新座市議会 > 2017-03-23 >
平成29年第1回定例会−03月23日-14号

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  1. 新座市議会 2017-03-23
    平成29年第1回定例会−03月23日-14号


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    平成29年第1回定例会−03月23日-14号平成29年第1回定例会  平成29年第1回新座市議会定例会 議事日程第14号                             3月23日午前9時開議 第 1 議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算                                    (4常任委員会委員長報告) 第 2 議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 3 議案第24号 平成29年度新座市介護保険事業特別会計予算                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 4 議案第25号 平成29年度新座市後期高齢者医療事業特別会計予算                                   (厚生常任委員会委員長報告) 第 5 議案第23号 平成29年度新座市下水道事業特別会計予算                                 (建設経済常任委員会委員長報告) 第 6 議案第26号 平成29年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計予算                                 (建設経済常任委員会委員長報告) 第 7 議案第27号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計予            算
                                    (建設経済常任委員会委員長報告) 第 8 議案第28号 平成29年度新座市水道事業会計予算                                 (建設経済常任委員会委員長報告) 第 9 議案第37号 新座市道路線の認定について                                 (建設経済常任委員会委員長報告) 第10 議案第38号 新座市副市長の選任について 第11 議案第39号 新座市教育委員会委員の任命について 第12 議案第40号 平成28年度新座市一般会計補正予算(第8号) 第13 議案第41号 平成28年度新座市下水道事業特別会計補正予算(第6号) 第14 議案第42号 平成28年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第            5号) 第15 議案第43号 平成28年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補            正予算(第4号) 第16 議案第44号 平成29年度新座市一般会計補正予算(第1号) 第17 議案第45号 平成29年度新座市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第18 議案第46号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補            正予算(第1号) 第19 議案第47号 工事等委託契約の変更について 出席議員 26名      1番   鈴  木  明  子         2番   助  川     昇      3番   小  池  秀  夫         4番   伊  藤  信 太 郎      5番   島  田  久 仁 代         6番   池  田  貞  雄      7番   平  野     茂         8番   中  村  和  平      9番   森  田  輝  雄        10番   滝  本  恭  雪     11番   鈴  木  秀  一        12番   白  井  忠  雄     13番   野  中  弥  生        14番   佐  藤  重  忠     15番   川  上  政  則        16番   亀  田  博  子     17番   平  松  大  佑        18番   塩  田  和  久     19番   石  島  陽  子        20番   辻     実  樹     21番   笠  原     進        22番   芦  野     修     23番   小  野  大  輔        24番   工  藤     薫     25番   木  村  俊  彦        26番   高  邑  朋  矢 欠席議員 なし 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平                           企画財政   総務部長    遠  山  泰  久              永  尾  郁  夫                           部   長   経済観光                    市民環境           広  瀬  達  夫              大  塚  力  也   部   長                   部   長   福 祉 部                   健康増進           鈴  木  義  弘              富  岡  三 樹 男   副 部 長                   部   長   都市整備                    上下水道           竹 之 下     力              橋  本  吉  弘   部   長                   部   長                           教育総務   教 育 長   金  子  廣  志              大  熊     正                           部   長   学校教育           菅  野  潤  一      会計管理者   江  原  達  夫   部   長   選挙管理                           監査委員   委 員 会   宇  家  孝  芳              三  上  文  子                           事務局長   事務局長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    島  崎  昭  生              河  尻  広  海                           副 局 長   専門員兼           関  口  勝  也   議事係長 △開議の宣告  (午前 9時32分) ○議長(森田輝雄議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に印刷配布してあるとおりであります。 △議長報告 ○議長(森田輝雄議員) 議長報告を行います。  代表監査委員教育委員会委員長農業委員会会長選挙管理委員会委員長から所用のため本日欠席する旨の申し出がありましたので、ご報告いたします。  以上でございます。 △議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算 ○議長(森田輝雄議員) 21日に続き、日程第1、議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算を議題といたします。  21日で4常任委員会委員長の報告が終了しておりますので、議案第21号全般について質疑願います。  質疑をする際には、所管の委員長名及びページ数をお願いいたします。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  21番、笠原進議員。    〔21番(笠原 進議員)登壇〕 ◆21番(笠原進議員) おはようございます。21番、笠原進です。議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算についての反対の討論を行います。  自治体、地方公共団体の本来の役割というのは何でしょうか。地方自治法の第1条は、住民の福祉の増進、これが基本だというふうに明記されています。今子供たちで言えば6分の1が貧困の状態にあると言われて、貧困と格差が進んで、暮らし向きが非常に大変になっている。暮らしの安全が今何より一番大事なときだというふうに思います。一般会計の当初予算が500億円を超えるという大きな予算になりました。しかし、その内容については、私は極めて問題が多いというふうに思っています。
     第1に、施政方針演説で市長はこういうふうに述べています。「厳しい財政状況の中、市民生活に直結するサービスの低下を極力抑えることを最優先としたため、福祉型児童発達支援センターの建設など、一部の事業につきましては、平成30年度以降に見送らせていただくこととしました」というふうに書いてあります。しかし、実態を見ると、私はこれは違うと思います。福祉型児童発達支援センターの建設ができないのは、サービスの低下を抑えることを最優先にしたわけではなくて、大型開発事業を最優先にしたために、こういう福祉の部分にはお金が十分に回らなかったというのが現実だと思います。  質疑の中で明らかになりましたけれども、この福祉型の児童発達支援センターを建設する予算は4億7,500万円で、そのうち8割は起債だ。一般財源としては、1億円弱あればできるのだけれども、実際にはその1億円弱の一般財源が見出せないために今年度は建てないという話です。  資料も出していただきまして、本当にこの問題は、福祉型の児童発達支援センターの検討は長い間かけて行われてまいりました。資料では、平成24年度から書いてありますけれども、平成28年度にはやっと基本設計も実施設計も終えて、いよいよ建設が始まるというふうに関係者は非常に楽しみにして待っていたにもかかわらず、先ほど申し述べたように一般財源が不足をするために、平成30年、来年度以降に先送りすると、関係者にお聞きしますと本当にみんながっかりしています。  しかし、一方では、大和田二・三丁目の土地区画整理事業は、何度も言うように下水道、橋の建設などの関連費を含めると、平成29年度の単年度の予算規模で57億円です。しかも、この後提案される平成29年度の追加補正は9億円の歳出の増加であります。そういうところについては、必要だから何をおいても優先するというのが今度の予算の最も端的にあらわれた形だというふうに思います。財政が大変なのではなくて、財政運営のやり方に問題がある。  くどいようですけれども、全国800近い自治体の中で新座市の財政力指数は上位6分の1にいつもいる。6分の5は新座市よりもっと財政力がない自治体だ。市民はたくさんの税金を払っている。その税金は、福祉や教育や暮らしを守るために使ってもらいたいというのが市民の声だと思います。こういう点で、私は今やっぱり財政運営のやり方をしっかり見直すべきだと考えています。  大型公共事業を相次いで行うことは、非常に財政のやり方、財政運営を逼迫させていることは間違いありません。例えば今度の新座駅北口の土地区画整理事業で言えば、一般会計からの繰出金は5億5,000万円です。事業規模は昨年と約9億円でほとんど変わらないのに、一般会計の繰出金は昨年と比べると3億2,000万円もふえました。どうしてふえたのか。事業規模が変わったのであれば、それはわかりますけれども、事業の規模が変わらないのに何で一般財源の持ち出しがふえるのかとやりとりをしていましたら、国庫補助金がどんどん、どんどん減らされている。起債についても、去年までは認めてきたけれども、平成29年度については県は認められないというふうに言ってきている。結局一般財源を使わざるを得ないというのが今度の予算であります。私は、こういう傾向はこれから以後ますます続くというふうに思いますので、本当に運営のやり方を間違えないようにしっかり再検討すべきだというふうに考えています。  長く続いた須田市政がかわって、並木新体制になりました。今度の平成29年度予算は、新市長のもとで初めてつくられた予算であります。どこが変わるのかなというふうに楽しみにしておりました。私、資料を持ってまいりました。これが選挙公報です。それから、これはローカルマニフェスト型公開討論会の資料です。青年会議所がいつもやっていただいて、国政でも、市長選挙でも公開討論会が行われています。こっちが朝賀さんのマニフェストで、こっちが並木市長のマニフェストです。何て書いてあるか。ビジョンが書かれて、解決したい課題が書かれて、解決するための重要施策、優先順位の高い順に3つまで書いてくださいと。並木市長が挙げた優先順位は、1番目に子育て支援、教育政策です。これが第1位です。優先順位の高い順です。1番目に書かれているのは、待機児童389人のゼロ化に向けての保育所の新設、増設です。この選挙公報にも、待機児童ゼロを目指しますというふうにはっきり書かれています。今度の予算で実態はどうでしょうか。  質疑の中で明らかになりましたけれども、これはあくまでも見通しですけれども、4月1日の待機児童の見通しは231人で、前年度と比べれば28人ふえたと答えています。待機児童は減少の傾向ではなくて、増加の傾向にあるというのが今度の中身です。一生懸命担当者が努力をされているのはわかりますけれども、しかしやっぱりたくさんの子供が待機児童になり、お父さん、お母さん、家族の皆さんがどうしようかと不安にかられている。こういうときに、やっぱり500億円というその予算、さっき言ったように大和田二・三丁目には60億円を超える、そういうものを投入していくけれども、保育の部分についてはまだまだ少ない、こう思います。国が民間に対しては補助をするけれども、公立に対しては補助しない、これはもう明らかにおかしい、これはそのとおりです。今の自民党、公明党政権が、市立で保育園をつくればお金は出さない。運営費も出さない。民間がつくれば補助金をつける、こういうふうにして誘導しているわけです。これは、本当に自民党、公明党の議員はしっかり考えてもらいたい。ここをやめろとやっぱり言わなければいけない。だけれども、同時に、やめないからといって公立保育園をつくらないという方針は、私は違うと思います。  新座市は、前にも何度も言ってきていますけれども、周りの市に比べて公立保育園の割合が非常に少ないのが現状ですから、やっぱりせめて周りの市並みに公立の保育園もつくるということに踏み切る必要があるのではないでしょうか。それが、市長が選挙の公約で掲げた待機児童ゼロを目指しますということに踏み出す中身だと思います。  教育の部分では、さっきの公約で何と言っているか。このマニフェストでは、教育の一番最初に、学力、体力向上のための少人数学級と副担任制度の充実というのが教育の一番最初の柱です。9月にも私、この公開討論会のときの資料を見ていて、並木さんも市長になったら少人数学級、朝賀さんが市長になっても少人数学級、2人とも同じですから、いよいよ長らくできなかった少人数学級、これは国がやるのは当たり前なのです。県がやるのは当たり前なのです。だけれども、なかなかやらないから、あちこちで市がやっているわけです。志木市が始めて、ついこの間和光市も始めたわけです。共産党員が市長になっている蕨市は、もう6年生まで全部少人数学級、35人学級になっています。やっぱり国、県がやるのは当然なのだけれども、やらないからといって市がやらなかったら、子供たちはそれで卒業していくわけですから、やっぱり背に腹はかえられないと思って、そういうところにしっかり踏み切るというのが当たり前のことではありませんか。新座市は、18歳までのこども医療費の無料化をやっていて大変すばらしい。これも当然本来は、自民党、公明党政権がやるべき仕事なのです。それをやらないけれども、市は率先してやる、これはいいことなのです。同じことだと思います。  だから、せっかく並木市長が選挙政策に掲げたものを、やっぱりそれを期待して市民は1票を投じたわけですので、そのことをしっかりやってもらいたいと思います。  保育の問題で言うと、待機児童の問題と同時に、放課後児童保育室、学童保育の問題もやっぱりおくれていると思います。大規模化の、または狭隘化の解消という問題をしっかりテーマに据えて、部分的には踏み出していますけれども、本当に5か年の新しい子ども・子育て新政策の経過期間の5年間のうちにこれをやるのだというふうに担当の課長も部長もしっかり表明してスタートしたのに、今非常に危ない状態になっています。ぜひこういうことにも予算をしっかりつぎ込んでもらいたいと思いますし、同時に私たちがこの間してきた支援員の待遇改善、不足の問題、この問題についてもしっかり指定管理に頼んでいる社会福祉協議会の皆さんと相談してやるべきだと思います。  4月1日の支援員の不足の見通しを聞いてびっくりしましたけれども、28人だということです。去年9月の議会でこの問題を公明党の野中議員と私と同時に取り上げましたけれども、そのときに出された資料は11人不足でした。去年の8月段階で支援員が11人不足だったのに、今度の4月1日の段階での見通しは28人まで支援員の不足が膨れ上がっているのです。これは、やっぱりどうしても踏み切らなければいけないのは、待遇改善の大幅な改善です。そうしないと、なかなか募集しても募集しても集まってこないのだと思います。こういう点でも非常に不十分だというふうに思います。ぜひそういう点も見直していただいて頑張っていただきたいと思います。  教育予算についても、委員長報告がありましたように、新座市の教育予算は8.1%、10%を割って久しいです。この4市の中でも一番教育予算が低いということも明らかになりました。ぜひ改善をお願いしたいと思います。  市民の地方自治体の一番の大きな仕事である福祉の増進、暮らしを守る、教育を充実する、そういうところについて今度の平成29年度の予算は踏み込み方が非常に甘い。大型開発にはたくさんのお金をつぎ込んでいるけれども、今言った部分についてのお金のつぎ込み方が、それに比べれば非常に少ないというのが平成29年度の予算編成だというふうに思います。言うならば、市民の犠牲の上にこの予算はつくられていると思います。  もう一点、職員の問題についても触れたいと思います。市長は、施政方針演説で職員の問題を取り上げて、見直しをするというふうに言っているので、これは大いに期待したいと思うのですけれども、職員の人数が足りないというのは、須田前市長の20年やってきた中で職員がどんどん削られて、これは国が誘導しているのですけれども、どんどん削られています。これも資料を持ってきましたけれども、これはこの間の議員研修会、政和会が講師を招いた兼村さん、この兼村さんが出した資料の一つですけれども、定員管理の状況というのがあります。新座市の定員は1,000人当たり4.52人。私は、本会議で資料を求めまして、本会議でも資料が配られました。こっちは1万人ですから10倍の45.2人という数字ですけれども、同じような資料が出されました。この私たち前から指摘していましたけれども、兼村さんが出された資料を見て、改めて本当にびっくりしました。これは、全部の自治体を集めたわけではなくて、類似団体の自治体です。言うならば、同じぐらいの人口規模、産業構成の中の自治体比較です。定員管理で言うと、人口1,000人当たりが4.52人で、類似団体の平均と比べて新座市は65%です。3分の2以下の職員、これは正規職員の話ですから。正規職員は平均の3分の2しかいないということです。  市が出した資料を見て、改めてびっくりしましたけれども、例えば首都近郊の千葉県、人口規模が同じ市原市でいうと、新座市は人口が16万3,000人、1万人当たりが45.2人です。市原市は28万人口規模で、1万人当たりが65.3人です。習志野市は人口16万6,000人、新座市とほとんど同じで75.9人です。浦安市は人口が16万2,000人で、新座市よりほんのちょっと少ない、ほぼ同じぐらいの人口ですけれども、78.8人です。新座市は45人ですから、だから本当に市の職員は少ない職員の中で一生懸命頑張っておられる。今度市民安全課が大変なので、交通防犯課危機管理課の2つに分かれる、これも委員長報告がありましたけれども、委員会の中で分かれて人員がどんなふうにふえるのかといったら、正規職員の人員はふえない。課を分けてやっても、全体の職員の配置の人員はふえないというのが現状になっています。  委員会の報告を見てみましたら、職員組合が職員にアンケートを行った、そのアンケートの中には、残業をきちんと申請するというのは申請しづらくて、残業を申請しないまま残業している、そういう実態も結構書かれているという審議がありました。私は、やっぱり市長が見直しをするというふうに言っているので、しっかり見直しをしてもらって、職員も頑張っているけれども、やっぱり人間ですから頑張りにも限界がある。仕事だけはどんどんふえている。例えば我々は反対しましたけれども、地域担当職員は自分の本務以外に町内会に出ている。356人の職員がこれに携わっている。そのうち124人は管理職だということですから、管理職は管理職の残業の手当もつかない。休んでいいよと言われても、とても人員では休めない。しかも、これは私の担当の委員会で審議したのですけれども、町内会からはいろんな行事にもぜひ出てきてもらいたいというふうに言われている。そこに踏み込んでいくと、本当にますます大変になるというのが正直なところだと思います。  だから、ぜひ全体的に職員の問題についてもしっかり検討してもらいたいということを強く申し上げて反対の討論といたします。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  14番、佐藤重忠議員。    〔14番(佐藤重忠議員)登壇〕 ◆14番(佐藤重忠議員) おはようございます。14番、佐藤重忠です。議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算について、賛成の立場から討論いたします。  まず初めに、平成29年度一般会計予算につきまして、総額499億4,800万円と過去最高額の予算となっておりますが、歳入の根幹をなす税収の伸びはまだまだ見込めない中で、社会保障やインフラ整備補修など、市民生活を維持するために必要不可欠な取り組みについては実施したい、実施していかなければならないわけですから、平成28年度に引き続き大変に厳しい予算編成であったと思います。  そのような中でも、本格的かつ迅速に工事を進めなければならない大和田二・三丁目地区の土地区画整理事業及び志木駅南口周辺整備事業といった将来のまちづくりに大きく影響する事業を進めつつも、こども医療費の18歳までの無料化やがん検診の無料化の継続など、子育て支援や健康増進などの市民生活の充実に向けた取り組みについても、しっかりと実施していく予算となっていることを評価いたします。  それでは、歳出歳入、それぞれについて具体的に評価すべき点を幾つか申し述べます。  まず、歳入についてですが、市税が平成28年度当初と比べて約5億5,000万円、2.4%の増になっていることなど、明るい兆しも見られるものの、依然として歳入の確保は厳しいものであったと思います。そのような中で、普通交付税や国の交付金等について適正に見込むことや、適切に市債を活用することに加え、都市計画税の税率改定や地下鉄12号線延伸基金取り崩し、また土地売払収入の増額を見込むことにより、必要な事業を実施するために必要な財源を何としても確保するという市の姿勢を高く評価をいたします。  一方で、来年度、再来年度の歳入の確保について、土地の売払収入も財政調整基金の繰り入れも大きな金額を見込むことは困難であり、しかしその中でも、市民サービスの質を落とさずにいかにして歳入歳出のバランスを確保するかが本市の大きな課題であることは明白であります。執行部におかれましては、今からご準備をいただきますようお願いいたします。  次に、歳出について、何点か評価すべき点を申し上げます。子育て支援事業につきましては、先ほども申し上げましたが、本市の目玉施策の一つであるこども医療費の助成が引き続き入院、通院ともに18歳までを対象として実施されることを高く評価をいたします。  また、待機児童対策につきましては、平成29年度に新設予定の(仮称)石神四丁目保育園の整備事業の補助など、認可保育所の増設に向けた取り組みなど確実に前進していることを評価いたします。待機児童の解消は、本市の大きな課題です。新設保育所に限らず、さまざまな観点で取り組みを進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また、あわせて保育の質につきましてもしっかりと確保していただけるようお願いいたします。  市民の健康づくりのための事業につきましては、各種がん検診の無料化が引き続き実施されることや、その受診率向上のためにさまざまな改善策を講じられていることを評価いたします。  衛生関係の事業につきましては、子育て世帯包括支援事業の関係で、新たに早期不妊検査費の助成が始まることを評価いたします。  あわせて、埼玉県では不妊治療の助成についても始まりますので、市と県の両方の制度について、市民の皆様への周知をしっかりと図っていただくようお願いをいたします。  また、にいざ“食べ切り”運動の拡充として、参加型の幼児向けごみ減量講座が引き続き実施されることを評価いたします。職員の皆様の創意工夫で本当にすばらしい事業となっております。今後の展開もぜひとも期待したいところでございます。  また、公共交通の充実につきまして、来年度は新たな公共交通の充実策についての議論が本格的に始まります。公明党がずっと申し上げてまいりましたデマンド型乗り合いタクシーの導入も含め、市民の足の充実についてより多くの声を聞いていただき、しっかりとご検討をしていただくようお願いいたします。  教育関係につきましては、コミュニティ・スクールについて、新たに第五中学校とその校区の小学校3校を指定とすることで、既に指定されている新座中学校区との連携した取り組みなど、先進的な事例も行われることや、ココフレンドにつきましては新たに大和田小学校で事業を開始すると同時に、東北小学校とあわせて大和田小学校でも夏休みの午後の活動も開始することを評価いたします。  小学校第一学年副担任の配置につきましては、今回増員されておりますが、小学校入学時の児童への支援の重要性から必要なことだと思いますので、今後も学校の実情に応じて柔軟な対応が図れるようお願いいたします。  以上、具体的な事業につきまして挙げさせていただきましたが、どの事業につきましても実施に当たっては市民の皆様のご意見などにもしっかり耳を傾けていただき、ご満足いただけるような配慮をお願いいたします。  また、平成29年度は、新庁舎への移転という大きな転機を迎える年でもありますので、厳しい財政状況を踏まえ、職員の皆様にはこれまで以上に創意工夫を凝らしていただき、業務を遂行していただくようお願いいたしまして賛成の討論といたします。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  25番、木村俊彦議員。    〔25番(木村俊彦議員)登壇〕 ◆25番(木村俊彦議員) おはようございます。25番、木村です。議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算に反対の立場での討論を行います。  予算全般を見たときには、昨年度言われていた福祉予算、教育予算、特に上乗せ横出しを大幅に、全面的に見直すということについては、ほとんどがそのまま残したということでは、それは正しい選択だったというふうに思っております。  私は、全てのサービスというのを全部市が抱え込むということがいいというふうに思っているわけではありませんけれども、ただセーフティーネットという意味では、それがなくてもやっていける地域の力がない以上は、簡単に引き下げたり切り捨てたりすることはやっぱりできないというふうに思っております。  ただ、その中でも、一部引き下げになった障がい者の居宅改善事業等に関しては、実際に今も困ったという話も聞いています。大きな施設ではなくて、地域の中で暮らしていきたいというふうに思うときには、地域の住宅の居宅改善みたいなものというのは、これから本当は大事な部分なので、引き下げになったということはちょっと見直しを今後考えていかなければいけないというふうに思っております。  評価できる点というのは、本当に少ない職員体制の中で頑張っていらっしゃるということは大変だというふうに思っていますし、特に職員の配置の問題で言えば、管理職の方が非常に兼務が多いという形で、そこら辺も心配しています。  また、個々の施策としては、選挙啓発に関しては選挙管理委員会事務局長から答弁をいただきましたけれども、障がい者団体の話し合いを踏まえ、ホームページをわかりやすく改定したり、今後は手づくりのリーフレットを考えているというようなことをぜひお願いしたいというふうに思います。  選挙に行けるけれども、行かないという人の対応も大事ですけれども、行きたいけれども、行けないという障がいの問題というのは外してはいけないので、選挙管理委員会事務局長もこれで退職ですけれども、ぜひこれは引き継いでやっていただきたいというふうにお願いいたします。  それから、耐震診断・耐震改修リフォームに関しての補助というのも、厳しい予算という状況の中で、結構十分な予算を確保して広げていこうというところは評価しております。  特に、今後は、マンションについての取り組みというのは大事だという認識もされていて、そこら辺は特にいつ来るかわからない災害ですから、今後とも引き続き頑張ってもらいたいと思います。  それから、教育関係では、小学校1年生の副担任の充実というのは市長の公約にもあったと思いますけれども、今年度新たに、今までの流れの中プラス必要に応じては、随時対応していくということで4名増員して16名になられたという。この副担任というのは意外と大事です。インクルーシブ教育というふうに考えてきたときにも、やっぱり1人の担任でやれないという。介助員というその子にくっつくということだけではなく、クラス全体を見ていくという立場の副担任というのは、これから大事になると思います。私も以前養護学校の教員をやっていたときには、養護学校は複数担任なのです。誰かが授業をやっているときにはフォローできる人間がいるという、そういう意味では今後大事な施策だと思いますので、ぜひ広げていただきたいと思います。  それから、もう一点、評価できる点が続いておりますけれども、「広報にいざ」についてはとにかく全戸配布を実施していただいたということで、これはとても大事なことだというふうに思います。市の責任として、市の情報をちゃんと住民に伝えていくという、ようやくスタートラインに立ったと思います。  ただ、以前は、やっぱり町内会に対して1部30円の報償費が報償費として支出されていたのが、ようやくここへ来てシルバー人材センターに対しては1部11円の委託料という形で整理された。これは、もともと町内会、今この広報の問題も私は片づいたというふうに思っていませんが、そもそも1部30円の報償費という形で支出していたことが町会からもとてもわかりにくかった。何となく補助金のように受けとめていたのではないだろうか。だから、30円が委託料になった途端に11円になったという、残りの19円というのはでは何だったのだという。そういうことは曖昧にしないで、やっぱりちゃんと評価しておかなければいけない、総括しておかなければいけない点だというふうに思います。  それから、あと問題点としては、一番大きいのは、やはり大型事業中心で今組まれていますけれども、都市高速鉄道12号線建設促進基金として5億円の積み立てという。一旦今年度の予算を成り立たせるために条例を改定して基金を取り崩したけれども、さらにまた5億円を積み立てて、新たな基金をつくっていくという、これはやっぱり地下鉄に関しては、すぐ対応できるという問題ではなくて、かなり長期的に考えなければいけない部分ですので、今一番厳しいこの時点で5億円の積み立てをしていくということは、やっぱり正しい選択ではないなというふうに思います。  それと、あとただ積み立てだけではなくて、職員も本当に大変な状況の中で、地下鉄対応で振り回されるのは困るなというふうに思っております。  ぜひ地下鉄にもこれ以上振り回さないで、少ない職員体制ですから、やるべき本来の事業のほうにちゃんと集中してやっていただくというふうにお願いしたいと思います。  それと、あと大型事業についての拠出金が今回新座駅北口と大和田二・三丁目、両方合わせて6億3,000万円の繰出金が組まれたわけですけれども、これについても国の補助だとか、起債で本来はやるはずだったのが、なかなか土地区画整理事業ということの特殊性もあって補助もつきにくい、起債も起こしにくいという、そういう状況の中で一般財源から繰り出さざるを得ないという、そういう状況というのがやっぱり問題だなというふうに思います。  土地区画整理事業というのは、とてもこう不安定な事業なのだなということを改めて認識しました。それに合わせて、区画整理とは別枠で、大和田・坂之下橋の整備として2億8,000万円を今年度支出されています。下水道まで入れていくとかなり、相当なお金が単年度で支出されていることの問題というのはバランスを欠いているというふうに言わざるを得ないというふうに思います。  結果的には、そこのしわ寄せがどこへ行ったかというと、市役所新庁舎の第2期工事、これ大幅見直しをせざるを得ないという、やっぱりそういうところに行ってしまった。やっぱりそのことを市民は十分納得しているというふうに思えません。  大和田二・三丁目の区画整理事業で、今までの畑地帯だったところが今度倉庫になっている。倉庫とショッピングセンターという。これは、都市農業振興というふうに考えた場合、やっぱりどうなのだろうという疑問は残ります。  農業に関しても、今回建設経済常任委員会で資料を出していただきました。5年ごとの農業センサス、全国規模の調査をやられていますけれども、経営耕地面積に関しては平成22年に354ヘクタールだったのが、平成27年度には303ヘクタールまで落ちているわけです。これ、新座市の緑の基本計画で定めている目標値というのは340ヘクタールはなければいけないと言っているわけです。これは、もう既にここで大きく割っているという、そういう現状にあるという認識は、もうちょっとしっかり考えていく必要があると思います。  農家数に関しても、561戸だったのが平成27年には495戸、65戸減少しています。もちろんその農業施策を何もやっていないとは言いません。それなりにはやられていると思いますけれども、ただ国のほうも平成28年に都市農業振興基本法を立てて、今までのように畑はもう住宅用地としてどんどん出させていくという、そういう方針ではなくなっているのです。むしろ畑を温存しなければいけないというふうに都市計画自身がやっぱり変わってきているという。それに対応するような形で、単に税収を上げていくから、どんどん畑を潰して工場をつくったり、住宅をふやしていくということではなくて、防災上、教育上、景観の問題からもいろんな意味で、あるいは環境保護の面からも、畑とか農業があることの意味というのは、これから特に大事になります。先々を見通した形で、ぜひ大型事業でどんどん税収を上げていくということだけではなくて、ちゃんと地元の農業を守っていく、ちゃんと農業が続けていけるような、そういう抜本的な見直しをぜひお願いしたいというふうに思います。  それから、地域福祉計画に関しては、市の予算で組まれているのは12万円ということで、年1回の推進状況の把握や評価をするための推進委員会をつくるという、この予算だけなのです。地域福祉は、今とても大事なところです。介護保険が、もう危機に瀕していて、地域包括ケアシステムという形でどんどん住民のボランティアに切りかえていくという上からの動きが来ているのですけれども、それではうまくいきません。やっぱりボトムアップ住民自身が力をつけて、お互いの支え合いを強化していくという、そういう下からの動き、地域福祉を充実することで結果的に介護保険というのが抑制されていくという、そういうことをしなければ、本当に厳しい人がさらに厳しい状況に追い込まれるというふうに思います。  もともと地域福祉に関しても、住民が主体的につくってきた動きですので、年に1回地域福祉を進める集いというのもやられていました。しかし、新たに第2次計画から大きく流れが変わって、市や社会福祉協議会が事務局となって音頭をとっていくという。それ以来、そういう全市的な取り組みは何もないのです。市として、これから本当に大事な地域福祉というのを何をやっているのかという、とても不十分だというふうに思います。  これは、並木市長が新体制になった段階で、ぜひもう一度、今までの流れは少し振り返って、住民と寄り添う形で、いい形でのパートナーシップをちゃんととっていくという、ぜひ並木市長にはお願いしたいところです。  あと、個別の問題では2つあります。  1つは、福祉型児童発達支援センターに関しては、これは予算の関係で先送りというふうになってしまいました。それが影響してグループホームもさらに遠ざかったということがあるわけですけれども、福祉予算がそういう形で大型事業優先の中で削られてきたという問題でもありますけれども、ただここへ来て今の課題としたら、先送りになったわけですから、もともとの通園施設という形で来ていたみどり学園やわかば学園、ただの統合ということだけではなくて、今後は障がいのある子供たちが地域から切り離されないように、地域でともに育っていくことを応援する、そういう機関として、ぜひそういうことを十分研究をしてもらいたいと思うのです。  新たな事業で、保育所等訪問支援というような事業を組んでいます。ただ、これは全国的に見てもなかなか広がっていない。新しい施設ができて、きれいな施設ができたからと、そこへまた集中してしまうようなあり方は、新座市のインクルーシブ教育、インクルージョン、そういうものを実現するときに、やはりもう一遍見直して、ちゃんと地域での子育て、ともに育つ関係を応援していく、そういう施設として十分、今少し時間ができたわけですから、全国的には進んでやっているところもありますので、研究もぜひしていただきたい。  それから、もう一点、難病患者の対策として、今回これ見舞金というのは、当初予定していた数が大幅に減ってきているのです。これは、難病患者も障害者総合支援法の中に組み込むという流れの中で、厚生労働省も疾病数を、対象の疾病数をふやしてきて、対象者1.85倍というふうに当初見込んで、それに見合う形で新座市の予算をふやしたのだと思うのです。ところが、ふたをあけてみたら、平成27年の法改正でかえって認定基準が厳しくなって、それで見舞金を取れる人が減ってきている。これは結構大きい問題だというふうに思います。  難病患者に関しては、今まで市ではなく県の保健所がいろいろ認定等をやられていたと思うのですけれども、だからなかなか市は把握できていないという、そういうお答えが委員会の中ではされていますけれども、ただやはり難病患者が今のところ実態というのを市がつかめていないことが問題だと思いますので、県任せにしないで、きちっと難病患者がどのくらいいて、どんな状況なのかという把握をぜひとも急いでやっていただきたいというふうに思います。  これは、ただの見舞金の問題ではなくて、ここで難病というふうにきちっと認知されないと、その後その人たちに対してさまざまな福祉サービスを使っていくという、それが進んでいかないので、ぜひともこの部分はよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  1番、鈴木明子議員。    〔1番(鈴木明子議員)登壇〕 ◆1番(鈴木明子議員) 1番、鈴木明子でございます。議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。  平成29年度につきましては、並木市長が市長に就任されて初めて作成される予算でありますので、どういった事業が予算措置されるのか注目をしておりました。今定例会で市長から示された施政方針にもございましたが、本市の財政状況は大変厳しいということで、新たな事業に取り組むことが難しく、苦労も多かったのではないかと思います。  そのような中、これまでの市民サービスの低下を極力抑えつつ、今後の新座市の発展に必要となる事業については、必要な予算が措置されております。市長からは、平成29年度に向けた新たな取り組みとして、快適みらい都市、新座快適みらいプロジェクトと仕事の見直しプロジェクトの立ち上げが示されました。今後の市政運営に当たっては、新たな事業に取り組みつつ、市民の皆様の期待に応えていただくようお願いをいたします。  それでは、平成29年度予算について、具体的に評価する点を幾つか挙げさせていただきます。  まず初めに、福祉関係ですが、まずは子育て支援の取り組みにおける待機児童対策についてです。この問題は、本市のみならず全国的な問題として国においても議論がなされておりますが、平成29年度も新たに(仮称)石神四丁目保育園の整備に対する補助を行うなど、待機児童に向けた取り組みを進めております。引き続き待機児童解消に向け努力していただきたいと思います。  また、大規模化、狭隘化の解消が課題となっている放課後児童保育室に関しては、野寺放課後児童保育室や石神放課後児童保育室の改修による保育面積の拡大も行われるとのことで、高く評価をいたします。  しかしながら、まだまだ大規模化、狭隘化の解消には至っていない状況でありますので、教育予算とはなりますが、ココフレンドとの連携をうまく図っていただければと思います。  来年度は、実施校に大和田小学校を加えるとのことでありますので、ココフレンドとの二本立てで進めていただければと思います。  福祉施策は、市民生活に直結する大切な分野でありますが、一方で今後の財政負担はふえていくことが予想されます。市長からは、今までは市民サービスの維持、向上を図ることが厳しくなるとの説明もございましたが、施策の選択をしっかりと行い、今後の市民サービスの提供について検討していただきたいと思います。  次に、土木費に関しては、志木駅南口周辺整備に本格的に取り組まれています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、本市にも多くの来訪者が見込まれますので、新座市の北の玄関口にふさわしい駅前広場となるようにしっかりと進めていただくとともに、工事中の安全対策についても十分に配慮していただくよう要望いたします。  また、道路、橋梁の整備に関してですが、限られた財源の中で全ての市民要望に応えることは困難ではありますが、これまでも改良工事や維持補修工事について必要な箇所にしっかりと対応していただいております。高く評価をいたします。引き続きよろしくお願いしたいと思います。  次に、教育関係の予算ですが、県内でも本市が先進的に進んでいるコミュニティ・スクールが第五中学校区でスタートするということで、中学校1校、小学校3校が新たに指定されます。地域の皆さんともよく連携して進めていただくとともに、さらに充実していくことを期待しております。  次に、地下鉄12号線の延伸促進についてですが、地下鉄12号線の延伸は本市の将来の発展に欠かせないものです。平成29年度は厳しい予算編成の中で、これまで積み立ててきた基金を一部活用するということでありましたが、改めて5億円を積み立てて将来に備えるということでございます。引き続き埼玉県や所沢市、清瀬市、練馬区と綿密に連携を図り、東京都への働きかけをしっかりと行っていただきたいと思います。  次に、歳入予算ですが、歳入予算の根源をなす市税については収納率の向上が図られており、納税課の皆さんを初めとする職員の皆さんの徴収努力を評価いたします。  引き続き、市税に加え、税外債権の徴収につきましても努力をお願いしたいと思います。  最後に、財政調整基金についてですが、平成29年度当初の時点では4億円を下回る状況となっており、類似団体の残高と比較しても極めて少額となっております。借地の買い取り要望など緊急に対応せざるを得ない事態は今後も生じると思いますので、一定程度の確保は必要であると思います。年度途中で生じた財源については、財政調整基金に積み立てていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  ここ数年の予算編成は、厳しい財政状況の中大変な苦労が続いていると察しますが、市民の皆さんには市の考えや方針をしっかりと説明し、ご理解をいただくとともに、「住んでみたい ずっと住み続けたい 魅力ある快適みらい都市」の実現を目指して、これからも着実に市政運営を行っていただくことを要望いたしまして、賛成討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  26番、高邑朋矢議員。    〔26番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆26番(高邑朋矢議員) 26番、市民と語る会、高邑です。平成29年度予算概要を見ながら反対討論したいと思います。  13回目の予算になるのですけれども、一番残念な予算だと私は思っています。反対討論するのは多分9回目になると思うのですが、最初の2回は予算に賛成してきましたので、須田市政で2回賛成して、8回反対して、並木新市長のもとでどんな予算になるか楽しみにしていました。3ページに平成29年度当初予算における新規重点事業ということで、先ほど鈴木明子議員も言われていましたけれども、新座快適みらいプロジェクトとか、仕事の見直しプロジェクトとか、新しいものがそこに出てまいりました。この重点事業、13事業あるのです。総額が91億1,986万1,000円ということで、90億円を超えることに重点を置きたいと。あるいは、新しいことを始めたいと。ところが、新座快適みらいプロジェクトの予算はたったの20万円なのです。全体的にこの重点予算の中で0.002%しかないのです。目的はすごくいいと思います。「住んでみたい ずっと住み続けたい 魅力ある快適みらい都市」、この実現に向けてのプロジェクトだと思うのです。住んでみたい、ずっと住み続けたいということは、どういうふうな市かというふうに考えると、やっぱり保育の質だったり、教育の質だったりが非常に高いものであると、そういう皆さんが住みたいと思うのではないでしょうか。
     ところが、先ほど笠原議員も言われましたけれども、教育費は全体の8.1%ということで、この4市の中でも一番低いと。いつも言っていますけれども、小中学校の先生から、今年度も786万6,000円の駐車料金を徴収すると。先生たちから今回、大分卒業式とかで会いましたので、いろんなところへ行ってほかの市の先生とも会ったのですけれども、やはり新座市に行きたくないという人が結構いるわけです。何とか駐車場料金をなくしてよと。その新座快適みらいプロジェクトが本気であるならば、やはり新座市の教育の質を高めるという意味で駐車場料金はぜひなくしていただきたいと、我々の時代に戻していただきたいというふうに思います。  それから、仕事の見直しプロジェクトですけれども、これも残念ながら0.001%ということで、言っていることはなかなかいいと思うのですけれども、中身が伴っていないように私は思いました。先ほど笠原議員も、同じぐらいの市のわずか3分の2しかいないのだということだったのですけれども、総務常任委員会の会議録を見ていましたら、今年度で31名がこの1年間で退職されたということで、そのうちの20歳代、30歳代が9名、自己都合が10名ということだったのですけれども、やはり働いていて楽しくないような職場、苦しい職場になりつつあるのではないかな。それは、ほかのところに比べて3分の2しかなければ非常に厳しいだろうと思うのです。やはりここは、正規雇用の職員をふやしていくということが重要ではないでしょうか。  この中に、事業概要の中にとてもいいことがあって、職員提案制度の充実と書いてあるのです。10万円でどうやって充実するのかというものもあるのですけれども、例えば我々が議員で視察しに行くときに、ふだんは部長が一緒に行くわけです。ですけれども、例えば若手の職員と一緒に行くとか、そういうことも考えていただければ、こういうのを予算としてつけていただければ、こういうものが生きてくるのではないかというふうに私は思いました。  それから、重点の3番目の地下鉄12号線の延伸で、先ほどこれは鈴木明子議員が評価されていましたけれども、これは5億円ということで、この91億円の中の5.48%です。やはりこの使えない予算というのは、財政難だというのであれば、今あってはいけないと思うのです。それこそ保育園の問題、先ほども佐藤議員も言われていましたけれども、待機児童を本当になくす気があるのならば、この5億円は使うべきです。それが使えないということは、非常に寂しい予算になっています。  それから、4番目の新庁舎建設は23億円ということで、全体の4分の1、25%ぐらいなのです。実は、我々は新庁舎の建設にも反対してきました。要するに、この庁舎を新庁舎にすることに反対ではないのです。だけれども、やはり大型事業がどんどん並行して進んでいる中で、絶対に無理が来るだろうと。実際に無理が来て、第2期工事を今ストップしている状況になっているわけなのですけれども、もう始めてしまったので今さらとめられないのでしようがないですけれども、やはり同時に大型の事業をどんどん進めていく危険性というのがここにあらわれてきていると思います。  新座駅北口土地区画整理事業は、繰り出しが3億円もふえたということで、これはもちろん我々はずっと反対をしてきました。同時にやることの怖さ、それから新座駅周辺に集中して区画整理をやることの危うさ。保育園の問題もあるし、学校の問題もあるし、そこに市民の税金がどんどん集中していくことに非常に危機感を覚えています。  大和田二・三丁目土地区画整理事業、これは全体の51.72%ということで、この重点事業のほぼ半分がこの大和田に来ています。先ほど笠原議員の話では60億円以上ということで、ここにこの単年度でそこにお金がかかっているわけなのですけれども、やはり本当に公約の中で、待機児童をゼロにしますと言われているわけですから、皆さんも待機児童ゼロにしますということを多分去年の選挙では言われていたのではないでしょうか。そうだとしたら、この予算は認めるべきではないと私は思います。  志木駅周辺整備、これは3.86%、東久留米・志木線の整備、0.44%、実はこの重点の事業の3から8番を合わせると全体の97.3%なのです。ですから、ほとんどこういう大型のものに市民の税金が流れていっているということです。  そして、石神四丁目の保育園、これうちの近くにできる予定で、もちろんとてもいいと思っています。ですけれども、この91億円の中のわずか1.96%なのです。だから、とてもここに保育園だとか待機児童をなくすことにとても力を入れている予算とは言えない、そこが非常に寂しいものがあります。  余り長く話しても皆さんも飽きてくるでしょうから、ただどうしても言っておきたいことがありまして、一つが市長が施政方針の中で無駄と無理とむらをなくしていくのだということを書いていました。これでいくのであれば、まず市長、議長、教育長の公用車、1,332万円の予算が今年度も組まれていますけれども、これは無駄であり、もう一つは無理なのではないですか。何かというと財政難だと言うのであれば、財政難という言葉を使ったら、そういう市長たちの公用車は財政難ということを主張するには無理があると思います。先生方からは駐車場料金を取っておいて、自分たちは公用車だというのは、それは無理があると思います。財政難を主張しないのならいいのです。でも、財政難だからということを主張するのであれば、それは無駄であろうし、無理であると私は思います。  それから、先ほど木村議員が広報の全戸配布のことは評価するということで、これは本当によかったなと思うのですけれども、地域担当職員制度、これは無理があると思います。ただ、もう行くことになっているのでしょうから、どうせ行くのであれば、やはり町内会の総会に全部出て、そしてちゃんと決算の書類の中に世帯数と年会費が入っているかい、大丈夫かいというふうに指導してほしいと思います。市の広報を見ると、町内会に入りましょうというふうに言っているわけです。言っているからには、市がそういうふうに言っているからには、町内会の会計部分にちゃんと説明ができるような、そういうような指導をちゃんとしていただきたいというふうに私は思っています。  個人市民税を前年度よりも3億円以上多く見込んだり、そもそもちょっと無理があると私は思っているのですけれども、アベノミクスの影響だか、このデフレの状態の中で消費税を上げたりしたものだから、どんどん景気が悪くなって、実質賃金がどんどん下がっている中で、個人市民税を3億円以上も余計に見込むということ自体にこの予算は無理があると思います。  マイナンバー制度もちょっと無駄の中に入ると私は思っているのですけれども、長々と話しましたけれども、今までで一番残念な予算であるということを言って反対討論といたします。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  17番、平松大佑議員。    〔17番(平松大佑議員)登壇〕 ◆17番(平松大佑議員) 17番、平松大佑でございます。議案第21号 平成29年度新座市一般会計予算について、賛成の立場で討論を申し上げます。  個別の話に入る前に、総体的なお話をさせていただきたいというふうに思いますけれども、先ほど笠原議員から、新座市の財政力指数は高いと、財政に問題があるのではなくて財政運営にさまざまな課題があるのだというお話がありました。私も予算に反対するというところまではいきませんけれども、さまざま、この後討論の中でも幾つか指摘をさせていただきたいというふうに思いますが、財政運営に課題は幾つかあると、改善をしていかなければいけないというところでは、ある程度認識は一緒のところはあります。  ただ、財政力指数をもって新座市の財政が豊かだという点については、ちょっと私認識が違いますので、その点については反論を申し上げたいなというふうに思っております。  ご存じのとおり、財政力指数というのは基準財政収入額を基準財政需要額で割り返した、その3年間の平均の数字であります。それで、財政力指数というものが出てくるわけであります。  ご存じのとおり、あくまで交付税の算定上における収入額と需要額で算出されているのが、この財政力指数であります。その1以下ということであれば財源が不足しているということでありますから、その財源不足額をどういうふうに補うか、これが普通交付税でありまして、基準財政需要額から基準財政収入額を差し引いた金額、これが普通交付税というふうになるわけであります。ですから、仕組み上は財政力指数が1以下のところというのは、ある意味では普通交付税によって真っ平らになるという形でありますので、そういう仕組みの中で、ある意味では1以下のところは差が出ない、そういうふうな設計になっているというふうに私は認識をしております。  ある意味では、1をはるかに超えるような千葉県の浦安市であるとか、あるいは明日香村であるとか、そういった自治体に関しては財政力が豊かだというふうには言い切れると思いますけれども、自主財源が総体的に多いというようなことは財政力指数に入れるとは思うのですけれども、それをもって豊かかどうかというのは私は言い切れないというふうに思っております。  そういった中で、新座市は例えばこども医療費、これも高校卒業まで入院、通院無料というところでさまざまな取り組みをしていて、そういったところも含めて、私は財政状況というのは非常に厳しいと、少子高齢化社会、そういったところも含めて大変厳しいという認識がありますので、私はその点については、ちょっとまず反論を申し上げたい、新座市の財政状況は厳しいということをあえて申し上げたいというふうに思います。  それでは、具体的な討論の内容に入らせていただきたいというふうに思います。  まず初めに、歳入についてでございます。平成29年度は、市税と税外債権の徴収強化に努めていくという話でありました。早期の納付案内、納付指導など、具体的な取り組みについては委員会でお聞かせをいただきましたけれども、大変厳しい暮らしの中で納税をされている方が多重債務状態に陥らないためにも、早期の対応というのは非常に大切な観点だというふうに思います。しっかりと個々人に寄り添い、取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  また、市税の収納率は県内40市中35位とのことでした。平成29年度の目標として、収納率を県内平均まで持っていきたいとのことでありました。件の平均まで持っていけば約1億円の歳入増となり、かなりのインパクトであります。目標達成に向けて取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  次に、歳出部分であります。初めに、職員採用に関してでありますが、4月からは職員定数を2名上回る828名でスタートできるということで、この点は評価をしたいと思います。  また、平成29年度は6月採用、9月採用の2回採用の実施をされるということであります。これから自治体経営の中で、職員の方々の果たす役割は大変大きなものがあります。民間に負けないよう、ぜひ優秀な人材を多く採用できるよう取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  また、先ほど高邑議員からもありました、平成28年度は31名の方々が退職をされ、そのうち10名の方が自己都合で退職をされたということであります。先ほどのお話にもありましたけれども、その10名のうち9名が20歳代、30歳代の方で、その方々のほとんどはほかの自治体に転職をされたというふうに伺っております。このあたりの原因分析もしっかりと行っていただきまして、今後に生かしていただきたいというふうに思います。  次に、職員ストレスチェックについてであります。平成28年度は84.9%の受検率であったとのことで、まずまずの数値だったかなというふうに思います。この結果の分析も進めていただいて、職場環境の改善につなげていただきたいなというふうに思います。  次に、地方創生に関してであります。今地方創生総合戦略と人口ビジョンに基づいて、さまざまな取り組みを進めているところでありますけれども、地下鉄12号線など、さまざまな前提が変わってきている部分もありますので、そういった意味では私は計画の見直しが必要だというふうに考えておりますので、ぜひ平成29年度で検討を進めていただきたいというふうに思います。  ふるさと納税についてでありますが、これから本格的に取り組みを進めていくとのことでしたので、今後の取り組みとその結果を期待しております。  次に、新座快適みらいプロジェクトでありますが、今回は祭りとイベント、それと東京オリンピック・パラリンピックについて取り組みを進めていくとのことでありました。市のブランドイメージ向上、魅力を発信していくというシティプロモーションを実施していくのであれば、それらの取り組みと並行して、まず市の現状をしっかりと分析をし、この分野であれば新座市は勝負できるという分野をしっかり見つけていただいて、その取り組みを検討していただきたいというふうに思っております。  また、仕事の見直しプロジェクトであります。こちらのプロジェクト、全体として評価をしたいというふうに思います。その中で幾つか要望を申し上げます。  さらなる情報化に関しては、民間と連携し、共同研究というような形で最新の技術を積極的に導入していただきたいというふうに考えます。  また、職員提案制度の充実、セミナー、研修の実施に当たっては、民間、他市職員との交流も視野に進めていただきたいと思います。外部との交流の中で新しい発想も生まれてくるというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。  続いて、老人福祉センター、第二老人福祉センター運営管理についてであります。第二老人福祉センターの移設については、狭隘化など現在の課題をしっかりと整理をされ、それらの課題を解決し、利用者に満足していただけるような、そういった形で進めていただきたいというふうに要望します。  続いて、保育園費の待機児童の問題であります。新設3園、改修や施設の移行で237名の定員増を図るわけであります。ご努力は評価をしたいというふうに思いますが、しかしながらまだまだ多くの待機児童が発生している状態であります。引き続きスピード感を持って取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  続いて、耐震診断・耐震改修助成についてであります。新座市建築物耐震改修促進計画にも、現在89%の耐震化率を平成32年までには95%まで上げるという目標で取り組んでいるわけであります。阪神・淡路大震災では、多くの方々の死因が建物倒壊による圧死でありました。耐震化を進めるということは、極めて重要であります。目標達成を目指して取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  続いて、コミュニティ・スクール推進であります。第五中学校区にも拡大をするということで、本当に評価をしたいというふうに思います。他の学区にも拡大できるよう、引き続き取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  続いて、子どもの放課後居場所づくり事業の推進のココフレンドについてであります。平成29年度より大和田小学校でも実施をされるということで、着実に前に進めておられる点を評価したいというふうに思います。小学校17校全ての実施を目指し、引き続き取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  また、ココフレンドにいる時間は小学生にとって非常に大切な時間であります。子供たちの将来の可能性を広げるため、選択肢をふやすためにも、ココフレンドでの教育プログラムの充実、これも取り組んでいただきたいというふうに要望いたします。  最後に、大学施設利用の立教大学屋内プールについてであります。委員会での議論も議事録で拝見をしましたが、厳しい財政状況の中、こちらの事業のあり方について再度検討していただきたいというふうに考えます。  以上、評価すべき点、要望事項、指摘事項を申し上げ、賛成の討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  4常任委員会委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立多数であります。  よって、議案第21号は4常任委員会委員長報告どおり原案可決されました。  暫時休憩いたします。    休憩 午前10時46分    再開 午前11時01分 ○議長(森田輝雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算  議案第24号 平成29年度新座市介護保険事業特別会計予算  議案第25号 平成29年度新座市後期高齢者医療事業特別会計予算 ○議長(森田輝雄議員) 日程第2、議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算から日程第4、議案第25号 平成29年度新座市後期高齢者医療事業特別会計予算までを一括議題とし、厚生常任委員会委員長の報告を求めます。  厚生常任委員会委員長。    〔12番(白井忠雄議員)登壇〕 ◆12番(白井忠雄議員) 12番、白井忠雄です。議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算について、審査内容と結果を報告します。  結論は、原案可決3人、否決3人で可否同数となり、委員長裁決により原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑を行いました。主な質疑です。  質問。平成29年度は広域化の準備期間として市としてもやっていくと思う。市の役割、また新座市の保険料はどのように決まっていくのか。  答弁。市の役割は、県から国保事業費納付金、県全体の国民健康保険事業を運営するためにかかる費用の新座市分が示されますので、それを集めて納付します。それと、保険証の交付、資格管理をやります。  保険税率を決定して、賦課徴収は今までと変わりません。平成30年度から保険税を賦課するための仮係数が平成29年10月に国から示されて、それに基づき県が試算をすることになっていきます。これに基づいて、市では平成30年度の当初予算の編成作業を進めています。平成29年12月にこの仮係数が確定係数となって、国が示しますので、それに基づいて県が納付金の本算定を平成30年1月に行い、市町村に示すことになります。それまで確定しませんので、それに基づいて税率や賦課方式、2方式にするのか、4方式にするのかといった部分を検討して、2月に国民健康保険運営協議会に諮問し、3月の議会に国民健康保険税条例の改正議案として上程をする予定です。  平成30年度から広域化によって制度が変わりますとホームページに載せています。今後保険証の一斉更新の際に、パンフレット、チラシを同封して、制度改正について案内を差し上げ、保険税については4月以降にご案内する予定です。  質問。保険料の滞納はどんな傾向か。  答弁。平成29年9月末現在、国民健康保険税の差し押さえは144件、4,867万円です。平成29年2月末現在短期証の発行が1,042件、資格証の発行が8件です。8件は接触がとれないので、資格証の発行という状況です。  質問。事業別予算説明書6ページ、審査支払手数料、レセプトの成果は。  答弁。平成27年度に埼玉県連合会では3,100万件程度の受け付け件数があって、4万8,000件程度の払い戻しを行っている状況です。このほかに新座市では、レセプト点検員を雇ってレセプト点検を行っていますが、平成27年度の財政効果は3,622枚の点検を行い、4,030万5,000円の効果がありました。  質問。8ページ、高額療養費、平成29年度高額療養費制度の見直しの内容は。  答弁。国の見直しで非課税の方を除く70歳以上の高額療養費の自己負担限度額が見直しされるものです。現役並みの方で外来の場合には4万4,000円の自己負担額が5万7,600円に引き上げられ、一般に区分される方は外来1万2,000円が1万4,000円で、年間上限額として14万4,000円、あと世帯の限度額として一般の方4万4,000円が5万7,600円に引き上げられるもので、平成29年8月から実施されます。新座市における影響額は算出していません。  質問。高額療養費は、日本の医療機関外は対象外か。今回の菊地秋也君の心臓移植の場合は適用されないですか。  答弁。海外で療養を受けた場合の高額療養費は、一旦は10割を海外で本人が払ってくるわけですけれども、帰国後それを申請して日本の保険給付として認められれば、同様に自己負担分を除いたものが療養費として支給されます。  連合会においてそれが医療費として認められれば高額療養費に該当すると思うのですが、それが認められるかどうかはお答えできません。  質問。10ページ、出産育児一時金、受ける方の人数、動向は。  答弁。3年分の状況は平成26年度が187件、平成27年度が174件、平成28年度は2月末の見込みで159件で、この3年間を見ますと減少の傾向です。  質問。12ページ、葬祭費、平成28年度の葬祭費の利用者数、市内で死亡した方の利用率は。また、告知の方法は。  答弁。平成28年度2月末現在加入者で死亡による喪失の届けが233人、葬祭費は220件支給していますので、支給率は94.4%になっています。  平成27年度は265人の方が死亡による喪失の届け出で、支給件数は258件、支給率97.4%、現在ひとり世帯で死亡された方はどなたに葬祭費を支給したらいいのかわかりませんので、市民課に死亡届を出された方を調査してご案内しています。  告知方法は、パンフレット等のほか、実際に窓口で死亡の届け出をされたときに葬祭費が出ますというご案内をしています。  質問。12ページ、後期高齢者支援金、前年度に比べると額が少なくなっている理由は。  答弁。平成29年度分の概算交付分と2年前の精算分によって平成29年度の交付額が決まります。概算交付分は、国が示す加入者1人当たりの金額は増になりましたが、加入者数が全体的に減って減になっています。加入者1人当たりの負担額は、平成28年度は5万7,400円ですが、平成29年度は5万8,234円、加入者数は4万6,745人から4万4,853人と減少していることから、これに乗じた金額が減少となったものです。  質問。20ページ、保健衛生普及業務、保養施設利用料補助金の宿泊施設の利用助成金額が減り、1泊だけの助成になった。戻してもらえないかという要望をお聞きするが、検討されたか。
     答弁。平成30年度は金額の財源として保険税になるのか、その他法定外の繰り入れとして措置するのかといった部分があり、平成29年度においては検討していません。  質問。22ページ、疾病予防、ジェネリック医薬品の使用率、受診勧奨の効果は。  答弁。2月審査分で県内市平均が70.7%のところ、新座市は71.2%と若干上回っている状況です。受診勧奨の通知は、まだ平成28年度途中までの集計ですが、通知は、生活習慣病、高血圧、脂質異常症、糖尿病に関する薬剤の処方を受けた人の中から、ジェネリック医薬品に切りかえた場合の方に通知を年2回発送し、10か月分の効果額として148万円程度の効果がありました。  以上のような質疑の後、結論を出しました。  委員からの意見です。賛成の委員です。  特定健診の無料化の継続は大いに評価します。また、疾病予防に関して、人間ドックや国保ハンドブックの作成、後発医薬品啓発リーフレットの作成、差額通知の年2回の通知の継続など、疾病予防に対し啓発予算となっています。  別の賛成の委員です。広域化になって財政面、その他の部分は考えなくていい状況になりますが、一つ一つの事業の結果の検証をさらにすることによって、新座市独自の国民健康保険のあり方があらわれてくるのではないか。  別の賛成の委員です。特定健診の受診率のアップ、後発医薬品の使用啓発が予算に計上されています。将来国民健康保険税が下がっていくことを期待します。  反対の委員です。国民健康保険税が高いという市民のご要望が大変あります。平成29年度の予算案を見ても、少なくとも6億8,500万円は黒字になるのではないかと思います。国民健康保険税の引き下げをやっていただきたかった。  別の反対の委員です。年間所得が250万円で4人世帯の家庭が年間40万円から50万円保険料を支払うということで、保険料を下げてくれという家庭が非常に多いと思います。きちんと納付できるような形にすべきだと思う。  以上です。  続いて、議案第24号 平成29年度新座市介護保険事業特別会計予算について、審査内容と結果を報告します。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑を行いました。主な質疑です。  質問。要支援、要介護認定率の推移を、国、県、朝霞市、志木市、和光市及び新座市で比較できるものの資料。  和光市の要支援が0.何%台をずっと続けていまして、なかなか新座市との差が縮まらない点についてどう考えているか。  答弁。新座市は高齢化が進んでいる影響もあると思いますし、また和光市は10年ぐらい前から地域ケア会議を充実しています。新座市は、今年度県補助を受けて取り組んでいます。  また、既に和光市は総合事業に移行していますので、そういった部分で数字的な差が出ているのではないかと思います。  質問。6ページ、認定調査、人数が足りているか。認定審査会は土日以外ほぼ毎日やっているような感じですが、何か所かでやられていることもあるのか。委員の方の報酬はみんな同じものか。  答弁。審査会委員が55名いて、11のグループに分けています。11の合議体です。1合議体を5名でつくって、合議体の長は1回の報酬が1万4,500円、長でない人は1万3,500円です。  審査会の審査回数が、1合議体は年間で大体二十数回、月に二、三回という状況になります。  平成27年度までは認定調査の調査員が8名だったものを平成28年度から9名に増員しました。ただ、増員をかけても、募集しても、なかなか来ていただけない状況がありましたが、ここで9名そろいましたので、何とか軌道に乗せた調査をしていきたいと考えています。  質問。27ページ、介護予防把握、介護予防アンケートの健康についてで、アルコールの問題を聞いている項目がないので追加できないか。  答弁。平成29年度は、国のほうで全自治体に対して同じ設問をすることによって、今後毎回取り組んでいく中の比較ができるような見える化の目的があります。アルコールに関しては確認をいたします。  質問。26ページ、介護予防普及啓発、にいざ元気アップ広場がまだ集会所で未実施のところは幾つぐらいあって、その理由は。  答弁。現在市には、集会所、ふれあいの家は44か所です。やっていないのは11か所です。そのうち6か所は、にいざ元気アップトレーニング等の住民主体の集いの場というものが立ち上がっています。にいざ元気アップ広場より、もっと頻度の高い週1回程度の活動が行われていますので、残りの5か所が活動できていません。こちらは建物が古く、室内も狭く、安全性が保てないとか、駐車場がなくてスタッフも派遣ができない箇所になっていますので、開催できない集会所にかわって老人福祉センター、いきいき広場、公共施設をできる限り活用して拡充を図っています。  平成29年度は、市民総合体育館、福祉の里老人福祉センターで新たに実施したいと考えています。  質問。30ページ、地域ケア会議、会議を今までやった中でどういったことが地域課題として挙がっているのか。  答弁。平成28年は10回の実施で、成果は市内のケアマネジャーや市内の事業者にとって、自立支援に資するケアマネジメントのあり方について、根本的に見直すきっかけになったという声もいただいています。今後介護予防ケアマネジメントの質の向上が課題ですし、ケアマネジメントの質の向上を目指してまいります。  質問。30ページ、在宅医療・介護連携推進事業費、住民対象の講演会をどう開催するのか。  答弁。介護と医療との結びつきが必要な取り組みで、平成28年度もその点については意を用いて取り組んでいます。夜間新座ケアサロンという形で、各地域においてのいろいろな職種の方々にお集まりいただいて、顔の見える研修をしています。以前に比べて、そういった他職種の方々のつながりが強くなったと感じています。平成29年度はテーマを認知症の方を地域で支えるためにはと設定して、基調講演とパネルディスカッションによる2部構成で行いたいと考えています。  本人や家族の方が正しい知識や情報を得て、在宅医療を進めていくために必要な適切な選択をしていけることが重要であると考えています。  質問。32ページ、認知症施策総合支援事業費、認知症地域支援推進員、認知症初期集中支援チームの設置後前進した部分、今後の課題などは。  答弁。高齢者相談センターの職員と、そのチームにおける毎回の情報交換会議を原則月1回は実施しています。同時に、随時同センターの職員からの相談に乗っていただくようにすることにより、認知症の方々のケースに早期の対応が図られると思っています。一部家族の拒否が強くて介入が困難なケースや、担当のケアマネジャーが1人で抱えてしまっているケースも少なくないことが明らかになりました。今後認知症をテーマにした研修会等を充実させるとともに、関係機関、各担当が風通しのいい関係になることによって、より困難事例に対しても早期に対応できるような体制を構築していきます。  質問。34ページ、家族介護支援、認知症サポーター養成講座が終わりましたらオレンジのリングをいただきますが、つけた人を見ないです。これにかわるものが考えられないか。  答弁。確かにオレンジリング自体がなかなかつけづらい形状で、いろいろと検討はしてみます。  質問。高齢者見守りステッカーの成果と今年度発行予定枚数は。  答弁。平成29年度の発行予定数は50人分です。ステッカーの配布事業が昨年11月1日から始まっていますので、約3か月間で現在24件の発行実績です。実際にこのステッカーによって発見された実績は今のところないのですが、高齢者、徘回される方の家族の方が持ち物や靴に張っていただくことで、早期の発見につながるという安心感があるのではないかと思います。  また、近隣の県とか東京都の自治体にこのステッカーを始めたときに、新座市ではこういうことをやりますという周知を行い、今後より知られて成果が上がってくると期待しています。  以上のような質疑の後、結論を出しました。  委員からの意見です。にいざ元気アップ広場は好評で、全国から注目されています。介護予防アンケートの結果を十分に分析され、介護のレベルアップのために活用していただきたい。認知症の方の徘回防止のための見守りステッカーを評価しています。  別の委員です。介護保険は、被介護人になった場合のことを考えるとすばらしい制度だと感じています。保険税自体が高い、安いの議論はありますが、一度税を払ってもらって、そこから支援がいただけるわけです。公平な形でやっていくことが一番大事だと思います。  また、いろんな施策があり、現場の生の声を十分に聞いた中で、より充実させていただきたい。  別の委員です。全般に手厚い事業がされています。認知症に関しても、講座がされたり、認知症に対する誤解が解けてきていると思います。  別の委員です。認知症の方への集中支援、家族支援のため、施策など、いろいろ手厚くされていると思います。介護予防、生活支援サービス事業では、住民ボランティアによるものを取り入れるとか大変心配しましたが、新座市はやられないということで事業が盛り込まれました。平成29年度中に地域密着型の特別養護老人ホーム、認知症対応型生活介助グループホームが開設予定という報告もあり、一つ朗報と思います。  別の委員です。いろんな認知症対策の事業が始まって、結果が出ている。生活支援体制では、いろんな機関をつないでコーディネーターの配置、在宅医療・介護連携では、医師会を中心に医療機関と介護サービス事業者をつなぐ会が始まり、これからが大事で必要になってくると思う。  以上です。  最後に、議案第25号 平成29年度新座市後期高齢者医療事業特別会計予算について、審査内容と結果を報告します。  結論は、原案可決3人、否決3人で可否同数となり、委員長裁決により原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑を行いました。主な質疑です。  質問。後期高齢者医療費保険料の低所得者層軽減制度改正による影響の資料。平成29年度所得が低い方に保険料の軽減制度が変わるが説明を。  答弁。低所得者の所得割額の軽減では、5割軽減が2割軽減になったとき、1人当たり平均6,880円の増額が見込まれています。元被扶養者の均等割額の軽減では、9割軽減が7割軽減になったとき、平成29年度の均等割額が4万2,070円とされていますので、1人当たり4,501円の負担増になります。内訳は、9割軽減の該当者379人は影響がないと見込まれています。8.5割軽減該当者は2,110円の負担増、軽減非該当者は8,420円の負担増です。  以上のような質疑の後、結論を出しました。  委員の意見です。反対の委員の意見です。  医療費のかかる75歳以上を別会計という制度のあり方について反対。平成29年度、国も保険料を軽減していたものをどんどん軽減をなくしていく方向に来ているので、新座市でも影響が出る方がいることもわかりました。年金がどんどん下がる中で、保険料がふえていくのは大変です。  別の委員です。毎回名前が気に入らないと反対しているが、今回も同じ理由で反対です。全国では23万人も滞納しなければならない仕組みになっていることが第一の問題。今国会で審議中の2017年度予算は、保険料の軽減措置を4月から段階的に縮減するということが盛り込まれている。ただでさえ23万人滞納しているわけで、新座市でも同じような悲劇が起きてくるのと思いますので反対します。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第22号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  19番、石島陽子議員。    〔19番(石島陽子議員)登壇〕 ◆19番(石島陽子議員) 19番、石島です。議案第22号について反対の立場で討論いたします。  健診の受診率の向上策ですとか、成人病の予防対策など、執行部の方が大変努力をされているということはわかりますし、その点は大変評価をしております。  ですけれども、以前から何度も言っておりますが、国民健康保険税は本当に高いという市民の声が依然としてあります。今本当に経済状況も厳しくなって、格差も広がっています中で、この国民健康保険の収入が少ない方がたくさん加入する割合が多くて、医療費がかかる高齢者の方が多いというこの構造的な問題がある中で、こういう国民健康保険税を引き下げてほしいという切実な声については、誠実に市として対応していただきたいなというふうに思っていました。  予算案を見ますと、基金と繰越金を合わせて6億8,500万円予算化をしています。平成28年度の決算が出ないとはっきりはしませんけれども、6億8,500万円以上の黒字になるということは、もう明らかではないかと思います。  例えば平成27年度は3億円の繰越金を予算化していたのですけれども、実際に決算が出ると8億7,000万円の繰越金が出ているわけです。市としては、当然繰越金などについて見込みは厳しく見込んだ上での予算化だと思いますので、こうしたことも考えますと、国民健康保険税を引き下げるということは、私は可能ではないかなというふうに思いました。  また、市民の方が楽しみにしています宿泊施設の利用料助成です。入浴施設については、もとに戻すということでしていただきましたけれども、こちらもそんなに費用がかかるものではありませんので、国民健康保険の都道府県化に向けてどうなるかわからないという、そう悩むほどの金額ではないと思いますので、これについてももとに戻していただきたかったなというふうに思います。  そして、今年度は、国民健康保険の都道府県化に向けていろいろ準備が進められます。共産党の県議団で、県のこの国民健康保険の担当課の職員を講師に招いて学習会がありまして、私は参加をしました。そのときに、保険税の仮係数に基づく一時の案ということなのですけれども、それを見ますと、新座市は今より4割近く保険税がふえるような案が示されているわけです。担当課の方がおっしゃるには、ある市町村は得をするだろうし、ある市町村は損をするということなので、どういう基準を用いてやったとしても、それぞれの市町村の理解を得るのはなかなか難しいであろうと。市町村の支え合いの仕組みですからねというお話だったのです。こういうことは以前からずっと言われておりましたけれども、こういう中で県としては、保険財政安定化の仕組みなども今の仕組みを利用して何とかできないかなということも検討しているというお話などもありましたので、市長として、また担当課として、この国民健康保険の運営方針案についていろいろ意見を述べる機会などもあるのではないかと思いますので、市民の負担がふえるということについて、何らかの対応をできないかという立場で、ぜひ意見をおっしゃっていただきたいなということもあわせてお願いといたしまして、討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  11番、鈴木秀一議員。    〔11番(鈴木秀一議員)登壇〕 ◆11番(鈴木秀一議員) 11番、鈴木です。議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算について、私は賛成の立場で討論いたします。  国民健康保険は、地域医療の確保と地域住民の健康の保持、増進に大きく貢献している制度でありますが、高齢化の急速な進展に伴い疾病構造も変化し、疾病全体に占める生活習慣病の占める割合が高く、医療費の約3分の1を占めております。また、医療技術の高度化などにより1人当たりの医療費は伸び続け、財政運営は依然として大変厳しい状況であると言えます。  こうした中、国においては、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、市町村と共同で国民健康保険を運営することを初めとした医療保険制度改革を実施するとしております。そのような現状の中で、今回平成29年度国民健康保険事業特別会計予算が提案をされました。内容を見ますと、予算総額は歳入歳出それぞれ198億1,940万円で、前年度に対しては1,755万2,000円、0.1%の減少となっております。  また、被保険者数につきましては、高齢化に伴う後期高齢者医療制度への移行により、前年に対して2,099人の減少が見込まれているとのことでした。この被保険者数の減少の影響により国民健康保険税の調定額が落ち込むほか、退職被保険者等に係る療養給付費等交付金につきましても減額となっています。  保険税等の歳入が減る中、委員会でも述べましたが、医療費を少しでも抑制するために、ジェネリック医薬品の差額通知や啓発リーフレットの配布などは、後発医療品の利用促進を図るために有効な手段であると考えますので、今後とも普及に努めていただくとともに、レセプト点検にも力を注ぎ、適正な支出にも尽力されることを望みます。  また、平成29年度におきましても、特定健診の無料化、生活習慣病重症化予防対策事業の実施が継続となっております。病気の早期発見、早期治療に努めていただき、国民健康保険加入者の健康の保持、増進を図ることが将来的な医療費の節減につながると考えますので、特定健診、特定保健指導及び生活習慣病重症化予防対策事業を一人でも多くの方が受けられるように、今後もさらに積極的なPRを図るとともに、利用者が受診しやすい環境の整備に向けて引き続き努力していただきたいと思います。  一般質問でも取り上げましたが、残薬問題の対策の強化と国民健康保険の葬祭費5万円のPRの強化にも努めていただきたいと思います。  最後に、平成30年度からの国民健康保険制度の広域化に係る準備をしっかり行っていくこと、また激変対策などしっかりと対策を立てていただくことを要望いたしまして、私の賛成討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  26番、高邑朋矢議員。    〔26番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆26番(高邑朋矢議員) 26番、高邑朋矢です。議案第22号に反対の立場で討論します。  この仕組みが悪いものだとは思っていないのです。ただ、先ほど委員長報告の中にもありましたけれども、全国で312万世帯が滞納しているという現実、それから118万500世帯が保険証を取り上げられているという現実。年収250万円の4人家族の世帯が40万円から50万円、年収が250万円で40万円から50万円を国民健康保険税に取られたら本当に厳しいと思うのです。それは、もちろん新座市でも例外ではありません。  来年度から、平成30年度から広域化になるとさらに厳しくなるとさっき石島議員の討論にもありましたけれども、要するに払える人にはいい仕組みだと思うのです。ですけれども、本当に払えない、本当に厳しいのだよという声には、やはり耳を傾けなくてはいけないのではないかなというふうに思っています。  高額療養費の制度がありまして、私は個人的な話なのですが、うちの息子が小学校6年生のときに心臓の病気がわかって、この高額療養費に実は救われたという経験があります。今回秋也君の話が出たときに、やはり人ごとではなくて、何とかならないかなということで、海外へ行っても高額療養費が使えるのではないかということを聞いてみたのですけれども、残念ながら治療目的で海外へ行った場合には高額療養費は使えないということで、皆さんの善意の募金に頼るしかないのかなというふうに思っているのですけれども、ただ心臓が日本に来た場合に手術したらどうも200万円から300万円で済むらしいということで、本当にお父さん、お母さんの気持ちを考えると、何とかならないかなと。それこそ、こんなことを言ったら怒られるかもしれないですけれども、地下鉄12号線の基金を取り崩してもいいから、そんな前例はないかもしれませんけれども、でも子供の命というのは本当にお金でははかり切れないものだから何とか、どういう形でもいいから皆さんと一緒に考えて、秋也君の命が救えないかなということを私は考えました。  反対討論でこんなこと言ってはなんなのですけれども、何とか方法がないのか。足りない分を補填するとか、何とかそういうことがないのかお願いして終わりにしたいと思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  4番、伊藤信太郎議員。    〔4番(伊藤信太郎議員)登壇〕 ◆4番(伊藤信太郎議員) 4番、伊藤信太郎です。議案第22号 平成29年度新座市国民健康保険事業特別会計予算について、私は賛成の立場で討論いたします。  国民健康保険は、周知のごとく国民皆保険制度の礎として、地域医療の確保と住民の健康を支え、増進するという重要な役割を担ってきました。しかしながら、現状を見ますと税収は下がる一方で、高齢化や医療技術の高度化などにより医療費の水準が高いまま推移しているという背景があります。これは、健康保険制度の健康保険の財政が依然として厳しい状況下にあるということを示しています。  このような中で、平成29年度国民健康保険事業特別会計予算の内容を見ますと、予算総額は198億1,940万円で、前年度の当初予算に比べ1,755万2,000円、率にしまして0.1%の減額となっています。歳入予算を見ますと、被保険者数の減少により国民健康保険税の減収や療養給付費などの交付金の減額が見込まれ、一般会計からの法定外の繰り入れや基金のほぼ全額を取り崩すなど、非常に厳しい財政状況であることがうかがえます。  また、国、県からの交付金は、年度末にならないと決定しないという国民健康保険財政の運営の難しさも理解できるところであります。そのため、引き続き徴収対策を着実に実施し、限られた財源の確保に努めていただくようにお願いいたします。
     一方、歳出のほうですが、歳出予算の6割近くを占める保険給付費については、前年度当初予算に比べて2%減の112億6,925万1,000円となっています。執行部の説明によりますと、減額の原因は被保険者数の減少によるとのことですが、逆に1人当たりの医療費は増加しているとのことですので、その動向を注視していくとともに、医療費の増加を抑制する予防事業に力を入れていく必要があると考えます。  具体的な事業として、メタボリックシンドロームに着目した特定健診及び特定保健指導による生活習慣病の予防事業の充実をお願いいたします。  また、糖尿病から人工透析への移行を防ぐための生活習慣病重症化予防対策事業に大いに期待するものであります。  今後も医療費を下げるための予防事業をしっかりと行っていただき、その経過や成果を分析し、効果的に医療費の抑制に努めていただくようにお願いする次第です。  そのほか、ジェネリック医薬品差額通知や、ジェネリック医薬品希望シールつきのリーフレットの配布は、医療費抑制のための有効な取り組みだと考えますので、積極的に後発医療品の使用促進を図っていただきますようにお願いいたします。  また、レセプト点検の実施につきましても医療費抑制の効果に大きく貢献しているものと考えますので、十分にフォローしていただき、医療費の適正化に努めていただきたいとお願いいたします。  最後に、誰しもがひとしく、そして安心して医療を受けることができる国民皆保険制度を維持するため、また都道府県が財政運営の責任主体となる平成30年度の国民健康保険広域化に向け、市民に過度な税負担が生じないよう、国民健康保険財政の安定的運営に努力していただくことをお願いして、私の賛成討論とさせていただきます。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立多数であります。  よって、議案第22号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第24号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第24号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第25号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  19番、石島陽子議員。    〔19番(石島陽子議員)登壇〕 ◆19番(石島陽子議員) 19番、石島です。議案第25号に対して反対の立場で討論いたします。  医療費のかかる75歳以上の方を別会計にする後期高齢者医療制度そのものに反対ということですけれども、これに加えまして、平成29年度は低所得者に対する保険料の軽減措置が縮小されて増税になる方がいるということでもあります。  1つは、所得金額が58万円以下の方の所得割が5割軽減から2割軽減に変わります。新座市でこの影響を受ける方は1,710人いらっしゃるということで、年額ですが、平均の金額で6,884円の増税になるということでした。  また、もう一点は、会社の健康保険などの被用者保険加入者の扶養家族から後期高齢者医療保険に移った方ですが、この方に対しては均等割が9割軽減をされていまして、現在年額4,200円なのですけれども、これが7割軽減になってしまうということで、3倍の1万2,620円に増税になります。  そして、これとは別に、低所得者に対する均等割の9割軽減や8.5割軽減というのもありまして、扶養家族だった方でこの軽減に該当する場合は、軽減割合の多いこちらのほうを適用されるということで説明がありました。  この結果、資料も出していただいたのですけれども、新座市では9割軽減の4,200円から8.5割軽減に変わって、1.5倍の6,310円に増税になる方が206人、7割軽減に変わって3倍の1万2,620円に増税になる方が561人いらっしゃるということです。  今子供の貧困が社会問題になっていますけれども、実は高齢者の貧困率というのはもっと高くて、こちらも大変深刻だなというふうに思っていまして、そういう方でもやはり4月からは年金が減っていきます。暮らしが大変になる一方なのに、所得が低い方に対する増税になりますので、こうした点も本当にとんでもないと思いますので反対です。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  26番、高邑朋矢議員。    〔26番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆26番(高邑朋矢議員) 26番、高邑です。議案第25号に反対の立場で討論します。  今石島議員が言われたように、5割が2割になる人がいたり、9割が7割になったり、8.5割になったりということで、厳しい人がさらに厳しい状況に追い込まれていると。全国的に見ると、滞納する人が23万人いるそうです。その中の10分の1の2万3,000人が保険証を取り上げられているということで、もちろん私はこの名前自体が気に入らないと言ってずっと反対をしてきたのですけれども、本当に日本を支えてきた人が75歳以上ということで後期高齢者保険に追い込まれて、しかも非常に苦しい思いをしていると。やはりうちの母も今92歳で堀ノ内病院に急性肺炎で入院していますけれども、誰かいればもちろん大丈夫ですけれども、一人で支える人がないという方は本当に厳しい状況だと思います。やはり弱者に対して、もうちょっと思いやりのある、そういう国にするためには、もうちょっとこういうカバーをしなければいけないと。この値上げに対しては断固反対いたします。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立多数であります。  よって、議案第25号は委員長報告どおり原案可決されました。  暫時休憩いたします。    休憩 午前11時49分    再開 午後 1時00分 ○議長(森田輝雄議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議案第23号 平成29年度新座市下水道事業特別会計予算  議案第26号 平成29年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計予算〜議案第28号平成29年度新座市水道事業会計予算  議案第37号 新座市道路線の認定について ○議長(森田輝雄議員) 日程第5、議案第23号 平成29年度新座市下水道事業特別会計予算から日程第9、議案第37号 新座市道路線の認定についてまでを一括議題とし、建設経済常任委員会委員長の報告を求めます。  建設経済常任委員会委員長。    〔10番(滝本恭雪議員)登壇〕 ◆10番(滝本恭雪議員) 10番、滝本恭雪です。議案第23号 平成29年度新座市下水道事業特別会計予算の審査内容を報告いたします。  結論は、全会一致で原案可決です。  執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。事業別予算説明書の2ページ、3ページ、一般管理費、一般事務にあります公営企業会計移行支援委託料、4ページ、5ページ、公共下水道汚水維持の委託料、ストックマネジメント実施方針策定委託料です。この2点についての詳細をお聞きしたい。  答弁。公営企業会計について、今後の予定は先日全員協議会のほうでご説明したとおりですが、今年度については基本方針について終了することができたので、来年度から移行支援業務について移っていくわけですが、まず1点目として、固定資産台帳整備を整理して、今までの下水道の資産、こちらを全て洗い出すような形を予定しています。  あと、今度は、移行事務の中では、各条例とか整備の洗い出しとかの調整を行います。これを平成29年度から平成30年度、2か年ということで予定をしています。  あと、各種システムの構築については、平成29年度の途中から各種システムの構築とか、運用業務についての委託なども含めて検討させていただければと思っています。  ストックマネジメントについては、来年度、平成29年度からこのストックマネジメントの実施方針について策定委託で予算計上しています。こちらは、下水道事業の役割を踏まえて、持続可能な下水道事業の実現を目的に明確な目標を定め、膨大な施設の状況を客観的に把握、評価、長期的な施設の状況を予測しながら下水道施設を計画的、効率的に管理するため、市内の下水道環境、こういった点検、調査を実施するための実施方針を策定するものです。  下水道施設については、老朽化により下水道の破損等によります陥没等が発生する危険性があるので、点検調査を実施し、早期の維持、修繕を図る目的で計画を策定するものです。  質問。事業別予算説明書の10ページ、11ページ、下水道建設費の公共下水道雨水整備です。今年度かなり台風の被害による内水状態というのが市内随所で見られ、その原因はその時点で究明していく必要があると思うが、その点についてこの予算書の中にどのように反映されているのか。  答弁。昨年の台風9号の被害においての原因究明にかかわる予算が反映されているかどうかということですが、この雨水整備の予算の中では、とりあえず今年度につきましては原因究明に関するものの予算というものは特段計上はされていません。昨年特に雨水の台風9号の被害が大きかった東北の関係等については、平成28年度で完成しましたが、野火止中央第二幹線、こちらは野火止中央通りまでの接続が完成しましたので、それについての検証等を見ながら、これからそういった面での対策を講じられているかどうかというのを検証し、注視をするつもりでいます。  質問。予算書の11ページ、分担金からです。12万円、100平米分ということです。これは平米当たり1,200円ということで、去年の12月には大和田二・三丁目は平米当たり500円というのを決めましたが、これはどこの地域を想定して平米1,200円という分担金になっているのか。  答弁。この分担金については、区域外流入といいまして、下水道の許可区域に入っていないところです。ですので、例えばこの近辺ですと野火止四丁目など汚水管は目の前を通っていますが、認可区域ではないので流せないだとか、あとはほかの区域でも結構あるのですが、目の前に入っていても、そこが認可区域でないというところ、ほぼ大まかに言うと市街化調整区域が主になっています。そういった区域をこちらで基本的に100平米程度を見込んで、今回予算歳入として入れているような状況です。  どこかといいますと、限定はちょっと難しいところはあるのですが、要は許可計画区域外の部分で、目の前に汚水管等が通っているところです。そういったところを想定しています。年間大体3件から4件程度区域外流入というのがあり、そういった予算があったときへの対応として、これは口あけとして見ている状況です。
     質問。予算概要の36ページ、37ページ、汚水雨水で国庫補助の国庫支出金の対象になるものの基準があると思います。基準になるものは一切ないのか、中身についてお聞きしたい。  答弁。今年度予定している国庫補助事業ですが、事業別予算説明書の11ページの中に書かれている平林寺第五幹線工事その1、こちらと新座駅北口土地区画整理地内の雨水枝線工事、野火止一丁目14番地内雨水枝線工事、この3本とも雨水工事です。  あと、新座駅北口の土地区画整理地内の雨水枝線工事については、区画整理事業ではありますが、主な場所については現道内に埋設を予定しているところで、計画する管路が全て今既存として現道がもう整備され、既存からの道路ですので、これについては補助対象とした経緯です。  あと、最後に、委託の中でストックマネジメント事業計画策定業務委託ということで、こちらも補助対象委託としています。  以上のような質疑の後、結論を出し、全会一致で原案可決となりました。  主な意見です。賛成の意見です。  溢水が今非常に大きな問題で、溢水の対策について十分に進めていくことは、今すごく大事なことだと思います。4か所の溢水対策の事業を話されましたが、もっと多くの事業ができるよう、ぜひ研究検討を進めていただきたいと思います。今回平成29年度の予算そのものの中には、全体で事業費がすごく膨らみました。膨らんだ最大の理由は、大和田二・三丁目の10億円近い事業がここに入っているということです。だから、賛成はしますけれども、溢水対策などについても、今述べたように年間でできる事業はそんなに多くないのです。ところが、大和田区画整理の部分で言うと、どうしても最優先だというので、下水もその事業をやることになるのだから、単年度で10億円近いお金はそこに出ていくわけです。今一番市民の目線から見たら、やはり溢水対策のほうがより市民から見て、大和田の区画整理事業に10億円使うなら溢水対策を進めてほしいというのが市民の目線だと私は思います。ですので、その点については少し苦言も含めて賛成の討論とします。  同じく賛成意見です。野火止一丁目14番地内雨水枝線工事その3の効果を詳しくお聞きできてよかったです。ここができたら全然違うところで溢水対策ができているということに、自分などは本当に土木関係は絶対できないだろうというくらいのことに皆さんが取り組んでくださっているので、本当にすばらしい事業と思っています。  ただ、やはり多額の金額がかかって借金を続けてきている事業で、大きなお金を借りては返済していることはよくわかりますが、今後企業会計に移行するにしても、いろんな形で本当に大変な作業かと思います。ぜひしっかりやっていただきたいと思います。  同じく賛成意見です。今回の議論を通して考えることもたくさんありました。新座市の下水道というのは、高度経済成長の時期に人口が急増するのに合わせるような形で、いろんなことを考える余裕もなく広がってきたこと。それがちょうど老朽化を迎えて、これからがうんと大変になるだろうと思っているのですが、汚水のほうはかなり完備されているが、雨水に関しては四十数%という話でした。今まで雨水対策というのは、せっかく雨水管を太くすればいいとか、下水をどんどんふやせ、ふやせで来ているが、この間のお話を聞いていると、そのようなことだけではだめという思いを強くいたしました。  県のほうも雨水流出抑制というのにずっと置かれてきていますので、雨水管を太くしても結局川へ流せないという状況のときに、恐らく下水道課だけがそれを何とかしていくというのではなくて、温暖化とか、いろんな環境影響も出てきていますので、ここで企業会計に移る前にいろんな問題点を洗い出して、新座市としての雨水対策を下水道だけに任せるのではなくて、いろんな多方面の視野でもう一回見直しをしてほしいと思いました。  議案第23号の報告は以上です。  次に、議案第26号 平成29年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計予算の審査内容を報告します。  結論は、3対2で原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。事業別予算説明書の2ページの土地区画整理総務費の土地区画整理総務、細節が31の新座駅北口土地区画整理審議会委員報酬に15万9,000円ついています。この会議のメンバー構成とか会議の開催など、内容についてお聞きをしたい。  答弁。まず、審議委員の皆様は9名います。その中で会長と副会長がいます。予算上は、過年度の実績回数を考慮して3回見ています。平成29年度は3回計上しています。したがって、9人が3回出るような報酬となります。審議会の内容は、主に例えば4月、5月あたりには新年度の事業予定、それから要するに過年度、前年度の事業報告、そういったものを主にしており、あと秋口の9月、10月あたりには事業がある程度進みますので、その進捗状況の報告の審議会です。  それから、場合によっては、地権者の都合により仮換地の変更というのも生じる場合がありますので、そういった場合には審議会に審議をさせていただくような状況です。  質問。事業別予算説明書の4ページ、5ページ、土地区画整理総務費の土地区画整理事業です。神明神社につながる道路の供用開始時期を教えていただきたい。  答弁。この道路については、既に埋設管が入っており、今年度道路築造の工事に入り、将来的にこの道路が正式に供用開始になる時期はということですが、正式に供用開始ということになると、旧川越街道からこの道路を通り、北口の駅前広場のロータリーに接道する道路で、今の駅前広場の状況だと、既存の道路がすぐそばで北口の駅前広場に流入していることから、駅前広場に流入するときに新たな区画道路とバッティングしてしまうということもあり、今の既存の道路が廃止されて、新たに都市計画道路新座駅北口通線というのができるので、そちらの方向にシフトした上で警察との協議をし、正式な供用開始となります。  また、旧川越街道のところに、神明神社のところには新たに正式な供用開始ということになれば信号機がつきます。ただし、今大和田小学校の正門の入り口のところに信号機があるので、これがなくなって、新たに神明神社のところに移設するような形となります。そういった整備時期を勘案すると、恐らくあと3年ぐらいはかかるのではないかと推測いたします。  質問。事務所長以下一生懸命ご苦労されて、この事業を推進していることは重々承知していますが、ややおくれているという話です。この点について、進捗状況をどのように見ているのか、どこが難しいかということについてお聞きをしたい。  答弁。新座駅北口の建物進捗状況ですが、資料もご配布させていただきましたが、事業の進捗状況を確認する手法としてはいろいろとありますが、まずは建物移転補償というのが105億円のうち約57億円かかるということもあり、この進捗が事業全体の進捗に左右するということから、この建物移転の進捗状況を指標として示しています。  それで、先ほどご指摘をいただいたとおり、平成25年度は28棟、それから平成26年度は39棟、それから平成27年度が28棟、平成28年度が、これは3月1日現在で21棟ということで、実は3月3日にもご契約をしていただいているのもありますし、まだ1か月近くありますので、契約をしていただける件数は何件かふえる予定です。ただ、年々減る傾向というか、そういう傾向にこの表はなっていますが、まずはその年度年度の建物、対象物件にもよると思うのです。例えば同じ1棟でも、アパート1棟と物置1棟だと、全然これは違うわけで、ですから年度年度で移転対象物件が変わってきますので、一概にこれは棟数だけではなかなか比較できない部分というのがあると思います。それで、現在のところこの棟数ベースでいきますと、平成29年度はこれは予算計上しています14件、28棟、全て契約していただいたという仮定で、棟数ベースで45.4%ということになります。全体で176件、317棟あります。したがいまして、平成30年度以降の残りなのですが、これが111件、173棟あります。ですから、残りの平成30年、平成31年、4年間でこれだけの移転補償をしていくということでありますが、平成29年度はこれからですし、まだ5年間ありますので、今年度仮換地指定を平成24年度にしまして、平成25年度からこの建物移転を開始しておりますが、このところで丸4年が経過する中で、まだ期間的には5年あります。いろいろ交渉事でなかなかうまくいかない部分もありますが、平成33年度の事業完了を目指して推進していきたいと考えています。  質問。予算概要の中の41ページ、国庫補助とか起債もなかなかとれない中、今後の財政計画の見直しはどうなのかお聞きをしたい。  答弁。国庫補助金等が例年要望どおり内示が来ないということもあり、事業計画で予定している国庫補助金が思うように来ていないという状況の中、事業は進めていくという方針です。国庫補助金が来ない部分については、今までは起債で充当して事業を進めてきたわけですが、この事業計画の資金的な計画変更については、事業全体の総額が変わったり、あるいは事業期間を延長したりするときには、その都度県と調整をして事業計画の変更をしますが、今のところ総事業費も事業期間も変更する予定はありません。ただ、歳入の国庫補助金が減ったり、起債がふえたりする歳入の財源構成の変更というものがありますが、これについてはおおむね他の区画整理事業もそうですが、事業の完了に近い年度で行うということになっていますので、新座駅北口についても平成33年度完成予定ですので、それに近い年度で事業計画の変更を進めていく予定です。それで、当面は基本構想の後期基本計画で平成28年度から5か年ですが、財政の計画がありますので、その財政計画に沿って事業を進めていきたいと考えています。  このような質疑の後、結論は3対2で原案可決です。  主な意見です。賛成の意見です。  現場を見せていただき、説明をいただきました。本当にいい町並みになりますよう、また地域の皆さんに喜んでいただけるよう期待しております。  同じく賛成の方の意見です。区画整理事業はまちづくりの一つの手法ですから、その地域の人たちが賛成であれば、それは事業とするには構わないと思っています。ただ、市が施行主体になる場合には、財政計画も当然しっかりしていなければいけないので、その点で今回は端的にあらわれたと思います。繰入金として、昨年までは2億3,000万円だったものが、今回は3億2,000万円もふやして5億5,000万円にしたこと、市の財政が大変だから一般財源を余り使いたくないと終始言っている、そのさなかに新座駅北口だけで3億円もふやさないと予算が立てられないという事態に陥ったという、懸念していたことを端的に象徴している今回の予算だったと思います。結局市財政全体を危なくするという事業になりかねないと思います。  もちろん担当の皆さんはなかなか大変な中で、所長を初め一生懸命努力をして建物移転など奮闘されていることについては敬意を表したいと思いますが、年々事業そのものはおくれて大変になっているというのが正直なところですので、ある意味地権者がスタートしたからには早くという人もいますから、自分のところは何で進まないのというのは事実です。すごくそこが難しい。片方では待ってという人、もう一方では早くという、利害が反するような部分を相手にするわけですから、すごくややこしいとは思いますが、財政の部分についてはよく見きわめながら進めていくときが来ていると思いました。  同じく反対の意見です。新座駅の南口が開発されて、その後引き続き北口もということで、この地区だけに相当大きなお金が落ちていくという、全体のバランスを考えて支出しなければいけないと思います。気になっているのは、駅前が商業地域になっていくわけで、あとはもう国道254号線沿い、それからずっと新座駅北口全体が住宅街になっていくと思います。25メートルまでの建物であればマンションなども建つ可能性もあり、本当にその後区画整理でやっていくのはいいですが、できた後そこに人がふえてきたときに、保育園も足りない、大和田小学校も受け入れできないという話になってきます。まちづくりのハードの部分と、その後そこで人が暮らしていくということというのを一体的に考えていく必要があると思っています。ぜひそういった先のことを見通しながらまちづくりを進めていただきたいと思います。  議案第26号の報告は以上です。  次に、議案第27号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計予算の審査内容を報告します。  結論は、3対2で原案可決となりました。  執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。事業別予算説明書の4ページ、5ページ、土地区画整理事業費の土地区画整理事業、細節の発掘調査委託料2億円です。具体的な内容、委託先等についてお聞きをしたい。  答弁。委託については、これからになっていくのですが、予定としては基本的には大和田の三丁目になります。大体ですが、4万5,000平米くらいは発掘が必要になるのかと今見積もっているところです。その4万5,000平米を1社でできるところはそうありません。一つ、直近で坂戸市の区画整理で4万平米くらいを1社でやった事例がありますが、それは1年かかっており、1年かけるとこの発掘調査をした後に道路工事などをしなければいけません。これは、市の事業の財源にも大きくかかわるのですが、保留地処分金、企業の中でも平成29年度は34億2,000万円を見込んでいるのですが、これを得るためには平成29年度中にその保留地を引き渡さないといけません。1年かけて発掘調査をやっていると間に合いませんので、4万5,000平米を幾つかに切って、それで幾つかの事業者に委託をかけるということで考えているところです。  実際に、ではどれくらいの規模でやるのか、適切なのかというところですが、1万5,000平米くらいで切ると割と効率的ではないかと、いろんな事業者にヒアリングをした中では、そのような意見は聞いています。ただ、余り規模が大き過ぎると、今度市内の事業者へ委託の場合、都合等もありますので、そういったところは実際に発掘調査をする方の、例えばコンサルタントの中での調査員の数ですとか、そういったところも踏まえながら分け分を考えなければいけないのですが、効率がいいのは1万5,000平米ぐらいで分けるのがいいと聞いています。  以上のことを踏まえながら、委託の仕方を考えていきたいと考えています。  質問。予算書の10ページ、11ページ、負担金の地元負担金、保留地処分金です。保留地処分金ですが、34億2,000万円ということです。別のところでは、企業に対しては3万5,000平米で、29億円と言っていましたが、5億円ぐらい違うところもあるので、わかるように説明をいただきたい。  答弁。企業に売却する部分については約3万5,000平方メートルです。こちらが坪で言うと35万円です。ただし、平成28年度、まず頭金ということで29億9,000万円というのが残りの80%です。ですので、20%の部分が約7億5,000万円で、平成28年度の企業から支払われる前金というのが約7億5,000万円です。残り80%について、8割についてが29億9,000万円になるのですが、こちらが企業に売却する3万5,000平米の内訳です。前金が7億5,000万円、後金が29億9,000万円、残るは一般に売却する保留地ですが、このうち約ですが、1,700平方メートル、こちらは国道沿いを考えています。最終的には鑑定をとって決めるのですが、事前に事業計画を作成する際に、例えば国道の沿道とか、将来都市計画の沿道になる部分とか、ゾーンを分けて不動産鑑定を参考にとっています。そうすると、坪50万円を少し上回るぐらいの金額が出てきており、収入に当たる部分ですので、少し下げ目に考えて坪50万円で考えています。1,700平米の部分ですが、これについては大体2億5,000万円くらいと考えています。  そして、残りの約2,300平方メートルは、つけ保留地や、つけ保留地ではありませんが、一般の保留地で、いわゆる地権者の換地で入るところがなかった余ったスペースです。この面積が大体2,300平方メートルぐらいが今現在の換地設計の中にあるというところです。これについては、鑑定をとってみないとわからないところで難しいのですが、つけ保留地もあるということから、25%引きにして75%で考えています。つまり坪26万円、それで見た結果約1億8,000万円ですので、この2つを合わせて国道の2億5,000万円と、その他の保留地の1億8,000万円を合わせると大体4億3,000万円です。それと、企業への売却の後金29億9,000万円を足して、大体34億2,000万円というような内訳になっています。  質問。土地区画整理事業の敷地内で老人福祉センターとくるみの木が結果的に大和田四丁目のほうへ移転するという話が出ています。そうすると、その跡地の活用というのはどうなるのか。新たに大和田四丁目に土地も借りて、建物も建てなければいけない。予算的には、この売却益みたいなものを使って建てるのかお聞きをしたい。  答弁。くるみの木と第二老人福祉センターですが、換地としては通常は地区内に換地を設けて、そこに建てかえるというのが通常ですので、その大前提でくるみの木を運営する方々、あと第二老人福祉センターの所管課とも調整をしてきたところです。お話にもありましたが、大型の倉庫が複数できてトラックも行き交うというところで、そういう施設はどうなのかというところも議論としてはあったようです。それであれば、地区外に建てかえをしようではないかという話になったと聞いております。  では、その財源をどうするのかというところがありますけれども、これについても確定したものでは決してないのですが、第二老人福祉センター、くるみの木の敷地についてもどちらも市の土地で、ここで市街化区域になっていますから、あと道路は整備されるということはもう明確になっているので、その換地を売却するとか、そういったことで財源に充てるということは十分に考えられると思います。  私の立場では考えられるというところまでの表現しかできないのですが、そのようなことは可能性としてはあり得ると思っています。  このような質疑の後、結論は3対2で原案可決です。  意見です。反対の意見です。  大和田二・三丁目の土地区画整理事業、きょう審議した部分は44億円です。ここには入っていないのですが、下水が10億円弱というのが入っていて、橋の建設のところに3億円が入って57億円という、1つの事業で57億円も入った予算の審議は、私は今までしたことがないから本当に驚いています。きょうの審議の中で、正確に言えば、上水道にも1億数千万円の部分が入っているから、もう60億円近いのが大和田二・三丁目の単年度の予算です。しかも、補正予算がどの程度の予算で出てくるかわかりませんが、それも加わるわけです。そう考えると、全体の予算が500億円という、今まで補正も入れて大体520億円という市の財政の中で、1つの事業が単年度で50億円、60億円というのは、どう考えても異常です。県内でも、区画整理事業をやって大幅な赤字を出し、たくさんのお金をそこへ補填するという、そういう自治体も中にはありますけれども、新座市がいつそういった事態にならないとも限らないという危険を今回ほど強く感じたことはありません。単年度でそれだけのものを一遍にここへ注ぎ込むという、その財政の運営の仕方というのは本当に異常だと思います。  賛成の方の意見です。事業自体も大きいですが、入ってくるお金も大きいということで、その事業自体にどれだけかかっているのかというのをきちんと金額で示すことも大事かと思いました。この事業は、本当に税収増が期待できる事業です。ぜひ無事故でお願いをします。  同じく、賛成の方の意見です。大和田二・三丁目については、もう流通倉庫やホームセンター等、出店の時期も決まっています。ここに来て遺跡等も出てきて、スケジュール的にもタイトになっていますが、しっかりと安全対策をし、進めていただきたいと思います。  反対の方の意見です。今までも言っていますが、特に思っているのは、あそこは新座市に残る最後の優良なまとまった農地だったのです。これからやっぱり食料自給率とか、いろんなことを考えていったときに、くるみの木の人たちが殺風景な中でトラックが通って、とてもそんなところにはいられないと思ってきたような、そういうまちというのが新座市のブランドを本当に高めることになるのか、少し疑問を感じています。  議案第27号の報告は以上です。  次に、議案第28号 平成29年度新座市水道事業会計予算についての審査内容を報告します。  結論は、全会一致で原案可決です。  最初に、執行部の説明の後、質疑に入りました。  質問。水道事業会計予算概要説明書の4ページ、改良費請負工事費です。今年度は、この工事を行いますという一覧表が載っていますが、この中で優先度の高い重要施設の工事はどれか。  また、水道のほうも昭和40年代に整備されたものも多く、老朽化をしているところがどこなのか教えていただきたい。  答弁。重要給水施設へ直結する管路の工事ですが、この概要説明書の4ページの改良費、請負工事費の番号の13番、14番が工事となります。こちらの工事概要のほうにも一部書いてあるのですが、右側の概要のところにファイ、内定という意味ですが、250から400という極めて大きい管を一応連絡通路ということで直す予定になっています。あとは、17番、野火止四丁目地内配水管布設がえ工事、これは場所的にこの役所のすぐそばがまだ直していなくて、平成29年度に一応6次計画で入っている場所として、17番、こちらは150ミリになっているのですが、こちらは実施予定になっています。老朽化に対しては古い管からというような質問ですが、まず古い管と通常基幹管路といいまして、300ミリ以上のものが基幹管路と呼ばれているのですが、当然その大きな基幹管路及び古いところを中心に、6次計画では整備を予定しています。300ミリ以上でいうところの18番、池田四丁目地内配水管布設がえ工事が該当します。  あとの15番から19番が古い管路ということで、そちらも工事概要のほうを見ていただくとおわかりのとおり、おおむね150ミリから300ミリの管ということで、基幹管路とまではいかないのですが、重要な管路ということで、そういったものを中心に平成29年度は布設がえを行っていく予定です。  質問。水道事業会計予算書の24ページ、受水費、県水の受水費として計上されていますが、県水で気になっているのは、八ッ場ダムの建設費というのはどうなるのか。例えば県水にはね返ってくるというような、そういう話はあるのかどうなのか、その点についてお聞きをしたい。  答弁。今年度県のほうから通知があり、平成32年度までは単価を据え置くという方針は決定ということになっています。八ッ場ダムの建設については、我々も非常に関心のあるところですが、現時点においては一切来ておりません。当然予想されていることですので早目に知りたいところですが、判明していないのが実情です。  県水は、高度処理とか費用もかかると聞いていますので、これから料金の値上げなどは将来的には予想されるとは考えています。  質問。予算書の27ページ、使用料及び賃借料、事務室等賃借料です。新庁舎になるとどこに行かれるようになるのかお聞きをいたします。  答弁。新庁舎になってからは、平成30年度からということになるかと思いますが、現在の予定では第二庁舎、こちらの建物の4階、5階というような考え方で今進んでいます。  質問。予算概要説明書の4ページ、新設拡張費の請負工事費です。5番の大和田二・三丁目の配水管布設工事75ミリから250ミリ、総延長が1,477メートルとかなり長い区間のものが出ていますが、これは全体の工事費では幾らと見積もっているのでしょうか。  答弁。大和田二・三丁目地区土地区画整理事業に伴う配水管工事ですが、延長は書かれているとおり1,477メートルで、消費税込みで1億3,392万円、最終的には平成29年度も含めて全体で2億2,377万6,000円を見込んでいます。  以上のような質疑の後、結論は全会一致で原案可決です。  意見です。水道事業が昨今の震災の耐震など、やらなければいけないこともあり、お金もかかります。数年の単位で見ると、20億円を超えるお金を持っていたのが、少しずつ少しずつ目減りしているというのが正直なところです。市民が使う大事な部分ですので、私たちは安易にお金がなくなったから使用料を上げるということには反対です。投資も大事ですが、市民の大事な財産である水道を長期的な視野に立って研究するということが大事だと思います。少しずつお金が減っているのがすごく心配なので、その点については十分留意をして施策を検討していただきたいと思っています。  別の方です。水道事業、優先順位からいうと一番優先ではないかと思っています。地下にあって見えないですが、ほかの公共施設が老朽化しているのと同じように、水道管も老朽化してきていることからも、今後まず第一に確保すべきと思います。これから水道管耐震工事とか、老朽化対策に莫大なお金がかかっていくと思います。企業会計に移行にも、とても不安感が残っていますが、ぜひ頑張っていただきたいという思いと同時に、優先順位を本当の意味で考えていく必要があると思っています。  議案第28号の報告は以上です。  次に、議案第37号 新座市道路線の認定について、審査内容を報告いたします。  結論は、全会一致で原案可決となりました。  執行部からの説明の後、質疑に入りましたが、質疑はありませんでした。  報告は以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 委員長の報告が終わりましたので、議案第23号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第23号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第26号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  21番、笠原進議員。    〔21番(笠原 進議員)登壇〕 ◆21番(笠原進議員) 21番、笠原進です。新座駅北口土地区画整理事業について、反対の討論を行います。  土地区画整理事業そのものはまちづくりの一つの手法ですので、私たちはその制度に反対というわけではありません。ただし、組合施行とは違って、市が施行する場合には、当然財政の問題についてしっかり検討することが大事だというふうに思います。  私たちは、北口、南口を同時にやるということは反対というふうに言ってきて、今度は南口がほぼ終了して、大和田二・三丁目が北口以上に金を投入して先行してやるというような事態になっていて、非常に心配をしています。北口の場合も、平成29年度の予算は、一般会計からの繰入金は5億5,000万円繰り入れるようになりました。これは、今までの北口の事業の中ではなかったことです。国の国庫支出金が非常に思ったように来ないということで、当初予算も当初の見込みの53%しか計上しないという、そういう状態になっていて、調べると、もうそれも年々割合は減っているのです。本来来るべきものが来ないという事態になって、とうとう今年度は今まで来なくても、その補填として起債は認めますというふうに言ってきたのが、今回は起債も認められないという話になった。本当に大変な事態だと正直思います。
     去年は、総事業費は9億1,500万円で、ことしは9億円ですから、総事業費は減っているにもかかわらず、一般会計の繰出金は去年は2億3,000万円だったのに、ことしは5億5,000万円というふうに、3億2,000万円もふえるという、そういう事態になっています。結局これは、今後も続く可能性のほうが高いということです。だから、実際に投入する金額は大和田のほうがはるかに多いのですけれども、やっぱりきちんと両方見直して、やめられた須田前市長も、一旦は北口の部分については同時にやっているときに一時期凍結しました。だから、そういう事態も本当に必要になる、こういうことを今回の平成29年度の北口のこの会計は示しているというふうに思います。区画整理事業ですから、当然推進という方もいらっしゃるし、私のところはちょっと待ってという人もいますし、いろんな人がいて、そういうところを渡辺所長以下担当の職員の皆さんが一生懸命苦労しながらやっておられるということはよく承知をしています。なかなか進まない、実際には予定していたよりも進まないという中で、ご苦労も多いと思いますけれども、財政の状況についてはやっぱりしっかり検討しながら進めなければならない時期に来ているなというふうに思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  25番、木村俊彦議員。    〔25番(木村俊彦議員)登壇〕 ◆25番(木村俊彦議員) 25番、木村です。議案第26号 平成29年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計予算について、反対の立場で討論を行います。  新座駅北口のここの区域というのは、大和田とは違ってもともと市街化区域です。市街化区域内の区画整理ということなのです。だから、そういう意味では、ここをやることで急に税収が上がるとかというそういうことではなくて、良好な町並みとか、そういうことが目的で来ていると思うのですけれども、やはり問題なのは、北口を見てもわかるように、どんどんマンションが建って、住宅が出てという、それの受け皿というのがあるわけです。南口です、南口も。それと同じように、北口がどんどんこれで住宅街がふえてきて、駅前はずっと商業地域になっていくわけですけれども、そういうときに当然今度必要なのは保育園だとか、小学校だとかという問題が出てくると思うのです。大和田小学校も以前聞いた段階では、南口のふえた子供たちを受けることだけで今の増築部分はもう精いっぱいだという話です。北口でふえていくということは想定されていないという、この後そういう問題がかなり大きな問題になってくるというふうに思うのですけれども、やっぱりまちづくりというのは、そういうことも含めてトータルで考えていく必要があるのではないかというふうに思います。  それと、やはり心配なのは、この地区に今残っている生産緑地、こういうのがどの程度畑として残っていくだろうか。都市農業振興計画という形で、国のほうもやっぱり大きく変えてきて、それを読んでいくと、むしろ今までの市街化区域内のまとまった農家がある部分に関しては、逆線引きで市街化調整区域へ戻していくという、そういうようなことも触れられているわけです。  ですから、今度のこの北口に関しても、今の生産緑地というのは30年たつと公共施設に売却という、そういうことでの買い取り要請があった場合にはということなのですけれども、農地そのものを振興していくとか、守っていくという発想は余りないので、時代もやっぱり変わっているので、ぜひ都市農業をどうやって守っていくのか、そういうこともあわせて考えていただきたいと思います。  それと、もう一つ、観光の面で言うと、この北口の区域内というのは、先日私たちも地域福祉でまち歩きをやりましたけれども、大和田宿の跡が残っているところなのです。川越街道の真ん中に両方に東裏通りと西裏通りという、その様子がまだかなり色濃く残ってきている。そこら辺がかなり今度の区画整理で全部わからなくなってしまうというふうに思うのです。多分岾上の墓地だけが残って、それ以外はもうわけわからないような、昔の面影がなくなってしまうようになると思いますので、ぜひ観光の観点からも、これからはやはり大和田宿を中心にしたそういう歴史景観を残していくとか、せめて大和田宿にまつわるような地名はぜひいろんな形で残してほしいという、そういうのは要望しておきたいと思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  26番、高邑朋矢議員。    〔26番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆26番(高邑朋矢議員) 26番、高邑です。議案第26号に反対の立場で討論します。  今笠原議員から凍結すべきだという意見が出て、それがあったかと思ったのですけれども、先ほど木村議員も小学校や保育園の話もされましたけれども、1つのところに余りにも区画整理が行き渡ると、そういう問題ももちろん出てきます。だけれども、ずっと言っていますけれども、今それ以上に待機児童の問題がありますので、ぜひここは凍結をして、待機児童対策のほうにお金を回していただきたいというふうに思います。賛成討論をお待ちしております。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立多数であります。  よって、議案第26号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第27号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。  討論を行います。  反対討論願います。  21番、笠原進議員。    〔21番(笠原 進議員)登壇〕 ◆21番(笠原進議員) 21番、笠原です。大和田二・三丁目の土地区画整理事業について、反対の討論を行います。  この予算書そのものでいきますと、44億3,000万円というのが大和田二・三丁目の当初出された予算です。それ以外に、先ほどの委員長報告の中にもありましたけれども、下水が約10億円、9億何千万円という。それから、上水道の部分が1億数千万円、橋の建設が約3億円という格好で、60億円近い予算になります。この後、あす審議される補正はさらに11億円がここに出てくるという、そういう中身になって、何をおいても大和田二・三丁目が最優先という、そういう予算になっています。  私、29年前に市議会議員にさせていただいたわけですけれども、そのときから見て、こんなに1年間で1つの事業にたくさんの事業費をつぎ込むということはありませんでした。片方では、市長も財政担当も、財政が大変だ、金がない、大変だというふうに言いながら、このやり方というのは異常ではありませんか。市民の皆さんが、本当にあそこに我々の税金をたくさん投入してほしいというふうに誰が思っていますか。企業にもう渡す日にちが決まっているから、急いで、何をおいても先行しなければならないという、そういう財政運営についてはやはり改めるべきだというふうに思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。  26番、高邑朋矢議員。    〔26番(高邑朋矢議員)登壇〕 ◆26番(高邑朋矢議員) 26番、高邑です。議案第27号に反対いたします。  今笠原議員が言われたように、約60億円のお金が単年度で、市民の税金がそこに集中していくということで、やはりその市民の要望がそこにあって、それだけのお金が行くというのであればまだわかるけれども、本当にそこというのはどこなのという話があって、誰も要望なんか出していないのです。将来の税収増と言うけれども、今の市民が本当に求めているものは待機児童対策なわけで、あるいは保育の質なわけで、教育力の向上なわけです。ですから、今の市民の税金を集めて、やはり今の市民の要望に応えるべきではないかと思います。  どういう理由で賛成討論がないのかよくわかりませんけれども、市民の皆さんの税金をやはりここにこれだけ注ぎ込むということにどういう義があるのか、その辺をぜひ私お聞きしたいと思います。黙っていないで、どうぞ賛成討論していただきたいと思います。  以上です。 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  6番、池田貞雄議員。    〔6番(池田貞雄議員)登壇〕 ◆6番(池田貞雄議員) 6番、池田貞雄です。議案第27号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。  この大和田二・三丁目地区土地区画整理事業は、第4次新座市基本構想総合振興計画、また新座市地方創生総合戦略に位置づけられています。さまざまな場面でその必要性について議論を重ねてきたと思うのですが、新座市のこれからの人口減少、少子高齢社会の中で、多くの方々から選ばれるまちとして発展するには絶対に実現しなければならない事業と確信して、また私だけでなくたくさんの人がそのように思っていると思います。  事業の内容や資金計画につきましては、全員協議会等で説明をいただいておりますが、埋蔵文化財が発見され、多少計画がおくれていますが、それに対して大変苦労されていると思います。  この事業は、多額の資金を投資していますが、実施するものでありますので、見通しはできるだけ正確に行っていただき、変更が生じた場合にはしっかりと説明責任を果たしていただきたいと思います。  また、平成29年度の予算を見ると、一般財源からの繰入金は約7,800万円、それが人件費と、また総務費、公債費等の準備金に充当されるわけです。計画の28億円の事業試算、端数以外は国庫支出金と市債、それと保留地の売買代金で賄っており、改めて本事業はこの新座市の厳しい財政状況を考えた計画になっていると感じました。  さらに、次年度事業に当たっても、保留地処分金を基金に積み立てることにしており、平成30年度以降一般財源の繰入金に頼ることなく事業の執行が見える予算となっていると思います。  この事業は、たくさんの地権者の同意をいただいておりますので、早期に完成に向けてこの事業を進めていっていただきたいと思います。  また、個人的にきのう地権者とお会いしまして、「池田さん、やっと先祖代々の土地が、この土地が活用できるようになりました。ありがとうね。固定資産税も大変だったけれども、払えるようになりました。また、農業を続けていくには生産緑地としますので、また一生懸命農業もやっていきますよ」、そのような地権者の声をいただいております。  たくさんの地権者の方々に協力していただいて、そのように自分の土地を生かしながら新座市をよくしていきたいというふうに言っておりました。  最後になりますが、この事業の推進に当たっては、安全管理をしっかりとしていただくことをお願いして、賛成討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。  13番、野中弥生議員。    〔13番(野中弥生議員)登壇〕 ◆13番(野中弥生議員) 13番、野中弥生です。議案第27号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計予算につきまして、賛成の立場で討論いたします。  大和田二・三丁目地区土地区画整理事業につきましては、昨年9月5日に事業認可を受け、本年1月から本格的な工事に着手していると伺っております。平成29年度は約45億円の予算を投入して事業を進めるとのことですが、財源の多くは保留地処分金で賄われており、一般会計からの繰入金は、先ほど池田議員からもありましたとおり約7,800万円と、市税などのいわゆる一般財源の投資は少額に抑えられており、本市の厳しい財政状況に配慮された予算であると高く評価をいたします。  本事業は、新座市では初めての企業誘致を中心とした土地区画整理事業で、この完成によって市民の雇用機会が大幅にふえるとともに、法人市民税を初めとした税収の大幅な伸びが期待できます。そのために、本事業は早期に完成させることが求められています。現在埋蔵文化財が多く発見されているようですが、それはしっかりと対応していただきながら、ぜひ計画どおり事業が進むよう進行管理をお願いいたします。  工事現場の安全管理に十分に留意をしていただき、計画どおり事業が完了することを期待して賛成討論といたします。 ○議長(森田輝雄議員) 反対討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 賛成討論願います。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ほかに討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  よって、討論を終結いたします。  本件を起立により採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。委員長報告に賛成する方の起立を求めます。    〔起立多数〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立多数であります。  よって、議案第27号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第28号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。
     本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第28号は委員長報告どおり原案可決されました。  続いて、議案第37号に対しまして質疑願います。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  本件を採決いたします。  委員長の報告は原案可決であります。報告どおり決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案第37号は委員長報告どおり原案可決されました。 △議案第38号 新座市副市長の選任について  議案第39号 新座市教育委員会委員の任命について ○議長(森田輝雄議員) 日程第10、議案第38号 新座市副市長の選任について及び日程第11、議案第39号 新座市教育委員会委員の任命についてを一括議題といたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま議題となっております議案は、委員会の付託を省略することに決しました。  議案第38号について質疑願うわけですが、質疑の通告はありません。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  本件を起立により採決いたします。  議案第38号はこれに同意することに賛成する方の起立を求めます。    〔起立全員〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立全員であります。  よって、議案第38号はこれに同意することに決しました。  続いて、議案第39号について質疑願うわけですが、質疑の通告はありません。  質疑ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 質疑なしと認めます。  討論ありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) 討論なしと認めます。  本件を起立により採決いたします。  議案第39号はこれに同意することに賛成する方の起立を求めます。    〔起立全員〕 ○議長(森田輝雄議員) 起立全員であります。  よって、議案第39号はこれに同意することに決しました。 △議案第40号 平成28年度新座市一般会計補正予算(第8号)〜議案第47号 工事等委託契約の変更について ○議長(森田輝雄議員) 日程第12、議案第40号 平成28年度新座市一般会計補正予算(第8号)から日程第19、議案第47号 工事等委託契約の変更についてまでを一括議題といたします。  議案の朗読は省略することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、議案の朗読は省略することに決しました。  よって、直ちに市長提出議案に対する提案理由の説明を求めます。  市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、ただいま上程されました議案第40号から議案第47号までにつきまして、その提案理由のご説明を申し上げます。  初めに、議案第40号 平成28年度新座市一般会計補正予算(第8号)についてでございますが、歳出の内訳を変更するもので、歳入歳出予算総額の変更はございません。  変更の内容につきましては、下水道事業特別会計予算、新座駅北口土地区画整理事業特別会計予算及び大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計予算の補正に伴い、繰出金を1億358万円減額し、同額を財政調整基金に積み立てるもので、積み立て後の財政調整基金の残高は21億5,951万4,000円となります。  また、国の補正予算を活用し、事業を前倒しして実施する石神橋等の耐震補強・修繕事業のほか、年度内の完了が困難となった事業について繰越明許費の措置をするものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第41号 平成28年度新座市下水道事業特別会計補正予算(第6号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算から3億5,336万4,000円を減額し、総額を38億9,292万5,000円とするものでございます。  本補正予算は、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業に係る工事等委託契約の変更等により下水道建設費3億5,336万4,000円を減額するもので、これに伴い歳入の一般会計からの繰入金1,756万4,000円及び市債3億3,580万円をそれぞれ減額するものでございます。  また、新座市公共下水道大正大和田汚水幹線工事のほか4件の事業につきまして、年度内の完了が見込めないことから、繰越明許費の措置をするものでございます。  なお、債務負担行為につきましては、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業工事等業務委託事業の限度額を変更するものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第42号 平成28年度新座都市計画事業新座北口土地区画整理事業特別会計補正予算(第5号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算から1億5,949万円を減額し、総額を7億4,320万3,000円とするものでございます。  本補正予算は、今年度中の契約締結が見込めない建物移転等に係る補償金1億5,949万円を減額するもので、これに伴い一般会計からの繰入金1,589万円及び市債1億4,360万円をそれぞれ減額するものでございます。  また、道路築造等工事及び建物移転等補償事業につきまして、年度内の完了が見込めないことから、繰越明許費の措置をするものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第43号 平成28年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算から7,012万6,000円を減額し、総額を15億9,265万2,000円とするものでございます。  本補正予算は、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業に係る工事工程の見直し等により土地区画整理事業費7,148万円を減額するとともに、業務量の増加に伴う超過勤務手当135万4,000円を増額するもので、これに伴い一般会計からの繰入金7,012万6,000円を減額するものでございます。  また、国の補正予算を活用して実施する事業を含め、埋蔵文化財本調査委託事業のほか4件の事業につきまして、年度内の完了が見込めないことから、繰越明許費の措置をするものでございます。  なお、債務負担行為につきましては、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業工事等業務委託事業の限度額を変更するものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第44号 平成29年度新座市一般会計補正予算(第1号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算に1億5,749万1,000円を追加し、総額を501億549万1,000円とするものでございます。  本補正予算は、新庁舎建設事業における第2期工事の見直しや第二庁舎改修工事の設計に係る経費のほか、ペーパーレス会議の実施に向けた備品購入や、高齢者福祉施設の整備等に対する補助に係る経費等を計上するものでございます。  財源につきましては、県支出金のほか、庁舎建設改修基金及び財政調整基金の取り崩しにより措置するもので、繰り入れ後の財政調整基金の残高は4億9,062万5,000円となります。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第45号 平成29年度新座市下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算に2,041万2,000円を追加し、総額を45億3,735万7,000円とするものでございます。  本補正予算は、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業に係る工事等委託契約の変更に伴う下水道建設費2,041万2,000円を増額するもので、これに伴い歳入の一般会計からの繰入金111万2,000円及び市債1,930万円をそれぞれ増額するものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  次に、議案第46号 平成29年度新座都市計画事業大和田二・三丁目地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第1号)についてでございますが、既定の歳入歳出予算から5,070万円を減額し、総額を43億7,984万4,000円とするものでございます。  本補正予算は、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業に係る工事工程の見直し等により土地区画整理事業費9億1,275万2,000円を増額するとともに、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業基金積立金9億6,345万2,000円を減額するもので、これに伴い歳入の市債5,070万円を減額するものでございます。  以上、ご提案を申し上げます。  最後に、議案第47号 工事等委託契約の変更についてでございますが、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業の工事等に関する業務委託契約を変更するため、ご提案をするものでございます。  以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(森田輝雄議員) 以上で、市長提出議案に対する提案理由の説明を終わります。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案は、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、ただいま議題となっております議案は、委員会の付託を省略することに決しました。 △延会について
    ○議長(森田輝雄議員) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(森田輝雄議員) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決しました。 △次会日程の報告 ○議長(森田輝雄議員) 明24日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △延会の宣告 ○議長(森田輝雄議員) 本日はこれにて延会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。    延会 午後 2時12分...