給者証に記載されている所得階層区分5のものを規定するものです。支給対象外とする収入金額は、世帯収入で810万円、市民税所得割額では25万1,000円以上です。第2条第3号で規定する規則で定める者である場合は、埼玉県が要綱で指定している特定疾病や特定疾患医療受給者証等の交付を受けている者、また人口呼吸器等を装着している難病患者を規定するものです。これらの対象者の中には、医療費が無料、または低額のため所得区分がない方もおり、この条例を根拠として支給対象外とすることができないため、市の規則において、本条例と同様の基準を設け、市民税所得割額25万1,000円以上の者について支給対象外とするものです。
質問。平成30年4月現在の指定難病が331疾病広がったというふうに理解しているのです。支給をしている難病の数と支給人数がどのように推移していったか。
答弁。難病の種類がどれくらいかというのは把握しておりません。新座市内の対象者は把握しています。平成30年度末ですと、指定難病の患者が1,074名、小児慢性難病が153名、県の要綱で指定している特定疾病が1名、指定疾患が2名、県の単独指定難病が2名、難病の受給者証所持者は1,256人となっております。過去の難病患者見舞金の支給件数ですが、平成28年度675件、平成29年度650件、平成30年度が674件です。難病の受給者証所持者と難病見舞金の支給件数の差ですが、他の福祉手当等を支給されている方は難病患者見舞金を支給しないこととしておりますので、この数字に開きがあるものです。
質問。本会議で、この条例を変えることで外れる方が67世帯いらっしゃるということだったのですが、この内訳というのですか、小児難病の方とそれ以外の大人の難病の指定を受けている方というのはどういうふうになっているのですか。
答弁。67件のうち大人の方につきましては58件、子供の方につきましては9件ということです。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
全会一致で原案可決です。
討論を紹介いたします。難病の人たちの大変さというのは、本当にその人ではないとわからないことなのかもしれませんが、少しでも難病の人たちを救済すべく、国では現在303の難病に対しての指定もしてきたところです。そういった形で医療に関してはすごく手厚い形が進んでいるなと。ここで、今回の条例改正は難病の人に対するお見舞金ということですので、それは多いにこしたことはないのでしょうけれども、今回はこういった形でせざるを得ないという状況は理解できますので、賛成させていただきます。
別の方です。市民税の所得割の合計が25万1,000円以上、年収で810万円以上の方が今回支給から外れるということで、応能応益の観点から納得のいく区分なのかなと思います。また、支給をしているのは県内13市で、金額もさまざま、1回のみの支給の市もあるとお聞きいたしました。新座市では、2万円から1万円と額は少なくなりますが、廃止ということではなく、今後も支給が続けられるということですので、賛成いたします。
以上です。
続いて、議案第80号 新座市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の保育料に関する条例の一部を改正する条例について、審査内容と結論を報告いたします。
執行部の説明です。幼児教育・保育の無償化の対象とされている3歳以上の教育・保育給付認定を受けている児童及び市町村民税非課税世帯等に属する3歳未満の保育認定を受けている児童の保育料を無料とするとともに、文言の整理等、所要の規定の整備を図るものです。
質疑はなく、全会一致で原案可決となりました。討論もありませんでした。
続いて、議案第81号 新座市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の審査内容と結論を報告します。
執行部の説明の後、質疑を行いました。
質問。おおむねということで、本会議では3割程度の増まではオーケーですよというようなご答弁がございまして、3割をふやしてもこの基準に満たない大規模化、狭隘化している保育室があると。そのところについては、教育委員会と今後も協議をしていきたいというような答弁ではございましたが、来年の4月1日までに教育委員会と協議がうまくいかなくても待機は出さないということでよろしいでしょうか。
答弁。ある程度の幅を持った規定とさせていただくことで、条例に反するような形がないようにまずはして、待機児童を出さずに引き続きお預かりをしていこうと考えているものです。来年の4月におきましては、待機児童という形は考えておりません。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
全会一致で原案可決です。
討論を紹介します。現在定員超過をしている放課後児童保育室もあることから、今回このおおむねをつけたことで、定員超過をしている保育室の改善が進まないのではないか、ご心配をする方もいらっしゃるかもしれませんが、全員協議会の資料5で示されたように、新築、建てかえ、増築、このような計画も一緒に示されているところです。また、全員協議会の中で、ココフレンドでの来年の開設をしっかりと見据えて準備をするというお話がありましたので、そこのところは安心をしているところです。それこそ放課後児童保育室の保育士のなり手不足もあったり、処遇改善の大きな課題もあるのかなとは思いますが、ココフレンドと違って、放課後の児童を保育する大切な場所ですし、保育料もしっかりと徴収していく保育室ですので、質の向上もしっかり働きかけながら、いい保育室をつくっていただきたいと思っています。それに伴ってアンケートを実施されたということで、内容も見せていただいて、結果利用する皆さんからは待機を出さないでほしい、ご意見が大変強かったということもこのおおむねをつけた大きな一因だったのだろうと理解しています。また、保護者の皆さんのご意向もしっかり受けながら、しっかりとした児童保育室の運営を望んで賛成といたします。
別の方です。質疑の中で待機児童を出さないという答弁もいただきました。また、引き続き狭隘化対策もしてくださるということでございますので、賛成といたします。
以上です。
続いて、議案第82号 新座市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の審査内容と結果を報告します。
主な執行部の説明です。国が子ども・子育て支援法の規定について改めて検討を行った結果、小規模保育事業に求められている連携施設の確保が、当初定めた5年間の経過措置期限が迫る中で十分に進んでいない現状を受け、経過措置期間の再度の延長などが行われることとなりました。国が定める基準が一部改正されました。この改正に合わせて改正を行うものです。
質問。連携ができているところは、ちゃんと今までどおり補助金も出していきますと、その間で連携施設はつくってくださいねという方向性については、変わっていないという認識でよろしいですか。
答弁。補助金というお話ですが、毎月保育施設の運営に給付費という形で、国、県、市で負担した金額を各施設にお支払いをしているところです。連携施設がある、ないで給付費の金額に多少違いが出るという状況です。残り5年のうちにしっかりと、また連携施設が確保できるように、市としても小規模保育施設任せにするのではなく、幼稚園であったりとかにぜひなっていただきたいというお願いをしていきたいと考えております。ここまでが質疑です。
結論は、全会一致で原案可決です。
討論を紹介いたします。
市のほうでも、それぞれの保育園ですとか小規模保育だとか、そういったところと連携をとりながら、この連携施設というものがしっかりと家庭保育室ですとか小規模保育室だとかで対応できるよう、仕組みを市でも率先して取り組んでいただければという要望をつけて賛成したいと思います。
以上です。
続いて、議案第83号 新座市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について報告いたします。
執行部の説明後、質疑はありませんでした。
討論もありませんでした。
なお、本議案は市長から撤回の申し出があり、先ほど承認が決定されたものです。
続いて、議案第84号 子ども・
子育て支援法施行規則第1条第1号及び第10号の規定により家庭において必要な保育を受けることが困難である事由を定める条例の一部を改正する条例の審査内容と結果を報告いたします。
今回執行部の説明です。今回の条例改正は、子ども・
子育て支援法施行規則の一部改正に伴いまして、条例の題名及び条文において引用している条項のずれを改めるものです。
質疑、討論はありませんでした。
結論は、全会一致で原案可決です。
報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第73号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
これより討論に入ります。
反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
26番、亀田博子議員。
〔26番(亀田博子議員)登壇〕
◆26番(亀田博子議員) 26番、亀田です。議案第73号 新座市
児童発達支援センター条例に賛成の立場で討論いたします。
先日待望の同施設がオープンいたしました。10月1日からの児童受け入れの準備が進められていることでしょう。これまで肢体不自由児の通所施設として昭和49年に建設された329平米のみどり学園の建物の耐震基準を満たしていませんでした。
東日本大震災後、平成24年度の主要な施策の1番に、安全、安心のまちづくりを掲げ、公共施設の耐震化の項目で同施設の対応を掲げておりましたが、みどり学園はそのままになっておりました。その後児童発達支援センターの建設の検討が進み、建設予定地の発掘調査の必要性から、平成26年度に地質調査、平成27年度には1,153万4,000円をかけて実施設計へと進みました。平成27年度の地方創生総合戦略進捗状況報告書に、平成30年4月の開園を目指している福祉型児童発達支援センターについては、施設規模や人員、事業内容の検討を行うとともに、平成28年度から開始予定であった実施設計を平成27年度に前倒しして着手しました。このような記述を見てもわかるように、市としてそれまで着実に計画を進めてまいりました。ところが、平成29年度予算編成を検討する中、新庁舎建設、大和田二・三丁目区画整理事業、志木駅南口に多くの財源を必要とするために先送りになってしまいました。それまで公明党新座市議団として、平成27年8月に東京都日野市の発達教育支援センターを視察し、本会議や委員会でさまざま提案をしてまいりました。
また、先送りになってしまった平成29年7月には、改めてみどり学園、わかば学園を視察し、同13日に並木市長宛てに、次年度の予算に措置し、早期の建設を求める要望書も提出をしたところでございます。その後埼玉県発達障害総合支援センターも視察し、療育内容について、備品について、相談事業の充実についてさまざま提案を続けてまいりました。
平成30年第3回定例会に議案第90号として工事請負契約の議案が提出、可決し、このたび完成に至ったわけでございます。後期基本計画に位置づけ、また新座市子ども・子育て支援計画、そして第4次新座市障がい者基本計画にも位置づけられた、待ち望まれた同施設の完成を本当にうれしく思っております。
児童発達支援センターの開設によって、それまでの児童発達支援事業と異なり、施設の有する専門機能を生かし、地域の障がい児やその家族への相談、障がい児を預かる施設への援助、助言をあわせて行うなど、地域の中核的な療育支援施設になります。今までの児童発達支援事業が、専ら利用障がい者やその家族に対する支援を行う療育の場とは違い、新座市の障がい児施設の中心拠点としての役割を担う施設としての期待は大きいと考えるところです。
あしたに希望を乗せ、皆にエールをとの意味を持つ、アシタエールという愛称もすばらしいと思います。
とりあえずかねてよりご要望いただいた給食も提供し、みどり学園、わかば学園に通所している児童が、年齢別に保育、療育を開始しますが、児童にとっても、保護者の皆様にとっても頼りになる施設と強く願っております。
また、こんなかわいらしい冊子もパンフレットもつくっていただきました。この中を読みますと、「通所しているお子さんのほかに、地域で安心して暮らせるよう、早期療養、教室等の相談も行います」、このように記述があります。そして、入園までの流れとして、まずは見学にいらしてください、利用ご希望の場合は1、2、3、4と示しております。また、療育内容としては、言語、心理、理学療法、作業療法、療育相談、親子教室、音楽療法、家庭訪問、個人面談、耳鼻科検診、眼科検診、歯科検診、小児科検診、整形外科検診、また専門による相談、訓練、このように示されているところです。教室も年齢別に子供が見てわかるように、ももの教室、ぶどうの教室、めろんの教室、ばななの教室、みかんの教室、いちごの教室、あの明るい施設を見て、本当に楽しみになり、本当にうれしくなりました。この施設が障がいを持っている皆様の中心拠点になることを心から願って賛成の討論といたします。
以上でございます。
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
15番、木村俊彦議員。
〔15番(木村俊彦議員)登壇〕
◆15番(木村俊彦議員) 15番、木村です。議案第73号 新座市
児童発達支援センター条例に賛成討論を行います。
みどり学園とわかば学園という2つの建物が耐震性も問題がある、それから老朽化しているということで、最後に残った福祉施設という、それがようやくここで新しくなったということはよかったなというふうに思います。
話、委員会の中で、私も議事録を読ませてもらいましたけれども、いろんな交流、保育の中で、これは公立の保育園に遊びに行ったりとか、みどり学園とわかば学園が一緒になるという、そういう中で同年代の子供たちが周りにいるということが子供たちにいい刺激を与えているのだという、そういうことで年齢別の編制をするという、そういう答弁がありました。
障がいのある子にとって、同じ年齢の子供たちの中で育つということは、本人にとっても周りの子供たちにとってもうんと大事なことだというふうに思っています。
できれば、基本は遠いそういう施設へ行くのではなくて、歩いていける近場の保育園とか地域子育て支援センター、幼稚園に通うと、そこに必要な支援がつくという、これがやはり基本のあり方だというふうに思うのです。
だから、ここは立派になる一方で、幼稚園とか保育園での障がい児の受け入れというのは全然進んでいないという、そっちへ入れないからそこしか行けないという現状もありますので、今後はここの児童発達支援センターが立派になるというだけではなくて、地域の子供たちが一般的に行く、そういう施設がちゃんとしたものになって障がい児を受け入れるようになっていくという、そちらに合わせて力を入れてもらいたいというふうに思っています。
それから、送迎バスについても、今まで2台で、それぞれが新座全市を回っていて1時間半ぐらいかかっていた。これが半分ずつのエリアだから、うんと時間短縮されるのかなと思ったら、結局どちらも1時間ぐらいはやっぱりかかってしまうのだという話を聞きました。
体がうんとつらい、そういう重度のお子さんもいるし、じっと座っていられないお子さんもいる、そういう人たちが1時間以上通園にかかるというのは、これは尋常なことではないですよね。大変です。保護者は、多分一緒にバスに乗られると思いますが、やっぱりそういうあり方というのが大きな問題だというふうには思っています。
今は、みどり学園、わかば学園、それぞれにいらっしゃるわけですけれども、今までも交流保育というのは、ごく軽度のお子さんしか保育園には出ていない、重度のお子さんは後回しにされているという実態もあるので、障がいの種別、程度にかかわらず、全てのお子さんが地域の保育園や幼稚園、地域子育て支援センターへ行って、ちゃんとお友達をつくる。お母さんたちも、そこでママ友をちゃんとつくっていくという。だから、地域の中にそのまま過ごして、小学校、中学校と行けるようになるので、そういう最初のスタートラインですので、そういう流れに、ぜひ早い段階で研究して移してほしいと思います。
具体的には、やはり相談事業とか保育所等、訪問支援事業、これからしっかり研究してやられるということですので、ぜひそちらに力を入れながらそういうスタイルに移していただきたいというふうにお願いしておきます。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ほかに討論ありませんか。
12番、笠原進議員。
〔12番(笠原 進議員)登壇〕
◆12番(笠原進議員) 12番、笠原進です。賛成の討論を行います。
ようやく新座市に児童発達支援センターができるというので、本当に喜んでいます。先日の土曜日に開所式及び見学会があって、施設も見せていただきました。とてもすばらしい施設だなというふうに思っています。
ちょっと記憶をたどっているのですけれども、私が厚生常任委員長のときですから、もう随分前ですけれども、既に児童発達支援センターの建設ということが問題になっていました。滋賀県の東近江市だと思いますけれども、厚生常任委員会で視察に行って、この東近江市の児童発達支援センターを見せていただきました。施設の中身も、今回の遊具のようなものもたくさん置いてあって、ああ、いいねと、当時の新座市のみどり学園やわかば学園にはこういうものが全然ないから、こういう施設がしっかりできて、新座市のお子さんたちがしっかりできるのはいいよねというふうなことを感じたのを覚えていますし、職員の構成もたくさんの職員がいて、当然そこに預かっているお子さんたちの療育をきちんとやっているだけではなくて、相談に見えられる施設で預かっていないお子さんたちの相談もたくさん受けている。形がいろいろだと思いますから、このとおりやれという意味ではありませんけれども、本当に児童発達支援センターらしく、そこの東近江市では教育委員会とも連携をしていて、職員の中に教育委員会の障がい担当の教員、教員はたしか2人だと思いましたけれども、そこに常駐させていて、同時に連携をとりながら、就学前のお子さんと就学後のお子さんたちの障がい児の教育もきちんとやろうというふうにやっていましたから、まさに児童発達支援センターらしい建物でした。この点では、残念ながら新座市はまだそういう部分については、専門職員の数も十分だとは言えませんし、中身も非常に今後補充しなければいけないものがたくさんあると思います。
担当部長は、みどり学園とわかば学園ができて、そこを統合するので、まずはそこが順調にいくように、給食もきちんとできるようにやって、それから先へ踏み出したいというふうに言っていましたけれども、既にそういうことを東近江市などではやっていたというのを見て、大いにおくれを取り戻すべき中身だと思います。
それから、さっき亀田議員もおっしゃいましたけれども、本来もっと早く建設しなければならないものが、大和田二・三丁目だとか東口だとかと、亀田議員自身がそういうことがあったのでおくれたというふうに明言されましたけれども、そのとおりだと思うので、大和田や新座駅のそれがあるからこれの建設がおくれるというのは、やっぱり施策の選択としてこれは間違っていると思います。
だから、そういう意味でも、おくれたこの中身を早急に改善すべく、オープンしたところをスピードアップして、本来の児童発達支援センターらしくなるように頑張っていただきたいなということを強く要望して賛成討論といたします。
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ほかに討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
よって、討論を終結いたします。
本件を起立により採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。
〔起立全員〕
○議長(
島田久仁代議員) 起立全員であります。
よって、議案第73号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第74号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第74号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第79号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
これより討論に入ります。
反対討論願います。
12番、笠原進議員。
〔12番(笠原 進議員)登壇〕
◆12番(笠原進議員) 12番、笠原進です。
議案第79号 新座市
難病患者見舞金支給条例の一部を改正する条例に反対の討論を行います。
簡単に言えば、新座市が財政が厳しいので、難病の患者の皆さんへの見舞金を減らしたりカットしたりするという中身であります。私は、本来こういうことはすべきではないというふうに思います。
実は、石神一丁目にお住まいの市民の方から、この話を聞いて、オンブズマンに苦情の申し立てをしたいのでという中身の文書が送られてきました。一部を紹介したいと思います。
「私は、難病見舞金を受けていますが、当初3万円だったものが2万円に減り、今度は1万円と来たら、この先なくなるのは目に見えています。物価が上がっているのに、増額ではなく減額とはいかがなものでしょうか。
大学病院までの通院は約5,000円弱と、一回に結構な金額がかかります。年に6回としても交通費だけで約3万円弱かかります。状態によっては回数がふえます。特に退院後は、いつもより短い期間での診察になります。難病の通院だけでも大変なのに、その他でも通院が必要な状態です。せめて難病での出費だけでも抑えたいものです。何ともやりきれない話です。今後のことを考えると、3万円から4万円の支給があってもおかしくありません。市長は病気になってもお金に困ることがないから、こういった人たちの現状はわからないでしょうね。人の上に立つ者として、人の痛みがわかるような人であってほしいと思います」というのがこの方のご意見です。
ここにもあったように、難病患者の見舞金が名前を支援金と改めて、以前もらった金額よりはどんどん減っていく。今度は1万円になる。しかも、ゼロにする人たちもいる。ゼロにする人の基準は、共働きで働いている世帯で810万円だそうです。所得に直すと418万円。2人で働いて、それでお子さんたちを養ったりして、所得で418万円という、その金額は決して私は高額な所得者ではないと思います。
説明で、厚生労働省が基準になっている最上位だというふうに言いますけれども、最上位が5,000万円、1億円とかともらっている人たちなら間違いなく高額所得だと言うけれども、2人で働いて、年収で810万円、所得に直すと418万円という金額は、それで暮らすのが精いっぱいという感じで、決して高額所得者だとは思いません。そういう人たちに対して、もうゼロですよというふうになる。67人だそうですけれども、本当にそういう新座市の財政の状況ですか。私はそう思いません。やはり施策の選択の仕方が間違っているのだと思います。
この方もおっしゃっているように、本当に大変な中で一生懸命働いて暮らしている。難病を持ちながら一生懸命お仕事もして暮らしている。そういう人たちを新座市がしっかり援助をする、暮らしていけるようにするということが、一番大事な自治法で求めている福祉の向上をするという市の仕事ではないかというふうに思います。
私は、この条例は地方自治法の精神に反していると思います。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
15番、木村俊彦議員。
〔15番(木村俊彦議員)登壇〕
◆15番(木村俊彦議員) 15番、木村です。議案第79号 新座市
難病患者見舞金支給条例の一部を改正する条例に反対討論を行います。
これは、去年12月に打ち出された10項目の事務事業見直しと出されてきた、その最後はこれで総仕上げみたいになるのかもしれませんけれども、見舞金を2万円から1万円、以前はたしか3万円からでしたね、どんどん下がってきているという。
そういうことと、市民税の所得割を25万1,000円以上のものは対象外とするという、そういう条例改正ですけれども、私が質問したのは、やはりそういう福祉サービスというのはさまざまな形で引き下げられてくるという、そういうときにやっぱり利用者の声をちゃんと聞いていくという、そういうことは必ず今までもお願いしてきているのですけれども、今回もその見舞金を受け取ってきた674人からの聞き取りはしてはいないという、そういう答弁がありましたよね。
難病患者というのは、障害者総合支援法、障がい者福祉サービスも一部受けられるようになってきたという、そういうことはあるけれども、受けている人はまだまだいないという。これはいろんな問題があると思いますけれども、なかなか難病患者の実態が市としてもよくわかっていないというのが実情だと思います。
県、朝霞保健所が発行した受給者証をもとに申請によって見舞金を出していくという、そういうことで今までつながってきたわけですけれども、難病患者特有の困難さというのはいっぱいあるのです。これは、ほかの障がいサービスとは違って、例えばできるときとできないときがアンバランスで、調子のいい日もあれば、悪い日もあるという、こういう波があるというのが、かなりそういう方が多いわけですけれども、ですからそういうことがちゃんと理解されていないと、例えば障がい認定みたいなものもちゃんと認定できないという。認定する人たち自身が、こういう難病患者についてのそういう特徴みたいなものをしっかり把握するという、今一番求められているのはそういうことなのです。だから、そういう困難さを理解するという努力をするよりも先に、財政的な問題で基準を引き下げてしまったり廃止してしまったりするという、それはやっぱり大きな問題ではないかなというふうに思います。
特に難病患者に関しては、まず実態をちゃんと把握することを先に優先すべきで、これを財政的な理由だけで切ってしまうと、余計に実際に難病者がいるけれども、そういう人たち自身が把握すらできないという現状を招きますので、私はそういう観点からも反対という意見を述べさせていただきました。
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ほかに討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
よって、討論を終結いたします。
本件を起立により採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告に賛成する方の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
島田久仁代議員) 起立多数であります。
よって、議案第79号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第80号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第80号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第81号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第81号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第82号に対しまして質疑願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第82号は委員長報告どおり原案可決されました。
議案第83号につきましては、先ほど議案の撤回を承認しましたので、議事日程から削除いたします。
続いて、議案第84号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第84号は委員長報告どおり原案可決されました。
ここで暫時休憩といたします。
休憩 午前11時01分
再開 午前11時17分
○議長(
島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議案第85号 新座市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例
議案第86号 新座市
水道事業給水条例の一部を改正する条例
○議長(
島田久仁代議員) 日程第14、議案第85号新座市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例及び日程第15、議案第86号 新座市
水道事業給水条例の一部を改正する条例を一括議題とし、建設常任委員会委員長の報告を求めます。
建設常任委員会委員長。
〔24番(滝本恭雪議員)登壇〕
◆24番(滝本恭雪議員) 24番、滝本恭雪です。議案第85号 新座市道路の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例の審査内容と結論を報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑を行いました。
質問。改正内容にあります設計速度が1時間につき60キロメートル以上であるものについて、影響を受ける箇所は市内にあるのか、2点目は施行日が公布の日とはいつなのかをお聞きしたい。
答弁。1点目は、こちらは構造令、技術的基準の部分ですが、道路を新たに築造する、もしくは改築をする場合に適用される条例で、市内にこれから新たに都市計画道路等の整備が進んでいく部分は当然ありますが、往々にして市内の設計速度は大体50キロメートル程度です。60キロメートルというと、それなりの車線数、車両の交通量に応じて設計速度がある程度決まってくるので、60キロメートルを超えるような設計速度になる箇所は市内には今のところありません。
2点目の施行日は、法律に伴って政令の改正については、平成31年4月19日に公布されて、4月25日から施行されています。
今回提案の議案は、審議後可決され次第速やかに執行されていただきたいと思っています。
質問。今後この条例により道路を築造するときには、自転車通行帯をつくらなければならないことになるが、この進め方について大丈夫なのか確認をしたい。
答弁。確かに委員おっしゃるように、歩道整備もまだまだ道半ばで、必要とする改良が行われていない箇所は多々あります。今回この条例の一部改正をする条例で、自転車通行帯としての定義づけはあります。ただ、現在新座市として明確に市町村レベルでいうと、計画の策定は努力義務で、義務措置にはなっていないのですが、その中で交通結節点、自転車、歩行者、車が非常に密度的に高い部分の安全確保として、自転車のネットワークづくりは今後ますます必要になってきます。市として、どの路線をどのような形で行うかという明確な考え方はありませんが、改築をする際に当然別の問題として、電線の地中化とか道路そのものの構造形態を変えることも当然出てくるので、これを自転車道だけという考え方にはなりません。総合的にその辺は十分検討しながら慎重に進めていきたいと思っています。ただ、これから新規の幹線道路、特に都市計画道路は、当然新たな基準の中で自転車通行帯について検討し、導入をしていきたいという考え方です。
以上のような質疑があり、委員からの意見を紹介します。
この提出議案は、道路構造法の一部改正に伴うものですが、自転車通行帯の充実を目指したものであると考えます。まだ新座市では不十分と思われます歩道確保とあわせて、この機会に自転車の通行帯の確保をよろしくお願いします。
議案第88号の報告は以上です。
次に、議案第86号 新座市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の審査内容と結論を報告します。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑を行いました。
質問。水道法が変わり、今度は5年ごとの更新制度になるということです。現状がどうなっていて、今度の改正法でどのように変わるのかお聞きをしたい。
答弁。まず現状は、初めに指定するときに2万円を払っていただき、1回で終了です。平成10年から新規に登録した後には、更新手数料は何もかかりませんでした。再発行手数料というのは、受領証を紛失した場合に再度再発行したときの手数料でした。今後新規に登録される方は、5年間で更新していただくことになります。ですので、今までは、初めに登録すると10年、20年経過しても更新手数料はなかったのですが、これからはどこの業者についても5年経過すると更新手数料を1万円納めることとなります。
質問。今まで1回2万円の手数料徴収が20年、長ければ40年そのままで済んでいたのが、今度は5年ごとに1万円ということです。提案された理由は何なのかを確認したい。
答弁。手数料の考え方ですが、実は公益社団法人日本水道協会という協会があり、そちらで今回の指定給水装置、工事事業者制度の更新制の導入におけるガイドラインを出しております。この中に手数料の算出例があり、当てはめて算出をいたしました。具体的にこの申請に係る作業の時間にかかる人件費、印刷製本費、消耗品費、通信費、その他の経費を合算して合計してみると、約1万円ぐらいとなりました。ちなみに、埼玉県内の水道事業体に7月上旬くらいに全事業者に確認したところ、1万円と予定している事業団体は56自治体中40で、それに沿って提案をいたしました。
以上のような質疑があり、委員からの意見もご紹介いたします。
水道法の一部改正に伴い、指定給水装置工事事業者が5年ごとに更新となりました。これに伴い、指定料金を2万円から1万円に引き下げるとともに、更新料が5年ごとに1万円発生するということです。更新そのものは有効と判断いたしますので、金額の改定は妥当と考え、賛成をいたします。
議案第86号の報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第85号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第85号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第86号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第86号は委員長報告どおり原案可決されました。
△議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)
○議長(
島田久仁代議員) 日程第16、議案第87号令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)を議題とし、ただいまから4常任委員会委員長の報告を求めるわけでありますが、最初に
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長。
〔17番(小野大輔議員)登壇〕
◆17番(小野大輔議員) 17番、小野大輔です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)、総務常任委員会に分割付託された部分についての審査内容と結果をご報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決すべきとなりました。
執行部から説明があり、質疑を行いました。
質問。補正予算事業別予算説明書28ページ、29ページ、消防費のほうで備品を購入するということで増額になっている。その備品の内訳を教えてください。
答弁。今回の消防団に配備する資機材購入の内訳ですが、エンジンカッターを8台、チェンソーを8台、トランシーバーを18台購入させていただく費用として補正を上げています。エンジンカッター8台、チェーンソー8台は、それぞれ第1分団から第8分団までの各分団に1台ずつ配備する予定です。トランシーバーにつきましては、本部、分団も含めた9個分団に2台ずつということで18台を予定しています。
質問。本委員会で資料要求をして出していただいた基準財政需要額及び収入額の予算見込み時と交付決定時の比較の資料と、予算書の11ページ、12ページ、13ページの地方交付税について、補正前の額が15億円で、補正額が今回5億9,982万7,000円ということで、大幅に交付税が入ったということです。増となった要因を教えてください。
答弁。当初予算で見込んだ基準財政需要額ですが、金額が220億3,383万7,000円で、当初予算のときは全部見込ませていただいております。基準財政収入額ですが、205億8,344万5,000円となっています。当初予算のときには、これの差額分として14億5,039万2,000円という数字を出して、調整額6,610万2,000円を差し引いた金額、13億8,429万円というのが純粋に出した数字ということです。実績については、その右側にあります基準財政需要額については221億7,256万円、基準財政収入額については202億5,320万5,000円、その差額として19億1,935万5,000円で、その後に国のほうで示された調整額としては1,952万8,000円で、それを差し引いた金額18億9,982万7,000円が今回の交付決定額ということになりまして、13億円と18億9,982万7,000円の差額、こちらの5億9,982万7,000円を今回補正増するところです。
質問。事業別予算説明書の10ページ、11ページ、財政調整基金の件ですが、現在積み立て後の基金残高が約27億5,900万円ということで、昨年度同時期から比べると基金残高はふえています。財政健全化方針が策定され、この財政調整基金に関して緊急事態に備えて取り崩すのではなくて、本来の目的の基金にしていきたいとあります。来年度の予算編成に向けても、それもできない危機的な状況になると思いますが、現在この基金残高を踏まえて、今後の事務事業の見直しと、そういったことの改善策につきましてはどのようなことを考えていますか。
答弁。事業別予算説明書10ページ、11ページ、生活保護費をことしの返還分が3億3,000万円あります。税収の見込みが4億円ぐらい予算を割りそうなところです。現時点では、3.3億円と4億円ということで、7億円は財政調整基金に頼らなくてはいけない。今年度末につきましては、22億円程度となる見込みです。今年度18億7,904万4,000円取り崩して何とか予算を成立させたという状況です。入りのほうは4億円少なくなるので、財政調整基金の22億円から19億円足す4億円は取り崩さなければいけない。非常に苦しくなっています。今財政調整基金27億円ぐらい。近年にはないぐらい、去年に比べて10億円程度多い状況です。年度末、今後見通すとかなり厳しい状況になるというふうに見ている状況です。財政健全化方針、令和2年度末には何とか35億円程度財政調整基金に積み、本来の財政調整基金の役割を果たす目標を立てているところです。
事務事業の見直し等はやらせていただいているところですが、土地の売り払いとか、もう売り払うところはなくなってきています。人件費、職員数も、今全県で40市中39位になっているところです。逆に高いところは、増要因として繰出金が多くなっています。繰出金の内容は、後期高齢の療養給付費負担金、介護給付費が増要因とするのですが、削れるところではありません。もう全国的に決まっていることなので、繰出金に対してはもう削れない。人件費ももうぎりぎりです。物件費についても40市中40番目です。扶助費については、40市中3番目になっています。そういったところを比較して工夫していく必要になっている状況になっています。
質問。予算書2ページ、3ページです。大体12億円繰越金がありますが、今回19億円ということです。7億円例年よりも多い。増の要因は何か。
答弁。繰越金の増要因ということですが、地方消費税交付金で5億円、そのほか生活保護費の返還金が3億3,000万円です。去年その分多くもらってしまったので、ことし繰り越しているのです。その繰り越しの中身として3億3,000万円がもう入ってしまっているという状況になっております。
以上のような質疑を行いまして結論を出していきました。
結論は、全会一致で原案可決すべきとなりました。
賛成の委員の意見です。財政調整基金について、積み立て後の基金残高が27億5,932万円で、昨年の平成30年9月の同時期の積立残高と比較すると10億円以上多い基金残高ではありますけれども、これは今後市税の減収分、あるいは生活保護費の返還分で、7億円ぐらい減るということもお聞きしました。今回の繰越金に関しては、地方消費税交付金の約5億円の収入増というのがかなり影響が大きかったということもお聞きしました。昨年9月の財政健全化方針を策定していて、その中で2つの目標、経常収支比率の改善、財政調整基金の積み増しというのが具体的な数値目標が設定をされています。来年度の予算編成に向けての考え、見通しも聞いて、大変厳しい財政状況であるということを改めて実感いたしました。より一層財政調整基金の積み立てには努力をしていただきたいという意見をいたしまして賛成します。
別の賛成の委員の意見です。会計管理費として、財政調整基金の話が出ています。これを積み立てて、次年度、またいろんな意味で繰り出してしまうということも聞きました。本当に厳しい財政なので、しっかりと今後も財政状況を見まして、いろんな活動に予算をつけてもらいたいと思います。
消防費として、消防団が使いたいという道具を購入したということで、財政も本当に厳しいけれども、先日も台風がありました。もしかすると、消防団の方たちが使用するということになれば、費用対効果として市民の皆さんの安全を守るのであれば絶対に必要なものですから、その辺は執行部としっかり次年度もお話をされて、少しでも構いませんから備品購入を続けてください。
別の賛成の委員の意見です。基準財政需要額と収入額の予算見込み値と交付決定時の比較という資料もいただいて聞きました。予算を立てるときに、どれだけの額を歳入として見込んでいくというのはとても難しい問題だなというのをすごく実感しました。今後来年度予算に向けてしっかりやっていただきたいと要望して賛成いたします。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 続いて、
文教生活常任委員会委員長の報告を求めます。
文教生活常任委員会委員長。
〔23番(白井忠雄議員)登壇〕
◆23番(白井忠雄議員) 23番、白井忠雄です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)につきまして、
文教生活常任委員会に分割付託された部分について、審査内容と結果を報告します。
結論は、原案可決4名、否決1名、4対1で原案可決となりました。
執行部の説明の後、質疑を行いました。
主な質疑です。質問。事業別予算説明書10ページ、住民基本台帳ネットワークシステム、マイキーID設定の支援はどのようにするのか。
答弁。マイナンバーカードを持つことが前提となるので、特設ブースを1階ロビーに設置して、市民課で申請をサポートします。タブレット端末を用意して、マイナンバーカード交付申請書のQRコードを読み取り、タブレットで写真を撮り、カードを交付するJ―LISに電子データを送付するので、ワンストップです。同じブースでマイナンバーカードをカードリーダーで読み取り、国で運営するマイキーIDの専用サイトにアクセスして、初回登録の手続をします。この設定が終われば、自宅で適宜マイキーIDとパスワードでサイトにログインして、ポイントを買ったりできます。ブースは、令和2年の1月から設置します。ただ、マイナポイントの開始が報道によると来年10月なので、いつまでの設置かは実施の状況から決めていきます。
質問。24ページ、自治体ポイント事務。自治体ポイントは、もう既に新座市も加盟しているのか、各店舗が参加するために用意する機材はあるのか、クレジット決済だけなのか。
答弁。新座市でのふるさとチョイス、めいぶつチョイスとか、インターネット等で販売している加盟店を利用するためには、市が必ず加盟することになっています。9月に個人番号カード利用環境、整備費補助金の申請時に合わせて、マイキープラットフォーム運用協議会の参加を申し込む予定です。店舗として用意するのは、カード決済なのでカードリーダーになります。国が各店舗にQRコードを作成すると聞いています。多分バーコードを読むと商店の名前が出てきて、「幾らです」とかいうのをそこに金額を入力して、商店主に確認をしていただいて、決済のボタンを押せば完了になるのではないかと考えています。
質問。30ページ、小学校施設整備。大和田小学校の外構改修工事で、新しい放課後児童保育室がほぼ隣接し、将来的には最短距離で行けるようになると思うが、今回の工事中、旧川越街道に出なければならないのか。
答弁。仮設門は、学校の敷地換地保留地、ここに段差等があり、この間のすりつけ工事等を一時的に行います。この工事期間中は、どうしても子供たちが通行することはできない状況です。すりつけとか仮設の工事をできるだけ早く夏休み期間中に終わらせ、放課後児童保育室も通用口をつくられ、2学期以降は通行が可能な状況にしたいと考えています。
質問。32ページ、公民館施設整備。公民館の老朽化はかなり進んでいる。全般的にどんな状況か。
答弁。一番古い中央公民館が昭和53年の開館で、野火止公民館を除いては老朽化が顕著な状況です。例年小刻みに修繕工事を行っている状況で、今年度は栄公民館のトイレ改修で洋式化します。大和田公民館、畑中公民館で雨漏りがあります。将来的にはLED化が必要であると考えています。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
委員からの意見です。賛成の委員です。大和田小学校の放課後児童保育室と外構工事の関連で、子供たちが直接行けないという部分、できる限り早目に改善をお願いします。
別の賛成の委員です。マイナンバーカードの取得率もまだ13.9%で、問題点もまだ解消されていないと思います。どれほどの消費活性化につながるのかわからない部分もある。少しでも市民にとって利益になる点で賛成します。
反対の委員です。マイナンバーカード自体がまだ余り広がっていないし、住民の中には広がることに対しての不安感というものもかなりあると思う。そういう状況の中で、消費活性化はごく一部の人たちにしか恩恵が渡らないと思います。住民が日常的に使うものとして、マイナンバーカードを持ち歩くということに対しての不安感というものは相当あるわけで、そういう思いをもうちょっと酌むべきではないかと思っています。
議案第87号の報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 続いて、
厚生常任委員会委員長の報告を求めます。
厚生常任委員会委員長。
〔10番(石島陽子議員)登壇〕
◆10番(石島陽子議員) 10番、石島です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)、厚生常任委員会に分割付託された部分について、審査内容と結果を報告いたします。執行部の説明の後、質疑を行いました。
質問。事業別予算説明書24ページ、25ページ、予防接種で国の風疹に関する追加的対策ということですが、今までどのくらいのパーセンテージでこれを受けられたのか。今回対象者にクーポン券を送付したということですが、対象者は何人になっているのか。
答弁。今年度、令和元年6月11日にクーポン券を1万36名の方に送付させていただきました。現在予防接種の実施状況ですが、抗体検査は294名、予防接種は26名の方が受けていらっしゃいます。全体の対象者は約2万3,000人くらいになります。なので、今年度50%弱の方にクーポン券を送らせていただいております。
質問。初回1万36名に送って、検査を受けた方が294名で、予防接種に至った方が26名ということで、ちょっと人数が少ないのかなと。啓発とか周知とか、何か考えているところがあればお聞かせ願いたい。
答弁。広報やホームページにも掲載しているほか、国民健康保険の特定健診の個別通知に案内を掲載させていただきました。あとは、国民健康保険の総合健診時に、希望者が同時に実施できる旨を電話受け付けの際に案内を行っております。
あとは、がん検診の集団健診のときに、やはり同時に実施できるということを案内チラシや問診票と一緒に同封しております。
質問。20ページ、21ページで、地域子ども・子育て支援の中で、保育士の事務負担軽減及び乳幼児の午睡中の事故防止のためのシステム導入や午睡チェック機器について、国からの補助が出ているし、すごくすばらしいなと思うのですが、全てまだ導入されていないという実態があるようですが、どのように考えているのでしょうか。よくうつ伏せになってしまって亡くなってしまったという話も聞きますので、ぜひ全園に設置できればいいなと思っていますが。
答弁。午睡チェックの機器の購入等の導入がなかなか全ての保育施設ではされていないという部分ですが、ICTシステム導入の補助も同様のこととなっておりますが、事業者の方の負担も生じてしまうというところで、効果と実際の支出という部分を考えて、こういった形での要望という状況なのかなと思っております。午睡チェックにつきましては、保育士の方の負担を少しでも軽減したいと思っておりますので、今保育士不足が非常に課題とされている中で、保育士の方の離職や新たな保育士となられる方の環境の整備というのにつながりますので、引き続き市としても事業者の方には、このような補助制度は積極的に活用していただくようPRはしていきたいと考えております。
質問。自己負担があってなかなか思うように進まないというお話ですが、どのくらいの割合、あるいは金額なのか。
答弁。ICT、また事故防止のための補助事業に係る事業主の負担ですが、国が2分の1、市が4分の1、残りの4分の1を事業主に負担していただくということになっております。金額、単価につきましては、まちまちでございます。目安として、保育業務支援システムの導入に関しては100万円を上限にしておりますので、この4分の1の25万円が事業主の負担になると。また、事故防止の機器導入に関しては50万円が上限額となっておりますので、12万5,000円が事業者の自己負担額になると。ただ、それぞれの事業者が100万円を超えるようなものが出てしまえば、それ以上の金額を負担していただくことになります。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
全会一致で原案可決です。
討論を紹介します。今回の補正では、みどり学園、わかば学園の解体と駐車場の整備、第二老人福祉センターの解体工事の設計委託料が計上されております。それぞれ新しい施設が建設されて、とてもよかったのではないかと思います。また、風疹の追加クーポンが送付されるということですので、多くの方が抗体検査及び予防接種をしていただくよう周知をお願いいたします。
別の方です。保育園待機児童解消策が進むことは大変評価をしたいと思います。(仮称)白寿会新座保育園新設で、定員89名、第一保育園のすぐ近くですけれども、北部近くにと前々から担当課でも希望していたわけですから、そこにできることは大変賛成をします。また、システム導入等による業務効率化を推進する保育所等に対する補助も、それぞれの保育園で自己負担があるので、なかなか全部というわけにはいかなかったかもしれませんが、少しでも保育士の待遇改善につながれば、また通所している子供たちの事故防止につながればと思って、ここも高く評価をしたいと思います。
また、わかのび幼稚園の長時間預かり、視察もさせていただきましたけれども、10月から改修もされるということで、お使いになっている保護者の方、また子供にとってもプラスになる施策だと思うので、賛成をいたします。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 続いて、建設常任委員会委員長の報告を求めます。
建設常任委員会委員長。
〔24番(滝本恭雪議員)登壇〕
◆24番(滝本恭雪議員) 24番、滝本恭雪です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)、建設常任委員会に分割付託されました部分についての審議内容と結論を報告します。
結論は、原案可決とする委員3名、反対とする委員2名、3対2で原案可決です。
執行部からの説明の後、質疑を行いました。
質問。事業別予算説明書26ページ、27ページ、説明の中に2か所、社会資本整備総合交付金が確定した説明がありました。確定した交付金の状況をお聞きしたい。
答弁。交付金の内示額ですが、都市整備部課内では、国庫補助金を受けているものとして、志木駅の南口駅前広場と新座駅北口、大和田の両区画整理事業、坂之下橋、道路課では維持補修関係とはやしの通りの歩道整備、橋梁点検、橋梁の長寿命化で受けています。
まず志木駅南口駅前広場の関係では、前年度の内示率が95%と高かったので、その内容で予算措置をしましたが、結果的には100%ついて、合計で28万円の増。
大和田・坂之下橋では、前年度の内示率は約45%ぐらいでしたので、予算額としては590万円ほど見込んでおりましたが、結果的には1,297万円で、707万円の増額で、内示率は98.26%、維持補修と歩道整備はまとめて44.87%の前年度の内示率で、予算額は4,408万5,000円を見込んでおりましたが、実際には3,702万1,000円で、778万4,000円の減額、内示率は37.08%です。
橋梁点検、橋梁長寿命化に関しては60.62%の内示率で、3,367万3,000円の予算額を見込んでおりましたが、結果的には2,906万7,000円で、406万6,000円の減額と、内示率としては52.33%、区画整理事業では新座駅北口は前年度内示率が30%で、7,500万円の予算を見込んでおりましたが、結果的には8,750万円で、35%の内示率、1,250万円の増額です。
大和田二・三丁目地区の土地区画整理事業は、前年度55%の内示率で、予算額を5,060万円で見込んでおりましたが、結果的には同率で、同様の内示でプラス・マイナス・ゼロです。
質問。事業別予算説明書28ページ、29ページ、緑化対策推進費で、特定財源で257万8,000円の寄附金は現金での寄附金なのか、2点目に、同じページの総合運動公園費の480万円のスポーツ振興くじの助成金をいただいた経緯をお聞きしたい。
答弁。新座グリーンスマイル基金ですが、26件のご寄附をいただきました。ふるさと納税も含め26件ですが、全て現金でいただいております。利用については、緑地の保全に充てるための緑地の購入費として4,900万円強でありますが、今それを積み立てているところです。
2点目のスポーツ振興くじですが、運動公園など施設に対しては助成金がいただけるシステムです。この内訳は、今回投てき用の囲いフェンスを購入し、この契約金が947万1,600円で、それに対し、助成対象経費限度額が750万円という規定があります。これに対して、助成対象額が5分の4の600万円に落とされて、なおかつその補助率80%で、今回480万円の金額が確定したものです。
以上のような質疑がありました。
委員からの意見です。賛成の委員です。歳入では、社会資本整備総合交付金の見直しであり、債務負担行為については、複合施設の基本設計の委託業務と地域公共交通システムの検討に関する委託業務、さらに大和田・坂之下橋の上部5整備事業が中心となるのがポイントですが、この中で特に公共システムは、新座市の発展と福祉行政にとっては喫緊の課題と考えます。現状の徹底した調査と住民のニーズ把握をしていただき、新交通システムの開始を可能な限り早くしていただくようにお願いいたします。
反対の委員です。今回の補正予算はほとんどないような話で、財源の内訳構成が主なものです。大和田・坂之下橋が500万円の工事費を増額するということで反対いたします。
別の反対の委員です。やはり橋の補正に対して反対です。
議案第87号の報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 以上で4常任委員会委員長の報告が終わりましたが、議案第87号全般について質疑願います。
質疑をする際には、所管の委員長名及びページ数をお願いいたします。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
これより討論に入ります。
反対討論願います。
12番、笠原進議員。
〔12番(笠原 進議員)登壇〕
◆12番(笠原進議員) 12番、笠原進です。補正予算に反対の討論を行います。
私たちが反対する理由は1点です。先ほども条例で審議しましたけれども、財政がなかなか大変だというので、去年10事業の見直しを行って、今回はその最後とも言える難病患者の見舞金を削減したり、カットをしたりということで、700万円ほどのカットをする予定になっています。
一方で、今回の建設のところで出た大和田・坂之下橋、これは大和田二・三丁目の区画整理事業に伴う橋ですけれども、この橋がさらに道路築造のために予算が足りなくなったと言って、500万円の工事費を増額いたします。
一方で、今言ったように財政が大変だと言って福祉の予算をどんどん削りながら、片方では道路だからしようがないよねという格好で増額をしていく。これは、やっぱり考えなければいけない問題だなというふうに思います。この点については、やはり十分に今後の財政のあり方として考えていただきたいと思って、反対をいたします。
ただ、今度の補正予算には重要なものが幾つも入っていますので、その点についてはきちんと触れておきたいと思います。今議会の最初にも話ししましたけれども、債務負担行為で地域公共交通システムの業務委託の予算が、3月のときに予算計上ができないという格好で引き延ばしました。これを今回は930万円、令和2年度までの債務負担行為としての予算を計上しました。私たちは、今いろんな市民のアンケートなどをとっていますけれども、にいバスの見直しをしてもらいたいという声が非常にたくさんあります。
夏緊急の予算要望も市長に出して、通常の予算要望とは違って、急いでこれを予算措置すべきだというふうに言って、この点は今回の9月議会で債務負担行為として補正計上されたので、これはきちんと評価をしたいというふうに思っています。
また、児童発達支援センターの運営費も2,400万円以上計上されましたし、第二老人福祉センターの駐車場の整備も2,800万円ほど計上されています。また、法人保育園の施設の補助費で、志木駅の近くについては土地が見つからないという格好で、昨年は石神四丁目、我が家から直線で100メートルほどのところに出てきましたけれども、これができたのは結構なのです。もともとは志木駅のそばに探していたけれども、そこに手が挙がらなかったけれども、石神の方が手を挙げてくれたのでこっちにつくりましたというところでしたけれども、そういう意味では、今回東一丁目に約3億円近い補助金を出していますけれども、保育園が約90人定員で建設できるというのは、これは担当課も担当部長も非常に頑張った中身だというふうに思っていますので、これもきちんと評価をしたいと思います。
それから、幼児教育と保育の無償化に伴っていろいろな経費も今回計上しています。こういう点について私たちはきちんと、これはいいねというふうに思っていますので、その点も率直に述べておきたいと思います。
ただ、予算計上していない点で1点、放課後児童保育室の条例が新しい仕組みになって条例化されて、今年度で一応その期間は、猶予されるという期間は終わりになります。だから、来年の4月1日からは1.65という面積基準と基礎単位が40という、これをもとにしてやる。ただ、現状から言えば、どうもなかなか難しいというので、よその市はみんなおおむねがついているから、だからおおむねというものを入れたいということで、私たちも苦渋の選択として、おおむねで大体3割という話になりました。
同時に、待機児童は絶対出しませんという決意表明がされているので、そこを本当に守っていただくためには、決意は結構だけれども、やっぱり予算をきちんとつくって、仕事もしなければいけない。本当に3割でもやれるのかというのは、この全員協議会で出された資料から見れば、各学校かなり不安だという、そういう数字になっています。だから、本来なら、ああいう現状のものを今9月時点で見ているわけですから、来年の4月に間に合わせるためには、今回の補正予算に計上しなければならないという時期だと思います。それが、担当課としては、今一番注目されてきたのは幼児教育と保育の無償化という問題で、しかもこれが国がなかなか一向に示さないという、こういう問題がたくさんあったから、担当課は両方抱えているから、保育のこの部分も抱えているし、さっき言った放課後児童保育室の問題も同じ課ですから、なかなか担当課としては厳しいというのはよくわかりますけれども、しかしさっき言ったように、来年の4月1日に待機児童を出さないというようなことをしっかり守っていくためにはやはりこの予算化は絶対必要だというふうに思うので、私は本来やっぱり9月に出しておくべきだったというふうに思います。
これはよく審査して、教育委員会とも相談して、12月には補正をしっかり入れて、待機児童を出さない決意が現実になるようにしっかりやってもらいたいなということも要望して、討論を終わりにします。
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
21番、野中弥生議員。
〔21番(野中弥生議員)登壇〕
◆21番(野中弥生議員) 21番、野中弥生です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)について、賛成の立場から討論をいたします。
今回の補正予算は、30億9,652万4,000円の増額補正でございます。幾つか評価すべきところを申し上げます。本年10月からの幼児教育・保育の無償化に伴う関係費用や、子育てのための施設等利用給付等、公明党が強く推し進めてきた施策についての予算が計上され、大変喜ばしいことと評価をさせていただきます。
経済的な負担軽減とともに、幼児保育事業や一時預かり事業等、子育て世代が安心して働きながら子育てできるような環境整備が進むことを期待をいたします。
また、先日児童発達支援センターが開所いたしましたが、みどり学園、わかば学園跡地の駐車場整備の費用等が計上されました。広く使いやすくなったこと、評価をさせていただきます。
また、風疹抗体検査、予防接種の費用については、対象者への周知をより強力に進めていただきたいことを要望いたします。
また、受けていない方に対する対策をどうするか、コール、リコール等をするのかなども含めて要望させていただきます。
令和2年度実施のマイナンバーカードを活用した自治体ポイントによる消費活性化策の取り組みについては、地域経済の活性化につながるよう期待をしております。
小学校の施設整備や栗原公民館の改修工事等、市民要望の高い事業の実施について評価をさせていただきます。そのほか、市民の利便性向上のための予算が計上されていますこと、高く評価をいたします。
最後に、財政運営の観点から一言申し上げます。今回は、普通交付税が当初予算で見込んだ金額より約6億円の増、地方消費税交付金の約5億円の増などによって、財政調整基金への積み立てが24億2,581万8,000円、積み立て後の残高は27億5,932万円となっております。昨年9月の積立残高と比べて基金残高がふえているとはいえ、今後市税の減収や生活保護の返還金等で7億円近く取り崩すこと、来年度の予算編成に多くが組み込まれていくことをお伺いし、引き続き厳しい財政状況であることを委員会でも確認をいたしました。市民の声を代弁する議員として、市民生活の安定のための要望をしていくのが使命ではありますが、限られた予算の中で本当に必要な施策は何か、財源はどうしていくのかを議員としてもしっかりと考えていかなければならないと個人的には感じているところです。
財政健全化方針の中で設定された経常収支比率の改善と財政調整基金の積み増しという2つの目標に向かって、厳しい財政状況の中ではありますが、ご努力いただきたいと要望し、賛成の討論といたします。
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
15番、木村俊彦議員。
〔15番(木村俊彦議員)登壇〕
◆15番(木村俊彦議員) 15番、木村です。議案第87号 令和元年度新座市
一般会計補正予算(第4号)に反対の立場で討論を行います。
反対の内容ですけれども、もともと消費税値上げに伴う景気が冷え込んでいく、それに対する対策ということで、マイナンバーカードを活用した消費活性化事業という、国がおろしてきている。これに基づいて、市民課にマイキーID設置及びマイナンバーカードの申請を促す、そういう窓口をつくるという、それに96万6,000円、それから自治体ポイント取扱店舗の募集という形で、それに546万2,000円という予算が組み込まれています。
私は、もともとマイナンバーカードに関しては相当危機感を持っています。普通でも、いろんな印鑑でも、三文判とか銀行の印鑑とか実印とかというのは私たちは使い合わせていて、実印をふだん持ち歩くなんていうことはしないわけですよね。でも、マイナンバーカードは、何か実印を毎日持ち歩いて使っていくという、こういう怖さというのは感じています。
現在この消費活性策を使っていくためには、市民の立場では、マイナンバーカードをまずつくらなければいけない。それから、そのマイナンバーカードにIDというのを打ってもらわなければいけない。この2つをやらなければいけないわけですよね。現在新座市民でマイナンバーカードの普及率というのは13.9%という、そういうふうに教えていただきました。全国では人口の14%と言われていますから、新座市は全国平均より少ない、広がっていないという、そういう状況があります。
それから、マイキーIDに関しては、もっとこれどのくらいいるのかという。教えていただいたのは、全国で1万4,900人。全国ですよ。新座市にほとんどいないのではないかと、一般的にはそういうふうに思いますよね。そういう状況の中でこれを進めていく。
また、店舗にしても、いろんな業者がこれを使っていくためには、今まで入っていなかったのが、新座市がまず自治体ポイントに入らなければいけないという、それもありますけれども、お店のほうは自治体ポイント管理クラウドというのに登録してカードリーダーを設置しなければいけない。これは、補助が出るのか出ないのかわかりませんけれども、相当お店の側も負担が大きいわけですよね。こういうことをやっていかなければいけない。市のほうは、私が委員会で聞きましたけれども、これほどマイナンバーカードが普及していない状況の中で消費活性策というふうに位置づけていくということは、かなり問題はあるのではないかと。私もそう思いますし、市のほうもそういうふうにおっしゃる。だからこそ、マイナンバーカードの普及に力を入れるとおっしゃったのですよね。53.9%がどこまでいくのか、どこまでいけば次やってもいいという判断をするのか、とっても疑問に思いました。
どうも考えていくと、消費活性策と言っていますけれども、そうではないのではないかと。国としては、マイナンバーカードを普及したいという、このためにやっているとしか思えないですよね。
東京新聞に書かれていました。「マイナンバー活用に向けて、政府は2020年度の予算の概算要求に2,100億円の関連経費を計上している」。総務省は、マイナンバーカードの発行へ向けた取り組みとして来年へ向けて1,800億円を要求しているという。これは、今年度の7倍と言われているのです。だから、もう広がらないことで、何が何でもこれを推し進めたいという、そういう事業ではないかという気がします。
ほとんど経費は、新座市が一般会計の中で出すわけではなくて国からの補助だということで、何かこんなにすっと通ってしまうのかなと思いますけれども、もともとは私たちの一人一人の税金から出ているお金なのであって、そんなにすんなり通してしまっていいのか、そういうふうに思います。
官房長官を議長とするデジタル・ガバメント閣僚会議というのがあるそうです。ここが2021年3月から健康保険証をマイナンバーカードに組み込むと、そういうふうにおっしゃっているし、そのほかにお薬手帳とか大学生の学生証とか、障がい者手帳までこれも組み込むという、そういうふうにおっしゃっているという。だから、そんなふうに大事なカードを持ち歩いていて落としてしまったりとか、いろいろな問題は出るだろうと。これを一遍進めてしまうと、もう後戻りできない制度だし、お金も物すごいお金がどんどんかかってくる、そういう事業ですよね。だから、それに対して、国が補助を出すからお金がかからないからいいのだという、そんなふうにはいかないというふうに思います。
今の時点では、とっても危険なマイナンバーカードというのをそんなふうに広げていくという事業には反対したいというふうに思います。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 反対討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 賛成討論願います。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ほかに討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
よって、討論を終結いたします。
本件を起立により採決いたします。
4常任委員会委員長の報告は原案可決であります。
委員長報告に賛成する方の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
島田久仁代議員) 起立多数であります。
よって、議案第87号は4
常任委員会委員長報告どおり原案可決されました。
ここで暫時休憩といたします。午後1時10分まで休憩といたします。
休憩 午後 零時10分
再開 午後 1時11分
○議長(
島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。
△議案第88号 令和元年度新座市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議案第90号 令和元年度新座市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(
島田久仁代議員) 日程第17、議案第88号令和元年度新座市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)及び日程第18、議案第90号 令和元年度新座市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を一括議題とし、
厚生常任委員会委員長の報告を求めます。
厚生常任委員会委員長。
〔10番(石島陽子議員)登壇〕
◆10番(石島陽子議員) 10番、石島です。議案第88号 令和元年度新座市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について、審査内容と結果を報告します。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明です。補正予算書8ページ、9ページ、6款繰越金ですが、前年度繰越金が確定しましたので、当初予算で計上している1,000円を差し引いた残りの額3億1,713万3,000円を増額するものです。
事業別予算説明書の2ページ、3ページ、6款基金積立金ですが、補正予算における収支差3億1,644万8,000円を国民健康保険財政調整基金へ積み立てるものです。
なお、例年国庫負担金等について超過交付があった場合には、9月議会に返還に係る補正予算を計上しております。制度が変わり、平成30年度に交付された普通交付金についても超過交付がございましたが、精算額の内示が10月ごろ、実際に返還するのが年度末となりますので、12月議会、または3月議会において返還金の補正計上をする予定でございます。
以上のような説明がありました。
質疑はありませんでした。
討論を紹介いたします。繰越金もかなり出て、国民健康保険税ですとか県の支出金だとか、それをまた積み立てて、安定的な運営に寄与しているということも考えまして賛成させていただきます。
別の方です。来年度の国民健康保険税をどう考えるかということをこの前お聞きをいたしましたけれども、11月にならないと県の広域のほうからの給付金の額がわからないということなので、これがあるから先が安心だということは言えないのだなと、そんなことも思いながら、でも今ここでしっかりと基金に積みまして安定的な運営を考えるということですから、その考え方には賛成をしたいと思います。
以上です。
続いて、議案第90号 令和元年度新座市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)の審査内容と結論について報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明です。補正予算書2ページ、8款諸収入につきましては、介護報酬の不適切な請求を行った事業所からの介護報酬の返還金が生じたため増額するものです。
質問。諸収入で雑入が1億3,700万円あるのですが、もう少し詳しく教えていただきたい。
答弁。今回1億3,778万9,000円、介護報酬の不正請求というか、不適切な請求を行った事業所がありましたので、返還金を求めたものです。私どもは、6年に1度、この事業所に対しましては実地指導を行っておりまして、実地指導の中で誤りを見つけたということです。中身といたしましては、ケアプランの作成を怠っていたといった中で、こちらの報酬の返還義務が生じてしまい、返還を求めて返還されたものです。
質問。1か所でこれだけのものが出てきたのですか。
答弁。返還金自体、1事業所から返還をしていただいております。プランを立てずにサービスを提供していたといったところがありましたので、そういった部分については、サービスを提供しているもの自体が全て無効になってしまいます。サービスを受けている利用者のほうから、こういうことがあるのだよといったことで発覚した事例ではなくて、我々のほうで実地指導に行った中で、「これはちょっとおかしいのではないですか」と指摘をしたところ、それを認められましたので返還金を求めたといった形になります。
質問。ケアプランをつくらずにいろんなサービスを提供したということは、それ自体があってはいけないことだから、その部分も全部使った分は返還してねということですね。この金額は、結局市に返ってくるものですか。市と県とか国とかいろいろあるから、この金額はどこへ行くものなのですか。
答弁。ケアプランに基づかないサービスを提供したことに対しては、介護報酬は支払いませんので、その部分について返還を求めたということになります。その返還をした部分については、仮に1割負担の人の場合ですと、9割部分を市が全ていただいた上で、あとは国、県に返還するという形になります。
質問。すごくお粗末なことだなと今説明を聞いていて感じたのですが、これは公表はしないのですよね。
答弁。この件は重たい件なので、我々としても実地指導の範疇で指導ということではなくて、監査に切りかえて指導させていただきました。実地検査を行いまして、全ての資料を集めて確認させていただいて、改善勧告を求めています。
今回改善勧告を求めた中で、しっかりと今後はやっていきますという真摯な態度も見受けられましたので、公表は今回しなかったといった経緯がございます。
以上のような質疑の後、結論を出しました。全会一致で原案可決です。
討論です。余りにもいいかげんというか、ずさんというか、感じるのですが、ぜひ今後こういうことがないようにお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第88号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第88号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第90号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第90号は委員長報告どおり原案可決されました。
△議案第89号 令和元年度新座市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)〜議案第92号 令和元
年度新座都市計画事業大和田二・三丁目
地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(
島田久仁代議員) 日程第19、議案第89号令和元年度新座市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)から日程第21、議案第92号 令和元
年度新座都市計画事業大和田二・三丁目
地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)までを一括議題とし、建設常任委員会委員長の報告を求めます。
建設常任委員会委員長。
〔24番(滝本恭雪議員)登壇〕
◆24番(滝本恭雪議員) 24番、滝本恭雪です。議案第89号 令和元年度新座市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)の審議内容と結論を報告いたします。
結論は、全会一致で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑はありませんでした。
議案第89号の報告は以上です。
次に、議案第91号 令和元
年度新座都市計画事業新座駅
北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の審議内容と結論を報告いたします。
結論は、原案可決とする委員3名、反対とする委員2名、3対2で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑はありませんでした。
委員からの賛成意見です。国庫補助金等の歳入により一般会計から繰入金が減額できることに対し、今後もご努力のほどよろしくお願いします。
議案第91号の報告は以上です。
次に、議案第92号 令和元
年度新座都市計画事業大和田二・三丁目
地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)の審議内容と結論を報告いたします。
結論は、原案可決とする委員3名、反対とする委員2名、3対2で原案可決です。
執行部の説明の後、質疑に入りました。
質問。事業別予算説明書2ページ、3ページ、土地区画整理事業発掘調査委託料ですが、試掘調査の結果、また調査の必要性が生じたということですが、これでほぼ終わりと見てよいのか確認をしたい。
答弁。事業が始まって早々に、もともと包蔵地というのがあるので、そこを中心に教育委員会の協力をいただいて試掘調査をしています。発掘調査の予算としては総額12億円を計上しています。調査地点は今14地点で、今回補正予算で計上しておりますが、予測として16地点まではあると考えています。建物を移転した後に試掘をしてみたら、やはり必要とのことで今回補正予算として計上しました。今後15地点、16地点とありますが、今建物があるところでそこの移転が終わった後、今工事で使わせている土地とかもあるので、そういったところが試掘できる状態になったところで試掘をし、恐らく15地点、16地点は本調査が必要になると考えています。ですので、今現在の予定としては予算総額の10億円の中で調査をしたいと考えております。
以上のような質疑があり、委員からの意見はありませんでした。
議案第92号の報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第89号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。
報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、議案第89号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第91号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。
報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第91号は、委員長報告どおり原案可決することに賛成する方の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
島田久仁代議員) 起立多数であります。
よって、議案第91号は委員長報告どおり原案可決されました。
続いて、議案第92号に対しまして質疑願います。
質疑ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 質疑なしと認めます。
討論ありませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) 討論なしと認めます。
本件を採決いたします。
委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決するにご異議ありませんか。
〔「異議なし」「異議あり」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議がありますので、起立により採決いたします。
議案第92号は委員長報告どおり原案可決することに賛成する方の起立を求めます。
〔起立多数〕
○議長(
島田久仁代議員) 起立多数であります。
よって、議案第92号は委員長報告どおり原案可決されました。
△議案第93号 平成30年度新座市
一般会計歳入歳出決算認定について
○議長(
島田久仁代議員) 日程第22、議案第93号平成30年度新座市
一般会計歳入歳出決算認定についてを議題とし、ただいまから4常任委員会委員長の報告を求めるわけでありますが、最初に
総務常任委員会委員長の報告を求めます。
総務常任委員会委員長。
〔17番(小野大輔議員)登壇〕
◆17番(小野大輔議員) 17番、小野大輔です。議案第93号 平成30年度新座市
一般会計歳入歳出決算認定について、総務常任委員会に分割付託された部分について、審査内容と結果をご報告いたします。
結論は、全会一致で認定すべきとなりました。
議案第93号について、まず歳入部分について執行部から説明があり、質疑を行いました。
質問。決算書50ページ、51ページで、市税延滞金9,542万1,208円、延滞金が9,500万円、見込みよりも4,500万円ほどふえています。増加の原因を教えてください。
答弁。延滞金につきましては、年度によってかなり上下があります。見込むというのは難しいと考えています。
一方で、基本的に税の徴収の考え方として、まず本税を納めていただいた後延滞金を納めていただくという流れになります。本税の整理がつけば、結果的に延滞金のほうを納付していただくということなので、今後大幅に減るということは考えづらいということです。
質問。審査意見書13ページ、市税についてですが、「市税は、全ての税目で増加している」と書いています。増加額も書いていまして、調定額についても現年課税分前年度比で0.2ポイント増加、滞納繰り越し分も2.7ポイント増加をしております。下から7行目、「本年度において重点的に実施した徴収対策については、一定の成果を上げている」とあります。重点的に実施した徴税対策というのはどういったものなのか、市税も徐々にですが、上がってきています。いろんな形で徴収率が上がってくる状態ですが、市税は今後ともその傾向は続くとお考えでしょうか。
答弁。本年度において重点的に実施した徴収対策は、平成30年度について、基本的にこれまでの取り組みを引き続き行ってきたのが基本です。新たに平成30年度の取り組みを開始したものとしては、財産調査について体制を強化したこと、これまで非常勤職員3人で行っていたものを、非常勤職員3人プラス臨時職員2人、5名に増員したというのが新たな取り組みです。全体的な考え方としては、意見書の中の13ページの下4行目で、徴収に関しては、調査の上、徴収が見込めるもの、見込めないもののすみ分けを行い、この部分に特に意識した取り組みを行ってきたところです。その成果については、差し押さえについても昨年度に比べて件数も上昇しています。
一方で、すみ分けの結果、見込めないもの、いわゆる滞納処分の執行停止についても件数、金額、ともにふえているところで、その取り組みの成果が出てきたものだと考えています。
徴収率が上がっていく今後の傾向というところですが、本市の納税率は他市等と比べても低い状況です。まだまだ上がる余地はあると思います。
一方で、県内のほうで高い99%、98%というところで頭打ちになる状態があります。新座市については、まだまだ伸びしろがあると考えています。
質問。本委員で資料要求をした年度別収入未済額の処分状況について、平成29年から徴収猶予がふえて、また不納欠損の状況、執行停止の状況もふえています。この辺の方向転換というか、考え方の転換があったら、その辺の納税課としてどのようなお考えでこういうふうになってきたのかということを教えていただきたい。
答弁。徴収が難しいと判断したものについては、執行停止を速やかに行っていくという考えで、執行停止の件数、金額についても伸びている状況です。結果として、不納欠損もふえているという状況で、特に大きな方針転換をするということではなく、本来のすみ分けを速やかに行うべきところを徹底していった結果というふうに考えています。不納欠損状況の表の中で、地方税法15条の7第5項というところで、平成29年度から平成30年度にかけて大幅に上昇しているのが見てとれるかと思いますが、この第5項については、即時欠損と言われるもので、執行停止をした場合、基本的には3年間様子を見る形で、その3年間に状況が変わっていない、収入が大幅にふえていないですとか、あるいは財産が引き続きないという場合には3年後に不納欠損となるのですが、この15条の7第5項については、3年間回復の見込みがもうないだろうというところで、執行停止をした段階で即時欠損するという判断をするというものです。今までどおり適用は余り考えてこなかったのですが、実際には高齢の方についてはなかなか現状で年金も収入がない、財産もほぼないという状況で、3年はかなり難しいだろうと判断したものには即時欠損するということで、取り扱いを進めてきた結果、数字も伸びてきたというふうに考えています。
質問。決算資料12で、ふるさと納税の影響についてです。他市への寄附による動向、増加傾向にあります。3年ぐらいでいいですが、どういった傾向にあるかというのを教えていただきたい。新座市の場合、市外へ寄附されてしまうということが多いと思いますが、食いとめる方策というものがあれば教えていただきたい。
答弁。市民の方が他市町村へ寄附をすることによって、新座市の市民税への影響額についてですが、平成30年度は2億3,450万6,430円となっています。平成29年度は1億1,664万4,409円です。平成28年度は6,191万1,738円となっています。倍々というふうにふえていまして、ふるさと納税制度が大分浸透してきて関心も高まっているところです。大変増加の傾向となっていると思います。返礼品がもう差し上げられなくなっています。他市へ寄附するのをとめる方策はなかなか難しいですが、その中でもガバメントクラウドファンディングという仕組みを取り入れたいと考えています。クラウドファンディングですと、返礼品目当てでなく、趣旨に賛同していただいた方からご寄附をいただきますので、市民の方にも新座市に寄附していただけるような内容でというふうに考えていますので、食いとめる方策になるのではないかと期待しています。
質問。平成30年度の決算の概要という資料の中の8ページ、一番裏側です。この年の平成30年度の決算は、比較的財政的に余裕があったのではないか。経年で見ていくとそういうふうに感じますが、一番最後の第16表のところで、現金の出納というところで、最後の計で73億9,527万9,677円というふうにあります。基金もかなり積み上げられていて、現金も結構あったというふうに思います。
補正予算のところで、消費税収も多かったという話もいただきました。入ってくるというのはわかっていたということですが、この年度末の時点で現金があったのかなかったのかというところは、その部分がどうだったのか、比較的余裕があったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
答弁。決算概要の8ページ、第16表の現金の出納状況ですが、平成29年度については、新庁舎の完成があったり、石神小学校の大規模改修があったり、そういった事業がありまして、資金の状況として見ますと、かなり厳しい状況がございました。平成29年度については、水道事業からの流用を行ったり、一時的に金融機関から一時借り入れを行ったりというような状況がありました。しかし、平成30年度につきましては、そういった事業も終了して、資金の状況としては比較的余裕があった状況があります。といいますのは、新庁舎の起債の部分で実際にお金が入ってきたのが4月の下旬、出納整理期間であったわけですが、そういったお金が入ってきた部分で十数億円の起債であったかと思いますが、そのお金が入ってきたところで余裕というのは資金的にはあったという状況です。
質問。決算書2ページ、3ページ、「消費税の税収が今年度にふえているということですが、補正予算のところで不安定な税収で、入ってくるかわかりませんよ」と課長は答弁しましたが、安定財源だからというので増税したこともあって、今回平成30年度では27億円入ってきたわけですが、平成31年度当初予算では26億円というふうに当初予算で出しています。当局も安定財源というふうに認めているのではないか。そういう収入が入ってきていることを考えて、ほかのところはいろいろ変動があると思いますが、そこの部分はやっぱり収入がふえて、安定して入ってくるという見通しをとれていたのではないのか。
答弁。地方消費税交付金については、平成30年度決算でも27億円からある財源です。一般財源として入ってきていますので、非常に貴重な財源であると認識しています。ただ、景気の影響を非常に受けやすいところであります。見込みは立てたとしても、その増分とか制度改正で変わったというようなところ以外の部分に関しては、そこに対して期待をして何かをやろうというふうにつなげていくのは難しいという認識でいます。
続いて、歳出部分について執行部より説明があり、質疑を行いました。
質問。事業別決算説明書18ページ、19ページ、職員採用のところで、平成30年度かなりの方を採用したと思います。結果的に、残業手当が全体で少なくなったのかどうかということを教えてください。
答弁。昨年度74名採用したというのは、職員定数適正化計画に基づきまして、業務量に合った職員数を見直していこうというような計画がございましたので、採用させていただきました。育休、産休で長期に休業をとる職員に対して、臨時職員に対してと対応していたところですが、できるだけ正規職員を充てていきたいという思いもあって採用しました。当然超過勤務の削減というものもありますが、74名ということになって、そこのところで超過勤務が減ったというような数字はあらわれていると思います。
質問。62ページ、63ページ、地下鉄12号線ですが、やっぱり新座市ということを考えながら、新たな気持ちになって、前回の構想案の状態でもいいと思います。新たに新しい知事の方向に連携をとりながら、国と、それと東京都との連携をとっていただくようにぜひ強く努めていただければと思いますが、いかがか。
答弁。12号線延伸促進について、知事が新しくなったということも受けて、早速要望活動も大事だと思っています。現在埼玉県と日程調整をさせていただきながら、要望活動のほうも今年度中に実施していく予定で、今事務を進めていただいているところです。
質問。同じく62ページ、63ページ、地下鉄12号線延伸について、5億円を基金残高にまだ積み立てているということで、財政が厳しいというのにもかかわらず、そのままにしているのはやはり問題だと思います。要求を実現するために取り崩して市民の要求に応えるべきだったと思いますが、いかがか。
答弁。基金について、議会においていろいろご意見をいただいているところですが、認識はしています。促進に当たって、やはり市の姿勢というもの、機運醸成というものを含めて、こういった基金の必要性というのは12号線延伸促進室として必要なものだというふうに感じているところです。
質問。経常収支比率の部分で出る部分、経常経費についてお伺いしたいと思います。歳入歳出決算審査意見書の8ページから経常収支比率のことが書いてあります。10ページに経常経費の状況というのがありますが、今回経常経費の状況を見ると、人件費、物件費、繰出金、額としてはふえています。扶助費に関しては9,600万円減額になっています。主な原因をお答えください。
答弁。人件費から繰出金合計というところですが、合計でその分子とすると6億3,498万8,000円の増、人件費と物件費と繰出金が多いところであります。人件費については、1億6,019万4,000円の増です。職員人件費については1億1,870万6,000円増となっています。職員の決算状況、3月31日末の比較、平成29年度、平成30年度の比較で34人の増となっているところです。
もう一つの要因は、主な要因とすると非常勤の一般職員が3,818万1,000円増というふうになっています。これも23人の増となっているところです。物件費の増については、物件費と繰出金についての増、平成30年度の経常経費における物件費及び繰出金の主な増要因ですが、物件費については2億8,090万9,000円の増です。8項目ほど出していますが、庁舎総合管理委託料が1,239万7,000円、事務機器借り上げ料、ネットワーク構築部分についてですが、2,574万円、土地建物借り上げ料、障がい者福祉課の土地、建物のリースをしたところですが、具体的にはくるみの木、にいざ生活支援センターの建物の土地です。建物は、建てて5年リースで返済しているところですが、障がい者の施設として増分として3,038万2,000円、放課後児童保育室指定管理料として1,528万2,000円、児童センターの指定管理料として1,277万9,000円、道路台帳補正委託料として1,846万9,000円、ふるさと新座館指定管理料として4,189万3,000円、学校給食調理委託料が3,552万2,000円です。繰出金については2億7,684万8,000円の増です。主な増の要因としては、特別会計の後期高齢者療養給付費負担金が9,616万円、介護給付費繰出金が7,593万1,000円、下水道事業特別会計繰出金が6,303万円という増の要因となっています。扶助費のほうは減というふうになっています。生活保護費が非常に減っているということでありまして、1億5,447万円、扶助費全体ですと9,665万6,000円の減です。市税のほうであらわれているところですけれども、所得が上がって保護費のほうが下がっているのではないかというふうな形で分析しています。
質問。56ページ、57ページ、シティプロモーション方針も平成30年度末に策定されました。シティプロモーション方針に当たって、外部のコンサルにも委託されています。シティプロモーション推進懇話会も設置されました。それをまとめ上げたシティプロモーション方針だと思いますが、新たなコンサルを委託してわかったこととか、あるいは懇話会の中で学識経験者の方とか市民の方、新座市の新たな魅力、例えばこういうまちにしていきたいという具体的な話があったら教えてください。
答弁。方針を策定するに当たり業務委託を行いました。コンサルトのノウハウを活用して、職員ではつくり出せないような斬新な発想を期待して委託したところです。例えば具体的に申し上げますと、キャッチコピーも最終的に決まったのは庁内募集のところ、職員から出た意見が最終的にはキャッチコピーに決まっております。詳細な基礎資料からシティプロモーション方針、12ページのものにまとめるに当たりまして、写真ですとかイラストですとか、雰囲気につきましては職員にはつくれないものがコンサルタントに委託したことによってできたものではないかなと思っています。
シティプロモーション方針の目的が定住人口の増加ということで進めてきましたけれども、人口をふやすのに外ばかり向いているのではなく、あくまで主役は市民です。市民が主役ですねというご発言を多くの委員の皆さんからもいただいています。新座市が好きで、楽しい、幸せでないと、外から見ても魅力的な市になりませんので、そういった意味でシビックプライドという言葉もあります。新座市に住んでいらっしゃる方、新座市が好きというところを大切にしたいというふうに思いまして、方針の中の3つの基本の柱の中で、新座市のファンづくりというところは、市外の方だけでなく実際に市に住んでいる方も意識しての柱として考えています。
質問。主要な施策の説明書、29ページ、仕事見直しプロジェクト、ドキュメントハンドリングソフトウエア2000ライセンスを購入して業務の効率を図ってくださっているということですが、数値としての効率ができたというのはなかなか難しいかもしれませんが、効率化がこれだけできましたみたいな、そういうお話があればお聞きしたい。
その下のRPA活用、AI、OCR実証実験も今年度から本格導入したというところで、国からの助成金なんかもいただいているということですが、どれぐらい進んでいるのか。
答弁。RPAの活用について、平成31年1月から3月にかけて、人間ドック利用助成金交付業務、エコオフィス活動集計業務、それから職員、ID等の設定業務、3つの業務について実施をしました。3つの業務については、年間154時間削減効果があったことを確認しています。この実証実験の中で、市職員によるシナリオの作成ということで外注費用を抑えたという運用のめども立ったというふうに考えています。あわせて、紙文書を用いた提携業務が多いことから、紙文書を自動で電子化できるAI−OCRという最新の技術のほうもあわせて実証実験をしてRPAの活用を進めるというところで、実証実験を支えていただきましたが、作業時間にして56%の削減効果を確認できました。
質問。64ページ、65ページ、東京2020オリンピック・パラリンピック推進について。平成30年度は、ちょうど2年前ということでいろんなイベントもされたり、市議会の特別委員会からも提案をして、キャッチフレーズ、小・中学生の募集をかけていただいて、応募もしてもらって、新座市独自のキャッチフレーズをつくったりということをしていただきました。いろいろやっていただきましたが、例えば市民の皆様に、ブラジルホストタウンであったり、オリンピック・パラリンピックでは射撃の会場市であるということなどがどの程度まで浸透していったのかということも気になります。推進室のほうで手応えというか、市民のほうにここまで浸透してきた、盛り上がってきたというような実感があれば、平成30年度であったのであれば教えていただきたい。
答弁。市のオリンピック・パラリンピック推進室において、市内の各イベントにおいてPRブースを出させていただいています。その中で、参加者の皆さんにシールアンケートというのをやっていただいています。新座市が射撃の会場になっていることを知っているか知らないか、それからブラジルの事前キャンプ地、ホストタウンになっていることを知っているか知らないか、この2つに対して、シールで知っている、知らないというふうに答えていただく。ちょっとゲームっぽいような形でコンテンツを出しています。昨年の状況でいきますと、昨年からそういったPRブースを出していますが、昨年前半は射撃の会場に関して知っている、知らないが半々、それからブラジルのホストタウンに関しては、知らない方のほうが多いなという印象だったのですが、年度の後半になりますと、射撃の会場に関しては知っているというふうに答えた方がかなり多くなってきています。知らないを上回っているというような形になっています。ブラジルの事前キャンプ地、ホストタウンに関しても大体半々になってきたというところです。市民の方には、だんだん浸透しているかなと思います。市民の方と実際にお話ししていますと、「学校や保育園ののぼり旗で知りました」とか、「駅に出している横断幕で知りました」という方もかなりいらっしゃいましたので、そうした市内の装飾の効果というのも感じているところです。
以上のような質疑を行って、結論を出していきました。
結論は、先ほども申し上げたとおり全会一致で認定すべきです。
認定すべきという委員の意見です。1点目、やはり職員の採用だと思います。平成30年度は74名の新入職員を採用したということで、人材確保ということで前倒しして人材確保したということだと思います。市の退職者も含め、中途で何らかの理由で退職される方もかなり多いと聞いています。今後人口減少も含めて、ICTなどいろんな角度で職員の今後の立場が変わってきます。アルバイトというか、非正規の職員の今後の働き方改革も変わりますし、その辺をしっかりアンテナを張って、今後の市の職員の配置をしていただきたいと思います。
税の徴収について、市民の目線からいいますと、不納欠損されてしまうのであれば、やはり滞納者に対して、不納欠損をする前にどうにか納税してもらうということを考えてそういう方策を考えてもらいたいと思います。確かに不納欠損というか、滞納額の部分が多いので、総体的に考えれば分母が大きくなっているので、埼玉県の徴収率と考えると少し下がっているというのはわかるのですが、本当に不納欠損をどんどんやるしかないのかもしれません。それは仕方がないと思います。けれども、税の徴収率を、今後過年度分の税金はしっかりと今年度に払ってもらう。払わない方がいれば、その滞納者と対面でやっぱりお会いをして、どういうことで払えないのか、いろんな意味でお話をしていく。滞納を放っておくということではなくて、市民の税金でございますから、1円でも1,000円でも徴収率を高めて頑張ってください。
別の認定すべきという委員の意見です。歳出のほうで、職員の採用に関して、臨時・非常勤の職員賃金や勤務条件など、地方公務員法の改正により見直されてきていますので、臨時・非常勤職員、少子高齢化による将来の人口も減少していく中で、人件費を考えていきますと、転換期を迎え、対応策などを考えていくべきだと思います。非常勤職員と正規職員のバランスをよくとり、職員採用については十分考えながら採用していただきたいと思います。
フィルムコミッション推進については、ここに来て12点ほどドラマなどの撮影を市内各地で実施していると聞きました。撮影などの誘致支援をして新座市の特徴あるよいところを知っていただき、市民にもPRしていくべきではないでしょうかという形でお願いしたい。
地下鉄高速鉄道12号線延伸促進については、将来の新座市の場合、最大の税収の伸びるまちづくりには絶対実現しなくてはならない大切な事業だと思います。
市民の機運醸成をまたさらに上げ、特に基金残高も取り崩すことなく、今まで以上に新たに密な連携をとっていただき、さらに埼玉県、東京都とも連携をとっていただきたいと思います。
別の認定すべきという委員の意見です。歳入部分ですけれども、市税については全ての税目が増加し、また収納率も増加しておりました。滞納繰り越し分に関しても、滞納繰越額が圧縮されておりまして収納率も向上しております。これは、納税コールセンターによる呼びかけ、早期の対応、これが新規の滞納者をふやさない努力がされ、財産調査なども適切に行われ、支払える人と支払えない人のすみ分けとおっしゃっていましたけれども、見きわめがしっかり行われて、滞納処分の執行停止なども適切に進められている効果が出ているということで評価したいと思います。
今後も、納付期限内に納めている方、納税者間の公平性の確立であるとか、あるいは市税の収入の安定確保のために、県下ではまだまだ低い位置にある収納率ですので、収納率向上、それから効果的な徴収対策の継続をぜひお願いしたいと思います。
ふるさと納税に関しては、審査の中で市外に寄附されている方が年々かなり増加しているということをお聞きしました。減収分は、交付税が措置されるとはいいましても新座市への影響は大変大きいものがあると思います。返礼品のあり方の問題などありますが、ぜひ使い道を指定できる寄附について、今回令和元年度でありますが、新たなガバメントクラウドファンディングのお話もいただきました。ぜひ市内外の方から寄附をより多く募ることができるような方法の調査研究を頑張っていただきたいと思います。
歳出についてですが、経常収支比率の話もお聞きしました。平成30年度経常収支比率は95.3%となりました。これは、経常一般財源について、市税の伸びもありまして、前年から比べると約4億5,000万円増加しています。
一方で、経常経費に関しては、前年度から6億3,000万円の増加をしています。人件費について1億6,000万円伸びています。平成29年6月と9月の採用試験を行い、採用されたわけですが、平成30年4月1日、58名の採用がされたという影響が大きいというふうに伺いました。産休、育休などもあって、臨時職員の方の採用等が難しいということで、職員定数適正化計画の前倒しの採用というお話もいただきましたけれども、こうした人件費というのは非常に大きな影響がありますので、職員の適正化計画に沿って採用というのは慎重に行っていただきたいと考えています。
働き方改革の件について、仕事見直しプロジェクトについていろんな調査をされまして、それに対する対応も行われているということもお聞きしました。男性の育児休暇の取得であるとか、あるいは有給休暇の取得などなど、どうしてもとりにくい環境がまだあるというふうに伺いました。AIとかRPAの活用、業務の効率化を進めていく中で、ワーク・ライフ・バランスの考え方の浸透もぜひ進めていただいて、よりそういった休暇の取得がしやすいような職場環境の構築にもさらに努めていただきたいと思います。
シティプロモーションについて、平成30年1月、組織機構を変更されて約1年以上業務をやってきました。本当に多くのことをやっていただいて、シティプロモーションの方針も策定していただきました。その中で、当然市外の方に向けて新座市の魅力の発信というのは非常に重要だと思います。懇話会の中で、シビックプライドの話もあったというふうにお伺いしています。今後シティプロモーションの方針を策定されましたので、市外の方向けの魅力発信とともに、シビックプライドの醸成、これを連携させた形で、ぜひ事業を展開していっていただきたいと思います。新座市の魅力が多くの人に発信できるように行っていただきたいと思います。
平成30年9月に財政健全化方針が策定されました。来年度、令和2年度の予算編成にこれから入るわけですけれども、今回のいろいろな審査の中で、非常に新座市の財政というのは厳しさを増しているというふうに実感いたしました。財政健全化方針の中では、経常収支比率の改善、財政調整基金の積み増しというのが具体的な数字として示されております。なかなか厳しいと思いますが、それに向けて事務事業の見直し、それから効率的な歳出削減というのをぜひお願いしたいと思います。
別の認定すべきという委員の意見です。歳入の中で、歳入の根幹をなすのはやはり市税です。市税では、本当に全ての項目で増加して、収納率もアップしており、大変努力していただいているということがよくわかりました。財産調査の人員増とか、あと口座振替、キャンペーンなどで徴収率を上げるとともに、執行停止、不納欠損の実施についてもしっかりと見きわめを行っていただいており、今後も引き続きお願いしたいと思います。
税というのは、滞納の初期段階で対応しないと本当に大変なことになります。いろんな方が市民の中にもいらっしゃいますが、窓口でどなられることもあるかと思います。私たち議員も大変ですが、職員の皆様、特に納税課の皆様は毎日毎日いろんな市民の方と対話されていて、本当に苦労が絶えないと思います。心の病にならないようにケアをしてあげていただきたいと思います。本来なら、税金というのは払えるはずのものであって、また払えるべきものが税金だと思うのですけれども、収入の激減で、また病気だとか、一時的に払えないという方も市民の中にはいらっしゃいます。換価の猶予とか徴収の猶予などもしっかり駆使していただきながら、払えないということがなく、払わないという悪質な場合にはしっかりとまた払っていけるような方向でぜひしていただきたいと思います。市民に寄り添いながらという一言で、本当に納税指導をしっかりと、しゃくし定規ではない納税指導をぜひお願いしたいと思います。要望させていただきます。
財政調整基金については、本当に厳しい状況なのだなということを改めて確認いたしました。次年度予算にすぐ組み込まなくてはいけない状況というのが、本当に大変だということを実感しています。出るを制すといいますけれども、本当に申しわけない限りですが、要望とともに財源をどこに求めて、また歳出のどこを削れるのかということを私たち議員自身が真剣に考えていかなければいけないということを改めて思っています。
歳出の中では、来年のオリンピック・パラリンピックに向けて気運醸成、またシビックプライドのためのシティプロモーションの施策、また市民の安全、安心のための地域防災力の強化、また業務効率化のための施策であるとかRPA導入、さまざま頑張ってくださっています。業務効率化もしっかり頑張っていただいて、成果を上げていらっしゃることを確認しました。
代表監査委員、口頭講評では、内部統制、現場での対応、また新しい財務会計システムの活用等で防いでいくということをお伺いしました。これを見たときに大変びっくりしてしまったのですが、内部統制は大事だと思います。ぜひ緊張感を持って人材育成、また組織内の統制をやっていただいて業務に当たっていただきたいと思って要望いたしまして、認定とさせていただきます。
議案第93号 平成30年度新座市
一般会計歳入歳出決算認定について、本委員会に分割された部分について、以下の意見を付すことに決しました。
(1)東京2020オリンピック・パラリンピック推進は、市民の気運の醸成を図るとともに、市の発展につながる取組に努めること。
(2)シティプロモーションに関しては、市の魅力を発信し、ブランドイメージの向上に努め、シビックプライドの醸成につながる事業を展開すること。
(3)都市高速鉄道12号線の延伸促進については、課題解決に向けた調査・研究を行い、東京都、埼玉県及び関係市区と連携・協力を図り、市民・関係地権者等に対して適切な情報の提供に努めること。
(4)決算審査に係る口頭講評で指摘された点については、内部統制の確立、システムの駆使及び職員の育成に努めること。
(5)増大する業務と多様化する市民ニーズに応えるため、適切な職員採用及び人員配置を行うこと。
(6)非正規雇用職員の雇用条件の更なる改善に努めること。
(7)職員の負担軽減と経費節減を図るため、ICTやAI、RPAの利活用を積極的に進めること。
(8)防災のまちづくり施策を進め、引き続き水防対策の強化を図ること。消防団・自主防災会の強化・育成を支援すること。防災備蓄品の充実に努め、避難所の強化を図ること。
(9)税の徴収については、市民に寄り添った納税相談を行い、実態の精査を確実に実施して、引き続き収納率向上に努めること。
報告は以上です。
○議長(
島田久仁代議員) 続いて、
文教生活常任委員会委員長の報告を求めます。
文教生活常任委員会委員長。
〔23番(白井忠雄議員)登壇〕
◆23番(白井忠雄議員) 23番、白井忠雄です。議案第93号 平成30年度新座市
一般会計歳入歳出決算認定について、
文教生活常任委員会に分割付託された部分について審査内容と結果を報告します。
結論は、認定3人、不認定2人、3対2で認定となりました。
初めに、市民生活部所管事項についてです。執行部の説明の後、質疑を行いました。主な質疑です。
質問。事業別決算説明書100ページ、防犯対策。市内小学校に通う児童の保護者に配布した防犯パトロール用の自転車用かごプレートは幾らかかり、目的は。1年生は、自転車のお母さんたちが多いので、つけた方がよくわからず、プラスチックでつけづらい。学校周辺へ行くなら気にならないが、ほかへ行くときに恥ずかしいという声もある。配るのは無駄ではないかという声もあるが、ステッカーにするとか検討ができないか。
答弁。保護者が自転車のかごに防犯パトロール中というプレートをつけて走ることで犯罪抑止が目的です。入学時保護者に、6年間と中学生になってもそのままお使いいただきたいと配布しています。2,000枚購入で34万5,600円かかっています。お子さんを乗せるかごがボックスなので、穴がないとつけられないので、学校等とも調整して、状況に応じて配ったほうがいいのか、ステッカー式のものと併用がいいのか、デザインが変わればつけてもらえるのか検討させていただきます。
質問。103ページ、空家等対策。今後どういうものを空き家と捉えていくのか。
答弁。平成31年3月31日現在で約334件対応しています。そのうち解決済み111件で、まだ200件強の解決できていない空き家があります。どんどんふえている状況もあります。空家等対策計画では、管理不全の空き家等の発生の抑止となっています。防犯の観点から、管理できていない空き家に対応してきました。管理不全になってからでは全く遅い。所有者がいなくなって何十年もたつと、なかなか対応もできなく、所有者を割り出すにもすごく時間がかかってしまうので、市全体でやっていかないと難しい現状があると考えています。
質問。104ページ、自動車駐車場管理。新座駅南口駅前広場駐車場に駐車して駅に行くとき、駅に一番近い道を渡る状況があると思うが、本来はどうやって駅に行くのか。植栽が無理に通り道になっていてくぼみみたいになっている。精算機の脇も通る人が多くて、激しい水たまりになっている。
答弁。ロータリーの真ん中に駐車場があり、パチンコ屋側に横断指導線があり、そちらに人を誘導したいと思っています。駅に行く方が多いと植栽が踏み固められて、こっちに行けるという状況になっていると思います。植栽を渡れないように検討したいと思います。水がたまっていることは、道路の所管課とも情報共有して改善を検討したいと思います。
質問。106ページ、市内循環バス「にいバス」運行、本数が少ないから不便だという声があるが、地域によって温度差がある。今後の考えがあるか。
答弁。にいバスも含めた市の公共交通のあり方は、現状把握をさせていただき、方向性はしっかり議論していきたいと思っています。市の客観的な現状を交通コンサルタントに伺いながら、利用者のアンケート等も考えています。市民の意向も踏まえた中でしっかりデータ収集します。
質問。新座市役所バス停留所の移設に伴い、市民会館前のロータリーに路面標示等を行ったのは今後もずっとという形なのか。
答弁。市役所駐車場ができたので、今後の状況も見て、安全確認した上で、どの場所でバスがどうとまればいいのか。満車時に道路上の待機は難しいので、どう対応していくかなどを検討しています。設計段階では、市役所に戻すことでバス停留所の想定位置もあったのですが、課金をされる駐車場ではなく、駐車場内に入れない状況は想定していなかったので、一番安全な方法を担当課と調整しています。
質問。134ページ、ボランティア・地域活動推進。地域活動コーディネーターは、どういう動きをしているのか。地域で動いていただく方策を考えているのか。
答弁。地域の人材とか資源を効果的につなぐ役割で、地域活動が活性化することを目的としています。シニア世代の方々が、これから地域活動、ボランティア活動したいという方と活動している団体を結びつけるイメージと考えています。養成講座は現在38人で、市にお手伝いいただいているのは、年1回開催している地域デビューセミナーの企画員です。平成30年度の企画員は7人です。既にご自分の団体とかグループで活動していて、その団体の役割の中で横のつながりを通して結びつけていただいていると考えています。地域福祉との横のつながりでは、地域デビューセミナーで福祉団体の方々とも一体となって行えたかなと考えています。さまざまな分野とのつながり、連携が非常に大事であると考えています。
質問。296ページ、雨水貯留槽設置費補助。せっかくの補助に対して利用者数が非常に少ない。対策をどのようにしているのか。特に事業者に使っていただくのが一番いいと思うが。
答弁。PRのパンフレットは文字が多かったので見直しし、ゾウキリンのイラストを入れたりしたものを作成しました。また、ポスターを市内外のホームセンターに掲示をお願いして、3か所でやっていただきました。既に近隣4市の雨水貯留槽の補助制度の店内掲示を何か所もしています。パンフレットは、本庁舎しか置いていないので、公民館等で市民の皆様の目に触れる機会をふやしたいと考えています。開発行為で意見を述べる機会があり、その中で毎回設置について検討してくださいと述べていますが、申請がない実態です。
質問。302ページ、集団資源回収。紙類は、市況価格が上昇したことによりゼロ円となったシステムは。
答弁。集団資源回収は、協力事業者が古紙などの売却益をもって収集・運搬の費用を賄っていただく制度です。古紙の価格が下落した場合は、市から補助金を支払います。1年を3期に分け、それぞれの期間中の古紙の市況価格の平均値を出し、7円未満となった場合に補助金を支払います。3期とも7円以上となったので、1年を通じて補助金がゼロでした。
質問。324ページ、ユニバーサル農業推進。障がい者団体にどんな支援をされていくのか。
答弁。就労支援施設の開設予定の事業者が野鳥の森で試験栽培を行っています。令和2年度には、新開小学校に隣接した場所に就労支援施設が完成すると聞いています。その後は、今あるほだ木を新開小学校の学校教育林に移して、学校とも連携を図りながら続けていきたいと聞いています。今あるビニールハウスは、かなりひどい状態になっています。農業支援の補助金が使えませんが、これからのほだ木の確保等について平林寺には交渉していきます。今まで使っている植菌する道具は、引き続き使っていただければと思います。
質問。330ページ、商工会補助。アトム通貨の換金率が昨年より13%アップした。さらに換金率を上げるため、何か考えているか。
答弁。平成30年度は60%を超えたことから、少し胸をなでおろしています。アトム通貨の10円、50円を1枚いただいて、それを持って買い物に行くのがなかなか少ないと考えています。また、利用できる店が現在市内で173店舗です。プレミアム付商品券でも338店舗なので、もっと多くの店で使えるようにすることが一番の対策につながると考えています。また、イベントでいただいたアトム通貨は利用せずに、そのまま記念品に持ち帰るとお聞きしていますので、換金率アップに向けた対策は商工会とも相談させていただきます。
質問。334ページ、消費生活相談。詐欺被害の発生件数と金額合わせて何件ぐらい防げたのか。
答弁。消費生活センターは、4名の相談員が対応しています。還付金詐欺インターネットで購入した商品が届かない契約トラブルが多くなっています。警察に通報が入った場合、連携を図り、防災行政無線を活用して市民に周知して注意を促しています。
全ての相談件数が平成30年度1,596件、平成29年度1,191件、平成28年度1,151件です。平成29年度と平成30年度で一気に400件近くふえていますが、主に公共料金が未納というはがきが急増したものです。また、事前に相談される方は解決しているものと考えていますが、相談されないで要求どおりにお金を払ってしまったという方もいるようですので、これからも警察とも連携を図っていきます。平成30年度で49件の被害が発生し、8,496万円、平成29年度27件、2,642万円の被害がありました。
続いて、教育委員会所管事項についてです。
主な質疑です。質問。408ページ、幼保小連携推進、どのような成果があったのか。
答弁。小学校、幼稚園、保育園でブロックを組んでいます。その交流するブロックの中で学校だよりや園だよりを共有し、教員や保育士等が交流する場面があります。それによって接続期の子供たちに関する共通理解を図ることができます。また、幼稚園は小学校に向かうためのアプローチカリキュラムであり、小学校を始めるという意味でのスタートカリキュラムがあります。実際に顔を合わせ、研修会等を通して、指導内容や仕方等の共通理解を深め、子供たちの円滑な接続を支援しているという成果があります。
質問。412ページ、コミュニティ・スクール推進。具体的にどういう取り組みをされているのか。
答弁。市内23校全てで設置されています。校長が考えた学校経営を学校運営協議会が承認していただき、地域、保護者等の啓発がより円滑に、スムーズになっているという成果が挙げられています。また、学校で困っていることに学校運営協議会を通して解決していくような方向、道筋が立っています。ただ、課題としては、啓発がまだ十分でない部分があると思います。また、委員のなり手が今後なくなっていくこともあるので、人材の確保も必要になってくると思われます。
質問。414ページ、教育相談。教育相談室に相談員が4人、学校カウンセラー2人で午前10時から午後6時までご相談に対応していて、相談件数5,064件、この人数でこの相談件数をこなすのは厳しいのではないか。
答弁。平成29年度は5,235件と、実は171件減となっています。各小学校、中学校の身近な相談員へ相談できる環境が整っていること、専門的な相談で相談室が活用されています。ただ、相談員一人一人にかかる負担は非常に大きなものとなっているので、人数がまだまだ足りないと率直に感じています。
質問。同じく教育相談。決算資料58ページで、長期欠席児童・生徒数がふえているが、対策等の考えは。
答弁。年々全国的にもふえてきているという現状があります。本市においても同様で、登校支援、10・30運動を初め、子供と親の相談員の勤務日数を80日から92日にふやし、相談体制を充実させ、そして新座市の相談機関を周知する相談カードを作成、それぞれ外部機関、学校と家庭、児童・生徒本人とが連携をとるような対策をとっています。
質問。416ページ、特別支援教育整備。新座市の一つの大きな目的として、教育、共生という観点から見て、制度の課題があるのではないか。
答弁。確かに介助員がその個別の児童・生徒にかかわり、ほかの児童・生徒がその解除に関してタッチしないというような状況はありますが、移動や自分の介助が必要な場合のみ介助員にそばにいてもらいます。本人、保護者の思いも大切にし、教育的な配慮もしながら、安全を確保していくことについては、個別に話し合いをしながら対応していくことが必要であると考えます。
質問。428ページ、教育活動及び学校運営支援。けがをした児童のタクシー代の件数は。
答弁。修学旅行、林間学校を含め175件、32万6,110円です。件数は、平成28年度以降だんだん下がっています。
質問。452ページ、子どもの放課後居場所づくり。携わる方からご意見、要望はあるか。児童の下校時の安全性はどうか。ココフレンドが今後大規模化、狭隘化していかないか。
答弁。ボランティアスタッフから子供たちに触れ合うことができる、声をかけ合って顔見知りになることが地域の役割の一端を担っていると感じる。囲碁、将棋など、自分の得意分野、趣味を生かして子供たちに還元できるので、喜びを感じている。暑さで疲労を感じるというお話がありました。冷蔵庫等は、2ドアのものも配置して、スポーツドリンク等も準備し、子供たちのみならずスタッフの方も活用いただいています。ココフレンドにも教育振興基金から5万円ほど助成が出ていて、夏場の対策ができています。下校は、原則お迎えが必要ですが、現状として100%お迎えされている状況にはないようです。新たな開設校の協議の中でも、ここを広くPRしてほしいというお話がありました。家庭の事情もあって、100%迎えに来ることはなかなか難しい状況も把握していますが、引き続き地道なお知らせを繰り返していくことが必要かと考えています。冬時間では4時半になりますが、お迎えが難しければ、同じ方向の子供たちで極力集団下校のような形で対応せざるを得ない状況です。放課後児童保育室の狭隘化は認識し、受け皿は担うべきだと考えています。ココフレンドが今後狭隘化、増大化していくということもあるのかなという気はいたします。新・放課後子ども総合プランに基づく事業展開をしていますので、定数を設けて限定してというようなことは考えていません。あくまでも、全ての子供を対象に登録という制度の中で実施していく。これまでの実績を考えますと、これからもこういったやり方で進めていきたいと考えています。
質問。470ページ、図書館資料整備。決算資料60ページでは、平成30年度市町村図書館活動調査結果一覧の中で、人口1人当たりの蔵書冊数が低いが、どのような認識か。
答弁。蔵書冊数は、財政規模が大きい自治体ほど上位になる状況で、平成30年度新座市18位で、県内平均を上回る状況です。人口1人当たりの蔵書冊数は、人口が少ない自治体が上位に位置する傾向で、新座市は53位ですが、冊数は微増しています。蔵書冊数は、平成24年度の中央図書館の改修工事に伴って、書庫に移動式ハンドル書架を導入し、開架書庫も入れかえて収納力が増加したことから4万冊程度の増加が可能となり、収容能力は40万冊となり、その後も少しずつ増加しています。より多くの資料を借りてもらうために、文庫書架などさまざまな書架の配置も考えています。
以上のような質疑の後、結論を出しました。
結論は、3対2で認定です。
委員からの意見です。認定の委員です。自転車用ヘルメットの普及促進は、さらなる工夫で頑張っていただきたい。また、にいバスは、今後さまざまな検討をされていく中で、より市民の意向に沿った公共交通システムをつくっていただきたい。教育委員会は、入学準備金、奨学金等の貸し付けについて、経済的理由によって進学を諦めることが決してないように踏み込んだ話を展開していただきたい。部活動のボランティアの予算確保も含めて改善を頑張っていただきたい。いじめとか不登校の取り組みには、しっかり手を入れていただきたい。ココフレンドの充実という点で、来年度には全校実施ということですが、放課後児童保育室との立て分けの議論は避けて通れない。受け皿としての役割はあるが、大規模化になっていく。両方の登録はオーケーとなっているのを、どちらか片方にするとか議論も進めなければならない。
別の認定の委員です。マイナンバーの登録は市民に対して、国からおりてきたものをスムーズにお伝えするよう心がけていただけたらと思います。にいバス、民間バスのインフラの充実が新座市の発展につながっていくので、今後交通対策会議等々で議論は進んでいきますが、いい方向に向かうようにしていただけたらと思います。集会所は、いろいろ修繕の要望が多いかと思いますが、限られた予算の中でやっていただいて、ありがとうございます。
教育委員会では、子供たちにかける予算を結構やっているという印象で、今後の日本やひいては新座市全てをつくっていく大事な部分だと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
別の認定の委員です。先が見えないで、目先だけでやっていく事業がすごく多く感じられ、将来的につながることはすごく大事にしてほしいなと思うのです。今やらなければいけないのは、将来につながること。安全対策、子供の安全を守って、日本の将来を担っていく子供の育成に大切なことをしているので、そこはたとえ予算がないといえども、予算をふやしてでもお金を費やしていかなければいけないと思っています。
ほっとぷらざの借り上げ料は年間5,000万円で、10年だと5億円かと思うと、利便性は下がってしまうけれども、駅からちょっと離れたところに複合施設を建設してもいいのではないかという考えもあったり、大いに議論して結論を出していただきたい。今後の新座市の将来にかかわることなのだろうと思っています。
不認定の委員です。大きな理由は、教育費が少ない、教育費の構成比が9%台にいかない、課題が山積であるのになかなか教育費がふえないです。防犯パトロールプレートは、つけやすくて目にとまるデザインや形などを工夫していただきたい。交通指導員の欠員は、大変ご苦労されていることがわかりました。子供たちの安全をどう守るか、市全体の問題としてよく検討していただきたい。欠員を一人でも解消できるようにPRをお願いします。にいバスの充実は、市民の方からの一番のご要望が、バスをふやしてほしい、免許返納したが、足がないとのご相談が多いので、きめ細かく市民の意向も聞いて進めていただきたい。
教育相談センターは、子供たちの不登校やいじめ、解決する上でも不可欠だと思います。相談員の増員は強く要望したいと思います。
図書館で学習室が35席しかないけれども、たくさん来たときは、資料室や会議室も開放していることはうれしく思いました。奨学金の貸し付けで給付制のことは国や県で考えることだというので、県知事もかわりましたので、改めて教育にどういう課題があるのか、きっちり要望していただきたい。
別の不認定の委員です。高齢化してきているし、空き家が広がってくる。だから、空き家、空き店舗を活用しながら、中身の濃いまちを目指さなければいけないのではないか。農産物直売所は、片山や野火止も売り上げが減ってきて、農地が減ってきている。食料の自給率だとか災害時を考えた場合、しっかり農業が位置づけられているのは大事だと思います。ユニバーサル農業は、手を挙げてくれてよかったので、応援して継続してもらいたい。
教育に対する予算が、大型公共事業をやることで狭まっているという気がしてしようがない。建物が老朽化しているわけですが、そこには投資する必要があると思います。
委員からの意見は以上です。
本委員会として意見を付すことといたしました。
(1)空家等の対策を全庁的な課題として捉え、新座市空家等対策計画を着実に推進すべきである。
(2)市民の声を広く取り入れ、にいバスの充実と併せて、デマンド型交通の導入に向けて検討すべきである。
(3)雨水貯留槽の設置を初め、台風や集中豪雨等による被害の軽減を全庁的に推進すべきである。
(4)全国一ごみが少ない市を目指し、ごみの減量化と再資源化を推進し、ごみ分別の周知徹底とリサイクル意識高揚を図るよう努力すべきである。
(5)地域経済活性化のため、商工業や農業への支援策等について調査・研究し、強化すべきである。
(6)振り込め詐欺等、消費者トラブルの被害防止のための施策を充実すべきである。
(7)子どもたちと向き合う時間を増やすために、教職員の多忙化解消策を強化すべきである。
(8)教育相談センター、さわやか相談員、子どもと親の相談員、スクールソーシャルワーカー及び学校が連携し、不登校及びいじめの未然防止並びにその解決に向けた対策を強化すべきである。
(9)障がいのある児童・生徒に寄り添った就学支援体制の構築を検討すべきである。
(10)計画的に小・中学校の大規模改修を着実に進め、各学校の要望に応え、施設維持補修工事費等を増額すべきである。
以上です。
△延会について
○議長(
島田久仁代議員) お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれにて延会することに決しました。
△次会日程の報告
○議長(
島田久仁代議員) 明25日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。
△延会の宣告
○議長(
島田久仁代議員) 本日はこれにて延会いたします。
大変熱心にご苦労さまでございました。
延会 午後 2時30分...