新座市議会 > 2019-09-11 >
令和 元年第3回定例会-09月11日-04号

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  1. 新座市議会 2019-09-11
    令和 元年第3回定例会-09月11日-04号


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    令和 元年第3回定例会-09月11日-04号令和 元年第3回定例会                令和元年第3回新座市議会定例会 議事日程第4号                              9月11日午前9時開議 第 1 一般質問通告に関する資料要求 第 2 一般質問     9番 中村 和平 議員     6番 池田 貞雄 議員    20番 鈴木 秀一 議員    21番 野中 弥生 議員 出席議員 22名      1番   鈴  木  明  子         2番   助  川     昇      3番   小  池  秀  夫         4番   伊  藤  信 太 郎      5番   森  田  輝  雄         6番   池  田  貞  雄      7番   平  野     茂         8番   島  田  久 仁 代      9番   中  村  和  平        10番   石  島  陽  子     11番   辻     実  樹        12番   笠  原     進
        14番   高  邑  朋  矢        15番   木  村  俊  彦     17番   小  野  大  輔        20番   鈴  木  秀  一     21番   野  中  弥  生        22番   佐  藤  重  忠     23番   白  井  忠  雄        24番   滝  本  恭  雪     25番   川  上  政  則        26番   亀  田  博  子 欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平   総合政策           永  尾  郁  夫      総務部長    伊  藤  佳  史   部   長                           市民生活   財政部長    遠  山  泰  久              細  沼  伊 左 夫                           部   長   総合福祉                    こども未来           鈴  木  義  弘              一 ノ 関  知  子   部   長                   部   長   いきいき                    都市整備           竹 之 下     力              広  瀬  達  夫   健康部長                    部   長   上下水道           橋  本  吉  弘      教 育 長   金  子  廣  志   部   長   教育総務                    学校教育           渡  辺  哲  也              梅  田  竜  平   部   長                   部   長                           選挙管理   会計管理者   江  原  達  夫      委 員 会   河  尻  広  海                           事務局長   監査委員           山  本     実   事務局長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    島  崎  昭  生              生 田 目  真  一                           副 局 長   専門員兼           佐  藤  寛  之   議事係長 △開議の宣告  (午前 9時29分) ○議長(島田久仁代議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配布してあるとおりであります。 △一般質問通告に関する資料要求 ○議長(島田久仁代議員) 日程第1、一般質問通告に関する資料要求を議題といたします。  資料要求は、1番、鈴木明子議員が行います。  1番、鈴木明子議員。    〔1番(鈴木明子議員)登壇〕 ◆1番(鈴木明子議員) おはようございます。1番、鈴木明子です。これから令和元年第3回定例会の一般質問通告に関する資料といたしまして、各議員と執行部とのヒアリングの結果、提出できるもの、または資料名の変更を行ったものを要求いたします。議長において、よろしくお取り計らいをお願いいたします。  それでは、質問順位順に申し上げていきます。  10番、白井忠雄議員小・中学校体育館へのエアコン設置に伴う費用及びランニングコスト、11番、滝本恭雪議員特定空家等対応状況一覧、13番、川上政則議員共同墓地設置計画案に対する回答書の集計結果、①「にいざほっとぷらざ」の賃貸借契約書の写し、②「にいざほっとぷらざ」の平面図と敷地面積・延べ床面積③東北コミュニティセンターの平面図と敷地面積・延べ床面積、④三軒屋公園の平面図と敷地面積、14番、木村俊彦議員①点字投票、代理投票、郵便等による不在者投票指定施設内投票の実数、②投票所における支援の事例、寄せられた意見や要望、職員の感じた課題等、第1次計画で課題が残った要因として市(社協)が考えていること、国の補助金の内容、緑の基本計画改定に関するスケジュール、16番、佐藤重忠議員、近隣自治体による高齢者の自動車運転免許証の自主返納に対するサービスの事業内容、17番、高邑朋矢議員都市計画道路3・4・1保谷朝霞線の今後のスケジュール(予定)、障がいのある子どもたちの保育の実態、不登校の生徒などを対象とした特別な選抜の内容、18番、小野大輔議員、新第二老人福祉センターでの図書の配置状況、感想の主な内容、20番、辻実樹議員、①今年度の小学校1、2年生の学級編制の状況、②小学校3、4年生を35人学級にした場合の教職員の増加分と予算見込み、21番、笠原進議員、国庫補助を申請している事業名、事業額及び補助額、①各小・中学校警備システムの施錠・開錠記録の一覧、②教職員の勤務時間の一覧、正規職員と臨時職員・非常勤一般職員の休暇制度の比較、以上の資料を要求しますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) お諮りいたします。  ただいま鈴木明子議員から資料の提出要求がありましたが、これを市長に求めることにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(島田久仁代議員) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま鈴木明子議員から提出要求のありました資料の提出を市長に求めることに決しました。 △資料配布 ○議長(島田久仁代議員) ただいま要求されました資料が送付されましたので、配布いたします。    〔事務局職員配布〕 △一般質問 ○議長(島田久仁代議員) 日程第2、一般質問を行います。  通告者は21名であります。質問の要旨は明確に、また答弁もわかりやすく明確にお願いいたします。  なお、質問時間でございますが、議員の申し合わせのとおり、1回目は25分以内とし、2回目以降は20分以内でお願いいたします。  また、関連質問及び通告外の質問は許可しないことになっております。時間は、特に厳守をお願い申し上げます。 △中村和平議員 ○議長(島田久仁代議員) それでは、9番、中村和平議員の一般質問を許可いたします。  9番、中村和平議員。    〔9番(中村和平議員)登壇〕 ◆9番(中村和平議員) 皆様、おはようございます。9番、中村和平でございます。議長の発言の許可をいただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。また、本日は、早朝より多くの市民の皆様に傍聴にお越しいただきました。私からも厚く御礼申し上げます。  それでは、私の一般質問をさせていただきます。市長並びに執行部の皆様には、前向きな答弁をどうぞよろしくお願いいたします。  1、市税等の滞納についてお伺いいたします。  (1)、市税の滞納者の現状と対策についてお伺いいたします。市民税の滞納者が県内でも多く見られますが、本市の現状と対策についてお伺いいたします。  (2)、軽自動車税納税率向上についてお伺いいたします。軽自動車税の納税率100%を目指す方策についてお伺いいたします。  (3)、保育無償化前の滞納者への対応についてお伺いいたします。本年10月から保育料が無償化となりますが、無償化前の保育園の保育料滞納者への対応についてお伺いいたします。  それでは、ここで一回切らせていただきまして、(1)の市民税滞納者の現状と対策についてお伺いいたします。この質問を毎年1回させていただいております。なかなか滞納者が減らないということで、市というのは市民の皆様の税金で運営しております。97%の方にしっかりとした納税をしていただいておりますが、3%の方が滞納してしまっていると。滞納で1年ぐらいで納税してもらえればいいのですが、5年たちますと不納欠損処分になってしまうということで、残念ながらそこが市民の皆様も、何で納税している方もいろんな形で、いろんな生活があっても苦しいかもしれませんけれども、納税をしていただいているという状況があります。いろんな形で滞納される方も、事情はあるかもしれません。ただ、去年の前年度課税分の税金でございますから、去年稼いだ、いただいた収入に応じて市民税というのは納税するものでありますから、多分身の丈というか、合っていると思うのですけれども、何でそれを滞納してしまうのか、それを見逃してしまうのかということの一般質問でございますから、そこら辺の答弁をよろしくお願いいたします。    〔「滞納者は3年」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) この間委員会では5年と聞きましたけれども。    〔「時効は5年」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) 3年で停止をして、5年で不納欠損でよろしいですか。    〔「3年だな」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) 3年ですか。    〔「答弁する」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) そうですね。よろしくお願いします。済みません。  (2)、軽自動車の収納率、この軽自動車というのは、原付バイクを初め4輪の軽自動車までを軽自動車税と言っていいのですね。この間の委員会でもその辺の話はしました。実態のある車に対してであれば、軽自動車であれば税金を払わないと車検は通らないはずなのです。何で不納欠損が出てくるのか。50ccのバイクは車検がありません。では、今は1,000円か2,000円に50ccのバイクもなったと思いますけれども、なぜこの辺が収納率100%近くにならないのかということを質問していますので、よろしくお願いいたします。
     (3)でございます。ことしの10月から保育料が無料化になります。それは本当にすばらしい、いいことだと思いますが、その前の払っていなかった滞納者の方たちは、ではもう払わないでいいのか、その辺をしっかりとした答弁をよろしくお願いいたします。  2番に移らせていただきます。公用車の車検切れについてお伺いいたします。  (1)、発生した原因についてお伺いいたします。なぜこのような事態が発生したのかということをお伺いいたします。  (2)、運転した職員への対応についてお伺いいたします。車検切れの公用車を運転した職員への今後の対応についてお伺いいたします。  (3)、再発防止対策についてお伺いいたします。今後再発防止対策についてということでお伺いしたいと思います。  最初に言いたいことは、公務で市の職員が使用していたということは事実でございます。実際市の職員に対してと言っていることではないのです。なぜこのようなことが起こってしまったか、その対応の仕方はどうだったのか、そして二度とこのようなことが起きないように、どのような対策をしていくのかが聞きたいと、最終的にしっかりとしたけじめをつけてほしいということの質問でございます。  (1)、要するに前回の全員協議会でいただきました執行部からの報告がありました。(1)のところで、市が管理する公用車、軽自動車3台が車検切れだったということですね。1台が介護保険課の所管の1台、平成30年3月17日と。管財契約課所管の2台、平成30年5月24日から平成30年6月15日と。介護保険課の軽自動車の場合は、平成30年3月18日から3月30日まで12日間の車検が切れていたということです。運転者が4名だと。管財契約課の所管の軽自動車の2台は、平成30年5月25日から10月10日まで139日間と書いてあります。延べ41人の運転の方がいるということでございます。新聞報道もされました。その報告が、依然まだ、どのような結果が出たということは市民の方には報告されておりません。その辺の市の対応策をしっかりとした答弁をよろしくお願いいたします。  3、ひきこもり対策についてお伺いいたします。  (1)、小・中学校における現状と対策についてお伺いいたします。小・中学校の児童・生徒のひきこもりの現状と対策についてお伺いいたします。  (2)、成人の現状と対策についてお伺いいたします。成人のひきこもりも現状と対策についてお伺いいたします。この質問も今社会問題になっております。  まず、(1)の小学校、中学校のひきこもりというか、不登校ということが今かなり社会問題になっております。この辺は、実際教育委員会としてどのようなことを対策としてやっておられるのか、しっかりとした答弁をよろしくお願いいたします。  (2)の成人のひきこもりもそうでございます。小学校と中学校のひきこもりもそうなのですが、中学校から高校に上がって、早々その子供たちは新座市の教育委員会から手を離れてまいります。残念ながら、そこでそのまま高校で引きこもらずに復活して高校にちゃんと登校していればいいのですけれども、そこから10年、20年と引きこもっている現状が新聞等で報道されております。その辺は、実際市としてどういうことができるか。埼玉県では、そういったひきこもり対策といってセンターが設置されておりますが、市としてそういった市民の方がどれぐらい引きこもっているのか、そしてその対応は今の事態、現状はどうなっているのかお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  4、市営テニス場へのオムニコートの設置についてお伺いいたします。現在市営テニス場は土のコートになっています。オムニコートの要望が多く聞かれますが、設置するお考えがあるかお伺いいたします。  この質問も何度か市民の方に、中村さん、要するに他市は結構オムニコートになっているので、新座市もやってくれないかなという質問が多く寄せられてまいります。確かに今新座市の財政は本当に厳しいと思います。ただ、健康長寿の面から、要するに退職者の方とかが天気のいいときに、ナイターも含めそうですけれども、結構テニスをやられている方が多いです。そうすると、確かに使用料も安いかもしれませんけれども、せっかくこれだけすばらしい数の多いテニスコートがいっぱい設置されていると。ぜひとも1か所、数か所でもいいからやってもらえないかという要望が来ております。確かに財政調整基金にもこの間お金を積み増しましたけれども、また来年その財政調整基金もすぐ削るということで、財政状況が大変なのはわかっております。ただ、長寿、これから健康で長生きしてもらう人たちのために、1コート大体1,000万円ぐらいでできるということですから、その辺は予算が限られていますけれども、前向きな答弁をよろしくお願いいたしたいと思いますので、よろしくお願いします。  5、小・中学校運動会・体育祭の開催時期についてお伺いいたします。ことしも春に小・中学校の運動会・体育祭が開催されました。かなりの暑さでした。暑さ対策として、11月ごろに開催してはどうでしょうかという質問でございます。  きのうも板橋区のほうで、中学校の体育祭の練習で熱中症になってニュースになっておりました。きょうの新聞でも、「春日部市のほうでも熱中症になった」と埼玉新聞に載っておりました。現場の校長先生とかに聞きますけれども、子供のことを考えると、やはり11月ぐらいが一番いいと。実際議員として小学校に来賓でお伺いさせていただきまして、たまたまかもしれませんが、すごく暑かったです。子供たちを見ていても、最初は張り切っていましたけれども、かなりどんどん、どんどんぐたっとしてきたような感じは見られます。そして、保護者、今はお母さん、お父さんを連れて見られるのもそうなのですけれども、もう今はおじいちゃん、おばあちゃんも来るのです。おじいちゃん、おばあちゃんも一緒に見られますから、一日中そこの来賓のところでお弁当までずっと食べているのです。そうすると、最後には3時ぐらいになると、みんなぐたっとして、顔が赤くなって日焼けして、下校されていることがよく見られます。ですから、子供のためにやはり11月ぐらいに開催したら、一番秋の風が吹いていいのではないかなと思いますので、その辺を子供のためと思う答弁をよろしくお願いしたいと思います。  1回目の質問を終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) 皆さん、おはようございます。それでは、中村和平議員のご質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。  1点目、市税等の滞納につきまして3点ご質問をいただきましたので、順次お答えしたいと思います。まず市民税の滞納者が県内でも多く見られると、現状対策はいかにというような質問でございました。  本市の現状でございますが、個人市民税の収納率でございますけれども、現年度分、平成30年度の決算が出ましたけれども、98.44%、滞納繰り越し分が28.05%、合わせまして93.94%というような現状でございます。年々上昇はしている現状でございますけれども、埼玉県内の順位は63市町村中62位ということであります。収納率向上の対策でございますが、滞納初期段階におきまして、納税コールセンターあるいはSMS、ショートメールサービス及び一斉文書催告による納付勧奨、または納税相談を行いまして早期の解消に努めております。  また、一方で、既に滞納状況が続いている方につきましては、丁寧な納税相談をするということでございます。必要に応じて徹底した財産の調査を実施しまして、徴収の可否の判断を迅速に行って、徴収可能なものは速やかに滞納処分を実施して、徴収不能なものは執行停止を行うことで収納率の向上を行うということです。だから、滞納繰り越し分の収納が大変率が低いというのは分母が多いわけでありまして、その整理をすることによれば、その滞納繰り越し分の徴収率が上がるということになれば全体的に上がるというふうになりますので、そうすれば63市町村中62位ですけれども、それがどんどん上がっていくのかなというふうに思いますので、しっかりそこら辺は整理をさせていただきたいと思います。  ただ、徴収体制の強化も今進めておりまして、平成28年度からは納税課におきまして、滞納金額及び滞納の年度に応じた係編成に変更いたしまして、より滞納者の状況に応じた徴収業務が行えるような組織の見直しを図りました。  さらに、今年度は、主に高額の市県民税の徴収強化を進めるため、埼玉県から派遣された税務職員2名、役職級でございますけれども、と市職員1名による納税推進室を設置いたしました。いずれにいたしましても、今後も早期の滞納整理を心がけまして収納率の向上に努めていきたいと思います。  (2)、軽自動車税の納税率100%を目指す方策についてのご質問でございます。この軽自動車税につきましても同様の対応をしておりまして、特別に特化した対策はしておりません。ご質問にありましたとおり一部の軽自動車につきましては、車検を受ける際に納税証明が必要となります。比較的納税率は高くなっているものと推測しておりますけれども、現時点で車種別の収納率は集計をしておりません。しかしながら、現に対象車を廃車しているにもかかわらず手続をしていない方は少なからずいらっしゃるということで、現在は本人への確認、または自動車リサイクルシステムというサイトで廃車登録の確認を行いまして、廃車されていることが判明されれば、廃車手続の指導、あるいは解体年月日以降の課税に関しましては、職権で課税の取り消しの処理を行っております。今後につきましても、滞納された方への早期接触を図るなど、納税勧告、指導を行っていくとともに、廃車手続の広報の掲載を継続するなど、収納率の向上に努めていきたいと思います。  (3)、保育無償化前の滞納者の対応につきましてのご質問でございます。本年では、過年度分を含めまして227世帯、約3,000万円の保育料が滞納となっております。9月以前の保育料が無償化の対象となることはございませんので、滞納分につきましては、引き続き従来どおりしっかり徴収をさせていただきたいと思います。  無償化による滞納分の支払いにどの程度の影響が出るかにつきましては、今の段階ではわかりませんけれども、今後も引き続き滞納者個々の状況を確認しながら、保育料の滞納状況によっては卒園後の放課後児童保育室の利用を制限する場合があることや、児童手当から徴収できることについて周知していくほか、必要に応じまして納税課へ徴収移管するなど、滞納額の減額に努めていきたいと思います。  2点目、公用車の車検切れのご質問を3点いただきました。まず(1)、原因についてでございますが、車検切れ運行が発生した公用車3台のうち2台につきましては、それまで各課で管理していた公用車の一部を管財契約課で一括管理する体制に移行いたしました。その際車検の有効期限の確認を失念したのが原因でございます。残りの1台につきましては、介護保険課で担当者の課内異動を行った際に、事務引き継ぎが漏れてしまったというようなものが要因でございます。  (2)、職員への対応についてでございますが、現在警察が捜査中でございます。その結果を待ちまして対応したいと思っております。  (3)、再発防止対策といたしましては、包括的な車両管理部署である管財契約課で全ての公用車の車検情報を集約させまして、公用車を管理する各課とのダブルチェッキングシステムを導入をしまして、しっかり公用車の使用台帳に有効期限を明示いたしました。今後は、車検証の有効期限の確認を複数人で行いまして、再発防止に努めていきたいと思っております。  3、ひきこもり対策につきまして2点ご質問いただきました。  (1)、小・中学校における現状と対策につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  (2)、成人の現状と対策についてでございます。本市では、成人のひきこもりの人数につきましては正確には把握をしておりませんが、保健センターが実施しているこころの健康相談の中で、ひきこもりに関してご家族や当事者からの相談を受けておりまして、平成30年度は35件の相談がございました。現状では、相談の状況により、朝霞保健所が実施しているひきこもり専門相談のご案内や、社会福祉法人にいざが運営する新座生活支援センターと連携して面接や訪問を実施しているところでございます。  今後の対策でございますが、本市では相談窓口の周知が重要な課題であると認識しており、引き続き新座市の広報やホームページ及び保健センターが発行いたします成人健康カレンダーなどにおきまして、こころの健康相談について周知するとともに、埼玉県のひきこもり支援に関する相談窓口につきましても市ホームページに掲載をしております。  なお、ことし9月に新座市の広報の同送品として、悩みを相談できるこころの相談窓口一覧を全戸配布させていただきまして、市民の方に広く周知を図ったところでございます。期待したいと思っております。  4、市営テニス場へのオムニコートの設置についてのご質問をいただきました。新座市は4か所ございますが、市長が管理しておりますのは、都市公園にあります栄庭球場のテニス場でございますが、これは市長部局の管理でございますので、この栄コートでございますが、現在8面ございます。ナイター照明5面の設備となっております。本市は、テニスを楽しむ市民が大変多くいらっしゃいまして、オムニコートについては以前から多くのご要望をいただいております。財政状況が厳しいので、オムニコートは多額の整備費用がかかるということであります。1コート1,500万円ぐらいかかるみたいでございます。今後の天候によりましてコートが使用できないこともあるかと思いますけれども、可能な限りプレーに支障がないよう、指定管理者と協力しながらコート整備に努めていきます。クレーコートを整備していきたいと思います。  市内のその他のコートにつきましては、教育長からご答弁を申し上げます。  5点目、小・中学校の運動会・体育祭の開催時期につきましても教育長のほうからご答弁を申し上げます。  1回目は、私のほうから以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) おはようございます。中村和平議員から3点についてご質問がございましたので、順次お答え申し上げます。  1点目のひきこもり対策でございますが、ひきこもりは、私どもは不登校児童・生徒の一形態と捉えていますので、私どもの答弁は不登校の実態ということでお答えを申し上げたいと思います。  学校に来られない、行きづらいといった不登校児童・生徒は増加傾向にございまして、文部科学省の調査によりましても、平成28年度では小・中・高合わせて18万2,248人という実態でございます。翌平成29年にはさらにふえまして、このうち「小・中学生でも14万人を超えた」と報道をされたところでございます。  本市におきましても、小学校でも68名、中学校でも142名の不登校傾向の児童・生徒がおります。このうち全く学校に登校してこない生徒は7名おります。不登校の要因、背景はさまざまでありまして、一層多様化、複雑化をしているという現状でございます。このような状況を踏まえて、私どもは不登校対策を、次の3点の改善に努めているところでございます。  1つは、児童・生徒が安心して教育を受けられる、魅力ある学校をつくっていくということでございます。児童・生徒に寄り添い、指導体制の充実を図り、いじめや暴力行為等がない、そうした学校、そして教員による体罰だとか暴言ということを許さない、そういった共感的理解に基づいた学校づくりが必要だろうというふうに考えております。  2点目に、不登校児童・生徒への支援ということで、1つは声をかける、あるいは家庭訪問をする、スクールソーシャルワーカーが訪問する等々、接触をしっかりと図っていくということと同時に、児童・生徒に対してもさまざまな働きかけをしていくということが必要かと考えています。  もう一つ、3点目でありますけれども、多様で適切な教育機会を提供していくということであろうかと思います。  私ども適応指導教室、ふれあいルームというのを設置しておりまして、学校に行けないけれども、こうした教室ならば来られるというような子供たちがそこで学んでおります。また、学校には行けるけれども、教室には行けないという子供もおりまして、そういった子供については、保健室登校やさわやか相談員が対応する等々の教育機会を提供しておるところでございます。  また、もう一つは、通信によるインターネットを活用したパルステップ事業というのを行っております。これは、東京大学との連携の事業でございまして、無償で行っておるところでありまして、今150人の可能な容量の認可をいただいて、一人一人がコンピュータを使って学習ができる、あるいはコミュニケーションができるというような、こうしたシステムを導入しています。まだ啓発の段階でございまして150名には至っていない、四十数名が今登録をしているということでありますけれども、こうした事業はしっかりと啓発をして、不登校で学校に行けなくても家庭で学べるような機会をしっかりとつくっていきたいというふうに思っております。  教育委員会としましては、さらに学校や家庭との連携を密にして、不登校児童・生徒、またその保護者に寄り添った支援を行ってまいりたいと存じます。  次に、市営コートのオムニコートの設置ということでご質問がございました。本市のテニスコート20面ございますけれども、全てクレーコートに仕上げてあります。テニスコートには幾つかの種類があり、本市に設置されているクレーコートは最も多く設置されているコートでありまして、全国的に見ても非常に多い、このクレーコートが多いわけですけれども、粘性度のあるあらきだという土と砂のコートでございます。このコートは、維持のしやすさと、プレーヤーにとっても足や腰に最も負担の少ないコートと言われています。  テニスの世界大会、4大大会がありますけれども、フレンチオープン、全仏のオープンはクレーコートで行われているということであります。このコートは、バウンドしたときにボールの威力が土に吸収されて、少しスピードが緩まって返ってくるということで、初心者だとか中級クラスの人たちには大変使いやすいコートであると言われています。そうしたことでありまして、市民向けには適切なコートであろうかというふうに思っておりますが、難点は雨が降るとなかなか乾燥しにくいというようなことがありまして、乾燥するまで待たなければならないという空白期間が生じるということでございます。私どももできることならオムニコートの設置をしたいというふうに考えてはいますけれども、財政上の理由から1面1,000万円から1,500万円もするというコートでございますので、しばらくの間は20面あるクレーコートでプレーをして楽しんでいただければというふうに考えておるところでございます。  次に、運動会、体育祭の開催の時期についてのご質問でございますが、現在小学校9校が春開催をしております。秋の開催が8校でございます。  中学校は、全校第2週の土曜日の開催となっています。小学校においては、残暑厳しい中、そして台風の襲来ということもありまして、春に開催する学校がふえているのが現状でございます。今後も春の開催がふえていくのではないかと考えています。  中学校におきましては、部活の地区大会や、あるいは修学旅行の関係もございまして、なかなか春の開催はできないということで、全校秋同一の日に実施をしているという現状でございます。  いずれにしても、この学校行事におきましては、開催の事故等については、教育課程の編成権は校長にありますので、学校が適切に判断をし、さまざまな対外的な行事や条件をクリアした段階で決定をしているものと考えております。  11月開催というご提案でございますけれども、11月には各地区大会等がございますし、さまざまな行事もめじろ押しというような状況でありまして、季節的にはよい季節ではありますけれども、なかなか運動会や体育祭には練習期間を考えますと実施は難しいものと考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) 1回目の答弁、ありがとうございました。  では、順次再質問させていただきます。市税の滞納についてでございます。実際いろんな滞納整理状況の報告が出ております。ちなみに、この表を見ますと、個人の方で、1人の方が1,900万円もの滞納をしていると載っております。資料要求の34ページ、こういう……    〔「決算じゃないですか」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) 決算、決算資料。    〔「その資料じゃないの」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) はい。こういう方に対して、不納欠損をして、どういう状況かわかりませんけれども、そういう方も不納欠損をしてしまうか、その辺をお伺いしたいのです。  もう一つは、今市長答弁で、埼玉県内で収納率がすごく低いと。実際平成28年、平成29年、平成30年、県内でどれぐらいの数字だったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 財政部長。 ◎財政部長(遠山泰久) それでは、中村議員からの再質問にお答えいたします。  まず1点目の高額の滞納者の方についても不納欠損をするのかどうかというご質問ですけれども、金額の多い少ないによらず滞納されている方については、まず資産があるかどうかの財産調査をさせていただいております。その結果、換価できる資産があれば滞納処分をさせていただく、差し押さえをさせていただくという方法をとりますので、金額が多い方が全て不納欠損になるとか、そういうことはございません。特に高額の方ですとか滞納が長く続いている方については、先ほど市長答弁にもありましたように、県税事務所の協力を得て納税推進室という室を設置して、そういう高額滞納者の方への取り組みというのを今強化をしておりますので、高額の方について、そのまま不納欠損するということは当然極力ないように取り組んでいきたいというふうに今後も考えております。  それから、もう一点の過去3年間の個人市民税の県内での収納率の順位ですけれども、平成28年度が63市町村中59位でした。平成29年度が61位で、平成30年度が62位ということで、若干下がってきてしまっているのですけれども、県内いずれの市も収納率は今上がってきています。というのは、新座市でも進めております、納めることができるかできないかという見きわめをどこの市町村も進めておりまして、それによって納めることができないだろうと、資産がないということであれば執行停止ということで、どこの市も積極的に進めておりますので、収納率は全体的に県内の市町村上がっている状況です。  ちなみに、過去5年間、平成25年度から平成30年度の収納率の上昇の伸び、これについては新座市が6.7%なのですけれども、県平均は4.7%で、近隣3市も朝霞市が5.0%、志木市が4.8%、和光市が4.1%ということで、今現在順位は非常に低いのですけれども、新座市も今収納率向上に向けて懸命に取り組んでいるところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) これから収納率を高めていくと、部長の答弁はすごくわかります。滞納されている方の分母が、全体が大きいのでこういった収納率になってしまうというのはわかるのです。ただ、そうなりますと最終的には不納欠損をしていかなければいけない。でも、もう取れない。滞納で収納が見込めなければ、こういった手段も一回はとるべきなのです。その間議会にもちゃんと報告をして、少し分母を軽くしてから収納率をまた計算をしていかないと、いつまでたってもこのような埼玉県内では常に低い数字になってしまうと思いますので、この辺をしっかり考えられて、やはり市民の皆さんは余りわからないですから、どうしても不納欠損がこれだけされているのかと。納税をしっかりされている方は理解できないのです。だから、この辺を報告するなりして、一生懸命滞納者に対してしっかり話し合いはしているのだということを報告したほうがいいと思いますので、この辺は本当に大変だと思います。ただ、収入はここしかないのですが、新座市内の財源はもう税金しかないのですから、この辺をしっかりいろんな意味で小学校の大規模改修もしてもらいたいし、今また再質問しますけれども、ちゃんとしたテニスコートもしてもらいたいし、いろんな要望はあるのです。ですから、滞納者から1円で納めてもらうといういろんな方策を考えていただかないと、民生費が50%を超えていますから、いろんな意味で市民サービスの幅がやっぱり狭くなるのです。となれば、どうしたって、その収納率、収納率と多分なっていると思います。ですから、この辺をしっかり考えられて、頑張ってやってください。よろしくお願いいたします。  (2)番でございます。軽自動車です。議員になりましてこういった数字を見て、市民感覚で言うと、何で受益者負担なのにこれだけまた不納欠損しなければいけない、全くこれは理解できなかった話でございます。  ですから、しっかり今の車の車両の実態を把握すれば、ない車両に対しても納税証明書を送っているのであれば、これは全くあり得ない話です。だから、本来は所有者側も、廃車したので、済みません、収納したと、納税証明書が来ましたら、申しわけありませんけれども、車両がないのだというふうに報告があれば、そのまま普通に不納欠損にはならないと思うのです。ですから、この辺をしっかり一回車両なり全部調べていただいて、きちんと帳面をきれいにしたほうがいいと思いますので、この辺はしっかりやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  3番目です。今市長答弁で前向きな答弁をいただきました。おっしゃるとおり、保育園の滞納をした方がそのまま小学校に入って学童保育室に入っても、その滞納額があるのであれば、少し厳しく、こういうお金が残っていますでしょうと、やっぱりこの辺はしっかり言うべきなものは言って、分割でも構いませんので、しっかり。3,000万円ですから、3,000万円あればオムニコートが2つできますから。例えばですよ、だから。そういうところなのです。そういうところをしっかり徴収をすれば、私たちへも恩恵がもらえるではないですけれども、そういうことだと思いますので、しっかりその辺は徴収してください。よろしくお願いいたします。  では、次、2番に入ります。公用車の車検切れについてでございます。これは、全員協議会でも私が質問させていただきました。  一番問題なのは、市長のメールから、この発信がこの話になったと。ですから、ここがいろんな意味で職員の体制というか、車検が通ってしまえば何もなかったから、よかったねで済む。でも、これもやっぱり、さっきも言いましたけれども、市民の皆さんの税金で新座市のことをやってもらっているわけですから、まず報告の義務、これを怠ったこと、これをしっかり反省していただいて、再質問はしません。しっかりこれは強く要望していきます。本当にこれからいろんな意味で、新聞に出てしまいましたから、結論が出るのを待っている方もいますし、その辺は一回けじめとして最後の報告をしていただきたいと思いますので、強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。  3番目、ひきこもり対策に入ります。小・中学校における現状と課題でございます。実際小学校6年生の子が不登校になっていまして、その方をちょっと知っていました。中学生になったら、不登校から卒業して、「中学に入学するのだ」と言っていたのですけれども、二、三回学校へ行ったら、また不登校になってしまいました。ですから、こういった質問をさせてもらうのに当たり、決算書の資料要求の中で58の1ページのところに長期欠席児童生徒数一覧表とあります。小学校ですから、小学校1年生で17校中12名の方がもう不登校に入っていると、小学校2年生は9名、3年生は10名、4年生は23名、5年生は27名、6年生は26名だと。確かに1校の学校についたら大した不登校ではないと見られますけれども、でも1年生が12名という、こういうところをまだ素直な子でございますから、この辺の対応をどうしていくのか。  それと、この表は、さっき教育長が言っていましたけれども、学校の支援センターとか保健室に行っている、学校のクラスの勉強では授業を受けていない。要するに支援センターとか保健室で教育している方は数に入っていないのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(梅田竜平) ただいまご質問がございました、決算関係資料の58の1、あるいは中学校では58の2になるかと思うのですが、ここの合計で一部ご説明させていただきますけれども、ここの小学1年生で合計の欄が12名ございますが、この中には病気、それからその他ということで、アメリカンスクールというか、そういったところに行っているために籍は本市に置いているのですけれども、学校には来ていないという児童も含まれているので、今お話しされているものは(3)の不登校のところ、いずれにしてもそういう子供たちがいないわけではないので、私どもは軽んじているわけではないのですが、そういった形で表を見ていただければと思います。  なお、ご質問ありました保健室登校ですとか、あるいは相談員のいる相談室に登校している児童・生徒もいらっしゃいます。その方たちについては、この不登校の中には入っておりません。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) わかりました。ということは、新座市内の小学校の長期の不登校の方が1年生から6年生までは107名だと、そのほかに支援センターとか保健室で勉学をしている方も中にはいると。そうすると、この倍ぐらいには多分なってしまいますよね。そんなにはいないです。だから、そこなのです。要するに数ではないのですけれども、何が言いたいかといったら、やはり不登校の方に寄り添って、何が学校に行けない理由なのか、しっかりそれを聞いて、少しでも不登校を新座市では減らすということをしっかりやっていってもらいたいと思います。  中学校に関しましても、新座市内6校の中でも1年生が59名、2年生が53名、3年生が66名、合計178名となれば、またさっきも言った支援センターとか保育室で生活している人を含めればこの倍になるということは、かなりの人数だと思いますので、この辺もしっかり教育委員会として、現場の学校はその学校の生徒でいっぱいいっぱいなのです。ですから、あとを助けるのは教育委員会だと思いますので、その辺はしっかりやっていってもらいたいと思いますので、これは本当に強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。質問です。 ○議長(島田久仁代議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(梅田竜平) 1点追加、補足説明させていただきますが、この不登校の中には保健室登校は入っていないということではあるのですが、こちらにありますように30日から49日の欠席者がこの人数であります。それから、年間50日以上の学校を欠席した者がこの人数。中には、当然欠席にはならなくても保健室に登校しているという者もあります。保健室の登校は出席にしておりますので、そういったことで明確に保健室登校の児童・生徒がこの中に含まれないとか、別にいるとかということではございませんので、再度ご説明させていただきたいと思います。  ただ、いずれにしましても、年々ふえてきている不登校児童・生徒は大変苦慮しておりますといいますか、喫緊の課題と私どもは捉えております。教育長からも、まず3割削減するのだというお話を校長会議を通じて各校にも連絡をさせていただいているところです。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) わかりました。  成人のひきこもりでございます。このように新座市内で、中学校の3年生だけで66名の方が今実際不登校になっていると。このまま高校に入学できて、しっかりとした高校生活を66名の方が送っていただければ、そんなに成人のひきこもりというのはわからないかもしれませんけれども、ただこういう66名の方が今度高校生になると、今度は新座市内の教育の場面から離れていくのです。今度県に行くわけです。こういう方の不登校が100%しっかり登校に行くということはあり得ないので、何人かの方が不登校になってしまう。そのままずっと不登校になったときの市の対応はどうなのだということなのですけれども、その辺は今後どうするのか、大変難しいかもしれませんけれども、答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部長。 ◎いきいき健康部長(竹之下力) 成人のひきこもり対策ということで再度のご質問でございますけれども、先ほど市長答弁申し上げましたとおり、市におきましては相談をいただいた件数につきましては把握をしているところでございますが、なかなか相談をしていただければまだ対応の仕方はあるわけですけれども、相談されないで、地域で引きこもられている方たちをどのようにサポートしていくのかといったところは、これは非常に重要なところなのだというふうに考えております。  そういった中では、現在ですけれども、新座市におきましては、地域の福祉圏域、6圏域の中で地域福祉のネットワークといったものがさまざまできております。そういった中で、地域の集いの広場でありますとか、そういったところに地域の方たちが引きこもられている方を地域に誘って、そこからつなげていくというような活動もされております。そういったものをしっかりと市としましても状況等を確認しながら、その地域と一緒にそういったサポートをしていければというふうに考えているところでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) 新座市保健センターからのこういった手紙も「広報にいざ」で配布はされているのです。ただ、こういうのをしっかり見られる方とか、いろんな情報があります。自殺防止、いのちの電話とか、こころの相談とか、こういうふうにしっかり見てもらう。だから、いろんな意味で啓発活動、要するに困っている保護者はいっぱいいると思うのです。でも、誰にも言えない。病院に行けば、少し休養させれば治るかもしれない。軽い鬱病ですねとか、でも実は病気ではなかったと、心のちょっとしたきっかけで社会復帰はできると思うけれどもと、そこがいろんな意味で日本中が今課題になっていますよね。この間みたいな究極は、ご両親が息子さんを殺してしまったとか、そういうふうにならないために初期のほうで新座市の保健センターとして何かできないかということの質問なのですけれども、実際はまだまだいろんな意味で検討中だというのを聞きました。ですから、もうちょっとしっかりとしたシステムを構築してもらえればいいかなと思いますので、その辺は調査研究されて、要するに他市の事例とか見まして、一件でもひきこもりがなくなりますようよろしくお願いしたいと思います。
     次、市営のテニスコートでございます。これは、やはりいろんな方から本当に話は来ます。栄の庭球場は、市部局の管轄なのですか。初めて聞きました。    〔「都市公園」と言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) 都市公園だから。では、そこを1つぐらいやっていただくことはできないか、お伺いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 確かに今新座市は大変運動施設が充実しておりまして、特に野球、サッカーにつきましては、どんどん、どんどん新しくつくっておりますが、大和田二・三丁目地区には少年サッカー場が完成いたしました。人工芝のサッカー場でございまして、大変好評を博しております。これも議員からご要望をいただきながら、totoの宝くじが当たりまして、これは5,000万円以上でしたけれども、これを活用してできたというようなことでございます。  また、大和田の運動場にありました野球場も野火止のほうに移設ができまして、これもグラウンドですけれども、小・中学生の硬式は可能な対応になりまして、両翼90メートル、センター107メートルですか、こういう広い敷地も、周辺の皆様にはご理解いただいてできました。また、今後調整池の上につくっていきたいと思っておりますけれども、テニスは20面ございますけれども、オムニコートはないというようなことで、これは前々から要望をいただいておりますので、栄の地域は、あるいは野火止運動場にもテニスコートはありますけれども、野火止は野球場を整備しましたし、管理棟もしっかり新築をさせていただきましたので、財政状況が許せば今後考えていきたいなというふうに思いますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 9番、中村和平議員。 ◆9番(中村和平議員) かなり前向きな答弁をいただきました。本当にサッカー場を見ますと、すばらしいサッカー場ですよね。野球場もすごくきれいになりました。野球、サッカー、次は大坂なおみということになればテニス、新座市でもきれいにしていかなければならないです。朝霞市のほうがテニスコートは先進市でございます。志木市も荒川のところにきれいなオムニコートがあります。ですから、せめて栄のところにまた設置してもらえばいいかなと。    〔何事か言う人あり〕 ◆9番(中村和平議員) いや、いや。市長も来年2期目の改選でございますが、その辺のことを公約に入れていただいたらいいかなと思いますので、強く要望しておきます。よろしくお願いいたします。  最後に、小・中学校の体育祭と運動会でございます。教育長の言うことは本当におっしゃるとおりです。ただ、本当に子供たちは暑い、辛抱してやっております。学校側は短縮したり、いろんな工夫はされていますけれども、本当はゆっくりのんびり、感動的な運動会、体育祭ができればいいなと思っていますので、いろんな方策を考えてください。  終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、9番、中村和平議員の一般質問を終わります。 △池田貞雄議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、6番、池田貞雄議員の一般質問を許可いたします。  6番、池田貞雄議員。    〔6番(池田貞雄議員)登壇〕 ◆6番(池田貞雄議員) 6番、池田貞雄です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。  1、野火止下交差点について。  野火止下交差点の改良整備の進捗状況をお伺いします。  2、防災行政無線の活用について。  本市は、2020東京オリンピック・パラリンピックの射撃の会場であります。また、ブラジル連邦共和国のホストタウンにもなっております。このことを多くの市民に認識していただけるように、オリンピック・パラリンピックのPRとして、来年6月1日からの夏の放送の音楽を「海」からオリンピックの国歌に変更してはどうかと、市の考えをお伺いします。  3、市役所駐車場について。  8月1日から使用を開始した市の市役所駐車場、有料駐車場ですが、この運用について市民の方の反応を伺います。また、下記の改善について市の考えをお伺いします。  (1)、平林寺前交差点方向から駐車場に入るための右折車線の設置について。  (2)、電気自動車急速充電設備の設置について。  (3)、本庁舎から第二庁舎までの間の屋根へのミストの設置についてです。  以上3点ですが、1の野火止下交差点につきましては、前回平成30年度の第4回の定例会におきまして同じことをお聞きしました。その後の進捗状況をお伺いします。  防災無線につきましては、新座市の防災無線は、2月1日、6月1日、9月1日、10月1日から年4回の音楽の変更になっております。東京オリンピックは、7月7日に埼玉県に聖火が入ります。同時に、7月24日に開会し、8月25日からはパラリンピックが開催されます。ちょうど6月1日ですので、7月に対してちょうどいい変更時期ではないかと思います。それに伴いまして、オリンピックの気運を高め、ブラジルの音楽とか国歌を流すことによって気運が高まるのではないかということで提案させていただきます。  市役所の駐車場ですが、平成30年度の第3回の定例会におきまして、私のほうからコインパークができないのかなというふうにお伺いさせていただきまして、8月1日に完成しました。現状を見ますと、出入り口がかなり混雑しているようなことも見受けられますので、今後の市の対応をお伺いします。  以上、3点です。よろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、池田議員のご質問に順次お答えしてまいります。  1点目、野火止下交差点についてのご質問をいただきました。再三にわたりましてご質問いただいております。現在の進捗状況をご説明申し上げます。  朝霞県土整備事務所に確認をいたしました。現在交差点改良に必要な電柱移設工事を実施中でございます。完了後に、左折時の巻き込み対策の工事を実施いたします。  また、その他の部分につきましても、着手可能な箇所から順次交差点改良を進めているところでございます。新設の電柱は立ち上がりましたので、11月ごろ完成をするということであります。市といたしましても、当該箇所の渋滞緩和の必要性は十分認識しております。引き続き朝霞県土整備事務所へ粘り強い要望をしてまいりたいと思います。  つきましては、ご指摘いただきました交差点が全て完了されるまで、もうしばらくお時間をいただきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。  2点目、防災行政無線の活用についてのご質問をいただきました。本市は、東京2020大会において射撃の会場市でございます。ブラジルのホストタウンというふうになっております。大会のPRにつきましては、これまで横断幕や街頭用フラッグで市民の皆様に見ていただく方法を実施してまいりました。ご提案ありました防災行政無線を活用したPRも効果があると考えます。  大会の直前である来年6月から終盤となる8月までの間、定時放送につきましては、大会をPRする内容に変更する方向で今後具体的な方策を検討していきたいと思います。貴重なご提案ありがとうございました。  3、市役所駐車場について3点ご質問いただきました。  (1)、平林寺前交差点方面から駐車場に入るための右折車両の設置についてでございます。まず、8月1日からコインパーキング方式として供用したこの市役所駐車場でございますが、現在大きなトラブルはございません。以前の駐車場に比べて混雑も緩和された状況でございます。市民の皆様の反応は、おおむね良好だと捉えております。  右折車線の設置でございますけれども、市役所駐車場完成に合わせまして、交差点へ右折非常帯を設置いたしました。議員ご指摘の市役所駐車場に入るための右折車線の設置につきましては、現状では必要な道路幅員が確保できません。したがいまして、設置ができなかった経緯がございます。しかしながら、駐車場出入り車両への安全対策は必要であることから、市役所交差点への右折非常帯の設置に合わせて、道路中央部にゼブラ帯の設置を検討し、埼玉県警察と協議を実施いたしました。  警察協議の結果、車両が待避できる現在の形態で整備に至った状況であります。ご理解をいただきたいと思います。  (2)、電気自動車の急速充電設備の設置でございますけれども、これは以前ございました無料の電気自動車急速充電器がございますが、有料化する方向で検討しておりましたが、設置を見合わせました。理由といたしましては、急速充電設備の設置に当たり、本体及び設置工事費用を合わせますと約525万円、年間ランニングコスト約20万円の費用の発生が見込まれる高価な費用が必要となります。  また、有料化している近隣自治体に利用状況を確認いたしますと、有料化に伴いまして極端に利用回数が減少しており、有料化による歳入も含め、費用対効果は見込めないという報告をいただいております。特に以前設置していた急速充電設備は、国の普及促進の施策を活用し、費用の全額補助金で以前は設置いたしました。現時点では補助金制度は活用できませんので、設置にかかわる費用の全額を市が負担することになっております。  また、充電設備ですけれども、市内自動車ディーラー6か所、また商業施設3か所にも設置されておりまして、以前と比べて一定の普及整備は整ったというふうに考えております。したがいまして、設置を見合わせたということであります。  なお、今後も、補助制度の動向や近隣自治体の設置状況も細かく監視しながら、補助制度の改正があった場合は再び検討していくというようなことでございます。現在は設置する意思がないということでございます。  (3)、本庁舎から第二庁舎までの間の屋根へのミストの設置についてのご質問をいただきました。  来年度の当初予算編成の中で、具体的な設置場所や費用面、管理面も含めて調査をしていきたいというふうに思います。暑さ対策の一環として必要かなというふうに思っておりますので、来年度導入に向けて検討をしていきたいというふうに思います。  1回目は以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 6番、池田貞雄議員。 ◆6番(池田貞雄議員) ご答弁、ありがとうございました。では、随時確認しながら再質問させていただきます。  野火止下交差点ですが、本当にありがとうございました。私も、志木市に曲がる左車線、何回も質問させていただいて、やっと皆さんのご協力ででき上がるのかなと、11月末までにでき上がるということですので、楽しみに待っていきたいと思います。  また、あそこの左車線が完成しますと、随時随時川越市寄りの交差点が通り抜けがよくなるかと思いますので、その後の交差点改良をまた随時お願いしていくと思いますので、そのときはまたよろしくお願いしたいと思います。ともかく左折車線が大きくなることは喜ばしいことです。ありがとうございました。  2番目の防災無線に関しましては、本当にありがとうございます。提案させていただいて、ご検討していただけるということですので。  先ほども横断幕とか、結構新座市の場合はPRとしては、インターネットにしても何にしても目に入るものは多いのです。ちょっと外れますが、たまたまこの間の知事選挙の投票はいつですよとあったのですが、投票後2週間も同じトップページが出ていたというのもあるのですけれども、ああいう場合は早く変更してもらえればと思うのですけれども、目で見るものは多いのですけれども、意外と耳に入るものが新座市のPRとしては少ないので、ひとついい音楽なり、いい方向性で考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  3番目の市役所の駐車場に関しましては、平林寺側の右折車線、平林寺のほうから来て右折車線でゼブラゾーンは確かにありますが、結構何台かたまる場合もありますので、警備員もいますので、しっかりと交通安全に適していただければと思いますので、できれば右折車線もできるように、ひとつこれも今後の検討としてお願いしたいなと思っておりますので、これも要望しておきます。  続きまして、車の急速充電器のことですけれども、確かに前の調査のときには入り口にあったわけですけれども、当初コインパーキングがどうかなといったときに、私は平林寺に見える秋の紅葉の季節に対して、コインパーキングにするとかなり活用ができるのではないかなというようなことも言ったかと思うのですけれども、それに対しまして、急速充電があればいいのかなと。当初の計画だとあったかと思うのですけれども、できれば急速充電になっても200ボルトの普通充電、これも2時間ぐらいやればかなり満タンになるので、そういうのも必要なのかなとは思っておりますので。  ただ、民間でディーラー6社は確かにありますけれども、皆さん急速充電は1台しかないのです。ですから、これからいろんな形の中で、市がいろんなところに提供したいとか、いろいろ観光都市にいざというふうな考え方でいけば急速充電も必要なのかなというふうに思っておりますので、また環境に対してもあるかないかでも随分市民の方の考え方も違うのかなと思いますので、その点も今後の課題としてまたお願いしたいと思います。  3番目のミストにつきましては、本当にありがとうございます。確かに全部とは言わないのですが、オープンテラスが前にあるので、何かいろいろ今後催し物をされるときオープンテラスが活用になるのかなと思いますので、また立派な本庁舎から第二庁舎に行く、雨の日は風が吹くと傘をかぶらないと通れないような屋根の高さなのですけれども、あそこの屋根をつくったことで大型車が庁舎のほうに入ってこられないという一つのものもありますけれども、本庁舎が火災になった場合、あの屋根があることによってはしご車が入れないと、そういう点もありますけれども、ミストにつきましては今後いろいろ検討していただいて、設置していただけるように要望して私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、6番、池田貞雄議員の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩といたします。   休憩 午前10時52分   再開 午前11時10分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △鈴木秀一議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、20番、鈴木秀一議員の一般質問を許可いたします。  20番、鈴木秀一議員。    〔20番(鈴木秀一議員)登壇〕 ◆20番(鈴木秀一議員) 20番、鈴木秀一です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問させていただきます。並木市長を初め執行部の皆様には、市民にとって希望の持てる前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  また、公明党のシンボルマークは太陽です。地域を照らす太陽のごとく発展の質問をさせていただきます。また、傍聴の皆様もたくさんいらしていただいております。ここで御礼を申し上げます。ありがとうございます。  まず1点目であります。高齢者の詐欺被害と販売トラブル防止策強化について。  (1)、高齢者への特殊詐欺防止について。  ことし上半期、埼玉県では、特殊詐欺上半期最多の667件の認知件数がありました。新座市でも、ことし8月に700万円の詐欺被害が起こりました。家族で取り組む対策と心得などを周知して、対策の強化を図るべきです。市の見解を伺います。  埼玉県警特殊詐欺対策室によりますと、上半期の特殊詐欺の認知件数のうち、親族などを装うオレオレ詐欺が508件、医療費が戻ってくるなどの還付金詐欺が76件、被害総額は前年度比で3,783万円ふえて10億8,394万円となりました。このほか、公的機関の職員の成り済ましでの職権等は98件、被害額は1億3,066万円に上りました。年齢別では、65歳以上の高齢者の被害が86.7%となっています。  今埼玉新聞の14面に、毎日の特殊詐欺情報が掲載されております。拾い読みしただけでも、「8月10日に新座市149万円、還付金詐欺、8月15日、新座市700万円、オレオレ詐欺、8月17日、新座市5万円、還付金詐欺」と掲載されています。特殊詐欺のことし6月までの新座市の被害発生状況は、件数は26件で、被害総額2,640万円となっています。新座市内でも防災行政無線を使って再三注意喚起を呼びかけていただいておりますが、なかなか詐欺被害はおさまりません。  ジャーナリストの多田文明氏は、「自分だけは大丈夫と思う人ほどだまされる」と指摘しています。特殊詐欺とは、電話やはがき、ファクス、メールなどを使い不特定多数の相手をだまし、金銭などを得る詐欺のことです。特殊被害に遭わないためには、その手口を知っておくことが大切です。最近の手口が、令和の改元に合わせての銀行関係を名乗る、オリンピックに便乗、チケット当選を偽る、NHKなどと名乗り、アンケートと称して個人情報を聞き出す、キャッシュカードが悪用されていると不安をあおる、大企業の名前で未払い金があると連絡がある、大事な心得として誰もが詐欺にだまされる可能性がある、それを認識することが最も大切と言っております。  具体的には、令和の改元に合わせて金融庁や銀行関係者を名乗り、改元になったのでこれまでのカードは使えない、交換のため現在のカードをとりに伺います。また、オリンピックに便乗し、あなただけが優先的に入場券を買えますよと偽ったり、にせの開会式のチケット予約販売のはがきを送付した上で、「高額で買い取る」と申し出たり、「あなたは、オリンピックの入場券を300万円分申し込みましたね」と電話があり、申し込んでいないと否定すると、今度は警察をかたり、「あなたの情報が漏れて犯罪に悪用された」と電話がかかってくる、慌てているところへ弁護士を装った人物から個人情報の削除費用を要求される、そんな事例もあるそうです。さらに、地震や洪水などの災害が起きたときも、必ずそれに便乗した詐欺が発生するそうです。  例を挙げると、老人ホームの職員を名乗る者から、「今被災者で、老人ホームに入れなくて困っている人がいます。あなたに老人ホームに入居する権利が当たっているので、名義を貸してもらえないでしょうか」と電話があり、困っている人のためならと善意で応じます。すると、弁護士から連絡が入り、「あなたは名義貸しという犯罪を犯しました。解決のために費用が必要」とお金をだまし取られるケース、本当に人の善意の気持ちを操っての犯罪は許せません。高齢者の詐欺被害を防ぐには、家族の注意や気配りの重要性も指摘されています。家族での最新の詐欺事例や対策を考え、共有することが大事であると述べておられます。  家族で取り組む対策と心得をまとめると、次のようになります。固定電話は常に留守番設定にして、相手を確かめてから出るようにすること、キャッシュカードの暗証番号は誰人にも絶対人に教えないこと、ショートメッセージが来ても、そこに記載された電話番号には絶対連絡しないこと、心配なら家族に相談、落ちついて冷静に考える時間を持つこと、離れて住む親には「最近親切にしてくれるいい人は来ていない」と聞いてみる、高齢の親には、孤立させず、常に連絡をとり、近況を把握しておく。悪いのはあくまで詐欺師であり、当事者は被害者。責めるのではなく、被害をともに受けとめ、一緒に考える姿勢を持つ。以上のことを常に頭に入れておくことを提唱しています。  詐欺被害対策は、これでいいということはありません。現状と対策などをお聞きします。  次、(2)です。高齢者の販売トラブル防止についてであります。かんぽ生命や生命保険などを筆頭に、高齢者の販売トラブルも多くなっています。市として対応策と、万が一トラブルに遭ったときは、消費生活センターに相談するなどの周知拡大や成年後見制度の推進を提案しますが、市の見解を伺います。  ことしの7月に、かんぽ生命の不適切な販売が問題になりました。既存契約を解約して顧客に不利な新契約へ乗りかえさせるなど、かんぽ生命保険が不適切な販売を高齢の契約者らに繰り返した疑いがあることがわかりました。保険料上昇などで顧客のメリットが乏しい乗りかえは月約5,800件、販売を担う郵便局員らの加入件数稼ぎが背景にあると見られ、金融庁も調査に乗り出しています。かんぽ生命だけでなく、高齢者の生命保険を筆頭にした販売トラブルが後を絶ちません。地域の方からも相談を寄せられ、話を伺うと、1人で生命保険を8社30件以上の契約をしていたことが判明しました。被害者は高齢の女性で、保険会社から次から次と新しいプランを提案され、断り切れずに問題が発覚したとのことです。今は、弁護士とファイナンシャルプランナーに相談し対処していますが、新座市内でも同じ被害で悩んでいらっしゃる方がふえているのではないか、法整備などで防止していただきたいが、市としても対策は考えられないかとの相談でありました。市として消費者相談センターが窓口になっており、ご家族が異変に気づいた段階ですぐ相談していただければ、被害を最小限に抑えることができます。そのために、販売トラブルに巻き込まれたら、すぐ消費生活センターに連絡をとの周知の拡大に力を入れていただきたいと提案します。  さらに、トラブルを防ぐために成年後見制度の推進を提案します。本人が認知症になる前に、ご本人が申請する任意成年後見制度があります。これも周知を拡大し、自分自身をトラブルから守る手だてとして大いに提唱すべきと考えますが、市の見解を伺います。  次に、2点目です。相続の新ルール、特別寄与制度のPRの強化について。ことしの7月に、昨年成立した改正民法のうち特別寄与制度が施行されました。夫の親の介護に貢献してきた妻に報いるため、相続人に対する金銭請求権が認められました。超高齢社会に対応する制度でもあります。広報、ホームページなどに改正内容を掲載するとともに、リーフレットやチラシを作成し、高齢者相談センターやオレンジカフェに設置したり、介護ブックへの掲載で市民への周知を図るべきです。市の見解を伺います。  特別寄与制度とは、長年にわたって義理の父の介護をしてきたのに、夫は既に亡くなっており、代理相続人となる子供もいないため、遺産を一円ももらえない、これまではこのようなケースが多々生じていました。特別寄与制度は、相続人に認められていた権利を妻など相続人でない親族に拡大するものです。背景には、法律上の相続人ではないために介護などの労苦が報われないのは不公平との指摘を踏まえ新設され、ことしの7月から施行されました。ただし、条件もあり、介護や看病は無償であることが原則で、何らかの対価を受け取っていれば認められません。大事なことは、介護の実績として、介護日誌や手紙、メールなどのやりとりや交通費などの実費負担の領収書をとっておき、客観的にわかるようにしておくことが重要です。  東京不二法律事務所の仲弁護士は、法制化されたことに意義があるとして、法の公正さが高められ、相続人以外の親族の苦労に報いることができると評価した上で、請求が被相続人が亡くなったことを知ってから6か月以内、もしくは被相続人が亡くなってから1年間の期限が設けられていることに注意してほしいと訴えています。法が整備されていても、市民への周知がなければ運用はありません。市として周知の努力をすべきです。ホームページや広報だけですと、一過性のものとなってしまいます。リーフレットやチラシを作成して、高齢者相談センターやオレンジカフェなどに置いて通例的に認知いただくことが大切です。ましてや、法の手続は申請主義です。法制度として認められたことをその対象の方々に対してきちんと周知し、不公平が起きない新座市にしてまいりたいとの思いでこの問題を取り上げました。市の見解を伺います。  続いて、3点目であります。宅配ロッカーの普及について。市民の利便性向上と宅配業者のドライバーの負担軽減のために、市役所の屋外敷地や街角に宅配ロッカーの設置を提案しますが、市の見解を伺います。  この問題は、伊藤信太郎議員も平成29年第3回定例会で取り上げられています。この問題は、社会現象にもなっている宅配業者の負担軽減に何とか自治体が寄与できないかが起因となっています。今やネット販売が主流になり、宅配業者のドライバー不足が叫ばれ、一番の問題が再配達の問題です。何度訪ねても不在が多く、宅配業者のドライバーの皆さんは本当に苦慮しています。  近隣市では、和光市が市役所の屋外の空きスペースに宅配便の受け取りロッカーを2019年4月に設置し、24時間使えるようにしています。敷地を有効活用し、自主財源を確保し、かつ市民の利便性を高めています。和光市の場合は、設置場所が市役所駐車場に面した建物の軒下で、事業者は公募し、宅配便ロッカーを全国展開するパックシティジャパンが決まり、市に賃料を払って1基30ボックスを設置しました。運用としては、市民が宅配業者に荷物の再配達を連絡する際、受け取り先として宅配便ロッカーを指定するというものです。現在はクロネコヤマトのみの使用ですが、将来は他業者の参入も検討していると伺っています。  市民とすれば、荷物を自宅で待つ必要がなく、好きなときに受け取りに行ける、また宅配業者も留守での再配達の心配がなく、仕事の軽減につながります。さらに、新座市は市役所が市の真ん中にあるため、市役所敷地内のロッカー配置で市役所の近辺の方しか利便性の向上の供与を受けることができません。  山形市や京都宇治市では、昨年9月からことし2月にかけて、駅の近くや主要な商業施設、幹線道路沿いに宅配ボックスを置く実証実験を行いました。ボックスを置いた事業者の55%が利用者の利便性が向上したと答えたとの結果も紹介されています。街角で運用する場合は、自治体は指針などを手引として作成しています。新座市は、駅に近い市の施設を活用したりの努力も必要と考えます。新座市の土地の貸し出しで歳入の増加も期待できます。市の見解を伺います。  続いて、4点目です。学校施設光熱費の削減について。  ことしも暑い暑い夏でした。新座市は、いち早く小学校、中学校の普通教室や特別教室へのエアコン設置を実施して、大変高く評価するところですが、福岡県八女市や東京都では、エアコン電気代を制御するためにデマンドコントロール式に踏み切って効果を出しています。新座市でも取り組むべきと提案しますが、実態と対応について伺います。
     東京都は、光熱費を削減するために一括管理システムに切りかえました。一括管理とは、各教室の空調をフロアごとに時間差で起動させ、デマンド値の上昇を抑え、基本料金を下げるというシステムです。デマンド値とは需要電力、いわゆる30分間の平均使用電力のことで、基本料金は1か月のデマンド値と過去11か月の最大デマンド値の大きい値をもとに算出されます。つまり突出した最大デマンド値を抑えることが基本料金の削減につながるという方式です。電気の基本料金というのは1年間固定されることになりますが、過去1年間におけるデマンド値がそのまま契約電力となり、必ず支払う必要のある基本料金の計算に使われます。このことから、1年の中でたった一度でも高い需要電力値をたたき出してしまうと、それが原因となって基本料金に反映されることになり、その結果基本料金の上昇につながります。  新座市でもさまざまな対策を打っているとは存じますが、東京都や福岡県八女市の事例を提示いたしました。新座市の実態と取り組みを伺います。  続いて、5点目です。教育環境の整備について。  野寺小学校や野火止小学校、新座小学校では、敷地内の米づくり、ほかの小・中学校でも花壇やビオトープ、バケツ稲の米づくりや野菜づくりを行っています。2020年度の教育改革で、体験を重視するアクティブラーニングが強化されます。それに伴い、学校農園の情操教育の向上のためにも、もみすり機や脱穀機などの備品を購入し、学校農園の環境の整備に力を入れるべきです。市の見解を伺います。  新座市は、ほとんどの小・中学校で学校農園に取り組み、子供たちに米づくりや野菜づくりの体験を行わせております。すばらしい環境にあります。その中で、従事されている関係者の方から、ぜひ市でもみすり機や脱穀機を購入して、時期をずらして各学校で使えるよう環境整備できないかとの要望をいただきました。また、2020年度から教育改革でアクティブラーニングが強化されます。学校農園の環境の整備には力を入れるべきと考えますが、市の見解を伺います。  続いて、6点目です。リサイクル事業のPR強化と一部見直しについて。公民館では、アルミつき紙パックの回収や廃食用油、小型充電式電池などを回収しています。これらは、資源の有効活用につながり、循環型社会への推進に寄与します。PRの強化に力を入れて市民に協力を呼びかけるべきです。また、インクカートリッジの回収では、学校のPTAでベルマーク収集をやっていますので、一本化を提案しますが、市の見解を伺います。  公民館に伺いますと、リサイクル事業の取り組みが目につきます。集まった牛乳などの紙パックが芯なしのトイレットペーパーに生まれ変わったり、缶ビールの6缶入り紙パックが非常に高く売れることなど、さまざま勉強させていただきました。すばらしい事業、ごみ削減に貢献できる事業、もっともっと市民に知っていただき協力していただきたい、そんな熱意が関係者の方から伝わってきました。PRの強化をぜひ行っていただきたいと思います。  1点だけ改善点を申し述べます。公民館のインクカートリッジの回収箱が2つあり、1つはリサイクル事業の箱で目につきます。もう一つが、PTAで行っているベルマークを収集する回収箱です。リサイクル事業の回収箱にはインクカートリッジが集まるのですが、PTAの回収箱にはなかなか集まりません。市民から一本化できないかとのご指摘がありました。市の見解をお聞かせいただきたいと思います。  続いて、7点目です。これは、スライドを使わせていただきます。栗原三丁目児童遊園児童の安全対策について。栗原三丁目児童遊園の駐車場側のフェンスが低くて、児童が乗り越えて危険との声が寄せられています。現在注意看板の設置をしていただいておりますが、今後ぜひフェンスを高くしていただくか、ネットをつけていただきたいとの要望があります。市の見解を伺います。  では、スライドのほうを見ていただきたいと思います。場所につきましては、こちらの右側のほうに野寺小学校がありまして、練馬所沢線のこちらが今栗原三丁目児童遊園ということになっています。写真をお見せします。これが今これぐらい低いフェンスです。子供たちが乗り越えてしまったり、あとボールがこっち側に来たときに乗り越えて、ボールをとりに行ったりとかして、車の出入りがありますものですから、非常に危険だというふうなお話です。  現在は、「柵を乗り越えないで」と、あと「ボール遊びをしないで」ということで看板の設置をしていただいて手を打っておりますが、相談者からは、将来的にはフェンスを高くしていただくか、ネットをつけていただきたいとの要望がありますので、ぜひ市の考えをお聞きしたいと思います。スライドをありがとうございました。  最後、8点目です。西武バス路線の拡大について。東久留米市の上の原地区の開発が進み、大型店舗や娯楽施設が整備され、東久留米市の市道229―1号線が開通をいたしました。石神地区の方から、サンドラッグから上の原二丁目までのバス路線の拡大の要望をいただいています。市から西武バスへの要望を提案しますが、市の見解を伺います。  この問題は、石神地区がバスの通らない空白地であるということです。公明党では、再三一般質問等でデマンドタクシーの運用を要望していますが、直近の解決として、せめてサンドラッグから上の原地区までの東久留米市市道229―1号線にバスを通していただき、石神地区の住民の方の利便性を高めてほしいとの要望です。市からは西武バスに要望していただき、西武バスの考え方を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、鈴木秀一議員のご質問に順次お答えをしてまいります。  1点目、高齢者の詐欺被害と販売トラブル防止の防止策強化についてのご質問を2点いただきました。  まず1点目でございます。高齢者への特殊詐欺防止についてでございますけれども、詐欺の被害や対策については頻繁に報道されております。今ご指摘をいただきましたとおりでございます。本市におきましても、広報への掲載、チラシの配布、あるいは出前講座を通じて、家庭で取り組む対策として、常時留守番電話に設定すること、ナンバーディスプレイの活用、あるいは通話録音装置及び着信拒否装置つき電話機の活用などの対策の呼びかけを行っております。しかしながら、被害はやまないということでございます。  市といたしましても、今後もさまざまな場面を通じまして、引き続き粘り強く家庭で取り組む対策などにつきましてしっかり啓発をしてまいりたいと思います。  続きまして、高齢者の販売トラブル防止についてでございますが、消費生活センターでは、市民の皆様から消費生活に関する苦情相談や問い合わせにつきまして専門の相談員が相談を受けております。当センターでの解決が困難な場合には、相談内容に適した窓口をまずはご案内をさせていただいております。新座市といたしましては、担当課と福祉部門が連携を図りながら、見守り機能の充実や広報への掲載、チラシの配布、また出前講座を通じまして対策を呼びかけているところでございます。万が一トラブルになってしまった場合は、まずはご相談いただくことが重要でございます。消費生活センターについて周知をしていきたいと思います。  また、成年後見制度の推進につきましては、引き続き任意後見制度も含めまして、この内容につきまして、広報やホームページ、講演会などでこういう制度があるということを周知を図ってまいりたいと思います。  2点目、相続の新ルール、特別寄与制度のPRについてのご質問をいただきました。この本改正につきましては、市では新聞報道で承知はしておりますけれども、国からは詳細な情報の提供はございません。そのため、具体的な内容を窓口で説明したり、あるいは市がリーフレットやチラシを作成し、オレンジカフェに設置したり、介護ブックに掲載することは、現在のところは難しい状況であります。しかし、法が変わったばかりなので、国とか県から通達が今ございませんが、あれば早速前向きに対応させていただきたいと思いますので、ご理解をいただきたいと思います。  3番目、宅配ロッカーの普及についてのご質問をいただきました。宅配ロッカーの設置には、設置業者の採算性が前提条件となりますので、まずは設置業者に市役所本庁舎敷地への設置の可否について調査依頼をいたしました。既に戸田市と和光市では、議員ご指摘のとおり設置をしております。依頼をしましたけれども、まだ回答はいただいておりません。設置可能との回答があれば、設置場所や利用時間、あるいは運用体制の構築を含めまして、具体的な設置に向けた検討を進めていきたいと思います。もうしばらくお待ちいただきたいと思います。  4点目、学校施設光熱費の削減につきましては教育長のほうからご答弁申し上げます。  5点目、教育環境の整備についても教育長のほうからご答弁を申し上げます。  6点目、リサイクル事業のPR強化と一部見直しについてのご質問をいただきました。まず、PR強化につきましては、既にホームページや分別表等において周知しております。このたびご質問をいただきましたので、早速「広報にいざ」10月号に記事を掲載する予定でございます。より一層PR強化に努めてまいります。  インクカートリッジにつきましては、新座市ではプリンターメーカー4社が共同運営をするインクカートリッジ里帰りプロジェクトに参加をしております。回収ボックスを設置しております。また、PTAでもベルマーク運動の一環として、一部の公民館に回収ボックスを設置していることは把握しております。市とPTAの回収を一本化すること自体は可能でございます。  しかしながら、現状でも、混入されているベルマークの対象ではないインクカートリッジが入っていたり、ごみが入っていたりして、その処理など整理すべき課題も多くあります。PTAが一本化を希望するのか、希望する場合はどのような引き渡し方法が望ましいか、教育委員会を通じて各PTAと調整をしてまいりたいと存じます。  7点目、栗原三丁目児童遊園の安全対策についてのご質問をいただきました。この公園につきましては、地権者のご意向により一部拡張することになり、本年7月にフェンスの移設工事を実施したばかりでございます。児童遊園ではボール遊びを禁止しておりますが、依然としてボール遊びをする児童がおりまして、ボールが隣の駐車場にとめてある車に当たったり、フェンスを乗り越えてボールをとりに行く子供がいるとのご意見を受け、先日注意看板を設置したところでございます。  このたびフェンスのかさ上げやネットの設置についてご要望いただきましたけれども、フェンスの移設工事が完了したばかりでありますので、まずはボール遊びの禁止について注意喚起を図るべく看板を設置をしました。また、巡回を行いまして注意をしていきたいと思いますので、使用の方法についてしばらく様子を見させていただきたいと思います。  8点目、西武バス路線の拡大についてのご質問をいただきました。東久留米市の神宝町二丁目交差点から上の原二丁目までのバス路線の拡大につきましては、新座市といたしましても東久留米志木線への乗り入れを実現するための段階的な案等も示しながら、平成29年5月から西武バスと協議をしてまいりました。  このたび議員からご質問いただきまして、改めて西武バスに意向を確認をいたしました。西武バスからは、商業施設への利用客数が予想より多く、現状のルートは今変える考えはないということでありました。また、運転手不足が甚だしい状況でありますので、ルート変更や新設は今の段階では考えていないという回答をいただきました。  このため、現時点では西武バスによる新たなバス路線の拡大は大変難しい状況ですけれども、今後も東久留米志木線への乗り入れ要望とともに粘り強く協議を継続してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  私のほうから1回目の答弁は以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 鈴木秀一議員から3点についてご質問がございましたので、順次お答え申し上げます。  まず1点目、学校の施設の光熱費の削減についてご質問がございました。新座市内の小・中学校におきましては、早期にエアコンの導入を図っていただきまして、夏の暑い時期におきましても快適な環境の中で授業が展開されております。本当に改めて感謝を申し上げたいと思います。  新座市の小・中学校のエアコンの稼働方式は2通りございまして、23校中16校はガス式、都市ガスでコンプレッサーを稼働するというガス式を採用しておりまして、残り7校については電気式で稼働しておるところでございます。電気式の学校に比べてガス式のコンプレッサーはランニングコストが安く、光熱費の削減につながっているということでございます。  鈴木議員ご提案のデマンド監視による電力節減につきましては、確かに効果があるというふうに私どもも聞いておるところでございます。しかしながら、新座市はガス式が16校と多いために、電気式の学校をデマンド型に切りかえるということの効果については、費用対効果を考えるとさほど大きなものではないと考えています。  このデマンド型監視を始めるためには、デマンドコントローラーの設備や工事費等が必要になってくるわけでありまして、コンピュータによる全体の消費量の監視を進めていくということになるわけでありまして、それらの費用を考えますと現在のところは導入は難しいと考えております。今後デマンド型監視について、私どももしっかりと研究を進めてまいりたいと存じます。  次に、学校農園の環境整備についてのご質問にお答えいたします。新座市は、県に先駆けて各学校に学習農園を設置してまいりました。種をまいたものが芽を出し、成長して花が咲いて収穫をもたらすという一連の営みは、子供たちの情操に大きく寄与しているものと考えますし、また感動もそこにはあるわけでありまして、収穫したものを給食で提供したりしますと、ほとんど残らない、みんな食べてもらっていると。それだけやっぱり子供たちの感動というのは、大きいのかなというふうに思っています。この学校農園の果たす役割というのは、大変大きなものがあると考えています。  しかし、農園を維持していくというのは大変なことでありまして、夏は草との闘いであります。夏休み期間、農園を管理するというのは、学校にとっても課題であるわけであります。また、収穫したものを処理をしたりするという、そのためにはさまざまな道具が必要になってくるわけです。とりわけ米づくりについては、道具がいろいろと必要になってくるということで、現在のところ地域の方々のご協力によって脱穀だとか、あるいはもみすり、精米等もお願いをしているわけでありますけれども、学校の予算、配当予算の中でそういった道具が必要とあらば購入できるような状況もありますので、学校によって費用対効果等も考えながら判断をしていくものと考えております。必要なものは購入をしていくという方向で、学校にも指導していきたいというふうに考えておるところでございます。  次に、インクカートリッジの回収についてのご質問にお答えいたします。現在ベルマーク運動に参加している学校は、小学校で14校、中学校2校でございます。この学校でインクカートリッジの回収を行っている学校は12校、中学校で1校ございます。回収の対象となるカートリッジというのは限られておりまして、実は今カートリッジでも大変価格の安いものが販売されていますけれども、こうしたものは対象になりませんで、純正品のみが対象になるということであります。しかも使用済みのものということで、市長が答弁したとおり、中には純正品でないものや、あるいは中身がまだ残っているものがあって、これは対象外であるということでありまして、分別作業が大変負担になっているという声も聞いておるところでございます。  循環型社会をつくっていくためにはこうした活動は大変有意義であると思いますけれども、PTA活動の内容にかかわることでございますので、私どもとしては見守っていきたいと考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ご答弁、ありがとうございました。それでは、順次再質問させていただきます。  まず1点目、高齢者の詐欺被害と販売トラブル防止策強化について。市としては、広報とかチラシを作成し、あと出前講座、あと留守電への対応、ナンバーディスプレイ等々いろいろ力を入れてくださるということで、よくわかりました。  1点、これは質問なのですが、詐欺被害については、新座警察署との連携、これは今どういう協議をされているのか伺いたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) 詐欺被害に対する警察との連携というご質問なのですけれども、こちらにつきましては一番大きいのが防災無線の関係になります。市民の皆様から警察へ通報された情報等をもとに、当市のほうに防災行政無線、そういった詐欺が発生していますという依頼が入りますので、そういったところでいろいろキャッシュカードをだまし取る手口の詐欺とかオレオレ詐欺とか、そういったもののそのときの状況で注意喚起を促しているという状況でございます。  また、そのほかとしますと、警察等が実施している振り込め詐欺の被害防止の街頭啓発キャンペーンというのを行っておりまして、そういったところにも市としても参加させていただいているという状況でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ありがとうございます。防災無線での注意喚起、あと街頭啓発に関しまして新座市が協力してやっているということを伺いました。  いろいろ手を打ってくださっていることはよく理解できたのですが、残念ながらそれでも減らないのがこの詐欺被害というものなのです。詐欺対策の最新事例をいろいろ調べたのですが、今NTTとかNTTコミュニケーションズで人工知能、これを用いて特殊詐欺被害を防ぐ実証実験というものを行うということを発表されております。被験者の固定電話に通信機能を持つレコーダーを装着し、通話を録音、音声データをクラウド上に転送し、AIによる解析で怪しさを判定する仕組みで、詐欺の疑いが強い場合は本人と親族への注意喚起を行うというものであります。実験の開始時期は7月から9月、実施エリアや対象者は今後行政機関と調整する、また東京都内を想定しているということであります。特殊詐欺は、オレオレ詐欺や架空請求などを指し、都内では2018年に過去最悪となる計3,913件が認知されました。最新技術を活用し、手口の巧妙化が進む詐欺事件を防ぐ狙いであります。こういった最新のいろんな方策が今出ておりますので、ぜひ研究をしていただいて、新座市内でも被害が一件でも少なくなるように、研究方よろしくお願いしたいと思います。  (2)の高齢者の販売トラブル防止に関しましては、消費生活センターに相談することを周知拡大をしてくださるということでありました。  質問でありますけれども、販売トラブルに関しましての直近3年間の相談件数がわかりましたら、教えていただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) 消費生活センターにかかってきた販売トラブル等に関する相談件数、直近3年間の数字のほうを申し上げさせていただきます。  まず直近では、平成30年度が1,596件という形になっております。また、平成29年度につきましては1,191件、平成28年度につきましては1,151件という状況でございます。  なお、この平成29年度から平成30年度にかなり件数が上がっているのですけれども、この状況、ふえているという要因というのは、平成30年度は架空請求はがきがかなり出回るといいますか、ありまして、その相談がふえたことによるという状況でございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) 今のご答弁で、年々相談件数がふえているのだということが実感としてわかりました。  これは確認なのですが、具体的に家族のお一人が支払い能力を超えた契約や高額契約をしていたときに、消費生活センターではどういう解決策に持っていっているのでしょうか。実態がわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) 消費生活センターで行っている解決方法の実態といいますか、そういった点なのですけれども、まず消費生活センターでは個人間取引のご相談というのは基本的にはお受けはできないと、していないのですけれども、例えば商品やサービスとか消費生活の全般に対する苦情や問い合わせなどにつきまして、専門の相談員がご相談をお受けしている状況でございます。ご本人様の話をまず伺わせていただいて、詳しく伺った上で、公正な立場で解決に向けた助言というものを行っておりますけれども、販売トラブル等の解約に当たりましては、こういったものも多々、当然対応はさせていただいている部分はあるのですけれども、ご本人様の解約意思が鮮明であることというのが前提となりますので、そういったところも確認しながら解決に向けた対応をとっている状況でございます。  また、ご相談の対応が消費生活センターではちょっと難しいときもありますので、そういったところは相談に適した窓口ということで、さまざまな県とか国でそういった専門の窓口等もありますから、そういったところはどういったところにつなげたらいいかというのはセンターのほうでも把握しておりますので、なかなかセンターのほうで対応が難しいような状況がございましたら、そういったところもご紹介させていただきながら対応しているということでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。相談員が立ち入れる問題であれば、立ち入って問題解決を図り、立ち入れない問題であれば、さまざまな専門機関を紹介しているというようなことでわかりました。  私は、今回の問題に当たっていろいろ調べてみたのですが、今回保険の契約のお話だったものですから、保険営業に関して、高齢者に過度な営業を行わないようにガイドラインやガイダンス、保険業法においてもさまざまな禁止行為で縛りをかけています。  先ほど専門機関の紹介との答弁がありましたけれども、例えば一般社団法人生命保険協会では、全国51か所に生命保険相談所を設置して、生命保険に関するさまざまな相談や苦情を受け付けていますが、新座市でもこの生命保険相談所への紹介というものは的確に行っているのかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) ただいまご質問いただきました生命保険に関する相談先ということで、生命保険相談所という機関があるのですけれども、そういったところは先ほどご答弁申し上げました専門的な相談窓口ということで、その一つということでセンターのほうでも当然把握しております。実際活用もしておりまして、相談先のご案内については、その相談者の内容を確認して、適した窓口をご案内しているという状況でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。では、専門機関の一つとして生命保険相談所にもつなげていただいているということはよくわかりました。今後ますますふえてくる相談になろうかなとちょっと懸念をしております。  これは要望ですけれども、相談件数が多いのであれば、生命保険相談所の案内チラシであるとか、そういった生命保険相談所があるということの周知の強化もぜひ行っていただきたいと思います。  この問題は、例えば生命保険の契約のトラブルについては、1社で複数件、または高額契約をしている契約者に保険内容について、契約内容の妥当性について、外部評価に回すということの義務づけなど、法整備の改正などで国レベルでの対応というのは、これは問題になってくると思います。さらに深刻になっていく問題でありますので、実態をさらに研究し、今後もさまざまな提案をしていく決意でありますので、よろしくお願いしたいと思います。  2点目、特別寄与制度のPRの強化に関しまして、市長のほうからは、今後国や県から指針があればさまざま取り組んでいただけるということでわかりました。よろしくお願いしたいと思います。  この法改正は、納得いかなかった人たちがなるほどと言える不公正さをなくす法整備になっています。しっかり市民に周知していただきたいと思っております。  あと高齢者相談センターと、あとオレンジカフェ等に、これも国や県からの指針があれば、案内チラシ等も検討していただけると思うのですが、その辺をもう一度ご答弁をお願いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部長。 ◎いきいき健康部長(竹之下力) 国からそういった通達等が来れば、その内容を見て、高齢者相談センター等にも配置できるように準備を進めたいと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。国や県から指針があれば、そういったことも対応してくださるということ、ありがとうございます。  私は、身近にこの制度改正の内容を知って、一人でも多くの方が利用して、不公平な対応から納得いく状況に持っていく、そのために市としてできること、今後も研究をよろしくお願いしたいと思います。  続いて、3点目、宅配ロッカーについてであります。業者の採算ラインがあるので、一応要請してみて、業者のほうでオーケーが出れば、市役所内のあいたスペースに置くことも可能だというふうに、非常に前向きなご答弁でありましたので、ぜひ検討していただきたいと思います。  あとこれは再確認なのですが、駅に近い公共施設の設置についてということでは、具体的に何かここがいいのではないかと市のほうで考えている公共施設があれば、伺いたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 財政部長。 ◎財政部長(遠山泰久) 宅配ロッカーについて、駅周辺の市有地、他の公共施設等に具体的に考えているところがあるかということですけれども、市庁舎同様、設置の可否につきましては、設置事業者と協議しながら可能性を探っていきたいというふうに考えておりますので、まだ具体的にここということは考えていないという状況です。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) この問題は、もし業者の方がオーケーを出せば、市がその場所の賃料をいただいてできる事業でもありますので、貴重な財源確保という観点からも非常に前向きな施策だと思いますので、業者の動向を見ながら前向きに敷地内の設置と、あと駅地下の公共施設への設置というものも検討していただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  続いて、4点目、学校施設の光熱費の削減については、市ではガス方式を採用していて非常に削減に努めているというお話でありました。  1点、電気式の場合とガス式、新座市では光熱費はどれぐらい削減されているのか、具体的な数字がわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 小・中学校におきまして、エアコンの設置前と設置後の光熱水費を比較したところ、ガス式を導入している学校については、年間7万円程度の削減額、全体で16校ございますので、年間で112万円程度の削減効果があったというふうに考えております。  以上でございます。
    ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。年間で112万円の削減の努力をされていらっしゃるということ、よくわかりました。  1点確認ですが、まだガス式に切りかえていない小学校と中学校、これはガス式への移行というのは何か考えていることはあるのでしょうか。お伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 学校周辺の都市ガスの導入状況等も踏まえて検討しなければいけませんが、現在のところ電気式をガス式に直ちに変更するという計画は今は持ってございません。今後研究をさせていただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。いきなりガス式に切りかえるにしても費用がかかることでありますので、その辺は状況を見ながら全体を考えて、移行したほうがもっと経費削減につながるということであれば、また前に向けて検討していただきたいと思います。  続いて、5点目であります。教育環境の整備についてであります。教育長のご答弁では、教育費の予算の中で必要とあらば、費用対効果を考えて、前向きに考えていきたいという力強いご答弁をいただきましたので、また学校のほうとも意見のすり合わせをしていただいて、本当に必要ということであれば前向きに検討していただきたいと思います。  続いて、6点目であります。リサイクル事業のPRの強化と一部見直しについては、「広報にいざ」10月号への記事の掲載、あとホームページ等の記事の掲載等で力を入れていただくということで、ありがとうございました。  1点、インクカートリッジの一本化ということに関しましては、市長部局のほうでは一本化は可能だというようなことで、これは現場ともう一度すり合わせるというようなお話だったので、状況を見て、現場の皆さんの声を聞いていただいて、一番いい方策というのですか、それを導き出していただきたいと思います。これもよろしくお願いしたいと思います。  あと一つこれは要望なのですが、公民館でのリサイクル事業、例えば先ほどもお話ししましたけれども、牛乳パックが芯なしのトイレットペーパーに変わりますとか、あと出していただいたものが循環してまた使えるなどの、市民が協力しようと思えるようなPOPとかそういったこともちょっと工夫して考えていただければと思いますので、これは要望としてお願いしたいと思います。  あと7点目であります。栗原三丁目児童遊園、児童の安全対策について、非常にフェンスが低くて、子供たちが乗り越えて、何らかの方策はという考えはあるというふうなご答弁でありました。  1点確認なのですが、例えばフェンスを高くする費用とネット設置のそれぞれの大体の費用はどれぐらいかかるか、これはもし計算されているのであればお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 改修費用の関係でございますけれども、仮に今現在フェンスの高さが90センチの高さがついてございます。それは、駐車場側の30メートルなのですけれども、この駐車場側の30メートルを仮に倍の1.8メートルの高さに変えようとした、これはフェンスですけれども、した場合は大体130万円ぐらい。それと、フェンスではなく防球ネット、高さ4メートルを想定していますけれども、4メートル程度の防球ネットを設置した場合で、これも同じく30メートルの場合ですけれども、大体230万円かかるということで試算しております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。フェンスのかさ上げの場合が約130万円、防球ネット設置の場合は230万円ということで、本当にお金がかかるのだなというのは認識できました。  これは、今の公園の使用状況を鑑みながら、本当に必要だなというようなことであれば、またぜひ前向きに検討していただきたい思います。これも要望しておきます。  最後に、西武バス路線の拡大についてであります。ちょっとこれは私の聞き間違いかもしれないのですけれども、市長答弁のほうでは、非常に商業地が発展して利用客がふえたのだと。だけれどもバスルートは考えていないというのは整合性にちょっと欠けるのです。その辺、もうちょっと詳しくご説明いただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) あと鈴木議員、答弁の発言の訂正の申し出がありますので、そっちもあわせてよろしいですか、先。 ◆20番(鈴木秀一議員) はい。 △発言の訂正 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長より発言の訂正の申し出があります。  市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) 先ほど鈴木秀一議員からの1番の(2)、高齢者の販売トラブルの防止についてのご質問の中で、消費生活センターで受けた直近3年間の相談件数を申し上げたのですけれども、鈴木秀一議員からのご質問は販売トラブルに特化した相談件数ということだったのですけれども、私が申し上げたのは、当センターでお受けしました直近の3年間の総数ということでございます。実際のところは、そのうちの販売トラブルに特化した相談件数というのは、申しわけございません、把握してございませんので、ご理解いただければと思います。 ○議長(島田久仁代議員) ただいまの発言のとおり訂正を許可いたします。  それでは、西武バス路線の拡大についての再質問について答弁を求めます。  市民生活部長。 ◎市民生活部長(細沼伊左夫) 西武バスの商業施設の利用客数が予想より多くて、現状のルートを変える考えがないという西武バスからの回答の詳細といいますか、ご説明いたしますと、実際に東久留米市に日帰り温泉施設ができたのですけれども、そこが西武バスが当初想定していたより、バスの実際の利用客数がかなりふえているということなのです。実際のところ、今の規定の路線でもう既にかなり利用者がふえているということで、西武バスとしては現状かなりふえていて、もうそこで採算がとれているという状況がございますので、今のところ逆に日帰り温泉施設の利用者の方がバスをかなり使っているので、これを今現状で変える考えはないというご説明をいただいたことを答弁申し上げたものでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。想定外のお客さんを今運んでいるので、それ以上の余裕がないというようなことですね。わかりました。  最後になりますけれども、例えば私の観点は、今までの石神地域の方のバス交通、公共機関の空白地を何とかしようという質問でありますので、その実現は難しいかもしれませんけれども、土日だけの運行であったり、試験的な実証実験もぜひ訴えていただいて、交通環境空白地域をなくすということで、石神地域の皆様の利用性の向上もぜひ頭に入れて、粘り強い交渉を今後もお願いしたいと思いますので、これを要望いたしまして再質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、20番、鈴木秀一議員の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩いたします。   休憩 午後 零時10分   再開 午後 1時15分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を再開します。 △野中弥生議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、21番、野中弥生議員の一般質問を許可いたします。  21番、野中弥生議員。    〔21番(野中弥生議員)登壇〕 ◆21番(野中弥生議員) 21番、野中弥生です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  まず、市のホームページについて伺います。スライドの準備をお願いいたします。  市のホームページは、市の魅力発信と市民への情報提供のツールとして非常に重要な役割を果たしております。きょうはスライドを使って、市のほうで改善していただきたいところを指摘をさせていただきます。  まず新座市のホームページです。トップページの画面には、季節ごとの花や風景などが配されて、大変きれいな画面になっております。さすがシティプロモーションに力を入れている新座市だと思います。その下にライフステージ別手続といいまして、この7つ、妊娠・出産、子育て、教育、結婚・離婚、引越し・住まい、高齢者・介護、死亡・葬儀と、7つの分野に分けられています。ここをクリックすると、それぞれ知りたい情報にたどり着けるようになっているはずです。まず、妊娠した方が見ると仮定をいたしまして、妊娠・出産をクリックをいたします。そうすると、このような画面が出てまいります。更新年月日順にお知らせとおすすめ情報が出てきます。幸いここでは、母子健康手帳の交付窓口が2か所になったというお知らせが一番上に来ておりますので、母子健康手帳をとればいいということがわかります。その下に、多胎妊娠、不育症について、パパママ学級、赤ちゃん訪問事業、不妊治療の助成についてと続いております。更新月日順なので、それぞれ項目がばらばらに並んでいて、見る側にとってどうなのでしょうか、見づらくはないでしょうか。  次に、保育園に預けたいときなどは、子育てというところをクリックをいたします。そうすると、お知らせとして、やはり更新年月日順の新しい順に出てまいります。幸いにもこの画面では、上のほうに待機児童一覧や市内小規模施設一覧などがあるので、保育園のことが知りたいときにはいいと思いますが、更新年月日順ですので、ほかのことを探したいときは見つけることができません。その下には乳幼児健診の記事が、やはり更新年月日順に並んでおります。これも大変見づらく、探しにくい構成になっております。  また、更新年月日の新しいものは上のほうに配置をされておりますが、古いものは画面から消えてしまっているのではないでしょうか。これでは、知りたい情報にたどり着くのは困難です。まずこれらの項目が更新順である必要があるのか、そして項目の前にこの更新年月日を出しておく必要があるのか伺います。  更新年月日を書いておくというのは、市として掌握しやすいのかもしれませんが、ホームページを見る側からすると、はっきり言って邪魔な情報です。これがないだけでかなり見やすくなるのではないかと思います。  また、せっかくトップページで分野別にされているのですから、そこから先も項目別に見やすく配置をしていただけないでしょうか。  次に、東久留米市のホームページの画面を見てみましょう。これが東久留米市のトップページです。トップページには、新座市と同じように9つ、妊娠・出産、子育て、入園・入学、ごみ・リサイクル、結婚・離婚、引越し、高齢・介護、障害者福祉、おくやみの9項目に分類をされております。ここの中の妊娠・出産をクリックいたしますと、出てくる画面には母子(子育て)の健康、出生届、手当・助成、災害への備え、よくあるご質問と分かれており、それぞれ項目別に並べられていますので、大変わかりやすく、見やすくなっています。利用者は、この項目の中で該当するものを選んでクリックすれば、欲しい情報にたどり着けるようになっております。  例えばこの中の出産育児一時金についての項目をクリックしますと、出産育児一時金の説明と、最後に国民健康保険、出産育児一時金申請書のリンクが張られていて、国民健康保険加入者への説明と申請書がダウンロードできるようにもなっています。利用する側が使いやすいような構成になっていることに感心をいたしました。ぜひこのような事例を参考に、見る側に立っていただいて、我が市のホームページの構成も考えていただきたいと思いますが、市のお考えを伺います。  次に、イベントカレンダーについてです。市では、毎月さまざまなイベントが開催をされております。これをホームページで探そうとしても、見つからないことが多々あります。イベント名で検索をかけても1年前の報告の記事が出てきたりして、ことしの情報が欲しいのにと思うこともたびたびです。  東村山市のホームページをご紹介いたします。トップページには、「東村山市カレンダー」と小さくあり、そこをクリックしますと、イベント・お祭り・講座で1つ、子ども・子育て、相談、会議・説明会等の大きく4つに分かれております。そのうちのイベント・お祭り・講座の中には、またお祭り・催し物、福祉と健康、講座・講演、文化・芸術・スポーツ、すべてのイベントと分かれていて、それぞれをクリックするとその分野のカレンダーが出てくるようになっております。子ども・子育てでは、乳児向け、幼児向け、小学生向け、中学・高校生向け、パパ・ママ向け、すべてのイベントと、これもまた大変わかりやすく分類された表示だと思いました。カレンダーの中の項目をクリックすると、具体的な日程や内容、対象者等がわかるページに飛ぶようになっています。これが東村山市です。  これが清瀬市なのです。清瀬市のカレンダーでは、分類別に色分けをされていて、見た目もきれいで使いやすい構成です。我が市でも、このような構成のカレンダーをつくっていただけないか、研究をしていただけないか、伺います。  また、長久手市では毎月のイベントカレンダーを作成し、広報とともに配布をされております。広報紙に掲載しているイベント情報をまとめてカレンダーに記載し、行事を記載した後ろに広報紙の該当ページを入れてあります。広報掲載のページ数を書いておくことで、詳細を広報紙で確認できるようになっています。また、子供、親子向けイベントはピンク、シニア向けイベントは緑色で表記されており、また次の月のイベントや各種相談なども入っていて、市の全体のイベントや行事などが1枚でわかるようになっています。当市でもこのようなカレンダーをつくって市民への情報提供をしていただけないでしょうか、伺います。スライドを終了してください。  次に、「にいざの給食」の魅力発信についてです。総務常任委員会の視察で訪れた兵庫県芦屋市で見かけたのが、この「芦屋の給食」という本です。芦屋市では、平成28年度に兵庫県教育委員会が実施した社会的課題に対応するための学校給食の活用事業の一環として、学校給食レシピ集「芦屋のてづくり給食」を作成され、このような素敵な本としても出版をされました。芦屋市のホームページでも、各学校ごとのレシピの紹介、栄養士や調理師からのメッセージなどが美しい写真とともに掲載をされております。この「芦屋の給食」という本がおしゃれでとてもおいしくできると、保護者世代の方たちに大変評判のようでございます。  また、大阪府和泉市では、子育て世代の定住促進を図るため、小・中学校の給食をテーマとした和泉シティプロモーションカレンダーを作成され、住宅展示場や不動産会社などに来られた方を対象に、無料で配布をされたそうです。翻って、新座市でも芦屋市と同じ自校給食を貫いております。各学校では、栄養士の皆さんが一生懸命献立を考えてくださり、各学校のホームページには毎日の給食の写真がアップされていたり、レシピが掲載されていたり、大変頑張ってくださっております。  新座市の給食は、本当にすばらしいと思います。大変おいしいと評判でもあります。食育にも力を入れてくださっていること、評価をさせていただきます。また、新座市の地場野菜を使って献立をつくってくださったりもしております。忙しい保護者にとって、学校で安全安心なおいしい給食を提供しているのは本当にありがたいことだと思います。  このおいしい新座市の給食を新座市の売りとして、魅力発信のシティプロモーションの一つとして、もっとアピールしてはいかがでしょうか。  本年3月に策定されたシティプロモーション方針のメーンターゲットは30歳代子育て世代であります。新座市の給食が自校給食で、おいしくて、安全安心というのを美しい写真などでアピールしていくことはできないでしょうか。伺います。  次に、防災についてです。まず市民の自助・共助の意識向上と防災リーダーの育成についてです。きょうは、東日本大震災から8年6か月、ハード面での復興は進んでも失われたものは戻りません。多くの皆様がさまざまな思いを抱えながらも前を向こうと必死に頑張っていらっしゃいます。  公明党は、これからも人間の復興のため、被災地の皆さんに寄り添って、防災、減災に全力で取り組んでまいります。  災害が多発する昨今です。台風15号の影響で、千葉県などではいまだに断水、停電が続いており、市民生活に大きな影響が出ております。便利になった現代社会とはいえ、いざ災害になると電気がないと何もできないなど、脆弱な基盤の上に今の生活が成り立っているのだと思い知らされますし、またハード面での対応には限界があることも実感するところであります。  このような災害時に大きな助けとなるのがご近所です。町内会の加入率が減少する中、ご近所づき合いが減っていき、自助、共助の意識が薄らいできているのではないかと危惧しています。災害時は、誰もが混乱に陥ります。市や消防もすぐ駆けつけられるわけでもありません。いまだ市が何とかしてくれると考える方が多いのではないかと感じております。  みずからがみずからを助け、ともに助け合う自助、共助、近所で助け合う近所が必要です。特に町内会未加入の集合住宅の住民に対しての自助、共助の意識啓発と、中心になって防災に取り組む人材の育成が必要です。消防団を退団された方や消防自衛隊の退職者の皆様に防災リーダー育成のお手伝いをしていただくことなども考えられると思います。市としてどのように取り組んでいかれるか伺います。  防災問題、2つ目です。埼玉県では、イツモ防災の取り組みを進めております。災害への備えを特別なこと、もしもとして捉えるのではなく、いつもの生活の中で自然体で当たり前のこととして取り組むことが大事だとして事業展開をしております。  食料備蓄のローリングストックやキャンプ、バーベキューの消耗品のストックを防災備蓄と考えて備蓄すること、大掃除のついでに転倒防止器具を設置したり、窓ガラスの清掃時にガラス飛散防止フィルムを張るなどのついで防災という考え方もあります。  新座市民会館で、先日2回目の避難訓練コンサートが開催をされました。ことしは、ダンシングフェロープシケの美しいダンス中に地震、火災発生により避難という訓練でした。多くの親子連れが参加されておりました。外では、消防のご協力で、起震車や煙体験ができ、ホワイエではさまざまな展示がされ、AED体験、自衛隊のご協力による展示もされており、子供たちの発表を見に来た保護者の皆様方も防災について考えられるいい企画となっておりました。  公明党の提言により新座市でこのような取り組みが始まったこと、本当によかったと思います。今後この取り組みをさらに進め、市の重立ったイベントや町内会の行事などで防災に関する展示を行うなど、いいネーミングが浮かばなかったのですけれども、新座市版「ちょこっと防災」を進めていかれてはどうでしょうか。市のお考えを伺います。  最後は、市の自転車施策について伺います。自転車ナビマークの設置や自転車運転者に対する交通ルールの徹底、ヘルメットの助成拡大など、自転車施策については何度も質問をしてまいりました。国のルールの未整備、道路の幅員の問題などで、なかなか自転車通行帯などが整備できない状況ではあると思いますが、このたび道路構造令の一部を改正する政令が施行されました。自転車通行帯の設置について今後どのように考えておられるか、伺いたいと思います。  最後に、シェアサイクル事業について伺います。朝霞市を初め近隣市では、民間事業者との連携でシェアサイクルの実証実験を開始されたり、検討をされているとお伺いをいたしました。シェアサイクルについては、近隣市等広域での事業展開、シェアポートのより多くの設置が成功の鍵と言えます。また、来年のオリンピック・パラリンピック東京大会で射撃会場となる新座市では、多くのお客様が当市に来られます。駅から会場までの足として、また市内の観光周遊などに自転車を使うことができるシェアサイクルの普及拡大は大事と考えます。  市では、このシェアサイクルの導入についてどのようにお考えでしょうか。伺います。  以上、1回目の質問です。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、野中弥生議員のご質問に順次お答えしてまいります。  1、市民へのわかりやすい情報提供と市の魅力発信について。  (1)、市のホームページについて。  (2)、イベントカレンダーについて。  今スライドを用いていただいてご説明していただきました。大変見やすくて、改善方を図らなければいけないという認識を新たにいたしましたので、進めていきたいと思います。  市のホームページにつきましては、現在新座市ホームページ掲載基準に基づきまして、ホームページ管理運営システムにあるコンテンツマネジメントシステムを利用して、各課で掲載する情報の選定ページの作成を行っております。  議員から指摘がありましたとおり、ライフステージ別手続の各ページでは、記事の更新順に表示されているため、手続に必要な情報を探しにくいことは認識しております。わかりにくいですね。今後につきましては、必要な手続を配置するなどし、閲覧する方の立場に立って、知りたい情報をわかりやすく簡潔にお伝えできるよう研究をしてまいりたいと思います。ご指摘ありがとうございます。  新座市の場合は、イベントカレンダーにつきましても積極的な活用には至っていないという議員ご指摘のとおりでございます。ごらんになる方が見やすく、わかりやすいイベントカレンダーになるよう、町内で統一のルールづくりを行って、積極的に活用を図ってまいります。  一方、アイコンの表示やカレンダーの増設につきましては、大規模な改修が必要となりますので、早期の対応はちょっと難しいのですけれども、次回システム更新時である令和5年3月までに先進自治体の方法を引き続き調査研究しと。令和5年3月では長いね。これは再度研究をさせていただきますので、これだとあと4年後ですものね。これはもう少し考えますので、前向きに考えたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  「広報にいざ」につきましては、5月号で紙面を見直し、掲載する情報を整理したばかりでございますので、イベントカレンダーのために新たにページを捻出することは難しいということでありまして、広報とともに配布している同送品として、カレンダーを単独に作成して配るというのはちょっと難しいというふうに思っております。  しかしながら、このイベントカレンダーにつきましては、市民に対する重要な情報の発信ですので、早急に他市がそれだけやっておりますので、研究しながら早急に改善をしていきたいというふうには思います。もうしばらくお待ちいただきたいと思います。時期についてはちょっとお待ちいただきたいと思います。  2、防災について。  (1)、市民の自助・共助の意識向上と防災リーダーの育成についてのご質問をいただきました。本市では、自主防災会に対し、防災知識の習得及び防災意識の高揚を目的とした防災研修会を毎年実施しております。  ご質問いただきました集合住宅の住人に対する啓発としては、新座市で配布している防災マップ・ハンドブックの中で集合住宅の防災対策についての項目を設け、紹介するとともに、町内会加入、未加入にかかわらず、出前講座や防災訓練を周知し、ご依頼に応じて対応させていただいているところでございます。  今後につきましても、各団体からのご相談、ご依頼に応じて対応させていただければと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  また、防災リーダーの育成ですが、市といたしましても、地域における防災や減災活動のリーダーの育成は大変重要であると考えております。こうした中、防災士資格の取得について助成を行っている自治体もございますので、先進的な事例や近隣市の動向について、引き続き調査研究し、地域における防災リーダー育成の推進に努めていきたいと思います。  また、消防OB、自衛隊OB、消防団OBの方々のお力をかりて、一人でも多くの方が防災に関心を持ち、そのリーダー的存在になっていただくように、こういう方々の助けをかりながらも進めていきたいというふうに思います。  2、イツモ防災、ついで防災の取り組みについてのご質問をいただきました。本市では、自主防災会が実施する防災訓練や出前講座の機会を中心に、防災に対する考えについて啓発を行っております。  こうした中、過日開催しました避難訓練コンサートにおいては、イツモ防災の展示品を県から借用し、家具転倒防止策や家庭内備蓄について紹介し、多くの方に興味を持ってごらんいただくことができました。今後もこうした市主催のイベントを活用し、継続していきたいと考えております。
     ご提案いただきました町内会が主催する防災以外のイベントにおいて防災啓発を実施していくことも可能であると存じますが、まずは町内会の皆様からご意見、ご要望を伺い、啓発活動の仕組みづくりを検討していきますので、もうしばらくお待ちいただきたいと思います。  3、市の自転車施策について。  (1)、自転車通行帯についてのご質問をいただきました。この条例につきましては、道路を新築し、または改築する場合における一般的、技術的基準を定めたものであり、改正に伴って、直ちに既設路線に自転車通行帯を整備しなければいけないということではございません。本市といたしましても、現状で既設路線に自転車通行帯を整備することは難しい状況であります。しかし、新設する道路や大規模な改修を伴う道路におきましては、個別案件ごとに必要性を検討して整備を進めていきます。  なお、現在本市において自転車通行帯を計画検討している路線は、新座中央通り、市道第31―04号線の志木駅南口駅前広場から東北通りまでの約700メートル区間で、現在整備に向けて警察と協議を進めております。また、新設する都市計画道路保谷秋津線を整備する際には、自転車通行帯を含めた安全な自転車通行空間の確保を図ってまいります。その他の路線につきましても、大規模な改修を行う際には、最新の条例、指針を考慮して、よりよい自転車通行空間の確保に努めてまいります。ご理解を賜りたいと思います。  (2)、シェアサイクル事業につきましてご質問いただきました。以前から、観光の視点から検討を進めてまいりました。ご指摘のとおり、朝霞市、和光市が実証実験を開始しております。2市と同じ事業者と協定を締結することで、無償で厚意的に事業展開をすることが可能となります。既に新座市の9か所におきまして、コンビニエンスストアでサイクルポートが設置されております。市が協定を締結することで、さらなる事業の拡充及び利便性の向上が図られるものと考えております。  まずは、事業者と協定を締結しまして、市内公共施設を初めとしたサイクルポートの具体的な設置場所について早急に検討を進めてまいりたいと思います。ご提案ありがとうございました。  失礼しました。ちょっと答弁が抜けておりました。1の市民へのわかりやすい情報提供と市の魅力発信について。  (3)、「にいざの給食」の魅力発信について、市長答弁を申し上げます。  シティプロモーション方針に基づく取り組みとして、今年度住宅情報サイトスーモを活用し、サイト内に本市の魅力をPRするページを作成いたします。ご提案をいただきました給食についても、PRすべき本市の魅力でございますので、より多くの方に知っていただき、本市を選んでいただけるようPRページへの掲載に向けた準備を進めてまいりたいと存じます。  また、このPRページは、本市のホームページ内にも掲載する予定です。住みかえを検討する方だけではなく、市民の皆様に対しても、給食を初め本市の魅力を知っていただく絶好の場となりますので、本市への愛着の醸成につなげてまいりたいと存じます。  私のほうから1回目、以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 野中弥生議員から学校給食の情報発信についてご質問がございましたので、私からお答え申し上げます。  新座市の学校給食につきまして、大変評価をいただいてありがとうございます。日々汗を流して調理業務に携わっている調理員や栄養士にとっても、励みになる言葉だというふうに思います。  新座市の給食の特色は手づくりということでありまして、野菜も地場産品を使うなど、おいしさだけでなく安全性も考慮して調理に当たっております。例えばカレーライス、カレーをつくるにしても、ルーも手づくりで、ルーからつくっているということであります。また、一個一個のギョーザやシューマイ等についても、あるいは蒸しパンなども一つ一つ手づくりで提供しているということであります。  また、栄養士も定期的に会議等を開いて、子供たちに人気のある献立など、情報交換をしているということです。こうした日々の努力が評価につながっているものだと感じているわけでありますけれども、新座市の給食がおいしかったという、他市に異動した教職員からもそういう声をいただいていますし、試食会でも保護者だけではなくて、最近では婦人会の皆さんにもご試食いただいて、大変高い評価をいただいておるところです。そのよさを発信することは大変貴重なことだと、大事なことだというふうに思っていますが、費用や、あるいはまた作業を考えますと、多忙をきわめる栄養士にお願いをするということになると、なかなか難しいものもあるかなというふうに思いますので、今市長が答弁したとおりシティプロモーションと連携をして、今までも給食だよりやレシピなど各学校で出していますから、こうしたものを写真入りでシティプロモーションとともに情報発信をしていければなというふうに考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) ありがとうございます。ホームページの更新月日が令和5年というところで、更新したばかりというところなのかなと思ったのですけれども、いろいろ財政的な問題もございますので無理にはお願いはできないのですけれども、今できるところの構成の変更とかそういうことは、例えば今申し上げた更新年月日を外していただくだとか、もう少し項目別にわかりやすくしていただくだとか、その辺はできますでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) まずホームページのあり方なのですけれども、これまでもさまざまな議員の方から同様のご提案をいただいているわけですけれども、なかなか改善に至らず、本当に申しわけないと思っております。ほぼ議員のご指摘どおりですので、できる限りそれに沿った形でしっかり改善をしていきたいと思っているところです。  そういう中で、現在のシステムですけれども、平成25年の途中から使っているもので、再リースも含めて10年間ということで令和5年までということになっております。抜本的に変えるのは難しい状況ですけれども、今お話があったとおり、現状でできることというのはかなりあるのかなと思います。  先ほど画面を用いて説明していただきまして、ライフステージ別の手続があったのですけれども、項目の中にはうまく整理されているものもあるので、そもそもあそこをあけたときに、例えば子育てのページなんかはそうだったのですけれども、その次に項目としてある程度数も限った中で、項目名を表示するような形をとっていけば次に進みやすいかなと思うのですけれども、いろんなものが混在している形になっていますので、そこについてはすぐ整理できるかなと思っています。  また、見たときに、ご指摘があったとおり更新日が書いてあるのが、私もそれ要らないと思うのです。中に、そのページに入ったときにこのページはいつできたということが書いてあればいいと思うのですけれども、調べる段階であそこには表示は要らないと思いますので、できればそこでは表示されないようにしたい。例えばスマートフォン用のサイトでは書いていないのです。そういうふうに整理できればなと思うのですけれども、今問い合わせをしているところで、表示できるのであれば、それはすぐに対応したいと思います。  できないということであれば、できる範囲で項目名の立て方とか順番とか、そういったものは工夫してやらせていただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) ぜひお願いいたします。やはり本当にわかりやすい発信、シティプロモーションは一番大事なところかなと思いますので、ぜひお願いいたします。  イベントカレンダーについてはわかりました。広報紙が今形態を変えたばかりでなかなか紙面の都合上は難しいのかなと、それも理解しております。ぜひ研究を重ねていただければと思います。  ホームページ上ではできそうでしょうか、こういった形のイベントカレンダーというのは。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) ホームページ上での今もイベントカレンダーはあるわけですけれども、現状のシステムの中ですと、例えばアイコンを表示したりですとか、あるいはご提案があった東村山市のもの、カテゴリーごとにカレンダーを表示できるということで非常に見やすいかなと思います。  そういったものについては、現状のシステムでは対応できないことになっていますので、やはりこれも項目の名前の書き方ですとか、しっかりリンクを張るとか、そういったことについては対応したいと思っています。  市長答弁で、令和5年では先時間がかかり過ぎるのでということでしたので、その辺はもし改善するとしたらどれぐらい費用がかかるのかとか、そういったものについて研究して、費用対効果等も考えながら前倒しできるかどうか検討してみたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) ぜひお願いいたします。  あとは給食です。給食については、こういったすばらしいのはちょっと難しいかなと思います。  それで、先ほど教育長もおっしゃいましたけれども、教育委員会ですばらしい給食をつくっていただいている、それをシティプロモーションでしっかりと調理をして、いいものに仕上げていただく、そしてスーモですか、その住宅サイトで発表していく。これは本当にシティプロモーションの大事な役割なのかなと思いますので、ぜひ写真1個とっても本当に撮り方で全然違ってきますし、給食でこういったこの中にあるような素敵な食器を使っているかというとそうではなくて、一般的な給食の食器だと思うのですけれども、それを中身は同じでも食器を変えていただいて、写真を撮るであるとか、本当にプロがやれば、どんな料理でもおいしく見えるとは言いますけれども、本当に見せ方次第ですばらしいものができると思いますので、ぜひその辺しっかりとお願いをしていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 兵庫県芦屋市ですが、総務常任委員会で視察に行ったときに、政策の担当の方も、うちの給食は本当にすごいのだよということで自慢をされていて、今回もご紹介いただいたページ等を見たのですけれども、本当にすごいです。いろんな意味で、実際に取り扱っていらっしゃる給食そのものの魅力というのも、歴史もあってすごいのだろうなと思いますけれども、その紹介の仕方というのが非常に巧みで、感心させられるところは多々あるところです。ここまでの規模で給食に特化した紹介というのは難しいかなと思うのですけれども、先ほど市長答弁あったとおり、今回シティプロモーションサイトということで新たにつくりまして、住宅情報サイトとか、あるいは市のホームページでも掲載をさせていただきます。その中では、特にターゲットに向けて、新座市の魅力が何なのかというのを改めて取材して、写真を撮ったりしてということでお伝えしますけれども、ぜひその中に「にいざの給食」の項目も入れて、いい写真を撮って、紹介させていただきたいなというふうに思います。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) ありがとうございます。本当にシティプロモーションというのは、やっぱり対外的なアピールも有効ですけれども、新座市に住み続けたいというところで、シビックプライドと常任委員会でも言っていましたけれども、シビックプライドをしっかりと育てていくというのが大事なシティプロモーションのところかなと思います。ぜひ力を入れてやっていただきたいと思います。要望させていただきます。  防災についてはわかりました。防災の中で、例えば私は町内会と申し上げましたけれども、市の重立ったイベントなんかでも防災アピールできるのかなと思うのですが、その辺の市のイベント、例えば産業フェスティバルであるとか健康まつりであるとか、大江戸新座祭りもそうでしょうけれども、市主催の行事なんかで展示をしていただくとか、防災関係のアピールをしていただくというのは考えてくださるのでしょうか。お伺いします。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(伊藤佳史) 今野中弥生議員から、市のイベント等で産業フェスティバルとか事例をちょっと挙げていただきましたけれども、防災についての啓発が可能かというところですけれども、産業フェスティバルとか福祉フェスティバルですとか体育祭ですとか、大きなイベントで防災について周知啓発をしていくことは非常に有効であると思っております。  ただ、今例示させていただいたイベントに関しましては、市が主催というよりも別の団体のほうで主催をいただいているものですので、その団体と協議をいたしまして、意見を伺って、可能であれば積極的に行っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) わかりました。  次に行きます。自転車施策についてなのですが、新座中央通り、志木駅から島忠でしたか、そこから先というか、島忠から旧川越街道方面とか、その先なんかは考えていらっしゃらないでしょうか。どうせなら、ずっと引き続きつけることがいいのかなと思うのですけれども、いかがでしょう。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 今回新座中央通りから志木駅南口にかけて700メートルの間を整備するというのは、これは志木駅の地下自転車駐車場の開設に合わせて、その計画の中に位置づけられているものですから、この700メートル区間について、今年度その事業とあわせて整備するということが決まってございます。ただ、それから先については、まだ計画がどういった計画で進めるかということがまだ決まっておりませんけれども、これからのいろんな自転車の普及ですとか、シェアサイクルの状況ですとか、そういったものを含めまして、必要性を考えながら検討していきたいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) わかりました。では、シェアサイクルについてお伺いしますけれども、市でシェアポートというのを提供する場合、具体的にどういったところを想定をされていらっしゃいますでしょうか。まだ検討中かどうか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) シェアサイクルのサイクルポートですけれども、具体的には導入に向けての検討はまだこれからということで、何も決まっていない状況ですけれども、当然もう一部のコンビニエンスストアには入っているということで、市としても当然公共施設ということで、市役所ですとか、具体的には本当にこれからなのですけれども、公民館とか立地等を検討しながら、特に駅周辺にどういうふうにうまく配置できるかというのが成功の鍵につながるというふうに思われますので、その辺も含めて、公共施設なのか、民間にお声がけするのか、これから打ち合わせをしていきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) わかりました。やはりこのシェアサイクルはどれだけ広域でできるか、またどれだけたくさんシェアポートがあるかで、本当に成功するかどうかがかかってくると思いますので、市としてもしっかり協力していただいてやっていただけたらなと思います。  あとまた、これからそういう形でシェアサイクルを導入されるとなると、自転車利用者のマナーの問題であるとか、また外国人、来年のオリンピック・パラリンピックには外国の皆様もいらっしゃるでしょうし、外国人の欧米の方というのは割と自転車を使うことが多いと思うのですけれども、そういう方たちに対してアピールもしていかなくてはいけないでしょうし、例えばオリンピック・パラリンピック会場から駅までとか、オリンピック・パラリンピック会場からずっと市役所ではないけれども、観光で使っていただくとか、そういう広域的に、また市内全域的に考えながら、戦略的にやっていただけたらなと思うのですけれども、そのためにはそれなりの整備というのですか、今言いました道路整備、自転車道まではいかなくても、例えば自転車はここを通るのですよと。日本は左側通行ですけれども、右側通行の国というのはたくさんあると思いますので、右側ではなくて日本は左なのですよというところを示すためにも、この自転車道とか自転車通行帯というところの整備はシティプロモーション的にも必要なことなのではないかなと思うのですが、その辺の認識はいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 自転車通行帯と一口に言っても、さまざまな形態があるわけでございまして、例えば自転車専用道路といいまして、車道と自転車道を明確に分離しまして、自転車が通ってもらう道をつくる、それが自転車専用道ということです。  それと、あとは、車道と一緒なのだけれども、その車道の左端に専用のレーンを設けて、そこを自転車に通ってもらうという自転車専用通行帯みたいなものもありますし、また車道が狭い場合は、車道混在型といって、矢羽根みたいなものをつけて、自転車マークをつけて、この方向に進んでくださいみたいな車道混在型の通行帯もあるというところで、またサイクルポートの話も出ましたけれども、例えば駅、公共施設にサイクルポートを今後選定して設置していくと、そこからどのようなルートで観光拠点を結ぶルートを想定するかとかいろんな条件がございまして、また道路についてもさまざまな形態が整備されておりまして、個別案件ごとに、個別路線ごとに条件がさまざまなのです。例えば排水施設があって、それが支障になるとか、それと植栽帯もあったりとか、電柱があって、それを無電柱化をしながら進めていかなければならないとか、そういったいろんなさまざまな要因が絡んでくると思います。ですから、そういったものも含めまして、限られた予算の中でどのように効率的な整備ができるかというのを、今後方針というのもまだそのシェアサイクル、自転車通行帯の方針自体もまだ定まっておりませんので、シェアサイクルの普及状況ですとか、自転車通行帯の必要性等を考慮しながら、その辺のところは今後検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 21番、野中弥生議員。 ◆21番(野中弥生議員) ありがとうございます。本当はまだまだ方針が市として定まっていないし、国としてもなかなか見えてこないところもあるのですけれども、ぜひ市としての方針、しっかり決めていただいて、今後整備をお願いしたいと思います。  以上で終わります。ありがとうございます。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、21番、野中弥生議員の一般質問を終わります。 △次会日程の報告 ○議長(島田久仁代議員) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  明12日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(島田久仁代議員) 本日はこれにて散会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。    散会 午後 2時02分...