和光市議会 2023-12-11
12月11日-03号
令和 5年 12月 定例会 令和5年和光市議会12月定例会 第12日令和5年12月11日本日の議事日程 開議第1 議事日程の報告第2 市政に対する一般質問第3 次会の日程報告 延会本日の出席議員 18名 1番 松永靖恵議員 2番 安保友博議員 3番 鳥飼雅司議員 4番 吉田活世議員 5番 齋藤幸子議員 6番 伊藤妙子議員 7番 渡邉竜幸議員 8番 片山義久議員 9番 小嶋智子議員 10番 萩原圭一議員 11番 赤松祐造議員 12番 待鳥美光議員 13番 菅原 満議員 14番 鎌田泰春議員 15番 岩澤侑生議員 16番 富澤啓二議員 17番 内山恵子議員 18番 吉田武司議員 欠席議員 0名職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名 議会事務局長 松戸克彦 議事課長 工藤 宏 議事課副主幹 川辺 聡 主任 初見光絋 主事補
加藤ゆらら地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長 柴崎光子 副市長 大島秀彦 教育長 石川 毅 企画部長 大野久芳 総務部長 田中康一 市民環境部長 喜古隆広 福祉部長 長坂裕一 健康部長 斎藤幸子
子どもあんしん部長 渡辺正成 都市整備部長 香取裕司 危機管理監 中川宏樹 上下水道部長 佐々木一弘 教育部長 寄口昌宏
監査委員事務局長兼
選挙管理委員会事務局長 奥山寛幸
都市整備部審議監 加山卓司 企画部次長 丸山洋司 企画部次長 渡邉宗臣 総務部次長 末永典子 総務部次長 渡部 剛
市民環境部次長 高橋雄二
市民環境部次長 福島達也 福祉部次長 田中克則 健康部次長 梅津俊之
子どもあんしん部次長 平川京子
都市整備部次長 高橋琢磨
都市整備部次長 入谷 学 副危機管理監 細野文裕
上下水道部次長 前島祐三
教育委員会事務局次長 辻 英一
教育委員会事務局次長 亀井義和
教育委員会事務局次長 福田裕子午前9時30分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(富澤啓二議員) おはようございます。 出席議員数が定足数に達していますので、会議は成立しています。 ただいまから会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(富澤啓二議員) 日程第1、議事日程の報告をします。 本日の議事日程は、お手元に配付してありますとおり行います。
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△市政に対する一般質問
○議長(富澤啓二議員) 一般質問に入ります前に、会議規則第57条第1項の規定により、時間制限を設けたいと思います。 質問は再質問を含めて40分以内とし、答弁は時間に含まず無制限とします。答弁者は努めて簡潔明瞭な答弁をお願いします。 日程第2、市政に対する一般質問を行います。 発言順位1番、17番、内山恵子議員、通告書に従い、お願いします。 〔17番(内山恵子議員)質問席〕
◆17番(内山恵子議員) おはようございます。17番、緑風会、内山恵子です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従って一般質問をいたします。 発言順位1、姉妹都市交流。
姉妹都市ロングビュー市との交流事業について。 和光市の姉妹都市であるロングビュー市は、
アメリカ合衆国ワシントン州南西部に位置します。市の南端を流れるコロンビア川は、オレゴン州との州境にあります。1919年にアメリカ中西部にあった木材加工会社の
ロングベルランバー社が、豊かな森林とコロンビア川に注目し、ここに移転して、まちを開発しました。市の名前は、同社の社長であったアール・エイ・ロング氏にちなんで命名されました。 人口は3万人強で、市の誕生から計画的なまちづくりは、市役所を中心に用途別に区画され、整然とした美しさを保っています。市の中心部には湖と大きな公園があり、リスや鹿などの野生動物と豊かな自然に恵まれたアメリカの古きよき伝統を守り続ける、治安のよい町です。 緯度は北海道の稚内と同じで、夏は涼しく、冬は多少雪が降るものの、さほど寒くはありません。 このような町と和光市が、いかにして姉妹都市提携を行い、交流してきたのか、その歴史について伺います。 (2)
市民海外派遣事業について。 今年は、5年ぶりに和光市の
姉妹都市ロングビュー市公式訪問団が結成されて、ロングビュー市を訪れました。
新型コロナウイルス感染症拡大のため中断していた交流が、ようやく再開され、過去のノウハウも記憶も薄れ、不安も多い中での訪問でした。無事に訪問を終えて羽田空港に降り立ったときは、参加者一同、安堵しました。 そこで、令和5年度の
市民海外派遣事業の成果について伺います。 発言順位2、防災。 (1)防災訓練。
BOSAIフェア2023in和光について。
BOSAIフェアは、スポーツの要素を取り入れた
防災プログラムを体験し、楽しみながら防災技術を学ぶことができる防災訓練のイベントです。自治会単位で参加をする地域防災訓練と比べると、
BOSAIフェアはイベント要素が強いため、自治会加入の有無にかかわらず、親子で気楽に参加ができて、災害時に役立つ様々な知恵と技を体験しながら楽しく学ぶことができます。 令和5年度の
BOSAIフェアは、10月22日に和光市総合体育館で行われましたが、具体的な成果と今後の課題について伺います。 イ、災害応援協定について。 災害応援協定とは、災害発生時における
各種応急復旧活動に関する人的・物的支援について、自治体と民間事業者や関係機関との間で、または自治体間で締結される協定のことです。 応援協定を締結することは、受援自治体と
応援民間事業者の双方にメリットを生みます。 自治体においては、被災時に応急対策活動に関する様々な援助が受けられるだけでなく、平時の物資備蓄にかかる空間的及び金銭的コストを抑制することができます。特に、非常食や飲料水などの消費期限を有する物資の提供を受けることは、金銭的コストの削減効果が大きいです。 また、協定が締結された際には、企業名及び団体名ともに、その旨が広報されることが多いことから、民間事業者側のメリットとして、
当該民間事業者のイメージアップが挙げられます。応援内容の多くは、
当該民間事業者が通常業務で取り扱っている物品や役務の提供であり、協定の締結に当たって、民間事業者側で特段の準備が必要ないことも魅力となっています。 そこで、今まで和光市が締結した災害応援協定の概要について伺います。 ウ、
職員初動対応訓練について。 発災からBCPの発動までに必要な対応である初動対応。混乱した状況の中で適切な初動対応を実施するためには、入念な事前準備やマニュアルの作成と検証が必要です。 和光市では毎年、大規模災害想定で災害対策本部を立ち上げるまでの対応手順を確認する
職員初動対応訓練を行っていますが、令和5年度の実施予定について伺います。 (2)防災の啓発について。 ア、おとどけ講座について。 わこう市政おとどけ講座は、市民に対し生涯学習の場を提供し、市政への理解を深めるために行います。中でもイツモ防災は、家庭や地域で行う防災対策や
ハザードマップの見方を分かりやすく教える講座です。
新型コロナウイルスの感染の影響で、以前と比べると依頼の回数が減少していましたが、令和5年度の傾向はいかがでしょうか。実施回数と依頼内容について伺います。 イ、
市民向け防災講演会について。 市民の防災意識の向上を図るため、防災に関する専門的な知識を有する講師による講演会は、よい効果が期待できます。特に講演のテーマの選定に当たっては、和光市として今、何に対し問題意識を持っていて、何を市民に伝えたいかが読み取れるものでもあります。令和5年度の実施時期と内容について伺います。 (3)国民保護。 我が国に対する外部からの武力攻撃に際し、我が国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な法制を整備することは、国としての当然の責務であるとの観点から、平成15年6月に、
武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全確保に関する法律、事態対処法が成立しました。 さらにこの法律を受けて、翌平成16年6月には、
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、国民保護法が成立し、事態対処法と相まって、国全体として万全の体制を整備し、国民の保護のための措置を的確かつ迅速に実施するための基本的な法制が整備されました。 国民保護法は、正確には、
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律といい、
武力攻撃事態等において、武力攻撃から国民の生命、身体及び財産を保護し、国民生活等に及ぼす影響を最小にするため、国、
地方公共団体等の責務、避難、救援、武力攻撃災害への対処等の措置が規定されています。
武力攻撃事態等のように突然発生する事態に対して、的確かつ迅速に国民保護のための措置を実施するためには、平素から十分に訓練をしておくことが重要であり、国民保護法第42条においても、訓練の実施について規定されています。 国では、地方公共団体と連携して、国民保護に関する図上訓練及び実動訓練を実施し、訓練を積み重ねることで、国民保護に対する理解が深まることを期待しています。 そこで、和光市では、国民保護についてどのように啓発しているかについて伺います。 以上、1回目の質問です。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員の質問に対する答弁を願います。 大野企画部長。 〔企画部長(大野久芳)登壇〕
◎企画部長(大野久芳) おはようございます。 発言事項1、姉妹都市交流について順次お答えをいたします。 まず初めに、(1)
姉妹都市ロングビュー市との交流事業についてお答えをいたします。 和光市の姉妹都市であるロングビュー市との連携と交流の歴史につきましては、昭和62年に和光市内に所在する和光国際高校とロングビュー市の高校による
交換ホームステイが開始され、当該事業をきっかけとし、平成元年に当時の
ロングビュー市長から姉妹都市提携の申入れがあり、両市における交流が本格化いたしました。平成5年には、国際理解教育の一環として、ロングビュー市への
中学生海外派遣事業を開始し、平成20年まで計15回の派遣を行ってまいりました。このほかにも平成8年から、公募の市民を派遣する
市民海外派遣事業を開始しております。このような10年間に及ぶ交流の成果として、平成11年10月1日にロングビュー市と姉妹都市提携を結び、これ以降は市民が主体となって国際交流を推進しております。 なお、
市民海外派遣事業につきましては、現在は隔年で実施をしており、ロングビュー市から和光市への公式訪問につきましても隔年で実施をされております。 次に、(2)
市民海外派遣事業についてお答えをいたします。 令和5年度の
市民海外派遣事業につきましては、10月17日から10月23日までの5泊7日で実施をし、10代から90代までの11名の市民の方に御参加をいただきました。現地では、市役所、図書館、小学校、大学及び歴史博物館等の市内施設の見学や、現地の御家庭でのホームステイやホームビジットなどを体験し、市民同士の交流を深めました。 参加された方からは、派遣事業を通して、日本では体験できないようなことが経験でき、今後の人生においてよい刺激になったとの声や、現地の小学校の授業やホームステイ等を通して、自由な雰囲気と活発な環境で過ごし、日本とは異なる文化を体験することができたとの御感想をいただいております。 議員御質問の事業の成果につきましては、参加された市民の方が現地の市民と直接触れ合うなど、通常の海外への渡航では得ることのできない貴重な経験を通じて、多文化共生の意識を高めるきっかけになったものと認識をしております。また、10代や20代の学生の方にも御参加をいただけたということで、将来の和光市のまちづくりにとってもよい影響があるのではないかと、このように期待をしているところでございます。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。 〔危機管理監(中川宏樹)登壇〕
◎危機管理監(中川宏樹) おはようございます。 発言事項2、防災について順次お答えします。 初めに、(1)防災訓練、ア、
BOSAIフェア2023in和光についてお答えします。 参加者約500人の中で、けが人など出さず、無事、防災の普及啓発活動を行うことができました。また、展示等に御協力いただいた防災団体は、昨年の5団体から13団体に増え、防災の啓発について、様々な視点からアプローチできたことが成果と言えます。 課題については、一般参加者数が低調であり、宣伝不足と開催時期の設定が指摘されていますので、
コミュニティーFM、ポスター、SNS等の既存の手段は継続の上、チラシの配布をより広範囲に行っていきたいと考えています。 ほかにいただきました意見として、フェアの際に子供が喜ぶスタンプラリーの実施等が提案されていますので、今後検討してまいります。 次に、(1)、イ、災害応援協定についてお答えします。 当市は現在、66件の災害応援協定を締結しています。内容に関しましては、物資及び避難先の提供や物資輸送、電力復旧、法律相談といった内容です。 次に、(1)、ウ、
職員初動対応訓練についてお答えします。 日時については、令和6年1月21日、日曜日、午前8時から正午を予定しています。全職員を対象とし、市本庁舎にて風水害の対応を想定した状況付与型で、
職員災害対応訓練として実施します。 次に、(2)防災の啓発について、ア、おとどけ講座についてお答えします。 今年度のおとどけ講座、イツモ防災については、11月末現在、5回開催しています。和光市の防災対策として、
ハザードマップを用いて、非常時の備え、災害別の避難所の場所、防災倉庫等について説明しました。 次に、(2)、イ、
市民向け防災講演会についてお答えします。 今年度の防災講演会の内容については、現在検討中です。 次に、(3)国民保護、国民保護の啓発についてお答えします。 和光市では、武力攻撃や大規模テロ等の事態における国民保護措置を総合的に推進するため、
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律、いわゆる国民保護法に基づき、平成19年3月に和光市国民保護計画を策定しました。国の国民保護に関する基本指針の変更(平成29年12月)及び、それを反映した埼玉県計画の変更(平成30年12月)を踏まえ、本市の国民保護計画について、必要な変更を令和3年5月に改訂を行いました。本計画はホームページに掲載しています。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 御答弁ありがとうございました。 それでは、姉妹都市交流から2回目の質問をさせていただきます。 ロングビュー市との連携と交流の歴史は、昭和62年に和光国際高校とロングビュー市の高校による
交換ホームステイから始まり、当該事業をきっかけとして、平成元年に当時の
ロングビュー市長から姉妹都市提携の申入れがあり、両市における交流が本格化したということですが、それを知らない市民はかなり多いと思います。
姉妹都市ロングビュー市について、もっと積極的に情報発信を行い、姉妹都市交流の概要と成果についての周知が必要と考えますが、どのように行っているのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) ロングビュー市との交流事業等の周知につきましては、市ホームページ、あるいは広報わこうに掲載をしているところでございます。また、市民まつりにおきましてパネル展示を行うとともに、
和光姉妹都市交流会により、ロングビュー市のリスの橋を掲載したしおりなども配布をさせていただいたところでございます。 今後におきましても、来年1月下旬から2月上旬にかけまして、市庁舎1階及び展示ホール、こちらで資料展示を行うとともに、
市民海外派遣事業に参加された方による市民向けの報告会の開催も予定しているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 成果報告については、おおむね承知をいたしました。 今回は、到着した日の夜、
ローワー・コロンビア・カレッジの
交流施設ローズセンターにて、和光市民のホームステイを受け入れた
ホストファミリーや、
和光国際高校卒業後、
ローワー・コロンビア・カレッジに留学をした学生、ALTの経験者で和光市とゆかりのある
ロングビュー市民、地元の企業、市の職員、市議会議員が一堂に会し、盛大に
レセプションパーティーが行われました。パーティーでは、柴崎市長からのお祝いのメッセージも英語バージョンと
日本語バージョンで紹介をされました。
ロングビュー市民の
姉妹都市委員会と、和光市民による
姉妹都市交流会を主軸とした構成で、行政や企業はそのサポートに当たる形で、行政が主体となる和光市のレセプションとはかなりやり方の違いを感じました。 まだまだ和光市は姉妹都市について認知度が低いため、同じような企画は難しいですが、来年度にはロングビュー市から市民派遣団が参ります。受入れに際し、和光市の対応についてお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 来年度のロングビュー市からの市民団、この受入れにつきましては、現在検討中ではございますが、ホームステイの受入れ、市内施設、学校及び企業等への訪問や交流などを予定をしているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) ありがとうございます。 ロングビュー市の派遣団の受入れについては、概要を承知いたしました。 今回の派遣では、2名の中学生の参加により、前回と比べて派遣団の雰囲気が活気にあふれていました。過去の派遣事業では、中学生をロングビュー市に派遣したと伺いましたが、現在は行われておりません。 当時の派遣する中学生の選抜方法や人数、経費負担について伺うとともに、行われなくなった経緯と今後の復活の可能性について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳)
中学生海外派遣事業につきましては、平成5年度から平成20年度まで15回実施をしております。派遣された生徒は、平成16年度までは12名、平成17年度以降は16名であり、市内在住の中学生を対象に募集をして、希望者に対して面接による選考を行い、決定をしておりました。経費につきましては、その年によって負担をする割合は様々でしたが、現地での食事代など一部自己負担を除き、市で負担をしております。 なお、事業が行われなくなった経緯につきましては、平成21年度に和光市が実施をいたしました事業仕分、こちらにおきまして不要との結果となり、この結果と、和光市の厳しい財政状況などを踏まえ、平成22年度以降実施をしていないといった状況でございます。 今後につきましては、現在実施しております
市民海外派遣事業において、中学生も含めた若い方々に御参加いただけるよう、事業の在り方を検討していきたいと考えているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 現在の和光市が行う市民派遣事業では、
ロングビュー市民と和光市民の間で温かな交流があっても、それが個人の胸の中にある美しい思い出だけで終わってしまっております。それでは、和光市が行う価値のある事業ではありません。その結果が、平成21年の事業仕分で不要の事業と評価されたことであると考えます。両市の交流により育まれた市民や企業を今後の和光市政に積極的に協力してもらえるよう、育てていくべきであると考えます。 また、過去の市民派遣事業では、高校の後援会やロータリークラブなどから寄附を頂き、学生派遣の旅費の一部に充てた実績があります。今後の派遣事業の実施に当たり、民間団体等に御協力いただくことができれば、和光市の財政負担の軽減が可能と考えます。 また、若い者へ投資することは、将来の和光市に役立つ人材を育てることにもつながりますので、ぜひ御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょう。
○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。
◎企画部長(大野久芳) 議員御提案の手法につきましては、市の財政負担の軽減のみならず、将来のある学生に対して支援を行いたい方を掘り起こすための有効な手段でもあるというふうに考えております。また、このような支援を通じて、国際的な経験を積んだ若い方の将来が希望にあふれたものになること、そして、その成果を広く和光市のために展開していただくことを願っております。 議員からは大変貴重なお話をいただきましたので、今後の
市民海外派遣事業の在り方を検討する際の参考とさせていただきたいと思っております。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) ぜひ御検討をお願いいたします。 自然豊かなロングビュー市は、野生のリスが家の屋根や庭先を走り回っています。道路には、リスが車にはねられないように、リス専用の橋が架けられて話題になりました。 今年は、ロングビュー市誕生100周年という記念すべき年であり、姉妹都市がつなぐ文化のかけ橋として、新たなリスの橋が架けられました。新しい橋は、和光市の白子川にかかる白子橋をモチーフにデザインされ、制作は
ローワー・コロンビア・カレッジで溶接を学んでいる生徒と指導教官が、そして、橋の資材になるアルミニウムは、企業のトッパー・インダストーリーが提供しました。橋をかける作業工程を準備してサポートしてくれた技術者、そして、橋のデザインの発案者である
姉妹都市委員会のアイリーン・バーガソンの5年越しの熱意が、このすばらしい芸術作品を世に送り出しました。 白子橋をモチーフにしたきっかけは、2015年にアイリーンが和光市を訪問した際に
ホストファミリーを務めた当時の教育長、戸部惠一御夫妻が、彼女を白子川に架かる小さな古い橋に案内をしました。彼女は、橋の欄干に、和光市の花アゼリアと両サイドにデザインされた和光市出身の詩人、清水かつらの「靴が鳴る」の歌が刻まれていることを見つけました。この歌は、1937年にアメリカの子役スター、シャーリー・テンプルが歌い、一躍有名になった歌ですが、第2次世界大戦終戦直後にアメリカ軍人が清水かつらの家を訪ねて、この歌のすばらしさを伝えたというエピソードが残されています。この数奇な巡り合わせが、姉妹都市のリスの橋を生み出しました。 これからも、和光市とロングビュー市のすばらしい友好の歴史を多くの市民に伝え、ロングビュー市に興味を持っていただけるよう事業展開を行うことを要望いたします。 続いて、防災について2回目の質問をいたします。 防災訓練について。
BOSAIフェア2023in和光の成果と課題については承知いたしました。ぜひ、スタンプラリー形式で、参加者がわくわくするような企画をお願いいたします。 また、災害応援協定については、66の事業者と締結していることを確認しました。頼もしい限りです。 しかし、その実行の可能性については、問題も残ります。機会を捉え、実行の可能性についての検証が現在行われていません。例えば、
BOSAIフェアを行う際に、和光市給食協会に御協力をいただき、カレーの炊き出しを行うことで、本番を想定した訓練の場になると考えますが、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 炊き出しに関しては、当市では、和光市学校給食協会に依頼することは有力な案であり、県へ要請だと炊出訓練応援隊、国への要請だと自衛隊が候補として上がりますが、いずれも無償ではないので、予算措置と場所等の確保が必要となります。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 確かに予算措置が必要と考えますが、大切なのは、その実効性を確認する必要があるということを相手に理解をしていただき、そして、その参加のために必要な経費を確保して防災訓練を行うことも必要と考えますが、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) そのとおりであると思いますが、炊き出しについては、何度も申しますように予算措置が必要であります。それと併せまして、炊き出しをすることによって、初動の被災というのがそういう状況ではないのに、そういうことを実施するということも、段階的にやっていかないといけませんので、その点は考察させていただきたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 和光市のお考えについてはおおむね理解をしました。ただ、初動の状況というのは確かにそうではないかもしれませんが、あくまでも、だからといって否定するのではなく、実行の可能性がある限りは追求していくことも必要だと私は考えます。 続いて、
職員初動対応訓練について。 実施日1月21日であることは承知をいたしました。風水害への対応を想定した状況付与型ということですが、あまりネタバレにならないようにこの辺でとどめておきます。 和光市議会も、災害時は和光市議会災害対策連絡会議というものがあるんですが、こういう場で検証できたらいいなと独り言で思っておりますが、次に進みます。 おとどけ講座について2回目の質問をいたします。 令和5年3月の一般質問で、和光市の職員が講師となるイツモ防災は、和光市内にいる9名のイツモ防災インストラクターも同様の教育を担当できるスキルがある、教育を経験することでスキルアップも図れるため、職員講師から市民講師に科目を移行して活用してはいかがかとの問いに対しては、イツモ防災インストラクターは埼玉県が認定するものであり、その活用については、埼玉県との調整が必要と御答弁をいただきました。 今後どのような活用ができるか検討してまいりますと御答弁をいただいているんですが、その後、御検討の結果、何か分かったんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) さきの議会答弁でもお答えしたように、おとどけ講座は危機管理室の事業ではありません。危機管理室は、本事業の職員講師編のイツモ防災を担当しています。事業担当部署との市民講師編の調整や協議が進んでおらず、失礼しております。 おとどけ講座は別の部局の事業ですが、自主防災組織リーダー養成指導員の資格認定は、県の危機管理部局の事業で、危機管理室が所掌となります。よって、さきの議会から現状把握の調査研究も、融合のための協議や調整も、おろそかにした件につき反省します。継続して考察、調整していきます。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 確かにおとどけ講座は、教育委員会の生涯学習課のほうの所掌ということは承知しておりますが、せっかく資格のある市民を活用してスキルアップを図る、それにつきましては、今後もしっかりとどうやって生かしていけるのかを検討していただきたいと思います。そして、やりがいを持って、その人たちが市内で活躍できる、それが防災の担い手を育てることにつながると私は思っておりますので、ぜひ今までの枠組みにとらわれず、新たな形というものも御検討していただければと思います。 続いて、市民向け防災講座について。 検討中ということなんですが、防災に関する専門的な知識を有する講師の中でも、人気のある先生はスケジュールを押さえるのが非常に難しく、前年度から予定を押さえているような方もいます。講演のテーマについてもお答えいただいておりませんのですが、未定なのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 議員御指摘のとおり、まず第一の着眼は、和光市民のためのテーマになることです。テーマについても現在未定です。 県の指導員の方々は、講演料に関しては安心ですが、著名であるゆえ、1年以上前からのスケジュール調整となるものと思われます。参考とさせていただきます。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 未定であるということは承知いたしましたが、せっかくの年度で予算を取って、それを有効に生かしていただきたいと思います。 続いて、国民保護について、2回目の質問をいたします。 10月に和光市役所の組織が大きく変わりましたが、和光市の国民保護計画について、大きな影響はあるのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 当市の国民保護計画の変更には及びません。国民保護計画は、地域防災計画と違い、国の事態認定に伴う指示等に基づき行動します。組織が改編されましたが、現行計画で柔軟に対応してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 影響は大きくはないということで承知をいたしました。 埼玉県が指定した和光市の国民保護の際の避難施設、36か所ありますが、その中に地下施設が1つもありません。今後、和光市内で公共施設建て替え等を行う場合に、地下施設を整備する必要があると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員)
中川危機管理監。
◎危機管理監(中川宏樹) 国家レベルでの検討事項であり、国家機密にも該当していきます。当市単独で、武力攻撃等の避難のための地下施設整備の計画や予定は、現在はありません。
○議長(富澤啓二議員) 17番、内山恵子議員。
◆17番(内山恵子議員) 非常に国民保護となると、和光市でどうこうできる計画ではない、国家レベルの計画であるということは承知をしております。 ただ、和光市公共施設、地下施設がないというものも現状ありますので、今後やっぱり地下に、何かあったときに市民が避難をできるような施設を考えていくということは、必要と考えますので、これでさらりと流すのではなく、今後、公共施設を建て替える際に、そのような市民を守るような施設を検討していくことも、ぜひ皆様の頭の中にとどめていただいて、私の一般質問を終わります。
○議長(富澤啓二議員) 以上で、17番、内山恵子議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位2番、5番、齋藤幸子議員、通告書に従い、お願いします。 〔5番(齋藤幸子議員)質問席〕
◆5番(齋藤幸子議員) おはようございます。 5番、公明党、齋藤幸子です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従って一般質問をさせていただきます。 発言順位1、学校教育。 不登校の状況と対策について。 不登校の状況と対策についてですが、子供の幸せを最優先する社会は、誰もが暮らしやすい社会でもあります。今、全国的にもコロナ禍が尾を引き、様々な理由で不登校が増加傾向となっております。和光市における児童・生徒の不登校の現状を伺います。 発言順位2、子育て支援。 療育の課題について。 療育の運用について、療育とは、主に児童発達への支援、将来的にできることを増やし、自立できるようにする支援とあります。まずは、和光市が実施する児童発達へのつなぐ流れについてお伺いをいたします。 発言順位3、健康づくり。 (1)特定健診、がん検診の受診状況について。 健康診断は、生活習慣病をはじめとした様々な病気の早期発見だけでなく、自分の身体をよく知り、病気を予防することを目的に行われます。 また、早期には自覚症状がなく、病状が現れたときには既に進行しているという病気も少なくありません。症状のない病気を早期に発見するには、無症状のうちからの定期的な健康診断を受けることが大切であるとも言われております。 そこで、本市の受診率をお伺いいたします。 (2)がん患者の外見ケア(ウィッグ)について。 がんの治療方法として、抗がん剤治療を行うことが一般的となっております。ただ、抗がん剤治療には、吐き気、下痢、倦怠感、脱毛など、つらい副作用があります。病気の苦しさ、抗がん剤治療の副作用の苦しさ、そして、死の恐怖に脅かされる苦しさと二重三重の苦しみの中、さらに脱毛による精神的な苦痛に追い打ちをかけられます。 何とか、その苦しみを少しでも和らげることができないか。例えば、女性が髪の毛を失うことがどれだけ大きなダメージとなるか、皆様にも想像できるかと思います。 市内に住む女性が乳がんになり、髪の毛が脱毛し、医療用のウィッグを紹介されたが、金額が高く、購入せず帽子を着用していたとお話をお聞きしました。 がん患者のウィッグ購入助成金補助の状況をお伺いいたします。 発言事項4、選挙。 支援者カード等のサポートについて。 2023年統一地方選挙が今春に終わりました。結果として、選挙に行かない(投票率の低下)、選挙に行けない(無投票当選者率の増加)といった、言わば地域民主主義の危機感がより深く深刻されていると報道されております。まさに、選挙という民主主義の空洞化が進行している懸念があると思います。 投票率を上げるためにも、ハンディを持った方にできる限りサポートする必要があると考えます。 まずは本年度、当市において執行された各選挙の投票率をお伺いいたします。 発言事項5、水道。 濁り水の発生時の対処について。 今回の濁り水の発生についての原因には、既に発表済みではありますが、改めてお伺いをいたします。 以上で1回目の質問を終わります。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員の質問に対する答弁を願います。 石川教育長。 〔教育長(石川 毅)登壇〕
◎教育長(石川毅) それでは、発言事項1、学校教育、不登校の状況と対策についてお答えします。 和光市の不登校人数は、国や県同様、令和2年度から増えてきており、令和4年度の不登校児童・生徒の割合は、小学校で全体の児童の約1.2%、中学校で全体の生徒の約4.9%で、いずれも令和3年度より増えております。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。 〔
子どもあんしん部長(渡辺正成)登壇〕
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 発言事項2、子育て支援、療育の課題についてお答えいたします。 療育の利用には、まず保護者が障害者手帳、または医師の診断書等の発達の遅れ等が確認できる書類を添えて、障害福祉課に児童通所サービスの利用申請を行います。次に、地域の相談支援専門員が利用者及び保護者と面談を実施し、通所先の検討やサービス等利用計画を作成した後、市が支給決定を行うこととなり、療育の利用が開始となります。 既に医療機関等で相談している場合は、必要な書類を御用意いただくことで申請ができます。また、医療機関等への相談をしていない場合でも、早期に療育に取り組むことが効果的であることから、ネウボラ課が実施する心理相談や発育発達相談の専門職による発達の状態などの見立てをもって市独自の認定を行い、申請することができます。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。 〔健康部長(斎藤幸子)登壇〕
◎健康部長(斎藤幸子) 発言事項3、健康づくりについて順次お答えします。 初めに、(1)特定健診、がん検診の受診率の状況についてお答えします。 令和4年度のがん検診受診率は、胃がん検診7.7%、肺がん検診9.6%、大腸がん検診9.9%、乳がん検診23.0%、子宮頸がん検診15.4%となっています。 また、令和4年度の無料クーポン対象者の受診状況は、乳がん検診の無料クーポン対象者2,704人のうち受診者数754人、受診率27.9%、子宮頸がんの無料クーポン対象者2,815人のうち受診者数443人、受診率15.7%でございます。 当市のがん検診受診率は、県内でも高い値で推移している状況でございます。 次に、(2)がん患者の外見ケア(ウィッグ)についてお答えします。 現在、市では、がん患者に対するウィッグ購入費用の補助は実施しておりません。埼玉県では、アピアランスケアの相談機能の体制構築を優先課題とし、県内14か所のがん診療連携拠点病院での相談機能の定着を図っているところです。 市といたしましても、療養生活や社会参加を促進する上で、外見へのケアは重要であると認識しているため、ライフスタイルに合った適切な選択や工夫ができるよう、県の相談体制の整備をはじめとする様々な情報を収集、整理し、市民へ周知するとともに、既に取り組んでいる自治体の状況等を参考に、がん患者への支援の在り方を研究してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 奥山
選挙管理委員会事務局長。 〔
選挙管理委員会事務局長(奥山寛幸)登壇〕
◎
選挙管理委員会事務局長(奥山寛幸) 発言事項4、選挙についてお答えいたします。 今年度、当市において執行された各選挙の投票率でございますが、令和5年4月9日執行の埼玉県議会議員一般選挙においては34.15%、令和5年4月23日執行の和光市議会議員一般選挙においては39.88%、令和5年8月6日執行の埼玉県知事選挙においては25.66%となっております。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。 〔上下水道部長(佐々木一弘)登壇〕
◎上下水道部長(佐々木一弘) 発言事項5、水道、濁り水の発生時の対処についてお答えします。 まずは今回、令和5年11月11日に発生した濁り水について、市民の皆様に多大なる御迷惑と御不便をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。 今回発生した濁り水の原因については、11月29日付にてホームページ等で公表しましたが、11月11日10時から16時の時間帯において、埼玉県が運営する大久保浄水場の定期点検のため、県水受水停止作業を実施しており、本作業に併せて、例年実施している和光市酒井浄水場内県水バイパス配管内の洗浄作業を行いました。そのときに操作した各仕切り弁の確認不足及び弁本体の動作不良により、県水バイパス配管を経由して配水地へさびの成分が流入し、市内広域で濁り水が発生してしまいました。 今後の対応といたしましては、県水停止作業マニュアルを再確認し、修正が必要なところは早急に修正を行います。また、バルブ操作・全閉確認方法について、運転管理員へ再教育を実施し、再発防止を図ってまいります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 御答弁ありがとうございました。 学校教育から順次、再質問させていただきます。 不登校になる児童・生徒への支援をこれまでどのようにされていたのかをお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 児童・生徒や保護者への対応については、電話での連絡や面談、家庭訪問などを通して本人や保護者の状況等を確認しながら、柔軟に対応しております。 不登校児童・生徒への支援は、学校に登校するという結果のみを目標にするのではなく、児童・生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立することを目指す方向性を国も示していることから、教育委員会や各学校もその認識に立って、教育支援センターや関係機関と連携しながら、本人や御家族に寄り添った支援を行っております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。 不登校になる児童のその要因、また、その背景によって、市教育委員会はどのように分析をしているか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 不登校になるお子さんの状況は個々の問題でありますので、それを一くくりにまとめるということは非常に難しいわけですけれども、ただ、集団の中での人間関係を築くことが困難になっていたり、または、しばらくお休みが続くことによって学習に対する不安、こういったものをお持ちであるお子さんも多いというふうに認識しております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。これまでの支援については理解いたしました。 しかしながら、和光市においての不登校の実情については増加しています。よって、私は、さらなる支援の必要を考えるところで、例えば、不登校になる児童・生徒に対しての学習支援として、今、国が推進するGIGAスクール構想の一環として、児童・生徒1人1人にタブレット端末を配付して授業を行っているかと思いますが、このタブレット端末を活用した学習支援の実施について、お考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 不登校の児童・生徒へのタブレット端末の活用は、つながりをつくるきっかけや学びの継続などの点から有効な手段ですので、保護者や本人からの要望に応えて、オンラインでの授業配信など柔軟に対応しています。 ただ、実際の活用状況を各学校に確認をしますと、登校や友達とのつながりに困難を抱えている児童・生徒には、タブレット端末を活用したやり取りも難しいという声が届いております。 ですので、今後も学校現場の声を取り入れながら、さらなる方策等を検討し、よりよい活用ができるよう支援してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) さらに新たな取組としての御提案ですが、これは子供たちの居場所づくりです。そこで、不登校になり、学校という居場所がなくなった子供たちへの居場所づくりといった支援の必要性が求められると思います。 不登校となる児童・生徒が増加傾向にある中で、市教育委員会はどのように考えているのかお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 令和5年3月に、国がCOCOLOプランというものを示しておりますけれども、近年増え続けている不登校対策の一環として示されたものですが、その内容として具体的には、不登校児童・生徒が学びたいと思ったときに学べる環境の整備、または不登校特例校、現在は学びの多様化学校と名前を変えておりますけれども、それから校内教育支援センターの設置、教育支援センターの支援機能等の強化、不登校児童・生徒の保護者への支援などが盛り込まれております。 教育委員会では、これまでも教育支援センターの拡充や各学校への教育相談室の設置等、不登校児童・生徒への支援を行ってきたところですが、今後、国の方向性を踏まえ、学びの場や居場所づくりを中心とした新たな支援策について、検討していきたいというふうに考えております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 子供たちの居場所づくり、いわゆるフリースクールといったものが必要であるとのことと理解しました。 それでは、例えば今、国が推進するCOCOLOプランは、これは自分の教室に入りづらい児童・生徒のための居場所づくりというものですが、今後、全国的に進められようとしているこの取組は、当市においても、COCOLOプランが示す支援の実施を求めたいと考えますが、見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 先ほども答弁申し上げましたけれども、COCOLOプランの中で示されている子供たちの安心・安全に学校にいられる場所、または必ずしも学校でないところでも学べる場所、そういったものを今後どのように市として整備していくか、こういったことについて検討を進めながら、不登校対策を進めていきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。 この項目、最後にお伺いしたいと思います。 今年7月27日、市教育委員会学校教育課が示した「不登校の児童生徒 全ての学びの保障について」という資料において、「不登校対策の現状」とする、これまでの取組を説明しています。ここで不登校対策とする、一般的に学校に通う子供たちが不登校にならないための取組と受け止められています。 今、和光市が抱える課題は、不登校となった子供たちへの支援ではないでしょうか。不登校へなる子供たちの取組において、私は、不登校対策ではなく支援であると考えますが、見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 対策ではなく支援ではないかという御質問かと思いますけれども、私もそのように感じております。 先ほども申し上げましたけれども、今、子供たちが置かれている状況からは、必ずしも学校に行くということを目標にするのではなく、子供たちが将来に向けて自立する道を探っていく、そういった支援の仕方が今後ますます重要になってくるかと思っております。そういった方向も踏まえて、今後、教育委員会としましても、不登校児童・生徒、そして、その御家庭に寄り添った支援ができるように対策を進めてまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございました。不登校の子供を取り残さない、さらなる支援をよろしくお願いいたします。 続いて、発言順位2、子育て支援の再質問です。 支援につなげる取組としまして、療育は必要か、必要でないかを各保育施設等で判断し、支援につなげようとしているようです。では、その先、療育へつなげる上では、保護者との面談や手続などが必要と思います。 実際に療育へつなげるスケジュール及び期間についてお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 療育へつなげるためのスケジュールと、それに伴う期間ということでお答えをいたしたいと思います。 障害福祉サービスの利用申請後、地域の相談支援専門員が、利用者のニーズや課題の整理、目標の設定を行い、通所先の検討を行った上で、利用者の個別支援計画を策定いたします。申請から個別支援計画の策定までに約2か月ほどかかります。その後、策定された個別支援計画等を精査して、市で支給認定を行い、受給者証の発行までに約1か月ほどかかります。したがいまして、申請から受給者証の交付までに約3か月を要します。 受給者証が交付された後に、利用者が療育施設と契約をして療育が開始されることとなります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 受給者証まで期間が3か月としているとのことですが、そこからさらに利用者が療育施設と契約をして療育が開始されるまで、かなりの期間がかかると聞いております。保護者として、療育が必要と判断されると、一日も早い手続を行い、つなげたい思いになります。さすがに療育が受けられるまでの期間は長いのではないでしょうか。私は、療育へつなげる期間を一日も早く短縮して、つなげてあげたいと願うところです。 期間を短縮することについての見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 療育の申請から通所サービス受給者証の交付まで、要する期間はケースの状況によって様々で、3か月までかかることなく交付される場合もございますが、子どもあんしん部との連携により、一日でも早く交付ができるよう努めてまいります。 加えて、ネウボラ課が実施する心理相談や発育発達相談の予約枠を増やすなど、部局横断の検討も行い、申請までの期間短縮につながるよう努めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 続いての質問は、療育が必要と判断されなく、しかしながら若干の障害を持つ子供がいる中で、このような合理的配慮の必要な子供に対する支援も必要となります。いわゆるインクルーシブ教育です。この教育は、障害があってもなくても全ての子供と共に学ぶ教育を意味します。主に学校現場におけるものとされているようです。私に寄せられた声は、就学前の子供に対する支援を求める声でした。 そこで、兵庫県芦屋市においては、このインクルーシブ教育を就学前の段階から市全体で実施されており、学校へ入学するときには、障害がある子供と共にごく自然に授業を受けているという環境になっているそうです。 そのようなことから、医療が必要と判断されなかった子供たち及び保護者が安心できるインクルーシブ教育を、市全体で取り入れてみてはいかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 当市におけますインクルーシブ教育としての御質問かと思いますが、障害のある子供に対しまして保育上の配慮をしながら、障害を持たない子供たちとともに集団保育を実施するため、和光市におきましては、チャレンジド保育という形で実施しておりまして、インクルーシブ教育の考え方を取り入れております。 チャレンジド保育の認定に関しましては、保護者からの申請に基づき、障害児支援会議におきまして、集団保育の可否、配慮の内容を含めました受入れ体制を検討いたしまして、配慮が必要となった場合には、チャレンジド保育対象児童として保育を実施しております。 市では、障害の有無にかかわらず、全ての子供に対する適切な保育が実践できますよう、研修等を通じまして保育の質の維持・向上に努め、全ての子供の健全な成長を促進してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 前向きな御答弁ありがとうございました。 次に、健康づくりの再質問です。 (1)特定健診、がん検診の受診状況についての再質問。 女性特有のがん対策に一貫して取り組んできたのが、公明党です。子宮がん検診、20歳から、乳がん検診、40歳から、2009年、検診無料クーポンが全市町村で配布されております。 そこで、本市における無料クーポン対象者への周知方法、受診勧奨方法についてお伺いいたします。
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△休憩の宣告
○議長(富澤啓二議員) 一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩します。午前10時35分 休憩午前10時50分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
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△市政に対する一般質問(続き)
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) 乳がん、子宮頸がんの無料クーポン対象者に対しては、例年6月に無料クーポン対象者全員へクーポン券を同封した封書で通知するとともに、12月にはクーポン未利用者に対して、年代別の受診勧奨はがきを発送しています。また、健康ガイドや市広報、ホームページ、SNS等を活用し、市民に広く周知しております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 様々な周知、ありがとうございます。 次に、胃がんになりやすい人の特徴で、胃の粘膜にピロリ菌が感染したままだと、やがて粘膜に異変が生じて胃がんにかかるリスクが高まる、早めの除菌が望ましいと厚生省が報じられております。胃がん予防で重要なのが、ピロリ菌の除菌治療です。胃がんにかかるリスクを判断するための有効な手段の一つであると報じられております。 胃がん検診、ピロリ菌検査の費用補助についての市の見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) ピロリ菌感染が、がんのリスク要因であることは認識していますが、市では、ピロリ菌検査の費用助成は実施しておりません。 ピロリ菌感染症に係る検査及び除菌治療の保険適用が、内視鏡検査で胃炎の確定診断がなされた者まで拡大したことにより、国全体の胃がん死亡者数は10%程度減少しているところでございます。 市としましては、国の動向とその効果を注視しつつ、胃がんリスク検診を導入している先行自治体を参考に、効果的な胃がん検診について研究してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 健康づくり、(2)の再質問です。 がん患者に伴う脱毛や爪の色の変化など、外見の変化による苦痛を和らげるアピアランスケアの充実へ、患者の悩みに寄り添いながら力を入れてきたのも公明党です。 本市でアピアランスの普及啓発や情報発信が必要と考えますが、見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) アピアランスとは、広く外見を示す言葉で、がん患者のアピアランスケアは医学的・整容的・心理社会的支援を用い、外見の変化に起因する苦痛を軽減することと、国立がん研究センター中央病院の外見関連支援チームが提唱した造語です。 がん治療に伴う外見のケアについて、単なる美容的な問題ではないことを明確にし、その身体・心理・社会的問題に対して包括的に支援を行うために使用されています。 安心して治療をお受けいただくためにも、ライフスタイルや治療のプロセスに沿った適切な選択や工夫ができるよう、適時適切に正しい情報を提供する必要があると認識していますので、先に述べましたとおり、アピアランスを含めたがん治療に係る様々な情報を収集、整理し、市ホームページで周知するよう努めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。最後に要望させていただきます。 横浜市のホームページに掲載されているアピアランスケアに関するリーフレットには、これからがん治療を始める方へと始まり、もし髪の毛が抜けますと言われたら、慌ててインターネットで調べたり、ウィッグを買いに行ったりする前に、医師や看護師に相談してくださいとか、大切なのは予算やかぶり心地、そして、ウィッグを自然に見せるのは、製品ではなくあなたの自信のある態度ですなど、イラストなどで不安な気持ちが安らぐような御案内がされておりました。 本市においても、ホームページ等で掲載するなど、アピアランスケアの認知度を上げるための積極的な情報提供があればよいと思いますので、今後の検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、4、選挙、再質問です。 障害のある方や投票が困難な方に対しての本市の投票所における取組をお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 奥山
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(奥山寛幸) 障害のある方や投票が困難な方に対しましては、各投票所に車椅子を常備するほか、スロープを設置する等のバリアフリー対策を行っています。また、介助が必要な選挙人が円滑に安心して投票できるよう、投票所入り口には誘導員を配置しております。 これに加えまして、投票所に来られた方が投票所の事務従事者に自分の意思を伝えることができるよう、コミュニケーションボードを配備するほか、耳が不自由であることを事務従事者に伝えやすいよう、耳マークも掲示しております。 また、和光市役所の期日前投票所には、目の不自由な方向けに音声版の選挙公報を配備するなどの取組を行っております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 様々な対応をしてくださっている状況はよく分かりました。 現実、障害のある方にかかわらず、選挙に行くことが困難になっている方がたくさんいらっしゃいます。高齢によって字を書くことが難しくなっている方や、字を読むことが苦手な方、極度に上がってしまう方、障害があってもなくても、コミュニケーションボードや代筆を頼むのにはハードルが高いことだと思います。 そこで、総務省がひな方で出している投票支援カードです。投票支援カードは投票にお手伝いが必要な方は事前に記入、当日入場券と一緒に投票所の係員に渡す。必要な支援が受けられます。投票向上に向けての一つと考えます。投票支援カード導入について本市の考えをお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 奥山
選挙管理委員会事務局長。
◎
選挙管理委員会事務局長(奥山寛幸) 本市におきましては、先ほども答弁申し上げたとおり、基本的な対応を行うことで、誰もが投票しやすい環境を整えているとは考えておりますが、議員のお話にありました投票支援カードにつきましても、よいアイデアだと考えますので、他自治体の実績、活用状況等を調査分析の上、導入について検討してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) ありがとうございます。最後要望をさせていただきます。 早い時期に実現をお願いしたいと思います。今回の朝霞市議選に投票支援カードが導入されました。そこでのエピソードがありました。難病の方が手が震えて文字が書けない。緊張するとどきどきするので投票をあきらめていたが、朝霞市のホームページで投票支援カードを知って、貴重な投票ができたと喜ばれておりました。 ぜひとも、本市でも早期実現に期待を寄せていきたいと思います。 発言事項5、水道。 ホームページで濁り水が発生しています。第1報が15時44分頃に上がりました。私のところには、特に下新倉地域にお住まいの方より連絡を受けました。中には、濁り水の写真も添付して送っていただきました。その間の市民からの問合せ、対応について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 通常時間外の平日、夜間、土日、祝日については、水道施設課及び企業経営課の直通電話は南浄水場に転送されることになっており、南浄水場の職員で対応しております。今回の11月11日の濁り水発生時の市民からの対応についても、同様に南浄水場にいる委託業者で対応しておりました。 問合せ内容については、どうすればよいか、原因は何か、いつ収束するかなどでした。その段階では、水がきれいになるまで出してください。きれいになるまでしばらくお待ちくださいと対応しました。 また市の職員につきましては、情報収集、ホームページ等更新作業、水道本管の洗浄作業等に当たっておりました。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 今回のホームページで、第1報から第10報まで上げていただきました。ホームページの内容には、原因は現在調査中ですが、下記の住所以外でも濁り水が発生する可能性があります。付近に居住されている方は、水道水を御使用になる前に水が濁っているか確認をしていただき、濁りがなくなるまでの間、飲料は控えていただきますようお願いいたします。赤水の主な成分である鉄分は必須栄養素であり、人体への吸収率が低く、大部分が排出されるため、少量の赤水を誤って飲んでしまったとしても、人体には影響はありませんと書かれておりました。この表現について、飲用は控えてください、人体には影響ありませんとのことで、市民のほうからもこのことについて御相談もありました。 被害に遭われた地域の方の中で、ホームページを見ることができない御家庭が多く、全く情報が分からず不安になられた方も多くおられました。このようなときこそ、防災行政無線の活用ができなかったのかをお伺いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 今回の濁り水は、発生当初、市内の全域ではなく一部地域で発生していたため、濁り水の出ていない地域の人たちに混乱を招くおそれがあったため、防災行政無線での放送はいたしませんでした。
○議長(富澤啓二議員) 5番、齋藤幸子議員。
◆5番(齋藤幸子議員) 最後は要望で終わらせていただきます。 地域が限定されていても、被害に遭われた地域の方の不安を取ることが一番大事だと私は強く思います。今後の検討をお願いいたします。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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△発言の訂正について
○議長(富澤啓二議員) ここで発言訂正があります。 長坂部長。 〔福祉部長(長坂裕一)登壇〕
◎福祉部長(長坂裕一) 答弁の訂正をお願いいたします。 発言順位2、子育て支援の中で、市が支給認定を行いと言ってしまいましたが、正しくは市が支給決定でございます。訂正させていただきます。申し訳ございません。
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△市政に対する一般質問(続き)
○議長(富澤啓二議員) 以上で5番、齋藤幸子議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位3番、18番、吉田武司議員、通告書に従い、お願いします。 〔18番(吉田武司議員)質問席〕
◆18番(吉田武司議員) 18番、緑風会、吉田武司です。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い一般質問をいたします。 発言事項1、公共交通、(1)自動運転サービス導入事業について。 自動運転サービス導入事業は、令和2年7月に決定され、既に事業が始まっており、今更質問するのはおかしいと思われるかと思いますが、いまだに毎回一般質問がされています。私も疑問に思うことがあり、確認を兼ねて疑問に思うことを質問をさせていただきます。 自動運転サービス導入は、前市長のトップダウンで政策決定されたのではとの疑念があります。令和3年度から令和12年度までを計画期間とする和光市第五次総合振興計画において、次世代モビリティや、MaaSを含めた新しい移動技術の活用を検討しますとは記述されていますが、東京外かく環状道路側道の和光市駅から新倉PAまでの区間に、自動運転を導入することは記載されていません。平成29年3月に改定された都市計画マスタープランにも自動運転サービス導入事業は記載されていません。和光市総合振興計画実施計画書(令和2年度から令和5年度)にも自動運転サービス導入事業は記載されていません。令和2年度施政方針でも「地域公共交通の現状・問題点・課題の整理をすることで持続可能な公共交通を実現するために地域公共交通に関わる計画を策定します」と述べるだけで、自動運転サービス導入事業は記載されていません。 市の行政運営の基本方針を決定し、重要施策に関する事項の審議決定及び各部局間の総合調整を行う政策会議に付議することなく、国の未来技術社会実装事業へ応募したと思います。国の未来技術社会実装事業への応募に当たって、議会及び市民への説明もされていません。 以上のとおり、東京外かく環状道路側道の和光市駅から新倉PAまでの区間に自動運転の導入については、計画性がなく内部で全庁的な協議も不十分であり、市民参加や議会への丁寧な説明はなく、トップダウンで意思決定されたものであると言わざるを得ません。 未来技術社会実装事業への応募は、市として実施すること、決定している事業について応募するのが大前提となっています。外環側道北側に自動運転を導入するための具体的な市の計画は、全て後追いで策定されていると思います。特に重要なのは、当然議会の十分な審議を受けるべきであるにもかかわらず、それを怠っていたことであります。国の未来技術社会実装事業への応募に当たっての経緯を伺います。 (2)市内循環バス運行について。 市内循環バスのルート等の見直しが令和5年10月からとなっていましたが、直前になって延期となりました。延期になった理由を伺います。 次に、発言事項2、上水道事業。 濁水の対応について。 これは前任者の質問にもありましたけれども、改めて質問をさせていただきます。そして、11月16日の全協で、上下水道部長がその場で濁水という表現をしていましたので、私は濁水という表現を使わせていただきます。 11月11日に発生した濁水では、たまたま発生と同時刻に自治会の連絡等で酒井浄水場下、新倉4丁目を回っていましたら、水道水が黄色く濁っていると。実際に洗面所に貯めてあった水を確認させていただきました。黄色く濁っていました。 その後その御家庭は、市役所に連絡したら、南浄水場に連絡してくださいと電話番号を教えていただき連絡したところ、現在状況が分からないので、濁水を見に行くのでそのままにしておいてくださいと言われたそうです。私も市役所へ連絡しましたが、やはり南浄水場に連絡するように言われ連絡しましたが、同じく状況が分からないとのことでした。発生時の対応について改めて伺います。 発言事項3、消費者問題、訪問営業について。 昔からトラブルが起こりがちな訪問販売、最近でも、いきなり自宅にやってきたり、電話が来たりなどして営業されるケースは多くあります。近年訪問販売などで多いのが蓄電池や太陽光発電システム、リフォームなどの売り込みです。現在当市南地域では、お宅の屋根が壊れてかけている、リサイクル屋ですが何かありませんかなど、昼夜を問わず訪問販売が来ている状況です。ときには恐怖を感じるなど、地域住民の方の多くは自治会に相談し、また対応を要請に来ているようです。自治会としてもできる限り対応しているようですが、市としてはこのことを把握しているのか伺います。 発言事項4、子供子育て支援、(1)保育園の現状について。 当市も待機児童解消に向けて、小規模保育事業、認定こども園、幼稚園の認定こども園化を進めてきたかと思います。現在の保育園の現状を伺います。 (2)待機児童について。 当市の待機児童も年々減少していますが、依然として待機児童問題の解消には至っておらず、特に1歳児から2歳児の受皿の整備が間に合っていないような状況だと思います。また、女性の就業率も今後も上昇することが予想されるため、さらに子供の受入体制を整えることが求められていると思います。当市の待機児童の現状を伺います。 (3)虐待防止対策について。 全国の保育施設で、園児への暴行や虐待といった不適切な保育が相次いでいます。昨年こども家庭庁では全国調査を行い、4月から12月の間に保育園では914件の不適切な保育が確認され、虐待にあると確認したのが90件あったとしています。保育施設全体では、不適切な保育は1,316件、このうち虐待は122件確認されたということです。 当市の虐待と考えられる事案件数と虐待防止対策について伺います。 発言事項5、
教育行政、(1)小・中学校児童・生徒数の現状について。 当市の令和4年3月末現在の平均年齢は42歳と、若くて元気なまちであります。まだ当市は現在も戸建住宅、マンション建設が進んでいます。現在の小・中学校児童・生徒数と来年度の児童・生徒数の見込みについて伺います。 (2)小・中学校の適正配置について。 現在の当市の小・中学校の適正配置、適正規模についてのお考えと現状について伺います。 1回目の質問は以上です。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員の質問に対する答弁を願います。 加山
都市整備部審議監。 〔
都市整備部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 発言事項1、公共交通について順次お答えいたします。 初めに(1)自動運転サービス導入についてお答えいたします。 和光市では、高齢者を中心とする市民から、市長への手紙等により公共交通による移動が不便で困っているなど、市内の交通の利便性向上に関する要望が多く寄せられていたことから、和光版MaaS事業の採択以前から、MaaSや自動運転事業に関心を抱いておりました。また市内の交通網全体においても、改善の必要を感じたことから、令和元年度から和光市地域公共交通計画策定に向けた検討を開始しておりました。 そこで情報収集を行っていたところ、令和2年度に入り、国土交通省から内閣府による未来技術社会実装事業と連携した自動運転サービス導入事業について情報提供をいただきました。 当該未来技術社会実装事業が、和光市の大きな課題である脆弱な交通インフラへの対応について、国とともに取り組める絶好の機会と判断し、和光版MaaSの考えの下、自動運転サービス導入事業として、令和2年5月に応募、同年7月に選定されました。 なお、上位計画との整合性につきましては、応募する時点で市の最上位の計画である第五次総合振興計画の素案が、公募による市民、市内公共団体役員や学識者等により組織された策定審議会の審議を経ており、新しい移動手段、次世代モビリティやMaaSの活用を検討しますと記述されております。 素案の策定には、部長級で組織された策定委員会及び課長級で組織された検討委員会において協議検討が行われたものであり、政策会議と同様に庁内で議論を重ねたものであります。 次に(2)市内循環バス運行についてお答えいたします。 運行開始時期につきましては、これまで10月の運行開始に向けて検討を行ってまいりましたが、広報わこう9月号で、市内循環バスの運行見直しの記事を掲載した後に、市民や利用者の方から多くの意見をいただいたことから、運行を見直し案を一部変更することといたしました。この変更に伴い、各ルート間の乗り継ぎを含むダイヤ全体の調整が必要となり、各バス事業者との協議に多くの期間を要したため、運行見直しの日程を延期する必要が生じました。 新たな運行の認可申請につきましては、関東運輸局へ10月初旬に申請をしており、認可には通常二、三か月の期間を要するため、12月下旬から1月上旬には認可が下りるものと考えています。 その後市民への周知期間を2週間程度設けた後、令和6年1月初旬から2月上旬に運行が開始できる見通しとなっています。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。 〔上下水道部長(佐々木一弘)登壇〕
◎上下水道部長(佐々木一弘) 発言事項2、上下水道事業、濁水の対応についてお答えします。 今回発生した濁水の原因については、先の議員にもお答えしましたが11月29日付ホームページ等で公表しましたとおり、和光市酒井浄水場内県水バイパス配管内の洗浄作業を行った際に、操作した各仕切弁の確認不足及び弁本体の動作不良により、市内北部の広域で濁水が発生してしまいました。 当日、土曜日の職員体制につきましては、上下水道部長を含め9名の職員にて、翌日、日曜日につきましては4名の職員にて対応に当たりました。
○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 〔市民環境部長(喜古隆広)登壇〕
◎市民環境部長(喜古隆広) 発言事項3、消費者問題、訪問営業についてお答えいたします。 市や和光市消費生活センターでは、訪問販売が来ているなどの情報や相談等、自治会長をはじめ、市民から受けたものについては把握しているところでございます。 当センターの訪問販売関連の相談件数は、令和3年度36件、令和4年度30件、本年度上半期で12件となっております。 主な相談内容は、屋根の修理、電力や電話回線の切替え、不用品の買取りになどとなっており、本年度に相談があった被害額は66万400円で、クーリングオフなどにより救済した額は60万7,600円となっております。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。 〔
子どもあんしん部長(渡辺正成)登壇〕
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 発言事項4、子供子育て支援につきまして、順次お答えいたします。 初めに(1)保育園の現状についてお答えいたします。 令和5年11月1日現在の市内保育施設の入所状況といたしましては、定員2,226人に対し、入所児童数は2,097人となり、入所率は約94%となっています。また、12月入所選考後の募集人数といたしましては、ゼロ歳児及び1歳児ゼロ人、2歳児26人、3歳児6人、4歳児33人、5歳児33人となっています。 保育所等の新規整備につきましては、直近では令和5年4月1日付で小規模保育事業所1施設が開設しております。また、第2期和光市子ども・子育て支援事業計画の中間見直しにおいて、1歳児に発生している待機児童教育、教育ニーズの強い児童の受入体制及び就労形態の多様化等に対応するため、幼稚園や保育園の認定こども園化を推進しております。 次に(2)に待機児童につきましては、令和5年4月1日時点での国基準による待機児童数は、全て1歳児クラスで9人となっておりました。当該待機児童の現在の状況といたしましては、5人が保育施設へ入所し、3人が転出等により入所申請の取下げを行い、1名が入所できていない状況となっております。 待機児童数の推移といたしましては、令和2年度に増加したものの、令和3年度以降は減少しておりますが、今後も待機児童の状況を注視してまいります。 次に(3)虐待防止対策につきましては、これまで市では、市内保育施設での虐待に関する事案について、施設、保護者からの報告は受けておりません。虐待防止対策として、令和5年5月に国から発出された、保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドラインを市内保育施設に周知し、虐待等の防止の徹底を求めています。 また、保育センターでは、保育士を対象に、保育の質の向上を目的とした研修を実施し、子供の人権を尊重する保育について学べる機会を提供するとともに、巡回相談等をとおして、施設とのコミュニケーションを図るなどの支援を行うことで、虐待を未然に防ぐ取組に注力しております。 さらに、市による指導監査では、毎年度全ての民間保育所等を対象に、各施設の虐待防止対策を確認するとともに、保育現場の目視や保育記録の確認を通じて、虐待の兆しにも着目して、虐待の未然防止に努めております。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。 〔教育長(石川 毅)登壇〕
◎教育長(石川毅) 発言事項5、
教育行政について順次お答えします。 初めに(1)小・中学校児童・生徒数の現状についてですが、令和5年度の市内小・中学校の児童・生徒数は、令和5年5月1日時点で小学校4,378名、中学校1,848名、計6,226名です。令和6年度の児童・生徒数の見込みは、令和5年10月1日現在の調査で、小学校4,355名、中学校1,904名、計6,259名です。 次に(2)小・中学校の適正配置についてですが、議員御指摘の適正規模は学級数によります。平成27年1月に文部科学省から示された公立小学校・中学校の適正規模適正配置等に関する手引きによると、学校教育法施行規則第41条の12学級以上18学級以下を標準としつつも、地域の実態その他により特別の事情があるときはこの限りではないとあることから、弾力的なものとなっております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 答弁ありがとうございました。 それでは、2回目の質問を発言事項1、公共交通からお願いいたします。 (1)自動運転サービス導入事業について。 この事業は、第四次総合振興計画への位置づけや予算の裏付けもなく、市長決済のみで未来技術社会実装事業に応募し、市民や議会への説明は後回しにされるなど、なし崩し的に事業が推進されています。大島副市長は、上位計画に位置づけられているかどうかよりも、自由な移動を早く現実のものとしたいと考え、国に応募した。 議会への説明については、まだ採択されるかも分からないものを説明し、それはどんなハレーションを起こすかも分からないため、正式に国から採択を受けてから議会に説明する考えであったと議会で答弁しています。これは市民の代表の議会を軽視するものであります。このことについて改めて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 大島副市長。
◎副市長(大島秀彦) ただいまの再質問についてお答えさせていただきます。 また、まず冒頭に、市民を代表する議会を軽視したというものではございません。逆に、まだ決定していないものを市民の代表たる議会の場で、個別具体の案件を説明するということは、逆に失礼に当たるという考え方で説明は差し控えさせていただいたものでございます。 先ほど担当審議監からの答弁にありましたように、第五次の総合振興計画の中で、市民の一般意思として、新しい交通手段の活用を検討するということはオーソライズされていたという認識の中で、個別具体策については、いろんなもの、たまたま自動運転が採択になりましたけれども、その他のものも含めて、いろいろそういうチャンスがあれば検討していくという中での取組でございまして、それを隠していたとかそういう悪意があったものではないということを御理解いただきたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 先ほど審議監のほうから説明がありました、第五次総合振興計画の素案が策定審議会の審議を経ており、新しい移動手段の活用を検討しますと記述されておりますというところはお聞きしました。これについて、その場ではっきりと自動運転バスという表記がなかったり、説明がなかったと私も今思っているところでございます。 そのようなことを、今答弁されましたけれども、やはりこれは議会にしっかりとその辺は説明して、議会が納得してというところで、あやふやな説明だったのかなと思います。このことについても、議会を軽視するものではなかったということでございますけれども、議会としては、そういう説明が欲しかったところです。 また、この事業は、イニシャル費用だけでも8億8,000万円かかります。事業費の2分の1は国庫補助金が交付されるが、最初の5年間で、6年目以降は市の独自負担になると思います。運行が開始すれば当然ランニング費用がかかります。しかし、市はその費用を把握していないとのことで、計画としてはずさんすぎると思います。このことについても伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) まず、ランニングコストにつきましては、令和6年度中には、概算でありますが算出して、議会に対してお示しする予定としております。 もう既に運転手不足というのは始まっています。コストのことを考えることも必要であると思っておりますが、自動運転サービス導入事業については、今から取り組むべき問題であると考えております。また国の交付金については、いろいろなメニューが出てきておりますので、しっかりと情報収集を行い、引き続き活用して市の財政負担を抑えるように努めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) この事業の採算計画はいまだに示されていません。将来にわたり巨額の赤字を生む可能性が高く、未来技術実装協議会の資料によれば、この地域の就業者の予測は3,000人くらい、インター東部の区画整理事業が進めばさらに増えるでしょう。この就業者を自動運転で輸送できるのか。20人乗り程度のバスを運行するとして、3,000人のうち半分を輸送するとして、1,500人。150往復運行する必要があります。無理ではないかと思いますが、市の考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 初めは、現在行っております、ポンチョタイプでの自動運転バスの運行をしておりますが、将来的には路線バスの一部として運行すること、また車両についても、今大型化することについても検討しているところです。 採算計画につきましては、令和6年度に概算でお示しする予定ですが、また路線バスの一部として運行されることが確保されれば、本数も増加し輸送力は上がるものと考えています。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) この事業の目的の一つは、外環側道の和光市駅から新倉PAまでの区間に専用レーンを設置し、和光市駅から新倉PAの拠点間を結ぶ新たな交通手段の確保であったと思います。しかし、新倉PAのサービスエリア化が白紙になった以上、その根底が崩れたと思いますが、市のお考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今も御指摘がありましたように、確かにこの事業の目的の一つに、新倉パーキングとの接続を考えております。新倉パーキングエリアのサービスエリア化に時間を要しているのは、市が原因ではなく、東京外環道延伸工事において不測の事態が発生したことが原因です。これにつきましては、市としてはもうどうしようもできないものだと考えております。 あくまでも、この事業の最大の目的は、地域住民の生活の足の確保です。そこに合わせて、新たな産業集積の対応と県内外への結節機能の充実として、新倉パーキングエリアの接続を掲げています。あくまでも、運転手不足においても、将来にわたり、市民の移動の自由を確保することが最大の目的です。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 新倉パーキングエリアのサービスエリア化については、私も議長を務めているときに、要望を市長と一緒に行って、あの地域のところの活性化を願って、要望に一緒に行ったわけでございますけれども、サービスエリア化が白紙になったと私は認識しています。そして、あそこの地域には、その当時、バスターミナルなども誘致して、それが自動運転が有効なんだという話が後から出てきたというふうには思っています。このことについても質問させていただきたいと思いますけれども、これは次回に置いておいて、住民への周知は不十分であると私は思っております。地域住民の方は計画を知らないままで、計画を知った住民の中には、緑の保全や騒音振動等の環境面の問題や二車線化による道路横断の危険性など、いまだに疑問の声が多く寄せられていますが、周知について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) この事業につきましては、現在も定期的に説明会等を開催させていただいております。また、1期の整備工事を行うタイミングでは、工事区間に面しております全自治会の役員のところにお邪魔させていただきまして、事業概要の説明をさせていただくとともに、自治会ごとに個別の説明会等の開催を要望する声をいただければ、説明に出向くともお話をさせていただいております。徐々にこの事業について内容が浸透してきているのか、どこの自治会からも説明会の要望のお話はございませんでした。 また、市民まつり等市のイベントでのブースの出店や、駅前のデジタルサイネージで周知を図るとともに、車線整備や社会実証の前には説明会を開催していることもあり、少しずつですが、市民の方に認知されてきていると感じております。 また、1期区間での整備では樹木の更新を行いましたが、周辺にお住まいの方からは、見通しがよくなり、敷地からの出入りや交差点通過の際に安全確認をしやすくなったとの意見もいただいております。また、通行する方からも、見やすくなったとの車線整備について、一定の評価をいただいているのも事実だと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 私は、まだ十分理解が得られていないのかなと思っております。 まず、自動運転導入の実証実験をするなら、わざわざ二車線化しなければならない外環側道ではなく、別の道路で実験すればいいのではと思います。しかし、和光市にはそんなところは見当たりません。この実験はそもそも和光市ではないのではと私は考えていますが、伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 自動運転サービスを導入する際は、いきなり自動運転車両を持ってきて、すぐに走行できるものではありません。走行を重ねて、初めて安全性が高まるものです。また、走行を重ねることで、新しい技術や関連するルール、特性などが市民の方々に目に触れることにより、市民の方々の社会受容性を高めることが必要であるとも考えております。運転手不足は始まっています。現時点で運転手不足を補う唯一の手段と思っておりますので、今から取り組み、備えてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) ほかの自治体では、二車線にしなくても実装実験をやっているところが数多くあります。 市はこれまでずっと、この事業は自動運転のために専用車線を整備すると説明してきました。これが市の正式な考えであると聞いていますが、しかし、いささか疑問が湧いてきています。令和4年3月定例会で大島副市長は、自動運転に関して、和光市の交通問題は国道298号線と国道254号バイパスが松之木島で止まっており、都市計画道路も整備されていないことから、市道に大型車両が入り込むことによって、騒音振動や舗装の修繕にお金がかかるという交通問題を抱えている。外環側道の二車線化だけではこれらの問題は解決されないと考えるが、二車線化により交通容量が増えることによって、周辺への交通の流出は確実に少なくなるものと考えている。バスの優先レーンという形になると思うが、高い確率で一般車両も通行可能となるものと考えていると答弁しています。 この答弁から推察されるのは、自動運転というのは方便であって、実は二車線化を目指しているのではないかと疑問に思っています。もし市が自動運転に名を借りて外環側道を二車線化しようとしているのであれば、正々堂々と議論すべきであります。極めて重要なことなので、市長に見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 先ほど来、審議監のほうから答弁させていただいておりますとおり、この自動運転の取組につきましては、何度も申し上げているんですけれども、運転手が本当に不足しておりまして、今、いろいろと大変な影響が和光市でも出てきております。そういった中で、市民の方が自由に市内を移動できるような取組の一つとして、こちらを進めておりまして、現時点で外環を二車線化しようとか、そういうものを目指しているものではありません。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 二車線化というところなんですけれども、過去の経緯を考慮しないで二車線化を進めるのは、疑問であります。あのルートは二車線化になっていくということなんですけれども、あの地域の当初、東京外環自動車道と国道298号線は、セットで和光市内を縦断する予定でありました。しかし、地域コミュニティーの分断や生活道路への通過交通の流入による環境悪化等が懸念されることから、市民の総意として、国道298号を松之木島で止めたという経緯があります。そして、排ガスや騒音対策のための街路樹や広い歩道が完備された外環側道は、和光市民へのサービス道路として整備されたものであります。 このような経緯を踏まえれば、二車線化すれば歩行者や自動車、外環側道を横断する際の事故が増加するおそれがあります。また、一部二車線化したところで、物理的に二車線化できない箇所もあります。既に地蔵橋隧道箇所は二車線化ができなく、工事計画が変更されています。また、二車線から一車線への合流等により交通渋滞はさらに大きくなり、かえって騒音振動や排ガスを周辺にまき散らすことになると考えます。 市の交通問題である国道298号や国道254号バイパスから通過交通車両の流入については、外環側道の二車線化がよいのか、県道等の拡幅を県に要望するのがよいのかなど、客観的データに基づいて本質的な議論をすべきであると考えますが、市の考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 自動運転サービス導入事業における車線整備につきましては、外環側道の二車線化が目的ではなく、自動運転バスの走行時の安全性の向上や、渋滞が頻発に発生しております外環側道における定時性の確保を目的としております。 また、通過交通に関して、国道298号線や国道254号バイパスからの通過交通車両の流入につきましては、今現在、国道254号バイパスの延伸や、それに合わせて和光市でも検討を進めております都市計画道路諏訪越-四ツ木線などの整備を行うことによって、市内を通る通過交通をスムーズに流すことで対応すべきものと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 自動運転サービス導入事業のような、重要な事業を進めるには、市民の合意形成が不可欠であります。形式だけの説明会では市民の本当の納得は得られません。昨年9月定例会で市民有志の勉強会や市主催の説明会の説明に対して、市は少なくとも参加者においては十分説明を尽くして合意形成ができているという認識なのかという質問に対して、「数回重ねていくに当たってだんだん合意形成が図られて、理解が進んでいると感じている」と審議監の答弁がありました。どのようなことから合意形成ができていると言えるのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 先ほど来、説明会については、繰り返し行っていることを申し上げさせていただいておりますけれども、説明会は今も行っており、引き続き重ねていくことによって、市民の皆様からの事業の周知が図られるとともに、丁寧に事業の必要性や内容について説明を行うことで、事業に対する理解が進んでいるものと考えております。今後も引き続き、より多くの市民の皆様から事業に対する御理解が得られるよう説明を尽くしてまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 今議会においても自動運転については、質問が出ています。また、毎回、これまでも議会の定例会で自動運転についての質問が出ていると思います。これは本当に市民の人が理解しているのか。理解できていないから各議員にいろんな相談があって、その各議員がそれについて質問しているのではないかと私は感じているところであります。 市としては、丁寧な説明をし、理解を得ると市長も言っていますが、丁寧な説明がなされたと思っているのか。市民はこの事業に疑問を持っています。「これまでも車の騒音に悩まされてきた二車線化で、これまで以上に騒音に悩まされることになる」、「市は、緑の維持や創出をまちづくりの目標にしているものにもかかわらず、木々を伐採したことは矛盾している」、このような意見がこれまでの説明会で出ています。市民の実際の意見と市の認識の食い違いが大きいと思います。市民の合意形成は進んでいるとは思えません。 市長はこのことについて、「住民投票も考えている」と言っていましたが、住民投票について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 自動運転サービスの導入事業に関する市民の皆様への説明につきましては、これまで、審議監のほうからも答弁いたしましたが、事業の進捗に合わせまして、多世代の方に発信したいということで、対面形式だけではなくて、ウェブでやったりですとか、オープンハウス、そういったいろいろな形の説明会を今までもしてまいりました。また、わこらぼまつり、市民まつりなどのイベントの会場でもPRを行うなど、デジタルサイネージでもPR活動に努めてまいりました。私たちとしては、考えられる説明、丁寧な説明に心がけてきたというふうには考えております。 ただ、議員がおっしゃいますように、本当に全市民の方がこの事業について御存じなのかということになると、ちょっと足りない面もあるかもしれませんので、そこに関しましては引き続きほかの方向も検討しながら、進めてまいりたいと思います。 また、住民投票につきましては、必要であれば考えるというようなお話をしたと思いますが、現時点でこのような説明会を重ねまして、大分理解をされているというようなお声も聞きますので、現時点では考えておりません。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 今、全市民に周知、説明できていないということも伺いました。 確かに、今、事業地周辺の方の説明会などは行われています。しかし、これまでコロナ禍において、またオープンハウス形式とかの説明会で、なかなか丁寧な説明ができていないのかなというふうに思っていますし、また、あの地域の方だけで、南地域の方は、この事業について本当に全然知らないという方が多く、また、8億8,000万円も使って、その事業は必要なのかという御意見もいっぱいいただいております。そんなことから、常に定例会で一般質問が行われているのかなと思いますけれども、今後、いま一度丁寧な説明をしっかりとやっていただければと思います。 市が本来やるべきことは、外環側道を二車線化して自動運転車両を走らせることではなく、狭隘道路の拡幅や都市計画道路などの整備などを地道にやっていくことであります。長期的な展望に立って、市民の生活に直結したまちづくりを進めるべきであります。将来を考えると、人も車も安心して通行できるような交通インフラの整備が重要であります。貴重な財源を大切に使い、住みやすいまちづくりを計画的に進めることを政策の重要な柱にすべきであります。 循環バスの整備は、交通弱者の足の確保にとって不可欠であります。市内循環バス1台の運行経費は年1,627万円で、令和4年度の予算を見ると、市内循環バス3台の運行経費は年間4,881万円です。自動運転サービスを導入するだけの財源があるのなら、市民の要望が高い市内循環バスの運行台数や路線の増加など対策の充実を図るべきであります。 今、高齢者が荷物を持って歩ける距離は、200メートルと言われています。市内循環バス運行見直しで運行台数や路線は増加されましたが、当市では循環バスとデマンド交通の二刀流が望ましいと思っておりますので、このこともよく考えていただければと思います。 次に、(2)市内循環バス運行について。 運行見直しについて、循環バスの再編、見直しについて、どのように進められてきたのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今まで、市民の意見を聞きながら、実際にルート等の検討を進めてまいりました。市民研究会においては14回開催し、またパブリックコメントや説明会を実施する中で、意見を酌み取っております。また、公民館等で24か所の公民館に意見場所を設置することなどによって、市民の意見を多く取り入れながら、ルートの決定をしてまいりました。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 見直しについてということですけれども、先ほど、1回目の答弁で、ホームページにアップして、市民の方からいろんな意見が出てきて、見直しをされたというふうに答弁がありましたけれども、またこれ運行について、ホームページに掲載するかと思いますけれども、そのときにもう一度そういう意見が上がってきたら、また見直しになるんですか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 基本的には、現在あります公共交通計画の方向性に基づいて策定したものでありますので、しばらくの間、運行見直しをすぐにするということは考えておりません。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 運行見直しというか、6月にホームページに出して、それで意見が出てきて、10月の見直しを延ばしたというふうに答弁されていたんで、またホームページに掲載してそのようなことが起きたら、また検討し直すのかなというのを疑問に思っていました。 今後の予定はどうなっているのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 運行見直しの時期につきましては、先ほど御答弁させていただきましたように、1月から2月の上旬に向けて、新しい運行ダイヤで運行開始する予定となっております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) またこれについても早く周知とかしていただいて、問題・課題を解決していただければと思いますけれども、やはり循環バスとデマンド交通の二刀流が一番私は望ましいなというふうにも思っていますので、デマンド交通についても検討していただければと思います。 次に、発言事項2、上水道事業、濁水の対応について、2回目の質問をいたします。 今回のようなときの異常事態対応の危機管理体制マニュアルはあるのか伺います。
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△休憩の宣告
○議長(富澤啓二議員) ここで一般質問の途中ですが、暫時休憩します。午前11時53分 休憩午後1時15分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
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△市政に対する一般質問(続き)
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) マニュアルにつきましては、上下水道部では水質汚染事故対策マニュアルというものがございます。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) マニュアルについてはあるということで、そのマニュアルは発揮できたんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) このマニュアルにつきましては、井戸の水質汚染事故、県水水質汚染事故、配水水質事故、この中には、濁り水の場合、あとは、毒物等の投入の場合ということになっております。濁水につきましては、これはあくまでも配水管の中から出た濁水についての対応マニュアルであって、今回のように配水池に濁水が入ったものに対してのマニュアルとしての明記がないことから、今回はこれのマニュアルどおりというわけにはいきませんでした。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) さきの議員の答弁でもありましたんですけれども、ホームページ、和光市防災防犯情報メールで周知していただきましたが、防災行政無線で発信することはできなかったのか、また、水道部所有の車には、広報活動ができるように拡声器が取り付けられています。広報しなかった理由を改めて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 今回の濁水につきましては、さきの議員にもお答えしましたが、発生当初、酒井浄水場付近の一部の地域であるという認識から、酒井浄水場の配水を停止していることを考慮し、防災行政無線や広報車での放送は行いませんでした。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 市内全域でないため広報できなかったとの答弁ですが、市民の方は大変不安に感じていました。夜になっても、まだ原因が分からない、飲んでいいのか自己判断ができないなど、たくさんの不安を感じていました。ホームページなどでは、地域を特定して掲載されていました。ホームページに掲載した内容で防災行政無線を活用するべきだったのではと思いますが、改めて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 今回の濁水につきましては、酒井浄水場での点検中に起きました。これにつきましては、原因が特定するまでに相当な時間を要しています。酒井浄水場の配水池に濁り水が入ることは通常では考えられないため、このことも含めて、原因調査に集中しておりました。また、当初の下新倉4丁目、5丁目、時間の経過とともに範囲が広がってきて、新倉2丁目、3丁目等に広がってしまいました。この状況は、深夜まで続きましたことから、夜になったということも含めて、防災行政無線の使用につきましては、原因が完全に特定しなかったことも含めて、使用を行いませんでした。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) ホームページでは、10回までいろんな掲載をしていただきましたけれども、逆にそれが不安をあおってしまったのかなというのも考えられます。これまでにも赤水などの事故が起きていました。たしか、平成25年にあったかと思います。そのときにいろんな委員会での答弁などで、今後はその広報について検討して整備していくというような答弁があったかと思いますけれども、そのときの教訓を生かされたのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 過去の赤水、濁水等につきましては、基本的には配水管内での濁りが原因だったことから、今回とはちょっと違った状況でございましたので、教訓としてはそれほど生かされていなかった状況でございます。 ただ、広報につきましては、前回とは違って防災行政無線は使用はしませんでしたが、防犯メール、LINE、X(旧ツイッター)などを活用して、極力広報に努めたつもりでおります。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 和光市は平均年齢42歳と比較的若いんですけれども、確かに高齢者もいますんで、その方たちはSNS等は利用していないと思うんですよ。やはり広報の行政無線が一番有効かなと思いますんで、あれは地域別には流すことってできないんですか。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) できるようですが、当日、我々、水道部の職員の対応では、そこまで知識が回っていなかったので、今回は市内全域になるという認識の中から、こういった対処を取らせていただきました。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) できるということなんで、今後このようなことがあったら、地域限定でもいいんでしっかりと広報をしていただいて、市民の不安を除いていただければと思います。 また、しっかりとしたマニュアルがなかったということなので、しっかりとそのマニュアルについても整備をしていただければと思います。 また、今回の事故で、オール電化の家庭の貯留式や給湯機などの故障や、今回、濁水が続くことにより不安を感じ、午後の営業を中止した飲食店、水がきれいじゃないので、洗い水とかそんなのでちょっと不安を感じた人がいて、営業を中止した方もおられました。 どのような補償をお考えなのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) 補償等々につきましては、まず全世帯につきまして、2月請求分、3月請求分になりますが、2立方メートル、2t相当の上水並びに下水道使用料の減免を実施したいと考えております。 今、議員から御指摘のありましたその他の補償につきましては、先週金曜日、12月8日にホームページに掲載させていただきましたが、個別補償を行いますということを考えております。こちらにつきましては、受水槽等の清掃、エコキュート等々のフィルター交換、または飲食店等の営業補償などなどにつきまして補償を考えております。これらを対応するために、相談窓口とコールセンターを市役所議会棟の1階、旧食堂のあったところに設置する予定でございます。期間につきましては、令和5年12月20日から令和6年2月29日、木曜日まで、土日祝日を除きまして、また年末年始の休暇期間を除きまして、9時から午後の5時まで対応させていただきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 今回の濁水でいろいろとホームページに10回等出していただいて、また12月11日には、この「起因する損害への対応について」というのも、ホームページで上げていただきました。このことについて、これは市の広報に上げていただきたいと思うんですけれども、先ほども言いましたけれども、高齢者の方はこういうホームページとかSNSを活用できていない方がたくさんおられますので、ぜひ広報に掲載をしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 佐々木上下水道部長。
◎上下水道部長(佐々木一弘) はい。次号、新年号ですね、1月発行分の広報わこうに補償の件も含めて、掲載する予定でございます。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 本当に迅速な対応をありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いをいたします。 次に、発言事項3、消費者問題、訪問営業について伺います。 この件については、自治会から相談があったと思いますが、対応について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。
◎市民環境部長(喜古隆広) 自治会やその地域にお住まいの方からの相談対応につきましては、消費生活相談員より訪問販売関連のトラブル事例や、その案件に対する適切なアドバイスをさせていただきました。また、訪問販売お断りのシールやかしこい消費生活カレンダーなどの啓発品を配布していることも、併せて御案内をさせていただいたところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 先日、5日、午前にも市内において、悪質業者による屋根修理工事のトラブルがあるとの防災行政無線で注意喚起がありました。12月に入り、このような案件が多くなると考えられます。このようなことに広くアンテナを張って情報収集を行って、被害防止に努めていただきたいと思いますが、被害予防対策について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。
◎市民環境部長(喜古隆広) 訪問販売につきましてはトラブルも多いことから、消費生活センターでは、正しい知識を身につけ、被害を未然に防げるよう、各世代に向けた幅広い情報提供や啓発活動を行っているほか、希望に応じてですけれども、おとどけ講座のほうも開催しているところでございます。また、訪問販売で契約を締結してしまった後、そういったケースでも解決できる場合がございますので、消費生活センターに御相談いただくよう周知しているところでございます。 今後は、防災行政無線のほか、市民からの情報や相談が多く寄せられている地域に防犯パトロールカーでの注意喚起なども検討してまいりたいと考えております。 引き続き幅広く啓発を行い、未然防止につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 先ほど、訪問販売お断りのシールやかしこい消費生活カレンダーも配布しているということですけれども、あと県では、「彩の国くらしレポート」というのが結構出されております。これは6階のところに置いてあったんですけれども、通信販売の要注意、水回り修理の高額請求に注意、頼んでいない商品が届いたら、サブスクリプションサービスの請求トラブルの注意とか、6階にたくさん置いてあったんで、地域には率先してこういうような情報紙を配っていただきたいと思いますんで、情報喚起に、また対策についてお知らせをしていただけますようにお願いをいたします。要望でございます。 次に、発言事項4、子ども子育て支援、保育園の現状について。 今後の保育施設開設に向けての計画を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 今後の保育施設開設に向けての計画につきましては、適正な提供体制の観点から、和光市駅北口の再開発に伴います保育ニーズの的確な把握を行った上で、北エリアの保育施設等の設備を次期計画策定の中で検討するなど、一層の利用者ニーズに即した教育・保育体制の構築に進めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 保育園の現状については、分かりました。 次に、待機児童について。 来年度の保育園の入所申込みが始まっていると思いますけれども、来年度の保育の受入れ状況、見込みを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 令和6年度4月の一次入所の受入れ状況といたしましては、令和5年10月1日現在の募集予定人数では572人となりまして、前年同時期と比較いたしますと、42人増加している状況です。年齢別の状況といたしましては、ゼロ歳児クラスで15人減少しておりますが、1歳児クラスでは37人増加している状況となっております。 利用者希望が最も多い1歳児の枠を拡大することによりまして、できるだけ多くの児童を受け入れられるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 現在は、コロナ禍の影響で働き方改革も進み、在宅勤務なども多く増えてきたこともあり、保育園の利用が減ったとの見方もあるかと思いますが、今後、当市の待機児童の見込みと対策について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 待機児童数の見込みにつきましては、現在入所選考の作業を行っているところとなりますので、現時点でちょっとお示しすることが難しいのですが、ここ数年の申請者の数と待機児童数の状況から推測いたしますと、令和5年度と同程度になるものと考えております。 また、待機児童の対策といたしましては、引き続き多様な就労形態に柔軟に対応できる認定こども園、こちらへの移行を推進するとともに、申請状況等に即しました事業者との協議の上、適正な定員の変更等の調整を行うなどをしまして、待機児童の解消に努めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 待機児童については、最後の1人まで解消するまでが重要なのかなと思いますので、ぜひ待機児童が解消できるまで取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。 次に、虐待防止対策について。 虐待は、保育士の心のゆとりがない状態で起こると言われています。余裕を持った人員配置が重要で、また、園長の経験と指導が重要だと感じています。保育士に時間的なゆとりを持たせるとともに、技能向上のために研修に行くことを後押しするなど支援が必要だと思います。 個人への支援についてのお考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 渡辺
子どもあんしん部長。
◎
子どもあんしん部長(渡辺正成) 保育士への支援につきましては市では、雇用を確保することによりまして保育士の負担軽減を図ることを目的といたしました市独自の事業によりまして、配置基準以上に保育士を雇用している施設に対しましては、補助を行っております。 また、保育の質の向上を図る研修におきましては、ゼミ形式によりまして実施することで保育士同士の緊密なコミュニケーションが図られまして、参加者の皆様からは、心理的負担の軽減にもつながっているとのお声をいただいております。 また、令和6年度には、現在策定しております和光市保育の質のガイドライン、こちらに基づく研修も行ってまいりたいと考えております。 今後も、施設の巡回相談事業や保育支援アドバイザーの訪問を通しまして、保育士が相談のしやすい環境をつくり、保育士の支援に努めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 1回目の答弁で、和光市にはこのような虐待の事例がないということで報告を受けました。今後さらに虐待等の防止の徹底をするために、いろいろな保育士の技術の向上とか質の向上を図っていただいて、虐待のないようにまた監視をしていただければというふうに思っていますので、よろしくお願いをいたします。 次に、発言事項5、
教育行政。 (1)小・中学校児童生徒数の現状について伺います。 来年度については、小学校が微減、中学校については微増のようですが、当市は、戸建て住宅、マンション建設が進んでいます。今後の児童・生徒数の見込み数を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 今後の児童・生徒数の見込みですけれども、人口推計を参考に5年後それから10年後の順でお答えします。小学校は、4,271人、4,432人、中学校が、1,970人、1,939人になります。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 今の数字で見込み数が、小・中学校とも減るということですか、多少、微減になるんですか。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 小・中学校ともに横ばい、やや微増かなというような認識でおります。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 本当に今、第四小学校の学校区域ではマンション建設がすごく、今5棟ぐらいできて、また白子小学校区域もマンション建設が進んでいたり、白子三丁目の区画整理が進んでいたりして、人口がこれからまた推計では分からない状況にもなるかなとは思います。 そのために、次の質問にいきますけれども、小学校の適正配置についてというところで、白子小学校のプレハブ校舎をまだ残してありますよね。あれは、そういうのを見込んで残しているのかどうかというのをお伺いしたいんです。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 将来の白子小学校の児童増のために残しているというわけではございません。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) じゃ、白子小学校と第四小学校というのはつながっているんで、以前、白子小学校が人数が増えたときに、白子小学校区域を第四小に行ってもらっているんです。だから、そういうところで、今、第四小が今後すごく増える見込みがあって、あのプレハブ校舎を残しているのかなというふうに思っているんですけれども、もう一度お伺いします。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 白子小学校区の一部を第四小学校に通学区域変更したことは認識しております。現在の白子小学校のプレハブに関しては、今後、白子小学校の児童数が増えることを想定して残しているというわけではございません。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) それでは、残していないということなんですけれども、もし児童数が、生徒数が増えたら、そのようなこともあり得るのかなと思いますけれども、そこでお伺いしますけれども、小・中学校の適正規模学級数について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 小・中学校の適正規模学級数についてですけれども、文部科学省の手引では、小学校ではクラス替えや学級を越えた集団の編成、同学年に複数教員の配置などの観点から、1学年に2学級以上ですので、学校全体で12学級以上が望ましいとして示されております。また、中学校では、全ての授業で教科担任による学習指導を実施するため、9学級以上確保することが望ましいと示されています。 一方で、文部科学省では従来から31学級以上になると、31学級以上の学校を過大規模校としていまして、児童・生徒間の人間関係の希薄化や授業の調整の困難など、大きな規模の学校に生じる課題等から、その解消を図るよう設置者に対して促してきていることがございます。 学校規模は、地域の実態その他によって弾力的なものですので、本市の学校の適正規模学級数を明確に示すことは難しいと考えますけれども、望ましい学級数や過大規模校の学級数は一つの参考と考えております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 各学校の適正規模学級数は、これから維持難しいというところかなと思うんですけれども、この学級数には特別教室とかそういうところの確保というのは考慮されているというか、もし学級数が足りなくなった場合は、そういうところを学級に活用できるということなんですか。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 特別教室に関しては、その用途がございますので、その特別教室をそれぞれの学校に確保することは前提になります。ただ、急激に一時的に児童・生徒数が増加した場合に、それを普通教室に一時的な転用ということはございます。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) うちのほうの自治会、一新会自治会なんですけれども、下新倉小学校に通っています、児童が。何か下新倉小学校の今度教室が足りなくなって、特別教室を活用するようなことが近年に起きるんじゃないかということを言われているんですけれども、そのことについて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 今手元に正確な資料がないので数値等はお答えできないんですが、これから下新倉小学校についての児童数は、微減の状況になるというふうに把握はしております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 次に、中学校についてなんですけれども、大和中学校の学級数は適正規模と考えておられるのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 石川教育長。
◎教育長(石川毅) 今年度の大和中学校の学級数は、通常学級が22学級、それから特別支援学級が2学級の計24学級となります。現在の大和中学校の教室数から言いますと、適正規模かなと判断しております。
○議長(富澤啓二議員) 18番、吉田武司議員。
◆18番(吉田武司議員) 今、大和中学校には教頭先生2名いて、職員室が2つというふうになって、何か大規模校だというふうに私も感じているんですけれども、850人ぐらいですか、今の古希を迎えた方とか喜寿を迎えた方、喜寿、77歳の方たちは、昔は1,000人以上いたんだよなんていう話があって、そういう話もやっぱりあるんですけれども、ちょっと私はあれ八百何十人というのは適正規模じゃないのかなというふうにも思っていますので、そこで、今、和光高校の問題があって、あと2年後には閉校になるということなんで、ぜひそこを中学校に活用できるように教育長からも埼玉県の教育委員会などに働きかけていただいて、ぜひ和光市に返していただくというか、使わせてもらうようにしていただいて、今の中学校の適正規模と言われましたけれども、学校の教育現場の教室等の教育の授業のゆとりじゃなくて、環境のゆとりをつくってあげてというのが一番私の希望でありますので、ぜひその辺は私たちも教育委員会のほうに、埼玉県に都度行ったときには教育委員会によってそういう要望を確認させてもらっていますので、教育長もぜひ一緒になってそういうふうにできて、これからの和光市を担っていく子供たちのために一緒に協力していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(富澤啓二議員) ここで未答弁部分の発言があります。 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 発言順位1、公共交通の(2)の市内循環バス運行について答弁漏れがあったという御指摘を受けましたので、答弁申し上げたいと思います。 現在、市内循環バスの運行見直しについて、申請して今後周知していく中で、再度、市民や利用者の皆様から御意見をいただいた際に、6月に行ったように、もう一度見直しする可能性があるのかという御質問だったかと思います。前回、6月の広報で周知したときにおきましては、運輸局に申請する前でございましたので、再度見直しについては検討させていただきましたが、先ほども答弁いたしましたけれども、もう既に今、運輸局に申請をしておりまして、認可を待つ状態でございますので、その時点でまた見直すというのはかなり難しいことでありますので、しばらくは今申請している内容で運行をさせていただきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 以上で、18番、吉田武司議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位4番、9番、小嶋智子議員、通告書に従い、お願いします。 〔9番(小嶋智子議員)質問席〕
◆9番(小嶋智子議員) 9番、やさしい未来へ歩む会、小嶋智子です。 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 発言順位1、公共交通。 自動運転サービス導入事業の現状と対応について。 前回の一般質問で、8月28日から9月8日まで実施されました1期社会実証走行について伺いましたが、走行データは取りまとめを行っているところとのことでしたので、改めて伺います。 実証された検証の内容と、その結果について伺います。 発言順位2、まちづくり。 (1)一般国道254号和光バイパス。 ア、説明会とその後の対応について。 市民の皆様からの陳情を受けて開催された説明会ですが、今までの説明会と同じ内容の説明が多かった要因について伺います。 また、時間の配分も今までの説明会同様に、説明の時間がほとんどを占めて、参加者からの質問時間が少なく感じました。時間がなくなり、手を挙げ続けていた方も、指名されずに質問ができませんでした。また、指名された方も、時間がないために質問を制限されてしまいました。陳情を受けての説明会ですので、今までとは違い、参加者が発言できる時間が多く取られているものと考えておりましたので、大変残念でなりませんでした。このような時間配分にされたのは、なぜなのでしょうか。 イ、進捗状況と今後について。 事業の進捗状況と今後の予定について伺います。 (2)緑化対策。 和光市みどりの基本計画は、緑の保全・整備から維持管理、魅力発信、パートナーづくりまで一貫して緑に関する施策を効率的・効果的に実施していくために、緑の基本計画と緑地保全計画を一本化して策定され、来年の3月で2年が経過することとなります。 市のホームページには、令和4年度みどりの基本計画施策の進捗状況報告シートが公表され、計画の進捗状況が分かりやすく示されており、中には令和5年度からの実施が予定されているものもありました。 そこで、今年度新たに取り組まれた施策にはどのようなものがあるのか伺います。 発言順位3、市役所[事業]総点検。 (1)市民体育祭とわこうスポーツ祭りについて。 市役所[事業]総点検の結果、市民体育祭の実施を取りやめ、スポーツの日の事業として、市民が気軽に参加できるイベントが実施されることになり、10月9日のスポーツの日に、和光スポーツ祭りが開催されました。開催されてまだ間もないということもありますので、現段階での成果や課題、また、それを踏まえての市の評価を伺います。 (2)民意反映。 市民体育祭の実施について6月の一般質問での御答弁で、運営委員会の中で市民体育祭のような形も残すことができるのではないかという議論もあったが、今回は実施に至らなかったと伺っておりますが、このときにどのような御意見が出ていて、どのように協議を進められたのかを伺います。 以上、1回目の質問となります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員の質問に対する答弁を願います。 加山
都市整備部審議監。 〔
都市整備部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 発言事項1、公共交通、自動運転サービス導入事業の現状と対応についてお答えいたします。 1期社会実証における主な検証内容は、自動運転率や手動運転介入要因等の検証及び自動運転バスの快適性や安全性等について、試乗者及び運転手からアンケート調査を行いました。 自動運転率につきましては、全31便の自動運転率の平均は95.9%となっており、全体的に高い割合を記録いたしました。運転手による手動介入の主な要因としましては、第2通行帯を走行してきたトラックとの離隔距離をさらに確保しようとしたハンドル操作によるものでした。 また、試乗者や運転手に対するアンケート調査に結果については、試乗者で257サンプル、運転手で4サンプルの回答がありました。 試乗者からの主な意見としては、試乗車の9割以上の方から乗り心地が快適である、実装後も利用したいとの回答をいただいており、自動運転バスの受入れやすさを確認することができました。また、一部ではありますが、停車回数が多い、ブレーキが急だった、自動運転バスが交差点で停車した際の横断歩行者と一般車との事故を起因してしまうのではないかなどがありました。運転手からの主な意見としては、運転手自身の手動運転と自動運転の走り方に違いがあるなどがありました。 これらの実証走行の結果を踏まえ改善策を検討し、令和6年1月中旬頃から予定している1期社会実装に役立ててまいります。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。 〔都市整備部長(香取裕司)登壇〕
◎都市整備部長(香取裕司) 発言事項2、まちづくりについて順次お答えをします。 初めに、(1)一般国道254号和光バイパス、ア、説明会とその後の対応についてお答えします。 国道254号和光バイパス事業に関係する説明会につきましては、令和4年12月議会で採択された陳情内容を踏まえ、埼玉県朝霞県土整備事務所と和光市が同席の上、市長も出席し、令和5年7月1日の土曜日に下新倉小学校体育館で開催しました。 説明会につきましては、国道254号和光バイパスのルート決定に関して十分な説明をしてほしいという御意見を勘案し、国道254号和光バイパス延伸計画やルート選定の考え方を改めて説明していただくとともに、今後の予定や和光バイパス事業に関連する和光市の取組について、これまでの説明会と同じ内容も含め説明したものでございます。 説明会の構成につきましては、和光バイパス事業に関する説明を丁寧に行うとともに、十分な質疑応答、意見交換の時間を確保するために、説明時間と質疑応答の時間を半分ずつの説明50分、質疑50分としたものでございます。 次に、イ、進捗状況と今後についてお答えします。 道路整備の大まかな流れは、最初に、都市計画決定でルートを決定し、2番目に、現地を把握するための測量や調査を行い、3番目に、道路設計を実施します。4番目に、道路整備に必要な用地の測量や調査を行い、5番目に、地権者との交渉を経て用地を取得し、最後に工事に着手し、道路が開通します。 現在の進捗状況は2番目の現地を把握するための測量や調査を進めている段階と伺っています。今後につきましては、2番目の測量や調査が完了した後に、3番目の道路設計に着手する予定と県より伺っております。 次に、(2)緑化対策についてお答えします。 令和4年3月に策定したみどりの基本計画に基づき、令和5年度から新たに、みどりのパートナー養成講座とみどりのパートナー研修会を実施しています。 養成講座は、みどりのパートナーの裾野を広げるため「花でつながるコミュニティガーデン講座」と題し、講師を招き丸山台の緑の公園でガーデニング作業と座学を全6回開催し、11月に全講座が終了いたしました。 研修会につきましては、現在、みどりのパートナーとして御活躍いただいている団体等のスキルアップを目的に実施をしています。研修内容は、講師とみどりのパートナーが日頃実施しているみどりの観察会や調査から一歩踏み込んで、違った視点や切り口で森の資源を活用するスキルを学ぶ研修で、ふれあいの森を舞台に全5回開催するものです。現在のところ、草木染め等の実践的なスキルを身につける前半の研修を実施いたしました。後半の研修会では、今まで学んだ知識を生かし、実際に市民向けのイベントを開催する予定です。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。 〔教育部長(寄口昌宏)登壇〕
◎教育部長(寄口昌宏) それでは、発言事項3、市役所[事業]総点検について順次お答えします。 初めに、(1)市民体育祭とわこうスポーツ祭りについてお答えいたします。 スポーツ祭りの評価は現在行っている最中ですので、現段階の内容でお答えいたします。3連休最終日の10月9日は雨天となり、屋外プログラムは中止となりましたが、総合体育館とプールの屋内プログラムは開催することができました。これまでの市民体育祭形式では、雨天中止で参加者がゼロ名となるところでしたが、今回の開催形式へ移行したことにより、概算で1,400名の皆様に御参加いただき、スポーツへの参加の機会を提供できたことについて一定の成果があったと考えております。 次に、(2)民意の反映についてお答えします。 市民体育祭は、各種関係団体から選出された9名が構成する市民体育祭運営委員会により実施してまいりました。市民体育祭から体験イベント形式に変更することについての民意の反映については、市民体育祭運営委員会を開催するに当たり、事務局が各団体の長と協議をまず行った後に、さらに運営委員に対しても説明をしたところです。 体育祭運営委員会で出された意見としては、「市がどうやろうと考えていて、どう協力できるか考えていきたい」「時代の流れもあるので、できることを考えていきましょう」等の意見が出されました。 最終的に、事務局より、市民体育祭から市民が気軽に参加できる体験イベント形式に変更の提案をさせていただいたところです。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御答弁ありがとうございました。順次2回目以降の質問をさせていただきます。 発言順位1、公共交通、自動運転サービス導入事業についてですけれども、和光市未来技術地域実装協議会においては実証走行に当たり、左折車が自動運転バスと交差する際にどのような挙動を示すのか、一般車両がバス専用通行帯に入ってしまう事例がどの程度発生するのか、また、GPSの感度が弱い区間の判明の有無などについて注視するとされております。この結果についても伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) まず1点目の第2車線から左折して自動運転バスの前を横切るケースにつきましては、今回、事象としては5回から6回発生しております。全て交差点で自動運転バスが一時停止していた状態であったために、左折車の通過を見届けた後に、通常どおり運転手が発車ボタンを押して発進している状況でございます。 続いて、2点目の一般車両がバス専用通行帯に誤って入った事例におきましては、右側の車線が渋滞時に3回ほど発生したと運行事業者から報告を受けております。 3つ目の実証走行時のGPS感度に関する調査につきましては、事前にも走行実施調査を実施済みではありましたが、今回の実証走行の中においても、走行区間自動運転による走行区間については、しっかりとGPSの電波が届く状態となっておりました。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今回、GPSのほうは大丈夫だったということだったと思うんです。ただ、左折車が自動運転バスと交差する際にどのような挙動を示すかという点、今は、たまたま今回は一時停止をしていたときだったので、五、六回発生したけれども大事には至らなかったということですが、運転手さんが今回は乗っております。今後は運転手さんが乗らなくなってくる、そこのレベルに向けてどのように改善していくのか、また、バスの専用通行帯にも車が3回ほど入っていたということですが、これに対してもどのように改善をしていくのかということですね、これから改善策を検討して1月中旬頃予定されている1期社会実装に役立てていくということであるという御答弁でしたけれども、どのようにこれから改善をしていくのかについて伺いたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今お話にもありましたように、まず運転手が乗った状態でありますので、通常左折車が自動運転バスの前を横断するときには、通常はセンサーできっちり感知して止まる状態でなっております。また、そこで、万が一想定どおりの反応をしなかったときというのは、きちんと運転手が対応していくということとなっております。 また、間違って入った事象については、この事例については、警察にも御報告申し上げてありますので、あくまでこれは運転の交通ルールに基づくものでございますので、今後、市と警察でしっかりと監視をしながら、対策を警察にお願いしていく形になるかと思います。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) あそこの歩道を歩きながら車線の様子を見ておりますと、一般車両が渋滞をしているときは、専用車線が始まったところからもうずっと専用車線を走って行って、最後まで走り抜けていくというような場面にも遭遇しました。また、最初から入っていって、ずっと最後まで行って、最後、左折するところで曲がっていくというような場面にも遭遇をいたしました。ほんの数分間しかいなかったんですが、そういった車も2台通ってまいりましたし、あと、基本的に左折する方は少し前から専用車線に入っていって、自分が左折したいところで左折をしていくというのがスタンダードになりかけているんじゃないかというくらい、結構多くいらっしゃったんです。こういった状況については、市のほうで把握はされているんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今お話がありました左折する際に、少し手前から第1通行帯に入るというのは、交通ルール上、そのようになっておりますので、それが正しい左折の仕方でございますので、その方はちゃんと交通ルールをしっかり理解しているんだなというふうに今聞いていて感じました。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) そうしますと、少し前から入っていかれるんですね。専用車線をしばらく走ってから左折なんですが、それが交通ルールということでよろしいですか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) そのとおりでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) そういたしますと、さらに危険性が増してくるのかなということになります。普通に自動運転バスが入ってきて、でも、左折する方も進入されてくるわけですよね。その点についてというのは、どのようになるんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) このたび整備するに当たりまして、当然警察と協議していく中で、当然道路交通法に基づいて警察が考え、その警察との協議の下に行っているものですので、その辺は法規どおりに、また警察がきちんと判断した中での対応だと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) しっかりと対応していただきたいと思います。実際にもう最初、始まったところから専用車線を走っている車がございますので、それは警察のほうに対応をお願いしていただきたいと思います。安全確保のためにも道路管理者としての責任、そしてこの事業を進めている行政としての責任、これをしっかりと果たしていただきたいと考えます。 11月に実施されました説明会について伺います。 今まで対面形式やウェブ、オープンハウス形式で実施されてきました説明会でありますが、今回はオープンハウス形式のみということで実施されております。なぜこのような形になったのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 説明会につきましては、まず事業に対して行う説明会と、工事に対して行う説明会の大きく2種類があるものと考えております。事業に関する説明会については、以前からも御指摘ありましたように対面式を基本としております。その中で、ウェブであるとかオープンハウス形式、また市内全域に関わることなので、南側の地区でもやってほしいという御意見があったと思っておりますので、今は南側の地区でも必ずやっております。このたびの11月に実施した説明会については工事説明会でございますので、工事説明会というのはやはりその近隣にお住まいの方々、1人1人が住んでいる環境であるとか、その工事箇所との接し方とかが違います。また、疑問に思っている点がそれぞれ違うものと思っておりますので、全体で行う対面式よりも個々の問題に丁寧にお答えができる形式がオープンハウス形式だと思っております。1期の工事区間においてもそのように対応してきており、丁寧に対応してきておりますので、2期についても同様の対応をさせていただいたところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 分かりました。 説明会ではどのような御質問や御意見がありましたでしょうか。また、それに対してどのように今後対応していくのか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 説明会での主な御意見といたしましては、交通安全対策に関すること、ごみ集積所の移設やバス停留所の位置に関すること、令和7年度以降に予定している整備区間に関することなどがございました。いただいた質問や意見への対応につきましては、真摯に受け止め、工事内容に反映できるよう努めてまいります。 また、複数の方から御意見をいただきました交通安全対策につきましては、意見の内容を警察に伝えるとともに、市で取り組める対策についても検討してまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 2期区間の工事も、1期区間同様に市内事業者に工事をお願いするのでしょうか。以前も質問をいたしましたが、そのときは確定されておりませんでしたので、改めて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 2期区間の車線整備工事につきましては、1期区間のときと同様に市内事業者の受注機会の創出に配慮した形で発注してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) またお願いする工事の内容も1期区間と同様でしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 2期区間の車線整備工事の内容につきましては、基本的に1期区間のときと同様となりますが、一部区間において歩道と車道で一部高低差が生じる場所がありますので、その部分については、その高低差の対策として擁壁を整備する形となります。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) その擁壁を整備する形も、市内事業者さんでお願いするということでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) その予定としております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 2期区間の事業の進捗状況を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 2期区間のその工事の進捗状況につきましては、11月に撤去工事の発注を行っております。整備工事につきましては、12月に入札を予定しているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 計画からは遅れていないのか、また、12月に入札ということでしたが、年度内に完成するのかどうか伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 2期区間の工事の発注につきましては、このたびは交差点を含む工事があったことから、警察協議が整うまでに想定を超える期間を要しております。当初のスケジュールよりやや遅れぎみではありますけれども、周辺住民や通行する方に最善の配慮を行いながら、遅れを少しでも取り戻せるように工事を進めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 年度内の完成についてはいかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今申し上げましたように、少し当初の想定より遅れておりますので、場合によっては繰り越す可能性があるものと考えておりますけれども、なるべく年度内に終わるように工事の工程等、対策を考えながら工事を進めてまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほど前任者への御答弁、市長の御答弁の中に、事業の目的について触れられておりました。運転手不足の解消という点が述べられていたんですが、そのほかの目的については触れられておりませんでしたけれども、そのほかの目的について、これは現在どのようになっていますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) このたびのこの自動運転事業につきましては、市内の脆弱な交通インフラに対応するものと考えております。本来であるならば、道路を整備するということも今後も引き続き行っていくところですけれども、また、なかなか時間がかかるところもございます。今回の外環側道に自動運転サービスを構築することによって、北側の大きく遅れている交通インフラの整備に替わるものとして、しっかりとした機軸をつくり、そこに既存の公共交通をつなげて派生させることで、公共交通網の充実が図られるものと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 軸ができて、その後、ラストワンマイルまで補完していただけるようなものになっていくのかと思うんですが、その点については今どのように進捗されているんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) ラストワンマイルにつきましては、今、検討をしておりまして、また来年度、検討を進める、さらに委託業務等を踏まえながら検討を進める予定としております。ラストワンマイルにつきましては、単なるモビリティを導入すればできるというものだけではないものと今考えております。そんな中で、やはりモビリティだけではなくて、近隣の方であるとか人の互助の精神が必要だと思っておりますので、そこに道具だけではなくて、人がそこに関わることによって、初めて機能するものだというふうに今感じておりますので、そういうことも含めた検討は大変難しいものと思っておりますので、来年度、できましたら検討業務をしながら、しっかりと検討業務の中で煮詰めていきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) バスの運転と小さな車の運転とかですと、またちょっと状況とか条件が違うと思うんですが、運転手不足を解消するために自動運転サービスを導入する一方で、やはり最後、細やかなところは人の手が必要ということになりますので、やはりちょっと不思議な気持ちに、今、御答弁を聞いていてなったんです。やはり人の手が必要であり、それは確保していかなきゃいけないということは、変わらないのではないかということをちょっと感じました。 現在、第5次総合振興計画にのっとってまちづくりが進められております。前任者への御答弁では、この計画に、この自動運転サービス導入事業が反映するのが間に合わなかったというようなお話があったかと思うんですが、この点について、もう一度確認させてください。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 第5次総合振興計画は、今、そこの応募する時点では策定しても素案までが、おおむねその審議会を経て固まっていた状況でしたので、あえてその前の4次総を直すということではなくて、既に次の5次総の中の計画の中で、その次世代モビリティの検討というものがしっかりと記載されておりましたので、それで十分であると判断をいたしました。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほども伺ったかと思うんですが、それでは十分ではなかったのではないかということで、説明がやっぱり必要ではなかったのかという質問だったかと思うんです。この点についてはいかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) このたび、この自動運転サービスを応募して選定をいただいたときに、その選定をいただく前提でございますけれども、その当時の議長さんに御報告をさせていただきました。その後にも、令和2年9月の補正予算で自動運転導入事業について、今後どういうふうに進めていくのかという検討業務について補正予算を上げさせていただいております。当然その中で委員会審議を経まして、御承認いただいたかと思っております。また、その翌月には、第5次総合振興計画の案につきまして、その次世代モビリティの記述があったものについて、全員協議会において、令和3年度からの実施計画において、自動運転の予算化についても記載されたものを報告させていただいているかと思っております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 最上位計画の総合振興計画、ここにのせられていないものが、これにのる前に応募されていたというのは、順序がやっぱり違っていたのではないかということは否めないと思います。応募するとき、やはりそういうことであれば、なおさら議会への説明が、十分な説明が必要だったのではないかということを思うわけです。適切なプロセスが踏まれていないんじゃないかというような印象も与えます。こういうことでは、やはりスタート時点に疑問を持ったまま、このまま進めなければいけないというようなことにもなりますので、きちんとしたプロセスを踏んだ方法で進めていただくことが重要だったと思いますし、今後もそれは続けていただきたいというふうに思っております。 安全面においても、狭くなった歩道が車歩分離ですね、自転車と歩行者が分離されましたため、大変通行がしにくくなりました。急な坂道でありますので、危険度も増しました。特に自転車の走行は大変怖いんです。歩行者の方とぶつかるんではないかということで、はらはらする場面が多いというのが実情でございます。徒歩も自転車も大切な移動手段であります。新しい事業が実施されれば、本来は安全性が高まって市民生活の環境はよくなっていくというものであるはずなんですが、この事業では逆に危険度が高まり、環境の悪化を招いてしまっております。これは、やはり責任が大きいものであると考えております。 市は、どのように認識されていますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) このたびの工事におきまして、歩行者と自転車の通る場所ですね、自転車・歩行者道について、確かに一部狭くなった部分がございます。ただ、そこについては、きちんとその前後を区分を分ける線を作ったりとか、できる安全対策については実施してきておりますので、今後もその利用状況を見た上で、必要な安全対策については適切に取ってまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 安全対策をお願いしたいと思います。大変通りにくくなりまして、特に小さいお子さんや御高齢の方は、反応がやっぱりゆっくりなんです。ですので、狭いですので、余計その反応がゆっくりだというところが影響していきます。ちょっと危ないなという場面もありますので、あれだけ狭くしてしまってから、どのような対策ができるのかはちょっと疑問ではありますけれども、考えていただきたいと思います。これはやはり責任があると思っております。 次に、発言順位2、まちづくり、(1)一般国道254号和光バイパスのアです。 説明会とその後の対応についてですが、説明会で発言できなかった方を含めて、説明会後にいただいた御意見や御質問にはどのようなものがありましたでしょうか。また、その数はどのくらいだったのかを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 説明会後に5件の質問や御意見、御要望をいただいております。 質問の内容といたしましては、国道254号和光バイパスのルートに関する意見や質問、和光バイパスの用地の取得方法に関する意見や質問、住民懇談会を求める要望などのほか、松ノ木島交差点に関する質問などがございました。
---------------------
△休憩の宣告
○議長(富澤啓二議員) ここで一般質問の途中ですが、暫時休憩します。午後2時19分 休憩午後2時35分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて、会議を再開します。
---------------------
△市政に対する一般質問(続き)
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) その御意見、御質問についてどのように対応されていかれますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 説明会後に窓口に来られた方に対しましては、職員が質問や御意見、御要望をしっかりとお聞きさせていただくとともに、説明会での資料などを用いまして、改めて説明を行いました。また、メールや文書で御意見や御要望をいただいた方に対しましては、書面により回答を行いました。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今示されました、いただいた御意見の中に、懇談会を開いてほしいという御意見があったということでしたけれども、これについては御対応のほうはどうされますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 懇談会に関しての御質問、御要望に関しましては、新たな内容の説明が可能となる道路設計を進める段階において、改めて御説明する内容に関しましては、説明をさせていただきますという形で回答をさせていただいてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 懇談会と御説明をするだと、ちょっとニュアンスが変わってくる、内容が違ってくると思うんです。懇談会ということであれば、説明もさることながら、話がしたいということなのかなと思いますので、そのあたりについてはしっかりと御検討をいただきたいと思います。 このいただいた御質問や御意見などは、県とは共有されておりますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) いただいた御意見等への対応についてでございますが、こちら埼玉県と打合せを行いまして、直接それぞれが対応した内容を確認するなど、お互いに情報の共有を行っております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 国道254号和光バイパス事業に関する説明会、意見の概要と県・市の見解というものがホームページのほうに掲載されているんですけれども、説明会とその後に出た意見や御質問、これ全てが記載されていないんですけれども、この点についてなぜなのか伺いたいんですが、お願いします。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) ホームページに掲載させていただきました意見と概要につきまして、県と市の見解について掲載させていただいておりますが、意見の内容は全て全文掲載するということではなく、今回は要点記録という形で掲載をさせていただいてございます。説明会に参加されていない人にも分かりやすく、解釈がずれないように正しい情報を伝えるために要点記録にさせていただいてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) この表の中の要点記録でありますということは、記させてはいなかったのではないかと思うんです。実際に説明会に参加されて、質問や御意見をおっしゃった方たちは、自分のことが載っていないというようなことを感じられているんじゃないかと思います。これは市や県に自分の言ったことや質問したことがちゃんと通じなかったのかなという不安にもつながっていくかと考えられるんですが、今後もやはり要点筆記ということで掲載のほうはしていかないということになりますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) ホームページの掲載につきましては、要点記録とさせていただきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) なるべくその場で出た御意見、また時間がなくて、その後寄せられた御意見、御質問についても、できれば要点ではなくて全て載せていただくことが市民の皆さんと共有することにもつながりますので、そういったことはちょっと御検討していただく必要があるかなと思っております。 市民の皆さんの質問を打ち切ってしまいましたが、市民の納得は得られたと判断されていますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 今回の説明会に関しましては、先ほど答弁させていただきましたとおりですが、十分な説明時間を確保するためと、あとは質問時間を確保するために時間を割いて半分、半分で説明をさせていただきました。現段階で説明できる内容に関しましては、先ほど進捗状況でも答弁させていただきましたが、現在現地を把握するための測量や調査を進めていって、今後測量や調査が完了した後に道路設計に着手するという答弁をさせていただきました。現在の段階で説明できる内容に関しては、説明させていただいております。説明に関して御質問いただく内容につきましても、毎度説明会でいただいている御意見と同じものがございますので、今度新たに設計等を進めるに当たりまして、改めて説明が必要な内容に関しましては、説明はさせていただきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 市民の皆さんの納得は得られたと判断されたということなんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 皆さん、市民の方、立場によりましていろいろ御意見はあろうかと思いますけれども、市としては説明のほうをさせていただいたというふうに考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) これからも説明は続けていくという御答弁でありました。先ほどの要点筆記であるという説明会での御意見や御質問が載せられている表を見ましても、圧倒的にルートについての御意見、御質問が多い。私実際説明会で伺っておりましても、やはり皆さんルートについてのお話が多くございました。これはやはり納得が得られていない証拠だと思っております。これについては納得を得る必要があると私は考えているんですが、市のほうではどのようにお考えでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) ルートに関しましては、以前の議会でも答弁させていただいてございますが、埼玉県のほうでもルートを変更する予定もございませんし、市といたしましても今のルートが最適であるというふうに考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ですので、それを市民の皆さんから御納得をいただけるだけの状況をつくっていくのは、市の仕事であると私は感じるんですね。そうであれば、きちんと市民の皆さんに向き合って納得をいただけるだけの取組が必要であると考えているので、市のお考えはどうですかと伺っております。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 市といたしましては、先ほど答弁させていただきましたけれども、今回説明会をするに当たって、改めて説明を県にもしていただきましたけれども、今後新たに説明を必要とする内容に関しましては、しっかりと説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 市民の皆さんの納得を得ていただきたいということを強く要望いたしたいと思います。 すみません、イですね。進捗状況と今後についてに移ります。 県との情報共有、これは今後どのようにされていくのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 県との情報共有につきましては、こちらの国道254号和光バイパスや北インター東部地区の事業もございますので、それぞれの進捗状況に応じて積極的な情報共有を図ってまいります。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) それと同時に、市民の皆さんへの対応ですが、今後はどのようにされていくのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 改めての答弁になりますけれども、今後につきましては新たな内容の説明が可能となる道路設計を進める段階におきまして、地域の皆様に対して説明する必要がある内容については、県とともに説明をしてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 東京都との協議について進捗状況を伺います。また、今後も進捗状況の確認をする必要があると考えていますけれども、この点について市のお考えを併せて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 吹上観音前交差点から東京方面への延伸につきましては、現在埼玉県と東京都が将来的な機能強化を図るため、連携して検討を進めていくと伺ってございます。市といたしましては、埼玉県と東京都が連携して検討を進める中で可能な情報収集に努めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 協議を進めていくということは分かるんですが、具体的にどのような状況に今あるかということについては、把握されていないでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 今現在市のほうで得られている情報につきましては、今埼玉県と東京都が将来的な機能強化を図るため、連携して検討を進めているというところが得られている情報でございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) それが進められているということは分かっているんですね。それがどの辺まで進んでいるのか、どのようなどのくらい先にきちんと協議が済んで、ここの場所だよと決められるのか、そういったことが見えているのか、見えていないのか、全くまだ分からない状況なのか、そういった具体的な内容も把握していただきたいと思っておりますし、これについても説明を市民の皆さんにもしていただきたいと思っております。 東京都との協議が終わっていないという現在、東京都とどこでどのようにつながっていくのか、分からない状況であります。それにもかかわらず、ルートを決めて事業を進めていく点について、市のお考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 市といたしましては、松ノ木島交差点までの国道254号、和光富士見バイパス事業が数年のうちに完成した場合、現在でも都市計画道路などの骨格となる幹線道路の整備が不十分でございますので、市内の生活道路に現在でも大型車を含めた通過車両が流入している状況のところをさらに通過車両が流入することとなり、市民の生活を脅かすということを非常に懸念してございます。 また、埼玉県西部地域にとって首都圏の広域的な道路ネットワークとして周辺道路の混雑緩和や防災機能の向上、物流経済発展などの地域活性化に大きく寄与する道路であると考えてございます。そのため、一日でも早く和光市内区間の国道254号和光バイパスが整備されることが必要であると考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) であれば、一日も早く東京都との協議を進めていくことが必要であると考えるんですね。これについて県に要望をする考えはありませんか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 今回和光バイパスが接続される練馬川口線、こちらの影響については交差点改良が行われるということを聞いておりますので、そのように対応していただくと県から伺ってございます。そのような状況でございますので、引き続き県と情報共有をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 東京都との御協議の点については、御答弁に入っておりませんでした。車両の流入については、様々な心配がありまして、現在ももちろん心配であることには変わらないということは認識をしております。しかしこれは和光バイパスが開通すれば解消されるということになります。一方でルートについては、開通すれば変更することは難しく、永久的なものになります。最終的に東京都とどこでどのようにつながるのかも決まっていない上に、住民からは多くの疑問の声があり、納得もいただけていないままです。また納得を得るような取組もしていただけそうにないということを先ほどの御答弁で感じました。このまま事業を進めるのは、市として大変無責任ではないでしょうか、この点についていま一度市のお考えを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 先ほども答弁させていただきましたけれども、現在県では測量を進めております。その前に、まず先ほど整備の順番の答弁させていただきましたが、今回の国道254号和光バイパスにつきましては、令和2年に都市計画決定の法手続が実際行われていて、現在ルートは決定している段階です。その後、2番目として測量を進めている段階ですと答弁させていただきました。それが終わった後に設計に入っていき、設計で新たな説明ができることになったら、県とともに説明させていただきますと答弁させていただきました。そのようにしっかりと事業の進捗に合わせて説明のほうを行っていき、こちらのバイパスは和光市にとっても非常に重要な道路でございますので、そのように進めていきたいと考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御答弁の中からも県の事業なのでという市の姿勢も感じられます。市民の声に耳を傾けていただけないのではないかということも感じました。県の事業だからなどと言っている場合ではございません。和光市内で実施される事業であり、そこで生活しているのは和光市民でありますので、市にも大きな責任がございます。 ルートについてですが、水道道路を活用するルートの実現が困難な理由として高圧鉄塔があることと、首都高速道路と交差することへの対応が困難であることが挙げられております。これいずれの地点も和光市でも埼玉県でもなく、東京都の中のお話になります。現在、東京都との協議が進んでいないという中で、都内の事情を優先して、市民の生活に大きな影響を及ぼす内容にする必要はないのではありませんか。県だ市だと言っているのではなく、和光市民にとってどうなのか、和光市民の思いや生活を大切にできるのか、市の責任で県にただすならしっかりとただす必要があると思います。 以上のことを強く要望して、次の質問に移ります。 (2)緑化対策。 現在も取組の最中とのことでしたので、現段階においての話で構いません。みどりのパートナーづくりとして取り組まれました講座や研修会の状況はどのようなものだったのでしょうか。また参加者から御意見や御要望などございましたら、その内容についてもお示しください。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 養成講座の参加者からのアンケート結果におきましては、講座の内容について、参加者全員から満足との回答をいただき、引き続き講座が開催されるのであれば、今後も参加したいとの声をいただきました。研修会の参加者からは、森の新たな活用を楽しく知ることができ、ふだん活動していることの大切さを知ることができたなど、今後の活動に生かしていきたいというような声をいただいたところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 大変満足されて、次も参加したいということは大変好評だったのではないかと思っているんですが、今後も続けていただけるのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 令和6年度におきましても、講座、研修会ともに継続していきたいというふうに考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ぜひよろしくお願いいたします。 取組の幅も広げていただいて、パートナーづくりを進めていただきたいと思います。 緑を創出すること、それから緑を守ることは、行政の取組だけでは難しいことが多くあると思います。市民の皆様とともに取り組むことで、可能説明も大きく広がると思いますので、よろしくお願いいたします。 みどりの基本計画を策定するに当たり、今までの計画と大きく違う点はありますでしょうか。あればその内容についても伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 従来の計画と大きく違うところでございますが、まず1つみどりの基本計画と緑地保全計画を一本化したことが挙げられます。2つ目が社会情勢の変化や法改正、緑を取り巻く状況の大きな変化に対応したことがございます。3つ目が特にポイントですけれども、緑の保全や整備にとどまらず、緑の活用や魅力の発信、担い手づくりまで緑に関する施策を効率的、効果的に実施するということを記載していることが大きな違うところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今大きな変化に対応したことということで、御答弁いただいたんですが、今までの計画は計画期間が10年でしたが、今回は20年と大変長くなっているんですね。この20年の間にまちの状況がさらにまた変化を大きくするのではないかと思っております。これから起きる変化に対応できるのかがちょっと心配になったんですけれども、この点について市の御見解を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 今回のみどりの基本計画は、20年を計画期間として定めさせていただいておりますが、おおむね5年に一度、施策の進捗状況や緑の現状を把握し、様々な視点で検証や評価を行うこととしてございます。また、計画の中間年となる令和13年に中間見直しをいたします。これは樹木の生育等を考えますと、検証や評価や中間見直しも行っていくことから、20年の計画期間でも適切ではないかと考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 5年、10年、15年と見直していただけるということでしたので、理解をいたしました。 計画の中の4章、将来像の実現に向けた取組の個別施策③では、誰にでも優しいデザインの導入としてユニバーサル・インクルーシブデザインに配慮した園路や遊具等の改修や設置を進めますとされております。令和4年度の施策の進捗状況報告シートを見ますと、具体的施策としてインクルーシブ遊具の導入実績という項目があるんですが、令和4年度は実施なしとなっておりますが、インクルーシブ遊具の研修に参加をしたり、理解を深めたというふうに示されております。どのような研修であったのか、また理解を含めたという点についても、その内容について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 令和4年度埼玉県都市公園整備促進協議会主催の研修会でインクルーシブ公園、遊具の講習会に担当職員の2名が参加をいたしました。研修の内容は、先進地として東京都品川区にある大井坂下公園を区職員の説明を受けながらの視察と、インクルーシブ遊具を手がける遊具メーカーがインクルーシブ遊具の概念やこれまでの歩み及び設置実例などの講演でございました。こちらのインクルーシブ遊具の設計、設置をすることは、障害の有無や年齢などにかかわらず、誰でも遊びやすいように認識していただくために、インクルーシブ遊具のさらなる周知と地域住民や利用者との合意形成が重要であることを再認識させていただき、今後の公園整備につなげるための貴重な機会となったと考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) この目標値として計画中に3公園というふうにされておりますが、この計画は計画期間が先ほども申し上げたとおり、20年と長いものになっております。この20年の中に3公園ということだと思うんですが、ぜひ早い時期に実現を目指して取り組んでいただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) できるだけ早い時期に設置ができないかどうかも含めて検討してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) ぜひお願いいたします。 同じ4章の個別施策①樹林地の保全では、特別緑地保全地区や市民緑地、保存樹木、保全地区等の制度を活用し、既存指定箇所の維持及び新規の指定により、今ある樹林地の保全を進めますとしております。制度の活用については、以前も質問をさせていただいておりますが、新ためて現在の取組の状況と今後の予定について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 現在の樹林地の保全の取組といたしましては、市民緑地である大坂ふれあいの森、こちらを都市計画法に基づいた特別緑地保全地区に指定して、土地を購入して市有地化を進めているところでございます。今後の予定といたしましては、特別緑地保全地区の指定に向けて令和5年12月に都市計画審議会に諮りまして、令和5年度内の土地の購入を予定しております。 また、保存樹木につきましては、令和4年度中に新たに保存樹木を6本指定をいたしました。令和5年度については、まだ新規指定はございませんが、いつでも相談を受けられる体制を継続してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 令和2年の和光市の緑被率は29.9%と算定されており、朝霞市、志木市、和光市、新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町の県南西部地域の平均緑被率37.7%よりも低い値になっていると、このみどりの基本計画に記されております。既に近隣地域の中では緑の少ないまちになっております。 みどりの基本計画の裏表紙に書かれている子供たちが大人になっても暮らしたいと思える湧き水と緑のまちにするために、今しっかり取り組まなければどんどん緑が減少し取り戻せなくなります。子供たちに残すまちが緑多きまちになるよう取組を進めていただきたいと思います。 発言順位3、市役所[事業]総点検。 (1)市民体育祭とわこうスポーツ祭りについて。 現段階での課題に対する対応について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 現段階での課題についてですが、当日は雨天開催だったために、屋外プログラムを実施しておりません。そういったことで事業全体での検証は困難なんですが、中止判断を含む雨天時の対応や準備について課題が残ったと今回は考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 当日は残念ながら雨でした。屋外で行われる予定のものは中止されております。当初の計画では、雨天時への対応についてどのような計画になっていたのかを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 雨天時の計画については、各プログラムを担当する団体と協議をしておりまして、計画の段階で屋外のプログラムについては、基本的には中止とすることにしておりました。ただ、開催場所が変更可能な野球の体験教室については、屋内プログラムに変更する計画といたしました。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 1点、確認なんですが、雨天への対応について御協力いただいている関係者、また団体の方に事前に計画の内容が伝えられているかどうか、また計画時や実際に中止となった後に御意見、また御要望などがありましたかどうか、併せて伺います。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 雨天時の中止の判断というのは、前日または当日に実施団体が判断したところでございます。一部の実施団体は、当日の朝まで開催の可否を検討していたんですが、あいにくの強雨、すごい雨でしたので、中止決定となった次第です。関係者の声としては、中止の判断の難しさとか、それから使用機材の移動などについて、大変だったという声が上がっております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 延期という点については、検討はされていたんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 毎年、体育の日、スポーツの日に実施しているという事業でありますので、市や関係団体においては、延期についての話は当初からございませんでした。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 今先ほどの御答弁ですと、中止の判断が難しかった、また資機材の移動も大変だったというようなこともあったようですが、今後そういった点も含めて雨天時への対応をどのようにされていかれますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) スポーツの日のイベントですから、屋外のプログラムというのも結構当然あるわけで、その屋外のプログラムを屋内に全て移行するというのが大変難しいことでございます。ですが、実施団体と協議して、雨天時には屋内で体験できるような事業の変更も視野に入れた計画を今後してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御協力いただいて準備をしていただくのですから、十分な配慮が必要であると思います。市民体育祭のように全てが中止であれば差が生じることもなく、御理解も得られやすいと考えます。今回は実施できたか、できなかったかという大きな差が生じました。これは参加者にも言えることで、参加したかったプログラムが屋外であった方とそれから屋内であった方、ここでも参加できたか、できないかという差が生じたと考えられます。このように差が生じるような運営方法については、いま一度見直しをしていただいて、工夫もしていただければと思っております。 わこう市民祭りを実施して市民の皆様からは御意見、御要望などはありましたでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) スポーツ祭りについてですが、当日参加型のボクシング体験、バレーボール体験と、各種プログラムにおいては、子供たちが参加できてよかった、実際に参加してみた子供たちからは、やってみて本当に楽しかったと。ただ、今議員おっしゃったように、雨天でできなかったプログラムがありましたけれども、そういったものについては残念だったという声も確かにございました。 また、著名なアスリートによる卓球教室、トークショーがございましたけれども、これは実技指導のみ事前に抽せんで受付した市内の小・中学生が対象だったために、一般の方からはやはり自分も参加したかったという声があったのも事実でございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 分かりました。 6月の一般質問の答弁で、イベントに切り替えた背景に高齢者の方でもスポーツに親しめるようなスポーツのほうに切り替えていく時期なんじゃないかというお話がございました。今回のわこうスポーツ祭りで、高齢者の方へどのような効果があったのか。また、高齢者の方がスポーツを体験できるプログラムは、どのようなものが準備されていたのかを伺います。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 6月の私の答弁の中でお話ししましたけれども、市民体育祭は主に綱引きとかリレーとか、体力を一番使ってやらなくちゃいけないようなそういうスポーツが多かった、競技が多かったわけですが、わこうスポーツ祭りではスポーツ教室、体力測定、それから講演会等、子供から高齢者まで気軽に参加できるプログラムを準備して実施したところでございます。そのため、各プログラムでは個人の体力に合わせて、高齢者も体験できる催しを提供できたと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) わこうスポーツ祭りから約1か月後にスポーツ体験フェスタが開催されております。市が主催のイベントではございませんが、和光市の教育委員会が共催をされております。イベントの内容は、わこうスポーツ祭りに似た部分が多いのではないかと感じておりました。同じようなイベントが同じ時期に開催されているのであれば、形式も効果も違う市民体育祭も開催するほうが様々な効果が得られると同時に、スポーツに触れる機会を多く創出することになると思います。 防災の取組でいいますと、地域避難訓練とそれから防災フェアように、目的も効果も違う、方向性も違うというもので取り組んで、相乗効果を得ているというような例もございます。このようにできるのではないかと思うんですが、お考えについて、それからまたスポーツの取組でもこのように2つやって相乗効果を狙うというようなことについて御検討いただきたいと考えるんですが、その点についても2つ伺います。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 今までは市民体育祭というのを行って、それからスポーツ体験フェスタというのは、スポーツ協会のほうで行っていたものでございます。今回形的には似たようなものを2つ行っているというのもございます。この時期は天候も安定しておりますし、スポーツの秋ということで、そういうような事業を2つ近くに行われていたわけでございますけれども、来年度以降、時期的なものも近いということもありますので、またスポーツ協会とも話をして、お互いに相乗効果が得られるようなものにしていったりとかあるいはほかのスポーツ以外の事業についても声をかけて、参加者自体がもっと増えていくようなそういったものを目指していきたいと考えています。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) いろいろな方の意見を聞いていただいて、効果を得ていただきたいなと思いますし、分かりました。すみません。民意反映のところで伺います。 (2)次は民意反映です。 運営委員会で意見が出されたとの御答弁をいただいておりますが、出席された方の中には、意見を聞くというよりは、決定していることを伝える場だったと、そういうふうにお感じの方もいらっしゃいました。市の認識と大きな食い違いがあると思いますが、なぜこのようなことになったのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 確かに議員のおっしゃるとおり、事務局から運営委員会で市民体育祭から体験型イベントに変更する提案をさせていただいております。さきに答弁したとおり、事前に各団体に御理解いただいてから、提案させていただいているのですが、運営委員会の内容のみを聞いた場合には、そのように感じられる方がいらっしゃる可能性もあったと思っております。 市として、事前に各団体と協議を重ね、委員と話をした上で実施したところですが、今後も合意形成が必要な場面においては、誤解や心配を招くことがないように、丁寧に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 事前に各団体と協議を重ねた後に運営委員会で提案をされたということでありましたけれども、この方式にしたのは何か理由があったのでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 市民体育祭というのは、ずっと昭和39年の旧東京オリンピックですか、それ以来ずっと同じような運動会形式でやってきたところなんですけれども、6月の議会でもお話ししましたが、子供たちや高齢者が増えてきておりますので、そういった方々も楽しめるようなことをということで、全国的にというと話が大きいかもしれませんけれども、他の自治体でもそういう体験型イベントにどんどん変わってきているところがあるんですね。そういったところを私たち事務局のほうでも確認をいたしまして、それで市民の皆さんと話をして、こういった形はどうだろうかと、そういったところの合意形成を図りながら来たというのが今回の転換してきた経緯になっているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 御答弁の中では、事前に各団体とまず協議をしてから運営委員会で御提案をされたということですね。合意形成を図るとき、今まではどのようにされていたんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 寄口教育部長。
◎教育部長(寄口昌宏) 今までというと、市民体育祭の運営委員会ということですか。運営委員会に関しては、長年同じようなといったらあれですけれども、自治会の皆さんに御協力をいただいて、そういった中で競技種目も大体同じような形で来ておりましたので、今までと同じような形でマイナーチェンジをしながら進めていったようなことだったんですね。ただ、今回については、大きな変更がありましたので、そこでの説明は尽くしたつもりなんですけれども、なかなか全体で皆さんに本当に理解していただけるようなところまでいかなかったかなと思いましたので、今後はしっかりと事前に頻度、回数を増やして説明を行ったり、それから情報提供などをして、もっと理解をしていただけるように進めていきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 各団体と個別に協議をした後に、運営委員会で提案をするということになりますと、運営委員会の意義もなくなってしまうのではないかなというような心配も感じました。委員会全体での協議が必要だと考えますので、この点についても検討いただきたいと思います。 次に、障害者交流支援にありますチャレンジドスポーツ大会について伺います。 6月の御答弁では、7月頃に開催する予定のチャレンジドスポーツ大会実行委員会において、実施の有無を検討すると伺いました。実行委員会でどのような意見が出されましたでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) チャレンジドスポーツ大会実行委員会でいただいた意見として御紹介をさせていただきます。 スポーツ大会を楽しみにしている障害者もいるので、イベントは実施してほしいという意見や障害者と健常者が一緒に行えるイベントも必要なのではないかといった意見がございました。 今回の大会開催につきましては、
新型コロナウイルス感染症が5類に変わったものの障害者施設の生活様式はコロナ禍と大きく変わっておらず、今年度の開催は見送ってはどうかといった意見をいただいております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 同じく6月の質問で、よく協議して各主催団体の合意形成をもって進め、検討結果を決定していくという御答弁もいただいております。合意形成はどのようにされましたでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 先ほど御紹介いたしましたように、実行委員会の方からは、割と多くの開催に当たっての意見をいただいております。その中では、開催を望む意見、それから開催を見送る意見、両方ありましたが、最終的にはこれらの意見に基づきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて協議した結果、実行委員会では今年度の開催を見送る決定をするに至っております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほどの市民体育祭のときと同じように、実行委員会に出席された方の中には、意見を聞くというよりか、決定していることを伝える場と感じた方もいらっしゃるということでした。また、市の認識とも食い違いがあるというふうに思うんですが、このようになった原因とか、そういったことについて何か心当たりなどありますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 特に心当たりというものはありませんが、実行委員の中には御自身の意見を実行委員会で十分に説明することができなかったという方もいらっしゃるということも考えられますので、今後の実行委員会では事務局からも委員の方にポイント、ポイントで個々に発言を促すなどで発言しやすいような形で議論を進めるなど、十分な意見聴取を行った上で、決定できるような形で事務局運営に努めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 先ほどの件もそうなんですが、今までやってきたことの形式を変えてやるというときがすごく大変でいろいろな御意見も出ますし、合意形成のところで納得がいかれてないというようなこともありますので、このあたりは今後もしばらくの間は丁寧に対応していただければというふうに思います。 今年度は、チャレンジドスポーツ大会は開催されませんでした。代替案の検討などはされたのでしょうか。例えば12月3日から9日までは障害者週間でした。この障害者週間で何かやりたいことがあるかなど、当事者や関係者の皆さんに意見を聞いてもらえるというようなことはありましたでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) こちら今年度の開催は見送るということの合意形成のほかに、方向性について幾つか委員の皆さんと議論をさせていただきました。その中では地域共生社会の推進あるいは多様性の尊重というところから、このまま障害者だけでイベントをやっていていいのかというようなお話もございましたので、今後につきましては健常者と障害者が、一緒になって何か楽しめるようなイベントみたいなものを仕掛けていきたいと考えております。これはまだ方向性として決定したわけではなくて、年明けの実行委員会でさらに諮って、みんなが納得できるような形で決めていきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 8月の実行委員会の中で今のお話ですね、チャレンジドスポーツ大会単独事業ではなくて、市民体育祭のプログラムの中にも入れてはどうかというようなことがお話しされたというようなお話も聞いているんですが、じゃこれについては皆さんからの御意見などは、これから来年1月に実行委員会がまたあると聞いておりますが、そこでお話しされるということでよろしいですか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 方向性を皆さんに認識していただきまして、方向性を大づかみに確認した上で、今後どうしていくのかというのは年明けの実行委員会をもって決めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) そういたしますと、先ほどのチャレンジドスポーツ大会の代替案ということは検討されなかったのかなというふうに御答弁の中から察しました。スポーツ大会の種目についても、やりたいことができるようにしてほしいというお声を伺っております。参加したいと思えて、参加して楽しかったと思えるようなものがいいということでした。まさにそうだと思うんですね。当事者の皆さんの意見をしっかりと伺って、よく協議をして、一緒に決めていくことが求められていると感じました。これについても対応していただきたいのですが、今も御答弁いただいたんですが、当事者の皆さんの声についてもう一度対応について伺いたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 実行委員の方からお話も聞き取っておりますし、大筋の方向性はいただいています。実際8月に実行委員会がありまして、各団体に持ち帰られているとは思いますので、それをまた基に本当にこういう形で進めていくということでいいのかどうかというところは協議をして進めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) せっかく開催するのであれば、楽しかった、よかったと、喜んでいただけるもらえるものにしてほしいです。そのほうが運営をする側にもやりがいや達成感につながりまして、お互いにとっていい結果が出ると思います。 先ほども実行委員の方の高齢化というお話があったんですけれども、高齢化に対応するために放課後等デイサービスなどの方々に入っていただいて運営していくというような工夫ができないかというような御意見も伺ったんですが、こういったことについては御検討されていますでしょうか。また今後御検討するような余地はありますでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) そういうことも含めまして、年明けに検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) お願いいたします。 事業総点検では、チャレンジドスポーツ大会とそれからチャレンジド作品展を交互に行うということが結果として示されているんですね。来年スポーツ大会を実施するのであれば、展示会がないのではないかという心配の声も伺っております。これはどのように実施されていくのか、また交互開催にするのかどうかについて皆さんの御意見も聞いていただきたいなと思っているんですが、この点についても確認をさせてください。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 原則展示会とスポーツ大会は交互開催ということで、各団体にはお知らせをしております。しかしながら、今まさに議員言われたとおり、大きな方向性の転換期というところでもありますので、そういったところも含めて総合的に検討してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) チャレンジド作品展というのは、それこそ共生社会で健常者の方も一緒になって参加ができるというものになっているんだと思うんですね。そういった点では大変重要なものではないかなとも思いますので、そういった点も含めていま一度御検討もいただきたい、それから皆さんの御意見も聞いていただきたいと思っております。 委員会の御答弁で実行委員会のメンバーについて御答弁をいただいているんですが、その中には会としてもう既に存在していない解散してしまっている団体のお名前も入っていたように私は受け止めたんですね。解散している会が入っているということは、市民の意見はそこからは反映されていないのかなと思うんですが、実際に実行委員会には解散されているところの方も参加されていらっしゃるんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 今まで継続して展示会やスポーツ大会をやってきたところですが、実際実行委員会は体制を維持していくのが非常に難しいというような状況というのがただいまありまして、それで新たな方向性ということでスポーツ大会の在り方というのを検討していくというような方向性にもなっておりますので、実行委員会のほうでは、そういった意見を幅広く取り入れて検討していきたいと考えています。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) 実行委員会は、団体の方の代表が参加される会という認識でよろしいですか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) そのとおりです。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) そうしますと、解散されている団体も参加していますという御答弁を委員会のほうではいただいているんですけれども、これは参加されていないということになるんでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) すみません、確認させてください。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) では、確認をお願いいたします。 来月、話合いの場が設けられるということで、先ほど来、ずっと御答弁をいただいております。ぜひ話しやすい環境を整えていただいて、また話をよく聞いていただきたいということを改めてお願いしたいと思っております。 行政が当事者主体で進めないからいいものができないというお声があります。この言葉に一つの答えがあると思います。あとは実行するのかしないのかが問われていると感じております。 市民体育祭の件も同様なんですが、皆さんが全て納得ということは大変難しいかもしれませんが、一定の納得が得られるようにしていただきたいというふうに思っております。 私の質問は以上ですが、今御確認をいただいているということで、私の質問は以上になります。ありがとうございました。
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△休憩の宣告
○議長(富澤啓二議員) ここで暫時休憩します。 再開は3時40分とします。午後3時27分 休憩午後3時40分 開議 出席議員 18名 1番 2番 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 13番 14番 15番 16番 17番 18番 欠席議員 0名 職務のため議場に出席した事務局職員の職氏名(前に同じ) 地方自治法第121条の規定による説明のための出席者(前に同じ)
△開議の宣告
○議長(富澤啓二議員) 休憩を閉じて再開します。
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△市政に対する一般質問(続き)
○議長(富澤啓二議員) 長坂福祉部長。
◎福祉部長(長坂裕一) 先ほどの御質問につきまして、実行委員会のメンバーのうち、心身障害児・者を守る会は現在休止中ですが、実行委員としてメンバーには入っております。
○議長(富澤啓二議員) 9番、小嶋智子議員。
◆9番(小嶋智子議員) そうしますと、団体は休止中、活動はされていない中で参加をされているということで、団体の御意見の反映ということにはつながらないのかなというふうに思いました。 また、その形での実行委員会への参加については、適切であるのかどうか、これについては今後しっかりと御判断いただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(富澤啓二議員) 以上で、9番、小嶋智子議員の質問は終了しました。 次に進みます。 発言順位5番、11番、赤松祐造議員、通告書に従い、お願いします。 〔11番(赤松祐造議員)質問席〕
◆11番(赤松祐造議員) 今日の最後の議員として質問させていただきます。 11番、和光まちづくり市民の会、赤松祐造です。 質問いたします。 発言順位1、駅北口土地区画整理事業。 1、北口駅前広場、公園のプランニングと設計について。 和光市の今後の発展は、この北口開発にかかっております。そして、多くの市民、特に北口住民は、早くこの駅北口の周辺整備を推進するように強く願っています。 さきの議会で、市長は、駅北口土地区画整理事業においても事業進捗の見える化を進め、本市に暮らす人や訪れる人にとって楽しいと感じられたり、楽しいことがあると思えるようなわくわく感のあるまちづくりをお示ししていくことが必要である。また、一層のスピード感を持って取り組んでいくとともに積極的な周知にも努めてまいりたいと思いますと答弁されました。 そこで、また過去の議会質問で、駅前広場、公園、道路については市民の意見を聴きますとのさきの建設部長の答弁をいただいて、そして以前、駅前広場について市民ワークショップを行い、市長提言をしております。その後、高度化案が浮上し、計画が大幅に変わっておりますが、もうそろそろ駅前広場や公園のプランニングに取り組む時期ではないでしょうか。 そこで、さきの市長提言した駅前広場案を現在の担当職員に引き継がれているのでしょうか、伺います。 しかし、その後、高度化に変わり、北口には自動運転車も走るようになります。また、タクシーはアプリなどで走るタクシーとなり広いタクシー駐車場は必要がなくなると思います。しかし、北口は南口と違い山坂が多く、自家用送迎車が増えており、特に雨が降ると送迎車は何倍かに増え交通渋滞を起こすようになるので、その配慮が必要です。 そこで、駅前広場や公園のプランニングは、さきの市長提言のコンセプトを生かしてほしい。今後どのように取り組むのか伺います。 2番目、北口駅前通りの交通渋滞対策の遅れについて。 朝霞方面への右折路と右折信号機設置はいつできるのでしょうか。さきの議会答弁では、右折路は昨年の4月までにできるとの答弁だったと思います。その後、右折路付近の住宅整備、下水道管理埋設工事も終わっているようですが、まだ電柱、信号機の移設がされておりません。なぜ右折路拡幅整備に取り組まないでいるのでしょうか。 また、信号機は朝霞警察と協議するとのことでしたが、その後、協議はされているのでしょうか。早期整備を目指しますとの答弁もいただいております。担当が変わっていますが、前任者からの引継ぎがされているのでしょうか、伺います。 朝夕のこの北口駅前通りの交通渋滞は、北側住民にとって長年の大きな問題です。一般車の渋滞だけではなく、今後、自動運転車も循環バスも、この渋滞の中では定時走行は困難となります。早く解決していただきたいと思います。市の取組を伺います。 発言順位2、外観側道、自動運転車線整備。 今年11月22日、25日、新倉北地域センターで開催された自動運転サービス導入事業、2期区間の車線整備工事の近隣住民への説明会はどのような内容で、参加者からはどのような質問や意見が出たのでしょうか。住民意見の中に問題、課題はありましたか。また、住民理解、合意形成は得られたのでしょうか、伺います。 発言順位3番、交通不便対策。 1、交通困難な交通弱者対策、福祉部局との協議により具体的な施策は出されているのでしょうか。その施策内容を問うことについて。 今回、市内循環バスは、3コースから5コースに増え、運行経路も見直されていますが、高齢になり歩行困難な交通弱者はバス停まで歩くのも困難で、バスに乗るのも困難です。超高齢化を迎え、ますますそういう交通弱者が増えております。また、身体障害者も同様です。そういう人たちの移動については、福祉的要素を加えた移動方法を考えなければなりません。タクシー補助券だけではなく、福祉的介助が必要ではないでしょうか。 さきの議会でも質問しましたが、その後の福祉部局との協議経過と内容を伺い、具体的な施策を示していただきたい。市の取組を伺います。 2番、循環バスの新運行時期について。 市民は待ち望んでいます。さきの議会では、令和6年1月中に手続等の完了を目指してまいりますとの答弁でしたが、さきに延長されたことはある程度市民は理解されていますが、やはり市民は待ち望んでいます。しっかりと新ダイヤでの新運行期日を市民に示していただきたいと思います。正式な新運行日はいつでしょうか。新時刻表の発表と配布はいつでしょうか。市の取組を伺います。 発言順位4、都市整備・まちづくり。 1、道路の拡幅、狭い市道に待機スペース設置について。 昨今、和光市内の宅配便の横行が増えております。狭い市道では避けるのが困難な場所が多くあります。そのようなことで、狭い市道は拡幅する必要があります。以前は市道拡幅のために幾らかの予算を上げていたようですが、現在はどのようになっておりますか。狭い市道全てを拡幅するのは難しいが、道路に待機スペースを設置し、自動車の対向車が待機すれば、交流トラブルがなくなります。 1つの例ですが、新倉1丁目の上谷津通りのどんぐりの小路には2か所待機スペースをつくっています。皆さん、かなり重宝しています。参考になります。待機スペースの土地代だけ手当すれば可能です。新倉坂下の竹の下通りや下新倉地区等、狭い市道は他に多いが検討していただき、交流トラブルの起きない市道整備に取り組んでいただきたい。市の取組を伺います。 2、農道であった青道、赤道を整備し、歩きやすい生活道路を確保、利活用することについて。 和光市内には、青道等を整備した生活道路がありますが、まだまだ農道のときのように雑草が生い茂った青道、赤道があります。これらを計画的整備して歩きやすい生活道路に利活用すれば、中には近道もでき、高齢者も生活が便利になり、車も通らない歩道なので安全です。 このたび、越戸川のネクスト川の再生で、谷中川沿いの外環地蔵橋に通り抜ける歩道を埼玉県が整備してくれます。青道ではないが遠回りせずに越戸川に行け、また、外環地蔵橋に出られます。移動が便利になると地域住民は期待しています。 また、上谷津橋上流の両岸の雑草がはびこっていたが、歩道もこのたび朝霞県土によって整備され、散歩道、生活道路として活用されており、地域住民は大変喜んでおります。和光市内の青道等の現場を総点検して、計画的に整備し、活用し、価値の創出に取り組んでいただきたいと思います。高齢者の歩道移動が便利になります。市の取組を伺います。 3番、4市共用火葬場の設置検討が和光市総合振興計画実施計画に位置づけられたが、建設プランニングへの市民参加はどのようにされるのか、伺います。 和光市には市民参加条例がありますが、他の3市にはないと思います。この施設は市民みんなが一度は必ず使うものです。本当によいものができればと思います。過去の議会で当方は火葬場の内容について提案していますが、やはり多く市民の声をプランニングに取り組んでいただきたい。長年にわたり利用されるものです。3市とともに市民参加でよい形をつくり出していただきたい。市の取組を伺います。 また、さきの議会で提案し、答弁された第五次和光市総合振興計画にエンディング施策を計画に位置づけることについても検討をしてまいりますとの答弁でしたが、現在の取組をお聞きします。 4番、旧態の市民葬制度の見直しについて。 旧態の現行制度を刷新し、時代に合った制度にするように市の取組を問うことについて。 さきの議会では、和光市の現在の市民葬制度は30年前につくられたもので、ドライアイスも倍額近く高騰し、これから増えるだろうとの孤独死や生活困難者、生活保護者等への対応も他市の朝霞市がよいとも言われています。他市の制度も参考にして、和光市の市民葬制度の見直しが必要ですと要望しましたが、今回、改めて関係部門での制度見直しに取り組んでいただきたいと思います。市の対応を伺います。 発言順位5番、高齢者福祉。 超高齢化社会に向け、遅れている特別養護老人ホーム拡充の取組について。 超少子超高齢化時代です。第1次ベビーブームの団塊の世代は約270万人です。昨年生まれた赤ちゃんは79万と、80万を切っています。この団塊の世代の高齢化対策の一つの特養ホームの拡充について質問します。 私は、これからは待機児童対策から待機高齢者対策、すなわち、親が高齢となれば、養護・介護の必要が生じてきます。共働きではとても親の介護は難しいです。親の介護で仕事が困難な生活となり、私はさきの議会で、これからの課題は待機児童ではなく待機高齢者問題ですと提案してきました。昨今のマスコミでは、ビジネスケアラーという言葉で問題をクローズアップしています。待機児童対策から待機高齢者問題に取り組まなければなりません。 さきの議会で発言いたしましたが、再度言います。埼玉県内全市の中で特養ホームが現在、定員60名の1施設しかないのは和光市だけです。朝霞市には5施設、4施設に地域密着1施設で約400人収容、志木市は4施設380名収容、新座市は8施設で、6施設に地域密着が2施設で719名収容、戸田市は6施設、ふじみ野市は7施設、川越市は18施設、さいたま市は76施設あります。既に高齢者対策に取り組んでおります。人口7万5,000人で、和光市より1万人少ないが、和光市に近い蕨市は5施設、4施設に地域密着1施設374名収容できます。 当市は、人口8万4,000人、1施設60名、蕨市と比べると和光市は1施設しかないから、単純に計算すれば、あと4施設つくらないと蕨市と同じにならないということです。 さきの議会で、第8期プランの地域密着型の特養ホームを整備することで、定員29名の増加を図ることとしております。また、その後に見込まれる不足は、本年度策定予定の第9期長寿あんしんプランの策定過程において検討してまいりますとの答弁でしたが、現在はどのような取組状況でしょうか、伺います。 発言順位6番、地球温暖化対策・SDGsへの取組について。 COP28の国際会議がドバイで開催されています。気候変動に関する様々なテーマが議論されておりますが、昨今の異常気象を考えると、私たちも本当にこの地球温暖化防止に市民1人1人が自分自身の課題として取り組まなければならないと思います。 そこで、まずは和光市役所の取組を伺います。 1、第5次和光市地球温暖化防止実行計画の進捗について伺います。 まずは、和光市役所、支所関係部門の計画目標と令和4年度と令和5年度の現況の温室効果ガス総排出量の削減実績を示していただきたい。前向きになっているのでしょうか。何か課題はあるのでしょうか、伺います。 2番、環境課の出前講座で多くの市民にSDGsへの取組を推進することについて。 市民啓発はとても大切です。環境課の出前講座を聞いたことがありますが、とても分かりやすくてよいです。この出前講座をもっと多くの市民に向けて開けるように取り組んでいただきたい。そして、多くの市民がSDGsを自分のものとして地球温暖化防止に取り組めるよう市民啓発が必要と思いますが、市の取組を伺います。 最後に、発言順位7、特定外来生物の被害対策について。 1、アライグマ、ハクビシンの被害が増えているが和光市の実態と今後の対策について。 特にアライグマは、ここ3年ぐらい急速に増えており、農作物の被害が多くあります。春はイチゴ、夏はトウモロコシとスイカ、秋のピーナッツなどは、それぞれはネットを張っても防げません。また、個々の住宅の庭で飼われている金魚やメダカを食べられたという被害も多く聞きます。その被害状況を市はどのように捉えているのでしょうか。市内のアライグマ、ハクビシンの生息状況、和光市の現在の取組状況とその課題を考えた今後の対策をお聞きします。 2番、セイタカアワダチソウやオオキンケイギクなどの外来植物が市内の空き地にはびこっております。外環上の空き地には、特に新倉ロータリーの上には、その見本のようにはびこっています。その対策が必要です。多くの市民がこの外来植物を駆除しなければいけないことを知らないようです。市民広報、周知も必要です。和光市の取組を伺います。 1回目の質問は以上です。答弁よろしくお願いいたします。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員の質問に対する答弁を願います。 香取都市整備部長。 〔都市整備部長(香取裕司)登壇〕
◎都市整備部長(香取裕司) 発言順位1、駅北口土地区画整理事業について、順次お答えします。 初めに、(1)北口駅前広場のプランニングと設計についてお答えします。 和光市駅北口駅前広場については、平成23年度に駅前広場の修景計画に係るワークショップを開催し、市長宛てに提言をいただいたところです。いただいた提言の内容は大きく3点。1、歩行・滞留空間を確保・緑豊かな駅前広場づくり、2、情報発信や市民参加のための拠点づくり、3、駅周辺の総合的なまちづくりです。 その後、駅前広場の位置の変更等、駅前の街区再編の検討を進め、令和5年度の市街地再開発事業に係る都市計画決定の後、令和6年度に北口駅前広場の整備を一層推進させるため、北口駅前広場に係る市民参加型のワークショップを開催する予定です。 提言のコンセプトを踏まえながら、和光市の玄関口として、暮らす人も訪れる人も楽しいと感じられる駅前広場となるよう検討を進めてまいります。 また、一号街区公園等、土地区画整理事業地内の公園については、これまでの土地区画整理事業による公園整備と同様に、市民参加の手法により御意見をいただき、整備をしていく考えです。 次に、(2)北口駅前通りの交通渋滞対策の遅れと朝霞方面の右折路と右折信号機の設置はいつできるのかについてお答えします。 和光市駅北交差点については、道路の拡幅部分を利用して暫定的な右折帯の整備を目指し、朝霞警察署、埼玉県朝霞県土整備事務所との協議を進めてまいりました。協議においては、暫定的な右折帯を整備する場合においても、規定の右折滞留長が求められています。また、直進車両が右折待機車を避けるために進行方向が歩道側に向くため、歩行者の安全性を確保することが厳しいとの指摘がありました。これらの課題を解決すべく様々な整備手法を検討してまいりましたが、交差点部における歩行者の安全性を考慮すると、暫定的な右折帯整備は難しい状況となっています。 このような状況ですが、再開発事業の工事着手に先立ち、和光市駅北交差点の整備及び信号機設置が必要となると考えておりますので、交差点周辺の建物移転を進め、早期の交差点整備に努めてまいります。 次に、発言事項4、都市整備・まちづくりについて順次お答えします。 初めに、(1)道路拡幅、狭い市道に待機スペースの設置についてお答えします。 車両のすれ違い時に、安全な通行に支障が生じている市道への対応として、議員より御提案いただきました待機スペースの設置は、大変有効であると考えております。 待機スペースの確保には、拡幅対象道路の隣接地所有者の方から用地提供への御恊力をいただく必要があり、現在では道路隣接地の土地利用の機会を捉えて、部分的な道路拡幅整備を柔軟に行っております。 今後も道路拡幅用地の確保が可能な場所があれば、待機スペースを設置し、道路の安全確保に努めてまいります。 次に、(2)農道であった青道、赤道を整備し、歩きやすい生活道路を確保することについてお答えします。 昔から存在している農道を赤道、農業用水路を青道として、俗称により呼んでおります。現在、使用されていない道路・水路は市内に点在しておりますが、和光市ではこれらの道路・水路を含めて道路台帳・水路台帳を整備し、管理をしております。 これらの道路・水路を活用して生活道路整備を行うには、道路法、道路構造令・埼玉県道路設計の手引等における基準に基づいて、利用者が安全で円滑に通行可能にするほか、防犯上の観点も加えた整備方針を検討することが必要となります。 赤道などを生活道路とすることについて、自治会など地域からの強い要望があった際には、周辺の道路配置や生活道路としての有効性などを考慮しながら検討していきたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。 〔
都市整備部審議監(加山卓司)登壇〕
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 発言事項2、自動運転車線整備、自動運転サービス導入事業、2期区間の車線整備工事の近隣住民への説明内容と合意形成についてお答えいたします。 令和5年11月22日、25日に実施した説明会では、2期区間バス専用車線整備工事の内容や手順を工事の影響範囲に住む市民を主な対象として、パネル展示型のオープンハウス形式で実施いたしました。参加者からの主な御質問や意見としましては、交通安全対策に関すること、ごみ集積所の移設やバス停留所の位置に関すること、令和7年度以降に予定している整備区間に関することなどがありました。 課題としては、交通安全対策についての意見を複数の方からいただきましたので、警察とともに、市で取り組める対策について検討してまいりたいと思います。 このたびの説明会は、オープンハウス形式によって行ったため、個々の疑問や意見に対して個別に丁寧に対応できたので、工事内容等の御質問やいただいた事項について、おおむね理解は得られたものと考えております。 続きまして、発言事項3、交通不便対策について順次お答えいたします。 初めに、(1)交通弱者対策に係る福祉部局との協議についてお答えいたします。 現行の福祉施策と公共交通施策との間で移動に困っている方への対策を検討するため、福祉部局との協議をこれまで3回実施してまいりました。直近では10月に協議を開催し、他の自治体で実施されている移動支援施策等について情報共有を行い、和光市の特徴や課題を踏まえた施策実施の可能性について意見交換を行いました。 当該協議で施策検討を行う上で出された意見として、確保可能な車両等の資源の把握や活用が必要であること、既存公共交通事業者の理解を得る必要があること、対象者を絞る場合、線引き基準を設けることが非常に厳しいなどの意見がありました。 このたびの協議の中で、対象者の範囲などについて福祉部局から提案が出されるなど、議論が進んでおります。現在のところ、具体的な施策をお示しできるところまでには至っておりませんが、これまでの議論を生かしながら、福祉部局との連携により、現行施策の間で移動に困っている市民への対策を引き続き検討してまいります。 次に、(2)循環バスの新運行時期についてお答えいたします。 新たな運行の認可申請につきましては、関東運輸局へ10月初旬に行っており、認可には通常二、三か月の期間を要するため、12月下旬から1月上旬には認可が下りるものと考えています。その後、市民への周知期間を2週間程度設けた後、令和6年1月初旬から2月上旬に運行が開始できる見通しとなっています。 なお、運輪局の認可が下り次第、速やかに運行開始日等について、バス停やバス車内、市のホームページ等で市民の皆様に対して周知を行ってまいります。 また、新時刻表につきましては、認可の時期が現時点でまだ定まっておりませんので、配布時期をまだ確定しておりませんが、事前の周知も兼ねて適切なタイミングで、ホームページで発表、その後全戸配布を行うとともに、市役所や各公共施設に設置してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 大野企画部長。 〔企画部長(大野久芳)登壇〕
◎企画部長(大野久芳) 発言事項4、都市整備・まちづくりのうち、(3)4市共用火葬場の設置検討が和光市総合振興計画実施計画に位置づけられたが、建設プランニングへの市民参加はどのようにされるのかについてお答えをいたします。 朝霞地区4市共用火葬場につきましては、現在、朝霞地区4市において基本構想の策定に向け協議を行っており、その中で、火葬場の設置について検討を行っているところでございます。そのため、具体的な建設プランにつきましては、火葬場の設置が正式に決定した後に検討していくこととなりますが、議員御指摘のとおり、実際に利用する市民の方々の意向に寄り添えるような火葬場の建設ができるよう市民参加を行うことは大変重要であると認識をしておりますので、市といたしましても積極的に市民参加の手法を取り入れていくことを4市の協議の場において発信をしてまいりたいというふうに考えております。 なお、議員御提案のエンディング施策を第五次和光市総合振興計画上に位置づけることにつきましては、さきの議会でも答弁いたしましたが、令和7年度に予定をしております計画の中間見直しに向けて、現在、基礎資料を作成するための各種調査等の実施について検討を進めているところでございます。
○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。 〔市民環境部長(喜古隆広)登壇〕
◎市民環境部長(喜古隆広) 発言事項4、旧態の市民葬儀制度の見直しについて、制度を刷新し時代に合った制度にするための市の取組について、お答えします。 本市の市民葬儀制度は、制度開始から既に30年近くが経過しており、その間、急速な少子高齢化の進行やコロナ禍を経て、社会情勢は大きく変化しております。 御指摘のとおり、市民葬儀制度を含む行政が関わる各種の葬儀支援制度につきましても、利用される方のニーズや近年の葬儀の多様化を踏まえ、市民が葬儀を低廉な経費で行うことにより市民生活の改善に寄与し、もって市民の福祉を増進することを目的とする条例の趣旨に即した制度の見直しを図っていく必要があるものと考えております。 そのため、現在計画されております4市共用火葬場設置事業を踏まえながら、関係課所と連携して市民葬儀支援制度の見直しを検討してまいります。 次に、発言事項6、地球温暖化対策のうち、市民環境部の所管事項についてお答えします。 議員に御紹介いただきましたおとどけ講座は、今年度内容の見直しを行い、講座名を「地域とくらしとSDGs」として環境基本計画の趣旨を周知するとともに、SDGsと地球温暖化対策の啓発を行っております。 おとどけ講座は、その性質上、どうしても受け身にならざるを得ませんので、今年度は積極的な啓発の機会を創出する取組として、令和6年2月3日に広沢複合施設のわぴあ内で、SDGsと地球温暖化対策の普及イベントを実施する予定です。このイベントは、理化学研究所や国立保健医療科学院をはじめ、エネルギー供給事業者や市内事業者等の協力を得て、総合児童センターのシアターアリーナにおいて、小・中学生と保護者を対象としたセミナーを開催いたします。また、敷地内のわいわい広場では、事業者等による地球温暖化対策等の取組など展示を実施する予定です。 おとどけ講座などによる啓発は今後も引き続き実施してまいりますが、来年のイベントをきっかけに、今後は関係機関等の協力を得ながら、発信型の啓発活動を展開してまいりたいと考えております。 次に、発言事項7、特定外来生物などの被害対策について順次お答えします。 初めに、アライグマ等の被害の実態と今後の対策についてですが、アライグマ等の個体数に関しては統計的な把握は困難であるため、生息実数を確認することはできませんが、御指摘のとおり、近年の被害、あるいは目撃数は増加傾向にあります。 アライグマの年間捕獲頭数は、令和3年、4年ともに9頭でしたが、今年度は現時点で既に19頭が捕獲されており、捕獲に至らない目撃情報も合わせると確実に個体数が増えているものと認識しているところです。 現在、職員で行っている害獣駆除業務は、わなの設置や捕獲から処分までにマンパワーと業務時間が割かれ、他の業務を圧迫することに加え、アライグマ等が伝染病を媒介するリスク等があるため、専門家に駆除を委託することを検討しております。 次に、セイタカアワダチソウ等の外来植物繁殖への対策についてですが、外来植物は種子の飛散による繁殖力が強く、予防による対策は実質的に不可能であるため、市民等からの通報や現地調査により、土地所有者や管理者に駆除等の対応を働きかけているところでございます。また、繁殖を抑制するための駆除の必要性や敷地の適正管理について、引き続き市民等への周知、啓発を行ってまいります。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。 〔健康部長(斎藤幸子)登壇〕
◎健康部長(斎藤幸子) 発言事項5、高齢者福祉についてお答えします。 特別養護老人ホームの整備につきましては、これまでの答弁のとおり、第8期長寿あんしんプランに基づき、本年5月及び6月から7月までの間の2回、公募申請を受け付けましたが、応募者はありませんでした。 公募事業者がいない理由としましては、土地や人材の確保が難しいことや、現在計画している29人の定員では規模が小さく、事業の採算が取れないことなどと考えております。 現在、令和6年度から3年間を計画期間とする第9期長寿あんしんプランの策定を行っておりますが、その中で、定員数の変更等、募集環境を整え、早期の整備を目指してまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。 〔総務部長(田中康一)登壇〕
◎総務部長(田中康一) 発言事項6、地球温暖化対策のうち、(1)第5次和光市地球温暖化防止実行計画の進捗を問うについてお答えいたします。 第5次和光市地球温暖化防止実行計画では、令和2年度数値を基準として、温室効果ガス総排出量を市庁舎、出先施設ともに約20%削減することを主な目標とし、各施設における照明器具の間引きや空調温度調整等、職員が一丸となって温室効果ガスの削減に努めているところです。 実績についてですが、市庁舎については、基準値768tCO2に対して、令和3年度が710tCO2、令和4年度が695tCO2と減少傾向にあります。一方で、出先施設については、基準値1万3,383tCO2に対して、令和3年度が1万4,335tCO2、令和4年度が1万8,766tCO2と増加する結果となっております。 温室効果ガスの排出抑制には、老朽化した施設の設備改修による省エネ効率の向上が必要不可欠でありますので、計画推進部署として省エネ対策の推奨をより一層進めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) それでは、発言順位に沿って再質問いたします。 まずは、駅北口の広場についてです。令和6年に市民型参加ワークショップを開催されるということで、本当にありがとうございます。されど、僕もいろんなものをつくってきましたけれども、市民でいい知恵は出るんだけれども、本当に丸いものの意見になることがあるので、できれば専門家が横で聞いておいて、それにプラスアルファするものでないといいものがつくれないから。これは僕の経験からであります。それの専門家はいますから。だけれども、市民提言はコンセプトには生かしてもらって、デザインだとか芸術性だとか、そこに立って、ああいいなというものをつくってもらいたい、これは要望です。 まず、この市民広場については、本当に重要なことなので答弁もらいましたけれども、ちょっと市長にお聞きいたします。 和光市の今後の発展は、さっきも言いましたけれども、この北口開発にかかっております。市長はさきの議会で、本市に暮らす人や訪れる人にとって楽しいと感じられ、楽しいことがあると思えるようなわくわく感のあるまちづくりをお示ししていくことが必要であると話されました。 そこで、これから取り組む和光市駅北口の駅前広場は、出来上がってそこに立てば、お客さんが下りて駅に立つ場合もあるし、市民が駅前、会社に行くときに立ったときに、そこで本当にわくわく元気の出るようないい広場を造っていただきたいと私は思いますが、いま一度、市長のお考えをお聞きします。
○議長(富澤啓二議員) 柴崎市長。
◎市長(柴崎光子) 北口の駅前広場は、まさしく新しい和光市の顔として、市内の方だけではなくて、市外の方などたくさんの方に訪れていただけるような場所になると思っております。 さきの部長答弁のとおり、令和6年度にワークショップを行いまして、市民の皆様のお声を伺いながら検討を進めていくことになります。 ただ、今、議員のほうから専門家が横にいたほうがいいのではないかというお話でしたので、そのような意見も検討しながら考えていきたいと思います。 前回もお答えさせていただいたとおり、玄関口にふさわしい皆様に喜んでいただけるようなわくわく感を感じられる駅前広場ということと、あとは市民の方が和光市に戻ってきたときに、ほっとするような、そういった空間になるといいなというふうに思います。一層整備を推進してまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 私、この夏、熊本に行ってきました。熊本がこの七、八年、10年前から駅前開発をやっていたんです。それをずっと、完成しているのをいろんな場所を見てきましたけれども、熊本駅前、本当にデザイン性にも優れてすばらしいです。ああ、これはよくなったという感じで、そこで写真を撮りたくなるようなものです。参考になれば、私のブログの最後にある程度写真を載せていますから、それを真似するという意味じゃないんですけれども、そういういいものをつくっていただきたいと思います。 そして、ちょっとお願いなんですけれども、和光市は今年、平和都市宣言をされました。宣言した記事になっているんですけれども、南口のどこかにその宣言を置きたくても、いろんな宣言があるので、もしできましたら今度できる駅の北口、北口という言葉がいいのかどうか分かりませんけれども、広場の名前も何かつくかも分かりませんけれども、そこの広場に何かそういうモニュメントがあれば、ああ、和光市がそこから発展するんだなというようなことを思うので、地方から帰ってきたらそういうような思いになるかも分かりませんので、そういうモニュメントもできればと思います。これはお願いです。 次に、2番の北口駅前通りの交通渋滞対策の2回目です。 北口駅前通りの交通渋滞対策については、本当に北口住民の強い要望です。早く解決していただきたいと思います。あまりに月日がかかり過ぎていますので、再度強く要望いたします。 私、今日は議会のときにはここを通らないんですけれども、あえて今日通りました。9時前に。北口のロータリーがありますね。そのロータリーの信号からいなげやに行くところに、そこに入れないぐらいまで並んでいるんですよ、駐輪場から。もちろん、いなげや、そしてその車で何とか乗り越して信号へ行って北口に来るのに約8分から9分、車でかかっているんです。これは8時45分頃なんです。こういうのをしっかり直さないと、再来年1月には循環バスが走る、そこでもう定時運行できないです。その先、自動運転があっても、そこで止まりますので、ぜひそこを何とか直してほしいと思います。これは強い要望です。 次に、発言順位2、外環側道・自動運転車線整備について。 交通安全に対する課題が何度かあったということですけれども、大体こんなことだと思います。 2回目の質問です。外環側道・高架下の地蔵橋交差点の車線整備工事について。 赤池通りから地蔵橋の外環高架下を駅方面に右折、または直進する場合、左側のガードレールと公園フェンスと樹木が三重になって見通しが悪く、左側方面から坂を下ってくる車が見えにくいです。そして、そこは非常に飛ばして下りてきます。2車線になると、さらに危険です。この場所で過去に幾度か交通事故が起きております。車線整備工事のときに、このガードレールを取るか、フェンスを低くするかして見通しをよくするように改善していただきたいと思います。同じく、反対側から左折する場合も右側が下り坂で下りてきます。見通しを改善するよう各道路管理者の取組を伺います。 また、多くの車が行き来しています。歩行者と車両の安全を考えると、ここの横断歩道に押しボタン式信号機か、また、車両感知式信号機の設置が私は必要だと思います。 なお、にいくら保育園の保育園児、住民が行き来する柿の木坂トンネルにも、同じく押しボタン式信号機を設置し、交通安全を図る必要があると思います。市の取組を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 外環側道内回りと赤池通りの交差点部にある花の木広場を囲う金網フェンスとガードレールにつきましては、NEXCO東日本の施設となります。地域から交差点部の視認性向上の要望があったことにつきましては、施設管理者であるNEXCO東日本にはしっかりと伝えてまいります。 また、街路樹や植栽帯の維持管理につきましては、春と秋の街路樹や植栽の剪定等を市のほうで行ってございます。まずは、現地確認の上、道路を通行、横断などで視認性や街路樹等の育成状況を確認して、適正に管理をしてまいります。 信号機の設置につきましては、警察に相談をしてまいりましたが、自動運転の第2期整備計画の実施や交通状況の変化を踏まえながら、交通管理者である警察と引き続き協議を行ってまいります。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 地蔵橋での交通事故が多いことはよく知っていることですけれども、この際に、この高架下の道路の車両通行を一方通行を考えたらいかがでしょうか。赤池通りから高架下から右折し、すぐ迂回路して北原小学校のほうに行くわけですね。上谷津通りに抜け出るように一方通行にすれば、交通安全を図ることができるのではないでしょうか。一方通行にすれば事故は起きにくいと思いますが、市の取組を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 通行帯の一方通行の御提案をいただきましたが、当該交差点につきましては、まずは御要望の多い赤池通りとの交差点への信号機の設置について、朝霞警察署と協議を行ってまいりたいと考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) それと、専用道路の交通規制について。赤池通りへ左折するのに専用道路を進入する車がたまに見えます。さきの議員の話にもありました。また、特に重量制限を超えた大型車が左折し、赤池通りに進入してきます。これは非常に危険です。規制が、私は必要だと思いますので、管理者の対応を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 香取都市整備部長。
◎都市整備部長(香取裕司) 赤池通りにつきましては、大型貨物自動車等に対する交通規制が既に行われてございます。この大型車両につきましては、車両総重量が11t以上、最大積載量6.5t以上となってございます。一方、中型車両につきましては、車両総重量5t以上11t未満、最大積載量が6.5t以内となります。 この大型車両と中型車両につきましては、車の大きさには違いはなく、見た目では分かりづらい状況になってございます。いずれにしても、道路交通法に違反している車両を確認した際には、議員御指摘のように道路交通法違反となりますので、交通規制、取締りを行う朝霞警察署のほうに通報をしてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 自動運転がされる前に、本当に先ほどあった交通安全に対する課題が多くあったということですけれども、大きい課題はこういうところだと私は思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 それと、外環側道の植栽計画について。2期計画でも多くの樹木が伐採されることが予想されますが、さきの外環側道外回りのように市民アンケートを行い、四季折々に咲く植樹や木陰になれる植栽の配慮、また、ネームプレート等を設置されるのか、計画を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 2期区間の植樹帯の植栽計画につきましては、1期区間同様に、近隣住民や通行人の方を対象に、植えてほしい植樹についてアンケート調査を行い、そのアンケート結果を参考に植樹の選定を行うとともに、植樹後は、ネームプレートの設置を行う計画としております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) よろしくお願いします。 次に、発言順位3、交通不便対策の交通困難者への対策。 福祉部局とも3回協議をされた、実施計画をされたということですけれども、本当に一番、和光市でこれから交通対策で一番やらなければいけないところは、ここなんですね。バス停まで歩けない人、循環バスまでもはって手で支えて乗る人もいるんです。そういう人たちを含めた交通弱者対策、ぜひこれは市民の声もすごく多くあります。早く進めて実施に至ってほしいと思います。これは要望です。 次に、2番の循環バスの新運行時期について。 広報に1月4日という予定というふうに書いていましたけれども、本当に1月4日の予定でいいのか。本当に乗りたい人は、この日にちを物すごく聞くんです。というのは、埼玉病院に行く人は、これを物すごい期待しているんですよ、今回は。しかし、これがないとタクシーで行ったり、人に頼んだり大変な目に遭っているわけですから、今度のバスの運行コースは南口で乗換えするかも分かりませんけれども、そういう配慮をされているのはそれに期待があるということなんです。日にちは、多少遅れてもいいですが、きっちりと出すということが必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 先ほども御答弁申し上げましたように、今現在、認可申請をしているところです。認可がいつ頃下りるかにつきましては、事前に教えていただくことができません。認可が下りた日に、今日認可が下りましたという報告だけですので、いつからというのが市民の方々に正確にお示しすることができない状態となっております。 今の目安としましては、先ほども答弁申し上げたように、令和6年1月初旬から2月上旬に運行が開始できる見通しとなっております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) それと、次は、交通不便対策に関連して質問ですけれども、ライドシェアについてです。循環バスの増発、増便をしたとしても、全国的なタクシー運転者不足の影響により、高齢者の移動困難は私は解消されないと思います。 さきの国会で、ライドシェアを高齢者の移動困難対策の一つとして取り上げられ、政府答弁では、取り組む方向に動き出しておりました。和光市も注視する必要があります。マスコミもクローズアップしております。私は、今後、このライドシェアは移動困難者のための有効な手段になると思いますが、そこで市は、このライドシェアについてどのように捉え、考えているのでしょうか、伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) ライドシェア、こちら普通自動車への相乗りサービスのことかと思います。現時点では、国も検討している段階であり、規制やルール等が定まっておりませんので、引き続き、今後、国の動向に注視してまいります。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 勉強しておいてほしいと思います。 さらに、先日、12月7日、国会で政府は、タクシー運転手の不足を補うための規制緩和策を固めましたという報告が出ています。それは、タクシー会社の講習を受ければ、第二種運転免許を持たないドライバーも自家用車でタクシー営業に利用できるようになるそうです。明日12日に開く政府の規制改革推進会議で、実施時期を含めた詳細を詰めるそうですが、これが進めば、ライドシェアは先送りになるかもしれないそうです。 そういうことで、自家用タクシー容認にも注視する必要があります。市の取組を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 加山
都市整備部審議監。
◎
都市整備部審議監(加山卓司) 今御紹介ありました規制緩和につきましても、今後、国の動向に注視してまいりたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 本当に勉強をして、いつでもやれる体制に整えていただきたいと思います。 次に、発言順位4の1、道路拡幅について。 本当に、この部分拡幅で土地を確保すればお金もかからないし、今から道路全線を広くするということはできないわけですから、予算を取って待機スペースを。特に、さっきも言いましけれども、和光市、軽にしろ宅配便が物すごく増えましたね。宅配便でも大きな宅配のものが走っているのと、ちゃんと小さくしているのと、軽だとか本当に、特に新倉二丁目の赤池通りは物すごく増えています。そういう面で、狭い市道でお互いが譲り合っていますけれども、ぜひこの待機スペースを、白子のほうでも何か問題ありましたけれども、部分拡幅に取り組んでいただきたいと思います。 そして、農道の青道、また赤道ですけれども、先ほど自治会の要望があったら提案してほしいということですけれども、台帳をせっかく整備したわけだから、つくっている人は大体、見ているとこの道は使えるんじゃないかなとか分かるはずだと思うんだよね。下新倉小の近くの赤道なのか青道なのか、あれなんかも使えば高齢者はすごく近道になりますから、そういうのを担当者が主体をもって逆に提案して、予算を取って、とっととっとと進めるようなくらいでやられたほうがいいと思います。そして、その横に拡幅する土地があれば広げられる。早くやらなければ、拡幅する土地なんか値上げします。土地は値上がりしますからね、和光市は。早くやればやるほど安い予算で物事ができますので、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次、3番の4市共用火葬場。 これも、先ほど基本構想ができ次第というけれども、実際、経営すると基本構想を最初につくってがんじがらめにするんではなくて、ラフな基本構想があっていいと思うんです。だけれども、市民参加でマーケティングしておくわけです。そして何が最適なのかを聞いて、それを基本構想の中に入れないと、物はできないです。がんじがらめで機関車が走るようなのではなくて、やはり市民参加は早めにやって、自分たちでマーケティングして、それを基本構想に織り込んで、そして進めれば市民合意も早く取れると思うんですね。そういう面で、そういう進め方を私は提案いたします。これは提案です。 旧態の市民葬制度の見直しについても、取組、ありがとうございました。ぜひよい制度をつくって、4市共用の火葬場ができる前ぐらいにはつくり上げていただきたいと思います。 次に、発言順位5の高齢者福祉について。 先ほど答弁いただきましたけれども、本当に和光市、非常に遅れています。担当部門が長寿あんしん部門で、いろんなほかの和光市で大きな問題を抱えていることをも仕事でやっているので、2つをやることは本当に大変だと私は察しますけれども、どんどんやっぱり高齢化が進んでいきますので、これを延ばすわけには、先送りするわけにはいかないと思うんです。 そこで、2回目の質問です。 高齢者福祉について、特別養護老人ホームの拡充にしっかり取り組まなければ、40代、50代の団塊ジュニアの人たちが様々ないろいろな要職に就いたときに、高齢の親の、お父さん、お母さんの介護など面倒が忙しくて見られないと、そういう仕事ができなくなるわけです。そういう問題が起きてきます。この前もNHKでありました。それがビジネスケアラーです。優秀な人がお父さんのところへ行って、テレワークで仕事をしながら、介護しながら仕事をしているわけです。そういう人もこれから、もう既に和光市でいらっしゃるかも分かりませんけれども、やはり福祉施設は必要です。 また、高齢者の連れ添いの一方が和光市の施設に入れず、遠くの介護施設に入った場合、連れ添いや家族が見舞いに行くのに、交通が不便なんですよ、和光市は。駅に出て、それから新座だとか川越だとか、そこに見舞いに行くわけです。大変ですよ、とても困難です。遠くでは見舞いに行けず、多くが預けっ放しのようになっているのも聞きます。実際、そのようになっている方もおられます。これでは親がかわいそうで、不幸な状態です。近くにあれば、見舞いに行きやすく、双方が助かります。だから、福祉の里に入れた人は、しょっちゅう行けているわけです。 このような状況について、担当部門はどのように考えているのでしょうか、伺います。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) 和光市の長寿あんしんプランでは、基本理念として、高齢になっても住み慣れた地域で暮らし続けられることを掲げており、在宅介護に係る取組を充実させております。 また、施設サービスを利用する場合においても同様に、家族や地域の方との関わりが持てるよう、環境を整えていく必要があると考えております。新たな特別養護老人ホームの整備には、いまだ至っておりませんが、今後も整備に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) お願いします。川越だとかふじみ野市だとか、みずほ台だとか、知っている人の顔が浮かびますよ、先輩たちの。そんなに遠いところまで見舞いに行くのは本当に大変です。 そして、この特養ホームの拡充について、このたびの和光市総合振興計画実施計画に上がっていなかったが、重点施策として実施計画に入れるべきではないでしょうか。さきの全協で質問いたしました。そこで、担当部門として企画部に要望したのでしょうか。なぜ入れなかったのか、理由を伺います。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) 特別養護老人ホームの拡充については、重点施策としてこれまで取り組んでおりますが、令和6年度の総合振興計画実施計画においては、高齢者生活支援体制の充実と社会参加の推進を掲げております。その理由は、令和5年度に準備及び試行期間として介護保険対象外となる日常のちょっとした困りごとについて、18歳以上の有償ボランティアが対応する高齢者版ファミリーサポートセンター事業や、自らの経験を生かした新たなチャレンジを手伝う就労的活動支援コーディネート事業について、令和6年度に本格実施を予定しているため、令和6年度の実施計画については重点施策として掲げておりません。 特別養護老人ホームの整備については、年度を区切った取組ではなく、計画的、継続的に取り組むべき課題と考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 施設建設に応募がなかったということをさきの部長からも聞いておるんですけれども、私は施設建設の大きな課題は、施設の土地問題だと思います。和光は土地が高いので事業者の手が出ないのではないでしょうか。いかがでしょうか。 そこで、私は市が土地を提供しなければ建設できないと思います。その点について伺います。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) 施設の建設用地については、確保が大変困難な状況であることは御指摘のとおりとなります。事業者から用地に係る相談が寄せられた場合には、情報提供を行うなどの支援を行ってまいりたいと考えております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) ここで、私は一つのアイデアを提案いたします。 市では、本当に20年近く、市で長期間利用されていない、市の丸山台広場の遊休地があります。あの一部、5分の1ぐらいでもいいと思うんです。利活用してつくることを私は提案します。この駅に近い便利な場所に施設があれば、利用者家族にとっても訪問するのに近くて便利です。そして、隣に多目的広場があれば、そこで元気に遊ぶ子供たち、また孫たちを見ていると元気になるんではないでしょうか。孤立とならず、最高のステーションになると思いますが、いかがでしょうか。しかし、ここ1つでは、施設は足りません。もっと他に土地を用意しなければいけないと思いますが、市の考えについていかほどでしょうか、お聞きします。
○議長(富澤啓二議員) 斎藤健康部長。
◎健康部長(斎藤幸子) 御提案のありました丸山台広場については、建物の建設は難しいと聞いております。今後の整備計画は、第9期長寿あんしんプランにおいて定めてまいります。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 過重的にはそんなに重くないから、2階建てぐらいであれば問題ないと私は思いますので、ちょっと検討してください。 そして、もっと他の土地として、和光市は朝霞市とごみ焼却場を建設します。そうすると、今ある焼却場がそれができれば空くわけです。新しい焼却場、クリーンセンターは30年から40年使うわけです。それが終われば、今度は朝霞に行って、30年から40年そこが空くわけです。そうすると、その横の今使っている焼却場が、これはこの高齢化にすぐは間に合いませんけれども、使えるわけです。福祉の里の横に、別館のようにつくろうと思えばつくれるわけです。そういうことも考えられるんです。だから、もっと真剣に考えて、つくろうということを考えてやればできると思うんです。 私、議員になる前に、工場2つほど建設しました。やっぱり真剣に土地を探して、どこがいいのか考えて、本当に真剣にやりますよ。今はいろんなトラブルを抱えて担当部門、本当にエネルギーを使って大変だと思いますけれども、ぜひこのことを、これは提案です。ひとつ取り組んでいただきたいと思います。 次に、発言順位6番、地球温暖化対策について。 出先機関だけがちょっとプラスになって、ちょっとよくないですけれども、やっぱりそこへの指導をお願いしてください。本庁は本当にマイナス2%の目標を立ててやっています。ぜひお願いします。 そこで、地球温暖化対策について、和光市役所関係の電灯、街灯などのLED化率と市役所、学校等の太陽光設備の設置状況、取組状況はどのようになっているのでしょうか。また、課題の有無について教えてください。
○議長(富澤啓二議員) 田中総務部長。
◎総務部長(田中康一) まず、市役所のLED化率につきましてですが、令和3年度に庁舎照明器具改修工事を実施いたしまして、約80%の照明器具をLED化したところでございます。 次に、太陽光発電設備の設置状況についてでございますが、市庁舎については、建物の補強や設備を設置するスペース等が必要となることから、設置が困難な状況となってございます。また、学校等の出先施設につきましては、新倉小学校、下新倉小学校、大和中学校の3校に加えまして、総合児童センターほか3施設に設置しております。 今後の課題につきましては、設備を設置するスペースの確保と導入のための費用が課題であると考えております。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) 本当にLEDを使えば、40Wの明るさを4.5Wの電力でいいわけですから、どんどん進めて、地球温暖化に市が姿勢を示して、また市民への広報もぜひお願いしたいと思います。 次に、アライグマの対策について。 和光市は19匹捕獲とのことですが、近隣市の朝霞市は一昨年78匹捕獲、昨年は76匹、今年は73匹捕獲しているので、アライグマが増えているそうです。志木市は昨年31匹と、このように近隣市でも増えています。対策が必要です。 アライグマは、1月から2月に交尾して、63日後に3匹から6匹、春に産むそうなんです。そういうことも考慮して、取り組んでいただきたいと思います。 ちなみに、私も環境課と取り組みし、家庭菜園で今年、アライグマ、私で5匹、19匹中の5匹捕まえました。協力すれば、これは誰でもできるわけです。市民協力を呼びかけたらと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(富澤啓二議員) 喜古市民環境部長。
◎市民環境部長(喜古隆広) 議員御指摘のとおりで、アライグマを含む害獣の被害が増加しておりますので、市民に対する周知は大変重要であると考えております。 周知の内容として、被害があった場合や個体を目にした場合などは、市にお知らせいただくこと、また、害獣は伝染病を媒介するため、触れないよう注意を喚起することを想定しているところでございます。 なお、市民協力につきましては、今申し上げた接触によるリスクの問題や、捕獲した個体の処分などの問題もあるため、市民に御協力いただく方法につきましては、駆除業務を委託化していく中で、より効果的な方法を検討してまいりたいというように考えてございます。
○議長(富澤啓二議員) 11番、赤松祐造議員。
◆11番(赤松祐造議員) アライグマは、どこに住んでいるかというと森とか川とかにいるんですけれども、やっぱり空き家対策もしっかりやらないと、空き家の中にハクビシンなんかが住んでいますから。1年間で6匹産みますから、ぜひ空き家対策のほうも進めていただきたいと思います。これは要望です。 私の質問は以上です。答弁ありがとうございました。
○議長(富澤啓二議員) 以上で、11番、赤松祐造議員の質問は終了しました。
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△延会の決定
○議長(富澤啓二議員) お諮りします。本日の議事はまだ残されていますが、この程度にとどめ延会したいと思います。これに異議ありませんか。 〔「異議なし」という声あり〕
○議長(富澤啓二議員) 異議ないと認めます。よって、本日はこれにて延会とすることに決しました。
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△次会の日程報告
○議長(富澤啓二議員) 次に、日程第3、次会の日程を事務局長に報告させます。
◎事務局長(松戸克彦) 報告します。 第13日、12月12日、火曜日、午前9時30分から本会議を開き、市政に対する一般質問を順位6番から行います。 以上です。
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△延会の宣告
○議長(富澤啓二議員) 本日はこれにて延会します。午後4時53分 延会...